釜石市議会 2020-09-16
09月16日-06号
○議長(
木村琳藏君) 日程第12、議案第91号令和2年度
一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。 なお、ただいま議題に供しました議案は、追加議案でありますので、当局の説明を求め、審議したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 ただいま議題に供しました議案について、当局の説明を求めます。
総務企画部長。 〔
総務企画部長佐々木勝君登壇〕
◎
総務企画部長(佐々木勝君) ただいま議題に供されました、議案第91号令和2年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)の議案1件につきまして、御説明申し上げます。 別冊としています令和2年度
補正予算書の1ページを御覧願います。 議案第91号令和2年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)は、予算の総額から歳入歳出とも4700万円を減額し、補正後の予算総額を345億9100万円としようとするものです。 2ページから順次御覧願います。 第1
表歳入歳出予算補正は、9月11日に撤回した議案第84号のうち、第2款総務費から(仮称)
小佐野地区コミュニティセンター等用地購入事業4億円を除いております。 その他の事業に関しましては、8月31日に御説明いたしました内容のとおりでございます。 これらの財源として、
歳出充当特定財源のほか
財政調整基金繰入金などを調整して予算を編成しております。 5ページを御覧願います。 第2
表債務負担行為補正は、同様に旧
小佐野中学校解体事業1100万円を除き、
上中島こども園管理運営費の1件の追加を計上しております。 同じく5ページを御覧願います。 第3
表地方債補正には、今次補正予算での市債発行額の調整を計上しております。 以上、令和2年度補正予算1件につきましては、地方自治法第96条第1項第2号の規定により提案するものでございます。 以上で提案理由の説明を終わります。 よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって、当局の説明は終わりました。 お諮りいたします。議案第91号は委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第12、議案第91号令和2年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、第1条歳入を一括、歳出は款ごとに、続いて第2条
債務負担行為、第3条地方債を御審議願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 では、歳入を一括御審議願います。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって、歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の審議を願います。 第2款総務費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第2款の質疑を終わります。 第3款民生費、質疑を許します。 5番磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) 私からは、予算の概要と主要事業の
債務負担行為として、今回新規提案されております
上中島こども園の管理運営費について御質問いたします。
上中島こども園の
給食調理業務が、現在直営方式だったものを
民間事業者に委託方式に変更すると書いてございますけれども。
○議長(
木村琳藏君) それは次、
債務負担行為で。
◆5番(磯崎翔太君) 失礼しました。分かりました。
○議長(
木村琳藏君) よろしいですか。 (「はい」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) その款でお願いします。 そのほか、ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第3款の質疑を終わります。 第4款衛生費、質疑を許します。 10番千葉榮君。
◆10番(千葉榮君) それでは、
補正予算書9ページ、概要と主要事業の5ページの
妊産婦家事支援事業360万についてお伺いします。 この事業は、
新型コロナ感染症が拡大する中、家族や親族による支援が得られない妊産婦及び里帰り出産が不可能になった妊産婦が産前・産後期を安心して過ごせるよう支援する事業ということで、これは
人口が減少している当市においては非常に大事な事業だと思いますし、赤ちゃんを産む前や出産した後、お母さんの身体とか心の状態が最も不安定になる時期に、このような
サービス事業を受けられるということは、本当に安心して出産や子育てができると思います。 そこで、このサービスを受けたい人は、どのような手続をすればよいのか。また、市内に親族がいても様々な事情から支援を得られないという人は、この事業の対象にならないのか。 それから、委託料として360万円を計上していますが、委託先はどこを考えているのかお伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
健康推進課長。
◎
健康推進課長(鈴木伸二君) 妊産婦の
家事支援サービス事業について、お答えします。 まず、サービスを受けたい人はどのように手続をするのかということにつきましては、対象となる妊産婦の方には個別に御案内をしまして、健康推進課のほうに問い合わせていただきまして、申請を御案内したいなと考えております。 なお、サービスについては要望に応じまして、市が依頼する事業者からヘルパーを派遣するということにしたいと考えております。 それから、親族がいても様々な事情で支援が受けられない場合にどう対応するのかということにつきましては、この事業は国の補助事業を活用した事業となりますが、国の補助事業の対象となります
新型コロナウイルス感染症の影響によって予定していた市外への里帰り出産を控えることになって、親族などから支援を受けることができなくなった方という条件に加えまして、市独自として、同様に市内の方でも御家族等にいろいろな事情から支援を受けることができない方まで対象にしたいというふうに考えております。 この事業の委託先については、介護の支援を行っております事業者のほか、利用希望者のニーズに対応できる団体や事業者などを考えております。
○議長(
木村琳藏君) 10番千葉榮君。
◆10番(千葉榮君) はい。分かりました。 それで次に、支援の内容についてなんですけれども、掃除、洗濯、買物など等の日常生活の家事に対する支援のように思われますが、沐浴の準備とか後片づけ、おむつの交換、授乳など育児に関する支援とか、また上の子がいる場合は、例えば幼稚園や保育園への送り迎え、そういうサービスも含まれているのかお伺いします。 そして、それからその利用料についてもお伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
健康推進課長。
◎
健康推進課長(鈴木伸二君) 今回の事業については、まず家事の支援からスタートしたいなというふうには思っておりますが、他市の先行している事例などを見ますと、例えば医療機関への外来受診時の同行の間、診察の間子供を見てほしいというようなニーズもありますので、まずはそういった家事支援からまずスタートしますが、ニーズに応じてできるだけ提供できるサービス、対応できる事業者のほうを開拓しましてサービスの充実に努めたいなというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 10番千葉榮君。
◆10番(千葉榮君) それで、月に4回のサービス利用を上限としておりますけれども、例えば本人の体調が悪いなどの事情があった場合、例えば急に使用したい場合とか、回数を増やしてもらえるのか。 それから、現在の各応援センターには保健師さんが配置されておりますけれども、本人の希望によって助産師さん、それから保健師等による訪問や電話相談などを支援いただければ大変心強いと思われますが、その考えをお聞きしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
健康推進課長。
◎
健康推進課長(鈴木伸二君) まず、先ほどの答弁漏れのありました利用料について、お答えしたいと思います。 1回の標準的な家事サービスの利用時間として、おおむね約2時間程度というふうに想定しておりまして、この範囲内であれば負担を求めることはないというふうに考えております。 ただ、御本人の希望で、例えばそれを上回るサービスを望むような場合には、事業者と本人が相談の上で負担が生じるということも考えられると思います。
○議長(
木村琳藏君) そのほかございませんか。 統括保健師。失礼しました。
◎統括保健師(佐々木尊子君) 各応援センターの保健師等が相談に応じるというような御質問にお答えしたいと思います。 通常、私ども保健師は、新生児訪問といって赤ちゃんが生まれた御家庭に出産後1か月以内にまず一旦訪問をさせていただいて、そこでお母さんの状況、生まれた赤ちゃんの状況をきちんと見ながら保健指導してまいります。その中でまた、もし何かそういった家事支援が必要なお宅であれば、そこから支援につなげるということもできるかとは思います。 ただ、突発的に何かお母さんに病院に行かなきゃならないような事情があったときに、保健師がそこに対応できるかという問題については、保健師が家事支援のサービスの担い手になるということはちょっと今のところ考えておりませんで、通常の保健指導の範囲内で、あと相談対応、電話相談対応してまいりたいと思っています。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) 13番細田孝子君。
◆13番(細田孝子君) 産前・産後サポート事業についてお伺いいたします。 アウトリーチ型の支援が困難な場合に備えて、オンライン環境を整備してビデオ通話による相談体制をつくるということであります。やはりこういったコロナ禍のように訪問が難しい場合、本当にこういうビデオ通話等で相手を見て相談できる体制というのは、妊産婦さんにとってとても助かる事業だというふうに思うわけなんですが、この事業、アウトリーチ支援が困難な場合のみの活用になるのか、今後の事業の進め方についてお伺いしたいと思います。 それから、妊産婦
家事支援サービス事業について、今、同僚議員からも質問ありましたが、本当に助かる事業だと思うわけなんですが、その利用回数制限、月4回を超えなければ何回でも利用できるということでありますが、そうであれば何回でも、利用が月を4回超えなければ出産の前後6か月利用ができるということなのか、回数の制限についてもお伺いしたいと思いますし、この事業の期間、今年度までの期間の事業なのか、今後も続けていける事業なのか、それについてもお伺いしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
健康推進課長。
◎
健康推進課長(鈴木伸二君) まず、産前・産後サポート事業のほうのオンライン環境の件なんですけれども、こちらについてはそういった環境を整備しまして、来月以降そういった体制を取って感染時期に備えるというのが本来の目的なんですけれども、アウトリーチの対象になっている方でも、何らかの理由でオンラインを望むという場合には、コロナウイルス
関係なく、そういう環境にありますので利用したいなというふうに考えております。 それから、
家事支援サービス事業の回数の件なんですけれども、1か月当たりは4回までという制限になっていますが、期間については6か月、それが出産予定日または出産日どちらを取っていただいてもいいんですが、有利なように前6か月でもいいですし、後6か月でもいいですし、その範囲内6か月、月4回を超えない範囲で利用していただければというふうに考えております。 あと次年度以降のことにつきましては、今回コロナウイルスだけじゃなくて市内にも同様の条件で親族の支援が受けられない方もおりますので、できれば次年度以降も継続していきたいなというふうに考えておりますし、またコロナの影響も来年度以降も続くというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 13番細田孝子君。
◆13番(細田孝子君) 妊産婦の家事支援事業サービス、コロナがいつ収束するかというのは分からないわけではありますけれども、こういった事業は子育て支援ではとてもニーズのある支援だというふうに思いますので、ぜひ次年度も続けていっていただきたいというふうに思います。 以前に多児世帯の支援についてということで、家事支援、育児支援ということもお願いをしていたわけなんですが、あわせてこの機会にこういう事業を続けていっていただきたいとそのように思います。その点についてもう一度答弁をお願いします。 それから、産前・産後サポート事業のほうです。 これはまずコロナに
関係なく、そういう必要があれば対応していくということでありましたが、今多くの方がスマートフォンやら、タブレットだったり持っていらっしゃいますので、意外と対応ができる方が多いかとは思うんですが、やはり中にはそういった機器を持っていないとかWi-Fiの環境が整っていないとか、いろんな事情でそういう支援を受けたくてもできないという方も出てくるのではないかなというふうにも考えられます。訪問して対応ができればそれでいいのかもしれませんけれども、訪問はできないけれども相談に乗っていただきたいという人の対応も今後は検討していかなければならないのではないかなというふうにも思いますが、そういった検討はされているかどうかお伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
健康推進課長。
◎
健康推進課長(鈴木伸二君) まず、妊産婦
家事支援サービス事業の今後の考え方につきましては、今回この事業をやりましてどういったニーズがあって、どういったニーズに対応できるのかというのをまず検証しながら、以前にも御提言いただいた
家事支援サービス事業も含めて考えていきたいと思います。 それから、産前・産後サポート事業につきましては、今の妊産婦の方、スマートフォンを持っているという前提で、設定のほうを悩むようであれば訪問して支援するという前提にしておりますが、そもそもそういった端末がない、あるいはそういった環境にないという方は、実際のところ実は想定をしておりませんので、望まれる方で使えないという方がいましたら、ちょっとどういった対応するかということについて検討させていただきたいと思います。 ただ、原則的には今、感染が拡大しておりませんので、基本的には訪問での相談・支援が一番望ましいのかなというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 13番細田孝子君。
◆13番(細田孝子君) オンラインの環境がないという方について検討していなかったということなんですが、そういうケースも今後考えれば、ないわけでもないのではないかなというふうに思いますので、検討はぜひしていっていただきたいというふうに思います。コロナ禍が収束して次がないかといったらば、それも分からないわけです。いざ、感染症に限らず何かそういうふうに直接訪問できないという、そういうことが今後あるかもしれませんので、ぜひそういったところまで考えての支援策を今後とも検討していただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
健康推進課長。
◎
健康推進課長(鈴木伸二君) オンライン環境だけじゃなくて電話、それから訪問等様々な用途での支援方法を検討させていただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) そのほかございませんか。 9番佐々木聡君。
◆9番(佐々木聡君) 予算の概要と主要事業の5ページで、
新型コロナウイルス感染症感染予防・拡大防止事業の610万円について質問いたします。 この事業は、主な所管施設にサーマルカメラを設置し、検温体制を徹底するということが記されているんですけれども、この施設を見ますと市役所庁舎、保健福祉センター、市民ホール、市民体育館などということが記されております。 サーマルカメラの台数とかはちょっと書いていないんですけれども、設置施設、公共施設となりますと、出入口が1か所ではなく2か所であったり3か所であったりという形であるわけですけれども、これについて出入口ごとに設置するもんなのかどうかといった点と、主な施設などという表現があるんですけれども、これ以外にも当局としては設置を考えているのかどうか、その辺について説明を求めます。
○議長(
木村琳藏君)
健康推進課長。
◎
健康推進課長(鈴木伸二君) まず、サーマルカメラの設置の中なんですけれども、サーマルカメラ1つモニターのついたドーム型のカメラ、県立釜石病院などの入り口なんかにある、モニターに表示されまして一定の温度になりますと警告を鳴らすというこういったタイプについては、本庁舎と保健福祉センターに設置したいというふうに考えております。 保健福祉センターを例に取りますと、入り口確かに複数あるんですけれども、入っております医療機関との申合せの中で、例えば市内感染になってきた場合には保健福祉センターの入り口を1階の正面だけに限定して厳重な体制にしようというふうな判断もありますし、それまでに至らぬ間でも、そういった抑止効果といいますか、注意を喚起する効果があるのかなというふうに考えております。 それ以外については、サーマルカメラハンディータイプで市民体育館それから市民ホール、あとは市の公共施設等で催しがある場合に、来場者の動きを非接触型の検温器よりは人の流れを止めないものをという意味合いで、4台ほど導入したいというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 9番佐々木聡君。
◆9番(佐々木聡君) 今の答弁でハンディータイプということで持ち運び可能なものだということは解釈できたんですけれども、県知事や野田市長もおっしゃっていますけれども、社会経済活動を維持していく中では、今後建物の中だけではなくて外でのイベントであったり、人が集まってくるといったことも徐々に再開がされる可能性があるわけですけれども、設備というものは今回買おうとしているカメラについては、外でも使えるものなのかどうかという点と、コロナ対策については非常に緊急性の高い事業だというふうに認識しておりますが、いつ頃、設置ができるものなのかという、そういった見通しについて答弁を求めます。
○議長(
木村琳藏君)
健康推進課長。
◎
健康推進課長(鈴木伸二君) サーマルカメラハンディータイプの4台につきましては、設置するものでありませんので職員が介してやりますので、屋外でも使用が可能です。 それから設置時期については、できるだけ早く入れたいと思っておりまして、遅くとも10月中には設置をしたいなと考えております。
○議長(
木村琳藏君) 9番佐々木聡君。
◆9番(佐々木聡君) 公共施設は、市内の中に、この資料の中に記されている以外にもあるわけですけれども、当然財源の問題、確保であったり、各自治体、今、盛んにこういった対策で発注がここ立て込んでいるような状況も考えられるんですけれども、今後、当局が所管しております公共施設、例えば図書館であったり、そういった公共施設についての設置の見通しについてはどういったふうに考えているのか、説明をお願いします。
○議長(
木村琳藏君)
健康推進課長。
◎
健康推進課長(鈴木伸二君) 今回、サーマルカメラについては、市の主要な部分に設置ということで予算のほうを組んでおりますけれども、これ以外にも非接触型の検温器については、相当数の数をそろえまして各部局に置いておりますので、まずはそちらのほうでの対応も可能かと考えております。
○議長(
木村琳藏君) そのほか、ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第4款の質疑を終わります。 第5款労働費、質疑を許します。 10番千葉榮君。
◆10番(千葉榮君) それでは、
補正予算書9ページ、主要事業5ページの地域雇用サポート事業の3000万円についてお伺いします。 説明を見ますと、
新型コロナウイルス感染症による影響及び震災復興事業縮小により、雇用情勢が急速に悪化していることから、サポートセンターを設置し求職者の就業支援など雇用に関する取組を行うとのことですけれども、これはどのような取組を行うのか、具体的にお伺いします。 それから、開設準備委員会は、どのようなメンバーで、どのような開設準備の活動をするのか、そして、いつ、このサポートセンターを設置するのか、予定しているのか、これについてお伺いします。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(山田裕子君) この地域雇用サポートセンターの事業内容、取組の具体という御質問でございます。 まずは、求職者側のサポートということで、求職者向けの個別相談という部分。その個別相談も求職者の御本人だけではなく、御家族であったり御親戚の方であったり遠く離れた身内の方の相談もお受けしたいと考えてございます。 そして、適職診断、今、雇用のミスマッチという部分もございます。本当に御本人が適している職種というところの適性診断をして、長くその職に定着していただきたいという部分がございます。 そして、履歴書の書き方、応募書類の作成という部分がございます。ハローワークに行く段になってはそれを提出するという形になりますから、その前段階についてを丁寧に指導できればなと思ってございます。 そのほかには面接の指導ですとか、各種のセミナーとして求職向け、あと今まで子育てでおうちにいらっしゃった方で時間がたってから今、仕事に就きたいという女性の方、主婦向け、そしてシニア向けに関するイベント、セミナーなども開催したいと考えてございます。 そして、企業向け、事業所のほうを対象とした取組といたしまして、同様な個別相談でございますが、求人のアドバイス、求人票を出していてもなかなか求人が集まらないという事業者さんもございます。そういったことで事業所のPRの仕方という部分、会社の魅力そういったことのPRの仕方などもセミナーを開いて指導などできればと考えております。 人材育成、会社に長く定着していただくような支援、専門人材のマッチングによる雇用の創出なども考えてございます。 さらに拡大して、段階を経てになりますが、U・Iターン、移住・定住の促進に向けても働きかけていきたいと思っております。そちらの中でも、個別相談、個別サポート、インターネットによる情報発信、併せて住居という部分で空き家を活用した相談なども考えてございます。 あと将来的に、あわせて起業創業の支援、人材をシェアするというような形も発展的には考えていきたいと考えてございます。 次に、開設準備委員会の構成についてでございますが、ハローワーク釜石公共職業安定所、それから沿岸広域振興局、商工会議所、釜石・大槌地域産業育成センター、釜石職業訓練協会、働く婦人の家の運営委員会、そして実際に、釜石に移住・定住をして今、釜石に住んで仕事をされている方に入っていただきたいと考えてございます。 立ち上げについては、この後、予算を議決いただきまして直ちに動き出したいと考えてございますが、正式な委員会はこれからというところでございますが、これまでもこの
関係機関の方々とは個別の意見交換を重ねてきてございます。準備委員会では、その方々が一堂に会して実際に釜石にいらっしゃった方の生の声を伺いながら、今後を詰めていきたいと考えています。 スケジュール的には、この後、稼働するのは来年の1月からスタートしたいと考えております。
○議長(
木村琳藏君) 10番千葉榮君。
◆10番(千葉榮君) はい。分かりました。 それで予算書を見ますと、運営委託料が521万円に対して開設準備委託料が倍の1100万となっております。この説明では、市内商業施設内に設置するとなっておりますけれども、開設準備に伴う金額が高過ぎるような気がします。それで、この積算根拠についてお伺いします。 それから、セミナー開設等委託料の220万円についても内容と積算の根拠をお伺いいたしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(山田裕子君) 開設準備委託料が高いといいますか、積算根拠という御質問でございます。 商業施設の一画をお借りするということで考えておりますが、その場所がオープンスペースになってございます。そういったことで、オープンスペースの部分を壁といいますか、仕切り、可動式のパーティションなどが必要でございます。特に、相談業務ということを行いますので、個室、カウンセリングルームが必要だということで、そういったことの内装部分を手がけなければなりません。そういったことで、商業施設の一画ということで、テナントの一つというような形にもなりますので、商業施設のほうといろいろ情報交換、情報提供、いろいろ私どものイメージそういったものとすり合わせて積算を進めてまいりましたが、華美にならないように必要最低限の整備費用として今回、積算をしたものでございます。 それからセミナー
関係でございますが、今まで実績のある研修会の講師の派遣分の積算した、予算として今回計上したセミナーの講師分というところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 10番千葉榮君。
◆10番(千葉榮君) はい。分かりました。 それで、
新型コロナウイルス感染症による影響及び震災復興事業の縮小によって職を失ってしまった方については、一刻も早く仕事に就いていただきたいと考えております。 それで、一般財源3000万円を使ってやる事業ですので、これは効果的な事業にしていただきたいと思いますが、これについて何か考えているのであれば、お聞きして終わりたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(山田裕子君) はい、財源についてございます。 今回、新型コロナの感染症の臨時交付金の活用を考えてございます。 次年度以降については、地方創生推進交付金を活用して継続したいと考えてございます。 コロナウイルスの影響で全国的にも内定取消し、解雇、倒産等が本当に毎日いろいろのニュースが出ております。本当に緊迫した状況ですので一刻も早く立ち上げ、雇用の部分を整えたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君) そのほかございませんか。 5番磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) 同僚議員に続きまして、私も地域雇用サポート事業3000万の事業について御質問いたします。 まず、提案理由といたしまして、コロナウイルス感染症による影響と震災復興事業の縮小で雇用情勢が急速に悪化しているというふうに御説明を受けましたが、実際どの程度悪化しているのか、データ等把握しておれば教えていただければと思います。 次に、その中で開設準備委託料1100万円及びその施設の賃借費で850万と計上されております。今回は、市内の商業施設内にサポートセンターを設置するというところから、比較的この賃料ですとか、その前にかかる改修費用というところで計上されているのかと思いますけれども、やはり3000万という金額、大きいです。なおかつ、開設準備委員会の中には育成センターも入っているということだったので、育成センター、今、使われていない部屋ですとか、そういったものもまだあるかと思います。その中で、例えばできるだけ経費を圧縮するという意味では、まず公共的な施設の利用というものをまず検討されたのかどうか、これも併せて答弁いただければと思います。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(山田裕子君) コロナの影響による釜石市内の雇用の実態というところでございますが、月1回ハローワークとも情報交換しておりますが、実際コロナの影響での解雇というのは釜石ではございません。直接原因はまだ出ておりませんが、内定取消しもございませんが、これが要因となってこの後出てくるのではないかということが、やはり想定されるところでございます。 それから、公共施設を選ばなかったのか、商業施設に開設することの理由というところでございます。 市内中心部の商業施設の中に、このサポートセンターを立ち上げるということで、より多くの方に気軽に足を運んでいただけるのではないかなという部分がございます。 また、釜石市民だけではなく市内外の御利用があるのかなという部分、それから商業施設の営業時間に合わせて開業時間の融通が、ある程度例えば土日ですとか夕方ですとか、そういった開業時間が少し融通が利くのではないかなという部分がございました。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 若干補足をさせていただきたいと思います。 まず、どの程度悪化しているのかということでございますが、今の概要、
商工観光課長の申し上げたとおりでございまして、コロナによる影響、求人倍率の低下ございますし、実は今回の交付金をうまく活用する中で、コロナ以前から顕在化し始めていた方にも対応したいという思いがございます。 財源を上手に獲得するための技術として、コロナも当然あるわけですけれども、そういった意味で釜石の場合、有効求人倍率は最新で0.81でございます。実は、有効求人倍率、震災前は釜石市0.2台でございました。その後、急速に上がりはじめまして、平成26年頃には1.7まで上がりました。ピークは平成29年の2.0まで上がってございます。有効求人倍率、その頃釜石は県下一の高さでございました。その有効求人倍率は、受理地倍率と就業地倍率というのがあるんですが、受理地倍率が2.0、これが有効求人倍率で、就業地倍率というのは実際釜石で働く倍率、これ釜石そのときは3倍を超えてございます。 そのときは、釜石は地元定着率も県下ナンバーワン。非常に、釜石に行けば仕事があるといった、今、思えばそういった時代も実はございました。数年前でございます。 ところが今回、復興需要のピークアウトに伴いまして、徐々に徐々にそれが下がり始めまして、今、釜石0.8ですが、3か月前は0.6まで落ちまして実は県下最下位でございます。ナンバーワンから最下位に落ちている状況でございまして、もちろん有効求人倍率と申しますのは、年度終わりの時期が低くて冬に向かって高くなるというサイクルがございまして、一番低い時期が0.6でございまして今0.8まで戻っているわけですが、0.6といいますのは震災の年の秋ぐらいの、あの状況の中が0.6ぐらいなので、あのときと今、釜石が同じぐらいにデータ上はなっているという大変厳しい状況だと思ってございます。 私たち、手をこまねいていたわけではございませんで、ただゆでガエルになってはいけないと、早く手を打ちたいといった思いがあって、商工観光課のほうと十分意見交換をし、
関係機関と意見交換をして、こういった提案をさせていただいたといった分でございます。
○議長(
木村琳藏君) 5番磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) まず、現状からは
新型コロナウイルス感染症による解雇といったものは発生はしていないけれども、求人倍率自体が0.8まで落ち込んできているというふうな答弁いただきました。 もちろん求人倍率、その見せ方にもよるんですけれども、実際のところ例えば求職者の数が変わらず、単純にこう逆に企業側からの求人が減ってしまっていれば、ある程度もう企業側とすればもう充足している状態だとも言えますので、安易に0.8、0.6という数字を出すのではなくて、もっとしっかり分析した上で、求職者数が横ばいであれば、もうそもそも求職はしているけれども、実際に活動はしていないというような可能性もあるわけです。なので、その0.8の内容をもっとかみ砕いて説明しないと、例えば一般的な話で0.8だからもう悪化しているんだと捉える人もいますけれども、実際に中身を見てみればちょっと違うんじゃないのということも考えられると思います。 実際に課長も答弁いただいていますが、これから発生する可能性がある、もしかするとコロナ以外の要因によって求職者の方が増えるかもしれないということであれば、この使い道というか、事業としては私はいいと思います。ただ、やっぱり3000万という金額をかける上では、市内商業施設、土日も開設できるから融通できるんじゃないか、いやいや公共施設だって土日開けてはいけませんというようなお話もありませんし、実際これ委託するわけですよね。 であれば、例えば市の職員がそれこそ超過勤務をしてサポートセンターに配置をされるというわけではないと思うので、基本的に圧縮できるところは圧縮したほうがいいと思いますし、実際例えば育成センターであれば、それこそ市内の事業者の方、参画されている事業者比較的多いと思います。なので、意思の疎通というのも図りやすいかなとも思いますし、やっぱりできる限り圧縮できるところは圧縮しつつ、データの分析をしっかりするところはデータの分析をしっかりしてというところは必要だと思います。 実際のところ、求職者というものは増えているんですか。あとは、恐らくやっぱり企業側からの求人は減っているとは思いますけれども、実際のところ求職者というのは、増えているんですか、それとも横ばい、それとも減少、どれでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(山田裕子君) 求職といいましても、今、現に仕事をしているのですが、さらに別な仕事、自分がやっぱり本来就きたい仕事にという転職といいますか、そういった形で求職されている方が多いのではないかというふうに分析しております。それはいわゆる雇用のミスマッチ、もっと違う職種に行きたいと。 やはり事務職に就きたいという方が圧倒的に多いのです。そういった偏りなどもありますので、そういった中でその企業のPRといいますか、会社の内容をもっと理解していただきたいという部分がございます。 先ほどお話がございました育成センターの活用という部分でございますが、育成センターの会議室等も公募をいたしまして、今、部屋が埋まっている状況でございますので、そういった状況はお知らせしたいと思います。 あとデータ分析もしっかり行ってまいりたいと思いますし、今後の経費の圧縮というところもしっかりと考えていきたいと思います。ありがとうございます。
○議長(
木村琳藏君) 5番磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) 実際に、今、課長から力強い答弁いただいた中では、やっぱり雇用のミスマッチも起きているよというところであれば、提案理由は雇用情勢が急速に悪化しているという提案理由ではなく、ありのまま書いていただいたほうがいいのかなと思います。 やっぱりコロナウイルスに関連づけるというのも、もちろん重要でございますけれども、それプラスで釜石の実態こういうのがあるんだよというものも、やっぱり皆さん知っておきたいと思いますし、私も知りたいので、やっぱり提案理由はもっと素直に書いてもいいのかなと思います。 私も安易に反対するものではございませんので、やっぱり雇用というものは産業を守る意味、あとはそれぞれ人の生活を守る意味でも重要なものでございますので、今後もより一層努力していただきたいなと思います。所感があれば伺います。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 御指摘ありがとうございます。 私ども、平成26年からですが、ハローワークと県の就業支援チームと釜石市で月に1回、情報交換会を行っておりまして、毎月、求人倍率をいただいて、その実態がどうなっているのか、求職者はどうなって、求人がどうなっているか、どの業態が一番今大変だという情報交換も7年目になります。 それいった中で、実際、倍率だけではないというのもおっしゃったとおりで、その実態について、今、働きながらよりよいものを探している方もいるというのもそのとおりでございまして、それだけ見ますと、そんなに困っていないんじゃないかという見方もできる一方で、実は釜石市は、先ほど言ったとおり、データ上は、ちょっと言いたくない言い方ですが、だんだん今、厳しくなっていて、ゆでガエルになるのが非常に怖いと、早く手を打ちたいといったもう焦りにも似た気持ちが実はございました。 その中で、求人側、求職側それぞれに課題がございます。例えば求人側にとっても、ちょっと言い方が不適切かもしれませんが、いや、学士様は要らないという会社はやっぱりまだ釜石多いです。でも今、大学進学率50%超えまして、そんなこと言っていると大変ですよという思いもある。 実は、求職側も、ものづくりの町なのになぜか圧倒的に事務職志向が多くて、事務職で働きながらもっといい事務職を探している方が非常に多いと。ところがその一方で、自分のスキルを生かし切れていない方もいる。工夫すれば求人採用できるのにできていないところもあると思っていまして、例えば現実的に、釜石に転勤で旦那さんが来て、奥様がちょっと釜石に来ている間働きたい、「私はTOEIC850点です。生かせる仕事ありますか」といったらそういう求人は、釜石のハロワには出ていないと思います。 でも、そのときにこの窓口の人が、分かりました、では市内のホテルにこういった方がいるけれどもどうだという話をしてみます。仕事を創る、こういったようなことまでやっていけると思っているんです。 しかも、商業施設でやることですけれども、実は正直申し上げれば、フロントプロジェクトのときにもいろいろ御議論いただきましたので、本当に場所どこが一番いいのか、悩みました。シープラザがいいんじゃないかとか、育成センターがいいのか、市役所でもできるんじゃないかと考えたんですが、私たちやっぱり、実は今回、県内のいろんな類似施設を見て歩きました。県内にジョブカフェというものがございまして、主に45歳以下の求職支援、就職支援を行っているんですが、県内には盛岡、大船渡、北上、花巻、一関いっぱいありますが、釜石はないんです。 釜石にはない代わりに、例えばハロワとか、職訓校もあり就業支援チームもあり、育成センターもあって、そこに商工観光課が真ん中に入る形で、アメーバが触手を伸ばすように情報交換をしてきたわけで、これはこれで頑張ってきたんですけれども、ただ、今ここに来ましてまだ足りない部分があると率直に思いまして、そういった取組をぜひしたいと。その拠点をここでやって、まず成果を出していきたいと思ったものでございます。 したがいまして、釜石の人だけで釜石の充足はもうできないと思っておりまして、ショッピングセンターでやる本当の理由は、釜石にこんな仕事があるよ、もしくは釜石に通える人がこんなことができるよというのをマッチングする場所には最適じゃないかと思ったからでございまして、今、宮古から陸前高田までは間違いなく通勤圏で、二、三年前までは、転勤族というのはプラマイゼロで行ってこいなので、
人口増にカウントできなかったんですけれども、今、釜石で働く人が釜石に住む必然性は全くなくて、どこからでも通勤できると。一番いい仕事があって、かつ一番魅力的で暮らしやすいところに人は住むと、そのために広域に働きかけなきゃないと思ってございまして、そういった場所として今回の場所を考えたものでございます。 したがいまして、新しい動きですので我々もちょっと100%これで行きますというところではなくて、委員会の中で、あるいはこれからも議員さん方に御意見いただきながら、開設した後ももっとよいものにしていきたいと思いますが、いずれゆでガエルには絶対ならないと、そしてほかの市に負けないように、釜石が魅力ある町になりたいといった中で、その拠点をここに置きたいといったことでございますので、また何を始めるんだという思いもおありな方もいらっしゃるかもしれませんが、いずれ私たちこれちょっと頑張ってみたいと思ってございますので、何とか御理解をいただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 暫時休憩をいたします。 午後3時14分休憩
--------------------------------------- 午後3時20分再開
○議長(
木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、第5款労働費、質疑を続行いたします。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) この労働費の地域雇用サポート事業についてお尋ねします。 今、平松部長のお話を聞いていまして、空振りしなきゃいいがなとちょっと心配になってきました。あまりの力説に3000万、自前の財源じゃないですからいいようなものとは言えませんが、これも税金ですから。 3000万使ってどれだけの成果出せるのかと、今の意気込みですと、職を求めている人500人600人もサポートできるのかなというぐらいの力説ぶりだったわけですが、非常にぜいたくな使い方といいますか、これ自前のお金でこういうサポート事業をするんであれば、絶対こんな使い方はしませんよ。 施設の運営委託料、どこに委託するのか分かりませんけれども、それから開設準備委託料に1100万、何をどういうふうに用意するのか、中身を聞きたいと思います。 それから、セミナーの開催を予定しているようですが、これも220万と、どんな立派な講師先生を連れてくるのかなと。 こうして見ますと本当に施設の賃借料850万、考えられないです。3000万、本当に公共施設使ってその金を残したいような気分になるような。ですから本当にこういう事業をやってどれだけの成果を今、目標とされているのか、それを聞きたいと思いますし、中身について、もう少し具体的にお聞かせいただきたいと思います。 それから、今、労働力を求めているパイはどれだけあるのかと、釜石市内に。そんなにそんなに多くあるのかと。事務職を求めている方々が多いと、現業といいますか、そういった方々を求めている企業があるのにそっちはなかなか集まってこないという中で、本当に3000万も使ってみんなが納得できるような成果が上げられるのかなと、ちょっと心配になってきました。 私はこの事業を成功させるためには、一般質問でも申し上げましたが、サプライチェーンを何で利用する気にならないのかなと、チャンスなのに全く取組がほとんどなされていなかった、答弁を聞いていますと。もっと様々な人脈を通じてあらゆる企業に触手を伸ばしていくと、そういう努力もしながらこういった事業をするんであれば、効果は少し上がってくるのかなと思いますが、今ある市内の求人のパイで、3000万使ってどれだけの成果が出せるか。 費用対効果という面で考えれば、本当にどうなのかなという素朴な疑問です。そういったことについて、どのように、説明とそれからお考えを聞かせてください。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(山田裕子君) 経費の中身についてでございます。 まず、先ほどからお話があったセミナーといいますか、220万の具体的な中身についてでございます。220万のうちの100万のほう、ホームページですとか情報発信の部分の費用と考えてございます。 そして、セミナーのほうは120万と考えてございまして、1月から開業、スタートしたいと思っていますので、毎月3か月セミナーを開催するに当たっての経費として月40万というところで計上したものでございます。 内装工事という部分でございますが、商業施設の中で壁を仕切るというか、工事というものではございませんが、パーティションといいますか、仕切りをつけて防音ということではなかなか難しいのですが、個室を作ってカウンセリングをするための、音の部分ですとかそういったところの配慮した相談ルームを作らなければならないなというところで、経費的なところがかさんだところでございます。 目標といいますか、このKPIというところ、本当に難しいところでございます。 この1月に立ち上げますので、そこですぐに結果が出せるかというのは不安なところでございますが、まずこの場所を認知していただく。そして雇用の場だけではなく釜石に多くの人が戻ってきてもらう、Uターンのほうですね。そして、親御さんから釜石にこういうところで相談受付している、こういうことがあるよということを子供さんのほうに発信してもらうというようなことも考えてございますので、将来的にここでU・Iターン、移住・定住。そしてここからいろんな人材が集まった中で、ここで起業していただきたい、新しい仕事を創っていただきたいというような考えもございます。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 最後のサプライチェーンのところについてでございます。 先日の一般質問でも御議論いただいた部分でございますが、ちょっと繰り返しになってしまいますが、補助金の制度が市町村を経由せずに、実は岩手県も経由せずに、国と企業の間で直接やり取りされる補助金であったために、情報収集が、私たちが完全にできなかった部分はあるのかもしれませんが、実は市内でも補助金の活用を検討された経過のある企業、市内にもございまして、一緒になって相談に応じてきたこともございます。 ただ、それについてその後実際どのようになっていくかというのは、また企業の方々がお決めになることですので、私ども一緒に話合いをするということしか今はできていないんですけれども、そういった形で決してこの補助金があることを、私たちが理解していなかったかということはないんですけれども、ただ議員さん御指摘のとおり、成果は出せていないわけでございますので、これについては来年以降の公募がどうなるかといったこともございますけれども、引き続き情報を注視しながら、コロナの中でやはりサプライチェーンを強化していくという日本国共通の課題になった部分について、釜石が道路とか港湾を使いながら活用できる部分が必ずあるんじゃないかと、そういった問題意識も持ちながら企業誘致とか進めてまいりたいと思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 日常的に職を求める方々のサポート、それはハローワークがしっかりとやられているわけです。そのハローワークが対応されている以外に3000万ほどを用いて、そして大型商業施設にこういったものを開設し、ハローワークとは違った支援が本当にできるのかなと。それをやるんであれば、今現在、釜石市内にある企業のみならずサプライチェーン、こういったチャンスを逃さずに釜石市に企業誘致されて、あるいは声をかけながら、あるいは企業誘致までいかなくとも、今、リモートで東京に何もいなくても仕事できますから、釜石にどうぞと、そういった市民向けではなくて東京在住の方々に対する呼びかけもやるとか、じゃなかったらハローワークだけで十分だと思います。 新たな取組をしなければ、今ある釜石市内の企業さん、どれだけの求人が本当に必要になっているのか。何も特別な3000万かけなくてもハローワークさんで、本当にスムーズにまず来ているといったら変ですが、それなりに職を探す人あるいは雇いたい人、上手く進んできているわけです。 しかし、なかなか釜石に戻れなくても自分の希望するような職種がない、そういった方々もたくさんおられますから、それには、やはりよそからそういう魅力のある企業をぜひ港湾施設しっかり整ってきましたよ、道路網が立派になりましたよ、ぜひ釜石にと、そういうことをやりながら、ぜひこういう職場がありますよということも手がけていくんであれば成果に結びついていくのかなと思います。じゃなかったら、ハローワークさんで私は十分に対応できるのかなと、そういう気がします。 新たなどんなことに取り組んでいくのか、それなかったら成功しないと思います。そういったことについて、どういうことを考えておられるのか、聞きたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(山田裕子君) 議員おっしゃるとおり、外に目を向けるということ、本当に重要なことだと思ってございます。 先ほどお話しいただいたテレワークという部分ですとか、ワーケーション、釜石での観光を生かして、この釜石の自然を生かして、釜石で仕事をしていただくということも含めて、釜石の魅力を外に発信していく場所でもあると思ってございます。内々だけではなく外に情報発信ができる場所、ここから内外に呼びかけをしていく場所だと考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) ハロワでは済まない部分についてでございますけれども、現実的には業務の一部がハロワの前さばきのようになってしまう部分は確かに現実としてあると思います。ただ私たち、先ほど申し上げたジョブカフェのような動き、まず、ちょっと勉強に行かせていただきましたけれども、実際ハローワークと雇用開発協会とジョブカフェさん、そして市町村さんがそれぞれで連携分担してお仕事していて、実質これはハロワさんの仕事に相当近い部分まで担っているんだなという例も結構見てまいりました。 そこについてはきちんと相互理解があって連携・協力できていれば、お互いある程度、円がかぶさる部分があるのかもしれませんが、私たち今回あくまでも拠点でございますので、ここを漏斗の細いところにして、そこから例えばここから先はハロワさんに行って雇用契約をしてくださいとか、ここは育成センターに行って企業の相談を受けてくださいというような、そういった一括拠点でございますので、この場所だけで全てが解決できる部分はあるいは全部ではないかもしれませんが、そういった意味でハロワさんと業務が一部重複といいますか、接している部分はあるのかもしれません。 ただ完全に重複する分ではなくて、職業紹介はいたしませんので、ただ、先ほど申し上げましたが、求人票を出す前にできること、求職する前にできることが実はあって、そこについて双方の掘り起こしという部分が必要ではないかなといった問題意識がございまして、そこについては、現行制度上はハローワークさんの領分を超えているわけでございまして、やはりこういったことを頑張れば採用できるんじゃないかというような部分について踏み込んでお仕事を創っていくと、そしてそれに見合うような人材の育成ですとか会社側の意識改革も合わせてやっていくことで、ハロワさんに人を送り込む、あるいは求人票を出す企業が増えていくような効果が出ればいいのかなと私たち思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 部長のほうから何度かジョブカフェの話も出ています。盛岡にジョブカフェがあるんで、盛岡なのでそれなりに運営がなされているのかなと。釜石にジョブカフェがあってどうだったのかと、ちょっとやはり無理があるなという思いがあります。 私は大局的に、今回のこのコロナではっきり見えてきたものは、やはり東京一極集中というのはもう今後はあり得ない、そういうことだなと。東京が3密になっている状況は、もう今回のコロナでどんどん崩れていくんではないのかなと。多くの企業は地方に目を向け始めたのではないのかなと、そういう気がいたしております。 そういったところを先取りをして、ぜひ釜石にと、そういう動きが今回の3000万の事業の中で、直接ハローワークがやっているようなことではなくて、釜石にそういう仕事を創れるような、あるいは持ってこられるような働きをこの3000万の中でやっていくんであれば、私は成功するんだろうなと思います。ですから、今後、期間は1年間ですか。これ1年間の予算ですか。そこは確認していなかったんですが、いずれその期間は分かりませんが、この成果を我々もちゃんと注視しております。 本当に部長が自信を持って答えられたように本当になるか。残念ながらこれまで見ていますと、あまり答弁したようにはなっていないことのほうが多過ぎますから、私は今回成功させるのは今お考えのようなことでは多分失敗するだろうと、もっと外に目を向けていかないと、釜石に魅力のある職場をつくって、そしてそこに人を呼び込んでいくようなことはできないんじゃないかなと、そういう気がいたします。 そこで副市長、ぜひお尋ねしておきたいと思うんですが、やはりこのサプライチェーン、こんないいチャンスめったにないと思うんです。ぜひ力を入れて、本当に人脈をたどりながら釜石に魅力のある職場づくりといいますか、企業誘致も含めてもっともっと力を入れるべきじゃないのかなと。せっかく港湾、道路が整備されたのに倉庫業も来るというのも今のところ聞いていませんし、あるいは海運業の事業者が釜石に行きたいというのもまだ聞こえてきませんし、いろんな釜石の立地条件を考えれば絶対ほかにはない、いい面がかなりあるわけです。そういった面でもう少し外に向けた動きが必要ではないのかなと思いますが、答弁をお願いして終わります。
○議長(
木村琳藏君) 副市長。
◎副市長(窪田優一君) 外に向けた動きということで、議員からいろいろと厳しくもただおっしゃるとおりの御指摘受けたと思っております。 まず、議員がおっしゃるようなサプライチェーンの話ですけれども、一般質問の答弁でもありましたように、7月下旬までということで補助金のほう確かにありました。実は、その情報は答弁のほうでは触れなかったんですけれども、私のほうまで情報実は上がっていたんですけれども、
産業振興部長から一連のお話ありましたように、我々の努力不足もあり、実は営業のほうもかけようと思っていたんですけれども、実際にコロナの状況の中で、営業はさすがに新規の案件となるとなかなかオンラインで厳しいので、こちらの熱意を伝えるために直接行かねばと思っていたところだったんですけれども、なかなか補助金の期限までに間に合うような準備期間がありませんでした。 実は今、職員のほう原則県外のほうに出張できないような状態で、私のほうでも今、営業をかけるようなリストのほうを国際港湾産業課のほうに指示、議員が言った補助金の話が出たときから実は選定しておりまして、状況のほうを注視しながら私のほうが筆頭に営業かけていくようなつもりでおりました。 それとの話も合わせてなんですけれども、外から人を呼んでくる、あるいは企業を呼んでくるという話の中で、この地域雇用サポート事業の中で、部長と課長の話の中でそれぞれの求人の情報だったり様々な磨き上げだったりという話があったと思うんですけれども、もう一個大事だと思っていて実際この事業の中でやろうと思っていたのが、今ある企業の仕事を磨く、創るというところ、あるいは新たな仕事を持ってくるというところも、この事業の中で入れようと思っていて、実はそれも含めての事業としてやっているものでございました。 今回、開設の資金というものがあるので、少しかさんでいるところでもありますけれども、我々としては来年度以降もやっていきたいと思っています。ただ、来年度以降やっていくに当たっては、先ほど別の議員さんからお話ありましたように、ちゃんと目標を設定してどのような効果を生み出すか、そちらの部分はちゃんと皆様にお示ししながらやっていくべきだと思っているところでございます。 首都圏から人を呼び込むという話、前もサプライチェーンの話ありましたので、まず企業誘致のほうをしっかり力を入れてまいります。 もう一つは、先般から我々のほうでも連携協定を結んでおりましたように、ワーケーションの取組もやっていく所存でございます。実は、連携協定を結んだ話とはまた別のルートで、今日も午前中に私のほうも、実はワーケーションの
関係で営業のほうをオンラインでやっていて、別のチャネルで今開こうと思っておりまして、それは今、既存で連携協定を結んでいるところとまた違った軸でやろうと思っております。これはいずれ外に出せるような状況になりましたら、皆様方にもお示ししつつやっていきたいと思っております。 ということで、実際にハローワークさんの仕事とかぶるところあるんですけれども、ハローワークさんの場合、先ほど部長のほうからも少し触れましたように、実際の求人があって実際にそこのハローワークの施設にいらっしゃった方々にお話を聞いてマッチングするというところが主だと思うんですけれども、もちろん機能はハローワークさんが固有で持っているものであると思うんですけれども、我々としてプラスアルファ、先ほど言ったように事前に企業や求人を持っている住民の方等々に、まず相談をちゃんと受ける窓口をセットする。あそこに行けば釜石市で働くところが見つかるんだなというところを、まず仕事を見つけている人たちにはぜひ積極的に呼びかけていくための拠点として思っているところでございます。 これは、ハローワークさんのエリアとも関わってくるんですけれども、釜石・大槌等のメインでハローワークさんやっていますけれども、先ほど部長言ってしまいましたけれども、その商業施設の立地を生かすと、沿岸部全部がそこの営業圏になると思っています。 求人の話と合わせてなんですけれども、企業側としても、我々のほうでこの事業のほうが実際立ち上がるときに、企業のほうにも営業一つ一つ回っていくような態勢でやろうと思っています。その中で企業の中の課題を聞いて、じゃこういった事業に対してはこういった新規の事業もできるよということで、新しくちゃんと需要を底上げしていく、こちらをやらなければならないと思っています。 ただマッチングするだけだと、仕事については、先ほど御指摘があったように、限りがあるということなので、需要と供給いずれも引き上げられるようにということで、この地域雇用サポート事業のほう、今回の予算で上げさせていただいたところでございました。 来年度以降の話については、まだ今回補正予算でありますので詳細のほう申し上げられませんけれども、引き続き我々のほうでは費用対効果をしっかり加味しながら、この事業について空振りに終わらないように精いっぱい努めてまいりますので、どうぞ引き続き御指導のほうよろしくお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 第5款の質疑を終わります。 第6款農林水産業費、質疑を許します。 8番遠藤幸徳君。
◆8番(遠藤幸徳君) 私は、防潮堤の長寿命化事業についてお伺いいたします。 釜石市の1種漁港、9つあるわけでございますが、今回東日本大震災でどの防潮堤も被災したわけで、現在ほとんど復旧した状態にあります。そういった状況の9つの漁港を何で今度は7つなのか、その辺について長寿命化計画が7つなのか、その辺についてお伺いしたいと思います。 それで、その7つの施設の規模・面積、そういったものがどれぐらいあるのか、例えばその施設の延長距離はどれぐらいなのか、そういったことも併せてお伺いいたしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 水産課長。
◎水産課長(小山田俊一君) お答えいたします。 防潮堤長寿命化計画策定事業についての御質問にお答えいたします。 この事業は、国が策定したインフラ長寿命化基本計画に基づきまして、令和2年度までに策定することとなっているものでございます。海岸保全施設の防潮堤の長寿命化の計画を策定しまして、新たに整備した防潮堤の機能の今後の良好な状態を保つというものになります。 御質問がありました漁港7つですけれども、市内には現在、県の漁港も含めまして15漁港がありまして、6つが県の管理、9つが市の管理となっております。この9つの市の管理のうち、今回行います漁港の海岸防潮堤を有するものが7つということになります。7つが、室浜、仮宿、桑ノ浜、嬉石、平田、白浜釜石いわゆる尾崎白浜ですけれども、あと佐須、これら7つについて長寿命化計画を策定することにしております。 もう一点、規模・長さ、延長距離のようなお話があったんですけれども、海岸防潮堤は現在総延長にしますと、市の管理ですと約2キロメートルほどの距離になるものと認識しております。県が整備した漁港海岸防潮堤の総延長は、約4キロメートルほどというふうに認識しております。
○議長(
木村琳藏君) 8番遠藤幸徳君。
◆8番(遠藤幸徳君) その延長距離約4キロの防潮堤の管理、その長寿命化を図るために今度の計画書を策定するということでございますが、長寿命化のためにと言わず定期的な点検が日常の長寿命化だと私は思っております。そしてその都度補修をしていくのが最も手短な事業なのかなと思っております。 長寿命化計画は事業費が結構な額でございます。その予算について、ちょっと私も今ある現在行っている管理マニュアルと今度作成した計画がどのように違って、それによってどれだけの長寿命化が図られるのか、その辺についてお伺いしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 水産課長。
◎水産課長(小山田俊一君) ただいまの御質問にお答えいたします。 まず、1点目がこの計画策定でどういったこと、何が変わるのかという御質問だったかと思います。 計画の策定によりまして期待される効果といたしましては、まず定期的な点検診断によりまして、施設の状態を正確に把握することができることで、必要な対策を適切な時期に効率的に実施することが期待できるものと考えております。 もう一点ほどありまして、老朽化の進行を事前に予測しまして老朽化の初期段階など最適なタイミングで的確な対応策を実施することができ、構造物が造られてからその役割を終わるまでにかかる費用全体の経費の縮減などが期待できるものというふうに考えております。 もう一点、マニュアル、現在の維持管理マニュアルとの整合性はという御質問かと思います。農水省・国交省で組織されております海岸保全施設における水門・陸閘等の維持管理マニュアル策定検討委員会が策定しております海岸保全施設維持管理マニュアルによりまして、現在、維持管理が行われているところでございます。このマニュアルは平成30年5月に改正されまして、このマニュアルに整合性が取れた形となっておりまして、常に最新のマニュアルで維持管理に努めているものと認識しております。
○議長(
木村琳藏君) 8番遠藤幸徳君。
◆8番(遠藤幸徳君) 今、現在使っている維持管理マニュアルじゃ駄目なのかと、私は思うわけでございます。それよりも長寿命化計画策定することによって、10年のものが20年、20年のものは30年、長寿命化が図られるならいいんですけれども、現在あるマニュアルで、基本的には目視点検、日常的な点検、そういったことが基本だと思うんです、私は。ですからその整合性についてちょっと理解できないもんで、もう少し詳しく説明いただきたいと思います。 それから、漁村に住む者にとって防潮堤というのはありがたいものですが、朝起きてカーテン開けて海を見て、光った海を見て、我々はまたそこで元気をもらう。ああ漁村に生まれてよかったな。でもこの頃はカーテン開けても防潮堤しか見えない、海が見えない、こんな情けない話、現実的にあるんです。防潮堤はそれなりにコンクリートでできて、ありがたい話です。その中には陸閘もあるし、その陸閘についても、今度はオートでもって開け閉め、そういった作業になるんだと思います。 それで一番漁村に住む者にとって気になるのが立ち上がり式の防潮堤、フラップゲートですか、機能が我々はまだ経験したこともないし、実際そういうものはそういった状態を見たくないことは現実ですが、しかし、そのものが、実際波が来たときに、そういった機能ができるのかどうか。水槽実験は見たことあります。でも現実的にそういったものに不安が感じている人々はかなりあります。そういったもののテストというものを随時やってほしいと思いますが、その辺についての考え方をお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 水産課長。
◎水産課長(小山田俊一君) お答えいたします。 まず、マニュアルの件ですけれども、議員お話しのとおり、現場に出向いていただくなど様々手法、これまでどおりの点検の作業は必要ございますし、今後改正が繰り返していきますマニュアルについて、そちらにも沿った形でも進めてまいりたいと考えております。 もう一点御質問がございました。ゲート式、フラップゲート式と言われる陸閘ですけれども、こちら陸閘が宮城、岩手などたくさんの場所に今、造られておりまして、議員おっしゃるように、まず確実に閉鎖するために人が操作を行う必要がなく危険にさらされることがないなど、いろんなメリットがあって整備を進めております。 おっしゃるように、まだ動作そのものが設置した際に、設置部分でのテストを行っているものの、実際に稼働したことがないという現状がございます。そうしたものを拝見しまして、我々としましても、点検が今、計画では年に1度は最低することにしていますので、そういった機会を捉えて、現場でその実物を見られるようなチャンスをつくれるようなことを考えているところでございます。
○議長(
木村琳藏君) そのほかございませんか。 11番
古川愛明君。
◆11番(
古川愛明君) 説明書の10ページ、林業費についてお伺いいたします。 ここには森林管理事業278万1000円の減額をして、そして次に森林経営管理制度推進委託料266万6000円ですか、減額して今度はまた予算計上していて、これ科目というか、名前が違うんですけれども、同じような案件のように見えるんですけれども、この減額して、次また出てきたというものの内容の説明を求めます。
○議長(
木村琳藏君) 農林課長。
◎農林課長(川畑裕也君) お答えします。 森林管理事業の補正内容でございますが、林政アドバイザー委託料、これにつきましては森林経営管理制度推進委託料を新設いたしましてこれに統合して実施するものでございます。あわせて、意向調査の区域の選定やその結果の取りまとめ、これらの業務などを委託することとしたものでございます。 次に主な改正点ですが、補正内容でございますが、人材育成・林業普及事業補助金につきましては、担い手確保委託料を新設しまして、これに統合して実施するものでございます。 あわせて、小・中学校における森林環境学習と森林所有者・後継者を対象とした林業体験や研修を委託することといたしました。これらの事業を統合いたしました結果、このように森林管理事業減額の補正となっております。
○議長(
木村琳藏君) 11番
古川愛明君。
◆11番(
古川愛明君) 森林
関係のこと、よく分からなくて質問したもんだから、聞いてもよく分からないんで大変申し訳ないです。 今の言ったことじゃなくて、新たなやつで、減額のほうじゃなくて新たなほうを詳しく説明してもらえますか、じゃ。すみません。 それで、農林課のほうで企画しております10月3日、10月25日、11月22日に軽トラック市というものをやるわけなんですけれども、やるというか、これはもう間違いなくこのコロナ禍でもやるというふうに進めているのか、その準備の状況。そして軽トラック市の応募の状況等、説明お願いします。
○議長(
木村琳藏君) 農林課長。
◎農林課長(川畑裕也君) 初めに、軽トラ市の御説明をいたします。 軽トラ市でございますが、市内の農産物の購入機会の創出と地産地消を推進することなどを目的といたしまして、市内2会場において3回の開催を予定しております。 第1回につきましては、10月3日土曜日、鵜住居町のうのすまい・トモスを会場に開催いたします。第2回目でございますが、10月25日の日曜日、第3回目は11月22日、日曜日で、どちらも只越町の市役所前駐車スペースを会場に開催いたします。
新型コロナウイルス感染症拡大防止に十分配慮しながら運営したいと考えております。 次に、森林管理事業の主な補正内容ということで、新設したものは森林経営管理制度推進委託料でございます。これは意向調査の区域の選定、その結果の取りまとめなどの業務を委託するもので、合わせまして林政アドバイザーの委託料も含んで、この事業で実施することとしております。 もう一つ新設したもので、担い手確保委託料でございますが、小・中学校における森林環境学習、森林所有者等を対象といたしました林業体験や研修など、これらを実施することといたしまして人材育成・林業普及事業補助金事業、これらも含めて実施することといたしました。
○議長(
木村琳藏君) 11番
古川愛明君。
◆11番(
古川愛明君) まず軽トラ市ですけれども、実際、うのすまい・トモスでもやるということで、今のトモスのにぎわいの貢献になるのかなと歓迎するところでございます。農林課のイベントとしては、なかなか今までないことをやるのかなと、コロナなんでこれも中止になるのかなと思ったんですけれども、やるということで地元のほうでも協力できるところはすると思うんです。 あと1つ、答弁になっていないのは、応募者。要するに出店というか、その人たちがどれくらいいるのか、次の答弁にお願いしたいと思います。 それから森林のほうですけれども、人材育成、小・中学生にこういうふうなことをいろいろして、アドバイザーさんに、何ていうんだろう、講演会みたいなことをして森林に関心を持ってもらう、それこそ山の整理なんかしていることなんかをいろいろ言うのかなという認識なんですけれども、もっと詳しくそういったどういうことか、もちろん森林なんかに関しても人材不足なのは事実なわけですから、そういったふうなことでこういう企画をしたんだと思うんですけれども、今の小学生、中学生にそういうのをやるという、もうそれを植え付けていくということだと思うんで、アドバイザーさんがまずどういう方がやるのかを答弁いただけるかなと思います。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) 農林課長。
◎農林課長(川畑裕也君) お答えします。 まずは軽トラ市の
関係でございますが、出店のほうは大体15店舗程度とこの前後になるものと予想しております。 軽トラ市につきましては、当市において初めての開催でありまして、実施に際して様々な問題点や改善点など出てくるとは思われますが、回数を重ねながらよりよいものにしていきたいと考えております。 続きまして、林政アドバイザーの
関係でございます。これにつきましては、想定といたしましては林業に精通した事業体を委託先に考えております。個人ではなくて団体として委託したいと考えております。
○議長(
木村琳藏君) そのほかございませんか。 12番高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) 水産業費の水産業総務費、漁港管理費等に関連して幾つかお伺いいたします。 まず最初に、釜石の市場、HACCP対応の立派な市場が完成をいたしております。新浜町地区にもそれぞれ水揚げ機能を持ったたくさんの施設が完備をされているわけです。 こういった状況を踏まえて、釜石の水揚げはどういうふうな推移に今、なっているんだろうかなと。風聞によりますと、近隣の久慈、宮古、大船渡、釜石と同じような類似都市ですね、そういうところの水産業の状況を単純に比較しても釜石は後れを取っているというようなことでございますけれども、そういう状況に対して行政のほうではどういう評価をしてこれから当たろうとしているのか、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 水産課長。
◎水産課長(小山田俊一君) お答えいたします。 魚市場の、御存じのとおり魚河岸と新浜町と2つの魚市場を持っておりますけれども、その水揚げの状況という御質問かと思います。 水揚げの状況ですけれども、令和元年度時点では魚市場全体でのトン数でいいますと、約1万トン、金額で12億7000万円。その前年度平成30年度も同じ1万トンで17億6000万円。平成29年度が1万トンで金額にして約23億円という状況にございます。 グラフにしますと、釜石の魚市場も波がありまして、少しずつ緩やかではありますけれども、一定程度を数字としてトン数で維持しながら上がっている状況にあるものの、確実にグラフにしたときに急激な右肩上がりの状況ではないというのが現実でございます。そのように認識しております。 近隣の他の漁港あるいは近県などと比べた場合においても、水揚げの量につきましては全国的にも不漁などによって相対的に量は減っているものの、釜石もそれに沿った形でなかなか水揚げの状況では急激な増が見込めていないというところでございます。そうしたものを背景に踏まえまして、そうした中、市としましてはこれまで水揚げ増強に係る廻来船の誘致活動も行なっておりますし、水揚げの支援に係る補助金なども市のほうで制度を設けながら取り組んでいるところです。
○議長(
木村琳藏君) 12番高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) 担当課の尽力については十分に理解をするし、評価もしていきたいというふうに思います。 同僚議員が最初に申し上げたように、釜石市内の漁港からとれたもの、定置もそうですけれども、取りあえず釜石の市場に揚がってくるわけですけれども、その中で販売されるわけですが、そういったものに対しての市場の体制がいまいち評判が悪いというような状況を聞くんでありますけれども、これについて見解を求めるわけにはまいりませんが、いずれは気候の状況やこの水産界を取り巻く状況からいって後れを取っていることは事実でありますけれども、やっぱりその辺を釜石の場合は「鉄と魚」と、そういうキャッチフレーズで生きてきて成長してきた町でありますから、それらに対してどういうふうな町のつくり方をしていくんだろうかなということが興味を持たれるわけです。 例えて言うと、新浜町地区に県有地、広大なものがありますけれども、それらの活用等も含めた行政としての前向きな答えをいただきたい。 それから、せっかく企業誘致した水産界の方々も企業努力によって様々な問題を起こしてきたものも少しずつ改良されてきているという現実もあり、そういったことを踏まえた新しいまちづくりのために生かしておく必要があるんだなと、そう思っております。 もう一つ申し上げておきますけれども、釜石の港湾というのは狭いんです。漁港区域と港湾区域が入り混じっているところです。最近、水産とは直接
関係ございませんけれども、水産の一方で港湾、公共埠頭等に、最近ですと新聞等をにぎわしているRORO船のトライアル寄港をして釜石経済を潤すためには大変大事なことでありますから、ちょこっとだけ申し上げておきますけれども、こういった駐車場の設備等と岸壁の強度、こういったものも水産とは直接
関係ありませんけれども、釜石の行政にとっては大変大きな課題だろうというのでお伺いをしておくんですけれども、この前段の水産振興にかける新しい拠点都市に向かっての決意についてお伺いをしておきたいというふうに思います。
○議長(
木村琳藏君) 高橋議員に申し上げます。 今、農林水産業で水産業のことを質問しながら港湾のあれに入っていますんで、ちょっと筋からかけ離れているんで、その辺注意してください。
◆12番(高橋松一君) はい。
○議長(
木村琳藏君) 水産課長。
◎水産課長(小山田俊一君) お答えします。 今の御質問は、魚市場も整備され、新浜町の魚市場も整備され、その背後地などを活用して水産業、一次産業のさらなる活性化、産業の活性化というような御質問かと思います。 御存じのとおり、魚市場整備と同時に背後地のほうも様々な水産加工業の方々が立地しまして、とれたものを加工するという一連の流れをつくるようなエリアとして今、活用しているところでございます。 これにつきましても同様に、一部まだ空き地といいますか、未利用地がございますので、そういったところもさらなる活用を目指しながら、一層の産業の集積を図ってまいりたい。一次産業の集積が図れればというふうに考えているところでございます。これは同様に魚河岸も同じでして、新浜町も同じような考え方を持っているところでございます。 そういった取組をすることでさらなる全体の産業への波及効果も見えてくるものと考えておりますので、引き続きそういった視点で一次産業含め水産加工業、産業の活性化に向け取り組んでまいりたいと思っております。
○議長(
木村琳藏君) 12番高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) 端的に申し上げますけれども、廻来船誘致についてはかなり昔から努力をしているわけです。現に市長さんも廻来船が入るたびに出迎えをするというようなサービスまで行っているわけですから、これについて評価をいたします。例えて具体的に申し上げますと、今朝も大型まき網船が170トンのイワシを道東沖から捕ってきたということでにぎわっているわけですけれども、こういったいわゆる大衆魚というのは地場で処理するのが基本なんでございます。トラック輸送で中央に持っていくということではなくて、この辺でストックするということが大事なことですから、そういった意味で水産振興には施設、空き地利用をしたこれからの取組が必要じゃないのかな、そういうことだけを申し上げて、どなたでも結構ですが前向きな見解をいただきたいというふうに思います。
○議長(
木村琳藏君) 水産課長。
◎水産課長(小山田俊一君) ただいまの御質問にお答えします。 議員おっしゃるように、水揚げ、本年は7月の初めぐらいからマイワシだとか順番に廻来船が釜石港に入港いただいて水揚げが連続的に続いているところでございます。そうした連続的な取組、成果が見えるように廻来船の誘致についても今後も引き続き取り組んでまいりますし、先ほども申しましたけれども、水揚げと同時にそれらを生かしたさらに産業、製造、ものづくり分野に水産加工含め、そうした広い視点での産業を維持しながら、魚河岸の人間だけではなくて、そういったものが町全体に波及すると思っていますんで、そういった視点で取り組んでまいりたいと思っております。
○議長(
木村琳藏君) そのほかございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第6款の質疑を終わります。 第7款商工費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第7款の質疑を終わります。 第9款消防費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第9款の質疑を終わります。 第10款教育費、質疑を許します。 6番深澤秋子君。
◆6番(深澤秋子君) では、小学校感染症対策、あと中学校感染症対策・学習保障等支援事業についてお尋ねします。 これは、感染症対策を取りながら児童・生徒の学習を保障するための新たな事業なんですけれども、この事業内容が説明書の7ページになるわけなんですけれども、もう少し具体的にお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
学校教育課長。
◎
学校教育課長(佐々木誠君) 学習保障支援事業についての御質問にお答えしたいと思います。 7ページの事業内容のほうには、まず一つ消毒液や非接触型体温計と、それから児童・生徒の学びの確実な定着を図るための教材として、空き教室を活用した事業の実施に必要な物品等の購入ということで記載しております。 学びの確実な定着を図るための教材といった部分につきましては、今後、臨時休業等が行われた場合に家庭でも学習できるといった部分の対応として教材の購入もできるということになっております。 それから、空き教室を活用したというところですが、考えられる部分としましては感染拡大を防ぐための透明なフィルムであったりとか様々考えられますが、これにつきましては学校長の判断で物品等を購入するということになっておりますので、内容につきましてはそれぞれ学校長と協議しながら、どういったものを購入していくかということを判断していくことになります。
○議長(
木村琳藏君) 6番深澤秋子君。
◆6番(深澤秋子君) 臨時休業になった場合、家庭学習ができるよう充実できるようにということだと思います。 あと空き教室の答弁なんですけれども、これを見ますと空き教室でも授業するのかなというふうに捉えてしまうんですけれども、ここでは授業をじゃなくてあくまでも物品をそこに倉庫代わりみたいな感じのことをいうような判断なのでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
学校教育課長。
◎
学校教育課長(佐々木誠君) ただいまの御質問にお答えいたします。 空き教室を活用した授業ということですので、例えば密を避けるために分散して授業を行うなど、そういった感染予防対策のために必要なものというふうに捉えております。
○議長(
木村琳藏君) 6番深澤秋子君。
◆6番(深澤秋子君) やはり教室が3密になっているクラスもあるわけです。市内の学校の学年には何か所かあるんですけれども、そうしたときに、教室内のソーシャルディスタンスが保たれてないときに空き教室に分散してやるということであれば、教員の補充とかも必要になってくると思うんですけれども、やはりこのコロナ禍において教室がいっぱい、一般的には35人とかあるんですけれども、そういったときに分散して学習ができるような取組を、やはり学校としてもこれから安全な環境の下で取り組めるようにぜひ感染対策を取りつつ、その方向で進めていっていただきたいと思います。それについての見解をお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 教育長。
◎教育長(高橋勝君) 私のほうからお答えします。 なかなか学校は人数も違いますし、少人数の学級もあれば、ある程度人数の学級もあるということで、例えばその中で学校として工夫できることあると思います。一斉授業の中ではどうしても教員の人数等ありますから、なかなか2つに区切ってということになってしまうと分散登校とか、そういうふうにしなければなかなかできないと。そうではなくて例えばドリル学習的に習熟を図るときに教室を2つにして、そしてその中で先生が回っていたりとかそういうふうな部分とか、話合い活動とか、ちょっといろんなグループで活動するときとか、そういうふうなときに密を避けて2つの教室でやって、そこを先生が回って指導したりとか、また課外教員等もいる場合もございますので、そういうふうに教員が余裕がある場合については、そういうふうに一方の教室のほうに別の教員が入ると、そういうふうな形でいろいろ工夫して、学校のほうでは子供たちの指導をしていくというふうになっております。 今のところ、釜石の場合には感染者いませんので、レベル的には一番低い段階ということで各教室の中で換気とか、そういうふうなことに気をつけながら授業等をしているところですので、これがまた感染者が出たりとか、危険度レベルが上がってくれば、さらに学校と協議しながら工夫等を、どんな工夫ができるかというふうなことで考えていきたいと思っています。
○議長(
木村琳藏君) 暫時休憩をいたします。 午後4時18分休憩
--------------------------------------- 午後4時30分再開
○議長(
木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、令和2年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)、歳出第10款教育費の質疑を続行いたします。 あらかじめ会議時間の延長を行います。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) まず、小学校、中学校費どちらにも関連ありますが、修学旅行のキャンセル料等支援事業、この修学旅行、どのタイミングで結論を出されるのか。それとも、これは市内全部そろえて結論を出されるのか、学校ごとの判断なのか。例えばこちらの中学校は行く、こちらの学校は行かないというようなこともあり得るのか。それとも市内の小・中学校は一斉に態度を同じにするのかどうなのか、その2点についてお尋ねします。 それから、スポーツ合宿誘致推進事業ですが、ぜひこういった事業をどんどん進めていって、せっかく造った施設どんどん利用していただけるような方々に釜石に泊まっていただくと、釜石で消費していただくと、ぜひ進めていただきたいんですが。 今回のこの435万、これ単費ですが、およそめどがついているのか、全くまだどこにも声がけをしていないとか、あらあら大体今年度来るところは決めていますとか、どういう状況下にあるのかお尋ねをいたしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
学校教育課長。
◎
学校教育課長(佐々木誠君) それでは修学旅行実施の判断すること、それと学校ごとなのかという部分についてお答えしたいと思います。 まず修学旅行につきましては、今回キャンセル料ということでここに上げておりますけれども、各学校実施日が異なっておりますが、実施予定日の2週間前、ここを一つめどとしております。 それで、キャンセル料につきまして旅行代金総額の20%ということになっておりますけれども、各学校が旅行業者、複数業者が関わっているわけですが、おおよそのところで実施日の8日前から20日前、この期間中にキャンセルが発生した場合には20%というようなところがございましたので、こちらとしましても2週間といったところを一つの基準としております。 それから、修学旅行実施の判断につきましては、各学校ごとの判断としております。早いところは、明日が最初スタート、市内小・中学校4校が実施というところになっておりますが、各学校ごとでは保護者への説明、子供たちとの学習の中でいろいろ協議してきたところですが、やはり学校・地域によってそれぞれ意見が違っているところもございますので、そこにつきましては学校ごとということにしております。
○議長(
木村琳藏君)
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(佐々木豊君) スポーツ合宿誘致推進事業について御説明いたします。 引き合いはあるのかという質問だったと思いますけれども、おかげさまで昨年度開催いたしました
ラグビーワールドカップの評価もございまして、スタジアムを活用した合宿をしたいというお問合せはかなりいただいておるところでございます。 ただ、この
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして、予定していたけれども来られないという団体も何校かございました。高校レベルでいきますと、今年はもう7月にも合宿に来ていただきましたし、今月も何校か来ていただくというふうなお話いただいているところもございます。 今回の補正予算で予算を認めていただいた暁には、スキームをきちんとつくりまして、今年度またこの後に来たいと言っている学校等に案内をしていきたいなというふうに思っております。来年の3月までの今年度内というところでございますと、今のところ10校ほどの合宿をしたいというふうな団体がございますが、
新型コロナウイルス感染症の
関係で今後キャンセルになるかもしれませんけれども、今のところ10校ほど引き合いがございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 修学旅行については了解いたしました。 中学校費に関連して1点だけお尋ねしておきたいと思います。 8月29日だったでしょうか、土曜日。市内一斉に中学校体育祭が行われました。当日気温が35度まで上がりまして熱中症になった子供さんたちがおりまして、救急搬送された子供もおられたということで、前の日から当日と実は父兄の方から電話をいただきました。こんな気温の高い中で炎天下で運動させていいのか、何でこんなときを選んでやるんだと。私は事情が分かりませんから、いや私に聞かれてもそれは答えようがありませんと、どうぞ学校に問い合わせてくださいと。もし熱中症になったら責任取るのかと、それについても私は答えられないと、そういったやり取りが実はありまして。 その後に電話がまた来まして、複数の方からです。やっぱり心配したとおりになったんじゃないかと、途中でやめるんであれば最初からやらなきゃよかったというようなことだったんですが、やるにはやるの理由もあったかと思います。その判断は非常に難しい判断だったんだろうなと思いますが、来年度同じような状況になったらどうされるのか。やはりこれは慎重に、子供の命に関わることですし、慎重に対応すべきではないのかなと思いまして、そういった心配をされた父兄の皆さんが納得できるような御説明がいただければなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、スポーツ合宿、一般企業のそういうのはないんでしょうか。 それから、学校は県外ですか、県内ですか。そこもお尋ねしておきたいと思います。 それから、今回の補正予算は435万ですが、もっともっと増えるような状況、今、話聞いていますと10校かと、コロナがなかったらもっと来たのかなと、新たな予算計上もあり得るぐらい来ていただければ一番いいわけですが、今後の見通しについてどうなんでしょう。
○議長(
木村琳藏君)
学校教育課長。
◎
学校教育課長(佐々木誠君) それでは、私のほうから体育祭のことについてお話をさせていただきます。 まず、今年度はコロナウイルス感染症対策としまして、1学期に予定していた大きな行事を全て2学期以降に延期するというところで、2学期が非常に学校の中で行事が詰まっているような状況でございました。それで、中学校のほうでは2学期早々に体育祭を行いたいということでしたが、例年ですと1学期早々に体育祭、運動会を行いまして、3年生がリーダーシップを発揮し、2年生がそれを支えて、1年生がそういった上級生の活躍を見ながら、中学校というのはこういうところなんだなといったところを感じるところでありますけれども、1学期間、中学校のほうでは全くそういう活動ができなかったということで、学校のほうでは2学期早々にというところで計画したところでございます。 体育祭、運動会前の8月24日に校長会議も行いまして、その際、各学校のほうには熱中症にも十分注意するようにということで指導はしておりました。ただ予想以上の暑さが続きまして、残念ながら体調不良を訴える生徒が出てしまいました。学校のほうでは早めに救急車を要請するなど適切に対応を行っておりまして、体調不良を訴えた子供たちもすぐに回復することができました。 ただし、今後につきましては、今回の反省を生かしまして、恐らく来年は例年どおりの時期になるかとは思いますけれども、状況によりまして行事を中止にする、あるいは延期にするといった、そういった判断も含めて対応していくということを改めて確認していきたいと考えております。
○議長(
木村琳藏君)
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(佐々木豊君) 企業等の引き合いはないのかという御質問でしたが、企業等については今のところ、引き合いというお問合せはございませんが、昨年3月にマスターズの全国大会というものが開催された際には、社会人の皆さんだったんですけれども、ぜひこの場で合宿をしたいというありがたいお話はいただいておりましたので、今後のセールスにつなげていければなというふうに思っております。 あと学校については、県内か県外かというお話でしたけれども、先般行われました合宿につきましては、青森、宮城等の近隣県の高校も含めまして、県内の高校を含めた形の合宿が行われております。 新型コロナウイルスの感染症拡大を鑑みまして、取りあえず今年度につきましては県内の学校の補助を考えておりますが、宿泊割の拡大等も考慮に入れながら、だんだん広げていければなというふうに思っています。 今年度、パンフレット等も作成する予定でございますので、そちらについて釜石市の魅力や施設の概要等も広くPRしながら合宿の誘致に努めて、釜石市内の経済波及効果の拡大を狙っていきたいなというふうに思っております。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) スポーツ合宿誘致推進事業ですが、釜石市内の施設を利用して釜石に人を呼ぶということ、例えばラグビー場を使って、高齢者のゲートボール大会なども誘致できる可能性はあるんじゃないかなと思うわけです。ワールドカップが開催されたラグビー場でゲートボールをするというのも一つの売りになるんだろうなと思うわけです。私はスポーツ選手に来ていただくということを基本的にしながらも、そういう広くいろんな面でワールドカップが開催された競技場というのが売りになると思うんです。ですから、もう少し幅広くそういう使い方も考えてみるのもどうなんだろうかなと思いますが、そういった点についての考えを答弁いただきたいと思います。 学校の体育祭につきましては、本当に最優先されるべきは命だと思いますし、本当に子供たちにしてもやりたいという思いでやったと思いますし、くそ暑いのに負けていられるかというようなまあ中学生ですから元気があったと思うんです。私が中学生だったら全くそういう思いだったと思いますし、ですがそこはやっぱり教員あるいは教育委員会が冷静に抑えに回るというようなこともあってしかるべきなのかなと、そのように思います。今後もそういう判断が今回だけではなくてあると思いますんで、ぜひそういった点では優先順位を改めて確認しながらやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(佐々木豊君) 高齢者のゲートボール大会の誘致等はいかがかという御提案だったと思います。ありがたい御提言だと思っております。 施設の有効活用を進めていく上では、ワールドカップで得られたアドバンテージを有効に活用して、いろいろな大会の誘致等も進めてまいるべきだというふうに捉えております。いろいろな大会の誘致が考えられますが、ラグビーやサッカーのみにこだわらず、いろいろなスポーツの誘致の可能性について今後探っていきたいなというふうに思っております。
○議長(
木村琳藏君) 3番三浦一泰君。
◆3番(三浦一泰君) 私のほうもスポーツ合宿誘致推進事業ということで、同僚議員とかぶってしまうかもしれませんけれども御容赦願いたいと、そういうふうに思います。 まず、市民の方、この事業がどういったことか分からない方も多いかと思いますので、スポーツ合宿を行うことになった経緯や本事業内容を今少し説明していただきたいと、そういうふうに思います。 それと事業内容にも書いてありますけれども、
新型コロナウイルス感染症予防対策を鑑みてとありますけれども、利用される方、市民の方も心配していることだと思いますので、この対策等を考えていると思いますのでお聞かせ願いたいと、そういうふうに思います。 それと今回対象を高等学校及び大学運動部、企業、プロスポーツ団体というふうに書いていましたけれども、一方で一般団体の記載がないんですけれども、こちらのほうの対応についてどのように考えているのかということをお聞きしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(佐々木豊君) スポーツ合宿を行うこととなった経緯と事業内容ということでございますが、以前からスポーツ合宿を通じたスポーツツーリズムということで議会のほうからも御提言をいただいておったところでございます。 東日本大震災の影響で各種のスポーツ施設が利用休止をやむなくされる中、復興も進んでまいりまして、スポーツ施設の整備もある程度できたということと、また昨年度開催いたしました
ラグビーワールドカップのために鵜住居復興スタジアム、また根浜の多目的広場等の各種施設も完成いたしましたので、そちらの施設の有効活用ということを鑑みながら、スポーツ振興や交流
人口の増加というところを進めてまいりたいということで今回事業のスキームをつくろうというものでございます。 事業内容といたしましては、スポーツ合宿です。市内の宿泊施設に宿泊していただいて、市内のスポーツ施設を御利用していただく10名以上の団体が2泊3日以上する場合という限定をつけておりますけれども、釜石に来るまでの交通費の補助、最大25万円以内という形で、宿泊費については限度額最大10万円という形の補助をしたいなというふうに考えております。 事業内容の中で
新型コロナウイルス感染症防止対策を鑑みというふうに記載させていただきましたけれども、取りあえず現段階では感染の拡大の少ない県内を中心に考えておりますけれども、先ほども答弁させていただきましたが、宿泊エール割引の拡大とも連携しながら徐々に広めていければいいかなというふうに思っております。 また、施設の利用につきましても、施設のほうで定期的な施設の備品や施設の消毒等も考えながら、この補助を利用して来ていただける団体にもふだんからの検温や消毒、また市内に滞在する際のマスクの着用等を呼びかけながら安全対策を図っていきたいなというふうに思っております。 今回の補助対象が高校、大学、企業、プロスポーツ団体というふうになっていて、一般の団体を対象にしなかったのはという御質問だったと思いますけれども、今回のスキームをつくろうというふうに考えた際に、県内各地の先行している団体のスキームを参考とさせていただいたところでございまして、昨年度開催されましたマスターズ大会のような社会人のクラブチームという団体もございますので、そちらのほうも対象に入れるように進めてまいりたいなというふうに思います。
○議長(
木村琳藏君) 3番三浦一泰君。
◆3番(三浦一泰君) コロナの感染防止ですけれども、8月5日に釜石シーウェイブス対ヤマハの試合がありましたので、そういったことを参考にされて今後防止を図ってもらえればなとそういうふうに思います。 私自身もボランティアで活動しましたけれども、やっぱりこちらのほうから声をかけないと手指消毒だったり検温だったりというふうにならないので、意識してやってもらうということが大事かなと、そういうふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 一般の団体の方も広く釜石を知ってもらって、そして釜石の魅力を感じ取ってもらって、そしてすばらしいグラウンドでいろいろスポーツをやってもらう。そしていいところに泊まって、思い出多くということが大事だと思うので、ぜひそっちのほうにも拡大のほうをお願いしたい、そういうふうに思います。 そして次の質問ですけれども、今回のように合宿誘致というのは本当に大事な取組だと思いますけれども、一方でまとまった方が釜石に来ていただくとなると考えれば、大会の誘致、これも大きな大会を誘致するというようなことも必要ではないかなと思っています。考えていると思いますけれども、こういった取組どうなのかということも今、現段階でお話しいただければと、そういうふうに思います。 それと、対象と思われる高校、大学、企業、プロスポーツ団体、先ほど14ほど問合せがあるという話でありましたけれども、そういったところがコンタクト取ってみたときに、こんなところが課題があるなとかこんなことはどうなんだろうとか、こんなことを改善してほしいなというようなことがあるかと思うので、そういった対策を今、どういうふうにとっているのかお聞きしたいと、そういうふうに思います。 それから、釜石で合宿を考えている団体の中には、釜石の事情が分からなくてグラウンド利用、宿泊、昼食、移動、こんなことを不安に思っている方もいるのではないかなというふうに思われます。私もラグビー経験者で、それで経験したことから言わせてもらうと、グラウンドだとか食事だとか、そういったことです。誘致している自治体というのは、すごい気を遣っていろいろなことに取り組んでいるということもありますので、こうしたことを考えると、しっかりとサポートするそういった体制が必要ではないかなというふうに思います。どのような対応を考えているのか、お聞きしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(佐々木豊君) 合宿誘致のほかに大会の誘致もいかがかというお話でございましたが、議員御提言のとおり、大会の誘致も非常に重要と考えております。大会誘致したことによって、その大会に参加したチームの皆さんが釜石の魅力を感じていただき、じゃ次はここで合宿をしようかというふうな流れにつながっていければいいのかと思います。合宿の誘致についても進めますけれども、大会の誘致についても進めてまいりたいなというふうには思っております。 また、学校等のコンタクトを取ってとかというお話でしたけれども、当課の職員の中にラグビーに精通している職員もございまして、いろいろな学校等に直接コンタクトを取ってセールスをしているほかに、昨年度、今年の2月なんですけれども、岩手県の主催で首都圏のほうで岩手合宿相談会というのがございました。そちらのほうにも一応参加させていただいて、釜石の魅力や釜石で合宿しませんかというようなお話をさせていただいたところでございましたが、そちらに参加していただいた学校や旅行代理店の方々からの要望の中には、同じ岩手県に行くのにも新幹線沿線沿いだと行きやすいと。そこから先の分の交通費ですとか、時間がかかるよというお話はいただいておりまして、今回の交通費の補助というものを考えたところでございました。 合宿を考えている団体のサポートということでございましたが、そのとおりだと思います。釜石に来て右も左も分からないという団体がないように、宿泊する旅館とか旅館組合の皆さんとも連携しながら、市でこういう情報を出したいということもきちんと共有して、合宿に来ていただくチームの皆さんに釜石ならではのおもてなしができるようにやっていきたいなというふうに考えております。 また、市内でのいろいろなチームの動きですとかのコーディネートにつきましては、市役所内
関係部署等やまた、旅行代理店の業務も行える、かまいしDMCとも今後連携していきながら、しっかりサポートしていきたいなというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 3番三浦一泰君。
◆3番(三浦一泰君) 釜石は新日鐵釜石ラグビー部が日本選手権のⅤ7を達成した町で、そして鵜住居復興スタジアムは
ラグビーワールドカップ開催のグラウンド12のうちの一つということでありますので、ラグビーファンからすればまさにこの釜石のグラウンド、この鵜住居復興スタジアムというのは聖地だと、そういうふうに思っております。この鵜住居復興スタジアムの価値をこれからも高めていくということが本当に重要だと、そういうふうに思っています。 そういうことから考えますと施設の管理、運営など、どのように考え、合宿の受入れを行うのか、そういったこともお話しいただければと、そういうふうに思います。 そして、あともう一つですけれども、事業内容には交流
人口の増加、地域経済波及効果創出などスポーツツーリズムの推進と、こう書いてあります。そのためには商工観光課がリーダーシップを取っていただくことが本当に大事ではないかなと、そう思っているところであります。 どのような体制で今後推進していくのかということもお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(佐々木豊君) 鵜住居復興スタジアムが、
ラグビーワールドカップの開催会場だったということについては、非常に大きなアドバンテージだというふうに捉えております。 また先般、報道にもございましたが、イギリスのラグビー専門誌のほうで世界のラグビースタジアムトップ20に日本から唯一選ばれたということも売りの一つであるかなというふうに考えております。そちらのほうを優位性といたしまして、合宿の誘致等も進めていければなというふうに思います。 また受入れのほうでございますが、いいスタジアムがあるということプラス、地元に今、釜石シーウェイブスというチームがございまして、シーウェイブスのほうとも連携しながら、先日東京都内の大学が北上市で合宿をされたようです。ただ、練習試合を行いたいということで、鵜住居復興スタジアムのほうで練習試合をするというふうな形もございました。スタジアムに来ていただいていい環境の中で練習試合をしていただくということを経験していただいて、将来的には釜石市でも合宿を張っていただけるようになればいいのかなというふうに思っております。 あとは、スポーツツーリズムの推進というところでしたが、庁内の各部署とも商工観光課等とも連携しながら進めてまいりたいなというふうに思っております。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(山田裕子君) スポーツ合宿、スポーツツーリズムは、本当に当市の重要な観光資源であると受け止めてございます。特にも根浜海岸観光施設、そしてうのすまい・トモス、ちょっと足を伸ばしていただいて世界遺産、そういった点と点の観光資源を結びつけていくのが我々の仕事だと思ってございます。一元的にコーディネートをする役割としては、やはりかまいしDMCであると考えておりますので、商工観光課といたしましても、このスポーツ合宿に関しましては全面的に一緒に動きたいと考えております。
○議長(
木村琳藏君) 10番千葉榮君。
◆10番(千葉榮君) それでは、私もこのスポーツ合宿誘致推進事業435万円についてお伺いしますが、同僚議員がいっぱい聞いておりますので私もかぶっておりますので、1つだけ聞きたいと思います。 平成28年だったと思いますけれども、21世紀の会で、研修視察で静岡県のエコパスタジアムを視察して、担当者の説明の中で、やはり一番大変なのが維持管理費が大変だということでした。それでラグビー・サッカーの合宿誘致については、年が明けたらすぐに全国の高校、大学に案内状を送るなど合宿誘致について非常に考えていると言っておりましたが、エコパスタジアムは静岡県が所有して、静岡県のサッカー協会が指定管理者として運営・管理を行っているということでしたが、ここは収容人員が5万人を超える大きなスタジアムでも運営が非常に厳しいというところで、当市の今、答弁を聞いても、当市の合宿誘致については、設備もしっかりした中で、答弁でも結構依頼が来ているようですけれども、私も非常に一応心配はしております。当市についても頑張っていただきたいと思います。 (屋外の防災無線のチャイムが議場内にも響く。) そこで、補助経費に関する質問なんですが、交通費限度が25万以内とした根拠、そして宿泊費について先ほど10万円との答弁でしたが、連泊する場合でも10万円以内なのか。また合宿誘致について釜石はこれならどこにも負けないんだという地域らしいおもてなしの出迎えとか、地域をPRするようなキャッチフレーズみたいなものが必要に感じますが、これについて何か考えているのであればお伺いして、質問を終わります。
○議長(
木村琳藏君)
スポーツ推進課長。 ちょっとお待ちください。このチャイムが終わってから、答弁願います。 (防災無線のチャイムが終わる。)
○議長(
木村琳藏君)
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(佐々木豊君) 合宿の補助金の概要25万円の内容と連泊した場合の10万円以内なのかという御質問でございました。 こちらにつきましては、当初我々のほうで想定したスキームがございまして、東京都内等のプロスポーツチームがもし来た場合ということを、50名ぐらいの団体で来るのかなというふうに考えました。東京等から釜石に来た場合、片道15000円ほどの交通費がかかるというところから、それのうち3分の1ほど補助できればいいのかなと。 (屋外の防災無線の放送が議場内にも響く。)
○議長(
木村琳藏君) 少々お待ちください。 (防災無線の放送が終わる。)
○議長(
木村琳藏君)
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(佐々木豊君) 続けさせていただきます。 その3分の1でございます5000円掛ける50人ということで25万円、県内の高校等の合宿等も考えられまして、例えば沿線沿いの学校が列車等で来た場合、片道2500円ぐらいかかって往復5000円という形で50名いらっしゃると25万円という形になるかと思います。限度額でございますので、そちらのほうを限度といたしまして、合宿の拠点地から市内までの交通費の25万円を限度といたしまして、2分の1以内の額を補助させていただきたいなというふうに考えております。 宿泊費のほうでございましたが、宿泊費につきましては、延べ宿泊者数掛ける1泊1000円ぐらいの補助をさせていただきたいというふうに考えておりまして、補助要件といたしまして2泊3日以上の宿泊を伴う合宿というふうな補助要件にしてございますので、50名の団体が来た場合には10万円が限度というふうな形で考えております。 また、ほかの宿泊エール割等の利用もございますかと思われますので、そちらのほうとも連携しながら宿泊について、もちろん市内に宿泊していただければその分については市内にお金が落ちるということですので、ぜひ市内に宿泊していただきたいというふうに思っておりますので、その辺を庁内担当課と共有しまして進めてまいりたいなというふうに思っております。 あと、セールスの際の他自治体に負けないセールスポイントというお話でございました。手前どもといたしましては、まさに
ラグビーワールドカップを開催した世界レベルのグラウンドで合宿ができるということが一番のセールスポイントになるのかなというふうに思っております。 加えて、先ほどもお話しさせていただきましたが、市内を拠点とするラグビーチームがあり一緒に練習できるということ、また高速交通網もようやく整備されましたので、例えば北上で合宿を張っている学校を呼んで一緒に練習ができるとか、宮古とも近くなりましたので県内各地のほかの合宿を行っているチームを呼んでワールドカップが開催されたすばらしいスタジアムで試合と練習試合ができるというところをPRしながら、県内各地のほかの合宿誘致先進自治体とも協力しながら進めてまいりたいなというふうに思っております。
○議長(
木村琳藏君) そのほかございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で第10款の質疑を終わります。 以上で歳出の質疑を終わり、第1条の質疑を終わります。 第2条
債務負担行為、質疑を許します。 5番磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) 先ほどは大変失礼いたしました。
上中島こども園というと民生費という思い込みがございました。円滑な議事進行を妨げて申し訳ございません。改めて質問させていただきます。 今回、
上中島こども園の
給食調理業務が直営方式から民間事業者への委託方式に変更すると記載ございますけれども、まず
民間事業者への委託方式に変更するとなった理由を御説明いただければと思います。
○議長(
木村琳藏君)
上中島こども園長。
◎
子ども課上中島こども園長(藤原安君) 民間事業への委託になった理由という御質問でございます。 日々園児を預かる中で、常に安全で安心できる保育を心がけて運営に当たっている現状でございます。専門的な業者に委託するということで、その知識・技能の導入によりまして、園児や保護者への食に対する意識改革が図られるのではないかということ、それから質的向上も見込まれるのではないかという理由、そして工夫した献立メニューの提供などが行われることによって、市民、保護者、園児への質の高いサービスの向上が可能になるのではないかという理由でございます。 そして安心・安全な、そして衛生的な給食の提供を安定的に提供するということから複数年の契約ということを計画している次第でございます。
○議長(
木村琳藏君) 5番磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) 今、園長答弁いただきました内容ですと、クオリティー、質が向上しますし、ノウハウ等の導入で職員に対する意識等も改革できるのではないかというところでございました。 今回、
債務負担行為が令和2年度から5年度という形になっておりますけれども、実際にこの
民間事業者への委託方式に変更するというのはいつ頃予定されているんでしょうか。
○議長(
木村琳藏君) こども園長、指名されてからお願いいたします。
上中島こども園長。
◎
子ども課上中島こども園長(藤原安君) 失礼いたしました。 衛生面、食への安全面、資格保有者の確保等の内容が入りました業務委託でございますので、協議内容にやはり準備が必要でございます。この議会の承認を得ましたならば、業者の選定に入る予定ではおります。そして令和3年度4月1日からスムーズに委託ができるように、それまでの準備ということでございます。
○議長(
木村琳藏君) 5番磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) ということは、令和3年度からは直営方式から
民間事業者への委託方式には正式に変わる予定だということだと思うんですけれども、実は今回3960万円、
債務負担行為として記載しますよと、結局、事業年度としては2、3、4、5年度ですとなった場合に、これから契約をするということでまず間違いはないですよね。間違いないと思うんですけれども、ただ令和2年度の実際のところのかかる予算というものが、業務委託の中では実際の調理業務は発生しないということになると思うんですけれども、それは3年度からは調理業務をするけれども、令和2年度に至っては契約してそこからの準備期間だよという位置づけでよろしいんでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
上中島こども園長。
◎
子ども課上中島こども園長(藤原安君) おっしゃるとおりでございます。 令和2年度は準備に当たるということでございます。
○議長(
木村琳藏君) そのほかございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第2条の質疑を終わります。 第3条地方債、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第3条の質疑を終わります。 お諮りいたします。議案第91号は質疑を打ち切って採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、これより採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
木村琳藏君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第13、閉会中の継続審査についてを議題といたします。 民生常任委員長から、同委員会において審査中の令和2年請願第2号「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求めることについての請願書について、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。 お諮りいたします。民生常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、民生常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第14、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 総務、民生、経済の各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。 お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、各常任委員長及び議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第15、議議案第2号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 大林正英君。 〔1番大林正英君登壇〕
◆1番(大林正英君) 議員提出議案書を御覧願います。 ただいま議題に供されました議員提出議案第2号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について、提案理由を御説明申し上げます。
新型コロナウイルス感染症により、我が国は戦後最大の経済危機に直面し、地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税や地方交付税等の一般財源の激減が避け難くなっております。 地方自治体では、医療介護、子育て、防災・減災、雇用の確保など、喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られており、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想されます。 よって国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、地方税財源の確保について確実に実現されるよう、強く要望し意見書を提出するものであります。 以上で提案理由の説明を終わります。よろしく御賛同賜りますようお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 次に、討論の通告はありませんが、討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) これにて討論を終結いたします。 これより議議案第2号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
木村琳藏君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって本日の会議を閉じ、令和2年9月
釜石市議会定例会を閉会いたします。 午後5時15分閉会
釜石市議会議長 木村琳藏
釜石市議会議員 細田孝子
釜石市議会議員 山崎長栄...