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平成29年第3回定例会(第4日目) 議事日程・名簿 開催日:2017-09-06
平成29年第3回定例会(第4日目) 本文 開催日:2017-09-06

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  1. 石岡市議会 2017-09-06
    平成29年第3回定例会(第4日目) 本文 開催日:2017-09-06


    取得元: 石岡市議会公式サイト
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    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成29年9月6日(水曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(岡野孝男君) おはようございます。だいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(岡野孝男君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き、市政一般に関する質問を行います。  14番・櫻井信幸君。 3 ◯14番(櫻井信幸君) 14番・櫻井信幸でございます。通告いたしましたことについて、一般質問をしてまいります。よろしくお願いをいたします。  まず第1点目、道路についてということであります。これは、市道、県道等を含めて申し上げるところでございます。よろしくお願いします。  順番は、4項目ありますけれども、まず、とりあえず3項目目の3)から、ご質問、提案をしたいと思います。  この道路の草刈りについてですけれども、毎年この時期になると、県内一斉に各自治体、県も含めて、道路際の草刈りをやっております。そこで、私も実は市道の一部などを、自分の関連する近くなんか、仕事をやった帰りに機械を使って、市道の路側帯というんですかね、そういうところを何か所か除草している経緯もございます。そういうところをやりながらいつも思っているんですけれども、これから労働力不足ということで、人出が足りないというようなことから、今後、こういう行政サービスの中において道路の除草作業については、機械化、あるいはロボット化されると私は予想しております。実際、もう機械化は相当進んでいるところまで来ております。  そういうところで、道路の改修をするときに、特にのり面、あとは境杭ですかね、コンクリートの境杭があるんですけれども、ああいうものについて、少し設計の段階で工夫をしてはどうかということで、この3)の提案をしております。のり面に関しては、これは買収する面積が若干増えるんですけれども、のり面を緩くすることによって機械化、ロボット化に対応できるということになると思います。大きなのりはまた別でありますけれども、通常一般的なものに関しては、のり面を緩くすることによって、機械化、ロボット化ができると考えております。そういうことで、今後、石岡市が道路を改修していく上で、そのような工夫をしていけないかなという提案でございます。  杭については、今、GPSという機能が相当発達していますから、地上から30センチもコンクリートの杭を出しておく必要性があるのかなと。あれがあることによって、除草作業に相当支障を来たしているというようなことになっております。この点についてご見解を伺えればということで、お願いいたします。                     〔私語あり〕 4 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 5 ◯14番(櫻井信幸君) 申し訳ありません、勝手な行動をやりまして。議事進行上まずいのであれば、第1項目目から一問一答で質問してまいりたいと思います。  今ごろになると草刈りは各自治体、茨城県でも盛んに今ごろやるんですけれども、以前は回数をもっと早い時期からやっていたという経緯がございます。これはもう予算の関係かなということでわかりますけれども、そういう点で、最近の業者に委託して草刈りをやっているところを見ますと、縁石等の周りやガードレールの付近の除草に関して、見ていますと、ガードマンをつけて、また草を刈る作業員もいて、また石が飛ばないようにネットですね、ああいうものを持っているような人がいてというような作業をやっているんですね。  ああいうのを見たときに、私も除草作業というのはやるんですけれども、こういうところは除草剤なんかを使ったほうが……。今、いろんな除草剤があるんですよ、根っこを枯らさないやつとか。のり面に関しては、根を枯らすとちょっと問題ですけれども、そういういろいろな除草剤、毒性の弱いものもたくさんございます。そういうものがあるという、今、時代でありますから、除草剤で除草作業をやったほうが、はるかに経費的にも安いし、同じ経費でも相当広い面積、除草の作業ができるのではないかなと考えておりますけれども、この件についてどうお考えになっているか、お尋ねしたいと思います。
    6 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 7 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。縁石周辺やガードレール周辺除草作業を、除草剤の散布に変えてはどうかということでございますけれども、道路除草につきましては、交通の安全の確保と環境保全のために欠くことのできない必要な作業であると考えておりますので、今のところは、草を刈るという手段を主体として行っているのが現状でございます。  議員ご提案の除草剤の使用につきましては、安全性の面から、住宅地や歩行者が多い地域では、その使用を避けなければならないエリアもございますけれども、十分な使用と使用時期を決めて行えば、作業性や効果の持続性といった面においても、かなり有効であると思っております。また、薬剤の種類によりましては、安全性の高いものもあろうかと思いますので、今後、十分な調査検討を行ってまいりたいと思っております。  以上でございます。 8 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 9 ◯14番(櫻井信幸君) 部長のご答弁したとおりかなと私も思います。安全に作業のできる、除草剤の散布のできる場所というのは、結構、市内にたくさんあるんですよ。多分、そういう意味から言っても、除草剤散布をできる場所はたくさんあると思います。そのほうが、1年間をとおしてきれいな状態を保てるんですね。それと、大きくは予算の軽減につながるということです。これ、私は実践していますからわかるんですよ。以前は負担だったんです、私も。ところが、最近、このほうがいいかなというようなことから、そういう経験をしているものですから、除草剤の散布については、もっと積極的に今後考えていかれたらいいのかなと思います。この件についてはよろしく検討をしていただきたいと。ぜひとも、財政上の問題でもありますから、それを実施できるような方向で考えていただければなと思います。  次に、提案2でありますけれども、除草区間の状況を把握しているのかということでありますけれども、これは、市道でも県道でも、隣接する土地を持っている方が、除草作業のついでに除草しちゃうんですよね。私もそうなんです。仕事を発注するときに、きれいな場所まで含めて発注をしているなというようなところが、多々見受けられます。  ですから、仕事を発注するときに、事前に、せっかく50メートルとか100メートルとかの区間を業者にお支払いするわけでありますから、やらないでいい部分と発注する部分とをよく調べたほうが、やはりそれも予算の軽減につながる。予算というか、歳出の軽減につながると私は考えます。そういう点についてどのようなお考えか、お尋ねをいたします。 10 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 11 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。除草区間の状況把握をして、仕事の発注ができないかということでございます。この道路の除草作業につきましては、市内の幹線道路を中心に行っているところでございますけれども、雑草の繁茂期になりますと、市民の方々からいつごろ実施するのかなどの問い合わせがございますので、今後は、ルートごとに期限を定めて除草できるような取り組みとあわせ、沿線住民の方々にも周知してまいりたいと考えているところでございます。  それでも地元で先行して除草を行ってしまったというようなことでございましたらば、発注内容の減額変更なども含め、今後、徐草作業の効率化も図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 12 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 13 ◯14番(櫻井信幸君) 職員の担当課の皆さんには、このような提案をすると、少し仕事が増えてしまうなと私は思うんですけれども、こういうことも厳密にやっていくと、相当役所のほうも助かるなと思えますので、これについては1つのいい提案だなと思って、よくやっていっていただければと思います。  3)、先ほど一番最初に3)をやってしまったんですけれども、これに関しては先ほど申し上げておりますので、その件についてご答弁をお願いしたいなと思います。 14 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 15 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。人的労働力が不足することで、除草作業ロボット化などによるさまざまな工夫が必要ではないかということでございますけれども、議員のおっしゃるとおり、労働人口が減少していくことが予想される中での除草作業の軽減を図ることにつきましては、現在、固化材や防草シートなどによる被覆工法などの方法により対応しているというのが現状となってございます。  ご提案の、設計段階からのり面を緩くとることや、杭設置をしないで、GPSを利用して確認をするといった取り組みにつきましては、かなり高度で先進的な工夫ではないのかと思っておりますので、どこまで対応できるかわかりませんけれども、今後、十分な調査検討を行ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 16 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 17 ◯14番(櫻井信幸君) このロボット化については、もう農業分野で相当進んでいるんです。ですから、こういう道路に関しても、先ほど申し上げたとおり、これから労働力は必ず不足します。働き手がいなくなります。そういうところで行政側は、10年先、20年先を見たときに、私はロボット化せざるを得ないなと思いますよね。  ですから、そういう点を含めて、今後、改修する工事と新しくつくる道路等については、このようなことを皆さんで検討していけば、今後のために役に立つのかなと私は思いますので、この件についても提案でございますけれども、将来を見越して、このようなことを考えていっていただきたいと思います。  次に、4)です。除草管理を市民に委託してはということでありますけれども、実は、先ほど申しましたとおり、近隣の方たちは、もう自分の近くは除草しちゃうというようなところが結構多々あるんですよ。実はこれ、先ほど部長が幹線道路等の除草とおっしゃっていましたけれども、幹線道路じゃない生活道路が草で覆われちゃって、2車線のところを1車線しか使えないというようなところが、生活道路の中でたくさんあるんです。  ですから、そういうところも含めて……。今、そういうところに関して、私は自分の周りは、特に小幡地区に関しては、自分で刈ったり除草剤を振ったりという場所があるんですけれども、役所に言ってくれよと言われるんですけれども、役所に言うんだったらみんなでやっぺよというようなことで、1つの手本ではないですけれども、今、自分でやって、みんなが気がつくのを待っているというような状況なんですね。  ですから、そういうことを含めて、地域の道路に関して、特に八郷地域とか周辺部において、やるよというような団体があれば、そういう団体に地域の道路の管理を委託してはどうかなということなんです。その件に関して、担当部ではどのようにお考えか、お尋ねいたします。 18 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 19 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。除草管理を市民に委託してはどうかということでございますけれども、現在、幹線道路につきましては、業者の委託により対応しているということになってございますが、その他の一般市道、いわゆる生活道路でございますけれども、こちらにつきましては、通行に支障がある場合など、直営による除草も含めて実施をしている状況でございます。  議員ご提案の、除草管理を市民に委託してはどうかということもございますが、現在、県におきましては、道路除草ボランティアを支援する制度というものがございまして、沿道にお住まいの方が県道の除草を行う場合に、刈り払い機の貸与や取り扱い指導、それと、損害保険加入の費用などを負担していただける制度となってございます。石岡市といたしましても、今後、そうした支援施策を制度化できないものか、十分な調査研究をしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 20 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 21 ◯14番(櫻井信幸君) ここで私が言っているのは、県がやっているそれに少し……。結局、地域の皆さんに報酬として幾らかお支払いしていくことによって、みんなでやろうという気概が高まるのではないのかな。そして、地域の道路を県と市が全部管理していくというのは、もう無理ですよ。ですから、市民の皆さんに協力してもらったらどうですかというようなことなんですね。  この件に関しても、ただいま答弁があった以上のものがないと思いますけれども、県道、市道に関しては、生活道路も含めて、役所だけでやるのはもう限界です。ですから、地域の道路を皆さんでやりませんかというような問いかけをしていくようなことも、必要になってくると思いますけれども、そういう問いかけをしていくようなことができるかどうか、もう一度ご答弁をお願いいたします。 22 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 23 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。市民への委託についてでございますけれども、実際の作業時の安全対策や安全管理面でも十分な配慮をしなければならないということもございまして、大変難しい問題でもあろうかなと思っておりますけれども、そういった支援プラス委託の方策につきましては、今後もまた十分検討していきたいと思います。  以上でございます。 24 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 25 ◯14番(櫻井信幸君) こういうボランティア的な話をしますと、必ず懸案問題は言われるんですけれども、皆さん、農家の方はプロですよ。多分、業者よりうまいと思います。業者がやっているのは、わずか路肩から1メートルだけなんです。ですから、もっと道路管理というか、きれいにしていく。それは観光にもつながったりしていくんですよね。ですから、そういうことも含めて、今後、道路に関して、できることから実施していっていただきたいなと願うところでございます。  次に、鳥獣害の対策についてでございます。これは、同僚議員からもう何度も質問が出て、大体の状況は把握しております。今年は異常にその被害は拡大しています。昨年度は、柿岡のまちの中までイノシシがあらわれたというような防災無線が流れたと思います。これ、このまま行くと、農作物に限らず人的被害、特に子どもたちとかお年寄りが、そういう被害をこうむるのではないかと想像ができます。  そこで、この実態については同僚議員の質問でもう出ていますので、これについては結構でございます。(2)の、これまで私が提案してきたことが幾つかございますけれども、その提案してきたことについて、進捗状況をお聞かせ願いたいと思います。 26 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 27 ◯経済部長(諸岡広明君) これまで、前回、第1回定例会におきましてご提案いただきました食肉や毛皮の加工につきまして、先進事例と視察や研修等を考えていきたいと答弁いたしたわけでございますけれども、食肉や毛皮の加工等につきましては、捕獲したイノシシの有効活用は、収入を得られる仕組みとしまして、成果を効果的に上げていくものと考えております。また、猟友会の会員の高齢化や減少が進む中で、収入を得られる仕組みができることは、猟友会の後継者対策としても有効と考えているところでございます。  現在の進捗といたしましては、先進事例の情報を集めているところでございます。研修等には至っておりませんが、先進事例等を参考とし、市といたしましては、現在、被害が拡大している状況でございますので、被害防止を優先し、イノシシの捕獲等に重点を置いて実施してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 28 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 29 ◯14番(櫻井信幸君) 私が前回、鳥獣害の被害について一般質問したのは、3月の定例会だと思います。その後約5か月くらい経過していますけれども、この間、検討しているだけでは、この鳥獣害……。研修等を実施していないというようなことでございますけれども、日に日にこういうことが拡大、イノシシは365日活動しています。そして、この辺にいるイノシシはイノブタなんですね。1回に5頭から6頭くらい子どもをつくるんですよ。その子どもがいなくなると、また子どもをつくるというようなことをやって、年に2回子どもを産んでしまうというような状況にもあると。ですから、通常のイノシシではないんです。それだけ行政側も、このイノブタに対してはスピーディーに対応していかないと、これ、拡大どころじゃなくて大変なことになっちゃう。もう農業すらやっていけないような状況になると私は思うんです。  被害状況等々について、同僚議員の質問に対して言っていましたけれども、捕獲頭数というのは、もうあの2倍も3倍も多いと思います。これは、報告しないつくば、土浦のハンターが、石岡の地内で捕獲したものを向こうへ持っていって食料にしているというのが現状なんですね。そういうことから考えても、もっとスピーディーにこの件に関してはやっていかないと、行政の負担は増えるばかりになります。ですから、もう5か月くらい前にやっていまして、その前にもやっていると思うんですけれども、この件に関してはスピーディーに対応していく必要性があると思います。  この件については、担当部も含め、執行部にも早急な対応をお願いして、これで終わります。  (3)、ただいま部長から、イノシシ肉に関して少し答弁が出たんですけれども、実は前回、毛皮のなめしというんですか、そういうことをやっているNPO法人があるということを言いました。もう一つは食肉の加工です。今、セシウムの状況は相当おさまってきたと聞いております。イノシシの加工肉も、ほかでやっているものを見ると、結構おいしいんですよ。生ハムとか、あとはウインナーみたいなもの、そういうものをつくって産物化して、それで財源を得ようというようなことをやっております。これは、ジビエという肉はブームなんですけれども、人間が繁殖させた肉なんかと差別化した製品ができるんですね。ですから、これを軌道に乗せれば結構収入にもなる。そういうことによって、捕獲する意欲、やりがいというんですかね、張り合い、そういうものが沸いてくるのではないかなと考え、このようなご提案をしているところでございます。先ほどの答弁から少し突っ込んだ提案なんですけれども、そういう点で、担当部ではどのようにお考えになっているのか、お尋ねをしたいと思います。 30 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 31 ◯経済部長(諸岡広明君) イノシシ肉の加工・販売についてお答えいたします。ご提案いただきました食肉の加工・販売につきましては、捕獲と収入を得る加工・商品化、または皮の直接販売とか、イノシシの引き取りの部分とか、いろいろ考えられると思います。また、地域おこしとしましても、大変効果的で期待できるものと考えているところでございます。加工・商品化に当たりましては、施設の整備など課題がございます。民間事業者との連携も視野に入れた検討が必要と考えております。また、イノシシ肉につきましては、放射能の関係で、引き続き出荷制限がされておるところでございます。商品化して販売になりますと、出荷制限の解除等が前提になっていくのではないかと考えておりますので、猟友会や事業者との連携、商品化のシステムづくりができるかを含めて、検討をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 32 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 33 ◯14番(櫻井信幸君) 放射能に関しては、数値はもう基準値以下のものが多くなっていると聞いておりますので、そういう点も含めて、やりがいのある、そういう気持ちになっていただけるような対策、施策をとっていっていただきたいと思います。  (4)ですけれども、私は毎年、九州のほうへ視察へ行くんですけれども、農業関連が多いんですけれども、そこへ行きますと、地域全体を電気柵とか鉄柵で囲って、イノシシを寄せ付けないという対策をとっているところが見受けられます。そういう対策をしている。これは国の補助でやっているんだと伺いましたけれども、そういう大規模なイノシシの電気柵とか鉄柵とか、ある程度大きい場所でやっていくことが、ほかでやっているんですから、可能ではないのかなと思うんですけれども、その点についてお尋ねをいたします。 34 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 35 ◯経済部長(諸岡広明君) 農水省や環境省への働きかけ等についてお答えいたします。当市におきましても、国の補助を活用しました電気柵の設置を、仏生寺地区と菖蒲沢地区で取り組んでまいりました。国の補助は、研修や勉強会などを含め、地域ぐるみでの取り組みが基本となりますので、実施に当たりましては、地域での合意形成が必要となってまいります。なお、当市が取り組みました補助メニューは、事業主体である協議会が直接県に申請をしているもので、市を経由せず実施したものでございます。農水省等への働きかけ、地域に即した補助メニューの設定や事業費の増額など、今後、事業等を要望してまいりたいと考えております。  以上でございます。 36 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 37 ◯14番(櫻井信幸君) ありがとうございます。この電気柵等に関しては、現在、大増地区で、小水力発電を活用した民間企業がイノシシの電気柵を設置し、そういう対策を試験的にやっていると伺います。その被害状況はどのようになっているか、ちょっとお尋ねをしたいと思います。 38 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 39 ◯経済部長(諸岡広明君) 大増地区で小水力発電によりまして電気柵を設置してあるわけですけれども、大増地区は電気柵利用によりまして、ある程度大きく電気柵を結っているわけですけれども、その電気柵を結ったところに関しましては被害は減っているという状況で、どうしても地区によりまして柵が結えない場所等については、被害があるという形になってきております。  以上でございます。 40 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 41 ◯14番(櫻井信幸君) ということは、電気柵は一定の効果を上げているというようなことと理解いたします。  実は、長野県の更埴市の森地区というあんずの里なんですけれども、ここも山を越えてイノシシが、5年位前からですかね、侵入してきているんですよ。これは大変だということで、やっぱり県などの……、補助はどこからの補助かわかりませんけれども、周囲20数キロにわたって電柵をやって、一切入れないと。電柵はその後の管理が大変なんですけれども、草がちょっと触っただけでも通電しないとか、いろいろ弊害はあるんですけれども、そういうことをやっているところ、あとは、昨日、同僚議員が言ったようなところが多々見受けられます。本当に事前に、今の段階で予防しちゃおうということを早くやれば、被害はそれだけ甚大にならないで、今、済んでいるというようなお話も伺います。ですから、石岡市も、こういうことについて早目の対策をとっていく必要があると思います。  そこで、現在、わな猟とか箱わな猟というんですか、もう1点なんですけれども、これは提案なんですけれども、漁業で言えば定置網みたいなものなんですけれども、1反歩とか2反歩とか広い場所に単管パイクを打ち込んで、横にまた単管パイプをクランプで止めて、そこへイノシシを餌付けしながら追い込んで一網打尽にすると。そういうことをやると、効率よくイノシシの駆除ができるのはないか、イノブタの駆除ができるのではないかなと考えるんですけれども、そういう点ではどのようなお考えがあるか、お尋ねをしたいと思います。 42 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 43 ◯経済部長(諸岡広明君) 現在、石岡市におきましては、狩猟とわな、一部に箱わな等の設置もしているわけですけれども、ほとんどをわなの捕獲が占めているような状態でございます。その中で、ただいま議員がおっしゃられた囲いわなというか、そういうものの設置の部分だと思います。また、前半、議員さんより提案がありましたICTを活用した捕獲等、自動監視とか遠距離操作によって、いろいろな技術が進められているという部分もあります。そういう中で、新しい技術等、囲いわなも含めまして、実施自治体の状況を見、いろいろ検討をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 44 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 45 ◯14番(櫻井信幸君) 赤外線とかいろいろなカメラ等を使って自動的に確保するというお話はきのう出ましたけれども、それは囲いわなに活用していけばいいことなんですね。そういうことができるのであれば好都合なんです。私も今、あるところとイノシシを誘導する光がないかなということをやっているんですけれども、あるんじゃないかなと。イノシシの嫌う光があれば、好む光もあるだろうというようなことで、これは後日、結果が出れば担当部のほうにご案内いたしますけれども、単管パイプでやる簡単な囲いわなというのは、クランプで止めるだけなので、その移動が簡単なんです。こういう提案をするのはね。その場所である程度実績を上げたら、もう次の場所へ移ってくるんです、単管パイプを抜いて。ですから、わりと何回も使える。その場所だけじゃなく、その単管パイプ、材料そのものを何か所でも使えるというようなメリットがあるものですから、こういう提案をするわけであります。  これについては、これ以上の答弁はできないでしょうけれども、こういうこともイノブタ対策にはできるのではないかなという提案ですので、この件についても、担当部では検討していっていただきたいな、執行部も含めてお願いしたいなと思います。  イノシシは、きのうも出ましたけれども、荒廃した山林、あとは耕作を放棄した農地、そういうところにすみかをつくって、そこからどんどん自分のテリトリーを広げていくという習性がございます。ですから、耕作放棄地に関しても山林に関しても、里山近くですね。これ、全部をやれというのは無理なんですね。ですから、そういうことも対策としてやっていったらいいのかなと。今、県民は年間3,000円くらいですか、森林湖沼環境税というのをお支払いしているわけですから、そういうものも活用して、県に相談していったらいいのかなと思います。これについては通告していませんので、答弁は結構でございますけれども、このイノブタ対策については、もう待ったなしであります。  まちの中に住んでいる人には実感がないんですよ。周辺部に住んでいる人が大変なんです。ただ、このまま行くと、まちの中心部まで入ってきますよ。多分、もう石岡のまちの周辺まで来ているんじゃないですか。ですから、いろいろ皆さんで知恵を絞って、こういうことをやっていこうではないかなと思います。よろしくお願いいたします。  次に、3番目に入ります。市役所等での不当要求についてということでございますけれども、最近、いろいろ市役所内のお話を聞きますと、これはどの部門とは言いませんけれども、不当要求をして、その職員の方が大変な被害をこうむっているというようなお話を聞きます。こういうことで、例えば、困っている職員の方がいれば、ほかのその部署にいる職員の方が、見て見ぬふりをしているというようなことがあるというふうにも伺います。ですから、そういうときの対応として、職員の皆さん、あるいは上司の方がそこへ行って、助け船を出すということをやっていく必要があるのではないかなと思いますけれども、その現状と対策について、お願いしたいと思います。 46 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 47 ◯総務部長(久保田克己君) それでは、ご答弁申し上げます。市役所等での不当要求についてでございますが、パワハラなどの不当要求行為は、職務上の地位や人間関係などの優位性を背景といたしまして、業務の適正な範囲を超えて、精神的・肉体的苦痛を与え、ひいては過度のストレスによる心の健康の悪化や業務の停滞などを招くことで、職場全体に大きな影響を与えるものと考えております。  当市の現状でございますが、具体的な取り組みといたしまして、不当要求行為などを未然に防止するとともに、不当要求行為等に対し、組織的取り組みを行うことにより、職員の安全及び公務の円滑かつ適正な執行を確保することを目的といたしまして、石岡市不当要求行為等対策要綱を定めまして、不当要求等に適切に対応する体制を整備してきております。  また、各課長を不当要求防止責任者に選任いたしまして、不当要求及び行政対象暴力等対応研修などを行いまして、定期的な職員研修を行うとともに、不当要求に対する対応の基本といたしまして、全職員に不当要求行為等対応10則という手引きにより、組織として複数で対応すること、応対状況の記録を行うこと、書類を作成・署名・押印などはしないことなどの周知を図ってきているところです。  今後も引き続き、職場のパワーハラスメントや不当要求行為等への対策に積極的に取り組み、市民サービスを公平・円滑に提供するための職員の職場環境づくりに努めてまいりたいと考えております。  以上です。 48 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 49 ◯14番(櫻井信幸君) この不当要求等、パワハラというか、私がここで言っているのはパワハラではないんですけど、そういう不当要求に応じてしまうというようなことが、石岡市の役所の中でも起きているのではないかなと聞きますので、そういうことを含めて、例えば1人の職員で対応しないで、そういうときは周りにいる人がそこへ行くとか、あとは上司がそこ行ってやるとか、そういう不当要求には絶対応じないという体制をとっていかないと、そういう勉強会みたいなのをやったって、どうかなと思いますよ。実際には現場で周りの人が、先ほども言いましたけれども、助け船を出すというようなことが必要ではないのかなと思います。1人の職員の方だけが重荷をしょってしまうのは、ちょっと残念ですよ。ですから、そういう点は、研修とかそういうものだけじゃなく、実際に現場で、そういうことを周りの者が助けてあげるということが必要だと思います。  ご答弁があれば、この件に対してもお尋ねをしたいなと思います。 50 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 51 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。研修等で実施をしていても、なかなか現場での対応が困難ではないかというご質問かと思いますが、先ほど申し上げました不当要求行為等対応10則の中で、やはり複数で対応するとか、応対者は必ず公然の前で行うとかいったような注意事項を書いて、さらには、それに基づきまして、所属長である課長等がそれらに対して適切な指示を行うというようなことで取り組んでまいっておりますので、これらを徹底させることを、今後、総務部としては実施してまいりたい。また、さらなる研修会も、今年度においても開催を検討してまいりたいと考えています。  以上です。 52 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 53 ◯14番(櫻井信幸君) その点については、市役所内の作業が円滑にできるよう、ぜひとも努力していっていただきたいと思います。  2項目目なんですけれども、このような行為がなされている場合、いろんな自治体の話を聞きますと、訴訟にまで発展しているというような問題が起きております。この石岡市でも、そういう不当要求等に対して、録音も含めた可視化ができないかという提案でございますけれども、これについてどのようなお考えがあるか、お尋ねをしたいと思います。 54 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 55 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず、ただいまの可視化のご質問でございますけれども、先ほど申しました対応10則の中でも、応対状況の記録の中には、記録の方法については、メモ、録音及びビデオ撮影といった手法を用いるとなっていますけれども、なかなかお客様の前でビデオカメラを回すということは、非常に困難なことも考えられますので、ただいまご提案のあった録画や録音などの対応につきましては、現在、新庁舎建設も進められておりますので、それらの整備について関係各課と協議してまいりたいと思っております。  以上です。 56 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 57 ◯14番(櫻井信幸君) ですから、常時、そういう場所においてはもうカメラを設置しておくんですよ。それで担当の者が、こういう状況になったときは、それをスイッチオンにするというようなことをやれば、簡単なことで、いつも写っている。いつも写っているんじゃないですよ。それは、そういう場面だけ、これはまずいなと思ったときだけそういうことをやるんです。そういうことは必要だと思います。  これ、もっと違う意味で質問したいんですけれども、プライバシーの問題もあるので、これだけにしておきますけれども、この可視化については、石岡市も訴訟問題というのは必ず起きます。ですから、よく検討していったほうがいいと思います。  これについては、これで終わります。  4項目目、市民の健康づくりについて質問をいたします。  これは、去年の一般質問等で、市民の健康づくりという観点から、スロー筋トレをやってはどうですかという提案をいたしました。そして、このスロー筋トレも、今定例会が終わると第3クールに入るんですね。それで、その第3クールに入って、実際には60歳以上の方を対象に実施されております。この教室をより多くの方が体験できるよう工夫できないものかお尋ねをするわけですけれども、第1回目は30名でやったんですよ。2回目は50名ぐらいでした。ただ、これは応募者が多数で抽選でやるものですから、そこから外れる方がいるんですね。  今回は100名近い応募があったんです。第3クールの教室については、100名近い応募がありました。その中で、広いスペースのホールを使って、72名までやってみようかということで、72名に絞って今回教室を開くわけなんですけれども、このスロー筋トレ、市民の健康づくりの一環としてやっている、これは筋肉調整とスロートレーニングというんですけれども、それをもっと拡大して多くの人に認知していただける方法、そういう工夫ができないものかお尋ねをいたします。
    58 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 59 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。筋肉調整とスロートレーニング講座につきましては、平成28年度から60歳以上の高齢者を対象に、いつまでも動ける体づくりと健康年齢の延伸を目的に実施してございます。ちなみに、ただいま議員のほうからもございましたけれども、平成28年度の参加者数は29名ということで捉えておりまして、11回開催して延べ252名の参加でございます。29年度は、第2クール前期講座といたしまして11回開催し、延べ426名の参加がございました。  今後、1人でも多くの方に体験してもらうための取り組みといたしましては、体育館や公民館等さまざまな施設で開催できるよう、検討してまいりたいと考えております。  以上です。 60 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 61 ◯14番(櫻井信幸君) 多くの方にこれを認知して体験していただくのには、まずスペースが必要なんです、広いスペース。ここ2クールまでは、研修室の狭いところでぎゅうぎゅう詰めになってやっているんですよね。ですから、広いスペースが必要なんです。もう一つは指導員なんですよ。その指導員の養成が大事なんです。ですから、これは、2項目目にアンケートの件が書いてありますけれども、相当、何とか体操よりも効果を上げているのではないかなと、実感をなさっているんじゃないかなと思う教室ですので、この筋肉調整とスロートレーニングに関しては、石岡の大きな柱の事業としてやっていく価値はあると私は考えております。  そういう点で、広いスペース、あと指導員、こういうものについて、今、スペースについては体育館とかいろいろおっしゃっていただけましたので、指導員について担当部ではどのようにお考えになるのか、お尋ねをしたいと思います。 62 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 63 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。現在、このスロートレーニング講座を指導していただいております方は、公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟1級公認指導員の方でございます。議員ご提案の指導員の育成が必要ということでございますけれども、今後のその育成につきましては、十分調査研究をしてまいりたいと考えております。  以上です。 64 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 65 ◯14番(櫻井信幸君) よろしくお願いをいたします。これは市長にも何度もお願いしております。この事業については、もっと拡大していくことによって、市民の健康づくりに寄与できるもの、市民が健康になれば、出ていくものも少なくて済むというような効果もありますので、よろしくお願いしたいなと思います。  また、筋肉調整とスロートレーニングについては、器具を使わない初歩的なやり方で今、実施しているんですけれども、現在、八郷野田にある運動公園に、農業者トレーニングセンターといいまして、あそこに適当な器具が置いてあるんですよ。見ますと、昼間、ほとんど使っていないという状況なんですね。ですから、そういう関心のある方に昼間の時間帯だけでも、あそこは夜使っている方が多いんですけれども、そういう団体に対しては、減免措置をとりながらそこを開放できないのかなと思いますけれども、この点についてお考えをお尋ねしたいと思います。 66 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 67 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) 先ほど申し上げましたとおり、体育館や公民館等さまざまな施設でということでお話ししている中に、当然、今のご提案の農業者トレーニングセンターが入ってくるものと思います。詳細につきましては、所管である教育委員会と調整したいと考えております。  以上です。 68 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 69 ◯14番(櫻井信幸君) よろしくお願いします。  類似した施設はひまわりの館にもあるんですけれども、あそこはランニングマシーンを主としたトレーニングルームなんですけれども、ランニングマシーンは膝を壊すんですよ。やり過ぎて膝を壊す事例が多いんです。ですから、安全に優しい体操として、健康づくりとしてこういうことを考えたのが東大の石井直方という先生ですので、そういう方が安全なトレーニング法として考え出したもの、私もこれを8年やっております。きのうも実は一般質問がなかったので、時間がとれたので、あれから行ってきたんです。健康管理は自らやっていかないとだめなんです。人にやれと言われてやったのではできない。ここにいる方も皆さんそうなんです。筋力はどんどん低下していますから、本来は皆さんも何らかの形で筋力を安全に落とさない、あるいは強化していくということをやっていくべきだなと思うんです。  市長においては、毎日、芸能人並みのスケジュールに追われて、365日ほとんど休みもないというようなことでありますので、私はもっと違うスケジュールを組んでいただければな、もっと健康づくりに……、石岡市のリーダーなんですから、その健康づくりも考えながらやっていただければなと思うんですけれども、最後に、このスロー筋トレについて、市長はどのようなお考えを持っていらっしゃるか……、最後ではないんですけれども、お尋ねをしたいと思います。 70 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 71 ◯市長(今泉文彦君) スロー筋トレでありますけれども、今、石岡市でシルバーリハビリ体操というのが盛んに行われております。しかし、1種類だけではなくて、適性というのがあるかと思いますので、健康寿命を延ばしていくためには、こういった自重トレーニングだと思いますけれども、そういったものの成果も加味しながら、シルバーリハビリ体操と一緒に、競合しながらやっていければいいのかなと思っております。さまざまな施設で、それから地域にこういう体操が広がって、健康寿命が延びていけばいいのかなと思います。積極的に推進してまいりたいと考えております。  以上です。 72 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 73 ◯14番(櫻井信幸君) 私は、議員になって、健康づくりを大きな柱に掲げて、今、活動しているところでございます。こういう運動からの健康づくり、あとは安全な食からの運動づくり、これも今、実施しております。この件については次の定例会等で提案をしていきたいと思いますけれども、市民の健康づくりについてはいろんな手法がございます。その中で、その1つのパーツとしてこういうものがあるんですから、こういうものを積極的に部長も市長も参加されて、どういうものか実感されたらいいと思います。  市長には第3クール目、任期もう間近なんですから、1回、健康づくりにはどういうものかというもので、参加していただければなと希望するところでございます。  2点目に入ります。いろいろ、1回目も2回目も参加者からアンケートをとっております。私はこのアンケートを目にしていませんけれども、どのようなアンケート結果が出ているか、お尋ねをしたいと思います。 74 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 75 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。講座終了時のアンケート結果でございますけれども、ほとんどの参加者が身体の既往症──これは肩こりとか腰痛とか膝痛でございます──の改善と心身の充実を上げられまして、今後も講座の実施を望む声が多く寄せられました。詳しく申し上げますと、第2クールの最終日に行ったアンケートでございますけれども、アンケート回答者数は40名で、そのうち「運動の効果があった」という回答をした方は38名、「わからない」という方が2名でございます。「あった」の場合の効果内容といたしまして、体が良好になった、柔軟性が高まった、膝痛が改善、腰痛が改善というご意見が主なところでございます。  以上です。 76 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 77 ◯14番(櫻井信幸君) そういう結果が出ているのはわかるんですけれども、そのような好評というか、参加者のそういう結果が出ている。もう結果が出ているわけですから、こういう筋肉調整とスロートレーニングについてはもっと石岡市で広げていっていただいて、石岡市はすごいよと……。以前、大洋村で健康体操とか何かで話題になりましたけど、話題づくりじゃないんです。実際に市民が、本当に生活するのに楽になったよと、寝たきり予防が、これはわからないですけれども、5年、10年遅らせることができたというような結果を出していきたいなと私は思っているんです。ですから、そういう点も含めて、この筋肉調整とスロートレーニングについては、私が提案をしなくなった以降も、ぜひとも石岡市で続けていっていただきたいと考えているところでございます。市長についてはぜひとも体験をしていただきたい。部長も1回体験すると、もっと事業に対して積極的な新たな考えが沸くと思います。副市長は来られないな、市長が来るときはね。  そういうことで、ぜひとも第3クール目にはそういう体験をしてください。よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 78 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時02分休憩            ───────────────────────                   午前11時15分再開 79 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  2番・大和田寛樹君。 80 ◯2番(大和田寛樹君) 2番・大和田寛樹でございます。通告に従い、3項目について一問一答方式で質問してまいります。どうぞよろしくお願いをいたします。  初めに、待機児童と病児保育についてでございます。  こちらは、平成28年第1回定例会、去年の3月議会でありますけれども、子育て支援制度の充実についてということでお伺いをさせていただきました。その当時の答弁では、待機児童は、行政側は把握している待機児童がゼロということでご答弁をいただいています。私の同世代の子育て世代のお父さん、お母さんからは、実際は待機児童はいるんじゃないかということで、お話、お声を幾つか聞きまして、今回の質問をさせていただきます。私が思うに、行政側の待機児童の定義、待機児童を捉える感覚と、保護者の皆さんの思う待機児童というのがちょっと違っているんだろうなと、そんなことを思っています。順次、確認をさせていただきます。  まず、保育の需要の動向について伺います。こちらは、7月の教育福祉環境委員会において、保育需要の動向について担当課から説明がありました。ゼロ歳児から2歳児の需要が増えているとの報告でありました。1事業者から定員増に対する前向きな相談が入っていると、7月の時点でご説明があったわけであります。保育需要の動向について伺います。 81 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 82 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。当市の保育需要の動向でございますが、まず、乳幼児人口についてご説明いたします。ゼロ歳児から2歳児の合計と、3歳児から5歳児の合計を、平成27年から29年の年ごとに順次申し上げます。平成27年が1,498人と1,636人で合計3,134人、平成28年が1,575人と1,594人で合計が3,169人、平成29年が1,488人と1,568人で合計が3,056人でございます。ここで、ゼロ歳から2歳児の人口について3年間の推移をまとめますと、27年から28年にかけて77人増加し、29年にかけて87人の減少となってございますので、トータルで10人の減ということでございます。  次に、各年4月1日現在の保育教育認定を受けたゼロ歳から5歳の入所児童数についてご説明いたします。また、ゼロ歳児から2歳児の合計と3歳児から5歳児の合計を、平成27年から29年の年ごとに順次申し上げます。まず、平成27年は503人と1,555人で2,058人、平成28年は526人と1,526人で合計2,052人、平成29年は560人と1,507人で合計2,067人でございます。よって、乳幼児人口のゼロ歳児から2歳児が、3年間で10人の人口減少が見られるのに対して、入所児童数は57人の増加となっております。  以上です。 83 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 84 ◯2番(大和田寛樹君) そうしますと、平成27年から平成29年で比較をしますと、合計で、先ほどご答弁ありました3,134人から3,056人ですので、ここで80人ぐらい減ということなんですね。ゼロ歳児から2歳児の入所児童数は、平成27年503人、平成28年が526人で、平成29年560人ということなので、27年と29年を比較しますと57名、ゼロ歳児から2歳児の入所児童数が増えているという現実です。児童が減っても需要が増えたということがわかります。  次の質問に移ります。特にゼロ歳から2歳児の需要が増えているということなんですけれども、その要因はどのような理由があるのか伺います。 85 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 86 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。今年度は特に1歳児の需要が高まっております。要因といたしましては、平成27年度の出生数が多かったことに加えまして、育児休業制度の浸透によりまして、出産して1年もしくは1年半の育児休業明けで、速やかに保育所に入所させたいという方が増えているのかと推測してございます。  以上です。 87 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 88 ◯2番(大和田寛樹君) 当然、乳幼児人口は、出生率の高い低い、出生者数の増減によって人口が変わりまして、その中でも、先ほど言いましたゼロ歳児から2歳児の需要は高まっているということです。これはさまざまな要因が考えられると思いますけれども、核家族化の進展であったり、共働き世帯の増加等々によって、子どもを保育園に預けて仕事をして、世帯収入を上げていきたいという世帯が増えてきたということであると思います。  2番の質問に移ります。保育の量の見込みと確保内容について伺います。こちら、保育の量の見込みと確保内容は、石岡市子ども・子育て支援プラン、平成27年度策定で5年間のプランで、保育認定の内容、1号認定、2号認定、3号認定ごとに計画を練られています。それぞれの認定区分においての量の見込みと確保内容について伺います。 89 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 90 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。保育の量の見込みと確保内容については、石岡市子ども・子育て支援プランにおいて、保育認定の内容ごとに計画してございます。まず、3歳以上の子どもで幼稚園での教育を受けるための1号認定については、プラン策定当時には、平成27年度から、量の見込みが522名から500名へ減少、確保内容は755名と計画しましたので、供給量が需要量を上回り、十分に確保ができると見込んでいます。しかし、実際の昨年度の入所者数は559名で、当初の見込みを上回る状況でございます。このため、量の見込みを変更しなければならないと考えているところでございます。  続いて、3歳以上の子どもが保育を受けるための2号認定については、プランでは、量の見込みが1,014名から969名へ減少、確保内容は1,160名と計画しましたので、供給量が需要量を上回り、十分な受け皿の確保ができると見込んでおります。実際の昨年度の入所者数は985名です。こちらはほぼ見込み量どおりとなっております。  続いて、同じく保育認定で3歳未満の子どもが対象の3号認定については、プランでは、量の見込みが691名から636名へ減少、確保内容は、当初から供給量が不足する状況でしたので、661名から694名と受け皿を増やす計画をしてございます。実際の昨年度の入所者数は681名でございます。現時点では受け皿確保ができていると思われますが、昨年度の入所者数は、平成27年の実績と比較しますと35名増加しておりまして、3号に認定につきましては近年増加傾向にあります。このため、量の見込みを変更しなければならないと考えているところでございます。  また、今年度は、子ども・子育て支援プランのちょうど中間年に当たる年ということで、需要量と供給量の現在における状況と今後の動向を予測しながら、全体的に、改めて量の見直しを行う必要があると考えているところでございます。  以上です。 91 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 92 ◯2番(大和田寛樹君) まず、1号認定ですけれども、実際の入所者数が、ご答弁あったように559名であって、確保内容は755名の確保をされていますので、受け皿が、供給ができると、需要量が下回ったということで大丈夫だと。2号認定も、同じように受け皿がしっかりしていて大丈夫だと。3号認定ですね、ゼロ歳児から2歳児の保育を必要とする児童、こちらが問題でありまして、次の質問に移ります。3号認定について近年増加傾向にありますと。ゼロ歳児から2歳児の保育を必要とする児童。その原因は、市はどのように分析をされていますか。 93 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 94 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。全国的にでございますけれども、女性の社会進出によりまして、就業率が上昇してございます。それに伴い、1、2歳児の保育利用率の上昇率が、国の資料によりますと、5年前に比べ約2倍になっているということでございまして、当市も同様の傾向にあると考えてございます。  以上です。 95 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 96 ◯2番(大和田寛樹君) 国のほうでも一億総活躍社会ということで、特に第1子を出産して離職する確率が高かったので、それはどうにかしようということで、受け皿確保ということで、産み育て、また仕事ができる環境を整備していこうという動きであるわけです。  次に、隠れ待機児童、こちらが私のところに声が上がる、待機児童は実際いるじゃないかという市民の声なんだと思うんですけれども、これは厚生労働省の発表でありますけれども、認可保育所などへの入所を希望しても入れない待機児童は、全国で、今年度のデータですけれども2万6,081人、前年度比で2,528人増加しています。3年連続増加傾向にある。こちらは石岡市は今のところゼロということで、多分よろしいんだと思うんですね。  待機児童数の数え方は、自治体によってばらつきがあります。実態をより正確に把握するために、今年度から、育児休業中でも復帰の意思がある場合は、待機児童の定義に含めることになりました。特にゼロ歳児から2歳児の待機児童が、全体の9割を占める2万3,114人に上っています。また一方、希望しても認可保育所などに入れず、しかも待機児童に数えられない隠れ待機児童は、何と6万9,224人。石岡市は、この隠れ待機児童が多分いることになるんだと思います。  隠れ待機児童は4つに分類されます。1つに保護者が育休中、2つに保護者が求職活動休止、何らかの事情で求職活動を今はしていない、3つに自治体が独自に助成する保育施設を利用、4つに特定の保育所のみを希望、例えば教育方針がいいからこの保育所に絶対に行きたいとか、もしくは、上の子どもが行っているから下の子どもも同じ保育園に入れたい、そういうものですね。これは、今までは待機児童に該当しなかったわけです。昨年までは、各自治体の判断に任せられていました。しかし、実態に合っていないとの批判が強く、保護者が育休中のうち復職の意思がある場合は、待機児童に含めることになっています。  石岡市において、隠れ待機児童がいるとの声が上がっていますけれども、その対策を講じているのか伺います。 97 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 98 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。私的理由で待機している児童を、隠れ待機児童または潜在的待機児童と表現しているかと思いますが、具体的に申しますと、第1希望の保育所に入所するために待機している児童や、事業所内保育を利用しながら待機している児童、また、兄弟と同じ園に入りたいということや、家の近くの園に入りたいなど、私的理由はさまざまでございます。  対策といたしましては、保育士確保が難しい状況を踏まえまして、保育士の離職抑制を図るため、保育士処遇改善施策として、市内認可保育所等に在籍する保育士の勤務年数に応じまして、年額1万円から7万5,000円を支給するための補助金制度を、今年度に創設したところでございます。  また、認可保育所や認定こども園の利用定員を、平成29年度から、はーとぴあ保育園30名から45名、15名増、あんだんて泉ヶ丘19名、これは新規でございます。ばらき台幼稚園が50名から60名、10名増ということで、利用定員合計44名の増を図ってまいったところでございます。  以上です。 99 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 100 ◯2番(大和田寛樹君) 対策をしっかり講じていると。事前にそれを把握して、対策を講じて、保育士をまず確保するために、給料をアップする補助金をつくったと。また定員も、全体として44名増ということで、実施をしてきている。この44名なんですが、先ほど言ったように、ゼロ歳児から2歳児の保育を必要としている3号認定が一番問題になってくるんですけれども、この44名中、3号認定の増加数は何名になりますか。 101 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 102 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。後ほど整理してお答えしたいと思います。 103 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 104 ◯2番(大和田寛樹君) それでは、次に移ります。そうしますと、現実に待機児童、潜在的待機児童が今、何名いらっしゃると把握していらっしゃいますか。 105 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 106 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。9月までの入所の申し込み者のうち、第1希望する保育所に入所できない乳幼児は10名でございます。その中では、来年の4月まで育児休業を延長した方はそのうち6名でございます。  以上です。 107 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 108 ◯2番(大和田寛樹君) 6名は、そうしますと、ゼロ歳児から2歳児の3号認定が6名であると思いますが、残りの4名も3号認定の児童でよろしいですね。 109 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 110 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) そのとおりでございます。 111 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 112 ◯2番(大和田寛樹君) わかりました。ですので、3号認定の10名、隠れ待機児童になっている部分は把握をされて、多分、この44名の中に、認定区分の3号認定が10名以上増加する計画を立てないと、整合性が合わなくなってくる。多分そういう計画をつくって定員増を図っているんだと推測をします。  先ほど、10名、隠れ待機児童がいるということでご答弁いただきましたけれども、その10名の保護者の皆さんにどのような対応を市では行ってきているのか、伺います。 113 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 114 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。保護者の皆様が複数の保育園を希望できるよう、引き続き各保育園との情報共有を図りまして、空き状況等を含めた情報提供に努めたいと考えております。  以上です。 115 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 116 ◯2番(大和田寛樹君) しっかりと、石岡市の隠れ待機児童の実情に合った対応を、今後もニーズをキャッチして行っていただくことと、先ほど隠れ待機児童の定義が4種類に分類されますということでお話ししましたけれども、特定の保育所のみで保育を希望する。これは一見しますと、今までは待機児童のくくりには入っていませんので、それは保護者の私的な理由であると、それはもしかしたらわがままじゃないかという取り方をする、そういう話も聞きましたけれども、そういう認識だと、隠れ待機児童というのは解消されないんだと思います。上の子どもがAの施設、下の子どもがちょっと距離の離れたBの施設というと、行事も違えば送迎も違う、弁当の日も違うしやることも違うということで、いろんな不都合、不便を感じるわけですね。なので、そのニーズに合った……、それはあくまで、当然親であれば同じ保育園に、同じ幼稚園に入れたいと思います。自分の教育理念と合致している保育園に入れたい、誰しもがそう願うわけですね。そういうものに応えられる隠れ待機児童の対応をしっかりしていっていただきたいなと、そのようにお願いをします。
     次に、病後児対応型保育と病児保育についてですけれども、私も、3歳と5歳の子どもを持つ、ちょうど子育て世代であります。自分の子どもを見てもわかるんですけれども、非常に、小学校に上がるぐらいまでは、ノロウイルス、ロタウイルス、溶連菌、また風邪もそうですし、インフルエンザ、そういうものに、幼稚園が学級閉鎖になることもありますし、かかりやすい年齢でもあります。もちろん保育園、幼稚園に、待機児童じゃなくて預けられることができたとしても、体調を崩せば、当然、自宅待機になります。保育期間中に預けていて、ちょっと熱が上がったとか、少し吐いてしまったというときには、お父さん、お母さん、どちらかが迎えに行って、自宅で療養をするというふうになるわけですね。そうしますと、先ほど言いました核家族、そして共働きの世帯で、世帯収入を増やして一生懸命頑張ろうという世帯にとっては、病児保育というのは非常に要望が高まっていると思います。  これまでに、これは2回ほど、今までこの2年半で質問してまいりましたけれども、病後児対応型が、医師会病院のさくらんぼ保育室で定員1日4名、1日2,000円と昼食費が1,000円ということで、預かることができる施設がある、病児対応型は今のところないということであります。それ以降に、病後児対応型、また病児保育の実情が変わったか、またはどういう働きかけを行っていただいたか伺います。 117 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 118 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。ただいまのご質問にお答えする前に、先ほど保留いたしましたところをお話しさせていただきます。44名の増を図ってまいったところのうちの、ゼロから2歳児の定員分けでございますけれども、41名でございます。  続きまして答弁いたします。当市におきましては、病気の回復期の児童を一時的に預かる病後児対応型として、1施設ございます。定員が1日4名でございます。昨年度は年間で79名の利用登録がございまして、そのうち実際に利用した児童は延べ4名でございます。今年度は8月末現在で12名の利用登録があり、そのうち実際に利用した児童はゼロ名でございます。また、病気の回復期に至らない児童を一時的に預かる病児保育施設については、現在のところ未整備の状態となってございます。  以上でございます。 119 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 120 ◯2番(大和田寛樹君) そうすると、議員のところにはそういう声が上がっていますけれども、実際は登録数も少ないし、利用者数も少ないので、そんなニーズはほぼないんじゃないかというような数字になってくるわけですね。昨年度の年間で79名、利用登録をしている。前に聞いたときには、その前の年ですから平成27年になるわけですかね。100何名の登録があったと。この登録率を上げてはどうなんですかということでお話をさせていただいたと思うんですけれども、まず、預ける前に事前登録が必要で、もちろん周知をして、私の家にも、病後児対応型の施設がありますということで、これ、対象児童全員の親御さんに送っているはずなんです、郵送で。市報にも、多分2回載せていただいていると思うんですね。しかし、登録者数ですらどんどん下がっていっていると。今年で言ったら、12人しか登録していないという話なんですね。  これはなぜでしょうか。本当にニーズがないのか。それとも、何らかの原因が、要因がそこにはあるのか、それを分析されているのか、または周知の方法、どういうふうな工夫をされてきたのかを伺います。 121 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 122 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。周知につきまして、まずお話しさせていただきます。市報でございますけれども、平成28年12月1日号と29年12月1日号に掲載させていただいたことと、あとホームページへの掲載です。また昨年度は、保育所への入所案内等の通知に、チラシを同封させていただいたところでございます。今年度は、10月に各保育所等へポスター掲示とお知らせ配布を依頼する予定で準備してございますけれども、先ほど議員からご指摘があったように、登録者自体の減というのも、非常に考察する点が多いのかと考えておりまして、そういう現状をきちんと認識して対応してまいりたいと考えております。 123 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 124 ◯2番(大和田寛樹君) 本当に12人しか……、そんな施設があっても使いませんよというような施設であれば、私もニーズ的には、なかなか病後児保育自体を整備するということは厳しいと思います。私はそうじゃないと思っているんです。何かの要因がそこにはあるんじゃないかと思って質問しています。  まず事前登録の、そもそも登録をする手法って何ですか。用紙ですか。ペーパーを役所に届けたり、ファクスを入れたり、電話で事前登録をしたり、いろいろ方法はあると思うんです、ネットでやったり。どういう方法で事前登録を保護者はするのか伺います。 125 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 126 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。病後児保育を利用するためには、病後児保育事前登録申請書を、通っている保育所、認定こども園、石岡市役所のこども福祉課、八郷総合支所市民窓口課のいずれかに提出しまして、事前登録が必要になるということでございます。その内容をもって審査いたしまして、市から登録の決定・却下通知書が送られるということで、事前の登録に関しては書面でいただくということでございます。  以上です。 127 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 128 ◯2番(大和田寛樹君) ここでも、私が聞いてきているニーズというか、情報とちょっと違うんですけれども、実際に認定こども園や保育園に出したんだけれども、こども福祉課に持っていってくれとか役所に届けてくれと言う園もあるそうなんですね。なので、そこでもう違いますよね。園に出しても登録ができるというのと、わざわざ八郷か石岡に書面を持てくるという。  今、ネットの時代ですよね。QRコードとかを、例えばその案内文のところに掲載して、そのQRコードをスマートフォンで読めば、登録画面にすぐ飛ぶようなシステムとか、または、何ていうんでしょう、電話で登録ができるとか、もっと事前登録自体を簡素化したほうがいいと思います。そのほうが、これは保護者だけじゃなくて、行政側も管理しやすいと思うんです。もちろんチェックは必要ですけれども、面と向かって持ってきてもらって、書類のやりとりをして、チェックして確認してというやりとりよりも、ネットでそのまま登録が完結する。もちろん完結した情報が正しいかどうか把握しなくちゃいけないので、チェックはかけます。3日に1回とか1週間に1回とか、新規登録があったのかないのか、あればチェックをかけるというのは当然なんですけれども、そういうやり方をまず検討していただいて……。正直、簡単だと思うんですよね。QRコードをつくって、それを掲載して、案内文と一緒に送る。もしくは、今度の市報の病後児対応型の保育施設さくらんぼ保育室の案内を送るときに、事前登録が必要なんですというところにそのQRコードを載っけておけば、それをスマートフォンでただ読んで、登録画面に飛ばすというふうなシステムをつくっていただいたほうがいいかなと。  わざわざ、本当に手間ですよね、申し訳ないですけれども。幼稚園で受け付けていると言っていますけれども、もちろん受け付けて、それを認知して、幼稚園側もわかっているところはいいですけれども、そうじゃないところも、実際行政側と幼稚園側に情報の違いがあるわけですから、保護者が完結できるように、行政がチェックをかけられるようにしていただきたいなと思います。年々利用者も減っていますし、年々登録者が減っているんですね。当然、登録しなければ利用できませんので、まず登録者数を上げることです。  先ほど最初の質問で、何人乳幼児がいるんですかと、また入所者人口は何人ですかというような話をしました。2,000人以上いるわけですよ。2,000人いて12人って、僕はあり得ないと思うんですよね。本当に石岡の子どもだけ病気にならないで、そんな施設は必要ないということは、多分、石岡はそんなことないと思うんですよ。石岡だけじゃなくて。なので、ぜひまず登録者数を上げていただく工夫をしていただきたい、そのように思います。  次に、5つ目の病児保育ですね。これは病後児ではなくて病児保育の整備について伺います。保育と看護の機能をあわせ持つ病児保育の需要が高まっていると私は思います。平成28年第4回の定例会においても、病児保育施設の整備について同様の質問をしました。その後の対応と整備の進捗について伺います。 129 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 130 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。病児対応型保育施設の設置については、市内で病後児保育施設を運営しております社会福祉法人から相談がございまして、昨年度から国の定める病児保育事業実施要綱をもとに協議を開始いたしました。病児対応型保育施設の設置については、病後児対応型とは別の諸条件が必要であることから、地域のニーズ調査の実施と、敷地並びに保育士、看護師の確保等について検討し、本年度までに、実施の可否について一定の方向性を示していきたいとの回答をいただきました。その後、本年7月になりまして、実施可否の検討結果について、当面の間、実施は難しいという結論に至ったと報告がございました。  以上でございます。 131 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 132 ◯2番(大和田寛樹君) それでは、その法人が実施が難しいという判断に至った理由、要因は何でしょうか。 133 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 134 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。保育士、看護師の確保も課題でございますけれども、それよりも、病後児保育の利用人数実績が伸びていないという状況下におきまして、さらにサービスを拡充する必要性、また病児保育施設整備への設備投資及びその後の経営の点からも、難しいと判断したと伺ってございます。 135 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 136 ◯2番(大和田寛樹君) そうですね。12人しか登録していなくて、今9月で、8か月間で利用者ゼロだったら、病後児保育がそれであれば、病児保育はもっと採算が合わないという判断をすると思いますね。なので、まず病後児のほうの登録者数を上げて、実際にそういうニーズがあったときには、そこを利用していただけるような工夫をしていただく必要があると思います。  次に、今後、どのような方策を考えて、病児対応型、病後児対応型の方策を石岡市として考えているのか、伺います。 137 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 138 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。病児対応型保育施設の設置につきましては、専用施設とともに、利用定員や利用児童数に応じた保育士、看護師配置等の諸条件がございますけれども、病院、保育所等に対し事業への理解を求めまして、また、国庫補助制度の活用を促しながら、引き続き働きかけをしていきたいと考えております。  以上です。 139 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 140 ◯2番(大和田寛樹君) 実は今がチャンスなんですね。31年度までに、とても事業者にとっては有利な条件になっています。これは交付金なんですけれども、建設に当たっての交付金ですね。国が10分の3、県が10分の3、市が10分の3で、実際にその施設を10分の1でつくることができるということですね。今、チャンスなんですね。31年度までです、とりあえず。なので、今つくっていただかないと、この交付金が延長されない限り、多分どこもやらない、石岡市には病児対応型、病後児対応型はあまり普及しない。  私も、子どもを預けるのに多少抵抗はあります。自分の子どもが具合悪くて、自分で診たいです、そりゃ。しかし、診られない方がいると思うんですよ、本当に。その場合には、やはり会社を休んでいるという実態があると思います。その抵抗を、まず垣根を低くするために、大丈夫なんですと、さくらんぼ保育室に預けても安心ですということをPRしたり、先ほど言った事前登録を上げていただく手法を考えたり、さまざまな工夫があると思うんですよ。  ぜひ、利用者が少ない、登録者数もいないんだからニーズがないんだと、そう考えずに、子どもを育てている実態をよく把握していただいて、ぜひ整備に向けて考えていただきたい、そのように思います。  最後に市長の答弁を求めます。 141 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 142 ◯市長(今泉文彦君) 子育てをしながら働く保護者が、安心して子どもを預けることができる環境づくりに努めて、病児保育施設の整備について、引き続き関係機関への情報提供と働きかけを行ってまいりたいと思います。 143 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 144 ◯2番(大和田寛樹君) よろしくお願いします。  次の質問に移ります。道路行政についてでございます。こちらも一度、県道の移管と、東成井の355国道の件を質問させていただきました。こちらは、県道及び朝日トンネルの相互移管で、石岡市と土浦市が管理をする朝日トンネルを茨城県に移管して、石岡市と茨城県、土浦市が協議をしている段階です。朝日トンネルは、年間1,000万円超の維持管理の負担金がかかっていまして、1,000万円ぐらいだったら、別に移管しなくていいんじゃないかというような話もあるんですけれども、実はそうではなくて、29年度にトンネルの長寿命化計画を策定し、大規模な点検をする。29年度以降に費用が相当かさんでくるということなので、早期に移管をする。または、県のほうにしっかり、こちらが移管で受けるものに対して、整備をある程度していただいてから移管をしようということで、福田部長以下、道路建設課の皆さんがやっていただいているんだと思います。  私の地元でありますので、その移管道路の1つであります国道355の整備の進捗状況、こちらは2回ほど土浦土木事務所に見に来ていただきまして、住民も立ち会って、こういうところをこうしてほしい、本当に危ないんだ、危険だということを去年、訴えさせていただきまして、その後どうなったか、進捗を伺います。 145 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 146 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) それでは、移管道路の進捗状況につきましてお答えをいたします。茨城県から市に移管されます国道355号線につきましては、移管の条件となっております傷んだ舗装の打ち替えや道路側溝の清掃、それに、破損したふたの交換や白線の引き直し、また道路横断管の修繕工事などが完了済みとなってございます。さらに、東成井小学校入り口への歩行者だまりの設置につきましては、用地の無償借地の承諾が得られたとのことでございますので、間もなく工事に入る予定だということでございます。また、東成井小学校入り口西側の歩道整備につきましては、用地買収が完了しておりまして、今後、生垣などの物件移転が完了した後に、速やかに工事に入ると伺っているところです。  それから、市におきまして整備しなければならない歩道部分がございますけれども、こちらにつきましては、年内に用地測量を行いまして、直ちに用地交渉に入りたいと思っております。  今後、この移管道路の整備につきましては、一日も早く完成できるよう、スピード感を持って進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 147 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 148 ◯2番(大和田寛樹君) 前回の質問をさせていただいたときには、ぜひ県と協議をして、しっかり要望をしてまいります。何かいい方法はありませんかというお話のときに、要望する以外ありません、何とか要望して実現に向けてやっていきますということでありまして、今回の答弁では、工事が着工される予定、早期に、スピード感を持って、前向きなその気持ちは私は伝わるんですけれども、本当に現場に、福田部長もそうですし、課長も来ていただいて、一生懸命やっていただいている姿を、県との交渉もやっていただいている姿を見ていますので、一歩も二歩も前進したのかなという感覚を持ちます。  工事を進める予定。議員になりたてのころ、検討というのは信じちゃだめだ。今度は予定ということなので、信じられると私は思うんですけれども、念のため聞きます。この予定ですけれども、完了予定はいつですか。 149 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 150 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。県で行います工事につきましては、いつまでにということはお答えできませんけれども、市の部分につきましては、できれば年度内に完成をさせたいと考えてございます。  以上です。 151 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 152 ◯2番(大和田寛樹君) 十分であります。本当によろしくお願いします。あそこの道は、本当に私の小さいころから全然変わらずに、あの舗装のまま。私の家よりも岩間寄りは太くなっているんですが、一気に急激に細くなって、車がガードレールに突っ込んだり、あそこで死亡事故も昔、発生しています。本当に危険な道であります。小学校の通学路にもなっているし、本当に自転車で高齢者の皆さんが、前にも言いました老舗のさいとう屋というスーパーに買い物に行く道路なんです。そういう皆さんが安心して通れるように、本当に危険な事故がここで発生しないように、ぜひともよろしくお願いします。  次の質問に移ります。こちらは初めての質問ですけれども、国道355の北側の流末排水の問題であります。これは、355のバイパスが抜けまして、その流末の進路というか、流れる排水を塞いでいるような状態になってしまって、100%塞いでいるわけじゃないんですけれども、バイパスが通ったことによって、雨水の排水が不具合を起こして、相当水があふれてしまうような状態のところであります。こちらの対応について伺います。 153 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 154 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) それでは、流末排水の対応につきましてお答えをいたします。国道355号線の北側地区につきましては、355号線のバイパスの整備に伴いまして、排水機能の低下が見られております。大雨時にはたびたび道路が冠水する状況となっておりますので、現在、土浦土木事務所に対して、再三にわたり排水路の改修を要望してきたところでございますけれども、事業予算面での厳しい県の裏事情もあるのかと思いますけれども、当面は既存排水路の清掃を実施していきたいとのことでございました。また、現在の流末排水路がJRの常磐線の下を通っているということもありまして、改修は非常に難しい状況にございます。ですので、今後は、この流末を2系統に分散するなどして、新たな排水路の整備を計画してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 155 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 156 ◯2番(大和田寛樹君) 355のバイパスを通過させても、その先にはJR常磐線が通っていまして、そこはなかなか厳しいと思うんですね、石岡市とか県ぐらいの力では。そうすると、2系統の排水に分けると、新たな排水路の整備計画ということですけれども、具体的にどういった計画なのか伺います。 157 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 158 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。具体的には、既存の水路はそのまま使うということで、今回移管となります旧355号線を横断いたしまして、雨水の流末を園部川へ向けた整備を進めたいと考えております。今後、土浦土木事務所を交えて、県で行っていただく区間と市で行う区間についての協議・調整を図りながら、計画的な整備に取り組んでまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 159 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 160 ◯2番(大和田寛樹君) ぜひとも計画的な整備で順次行っていただいて、本当にちょっとした雨でもあふれてしまうような、アパートも何棟も建っていまして、あそこは下坪、中坪のちょうど境ぐらいになりますね。下坪地区になりますかね。本当にたくさん住民もいらっしゃるところなので、計画的な整備を進めていっていただきたいと強く要望します。 161 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時02分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 162 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  2番・大和田寛樹君。 163 ◯2番(大和田寛樹君) それでは最後の項目、石岡市空家等対策計画について伺ってまいります。  近年、全国的な人口減少を含む居住環境の変化、また家庭構造やライフスタイル等の変化に伴い、空き家が年々増加し社会問題となっています。特に適切な管理がされていない空き家については、防災、防犯、環境、衛生、景観等、市民の良好な生活に深刻な影響を及ぼすことから、早急な対応が求められています。そのような状況を背景として、平成26年11月に、空家対策推進特別措置法が公布されました。当市におきましても、空き家問題に対する施策を総合的かつ計画的に推進するため、空家等実態把握調査を実施し、学識経験者等で組織する石岡市空家等対策協議会における専門的な視点からのご意見を踏まえ、この計画策定に至りました。  まず初めに、計画の概要を伺います。 164 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 165 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 石岡市空家等対策計画の概要につきましてご答弁申し上げます。平成27年5月に、空家等対策の推進に関する特別措置法が完全施行されました。当市におきましても、特措法に基づく空き家対策を総合的かつ計画的に実施するための石岡市空家等対策計画を作成したところでございます。  計画の策定の背景といたしまして、市内に点在している空き家の中には、全ての空き家を対象としているわけではございませんが、適切な管理が行われていないものもあり、先ほど議員もおっしゃいました防災、防犯、衛生、景観等の面で、地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることを踏まえまして、空家等の適正な管理の推進、空家の利活用といった視点からの取り組みを計画的に進めることを明記してございます。  計画の位置付けにつきましては、市の上位計画でございます石岡かがやきビジョンや関連法案、各種の計画との連携、整合など、計画の位置付けを明確にし、期間を本年度から平成33年度までの5年間といたしましたが、庁内の各種施策等の実施による効果や社会情勢の変化等により、必要に応じて見直しを図ってまいります。また、特措法に基づきます空家等の定義につきましても明記した内容となってございます。  以上でございます。 166 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 167 ◯2番(大和田寛樹君) 空家の定義ですけれども、特別措置法に第2条でうたわれています。建物、また立木等も含むということになっています。  2番に移ります。空家等の現況について伺います。 168 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 169 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 空家等の現況につきましてご答弁申し上げます、平成28年度に、市内全域を対象といたしました空家等実態把握調査を実施し、その時点での空家等の総数は1,361件との調査結果でございます。そのうち、今回の泉町空家を含みます、そのままの状態を放置し続けますと特定空家等に認定されるべき候補の空き家が、286件あるということでございます。今回の略式代執行により撤去する泉町空家につきましては、長年にわたり、周辺の安全や防犯上問題となっており、さらには建物及び土地所有者の把握もできず、対処できる法律等が未整備だったことから、放置せざるを得なかった案件でございましたが、空家等対策の推進に関する特別措置法の施行によりまして、撤去することが可能となりました。  そのことから、緊急性を有すると判断し、所有者不明によります略式代執行に着手することといたしました。したがいまして、調査結果の286件の特定空家等候補を全て代執行の対象としているのではなく、あくまで建物等の所有者等に対しまして、計画に沿って、解体や撤去等を含み、適正な管理に向けての指導等を行ってまいります。それでも改善が見られず、危険な状態や、衛生上有害な状態等を放置している場合には、ある程度の猶予期間を設けまして代執行を検討することとなりますが、撤去等に係る費用は、所有者から強制的に徴収できることとなってございます。  以上でございます。 170 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 171 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。特定空家が286件という回答でありました。今回、ちょうどこの計画書ができ上がったということと、泉橋の特定空家の件が同時期でありましたので、特定空家が今回のように代執行で解体されて更地にするということで、相当の費用負担がかかると、イメージ的に、ちょうど同じ時期に重なってしまったので、感覚を持ちますけれども、基本的には利活用ができるものを利活用していく、どうしても周辺の環境、また景観、安全性、そういうものに関しては、代執行をする前に所有者、または土地の地権者の方と協議をして、命令を出していくという形になると思うんですけれども、分布図を見ますと、特に特定空家、もちろん建物が多ければ特定空家に認定される数も多くなってくると思うんですけれども、分布図で、印象的には、旧石岡市の旧町なかに多く分布しているように感じます。  これは、どういう要因でまず空き家になってきているのか、その辺も調査されていると思いますが、伺います。 172 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 173 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 空き家の分布に関しましてご答弁申し上げます。調査結果でも出ていますように、平成2年以前に建てられた木造住宅が、老朽化が激しく腐朽が進んでいるということで、今後、空き家となってくるデータでございます。したがいまして、町なかは木造住宅や住宅密集地ということで、どうしても町なかに分布している状況になってございます。  以上でございます。 174 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 175 ◯2番(大和田寛樹君) 済みません、要因と原因を追加で質問させていただきます。
    176 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 177 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 現在の高齢化ということもございまして、独居老人等、先ほど申しました古い建物に住んでいますと、今後、空き家が増加してくる傾向が見られるかと思います。  以上でございます。 178 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 179 ◯2番(大和田寛樹君) 当然、独居世帯がお亡くなりになれば、空き家となって放置されてしまうということになります。  次に移ります。3章の空家等に係る基本方針について伺います。 180 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 181 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 空家等に係る基本方針につきましてご答弁申し上げます。空家等調査の分析や空き家所有者のアンケート結果をもとに、当市の空家等の現状や課題を踏まえまして、今後の取り組みに向けた施策として、空家の発生抑制、空家等の利活用の推進、管理不全状態の空家等の抑制・解消及び関係主体の連携推進の4項目を基本方針としております。特に空家等の発生抑制、利活用につきましては、市独自の制度を創設することで、より総合的な空家対策が図れるよう、市の特色を生かした計画として策定いたしました。  また、これら基本方針を踏まえまして、それぞれの担当部署が施策に沿って相互に連携を図り、全庁的に空家対策に取り組む計画となってございます。  以上でございます。 182 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 183 ◯2番(大和田寛樹君) 全員協議会でいただきました対策計画の28ページをちょっと質問させていただきたいんですけれども、今回、泉橋のほうは所有者が判明しないということで、略式の代執行という形で撤去されるということでありますが、代執行には行政代執行と略式代執行がありまして、所有者がある場合とない場合、この流れ、プロセスを伺わせていただきます。 184 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 185 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 代執行の流れにつきましてご答弁申し上げます。まず、市で特定空家等に認定をいたします。認定された家屋が、まず所有者がある場合には、順番的には、助言等、指導をして改善を図っていただくことを周知いたします。その次に、周知が図られてきたら、勧告、命令といって、最終的に、代執行をする前に戒告といった文書を通知しまして、代執行という流れになってきます。  先ほど申しました市で認定した特定空家に所有者がいない場合、当然、所有者等の調査をして、いないと確知できれば、相手がいませんので、公告という形をとりまして、公告には市の掲示板と、あと官報等で公告をするという流れになりまして、所有者なしの略式代執行をするという流れになります。  以上でございます。 186 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 187 ◯2番(大和田寛樹君) それでは具体的に伺いますけれども、行政代執行のほうで、地権者と所有者が一緒の場合は、今の流れで行政代執行が行われると思うんですけれども、建物の所有者が不明で、土地の地権者だけは判明しているという場合には、どのような手続をとるのか伺います。 188 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 189 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。建物の所有者と底地の所有者が違う場合で、まず第一に、建物の所有者が管理責任を問われることになるかと思います。建物所有者がいない場合につきましては、土地の所有者に建物の管理について勧告等のお願いをすることになりますが、土地の所有者に対しましては、撤去費用の徴収まではできないこととなってございます。  以上でございます。 190 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 191 ◯2番(大和田寛樹君) そうしますと、費用なんですけれども、解体、代執行したその費用、建物の所有者がいれば、そちらに求償というか、請求をして、払っていただければもちろん回収できると思うんですけれども、理由で、なぜそのまま放置しているのかというのがアンケートに出ていましたけれども、解体する費用が工面できないとか、そういう理由も上位に位置付けられていまして、例えば所有者がいて、費用を請求しても、言葉は悪いですけれども踏み倒されてしまうと。取れないところからは取れないので、そういう場合にはどのような手続をとって、その費用を回収、求償するんでしょうか。 192 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 193 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 費用の徴収につきましてご答弁申し上げます。市のほうで代執行をした場合には、どうしてもその所有者さんが払わないといった場合には、国税滞納処分の例によるということを行政代執行法にうたっておりまして、国税徴収に基づきまして滞納処分ができるということになりまして、財産の差し押さえ、公売までできることになっておりますので、徴収することは可能かと思います。  以上でございます。 194 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 195 ◯2番(大和田寛樹君) そうしますと、徴収が可能と。建物の所有者が判明していて、地権者も一緒だったら、その財産の差し押さえなので、その土地自体を差し押さえることができると思うんですけれども、地権者は違っていて、所有者に請求をして、財産の差し押さえをするというんですが、普通に仕事をしていて給料の差し押さえをしたり、その方の財産を差し押さえられればいいと思うんですけれども、もう高齢で差し押さえられるものがないという場合には、徴収不能というか、できなくなってしまうと思うんですが、そういう場合にはどこまで求償をかけていくのか伺います。 196 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 197 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。相手方に財産がない場合、徴収は困難かと思います。  以上でございます。 198 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 199 ◯2番(大和田寛樹君) 1つ、ちょっと素朴に思うんですが、地権者にその建物を……、所有者が何らかの事情で支払いが取れないときに、地権者には法律的には何も請求できたり、その地権者が復旧するようなことをできる法律にはなっていないということでよろしいですか。 200 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 201 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。この計画でもそうなんですけれども、土地と建物の所有者が別で、土地の所有者に空き家の管理をお願いするとともに、民事訴訟によって撤去費用を徴収することができるような指導も、この計画で、私どもが指導していくような流れになっていますので、民事訴訟のほうで徴収することは可能かと思います。  以上でございます。 202 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 203 ◯2番(大和田寛樹君) じゃあ、訴訟を起こして、原告側が石岡市で、所有者がいない、支払い能力がない、地権者を被告として訴訟を起こして、被告側から、勝訴すれば徴収できるということでよろしいですね。今の説明ですとそう受け取ったんですが。 204 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 205 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。徴収することは可能なんですけれども、先ほど申しましたように、相手方に財産がない場合には、徴収することが困難になってくるのかなと思います。  以上でございます。 206 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 207 ◯2番(大和田寛樹君) 地権者に財産がないということはまずなくて、そこの土地の地権者なので、その土地はもう所有している財産ですね。なので、そこは差し押さえることができると思うんですけれども、そういう意味で聞いているんですね。 208 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 209 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 撤去した費用が土地の価格と一緒でしたらば、土地の財産を差し押さえることは可能だと思います。ただ、その財産価値がどれだけということはちょっとわかりませんけれども、差し押さえして、売却、公売までするということは可能になってきます。  以上でございます。 210 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 211 ◯2番(大和田寛樹君) ちょっと質問があれですけれども、所有者と地権者が違っていて、所有者には、代執行の請求をしても求償できる財産的なものがない。地権者に民事訴訟で請求ができて……、できると私は答弁で受け取っているんですけれども、地権者に訴訟で請求できるんですかということ。 212 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 213 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。私の説明不足でした。地権者に市のほうが、撤去費用を請求するということはできません。  以上でございます。 214 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 215 ◯2番(大和田寛樹君) はい、わかりました。そうすると、所有者の支払い能力がなければ、そのお金は行政の負担ということになると思うんですけれども、先ほど前提でも言いました、特定空家を全て、今回の泉橋と同じように解体する、行政が略式代執行で費用を負担してやるわけではないということで受けとめましたけれども、300件近い特定空家があって、200件以上の特定空家が既にある、今、認定されている段階でもあるでしょうということなんですね。  そうしますと、相当な費用負担が今後発生してくるような予想がされるんですけれども、回収できれば、もちろん回収していただければいいだけの話なので、今回の前例で、そういうふうに行政が負担をして、所有者もわからなくなっちゃっている、その土地も誰の持ち物か、国の持ち物なのか、昔の旧国鉄なのかわからない状態で、費用がそのまま行政で随時、何というんでしょう、かさんでいってしまう危険性があると思うんですが、その辺はどのように対応していくのか伺います。 216 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 217 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。まず、空き家の所有者に対しまして強く指導等、改善命令等を行ってまいりますので、そこで所有者がどれだけ空き家の管理をしてくれるかによって、特定空家候補が減ってくるかと思いますけれども、市のほうといたしましては代執行までは想定していなくて、市の予算を使うということは想定してございません。  以上でございます。 218 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 219 ◯2番(大和田寛樹君) そうすると、今回はなぜ代執行に……、想定していなかったのがレアケースで行われた。しかも、一番最初のその例が略式代執行なわけですよね。なのですが、多分、これだけの数の特定空家があれば、泉橋の特定空家と同じような状態というのはほかにも点在していると思うんですけれども、その辺の整合性というか、今回と、これから先は略式代執行や代執行を想定していないということなんですけれども、その辺はどうなさるんでしょうか。 220 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 221 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。今回、泉橋の場合は、建物の所有者、土地の所有者等が不明で、大変危険な状態だということで、長年放置していたということと、そういった観点から、建物の所有者と土地の所有者が不明ということは大変まれなケースで、そういったことからもこのまま放置できないということで、泉橋の空家に関しては急遽撤去することとなりました。  以上でございます。 222 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 223 ◯2番(大和田寛樹君) ちょっとしつこいようで申し訳ないですが、土地の所有者には代執行をした費用は請求はできない、民事訴訟を起こせない、請求ができない法律になっているということなんですよね。そうすると、所有者がわからない建物というのは結構あると思うんですが、なければ、略式代執行とか行政代執行をしなくて今後は済むんだと思いますけれども、当然、支払い能力がなければ、そのまま費用は行政負担という形になっていって、それの件数がかさめば、相当な金額になってくるんじゃないのかなということで心配をしているわけなんですけれども、土地の所有者はどっちみち請求できないのでよしとして、建物の所有者が不明で、特定空家に現在なっているところというのはないんでしょうか。 224 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 225 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。特定空家というのは、あくまで調査段階の候補で、これから市のほうで特定空家に認定してくわけなんですが、それで、代執行とかへの流れになってくるんですけれども、先ほど議員がおっしゃいましたように、建物の所有者がないというケースはあるかと思います。しかしながら、土地のほうの所有者がないということはほぼ考えられないことなので、土地の所有者さんに空き家の管理を強くお願いしてまいりたいと思います。  以上でございます。 226 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 227 ◯2番(大和田寛樹君) 心配事は、建物の所有者がわかっていて、請求をできて、求償できれば問題は何もないんですね。求償できなかった場合がかさんでいったら、費用負担が膨らんでいくんじゃないですかということなんですけれども、略式代執行とか行政代執行は、今後もある可能性はもちろん十分想定されると思うんですけれども、それが件数が積み重なっていったときに、求償できないケースが多くなってこないのかなということを心配して、質問していますけれども。 228 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 229 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。議員がおっしゃるように、特定空家になるような建物ですので、代執行をやった場合には徴収ができないということも考えられるかと思いますので、極力、代執行ではなく、所有者に改善のほうをお願いしてまいりたいと思います。  以上でございます。 230 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 231 ◯2番(大和田寛樹君) ちょっと土地の法律というものを私も不勉強であれなんですけれども、その費用を回収できなければ、その土地を没収したり、地権者が違うといっても、そのまま放置している責任もあると私は思うので、その土地をもらうと言ったら失礼ですけれども、かわりに建物を解体し、更地にして、それを転売するというような方法で、多少なりとも回収したほうがいいと思うんですけれども、できるかできないのかちょっとわからないので、わかればご答弁いただいて、わからなければ検討していただければと思うんですが。 232 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 233 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。土地と建物の所有者が別な場合には、土地のほうを回収するということはちょっとできないものと思います。  以上でございます。 234 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 235 ◯2番(大和田寛樹君) 景観等、いろいろ周りの住民の皆さんが不安に思っている泉橋が、今回代執行で解体されて更地になると、周りの皆さんは多分、喜んでいらっしゃると思うんですね。それが一発目の出来事だったもので、うちの近くにあるこの特定空家も……、特定空家だか普通の空き家だかわかりませんけれども、空き家も、行政でやってくれるんじゃないかと期待されちゃうと思うんですね。なので、そういうところが、今回が異例なケースというような感覚では多分……、もう新聞にも出ましたし、皆さん、これから特定空家、ぼろぼろになった、本当に虫が湧いたりけものが出てきたり、そういうところはきれいにしてもらえるんだろうなというふうに思っている市民の皆さんがもしいらっしゃったときに、その期待が裏切られてしまうようなことがないようにということと、あともう一つ費用的な問題が、少しでも石岡市の負担が軽減できて、何らかの方法で、半分でも、7割でも回収できるような方策をとっていったほうがいいんじゃないかなと、これは意見で申し伝えます。  最後に、計画の目標と検証について伺います。 236 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 237 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 計画の目標と検証につきましてご答弁申し上げます。本計画を着実に実行するために、計画期間の中で1年ごとに実施状況などの整理を行いまして、検証をしてまいります。目標の検証につきましては、先ほどもご説明いたしました空家等に係る基本方針4項目ごとに設定してございます。特に空き家等の発生抑制、利活用につきましては、庁内の関連部局と大変かかわりがあるため、必要に応じて打ち合わせを実施し、より綿密に成果等の確認を行いまして、検証作業を進めてまいりたいと考えています。また、計画見直しの際には、期間内の成果等を精査し、社会環境の推移等も含めて検証を行うことといたします。  以上でございます。 238 ◯議長(岡野孝男君) 2番・大和田寛樹君。 239 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございました。なるべく市民の不安や、そういうものが解消されることが一番だと思いますけれども、費用的な面やそういうものを考慮しながら、ぜひ計画にのっとって、また検証しながら改良して、よりよいものにしていっていただきたいなと、そのように思います。  以上で私の一般質問を終わります。 240 ◯議長(岡野孝男君) 次の質問者へ移ります。  7番・勝村孝行君。 241 ◯7番(勝村孝行君) 7番・勝村でございます。通告に従いまして、一問一答方式で3項目について質問してまいりたいと思います。  初めに、有害鳥獣捕獲事業対策ということで伺ってまいりますが、今回、一般質問の中で、3名の方々からも関連した質問がされてございます。私で4人目ということであります。また、さきの市長答弁の中でも、市長が散歩をしていたらイノシシに遭遇したとか、あるいは、今回の市長日記の中でも、多くの市民の皆さんからイノシシが出て困るんだというようなお話を伺っているというようなことを見ました。  今回、このように皆さんがこの鳥獣被害に対して質問をするということは、やはりこの石岡市で大変被害をこうむっているし、その数も多く出てきているのではないかなということで、その対策としては、毎年予算を増やしながら計画的に進められていると思っております。しかしながら、さらに、今年みたいに多く発生する中で、その捕獲事業というものを深めていかなければならないのかなと思っております。同僚議員からも質問が何遍かされておりますので、重複する点は割愛して、視点を変えて質問してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。  まず、鳥獣被害ということでございますけれども、当市において多くあらわれているというか、出てくるのは、やはりイノシシ、ハクビシン等であろうと思いますけれども、これらについて、被害の状況をまず伺ってみたいと思います。イノシシ、ハクビシン、またカラス、アライグマ、この4点についてお伺いをいたします。                     〔私語あり〕 242 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 243 ◯7番(勝村孝行君) 失礼いたしました。被害の状況の把握ですね、どのように把握をされているか。まずイノシシについてお伺いいたします。 244 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 245 ◯経済部長(諸岡広明君) 被害状況の把握について、初めにイノシシについてお答えいたします。平成28年度が66件、本年度が、8月30日現在で37件となってございます。  以上でございます。 246 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 247 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。次にハクビシンはどのぐらいか、お伺いします。
    248 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 249 ◯経済部長(諸岡広明君) ハクビシンにつきましては、平成28年度177件、本年度85件となってございます。  以上でございます。 250 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 251 ◯7番(勝村孝行君) ハクビシンも、かなり野菜や果物が被害を受けているというお話を聞きます。  それでは、次にカラスはどのぐらい発生しているか、お伺いします。 252 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 253 ◯経済部長(諸岡広明君) カラスにつきましては、平成28年度が8件、本年度が4件となってございます。 254 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 255 ◯7番(勝村孝行君) 次に、4点目のアライグマについてお伺いをいたします。 256 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 257 ◯経済部長(諸岡広明君) アライグマにつきましては、平成28年度が33件、本年度が23件となってございます。  以上でございます。 258 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 259 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。被害の状況について、今お伺いしたわけでございますけれども、イノシシによる被害が圧倒的に増えている状況であります。また、カラスに関しましては、やはり皆さんがもう防御の仕方も知っているというか、そういうところで少ないんだろうと思っております。また、ハクビシンやアライグマに関しましては、屋根裏に巣があったりして、そのふんの異様なにおいを発生したりというような被害が出ております。  そこで、この有害鳥獣に関しまして、捕獲されているもの、例えばハクビシン、アライグマ、こちらはどのようなところで捕獲され、処分がされているのかということで伺うんですが、まずハクビシンについて、わかる範囲でお願いしたいと思います。 260 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 261 ◯経済部長(諸岡広明君) ハクビシンにつきましては、畑、または自宅の屋根裏への侵入等、多く捕獲されている状況でございます。捕獲に関しましては、市が設置しております捕獲器のほうで捕獲され、職員が回収をします。その中で、市のほうで炭酸ガスで息止めといいますか、しまして、千代田のクリーンセンターのほうに搬入して、処分をするという形になってきております。  以上でございます。 262 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 263 ◯7番(勝村孝行君) ハクビシンの捕獲でございますが、市が設置した捕獲器というお話かと思うんですが、これは市のほうで貸し出しをした捕獲器という解釈でよろしいですか。 264 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 265 ◯経済部長(諸岡広明君) 市で貸し出している捕獲器でございます。 266 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 267 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。その捕獲器、現在30基とありますが、30基で十分足りている状況でしょうか。伺います。 268 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 269 ◯経済部長(諸岡広明君) 現在、捕獲器が30基ございます。その中では、捕獲器を待っている方もいますので、少し足りないという状態にあります。  以上でございます。 270 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 271 ◯7番(勝村孝行君) 足りないのであれば、今後、増やしていくのが妥当かなと思うんですが、増やしていくことによって、皆さんが捕獲器を使えることになっていくのかなと思います。その点、よろしくお願いします。  それでは、次に、イノシシを捕獲した場合の処分等についてはどういうふうになっているか、お伺いします。 272 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 273 ◯経済部長(諸岡広明君) イノシシの捕獲は、毎年6月と9月、そのほか狩猟期間の11月15日から3月31日まで捕獲するような形ですけれども、捕獲したイノシシにつきましても、解体をして、千代田のクリーンセンターのほうに搬入するような形をとっております。  以上でございます。 274 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 275 ◯7番(勝村孝行君) わかりました。イノシシも全て解体して千代田のクリーンセンターで処分というふうに理解していいんですね。  それでは次に、鳥獣被害対策実施隊について伺ってまいります。まず、実施隊、現在行われている人数について伺ってまいります。 276 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 277 ◯経済部長(諸岡広明君) 鳥獣被害対策実施隊につきましてご答弁いたします。実施隊による捕獲活動につきましては、先ほども答弁いたしました6月と9月の年間2回実施しております。延べ日数60日間ということになりますけれども、今年度は32名体制で行っております。  以上です。 278 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 279 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。猟友会の会員で32名という体制で行っているということでございますね。  それでは、次に、実施隊の報酬ということを伺いますけれども、これについてお願いいたします。 280 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 281 ◯経済部長(諸岡広明君) 実施隊の報酬でございますけれども、実施隊につきましては、市のほうで委嘱をしてございます。石岡市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例によりまして、1日3,000円という形で報酬をお支払いしております。  以上でございます。 282 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 283 ◯7番(勝村孝行君) これは、実施隊32名に対して1日3,000円と理解してよろしいですか。 284 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 285 ◯経済部長(諸岡広明君) 1人当たり3,000円です。1日1人3,000円という形になります。                〔「掛ける32」と呼ぶ者あり〕 286 ◯経済部長(諸岡広明君) 32人で60日という形になります。 287 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 288 ◯7番(勝村孝行君) それでは、この実施隊の報酬なんですが、実は今回、質問の中で一番私が強く申し上げたいところなんですが、実施隊の方々に聞きますと、1日3,000円という報酬は、軽トラックでわなを見回ったり、何十キロも走る場合もあるし、何百キロにはならないと思いますけれども、ガソリン代もかなりかかってくるというようなところで、ほとんどボランティアに近い活動をしているんだというお話を聞いております。回りくどい言い方をすれば、割に合わない活動もしているんだ、ボランティアで半分やっているようなものなんだということであります。  以前は、この猟友会というものが、イノシシの肉が好調に一般に食されて、人気があった時代、肉が高く売れた時代があったものですから、猟友会でも進んでイノシシの捕獲をしたりしたかと思います。しかしながら、3.11、東日本大震災の後、原発事故による放射能被害というものがあってから、風評被害を受けて、肉の販売も少なくなっているということでございます。  そこで、この実施隊の報酬をもう少し増額する、増やすことはできないのかなと思いますが、その点についてお伺いいたします。 289 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 290 ◯経済部長(諸岡広明君) 報酬についてご答弁申し上げます、議員が言うように、実施隊につきましては、本当に1日当たり数十キロも移動しながら見回り活動を実施しているとお伺いしております。その中で、実施隊の報酬につきましては、先ほどご答弁したとおり、市の条例で定めている1日当たり3,000円をお支払いしてございます。今後につきましては、各県内市町村や他県状況を見まして、活動や報酬につきましては検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 291 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 292 ◯7番(勝村孝行君) 条例で定められておると思いますので、大変難しい面もあるのかなと思いますけれども、ぜひ、条例改正も含めて検討していただきたいと思います。  次に、わな猟等免許取得に対する補助金についてお伺いをいたします。この制度について、まず伺ってまいります。 293 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 294 ◯経済部長(諸岡広明君) わな等免許の取得補助金につきましては、わな猟の免許取得にかかる費用の補助を行うものでございまして、新規取得者を増やして、地域の被害防止対策を確立するための目的として、平成23年から補助を行ったものでございます。  以上でございます。 295 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 296 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。それでは、免許取得に関しましてですが、このわな猟免許というのは、年何回行われておりますか。 297 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 298 ◯経済部長(諸岡広明君) わな猟の免許取得の試験が年5回、県内で行われるところでございます。  以上でございます。 299 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 300 ◯7番(勝村孝行君) 年に5回試験が行われるということでございますが、こちらについて、助成金が出されるんだろうと思いますけれども、この助成金は合格者に対して支払われるわけでしょうか。合格して免許が来た時点で、助成されるものなんでしょうか。伺います。 301 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 302 ◯経済部長(諸岡広明君) この補助制度につきましては、免許合格者に対して補助するものでございます。  以上でございます。 303 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 304 ◯7番(勝村孝行君) わかりました。年間の制限というものはないわけですか。 305 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 306 ◯経済部長(諸岡広明君) 制限といいますか、市のほうの予算を計上してあるわけですけれども、実績でいいますと、平成26年、27年、各4名に補助を差し上げたということでございます。平成28年につきましては12名と増えてきている状態で、本年度につきましては、既に5人の方が対象となってございます。  以上でございます。 307 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 308 ◯7番(勝村孝行君) わかりました。昨年度12名の合格者が出たということで、猟友会のメンバーも、年々高齢化してきて減ってきているという中で、今後ともこれらの制度を活用して、実施隊、猟友会の皆さんが増えていくと期待したいと思います。  次に、有害駆除期間以外での対策とスケジュールというようなことで伺ってまいりますが、現在、駆除の期間というのは定められていると思います。イノシシ等は、駆除期間中に限らず、近年は活動をしているように思います。先ほども実施隊の活動ということで、6月と9月に実施しているということでありますけれども、大体イノシシ、彼らも利口なものですから、猟友会が入るとさっと逃げていってしまう。それで、その期間が終わるとまたどっとあらわれてくるというような、イタチごっこみたいな関係になっているんですよね。  そこで、私が言いたいのは、有害駆除期間以外でもこういった被害対策ができないか。特に7月、8月、稲の出穂時期といいますか、出穂のころに特にあらわれて、やわらかいところをがぶっとかみついて、すっと引っこ抜いていくということなんですね。それから、実りの秋ということもございますけれども、9月、10月、11月にかけても、野菜や果物といったものを荒らすということなんですね。  そこで、期間中以外でも有害駆除ができないかということでお伺いします。 309 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 310 ◯経済部長(諸岡広明君) イノシシの被害対策ということで、先ほども答弁いたしましたが、現在、6月と9月に鳥獣被害対策を実施しまして、11月15日から狩猟という形になります。実施隊については、石岡市の猟友会32名ということで、11月からは狩猟という形で、市内外の方も狩猟、捕獲のほうも実施できるという形になっておりますけれども、その6月と9月以外の空白期間につきましては、実施隊のほうは猟友会会員で編成されているというのが事実でございます。猟友会のほうも、高齢化ということで負担も増してまいりますけれども、猟友会とよく協議しまして、空白期間の対応が本当にできるかどうか、いろいろ協議のほうをしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 311 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 312 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。やっていただくとなれば、経費のほうもかさんでくるわけでございます。当然、予算を増額していかなければならない事業になるかなと思います。ぜひ検討していただきたいと思います。  それでは、捕獲できない期間の対策ですね。こちらについてお伺いいたします。 313 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 314 ◯経済部長(諸岡広明君) 捕獲できない期間の対策といいますと、どうしても地域ぐるみの柵とか電気柵の設置と箱わなの設置、電気柵での予防になってくるかと思います。昨日、今日といろいろ答弁した中で、いろいろな各自治体で、捕獲の新しい技術のほうも対応しているような事実もございますので、そこら辺、他市で進められているものも研究しながら、対策のほうをしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 315 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 316 ◯7番(勝村孝行君) そうですね。その捕獲については、同僚議員からも提案がございました。それで、ちょっと一例を挙げさせていただきますけれども、福岡県みやこ町の取り組みですが、銃及びわなによる通年の有害鳥獣捕獲事業ということで、被害状況や捕獲依頼に応じて、年間を通して町の全域を対象に取り組んでいると。また、捕獲したイノシシを有効活用のため、食用として販売促進を行い、地域の資源として活用を図っているということでございます。なかなか費用的なこともあって、通年で被害対策を、捕獲事業をやるというのは難しいと思いますけれども、少しでも近づいていっていただければと思います。  次に、5)の捕獲広域連携というようなことでございますけれども、これは、近隣町村とも協力して一斉に捕獲を行えばうまくいくのかなという発想でご質問したわけでございますけれども、実は猟友会のメンバーの方々に聞いてみたら、やはり広域でやれれば、それはいいんだけれども、なかなかこの広い筑波山系、あるいは笠間のほうまで行くと、範囲をすぼめてやることは難しいというようなお話を伺ってきたところでございます。しかしながら、こちらに関しても、取り組みができればというふうには思っておりますけれども、その点についてお伺いをいたします。 317 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 318 ◯経済部長(諸岡広明君) 捕獲の広域連携でございますけれども、過去に試行的な取り組みをしたことがございます。しかし、活動時期の調整、活動の形態や考え方の違いから、継続を断念したという経緯もございます。広域連携によりまして、一斉捕獲を継続して実施している事例等もございますので、その効果を検証し、まずは情報の共有、対策の検討など、協議の場を関係市町村に呼び掛けて行いたいと思います。  以上でございます。
    319 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 320 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。  それでは、次に、このイノシシ等を防ぐ、防御することで、今、電気柵というようなものが大変はやっております。先ほども同僚議員からも話がされておりました。この電気防護柵について、改めて伺ってまいりたいと思います。まず、事業の内容についてお伺いいたします。 321 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 322 ◯経済部長(諸岡広明君) 電気防護柵につきましてご答弁いたします。平成28年度より、農地への侵入を防ぎ農作物の被害を減少させるため、農作物鳥獣被害対策電気柵設置事業補助金を設けました。地域、団体の単位で電気柵設置を助成しているところでございます。要件は、5人以上の農地所有者が共同で連続した5筆以上、もしくは2人以上の農地所有者が共同で連続した2筆以上の周囲1キロメートル以上の耕作農地へ電気柵を設置するとしてございます。補助率は、設置費用に係る2分の1、上限15万円の範囲で助成をしている事業でございます。  以上でございます。 323 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 324 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。では、その実績について、直近でお願いいたします。 325 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 326 ◯経済部長(諸岡広明君) 実績についてお答えいたします。平成28年度は、大増地区におきまして2件、今年度もやはり大増地区で1件となってございます。  以上でございます。 327 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 328 ◯7番(勝村孝行君) 昨年度は大増地区で2件、本年度はやはり大増地区で1件ということだったんですね。農作物の被害を減少させるためには、非常に効果的な策だとは思っております。また、近隣の方々から伺っておりますけれども、電気柵は非常に効果的で、イノシシが来なくなったというお話も伺っております。この電気防護柵は、さらに予算を増やして進めていただければいいのかなと思います。今後の事業の進め方についてお伺いいたします。 329 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 330 ◯経済部長(諸岡広明君) 今後の進め方でございますが、設置した地区からは、被害が減ったと伺っております。効果的な対策と認識しております。今後も継続した事業を実施していきたいと考えております。  以上でございます。 331 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 332 ◯7番(勝村孝行君) よろしくお願いいたします。いずれにいたしましても、鳥獣被害から守るというところは、水際のところでやはり防御するしかないのかなと考えておりますので、ぜひともそちらの制度の拡充をお願いしたいと思います。  以上で有害鳥獣捕獲事業対策については終わります。  次に、2項目目、観光行政についてということで伺ってまいります。観光行政の中でも、通告してありますように2点について伺ってまいります。  朝日トンネル開通後、多くの観光客でにぎわっているわけでございますけれども、まず、フラワーパークに道の駅という発想、これは以前の一般質問でも私、提案してまいりましたけれども、その登録が何とかできないものかということで伺うわけでございます。道の駅とするその施設のもの、そういった縛りがあると思うんですが、特に今、国道付近、あるいは道の駅の条件、そういったものを含めてクリアできないものかなと考えております。  まず、1つここでお伺いしますが、現在の茨城県フラワーパークに道の駅という看板をかけられないかと。私は簡単に考えておりますけれども、そういうことで、まず伺ってまいります。 333 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 334 ◯経済部長(諸岡広明君) フラワーパークを道の駅にできないかという質問にお答えいたします。現在、道の駅は全国で1,000を超えて、地域活性機能や情報発信機能、休憩機能のほか、飲食施設や加工施設など、地域の特性を出した施設として、道路利用者のみならず観光客にも人気を博しているところでございます。道の駅が備えるべき機能としましては、休憩施設、無料で利用できる駐車場、トイレ、道路・地域に関する情報案内サービス施設、特産品販売などの地域振興施設、施設間のバリアフリー化の6施設及び提供サービスとして駐車場、トイレ、電話の24時間利用可能が登録要件となってございます。このうちフラワーパークにつきましては、駐車場、トイレ、地域振興施設である農産物直売所及びレストラン、バリアフリー化の機能がございまして、4つの機能のみであり、道の駅の機能を持つ施設とはなってございません。また、道の駅に必要な提供サービスとして、24時間利用可能な施設となっておりませんので、現状での登録は困難な状況でございます。  以上でございます。 335 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 336 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございました。道の駅の条件につきましては、前回の同僚議員の質問のところでも説明をされております。一昨年、茨城県フラワーパークもリニューアルされ、屋外トイレもきれいに完備されてきたわけでございます。また、フラワーパーク駐車場の中に新たなレストランもできたということで、かなり事業が進んできているわけでありますし、この6つの機能ということでありますけれども、現在4つの機能は満たされているということであります。  一番課題になるのは、駐車場、セキュリティーの問題なのかなと思います。それと、24時間利用可能ということで、やはりフラワーパーク園内へ入ってしまう方のセキュリティーが一番問題なのかなとは考えております。あと2つ条件をクリアすれば、道の駅としても登録できるような感じがいたしますけれども、では、道の駅の登録に向けて、最大の課題はどのように考えていますか。お伺いいたします。 337 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 338 ◯経済部長(諸岡広明君) 道の駅登録に向け、最大の課題につきましてお答えいたします。道の駅登録に向けての課題としまして、休憩室の整備、交通等の情報サービスの提供、24時間利用可能な施設が不足してございますが、最大の課題は24時間利用可能な施設だと思われます。フラワーパークの駐車場内に不足する施設整備はできますが、現在、フラワーパークの閉園時間に合わせて駐車場を閉めております。駐車場を24時間利用可能にすると、フラワーパーク園内に入ることができる状態となってしまいます。先ほど議員が申されましたとおり、セキュリティーの問題もございますので、24時間利用可能なサービスの提供は、現在のところ困難な状態であると考えられます。  以上でございます。 339 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 340 ◯7番(勝村孝行君) 先ほど私も申し上げましたけれども、確かに今考えると、一番ネックになるのはセキュリティー問題であろうと思います。24時間利用可能にするということは難しいのかなと思っております。しかしながら、道の駅を看板を掲げることで、当市における観光行政もかなり上向いてくると考えております。今の時代でありますので、セキュリティーの問題は、結構、やる気になればクリアできる問題なのかなと私は思っております。困難なのはわかりますけれども、そういった問題をクリアして、道の駅という施設に向かって取り組んでいただきたいと思うのでありますが、そちらについてのご意見を伺います。 341 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 342 ◯経済部長(諸岡広明君) 道の駅に向けての取り組みにつきましてお答えいたします。不足する施設を整備して、駐車場の24時間利用可能とすれば、道の駅としての登録は可能な状況になると思います。なお、24時間利用可能とするためには、先ほども答弁いたしましたが、夜間におけるフラワーパーク園内への侵入防止対策をいかに講ずるかが問題になってきますので、茨城県や、運営管理を行っております指定管理者との調整が必要となってきます。また、道の駅の登録に必要な機能以外にも、コストパフォーマンスにかかわる対応が大変重要となってきますから、十分な検討を行う必要がございます。  このようにクリアすべき課題はございますが、朝日トンネルから近いフラワーパークは、市の南の玄関口である施設でもあり、また観光施設の中核的な役割を果たしている施設でもございます。道の駅としての登録は有効であると認識しているところでございます。  以上でございます。 343 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 344 ◯7番(勝村孝行君) 部長のおっしゃるとおりとは思います。今から質問してまいりますフラワーパークのイルミネーション事業でございますけれども、こちらも年々盛んになってきている状態でございます。さらにフラワーパーク、あるいは観光行政が活性化されますように、ぜひとも道の駅の看板を掲げられるように進めていっていただきたいと思います。  次に、イルミネーション事業についてお伺いいたします。今年で3回目の事業となりますイルミネーションでございますけれども、年々ボリュームアップしてきております。今年第1回目の定例会でも、終わった後、私は質問をしてまいりまして、また提案をしてまいりました。イルミネーション事業の今年の開催日程について、まずお伺いいたします。 345 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 346 ◯経済部長(諸岡広明君) 今年のイルミネーションの開催日程についてお答えいたします。本年度で3回となります今年度のフラワーパークイルミネーションの開催日程でございますが、11月15日水曜から1月14日日曜までの開催を予定してございます。この期間のうち休演日は、月曜日と年末年始の12月31日、1月1日となります。ただし、12月25日は月曜日ですが、クリスマスということもありますので開園いたします。合計53日の開園となってございます。  昨年は12月1日から1月31日まで開園いたしまして、今年と同じ53日間でございます。過去2年間イルミネーションを実施しまして、クリスマスがイルミネーションのピークであることから、日程を早めてございます。  以上でございます。 347 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 348 ◯7番(勝村孝行君) わかりました。今年は時期を少し早めて、クリスマスの時期がピークだということで早めたということでございますね。  では、次に、前回1月でしたか、私もイルミネーションを見に行ったときに、大型バスが何台か入っているということを申し上げたかと思います。そういった、旅行会社とタイアップしての取り組みというのが、これから観光客を受け入れる中でいい事業になるのかなと思っております。そちらの誘客への取り組みについてお伺いいたします。 349 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 350 ◯経済部長(諸岡広明君) 誘客に向けた取り組みにご答弁いたします。フラワーパーク営業担当が、大手旅行会社へ観光プランも含めた営業活動を行っております。柿狩りやイチゴ狩りと組み合わせた旅行プランの提供をしてございます。バス会社等への同様の旅行プランの提供を行ってございます。また、昨年度も実施しましたカスミ全店、筑波銀行全店へのポスターやチラシの配布、またフラワーパークホームページや市観光協会のホームページ、またはフェイスブックなどへ、イルミネーションの情報発信などを続けてまいりたいと考えております。さまざまな情報発信を行うことによりまして、昨年以上の誘客を目指してまいりたいと考えております。  以上でございます。 351 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 352 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。ぜひこちらも取り入れていただいて、イルミネーションをますます拡充していっていただきたいと思います。  それでは、前回の質問でも申し上げましたけれども、今年のイルミネーション事業の拡充について、どのようなことであるかお伺いいたします。 353 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 354 ◯経済部長(諸岡広明君) イルミネーションの拡充につきましてご答弁いたします。今年度、実施するフラワーパークイルミネーションは、LEDを昨年度より10万球増やしまして、60万球となってございます。この60万球は、県内最大級のイルミネーションとなってございます。園内では、昨年度に比べますとイルミネーションエリアを拡大しまして、藤棚に光のトンネル、池には妖精の泉、フラワードーム脇には森のテラスなど、8か所のエリアを設けました。バラの妖精が織りなす不思議な妖精の世界をコンセプトに、さまざまな拡大を図ってございます。  電飾の数では、あしかがフラワーパークや千葉県の東京ドイツ村とは比較にはなりませんが、演出におきましては、関東で有数のイルミネーションスポットであろうと思われます。  以上でございます。 355 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 356 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございました。お答えをいただきました。今年はさらに拡大しまして、藤棚に光のトンネル、池には妖精の泉、フラワードーム脇には森のテラスなど、8か所のエリアを設けて、バラの妖精が織りなす不思議な妖精の世界をコンセプトにということでございます。かなり期待できることかなとうれしく思っておりますけれども、さらに、関東でも屈指のエリアになりますよう、頑張っていただきたいと思っているところでございます。  次に、3番目のおもてなしの準備ということで伺うわけですが、おもてなしということで、これも前回の質問の中で、やはり来客の方々が、冬場ですので、寒い中で、駆け足で行ってしまうと、帰ってしまうというような光景も見られておりますし、冬の事業でありますので、そこで何か暖かいものをというようなことでおもてなしができないかと。来園者が快適にイルミネーションを観賞できる、そういった体制もさらにできないものか。例えば、あしかがフラワーパークへ行きますと、これは桁違いの規模で、大変たっぷりと時間を楽しめるわけであります。そこまでいかなくても、茨城県フラワーパークでもゆっくりとイルミネーションを楽しめる、観賞できるという体制をとっていただきたいと思うわけでございます。こちらについて今年の対策を考えているのか、お伺いいたします。 357 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 358 ◯経済部長(諸岡広明君) おもてなしにつきましてご答弁申し上げます。さらなるおもてなしにつきましてでございますが、今年は、来園者がより快適にイルミネーションを観覧、観賞いただけるよう、昨年、課題となっておりました飲食や休憩スペースの拡充を実施いたします。フラワードーム脇の木々に新たな装飾を行いまして、観覧スポットと、暖がとれる休憩スペースを兼ねた森のテラスを設けてまいります。また、この中でフラワードームに隣接する売店と、キッチンカーを使った食を堪能できる飲食ブースを設け、お客様により快適に、長い時間イルミネーションを楽しんでいただけるような取り組みを行ってまいります。  以上でございます。 359 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 360 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。ぜひ、特に飲食物、食のブース、こちらはやはり観光客にとっても一番食べにいくところといいますか、向かうところでありますので、ぜひこちらの取り組みをしていただきたいと思います。  そういう今年も拡充されたイルミネーション事業、大いに期待できるところであります。先ほど申し上げましたように、フラワーパークの道の駅の看板、それとこのイルミネーション事業で、さらに茨城県フラワーパークがにぎわいを見せていくという期待が膨らんでくると思っております。  ここで市長に、この事業についての最後の質問ですけれども、イルミネーション事業についての思い、全般的なことで結構でございますけれども、思いをお願いしたいと思います。 361 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 362 ◯市長(今泉文彦君) イルミネーション事業でありますけれども、県との連携の中で3年目に入るわけでありますけれども、これから徐々に拡大をして、勝村議員が申されたとおり、県内最大から関東トップクラスのイルミネーションになっていければいいなと思っております。  以上です。 363 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 364 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございました。  それでは、次に、最後の質問になります。石岡つくばねマラソン大会についてということで伺ってまいります。  毎年、つくばねマラソンが開催される前後に質問してきております。この石岡つくばねマラソン大会、昨年は節目の10周年記念大会ということでもあり、県内外から2,000名からの、定着したマラソン大会になっていると感じております。その目的と成果につきましては、ここの答弁で何回も伺っているところでございますので、こちらの事業について、さらに今回は、ハーフマラソンをそろそろ取り入れてはということでお聞きしていくわけでございますけれども、今回、旧八郷南中学校を今まで会場にしておりましたスタート地点が使えなくなってくるということで、コース変更がされてくるわけでございます。それに伴いまして、思い切ったコースを考えてはどうかというようなことで、前回、お話をさせていただきました。  そちらについてということでお伺いをしてまいるわけでございますけれども、まず、第10回までの応募総数、ランナーの数ではなくて、実際に応募があった数についてお伺いをいたします。 365 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 366 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。平成20年2月に開催されました第1回大会から、本年2月に開催されました第10回大会までの応募人数でございます。まず第1回が1,984人、2回、2,107人、3回、2,144人、4回、2,146人、5回、2,325人、6回、2,257人、7回が2,236人、8回、2,198人、第9回、2,248人、第10回が2,158人、合計で2万1,803人となってございます。  以上でございます。 367 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 368 ◯7番(勝村孝行君) 10回まで、これは、もちろんランナーの制限もあるので、応募人数も、当然制限されてきているのかなと思いますけれども、多いときで2,300人からの応募があったというお話でございます。平均でも2,100人以上と、それなりの結果は出してきていると思っております。  それでは次に、今年度、来年2月に行われるであろう11回目のコースについてお伺いいたします。 369 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 370 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず、コースでございますが、昨年とほぼ同様でございます。ただし、今まで会場としておりました旧八郷南中学校が、平成31年4月開校予定の県立の特別支援学校として引き渡しが予定されておりますので、会場として使用することができなくなります。そのため、今回は茨城県畜産センターを会場とした10キロのコース設定としまして、スタート地点を畜産センターの入り口付近、10キロの折り返し地点を下青柳十字路交差点の手前、ゴールを畜産センター内といたしまして、来年の2月18日の日曜日に開催を計画し、現在、警察をはじめ、関係機関と調整を進めているところでございます。  以上でございます。 371 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 372 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。現在、警察をはじめ、調整を始めているということで、ほぼこれでコースは決定なんだろうと思います。そうしますと、今度は駐車場の問題となってくると思いますけれども、こちら駐車場等の整備についてお伺いいたします。 373 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 374 ◯教育部長(武熊俊夫君) 駐車場でございますが、現在、八郷総合支所、イベント広場、それに加えまして柏原工業団地内の企業の所有地を計画してございます。また、今まで同様に、それぞれの駐車場から会場まで、シャトルバスの運行を予定してございます。  以上でございます。 375 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 376 ◯7番(勝村孝行君) そうしますと、柏原工業団地も使わせていただくということになれば、近いし、非常に便利な、参加者にとっては負担がかからないのかなと思っております。ぜひとも安全に努めていただきたいと思っております。  次に、その交通整理でございますけれども、畜産センターに会場を変更した場合、交通整理の体制についてですけれども、風土記の丘からフラワーパーク入り口の十字路、こちらについても多分、通行止めとなってくるんだろうと思います。  失礼しました。3項目目が抜けておりましたので、それでは、次の再来年12回目以降のコースについて伺えれば、お伺いいたします。 377 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 378 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。今回のコースの開催とあわせまして、ハーフマラソンの実施に向けて、警察との協議を行ってございます。なお、ハーフマラソンのコースにつきましては、石岡駅前をスタートいたしまして、市街地を通過しまして、八郷地区を走り、駅前に戻るルートで協議を進めていきたいと考えております。  ただし、警察との協議の中で、実現化に向けましては多くの課題がございまして、実施までに相当の時間が必要になるとのご指摘も受けてございます。課題の主なものといたしましては、コース周辺住民の理解、参加ランナーが安全に走れるコースの設定、国道や県道を含めた交通規制、大型車両が通過できる迂回路の確保などがございます。現在、これらの課題解決に向けまして検討を進めており、課題が解決できた時点で、ハーフマラソンに切り替えていきたいと考えてございます。  以上でございます。 379 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 380 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。いよいよハーフマラソンということで進められているということでございますけれども、ハーフマラソンに移行することで、さらに参加者も増えて、かなりの盛り上がったマラソン大会になるのかなと。また、県内外に石岡市のマラソン大会がPRできるのかなと思っておりますので、ぜひともこれから入念に考えていっていただきたいと思います。前向きな検討をいただき、ありがとうございます。課題もこれからたくさん出てくると思っております。ぜひとも早急にそちらは進めていただき、実施をされますようお願いをいたしたいと思います。  それでは、ここで4番目の、コース変更した場合の交通整理の体制についてということなんですが、いわゆる交通整理が、警察との協議の中でも一番ネックになってくる問題なのかなと思っておりますけれども、こちらも協議を重ねて進めていかなければならないことだと思っておりますけれども、こちらに対してのお考えをお伺いいたします。
    381 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 382 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。交通整理の体制でございますが、基本といたしまして、各交差点や車両が通行する場所に警察官や警備員、役員等を配置しまして、ランナーの安全確保と車両の交通整理を行うことによりまして、安全な大会運営に努めてまいりたいと考えてございます。なお、交通規制のほうでございますが、コース変更する場合には警察との協議が必要となります。コース変更となりました折には、十分に警察と協議を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 383 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 384 ◯7番(勝村孝行君) こちらにつきましてはよろしくお願いしたいと思います。  それでは、最後に5番目ですが、ハーフマラソンに移行することで、多くのランナーもいらっしゃいますし、多くのボランティアの方々、あるいは競技を支援している方々も集まってくるわけでございます。石岡つくばねマラソンについて、本市における効果、そういったものについてお考えをお伺いいたします。 385 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 386 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。つくばねマラソンにつきましては、毎年約1,900名ほどの参加がございまして、そのうち県外から260名前後の参加をいただいております。体力の向上とともに、関東一円はもとより、全国から集まる参加者との交流が行われてございます。参加者には、フラワーパークの無料券、ゆりの郷の割引券を発行いたしまして、特に市外からの参加者には、マラソン終了後に、石岡の食材を使った食事ややさと温泉を満喫していただいておりまして、帰りにはお土産として、野菜や果物、加工品などを購入していただいているところでございます。  このように、会場付近にありますフラワーパーク、ゆりの郷、常陸風土記の丘など、石岡市をPRする機会として大きな役割を果たしていると考えております。今後、ハーフマラソンになった場合には、参加者も多くなりまして、さらなる経済効果、あるいは石岡の知名度を上げる絶好の機会になると考えてございます。  以上でございます。 387 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 388 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。ハーフマラソンに移行することで、さらに経済効果、あるいは石岡市の知名度を上げる絶好の機会だと私も思っておりますし、期待が持てるところでございます。風光明媚な筑波山、あるいは石岡の風景を見ながら走っていただくというのが、この石岡つくばねマラソンの趣旨でございます。これからハーフマラソンに移行することで、より石岡市の知名度が上がると考えております。今回、このハーフマラソンに対する前向きな答弁をいただきました。何事もやれるときに事を進めるというのが一番でありますし、今回、やる気のある職員が配置されているようにも受けとめられておりますし、その条件、なせる条件もそろっているのかなと思っております。  最後に、ここでハーフマラソンの実施に向けた市長のお考えをお伺いできればと思っております。  そちらをお伺いして、私の質問を終わります。 389 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 390 ◯市長(今泉文彦君) 実現に向けて多くのハードルが予想されますけれども、ハーフマラソンの実施につきましては、市民をはじめ参加者の皆様からも、実施してほしいという多くの声をこれまで伺っております。経済効果、あるいはスポーツの振興、中心市街地の活性化、地域振興、そういったものに寄与するものであると考えております。新しい時代に向けたハーフマラソンの実施に向けて、意欲的に取り組んでまいりたいと思います。  以上です。 391 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 3時12分休憩            ───────────────────────                   午後 3時24分再開 392 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  21番・高野 要君。 393 ◯21番(高野 要君) 21番・高野 要でございます。通告に従いまして、質問をさせていただきます。  第1点目、陣屋門についてお伺いいたします。  私も陣屋門については、ほぼ3年ですか、質問を続けてまいりました。市長も任期があとわずかということでございまして、どうしても市長にお聞きしたいことがあるという観点で、今回は時間の関係上もございまして、1点に絞って質問をするところでございます。  この陣屋門、いろいろございます。ほとんど、でき上がったものはもとの原型をとどめておりません。鬼瓦から、何というんですか、上のしゃちほこ、これも、同じものかと思いましたら、違うものをつくってつけたということで、私は、そのぐらいはもとの原型をとどめているのかなと思っておったんですが、非常に、原型をとどめていないところに残念さを持っております。うちの父親も97になりますけれども、先日、見せに連れていきました。そして、見せたところ、これは俺が学校へ通ったときのものじゃねえやというようなことで、残念がっていたところでございます。それにしても、今泉市長は、そこへきちっと石岡の起爆剤として門をつくったわけでございまして、それには私もすばらしさを感じるところでございます。  しかしながらこの陣屋門、私もずっと見てまいったんですが、出来高表、出来形、何もなく、また非常に悪いのは、決裁後にそれらの資料を業者につくらせ、その金額が請負契約を超えたとして相殺し、よしとしたと。それで、執行部は正当化したわけでございます。そして、決算においても、民主主義で一番悪い頭数の論理をもとに、問題なしとしていったということでございます。  しかしながら、私は、この相殺とかそういったものに関しては、決裁書、決裁図書がありますね。決裁書に載っていないものは、何年たっても決裁として認める必要性はないんじゃないか、そういう観点を持ちまして、ずっと質問をしているところでございます。今泉市長におかれましては、みんなが納得してくれればそれでいいんだよということであるかと思いますが、これはお金でありまして、帳簿上は、やはりきちっとゼロで合わせなくちゃいけない。それを口頭で決裁する。そういったことはもってのほかであります。今後、このようなことが行われていくとしたら、決算書などはやる必要がない、つくる必要がない、私はそのように考えておるところでございます。  それで、今回ご質問申し上げますのは、過払い金、これは現場管理費もございました。しかしながら、未成工事、現場管理費についてはいろいろ問題もあるようでございますけれども、現場管理費は、自ら業者が自分で認めたものであります。300万2,710円であります。この300万2,710円、以前の質問で、これは相殺されていると、そういったお話を聞き、また執行部も答弁に困り、私もそれ以上詰めずに今日に至っているところでございますが、今泉市長の任期があと少しと、これが最後の議会かなということも考えたときに、きちっとした見解をいただきたいと、このように思いまして、今回、質問をしておるところでございます。  この300万2,710円の精算はどのように行われているのか。この300万2,710円においては業者に返還を求め、そして精算したのか。それとも、どのような方法で……。相殺したのであれば、相殺したようにきちっとした書類があると思うんですね、決裁書。その決裁書、書類等々を提出いただきまして、私が納得いく300万2,710円の説明をお願いいたします。 394 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 395 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。ご指摘につきましては、決裁書等はございません。  以上でございます。 396 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 397 ◯21番(高野 要君) 決裁がないということになると、この300万2,710円、どうなんですか、これは。相殺されている……、相殺ということで前に伺ったと思います。売り上げを立てて相殺ですね。相殺されているのであれば、私は要を得ていないですけれども、行政は行政なりの相殺の手順というのはありますよね。じゃあ、このお金はどういうふうになって残っているんですか。いまだに業者に貸し付けですか。その辺のところ、再度ご答弁いただきます。 398 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 399 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。精算等はなされてございません。  以上でございます。 400 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 401 ◯21番(高野 要君) だけど、これが精算なされていなくて、相手は300万2,710円は仕事をしておりませんとしているんですよ。これは、市長は向こうへあげたんですか。市長の見解を求めます。 402 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 403 ◯21番(高野 要君) いいですか。こんな簡単な質問ですよ。300万のお金です。あなたたちは答弁することもできないんです。いいですか、恥ずかしいと思いませんか。業者にあげたんですよ、このお金。業者さんも、私たちは仕事していると言っているでしょう。そういったところに本来は手を差し伸べて、自分たちで、何というんですか、最後につくらせたんじゃないですか。工事高を上げて、相殺するため。あんたら、業者さんまで犠牲にしているんじゃないですか。それが何もやらないで、ごまかしですか。市民の人が誰も言わなきゃ、自分勝手でいいんですか。言われて当然でしょう。お金ですよ。  私は、もう陣屋門についての質問はわかりません、するか、しないか。ただ、だけども、自分で任期を終えるに当たっては、こういう仕事はもう済んで終わっている、しかしながら、金銭問題ぐらいはきちっとして、また選挙に臨まれるのかなと思っておりました。今泉市長は、300万2,710円を忘れるでしょう。私は1年中忘れることはないんです。これは市民の税金だからです。どのように今後決裁されるのか知りません。これは闇に葬っていくんでしょう。結構ですよ。これがあなたのやった仕事です。陣屋門、これから質問しますけど、現状変更届を出さずにたくさんの仕事をしました。これとは話が別ですけれども。この件に関してはこれで結構です。また、時間がありましたら、部局と話をしてまいりたいなと思います。これはお金です。よく考えてください。今泉氏の4年間の任期の最後の汚点ですよ、これは。残念ですが、答弁できないということは悔しいでしょう。私も陣屋門については、3年間一生懸命やってきたんです。次に入ります。この問題はこれで結構です。  じゃあ、次の2番目の、未提出書類について伺います。私は昨年の10月に文化振興課に参りました。それで、いろんなものをくれと言うとまたいろいろ問題が出ますので、お話をお聞きしたんですが、そういったときに、この設計図書等は、建築会社、また設計事務所も、これは出しますということで、昨年の11月末までに、高野さん、いただけますというようなことで、私はお話を伺って帰ってまいりましたが、この設計図書、出来高、出来形、いろいろあるでしょう。原寸図もあるでしょう。お金を払っているんですから。そういったものは11月末に届いておりますか。お伺いします。 404 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 405 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。未提出の書類でございますが、昨年の12月に、設計・工事監理者、施工業者、それと私どもの三者で、その提出書類に関する協議、図面の作成状況の確認作業を行ったところでございます。しかし、現在、まだ提出には至っていない状況でございます。  以上でございます。 406 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 407 ◯21番(高野 要君) これは27年度に決裁されているんですよ。お金を払っているんですよ。今泉市長、これは27年度にお金は決裁されているんですよ。それで、まだ設計図書がない。設計図書とかこういうのは、お金の問題じゃないんですね。これは文化財。図面とかそういうものは後世に残すものじゃないですか。形は一番大事です。形は、今泉さん、16か所も直しましたから、今のものではないです、原型は。それで、昔のものの原型、これは設計図書も何もなかったら、後世に残すものはないじゃないですか。今泉市長は自分の好きな門をつくりました。今度、何年先かわかりませんが、また次の市長は自分の好きな門をつくるんでしょう。ですから、文化財でも何でもありません。自分の好きな門です。起爆剤とか後世に残すとか言っていますけれども、後世に残すというものは、昔の原型をとどめたものだと私は思っております。  この設計図書、市長、これはいつまでにいただくんですか。あなたの任期はもう少ししかありません。もう1回やるからいいんだよじゃないんです。任期は任期なんです。その中できちっと処理していくことが、私は、これは首長としておのずと求められるものじゃないかなと、かように判断するところですが、この件についてのご努力は市長はどのようにされますか。お伺いいたします。 408 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 409 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。教育委員会におきましては、担当者において、設計・工事監理者へ赴きまして、資料に関する協議を行うなど、今後につきましても引き続き提出を求めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 410 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 411 ◯21番(高野 要君) 私も資料等々は絶対に欲しいものでありますが、じゃあ、ちょっと角度を変えてみます。これは相殺しているんですよ。前の議会で相殺していると言っているんです。図面代と相殺しているんですよ。余計にやってもらった工事で図面代も相殺されているわけですよね。そうなったときに、今の業者さんに、私は今、なぜとらないんだというような質問をしましたけど、これ、原点に帰ったとき、業者さんに図面等々を出しなさいということを言えますか。金銭相殺は終わっているんでしょう。だから、私は両方考えたときに、お金の問題が決まりついているのに、なぜ業者さんにそんなものを求めているんだろうな。  ですから、あんまりおっつけのいいことばかり言っているから、こういうふうになるんです。これ、議会の議事録をひもといてみたら、業者さんに資料を求める資格はありませんよ。これも行政の瑕疵ですよ。今泉市長、あなたの過ちです。あなたがきちっとした契約等々をしない。それで陣屋門を進めて、あとはおっつけのいい話をした。それの弊害ですよ。私はこれ、業者さんに求めたらおかしいと思いますよ。求める権利がないんです。それは、皆さんが自分がやるべき仕事を怠った。これも、今泉市長、あなたの4年の汚点です。もうこれが決裁されて、そういうふうに相殺されているということになれば、私は業者さんに提出など求めてくれというようなことは言いません。これは、そちらで、どちらが正しいのか考えてみたらよろしいかと思います。  次に、市長の文化財に対する考え方についてお伺いいたします。市長は陣屋門を起爆剤としております。ですから、石岡のオンリーワン、有形文化財でございます。しかしながら、私たちが見てきたものとは原型は違います。この文化財の価値について、以前のものはなぜだめだったのか。今のがなぜ正しいのか。今あるものが江戸時代、松平藩ですか、そこから材料をもらってきたときに建てた、それの原型であるという証拠が私は欲しいんです。少なくとも90年前、うちの父親は97ですから、学校に通ったときは、石垣があって、扉があって、そのままだった。左側の扉は動かなかったと。そのときは扉が2つありましたと。私も石岡小学校へ通いました。あの門の扉に、私、クレヨンで絵を描きまして、筑波山を描きまして、先生にひどく叱られて、毎日先生に、バケツを持って放課後に行かされて、消しました。そういった思い出がありますけど、今、今泉市長がつくったあの形とは絶対に違います。  今泉市長が、今の陣屋門が、江戸時代ですか、何年だかちょっと忘れましたけど、そのときにつくられたものであると言うのであれば、私も、きちっと文献等々によって証拠を出していただきたいんです。いや、設計事務所の先生がそう言っていたよ、石垣はなかったんだ、あそこにほぞはなかったんだ。でも、少なくとも100年前にそういう形であったとしたら、今泉市長は何も知らない。あんた、江戸時代に生まれていたわけじゃないです。それをなぜあのように変えることができるんですか。今でも100歳の人もいます。そういった人は残念がっています。  先ほど言いましたが、しゃちほこの形を変え、みんな変えてしまって、自分の門をつくったじゃないですか。あなたの名前は後世に残りますよ。これは今泉市長がつくった門だ。紋も変えましたよね。府中藩の家紋から松平の葵に変えましたよね。何でそんな勝手なことがあんたにできるんですか。私は、あなたは歴史とか文化とか、そういったものが好きな人だと思っていました。だから、きちっとしたものをやってくれるだろうと。いまだに扉にはコンクリート釘が刺さっています。  今泉市長、あの陣屋門、どうですか。文化財として後世に残せるものですか。残せれば残したっていいんです。私たちはこれから、もとの陣屋門をつくる会をつくって、できればもう一度きちっとした陣屋門に戻したいなと思っております。久保田市長から引き継ぎました。引き継いだのはわかります。その中で、やはりまずいこともあるでしょう。久保田市長もあります。現場管理費等々は久保田市長のときのものであります。しかし、あとについては今泉市長であります。  今泉市長、あの陣屋門、本当に文化財として後世に残せますか。お伺いします。 412 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 413 ◯市長(今泉文彦君) 陣屋門に関してですけれども、そもそもの改修ですけれども、3.11の東日本大震災で大分ダメージを受けて、傾いた陣屋門になっておりました。それを修復するということが、そもそもの始まりであったわけでありますけれども、その前に、もとあった場所、土橋通りの真正面にあったわけでありますけれども、そのときの陣屋門というのは、やはりまちのシンボルではありましたけれども、かなり傷んでいて、屋根瓦が落ちて、ぺんぺん草が屋根に生えていて、非常にお粗末な門だったんですね、当時。        〔「いや、お粗末じゃないですよ。それが文化ですよ」と呼ぶ者あり〕 414 ◯市長(今泉文彦君) 補修するお金もなかったということでありますけれども、昭和43年に市民会館の移設が決まって、それに伴って、陣屋門は市民会館の左奥に動いたわけでありますけれども、そのときから大分傷んで、建っていた場所が府中城の土塁のお堀の上だったわけです。お堀の上に建っていたわけで、それが傾いて、陣屋門も傾いてしまったということでありますけれども、そのお堀のところに建てるか、もとあった場所に、本来あった場所に建てるかという選択があったわけでありますけれども、私は、本来あった場所に戻すべきだということで、陣屋門を戻したわけです。実際、道路の関係で若干ずれましたけれども。  その過程として、今の陣屋門ができたわけでありますけれども、私は、その担当者、それから委託した設計会社、その人たちを信じて陣屋門を改修したという気持ちであります。ですから、結果は、高野議員がおっしゃったとおり、かつての陣屋門とは違うかもしれませんけれども、そのときは、担当者及び専門家の判断を信じて、改修を進めたというわけです。  以上です。 415 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 416 ◯21番(高野 要君) 今、朗々と流れを聞いたわけでございますけれども、流れと文化は違うんですね。どうしてもとに復元するかということですよね。皆さん、もとのものを待っているわけですよ。キツネを彫るのに、お面がひょっとこになったらどうしますか。みんなの努力ですからそれでよろしいんですか。そういうものではないんですよ。大きな財産をあんたは……、あなたと言うと失礼ですけど、市長は任されたわけですよ、市民から。  県にも行ってきました。高野がいつも県に行って、県の職員を脅すなんて言われましたけど、県でも大分いろんなことを聞いてきました。3か所しか現状変更届は出しておりません。それで16か所の現状変更をやっております。今泉さん、そういうことをやったんですよ、あんた。しゃちほこ、何で違うものをつくるんですか。私は、しゃちほこはそのまま同じかと思いましたよ、270万もするんですから。形が違うじゃないですか。そんな文化財ってありますか。文化財というのはもとに戻すんですよ。設計屋に聞いてやったから云々じゃないんです。あの設計屋さんは何の資格もなかったじゃないですか。県に行って聞いてきましたよ。県では言っていましたよ。うちのほうでこういう人を頼んでいるんですけどと。そうしたら、うちのほうではそういう人は知りませんと。教育委員会でそう言っていましたよ。私と同僚で行きましたけど。そんなもんですよ。  ですから、そもそも最初から、きちっとした設計事務所、そういったところに依頼してやるべきだったんだと思いますよ。それで、それをうのみにしてやったということは大きな間違い。これは、ですから、今、市長が言われたように、信じたと言えばそれが正しいんでしょう。しかしながら、鬼瓦とかああいったものは、ちゃんと、何というんですか、原寸検査とか何かやるんでしょう。そういったとき、職員は行っているんでしょう。職員に聞いたら、柱の狂いとり、大きい柱の台の上へ載せておいただけじゃないですか。  今泉市長、やはり同じものをきちっとつくること。それで、今泉さんと私も仲良しでいたときに、この陣屋門はまずいよと私は言いましたよね。そうしたら、自分で言ってくれましたよね。高野さん、いつか、今度動かすときは、もとに戻さなくちゃいけないですよねって。だから、今、私には言えないでしょうけれども、それがあなたの本心だと思います。  この陣屋門が、こういう形で、今、似ても似つかないもので残っています。これは大丈夫です。新しく生まれてきた人は、古いものを知りませんから、それが文化で行くと思いますよ。ただ、だけど、文化財とかそういうものは、今泉市長、あなたが好きにつくるものではないんです。有形文化財、ただ1個ですか、これは。もうこんなもの何の価値もないです。今泉さん、これもあなたの4年の汚点です。いつか誰かが、写真を持っているからもとの姿に戻すでしょう。私はその直してくれることを信じて、この質問を終わります。これも4年間のあなたの汚点の1つです。  それでは、次に移ります。市長の大型プロジェクトに対する今後の取り組みについて。  現在、県・国が関係する大型プロジェクトが、石岡でも予定されていると思います。市長の市・県・国との関係はどうなっているのか。私は非常に不安でございます。上曽トンネルは、県や国等の補助金の関係、また事業を進めていくという上で、県との関係が非常に重要であります。やはり県とは非常に太いパイプで結ばれていなければならないのかなと考えるところでございます。  今回、新しい知事が誕生し、考え方も政策も違ってくるのかなと、違っていると、そのように思っているところでございます。今後、今泉市長は新しい知事とどのような関係を構築していくのか、お伺いいたします。 417 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・佐々木君。 418 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 事務レベルのご答弁を先にさせていただきます。現在、県や国と連携いたしまして石岡市が取り組んでいる大型プロジェクトといたしましては、今ほど議員のほうからございましたとおり、上曽トンネル、それから、国道6号千代田石岡バイパス等がございます。いずれも石岡市や隣接市にとどまらず、茨城県や国においても重要な幹線道路でございます。両事業につきましては、これまでも国土交通省をはじめとする関係省庁、また茨城県知事、県議会へ要望活動を行い、あわせて関係機関との調整を密に行ってきたところでございます。  今後も、これらのプロジェクトに限らず、これまで以上に国・県と協力体制を深め、円滑な事業推進を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 419 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 420 ◯21番(高野 要君) 今、佐々木公室長から、何というんですか、いつもどおりに、我々は淡々とやっていますよというような考えをお聞かせいただいたんだと思うんですが、今これ、県知事も変わりまして、何か聞いた話によると、もう7市長とか、そのほかの市長も会合を持ったというような話も聞いております。私は、選挙ですから、誰かにつくことは仕方ない。しかしながら、その首長が選挙で勝ったほうじゃなく、今回、負けたほうを推したわけでございますけれども、そういった中で、県とのいろんなパイプがなくなってしまうと、そういったことは1つ残念であると思うんですね。  それで、今回の選挙においてもそうでございますけれども、市長は市民に頼まれてやったわけではない。自分で自ら現職を推したわけでございます。そして、結果がこういう結果になっているわけでございますけれども、ですから、市長、私が言いたいのは、やっちゃったから仕方ねえ、負けたから仕方ねえじゃなく、負けても勝ってもいいんです。やはり自分では長であるという観点の中で、どんどんアピールしていく必要性があるのではないかなと思うんですね。  私は、人間ですから、個人的には何らかの感情は持っていると思います。ですから、全部市長を呼んで会合を持たないというのは、そこにあるんだと思います。ですから、佐々木公室長の見解もわかります。ですけれども、今泉市長はこれから市民の方々に、こういう形にはなってしまったが、自分はどんどんこれからも県、国へアピールして、石岡市民のために働きます、これが本来の見解であると思うんですけれども、いかがですか。市長に伺います。 421 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 422 ◯市長(今泉文彦君) これからさまざまなプロジェクトを進めるに当たって、国・県との連携は大切で、不可欠であると思います。そういった中で、先ほど言われました県知事との関係は、これまでと同じように関係を保っていきたいと思っております。  以上です。 423 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 424 ◯21番(高野 要君) 県知事との関係を今までどおり保っていくと言っても、一方的な問題で、自分で保っていくというだけで、相手もあることですから、やはりよっぽどの努力は必要だと思いますよ。市長さんは戦というのをどのように考えているかわからないですが、戦というのは命がけでやるんです。皆さん、そうですよね。今までどおりにきちっと構築されていくと、そういったことはあり得ないんですよ、どんな立派な人でも。  ですから、私が言っているのは、本当にもっと努力してほしいということです。市長がこの知事選に参画したということで、それで石岡が迷惑をこうむっては困るんです。上曽トンネルもあります。6バイもあります。こういったことが滞っていったとき、それも、石岡市長、あなたが任期内に行った陣屋門に続く汚点なんですよ。勝っていれば汚点じゃなかったです。ですから、私は、汚点じゃなくて、しっかりと、私は大井川さんでも誰でもいいと、私は石岡の市長であると、だから、今までどおり石岡市と県は手を組んでやっていっていただくんだと、そういう熱意が欲しいなと思ったんですね。やはりこの世の中、勝つとき、負けるときがあります。自分も負けるときはあります。しかしながら、その負けたときが大事だと思うんですね。負けたときにしっかりとまた根っこを生やせば、大きなものになってくるんじゃないかなと思います。  市長、これは追い詰めているわけじゃありません。今がきちっとした市長の働く場かなと、そういうふうに思いまして質問したところです。ぜひともどんどん、もう行ってください。そして、石岡は石岡で、またもとどおりきちっとおつき合いください、そんなことでやっていけたらいいなというような……。おだてているわけでも何でもありません。これは私として、市民のためにお願いしているところでございます。答弁があればしてください。もしなければそれで結構ですので、ひとつ頭の中に入れておいていただければ幸いと思うところでございます。  以上で2点目、終わります。  3点目です。情報公開における個人情報の取り扱いについてでございます。  この件に関しては、以前に農家へ役所の職員が乗り込んできまして、おまえのところおかしいだろうと、お前の団体はおかしいことをやっているだろうというようなことで、乗り込んできたそうです。それで、私もちょっと同席していたものですから、何だというような話を聞きまして、それで、石岡台地というところで電話をしましたら、別に何ら問題ないと。その職員は、議員2名の名前を挙げまして、頼まれたから来たということでございます。名前は伏せますけど、そういうことでありました。  そして、その際、今度、自分で悪いというのがわかったら、済みません、済みませんと謝っている。ただ謝って帰ってもらってもしようがないから、諸岡部長と佐々木公室長を呼んで、こういうことがあっていいのかということで、帰ってもらったわけでございます。私もいたんですよ。そして、結局は、これは情報公開に入っていくんですけれども、その情報公開の、その地域の多面的機能の書類は、総務の課長に聞いたら、判こと名前だけを残して全部復命したということでした。  しかしながら、その原本をとってみると、みんな真っ白ですよ。判こと写真の顔だけ塗り潰してあって、あと真っ白です。個人名も入っているんです。それで、今、反省はしているようですけれども、非常に総務課というのは悪びれている。農家の人が来ても大きな声でどなって、「全部これはおさまっていますよ」。今度、おさまっていないのが出てくると、「済みません、済みません」。それで合議でもあった書類も、資料請求すると、それは出せませんと。もう1か月も出てきていません。何をやっているんだかわからない。これは、職員だけだったら私は質問しませんけど、2人の議員が個人のうちへ職員を調査に出向かせた。この職員はあれでしょう、問題でしょう、これ。処分はないんですか。  それで、これは地域の皆さんにお願いされたんです。この問題だけはぜひとも一般質問でやってくれと。内容によっては告発に踏み切ると。何でこんなことばっかり……。悪かったら謝ればいいんじゃないですか。なぜこんなに今は職員が、悪くても何でも突っ張るんですか。頭おかしくなったんですか。農家の人が来ているとき、そうですよ。それで、結果的には自分たちが負けたんでしょう。全部資料は真っ白で、個人名も数字も全部出ています。  それで、結局、この個人名を、どこを消していいかわからないので、経済部は総務課に求めたというんです。総務課はどうですか。総務課はきちっと指示をしているんです。それで、その指示をした書類をいただけないかと言ったら、もうここ1か月ですけど、理屈を言って出しません。合議で回っているんですよね。ですから、明らかに公文書なんです。公文書であれば出す必要性があるんです。しかしながら、その公文書も出さない。本当にこれは職員の身分を忘れた行為であります。  部長、今、告発にまで踏み切ると言っています、これだけばかにされては。その件について、ご見解をください。るるたくさん質問はあるんですが、時間がないので、ちょっとこのような形での質問になりますが、部長、今回のこと、全部知り得ていますよね。ご答弁願えますか。
    425 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 426 ◯総務部長(久保田克己君) 情報公開におけますご質問にお答え申し上げます。市民の皆さんが総務課に来たとき、私も同席しておりまして、市民の方へご説明するに当たって、よく内容を確認しないで説明してしまったということは、大変反省すべきことと考えております。  まず、その他のことでございますが、石岡市の情報公開におきましては、公開がまず原則でございます。公開しないことができる情報といたしまして、石岡市情報公開条例第9条第2号に、一部例外はございますが、「個人に関する情報であって、特定の個人が識別され、又は他の情報と照合することにより識別され得るもの」との規定がございます。こういったものを判断して、今回、情報所管課である担当部署におきまして、公開、非公開の判断がされたものと考えております。  以上です。 427 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 428 ◯21番(高野 要君) これ、公文書なんですよ。部長、公文書なの。私は聞いてきたよ、ほかの部署へ行っても。公文書である以上、出さなくちゃいけないんじゃないですか。あなた、これね、告発を入れますよ。告発を入れて、きちっとしたとき……。私はほかの部署へ行っても聞いてきました。これは出すものですと言っています。何で出さないのかわからない。あなたは、これが出ることによって、自分が損失をこうむるからでしょうよ。自分たちでここを消せと言っておいて、決裁もしておきながら……。部長、これ、きちっとしたとき、どうしますか、あんた。市民をばかにするんじゃないよ。どこまであんたは市民をばかにしているんだ。あんたの考えで生きているんじゃないんだよ、みんな。私はほかの職員にも聞いたよ。何で出てこないんですかねって言っていますよ。自分で損することは逃げるんですか。公文書だったら出すほかないでしょう。  じゃあ、逆の観点で聞きますけど、今回、ある議員に情報公開で出したもの、名前も出ています。名前が出ているんですよ。公的機関だから名前は出せますと言いましたね。これは公的機関じゃないですよ。任意団体ですよ。部長、きちっとした答弁をしてください。自分たちでしらばくれて、出してはいけないものを出して、そして、自分たちは黒塗りのところを指示しているものだから、指示しているがために、自分たちが出したものは出さない。首ひねってるんじゃないよ。経済部へ行ってよく聞いてこい。経済部でよく知っているだろう。そんなことをやっているから石岡がよくならないんだよ。  じゃあ、今回、この黒じゃなくて白で出てしまった、全部網はかかっていないですよ。名前が出ているのはうちの息子ですよ。自分は身を守るためにそういうことをやっていてもだめですよ。これはどうするんだか、真っ白で出しちゃったもの。構わないんですよ、これ、質問をやめても。傍聴者も来ていますから、告発を入れますから。自分が知人に頼まれれば、黒塗りもしないで出す。自分のところに縁のないものは、資料請求してもとぼけて出さない。あんた、最低の部長じゃないですか、使い分けして。法の場で争ったほうがいいですよ。あなたみたいな人は、きちっとした決着をつけてもらわないと、いつも同じことを繰り返すでしょう。  じゃあ、今回、聞かせてください。黒塗りしないで名前、それから数字、決算の数字ですか、そういったものを全部……。うちの息子は名前が出ているんですよ。ここにいる2人の議員に頼まれて来たって職員が言って、上がり込んできたんですわ。犯罪じゃないですか、これ。今の石岡の市役所というのは、そういうことをやっているんですよ。自分たちが、先ほど質問ありましたけど、よからぬ人が来たときどうだというんじゃなくて、あなたたちがよからぬ人ではないですか。どうですか、部長。  じゃあ、今度は聞きます。答えてください。全部今度は黒塗り……。私が聞くと、ほとんど黒塗りにされて出されてくるんですけど、今度はそういったことはないんですね。部長、じゃあ、今回出したものは間違いないですか。区長さんの名前とか業者の名前、数字、売り上げ。公的機関でもないのに名前を出され……。部下は謝罪しているんですよ、済みませんでしたって。あなただけですよ。どういう人なんですか。どこに市民本意があるんですか。  この件について、じゃあ、今泉市長にお伺いします。もうわかったでしょうから。 429 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 430 ◯市長(今泉文彦君) 情報公開につきましては、部長が答弁したとおりでありますけれども、個人情報については、個々の事案に応じて、特に慎重な取り扱いをしているものと認識しておるところであります。ただいまの件に関しては、部長の答弁したとおりの内容だと思っております。  以上です。 431 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 432 ◯21番(高野 要君) じゃあ、今泉市長、どうせあれですから、よく今言った言葉……。議会で一言もらいたかったんですよ。部長の言ったとおりですよね。これであなたは責任をとるということですよね。皆さんにそれを頼まれてきたんですよ。市長の見解を求めてきてほしいと。これで、皆さんも告発に入ると思います。今泉市長、市民の目線で動いてくださいよ。今泉市長の息子が、議員、ここにいる議員だったら議員でもいいですけど、そういう人たちに関係ないのに引っ張り出され、名前を出され、それで、この総務部も、その人たちに乗っかって、復命することなく文書を出しているんですよ。それが、今泉市長、あんたが正しいと言うのであれば、正しいでいいでしょう。  じゃあ、先ほどから話しておりますけど、どこが正しいのか細かく述べなさいよ。情報公開についてわかって言ったんでしょう。わからないことは答弁しないんだよ。しっかり答えてください。 433 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 434 ◯21番(高野 要君) 佐々木公室長と諸岡部長、私のうちへ来ましたよね。そのときの見解を聞かせてください。 435 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 436 ◯市長(今泉文彦君) ただいまの答弁でありますけれども、その意味については、私の部下が判断してやったことに対しては、私の責任であります。  以上です。                〔「そのとおり」と呼ぶ者あり〕 437 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 438 ◯21番(高野 要君) じゃあ、今泉さんが全部責任をとるということでよろしいですね。総務部長、それでよろしいんですね。総務部長、これからあれですよ、合議等々で、あれは公文書でしょう、回っているんだから。決裁されているものも出せないということでよろしいんですよね。いいですか。決裁している公文書も、今後は出せないということでいいんですか、総務部長。それとも、自分が損するものに対しては出せないということですか。きっちり答えてくださいよ。残したいんですよ、議事録に。 439 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 440 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。公開、非公開、先ほども申し上げましたが、こちらの決定につきましては、情報を所管している主務課が担当しておりますので、そちらの判断で公開、非公開を決定したものと考えております。  以上です。 441 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 442 ◯21番(高野 要君) いや、これ、経済部なんか何も言っていないですよ。部長、経済部では何で出さないんですと言っているんですよ。けんかになるかもしれませんけど、私らにはわかりませんって。これ、個人情報というのは、私も調べてみましたけど、上位機関、法律の専門家に私が確認を行いました。情報公開条例において、個人が何をプライバシーと考えるのか人それぞれ違うものであるので、個人情報については、内容のいかんを問わず、個人が識別することができ得る限りにおいて、原則非公開とするということです。これ、どうなんですか。これが個人情報の原則ですよ。あなたの原則は違うんですか。こんなしらばくれた行政はないでしょう。法律も何も関係ない。法律は法律で守ってくださいよ。  言えば何も口きけない、下向いて。全く情けない行政じゃないですか。部長にしても市長にしても、まともな答弁はできない。市長、もうこれは9月議会ですよ。10月が選挙ですよ。最後の選挙になるかもしれませんよ。みんな誰もそうです。だから、最後の議会かもしれません。そんな形の中で、きちっとした答弁をすることができないんですか。これは法律です。個人名とかそういうものが出ていたものは、原則として個人情報保護法違反ですよ。そうですね、部長。違いますか。  今、部長、私が述べたことと個人情報は違いますか。お答えください。 443 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 444 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。個人情報の取り扱いにつきましては、個人情報、先ほども申しましたように、情報公開条例の9条の各号に定められているものについては、公開できないことというふうに書いてございます。そういった中で、具体例についてはご答弁申し上げられませんが、一般論で申し上げますと、個人のお名前であっても、その団体の代表者として、組合の代表者となっている方につきましては、個人情報という枠から外れる場合もあるというような考えを、総務部としては持っております。  以上です。 445 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 446 ◯21番(高野 要君) 場合で話しているんじゃないよ。確たることで話ししなさいよ。あんた、総務部長でしょう。場合とかだろうじゃないんですよ。あなたは法律をもって話をしているんですから、私も法律をもって、これをあなたに質問しているんですよ。しっかりするべきじゃないですか。別に放っておけばそれでいいんですよ。農家の人に言いましょうよ。あんなもの構っていたってしようがないよと。一生懸命働きなさいって。今泉市長、これが、あんたが率いる行政です。恥ずかしいと思いませんか。質問しているのは1人ですよ。  この件については、部長、きちっと農家の人と、あなたが言っていることが議事録にも載るでしょうし、これ、一応法的に対処するということも言っていますので、もし負けたときには、しかるべき、自分の出処進退もきちっとするんでしょうね。市民に対してご迷惑をかけたことでありますから、これ以上言っても、だんまり、しゃべらない。言うことは一言だけ。9月議会なので、きっちりと答弁をもらって、私も気分よく新しい10月の選挙に臨もうと、誰が出るかわかりませんけれども、そんなことも考えておったんですが、非常に今まで以上に気まずいというか、どうにもならない議会ですね。全くあきれて物が言えない。あんた、総務課やめなさいよ。 447 ◯議長(岡野孝男君) 高野議員に申し上げます。秩序を持った発言をしてください。 448 ◯21番(高野 要君) はい。秩序とは……。 449 ◯議長(岡野孝男君) 秩序の保持を持った発言をしてください。 450 ◯21番(高野 要君) いいから、秩序ということはどういうことですか。 451 ◯議長(岡野孝男君) やめなさいとか何とかという話ではなくて、質問をしてください。 452 ◯21番(高野 要君) どならないで、普通にお話しください。 453 ◯議長(岡野孝男君) どなるのは高野議員のほうです。 454 ◯21番(高野 要君) 私が言っているのは、あんたに言っていないですよ。 455 ◯議長(岡野孝男君) 質問をしてください。 456 ◯21番(高野 要君) 質問しているでしょうよ。 457 ◯議長(岡野孝男君) 秩序の保持。 458 ◯21番(高野 要君) 何ですか。 459 ◯議長(岡野孝男君) 秩序の保持に努めてください。 460 ◯21番(高野 要君) よく言ってください、聞こえないので。 461 ◯議長(岡野孝男君) 秩序の保持に努めてください。 462 ◯21番(高野 要君) はい、よくわかりました。  部長、どうですか。じゃあ、穏やかに話ししますよ。部長、今回の件、これはどのように考えてくれるんですか、市民に対して。今、何をか申しましたけど、それで済むことですか。職員が一般の家に乗り込んだり、そういったことまでしているんですよ。そこにいる佐々木室長と諸岡部長に聞いてくださいよ。自分の職員を迎えに来ていますから。この職員の処分だってあるでしょう。一般の家庭へ乗り込むなんていうのはとんでもないことですから。そういう調査権とか何かはございませんから。  答弁拒否ではどうにもならないですね。それじゃあ、答弁拒否でいいです。  次の質問に移ります。職員の派遣について伺います。  現在、当市の職員は、県やほかの自治体、また民間企業に派遣していると伺いますが、具体的に説明を求めます。私も、これは最初、知らなかったんですが、最近は民間の企業へも出しているんだとか、そういったお話を聞きまして、今回の質問に立っているところでございます。民間企業とはどういう条件で派遣しているのか、まず伺います。 463 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 464 ◯総務部長(久保田克己君) 今年度の当市の職員の派遣状況でございますが、行政職、消防職を合わせまして12名の職員を派遣してございます。内訳といたしましては、行政職からは霞台厚生施設組合、湖北環境衛生組合、茨城県後期高齢者医療広域連合などの一部事務組合、広域連合への派遣が5名、社会福祉協議会へ1名、産業文化事業団へ1名、株式会社電通へ1名、消防本部からは茨城消防救急無線・指令センター運営協議会へ2名、茨城県立消防学校へ1名、宮城県気仙沼市へ1名派遣しております。  以上です。 465 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 466 ◯21番(高野 要君) 今、残業等々で大きな問題となっているところへも派遣してございますよね。その理由の説明をお願いいたします。 467 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 468 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。確かに株式会社電通においては、悲惨な犠牲者が出たというような職場ではございますが、やはり日本のトップリーダーとして、情報発信、さらには広告代理店の業務を実施しております。そういった中で、石岡市といたしましては、以前から情報発信が弱いというようなご指摘等もいただいておりましたので、そういったものも克服するために、最先端の職場において情報発信のノウハウを得て、当市の戦略的情報発信に生かそうとして派遣したものでございます。  以上です。 469 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 470 ◯21番(高野 要君) 情報発信が弱いということでございますけれども、その情報発信が弱いというのは、どういったところから出てきている言葉なんですか。 471 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 472 ◯総務部長(久保田克己君) 具体的にこうとまでは申し上げられませんが、いろんなアンケート等をとった集積の結果において、なかなか石岡市という知名度が上がっていないというような状況がそこにあったかと思います。そういった中で、情報発信力が弱いというふうな判断になったものかと思います。  以上です。 473 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 474 ◯21番(高野 要君) それ、アンケートって、市民アンケートですか。市民アンケートだったら、そのアンケートの資料を見せていただきたいんですけど、お願いします。 475 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・佐々木君。 476 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 私のほうから、情報発信の担当部署ということでご答弁させていただきます。毎回のように議員各位から、戦略的情報発信、石岡市の魅力を発信して、交流人口や移住、そういったものを進めろというご指摘をいただいております。そういう中で、10月末を目途といたしまして、子育て支援のポータルサイトも立ち上げを進めております。そういう中で、先ほど部長からもございましたとおり、最先端の情報発信のノウハウを持っている企業に派遣をし、そこから得られるものを期待し、派遣したというところでございます。  以上でございます。 477 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 478 ◯21番(高野 要君) あなた、佐々木公室長、考え方が間違っていませんか。期待ですよね、期待で行かせているんですよね。それだけのものを持って帰ってくるかどうかもわかりませんよね。なぜ今、石岡市は35歳まで年齢を繰り上げたんですか。そういったことから考えたときに、何歳の方が行っているかわかりませんけれども、35歳ということを考えたときに、行政は、それほどそのような優秀な戦力が必要であるとすれば、それは企業から来ていただくのが本来の姿じゃないですか。覚えてくるまでに何年かかるんですか。考え方は間違っていませんか。  これは何年間お願いしたんですか。お伺いします。 479 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 480 ◯総務部長(久保田克己君) 1年間でございます。 481 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 482 ◯21番(高野 要君) 1年間で何ができるんですか。最先端と言いましたよね。それが1年間で習得できますか。私も会社も経営してきまして、いろんなことをやってきました。1年間でスペシャリストになる人はおりませんよ。じゃあ、1年間でどれだけのものを習得して帰ってくるのか、教えてください。即戦力になるのか。 483 ◯議長(岡野孝男君) 副市長・松隈君。 484 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。電通に職員を派遣するということでございますが、人材の育成ということで、情報発信のスキルを向上させて、石岡市に還元することを期待して派遣しているものでございます。  以上でございます。 485 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 486 ◯21番(高野 要君) これ、職業ですよ、仕事です。期待とか、そういうもんじゃないでしょう。必ずなんですよ。持って帰ってくるんですよ。どこまでもしらばくれたことをやっているんですか。お遊びじゃないですか。行くんだったら、2年、3年と行かせてあげなさいよ。その方がきちっとしたものを持ってくるまで。私も職人をやりましたけど、職人というのは8年やらないと年季が明けないんです。わかりますか。8年一生懸命やると、一人前にしてくれるんです。どんな優秀な人でも、1年で詰めて覚えて帰ってくるなんていうことはありますか。かわいそうでしょうよ。その人が戻ってきて、また一般の事務職に来たとき、みんなと同じですか。何のために電通へ行ってきたんだ。よく、やっていることの意味を考えたほうがいいかと思いますよ。もう少し……、どこでもそうです。行かせるんだったら行かせるように、その人たちがちゃんと一人前、100%といかなくても、ある程度の力を持って帰ってくる。そして、石岡市へ戻ってきたらリーダーとして頑張る。それが本来の姿じゃないですか。  それで1年行かせるのに、皆さん見に行くんでしょう。3人、4人で、泊りがけで。皆さんのほうが危険ですよ。一生懸命やっているんです。  全く、今聞いて初めてわかりましたけど、みんな1年。1年でも2年でも行かせて、その人たちがきちっと仕事を覚えて……、覚えているというか、そこの現場で働いて、身につけるものを身につけて帰ってくる。これが本来の仕事なんです。どうですか、この件について、今の副市長の見解で合っていますか。答弁しますか。どうぞ。 487 ◯議長(岡野孝男君) 副市長・松隈君。 488 ◯副市長(松隈健一君) 1年間ということでございますが、仕事として研修、人材育成ということを目的として行くわけでございますので、その1年間という時間の中で、できる限りのスキルアップをして、石岡市に還元していただきたいと思っております。  以上でございます。 489 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 490 ◯21番(高野 要君) 1年で帰ってきて、きちっと今、スキルアップという言葉が出ましたけど、その方が活躍してくれるんでしょう。その活躍についても、私も見守りたいと思いますので、どういう人材であるかは、議員にも、私らにも教えていただければと、かように思うところであります。この研修においての効果は1年で十分だということでございますので、あれです。  次に、気仙沼市に消防職員を派遣していると思いますが、どのような業務を行っているのか、お伺いします。 491 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 492 ◯総務部長(久保田克己君) 当市から今年度初めて、被災地であります気仙沼市に職員を派遣してございます。そういった中では、復興に関連する業務を主なものとして担当していただいている。具体的には、自主防災組織の設立などにもかかわっていただいていると聞いております。  以上です。 493 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。
    494 ◯21番(高野 要君) これ、気仙沼市で、うちのほうは消防職員が行っているかと思うんですが、気仙沼市からの要望があったのは消防職員ですか、一般職ですか、お伺いします。 495 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 496 ◯総務部長(久保田克己君) 気仙沼市からの要望といたしましては、特に行政職、消防職というような指定はございませんでした。 497 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 498 ◯21番(高野 要君) 何であんたはそういううそをつくんですか。私は気仙沼へ電話したんですよ。気仙沼の総務へ。職員で、私の脇にいた人がいますからよく知っています。それでお伺いしたんです。うちのほうは消防職員などは……、一般行政職です。ですから、149名行っております。石岡だけですよ、消防職員。総務部長は何でそんなにうそつきなんですか。うそつきか無知かどっちかですね。向こうの総務の人と話したことはございませんか。この消防士さんは3年らしいですよ。一生懸命研修受けてきて、それで消防士をやっていたと。だけど、何でこれ、全然消防士など予定もされていないのに、消防士を行かせるのかなと思ったんです。  これ、じゃあ、消防長に聞きますけど、消防士は余っているんですか。 499 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 500 ◯消防長(小松崎政次君) 現在、消防職員は130名で、市民の安全安心に努めておりますが、被災地の現在の状況などを鑑みまして、復興に協力できればと思いまして、職員の協力のもとに派遣を決定したものでございます。 501 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 502 ◯21番(高野 要君) もう2分なので、終わりますけど、私は12月になったらまたやりますけど、今泉さんとやるかどうかはわかりませんけど、これ、係長等々にも聞いたんですが、この職員の選考に当たっては、全然そういったヒアリングを何もやっていないんですね。今泉さんのトップダウンでやられたというもっぱらの話なんですよ。これは本当ですか。私は確信を持って言っています。どうぞ答弁願います。 503 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 504 ◯市長(今泉文彦君) 気仙沼の職員派遣に関しては、消防長と協議して、そして派遣を決定したという経過があります。 505 ◯議長(岡野孝男君) 21番・高野 要君。 506 ◯21番(高野 要君) よくわかりました。消防職員100何十名おります。そういった中で、消防長と2人で話して決めたなんて、あんたは入る必要がないんです。消防長がこの人が適任だと言えば、それでよかったじゃないですか。消防長と話したというような話を聞いていますけど、それは違います。今泉市長がトップダウンでやったという話です。また12月にゆっくりこの件に関してはやります。そういうことをやると、職員もみんなかわいそうですから。きちっと公平公正、そして、市民の安全を守る消防士さんですから、縦の線、横の線、みんな崩れてしまいます。しっかりとその辺のところを考えて行動をとってください。これは市長と消防長に私から申し上げます。  以上で質問を終わります。 507 ◯議長(岡野孝男君) 以上で通告による質問は終了いたしましたので、これをもって一般質問を終結いたします。  本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明9月7日定刻午前10時から会議を開き、各議案に対する質疑を行います。  ご苦労さまでした。                   午後 4時43分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...