や緑化の推進、ＣＯ2の吸収機能、生物多様性の保全、公害等による生活環境への影響防止、防災・減災対策などに加え、地域コミュニティーの強化など、幅広い視点で御議論を賜り、都市緑地としての緑の重要性や地域の課題解決に向けた取組など、地域と企業が一体となってまちづくりを進める必要性についても共通認識が図られた上で、良質な緑地の形成やＣＯ2排出量の削減、地域貢献活動に取り組む明石市版ネット・ポジティブ・インパクト制度
その結果、本年１月に同検討会から、緩和前よりも三側面にプラスの効果を生み出す三方よしの明石市版ネット・ポジティブ・インパクト制度導入に関する答申書が提出されたところでございます。
工場緑地のあり方検討会答申について、明石市版ネット・ポジティブ・インパクト制度の考え方は、委員全員の合意を得たとして、金科玉条のように繰り返し発言していますが、具体的な各論では、工場立地の当事者等から明確な反対表明がありました。これを三方よしとして、準則に違反した条例に落とし込んだことについては、大変な違和感があります。
検討会における議論の詳細については、総務常任委員会からの請求に基づき、既に１回目及び５回目、６回目の会議録の全文を資料提供させていただいておりますが、第５回目の検討会におきましては、これまでの議論を受けて、明石市版ネット・ポジティブ・インパクト制度のたたき台を検討していただいております。
気候非常事態を宣言したからには、市長に管理責任のある市内９２％の緑地に、明石版ネット・ポジティブ・インパクト制度を適用すべきであります。この視点から、施政方針の一方を進めることによりとは何か、これは５つの無料化等により人口増加策を進めたことにあります。片や、一方が悪化するとは、宅地の拡大により都市緑地の減少による環境悪化であります。
次に、１ページの「はじめに」の４段目のところで、「特定工場を設置する者と地域、そして市がともに課題に向き合い、相互理解を深め」というところと、また、「ＳＤＧｓ未来安心都市・明石にふさわしい、三方よしの明石市版ネット・ポジティブ・インパクト制度の導入を図り、工場緑地率を緩和することとする」とありました。相互理解については、これについても経済界、また、直接の地域団体からも反対という意見がありました。
（４）「明石市版ネット・ポジティブ・インパクト制度」の導入です。工場緑地の在り方について、ＳＤＧｓの経済・環境・社会の三側面に統合的に取り組むことで相乗効果を生み出し、三方よしの制度とすることで緩和前よりも緩和後における全体の影響がプラスとなる、明石市版ネット・ポジティブ・インパクト制度を導入することとしています。