釜石市議会 > 2004-03-18 >
03月18日-06号

  • "体育振興課長"(/)
ツイート シェア
  1. 釜石市議会 2004-03-18
    03月18日-06号


    取得元: 釜石市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    平成16年  3月 定例会(第2号)            平成16年釜石市議会3月定例会会議録---------------------------------------           平成16年3月18日木曜日--------------------------------------- 議事日程第6号  平成16年3月18日(木) 定例会        午後 時会議を開く第1 本日の会議録署名議員の指名第2 市長報告第3 議案第1号 釜石移動通信用鉄塔施設整備事業分担金徴収条例第4 議案第6号 釜石特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例第5 議案第7号 釜石一般職職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例第6 議案第8号 釜石育英会基金条例の一部を改正する条例第7 議案第9号 釜石地域福祉基金条例の一部を改正する条例第8 議案第10号 釜石土地開発基金条例の一部を改正する条例第9 議案第11号 釜石敬老祝金条例の一部を改正する条例第10 議案第13号 釜石特別功労者条例を廃止する条例第11 議案第14号 釜石市立図書館図書整備基金条例を廃止する条例第12 議案第15号 ふるさと釜石水土保全基金条例を廃止する条例第13 議案第16号 釜石母子生活支援施設設置条例を廃止する条例第14 議案第22号 平成16年度釜石市一般会計予算第15 議案第23号 平成16年度釜石水道事業会計予算第16 議案第24号 平成16年度釜石病院事業会計予算第17 議案第25号 平成16年度釜石国民健康保険事業特別会計予算第18 議案第26号 平成16年度釜石簡易水道事業特別会計予算第19 議案第27号 平成16年度釜石下水道事業特別会計予算第20 議案第28号 平成16年度釜石駐車場事業特別会計予算第21 議案第29号 平成16年度釜石老人保健事業特別会計予算第22 議案第30号 平成16年度釜石漁業集落排水事業特別会計予算第23 議案第31号 平成16年度釜石釜石大槌地区介護認定審査会事業特別会計予算第24 議案第32号 平成16年度釜石介護保険事業特別会計予算第25 議案第33号 平成16年度釜石農業集落排水事業特別会計予算第26 閉会中の継続審査について(平成15年請願第3号)第27 閉会中の継続調査について第28 議員の派遣について                                     以上 --------------------------------------本日の会議に付した事件第1 本日の会議録署名議員の指名……………………………………………………… 225第2 市長報告………………………………………………………………………………〃第3 議案第1号 釜石移動通信用鉄塔施設整備事業分担金徴収条例…………… 226第4 議案第6号 釜石特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例……………………………………………………………………………………………………………〃第5 議案第7号 釜石一般職職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例………………………………………………………………………………………………………〃第6 議案第8号 釜石育英会基金条例の一部を改正する条例………………………〃第7 議案第9号 釜石地域福祉基金条例の一部を改正する条例……………………〃第8 議案第10号 釜石土地開発基金条例の一部を改正する条例……………………〃第9 議案第11号 釜石敬老祝金条例の一部を改正する条例…………………………〃第10 議案第13号 釜石特別功労者条例を廃止する条例………………………………〃第11 議案第14号 釜石市立図書館図書整備基金条例を廃止する条例…………………〃第12 議案第15号 ふるさと釜石水土保全基金条例を廃止する条例…………………〃第13 議案第16号 釜石母子生活支援施設設置条例を廃止する条例…………………〃第14 議案第22号 平成16年度釜石市一般会計予算………………………………………〃第15 議案第23号 平成16年度釜石水道事業会計予算……………………………… 227第16 議案第24号 平成16年度釜石病院事業会計予算…………………………………〃第17 議案第25号 平成16年度釜石国民健康保険事業特別会計予算…………………〃第18 議案第26号 平成16年度釜石簡易水道事業特別会計予算………………………〃第19 議案第27号 平成16年度釜石下水道事業特別会計予算…………………………〃第20 議案第28号 平成16年度釜石駐車場事業特別会計予算…………………………〃第21 議案第29号 平成16年度釜石老人保健事業特別会計予算………………………〃第22 議案第30号 平成16年度釜石漁業集落排水事業特別会計予算…………………〃第23 議案第31号 平成16年度釜石釜石大槌地区介護認定審査会事業特別会計予算…………………………………………………………………………………………………………〃第24 議案第32号 平成16年度釜石介護保険事業特別会計予算………………………〃第25 議案第33号 平成16年度釜石農業集落排水事業特別会計予算…………………〃第26 閉会中の継続審査について(平成15年請願第3号)…………………………… 235第27 閉会中の継続調査について………………………………………………………… 236第28 議員の派遣について……………………………………………………………………〃 --------------------------------------出席議員(26名)                 議長   平舘幸雄君                 副議長  佐藤一夫君                  1番  新里博政君                  2番  小鯖利弘君                  3番  佐々木 透君                  4番  坂本良子君                  5番  細田孝子君                  6番  海老原正人君                  7番  水野昭利君                  8番  両川敏之君                  9番  岩間勘二君                  10番  和田松男君                  11番  菊池 孝君                  12番  菅原規夫君                  13番  山崎長栄君                  14番  川崎勇一君                  15番  佐々木義昭君                  16番  小笠原多子男君                  17番  野田忠孝君                  18番  秋元厚子君                  19番  松坂喜史君                  20番  佐野金吾君                  21番  藤井修一君                  22番  平松福一君                  23番  小野寺英雄君                  24番  藤原茂實 --------------------------------------説明のため出席した者              市長      小沢和夫君              助役      高田直和君              収入役     桑畑喜一君              総務企画部長  佐々木重雄君              民生部長    小山 士君              経済部長    佐野善次君              建設部長    伊藤昭男君              総務課長    前川公二君              財政課長    小林俊輔君              企画課長    山崎秀樹君              市民病院長   佐藤昇一君              市民病院                      藤田良三君              事務長              市民病院                      山田 守君              総務課長              市民病院                      末永正志君              医事課長              水道事業所長  佐々木道典君              教育長     塚本希之君              教育次長    尾形新悦君              教育委員会                      菊地洋一君              総務課長              学校教育課長  樋口賢一君              社会教育課長  芦萱潤一郎君              体育振興課長  古川明良君              学校統合                      岩鼻 弘君              推進室長              図書館長    沖 健太郎君              学校給食                      上野厚子君              センター所長              市民文化                      栗澤 廣君              会館長              監査委員    藤原宏昭 --------------------------------------事務局職員出席者              事務局長    山崎倫昭              事務局長補佐  山下光一              議事係長    小笠原勝弘 --------------------------------------                午後4時会議を開く ○議長平舘幸雄君) 本日の出席議員は26名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから本日の会議を開きます。本日の議事は、お手元の議事日程第6号により進めます。 --------------------------------------議長平舘幸雄君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員には、会議規則第81条の規定により議長において19番松坂喜史君及び20番佐野金吾君を指名いたします。 あらかじめ会議時間の延長を行います。暫時休憩いたします。                午後4時1分休憩 --------------------------------------                午後5時40分再開 ○議長平舘幸雄君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 日程第2、市長報告であります。市長登壇願います。 〔市長小沢和夫登壇〕 ◎市長小沢和夫君) 有限会社エス・ケー・エム釜石工場の拡張について御報告申し上げます。 有限会社エス・ケー・エムは、当市の21社目の誘致企業として平成8年10月から松倉地区において操業している精密プラスチック金型メーカーでありますが、このたび生産能力の拡大を図るため、釜石工場の拡張を決定し、本日立地協定を締結いたしました。 今回の決定は、平成14年に精密機械加工部門を充実させた拡張に続くもので、金型部品製造能力を倍増し、受注量の増加に対応しようとするものです。 釜石工場は、前回の拡張により高度な技術を要する精密金型の主力工場としての役割を担うこととなりましたが、今回の増強によりその役割はますます大きくなってくるものと考えます。同社では、この3月から工場の増設に着手し、工事が完了する9月から設備の設置を行い、12月から操業を開始する予定であります。新工場における従業員雇用については、技術者を中心に順次採用しながら、試験操業までには30名程度を増員する計画となっております。 有限会社エス・ケー・エム小林代表取締役の御英断に対し、深く感謝を申し上げますとともに、市としても引き続き既存産業の育成と新たな企業の誘致に努めてまいりますので、議員皆様の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長平舘幸雄君) 以上で市長報告を終わります。 --------------------------------------議長平舘幸雄君) 日程第3、議案第1号釜石移動通信用鉄塔施設整備事業分担金徴収条例から、日程第25、議案第33号平成16年度釜石農業集落排水事業特別会計予算まで、23件を一括議題といたします。 ただいま一括議題に供されました議案について、予算特別委員長報告を求めます。 予算特別委員長登壇を願います。 〔予算特別委員長秋元厚子登壇〕 ◆予算特別委員長秋元厚子君) 予算特別委員会審査の経過並びに結果につきまして、その概要を御報告申し上げます。 今次3月定例会におきまして、去る15日に設置されました当委員会は即日委員長秋元厚子委員、副委員長小笠原多子男委員を互選いたしまして、平成16年度一般会計及び各特別会計等予算議案12件、関係議案11件、合計23件の付議案件につきまして、本日まで4日間にわたり慎重に審査を行った次第であります。 審査経過等につきましては、議員全員をもって構成する特別委員会であり、追って委員会の記録が配付されますので、それをもって報告にかえさせていただくものといたしまして、ここでは審査の結果について結論のみ御報告申し上げますことで御了承願いたいと存じます。 去る3月15日、当委員会に付託されました   議案第1号 釜石移動通信用鉄塔施設整備事業分担金徴収条例   議案第6号 釜石特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例   議案第7号 釜石一般職職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例   議案第8号 釜石育英会基金条例の一部を改正する条例   議案第9号 釜石地域福祉基金条例の一部を改正する条例   議案第10号 釜石土地開発基金条例の一部を改正する条例   議案第11号 釜石敬老祝金条例の一部を改正する条例   議案第13号 釜石特別功労者条例を廃止する条例   議案第14号 釜石市立図書館図書整備基金条例を廃止する条例   議案第15号 ふるさと釜石水土保全基金条例を廃止する条例   議案第16号 釜石母子生活支援施設設置条例を廃止する条例   議案第22号 平成16年度釜石市一般会計予算   議案第23号 平成16年度釜石水道事業会計予算   議案第24号 平成16年度釜石病院事業会計予算   議案第25号 平成16年度釜石国民健康保険事業特別会計予算   議案第26号 平成16年度釜石簡易水道事業特別会計予算   議案第27号 平成16年度釜石下水道事業特別会計予算   議案第28号 平成16年度釜石駐車場事業特別会計予算   議案第29号 平成16年度釜石老人保健事業特別会計予算   議案第30号 平成16年度釜石漁業集落排水事業特別会計予算   議案第31号 平成16年度釜石釜石大槌地区介護認定審査会事業特別会計予算   議案第32号 平成16年度釜石介護保険事業特別会計予算   議案第33号 平成16年度釜石農業集落排水事業特別会計予算の合計23件は、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。各位の御賛同をお願いいたしまして、予算特別委員長報告を終わります。 ○議長平舘幸雄君) 日程第3、議案第1号釜石移動通信用鉄塔施設整備事業分担金徴収条例は、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第4、議案第6号釜石特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 異議なしと認めます。よって、議案第6号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第5、議案第7号釜石一般職職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか…賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長平舘幸雄君) 起立多数であります。よって、議案第7号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第6、議案第8号釜石育英会基金条例の一部を改正する条例は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第8号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第7、議案第9号釜石地域福祉基金条例の一部を改正する条例は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第9号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第8、議案第10号釜石土地開発基金条例の一部を改正する条例は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 異議なしと認めます。よって、議案第10号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第9、議案第11号釜石敬老祝金条例の一部を改正する条例は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか…賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長平舘幸雄君) 起立多数であります。よって、議案第11号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第10、議案第13号釜石特別功労者条例を廃止する条例は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第13号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第11、議案第14号釜石市立図書館図書整備基金条例を廃止する条例は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 異議なしと認めます。よって、議案第14号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第12、議案第15号ふるさと釜石水土保全基金条例を廃止する条例は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第15号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第13、議案第16号釜石母子生活支援施設設置条例を廃止する条例は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 異議なしと認めます。よって、議案第16号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第14、議案第22号平成16年度釜石市一般会計予算を議題といたします。討論の通告がありますので、順次発言を許します。 4番坂本良子君、登壇を願います。 〔4番坂本良子登壇
    ◆4番(坂本良子君) 日本共産党の2004年度一般会計予算に対する反対討論を行います。 2004年度の当市一般会計予算は、当然国の責任として地方に分配される地方交付税臨時財政対策債国庫補助負担金が大幅に削減される中、同時にその分の税源移譲がされないまま、いわゆる三位一体改革の中でかつてない緊縮予算を余儀なくされていますが、それだけに予算市民本位に使われることが強く求められています。 当市の現状を見ると、特に新日鐵高炉休止人口減少に歯どめがかからず、商店街中小業者の経営不振、若者の流出、高齢化など、過疎化減少が一層進んでいますが、産業振興雇用対策で有効な方策をいまだに見出せないでおります。 当市の2004年度一般会計予算は、前年度の6月補正予算と比較して2億2000万円余り少ない 188億4600万円で、各種基金を取り崩して予算を組んでいるのが特徴です。その少ない予算の中で、学童クラブの育成や子育て支援雇用対策に力を入れていることは評価するものです。 しかし、以下の問題点を指摘し反対するものです。1次産業の振興は地場産業の育成にとっても必要であり、本格的な行政の支援が求められています。同時に、企業城下町として新日鐵の果たす役割は現在でも大きいものがあります。大企業の社会的責任として遊休地市民への活用や雇用対策など、対等、平等の立場で新日鐵に働きかけていくことが求められていますが、中番庫の土地を市民本位に活用する問題を含め、社会的責任の働きかけが弱いと言わざるを得ません。 また、財政改革として5年間で50人の削減を目標にしていますが、行政サービスを維持し、職員労働環境を考えながらの行政改革であればよいのですが、今回提案された職員特殊勤務手当の見直しに見られるように、職員労働組合との話し合いが少なく、職員労働組合を無視したものであれば数だけの追求で真の行革に成り得ないのは明らかです。同時に雇用拡大の場が少ない当市にとって、市役所そのものが大きな雇用の場となっており、3年間で 500人の雇用創出のプランにも逆行するものです。 地方分権が言われる中、ごみ広域処理行政では真のごみ対策をどうするかという視点ではなく、補助金の関係があるとはいえ、国、県言いなりの指導で本来の廃棄物処理法に基づく、自分が出したごみは自分で処理するという原則を逸脱し、建設費の高い大型の連続炉を中心とした広域処理を行おうとしています。溶融炉はごみがなければ成り立たないものです。将来、ごみ発生前対策として企業責任が明確になれば、ごみ減量先進国並みに進むことが考えられます。将来を予測し、自治体に適したごみ処理を模索することが大事で、最少の経費で最大の効果を上げることに矛盾します。 今回の予算では、各種の民間団体を初めとする補助金が削減され、予算化されています。特に敬老祝金を削減し、敬老事業予算も半分に削減していることに驚きを感じます。削減した理由として、敬老事業より福祉予算が大事だから、他の自治体に金額を合わせて削減するというものですが、明治、大正、昭和と時代を生き抜き、現在の社会を築き上げてきた方々に対する思いやりが希薄に感じます。 最後に、サンロックの問題は今議会で大きな争点ともなりました。日本共産党議員団は、漁業振興という点で補正には賛成しましたが、もともと釜石市がサンロック株式会社筆頭株主になっていることに疑問を感じます。マツカワやチョウザメ、キャビアなどは技術的に高度であり、販売、営業も専門的要素がある中で、将来の予測も難しく、市の指導型でのサンロックの経営は無理があると言わざるを得ません。 特に、今回の計画では赤字分を補てんするためにキャビアなどを生産拡大するというものですが、それだけに破綻したときの反動が大きくなります。本当に漁業振興に必要であるのなら、今後のサンロック経営資金釜石市だけが補てんするのではなく、設立当初の17機関や広く民間に働きかけていくべきであり、最後まで当市だけが税金を投入することに反対します。 以上反対理由を述べましたが、予算の中では福祉の前進、雇用拡大の面で小沢市政が強く出ているところでもあります。しかし、地域経済を守り、市民の命と暮らしを守るためには基本姿勢で国、県の言いなりでなく、大企業にはっきり物を申すことが求められています。 以上をもちまして、日本共産党議員団反対討論を終わります。 ○議長平舘幸雄君) 4番坂本良子君の発言は終わりました。 次に、14番川崎勇一君、登壇を願います。 〔14番川崎勇一登壇〕 ◆14番(川崎勇一君) 海盛会を代表して、平成16年度釜石一般会計及び特別会計予算に関し、賛成の討論を行います。 平成16年度一般会計当初予算は 188億4600万円で、前年度予算総額より11億 114万円、 5.5%減少しております。当初予算から減税補てん債借りかえ分6億3530万円を差し引いた実質的予算は 182億1070万円で、対前年では17億3644万円、 9.1%減の予算であります。これは、市税など自主財源の減少、地方交付税の予想を超える大幅減額等に起因するもので、極めて厳しい予算編成であったと考えられるものであります。各種基金からの繰り入れや、市債発行抑制、各種補助金の縮減等を余儀なくされた中で、極めて重要かつ評価できる予算であります。 このような状況の中にあって、予算の重点政策を雇用対策、少子高齢化に対応する保健、福祉、教育の充実としてしっかりと取り上げ、これ等を中心に37件の新規事業を具現化する苦心の末の意欲的な予算であると言えます。 特別会計では、下水道事業の管渠整備など大型事業に資金を投入、大雨、台風などによる浸水被害対策で市民の切望にこたえて力強く工事を進めようとしております。公営企業会計では、上水道の配水管布設や鉛管の布設がえ工事など、市民の健康を守るため料金改定効果を市民サービスに素早く還元する方策を示すなど、まさに民間的感覚の手法が導入されております。 小沢市政の最初の自前の予算編成が経済低迷という悪環境、三位一体改革の負の影響をこうむりながらも、めげず、たくましく、未来に向かって確かなかじ取りをしていることと確信をし、海盛会として賛成討論するものであります。 終わります。 ○議長平舘幸雄君) 14番川崎勇一君の発言は終わりました。 次に、15番佐々木義昭君、登壇を願います。 〔15番佐々木義昭登壇〕 ◆15番(佐々木義昭君) 21世紀の会を代表いたしまして、2004年度釜石市一般会計予算に対し賛成討論を行います。 当市の財政運営の軸となる一般会計は、歳入歳出とも 188億4600万円で、減税補てん債の借りかえ分を除く実質的な予算は 182億1070万円となっております。まず、歳入の最も大きい財源となっている地方交付税は、2003年6月対比 6.6%減、47億8374万円、交付税に次ぐ財源としての市税も、景気の低迷など厳しい経済環境を反映し、こちらも7年連続減少の41億4260万円、 1.9%の減であり、また財源不足を補うため土地開発基金ほか各種基金を取り崩すというかつてないほどの緊縮予算となりました。 歳出では、加速する少子高齢化などの影響もあり、民生費では生活保護費1億8000万円の増、衛生費では主に市民病院の貸付金の増加など、地域の抱えている問題がそのまま予算配分にあらわれた形となりました。そうした厳しい財政運営を強いられた中、重要課題とした雇用の創出と産業育成分野において6億8500万円の予算計上と人件費の 1.3%減は一応の評価をしたいと考えます。 また、一方では普通建設事業等の投資的経費は8億7206万円、昨対28.6%の大きな減少となっており、内需の景気に懸念を残した編成となってはおりますが、今後の地場企業の育成や景気対策に期待をいたしたいと思います。 当市では、平成14年の普通会計決算における市税収入では、平成9年からの5年間で10億円以上の減となっておりましたが、今後の地域経済の低迷と人口の減少により市税の減収は避けられないことや、地方交付税も国の三位一体改革に伴い減少が見込まれている中では、一般財源の増加は大変困難な状況であります。 さらに、財政調整基金は昭和61年以来最低の残高となったほか、地方債残高、いわゆる当市の借金残高が 204億3684万円、これは平成16年度末見込みで1世帯で約 113万6000円の借金額、そして市民1人当たりで約45万3000円の借金額と過去最高の水準となり、こうした公債費の増大やまた地域の社会経済情勢から、扶助費も膨張傾向にあり、市の財政はまさに危機的局面にあります。 このような状況を踏まえ、今後の事業、政策の取捨選択は今まで以上の目的とコスト意識、さらには優先度や効果など十分な精査と検証、市民への説明責任を果たせることを前提とし、英断をもって行うよう強く要望し、21世紀の会としての賛成討論を終わります。 以上です。 ○議長平舘幸雄君) 15番佐々木義昭君の発言は終わりました。 次に、12番菅原規夫君、登壇を願います。 〔12番菅原規夫登壇〕 ◆12番(菅原規夫君) 本議会に提案されている平成16年度予算案は、一般会計 188億4600万円を含め特別会計9件、企業会計2件、総合計 393億7991万1000円に上る予算でありますが、まず一般会計予算について市民クラブを代表し、賛成の意見を申し上げます。 一般会計予算案は、前述のとおり 188億4600万円で、前年度、平成15年度の当初予算は統一地方選挙もあり、骨格予算でありますので肉づけ後の6月現計予算と比較しますと、2億2243万1000円の 1.2%減となります。当市の場合、人口減少地域経済の低迷により市税収入の減少が続き、加えて国の三位一体改革に伴い地方交付税は3億3800万円に上る大幅な減額があり、これに対応するため土地開発基金からの繰り入れを初め市債発行増を図りつつ、歳出面では市長初め3役議員報酬並びに職員給与、要員の削減、事業の見直し、組織のスリム化、経費の節減、民間委託を図り雇用の増加、エコタウン事業の推進に向けた新規産業創出事業、生活保護費増への対応、中小企業雇用創出事業補助金、空き店舗活用補助金、漁業所得の向上のための漁業補助金、生活道路新設改良、3中学校統合校舎建設事業等々、当市の置かれている現況を踏まえその施策の予算化に努め、健全財政の運営に留意している努力を評価し、賛成いたします。 なお、市長は政府に対し全国市長会を初め地方6団体と相協力し、三位一体改革の全貌を早期に明らかにさせるとともに、改革が地方いじめにさせないよう活動の強化を図られますことを申し添え、賛成討論を終わります。 ○議長平舘幸雄君) 12番菅原規夫君の発言は終わりました。 次に、10番和田松男君、登壇を願います。 〔10番和田松男登壇〕 ◆10番(和田松男君) 民政クラブを代表し、平成16年度一般会計予算案に対する賛成の討論を行います。 国におきましては、地方への補助金の削減、税源移譲地方交付税の見直しを行い、国と地方の財政再建並びに地方分権を実現しようとする三位一体改革を進めているところであります。このような状況にあって、実質的に前年度対比2億2200万円、 1.2%減となる 188億4600万円の予算編成となっております。その内容は、釜石市総合振興計画に掲げたまちづくりを推進するため、特に重点事業として雇用対策と新規産業の創出、少子高齢化への対応を挙げ、当市最大の問題解決に向けた予算編成となっております。 予算編成に当たっては、新たな枠配分方式を導入するなどして人件費4700万円、物件費においては1億 200万円ほどの節減が図られており、一定の評価をいたしておるところであります。しかしながら、本予算案は扶助費や貸付金の大幅な増額があったことに加え、減税補てん債の借りかえ分が含まれ緊縮予算となっております。また、財源につきましても自主財源が目減りする中、財政調整基金も底を突き、17年度以降の国の構造改革などを考慮すると、依然として厳しい状況に置かれております。 今後、学校や保健福祉センターの建設、広域におけるし尿、消防、ごみ処理などの大型事業を控え、さらに病院会計や各特別会計への負担や繰り出しも多額に上ってまいります。このため、釜石市政の最大課題である市民病院問題については、地域住民の良質で安心できる医療を確保することの観点から、県当局と十分な協議のもとに方向性を定めることが極めて重要と思われます。 小沢市政が誕生して2年目となる16年度こそ、まさに正念場を迎えるところであります。住民に開かれた行政に配慮しつつ、市長を先頭に職員が一丸となって英知を結集し、あらん限りの努力をしながら分権の本旨である自主自立で活力ある地域社会を確立するよう要望して、平成16年度一般会計予算案に対する賛成の討論といたします。 ○議長平舘幸雄君) 10番和田松男君の発言は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) これにて討論を終結いたします。 お諮りいたします。日程第14、議案第22号平成16年度釜石市一般会計予算は、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長平舘幸雄君) 起立多数であります。よって、議案第22号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第15、議案第23号平成16年度釜石水道事業会計予算委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか…賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長平舘幸雄君) 起立多数であります。よって、議案第23号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第16、議案第24号平成16年度釜石病院事業会計予算委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 異議なしと認めます。よって、議案第24号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第17、議案第25号平成16年度釜石市国民健康保険事業特別会特別会計予算は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか…賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長平舘幸雄君) 起立多数であります。よって、議案第27号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第20、議案第28号平成16年度釜石駐車場事業特別会計予算は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第28号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第21、議案第29号平成16年度釜石老人保健事業特別会計予算は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第29号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第22、議案第30号平成16年度釜石漁業集落排水事業特別会計予算は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第30号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第23、議案第31号平成16年度釜石釜石大槌地区介護認定審査会事業特別会計予算は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第31号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第24、議案第32号平成16年度釜石介護保険事業特別会計予算は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第32号は委員長報告のとおり可決されました。 日程第25、議案第33号平成16年度釜石農業集落排水事業特別会計予算は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第33号は委員長報告のとおり可決されました。 --------------------------------------議長平舘幸雄君) 日程第26、閉会中の継続審査についてを議題といたします。 総務常任委員長から、同委員会において審査中の平成15年請願第3号について、会議規則第 104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。 お諮りいたします。総務常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認め、総務常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。 --------------------------------------議長平舘幸雄君) 日程第27、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 総務、民生、経済、建設の各委員長及び議会運営委員長から、会議規則第 104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認め、各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。 --------------------------------------議長平舘幸雄君) 日程第28、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議員の派遣について、会議規則第 159条の規定によりお手元に配付いたしました派遣書のとおり岩手県市議会議長会定期総会及び、東北市議会議長会定期総会に出席する議員を派遣することに異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長平舘幸雄君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 --------------------------------------議長平舘幸雄君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。これをもって本日の会議を閉じ、平成16年3月釜石市議会定例会を閉会いたします。                午後6時23分閉会                           釜石市議会議長 平舘幸雄                           釜石市議会議員 松坂喜史                           釜石市議会議員 佐野金吾...