小松市議会 2017-12-08
平成29年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日: 2017-12-08
ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 開議 午前 9時30分
◎開議の宣告
◯副議長(
吉本慎太郎君) おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
───────── ◇ ─────────
◎会議時間の延長
2 ◯副議長(
吉本慎太郎君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。
───────── ◇ ─────────
◎議長の辞職
3 ◯副議長(
吉本慎太郎君) 日程第1、議長の辞職についてを議題といたします。
議長、
梅田利和君から、議長の辞職願が提出されております。
まず、その辞職願を事務局長に朗読させます。
〔
事務局長朗読〕
辞職願
私儀、今般、一身上の都合により、平成29年12月8日をもって
小松市議会議長の職を辞したく存じますので、特段の御配慮をお願いいたします。
平成29年12月1日
小松市議会副議長
吉本慎太郎殿
小松市議会議長 梅田利和
4 ◯副議長(
吉本慎太郎君) お諮りいたします。
梅田利和君の議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
5 ◯副議長(
吉本慎太郎君) 御異議なしと認めます。
よって、
梅田利和君の議長の辞職を許可することに決しました。
梅田利和君の入場を許します。
〔8番
梅田利和君入場〕
───────── ◇ ─────────
◎
議長退任のあいさつ
6 ◯副議長(
吉本慎太郎君) この際、
梅田利和君が発言を求めておりますので、これを許します。
梅田利和君。
〔8番
梅田利和君登壇〕
7 ◯8番(
梅田利和君) この12月定例会におきまして、
小松市議会議長の職を辞することとなり、お許しをいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。
顧みますと、
議員各位の御推挙により、平成28年6月定例会におきまして第50代議長の重職に預かり、きょうまで1年6カ月、未熟な私でございましたが、
議員各位を初め執行部の皆様方から格段の御支援、御指導いただき、その温かい励ましに支えられてきょうまで来られましたことは、ただただ感謝の念にたえないところであります。ここに衷心より御礼を申し上げます。
さて、
地方分権が進展する中、自治体では福祉や教育、災害対策、
地方創生などさまざまな課題に向き合っております。
小松市政にとっても例外ではなく、
小松市議会といたしましてもさまざまな課題に執行部と議論、提言を重ねながら、その対応、対策に常に尽力してきたつもりであります。
また、
議会改革も道半ばではありますが、
議員各位の御協力により強力に推し進めることができました。
そのような中、
議長在任中には平成26年7月には締結された
小松市議会と
台湾彰化市民代表会との友好交流に関する協定に基づき、
小松市議会として教育、文化などの相互の交流支援を確認しつつ、彰化市とのきずなを深めてまいりました。
そして本年10月、議会が推し進めてきた両市の交流がこの議場において、小松市・
彰化市友好協定の締結に結びついたことは、議会を代表する者として、
小松空港の活性化と国際都市の推進に大きく寄与したものと確信いたしているところであります。
基地を抱える
自治体議会として、全国同様の
自治体議会議長さん方と
基地所在地における生活環境の向上について意見交換を重ねるとともに、
全国市議会議長会基地協議会における
小松市議会の位置づけを明確にし、格式を高めてまいりました。また、在日
米軍再編に係る
再編交付金の延長の要望活動を国に対し強く働きかけ、その結果として
再編関連訓練移転等交付金として存続できたことは、
本市まちづくりや住民生活にとって大変有意義なものとなりました。
これらを実現できたのも、
議員各位並びに執行部、そして
市関係各位の御協力があってこそであり、衷心より感謝申し上げます。
地方分権、
地方創生が進展することにより、自治体の自由度が増し、住民に対する義務と責任が一層増しております。
二元代表制の一翼を担う
小松市議会の役割も非常に大きいものがあります。
今後とも小松市が引き続き加賀地域の中核都市として、個性豊かで活力に満ちたまちとなるよう、さらに議会と執行部が切磋琢磨できるよう、これからは一議員として市勢の進展と発展にさらなる努力を重ねてまいる所存であります。
終わりに当たり、御指導、御協力を賜りました諸先輩並びに同僚議員の皆さん、市長初め関係機関並びに各界各層の市民の皆様には心から御礼を申し上げまして、退任の御挨拶とさせていただきます。
本当にありがとうございました。(拍手)
───────── ◇ ─────────
◎日程の追加
8 ◯副議長(
吉本慎太郎君) ただいま議長が欠員となりました。
お諮りいたします。
この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
9 ◯副議長(
吉本慎太郎君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決しました。
───────── ◇ ─────────
◎議長の選挙
10 ◯副議長(
吉本慎太郎君) 議長の選挙を行います。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
11 ◯副議長(
吉本慎太郎君) ただいまの
出席議員数は21名であります。
投票用紙を配付いたさせます。
〔
投票用紙配付〕
12 ◯副議長(
吉本慎太郎君)
投票用紙の
配付漏れはありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
13 ◯副議長(
吉本慎太郎君)
配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
〔
投票箱点検〕
14 ◯副議長(
吉本慎太郎君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。
投票は
単記無記名であります。
投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票をお願いいたします。
正面左側より右に向かってお進みください。
点呼を命じます。
〔氏名点呼・各員投票〕
15 ◯副議長(
吉本慎太郎君)
投票漏れはありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
16 ◯副議長(
吉本慎太郎君)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
17 ◯副議長(
吉本慎太郎君) 開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に井田秀喜君、新田寛之君、浅村起嘉君の3名を指名いたします。
よって、3名の諸君の立ち会いをお願いいたします。
〔
投票点検〕
18 ◯副議長(
吉本慎太郎君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 21票
これは先ほどの
出席議員数に符合いたしております。
そのうち
有効投票 16票
無効投票 5票
有効投票のうち
宮 川 吉 男 君 15票
橋 本
米 子 君 1票
以上のとおりでありました。
この選挙の
法定得票数は4票であります。
よって、
宮川吉男君が議長に当選されました。
ただいま議長に当選されました
宮川吉男君が議場におられますので、本席から
会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
───────── ◇ ─────────
◎
議長就任のあいさつ
19 ◯副議長(
吉本慎太郎君) この際、
宮川吉男君が発言を求めておりますので、これを許します。
宮川吉男君。
〔15番
宮川吉男君登壇〕
20 ◯15番(
宮川吉男君) お許しをいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。
ただいま、
議員各位の御推挙をいただき、栄えある第51代
小松市議会議長の職につかせていただくことになりましたことはまことに身に余る光栄であります。衷心より感謝を申し上げ、改めてその責任の重さを痛感しているところであります。
さて、我が国は経済的には期待感が膨らんできているものの、依然として国及び地方自治体においては財政状況が大変厳しいものがございます。各自治体におきましては、限られた財源の中で効率的かつ市民の立場に立った事務事業の執行が求められております。
人口減少、少子・超
高齢化社会の進展、教育や環境などさまざまな
行政サービスが求められる中、今後、急激な社会変化に対応して複雑かつ新たな行政課題が発生することが予想されます。
小松市におきましても
北陸新幹線小松開業に向けた整備、
公立小松大学開学、企業誘致、防災対策の強化などさらなる推進すべき課題があると思っており、議会としてもしっかりと取り組んでまいる所存であります。
今後とも市民の負託に応えるべく、地方自治における
二元代表制としての議会のあるべき姿を追求し、責任ある
議会運営に心がけてまいります。限られた財源の中で、
地方創生により全市民が豊かとなるよう、多種多様化する市民のニーズに的確に応えるべく、市民から選ばれた我々議員は議会の役割をしっかりと果たすために、今後さらなる努力が必要であると考える次第であります。
小松市議会は先人たちの英知により格式と伝統を重んじ、他の自治体に負けない運営を行ってこられました。これからも市民にこれまで以上に
議会活動に理解を深めていただけるよう、執行部への
チェック機関としての役割だけでなく、議会からの施策の企画立案が必要であると確信いたしております。
まだまだ浅学非才な私でございますが、これまでの
議会経験を十分生かしながら、市勢の発展と住民福祉の向上、さらには議会の円満かつ円滑な運営のために、副議長を初め議員の皆様方と力を合わせ、
誠心誠意全力で職務を全うする覚悟でございます。
何とぞ議員の皆様方及び執行部並びに市民の皆様方の一層の御支援、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、
議長就任の御挨拶といたします。
どうもありがとうございました。(拍手)
21 ◯副議長(
吉本慎太郎君) それでは、
宮川議長、議長席へお着き願います。
〔新議長、副議長と交代〕
───────── ◇ ─────────
◎
議長就任・退任の言葉
22 ◯議長(
宮川吉男君) この際、
灰田昌典君が発言を求めておりますので、これを許します。
灰田昌典君。
〔22番
灰田昌典君登壇〕
23 ◯22番(
灰田昌典君) ただいま厳粛なる
議長選挙におきまして新しく議長に就任されました
宮川吉男君に対する激励とお祝いの言葉を、そしてこのたび一身上の都合により議長を辞任されました
梅田利和君に対する激励とねぎらいの言葉を心から申し上げます。
議長に就任されました
宮川吉男君につきましては、平成24年9月から1年3カ月、第49代の副議長を務められ、これまで
福祉文教常任委員長、
経済環境常任委員長、
建設常任委員長を初めとする
各種委員会の要職につかれ、豊かな
議員経験をもとにひたすら
市勢発展と市民生活の向上に御尽力されてきたことは、我々一同敬服いたしているところであります。
今日、議会に対する市民の厳しい目線がありますが、これも議会に対する大きな期待のあらわれと思います。議会みずからがこれまでのあり方を省み、さらに市民の期待と負託に応えることが強く求められていくこととなります。
このような重大な時期に就任されました
宮川議長には、これまでの経験と豊かな人間性を十二分に発揮され、議会の代表として、公正な
議会運営、開かれた
議会づくり、さらに市民福祉の向上と
市勢発展の実現に十分なる成果を上げられるものと確信いたすところであり、議員一同、全力で御支援していく所存であります。また、市長を初め執行部の皆さん、そして市民の皆様方の御指導と御鞭撻を心からお願いするものであります。
また、一身上の都合によりまして辞任されました
梅田利和前議長には、本当に御苦労さまでございました。心から感謝し、御礼を申し上げます。
平成28年6月定例会において第50代議長という節目の議長に就任され、今日まで寛容な人柄、そして若さと行動力をもって、何よりも議会の格式を重んじられ、すばらしい統率力により、活性化と融和に、その業績を十二分に果たされました。
全国市議会議長会基地協議会の相談役として、また
全国市議会議長会基地協議会北信越ブロックの会長として、その運営に手腕を発揮されるほか、台湾・彰化市との交流など国際化の推進、
議会改革においては
ペーパーレス化の推進や
タブレット導入による
議会活動の活性化など、我々議会の代表として内外に
小松市議会の名を十二分に高めてくれたことは大いに評価いたすものであります。
梅田前議長が取り組まれた議会のありようは
宮川議長へ引き継がれ、さらなる果実を実らせるものと期待する次第でございます。
どうか議長職を離れましても健康に留意され、これまでの経験を十二分に生かされ、市勢の発展と市民の福祉向上に一層の御活躍を心からお願い申し上げ、まことに簡単ではございますが私のお祝いとねぎらいの言葉といたします。
24 ◯議長(
宮川吉男君) この際、市長が発言を求めておりますので、これを許します。
市長、
和田愼司君。
〔市長
和田愼司君登壇〕
25 ◯市長(
和田愼司君) おはようございます。
先ほど第51代
小松市議会議長に御就任なされました
宮川吉男新議長に心からお祝いを申し上げます。
2020年夏の
東京オリンピック・パラリンピック、2023年春の
北陸新幹線小松開業など、大交流時代を控え、未来へ向かって
まちづくり、人づくりを進める重要な時期を迎えております。
本市は新たな人の流れをつくる
公立小松大学の来春の開学、Komatsu A×Z Squareのオープンによる小松駅エリアの学びの施設の集積など、未来を見据える施策を構築してきたところでございます。
さらに、来年7月稼働予定の(仮称)エコロジーパークこまつ・
クリーンセンター、水郷のまちの拠点施設となる(仮称)
親水スポーツ公園の工事着手など、さらなる
ブランド力アップや人材育成を推し進めてまいります。
宮川議長におかれましては、豊かな経験と温かな人間性を発揮され、本市の発展と福祉、教育、暮らしの充実のため、ますます御活躍されますことを心から御祈念申し上げます。
また、一身上の都合により辞任されました
梅田利和前議長には、これまで
小松市勢発展のため多大なる御尽力をいただきましたことに心から感謝と御礼を申し上げます。
梅田議員は
議長在任中、1年6カ月間、
小松空港の国際化の進展、
北陸新幹線の本格工事、インバウンドの急増など、本市を常に未来志向で導いてこられ、見事な力量とすばらしい行動力を発揮され
議会運営に当たってこられました。今後ともその御経験を生かし、一層の御発展を御祈念申し上げ、御挨拶といたします。
ありがとうございました。
26 ◯議長(
宮川吉男君) この際、暫時休憩いたします。
休憩 午前10時04分
再開 午前10時46分
27 ◯議長(
宮川吉男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
───────── ◇ ─────────
◎諸般の報告
28 ◯議長(
宮川吉男君) この際、御報告を申し上げます。
先ほどの休憩中に私、
宮川吉男から
議会運営委員の辞任願を提出し、
委員会条例第9条の2の規定により許可されましたことを御報告いたします。
───────── ◇ ─────────
◎日程の追加
29 ◯議長(
宮川吉男君) お諮りいたします。
ただいま欠員となりました
議会運営委員1名の選任を日程に追加し、議題とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
30 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
───────── ◇ ─────────
◎
議会運営委員の選任
31 ◯議長(
宮川吉男君)
議会運営委員の選任を行います。
お諮りいたします。
議会運営委員の選任については、
委員会条例第5条第1項の規定に基づき、議長において
高野哲郎君を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
32 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました
高野哲郎君を
議会運営委員に選任することに決しました。
───────── ◇ ─────────
◎諸般の報告
33 ◯議長(
宮川吉男君) この際、御報告申し上げます。
先ほどの休憩中に私、
宮川吉男から小松
基地・
空港対策特別委員の辞任願を提出し、
委員会条例第9条の2の規定により許可されましたことを御報告いたします。
───────── ◇ ─────────
◎日程の追加
34 ◯議長(
宮川吉男君) お諮りいたします。
ただいま欠員となりました小松
基地・
空港対策特別委員1名の選任を日程に追加し、議題とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
35 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
───────── ◇ ─────────
◎小松
基地・
空港対策特別委員の選任
36 ◯議長(
宮川吉男君) 小松
基地・
空港対策特別委員の選任を行います。
お諮りいたします。
小松
基地・
空港対策特別委員の選任については、
委員会条例第5条第1項の規定に基づき、議長において
梅田利和君を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
37 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました
梅田利和君を小松
基地・
空港対策特別委員に選任することに決しました。
───────── ◇ ─────────
◎諸般の報告
38 ◯議長(
宮川吉男君) この際、御報告申し上げます。
石川県後期高齢者医療広域連合議会より、
梅田利和君の辞職を受理した通知及び同広域連合議会議員の補欠議員の選出依頼がありましたことを御報告いたします。
───────── ◇ ─────────
◎日程の追加
39 ◯議長(
宮川吉男君) お諮りいたします。
本市議会において選出すべき石川県後期高齢者医療広域連合議会議員1名がただいま欠員となっております。この際、同広域連合議会議員の補欠選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
40 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、同広域連合議会議員の補欠選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決しました。
───────── ◇ ─────────
◎石川県後期高齢者医療広域連合議会議
員の補欠選挙
41 ◯議長(
宮川吉男君) これより石川県後期高齢者医療広域連合議会議員の補欠選挙を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
42 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は指名推選によることと決しました。
お諮りいたします。
指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
43 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決しました。
石川県後期高齢者医療広域連合議会議員に
宮 川 吉 男
を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました
宮川吉男を石川県後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人として決めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
44 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました
宮川吉男が石川県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選いたしました。
ただいま当選しました
宮川吉男が議場にいますので、本席から
会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
───────── ◇ ─────────
◎市長提出議案に対する質疑並びに市政
一般質問
45 ◯議長(
宮川吉男君) 日程第2、市長提出議案第75号 平成29年度小松市一般会計補正予算(第5号)外18件を一括して議題といたします。
これより提出議案及び報告に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。
通告がありますので、順次発言を許します。
───────── ◇ ─────────
◇ 表 靖 二 君
46 ◯議長(
宮川吉男君) 表靖二君。
〔18番 表 靖二君登壇〕
47 ◯18番(表 靖二君) 会派自民の表でございます。
まず、質問に入る前に一言申し上げたいと思います。
先ほどは退任をされました梅田前議長におかれましては、約1年半、
小松市議会議長職を務められております。若く、活力のある人柄を発揮して立派にその職務を全うされました。その御労苦に対し、敬意を表するものであります。
また、新しく第51代
小松市議会議長に就任されました
宮川吉男議長に対し、心からお祝いを申し上げたいと思います。人柄と経験を生かし、
議会運営をリードしていただきたいと思っております。
それでは、通告に従い、会派自民を代表し質問をいたしたいと思います。
まず、平成30年度予算編成方針についてであります。
先般、我々議員の手元に、こまつの未来に向けて、平成30年度予算編成方針が送付をされてきました。
NEXT10年ビジョンの理念に沿いまして、「人生100年時代を見据え、チャレンジできる社会づくり」「北陸のダントツをめざす」「3年後、5年後の時代の先取り」、このようなキャッチフレーズのもと、2018年には何をすべきか、これを考え、施策を展開するとあります。
大変月並みではありますが、幾つかお尋ねをしてまいりたいと思います。
まず、歳入と歳出、出と入りの問題であります。
歳入につきましては、税収の見込み、特に法人市民税の推移について。また、国の地方財政計画はいまだ未定でありますから、交付税等の国からの財源移転、この点については不確定な部分も多かろうと思いますが、現状の見通しについてお聞きをしたいと思います。
また、歳出については、義務的経費として人件費、扶助費、公債費等についての見通しをお聞きしたいと思います。
次に、投資的な経費の確保について。
これはやはりどのような政策を展開するか、まさに柱となってくる重要なものでございます。これについてお聞きをしてまいりたいと思います。
あわせて、公債費及び市債残高の見通しと、その小松市財政に与える効果について、影響ですね。それについてお聞きをしてまいりたいと思います。
ところで、さまざまな政策を展開していく上で投資的経費が確保できなければ、政策ビジョンもまさに絵に描いた餅となってしまいます。
指標として経常収支比率の数字、これを財政に問い合わせてみたところ、平成27年度決算で92.8%、平成28年度決算で95.5%と2.7ポイント悪化をしております。決して財政的にゆとりがない姿というのが浮かび上がってくるわけでありますが、見方によれば、例えば今、ちまたでよく言われておりますマスコミの偏向報道などにさらされますと「ますます硬直化する小松市財政」という見出しがつけられそうな気がいたします。
恐らくいまだ1,000億円を超える市債残高というものがあります。この過去の負の遺産をそのまま放置して、言いかえるならば市債の償還に手心を加えれば経常収支比率を90%を切るぐらいに持っていくことも可能なんだと思いますが、超
高齢化社会のもたらす高負担の社会は今目前に迫っております。今、そうであると言ってもいいかと思います。過去の負の遺産を一日も早く解消していく必要があると思うのであります。
市長に、現在の小松市の財政についての所見をあわせて伺うものであります。
次に、過日行われました小松市町内会連合会と
小松市議会の委員長会との懇談会に関しまして質問してまいりたいと思います。
11月27日、小松市町内会連合会役員18名の皆さんと市議会委員長会、議長、副議長を初め各委員会の委員長計8名が参加し、意見交換会が行われました。これは恒例となっていることでございます。
その場で幾つもの課題、要望事項等が町内会連合会側から提示をされております。梯川の拡幅改修に伴うJR鉄橋のかけかえ、そして国道8号、これはバイパスですね。これの4車線化等整備事業並びに市内の主要河川の改修等が重点要望として示されております。
JR鉄橋のかけかえについては初めて提示をされたものでございます。
11月19日には梯川分水路が完成をし竣工式も終わりました。いわゆる小松天満宮の浮き島でございます。国土交通省は、水位の低下等、事業効果を効率的に発揮できるように梯川水系河川整備計画を策定しております。その中で、洪水時に水位の上昇が著しい白江大橋から上流の河川整備について、おおむね20年ぐらい先まで、白江大橋から上流の河川整備を計画的に実施をするというものでございます。
したがいまして、今から20年くらい先までは梯川JR鉄橋のかけがえが重要課題になってくるわけでございます。ここにおいでるかなりお若い皆さんについては、ぜひ記憶をしていただきたいと思います。やや年配の皆さんについては、恐らく具体的な課題にはなってこないんではないかと思います。
そこで、従来から課題となっております国道8号線、8号バイパスの4車線化の問題であります。平成15年、大長野から箱宮間の暫定2車線で供用が開始をされております。
そこでお尋ねをします。国道8号線、小松バイパスの4車線化の取り組み状況及びその見通しについてお聞きをいたします。
次に、八幡インターチェンジにおける加賀産業開発道路との接続箇所について、特に町内会連合会側から、変則的で危険である。ぜひとも解消してほしいとの意見が提示をされました。このことは、県側にも要望しているということでございました。本市、小松市としてはどのようにお考えなのかお聞きをいたしたいと思います。
次に、沖・清六の土地区画整理事業に伴い、イオンがことしの春、開業いたしました。この地区を通る都市計画道路幸八幡線は、国道305号と接続する部分を初め周辺で相当の渋滞を生じており、一刻も早く8号線との接続が必要となってきます。8号線八幡インターチェンジで幸八幡線が合流するとのことであります。この計画の見通し及び事業概要についてお聞きをいたします。
また、この事業の完成は、八幡インターチェンジ付近の安全性を高める上でも不可欠であると考えておりますが、いかがでしょうか。
次に、
公立小松大学についてお聞きをします。
12月1日、Komatsu A×Z Squareがオープンしました。カブッキーランド、ホテルグランビナリオ、そして4月には
公立小松大学が開学をすることになります。進化する小松駅南ブロックという表題に違わぬすばらしいまちへ飛躍をしていってもらいたいものでございます。
端的に申し上げます。まず、開学目前に控えた
公立小松大学、どのような取り組み、その状況についてお聞きをしたいと思います。
そして次に、大学が開学をすることによって小松に与える影響についてお聞きをするものであります。
この議場だけではなく、さまざまな場所で大学の開学の意味、その影響について、和田市長は述べてこられたと思います。それでもまだまだ市民の認識は不十分だと思います。
1年弱ぐらいになりますか、小松市長選挙でも大きな争点となった課題であります。いまだに理解をされてない人々もいることも事実だと思います。再度、かんで含めるように御説明を願いたいと思っております。
次に、
北陸新幹線についてお尋ねをします。
2023年、新幹線小松開業に向けて、更地化のための用地取得も最終段階に入ろうとしております。提案理由の説明にもあったとおり、金沢-敦賀間の用地取得の進捗率は99.9%ということであります。
そこで、小松市内の用地取得の進捗率及び残存物件数はいかほどかお聞きをいたします。
何件かはいまだ用地取得ができていない、そういう物件があろうかと思います。中には建物のごく一部がかかり、11メートルを超えるコンクリートの構造物が家に迫ってくる。また、2階の窓をあけると目の前に新幹線が走るような状態になる。そういう相当気の毒なケースもあるやに聞いております。
最終的には同意がいただけなければ強制収用という手段もありますが、小松市も鉄道・運輸機構と協力をして知恵を絞っていただきたいと思います。やはり最終的には地権者の皆さんの円満な御理解というものに私はぜひとも到達してもらいたいと思っております。
次に、「かがやき」の停車の可能性及びその取り組みについてお聞きをしたいと思います。
正確に記憶ございませんが二、三カ月ほど前になりますか、テレビを見ておりましたら突然、加賀停太郎というキャラクターが出てきて、加賀市のほうで
北陸新幹線の加賀温泉駅に新幹線を停車させようというそういうドラマ仕立ての番組が報道されました。かなりおもしろいキャラクターで私もびっくりいたしました。派手なパフォーマンスで加賀市、相当頑張っているなと、ちょっと小松市側としてはやや心配になった部分もございました。
ややおくれてですが11月24日、小松市、能美市でJR西日本金沢支社に対し、合同で小松駅への速達型「かがやき」定期便として停車をしてもらうという要望をされたということでございます。
また、12月議会の補正予算として、これは仮称ですが小松・能美鉄道利用連携推進費100万円が計上されており、小松市、能美市、小松商工会議所、能美市商工会、この4者で190万円負担するそうでございます。
小松空港と連携をする。そういう相乗効果を強調し、レール、鉄道とフライト、つまり航空機との両者を結びつける。これは大変重要なことだろうと思います。小松及び南加賀にとって大変大きないい影響を与えるんだと思います。
その「かがやき」の停車の可能性、そしてその取り組みについてお聞きをいたします。
通告、最後になります。
下水道事業の包括的業務委託についてお聞きをしたいと思います。
大変聞きなれない言葉で、私も執行部に幾度か説明を受けたり、また自分でもいろんな資料を見てみましても、なかなか一言で表現できない。自分なりに、そういうことかと理解し得ないような、そういうやはり新しく、かつ難解な部分がございます。
小松市の下水道事業は従来から話題になっていたのは、市債残高が過大である。また、利用料収入が利子にも満たない等、大変悲観的な話題ばかりでした。ある程度は現在改善をしてきていると思いますが、やはり市債を増加させないためには管路の拡張については抑制的に考えながら、収益性というものを加味していく。そしてまた、下水道の接続率を向上させていく。そして、部内ではコストの縮減を徹底的に図っていく、それ相応の努力を今まで重ねられてきたと思います。
ところで、下水道普及率が向上してくると、当然に設備や管路、そういうものが多くなってまいります。結局、維持経費、そういうものが増大していくわけです。また、老朽化した設備については修繕も必要になりますし、更新も必要となってまいります。加えて少子・高齢化の進展は、中長期的に見ていきますと、やはり下水道接続世帯数の減少ということを招きます。ひいては利用料収入の減少を招くわけであります。
また、下水道の技術系職員も不足ぎみと聞いております。増員はなかなか現在の状況では難しかろうと思います。
過去の負の遺産である市債とあわせて考えてみますと、ますます悲観的にならざるを得ないところがあります。
そこで、下水道事業について包括的に民間に業務を委託しようとするこういう手法、これ小松市も着手しようとすることはまことに時宜を得たものであると私は思っております。
国も公共サービスの改革基本方針、これは平成19年に閣議決定されたものですが、これに基づき下水道施設の維持管理における包括的民間委託の推進をうたっております。
そこで、包括的なやはり業務委託とは下水道事業においてどのようなものなのか。これはなかなか説明しても理解しにくいものがございますが、簡潔に教えていただきたいと思っております。
次に現在、上下水道局では包括的業務委託導入の可能性について検討作業をされていると聞いております。外部に発注をされている調査業務についての目的、そしてまたその内容についてお聞きをしたいと思います。
仮に包括的業務委託を実施するとすれば、今後どのようなスケジュールで事柄が推移をしていくのか、あわせてお聞きをいたしたいと思います。
次に、どのような新しい制度、仕組みを導入する際に、やはりメリット、デメリットというものがあります。今回のこの包括的業務委託については、それぞれどのような事柄が考えられますか、お聞きをしたいと思います。
包括的業務委託の考え方は、言うなれば一定の要求基準を満足するそういう条件のもとで、下水道の運転、維持管理については受注者の裁量に任せるものであり、また複数の年数にわたってその業務を発注するものであります。したがって、受注者の創意工夫を相当引き出すことができる。また、維持管理の効率化とコストの削減というものが可能になると、このように説明をされております。
なかなか一言では理解し得ない部分もありますが、また加えてスケールメリットを考えていくならば、さらに有効な仕組みとなること、これだけは間違いないのではないでしょうか。行政側だけではなく、受託業者である民間側にとっても大きなメリットがあります。
南加賀の3市1町が広域連携することが可能であれば、大変すばらしい成果を上げることができるのではないかと思います。そのとき最大の課題は、3市1町の首長さん、そして議会が本当に理解をし、協力していくことであろうと思います。これこそ議会と執行部は車の両輪と言われるゆえんであろうと思います。
南加賀広域圏事務組合及び同議会の枠組みの中で、小松市と市議会が車の両輪となって広域の包括的業務委託の推進について取り組んでいってはいかがでしょうか。和田市長の見解を伺いたいと思います。
以上で私の質問、終えたいと思います。(拍手)
48 ◯議長(
宮川吉男君) 市長、
和田愼司君。
〔市長
和田愼司君登壇〕
49 ◯市長(
和田愼司君) 会派自民を代表して御質問されました表議員に対して答弁をさせていただきます。
5項目のうち、2番目のさまざまな道路の今の進捗状況等につきましては詳細は担当部長のほうから御説明をさせていただきます。
まず、平成30年度の予算編成ということでございました。
まずは、今年度、議会の皆様方、また市民の皆様方の大きな理解を得まして、さまざまな
まちづくりの方向性を大きく実現できたというふうに感謝を申し上げたいと思います。特に小松市の
ブランド力アップ、これには大変、他自治体からも評価をいただいたり、また国やさまざまな団体から表彰いただいたりということでございますので、この勢いをさらに高めていくための平成30年度予算編成ということの位置づけだと御理解をいただきたいと思います。
大変世の中変化が激しゅうございます。インバウンドも急速にふえております。AI等、さまざまな技術も目を見張るほどの進展をしている。そういったことをどのようにしてこの
まちづくりに、また市民の皆さん方の幸せに取り入れていくか、大変旧来の自治体とは違う考え方で臨んでいかなきゃいけない。これは皆様方も御理解いただいているとおりでございますので、さらにスピードを持って、NEXT10年ビジョンの実現に向けて邁進をしてまいりたいと思っております。
おかげさまで、日本経済は緩やかな回復基調が続いている、これは大変小松市にとりましてフォローの風でございますし、また全国的に見ましても大変この石川県、この南部地区は経済的にも活況を呈している。この流れをさらに高めていく活動が必要だろうというふうに思っております。
お問い合わせの市税でございますが、平成30年度の今推測では、市税全体で160億円程度と見ております。ただ、日増しに今年度も経済が活況でございますので、もう少し上積みできるのではないかなというふうに思っております。
個人市民税、それから固定資産税等もほぼ横ばいを維持できますし、それから一番変動の激しい法人市民税におきましてもさまざまな税制改革がこれから待っているわけでございますが、企業の活況化によりまして今年度予算に比べまして5億円以上のプラスということでございます。昨年は12億円、その前の年も約12億円というのは法人市民税の額でございましたが、30年度は17億円の半ばを超えるだろうというふうに思っております。これをさらに企業の発展、またそれを受けて、そこで働いている皆さん方の所得向上を目指していくということが大事だろうというふうに思います。
交付税でございます。これはまだ全体の方向性決まっておりませんが、国のほうではこれを若干減少するというような方向性も聞こえてきておりますが、私どもは前から申し上げておりますように
公立小松大学の運営分が平成30年度から上乗せになります。これが30年度は6億5,000万円上乗せされるということでございますので、実質交付税はプラスになるということであります。31年度も32年度も、学生数に応じてプラスになっていく。この公立大学の安定した運営がある程度保障されるということでございます。
そのほかさまざまなふるさと納税、企業版のふるさと納税等、こういったものも非常に多くを皆さん方から御厚意を頂戴しておりますので、これをさらにいろんな形でPRしながら、応援部隊を全国からしていただくということだろうというふうに思います。
歳出につきましては、人件費等につきましては退職者の減少がございますので若干減でございます。
それから、私どもの一番の課題は市債が多いということ。当然、返済をしていかなければ減っていかないということでありまして、この市債の返済というものを、私どもの今の精いっぱいのことを進めてきておりまして、毎年約70億円という大変高い金額を公債費、返還をしてまいりました。これがこまつドームの償還の終了ということもございまして、平成30年度は今年度に比べまして3億円ほど減少していくということで、ようやく60億円の前半レベルまで改善をしてきたということであります。
これからもこの税の使い方、それから市民の御理解、議会の御理解をいただいて市債を発行していくわけですが、より選択と集中、そして効果を上げていくということに特化をしていきたいなというふうに思います。
社会保障費は、これはもう日本全体の課題でございます。これに伴いまして消費税のアップということも今話題に上っておるわけでございますし、当然それの使い道も重要であるということが、さきの総選挙でも大変議論になったわけでございます。
私どももこども医療費を18歳未満の方は無料、窓口も無料ということに切りかえておりますし、また幼児の教育のためにこども園の育成というのをしております。そしてまた、シニアの皆さん方へのさまざまな福祉の向上ということもございまして、この社会保障費は毎年増額をしているということでございます。このあたりは、これからの少子・高齢化にとっては重要なファクターでございますので、これをきちっとこちらのほうに税金を回せるように、固定費の削減、また税の使い方をさらに充実をしていきたいなというふうに思っております。
投資的経費の話もございました。今年度は大変高いレベルでございますが、平成30年度におきましても一般会計で84億円、全会計で112億円ということでございますので、これも引き続き高いレベルでございますが、これからの災害対応、市民のインフラのための向上、さまざまございます。このあたりにつきましても経常収支比率、これをにらみながら、後世にツケを残さないようにしてまいりたいなと思います。
これまでも常に私ども財政の中で一番のポイントでございました市債残高の削減でございます。10年ビジョン、それから今のNEXT10年ビジョンでも引き続き目標を定めておりますが、当初の10年ビジョンでは10年間で200億円、年間20億円ずつ借金を減らしていこうということでございました。ピーク時1,434億円でございましたが、現状、今の見込みですと平成30年度末で約1,230億円と、1,434億円から1,230億円でございますから200億円強、市債をいよいよ減額できることになりました。これも市民の皆様、議会の皆さんに対してお約束を履行できたということは大変ありがたいことでございますし、それからその中でも金利の削減でございます。これも10年間で80億円の利子負担軽減ができるということでありますので、こういったさまざまな固定費の削減をこれまで以上に市民のためにいろいろと還元をさせていただく。こんなところに御理解もさらにいただきたいなと思っております。
さて、いよいよ人生100年時代到来ということでございますし、そして国のほうも人づくり革命、生産性革命ということを言っておられます。平成30年度におきましても未来志向で、常に先取りをしながら予算編成を行っていくということ。そして、そこには住民の皆さん方の幸せ度というものも、それぞれ地域別に課題がございます。それをきちっとクリアをしてぜひいきたいなと思います。
そして、何よりも次世代のために、次世代の子供のために、そして次世代の人たちのために、PASS THE BATONの精神でこれからも臨んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
引き続きまして、公立大学でございます。
おかげさまで8月に文部科学大臣の設置認可をいただきまして、計画どおり、計画以上に今進んでいると申し上げればよろしいかなと思います。
一番大事なのは、大学の教育の内容、そして専任の教授等の確保、これにつきましてはほぼ100%以上の成果が出ているということでございます。施設整備につきましては、今順次行っておりますので、その都度議会のほうにも御提案し、予算の承認をいただいておるわけでございます。
これまでと違う大学のあり方、いわゆる学ぶ環境もやはり一味違うよというふうに言ってもらえるような、そういった施設整備について注力をしてまいりたいなと思っております。
これから入試試験がさらに本格化してまいります。今月初めに地域推薦入試、これにも多くの方が応募いただいたわけでございます。推薦入学というのはなかなか不合格にするというのはつらいわけでございまして、各学校から大変自信を持って推薦をしてきていただいておるんですが、今回、最後のワークをしておりまして、若干名不合格にさせていただくほど多くの人たちに応募をいただいたということでございます。
これから2次の全国を対象とした推薦入学、そして一般入試がA日程、B日程というのがございまして、この間にはいわゆるセンター試験というのがございまして、そんなことを加味しながら、これから最終的な学生確保をしていきたいというふうに思っております。
今、残り重大な事項、まだまだたくさんございますが、公立大学法人というものを設立しなきゃいけません。今の小松短期大学は学校法人ということで、これは私立大学扱いでございますが、公立大学法人ということを設けます。これは県知事への認可申請を行って、来年の4月1日に正式に発足をするということでございます。
あわせて、これからの大事なことは中期目標を定めていくということでありまして、今、評価委員会メンバー定めまして、これから審議に入ってまいりますが、こういったところにつきましても議会に議案を提出いたしまして、3月の議会で皆さん方と議論もさせていただいて、ぜひ御承認を賜りたいと思っております。
また、この学校運営、基本的には独立的にやっていくということでございます。理事会、経営審議会、こういったところにすばらしい人たち、常に未来を考え、またこの地域のために、そしてここに住む次世代の人のための大学づくりをやっていただくような組織体制をつくってまいりたいなと思います。
それからもう一つ、小松短期大学、これを学校法人から公立大学法人の下部組織にするというのも一つテーマが残っております。これはもう既にお話をしてございますが、最終的に公立大学法人と授業料もほぼ横並びにできないかということで今考えております。現状よりも半分近くになるのかなというふうに思っておりますので、こういった点も公立大学法人にすることによって、大変今の学生さんにとりましては大きな後押しになるなと、勉強の意欲の向上になるなと、そんなふうに思っております。
これからの大学がこの地域に与える影響につきましては、たびたび申し上げておりますのでもう一度整理して申し上げますと、人生100年時代、そしてリカレント時代、そしてまた地域の産業との密接な関係、またこれからの新しい
まちづくりはやはり人から大きな、海外も含めたさまざまな人たちの交流で成り立っていくという、これはいつの時代も変わらないんだろうと思っております。
そして、人づくりは国づくりであるという考え方。これは明治維新のときも、それから戦後の敗戦の後も、これは日本人は常に怠らずやってきたことが今のこのすばらしい国づくり、地域づくりがあるんだろうというふうに思っております。
明治維新のときの
米百俵のこういった逸話、そしてまた戦後のときも常に子供に学校を受けさせる、子供の健康を考えた両親のやはりいろんな思いやり、こういったことを常にこれからも継続していけるような地域になればなというふうに思っております。
この3つの学部ができるわけですが、一つは地元のものづくりであります。大変IoTだとかICT、AI、非常な進歩が遂げられているわけでございます。これを取り入れていかなければ、企業のグローバル戦略は価値がないということでございますので、常にこれまで以上にさらに地元の企業が発展していただくための人材の提供、これをまず第一に考えているわけでございます。
産学官のさまざまな研究、やはり短期大学時代ではできなかったことが、この大学ではできるわけでございますし、それからほかの大学も応援していただくということでございますので、こういったところの密接な関係がさらにこの地域の経済的な基盤を強化していくことになろうと思います。
医療関係の学部につきましても、これからの高齢化、そして100歳時代、なくてはならない人材でございます。
幸い、小松短期大学には臨床工学科、これは全国で国公立では初めての学科になるわけでございまして、小松短期大学時代のこのベースをさらに高めていく。
また、こまつ看護学校、これも今回廃止していくわけでございますけれども、3年間で一生懸命勉強して、こまつ看護学校の学生はすばらしい能力は今も発揮していただいておりますが、これからは四年制の看護学校としてさらなる充実が大いに期待できるわけでございます。これから在宅医療、在宅介護という問題も大きく今、私どもの目の前に迫っております。こういったことも含めて、きちっとインターンシップで、また常に実学を求めていく、そういった学生を育てていきたいと思っております。
大事なのは、これからのグローバルでございます。インターナショナル的な学部も設けるわけでございまして、これがこの大学の一つの大きな魅力になろうかと思っております。いろんな国の方々とのコミュニケーションをできる人たち。そして今もそうでございますが、県内はもとより東京、京都、それから兵庫県初め、また海外からもさまざまな大学との交流が今実現しているのは皆様方も目にするところでございます。小松のまちの新しい形と、イメージアップをしていく。これはもちろん地元の人たちもしっかりやっていらっしゃるわけですが、新しい目で見ていただく、新しいノウハウを提供していただく、そういうのがこの大学のまた大きな柱になってくるんだろうと思います。
ちょうどあした、12月9日でございますが、午後、曳山交流館みよっさにおきまして、明治大学と金沢工大の各大学の学院生が、小松のまちのいろんなこれからの新しいスタイルというのを提案をしてくれることになっております。この明治大学の皆さん方も、みんな自費でこちらへ来て、そして小松をキャンパスとして、教材として、小松のために新しい方法を考えよう。こういうことが今は全国でも非常に盛んなわけですが、特にこの小松市におきましてはいろんなさまざまな人たちが応援していただいている。こんなことをさらにこの大学という一つの冠があることによって大きな交流ができると、そのように感じていただければなというふうに思います。
次に、
北陸新幹線でございます。
おかげさまで用地の御提供をいただいておりますさまざまな市民の皆様、本当に御理解をいただいて大変ありがとうございます。感謝申し上げたいと思います。
あと数件を残してほぼということで状況でございますので、その数件につきましてもこれからも丁寧な対応をしていきたいなというふうに思っております。
当初、県内で最も多い、いろんな建物物件で250ございました。一番多いということで、大変用地協議の心配をされる向きもございましたが、これはやはり市民の皆さん方、またそれを実行していただいた鉄道・運輸機構、石川県、また小松市からも9名の職員がそちらのほうに派遣をさせていただきまして、大変粘り強くやっていただいた。こういったことの積み上げだろうというふうに思います。
埋蔵文化財調査も終わりました。この埋蔵文化財調査におきまして、新しい、この2300年前の鉄の文化というのも見つかったり、この地域はとてもすばらしいということが改めて感じておるわけでございます。
上空から見ますと、新幹線のルートがずっと能美市から加賀市のほうへ流れているそういった形も見えてまいりました。いよいよ高架工事も進んでおりまして、今、そういった高架橋の橋梁工事、またさまざまな工事も、今、進捗率2割というふうに見ております。
駅の提案も先日いただいたわけでございます。12月1日からアンケート調査もしておりますが、この中で大事なのは、未来をやはり担っていく若者たちにもアンケートに参加してほしいということで、高校と中学校3校を選ばせていただきまして、これは単に3つの案の中からどれかを選ぶということじゃなくて、これからの
まちづくりに何が必要なのかということについてもアンケート調査をさせていただいておりますので、ぜひまた皆さん方もさまざまな方の意見をお聞きいただきまして、3月末には1案に絞っていきたいなと、そんなふうに思っております。
この中で、新幹線の速達型、いわゆる「かがやき」「はくたか」と両方あるわけですが、これの停車についてということがいよいよさまざまな皆さん方の関心のウエートが高くなってくるんだろうというふうに思います。まだ5年あるじゃないかということなのか、もう5年なのかと、さまざまな切り口あると思いますが、いわゆるJR西日本さんとはここずっと毎年のように小松市の
まちづくりのあり方、今後の未来の形について、常に私が直接赴きまして支社長様といろいろ意見交換をずっと続けてきております。
大変そういう意味で、今もそうですが、JR西日本金沢支社さん、また小松駅さんを初め、この
まちづくりに、お祭りにも大変協力をしていただいているという姿、ごらんのとおりでございまして、こういうふうに常にお互いのそれぞれのウイン・ウインの関係をさらに高めていくということがまずベースになければ、こういった「かがやき」の小松停車の問題につきましても、やっぱり率直な話し合いができないと、そんなふうに考えてこれまで進めてきたわけでございます。
JRのほうはもちろん民間企業でございます。お客様の乗りおりの多いところにとめる。これは当然至極のことだというふうに思います。現状はいわゆる「かがやき」、東京から延びてきておりますが、大宮、長野、そして富山、金沢と、全て県庁所在地であります。県庁所在地にとまるという、そして1県1駅でございますけれども、このあたり、それを考えたときには小松にとめていただくというのはかなり難しいことかもしれません。でも、この難しいことに挑戦をしていく。それをぜひ皆様方とやっていく。そして、小松市単独ではなくて、今回、能美市も一緒に加わりまして合同でやっていこうというのがこの間からの提案でございます。
能美市とはもう既に数カ月前からこのテーマについていろんなデータ調査、また意見交換を進めてきておりまして、11月24日に正式にまず要望書を持っていったということでございます。
いわゆる要望書を持っていくだけが仕事じゃありません。その前の事前準備、事前のお互いのコンセンサスをつくっていく。そして、これからもお互い手を携えてやっていくということでありますし、もう1点は、金沢以西、いわゆる私どもがやっておりますオール加賀会議、これもやはり同じテーマでございまして、まずはそれぞれが切磋琢磨をしていく。まだ5年ございますので、まず全体が浮上してくることが、新幹線の問題だけじゃなくて、
まちづくりにとっても重要だろうというふうに思います。
そういった新幹線の停車駅やダイヤなどは、いわゆる金沢駅開業のときには7カ月前とか半年前前後なんですね、決まってくるのは。まだ、そういう意味では4年半あります。ぜひ今の10年ビジョンを実現することが、間違いなく
小松空港等の国際化も含めて、この新幹線の停車についても大きな後押しになるというふうにお感じをいただきたいなというふうに思っております。
これから、能美市だけではなくて、さまざまな団体ともさらに協調していくということであると同時に、この並行在来線というのも非常に重要でございます。この重要性についてはその都度私からもお話しをさせていただいておるわけです。IRいしかわという形に変わってまいりますが、これをやはり、そのとき変わってから考えるんじゃなくて、今から考えていくということも大事。
そしてもう1点は、駅からの2次交通でございます。これもバス、それからタクシー、レンタカー等々さまざまございますが、このあたりもしっかりやっていくことが、市民だけではなくて観光、またビジネスの面でも重要であるということ、これをしっかりとベースに置きながらやっていきたいなというふうに思っております。
それから、私から最後でございます。下水道の包括的業務委託でございます。
下水道、大変大切なインフラでございます。ほとんど地下に埋設されているということで、なかなか市民の皆様方は、この維持をしていくことの大切さ、難しさというのは余り目にすることはないんだろうと思います。
また、いろんな処理場につきましてもどちらかといいますと、なかなかそこまで御見学に行くという機会は少ないかもしれませんが、これの重要性は、いろんな地震だとか大きな災害があったときにこれが使えなくなって大変困ったというお話があるわけです。その都度やはりきちっとしたメンテ、そしてまたさまざまな新しい技術を駆使しなきゃいけませんが、大変大きなコストがかかるのも事実でございます。小松市の市債のうちの4割はこの下水道ということでございますので、このあたりも加味しながら、市民の皆様方、またいわゆる衛生的なまちというのは海外から訪れた人たちにとりましても大変心地よい、美しいものだというふうなベースでやっていきたいなと思います。
包括的業務委託とはということで難しい言葉だとおっしゃいましたが、そんなに難しいことではございませんで、いわゆる現状もこういった包括的業務委託というのはしております。その包括というのは、全てということじゃなくて、今例えば現状、さまざまな民間の諸団体、企業にお願いしているのは、私どもの下水を運営していく中の大体4割程度は既にもう業務委託をしているということでございます。
小松市は梯川右岸の地区と左岸の地区と2つございます。右岸につきましては、能美市とも提携して、いわゆる石川県のほうで運用をしていただいておりまして、これはそういう意味では処理施設につきましては100%業務委託をしているということと考えていただければと思います。石川県のほうも今、さまざまにやはりコストの低減、それから技術力の向上ということを目指しまして、現状、石川県は公社に業務委託をしておるわけですが、来年度からは民間のほうに指定管理をするというふうに承っておりますので、やはりそれぞれ新しいやり方を考えているというのも現状だということをまず頭の隅に置いていただきたいと思います。
問題は、この梯川左岸のほうでございまして、ここらにつきまして、今現状4割程度の業務委託をさらにどう高めていったらいいのかということ。そして、全国でも既に下水道処理施設というのは全国2,100カ所あるんだそうでございまして、そのうちの400カ所以上がもうそういったさまざまな業務委託、包括的もございますし、一部包括というのもございます。されているということでございますので、国のほうもそういったことを今推奨しているということでございます。
そういったことをすることに、またさまざまな国の支援もしますよと、従来以上の支援もしますよということは、たびたび国土交通省のほうからも私のところにいろいろと面談に来ておられるということを考えますと、やはり全国的にまずどの地方自治体も御苦労なさっているんだなというふうに思います。小松市もやはりさらに先を見てぜひやっていきたいなと思います。
今度はこのメリットにつきましては、今さら申し上げることもないと思います。やはり複数年、例えば契約、今は単年度契約なんですが複数年することによって、それぞれの委託している業者も人材の育成だとか、それから技術力の向上、こんなことも可能であろうかと思います。そんなことを一つのテーマとしていきたいなと思います。
それから、小松市には処理施設としては公共下水道、それから農業集落排水施設、そして地域下水道施設とさまざまなパターンがございます。このあたりも全体をどうしたらいいのか。それぞれ個別に業務委託をしている部分もございますが、この辺のトータルとしてのスケールメリットをどう考えていくかということであろうかと思います。
議員はほかの自治体との広域をということをおっしゃいましたが、このあたりにつきましては次の次のことかなというふうに思いますので、常にそれを視野に入れながらやっていきたいなと思っております。
今回、この業務委託の幅を広げるということにつきまして、専門の業者のほうに進め方についてのさまざまな法的な部分、それからプロポーザルを受ける書類、それから要求水準書、評価基準などを今つくっていただいております。今回、来年の3月末にそれが完了いたしますので、平成30年度にプロポーザルを行いまして、応募を受け、受託者を決め、31年度からは包括的業務委託の範囲を広げる。このあたりについて、これからも引き続き臨んでいきたいなと思っております。
やはりデメリットは、委託をしてしまいますと市民との間の顔つなぎが、さて十分かなということを私自身も一番懸念を持っております。今回は市民との窓口については包括的業務委託の範囲から外してございます。これはやはり市が責任を持って、これからも市民の皆様方のお顔を見ながら、お話を聞きながら進めていくということでございますので、市民と皆さん方の関係はこれからさらに密接になっていくというふうになればなというふうに思っております。
国のほうは今、PPP/PFIと、さらにもっと民間の活力を使いなさいということを言っておられるわけです。国も県も市も、それぞれ財政的には大きな課題を抱えております。
今回、駅前のほうにA×Z Squareというビルを建てていただきましたが、これも民間活力で建てた。だから、いわゆるコスト的にも安く、またデザイン的にも非常に斬新なもの、またこれからのA×Z Squareの運営につきましても全て民間の方が行うということでございますので、こういった面におきましても今回の下水の包括的業務の一つの参考になるんではないかなと、そんなふうに思っております。
これには答えはありません。常にやりながら考えていく。でも、そこには安心した公共下水道の施設管理、そしてまた市民のためのより満足といいますか、市民の皆さん方のより理解を得ていくということをベースに考えていきたいと思います。
以上でございます。
50 ◯議長(
宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。
〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕
51 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 私からは、小松市町内会連合会との懇談会についての3点の御質問にお答えさせていただきます。
最初に、小松バイパスの4車線化の取り組みについてでございます。
小松バイパスは、国直轄事業といたしまして、平成19年度より能美市大長野から加賀市箱宮町に至る15.6キロメートルの4車線化工事が進められておりまして、現在、粟津インターチェンジから八幡インターチェンジまでの7.3キロメートルが完了しているところでございます。残る暫定2車線区間は、金沢側は大長野インターチェンジから八幡インターチェンジ間の4.6キロメートル、福井側は粟津インターチェンジから箱宮インターチェンジ間の3.7キロメートルであります。
これらの整備状況につきましては、大長野インターチェンジから八幡インターチェンジは設計がもう既に完了しておりまして、昨年度より小杉・千代高架橋及び能美跨道橋の下部工の工事が行われております。今年度は引き続き小杉・千代高架橋の上部工の工事に着手すると聞いております。
現在、国交省では計画的に予算化されておりまして、4車線化の早期完成を目指しているところでございます。本市におきましても、1年でも早い完成を促しているところでございます。
続きまして、八幡インターチェンジと加賀産業開発道路の接続についての御質問にお答えさせていただきます。
八幡インターチェンジにつきましては、小松バイパスと加賀産業開発道路の接続をしているだけではありません。県道大野八幡線とも交差していることから、加賀方面への乗り入れが利用者にとってはわかりづらい状況になっております。そのため、国、県におきまして、昨年度、わかりやすい路面標示や道路看板などを設置しているところでございます。
八幡インターチェンジは4車線化完了後においても、交差点形状は変わらないと聞いております。本市といたしまして、関連する道路管理者であります国及び県、公安委員会に安全性に配慮した夜間でもわかりやすい誘導灯などの対策について要望していきたいというふうに考えております。
最後でございますけれども、都市計画道路幸八幡線の関係についてでございます。
まず、現在の進捗でございますが、都市計画道路幸八幡線は全長3,520メートルでございまして、日の出町から若杉町までの延長2,570メートルが供用しております。残区間は950メートルとなっております。
若杉町から小松バイパスの八幡インターチェンジの未整備区間950メートルにつきましては、公図が確定がしていなかったために一部の地権者の用地境界確定に不測の時間を要していましたが、ようやくこの沿線の地権者と事業について合意が得られましたので、既に適正価格を算定いたしまして用地協議に入っているところでございます。
今後のスケジュールについてでございますが、未整備区間の整備につきましては、国の予算内示の状況によりまして進捗は変化いたしますけれども、2020年の
東京オリンピック・パラリンピックまでの供用開始を目指していきたいというふうに考えております。
また、新しく整備する幸八幡線側の安全対策につきましては、ドライバーにもわかりやすい道路標識や路面標示などにつきまして、国や県とも協議をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
52 ◯議長(
宮川吉男君) この際、午後1時まで休憩いたします。
休憩 午前11時49分
再開 午後 1時00分
53 ◯議長(
宮川吉男君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑・質問を続行します。
───────── ◇ ─────────
◇ 川 崎 順 次 君
54 ◯議長(
宮川吉男君) 川崎順次君。
〔16番 川崎順次君登壇〕
55 ◯16番(川崎順次君) 平成29年12月議会に当たり、自民党こまつを代表して7項目の質問をいたします。
まず初めは、平成30年度予算編成についてであります。
1点目は、災害に強い
まちづくりと今後の基金についてであります。
今、全国の自治体で公共施設の老朽化や地方債の返済、災害、不況などに備え、また寿命が近づく公共インフラの修繕などのために基金を積み立てております。
そこで、小松市が平成26年12月に作成いたしました公共施設マネジメント計画で、40年間に必要となる更新費用総額は、公共建物で1,889億円、毎年47億2,000万円が必要と、また公共インフラの40年間に必要となる更新費用は総額2,451億円、年61億3,000万円が必要という報告書があります。あくまでも平成26年の計画書であります。
そこで、今の本市の財政調整基金などの主要3基金の平成28年度末残高は29億円ということでありますが、先ほども言いましたが、今後ますます公共建物や公共インフラの老朽化対策に資金が必要になってくるものと思われます。道路改良や橋梁のかけかえ、水道管、下水道管の改良、改修など災害に強い
まちづくりを維持し続けるために必要な積み立て、目標は定めておられるのか。
また、今後50年先までの必要な資金は幾らなのか、試算があれば平成29年度の計画の金額をお示しいただければというふうに思います。
次は、国民健康保険税の上昇対策と国保基金についてであります。
平成30年度、来年4月から国民健康保険の運用主体が市区町村から都道府県に移行することに伴い、国保税が上昇すると予想している保険者が35%いるという調査結果が報道されました。
医療環境が改善されるわけでもないのに突然保険料が上がったら、市民の理解は得られないのではないでしょうか。市町が医療費の高い他の市町に引きずられて保険料が上がるといったことが起きる可能性があるのではないか。また、むしろ不公平ではないかといった声もあるのも事実であります。
しかし、今後も被保険者の高齢化や医療の高度化により、国民健康保険税の負担は上昇していくものというふうに予想されますが、上昇を抑えるためにも国保基金を活用していくことになりますが、現在の国保基金に今後の国民健康保険税上昇を抑制するためにも適正な規模を確保できているのかお聞きをいたします。
次は、グローバル交流に向けてであります。
小松市は、NEXT10年ビジョンにおいても北陸の際立ったまち「国際都市こまつ」を目指すとしてあります。
先月の予算内示会でも資料の中に国旗が何本も並んでおりました。台湾・彰化市、ロシア連邦・アンガルスク市、アゼルバイジャン共和国、シンガポールなどなど、さまざまな国や地域とのグローバル交流を進めていくということでありますが、今後も一層グローバル交流を進めていくためには、派遣、受け入れなど人づくりに資金等が必要になってきます。
そこで、例えばグローバル基金を新たに創設し、国際交流時代に向けての関係予算の財源として、このグローバル基金を新たに設けてはいかがでしょうか。
以上4点、いずれも大変重要だと思いますが、平成30年度予算に反映させていくことを検討してはいかがでしょうかお伺いいたします。
2点目は、国内外の誘客に向けた小松の食と文化プログラムについてであります。
一つは、海外への小松の食の売り込みについてであります。
本年度は
小松空港の国際チャーター便を初めとする国際線が好調で、特に台湾便についてはこれまでも何度も言い続けてきましたLCCが就航するという大変喜ばしいニュースがありました。ようやく、何回も議場で訴えてきた願いがかなったと感激もひとしおというふうに思っております。
今回就航するLCCは、タイガーエア台湾が運航し、現在、日本国内とは9都市と結ばれている高い実績もあり、また特別運賃として6,600円、1月18日小松発の初めての便については座席に限りがあるものの3,877円という破格の運賃で運航されるということであります。まさに小松と外国がともに身近になったと言えるのではないでしょうか。今後、ますますのインバウンドが期待されるところであります。
一方、
北陸新幹線金沢開業により、国内を中心として石川県への来訪客が格段に増加しております。金沢のひとり勝ちと言われないためにも、本市はもちろん南加賀として今こそ誘客に力を入れていかなければならない時期ではないでしょうか。
そこで、2点お聞きいたします。
1点目は、こまつもんを初めとする小松の食の売り込みについてであります。
市長は、トマトや大麦など多くの小松の食について売り込もうといろいろと食品を開発しているようでありますが、このようなインバウンドが拡大している中でどのように開発した商品を売り込んでいくのか。例えば台湾のLCC就航を契機として、加工、商品化した小松産農産物を海外で販売する仕組みを構築してはいかがでしょうか。例として、能登志賀ころ柿が台湾、シンガポールに販路を拡大予定をしております。
なお、海外で販売する商品は、農産物の製造から加工、商品化など全ての工程を小松市の事業者で遂行することが望ましいのではないでしょうか。
先日、新聞で小松とまとを名古屋の業者に委託をしてトマトケチャップを生産するという記事が出ておりました。私は、ものづくりのまちとして、こういったトマトをピューレ化してケチャップをつくるということは小松の機械、また製造・加工業者が担うことも考えられるのではないかというふうに思っております。ぜひそういった小松の事業者でできる限りの加工をして販路を拡大していくことが望ましいということで、いかがでしょうかお聞きをいたします。
また、お
米も全国
米・食味コンクールがこの前あったわけでございますけれども、この
米・食味コンクールで金賞を受賞いたしましたえちゃけなや、小松の大麦味噌もこの前発表があって、すばらしいみそができ上がったという記事もありました。
そしてまた、2020年
東京オリンピック・パラリンピックの開催で選手に提供する食材は国際水準のGAPを取得した農産物でなければなりません。JA小松市と連携し、農家の方がGAPを取得するための支援を行っていったらいかがでしょうか。環境王国こまつの名に恥じない答弁を期待をするものであります。
2つ目は、文化プログラムについてであります。
2020年
東京オリンピック・パラリンピックに向けて、小松の文化を売り込もうと文化プログラムの策定を進めているが、そのプログラムがなかなか見えてこない。「歌舞伎のまち こまつ」を銘打っているが、その成果はどうなっているのか。本当に小松、本市に和文化の華が咲くよう、国内外誘客に向けた文化プログラムの現状と今後の取り組みについてお聞きをいたします。
3点目は、
北陸新幹線小松駅についてであります。
皆さん御承知のとおり、2023年には森喜朗元総理大臣が長年にわたってつくり上げてきた
北陸新幹線小松駅が開業いたします。小松市では飛行機、それから新幹線という他の都市がうらやましがるような高速交通がそろうことになります。
先月には新しい駅舎のデザインが提示されました。能美市と合同でJR金沢支社への要望活動を行ったということでありますが、この中で速達型「かがやき」の停車を要望したということであります。
お隣の加賀市さんも同様に「かがやき」の停車に向けた運動を行っております。
これまで議会の本会議においてもオール加賀会議や南加賀広域圏として近隣の自治体と連携した取り組みを行っていると答弁されてきております。先ほどもそのような答弁だったというふうに思いますが、この新幹線「かがやき」停車については、能美市とだけで行動していることに私は理解に苦しむところであります。
仮称でありますが小松・能美鉄道利用連携会議を年内にも設立されるとのことでありますが、ちなみに「かがやき」停車の条件として利用者が多いということでありますが、観光客の利用者が多いということを言っているというふうにもお聞きをしております。
そこで、加賀温泉駅1日平均利用者は2,229人で、小松駅は4,002人です。能美根上駅は1,217人で、このうち学生さんや会社員の方は定期券を利用していると思うんでありますが、この定期券利用は加賀温泉駅で778人でありますが、利用者が2,229人のうち定期券を利用している人が778人、小松駅は2,272人が定期券利用であります。能美根上駅は1,200人のうち880人が定期券利用であります。
普通券利用の客は、加賀温泉駅は1,452人、小松駅は1,730人、能美根上駅は337人です。ちなみに粟津駅はというと1日平均1,200人利用しておりますが定期券利用は1,013人であります。こうやって見ていくと、いかに加賀温泉駅の利用は観光客が多いと見ることができるのではないでしょうか。
南加賀広域圏事務組合の決算を見ても、4,000万円余り投資したグランキャブ観光タクシーの利用状況を見ても、金沢の利用状況の67回はおいていても、加賀温泉駅利用が41回、小松は27回、辰口6回、その他11回となっております。ことしの2月から10月までの分でありますけれども、利用者が多いのは加賀温泉駅であります。
せっかく大きな投資を南加賀広域圏でやっているのですから、加賀市も入れて、この南加賀一体となって鉄道利用連携会議の設立をしていかなければならないのではないでしょうか。そうすれば、一緒にやることによって、今、この「かがやき」を小松停車に向けて運動していく中にも、加賀市、能美市と一緒に行動することが大事だというふうに私は思いますので、いかがでしょうか。
6日朝刊には、加賀温泉駅名を粟津温泉も含めてなのか、駅名を加賀商工会議所などが加賀温泉郷駅への変更を宮元加賀市長に要望書を提出したとのことであります。粟津温泉も含むということならば、本当にうれしい話ではないでしょうか。
今の「サンダーバード」の速達型は小松駅に1日2本ぐらい停車しております。同じく加賀温泉駅でも2本ぐらいだというふうに思いますが、1日5本も10本もとまるわけではないのでありますので、南加賀広域圏で連携して「かがやき」の停車に向け対応していったら、私はこの加賀温泉駅の速達型の「サンダーバード」2本、小松の2本が、4本加賀温泉駅にとめるとなった場合に、ちょっと待てよ。小松とも協議して、2本は今までどおり小松で「かがやき」の停車に向けて考えられないかという協議を始めることができるというふうに私は思うんでありますけれども、市長はどのようにお考えでありますかお聞かせください。
4点目は、新産業団地への企業誘致についてであります。
正蓮寺エリアの産業団地の造成工事が完了いたしました。
北陸新幹線小松駅開業を見据え、これまでの大きな投資としてきたわけでございますが、従来の工業団地から産業団地に名称を変えての造成であり、これまでとは違う違った取り組みをされているというふうに思うのでありますが、そこで1つは、どのような企業誘致の取り組みをしているのか。2つ目は、これまでにどんな企業からオファーが何件ぐらいあったのか。3点目は、企業誘致が実現するのはいつごろになるのか。
3点について、より具体的に答弁をお願いをいたします。
5点目は、小松市もスポーツ立市宣言をしたらどうかということをお聞きいたします。
その1つ目は、スポーツ選手の育成であります。
スポーツ選手育成で一番大切かつ大事なのは、幼少期から目指すスポーツ種目に携わること。よい指導者、コーチの存在。最近では、スポーツ選手として活躍されてきたお父さんやお母さんの影響も大きいのですが、最近、どちらかというとそちらのほうが多いというふうに思いますけれども、トランポリンの岸彩乃選手、大貴姉弟が、またこの前のドラフトで日本ハムに入団した清宮選手などは本当にお父さん、お母さんの指導のもとに大成した立派な選手というふうに思っております。ほかにもたくさんそういったプロ選手で幼少期からお父さん、お母さんの教えのもとに大きく成長し、世界でメダルをとれる選手やそういった方が非常にふえているということであります。
幸いにして、石川県内には野球、サッカー、バスケットボールのプロのチームがあります。協力を得てスポーツ教室などを開催して、プロ選手と触れ合うことによるわざの習得ができると考えられますけれどもいかがでしょうか。
これらの視点で、さらなる育成、強化することが強い選手をつくることではないかというふうに思うんでありますがいかがでしょうか。
2つ目は、スポーツ施設の充実であります。
小松市トランポリン協会のイルカクラブチームの選手、子供たち、岸彩乃選手もそうでありますし、この岸彩乃さんが世界大会で銀メダル、弟さんの大貴君が銅メダルといったすばらしい結果を残されました。
私は、この2選手に
東京オリンピックでも金メダルをとってもらうためにも、木場潟スポーツセンターを体操、新体操、トランポリンのメッカとして整備をしていくことが非常に大事ではないか、そのように強く、選手に場の提供をしていくこと、強く要望いたします。
ただ、
東京オリンピックで金メダルをとってほしいというだけじゃなく、広い練習場の確保、整備の充実が必要ではないでしょうか。
また、カヌーのオリンピック選手の合宿が、今、何カ国かからオファーがきているとのことであります。確かに木場潟で今カヌー選手の強化、トレーニングセンターを新しく建てているわけでございますけれども、私はその大きな外国人選手がしっかりと練習できる場所、宿泊所の提供も必要不可欠だというふうに思いますがいかがでしょうか。
3つ目は、スポーツ産業への取り組みの充実であります。
スポーツで産業を生み出す仕掛けはできないかであります。一言でスポーツ産業と言ってもぴんとこないのではないでしょうか。
私もこのスポーツで産業を生むというこのことは、先日、日本経済新聞を見ておりましたら、12月11日、来週月曜日でありますけれども、東京・日経ホールで「官民連携・地方連携で実現する
地方創生」という講演会があるという新聞記事がありました。題目は「スポーツの産業化」をテーマにパネルディスカッションするということでありました。私は非常にこの講演会、参加したいと思ったわけでありますが、もう一つは「スポーツと地域経済」ということでのテーマであります。いずれもこのスポーツで産業を生み出すというテーマであります。
もちろん議会中なので私は行けませんが、市長、市の職員さんをこの講演会に派遣されたらいかがでしょうか。無料ということでございます。
最近、「陸王」というテレビ番組があります。私はそれを見ているわけでございますけれども、足袋屋さんが足袋型のマラソンシューズをつくるという話であります。大変おもしろいドラマですよ。勉強にもなりますし。こういった新たに発想を持って、そういったスポーツ産業を生み出す方向で何か考えられないか。この足袋の形をしたマラソンシューズもスポーツ産業の一つであります。
また、この前、新聞に
東京オリンピック・パラリンピックで自民党の陶磁器文化・産業振興議連がメダリストの副賞として九谷焼などの陶磁器の採用を求める決議を採択したという記事がありました。議連は、決議を
東京オリンピック組織委員会の森喜朗組織委員会会長に提出するということであります。
小松製作所が開催しておりますコマツオープンゴルフの優勝トロフィーが九谷焼でつくられたものということで、この前の表彰式の写真が出ておりましたけれども、そういったものを組織委員会は国賓への贈答品や大会ライセンス商品を含め活用を検討していくということであります。
そこで、スポーツ産業として、この小松から全国のいろいろなアマチュアの大会からプロの大会まで含めてメダルやトロフィーや、考えればボクシングの世界チャンピオンのチャンピオンベルトにも使用できるのではないかというふうに考えます。そういった小松の九谷焼を使ったメダル等の贈答が産業として小松から生まれるということになれば大変うれしい、ありがたい話だというふうに私は思うんであります。
そういったスポーツ産業を生み出していくこのことについて、しっかりとした答弁を求めてお聞きをいたします。
6点目は、木場潟花火大会の開催についてであります。
この木場潟花火大会の開催については、何度となく議場で私以外にも二木議員やいろいろな方々が質問してまいりました。
自民党小松支部への今度、きょう、いつ行くか決めますけれども、小松支部の重要政策にも要望としてずっと言ってきたわけでございますけれども、6月議会で来年度に花火大会を開催するという答弁があったわけでございますけれども、いつごろ、何月に木場潟花火大会を開催するのでしょうか。予算を来年、30年度予算につける方向になっているのかお聞きをいたします。
最後の質問は、北朝鮮の脅威についてであります。
このところ、ずっとミサイル発射実験や核実験を繰り返してきております北朝鮮。11月29日午前3時18分ごろ、新型ICBM(火星15)を発射。青森県西方約250キロの日本、排他的経済水域に落下したということであります。これでアメリカ本土、全域を攻撃できると豪語し発表しております。
また、最近では木造船が全国あちこちの日本海沿岸で漂流、漂着が相次いでおります。
海上保安庁は、日本海沿岸部の警戒態勢を強化し、領海警備に万全を期すということでありますが、そこで心配なのは、船に朝鮮人民
軍と書かれている船であります。日本にこういった北朝鮮兵士が工作員として上陸しているのではないかということも安倍総理は言っておりますし、きのうの新聞で谷本知事もそのように発言をしております。そういった脅威、スパイ活動やテロを考えなければならないのではないでしょうか。
もちろん、この件については国、県が対応すべきですが、上陸者に伝染病、天然痘に感染しているとの疑いがあるということも言われております。そういった危険性が非常に高いということであります。
能登沖にも漂流しております木造船、
軍の名前が入っているそうであります。いつ、小松沖にも来ないとも限りません。小松の海岸は小松市で守るという強い意志を持って、何かできることはないか。例えば石川海岸整備促進期成同盟会の枠組みを活用するなど、小松市がリーダーシップを持って近隣市で対応すべきではないでしょうか。また、対応していかなければならないのではないでしょうか。
この北朝鮮の脅威に、話し合いだけでの解決ではなく、私は国に断固たる、もっと強い圧力、強い抗議を行ってほしいものと私は思っております。
そういった中で、小松市ができる限りのこの上陸を防ぐことを何か考えられないのかお尋ねをいたします。
私の質問は以上で終わります。(拍手)
56 ◯議長(
宮川吉男君) 市長、
和田愼司君。
〔市長
和田愼司君登壇〕
57 ◯市長(
和田愼司君) 自民党こまつを代表して川崎議員からの御質問にお答えをいたします。私からは30年度の予算に関連してのこと、それから国内外への誘客に向けた件について、そして
北陸新幹線小松駅について、そして最後におっしゃられました北朝鮮の課題について、残りはそれぞれ副市長、担当部長からということでお願いをいたします。
30年度の予算、先ほど会派自民からも御質問ございまして、かぶる部分は割愛をさせていただきます。議員からも基金について特にお話がございましたので、そちらを集中してお話をさせていただきます。
災害、昨今、日本だけじゃなくて世界中で本当に今まで想像つかなかったような水害、それから台風、ハリケーン、そしてまた火災、本当に驚くばかりでございます。このあたりもやはり地球上に何か大きな変化がある。その変化をさせてきたのは我々人間でありまして、この人間である私どももその一員でありますので、ぜひ地球の温暖化、またさまざまな緑を守る、水を大切にする、そういうことをやはりきちっとやっていかなきゃいけないということがベースにまずあるんだろうと思います。
災害につきましては、ハードとソフト、そして公助、共助、自助とさまざまな言葉がございますが、私どもこの小松市の河川、また海岸につきましては国、県が主体になってやっていただいておりまして、大きく改修されてきているのは市民の皆さん方も目に見ておわかりのとおりでございます。それをさらに進めてほしいということも私ども、議員の方もしつこく言っていただいておりますので、これからもともにやってまいりましょう。
御質問の件は、こういった場合に備えてのいざというときの基金はどうなっているんだというお話が一つ。それからもう1点は、これからどのぐらいかかるんだろうというお話でございました。
今から3年前、平成26年3月に、これは国からの、総務省からの試算モデルもつけられまして、今持っている公共的な施設、またインフラを全て更新したら幾らになるんだというような指針を出せという要求がございまして、それを出したのが先ほど議員がおっしゃった数字でございます。これは全て更新した場合。もう一つは、また逆にこれから新たに必要なものもあるわけですから、そういったことを考えたときに、どの金額が正しいんだということがなかなかうまく数字的には出てこないわけでございますが、もう1点、先ほど議員がおっしゃった年平均約109億円という数字。今もそうでございますが、国からの交付金、また国のさまざまないろんな関係での補助金もございます。そういうものを入れますと約3分の1以下で済むんだろうと、私どもの市民が負担するのは3分の1以下で済むんだろうというのが過去の経験の数字から言えることでございます。
もう1点は、この総務省の試算をいつまでもこの数字を一つのベースにしていくのかという問題がございまして、昨今、もう議員もいろいろテレビをごらんになって、新聞もいつもごらんになっているようでございますが、IoTだとかICTだとかAIだとかどんどん変わってます。御質問の中にありました下水道の修理の仕方についても今は画期的なもの、今は全てを掘り起こしてかえていくという考え方でございますが、今あるものをそのまま、いわゆるある素材を注入することによって補強できるというものももう実用化されているわけでございますし、建物も橋梁もそうでございます。ある液体を吹きかけることによって、その強度が2倍になるというものもやはり見つかっているわけでございますので、そう考えたときに新たなこれからのインフラの更新の費用というものの目算を、時代に応じてやはり考えていく必要があるだろうというのが私の考えでございます。
そういう意味で今、担当部署のほうに、いわゆる3年たちましたので新たな技術を織り込んだ場合どうなるのかということをベースに、もう一度試算をし直しておりますので、今後50年で幾らかかるんだという御質問でございましたけれども、これはいましばらくお待ちをいただきたいなというふうに思っております。
それから、このための基金はどうだということでございますので、いわゆる主要3基金とこう言っておりますけれども29億円までふえてまいりました。私どもは標準財政規模の10%以上、10%というのは24億円なんですが、それを上回ること5億円、今、保持をさせていただいております。この基金は幾らまでが妥当なんだということは非常に難しいところでございますが、いわゆる健全財政、もしものときの健全財政、こんなことも含めてぜひ考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それから、2番目には基金の中で国保税の話がございました。
これは来年から制度が大きく変わるということは議員がおっしゃったとおりでございます。そして、全国で35%の自治体が上がるだろうという今不安を持っておられるというのも私も拝見をしております。
現在、石川県のほうで試算ベースを出しておりまして、この試算に必要なのは国からの投入される新たな資金ですね。これがどれぐらいかということが一つのポイントであるということ。それから今、いわゆる薬価の価格を若干下げるというお話もございますし、診療報酬をどうするんだという問題、まだこれも決まっておりません。こんなことも加味したときに、正しい数字はどうなんだということがございますが、先日、石川県のほうから出されました小松市に対する試算ですね。これを見た限り、今のところ現状並みの横ばいであるというふうな試算もいただいております。ただ、これは来年1月に本格的な試算といいますか出ますので、それをもってまた審議会等で議論をする必要があろうと思いますが、現状、基金も9億6,000万円ございます。そういう意味で、ここ当面はいろんな制度の変更があっても、この国保税について変更といいますか、する必要はないんではないかなと。議員が御懸念であります大幅にアップするんじゃないかと、ほかのまちがアップしたからそれに引っ張られるんじゃないかということについては、当面は大丈夫であるということは申し上げておきたいなと思います。
大事なのは、医療費を上げないということを一人一人の国民が考えていくということだろうと思います。これにつきましては、私ども小松市、市民団体もとても頑張っていただいています。食育の問題、健脚体操だとか、さまざまなことにみんな取り組んでいただいておりますが、残念ながら医療費というのはやはり今も上昇し続けております。そういった意味で、これからもしっかり健診をし、早期治療、早期チェックといいますか、そんなことを基本としながら、一番やはり問題なのはジェネリックの医薬品をもっと使っていただくくとか、それから糖尿病でも重症化する人が大変ふえている。これがやはり大変今大きな医療費にもなっているということでございます。
また、片一方で新しい薬が発見されて、がんなんかでも大変危険だという人たちが奇跡的に生命を維持しておられる。こういうことは大変喜ばしいことでありますが、残念ながら非常に薬価が高いということもございます。
そういういろんなプラスマイナスたくさんございますが、やはり健康で、そして人の命を大切にする。この保険制度というのはお互いを助け合っていくというそういう制度でございますので、これからも個人負担もどうするのか、また全体の医療費をどう上げなくてすむのか。一人一人がやっぱり考えていく、そういうよき機会かなというふうに思っております。
それから、基金の3つ目についてはグローバル交流ふえてきている。これは結構なことだということをおっしゃっていただいたことは大変ありがたいことでございます。
そんな意味で、これからも国際都市こまつということを目指していくことが
小松空港のより有益性にでもございますし、これからの若い人たちも、また産業においても、食においても、こういった国際交流が広がるということは大きなパワーになると、そう信じております。
グローバル的な新たな基金を設けてはというお話でございましたが、グローバル交流というのは非常にさまざま、多岐にわたるわけです。ですから、そういう意味では現状も基金全体25種類ございまして、例えばスポーツですとスポーツ振興基金というのがあります。これはこれを利用、今もさせていただいております。それから、文化交流です。これも文化振興基金というのがございまして、これを活用させていただく。これは国の内外を問わずやっていくということが、やはり国際都市としてのベースだろうと思います。それから、教育交流、これからいろいろ留学等もございます。こんなときには、この3月に皆様方に議決をいただきました高等教育振興基金というのがございます。これをさらに充実をしていくことが可能だろうというふうに思います。
そういう意味で、グローバル基金というのを設けてはということについては、やはりそれぞれ用途が違いますので、それに密着したような形、現状のものをうまく運用させていただきたいなと思います。
また、市民からのいろんなふるさと納税だとか企業納税だとか寄附もたくさんございます。そういったものを、議員がおっしゃったような形でこれからの時代を担っていく人たちへのぜひ活用に使わさせていただきたいなと、そんなふうに思っております。
それから、2番目の国内外の誘客に向けた食と文化ということでございました。
食についてはいろいろやっているということでお話をしていただきまして、大変ありがとうございます。先日の
米・食味コンクール:国際大会においても、お聞きするところによりますと小松で受賞いたしました国際部門の金賞の方、どうも本当にトップだったような感じでございまして、そういう高い評価を得られるお
米をつくっていただいている。これはとりもなおさずもちろん農業をなさっている方々の努力もございますが、この小松の水だとか空気だとかそういうものが、土も含めていいということのあかしだろうと思います。
議員がおっしゃっているように、これからもっと海外へ売り込んでいくんだよということは、まずは水だとか空気だとか土がよくなければ私はできないんだろうと思いますので、これからも小松なりの食というものを外へ出していく。これがこれからの農業にとって大変重要だろうというふうに思っております。
国のほうもグローバルGAPだとかHACCPだとか、さまざまなこういう認証のものをつくっておられますので、そういったことに果敢に挑戦をしていく。それによってさらにいろんな技術向上、また新たなマーケットがつくれるんだろうというふうに思っております。
今、私ども小松市がやってまいりましたのは6次産業の育成であります。現状、既にこれを始めまして七、八年、強化してなりますが、いわゆる加工的な売り上げも3倍以上になっております。ぜひ早く年間300億円ベースにしていきたいなというふうに思っております。
議員からトマトの一部、県外で加工しているじゃないかということでございましたが、もちろん私ども市内でもやっております。この出ておりました記事は、いわゆる向こうのほうからぜひ小松のトマトはおいしいから分けてほしいと、こんなお話があったという大手の話でございますので、逆に言えばそれだけ評価されたということですから、逆にトマトをつくっておられる農家にお褒めをいただければなというふうに思っております。
これからももちろん付加価値をつけていく、そういうことをやらせていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それから、オリンピックでのいろんな活用もございました。これは先ほど申しましたように新たな認証、グローバルGAPというのも、ASIAGAPだとかいろいろ出てきておりますけれども、一方、小松におきましては有機JAS認定というものもやはり取り組んでおりまして、こんなことでも多くの農家が頑張っているわけでございます。
いろんなトレーサビリティを残す。こういう農業生産工程をしっかり記録をしていく。そういったことが大事でございますので、これからの農業というのは、いわゆるいろんな科学的といいますか、ICTも活用したようなものを今もやっていただいておりますので、そういうものづくりのメーカー等の運用が一体となったものも今トマトもやっております。
それから加工業においても、いわゆるピューレ加工についても大麦だとかトマトだとかニンジンだとかいっぱい今やっておりますので、こういったものづくりの企業と一緒になっていく。そこにはいろんな人たちの新しい製品ができてくるんだろう、付加価値が生まれてきます。そこに例えばまた
公立小松大学のメンバーもかかわってくるとか、そういう人と人との結びつきをぜひ応援をしていただきたいなというふうに思っております。
今度、発表会があるようでございますが、全国の高校生から日本政策金融公庫が、これで5回目になりますが創造力、無限大∞高校生ビジネスプランというのを募集されまして、このトップ100に石川県から3つ合格をいたしました。そのうちの2点が、小松市の高校ではないんですが、市外の高校でありますが3つのうち2つが小松のいわゆる農業について提案をしたビジネスであります。一つは食。いわゆる滝ケ原の、加工の後に、そこは空気的にも非常に低温で安定しておりますので、そこに保存することによって、より熟成していくと、そういうビジネスが一つ。それからお酒です。小松のお酒はおいしいと。このお酒をぜひさらにというような、石川県から選ばれました3つのうち2つが小松の農業、加工についてのテーマだったということは大変喜ばしいことであります。
そんなふうに私ども以上にいろんなことに敏感な高校生が小松の農業だとか食に目をつけている。そして、それを評価していただいている。それが全国でベスト100に入ったということ。これをぜひこれからもさまざまな形で応援をいただけませんか。ぜひ若いパワーに応援をしていただく。これが大きなまたマーケットにつながると、そんなふうに思っております。
それから、文化プログラムについてでございました。
先日も小松伝統芸能祭というのがございました。議員もごらんいただいたんだろうと思います。大変すばらしい芸能、文化をやっていただいている市民団体がたくさんあるわけでして、これを小松市だけで公演できるというのは本当にすばらしいことだと思います。さまざまな文化に華咲く大小松という小松市の市歌のテーマも挙げていただきましたが、まさにそうだろうと思います。
あす、あさって、9日、10日には小松市文化協会が行います小松市文化祭、これは十数年ぶりの開催になるんですが、テーマを「リードこまつ」とこうつけられました。ぜひ
議員各位もこの「リードこまつ」を見に行っていただくことが、小松市が頑張っている。当然、この底流には長い間続いている小松市のいろんな文化、江戸時代から続いている文化、室町時代から続いている文化、そしてそれを持続性を守ってきたというこの市民力をぜひ見ていただくことが大事なんではないかなと思っております。
文化プログラムも専門委員会を設けて今、最後のワークをやっております。さまざまな形でこれからも売り出してまいりますし、今、海外からもたくさんの人が来ておられます。昨年の倍以上の宿泊客が小松市に泊まっておられますし、それからいろいろ議員もおっしゃったような交流都市からも来ておられます。いろんな体験していただきますと、もう本当にお褒めをいただいているというのは御存じのとおりでありますので、我々も自信を持って、そしてまた日本遺産にも認定されました石の文化だとか、そして歌舞伎「勧進帳」もそうでございますが、いろんなことをもっと誇りに持っていこうではありませんか。
この日本の一番の文化でもございます茶の湯の文化。これも裏千家さんは小松市がルーツでございますので、こういったさまざまな人たちの応援をいただく。これがやはり大事だろうというふうに思っておりますので、ぜひ力をかしていただきたいなというふうに思っております。
今後、先日、シンガポールの雑誌取材陣も来ました。「OISHII」という雑誌なんですけれども、これもシンガポールの中では大変読者が多い。そして、日本のそういったおいしい食材、これを求めてこられるというのもございますし、それから大手の旅行会社もシンガポールの支店のところに那谷寺さんの写真を掲載をしたら、もう早速多くの方が予約をされたというようなこともございます。こういった私どもの自前だけでなくて、いろんなところにお力をかりていく。これが一番効率的でもありますし、また浸透度が速いんだろうと思っております。
また、4月から
公立小松大学もオープンいたします。いろんな大学との交流をベースにして、その大学で留学に来られた人、また見学に来られた人が、実際それぞれの国へ戻ってPRマンになってもらう。そんなことがいよいよさらに大きく羽ばたくということだろうと思います。
次でございます。
北陸新幹線小松駅についてでございます。
議員のほうはもっと幅広くやったらどうだということでございました。
この9月議会にも川崎議員、同じ質問をされまして、そのときの私の記憶ですと、いわゆる隣のまちがやっているから小松市の取り組みが遅いから、もっと小松市独自に頑張れというふうにおっしゃっていただきましたよね。そうでしたよね。
今回は、この小松市単独でやるんじゃなくて、もっと広くやれという、要は議員も私も同じ気持ちだろうと思います。両方大事ですね。面でやる部分と、それぞれのまちでやる部分と。
そういったことをやることによって、このオール加賀会議のテーマは、それぞれのまちに足りないところがあります。それを相互補完しましょう。相互補完ですね。もう1点は、みんなが力を合わせることによって相乗効果があらわれますよと。その2つがオール加賀会議のテーマでございます。ですから、このまちがどうだ、このまちがどうだということじゃなくて、いわゆる外から来る人たちは小松市がどうだ、加賀市がどうだ、能美市がどうだということじゃなくて、広い範囲でやっぱり見ておられますので、これからもオール加賀会議のテーマでございます相互補完、相乗効果をやっていくということでございます。
今回の新幹線停車に伴うこの加賀温泉駅、それから小松駅のテーマについては、ある意味では今の時点ではまだそれぞれが独自に頑張っていくということが、いずれは相乗効果をあらわすんだと思います。
このオール加賀全体のエリアにたくさんのお客さんが来られる。また、産業が発展していく。そこにやはり新幹線の需要もある。
小松空港の飛行機の需要もある。そんなふうにお考えをぜひいただきたいと思います。
これからであります。私どもはJR西日本の金沢支社ももちろん行っておりますけれども、JR西日本の本社にもやっております。いろんな形でアピールをしていく、コンタクトを持っていく。そんなことを現状やらせていただきたいと思います。
(仮称)小松・能美鉄道利用連携会議でございますけれども、大事なのはもちろん新幹線もそうでありますが、これからの在来線をどう利用していくのか。もっと大事なのは2次交通、3次交通なんですね。このことについては、小松市はいわゆるバス路線というのは今もう1億円余の税金を使わさせていただいてバスを維持しております。これを維持してきたということはとても私はぜひ評価もいただきたいですし、今度、能美市との間、加賀市との間のバスはどうなんだというと、やはり少しちょっと空白地帯もあるわけです。いわゆる通勤だとか、特に通学ですね。高校生の通学なんか考えたときには、これをやはりもっと一体となってやっていくべきだということが、ここ3回ほど能美市との会議を行いましたけれども、それが一つのテーマになっています。そうすることが、いわゆる我々はもともと能美郡、江沼郡で一緒でありますし、親戚もいっぱいいるわけですね。そういうことを考えたとき、能美市、小松市、加賀市というそういう分け方じゃなくて、もう少し広いエリアで2次交通も含めて考えていく。高校生の通学もどんどんどんどん広範囲になってきておりますので、ぜひそういったことをやっていく場なんだということも御理解をいただきたいなというふうに思っております。
私からは最後でございます。北朝鮮の課題についてでございます。
これは先日の私の所信の中でも最後に言わせていただきましたけれども、本当に何とかしてほしいというのが切なる思いでございます。
また、拉致された方々についても安否すらわかってない方が多い、戻ってきてない人が多い。こういったことを考えたときに、今回のミサイルの問題、それから木造船の漂着、それだけじゃなくてもっといっぱいあるんだと思います。この歴史をたどるといろんな課題、双方にあるのかもしれません。でも、今回はこの北朝鮮のこういった木造船の漂着については同じ気持ちでございます。ぜひ全てのことがやはり安心でなければいけません。
ただ、議員がおっしゃったように伝染病云々の話もございました。テロの話もございました。もちろん警鐘を鳴らすということは必要でありますけれども、私どものこういった立場、私だとか議員の立場からは余り市民の皆さん、一般の方々に御心配をかけるということではなくて、ある程度のことをやっぱりお互い考えながら発言をしっかりしていきたいなというふうに思います。
現状、小松市におきましては、日ごろから、いわゆる海岸線にございます町内会、それから漁協なんかもそうでございますし、プレジャーボートを持っておられるマリンクラブもそうでございます。いわゆる小松沿岸警備協力会というのがございまして、こういったパトロールもしていただいておりますし、いわゆる消防本部、ここらも海岸のパトロールを非常に頻繁にやっていただいています。特にミサイルの発射、核爆弾の実験、こういったときがあるときには消防本部は自発的に海岸線をパトロール強化をさせていただいております。その都度いろんなケースがこれからも生まれると思いますが、それぞれの力を結集してやっていこうではありませんか。
これからさまざまな課題がございます。それから、いろんな伝染病の問題、さまざまございましたけれども、そういったこともやはりしっかりと、ある程度シミュレーションをしておくということも、今、私どもの担当部署のほうでは研究もさせていただいておりますし、南加賀保健所ともいろいろと今相談もさせていただいているところであります。
大事なのは、いろんなことがあっても常に市民に情報を伝達していく。これは災害と同じだと思います。幸い、防衛省の補助で防災無線も100%なりました。また、防災メールだとかホームページだとかさまざまな伝達ルートがありますので、それをしっかりとやっていきたいと思いますし、議員御懸念のほかのまち、ほかの市であったらどうするんだと。こういったときも小松市であったのと同じように情報伝達をしっかりこれからもやらせていただきたいなというふうに思っております。
いろんなこれからももっとさまざまな心配事があるのかもしれませんが、いろんなことをお互い考えながら、より安心・安全な
まちづくりに御協力をいただきたいなと思います。
私からは以上でございます。
58 ◯議長(
宮川吉男君) 副市長、竹村信一君。
〔副市長 竹村信一君登壇〕
59 ◯副市長(竹村信一君) 新産業団地の取り組みについてお尋ねがございました。
これまでもお答えしていますように、女性やシニアであったり、あるいは若年層を初め多くの方が活躍する場を整備しまして、本市の産業構造を景気の影響に左右されないようなバランスのとれたものへと進化させたいと、このように思って進めてまいっております。
また、石川県や金融機関あるいは地元企業などと連携しながら、主に医療であったり健康関連食品であったり、地元企業の関連企業などに対して情報発信や情報収集、企業訪問など積極的に努めているところでございます。
なお、企業への訪問の際には本市の交通アクセスのよさであったり、また人材確保の優位性、あるいは地震が非常に少ないといった災害リスクの低さ、あるいは進出の際の従業員や家族のサポートについて大いにPRしているといった状況でございます。
また、企業誘致に際しましては、進めるに当たって石川県の企業誘致担当部局との連携を図ることが非常に大切と考えておりまして、緊密な情報交換を実施しているところでございます。
今後、経済界、学識経験者などで構成されます小松市企業立地等促進委員会に県にも参加いただきまして、さらに連携を強化して企業誘致に努めていくと、このように思っているところでございます。
また、何回ぐらいオファーがあったというお問い合わせもございまして、これまで最近の話もございまして、正蓮寺エリアの新産業団地に対しまして興味をいただいている会社からは、医薬、健康関連企業を初め食品、エネルギー、情報処理、機械部品関連企業などを含めまして10社ほどからオファーがございます。なお、その中には直接現地へお越しいただきまして御案内したそういう企業も数社ございます。
お尋ねの実現する時期等につきましては、相手様の御事情もございますし、事業計画に盛り込まれた最終決定に至るまで公表できないということもございますので、そういう御理解のほどよろしくお願いいたしまして御答弁とさせていただきます。
60 ◯議長(
宮川吉男君) 観光文化担当部長、望月精司君。
〔観光文化担当部長 望月精司君登壇〕
61 ◯観光文化担当部長(望月精司君) 私のほうからは、川崎議員の6つ目の御質問であります木場潟花火大会の開催についてお答えをさせていただきます。
現在、平成30年度の開催に向けまして、複数の市民組織が実施に向けて関係の団体と調整を行っているところであります。
開催には木場潟周辺の町内会及び地権者の皆様を初め多くの方々の御理解が必要であり、運営のためのマンパワー、またはスポンサーも必要であります。
また、花火大会の魅力アップのため、若い世代の意見を取り入れる体制づくり、記念日を祝うようなメモリアル花火などの協賛金募集の取り組みなど、さまざまな新しい試みを盛り込むことを検討されております。
開催時期につきましては、野鳥の繁殖期である春、そして渡り鳥シーズンの秋から冬の時期を避けました7月から9月ごろの中で開催日を調整されております。
木場潟100万人構想の実現並びに粟津温泉開湯1300年祭を祝うイベントとしても一役を担うそのような花火大会の位置づけもできることから、市民の皆様の思い出に残るような花火大会となることを願っております。
以上でございます。
62 ◯議長(
宮川吉男君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。
〔ふるさと共創部担当部長 藤岡清市君登
壇〕
63 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) 私からは、5番目の質問についてお答えをさせていただきます。
まず初めに、小松市のスポーツ理念の歴史をちょっと振り返ります。
昭和20年の歴史的一大転換期に当たり、本市では体育の振興が最も重要であるという観点から、北陸一の競技場をつくろうと、各種目の競技場を1カ所に集中させ、小松運動公園の整備に取り組みました。全国大会の誘致と青少年の健全育成を第一に、どこの自治体よりもいち早く取り組んできた歴史的経緯がございます。歴史は人がつくるとよく言われますが、本市における体育史も、過去、現在における幾多のスポーツ愛好者の力や熱意により支えられてきたものであります。
今、本市ではNEXT10年ビジョンを掲げ、子供からお年寄り、障害者も含め多くの市民がスポーツを通して健康づくり、仲間づくり、生きがいづくり、そして競技力の向上に取り組んでおります。今後ともPASS THE BATONの精神で、先人が築き上げた小松市のスポーツ理念をつなげていきたいと考えております。
さて、スポーツ選手の育成で大切なことはということで3点の視点から御質問がございました。
1点目は、幼少期からスポーツに親しむことが重要であると御質問です。
本市では、市独自の幼児教育としてげんきっここまつステップアップ事業を本年度より実施いたしております。幼児期に必要な健康な心と体を育てるために特別な取り組みを実施する認定こども園などに対し支援を行うものであります。
また、平成22年度より幼少期から成長段階に合わせ、こまつアスリート育成事業を実施しており、8年間で延べ1,800人が医科学的サポートなどによる幅広い指導を受けており、スポーツレベルの向上を果たしております。
2点目は、よい指導者、コーチの存在であります。
特にスポーツ選手の育成には指導者の存在が必要不可欠であります。本市では、カヌー、トランポリン、飛び込み、ボートなど全国レベルで優秀な選手が毎年育ってきております。これらの競技は個人の希望で簡単に始められない競技にもかかわらず、すばらしい結果につながっているのは、指導者と練習環境の2つが充実しているからこそだと思っております。
本市としては、あらゆる競技種目において指導力の向上と練習環境の充実に努めていきたいと考えております。
3点目は、トップ選手との交流であります。
今後も現在活躍しているオリンピアンやプロスポーツ選手、そしてまた国内トップレベルのアスリートによるスポーツ教室や講演会、デモンストレーションなどの開催に努め、より多くのジュニアスポーツ選手や関係者に迫力ある生のパフォーマンスを肌で感じてもらえるよう、体育協会や各種目協会と連携して実施してまいります。
次に、スポーツ施設の充実についてお話がございました。
本市では、先ほど述べましたように小松市のスポーツ理念に基づきさまざまなスポーツ施設の整備を行ってきています。例えば体育館では末広の体育館、総合体育館、そしてまた大型のそういう体育館、それに地区体育館など16カ所も体育館が整備されております。そしてまた、サッカーコートでは10面、テニスコートでは50面が整備されておりますし、平日でも多くの市民に利用されており、他市にまさる充実したスポーツ施設を備えております。
今年度、木場潟カヌー競技場では12月16日にオープンとなるナショナルトレーニングセンターを初め障害者用スロープの設置やトレーニング機器の整備など、より充実した施設になりました。本市に対し、2020年東京オリ・パラの事前合宿を強く要望している国がニュージーランド、そしてアゼルバイジャン、フランス、ブラジルなど数カ国に及んできています。
また、世界レベルの選手を有するトランポリン競技についても、今年度、小松総合体育館を大規模改修し、さらなる競技力の向上につながるよう環境整備をいたしました。
さらに、陸上競技場やクロスカントリーコースの整備、(仮称)
親水スポーツ公園の工事着手や、来年度改修予定いたしております桜木体育館など、スポーツ選手の育成に必要な施設整備を競技協会や関係者と連携を図りながら積極的に進めています。
今後もスポーツ施設の充実を図るため、計画的に整備を進めてまいります。
最後に、スポーツで新たな産業を生み出す仕掛けができないかとの御質問でございます。
近年では、市と各種目協会が連携し、日本古希ソフトボール大会、それに全日本インカレカヌー大会、こまつカップジュニアサッカー大会など、それぞれの年代に応じたさまざまな種目のスポーツ大会など多くの大会が小松市で開催されております。
また、市外、県外から高校生や大学生のスポーツ合宿などの受け入れにも力を入れており、本市を訪れた人数は平成24年度が約1万2,900人、28年度が2万9,300人、5年間で約2.3倍と大幅に増大いたしております。
平成28年度の状況では、宿泊を伴う北信越規模以上の大会が13回開催されておりますし、スポーツ合宿回数は45回。これらを含めますと年間約3万人が本市で宿泊いただいており、試算では約3億円規模の経済効果があったと算定しているところでございます。
また、平成25年度から小松市スポーツ賞の賞典に九谷焼製品を取り入れ、平成29年度まで550名余りに授与してまいっております。
さらに、スポーツ特別賞やスポーツ栄光賞、そして海外視察で本市を訪れた監督、選手にも記念品として九谷焼製品を贈呈いたしております。
今後もスポーツツーリズムや地場産業とスポーツの連携により、本市産業の活性化が図られるよう積極的にトライしてまいります。
よろしくお願いいたします。以上です。
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◎次会日程報告
64 ◯議長(
宮川吉男君) 以上で本日の会議を終了いたします。
次会は、12月11日午前9時30分から会議を開き、質疑並びに質問を続行いたします。
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◎散会の宣告
65 ◯議長(
宮川吉男君) 本日はこれにて散会いたします。
散会 午後 2時18分
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