釜石市議会 > 2013-06-10 >
06月10日-01号

  • "補正予算編成"(/)
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  1. 釜石市議会 2013-06-10
    06月10日-01号


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    平成25年  6月 定例会(第3号)             平成25年釜石市議会6月定例会会議録---------------------------------------           平成25年6月10日月曜日--------------------------------------- 議事日程 第1号   平成25年6月10日(月) 定例会         午後1時会議を開く第1 本日の会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 議長の報告第4 市長の報告第5 報告第5号 平成24年度釜石市一般会計繰越明許費の報告について第6 報告第6号 平成24年度釜石市下水道事業特別会計繰越明許費の報告について第7 報告第7号 平成24年度釜石市一般会計事故繰越の報告について第8 報告第8号 公用車による車両接触事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について第9 報告第9号 釜石物産センター駐車場内の車両損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について第10 議案第65号 平成25年度固定資産税の納期の特例に関する条例の専決処分に関し承認を求めることについて第11 議案第66号 釜石市市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて第12 議案第67号 平成24年度釜石市一般会計補正予算(第10号)の専決処分の承認を求めることについて第13 議案第68号 平成24年度釜石市下水道事業特別会計補正予算(第5号)の専決処分の承認を求めることについて第14 議案第69号 財産の無償貸付についての専決処分に関し承認を求めることについて第15 議案第70号 財産の無償貸付についての専決処分に関し承認を求めることについて第16 議案第71号 財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部を改正する条例第17 議案第72号 釜石市市税条例の一部を改正する条例第18 議案第73号 釜石市乳幼児・妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例第19 議案第74号 釜石市墓園条例の一部を改正する条例第20 議案第75号 平成25年度釜石市一般会計補正予算(第1号)第21 議案第76号 平成25年度釜石市下水道事業特別会計補正予算(第1号)第22 議案第77号 平田漁港災害復旧工事請負契約の締結に関し議決を求めることについて第23 議案第78号 桑ノ浜漁港災害復旧工事請負契約の締結に関し議決を求めることについて第24 議案第79号 大石漁港災害復旧工事請負契約の締結に関し議決を求めることについて第25 議案第80号 白浜(釜石)漁港災害復旧工事請負契約の締結に関し議決を求めることについて第26 議案第81号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて第27 請願1件、陳情1件                                     以上--------------------------------------- 本日の会議に付した事件第1 本日の会議録署名議員の指名…………………………………………………………5第2 会期の決定………………………………………………………………………………5第3 議長の報告………………………………………………………………………………6第4 市長の報告………………………………………………………………………………7第5 報告第5号 平成24年度釜石市一般会計繰越明許費の報告について……………10第6 報告第6号 平成24年度釜石市下水道事業特別会計繰越明許費の報告について…………………………………………………………………………………………………………11第7 報告第7号 平成24年度釜石市一般会計事故繰越の報告について………………〃第8 報告第8号 公用車による車両接触事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について………………………………………………………………………………………〃第9 報告第9号 釜石物産センター駐車場内の車両損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について……………………………………………………………………〃第10 議案第65号 平成25年度固定資産税の納期の特例に関する条例の専決処分に関し承認を求めることについて………………………………………………………………………12第11 議案第66号 釜石市市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて……………………………………………………………………………………〃第12 議案第67号 平成24年度釜石市一般会計補正予算(第10号)の専決処分の承認を求めることについて………………………………………………………………………………〃第13 議案第68号 平成24年度釜石市下水道事業特別会計補正予算(第5号)の専決処分の承認を求めることについて…………………………………………………………………〃第14 議案第69号 財産の無償貸付についての専決処分に関し承認を求めることについて……………………………………………………………………………………………………13第15 議案第70号 財産の無償貸付についての専決処分に関し承認を求めることについて……………………………………………………………………………………………………〃第16 議案第71号 財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部を改正する条例………………………………………………………………………………………………………〃第17 議案第72号 釜石市市税条例の一部を改正する条例………………………………14第18 議案第73号 釜石市乳幼児・妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例………………………………………………………………………………………〃第19 議案第74号 釜石市墓園条例の一部を改正する条例………………………………〃第20 議案第75号 平成25年度釜石市一般会計補正予算(第1号)……………………15第21 議案第76号 平成25年度釜石市下水道事業特別会計補正予算(第1号)………16第22 議案第77号 平田漁港災害復旧工事請負契約の締結に関し議決を求めることについて………………………………………………………………………………………………〃第23 議案第78号 桑ノ浜漁港災害復旧工事請負契約の締結に関し議決を求めることについて……………………………………………………………………………………………〃第24 議案第79号 大石漁港災害復旧工事請負契約の締結に関し議決を求めることについて………………………………………………………………………………………………〃第25 議案第80号 白浜(釜石)漁港災害復旧工事請負契約の締結に関し議決を求めることについて……………………………………………………………………………………17第26 議案第81号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて…………………〃第27 請願1件、陳情1件……………………………………………………………………〃--------------------------------------- 出席議員(19名)                 議長   海老原正人君                  1番  木村琳藏君                  2番  平野弘之君                  3番  遠藤幸徳君                  4番  合田良雄君                  5番  坂本良子君                  6番  細田孝子君                  7番  古川愛明君                  8番  小鯖利弘君                  9番  和田松男君                  10番  菊池秀明君                  11番  赤崎光男君                  12番  川崎勇一君                  13番  菊池 孝君                  14番  山崎長栄君                  15番  佐々木義昭君                  16番  水野昭利君                  17番  松坂喜史君                  19番  菅原規夫君 欠席議員(1名)                 副議長  佐々木透--------------------------------------- 説明のため出席した者         市長           野田武則君         副市長          若崎正光君         副市長          嶋田賢和君         総務企画部長       小林俊輔君         危機管理監        山崎義勝君         市民生活部長       清野信雄君         保健福祉部長       岡崎貞夫君         産業振興部長       渡部秀幸君         建設部長         洞口政伸君         復興建設技監       小友光晴君         都市整備推進室長     前田達也君         総合政策課長       正木隆司君         総務課長         菊池久彦君         財政課長         古澤茂樹君         水道事業所長       佐々木 守君         会計管理者        猪又勝則君         監査委員         野田喜一君         教育委員長        及川 好君         教育長          佐藤 功君         教育次長         菊池郁夫君         教育委員会総務課長    村井大司君         学校教育課長       佐々木 猛君         生涯学習スポーツ課長   和田利男君         図書館長         高橋康明君         学校給食センター所長   栗澤成雄君         選挙管理委員会委員長   神林知明君         農業委員会会長      久保知久君--------------------------------------- 事務局職員出席者         事務局長         赤崎 剛         事務局次長        山田裕子         議事係長         大森俊一---------------------------------------               午後1時会議を開く ○議長(海老原正人君) 本日の出席議員は19名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。欠席の届け出は、18番佐々木透さんの1名であります。 ただいまから、平成25年6月釜石市議会定例会を開会いたします。直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元の議事日程第1号によって進めます。 本日は暑いようですので上着を外しても結構です。--------------------------------------- ○議長(海老原正人君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員には、会議規則第81条の規定により、議長において16番水野昭利さん及び17番松坂喜史さんを指名いたします。--------------------------------------- ○議長(海老原正人君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から6月21日までの12日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(海老原正人君) 御異議なしと認めます。よって、会期は12日間と決しました。 お諮りいたします。議事の都合により、6月11日、12日、13日、14日及び17日の5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(海老原正人君) 御異議なしと認めます。よって、6月11日、12日、13日、14日及び17日の5日間は休会することに決しました。--------------------------------------- ○議長(海老原正人君) 日程第3、議長の報告であります。 市長から、今定例会の審議案件として、お手元に配付いたしましたとおり、報告第5号から報告第9号までの5件、議案第65号から議案第81号までの17件、合計22件の送付がありましたので、御報告いたします。 また、資料として、地方自治法第221条第3項の法人に係る経営状況説明書について、公益財団法人釜石大槌地域産業育成センター、釜石市土地開発公社、釜石港物流振興株式会社及び公益社団法人釜石シルバー人材センターから提出があり、お手元に配付しておりますので、御報告いたします。 次に、3月定例会後の議長会等の動向及び議員の派遣結果につきましては、その概要を取りまとめ、お手元に配付いたしておりますので、ごらんを願います。 なお、全国市議会議長会第89回定期総会において、私が評議員として感謝状を受領しましたので、御報告申し上げます。 次に、岩手県沿岸知的障害児施設組合議会の議決事件の概要については、同組合議会議員佐々木透さんが欠席のため、私から御報告いたします。 平成25年3月岩手県沿岸知的障害児施設組合議会定例会は、宮古市役所6階大ホールで開催され、会期は3月22日の1日限りでありました。 議案第1号の平成25年度の一般会計予算については、歳入歳出予算の総額を2億1367万6000円とするもので、原案のとおり可決されております。 議案第2号の平成24年度の一般会計補正予算については、歳入歳出それぞれ1000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億6151万3000円とするもので、原案のとおり可決されております。 発議案第1号平成25年度の議員の行政視察については、原案のとおり承認されております。 以上で議長の報告並びに諸般の報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(海老原正人君) 日程第4、市長の報告であります。 市長、登壇を願います。  〔市長野田武則君登壇〕 ◎市長(野田武則君) 平成25年6月釜石市議会定例会が開催されるに当たり、復興まちづくりへの取り組みについて、御報告をさせていただきます。 初めに、被災事業者に対する意向調査結果についてであります。 東日本大震災により事業所が半壊以上の被害となった事業者の皆様を対象に、これまでのまちづくり協議会などでお示しをしている各種復興事業の内容をお知らせするとともに、復旧・復興に向けた課題や事業者の再建の意向を確認するため、3月22日から4月5日にかけて調査を実施いたしました。住所が確認できた709事業者に意向調査票を送付し、422事業者から回答を得ており、回収率は59.5%となっております。 「再建方法について」の結果によると、「既に再建している」が50.4%、「自力再建を予定」が12.6%、「テナント再建を予定」が3.8%、「廃業」が20.4%、「未定」が12.8%となっており、再建予定の事業者が回答した再建の課題としては、「資金調達難」、「売上・顧客減少」、「土地利用計画不明確」が大きく占めております。また、市に対する意見、要望等においても、補助金等の支援制度や土地利用について掲げられ、再建の課題と重なるものがありました。 これらの意見、課題等を踏まえながら、グループ補助金を初め、全壊補助金などの施設整備補助金等の活用や、各種助成制度についての周知の徹底を図り、個々の事業者に対応した支援に努めてまいります。 さらに、土地利用計画復興事業の進捗状況についても、まちづくり協議会、地域会議などを通じてお知らせをしてまいりたいと存じます。 6月下旬には市が整備を予定しているテナントの募集説明会を予定しておりますことから、東部地区の事業者を対象として意見交換の機会を設けるなど、市民の声をまちづくりに反映させていきたいと考えております。 次に、復興公営住宅への入居についてでありますが、上中島に市内第1号となる復興公営住宅が完成し、去る3月28日に引き渡しを受けました。入居者については3月21日から4月9日の間公募を行い、最高で6倍を超える高い競争率となりましたが、4月14日に行われた公開抽せん会、5月3日に行われた部屋決め抽せん会とも大きな混乱もなくスムーズに進み、現在既に入居が始まっております。 今後、完成する復興公営住宅についても、抽せん、入居がスムーズに行われるよう事務を進めてまいります。 次に、被災者住宅再建支援事業についてであります。 被災者の住宅再建にかかわる負担を軽減し、安定的な生活基盤の確保を加速させるため、国の復興基金等を活用して住宅再建支援策の拡充を図ることといたしました。 まず、釜石市単独被災者住宅再建支援事業においては、被災された方が住宅を新築したり新たに住宅を購入した場合、これまで50万円を補助しておりましたが、これを複数人数の世帯100万円、単身世帯75万円に増額し、既に受領済みの方にも差額を追加補助いたします。 さらに、住宅を新築、取得する際のローンに対し250万円を上限に利子補給を行うほか、引っ越しにかかわる費用として一律5万円を補助します。 被災者住宅再建支援釜石木材活用住宅推進事業では、釜石産木材の活用を図るため、釜石産木材を利用して住宅を新築した場合、木材の使用料に応じて100万円を上限に補助します。 半島部の住宅再建については、防災集団移転促進事業により市が整備する高台に移転をしていただくことを基本としていますが、災害危険区域に指定された方々が高台以外に自力再建される場合、崖地近接等危険住宅移転事業により上限708万円の利子補給、上限78万円の移転等の費用助成を実施します。 これらの制度を最大限活用した場合、個々の事案により異なるものの、最高で1583万9000円の支援を受けることができます。 なお、これらの各種住宅再建施策を実施するに当たり、住民の意向を的確に把握、反映させるため、再度、最終的な住宅再建意向調査を実施いたします。 次に、片岸、鵜住居、嬉石・松原、平田地区において実施する被災市街地復興土地区画整理事業について、権利者の皆様の御意見を事業に反映させ、事業が公平かつ公正に行われるために、施行者である市の諮問機関として設置する土地区画整理審議会委員選挙にかかわる立候補の届け出の受付を5月17日から27日まで行いました。この結果、立候補の届出が定員を超えませんでしたので、投票を行わず、土地区画整理審議会委員を決定し、6月14日に告示する予定となりました。 今月から各地区ごとに土地区画整理審議会を開催し、それぞれが権利を所有する土地の面積の確定や、新たに整備する土地の位置や大きさを決める換地設計に関することなどを御審議いただき、まちづくり計画の確定に当たる仮換地指定を9月末に行う予定としております。本格的な事業着手は、この仮換地指定後となりますが、この間、公共事業用地先行買収交渉や仮工事などを行う予定としておりますので、引き続き地域並びに地権者の皆様の御協力をお願いいたします。 次に、災害廃棄物処理状況と浸水際の瓦れき及び津波堆積物の撤去についてであります。 4月末現在の災害廃棄物処理状況については、仮置き場への瓦れき搬入率は99%で、その処理率は57.3%。津波堆積物の搬入率は65%で、その処理率は1.6%となっており、引き続き平成26年3月までの確実な処理完了に向けて取り組んでまいります。 また、これまでの災害廃棄物処理事業については、生活に支障を来す瓦れきの撤去に始まり、被災した建物等の解体及び基礎撤去を実施してきた結果、おおむね終了しております。しかしながら、津波の浸水際には瓦れきや津波堆積物がまだ若干残っていることから、撤去作業の最終段階としてその撤去に取り組み、その撤去作業の完了を地元町内会等とともに確認をすることにしております。 現在、新浜町と両石町の撤去作業をモデル的に実施しておりますが、その他の地区についても9月末までに順次、実施をしてまいります。 次に、釜石市鵜住居地区防災センターにおける東日本大震災被災調査委員会の取り組みについてでありますが、市では震災後、鵜住居地区防災センターで犠牲となられた方々の遺族の皆様に対する説明会を3回にわたり行いましたが、説明が不十分であったことから、被災者の遺族で構成する鵜住居地区防災センターに関する被災者遺族の連絡会を設置し、連絡会と連携して、さらなる検証を進めてまいりました。 その結果、昨年12月5日、連絡会から、市に対し検証結果の報告書と要望書の提出がありました。その内容は、連絡会の立場では検証できない部分もあり、二度とこのような惨事を起こさないために、第三者有識者委員による検証委員会を立ち上げ、この事故の根本的な原因究明の検証に入ることを求めるというものでありました。 市ではこの要望を受け、去る4月9日に調査委員会設立準備会を開催し、調査委員会の名称を「釜石市鵜住居地区防災センターにおける東日本大震災津波被災調査委員会」とし、調査委員会が所掌事務である津波被災の原因究明に関すること、津波被災を教訓として今後実施すべき防災対策に関することの2点について調査検討を行い、その結果を市に提言することを確認させていただきました。 第1回目の調査委員会が4月23日に開催され、調査委員会調査検討すべき事項に関する意見交換、市が提出した関係資料に関する説明、関係者への面談調査の実施について協議を行いました。また、5月16日に開催した第2回目の調査委員会におきましては、新たな調査項目の追加や内容を確認するとともに、市が提出した資料に関する意見交換面談調査に関する面談方法を協議しております。 調査委員会による面談調査につきましては、5月28日と29日の2日間にわたり、津波避難訓練に携わった防災関係職員鵜住居地区防災センターの建設や施設運営に携わった職員など、市職員8名に対する面談調査を実施しており、引き続き消防職員、消防団員、地元町内会関係者、生存者など9名の方に面談調査を実施することを確認しております。 以上のように、調査委員会では、市から提出のあった関係資料の確認作業と同時に、面談調査を行いながら議論を重ね、7月下旬ごろには調査結果の概要を報告する予定にあります。市として被災者御遺族の思いに寄り添いながら、調査委員会の作業が順調に進展するよう努めてまいります。 次に、東日本大震災の検証についてであります。 当市は、津波災害が繰り返されてきた歴史があり、今回の震災でも、1000人以上の貴重な命が一瞬に失われる悲劇となりました。先人の教訓はなぜ生かされなかったのか。今回の大震災では何が起こり、そこから何を学び、今後どう生かしていくのか。関係者の証言、記録などから課題等を整理し、未来につながる教訓を明確にする検証が必要と考えます。 このことから、ことし4月に震災検証室を新たに設置し、検証作業を進めているところであります。これまでにも検証作業は断続的に進めてまいりましたが、今回、市民の目線に立った教訓として取りまとめ、津波防災にかかわる地域文化の醸成を図るため、検証委員会を再開、発展させることとしました。検証委員会の運営については、大学関係者との連携をさらに強化するほか、被災者、災害業務担当者の証言等を幅広く反映させることに努めるものとし、各委員候補者と日程調整の上、6月内の開催を目指しているところであります。 このほかにも、震災検証にかかわるフォーラム等を開催することにより、関係者の証言、記録の保存を進めることとしており、これらの成果は今後、震災誌等を作成して取りまとめてまいりたいと存じます。 今後とも、議員並びに市民の皆様の御理解と御支援を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(海老原正人君) 以上で、市長の報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(海老原正人君) 日程第5、報告第5号平成24年度釜石市一般会計繰越明許費の報告についてから、日程第26、議案第81号市道路線の認定に関し議決を求めることについてまで、22件を一括議題といたします。 ただいま議題に供しました報告及び議案について、順次当局の説明を求めます。 総務企画部長。  〔総務企画部長小林俊輔君登壇〕 ◎総務企画部長(小林俊輔君) ただいま議題に供されました報告第5号平成24年度釜石市一般会計繰越明許費の報告についてから、議案第81号市道路線の認定に関し議決を求めることについてまでの報告5件、議案17件につきまして、順次御説明を申し上げます。 議案書の1ページをごらん願います。 報告第5号平成24年度釜石市一般会計繰越明許費の報告についてですが、本件は、東日本大震災に係る復旧・復興関連事業が集中し、県等関係機関との協議や用地測量調査及び設計業務に不測の日数を要したことなどにより、平成24年度内の完了が見込めなかったことから、平成24年度一般会計補正予算において、繰越明許費として計上した事業のうち57件、総額109億3860万9000円を平成25年度へ繰り越ししたものでございます。 8ページをごらん願います。 報告第6号平成24年度釜石市下水道事業特別会計繰越明許費の報告についてですが、本件は、基本計画の策定及び関係機関との調整に不測の日数を要したため、平成24年度内の完了が見込めなかったことから、繰越明許費として計上した3件の事業、総額8億7118万9000円を平成25年度へ繰り越ししたものでございます。 以上、繰越明許費の報告2件につきましては、地方自治法施行令第146条第2項の規定により議会に報告するものでございます。 10ページをごらん願います。 報告第7号平成24年度釜石市一般会計事故繰越の報告について御説明申し上げます。 本件は、平成23年度一般会計において予算計上し、平成24年度へ繰り越した災害廃棄物処理事業外4件の事業について、それぞれ避けがたい事情により不測の日数を要したことから、平成24年度内の完了に至らず、事業費14億6387万円を、地方自治法第220条第3項ただし書きの規定により平成25年度へ繰り越したので、地方自治法施行令第150条第3項の規定により議会に報告するものでございます。 12ページをごらん願います。 報告第8号公用車による車両接触事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について御説明申し上げます。 この事故は、平成25年2月8日午前7時50分ごろ、鵜住居町第29地割の市道においてスクールバスが対向車を避ける際、凍結した路面で滑り、駐車中の相手方車両に接触し、損傷を与えたものでございます。この事故に係る損害賠償について、去る3月25日に市の損害賠償額3万7288円で示談が成立し、同日付で地方自治法第180条第1項及び釜石市長専決条例第2条第2号の規定に基づき専決処分をしたものでございます。 14ページをごらん願います。 報告第9号釜石物産センター駐車場内の車両損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてですが、この事故は、平成25年2月25日午前11時40分ごろ、鈴子町の釜石物産センター駐車場において、入り口に制限高の表示をしていなかったことから、制限高を超える車両が駐車場に入り、車両の屋根と駐車場内配管が接触し、車両に損傷を与えたものでございます。この事故に係る損害賠償について、去る4月26日に市の損害賠償額5万9200円で示談が成立し、同日付で地方自治法第180条第1項及び釜石市長専決条例第2条第2号の規定に基づき専決処分をしたものでございます。 以上、損害賠償事件の報告2件につきましては、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。 16ページをごらん願います。 議案第65号平成25年度固定資産税の納期の特例に関する条例の専決処分に関し承認を求めることについて御説明申し上げます。 この条例は、平成25年度の固定資産税の課税に当たり、相続登記及び震災代替資産に対する評価作業が膨大であったため、評価額決定に不測の日数を要したことから、平成25年度に限り固定資産税の第1期の納期を1カ月延期し、5月1日から同月31日までとしたものでございます。 19ページをごらん願います。 議案第66号釜石市市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについてですが、この条例は、地方税法の一部改正に伴い所要の改正を行ったものでございます。主な改正内容としては国保税に関し2点ございまして、1点目は、平成20年度に後期高齢者医療制度が創設され、75歳以上の国保加入者が後期高齢者医療制度に移行することとなりましたが、所得の少ない世帯については、移行した人を国保加入者とみなして、個人に係る均等割、世帯に係る平等割の軽減判定の対象にする特例がございまして、今回この特例について期間を設けない恒久的なものとすること。2点目は、国保加入者が75歳となり、後期高齢者医療制度へ移行することにより、国保の単身世帯となる世帯、いわゆる国民健康保険税特定世帯について、移行後5年間は世帯別平等割を2分の1軽減するという特例がありますが、今回の改正では、さらにその後3年間、4分の1の軽減を行おうとするものでございます。 以上、条例の専決処分2件につきましては、特に緊急を要するため、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定により、議案第65号の条例については平成25年3月29日付で、議案第66号の条例については3月30日付で専決処分を行い、それぞれ即日公布いたしましたので、同条第3項の規定により議会に報告し、承認を求めるものでございます。 次に、別冊となっております平成24年度補正予算の専決処分に係る議案書をごらん願います。 議案第67号平成24年度釜石市一般会計補正予算(第10号)の専決処分の承認を求めることについて及び議案第68号平成24年度釜石市下水道事業特別会計補正予算(第5号)の専決処分の承認を求めることについて御説明申し上げます。 補正予算書の1ページをごらん願います。 平成24年度釜石市一般会計補正予算(第10号)は、繰越明許費及び債務負担行為を補正したものでございます。 2ページをごらん願います。 第1表繰越明許費補正には、平成24年度内に事業完了に至らない事業として追加15件、変更5件を計上しております。 3ページをごらん願います。 第2表債務負担行為補正には、漁業近代化資金の融通に伴う利子補給金など7件について、実績に基づく所要額の変更を計上しております。 5ページをごらん願います。 平成24年度釜石市下水道事業特別会計補正予算(第5号)は、繰越明許費を補正したものでございます。第1表繰越明許費補正には、平成24年度内に事業完了に至らない事業として3件を計上しております。 以上、補正予算の専決処分2件につきましては、予算執行上、それぞれ補正予算編成の必要が生じましたが、特に緊急を要するため、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定により去る3月29日付で専決処分を行いましたので、同条第3項の規定により議会に報告し、承認を求めるものでございます。 議案書の23ページをごらん願います。 議案第69号財産の無償貸付についての専決処分に関し承認を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、平成24年11月6日付で独立行政法人中小企業基盤整備機構から無償譲渡を受けた大只越地区仮設施設の1区画について、平成25年3月26日付で事業者に無償貸し付けすることに関し専決処分したものでございます。 26ページをごらん願います。 議案第70号財産の無償貸付についての専決処分に関し承認を求めることについてですが、この議案は、平成25年4月26日付で独立行政法人中小企業基盤整備機構から無償譲渡を受けた神ノ沢地区仮設施設について、同日付で事業者に無償貸し付けすることに関し、専決処分したものでございます。 以上、財産の無償貸し付けについての専決処分2件につきましては、特に緊急を要するため、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定により、議案第69号につきましては平成25年3月26日付で、議案第70号につきましては平成25年4月26日付をもって専決処分を行いましたので、同条第3項の規定により議会に報告し、承認を求めるものでございます。 31ページをごらん願います。 議案第71号財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が整備し、市へ無償譲渡された仮設施設について、被災した事業者等の入居に関する事務を迅速に行うため、東日本大震災からの復興に資するものについて、市長の裁量により普通財産の無償貸し付けを行うことができる規定を加えようとするもので、その施行期日は公布の日からとしようとするものでございます。 32ページをごらん願います。 議案第72号釜石市市税条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、地方税法の一部を改正する法律及び東日本大震災からの復興に関し、地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律が公布されたことに伴う所要の改正及び東日本大震災により被災した漁船等の代替資産に対する固定資産税の軽減を図るため、所要の改正をしようとするものでございます。 主な改正内容といたしましては、住宅ローン控除の4年間の延長と控除額の拡充を行うもの、地方税に係る延滞金、還付加算金の見直しをするもの、東日本大震災からの復興を図ることを目的として、防災の施策に要する費用の財源を確保するため、平成26年度から平成35年度までの間、個人市民税の均等割の標準税率を年額500円引き上げるもの、東日本大震災で被災した漁船を漁協が公費補助により代替取得し、漁業者が使用している場合、漁協が負担する代替漁船の固定資産税を軽減するため、特定の減免措置を講じようとするものでございます。 37ページをごらん願います。 議案第73号釜石市乳幼児・妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、子育て支援策を充実させるため、医療費給付事業の対象者に小学生を加えるとともに、就学前児童については現行の所得制限を撤廃しようとするものでございます。また、附則において、釜石市福祉医療資金貸付基金条例の一部改正を行おうとするもので、その施行期日は平成25年10月1日からとしようとするものでございます。 39ページをごらん願います。 議案第74号釜石市墓園条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、国土調査により墓園の位置表示が変更になっていることから、墓園の位置を釜石市大字平田第3地割61番125に改めようとするもので、その施行期日は公布の日とし、改正後の釜石市墓園条例の規定は、平成24年11月12日から適用しようとするものでございます。 以上、議案第71号から議案第74号までの条例4件につきましては、地方自治法第96条第1項第1号の規定により提案するものでございます。 次に、別冊となっております25年度補正予算書の1ページをごらん願います。 議案第75号平成25年度釜石市一般会計補正予算(第1号)は、予算の総額に歳入歳出131億3800万円を追加し、補正後の予算総額を985億9300万円としようとするものです。 2ページの第1表歳入歳出予算補正の主な内容を御説明いたします。 第2款総務費には、中心市街地東部地区における新たな商業拠点を整備するに当たり、持続的に運営するため、まちづくり会社設立に向けての取り組みを行おうとする事業や、東日本大震災により消滅した根浜海岸の砂浜について、復旧の可能性を調査する事業などを計上しております。 第3款民生費には、第5期釜石市介護保険事業計画により、民間事業者が進める介護施設等の整備に対する補助金を計上しております。 第4款衛生費には、岩手県の助成により、被災者の健康づくりをサポートしようとする事業や、地域医療を産業として育成するため民間業者を通じて医療現場で不足している看護師を首都圏等から供給するモデル調査事業などを計上しております。 第6款農林水産業費には、営農の再開に向けて市が農業用機械等を整備し、被災農家で組織する組合へ貸与するなどの被災地域農業復興総合支援事業、被災者の住宅再建を促進するため、釜石産木材を使って住宅を新築するものに対して、木材の使用量に応じて助成しようとする釜石産木材活用住宅推進事業、岩手大学との連携による水産業の6次産業化を進めるため、魚食の普及を検討するとともに、魚河岸地区から新浜町地区にかけた水産加工業者の誘致に向けた計画を策定し、水産業の復興を図ろうとする水産振興調査事業などを計上しております。 第7款商工費には、市内でコールセンターを新設した企業に対し、雇用などの要件を満たした場合、補助金を交付する企業誘致推進事業、観光の促進のためアドバイザーを招いて研修会を行うA&Fグリーン・ツーリズム民泊促進事業を計上しております。 第8款土木費には、東部地区の新たな商業拠点や商店街及び市民文化会館の整備計画と一体的に立体駐車場を整備しようとする防災拠点駐車場整備事業や、大型商業施設と大町地区を連絡する広場と階段を整備し、その回遊性を確保しようとする事業、さらに被災者の住宅再建を促進するため、住宅再建補助金の上限額を引き上げるとともに、住宅の新築、購入に対するローンの利子や引っ越しの費用に対して助成しようとする被災者住宅再建支援事業などを計上しております。 第10款教育費には、東海市からの支援により、被災地区の小学校に子供たちの運動不足を補うため遊具施設を整備する事業及び土地区画整理事業に伴う平田幼稚園移転事業などを計上しております。 第11款災害復旧費には、東日本大震災により、校舎が使用不能となった地域の小中学校を新たに建設し、良好な学習環境を整備するとともに、地域活動や防災拠点として整備を図る学校建設事業、東日本大震災により、復旧困難な被害を受けた鵜住居幼稚園について、新たに園舎が完成するまでの間、教育環境を確保するため、仮設園舎を整備しようとする事業などを計上したところでございます。 これらの財源として、歳入には、歳出充当特定財源のほか、地方交付税の増額、東日本大震災復興交付金基金繰入金などを計上し、予算を編成しております。 5ページをごらん願います。 第2表地方債補正には、今次補正予算による起債対象事業の追加、変更に伴う市債発行額の調整を計上しております。 7ページをごらん願います。 議案第76号平成25年度釜石市下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、予算の総額に歳入歳出7億8270万円を追加し、補正後の予算総額を36億471万6000円としようとするものでございます。 第1表歳入歳出予算補正の内容といたしましては、歳出に、東北横断自動車道釜石秋田線の建設に際して、既設の下水道管を仮設で切り回しするための経費を計上するとともに、大平処理施設の復旧に伴い、水質調査を実施するための事業やポンプ場、処理場の災害復旧に係る事業を計上し、この財源として、歳入には歳出充当特定財源のほか、一般会計からの繰入金を計上して予算を編成しております。 第2表地方債補正には、今次補正予算に係る起債対象事業の追加、変更に伴う市債発行額の調整を計上しております。 以上、平成25年度の補正予算2件につきましては、地方自治法第96条第1項第2号の規定により提案するものでございます。 議案書に戻りまして、40ページをごらん願います。 議案第77号から43ページの議案第80号までの契約案件は、東日本大震災で被災した漁港の災害復旧を図るための工事請負契約でございまして、いずれも去る5月30日に指名競争入札を行い、6月3日に仮契約を締結しており、工期は、契約締結の日から平成26年3月25日までとなっております。 議案第77号平田漁港災害復旧工事請負契約の締結に関し議決を求めることについては、契約金額2億7090万円で、株式会社小澤組と契約しようとするものでございます。 41ページをごらん願います。 議案第78号桑ノ浜漁港災害復旧工事請負契約の締結に関し議決を求めることについては、契約金額1億8900万円で株式会社及川工務店と契約しようとするものでございます。 42ページをごらん願います。 議案第79号大石漁港災害復旧工事請負契約の締結に関し議決を求めることについては、契約金額4億5150万円で、株式会社山長建設と契約しようとするものでございます。 43ページをごらん願います。 議案第80号白浜(釜石)漁港災害復旧工事請負契約の締結に関し議決を求めることについては、契約金額3億7800万円で株式会社山元と契約しようとするものでございます。 以上、4件の工事請負契約の締結に当たりましては、予定価格が1億5000万円を超えるため、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求めるものでございます。 44ページをごらん願います。 議案第81号市道路線の認定に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、東日本大震災により被害を受けた鵜住居から箱崎白浜地区の防災性を高め、津波に対して浸水しない道路を整備し、孤立地域の解消を図るため及び箱崎白浜地区の復興計画に伴う道路整備のため、新たに2路線を市道に認定しようとするもので、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 以上で提案理由の説明を終わります。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(海老原正人君) 以上をもって当局の説明は終わりました。 お諮りいたします。報告第5号から報告第9号までの5件、議案第65号から議案第81号までの17件、合計22件は、来る6月21日の本会議において審議することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(海老原正人君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(海老原正人君) 日程第27、請願1件、陳情1件を議題といたします。 6月6日までに受理いたしました請願、陳情は、お手元の各文書表のとおりであります。 請願1件は、文書表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。 請願、陳情の番号及び件名等を職員をして朗読させます。  〔事務局職員朗読〕  請願第2号 市道「平田上中島線」の整備を求める請願                            経済常任委員会  陳情第1号 市民文化会館等の早期復旧について                                 報告 ○議長(海老原正人君) ただいま所管の常任委員会に付託された請願は、来る6月21日に本会議において審査の経過並びに結果の報告を願います。また、ただいまの陳情1件は報告でありますので、趣旨に賛同する議員は所要の手続をお願いいたします。--------------------------------------- ○議長(海老原正人君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれをもって散会いたします。               午後1時43分散会                          釜石市議会議長 海老原正人                          釜石市議会議員 水野昭利                          釜石市議会議員 松坂喜史...