つくば市議会 2018-09-28
平成30年 9月定例会−09月28日-05号
平成30年 9月定例会−09月28日-05号平成30年 9月定例会
平成30年9月
つくば市議会定例会会議録 第5号
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平成30年9月28日 午前10時01分開議
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出 席 議 員
議 長 25 番 塩 田 尚 君 14 番 ヘイズ ジョン 君
副議長 6 番 神 谷 大 蔵 君 15 番 塚 本 洋 二 君
1 番 山 中 真 弓 君 16 番 山 本 美 和 君
2 番 小森谷 佐弥香 君 17 番 浜 中 勝 美 君
3 番 高 野 文 男 君 18 番 大久保 勝 弘 君
4 番 長 塚 俊 宏 君 19 番 橋 本 佳 子 君
5 番 黒 田 健 祐 君 20 番 小 野 泰 宏 君
7 番 小久保 貴 史 君 21 番 高 野 進 君
8 番 皆 川 幸 枝 君 22 番 柳 沢 逸 夫 君
9 番 五 頭 泰 誠 君 23 番 須 藤 光 明 君
10 番 宇 野 信 子 君 24 番 鈴 木 富士雄 君
11 番 木 村 清 隆 君 26 番 滝 口 隆 一 君
次に、農業・農村男女共同参画社会推進に要する経費に関して、
つくばワイン・フルーツ酒特区認定の取得後の今後の見通しについて質疑がありました。平成30年3月にボルドー・サイエンスアグロと筑波大学が学術交流協定を締結しており、その中で筑波大学と一緒にこの特区の活用の進め方について、
つくば市と筑波大学との相互で考えた上で事業を進めていきたい。また、ワイン製造所については、建設をするための手続を進めている一方で、候補地の選定を行うなどの取り組みを進めているとの答弁がありました。
次に、園芸振興に要する経費に関して、地産地消に関するアンケートの進め方について質疑があり、市内の飲食店で、地元産の野菜類の使用状況を把握するために実施するものであり、アンケートにはイノシシ関連のジビエ活用の内容も盛り込む予定である。
また、回収率を上げるため、商工会や飲食業組合との連携を検討しており、アンケートに回答してくれた飲食店にはメリットがあるように考えたい。アンケート結果は、(仮称)地産地消レストランの認証基準に反映させ、それらの飲食店を利用してもらえるような取り組みを進めていくとの答弁がありました。
次に、教育費、保健体育総務費の陸上競技場整備検討支援業務委託料に関して、調査対象とする学校跡地数や、陸上競技場に必要な規模、設備についての質疑があり、上郷高校跡地と、廃校になった筑波地区の小中学校跡地の10カ所、全てを対象とする。
また、今回の調査では、陸上競技場に必要となる規模、設備を整理する。また、日本陸上競技場連盟公認3種または4種の陸上競技場の整備を検討しており、管理棟等の建物や駐車場を含めた必要な面積は2万平米から3万平米であるとの答弁がありました。
また、委員から陸上競技場の調査については、道路、駐車場等を含め、万全な調査を進めてほしいとの意見、陸上競技場の整備候補地には、高エネ研南側未利用地も候補に挙げてほしいとの意見、市には、陸上競技場とあわせ総合体育館の整備も必要ではないかとの意見がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論はともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第92号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第106号 字の区域の設定に伴う
関係条例の整理に関する条例についての審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げましたが、当
委員会の決定に対しまして、議員の皆様の御賛同をお願い申し上げ、報告を終わりたいと思います。
○議長(塩田尚君) これより市民経済委員長報告に対する質疑を一括して行います。
順次、
質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって市民経済委員長報告に対する質疑を終結いたします。
次に、都市建設委員長から、議案第92号、議案第94号、議案第98号、議案第102号、議案第104号、議案第105号、議案第107号から議案第109号の審査の経過と結果について報告を求めます。
都市建設委員長小久保貴史君
〔都市建設委員長 小久保貴史君登壇〕
◎都市建設委員長(小久保貴史君) 都市建設
委員会は、当
委員会に付託されました議案9件を審査するため、9月19日午前10時から
委員会を開催いたしました。その
付託案件の主なる審査の経過と結果について御報告をいたします。
初めに、議案第92号 平成30年度
つくば市
一般会計補正予算(第3号)の当
委員会付託分の審査では、
債務負担行為補正、衛生費、平成30年度リサイクルセンター施設運転管理業務委託のプラスチック製容器包装処理ラインの試運転や、市民への周知活動についての質疑があり、試運転は先行収集エリアを数カ所選定して行う。また、周知活動として、平成31年4月から本格的な開始に向けて、市のイベント等でチラシ配布を行った。今後も、区会回覧やホームページ、市のイベント等で周知を行っていくとの答弁がありました。
続いて、最終処分についての質疑があり、リサイクルセンターが4月から稼働することで、資源ごみの処理能力が上がり、最終処分量が減ることになる。結果として、最終処分場の延命にもつながるとの答弁がありました。
続いて、同じく土木費、
債務負担行為補正におけるそれぞれの交通運行の概要についての質疑があり、支線型交通運行実証実験業務委託及び
デマンド型交通運行実証実験業務委託については、車両代、人件費、燃料費など運行に係る全ての経費が含まれる。また、路線バス運行実証実験事業負担については、茎崎地区から牛久駅に向かう新規路線バスの運行負担金である。コミュニティバス運行事業負担については、つくバスの運行負担金であるとの答弁がありました。
続いて、衛生費、地球温暖化対策に要する経費の地球温暖化対策実行計画改定支援業務委託の期間と業務内容、
委員会等の設置についての質疑があり、期間は平成32年3月までを予定しており、業務内容は温室効果ガス排出量の推計調査。SMILeの実績の取りまとめ、課題の抽出、分析。温室効果ガスの排出抑制等の対策、施策提案、体系構築、目標の検討などである。策定
委員会を設置予定であり、委員公募は「広報
つくば11月号」を予定しているとの答弁がありました。
これら以外にも、公共交通対策に要する経費のバス停標識作成設置委託料などについての質疑があり、執行部から詳細な答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、
討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第92号の当
委員会付託分は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第94号 平成30年度
つくば市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)の審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、
全員異議なく、議案第94号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第98号 平成30年度
つくば市
水道事業会計補正予算(第2号)の審査では、建設改良事業費の増額及び収益的支出の営業費用の減額理由についての質疑があり、4月の人事異動に伴う人件費の、ならし補正である旨の答弁がありました。
続いて、水道料金が値上げされたことで、今後ビジョンや計画についての質疑があり、今後、使用水量や料金収入の状況を見極めながら計画を進める考えであるとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、
討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第98号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第102号
つくば市
建築関係手数料条例の一部を改正する条例についての審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、
全員異議なく、議案第102号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第104号
つくば市筑波山及び宝篋山における
再生可能エネルギー発電設備の設置を規制する条例の一部を改正する条例についての審査では、条例改正が必要になった背景についての質疑があり、禁止区域において
再生可能エネルギー発電設備を設置した場合、現行では勧告と氏名の公表しかできないため、より実効性のある手段として措置命令を講ずるため改正を行うとの答弁がありました。
続いて、条例改正後は、措置命令に従わずに
再生可能エネルギー発電設備を設置した場合は、どうなるのかについての質疑があり、行政代執行法に基づき除去等の代執行ができるとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、
討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第104号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第105号
つくば市
地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例についての審査では、吾妻第一地区の道路の変更についての質疑があり、地域住民から歩道設置の要望があったため、つけかえをして歩道の整備をする計画との答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、
討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第105号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第107号
市道路線の変更についての審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、
全員異議なく、議案第107号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第108号
市道路線の認定についての審査では、認定する道路の街路灯の設置及び管理についての質疑があり、開発事業者が設置をして、市で管理を行うとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、
討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第108号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第109号
工事請負契約締結についての審査では、公園を整備することに伴い、設置する施設や遊具についての質疑があり、休憩所、トイレなどを設置するとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、
討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第109号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げましたが、当
委員会の決定に対し、議員の皆様の御賛同をよろしくお願い申し上げ、報告を終わります。
○議長(塩田尚君) これより都市建設委員長報告に対する質疑を一括して行います。
順次、
質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって都市建設委員長報告に対する質疑を終結いたします。
以上で、各
常任委員長の報告は終了いたしました。
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○議長(塩田尚君) これより、
つくば市議会会議規則第42条の規定により討論、採決に入ります。
討論、採決については、承認、議案、請願の順序により行います。
初めに、承認第6号の討論に入ります。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより承認第6号
専決処分事項の承認を求めることについてを採決いたします。
お諮りいたします。
承認第6号は、
文教福祉委員長の報告のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) 御異議なしと認めます。よって、承認第6号は、
文教福祉委員長の報告のとおり承認することに決定いたしました。
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○議長(塩田尚君) 次に、議案第92号から議案第114号までを、
つくば市議会先例集第7章第1節187により、一括して討論に入ります。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより議案第92号 平成30年度
つくば市
一般会計補正予算(第3号)から議案第114号 財産の取得についてまでを、
つくば市議会先例集第7章第2節193により、一括して採決いたします。
お諮りいたします。
議案第92号から議案第114号までは、総務、文教福祉、市民経済、都市建設委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) 御異議なしと認めます。よって、議案第92号から議案第114号までは、総務、文教福祉、市民経済、都市建設委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
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○議長(塩田尚君) 次に、請願30第2号の討論に入ります。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより請願30第2号
教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度堅持のための
政府予算に係る
意見書採択を求める請願を採決いたします。
お諮りいたします。
請願30第2号は、
文教福祉委員長の報告のとおり採択することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) 御異議なしと認めます。よって、請願30第2号は、
文教福祉委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。
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△
意見書案第3号
教職員定数改善及び
義務教育費国庫負担制度堅持に係る意見書
○議長(塩田尚君) 日程第3、
意見書案第3号
教職員定数改善及び
義務教育費国庫負担制度堅持に係る意見書を議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
文教福祉委員長橋本佳子君。
〔
文教福祉委員長 橋本佳子君登壇〕
◎
文教福祉委員長(
橋本佳子君)
意見書案第3号
教職員定数改善及び
義務教育費国庫負担制度堅持に係る意見書の提案理由を申し上げます。
お手元に配付されております
意見書案の朗読をもって、提案理由とさせていただきます。
教職員定数改善及び
義務教育費国庫負担制度堅持に係る意見書
学校現場における課題が複雑化、困難化する中で、子供たちの豊かな学びを実現するためには、教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが不可欠です。そのためには、
教職員定数改善などの施策が最重要課題となっています。特に小学校においては、2018年度から新学習指導要領の移行期間に入り、外国語教育実施のため授業実数の調整など対応に苦慮する状況となっています。あすの日本を担う子供たちを育む学校現場において、教職員が人間らしい働き方ができるための長時間労働是正が必要であり、そのための
教職員定数改善は欠かせません。
義務教育費国庫負担制度については、「三位一体改革」の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。幾つかの自治体においては、厳しい財政状況の中、独自財源による定数措置が行われていますが、地方自治体の財政を圧迫しています。国の施策として財源保障をし、子供たちが全国どこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。豊かな子供の学びを保障するための条件整備は不可欠です。
よって、国会及び政府におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるようするため、下記の措置を講じられるよう強く要請いたします。
記
1 計画的な
教職員定数改善により少人数学級を推進すること。
2 教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度を堅持すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
平成30年9月28日
つくば市議会
提出先は、内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長、財務大臣、総務大臣、文部科学大臣であります。
以上をもちまして、提案理由とさせていただきます。御審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(塩田尚君) これより質疑に入ります。
順次、
質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
順次、討論の発言を許します。
まず、本
意見書案に対する反対討論の発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) 賛成討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって討論を終結いたします。
これより
意見書案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本
意見書案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) 御異議なしと認めます。よって、
意見書案第3号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
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△
意見書案第4号 東海第二
原子力発電所の再稼働を認めないことを求める意見書
○議長(塩田尚君) 日程第4、
意見書案第4号 東海第二
原子力発電所の再稼働を認めないことを求める意見書を議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
27番議員金子和雄君。
〔27番 金子和雄君登壇〕
◎27番(金子和雄君)
意見書案第4号 東海第二
原子力発電所の再稼働を認めないことを求める意見書を提出し、趣旨を御説明申し上げたいと思います。
なお、皆様方のお手元に配布をされています
意見書案のとおりでございますので、朗読をさせていただきたいと思います。
東海第二
原子力発電所の再稼働を認めないことを求める意見書
東海第二
原子力発電所は、国内初の大型
原子力発電所として1978年11月に営業運転を開始し、東京電力と東北電力に売電をしてきたが、2011年3月に発生した東日本大震災による津波により、3台ある非常用電源のうち1台が止まり、現在、運転を停止しているところである。
政府は、福島第一
原子力発電所の事故の後、運転から40年を超えた原発は原則廃炉とし、あわせて原子力規制
委員会の審査と地元自治体の合意が得られれば、一度に限り延長、20年の運転延長ができるとした。
そうした状況の中、昨年11月24日に、東海第二
原子力発電所の運営主体である日本原子力発電株式会社は、原子力規制
委員会に対し運転延長申請を行ったところである。
しかしながら、東海第二
原子力発電所は、全てのケーブルを難燃ケーブルに交換できないなど多くの課題が残っている。また、全国の発電の中で最も人口密集地帯であり、実効性の伴う広域避難計画の策定は困難である。このような状況で東海第二原発を再稼働させることは看過できない。
よって、国及び茨城県において、市民が安心して暮らし続けられる生活環境を維持するため、下記の事項について特段の取り組みを図るよう強く要望する。
記
一つ、人口密集地で広域避難計画の策定が困難な東海第二
原子力発電所の再稼働は認めないこと。
二つ、原子力に依存しない社会の移行を目指し、代替エネルギー確保と
再生可能エネルギー等の新エネルギー導入促進をさらに進めること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成30年9月28日
つくば市議会
なお、提出先につきましては、内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長、総務大臣、文部科学大臣、経済産業大臣、環境大臣、内閣官房長官、茨城県知事、以上であります。
皆様方の御審議をいただき採択されるようお願いを申し上げて、説明を終わらせていただきたい。
○議長(塩田尚君) これより質疑に入ります。
順次、
質疑発言を許します。
五頭泰誠君。
〔9番 五頭泰誠君登壇〕
◆9番(五頭泰誠君) 提案者に質問を申し上げます。
この意見書の中に、広域避難計画の策定が困難という文言が書かれておりますけれども、私、知見がないもので大変恐縮なんですけれども、私が調べた結果、いろいろこの計画についての考え方を、どういう状況になっているか、たしか30キロ圏内の範囲内のことなのかなと思うんですけれども、ぜひ、その説明が、もしわかればお願いしたいと思います。
○議長(塩田尚君) 金子和雄君。
〔27番 金子和雄君登壇〕
◎27番(金子和雄君) 十分な説明になるかわかりませんが、説明をさせていただきたいと思います。
まず、30キロ圏内、そのとおりだと思います。それと広域の関係でありますが、この間の議会でも2名の議員が、
つくば市議会の中でそれらについて確認をとったりしております。そして、それらを十分な形になれるようにという形で、今までは東海村と茨城県というところで処理をするということでありましたが、それ以後、茨城方式といわれるような形で、五つの市と一つの村という形で、さらに審議をしていくという形で方向性を出しておりますので、それらでなかなかまとまっていくことが大変だという形のコメントも出ておりますので、それらの稟議をさせていただきました。
○議長(塩田尚君) 引き続き質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
順次、討論の発言を許します
まず、本
意見書案に対する反対討論の発言を許します。
五頭泰誠君。
〔9番 五頭泰誠君登壇〕
◆9番(五頭泰誠君) 東海第二
原子力発電所の再稼働を認めないことを求める意見書に対する反対討論をいたします。
現在、政府では厳しい安全基準委基づき、
原子力発電所の再稼働を行っております。原子力発電については、エネルギーの安定供給の観点から活用を図る方針であります。資源に乏しい我が国は、安全性の確保を大前提に、経済性、そして気候変動の問題にも配慮しながら、エネルギーの供給の安定を確保しなければなりません。
現在、現実的には、我が国の電力供給は化石燃料に8割以上も依存する構造となっております。エネルギーの安全保障、地球温暖化対策、発電コストの上昇といった面で大きな問題を抱えていることは、皆様、御周知のことだと思います。
一方で、
再生可能エネルギーについては、現時点で最大限の導入を図っているところですが、依然として総需要量を満たす発電量ではないことも事実であります。当面は、国内にある燃料だけで数年にわたって発電を続けることができて、運転時にCO2を排出しない原子力発電を活用することは、エネルギー政策上必要なことと政府も考えております。
原発再稼働の審査は原子力規制
委員会が厳格に行っており、個別の
原子力発電所の稼働については、法令に基づき規制
委員会による新規制基準に適合すると認められた場合は、その判断を尊重して稼働を進めていくというのが政府の方針です。
一方で、稼働を進めていくには、地方自治体の理解が得られるように丁寧な説明を尽くすことは言うまでもないことであります。原発依存度については、徹底した省エネルギーと
再生可能エネルギーの導入拡大、火力発電高効率化により可能な限り低減させる。この方針のもと、原子力については安全性の効果を大前提に、エネルギー需要構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源との位置づけのもと、活用してまいります。これが政府の方針で、私もこの基本的な考え方に賛同するものでございます。
意見書には、避難計画の策定が困難と述べられておりますが、先ほど、金子提案者からも説明ありましたとおり、現在UPZ圏、30キロ圏の各自治体に策定が義務づけられている広域避難計画については、笠間市、常陸太田市、常陸大宮市の3自治体が策定しております。また、この他の自治体、11自治体も避難計画の策定を鋭意進めている状況であり、今年度内の策定を目指していると聞いております。
また、各自治体における避難先自治体との避難受け入れ協定の締結については、東海村、日立市、ひたちなか市、那珂市、常陸太田市、高萩市、笠間市、常陸大宮市、鉾田市、大洗町、城里町、茨城町の12自治体で進めていると聞いております。
これらの状況を踏まえ、最終的には政府の原子力防災会議に報告される予定であり、現状はその状況の推移を見守っていく必要があると私は考えております。
日本原子力発電株式会社の東海第二発電所については、9月26日、これは一昨日になります。原子力規制
委員会における新規制基準の適合性審査により認可されました。昨日の朝刊にも記載されましたが、引き続き、設備の詳細設計にかかわる工事計画認可の審査や、今後20年の設備の安全性にかかわる運転期間延長認可の審査が行われる予定であります。
また、茨城県が設置する原子力安全対策
委員会において、安全性について審議されており、引き続き推移を冷静に見守っていく。また、地元の自治体の同意なども含めて、国による審査等の推移を冷静に慎重に見守っていく必要があると考えております。
以上のような観点から見て、本意見書の採択については、
つくば市として判断するべきものか慎重であるべきで、時期尚早であると考えており、以上のような理由により本意見書についての反対討論といたします。
○議長(塩田尚君) 賛成討論はありませんか。
小森谷佐弥香君。
〔2番 小森谷佐弥香君登壇〕
◆2番(小森谷佐弥香君)
つくば市民ネットワーク小森谷佐弥香より、賛成の立場から意見を述べます。
ただいま五頭議員から紹介ありましたけれども、9月26日、日本原子力発電の東海第二原発が新規制基準に適合していることが、原子力規制
委員会より正式に発表されました。
しかし、規制
委員会が再三にわたって強調していますように、規制
委員会というところは、規制基準に適合しているかどうかを判断するところであって、安全かどうかを担保するところではないということを、もう一度思い出していただきたいと思います。
前委員長であります田中俊一さんは、繰り返し発言しておりました。「絶対に安全とは私は申しません。」このことは非常に正確に、わかりやすくおっしゃっていると思います。規制
委員会の基本姿勢を、私たちは、はっきりと、きちんと理解すべきだと思います。ということは、事故は起こり得るものだということです。もちろんです。対策をとっても、事故の可能性がゼロだとは誰も言えないと思います。
では、事故が起きたときどうするのかということについて、今、避難計画のこともおっしゃっておりましたけれども、一つ、紹介させていただきます。
交通問題を研究する環境経済研究所の試算です。今、30キロ圏内に全国最多の96万人の方々が住んでいるこの状況ですけれども、この96万人の方々が、30キロ圏外にマイカーで出るまでにどのくらい時間がかかるか。地震などで主要道路の5%、たった5%が不通と仮定した場合ですね。大渋滞により、64.8時間かかるそうです。およそ2日半以上30キロ圏内にとどめられて、強い放射線にさらされるおそれがあります。これが10%以上という数値になりますと、車は全く動けない状態となると。スムーズな避難は不可能であろうと述べられ、発表されております。
東日本大震災では、茨城県内でも橋が落ち、常磐自動車道では路面が陥没しました。これは、北海道地震でも同様な状況が見られたことを皆様思い出していただければと思います。それでも、マイカーを持っていれば、ましかもしれません。高齢者や障害者など、自分で避難できない方はどうするのか。6万人いらっしゃるという計算が出ていますけれども、その方々のためには、バスを用意しましょうと。でも、バスのめどは立っていませんね。そして、バスがそろえばいいのかというと、運転者の確保も必要になってきますけれども、これについては茨城県と県バス協会の交渉、先日も流れましたよね。まとまっていません。今後、11月27日までに運転延長の、40年の期限が来ますので、これから20年の運転延長がされるかどうかという審査がまだありますけれども、今度はそれが終わりますと、今度は地元の同意が求められるといった事態になってきます。
今年度に入りまして6月に水戸市議会で、そして今月21日には常陸大宮市で同様の意見書が可決となっています。この二つの市は、30キロ圏内にかかっている市ですね。いろいろなしがらみがある、そういった土地で、市議会が英断を下されたと思います。
どうしてこの
つくば市で、この意見書が採択できないのか。先ほどの五頭議員の反対討論で、私は納得できません。
つくば市、この
つくば市議会を構成する私たち議員は、市民の命を守るために、そして市民の平和で心穏やかな生活を守るためにいるのだと私は考えています。
想定外という言葉、多少、今、乱用されている状況だと思っています。私たちはその想定外を想定して、これから行動していかなければいけない大事な時期に来ていると思います。
最後に、議員の皆様、1人でも多くの賛同をお願いいたしまして賛成討論とさせていただきます。
○議長(塩田尚君) 反対討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) 引き続き賛成討論はありますか。
滝口隆一君。
〔26番
滝口隆一君登壇〕
◆26番(
滝口隆一君)
意見書案に対する賛成討論を行います。
今、小森谷議員の賛成討論で、しっかり述べていただきました。若干、補足だけしておきたいと思います。
五頭議員は、現状では安定供給のために原発が必要ということをおっしゃられました。しかし、現状では原発がなくても、安定供給されているのが現実であります。何も、一番危険な原発を再稼働させることはないと私は思います。
また、再生エネルギーについて、なかなか進まないじゃないかというお話でございます。しかしながら、本当に国は最大限の努力をしているのかということであります。現実に、ヨーロッパでは再生エネルギーが30%、40%、エネルギーの割合を占めるまでいっているところがあるわけです。やろうと思えば幾らでもできるのではないかと反論したいと思います。
それから、避難計画につきましても詳細な賛成討論がありましたが、例えば1人当たり避難場所をどのぐらい確保すればいいのか。
つくば市などは3平方メートル、こういう数字を出しているんですが、茨城県は2平方メートルであります。しかも、この2平方メートルについては、トイレや資材置場などさまざまなものを含めての2平方メートルであります。これでは、本当の意味での避難計画というふうにはいかないと思います。
最後に、原発は、何よりも核ごみの処理については全く解決していないものであります。
以上、そういった点を述べまして、本意見書についての賛成討論としたいと思います。
○議長(塩田尚君) ほかに討論希望ありますか。
小野泰宏君。では、賛成討論を許します。
〔20番 小野泰宏君登壇〕
◆20番(小野泰宏君)
意見書案第4号 東海第二
原子力発電所の再稼働を認めないことを求める
意見書案につきまして、賛成の立場から討論いたします。
まず、前提ですけれども、東京電力福島第一原発事故を受け、国民の原発の安全性に対する信頼、これは見方が変わりました。また、放射性物質による汚染など取り返しのつかない大損害を考慮すると、原発はコストが安いという考えも変わりました。
こうした前提、状況を踏まえると、今後は太陽光や風力など
再生可能エネルギーの普及、そして省エネルギーの促進、さらに化石燃料を有効に利用する火力発電の高効率化、この3本柱で持続可能な経済社会の構築と経済成長を両立させながら、原発への依存度を徐々に減らして、将来的には原発に依存しない社会、原発ゼロ社会を目指すべきであると考えます。そのために、原発の新規着工は認めるべきではなく、また、建設後40年を経た原発の運転を制限する制度を、厳格に適応すべきと考えます。
原発の再稼働については、原子力規制
委員会が策定した新しい規制基準を満たすことを前提に、国民の理解と原発立地地域の住民の理解を得て、再稼働するか否かを判断すべきであると考えます。しかしながら、
意見書案にもありましたとおり、東海第二
原子力発電所は、全てのケーブルを難燃ケーブルに交換できないなど多くの課題、また、これも論点になりましたが、半径30キロ圏内の14市町村内に96万人が暮らすという、全国の原発の中で最も人口密集地対帯にあり、実効性の伴う広域避難計画の策定は困難であると考えます。
このような状況で、東海第二原発を再稼働させることはできないと考えます。ただ、
再生可能エネルギーの普及が進むと、高い発電コストが電力料金に跳ね返り、産業の国際競争力が損なわれる可能性を指摘する声も一方ではあります。しかし、国際的には、早くから
再生可能エネルギー電力の買い取り制度を導入し、省エネと経済成長を両立させ、さらに原発廃止を決めたドイツのような国もあります。今後は、こうした環境に優しい経済成長へと、日本も、さらにかじを切るべきであると考えます。
省エネ促進によるエネルギーの大幅削減、太陽光や風力発電などといった
再生可能エネルギーの発電割合を向上させることや、環境、エネルギー分野の技術革新で新産業や雇用を生み出すことも重要です。
このような点もあわせて述べ、市民が安心して暮らし続けられる生活環境を維持するという観点から、本
意見書案についての賛成討論といたします。
○議長(塩田尚君) 討論につきましては、この辺でよろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) これをもって討論を終結いたします。
これより
意見書案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本
意見書案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
○議長(塩田尚君) 起立多数、よって、
意見書案第4号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
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△決議案第3号
入札制度の改革にあたり4%幅の
ランダム係数導入を求める決議
○議長(塩田尚君) 日程第5、決議案第3号
入札制度の改革にあたり4%幅の
ランダム係数導入を求める決議を議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
13番議員木村修寿君。
〔13番 木村修寿君登壇〕
◎13番(木村修寿君) 決議案第3号につきまして、提案議員の木村でございます。
朗読をもって決議案の提案理由の説明にしたいと思います。よろしくどうぞお願いします。
入札制度の改革にあたり4%幅の
ランダム係数導入を求める決議
つくば市議会では、平成29年9月定例会において、
入札制度のさらなる改革が必要であると「
入札制度のさらなる改革を求める決議」をしました。
その後、
つくば市では要望趣旨であった、「最低制限価格を最低制限基本価格とし、応札後くじ引きによるランダム係数表をもとに出た数値と最低制限基本価格を掛けて算出された金額で落札者が決定される方式の採用」へ向け検討され、去る9月4日の全員協議会で、「
つくば市
入札制度運用方針(案)」が示され、前進していると評価しております。
ただし、今回の方針案では、最低制限価格の適用として、「最低制限価格は最低制限基本価格に無作為(ランダム)係数を乗じて算出された金額とする」とし、この中の無作為(ランダム)係数の数値を「0.9950」から「1.0050」までの101通り、つまり1%の幅での数値とするとのことでございます。
しかし、最低制限価格と同一金額の入札が多発している現状を勘案すると、透明性や公正性の確保には、1%では不十分であります。ランダム係数を掛けた後、千円未満を切り捨てて最低制限価格を千円単位とするので選択肢がふえ、同一金額の入札が減ると想定しているようですが、実際には、最低価格がランダム係数によって変動するため、千円単位で正確に試算する意味が薄れます。その結果、現在の万円単位の入札は変わらず、最低制限価格周辺の選択肢が実質的にはふえない可能性が大きいと考えられます。
したがって、今回の方針案の1%ではなく、4%程度の幅のランダム係数の導入を求めます。
以上、
入札制度の改革にあたり4%幅の
ランダム係数導入を求め、決議します。
平成30年9月28日
つくば市議会
議員各位の御賛同をよろしくお願いしたいと思います。
○議長(塩田尚君) これより質疑に入ります。
順次、
質疑発言を許します。
五頭泰誠君。
〔9番 五頭泰誠君登壇〕
◆9番(五頭泰誠君) 提案者に質問いたします。
前回のランダム係数の導入を求める決議を、議会で決議したときも同じだったと思うんですけれども、市の執行部から、この入札の改革案が出された後に、実際にその変わった制度で、制度を執行していないのにランダム係数の導入の決議を提出されて、
ランダム係数導入の決議がされました。
今回も、そうなんですね。確かに今議会の冒頭で運用案が出されて、ランダム係数の導入ってことで詳細は書かれてあるけれども、それをまだ現在入札として全然、市としてはまだやってないわけです。これから、お聞きするところによると11月ごろからやると。
なぜ、それを実証してやった結果、これはこうだから、こういう結果が出たからという意味で改善、決議案が出されるのはいいんだけれども、なぜ1回も市として行政執行した結果が出てないのに、この決議案を出すのかがちょっとわからないので聞きたいと。
ランダム係数に関しては、前の決議案のときも私は反対討論しましたけれども、よく考えてみると入札の本質を覆す案件にもなっている。何でかというのは、業者が努力して積算した金額が落札価格にならないという、結構本質的なところもあるんですね。ただ、しかし仕方ないので、同額が多いからってことでランダム係数の決議に至っているんだけれども、そこら辺ところも、本質的には非常に私は首をかしげるところがあるので、やはりそういうところ、なぜ結果が出た後に実証された後のことで出ないのかを聞きたいと思います。
○議長(塩田尚君) 木村修寿君。
〔13番 木村修寿君登壇〕
◎13番(木村修寿君) 五頭議員の質問に対しまして、回答したいと思います。
昨年の平成29年9月定例会ですね、ランダム係数を導入する決議を出したわけでございます。その際に、うちの会派の塚本議員が提案議員であったわけなんですが、それに沿った内容でなかったもんですから、今回新たに提出したわけでございます。
○議長(塩田尚君) 高野文男君。
〔3番 高野文男君登壇〕
◆3番(高野文男君) この件で1件、御質問させていただきます。
去年の平成29年9月に、
入札制度の
ランダム係数導入が決まりまして、そして先日、
入札制度運用案が提示されました。その中で、「0.9950」から「1.0050」と、幅が1%ということでした。このことに関して、それが低いのか高いのかという議論も一つ必要だろうと思います。
また、今までは最低制限価格があったところに、そこに最低制限基本価格になりました。そこにランダム係数を掛けることになると思いますが、このランダム係数を掛ける場合に1.000、1.0ですね。1.0から上限を3%なり4%ということもお考えなのかどうか、これについて質問をさせていただきたいと思います。
○議長(塩田尚君) 木村修寿君。
〔13番 木村修寿君登壇〕
◎13番(木村修寿君) ただいまの高野文男議員の質問に対しまして、御解答したいと思います。
そうですね。今までの1%、市の執行部から提案された内容によりますと、最低制限価格を最低制限基本価格として、それでランダム係数を掛けるということでございますので、マイナスになるようなことも生じるかと思います。
今回の提案につきましては、昨年の平成29年9月定例会で塚本議員からも述べたとおり、内容につきましては、計数の幅を広げるために、最低制限価格が最低制限基本価格を下回りますので、事業が困難になることも憂慮されると思いますので、最低制限基本価格を本来の最低制限価格からランダム係数幅の半分、4%なら2%って価格設定すると、そういうことが回避されるかと思います。
○議長(塩田尚君) 小久保貴史君。
〔7番 小久保貴史君登壇〕
◆7番(小久保貴史君) 今回の決議で、4%幅というようなことで提案されているわけなんですけれども、今回、執行部から出されたのは1%ということで、なぜ4%という数字なのかどうかが私にはわからなかったんで、何か特段の事例か何かがあってその数字にしているのか、その辺を。極端な話、3%でも5%でもいいのではないかと思うと、例えば、その数字はどういったことから、この辺を出してきたのかをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(塩田尚君) 木村修寿君。
〔13番 木村修寿君登壇〕
◎13番(木村修寿君) なぜ1%ではなくて4%にしたのかということは、本文にも述べてあるようなことでありますが、透明性ですとか公平性を高めるためにも1%ではないほうがいいのではないかと思うわけでございます。
また、隣接で土浦市ですか、土浦市では平成21年度よりランダム係数を導入しているそうでございますが、現在4%でやっておりますので、そのようなことでどうでしょうかということで提案しました。
○議長(塩田尚君) ほかに
質疑発言ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
順次、討論の発言を許します
まず、本決議案に対する反対討論の発言を許します。
五頭泰誠君。
〔9番 五頭泰誠君登壇〕
◆9番(五頭泰誠君) 先ほど言ったことに似ているんですけれども、やっぱり
入札制度に完璧な制度はございません。ただ、それに沿って執行部が変更して、それを1回実証していただいて、その結果によって、慎重に議会でも議論をするということを考えると、今回まだ何も出てない状態でこの決議を出されることについては反対したいと思います。
○議長(塩田尚君) 賛成討論はありませんか。
宇野信子君。
〔10番 宇野信子君登壇〕
◆10番(宇野信子君) 賛成討論、宇野信子からいたします。
今、五頭議員の質問、それから討論にありましたが、そもそも平成29年9月定例会の決議の中で、この
ランダム係数導入を執行部は準備しているわけなんですが、その決議した趣旨が、今回の提案では趣旨が生きていないと。提案した側として、ほとんどいいんだけれども、幅の部分だけ見直してほしいということですので、提案した側から、その趣旨がきちんと実現されるようなものにするべく、今回決議を提案するということは当然のことではないかと思っております。また、執行部の提案の中でなかなか理解していただけなかったのは、やはり最低制限価格を下回ってしまうという問題が執行部案には残っておりました。
先ほど、提案者木村修寿議員からも説明ありましたが、前回の塚本議員の答弁の中でも、あくまで最低制限価格を下回ってよいとは言ってなかったんですけれども、うまく伝わっておりませんで今回の提案になっているものですから、今回は幅はしっかりとるということと、最低制限価格を下回らないような工夫は十分できるのであって、それを否定するものではない提案なのだということも含めて、今回の提案としたものと理解しております。そういう意味で、賛成討論といたします。
○議長(塩田尚君) 引き続き反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ほかに、討論希望ありますか。
塚本洋二君。
では、賛成討論を許します。
〔15番 塚本洋二君登壇〕
◆15番(塚本洋二君) 決議案第3号につきまして、賛成の立場から討論を行います。
決議文にもありますが、最低制限価格と同一金額の入札が多発している現状から、1%幅の導入では幅が狭く、現状の改善に向けては不十分と考えます。また、昨年の9月定例会の決議案提出時に、現在の最低制限価格より落札価格が下回るといった懸念もございました。
今回の提案をされた設定により、現在の最低制限価格より下回るということは考えにくいかと思いますので、そういった点も踏まえまして、今回の決議案は入札のさらなる公平性、そして透明性、競争性の向上へも期待ができることから、賛成の討論といたします。
○議長(塩田尚君) 討論は、このぐらいでよろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) これをもって討論を終結いたします。
これより決議案第3号
入札制度の改革にあたり4%幅の
ランダム係数導入を求める決議を起立により採決いたします。
決議案第3号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
○議長(塩田尚君) 多数、よって、決議案第3号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
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△閉会の宣告
○議長(塩田尚君) 以上で、今期定例会に付議された案件は全て議了いたしました。
ここで、市長から挨拶の申し出があります。
市長五十嵐立青君。
〔市長 五十嵐立青君登壇〕
◎市長(五十嵐立青君) 平成30年9月市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今定例会も、
一般会計補正予算を初め条例の制定など、多くの重要案件について慎重に御審議をいただき、議決を賜りましたこと心からお礼を申し上げます。
予算等の執行運営に当たりましては、市政の一層の発展と市民の福祉向上のために、引き続きしっかりと取り組んでまいります。
筑波研究学園都市の概成から38年が経過し、この間、つくば市を取り巻く社会情勢や地域の都市構造は大きく変化をしています。とりわけ、筑波研究学園都市の核として発展を遂げてきたTX、
つくば駅周辺の中心市街地では、大型商業施設の撤退、国家公務員宿舎の廃止、都市基盤施設の老朽化など、多くの課題が顕在化してきております。
このようなことから、中心市街地の問題を最重要課題と捉え、約1年間にわたり、さまざまな場面や方法で市民や専門家等の意見を伺い、ことし7月に、中心市街地まちづくりビジョンをまとめました。特に、クレオの問題については中心市街地のみならず、今後の
つくば市のまちづくりに大きな影響を与える重要な施設であることから、喫緊の課題として総力を挙げて検討をしてきました。詳細については、この後の全員協議会で説明をさせていただきます。
中心市街地のまちづくりを初め、今定例会で御質問をいただきました公有地の利活用、教育や福祉の問題など、取り組むべき市政課題はまだまだ山積している状態です。今後も議員の皆様、市民、事業者等多様な主体と、英知と力を合わせて、これらの困難な課題に果敢に挑戦をし、世界に向けて解決の道筋を示せるような、「世界のあしたが見えるまち」を、その実現を目指していく所存であります。
議員各位には、さらなる御指導、御鞭撻、そしてお力添えをお願い申し上げ、9月定例会閉会に当たっての私の挨拶といたします。ありがとうございました。(拍手)
○議長(塩田尚君) 次期定例会について申し上げます。
執行部との協議により、平成30年12月定例会は、平成30年11月28日に開会する予定となっておりますので、御承知おき願います。
議員各位に申し上げます。お手元に配付しております平成30年9月定例会賛否確認表を、議会事務局に提出されるようお願いいたします。
全員協議会を本会議散会後に開きますので、議員は自席でお待ちくださるようお願いいたします。
それでは、これにて平成30年9月
つくば市議会定例会を閉会いたします。
午前11時25分閉会...