鹿嶋市議会 > 2011-11-30 >
11月30日-議案上程、説明-01号

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  1. 鹿嶋市議会 2011-11-30
    11月30日-議案上程、説明-01号


    取得元: 鹿嶋市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-19
    平成23年 12月 定例会(第4回)            鹿嶋市議会第4回定例会会議録議事日程(第1号)                      平成23年11月30日(水曜日) 午前10時開会第1 会期の決定について                                 第2 議案第54号 平成23年度鹿嶋市一般会計補正予算(第10号)                  議案第55号 平成23年度鹿嶋市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)            議案第56号 平成23年度鹿島臨海都市計画下水道事業公共下水道特別会計補正予算(第5号)   議案第57号 平成23年度鹿嶋市農業集落排水特別会計補正予算(第3号)            議案第58号 平成23年度鹿嶋市水道事業会計補正予算(第1号)                議案第59号 鹿嶋市地域子育て支援センターの設置及び管理に関する条例            議案第60号 鹿嶋市一般職任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する         条例                                     議案第61号 鹿嶋市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例              議案第62号 鹿嶋市運動施設条例の一部を改正する条例                    議案第63号 鹿嶋市国民健康保険税条例の一部を改正する条例                 議案第64号 鹿嶋市児童クラブ設置条例の一部を改正する条例                 議案第65号 鹿嶋市少人数学級編制の実施に係る任期付市費負担教職員の採用、給与及び勤務         条件等の特例に関する条例の一部を改正する条例                 議案第66号 訴えの提起について                              議案第67号 防災行政無線整備事業請負契約について                     議案第68号 市道路線の認定について                            議案第69号 市道路線の変更について                         〇会議に付した事件 日程第1 会期の決定について                               日程第2 議案第54号ないし議案第69号について                      〇出席議員(22名)   1番  佐 藤 信 成 君       2番  宇 田 一 男 君   3番  出 頭 克 明 君       5番  山 口 哲 秀 君   6番  小 池 みよ子 君       7番  西 塚 保 男 君   8番  原 田 雅 也 君       9番  小古井 芳 一 君  10番  篠 塚 洋 三 君      11番  河 津   亨 君  12番  桐 澤 いづみ 君      13番  立 原 弘 一 君  14番  坂 本 仙 一 君      15番  田 口   茂 君  16番  内 山   一 君      17番  池 田 芳 範 君  18番  根 崎   彰 君      19番  内 田 政 文 君  20番  田 村 遠渡丸 君      21番  飯 塚 俊 雄 君  22番  大 鷲   栄 君      23番  風 間 裁 司 君〇欠席議員(なし)                                           〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名       市     長      内  田  俊  郎  君       副  市  長      永  野  正  道  君       教  育  長      大  橋  正  彦  君       企 画 部 長      千  葉     功  君       企 画 部 次 長      長  岡  貴 美 男  君       兼政策担当参事       港 湾 振興室長      安  原     晃  君       財 政 課 長      津  賀  利  幸  君       総 務 部 長      小 岩 井  善  一  君       総 務 部 次 長      箕  輪  与 志 雄  君       人 事 課 長      堀  田  博  史  君       市 民 協働部長      大  川  文  一  君       市民協働部次長      平  山  久  穂  君       市 民 福祉部長      野  口     篤  君       兼福祉事務所長       市民福祉部次長      石  川  克  己  君       市民福祉部次長      杉  山  敏  之  君       兼 福 祉事務所       次     長       環 境 経済部長      谷 田 川  延  秀  君       環境経済部次長      野  口  節  雄  君       環境経済部次長      野  口  尚  登  君       兼 環 境 課 長       建 設 部 長      志  筑  良  行  君       建 設 部次長兼      坂  本     衛  君       区 画 整理担当       参     事       建 設 部 次 長      橋  本  一  夫  君       納 税 対策室長      大 久 保  幸  司  君       会 計 管 理 者      大  川  秀  治  君       教 育 委 員 会      林     益  弘  君       事 務 局 部 長       教 育 委 員 会      本  田     勉  君       事 務 局 次 長       兼 社 会 教 育       担 当 参 事       農 業 委 員 会      黒  沢  正  明  君       事 務 局 長       監 査 委 員      今  泉  富  司  君       事 務 局 長                                           〇本会議に出席した事務局職員       事 務 局 長      小  島  了  輔       事 務 局 課 長      内  田  義  人       事 務 局 主 幹      内  田  俊  範 △開会の宣告 ○議長(坂本仙一君) ただいま出席議員は全員で定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。 ただいまから平成23年第4回鹿嶋市議会定例会を開会いたします。                                   (午前10時16分) △開議の宣告 ○議長(坂本仙一君) これより本日の会議を開きます。 △会議録署名議員の指名 ○議長(坂本仙一君) まず、会議録署名議員を定めます。鹿嶋市議会会議規則第81条の規定により、立原弘一君、桐澤いづみ君、河津亨君を指名いたします。 △諸般の報告 ○議長(坂本仙一君) 次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、平成23年9月及び10月分の例月出納検査の結果報告について提出がありましたので、その写しをお手元に配付してあります。ご確認願います。 次に、地方自治法第180条の規定に基づく専決処分について報告がありましたので、お手元に配付の印刷物によりご確認願います。 次に、地方自治法第121条の規定に基づく出席要求による出席者につきましては、お手元に配付の印刷物によりご了承をお願いいたします。 △議案の送付 ○議長(坂本仙一君) 次に、市長から議案が提出されましたので、報告をさせます。 事務局長。          〔事務局長 小島了輔君登壇〕 ◎事務局長小島了輔君) 命によりご報告いたします。                                     鹿総第255号                                     平成23年11月30日 鹿嶋市議会議長 坂 本 仙 一 様                                    鹿嶋市長 内田俊郎          議 案 の 提 出 に つ い て 平成23年第4回鹿嶋市議会定例会に下記の議案を提出するため、説明書を添えて別添のとおり送付します。                      記議案第54号 平成23年度鹿嶋市一般会計補正予算(第10号)                        =ないし=                                  議案第69号 市道路線の変更について                             以上でございます。 △会期の決定 ○議長(坂本仙一君) これより議事日程に入ります。 日程第1、会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。今回の定例会の会期は、お手元に配付の会期日程表のとおり、本日11月30日から12月15日までの16日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(坂本仙一君) ご異議なしと認め、会期は本日11月30日から12月15日までの16日間と決定いたしました。 △議案第54号~議案第59号、議案第62号~議案第69号の上程、説明、議案第60号、議案第61号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(坂本仙一君) 日程第2、議案第54号ないし議案第69号を一括して議題といたします。 市長から提出議案の説明を求めます。 市長、内田俊郎君。          〔市長 内田俊郎君登壇〕 ◎市長(内田俊郎君) 平成23年第4回鹿嶋市議会定例会の開会に当たり、当面の事業概要及び提出いたしました議案等の説明を申し上げます。 内閣府の11月発表月例経済報告による基調判断は『景気は、東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にある中で、穏やかに持ち直している』とし、先行きについては、電力供給の規制や原子力災害の影響に加え、回復力の弱まっている海外景気の影響などからも、景気が下振れするリスクが存在するとされ、経済見通しに多くの不安定要素のあることがあらわされております。 このような情勢の中で、震災復興を最優先に取り組むべく、国において、去る11月21日に、東日本大震災の本格的な復興予算である「第3次補正予算」が成立しましたので、これからの震災復興へ大きな弾みとしてまいりたいと考えております。 市は大震災以来、市民生活の安定と公共の福祉を確保することを基本に、災害の復旧・復興を最優先に業務を進めてきましたが、このたび、市独自の被災者支援策として、一部損壊世帯への「震災復興プレミアム商品券給付制度」を創設しました。これまで支援措置のなかった一部損壊世帯に対し、一定の条件のもとに1世帯当たり2万2,000円分の商品券を給付するもので、既に市内全世帯へ個別の通知を差し上げ、11月15日から申請の受け付けを開始しております。また、鹿嶋市商工会からも一般向け震災復興プレミアム商品券として、1組1万1,000円分の商品券が1万円で、12月4日から販売されます。このプレミアム商品券事業が、地域の活性化や震災からの復興の一助となることを期待しております。 市民の皆様に大変ご心配をおかけしております、平井東部土地区画整理事業については、この間、損失補償支払請求に係る訴訟において、裁判所からなされた和解勧告について、さきの臨時議会で和解の受け入れを提案いたしましたが、議会においては、なお慎重な審議が必要とされ、継続審議となっております。この事業は、組合施行の事業でありますが、本市のまちづくりの諸計画にも位置づけされ、地域の振興、そして将来の経済的発展に結びつく事業であると認識しております。今後も事業の進展と完成に向けて、引き続き、解決策を見出していきたいと考えております。 次に、震災の復旧・復興の状況でありますが、市民生活の基盤となる道路や下水道などの大規模な復旧工事につきましては、国の補助金を活用して行うため、国の査定を受けて工事を進めております。10月28日までにすべての災害査定を完了し、国からの補助金交付決定の通知を受けながら、順次復旧工事に着手しております。復旧工事につきましては、二次災害の発生を防ぐために応急的な復旧を行っておりますが、早期の安全確保を図る観点からも、工事発注を計画的に行い、効率的かつ効果的な本格復旧を進めてまいります。 また、長い間通行どめとなっている田野辺地内の道路については、被災の原因が判明しましたので、現在本格的な復旧のための調査の準備を進めております。 大雨時に大変心配となる雨水排水路等の復旧については、現在、平井・粟生雨水幹線長栖雨水幹線の約6割の工事発注を行っております。残り区間についても、設計の完了次第、随時工事発注を行ってまいります。しかし、復旧工事の期間が長期間となるため、本復旧までの間の対応については、亀裂箇所等へのシート防護大型土のうの設置、また必要に応じた土砂しゅんせつ等を行うとともに、パトロールを強化し、大雨時の浸水被害防止のための対応を行ってまいります。 震災で大きな被害を受けました高松地区の第二幼稚園につきましては、地域の皆様のご理解とご協力により、高松小学校敷地内に建設することが決まり、来年度からの開園を目指して、現在建設工事を進めているところであります。地域の子どもたちが待ち望んでいる園舎を一日も早く完成させるために、全力で取り組んでまいります。 また、スポーツ先進のまちのシンボル的施設でありますカシマスポーツセンターにつきましては、メインアリーナが大きな被害を受け、使用ができない状態となっており、市民の皆様に大変ご不便をおかけしております。現在、天井崩落などの再発防止のための技術面での検討が行われていることや、工事が高所作業となるため、復旧にはもう少し期間を要しますが、年度内には完了させたいと考えております。 そのほかにも、鹿島神宮駅前広場津賀城址公園はまなす公園などの都市施設の復旧につきましても、国の補助事業を活用し、復旧工事を進めております。 今回の震災では、市内の広範囲で液状化現象による被害が発生しました。液状化対策は、今後のまちづくりの大きな課題として受けとめなければならないと考えております。そのためには、関係自治体が連携した行動を起こすことも必要でありますので、10月23日に3県13市の自治体による「東日本大震災液状化対策自治体首長連絡会議」を立ち上げ、同日、国に対し、再発抑制に向けた技術的ガイドラインの早急な作成、宅地の地盤対策への財政支援などの要望を行ってまいりました。 現在、新たな鹿嶋市地域防災計画の策定を進めておりますが、災害からの被害を最小限にするためには、日ごろの備えと地域一丸となった定期的な訓練が大切です。ことしも11月12日に平井・鉢形地区を対象として、津波を想定した「第15回鹿嶋市総合防災訓練」を実施しました。訓練は、地域住民や防災関係団体合わせ728名の方が参加され、7月1日より全国一斉に導入された全国瞬時警報システムによる、大津波警報発令時のサイレンの音に真剣に耳を傾けておりました。地域の皆様には、悪天候にもかかわらず多数の参加をいただき、大変ありがとうございました。 鹿嶋市震災復興計画の策定につきましては、災害復興対策特別委員会への経過説明等を行いながら、策定作業を進めているところです。今回の大震災では、家屋の倒壊や液状化による建物の被害、さらに大津波による浸水の被害など、市民の日常生活企業等生産活動に大きな打撃を受けました。この状況から一刻も早く立ち直るための復興計画の策定となりますが、膨大な額となる予算の裏づけが大きな課題となっておりますので、12兆円規模の「震災の本格復興予算」となっている、国の第3次補正予算を有効に活用し、復興を加速させてまいりたいと考えております。 国の第3次補正予算の趣旨は、被災地域復興プランを支援し、被災自治体に使い勝手のよい交付金を創設することにより、自治体負担分を実質的にゼロとするもので、将来にわたり安心して生活できる安全な地域づくりのために、被災自治体がみずから進める対策を支援する趣旨となっております。災害に強いまちづくりを進めるためには、被災された住民の皆さんと一緒に計画を取りまとめる必要がありますので、関係部署においてその調整を進めているところであります。 国・県が進めております平井地先外港地区では、鹿島港最大の水深を持つ、新たな公共埠頭整備が進められています。市は、同地区の早期供用とあわせ、災害対策の観点から、耐震強化岸壁早期完成を強く要望してきましたが、11月24日に開催された国土交通省交通政策審議会港湾分科会において、これまで耐震強化岸壁として位置づけられていたC岸壁にかえて、現在整備中のA岸壁とする「港湾計画の一部変更」が了承されました。平成23年度末としていた外港地区の供用時期は、地震による被害と耐震化整備追加により、1年ほどずれ込むと聞いていますが、鹿島港初となる念願の耐震強化岸壁がより早く整備されることとなり、災害時の緊急物資受け入れなど、最低限の港湾機能継続が確保され、地域の安全安心にもつながるものと期待しております。引き続き、一日も早い供用開始と、責任を持って国の負担で整備することなど、強く要望してまいります。 去る11月9日に、県道鹿島港線の開通式が茨城県及び鹿嶋市、地元住民などの関係者60人を集めて下津地内で行われました。今回、全長5,912メーターのうち、未整備となっていた800メーターが整備終了したことにより、待望の全線開通となりました。この道路は、昭和60年に着手し、約27年の歳月と事業費約53億円をかけて進められてきた事業であります。この路線は、鹿島臨海工業地帯への通勤や県内外への物資輸送道路としての主要幹線道路であり、本市の地域経済に重要な役割を果たす道路でありましたが、完成がおくれていたため、朝夕の通勤時間帯を含め慢性的な渋滞が発生し、波野小平井小、平井中や鹿島中学校児童生徒通学路としても、保護者の方々や学校の先生方に大変なご心配をおかけしておりました。そのため、市も重点課題として位置づけ、毎年のように早期整備を要望してきました。このたび全線開通の運びとなりましたことは、まことに喜ばしい限りであるとともに、茨城県知事を初め関係各位のご努力に敬意を表する次第であります。これを契機とした渋滞緩和環境改善、交通安全の確保はもとより、地域経済の発展に大きく波及していくものと確信をしております。 塚原卜伝全国キャンペーンが実を結び、郷土の偉人「塚原卜伝」がNHKBS時代劇として、10月2日から11月13日までの毎週日曜日にテレビ放映されました。今回のドラマは、卜伝の青年期に的を絞った物語で、若き日の卜伝の人間像がよく表現されていたと感じております。テレビ放映開始後の鹿島神宮宝物館では、前月比の約2倍となる2,213人の来館者があり、また神宮周辺の住民からは、放映後神宮参拝者の数が多くなったとのお話もお聞きし、改めてテレビ放映の効果の大きさを実感しました。NHKでは、視聴できなかった人のために、12月23日に連続7話の一挙放映を行うことが決定したと聞いております。 11月13日には、鹿島学園が「サッカー」で、清真学園が「ラグビー」で見事県大会を制し、全国大会への出場を決めました。両競技とも正月を挟んだ年末年始の試合となりますが、選手の皆さんのピッチでの活躍を今から期待しております。 また、ことしも住友金属鹿島硬式野球部が第82回都市対抗野球において、2年連続で第3位の成績をおさめました。あわせて応援団も2年連続の最優秀賞を受賞され、被災地としての元気を全国にアピールできたものと思っております。ことしは、震災の影響により会場が大阪の京セラドームでの開催となったため、FMかしまを聞きながらの応援も多かったのではないかと思いますが、直接応援に参加された皆さんにおかれましては、強行軍の中での応援大変お疲れさまでした。 ことしの鹿島アントラーズは、震災でスタジアムが使用できない期間もあったため、スタートダッシュでのおくれを引きずったままなかなか優勝争いに食い込めず、リーグ戦では最終戦を残しての残念な結果となりましたが、ヤマザキナビスコカップ戦では9年ぶり4度目の優勝を飾り、Jリーグチーム最多の15冠を達成しました。現在、今シーズン最後のタイトルとなる天皇杯優勝に向けた熱い戦いが繰り広げられております。市民の皆様も、ぜひ我らがアントラーズに温かい応援をお願いします。 10月28日に開催されました「平成23年度第50回電話応対コンクール全国大会」に茨城県代表として出場した鹿嶋市職員が、見事優秀賞の栄誉に輝きました。この大会は、各県の代表60名によって電話応対技術を競うもので、企業の第一線で活躍する精鋭が多く挑戦する大会でもあると聞いております。全国の精鋭の中での市職員優秀賞受賞は、他の職員に対しても大きな刺激となり、職員一人一人の電話応対技術の向上につながるものと大いに期待するところであります。 行財政改革の取り組みについては、これまで職員定員適正化による人件費の削減を初め、補助金見直し行政評価制度導入による事務事業見直し民間委託の推進、使用料などの受益者負担適正化市税等収納体制の強化など、市民の皆様の協力を得ながら行政全般の改革に取り組み、着実に成果を上げてきました。その成果は、平成11年度から22年度までの12年間で、約42億円の効果額となっています。 また、東日本大震災の発生に伴い、内容の一部見直しが必要となっていた第5次行財政改革大綱については、間もなく行財政審議会からの答申を受ける段階となっており、その後、速やかに公表を行う予定でおります。東日本大震災という未曾有の災害の影響による税収低迷と復旧・復興に係る負担増など、当面の間は厳しい財政状況が続く見込みであり、市民ニーズを的確に把握した上で、事業の効果や効率性に一層配慮した行財政改革の推進が求められています。今後も、第5次行財政改革大綱を新たな指針として、継続して行財政改革に取り組み、市民サービスの向上と財政の健全化に努めてまいります。 無資格者にマッサージの施術をさせ、診療報酬を鹿嶋市に請求し、療養費約936万円を不正取得した神栖市内治療院経営者に対して、損害賠償請求の訴えを提起することとしました。刑事告発については、既に鹿嶋警察署に告訴状を提出しております。本件は、被害を受けた鹿嶋市を含む鹿行5市及び茨城県後期高齢者医療広域連合と連携して、絶対に不正は許さない信念のもと、断固たる対応をとってまいります。 続きまして、提出いたしました議案等についてご説明申し上げます。 提出議案は、補正予算が5件、条例の制定1件と改正が6件、訴えの提起に関する議案が1件、請負契約の締結に関する議案が1件、道路の認定及び変更に関する議案が2件であります。 まず、一般会計補正予算についてであります。歳入の主なものとしましては、地方特例交付金の増、地方交付税の増や下水道施設災害復旧事業債一般会計への組み替えなどによる市債増を見込みました。歳出については、津波避難地図作成委託料などの災害対策経費東日本大震災鹿嶋市義援金、災害見舞金被災農家経営再開支援事業補助金などの被災者支援経費民間保育所保育実施委託料の増による民間保育園入所支援事業などを計上し、災害復旧費として、下水道施設災害復旧のための特別会計繰出金などに要する土木施設災害復旧費などの計上であります。 特別会計については、鹿嶋市国民健康保険特別会計、鹿嶋臨海都市計画下水道事業公共下水道特別会計、鹿嶋市農業集落排水特別会計、鹿嶋市水道事業特別会計4会計の補正予算であります。 次に、条例関係の議案については、現在の第四幼稚園内の余裕教室を利用して「鹿嶋市地域子育て支援センター」を設置する条例の制定と、鹿嶋市一般職任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例、鹿嶋市職員の給与に関する条例など、鹿嶋市運動施設条例、鹿嶋市国民健康保険税条例、鹿嶋市児童クラブ設置条例、鹿嶋市少人数学級編制の実施に係る任期付市費負担教職員の採用、給与及び勤務条件等の特例に関する条例の一部改正であります。 議案第66号の訴えの提起については、「在宅リハビリマッサージトータル治療院」が不正に療養費の支給を受けたことにより本市に与えた損害を請求するため、訴えを提起するものです。 議案第67号の防災行政無線整備事業請負契約については、防災行政無線設備のデジタル化整備について、プロポーザル方式により提案を受けた結果、株式会社富士通ゼネラルと4億4,100万円で請負契約を締結するため、議会の議決を求めるものです。 議案第68号及び69号については、市道路線の認定と既定路線の変更を行うためのものであります。 なお、議案第60号は、特定任期付職員の給与の改定、議案第61号は、一般職員の給与の改定を行うものです。今回の改定は、期末手当における調整を含む内容であり、12月1日が期末手当の基準日となることから、他の提出議案に先立ち審議をお願いするものです。 以上で説明を終わりますが、なお詳細につきましては、お手元の議案書によりご審議の上、適切な議決を賜りますようお願いいたします。 ○議長(坂本仙一君) これより議案第60号及び議案第61号について質疑を行います。 13番、立原弘一君。 ◆13番(立原弘一君) おはようございます。議案第60号、61号について、若干の質疑をさせていただきたいと思います。 まず、1つ伺いますが、人事院勧告によるという話なのですけれども、私は人事院勧告は見送られたという情報を得ていたので、あれという思いがありますので、まずこの根拠となる人事院勧告というのは、いつどこで出たものなのかお答えをいただきたいと思います。
    ○議長(坂本仙一君) 立原弘一君の1回目の質疑に対する答弁を求めます。 人事課長、堀田博史君。          〔人事課長 堀田博史君登壇〕 ◎人事課長(堀田博史君) それでは、立原議員のただいまの質問についてお答えいたします。 人事院勧告につきましては、例年どおり勧告という形で人事院のほうから本年度9月に出されたものでございまして、多分国のほうで今騒がれておりますのは、それを実施するか実施しないかという部分でございまして、勧告は例年どおりということでされている内容でございます。 以上です。 ○議長(坂本仙一君) 立原弘一君、2回目の質疑を許可いたします。 ◆13番(立原弘一君) 人事院は勧告はしたけれども、実施するかどうかについて、見送るかなということになっているというふうに理解していいのかなと思います。 では、この今回の、ある意味賃下げになる部分があるという点で、50代が最大0.5%、40代後半層が0.4%、40代前半層が0.3%というふうになっておりますけれども、確かに先ほど市長の発言の中にも、この大震災の中で復興のために非常にお金がかかるという中で大変な財政運営が予想される旨の話ありましたけれども、確かにそれは事実でしょう。しかし、今回の大きな大震災を経験する中で、人は城なのだと。本当に被災者、市民を守る防波堤となるのは、まさに職員がどれだけ市民のために、被災者のために体を張って頑張れるかということが大事なことなのだということが身にしみてきていたと私は思うのです。その点については今後も同様で、復旧・復興についてもさらに職員の皆さんに大きな力を発揮してもらわなければならない時期だと。そういうときに、やはりぜひ逆の形で職員さんに力を発揮してもらうと。給料は下げるけれども、頑張ってくれよということではなくて、少しでも、気持ちでも上げてあげながら、ぜひ市民のために、被災者のために何倍も頑張ってもらいたいというのが、私はあるべき姿なのではないかと思う中で、非常に残念な思いです。 国は、要するに人勧は出したけれども、見送ると。だけれども、市は見送るわけにはいかないよと、下げるよと言うのだけれども、では1つお聞きしておきます。判断は別として、トータルでの、要するにここに出ていない、50代、40代後半層だ、前半層だが下がるという話なのだけれども、それに対して若年層はどうなるのかという点も含めて、全体としての人件費の予算における負担率というのはどのように変化があるのかお答えをいただきたい。 ○議長(坂本仙一君) 立原弘一君の2回目の質疑に対する答弁を求めます。 人事課長、堀田博史君。          〔人事課長 堀田博史君登壇〕 ◎人事課長(堀田博史君) それでは、ただいまの全体としてどのぐらいの影響が出るのかという立原議員のご質問についてお答えいたします。 今回、職員全体といたしましては、対象者、再任用職員を含まない場合で248人、総額で540万程度の減額ということで対象になっております。          〔「ちょっと声が小さい」と言う人あり〕 ◎人事課長(堀田博史君) 申しわけございません。期末手当の調整額あるいは月額給料、あるいはそういったものすべてを総額いたしまして、540万程度の影響額が出るということで。          〔「影響というのは」と言う人あり〕 ◎人事課長(堀田博史君) 減という形での、総トータルで試算をしてございます。 ○議長(坂本仙一君) 立原弘一君。 ◆13番(立原弘一君) これまでも、こういう議案出るたびに何度も言っているのですけれども、これ市長、副市長、教育長とか特別職にある者が、少し身を削って減らしましょうと、議員も減らしましょうというのとはちょっと違うのです。職員生活給だから、これを簡単に下げよう、下げようとやるのは、やっぱり自治体としての力を発揮する上でいかがなものかという感がするわけです。ぜひともこういうことはやめていただいて、特に今震災で被災者を救済していかなければならない。鹿嶋市を復興させていかなければならないというときに、さらなる職員の皆さんの力の発揮が求められるときですから、このような賃下げというのはやめていただきたいということを申し上げて終わります。 ○議長(坂本仙一君) 以上で立原弘一君の質疑は終了いたしました。 ほかに質疑はありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(坂本仙一君) なければ以上で質疑を終結いたします。 ただいま議題となっています議案第60号及び議案第61号は、総務企画委員会に付託いたします。 つきましては、総務企画委員会におかれましては、302会議室で付託議案を審査終了の上、本会議にご報告されますようお願いいたします。 ここで暫時休憩いたします。          休憩 午前10時49分                                                     再開 午前11時47分 ○議長(坂本仙一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより総務企画委員会委員長から、同委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 委員長、内山一君。          〔総務企画委員会委員長 内山 一君登壇〕 ◎総務企画委員会委員長(内山一君) 総務企画委員会委員長報告をさせていただきます。 本会議において総務企画委員会に付託されました案件について、総務企画委員会を早速開催し、慎重に審査をいたしました。その経過と結果についてご報告いたします。 本委員会に付託されました案件は、議案第60号及び議案第61号の2議案でございます。審査の経過でありますが、それぞれの付託案件について執行部より議案の説明を受け、慎重に審査を行いました。60号、61号を一括して審査を行いました。 委員からの質疑の主なものは、国は見送ったのだから、市も見送るべきとの意見を含めた内容。 それから、震災復興を考えると、職員も被災をしているからという理由でございます。 国が決めていない内容を、1日で提案、審査、採決にするのは急ぎ過ぎるとの内容があり、この内容については特例なものなのかということの考え方。 それから、職員の給与の実態の内容でいえば、回復する対象者が106人あるといった内容の質疑と回答がございました。 また、国が勧告したから、それをそのとおり行うということは、地方分権の趣旨からおかしいという考え方もありました。 反対討論の内容がありまして、もっと全体議論をすべきであり、財政をどう考えるかが問題であるとの内容から反対であるとの討論がございました。 採決を行った結果、議案60号及び議案61号については、4対3の賛成多数により、いずれも必要かつ適正と認め、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上が本委員会に付託されました案件の審査の経過と結果でございます。議員各位におかれましては、本委員会の決定に対しご賛同賜りますようお願い申し上げまして、総務企画委員長の報告とさせていただきます。 ○議長(坂本仙一君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(坂本仙一君) 質疑はないものと認め、委員長報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 13番、立原弘一君の発言を許可いたします。 立原弘一君。          〔13番 立原弘一君登壇〕 ◆13番(立原弘一君) 議案60号、61号について、反対の立場から討論をいたします。 先ほどの質疑でもあらかたの内容は申し上げましたが、震災復旧・復興で職員が大変な苦労をしていると。そういう中で、給料を下げるけれども、さらに頑張れというのは理屈が通らない。やるならば、現場で頑張っている若い職員の給料を上げるだけにして、さらに頑張ってくれというのが筋ではないかと思います。 国の人事院勧告を、国は見送るという中であるにもかかわらず、わざわざこの時期に、震災復興の時期にこんなものを持ち出して賃下げをしようという執行部の考え方は、到底理解することができません。強く反対の意思を表明して、討論を終わります。 ○議長(坂本仙一君) 以上で立原弘一君の討論は終了いたしました。          〔「議長、討論」と言う人あり〕 ○議長(坂本仙一君) 8番、原田雅也君の発言を許可いたします。 原田雅也君。          〔8番 原田雅也君登壇〕 ◆8番(原田雅也君) それでは、人事院勧告を踏まえて平均0.2%給与を引き下げるという内容の議案第60号、第61号について、反対の立場で討論をさせていただきます。 先日、野田首相の所信表明演説において、「きょう生まれた子ども1人の背中には、既に700万円を超える借金があります」という表現のもとで、国家財政の深刻な状況が訴えられたばかりであります。ただ、これにつきましては未来の世代の重荷を少しでも減らすために、国民に新たな負担をお願いするという旨の内容でもありました。しかし、私は増税の前にやるべきことがあるだろうとの国民、そして市民の皆さんの声に真摯にこたえていくべきであるという立場であります。 当然のことながら、世界一の少子高齢社会の日本でありますから、将来的な増税を一切認めないということではありません。しかし、今まずは国全体として、天下りの禁止や埋蔵金の発掘、予算のゼロベースでの見直しに加えて、議員や公務員の国、地方含めて全体として人件費の削減に取り組むべきであると考えます。鹿嶋市のみならず、すべての地方自治体が率先して地方公務員の給与水準を民間並みに見直し、またリストラを実施できる制度に改めることにより、地方自治体主導の人件費削減を後押しする仕組みをつくることが必要であると考えます。このようなプロセスや、国民そして市民の皆様に理解を求める不断の努力が必要不可欠であります。 以上の理由によりまして、国はもとより地方も含めて、全体として公務員の総人件費を2割以上カットするべきであると考えますので、今回人事院勧告を踏まえて市の判断で単発で提案された議案第60号、そして議案第61号については反対の意を述べさせていただきます。 以上です。 ○議長(坂本仙一君) 以上で原田雅也君の討論は終了いたしました。 ほかにございませんか。 15番、田口茂君の発言を許可いたします。 田口茂君。          〔15番 田口 茂君登壇〕 ◆15番(田口茂君) 今出ましたように、私予算常任委員長も仰せつかっておりますので、今回の60号、61号について少し意見を述べさせていただきたいと思います。 私は、要請をするという、条件つきといいますか、そういう意味での賛成意見を述べさせていただきたいと思います。執行部の提案については十分理解するところでありますけれども、やはり私ども鹿嶋市の置かれている状況、こういうことも重々わかっているつもりであります。しかし、職員の人事、処遇に関する給与については、やはり一人一人がこの鹿嶋市に職場を求め、18歳もしくは22歳から60歳までの一つのライフスタイルといいますか、家庭を持って生活をしているわけであります。やはり私ども議会も執行部も、一人一人の職員の家族を含めた人生設計についてはきちっと考えるべきではないのかなと、かように常日ごろ考えるところであります。 ただ単なる人勧の考え方ではなく、鹿嶋独自の、先ほどの全協の中でも少し申し上げましたけれども、現実の実態はどうなっているのか。一人一人の生活はどういう生活をして、そして家庭を営んでいるのか。こういうことも十分にかんがみながら、私どもは判断する時期に来ているのではないのかな。ぜひ市長におかれましては、来年度も同様な問題が提起されるのであれば、事前に何らかの場面に職員の給与のあり方、こういうものをぜひ議会に提案していただきたいわけでございますし、あわせて職員組合とは常日ごろから意見交換の場を持つべきではないのかなと。こういうことを要請して、賛成の条件つきの討論とさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(坂本仙一君) 以上で田口茂君の討論は終了いたしました。          〔「条件つきは反対だろ」と言う人あり〕 ○議長(坂本仙一君) ほかにございませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(坂本仙一君) 討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第60号を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。 お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。          〔挙手少数〕 ○議長(坂本仙一君) 挙手少数であります。 よって、議案第60号は否決されました。 議案第61号を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。 お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。          〔挙手少数〕 ○議長(坂本仙一君) 挙手少数であります。 よって、議案第61号は否決されました。 次に、議案第54号ないし議案第59号、議案第62号ないし議案第69号について質疑のある議員は12月6日午後5時までに、討論のある議員は12月14日午後5時までに、議長あて発言通告書の提出をお願いいたします。 △散会の宣告 ○議長(坂本仙一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 次回の本会議は、12月5日午前10時から一般質問となります。 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。                                   (午後 零時01分)...