平成30年 9月 定例会(第3回)
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△開会・開議 9月5日午前10時00分開会
出席議員15名 1番
五十川員申議員 2番
北村大助議員 3番
馬場弘勝議員 4番 安原 透議員 5番
宮前一夫議員 6番
西本政之議員 7番
中村義彦議員 8番 杉林 敏議員 9番
金村哲夫議員 10番 辻
信行議員 11番
早川彰一議員 12番
尾西雅代議員 13番
土田友雄議員 14番
大東和美議員 15番 岩見 博議員
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○議長(
早川彰一議員) 会議に先立ち、6月18日、大阪府北部を震源として発生した地震並びに6月28日から7月8日にかけて西日本を中心に全国的に広い範囲で甚大な被害をもたらした豪雨、また昨日からの近畿・北陸地方を中心に、
観測史上最大瞬間風速を記録した台風21号により犠牲となられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。 被災された方々には、一日も早く安全・安心の生活が戻り、また被災地の早期の復旧復興がなされますことを願っております。 ただいまから平成30年第3回
野々市市議会定例会を開会します。
出席議員は
地方自治法第113条に規定する定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。
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△議長諸報告
○議長(
早川彰一議員) 議事日程は、お手元に配付のとおりです。 これから日程第1として諸報告を行います。
地方自治法第121条の規定によって、本定例会の説明のため出席を求めた者及び委任を受けた者の氏名は、お手元に配付のとおりです。 出席を求めた者 市長 粟 貴章君 教育長 堂坂雅光君 委任を受けた説明員 副市長 常田功二君
総務部長 山口 良君
企画振興部長 越柴一良君
健康福祉部長 小川幸人君 土木部長 内田 宏君
教育文化部長 大久保邦彦君
総務課長 加藤良一君
総務課秘書室長 中田八千代君
財政課長 粟 信幸君
税務課長 中川弥生君
市民課長 市川由美子君
環境安全課長 東 和之君
企画課長 荒木俊雄君
地域振興課長 桝谷泰裕君
市民協働課長 北 洋一君
産業振興課長 押田浩三君
福祉総務課長 増山 浄君
介護長寿課長 堤 喜一君
保険年金課長 堀 秀次君
子育て支援課長 徳野伸一君
健康推進課長 肥田千春君
建設課長 浅野 昇君
建築住宅課長 北川 勝君
都市計画課長 中藪孝志君
上下水道課長 鶴見裕一君
会計管理者 山下かおり君
教育総務課長 塩田 健君
学校教育課長 松田英樹君 生涯学習課長 横山貴広君
文化課長 田村昌宏君
スポーツ振興課長 清水 実君
監査委員事務局長 東田敏彦君
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△
会議録署名議員の指名
○議長(
早川彰一議員) これから日程第2として、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第83条の規定によって、14番議員、
大東和美議員、15番議員、
岩見博議員を指名します。
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△会期の決定
○議長(
早川彰一議員) これから日程第3として、本定例会の会期についてを議題とします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から9月27日までの23日間としたいと思います。ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
早川彰一議員) 異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から9月27日までの23日間と決定しました。
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△議案の上程
○議長(
早川彰一議員) これから日程第4として、議案第41号から議案第53号までの13件を一括して議題とします。
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△
提案理由の説明
○議長(
早川彰一議員) 市長に
提案理由の説明を求めます。あわせて、報告第5号から報告第8号までの4件について説明を求めます。粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) おはようございます。 まず、昨日の台風21号の本市の対応についてでございます。 非常に強い大型の台風が石川県を通過するとの台風情報を受けまして、月曜日には水防や防災の担当部署だけではなく全庁横断的な対策を講じる必要があると判断をし、庁内に台風21
号対策会議を設置し、台風に備えるための対策に当たってまいりました。
対策会議では、パトロールの強化を図るため、水防班を通常体制の倍となる2班体制にすることや、
小中学校の下校時間の繰り上げ、公民館や図書館など公共施設の開館時間の短縮、
コミュニティバスの午後4時以降の運休などを決定したところでございます。 今回の台風は非常に強い勢力の台風ということで、県内63万人に
避難勧告が出されました。本市では、
避難勧告を出すまでの状況には至りませんでしたが、不安を抱える市民からの問い合わせもあり、そうした方の
受け入れ先として
自主避難所を開設することもあわせて決定し、
台風対策に万全を期すよう指示をいたしたところでございます。 こうした本市の対応については、ホームページやほっと
HOTメールで情報発信をいたしました。 台風21号の被害状況につきましては現在調査中でありますが、家屋の一部損壊を初め、倒木が道路や歩道を塞いだり、物置が風にあおられて倒れるなど強風による被害が多く発生したとの報告を受けております。 看板が落ちそうな建物付近など通行人に危険な箇所については、
白山警察署を初め、
野々市消防署や消防団に出動を要請し、警戒にも当たっていただきました。中でも消防団の皆様には、水防の備えから夜間の警戒まで大変長時間にわたりご尽力をいただきました。心より感謝を申し上げる次第であります。 倒木の撤去など昨夜から復旧作業に当たっているところでありますが、被害の全容を把握した上で、今回の対応についても十分検証し、今後の災害時の備えをより万全なものにしてまいりたいと考えております。 さて、冒頭、議長からお見舞いの言葉もございましたけれども、6月の平成30年大阪府北部を震源とする地震並びに7月の西日本を中心とする平成30年7月豪雨により犠牲となられた方々に、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
被災地支援の輪が全国に広がる中、本市におきましても6月27日から大阪府北部を震源とする地震への義援金の受け付けを、また7月12日からは7月豪雨への義援金の受け付けを開始いたしております。 これまで市民の皆様からお寄せいただいた義援金は合計147万246円であり、被災地へお届けするため、一昨日、
日本赤十字社石川県支部へ送金をさせていただきました。多くの市民の皆様方から心温まるご支援をお寄せいただきましたことに、深く感謝を申し上げる次第であります。被災地の一日も早い復旧と平穏な日常生活が取り戻されることを願ってやまないところでございます。 それでは、
議員各位には、猛暑であった夏のお疲れもなく全員ご健勝でご参集いただきましたことに感謝申し上げ、提案説明に入らせていただきます。 本日、平成30年第3回
野々市市議会定例会が開催されるに当たり、提出いたしました平成30年度野々市市
一般会計補正予算(第2号)を初めとする諸議案につきまして、その概要をご説明申し上げ、あわせて市政運営について所信の一端を述べさせていただきます。 まず、冒頭申し上げました大阪府北部を震源とする地震や西日本を中心とした豪雨によって全国各地で甚大な被害が発生したことを踏まえ、より一層本市の
防災体制を強化し、安心できる環境を整えることが急務であると考えております。 一つは、
市有施設に設置の
ブロック塀についてでございます。点検や調査の対象となりました
ブロック塀は15施設、25カ所あり、現在、全ての
ブロック塀の点検と調査を終え、直ちに撤去を必要とするものはなかったものの、一部基準に満たないものや補強が必要となったものについて早急に撤去や補修、フェンスの設置工事などを進めてまいりたいと考えております。 もう一つは、建築物の耐震化についてでございますが、これまで学校施設を初めとした
市有施設の耐震化を進めてまいりましたが、一般の住宅についても国の
補助制度の改正に合わせ、県内一斉に耐震化の取り組みを強化しているところでございます。 本市におきましても、国と県の制度改正に合わせて、補助金の限度額を現行の70万円から150万円に拡充を図ってまいりたいと考えております。 また、先月19日に実施いたしました本市の
総合防災訓練についてでございますが、ことしが
市総合防災訓練5か年計画の最終年に当たり、目標とする初動体制の確立に向けた、いわば仕上げの年でもありました。 そうしたことから、ことしの訓練では、市内54町内会と
自主防災組織による「避難所の自主運営」を重点項目に掲げ、市民の皆様のほか、
野々市消防署、
白山警察署を初めとする
関係機関を含めた過去最多となる約7,400名の参加とご協力をいただき、訓練を実施したところでございます。
拠点避難所である
御園小学校では、防災士など地域の
防災リーダーが中心となり、避難所に多くの救援物資が届いたことを想定し、円滑な受け入れや的確な管理のための訓練が行われるなど、それぞれ
避難所ごとに工夫を凝らした独自の訓練に取り組んでいただきました。 また、
災害対策本部における訓練では、
拠点避難所に試験的に
Wi-Fi端末を設置し、インターネットを介して避難所の状況を把握する訓練や、
テレビ会議システムを利用して
外国人避難者や聴覚に障害のある避難者と手話通訳や
外国語通訳の訓練を行うなど新たな
情報伝達訓練も行いました。 今後も、これまで行ってきた訓練を検証し、訓練に参加いただいた皆様のご意見を参考に、より実効性のある
防災訓練の実施に努めてまいりたいと思っております。 次に、本市の
雪害対策についてでございますが、現在、市民や
関係機関の代表で構成する30豪雪を検証する会におきまして意見の取りまとめをしていただいているところでございます。 今回の雪害を受け、市民の方々、そして
各種関係団体などの皆様方から約500件にも及ぶご意見、ご提案を受け、ご意見の多かったものについて9項目に整理をし、それらの改善策を検討しております。 検証する会におきまして、今回のような記録的な大雪では行政としての限界もあることから、地区の方々や
各種関係団体などのお力添えも不可欠ではないかとのご意見をいただき、まずは
小中学校への
小型除雪機の配備、そして町内会への
小型除雪機補助など連携して対処するために必要な資材などの拡充を図ってまいりたいと思っております。 10月上旬に予定しております第3回目となる検証する会では、生活道路の除雪に入る出動基準の見直しや情報提供などさまざまな課題の改善策を取りまとめ、11月に開催を予定しております本市の
道路除雪会議に諮ってまいりたいと考えております。 さて、6月定例会以降の本市のさまざまな出来事を振り返ってみますと、6月3日には、昨年11月にオープンいたしました学びの杜のの
いちカレードの
入館者数が早くも30万人を突破いたしました。これは、本市が目標としておりました年間の
入館者数を半年余りで達成したことになります。多くの方にご利用いただいていることを大変うれしく思いますし、さらに市民の皆様から愛される施設となるよう取り組んでまいりたいと思っております。 また、同日には、本市の
スポーツの祭典であります
さわやかスポーツフェスティバルが開催されました。ことしは、本市と
マザータウン協定を結んでおります
プロバスケットボールチーム金沢武士団のプロ選手の方々にも参加をいただき、本市の
ミニバスケットボールクラブの児童と交流戦を行い、
バスケットボールの楽しさと、何よりも
チームプレーが重要であることを学んでいただく貴重な機会ともなりました。 また、6月9日には、
老人クラブ連合会運動会が開催され、和気あいあいの雰囲気の中で運動会を楽しまれました。 生涯にわたり
スポーツを楽しんでいただくことは、健康で活気あふれる
まちづくりにもつながることになりますので、こうした機会を利用して多くの皆様にご参加をいただけるよう努めてまいりたいと思っております。 7月には、県内初となる「
歩行者保護モデル路線」の設置・推進に関する協定を
白山警察署と交わしました。歩行者が車にはねられる死亡事故などが発生した市内の路線を指定し、注意看板の設置や路面表示などを行い、歩行者を保護する路線であることの周知や啓発活動を行うことによって重点的な
交通安全対策に取り組むものでございます。 具体には、市道本町新庄線の粟田5丁目から新庄2丁目まで約1.4キロメートルの歩道上の10本の電柱に「
歩行者保護モデル路線」であることを表示した黄色い看板を設置し、通行するドライバーに注意喚起を行っております。今後、この「
モデル路線」の効果を検証し、本市の
交通安全対策のさらなる強化につなげてまいりたいと考えております。 次に、7月27日、市役所におきまして、このたび旭日単光章を受章されました
横山平八郎さんに叙勲の伝達をさせていただきました。 横山さんは、旧
野々市町議会議長などを歴任され、
町社会福祉協議会理事長も務められるなど、地域住民の生活向上や福祉向上にご尽力をいただきました。これまでのご功績とご労苦に対し、改めて深く敬意を表するものでございます。 7月28日、29日の両日には、本市の夏を彩る野々市じょんからまつりが盛大に開催されました。台風12号の影響を心配する中での開催でございましたが、
来場者数は昨年より1,000人多い3万3,000人と多くの皆さんにご来場をいただきました。 祭りの当日は大変暑い日となり、どこのテナントにも長蛇の列ができておりましたが、そんな状況でありながらも、ご来場された皆さんの表情が和やかで、
にぎわいを楽しまれている、そんな雰囲気を感じたところでもございます。 ことしの祭りには、災害協定を結んでおります京都府城陽市の観光協会の皆さんにも3月の椿まつりに引き続いてのご参加をいただき、また
国際交流員(
通称CIR)の皆さんによる
国際交流ブースも設置いただくなど、よりグローバルな、これまでにない野々市じょんからまつりとなったのではないかと感じております。
実行委員会の皆さんには、今回、
台風対策で大変なご心配をおかけいたしましたが、本市の野々市じ
ょんからまつりのさらなる発展のため、今後ともご協力を賜りますようお願い申し上げる次第であります。 また、28日には、第66回石川県
消防操法大会が
県消防学校で行われ、
白山野々市川北消防連合会を代表して出場した
本市消防団第2分団が
小型ポンプ操法の部で見事優勝いたしました。日ごろから第2分団の方々が一丸となって訓練を積み重ねられた努力のたまものだと思います。10月19日に富山市で開催される全国大会に出場されますが、持てる力を遺憾なく発揮され、ご健闘されますことを願っております。 月がかわって8月5日と6日の2日間には、ことしで30回目となる本市の
平和都市宣言推進事業「平和の旅」に、野々市、布水両中学校から合わせて13名の生徒が参加いたしました。生徒たちが体験した広島市の
平和記念式典や
原爆ドーム、
平和記念資料館の感想文などを、ことしは8月14日から21日まで学びの杜のの
いちカレードでの
原爆パネル展で展示をし、大変多くの方々にごらんいただき、戦争の悲惨さや平和のとうとさを改めて考えていただけたのではないかと思っております。今後も平和の取り組みを継続して実施してまいりたいと考えております。 次に、8月11日、12日には、輪島市を中心に7市7町において第70回
記念石川県民体育大会夏季大会が開催され、本市から約700名の選手が参加し、ご健闘をいただきました。冬季大会と合わせた総合成績は、男子が6位、女子が9位と3年連続の同順位でございました。大変暑く、そして遠方の奥能登での開催でありましたが、両日にわたり各競技において奮闘をいただきました。 そのような中、一般の部女子、
武術太極拳競技が3年連続、一般の部男子、
サッカー競技が2年連続優勝するなど、各会場においてベストを尽くした熱戦を展開していただきました。 また、ことしから新たに3つの競技、一般の部男子で
ウエイトリフティング競技と
ペタンク競技に、また一般の部女子で綱引競技にも参加をいただきました。結果、
奨励賞受賞にもつながったわけでありますが、県内市町に本市の元気さを感じさせる新チームの健闘にもエールを送りたいと思います。改めて、本市の代表として大健闘された選手の皆様に対し、心から敬意を表するとともに、さらなるご活躍を期待するものでございます。 さて、来年4月に本町2丁目地内で開館を予定しております
地域中心交流拠点施設の愛称募集に、市内外から151点のご応募をいただきました。市民の皆様に末永く親しまれるよう愛称を選考してまいりたいと思っております。 そして、この施設を含め、
野々市中央地区での
にぎわいを創出するための
北国街道にぎわい創出プロジェクトが本格的にスタートいたしました。この
プロジェクトで
地域中心交流拠点施設の開館までに、
まちづくりに取り組む人材の育成を初め、特産品の開発研究や観光の振興、古民家再生などさまざまなプログラムを進めてまいりたいと思っております。 それでは、本定例会の提出案件及び報告の大要につきましてご説明させていただきます。 初めに、議案第41号平成30年度野々市市
一般会計補正予算(第2号)についてでございます。 今回の補正は、歳入においては
普通交付税等の交付額の決定や
国県補助金の増加分を追加するとともに、歳出においては
小中学校などの
ブロック塀の撤去やフェンスの設置に係る費用を計上いたしました。 あわせて、30豪雪を検証する中で、この冬の対策として町内会に対する
小型除雪機購入費補助の拡充に要する費用や
小中学校に
小型除雪機を配備することについての所要額を計上するもので、
歳入歳出それぞれ1億4,506万5,000円を追加し、予算の総額を205億9,296万5,000円とするものでございます。 なお、
債務負担行為補正といたしまして、期間を平成30年度から平成31年度までとして、
統一地方選挙に係る
労働者派遣業務で300万円を限度額として
債務負担行為の設定を行うものでございます。 次に、議案第42号平成30年度野々市市
介護保険特別会計補正予算(第1号)についてでございます。 今回の補正は、歳入では前年度の決算に伴う繰越金を計上する一方、歳出では平成29年度中に交付を受けた
介護給付費国庫負担金等の精算を行うもので、
歳入歳出それぞれ4,415万8,000円を追加し、予算の総額を26億3,915万8,000円とするものでございます。 次に、議案第43号平成30年度野々市市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)についてでございます。 今回の補正は、
国庫補助金の内示を受け、
管渠耐震化工事に係る補助金及び事業費を追加するとともに、
下水道事業業務継続計画の見直しに要する費用を追加するものでございます。 これにより、
資本的収入予定額において500万円を追加し7億8,300万円、
資本的支出予定額において1,290万円を追加し11億7,690万円とするものでございます。 次に、議案第44号から議案第50号までの7件は、平成29年度の各会計の
決算認定等についてでございます。 まず、議案第44
号一般会計歳入歳出決算についてご説明を申し上げます。 平成29年度は、
野々市中央地区土地利用構想の
大型プロジェクトとして進めてまいりました
野々市中央地区整備事業のうち、学びの杜のの
いちカレードを整備いたしました。また、本市の将来を担う
子どもたちの保育環境や
教育環境を充実させるため、
放課後児童クラブの整備や
館野小学校の大
規模改造事業、さらには
御園小学校の増築などに取り組んでまいりました。 決算規模につきましては、歳入総額218億2,676万8,958円に対し、
歳出総額は214億6,646万7,608円であり、収支差引では3億6,030万1,350円となりました。ここから
繰越明許財源を除いた
実質収支では2億5,236万2,439円の黒字となりました。 歳入面では、
普通交付税と
臨時財政対策債を合わせた
実質交付税が前年度に比べ3.7%の減となった一方、
利子割等交付金が前年度に比べ100.8%の大幅増、
地方消費税交付金が前年度に比べ5.4%の増、
野々市中央地区整備事業など
普通建設事業の進捗に伴い、
国庫支出金が前年度に比べ34.8%の大幅増となり、歳入全体としては前年度を19.1%上回る決算となりました。 次に、歳出面では、平成28年度に
マイナンバー制度導入に伴う
情報セキュリティ対策強化事業の終了などにより総務費が前年度に比べ5.6%減、
ごみ処理関係における
白山野々市広域事務組合負担金の減により衛生費が前年度に比べ5.1%減となる一方で、
石川平野排水対策事業における
県営かんがい排水事業の負担金の増により
農林水産業費が前年度に比べ37.5%の大幅増、
野々市中央地区整備事業や
土地区画整理事業の進捗に加え30豪雪の影響による
除雪費用も重なり土木費が前年度に比べ108.7%の大幅増、学びの杜のの
いちカレードがスタートしたことによる
運営管理費用などにより教育費が前年度に比べ8.3%増となるなど、総額では前年度を20.5%上回る決算となりました。 財政指標では、
経常収支比率が93.9%、
財政健全化判断比率につきましては
実質赤字比率及び
連結実質赤字比率については該当なし、
実質公債費比率が5.6%、将来
負担比率が33.7%という結果となりました。いずれも、財政の健全性が保たれている比率と言えますが、今後の推移には十分注意していかなければならないと考えております。 次に、議案第45
号国民健康保険特別会計についてでございます。 平成29年度においては、高齢化の進展や医療技術の高度化、生活習慣病の増加などに伴い医療費が増加していることから、国保会計に係る負担は厳しいものとなりました。こうした状況の中、生活習慣病に着目した特定健康診査・特定保健指導事業や脳ドックに対する助成などを継続して実施し、疾病の早期発見、早期治療による医療費抑制に努めるとともに、ジェネリック医薬品の普及促進を図るなど適切な医療費の給付に取り組んでまいりました。 この結果、決算規模は、歳入総額52億8,190万5,630円に対し、
歳出総額は50億1,229万171円であり、
実質収支では2億6,961万5,459円の歳入超過となり、翌年度に繰り越すものでございます。 次に、議案第46号後期高齢者医療特別会計についてでございます。 本市では、運営主体であります石川県後期高齢者医療広域連合と連携し、保険料の収納管理のほか、市民の方への身近な相談窓口として制度の周知や各種届け出の受付業務などを行っております。 この結果、決算規模は、歳入総額4億4,680万6,517円に対し、
歳出総額は4億4,550万8,428円であり、
実質収支では129万8,089円の歳入超過となったところでございます。 歳入超過額の主なものは、出納整理期間中に収納した保険料で、翌年度において後期高齢者医療広域連合納付金として石川県後期高齢者医療広域連合へ納めるものであります。 次に、議案第47号介護保険特別会計についてでございます。 県内でも若いまちと言われている本市ではございますが、平成30年4月末現在で65歳以上の被保険者数は1万10人となり、他市町と同様に高齢化が進んでおります。今後、さらに進展する高齢化を見据えて、平成29年度では野々市版地域包括ケアシステム構築のための基盤整備を進めるとともに、介護保険事業の適正な運営に努めてまいりました。 この結果、決算規模は、歳入総額26億6,480万5,986円に対し、
歳出総額は26億2,310万8,829円であり、
実質収支では4,169万7,157円の歳入超過となり、翌年度へ繰り越すものでございます。 この歳入超過額につきましては、主なものとして、平成29年度に概算交付を受けました
介護給付費国庫負担金等の確定に伴う返還金として翌年度に国庫等へ返納する財源とするものでございます。 次に、水道事業会計についてご説明申し上げます。 議案第48号水道事業会計未処分利益剰余金の処分についてでございますが、次の議案第49号水道事業会計の決算と関連がございますので、一括してご説明を申し上げます。 水道事業会計における平成29年度未処分利益剰余金につきましては1億7,784万2,559円となってございますが、当年度純利益の1億4,819万6,801円につきましては、これを自己資本金へ組み入れるものとし、残りの2,964万5,758円につきまして次年度に繰り越すものでございます。 続きまして、水道事業会計決算につきましては、建設事業では第10号水源の導水管改良工事、第12号水源の電気機械施設や敷地整備の工事を行いました。また、上水道第5次拡張事業といたしまして、第13号水源用地の取得、柳町
土地区画整理事業に関連する配水管の整備を行うとともに、市内各所に布設されている幹線配水管の耐震化工事を行いました。 この結果、決算規模は、収益的収支では事業収益9億378万4,916円で、前年に比べて0.5%の増、事業費用は7億3,495万997円で、前年に比べて2.2%の減となり、1億6,883万3,919円の黒字となりました。 一方、資本的収支では、収入が1億8,957万2,800円に対し、支出が4億6,125万2,587円であり、不足する2億7,167万9,787円につきましては損益勘定留保資金などで補填を行ったところでございます。 次に、議案第50号平成29年度公共下水道事業会計の決算認定についてご説明を申し上げます。 平成29年度の公共下水道事業につきましては、整備面積1.0ヘクタール、管渠延長0.2キロメートルの整備を進め、年度末における整備済面積の累計は事業認可区域面積の95.4%に当たる1,098.2ヘクタールとなっております。 この結果、決算規模は、収益的収支では事業収益12億6,229万3,206円で、前年に比べて6.4%の増となり、事業費用は13億2,573万7,762円で、前年に比べて0.9%の増となり、6,344万4,556円の不足となりました。 一方、資本的収支では、収入が6億4,116万8,580円に対し、支出が9億8,210万3,698円であり、不足する3億4,093万5,118円につきましては損益勘定留保資金などで補填を行ったところでございます。 以上の各会計決算の具体的内容につきましては、平成29年度主要な施策の成果に関する説明書に記載のとおりでございます。 事務事業全般にわたりまして、計画どおり着実な進展を図ることができましたことをご報告申し上げ、決算の説明とさせていただきます。 次に、議案第51号野々市市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてでございます。 この改正は、条例中に引用しております国の基準の改正に伴い、
放課後児童クラブの支援員の要件について所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第52号市道路線の認定につきましてご説明を申し上げます。 今回の市道路線の認定につきましては、末松1丁目地内及び下林地内から上林地内に係る遊歩道3路線について、管理の一元化を図るために道路の認定を行うものであります。本認定につきましては、それぞれ道路法の定めにより、議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第53号公平委員会委員の選任についてでございます。 委員のうち、野々市市押野1丁目173番地の北村正樹さんがこの10月14日で任期満了となりますが、北村さんにおかれましては人格高潔で、人事行政に関し見識を有し、温厚誠実で人望厚いことから、引き続き選任いたしたく、ご同意を賜りますようお願いを申し上げます。 続きまして、報告第5号は、
地方自治法第180条の規定による専決処分の報告についてでありますが、和解及び損害賠償額の決定に関する1件につきましてご報告申し上げるものでございます。 次に、報告第6号は、平成29年度決算に基づく健全化判断比率等の報告についてでございます。 詳細な数値につきましては報告書のとおりでございまして、いずれも健全な状況でございます。 次に、報告第7号及び報告第8号につきましては、
地方自治法第243条の3第2項の規定により、野々市市土地開発公社、公益財団法人野々市市情報文化振興財団のいずれも市が出資する法人について、平成29年度の経営状況についてご報告するものでございます。 最後に、寄附採納についてご報告をさせていただきます。 別紙のとおり、ふるさと納税で3件、企業版ふるさと納税で6件、民生費寄附金で2件のご寄附をいただきました。ご厚意に心から感謝とお礼を申し上げ、ご報告させていただきます。 以上、提出いたしました諸案件につきましてご説明申し上げましたが、何とぞ慎重にご審議の上、適切なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、
提案理由の説明とさせていただきます。 どうぞ、よろしくお願いいたします。
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△質疑・委員会付託・討論の省略
○議長(
早川彰一議員) お諮りします。これから日程第5として、ただいま提案されました議案第53号につきましては、人事に関する案件につき、この際、質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
早川彰一議員) 異議なしと認めます。よって、議案第53号につきましては即決することに決定しました。
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△表決
○議長(
早川彰一議員) これより表決いたします。 議案第53号野々市市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて採決します。 本件は、これに同意することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕