野々市市議会 > 2008-03-03 >
03月03日-01号

  • "額賀福志郎"(/)
ツイート シェア
  1. 野々市市議会 2008-03-03
    03月03日-01号


    取得元: 野々市市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-15
    平成20年  3月 定例会(第2回)      ----------------------------- △開会・開議   3月3日午前10時00分開会                   出席議員16名     1番  川 哲郎議員      2番  徳野光春議員     3番  早川彰一議員      4番  野村 満議員     5番  尾西雅代議員      6番  亀田義裕議員     7番  平野政昭議員      8番  土田友雄議員     9番  西田治夫議員      10番  大東和美議員     11番  無量井次歳議員     12番  村本道治議員     13番  田中昭一議員      14番  北村成人議員     15番  山下志津枝議員     16番  岩見 博議員      ----------------------------- ○議長(大東和美議員) ただいまから平成20年第2回野々市町議会定例会を開会します。 出席議員地方自治法第113条に規定する定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。      ----------------------------- △議長諸報告 ○議長(大東和美議員) 議事日程は、お手元に配付のとおりです。 地方自治法第121条の規定によって、本定例会の説明のため出席を求めた者及び委任を受けた者の氏名は、お手元に配付のとおりです。  出席を求めた者        町長        粟 貴章君                 教育委員長     北本 正君  委任を受けた説明員      副町長       杉井宏美君                 教育長       田中 宣君                 総務部長      堂坂雅光君                 住民生活部長    岡田晴彦君                 健康福祉部長    北 精二君                 産業建設部長    古源憲一君                 教育文化部長    西本正明君                 秘書課長      小畠邦雄君                 総務企画課長    高本 実君                 参事兼財政課長   西川昇剛君                 税務課長      井口康信君                 納税課長      東平公夫君                 住民課長      田中 滋君                 くらしの安全課長  下浦勝義君                 広報情報課長    能崎 薫君                 しあわせ支援課長  中川保夫君                 介護保険課長    田淵 勤君                 保険年金課長    澤村昭子君                 子育てあんしん課長 川畑佳代子君                 産業振興課長    今村 滋君                 建設課長      太田譲二君                 都市計画課長    村梶輝男君                 企業管理課長    中山周夫君                 下水道課長     小西敏克君                 上水道課長     森元 裕君                 学校教育課長    中田静夫君                 生涯学習課長    村井治郎君                 スポーツ振興課長  藤垣健一君                 参事兼会計管理者  宮前 諭君                 監査委員事務局長  中村 彰君 ○議長(大東和美議員) 平成19年12月18日付で、野々市町商工会会長 村山和雄氏より、1、平成20年度野々市町商工業振興事業補助金安定的確保について、2、まちづくりの推進について、3、町内商工業者活用支援についての要望書が議長あてに提出されていますので、写しをお手元に配付しておきました。 平成19年12月18日付で、石川県商工会連合会会長 荒木龍平氏、野々市町商工会会長 村山和雄氏より、商工会に対する平成20年度補助金要望額完全予算化に関する要望についての要望書が議長あてに提出されていますので、写しをお手元に配付しておきました。 平成20年2月8日付で、野々市町柳町土地区画整理組合設立準備委員会委員長 山本仁洋氏より、野々市町柳町土地区画整理事業市街化区域編入についての要望書が議長あてに提出されていますので、写しをお手元に配付しておきました。 平成20年2月19日付で、日本熊森協会会長 森山まり子氏より、「鳥獣被害防止特措法関連予算を、鳥獣捕殺ではなく自然林復元と被害防除に使うこと等を求める意見書提出に関する陳情が議長あてに提出されていますので、写しをお手元に配付しておきました。      -----------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(大東和美議員) これから会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、4番、野村満議員、5番、尾西雅代議員を指名します。      ----------------------------- △会期の決定 ○議長(大東和美議員) これから本定例会の会期についてを議題とします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から3月18日までの16日間にしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(大東和美議員) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から3月18日までの16日間に決定しました。      ----------------------------- △議案の上程 ○議長(大東和美議員) これから議案第4号から議案第38号及び諮問第1号、以上36件を一括して議題とします。      -----------------------------提案理由の説明 ○議長(大東和美議員) 町長に提案理由の説明を求めます。粟町長。   〔町長(粟貴章君)登壇〕 ◎町長(粟貴章君) おはようございます。 3月に入りまして、少しずつ春の到来を実感するころとなりました。ことしの冬は、昨年のような暖冬とまではいかないまでも比較的穏やかな天候に恵まれ、今のところ雪による被害も出ておりません。 2月24日、冬型の気圧配置が強まり低気圧が発達したため、県内を初め富山県や新潟県で高波による被害が出ました。本町においては、幸いにも大きな被害はありませんでしたが、町民の安全確保の取り組みが何より大切であることを常に念頭に置いて町政を進めていきたいと思っております。 この町民生活の安全・安心に関することとして、最近食品の表示偽装、冷凍食品への毒物混入問題が新聞等で大きく報道されております。食は我々の生活とは切っても切れない重要なものであるだけに、こうした偽装等の行為によって信頼を裏切られた国民のショックは大変大きなものがございました。毎日口に入れる食べ物の信頼が揺らぐことは極めて深刻な事態であり、一日も早く食の安全が回復されることを願うものであります。 2月19日早朝、千葉県房総半島沖海上自衛隊イージス艦「あたご」と新勝浦市漁協所属の漁船「清徳丸」の衝突事故が発生いたしました。今も漁船に乗り組んでおられた親子2名の方が行方不明となっております。まさにあってはならない事故でありますし、行方不明の方の早急な発見と事故原因の究明及び再発防止の抜本的な対策がまたれるところであります。 最近の世界経済は、アメリカのサブプライムローン問題に端を発した混乱が続いております。日本でもこの影響を受けて株価が下落し、資金が金融市場から投機に流れ込むことにより原油や穀物の高騰を招き、それがさらに食料品等の物価高を招くという深刻な問題となっております。 特に石油製品の高騰は、我々の生活に大きな影響を及ぼしております。町では、今回の補正予算において灯油高騰対策の助成費用を計上したところでございますが、昨年末には政府の方針を受けて既存の予算を流用し、迅速に原油高騰ぬくもり支援事業を立ち上げ、灯油購入費の費用の一部を助成してきたところでもございます。 さて、国が1月に発表した平成20年度地方財政計画は、計画の規模が83兆4,014億円となり、7年ぶりに増加に転じました。また、焦点である出口ベース地方交付税総額は15兆4,061億円で、臨時財政対策債は2兆8,332億円となったことで実質交付税も5年ぶりに増加いたしました。しかし、これは地方格差是正の暫定措置による財源を活用して約4,000億円の地方再生対策費を創設したためであり、これがなければ計画規模は逆に0.2%、約1,300億円の減であったことに注目しておく必要があると思います。 このように地方自治体の財政環境は依然として厳しいわけでありますが、厳しい状況の中でも、私は町民の安全と安心のための施策や福祉、教育充実のための施策はいずれも町民の日常生活に密着したものでありますので、できる限りその充実に努めてまいりたいと思っております。あわせて、これら施策遂行の裏づけとなる財政基盤の確立、強化にも力を注いでまいりたいと思っております。 平成20年度予算編成に当たりましても、後ほどご説明申し上げますが、このような観点に立って編成をしたところであります。 それでは、本定例会に提出いたしました議案につきまして、順次ご説明を申し上げます。 議案第4号から議案第9号までの6件は、平成19年度各会計の補正予算についてでございます。 まず、議案第4号一般会計補正予算(第4号)についてでございます。 今回の補正は、原油高騰に伴う負担軽減策といたしまして、生活保護高齢者世帯などに対する灯油購入費の一部助成や小中学校暖房用燃料費など原油高による追加費用を計上するとともに、医療給付費の伸びによる老人保健特別会計への繰出金の追加及び民間保育園への特別保育事業費補助などを追加する一方、土地区画整理事業に伴う発掘調査費の確定による減額のほか、各事務事業決算見込みに合わせた増減調整を行うことで、歳入歳出それぞれ7,052万4,000円を減額し、予算総額を133億5,283万7,000円とするものでございます。 なお、北陸新幹線建設支援事業を初め北西部土地区画整理事業菅原小学校地震補強規模改造事業など合わせて8つの事業につきましては、年度内の完了が困難なことから、それぞれの所要額について繰越明許費を設定するものであります。 次に、議案第5号国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてでございます。 今回の補正は、保険給付費などの実績見込みに合わせて追加を行う一方、共同事業拠出金などの減額を行うものであり、歳入歳出それぞれ162万4,000円を追加し、予算総額を39億2,562万9,000円とするものでございます。 次に、議案第6号老人保健特別会計補正予算(第2号)についてでございます。 今回の補正は、1人当たりの医療費が増加していることによる医療給付費の追加を行うもので、歳入歳出それぞれ3,500万円を追加し、予算総額を27億7,305万9,000円とするものでございます。 次に、議案第7号介護保険特別会計補正予算(第3号)についてでございます。 今回の補正は、介護保険制度改正に伴うシステム改修費を追加するとともに、介護サービス給付費及び地域支援事業費に係る増減調整を行うもので、歳入歳出それぞれ2,658万3,000円を減額し、予算総額を15億3,780万2,000円とするものでございます。 次に、議案第8号下水道事業特別会計補正予算(第4号)についてでございます。 今回の補正は、流域下水道維持管理負担金公共下水道事業費決算見込みに合わせて増減調整を行うもので、歳入歳出それぞれ3,653万8,000円を減額し、予算総額を22億4,262万1,000円とするものでございます。 なお、事業の進捗状況による繰越明許費は、汚泥共同処理施設建設に係る流域下水道事業負担金について、事業の進捗状況にあわせ2,160万円の繰越明許費を設定するものであります。 また、国庫補助金追加補正によりまして、平成20年度事業の一部を前倒しして契約を行うためのゼロ工事国債の認証が得られましたことから、3,500万円を限度に債務負担行為を設定するものであります。 次に、議案第9号水道事業会計補正予算(第2号)についてでございます。 今回の補正は、事業収益関係建設改良事業費などの増減調整を行うものでありまして、収益的収支では、それぞれ550万円を増額し、資本的収支では、収入で5,678万2,000円、支出で1億8,800万円をそれぞれ減額するものでございます。 今回の補正により、収益的収支資本的支出の補正後合計額は14億1,280万2,000円となるものでございます。 次に、議案第10号から議案第16号までの7件は、いずれも平成20年度各会計の予算についてでございます。 これら7議案につきましては、私が町長に就任してから初めての当初予算であります。私は、この予算編成に当たっては、特にお年寄りから子どもたちまで一緒に楽しく過ごすことができるような、「安心・安全で健やかなまちづくり」を目指すこと、町内2つの大学との連携や歴史・文化などを生かした野々市らしさの追求による新たな産業の創造を目指すこと、教育・福祉の充実はもとより、道路、区画整理下水道等生活環境整備事業を継続して着実に進めること、町民の皆様が夢と希望を持ち、誇りに感じてもらえるまちづくりを目指すことを基本とし、編成に努めてまいりました。 先日、主要施策の発表をしたところでありますが、これまで以上に行財政運営の合理化、効率化に努め、総合計画21に掲げる事業の着実な進捗を図り、教育、福祉、環境、情報化及び都市基盤整備などの施策を着実に推進するため、限られた財源を重点的に配分いたしたところでございます。 まず、議案第10号一般会計についてでございます。 一般会計予算総額は126億7,000万円となります。歳入面におきましては、町税では、町民税が課税件数の伸びにより、前年度より4,700万円、固定資産税では、家屋件数の増加により4,100万円上回る額となったものの、たばこ離れが進んだ結果、たばこ税では2,400万円減額しております。 なお、徴収体制の見直しと強化を図るため、徴収事務を担う歩合制による徴収嘱託員を採用し、徴収率向上を目指したいと思っております。地方交付税につきましては、普通交付税で前年度より3億6,500万円増額しております。これは、これまで白山市で一括計上してきました一部事務組合の清掃及び医療の特別負担分をそれぞれの市町において計上することとなったことが主な要因でございます。 次に、歳出面でございますが、性質別で見ますと人件費や扶助費及び公債費の義務的経費が1億1,500万円増額となっております。一方、普通建設事業費は4億4,800万円、繰出金は1億4,700万円それぞれ減額となっております。 また、目的別で見ますと、中南部土地区画整理事業高尾堀内線街路事業補助事業として完了することなどによりまして、土木費では前年度より4億9,800万円減となる一方、民生費では保育の実施費や放課後児童クラブ建設など児童福祉費の伸び等によりまして2億7,000万円、衛生費では一部事務組合負担金保健センター設備改修工事等により3億5,000万円増となっているところでございます。また、収支の均衡を図るため、4億円の財政調整基金を取り崩すこととしております。 主要な施策につきまして、総合計画21の基本目標ごとにご説明申し上げます。 まず、1点目の「人が集う魅力ある都市(まち)」に関する事業についてでございます。 この4月には、ギズボーン学生友好訪問団が来町いたします。また、夏休み期間中には、野々市・布水の中学生をギズボーン市に派遣する予定をいたしておるところでございます。さらにこの秋には、野々市小学校児童を中心とした深川小学教育交流団を派遣する予定でございます。これらの交流事業費として770万円を計上いたしました。 「のっティ」につきましては、西部ルートの一部を変更することでさらに利用しやすい運行に努めたいと思っております。 また、都市基盤整備におきましては、引き続き高尾堀内線街路事業まちづくり交付金事業を対象とした住環境整備事業を初め、中南部及び北西部の土地区画整理北西部公園整備本町通りくらしみちゾーン整備ほか北陸新幹線沿線整備事業などの都市基盤整備に取り組んでまいります。 加えて、北口プラザ臨時駐車場スペースの有効活用といたしまして、コインパーキングの整備を行い、駅及び交遊舎利用者の便宜も図ってまいりたいと思います。 これらの都市基盤整備事業費として13億9,400万円を計上しております。 そのほか、都市計画マスタープランの見直しと都市計画区域線引き見直しの事業費を計上いたしました。 産業の創出に関する事業としては、新しい酵母菌による野々市ブランドのお酒の開発など産学官共同による特産品開発や、産業支援施策に係る地域振興事業関連費760万円を計上いたしました。また、町の特性を生かした農業振興対策商工業振興対策勤労者福祉の向上のための融資制度等による支援を引き続き行ってまいります。 2点目の「緑に包まれた暮らし心地のよい都市(まち)」に関する事業についてでございます。 北西部公園の用地取得、川や海を守るための河川改修や公共下水道事業につきましては、引き続き積極的に進めてまいります。 環境問題への取り組みにつきましては、日常からごみの分別や資源回収に深いご理解とご協力をいただいているところでございます。引き続き資源リサイクルや分別、循環型社会に関する啓発を続けてまいる所存でございます。 防災関係につきましては、消防団盛夏服等の更新に係る経費を初め、自警団ポンプ操法大会や新消防本部等建設負担金などの所要額として1億400万円を計上いたしております。 3点目の「思いやりに支えられる心やさしい都市(まち)」に関する事業についてでございます。 まず、障害者の支援策といたしまして、新たに障害者ふれあい入浴事業社会参加促進事業を、また、公共施設へのオストメイト対応トイレ洋式トイレの設置を初め、重度聴覚障害者用テレビ電話の設置費などの経費として600万円を計上いたしております。 子育て支援策としましては、民間保育園障害児保育に係る経費負担補助を初め、保育園環境整備として遊戯室のエアコン設置野々市小学校下放課後児童クラブ施設建設費をそれぞれ計上いたしました。 教育環境の整備としましては、まずすべての小中学校図書館蔵書システムの構築、小学校パソコン教室機器更新費として1,300万円を計上いたしております。あわせて、御園小学校体育館の耐震診断・補強計画策定にも取り組むこととし、その調査費を計上いたしました。また、教育上特別な支援を必要とする児童生徒に対する適切な教育の実施が必要でありますことから、新年度よりすべての小中学校特別支援教育支援員を1名ずつ配置することとし、加えて、中学生の悩み事や相談を受け入れるため、両中学校に1名ずつの教育相談員を配置することといたしました。さらに、登下校時の安全確保のため、郷町・柳町地区、新庄1・2丁目地区及び末松2丁目地区を対象に通年型のスクールバス運行を行うなど、通学や学習環境の向上を図ることといたしました。 4点目は、「元気で楽しく暮らせる都市(まち)」に関する事業についてであります。 団塊世代など、仕事から地域社会へ活動の拠点を移す人々のさまざまな能力、経験を生かした地域活動やまちづくり活動の充実を図るため、生涯学習ボランティア支援事業を展開するほか、大学やPTAとの連携による安全・安心マップづくりを展開することとしております。 文化会館は、開館から20年がたち、施設や設備も老朽化が目立ってまいりましたので、大規模改修の調査を実施することとし、100万円を計上いたしました。スポーツランドのプールにつきましても、塩素や湿気によるトップライト部分の腐食が著しいことから改修を行うこととしております。 健康づくりの推進につきましては、県内自治体としては初めて、1歳児から小学6年生までを対象とした子どもインフルエンザ予防接種助成に取り組むことといたしました。また、18歳から39歳以下の方々や40歳以上の生活保護受給者の方々につきましても、町独自の施策として町民一般健康診査を行うこととしております。さらに、産後ヘルパー派遣などによる「こんにちは赤ちゃん」事業や保健センター冷暖房設備の改修などを行うこととしております。 5点目は、「だれもが参画できる都市(まち)」に関する事業についてでございます。 まず、現在の総合計画21に続く新たな次期総合計画の策定を平成20年度から着手してまいりたいと考えております。計画の策定に当たっては、できるだけ多くの町民の皆様のご参加をいただけるよう工夫を凝らしながら、しっかりとした計画を策定してまいりたいと思っております。 また、我が町が当面の目標としてまいりました5万人市制を着実に実現するため、新たに総務部内に市制準備室を設け万全な体制で市制移行に取り組んでまいります。 町のホームページにつきましては、作成以来相当経過しておりますので、この際、内容を一新してお年寄りや障害者の方にも見やすいものにしていきたいと考えております。 以上、一般会計予算に係る主要な施策についてご説明いたしました。 次に、議案第11号国民健康保険特別会計についてご説明申し上げます。 平成20年4月から75歳以上の被保険者が後期高齢者医療制度へ移行し、65歳から74歳までの退職被保険者が一般被保険者となります。このため、世帯数及び被保険者数は減少しますが、医療費については一般被保険者数が大幅に増加することや加入者の高齢化、医療費の高額化といった要因により増加が見込まれます。これによりまして、予算総額歳入歳出それぞれ37億7,400万円とするものでございます。 次に、議案第12号後期高齢者医療特別会計についてであります。 平成20年4月から後期高齢者医療制度の導入により、医療費の給付や保険料の決定は広域連合が行い、また保険料の徴収や基盤安定拠出金及び広域連合納付金などは町の特別会計で取り扱うことになります。初年度の予算総額歳入歳出それぞれ3億4,500万円とするものであります。新しい制度ということでございますので、町民の方々の混乱を招かないよう制度の周知に十分努めてまいる所存でございます。 次に、議案第13号老人保健特別会計についてであります。 4月から後期高齢者医療制度が開始されるため、老人保健特別会計では、平成20年3月診療分の1カ月分について予算措置するもので、予算総額を2億9,800万円とするものでございます。なお、老人保健特別会計については、健康保険法等の一部を改正する法律の規定により、平成22年度までの3年間、継続して設けることとなっております。 次に、議案第14号介護保険特別会計についてでございます。 平成12年度にスタートした介護保険制度は、介護サービスの供給体制の充実とともに利用者数の大幅な増加を見てまいりました。新年度は介護予防事業の充実のため地域支援事業費の増額を行うものの、保険給付費では減額を見込むことによりまして予算総額歳入歳出それぞれ15億3,600万円とするものでございます。 次に、議案第15号下水道事業特別会計についてでございます。 平成6年12月に一部供用開始を行って以来、順調に整備が進み、平成19年4月1日現在、813ヘクタールの供用を開始しており、普及率は85.5%となっております。平成20年度には新たに新庄、上林、中林、粟田、二日市町の各一部及び北西部・中南部土地区画整理事業施行地の一部の約40ヘクタールの供用開始を予定しております。整備面では新庄、上林、粟田、若松町、扇が丘、二日市町の各一部及び北西部・中南部土地区画整理事業地の一部など、新たに約36ヘクタールの整備を行うものであります。また、犀川左岸流域下水道事業では、処理場の増設工事費などの建設負担金などを計上することとし、予算総額歳入歳出それぞれ21億800万円とするものでございます。 次に、議案第16号水道事業会計についてであります。 平成20年度の業務量につきましては、給水戸数を1万4,770戸、年間総給水量を584万8,000立方メートルと予定しております。近年は、人口増、給水戸数の増加にもかかわらず、1世帯当たりの平均使用水量が減少傾向にあるため、年間使用量の大幅な増加が見込めない状況が続いております。 収益的収支では、収入において水道使用料収益や水道加入金のほか、受託工事収益を見込んでおります。支出では原水及び浄水費施設、配水及び給水設備等の修繕のほか、量水器の取りかえ、また鉛管更新工事や排水池の屋上防水工事を予定しております。これにより収益的収入及び支出を7億5,900万円とするものであります。 また、資本的収支では、収入において区画整理事業や下水道補償金等の配水管布設工事負担金のほか加入負担金の増加も見込み収入額を3億1,800万円とし、支出では土地区画整理事業や高尾堀内線の道路築造工事に伴う配水管布設工事を行う一方、取水施設費や企業債償還金の減額により支出額を6億1,200万円とするものであります。なお、資本的収支において不足する2億9,400万円につきましては、損益勘定留保資金などで補てんするものであります。 以上、新年度各会計予算の概要をご説明いたしましたが、各施策の遂行に当たりましては、徹底した経費節減を引き続き実行し、行政改革のより一層の推進に努めるとともに、効果が期待できる必要な施策には積極的に財源を投じてまいりたいと考えております。 次に、議案第17号野々市町国民保護対策本部及び野々市町緊急対処事態対策本部条例及び野々市町国民保護協議会条例の一部を改正する条例についてでございます。 4月1日から町組織の一部を見直し、「くらしの安全課」の名称を「環境安全課」とすることに伴い、条例中の課名を改めるものであります。 次に、議案第18号野々市町個人情報保護条例の一部を改正する条例についてでございます。 行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律に規定されている個人情報の利用及び提供の制限の項目が町条例よりも広く規定されていることから、法律の規定に準じて目的外利用等の規定を改めるものであります。 次に、議案第19号野々市町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。 地方公務員の育児休業等に関する法律の改正により、子育て支援を目的とする育児短時間勤務制度が定められましたので、町条例の中にもこの制度を利用する職員の勤務時間及び休暇等に関し必要な規定を定めるものでございます。 次に、議案第20号職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。 育児休業法改正に伴い、町条例においても育児短時間勤務制度の対象者の条件及び手続等必要な規定を定めるものであります。 次に、議案第21号一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。 国家公務員に準じた地域手当の支給に関する規定を新設し、あわせて職員の時間外手当算出に用いる時間単価を労働基準法の定めに基づく単価とするよう改正を行うものであります。 次に、議案第22号職員の特殊勤務手当条例の一部を改正する条例についてでございます。 後期高齢者医療制度の開始に伴い、特殊勤務手当支給の対象業務に後期高齢者医療保険料徴収に従事した場合を追加するものであります。 次に、議案第23号野々市町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてでございます。 高齢化社会の進展や医療技術の進歩等の影響を受け、医療費は年々増加している状況にございます。 今回の改正は、後期高齢者医療制度が4月1日から施行されることに伴い、現行の基礎課税額と介護納付金課税額の合算額に後期高齢者支援金を加えたものを国民健康保険の課税額とするものであります。あわせて、保険税の納付義務者が年金給付の支払いを受けている65歳以上の被保険者である場合は保険税を特別徴収の方法で徴収するよう改めるものであります。 次に、議案第24号野々市町特別会計条例の一部を改正する条例についてでございます。 高齢者の医療の確保に関する法律第49条の規定により、後期高齢者医療に関する収入及び支出について特別会計を設けなければならないことによること、及び健康保険法等の一部を改正する法律附則第32条の規定により、改正前の老人保健法の規定による医療等については従前の例によることとされたことにより条例の一部を改正するものであります。 議案第25号野々市町教育委員会の委員の定数に関する条例についてでございます。 多様な地域住民の意向を教育行政に一層反映することができるよう、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき教育委員の定数を5人から6人に増員するため、新たに条例を制定するものであります。 次に、議案第26号野々市町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。 後期高齢者医療制度の施行に伴い、受給資格者が加入する健康保険の対象に後期高齢者医療制度を加え、あわせて助成の対象となる医療費の種類及び内容について、関係する法律の規定に合わせた表現に改めるものであります。 次に、議案第27号野々市町精神障害者医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。 議案第26号と同じく、後期高齢者医療制度の施行に伴い、受給資格者が加入する健康保険の対象に後期高齢者医療制度を加えるものであります。 次に、議案第28号野々市町国民健康保険条例の一部を改正する条例についてでございます。 国民健康保険法の一部を改正する法律の施行に伴い、70歳以上の方の療養の給付に係る一部負担金の割合を現行の1割から2割に引き上げるものであります。また、乳幼児に対する療養の給付に係る患者の2割負担の対象を現行の3歳未満から義務教育就学前まで拡大するものであります。 次に、議案第29号野々市町後期高齢者医療に関する条例についてでございます。 4月から施行される後期高齢者医療制度は、75歳以上の方と65歳以上の一定の障害の状態にある方が加入される新たな医療制度でございます。この条例は、既に制定されております石川県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の規定に基づき、本町が行う事務、保険料を徴収すべき被保険者、保険料の納期等に関する規定を定めるものであります。 次に、議案第30号野々市町介護保険条例の一部を改正する条例についてでございます。 平成17年度に行われた税制改正により、保険料が段階的に上昇する方に対する激変緩和措置が平成18年度及び平成19年度と実施されてまいりました。介護保険法施行令等の政令に基づき、平成20年度においても19年度と同額の減額措置を講じるために必要な改正を行うものであります。 次に、議案第31号野々市町農業委員会委員定数条例についてでございます。 都市化に伴い、町内の農地面積が年々減少している状況であることから、農地を所管する農業委員のうち、選挙による委員及び議会推薦による委員の定数を減員するため、条例の全部を改正するものであります。 次に、議案第32号野々市町企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例についてでございます。 工場立地法で設置が義務づけされている工場敷地内の緑地及び環境施設の面積の割合を、いわゆる企業立地促進法の規定に基づき県が指定した地区にある工場が新増設をしようとする場合に、当該緑地等の面積率を緩和するものであります。 次に、議案第33号町道路線の認定についてでございます。 今回の認定につきましては、野々市町中南部土地区画整理事業により整備された道路及び北陸新幹線整備にあわせ、JR野々市駅周辺で整備を行う予定の道路であり、道路法の定めにより、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第34号白山石川医療施設組合の共同処理する事務の変更及び同組合の規約の変更についてでございます。 白山石川医療施設組合の経営するし尿処理事業を白山石川広域事務組合へ事務移管することに伴い、白山石川医療施設組合は病院及び診療所の経営に関する事務を共同処理する一部事務組合となるため、地方公営企業法第39条の2の規定により、組織の名称が「組合」から「企業団」に変更されることにあわせて規約の全部改正を行うものであります。 次に、議案第35号白山石川広域事務組合の共同処理する事務の変更及び同組合の規約の変更についてでございます。 議案第34号に関連して、白山石川医療施設組合において共同処理しておりますし尿処理施設の設置等の事務を4月1日から白山石川広域事務組合において共同処理することとし、これにより規約の一部を改正するものであります。 次に、議案第36号白山石川医療施設組合の共同処理する事務の変更に伴う財産処分についてでございます。 議案第34号に関連して、し尿処理施設の設置等の事務を白山石川広域事務組合に移管することに伴い、地方自治法第289条の規定に基づき、白山石川医療施設組合のし尿処理に係るすべての財産を白山石川広域事務組合へ帰属させるものであります。 次に、議案第37号事務の相互委託及び事務の相互委託の変更についてであります。 現在、本町とかほく市、内灘町、津幡町、金沢市、白山市、川北町の間で住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍謄抄本、身分証明書等の交付をそれぞれの市町の窓口で交付するため、自治法の規定に基づき事務を相互委託しております。 このたび、さらなる住民サービスの向上を図るため、新たに加賀市、小松市、能美市の3市と事務の相互委託をするものであり、これに必要な規約の変更を行うものであります。 また、住民基本台帳法の一部を改正する法律及び戸籍法の一部を改正する法律が施行されることにより、本町と6市町間の規約の引用条文に条項のずれが生じるため、これを改正するため所要の変更を行うものであります。 次に、議案第38号野々市町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてであります。 委員のうち、押越2丁目129番地の南部勲さんが本年3月31日をもちまして任期満了となります。経済に明るく、識見豊かな方でありますことから引き続き選任いたしたく、よろしくご同意を賜りますようお願い申し上げるものでございます。 次に、諮問第1号人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについてであります。 委員のうち、粟田2丁目151番地の中村正男さんが本年6月30日をもちまして任期満了となります。人格、識見ともに高く、人権擁護について深い理解を持たれている方でありますことから引き続き推薦いたしたく、議会のご意見を求めるものであります。 最後に、寄附行為についてであります。 別紙のとおり8件のご寄附をいただきました。厳しい経済情勢の中、ご厚意に心から感謝とお礼を申し上げて、ご報告といたします。 以上、提出いたしました諸案件につきましてご説明を申し上げましたが、ご審議の上、適切なるご決議を賜りますようよろしくお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。      ----------------------------- △質疑及び討論の省略 ○議長(大東和美議員) お諮りします。ただいま提案されました議案第38号及び諮問第1号の2件につきましては、人事に関する案件につき、この際、質疑及び討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(大東和美議員) 異議なしと認めます。よって、議案第38号及び諮問第1号の2件については即決することに決定しました。      ----------------------------- △表決
    ○議長(大東和美議員) これより表決いたします。 議案第38号野々市町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求める件についてを採決します。 本案は、これに同意することに賛成の方は起立願います。   〔賛成者起立〕 ○議長(大東和美議員) 起立全員です。したがって、議案第38号野々市町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求める件は、これに同意することに決定しました。 ○議長(大東和美議員) 次に、諮問第1号人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求める件についてを採決します。 本案は、これを適任と認めることに賛成の方は起立願います。   〔賛成者起立〕 ○議長(大東和美議員) 起立全員です。したがって、諮問第1号人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求める件は、これを適任と認めることに決定しました。      ----------------------------- △選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙 ○議長(大東和美議員) これより選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙を行います。 お諮りします。選挙管理委員の選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(大東和美議員) 異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。 お諮りします。指名の方法は、議長が指名することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(大東和美議員) 異議なしと認めます。したがって、議長が指名することに決定しました。 選挙管理委員には、岡田忠夫さん、宮森紀好さん、山田利江さん、半村民雄さん、以上の方を指名します。 ○議長(大東和美議員) お諮りします。ただいま議長が指名しました方を選挙管理委員の当選人と定めることにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(大東和美議員) 異議なしと認めます。したがって、ただいま指名しました岡田忠夫さん、宮森紀好さん、山田利江さん、半村民雄さん、以上の方が選挙管理委員に当選されました。 ○議長(大東和美議員) お諮りします。選挙管理委員補充員の選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(大東和美議員) 異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定いたしました。 ○議長(大東和美議員) お諮りします。指名の方法は、議長が指名することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(大東和美議員) 異議なしと認めます。したがって、議長が指名することに決定しました。 選挙管理委員補充員には、松本闊さん、三盃順子さん、井口康信さん、京村晶子さん、以上の方を指名します。 ○議長(大東和美議員) お諮りします。ただいま議長が指名しました方を選挙管理委員補充員の当選人と定めることにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(大東和美議員) 異議なしと認めます。したがって、ただいま指名しました松本闊さん、三盃順子さん、井口康信さん、京村晶子さん、以上の方々が選挙管理委員補充員に当選されました。 ○議長(大東和美議員) 次に、補充員の順序についてお諮りします。 補充員の順序は、ただいま議長が指名しました順序にしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(大東和美議員) 異議なしと認めます。したがって、補充員の順序は、ただいま議長が指名しました順序に決定しました。      ----------------------------- △議案の上程 ○議長(大東和美議員) これから議会議案第1号及び第2号を議題とします。      -----------------------------提案理由の説明(議会議案第1号) ○議長(大東和美議員) 議会議案第1号について、提出者に提案理由の説明を求めます。4番、野村満議員。   〔4番(野村満議員)登壇〕 ◆4番(野村満議員) 意見書案を朗読し、提案理由の説明にかえます。 議会議案第1号          地方財政の充実・強化を求める意見書 地方分権の推進、少子・高齢化の進行、産業・雇用対策、地球規模や地域レベルの環境保全、災害・事故に対する安全対策など、地域の行政需要が増大しており、地方自治体が果たす役割はますます重要になってきています。 このようななかで、自治体財政は義務的経費の増大から悪化をたどり、医療、福祉、環境、ライフラインなどの住民生活に直結する公共サービスは低下してきています。 つきましては、地方分権を実現するため、政府には、地方税の充実・強化、適正な地方交付税など自治体運営に必要な財源を確保し、地方が安定的な行財政運営ができるように次のとおり適切な対応を求めます。                 記1、医療、福祉、環境、ライフラインなど地域の公共サービス水準を確保するため、地方税の充実・強化、地方交付税が持つ財政調整機能、財源保障機能を堅持し、必要財源の充実・強化をはかること。2、地方自治体の意見を十分に踏まえた対処を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  衆議院議長       河野洋平殿  参議院議長       江田五月殿  内閣総理大臣      福田康夫殿  総務大臣        増田寛也殿  財務大臣        額賀福志郎殿  経済産業大臣      甘利 明殿  経済財政政策担当大臣  大田弘子殿  内閣官房長官      町村信孝殿                          石川県石川郡野々市町議会 平成20年3月3日 提出  野々市町議会議長 大東和美殿                   提出者  野々市町議会議員  野村 満                   賛成者  野々市町議会議員  平野政昭                           〃      田中昭一                           〃      岩見 博                           〃      土田友雄                           〃      川 哲郎 議員各位におかれましては、本意見書案を慎重に審査の上、可決されますようお願いいたします。      -----------------------------提案理由の説明(議会議案第2号) ○議長(大東和美議員) 議会議案第2号について、提出者に提案理由の説明を求めます。13番、田中昭一議員。   〔13番(田中昭一議員)登壇〕 ◆13番(田中昭一議員) 意見書案を朗読し、提案理由の説明にかえます。 議会議案第2号          輸入食品の安全確保体制の確立を求める意見書 我が国の食料の輸入依存度がカロリーベースで60%を超える今日、国民の健康を守るためには、輸入食品の安全性を確保することが不可欠である。 しかしながら、世界各国の輸入食品から、基準値を超える残留農薬や使用禁止抗菌剤などの危険な薬品が相次いで検出されており、最近では、中国製冷凍ギョーザに農薬が入っており、これを食べた方が重体に陥るなどの事件が起きたため、中国からの輸入食品に対する国民の不信感はこれまでになく高まっている。 現在、輸入食品の輸入時の検査は、全国31ヶ所の検疫所でわずか300人の検査官により行われており、輸入届出件数に対する検査総数の割合は10%程度にすぎない。また、検査期間が1週間程度かかるため、違反とされたときには既に市場流通している場合も少なくない。 よって、国におかれては、輸入食品の安全確保体制を確立するため、速やかに下記の対策を講じられるよう強く要望する。                 記1 食品の安全性の確保等に関しては厚生労働省所管の「食品衛生法」、品質表示の適正化等に関しては農林水産省所管の「JAS法」、さらには、業者間の公正な競争の確保等に関しては経済産業省所管の「不正競争防止法」等と、対象が同じ食品であるにもかかわらず、法律ごとに規制・指導する所管官庁が異なることから、これらの法制度を見直し、必要な場合において新法を制定するなど確実に食品の安全・安心を確保すること。2 検疫所における検査人員や機器等の充実を図り、輸入食品の検査率の向上と検査の迅速化を図ること。3 政府が行っているモニタリング検査を検査結果が出るまでは、輸入を留め置く、食品検疫にふさわしい行政検査にすること。4 輸出国に対して、我が国と同等の食品安全基準を設定することを強く求めるとともに、その基準を遵守することを輸入の条件とすること。5 海外での食品の安全に関する情報収集体制の強化を図ること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  衆議院議長             河野洋平殿  参議院議長             江田五月殿  内閣総理大臣            福田康夫殿  総務大臣              増田寛也殿  厚生労働大臣            舛添要一殿  農林水産大臣            若林正俊殿  経済産業大臣            甘利 明殿  国家公安・防災・食品安全担当大臣  泉 信也殿  公正取引委員会委員長        竹島一彦殿  内閣官房長官            町村信孝殿                          石川県石川郡野々市町議会 平成20年3月3日 提出  野々市町議会議長 大東和美殿                   提出者  野々市町議会議員  田中昭一                   賛成者  野々市町議会議員  亀田義裕                           〃      北村成人                           〃      岩見 博                           〃      土田友雄                           〃      野村 満                           〃      川 哲郎 議員各位におかれましては、本意見書案を慎重に審査の上、可決されるようお願いをいたします。      ----------------------------- △予算特別委員会の設置 ○議長(大東和美議員) これから予算特別委員会の設置を議題とします。 お諮りします。常任委員会の予算審議機能を補完するため、予算を総合的に審議する特別委員会として、議員全員をもって構成する予算特別委員会を設置し、平成20年度予算議案を一括して審議することとしたいと思います。ご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(大東和美議員) 異議なしと認めます。 したがって、議員全員の委員で構成する予算特別委員会を設置し、平成20年度予算議案を一括して審議することに決定しました。      ----------------------------- △休憩 ○議長(大東和美議員) 予算特別委員会正副委員長互選のため、暫時休憩します。  午前11時10分休憩      ----------------------------- △再開   午前11時15分再開 ○議長(大東和美議員) 休憩前に引き続き会議を再開します。      ----------------------------- △予算特別委員会正副委員長互選結果 ○議長(大東和美議員) この際、ご報告します。予算特別委員会における正副委員長互選の結果、委員長に西田治夫議員、副委員長に田中昭一議員を選出した旨報告がありましたので、ご報告いたします。      ----------------------------- △閉議 ○議長(大東和美議員) 以上で本日の日程は全部終わりました。 再開は3月7日午前10時とします。 本日はこれで散会します。  午前11時16分散会┌―――――┬―――――――――――――――――――――――――――――――┐│招集年月日│           平成20年3月3日            │├―――――┼―――――――――――――――――――――――――――――――┤│招集の場所│           野々市町議会議事堂           │├―――――┼―――┬――――――――――――――┬―――┬――――――――┤│開閉会日時│開 会│平成20年3月3日午前10時00分│議 長│  大東和美  ││ 及び  ├―――┼――――――――――――――┼―――┼――――――――┤│宣告   │閉 議│平成20年3月3日午前11時16分│議 長│  大東和美  │├―――――┼―――┴┬―――――┬――――┬――┴―┬―┴―――┬――――┤│     │議席番号│ 氏 名 │出欠の別│議席番号│ 氏 名 │出欠の別││出席及び ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│ 欠席議員│ 1  │川 哲郎 │ ◯  │ 9  │西田治夫 │ ◯  ││     ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 2  │徳野光春 │ ◯  │ 10  │大東和美 │ ◯  ││出席16名├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 3  │早川彰一 │ ◯  │ 11  │無量井次歳│ ◯  ││欠席 0名├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 4  │野村 満 │ ◯  │ 12  │村本道治 │ ◯  ││     ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 5  │尾西雅代 │ ◯  │ 13  │田中昭一 │ ◯  ││     ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│凡例   │ 6  │亀田義裕 │ ◯  │ 14  │北村成人 │ ◯  ││◯は出席 ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│▲は欠席 │ 7  │平野政昭 │ ◯  │ 15  │山下志津枝│ ◯  ││×は不応招├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 8  │土田友雄 │ ◯  │ 16  │岩見 博 │ ◯  │├―――――┴―――┬┴――――┬┴――――┴―┬――┴――┬――┴――――┤│ 会議録署名議員 │ 4 番 │ 野村 満  │ 5 番 │ 尾西雅代  │├―――――――――┴――┬――┴―┬―――――┴―┬―――┼―――――――┤│職務の為出席した者の氏名│事務局長│ 柳田正久  │書 記│ 広見信夫  │├―――――┬――――――┴┬―――┴―――┬―――┴―――┼―――――――┤│     │町長     │ 粟 貴章  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │教育委員長  │ 北本 正  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│地方自治法│教育長    │ 田中 宣  │       │       ││第121条├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│により説明│総務部長   │ 堂坂雅光  │       │       ││のため出席├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│した者の職│住民生活部長 │ 岡田晴彦  │       │       ││氏名   ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │健康福祉部長 │ 北 精二  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │産業建設部長 │ 古源憲一  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │教育文化部長 │ 西本正明  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │総務企画課長 │ 高本 実  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │参事兼財政課長│ 西川昇剛  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │住民課長   │ 田中 滋  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │しあわせ支援 │ 中川保夫  │       │       ││     │課長     │       │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │建設課長   │ 太田譲二  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │学校教育課長 │ 中田静夫  │       │       │├―――――┴―――――――┴―――――――┼―――――――┴―――――――┤│ 議事日程・会議に付した議件・会議の経過 │    別紙のとおり     │└―――――――――――――――――――――┴―――――――――――――――┘...