平成31年 3月 定例会(第1回)
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△開会・開議 3月1日午前10時00分開会
出席議員14名 2番
北村大助議員 3番
馬場弘勝議員 4番 安原 透議員 5番
宮前一夫議員 6番
西本政之議員 7番
中村義彦議員 8番 杉林 敏議員 9番
金村哲夫議員 10番 辻
信行議員 11番
早川彰一議員 12番
尾西雅代議員 13番
土田友雄議員 14番
大東和美議員 15番 岩見 博議員
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○議長(
早川彰一議員) ただいまから平成31年第1回
野々市市議会定例会を開会します。
出席議員は
地方自治法第113条に規定する定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。
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△議長諸報告
○議長(
早川彰一議員)
議事日程は、お手元に配付のとおりです。 これから日程第1として諸報告を行います。
地方自治法第121条の規定によって、本定例会の説明のため出席を求めた者及び委任を受けた者の氏名は、お手元に配付のとおりです。 出席を求めた者 市長 粟 貴章君 教育長
堂坂雅光君 委任を受けた説明員 副市長 常田功二君
総務部長 山口 良君
企画振興部長 越柴一良君
健康福祉部長 小川幸人君
土木部長 内田 宏君
教育文化部長 大久保邦彦君
総務課長 加藤良一君
総務課秘書室長 中田八千代君
財政課長 粟 信幸君
税務課長 中川弥生君
市民課長 市川由美子君
環境安全課長 東 和之君
企画課長 荒木俊雄君
地域振興課長 桝谷泰裕君
市民協働課長 北 洋一君
産業振興課長 押田浩三君
福祉総務課長 増山 浄君
介護長寿課長 堤 喜一君
保険年金課長 堀 秀次君
子育て支援課長 徳野伸一君
健康推進課長 肥田千春君
建設課長 浅野 昇君
建築住宅課長 北川 勝君
都市計画課長 中藪孝志君
上下水道課長 鶴見裕一君
会計管理者 山下かおり君
教育総務課長 塩田 健君
学校教育課長 松田英樹君 生涯
学習課長 横山貴広君
文化課長 田村昌宏君
スポーツ振興課長 清水 実君
監査委員事務局長 東田敏彦君
○議長(
早川彰一議員) 平成31年1月21日、
五十川員申議員から、一身上の都合により議員を辞職したい旨の願い出がありましたので、
地方自治法第126条の規定により、同日、これを許可いたしましたのでご報告いたします。 平成30年12月21日付で、野々市市
商工会会長 魚住正栄氏より、1、平成31年度野々市市
商工業振興事業補助金の
安定的確保について、2、
まちづくりの推進について、3、
市内商工業者の
活用支援についての要望書と、あわせて同日付で、野々市市
商工会会長 魚住正栄氏と石川県
商工会連合会会長 田上好道氏との連名による、商工会に対する平成31年度
補助金要望額の
完全予算化等に関する要望書が
議長宛てに提出されていますので、写しをお手元に配付しておきました。 平成31年1月20日付で、
日米地位協定を見直す
会共同代表 難波希美子氏より、
全国知事会の「
米軍基地負担に関する提言」の主旨に基づいて、
地方自治の根幹を脅かす
日米地位協定の見直しを国に求める意見書を提出することを求める陳情書が
議長宛てに提出されていますので、写しをお手元に配付しておきました。 平成31年2月6日付で、
一般財団法人日本熊森協会会長 室谷悠子氏より、奥山等のスギ・
ヒノキ放置人工林を、
森林環境譲与税(仮称)で順次計画的に皆伐を進め、天然林に戻すことを求める陳情書が
議長宛てに提出されていますので、写しをお手元に配付しておきました。 平成31年2月1日付で、
沖縄弁護士会会長 天方徹氏より、「辺野古新
基地建設が、
沖縄県民にのみ過重な負担を強い、その尊厳を踏みにじるものであることに鑑み、解決に向けた主体的な
取り組みを
日本国民全体に呼びかけるとともに、政府に対し、
沖縄県民の民意を尊重することを求める決議」について、
議長宛てに提出されていますので、写しをお手元に配付しておきました。
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△
会議録署名議員の指名
○議長(
早川彰一議員) これから日程第2として、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第83条の規定によって、8番議員、
杉林敏議員、9番議員、
金村哲夫議員を指名します。
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△会期の決定
○議長(
早川彰一議員) これから日程第3として、本定例会の会期についてを議題とします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から3月22日までの22日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
早川彰一議員) 異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から3月22日までの22日間と決定しました。
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△議案の上程
○議長(
早川彰一議員) これから日程第4として、議案第1号から議案第24号までの24件を一括して議題とします。
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△
提案理由の説明
○議長(
早川彰一議員) 市長に
提案理由の説明を求めます。粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) おはようございます。 本日、平成31年第1回
野々市市議会定例会が開催されるに当たり、議員の皆様には、全員ご健勝でご参集をいただきましたことに、まず感謝申し上げます。 いよいよ3月に入り、春の訪れが感じられる時期となりました。今月16日、17日の土曜日、日曜日には、本市に春の到来を告げる花と緑のの
いち椿まつりが
文化会館フォルテを主会場に開催されます。 「人の和で 椿十徳 生きるまち」をテーマに、市民の皆様方のご協力を賜り、ご家庭や公園など
市内各所に咲くツバキの展示や、ツバキを題材とした絵画、作品展、
特産物販売など多彩な催しで早春の野々市を演出したいと考えております。 また、昨年同様、ことしも
椿まつり会場の
文化会館フォルテと椿山やのの
いち椿館のある
中央公園を結ぶ
シャトルバスを運行し、来場者の利便性を図るなど、おもてなしの心で市内外からの多くの方々のご来場をお待ちしたいと思っております。 さて、本市では、未来へつながる
道づくりとして、平成26年から
野々市中央地区整備事業に着手し、約5年をかけまして市民の方々が活躍する舞台となる
施設整備を進めてまいりました。それが平成29年11月に開館した学びの杜のの
いちカレードであり、この4月に開館予定の
にぎわいの里のの
いちカミーノであります。この2つの
拠点施設を
北国街道という線でつなぎ、相乗効果により新たな地域の
にぎわいを創出するための仕掛けとして、昨年7月からは「
北国街道にぎわい創出プロジェクト」と銘打ってさまざまな
ソフト事業にも取り組んでまいりました。
カミーノが
オープンすることしは、ここを拠点にさらに活動を加速させ、この
プロジェクトで生まれたさまざまな息吹を
北国街道に吹き込み、
野々市中央地区の
にぎわい創出を図ってまいりたいと考えております。さらに、その
にぎわいの効果が
市内全域に波及し、市全体が活気にあふれることを期待しているところでございます。 市民にとってまち全体が人生の主役として活躍できる舞台となることが未来への道につながっていくものと思っております。
にぎわいの里のの
いちカミーノでありますが、4月の開館を記念して、3月30日、31日の両日に
オープニングイベントを開催する準備を進めております。
イベント内容といたしましては、「ただいま!中央・
野々市公民館」と題した
公民館サークルの発表会や展示会、広場を利用したマルシェや
ジャズライブなど公民館のサークルや
文化協会を初めとする
関係団体の方々による多彩な催し物が計画されていると伺っております。大勢の皆様のご来場を心待ちにしているところでございます。 ここで、12
月議会定例会以降の本市のさまざまな出来事を振り返ってみますと、新年6日には新春を彩る
市消防出初式が開催され、
市消防団員を初め約350人が参加し、
情報交流館カメリアとあらみや公園にて、
はしご登りや一斉放水、また裸放水が披露されるなど、その勇姿を見させていただきました。 13日には、冬晴れの中、
文化会館フォルテで和やかに平成31年成人式が挙行されました。362人の新成人の方々が参加され、その新
成人代表の方から「家庭や先生への感謝を忘れず、しっかり生きて市の発展に貢献する」と大変頼もしい謝辞をいただきました。これからぜひ、新成人の方々が社会人として飛躍され、さらには本市の発展に大きな力となっていただけるよう期待するところでございます。 2月には、第20回石川県
バリアフリー社会推進賞表彰式と第25回いしかわ
景観賞表彰式において、本市の学びの杜のの
いちカレードが
バリアフリー社会推進表彰の
施設部門で
最優秀賞、いしかわ景観賞の表彰で
景観審議会会長表彰に選ばれました。これらの表彰については、施設の利用のしやすさに加え、周辺の景観との調和がとれている外観となっていることなどが評価されたものでございます。 学びの杜のの
いちカレードは、構想の段階から
障害者団体の方々などからご意見やご要望を伺っており、
ユニバーサルデザインに配慮したことや、既存の
施設跡地にあった樹木を活用した
緑地空間づくりなどがこのような高い評価につながったものと大変うれしく思っております。 さて、2月23日、24日には、白山市白峰で県下最大の大会であります第71回
石川県民体育大会冬季大会スキー競技会が開催され、本市からは26名の選手が
アルペン競技並びに
クロスカントリー競技に出場されました。結果は、総合で男子は見事準優勝に輝き、また女子は第8位と
大変健闘をいただきました。ベストを尽くされた選手の皆様には心から敬意を表するとともに、今後さらなるご活躍を期待するものであります。 次に、
情報提供ツールであります本市の
ホームページが
情報発信の充実と利用しやすいサイトの実現を目指し、野々市市の魅力を存分に発信できる機能的なデザインに一新し、この3月4日にリニューアルを行う予定をいたしております。 ほっと
HOTメールやSNSと連携することにより、
災害情報や
生活情報の発信の
強化充実が図られ、効率よく情報を収集できるようになります。さらには、障害のある方や高齢の方など誰もが見やすいページとなるよう、つくり手側の機能を強化したことに加え、
スマートフォンやタブレットからでも
ホームページの文字や配置が見やすい表示にするなどの改善を行い、より一層積極的な
情報発信に努めてまいります。 次に、平成31年度の本市の財政ついてでございますが、平成31年度の国の
地方財政対策では、
一般財源総額について平成30年度の水準が確保されました。 歳出では、平成31年度においてもまち・ひと・し
ごと創生事業費として1兆円を確保するなど、
地方創生、地方の活性化に重点を置いた施策が継続することとされております。 本市におきましても、国の施策と足並みを合わせ、のの
いち創生総合戦略と野々市市第一次
総合計画の
後期基本計画に基づき、
地方創生に重点を置いた事業を平成31
年度予算に計上いたしております。 今後も国の動向に注視し、
地域経済の活性化や
地方創生につながる事業を積極的に進めてまいりたいと思っております。 次に、
公共施設等の
適正管理の推進についてでありますが、国におきましては
公共施設等の
老朽化対策を初め、
適正管理を推進するため、
長寿命化事業の対象を拡充し、橋梁、
都市公園等を追加しております。 本市におきましても、平成28年度に策定した
公共施設等総合管理計画をベースに、
施設ごとの具体な
対応方針、
修繕計画を定める
個別施設計画の策定を行い、効果的かつ計画的に対策を行うことにより、更新費用の平準化を図りつつ、施設の
長寿命化を図ってまいりたいと思っております。 次に、平成31年度の本市の
歳入状況でございますが、前年に比べまして、市税では1億1,700万円程度の増額となり、
普通交付税では8,000万円の増額を見込んでおりますが、
臨時財政対策債では5,000万円の減となり、
普通交付税と
臨時財政対策債を合わせたいわゆる
実質交付税では3,000万円の増となる見込みをいたしております。 歳出におきましては、
野々市中央地区整備事業が終了したことにより、
投資的経費が25億5,700万円余りの大幅な減額となる一方で、新たに
オープンとなります
にぎわいの里のの
いちカミーノの
施設管理費が加わることなどから、物件費が2億1,000万円余り増額するなど
経常的経費が増加している状況にあります。 また、これらの歳出に対応するため、不足する財源につきましては
財政調整基金を繰入金として補うことで収支の均衡を図ったものでございます。 それでは、これから本定例会の提出議案につきましてご説明申し上げます。 議案第1号から第3号までの3件は、平成30年度各会計の
補正予算についてでございます。 まず、議案第1
号一般会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。 今回の補正は、
固定資産税の課税誤りに係る還付金や不足が見込まれる扶助費などその所要額を追加する一方で、
補助事業費の承認や
事務事業の
決算見込みにより不用となることが見込まれる事業費について減額を行うもので、
歳入歳出それぞれ9億7,885万2,000円を減額し、予算の総額を196億8,960万3,000円とするものでございます。 なお、
土地区画整理事業や
街路事業など合わせて9つの事業におきましては、年度内の完了が困難なことから、それぞれの所要額について翌年度へ繰り越すものとして
繰越明許費を設定しております。 次に、議案第2
号国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。 今回の補正は、歳入におきましては
県支出金の
特定健康診査等負担金の
歳入見込みによる調整を行う一方、歳出におきましては
保健事業費、諸支出金の
決算見込みによる調整を行うもので、
歳入歳出それぞれ150万1,000円を減額し、予算の総額を47億9,747万4,000円とするものでございます。 次に、議案第3
号介護保険特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。 今回の補正は、歳入におきましては
介護保険料や
国県支出金及び
支払基金交付金の
決算見込みによる調整を行う一方、歳出におきましては、
保険給付費、
地域支援事業費等の
実績見込みによる調整を行うもので、
歳入歳出それぞれ1,648万2,000円を追加し、予算の総額を26億5,564万円とするものでございます。 続きまして、議案第4号から議案第9号までの6件は、いずれも平成31年度各会計の予算についてでございます。 平成31年度の当初
予算編成に当たりましては、第一次
総合計画の
後期基本計画がスタートして3年目となることから、第一次
総合計画に掲げる「公共の経営」「
市民協働の
まちづくり」「
野々市ブランドの確立」という3つの考え方に基づく具体的な政策を着実に実現できるよう予算に反映させたところでございます。 この結果、
一般会計のほか、全ての会計を合わせた
予算総額は294億7,100万円となりました。 それでは、まず議案第4
号一般会計予算についてでございます。
一般会計の予算は、
歳入歳出それぞれ180億4,000万円となり、前年度と比較すると23億6,000万円、率にして11.6%の大幅な減額となりますが、これは
野々市中央地区整備事業が完了したことによるもので、同事業に本格的に取りかかる前の平成28年度の
予算規模となったものであります。 歳入においては、市税が77億3,242万8,000円と、率にして前年度を1.5%上回る見込みであります。 一方、
普通交付税と
臨時財政対策債を合わせたいわゆる
実質交付税は19億4,000万円と、率にして前年度を1.6%上回る見込みであります。 これらを含め、
一般財源全体としては112億8,825万円と、率にして前年度を1.4%上回るものと見込んでおりますが、この春に
オープンを予定している
にぎわいの里のの
いちカミーノの
施設管理に係る費用が新たに加わることや、
生活保護費や
障害者自立支援給付といった
福祉関係の扶助費などの増加が見込まれますことから、
歳入不足分を
財政調整基金で補う形で予算を編成したところでございます。 それでは、
一般会計新
年度予算の
新規事業や
主要事業につきまして、野々市市第一次
総合計画後期基本計画の
まちづくりの
基本方針、政策に沿ってご説明申し上げます。 まず、
後期基本計画において「発展させる政策」と位置づけ、
取り組みを行う4つの
重点施策であります。
重点施策の1点目は、「一人ひとりが担い手のまち」でございます。
市民協働の
拠点づくりでは、
にぎわいの里のの
いちカミーノに設置する
市民活動センターを拠点とし、さまざまな
取り組みを通して
市民活動の支援を行ってまいります。そのほか、
市民協働推進事業においても、
提案型協働事業に引き続き取り組んでまいります。 次に、
重点施策の2点目は、「生涯健康 心のかよう福祉のまち」でございます。 昨年4月に
厚生労働省から発表された
市区町村別の
平均寿命では、本市の女性が88.6歳で全国第5位となり、大きく報道されたところであり、本市といたしましては
健康長寿の
まちづくりをさらに推進していきたいと考えており、
健康づくりを充実させた
取り組みを予算に反映させております。 心と体の
健康づくりでは、高齢になっても心身ともに健康で生き生きと過ごすことができるよう、加齢による心身の低下の未然防止に努めるため、
フレイル予防に関する
取り組みを行い、
健康寿命の延伸を図ります。 また、
健康診査事業において、
歯周疾患検診を新たに実施いたします。
歯周疾患は、糖尿病などの病気を引き起こす恐れがあることがわかっており、
歯周疾患の予防に限らず、
生活習慣病の予防にもつなげていきたいと思っております。 障害のある方の
生活支援では、野々市市
手話言語・
障害者コミュニケーション条例の制定に伴い、野々市市
手話言語等コミュニケーション施策推進協議会を設置し、
手話等コミュニケーション手段の普及や利用の促進に関する施策について協議していただくこととしております。
子育て世代の割合が大きい本市の現状を踏まえまして、
子育て支援や子育てしやすい
環境づくりの充実を図るため、多くの
取り組みを行ってまいりたいと思っております。 まず、
子育て支援医療費につきましては、助成の対象年齢を18歳まで拡大し、さらなる
子育て支援の充実を図ります。 子育てを楽しみ、喜べる
社会づくりでは、現在、休所している旧
デイサービスセンターを
放課後児童クラブとして改修をいたします。これは、
菅原小学校区の
放課後児童クラブである「すがはらクラブ」の利用者が増加し、現在の施設が手狭となっていることからクラブの運営者からも増設の要望があったものであります。ことしの秋ごろの開所を目指して改修をいたしてまいりたいと思っております。 また、この庁舎につきましても、公園や
情報交流館カメリアを併設していることから、子育てをしている人にご利用していただくため、庁舎内に設置してある喫煙室を廃止し、新たに授乳室としてリニューアルすることにいたしました。 なお、ことしのゴールデンウイークは10連休とも言われる
大型連休となり、この期間の保育園での園児の受け入れについて、
マスコミ等で
大変話題にもなっているところであります。 本市では、これまで
法人保育園や
認定こども園の皆さんとも協議を進めてきた結果、連休中に期間を定めて一部の保育園や
認定こども園を開園し、保育の必要な児童を受け入れるサービスを提供する予定でございます。詳細については、希望者のニーズを把握し決定したいと考えております。
大型連休期間の保護者の就労を支援し、引き続き
子育て世代の方々の
支援体制の充実に努めてまいりたいと考えております。 次に、
重点施策の3点目は、「環境について考える人が住むまち」でございます。 まず、懸案の
墓地公園の整備についてでありますが、これまで町内会や
学識経験者を
外部委員とする
市営墓地整備等検討委員会において検討をしていただいているところであります。 今年度は、各自治体でも関心の高まっている合葬墓を設置している先進地の視察もしながら、検討を進めているところでございます。来年度は、こうした市民の墓地に対する多様なニーズを把握するため、
墓地公園の整備に向けての
アンケート調査なども実施し、
墓地公園の
実施計画の策定に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、
重点施策の4点目は、「野々市産の活気あふれるまち」でございます。
にぎわいの創出と
交流人口の拡大では、旧
北国街道や
にぎわいの里のの
いちカミーノの周辺で
にぎわいを創出する
イベントなどを開催し、多世代、多様な市民がリビングに憩うように集い、活動できる場を創出してまいります。 次に、
後期基本計画において「充実させる政策」と位置づけ、
取り組みを行う4つの
推進施策であります。
推進施策の1点目は、「安心とぬくもりを感じるまち」でございます。
防犯対策の強化では、市役所への来庁者や職員の安全の確保を図る上で庁舎内の
防犯カメラを増設し、事件発生の抑制に努めてまいります。 次に、
推進施策の2点目は、「みんなが
キャンパスライフを楽しむまち」でございます。
社会教育の充実では、新しい
中央公民館を核として
事業企画推進員が企画運営する
各種事業や
イベントなどを行い、本市に新たな
にぎわいを創出したいと考えております。 文化財と
文化資産の活用では、昨年、
国指定史跡末松廃寺跡で発見された女子像が線刻された土製品の
レプリカを作成いたします。この土製品につきましては、瓦塔に絵を描いた全国的にも例を見ない貴重な出土品であることを踏まえまして、
常設展示用に
レプリカを作成し、常時公開することで、さらに多くの方が本市に興味を持つきっかけになることを期待しております。 次に、
推進施策の3点目は、「
くらし充実 快適がゆきとどくまち」でございます。 良好な市街地環境の創出としましては、民間商業施設等において新築等によりバリアフリー化をしようとする事業者に対して整備費用の一部を補助し、高齢者や障害者に優しい施設づくりを応援いたします。 魅力ある街並みづくりの推進では、県外からもツバキの愛好家が多く訪れる愛と和 花のギャラリーのの
いち椿館及び椿山の環境整備についてさらなる充実を図ります。 北陸新幹線開業以来、石川県に訪れる外国人観光客も増加していることを踏まえて、英語版の椿品種ラベルの設置やパンフレットを作成するなど国際化を取り入れることにより、国際優秀ツバキ園として認定されることにつながるよう期待しております。 地域公共交通の利便性向上では、コミュニティバスのっティの全ての車内に電子看板(デジタルサイネージ)を導入し、市からのお知らせや
イベント情報などの発信を行います。また、災害時には、いち早く防災に関する情報を伝達することで市民の安全・安心の向上にもつなげてまいりたいと思っています。 次に、
推進施策の4点目は、「住み続けたい!をみんなの声でつくるまち」でございます。 行政情報化の充実では、WEB会議システムを導入いたします。市役所と3つの地区の地域包括支援センターとの会議においてWEB会議を導入することにより、虐待通報に対する迅速な対応が図られるほか、高齢者ケアの効果的かつ効率的な支援を行ってまいります。 以上、
一般会計歳出予算の主な
新規事業や主要な事業を申し上げました。 次に、議案第5号国民健康保険特別会計予算についてでございます。 国民健康保険制度は、国民皆保険の基盤として地域医療の確立、被保険者が健康で安心して生活するための重要な保険制度であります。また、平成30年度の国民健康保険制度改正から県が財政運営の責任主体となったことで、安定的な財政運営や効率的な事業の確保等制度の安定化を目指すものでございます。 現在、国民健康保険被保険者数は年々減少していることなどにより、
予算総額を
歳入歳出それぞれ前年度を5,100万円、率にして1.1%下回る44億6,500万円とするものでございます。 次に、議案第6号後期高齢者医療特別会計予算についてでございます。 後期高齢者医療制度は、急速に高齢化が進む中、増大する医療費を安定的に賄い、高齢者の方が安心して医療を受けられるための重要な制度でございます。 新
年度予算につきましては、
保険給付費の伸びや被保険者数の増を見込み、
予算総額を
歳入歳出それぞれ前年度を2,100万円、率にして4.5%上回る4億9,100万円とするものでございます。 次に、議案第7号介護保険特別会計予算についてでございます。 本市の介護保険の65歳以上の被保険者数は1月末で1万175人となり、前年同時期と比べ256人、率にして2.6%増加しており、また介護保険サービスを利用される要支援・要介護認定者数も1,428人となり、団塊の世代が75歳を迎える2025年に向けて増加のペースがさらに拡大することが見込まれているところであります。 このような状況の中、高齢者の方々が住みなれた地域で安心して暮らすことができるよう、
関係団体と連携を図りながら、介護保険事業の充実や
生活支援体制の整備に
取り組み、野々市版地域包括ケアシステムの構築を推進してまいりたいと考えております。 新
年度予算につきましては、
保険給付費、地域支援事業費などの現在の給付状況等を踏まえ、
予算総額を
歳入歳出それぞれ前年度を4,700万円、率にして1.8%下回る25億4,800万円とするものでございます。 次に、議案第8号水道事業会計予算についてでございます。 平成31年度の業務の予定量につきましては、給水戸数を1万8,500戸、年間総給水量を588万2,000立方メートル、主要な建設改良事業費を6億17万円と予定しております。 収益的収支では、収入において水道料金のほか受託工事収益などを、また支出においては県からの受水に係る費用や給水管の更新を含む給水施設の修繕のほか、量水器の取りかえなどに係る経費を計上しております。 これにより、収益的収入では前年度を300万円、率にして0.3%上回ります8億9,000万円、収益的支出では前年度を200万円、率にして0.3%下回ります7億8,700万円とするものでございます。 資本的収支につきましては、収入において建設改良事業に係る工事負担金や企業債などを、また支出においては中林
土地区画整理事業及び西部中央
土地区画整理事業の2地区における配水管布設工事費や配水本管更新及び耐震化に係る費用のほか、新たに整備する水源の費用などを計上し、支出総額は前年度を2,700万円、率にして3.8%下回る6億8,500万円とするものでございます。 なお、資本的収支において不足する3億3,600万円につきましては、損益勘定留保資金などで補てんするものでございます。 次に、議案第9号公共下水道事業会計予算についてでございます。 平成31年度の業務の予定量につきましては、接続戸数を1万7,100戸、年間総排水量を572万立方メートル、主要な建設改良事業費を2億3,044万3,000円と予定しております。 収益的収支では、収入において下水道使用料のほか、雨水処理費用に充てるための
一般会計からの負担金などを、また支出においては終末処理場に係る負担金や施設の維持管理に要する費用のほか、企業債利息などを計上いたしております。 これにより、収益的収入では前年度を6,200万円、率にして5.0%下回ります11億7,800万円、収益的支出では前年度を5,100万円、率にして3.7%下回ります13億1,300万円とするものでございます。 資本的収支につきましては、収入において建設改良事業に係る企業債や公共下水道事業国庫補助金などを、また支出においては中林
土地区画整理事業及び西部中央
土地区画整理事業の2地区における下水道整備費などを計上し、支出総額は前年度を2,200万円、率にして1.9%下回る11億4,200万円とするものでございます。 なお、資本的収支において不足する4億1,800万円につきましては、損益勘定留保資金などで補てんするものでございます。 以上、新
年度予算の概要をご説明いたしましたが、各施策の遂行に当たりましては徹底した経費削減を引き続き実行し、行財政改革のより一層の推進に努めるとともに、効果が期待できる必要な施策には積極的に財源を投じてまいりたいと考えております。 次に、議案第10号野々市市職員定数条例の一部を改正する条例についてでございます。 市の行政運営体制の強化を図るため、市長の事務部局及び教育委員会の職員定数を改正するものでございます。 次に、議案第11号野々市市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。 長時間労働の是正を初めとした働き方改革を推進する上で、超過勤務時間の上限の設定等を行うものでございます。 次に、議案第12号野々市市基金条例の一部を改正する条例についてでございます。 木材を利用した公共施設の整備や森林環境の保全の推進に関する事業の財源を積み立てるため、森林環境保全基金を創設するものでございます。 次に、議案第13号野々市市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてでございます。 平成30年度の国民健康保険制度の改正に伴い、国民健康保険税資産割額を段階的に廃止するため、資産割額の税率改定を行うものでございます。 次に、議案第14号野々市市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。 災害弔慰金の支給等に関する法律施行令の改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第15号野々市市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてでございます。 学校教育法の改正により、
放課後児童クラブの支援員の要件について所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第16号野々市市
子育て支援医療費助成に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。 今回の改正は、子育て世帯の経済的負担をさらに軽減するため、子どもに係る医療費の助成対象年齢を15歳から18歳までに拡大するものでございます。 次に、議案第17号野々市市国民健康保険条例の一部を改正する条例についてでございます。 今回の改正は、国民健康保険法施行規則の規定により、児童福祉施設に入所している児童等で民法の規定による扶養義務者のない者について、国民健康保険の被保険者の適用除外とするものでございます。 次に、議案第18号野々市市建築基準条例の一部を改正する条例についてでございます。 建築基準法の改正により、所要の改正を行うものでございます。また、効率的な土地利用を図るため、規制の対象となる自動車車庫の規模を見直すものでございます。 次に、議案第19号野々市市建築関係手数料条例の一部を改正する条例についてでございます。 建築基準法の改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第20号野々市市都市公園条例の一部を改正する条例についてでございます。 都市公園法施行令の改正に伴い、公園の敷地面積に対する運動施設の敷地面積の割合の上限を定めるものでございます。 次に、議案第21号野々市市水道事業布設工事監督者の配置及び資格並びに水道技術管理者の資格に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。 学校教育法及び技術士法施行規則の改正に伴い、水道技術管理者及び布設工事監督者の資格要件について所要の改正を行うものであります。 次に、議案第22号は、野々市市長及び副市長の給与の特例に関する条例についてでございます。 このたびの公金紛失及び
固定資産税の課税誤りを受けて、市長及び副市長の給料を本日3月1日から5月31日まで減額するものでございます。 次に、議案第23号は、野々市市環境基本条例についてでございます。 環境保全の課題は行政だけが取り組めばよいというものではなく、私たちの日常生活や事業活動がさまざまな面で自然環境に負荷を与えていることを理解することだと思います。健全で恵み豊かな自然環境を保全していくためには、市民、事業者、行政によるパートナーシップが何よりも大切であります。そうしたことから、本市における環境保全の指針となる野々市市環境基本条例を制定し、基本理念を初め、市や事業者、市民の責務、施策の
基本方針を定めるものであります。今後、この条例をもとに環境施策を計画的に推進するとともに、市民の健康で文化的な生活環境の確保を図ってまいりたいと思っております。 次に、議案第24号野々市市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてでございます。 ことしの3月31日をもちまして三日市一丁目95番地にお住まいの小堀一雄さんが任期満了を迎えられますが、固定資産評価に関して広く識見を有する方であり、引き続き委員として選任いたしたく、ご同意を賜りますようお願い申し上げるものでございます。 最後に、寄附採納についてご報告させていただきます。 別紙のとおり、ふるさと納税で9件、企業版ふるさと納税で10件、民生費寄附金で4件、教育費寄附金で1件のご寄附をいただきました。ご厚意に心から感謝とお礼を申し上げまして、ご報告とさせていただきます。 以上、提出いたしました諸案件につきましてご説明申し上げましたが、何とぞ慎重にご審議の上、適切なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、
提案理由の説明といたします。 どうぞよろしくお願いをいたします。
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△質疑・委員会付託及び討論の省略
○議長(
早川彰一議員) お諮りします。これから日程第5として、ただいま提案されました議案第22号及び議案第24号については、この際、質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
早川彰一議員) 異議なしと認めます。よって、議案第22号及び議案第24号につきましては即決することに決定しました。
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△表決