釜石市議会 2019-10-21
10月21日-05号
○議長(木村琳藏君) 菊池秀明君。
◆15番(菊池秀明君) 今の、市が多様な仕事がふえてきて、それで任用職員も多くなってきているという背景だということだと思うんですが、しかし、多様化してくる中で、やはり必要な人についてはきちっとした正職員として採用すべきではないかなと思うんですが、その辺どのように考えているのか、やっぱり任用職員として扱っていくのか、そういった必要な人についてはやっぱり採用すべきではないかなと思うところです。 それと、これから対象となる
会計年度任用職員の人数はどのくらいいるのか、その辺についてもお伺いしたいなと思います。 それと、来年度、この変更内容を見ますと、報酬や手当についても変更されるのかと思います。その内容を、1人当たりどのくらい増額されるのか、また、総額でどのくらいになるのか、その辺についてもお聞かせ願いたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 総務課長。
◎総務課長(佐々木浩子君) まず、必要な人材はプロパー職員でということでございますけれども、確かにそのとおりでございますけれども、市の財政を健全に運営していくためには、ある程度財源の部分は限られてくるものだと思っております。 ただ、そうは言いながらも、必要な方についてはやはり採用していかなければならない。そういった部分もありますので、その辺はバランスをとりながらやっていかなければならないと思っております。 それから、
会計年度任用職員の対象となる人ということでございますけれども、現時点では臨時職員と非常勤職員で約200人ございます。ただし、この200人をそのまま採用ということになりますと、まず、この前も申し上げましたとおり、約1億5000万の増額になるということでございます。ですので、今、業務の見直しを行っている、何回もお話し申し上げましたけれども、業務の棚卸しというところで、きちんと業務を見直しながら、効率化を図っていきながらということを、今、進めております。 それから、手当の件でございますけれども、給与とかに関しては、現状より下がらない方向で、今、検討してございます。そのほかには期末手当がつくというような形で、ただ、規則のほうで、これからその辺はきちんと整理していく予定でございます。 それから、総額では先ほど申しましたとおり、このままでいくと期末手当分が純粋にふえますので1億5000万、1人当たりにつきましては、それぞれ個々違いますので、ただ、今の条件より下がらないような方向で、今、検討しているところでございます。
○議長(木村琳藏君) 菊池秀明君。
◆15番(菊池秀明君) 200人前後の、今、任用職員がいるということで、この期末手当等を考えれば1億5000万ぐらい増額になるというようなお話です。やはりちょっとこれは大きな額だとは思います。 任用職員の処遇が改善されることは非常によいことだと思うんですが、やはり採用に当たってはその必要性を十分に考慮すべきではないかなと思います。 また、この増額された費用1億5000万については、来年度予算の中で組み込むかと思うんですが、やはり今、人件費が上がってきているというような状況があります。この1億5000万をどういうふうに捻出するのかということをお聞きしたいなと思います。 それと、話はちょっと変わるんですけれども、職務の特殊性を考慮し、市長が特に必要と認める
会計年度任用職員の給与については、任命権者が別途に定めるというようなところがあります。これについてはどのようなものなのかを伺って質問を終わりたいなと思います。
○議長(木村琳藏君) 総務課長。
◎総務課長(佐々木浩子君) まず、1億5000万をどのように捻出するのかということでございますけれども、まず、やはりこの200人弱の人数を、今、やっている200人弱の業務量、そこをきちんと整理しながら、幾らかでも圧縮できるようになればいいと思っております。その辺は、今、関係課と話をしながら整理を進めているところでございます。 それから、市長が特に認める
会計年度任用職員でございますけれども、例えば給料表を定めましたけれども、これに当てはめることのできない、例えば国際交流員とか、それから地域おこし協力隊とか、そういった方を想定してございます。
○議長(木村琳藏君) そのほかございませんか。 5番磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) 先般の一般質問で同僚議員が質問した際には、今、約200名の臨時職員と非常勤職員がいると。結局これをそのまま継続的に採用試験を通過した者を採用した場合には、1億5000万増額になるということでしたけれども、まず、ちょっと改めて確認したいのは、仮にこの200名をそのまま継続で雇用できた場合に1億5000万の負担が発生するわけですけれども、それと一方で、例えば1億5000万、できる限りふやさないように圧縮をかけますよという方法もあると思うんですけれども、現状ではそのどちらも2パターンがあると考えてよろしいんですか。
○議長(木村琳藏君) 総務課長。
◎総務課長(佐々木浩子君) まず、なるべく1億5000万を圧縮するような方向で業務の見直し等行っておりますので、確実に1億5000万全てふえるというふうにはなるべくしないようにしたいと思っております。
○議長(木村琳藏君) 磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) やはり1億5000万というと、比較的規模としてもなかなかのウエートを占める予算ですので、もちろんその人員も本当に必要としているところであれば、やっぱり人員は割いてほしいですし、それ以上に、やはりこの
会計年度任用職員になる人たちに結構負担がかかっているような側面も多くて、そもそもの職員の業務量であるとか適切な人材の配置というのが、今、できていないんですよね、そもそもが。 結果的に、例えばここで言うべきかどうかわかりませんが、年間4000時間近く働いている職員もいれば、定時で8時半から5時15分でもう帰れるような職員もいるというような中で、
会計年度任用職員の待遇改善というものももちろん大事ではあると思うんですが、やはり適切な人材配置をまずプロパー職員で行った上で、
会計年度任用職員の業務量というものはある程度把握はできると思うんです。なので、事前の段階で、まず自分たちが抱えている市の職員の待遇であるとか業務量というものも同時進行で見直していただきたいんですけれども、具体的にその棚卸しをやりましたよね。その棚卸しというのがどのように生かされて、今回のような
会計年度任用職員の採用につながっていくのか、そこのフローもちょっとお示し願えればなと思います。
○議長(木村琳藏君) 総務課長。
◎総務課長(佐々木浩子君) 棚卸しに関しましては、今年度初めてやって、なれていないという部分もございますので、まず今後、近々もう人材育成の中間面談を始めております。そういった中で、まず、課の中できちんと業務の見直しを行う、効率化を図れるところは図る。そういったものをまず課の中で一旦話し合っていただいて、効率化できるもの、例えばシステム化できるもの、あとは例えば外注できるものとかそういったものを少し整理して、その棚卸しを使いながらそういった整理をしていきたいと思っております。
○議長(木村琳藏君) 磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) ぜひその業務の圧縮であるとかそういった点を、
会計年度任用職員の、これを隠れみのにしないで同時並行的に進めないと、やっぱりただでさえもう市の職員、プロパー、非正規関係なく降りかかってくる業務量というのはふえるわけなので、同時進行的にプロパー職員にも配慮しつつ、それでなおかつ適正な
会計年度任用職員の数であるとか業務の内容というものも精査してほしいなと思います。 以上です。
○議長(木村琳藏君) 総務課長。
◎総務課長(佐々木浩子君) そのような目的で取り組んでいるところでございますけれども、もう少しきちんと精査しながら取り組んでいきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) そのほかございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第82号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第8、議案第83号釜石市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例等の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第83号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第9、議案第84号釜石市市税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第84号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第10、議案第85号釜石市印鑑条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第85号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第11、議案第86号釜石市郷土資料館条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 6番深澤秋子君。
◆6番(深澤秋子君) この間、市議会のほうで、リニューアルというかきれいになった郷土資料館を見学してまいりましたけれども、そこはやはり拡張、拡張とは目的を充実を図ることにして拡張工事をしたということで、展示スペースが広くなってきれいになっていました。 ですが、有料化するということに対してなんですけれども、どのくらい有料化で、どのくらい年間収入を得るのか、そこをお聞きしたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 生涯
学習文化スポーツ課長。
◎生涯
学習文化スポーツ課長(佐々木豊君) 有料化についてどのぐらいの収入を見込んでいるかという御質問でございます。 年間の入館者数の見込みを、平成30年度の実績に基づきまして約3000人程度というふうに見込んでおりまして、年間72万円ほどの収入があるものと見込んでおります。
○議長(木村琳藏君) 深澤秋子君。
◆6番(深澤秋子君) 年間72万円ほどということでしたけれども、やはりそれは有料化しなければならない金額なのでしょうか。
○議長(木村琳藏君) 生涯
学習文化スポーツ課長。
◎生涯
学習文化スポーツ課長(佐々木豊君) 72万円の収入のために有料化しなければならないのかという御質問だったと思いますけれども、これらの施設につきまして、有料化することによって差別化を図るといいますか、よりよいサービスを住民の皆様に提供させていただくということも鑑みまして、有料化についての財源につきましては、今後の資料館の展示の充実、または企画展などの開催等に充てていきたいと考えております。
○議長(木村琳藏君) 深澤秋子君。
◆6番(深澤秋子君) 10月1日から消費税がアップされまして、市の公共料金も値上げラッシュとなりました。200円といえども市民の負担がふえることには違いなく、充実というには賛成ですけれども、やはり市の郷土を学びたいという市民と観光に訪れたお客様に対して負担を考えると、やはりこの条例に私は反対したいと思います。 以上です。
○議長(木村琳藏君) 生涯
学習文化スポーツ課長。
◎生涯
学習文化スポーツ課長(佐々木豊君) 市民の皆様に勉強したいという気持ちにどのような形で応えるかということを鑑みますと、手前どものほうでは小学生、中学生及び高校生までの子供さんたちには無料で見ていただきたいという形で、学習施設としての資料館の位置づけについて考えております。 また、200円の御負担をいただいて資料館に来ていただくお客様につきましても、何度もリピーターになっていただくように、いろいろな企画を通じて市民の皆様にサービスの提供をしていきたいというふうに考えております。
○議長(木村琳藏君) そのほかございませんでしょうか。 12番高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) 簡単にお伺いします。 この入館料をいただけるような展示物なのかどうかというのは、私自身、たびたびお邪魔するんですよ、興味を持って。今回も、今、おっしゃられるように見たんですけれども、何か時々変化はしているんですが、展示物について非常に寂しい思いをしているんです。遠来のお客さんや、それから釜石市の方々でも、本当にあれで大丈夫かな、料金より先にその存在について少々不満が残るんですけれども、その辺についてどうお考えなんでしょうか。大丈夫、そういうものがないというふうな認識なんですか。
○議長(木村琳藏君) 生涯
学習文化スポーツ課長。
◎生涯
学習文化スポーツ課長(佐々木豊君) 市民の皆様からどのような形で郷土資料館が捉えられているかということにつきまして、今の段階では、企画展等につきましては、市民の皆様からの企画展をごらんになってのアンケート調査等を行っており、その次の年のどのような企画展を行うかということについて意見は求めているところでございますが、通常展示につきましても市民の皆様からのお声を反映していくべく、今後資料館の中にアンケートや雑記帳のようなものでも設けまして、市民の皆様に意見を聞いてまいって資料館の展示の充実を図ってまいりたいというふうに考えております。
○議長(木村琳藏君) 高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) アンケート調査というお話でございますけれども、あそこに専従の方が3人おられますよね、多分。そういう方々でアンケート調査をしながら対応していくというふうに受けとめてよろしいんですね、その分は。どこかの、例えば教育委員会とか課長さんのところでまとめて精査するというようなことになっているのかどうか。 それから、この郷土資料館というものは、さっきもちらっと言ったとおり、時には出し物を入れかえしたりなんかするわけですから、今、一番大切なことだなと思うのは、かつて釜石市は歴史的にも震災にも遭った時代はあります。それから、有名な鉄の歴史館というのもあります。これらとの、やっぱりあわせた施設というのを今までは大分望まれてきたと思うんですよ。今の方々には余りなじみがないかもしれませんけれども、古い人間自体には、科技専を購入する際に、この施設をその場所に移したいということも一時期あったはずでございますが、そういったことに対する関連というのは今時代に考えられなかったのかなという気がするんです。 単純に料金を取るんだよ、ほかのものも取っているからここも取るんだよというような安易な考え方でいいのかなというふうな気がしますので、後ろのほうだけで結構ですがお答えをいただきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 生涯
学習文化スポーツ課長。
◎生涯
学習文化スポーツ課長(佐々木豊君) アンケートの回収をした後という御質問にお答えさせていただきます。 アンケートにつきましては、確かに郷土資料館には3人の職員がいますが、その職員が回収した後、手前どもの生涯学習文化スポーツ課のほうにもそのアンケートを見せていただいたりとか、いただいている意見につきましては、郷土資料館の運営委員会というものがございまして、そちらのほうに情報提供して、内容について諮っているところではございます。 あと、郷土資料館の成り立ちといいますか、そもそも郷土資料館は昔は大町にある旧市民病院の青葉ビルの1階に、郷土資料室として平成の頭のほうにオープンした施設でございました。科学技術専門学校を買い取りまして教育センターとなった際に、平成17年に郷土資料館としてそちらのほうに移転してまいりました。郷土資料館として移転してまいって、ずっと運営してきたわけなんですけれども、今の郷土資料館の場所につきましては科学技術専門学校時代の実習棟という形の建物でしたので、天井もなく壁も薄くて、資料の展示には十分適したような施設ではなかったということから、来館者のお客様にも夏は暑く冬は寒いという形のお話もいただいておりましたし、また、資料館の中に入ってトイレもないという施設であったことから、平成28年度から3カ年かけまして便益施設であるトイレの設置ですとか、あと、収蔵資料についてもきちんとした空調管理ができる部屋を設けまして、そちらのほうで管理していくという形の体制をとりました。空調施設を完備したことによって、夏も涼しく冬も暖かく、来館者の皆様に郷土資料館で資料をごらんいただくという体制が整いましたことから、それなりの御負担といいますか、来館者におきまして入館料200円をいただきたいなというふうに考えております。 以上です。
○議長(木村琳藏君) 高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) いささか急所になるかもしれませんけれども、料金を取るということではお客さんが減るというようなことが簡単に想像できるわけです。十分な施設でもなかなか誘客数は少ない傾向に、今、出てきている。 例えば鉄の歴史館なども、有料化したことによって来館者が少なくなってきている。観光客にもどっちかと言われると、トイレをかりるだけでも寄ってしまうと料金を取られるというような、そういうことも風聞にあるわけですから、今回も3人の職員、72万ということを単純に聞くと、そのために料金を取るのかなというような印象を与えてしまっているんです。その辺をちょこっと心配なものですから、警鐘を鳴らして、私とすれば時期尚早だったなと、素直に今回は認めたくないなという気持ちです。 答えはいいです。
○議長(木村琳藏君) 答弁、よろしいんですね。
◆12番(高橋松一君) はい。
○議長(木村琳藏君) あと、14番山崎長栄さん。
◆14番(山崎長栄君) 議案第86号には反対はいたしませんが、整備する際の事情もあったと思いますので、ただ、やはり今、同僚議員からもお話があったように、入館料を取ることによって入館者数が減る可能性は否定できないなと、そのように思うわけです。 釜石駅で列車の時間待ちをされる方々がのぞいてみようかと、そういった方々も入っているやに聞いておりますし、それから、入館料を200円、あるいは団体であれば100円ですが、入館料を取るだけの、そういうものなのかなと。 私は、将来的には釜石市役所を新たにつくられるわけですから、宮古市役所を見ますと、1階にいろんなものを展示されております。そういった形で、今後のこのままずっと今の形で存続させるよりは、人件費等のことも考えますと、新たに整備予定の市役所の1階のどこかのスペースに展示しても決しておかしくはない。釜石市の成り立ち、あるいは歴史を、訪れる方、釜石外から来た方々に紹介するのみならず、市民の皆さんにも釜石市のこれまでの歴史等を紹介するという意味合いにおいても、新たに整備される市役所の1階あたりに展示をしたほうが、より多くの皆さんに無料で見ていただけるといいますか、釜石市の歴史に触れていただくということができるのかなというようなことを考えるわけです。 確かにきれいになりましたが、もともと科学技術専門学校という全く別な用途を目的として建てられた施設を利用されての資料館ですから、それを考えますとどうしても無理無理つくったといいますか、そういう感じが否めないんです。もっと広々としたところで展示して、市民の皆さんの目に触れていただくというほうが、より現在展示しております資料の価値を理解していただける、あるいは知ってもらえるのかなと。200円、あるいは100円を取ってまで展示するものなのかなと、そういう気がするわけです。 コメントがあればいただきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(千葉敬君) 現在の資料館、数千万をかけて改修した施設でございますので、まず、ここ当面は現在の場所で展示を行っていきたいとは思いますけれども、今、議員がおっしゃいました新しい庁舎で展示をすることなども考えたらいいのではないかというお話がありましたので、そこは検討させていただきたいと思います。 ただ、十分なスペースがとれるかというと、それ用の庁舎ではございませんので、なかなか御期待に沿うことは難しいかもしれませんけれども、ちょっとそこは検討させていただきたいと思います。 今後の資料館なんですけれども、釜石市の歴史を振り返りますと、鉄の歴史、それから津波や戦災の歴史、そしてまたラグビー、それから偉人の歴史などがございます。今、ちょうどワールドカップがありまして、釜石市の国際交流は一気に加速したような気が私はしておりますけれども、こうした国際交流とともに最も大事なのは、郷土の歴史、ここにスポットを当てて、中にあるもの、釜石市にあるものと外との交流というものをあわせて釜石市の存在感をアピールしていく必要があるんだろうと思います。 郷土資料館は、そうした釜石市の人、歴史をつくった人々、歴史を支えた人々、こうした人々をもっともっとアピールして、そして、この釜石市の国際化と一緒になって進めていきたいと思います。 ですので、この200円という金額、確かに御負担にはなりますけれども、200円払っても行ってみたいというような資料館につくり上げてまいりたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) その思いはよく理解できますが、他市のああいう同様の施設を見て、出張した際等に見るわけですが、無理無理本当につくられたといいますか、もともと学校としてつくった施設を改修してつくられたという、そういうこともあって、例えばバリアフリー的にはどうなのかなと、階段があって、中も無理無理造作していますから、車椅子等で中に入るにも非常に不便ですし、あるいはまた、本当に釜石市の、今、部長がおっしゃるようなそういう意味合いから、海外との国際交流、そういう視点から人の目に触れさせるにふさわしい、中身は別として、施設そのものが非常にそれなりの施設では決してないだろうと。 放っておくよりは有効的に使いたいという、むしろそういった意味からあそこに資料館、以前の施設からあそこに入れたということですし、そもそも最初から釜石市の郷土歴史を紹介したいという施設としてつくったものでもないですから、本当に立派な歴史を、戦災、震災、あるいはこれまでの釜石市のそういった歴史を紹介するには立派なものですが、ただ、何せその箱物が果たしてどうなんだろうかと、今、国際交流というお話をされましたが、そういう本当に障がい者が入るには入りづらい施設でもありますし、ですから、そういったことを考えますと、以前にそういう議論があったように、先ほど同僚議員からもありましたが、鉄の歴史館とあわせてというような、以前にはそういう議論もありました。ですから、私はもっともっとそういう面で人の目に触れるということを考えれば、市役所にそういうスペースを、もう設計に入っていますから難しいとは思うんですが、その近辺に合わせて、あのぐらいのスペースだったらとれると思うんです。今、2000万ほどかけて改修したばかりだという、今度は答弁になるんでしょうけれども、本当に展示しているものを広く見ていただきたい、釜石市を紹介したいという思いがあれば、やはりここは真剣に考えるべきですし、それから、長い間の人件費を考えれば、私はそのほうがずっと得なんだろうなと、そう思うわけです。 答弁お願いします。
○議長(木村琳藏君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(千葉敬君) 今、御指摘のありましたとおり、現在のスペースが十分に広いということは私も思ってございません。そしてまた、障がいのある方にとって、本当に入りやすい、今、形態なのかといいますと、確かにそうではないなと思います。もっともっと通路も広くしないといけないんだとは思いますが、現状では、今、精いっぱいのところでやっているというところで、そういったことを考えますと、今、おっしゃられたことは本当にうなずくことばかりではございます。 新しい庁舎は、現在、今、設計等進んでございまして、広く展示をするというようなスペースを設けてございませんので、なかなか郷土資料館のものを一気に持ち込んだりするということはまず現状ではできないと思います。これは今のところ、新しい資料館を建てるということはまだまだ言いかねるところがございますので、何とか現状の施設でもっともっと工夫をして、皆様に入っていただけるような資料館にしていきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 部長も宮古市役所へ行っているかと思うんですが、本当にすばらしく展示してありますよ、いろんなものが。そして、かえているんです、中身を。津波とかそういったものはかわっていませんが、いろんな工夫をして展示されております。最初からああいったものを考えるべきだったなと、私も宮古市役所へ行って初めてそう感じました。 いずれ今の場所で、この先何年もずっと何十年もというのはいささかどうなんだろうかなと。であれば、やはり鉄の歴史館と一緒にさせるとか、そういったことを考えるべきではないのかなというような気がするわけです。何十年もあそこに置いておくということはあり得ないとは思いますが、いずれお金を個人の入館料200円を取るに、中身はそれだけの価値はあったとしても、私はお金を取る、確かにトイレは立派なトイレができました。だけれども、入館料をいただいてまでのと、確かにそういう思いがあるんです。 ただ、整備費がかかっておりますから、そういうたしか条件だったと伺っていますから、これはやむを得ないということで私もこの議案には賛成はいたしますが、この郷土資料館のあり方については、この先もう少し検討をいただきたいということを要望して終わりたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 答弁はよろしいですね。
◆14番(山崎長栄君) はい。
○議長(木村琳藏君) そのほかございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第86号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(木村琳藏君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第12、議案第87号令和元年度釜石市
一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、第1条歳入を一括、歳出は款ごとに御審議願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 では、歳入を一括御審議願います。 これより質疑を許します。 12番高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) 台風19号による災害、被害、想定されたというふうなことを先般の一般質問で確認をしたわけでございますけれども、想定される以上のかなりの被害だったわけです。 国のほうでも激甚災害に指定して、5000億の予備費を充てて復興をするんだというふうな話をされているようですけれども、先日の新聞でも、市長さんが岩手の自民党の総務会長さんにお会いして、そういうふうな話もされたように思っていますけれども、できれば急いでそういうふうなことになってもらえればいいが、その見通しについてまずお伺いをいたしておきます。 それから、基金繰入金に関係することでございますから、復興まちづくりの観点でお伺いいたしておきます。 復興まちづくり基本方針というのがありますが、復興まちづくり基金との整合性について少々私自身なじみが薄いものですから、改めてどういうものなのかお教えいただきたいなと、そう思います。
○議長(木村琳藏君) すみません、高橋松一さん、何に関連した質問……歳入。
◆12番(高橋松一君) 歳入の19款繰入金に関連して、前段の。
○議長(木村琳藏君) わかりました。 ちょっとお待ちください。今、確認していますので。 財政課長。
◎財政課長(菊池公男君) 私からは、復興まちづくり基金と、あと、復興の基金との関係ということでございますが、復興まちづくり基金は大きく内容が3つございます。 1つが復興まちづくり基金という中で、さまざまな災害等の需要に市町村がある程度自由に対応できるというもの、それからあと、住宅再建ということに特化したものの内容、それとあと、ふるさと寄附金ということで、全国の皆様等から復興に役立ててほしいということでいただいている御寄附、こちらもともと大きく3つございまして、そういう中で、復興事業等の中でどうしても国の交付金等が認められないようなもの、それでも地域の方々の復興に必要な事業でございますとか、先ほどお話ししましたとおり、被災者の再建に当たって、当然再建に伴う生活再生資金はございますが、それにさらに市のほうで御案内として住宅再建のほうの支援等を行う場合というのをやっておりますし、あと、ふるさと寄附金のほう等では、さまざまな復旧事業等をやる際に、さらにその財源に充てるというとおり、復興まちづくり基本計画等に載っている事業等を含めて、復興に資するものということでこの基金を活用させていただいておるという状況でございます。
○議長(木村琳藏君) 高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) この復興まちづくり基金、今回も1500万が入っていると、そういうことで理解していいですね。(「はい」と呼ぶ者あり) それから、これも難しくなるんだけれども、ラグビーなどのこども未来基金等が、これはこういう歳入にはかかわりはないんですか、議長さん。こういうのは。全体の歳入の中にかかわりがないのかどうか。
○議長(木村琳藏君) ちょっとすみません。もう一度はっきりお願いいたします。ちょっとマイクが聞きにくいので。申しわけございません。
◆12番(高橋松一君) ラグビーのこども未来基金というのは、歳入の中には関係してこないということですか。
○議長(木村琳藏君) 今回には入っていません。
◆12番(高橋松一君) 入っていませんね。了解しました。
○議長(木村琳藏君) よろしいですか、あと。
◆12番(高橋松一君) はい。
○議長(木村琳藏君) わかりました。 そのほかございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上をもって歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の御審議を願います。 第2款総務費、質疑を許します。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 総務費の企画費、三陸鉄道利用促進事業についてお尋ねをいたします。 現在、三鉄は台風によって不通だと聞いていますが、どこの部分が不通で、いつごろ全線開通の見込みなのか、まずお尋ねします。
○議長(木村琳藏君) 生活安全課長。
◎生活安全課長(和賀利典君) 三陸鉄道の被害状況についての御質問にお答えをいたします。 先週の10月17日木曜日現在でございますけれども、三陸鉄道の全体の被災箇所は77カ所ということで、現在報告を受けております。 その中で、市内におきましては6カ所、釜石駅から鵜住居駅までの区間で6カ所ほどの被災をしているということでございます。特にその6カ所の中で、ひどい箇所が2カ所ほどございまして、まず1カ所が、釜石から、千鳥町のほうから抜けてきた女遊部、釜石トンネルでございますけれども、そこを出たところの路盤が流出しているというところが大きくございますし、あとは両石駅より水海側のところでございますけれども、そこに土砂がかなり流入していまして、そこも大きく被災してると。市内におきましては、その大きな2カ所がございます。 あと、全体の復旧状況につきましては、今週の24日に担当者レベルの会議が宮古の本社のほうでございます。そこで今後の方針等が示される予定になっておりますし、その経過を経て、来月ですけれども、11月8日に沿線の担当課長会議というのがございますので、そこでも今後の被害状況、今後の復旧の方針、それが示されるものと考えております。
○議長(木村琳藏君) 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) そうしますと、今のところ、いつ復旧されるということは全く伝えられていないというように理解してよろしいんでしょうか。 この三鉄を利用している市内の高校に通っている方々が、非常に困っているというお話を聞いております。定期券を買っては通学していたわけですが、非常に三鉄の不通によって困難になったと。 それから、バスの時刻が三鉄の時刻に合わせたようなダイヤになっているというようなお話も聞いていまして、特に大槌方面の高校の先生のほうからも、何とかならないんでしょうかと、子供たちが本当に大変な思いをしているというようなお話を聞いております。 復旧するのが一番いいわけですが、その間そういうバスのダイヤ、どうなっているのか、ぜひ高校に通っている、市内2校に通っている子供たち、あるいは逆に大槌の高校に通っている子供たちもいるかと思いますので、その高校生が安心して通えるような、そういう時間帯のバスがどうなっているのか確認の上、できれば対処していただきたいなと思うんですが、その点が1点です。 それから、主要事業の説明書を見ますと、三陸鉄道の通勤定期利用者及び遠方へお出かけする方などへ、市が保有する土地を無料駐車場として整備すると、こうなっているんですが、これまで何度も何度もこの点については、鵜住居駅の整備をする際にお話を申し上げてきたわけです。鵜住居駅まで車で来て、鉄道で三鉄を利用して市内に通勤をすると、高校生もそうですが、そういう通勤者のために駅前に駐車場を整備すべきではないかという質問を何度も繰り出してきました。しかし、体育館等に、あるいはトモスの利用者のための駐車場を使っていただくから心配ございませんという答弁できたわけですが、今回このわずか72万ですが、内訳を見ますと、その他経費13万円でその整備をするようなことになるわけですが、その辺、今までこの復興事業の中で整備をすべきだというお話をしてきた、その中で結局は整備の必要はないと。そういう祈りのパーク等、あるいは体育館等の駐車場を使っていただくということできたので、どうも理屈が、説明が合わないよと、これまでの説明と。その辺どうなっているのかお尋ねしたいと思います。 それから、団体割引後の運賃、市で半額助成するということですが、どういう団体が考えられているのか、これもお尋ねしておきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 生活安全課長。
◎生活安全課長(和賀利典君) お答えをいたします。 まず、1点目の通学定期の関係でございます。 三陸鉄道におきましては、従来上りの路線ですと12便、下りですと11便ということで、11便から12便の列車が走っておりました。今回被災を受けまして、臨時代行バスというのを朝と夕方に5便ほど走らせております。これにつきましては、やはり通学者が多いだろうということがございまして、朝の時間帯と夕方の時間帯を主に3便、2便走らせているということで、高校生が不自由しないようにということでの配慮でございます。 ただ、先ほど議員さんがおっしゃったように、日中の時間帯がないとか、時間が合わないとかという問題はございまして、今現在そこを貸し切りバス事業者、岩手県交通さん、岩手県北バスさん、バスを出せる事業者さんとも協議をしているということで伺っております。 ただ、今現在、県交通さんにおきましては、定期バスを定時で運行している都合等もございますので、そこで人員、運転手さんがなかなか不足しているとか、バスの問題ということがあって、便数を多く走らせないと伺っております。これにつきましては、我々市町村のほうからも、三陸鉄道さんのほうには要望を上げたいと思います。 続きまして、2点目の駅前の駐車場の関係でございますけれども、議員さんがおっしゃったように、確かに駅に駐車場を設けたほうがいいんじゃないかということを、過去の議会においていただいております。 今回、我々が考えましたのは、この三陸鉄道、今年度におきましては三陸防災復興プロジェクトですとか
ラグビーワールドカップ、いろいろな事業がめじろ押しでございます。ですので、ある程度のことしは利用が多いだろうということですが、これらの事業が終わってしまいますと、どうしても来年以降利用者が少なくなるだろうということもございまして、三陸鉄道では何とか市町村のほうでも利用促進を図る方策を考えてほしいということで、今年度におきましては県民1人が1回三陸鉄道に乗りましょうという、123万人の県民が乗りましょうという運動の展開をしております。 それにあわせまして、我々も何か施策としてできないかということで考えまして、まず唐丹駅、あと鵜住居駅、両石駅に、復興で市が買い上げた土地がございますけれども、そこの土地を利用しまして、各駅5台程度のパーク・アンド・ライド、遠方に出かける方、あるいは通勤等で利用される方の駐車場を簡易的に、今ある平地のところを生かしまして、そこに区画線を張ったりラインを引いたりということで、簡易的なものとして利用できないかということで、今回、補正予算のほうに上げさせていただきました。 3点目の団体利用と市の助成事業補助金についてでございますけれども、今年度、市町村、岩手県で構成します岩手県三陸鉄道強化促進協議会という団体がございますけれども、そこにおきましては、8人以上の団体利用がある場合、運賃の半額を助成します。あともう一つございまして、貸し切り列車、レトロ列車と普通の列車がございますけれども、そういった貸し切り列車を団体で利用する際に、同様に半額を助成しましょうという制度ができました。これにあわせまして、県内の市町村では初めてでございますけれども、釜石市においてはその2分の1補助のうちのさらに2分の1、ですから4分の1を助成することによって、より多くの市民に三陸鉄道を利用していただく機会を設けようということで、今回、この金額を補正予算として計上させていただきました。
○議長(木村琳藏君) 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) まず、通学のバスですが、そういう非常に困っているというお話でしたので、何とか高校生が安心して通学ができるよう、三鉄が開通、走るまで、バスの利用をきちっと確保していただきたいと、高校生が安心して通学できるようにと、これ、ついせんだってのお話ですので、何とかその辺、学生の、学校とよく高校生のお話を聞いた上で、対応を早目にしていただきたいということを要望しておきたいと思います。やっているということですが、でも、非常に不便だというお話でしたので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、今の利用の助成事業ですが、随分大きく三鉄が被害をこうむっているということで、全くいつごろになるというめども示されていないわけですね。全く情報がないということは。 そういう中でこういう予算が出てきたというのも、開通してからのためにちゃんと準備しておくんだということなんでしょうが、全くめどが立たないと、例えば1カ月先なのか、3カ月先なのか、全くその辺の情報もないわけですか。あるいはお盆までにはだとか、じゃないと、全く何も先が見えない中で助成事業を提案されるというのも、これもおかしい話ですから、その辺本当に全く見通しがないのかどうなのか。見通しがない中でこういう提案をされるというのはおかしいですよ。
○議長(木村琳藏君) 生活安全課長。
◎生活安全課長(和賀利典君) 旧山田線区間、あと、宮古より北の区間の復旧につきましては、引き続き三陸鉄道のほうから情報をとらせていただきますけれども、現時点で復旧が1カ月先なのか、2カ月先なのか、年内までかかるのかということはまだ示されておりませんので、引き続きそれは確認をさせていただきたいと思います。 あと、今回の提案でございますけれども、台風による被害がこんなに甚大になるということが、当初、予算要求した時点では予想がされませんでした。
ラグビーワールドカップも成功裏のうちに終わって、その後、この三陸鉄道を利用する促進策を釜石市としてほかの市町村に示して、釜石市はすごく三陸鉄道に積極的にやるんだなということを示したかったわけですけれども、結果的に非常に残念な状況になってしまいました。 ただ、釜石市におきましては、旧南リアス線、釜石から盛までの部分は鉄道が利用できます。ですので、市民の皆さんも含めまして、そういった区間でより多く三陸鉄道を使っていただきたいと、乗ってほしいと、一人一人が三陸鉄道を使うことによって、三陸鉄道の復旧支援にもなると考えておりますので、ぜひそこの部分での団体の利用、貸し切り列車の利用、そういうのは行っていただければと考えております。
○議長(木村琳藏君) 申しわけございません。3回で終了でございます。御了解いただきたいと思います。 11番古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) 総務費の社会福祉費かな、過年度県補助金返還金1871万7000円の内容の説明をお願いしたいです。
○議長(木村琳藏君) すみません。民生費、まだ入っていませんので、よろしいですか。
◆11番(古川愛明君) すみません。了解。
○議長(木村琳藏君) そのほか総務費ございませんか。 12番高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) 総務費の企画費、2件ほどお伺いいたします。 新庁舎整備検討事業500万をとっているようですけれども、具体的にはどういうことをやるんだろうかと、1点。 2点目は、新庁舎の汚水取付管布設事業、これは400万とっているんですけれども、これは具体的には、新庁舎というからには何か設計の段階で入ってきそうなものだからお伺いしておきます。
○議長(木村琳藏君) 新
市庁舎建設推進室長。
◎新
市庁舎建設推進室長(丸岡秀彰君) お答えいたします。 まず最初に、新庁舎の整備検討支援事業の500万ということでございます。 こちらにつきましては、現時点で新庁舎の建設地、地番が2つございます。1つは天神町の33、そしてもう一つ、これは旧釜石小学校跡地というところでございます。もう一カ所が天神町26の3ということで、これは旧釜石第一中学校の跡地というところで、2つの地番がございます。実はこの地番の中には、天神町の復興住宅、それから新設の市道、そして新しい庁舎の用地というところでいろいろな用途の土地がございます。 今回、設計をして建築確認を取る上で、改めて土地を整理して分筆、あるいは合筆をいたしまして、土地を整理するための嘱託登記委託料ということでの500万ということになってございます。 もう一点、新庁舎の汚水取付管布設事業ということで、400万補正で計上させていただいていました。こちらにつきましては、今回の補正の5号で道路の改良事業もあわせて計上させていただいていましたけれども、これがお認めいただければ、天神3号線からの庁舎の入り口付近の道路改良を行う予定となってございます。それにあわせまして、新庁舎の汚水管、こちらを天神3号線に布設されてある汚水管のほうに先行して接続する工事というところで400万計上させていただきました。これをやることによりまして、今回、新たに道路改良を行った後、再度舗装を掘り返しすることのないように、そして、若干まだ金額的にはわかりませんけれども、結果としてコストの削減につながるというところで計画させて、計上させていただいたというところでございます。
○議長(木村琳藏君) 高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) 確認しますけれども、後ろのほう、今の汚水管布設事業は土木費とは関係なくそういうのをつくるということですね。まずこれが1つ。 それから、最初のほうのやつは、設計する前の話になってくるわけですね。 それから、3点目、設計依頼はしているのか。この確認。3点だけ。
○議長(木村琳藏君) 新
市庁舎建設推進室長。
◎新
市庁舎建設推進室長(丸岡秀彰君) まず、汚水管ですけれども、これはとりあえず土木費ではなく総務費というところで計上させていただきたいというところで、こういった形で計上させていただきました。 それから、(「天神3号と言ったんでしょ」と呼ぶ者あり)天神3号線の工事につきましては、今現在建設課のほうで工事を行っているところでございますので、それの引き続き今後工事をかけるに合わせまして、そのタイミングで汚水管のほうを接続するというところで計画させていただいているというところでございます。 それで、分筆登記の、これは設計の前かというお話でございましたけれども、これは、建築確認を取る前までに分筆登記のほうを完了させたいというところで計画させていただいているというところでございます。
○議長(木村琳藏君) 財政課長。
◎財政課長(菊池公男君) すみません、ちょっと補足させていただきたいんですが、土木費と総務費の関係ですが、庁舎のほうは、当然建設関係は総務費のほうでやっておりますので、汚水管の布設ということで、建てるもののほうの原因負担ということで、土木費ではなくて総務費に計上させてもらっています。 それからあと、設計のほうの関係は入札等終わりまして、契約のほうを済ませておるという状況でございます。
○議長(木村琳藏君) 高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) 設計依頼はまだしていないということでいいんですね。依頼しているわけですか、設計依頼。(「してない」と呼ぶ者あり)していない、はい、わかりました。 では、その後のほうは土木費で関連するようですから、その中でお伺いしたいと思います。
○議長(木村琳藏君) よろしいですか。 第2款の質疑を終わります。 第3款民生費、質疑を許します。 11番古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) 先ほどはすみませんでした。 改めて、過年度県補助金返還金1871万7000円の内容をお聞かせください。
○議長(木村琳藏君) 高齢介護福祉課長。
◎高齢介護福祉課長(山崎教史君) お答えいたします。 こちらについては、平成24年に平田のほうで釜石市の施設整備事業の補助金を活用して、認知症の対応型のグループホームを開設した事業所がありましたけれども、こちらがその後、経営が悪化しまして、昨年の10月に事業再開ができないということで廃止というふうになりました。 こちらの補助金については、岩手県からの間接補助金ということでして、一定の期間事業を実施できない場合は、県に対して補助金の返還の義務が生じるということになりましたので、その後、この施設については他の法人が活用して使っているわけですけれども、そちらを活用した上で継続と認められるところは除いた部分で、事業を廃止したというところの補助金を県に返還するという額をこの部分で計上したというところであります。
○議長(木村琳藏君) 古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) 当初、去年ですか、いろいろ問題になって、最初は2636万7000円でしたか、そういったふうな額だったように思いますけれども、実際に今、1871万7000円ということになったようです。 これは、市は県に、もちろんこの予算が通れば一括で返還するんでしょうけれども、その返還を、要するに今の廃止した業者さんからはどのような回収の仕方をするのか。それは、市にとってリスクにならないのかどうか、その辺をお伺いいたします。
○議長(木村琳藏君) 高齢介護福祉課長。
◎高齢介護福祉課長(山崎教史君) こちらの県に返還する補助金と同額の部分を、事業を廃止した事業者のほうにも市から請求するという形になりますけれども、今、その支払いの方法をどのようにするかというのは、これから市の税務課と私たちと連携して、相手方と協議して決めていくというような形になります。
○議長(木村琳藏君) 古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) その返還の、もらうほうの方法がまだ決まっていないということですか。ということだよね、今の答弁は。 それで、やはり市民の税金を使って一括で返して、それが例えば契約の仕方だと思うけれども、1年に1万、1年ぐらいだったら大した話じゃないと思うけれども、これが10年、20年となれば結構なリスクを背負う形になりますよね。 今、税務課と相談すると、税務課とどのような相談を、もちろん税務課にはその回収のプロがいるんだろうけれども、そういったふうな中身の、どういうふうな方法で相談して、リスクがないような方法で回収できるのか。3回目なのでそういう中身を正解に、確実にそうなるというんじゃなくて、恐らくあるはずなので、その辺の答弁を願って質問を終わります。
○議長(木村琳藏君) 高齢介護福祉課長。
◎高齢介護福祉課長(山崎教史君) 請求の仕方とか返還に関する相手方の担保というようなことだと思いますけれども、ちょっとこの金額が確定して、まだ相手方とお話ししておりませんので、ちょっと今、具体的にどういうふうな契約になっているというお話ができない状況ですけれども、いずれこの金額を請求して返還していただけるように、先ほど申した税務課と一緒にやって我々が相手方と交渉するというような形になります。
○議長(木村琳藏君) 13番細田孝子君。
◆13番(細田孝子君) 民生費の児童福祉総務費でお伺いいたします。 甲子子育て支援拠点事業ということで、今回、甲子子育て支援センターの修繕料ということで300万が計上されておりますが、これは、清風園だったところの子育て支援センターでしょうか。そこの場所の確認と、あと、どういった修繕がされる予定なのかお伺いいたします。
○議長(木村琳藏君) 子ども課長。
◎子ども課長(千葉裕美子君) 修繕の内容についてお話しいたします。 場所は、ふれあい交流センター清風園にあります甲子子育て支援センターの修繕になります。内容は、屋上の防水補修工事を行います。
○議長(木村琳藏君) 細田孝子君。
◆13番(細田孝子君) 屋上のそういう工事をされるということですが、要は雨漏りということの対応ということかなというふうに思います。 清風園のこの施設は以前から雨漏りがひどいということで、子育て支援センターということでも利用されておりますが、ほかにも老人クラブの事務所としても利用されているということを伺っていまして、本当に雨が降るたびに書類がびちょびちょになる状態になるということで、何とかしてくれという話は以前からされておりました。 今回、300万で工事をされるということなんですが、これでそういう雨漏り対策は完全に改善されるということなんでしょうか。その点についてお伺いいたします。
○議長(木村琳藏君) 子ども課長。
◎子ども課長(千葉裕美子君) 築46年の老朽施設になっております。この300万の予算で全部雨漏りがとまるかどうかはちょっとわかりかねますけれども、一番ひどいところの、大きく傷んでいる箇所の部分補修をする予定となっております。
○議長(木村琳藏君) 細田孝子君。
◆13番(細田孝子君) この甲子の子育て支援センターは利用者もすごく多いところで、甲子地域の人のみならず、市内全域から集まってここで交流が図られているという、そういう施設でもあります。 この施設、もともと本当は解体する予定の施設ということで、今、築46年ということもありましたけれども、かなり老朽化しているので、ちょこちょこっと直したぐらいでは、本来普通に使える状態にはならないんじゃないかな。そういう話が以前からされてきたわけです。 以前に質問した際に、建てかえという部分も含めて検討していくというお話もあったかと思いますが、その点どのように進んでいるのかお答えいただきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 高齢介護福祉課長。
◎高齢介護福祉課長(山崎教史君) 清風園の全体を管理しているという立場で、私のほうからなんですけれども、今現在あそこを使っているのは、この子育て支援センターのほかは事務室として3団体が使っているということになりまして、その3団体に関しては、どうしてもあそこでなければならないというものではない状況になっています。 ですので、実際に子育て支援センターの部分をどのようにするかというところ、例えば別施設で建てかえるとかというお話になるのであれば、あそこの施設そのものは解体するという形になろうかと思いますけれども、その辺のところを担当課のほうとも、今、お話を進めているところですので、そこはもうちょっと時間をいただいて考えていきたいというふうに思っています。
○議長(木村琳藏君) そのほかございませんか。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) ただいまの質問のあった件ですが、あの施設、清風園を閉じる際に、我々議会にあった話は、老朽化が著しく建物が危険だと、大きな地震がくれば倒壊するおそれがあると、だから、清風園、あそこを閉じるというような話で、議会も見学に行ったんです。それが、まだあれからもう大分たちました。まだ倒壊はしていないようですが、どうもあのとき、倒壊するおそれもある危険な建物だということで、もう解体しますという答弁をしておきながら、今もって利用されているというのは、我々議会に対する説明は何だったのかなと。 整備する財源がないということで新たな施設をつくれないでいるんだと思いますが、そういう理由であの建物は解体しますという話だったんです。それが、何かこれまで甲子地区の子育て支援センターあるいは老人クラブ以下3つの事務所が入っていると。何か本当に危険があるということで説明を受けて、それを承知で使っているんでしょうか。 もし本当に倒壊したら、誰が責任をとるんでしょうか。そして、あのときの説明はうそだったんでしょうか、議会に対する。答弁いただきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 高齢介護福祉課長。
◎高齢介護福祉課長(山崎教史君) 清風園に関しては、廃止するときに老朽化してという御説明で廃止したというお話ですけれども、我々のほうの管理としては、できる限りのところはやっているわけですけれども、もしそういった倒壊とか大きな事故があれば、当然責任は管理している我々のほうということになりますので、今の段階ではできるだけ早く代替施設等があれば、そちらのほうで事業は展開していただいて、あの施設そのものは解体できる方向に進めたいというふうに考えています。
○議長(木村琳藏君) 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) これは、山崎秀樹副市長にお尋ね、当時のことも御存じかと思いますし、当然耐震診断等もやった結果で非常に危険だということだと思うんです。ただ、見かけから古くなったのでということではなくて、そういう診断結果をもって危険だということで議会に話があったと思うんですが、そういう施設を今もって、ましてそういう子育て支援センターというようなことで使わなきゃならない。あるいは、これは本当に理屈の通らない話だとずっと思っているんです。 これ、副市長、本当に摩訶不思議。ああいうことで使えないということでやめておきながら、今もって使っていると。これ、矛盾しているんですよ。どういうふうに申し開きできるかお答えお願いします。
○議長(木村琳藏君) 山崎副市長。
◎副市長(山崎秀樹君) 当時、私は行政事務組合の総務課長ということで、清風園自体のそういう施設を民営化という方向性の中で取り組んで、今の小佐野のアミーガが新しく建つのを契機にして、それを行政事務組合のほうでそちらのほうに移行したという経過でございます。その背景には当然老朽化もございましたし、今後の施設運営をするに当たってのやはり方向性としては、民営化のほうが望ましいという当時の見解がございまして、それが一般的でございましたので、そういう流れの中で廃止をしたということです。 老朽化をしているということの前提の中で、取り壊すという前提でお話をもう議会等にはお示しをして、市のほうの財産に振りかえたということなんですけれども、市のほうの管理として、その時点でいろんな団体からの要望を受けて、あそこの利活用をその後決めたということになっていました。 ですから、当然解体という方向性はずっと決まってはいながら、それをちょっとずつ改修をしながら、皆さんの足りない施設の需要に対して応えてきたというのが今の流れだと思います。 ですから、議会に対してその当時も、多分釜石の市議会のほうにはこういう利用の仕方でということで説明を差し上げていると思います。だから、すぐあそこの施設が終わってから、すぐ利用をしたということじゃなくて、ちょっと一定期間を置いて、それから用途を決めたというふうに私は記憶していましたので、市のほうでそれを決めて、議会のほうには御説明をしたということで私は理解をしております。
○議長(木村琳藏君) 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 確かに経過はそうだと私も思います。しかし、老朽化が著しい、それで解体をするというような説明があった後、何か釜石弁で言いますとこそろに使ってきたというような感じがするわけです。 それはそれとして、いずれこれは子育て支援センター、建てかえをするということですから、これは早い段階でしなきゃだめだと思うんです。これは、建てかえをするという話だったでしょう。いずれその著しい老朽化で解体をしますといった施設を、もうあれから十数年使ってきているわけです。まだ使えるんでしょうか。それとも手直し、今度は雨漏りを何か修繕するということですが、そうするとまたお金をかけますから、まだ使っていくという話になるわけです。 ですから、前にも確かにこの補正予算が出てきたんじゃなかったかな、修繕の。解体する予定で少しずつこのように手を加え、手を加えて使ってきていると。ですから、あのときの説明は何だったんだと、そう思うわけです。 いずれ、こうして使ってきているということは、まだまだ安全性が確保できるという判断の上なんでしょうか。どうもその辺が、著しい老朽化だから危険なので解体しますという話が、少しずつ修繕しながらこうして使ってきている。どうも理屈、当局の頭のいい皆さん方にしては、これまで議会に説明してきたお話がちょっとおかしい説明じゃないですかと。もうここで、例えばまだ使えると、今までは老朽化著しいという判断できたが、まだ修繕すれば使えますというのであれば、ああ、そうですかということになるんですが、その辺、今後どうされるのか。まだまだあの施設を使っていけるのかどうなのか。ちゃんとしたお答えをいただければと思うんですが、いかがですか。
○議長(木村琳藏君) 市長。
◎市長(野田武則君) ただいまの子育てセンター、清風園のことでございますけれども、経過についてはいろいろと議論したとおりでございます。 今、お話がありましたとおり、危険な状況の中にあって使われているということは事実でございまして、その安全性を確保しながら使っていただくという意味で、今回修繕をするということでございます。 ただ、以前からの約束もございますし、安全な建物ではないわけで、解体をしなければならない建物ですから、今回が最後ということになろうかと思います。 いずれ我々としては急いで解体したいわけですが、なかなか代替の施設といいますか、子育てセンターの方々があそこの場所が非常にいいということで、我々としてはぜひほかの場所でやっていただきたいということは再三申し上げておりますが、その代替の場所を確保できないまま今日に至っているということで、これは行政、我々のほうの責任でございますけれども、新たに建て直すということではございませんで、まずは解体ということでございまして、その代替の施設をどう確保するかがまだ明確に示されておりませんので、この点についてはできるだけ早急に計画を練り直していきたいと、こう思っております。 ただ、引き続き危険な状況にあることは間違いないことでございますので、使用に当たっては十分安全面に注意をして、できるだけ早く他の場所でセンターの活用ができるようにしたいということでございますので、これは今回だけぜひ御理解をいただきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) そのほかございませんか。 4番野田忠幸君。
◆4番(野田忠幸君) 今の件で関連して質問いたします。 市としては、危険なものであるということを承知で使わせているということでよろしゅうございますでしょうか。もしそうであれば、何か事故があったときにかなりの過失責任が生じると思いますが、その点はいかがでしょう。
○議長(木村琳藏君) 高齢介護福祉課長。
◎高齢介護福祉課長(山崎教史君) 何かあれば、責任というのは市のほうに問われるというところですけれども、我々ふだん点検している部分においては、すぐ倒壊とかそういうところは見受けられないということで使用を許可しているという状況です。 ただ、おっしゃるようにいつまでもというところは問題があるかと考えておりますので、先ほどの市長等の答弁によって状況が変化した段階では、解体というところで考えていきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 野田忠幸君。
◆4番(野田忠幸君) ただいまの答弁では見た限りではということでしたが、耐震等の診断はしていての話でしょうか。
○議長(木村琳藏君) 高齢介護福祉課長。
◎
高齢介護福祉課長(山崎教史君) そこの施設は、この耐震の診断の現在は対象にはなっておりませんで、全部1階の建物で、総面積もその対象よりも少なくなっているということで、耐震診断そのものはしなくてもいいというような施設になっておりますので、以前はちょっとどうかあれですけれども、ここ最近の診断というのはやっていないです。 安全の確認というのは、そういった各箇所の目視とか、あと、管理者による点検ということで判断しております。
○議長(木村琳藏君) 野田忠幸君。
◆4番(野田忠幸君) それであれば、将来的な事故のことを心配するわけですが、もし、そのことが、私は心配ですので、今、利用している方々に現状をきちんと報告して、それを承知した上で使っているということにしてほしいと思います。
○議長(木村琳藏君)
高齢介護福祉課長。
◎
高齢介護福祉課長(山崎教史君) 民間施設として利用している、事務室として利用している団体の皆さんには、もう一度、今の施設の状況というのを改めて説明して、その上で使用方法等はきちんと説明して相談していきたいと思います。 あと、子育て支援センターの部分については行政の施設としてというところなので、関係部署ともそこはお話しして考えてまいりたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 第3款民生費の質疑を終わります。 第4款衛生費の質疑を許します。 15番菊池秀明君。
◆15番(菊池秀明君) 水道未普及地域対策事業補助金についてお伺いします。 この補助金については、非常に使い勝手のいい補助金ではないかなと思いまして、利用する方が非常に多いのではないかと思います。そこで、水道事業の給水区域外の区域で飲料水が確保困窮者とはどのような内容なのか、また、予想される対象地域とか対象者はどのように考えているのかお伺いしたいなと思います。 また、安全な飲料水を確保することはよいことなのですが、整備する経費の補助が、内容についてどういう内容なのか、交付決定額が436万4000円と、こういう内容になっていますけれども、この内容について伺いたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 環境課長。
◎環境課長(板沢英樹君) この水道未普及地域対策事業補助金は、今年度新たに設けた事業でございまして、市の水道事業の給水区域以外の区域に居住して、個人または共同で施設を整備または管理する方が対象ということです。 一応対象区域については、今、水道が給水区域外で、沢水から給水をしていたりして、そういった方が新たに新規に飲用井戸の整備をする場合の経費を補助するというものでございます。 あと、今の時点での状況ですが、当初500万の予算を計上していたんですけれども、6月までで個人で2世帯、共同で3世帯の申請がありまして、7月末現在で予算残額が100万円を切ったということで、今回、補正予算を組んだということでございます。 それで、内容ですが、3件の申請がありましたということですが、実際は個人で100万円が2件、あと、共同で整備されている方々が二百三十数万円ということで、そういった形になっています。
○議長(木村琳藏君) 15番菊池秀明君。
◆15番(菊池秀明君) あと、対象者の数もまた出ていなかったんですが、非常にやっぱりこれは対象するところが多いんじゃないかなと思うんですが、その辺もう一度お聞かせ願いたいと思います。 それと、個人で100万円補助するということになれば、非常に大きいお金ではないかなと思うんです。普通の補助金であれば半額補助とかのはずですが、これは全額補助なんですか、100万円が。そういうことをちょっとお聞きしたいなと思います。 それと、この100万円というか、市が補助するお金、これについては、整備した後についてはメンテナンスとかは考えているのか。貸与であれば考えていないと思うんですが、100万円の補助をしたのが市の財産になるのか、その辺はどのような取り扱いにするのかお伺いしたいなと思います。 それと、経費の使い方ですけれども、この経費はどのような内容を使っているんでしょうか。お伺いします。
○議長(木村琳藏君) 環境課長。
◎環境課長(板沢英樹君) まず、7月末までに先ほど申した件数でしたけれども、その後に、今、申請を希望している方々が個人8世帯、共同2世帯ということでありまして、その分で今回1000万の補正予算を計上ということにいたしました。 それから、半額補助でもという話もありましたけれども、一応これは10割で100万円を限度とした補助ということになっております。これは補助要綱で定めております。 実際に井戸を掘って整備する場合に、大体1世帯当たり、場所とか内容にもよりますが、今のところですと170万とか250万とかかかってくる総体です。ですので、個人負担も出てくるわけです。ですので、半額補助となりますと個人の負担がかなりふえてしまうということもあります。でも、相当余裕のある世帯でないと整備できなくなってしまうおそれもありますし、あと、東日本大震災での被災者再建対象の生活支援策となっています釜石市単独被災者住宅支援事業補助金の水道工事、あと、大槌町でも同じような補助金がありますけれども、こちらも10分の10で100万円限度ということでやっておりますので、同様の扱いとしています。 あとは、経費の内容ですが、新規で飲用井戸を掘削するというような経費がまず一つありますし、あと取水管、揚水ポンプ、送水管等の整備、あと給水管の整備、あと電気設備、電気導線の設備、あと貯水施設の整備、あと浄水施設の整備、あとは水質検査等に関する経費ということになっております。 以上です。(「どのくらいの世帯なのでしょうか」と呼ぶ者あり) この整備した設備が市の物件になるかということでしょうか。
◆15番(菊池秀明君) 質問でいいでしょうか。 対象する世帯がかなり釜石市で多いんじゃないかなと思うんですが、今後、予想される世帯はどのくらいあるのかと。
○議長(木村琳藏君) 環境課長。
◎環境課長(板沢英樹君) まず、ことし初めて整備した補助事業でございますので、初年度でありますので、ことし令和元年度が、申請がまず最大ではないかということで予測されます。 それで、来年度以降は申請数はかなり減少すると思いますので、とりあえず今、申請の希望が出ている分で今回の補正の枠を設けたということでございます。 すみません、もう一つ、あと、対象区域が大体水道未普及地域の世帯数がまず282世帯あるということでしたが、私ども年度当初に、対象区域中に町内会とかに出向きまして、制度説明会をしてチラシも配っています。各世帯のほうに配布してもらうようにやりましたが、その中で、今、申請がきているのがまず15件ですので、来年度以降はかなり減るということですので、ちょっとその辺の整備見込みというのはわかりませんけれども、実際に確実にこの補助金を使うというものについては、余り多くはないかもしれないというところまでしかちょっと話はできないと思います。
○議長(木村琳藏君) 15番菊池秀明君。
◆15番(菊池秀明君) 今、結局282世帯があって、15件しか来ていないということで、またこれがふえるおそれはあるわけですよね。そういう中にあるのが、今、沢水を使っていてちょっと高台だというところで、もし井戸を掘ってもらって水が出なかったという場合にも対象にしてもらえるのかどうか。 また、そういった場合、例えば現在も給水がいっていないところで、井戸、ポンプを使っているという方も、冬になれば水がかれるという現象も起きていると。そういうところも対象になるのかということも相談を受けましたけれども、その辺はどうなのか。 それと、たしか補助金があれば深く掘れるという問題があります。実際に私も井戸を掘りましたけれども、1層目、2層目、3層目とかと深く掘れば掘るほど水は確保できるわけなんです。だから、掘る場合もお金があればやれるという部分はかなりあるとは思います。そういう中で補助金を100万円出すということは非常に大きなお金ではないかなと思うんです。その辺、本当に100万円というのが正しいお金なのか。整備内容によってはかなり安く上がっている場合もあるかと思うんです。だから、その辺の内容の精査はやっているのかどうか。その辺について伺って、質問を終わりたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 環境課長。
◎環境課長(板沢英樹君) まず、水道未普及区域を対象としておりますけれども、まず、先ほど申しましたように、新規で整備する場合にはまず経費が出ますということですが、まず、既存の井戸とかで渇水、汚染等で使用できなくなった場合で、過去に飲用井戸の整備に係る補償とか補助金の交付を受けていない場合は対象になる場合もありますので、その辺は御相談いただきたいと思います。 それから、まず、経費が安く済んでもというお話がありましたけれども、上限が10分の10で100万円ということです。例えば100万円以下でおさまった場合は、実質かかった金額がそのまま交付決定額になるというような形になります。 あと、補助事業の申請については、まず、交付申請書を出してもらって、実際に計画書とか費用の見積もりがどのくらいになるか。あとは、まず井戸を掘る土地がどの辺であるかとかいう申請書を出していただいた上で、市のほうで交付決定をした後に着手していただくということですので、交付決定がなされないうちに着手したものについては対象になりませんので、その辺も御説明しながらきちっと対応しております。 あとはよろしいですか。
○議長(木村琳藏君) 11番古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) 私も水道未普及地域対策事業補助金についてお伺いいたします。 今現在、新年度予算でついて、申請件数が3件で5世帯436万4000円は執行されているようで、そして、10件が今、申請されているようですけれども、この13件の申請地区はどことどこなのか教えていただきたい。
○議長(木村琳藏君) 環境課長。
◎環境課長(板沢英樹君) 申請済みのところですか。(「申請地区」と呼ぶ者あり) 橋野の早栃と甲子の大洞、あと上荒川でございます。
○議長(木村琳藏君) 古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) 今、橋野と荒川ということですけれども、実際はこの未普及地域というのはもっとありますよね。 先ほど、ちょっと違う話になるかもわかりませんけれども、まだまだ出てくるというか、短期間でこのぐらい出てきたということは、周知の仕方はどうなっているのか、もっと周知徹底すればもっともっと出てくるんじゃないかというのは、これ、最初に質問したのが私なので、実際にそういう苦情が出ないようにしていただきたいための質問ですけれども、実際に周知の仕方、どのようなやり方でやっているか答弁願います。
○議長(木村琳藏君) 環境課長。
◎環境課長(板沢英樹君) 先ほど申しましたけれども、まず年度の初めに、この4月に対象区域の町内会は全て回って、うちのほうで制度説明会ということで開催しました。その中で、あと、説明会に来られなかった方のために、町内会長さんを通じてそのチラシを配っていただくように、こういうチラシですけれども、配っていただくようにお願いして、約300世帯に配った形です。 その後に、市のホームページでも周知していましたし、市の広報紙、そちらのほうでも周知していますので、まず対象区域についてはほぼ漏れなく周知にはなっているというふうに思っております。
○議長(木村琳藏君) 古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) 実際に橋野の早栃とか、能舟木とか横内とか、そっち方面は結構行くと知っている方が多いんです。ただ、町家を過ぎて西のほうに行って、洞泉の奥というか大松の奥というか、そちらのほうの話が、今、出ていないんですよ。実際にそれで困っているという方もいるように聞いています。その辺の町内会等の周知の仕方も今後考えていただければと思います。 あと、すみません。今、課長がチラシを持って、こういうのを配っていますというやり方をしました。これというのは、我々議会ではそういうことはできないことになっています。ということで、実際に今、それが悪いというんじゃなくて、いいことだと思っています。悪いことじゃなくて、我々もそろそろそういうことを考えたほうがいいんじゃないかという、一つ逆な案で提案させていただきます。 ということで、今の、もう一度答弁を、周知の仕方などをよろしく答弁いただいて終わりたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 環境課長。
◎環境課長(板沢英樹君) まず、今、申請を保留している方々とか申請待ちの方々には、まず、今議会で議決をいただいた後には、すぐ周知をして手続を進めていただくようには話をしたいと思いますし、あと、引き続きまず広報、ホームページ等も含めて、あと、各町内会等にも継続して、来年度以降も同じ事業は続ける予定でございますので、その辺は継続してやりたいと思います。
○議長(木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 第4款衛生費の質疑を終わります。 暫時休憩をいたします。 午後2時56分休憩
--------------------------------------- 午後3時25分再開
○議長(木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、令和元年度釜石市
一般会計補正予算(第5号)歳出の審議を続行いたします。 第5款労働費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 第5款労働費の質疑を終わります。 第6款農林水産業費、質疑を許します。 12番高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) 6款の農林水産業費の林業費について、まず最初に伺っておきます。 9割が山林だと言われる釜石でございます。特に最近は山林の資産価値が下がって、売りに出ているというのがたくさん耳にいたします。伐採して売るというふうなことですが、そういう視点で植林の取り組みや何かも当然しなければならない。治山対策のために。思うんですけれども、そういう意味での所有者の管理の把握などはされているんだろうか。これが1点です。 もう一点、水産振興の関係でございます。釜石漁師のみんなの家、1500万予算をとってどこかに移したいということのようですけれども、これの取り組み状況というんですか、狙いをお伺いしておきたいというふうに思います。この2点。
○議長(木村琳藏君) 復興管理監。
◎
復興管理監兼復興推進本部事務局長(熊谷充善君) それでは、私からは、漁師みんなの家についての狙いということで御説明をさせていただきたいと思います。 このみんなの家につきましては、建築家である伊東豊雄先生を中心とする帰心の会みんなの家基金というところから、平成25年に寄贈された建物でございます。当時は新浜町の仮設水産組合の敷地の中に建設しておりましたけれども、これが県の防潮堤の工事のところに当たるということで、平成29年9月で撤去しております。県の工事で移転させられるということで、県から補償費をいただいて、今現在は解体して小川に保管しているという状況にあります。 今、復興事業が各地区で整備が進んでいる中で、その空き区画を活用した漁業関係の皆様方から、もう一度あの施設を利用したいという声が出てきております。 したがいまして、我々としてはせっかく補償費を県からいただいているものですから、それを再構築すればまだまだ利用できるという判断で、寄附者である会のほうにも一応問い合わせをいたしまして、当初の目的のように、漁師の皆さんのお役に立てる施設で、できれば再度使ってほしいという思いも確認させていただきましたので、これについては、今、3漁協ありますけれども、そちらの方々にみんな声がけをさせていただいて、もし使うとすればどういうことを考えているのかというのを公募で調査した上で、どこに建設するかも含めて検討していきたいと考えております。
○議長(木村琳藏君) 農林課長。
◎農林課長(藤澤聡君) 先ほどの伐採についての指導といいますか、その件ですけれども、伐採するときは、伐採及び伐採後の造林の計画の適合通知書と、こういうようなものをこちらのほうで出しております。伐採しまして、あと、例えば天然更新、このようなときは、その5年後、5年が経過した時点でちゃんと更新されていない場合は、ちゃんといろんな補助の制度を使って更新しなさいですとか、あとは、そもそも伐採したときにちゃんと植栽の計画を出されているものもあります。そのような形で、計画が出てきたとき内容をこちらで審査して、その適合をするかどうかという、そういうような通知書を出しております。
○議長(木村琳藏君) 高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) 最初に山のほうからお伺いします。 この所有者というのは、当然把握しているわけですね。どこの誰が所有しているか。民間林なのか、それから公有林なのか。その分別は当然ついているというふうに思うんです。 ただ、近年の災害の状況を見ると、山津波が多いんですよ。その原因というのはどのように分析されているんでしょうか。 世間一般的には、木の伐採をされたところからの土石流が多いんですよと言われています。そのために、山林の所有者は手放したがっているというのが現状なようです。ちなみに、私たちの周辺でも、大木が枯れかかってきていると、民家に影響すると。自分の財産でありながらも民家に影響があるんだということで、身銭を切りながら伐採しているというのが現実ですよね。私たちのほうからも幾らかお願いをして切ってみるというのがあるんです。そういうふうにして民間の方々、これよりもどうかわかりませんけれども、そういうふうに伐採している関係が物すごく多くなってきている。そういうことをやっぱりきちっと調査をして対応していく時期に来ているんじゃないだろうか、そう思います。どのような対応をしているのか、それをまず伺っておきたいと思います。所有者、管理者、誰になっているのか。 それから、熊谷さんにお伺いするんですけれども、みんなの家の移設、確かにお答えになったとおり、当初はそういった方々の寄附みたいなものでつくられたんですが、その推移というのはどういうふうに受けとめておられるのかな。いわゆる建物ですから、しかも木造建て、杉でつくったものですから、かなり傷みが早かったと私は見ていました。それを、震災後、26年ごろに建って、もう5年もたってるものが、県とか何かのせいだということがお金の裏付けはあるかもしれませんけれども、本当に必要なものなのかどうかということを、今、必要なものは何なのかということも含めて考えていかなければならないんだろうかな。 漁師さんたちが、今、困っているのが何なのか、私達、地域会議相手に言いますけれども、周辺の関係者からはトイレが欲しいよとかという要望が出ています。そういったものの対応も含めて、広く考えておく必要があるんじゃないかなということを、これは要望にしましょう。答えはいいです。 ただ、山のほうの関係についてはお答えをいただきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 農林課長。
◎農林課長(藤澤聡君) 所有者の件ですけれども、当然届け出書とかそういうものが出てきましたときに、ちゃんとそれを証するものですとか、あとは切る場所の隣接の地主さんのちゃんと確認をして、その辺の証明書も全て提出してもらっております。その中で、ちゃんと確認がとれて適合しているときに、届け出の通知はお出しすると。そのときに、当然伐採した後の処理、それについても、保全だとかそういうものに十分注意をしてくださいとか、そのような指導も行っております。 あとは、砂防法ですとか河川法の関係する法令にも留意すること、具体的には沢の敷地からかなり離れたようなところに、全ての伐採したものを回収というわけにはなかなかいかないと思いますので、そういう残材とかはずっと水の通り道、それから外したようなところにちゃんと処理をして置いてくださいとか、そういうような指導をしております。
○議長(木村琳藏君) 高橋松一君。 すみません、高橋松一さん、質問は簡潔にひとつお願いいたします。
◆12番(高橋松一君) はい。簡潔にという指導がありましたので、簡潔にいたします。 民間の方がそういう事情で災害を防止するために木を切りたい。自分にはお金がないといったときには、どういう指導をいたしますか。これからたくさん出てくるんです。これが1つ。 2つ目は、かなり切られている現実を調査されますか。お答えください。すべきだと思います。
○議長(木村琳藏君) 農林課長。
◎農林課長(藤澤聡君) 森林の整備事業という制度がございまして、例えばですけれども、森組さんのほうにお願いします。大体補助として68%ぐらいの補助が出るような、そういう事業がございます。そういう中で伐採して、かつ後は再造林、そのような、当然伐採しただけですと荒廃しますので、再造林とか、そういう補助制度がございますので、そういうのを利用していただくことを勧めております。
○議長(木村琳藏君) 産業振興部長。
◎産業振興部長(平松福壽君) 若干、補足を申し上げます。 ことしから森林譲与税という制度が始まりました。これは、背景にございますのは、やはり、これは実は農地も、あとは漁業権もそうなんですけれども、林業専業者が高齢化して、自分の山の管理がなかなか適正にできにくくなっているという現状がございまして、もしその本人が適正に管理ができないという場合には、市と協議の上、かわって公のほうがその山を管理していくとか、そういったシステムが始まってございまして、まさに今、議員さんが御提言のことが背景としてあるといったことだと思います。 ただ、伐採の理由が、やはり災害を防ぐために伐採すると言ってくださる方が必ずしも多いかというと、恐らくそうではないと思うんですけれども、ただ、適正な管理ができない、できるといった判断基準の中で、危険が迫っている、もしくは伐期になっている。それでも切れない場合とかそういったものは、当然検討対象になってまいると思いますので、そこはきちんと新しい制度の趣旨にのっとって丁寧に進めてまいりたいと思います。
○議長(木村琳藏君) そのほかございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 第6款農林水産業費の質疑を終わります。 第7款商工費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 第7款の質疑を終わります。 第8款土木費、質疑を許します。 10番千葉榮君。
◆10番(千葉榮君) それでは私のほうからは、補正予算書の説明書14ページ、それから主要事業7ページの鈴子広場復旧整備事業1500万についてお伺いします。 これは震災後、仮設店舗用地となっていた鈴子広場を復旧整備し、町なかにおける市民の憩いの場を確保しようとするものですとのことで、私も市民の憩いの場を確保するということは大変大事なことだと思いますが、鈴子広場のすぐ北側、すぐ裏に、消防署があります。これは、火災、救急、災害などが発生すれば緊急出動するわけですけれども、緊急車両車庫は基本的に幹線道路に面していて、消防車、救急車等が同時に出動できるようになっているわけですけれども、釜石消防署の場合は車庫を出てから東西市道に沿って緊急出動しなければなりません。これは、一分一秒を争う災害、事故、急病の場合、非常に危惧されますが、この鈴子広場を活用して消防署から真っすぐ国道まで出られるような道路ができれば、危機管理の関係からも最善の策だと思いますけれども、お聞きいたします。
○議長(木村琳藏君) 都市計画課長。
◎都市計画課長兼
復興住宅整備室長(三浦康男君) お答えいたします。 当然、今、議員がおっしゃることは、この鈴子広場の復旧整備の中で、庁内の中でこういう意見は出ております。 東側と西側にそれぞれ今は歩行者専用道路という位置づけで、幅員8メートルの道路といいますか、通行の幅のものがあります。 そして、緊急車両の通行というところで考えたときに、関係部局と協議する中では、ここを通るには北側と南側にある歩道を通行しなければならないということが1つ。それから、すぐ広場として子供たちが遊ぶ脇を緊急車両が通行するというところで、安全性の面を考えたときにどうなのかなというところで、今の段階で庁内の協議の中では、ここを緊急の通路にするのではなくて、広場利用者のための駐車場として使おうというふうになっているところでございます。具体的にはこれからこの予算案が通った後に設計のほうを発注して、その設計の中で詰めていくということにしております。
○議長(木村琳藏君) 10番千葉榮君。
◆10番(千葉榮君) わかりました。 今の答弁もわかりましたけれども、基本的な緊急車両の車庫、今、言ったように、幹線道路に面してというのが基本なわけです。だから、どちらが大事かといえばどちらも大事なんですけれども、まず、前向きにまず一応考えてもらいたいと思います。 そこで、東日本大震災前に、消防署が大渡町で業務をしていたわけですけれども、そのすぐ隣に消防会館がありましたけれども、そこで消防団の本部会議とか分団長会議、それから町内会も利用していましたけれども、この施設は消防団にとっても災害対応の拠点としても大変非常に大事な施設だと感じていましたが、またこの消防署が、今、言った鈴子広場に建設されれば、消防署と消防団との連携、そちらの防災拠点にもつながると思いますけれども、先ほどの理由もわかりましたが、一応これに対しても答弁をお願いいたします。
○議長(木村琳藏君) 危機管理監。
◎危機管理監(佐々木亨君) 消防会館の建設ということですけれども、必要性があるということの認識はありますけれども、災害対応ということを考えた場合に、今、消防団の方々というのは、消防本部のところの会議室に入って、消防署と連携しながら対応しているというのがありますので、実際の災害対応の場合はそういった形がいいと思っています。そのほうが連携がとれると。 そのほかの消防団活動の拠点としての消防会館というのは、今後、考えていかなくてはならないとは思っています。
○議長(木村琳藏君) 10番千葉榮君。
◆10番(千葉榮君) わかりました。 ただいま質問した2点については、これは、復旧整備事業ですから、答弁も後ろ向きな答弁でしたけれども、多分難しいところもあると思いますが、今、答弁があったように、関係機関等の声も聞きながら前向きな方向で進めていければいいなと思います。要望して終わります。
○議長(木村琳藏君) 答弁はよろしいですね。(「要望で」と呼ぶ者あり) 5番磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) 私からは、鈴子広場の復旧整備事業と公園移転整備事業につきまして御質問です。 先ほども同僚議員から質問があったとおり、やはり市全体として都市計画を考える上で、不備が非常に多いのでこういった議論になるとは思うんですけれども、まず、広場として従来から利用されてきたということなので、ここがまず広場としてしっかり復旧してほしいなというところはあるんですが、それぞれ公園の移転整備事業と復旧整備事業についてどういった憩いの場というふうに、非常にざっくりとした言葉でしか説明がなかったんですけれども、どういった青写真を描いているのか、当局から御説明願えればと思います。
○議長(木村琳藏君) 都市計画課長。
◎都市計画課長兼
復興住宅整備室長(三浦康男君) 大天場公園の移転と、それから鈴子広場の復旧という点でございますけれども、まず、公園全体の釜石市にとってどうあるべきかというところも関係してくるかとは思うんですけれども、まず、大天場については、もともと昭和園グラウンドというのがありまして、そこに警察の新しい庁舎が建設された。それの代替施設をどこかに設けるという意味で、今、仮設の警察署が建っていて、廃止にはなっていますけれども、まだ解体せずに残っていると。あの場所を利用して、前の昭和園グラウンドの復旧という意味で整備していくものでございます。 それから、鈴子広場についても、遊具が足りないとかいろいろな要望がある中で、まずは今、震災後使われていない広場をきちんと、規模は小さいにしても町なかの広場という意味で復旧しようというところで進めていくものでございます。
○議長(木村琳藏君) 磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) やはり市の、例えば公園であるとか、あと、それに準ずるような施設というものが、やっぱりこの災害で土砂置き場になっていたりとか、仮設団地として使われていたというような経過があるので、できる限りそれも現状復旧は努めていただきたいというのと、鈴子広場を、先ほどの答弁の中では、広場のところに、今、駐車スペースがということではあったんですけれども、やはりどうしてもあの辺になると、電車を使って来る方も中にはいらっしゃるんでしょうけれども、ほとんどが車での乗り入れで、要は歩道のところに車を突っ込んで駐車しているというスペースが非常に多いので、やはりその駐車スペースというものは広場利用者のために幾らかは確保していただきたいなと思うんですけれども、それは可能でしょうか。
○議長(木村琳藏君) 都市計画課長。
◎都市計画課長兼
復興住宅整備室長(三浦康男君) 駐車場に関しては、今、言ったとおり、歩行者専用道路という部分に駐車場として整備しようというように担当レベルでは考えているんですけれども、実際にこの8メートルの幅員の中に、斜め駐車にはなるんですけれども、大体両方合わせて15台程度普通乗用車がとめられるのではないかなというふうに考えて、そのように整備する方向で進めたいと考えております。
○議長(木村琳藏君) 3回で終了なので。 いいです、はい。
◆5番(磯崎翔太君) やはり子供も遊び場がなかなか少なくなっているということと、やはり高齢者の方も適度に体を動かすような施設というものは、そこは復旧を急がれているとは思いますので、やはり工期を延伸したりとかということがないように、ぜひしっかり努めていただきたいなと思います。答弁は結構です。
○議長(木村琳藏君) そのほか。 6番深澤秋子君。
◆6番(深澤秋子君) ただいまの質問に関連するんですけれども、大天場公園についてちょっとお尋ねしたいんですけれども、あそこは公園ということですけれども、具体的には遊具とか、多分ゲートボール場とか、あと、緑とかというイメージなんですけれども、具体的にわかる範囲内でよろしいですのでお聞かせ願います。
○議長(木村琳藏君) 都市計画課長。
◎都市計画課長兼
復興住宅整備室長(三浦康男君) お答えします。 名称で大天場公園というふうにはなっておりますけれども、先ほど申し上げましたけれども、前の昭和園グラウンドの復旧という、代替という意味で、こちらに関しては多目的グラウンドとして整備することで、今、考えております。具体的には、地域のスポーツ交流活動というところで、今、考えられているのがソフトボールですとかグラウンドゴルフですとか、ゲートボールなどが、今、考えております。 前の昭和園グラウンドとはかなり規模的には小さくはなるんですけれども、今、言ったような種目ができて、なおかつ駐車場も整備し、トイレも整備して、あとは管理棟という意味で地域の集まる場所も整備したいなというふうに考えているものでございましたので、遊具についてはここでは考えていないのが現状でございます。
○議長(木村琳藏君) 深澤秋子君。
◆6番(深澤秋子君) 遊具とかは考えていないということでしたけれども、あそこはやはり、中妻は中心街ではありますけれども、大天場公園を代替地とする場合、警察の跡地というところは、あそこは踏切がありますし、傾斜もありますし、あそこは中学校があったときに大雨が降ったりすると、水はけが悪くていつまでも水が溜まっていた場所なんですけれども、私が心配するのは安全面のことなんですけれども、そこのことに対しての具体的にこういうことをするんだというか、そういうのがありましたらお答えをお願いします。
○議長(木村琳藏君) 都市計画課長。
◎都市計画課長兼
復興住宅整備室長(三浦康男君) 議員がおっしゃるとおり、あそこは上部の沢から水が出て、中学校があったときには体育館が床上浸水したと、雨が降るたびに床上浸水したということがありました。それはそのとおりです。 今、水対策というところですけれども、ここはずっと上のほうから水路が走っていまして、今あるところは暗渠といいますか、見えない形になっているんですけれども、地元の方からは管理しやすいように、見える開渠といいますか、当然落下防止はするんですけれども、そういった形で整備してくれないかと要望もあって、この多目的グラウンドの整備のほかにそういった下水というか水路の整備とあわせて隣接する市道の拡幅というようなことで、3つの事業をここで行おうとしております。
○議長(木村琳藏君) 深澤秋子君。
◆6番(深澤秋子君) ぜひ安全面のことを一番に考えていただいて進めていただきたいと思います。 終わります。
○議長(木村琳藏君) そのほかございませんか。 12番高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) 8款土木費の新庁舎周辺道路整備事業についてお伺いいたします。 一番肝心な天神3号線の起点と終点、それらの工事等の進捗状況をお伺いいたします。これが1点。 2点目でありますけれども、庁舎問題については市長みずからお話ししたとおり、ルート45号バイパスの複線化とか公安委員会との話し合いが一番大事だということを聞いておるんですけれども、それらの進捗状況。 これは、やっぱり地元住民にとっては大変大事なことですから、改めてお伺いしておきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 新
市庁舎建設推進室長。
◎新
市庁舎建設推進室長(丸岡秀彰君) それでは、工事に関する進捗状況ということでございます。 今、現段階で基本設計が終わった段階でございますので、今月、実施設計のほうに契約をしたという段階で、来年の秋ごろをめどに設計のほうは完了させていきたいというところでございまして、建物の本体については令和3年度の着工を目指しているというところでございます。(「庁舎の」と呼ぶ者あり)はい、庁舎の建物自体は令和3年度の着工というところで、今、しておるところでございますが、今回の補正予算で計上させていただきましたけれども、それに関連する道路の関係、こちらのほう、この補正予算で可決になれば、天神3号線と只越天神町線、旧国道をつなぐ横軸の道路等々、まず手をつけられるところから工事のほうに着工していきたいというところで、今回補正予算のほうに計上させていただいたというところでございます。 以上です。
○議長(木村琳藏君) 建設課長。
◎建設課長(新沼康民君) 私のほうからは、公安委員会、あと、天神3号の進捗状況というところについてお答えいたします。 公安委員会さんとの協議につきましては、まず旧国道45号の本線と、今、見込んでおります旧国道45と天神3号が接続します、仮称ですけれども天神5号線という路線でもって計画しておりますが、(仮称)天神5号線と旧45の交差点協議、この8月に事前協議等を踏まえて、おかげさまで形状等交差点協議が整ったところです。今後、さらに信号機の設置等々、安全対策の部分、さらに公安委員会さんとの協議を予定していまして、進めているという状況です。まず、基本的には、交差点の接続は許可をいただいて進めていると。 あと、天神3号の進捗状況ですけれども、一応おおむね年内をめどに、今、工事を行っているところです。ちょうどクランクの解消、その部分がまだ残っておりますので、今後、その部分を工事を進めていくという状況でございます。
○議長(木村琳藏君) 高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) 庁舎の関係については質問していなかったけれども、ありがとうございました。それはそれとしておきましょう。 それから、肝心の天神3号線は、起点も終点ももう一括して直してしまうということですね。そう受けとめていいですよね。 続けて言います。 それから、バイパスのほうもまず順調にいっているということですね。今、提案されていることは、庁舎の周辺の道路のことですよね。はい、わかりました。 その辺も、これをお願いしておきますけれども、こういったことは、やっぱり今、一番不安になっているのが、今度の災害でもそうでしたけれども、復興アパートに住んでいる方や仮設住宅の人もそうですが、さまざまな方がうんと心配してるわけですから、そういった方々に親切にお伝えしていただきたいな。これを要望しておきます。 それから、質問でございますけれども、土木費の河川費のことを若干触れておきたいと思うんですけれども、とりあえず津波災害では、例えば具体的に言うと、平田などは完了に近い状態になっているんだけれども、今度の台風でもとのもくあみになってしまったんですよ。そういう場所がかなりあるんです。河川の関係で。そういったことに対して、私は国のほうで考えている激甚災害に早く指定してもらって、津波災害じゃなくてそういうものでどんどん進めていったら、市民は安心して役所がやってくれているなと思うんじゃないでしょうか。このことだけお答えをいただきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 建設課長。
◎建設課長(新沼康民君) 私からは、天神3号線の起終点から終点、工事範囲の確認かと思います。 それと、あとは庁舎周辺の道路かという部分で、若干説明させていただきたいと思います。 まず、天神3号の今回計画しております範囲ですが、まずは一定起点のほうから、終点、要するにクランクを解消する部分までを、今、予定して、工事のほうを進めております。それから、上流のほうにつきましては、今回、補正で計上させていただいておりますが、横の(仮称)天神5号線の工事と、一部天神3号線の終点の部分、要するにその2路線の交差点の部分です。それらを見込んで今回補正計上させていただいております。旧国道45号、あるいは交差点等にかかわる部分につきましては、新年度のほうで予算計上を、今、予定しながら、関係課で調整しているところです。 次に、河川の部分ということですが、今、おっしゃっている河川というのは、恐らく下平田川の河川を言っているかと思いますが、今、そこにつきましても、議員がおっしゃるとおり、被災あるいは被害状況がございますので、関係部署と調整、共有しながらその対応のほうを検討していきたいというところで考えてございます。
○議長(木村琳藏君) 高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) ありがとうございました。 丁寧なお答えをしてもらったので、これで終わりますけれども、やっぱり現場をちゃんと見ていただいて対応していただくようにお願いします。 終わります。
○議長(木村琳藏君) 第8款土木費の質疑を終わります。 第10款教育費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 第10款教育費の質疑を終わります。 第11款災害復旧費、質疑を許します。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 青出浜の災害復旧事業費、これは、実施設計と工事の監理費の委託に要する経費ということでございますが、実際の災害復旧のほうの事業費は、概算でどの程度を見込んでおられるのかお尋ねします。 それから、災害復旧が終わった後の青出浜、いかに利用といいますか、これまでは余り観光という面から積極的に青出浜を利用といいますか、活用といいますか、そういったことには余り利用はされてきておりませんが、この釜石湾の中では非常に目玉となる、そういう場所なのかなとも思いますし、今後、この青出浜の存在について、今、どう考え、今後どう利用されていこうとするのかお尋ねしておきたいと思います。 それから、この災害復旧費に関連しまして、今回の台風第19号で本当に大きな災害が出たわけですが、きょうまでのところ、先日の市長の報告では仮設住宅に移られた方々が8世帯とたしか伺っておりましたが、仮設に移る際に通水、通電をきちんと確認をした上で被災者の方々に移っていただいたのかどうかお尋ねしておきたいと思います。 それから、罹災証明書等の発行はいつごろになされるのか。 それから、また今後、この被災された方々に対する国の方針も激甚災害等の指定もまだですが、聞くところによりますと、23日、国のほうに期成同盟会として要望に行かれるということですが、今後考えられる被災者に対する支援等、どんなことを考えておられるのかお尋ねをしたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 商業観光課長。
◎商業観光課長(山田裕子君) 青出浜の災害復旧事業についてお答えいたします。 東日本大震災により被害を受けた青出浜の船着き場については、平成30年度に実施した青出浜の災害復旧調査結果に基づき災害復旧工事を実施しようとするもので、当初予算で3300万円計上してございます。今回は、議員がおっしゃるとおり実施設計及び工事施工監理委託の経費を計上させていただきました。 青出浜は尾崎半島への東北自然歩道、これは平成2年に当時の観光庁においてルート決定いたしまして、以後、県が管理を行っておりますが、その青出浜はルートのスタート地点となってございます。三陸ジオパーク、オープン・フィールド・ミュージアムといった中においても、この青出浜は一つの目玉になり得るものだと思ってございますので、今回この予算をお認めいただき、この事業を実施したいと考えてございます。
○議長(木村琳藏君) 税務課長。
◎税務課長(佐々木絵美君) 台風19号による被害に係る罹災証明書の交付についてお答えします。 交付開始日時は11月1日金曜日からを予定しております。10月13日より被害の調査を開始いたしましたが、10月18日金曜日までに調査が完了した家屋については11月1日からを予定しております。今週から調査を行っていくものについては、調査から大体10日程度かかる見込みとしておりますので、随時ホームページでお知らせ、または調査に伺った際に説明をしてまいりたいと思っております。
○議長(木村琳藏君) 総務企画部長。
◎総務企画部長(佐々木勝君) 私からは、国への要望の関係でございます。 10月23日水曜日ですけれども、岩手県が国に対して要望するということの方針が先に決まりまして、これに今回被災した市町村で一緒に行くところがございますかという意向調査がありまして、こちらに釜石市としても同行したいということで、今回、窪田副市長に同行していただくことで調整をしているという状況でございます。内容に関しましては、今回の台風第19号の大雨等による被害に関する要望ということになります。
○議長(木村琳藏君) 生活支援室長。
◎生活支援室長(栃内宏文君) 台風19号によります仮設住宅の入居に関しましては、本日現在11世帯28名の方が入居をしております。入居の際の電気、ガス、水道に関しましては、鍵をお渡しして、その都度御本人に確認していただきまして、一応故障とかがあった場合にはうちのほうで業者のほうにということで連絡する場合もありますし、ガスに関しましては本人立ち会いのもとというのが原則ですので、御本人さんのほうでガス会社のほうにということで連絡はしていただいております。
○議長(木村琳藏君) 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) まず、青出浜についてですが、尾崎半島の目玉となる、本当に今後非常に注目されていく、非常に貴重な場所なのかなと、そのように思いますし、船着き場、桟橋を復旧させるだけではなくて、もう少し手を加える必要もあるのかなと、復旧・復興事業だけではなくて、そういう必要が今後出てくるのではないかなと思いますが、ぜひ観光地として考えていけば必要な措置であると思いますし、ぜひ取り組んでいただきたいなと思いますが、その点についての御所見を承りたいと思います。 それから、県内の被災した市町村で要望に行かれると。私は当初、沿岸でつくられている東日本大震災での期成同盟会で主に大きな被害が出たのは、一関は別として、この沿岸だったものですから、期成同盟会として行かれるのかなと、勝手にそう思っていたわけですから、そうじゃないと。県内の市町村で被害を受けたところで行くということを、今、お聞きしましたが、それから、今後、先ほど答弁漏れが、どんな支援を考えているのかということについて答弁がございませんでした。罹災証明書を11月1日から発行の手続を始めるということですが、少し遅いのではないでしょうか。既に被害を受けた市町村でも罹災証明書を発行しているところもありますので、ぜひスピーディーに、もう少し早ければ早いほどいいのではないかなと思いますが、その点についても。 それから、さっき仮設住宅に入られた方が11世帯ということですが、御本人さんが通水、通電を確認するのではなくて、管理されているところで通水、通電を確認した上で被災者の方に入っていただくというのが、本来あるべき姿だと思うんですが、何か行ったら水道が使えないとか、電気がどうしたらつくのかというような、被災者の方々が困っておられました。本来ちゃんと通水、通電を確認した上で入れるべきだったのではないかと、そのように思います。きのう、被災をした山田、宮古を回ってまいりましたが、どこでもそのようにもちろんしておられます。 それから、どんな支援をされるのかということで、これは国の支援がどうなるかということもありますが、医療費の減免とか、あるいは被災をした自治体の中には、東日本大震災と同じように考えておられて、既に仮設住宅に入る際に家電セットを自前で用意をして、既に配付をしたところもございます。それを考えますと、中には全部やられて寝る布団もない。あるいは冷蔵庫を買ったとか、そういう方々が市内ではおられますので、そこまでやはり気配りといいますか、被災者の側に立ったそういう措置が必要ではないのかなと。全く全て家財道具を捨てなきゃならない方々もおられますし、そういった被災者の側に立って考えますと、本当にしっかりと支援をしていく必要があるのではないかなと思うんですが、これは副市長さん、市長でも結構でございます。よその自治体ではそのように取り組んでおられますが、釜石市は今後どうされるのか。国の激甚災害指定を受ける、受けないは別として、もう既にそのようにこの沿岸では、他の自治体では取り組まれております。この後の取り組み、被災者に対する支援についてお尋ねをしておきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 市長。
◎市長(野田武則君) 被災者に対する支援ということでございますが、まずは先ほどもお話がありましたとおり、仮設等に入られている方々にやっぱり寄り添いながら、被災された方々が困らないような、そういう対応をしなければならないと。これは担当者には強くそのことを申し伝えていきたいと思います。 それから、今回は激甚災害に指定される可能性が非常に高いと思いますが、それとはまた別に、今、お話がありました保険とか医療費とかそういった点におきましても、被災された方々に十分対応ができるように、我々としても国のほうにもお願いをしたいと、こう思っております。 それから、被災者といいましても床下浸水、あるいは床上浸水というふうに分かれるわけでございますけれども、特に東日本大震災のときはほぼ半壊以上の方々が多かったわけでございますけれども、今回はいわゆる半壊になるかどうかというところで、非常に分かれるところが多いのではないかと思っております。新聞等でも、あるいはまた千葉等での台風のときもいろいろと議論があったわけでございますが、いわゆる災害救助法における半壊以下の部分の一部損壊の方々にどのような支援が必要なのかということが、非常に今、喫緊の課題だろうと思っておりまして、その点もぜひ国のほうにきちんと、東日本大震災の反省といいますか、教訓を踏まえて、今回の台風にもきちんと対応していただくようにしていきたいと、こう思っております。 現在、被災された方々には、市のほうから支援物資ということで、例えば孤立した集落の方々には提供させていただきましたが、仮設等に、今、入られている方々については、まだそういった部分を提供しておりませんので、ある程度落ちつきを取り戻しましたらば、必要な物品等については支援をさせていただきたいと、こう思っておりますし、また、先日、住田町さんのほうから、米等の支援もいただきました。これについてもまだ被災された皆さんに配布されておりませんので、ぜひ急いでそういったいただいた物品の配布についても検討させていただきたいと、こう思っております。 東日本大震災のときは、先ほどお話がありました5点セットでしたか、赤十字のほうからの5点セットの支援もありました。今回はそういったことについては、そういった話を聞いておりませんけれども、いずれそれぞれ高齢者の方々が多いわけでございまして、高齢者の方々が家財を置いて、家財を使えない状況の中で仮設に移る、あるいはまた、これから復興住宅等に移るということになりますので、どうしても生活のそういった支援が必要になってくると思います。 それから、あわせまして建物の解体等、あるいは家財道具の運搬等々、これも大きな課題になってくるだろうと、こう思っておりまして、そういったところも国に要望するところは要望する、行政として市としてやれるところは何なのか、これをぜひ検討させていただきたいと思っております。 あわせて被災された皆さんが、いろいろと手続上、先ほど罹災証明書の話がありましたけれども、そういったさまざまな相談とか証明書類の発行につきましても、できるだけ負担にならないように、きょうも庁議で窓口の一元化というものが可能なのかどうかということで検討するように指示したところでございますので、ぜひ被災された皆さんが困らないように、最大限の努力をさせていただきたいと、こう思っているところでございます。
○議長(木村琳藏君) 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 今回、沿岸部のほうが被害が大きかったわけですけれども、例えば漁業者の皆さんが使ってきた浜で使う道具、あるいはその小屋等を使えなくなったと、そういったものを自分で例えば焼却炉に持ち込む場合は、産業廃棄物といいますか産業ごみということで高い処理料を取られるわけです。ですから、そういったものもぜひ漁業者の皆さんが個々人に焼却炉に持ち込めばそういったことになりますし、役所のほうで、そういうもう使えないと、捨てなきゃならないというものは、役所のほうでぜひそういった方々の声を聞きながら、ぜひ処分していただければ非常に助かるという声も上がっておりますし、いわゆる通常であれば産業廃棄物、それをそういう今回の災害でのごみだというような扱いで扱ってもらえれば非常にありがたいなということで、そういう要望が出ております。そういったことにできないものかどうかお尋ねをしておきたいと思います。 それから、家電セット、私も大震災のときは、自分で買ったらもう買った人はもらえないということで、もらうことはできませんでしたが、いずれ仮設住宅に入る際に本来は必要なわけです。洗濯機とか冷蔵庫、あるいはテレビというものは、仮設に移る際に、今まで使っていたものが使えるという人もあります。しかし、もう土砂が流入して家を解体しなければならないという世帯もあります。そういった方々はもう全部捨てざるを得ないと、そういった方々もおられますので、本来は仮設住宅に入居する際に用意できれば一番よかったわけですが、まだ買っていないという方もあるんじゃないのかなと、11世帯ですから。 いずれ、何百世帯もあるわけでもないですし、今回は赤十字がそういったものを配付してくれるというような情報もありませんし、わずか十数世帯でありますので、既に配付をしたというところは単費で配ったと、もうそれは東日本大震災でやられて今度で2度目だと、もうかわいそうだというので、もう我々は単費で支給をしましたというお話をされていました。ですから、多数の世帯ではございませんし、今、市長が答弁されたように、高齢者の方々がほとんどです。ですから、できればそういった、そこまでなくても1つや2つ用意してあげるということも必要なのではないかなと思います。 いずれ、いろんな面でやっぱりおくれているんです。被災者を救援してあげるということが。だから、本当にきめ細やかな、これは担当課のみならず、本当に役所を挙げて被災された方々を救済していただきたいと、支援していただきたいということをお願いして質問を終わりますが、改めて市長、答弁をお願いしたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 環境課長。
◎環境課長(板沢英樹君) ごみの件でちょっとお話しさせていただきますけれども、沿岸南部クリーンセンターのほうには直接今回の被災ごみを持ち込まれた方については処理料を取らない形にします。ただ、産業廃棄物、あと、家電リサイクル法の対象製品とか水銀使用製品などについては、ちょっと受け入れはできないということです。 ただ、被災された世帯、あと事業所もですけれども、通常は事業所については事業系ごみということで、それぞれ本当は処分していただく形ですが、今回泥をかぶったとかそういったものであれば、とりあえずうちのほうでも収集業者のほうを含めて、今、回収に回る予定で進めていましたので、各地区のほうで、今、町内会ごとに集積場を設けて、被災したごみを集めていただいているところ、あと、各市内のごみ集積場に置いてくださいということでもホームページで周知していますので、それらについて近々、順次回って回収するということにしていましたので、その辺そういったケースがあれば御相談いただきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 税務課長。
◎税務課長(佐々木絵美君) 罹災証明書をもっと早く交付できないかという御質問にお答えします。 台風が12日にありました。13日の午後から家屋の調査に入っております。我々もいち早く出したいという思いで、当初23日、今週に1回目発行、交付ができないかなという段取りで進めておりましたが、内閣府のほうから今回の台風災害において新たな判定基準というところが示されまして、これまでの判定方法と違いが出てくるかと思われました。その内閣府の職員が来ての説明会が、きょう午後、宮古の合庁で行われております。その説明を受けまして、きちんと精査した上で間違いのないように交付したいと思いまして、11月1日までの期限を設けたものでございます。 今後も被災者の方々が支援を受けるための大切な証明書でございますので、迅速に、速やかにという思いで事務を進めてまいりたいと思います。
○議長(木村琳藏君) 市長。
◎市長(野田武則君) 今、罹災証明書についてはそういう状況でございますので、できるだけ早くという思いはありますけれども、国のほうでもそういった姿勢といいますか、考えを示しておりますので、それに準じて、それを見ながら早く対応させていただきたいと思います。 現時点で床上浸水が66世帯、それから床下浸水が183世帯ということで、非常に数が多うございます。これはまだ確定した数字ではなくて、今、調査しながらここまで数字が上がってきたところでございまして、この中で、先ほどお話がありましたとおり11世帯の方々が、今、仮設に入られているということでございますので、いわゆる床上浸水だけでも60世帯の方がいるわけですから、もっともっと、もしかしたら仮設に移りたいとか、例えば今、親戚の方にお世話になっているとか、あるいは自分でどこかアパートを探しているとか、いろんなケースがあるとは思うんですけれども、まず、できるだけその方々の今後の対応、これをきちんと把握しながら、一刻も早く安心できる場所に移っていただくと。その上で復興住宅なり、あるいはまた市営住宅なり、あるいはまたそれぞれのアパートなり、安心、安定した住宅のほうに移っていただくと、こういう一連の流れを想定してるわけでございまして、この折々にきちんと説明しながら、安心してその道筋の中で今後の生活が安定できるような仕方を考えていきたいと思いますし、そういった応援をさせていただきたいと思っております。 あわせて先ほどの5点セットとか、あるいは4点セットという話でございますが、これらについても、今、寄附金を募っております。義援金を募っておりまして、そういった様子も見なければなりませんが、その配分をどうするか。 それから、それとはまた別に、市としてそれこそ単費でさまざまな必要な物品を提供するかというようなことについては、今、これからの検討でございますが、これは必要なことだろうと思っております。先ほど議員が御指摘のとおりだと思っておりますので、できるだけ早く皆さんの生活に困らないように進めていきたいと、こう思っております。 先ほども申し上げましたとおり、まだ調査がきちんとなされていない状況でございますので、まずはそちらの足並みと一緒に、足並みをそろえて、そしてまた、我々役所のほうの体制もきちんと構築して進めていくと。 今、ホームページとかいろんなところで情報は提供していますし、また、保健師さんとかあるいは税務課の調査の方々がそれぞれ対応しながら説明している状況でございますが、一連のある程度の取りまとめがつきましたら、広報等できちんと市の対応についても説明をさせていただきながら、いわゆる不公平にならないように、そしてまた困らないように最大限努力をさせていただきたい。改めてこのことについてはお約束をさせていただきたいと思います。
○議長(木村琳藏君) よろしいですか。 商業観光課長。
◎商業観光課長(山田裕子君) 青出浜の今後についてでございます。 復旧事業にとどまらず、さらなる観光の目玉としての事業展開はいかがなものかという議員の御提言をいただきました。全くそのとおりだと思います。 国・県と協議し、進めていきたいと考えておりますが、この台風19号の後に現地のほうを確認してまいりました。やはりごみ、漂流物等、かなり打ち上がっておりました。その後、ボランティアの方々のお力をかりてかなり撤去をしたところですが、土曜日の雨でまた同じような状況になってございました。改めてごみの撤去等を始めて、それから復旧事業というところで、そしてその後にどういった形でこれを目玉としていくかというのを、また協議して進めていきたいと思っておりますので、私たちもこれを目玉と考えておりますので、次に打っていきたいと思っております。
○議長(木村琳藏君) あらかじめ、会議時間の延長を行います。 あと、そのほかございませんでしょうか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 第11款災害復旧費の質疑を終わります。 以上で歳出の質疑を終わり、第1条の質疑を終わります。 次に、第2条債務負担行為、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 第2条、債務負担行為の質疑を終わります。 次に、第3条地方債、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 第3条地方債の質疑を終わります。 お諮りいたします。議案第87号は、質疑を打ち切って採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認め、これより採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(木村琳藏君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第13、議案第88号令和元年度釜石市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第88号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第14、議案第89号令和元年度釜石市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第89号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第15、議案第90号令和元年度釜石市
魚市場事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第90号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第16、議案第91号令和元年度釜石市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第91号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第17、議案第92号釜石市
中央ブロック復興整備事業仮置場整備工事(その9)の請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第92号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第18、議案第93号平成29年度
佐須漁港海岸災害復旧工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第93号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第19、議案第94号
嬉石漁港海岸災害復旧(その2)工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第94号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第20、議案第95号釜石市
中央ブロック復興整備事業東部地区造成工事(その10)の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君)
中央ブロック復興整備事業東部地区造成工事の締結に関し議決を求めることについての備考で、労働者宿舎撤去工で3677万6000円が増額となっていますけれども、これというのは、本来は労働者の宿舎というもの自体は撤去までを鑑みて通常であれば予算要求してくるはずなんですけれども、まずもってなぜ今回この撤去工自体がここで増額になっているのかというものの説明と、あと、この中央ブロックについて、復興の進捗状況、関連してですけれども、まだ完成していない機能であるとか設備ないしはまだ復興に対して100%機能していないようなものがあれば、それも全部お示し願います。
○議長(木村琳藏君)
都市整備推進室長。
◎
都市整備推進室長(本間良春君) お答えいたします。 まず、1点目の労働宿舎の関係でございます。 こちらにつきましては、東日本大震災の復旧・復興事業における労働者宿舎設置に関する試行要領というものがございまして、これに基づきまして対応してございます。これにより、解体については宿舎の引き払い時期の2カ月前までに、受注者、施工業者から発注者に対して協議がなされて、その協議がなされた発注者がその宿舎を引き続き利用する業者がないか調べた上で、もしあれば、今回の工事から次のほかの業者に引き継ぎをするということで、解体は設計のほうで見ないと。逆に引き継ぐ業者がなければ、今回の工事で変更で解体するという流れになりますので、当初設計の中では解体するか引き継ぎするかわからないものですから、あくまでも変更で対応するというところになってございます。 工事の進捗の状況でございますけれども、現在、宅地のほうはほぼ整備が終わっているんですが、今、東部地区で行ってございますのは、市営ビル前の階段の整備ですとか、あと、街路灯の整備ですとか、あと、今回の台風19号で一部冠水したところがございますので、ちょっと一部手直し等を行って、水はけのよい形で改良のほうを行いたいなというところで考えているというところでございます。
○議長(木村琳藏君) 磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) 労働者の宿舎につきましては、要領上いたし方ないということで納得はしたんですけれども、先般の台風被害の際に、現地、当局の職員にも見ていただきましたが、その中での発言ですので100%正しいかどうかわかりませんけれども、まだ、いわゆるすり鉢状に浜町3丁目地区はなっていると、お祭りで歩いた方は御存じかと思いますけれども。 その際に排水機能がまだ100%機能しない状態で想定以上の雨が降ってしまったといった発言があったわけですよね。ということは、100%機能しない状態というのをわかっていながら、例えば今回床上浸水で、結局壁も剥がさなきゃいけない、あと、地下室まで全部水が入ってしまって、何千万という補修費をしなくてはいけないとなっている住宅が浜町地区にあるわけです。100%まだ完了していないということを予期していたにもかかわらず、要は天災ではなくてもう人災だよねというふうに考えている地区の方もいらっしゃるわけです。100%機能しない状態でという発言があったからです。 ということは、要は排水の経路等を見直しますということが当局の口から出るということは、そもそもの設計というもの自体も間違っていたんじゃないかというような話になってきているわけです。 地域住民も、いわゆる平成14年の大雨の被害のときにも土砂が流れてきて、結局詰まって、あそこは目の前が川になっていますよということをさんざん当局に対して注文しているわけです。それを押し切った形で整備して、結果、今回こうなりました。しかも100%排水の設備が機能していませんでしたという発言があった。事前に土のうを持ってきましたか。持ってきていません。私も夜中1時半に当局に電話しました。これ以上いくともう本当に被害が広がるから、土のうを持ってきてくれ。持ってきませんでした。これは、100%工期が終わっていないというのを把握している時点でなぜ動けなかったのか、回答お願いします。
○議長(木村琳藏君)
都市整備推進室長。
◎
都市整備推進室長(本間良春君) お答えいたします。 すみません、今、答弁の中で機能しないと言ったのであれば、ちょっと訂正させていただきます。 今回の大雨、台風19号につきましては、皆さん御存じのとおり時間雨量50ミリが2時間続いたというところと、あと、5時間で200ミリを超える雨が降ったという中で、御存じのとおり山から大量の土砂、あと流木が流れてきて、今回そのすり鉢状になった部分につきましては、機能自体につきましては整備が終わっているんですが、グレーチングの穴ですとか、あとは側溝の穴に土砂がもう全部詰まってしまって、それが水路に水が飲み込めなくなって、それが雨水幹線に流れないような状態になったというところで、土砂が流れてきたのがちょっと今回予想外だったなというところでございます。 土砂がもし流れてきた場合の対応というところで、今、考えてございますのが、今、グレーチングの目が、最近が1センチぐらいの目しかなくて、これが女性のハイヒールがそこに落ちるということで、今、細目になっているんですけれども、従来のグレーチングですと3センチぐらいの幅がありますので、そうすると水も飲み込みやすいというところで、まず、グレーチングを目の粗いものに交換したいと。一部コンクリートのふたになっている部分についてもグレーチングにかえたいというところと、今現在、大きな雨水幹線が道路の下に2本入っているんですけれども、そこに落とすための箇所が、1カ所に集めておりるようにしているんですけれども、できれば2カ所、3カ所でもおりるような形で雨水幹線に流したいというところでの機能のアップを図りたいというところでございます。
○議長(木村琳藏君) 磯崎翔太君。
◆5番(磯崎翔太君) もちろんその機能を充実していただくのは当然なんですけれども、浜町地区であるとか東前、新浜町の地区の人たちというのは、やっぱり長年の経験に基づいてここが危険だよと、ここは土砂が来るよと、排水機能はこれだけじゃ足りないよというふうにさんざん忠告して、押し通したのが当局なんですよ、結局。 結局今回も同じように冠水したわけです。それも住民の意向を反映していたら、例えばすり鉢状じゃなくてもうちょっと傾斜をしっかりして、もっと傾斜を緩やかにして設計したらどうかとか、そういったことを住民の意見、声をしっかり反映させていればどうなかったのかなと。これでも十分反省するべき点だと思います、私は。 だからこそ、やっぱり今回地域住民がさんざん声を上げて、これはやめてくれ、やめてくれという形で言ったものを押し通した市の責任というのは十二分にあると思うんです。仮にそれが市の設計が間違っていなくて、住民の声もしっかり反映していたとすれば、別に誰も文句は言わなかったはずなんですけれども、今回の件に関しては住民が事前に、しかもこれは設計をしながらでも我々指摘していたことは、結果現実として起きてしまったわけです。その機能は十分なんです。ポンプ場にしても排水にしても。機能は十分だけれどもその手前がだめでした。 でも、浜町地区に関しては、その手前の排水溝、その以前の前からこの設計はやめてくれと言っていたはずなんです。それは、まず当局として反省をしなければならない点。住民の意向に沿えなかったと。じゃ、今後どうやって補償していくんですか。答弁をお願いします。
○議長(木村琳藏君)
都市整備推進室長。
◎
都市整備推進室長(本間良春君) お答えいたします。 設計に当たって住民からそういう意見があったというところでございますけれども、すみません、私のほうでその意見がちょっとわからなくて、その中で、例えば交付金事業で過大なものはつくれないというのはそのとおりなんですけれども、その中で単費を入れて機能のアップを図るというのは多分可能だと思うんですけれども、当時その設計がなされていなかったというところでは、本当に反省すべき点なのかなというところでは思います。 補償につきましては、そのとおり今回天災というところで、浜町、東前だけじゃなく、ほかの地区でもございますので、そちらのほうと同じような形で対応していくことになるのかなと思います。
○議長(木村琳藏君) 11番古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) 今の件、確かに室長が言うとおり、その分あるかもわかりません。 私が聞きたいのは、この労働者宿舎撤去工のことなんだけれども、何か法的なことで言いましたけれども、実際に今、もう工事が終わって、鵜住居地区でもかなりの仮設住宅のプレハブが撤去になっていますよね。こういうのが出てきたのは何か初めてのように見るんだけれども、そうじゃないですか。 例えば次、今、言ったのは、次に借りる人があるから、その人にやるから出ない。でも、最後に使う人はその撤去費用を求めないんですか。そういうったふうなことがあるのは、ちょっと答弁がおかしいなと思ったので質問しますけれども、答弁をお願いします。
○議長(木村琳藏君)
都市整備推進室長。
◎
都市整備推進室長(本間良春君) 宿舎の関係にお答えいたします。 その引き継ぎをした場合には、引き継ぎを受けた業者が最終的には解体するような形になります。ですので、今回、東部地区の場合はその引き継ぎする先の業者がいませんでしたので、今回、東部のほうで解体まで変更で見させていただくという流れになっております。
○議長(木村琳藏君) 古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) だから、その引き継ぎした人が、当局にその撤去費用を求めなくてもいい仕組みなんですか。何かそれが摩訶不思議だけれども、俺にとっては。わかるようにちょっと。
○議長(木村琳藏君)
都市整備推進室長。
◎
都市整備推進室長(本間良春君) 例えば市の工事で、今、業者が宿舎を持ってやっていたんですけれども、例えば次に県とかの事業の業者がそれを引き取って、引き続きその宿舎を継続して使ったという場合には、当然市のほうは宿舎の設置は見ていますけれども解体については引き継いだ県の、例えば次の業者のほうで解体費を見ていただくという流れになります。 ですので、市のほうで今回解体をしないというのであれば、もう今までの宿舎に係るリース分だけ市のほうは見ると。解体については引き継いだほうで解体を見るということになります。
○議長(木村琳藏君) 古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) ということは、今、この熊谷組さんか、最初からやっていて引き継ぐ人がないから、そのまま最初、予定予算に組み込んでいないがために、今回こういうふうに請求になっていることなんですね。 でも、そういうやり方というのは、何か次の方がいなくて、例えば次の人に移しても、次の次の人も解体費用を当局に請求するんじゃないかと想像したもので、今、質問したんですけれども、実際にそうじゃないんだ。ということは、又貸し、次の人に貸すのがかなり当局にとってはいいことだなと。 でも、今回の案件は実際にそういうことはなくて、もう1回で終わって、改めて最初の予算のときじゃなくて、今、請求してきたということですね。わかりました。すみません、ありがとうございます。
○議長(木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) この中央ブロックの復興整備事業について、住民の意見が反映されたのかという、今、質問が出ましたが、これはこの中央ブロックの復興整備事業にかかわらず、恐らくほとんどの事業を行う中で、そういう住民の意見が本当に反映されたのかなという疑問が私にもあります。 私の住んでいる片岸地区においても、区画整理事業の中でいろんな沢々に排水溝を入れる。その排水溝を入れる規格は、大きさは、全部基準に従って入れていくということであったわけですが、我々は、住民の皆さんは、これまでの経験から、そこに長年住んできた経験上から、本当にこの規格でいいのかという疑問を呈して、何度も何度もこれでは災害が起きますよということを指摘をしてきたわけです。 結局これは市というよりは国の補助事業の基準がそうなんでしょうから、これはいたし方ないとしても、私は、問題は国の基準にあると思うんです。それは、雨水だけを想定しているんです。しかし、街の中だったらそれでも国の基準でいいかと思うんです。しかし、山や谷を背後に抱えたこういう我がまちのような地形の中では、都会の中の、街の中のようなそういう基準は合わないと。なぜなら雨水と一緒に土砂が、必ずどこで降っても一緒になって流れてくるわけです。ですから、雨水プラス土砂が流れるということを頭に入れた上で、入れる側溝を決めていかなきゃならない。それを何度も何度も話をしてきたんですが、規格はそうだと、基準はそうだということで、そのように整備がされた。その結果、今回こういう被害が出たと私は思うんです。 ですから、これは国に対してそういう話を私はしていくべきだと、雨水だけじゃないと。東京のど真ん中で考えられる雨だけじゃないんだよと。ですから、今後そういった要望をしていくべきだと、同じような事業をこれから行う場合は、国に補助を求めていく場合は、やっぱりそれを強く訴えていく必要があると思うんです。 浜町の件も、それから尾崎白浜の防潮堤の内側が水が出なかったと、全く同じ構造だと思います。ちょうど山田町の田の浜が全く同じことで、住民が幾らしゃべっても基準どおりの排水溝がつくられたと、案の定土砂が流入して詰まって、大きな被害が出たと。同じ構造なんです。ですから、やっぱり建設部の皆さんは我々と違って、そこは技術者ですから、そこを国に対して訴えていく必要があったんじゃないのかなと、そう思いますがいかがでしょうか。
○議長(木村琳藏君)
都市整備推進室長。
◎
都市整備推進室長(本間良春君) お答えいたします。 議員がおっしゃるとおり、国の基準に基づいて今回整備したという中で、例えば今回土砂が出てこなかった根浜地区ですとか室浜地区の水路に関しましては、今回の雨量でも全然のめるような、やはり水路ではございました。 ですので、多分土砂が出なければ国の基準は間違っていないというのはそのとおりなんですけれども、議員がおっしゃるとおり沢々から土砂が流れてくるというところでは、本当は抜本的な改革でいけば、例えばその上に
砂防堰堤をつくるですとか、あとは水路については未改修の部分も改修していかなければいけないとか、そういう全体の沢の形状を考えながら、本来計画していくべきなのかなとは思いますので、国に対して今後要望することがあれば、その辺はちょっと今回の課題について申し上げていければなと思います。
○議長(木村琳藏君) 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) いや、室浜は上のほうに砂防提がありますから、いずれその沢々に、今後の課題として、1つは砂防提なり砂防ダムなりをどんどん、これは県なんでしょうが、要望していく必要があるなと、住宅街に側溝を入れたとしても、背後にそういう砂防提あるいは砂防ダムをつくっていかないと、同じようなことが起きてくる。やっぱり、それから土砂が流入してくるということを考えた上で、基準の見直しが絶対に必要だなと。ぜひこれを被災地の経験として、教訓として、私は国に対して物を申していくべきだと。じゃないと、こういう災害がまた起こりますから、この温暖化によって台風がまた今後も毎年毎年やってくるのは必須だと思うんです。ですから、そういったことを国に対して訴えていただきたいと。 それから、副市長、国から来ていますから、ぜひそういったものを釜石市で学んだ教訓として、いつかは国のほうにお帰りになるわけですから、今までの基準じゃだめだよということをぜひ訴えていただきたいと。じゃないとそれ以上の金がかかるわけですから、復興に。むしろ最初から財源を投資して、大雨が降っても大丈夫なような、そっちのほうに金をかけると。復興のために金を使うんだったら、前もってそういう整備に金を使ったほうが、私は国にとってもそんな大きなお金を使わなくても済むんだろうなと、そう思いますし、発想の転換をしなきゃだめだなと、国も考えを変えていただく必要があるなと、今回もつくづく思いました。 ぜひこれを、今回、23日に行かれるそうですから、ぜひこういったことも訴えていただきたいなと思いますが、いかがですか。
○議長(木村琳藏君) 窪田副市長。
◎副市長(窪田優一君) ただいまの質問についてお答えいたしますけれども、今、議員がおっしゃったとおり、実際に国の制度、もちろん完璧なものでないと思っております。 そこには、やはり地域の実情を鑑みながら、実際に地域を見ながら実際の規定を当てはめていく作業というので、どうしても法律と実態の実情が乖離している部分があると思います。そこについては、議員が御指摘のとおり、しっかりと国に要望する、あるいは国の役人側もそういったところをしっかり考えながら制度を設計していくべきだと思っておりますので、私のように実際にこういった地方自治体の現場に出る者としては、しっかり勉強させていただければと思います。 それから、23日に要望活動に行ってまいりますけれども、今、議員がおっしゃったように、しっかりとそういった実際の現場の声を届けながら要望のほうに行ってまいりますし、釜石市の実情を各省庁の方々にわかってもらえるように進んでまいりますので、そちらのほうはしっかりさせていただきます。
○議長(木村琳藏君) よろしいですか。 高橋松一君。
◆12番(高橋松一君) 関連するわけでございますが、私自身が壇上からもこのお話をしましたし、それから質問の中でも言ってきたはずですよね。全くおっしゃるとおりなんです。 消火栓のあったところにパイプを入れてつくって、さらに津波が来たからそれを修繕したという、もともとのものが残っていた場所につくりかえた。今、起きるようなことは、磯崎君が言ったとおり、以前からワークショップや何かでも出てきているんです。 こういうことを、今、みんながお話ししているわけですから、特に本間さんが答弁しているけれども、一番大きな問題は、住民の補償ということが出てくるんですよ。これは答えがなかったようですけれども。やっぱりこういったことを本当に腹に据えながらやっていかなければ、住みたくなるようなまちというのはできないんじゃないでしょうか。 それから、1カ所、2カ所じゃなくて、ずっとこの問題が出てきていたんじゃないでしょうか。この件の補償の問題を、補償しろということじゃなくて、こういう災害の起きやすいまちに住みたくするための方針として、市長みずから答えるべきだと私は思うんです。市長が答えればこれで終わりますけれども。やっぱりその辺のすぱっとした答えを出して副市長が国に行くわけですから、地域の課題をひっ提げて行ってもらいたいと、これだけで終わります。
○議長(木村琳藏君) 市長。
◎市長(野田武則君) 本当に、今回被災された方々には本当に申しわけなく思っているところでございますが、今回の復興事業については、それぞれ先ほど説明がありましたとおり、地域の皆さんといろいろ話をしながら、あるいは整合的な見地も含めながら、最大限、我々としても、災害を想定しながら設計して工事が進められたということでございます。 例えば今回50ミリ以上の雨が降ったわけでございますけれども、例えばこれが40ミリ、30ミリの雨だったらば、ああ、これでよかったなと思うときもあったのかもしれませんが、そうはならなかったということでございます。なぜそうならなかったのかというと、やっぱり想定以上の雨が、工事をした当時から見ればかなりの雨が降って、結果はこういう状況になったということだと思います。 したがってこの工事も含めて、あるいはまた災害の状況も含めて、少し検証しなければならないと思っております。 きょうも庁内のまずは検証チームを立ち上げて、あるいはまた専門的な学者の方々も含めて、少し先ほどの、例えば東部地区の話とか、あるいは尾崎白浜の話とか、いろいろ各地区で同じような例がたくさんございますので、やはりよく検証すべきだろうと、こう思っております。 それから、ほとんどの沢のほうで被害があるわけでございますけれども、いずれも多いのはやはり側溝の吸い込みの入り口に流木が塞がったり、あるいは土砂が塞がるということで、入り口で結果土砂災害が起きるという例が多かったと思うわけでございまして、先ほど基準という話がありましたけれども、今まではこの程度でよかったということであちらこちら工事を進めてきたわけでございますけれども、今回の災害を反省、教訓とすれば、やはり沢の水の入り口、これの基準といいますか、強化といいますか、やはり徹底的にこれを検証して、二度とこうした災害が起こらないような、まずそこに力を入れるべきだろうなと、こう思って、今現時点ではそんな思いをしているわけでございます。 ですから、さっき基準という話がありましたけれども、その大きさにもよります。いろいろ基準もあるとは思うんですが、少なくとも今回の災害を契機に、今まで考えられてきた基準というのは大幅に高くしなければならないということだろうと、こう思っております。 例えば東日本大震災を契機に、我々の防災に対する危機意識というのは非常に高まりましたよね。今までだったらこれでいいだろうというところが、そうではだめなんだと、もっと高い意識を持たなければならないというのが我々の大きな反省だったと思います。残念ながら我々はそういった普通の人間といいますか、何か経験をしないともっとそれを生かすということができない存在といいますか、最初からわかっていることだろうと思ってそういう計画を立てられるのであれば我々は本当にスーパーマンなんですが、普通の人間といいますか、平凡な人間というのは、やっぱりその時代とかその状況に応じた考えしかできない。その積み重ねの中で我々は生活をしているということが一つの限界なんだろうと、こう思っておりますが、いずれ今回の台風の教訓というのは、東日本大震災の教訓と同じぐらいの、基準というものの考え方を大きく変えていかなければならない、そういう存在だろうと思っております。 例えば河川もそうなんですが、甲子川の氾濫危険水位も超してしまいました。ですから、今まではなかなか氾濫ということはなかったわけでございますけれども、そのために、ぜひ堤防をきちんとつくってほしい、あるいは河川のしゅんせつを早くしてほしいということを再三にわたって要望してきたわけでございますが、いずれまだ大丈夫だろう、まだ大丈夫だろうという、そういう気持ちがどこかに、これは行政だけではなくて県もそうですが、市も県も国もそういうところがあったと、こう思っております。 今回の災害を契機に、ぜひ今までの基準ではだめなんだというところを、きちんと国にも要望していきたいと思いますし、国に要望する前にまず我々がきちんとそういった意識を持たなければならないということだろうと思っております。ぜひもう一回検証をさせていただきたいと、こう思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(木村琳藏君) そのほかございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第95号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第21、議案第96号釜石市
中央ブロック復興整備事業東部地区造成工事(その11)の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第96号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第22、議案第97号
消防ポンプ自動車の取得に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第97号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第23、議案第98号議決事項の一部変更についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第98号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第24、議案第99号議決事項の一部変更についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第99号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第25、議案第100号釜石市
過疎地域自立促進計画を変更することに関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第100号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第26、議案第101号あらたに生じた土地の確認に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第101号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第27、議案第102号町の区域の変更に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第102号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 日程第28、認定第1号平成30年度釜石市
一般会計歳入歳出決算から日程第36、認定第9号平成30年度釜石市
農業集落排水事業会計決算まで9件を一括議題といたします。 お諮りいたします。ただいま一括議題といたしました認定9件は、18人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、日程第28、認定第1号から日程第36、認定第9号まで9件は、18人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において議員全員を指名いたします。 では、決算特別委員会は直ちに本議場において委員会を開会し、正副委員長を互選の上、当職まで御報告を願います。 改めて招集はいたしませんので、御了承を願います。 この際、暫時休憩をいたします。 午後5時10分休憩
--------------------------------------- 午後5時26分再開
○議長(木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 ただいま決算特別委員会は、委員長に18番水野昭利君、副委員長に10番千葉榮君をそれぞれ決定した旨報告がありました。 お諮りいたします。決算特別委員会に付託されました認定9件について、来る10月25日の本会議において、審査の経過並びに結果の御報告を願うことにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 決算特別委員会は、来る10月25日の本会議において、審査の経過並びに結果の報告を願います。
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○議長(木村琳藏君) 日程第37、議議案第6号
東日本大震災復興対策特別委員会の名称及び所管事項の変更についてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 14番山崎長栄君。 〔14番山崎長栄君登壇〕
◆14番(山崎長栄君) ただいま議題に供されました議員提出議案第6号
東日本大震災復興対策特別委員会の名称及び所管事項の変更について提案理由を御説明いたします。 議員提出議案書1ページをごらん願います。 令和元年10月7日に議員提出議案により、東日本大震災からの復興の完遂と、市民にとって住みよいまちづくりに向け、必要な事項の調査、検討を行うため、
東日本大震災復興対策特別委員会を設置いたしましたが、今般の台風第19号の被害が甚大であり、震災と同じように長い期間でその復旧・復興の状況を確認する必要が生じたこと、また、近年台風や豪雨が威力を増し、災害が相次いでいることから、市議会として速やかな対応を図るため、特別委員会の名称と所管事項を変更しようとするものであります。 以上、提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由とさせていただきます。
○議長(木村琳藏君) 次に、討論の通告はありませんが、討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(木村琳藏君) これにて討論を終結いたします。 これより議議案第6号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(木村琳藏君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(木村琳藏君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれをもって散会いたします。 午後5時30分散会 釜石市議会議長 木村琳藏 釜石市議会議員 平野弘之 釜石市議会議員 遠藤幸徳...