当委員会に付託されました案件は、議案第33号から議案第38号、議案第42号及び議案第49号中関係部分の以上8件並びに当委員会に送付されました報告第2号から報告第11号までの以上10件であります。
これらの案件につきましては、まず6月19日に会議を開き、総括質疑を行うとともに、引き続き20日、21日に各分科会を開催し、詳細な審査を行いました。これらを受け委員会は、23日に会議を開き、各
分科会委員長の報告を聴取したところであります。
それでは、
分科会委員長報告などの内容を申し上げます。
初めに、議案第33号 平成29年度小松市
一般会計補正予算(第1号)についてであります。
公立小松大学開学準備費については、
中央キャンパス校舎完成に伴う環境整備や
大学紹介パンフレット作成など開学準備に要する費用とのことでありますが、現在の
パンフレットについては、内容が不十分との指摘もあり、今後は多世代が交流する学びの場となることなどの内容を充実させた魅力的な
パンフレットを作成するよう強く求めました。
また、大学設置は本市にとって大変重要な事業でありますので、将来を見据え
公立小松大学が他に誇れる魅力ある大学にするためにも、逐次、議会に対し報告するよう求めました。
それでは、
防災体制強化費については、
災害対応拠点の複線化を図るため、消防本部を
災害対策本部の代替機能として整備する費用であり、主な内容は、市庁舎の
防災行政無線の機能が損害を受けても消防本部から
防災行政無線を発信できるようにするものであります。近年、全国的には想定を超えた災害も発生しており、これらの設備を含め災害への備えの一層の充実を求めました。
また、これまでも県と連携し防災訓練を実施しているとのことでありますが、北朝鮮がミサイルを過去に例を見ない頻度で発射しておりますので、
J-ALERTを使用した情報伝達や避難時の初期行動を確認できる防災訓練を実施するよう求めました。
ICT教育環境推進費については、
再編関連訓練移転等交付金を財源とし、平成30年度までに市内の全小中学校に
タブレット端末と
無線LANアクセスポイントを整備するものでありますが、持ち運びができる
タブレット端末の利点を最大限に生かし、学校内外で多様な学び方に活用していくためにも、
教育委員会として
タブレット端末の活用方法に係る調査研究を重ねながら、学校の取り組みを後押ししていくよう求めました。また、特定の教室に限定されている
無線LANの
アクセスポイントについては、
セキュリティ対策に留意しながら学校内の
無線エリアを拡大するよう求めました。
次に、
小学校芝生整備費については、平成24年度から実施している小中学校の
フィールド芝生化事業の一環として、今年度、新たに小学校1校について芝生を整備するものでありますが、今後、さらなる芝生化を推進していくためにも、既に整備した学校から
芝刈り回数や管理費用などの維持管理に関するデータを集約し、いま一度検証を行うよう求めました。
次に、
小学校屋外運動場改修費については、表層土の改良や
暗渠配水管の埋設に加え、新素材の活用等により運動場の透水性を高める工事を行うものでありますが、改修による効果を長続きさせていくためにも、学校や
地域行事等における駐車場としての運動場の使用を最小限にとどめていくよう求めました。
ひとと
ものづくり科学館費については、全来館者の増加に反し、
有料来館者数が計画を下回ったことにより
管理運営費等を減額するものでありますが、今後、事業の縮小により、安易に
特定防衛施設周辺整備調整交付金による補填金額を増額することがないよう、
有料来館者数をふやす取り組みについてより工夫を重ねていくよう求めました。また、情報発信においては、
イベントPRに偏ることなく、施設内容についても継続的にPRしていくよう求めました。
次に、
子育て支援総合コーディネート費についてであります。(仮称)
小松駅南ブロック複合施設の1階に開設する
子育て支援と学びの場である
カブッキーランドを子供の健やかな成長を支援する拠点として整備するため、
企業版ふるさと納税を活用した大型遊具や知育玩具の購入のほか、器具備品、
施設利用負担金、
相談業務等の運用に携わる専門職4名の人件費の2分の1に相当する経費とのことであります。
市内の
認定こども園等の全42施設の代表者等と小松市で組織化が予定されている
カブッキーランド運営実行委員会は、官民との共創による
子育てスマイルステーションの運営とともに、
カブッキーランド全体を通して専門的なノウハウを提供していくとのことでありますが、特に
子育てスマイルステーションについては、法定健診を中心に全ての乳幼児が
利用対象者となる
すこやかセンターとの差別化を図り、
利用者本位で土日にも育児相談ができる気軽な相談場所として、子ども・
子育てあんしんネットの中核施設として整備される重要な拠点施設であるため、今後は
福祉文教常任委員会で事業の進捗状況を随時報告していくよう求めました。
なお、一部の委員より、
カブッキーランド運営実行委員会で負担する専門職員の人件費の分担や
カブッキーランドの運営内容、責任のあり方については、より時間をかけ、慎重に審査すべきではないかとの意見が出されました。
次に、
地域交通推進費については、
あわづ温泉・那谷寺1300年記念号として導入された
ボンネットバスを
粟津温泉観光周遊バスとして運行するため、
国土交通省の交付金を活用し、
小松バス株式会社へ運行の委託を行うものであります。今回は期間限定での運行とのことでありますが、今後、地域の活性化や高齢者の移動手段としても期待できることから、継続的な運行ができないか検討していくよう求めました。
次に、
本社機能等企業立地助成費については、
小松駅南ブロックにおいて官民が連携したスキームで南加賀のターミナルにふさわしい宿泊機能を有する施設の建設に際し、
合同会社青山ライフプロモーションが小松市から土地を50年間賃貸借し建設保有するもので、建物と償却資産の
投資予定額の10%に当たる3億6,000万円の半額、1億8,000万円を今回助成費として補正計上したものであります。平成24年6月の条例改正により、
都市機能向上に資する業種に対象を拡大し、今回初めて宿泊機能を有する施設の建設に助成するとのことであります。
なお、助成対象の解釈については条例との整合性をわかりやすく説明するよう意見が出されました。
次に、
向本折墓地整備費及び
墓所永代使用料については、
向本折墓地約30区画の整備に係る費用及び
向本折墓地の使用許可に係る収入であります。その使用料は、本市に住所を有する者については1平米17万円、有しない者は1平米25万5,000円となっております。
使用料が割高ではないかとのことで、今後、
使用料収入の使途として
墓地環境整備に充ててほしいという意見が出されました。
次に、木場潟花の
彩り整備費については、コスモス、菜の花等を植える木場潟花の
彩り整備費と、将来の
北陸新幹線開業に向けて新幹線からの景色が桜リングに見えるよう桜を市民共創で植樹する木場潟6.4キロ
桜リング整備費であります。木場潟1周6.4キロ中、並木になっていない2.7キロに県の許可を得て桜を植樹するとのことでありますが、県の管理する公園でありますので、県と連携するなど県に働きかけていくよう求めたのであります。
次に、(仮称)
小松駅南駐車場整備費については、
駅周辺施設等利用者の
駐車場需要に対応するため、
日の出病院敷地3,600平米と市所有400平米の合計4,000平米を駐車場として整備するものであります。
委員からは、整備費のうち用地費及び補償費の内容についての質疑が行われ、用地取得については、複雑な権利を有している土地であり、国の補助金を活用したいことから、公共用地の取得に伴う
損失補償基準等にのっとり補償額を算定し、相手方との協議を含め費用計上したとの報告を受けましたが、よりわかりやすい丁寧な説明を求めました。
次に、(仮称)
学生まちなか文化・
交流館整備費についてであります。龍助町にある木造3階建て建物を市民と学生の交流の場に整備改修するものでありますが、1階には自炊できるキッチンを、2階には講演会を主目的とした
交流ホールを、3階には短期宿泊に対応できる場所を設けるものであります。非常に希少な建物であるとのことですが、年数経過による老朽化や2階に整備される
交流ホールは多くの収容人数が想定されることからも、改修に当たっては構造補強に努めるよう求めました。
また、一部の委員より、管理者を確定せずに建物整備を先行していることに対し、計画性が不十分ではないかとの意見が出されました。
次に、
北陸新幹線建設推進費については、
整備新幹線の
負担金算定路線からJRの貸付料を差し引いた各
自治体負担分を県へ支出するものでありますが、一部の委員より、
負担金支出については反対であるという意見が出されました。
分科会委員長報告に対する質疑、討論はなく、採決の結果、議案第33号から議案第38号、議案第42号及び議案第49号中関係部分の以上8件は全会一致をもっていずれも
原案どおり可決、承認すべきものと決し、法定報告を了承することといたした次第であります。
最後に、これらの予算の執行においては、各分科会のさまざまな意見を踏まえ、
PDCAサイクルを十分働かせるよう求めるものであります。
以上、
予算決算常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
5 ◯議長(梅田利和君)
総務企画常任委員長、新田寛之君。
〔
総務企画常任委員長 新田寛之君登壇〕
6
◯総務企画常任委員長(新田寛之君)
総務企画常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案第39号 小松市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてを初めとする議案5件であります。
これらの案件につきまして、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、全会一致をもっていずれも
原案どおり可決、承認すべきものと決した次第であります。
以下、審査の過程におきまして、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端について御報告申し上げます。
初めに、議案第39号 小松市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてであります。
市長、教育長の給与月額について、前年度に引き続き平成29年7月1日から平成30年3月31日までの期間、市長については10%、教育長については5%を減額するため、関係条例の改正を行うものであります。
次に、市民税・
県民税特別徴収税額の
決定通知書の誤送付の報告についてであります。
今年度の市民税・
県民税特別徴収税額の
決定通知書を送付する際、本来の送付先とは違う事業者に誤って送付したとのことであり、誤送付された方には理由の説明と謝罪をし、希望者には
マイナンバー変更の手続をとるとの報告がありました。
原因は、
特別徴収指定番号の変更登録の誤りと郵便局の配達の誤りであり、今後は
チェック体制の強化等、再発防止に取り組むとのことでありますが、個人情報の取り扱いには十分注意し、送付方法の見直しなど、さらなる
再発防止策や改善策を検討するよう求めました。
最後に、平成28年度市税等の収納状況についてであります。
平成28年度の収納率については、市税は現年が99.07%、滞納繰越が16.62%、
国民健康保険税は現年が95.13%、滞納繰越が16.58%となり、現年度については過去10年では最高の収納率であったとの報告がありました。平成26年4月からコンビニ収納するなどこれまでの努力により収納率は上がっておりますが、今後は
クレジット納税等、より納めやすい環境の整備を検討するよう求めました。
以上、
総務企画常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
7 ◯議長(梅田利和君)
福祉文教常任委員長、出戸清克君。
〔
福祉文教常任委員長 出戸清克君登壇〕
8
◯福祉文教常任委員長(出戸清克君)
福祉文教常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案第43号 小松市
認可地縁団体の印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例についてを初めとする議案3件であります。
これら各案件につきまして、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、全会一致をもっていずれも
原案どおり可決すべきものと決しました。
以下、審査の過程において、さまざまな意見や要望が出されましたので、所管事項に関してその一端を御報告申し上げます。
初めに、
地域づくり人材育成講座についてであります。
市民力と地域のきずなを生かした共創の
地域づくりを推進するため、これからの地域活動を担う人材育成を目的として平成27年度より実施している
コミュニティカフェ講座を本年度も開催するとのことであります。講座は地域課題の解決の手がかりや活動事例を学ぶとともに、受講者間の交流と
ネットワークづくりにつながり、これまで20代から70代まで幅広い年齢層が参加し、地域でのカフェの開設などさまざまな取り組みにつながっているとのことであります。
全国的にも注目されている
コミュニティカフェについては、今後、さらに市民に浸透させ、その取り組みを広げていくためにも、活動事例や活動支援についてより広く周知していくよう求めたものであります。
次に、
中学生サミットについてであります。
生徒の自治的意識や主体性の向上等を目的に平成27年度から始められた
中学生サミットについては、ネットとのつき合い方を深く考えさせる機会として、ネット問題をテーマとして取り上げ、小学生や保護者をも巻き込みながら積極的な取り組みを行っているところであります。
情報モラルを含めたネットとのつき合い方を小松市全体で考え、共有していくことは大変意義深いことでありますが、そのことに反し、ネットへの接続が可能な
ICT機器の多様化や家庭への浸透により、子供たちの身近に
ICT機器があふれ、ネットへのアクセスが容易になっていることも事実であります。今後は、いしかわ
子ども総合条例の趣旨を再確認し、
携帯電話端末等の利用制限や
フィルタリング等によるインターネットの利用環境の整備についても
教育委員会として積極的に啓発していくよう求めたものであります。
また、
中学生サミットのテーマについては、ネット問題やいじめ問題の原点である人間関係を考える機会として、今後もさまざまな切り口で推進させるよう求める意見が出されました。
最後に、松東地区の新しい学校についてであります。
金野、西尾、波佐谷の3小学校を統合し、平成30年4月に新たにスタートする新小学校の名称が
小松市立松東みどり学園に決定されました。「みどり」は松東地区をイメージさせる里山の木々の緑、カワセミのすむ清流、山々に産する碧玉から、たくましい生命力、清らかで澄んだ心、磨かれて光る知性をあらわし、平成33年4月に小中学校を一体化し
義務教育学校となることを見据え、
松東中学校の創立以来長く地域で親しまれている「松東」の継続使用と「学園」の使用が決定されたとのことでありました。
また、校歌は、
小松市立高校の卒業生で全国的に活躍中の三國浩平氏が現在の
松東中学校の歌詞をもとに新たに作曲し、校章については、現在の
松東中学校の校章をもとに
小松市立高校芸術コースの生徒にデザインを依頼するとのことでありました。
新しい学校が里山地域のシンボルとして、地域とともに大いに発展していくよう期待するものでありますが、先行して小学校がなくなる金野、
西尾両校下の児童に対しては通学面等において特段の配慮を求めるとともに、平成33年4月に開学が予定されている
義務教育学校整備までのスケジュールや教育内容については早い段階から地域住民に説明し、しっかりと理解を得ていくよう求めたものであります。
以上、本委員会の報告といたします。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願いいたします。
9 ◯議長(梅田利和君)
経済建設常任委員長、高野哲郎君。
〔
経済建設常任委員長 高野哲郎君登壇〕
10
◯経済建設常任委員長(高野哲郎君)
経済建設常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案第45号 小松市墓地条例の一部を改正する条例についてを初めとする議案3件であります。
これらの案件につきまして、活発な質疑応答を行い、慎重なる審査を行いました結果、全会一致をもっていずれも
原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
以下、審査の過程におきまして、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端について御報告申し上げます。
初めに、小松市墓地条例の一部を改正する条例についてであります。
小松市営墓地のうち
向本折墓地に関する条例でありますが、その使用料についての規定を追加し、その他現行に規定されている使用者の資格、使用権の継承、
取り消し等の規定について整理したものであります。
向本折墓地には、区画により立地条件が異なるにもかかわらず、条例で1平米当たりの単価を明記することへの是非が問われましたが、今回整備される30区画の状況を踏まえ、単価変更の必要性が生じたときには条例改正にて対応するという報告を受けました。
次に、小松市
自転車等駐車場条例の一部を改正する条例についてであります。
JR粟津駅
周辺自転車駐車場について、昨年末の
南支所駐車場リニューアルに伴う
小松南部自転車駐車場の廃止とあわせ、残り3駐車場を北側から粟津駅東第1、第2、第3
自転車駐車場と統一性のある名称に変更するものであります。
雨ざらしになっている
蓑輪八幡神社横の駐車場に関し、他の2駐車場と同様、
マナー向上につながるよう屋根や照明を設けるなど計画的な整備を求めたものであります。
次に、未来を拓く小松市
創造的ものづくり振興に向けた
アクションプランについてであります。
NEXT10年ビジョンとの整合性を図り、
ものづくりを担い世界に発信できる
ひとづくりを初めとする6つのメーンアクティビティを実行していくものとのことです。今年度から2019年度までの3年間で、既存産業のさらなる強化、新
分野進出支援、企業誘致を進め、バランスのとれた産業構造に転換し、2019年度以降は未来を拓く
創造的ものづくりへつなげていくとの説明を受けましたが、数値目標を持つことだけにとどまらず、過去の検証を行い次につなげていくよう、また企業誘致には全力で取り組むよう求める意見が出ました。
最後に、委員会における説明資料についてであります。
委員会審査をスムーズに進行させるためにも、わかりやすく丁寧な資料を提示するよう求めるものであります。
以上、
経済建設常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
11 ◯議長(梅田利和君) 小松基地・
空港対策特別委員長、浅野清利君。
〔小松基地・
空港対策特別委員長 浅野清
利君登壇〕
12
◯小松基地・
空港対策特別委員長(浅野清利君) さきの定例会で継続調査の議決をいただきました飛行の安全及び
飛行場周辺まちづくりに関する調査について、閉会中も調査を続けてまいりましたので、本委員会での意見及び議論について御報告申し上げます。
初めに、
金沢防衛事務所の小松市への移転についてであります。
金沢防衛事務所を小松市浮柳町地内、
大阪航空局小松空港事務所庁舎1階に移転するとのことであります。現在、移転に向けた
小松空港事務所事務室の改修工事の公告を行っており、本年7月末に契約し、年内12月22日までに工事を完了させる予定との報告を受けました。
次に、小松空港の利用状況についてであります。
昨年度の
国際線利用者数は過去最高を更新し、今年度についても、4月から5月までの利用者数は対前年同期比21.8%増とのことでありました。このうち
チャーター便については、台北のほか香港、ベトナム、グアム、マカオとの間で運航され、
インバウント観光需要として今後も期待できるものであります。また、
香港チャーター便については、春の運航に引き続き9月下旬から10月までの週2往復、計9往復が運航されるとのことでありました。
一方で、
北陸新幹線金沢発仙台直通臨時列車の10月初運行を契機に新たな展開も考えられることや、今後、北陸新幹線の小松開業などの影響から小松空港利用者数の減少が懸念されます。
国内線のみならず国際線においても、石川県や関係機関とともに利用促進に努めているとのことでありましたが、小松市として加賀市や利用が伸びている福井県とより連携を密にし、また利用客の選択肢に広がりを持たすことができるLCCなどの誘致も見据え、さらなる小松空港の活性化、利用促進に努めるよう求めました。
最後に、在日米軍再編に係る訓練移転についてであります。
現時点では、小松基地における訓練計画はないとのことであります。
今後とも訓練実施の際には、市民の安全・安心を図るため、これまで以上に安全対策、騒音対策を徹底し、飛行の安全や協定の遵守を求めるものであります。
訓練の実施については、小松市民にとっても関心の高いことであることから、今後とも速やかな情報提供に努めるよう求めました。
以上、本委員会の飛行の安全及び
飛行場周辺まちづくりに関する調査は、重要かつ長期にわたるものであり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、御報告といたします。
13 ◯議長(梅田利和君) 以上で
委員長報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
14 ◯議長(梅田利和君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告がありますので、これを許します。
宮西健吉君。
〔14番 宮西健吉君登壇〕
15 ◯14番(宮西健吉君) それでは初めに、議案第33号、小松市
一般会計補正予算(第1号)中、
子育て支援総合コーディネート費6,350万円であります。
これは、(仮称)
小松駅南ブロック複合施設の1階に関する
子育て支援と学びの場である
カブッキーランドを子供の健やかな成長を支援する拠点として整備するために、
企業版ふるさと納税を活用した大型遊具や知育玩具の購入のほか、器具備品、
施設利用負担金、相談業務の運用に携わる専門職4名の人件費の2分の1に相当する経費であります。
次に、
一般会計補正予算(第1号)中、(仮称)
学生まちなか文化・
交流館整備費6,360万円であります。
これは龍助町にある木造3階建て建物を市民と学生の交流の場に整備改修するものであり、1階には自炊できるキッチンを、2階には講演会を主目的とした
交流ホールを、3階には短期間宿泊に対応できる場所をつける経費、トータル6,360万円であります。
この2件について、自民党こまつを代表いたしまして、賛成の立場で賛成討論をさせていただきます。
この2件は、いずれも新規事業であり、子ども・
子育てあんしんネットの充実を図る
カブッキーランドと地元住民と
公立小松大学の学生が交流する拠点、(仮称)
学生まちなか文化・交流館であります。2件とも大変すばらしい基本構想であり、我が会派も賛同し、賛成いたします。
しかしながら、私、代表質問の前置きで、各委員会での執行部の説明について、今まで以上にわかりやすく端的に、聞かなければ言わないのではなく、聞かれそうな案件は丁寧に、よりよい意見、審議ができることを期待していますと述べております。
この2件は、聞かれそうな案件、新規事業であります。
問題なのは基本設計。要するに管理運営がはっきりしていない。非常に曖昧であるということです。事業立案は、基本構想、基本計画、そういうものがあって基本設計、そして実施設計という流れがあります。一般的には基本設計の段階で予算計上されています。これでは、予算が通っても管理者、管理責任は誰なのか。運営はどこなのか。運営責任は誰なのか。基本設計の段階ではっきりさせておくべきでございます。
このことを強く意見として要望いたしておきます。
今後、いろいろな案件が議会に計上されると思います。「敗軍の将、兵を語らず」ということわざもありますが、二元代表制での議会のチェック機能として、また是々非々で言える議会議員として、会派自民党こまつの対応として責務を果たしていくことを申し上げまして、賛成討論とさせていただきます。
以上です。
16 ◯議長(梅田利和君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
17 ◯議長(梅田利和君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第33号から議案第49号までの以上17件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
以上の17件は、いずれも
委員長報告のとおり可決、承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
18 ◯議長(梅田利和君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の17件は、いずれも
委員長報告のとおり決しました。
次に、継続調査中の小松基地・
空港対策特別委員会の調査を採決いたします。
お諮りいたします。
本件は、
委員長報告のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
19 ◯議長(梅田利和君) 御異議なしと認めます。
よって、本件は、
委員長報告のとおり決しました。
───────── ◇ ─────────
◎
市長提出議案第50号の上程、説明、
質疑・委員会付託・討論省略、採決
20 ◯議長(梅田利和君) 日程第2、
市長提出議案第50号 監査委員の選任についてを議題といたします。
この際、地方自治法第117条の規定により、杉林憲治君の退場を求めます。
〔21番 杉林憲治退場〕
21 ◯議長(梅田利和君) 市長より提案理由の説明を求めます。
市長、和田愼司君。
〔市長 和田愼司君登壇〕
22 ◯市長(和田愼司君) ただいま追加提出いたしました議案について御説明申し上げます。
議案第50号 監査委員の選任についてであります。
議会選出監査委員、灰田昌典氏が本日をもって監査委員を辞任されます。灰田氏におかれましては、2年余にわたり、本市及び財政援助団体等の広範囲にわたる財務処理の充実強化に御尽力をいただき、心から御礼申し上げます。
現在、本市では少子・高齢化社会に対応した医療、福祉、教育の充実や人口減少社会を踏まえた地方創生に取り組む一方、市民から信頼される市役所を目指し、行財政改革を推進しているところであります。
後任といたしまして、二度目の監査委員として豊かな経験をお持ちの杉林憲治氏を最適人と考え、御提案申し上げるものでございます。
御審議の上、御賛同いただきますようよろしくお願いいたします。
23 ◯議長(梅田利和君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第50号については、質疑の省略及び会議規則第37条第3項の規定による委員会への付託の省略並びに討論を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
24 ◯議長(梅田利和君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は質疑及び委員会への付託並びに討論を省略することに決しました。
これより採決に入ります。
お諮りいたします。
本案は、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
25 ◯議長(梅田利和君) 起立総員。
よって、本案は原案に同意することに決しました。
杉林憲治君の入場を許します。
〔21番 杉林憲治君入場〕
───────── ◇ ─────────
◎
市長提出議案第51号~議案第53号
の上程、説明、質疑・委員会付託・討
論省略、採決
26 ◯議長(梅田利和君) 日程第3、
市長提出議案第51号 副市長の選任について外2件を一括して議題といたします。
市長より提案理由の説明を求めます。
市長、和田愼司君。
〔市長 和田愼司君登壇〕
27 ◯市長(和田愼司君) それでは、次に提出いたしました議案3件について御説明申し上げます。
まず、議案第51号 副市長の選任についてであります。
平成25年7月より副市長を務めていただいております竹村信一氏が6月30日をもって任期満了となります。引き続き、竹村氏を副市長として選任しようとするものであります。
竹村氏におかれましては、副市長に就任以来、「珠玉と石の文化」の日本遺産認定を初め、九谷焼を生かした産業観光の推進、日用町のコケ庭や古民家再生など、まちのブランド力向上に努められ、小松市産米の付加価値アップ、農産物の6次産業化の推進など、環境王国こまつブランドの国内外への販路拡大にも力を発揮されているところでございます。
大交流時代へのポテンシャルの高い地域資源を生かして、北陸のダントツのまちへ大きく躍動する大切な時期を迎えるに当たり、竹村氏を副市長として提案申し上げるものでございます。
次に、議案第52号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてであります。
固定資産評価審査委員会委員、田村和也氏の委員任期は6月28日をもって満了となります。
近年、固定資産の評価審査により一層の中立性を求められる中、来年度は3年に一度の評価がえを行う基準年度でもあります。
税理士として豊かな知識と経験を有し、固定資産評価審査委員会委員長として実績も高く評価されておられる田村氏を最適人者と存じますので再任しようとするものでございます。
最後に、議案第53号 農業委員会委員の任命についてであります。
農業委員会等に関する法律の改正に伴い、農業委員会委員の選出方法を、公選制から任命制に変更となりました。
本市では、小松市農業委員会の委員等の定数に関する条例を制定し、農業委員会委員の定数を15名としているところです。
このたび、新しい農業委員会制度のもとで農業の担い手への農地利用集積、耕作放棄地の解消、新規就農者への支援など、課題解決に向けて農地利用の最適化を進めていくために、小島町・上西外代治氏、一針町・川田剛氏、須天町・川畑眞智子さん、軽海町・坂下隆氏、津波倉町・清水準一氏、額見町・寺田英一氏、瀬領町・寺本芳樹氏、矢田野町・中田栄二氏、荒木田町・西木戸和枝さん、向本折町・灰田繁雄氏、古府町・本田雅昭氏、矢田野町・前川幸久氏、加賀八幡・松本良弘氏、日末町・本村友一氏、井口町・山下益美氏の15名の方を議会の同意を得て農業委員会委員として任命しようとるすものでございます。
以上3件につきまして、御審議の上、御賛同いただきますようよろしくお願いいたします。
28 ◯議長(梅田利和君) ただいま議題となっております
市長提出議案第51号から議案第53号までの以上3件については、質疑の省略及び会議規則第37条第3項の規定による委員会への付託の省略並びに討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
29 ◯議長(梅田利和君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の3件については質疑及び委員会への付託並びに討論を省略することに決しました。
これより議案第51号 副市長の選任についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
30 ◯議長(梅田利和君) 起立総員。
よって、本案は原案に同意することに決しました。
次に、議案第52号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
31 ◯議長(梅田利和君) 起立総員。
◎閉会の宣告
65 ◯議長(梅田利和君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。
これをもって平成29年第2回小松市議会定例会を閉会いたします。
閉会 午後 2時42分
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