都市計画部長 長 島 芳 行 君
都市計画部次長 上 野 義 光 君
都市計画部次長 中 根 祐 一 君
都市計画部次長 菊 池 克 己 君
都市計画部都市計画課沿線開発整備室長岡 田 克 己 君
都市計画部総合交通政策課長 中 澤 正 登 君
都市計画部総合交通政策課長補佐 中 山 正 人 君
建設部長 栗 原 正 治 君
建設部次長 岩 瀬 武 君
建設部次長 小 又 利 幸 君
建設部道路建設課長 富 田 剛 君
建設部道路建設課長補佐 御田寺 義 郎 君
建設部道路建設課長補佐 塚 田 孝 君
建設部道路維持課長 飯 泉 法 男 君
建設部道路維持課長補佐 色 川 英 雄 君
建設部防犯交通安全課長 白 井 稔 君
建設部防犯交通安全課長補佐 入 江 一 成 君
教育局次長 中 山 隆 君
教育局学務課長 間 中 和 美 君
教育局教育指導課長補佐 朝 賀 隆 行 君
────────────────────────────────────
出席議会事務局職員
議会総務課議事係長 柳 田 安 生
議会総務課庶務係長 渡 辺 寛 明
議会総務課主事 岡 野 冴 季
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議 事 日 程
平成29年7月27日(木曜日)
午後1時33分開会
1.あいさつ
2.案件
(1)
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)、国道6
号バイパス、国道125
号バイパス、国道354
号バイパス、市道小山・大井線の整備状況について
(2)
TX沿線開発地区の平成29年度事業概要について
(3)公共交通(TX、つくタク、つくバス)の状況について
(4)通学路の整備状況について
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午後1時30分
○木村 委員長 本日は、道路・
公共交通体系及び
TX沿線整備調査特別委員会を招集いたしましたところ、委員各位並びに執行部のご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
開会に先立ちまして、塩田議長よりご挨拶をいただくところでございますが、公務により議長が出席できないとの連絡がありました。委員の皆様には、よろしくとのことでございますのでお伝えをいたします。
4月1日付で執行部職員に人事異動がありましたので、本日出席されております職員の皆様の自己紹介をお願いします。
それでは、
都市計画部、建設部、教育局の順にお願いいたします。
〔
執行部職員紹介〕
○木村 委員長 ありがとうございました。
────────────────────────────────────
午後1時33分開会
○木村 委員長 ただいまの出席委員数は8人であります。
高野 進委員から欠席届が出ております。
定足数に達しておりますので、直ちに道路・
公共交通体系及び
TX沿線整備調査特別委員会を開会いたします。
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○木村 委員長 まず、案件第1、
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)、国道6
号バイパス、国道125
号バイパス、国道354
号バイパス、市道小山・大井線の整備状況について、執行部より説明をお願いいたします。
栗原建設部長、お願いします。
◎栗原 建設部長 それでは、当
特別委員会のうち、
道路交通体系に関する道路につきまして、私のほうから概要を説明させていただきます。
まず、圏央道についてでございますが、
皆さんご存じのように、本年2月26日に、
境古河インターチェンジから
つくば中央インターチェンジ間の延長28.5キロメートルが供用開始されました。その結果、暫定の2車線ではございますが、茨城県内は全線開通しております。今後は、早期の4車線化に向けまして、県、それから関係自治体とともに要望等を行ってまいりたいというふうに考えております。
なお、新聞等でご存じかと思いますが、かねてより要望してまいりました常総
インターチェンジと
つくば中央インターチェンジ間の
スマートインターチェンジにつきましても、7月21日付で
新規事業化ということになりましたのでお知らせしたいと思います。
次に、国道6
号牛久土浦バイパスにつきましては、平成20年度に牛久市遠山地内の1.3キロメートル区間が事業化されております。また、平成26年度には、つくば市高崎から西大井間、これは国道408号から
県道谷田部牛久線までの間ですが、その間、1.9キロメートル及び土浦市中村西根間、中村中根から中までの延長2.7キロメートルの区間が事業化されております。現在、事業を進めておりますが、つくば市内におきましては、今年度、用地の買収に入るということを伺っております。
続きまして、国道125
号バイパスにつきましては、田中交差点から
池田南交差点及び
池田南交差点から
明石北交差点の総延長2,800メートルの区間が供用開始されております。今年度も早期完成に向け、用地取得に県では取り組んでまいりたいということを伺っております。
続きまして、国道354
号バイパスにつきましては、真瀬から谷田部区間を通過します
谷田部バイパス、これにつきましては、平成25年2月26日に供用が開始されました。また、大角豆から赤塚までの
谷田部東拡幅事業につきましては、引き続き用地買収が進められております。しかし、この沿線につきましては、商業施設など建物が多く立地しているために交渉が難航し、用地取得がなかなか進んでいない状況だということでございます。
最後に、
都市計画道路小山・大井線ですが、この道路は、つくばみらい市からつくば市南部を経由しまして牛久市を結ぶ地域振興に寄与する
広域幹線道路としまして期待されております。よって、茨城県の道路整備の構想に同路線を位置づけて整備していただくよう毎年県に対しまして、関係機関、関係市とともに要望しているところでございます。
早期事業化の要望をこれからも続けてまいりたいというふうに考えております。
以上、各道路の状況を申し上げましたが、この後、
道路建設課長より詳細につきましては説明させますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○木村 委員長 どうもありがとうございました。
富田道路建設課長、お願いします。
◎富田
道路建設課長 それでは、各路線につきまして、現在の状況を報告させていただきますが、その前に、資料のほうを確認させていただきたいと思います。
A4の資料が資料1から資料6まで、あと、常総国道事務所で作成しました圏央道と一般国道6
号牛久土浦バイパスの
パンフレットがありますでしょうか、そちらで説明のほうをさせていただきます。それでは、お手元の資料1とあわせて圏央道の
パンフレットのほうをごらんいただきまして、圏央道の状況についてご説明させていただきます。部長の説明があった部分とちょっと重複する部分があるかと思いますが、ご了承いただきたいと思います。
首都圏中央連絡自動車道、圏央道は、首都圏の交通混雑の緩和や地域の活性化を図ることを目的に計画された道路で、都心から半径40から60キロメートルに位置する総延長約300キロメートルの高
規格幹線道路であります。首都圏の広域的な幹線道路網を形成する
首都圏環状道路の一番外側に位置する環状道路となっております。
茨城県内の区間延長は約71キロメートル、県南西部に位置しておりまして、このうち、常磐道から東側区間につきましては、平成15年3月の
つくばジャンクションから
つくば牛久インターチェンジ区間の開通を皮切りに、平成27年6月
神崎インターチェンジから
大栄ジャンクション区間の開通をもって、千葉圏域約9キロメートルを含む約40キロメートルが開通し、あわせて
東関東自動車道と接続されました。また、常磐道から西側区間につきましては、先ほど部長から説明がありましたとおり、未供用区間でありました
つくば中央インターチェンジから
境古河インターチェンジの区間延長28.5キロメートルが平成29年2月26日に開通し、暫定2車線ではありますが、県内が全線開通しております。
圏央道につきましては、毎年茨城県を初め関係する8都県市にて、国土交通省など関係機関への要望活動を行っているところでございます。今後は、完成4車線化の
早期事業化について関係機関とともに要望を行ってまいりたいと考えております。
続きまして、国道6
号牛久土浦バイパスについて説明いたします。
お手元の資料2とあわせて国道6
号牛久土浦バイパスの
パンフレットをごらんください。国道6
号牛久土浦バイパスは、牛久市、土浦市の周辺市街地の
交通混雑緩和及び
交通安全確保を目的とした延長約15.3キロメートルのバイパスで、圏央道への
アクセス道路としての機能を有しております。
これまでに、国道408号から
学園東大通りまで延長約3.9キロメートルが暫定2車線にて供用開始されているところでございます。平成20年度に事業化されました牛久市遠山地内の1.3キロメートル区間については、現在用地買収、
道路改良工事が進められております。平成26年度に事業化されましたつくば市高崎からつくば市西大井区間の延長1.9キロメートル及び土浦市中村西根から土浦市中区間の延長2.7キロメートルにつきましては、平成26年度に路線測量及び地質調査、平成27年度には
設計用地調査説明会の実施、平成28年度には用地測量及び幅くいが設置され、今年度から用地買収に着手すると伺っております。国道6
号牛久土浦バイパスにつきましては、土浦市が事務局を務める一般国道6号・
都市計画道路牛久土浦線等建設促進期成同盟会、牛久市が事務局を務める牛久市・つくば市・つくばみ
らい市交通体系整備促進連絡協議会により、毎年、国土交通省へ要望活動を行っているところでございます。
続きまして、資料3、国道125
号バイパスについて説明いたします。
国道125号は、千葉県香取市を起点とし、土浦市、古河市等を経て埼玉県熊谷市に至る幹線道路であり、茨城県内では、
県南県西地域を東西に結び物流や観光などの地域の産業や通勤通学など日常生活を支える重要な幹線道路であります。
つくば市区間においては、
研究学園都市の概成に伴う交通量の増加及び周辺地域の著しい変化等に対応するため、
つくばバイパス、(仮称)
つくば東バイパスの2区間について事業計画がされております。このうち、
つくばバイパスについては、つくば市寺具地内から池田地内を南下し、田中地内までの区間延長約5,320メートルが事業化されております。資料3の概要図にありますように、国道408号の延伸部分である田中交差点から
池田南交差点までの北側区間1,360メートルについては平成22年11月に、平成27年3月には
池田南交差点から
つくば真岡線バイパス交差部、
筑波西中学校の南側の
明石北交差点までの西側区間1,440メートルが供用しました。現在、事業主体である茨城県
土浦土木事務所におきまして、下妻市境から
つくば真岡線バイパスまでの区間延長2,020メートルの用地買収及び工事を優先的に行い、
つくばバイパスの全線開通に向け、鋭意努力をしていただいているところでございます。
また、今年度、県とつくば市におきまして、未買収地の用地取得に向けた
用地事業委託を締結し、今後のさらなる事業進捗を図るため、つくば市としましても、
バイパス整備事業の協力を行っていく予定となっております。なお、125
号バイパスにつきましては、つくば市が事務局を務めております国道125
号整備促進期成同盟会において構成市である土浦市、八千代町、下妻市と一緒にこの事業の推進について茨城県に要望を行っているところでございます。
続きまして、資料4、国道354
号バイパスについて説明いたします。
国道354号は、群馬県高崎市を起点とし、茨城県鉾田市に至る
県南県西地域を横断する広域幹線であり、物流や観光などの地域の産業や通勤通学など日常生活を支える重要な幹線道路であります。つくば市内において、国道354
号バイパスは、
谷田部バイパスと
谷田部東拡幅の二つの事業が進められておりましたが、
谷田部バイパスにつきましては、真瀬から新
都市中央通線までの区間が平成25年2月26日に供用開始され、事業が完了しております。
谷田部東拡幅は、平成15年度に東大通りの
大角豆交差点から西へ約400メートル区間について優先区間と位置づけをして県道の拡幅整備を行い、
大角豆交差点の渋滞緩和を目的として事業化されております。
現在、事業主体である茨城県
土浦土木事務所において用地買収が進められておりますが、先ほど部長の説明でもありましたとおり、沿道には建物商店等の施設が連担していることから、用地買収が難航している状況ですが、現在は早期完了を目指し、努力していただいております。
最後に、資料5、市道小山・大井線、
都市計画道路小山・大井線について説明いたします。
図面のほうの赤の塗り潰しの点線が小山・大井線になります。小山・大井線は、つくば市小山を起点とし、終点大井までの区間延長5.6キロメートルについて
都市計画決定がされております。この路線の東側区間の延伸については、牛久市のひたし野うしく駅を結び、つくば市小山から西側延伸については、つくばみらい市の市街地を結ぶ構想路線であります。この道路網がつながることにより、圏央道、国道6
号牛久土浦バイパスの開通による経済効果を高め、地域振興に大いに寄与するものと期待されておりますが、牛久市からつくばみらい市までを高規格な道路でつなぐという構想でありますことから、牛久市が事務局を務める牛久市・つくば市・つくばみ
らい市交通体系整備促進連絡協議会において、茨城県の
道路整備構想に当路線を位置づけていただき、整備がされるよう毎年要望活動を行っているところでございますが、いまだ
道路整備構想の位置づけには至っておりません。
今後も、3市連携し、茨城県の
道路整備構想に位置づけられ、早期整備となりますよう、引き続き要望してまいります。なお、ご説明いたしました5路線の
要望活動状況につきましては、資料6に記載してございますので、ご参照いただきたいと思います。
説明は以上となります。
○木村 委員長 ただいまご説明をいただきましたが、確認事項があれば発言を許します。
なお、発言に際しましては、挙手の上、委員長の許可を得てから発言されますよう、お願いをいたします。
また、答弁される執行部の方は、職、氏名を名乗ってから答弁されるようお願いいたします。
順次発言を許します。
皆川委員。
◆皆川幸枝 委員 ご説明ありがとうございました。
牛久土浦バイパスについて確認をさせていただきたいのですけれども、まず、今年度、この
パンフレットでいいますと、②から③の1.9キロ区間は用地買収が進んでいるということですが、この路線は、国道6号の渋滞緩和を目的として、開通、整備されるということで、この②から③ができますと、今度、
谷田部牛久線のほうに大型車とか車が入ってくるという心配があります。
谷田部牛久線というのは、茎崎地域や谷田部のほうから牛久駅に抜ける道なので、結構生活道路で、歩行者も使ったり、自転車も使ったり、また通学路にもなっているという道路ですので、その点が非常に心配されているわけですけれども、この先の②から牛久市のほうに抜ける、まだこれは計画区間5.5キロとなっていますが、この5.5キロについての進捗状況を事業化されるかどうかその見通しについて何か情報ありましたらお聞きしたいと思います。
○木村 委員長
富田道路建設課長。
◎富田
道路建設課長 2から3ですね。こちらの開通に伴いまして、
谷田部牛久線が大変狭隘で、家とかお店が隣接して、とても拡幅するような状況ではないということは、市のほうも理解しておりまして、県のほうにも、対策についてご相談しているところではあるのですが、やはりなかなか拡幅が難しいという状況でありますので、安全対策等での手当ぐらいしか今のところないのかなというところではあるのですが、その先の5.5キロメートル区間、こちらにつきまして
早期事業化を図ることによりまして、野田牛久線なり、その先線まで結ぶことによりまして、その部分は解消されるということは大変こちらでも理解していますし、牛久市土浦市の同盟会のほうでもそういう理解でおりますので、毎年この部分の
早期事業化についても、引き続き国に対して要望していきたいというふうに考えております。具体的にまだ
早期事業化という、事業化についてのお話はまだいただいていないのですが、要望を引き続き行っていきたいと思っております。以上です。
○木村 委員長 ほかにございますか。
長塚委員。
◆長塚俊宏 委員 ご説明ありがとうございました。私のほうから、国道354
号バイパスについてちょっとお聞きいたします。
2、
事業化区間ということで、真瀬地区ですか、西大通までの区間があるのですけれども、この事業化に向けての要望としては、どちらかというと、これ西側からなのか、それとも東側からなのかというのが市のほうでは、事業化に向けての要望ではどちら側からの進みぐあいというふうに何か要望はしているでしょうか。
○木村 委員長
富田道路建設課長。
◎富田
道路建設課長 新
都市中央通線から東へ、赤塚方面の新しいバイパスの件につきましては、まだ、県のほうも具体的な事業化というお話は伺ってはおりませんが、新
都市中央通線の県が施行している区画整理地内が新
都市中央通線を超えてとまっている状況もありますので、そこから東のほうへ進めていきやすいような形にはなっております。
また、大角豆地内の
県道拡幅事業ですが、結構、昔からその事業やっているのですが、目に見えてその事業の進捗が見られていないという部分もございますので、市としましても、ちょっと方向性を変えていただいて、
バイパス整備のほうに傾けていただけるように要望していきたいというふうに考えております。
◆長塚俊宏 委員 わかりました。
○木村 委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○木村 委員長 ないようですので、これにて発言を終結いたします。
────────────────────────────────────
○木村 委員長 案件第2、
TX沿線開発地区の平成29年度事業概要について、説明をお願いします。
長島都市計画部長。
◎長島
都市計画部長 私のほうからは、
TX沿線開発についてと、それから、この後の公共交通に関しての概要をあわせてご説明をさせていただきます。
まず、
TX沿線開発でございますけれども、
市内開発地区5地区のうち、葛城地区と萱丸地区の2地区については換地処分が完了してございます。葛城地区は平成26年6月27日に、萱丸地区につきましては平成28年5月20日に
換地処分公告がされておりまして、
土地区画整理事業としての工事もほぼ完了しているという状況でございます。現在、
島名福田坪地区、
上河原崎中西地区、
中根金田台地区の3地区が施行中でございますが、このうち
中根金田台地区については、今年度末に工事がほぼ完了するというような予定となっております。
沿線開発地区内の人口でございますけれども、市内5地区を合わせまして計画人口を8万人というふうにしておりますが、ことし6月1日現在で約2万8,000人となっておりまして、顕著に増加しているところでございます。また、
TX沿線開発に関連しての圏央道への
スマートインターチェンジの設置につきましては、
先ほど建設部長からも説明がありましとおり、7月21日に、国土交通省から
新規事業化の箇所に選定されたと発表されております。
スマートインターチェンジの計画箇所に隣接して茨城県が、
上河原崎中西地区と
島名福田坪地区の
土地区画整理事業を施行しておりますので、今後、人口の増加とか新規企業の進出などに期待をしているところでございます。
続きまして、公共交通の状況についてでございますが、まず、TXでございます。昨年度は、TX全体で1日当たりの乗車人員が約35万4,000人となっており、順調に増加しているところです。また、市内4駅につきましても1日当たり合計で約3万2,000人となっておりまして、昨年度比で約1,300人増加しているというところでございます。
また、TXの東京駅延伸につきましては、昨年4月に16年ぶりとなる交通政策審議会から国への答申がありまして、TXの東京駅延伸にかかわるものとして、都心部臨海地域地下鉄構想との一体整備と直通運転化の検討という内容が示されております。これを受けまして、茨城県TX3市推進協議会などにおきまして、利用者の利便性向上にかかる要望とともに、東京駅延伸について要望活動を実施しております。
次に、つくバス、つくタクでございますが、つくバスは、昨年度の利用者が約100万人を超えたというところでございまして、順調に増加傾向にございます。また、つくタクにつきましても、
デマンド型交通として約5万人の利用がございました。つくバス、つくタクにつきましては、平成23年度から現在の形態への運行を行ってきておりまして、今年度で7年目となっております。その間に、できるだけ多くの市民の皆様に利用していただけるよう利便性の向上を図ってまいりましたが、少子高齢化や
TX沿線開発の進展など、社会情勢の変化とともに改めて取り組むべき課題も出てきているというような状況でございます。
このようなことから、ことし、4月からつくバス、つくタクの改編に向けた検討に着手をいたしております。その一環としまして、今月には、22回にわたりまして地区別の懇談会を開催いたしまして、市民の皆様のご意見をいただいてきているところでございます。今後、こうしたご意見やこれまでの実績などを踏まえながら、改編に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。
事業の全体概要としましては以上でございます。各事業の詳細内容につきましては、担当課からご説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○木村 委員長 ありがとうございました。
それでは、まず、TX関係で岡田沿線開発整備室長、お願いします。
◎岡田 沿線開発整備室長 ご説明する前に、お手元の資料について確認をさせていただきます。
四つございまして、一つ目が、つくばエクスプレス沿線地域の整備という左側2カ所ホチキスどめのものでございます。続きまして、右側に別紙1とあるもの1枚です。三つ目といたしまして、右上に別紙2とある資料でございまして、最後に、こちらつくばエクスプレス土地情報という県がつくっている
パンフレットになります。こちらにつきましては、この後の沿線開発の説明の際、開いていただくと裏側に図面がございます、位置とか記載されておりますので、こちらのほうもあわせてごらんいただければと思います。
それでは、私のほうからは、最初に一つ目のつくばエクスプレス沿線地域の整備ということで、この資料からご説明を申し上げます。時間が限られていることから、抜粋しながらの説明となりますので、ご了承いただきたいと思います。
まず、1ページと2ページにつきましては、概要の説明でございまして、次の3ページから各地区の記載がございます。3ページからご説明を申し上げたいと思います。
こちらまず、茨城県が施行しております。
島名福田坪地区でございます。この中から文字が赤色になっている部分、こちらにつきましてご説明を申し上げます。まず、地区面積でございますけれども、242.9ヘクタール、総事業費は約554億円、計画人口は1万5,000人でございます。
次に、下のほうに移りまして、平成28年度までの進捗状況につきましては平成28年度末の実績となります。事業費の累計が約311.5億円、進捗率が約56.2%となりまして、その下の使用収益開始は、1,060画地で、面積が約63.5ヘクタール、進捗率は約48.7%となっております。なお、地区全体の面積としましては130.3ヘクタールでございます。
次に、平成29年度の事業予定につきましては、事業費、これは県の当初予算になります。約28.6億円で累計といたしましては約340.1億円、進捗率は約61.4%となる予定でございます。
続きまして、右側の4ページ、宅地完成状況図でございます。左下に凡例がございまして、グレーに着色された部分が平成28年度までの完成宅地、オレンジ色と黄色が平成29年度の工事予定宅地でございまして、そのうちオレンジ色が平成29年度完成予定宅地となります。オレンジ色と黄色の平成29年度の工事といたしましては、まず、地区の北側、島名環状線という道路の西側になりまして、下水道工事、宅地の最終仕上げとなる宅地整備工事、一部伐採を含む整地工事を予定しているとのことでございます。
次に、地区の南側でございますけれども、複数の箇所がございまして、こちらも下水道工事、整地工事、宅地の最終の整備工事、そして一部道路の築造を予定しているとのことでございます。
なお、工事に伴って借地交渉、補償の交渉を行っているところでございまして、あくまで予定とのことでございます。
次に、ページをめくっていただきまして5ページになります。
島名福田坪地区と同じく茨城県が施行しております
上河原崎中西地区でございます。先ほどと同様に赤字の部分をご説明申し上げます。
まず、地区面積につきましては168.2ヘクタール、総事業費は約369億円、計画人口は1万1,000人でございます。
次に、下のほうに移りまして、平成28年度までの進捗状況につきましては、事業費の累計が約164.8億円、進捗率が約44.7%でございます。その下の使用収益開始は232画地で、面積が約18ヘクタール、進捗率は約19.4%となっておりまして、地区全体の面積は92.6ヘクタールでございます。
次に、平成29年度の事業予定につきましては、事業費が約28.7億円で、累計は約193.5億円、進捗率は約52.4%となる予定でございます。
続きまして、右側の6ページ、宅地完成状況図でございます。左下の凡例は先ほどと同じでございます。オレンジ色と黄色の平成29年度の工事といたしましては、主に地区の北側と南側でございますが、まず、北側の計画拠点街区周辺につきましては、下水道工事、道路の工事、粗造成、宅地整備工事を行いまして、地区の南側につきましては、粗造成工事のほか1カ所の街区公園整備を行う予定とのことでございます。
続きまして、また、めくっていただきまして7ページになります。こちらは、URが施行しております
中根金田台地区でございます。まず、地区面積につきましては189.9ヘクタール、総事業費は約295億円、計画人口は8,000人でございます。
次に、下の平成28年度までの進捗状況でございますが、事業費の累計が約234.5億円、進捗率が約79.4%となっております。使用収益開始につきましては、面積が約22.5ヘクタール、進捗率は約36%となっております。
次に、平成29年度の事業予定といたしましては、事業費が約44.1億円で、年度末の累計は約278.6億円、進捗率は約94.4%となる予定でございます。
次に、右側の8ページになります。今度、凡例が右上になりまして、グレーに着色された部分が平成28年度末の完成箇所、オレンジ色は平成29年度の完成予定箇所となっておりまして、黄色につきましては、平成30年度の工事予定箇所となっております。今年度の工事につきましては、現在、県道土浦大曽根線の南側で全面展開の工事を行っておりまして、下水道のポンプ場、調整池の工事、ガス、水道等のインフラ工事を進めた後に道路工事、宅地整備工事などを進めるとのことでございます。なお、今年度末には、ほぼ工事が終了いたしまして、来年末に換地処分の公告を行う予定と聞いております。
続きまして、9ページ以降でございます。こちらは、平成29年3月31日現在の茨城県及びURの主な土地処分の実績でございます。9ページから15ページまで、この中で、青字の記載が、昨年度、平成28年度に処分された土地でございます。
続きまして、16ページから最後の20ページまでですけれども、こちらにつきましては、過去のこれまでの実績と今後の処分予定地を記載した図面となっております。こちらにつきましては、申しわけありませんが省略をさせていただきますので、後でお目通しをお願いしたいと思っております。
次に、別の資料になりまして、右上に別紙1という一覧表でございます。こちらは、今説明したものが含まれていますけれども、先ほどの長島部長からございました換地処分がされた葛城と萱丸も右のほうに載っております。この中で、人口だけを申しますと、左側ナンバー4とございますけれども、葛城地区が計画人口2万5,000人に対しまして、6月1日現在の人口につきましては1万4,873人でございます。右側の萱丸地区、計画人口2万1,000に対しまして、同じく6月1日現在の人口は7,082人ということでございます。
次に、資料が別紙2ということで、右上に別紙2というものでございます。先ほど、栗原部長あるいは長島部長からもございましたけれども、先週の金曜日7月21日に、国が今年度の
スマートインターチェンジの
新規事業化と準備段階調査箇所を決定いたしまして、その際、国が報道発表した資料でございます。
1枚めくっていただきまして、上から2番目でございますけれども、つくば市というものが記載されております。
続きまして、もう1枚めくっていただきまして、こちら
スマートインターチェンジの検討整備のフローといいますか、流れになります。右側の真ん中ぐらいに国による準備段階調査という記載がございます。つくば市におきましては、昨年5月に、この準備段階調査箇所に選定されましたけれども、そのすぐ左の縦の矢印、準備会というものがございますけれども、準備会を、つくば市は、国、県、NEXCO等と3回開催いたしまして、次にその下の地区協議会というものがございますけれども、これを6月に開催いたしまして、左側に移りまして、四角い囲みで下から2番目の囲みですけれども、
新規事業化という、今回、選定をしていただきました。今後、国からの連結許可をいただきまして、その後、事業に着手していくこととなります。
最後に、4枚目になります。まず、左下の位置図ですけれども、小さくて見づらくて申しわけありませんけれども、計画箇所は、圏央道と
つくば真岡線バイパスの交差点付近でございます。右側に移りまして、整備効果が二つ記載されております。まず企業誘致の促進でございます。周辺の
土地区画整理事業地から高速道路へのアクセスが向上することにより、さらなる事業誘致の促進が期待されるところでございます。
なお、その下の効果例の図面につきましては、
上河原崎中西地区の商業業務系用地から
つくば中央インターチェンジまで、そのアクセス時間を、整備前、整備後で比較したものでございます。約6分の短縮となっております。
次に、観光振興の効果といたしまして、県外、特に西側の埼玉方面からの筑波山周辺地域への来訪者に対しまして、渋滞を回避した周遊ルートが確立されまして、さらにアクセスが向上いたしますので、観光振興に寄与すると期待しております。また、記載はされておりませんけれども、そのほかの効果といたしましては、この周辺工業団地がございまして、周辺企業の活性化やあるいは災害時を想定した信頼性の高い道路ネットワークの形成が図られると考えております。
私からは以上でございます。
○木村 委員長 ありがとうございました。
ただいまご説明をいただきましたが、確認事項があれば発言を許します。
順次発言を許します。
滝口委員。
◆滝口隆一 委員 中根金田台の県道上野花室線と市道妻木金田線、これのかなりいい道路、すごい道路ができてきているのだよね、つながるのかなというか。土浦学園線と、それから北大通、その辺の状況について説明してください。わかっている範囲でいいですから。
○木村 委員長 岡田沿線開発整備室長。
◎岡田 沿線開発整備室長 まず、市が整備等予定しています妻木金田線でございますけれども、平成11年に
都市計画決定をしましたけれども、その際、説明会の開催において、地元から妻木集落というところなのですけれども、集落を分断するということで、非常に強い反対がございまして、それから時間がたっているのですけれども、しかしながら、
皆さんご存じのように、
土地区画整理事業は、もう最後の状況になっていまして、道路もでき上がってきていると、そういう状況の中で、市といたしましても、今のところ情報収集ということになってしまいますけれども、例えば、地元の元市役所の職員の方とか、そういった情報を収集しているところでございまして、今後、集落のご理解がいただけるように話をしていければと考えているところでございます。
今度、県道の上野花室線ですけれども、妻木金田線と同じように、この道路も非常に重要な道路でございますけれども、市といたしましても、茨城県のほうには早期整備の要望をしているところでございます。しかしながら、県も、ご存じのように、西側のほうでは
土地区画整理事業、やはり土地区画道路を今やっていまして、なかなか具体的な回答はいただいていませんけれども、引き続き要望してまいりたいと考えております。
○木村 委員長 滝口委員。
◆滝口隆一 委員 県道上野花室線が片側2車線、4車線ですよね。それで入ってこられて、今のところ、藤沢荒川沖線に入るわけだよね。そうすると昔の道路だから、何ともこれ早くしないとどうにもならないなという感じですね。でも上野花室線は、地元で反対ということではないわけだよね。だから、あとは県のほうで金を使ってやる気になるかどうかというだけの話なんだよね。何か中根金田台は県施行じゃなくなったものだから、県のほうは余り熱心じゃないのかな、そこら辺は、どうなんですかね。
○木村 委員長 岡田沿線開発整備室長。
◎岡田 沿線開発整備室長 今の茨城県のこの道路に対する考えなのですけれども、大変申しわけありませんけれども、具体的には聞いていない状況でございまして、今、熱心ということに関しましては、申しわけありませんけれどもちょっとお答えしかねるというか、把握してない状況でございます。
○木村 委員長 滝口委員。
◆滝口隆一 委員 いずれにしろ、これ妻木については、私も苦しいところで、推進派も反対派もいずれも、知り合いだからなかなか大変なのですけれども、県道上野花室線については、これは県道でもあるし、反対等もないわけですから、そういう点では早急に具体化しないと開発が死んじゃうみたいな状況になりますので、ひとつお願いしたいなというふうに思います。
次に、
上河原崎中西地区ですけれども、これは処分実績というのを見ているのだけれども、
上河原崎中西地区の処分実績というのはないのかな。
○木村 委員長 岡田沿線開発整備室長。
◎岡田 沿線開発整備室長 二つございますけれども、10ページ、あと図面が17ページになります。10ページの上から2番目の四角い囲みです。あと、参考までにこの処分の一覧表は、過去のものが全て記載されているものではございません。こういった資料をつくり始めたときから記載を追加しているものでして、それはご承知おき願いたいのですけれども。
◆滝口隆一 委員 わかりました。
○木村 委員長 小野副委員長。
◆小野泰宏 委員 つくば
スマートインターチェンジの件につきましてお伺いしたいのですが、まず、今回の決定おめでとうございます。関係各位のご努力に敬意を表したいと思います。
新聞発表では、2021年度に上下線とも開通予定、事業費21億円等との発表がありました。通常、一般的な言い方ですと、もう少しかかるのかなと、7年ぐらいかかるのかなというふうなところが5年ぐらい、前倒しでできるということも、つくばにとっては喜ばしいことだというふうには思っております。
そこで、開通までのスケジュール的なこと、あとそれから、どういうことをしなければいけないのかもう少し、今わかる範囲で結構なのですが、そこまでの状況、予定につきまして伺えればと思います。
○木村 委員長 岡田沿線開発整備室長。
◎岡田 沿線開発整備室長 まず、スケジュール的なものでございますけれども、先ほども申し上げたのですけれども、この後、国から連結許可をいただきまして、その後は、NEXCO東日本と協定書を結ぶ予定でございます。
協定につきましては、基本協定というものと工事の細目の協定とか幾つかございまして、その後、実際、事業に着手いたしまして、測量、設計、用地買収そして整備とそういう流れになっておりまして、一般的に、スムーズにいって約5年程度というふうに聞いております。つくば市もそういった期間でできればと考えております。
○木村 委員長 小野副委員長。
◆小野泰宏 委員 わかりました。5年、東京オリンピックの次の年ですよね。ですから、東京がある意味注目をされておりますけれども、その終わった後、つくばに今度
スマートインターチェンジができるということは、逆にこちらに目を向けるチャンンスなのかなというふうに思いますので、遅滞のないように関係各位のご努力をさらにお願いをしたいと思います。
○木村 委員長 ほかにございますか。
小森谷委員。
◆小森谷佐弥香 委員 こちらのつくばエクスプレス沿線地域の整備の18ページについてなのですけれども、葛城地区の県有地処分状況図なのですが、このあたりには、人口がふえている割に交流センターなどの公的施設がないということで、今後その県有地に関して、市から積極的に購入に向けて話をしていくというようなことがあったと思うのですが、そちらについての進捗がありましたらお聞かせください。
○木村 委員長 岡田沿線開発整備室長。
◎岡田 沿線開発整備室長 今の公益施設なのですけれども、今年度に入りまして、庁内の関係部署、例えば、施設といたしましては、交流センターとか、あと子育て施設ですとか、保育所あるいは児童館、そういった公益施設関係の部署と打ち合わせをいたしまして、さらに、TX沿線の、つくば市よりも先行して区画整理事業が終わったところがございますけれども、そういった関係部署で視察に行ったりしまして、今後の必要な施設につきましては今検討しているところでございます。
○木村 委員長 小森谷委員。
◆小森谷佐弥香 委員 ぜひ進めていっていただきたいのですが、ちょっとイメージするに当たって、この斜線のない青い部分がこれから候補地となり得るというふうに考えてよろしいのでしょうか。
○木村 委員長 岡田沿線開発整備室長。
◎岡田 沿線開発整備室長 公益施設の用地といたしましては、色はついておりませんので、白地のところでございます。
○木村 委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○木村 委員長 ないようですので、これにて終結いたします。
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○木村 委員長 続きまして、案件第3、公共交通(TX、つくタク、つくバス等)の状況について、説明をお願いします。
中澤総合交通政策課長。
◎中澤 総合交通政策課長 私のほうからは、公共交通の状況についてご説明させていただきます。
資料の確認をさせていただきたいのですけれども、まず、説明の資料といたしまして、この公共交通の状況についてという資料、そのほかに参考資料といたしまして、つくばエクスプレス駅別一日平均乗車人員の推移という全駅が入っているもの、それと、つくバスガイド、つくタクガイド、最後にカラーの1枚なのですけれども、つくバスのバスロケーションシステムと裏側が交通系ICカードのチラシになっております。以上でございます。
それでは、改めまして説明させていただきます。まず、公共交通の状況についてという資料を1枚めくっていただきまして、つくばエクスプレス関係でございます。表の1つくばエクスプレス駅別乗車人員という表を見ていただければと思うのですが、少し小さくて申しわけないのですけれども、この表の一番下の欄、乗車人員合計これがつくばエクスプレス全路線の1日当たりの乗車人員になっております。これを見ていただきますと、昨年度、路線全体で1日当たり35万4,200人ということで、平成27年度と比較いたしまして約1万4,000人増加しております。
つくば市内の4駅につきましては、このグラフの1番を見ていただきたいのですけれども、つくば駅中心に、各駅とも増加しております。平成27年度と比較いたしますと、1日の乗車人員が約1,300人、4駅で1,300人増加しておりまして、4駅合計で1日3万1,900人ということになっております。
次に、(2)としまして、平成28年度、昨年度のTX関係の要望活動の状況でございますが、TX沿線7市首長懇談会、あるいは茨城県TX三市推進協議会の活動といたしまして、首都圏新都市鉄道株式会社や茨城県選出国会議員及び茨城県に対しまして要望活動を行っております。
要望の内容ですけれども、東京駅への延伸、そのほかに今の利用者の利便性向上という観点から、車両の8両化あるいは研究学園駅での快速電車の停車、また、通学定期の割引率の引き上げ等について要望活動を行っております。
次に、資料2ページになります。つくバスでございます。グラフの2、つくバス利用者数をごらんいただければと思います。つくバスにつきましては、昨年度、部長の当初の概要説明にもありましたように、運行以来初めて100万人を超えておりまして、約100万4,000人の乗車人員となっております。平成27年度と比較しますと約5万800人増加して年々増加しているという状況です。
路線別に見ますと、グラフの3番、つくバス路線別利用者数を見ていただきたいのですけれども、つくば駅と筑波山口を結ぶ北部シャトル、このグラフの一番左側になりますね。この北部シャトルが約38万人、次に、つくば駅と茎崎地区を結ぶ南部シャトルが約22万人となっておりまして、この2路線でつくバス全体の利用者数の約50%を占めているというような状況になっております。
資料をめくっていただきまして3ページになります。つくバスの収支状況でございます。表の2、つくバス収支状況をごらんください。年間合計の一番下の欄の4億3,088万1,000円、これが平成28年度のつくバスの運行経費の全体額となりまして、そのうち運賃収入が全体経費の約46%の約1億9,600万円、市の負担額が約54%の約2億3,400万円というふうになっております。平成28年度は、このつくバスをお1人の方が1回ご利用していただきますと、市の負担額はここに記載されていますとおり233円ということになってまいります。
(4)の時間帯別利用状況でございますけれども、グラフの5、つくバス時間帯別乗車人員数というのを見ていただきたいのですが、上り便、下り便とも、朝と夕方以降の利用が多くなっておりまして、つくバスが通勤あるいは通学に多く利用されているということが見てとれるかと思います。
資料、次、4ページになりますが、昨年度、平成28年度は、このつくバスの利便性向上を図るために、バスロケーションシステム、それと交通系のICカードを10月に導入しております。バスロケーションシステムにつきましては、車両の位置や時刻表の検索ができまして、特に通勤通学時間帯の利用が多くなっていると、どちらも利用者数はサービス開始時、昨年10月から増加傾向にありまして、利便性の向上につながっております。
次に、資料をめくっていただきまして、5ページになります。つくタクでございます。グラフの9、つくタク利用者数をごらんください。つくタクにつきましては、事業を開始しました平成23年度については利用者が約3万4,000人ということでしたが、次年度の平成24年度から昨年度、平成28年度までは、おおむね5万人前後で推移しておりまして、ほぼ横ばい状態となっております。昨年度、平成28年度は5万811人というご利用をいただいております。
地区別に見ますと、グラフの10、つくタク地区別利用者数というグラフを見ていただきたいのですけれども、つくタクの場合は、ある程度地区を割った形で運行しておりますので、そういう中で見ていただきますと、一番多く使われているのが谷田部地区、その次が大穂・豊里地区と2地区を一つにした地区割りなのですけれども、この大穂・豊里地区という形で使われております。
資料の6ページでございますが、どういった方がつくタクを使われているのかというのがこのグラフになりまして、平成26年から平成28年度まで3年分、表示をさせていただいているのですけれども、赤いところがご高齢の方、オレンジ色のところが障害等をお持ちの方ということで、赤いところ3年ほぼ変わらずに約8割弱の方がご高齢の方で、1割が障害をお持ちの方、残りが一般利用者とお子様というような形になっております。
次に、(4)といたしまして、つくタクの収支状況でございますけれども、表の3、つくタク収支状況という表を見ていただきたいのですけれども、年間合計の一番下の欄、1億3,777万9,750円という数字が、これが平成28年度のつくタクの全運行経費になりまして、運賃収入がそのうちの約7%を占めて970万円、市の負担額が約93%の約1億2,800万円ということになっております。平成28年度なのですけれども、先ほどのバスと同じように、お1人の方がつくタクを1回利用していただきますと市の負担は2,520円ということになってまいります。