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平成29年第1回定例会(第4日目) 本文 開催日:2017-03-01
平成29年第1回定例会(第4日目) 議事日程・名簿 開催日:2017-03-01

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  1. 石岡市議会 2017-03-01
    平成29年第1回定例会(第4日目) 本文 開催日:2017-03-01


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成29年3月1日(水曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(塚谷重市君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ──────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(塚谷重市君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き、市政一般に関する質問を行います。  16番・菱沼和幸君。 3 ◯16番(菱沼和幸君) おはようございます。16番、公明党の菱沼和幸でございます。第1回定例会で、通告に従いまして、5項目にわたり一括質問させていただきます。市民の方がわかりやすく理解できるような、明快かつ建設的な答弁を求めます。  質問に入る前に、この3月で退職され、また勇退される方に対し、長きにわたり市政発展及び市民サービス、そして福祉の向上のためにご尽力をいただいたことに、衷心より御礼と感謝を申し上げますと同時に、まだ勤務日数はありますが、お疲れさまでしたと申し上げたいと存じます。  さて、今日から、春の全国火災予防運動が7日まで行われます。防火標語は「消しましょうその日その時その場所で」。我が家の防火対策を万全にしていただき、危機管理意識を高めていきたいと考えております。  今定例会は、骨格であるものの平成29年度のスタートを切る一般会計当初予算をはじめとし、平成28年度を締めくくる補正予算等の審議を諮る重要な定例会でございます。基礎自治体である当市の予算編成に当たっては、国の方針に基づく変化などもあり、またさまざまな災害の影響もあり、行財政運営の計画等にも苦心惨たんと推察いたします。  それでは、まず最初に、平成28年度の総括及び29年度の市政運営についてお尋ねをしたいと思います。  1点目、28年は市長の視点で捉えたとき、総事業を振り返り、どのような見解を持たれたのか、さらに、率直に費用対効果を含め、市長なりに総括していただければと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。  次に2点目、開会冒頭、市長より所信表明がなされたわけでございます。国の動向、市の現状・課題を踏まえ、石岡かがやきビジョンに掲げる将来像「誰もがいきいきと暮らし輝くまちいしおか」を実現するため、具体的な行動計画である石岡ふるさと再生プランが策定され、仕上げの年度を迎えております。平成29年度石岡ふるさと再生プロジェクトが提示されました。本プロジェクトの中から、順次、新規事業の取り組みについてお尋ねをいたします。  1)教育環境充実プロジェクト学校防犯カメラ設置事業、428万5,000円の予算でございます。「子どもたちが安全・安心に学ぶことができる教育環境づくりのため、市内各小中学校に防犯カメラを計画的に設置します」とはどのような状況になっていくのか、お尋ねします。  2)子育て応援プロジェクト子育て情報ポータルサイトの開設、54万3,000円の予算でございます。「子育て情報における助成制度の概要、支援情報等を利用者に合わせ、わかりやすく効果的に提供するためのポータルサイトを開設し、移住・定住の推進を図ります」とはどのようなことか。  3)企業誘致プロジェクト企業誘致可能性調査、47万円の予算でございます。「企業を誘致するにあたり、主である工業団地に受け皿が無くなってきたことから、立地可能性のある土地の調査を行い、それぞれの土地の強み・弱み等を精査し、新たな企業の立地誘導を図っていきます」とはどのようなことか。  4)中心市街地活性化プロジェクト、まちなか居住の推進、536万円の予算でございます。「中心市街地において、住宅の建築や住居の家賃の一部助成を手厚くし、居住の誘導を図ります」とは、どのようなことか。
     5)農林業振興プロジェクト、農業研修生の受け入れ、288万1,000円の予算でございます。「近年、就農等を通じた定住や交流人口の増加がみられており、今後の地域活性化が期待されています。平成29年4月から新たに、就農研修生を受け入れるとともに、市外からの就農(林)者に住まいや農地の情報を提供できる体制づくりに取り組み、新規就農者の定住促進に努めます」とはどのようなことか。  6)地域の魅力アッププロジェクト地域おこし協力隊の導入、1,384万6,000円の予算でございます。「地域おこし協力隊を導入し、移住定住・体験観光・地場産品の開発・鳥獣被害対策・中心市街地活性化などの分野において地域課題の解決に取り組むことで、移住定住の促進を図ります」とは、どのようなことか。  市の魅力情報発信、196万1,000円の予算でございます。「映像コンテストを通じ、石岡市の魅力向上と市内外への魅力発信に取り組みます。また、応募作品については、学校等での活用や映像記録として、多面的な展開を図ります」とはどのようなことか。また、「市が所有するバスをラッピングし、動く広告塔として、市の魅力を県内外に広く発信してまいります」とはどのようなことか、お尋ねします。  7)生涯現役プロジェクト、スポーツ推進計画の策定、182万6,000円の予算でございます。「平成31年に開催する「茨城ゆめ国体」を見据え、市民のスポーツに対する意識やスポーツ施設の現状等を把握し、さらなる気運の醸成に向けた計画を策定します。あわせて、生涯スポーツの推進をすることで、市民の健康促進を図ります」とはどのようなことか。  8)安全・安心プロジェクト、雨量計設置事業、97万2,000円の予算でございます。「近年見られる集中豪雨等による災害に対し、きめ細かな対応が求められています。市民のさらなる安全・安心を推進するため、県域雨量計のほかに、新たに市独自に雨量計を設置し、災害への迅速な対応を図ります」とはどのようにされるのか。  9)行財政改革の推進、「公共施設等総合管理計画の推進を図るため、個別計画の作成に取り組み、市民の皆様と情報を共有し、ともに考えながら、適切な進行管理を行っていきます」とはどのようなことか。  10)人口減少・少子化対策、結婚に対する支援の実施、「広域連携で他自治体と合同で婚活イベントを開催し、出会いの機会の充実を図ります。婚活イベントでは、いしおかのおまつりなど、市の魅力を十分に発信してまいります」について、詳細かつ具体に答弁をお願いいたします。  以上で、1項目目に対する1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 5 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 最初に、私のほうから、平成28年度事業の総括についてご答弁申し上げます。  平成28年度の主要な事業につきましては、議員からございましたとおり、リーディングプロジェクトといたしまして重点的に実施しております。この主な事業の進捗状況といたしましては、教育環境充実プロジェクトにおきまして、こども図書館本の森の取り組みを進めてまいりましたが、4月にオープンを予定してございます。また、観光・交流推進プロジェクトにおきまして、フラワーパークのイルミネーションの拡充を行い、前年度を上回る3万人の来場者が訪れ、新たな交流人口の拡大に寄与しております。次に、生涯現役プロジェクトにおきまして、市内5か所目となる八郷運動公園のウォーキングコースを設置し、利用者に好評を得ております。さらに、八郷総合支所の有効活用といたしまして、2階のブラウジングルームを改装し、市民の憩いの場となる喫茶スペースを設置いたしました。本日オープンの予定でございます。この喫茶スペースにつきまして、利用の促進を図ってまいりたいと考えております。  これら主要事業につきましては、28年度のリーディングプロジェクトに30の事業を柱立てしておりますけれども、全ての事業について実施を図っているところでございます。今年度内の実施も含めますと、ほぼ実施済みになる予定でございます。  それから、効果的・効率的、費用対効果でございますけれども、この投資をして交流人口が増えたとか、形になるものもございますが、なかなか形が見えないものもございます。議員からありますとおり、最小の経費で最大の効果が得られるよう、今後も事業展開に努めてまいりたいと思います。  次に、個別の事業についてご答弁申し上げます。  最初に、子育て応援プロジェクト子育て情報ポータルサイトの開設についてでございます。この内容でございますけれども、昨日ご答弁申し上げましたとおり、少子高齢社会が進む中で、石岡市のよさを広く知っていただくことで、将来にわたり石岡市に住み続けていただきたいと考えております。この中で、市もさまざまな魅力ある定住化施策を行い、情報発信を行ってきたところでございますけれども、提供する各種サービスを知らない方も多く、より伝わる情報発信のあり方について、課題となっておりました。  子育てポータルサイトの構築は、時代を担う子育て世帯へ特化したサイトを構築し、情報提供することで、市民が活用できるさまざまな支援制度をわかりやすく紹介し、将来にわたり石岡に住んでいただくことの優位性を、的確に伝えてまいりたいと考えております。  続きまして、6番目の、地域の魅力アッププロジェクトのうち、地域おこし協力隊の導入についてご答弁申し上げます。地域おこし協力隊につきましては、東京圏をはじめとする都市住民など、地域外の人材を地域社会の新たな担い手として受け入れまして、地域力の維持・強化を図る活動でございます。本市の豊かな地域資源、地域産業を活用した田舎体験や、触れ合い交流などの各種の地域協力活動に従事していただきながら、本市への定住・定着を図ることを目的としてございます。議員からございましたとおり、29年度は、中心市街地、観光交流、農林業、移住定住の4分野におきまして募集いたしまして、地域課題の解決を目指すとともに、就任した方の定住が図れるように、事業実施をしてまいりたいと考えております。  続きまして、同じ市の魅力の情報発信についてご答弁申し上げます。この市の魅力情報発信の取り組みといたしまして、議員からございましたとおり、映像コンテストを開催することによりまして、石岡市の魅力の向上と、市内外への魅力発信を図っていきたいと考えております。この目的といたしましては、単なるPR動画を募集するのではなくて、石岡市に暮らす人々により連綿と伝えらえてきた風俗や伝統文化、物語など、ふるさとの素顔を後世に残すことを目的としております。募集内容といたしましては、現在、案でございますけれども、短編部門とCM部門、これらを今後広く募集いたしまして、石岡市でのこういった動画として活用してまいりたいと考えております。  次に、9番目の、行財政改革の推進の公共施設等総合管理計画の推進についてご答弁申し上げます。議員ご案内のとおり、平成27年度に、公共施設等の実態を明らかにするため、石岡市公共施設白書を作成してございます。施設ごとのカルテを作成したところでございます。それをもとにいたしまして、今年度、長期的な視点で計画的に公共施設等の更新を実施していくため、石岡市公共施設等総合管理計画を策定しているところでございます。間もなく皆様にご提示できるものと思っております。それを受けまして、平成29年度は、それぞれの公共施設を持っている所管課と、その施設の個別計画を策定していく予定でございます。公共施設等の所管部門、計画を管理する行革部門、さらには財政企画部門、その達成状況を共通課題といたしまして、明確な目標を持って、組織全体で取り組んでまいりたいと考えております。  私のほうからは以上でございます。 6 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 7 ◯総務部長(久保田克己君) 私からは、8)安全・安心プロジェクト、雨量計設置事業につきましてご答弁申し上げます。現在、当市には、消防署愛郷橋出張所、中央公民館、地磁気観測所の3か所に、茨城県管理の雨量計が設置されております。近年の局地的な豪雨などにより、市内においても石岡地区と八郷地区とでは雨量に大きな差があり、現在の観測点だけでは、迅速な災害対応を行う上で支障がございました。実例を申し上げますと、昨年の8月16日の台風7号では、中央公民館で時間雨量63ミリ、愛郷橋で19ミリと、44ミリの差がございました。また同月23日の台風9号に伴う大雨洪水警報発令時では、中央公民館で43ミリ、愛郷橋でゼロミリと、43ミリの差が生じておりました。  今回設置予定の雨量計は、観測地点に本体を設置し、無線で雨量計専用ホームページに情報を送り、ネット環境があれば、誰でもリアルタイムに情報確認ができるシステムです。この雨量計を導入することで、警報時の避難情報の発令を迅速に判断するデータとして活用していきます。また、関係部局においても情報を共有することができるため、関係機関などとの連絡調整もスムーズに行えるものと考えております。さらには、ホームページで情報を公開することで、市民誰でもがリアルタイムに情報の確認ができ、浸水や冠水、土砂災害の危険をいち早く知ることができるものでございます。また、市民の皆様がリアルタイムで閲覧できるスマホアプリに登録することにより、市民の皆さんがそれぞれに設定されました気象条件に達するとアラートでお知らせする機能が利用できることになりますので、これらプッシュ機能を活用することで、土砂災害や水害などへの迅速な対応が図れるものと考えております。  以上でございます。 8 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 9 ◯生活環境部長(横田克明君) 私からは、10)の、共通テーマである人口減少・少子化対策における結婚に対する支援の実施につきまして、ご答弁申し上げます。これまでの実績と新たな取り組みにつきましてご答弁申し上げます。石岡市は現在、小美玉市と広域による石岡地方結婚相談所を設置しております。その主要事業といたしまして、男女の出会いの場の提供を目的としたふれあいパーティーを実施してございます。実績としまして過去3年間の数字を申し上げます。平成26年度、参加者187人、カップル成立数31組、そのうち石岡地方結婚相談所の部分が21組でございます。平成27年度は参加者247人、カップル成立数34組、そのうち石岡地方結婚相談所が21組でございます。平成28年度は参加者数191人、カップル成立数29組、うち石岡地方結婚相談所内が13組でございます。なお、平成28年度は現在まで3回実施してございまして、3月12日に第4回目を小美玉市の空のえき「そ・ら・ら」で実施を予定してございます。  次に、新たな取り組みでございます。今年度の新たな取り組みとしまして、広域連携によるふれあいパーティーの回数が、ただいま申し上げましたように4回となりまして、鹿嶋市主催によるパーティーが、鹿島スタジアムを使用しまして1月28日に開催されております。例年の石岡地方結婚相談所が主催するふれあいパーティーにつきましては、先ほど申し上げました3月12日日曜日開催予定の空のえき「そ・ら・ら」で行われるパーティーにおきましては、新たに県のいばらき出会いサポートセンターとの共催として取り組み、パーティーの進行等を含め、いばらき出会いサポートセンターのさまざまなノウハウを取り入れながらの開催を予定しております。  また、来年度におきましては、広域連携による開催についてもよりよい形を模索するとともに、石岡地方結婚相談所の主催事業としまして、恋人の聖地として認定されております茨城県フラワーパークでのパーティー開催も視野に入れ、検討を行い、石岡地方結婚相談所運営協議会において諮ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 10 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 11 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 私からは、3)の企業誘致プロジェクト企業誘致可能性調査と、4)の中心市街地活性化プロジェクトのまちなか居住の推進についてご答弁申し上げます。  企業の誘致につきましては、柏原工業団地内に受け皿がなくなってきている状況にございます。しかしながら、さらなる雇用拡大、地域経済の発展を図る上で、継続的な企業誘致を進める必要があると考えております。そのため、立地可能性のある土地の調査、企業側から見た立地環境評価や、当市への立地展開の可能性等調査を行いまして、それぞれの土地の強み・弱み等を精査し、都市計画、農政、企業誘致のセクションが連携し、県との調整もしていきながら、誘導地域の整備の方向性を見出し、新たな企業の立地誘導を図ってまいりたいと考えております。  次に、4)の中心市街地活性化プロジェクトのまちなか居住の推進につきましてご答弁申し上げます。最初に、住まいづくり推進事業でございますが、この事業は、市外転入者が自ら居住する住宅を建築し、定住する場合、その建築費用の一部を補助金として交付するもので、住宅の建築に要する額の10%以内かつ30万円限度となっておりますが、中心市街地エリア内に住宅を建設する場合、補助金額を10万円上乗せいたしまして、40万円を限度とするものでございます。  次に、木の住まい助成事業ですが、この事業は、市民または市外からの転入者が自ら居住する木造住宅を建築する場合、その建築費用の一部を補助金として交付するもので、補助金額につきましては、住宅の建築に要する額の10%以内かつ50万円限度となってございますが、中心市街地エリア内に住宅を建設する場合、補助金額を10万円上乗せしまして、60万円を限度とするものでございます。  次に、新婚世帯家賃助成事業につきましては、民間の賃貸住宅にこれからお住まいの新婚世帯の方に家賃の一部を助成するもので、家賃補助の月額上限は2万円でございますが、中心市街地エリア内に住む場合は、3,000円を上乗せして上限を2万3,000円とするものでございます。  また、子育て世帯家賃助成事業につきましては、民間の賃貸住宅にこれからお住まいの子育て世帯の方に家賃の一部を助成するもので、家賃補助額は上限が2万円でございますが、中心市街地エリア内に住む場合は、3,000円を上乗せしまして上限を2万3,000円とするものでございます。  まちなかの居住の推進として、この4つの事業が中心市街地エリアで上乗せの補助を行い、中心市街地の居住者人口の増加を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 12 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 13 ◯経済部長(前沢洋一君) 私からは、5)農林業振興プロジェクトの農業研修生の受け入れについて、また6)地域の魅力アッププロジェクトの中のラッピングバスにつきまして、お答えを申し上げます。  まず、農業研修生の受け入れについてでございますが、新たに農業を営もうとする方に、農業経営に必要な技術や知識を習得させる環境づくりといたしまして、現在、朝日里山学校に新規就農者研修施設の整備を進めておりまして、第1期の研修生を4月から1組、夫婦で受け入れを予定してございます。今回は、研修生の予定の方から有機農業を学びたいという希望もあることから、有機農業の研修を行う予定でございまして、指導等はNPO法人アグリやさとに委託し、JAの有機部会の先輩農家がバックアップするという体制になってございます。第2期以降の研修生につきましては、県内外で開催されます就農相談会等での相談や、ホームページ等での案内などを活用して、募集してまいりたいと考えております。  新規就農者研修施設は、体験型観光施設朝日里山学校の周りに研修農場を配置しておりますので、体験や見学で来場された方が間近で農業研修を見ることができますし、ワーキングホリデーなど就農体験も可能となりますので、就農への動機付け、随時の就農相談ができる施設としてまいりたいと考えてございます。また、研修生及び、これまでの新規就農者からも要望の多い、独立する際の住居、農地につきまして、情報提供できる体制づくりに取り組みまして、新規就農支援による移住定住の促進に努めてまいりたいと考えてございます。  次に、ラッピングバスについてでございますが、ラッピングバスにつきましては、市が所有するバスをラッピングし、動く広告塔として、当市の魅力を県内外に発信するものでございます。現在、当市では、公用バス1台、福祉バス2台を運用してございますが、その中で、壁面が大きく、市外へ出向く回数の多い福祉バス1台の前後側面にラッピングを行うものでございます。デザイン等につきましては情報戦略会議におきまして検討しまして、バスの点検整備期間を利用してラッピングするということになりますので、そうした時期を見定めながら、できるだけ早い時期に走らせてまいりたいと考えております。  以上でございます。 14 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 15 ◯教育部長(宮本秀男君) 教育委員会から、1)と7)の2項目についてご答弁を申し上げます。  まず最初に、学校防犯カメラ設置事業についてでございますけれども、子どもたちが安全安心に学ぶことができる教育環境づくりのため、市内小中学校の防犯対策として防犯カメラを計画的に設置するもので、平成29年度におきましては、石岡中学校、府中中学校、南小学校、園部小学校、府中小学校の計5校に設置を予定するものでございます。以上5校を選定した理由といたしましては、統合再編の状況や門扉の有無、学校周辺における不審者情報などを参考といたしました。なお、防犯カメラの設置場所につきましては、侵入がされやすい正門と裏門の2か所を予定しております。  次に、スポーツ推進計画の策定についてでございます。スポーツ推進計画の策定につきましては、国のスポーツ基本法に基づき、国のスポーツ基本計画を参酌しながら、本市の特色と実情に応じて策定するものでございます。近年のスポーツを取り巻く環境の変化、健康志向の高まりによるスポーツニーズの多様化などにより、スポーツの果たす役割は今まで以上に重要となっており、生涯スポーツ社会の実現に向けた取り組みが求められているところでございます。そのためにも、本計画は、石岡市ふるさと再生プラン、あるいは個別計画の整合性を図りながら、平成31年に開催されます茨城ゆめ国体を見据え、平成29年度に策定をいたします。策定に当たっては、市民のスポーツに対する意識やスポーツ施設の現状等について把握して、広く市民の声を反映させるために、各種スポーツの競技団体やスポーツ愛好家の意見を取り入れたスポーツ推進計画の策定に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 16 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 17 ◯市長(今泉文彦君) 平成28年度事業の総括についてお答え申し上げます。事業の進捗につきましては、概ね順調に進捗していると感じております。きのうも同様の質問に対してお答え申し上げましたけれども、事業成果については、結果が見えるものが多く、例えばふるさと納税の大ヒットをはじめ、子育て支援の充実、プラチナ応援カードの順調な伸び、ふるさと学習の普及など、市民の良好な反応も加え、その要因をたどっていくと、これは職員の日々の頑張りと、ひとえに議会の皆様のご理解とご支援のたまものと感謝するものであります。  それから、29年度でありますけれども、これについては、今、それぞれの担当部長が申し上げたとおりでありますけれども、ここで言う「ふるさと再生」と申し上げましたけれども、国の掲げる地方創生と同一のものでありまして、これからが本番という気がしてなりません。この中にあります行財政改革を力強く進め、市民との協働を着実に実行し、それから、市役所新庁舎が建設されますけれども、そこで防災の拠点を確かなものとして、そういったものに加え幹線道路の整備、そういったものを整えながら、その中で石岡市の存在価値をどう発揮していくか、住み続けたい石岡市をどう実現するか、石岡市のあすを見据えてエンジン全開で取り組んでまいりたいと思います。  以上です。 18 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 19 ◯16番(菱沼和幸君) 市長はじめ、担当部長からの答弁、ありがとうございました。概ね理解できましたけれども、再度質問させていただきます。  まず1点目でございます。教育環境充実プロジェクトに関してでございます。今、教育部長のほうから答弁がありましたけれども、実際、今回は5校ということで、来年度は城南中学校、それから石岡中学校が編成されますので、そうすると残り16校が未整備の部分……。実際、今までも整備されている小学校、中学校もあるわけですけれども、そういう中で、最終的に残るのは16校だと思うんですね。その16校に対して何年計画で整備するのか、またこの選定基準はどうなっているのか、それからモニターの管理運営はどのようにされていくのか、その3点ですね、選定基準、それからモニターの管理運営等はどのようにされていくのか、また16校に対して何年計画で整備されていくのか、そのタイムスケジュール、その部分を3点お尋ねしたいと存じます。  それから、2)の子育て応援プロジェクトということで、佐々木室長から答弁いただきましたけれども、実際、今回新たな部分で、子育て情報ポータルサイトを開設されるということで、きのうも同僚議員からも質問をされていて、私もこれはすばらしいことだと思っておりまして、きのうの同僚議員からの話も、やっぱりこれだけじゃなく、拡充してもらいたいということで話がありました。まさにそのとおりだと私も思っております。これは1つのきっかけの中のホームページのスタイルだと思っておりますけれども、今現在、石岡市のホームページには、防災ポータルサイトが掲載されておりまして、それと同趣旨の位置付けに、今回、石岡の子育て情報ポータルサイトがなるのか、お尋ねしたいと思います。  それから、この開設に先立ちまして、市民の方への周知徹底といいますか、実際、子育て応援プロジェクトの中のポータルサイトを立ち上げるわけですけれども、最終的にこれを見ていただかなければ、石岡市の1つの一元化といいますか、福祉に対する子育ての一元化の部分の情報が伝わっていかないと思いますので、周知徹底、市外の方への対応、あと開設時期は大体いつごろを考えているのか、お尋ねしたいと存じます。  それから、3)の企業誘致プロジェクトについてでございますが、理事のほうから答弁をいただきましたけれども、実際、今、柏原工業団地もかなりいっぱいになってきているという状況でありまして、ただ、その面積によってはあいた部分があったりするわけですけれども、そういう部分において、今、さまざまな観点から調査されていると思います。これから新たな部分での調査とういうことで、いわゆる第2工業団地、1つの仮称でありますけれども、そういう部分を開発整備するときには、私が思うのには、石岡のさまざまな会社さんを回る機会もあるんですけれども、そういう中で言われるのは、実際、もうちの会社も現状で狭くて、工業団地等に入っていきたいんだと。しかしながら、大きな規模では工業団地に入れないんだということで言われております。そういう中では、大企業、中小だけじゃなく、中小零細も入っていけるような、そういう計画も、1つの選択肢の中に入れていただければなと思っているんですけれども、その点どのようにお考えか、見解をお尋ねしたいと存じます。  それから、4)のまちなか居住の推進ということで、今回、木の住まいの部分においては50万円から60万円、また、住まいづくりの部分においては30万から40万という、10万円ずつ上乗せがされておりまして、また新婚世帯の部分においても3,000円が上乗せされているという状況で、これはすばらしいことだと思っております。  しかしながら、これに当たりまして、規定、基準、要綱についてはどのようになっているのか、また、何件、何世帯を対象としているのか、また、情報発信に伴う周知徹底をどう考えているのか、お尋ねしたいと存じます。  次に、5点目の、農業研修生の受け入れということでありましたけれども、先ほど経済部長のほうから、朝日里山の研修所が今年の4月からオープンするということで、夫婦の方が今回トライしていくということでありました。しかしその後、何名の就農研修生を考えているのか、今回は夫婦の方があると思いますけど、その後どのような計画というか、何名の方を募集というか、研修生を募っていこうと考えているのか、やっぱりある程度先を見据えた対応というのが重要になってくるかなと思っておりますので、その点お願いしたいと存じます。  それから、6)地域の魅力アッププロジェクトのまちおこし協力隊についてでございますけれども、室長から答弁ありましたけれども、これは、総務省は29年度から、都市部の若者らが過疎地などに移り住んで地域活性化に取り組む地域おこし協力隊への支援強化を図ってまいりますということで、隊員への財政支援は最長3年だが、育児や産後産休のために活動を中断しても、その期間を除いて対応し、実質的に3年間活動できるようにするそうでございます。  人口減少対策として、移住定住を促す施策を進める中、人件費を含む経費を国が負担する協力隊への期待は大きいと思っております。現在は自治体に対し、1人当たり年400万円を上限に特別交付税が支給されます。当市においても期待されているところでございますが、3月31日まで募集延長がなされ、先着順にて随時選考を行い、定員に達し次第募集を終了すると掲げておりますけれども、現在までの応募状況についてお尋ねしたいと存じます。  それから、市の魅力の情報発信については、後ほどまた質問させてもらいます。  バスのラッピングについてですけれども、今回、公用車としては、バスは一応3台あるという状況の中で、その中の福祉バス1台にラッピングをするという状況で、経済部長から答弁ありまして、デザインはこれから協議をして決めていきたいということでありまして、早い時期に導入していきたいということでありました。  そういう中で、実際、年間の稼働日数はどのくらい……。県内県外に出る福祉バス、非常に多いということでありますので、実際そういう部分をPRする意味においては、実際、年間このくらいの稼働日数があるだろうということの計画をして、その福祉バスというふうに決めていると思いますので、その稼働日数がわかれば、お尋ねしていきたいと思います。  それから、今回、ラッピングバスということになるわけですけれども、それにおいては、そのラッピングバスも、1つのネーミングというか、そういう部分を公募してもいいんじゃないかなと私は思うんですね。新たな部分で愛着を持っていただくということも必要かなと思っておりますので、そのラッピングに対するネーミングの考えといいますか、そういう部分をちょっとお尋ねしたいと思います。  7)スポーツ振興計画の策定ということで、今、教育部長のほうから答弁をいただきまして、今回、計画策定に当たり、審議会とか委員会、例えば協議会を立ち上げて議論をしていくのかどうか。そうであれば、構成メンバーや人数等わかれば、お伺いしたいと存じます。  それから、8点目の、安全・安心プロジェクトでございます。雨量計設置事業ということで、今回初の部分ですね。先ほど部長が答弁されたように、近年、ゲリラ豪雨的な部分ですね、集中豪雨があちらこちらでありまして、確かに石岡市においても、それだけの、1時間に対しての雨量の差も出てきているわけですよね。先ほど部長の答弁があったように、差として44ミリの差があったりとか43ミリあったりという答弁があったわけですけれども、そういう中で、この設置場所なんですけれども、これは、観測地が3か所あると言っていましたけど、その3か所に本体を設置するのか、もしそうでなければ、設置場所、石岡本庁に置くのか、ちょっとこの辺がわからなかったものですから、その点お尋ねしたいと存じます。  それから、今回のスマホアプリの部分においては、いろいろ調べさせていただきましたらば、県庁も含めておりますけれども、県内で10の自治体で導入済みであります。そういう部分においては、私、スピーディーな情報伝達を市民の皆さんにするためにも、メーカーの説明だけでなく、先進自治体へ、成果とか効果についてヒアリングをすべきではないかと考えているんですけれども、その点どのようにお考えなのか、お尋ねしたいと存じます。  それから、行財政改革の推進ということで、公共施設等総合管理計画ということで、私もこの部分においては何回も質問に立ってまいったところでございます。先日の総務委員会でも、その計画案について提示がされ、ご説明を受けたところでございます。今、室長からあったように、この定例会か、もしくは定例会後かわかりませんが、きちんと冊子が各議員のほうに配られてくると思います。それに基づいて、今後、個別に計画が策定されるわけですけれども、各所管で作成するということでありますが、実際、各部に投げて、それをいつごろ室長のほうでは……。各部に投げて、それだけではないと思いますので、必ずそれを戻していただいて、それをしっかりとPDCAしていくと思うんですね。そういう中で、実際、各部署に4月以降投げると思うんですけれども、それで、最終的に29年度の末までにあれなのか、もしくは、29年度末だと、市長公室長の1つの所管ではまとめ切れなくなってしまうので、今年の12月なのか、そこら辺、ちょっと具体なタイムスケジュールがわかっていれば、お尋ねしたいと存じます。  以上、2回目の質問といたします。 20 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 21 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) ご答弁申し上げます。最初に、子育てポータルサイトについて3つほどございました。1点目といたしまして、現在の防災ポータルサイトと同じ趣旨かということで、そのような趣旨で、窓口を1つにして、全ての情報が見られるような方針で進めてまいりたいと考えております。  2つといたしまして、この広報の周知の方法ですけれども、市内の方には広報紙、それから市外の方にはホームページ、あとは市内の方に対してもメールマガジンとか、転入時にご紹介するとか、あとは保育施設等におきまして、これらの周知を図っていければと考えております。それから、開始の時期ですけれども、今年といいますか、来年度の10月を目途にしてございます。  それから、地域おこし協力隊の現在の状況でございますけれども、現在まで2名の女性の方、現在、内定の手続を進めているところでございます。内容といたしましては、移住定住と中心市街地の活性化の応募がございました。この方々については、都内の民間の会社に勤めていらっしゃった方でございます。それから、昨日までに男性2名の応募がございまして、現在、この方々については大学院生ということで、3月の卒業を待ってこちらの面接をして、採用にするかどうかの決定をしていきたいと考えております。  それから、行革のほうのスケジュールでございますけれども、先ほども申し上げましたとおり、私どもだけが旗を振っていてもできませんので、私どもの行革部門とか公共施設を管理する部門、それから財政企画部門、全てかかわってきますので、それらと連携を図りながら進めてまいりたいと考えておりますけれども、個別計画ですので、それぞれの計画をいつまでにということではございませんが、できるだけ早く策定しませんと、将来の公共施設のあり方が見えてまいりませんので、なるべく早く策定するように進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 22 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 23 ◯総務部長(久保田克己君) 私からは、雨量計の設置場所、また設置へのヒアリング等のご質問についてお答え申し上げます。設置場所、現在、予定でございますが、5か所ほど予定しております。それは、これまでの3か所にプラスという形で、新設で検討しております。主に土砂災害警戒用として、朝日里山学校、吉生小学校、旧有明中学校を考えております。あと、冠水、山王川対策といたしましては、消防署柏原分署を予定しております。また、急傾斜地対策といたしまして、関川小学校を予定して、以上5か所を予定しているところです。  また、先進地への聞き取りでございますけれども、県内、先ほど議員から紹介されましたように、県を含め10自治体ということでございますが、石岡市といたしましては守谷市のほうへ聞き取りを行っております。その中では、一昨年の関東・東北豪雨の際にも設置しておりまして、トータル雨量としては守谷市さん全域、変わりはなかったんですが、やはり時間の推移によって、それぞれの観測ポイントで雨量が変わっていたというような実証があったようでございます。  それで、メリット、デメリットについて確認しましたところ、アメダス、あとは県の情報よりも詳細なデータが当然取得できたと。さらには、施設の管理業務がなく、2次的活用を踏まえて考えると、安価な金額で対応ができたのではないか。また、1年以上このデータを蓄積することによりまして、降水量、天気の変化が自動的に予測できるようになるので、2次的活用で土木部門、教育部門、イベントなどにも活用できるのではないかというような判断をされているようでございます。また、デメリットといたしましては、石岡市を例にとれば、石岡市だけじゃなくて近隣の市町村も設置していただけると、さらにポイントが拡大されることにより、詳細な降雨の推移とか、そういったものが計算できるのではないかというような点もご指摘がございました。導入に当たって、非常に効果的な雨量計だというようなご意見を頂戴しております。  以上でございます。 24 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 25 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 私からは、木の住まい助成事業と住まいづくり推進事業についてお答えを申し上げます。  まず、これまでの実績でございますけれども、木の住まい助成事業につきましては平成23年度から実施してございまして、平成29年1月末現在で、申請件数の合計が126件、助成金の総額が6,300万円となってございます。年度別の申請件数でございますけれども、平成23年度が5件、24年度が20件、25年度が32件、26年度が19件、平成27年度は27件、28年度におきましては23件の申請がございました。  次に、住まいづくり推進事業でございますけれども、こちらは平成25年度から実施してございまして、平成29年の1月末現在、申請件数の合計が63件、助成金額の総額が1,890万円となってございます。年度別の申請件数でございますけれども、平成25年度が12件、26年度が12件、27年度が10件、平成28年度が29件の申請があったところでございます。  それと、平成29年度の予定件数でございますけれども、まず、木の住まい助成事業につきましては30件を予定してございまして、うち中心市街地の件数が3件を予定してございます。また、住まいづくり推進事業につきましては20件を想定してございまして、うち中心市街地内の件数が2件を予定してございます。  次に、周知の方法でございますけれども、こちらにつきましては、市のホームページや市報の掲載、また、茨城県建築士会のホームページから市ホームページへのリンクができるように、茨城県建築士会に協力を依頼する予定となってございます。さらには、県南県民センターの建築指導課、それと、民間の確認機関3団体にリーフレットの配布を依頼する予定となってございます。  基準につきましては、先ほど真家理事から説明のあったとおりでございます。  以上でございます。 26 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 27 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) 私からは、新婚世帯及び子育て世帯の家賃助成事業についてご答弁申し上げます。まず、基準ということでございます。新婚世帯につきましては、石岡市に住所を有する方で、夫婦の年齢が合計で70歳未満の方を対象としてございます。また家賃につきましては、月額4万6,000円以上を対象としてございまして、生活保護の住宅扶助等の公的家賃補助等を受けていないこと、市税等の滞納がないこと等がございます。交付につきましては、家賃月額から勤務先の住宅手当を引いた額としておりまして、月額上限が2万円で、中心市街地エリア内は3,000円の上乗せで、月額2万3,000円となってございます。子育て世帯家賃助成事業につきましては、交付内容等につきましては新婚世帯と同様でございます。対象が、未就学児のいる子育て世代や子育て世帯で、転入者が対象となってございます。新年度のこの中心市街地エリア内の対象見込み数は、10件を予定してございます。  以上でございます。 28 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 29 ◯経済部長(前沢洋一君) 私からは、農業研修生の受け入れの今後の募集についてということで、まずお答えをいたします。今後の募集につきましては、先ほど言いましたけれども、研修につきましては、今年は夫婦2人を予定しているということで、今後につきましても、基本的には夫婦の方2人を予定していきたいと考えてございます。これは、先進事例でございますJAやさとのゆめファームの研修施設の体系をそっくりまねているというところもございますけれども、やはり夫婦で就農研修に取り組むことで、定着への動機付けというのをしっかりとしたものにしていくという形で、夫婦を基本として2人を予定していきたい。それで、今年、29年に入った方が、基本的に研修は2年ということにしておりますので、2年目の方が今度新しく入ってくる方の指導役ともなっていく、そういうサイクルとしていく形で考えてございます。  今後の新しい募集でございますけれども、先ほど就農相談等で募集をしていくということでお答えしておりますが、データによりますと、茨城県の就農率といいますか、茨城県を目指して就農してくる方が、数年前までは全国でもトップクラスであったんですが、現在はどこでも就農のPRをしているということで、非常に、茨城県としても人気度がちょっと下がってきているという状況にございますので、そのような中にありまして、うちのほうとしては、有機農業をはじめとして先進的なところもございますので、そういう知名度を生かしまして、募集をかけていくという形で考えてございます。  次に、バスのラッピングでございますけれども、年間の稼働日数ということでございますが、福祉バス2台の平均で申しますと、市外へ出ている回数が、昨年度で115回ということになっております。そのうち県外での宿泊というのが20件ございますので、宿泊の場合ですと2日間PR効果がございますし、ドライブイン等に止まった場合の滞留時間も長いものですから、PR効果もあるだろうと考えてございます。  続きまして、ネーミングの考え方でございますが、これについては、情報戦略会議等を通じまして検討してまいりたいと考えてございます。
     以上でございます。 30 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 31 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 私から、企業誘致についてご答弁申し上げます。現在まで柏原工業団地内への誘致を第一としまして、金融、不動産、ゼネコン等を中心に情報提供を行い、新規立地を推進してまいりました。その中で、先ほど議員がおっしゃいましたように、企業によっては面積が大きくなく、できれば中間あたりの面積がいいとかという声も確かにございました。そのようなことから、この調査をしまして、市内、市外の企業にアンケートをとりまして、その面積に対しまして、先ほど議員からありました第2工業団地がいいのか、それともオーダーメイド型の、ここのこういうところが必要なんだよというような情報を集めまして、その対応を考えてまいりたいと考えております。  それから、中心市街地活性化推進に当たりますPRにつきましては、それぞれの部署で取り扱ってございますけれども、できるだけパッケージを1つにしてPRをしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 32 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 33 ◯教育部長(宮本秀男君) 私のほうから、学校防犯カメラ設置事業について、3点ほどご質問をいただきました。ご答弁申し上げます。  まず最初に、残りの16校の整備スケジュールということでございます。先ほど議員がおっしゃられました、既に設置してある学校については東小学校、北小学校、八郷中学校、今回5校ということで、さらに統合再編を進めている石岡中学校と城南中学校を除いた残り16校につきましては、平成30年から4年間程度をかけて、順次、設置してまいりたいと考えております。  それから、2点目の設置基準ということでございますけれども、先ほどもご答弁申し上げましたけれども、統合再編の状況、それから門扉の有無、学校周辺における不審者情報、こういったものを同様に参照しながら、選定基準としてまいりたいと考えております。  それから、3点目のモニターの管理についでございますけれども、モニターについては職員室に設置いたしまして、マニュアル等を作成して、職員が監視できるような体制を整えてまいりたいと考えております。  それから、スポーツ推進計画でございますけれども、この計画を策定するに当たりまして、体制を含めた詳細につきましてはこれから協議、調整することになりますけれども、スポーツ関係者はもとより、広く市民の声を反映できるような体制づくりを図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 34 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 35 ◯16番(菱沼和幸君) 再度にわたりましてご答弁ありがとうございました。  3回目ということでありますので、私のほうから何点か提言をさせていただければと思います。  まず、これは去年の10月17日、総務省で「今」を伝える情報誌ということで、昨年の10月、去年のことでありますけど、しっかりと石岡市がPRされている。これは副市長のつながりもあるのかもわかりませんが、こうやってしっかりと石岡市のことをPRしていただいている。これは非常にありがたいことだなと思っております。やっぱりこういうものは、しっかり見ている人と見ていない人がいるかと思うんですけれども、こういう情報の発信というのも重要かなと思っております。そういう中で、今後、こういう載った部分においては、これは石岡のホームページに記載されておりましたので、ホームページを見ている方はわかるかと思うんですけれども、こういうさまざまな情報の発信はしっかりとしてもらいたいと思います。  それから、中心市街地活性化の基本計画のフォローアップということで、報告書を見させていただきました。そういう中では、ここに書いてあるとおり、居住人口については、経済状況の悪化や東日本大震災の影響により、駅周辺整備事業における民間住宅及び公共住宅に係る事業が未実施という状況になっており、目標達成には至っていないという状況であります。そういう中で、この部分においてはやっぱり中心市街地の活性化、今回、新たな部分で、住宅の部分が3件、2件、それから、子育てや新婚世帯においては10件ということで、そういう部分が中心市街地に今回、新規事業ということで取り組んでいくということでありますので、そういうことを踏まえて、この中心市街地の基本計画のフォローアップに基づいて、しっかりと中心市街地が活性化できるように、よろしくお願いしたいと存じます。  それから、地域おこし協力隊ということで、室長のほうからさまざま、今回、女性の方が2名、応募があって、それから、大学院生の方が男性2名ということで応募された、大学を卒業した後に面接をしていきたいということで答弁がありました。今回、募集しているのは一応5名ということになっているわけで、その方が全部決まれば4名という状況で、その中では、本来であれば1月12日から1月31日までの期間で募集をして、それで決まればよかったんですけど、現状、この前の総務委員会でも報告がありましたけれども、結局そのときに誰もいなかったと。情報は、電話等はあったみたいですけれども、結局、応募にはつながっていかなかったということでありましたので、今回31日まで募集をかけて、今現在4名ということで、ホームページにもすばらしい、石岡市地域おこし協力隊の募集ということで、ホームページをプリントアウトさせていただきましたけれども、しっかりと掲載されておりまして、この内容も、見ていただければ、じゃあ協力隊に、石岡市の発展に少しでも寄与していきたいということで、そういうような部分になるのかなと思って……。これはやっぱり見てもらわなければ結局意味がないと思うので、そういう部分の戦略も考えていただければ……。また、今月31日までまだ募集期間がありますので、さらなる募集に向けて取り組んでいただければと思います。  それから、石岡市地域情報化計画ということで、これは平成26年度から29年度の情報化計画があるわけですけれども、そこに、「魅力的な地域情報発信ツールの研究及び導入の推進」ということで、このように書かれております。「「ふるさと再生プラン」に掲げた各種施策を積極的、効果的に推進するために、「石岡市情報戦略指針」を策定しました。当市では、「戦略指針」の積極的な運用を図り、当市が有する豊かな地域資源と「ふるさと再生プラン」で掲げる魅力ある各種施策の情報発信を行うこととし、ホームページや広報紙・マスメディアなど、既存の情報伝達手段を効果的に活用しながら、利用者目線で柔軟かつ積極的に対応していきます」ということで、ここに記載されております。  それで、「各種情報提供システムの充実」ということで、「ホームページによる分かり易い情報発信」、それから「メールマガジンによる情報発信」、「デジタルサイネージによる新たな情報発信ツール」、それから「新たなサービス展開と利用環境の提供」ということで、「新たなサービスの提供」、「人とまちがふれあう新たな情報発信ルツールへの取り組み」ということであったわけですけれども、この中には、公衆無線ということが一部ありましたけど、それ以外には公衆無線LANの件は一切記載がなかったという状況で、一昨日ですかね、同僚議員のほうからも公衆無線LANの話がありました。私も何回か質問に立ってきたわけでありますけれども、こういうひとつの情報戦略の中でのこの冊子、また、この情報戦略指針においても、Wi-Fiのことはひとつも書いてありません。  こういう中では、私としては、やっぱり石岡市が先頭を切ってどんどんこれから発信していく中では、こういう一つ一つの施策、計画の部分においては、こういうことがきちんと掲げられていなければいけないのかなと思っておりますので、今後この部分をしっかりと、情報戦略においてはWi-Fiも含めて重要な部分だと思いますので、しっかりお願いしたいと存じます。  それから、この地域情報化計画の中の31ページなんですけれども、ここに用語解説があります。この部分においては、番号とか内容が異なっておりますので、後で修正をしていっていただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  それから、雨量計についてでありますけれども、先ほど総務部長のほうから、雨量計においては、守谷市と意見交換をしていただいて、それでデメリット、またはメリットという部分で分析をしているという状況であります。それは、守谷市は守谷市ということでいいんですけど、実際、山があったりとか、やっぱり石岡市の地形という部分では守谷市と違う部分がやっぱりありますので、うちと同じような地形の部分というのもヒアリングをすると、おのずとタイムリーに市民の皆さんへの情報として伝えられることもありますし、またその位置においても、当初5か所ということで話がありましたけど、その5か所においても、今回は5か所でいいと思いますけど、それもやっぱり移動したりとかという部分も、今後、しなくちゃならない部分も出てくるかと思いますので、そこら辺を踏まえて今後の整備に基づいてトライしてもらいたいと思います。  それから、公共施設の白書ということで、先ほど市長公室長からもありまして、白書としては昨年、私も「ハゴモノ(箱物)どうすっぺ?」ということで、パネラーとして出席させていただきまして、しっかりとその部分においては市民の声、またパネラーとの意見交換をさせていただいたところでございます。それで、先ほども話をいただきましたけれども、ようやくこの計画がまとまって、新たな部分でスタートをしていくと。先ほど室長からも、各部においてなるべく早目に計画を出していただいて、それで、しっかりとトライしていきたいと。やっぱり重要なことだと思いますので、ある程度やっぱり目標、目的があって、それで、1つのいつごろまでというのをある程度決めておいたほうが、各部署においてもだらだらならなくて済むのかな。あくまでもその計画に基づいて総合管理計画は進んでいきますので、今、市長公室長から言われるように、まさにそのとおりだと思いますので、早目に石岡市における適切な公共施設管理計画ができるような部分で進めてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、最後になりますけれども、今回、私もちょっとホームページを見ていて思ったんですけれども、2015年7月に、石岡市人口減少問題研究会というのがあるんですね。皆さん、ご存じのとおりだと思いますけれども、「8万都市いしおかの再生を目指して」ということで、「消えてたまるか!若手職員からの手紙」ということで、メッセージがあるんですね。これは若手職員ということで、ここにいらっしゃる方も名前が載っておりましたけれども、拝見させていただきました。「当市の人口減少問題に取り組むため、平成26年11月、若手職員を中心とした組織である「石岡市人口減少問題研究会」を立ち上げ、検討を日夜重ねてきました」と。私もこれを読ませていただきまして、なるほどなと思いました。  こういう部分を、しっかりと若手の職員の人たちを、少子高齢化社会の中で人口減においてはどう取り組んでいくか、こういう若い職員の声をどう拾い上げていくのか。これもやっぱり重要だと思いますので、これは横断的な部分になってくるかと思いますけれども、しっかりそういう部分も踏まえて今後取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  以上で1項目目については終わります。 36 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩をいたします。10分程度といたします。                   午前11時10分休憩            ──────────────────────                   午前11時24分再開 37 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  16番・菱沼和幸君。 38 ◯16番(菱沼和幸君) 続きまして、2項目、八郷地域の安定的な水の供給を確保するための施策について、お尋ねいたします。  1点目、水道施設の適切な資産管理を推進する上で欠かすことのできない水道台帳の整備の状況はどのようになっているのか、お尋ねいたします。  2点目、住民生活の安全を確保する上で、水道施設の現状をさらに把握する水道台帳は必要なものでございます。水道台帳の整備に着手すべきと考えておりますが、いかがかお尋ねをいたします。  1)石岡市での管路の更新率はどのようになっているか。石岡地区、八郷地区で答弁願いたいと思います。  2)水質の安全を確保する上で、早急な更新が必要な──こっちは鉛管はありませんけれども──アスベスト等の管の交換は終えているかどうか、お尋ねいたします。  3)残っているのであれば、どの場所に残っているのか、お尋ねをいたします。  4)それらの更新状況はどのようになっているのか、お尋ねをいたします。  5)昨年の熊本地震では、耐震化の必要性が表面化いたしました。管の継ぎ手に伸縮性を持たせる耐震化を今後どのように進めていくのか、お尋ねをいたします。  6)耐震化率はどうなっているのか、お尋ねをいたします。  次に3点目、水道事業の中長期的な更新需要と財政収支の見通しを把握するには、アセットマネジメントが必要でございます。水道事業の健全な経営と安定的な水の供給確保に向けたアセットマネジメントの速やかな実施と、施設更新の今後の見通しを伺います。  4点目、人口減少に伴う水道事業の収支の悪化と技術者の確保が難しくなる現状に対し、住民生活に直結する水の安定供給のためには、広域連携が不可欠であります。湖北水道企業団との統合編成に向けた協議はどのようになっているのか、お尋ねをいたしまして、1回目の質問を終わります。 39 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 40 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。  まず1点目の、水道施設の部分でございます。水道台帳の整備でございますが、各浄水場の水道施設台帳は作成してございます。水道台帳の整備につきまして、今年1月に厚生労働省より、水道台帳の整備について水道法改正案の中で示されたものでもありますので、示された内容に沿って整備をしてまいりたいと考えております。  次に、(2)の1)の部分でございます。管路の更新率につきましては、19.2%となっております。石岡地区に関しましては、湖北水道企業団の所管でありますので、ご答弁は控えさせていただきたいと存じます。  次に、2)の鉛管につきましては、八郷地区での布設実績はございません。次に、アスベスト管につきましては、地磁気観測所内に一部布設されておりますが、観測所の敷地内であることから、詳細については把握してございません。そのアスベスト管の更新につきましては、観測所側から、工事による振動等で観測時に誤差が生じるなどの申し入れにより、実施できない状況でございます。  続きまして、5)の耐震化の進め方につきましては、更新計画とあわせて進めていきたいと考えております。  続きまして、6)の耐震化率につきましては1.8%、耐震適合率で申し上げますと19.1%となっております。なお、厚生労働省の統計資料から、茨城県全体では耐震化率15.9%、耐震適合率は34.0%となっております。  続きまして、(3)の部分でございます。アセットマネジメント、施設更新の見通しについでございますが、施設更新には大きな費用と時間がかかりますが、あらゆる手法を想定しまして、更新コストの削減が可能かどうかを判断しながら、計画を策定しております。アセットマネジメントとあわせて、できるだけ早い時期に実施したいと考えております。  続きまして、(4)の部分でございます。湖北水道企業団との統合編成に向けました協議につきましては、具体的には進んでいないものの、それらに向けた必要性は論じられております。広域連携に向けましては、先ほどの、今年1月に示された水道法改正案の中でも、経営基盤の強化を図るための事業統合について、都道府県や市町村の努力義務とされたことや、国、県でも勉強会を開くなど、広域連携に向けた取り組みが進んでいる中でございますので、その方向性を踏まえながら検討していきたいと考えております。  以上でございます。 41 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 42 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございます。再度質問させていただきます。  今、部長のほうから答弁をいただいたわけでございますけれども、この水道台帳においては、各施設においては台帳ができているという状況でありましたけれども、施設だけじゃないんですよね、水道事業というのは。さまざまな観点からこの台帳整備、今年の1月に水道法の改正が厚生労働省から出されて、それに基づいて今後整備していくということでありますので、今後の整備においてこれをしっかりと議論をしていただきながら、八郷水道の全体的なことを考えてどうしていくのかという部分は、しっかり整備していく必要があると思いますので、しっかりと議論して整備をしてもらいたいと思います。  それから、2点目に入っていきたいと思います。実際、石岡地区の管路の更新率においては、湖北水道企業団で全て把握しておるので、生活環境部として、基本的に湖北水道企業団が水道事業を行っているわけですけれども、担当部署として、答弁を控えさせていただくということでありましたけれども、状況としてはわかっているんだと思います。そういう中で、石岡市全体の水道事業というのは、あくまでも湖北水道企業段に委託しているからいいというわけではありませんので、部長としては全て把握されていると思いますので、八郷地区を限定として質問をしていきたいと思います。  今回19.2%ということで、今後かなり、事業としてはスピーディーに進めていかなくちゃいけないという状況で、中長期というかなり長いスパンの中で管路の更新がされていくような状況になるのかなと思います。そういう部分においても、その整備計画にのっとってスピーディーな更新ができるようにお願いしたいと思います。  それから、耐震化の継ぎ手の部分においても、ダクタイル鋳鉄管とか、その継ぎ手の部分とか、さまざまな耐震補強する上での器具、管等が整備されているわけでございます。八郷地域においては、なかなかその部分までが整備されていない管路が多々あるわけですけれども、そういう部分においても、先ほど更新計画に基づいて進めていきたいということでありましたので、その更新計画がどのようなものか、これからつくられていくと思いますけれども、しっかりとその計画に基づいて行っていただきたいと思います。  最終的には、この3点目にかかわってくる部分だと思うんですね。この3点目のアセットマネジメントという部分においては、厚労省から出されておりまして、長期的視野に立った計画的な資産管理の推進についてということで、アセットマネジメントということで、これは、かなり文章的にも読ませていただきまして、新水道ビジョンとか、そういうことが全部記載されております。これを八郷に当てはめたときに、この部分においては費用がものすごくかかりますし、またものすごい能力がかかってくる。今、八郷の水道事業、たしか9名か10名の人事配置かなと思っておりますけれども、そういう中で人事配置の部分とか、さまざまやっぱり今後、検討しなくちゃいけない部分があろうかと思います。そういう部分においては、アセットマネジメントに基づいて、しっかりと更新計画、施設、それから管路も含めての、包括的な整備になってくると思いますので、アセットマネジメントに基づいてお願いしたいと思います。  現在の起債としては17億の起債があるという状況で、水道課の今回の予算を見させていただいても、17億の起債が現状あるという。これからまた新たな部分で、中長期的な部分で、八郷の水道施設、管も含めて、莫大な費用がまたかかってくるという状況においては、これは、スピーディーと言ってもなかなか難しいというのが現状だと思います。  そういう中で、昨年も質問させていただいて、昨年から今年の予算を見させていただいても、予算としてマイナスになっているんですね。水道事業においてはマイナスになっているという状況においては、本来であれば、計画的な部分をしていく上においても、少しずつ事業を行っていく部分において、基本計画、実施計画がしっかりと立ち上がって、それで本事業というふうに、事業というのは進んでいかなくちゃいけないと思っているんですね。だから、私としては、29年度あたりから基本設計あたりを組んで、しっかりとそれで八郷の市民の皆さんの生命を守る意味では、大事なライフラインの水の確保でございます。  断水の部分においても、昨年は45件の断水が……、断水というか、漏水を含めて45件あったと伺っております。そういう中で、一昨年は100件近い断水があったということで伺って、去年は、その部分において職員の皆さんが頑張っていただいたという部分があって、半減しているわけですけれども、それでも地域の住民の方たちは、いつ断水するんだろうと、そういう不安な気持ちでいっぱいの部分があるわけですよね。それを解消するためには、アセットマネジメントをしっかりやって、それで計画にのっとって、計画、そして実施設計を組んで、整備をしていただければと思います。その点について再度、部長の答弁をいただきたいと存じます。  それから、今後の水道事業に際しまして、安全安心な水の供給の観点から、もう何回も質問に立ってまいりました。それで、昨年の市長答弁で、「石岡市の水道ということで、全体像でありますけれども、特に八郷地区の近年、断水が多いですとか、そういうロスが見られる、そういう状況であるかと思います。これらを解消するためには、安定した安全な水の提供をやっていかなくてはならないわけでありますけれども、一にも二にもまず計画を立てて財源を確保するという、長期的なビジョンが必要かと思います。それに向けて努力してまいりたい」と述べられておりますが、市長に昨年質問させていただいて、それから八郷に対しての水道行政がどのように向かっているのか、お尋ねをいたします。  それから、それに伴って、湖北水道企業団との協議が進んでいないということでありましたけれども、今後、やっぱりきちんと湖北水道企業団との連携をして、今後の八郷の……、1つの連絡給水ということではしてあるそうでございますけれども、実際、八郷の水道事業、それから湖北水道企業団の事業という部分においては、やっぱり全体を考えていかなくちゃいけない。現状の八郷水道事業だけでは対応ができないということになってくると思います。そういう中では、協議は進んでいないということでありましたけれども、そこも踏まえて市長の見解をお尋ねいたしまして、2回目の質問を終わります。 43 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 44 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。ただいま議員から、アセットマネジメントの重要性について申されましたけれども、やはり担当部としましても、この部分は非常に重要な部分と認識してございます。特に八郷水道におきましては、簡易水道時代の部分がございまして、かなり、管を含めまして老朽化が進んでいるという状況でございますので、非常に重要な部分として認識してございます。  それで、公共施設のように、今後、総合的な管理が求められている中では、この水道においても、アセットマネジメント、資産管理と、あと財政をあわせて考えていくという考え方を、今後、担当部としても、調査研究を進めて取り組んでいきたいと思ってございます。  それと、昨年度、申されましたように、夏の時期に渇水が起こりまして、住民の皆様には大変ご不便をかけた状況でございます。また、年間を通してそういった状況がございますことからも、現状としましては、応急的に職員のほうで頑張って、そういった不便をなるべく来たさないように取り組んでいる状況ですけれども、やはり大きなものがあって、トータル的に取り組まなくちゃならないという部分がございますので、そういった観点で、このアセットマネジメントも考えていきたいと思っているところでございます。  その部分につきましては以上でございます。 45 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 46 ◯市長(今泉文彦君) 石岡の水道でありますけれども、安定供給に向けて計画的に事業を進めていくということを、昨年お約束したわけであります。この1年何をやったかと申しますと、新たに課題の抽出を行いまして、計画を策定する準備を進めてまいりました。今すぐに対応すべきもの、あるいは、中期、長期で対応すべきものに課題を分けまして、今後、その基本構想を策定して、計画的に更新を進めていきたいということを考えております。  また、今年度は夏場、大変渇水、あるいは断水、そういったのが起こりまして、市民生活に大変影響を与え、ご不便、ご迷惑をおかけして、大変申し訳なく思っています。それらを解消するために、基本構想を迅速に策定して、対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 47 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 48 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございます、アセットマネジメントをしっかりと対応していただきながら、今、市長から基本構想ということで、なるべく早い時期につくり上げていきたいということで答弁いただいたわけですけれども、市民の方は本当に困惑しているんですね。渇水する部分と断水する部分ということであるわけですけれども、そういう中で、いつそういうふうになるか、いつもこの地域の方はびくびくしているような、そういう部分をやっぱり回避してあげないといけない。それが行政であると私は思っているんですね。  そういう中で、特に八郷地域の皆さんのためにも……。それがおのずと石岡市の、最終的には石岡に住んでよかったというまちづくりにもなるわけですよね。そういう観点から、安全安心な水という部分においては、そういうふうに市長も言われているわけだと思っておりますので、しっかりとその基本構想、なるべく早い段階に各……、これは横断的な部分も絡んでくるかと思います。あくまでこれは生活環境部だけの問題ではないと思いますので、そういう部分においては、しっかりと協議をしていただいて、なるべく早い時期に基本構想を立ち上げ、また湖北水道との協議も進めていただきながら、しっかりと八郷水道事業を進めてもらいたいなと思いますので、これは要望とさせていただきます。  次に、3項目目、教育行政についてお尋ねをいたします。  1点目、学校統合再編事業の取り組みについてお尋ねをいたします。  1)平成30年4月に石岡中学校と城南中学校の統合再編があり、現状の課題や問題点を具体にお尋ねいたします。また、城南中学校跡地を含め有効活用方法をどのように考えているのか、お尋ねをいたします。  2)石岡市立小中学校の適正規模・適正配置等の見直し作業はどのように進んでいるのか、また時期等をいつごろ考えているのか、お尋ねをいたします。  2点目、教育方針についてお尋ねをいたしますが、アクティブ・ラーニングが注目されている背景や次期学習指導要領における位置付けについてどのように捉えているのか、お尋ねをいたします。  3点目、当市における英語教育の現状と今後の課題をお尋ねいたします。  4点目、昨年12月7日にフリースクールなど子どもたちの多様な遊び場づくりを進める教育機会確保法が成立いたしました。これにより、不登校の子どもたちへの支援がさらに進むと見られておりますが、小中学校での現況はどのようになっているのか、また対応施策をお尋ねいたしまして、1回目の質問を終わります。 49 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 50 ◯教育部長(宮本秀男君) 教育行政について、大きな4項目ということで、ちょっとお時間をいただきたいと思います。  まず最初に、石岡中学校と城南中学校の統合再編に係る現状、それと課題についてご答弁を申し上げます。平成30年4月の統合に向けた課題といたしまして、石岡中学校においては、施設等の改修工事を、学校生活と並行して進めていかなければなりません、できるだけ学習や学校行事への影響を最小限に抑えるようスケジュールに配慮し、学校と協力しながら、計画的に進めてまいりたいと考えております。また、城南中学校におきましては、現在の1年生と平成29年度に入学する生徒たちは、統合時に通学する学校が変わるということになります。環境の変化への対応や心のケアが図れるよう、生徒同士の交流の場を設定するなど、心のきずなを深められるようにしてまいりたいと考えております。また、通学距離や通学路についても変わってまいりますので、生徒たちの安全確保の観点からも、通学に関しては教育バスの利用を促進してまいりたいと考えております。  次に、城南中学校敷地の有効活用方法についてでございますが、城南中学校の校舎については、建築後54年が経過しております。また、体育館、武道館については、夜間、あるいは休日に施設を開放し、地域の方にも利用していただいております。また、災害時には避難場所としての位置付けもあり、地域に根付いた学校施設でありますので、地域の方の意見も聞きながら、教育委員会として有効活用の協議を進めてまいりたいと考えております。  次に、適正規模・適正配置等の見直し作業についてご答弁を申し上げます。議員ご承知のとおり、現在の小中学校の適正規模・適正配置等についての答申書については、平成21年3月に策定されました児童生徒数の減少、社会情勢の変化など、策定時とは大きく情勢が変わっております。現在の答申書の内容が、策定から10年間、平成30年度を目安にしていることから、平成29年度に見直し作業を行い、小中学校統合計画審議会での議論を踏まえまして、今後も計画的な統合再編を検討・実施してまいりたいと考えております。  次に、2項目目のアクティブ・ラーニングについてのご質問にご答弁を申し上げます。これからの時代は、知識を詰め込むのではなく、その知識を使って新たな問題を発見し、それを解決する力が求められております。このような背景から、次期学習指導要領は、30年先行実施、32年小学校、33年中学校で全面実施されますが、これまで改定の中心であった何を学ぶかという指導内容の見直しにとどまらず、どのように学ぶか、何ができるようになるかまで見据えて改善することが示されております。特に学びの質を高めるためには、主体的、対話的で深い学びの実現を目指したアクティブ・ラーニングの視点から、授業改善の取り組みを行っていく必要があります。  アクティブ・ラーニングとは、皆さんご承知だと思いますけれども、教師からの一方通行の授業ではなく、話し合ったり教え合ったりしながら、子どもたちが主体的に学び合う学習スタイルであり、教員の授業力向上が求められているということでございます。このような現状を踏まえまして、石岡市では、市内全教職員を対象に、今年度8月の教育講演会において、「授業づくりとアクティブ・ラーニング」というテーマで、アクティブ・ラーニングの基本的な考え方や、授業づくりのポイントなどについての研修を行ったところでございます。また、各学校訪問を通しまして、アクティブ・ラーニングの視点を取り入れた授業づくりのポイントについて、指導、助言を行ってまいりました。市内の先生方の意識も高まり、各学校でも積極的に授業に取り入れているところでございます。  次に、3点目の、当市における英語教育の現状と今後の課題ということでございます。本市の英語教育の現状でございますが、小学校では、音声に慣れ親しませながらコミュニケーション能力の素地を養うことを目的に、5年生、6年生において外国語活動が必修化され、週1時間行われております。そこにAETを配置して、学級担任とのチームティーチングという形をとり、「聞く、話す」を中心とした授業を行っております。5・6年生を対象に実施しましたAETの先生との授業に関するアンケートの結果を見ますと、90%以上の児童が、AETとの授業を楽しみにしている、AETともっと英語で話したいと答えており、小学校の外国語活動授業にAETを配置することは、子どもたちの学習意欲の向上に効果があったと考えられます。  中学校におきましては、コミュニケーション能力の基礎を養うことを目的に、全ての学年で週4時間、教科としての英語の授業を行っております。そのうち2時間にAETを配置し、担当教員とのチームティーチングという形で、英語を介してのコミュニケーションを重視した授業を行っております。中学校の英語担当教員を対象に実施した英語教育実施状況調査によりますと、授業時間の半分以上を英語のみの言語活動による授業を行っていると答えた教員は、全体の66%になっております。また、本市の中学校3年生で実用英語検定3級以上を取得している、または相当の英語力を有すると思われる生徒は、全体の25%となっております。  今後の課題でございますが、平成32年度全面実施の小学校の学習指導要領では、外国語活動が小学校3・4年生で必修化となり、週1時間実施され、小学校5・6年生では外国語が教科化され、週2時間実施されることになります。初歩的な英語の運用能力を養うために、中学校からであった英語の授業を高学年からスタートさせることになります。このことを踏まえながら、市としましては、国や県の動向をもとに、新たな英語教育の実施に向けて、より一層のAETの活用、教員の英語力の向上に向けた研修の実施を行うなど、準備を進めてまいりたいと考えております。  最後の4点目になります。不登校の支援策についてご答弁申し上げます。不登校の現況ですが、石岡市において、年間30日以上の長期欠席者は、平成26年度107人、平成27年度112人、平成28年度1月現在87人であり、今年度は減少している状況でございます。教育委員会といたしましては、この不登校問題について、学校教育の根幹にかかわる重大な問題と認識しており、児童生徒が教育を受ける権利を保障されるよう、最大限の努力が必要であると考えております。  そのためには、存在感のある学校、居心地のよい学校、楽しい学校、安心して通える学校など、魅力ある学校づくりが大事であると考えております。対応策といたしましては、学校では、教育相談週間を設定し、児童生徒の把握に努めるとともに、学級担任による、休みがちな子どもへの家庭訪問による教育相談活動や、養護教諭がかかわるなど、地道な取り組みを行っております。また、教育委員会では、適応指導教室のあすなろにおいて適応指導や、中学校を対象にしたスクールカウンセラーによる支援等の相談体制の充実も図っているところでございます。さらに、学校を支援するために、スクールサポートチームを組織し、福祉、警察等の関係機関との連携を行ったり、夏季の生徒指導研修会等として教員の資質向上を図ったりしております。不登校児童生徒が減少傾向にありますのは、これら取り組みも一要因となっているのではないかと考えております。  今後については、教育機会確保法の趣旨を踏まえまして、フリースクール等の民間団体との連携、児童生徒の実態に応じた対応を学校とともにし、課題解決に努めてまいりたいと思います。  長くなりましたが、以上でございます。 51 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。
    52 ◯16番(菱沼和幸君) 答弁ありがとうございます。再度質問させていただきます。  まず、1点目の、学校統合再編事業の取り組みということで、この質問に対しては、各委員から今までにもさまざま質問がなされて、課題解決ということで、現状の課題とかということを、るる質問、また答弁がなされてきたところでございます。その中で、特にもう来年4月という状況でありますので、もう1年ちょっとという状況でありますので……、1年1か月ですかね、そういう中には新しい石岡中学校に編成されていくわけですので、それまでに、今、教育部長からありましたとおり、施設の改修とかを計画的に進めていきたいという部分と、また城南中学校の生徒の皆さんにおかれましては、特に心のケア、心のきずなということがやっぱり重要であるということで答弁いただいておりましたし、また通学に関しての距離のことを配慮して、教育バスを適用していくということで、それは随時、さまざまな今までの質問の中でも、十分理解しているところであります。  そういう中でも、私は中学校統合再編に当たっては、まだまださまざまな課題があると思うんですね。そういう部分においては、まだまだ教育委員会として拾えていない声というのがあると思うんです。そういう部分においてはしっかりと、特に29年度、なるべく早い時期にそれをクリアにしてもらいたいんです。保護者の皆さんも含めて、地域の皆様、あとは一般の方も含めて、例えば危険箇所にしても、我々はここが危険だと思いますけど、それと違った部分が、新たに危険箇所が見つかったり、さまざますると思うんですね。そういう部分をクリアにして、最終的には石岡中学校に入学できてよかったと生徒たちに言ってもらえるような学校整備、またその対応ということを、教育委員会に求めたいと思いますので、その点ひとつ、大変だと思いますけれども、よろしくお願いします。  それから、城南中学校の校舎の部分においては、築54年が経過しているということで、かなり老朽化しているわけでございます。私も何回か城南中学校は行かせてもらっているので、状況はわかりますけれども、ただ、体育館は、今、地域住民の方のスポーツをやったり、使っておりますので、今後、その利活用に関しては、検討委員会によるかどうかわかりませんけれども、地域住民の皆様としっかり協議をしていただいて、今後のあり方の部分が、54年も経っていると、基本的に改修というのも難しいと思うんですね。そういう部分においては、今後どのようにしていくのかも含めて、検討委員会がいいのかどうかわかりませんけれども、しっかりと協議していただいて、対応をお願いしたいと思います。これはちょっと要望とさせていただきます。  次に、石岡市小中学校の適正規模・適正配置についてでありますけれども、この質問も、各議員からさまざまな観点から質問が毎回のように出ております。私も当時、委員でございましたので、答申書を21年の3月に出させてもらったという経緯がございます。そういう中で今年度、小中学校適正配置・適正配置等に対して見直しを行っていくということでありましたので、この部分において、メンバーの選出を含めて、しっかりと適正規模・適正配置……。人口の減とかさまざまなことが状況として変わりつつあります。また、この部分においては、10年スパンで考えるのではなく、私は5年スパンで考えなくちゃいけないのかなと思っています。そういう中でこの計画も、5年、10年という中で、まず5年でどういうことを進めていくのか、10年でどういうふうに進めていくのかという部分をしっかりと議論していただいて、お願いしたいと思います。その点について、計画を5年スパンで計画的に考えられるのかどうか、その見解についてお尋ねをしたいと思います。  教育長においては、城南中、石中の再編に当たって、先ほど私のほうから言わせてもらいましたけど、見えない部分というのがあると思います。その部分を踏まえて、また今後の小中学校の適正規模・適正配置に対する29年度の見直しがあるわけですけれども、そういう部分においてどのような見解をお持ちなのか、教育長にその部分をお尋ねしたいと思います。  それから、2点目でありますけれども、アクティブ・ラーニングということで、先ほど教育部長から細かく説明があって、まさにそのとおりだと思います。何を学ぶのか、何ができるようになるのか、どのように学ぶのかというさまざまな観点から、アクティブ・ラーニングは非常に重要な施策、近年においては、各小中学校でも取り組んできているということで答弁がありましたけれども、さらに今度、指導要領においても明確に記載されてきますので、その部分においてはしっかりと取り組んでもらいたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。  それから3点目の、英語教育の現状と今後の課題ということで、今、るる教育部長のほうから答弁がありました。今後においては、AETまた教職員の英語力のアップをしていきたいということで、あと県とも連携しながらということで話がありました。そういう中で石岡市においては、英語、3級以上ということで、25%ということでありました。文科省のほうでも先日、これは2月24日に調べた部分においては、「中学校3年生を対象に英語の「聞く、話す、読む、書く」の4技能をはかった2016年度の英語調査結果速報を公表した。政府は、中学校卒業段階で英検3級程度以上の割合を50%とする目標を掲げているが、達成できたのは「書く」のみ。ほか3技能は2割から3割台にとどまり、バランスに課題が残った」ということで、そういうふうな新聞掲載がございました。  そういう中で、石岡市においても25%という状況がありました。目標値は50%と文科省から言われている状況で、それが1つ目標でございます。そういう中で、石岡市で取り組む独自の施策があると思います。そういう中では、しっかりと英語……。やっぱりこれからの時代においては、社会的な部分においてはグローバル社会でございます。そういう中では、英語力を非常に高めていかなくてはいけないという部分においては、これから小学校3年生から取り組んでいくということにもなってくると思います。そういう中では、大きく英語に対する体制が強化されてくると思いますので、まずもって今できるところから、しっかりと進めてもらいたいと思います。  現状、教育長の英語に対する、石岡小中学校を含めて、英語の現状を踏まえてどのような見解をお持ちなのか、お尋ねをしたいと存じます。  それから、4点目のフリースクールということで、実際、現状とすれば、平成26年度の不登校が107名、27年度が112名、28年度は今現在で87名ということで、そのような不登校の状況がありました。不登校に対しては、非常に難しい状況がありまして、心のケアの部分があったり、学校問題とか家庭問題、社会問題、さまざまなことがあって不登校になっているというのが実情であります。家庭訪問をされている教員の方もいて、しっかりと対応しているというのは十分わかるんですけれども、なかなか心を開かない方も、実情、私もいろいろ話を聞く中ではいらっしゃいます。  そういう中での、民間の1つのジョイントという部分が、今度、不可欠になってきます。先ほど述べさせていただいたとおりで、教育機会確保法という法律が明快に決まりまして、この目的としては、教育基本法及び児童の権利に関する条約等の趣旨にのっとり、不登校児童生徒に対する教育機会の確保、夜間等において授業を行う学校における就学機会の提供その他の義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等を総合的に推進するということでありました。  そういう中で、やっぱりこの不登校においても非常に重要な施策の中で、私としてもこの不登校の人たちを1人でも少なく、また1人でも不登校がないようにしていきたいと考えている次第でございます。教育長に、不登校に対する見解、現状をお尋ねをいたしまして、質問を終わります。 53 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 54 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。学校統合再編事業の小中学校の適正規模・適正配置に関する、平成21年に策定したものについては10年間のスパンということで考えておりましたけれども、議員ご指摘のように、少子化に伴う人口減少が非常に急速に進んでいる、あるいは、これまでも幾つか質問が出ておりましたけれども、教育環境が日々変わっている、あるいは学校については、地域のコミュニティという位置付けもございますので、そういったことも踏まえたならば、5年スパンで考えてみたらどうかということもございましたので、そういった点についても、審議会等においてたたき台として提案をさせていただいて、協議検討をさせていただきたいと思います。 55 ◯議長(塚谷重市君) 教育長・櫻井君。 56 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁を申し上げたいと思います。  まず1点目の、石岡中学校と城南中学校の統合再編につきましてでございますけれども、新生石岡中学校の再編に向けた取り組みにつきましては、先ほど部長が申し上げたとおりでございます。生徒、保護者、そして地域にとって、先ほど議員からお話をいただきましたように、統合再編をしてよかったと思える、そういうふうに今後努めてまいりたいと思っております。  また、これもご指摘いただきましたけれども、継続して、拾い切れなかった課題についても、今後検討をしてまいりたいと思います。  それから、2つ目ですけれども、城南中学校跡地の有効活用につきましては、地域の皆様の意見を十分に傾聴いたしまして、特に総合的に検討をしてまいりたいと考えてございます。  それから、3つ目ですけれども、今後の適正規模・適正配置等の見直しにつきましては、児童生徒の減少や社会状況の変化などから喫緊の課題であります。そういう認識をしてございます。そういうことから、平成29年度当初に、小中学校統合計画審議会を立ち上げまして、年度中に取りまとめてまいりたいと考えてございます。今後とも、時代に即した特色ある学校づくりに努めてまいりたいと思っております。  それから、2点目のアクティブ・ラーニングについても、概ねは部長が申し上げたとおりでございます。本年度からスタートいたしましたふるさと学習におきましても、活動、あるいは交流を通して、特に主体的、あるいは対話的に探究をするというアクティブ・ラーニングの視点を取り入れておりまして、ふるさとを積極的に学ぶ子どもたちの姿が見えてまいりました。来年度以降も、アクティブ・ラーニングという授業スタイルは積極的に取り入れてまいりたいと思っております。  次に3点目でございますけれども、本市における英語教育の現状と今後の課題ということでございますが、次期学習指導要領の実施に向けて、小学校及び中学校における英語教育の指導体制強化は、最重要課題の1つであると認識をしてございます。今後、4年後になりますけれども、平成32年度の全面実施、さらには2年後の平成30年から先行実施が行われるわけですけれども、その先行実施を行うに際しては、専科教員等の指導者の確保、あるいは教材の準備、さらにはAETの増員、そして指導方法の研修等々、これから解決をしなればならない課題がたくさんあるというものも現状でございます。今後、これも英語教育の推進計画を作成いたしまして、一つ一つ準備を進めて、検討をしてまいりたいと思っております。  次に、4点目ですけれども、不登校生徒児童への支援ということでございますが、不登校対策は、まずは不登校を未然に防止するということが一番大事なのかなというふうには捉えてございます。ただ、残念ながら不登校に至ったとしても、児童生徒の学校への復帰や将来への自立に向けて、個々の状況に応じたきめ細かい支援というのは、当然必要であろうと思っております。今後は、議員にご指摘をいただきましたように、教育機会確保法の趣旨を踏まえまして、全ての児童生徒が安心して教育を十分に受けられるよう、学校における環境の整備を図っていくとともに、教育機会の確保等に関する活動を行う民間の団体、あるいはその他の関係機関との連携を図りながら、不登校児童生徒への対応に努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 57 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 58 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございます。教育行政について4点質問させていただきましたので、ひとつよろしくお願い申し上げます。  次に4項目、道の駅の整備についてお尋ねいたします。  昨年の第3回定例会でも、また再三再四にわたり質問してまいりました。昨年の市長答弁では、「地域の特性を感じることができる交流のにぎわい増が、本来の道の駅ではないかと思っております。そして、それをつくった場合に、外から来た方々に対して、それを裏切らないような施設でなくてはならない。道の駅は、そういう地域の特性を感じさせる場所だということだと思っております」、「副市長のほうからも話がありましたけれども、フラワーパークのエリア、あるいは6号バイパス沿いでいえば舟塚山古墳の周辺、そういったところで、例えばですけれども、フラワーパークですと、里山のエリアでありますので里の駅ですとか、八郷地域の森の駅ですとか、舟塚山ですと丘の駅ですとか、個性ある名前をつけて、石岡らしい特徴ある道の駅ができればいいのではないかなと思っております。いずれにしても、市全体の活性化に大きな影響を与える施設であると考えておりますので、現状や将来を見据えて、検討を進めてまいりたいと考えております」と述べられました。  夢と希望あふれる道の駅を県内14か所目となる石岡へ整備し、にぎわいを取り戻すため、歴史と文化を生かしながら、そして、若者が集えるテーマパーク的な施設にしてはどうかと考えておりますが、見解をお尋ねいたしまして、1回目の質問を終わります。 59 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 60 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 道の駅でございますけれども、道路利用者の休憩、情報提供、地域連携の場としまして、制度発足から20年、全国各地に広がりまして、現在1,000を超える施設が登録されております。県内では、議員からございましたとおり13か所となっておりまして、昨年の7月21日に常陸太田市がオープンしているほか、平成27年度において、道の駅常陸大宮が重点道の駅に選定された状況となっております。  現在の道の駅は、産業振興や観光総合窓口、あるいは防災機能を有するなど、地域の特性を生かした取り組みがなされているため、既存施設の設置状況及び立地の適正性などを精査する必要があると考えております。議員からございましたとおり、テーマパーク的な施設であるのであれば、それのマーケティングや、やっぱりターゲティング、それらも必要になってまいりますので、石岡市としての独自性を持った道の駅としての整備はどういうものかということにつきまして、まちづくりの観点も含めまして、今後も引き続き調査研究を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 61 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 62 ◯16番(菱沼和幸君) 今、市長公室長から答弁をいただきまして、状況は市長公室長の気持ちもわかりまして、実際、調査研究をしていくということは、毎回同じような状況でありまして、実際、私としては、ある会合のときに、石井国交大臣が来ている会合に参加させていただいたときに、国交省としては道の駅を大々的に進めていくんだという中では、茨城県内は道の駅が少ないと、そういう中ではバックアップしていきたいというような話もございました。市長も同席されていたので、その話は聞いていると思いますが、そういう中では、今後、石岡市に合った、やっぱりほかにない、ほかの、今までの13施設と違った石岡市の魅力を出すのには、道の駅的、またテーマパーク的な部分の違った展開をしていかなけりゃいけない。今までと同じことをやっていたのでは……、石岡市のイメージをどんどん外に発信していくのには、新たな道の駅をつくらなくちゃいけないと、私は考えております。  そういう中で、市長も同じ目線に立っていると思いますので、市長の見解をお尋ねいたしまして、2回目の質問を終わります。 63 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 64 ◯市長(今泉文彦君) 道の駅の整備につきましては、今、菱沼議員が言われたとおり、ほかにない石岡らしい道の駅、そういったものを考えております。石井国交大臣と同席させていただきましたけれども、そういった制度を活用しながら、すばらしい、石岡に合った誘客施設としての道の駅を考えていきたいなというふうに、今、研究しているところであります。  以上です。 65 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 66 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございます。この道の駅、石岡市においては大きな1つの起爆剤になると思います。大きく石岡市を変えると私は思っております。そういう中で、今、しっかりと研究していくということでありましたので、横断的な部分になると思います。以前には経済部長のほうからも答弁をいただいて、農産物の確保をするのがなかなか難しいとか、さまざまな観点の答弁があったわけですけれども、農産物の直売所だけじゃないです。総合的な部分で考えていただきながら、道の駅の整備ができるように、研究をしっかりしていただいて、取り組んでもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。  5項目目に入ります。防災・減災の取り組みについて。  1点目、ゲリラ豪雨等で冠水時の通行止めに対する取り組み状況や課題と、今後の調整池を含めた整備計画についてお尋ねいたします。あわせて、恋瀬川氾濫に伴う県道7号線の下川橋、上林、柿岡への通行止め、また市道B104号線、B110号線、B1481号線の通行止めに対し、解消対策として道路整備をどう考えているのか、お尋ねをいたします。  2点目、無電柱化推進法が成立し、施行されました。電線の地中下埋設を国の主導で促し、台風や地震で電柱が倒れて、避難者や緊急車両の通行を妨げることを未然に防ぐとともに、有効な景観づくりや歩道の安全向上を目指すそうでございます。そこで、無電柱化に向けた推進計画の策定を求められておるわけでございますが、当市での現状はどのようになっているのかお尋ねをいたしまして、5項目目に対する1回目の質問を終わります。 67 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 68 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) それでは、防災・減災への取り組みの状況と今後の整備計画ということについて、お答えを申し上げます。  まず、1項目目の冠水対策でございますけれども、近年のゲリラ豪雨などによりまして、道路が冠水して通行止めとなるケースが数多く発生してございます。この冠水箇所でございますけれども、平成27年度の調査時点では18か所でございましたけれども、その後の豪雨などによって、現時点では石岡地区で28か所、八郷地区で9か所、合わせまして37か所に増えているという状況となっております。  冠水する原因といたしましては、平坦な地形のために勾配があまりとれないこと、また、土砂やごみなどが道路側溝へ堆積してしまうことなどによって流れを阻害しているといったケースが数多く見られますので、定期的な側溝清掃も含め、排水ポンプを設置して強制排水を行うことなど、現地の状況に応じた対策を講じなければならないと考えているところでございます。今後も、現地の状況を十分に調査しながら、調整池を含めた対策が図れますよう、積極的に取り組んでまいりたいと考えてございます。  次に、恋瀬川氾濫によります通行止め対策でございますけれども、柿岡地内を通ります県道7号線にかけられてございます下川橋につきましては、県に対して要望を行っているところでございますけれども、道路改良と治水対策とあわせた対策が必要になってまいりますので、こちらにつきましても、引き続き県に対し要望してまいりたいと考えてございます。  また、下川橋の下流に位置してございます平成橋につきましては、市道B104号線上にかけられておりますので、県道冠水時に通行不能とならないよう、防災道路として位置付けまして、今年度より調査測量を行っているところでございます。  次に、恋瀬川河川改修の状況についてでございますけれども、こちらにつきましては、茨城県において、五輪堂橋から川又川との合流までの区間2,600メートルについて、5か年計画により河道と岩盤の掘削を行うこととなってございます。  以上でございます。                 〔「無電柱化」と呼ぶ者あり〕 69 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 失礼いたしました。次に2項目目、当市の無電柱化の状況についてお答えを申し上げます。現在、無電柱化されております路線につきましては、国道6号、国道355号、それから県道石岡・停車場線のそれぞれの一部区間、それから、市道におきましては、石岡駅西口の市道A0126号線の一部区間が完成となっておりまして、全部で4路線、総延長といたしまして3,170メートルが現在、無電柱化となっている状況でございます。  この無電柱化につきましては、安全で円滑な道路通行の確保、それから景観の形成、また防災対策時には大変有効であると考えられておりますけれども、整備費用が膨大となることや、電気通信事業者の費用負担もあることから、実施に当たりましては事前の協議も相当な時間を要するなど、多くの課題がございます。昨年12月に国会におきまして、無電柱化の推進に関する法律が可決されたわけでございますけれども、今後、事業化に向けての仕組みが示されることと思いますので、今後、国、県の動向に注視してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 70 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 71 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございます。まず1点目の部分でございますが、今、部長から答弁をいただきまして、県道7号線の下川橋においては、県のほうに再度要望していくということでありました。実際、この県道が冠水しますと、通行止めということで、迂回する路線がこの近々にはないんですね。実際、柿岡地域に渡る橋はありますが、基本的にそこが冠水しまして、結局渡れないという状況になるわけです。そういう中で、今、今年度から、防災道路として平成橋を今考えているということで、調査していくということでありますので、一日も早くできるように努力してもらいたいと思います。  それはなぜかというと、やっぱり1級河川である恋瀬川、5か年計画の改修工事なんですよね。2,600メートルということで、5年間待っている間に何回も通行止めになる。石岡市民だけじゃなくて、往来する県外のさまざまな方もいらっしゃる。そうすると、石岡は何だということになるんですね。そういうことを考えたときには、安全安心の石岡市をつくる意味でも、非常に重要な防災道路がいち早くできればいいのかなと思いますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。  それから、2点目の無電柱化推進法が成立いたしまして、国土交通省からも、無電柱化の推進に関する法律の概要ということで、もうきちんと出ておりますけれども、それに基づきますと、これは最終的には推進計画を策定しなければいけないということがあるわけでございますけれども、現状、今、部長から答弁がありましたとおり4路線が無電柱化で、3,170メートルが無電柱化になっているということであります。そういう意味においては、先ほど部長からも答弁あったとおり、また私からも冒頭申し上げたとおり、さまざまな観点から無電柱化によって……。台風とか地震とか、さまざまなことがあるわけです。景観の部分とかあるわけですけれども、そういう中で、今後やっぱり推進計画は必要になってくるのかなと思いますので、その推進計画についての考えを、2回目、お尋ねします。  それから、市長には、防災・減災に取り組む、特に八郷地域に対する通行止めの対応ということで、建設部長からも答弁があったわけですけれども、さらにプッシュしていただく意味でも、市長の見解をお尋ねいたしまして、私の質問を終わります。 72 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 73 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えいたします。今後の無電柱化計画を策定する考えということでございますけれども、無電柱化は市民の安全安心な生活に大きく寄与することは間違いございませんが、市の財政状況から鑑みますと、整備コストが高いと言わざるを得ません。今後、国、県の動向を見ながら、できる限り対応に努めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 74 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 75 ◯市長(今泉文彦君) ここ数年恋瀬川の氾濫があって、道路が寸断されました。そういったことを踏まえまして、道路の寸断がないよう、一日も早くそういった状況をなくすために、整備を進めてまいりたいと思っております。  また、市民の安心安全、さまざまな分野においてきめ細かに対応してまいりたいと思っております。そのためにも、地域防災計画について少してすみを入れて、十分納得いく形で、私自身それを進めてまいりたいと思っています。  以上です。 76 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩をいたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時28分休憩            ──────────────────────                   午後 1時30分再開 77 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  2番・大和田寛樹君。 78 ◯2番(大和田寛樹君) 2番・大和田寛樹でございます。一問一答方式で、3項目について質問してまいります。  まず、宮本部長、今年4月にこども図書館本の森がオープンされるということで、宮本部長が定年されても、子どもたちがあの図書館を利用して、小さな胸に夢や希望を抱いて、親しんでいかれることと思います。本当にお世話になりました。ありがとうございます。  それでは、質問に入ってまいります。昨年9月の一般質問におきましても、真家地区の砕石場跡地の問題について質問してまいりました。  まず初めに、平成28年9月以降の進捗と経過について伺います。 79 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 80 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 平成28年9月以降の進捗と経過についてご答弁申し上げます。茨城県より発出されました災害防止命令による災害防止工事は、事業者からの完了報告を受けまして、平成28年10月22日に茨城県産業技術課でございますが、現地調査を実施いたしまして、適切に実施されたことが認められ、平成28年11月1日付で災害防止命令が解除されたとの報告を受けております。  また、当該地の事業主体が、災害防止命令の解除により、今後は新たな事業者が土地の維持管理、一部運営をされている太陽光発電施設を含め、責任を持って対応していく旨の報告を受けているところでございます。  以上でございます。 81 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 82 ◯2番(大和田寛樹君) 地元の住民の皆さんにも、石岡砕石場跡地防災工事ということで、工事終了のお知らせというのが平成28年12月17日に送られています。その中では、業者さんから、この工事は平成28年10月20日に現地調査を受けて、平成28年11月1日付で防災命令が解除されたと。これまでの不都合や不便におわびを申し上げますということで、また施工業者、管理業者あわせて、災害防止工事の終了ということでお知らせが届いています。若干日付がずれておりますけれども、確認が違うのかなと思いますけれども、10月中旬には工事がしっかり完了したということであります。  石岡市のほうには、報告を受けたということでありますけれども、まずどちらから、またどんな方法で、例えば口頭だとか文書だとかいろいろあると思いますけれども、その工事の終了のお知らせがあったのか伺います。 83 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 84 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。これは事業者のほう、それから県のほうからでございます。  以上でございます。                 〔「答弁漏れ」と呼ぶ者あり〕 85 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 口頭でございます。申し訳ありません。 86 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 87 ◯2番(大和田寛樹君) それはいつごろの話になりますか。 88 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 89 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 日付につきましては確認させていただきます。申し訳ありません。 90 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 91 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。災害防止工事が完了、工事でありますので、完了検査というものがあって、茨城県から防災命令、災害防止工事が終了したということで、その解除を受けるということであると思いますけれども、石岡市では立ち会いは、完了検査でされておりますでしょうか。 92 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 93 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。竣工検査につきましては、命令者──県になりますけれども──と対象事業者の両者の立ち会いによる適否を判断する場面であることから、関係市や地元住民への案内、周知はしていないとの県の回答をいただいているところでございます。  以上でございます。
    94 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 95 ◯2番(大和田寛樹君) これまで何度か、水質、土壌検査ということで、茨城県、石岡市、笠間市、我々地元の議会議員、笠間の議会議員、また地元の区長さんが立ち会って、水質、土壌検査を行っております。今回、完了検査で、確かに主体が県にありますので、県とその工事を施工した業者さんで完了検査が行われたんだと思いますけれども、それでは、10月に完了検査が終わりまして、それ以降は現地を確認されたり、また口頭で、完了検査があって防災工事が終了したということで受けたということでありますけれども、例えば県に働きかけをして、文書で、本当に安全なのかどうなのかというのを確認されたのか伺います。 96 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 97 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。県につきましては、事業実施中と同様、茨城県と笠間市と石岡市により、それぞれ関係機関が得た情報を共有し、新たな維持管理事業者や住民への対応について連携していくことを確認しております。  以上でございます。 98 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 99 ◯2番(大和田寛樹君) 現地は確認されていますか、完了後。 100 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 101 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。市としてはまだ確認してございません。 102 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 103 ◯2番(大和田寛樹君) ぜひ確認に行っていただきたいことと、当然、まだ今、何かの問題があるというわけではないので、しかも主体が県にあってその工事が行われたということで、確かに義務は石岡市にはないと思います。ただ、これだけ全国で土砂災害、地滑り災害、降雨災害による二次的災害が発生している現状にあって、その災害のメカニズムというのも、古い地層に新しい地層が乗っかった場所で、そこに何らかの原因によって古い地層と新しい地層の間に水が流れることによって、その上の新しい地層が流れ出るという現象があるわけですから、ぜひ確認に行っていただきたいと思います。  昨年9月の答弁をいただいたのは前沢部長ですけれども、工事が終了するまでは県とのパイプ役で、石岡市もどういう対応をしていっていいのか苦慮していると、推移を見守っていくということでご回答をいただいたと思います。工事はもう完了しました。砕石法による茨城県の命令は、もう解除されています。今後は、石岡市がしっかりと指導をして、そこで災害が起こらないように、指導・監督していく責任が私はあると思うんですけれども、ぜひ、まず現地を見に行っていただいて、どういう状況であるのか……。第1工区のほうはソーラーパネルが乗っかっています。確認したところ、第2工区、第3工区のほうは、まだ新たな開発行為は出されていないということで、跡地利用であそこがどういうふうな活用をされていくのかということはまだわかりませんけれども、今後、未然に市民の生命と財産、地域の皆さんの本当に危険を、不安を解消していくためにも、現地をしっかり確認して、今後の対策を庁内で連携して行っていっていただきたいと思います。  一度ぐらい見に行っていただいているのかなと思ってちょっと質問をしたんですけれども、まだ見に行っていただいていないということで、まず早急に現地を確認して調査をしていただきたいと思います。  続きましての質問は、9月以降、私が一般質問に立って以降、また10月の完了検査を行って以降、それでは、石岡市はどういうかかわりをしてきたのかということで伺います。 104 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 105 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。先ほどの報告についてでございますけれども、事業者、それから県から文書をもって通知がありました。12月初旬でございます。申し訳ございませんでした。  それから、石岡市内、庁内のかかわりでございますけれども、庁内におきましては、総務部防災対策課、生活環境部生活環境課、都市建設部道路建設課、経済部農政課、それから商工課による情報の共有等、連携していくことを確認してございます。  以上でございます。 106 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 107 ◯2番(大和田寛樹君) 庁内の連携はわかりましたけれども、茨城県または笠間市、また事業者とどういうかかわりを10月以降持たれたか伺います。 108 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 109 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 申し訳ございません。ご答弁申し上げます。先ほどもご答弁申し上げましたけれども、事業実施中と同様に、県と笠間市、それから石岡市により、それぞれの関係機関が得た情報を共有いたしまして、維持管理業者、それから住民の対応について、今まで通りに連携していくということを確認してございます。  以上でございます。 110 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 111 ◯2番(大和田寛樹君) わかりました。  それでは、パイプ役はもうそろそろ、事業は終わったので、10月以降は、今度は石岡市が主体的にやっていっていただけることになるかなと思います。  2番に行きますけれども、県や笠間市の関係部署との情報の共有や連携についてということで、まだ具体的な連携はされていないということでよろしいですかね。 112 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 113 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。県、それから笠間市につきましては、それぞれ情報を共有いたしまして、連携していくことをそれぞれ確認はしてございます。それで、庁内におきましても、さきにご答弁申し上げましたとおり、部署との情報を共有する体制を、それも確認してございます。  以上でございます。 114 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 115 ◯2番(大和田寛樹君) それでは、どんな情報があったのか、その情報を連携した中で、どういう情報が笠間市と茨城県と石岡市で、また業者で連携があったのか、伺います。 116 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 117 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。県、それから笠間市については、それぞれの担当課に出向きまして、今後、情報の共有と、それから住民の相談につきまして、適時対応できるように努めていきたいというようなことで話をしてございます。 118 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 119 ◯2番(大和田寛樹君) 何か具体的な情報というのが見えてこないんですけれども、まだそれぞれの行政、茨城県も石岡市も笠間市も、そんなに共有するような情報がないのかなという感じもしますけれども、例えば、これを5年、10年のスパンで考えれば、正直何もないと思います。水質汚染ということで3つ目に挙げていますけれども、実際に私も調べまして、40メートル以下の浅井戸に例えば重金属のものが流れ着くまでには何十年と時間がかかるので、いきなり浅井戸から有害物質が検出されるというのは、多分、今回の工事とは関連性がかなり薄いということだと思います。なので、まだまだ先の未来に、どういう状況になるかわからないということでありますので、しっかり、今の安全はもちろんですけれども、本当に30年とか50年とか、そういうスパンで環境問題を考えていただいて、情報の共有を図って、対応していっていただきたいと思います。  仮に何らかの事象、例えばそこに新たな開発行為がなされて、工作物ができて、その工作物の異常によって住民が被害をこうむった、さらには先ほど来言っていますように、土砂災害、地滑り災害が発生をした。その場合には、どこがまず責任の第一義的な所在になるか、伺います。 120 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 121 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。まだ庁内でございますけれども、一応そういう情報が入った時点で、商工課のほうに情報をいただいて、それから情報を共有いたしまして、対応していくということで確認してございます。 122 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 123 ◯2番(大和田寛樹君) 石岡市の担当課はわかるんですけれども、通常、そういう災害が発生した場合には、そこを維持管理している事業者が責任の所在になると思います。今回、調べますと、維持管理をする業者と、そこの土地の所有者は違っているんですけれども、そういう情報は笠間市と共有していますか。 124 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 125 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。その件につきましては、笠間市と共有してございます。 126 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 127 ◯2番(大和田寛樹君) そうしますと、実際にそういう災害が何十年後かに発生した場合に、法律的には、まず一義的にはそこ維持管理している業者さん、今までの我々が水質、土壌検査に行ったときの業者さんとはまた違っていますよね。今の維持管理をしている業者さんは違っていて、所有者もまた違う方になっているという形ですね。そういう場合に、業者さんと石岡市で、例えば文書で正式なものとして、こういう事象が発生した場合には、業者さんが原状回復をすることを確認できるような書面というのは、取り交わす必要はないんでしょうか。 128 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 129 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。ただいまのご質問につきましては、今後、その業者と協議いたしまして、確認してまいりたいと考えております。  以上でございます。 130 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 131 ◯2番(大和田寛樹君) いろいろな災害が考えられると思いますので、土砂の流出であったり、物の飛散であったり、または排水によっての被害とか、現場に行ってもらえばわかるんですけど、水をためて排水させるのに、大きな排水装置がついているんですね。以前もそうだったんですけれども、その採掘したところがため池に大きくなっていて、そこを土で盛ったわけですね。当然、石よりも土のほうが流れ出る可能性が高いわけですよね。なので、いろんな災害が本当に想定できると思いますので、これまでの日本全国の災害もそうですし、我々石岡市も、東日本大震災で想定外の災害を経験しているわけですから、しっかり想定されるものを想定して備えをしていっていただきたい、そんなふうに思います。  それでは、3番の水質汚染についてですけれども、こちらは笠間市の泉地区で、浅井戸から何か異物というか、窒素系の有害物質が検出されたと伺いました。その情報は石岡市にも入っていると思いますけれども、そちらに対しては今、この災害工事と関係がない確認をされておりますか。 132 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 133 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。採石場跡地の埋め戻しにつきましては、10年以上の年月を経て完了に至りました。この間、定期的に事業者主体による土壌、水質調査を実施してきたところでございます。ご質問の中にありました、笠間市泉地区内の井戸水の件でございますけれども、笠間市の話では、水質検査で有害成分が検知されたとのことでございましたが、検知された成分は、家畜のふん尿や堆肥などに多く含まれる物質で、今回の検出された場所近くでは最近まで家畜を飼っていたための結果であるとのことでございます。  以上でございます。 134 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 135 ◯2番(大和田寛樹君) 本当に情報ってどういうふうに流れていくかわからないもので、私の耳に入ってきたのは、ヒ素だなんて言う人がいるんですね。本当に全く関係ないんですけれども、笠間市でそういう情報が流れて、実際に私、聞いたんですけれども、なので、そういうものも今回の工事と関係なくて、安全なんだということを、住民の皆さんにはしっかり伝えていただきたいと思います。笠間市の対応は、その検出された井戸から半径500メートルの井戸を、今、調査をしているということで、確認しています。まだ結果は出ていないみたいですけれども、迅速に対応しているようなので、そういうものも、市民の皆さんに間違った情報が流れて不安をあおらないように、正しい情報をしっかり、うわさって本当にどんなふうにつながっているかわからないので、伝えていただきたいなと思います。  概ねこの1番から3番の質問の中で、これまで9月に質問したときには、まだまだ工事が完了していない状況で、主体が県であるから石岡市も対応がなかなかとれない、実際に前沢部長の答弁でそういうお話がありまして、もう工事は完了して事業は終わりまして、災害防止命令も解除されている段階なので、今後は石岡市も積極的に働きかけを行っていただいて、未来のそういう災害が発生しないように、積極的に情報を取りに行ったり、対応をしていっていただきたいなと思います。  やはり受け身でどこかから来る情報を待っていたのでは、現場も確認に行かないような対応になってしまうと思いますので、何かあればまずは現場を確認しに行っていただいて、必要な調査をしていただくと、そういう対応をぜひお願いします。  それでは、2つ目の認知症についてですけれども、認知症は、早期発見、早期対応が重要であるとよく言われます。治る病気は一時的な症状の場合があり、脳の病気により、外科的な処置でよくなる場合、また薬の不適切な使用で認知症のような症状が出る場合もあり、正しく調整できることで回復する場合もあります。また、アルツハイマー型認知症では、薬で進行を遅らせることもでき、早く使い始めると、自立した生活を長く送ることもできます。今後の生活の準備をするためにも、早期の診断を受け、症状が軽いうちに、本人、家族が認知症への理解を深め、病気と向き合い、話し合うことで今後の生活の備えができ、自分らしい一生を送る、全うしていくことができます。  認知症の始まりによく見られる症状でありますけれども、物忘れがひどい、判断力、理解力が衰える、場所や時間がわからなくなる、人柄が変わる、不安感が強い、意欲がなくなるなど、さまざまな症状が挙げられています。また、認知症の予防のために効果的なことということで、運動を積極的に、体を動かすこと、また食生活を変えること、特に魚や緑黄色野菜をよく食べる、水分をこまめに補給する、アルコールを飲む方はほどほどに、1合程度にすると、さらには規則正しい生活、決まった時間に起きて決まった時間に食事をとるような、生活リズムを整える、また脳を鍛える活動、例えば趣味の囲碁や将棋、麻雀などを楽しむことで、予防になると言われています。  そこで、石岡市の、まず認知症の現状について伺います。 136 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 137 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。認知症患者の現状についてのご質問でございます。国の認知症施策推進総合戦略の推計によりますと、65歳以上の4人に1人が認知症の人、またはその予備軍と言われております。これを石岡市に当てはめますと、住民基本台帳の数字ではございますが、平成29年1月末の65歳以上の高齢者は2万2,863人でございますので、約5,700人の方々が認知症、またはその予備軍と推計されることになります。  以上でございます。 138 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 139 ◯2番(大和田寛樹君) 5,700人ということで、非常に多い数字だなと。正確には把握はできないということでありますけれども、本人もしくは家族、さまざまな不安を抱える病気であると思うんですけれども、石岡市にはどういうような相談事、お困り事が市民から寄せられているのか伺います。 140 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 141 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。認知症の相談につきましては、主に地域包括支援センターのほうで対応してございます。地域包括支援センターのほうで対応しました認知症に関する相談でございますが、平成26年度は延べでございますが748件、27年度が同じく延べで1,938件、平成28年度につきましては、1月末ではございますが1,416件となっておりまして、年々増加傾向にあると考えてございます。  以上でございます。 142 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 143 ◯2番(大和田寛樹君) 本当に2,000件近いいろいろな問い合わせ、不安事が相談されるということで、続きましてですが、認知症患者、また家族への石岡市の支援策を伺います。 144 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 145 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。認知症の家族への支援策でございますが、石岡市では、認知症になっても、本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けられるために、平成23年度から、市内の精神科病院に勤務しております精神保健福祉士、地域包括支援センターの保健師等の専門職による認知症相談会を開催してございます。この相談会につきましては、今年度は毎月2回開催している状況にございます。さらに平成27年度に、地域包括支援センターに認知症初期集中支援チームを設置しまして、認知症の相談窓口の充実、早期対応に努めているところでございます。  また、家族への支援でございますが、市内6か所の在宅介護支援センター主催によります家族介護者等交流会を年24回ほど開催してございます。また、茨城県の認知症を知る月間であります9月に、地域包括支援センター主催によりまして「家族介護者のつどい」を開催し、心身のリフレッシュをしていただきながら、認知症や介護予防、薬や栄養に関する相談等を実施しているところでございます。  以上でございます。 146 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 147 ◯2番(大和田寛樹君) 今、お答えいただきました、平成27年度から始まっている認知症初期集中支援チームというものを、もう少し詳しく教えていただいてよろしいでしょうか。 148 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 149 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。認知症初期集中支援チームでございますが、こちらにつきましては、平成30年度までに全国の市町村全てで設置されることになっております。当市ではいち早く、平成27年度に地域包括支援センター内に認知症初期集中支援チームを設置してございます。チーム員につきましては、地域包括支援センターの医療、保健、福祉の国家資格を有する職員が、国の定める研修を実行してございまして、9名の職員が研修を受講済みとなってございます。  活動につきましては、医療や保健、福祉の資格を有するチーム員が、家族等の訴え等により訪問をいたしまして、市内の専門医とともに、概ねではございますが6か月間を目安としまして、家族支援等の初期の支援を包括的、集中的に行いまして、本格的な介護サービス、あるいは医療機関につなげるという活動をしてございます。  ちなみに活動実績でございますが、平成27年度は対応者数が79名、延べの訪問回数が279回、平成28年度、ちょっと時点は古くて申し訳ございませんが、9月末時点で対応者数が45名、訪問回数が延べで189回となってございます。  以上でございます。 150 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 151 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。そうしますと、初期集中支援チームですけれども、保健師さん、社会福祉士さん、介護福祉士さんがチームになって、1人の認知症の家族、また患者さんを支援していくと。いろいろな相談を受けながら、医療機関に働きかけをしたり、また介護事業者に働きかけをしたりするということで、1人を支援していくということでよろしいですか。 152 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 153 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。議員お見込みのとおりでございまして、保健師、社会福祉士、介護福祉士の国家資格を持っている職員が地域包括支援センターの中で9名おりまして、必ず9名で動くということではございませんが、サポート医でございます丸山壮の病院長でございます滝田先生の指揮のもとに、数名の職員で1人の患者を訪問して、適切に介護サービス、ないしは医療機関への受診等につなげる仕事をしてございます。 154 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 155 ◯2番(大和田寛樹君) 続きまして、行政のほうの家族、また患者さんに対しての支援はわかりましたけれども、家族や本人ではなくて、社会全体で支えをしていく、支援をしていくということが大事だと思うんですけれども、今、平成18年からですかね、認知症サポーターの養成講座というものに取り組んでいると思いますけれども、その講座の内容と、これまでに受講した方の人数、累計で結構ですけれども、教えていただけますか。 156 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 157 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。認知症サポーター養成講座でございますが、認知症の方やその家族が住み慣れた地域で安心して生活を送るために、市民が認知症への理解を深めることが大切でございまして、地域全体で支援体制を構築するために、その一助となりますように行っているものでございます。議員おっしゃられますように平成18年度から認知症サポーター養成講座を開始しておりまして、平成25年度には市内の小中学校でも開催をしてございます。平成29年1月末日現在で、延べではございますが3,490人の市民の皆様に講座を受けていただいてございます。  以上でございます。 158 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 159 ◯2番(大和田寛樹君) このサポーターの養成講座ですけれども、何か月か前の新聞で、小学校でこのサポーター養成講座を取り組んでいるということで、これは石岡市じゃなかったんですけれども、石岡市も小学校から要望があれば、養成講座をやっていただけるということでよろしいでしょうか。  まだまだたくさんある小学校の中で、取り組んでいるところは、ずっと見ていきますと少ないような気がしますので、ぜひ小学校からのやってほしいというものだけじゃなくて、本当に地域で支え合う、また認知症をよく理解する、まずは理解していただくということが大事だと思いますので、働きかけを行っていただきまして、認知症に対する理解を広めていただいて、認知症の皆さんが住み慣れたこの地域で生活をしていけるように、支援をしていっていただければと思います。  小学校に対してどういうふうに今後対応していただくか伺います。 160 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 161 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) 認知症サポーター養成講座の普及啓発という意味で、お答えさせていただきます。認知症サポーター養成講座は地域包括支援センターが実施してございますが、これにつきましては、生涯学習課で行っております出前講座としても実施してございます。出前講座のメニューの中にもございますので、これにつきましては、関係課と協力して広報紙ないしその他の方法で普及啓発を図っていきたいと考えてございます。  以上でございます。 162 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 163 ◯2番(大和田寛樹君) よろしくお願いします。多くの市民の皆さんに普及していただいて、理解を広めていっていただければと思います。
     それでは、3つ目の子ども・子育て支援に関する給付に移らせていただきます。子ども・子育て支援制度の中の施設型給付費、また地域型保育給付費について、3つの項目で質問してまいります。  全ての子どもたちが健やかに成長していくために、子どもの育ちと子育てを社会全体で支援することが大切であると思います。平成24年8月に、日本の子ども・子育てをめぐるさまざまな課題を解決するために、子ども・子育て支援法ができました。この法律と関連する法律に基づいて、幼児期の学校教育や保育、地域の子育ての支援量の拡充や質の向上を進めていく子ども・子育て支援新制度が、平成27年4月にスタートしました。この新制度の実施のために、国では毎年7,000億円程度の予算が充てられています。石岡市においても、貴重な財源を子ども・子育て支援のために効果的に活用されています。  また、今定例会の平成29年の市長所信にもありましたふるさと再生プロジェクトの子育て応援プロジェクトにおきまして、小学校第3子以降学校給食の無料化、チャイルドシート購入助成・貸し出し事業の拡充、子育て世代包括支援センターの設置、子育て情報ポータルサイトの開設、さらには中学3年生までのマル福制度所得制限の撤廃など、子育てにかかわる費用負担の軽減がとられています。  まず初めに、施設型給付費・地域型保育給付費の概要を伺います。 164 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 165 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。平成27年度に施行されました子ども・子育て支援制度の中で、施設型給付費及び地域型保育給付が創設されてございます。この2つの給付制度に基づきまして、施設型給付により認定こども園、幼稚園、保育所が財政支援を受けることになりまして、地域型保育給付によりまして、小規模保育、家庭的保育、居宅訪問型保育、事業所内保育が財政支援をされることになってございます。この給付費でございますが、国が保育必要量や施設の所在する地域等を勘案して算出しました公定価格から、国が定めた上限額の範囲内で、市町村が所得をもとに算出した利用者負担額、いわゆる保育料を控除した額となります。  この給付費の支払い方法でございますが、幼稚園や認定こども園、地域型保育施設につきましては、保育料を施設が徴収しまして、市が施設に給付費のみを支払うという形になってございます。私立の保育園につきましては、市が徴収しました保育料に給付費を合わせまして、委託費として支払う形となってございます。  概要は以上でございます。 166 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 167 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。続きまして、第1子の場合と第2子以降の保育料の利用者負担額についてですけれども、先ほど説明がありました、まず支給認定区分、1号認定、2号認定、3号認定で違ってくるということと、1号認定の場合には5階層に分かれています。年齢での階層が分かれていませんので5パターン、5通りの、2万200円からゼロ円ということになると思います。2号認定、3号認定では非常に分かれている範囲が広くて、まず階層が8階層に区分されていて、また3歳未満、3歳児、4歳児以上で変わってくるということなので、8掛ける3で24パターンの保育料があると。また、保育の標準時間と短時間で違ってきますので、24パターン掛ける2で48パターン、生活保護世帯は無料になりますので、40パターン以上の階層に分かれるということになります。  全部を詳細に聞くのはちょっと難しいので、例えば平均年収が360万円で、保育園でしたら4階層、幼稚園でしたら3階層に対しての第1子、第2子の利用者負担額について伺います。 168 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 169 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず、保育園の保育料につきましてご説明申し上げます。保育園につきましては、毎年4月1日現在の年齢で、議員のご質問にもありました、3歳未満、3歳、4歳以上の3つの区分で分かれてございます。年収360万円の想定で申しますと、3歳未満は月額2万4,000円、3歳は2万2,000円、4歳以上も2万2,000円となってございます。同じく幼稚園の保育料は1万600円となってございます。  以上でございます。 170 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 171 ◯2番(大和田寛樹君) 第1子と第2子で変わるかということで、お尋ねしたいと思います。 172 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 173 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) 第1子、第2子の保育料の利用者負担額についてでございますが、第1子につきましては、今ご説明した保育料がそのまま負担していただくという形になります。第2子につきましては、兄弟が同時に入所しているかどうかで若干取り扱いが変わります。同時に入所している場合は、国の制度によりまして、同時に入所している子の中で2番目に当たる子が半額となります。また、同時入所していない場合は、第1子と同様に基準額をいただくということになります。  以上でございます。 174 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 175 ◯2番(大和田寛樹君) 幼稚園と保育園では、第1子、第2子という言葉が適切では多分ないので、2番目という形になると思うんですけれども、その2番目の扱いが変わると思います。小学校の4年生なのか、もしくは保育園に同時に入所しているのかというので違ってくると思うので、なかなかわかりづらい。パターンも多いというのもありますけれども、続いてですが、同時入所で2番目の子が半額、例えば3人目以上の子どもがいる場合に、その世帯に対しての支援はどういう支援があるのか伺います。 176 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 177 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。同時入所であれば、保育料の階層に関係なく、国の制度により2番目の子が半額、3番目の子は無料となってございます。例といたしまして、子どもが3人いる場合、例えば一番小さい子から2歳、3歳、4歳が同時入所している場合でありますと、2番目に当たります3歳の子が半額、3番目に当たる2歳の子が無料となります。もう一つ、同じく3人ですが、年齢が3歳、4歳、もう1人が小学校4年生を想定した場合は、3歳の子は、3番目のお子様であっても同時入所としては2番目となりまして、こちらが半額となります。ただし、議員の質問にもありましたように、幼稚園の場合は、小学校3年生までが同時入所とみなされる規定となっておりますので、上の子が例えば小学校3年生、2年生、1年生であれば、幼稚園に通っている子が2人の場合であっても、2番目の子が半額、3番目の子が無料ということになります。  そのほかに、今年度から新たに第3子以降が無料化となる国と県の制度がございます。こちらにつきましては、兄弟の年齢は問わないこととなってございます。同時入所の要件はございません。まず、国の制度でございますが、保育園、幼稚園共通で、市民税所得割額がひとり親世帯で7万7,100円以下、両親がいる場合は5万7,700円未満が対象となります。この場合は第3子以降が無料となります。階層区分では、保育園では4階層の1部まで、幼稚園では3階層までとなってございます。さらに、県の制度でございますが、こちらにつきましては対象が3歳児未満のみ、ひとり親、両親がいる世帯ともに市民税所得割額が16万9,000円未満の世帯の場合は、第3子以降が無償化となる制度となってございます。  そのほかに、当市におきます第3子以降の保育料の支援制度でございますが、幼稚園につきましては、国の制度の対象とならない4階層以上の世帯に対しまして、5,000円の軽減をしてございます。保育園につきましては4階層までで、国、県の無料化の対象とならない世帯に対して無料としてございます。また、3歳未満の6階層以上、3歳以上の5階層以上の世帯に対しましては1万円の軽減をしてございます。ただし、先日の一般質問でありましたように、現在の当市の支援制度につきましては、18歳以下の子どもから数えて第3子以降であること、または市税等に滞納がないことなどが条件となってございます。  以上でございます。 178 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 179 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。第3子において、県、国の制度に引っかからない場合でも、石岡市独自に5,000円、または1万円の減免をする施策がとられていることで理解をしました。  じゃあ、例えば笠間市や小美玉市、近隣の市町村と比較して、当市の保育料の負担額はどの程度違うのかということで、もしくは同じなのかを伺います。 180 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 181 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。保育料につきましては、年齢階層ごとに保育料自体異なりますので、隣接する小美玉市さん、笠間市さんと比較した階層別の傾向ということでご答弁申し上げます。まず、生活保護受給者が対象の1階層につきましては、全ての市町村で無料となってございます。次に、市民税非課税世帯が対象都なります2階層、市民税課税世帯で所得割が最も低い3階層から最も高い階層、保育園では8階層、幼稚園では5階層までの比較となりますが、笠間市は、保育園、幼稚園全ての階層において当市を下回ってございます。また小美玉市につきましては、保育園では6階層の途中まで、幼稚園では全ての階層で当市を下回っておりますが、小美玉市の保育園の6階層の一部と7階層、8階層につきましては、当市を上回っているという状況になってございます。 182 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 183 ◯2番(大和田寛樹君) そうしますと、大体所得が低い階層の世帯、また小美玉市も笠間市も、どっちも石岡市よりも安いわけですね。一部の本当に所得が多い世帯に関しては、石岡市がまさっているところもあると。ほとんどの世帯では小美玉市、笠間市のほうが安いということなんですが、これは、是正というか、できないものでしょうか。 184 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 185 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず、国の公定価格が市町村によって異なります。小美玉市、笠間市の場合は石岡市より安くなってございます。ちなみに近隣では、石岡市は土浦市と同じ公定価格となってございます。それにもう一つが、保護者の皆様の所得の状況、一番多い人たちの階層がどこにあるかによっても、ある程度そういう状況も勘案して保育料を算定していかなければならないという、2つの点が大きな課題と考えてございます。  以上でございます。 186 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 187 ◯2番(大和田寛樹君) じゃあ、続きましてですが、第3子以降の多子世帯への支援は理解しましたけれども、例えば所得の低い世帯やひとり親世帯、そういうものに対しての石岡市独自の支援を伺います。 188 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 189 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。ひとり親家庭、障害者などがいる世帯など、支援が必要な世帯に対しましては、国の制度で2階層までが無料、保育園では3階層及び4階層、幼稚園では3階層が半額としてございます。また、第2子以降のお子様についてでございますが、保育園では4階層まで、幼稚園では3階層までが無料ということになってございます。  以上でございます。 190 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 191 ◯2番(大和田寛樹君) 最後になりますけれども、特に階層が低い世帯の見直しをぜひ適宜検討していただいて、地域間によっての……。もちろん市町村によって基礎の値段が違うというのはわかりますけれども、石岡市で子どもを産んで育ててほしいというのは誰も一緒の願いでありますので、そういう意味では、こういうものに対しても、他市とよく比較をしていただいて、検討していっていただきたいと思います。ご答弁いただければと思います。 192 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 193 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。公定価格の違い等もございますので、県内のほかの石岡市と同程度の市町村の保育料についても調査いたしまして、保育料の見直しについては検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 194 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時25分休憩            ──────────────────────                   午後 2時37分再開 195 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  7番・勝村孝行君。 196 ◯7番(勝村孝行君) 7番・勝村でございます。通告に従いまして、1項目5点ほど質問してまいりますので、よろしくお願いをいたします。  質問に入ります前に、私からも、今期限りで勇退、退職なさられます職員の方々に、長きにわたりまして市政発展にご尽力されましたこと、心より感謝と御礼を申し上げる次第でございます。ご苦労さまでございました。  それでは、質問に入ります。地域の振興と活性化及び観光・交流施設についてということで、5点ほど伺ってまいります。  今回、平成29年度石岡ふるさと再生プロジェクトが示され、同僚議員の皆さんからも、再生プロジェクトについていろいろ質問がなされております。重複質問になる面もあるかと思いますが、重複はなるべく避けて質問してまいりたいと思います。  私は、平成27年度の定例会におきましても、朝日トンネル開通に伴う効果や、朝日里山学校、フラワーパークの今後の取り組みなどについて質問をさせていただきました。そのときの部長答弁では、朝日トンネルの開通効果により、観光施設の入込客数は年々増加している、また今後の取り組みとして、朝日里山学校では、駐車場の整備、農業体験メニューの拡充、新規就農者の研修の場をつくっていくこと、そして茨城県フラワーパークでは、新たにイルミネーションの取り組みをするとともに、園内のリニューアルを図っていくとの答弁でございました。  そして現在、答弁いただいたとおり、28年度の事業といたしまして、朝日里山学校の農業研修施設、駐車場の整備に取り組まれて、完成が間近になっている状況にあります。この朝日里山学校の人気の高まりに応じた受け入れ環境の整備として、大きな課題であった駐車場ができることや、耕作放棄地にしつつあった近辺の畑を研修施設、研修農場として活用していくことができることは、さらに観光・交流人口を増やす機能が拡充されると同時に、さまざまなイベントを通じて地域の方々のかかわりが増え、地域の活性化にもつながっていくものと思っております。  今年2月11日の朝日里山そばまつりにおいても、私も行っておりましたけれども、地域の方々も含め、市内外、県外からも多くの来場者があり、そういった期待感、盛り上がりを強く感じたところであります。さらに、茨城県フラワーパークのウインターイルミネーションでありますが、こちらにおきましては、私もこのイベントを要望してきたこともありますが、2年目となった今回は、12月1日から1月31日までの2か月間で、実に3万人を超える入場者があったとお聞きいたしました。  昨年よりかなり工夫がなされていました。私も近所の人たち、それから、家族、孫などを連れて、3回ほどイルミネーションを見に行ってまいりました。光の数、そして動き、音、香りの演出効果に、訪れた人たちからも歓声が上がっていまして、大変喜んでいただけたと感じたところでございます。また、ちょうど私がイルミネーションを見に行ったときに、はとバスツアーが2台来ておりました。それから、神奈川県ナンバーの観光バスが2台来ておりまして、こういうこともやっているんだなと感じたところでございます。大勢の方々がいらしておりました。  そういった観光・交流メニューが拡充するとともに、受け入れ環境も徐々に整備されており、石岡市が目指す観光・交流から移住へという人の流れの基礎はできつつあります。それが、地域の活性化にとつながっていくものと考えております。地域の活性化という施策展開の観点から、特に人口減少に歯どめをかけていくという意味において、観光・交流の取り組みをさらに強く、さらに広げていかなければならないと考えております。そこで、関連する施策展開について5点ほど伺ってまいります。  まず1点目、朝日里山学校の来客用駐車場及び新規就農者研修施設、エゴマ加工施設の整備における取り組みの展開についてであります。先ほども触れましたが、朝日里山学校に待望の駐車場ができ、研修施設や地域の取り組み、エゴマの加工施設もでき、平成29年度から利用できるという中で、今後の体験メニューや交流イベントの拡充、新規就農者受け入れから定着までのプロセスなど、今後の取り組みや展開について、お考えをお伺いいたします。  次に2点目、茨城県フラワーパークのウインターイルミネーションの成果と波及効果についてでありますが、今回のイルミネーションの成果について、入園者の数だけではなく、来場者の動向、反応、評価、またほかの観光施設への波及効果を含め、地域への効果についてお伺いをいたします。また、次回開催に向けた取り組み、構想と拡充のお考えはあるのか、お伺いをいたします。  3点目、当市のイベント事業についてでありますが、市ではいろいろなイベント事業が、年間を通してそれぞれ行われているところでございますが、ここでは石岡ふれあいまつりと石岡つくばねマラソンについて伺ってまいります。これらの事業は、経済部と教育委員会と所管は違うわけですが、その事業目的はどちらも、市民はもとより県内外の方々を石岡市に誘い、石岡市の魅力を伝えるということであると思います。  まず、石岡ふれあいまつりですが、平成27年度は八郷運動公園で1日中行われ、平成28年度は、場所を移して石岡運動公園において、2日間にわたり開催されたと思っています。こちらは、今まで行っていた石岡産業祭をそのままふれあいまつりとして行い、また、その中に子どもフェスティバルも同時開催したわけであります。私も1日見てまいりましたが、大勢のお客様で大変にぎわっておりました。市内はもとより、市外からのお客さんも大勢来ておったのが印象でございます。それと同時に、またシャトルバスによる市民の無料運行がなされましたが、それぞれ八郷運動公園、石岡運動公園のバス利用は、お互いの開催地から、お互いの石岡、八郷からどのくらいの利用があったのか、わかればお伺いをいたしたいと思います。  次に、石岡つくばねマラソンでありますけれども、これは一昨日の同僚議員の質問にもございました。その中で部長答弁からございましたので、ここであえて質問は避けていきたいと思います。一昨日の部長答弁の中で、このつくばねマラソンに関しましては、私も年に一度、そして同僚議員からも何回も質問がなされて、全てハーフマラソンにというような質問がされてまいりました。そういった中で、いつも部長からの回答は、今回、同僚議員に一昨日答弁された内容と同じとなってございます。なかなかハーフマラソンまで切り替えることが難しいということは、答弁の中でわかりました。  そこで、1つ提案をしたいんですけれども、来季、特別支援学校の工事が着工することで、旧八郷南中学校跡地が使えないということであります。それならば、思い切ってそのスタート場所を変更してみるのもいかがかなと。それとあわせて、ハーフマラソンのコースを想定してはいかがかなと考えております。やはり市民マラソンということになれば、ハーフマラソンを掲げることで、魅力はかなり倍増、いや、それ以上に魅力的になるものと考えております。  そこで、コースの提案なんですが、スタート地点としまして、この八郷総合支所、あるいは八郷運動公園、そこからスタートいたしまして、この支所の西側を通り、旧八郷高校のほうに上がっていき、柿岡商店街を下っていく。そして、下宿信号を今度は林のほう、いわゆる電車道と呼ばれる真っ直ぐな道路がございますが、そちらに行き、畜産試験場に行き、ふれあいの里に行き、折り返してまた戻ってくるというようなコース。距離的にどうなのかなということもありますけれども、そういったコースで行けば、行けるのかなと考えております。  そして、職員の苦労というものも重々わかっております。そんな中で計画していくのであれば、我々議員も協力していきたいなと思っております。多分、私だけではないだろうと思っております。そうしたことで、今回、スタート地点の変更は紛れもなく確定であると思いますので、チャンスでもあり、いい機会だと思っておりますので、その辺も今後考えていただきたい。  警察の協力というのが一番ネックになってくるのかなと、交通整理という問題。ですけれども、これも、最初に警察に相談していくのではなくて、市の独自のルートをつくって、それからしっかりと策定して警察にお願いをするということで持っていけば、違うのかなとも思っておりますので、ぜひとも今後、部長はじめ職員の皆さん、ご苦労ではありますけれども、ハーフマラソンへの移行をお願いしたいなと思っております。部長の答弁としては、要らないとは言ったんですけれども、1つだけ……。部長ももう今期で終わりです。退職なさる前に置き土産として、やるか、やらないか、はっきり一言だけ述べていただければ、これは結構でございます。  次に、4点目でございます。先導的な景観形成地区──八郷地区でありますけれども──における里山景観等調査研究についてお伺いいたします。  2月11日に開催されました朝日里山そばまつりと同時開催で、筑波大による里山景観等調査研究の報告会が開かれておりました。多くの来場者があり、1回の予定が、3回に分けて報告会が開かれたというように、大変盛り上がった報告会であったと伺っております。私は、その様子だけしか拝見できなかったこともありますが、この調査研究の内容や進捗状況、またこの調査には、地域の方々の意見等も集めていると聞いておりますが、景観形成についての意識、意見といったものはどういったものであったのか、さらには、今後この調査をもとにどのような整備を行っていくのか、スケジュール等もあわせてお伺いをいたします。  5点目、新たな観光・交流エリアの形成についてであります。2月26日午後、圏央道が全線開通されました。このたびの圏央道の開通により、首都圏関東一円からますます当市へのアクセスはよくなり、魅力的な仕掛けにより、当市への来訪者はますます増え続けることが期待されるところだと思っております。しかしながら、観光・交流の面におきましては、観光施設等スポットが筑波山麓にエリアが偏った傾向にありますし、また、高浜、三村、関川地区におきましては、そうしたスポットと申しますか、その地域の特徴を生かした誘導要素が見出されていないと思うんですが、そういったことでは、市街地に存在する歴史的文化遺産を含め、周遊するコースも形成されず、外的な刺激も吹き込まれないという状況が続いていってしまうと、危惧するところであります。八郷地区の北部エリアでも、北関東自動車道へのアクセスもよく、景観や環境もすばらしいものがありますし、高浜などの地区も、霞ヶ浦湖畔という絶景のエリアにあり、観光資源も豊かであると思います。  そこで、今後、これらの地域の振興策として、新たな観光・交流エリアを形成していくお考え、方策はあるのか、お伺いをいたします。  以上5点につきまして、1回目の質問といたします。 197 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 198 ◯経済部長(前沢洋一君) 私からは、1項目目、朝日里山学校における今後の取り組み、展開につきまして、また2点目のイルミネーションの効果と波及効果、次回開催に向けた取り組み・拡充の考え方について、また5点目の、新たな観光・交流エリアの形成につきましてお答えを申し上げます。  まず1点目の、朝日里山学校における今後の取り組み、展開についてでございますが、来客者用の駐車場につきましては、この整備が完了することによりまして、そばまつりやいちご祭りなどのイベント、トレイルランといった大規模なイベントへの対応が改善されるとともに、大型バスの駐車も可能となりますことから、学校や生協など、団体の受け入れを拡大し、交流人口の増加につなげていけるものと考えているところでございます。  続きまして、新規就農者の研修施設の取り組み、プロセス等につきましては、先ほど菱沼議員に答弁したとおりでございます。  あわせて、農産物加工施設につきましては、地元で小規模ながら栽培されてきましたエゴマの栽培の拡大、加工による特産化を図るものでございまして、今後、栽培面積、取り組み者の拡大を図りながら、エゴマの加工、商品化を軌道に乗せてまいりたいと考えてございます。  この朝日里山学校につきましては、議員からもさまざま提案等もいただいていたところでございますごけれども、体験メニュー、交流イベントなどの拡充を図るとともに、その交流体験から就農に発展し、さらには定住につながる機能を持った施設となりますので、地域と連携した取り組みを今後も進めてまいりたいと考えてございます。  次に2点目の、イルミネーションについてでございますけれども、茨城県フラワーパークのウインターイルミネーションの効果といたしまして、数字的に入園者で申しますと、その期間中の昼、夜を通した入園数でお答えいたしますが、イルミネーションを実施していなかった平成26年度の12月、1月の入園者数が4,272人でございました。それが、イルミネーションを実施した27年度が2万5,453人で、26年と比較しまして約6倍、2年目の今年度、28年度が4万3,478人で、26年と比較して約10倍となっておりまして、冬季の誘客対策として大きな効果があったと見ております。  また、どこからおいでいただいているかということでございますけれども、県内では、北は北茨城市から南は取手市まで、県内全域から来ていただいておりますが、中でも神栖市、鹿嶋市など鹿行地区など、新たな地域からも来ていただいておりまして、広がりが見られているところでございます。  また、県外では、東京、千葉、埼玉などの首都圏全域からご来場いただいておりますけれども、新たに福島県や岩手県など遠方からのご来場もあり、知名度が高まってきているあかしと考えております。年代別では、20代の若いカップルや30代、40代の家族連れなどが増えてきておりまして、新たなターゲットとして、目標として捉えておりました若い世代の方々が増えてきているという効果も出てきております。  波及効果ということでございますが、イルミネーションを楽しんだ後にゆりの郷へ寄って、食事と入浴をしていくというような波及効果はあったものの、地域の食堂などへの波及効果ということでは、まだまだそれは課題と考えていかなければならないと考えているところでございます。  次期に向けた取り組み拡充の考え方でございますが、入園者はクリスマスをピークとしての来場という傾向が強いため、来期におきましては、開始時期を早めてまいりたいと考えているところでございます。また、来場された方に感動と思い出を与えるために、光の変化や光のトンネル、エリアの拡大など、感動性やテーマ性、滞在性を高めてまいりたいと考えてございます。  次に、新たな観光・交流エリアの形成ということでございますが、市内の観光施設等スポットにつきましては、議員のご指摘のとおり、筑波山麓エリアに偏った傾向に現在はございます。市内には筑波山麓エリア以外にも、歴史、文化、自然というすばらしい地域資源を有しておりますので、地域特性を生かした観光エリアの形成が必要と考えております。  八郷北部地域につきましては、山々と田園に囲まれた豊かな自然環境を有しております。近年は、トレイルランやサイクリング、スカイスポーツなどの人気スポットとなってきておりますので、そうした素材を生かしながら、観光エリアとしての形成を図ってまいりたいと考えております。  また、高浜、三村、関川地区につきましては、国指定史跡舟塚山古墳や、歴史ある酒蔵、霞ヶ浦の水辺環境を生かしたサイクリング、茨城百景の1つともなっている景観などがございますので、モニターツアーなどを実施しながら、観光のメニュー化を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 199 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 200 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 私からは、石岡ふれあいまつりのシャトルバスを含めたバス運行についてご答弁申し上げます。平成27年度の八郷運動公園を開催地とした実績でございますけれども、巡回バスを9ルート運行しまして、八郷地区内利用者数1,871人、石岡地区利用者1,206人の利用がございました。また、シャトルバスの利用者数は2,714人の利用がございまして、バス合計利用者数は5,791人が利用されました。また、平成28年度の石岡運動公園を開催地とした実績は、3ルート運行し、八郷地区利用者数281人、石岡地区利用者数813人、延べ利用者数1,094人の利用がありました。さらに、BRT等を利用し来場された方が143人おられました。  会場地によるバスの利用者数に違いがございますのは、会場地における公共交通の有無や、会場地及び会場周辺における駐車場の有無によるところが大いに影響していると考えているところでございます。  以上でございます。 201 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 202 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 私からは、4点目の、朝日地区の里山景観と調査研究の進捗状況につきましてお答えを申し上げます。去る2月11日に開催されました朝日里山そばまつりの会場の一部におきまして、筑波大の調査研究グループによる研究結果の報告発表会を行ってございます。当日は、そばまつりのこともありまして、約70人という多くの方々にご来場をいただいたところでございます。  研究内容といたしましては、先導的な景観形成地区となりますフルーツライン周辺の景観調査ということで、具体的にはフルーツライン沿線にございます名前の入りました立て看板や販売小屋の調査、それに、イチゴ農家へのヒアリング調査、さらには先進事例調査などを行いまして、現状と課題を洗い出すことにより、修景ガイドライン策定への提言や、看板デザインの提案などを行っていただいたところでございます。このイチゴ農家への直接ヒアリング調査におきましては、看板をいかに目立たせるかなどを重視したり、イチゴの生産をやめた農家の看板がそのまま残存しているという状態であることが判明してございます。  今後の整備方針でございますけれども、来年度におきましても、筑波大学と連携・協力を図りながら、販売小屋の詳細の調査を行っていただく予定となってございます。内容としては、直売所となります販売小屋に付加する機能の検討、それから、里山景観に適したデザイン看板のモデル提案などを行っていただく予定となってございます。  以上でございます。 203 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。
    204 ◯教育部長(宮本秀男君) 石岡つくばねマラソンについてご答弁を申し上げます。ハーフマラソンへの切り替えにつきましては、おととい関口忠男議員のほうにご答弁を申し上げたとおりでございますけれども、勝村議員が言われますように、警察との協議が非常に重要となってまいります。こういった調整が済んだならば、ハーフマラソンへ切り替えたいということでご答弁を申し上げました。  ただいま具体的なコースについてご提案をいただきました。ちょうど今年の10月に特別支援学校が着工する予定ということもありまして、タイミングとすれば一番いいタイミングかなと思っております。きのうもご答弁申し上げましたように、これまで3つのルートについて調整をしてきたけれども、実際には実現には至らなかったということで、新たなコースについても視野に入れながら、今後検討していくということも含めまして、ただいまお示しいただきました支所、運動公園をスタート地点とする、支所・柿岡の町なか、根小屋の畜産試験場等についてのルートについても、多分、協議の中で候補として上がってくるものと思っております。 205 ◯議長(塚谷重市君) 7番・勝村孝行君。 206 ◯7番(勝村孝行君) それぞれご答弁ありがとうございました。抜粋して2回目の質問を行ってまいります。  朝日里山学校の駐車場の整備、こちらはようやく市長にやっていただけたということで、本当にありがとうございました。私は地元ということもありますので、朝日里山学校開校当時から駐車場が必要だということをずっと言ってまいりました。やっと念願がかなったところでございます。本当にありがとうございます。朝日里山学校の新規就農研修について、周辺の農地もあいていく状況にあることから、今後、希望者があれば、稲作、田んぼの栽培やイチゴ栽培などの分野でも受け入れていってほしいなと思っております。イチゴ栽培におきましては、JAさんとかと協力して、新規就農者へも当たっていけばいいのかなと思っております。  それから、エゴマでございますけれども、このエゴマは、いろいろの予防とか、体にいいと言われております。例えば肌荒れの改善、ダイエット、認知症、脳梗塞の予防、こういったものにも効果があると言われており、近年、大変エゴマというものが人気になってきているように伺っております。また、先進地では、ドレッシングやふりかけなども商品化されていると伺っておりますので、そういったことも、エゴマの加工については、まずエゴマ油を商品化して計画されているのかということも伺ってみたいと思います。  それから、茨城県フラワーパークのウインターイルミネーションでございますけれども、本当に今期行ってみて、昨年とはかなり規模が違うなと、また楽しんでいけるなと感じましたが、職員の皆様のご努力もあったのかなと思っております。大変ご苦労さまでございました。職員の皆様もいろいろ工夫されて、来客者への応対も、サンタクロースの服を着て握手しながら出迎えたり、いろいろと工夫されておりました。そういったこともございますし、またこれ、提案になるのかなと思いますけれども、さらにバージョンアップしていかなければ、飽きられてしまうということがありますので、そういったことも進めていっていただきたいと思っております。またそういったことで、経費も大変膨らんでいくと思っております。また、ボランティアの方々の活用、今期は一番上のほうにハート形のイルミネーションをつくった、これも、ボランティアの皆さんを募集して行ったというふうにも聞いております。そういった工夫をまた考えているのか。  それと、やはり冬季でありますので、園内は大変寒いんですね。光は本当にまぶしいくらいなんですけれども。そんな中で、一番上のほうに職員さんが温かいものを用意して、有料ではありましたけれども、つくっていただいたということもございますが、そこだけなんですね。やはり寂しいものもございますし、もっとお客様を出迎えるのにいい方法はないのかなということ、つまり出店等を増やしていく方法はないのかなということも考えていただきたいと思います。  飲み物や食べ物が少ないということも伺いました。売店はありますけれども。それと、売店でございますけれども、やはり今回、小さなお子さん、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんがお孫さん等をつれてくるという姿が大変多かったんですね。そんな中で、お土産屋さんに入る人の数もかなりあったと思います。ですから、このイルミネーションの効果は、かなりそちらに向けてもあったのではないかなと思っております。  部長の答弁で、私は1月の中旬ごろまで3万人というのしか聞いていなかったんですけれども、最終的に4万3,000を超えたということで、びっくりしております。大変皆さんの努力が報われたのではないかなと思っております。本当にご苦労さまでございました。  それから、バスツアーがございました。これも多分、PRされていたんだろうと思いますけれども、ますます地方に発信していただいて、拡大していっていただきたいと思いますので、この点でもいかがなのか、お考えをお伺いいたします。  それから、ふれあいまつりでございますけれども、27年度から交互に石岡地区、八郷地区でやっていくというふうには伺っております。今後もそういうふうに交互にやっていくのかということ、また、特徴としてどんなふうに出していくのかということ、そういうことも伺ってまいりたいと思います。  それから、石岡つくばねマラソンでございますけれども、先ほどちょっと言い忘れたんですけれども、ハーフマラソンまでの移行は難しいということであれば、せめて現在の10キロコースを陸連公認のコースにしていったらいかがかなと。これは提案でありますので。現在は非公認だと思うんですね。陸連公認コースとは、完走すれば公認記録として認められるコース。例えば日本記録を上回るタイムが出ても、日本記録とは認められない。そういうことでありますので、少しハードルを上げていってもいいのかな。提案でございますけれども、そういったことでお願いしたいと思っております。  それから、4点目の里山景観の整備についてでございますけれども、例えばイチゴ屋さんですか、近辺のイチゴ販売の直売所に適したアドバイスをしていくというようなことでございますけれども、直売所等の看板を直していくとすれば、その費用負担というのは、地元負担ということも考えられていくのかなと思っております。その点、今後どういった制度設計をしていくのかということも、あわせてお考えをお伺いいたしたいと思います。  5点目の新たな観光・交流エリアの形成、それぞれの答弁がございましたけれども、これについては中長期的に考えて、しっかりと取り組んでいっていただきたいと思っております。  以上、2回目の質問といたします。 207 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 208 ◯経済部長(前沢洋一君) まず、朝日里山学校の件で、新規就農に関連して、イチゴ栽培などのほかの分野でも受け入れとかを考えていくつもりはないのかということと、エゴマの商品化ということがございました。  それで、朝日里山学校の周辺につきましては、議員ご案内のとおり、今、耕作放棄地化していく農地や、イチゴハウスの中でも園の経営をやめていくといったところが見受けられてきているところでございます。また、朝日里山学校へは、そういった農地を借りてほしいという声も多く寄せられている状況にございます。そういったことから、新規就農者の希望の中で、観光イチゴ等、または山手地域での米づくり、そういったものに取り組みたいという方がおられれば、そういう受け入れの環境というのはありますので、また、周辺農家の指導というものを得られる体制といいますか、そういう条件もございますので、地域ぐるみで、そういった研修ニーズに応えられるような形態をつくっていきたいということで取り組んでまいりたいと考えてございます。  また、エゴマの加工につきましては、このエゴマの栽培を拡大していくに当たって、先進地である栃木県の茂木町とか常陸大宮市、そういったところを何回となく視察しており、その商品の人気というのを目の当たりにして見てきております。また、その技術的なところも詳細に聞いてきているところもございますので、こういった先進事例に学びながら、いろんな商品化に向けて、研究しながら取り組んでまいるということで考えてございます。  次に、イルミネーションの件でございますけれども、入園者数につきましては、先ほどはその期間の昼、夜の合計人数を申し上げましたので、イルミネーションだけをとりましては、議員のおっしゃるとおり3万1,448人ということでございます。  このイルミネーションのバージョンアップということでございますが、これは、先ほど1回目の答弁で申し上げたとおり、いろいろエリアの拡大、または光のトンネル等を工夫いたしまして、限られた予算の中で最大の効果を生んでいくような飾り付けをしてまいりたいと考えてございます。  また、ご提案のあったボランティアの活用ということでは、今回も議員のお話にありましたが、芝生のところにハート形のイルミネーションをボランティアでやっていただきましたけれども、このやっていただいた方が必ず家族連れで来て、そこで記念写真を撮っているというような傾向もございます。ということから、リピーター効果をつくるという意味でも、ボランティアといいますか、お手伝いの方を集め、飾り付けをしていただくというのは、効果的だなと考えてございますので、そういう簡易な飾り付けなんかにつきましては、専門業者の指導のもと、そういった人たちを集めて実施を大きくしていきたいと考えております。  あと、飲食物の提供関係でございますが、これにつきましては、寒い時期でもありますので、温かいものを中心としながら、意外なところではソフトクリームも人気だったというところもございますので、お土産につきましては、光るあめとか光るおもちゃをおじいちゃん、おばあちゃんが必ず買ってあげているという光景が、もう列をなしてありましたので、そういったお客様のニーズとか売り上げの状況、そういったものを見ながら、次期の検討材料として、拡充に向け検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 209 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 210 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 石岡ふれあいまつりについてご答弁申し上げます。平成27年、28年、この2か年を通しまして、食をメインとして、石岡産の食材や加工品など、本市が持つ資源の魅力発信により、来場者からの期待が増し、アンケートにおいても石岡ふれあいまつりへ足を運ぶ一番の目的となってございます。会場を八郷、石岡の総合運動公園と交互に開催してきた中で、それぞれの会場ごとに特色を出すことができるすばらしい環境がある反面、出店者が会場ごとに変わっていく点や、多くの来場者を迎え入れるための駐車場の確保といった課題があるところでございます。  そのような中、本年度事業終了後の実行委員会におきましても、会場とふれあいまつりの特徴をどう会場ごとに出していくのかの議論がなされたところでございますが、会場ごとのメリット、デメリットはありつつも、交互開催を継続していくという方向になってございます。ふれあいまつりのつくり方、特徴につきましては、食をメインとしていきながら、歌謡ショーに偏重することなく、幅広い年齢層が集い、楽しめる企画を催していくとともに、市外、県外の方々にも注目されるような仕掛けを考え、特徴を出してまいりたいと考えております。  以上でございます。 211 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 212 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 里山景観の整備に伴います今後の制度設計ということでございますけれども、この事業を展開するに当たりましては、昨年度設立をいたしました住民参加型まちづくりファンド支援事業基金を活用して、景観に配慮した看板、それから、販売小屋等の修景を行う場合、修景ガイドラインに基づきまして、修景費用に対し補助金を交付していく予定となってございます。具体例といたしましては、直売所を修景する場合、補助額300万円を限度に、費用の8割を補助することができることになります。また看板等につきましては、補助額50万円を限度に、やはり費用の8割補助をすることができるということになっております。  以上でございます。 213 ◯議長(塚谷重市君) 7番・勝村孝行君。 214 ◯7番(勝村孝行君) ご答弁ありがとうございました。  それでは、3回目の質問に入りますけれども、朝日里山学校に新設された加工施設、こちらはエゴマだけではなく、農力アップ推進事業の中で、加工品づくりなどの6次産業化の取り組みとして活用できると考えておりますが、そういったお考えも伺ってまいりたいと思います。  また、朝日里山学校の校舎でございますけれども、築60年以上経っているのかなと思っております。そんな中で、建物の土台が大分傷んできているなと感じています。そういったことで、校舎の改築、修繕も、早急にということではないんですけれども、計画的に考えていっていただければいいかなと思っておりますので、よろしくお願いします。  それから、茨城県フラワーパークのウインターイルミネーションでございますけれども、先ほども申し上げましたとおり、これは茨城県の施設でありますし、毎年バージョンアップをしていかないと飽きられてしまうということで、今回、ちょっと物足りないなと思ったのは、駐車場から上がるところの階段のイルミネーション電球がブルーだったんですね。ちょっと暗いなと、足元気をつけてと言う人が多かったんですね、子ども連れで。そちらも少し改善したほうがいいのかな。それから、入場してから、今度、売店の前を通って左側へ行きますと、池がございます。池の上が真っ暗なんですね。これは、行くと、池の前に、藤棚をモチーフにしたイルミネーショントンネル、そういったもので光を工夫していただく、あるいは池の上にイルミネーションを飾って、水面にそのイルミネーションを映すということで、倍以上にきらびやかになるのかなと思いました。でありますので、その辺も考えていっていただいたらいいのかなと思っております。  今回のテーマで、「音と香りに誘われて、踊る光のパフォーマンス」ということをうたってございました。そんな中にありまして、園内で各種イベントが行われてございました。資料を見ますとかなり、十五、六回、いろんなコンサートとかが行われてきたんですね。こうしたことも集客力につながると思っておりますので、ますます増やしていっていただけたらいいのかなと思っております。  それと、点灯式のセレモニーのときに感じたのは、市長等の挨拶で顔が真っ暗で、挨拶だけかろうじて聞ける状態。やはりライトアップして、もっと盛大にやっていただいたほうがいいのかなと。それと、最終日、終わりの日に、やっぱりそのときにもセレモニーを開いていただいて、来季のリピーターといいますか、お客さんを呼べる体制も整えていっていただけたらいいのかなと考えております。  いろいろ地域振興と観光・交流について伺ってまいりましたが、最後に市長に総括して所見をお伺いして、私の質問を終わります。 215 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 216 ◯経済部長(前沢洋一君) まず、エゴマの取り組みを農力アップ推進事業の中で考えられないのかというご質問でございますけれども、そのとおりでございまして、29年度におきましては、今までは国の補助事業を生かしまして、機械等の整備はいたしますけれども、今後、栽培の拡大、またはその加工品の商品化等の取り組みにつきましては、農力アップ推進事業の中で取り扱っていくということになってございます。  また、朝日里山学校の校舎の修繕の考え方でございますけれども、これにつきましては、昨年も台風によりまして、外のしっくい壁が落ちてしまうというようなこともございまして、老朽化が進んでいるというのを実感したところでございます。そういった意味ではありますけれども、朝日里山学校は、里山の中にあって木造校舎というのがオンリーワンの売りになっているということもございます。そういったことから、今年度におきましても、外壁の塗装なんかを予定しているところでございますけれども、基礎部分とか、いろいろ修繕しなければならない箇所というのはあろうかと思っておりますので、適宜、指定管理者とも協議しながら、修繕を図ってまいりたいと考えてございます。  あと、いろいろイルミネーション等のご提案をいただきましたが、なるべくこれに取り組めるよう、考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 217 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 218 ◯市長(今泉文彦君) 地域の振興と活性化及び観光・交流施設についてという勝村議員のご質問にお答えいたします。観光は工場の要らない産業と言われておりますけれども、この里山景観については、関東一の景観というふうにも思っております。それを守るためには、農業を守ること、それに、その集落も守っていかなくてはなりません。そういう中で課題がありまして、例えば廃屋、耕作放棄地、それから竹やぶですね、やぶ、そういったものの侵食が日々続いている。それをきちっと守っていくことが必要であるということであります。  そういった課題があるのと同時に、一方で、6次産業とか、積極的な方向も打ち出していかなくてはならないという両面があるかと思います。産業というか、農業によってつくられた風景が里山の風景でありまして、6次産業をこれから進めていくということであります。朝日里山学校についても、築60年ということでありますから、これは登録文化財の可能性があります。そういったことで、守っていくのも大きな仕事かと思っております。6次産業、朝日里山の中にはイノシシの加工場もありますので、イノシシの皮を使った加工品とか、そういったものも考えられるんじゃないかなと思っております。  いずれにいたしましても、守りながら新しいものをつくっていく、そういった観光を進めていければと思います。  以上です。 219 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 3時35分休憩            ──────────────────────                   午後 3時47分再開 220 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  15番・池田正文君。 221 ◯15番(池田正文君) 15番・池田正文でございます。平成29年第1回定例議会に当たりまして、既に通告してございますとおり、先日、市長より示されました平成29年度市政運営に関する所信と施策概要の中から、各プロジェクトに基づく主な施策事業17点につきまして、個別具体にお伺いしてまいります。お伺いする項目が多いことから、端的にお伺いしてまいりますので、よろしくお願いいたします。  また、今定例会は、年度末開会という区切りの時期でもございます。3月をもって勇退、退職される職員の皆様方には、長年にわたり大変お疲れさまでございました。これからも健康にご留意され、各方面にてますますご活躍されますよう、心からご祈念申し上げる次第でございます。  さて、本市の基本理念である「誰もがいきいきと暮らし輝くまちいしおか」を目指し、ふるさと再生プロジェクトを実行しているところでございます。言うまでもなく、プロジェクトとは研究課題、計画であり、語源はラテン語で前方へ投げかける、言い替えますと、未来へ投げかけるということになっております。本年度は、石岡ふるさと再生計画の仕上げの年度と位置付けられており、それらを実現いくための強い意思のあらわれが、さきに述べました市政運営の所信と施策ということになるわけでございます。  そこで、質問に入らせていただきます。また細かな計数につきましては、後に開催されます予算特別委員会による審査を待つことといたしまして、計数については極力避けつつ、主に概要としてお伺いしてまいります。  まず初めに、教育環境充実プロジェクトの中から、こども図書館本の森についてお伺いいたします。 222 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 223 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。こども図書館本の森につきましては、4月のオープンに向けまして、現在、準備を着々と進めているところでございます。建物はプレハブ1階建て、延べ床面積253平米、独立したこども図書館としては県内で初めてでございます。外壁には、グラフィックデザイナーであります藤代範雄氏に作成をいただきました「石岡の民話」を、4か所に掲示いたします。館内の主な特色といたしましては、郷土資料コーナーを設けまして、お話会、それから読み聞かせ会など、ボランティア活動を実施いたします。また、タブレットを活用した親子で学べる環境を整備し、絵本作家のいわさきちひろの絵を展示するなど、本への関心を高めてまいります。 224 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 225 ◯15番(池田正文君) 今回、こども図書館本の森ということで、こども図書館に非常になじむと申しますか、やわらかい響きの本の森という名称が出てきたわけでございますが、この命名のいきさつと、また由来につきまして、どのように決定していったのかお伺いいたします。 226 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 227 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。こども図書館本の森につきましては、昨年の6月に、仮称でありますこども図書館名称選考委員会を設置いたしまして、夏休み期間に市内の小中学校から名称の募集をいたしました。点数については約3,000点の応募があり、名称選考委員会で11点に絞り込んだところでございます。この11点について、市長、教育長の選考を経まして、市民から長く愛され親しまれるような名称として、ただいまのこども図書館本の森に決定されたところでございます。 228 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 229 ◯15番(池田正文君) それでは、こども図書館でございますので、当然、児童、幼児向けの本が用意されることと思います。これら貸し出し本の種類及び冊数など、詳細につきましてお伺いいたします。 230 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 231 ◯教育部長(宮本秀男君) 児童図書の内容についてご答弁申し上げます。児童図書と紙芝居が約2万5,000冊、それから育児関係の図書が約200冊程度を予定しております。 232 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 233 ◯15番(池田正文君) また、お話会、読み聞かせボランティアなどの方々の協力を得ながら、それらの取り組みをしていくということでございますが、それにつきましてお伺いいたします。 234 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 235 ◯教育部長(宮本秀男君) これまでお話会、読み聞かせにつきましては、中央図書館において定期的に開催をしておりました。今度、整備がされますこども図書館本の森の中に、お話コーナーがございまして、この部屋を利用しまして、お話会等が開催されることとなっております。このお話の部屋については、じゅうたん敷きの場所でありまして、靴を脱いで伸び伸びと過ごすことができるスペースとなっております。 236 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 237 ◯15番(池田正文君) 郷土資料の展示ということが示されております。小さいお子さんの段階から、ふるさと石岡に接する機会として非常にいいことだと思いますが、この郷土資料の展示内容につきましてお伺いいたします。 238 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 239 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。今回のこども図書館本の森の特徴の1つとして、この郷土資料コーナーを設置するということが挙げられると思います。その郷土資料コーナーの主な内容ということでございますけれども、茨城県、それから石岡に関する民話、歴史上の人物、おまつり、また学校で使用する副読本、こういったものを整備することになっております。現在ある郷土資料のほかに、今後、学校の発行物、あるいは児童向け郷土資料、こういったものの充実を図っていく予定でございます。 240 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 241 ◯15番(池田正文君) 続きまして、タブレットを活用し、親子で学べる環境づくりを進めてまいるということでございますが、具体にどのようなものなのか、お伺いいたします。 242 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 243 ◯教育部長(宮本秀男君) タブレットを使っての親子で学べる環境づくりということでございます。インターネット情報を閲覧したり、蔵書検索により読みたい本の場所を確認することができるなど、最大限活用できるように努めてまいりたいと思います。今回の櫻井 茂議員の質問にもございましたけれども、Wi-Fi機能を整備するということで、小さいうちからこういったものに慣れ親しんでいくということが重要であると認識しております。 244 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 245 ◯15番(池田正文君) 先日、私ども会派によります行政視察を実施してまいりました。場所は三重県の明和町にございます明和町立図書館でございまして、こちらの図書館につきましては平成17年度から業務の民間委託を進め、かなりの効果が生まれているというようなご説明を聞いてきたところでございます。直営での図書館運営はもちろんいいとは思いますけれども、さらに民間のノウハウを導入することによって、利用者が利用しやすい環境や喜んでもらえる図書館づくりというのも1つ、方法として検討する課題があると思いますが、その民間委託導入につきまして検討されればいいと思いますが、その件につきましてお伺いいたします。 246 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 247 ◯教育部長(宮本秀男君) 図書館の民間委託ということでございます。ただいま池田議員からもありましたように、県内においても、守谷市、龍ケ崎市、水戸市等で、もう既に指定管理者が導入されて、運営がされているところでございます。しかしながら、いいところ、悪いところもたくさんあると思っております。これら、いろいろこういった導入した図書館の状況を判断しながら、当市においても導入が適するかどうかについて、今後、協議をしてまいりたいと考えております。 248 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 249 ◯15番(池田正文君) 現在、図書館におきましては、館長さんは民間から来ていただいてやっていただいているわけでございますので、県内の市町村の動向やさまざまな観点から、今後、研究課題として引き続きやっていただければと思います。  続きまして、学校統合再編事業についてお伺いいたします。 250 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 251 ◯教育部長(宮本秀男君) 学校統合再編事業についてご答弁を申し上げます。次代を担う生徒によりよい教育環境を提供するため、学校統合再編事業に現在も取り組んでいるところでございます。平成30年4月に、石岡中学校と城南中学校の統合再編が決定し、統合に当たって教育バスの導入、それから通学路の安全対策、石岡中学校の環境整備を実施しているところでございます。また、社会情勢の変化により、少子化に対応した活力ある学校づくりに取り組むため、市立小中学校の適正規模、適正配置等について見直しを行います。 252 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 253 ◯15番(池田正文君) 平成30年4月に石岡中学校と城南中学校が統合されるわけでございまして、この統合の学校規模、教職員の配置、校舎等の状況につきまして、改めてお伺いいたします。 254 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 255 ◯教育部長(宮本秀男君) 統合後の学校規模等についてご答弁を申し上げます。生徒人数でございますけれども、1年生が215名で6クラスを予定いたします。2年生が252名で7クラス、3年生が214名で6クラス、合計681名の19クラスということで、各クラスの人数とすれば36人前後ということになろうかと思います。  それから、教職員の配置でございますけれども、石岡中学校には、国の教員配置基準によりまして、現在24名の教職員が配置されております。平成30年度の統合時において、教職員の人数は30名になる見込みでございます。また、茨城県の学校統合支援として、さらに1名の加配教員が見込まれる予定でございます。  それから、校舎の状況ということでございますけれども、石岡中学校は、普通教室が15クラスございます。普通教室等に配置されている学習室などの4教室を普通教室に戻すことにより、19クラスを確保することができる状態でございます。 256 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 257 ◯15番(池田正文君) 統合に伴いまして、教育バスの運行を予定されていると思います。この教育バスの本市における現況、また、統合に伴います導入後の運行予定につきましてお伺いいたします。
    258 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 259 ◯教育部長(宮本秀男君) 現在、市内を運行しております教育バスの状況でございますけれども、市内の小中学校は、八郷中学校、石岡小学校、東小学校、三村小学校、関川小学校、柿岡小学校、小桜小学校でございます。  次に、石岡中学校と城南中学校の統合による教育バスの導入に係る現状でございますけれども、統合により学区が広がり、城南中学校区の保護者から、統合時には通学バスを安全確保の観点から運行してもらいたいという要望がございまして、統合検討委員会の中で決定されたものとして、城南中学校区を中心に4ルート、マイクロバス4台を運行する予定でございます。 260 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 261 ◯15番(池田正文君) また、今回、通学路の安全対策がうたわれております。これにつきましては、統合再編にかかわらず、通学路の安全対策は当然、必須事項でございまして、子どもたちが安全に学校に登下校できる環境づくりは、先ほど申し上げましたけれども、統合には何ら関係ないことでございます。  それではお伺いしますが、今回予定されております通学路の安全対策はどのようなものなのか、お伺いいたします。 262 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 263 ◯教育部長(宮本秀男君) 通学路の安全対策ということで、ただいま池田議員が言われましたように、これについては、統合再編にかかわらずして整備されるものというふうには認識しておりますけれども、特に今回、石岡中と城南中の統合再編に伴って、街路灯の整備を重点的にさせていただくということで、今、整備を進めようとしております。統合に伴いまして、所管課と連携をしまして、予定通学路に街路灯を適宜設置したいと考えております。また、教育バスの停留所の設置箇所についても、関係機関と協議をしながら、生徒たちが安全に乗降できる場所に設置してまいります。また、通学路としての道路環境整備につきましても、関係機関と協議し、危険箇所の排除に努めてまいります。 264 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 265 ◯15番(池田正文君) 現在の石岡中学校の校舎でございますが、私が中学校1年生のときに旧校舎の解体が始まり、2年時に建てておりまして、中学校3年のときには完成して入ったということでございますので、当然、もう築40年になろうとしているわけです。その校舎の老朽化も、当然、今後心配になってくるわけでございますが、それらの件を含めまして、学校の環境整備をどのように考えているのか、お伺いいたします。 266 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 267 ◯教育部長(宮本秀男君) 当市におけます小中学校校舎の耐震化については、既に全校整備が済んでいるところでございますけれども、今回の統合再編に伴いまして、平成29年度におきましては、敷地内における教育バスの発着場の整備、普通教室等のトイレ、教室床の改修、それから生徒用ロッカーの入れ替え、給食受け入れ室の拡張工事、これらを予定しております。 268 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 269 ◯15番(池田正文君) 当市の統合再編事業につきましては、八郷中学校をはじめ、今回の石岡中学校と城南中学校、これは中学校として先行しているわけです。  それでは、今後、当然、小学校の統合再編につきましても避けては通れないことだと思います。小学校につきましては、それこそ地域のコミュニティの核となるような意味合いもございますので、当然、難しいとは思いますが、この小学校の統合再編につきましてどのようなお考えがあるのか、お伺いいたします。 270 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 271 ◯教育部長(宮本秀男君) 小学校の統合再編ということでございます。平成30年4月に新生石岡中学校が開校するわけですけれども、説明会等をやっていた中で、関川、三村、高浜、これらについては大至急、早急に統合したいということのお話もいただいているところでございます。現在、市内4校の小学校、関川小、三村小、北小、吉生小において、複式学級という状況になっております。次代を担う児童によりよい教育環境を提供するため、認め合い、協力し合い、切磋琢磨するという教育環境を充実させることが不可欠でありますので、この小学校の統合再編については、平成29年度に適正規模・適正配置の見直しを行いますけれども、その中できちっと整理をしていきたいと考えております。 272 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 273 ◯15番(池田正文君) さきの同僚議員の質問にもございました、平成21年3月に答申を受けております。これにつきましては、平成29年度、小中学校統合計画審議会を新たに立ち上げて、答申の見直しを図っていくというようなご説明がございました。主な理由として、人口減少に伴う児童生徒の減少というようなことを理由として述べておられましたが、この21年3月の答申によりますと、平成21年度小学校児童が4,445人、クラスで言いますと172クラス、平成26年度は3,861人でクラス数が156クラス、中学校でございますが、平成21年が2,266人の生徒で70クラス、平成26年2,199人で65クラスというようなことが示されています。  そうしますと、児童生徒が減少しているということを読み取るために、直近の小中学校の生徒児童数、クラス数がどうなっているのか、お伺いいたします。 274 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 275 ◯教育部長(宮本秀男君) ただいま手元にその資料がございませんので、届き次第答弁をさせていただきます。 276 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 277 ◯15番(池田正文君) 21年3月に答申されましたものも、当然、相当な議論を経て、練りに練られたものであろうと思います。今年度、見直しの中で、やはり言葉はどうかわからないですけれども、焼き直しといいますか、見直しをしていく中で、新たな部分も、当然、検討されるべきものがあろうかと思います。そこでお伺いいたしますが、小中一貫校、あるいは小中一貫教育の検討も当然、必要であると思いますが、その件につきまして、これは教育長からご答弁いただきます。 278 ◯議長(塚谷重市君) 教育長・櫻井君。 279 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁申し上げたいと思います。今、議員ご指摘の小中一貫教育、あるいは小中一貫校の導入の検討についてというご質問かと思いますけれども、平成21年でしたかに作成されたものも検討に値しつつあるだろうと思いますけれども、10年前になるわけでございますね。そういう状況の中から、社会情勢の変化、あるいは今後の新しい学校としてのあり方、そういったところも含めまして、今後、平成29年度に立ち上げてまいります小中学校統合計画審議会におきまして、適正規模、あるいは適正配置等、先ほど申しました県も含めまして、答申書の見直し作業に取り組んでいきたい、そういう中で、小中学校の一貫校、あるいは一貫教育を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 280 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 281 ◯15番(池田正文君) 次に、子育て応援プロジェクトの中から、小学校第3子以降学校給食費無料化についてお伺いいたします。 282 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 283 ◯教育部長(宮本秀男君) 小学校第3子以降給食の無料化についてご答弁を申し上げます。石岡市内の19の小学校に通う第3子以降の児童の給食費を無料化し、もって子育て世代の経済的負担の軽減に寄与するものでございます。 284 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 285 ◯15番(池田正文君) 本市の学校給食費でございますが、消費税8%の増税後も据え置かれております。昨年のような野菜の異常な高騰など、安定した提供をするに当たって、なかなか難しい部分もあろうかと思います。この据え置きを続けた場合に、例えば給食の供給が難しくなって質を下げてしまったり、あるいは日数を減らしてしまったりなんていうことがありますと、これは本末転倒だと思います。そこで、どうしても値上げと言いますと抵抗感があるわけですけれども、この給食費の値上げにつきましてどのようなお考えがあるのか、お伺いいたします。 286 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 287 ◯教育部長(宮本秀男君) 給食費の値上げについてでございますけれども、ただいま池田議員からありましたように、平成26年4月の消費税の増税時から、当市において児童100円、生徒120円の公費負担を子育て世代支援のために行ってまいりました。当市においては、学校給食費について、平成18年から11年間据え置きとなっております。小学生が3,800円、中学生が4,400円ということでございます。  議員からもありましたように、非常に野菜等の価格高騰がありまして、正直なところ、大変苦慮しているというのは事実でございます。その中でも、栄養士のほうでいろいろ工夫をしながら、現在まで乗り切っているという状況がございます。今後については、消費税等のさらに10%への切り替え等もあろうかと思います。そういったタイミングを見て、考えていく必要は十分あるかなと考えております。 288 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 289 ◯15番(池田正文君) さきの新聞報道によりますと、大子町においては、全児童生徒の給食費を無料化するというような新聞報道がございました。仮に本市におきまして全児童生徒を対象に無料化した場合、どのような金額になるのか、試算されていると思いますのでお伺いいたします。 290 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 291 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。さきの新聞で、大子町が全児童生徒給食費を無料化するということで、報道がされたところでございます。当市において同様の無料化をした場合の試算として、平成29年度当初の全児童数で申し上げますと、約2億5,000万円の費用が発生するということでございます。  それから、申し訳ありません。先ほど答弁ができませんでした、小学校の直近の平成28年の学級数と総数でございますが、学級数179、総数3,572人でございます。                 〔「中学校は」と呼ぶ者あり〕 292 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 293 ◯教育部長(宮本秀男君) 失礼しました。中学校については、学級数が76クラス、総数が2,025人でございます。 294 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 295 ◯15番(池田正文君) それでは、給食費、続きましてお伺いいたしますが、今回、第3子以降の無料化に当たりまして、当然、実施するからには、要綱なり細則などが必要になってくると思います。それらにつきましてどのようになっているのか、お伺いいたします。 296 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 297 ◯教育部長(宮本秀男君) 要綱等の制定については、所管課であります総務部のほうと調整をさせていただいております。その内容はまだよろしいですか。整備を進めているところです。 298 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 299 ◯15番(池田正文君) 当然、これは要綱なり細則を根拠として無料化をしていくということになると思います。該当世帯のうち、例えば税の滞納があったり、とりわけ給食費の滞納がある世帯につきまして、税の公平性の観点からどのような対応をとられていくのか、お伺いします。 300 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 301 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。現在、調整を進めております要綱の中の対象者ということで、この中には、まず石岡市に住所を有する、それから子を3人以上養育している、それに、給食費に未納がないこと、これが3つの内容になっておりますけれども、他市の導入している自治体等を見ますと、市税等の滞納といったものも含まれているところもありますし、所得制限をかけているところも若干ではありますけれどもございますので、その辺のところを総合的に協議をして決定し、取り組んでまいりたいと思います。 302 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 303 ◯15番(池田正文君) 続きまして、企業誘致プロジェクトの中から、企業誘致に際しまして、多くの優遇制度と企業活動への支援につきましてお伺いいたします。 304 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 305 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。企業誘致プロジェクトにつきましては、多くの優遇制度と企業活動の支援につきましては、固定資産税、都市計画税の3年間免除や、雇用促進奨励補助を引き続き実施いたします。また、優遇制度とあわせて、各種情報提供サポートなどを行ってまいります。  以上でございます。 306 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 307 ◯15番(池田正文君) 予定していました子育て世帯包括支援センターを抜かしてしまいました。これにつきましては結構です。  それでは、固定資産税と都市計画税の3年間免除を行っております。制度導入以来、その件数と金額につきましてお伺いいたします。 308 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 309 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。件数は、3年でございますので、3年間で件数としてはダブりますけれども、34件で2億1,239万円で、企業数は13社でございます。  以上でございます。 310 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 311 ◯15番(池田正文君) 続きまして、法人事業税3年間と不動産取得税の課税免除、こちらについても同様にお伺いいたします。 312 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 313 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。法人事業税と不動産取得税の課税免除につきましては、茨城県が実施しておりますので、件数及び金額につきましては、県事業のため市で把握できませんが、企業から市への相談をいただいた際には、県税に係る優遇措置につきましてもご案内を差し上げているところでございます。  以上でございます。 314 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 315 ◯15番(池田正文君) 続きまして、石岡市民を従業員として5人以上雇用すると、1人につき年間10万円を最大3年補助、中小企業においては3人、これも同様に件数、金額をお伺いいたします。 316 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 317 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 平成25年度が3社、19名で190万円、26年度が5社、28名で280万円、27年度が10社、63名で630万円となっており、28年度は7社54名、540万円を見込んでおります。合計いたしまして、11社で164名で1,640万円でございます。 318 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 319 ◯15番(池田正文君) これら税の免除や補助金など、手厚い支援を実施していることは理解いたします。当然、いわゆる費用対効果と申しますか、投資金額を上回る効果がなければ、事業としては成り立たないわけでございまして、これらの効果の検証につきましてはどのように行っているのか、お伺いいたします。 320 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 321 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) この事業の効果の検証でございますけれども、固定資産税の減免等に比べれば額は少ないものの、新増設を行う企業にあっては、従業員の確保は必要不可欠であることから、企業、特に人事総務部門の担当の方には興味を示していただいており、新たな従業員の採用に当たっては、企業としても、交通費等の手当のこともあり、近隣から雇用したいとのニーズを伺っております。  以上でございます。 322 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 323 ◯15番(池田正文君) 続きまして、工場立地法に基づく環境施設、また緑地面積の緩和等を行っているということでございますが、具体にお伺いいたします。 324 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 325 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。通常、工場立地法に基づく基準では、敷地面積に対する緑地面積の割合は20%以上、緑地を含む環境施設の割合は25%以上と定められており、この基準を、茨城県石岡・かすみがうら地域産業活性化基本計画における重点促進区域である柏原工業団地、荒金地区において事業所を新増設した企業にありましては、それぞれ10%以上、15%以上に緩和するものでございまして、石岡市同意企業立地重点促進区域における緑地面積率等を定める条例として、平成21年7月1日より施行してございます。 326 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 327 ◯15番(池田正文君) 企業情報の発信、または求人情報提供をサポートするということでございますが、これの内容につきましてお伺いいたします。 328 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 329 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。企業の新増設に当たりましては、従業員の確保が必要となりますので、特に市外から新設される企業につきましては、ハローワーク石岡と連携いたしまして、求人情報の登録方法、及び管内の求職者の状況等について、情報提供を実施しております。また、石岡市、小美玉市で開催しております就職説明会につきましても、新増設した企業に参加していただけるよう、事業主や本社等を訪問し、情報提供を行っております。  以上でございます。 330 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 331 ◯15番(池田正文君) 各種法令の対応をワンストップサービスということでございますけれども、まず、この各種法令というのはどういったものなのか、また、そのワンストップサービスというのはいかがなものなのか、お伺いいたします。 332 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 333 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 各種法令につきましては、企業立地法、それから、工業団地は必要ありませんけれども、開発が必要なものであれば、その担当課とかということで、こちらで手続を案内しております。また、新増設とかを検討されている企業等から問い合わせがあった場合には、必要な届出事項や優遇措置等につきまして、一括してご説明申し上げており、また、企業から詳細な説明等を求められた場合には、各関係課とともに企業を訪問して、各制度につきまして説明を行ってまいります。 334 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 335 ◯15番(池田正文君) 続きまして、これら従業員の方々への居住サポートにつきましてはどのようなものなのか、お伺いいたします。 336 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 337 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 従業員のサポートでございますけれども、新増設に伴いまして、市外、それから県外の事業者から、転勤により石岡市へ転入される従業員の方もいらっしゃいます。そこで、市内の居住環境の状況や転入に係る市の手続などについて企業へ説明し、なるべく石岡市へ転入していただけるようサポートを行っております。また、賃貸住宅、それから今回出ております各木の住まいの事業とか、あと子育て世代のこういう補助があるということを説明しております。  以上でございます。 338 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 339 ◯15番(池田正文君) 次に、これは実績ですから、大変重要なことになりますけれども、企業誘致の取り組みによりまして、平成22年度から現在、14社の新増設があったということでございます。これらの14社の新増設のうち、市内から移動したもの、あるいは市外からこちらに来てくれたものの内訳をお伺いいたします。 340 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 341 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。新増設した14社の市内外の割合につきましては、9社が市外企業による新設、4社が既存企業による増設でございます。  以上でございます。
                   〔「数が合わない」と呼ぶ者あり〕 342 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 済みません、1社が既存企業による石岡市内の移転でございます。 343 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 344 ◯15番(池田正文君) さらに、この14社の新増設に伴いまして、960人の雇用が生まれたということでございます。これにつきましても、市内者、市外者の割合、できれば、市内の方の雇用が多ければ、効果としてはいいのかなという気がいたしますが、その割合につきましてお伺いいたします。 345 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 346 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 石岡市民でございますけれども、264名で、割合にしますと31.6%でございます。 347 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 348 ◯15番(池田正文君) 続きまして、中心市街地活性化プロジェクトの中から、まず、まちなか居住の推進についてお伺いします。 349 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 350 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) まちなか居住の推進ということで、都市建設部におきましては、中心市街地となるまちなか居住の推進のことから、現行の木の住まい助成事業と住まいづくり推進事業の2つの事業につきまして、助成金の上乗せを行う予定となってございます。 351 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 352 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) 私から、まちなか居住の推進についてご答弁申し上げます。保健福祉部におきましては、同様に中心市街地のまちなか居住の促進を図るため、既存の新婚世帯及び子育て世帯家賃助成事業につきまして、助成金の上乗せを行う予定となってございます。  以上でございます。 353 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 354 ◯15番(池田正文君) 木の住まい助成事業、住まいづくり推進事業、新婚世帯及び子育て世帯家賃助成事業、こちら、確認の意味で、さきの同僚議員の質問でも一部出ておりましたが、それぞれの事業の概要につきまして、改めてお伺いいたします。 355 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 356 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。まず、木の住まい助成事業でございますけれども、この事業は、市内の商工業の活性化と定住人口の増加を目的といたしまして、市内の工務店や設計事務所を利用しまして、木造住宅を建築する場合、建築に要する費用の10%以内で50万円を限度に、助成をする事業となってございます。現在は、1件当たりの限度額を50万円として実施してございますが、中心市街地内におきましては、1件当たりの限度額に10万円を上乗せいたしまして60万円に、その他の地区につきましては、従来どおり1件当たりの限度額を50万円とする予定となってございます。  次に、住まいづくり推進事業でございますけれども、こちらは定住人口の増加を目的といたしまして、主に市外からの転入者に対しまして、住宅の建築に要する費用の10%以内で30万円を限度に、助成する事業となってございます。現在は、1件当たりの限度額を30万円として実施しておるところでございますが、中心市街地内におきましては、1件当たりの限度額を、木の住まい助成事業と同様に10万円を上乗せいたしまして40万円に、その他の地区につきましては、従来通り1件当たりの限度額を30万円とする予定となってございます。  以上でございます。 357 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 358 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。新婚世帯及び子育て世帯家賃助成事業でございますが、この事業につきましては、家賃の助成をすることで経済的負担を軽減させ、子どもを産み育てやすい環境を整備しまして、子育て世代に対する生活の安定に寄与することを目的に、実施しておるものでございます。対象となる世帯でございますが、子育て世帯につきましては、未就学児が同居する世帯で市外から転入してきた世帯が対象となってございます。新婚世帯につきましては、年度当初、4月1日時点で、お二人の合計年齢が70歳未満の新婚世帯となってございます。  助成金でございますが、まず、家賃が月額4万6,000円以上であることが条件となってございます。また公的家賃補助を受けていないこと、市税等に滞納がないことが条件となってございまして、助成金額につきましては、いずれも月額上限を2万円としておりまして、中心市街地エリア内に住む場合は月額2万3,000円を限度といたしまして、最長で36か月を助成することとなってございます。  以上でございます。 359 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 360 ◯15番(池田正文君) それぞれ3つの事業でございますけれども、この事業の導入年、また導入後の件数及び金額につきましてお伺いします。 361 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 362 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。まず、木の住まい助成事業につきましては、平成23年度から実施をしてございまして、平成29年1月末現在で126件の申請件数がございました。助成金の総額が6,300万円となってございます。年度別の申請件数でございますけれども、平成23年度が5件、24年度が20件、25年度が32件、26年度は19件、27年度が27件、28年度が23件の申請となってございます。なお、申請のあった126件のうち、市外からの転入件数は11件ございました。また、申請のあった126件のうち、中心市街地内の申請件数は6件で、そのうち市外からの転入はございませんでした。  次に、住まいづくり推進事業についてでございますが、こちらは平成25年度から実施してございまして、平成29年1月末現在で63件の申請件数がございました。助成金の総額が1,890万円となってございます。年度別の申請件数でございますけれども、平成25年度は12件、平成26年度が12件、27年度は10件、平成28年度は29件の申請がございました。また、申請のあった63件のうち、市外からの転入件数は50件でございます。また、申請のあった63件のうち中心市街地内への申請件数は3件ございまして、そのうち市外からの転入件数は2件という状況でございます。  以上でございます。 363 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 364 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。新婚世帯及び子育て世帯家賃助成事業につきましては、平成26年度から実施してございます。年度別に実績を報告させていただきます。まず、新婚世帯家賃補助でございます。平成26年が50件、助成金にしまして683万円、平成27年度につきましては、新規と継続とございまして、合計で121件、金額にしまして2,094万6,000円、平成28年度につきましては、本年の1月31日現在でございますが、新規・継続合わせまして152件、金額にして3,258万8,000円を見込んでございます。  続きまして、子育て世代家賃助成事業でございます。平成26年が11件、147万5,000円でございます。平成27年が新規・継続合わせまして20件、398万4,000円、平成28年度、本年の1月31日現在でございますが、新規・継続を合わせまして27件、548万4,000円でございます。なお、過去に中心市街地の中に該当世帯が転入ないし新婚世帯が住んだ件数でございますが、いずれも1件となってございます。  以上でございます。 365 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 366 ◯15番(池田正文君) これら3つの助成事業でございますが、例年、補正によりまして増額補正が行われております。件数の見積もりとその限度につきましてどのように助成されているのか、お伺いいたします。 367 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 368 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。新婚世帯及び子育て世帯家賃助成事業につきましては、初年度につきましては、先進事例を参考にいたしまして予算要求してございます。ちなみに、初年度は補正予算をとることなく執行ができてございます。平成27年度につきましては、前年度の実績を参考に予算要求をしてございますが、新婚世帯家賃補助につきまして申請件数が急激に伸びたために、補正をしてございます。なお、平成28年度の予算につきましても、前年度ないし前々年度の実績をもとに算定してございまして、現行のところ、当初予算で執行ができる見込みでございます。  以上でございます。                  〔「限度」と呼ぶ者あり〕 369 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) いずれも、この補助金に対しましては、総額の限度を設けてはございません。  以上でございます。 370 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 371 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。木の住まい助成事業と住まいづくり推進事業につきましては、これまでの実績等を踏まえて、要求をしているところでございます。  限度につきましては、件数的には、木の住まい助成事業につきましては30件、それから、住まいづくり推進事業につきましては20件を予定しているところでございます。  以上でございます。 372 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 373 ◯15番(池田正文君) 続きまして、看板建築等保存事業につきましてお伺いいたします。 374 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 375 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) それでは、看板建築等保存事業についてお答えを申し上げます。この看板建築等保存事業についてでございますけれども、こちらは、住民参加型まちづくりファンド支援事業基金を活用した事業を展開いたしまして、景観に対する市民の意識の向上と、中心市街地の良好な景観保全に努めるための事業でございます。全国看板建築の保存方法やまちおこし事例などを紹介するための、全国看板建築サミットを、ここ石岡市におきまして開催をする予定となってございます。  以上でございます。 376 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 377 ◯15番(池田正文君) 住民参加型まちづくりファンド支援事業基金を活用した事業を実施するということでございますが、これにつきましてお伺いいたします。 378 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 379 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。この事業でございますが、歴史的建造物、あるいは看板建築の保全、修理または新築時の修景行為等を行う場合、修景ガイドラインに基づきまして、修景費用に対し補助金を交付するものでございます。具体例といたしましては、歴史的建造物、いわゆる看板建築等でございますが、建築当初の形態意匠を基本といたしまして修理を行う場合に、補助するものでございます。また、歴史的建造物以外の場合につきましても、看板建築風または和風の形態意匠で修理・新築などをした場合に、補助をすることになってございます。  以上でございます。 380 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 381 ◯15番(池田正文君) この看板建築でございますが、呼び方はさまざまあるようでございまして、看板建築、街路建築、あるいは復興建築などと呼ばれておるものもございます。これら同様建築物の全国での現存数をどのように把握しているのか、お伺いいたします。 382 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 383 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。現時点におきましては、全国の自治体を全部調査したわけではございませんので、この種類につきましては、復興建築などのいろいろな名称で現存、保存をしているようでございます。現在、把握をしている自治体といたしましては、兵庫県の豊岡市、それから長野県の諏訪市、千葉県香取市、埼玉県の川越市、青森県の八戸市、北海道の函館市、東京都中央区の月島、それと、東京都江東区の亀戸などがございますが、全体の戸数まではいまだ把握してはございません。  以上でございます。 384 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 385 ◯15番(池田正文君) それをお伺いいたしましたのは、次にお聞きいたします全国看板建築サミット、サミットでございますから、主要国首脳会議と、それになぞらえたような会議であると思いますけれども、この全国看板建築サミットを石岡市で開催するということでございますが、開催の時期、あるいは方法、参加予想される自治体や団体などをどのように考えているのか、お伺いいたします。 386 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 387 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。全国看板建築サミットの開催時期といたしましては、本年7月16日の日曜日を予定しているところでございます。参加自治体としてお誘いといいますか、お声がけをしている自治体につきましては、先ほど申し上げましたとおり、兵庫県豊岡市、長野県諏訪市、千葉県香取市、埼玉県川越市、青森県八戸市、北海道函館市、中央区の月島、それから江東区の亀戸でございますが、この開催に当たりましては、基調講演といたしまして、看板建築の名付けの親でもございます、江戸東京博物館長の藤森照信氏を招いて、講演をいただく予定となってございます。  以上でございます。 388 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 389 ◯15番(池田正文君) 次に、本市中心市街地内におきましても看板建築が当然ございまして、市外からも多くの方がカメラを首からぶら下げて訪れて来ておりますし、あるいはこれらのものについても、テレビをはじめメディア等でも取り上げられております。これは杞憂であってもらいたいですが、仮に今後、それら所有者が高齢化、あるいは後継者の問題、相続、老朽化などによって著しく維持管理が難しくなった場合、本市の対応についてどのように考えているのかお伺いいたします。 390 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 391 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えを申し上げます。基本的には、この看板建築を含む歴史的建造物は所有者の方に維持管理をお願いし、修理、修景が必要な場合に、住民参加型まちづくりファンド支援事業補助金を活用していただくことが大原則となっております。この維持管理が困難な状況になった場合につきましては、市で購入するのではなく、保存していただけるような方法や手だてができないかどうか、所有者の意向を踏まえて検討していくことになろうかと考えてございます。  以上でございます。 392 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 393 ◯15番(池田正文君) 次に、中心市街地活性化事業についてお伺いいたします。 394 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 395 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 中心市街地活性化プロジェクトのうち中心市街地活性化事業につきましてご答弁申し上げます。中心市街地の新たな魅力、活力を生み出すため、商業の活性化に加えて、オンリーワンの地域資源を活用した交流人口の増加を図ってまいりたいと考えております。市や住民、商業者など、横断的なプロジェクトチームにより、多様な意見を反映させながら、みんなでまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 396 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 397 ◯15番(池田正文君) 中心市街地のさらなる活性化ということで、平成21年12月に石岡市中心市街地活性化基本計画が策定されて、各種事業を行ってきたことだと思います。その中で、第1期石岡市中心市街地活性化基本計画で見られる成果につきまして、お伺いいたします。 398 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 399 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。旧計画の成果についてご答弁申し上げます。成果につきましては、石岡駅舎の橋上化の実現、BRT事業が本格稼働したことにより、交通結節点としての機能強化を図ることができたほか、テナントミックス事業においては、農家の野菜直売所、石岡カフェの開店、民族資料館のリニューアルによるふるさと歴史館の開設、石岡市中心市街地空き店舗活用支援事業による新規開店など、成果を上げてきました。  以上でございます。 400 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。             〔「成果なんか上がってない」と呼ぶ者あり〕 401 ◯15番(池田正文君) 今回、第2期基本計画が新たに策定されたと思います。前の旧基本計画を第1期といたしますと、この第1期基本計画、第2期基本計画で読み取れる課題、またその相違点など、重立ったものは踏襲しているとは思いますが、相違点などがあればお伺いいたします。 402 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 403 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。2期計画の相違点につきましてご答弁申し上げます。旧計画ではハードなどの基盤整備、第2期計画では、人とネットワークの整備を行ってまいりたいと考えております。旧計画を実施してきた中で見えてきた課題や、地域の特徴的な課題について改めて整理しまして、「また来たくなる」を新たな視点として取り入れ、3つのコンセプトイメージを設定しております。1つは、商業振興と観光振興を組み合わせた相乗的な活性化と交流人口の増加、2つには、ほかの地域にはない石岡の特性を生かしたターゲット別の具体的な回遊ルートの確立、3つには、まちの新陳代謝と引き続き居住しやすい環境づくり、この3点を第2期計画に盛り込んでおります。  以上でございます。 404 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 405 ◯15番(池田正文君) 第1期基本計画におきましては、54の事業に取り組んできた。しかし、その結果として42事業、約8割にとどまって、2割が積み残されているという状況でございます。この未着手事業がなぜ着手できなかったかの理由と、それらの今後の見通しにつきましてお伺いいたします。 406 ◯議長(塚谷重市君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 407 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 未実施の理由と見通しについてご答弁申し上げます。旧計画では未実施となっておりました事業でございますが、駅周辺整備事業における住宅に係る事業は、東日本大震災を契機とする市場の冷え込みや市の厳しい財政状況から、また民間事業者のニーズについてヒアリングを行った結果、需要バランスの観点からも、実現が難しい状況でした。これらにつきましては、賃貸住宅ストック活用事業や市内に居住するための支援事業の拡充など、住み続けやすい環境整備に取り組んでまいりたいと考えております。  さらに、テナントミックス事業におきましては、石岡カフェ、農家の野菜直売所を株式会社まち未来いしおかの運営により実施してまいりましたが、開店直後の東日本大震災による売り上げ落ち込みの影響などもあり、経営状況の改善に時間を要したことから、順次行うその他の事業について、着手できませんでした。しかしながら、中心市街地における文化的な観光資源が継続してメディア等に取り上げられていることもあり、平成25年には歩行者通行量が震災前より増加しており、市内への回遊性を向上することにより、テナントミックス事業への好影響も見込まれるものと考えられます。  今後につきましては、関係部局と連携を密にとりながら、中心市街地活性化に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 408 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 409 ◯15番(池田正文君) 次に、農林業振興プロジェクトの中から農力アップ推進事業についてお伺いいたします。 410 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 411 ◯経済部長(前沢洋一君) お答えいたします。農力アップ推進事業につきましては、果樹、園芸産地、直売所の魅力アップを図るため、新品種や人気品種、新しい栽培技術の実証、施設の導入支援を行い、生産、販売の向上、市の知名度アップに取り組んでいくものでございます。また、新たな特産品となる高品質果樹の導入や加工品づくりなど、6次産業化の取り組みを支援し、農業従事者の所得向上とブランドアップを図ってまいります。  以上でございます。 412 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 413 ◯15番(池田正文君) ただいまお答えいただきました新品種や人気品種、また新しい栽培技術の実証、施設の導入支援とは具体にどのようなものなのか、お伺いいたします。 414 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。
    415 ◯経済部長(前沢洋一君) 新品種や人気品種ということでございますが、現在のところ、ブドウではシャインマスカットなどの西洋系のブドウ、梨では恵水、柿では大秋など、話題性の高い品種や人気品種の植え付けや改植を図っていくものでございます。新しい栽培技術の実証、施設の導入等につきましては、梨の栽培を例にしますと、余分な新芽を処理して実を大きくする摘心栽培や、作業の省力化のための同じ方向に枝を集め接ぎ木するジョイント栽培など、あまり普及していない新しい栽培技術の取り組みの支援、また栽培の実証段階で使用される生産資機材の試験的な導入等を支援するものでございます。これらにつきましては、市、農業改良普及センター、JAなどが連携して行っていくという事業でございます。  以上でございます。 416 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 417 ◯15番(池田正文君) 次に、地域の魅力アッププロジェクトの中の通勤通学特急券購入費補助事業についてお伺いいたします。 418 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 419 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) ご答弁申し上げます。事業内容は、若い世代の転出の抑制と移住の促進を図るため、JR常磐線を利用する通勤者や通学者に対しまして、特急券購入経費を補助するものでございます。利用者は、仮称でございますけれども石岡市PR隊として、市の魅力の発信に協力をお願いする事業でございます。 420 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 421 ◯15番(池田正文君) 目的といたしまして、若い世代の転出の抑制と移住の促進を挙げられております。ここで言います若い世代とはどのような年代の方を指し、これに伴う年齢制限等は設けるのか、お伺いいたします。 422 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 423 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 本市の人口でございますけれども、人口ビジョンを策定する際にとりました推計によりますと、平成7年をピークに急速に減少いたしまして、特に15歳から64歳の生産年齢の減少が著しくて、2040年には老齢人口が4割、生産年齢人口が5割という時代がやってくることが想定されております。そういう中で、特に高等教育機関への入学時期、大学進学等に該当する年代の人口が、大きく減少しているという傾向が出ております。  それから、人口ビジョン策定の際にとりました住民アンケートによりまして、将来希望する進路に進んだ場合、石岡から出ていく学生はどのくらいいるかという回答に対しまして、4割という数値が出ております。こういったことを含めまして、当面、今回の補助制度は、18歳以上45歳という区分で構築したところでございます。 424 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 425 ◯15番(池田正文君) 例えばですけれども、30代で都内にオフィスを構え、企業経営され、年収3,000万円を稼ぐ会社社長がいるとします。いわゆるこういった高額所得者に対しても支給をするのかどうか、お伺いいたします。 426 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 427 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 現時点では所得制限は考えておりません。 428 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 429 ◯15番(池田正文君) それでは、現在の石岡駅乗降者数につきまして、確認の意味でお伺いいたします。 430 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 431 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 平成26年度の実績で恐縮ですけれども、石岡市の1日平均の乗車人員は5,705人となります。 432 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 433 ◯15番(池田正文君) 今回、1,536万円の予算が計上されております。ただいまご説明がございました石岡駅からの乗降5,705人のうち、今回支給を想定している通勤・通学者、それぞれ何人を想定しているのか、お伺いいたします。 434 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 435 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 今回の対象人員は80人を想定してございます。 436 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 437 ◯15番(池田正文君) なるほど1,536万ですから、月にしまして1万6,000円、年間で19万2,000円、割りますと当然80名ということですね。予想に反しまして希望者が多かった場合は、どのような対応をとられていくのか、お伺いいたします。 438 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 439 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 利用者が大きく伸びることは、目的である転出抑制及び移住の促進につながるものであり、成果へとつながっていくものと考えておりますけれども、限られた財源がございます。ここらにつきましては、ばらまきと言われないようなきちんとしたKPIを設定いたしまして、取り組んでまいりたいと思います。 440 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 441 ◯15番(池田正文君) 次に、観光・交流推進プロジェクトの中から、石岡のおまつり魅力アップについてお伺いいたします。 442 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 443 ◯経済部長(前沢洋一君) 石岡のおまつり魅力アップにつきましては、石岡のおまつりでの交流人口60万人を目指しまして、GPSを用いました山車、幌獅子の位置情報を大型モニターやスマートフォンに表示するなど、見学環境を向上させ、交流人口の増加を図ってまいりたいと考えております。 444 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 445 ◯15番(池田正文君) 石岡のおまつりで交流人口60万を目指すということでございます。それでは、この交流人口60万人の目標設定の根拠につきましてお伺いいたします。 446 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 447 ◯経済部長(前沢洋一君) 60万人の根拠ということでございますけれども、現在で約45万人ほどの入込客数がございますけれども、そのカウントにつきましては、日本観光振興協会のガイドラインに基づく計算式を用いまして、これは一定面積の最盛時の利用者掛ける回転数掛ける全体面積とかという計算式になるわけですけれども、その計算式に基づきまして算出して、最終的には警察とも協議をいたしまして、入込客数を算出しているところでございます。  この60万人の目標というところでございますけれども、現在、先ほども申しましたが約45万人、1日平均約15万人という数字でございますけれども、関東三大祭りの1つでもございます川越まつりが2日間で100万人、1日平均50万人ということでございますので、この祭りに引けをとらないといいますか、それにもまさる祭りとしていくために、1日平均15万人から20万人に増やすということで、60万人との高い目標を掲げて取り組むということでございます。  以上でございます。 448 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 449 ◯15番(池田正文君) この石岡のおまつりの人出でございますが、昨年度は43万1,000人ということだったと思います。それでは、さかのぼりまして直近5年間の入込客数と申しますか、おまつりでの交流人口につきまして、その数を教えていただければ。 450 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 451 ◯経済部長(前沢洋一君) 5年間の入込客数でございますけれども、平成24年度が41万人、25年度が37万人、26年度が47万8,000人、27年度が45万1,000人、そして28年が43万1,000人ということでございます。 452 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 453 ◯15番(池田正文君) そうしますと、60万人の高い目標にはなかなか届きそうもないような数字でございます。それでは、この60万人という数字が、いつの段階、いつの時期から出てきたのかを確認したいと思います。 454 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 455 ◯経済部長(前沢洋一君) この60万人でございますけれども、先ほど申しました数字で平成26年の47万8,000という過去最高の入込客数があった後のおまつり関係者との会議の中で、60万人の目標ということで、その目標を掲げさせていただいております。  以上でございます。 456 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 457 ◯15番(池田正文君) 当初予算を過去にさかのぼって見てみますと、例えば平成26年度47万8,000人と今おっしゃいましたが、そのときの観光事業費観光対策経費の中のおまつり関係委託料が623万円でございます。昨年度が1,009万6,000円ですね。この高い目標であれば、当然それなりの方法、あるいは手段を講じていかなければ、目標に近づかないわけでございまして、目標を設定したけれどもかけ声ばかりで中身が伴わなくては、当然、人なんか増えませんし、そういった部分での予算、あるいは人の張り付け、その他駐車場や公共交通機関との連携などをどのようにお考えなのか、お伺いいたします。 458 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 459 ◯経済部長(前沢洋一君) 議員ご指摘のように、目標と比例して予算というのが伴っていないのではないかというようなご指摘かと思いますけれども、例えばこの間、おもてなしといいますか、見学環境の改善ということで、駐車場を増やしていくということでの警備、そういったものに関連しての警備費、または仮設トイレ、または休憩テント、そういったもろもろの経費、私のほうではおまつりの魅力アップの中の経費と見ておりますけれども、そういったもので、数年前から見れば約400万円ほどの経費アップを図ってきているところでございます。  さらに、今後60万人ということを考えますと、今、足りないのはといいますか、受け入れ環境のさらに拡充といたしまして、休憩所、仮設トイレ、臨時駐車場、そういったものを増やしていかなければならないというところが出てくるわけでございますが、まずは、1つには、例えば臨時駐車場を考えますと、約4,000台が必要かと言われておりますが、その確保は敷地的に難しいところがございます。そういった意味では、議員ご指摘のとおり、鉄道をはじめとした公共交通機関、または、昨年も結構な乗車がありましたけれども、BRTを生かして運動公園等から乗ってきていただくとか、あとは、近くの駅から鉄道を利用して来ていただくパーク・アンド・ライド、そういった取り組みが強まりませんと、経費が相当かかっていってしまうというところもございます。  または、ごみの収集や清掃等につきましてもボランティアの方々を募り、昨年も、職員と合わせ100人近いボランティアでそういうことを実施してきておりますけれども、そういった方々のいろんな形でのご支援をいただけないと、限られた予算の中での60万人の目標達成というのは不可能ではないかと、またそういうことが取り組めれば可能ではないかと考えているところでございます。 460 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 461 ◯15番(池田正文君) 石岡のおまつりの魅力でございますが、魅力というのは、やはり切り口は1つではないと思います。人それぞれに感じるつぼと申しますか、魅力というのはそれぞれございまして、例えば、以前のように御幸通りに露天商が並ぶのを待ち焦がれている人もおりますし、あるいは豪華な山車や勇壮な獅子舞とか、そういったのも魅力かもしれません。  いずれにいたしましても、おまつりの魅力というのは人それぞれ感じるところも違いますし、全てにおいて魅力だと思いますので、その点、お考えいただければと思います。  続きまして、フラワーパークの充実についてお伺いいたします。 462 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 463 ◯経済部長(前沢洋一君) お答えいたします。フラワーパークの充実につきましては、交流人口の拡大のために、テーマ性を持った園庭整備を計画的に実施しまして、東日本最大級でございますバラ園としての魅力向上を図っていくものでございます。また、イルミネーションの拡充やさらなる魅力アップを図り、冬季における集客の拡大を図ってまいりたいと考えております。 464 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 465 ◯15番(池田正文君) このフラワーパークにつきましては、さきの同僚議員の質問でも一部ございましたので、なるべくかぶらないようにお伺いいたしますが、まず、テーマ性を持って今後園庭整備などを計画的に実施すると、そういった中でイルミネーションも出てございました。これは平成27年、28年度と行いまして、27年度が2万1,610人、28年度、本年度が3万1,488人ということで、大幅な人の伸びがあったわけでございます。それらを含めまして、計画的にとおっしゃっていますので、その計画的に実施する部分をどのように進めるのか、お伺いいたします。 466 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 467 ◯経済部長(前沢洋一君) フラワーパークの充実でのテーマ性を持った園庭整備の計画性といいますか、そこについてお答えいたしますが、この茨城県フラワーパークにつきましては、平成26年度まで茨城県の支援を受けまして、施設または園庭の整備というものを5年計画で進めてきたところでございます。これはハード系が主であったわけでございます。今後のことを見通した場合、やはりバラをテーマとしたフラワーパークというソフト系のリニューアルと申しますか、リノベーションを図っていかなければならないだろうということから、筑波大と連携し、といいますか、ご支援をいただきまして、花の演出企画をつくっていただいております。それに基づきまして、今後、リノベーションを図っていくということで考えてございます。  それは、まずは今あるバラの品種、約800品種あると言われておりますけれども、そういったものを生まれた産地ごと、今取り組んでいるのはフレンチローズガーデンということで、整備を進めようとしておりますけれども、そういったものやイングリッシュガーデン、ジャパニッシュローズガーデン、そういうふうに産地ごとの園庭をつくっていくこと、または、そのバラが生まれた年代別に並べていくというヒストリーロード、こういったものをつくっていこうということで、これは一度にできるものではございませんので、年次計画等で定めながら、改植等を行っていくというところでございます。  また、それにあわせて必要な歩道の改修とか、そういったものも出てくるのかなと思っていますが、そういう計画性を持って進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 468 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 469 ◯15番(池田正文君) 次に、筑波山ジオパーク推進事業につきましてお伺いいたします。 470 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 471 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) ご答弁申し上げます。平成28年9月9日に、石岡市を含む筑波山地域ジオパークが日本ジオパークに認定されました。これを受けまして、ジオパークとしての魅力を高め、交流人口の増加を図るため、構成市と連携し、広域的な観光ルートによるジオツアーの実施や、ジオガイドの養成と案内看板の整備による、受け入れ環境の整備を実施してまいります。  日本ジオパークの仲間入りを果たしたことで、新しい分野での注目や来訪者の増が期待されますので、この機会を逃すことなく、平成29年度の取り組みを着実に実施してまいりたいと考えております。 472 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 473 ◯15番(池田正文君) 今回、筑波山を中心としてジオパークが認定され、大変喜ばしいことだと思いますけれども、ジオパークを利用いたしまして、魅力の向上や交流人口の増加を図るということでございますが、翻って足元を見ますと、石岡市民の中でもジオパークとは何ぞや、あるいは認定されたことすら知らないというような状況がございますので、その市民への周知を今後どのように図っていくのか、お伺いいたします。 474 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 475 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 議員からご指摘のとおり、本当にジオパークについてはなじみのないということで、市民の方々も、せっかく勝ち取った財産の有意義さというのも浸透しないという状況にございます。今後、私どもといたしましては、このジオについても平易な言葉、分かりやすい言葉で具体的な例を挙げながら、市民の方々にご説明する機会などを設けていきたいと考えております。  それから、ジオツアーの開催とか各種イベント等にブースなどを設置いたしましてPRなどを行い、これに加えまして、ポストカードやポスターなどを印刷いたしまして、目を引くきれいな写真などを使いまして、若い方をターゲットにしながら、周知、PRを展開してまいりたいと思っております。今後も、せっかく認定されましたジオパークを利用できなければ何の意味もございませんので、積極的な周知に努めてまいりたいと考えております。 476 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 477 ◯15番(池田正文君) それでは、今回、ジオパーク認定されましたけれども、この認定区域内の自治体との広域連携につきまして、今後どのように進めていくのか、お伺いいたします。 478 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 479 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 広域で連携する実施事業でございますけれども、日本ジオパーク認定に関する対応や周知広報活動、各部会活動などを実施しております。平成28年度につきましては、地方創生の加速化交付金を活用いたしまして、地域振興につなげるようなプロモーション活動や、調査分析を実施しております。また、広域での旅行商品の開発及びジオブランド商品のガイドライン作成などを行っております。29年度におきましては、認定ジオガイドを養成することや、加速化交付金事業成果を受けた効果的な普及・啓発・広報活動を実施することとしております。  以上でございます。 480 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 481 ◯15番(池田正文君) 続きまして、生涯現役プロジェクトの中から地域リハビリテーション活動支援についてお伺いいたします。 482 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 483 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。地域リハビリテーション活動支援事業でございますが、地域における介護予防の取り組みを機能強化するため、リハビリテーションに関する専門職が高齢者の有すべき能力を評価しまして、改善の可能性を助言するなど、地域包括支援センターとリハビリテーションに関する専門職が連携しながら、通所、訪問、地域ケア会議、住民運営の通いの場等へ訪問しまして、介護予防の取り組みを総合的に支援するものでございます。  以上でございます。 484 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 485 ◯15番(池田正文君) これにつきましては、先日の同僚議員の質問で概ね了解いたしますけれども、この取り組みに関連すると思われますシルバーリハビリ体操の普及促進ということでプロジェクトに掲載されておりまして、茨城県と連携して地域の高齢者を3級シルバーリハビリ体操指導士として養成していると。1級指導士が講師となり、地域で介護予防を推進する指導士の養成を行うことで、市民の手で行う介護予防と生きがいづくりを進めているということでございますが、現在何名の方がいて、その活動内容についてはどのようなものか、お伺いいたします。 486 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 487 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。現在の総数は把握してございませんが、この事業によりまして、平成25年度から取り組みを開始しまして、養成した指導士数で報告させていただきます。平成25年度が17名、平成26年度が16名、平成27年度が12名となってございます。  以上でございます。                 〔「活動内容」と呼ぶ者あり〕 488 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) 活動の内容でございますが、3級指導士におきましては、シルバー体操指導士会というものに加盟している方がございまして、現在は各地域、聞いておりますところによりますと、最低でも小学校区で1か所のシルバーリハビリ体操の普及活動をしているとお聞きしてございます。  以上でございます。 489 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 490 ◯15番(池田正文君) 続きまして、安全安心プロジェクトの中の街路灯の増設・防犯灯のLED化の推進についてお伺いいたします。 491 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 492 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。街路灯・防犯灯につきましては、まず、数でございますけれども、街路灯の設置数は平成29年1月末現在で1,513灯でございます。次に、防犯灯の設置数でございますが、防犯灯は区が管理しておりますことから、これまで設置数を把握しておりませんでしたが、今後の計画的な整備促進を図るため、本年度、各区長さんのご協力を得まして調査を行いました。まだご報告をいただいていない地区も一部ございますが、石岡地区3,987灯、八郷地区2,983灯、合計6,970灯の報告を受けております。  これらの地区のLED化についてご説明いたします。街路灯につきましては、先ほど申し上げました1,513灯のうち618灯がLED化をしており、LEDの設置率としましては40.8%となっております。防犯灯につきましては、やはり先ほど申し上げました6,970灯のうち2,786灯がLEDをしておりまして、設置率としまして40.0%でございます。  以上でございます。 493 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。
    494 ◯15番(池田正文君) 最後になりますけれども、防犯カメラの設置についてお伺いいたします。 495 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 496 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。防犯カメラの設置箇所につきましては、安心安全まちづくりの観点から、犯罪の抑止力強化のため設置されております。現在の防犯カメラの設置状況でございますが、第1駐輪場に1基、第2駐輪場に1基、石岡駅東に1基、高浜駅前に2基、合計5基につきましては、今回、改修工事を実施しておりまして、また新たに石岡カフェ前に1基、サポート・ワン前に2基、カギヤ楽器前に2基、駅東の駐輪場に1基の合計6基の工事を予定しております。既存のものと合わせまして合計で11基の設置となります。  なお、石岡駅前については、駅西口工事の状況に合わせて、都市建設部での対応をお願いしております。また、平成29年度には新たに6基の設置を予定しておりまして、基本的な設置基準を設けて対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 497 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 498 ◯15番(池田正文君) プロジェクトによりますと、防犯アドバイザーの助言、さらには効果的な運用体制の構築とございますが、これらにつきましてお伺いいたします。 499 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 500 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。防犯アドバイザーでございますけれども、まちづくり協働課におきまして、本年度より、多様化する犯罪被害を防ぐために、防犯に関する相談に対応するための嘱託員を任用してございます。防犯対策の促進としまして、市民の自助による防犯カメラの設置を推進するため、安心安全まちづくりアドバイザーとして、その設置に関して助言を行っていただきまして、設置場所等について、適切で効果的な防犯カメラの設置を促進してまいりたいと思っております。また、これらにつきまして、市が実施しております出前講座にも防犯に関するメニューも入れまして、市民の方が安心安全に暮らせるアドバイス等を実施してまいりたいと考えております。  効果的な運用につきましては、防犯カメラは今まで公的につけておりましたけれども、先ほども申し上げましたように、ご自分でつけるような場合に、こういった防犯アドバイザーの助言をいただきながら、効果的につけていくということでございます。  以上でございます。 501 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 502 ◯15番(池田正文君) それぞれ各部長からお答えをいただきました。本年度はふるさと再生の仕上げの年度であり、これらプロジェクトは市長の任期と連動しているものでございます。よもや本市では当てはまらないとは思いますが、あくまでも一般的に見れば、首長の改選年度は、ややもすると選挙を意識するあまり、ばらまき予算になりがちになる傾向があると言われております。                 〔「そうだ」と呼ぶ者あり〕 503 ◯15番(池田正文君) 私が言うまでもなく財源には限りがあり、行財政改革の観点から見ても、「あれもこれも」から「あれかこれか」のめりと張り、いわば選択と集中こそが肝要であります。そこで副市長にお伺いいたしますが、今回の施策事業における重点分野、また編成上の工夫、配慮した点などがあれば、お答えいただきたいと思います。 504 ◯議長(塚谷重市君) 副市長・松隈君。 505 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。選挙前年でばらまきに一般的にはなりがちということでございますけれども、本年度は特にばらまきということではなくて、新しいチャレンジをするということで、私が提案したものも多くございますけれども、費用対効果をよく見ながら30年度以降は考えていきたいと思っております。  その中で一例を挙げますと、先ほど佐々木市長公室長からお答えいたしました特急券購入費補助事業でございますが、こちらは既にまち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略、27年10月に策定したものでございますが、そちらに、通勤通学に対する支援ということで掲げられているものでございまして、こちらを具体化したものでございます。具体化に当たっては、まち・ひと・しごと創生石岡市人口ビジョン、これも27年10月に作成したものでございますが、先ほど市長公室長から答弁いたしましたように、大学等への進学によって減少をしていると分析されておりまして、以前は卒業と同時に人口回帰が見られたが、近年はほとんど戻っていないということで、年代をそのデータに基づいて設定いたしまして、ただ半額補助をするというだけではなくて、仮称石岡市PR隊ということで、例えばSNSを使った本市の魅力の発信ですとか、そういったことにご協力をお願いすると。またJRに対しても、事務手続の一部を担っていただく。また、これはJRにお願いしていることでございますが、広報に協力をいただくということで、そういった仕掛けをしてございます。  そういった一例でございますけれども、そういったことで、新しい取り組みを今年度まず続けてみて、費用対効果を考えて、効果の高いものは30年度以降もできれば継続していきたいと、このように考えております。  以上です。 506 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 507 ◯15番(池田正文君) さて、今を去ること3年4か月前の平成25年10月27日、今泉市長はふるさと再生を旗印に、1万7,684人の市民の負託を得て市長に就任されました。先日、同僚議員の質問にも答えておりましたが、今見ると当時の選挙公約は古めかしく感じるとしながらも、重立った公約は既に着手し、一定の成果も見られるとしておりました。また主要な事業施策についても、大方実施を見ているとのことでございます。  そこで市長にお伺いいたしますが、市長が思い描くふるさと石岡の理想像はどのようなものか、また、この3年半を振り返ってみて、難しいかもしれませんが、自己採点をするならばどのような自己評価であるのか、お伺いいたします。ぜひお答えいただきたいと思います。 508 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 509 ◯市長(今泉文彦君) 4年前、市民の方々の信託を受けて、この場に立ったわけでありますけれども、そのときの「ふるさと再生」ということで、かつてあった石岡、八郷、山根地方の輝いた時代、そういったものがまた再び戻ってくることができないかということで、マニフェストをつくったわけであります。目指すところは、子どもたちが胸を張って石岡を誇れる、そんなふるさとにしたいというのが私の描いたところであります。今回、そういったものを目指して3年余が過ぎたわけでありますけれども、今回の29年度の政策については、今までなかなか整っていなかった部分、行革の大綱ですとか、それから協働の条例ですとか、公共施設再配置計画、他のまちで進んでいて石岡でやっていなかった部分、それを補って今日まで来たと、そんな感じがいたします。  私にとっては、29年度が新たなスタートという感じで、これらの政策については、今、ばらまきというお話が出ましたけれども、そういうことではなくて、3年間、市民の方々の声を聞いて、その声を集約して政策にまとめたものでありまして、市民の方々に必要なものとして、政策として展開していきたいと思っております。  それで、自分の点数でありますけれども、もちろん100点ではございません。50点でもございません。その中間ぐらいかなと、そういう印象です。  以上です。 510 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 511 ◯15番(池田正文君) さて、今泉市長は、先ほど75点ぐらいの自己評価かなということでおっしゃっておりましたけれども、人口減少対策、子育て支援、新庁舎建設などを見ても、これからが本番となる施策、改革も多く、今おっしゃっていたように道半ばであり、ふるさとづくりをさらに進めるため、エンジン全開で邁進したいとのことでございます。  そこで、本年11月5日任期満了に伴う10月末に予定されている市長選挙に、再選を目指し出馬するお考えがあるのかどうか、担当直入にお伺いいたします。 512 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 513 ◯市長(今泉文彦君) まだ日にちが決まっておりませんけれども、10月下旬ということで、きのうもそうでありましたけれども、今日も意欲をにじませるということで……。            〔「はっきり言えばいいんですよ」と呼ぶ者あり〕 514 ◯市長(今泉文彦君) ひとまずそういうことであります。              〔「じゃあ、ばらまきだ」と呼ぶ者あり〕              〔「いいです。終わりです」と呼ぶ者あり〕 515 ◯議長(塚谷重市君) ここで、本日の会議時間をあらかじめ延長いたします。  暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 5時37分休憩            ──────────────────────                   午後 5時47分再開 516 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  21番・高野 要君。 517 ◯21番(高野 要君) 21番・高野でございます。4点ほど質問させていただきます。  1点目は、上曽トンネルの早期着工について、石岡の主要道路石岡筑西線、上曽トンネルについて伺います。  本件につきましては、八郷地区の方々はもとより、石岡にとっても長年の懸案の事項であり、冬季においては路面の凍結により通行が困難を来たす、また危険性も重なり、特に物流関係の会社の方々においては、一日も早い完成を望んでおるかと思います。  上曽トンネルの整備は、県が実施主体であり、そういった観点から、県においても早期着工を求める請願が出され、一昨年3月の県議会土木企業常任委員会では、土木部技監兼道路建設課長が、「現況として、トンネル区間を含む、延長6.1キロメートルのバイパス整備を実施しており、これまでに石岡・桜川両市側の取り付け道路の工事を一部行っておりますが、トンネル本体の着工に必要な用地につきまして、石岡市側において、事業反対の理由などにより、一部の地権者の理解が得られておりません」としております。そして、対応方針として、「残る用地について……地元市と協議しながら整備手法等について検討を進めてまいります」と答弁がなされ、結果、請願は県議会で採択されております。  しかし、県の県政事情を鑑みたときに、工事については、市道として事業をしなさい、これが見解であり、本音であるかと思います。そして、当市議会においても6月に決議しておりますが、その後、全然動きが見えない。桜川市においてはどんどん、いろんな意味で協議をし、進めておるというような話を伺っております。あるときには桜川市の方が私のところへ来られまして、「高野、もっと進めろ。何とかしてくれ」というような声もありました。しかしながら、私の力ではどうにもならない。これだけの人間ですから、市長に言っても動かない。そういったことで、何点かご質問したいと思います。  早期着工に向けて、現在の進捗状況、桜川市と石岡市で勉強会を進めているとのことですが、現在の状況はどのようになっているのか伺います。 518 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 519 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。上曽トンネル整備につきましては、これまでに桜川市と勉強会を重ねてまいりまして、事業化に向けた課題や財政状況を勘案しながら、合併特例債を活用した事業としてできるかどうか、また、事業を行う場合の整備手法や要望事項などにつきまして、県と事前協議を行ってきたところでございます。その結果を踏まえまして、先週、2月24日でございますが、県知事に対しまして、石岡、桜川両市長によりまして、合併市町村幹線道路緊急整備支援事業の新規認定が受けられるのかどうかにつきまして確認するため、上曽トンネル整備に関する要望書を提出してきたところでございます。  以上でございます。 520 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 521 ◯21番(高野 要君) 部長、今、勉強会というようなことで、いろんな手法で前向きにやってきたということでございますけれども、この勉強会というのは月にどのぐらい、1か月1回とか、どのような形で進められてきたんですか。 522 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 523 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えいたします。現在ちょっと手元に資料がございませんが、5回程度行っておりまして、期間的には3か月に一度ぐらいのペースだったと思います。  以上でございます。 524 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 525 ◯21番(高野 要君) 3か月に一度というんじゃ、あまり進んでいないように感じるところでございますけれども、もうこの勉強会で、事業が、財政面が整えば、進んでいいぐらいの検討はされたわけですか。お伺いします。 526 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 527 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) はい、検討はしてまいりました。  以上でございます。 528 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 529 ◯21番(高野 要君) わかりました。中身については、また委員会等々でお伺いしたいと思います。  それでは、財政面で伺いたいと思いますが、合併特例債の財源は、今まで私も伺ってまいりましたが、大変厳しいという状況を聞き及んでまいりました。実施となれば上曽トンネルは、財源的には合併特例債を活用しなければならない、私もそのように思っておりますが、この財政、やろうやろうと言ってもお金がなきゃできませんので、財政的に確保はできるのか、できたのか、お伺いいたします。 530 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 531 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 合併特例債事業についてご答弁申し上げます。合併特例債活用事業につきましては、平成27年3月に新市建設計画の見直しを行いまして、計画期間を10年延長しまして、平成37年度としたところでございます。合併特例債の起債上限額は、当市の場合、マックスで202億円となっておりますが、財政状況等から借り入れの上限額を169億円と設定してございます。現在、15事業を対象としておりまして、既に8事業が完了し、86億円の発行済みとなっております。今後予定事業へ約80億円が見込まれております。それらを合計いたしますと、166億円が発行される見込みでございます。  その予定事業において、広域で進められておりますごみ処理施設へは、現時点では約33億円の合併特例債を充当することを予定しておりますが、さきの議会答弁でもございましたとおり、震災復興特別交付税が当該建設費へ充当される見込みであることから、その充当分に見合う合併特例債につきましては、他の事業への活用が可能ということになります。  以上でございます。 532 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 533 ◯21番(高野 要君) その合併特例債なんですが、今、ごみ焼却場ですか、そこの部分の30何億が浮いてくると。そうすると、このトンネルの合併特例債は、そのごみ焼却場の分を充て込むだけで、財源的には追いつくんですか。お伺いします。 534 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 535 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 合併特例債を活用する場合には、先ほど冒頭、都市建設部長が申し上げましたとおり、特例債としての適債性といいますか、活用できるかという事前の手続が必要でございます。その手続等が整った段階で、総事業費に見合う特例債、財政状況を鑑みまして、その有利な財源として活用は可能ということでございます。  以上でございます。 536 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 537 ◯21番(高野 要君) そうすると、その30数億が全てじゃなくて、それを充て込むことができますよということですね。あとについては、また合併特例債のほうから引き出すということになるんでしょうけれども、その分が浮いてきたということで、そういったことも財源に充てられるということでよろしいんですね。 538 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 539 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) ご指摘のとおりでございまして、震災復興特別交付税が入るという見込みでございますので、当初予定しておりました広域ごみ処理施設に関する合併特例債分が他の事業に回せるということで、ご理解いただければと思います。 540 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 541 ◯21番(高野 要君) はい、わかりました、安心したところでございます。  それと、桜川市なんですが、桜川市は、私も昔、協議会に行っておったんですけれども、非常に熱心で、とにかく早くやってくれと、やろうというようなことで動いていたわけなんですけれども、事業化に向けて桜川市ではどんどん進んでいるかと思いますが、そうした場合、この石岡市もそれに向けて足並みをそろえなくちゃいけない、整合性を持っていかなくちゃならないと思うわけでございますが、この事業に着手するという場合、石岡は石岡、桜川は桜川でというわけにはまいらないと思うんですが、その辺のところ、今の状況、財政的にも整ったということになると、いつごろこの事業に着手できるのか。もうヒアリングも大分積んできたわけですから、財政が整えばいつごろにはかかれると、今日あしたじゃないですけれども、時限的にはお話もできるのかなと、かように思うところですが、もしわかればというか、ちょっとアバウトでも結構ですけれども、市民の方々にいつごろですよというようなお話がいただければ幸いでございます。もしお話しできれば、答弁願います。 542 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 543 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。上曽トンネルの事業化に向けたスケジュールだと思いますけれども、整備手法といたしましては、まず最初の準備作業といたしまして、石岡市と桜川市、両市におきまして事業推進協議会を発足させることになります。その中で、合併特例債関係の調整、あるいは交付金の申請、また新市計画等の見直しなどを行うことになるため、早くても一、二年程度の期間を要するものと考えてございます。  以上でございます。 544 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 545 ◯21番(高野 要君) 今、一、二年というような、1年じゃなくて2年でもいいんですが、本当にすばらしいことですよね。これ、議事録にきちっと載りますので、安心したところでございますけれども、なるべく桜川市と協議を進めながら、早い時点で、市民の皆さんに喜んでいただけるような朗報を話していただきたい。このトンネル、よく言います、茨城空港へ行く幹線だと。私はそのように思っていないんです。いつもお話しするところですけれども、これは石岡市の起爆剤であります。今泉市長の起爆剤は陣屋門です。私は、この上曽トンネルであるかなと思います。  私は以前は、八郷の水道事業を何とかせにゃいかんというようなことも言っておりました。しかしながら、今お話しいただいたように、ごみ焼却場が震災交付金をいただけると。そういったことの中で、そういった浮いたお金を利用すれば、十分トンネルをやることが可能だというようなことで、私は本当にこれが起爆剤だと思っております。  市長室に行くと、石岡のへそということで茨城県の真ん中に石岡市がございます。いつも言う言葉ではございますが、工業団地、今見ますと、ほとんどが物流になってきております。北関東自動車道、常磐道、6号線、非常に立地のいいところでございます。そういった中で、私は、百里に行くトンネルを掘るんじゃない、石岡市が発展する、石岡市が流通の拠点となるトンネルをつくるんだと。これは私の願いでもあり、これをせにゃいかんと思っております。  そんなところで、市長との見解は違うかと思いますが、今、あと一、二年できると、2年ぐらい着工できるというようなお話を聞いたんですけれども、まず市長の見解をお伺いいたします。 546 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 547 ◯市長(今泉文彦君) 上曽トンネルに関しましては、これから県知事のほうで、合併市町村幹線道路緊急整備支援事業という県の支援事業を採択するかどうかという返事が来るわけでありますけれども、それを受けて事業を決定するということになるかと思います。上曽トンネルについては、高野議員がおっしゃるとおりでありますけれども、八郷盆地を東西に抜く要衝のトンネルになるかと思います。茨城県を東西に結ぶ大きな幹線道路の1つになるかと思っております。  以上です。 548 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 549 ◯21番(高野 要君) それで、やはりこのことによって、物流の話ばかりしていますけど、八郷へ工業団地といいますか、物流でもいいですけれども、工業団地をつくるとか、そういった大きな目標にも、そこに雇用も生まれてまいります。そういったことも考えてもよろしいのかなと思います。  また、先日、石岡で誰が行ったかよく存じていないんですが、県のほうへ参られまして、そのとき、県知事に、「石岡はメリットはないでしょうけど、頑張ってやりましょう」というようなお言葉聞いたということですが、この県知事が述べられた「メリットはないでしょう」という見解、この見解について、市長、どのように考えているか、お伺いします。 550 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 551 ◯市長(今泉文彦君) 県知事はメリットがないということはおっしゃっていませんでした。逆に、むしろ八郷にとって大変な効果を生み出すトンネルであろうということで、県知事自身も、大変すばらしい事業であるということで賛同されておりました。そういうことです。 552 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 553 ◯21番(高野 要君) それじゃあ私の聞き違いかもしれませんけど、私、その言葉を聞いたときに、ちょっと石岡、スピードを出してやれよと、社交辞令でメリットないというようなことがあったのかなと思いまして、質問させていただいたんですが、私は、本当に石岡が発展する、またこの八郷地区が発展していく本当に大きな起爆剤になると思います。穴はあけてみなきゃわからない。でも、やらないよりやったほうがいい。それで、大きな効果が私は出ることを信じでおります。
     これで、上曽トンネルの質問は終わります。  第2点目です。生活保護についてお伺いいたします。  私は、あまり生活保護についてはこれまで、26年になりますけれども、入ったことはございません。しかしながら、生活保護の決定、取り消し等々ですか、こういったことについてちょっと疑問を持ちまして、今回、難しい質問ではありませんけど、質問に立ったところでございます。  それではお伺いいたします。生活保護制度は、生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを目的としているわけであります。  生活保護に関しては、先日のテレビや新聞報道等で、ある自治体の職員が、ジャンパーなどに「生活保護なめんな」、「私たちは正義」といった文字をプリントしていたことが報道され、人権問題にかかわってくるのではないかと思っております。その背景には、生活保護に関しては、不正受給や、年々その額も増大し、その受給に関してはさまざまなケースがあり、担当者は厳しい態度で臨むこともあろうかと思います。しかしながら、現状で生活保護を止めたら生命にかかわるような場合、担当者だけの判断で、仮にその人が命を落とすようなことがあっては、ゆゆしき問題であります。当市においては、それがきちんとされているのか検証する意味で、お伺いいたします。  第1点目、石岡市の生活保護者は何名いるのか、お伺いいたします。 554 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 555 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) お答えいたします。平成28年12月末現在の数値ではございますが、生活保護の受給者、世帯数で710世帯、人数にいたしまして898人でございます。  以上でございます。 556 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 557 ◯21番(高野 要君) これ、710世帯ということでございますけれども、これは他市と比較して──比較していなけりゃ、いいです、答弁は──石岡市は多いほうかどうか。答弁できなければ大丈夫です。 558 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 559 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) お答えいたします。生活保護の場合、人口当たりの保護者数で比較をしてございます。石岡市の場合、県内の市と比較しまして、上から3番目の率となってございます。  以上でございます。 560 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 561 ◯21番(高野 要君) 上から3番目ですね。はい、わかりました。  それと、これが年間どのぐらいの予算がかかっているのか、お伺いいたします。 562 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 563 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) お答え申し上げます。平成27年度の決算では、生活保護の扶助費の合計額は16億1,015万4,034円となってございます。ちなみに、本年度執行見込み額となりますが、合計額で16億6,000万円程度を見込んでございます。  以上でございます。 564 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 565 ◯21番(高野 要君) そうすると、これから国庫負担金、16億6,000万円ですか、これはどのぐらいなのか、お伺いいたします。 566 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 567 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) お答えいたします。国庫負担金につきましては、この額の4分の3が国庫負担金として算入されることになります。 568 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 569 ◯21番(高野 要君) 4分の3と言われると金額が出ないんですけれども、わかりました。4分の3ですね。  それじゃあ、あと認定なんですが、認定はどのような手順で行っているのか。これ、ちょっと詳しくご説明ください。 570 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 571 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) お答え申し上げます。まず、相談を受け付けます。生活に困窮している状況の聞き取りを行いまして、生活保護制度の説明をした後、もし申請の意思がある場合には、申請書を交付することになります。なお、この申請書には、資産申告書、収入申告書、扶養状況申告書、同意書等の添付が必要となります。申請書が提出され、受理となりますと、調査を行います。預貯金等調査、扶養義務者調査、困窮している状況や援助の状況の調査を行います。また、担当職員が家庭訪問をしまして、居住実態や生活歴の調査も行います。それにあわせまして、民生委員さんに訪問をしていただきまして、意見書の提出をお願いすることになります。  この調査を踏まえまして、預貯金や解約返戻金が受け取れる保険等がないこと、扶養義務者からの援助の状況を確認した上で、一般的にケース検討会議と申しますが、生活保護の需給対象であるかどうかの検討の会議を、担当ケースワーカーと上司でございます査察指導員で行いまして、課長、福祉事務所長までの決裁によりまして、保護開始の決定となります。  以上でございます。 572 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 573 ◯21番(高野 要君) これは、最終的に福祉事務所長、これはどういう立場の人ですか、お伺いいたします。 574 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 575 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。石岡市の場合は、保健福祉部の次長が福祉事務所長を兼務してございます。  以上でございます。 576 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 577 ◯21番(高野 要君) そうすると、福祉事務所長の決裁になるわけですよね。そうすると、この決定等々には部長は関係ないというか、決裁はしないということですか。 578 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 579 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。通常は、決裁権はございませんので、私まではございません。ただ、特殊なケースとかのご相談等がある場合もございます。その場合には、どうするかの相談にはかかわるようにしてございます。  以上でございます。 580 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 581 ◯21番(高野 要君) やはり福祉事務所長、次長ということでお伺いしまして、次長、部長ですから、ちょっと、知らないじゃなくかかわっていくことも必要なのかなと思いますね。やはり課長、課長補佐、係長ですか、こういった人は大変な仕事をしているわけでございますよね。自分の決裁によっていろんなことになりますから。そういった中では、やはりもうちょっと配慮が必要かなと思います。これは福祉事務所の決裁ということでございますので、私が何かれ言うことではございませんので、そういったことが必要かなと。  それでは、あと、今、民生委員の話が出ましたが、民生委員はどのような役割を持っているのか、お伺いいたします。 582 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 583 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) お答えいたします。民生委員の方につきましては、生活保護の申請が出た際に、申請者のお宅へ家庭訪問をしていただきまして、本人との面談等により、その世帯の現状報告、あるいは生活保護受給に関しての意見書を提出していただくようになります。また、必要に応じまして、福祉事務所へ情報の提供をしていただく場合もございます。  以上でございます。 584 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 585 ◯21番(高野 要君) 今、民生委員さん、私は地元の人ですから知っておるんですが、その地域によっては民生委員さんを知らないという人がいるんですよね。これ、地域の方々にどういう周知徹底をしておりますか、お伺いします。 586 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 587 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) お答え申し上げます。昨年の12月に、民生委員さんの一斉改選がございました。その結果につきまして、民生委員さんの了解を得まして、広報紙でお知らせをしてございます。  以上でございます。 588 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 589 ◯21番(高野 要君) これ、私、いつも常日ごろ思うことなんですが、民生委員さんがその地域の人を全部把握しているかというと、なかなか難しいところがあるんですね。そういった面においては、私は以前から言っているんですが、地域の区長さんと連携をとっていったら、もうちょっと状況把握ができるのではないかなと、私の主観でございますが思っております。その件についてお考えがあれば、お伺いいたします。 590 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 591 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。生活保護の調査等に当たりましては、より実態のわかっている方の情報も必要と思われますので、必要に応じて区長さん等とも連絡調整を図ってまいりたいと考えてございます。 592 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 593 ◯21番(高野 要君) わかりました。そうですね。よろしくお願いいたします。  あと、本人の確認なんですが、担当者は、現場、本人、生活保護を受ける方の確認はどのようにしているのか、お伺いします。 594 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 595 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) お答え申し上げます。最初に申請があったときに、生活保護の開始に係るための調査のため、家庭訪問をします。生活実態などを聞き取り、また住居の状況などの確認をしております。その後、開始に当たりましては、再度家庭を訪問しまして、生活保護受給中に関する義務や注意事項の説明を行ってございます。また定期的に、生活状況に変化はないか、指示事項が守られているかなど、確認のための訪問を実施しているところでございます。  以上でございます。 596 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 597 ◯21番(高野 要君) それじゃあ、この上司ですね、先ほど、係長、課長補佐が主に動いているようでございますけれども、上司はどのような確認を行って決裁しているのか、お伺いいたします。 598 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 599 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) お答え申し上げます。調査で訪問しましたケースワーカーからの報告、ないし決裁に添付されてございます書類等を確認して、決裁をしている状況でございます。  以上でございます。 600 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 601 ◯21番(高野 要君) 次に、取り消しですね。取り消しはどのように行っているのか。この生活保護は、もらうときも大変かもしれませんけど、また取り消されることも非常に大変だと思うんですね。その際、本人、現場の確認はどのように行っているのか、お伺いいたします。 602 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 603 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) お答え申し上げます。生活保護受給世帯からは、月ごとの収入状況等について申告をしていただいてございます。その申告に基づきまして、必要経費や収入に対する一定の控除をした後、その世帯へ支給する生活保護費を算出する方法となってございます。生活保護基準で定める最低生活費から収入認定した額を差し引いた額を、生活保護費として支給しております。  生活保護基準の最低生活費と世帯の収入を対比しまして、収入が上回っている際には、保護費の支給はなく、担当ケースワーカーが本人からの聞き取り、あるいはこれまでの収入申告、給与明細などを確認しまして、ケース検討を行い、決裁により停止ないし廃止をしているところでございます。  以上でございます。 604 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 605 ◯21番(高野 要君) そのとき、次長は直接受給世帯に出向く、訪問するようなことはあるのか。全て課長、課長補佐、ケースワーカーに任せているのか、お伺いいたします。 606 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 607 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) お答えいたします。通常でございますと、調査で担当したケースワーカーからの報告、やはり決裁に係る書類を確認し、決裁している状況でございます。 608 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 609 ◯21番(高野 要君) 書類の確認は今、答弁いただきましたが、ケースワーカーとかそういう担当、係長とか、そういった方とこの状況の確認……。ただ判こを押すだけなのか、状況の確認をするのか、その辺の状況をお伺いいたします。 610 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 611 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) お答えいたします。現在、直接保護を受けていた方の家庭訪問を、課長ないし福祉事務所長が行うことはないと存じております。  以上です。          〔「いや、ヒアリング等々でそういった確認等々をしている          かということですね。行くんじゃなくて」と呼ぶ者あり〕 612 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 613 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) 決裁に係る書類、あるいは報告に当たっては、その報告の内容ないし決裁の書類に疑義がある場合、当然、担当ケースワーカーないし査察に再度、お話を聞いております。  以上でございます。 614 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 615 ◯21番(高野 要君) それで、一旦取り消しをした生活保護をまた再度認定するケース、こういったことはあるのか、お伺いいたします。 616 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 617 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) はい、ございます。 618 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 619 ◯21番(高野 要君) 最近、直近といいますか、そういった事例はございましたか、お伺いします。 620 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 621 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) はい、ございました。 622 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 623 ◯21番(高野 要君) あったということは、何が原因で取り消し、また再度認定したのか、お伺いいたします。もしプライバシーにかかわれば結構でございます。 624 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 625 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) 保護を廃止すべき場合でございますが、その世帯における定期収入の増加や最低生活費の減少等によりまして、保護を再開する必要がないと認められるときなどに、廃止の判断をいたします。また、再度認定する場合でございますが、その世帯の収入の減少などにより、生活保護費の基準の生活費を下回ることになった場合、また現に生活に困窮している状況を確認した場合、生活保護を開始してございます。  以上でございます。
    626 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 627 ◯21番(高野 要君) 今回、私が生活保護の質問をしておりますのは、ある老人が、生活ができないと、そういったことで来られまして、そのお話を聞いたときに、「もう4か月いただいていないんです」、「何でですか」。私はその方が、5年前ぐらいになりますかね、誰も面倒見てくれないし生活ができない。しかしながら、私は土地と家屋敷があるために生活保護が受けられないということでした。それで、私は担当者の方に、身内の方を連れて一緒に来まして、この家と──家はぼろぼろですけど、怒られちゃいますけど──土地もあるから、それを担保にしてください。それで、本人も親戚の方も、亡くなったら処分してくださいと。ですけど、死ぬまで面倒見てくださいと、そういうことでお願いしたんです。その方は、健常者ではないんです。目もひどく悪く、足も片方動かないんです。そういった状況もありまして、もう土地も何も要らないからというので。  ところが、生活保護費を4か月もらっていないと。なぜかといいましたら、そこに同居人がおりまして、子どもでも何でもないんです。私が話を済ませた後、同居人ですから、乗っけてきてくれたらしいんですね、申請のとき。そうしたら、「私も仕事がないんです」、「一緒に住んでいるんですか」、「一緒に住んでいます」、「じゃあ、同一家族ですから、あなたももらいなさいよ」と言って、もらったそうです。そんなこと私も知らないで、何とか生活しているんだなと思って安心はしていたんですが、同一世帯にされてしまって、だから、お金の受取人はその人じゃないんです。籍も入っていない、何も入っていない他人です。他人の人が受取人になって、それで、そのおじいちゃんは、7万か8万もらえるんでしょうね。ですけど、そのお金はおじいちゃんのところへは届いていなかった。最初は5万円くれた。ここに書いてあります。しかしながら、2年過ぎたら1万円とか2万円になってしまった。それで、どうしようもないから役所へ来たそうです。本当に他人なんだから分けてくれ。でも、今の部長のときじゃないかもしれませんけど、相手にしてくれなかった。  今回も、ちょっと体を壊したり何かしていまして、相談がありましたので、私、部長のところへ行って、なぜ止めているんだと。そのとき発覚したんです。お金をもらっているのはその人じゃなくて、同居している若い人なんです。ですから、お金をもらったら渡さないですよね。そんなことで、そのおじいちゃんは、生活保護、家も担保に、土地も担保に入れながら、満額もらえず今日に至ったんです。  ですから、私は今日は、生活保護者の人が悪いとかいいとかじゃないです。しっかりとして、皆さん、先ほど言ったようにケースワーカーとそういった方が調査してやっているんでしょうから、止めるも何もいいと思うんです。しかしながら、そういう事情では、私は困るのではないかと。困る人も出てくる。一般的に皆さんが生活保護費をもらって、あれは生活保護費をもらっているから悠々と暮らしているんだよと思われていたかもしれません。しかし、どうですか。お金は手元には届いていなかった。  その若い人も、体が悪いんだったらいいですけど、どうでしょうか、健常者だとしたら。ですから、私は、ここで指摘したいのは、いいとか悪いとかじゃないんです。そういった、最初に、私も行ってお話を決めましたけど、話に入りましたけど、そういった手続を引き継いでいっていただきたいというんです、担当者に。次の担当者は忘れちゃって、それでいいのか。生活保護費は、生活に困窮している人がいただくんです。それを関係ない人がもらっている。それで私、おじいちゃんが死んじゃうから何とかやってくれと言ったんですよ。そうしたら今度払います。ああよかったな。そうしたら、同一家族ですから、またその兄ちゃんのところへ行っちゃうんですよ。本人は別だからと言っているんですが。片方の人が出ていってくれればいいんですけど、出ていかないんです。  ですから、親戚の人も連れてきて部長と話しましたけど、これ1つだけ、部長、お伺いしたいんですけど、この人は私の子どもでもないし何でもないんです、他人ですといったときに、それでもそこに住みついている人がいたとしたら、同一家族ですか。一番大事なところなので、そこ、本人も違うんですと言っているんですよ。戸籍にも入っていません。その辺のところをお伺いします。大事なことなので。 628 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 629 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) お答えをいたします。国の基準に照らし合わせますと、血族か否かを問わず、同一の住居に居住し、生活を1つにしているものは、原則として同一世帯として認定するということになってございます。  以上でございます。 630 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 631 ◯21番(高野 要君) 認定じゃないんですよ。認定したのは、そっちが勝手に認定したことでね。じゃあ、これ、自分で家まで担保に入れておいて、お金をもらえないで死んだとしたら、どうするんですか。担保に入れているのはそのおじいちゃんですよ。3か月も4か月もろくなもの食わないでいたんですよ。ここで議論していても仕方ないですけど、そういったところはきちっとするべきだと思いますよ。第三者の人がお金をもらってどうするんですか。  私が行ったら、払いますよって。私は怒ったわけで何でもない。じゃあ、何とかしましょう。何とかするけど、またお兄ちゃんのところへやるんだ。そのお兄ちゃん、全然丈夫なんですよ。働けるんですよ。おじいちゃんは、1人だったらずっともらっていられた。しかしながら、お兄ちゃんと、そこに一緒に住んでいる女の人が働き始めたから、今度はおじいちゃん、ゼロになっちゃった。部長、それで、私言いましたよね、止めるとき、その人の状況を判断しましたか。見ていないです。見てこいと言って、行って見てきたらひどいです。それはおかしいと思うんですよ。  だから、出さないんなら出さない、その辺のところを、生活保護なんていうのははっきりしていくべきだと思いますよ。本当に必要な、放っておいたら死んじゃう人には出すほかないでしょうよ。憲法にあるんですから。その人は土地まであげると言っているんだ。とるわけにもいかんでしょうけど。その辺のところ、今、聞いていてわかるでしょうけど、部長はそれ以上の見解はないでしょうから、市長に見解をお伺いいたします。 632 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 633 ◯市長(今泉文彦君) 生活保護に関しては、国の制度でありまして、国の基準に基づいて適切に対応すべきだと思います。  以上です。 634 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 635 ◯21番(高野 要君) 国の基準じゃないでしょう。最初、その人に生活保護をあげますからと言って決めたんですよ。それを違う人がついていったら、私も仕事ないんですと言ったら、じゃあ、一緒に住んでいるんだったらあんたも同一家族ですからって。国の基準はわかりますよ。だったら出さなきゃいいんじゃないですか。健常者に生活保護費を払ってどうするんですか。毎日オートバイに乗って、吹っ飛んで歩いていますよ。状況把握も何もしていないでしょう。石岡市がだめだったら、これ、どこへ行けばいいんですか。日本国憲法だからどこかへ行けばいいんでしょう。年寄りが4か月も止められていたんですよ。去年の31日は大根1本、買ったんじゃなくて、借りて帰ったそうですよ、正月。恐らく大根でもかじっていたんでしょう。  何が国の基準ですか。親戚の人も来て、この間は部長、怒っていたでしょう。だったら、もっときちっとしなさいよ、生活保護でも何でも。ほとんどこの人は目が見えない、片足は真っ直ぐで歩けない。そんなのも見にも行かない、何もしないで、どこに福祉があるんですか。それでまたお金を払う。誰に払う。そこに住んでいる若い人。石岡の福祉はそこまで腐っているんですか。もう少し状況把握をしなさいよ、現場を訪ねて。私に言われて初めて見に行ったでしょう。  生活困窮者は国の基準ですか。定期を買ってあげるなら、そういった人をきちっと大切にしてあげなさいよ。80、90になって、定期どころの話じゃないよ。福祉はどこへ行った。再度、部長に答弁を求めます。 636 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 637 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。生活に困窮しているというような情報があった場合には、まず実情を十分に把握しまして、ご質問のような事態にならないよう、また廃止の判断におきましても疑義を招くことがないよう、国の基準に照らし、適切な対応に努めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 638 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 639 ◯21番(高野 要君) 次に移ります。石岡市区長会の視察についてお伺いします。  視察中における飲酒の是非について、市長の宴会のみの参加とカラオケを正当化する発言について、この件は前回も質問いたしましたが、確認の意味で再度お伺いいたします。  石岡市区長会の視察研修のありさまが、区長会長が視察前に酒を配ることを市の職員に指示し、それを受けた職員が酒を配り、出席した何名かの区長が飲酒をし、その後、原発視察地を視察研修したということであります。さらに市長は、親睦会場の温泉旅館へ公用車で乗りつけ、酒を飲み、カラオケ2曲を歌い、その後、公用車で帰ったということであります。  私は、この非常勤特別職の区長、市政発展に大変なご協力、ご苦労をいただいている方々に、心からお礼、感謝を申し上げるところであります。しかしながら、この視察において、市長はじめ市の職員、区長会長の行動は、どうしても納得がいきませんので、再度お伺いいたします。  視察中の飲酒の是非について、区長の役割と責任について、伺います。 640 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 641 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。区長の役割と責任につきましては、区長は、石岡市区長及び協力員条例に定められる非常勤特別職であり、市民と行政機関との相互連携を図り、市民と行政との協働によるまちづくりの推進に資することを目的として、委嘱されております。  以上でございます。 642 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 643 ◯21番(高野 要君) それでは、区長の報酬について伺います。 644 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 645 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。区長の報酬につきましては、石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例に規定されております。年額で基本額8,000円、加算額が1世帯当たり1,100円となり、支給上限額は24万円となってございます。  以上でございます。 646 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 647 ◯21番(高野 要君) それでは、区長会の視察は──この視察です、問題の──どういった根拠で行われているのかお伺いいたします。 648 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 649 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。区長会の研修は、区長会の事業として、総会で承認の上、開催されております。今回の視察場所につきましては、東日本大震災を受けて、被災地の状況確認と、現場の声を聞いて交流を深め、地域の実情を研修として実施したものでございます。  以上でございます。 650 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 651 ◯21番(高野 要君) この視察地とかそういったことは、事務局が主体として……。行政のほうで事務局をやっていると思うんですが、どちらが主体で取り決めたんですか。 652 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 653 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。区長会におきまして、幹事会や理事会がございますが、その中で事務局として職員も入っておりますが、その中で視察地は決められたものでございます。  以上でございます。 654 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 655 ◯21番(高野 要君) それで、ここへ視察に行ったんだと。交流を深め、地域の実情を研修ということで、現場の声を聞いてとありますが、これはどうなんですかね。ここの双葉町というところはどうですか。私もネットで引いてもらいましたけど、全然人が住めるようなところじゃなかったんですよね。行ったときも、研修もできない。それで、この前もお話し申し上げましたけど、白河市の施設を借りて研修するというようなところで、それでまた、来てくれていた職員の方々も、埼玉ナンバーだとか狭山ナンバーだとか言っていましたけど、そういった実情、復興が始まったとか、そういったことであればいいですけれども、人が住めない、そういった現状にあるところに行くというところに、あれですか、執行部としては問題を感じなかったですか。 656 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 657 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。今回の研修視察につきましては、事務局として、私も随行させていただきました。それで、2日間の研修でありましたけれども、今、おっしゃられましたように、初日には地元の区長の方で避難されている方が、同じ福島の伊達市というところに住んでおられまして、そちらの伊達市に避難されている方で、そういった会を組織しておりまして、その方たちのお話を伺いました。  2日目につきましては、今、おっしゃられましたように、双葉町におきましては、帰宅困難区域となっておりまして、立ち入りができないところですけれども、双葉町の担当の生活支援課のほうのお計らいというか、そういうことで、現場のほうには立ち入ることができました。それで、実際に住んでいらっしゃらないんですけれども、駅前とか津波を受けた海岸とか、そういった場所を特別に見させていただきまして、実際にそういったところを視察してまいりました。  区長会の研修の目的としましては、今回はそういったことで被災地でございましたけれども、ほかの地域の状況等を視察しまして見識を深めるという部分もありますので、今回は被災地の状況と復興の状況を視察させていただいたということでございます。  以上でございます。 658 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 659 ◯21番(高野 要君) ちょっとね、受けとめ方は違うかと思いますけれども、人が住めないようなところをわざわざ見に行くこともどうなのかなということを言ったんですよね。もうちょっとよくなってからでもよかったんじゃないかなと。どうしてもそこを見なくちゃいけないということは、私はないんじゃないかなと思うんですね。もし家が燃えちゃったら、火事跡を見せてくれといっても、そんな非礼なことないですよね。地震で潰れた後の家を見せてくださいよ……。少しよくなってから行くというのが本来の姿と、私は思うんですね。行った方に聞きましたけど、何かイノシシだけしかいなかったと言っていましたね。もう犬も猫もいなくて。それで、何度も頼み込んで行ったと言っていましたよ。最初は断られたんでしょう。だから、私は……。行って研修になったんだからよかったでしょうけど、その件は結構でございます。  石岡市区長及び協力員条例第3条に、その責務が規定されておりますが、視察は何を根拠にしているのか。条例なのか、規則なのか、それとも自治法なのか、お伺いいたします。 660 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 661 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。石岡市区長及び協力員条例の第3条第4項の職務に定めます、安全安心で快適なまちづくりに関することについて、先ほども申し上げましたが、ほかの地域の状況等を視察し、見識を深めることによって、自らの地域のまちづくりに生かすために開催をしているものでございます。  以上でございます。 662 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 663 ◯21番(高野 要君) 安心安全で快適なまちづくりに関することと書いてありまして、どこか合致するかもしれませんけれども、状況を視察して見識を深める、それも大変ないい勉強になったでしょう。  それじゃあ、この区長会で、区長さんというのは何名いて、視察に参加されたのは何人ですか。 664 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 665 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。区長の総数は298名でございます。それで、今回の視察に参加された区長さんは42名でございます。  以上でございます。 666 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 667 ◯21番(高野 要君) わかりました。この視察には職員が同行していると思いますが、職員は公務なのか、その視察に旅費は出ているのか、お伺いいたします。 668 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 669 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。石岡市職員の団体事務兼職に関する要綱に基づき、契約を区長会と結んでおりまして、従事しておりますので、公務扱いとなります。旅費につきましても支給されております。  以上でございます。 670 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 671 ◯21番(高野 要君) 5人と聞き及んでいるんですが、これは間違いないですか。 672 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 673 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。おっしゃるとおりでございます。 674 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 675 ◯21番(高野 要君) 45人の視察に職員5人、これはどういった意味をしておりますか。お伺いします。 676 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 677 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。区長会としまして、八郷地区、石岡地区の区長さんのほうで参加いただいておりまして、事務局として、本庁のほうで生活環境部、まちづくり協働課ですけれども、それで、支所のほうの八郷地区につきましては、支所総務課のほうの職員が事務局として随行したということでございます。  以上でございます。 678 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 679 ◯21番(高野 要君) 以前にも聞きまして、頼まれたから行ったということでございますけれども、役所の中、がらがらになっちゃいまして、私もびっくりしましたけど、大概随行というと、1台に1人ぐらいずつ職員が乗ればいいんじゃないかなと思うんですね。それは部局の都合ですから、それはそれでわかりました。  公務とすれば、ここで酒が、今私も言いましたけど、配っているわけですね。この酒を配るということは公務なのか、反対に区長会長に、視察中ですからと、やはり公務で行っている以上、飲酒をやめてくださいと、私は正すことが本意はなかったかと思うんですね。知らなかったらいいんですよ。飲んでいるのがわからなかったら、それでいいんです。今、悪い方向を教えましたけど、わからなかったら、無理に部長、いいんですよ。ただ、止めるのが本意でないのかなと私は思うんですけど、見解をお伺いいたします。 680 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 681 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。ご好意による差し入れとはいえ、事実として缶ビールの配布を認めたことは適切な判断ではなかったと思っております。深く反省しております。当然のことながら、今回の件を受けて、今後、適切に対応してまいりたいと思っております。  以上でございます。 682 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 683 ◯21番(高野 要君) 急に反省されちゃうと私も困るんですけど、部長、いや、まあ、私もそうですけれども、行って頼まれたら、やるしかないと思うんですね。ただ、だけども、自分は公務員であるということ、これだけを認識していただければいいのかなと。次回、こういうことがあったときは、視察が終わってから皆さんどうですかとか、そういった一声、そういったことも心がけてください。反省も必要かと思います。  今、視察中の飲酒、この指示を出したのは区長会長だと、この前も答弁を聞きましたが、まだこの方は会長をやっておりますか。 684 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 685 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。現在、区長のままでございます。  以上でございます。 686 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 687 ◯21番(高野 要君) この会長とお話ししたことはございますか、この件について。よかったとか、まずかったとか。お互いにこの件について、私が指摘しているわけでございますけれども、指摘された中で、区長会長と事務局、執行部はお話しされたことがございますか。 688 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 689 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。先ほども答弁いたしましたけれども、今回の件を受けて、今後適切に対応してまいるという部分で、会長と事務局のほうでそのように話しております。  以上でございます。 690 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 691 ◯21番(高野 要君) そうですねよね。やはり事務局と双方で話し合いをして、次こういうことがないように。お酒を飲みながら行って視察を受ける。これ、議員だったら大変ですね。一応非常勤の公務員でありますから、それで補助金も出ておりますので、その辺のところは、再度区長さんとも、会長さんともよくお話ししてください。
     あと、もっと不思議なことがあるんですけれども、この視察のバス、私は1台で行ったのかなと思ったんですが、これ1台でもよかったのかなと思いますが、どうですか。見解を伺います。 692 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 693 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。視察のバスにつきましては2台のバスを使用いたしました。2台にした経緯でございますけれども、今回、被災地での研修ということで、双葉町役場の生活支援課より、実際に被災地に入る場合には、防護服の準備をしてくださいという指示が事前にございました。区長会役員、事務局における協議におきまして、防護服の車中での着替えのための一定のスペースが必要との考えに至って、2台の使用となったものでございます。  以上でございます。 694 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 695 ◯21番(高野 要君) ですから、49人乗りと46人乗りのバス2台で行ったわけですよ、45人で。47人ですか。補助椅子に座るのは嫌なのかもしれませんけど、本来であれば、執行部が3人であれば、45人ですか、それで補助椅子なしで行けたわけですよ。それで今、防護服を着るのにスペースが欲しかった。それでバス1台ですか。バスって幾らかかるかご存じですか。それじゃあ、46人のバス、お幾らですか。  いいですよ。部長、私が調べてみたら、約20万円ぐらいでしたね。だから、結局、もうちょっと……。バスを1台持っていって中で着替えるというんじゃなくて、慰安じゃないんですよ、研修ですよね。楽しんでお酒を飲みながら、わーわー騒いでいく旅行じゃないんです。研修です。研修だったら、少しは大変な思いをしてもいいじゃないですか。補助椅子だって、職員の人が交代に座ればできるじゃないですか。私はいつも旅行へ行くとき、なぜかわからないけど補助椅子へ座らせられます。それでも十分に現地に届きますよ。  ですから、何でもそうだけど、ぜいたくしたら切りがないということです。だって1台で乗れるんですよ、49人乗りですから。行くのは47人ですから。着替えるためにと言いましたけど、その前年も鬼怒川へ2台で行っていますよね。そのときも、職員がちょっと減れば、1台で行けましたよね。ですから、もうこれ、ずっと慣例になっているんじゃないですか、2台で行くということが。大きい椅子に1人ずつ座っていくというのが。やはりこれも税金ですから、それでもっとお金を有効に使ってもらうべきだと思うんですね。悪いというんじゃないんです。それは執行部がきちっと、そういったことも指導する立場にあるんじゃないですか。見解をお伺いします。 696 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・横田君。 697 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。ご指摘いただきました人数に対しての台数が合わないのではないかということだと思いますけれども、ご指摘をいただきまして、今後につきましては、目的、参加人数に適した配置を行っていくために、区長会と協議して、それを決めていきたいと思っております。  以上でございます。 698 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 699 ◯21番(高野 要君) 部長、バスを小さくしろとか乗るなとかというんじゃないんですね。ただ、そういったお金を、もうちょっと有効に何か使えるんじゃないかなと、そういうことですよね。300人いて、行くのは45人です。何分の1ですか。6分の1しか行かないです。あとの人たちにも、だったらその20万円、何か使わせてやったらいいじゃないですか。そういった配慮も必要なんじゃないですか。70万か80万、きっと補助金のほうから使ってくるんでしょうけど……。約半分ぐらい使うのかな。だから、その辺も、やはり区長さん方がなるべく全員で何か共有できるもの、そういったことも考えていくべきではないかなと私は思います。  部長、いろいろこれからは考えてやってみてください。部長を責めているわけじゃないんです。いろいろ試行錯誤して頑張ってください。お願いします。  あと、それでは市長にお伺いします。市長は公用車で宴会に駆け付け、酒を大いに酌み交わし、カラオケを2曲歌って、その日に帰りました。何が悪いんだといった趣旨の答弁を前回されました。何も悪くありません。自分のモラルの問題であるかなと思います。懇親を区長会と深めるなら、私は、石岡市に戻ってきてからでもいいですし、そういった機会は幾らでもあるんじゃないかなと思うんですね。視察ができないということがわかっていて、公用車を運転し……。全部市民の税金です。それを使って酒とカラオケのために温泉まで、旅館まで行くということは、常識的に考えて、私はおかしいと思うんです。  市長が述べておりましたのは、慰労と言いましたけど、慰労会とかそういったのは、旅行とか何かだったらいいんですけど、これは視察です。先ほど申しました。皆さん疲れても何でもしようがないんです。もっと疲れているところへ視察に行くんですから。常識的に考えて、前回、それは悪くないというような答弁をいただきましたけど、私は悪いとは言いません。再度見解をお伺いいたします。 700 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 701 ◯市長(今泉文彦君) 前回も述べましたけれども、今回の研修につきましては、公務の都合により懇親会のみの参加となりました。双葉町は、このときの昨年の2月に市長会で行政視察で訪問しておりまして、そのとき町長からもお話を伺って、その復旧・復興の様子を案内しておられました。見てきたわけでありますけれども、懇親会においては、区長の皆様とこういった経験を踏まえた意見交換を行ってきて、地域の抱える問題、また町民の方々の大変な様子、そういったことをお話をしてまいったわけであります。お互い、ふだんお話ができない中、そういうお話ができたという意味では、一定の成果があったのではないかと考えております。  あとは、今ご指摘のあったとおり、モラルの問題ということがありますけれども、極力そういう指摘を受けないように、自ら襟を正していきたいと思います。  以上です。 702 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 703 ◯21番(高野 要君) 市長、襟を正していくということでお話はいただきましたけど、やはりこれは、石岡と逆に考えたら、石岡が被災していまして、石岡に……、ここも東海村があります。そういったときに、やはり人として、明日、人の住んでいない石岡へ行くんだよというときに、じゃあ、笠間へ泊まって、風呂入って、酒飲んで、行くという気になれますか。これが逆だったらどうですか。腹立つでしょう。いや、夕べはあれですよ。こっちは人も住めない、何もしない、ゴーストタウンみたいなまちになっている。みんなが住んでいないんですよ。庁舎もなければ何にもない、機能ゼロ。そういったところへ行くときに、みんなで和気あいあいはいいですよ。ただ、だけど、場面場面では考えなくちゃいけないんじゃないですか。  今、反省という言葉がありましたから、それで私も受け止めますけど、やはり石岡の市長なんです。相手がわかったらどうですか。夕べ石岡の市長は、宴会でカラオケ2曲やって、3曲目、ほかの区長さんにやるんじゃないと言われてやめて、運転手さんも眠いのに、夜遅くまで運転させて……。市長、懇親会は悪いことじゃないですから、帰ってきたらどんどんやってくださいよ。ただ、だけど、被災地とか、そういった問題があるところへの視察のときは、先ほど言われたように襟を正してください。我々もそうですけど、私はそれは必要かなと思います。もうこれについては質問いたしません。  じゃあ、次に移ります。契約の透明性の確保について、随意契約のあり方についてお伺いいたします。  総務省のホームページによりますと、入札、契約制度についてこのように説明がされています。「地方公共団体における調達は、その財源が税金によって賄われるものであるため、より良いもの、より安いものを調達しなければなりません。そのため、地方公共団体が発注を行う場合には、不特定多数の参加者を募る調達方法である「一般競争入札」が原則とされています」。しかし、例外的な取り扱いとして、指名競争入札や随意契約が認められています。「地方公共団体の調達について定める地方自治法では、最も競争性、透明性、経済性等に優れた一般競争入札を原則として掲げつつ、一定の場合には、指名競争入札、随意契約による方法により契約を締結することが認められています」とあります。したがいまして、原則以外に行う例外、随意契約は、その明確な客観的な理由が求められることとあります。  そこで、お伺いいたします。第1点、随意契約の年間件数と全体の契約に占める割合はどのぐらいなのか、お伺いいたします。 704 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 705 ◯総務部長(久保田克己君) それでは、ご答弁申し上げます。随意契約の年間件数と全体の契約に占める割合についてでございますが、平成29年2月末日での平成28年度契約数によりご答弁をさせていただきます。全体の契約件数が767件、そのうち随意契約の件数が402件、割合といたしまして52.4%でございます。  以上です。 706 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 707 ◯21番(高野 要君) 随分ありますね。じゃあ、2番目です。わかりました。  随意契約は、明確な理由により、一般競争入札よりも有利でなければ実施しないと私は思うわけでありますが、それでいいのか、お伺いいたします。 708 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 709 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。随意契約は、競争入札の方法によらないで、任意に選択した特定の者を契約の相手方とする契約方法でございますが、地方自治法施行令第167条の2第1項各号に該当する場合のみ行うことができるとされております。当市におきましては、平成27年度より随意契約ガイドラインを運用しており、随意契約の適正かつ円滑な運用の確保に努めてきているところでございます。  以上でございます。 710 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 711 ◯21番(高野 要君) 競争をしないで……、3番ですね、特定の者を選ぶという選定理由は、地方自治法第234条第2項、地方自治法施行令第167条の2第1項において規定されておりますが、石岡市としてさらに改善を図ったということをお聞きしておりますが、どのような対策をしたのか、お伺いいたします。 712 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 713 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。平成27年度より運用しております随意契約ガイドラインでの改善点でございますが、契約を締結する場合の手続の中で、根拠法令等の明確化や有利性の説明、また少額随意契約の留意点や説明責任などを十分に検討し、慎重に取り扱うこととし、さらには、これら手続において瑕疵のないよう、随意契約確認表を起案者に作成させ、各決裁者がチェックすることにより、二重三重のチェックが可能となり、契約の公正性、経済性、適正履行の確保に努めてきているところでございます。  以上でございます。 714 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 715 ◯21番(高野 要君) ずっと聞いてまいりますけど、随意契約は、契約の予定価格が、地方自治法施行令別表第5で定める額の範囲内において、地方公共団体の規則で定める額を超えない契約をするときと定められていますが、その額は幾らかお示し願います。 716 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 717 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。石岡市財務規則第137条第2項により、地方自治法施行令第167条の2第1項第1号に規定する規則で定める額について規定してございます。まず、第1号の工事又は製造の請負が130万円、第2号の財産の買い入れが80万円、第3号の物件の借り入れが40万円、第4号の財産の売り払いが30万円、第5号の物件の貸し付けが30万円、第6号の前各号に掲げるもの以外のものが50万円と定めてございます。  以上でございます。 718 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 719 ◯21番(高野 要君) 第5点になりますが、今の額を超えて随意契約はできないということですが、額は超えていても別な理由があればできるということですが、ガイドラインによりますと、例外として価格の有利性よりも優先される事由による場合は、具体的な根拠(理由)を示すことが必要ですと書いてございます。単に過去の実績や業務に精通している等を理由に随意契約にすることは適切ではありませんとありますので、その辺が一番疑義が生じるところではないかと思います。明確にお答えいただきたいと思います。 720 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 721 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。地方自治法施行令第167条の2第1項第1号で規定する限度額を超えた随意契約をする場合、いわゆる第2号から第9号の適用条項の理由により行う場合におきましては、採用した根拠や業者を選定した理由を明確に示すことが必要であるとともに、その取り扱いにつきましては、随意契約ガイドラインの中で各号の適用基準や特記事項を明示し、その運用により透明性の確保を図ってきているところでございます。  以上でございます。 722 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 723 ◯21番(高野 要君) 6点目になりますが、金額以外の場合、誰もがその事由を納得できるような、明確で客観性が求められていると思いますが、金額の基準以外で随意契約を結ぶ場合、石岡市ではどんな例があるのか、お伺いいたします。 724 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 725 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。地方自治法施行令第167条の2第1項のまず第2号でございますが、こちらには、性質または目的が競争入札に適しない契約をするときとございまして、その事例といたしましては、情報処理システムなどの保守や点検、改修の業務がございます。これらについては、既存のシステムの開発者以外の者に履行させた場合、著しく支障が生じるおそれがある場合や、瑕疵担保責任が不明確となる理由でございます。また、プロポーザル方式の企画提案により決定した相手方との契約においても、第2号の理由により実施してきております。  次に、第3号、障害者支援施設、シルバー人材センターなどから物品を調達し、あるいは役務の提供を受けるときの事例といたしましては、高齢者等の雇用の安定などに関する法律に規定するシルバー人材センターより役務の提供を受ける契約としまして、公園や施設の管理業務、トイレの清掃業務、駐車場管理業務などがございます。  次に、第5号、緊急の必要により競争入札に付することができないときの事例といたしましては、道路陥没などの災害に伴う応急工事や電気、機械設備などの補償に伴う緊急復旧工事などでございます。  次に、第6号、競争入札に付することが不利と認められるときの事例といたしましては、履行中の工事に直接関係のある追加工事や附帯工事などの契約でございまして、工期の短縮や経費の節減に加え、工事の安全、円滑・適正な施工を確保する上で有利であるためでございます。  以上が金額基準以外の随意契約の主な事例でございます。ちなみに第4号及び第7号から第9号による随意契約の実績は、現在のところございません。  以上でございます。 726 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 727 ◯21番(高野 要君) 第7問になりますが、基準の金額内の随意契約と、その他の理由による随意契約は何件ぐらいありますか。件数と割合について伺います。 728 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 729 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。平成29年2月末日現在の先ほどの契約件数に基づきましてご報告申し上げます。随意契約件数は402件でございまして、このうち基準の金額内の少額随意契約の件数が158件、割合は39.3%、その他の理由による随意契約の件数は244件、割合は60.7%となってございます。  以上です。 730 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 731 ◯21番(高野 要君) これらの随意契約については、石岡市以外、例えば一部事務組合においても該当になるということでよいのか、適用になるのか、お伺いいたします。 732 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 733 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。一部事務組合などの特別地方公共団体におきましては、地方自治法第292条に、地方公共団体の組合については、法律またはこれに基づく政令に特別の定めがあるものを除くほか、市に関する規定を準用すると定められているところでございます。しかしながら、これまでご答弁させていただいております石岡市随意契約ガイドラインの適用でございますが、これは当市が締結する全ての随意契約を対象といたしまして、契約事務の執行を統一的かつ適正に行うことができるよう策定した事務マニュアルの1つでございますので、本市以外の団体等には該当しないものと考えております。  以上です。 734 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 735 ◯21番(高野 要君) 本市以外のというと、それはどこに当たりますか。本市以外というと、石岡市以外はないということで、石岡市以外は別ということですか。 736 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 737 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。石岡市のみの適用ということでございます。 738 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 739 ◯21番(高野 要君) 石岡市のみというと、一部事務組合とか、そういったところは当たらないということですか。 740 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 741 ◯総務部長(久保田克己君) 市に関する規定については一部事務組合にも準用となりますが、この随意契約ガイドラインにつきましては、石岡市のみの適用ということでご理解いただきたいと思います。 742 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 743 ◯21番(高野 要君) 組合等々では市に準ずるというようなことで、私も聞いてやっておりますけど、そうすると、ここは準じてはならないということですか。これ、準じていくということに、部長、なっていますよ、何度も何度も私、組合へ行きますけど。準じないんですか、これ。大変なことですよ、これ。何を答弁しているんですか。準じているんですよ。市に準ずるとなっているんです。いいあんばいを言うのもいい加減にしなさいよ。私は法律を聞いているんですよ。準じないんだったら準じないようにはっきりご説明ください。まだ時間ありますから。私はいつ行っても言われますよ。私たちは石岡市に準じているということで。ふざけた答弁してるんじゃねえ。 744 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 745 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。繰り返しになって大変申し訳ございませんが、地方自治法第292条、地方公共団体の組合については、法律またはこれに基づく政令に特別の定めがあるものを除くほか、市及び特別区の加入するもので都道府県の加入しないものにあっては市に関する規定を準用するということで、自治法に市の規定については準用すると規定されておりますが、今回の、先ほど申し上げましたガイドラインは、あくまでも石岡市の内部の事務の……。          〔「私はガイドラインについて聞いていないよ」と呼ぶ者あり〕 746 ◯総務部長(久保田克己君) それでは、規定については準用するとなっております。  以上でございます。 747 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 748 ◯21番(高野 要君) 何でガイドラインの話をしているんですか。誰がガイドラインの話をしたんですか。だめですよ、法律まで歪曲しちゃ。答弁は答弁ではっきりしなさいよ。誰も怒るの、わかるでしょう。20何年やっているけど、いつも聞かされてきたの。何がガイドラインにしなくちゃならない理由があるんですか。もうちょっと答弁してください。 749 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 750 ◯総務部長(久保田克己君) 市に準じるという部分でございますが、一部事務組合などの特別地方公共団体におきましては、地方自治法第292条に、地方公共団体の組合については、法律またはこれに基づく政令に特別の定めがあるものを除くほか、市に関する規定を準用すると定められているということでございます。  以上でございます。 751 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 752 ◯21番(高野 要君) じゃあ、ちょっと、もうやめようかと思ったんですけど、もう1点お聞きします。地方自治法施行令の167条の2第2号、これについて、これは非常に曖昧なんですよ。ですから、これで一番困っているのは業者さん。何で困っているか。役務。役務で大きい仕事ができるんですよ。陣屋門のときもありましたね。無資格者が役務ではできると。ほんで、どうですかと言ったら、法理法、法理法というのは何だかわからないけど、それによってできるんだというようなことで言いました。  この役務というのは、あれですか。物品とか何かはいいですけど、工事とかそういうのは役務で、資格者もいない、経営審査も受けていない、指名願いも出していない、それで何百万という工事ができるんですか。この役務について……、役務じゃなくて、2号について納得いくまで答弁してください。 753 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 754 ◯21番(高野 要君) 皆さん、済みませんでした。大分時間も経過しましたので、後で部長のところへ行ってゆっくりお伺いしたいと思います。  これで終わります。 755 ◯議長(塚谷重市君) 以上で、通告による質問は終了いたしましたので、これをもって一般質問を終結いたします。  本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明3月2日定刻午前10時から会議を開き、各議案に対する質疑を行います。  ご苦労さまでした。                   午後 7時17分散会
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