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平成22年第 4回定例会−11月29日-03号

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  1. 守谷市議会 2010-11-29
    平成22年第 4回定例会−11月29日-03号


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    平成22年第 4回定例会−11月29日-03号平成22年第 4回定例会                  平成22年第4回              守谷市議会定例会会議録 第3号        ──────────────────────────          平成22年11月29日 午前10時10分開議        ────────────────────────── 1.出席議員 19名     議長 13番 伯耆田 富 夫 君  副議長 17番 山 田 清 美 君         1番 高 梨 恭 子 君       2番 高 木 和 志 君         3番 鈴 木   榮 君       4番 高 橋 典 久 君         5番 浅 川 利 夫 君       6番 山 崎 裕 子 君         7番 酒 井 弘 仁 君       8番 川 名 敏 子 君         9番 唐木田 幸 司 君      10番 市 川 和 代 君        11番 尾 崎 靖 男 君      12番 佐 藤 弘 子 君        14番 松 丸 修 久 君      15番 梅 木 伸 治 君        16番 平 野 寿 朗 君      18番 又 耒 成 人 君        20番 倉 持   洋 君 1.欠席議員  1名
           19番 中 田 孝太郎 君 1.出席説明者         市長                会 田 真 一 君         副市長               橋 本 孝 夫 君         教育長               北 村 裕 信 君         総務部長              寺 田 功 一 君         生活経済部長            弘 澤   廣 君         保健福祉部長            茂 呂   茂 君         都市整備部長            笠 見 吉 代 君         教育部長              染 谷   隆 君         上下水道事務所長          笠 川 悦 範 君         都市整備部参事           渡 辺   毅 君         総務部次長             木 澤 正 幸 君         生活経済部次長           松 丸 美恵子 君         保健福祉部次長           横 瀬   博 君         保健福祉部次長           豊 田 みよ子 君         都市整備部次長           高 橋   要 君         教育次長              豊 谷 如 秀 君         会計管理者             椎 名 一 夫 君         農業委員会事務局長         瀬 尾 勝 重 君         秘書課長              飯 野   亘 君 1. 本会議に職務のため出席した者         議会事務局長    上 野 久 芳         議会事務局長補佐  川 村 和 彦         議会事務局係長   松 井 貫 太 1.議事日程        ──────────────────────────              議 事 日 程 第 3 号                        平成22年11月29日(月曜日)                              午前10時10分開議 日程第1.市政に関する一般質問     6.川 名 敏 子 議員     7.松 丸 修 久 議員     8.鈴 木   榮 議員     9.市 川 和 代 議員     10.酒 井 弘 仁 議員 1.本日の会議に付した事件  日程第1.市政に関する一般質問        ──────────────────────────                午前10時10分開議 ○議長(伯耆田富夫君) これから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので,会議は成立いたします。  本日の日程は,26日に引き続き市政に関する一般質問であります。        ────────────────────────── △一般質問 ○議長(伯耆田富夫君) それでは,通告順に発言を許します。  通告順位6番,川名敏子君,登壇を願います。  川名敏子君。                〔8番川名敏子君登壇〕 ◆8番(川名敏子君) 通告順位6番,公明党の川名敏子です。  本日は,4項目一般質問いたします。  大きくは,図書に親しむまちづくりについて,チャイルドファーストで明日の守谷を創ろう,健康対策日本一をめざして,そして,校庭・園庭の芝生化についてです。  4項目一般質問いたしますが,議会での一般質問は,現状を聞き,問題点を指摘しただけでは何の価値も生まれません。そこで,よりよくするための新たな施策の提案をすることになりますが,行政と対立するということではなく,市民によりよいサービスが提供できるよう,ともに知恵を絞って行きたいという思いで提案させていただきますので,よろしくお願いします。  また,市の行政職員が汗を流し成果を上げている取り組みや,事業や,施策に対しては,市長賞や議長賞などで大いに検証すべきだと考えます。例えば,このたび5ワクチンの全額補助に対しては,ワクチンの確保や接種の方法など,実現に向けて具体的に尽力された保健福祉部課や,ごみの減量化に雑紙専用収集袋の配布を実施させた生活環境課など,心から称賛したいと思います。  さて,守谷市で一番愛され,利用されている公共施設はどこでしょうか。学校を除けば,何といっても図書館だと思います。図書に親しむまちづくりについてお伺いいたします。  いつ行っても,多くの市民が訪れて至福のときを過ごしています。その満足度も高く,人気の新刊書がそろえられており,希望する本のリクエストにもほとんどこたえていただけております。ボランティアによる本の修理や幼児への読み聞かせ,図書館まつり,ブックフェア,また,視覚障害者のための広報の読み上げ,テープ起こしなど,多くの市民がかかわり交流の場となっております。  今までも,子供図書館についてや漫画図書館駅前図書館など,いろいろ提案もしてまいりましたが,まだ実現はしておりません。努力し予算をかけている割には現状維持にとどまっているのではないかというのが現在の印象です。活字離れが進むと言われている中,現状を把握し,個々に対応を進めてまいりたいと思います。  図書に親しむまちづくりについて,まず世代別の図書館利用者数の推移と実態について伺いたいと思います。利用者の実態を知り,それぞれのニーズに合ったサービスで,さらに満足度の高い図書館運営を望みます。現状での取り組みはどのようなものになっているでしょうか,お聞きします。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長豊谷如秀君。 ◎教育次長豊谷如秀君) お答えいたします。  平成22年の4月現在でございますけれども,図書館の市内の登録者数が4万1,748人でございます。登録率が68%ということになります。登録者のうち,平成21年中に実際に図書館を利用した市民の方でございます。1万7,395人ということでございます。  また,平成21年度中央図書館の開館日数が288日,1日平均の貸出者数は501人となっております。  世代別の利用状況でございます。一番多かった年代が,30歳代,3,281人,18.9%でございます。2番目がゼロ歳から12歳,3,222人,18.5%でございます。これらの年代の利用者が多いのは,その年代に合った図書資料が充実しているからだというふうに思っております。特にゼロ歳から12歳代につきましては,読み聞かせやブックトークなどの効果によるものと考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 細かく分析していただきましてありがとうございます。  今ほどお話があったように,多く利用されている世代の理由は,その図書が充実しているということで,そのとおりだと思います。また,利用されにくい,この統計でわかったような世代には,その世代が借りやすくするための工夫と図書の品ぞろえが必要かと考えます。  今,書籍や情報文化に劇的な変化が訪れています。今年度は何をやめ,何を取り入れていくか,その年々に検討しながら進めていっていただきたいと思います。  今回は現状をお聞きしたわけですが,次回までには,今後のビジョンとか1年ごとの目標等も伺っていきたいと思いますので,進めていただきたいと思います。  さて,守谷中央図書館には雑誌が大変充実しております。いつも多くの方がくつろいだ様子で読書や選書の合間に雑誌を見ておられます。図書館に行く楽しみの一つでもあります。これらの雑誌の種類と月々の冊数,年間の費用はどれぐらいになるでしょうか,お答えください。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長豊谷如秀君。 ◎教育次長豊谷如秀君) 雑誌の種類ということでございますが,雑誌には,季刊誌,月刊誌,週刊誌等がございます。中央図書館及び公民館図書室を合わせますと,366種類,4,488点を所蔵してございます。1年間の雑誌の購入費は約290万円,1冊当たりの平均単価は約800円でございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 想像以上に多くの雑誌を集めてくださっておりまして,週刊誌等も,また,漫画も含めて,たくさんの品ぞろえとなっています。本当に図書館を利用しないのはもったいないというぐらいの内容でありまして,月々入れていただく蔵書に加えて,これらも活用される価値があるものと思います。  前回にも申し上げましたが,これらの読み終わった雑誌についても有効に利用されているということで,科学雑誌等は学校等にも寄贈されているということを伺っております。これからも活用をお願いしていきたい思います。  これらの雑誌についてでございますが,一つ提案がございます。  他にも例があるのですが,雑誌のスポンサー制度というものを提案させていただきたいと思います。賛同する企業または商店主は,図書館と協議して,購入する雑誌を決めます。例えばブティックや美容室ならファッション雑誌,写真館やカメラ屋さんなら写真の雑誌等,自社に来るお客様が読みそうな雑誌を選んでスポンサーとなります。期間は1年以上とし,その間,新刊書にプラスチック製のカバーを今もかけてありますが,そのカバーの表に提供する会社の名前を書いていただき,後の表紙の方には一面に広告を差し入れていただく,それで広告効果を利用していただくということで,1年分の雑誌代がコマーシャル料となるわけです。これで浮いた経費で,また新たな図書事業のサービスを拡大することもできますし,市民の要望で新しい雑誌を購入することもできます。これについてはいかがでしょうか。  このたびの生活環境課でも,広告入りの先ほど申しましたような雑紙入れの封筒をつくったということで,雑誌に対しても広告を導入するということは意味のあることであり,お店にとっても集客の役に立ち,図書館としても経費が浮くという,両方ウインウインの事業になると思うのですが,いかがでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長豊谷如秀君。 ◎教育次長豊谷如秀君) 雑誌のスポンサー制度ということでございますけれども,全国的に財政が厳しいということで,徳島県立あるいは岐阜県立の図書館,それから,伊勢市立・小山市立図書館等がこの制度を取り入れているとお聞きしております。ただ全国的にはまだ少ないという印象を持つわけでございますけれども,これらの制度を取り入れている自治体に様子をお伺いしながら,図書館の実施で参考にさせていただいて,研究していきたいと考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 研究していただきましたら,ぜひ取り組んでいただきたいと要望しますので,よろしくお願いいたします。  実際,私どもも美容室に行きますと,いろいろなファッション雑誌とかお気に入りの雑誌がございます。そういうことを目当てに行くところもございますので,ぜひそれらを活用していただけたら成果が上がると思いますので,よろしくお願いします。  続きまして,WEB図書館導入についてを取り上げてまいります。  図書館の経費は,守谷市は市民1人当たり500円程度を目安としているということで,近隣では断トツの図書経費を用意しておりまして,自慢できるものです。しかし,予算の全部が書籍代というわけではありません。人件費等にもかかっておりますのですべてではありませんけれども,それらの人件費を引いても,蔵書にかけている部分はとりわけ多いと思います。それらの使い道について,さらに有効に使っていただきたいという意味で,このWEB図書館を提案させてもらうものです。  まず初めに,蔵書の破損や紛失による損失等について参考に伺いたいと思います。あとで詳しく述べますが,インターネットで借りるWEB図書館は,返却日が来ると,延長手続をしなければそのままパソコンで読めなくなりますので,延滞して本が返ってこないということもありませんし,破損するということもありません。ですから,返却の催促も不要ですし,書籍に対する書き込みや破損,盗難,未返却ということも起こらないわけです。そういった意味からも,現状の図書の様子をまず伺いたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長豊谷如秀君。 ◎教育次長豊谷如秀君) お答えいたします。  図書の汚損等につきましてでございます。現在,中央図書館では,昨年度,汚損が584冊,紛失が103冊,不明が218冊ということで,除斥をしたという経緯がございます。合計額としまして94万4,535円ということになっております。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) ありがとうございます。  かなり多くの94万円以上の書籍が紛失したり破損したりということで,十分まだ見ていただけるものが損なわれているということがございます。先ほども申しましたが,それに比べまして,ネットに登録するこのWEB図書館,この本は半永久的に財産として残るものですので,当初の予算が多少かかるかとも思いますが,取り入れる価値があるかと考えております。  また,活字離れが進む中,読書推進のためさまざまな施策が講じられているわけですが,図書館で待っているだけでなく,どうしたらさらに使いやすいか,また,サービスが行き届くか,効率よくこれらが実施されるか,工夫していく必要があると考えます。先ほどから申し上げておりますように,そこで注目したのが,現在千代田区立図書館で行われている新しいサービスWEB図書館,すなわち電子図書館です。これは2007年11月から開始された,インターネットを通して電子図書を貸し出し,また返却するというサービスです。これらには多くの利点があるのですが,まず最初に,このWEB図書館についてどのような認識をお持ちか,先にお聞きしたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長豊谷如秀君。 ◎教育次長豊谷如秀君) お答えいたします。
     今の議員からご紹介ありました千代田区のWEB図書館ということで,私どもの方でも調査をさせていただきました。費用的な面をご紹介したいと思いますが,まずサーバーの購入費用が約500万円だそうでございます。そのほかに保守点検料が年間110万円かかるということでございます。1冊の本に対して見られるようにするのに2,000円かかるということでございます。千代田区の方では,今,4,600冊のWEB図書があるということで,4,600ですと,2,000円を掛けますと920万円かかっているということで,初期費用だけで1,500万円ぐらいかかるというような認識でございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) ただいま,WEB図書館に対する認識とかかる経費について,詳しく調べていただいたものを発表していただきました。  私の方からは,さらにWEB図書館の利点について少し述べさせていただきたいと思います。  大きく分けて三つほどありますが,まず第1点は,24時間,365日,いつでも電子図書館を開いて,借りて,パソコンやiPad等で読むことができるということです。また,貸し出し,返却,ともにインターネットで行われ,図書館に足を運ぶ必要がないので,サラリーマンや外出困難な高齢者の方には大変便利です。また,図書館員の手を煩わせることもないので人件費もかかりません。  また,2点目には,文字を拡大する機能がついておりまして,ほかにも自動めくり機能や自動読み上げ機能,音声動画機能もついているので,視力が弱くなったら文字を大きくして読むこともできます。また,読んでもらいたいときは,電子かたりべ機能に接続すれば電子本はすべて読み上げてもらえます。「徳川家康」も「宮本武蔵」も,耳を傾けながら読書をできるわけです。また,文字を横書きにしたり,英語の参考書で英文の発音を聞いたり,参考書等を呼び出して,記入しながら採点することもできます。また,絵本の場合は,登場人物が動いたり,音楽が流れてきて,音楽に合わせて絵本を読むこともできます。  そして,もう一つの大きな利点は,本棚が要らないということです。どんどん蔵書がふえて,図書館もスペースがなくなり,物を置くのに困っているとお聞きしております。入れかえも大変ですが,この電子図書はスペースが本当に要らないわけです。小さなサーバー一つでオーケーなんですね。ですから,スペースをとらないということは大きな利点だと思います。  このようなWEB図書館のシステムですが,先ほど費用のことをおっしゃっておりました。これら図書費の総額からいっても工面できない金額ではありません。市民1人に従来どおり500円の図書費を今後もかけていただくとすれば,守谷の場合は,3,000人の転入者があれば,それだけで150万円分増額するというケースになりまして,システムも先ほど500万円というお話がありましたけれども,リースで分割払いにすれば月々少額で済みます。電子書籍は,500年の著作権の終了した文学作品などは,「株式会社ボイジャー」から約1万2,000作品も無償で配布されます。先ほど,千代田区の図書館も4,000冊以上持っているということでしたが,それらは新刊書に関して購入する場合でありまして,一気に新刊書をたくさん集めなくても,これらの1万2,000以上の本が無料で提供できます。  また,日本図書業界と協力して事業を進めている「青空文庫」というNPOでは,夏目漱石や芥川龍之介,太宰 治などの文学史に名が残る作品を6,500点,公立図書館に無料で寄贈しています。これらも利用できるわけです。先進的な守谷だからこそ取り組める文化的な施策であると考えます。  今,担当課のご意見を聞きましたが,これだけ説明を聞いていただきまして,市長はどのような見解をお持ちでしょうか。お伺いしたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) WEB図書館はまだ新しい試みだと思いますので,機械等も開発されたばかりで,ああいったものは日々進歩していくものですから,もう少し周りのことも見させていただいて検討させていただきたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 前向きなご答弁をいただいたというふうに受け取らせていただきます。  千代田区の例を先ほどお聞きしましたけれども,先日私も見てきました東京都の都立中央図書館でも,電子書籍を体験しましょうということで区民を募集しまして,登録するのに自分のログインをするときの番号が必要なのですけれども,希望する方にまず体験的にやっていただくということで試行的なスタートもしております。ぜひ守谷もそういった段階から取り組んでいただければ,特に高齢者の方たちも,これから図書館まで行かなくても,昔読んだなつかしい本を大きな文字で家にある大きなパソコンの画面で読めるということで,利点は大きいかと思います。先ほど利用度の少なかったサラリーマンや高齢者の世代の方たちの利用を促進する意味でも大きな一手となると思いますので,今後の取り組みを期待いたします。  では,次に,「図書館海援隊」プロジェクトの参加で市民をサポートしようということについてお伺いいたします。  市民の疑問に答える図書館司書の仕事に,レファレンス,資料探しの支援というものがございます。守谷では,年間どれぐらいのレファレンスを受けている方がおられるのでしょうか。余り知られておらず,このサービスを使っている方が少ないとお聞きしております。「図書館海援隊」は,このレファレンス機能を高め,本の提示や資料の紹介だけでなく,例えば法律にまつわる相談でしたら,裁判の判例集等の提示にとどまらず,司法書士を呼んで法律相談会を開催します。また,就職にまつわる相談に,自分の適性を調べる本やスキルアップのための資格を取る本の紹介をするなどはできますけれども,それとともに,ハローワークと連携して若者就職相談セミナーを企画する等,図書館に集まった人たちにより多くの利益が伴うような企画をする。それがネーミングされておりまして,「図書館海援隊」ということで,多くの図書館が横の連携をとりながらこれらの新たな取り組みに果敢に挑戦しています。  私の調べた中でも,大きな図書館,県立図書館はほとんど参加しているようですけれども,地方の図書館でも,福岡県の小郡市等,人口5万8,000人程度の市でもこれに挑戦して活動を進めているということですので,ぜひ守谷でもこれらに参加して,より多くの企画を進めていってはどうかと思いますが,いかがでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長豊谷如秀君。 ◎教育次長豊谷如秀君) お答えいたします。  最初に,レファレンスの数ということでございました。サービスカウンターレファレンスサービスを実施しておりまして,昨年度は692件ございました。ほかに単なる資料案内というものもございまして2,250件,そのほかに電話その他での問い合わせは80件ございました。  今の議員の「図書館海援隊」に参加してはどうかということでございますが,今紹介がありましたように,県立図書館では14あるそうでございます。市町村区立図書館では23の図書館が参加実施しておるということでございます。ただ守谷図書館につきましては,各種の講座とか講演会といったものについても担当課でやっておるわけでございますけれども,図書館主催でそういうものを実際に行うということは,今のところ難しいかなというふうに考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 私の方に認識違いがございまして,レファレンスの件,もう少し少ないのかと認識していたのですけれども,調べていただきまして692件,また,問い合わせや細かな相談事も2,000件以上ということで,司書の方たち大変に活躍しておられると思いますので,敬意を表し,また,感謝申し上げたいと思います。  これらは個々の相談事になってまいりますが,私が先ほど申し上げた企画は,多くの方,複数の方たちを対象に,同じ希望される内容について丁寧に説明していただく,また相談に乗っていただくという意味で,意味のあることだというふうに考え,提案させていただきました。  ほかにも図書館がかかわる多くの企画を他の課とともにやっているということですので,ほかの課がなされている企画にも,図書館として,また,図書資料として何ができるかということをとらえて積極的にかかわり,また,図書の貸出部数もふえていかれるよう努力をお願いしたいと思います。どうせといったら申しわけないですけれども,努力をするのでしたら,日本一の貸出率,これらに挑戦していただけたらと思います。  では,次のチャイルドファーストで明日の守谷を創ろうという件に移らせていただきます。  20年,30年後の守谷は,今の子供たちに託すしかありません。その子供たちに大きな影響を与えるのが,保護者である親であり,家庭です。地域や行政が支援できることは最優先で行っていこうというのが,この行政側から見たチャイルドファーストという考え方ですが,そのようなコンセプトから作成されたものが「家庭教育ブック」というものです。これは県の方でつくられたものですけれども,私どもの公明党の県議田村けい子が尽力して,各家庭にいろいろ問題がございました虐待とか育児放棄,それらを解決するためにも家庭教育が大切ということで,このような「家庭教育ブック」をつくらせていただき,また,ことしは乳幼児のための「家庭教育ブックひよこ」というものも11月に発刊され,地域に届けられたところです。これらをつくっただけでは,何の効果もあらわれません。これらをどのように使い,また,家庭教育の場で生かされていくということが大切かと思います。  守谷市における子育ての状態,虐待や育児放棄はないのでしょうか。これらの本を活用し,少しでも母親,父親,保護者の皆様が安心して,自信を持って子育てに取り組めるよう活用していただきたいと思いますが,活用の仕方の実態,おわかりになりましたらご答弁いただきたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  「家庭教育ブックひよこ」でございますけれども,これは私ども保健福祉部と教育委員会の方にも関連がありますので,まず保健福祉部関連で私の方からお答えをさせていただきたいと思っております。  この「ひよこ」につきましては,茨城県教育庁生涯学習課から保健センターに400部ほど送付されております。この利用につきましてですけれども,3歳児健診の際に保護者に配布をいたしております。また,これとは別に児童福祉課あてにも20部ほど送付されております。さらに県内の幼稚園,保育園にも同様に配布していることから,児童福祉課に配布されたものにつきましては,公立保育所に配布をして,職員間で資料として活用させていただいたおります。  それから,この本は,子育ての基本をわかりやすくまとめてあるとともに,育児チェックシートなどもあることから,活用方法といたしましては,保護者の皆様にお手元に置いて読んでいただき,子育ての資料として活用していただくものとなっております。保護者に配布するだけですと,十分活用されないということも考えられますので,市の方からも,「家庭教育ブックひよこ」の利用について,私どもで行っております子育て講座等が幾つかありますので,そういったところでも周知を図っていきたいと考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 茂呂部長の方から今後の取り組みも語っていただきました。ぜひ子育てサークルとか,実際読み合って使っていただきたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長豊谷如秀君。 ◎教育次長豊谷如秀君) もう一つの「家庭教育ブック」の方でございますが,これにつきましては,毎年茨城県が作成をしまして,9月上旬に市町村経由で各小学校に配布してございます。この「家庭教育ブック」は,家庭教育の重要性の啓発,あるいは親の意識改革を図るとともに,個々の保護者に家庭の教育力の向上を図るために作成されているものでございます。したがいまして,新入学児童がいる全世帯には,毎年秋に実施される新入学児対象の就学時健康診断のときに,社会教育指導員が講話を行いまして,限られた時間でございますけれども,特に重要なポイントを絞りながら,保護者の皆様に講話を行う際に活用させていただいているという状況でございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 大変よくわかりました。子供たちの新入生の健康診断のときに親御さんたちにお渡ししているということで,ぜひ今後もその講話を充実させながら使っていただきたいと考えます。  本当に基本的なところから,親って何だろうとか,子育ての責任はとか,親も仲間づくりをしましょうとか,本当にこれから子育てをしていく若いお母様たち,孤独にならずに仲間をつくり,また,学校に十分対応していけるような子供たち,学校に上がる前までの注意とか,詳しいことが書いてございます。ただ手渡しで渡すだけでなく,しっかり皆で学習しながら読んでいただきたいと思いますし,一時的な活用だけでなく,長期にわたって何度も繰り返し見ていただけるような工夫もしていただきたいと思います。  それも含めてですが,次のところで,家庭教育学級の必要性と取り組みについてということに移ってまいります。  以前行われていた各学校ごとの家庭教育学級では,どのようなことがなされていたでしょうか。私も子育てのとき守谷で体験いたしましたけれども,学年を超えたお母様方と交流する大変いい機会であったと,今から思い返せばこの家庭教育学級の価値を見直すものです。以前行われていたのですが,去年かおととしごろから取りやめとなり,今は,市全体で家庭教育学級や講座,また講演会等を行っていると聞きましたが,それでは一方的に聞く側だけになってしまうので,親が交流したり,意見を述べ合ったり,また,これらの「家庭教育ブック」を使って検討し合ったりするような,そういった機会が少しでも多い方が,子育てに迷うお母様方にとっては力強い応援となるかと思います。今後の守谷市の家庭教育学級の取り組みについて,ございましたらぜひ伺いたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長豊谷如秀君。 ◎教育次長豊谷如秀君) お答えいたします。  今,議員から紹介がありましたように,家庭の教育力の低下というものが昨今取り上げられているわけでございます。地域の交流の希薄化や親子間のコミュニケーション不足というものが問題視されているわけでございます。2年前まで,各小中学校単位で家庭教育学級(子育て仲間づくりセミナー)というものを開校してございました。全保護者を対象に,保護者間のコミュニケーションを図ったり,必要に応じて,情報交換の場の提供,あるいは企画運営等の助言を市の方で行っていたわけでございます。そういうことによりまして,保護者が孤立しないように,一人で悩まないような事業を推進したということでございます。  現在は,各学校単位で行われていた家庭教育学級は,家庭教育講座,小中学校全保護者,あるいは市民を対象にした講座等を開催している状況でございます。しかし,残念ながら以前よりは参加者が少なくなっているというのが現状でございます。このような現状を踏まえまして,今後の家庭教育についての内容の充実,あるいは参加しやすい環境の配慮,そういうものを検討していきたいと考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 今後検討してくださるということで,できましたらぜひ各学校ごとの家庭教育学級を再開していただけたらと希望いたします。自分の体験を通してからも,子育て時代にできた仲間は,親同士も地域に住んでいる限り一生の友だちとなり,子供が巣立った後も長くつき合っていけて,また地域のコミュニティーにともに参加していくというケースがございます。ぜひ復活していただけるよう検討していただきたいと望みます。  次に,守谷市のイクメン「おやじの会」への活動支援ということで書かせていただきましたが,イクメンというのは,育児に携わるお父様方,男の人という意味でイクメンという言葉が今ちまたで使われておりますが,市としても,お父さんとの親子料理教室とか,いろいろな活動にお父様を引っ張り出すというような形で進めてきているとは思いますけれども,今後のイクメン活用といいますか,お父様たちの育児参加を促すような取り組み,そのようなものがございましたら,一過性のものでなく,継続していただけるようなものを考えていただけたらと思いますが,現状はいかがでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長豊谷如秀君。 ◎教育次長豊谷如秀君) お答えいたします。  毎年,各小中学校に「おやじの会」というものの設置状況を調査してございます。現在,3中学校,五つの小学校で設置されているという状況でございます。主な活動内容としましては,パトロールやPTAの奉仕作業への協力,学校行事への参加ということで伺っております。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 大変有意義な活動をされていると思いますが,多い学校では50人以上のお父さんたちが活動をしているということで,野球をやったり,バーベキューをやったり,親子ともどもの楽しい活動が続いているということです。単に調査するだけでなく,市の方もぜひ助言をしたり,支援をしたり,交流を持つようなチャンスをつくったり,そのような努力をぜひしていただければと思います。  新聞等でも取り上げられているのがよく目につくのですけれども,パパも子育てを楽しもう,働き方を見直して家庭の時間を大切にしようということで,男女共同参画にもつながることでもありますし,子育て中のお母さんたちのうつを防ぐということにも大きくつながりますので,お父さんたちにも子育てを楽しみながら過ごしていただきたい,これを市の方も推進していただきたいと要望いたします。  それでは,次に,「健康対策日本一をめざして」という項目に移ります。  最初に,健康診査の受診率の推移と対策を伺いたいのですが,それに加えて,昨年の乳がん・子宮がん無料クーポンの検診率,前回お聞きしたときはまだ途中でしたので,3月まで終了した段階で何%の方たちに利用していただけたか等もあわせて健康診査の推移をお聞きしたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部次長豊田みよ子君。 ◎保健福祉部次長(豊田みよ子君) 私の方からは,国民健康保険の保険者といたしまして守谷市が実施しました,平成20年度と21年度の特定健診の目標値及び実施状況についてお答え申し上げます。  この健診は,「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づきまして,医療費の削減に向けて各保険者が責任を持って取り組むという目的のもとに実施しておりまして,通称メタボ健診とも言われております。平成20年度の目標値は35.0%,受診率が40.5%で,目標値を達成することができました。平成21年度は,目標値が42.5%,受診率が41.0%でございまして,受診率は前年度を0.5%上回ることができましたけれども,目標値につきましては達成することができませんでした。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) 私の方からは,がん検診等についてお答えをさせていただきます。  まず,子宮がん検診でございますけれども,こちらにつきましては,対象者が2,118名,受診者が336名ということで,率にしますと15.9%でございます。それから,乳がん検診につきましては,対象者が2,099人,受診者が467人,利用率が22.2%という状況になってございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 2点お答えいただきました。  メタボ健診に関しては,目標値を20年はクリアし,21年は少し及ばなかったということですけれども,ほうっておいても40%ぐらいは皆さん意識が高く行っていらっしゃるということだと思うのですね。0.5%ふえましたけれども,今年度もこの41%前後でしたら,今年度の目標はまたかなり厳しいことになっていくと思います。目標値がクリアされないと国の方からの支援も削減するというふうにもお聞きしていますので,さらなる積極的な受診を促進するための方策,施策が必要かと思いますが,どのように考えられているでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部次長豊田みよ子君。 ◎保健福祉部次長(豊田みよ子君) これまでにも健診を日曜日に開催するなど,受診率向上に向けた取り組みはしてきておりますけれども,現在,特定健診の受診者の傾向を申し上げますと,男性では,40歳代,50歳代,女性では40歳代の受診率が低い結果となっております。このような点を踏まえながら,受診率を向上させるための取り組みが大切であると認識しております。現在集団健診のみで実施しております特定健診を,集団健診とあわせまして各医療機関で直接受診できるという個別健診の導入について,その有効性,公平性等を含めまして検討しているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 個別健診も検討しているということで,大変先進的な試みになっていくかと思いますので,ぜひ実施までこぎつけていただきたいと思います。  今ほど統計を出していただいたとおり,男性は40代から50代,女性は40代という,一番働き盛りで病気を見過ごしてしまう,また,がん等の病気が発病した場合,進行が早いというような年代になっています。ぜひこの世代の方たちが多く受診できますよう,ご努力をさらにお願いしたいと思います。  それでは,次,前立腺がん「PSA検査」の現状と今後の予定ということで伺いたいと思います。  今ほどのメタボ健診と同じように,40代から50代の男性に前立腺がんの発症が見られた場合,後に命に及ぶがんになっていくということで,これらの予防のために事前にこのPSA検査が有効とされています。近隣の市町村でもやっていると聞いていますが,守谷市では助成もない状態です。昨年からは,オプションで,自己負担で受けられるようにということで推進していただいておりますが,それらの現状等お聞きしたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  前立腺がんにつきましてでございますけれども,今議員の方からもお話がありましたけれども,近隣の状況ということでお話をさせていただきたいと思います。  竜ケ崎保健所管内でございますけれども,こちらの管内で,龍ケ崎市が500円の助成額,牛久市が2,300円,これは全額になります。それから,取手市が約半額の1,000円,利根町が2,300円ということで,これも全額になります。それから,稲敷市が1,000円ということで半額程度,河内町が2,000円でこれも約全額という形になります。守谷市では,今のところ助成はいたしておりません。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 昨年,自費で,メタボ健診のときにあわせて希望されて検診された方の人数はわかりますでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  昨年の対象者ですけれども,4,759人で,受診者が445名でございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 再度確認しますが,455名の方が自費で受診されたということでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) 答えでちょっと勘違いがございました。昨年ということで,454人でございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 個人負担が二千数百円あっても,これだけ多くの方が希望され受診しているということで,40代,50代の方たちは,いろいろテレビでも前立腺がんのことはよく報道されたり,特集も組まれたりしますので,本当に痛みもなく,血液の検査だけでこれが予測できるということで,大変有効な検査方法となっております。今,近隣の竜ケ崎保健所管内の市町村でもこれだけの補助を出しているということで,守谷だけが補助がないということは本当に寂しい限りだと思います。その1割の検診の方以外にも,対象となる方がわざわざメタボの健診で出向いているわけですから,その対象の方たちが気兼ねなくこれらの検診ができるよう,ぜひ要望としましては全額の補助を要望したいと思います。  今回,5ワクチンの検診の全額助成もできるということで発表していただいておりますし,女性のための子宮頸がんのワクチンにも多額の費用を使っていただいております。ぜひ男性のためのがん検診,これは,がんが発生する本当に初期に検診で発見することができるものですので,ほかのがんに比べれば安価に早期に発見することができますので,ぜひ今後助成することを検討していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  このPSA検査項目につきましては,議員からもお話がありましたように,守谷市では,健康増進法に位置づけがないことや,検査の結果において精度に若干の不安要素があることなどから,これまで任意といたしておりますけれども,病気の早期発見,早期治療による健康保持により,ひいては医療費の削減にもつながりますし,近隣の自治体でも押しなべて助成を実施していることなどを勘案しますと,今後は実施の方向性を持って検討するべきではないかというふうには考えております。  ただ,予算も枠配分で行っておりまして,今回は子供のワクチン接種についても前倒しで実施するなど,費用助成は相当大きなものとなっていることもございまして,優先度の検討が必要であるというふうには考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) ざっと計算しても100万円前後の予算となるかと思います。ぜひこれらは捻出していただきたいと希望しますが,市長にも伺ってもよろしいでしょうか。所感,ありましたらお願いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 今,前立腺がんの検査を自己負担で受けた方が450何人ということですけれども,対象者は4,000人以上いるわけですね。40歳から75歳だっけ。  74歳まで。そうすると,全員が受診するということになると1,000万円ぐらいのお金になってしまうということもありますので,全額ということではなく,半額程度の助成を今後は考えるべきかなというふうには思っておりますので,その辺のところで考えていきたいと思っています。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。
    ◆8番(川名敏子君) 大変前向きな答弁をいただきましてうれしく思います。  きょうは新聞も持ってきたのですけれども,朝日新聞等でもこのように大きく,間 寛平さんですけれども,前立腺がんを早く発見したことによって,今も治療を続けながら走り続けることができるということで,恐れる病ではないというふうに言われておりますので,ぜひこちらの検診ができるよう補助をお願いしたいと思います。ありがとうございます。  では,次に移らせていただきます。  認知行動療法の取り組み(うつ病対策)ということで取り上げております。  近年,うつ病で長く苦しんでいる方がふえております。身近な人が軽症なうちに早期に気づき,適切な対応で回復が可能であると言われています。とはいえ,なかなか人に相談できず悩んでいる家族が多いのが現状です。本年4月より保険適用となったうつ病治療の認知行動療法について,守谷市や近隣で医療が受けられるところはあるのでしょうか。どのような治療法であるというふうに認識されていますでしょうか。うつ病対策は自殺予防にも大きくつながります。現状と対策について,ございましたら伺いたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  認知行動療法につきましては,人間の気分や行動が,物の考え方や受け取り方に影響を受けることから,認知の偏りを修正し,問題解決を手助けすることによって精神疾患を治療する精神療法でございます。この認知行動療法は,欧米を中心に広がりまして,日本では1980年代後半から広がりを見せているところでございます。この療法は,1回に30分以上の面接を16回から20回程度行うトレーニング的な内容になります。したがいまして,この療法で効果が得られるのは,軽症程度のうつになります。  日本では,平成22年度,厚生労働省科学補助金によりその有効性についての研究が進められているところでございます。問題としましては,医師の研修コースなどが未整備で,マニュアルに従って治療できる医師がほとんどいないということでございます。また,診療報酬が低く,医師側にとっても経済的に割が合わないと申しますか,そういう状況があるようでございます。  それから,守谷市,あるいは県内ということでございますけれども,認知行動療法を行う医療機関は,市内及び近隣市町にはございません。県内では2カ所ございまして,ひたちなか市のヒヨドリ医院,これは外来でございます。それから,つくば市の筑波大学附属病院,こちらは入院のみとなっております。それから,保険適用外でございますけれども,千葉県の柏の葉にあります千葉大学柏の葉診療所等がございます。  それから,対応ということでございますけれども,守谷市で現在行っている対応としましては,電話相談,面接,訪問などの手法を用いた対応をいたしております。特に訪問に関しましては,広い視点を持って行うことが必要でございますので,複数の職員が対応するようにしております。子供の健診から認知症の問題まで幅広く対応するために,関係機関と連携しながらこれからも対応していきたいと思っております。今年度初めての試みといたしまして,市役所職員向けの講座を行うことにより,業務の中で職員が少しでも気づきができるように努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 大変詳しく答弁いただきましてありがとうございます。  県内でも取り組んでいる医療機関があるということで心強く感じました。私の知人でも,東京や遠くに通っているという方も見受けられます。ぜひこの新たな治療法があることと,そういった機関があることを,市民の皆様にもお知らせしていただきたいと思います。また,地道に相談活動に乗ってくださっている担当職員の皆様にも頭が下がる思いでございます。  さらに要望させていただければ,保健センター等で待っているのではなく,そういった相談があった後には,アウトリーチといいまして,こちらから出向いていって相談に乗っていくというのが,引きこもりやうつ病の方に対しては必要なことでございますので,一度受けた相談に対しては,最後まで取り組み,かかわっていっていただけるようお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。  質問はここまででしたが,認知症についても,老人性うつ病から認知症になるというケースがございます。そのことについても,もし取り組みがございましたらお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  介護保険や医療保険の適用とならない,地域に潜在していると思われるごく軽度の認知症の予防対策についてでございますけれども,これは全国的に見てもなかなか進展していない状況がございます。守谷市では,若年性から高齢者まで幅広く認知症相談が年々増加いしている傾向がございます。このため,今年度,脳活コーチという育成講座を,市内17カ所で運営される出前サロンのリーダーさんを対象に実施したいと考えております。これによりまして,早期に認知症予備軍を地域の中で予防していく人材として,順次この脳活コーチを養成していきたいと思っております。初級コーチは教室運営支援ができ,来年度は教室運営ができる中級コーチを育成し,その後上級コーチ育成まで,特定非営利活動法人「日本認知症予防研究所」と共同開催してまいりたいと思っております。日程につきましては,ホームページ等でも載せておりますけれども,12月に3回ほど予定いたしております。  それから,昨日の朝日新聞にもこの脳活コーチの育成についての記事が掲載されたところでございます。そういうことで,今後,この脳活コーチというものを順次進めていければなと考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 脳活コーチというのも耳新しい言葉で,心強く思いました。多くの市民の方にこの講座をお受けいただいて,脳活コーチを多く養成し,地域に入って高齢者の皆様のうつが早期に発見され,予防されていくことを強く望みます。  本日は,多岐にわたっての質問に答えていただきましてありがとうございます。  また,答弁いただきました内容について,これからも精査していただき,実現に向けて……。  済みません,最後の1枚が残っておりました。ありがとうございます。そうでした。  学校と園庭の芝生化についてお聞きします。もう残り時間が少ないので焦ってしまいます。  ことしの猛暑を思い出していただきますと,25度以上のときは暑くてグラウンドに出ることもできずに,窓をあけても暑い空気が流れるだけという状態でございました。アスファルトの道を歩き,コンクリートの校舎で一日を過ごす子供たちの身になって考えますと,大変過酷な夏でありました。ある市では,市長が子供たちと一緒に給食を食べるという会に出席したとき,その日余りにも暑かったのでエアコンを検討するようになったと聞きました。我が市でも,新しい学校や特に暑い教室からでも現場に直接足を運んでいただき対策を考えていただきたいと思います。  エアコンや扇風機に次ぐ効果が期待されるのが,今回タイトルにしました校庭・園庭の芝生化です。グラウンドが芝生になるだけで3度から4度温度が下がるとも言われています。グリーンがストレスを和らげ,授業が外でできる日もふえますし,休み時間も芝生の上で寝ころんで遊んだりできます。実施している学校では,学校を休む子が減ったという報告もあるぐらいです。  本市では,松ケ丘小学校の「おやじの会」でこのたびグリーンプロジェクトを立ち上げて,芝生を育てる実験をしています。市として今後どのようなサポートをしていただけるようにお考えでしょうか。次の2点とあわせてお答えいただきたいと思いますが,1点目は,健康・安全・エコ等芝生化に対する認識と今後の対応,そして2番目の芝生化した校庭の今後の活用について,どのようなイメージをお持ちか伺いたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育部長染谷 隆君。 ◎教育部長(染谷隆君) お答えをいたします。  学校の校庭の芝生化につきましては,以前の一般質問の中でもお答えさせていただきましたけれども,過去に芝生を実施していた学校が何校かございました。ただ,維持管理等の問題で現在は芝生化を行っている学校はないというような状況になっております。  議員から指摘がありましたように,芝生化の有効性につきましては,校庭での遊びの増加,あるいは保護者同士の交流等,あるいは地域コミュニティーの形成などのほか,環境面でも緑がふえまして情緒面の安定,けがの減少などが言われているようなところでございます。  皆さんご承知だろうと思いますけれども,反面マイナス面も出てきているというような部分もございます。野球やソフトボールには一部適さない部分がありますし,一番大変なのは維持管理面というようなことでございます。水かけをこまめにやったり,芝刈りをしたり,一番はグラウンドが使えない時期が一部出てくるというようなこともございますので,デメリットもあるというようなことでございます。  今ご紹介いただきました松ケ丘小学校の「おやじの会」から,グリーンプロジェクトということで提案書が私どもの方にも出てきております。積極的に校庭の一部を利用しまして,その芝の状況,管理方法などの研究を行っているということでございました。今後の方向といたしましては,現在手を挙げてくれています団体と協議いたしまして,維持管理面ですね,その対応が可能であるという確認ができた段階で,教育委員会としては,試行として,その面積を広げて拡大していって状況を観察したいというふうに思っております。その結果次第によっては,各学校に呼びかけをするというようなことも想定できるかなと思っております。  それから,もう1点,芝生の効能というのですか,活用ということだと思いますけれども,芝生にすることによりまして,地域の方々が積極的に校庭を使っていただけるということで,地域交流の場というのは当然だと思います。そればかりではなくて,学校に来ていただけるということにつきましては,児童生徒等を不審者から守る,あるいは,学校で学べないことをその方々に教えてもらうという機会がふえてきたり,あってはならないことでございますけれども,災害発生の避難場所としても良好な環境になり得るという可能性があると思います。  地域の財産であります学校施設ですけれども,地域の皆さんに有効に活用できるような環境にしていくことも市の役目かなというふうに思っております。 ○議長(伯耆田富夫君) 川名敏子君。 ◆8番(川名敏子君) 私が申し上げた以上の認識を述べていただきまして,心強く思いました。まず最初の実験的な取り組みが成功しましたら,ぜひ全校に広げていただけるように,また,それを成功させていくように努力していただきたいと思います。  マイナス面も幾つかお話いただきましたけれども,それらをクリアして,余りあるメリットがあるものと認識しておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。  本日の4点の私からの一般質問を以上で終わらせていただきます。大変ありがとうございました。 ○議長(伯耆田富夫君) これで,川名敏子君の一般質問を終わります。  次,通告順位7番,松丸修久君,登壇を願います。  松丸修久君。                〔14番松丸修久君登壇〕 ◆14番(松丸修久君) 通告順位7番の松丸でございます。  きょうは,通告内容が,新年度に向けた予算編成についてという大きな題目の中で,国の動向を踏まえると,地方自治体の予算編成時期,非常に予算編成についてご苦労があるのかなという点が1点と,それから,新しい事業等々を考えますと,自治体の財政の中で,プラスがあればマイナス面もつくっていかないとバランスがとれないのかなという中での質問をさせていただきたいというふうに思います。  今,政府の方もやっと補正予算が通って,景気対策を打ち出せるというような中で動きがあろうかと思いますけれども,来年度に向けて問責決議案が出てきて,来年の予算編成がどうなるのかと。果たしてこのままの政府の中で予算が通っていくのかどうかという,国政の状況が非常に混迷しているというのが現状だろうと思いますけれども,我々の自治体においては,守谷においては割かし財政的に恵まれて,依存財源的には非常に少ないので,影響力は他の市町村と比べると少ないのかなというふうに思いますけれども,昨年度から始まった子ども手当,それから一括交付金の問題等々は,やはり国の大きな政府の方の方針によっては,かなり当市の予算編成に影響を及ぼすのではなかろうかというふうに予想をしております。  そういう中でも,先週,守谷市の方では大きな英断をして,五つのワクチンの助成をするということが決まりましたし,今回の補正予算の中でもそれが議会の委員会で審議され,最終日に多分可決されるだろうというふうに思っておりますけれども,当守谷市の今回の補正予算の中で,約3億円ほどの税収減が見込まれるというような補正予算が出てまいりましたけれども,こういう状況を踏まえると,来年度の守谷市の当初の予算編成というのは,国の動向もあるだろうし,これから社会の景気変動の中で,どのような形で予算編成をしていくかという大きな問題があろうかと思います。  そういう中で,今現在,国の予算編成,また国の動向によって影響を受けるであろうというようなところをお聞きしたいと思いますけれども,それと,予算編成に向けての調整をどういうふうに考えているかという点をお聞かせください。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部次長木澤正幸君。 ◎総務部次長(木澤正幸君) お答えをさせていただきます。  議員おっしゃいますように,国庫支出金の一括交付金化と子ども手当等につきましては,やはり新年度予算の編成に当たりましても影響も大きく,国の動向を注意深く見守っているところであります。  特に国庫支出金の一括交付金化につきましては,使い道が限られている国庫補助金や国庫負担金を地方自治体が原則自由に使えるように一括交付金化するものであるため,守谷市においても影響が大変大きいものであり,国の動向を注意深く見守ってきたところでありますが,ようやく先週,政府から一括交付金の内容が示されたところであります。これによりますと,公共事業や文教福祉の施設整備を行う自治体向けの投資的補助金につきまして,平成23年度から段階的に一括交付金化することとして,初年度の平成23年度につきましては,5,000億円以上を導入しまして,都道府県に配分するとのことでありまして,市町村分につきましては,平成24年度に配分するということでありますが,今後も国の動向を注意深く見守る必要があると考えております。  また,子ども手当につきましても,国では,平成22年度と同様に,旧児童手当の負担割合を市が継続して負担することを求めておりますが,現在の月額1万3,000円がどのようになるのか,また,地方の負担がふえるのか,減るのかといったところも不透明でございますので,今後も国の動向を把握しながら対応していく必要があると考えております。  平成23年度の予算編成に当たりましては,こういった国の動向を反映した予算編成にしたいと考えているところではございますが,国の動向の判明がおくれる場合につきましては,補正予算で対応させていただきたいというふうに考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 松丸修久君。 ◆14番(松丸修久君) 本当にこれがどういう方向でどうなるのか,また,それこそ北朝鮮の問題やなんかという部分もどのような方向に行くのか,何とも言えない部分があろうかと思いますけれども,一方,財政的には税収増というのは望めない時代なのかなというふうに思っております。  そういう中で今回,先ほども申し上げましたように,5ワクチンに助成をするというようなことで,少なくとも来年度から続いていく部分に関しては,その歳出というものを確保していかなくてはいけないと。でも,一方では税収減ということであれば,予算編成上その財源をどこに求めていくのか。そういう中では,国の方で,事業仕分けの中で廃止をしてそれを財源に充てるというような言い方もしておりますけれども,我々当市においては,独自の財政運営をしていくという考え方からすれば,行政サービスのワクチンの接種によって歳出がふえる部分をどういうところで調整をしていくかという点を教えていただければと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部次長木澤正幸君。 ◎総務部次長(木澤正幸君) お答えをさせていただきます。  平成23年度の市税見込みにつきましては,平成22年度予算と比べ5,000万円程度の減になる見込みであります。全庁政策会議で採択をされました平成23年度の新規事業は,子宮頸がん等の5ワクチンの予防接種助成事業や大井沢小学校増築等の13事業となっており,この新規事業の一般財源充当額につきましては,要望額で約3億円となっております。  このような中,休止,廃止,縮小する事業につきましては,平成22年度の行政評価の実績等を踏まえ検討した結果,広報もりや作成事業,公園維持管理事業,量水器取りつけ交換事業,奨学金交付事業等,既に実施しているものも含めまして34事業となっております。しかし,この34事業につきましては,都市マスタープラン修正事業やサイクリングロード舗装整備工事等のように,臨時的に行う事業も含まれておりますので,実質的な一般財源の圧縮可能額につきましては約5,000万円と,平成23年度の財源不足解消にはまだまだ及ばないというような状況であります。  平成23年度の予算編成に当たりましては,7月の事業費の事前調査に基づき財源調整を行った結果,2億5,000万円の財源不足が生じておりますので,全事業につきまして事業費の精査や事業費の圧縮をお願いしまして,一般財源の枠配分を行い,財源不足の解消の調整を行ったところであります。 ○議長(伯耆田富夫君) 松丸修久君。 ◆14番(松丸修久君) 7月の時点で約2億5,000万円という数字を聞きまして,財調の方が今現在で二十五,六億あるのかなというふうに思っておりますので,そういう意味では,来年度の予算編成に向けては財調の1割程度の7月時点での減であるということからすれば,どうにかこうにか来年の予算については心配なく組めるのかなというふうに思いますけれども,なお一層今後税収増に向けたいろいろな事業等とも考えていかなければいけない時代がやってくるし,自治体の財政的な自立ということが欠かせない時代になるのだろうと思いますので,今後とも財政運営に関しては気持ちを一にして厳しい態度で望んでいただきたいというふうにお願い申し上げまして,私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(伯耆田富夫君) これで,松丸修久君の一般質問を終わります。  次,通告順位8番,鈴木 榮君,登壇を願います。  鈴木 榮君。                〔3番鈴木 榮君登壇〕 ◆3番(鈴木榮君) 通告順位8番の鈴木 榮でございます。  今回の質問は3点でございますので,順次よろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。  まず一つは,商工まつり・夢彩都フェスタ,これについてご質問したいと思います。  前回,浅川議員が同じような質問をしておりますので,こういう問題はよろしいということでご報告をいたしますが,ことしの9月25,26ということで,商工まつり・夢彩都フェスタ,6万人の参加と935万円の経費ということで,最終的には大きな成果を得たのだろうと私も評価しておりますけれども,まず一つ目の質問にございますように,そのほか総括的なところでございますればご報告をいただきたい。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長弘澤 廣君。 ◎生活経済部長(弘澤廣君) お答えいたします。  商工まつり・夢彩都フェスタにつきましては,今,議員からご紹介があったとおり,2日間で6万人もということで,たくさんの方にご来場いただきまして本当に感謝を申し上げているところでございます。  総括的なということで,その他細かい点を申しますと,出店者は89ブースということで,昨年より14ブースほど増してございます。また,ボランティアによる催しがありまして,例えばスタンプラリーとか,バルーンアート,それからミニSLも行っていただきました。それから,ドジョウすくいとか,ヨーヨー釣り,このようなものもボランティアによる催しということで,実費程度いただいたものもございますけれども,実行委員会でそれを用意したり,あるいは金融機関から景品を用意したりして,ボランティアによる催しを実行した次第でございます。そのほか,今回,関鉄さんからボンネットバスの無料運行とか,モコバスにも協力いただいたところでございます。  ボランティアの参加数は,先ほどありましたけれども,浅川議員にもお答えしておりますけれども,2日間で260人弱ということでございます。  経費につきましては,二つを一つにしたということで,収入940万円ほど,支出は922万円程度ということで,事業費的には,前年の二つの事業を合わせたものとほぼ同額でございます。  効果につきましてでございますけれども,この二つのイベントを統合して合同実施ということで,今まで二つの組織がありましたものを一つの実行委員会に立ち上げまして,市の商工業のPR,それから,協働のまちづくりのPR,守谷市のまちの活性化,にぎわいの創出,これらができたというふうに理解しているところでございます。  開催当日は,実は台風の影響がものすごく心配され,その対応に奔走していたという裏方の事情があるわけでございますけれども,結果的にはたくさんの人に来ていただきまして安堵しているところでございます。今後,守谷のまつりとして定着し,市民の方が楽しみにできるイベントというものに育っていただければいいなと思っているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 鈴木 榮君。 ◆3番(鈴木榮君) いろいろ説明ありがとうございました。  次の質問に移りますが,「ボランティアブースでのアンケート調査結果」ということで出しております。  当初からこのフェスタについてはボランティアが大きくかかわったということで,その中でアンケート調査を年々実施しておるというようなことで,私も,これについては,一般の市民の声を反映しているということでは大変重要視をしておりますので,この辺の資料について,一部広報もりやでも解説をしておりますけれども,より詳細な内容がおわかりであればお答え願いたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長弘澤 廣君。 ◎生活経済部長(弘澤廣君) お答えいたします。  このアンケートにつきましては,市民活動支援センターが行っているものでございまして,いつもこのようなイベントの際に市民活動支援センターにご協力いただいているわけでございます。そのようなことから,私ども,ブースについては無料でというようなことで,お互い協力し合いながらやっているところでございます。  今回,アンケートの結果でございますけれども,25日は309人,26日には390人,計二つの日で699人からアンケートをいただいたわけでございます。内訳としましては,市内の方が342,市外の方が125で,あと所在の記載のない方が232名ほどいたところでございます。それらの回答の年代別では,60歳代が27.9%,30歳代が21.2%と,この二つの年代で50%を占めていた回答の内容でございました。  その中で,ボランティアに関する質問もとっているところでございます。その内容を見てみますと,回答者の48.7%,約半数近くの方がボランティア経験者でございました。そういう方で,今後もボランティア活動をしていきたい,したいという方は77%もの高率でございました。  今後もやっていきたいという中で,どのようなボランティア活動をしていきたいか,そのような調査もしているわけでございます。まず,やってみたいボランティア活動としての一番は,まちづくり関係でございます。これは複数回答でございますけれども,750回答のうち189,25%相当に当たりますけれども,この方がまちづくり関係のボランティアをやってみたい。次,2番目が保健医療福祉関係のボランティアをしてみたい,これが20%の回答でございました。3番目が子供の健全育成関係のボランティアをしてみたいが17%ほど,4番目が環境保全関係で15%でございます。以下,学術関係,国際協力関係,社会教育関係,情報化関係,消費者の保護関係,以上のような序列になっていたところでございます。  そのほか,フェスタはどうでしたかという質問もしてございます。この問いには,88%の方が圧倒的によいと答えていただいたところでございます。  そのほか感想意見というものもございましたけれども,体制としましてはということで,合同事業は大変よい,雰囲気についても大変よい,楽しかった,頑張ってくださいとの回答やいろいろあったところでございます。その中でも具体的にどうでしたかという問いには,ボランティアの人たちがよく働いていまして,ごみ一つありませんでしたという意見がありました。また,値段の安いものが子供たちにもお小遣い程度で十分楽しめた,このような意見もちょうだいしたところでございます。  アンケートにつきましては,以上のような結果が出ておりますので,ご報告させていただきました。 ○議長(伯耆田富夫君) 鈴木 榮君。 ◆3番(鈴木榮君) 私も,いつもボランティアでごみ拾いにお手伝いしているわけですが,そういう意味では大変ありがたい回答もあったなというふうに思います。  市長が進める協働のまちづくり,まさにこのボランティアに参加する方が非常に多いということは,大変力強い話でございます。ただ,まちづくりとか,あるいは健康保健福祉とか,極めて大きな枠の中でアンケートをとられているということがございますので,できるだけもう少し事業に関係する何か市の行政の中での兼ね合いがあったら,その中で市民の意向をどうとるかということについて,この中に,せっかくやるアンケートですので,知恵を出していただければ,今後ともいいアンケートがさらにとれるのではないかと思いますのでよろしくお願い申し上げます。  次の質問に移りますが,今後の取り組みの方針と。現状大変成功したということでございますが,その辺について,もしご回答があればお願いしたい。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長弘澤 廣君。
    生活経済部長(弘澤廣君) お答えいたします。  今回のイベントでございますけれども,私どもとしましても,商工にとっても,情報発信にとってよい機会だったなと。また,来場された皆様もさらに身近に守谷を感じることができたのではないかと喜んでいるところでございます。  今回このイベントに際しまして,守谷市の商工会青年部では,昨年日本一の太巻きに挑戦したところでございますけれども,ことしは,守谷将門がぶりメンチ,このようなものに取り組んだわけでございます。現在,「がぶりメンチ」について営業できるよう手続申請中でございますけれども,また今後さらに新しい商品開発にも取り組んでいきたい,このような意見をいただいたところでございます。時代を担う若い人たちが活性化して新しい商工業に取り組む,そのような活動に大きく期待しているところでございます。  また,そのほか地産地消を進めるということで,野菜の販売を実施しているところでございます。  このようにたくさんの方が,いろいろな活動,いろいろな催し,いろいろなボランティア活動,いろいろな計画,こういうものを実施して,このイベントが盛り上がっていくようにし,また,その中で,守谷に来てよかったな,住んでよかったな,そういうふるさと意識の高揚が図れればいいなというふうに思っているところでございます。  そのようなことから,今後も核となるイベントしまして,守谷のまつりとなるよう支援していきたいと思っているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 鈴木 榮君。 ◆3番(鈴木榮君) 大変大きな成果と実績だったなというふうに私も認識しておるところでございます。このお祭りは,恐らくこのまちの中で最大のお祭りになる発展性をかなり大きく秘めておるというようなことでございます。  その中で,十分行政の中でも対応してほしいことがございます。と申し上げますのは,このお祭りが,商工会とボランティア組織という両者が力を合わせて成り立っていると。これが,このお祭りの大きな成果を生むポイントになっていると私は思っておりますので,そういう意味で,この商工会と同等の立場の中で話し合いができているんだよというような,体制的なところをしっかりと行政指導していただきながら,このお祭りの盛り上がりを見せてほしいということを要望としてお願い申し上げたいと思います。  それでは,2点目の市制,この「制」の字が最初間違っちゃったのかなと思ったのですが,いいんだ,市制施行10周年行事への対応についてということでご質問をいたしたいと思いますが,平成24年2月2日に市制施行10周年を迎えるということでございます。協働事業としての位置づけを図る上で,記念事業実行委員会というものが組織されるということで,私ども議員の中にも報告があったわけでありますが,詳細については不明でございますが,できるだけおわかりの点でございましたら,その内容について,取り組みの状況についてご報告をいただきたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 秘書課長飯野 亘君。 ◎秘書課長(飯野亘君) お答えいたします。  記念事業の実施体制,実行委員会というようなことでございます。実施体制といたしましては,記念事業に広く市民の意見を反映していただくために,公募市民を初め関係機関・団体等から委員のご推薦をいただきまして,実行委員会を立ち上げまして,具体的な記念事業の計画並びに実行に当たっていただきたいと考えております。  この実行委員会につきましては,先般設置要綱を定めました。組織の構成といたしましては,委員長に副市長がなりまして,そのほか委員としまして,市議会を初め教育委員会,農業委員会等の関係機関,それと商工会,体育協会,文化協会,観光協会等初め関係団体からご推薦をいただきまして,さらに市内の企業等からもご協力をいただきたいと考えております。  それと,先ほど言いましたように,公募委員としまして5名程度の委員を予定しておりまして,全体では二十四,五名程度の実行委員会になろうかと考えております。  実施体制としまして,そのほか実行委員会とは別に,市役所内に職員10名によるプロジェクトチームを既に設置しておりまして,今後はその実行委員会とプロジェクトチームの連携を図りながら,多くの市民の皆さんに参加していただけるような記念事業を計画してまいりたいと考えております。  それと,記念事業の実施時期でございますが,実際にはこれから実行委員会の方で具体的に検討していただきたいと考えておるのですけれども,現在,私どもの方で考えている案としましては,平成24年1月から12月をメモリアルイヤーとしまして,その1年を通して冠事業を含めた各種記念事業を実施していきたいと考えておりまして,今後の予定としまして,その実行委員会は,第1回の実行委員会を来年になりました早々に開きまして,その後検討を重ねていただきまして,来年10月ごろまでには実施事業を決定していただきたいと,そのような日程で考えてございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 鈴木 榮君。 ◆3番(鈴木榮君) 来年から検討して,来年10月までに正案をあげて,24年の,次の年の1月から12月に事業を行うというようなことだということでございますが,予算はどの程度なのか,これから決めるんだということなのか,大体のところをこの程度でとりあえずは考えたいということがございましたら,ご報告していただきたいと思うのですけれども。 ○議長(伯耆田富夫君) 秘書課長飯野 亘君。 ◎秘書課長(飯野亘君) お答えいたします。  予算等につきましても,これから実行委員会の方で具体的に詰めていきたいと思っております。そういう形で,予算についても,今の段階では幾らというものは明確に答えるような状況ではないもので,ご了承いただきたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 鈴木 榮君。 ◆3番(鈴木榮君) どうも1億円かける話ではないのだなというご理解ですかな,とりあえずは。市長笑っているけれども,後段,どんなことを考えているかもお聞きしたいと思っておりますけれども,これから委員会が開かれるので,早々に話ができない点もあろうかと思いますけれども。  二つ目に,せっかく10周年記念ということで,ひとつ歴史的につながりのある都市との交流はどうだい,というようなことについてお話を申し上げ,ご理解をいただければと思う次第でございます。  まず,歴史的なつながりとなりますと,ぱっと浮かんでまいりますのは平 将門,さらには相馬氏となるわけでございますが,平 将門については,岩井・豊田中心にしまして,恐らくいろいろな話をお聞きしましても,守谷が当然その関係の市では同じ県南の地帯でございますので,いろいろな交流があります。したがいまして,将来のことを考えますと,平 将門ブームが起きるかはわかりませんけれども,そういう中では,守谷の駅が中心になって,観光的な開発ということがお互いの市町村との交流の中で生まれていくのかなと。こういうおぼろげながらの立地条件の生かし方というものがあるのではないかと思っておりますが,ここで私が取り上げたいのは,歴史の中である相馬氏ということでございます。ご案内のように,福島県の南相馬,相馬市という二つがございますが,こういうところとの交流はできないのかなということでございます。どうも守谷の場合には,相馬氏の本拠の守谷城址があるということで,相馬市の人たちはかなり守谷との愛着をうちに持っていると。これは大きな形の交流にはなっておりませんけれども,そういうようなことをお互いが認識しているような点がございます。  そういうことで,二,三の近隣の市でどういう南相馬市との交流を深めているのかということを調べてまいりますと,まず坂東市におきましては,マラソンを通じまして,例えば将門マラソンだとか,あるいは福島においては健康マラソンということで,相互に市民を招待するような交流を深めているということが第1点。隣の取手市につきましては,ちょうど37年前の昭和48年に,藤代の小貝川で河川敷を利用した相馬野馬追を一部取り入れまして,そこで騎馬行列があったという話がございます。これに参加した古老の方たちは大変勇ましいものだというような評価を得て,まだ頭の中に残っているということでございます。  そうしたこともございまして,平成19年の3年前に,取手市としては,南相馬市と災害時相互応援協定というものを結んだということでございます。それ以降,毎年,相馬野馬追に市長初め,いわゆる交流のために出向きながら,お互いに交流を図っているというようなことでございます。  私も,去年,実は守谷の歴史を学ぶ会というのが主催して,しかも市の教育委員会の後援で相馬野馬追を見学いたしましたけれども,大変勇壮なおまつりでありまして,私も初めて行ってびっくりしたのですが,まさに昔の戦国時代の合戦絵巻なのですね。それが野馬追につながっているということで,大変感銘を受けた覚えがあるわけでございます。  そういう意味では,この相馬市に非常に関係が深いという意味での交流等も深められればというふうに考えているところでございますが,これについて何か説明がございましたらよろしくお願い申し上げます。 ○議長(伯耆田富夫君) 秘書課長飯野 亘君。 ◎秘書課長(飯野亘君) お答えいたします。  確かに今現在,守谷市と,平 将門あるいは相馬氏といった歴史的な共通のかかわりのある南相馬市,相馬市等との交流はございませんけれども,この10周年を契機に交流を深めたらどうかというようなご提案でございますけれども,先ほどの相馬野馬追ですか,そういうものを誘致するとなると,財源的にもかなりの経費がかかることが予想されます。そういった財源的なものもございますし,今後,実行委員会の中で,記念事業をどういうものを実施していくか,そういう実施方針をですね,予算規模はこのくらいだと,そういう細かな全体としての実施方針を決定しまして,その中でその実施方針に沿った形でどのような事業を実施すべきか,その実行委員会の中で具体的には決めていきたいと思っております。  ですから,そういった具体的に予算規模とかもございますので,そういうものも勘案しながら,今後実行委員会の中で十分詰めていきたいと思いますので,ご理解のほどをよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 鈴木 榮君。 ◆3番(鈴木榮君) 野馬追の馬をこっちに持ってきてやるんだというところまで私は考えておりませんけれども,どうも馬を借りてやると1,000万円以上かかっちゃうということも私聞いておりますので,そういうような時代ではなかろうというふうに思っておりますが,総体してどういう形で取り組んでいって,内容はどの程度なのかということで,市長,もしご意見がありましたらお聞かせ願いたい。 ○議長(伯耆田富夫君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 今課長の方からお話したように,これから実行委員会の皆さんでお話をいただいて決めていくことだというふうに思います。  災害協定等の話がちょっと出ましたけれども,それらについては,当市としても南足柄市と災害協定をやっております。そういったつながりのあるところの関係団体等には,お声がけをするということもあるのかなと思います。いずれにいたしましても,実行委員会を立ち上げて,その中でご検討いただきたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 鈴木 榮君。 ◆3番(鈴木榮君) では,一応2の質問は終わりにさせていただきますが,いずれにしても,歴史ある守谷,そういう中での深い関係をどう築いていくかということも極めて必要なことだろうというふうに思いますので,ぜひその辺の検討もお願いしたいということを要望いたしまして,次の質問に移らせていただきたいのですが,議長。 ○議長(伯耆田富夫君) ただいま鈴木 榮君の一般質問中でありますが,まもなく正午になりますので,ここで暫時休憩をいたします。  午後は1時から再開をいたします。                午前11時57分休憩          ──────────────────────                午後 零時58分開議 ○議長(伯耆田富夫君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き鈴木 榮君の一般質問を続行いたします。  鈴木 榮君。 ◆3番(鈴木榮君) それでは,3点目の質問に移りたいと思います。  高齢者の交通事故防止対策ということでございます。  交通事故,大変最近もまた多くなっているというようなことでございます。いずれにしても,交通事故防止に対して交通弱者と言われている人たちというのは,まず高齢者であり,障害者であり,子供たちだと,こういうような位置づけになっているようでございます。この対策につきましては,ちょうど39年前の昭和46年,これは官房なのですが,国と申し上げますが,交通安全対策基本法というものが制定をされました。これに基づきまして,次の年から交通安全基本計画というものが国・地方にされておりました。これに即して,県あるいはまた市の方につきましても,交通安全基本計画というものが策定されているわけでございます。その中で高齢者についても位置づけがされているわけでございますが,この交通安全対策そのものについては,まず人命尊重の理念に基づいた交通事故のない社会を目指すというのが,連綿と今日まで引き継がれている一つの内容でございます。その中で,人優先の交通安全思想というものが基本に流れているということでございます。  最近では,この交通安全活動の中におきましても,市長も言っておりますような協働型というのが極めて大きく理念的には基本的になされておりまして,そういう中でやる行政,あるいはまた市民,国民といいますか,そういう人たちがともに携わっていきながら,計画段階から参加型へのシステムにつながっているということを基本に置いた上での交通安全活動というものが,極めて重要だというようなことが言われているわけでございます。  さて,この高齢者,いわゆる65歳以上となりますと,これは後段お話もありますけれども,全国的に見ますと,全者の5割が,半分が高齢者になっていますよと。あるいはまた,高齢者の歩行中,あるいはまた自動車,加害者・被害者,そういう意味でも6割以上を占めているということで,極めてこの高齢者対策というものは重要視していく必要があるだろうというふうな形になってきているわけでございます。  そこで,現在,国の方では第9次の交通安全基本計画というものがなされておりまして,実はその中に中間的な報告もあるわけでありまして,その中にもこの高齢者をどうするかというような対策がるる説明がなされているわけでございます。  当然守谷の中にも交通安全計画というものがなされております。その中で,高齢者というものをどういうような位置づけにしているかということも唱えておりますので,まずこのことについて,どういうような対策が基本的にはうたわれているのか,ご質問に答えていただきたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部次長松丸美恵子君。 ◎生活経済部次長(松丸美恵子君) お答えさせていただきます。  守谷市におきましても,今,議員からお話がありましたように,国の交通安全基本計画,そして県の基本計画を踏まえて,守谷市の交通安全計画を作成してございます。この計画は,平成20年度から22年度までの3年間に講ずべき都市における交通安全に関する施策の大綱を定めたものでございます。今お話にありましたように,高齢者の交通安全についても,この計画の中に高齢者に対する交通安全教育の推進を掲げてございます。さらには,地域及び家庭において適切な助言等が行われるよう,交通安全協会や交通安全母の会活動等連携しながら,高齢者を中心とした交通安全普及啓発活動等を推進してまいってきたところでございます。  前にも質問の中でお話したかと思いますけれども,一番大切なことは,交通ルール,それから交通マナーを守ることだと思います。そのようなことから,啓発活動を引き続き,先ほどの話の中にも行政・市民ということがございましたけれども,議員も一緒にやっていただいています交通ルールを守る会とか,今申し上げましたように,交通安全協会,交通安全母の会の活動とともに一緒にやってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 鈴木 榮君。 ◆3番(鈴木榮君) この施策の中で,高齢者の安全確保というものがこういう表現で出てまいっております。  高齢者が主として歩行及び自転車等を交通手段として利用する場合と,自動車を運転する場合の相違に着目し,それぞれの特性を理解した施策を構築すべきだと,高齢者が事故を起こさないようにするための対策を強化することが喫緊の課題である,また,地域住民の主体的な参加と取り組みが不可欠であり,対策の検討や関係者間での合意形成における役割を果たす人材の育成も重要な課題である,というようなことが盛り込まれているわけでありまして,さらに強化をしていくんだなという意思表示を受けるわけでございます。  その中で一つお聞きしたいのは,どうも最近加害者にもなり被害者にもなる自転車の問題なのですけれども,この安全確保とか,自転車の保険とか,その辺のことでどういうふうに現状なっているのか,おわかりであればお答え願いたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部次長松丸美恵子君。 ◎生活経済部次長(松丸美恵子君) 今,議員ご指摘のとおり,高齢者の自転車事故も発生し,重傷事故や死亡事故につながっているケースも見受けられます。また,自転車走行者が加害者になるケースもあります。そのために,自転車を利用する際には,万一の事故に備え損害賠償保険に加入していただければいいのですけれども,その取り扱いケースが少なくて,ほとんどの保険会社で自転車総合保険というものが廃止されているような状況になっております。今は,自転車総合保険にかわりまして,自転車に限定されず,日常生活の偶然な事故により他人にけがをさせたり,他人のものに損害を与えて法律上の損害賠償責任を負ったときに支払われます個人総合・個人賠償責任保険というものがございます。この保険に自己責任において加入していただければよいのかなというふうに思います。  市の考え方でございますけれども,自転車事故が多発している自転車事故の事例とか,こういう保険があるんだよというようなことを,毎月広報で安全・安心のページ,1ページもらっていますので,そういうところに啓発活動をしてお知らせしていきたいと考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 鈴木 榮君。 ◆3番(鈴木榮君) 確かに,どうもこの自転車に関しては,保険制度そのものも皆明らかになっておりませんので,最近のニュースを見ていましても,高齢者が高齢者をはねたとかというようなことがこれからひんぱんに起こる可能性が高いという意味では,この辺の現状やこれからのものについても,広報とか,そういう形で啓発活動に尽力を賜りたいと思う次第でございます。  あと,もう一つの車の運転,あるいはまた自転車の乗り方とか,そういうこともあります中で,2点目に入らせていただきますが,高齢者の安全運転推進協力者の養成ということですけれども,これは実は,私が10月に水戸の教習所で開催されました協力者の養成に,守谷では私1人だったのですけれども,出てまいりました。その中でいろいろな気づいた問題がございます。これはなかなかいい制度だなと思っておりまして,こういうものを活用していきながら,先ほど申し上げました高齢者の安全確保なり,そういうことができるような人材の育成へと向かうようなものが可能であればありがたいと思う次第でありまして,その点について一つお話を申し上げたいと思うわけでありますが,まず,この教育を受けた場合に,当然年齢が伴っておりますので,加齢に伴う身体機能の変化というものが,私もそれにそろそろ入りつつあるのですけれども,運転行動に及ぼす影響の理解,あるいはまた道路を安全に通行するための技能知識,そういうものが若干欠けつつあると。そうすると,そういうものを再度再教育を受けるようなものが必要なのだろうというふうに思うわけであります。  現状の法的な規制からまいりますと,平成21年6月から,75歳以上は免許証更新を希望する場合においては,満了日の6カ月以内に認知機能に関する講習及び検査を受けることが義務化されているわけでありまして,と同時に,70歳以上の人も高齢者運転標識の,講習会と一緒に標識の努力義務があると。最近はクローバーマークみたいになったわけですけれども,そういうようなものを,これは違反ではありませんけれども,努力してほしいというものが去年決まったということであります。  そうした中で,この安全推進のシルバーリーダー養成というものが,いわゆるこの高齢者の交通安全というものを確保するために高齢者みずからが安全な交通運転行動というものを出さなければいけないということと,この交通安全活動というものを推進していく場合においては,高齢者が自分たちの仲間を集めながら,高齢者自身による高齢者のためにということになると思うのですけれども,この交通安全活動というものが極めて重要だと。そうすると,その場合においては,地域,地域に根差した市民参加型の交通安全活動ということが普及推進されていくべきだろうと,このようになってくるのではないかなと思うわけです。  そうしたときに,このシルバーリーダーというものをどうやって育成していき,どういうような役割を持たせていくのかということが重要になってくるのではないかなと思うわけでありまして,その人材選びについても,日ごろボランティア活動をしているとか,行政のいろいろな活動に協力しているとか,そういうような方がリーダーになっていきながら,地域的な推進役となって活躍していることが望まれているのではないかなというふうに思う次第でございます。  そうしたことを考えつつ,この養成事業の研修を受けたわけでありますが,どうも全体を見ると60人ぐらい県下から参加されておりまして,年に1回をたまたまやったというようなことも聞いておるわけでありますが,地域によっては五,六人,実はもう既に行政がこういうもので立ち上がろうということで,指導者に近い人たちをはっきり集めてその講座に来て,その講座の中で何かを活動していこうという動きが実はあるわけでありまして,その講習の中でも,どういうことを企画として進めたらいいのか,どういう形で地域の人たちを集めたらいいのかというようなことも講習の中に入っているということです。これはドライバーの運転の試験場の中でやっておりますので,そういうものは教官あたりが十分知っていると。それに警察の人たち,安全協会の人たちが入り込んだ上でそういう講座を形成しているという意味では,高齢者に対する運転の認識だとか,あるいは知能の補足だとか,そういうものを講習会で現実に警察から,私たち市の方もやっていると思うのですが,ただ受けているということだけでなく,せっかく受けた方たちが一つの役割になっていただいて,地域に入っていただいて,高齢者のための交通安全,高齢者だけでなくても,学校で行われるような講習会の中でも一生懸命地域で頑張ってくれると,こういうような体制に持っていけるとするならば,年々高齢化現象が深まってまいるこの守谷においても,極めて有意義な一つの市民参加型といいますか,協働型と言われているような交通安全活動というのが新たに生まれていくのではないかというふうに私は思っているところであります。  こういうものに対してのご意見があれば,あるいはまた何か考えることがあれば,お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部次長松丸美恵子君。 ◎生活経済部次長(松丸美恵子君) お答えさせていただきます。  議員が水戸で研修してきてくださいました高齢者安全運転推進協力者養成事業,この事業は,地域での参加・体験・実践型の高齢者交通安全運転教育の推進協力者を養成する講座でございます。茨城県と内閣府の共催で実施したものでございます。大変よい研修だということで,また来年もあれば,守谷から1人だということだったものですから,もっと多く参加してもらえるよう要望しようと思って県に確認しましたところ,これはことしの単独事業でありまして,来年はないというようなことをお聞きしております。この事業を市でやれれば一番いいのかなと思うのですけれども,市独自で単独で行うのは大変難しいと思います。やはり取手警察署,それから取手地区交通安全協会等共催で,それからまた教習所にも協力を得ないとできないと思いますので,毎年取手警察署と取手地区交通安全協会が共催で行っておりますシルバードライバーセミナーというものがあります。そちらには守谷市からも20名ほど毎年参加して,参加・体験・実践型の講習会です。認知機能関係もそちらの研修の中に入っております。ですから,そのシルバードライバーセミナーの中に,地域に戻った際に指導等が行えるような講習みたいなものを取り組んでいけば可能なのかなというふうに思いますので,まずそこでやっていただけるように要望してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 鈴木 榮君。 ◆3番(鈴木榮君) 今よい話をお聞きしたわけですが,いずれにしても今のシルバードライバーセミナー,これは平成21年度に免許更新時に講習を受ける,これは「予備」までは行っていませんけれども,そういう感じに位置づけられていると思うのですね。私が申し上げたことはご理解の上でご発言があったわけですけれども,そのセミナーをもう少し充実させた上で,しかも,その人たちを,せっかくそういうセミナーを受けているわけですので,それにプラスアルファの講習が当然あろうかと思いますけれども,そういう中で協力員的な,リーダー的になる方もいらっしゃいますので,そういう形に持っていってもらえればありがたいなと。ただドライバーを受けたというだけでは,その人たちは地域の中で活動するというわけにはなかなかいかないと思いますので,そういう人たちが少なくとも,私が受けた講習会では,協力者の認定書みたいなものを紙一切れですけれどもいただいていると,そういう人たちが一つの組織形態になってくれば,協力形態の中に新しく生まれていくのではないかというふうに思いますので,ぜひ今お考えのものを一歩でも二歩でも進めていただければ,高齢者の安全対策,あるいはまた地域の交通安全対策にも大変大きな力を発揮するのではないか。それが,市長も日ごと言われている協働のまちづくりの一つの大きな交通安全上の柱になってくれれば非常にありがたいというふうに思っておりますので,ぜひ実現に向けてご努力を賜りたいと思います。  ちょっと早いのですけれども,一応質問が終わりましたので,これで終了させていただきます。 ○議長(伯耆田富夫君) これで,鈴木 榮君の一般質問を終わります。  次,通告順位9番,市川和代君,登壇を願います。  市川和代君。                〔10番市川和代君登壇〕 ◆10番(市川和代君) 通告9番,市川和代でございます。  今回は,行政評価について,高齢者支援について,HTLV−1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)母子感染予防についての3点通告させていただきました。  通告順に質問いたしますのでよろしくお願いいたします。  1番目の行政評価についてでございますが,本年3月に第5次守谷市行政改革大綱が策定され,夢と希望にあふれるまちの実現と自主財源による行政運営の両立を目指して,行政改革をより一層推進するとあります。行政改革大綱の推進項目の一つに,民間委託等の推進があり,今後,公民館の指定管理者制度導入が考えられているところです。  そこで,既に指定管理者で運営されている施設の総括をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部長寺田功一君。 ◎総務部長(寺田功一君) お答えさせていただきます。  指定管理者制度は,平成20年度から導入しておりまして,南守谷児童センター及び市民交流プラザにつきましては3年間の指定管理期間で,障害者福祉センターにつきましては5年間の指定期間で導入実施をしております。南守谷児童センターは株式会社こどもの森,市民交流プラザはアクティオ株式会社,障害者福祉センターにつきましては社会福祉法人キングスガーデンが,それぞれ指定管理者となっております。  今定例会で上程しております南守谷児童センターと市民交流プラザの指定管理者につきましては,両施設とも,利用者アンケートで施設の満足度や職員の対応度で高い評価を受けております。ちなみに数字的に申し上げますと,施設の満足度としましては,南守谷児童センターは95%が満足,市民交流プラザが97%は満足というような回答が出ております。職員の対応につきましては,南守谷児童センターは100%満足であると,市民交流プラザが98%満足であるというような回答をいただいているところでございます。障害者福祉センターにつきましても,利用者の評判も大変よく,指定管理料も大幅に削減するなど,指定管理者制度導入の成果が出ております。  指定管理者制度の目的は,公の施設の設置目的を効果的に達成するためでございまして,公の施設の設置の目的というのは,住民福祉を増進することにあります。この本来の公の施設の設置目的である住民の福祉を醸成することにつきましては,利用者の声等からもおおむね達成できていると考えております。  また,指定管理者制度を導入したことによる人件費の削減や指定管理料の減額につきましても,制度導入の目的の一つでございまして,このことがひいては住民福祉の増進につながることにもなると考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) 現在,守谷市の地域福祉計画策定に向けて,地域ごとに座談会が行われています。私が参加した座談会で,次のようなご意見がありました。それは,それぞれの地域には町内会の自治公民館があり,いろいろな集まりに使われているが,自治公民館がないところでは,集まる場所がないので市の公民館などを利用する。しかし,市の公民館では飲食禁止なので,少しお酒を飲んでの新年会や忘年会などができない。世帯数が少ない町内会では自前で公民館をつくることができず,よその自治公民館を借りるには高目の使用料を払うことになる。これから高齢化社会になって,もっと気軽に利用できる公民館にするか,自治公民館賃借料の助成をしてほしいということでした。  市の公民館に指定管理者制度を導入するに当たっては,運営コストの削減とともに,新たなサービスと市民サービスの向上は当然のことです。社会教育施設としてだけでなく,コミュニティ施設としてどのようなサービスの拡大をお考えかお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長豊谷如秀君
    教育次長豊谷如秀君) お答えいたします。  公民館の運営方法につきましては,今回の定例会にも条例の改正ということでお願いをしているわけでございますけれども,社会教育施設からコミュニティ施設に位置づけを変更するということで,より利用しやすい施設にするという考え方がございます。ただ,社会教育事業については継続して行いますよということでやっていくということでございます。社会教育的な要素を持った施設はそのまま維持されるという考え方でございますので,そのほかに多くの児童・生徒,そういった方も利用するということでございまして,飲酒は控えさせていただきたいと考えておるところでございます。ただ,活動の延長におけます会食等については,活動の一部であるということで,必要なものだというような考え方を持っております。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) お酒はだめだけれども,会食はよいということに拡大するということですね。  団塊の世代だけでなく,年々高齢者が急増し,生きがいを求めて,公民館の利用者はこれまで以上に多くなり,ニーズも多様化すると思われます。また,地域では,高齢者の見守りや子育て支援など,民生委員だけでなく,市民の協力が不可欠になっています。これからは,行政がサービスを提供し市民がサービスを受けるという,今までの考え方を意識変革し,地域コミュニティーの活性化を図り,さまざまな地域の課題を知恵を出し合って解決できるまちづくりを進めていかなければならないと思います。人と人,地域と行政とのつながり,また団体間のつながりをもう一度振り返って,安全・安心なまち,住み続けたいまちづくりを実現するために,地域福祉計画策定に向けた座談会を行っていると思っております。  指定管理者制度を導入しようとしているこのときだからこそ,今までの公民館運営の延長ではなく,協働のまちづくりのための公民館のあり方,公民館の位置づけを全庁で考えるべきではないかと申し上げたい。私は,地域福祉の具体的推進拠点としての公民館運営を考えるべきであると提案をさせていただきます。  次に,2番目に移ります。  目的や成果が市民サービスに反映しているかという点で伺います。  行政改革では,市民協働の推進を掲げ,行政運営に関する情報の開示を積極的に行っています。また,平成18年度から外部評価制度を導入し,事務事業の見直しを行っています。行政評価の反映先は,結果として市民サービスに生かされると思いますが,今後は,優先度により,今まで行ってきた事業をやめざるを得ないということがあると思います。特にサービスを縮減する,あるいは廃止する場合の市民への説明や,その結果の検証はどのように行われているかを伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部長寺田功一君。 ◎総務部長(寺田功一君) お答え申し上げます。  現在の行政評価システムにおける評価でございますが,この評価につきましては,今議員からご質問がございましたように,予算への反映を前提にしてございます。  前年度を振り返り,評価を現年度中に行いまして,その評価結果を次年度予算に反映するという流れを基本に運営しているところでございます。  反映した結果,当然廃止とか縮小ということもございますが,市民の意見につきましては,アンケート調査を毎年実施しております。そのアンケートの中で,行政評価ばかりではなくて,満足度なり達成度というものについてアンケートを行っておりますので,そのアンケート結果等も踏まえて,予算等に反映しているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) このアンケート調査ですけれども,例えば高齢者だったら高齢者向けのアンケートを高齢者にしているというようなことでよろしいのでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部長寺田功一君。 ◎総務部長(寺田功一君) 市民を対象に3,000件ほど無作為で調査をしておりますので,高齢者とかということに限定はしてございません。ちなみに,31の施策の指標について,毎年同じような形で実施しているというような状況でございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) それぞれの事務事業は関連性があります。例えば食育,各課で食育の取り組みをしておりまして,どちらかというと,どこが主体でその事業を行っているのかなというふうに思えることがあります。これは各課の状況にもよるのでしょうけれども,事業を体系化するとか,あるいは高齢者という目線で考えるときに,部を超えての取り組みが必要であったりすると思います。  マネジメントシートを記入していますけれども,そのマネジメントシートを記入するに当たっては,課長を中心に課内の議論がなされているのでしょうか。効率的で質の高いサービスの提供が目的の一つでありますが,課や部を超えて連携することで,より市民サービスの向上につながると思います。事務事業について,市民の意見をどのように取り入れているのかをお尋ねいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部長寺田功一君。 ◎総務部長(寺田功一君) 評価につきましては,課の方で課長を中心に評価をしておりまして,その評価を最終的には部長評価という形で責任を持って部長が評価をし,それを全庁的な会議の中で検証をしているところでございます。  それから,今ありました食育等につきまして,食育ばかりじゃないのですが,いろいろな課で行っておりまして,それがそれぞれの縦割りの中で,それぞれ目的は持ってやっているのですが,全体的にどのような効果があったかというようなところでは,評価が大変しづらいというようなことも外部評価等で指摘がされておるところでございますので,それぞれの課で,同じ食育といってもとらえ方は違ってくるわけですが,それを総括するような形でまとめていきたいと。これは食育にかかわらず,そのほかの事業についてもそういう外部評価の指摘もございますので,今後,まとめて市民の方にわかりやすいような評価にしていきたいと。その評価結果等も踏まえて,先ほどのアンケート調査等に市民の方の声も出てくると思いますので,そういうものをまとめて,先ほど申し上げました課の方で行う1次評価,さらに部長の2次評価という中で市民の声を拾い上げて評価をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) 次に,人材育成に活用されているかということについて伺います。  定員管理の適正化で職員の数が減っていますが,人口がふえ,事務量もふえて,仕事がグループごとに細分化されているのではないでしょうか。その人でなければ細かな内容までわからないというようなことがままあります。課や係のミーティングの時間がとれているのかなと気になるところです。人材育成基本方針がありますが,人材育成について,どのように運営されているかを伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部長寺田功一君。 ◎総務部長(寺田功一君) 平成18年度の外部評価,行政評価の中でも出ておりますが,人材育成という中で研修等もありますが,その研修等のあり方というものも含めて,もう少し目的を持った人材育成をするべきであろうというような指摘がございまして,平成20年8月に守谷市人材育成基本方針を定めてございます。その中で,守谷市に求められる職員像,それから,人材育成の基本目標,職員に必要な能力,守谷市の人材育成方策等について定めてございまして,今,分権化が進む中で,例えば職員に求められる職員像,守谷市職員というのはということで,自己向上の意欲に満ちた職員,専門性を備えた政策形成の能力を持つ職員,広い視野と創造性を持つ職員,行動力のある職員,コスト意識と経営感覚を備えた職員というような五つの職員像を定めておりますので,それらの職員を育てるために,人材育成の基本目標としまして,公務員の使命と責任を自覚し,住民の期待と信頼にこたえられるようみずから高める意欲を持ち,常に自己啓発に努めるよう職員を育成していくとか,市政の目標を理解して強い意欲と信頼を持って政策を形成する職員の育成,時代の変化や多様化した行政環境に的確に対応できる柔軟な思考力や創造性をもった職員の育成というような基本目標を掲げまして,それらの目標を達成するために研修等を行っておるところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) 人事異動に伴って担当者がその部署を抜けた後,その仕事の効率が低下しないように,また,事務事業の改善あるいは企画力を高める研修などを実施して,事務事業評価を人材育成に活用しているかどうかをお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部長寺田功一君。 ◎総務部長(寺田功一君) 行政評価の事務事業評価の中で,取り組み等についても人事考査の中で取り入れるようにしております。それから,職員の達成度というものも考慮した上で人事異動を行うようにしております。また,若い職員の方には,市内の市職員のいろいろな仕事がございますので,そういうところを幅広く若いうちに経験できるようにということで,ジョブローテーション等も行っているところでございます。特に係・課の中で要となる職員,それから,その後継になる職員,そういうものを意識しながら人事異動を行っているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) それでは,次,2点目の高齢者支援についてお伺いをいたします。  日本の総人口が減少する一方で,高齢化率は上昇し,総務省の発表によると,ことしの9月現在,全国の65歳以上の高齢化率は23.1%であり,2年後の2012年には25%を超えると推定されています。4人に1人という時代です。団塊の世代が75歳以上になる2025年の高齢化率は全国平均推計値30.5%,それに比べると守谷市は低くて27%前後かと思われます。しかし,全国の2025年の高齢者世帯形態では,高齢者世帯のうち,単独世帯や夫婦のみの世帯は全体の66.6%になると推計されています。守谷市においても増加傾向にあることは間違いないと思います。高齢者イコール弱者という考えではありませんが,一般的にとらえて,情報提供のあり方や総合的生活支援が重要であると認識して質問させていただきます。高齢者に対する情報提供はどのようになっているかお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  高齢者等に対します情報提供につきましては,市の広報紙やホームページ,サービス案内を作成し配布するなどをいたしまして,全市的に統一した情報提供を行っておりますが,特に高齢者に対する情報提供に関しましては,地元の民生委員に配布を依頼するなどして情報提供に努めているところでございます。また,地域包括支援センターが持っている介護予防の情報提供につきましては,より健康的に生活できるよう,老人クラブや出前サロン,あるいは女性セミナーなどの既存組織などに,保健師,管理栄養士,歯科衛生士が出前により講座を展開するなどして,情報の提供を行っているところでございます。  さらに,地域包括支援センターでは,高齢者の総合相談窓口を開設して,民生委員や地区の区長などから幅広く相談を受け付け,高齢者に対する相互の情報提供に努めているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) 広報をよく読んで情報を入手してくださればいいのですけれども,これは全体的なことも含めてですが,余り読んでないという人もいます。高齢者は,読むのがおっくうだったり,細かい字は読みにくいという人もいます。特に介護保険を使っていない高齢者へ情報を届けてほしいと思います。ヘルパーさんとか,包括とか,そういうかかわりがある方は高齢者の状況も把握できますけれども,お元気で,しかし情報によってサービスを受けられるかどうかというのも問題になりますので,その辺をよろしくお願いしたいと思います。  そこで,独居高齢者の職員による調査訪問がなされていますけれども,その内容をお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  先日の一般質問にもお答えしたわけですけれども,独居高齢者に対します訪問調査を行いまして,まず本人の確認をするということが第一義的にございます。それから,さらに一歩踏み込みまして,当人の健康状態ですとか,そういったことにも注意をして,チェックシートを使いまして調査をするということで,幾つかの点で調査をさせていただくということで考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) そのチェックシートの内容をお聞きしたいのです。大まかで結構です。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) 申しわけありません。ちょっとお待ちいただきたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) それでは,チェックシートまでというふうには申し上げておりませんでしたので,後で伺えば結構です。  5年後,10年後を考えると,情報を届けることも大変な作業になるのではないかと思います。地域コミュニティーの再生が望まれる昨今,高齢者が社会的孤立にならない手だてをしていかなければなりません。社協で行っている傾聴ボランティアの活動も期待したいところです。民生委員さんだけでは今後のサポートが大変になると予想されます。民生委員さんの増員ということも,今回2名ということにはなっておりますけれども,そういうことができればそれはいいと思うのですけれども,もしそういったことが難しいようであれば,仮称というか,こういうことでということですけれども,福祉協力員というような組織づくりも今後考えていけたらいいのかなというふうに思っております。  次に移ります。  消費者トラブルについて。  高齢者の自宅を訪問して,商品やサービスを販売し,勧誘する訪問販売の被害や苦情が全国の消費者センターに数多く寄せられている一方,高齢者の犯罪が増加しております。調査結果から,高齢者の健康や経済状況,孤独感の不安を巧みにあおり,親切にして信用させる手口で被害を受けることが多く,犯罪者は経済的に不安定で社会的に孤立している人が多いということがわかったとあります。ひとり暮らしで少し認知証だったりすると,被害に遭っても気づきにくいかもしれません。守谷市では,ヘルパーさんが変化に気づき,消費生活センターにつないでいただいた例があるそうですが,民生委員やヘルパー,あるいはケアマネジャーさんの方々と消費生活センターの事例研修のようなものがあるかどうかをお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  その前に,先ほどご質問のチェックシートがございますので,こちらの方を先に回答させていただきたいと思います。  チェックシート,これは見守り介護スコアという内容になってございますけれども,まず本人の状況としまして,食事ですとか,歩行ですとか,その他11項目ほどございます。これはすべての項目というふうにはなかなかいかないと思いますので,この中からピックアップするような形になろうかと思います。それから,介護者の状況ということで,介護している方がどういう状況かというような内容,これが6点ほどございます。それから,環境という形で,例えば経済状況ですとか,住宅の状況といったもの,それから,主治医があるかないかというようなこと,それから最後に公的支援等ということで,近隣ですとか地域の援助といったものという形で見守り介護スコアというものをつくりまして,これで調査をするということでございます。  それから,今のご質問ですけれども,ヘルパーと市の消費相談員との研修ということですけれども,21年度は2回ほど研修を実施したところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) ありがとうございます。  見守りスコアということで,対面でできるということが非常にありがたいと思います。情報提供もそういうところからきめ細やかな情報提供ができるかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  だまされたことに気づきにくい,あるいは被害に遭ってもだれにも相談しないなどが,高齢者の消費者トラブルの特徴だそうです。最近増加しているのが,自宅受け取り型の振り込め詐欺で,被害者は高齢女性に多いと言われています。老人会などで振り込め詐欺の話を聞いても,自分だけは大丈夫と人事にしか受けとめていないのではないかという見方もあります。被害者を出さないためにはどのような取り組みが必要でしょうか,お伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  消費トラブルの被害に遭った人の中には,被害者意識もなく,実際にはだまされ,被害に遭っているということがございます。つまり意識がない中でだまされているということがあると思います。そういう意味では,高齢者自身の意識だけではなくて,議員からもご指摘のとおり,地域での見守りがあるということは高齢者の安心材料になるのではないかと思います。行政,市民,福祉団体等がそれぞれの役割の中でお互いに力を合わせられる関係をつくり,責任を分担しながら,地域の助け合いによる福祉で対応することがより効果的であるというふうに考えております。  それから,申しわけございませんが,先ほどのご質問の中で,ヘルパーと市相談員の研修の回答をさせていただきましたが,そのほかに民生委員と消費相談員も研修を実施しているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) それでは,次に移ります。  24時間訪問介護支援サービスについてです。  国においては,2012年に介護保険制度の改正に向けた取り組みが始まっています。財政不足や特養老人ホームの待機者の増加,医療ベッドの不足などで,施設から在宅へと,本来介護保険制度の目的であった家族介護の社会化にシフトしていかざるを得ないと思っております。介護家族をどう支援していくかが,医療を含めた在宅介護の柱になってくるかと思いますが,今後どのように取り組んでいかれるかをお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  市内の訪問介護事業者は5カ所,訪問介護ステーションは4カ所ございまして,また,近隣市町村に設置されている訪問介護事業所を利用している方もおられます。訪問介護員の利用状況としては,日中時間帯の利用が多く,訪問介護においては,朝の7時や夜の7時,あるいは8時ごろの早朝,夜間帯の利用がございます。深夜帯の利用希望者の話はございませんけれども,すべての事業所ではありませんが,24時間で対応できる体制となっておりまして,ひとり暮らしや高齢者のみの世帯,要介護者の増加や老老介護がふえることは,守谷市においても予想されるところでございます。  国の試算によりますと,高齢者人口のピークである2025年から2030年にかけまして,死亡のピークも来ると言われておりまして,病院で亡くなることができないと言われております。確かに在宅介護のみとりはふえ,家族の心理的負担はふえることが予想されます。現在,在宅でのみとりは徐々にふえておりますが,訪問介護ステーションの市内4カ所中3カ所は24時間対応の体制となっておりまして,他市と比べて訪問看護の要請に対応できる体制となっております。  また,多くなるみとりを予測しまして,取手市医師会等近隣医療機関では,病診連携により家族負担を軽減する方向で動いているというふうに聞いているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) それでは,3点目,最後の質問に移ります。  HTLV−1母子感染予防についてです。  このたびの5ワクチン全額公費助成については,5種類すべての全額助成は県内初で,全国でも少ないと新聞報道されたとおり,市民の皆さんからも,すごいねなどの喜びの声を聞いています。「子育てするなら守谷」との市長の思いで,このほかにも医療費助成や義務教育面でも子育て支援が充実したと思っているところでございます。市長の思いをお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 今回提案させていただいております5ワクチンの件につきましては,特に子宮頸がんの方については,9月の定例会後,女性の議員さん方の申し入れもございましたし,その後,国の方での3ワクチンの助成というような報道もございました。我々も,何とか遅くとも来年にはという思いがあったわけでございますが,それではなるべく早い時期に実施しようということで,今回提案をさせていただいております。普通,ヒブと肺炎球菌が多いと思いますが,守谷では,水ぼうそうとはしかも入れて,これで大体すべてが助成の対象になるかなと思っておりますので,今議員がおっしゃるように,子育てしやすい守谷ということと,決してお年寄りに冷たいわけではありませんので,そちらの方もこれから一層充実させていきたいというふうに思っています。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) ありがとうございました。  ヒトT細胞白血病ウイルス1型母子感染予防についてですが,10月6日に厚労省から通達が出され,遅々として進まなかった対策がやっと動き始めました。このウイルス感染者は全国で約108万人いると推定され,主な感染経路は母乳を介した母子感染で,治療方法は開発されていない。今回,国の補正予算が成立し,公費負担による抗体検査が妊婦検診に追加されることになりました。この病気は,九州地方に多い風土病とされてきたため,一般的には余り知識がありません。この病気についての一般の知識を広げることと,抗体検査でキャリアであることがわかった妊婦への相談と支援体制の充実を図っていただきたいと思います。取り組みについてお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  成人T細胞白血病などの原因ウイルスHTLV−1の母乳による母子感染を防ぐため,妊婦健康診査の血液検査項目の中にHTLV−1抗体検査の追加の助成が,今議員からもお話がございましたけれども,厚生労働省から10月に示されました。現状は,茨城県内では約50%の医療機関が検査を実施し,県内妊婦の80%が検査を受けている状況と聞いております。守谷市では,分娩施設のある2医療機関が既に実施をいたしております。茨城県では,平成23年度から,妊婦健康診査を行うときに,あわせてHTLV−1抗体検査を実施する方向で,茨城県医師会と現在調整中でございます。また,この病気の説明と検査の趣旨の周知のため,パンフレットを母子健康手帳交付時に配付する予定でございます。  それから,守谷市の公費助成についてでございますけれども,前倒しで平成23年1月から償還払いの方法で対応していく予定をいたしております。対象者数についてでございますけれども,既に検査済みの方もいると思われますけれども,1月時点の妊婦数を360人と見込んで予算計上したところでございます。平成23年度からは,茨城県医師会と契約し,妊婦健康診査の中で公費助成していく予定といたしております。  さらに,1次検査で陽性の場合,医療機関で確定検査が実施されるということですけれども,陽性者には,妊婦の不安の受けとめや,産婦への授乳指導などが必要になってくると考えております。平成22年度に厚生労働省から医師向けと保健師等向けのマニュアルがつくられ,医療機関との役割分担などが今後調整されるというふうに聞いておりますので,これらの連携をして,より充実して図っていきたいと考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 市川和代君。 ◆10番(市川和代君) 3点の質問させていただきました。  時間が十分に余っているようですので,質問は終わりますけれども,皆さんにこの場をおかりして,皆で気をつけましょうということをお願いしたいと思います。  これは,実は私の反省を込めて申し上げることでございます。  以前,私は,百合ケ丘2丁目の交差点の安全対策の一般質問を何度もいたしました。いつだったか,もう1年以上前のことだったと思いますけれども,私が携帯電話を片手に自転車に乗っていたということを,そのときではなくて,それを見た方が後日注意をしてくださいました。その方に注意をしていただいたおかげで,私ははっとしたのです。安全対策,安全対策と言っている自分自身がそんなことをして,それも多分電話がかかってきたのでポケットから出して電話を受けたのだと思うのですが,そういうことだとはっとしたのです。まず自分が普段どうしているかということを考えなければいけないというふうに思いまして,今でもその方に大変感謝しております。そこで,先ほど鈴木議員からも自転車の事故に対することでお話がありましたけれども,私も同じようなことを考えておりましたので,質問ではなく,お話をさせていただきます。  一つは,自転車の乗り方です。自転車と歩行者の事故が10年間で3.7倍に激増して,死亡事故もあります。環境にやさしく手軽に利用できますが,信号無視,一時停止をせず,無灯火と,危険な乗り方をしている人が目立ちます。万一事故の場合,先ほど鈴木議員からもありましたけれども,自転車は自賠責保険がありませんので,賠償責任においてはトラブルにもなりやすく,補償も大変になってまいります。ここで,自転車の乗り方について,皆が,だれかのことではなくて,自分自身が交通ルールを守ることを徹底したいと思います。  二つ目は,自転車の盗難です。  かぎをかけた自転車まで無断で乗っていってしまう,自転車盗難が守谷は非常に多いです。こんなことがまかり通っていることをなくす守谷市にしたいと思います。
     3点目は,暗くなってからの歩行です。光るものを身につけるなどして,歩行者がいることを知らせ,自分の身を守り,交通事故防止に努めていきたいと思います。  この私に一言注意をしてくださった方のおかげで私は気づくことができました。この気づきを,皆さんお一人,お一人が,市民の皆さんお一人,お一人が,自分のこととして気づき,実践していくことを第一としたいと思います。  行政においては,しっかりと取り組みをお願いいたします。  また,小中学生にも安全教室とかも行っていると思いますが,市民の方からは,非常にマナーが悪いということをたびたび耳にすることもございますので,取り組みの方をよろしくお願いいたします。  以上で,このたびの私の質問を終わりにさせていただきます。大変ありがとうございました。 ○議長(伯耆田富夫君) これで,市川和代君の一般質問を終わります。  ここで,5分間暫時休憩をいたします。                 午後2時07分休憩          ──────────────────────                 午後2時14分開議 ○議長(伯耆田富夫君) 休憩前に復し会議を再開します。  次,通告順位10番,酒井弘仁君,登壇を願います。  酒井弘仁君。                〔7番酒井弘仁君登壇〕 ◆7番(酒井弘仁君) 通告順位10番,酒井弘仁です。よろしくお願いいたします。  私のきょうこのごろの気持ちは,日本の景気の状況は著しく低下いたしており,雇用も悪化しております。現状は大変に厳しい状況の中に国民は置かれております。野党から与党に,与党から野党に,しかし,時代は変わっても,新聞やテレビを見ても,お互いの足の引っ張り合いの芝居を見ているようであります。人間不信にならないように努めている日々であります。  話題は変わりますが,前回の私の一般質問として,学校等でのいじめの問題や対策等について教育長に詳しく説明をいただきましたが,しかし,新聞やテレビ,ラジオなどでも連日ニュースとしても何件も流され,問題になっていました。このようないじめが起きぬように,皆が小さなことにもお互いに注意をしていただきたいと思います。特に小さな子供たちをいじめから守りましょう。  では,本題に入ります。  まず初めの1番目に,市行政としての雇用対策の取り組みについて,2番目に守谷市の防災災害等の被害意識について,3番目に守谷小学校用地の造成に伴う入札専決について,順次に伺いますのでよろしくお願いいたします。  最初の1番目の(1)企業等の受け入れ促進状況について。  この件は,さきの議会の終盤に説明を受けました。市民の雇用対策の役に少しでも立てばよいとの思いもあることと感じます。行政もいろいろと取り組んできていることと思いますが,ここで「株式会社雪国まいたけ」及び「開智学園」の進捗状況についてお伺いいたしたい。また,今後他の企業等の進出状況などの話があればお伺いいたしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部長寺田功一君。 ◎総務部長(寺田功一君) お答え申し上げます。  企業の受け入れの促進状況でございますが,株式会社雪国まいたけ及び開智学園の進捗状況についてご説明申し上げます。  初めに,株式会社雪国まいたけの現在までの経過でございますが,9月10日に株式会社雪国まいたけから守谷市進出の申し出及び協力依頼が出されております。 それを受けまして,9月13日に議会全員協議会において株式会社雪国まいたけの守谷進出の申し出及び協力依頼についての報告を行ったところでございます。  17日になりまして,雪国まいたけから大野土地改良区に対し,守谷市進出の概要及び協力の依頼を行っております。  同じく9月21日でございますが,大野土地改良区理事等が,株式会社雪国まいたけの運営の実験農場,これは鉾田市にございますが,この実験農場を視察し,同じ21日に大野土地改良区の役員会が開催されまして,雪国まいたけの計画を推進することを決定しております。  9月28日でございますが,農業委員会定例会におきまして,雪国まいたけの守谷市進出の概要について報告をさせていただいております。  10月に入りまして,10月30日に大野土地改良区の総代会が開催されまして,雪国まいたけの計画推進を決定をしております。  11月に入りまして,11月21日に大野土地改良区の全組合員に対しまして概要説明及び協力依頼の説明を行いまして,次の日から,そのとき欠席された地権者の皆さんのところに理事が訪問をしているかと思われます。  今後につきましては,大野土地改良区の協力のもと,農地にかかる地権者への意向確認や利用権設定等の手続を進める予定でございます。  そのほかでございますが,この雪国まいたけは,誘致雇用というような,先ほど冒頭にございましたが,進出に伴いまして雇用も予想されるわけですが,規模にもよりますが,少なくても二,三十人,順調に推移した場合は,将来的には150人ぐらいに及のではないかと考えているところでございます。  次に,開智学園の経過でございますが,開智学園の経過につきましては,ことしの8月6日に学校法人開智学園から私立の小中高等学校までの一貫校の設置に関する要望書が守谷市及びつくばみらい市に提出されております。  8月11日に開智学園から守谷市及びつくばみらい市市議会に対し,新キャンパス構想についての報告を行ってございます。  9月21日,守谷市及びつくばみらい市から守谷土地改良区に対し,開智学園進出の概要説明を行ってございます。  10月に入りまして,10月8日に守谷市及びつくばみらい市の事務担当者による課題整理等を行っております。現在のところ,開智学園におきまして,茨城県及び茨城県私学協会等との協議を行っておりまして,守谷市・つくばみらい市との具体的な進展というのは,今のところはないような状況でございます。  そのほか,議会でご説明申し上げている今の二つのほかに進出等があるかというようなご質問でございますが,現在のところはそのようなことは確認はしてございません。 ○議長(伯耆田富夫君) 酒井弘仁君。 ◆7番(酒井弘仁君) どうもありがとうございます。  それでは,1の(2)の企業進出の優遇等について。  進出企業への優遇対策等があればお伺いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長弘澤 廣君。 ◎生活経済部長(弘澤廣君) お答えいたします。  企業が進出する際の,あるいは既存企業の優遇等につきましては,現在のところ守谷市においては特に設けておりません。ただし,今後の予定としましては,取手市,つくばみらい市,利根町で組織しております茨城県南部地域活性化協議会というものがございますので,これに加入し,企業立地促進法に基づく企業の支援措置等を図る予定,このような計画でいるところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 酒井弘仁君。 ◆7番(酒井弘仁君) ありがとうございます。  それでは,茨城県南部地域活性化協議会に入ってないということであれば,できるだけ早い時期に入るようにしていただき,その支援体制の確立をしていただき,よい企業が来ていただけるように取り組んでいただきたいと要望いたします。  次に,2番目の守谷市の防災災害等の被害意識について。  市はさまざまな災害を想定した防災対策等を講じていると思われますが,2の(1)の各課の取り組みと連携状況についてお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部次長松丸美恵子君。 ◎生活経済部次長(松丸美恵子君) お答えさせていただきます。  市では,風水害・地震災害を想定しました守谷市地域防災計画を作成してございます。その計画の中に,各課の役割や連携を定義しております。  平常時において,各課がみずからの業務の中において対策を講じておりまして,道路等の施設の点検や改修を進めております。  防災担当課といたしましては,防災倉庫内の備蓄品の点検とか管理を定期的に実施するなど,災害の発生に備えているところでございます。  また,一昨年起きましたゲリラ豪雨の被害を教訓に,市内3カ所に雨量計を設置すべく,今定例会に補正予算を計上させていただいているところでございます。  災害の発生や災害発生のおそれのある場合においては,防災計画に基づいた行動をとることになっておりまして,職員はみずからの役割を十分に認識し,それぞれが対策班の一員となり,災害対策本部長,市長になるのですけれども,指揮のもと,連携をとりながら任務に当たることになっております。 ○議長(伯耆田富夫君) 酒井弘仁君。 ◆7番(酒井弘仁君) どうもありがとうございました。  市内に3カ所,雨量計を新たにつけられるということですが,雨量計もきちっと働くようないい場所につけていただきたいと思います。  災害はまたいつ来るかだれにもわからない。そのときにできるだけ早く対応ができることで被害も少なくなることと思います。大変ですが,よろしくお願いいたします。  それでは,最後の3番目の守谷小学校用地の造成に伴う入札専決について。  現状の守谷小学校改築工事については,計画当初,市道の廃止の問題で,生活道路を使用している地元の方々の意向や,小学校のPTAの方々の早期建設の意向,そして教育委員会の考え方と,三者三様の意見が交錯し,一時膠着状態が続き難航していましたが,地元PTA,そして教育委員会と協議を重ね,一定の方向性が見出され,基本設計が完了し,実施設計も順調に進んできていることと思います。  敷地については,民有地及び茨城県の用地を買収し,建築工事の前段として工事用道路の設置,旧教職員住宅の解体,さらに造成工事を終えて改築に至るとの説明を受けています。  今回,守谷小学校改築工事の関連工事である造成工事に関する専決処分がなされ,報告されました。専決処分については,市長の判断により,議会の議決を経ずに事業を行うことができる,いわゆる市長特権であります。専決処分といえば,鹿児島県のある市長は専決処分を連発し,議会を無視しているという報道が新聞・テレビ等で話題になっています。守谷市でも,少しずつ似たようなことが幾つか考えられますが,そのような不名誉な決定的問題もなく現在に至っております。守谷市でこのようなことは考えたくはありませんが,それほど専決処分には重要性があると考えられます。  そこで,今回の専決処分の内容と専決処分に至ったことを,質問の3の(1)経緯状況と今後の予定で,発注される建築工事等の工程についても改めてお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育部長染谷 隆君。 ◎教育部長(染谷隆君) お答えいたします。  初めに,表題に「入札専決について」ということで書いてございますけれども,こちらにつきましては,入札をするための予算措置を専決するということでご理解をいただいた上でお答えをさせていただきたいと思います。  守谷小学校の校舎新築につきましては,平成24年夏ごろの完成に向けて種々工事を発注しております。今回該当になりました造成工事につきましても,同様に進めておった状況でございます。当初,9月に造成工事を発注しまして,年度内に完成をしたいということで計画をしておりましたけれども,造成工事区域内の一部,都市計画道路郷州沼崎線に隣接する部分でございますけれども,地盤改良が必要であるという調査結果が出たことによりまして,設計に時間を要してしまいました。また,それに加えまして,埋蔵文化財の発掘調査においても範囲の拡大,それから,都市計画道路の工事と重複したことによる,工事用道路の整備工事の遅延などの理由から,11月中旬の発注となってしまいました。発注時期がおくれるということは,年度内に工事を完成させることができないということで,新年度に入ってしまうことから,繰越明許の手続が必要となったものでございます。  本来であれば,議員がおっしゃいましたように,議会での補正予算承認後の繰り越しということになるところでございますけれども,一日も早い発注を行い,建築工事に支障がないようにするため,繰越明許の専決処分を行い,造成工事の発注行為を行ったものでございます。  校舎本体のスケジュールということもございましたが,実施設計を12月に完成させまして,入札準備行為を行いまして,23年2月ごろには入札にかけたいというふうに考えてございます。当然議決案件となると思われますので,案件となった場合には,23年の第1回定例会には上程し,ご理解をいただきたいと思っております。  建築につきましては,実施設計もおおむね整いつつございますので,スケジュールどおり進められるのではないかなというふうに考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 酒井弘仁君。 ◆7番(酒井弘仁君) どうもありがとうございます。今説明いただき,ほぼ内容は理解できました。  先ほども申しましたが,この改築工事については,当初,21年,22年の2カ年の継続工事で計画していたものと思います。現在は23年,24年度の2カ年となり,2カ年のおくれが生じています。学校は子供の学び舎であり,子供の城であります。私は,別の用地,場所の話もいたしましたが,今後このようなことでの期間や時間の少ないときには,いろいろな方法を考え,分離発注等の方法などさらに万難を排していただき,一日も早い新校舎完成に努力をお願いしたいという要望を申し上げまして,私の一般質問を簡単に終わります。 ○議長(伯耆田富夫君) これで,酒井弘仁君の一般質問を終わります。  本日の一般質問はこれをもって終了し,あした30日は,通告順位11番の佐藤弘子君から続行したいと思います。ご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(伯耆田富夫君) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれで散会いたします。ご苦労さまでした。                 午後2時34分散会...