小松市議会 2021-07-15
令和3年第4回臨時会(第1日目) 本文 開催日: 2021-07-15
ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 開会 午前10時00分
◎開会の宣告
◯議長(
高野哲郎君) ただいまより令和3年第4回
小松市議会臨時会を開会いたします。
───────── ◇ ─────────
◎開議の宣告
2 ◯議長(
高野哲郎君) これより本日の会議を開きます。
───────── ◇ ─────────
◎諸般の報告
3 ◯議長(
高野哲郎君)
地方自治法第121条の規定による
今期臨時会における説明員の氏名は、お手元に配付のとおりでありますので、御報告いたします。
───────── ◇ ─────────
◎会議時間の延長
4 ◯議長(
高野哲郎君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。
───────── ◇ ─────────
◎
会議録署名議員の指名
5 ◯議長(
高野哲郎君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において
木 下 裕 介 君
新 田 寛 之 君
を指名いたします。
───────── ◇ ─────────
◎会期の決定
6 ◯議長(
高野哲郎君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期臨時会の会期は、本日1日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
7 ◯議長(
高野哲郎君) 御異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日間と決定いたしました。
───────── ◇ ─────────
◎
市長提出議案第29号 令和3年度小
松市
一般会計補正予算(第2号)の再
議の上程、会議に付する理由の説明、
質疑、
委員会付託省略、討論、採決
8 ◯議長(
高野哲郎君) 日程第3、
市長提出議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算(第2号)の再議を議題といたします。
7月7日の会議において修正議決いたしました
市長提出議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算(第2号)については、市長から
地方自治法第176条第1項の規定により、再議に付されました。
市長より再議に付する理由の説明を求めます。
市長、宮橋勝栄君。
〔市長 宮橋勝栄君登壇〕
9 ◯市長(宮橋勝栄君) おはようございます。
本日は、令和3年第4回小松市臨時議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては御多用中にもかかわらず御出席を賜り、厚く御礼申し上げます。
7月7日に閉会されました6月定例会におきましては、提出議案に対し、終始慎重な御審議をいただき誠にありがとうございました。その結果、議案第29号 小松市
一般会計補正予算(第2号)については、予算案の修正がなされ、本会議において修正後の予算案が可決されました。
議会閉会後に議決予算の送付を受け熟慮した結果、再度審議していただきたいという判断に至りました。
その趣旨や理由は、提出いたしました再議書のとおりであります。
学校給食無償化推進費(中3)事業費4,200万円について、本来の目的である小学校1年生から中学校3年生までの学校給食を無償化するための経費、毎年4億9,000万円余の財源の見通しが立っておらず、これからその財源確保に取り組むという不透明な段階で、一部の学年からであっても、いまだその見通しがない中、実施することは適当ではないとの理由から
当該事業費を減額した修正予算として可決されましたが、この議決に関して、以下の理由により再議に付すものであります。
1点目として、今回、予算原案に計上いたしました
学校給食無償化推進費(中3)は、コロナ禍において高校進学に励む中学3年生を対象に2学期以降の
給食無償化に係る費用について財源調整の上、計上したものであります。
2点目として、小中学校の全ての学年の児童生徒を対象としたいわゆる
完全無償化を念頭に置くという考え方を示しましたが、今回の予算計上は次年度以降の
完全無償化を前提とするものではなく、今後の無償化の実施、拡充に当たっては、様々な事業の再編、再構築などによる継続的な財源確保の見通しを踏まえて実施する予定であります。
3点目として、財源の見通しを踏まえた無償化の考え方、方向性等については、予算提出に先立ちあらかじめ議会に対して説明し理解を求める予定であります。
4点目として、
財源手当ての状況等を踏まえながら、段階的な実施も想定しております。
以上の理由から、再議をお願いするものでございます。
議員各位におかれましては、改めて御審議いただきますようお願いいたします。
10 ◯議長(
高野哲郎君) これより質疑に入ります。
なお、本臨時会では会派ごとの
持ち時間制となっております。
通告がありますので、発言を許します。
───────── ◇ ─────────
◇ 新 田 寛 之 君
11 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
〔7番 新田寛之君登壇〕
12 ◯7番(新田寛之君) 会派自民の新田でございます。
今回、質疑ということで私が代表して質疑をさせていただきたいと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。
さきの7月7日の6月
定例会最終日後半あたりから、今日の、今朝の臨時議会の朝まで、本当に多くの皆さんからお電話なり、またSNSを通じてのメッセージなり、たくさんいただきました。
幾つか紹介しますけれども、特に地元から「なぜ市長に反対するのかと。おまえも子供おるやろうに、子供の
給食無償化、賛成してやれや」と、こんな声もありますし、また逆に「うちには孫2人おるけれども、やっぱり
学校給食無償化にはすんなりと賛成はできんと。やっぱり親の責任として食べるもんぐらいは親が払わないかんのじゃないか」とか、そんな意見をいただく方もおいでました。特にまた、「高給取り、また普通のサラリーマンとしてしっかりお仕事されている方はやっぱりそれなりに負担すべきじゃないかと、貧しい人は置いておいて」と、そんな御意見もいただきました。
また、ネットのほうでは、これもまた違った意見で、もちろん
無償化賛成派論も多くありますし、「
完全無償化をすれば給食の質が低下するんではないか」とか「むしろお金を払ってでも地元産品を活用したおいしい給食を提供してあげるべきではないか」と、こんな意見もあるのも事実であります。
また、そんな中、今日も傍聴席にはおいでいただいておりますけれども、市民の多くの皆様から4,000筆の署名が集まったということも新聞紙面で確認をさせていただいております。
大変、宮橋新市長になられてからの大きな施策であり、市民の高い関心事であることは、本当に重々承知をしている中で、今日、こんな議会の立場で登壇させていただいて質疑させていただけるのは、議員としても非常に光栄なことでありますので、正々堂々と是々非々の中、質問をさせていただきたいと思います。
それでは、質問に入りたいと思います。
まず1点目、再議についてということでありますけれども、お約束でもありますけれども、そもそも再議とは何ぞやということであります。
私も議員当選来10年間、こんな言葉を正直耳にしたこともございませんでした。再議とはどういうことなのかということを、まず簡潔にお答えいただきたいと思います。
13 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
〔市長 宮橋勝栄君登壇〕
14 ◯市長(宮橋勝栄君) では、再議とは何ぞやということで御質問いただきました。
この再議という制度につきましては、
地方自治法において規定されております。
地方公共団体の長が議会の議決について異議があるときに、理由を示して議決の10日以内に再度審議に付すことができるという制度でございます。
15 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
16 ◯7番(新田寛之君) 私なりにもいろいろと勉強させていただきましたけれども、やはり多い例といたしましては、災害復旧であったりとか、緊急時に議会と執行部がねじれて否決をされ、予算執行できないときにこういった再議を使うケースが多いのかなというふうに私なりには感じているわけなんですけれども、今回はむしろ緊急的なものというよりも、むしろ大きな政策的な中身ではなかったのかなというふうに思うんですが。
ということは、なぜ再議だったのかということなんですけれども、先日、修正案として最終日、可決をさせていただいた中で再議というふうに至ったわけですけれども、本来であれば改めて今回の
学校給食無償化推進費4,200万円を別建てというか別柱で臨時予算として、また会議を招集していただいて、それについてのみ議論すべきなのではないかなと思うんですが、なぜやはり再議だったのかということをもう少しお聞かせいただければと思います。
17 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
18 ◯市長(宮橋勝栄君) なぜ再議なのかということでありますけれども、まず、今回議会のほうで修正案が可決されました。議会として
市長提出議案に対して異議があったということで修正の手続を取られて、それを可決されたということであります。
市長としては、その修正された議決の内容あるいは
提案理由等を確認をさせていただいた上で、逆にこちらが異議があったので再議として提出をさせていただきました。
今回の予算の修正議決を送付受けましたけれども、その修正理由、
委員長報告によれば、先ほども提案理由の中でも説明させていただきましたが、本来の目的である小学校1年生から中学3年生までの学校給食を無償化するための経費、毎年4億9,000万円余の財源の見通しが立っておらず、これからその財源確保に取り組むという不透明な段階で、一部の学年からであっても、いまだその見通しのない中、実施することは適当ではないというものであったかと思います。
6月補正予算の原案に計上いたしました
学校給食無償化推進費(中3)部分につきましては、コロナ禍において高校進学に励む中学3年生を対象に2学期以降の
給食無償化に係る費用について、財源調整の上、計上させていただいたものであります。
その中で、将来の財源の見通しが不透明であるという理由から、
財源調整済みの今回の事業費を削減するということについて異議があるということで、
地方自治法の規定にのっとって再議に付したものでございます。
以上です。
19 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
20 ◯7番(新田寛之君) 市長なりに思いはいろいろあろうかと思います。
ただ、議会は議会として議論を尽くして、前回、苦渋の選択で減額修正という形で、ある
意味全会一致ではありませんでしたけれども、それが議会の意思、いわゆる議決だったかなというふうに思うんですけれども、もちろん見解の相違があり、市長も納得いかない、うちらは議論を尽くした結果減額だったと。言ってみれば平行線なわけですけれども、その中であっても一応修正案として一旦決着した。市長は納得いかない、分かります。ただ、納得いかないことも含めて、本来であれば議会にやはり丁寧な説明をした上で納得いただくのが執行部としての丁寧な説明の仕方なのかなというふうに思うんですけれども。
そういった意味で、ちょっときつい言い方にもなりますけれども、やはり今回、再議という形で再提出してきたことは、私はやっぱり議会としての議決を軽んじる、議会軽視だというふうにも取りかねないわけでありまして、その辺の議会に対する、議会に対するというか議会の決定に対する修正に対しては、市長自身はどういうふうにお考えですかね。
21 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
22 ◯市長(宮橋勝栄君) 議会の議決というのは大変重いものであると、それも大前提として承知をしております。
ただ、今回の議決された予算議決を送付されたものをしっかり受け止めさせていただいた上で、その修正の理由等を重ねて考えてみますと、やはりこの減額修正ということには異議がございました。
特に、
先ほど補正予算で改めて提出すればよかったんじゃないかということもありましたが、将来の見通しが立たないから、この予算、今のこの財源調整もされたものを認めないというところに異議があるわけであって、議会の議決の内容というよりも、この予算案の修正の仕方というか、将来の財源が見通せないから、今のこの4,200万円が認められないというところについて、そういった議論をしてしまうと、これからの予算編成上、大きな問題が出てくると思っております。
ですので、
学校給食費無償化に関する
補正予算案を改めて提出するということにつきましては、その修正議決に対して異議がないと認めてしまうことにもなりかねませんので、今回、熟慮の上、法の規定にのっとって再議ということでお願いをしているものでございます。
今後、再度審議をしていただいて、御理解いただければというふうに考えております。
23 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
24 ◯7番(新田寛之君) そうなんですけれども、だからこそそうなら4,200万円についてのみを議論する場をあえて設けてはどうだったのかなというふうに思うわけで、
減額修正案で4,200万円を除く部分に関しては我々も既にお認めさせていただいたわけで、それに対する予算執行は、もう7月8日からやっていただければ構わないことであって、それも含めた形で、要は全部、この4,200万円一つを議論するに当たって、この全てを対象にするということ自体がやはりちょっと違和感を感じるんですが、その辺りについてはどうですか。
25 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
26 ◯市長(宮橋勝栄君) それが法律ですので、まず再議というものに関していうと、全部が原案というものになってきますので、ということになります。
もっと言うと、今回4,200万円の議論の中身というよりも、この4,200万円が適当かどうかというよりも、将来のことを議論されて否決されたという理由を聞いています。それ以外の理由であれば受け入れることができたかもしれませんけれども、将来の予算、財源についての見通しが不透明だからという理由で修正案が可決されたということですので、4,200万円の話ではなく、将来の話が議会の中で進んでいったと。この議論をしていくと、今回、様々な予算案を計上させていただいていました。その中では、将来の、議会に提出させていただいている予算案については、将来のもの含めたもの、予算たくさんあります。それは公共事業に関することもそうですし、福祉政策に関することもそうです。今、その将来のものの財源が予算確保できているものというのは、
債務負担行為をしているもの以外は基本的にないわけでございますので、そこの将来のものを議論の中でこの4,200万円が修正されて減額されたということについて異議があるということであるので、
学校給食そのものというよりも、そういった予算編成上に大きな今後問題が出るという理由の中で再議をお願いをしているものでございます。
27 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
28 ◯7番(新田寛之君) まさに正論なので、そのことに関しては質問を進めてまいります。
ただ、議会とすれば将来も含めた形で議論するということも私はやっぱり必要ではないかなというふうに思います。その辺ちょっと後々また一つずつ進めていきたいと思います。
それでは、ちょっと具体的な話になりますけれども、
学校給食無償化推進費4,200万円(中学3年生)ということでありますけれども、今回、これに関して4,200万円、今年の予算に関しては手当てされたということでありますけれども、これの財源について、基金繰入れというふうにありましたけれども、これについてちょっと御説明を願います。
29 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
30 ◯市長(宮橋勝栄君) 今回の4,200万円の予算につきましては、6月補正に計上した一般財源で対応してございます。
一般財源は今回合計で3億9,382万円充ててございます。そのうち
財政調整基金繰入金が3億円、
地域経済活性化対策基金繰入金が5,000万円、前年度繰越金が4,382万円でございます。
財政調整基金をはじめとする主要3基金は、例年、当初予算に繰入金を計上して財源調整をして、決算状況を見ながら繰入金を減額したり、
決算剰余金を積み立てたりして財政運営を行っております。
今年度の肉づけ後でありますけれども、今回の6月補正後の主要3基金の繰入金の予算額は7億5,000万円でございます。うち6月補正までに計上したいわゆる
コロナ対策費等、一般財源が約4億円でございます。
コロナ対策費以外の
通常ベースでは3億5,000万円程度使っている形になります。過去10年間の主要3基金の繰入額は平均で4億5,400万円であり、例年と比べても
通常どおりの繰入金の額だということを御理解いただければと思います。
31 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
32 ◯7番(新田寛之君) 財調を使ったということであります。それであれば問題ないかなというふうに思いますし、本来であれば、そこにお金があるわけですから、それで手当てしたということで納得をいたしますけれども、次年度以降、じゃ、基金を使いました。あるところにあるお金を使いましたというだけでは当然、来年度に関してはそういうわけにはいかないと思いますので、今回の財源についてはそれでよかったのかなというふうに思いますけれども。
ただ、この2点目に入りますけれども、まさに再議書のとおりなんですけれども、「コロナ禍において──再議書の中身ですけれども──高校進学に励む中学校3年生を対象に2学期以降の
給食無償化」というふうに書いてあります。
前回の総括質疑でも御提案申し上げましたけれども、コロナ対策といいますか、ここにあえて新しい言葉で進学応援費というふうな言葉を使いましたが、なぜそういう形の項目として上げられなかったか。
学校給食無償化推進費という言葉を使いたい気持ちは分かりますけれども、今年の予算に関しては
コロナ対策費という名目であったり、中学校3年生への応援であるという形の、そもそも論で言いますけれども御提案でよかったんじゃないかなと思うんですが、この辺りはどうですか。
33 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
34 ◯市長(宮橋勝栄君) 本事業の趣旨は、コロナ禍において高校進学に励む中学3年生を対象にした2学期以降の給食費を無償化するものでありますけれども、その効果として、いわゆる学習塾や教材購入費などの費用に充てることも可能と、各家庭でなってきます。進学に向けて勉学に励む生徒への支援という側面は有しておりますし、提案理由の最初のパワーポイントの中でも御説明をさせていただいております。
35 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
36 ◯7番(新田寛之君) 学校給食費の今回、受益者、保護者負担分を応援するということでありますけれども、この間の総括質疑でもお聞きしましたけれども、所得の低い方、失礼な言い方になるかも分かりませんが、そういった方には既に就学援助制度ということで、これは1学年から中3の9学年の総人数になりますけれども約11%が既に措置されているということでありました。
今回、学校給食費を無償、中学3年生の2学期から無償化にするということでありますけれども、既に措置されている人には今回の学校給食費で何か恩恵を受けるようなことってありますか。ないように感じますけれども、その辺りどうでしょう。
37 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
38 ◯市長(宮橋勝栄君) 今回の給食費の無償化の部分でいうと、既に就学援助費を受けている方については給食費の中から捻出できるものはないかもしれません。
ただ今回、4月の臨時議会の中で、子育て世帯生活支援特別給付金、これは独り親部分に関して予算計上させていただいていますし、児童1人当たり5万円支給されております。さらに、この6月補正の中でも、独り親以外の部分の生活に困窮されている方に対して、同じく子育て世帯生活支援特別給付金で5万円の給付がございます。
さらに、これは学校だけじゃないですけれども、そういった貸付制度とか受けられなくなった方に関しても様々な制度を、国の制度を活用させてやっていますので、給食費の中では確かに困窮者には新たな支援はないかもしれませんけれども、国の制度等も生かしながら様々な形でコロナ対策というところで、そういった方々には必要な給付ができておりますので、そちらを利用させていただいているということでございます。
39 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
40 ◯7番(新田寛之君) そうなんですけれども、私はその
学校給食無償化推進費、今回の4,200万円に対して、11%は小1から中3までなんで、実際何%ぐらいになるんですかね、中3だけ対象にするならもうちょっと、1%か2%ぐらいになるのかなと思いますけれども、そういった人らにはこの4,200万円については行き渡らないという考え方になるのかなというふうに思うので。
これまでにそういった就学援助制度とか学校外支援費みたいな形で様々な、今おっしゃいましたけれども手当てをされているということでありますけれども、やはり今回のこの
学校給食無償化推進費というものは、ここに再議書に書いてありますように、コロナ禍において高校進学に励む中学3年生を、これ全てをという意味だと思いますけれども、に応援したいという大変すばらしい思いなので、それだったらやはり進学応援費としてひとしく中学校3年生に全員に配れるような形の施策を取ったほうがいいんではないかなというふうに思うわけですけれども、その辺りについてどうでしょうか。
41 ◯議長(高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
42 ◯市長(宮橋勝栄君) 給付型にするのか、現金の給付型にするのか、現物給付、既にあるかかる費用を無償化することによるのか、いろんな議論があるかと思います。
今回は現物給付ということで、既にかかっている費用を無償化することで家計を支援する。また、特に中学3年生、これから進学を控えて様々な経費が各御家庭の中で必要になってきますので、その浮いた分をそういったものに充てていただけるという趣旨で行っておりますので、今回、現金給付という形は、コロナ対策で国の制度を利用させていただいた1人5万円というものを利用させていただいておりますし、広くという部分においては皆さんに現金を給付するというよりも、現物給付を選択させていただいたということでございます。
43 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
44 ◯7番(新田寛之君) 少しちょっと整合性が取れないかなという思いはありますけれども、そこはあえて言いませんけれども。
もう一つ、市長がよくおっしゃっておりますいわゆる中所得者もしくは高所得者まで全てにひとしくというふうにおっしゃっております。大変すばらしい内容だと思いますし、もちろんそれに対する財源の裏づけがあってしかるべきなのかなというふうに思いますけれども、やっぱりコロナ禍ということでありますので、私は、冒頭にも言いましたけれども、所得の高い方や普通に働いて普通に生活していて普通に子供の面倒も当然見られる方は、むしろ無償にするというよりもしっかりと払っていただくというふうになるべきなのが本来の筋じゃないのかなというふうに思って、むしろ半分より下とか低所得者を支えていくという形のほうがいいんではないかなというふうに思っておるんですが、それは置いておきまして、ちょっと一つこれ、実は通告してないんですけれども、もしデータ持ち合わせていたらお答えしてほしいんですけれども、現在、給食費の未払い額ってどのぐらいあるかとかって、それ何か資料ありますか。
45 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
46 ◯市長(宮橋勝栄君) 詳細なデータは通告いただいていないので持ち合わせていませんけれども、恐らく現年度分、過年度分合わせて数十万程度かと見込んでいます。100万円はいかない程度かなというふうに考えております。
47 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
48 ◯7番(新田寛之君) すみません。再確認ですけれども、それは小1から中3までという数字でよろしいですか。
49 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
50 ◯市長(宮橋勝栄君) 詳細なデータは今持ち合わせてないのですけれども、全学年でということでございます。
51 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
52 ◯7番(新田寛之君) 了解いたしました。
多いようであれば、その額は、その未払い額に対してどう手当てするのかということも踏み込まなきゃいけないのかなと思っていたんですが、無視しろとは言いませんが、それほど多くないという認識でよろしいわけですね。了解をいたしました。
それでは、次の質問に入りますけれども、次年度以降、
完全無償化に向けて進めるのかということでありますけれども、これも言葉尻の問題になりますけれども、「いわゆる
完全無償化を念頭に置くという考え方を示したが、今回の予算計上は、次年度以降の
完全無償化を前提とするものではなく」ということの文面があります。
改めてお聞きいたしますけれども、これ新聞紙面にも少し載っておりますが、いわゆるこの4,200万円、今回の
学校給食無償化推進費4,200万円は、あくまでも次年度以降の
完全無償化を前提とするものではないという見解でよろしいですか。
53 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
54 ◯市長(宮橋勝栄君) 今回の4,200万円につきましては、先ほどから申し上げているとおり、コロナのこともありますので、そこに向けていることで支援したいという思いもございます。
来年度以降につきましては、目標として
完全無償化を掲げております。それは繰り返し御答弁もさせていただいています。ただ、そこに固執をして
完全無償化をするわけではないということも併せて答弁もさせていただいています。
要は財源の調整ができなければ実施できませんので、今回の予算計上は次年度以降を無償化することを前提としたものではなく、今後の無償化の実施、拡充に向けて、様々な事業の再編、再構築などを行って、継続的な財源確保の見通しを踏まえてから
完全無償化についてはやっていきたいというふうに思っていますので、目標としては掲げていますけれども、そこにはやはり財源がしっかりと手当てが必要だということでございます。
55 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
56 ◯7番(新田寛之君) 事務事業のことであったりとか、財源の確保ができたから後々、今、段階的という言葉を使いますけれども、今、
完全無償化を固執するものではないというふうにお答えいただきましたけれども、さきの総括質疑においては全庁挙げて事務事業を徹底的に洗い直して、強い意思を持って
完全無償化に進めたいという思いをおっしゃっていたかと思うんですが、そういう意味では代表質問、総括質疑、委員会、分科会も含めて、締めくくりの総括も含めて、我々のニュアンスでは、その強い意思を持って進めるというお言葉から、固執するわけではないというふうに少し柔軟に考え方がお変わりになってきたのかなというふうに感じておりますけれども、その辺りはどういう御見解でしょうか。
57 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
58 ◯市長(宮橋勝栄君) 意思としては全く変わってないです。強い思い、やはり選挙で公約を掲げたことでございますので、実現に向けて意思を持って取り組んでいくと。そのためには全庁挙げての財源の見直しは必要であるということであります。
ただ、繰り返し答弁させていただいておりますけれども、そこには財源が必要であるので、市の財政をあずかる責任者として無責任なことはできませんので、そこはしっかりと財源調整を行った上で実施をしていくという、この繰り返しの答弁で恐縮ですけれども、それ以上でもそれ以下でもないということでございます。
59 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
60 ◯7番(新田寛之君) そういうことなんですけれども、けれども例えば、この再議書の4番目、さっき段階的にという言葉もちょっと使いましたけれども、「
財源手当ての状況等を踏まえながら、段階的な実施も想定している」、これもてにをはの話になりますね。段階的な実施を想定している。段階的な実施も想定している。やはり
完全無償化の含みを、やっぱり基本的には残していらっしゃるのかなというふうに受け止めざるを得ない。(発言する人あり)議長、ちょっと、まあ一応ね。
なので、これ結局、水かけ論になるのであまり長くはしませんけれども、やっぱり
完全無償化路線を全面的に押し出すのであれば、私はそれはそれでいいと思うんですが、はっきりと聞きます。
完全無償化路線なのか、段階的柔軟路線なのか、どっちですか。
61 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
62 ◯市長(宮橋勝栄君) 路線という、これはレールの問題ではないと思います。目指すべきものは
完全無償化です。レールではないです、これは。何かレールがあって、そこに道筋をつけていくものではなくて、目指すべきところは
完全無償化です。ただ、財源調整をしながら、どういうふうにやったらそれが一日も早くできるかというところを一生懸命考えていきたい。
それだけでありますので、路線が何かある、レールがあるというものではないということだけ御理解いただければと思います。
63 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
64 ◯7番(新田寛之君) じゃ、少し具体的にお聞きしますけれども、段階的な実施というふうにもありますけれども、段階的とはどのような形をお考えなのか。これも前回お聞きしましたけれども、学年単位でするのか、中学校と小学校を区分けするのか。多分お答えは財源次第という形になるのかなとも思わなくもないですけれども、その辺り段階的なという言葉の意味に対して、ちょっと御説明をいただきたいなと。
65 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
66 ◯市長(宮橋勝栄君) 様々な意見があるというふうに考えております。学年ごとの問題もそうですし、いろんな所得の御提案もいただいています。いろんな御意見をいただきながら、よりよい制度をつくっていくというのが市長としての役目だと思っていますので、よりよい制度設計に向けた努力をしていきたいと思っています。
67 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
68 ◯7番(新田寛之君) あえて言葉をのみ込みます。(「言えばいい」と言う人あり)言っていいですか。いやいや、これ以上言っても、結局堂々巡りになるのであれなんですけれども。
分かりました。では、進めます。
次、財源確保についてでありますけれども、これ私の風のうわさなのかも分かりませんが、受益者負担の見直しということで、ごみの有料化、ごみ袋の有料化の話が少しちょっと耳に舞い込んできたんですけれども、来年度当初予算に向けて、これは今回の4,200万円とは少しまた一歩進んだちょっと議論になりますけれども、早速全庁挙げての財源確保のためにこのように動いているということが実際に少しあるのか、今の段階でお答えできるかどうか分かりませんが、その辺りについてどうですか。
69 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
70 ◯市長(宮橋勝栄君) 受益者負担の見直し、今後どういう行財政改革を進めていくのかというところで受益者負担の見直しということも掲げさせていただきました。
これは当然やらなきゃならないことで、時代や社会状況が変化していけば、不断に見直し、適正化を図っていかなきゃならない、これが受益者負担だというふうに考えております。
現段階で特定の行政サービスについて見直しを検討しているということはございません。これからどういったものが社会情勢、時代において見直していかなきゃならないのかということをこれからやっていく段階でありますので、現在のところ、そういったものを見据えてやっているということは特にございません。
今後、サービスの利用状況とか、サービスの提供に係るコストとか、様々なことを検証する中で受益者負担の適正化を進めていきたいと思いますし、ごみの有料化という話ありましたけれども、そういった御意見があるのであればそういったことも一つ見直しの対象になるかもしれませんけれども、現時点でそういったことを想定しているということは全くございません。
71 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
72 ◯7番(新田寛之君) 私はごみの有料化に対しては否という意味ではなくて、やはり事務事業の見直しであったりとか、財源確保という意味では非常に大事な議論であろうかなというふうに思っています。
ただ、確かに市民生活に直結することなので、これはまた違った意味で市民の理解を得るということは、また非常にハードル的には難しいわけで、響き悪いですけれども前市長が指定袋という、ある意味無料配布するような制度をつくったわけでありますけれども、しかしながら、お隣の加賀市であったりとか、金沢市であったり、全国の至るところありますけれども、有料化やっているところも実際あるわけで、そういった意味では学校給食に対しての財源という意味にひもづけるとちょっと狭い話になりますので、やはり広く市民から税負担をという意味でやるということは悪くないのかな。社会情勢も確かにいろいろと変化してきておりますので、ごみの量も多分一段落しているのではないかなというふうに思いますので、そういったことがまたさらに軽減であったりとか、そういったことにつながりつつ、税の確保もできることは考えるべき余地はあるのかなというふうに思いますが、ただ、今現在はまだそこまで議論はいってないというお答えでありました。
有料化したら幾らになるのかなって聞こうと思いましたけれども、それは置いておきます。いいですわ。
続きまして、その財源確保という意味で、本当にこの
学校給食無償化、
完全無償化に向けて、目的税として新たな税を創設して、市民全体でこの世代を応援していこうという財源確保の仕方、こういうのもある意味極論になるのかもしれませんが、この一つの事業に対してこれを充てるということは大変大きなことだと思いますが、ちょっと前段で言わせていただきますが、前回の答弁で都市計画税なんかの一般財源的な使い方ができるといったことは私はちょっと正直心外で、やっぱり目的税は目的ありきだと思いますので、それをこれの財源に充てれますよという答弁は、私は正直、当局とすればちょっと非常にいかがかなと思う答弁だというふうに私は解釈しています。
だから、そういった意味でも今回のこういった新税、新目的税として創設をしてはどうかという御提案なんですが、単純に4億9,000万円、これ5億円と試算するならば、10万人で割ると1人当たり5,000円ですよ、年間5,000円。5,000円の税を課すと。そうすることによって、市民全体でこの学校給食を支えるという、このやり方。もしくは世帯で支える、4万世帯で割ると約1万2,500円、1万3,000円程度ということになりますけれども。
昨日、おとといでしたか、大変大きな寄附受納のお話も目にしましたけれども、大変ありがたい、本当に関心事の高いことであり、そういった寄附金、ふるさと納税の新設も考えていらっしゃるというふうにお聞きしましたけれども、だから、この
学校給食無償化に向けて財源を確保するという意味で、こういった目的税の新設ということに関して何かお考えおありかどうかお聞かせいただきたいと思います。
73 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
74 ◯市長(宮橋勝栄君) まず、ごみの無料化について、議会のほうからそういう御意見があるということは承りますし、これ給食費を無償化するとかしないとかというものではなくて、ごみの削減という中での御意見だと思いますので、それは承って、環境審議会等にまたそういった意見が議会のほうからもあったということは承ってお伝えしていきたいなというふうに思っております。
目的税につきましては、全く考えてございません。この給食費を無償化するために目的税を設けて、いわゆる増税をするということは全く想定はしていませんし、やるべきでもないというふうに考えています。
あくまで行財政改革を進めていき、事業の再編、再構築を進める中で財源を確保していきたい。これは給食費の無償化だけでなくて、小松市の今、予算案を全体最適をした上で進めていくというところは変わりはございませんので、まずそこの全体最適ということをこれから図っていって、予算の編成に向けて取り組んでいきたいと思っています。
そういった意味で御理解いただければと思っております。
75 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
76 ◯7番(新田寛之君) 前後しますけれども、ごみの有料化に関しては、それも可とした意味ではなくて、議論の余地はあるのかなというふうなことで、僕は賛成とか反対とかという意味ではなくて、提案というふうに申し上げておきます。
新税の創設は全く考えていないということでありますけれども、全庁挙げての事務事業の見直しをまず徹底的に洗い出しをやっていただくということでありますけれども、ただ、市民の皆さんにはやはり御理解をいただきたいのは、先ほど言いました5億円というお金を捻出するには、1人当たり5,000円のやはり税負担があるということ。ここはやはりしっかりと御理解をいただきたい。これはゼロ歳児の赤ちゃんから百数歳のおじいちゃん、おばあちゃんまで含めて、単純に割返しただけの数字ですけれども、だからそういった方々1人当たり、学校給食を完全に無償化するというのであれば、それだけ市民の方々に税負担を、逆に言えば強いることになるということになるわけなので、そこは無償化ということに関しては響きはとてもいいので、それは推進していただきたいという方も多くいると思うんですけれども、一方で、そういった負担がかかっているんだということも、理解している方もいらっしゃると思いますし、していない方もいらっしゃると思いますので、その辺りはまた市長の口からもしっかりとお伝えをいただければなというふうに思いますけれども。
私はなぜこの新税の話をしたかというと、やっぱり全庁の洗い出しは当然大切なことなんですけれども、これもやってみないと分からないので、こればっかりは。この先に期待をするものでありますけれども、
学校給食無償化ありきで、変な雑巾を絞りに絞ってぎゅうぎゅうな思いをするよりも、それだったら別建てで税を立てて、少しこの辺の事務事業の見直しは少し緩やかにやってもいいのかなというふうに思いましたけれども、改めて聞きますけれども新税のことはお考えじゃないということですね。
77 ◯議長(高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
78 ◯市長(宮橋勝栄君) 新税は全く考えてございません。
給食費のために雑巾を絞るわけではなくて、何度も申し上げさせていただいていますけれども、全体最適を図って、これからどういう分野に投資をしていかなきゃならないのか、税金を使っていかなきゃならないのかという政策転換であると思っています。これはやはり市長が替わったというところで行われるものだと思っていますので、どの分野にどういうふうに投資をしていくのか、小松市の将来に向けて何に税金を使っていったらいいのかというところを図るために全体最適を図りますので、決して給食費無償化のためだけに、この4億9,000万円を捻出するために事務事業を見直しをするというわけではございませんので、御理解いただきたいと思います。
先日も議員もおっしゃっていただきましたけれども、本当にありがたい御厚意いただいております。そういった流れも、あの1件だけではなくて、金額の多寡問わず、高い低い問わず、いろんなお声もいただいております。そういった市民の皆さんからの御厚意は本当にありがたいことでありますので、そういったものもしっかりと歳入として受ける皿をきっちりつくった上で、そういった寄附の場合はこういう目的で使ってほしいという御意向もあるかと思いますので、そういった御意向に沿った使用の仕方というのを考えていきたいなというふうに思っています。
79 ◯議長(高野哲郎君) 新田寛之君。
80 ◯7番(新田寛之君) 本当に500万円という数字は非常にありがたいものであり、有効に活用していただければ結構なのかなというふうに思います。
ただ、恒常的に寄附をしていただければ大変ありがたいんですけれども、それがどこまで続くか、どんな方がたくさんいらっしゃるか分からない中で、やはり寄附もしていただけるようなシステムを構築することが大事なのかなというふうに思いますので、そこはやはり財源確保の意味でも丁寧に説明をして、また継続的にやっていただきたいなというふうに思います。
先ほどもありましたけれども、様々な洗い出しをしてということであります。給食費のために全庁挙げて事務事業の洗い出しをやるのではないと。当然そのことでありますけれども、ただ、現状のこれまでの小松市の財政状況から鑑みると、その4億9,000万円全額とは言いませんが、どのぐらい確保できるかということ、非常に険しい道のりだというふうにも思っています。そこはしっかりと取り組んでいただけるというふうにお聞きをしておりますのでそのように進めていっていただきたいんですが、最後といたしまして、この再議書にもありますけれども、3番目ですね。「財源の見通しを踏まえた無償化の考え方、方向性等については、予算提出に先立ち、予め議会に対して説明し理解を求める予定である」ということであります。こういうふうには明言していただいているのでありがたい話なんですが、一応確認として、予算提出に先立ちというのは、いつ頃を想定されているんでしょうか。3月が当初予算の上程ということになるならば、予算提出に先立ちとは一体いつ頃を想定しているのかお答えいただければと。
81 ◯議長(高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
82 ◯市長(宮橋勝栄君) 財源の方向性とか予算編成の方針、こういった財政フレームだとか予算編成方針というのは大体この秋口だというふうに思っていますので、そこにまず御説明の機会を得たいというふうに思っています。
その後、正式な予算策定までには、ぎりぎりまで積んだ崩したをやっていくことが想定されます。そういった中で、どのタイミングでどういうふうにしていくのかというのは、またこれからの執行部と、また議会との話合いの中で、どういうタイミングがいいのか、どういうやり方がいいのかというのは今後協議させていただければなというふうに思っております。
83 ◯議長(高野哲郎君) 新田寛之君。
84 ◯7番(新田寛之君) 積んだり崩したりというのはぎりぎりまで確かにやらなきゃいけないことだと思いますが、積んだり崩したりというと、そんなに大きな動きではないのかなというふうに感じているんですが、恐らく最終調整は積んだり崩したりして微調整すればいいとして、やはり大きなうねりの中でこの4億9,000万円という大きな数字を捻出するに当たっては、やはりそれなりのめどというか、2月になってまだ1億円しかありませんってなるのと、12月の段階で3億5,000万円ぐらい何とかなりそうですというのとでは多分大きく、うちらの捉え方もまた変わってきますので、そういった意味で大体何月頃をということ、もう一度ちょっとお答えいただけないかなと。(発言する人あり)言えんこと聞いたらいい。(「和田のときそんなん聞いたかいや」と言う人あり)
85 ◯議長(高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
86 ◯市長(宮橋勝栄君) 予算編成方針と財政フレームはやっぱり秋口です。そこまでに我々としては、それができてないと今後の予算編成ができないので、まずそこに向けてやっていきますし、それは出来次第御報告をさせていただき、説明の機会を持ちたいというふうに思っています。
その後、財政フレーム立てて、どれぐらい積んだり崩したりしなきゃならないのかというのは、本当それはぎりぎりまでかかってくるかと思いますので、場合によっては予定していたものを大きくカットするものも出てくるかもしれません。逆にのせてくるもの、緊急的なものなのかが生じてくれば、緊急的に大きな金額であったとしても、のせていかなきゃならないものもございます。その際には、財源として様々な基金等の取崩しもあるかもありません。特にこのコロナ禍においてでございますので、様々なことがあるかなというふうに思っておりますので、現時点で、そのタイミングがどこなのかというところは、私自身、通年の予算については初めてのことでありますのでまずしっかりと組ませていただいた中で、しかるべきときが来れば御説明をさせていただきたい。それに向けて、議会、特に議長を中心にそういった部分について協議をさせていただければなというふうに思っております。
87 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
88 ◯7番(新田寛之君) 緊急的なものは、国なり県なりの補助メニューをうまく活用しながら、そういったときのためにまた財調なんかもあるわけでありますので、そこをうまく活用しながら、緊急的なものはしっかりとまた乗り切っていただければいいと思いますし、やっぱり学校給食というのはある意味恒常的なものであり、次の当初予算に関しては、やはり本当に大きなスタートが切れるかどうかという大きな局面というか境目でもありますので、しっかりとやっていただきたいというふうに思います。
繰り返しになりますけれども、前回もお聞きしましたが、議会に対してやはりしっかりと説明をいただきたい。財政フレームや予算編成方針、これ市長が直接説明するんだろうとは思いますけれども、部長なのかちょっと分かりませんが、やはり市長の口から、その段階、どこかの区切りで、今現段階ではこういった事務事業を見直して、ここは廃止しましたとか、ここは縮小しましたとか、これによって財源はこのぐらい確保できました。こういった説明の場面をぜひ設けていただきたいなと。これは議会としては私は切に願うところでありますが、その辺りについてもう一度お答えいただきたいと思います。
89 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
90 ◯市長(宮橋勝栄君) ここ数年、どういうふうにやられていたか私も分かりませんけれども、予決の理事会等でまずやってとかいうのもあるかもしれませんし、実際の予算編成方針等々は、恐らく私の経験上からいえば12月議会の代表質問等の大きなテーマになってくるものもありますので、それも一つの説明の機会でございますので、そういったところを捉えて、その前段階の全協がいいのか、様々なやり方があると思いますので、そこはしっかりと協議させていただきながら詰めていきたいなというふうに思っております。
91 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
92 ◯7番(新田寛之君) やはり我々としては、ある意味やりたくないなと思うのは、こんなん賛成とか、可決とか否決かという話になるわけですけれども、大きな予算を組んで、様々な事務事業を見直しして、やっぱり今回みたいにちょっと減額修正しましょうなんて、こういうことはやっぱり言いたくないわけですよ。
ですから、やっぱり提出する前にしっかりと議会に対して説明をし、理解を求めるところでもあるわけですけれども、そこを予算編成方針で全体的な枠組みの中で、全体的な枠組みと言っても、次の多分当初予算は、またこれは大きな話題になるのかなというふうに思いますので、しっかりとそこはしていただけるという解釈でよろしいですか。
93 ◯議長(
高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
94 ◯市長(宮橋勝栄君) どんなやり方になるのかそれは分かりませんけれども、議会に対して丁寧に説明するということは当然必要なことでありますし、今回の給食費の4,200万円についても、これだけ長い議論の時間をかけている。これは一つ、丁寧な形だろうというふうに思っておりますので、これは議会が活性化したというふうにもやっぱり捉えておりますので、そういった意味で様々な形で様々な御説明をさせていただくということに尽きるかというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
95 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
96 ◯7番(新田寛之君) おっしゃるとおりであります。
本当に今回この4,200万円については議会と執行部が大変大きく議論を重ねたかなというふうに思っていますし、また、私もこんな場面で登壇させていただくことも、ある意味これまではなかったのかなというふうに感じております。
大変新聞等々でも明るみになってきておりますので、市民の皆さんも多分大きな関心を持って見ていらっしゃるのかなというふうに思います。
だからこそ、なおさらしっかりと議論をしなきゃいけないわけで、最後に申し上げるわけですけれども、先ほど市長がおっしゃったように、当初予算編成に向けて、市長も初めての当初予算編成ということになりますので、大変大きな労力がかかってくると思うんですね。
本来であれば、だからこそ今回の予算ももう少し熟慮していただきながら突き詰めていくのがよかったのかなというふうに私は個人的には考えるわけでありますけれども、そういった意味で当初予算に向けてしっかりと予算編成をしていただきたいというふうに思います。
質問としては、これで一応一通り終えるわけでありますけれども、これ御提案というわけではないんですが、傍聴にもたくさん来ていらっしゃいますので、市長として今回のこの
学校給食無償化については1丁目1番地の公約の一つであったかなというふうに思います。
私は、議会としっかりと議論を重ねて、市長なりに納得いくいかなかったはもちろんあったとしても、やはり議会と議論を深めた結果、形は少し変わったけれども、やはり
学校給食無償化推進費について進めることになったんだよということは、市民に対しては十分な成果だというふうに私は言っていいのかなと。何かこう僕は、一字一句変えないのが何かかたくなになっているような気がしているのでね。だから、そこはある意味柔軟にというか、議会の意見も聞き入れていただいて進めていっていただければいいのかなというふうに思っているんですけれども、市長とすればその辺りどういうふうに考えますか。選挙のときに公約に掲げたものを、それこそ一字一句変えずにやっぱり邁進していくんですというのか、やはり僕らとこうやって議論しながら、いい意味で着地点を見つけていきたいなというふうに思っていらっしゃるのか、その辺りどのようにお考えですか。
97 ◯議長(高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。
98 ◯市長(宮橋勝栄君) これは繰り返しいろんなところで述べさせていただいていますけれども、この55の公約が完成形ではないといろんなところで申し上げさせていただいています。市民、議会、市の執行部と、市職員ともいろんな議論させていただきながら、対話を重ねながら、よりよいものにしていくということが必要だと思っていますので、ここに書いてあるものが完成形では全くございません。様々な御意見いただきながらブラッシュアップをしていきたいというふうに思っております。
今回の、現状、この6月補正に関しては、骨格予算であったものを肉づけさせていただいた予算でございますし、現時点での最善のものを提出をさせていただきました。それがやはり我々執行部の一番の思いでございますので、その最善で提案させていただいたものを、やはり我々は実行していくということが一番の努めでありますので、その中で様々な議論を経ながらよりよいものに努めていくと。執行段階でもできることは多々あると思いますので、予算の可決から執行段階にいってもよりよい方向にできるものもたくさんあるというふうに捉えていますので、また様々な御意見をいただきながらよりよい小松をつくっていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
99 ◯議長(
高野哲郎君) 新田寛之君。
100 ◯7番(新田寛之君) そのとおりでありまして、多分今回の件も市長をはじめとして執行部の中で精いっぱい議論してきて、それこそ積んだり崩したりしてきた中でこういったことが出てきたことだろうと思いますし、それを提出して、その後、我々の中でまた議論を重ねてきたわけであります。
なので、公約が全てではないという、大変柔軟な考え方は私は大変すばらしいと思いますので、やはりどこを向いているかというと、やっぱり小松の市民がよりよい幸せになることだろうなというふうに思いますので、私の立場からはぜひ柔軟に今後も市政運営をしていっていただけることを切にお願いを申し上げまして、ちょっと長くなりましたけれども今回の質疑というふうにさせていただきたいと思います。
お耳に痛いこともちょっと言ったかも分かりませんが、これも全て小松市のためだというふうに受け止めてお酌み取りいただければなというふうに思います。
以上で質疑を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
101 ◯議長(
高野哲郎君) 以上で通告による質疑は終わりました。
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
102 ◯議長(
高野哲郎君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本件については、会議規則第37条第3項の規定による委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
103 ◯議長(
高野哲郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会への付託を省略することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
休憩 午前11時04分
再開 午前11時30分
104 ◯議長(
高野哲郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
通告がありますので、これを許します。
宮西健吉君。
〔16番 宮西健吉君登壇〕
105 ◯16番(宮西健吉君) 私は、7月7日、自民党こまつを代表して、修正可決されました議案第29号、
一般会計補正予算案に対して反対討論をいたしました。
今回、宮橋市長より7月7日に修正可決されました議案第29号、
一般会計補正予算について異議があるため、
地方自治法第176条第1項の規定に基づき再議書が議長宛てに出されました。
市長の再議の理由は、
学校給食無償化推進費4,200万円について、本来の目的である小学校1年生から中学校3年生までの学校給食を無償化するための経費、毎年4億9,000万円余の財源の見通しが立っておらず、これからその財源確保に取り組むという不透明な段階で、一部の学年からであっても、いまだその見通しのない中、実施することは適当ではないという理由から4,200万円を削除した修正予算が可決されましたが、この議決に対してであります。
私どもは、自民党こまつは、段階的に行う
学校給食無償化推進費4,200万円は、無償化に向けて第一歩であり、第1段階であると確信いたしております。
皆さん、本市のこども医療費助成制度、御存じですか、議員さんも。この制度と経過について述べさせていただきます。
方式は、現物支給になりました。これが平成27年10月1日です。それから、対象者。今日現在ゼロ歳から18歳に達する日以後の最初の3月31日までになっております。助成額は、保険診療分に係る医療費、これ入院費、通院費ですね。それから、所得制限及び自己負担額はありません。
そして、経過について少し述べさせていただきます。
この小松市のこども医療費助成制度、実は平成14年10月、小学校就学前の子供たちまでに拡大されました。それが平成17年7月、小学校3年生修了前児までの子供たちに拡大されました。それから、平成18年4月、小学校修了前児までに拡大されました。そして1年後、平成19年、中学校修了前児までの子供たちに拡大されてきたわけであります。そして、最終的には平成25年、18歳到達後の最初の3月31日までですから、高校生でしたら卒業し、3月31日までがその対象となりますから、それが無料化になったということであります。
段階的に一つ一つ解決をし、無料化という形を取っております。これ常識です。
令和3年度のこのこども医療費助成制度、予算額、皆さん御存じですか。4億1,300万円なんですよ。当初予算についております。令和3年度ですよ。ですから、そういう段階的にやること。当然ではないかなと私は思います。
このこども医療費助成制度も、
学校給食無償化とも、子育て支援の一環なんであります。
財源が担保できた分から段階的に無料化を進めていくものであります。すぐにできるか、3年かかるか、5年かかるか分かりません。大きな目標、山に向かって一歩一歩段階的に、恒久的財源を生み出し、そして達成すべきであると自民党こまつは皆思っております。
また、市民団体が集める
学校給食費無償化を求める署名が7月14日現在で4,000人を超えたと連絡がありました。ありがたいことであります。市民の民意として重く受け止め、感謝を申し上げます。
そこで採決に当たり、表議員、吉本議員、竹田議員については、修正案の提出者でありますので理解と賛同は求めませんが、議長、副議長はじめ会派自民の8人の議員の皆さん、無会派の公明党の議員さんには、この趣旨を理解していただき、賛同してくださることを期待して、修正可決した議案第29号、
一般会計補正予算案に対して反対の討論といたします。
以上であります。
106 ◯議長(
高野哲郎君) 吉本慎太郎君。
〔10番 吉本慎太郎君登壇〕
107 ◯10番(吉本慎太郎君) 私は、さきの6月定例会において、最終日に修正可決された議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算について、会派自民を代表し、再度この修正案に賛成の立場で討論させていただきます。
今回、宮橋市長が御提出された再議書に基づき、先ほどの質疑において新田議員が改めて今議会における
学校給食無償化推進費の予算計上のプロセス、その過程と推移について、一つ一つ丁寧に質問されました。この部分について、私がこれ以上付け加えることは何もありません。あとは議員各位の御判断であります。
ここに際し、やはり今、私が提起したいのは、宮橋市長が修正案の可決後、なぜ再議書提出という形を取ったのかということであります。
宮橋市長は、今議会答弁の中で、議会は議決が一番大事であるという趣旨の御発言をされておられました。そこに至るまでの過程で、しっかりとした議論の積み重ね、市長が言うところの対話とコミュニケーションが必要であるとも述べられておりました。ならば、それによって導き出された結論、つまり議決に対して再議書を提出する必要はあったのでしょうか。
再議書の効力は重く大きいものがあります。いわば、市長にとっての伝家の宝刀です。これを行使するということは、市長と議会議員、相互の抑制と均衡によって成り立つ二元代表制を正しく構築できないことにつながるのではないでしょうか。そのことを議会議員の一人として非常に危惧するものであります。
議員各位におかれましては、議会議員の在り方、二元代表制の在り方を改めて念頭に置き、これからの採決に臨まんことを切に願うものであります。
以上であります。
御賛同賜りますよう何とぞよろしくお願い申し上げます。
108 ◯議長(
高野哲郎君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
109 ◯議長(
高野哲郎君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
市長提出議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算(第2号)の再議を採決いたします。
採決に当たり申し上げます。
本件をさきの議決のとおり決することについては、
地方自治法第176条第3項の規定により、特別多数議決を要し、出席議員の3分の2以上の同意を必要といたします。
また、特別多数議決では、議長の表決権を有しますので、表決権を有するただいまの出席議員数は22名であり、その3分の2は15名であります。
お諮りいたします。
本件をさきの議決のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
110 ◯議長(
高野哲郎君) ただいまの起立者は14名で3分の2に達しません。
よって、
市長提出議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算(第2号)の再議について、さきの議決のとおり決することは否決されました。
この際、暫時休憩いたします。
休憩 午前11時42分
再開 午後 3時50分
111 ◯議長(
高野哲郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
───────── ◇ ─────────
◎日程の追加
112 ◯議長(
高野哲郎君) お諮りいたします。
市長提出議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算(第2号)の再議については、さきの議決のとおり決することが否決されましたので、改めて修正前の原案を日程に追加し、議題とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
113 ◯議長(
高野哲郎君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、
市長提出議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算(第2号)を日程に追加し、議題といたします。
───────── ◇ ─────────
◎
市長提出議案第29号 令和3年度小
松市
一般会計補正予算(第2号)の上
程、質疑、
委員会付託省略、討論、採
決
114 ◯議長(
高野哲郎君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
115 ◯議長(
高野哲郎君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案については、会議規則第37条第3項の規定による委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
116 ◯議長(
高野哲郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本案については、委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
通告がありますので、これを許します。
灰田昌典君。
〔22番 灰田昌典君登壇〕
117 ◯22番(灰田昌典君) 私は、議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算(第2号)について、会派自民を代表して賛成の立場で討論をさせていただきます。
本日午前中の再議において修正案が否決されたところでありますが、この予算案には
給食無償化推進費以外にも市民生活にとって大変大事な欠かすことのできない予算も計上されております。市政を停滞させることは避けなければなりません。
また、今回議論となった
学校給食無償化推進費についてであります。
今回の4,200万円については再議ではなく修正案として提出されるべきものとの立場ではありましたが、先ほど修正案が否決されました。
これまでは永続的な事業で財源の見通しが立たないため
完全無償化反対の立場を取ってきました。
しかしながら、今回の再議を経て、無償化推進費4,200万円については、
完全無償化を前提とするものではなく、中学3年生についてはコロナ禍において進学に励む3年生を対象としたものと明確化され、今後の
完全無償化とは切り離した議論であったと確認できました。
後ほど我が会派から附帯決議を提出させていただきますが、この附帯決議が可決された際には確実な措置を講じていただくことを前提に原案どおり賛成いたします。
何とぞ各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
以上であります。
118 ◯議長(
高野哲郎君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
119 ◯議長(
高野哲郎君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
市長提出議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
120 ◯議長(
高野哲郎君) 起立総員。
よって、本案は、原案のとおり決しました。
───────── ◇ ─────────
◎日程の追加
121 ◯議長(
高野哲郎君) 先ほどの休憩中に、表議員外3名から、
市長提出議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算(第2号)に対する附帯決議案が提出されました。
お諮りいたします。
この際、議員提出議案第7号 議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算(第2号)に対する附帯決議を日程に追加し、議題とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
122 ◯議長(
高野哲郎君) 御異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第7号 議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算(第2号)に対する附帯決議を日程に追加し、議題といたします。
───────── ◇ ─────────
◎議員提出議案第7号の上程、説明、質
疑、
委員会付託省略、討論、採決
123 ◯議長(
高野哲郎君) 提出者より提案理由の説明を求めておりますので、これを許します。
表靖二君
〔20番 表 靖二君登壇〕
124 ◯20番(表 靖二君) 議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算に対する附帯決議に関し説明をいたしたいと思います。
提案した趣旨につきましては、今ほど私どもの会派の灰田議員のほうから討論がございました趣旨に尽きます。
具体的な内容を申し上げます。
今回の予算計上は、今年度以降の
完全無償化を前提とするものではないものと確認した上で、今後の無償化の実施、拡充に当たっては、様々な事業の再編、再構築などによる継続的な財源確保の見通しを踏まえて実施すること。財源の見通しを踏まえた無償化の考え方、方向性については、予算計上に先立ち、あらかじめ議会に対し説明をすること。
この内容につきましては、宮橋市長が再議書において示されたものを根幹としております。
私どもの
学校給食無償化に関する考え方と、再議書に示された宮橋市長の考え方というものは大変近似してきているということで、私どももその趣旨を了として、こういう附帯決議を出させていただきました。
何とぞ皆さんの御賛同を賜りたくお願いを申し上げます。
125 ◯議長(
高野哲郎君) これより提出者からの提案理由に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
126 ◯議長(
高野哲郎君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第7号については、会議規則第37条第3項の規定による委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
127 ◯議長(
高野哲郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本案については、委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
128 ◯議長(
高野哲郎君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議員提出議案第7号 議案第29号 令和3年度小松市
一般会計補正予算(第2号)に対する附帯決議を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
129 ◯議長(
高野哲郎君) 起立多数。
よって、本案は、原案のとおり決しました。
───────── ◇ ─────────
◎閉会の宣告
130 ◯議長(
高野哲郎君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。
これをもって令和3年第4回
小松市議会臨時会を閉会いたします。
閉会 午後 3時59分
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