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令和4年第136回定例会(第2日目) 名簿 開催日:2022年12月15日
令和4年第136回定例会(第2日目) 本文 開催日:2022年12月15日

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  1. 香美町議会 2022-12-15
    令和4年第136回定例会(第2日目) 本文 開催日:2022年12月15日


    取得元: 香美町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2022年12月15日:令和4年第136回定例会(第2日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午前9時30分 開議 ◎議長(西谷 尚) おはようございます。  ただいまの出席議員は14人であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。   ────────────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 ◎議長(西谷 尚) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、小谷康仁君、南垣誠君を指名します。   ────────────────────────────────────  日程第2 諸般の報告 ◎議長(西谷 尚) 日程第2 諸般の報告を行います。  本日の議事日程はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。  次に、西谷高弘君より入院治療のため、また徳田喜代子君より療養のため欠席の旨、届出がありましたので、許可いたしております。  次に、町民課長、吉津弘一君より体調不良のため欠席する旨、届出がありましたので、許可いたしております。なお、町民課、田村副課長が代わりに出席しております。   ────────────────────────────────────  日程第3 一般質問 ◎議長(西谷 尚) 日程第3 一般質問を行います。  お諮りいたします。  一般質問の方法は一問一答方式で、質問時間は答弁を除き1人30分以内といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。
     それでは、そのように執り行います。  順次、議長において指名し、発言を許可いたします。  議長よりお願いをしておきます。一般質問は大所高所からの政策を建設的立場で議論するべきものです。単なる事務的な見解をただすにすぎないものであるとか、制度の内容説明、お願いや要望するものではなく、簡明にて次元の高い内容のある質問を展開していただきたいと思います。なお、当局におきましても、的確、明快な答弁をお願いします。  それでは初めに、東垣典雄君の一般質問を行います。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) おはようございます。昨日よりめっきり冬らしくなりまして、ちょっと村岡のほうでも白くなっておりまして、スキー場はもうちょっと雪が欲しいかなというふうに思っております。  第136回12月定例会一般質問をさせていただきます。議席番号6番、東垣でございます。議長の許しを得ましたので、通告に従いまして、今回は4項目につきまして質問をさせていただきます。  まず、1つ目の項目といたしまして、出産・子育て支援について問うものでございます。「静かなる有事」というふうなことで、人口減少問題は本町にとって深刻で、出産・子育て支援の施策が求められております。  (1)12月2日に成立しました国の令和4年度第2次補正予算で出産・子育て応援交付金の施策が創設されているが、その対応を伺うものでございます。追加議案で議案を上程されておりまして、その内容を見させていただいておりますし、また、答弁を頂きたいというふうに思います。妊娠時から出産・子育てまで一貫した伴走型相談支援経済的支援の一体的実施としまして、妊娠届出時(5万円相当)、出生届時(5万円相当)の経済的支援を行うとしているが、本町の対応は。また、10万円でございますので、さらに本町として上乗せの支援の考えはないかということをお尋ねいたします。  (2)といたしまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して2・3学期において学校給食費を無償化しておりますが、恒久的な制度としてこの無償化を続ける考えはないかを伺います。町長の所見をお伺いするものです。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。  それでは、東垣議員のご質問にお答えをしたいと思います。  まず、出産・子育て応援交付金についてでございますが、このたび、国が創設をいたしました出産・子育て応援交付金は、妊娠期から出産・子育てまで一貫して身近で相談に応じ、様々なニーズに即した必要な支援につなぐ伴走型の相談支援を充実させ、これに加えて経済的支援を一体的に実施するものであり、本町といたしましても事業を早期に実施するため、本議会において補正予算を追加議案として提出して審議いただくこととしております。  伴走型相談支援につきましては、妊娠届出時から全ての妊娠・子育て家庭に寄り添い、相談に応じ、関係機関とも情報共有しながら妊産婦や夫、同居家族などに対してアンケートを実施し、これを有効に活用しながら出産、育児等の見通しを立てるための面談や、その後の情報発信、相談の随時受付等を継続的に実施していくことで産前産後のサービスや子育てに必要な支援につなげていくものでございます。  経済的支援につきましては、伴走型相談支援の実効性と継続性を高めるために、妊娠届出時及び出生届出後にそれぞれのタイミングでアンケートなどを活用した面談を実施した上で出産支援と子育て支援として合計10万円を支給するものでございます。経済的支援の対象者は、令和4年4月以降に妊娠または出産された全ての人で、本町では、必要とする子育て用品の購入に活用しやすく、また、早期に確実に支給できる現金での支援により実施することとしております。  議員の質問にあります町独自の支援として10万円に上乗せする考え方についてでございますが、現金での上乗せ支援をするのではなく、これまでから取り組んできております子育て世代包括支援センターを拠点とした切れ目のない支援事業について今回の応援交付金事業を活用することで、さらなる子育て施策につながる伴走型相談支援の充実に向けた事業の展開に重点を置き、取り組んでまいりたいと考えております。  次に、給食費の無償化についてでございます。このたびの給食費の無償化はコロナ禍による物価高騰等に対する子育て世帯への支援として実施しているもので、その財源には新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てることができましたが、恒久的な制度とするためには、これまでの一般質問でもお答えしてきましたが、将来にわたって安定的に確保できる見通しのある財源がおよそ5,500万円必要でございます。そのためにはそれ相当の他の行政サービスを削減しなければならないことも考えられますので、町単費では難しいと考えております。また、給食費につきましては、これまでから町内産但馬牛肉消費事業、魚食普及事業などで550万円分の賄い材料費を町が上乗せをすることによる支援策を行ってきておりますし、一昨日には香美町のおいしいお米コンテストで優勝したお米を町で負担して給食に提供するなど質の向上にも取り組んでまいっております。したがいまして、国が子育て支援の一環として負担軽減のための財源を措置するような動きがあれば必要な対応は行ってまいりますし、町としても恒久的に活用できる財源の確保について検討を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 出産・子育ての一貫した一体的実施として10万円の支払い、本当に今議会に早々と追加議案で出していただいて、早くそういうふうな対応をしていただいておるということは評価をさせていただきたいというふうに思います。  これまでの町長の出産祝い金とかそういうふうな考え方が、直接現金を町民の皆さんに支給することは、必要な施策を重点的にほかの施策をすることで直接現金を支給するようなことは考えておりませんというふうなのが常日頃の答弁でございましたので、今回、まさにこの祝い金ではないんですけどもそういうふうな形になりますので、方向転換をしていただいたというふうなことは大変評価をしたいと思います。  今現在の香美町の出生率、それから人口減少の危機的な状況からして何とか町としてもこういうふうな祝い金的な、個人に渡るんですけれども、上乗せの金額が考えられないかなということでこの質問をさせていただきました。そういうふうな考えがないか。(1)の答えはそういう考えはないということですけれども、それに代わるものとして、今まで伴走型というふうなことで、面談をして妊娠から出産までいろいろ施策をされておるんですけども、今まで以外にさらに香美町として独自というのは今現在は考えておられませんか。そういうふうな支援ということは。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほど現金給付の話がございますが、これは町の単費の話ではございませんから、国の方針にのっとって現金を給付するという仕組みでございます。おおむね国と県と町等で負担するわけでございますから、町独自の出産祝い金だとか、そういう対応したものではありませんので、そのことはご理解を頂きたいと思います。  国の方向に沿って何らかの町が伴走型の相談も含めてですけども、何らかの支援策があるとするなら、例えば来年度予算の今後の検討に向けてどういうことができるかについては、また今後、検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 今回、国と県からですし、6分の1の負担が町からはありますので、言い換えれば町からも現金給付をするということで、考えを変えていただいたかなというふうに思ったんですけれども。  それでは、(2)の関係ですけれども学校給食費の関係です。学校給食費の関係で、今、2学期と3学期、学校給食費を無償化していただいております。その中で、評価とすれば子どもさんはお持ちの方は本当に助かっておるというふうな評価があると思いますし、学校給食費の関係も、後から地方創生臨時交付金での対応をされとったんですけれども、これが令和4年度の当初予算からこの施策を発表しとったら大変僕はインパクトがあったというふうに思うわけです。2学期、3学期、無償化していただいたんですけれども、それはありがたいんですけども、令和4年度の当初予算からそういうふうな発表があれば、町長は子育てに本当に力を入れていただいとるんだなというふうなことが感じ取れたというふうに思います。そういうふうなことから、町長は、今も答弁でありましたように、国が子育て支援の一環として負担の軽減のための財源を措置するような動きがあれば必要な対応を行ってまいりますというふうな答弁をされております。  今、ずっと新聞なりの報道を見ておりますと、子ども、それから人口減少の対策として子育て支援を倍増するというふうな記事がこの頃出ております。ですから、給食費の無償化、今現在5,500万円要るんですけれども、一時的には町のほうで負担を考えて、国にこういう施策も必要だというふうな働きをするようなことを考えていくのはどうかなということを申し上げたいというふうに思います。来年の春からまた給食費が要りますよといったらがっかりします。それがないように国にも働きかける、来年の春からも給食費は無償化するというふうなインパクトのある子育ての施策を考えることはどうでしょうか。町長、再度。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 2学期、3学期の給食費の無償化に踏み込んだことを継続する話でございますが、これが令和4年度当初からの予算が計上されておればということでございますが、そのたびにご審議を頂いておりますが、国の地方創生臨時交付金が第何弾かで出た中で、給食費の無償化に踏み切った2学期、3学期の給食費の無償化は、第何弾かで出た交付金が国から使途が示されたから、年度途中に2学期、3学期という話をしたわけでございますので、これは議員の皆さんも十分ご承知だと思います。今後の給食費の無償化につきましても、国が何らかの、同じような対応を示して何らかの財政支援を頂けるとするのであれば、当然、そのことにもまた検討はさせていただきます。ただ、国への働きかけ、そういうことにつきましては、国も大分そういう流れになっておって、そのような交付金の使途も示されたというふうに思いますから、国のほうで給食費の無償化についての財政支援や財政措置が今後出るとするなら、それには即応して香美町としても対応はさせていただきたいというふうに思いますし、また、国への要望についても町村会だとか、あるいは県を通じていろいろとそれぞれの市町村が要望活動は行ってくると思いますので、私もそういう場面があれば一生懸命要望には努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 令和4年度の当初から予算のときにこういうふうなインパクトがあったかなというふうなことを思いますので、さらに、今回、2学期、3学期、給食費の無償化、これを令和5年の1学期からまた給食費が要りますよ、それはがっかりしますよ、町長。やっぱりここは何とか踏張ってもらってといいますか、そういうふうな町長の決断を頂いてそういう無償化の方向を探ることを求めましてこの質問は終わります。  次に、水田農業をどう守るかを問うものです。令和4年の水稲作付面積は451ヘクタール、5年前の作付面積は524ヘクタール、実に13.9%の減少となっている。水田農業をどう守っていくかを伺うものです。  (1)農地の集約と継続した耕作を目指して集落営農組織等農業法人化への組織化を進めているが、令和4年10月1日施行された「労働者協同組合法」による法人化、「自分で出資し、経営に参加し、働くことで地域に貢献する」、このような団体が法人格を取得できる「労働者協同組合」を設立し農業の後継組織づくりをする。この「労働者協同組合」を推進し、法人化を進める考えはないかを問うものです。町長の所見を伺います。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 次のご質問でございます。  本町の水田農業の実態は、若者の流出や所得が不安定なことから担い手の高齢化、後継者不足が進んでおり、認定農業者や大規模農家が担う経営面積には限界が来ており、議員ご指摘のとおり、水稲作付面積は減少しております。そのような実態にある中で、本町の基幹産業であります農業を守るため、昨年度から農業法人等組織化支援事業補助金を創設し、継続的な農地保全を図るための法人化を進めております。また、併せて作業の効率化、労力の軽減を図るため、農業近代化施設整備事業補助金を拡充し、機械導入の支援を進めておりますし、このたびの肥料高騰を受け、農業者、肥料価格高騰対策補助金を措置するなどあらゆる施策を講じてまいりました。  議員からご質問の労働者協同組合法は、持続可能で活力ある地域社会を実現するため、今年10月1日に施行されており、出資、意見反映、労働が一体となった新たな法人形態が創生化されたものと認識をしております。この労働者協同組合は、農業も事業対象となることから集落営農組織に代わる新たな担い手の一つとして期待をするところでございます。  本町では、農業法人等組織化支援事業補助金の活用を図り法人化を進めるため、令和3年7月に県立農林水産技術総合センター木村専門技術員を講師に迎え、法人化セミナーを開催し、25名の方に受講を頂きましたが、そのうちお1人の大規模農家だけが法人化を検討されているだけで、その他の受講者は法人化の検討がなされておらず、法人化推進の難しさを感じておりますが、設立に当たっては定款の作成や登記が必要なようですので、農業法人等組織化支援事業補助金により支援を考えてまいりたいと思います。  一方で、設立後は余剰金を準備金、就労創出等積立金、教育繰越金に充てることとなっていること、また、社会保険や労働保険への加入対象となることから、収支のバランスを考えると相当な面積を経営しなくてはならないこと、また、積雪により冬季間の農業収入が得られないなど、設立に当たっては多くの課題があると捉えております。  いずれにいたしましてもまだ始まったばかりの制度でございます。今後、調査研究を重ねる必要があると思っております。今後の水田農業を守っていくためには、認定農業者や大規模農家にとどまらず、集落営農組織労働者協同組合、兼業農家など多種多様な担い手によりいかに耕作を継続させることができるかが課題と捉えておりますので、社会情勢を注視しながら今後も農政施策を展開してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 実は令和3年産の価格下落で令和4年に補助金を出しとるわけです。それが、香住区は34人、それから村岡区は33人、小代区は8人。小代区は、8人のうち3ヘクタール未満が8人なんです。ですから、それ以上の大型化というのはなかなか難しいというふうなところがあって、労働者協同組合を利用者法人化し、それで機械の購入の関係を補助ができるように考えていったらというふうなところです。といいますのが、町政懇談会でも個人の方から認定農業者には機械購入の補助もありますし、そういうふうなところがありますが、個人の農業者にはありません。ですから、法人化を必要としますというふうなところがあるわけです。法人化をしようと思いましたらどうしても大規模な面積が必要です。しかし、この労働者協同組合は非営利の組合の基本的に考えですから、もうちょっと農業法人とは違う形ができるのではないかというふうなことを感じるわけです。そういうふうなことで、農地を守っていかなければ、どうしても大型化、香住区のほうでは大型化ができますけれども、なかなか村岡区、小代区ではそういうふうな農業法人という大型化が難しいと。例えば小代区では、認定農業者、畜産と水稲を加えた認定農業者はありますけれども、耕種農家の水稲だけの認定農業者というのはありませんから、どうしても機械の更新というのがネックになってくるかなというふうなことを思うわけです。そういうふうなことで、機械購入の補助の対象というふうなことを考えるについても、労働者協同組合の法人化も機械補助の要件の中に入れていただくということはできませんでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 大型農家に対する機械補助、担当課でも年度内に補正を組んだりして大変人気を頂いておりますし、できるだけ町としても要望にお応えをしたいというふうな思いがございますが、ただ、持続的な農業経営を今後進める中で、今の議員からのご指摘のように、機械を購入するための補助を頂くための組織改編ですとか法人化というのは逆の話だと思います。機械を購入しやすくなるような法人形態への移行ということではなしに、今後、永続して農業を続けていくための組織化という思いの中で、機械の購入補助は後からついてくるという考えを持っていただきませんと、機械を買うために組織化をするというのは僕は逆の話だと思いますので、その辺も勘案しながら、できるだけ農家の皆さんに機械購入補助もできるだけ対象者を増やすような取組は、今後、内部で検討させていただいて、こういう大型農家とか法人化に向けた動きを加速していただけるような体制づくりには担当課を含めて、今後いろいろと検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 機械補助を念頭にというふうなことでなしに継続的に水田を守っていくということを考える。そこからの発想ですけれど、どうしても営農組合というのが高齢化していますから、やっぱり若い方でそういうふうな労働者の協同組合をつくって、それで、兼業を主にしたそういうふうな継続的に水田を守っていくことを考えるということを求めてこの質問は終わります。  次に、デマンド交通について問うものです。ドアーツードアー型のデマンド交通に取り組んでいるが様々な課題があると思われる。今後の在り方について伺うものです。  (1)利用者の意見を集約され、どのような課題があり、この課題をどう改善するか伺うものです。  (2)AIを活用した予約・配車システムを導入、決まった運行路線、定時の運行時間からの脱皮、運行時間内であればいつでも利用が可能、町内どこでも乗降可能、乗車直前まで予約可能、予約は電話とスマートフォンwebアプリの方式を取り入れる考えはないかを伺うものです。町長の所見を伺います。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、次のご質問でございます。運行経路や乗降地点、運行時刻が定められている一般的な路線バスとは異なり、運行経路、乗降地点、運行時刻のいずれかに柔軟性を持たせることで利用者の要求に応えて運行いたします乗り合い型の公共交通サービスデマンド交通と言われており、現在、町民バス奥佐津線及び余部線において導入をしております。奥佐津線及び余部線においては、運行する時刻を定めて時間的な需要を集約しやすくすること、運行する方向を香住市街地に限定することで需要を集約しやすくすることを組み合わせた経路と時刻を設定する予約がなければ運行しない形態を導入し、効率的な運行を行っております。  この経路と時刻を設定するが、予約がなければ運行しない形態は、経費の削減と効率的な運行の確保が可能となりますが、利用者の利便性を多少犠牲とすることから、利用者からは予約に負担を感じる、運行便数が少ないなどといったご意見を頂戴しております。需要が少ない地域でのデマンド型運行には何らかの方法で需要を集約する仕組みがなければ運行が非効率になることから、小代区内で実施した実証運行の結果などを参考に、奥佐津線及び余部線での実証運行の実施を含め、効率的な運行を前提とした運行方法の検討を行い、課題の解決に取り組むこととしております。小代区内で実施したデマンド型の実証運行では、利用者がスマートフォンやタブレットから直接予約をすることができ、乗り合いが生じた際に運行経路を自動で生成するAIを活用した予約配車システムを試験的に導入をいたしましたが、小代線の利用者はそのほとんどが高齢者であるため、スマートフォンやタブレットによる予約は利用されておらず、電話予約による利用が中心となっており、また、利用の多くが1人での利用であり、AIによる運行経路の自動生成に至るケースが少なく、予約システムの持つメリットを生かすことができませんでした。多くの方に利用いただくことで予約システムの持つメリットを生かすことができるため、本格的な導入には利用者の増加が必要であると考えております。  町内全域での予約システムとデマンド交通の導入についてのご提案ですが、全但バスが路線バスを運行する村岡区及び小代区では、町民バスが路線バスの競合路線とみなされることから、運行することができる地域が現在の町民バス路線と同じ区域のみとなります。また、射添線においては小学生と中学生の通学利用があることから、デマンド交通を導入すると通学で利用するために毎日予約をしなければならないこととなります。さらに、香住区の市街地でデマンド交通を導入するとなると、日本交通の運行するタクシーと競合することとなり、運賃の安い町民バスの利用が増え、タクシーの利用が減りタクシーの撤退につながる可能性もございます。また、デマンド交通の導入メリットは複数の利用者が乗り合うことで効率的な運行が可能となることでございますが、香住区内の町民バス利用者も決して多いと言える状況ではなく、実際にデマンド交通を導入しても1便当たりの利用者が1人程度にとどまってしまうと、多額の公費を投入してデマンド交通を導入することへの理解が得られるか、今後も不足するバス運転士の確保等解決しなければならない課題が多いことから簡単に町内全域での導入は難しいと考えますが、引き続き今後も慎重に検討を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 実は会派で視察に行きました。以前に総務民生常任委員会でも視察に行ったんですけれども、そこもデマンド交通をしておりました。乗り合いですので、今申し上げましたように大体路線を決めて時間も決めてというのをされとったんです。しかし、やっぱり、いろいろな課題を解決されて、路線も自由にAIを活用して予約に対して何時頃には行きますとか、どこまでですかというふうなことを車が走りながらでも受付ができるというシステムを導入されていました。香美町の場合、今、町長が話されたように路線バスもありますので、一概にはそのとおりにはいかないとは思いますけれども、まず、今のAIなりを活用して新しい公共交通の体系を考えていくべきということでこういうふうな質問をさせていただいております。  そこの町は一般住民も利用できるんですけども、観光にも利用できるようにしておられました。今、香美町でも山陰線、駅の活用、山陰線に乗る人を増やさなければいけないというふうな課題もありますので、その辺も加え、それから、今、タクシーの会社にも助成を出しております。その辺の整理もしなければいけないとは思います。いろいろな課題はあると思うんですけれども、まず、そういうふうな今のAIを活用できる運行状態が可能かどうかということも研究していただいたり、それから、観光客が利用できるかどうかということ、それから、今のデマンドバスの課題解決とともに将来的に観光客も含めた利用客の増加が見込めるかどうかというふうなことも頭に入れたデマンド交通を考えるべきではないかというふうなことを思います。そういうことで、やっぱり今現在の住民の方の利用、それではどうしても利用率があれですから観光客も含めたというふうなところのデマンド交通を考えることはどうでしょうか。町長のお考えを再度。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) まさに今議員からご提案がありましたように、少しでも利便性が上がって多くの町民の皆さん、あるいは観光客の皆さんも利用できる仕組みがつくれないかどうかにつきましては随時担当者が研究をしております。ただ、確固たる利用者増に向けてのきちっとしたことがなかなか難しくてできないのが現状でございますが、引き続き担当者は一生懸命取り組んでまいります。できるだけ町民利用を増やすため、あるいは、今議員からご提案の観光客が利用できるような路線が組めるのかどうか、仕組みがつくれるのかどうか、これは今後も課題でございますので引き続き検討はさせます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) それでは、会派で視察をさせていただきましたし、そういうふうな提案なり、これからの取組を求めてこの質問は終わります。  それでは、最後にコミュニティスクールにつきましてお尋ねをいたします。令和4年12月1日の日本海新聞にコミュニティスクールの記事が掲載されていました。よく見ますと、香美町教育振興基本計画の中にコミュニティスクールの関係が掲載されておりました。そこでお尋ねをいたします。計画の詳細につきまして教えていただけましたらと思います。  それから、学校再編が進んでおりますが、再編検討委員会との関係はどうなるかということ。  それから、これまで行ってきております学校版教育環境会議の役割といいますか、これからどういうふうな学校版教育環境会議の立ち位置にするかということをお尋ねいたします。 ◎議長(西谷 尚) 質問を終わりました。教育長の答弁を求めます。  教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 前田です。どうぞよろしくお願いします。今ありました東垣議員の質問にお答えをします。  コミュニティスクールというのは、学校運営協議会を設置した学校のことであります。学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校」づくりへの転換を図るための有効な仕組みであります。学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくことができ、平成29年の地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正により、コミュニティスクールの導入が各教育委員会の努力義務となりました。香美町では、まず、3つの中学校と小代小学校の4校で令和5年度に先行導入し、その他の全ての学校は令和6年度での導入を目指しています。  教育委員会では、コミュニティスクールの意義や目的、仕組み等を理解していただくため、地域の皆様には広報等で周知するとともに、学校教職員や協議会候補者を対象とした説明会、研修会を実施し、コミュニティスクールの新規導入の推進や導入校での取組の一層の充実を図っていきたいと考えております。  2つ目の再編検討委員会との関係ということなんですが、直接に関係するものではありませんが、再編対象の学校では再編までの検討に関わり、その経過や課題点を把握していただいているということから考えていけば、再編検討委員会の委員がコミュニティスクールの委員になっていただくことが考えられるかなというふうにも思っています。  3つ目に、学校版教育環境会議の役割はということなんですが、校区の保護者や住民の方々に学校の教育ビジョンや経営方針、教育実践などを説明して、その後評価を受け、魅力ある学校づくりに生かす目的で開催をしています。コミュニティスクールが設置されれば学校運営や必要な支援などを地域住民と共有し、地域と一体となって子どもを育む地域とともにある学校づくりが推進できますので、学校版教育環境会議はその役割を終えることができるのかなというふうにも考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 教育長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 文科省の、ちょっとネットで調べたんですけれども、その中にコミュニティスクールの関係で、教職員の任用に関して教育委員会規則に定める事項について教育委員会に意見を述べることができるというふうな項目があるんですけれども、この辺は教職員の人事権までがあるというふうに解釈できるのでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 実は、今、平成29年度の国の動きのスタートの話をしましたが、令和3年度ぐらいからの動きが活発になったのは、実は、今ありました人事権という問題の解釈の仕方というのが非常に難しいところがあります。確かに学校の校長を中心とした組織の真横にコミュニティスクールというのは存在することにはなるんですが、人事に関して要望や意見は聞くことがあっても人事権に直接入ってくるという立場ではないというふうに整理をされたので、ここ令和3年ぐらいから一斉に各校が導入と、努力義務で令和6年ぐらいまでには入れてくださいということで進んでおります。難しい解釈、ただ、うちの地域は英語を頑張るよ、こういう先生がおられる、じゃ、増やしたらどうですかというような意見を聞いていくのであって、どこの、どこから何々先生を取ってこいとかそういうレベルではないというふうに捉えてもらったらというふうに思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 質問はありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) こういうふうなコミュニティスクールを導入されるというふうなことですので、また、いろいろと課題なりがあると思いますので、その取組につきまして課題解決のために取組を頂きますように求めて質問を終わります。  以上で私の質問は終わります。 ◎議長(西谷 尚) 以上で東垣典雄君の一般質問を終わります。  次に、見塚修君の一般質問を行います。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) おはようございます。見塚修です。第136回12月定例会一般質問を行います。毎年ですが、ちょうどこの12月の議会の一般質問になると何かしら雪が降るということで、そろそろ冬も本番かなというふうに思うわけですが、大雪にならないことを願っております。それでは始めます。  コロナ禍を克服し、活力あるまちづくりを求めて行うものです。今回でパート7回目であります。まず総集編であります。
     1、令和5年度予算編成に臨む各施策について具体的に伺うものであります。令和2年年頭から続くコロナ禍はいつまでも収束する気配が見えてきません。そして、ロシアによるウクライナ侵攻は世の中を一変させる事態を招き、先行き不透明、住民生活にも大変大きな影響を与えています。そうした中にあって、令和5年度の予算編成の時期になりました。したがいまして、次の事項についてどう取り組み、施策を展開されようとしているのか伺います。  (1)基本方針について。  (2)活力対策について(産業振興、人口対策、少子化対策等)であります。  (3)安心・安全対策。コロナ対策、防災対策、インフラ対策(道路整備)などでございます。それから医療対策。  (4)教育対策。学校再編課題対策(廃校活用対策も)含めて伺うものです。  以上、伺います。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長、教育長の答弁を求めます。  初めに、町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、見塚議員のご質問にお答えをいたします。  令和5年度の予算編成に当たりましては、町の主要施策であります第2次香美町総合計画後期基本計画及び重点施策であります第2期総合戦略の着実な実践を図るとともに、喫緊の課題であります新型コロナウイルス対策及び原油価格、物価高騰対策に向き合いながら町の将来像であります「こどもたちに夢と未来をつなぐまち」の実現に向けた施策展開を図ることを基本方針としております。  活力対策でございます。産業振興では、これまで行ってまいりました各種施策を基に、事業者の皆様が必要とされる施策についてより効果的な展開が可能となりますように進めてまいりたいと考えております。人口対策では、これまでより取り組んでまいりました移住定住対策等についてより一層の取組を展開していきたいと考えております。少子化対策では、妊娠、出産の不安解消のための取組、母子保健サービスの充実と食育の推進の取組等を中心に施策の展開を図ってまいります。  次に、安心・安全対策でございます。コロナ対策では、引き続きワクチン接種の早期実施、接種率の向上等の積極的な取組、行政放送及びホームページ等によります消毒の徹底、マスクの着用、換気のお願いなどの呼びかけを継続してまいります。防災対策では、住民の生命、身体及び財産を災害から守ることが最大の目的であることを念頭に、災害発生時に自分の命を守るために最も重要である日頃の備え、早めの避難等の考え方が広く住民の皆様に浸透するような取組、総合防災訓練等を展開してまいりたいと考えております。インフラ対策では、生活に密着した道路を優先し、安全性等に配慮した上で緊急性等も勘案しながら整備改修を進めてまいります。医療対策では、公立香住病院のさらなる体制強化と町内診療所の維持運営に努めることで、住み慣れた場所で安心して医療が受けられる町を目指し、安定した医療体制の構築に努めてまいりたいと考えております。  ご質問いただきました活力対策、安心・安全対策等につきまして、現段階では具体的な内容について申し上げられませんが、限られた財源を活用して最大限の効果が発揮できますように、これまで議員各位から頂いておりますご意見等に係る検討も加えながら令和5年度予算編成に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 次に、教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 見塚議員の質問にお答えします。  教育対策ということで、学校再編課題対策ということで質問がありました。令和5年度予算に係る学校再編課題対策についてですが、香住区の小学校及び幼稚園の再編に向けて、去る10月17日に第1回の再編検討委員会を開催し、基本事項である小学校の統合方式、統合の位置、学校名などについて教育委員会の事務局案を示し、現在、各PTAや区長会で事務局案に対する意見集約をしていただいている状況であります。本格的な検討に関しましては、12月22日に予定しております第2回検討委員会を先ほど言いました意見集約をまとめていきたいという動きになると思います。また、関係する学校の教職員で組織します課題検討委員会も、現在、組織体制を整え、課題の洗い出しを行っている状況ですので、現段階で令和5年度当初予算に計上する費用は未定ですので、再編検討委員会の委員報酬費と費用弁償のみを計上し、課題に対する予算に関しましては随時補正予算で対応していく予定にしております。  なお、廃校活用対策につきましては、まずは再編検討委員会で各校区の要望や意見を伺うこととしており、その後、地域の意向を反映しながら町で活用方法を検討していきますので、方向が定まった段階で必要な予算措置をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 町長、教育長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 町長の答弁の中で、最後のほうで現在では具体的な施策については言えないというようなこともありますと。しかし、最近の予算編成のやり方を聞いていますと、既に来年度予算に向けて5月頃から向かっているんだというような話を聞いていますので、今の段階で具体的なことがまだ決まってないということはちょっとどうかなという気もします。そうした中で、私は、今まで約1年間の間の一般質問の中でいろいろなことを提案させていただきました。その中で、1つずつお尋ねもしてみたいなというような気がしております。  基本指針については、今、町長、言われたとおりに総合計画がありますので、それを無視するわけにはいきません。そうした中で、やはり新しいことに挑戦するんだという意気込みも必要かなというふうに私は感じました。  次に、活力対策から入っていきたいと思いますが、私たちは、11月下旬に徳島県の神山町に視察研修に行きました。何を視察研修したかといったら菌床シイタケを見てまいりました。栽培、起業僅か20年そこそこであります。それで、年商が20億円、従業員190名、ほとんど正規職員です。人口四千数百人の町の中で190人も雇用できるような大きな産業をされている。すごいというふうに思いました。町長はどう考えるのか分かりませんが、大変すばらしいことだなというふうに思います。  本町も海や山を生かした産業で活力を取り戻す。人口対策、少子化対策にはやはり若者の定着が必要だろう。これが先ほど言いましたそういう人口対策、少子化対策につながっていく。ということは産業対策が一番もとにあるんだろうというふうに思いますので、そのような新しいものに挑戦するということを町が指導なり助言をして、そういうことが必要かなと思います。そうした中で、本年9月に柴山湾での養殖、蓄養のことをお尋ねしました。町長も地元の委員会ですか、そういうところと相談しながら進めていきたいというようなこともおっしゃっていましたが、何かそういう中で前進があったのか。そのことも含めてまず伺ってみたいというふうに思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほども申しましたけども、今、予算編成にこれからしっかりと取り組んでまいります。5月頃から来年度の予算編成にという話でございますが、それは、それぞれの課の担当者との内部協議を5月頃から来年度に向けての新しい施策の展開とか、いろいろなことは随時、年度の始まった頃からもしております。1年間を通じていろいろと内部協議を進める中で来年度予算編成のヒントになることやら、来年度こういうことに取り組んでみたいという課内の意見の取りまとめは随時行っておりますが、実際に次年度の予算編成を5月からしとるということではございませんので、ご理解は頂きたいと思います。  ただ、今、先ほど例でおっしゃいました菌床シイタケ、小さな町で190人もの社員を抱えて事業者が行っておられること、そういう情報をこうしてお伝えを頂きますけれども、我々としてもこの地域の利点を生かしたような産業の育成については何らかの形で事業者なり業界団体にお伝えをするということは可能であろうと思いますが、まず、事業活動というのは、民間の皆さんが行っていただくことを町が側面から支援するということが原則でございますので、そういう全国の先進事例、そういうこともこうして教えていただきながら町としても可能性を探っていきたいというふうに思っております。  また、来年度の予算の中で、例えば年に4回あります定例会の中で議員の皆さんからご提案を頂いたこと、あるいは、今町が行っていないことでもできるような可能性があることについては来年度予算に向けての予算づけにも反映させることは今も考えております。例えば、見塚議員から以前に帯状疱疹の関係についての支援がございました。今、健康課長と相談しておりますのは、帯状疱疹のワクチンに補助金を何らかの形で町民の皆さんのためにしたいなというふうに思っております。これは肉体的な苦痛を伴うことでございますから、帯状疱疹ワクチンへの補助金というのは今、兵庫県下でもしている自治体はございませんので、県下第1号になるんじゃないかというようなことで、そういうことにも来年度、まだ確定はしておりませんが内部協議は進めておるところでございます。今の時点で県下41市町、帯状疱疹のワクチンの補助というものを行っている自治体はございませんので、できれば県下第1号として議員のご提言も踏まえて実現をしたいなというような思いで、それぞれ産業の活性化あるいは福祉の増進、今の物価高、原油高、いろいろなことに対応できる仕組みがどれだけ予算として表されるか、また、逆にございますのは、将来的な持続安定するための財政の在り方についても一方ではあるわけでございますから、両方を見据えてしっかりとした予算編成をこれから本格的に取り組んでまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 産業振興のところまで入っていきたいと思うんですが、今朝も同僚議員と少し話していたんですが、香住といえば昔は海、魚だったんです。今何かといったらカニとホタルイカ。水産物のほとんどがカニとホタルイカであります。魚と言われるものがないんです。非常に寂しい限りですけども、そうした中で魚も捕ってきていただくことも必要かと思うんですが、何か養殖、あるいは蓄養等々で新しい水産関係の魚種と言ったらいいのか、貝類だとかイカが捕れなくなったのでちょっとあれですが、含めて水産物の多様化も必要じゃないかというような気がするものですから、昔の香住に戻ってほしいなという気がしておりまして、ぜひとも漁協等々と話をしていただいて一次産業振興、特に海関係については頑張っていただきたい。そういう検討といいますか、研究する予算もぜひともつけていただきたいということを申し上げまして、次の安心・安全対策に入りたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) ここで暫時休憩を取りたいと思います。再開は10時50分といたします。                              午前10時35分 休憩                              午前10時50分 再開 ◎議長(西谷 尚) 休憩を閉じ、会議を再開します。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 次に、安心・安全対策について伺いたいと思います。  まず、防災の関係ですが、私たち総務民生常任委員会は、防災センター2か所に視察に行ってきました。その中で一番感じたことは、そういうものをつくるときにはキーワードを設定して取り組んでいくことが必要だというようなことも言われましたし、ぜひともそのようなことを踏まえて防災センターと言われるものを早期に着手していただきたいと思いますが、その辺の方向性がどうなっているのか伺います。  また、本年の9月にも地域特性に応じた避難路の設定等については、町長は、区長等と相談して進めるということがありましたが、何か進んだものがあったのかお尋ねしてみたいと思います。  次に、インフラですが道路整備、大乗寺バイパスあるいは町道改良で小原や和佐父のいろいろな課題、安全対策等も伺いました。その辺の進み具合がもしあればお答えいただきたいと思います。  次に、医療関係ですが、帯状疱疹、本年3月にしましたが、先ほど町長から、今来年度予算に向けて協議中だということなので、ぜひともいい方向で進めていっていただきたいと思います。また、本年、来年度ですか、香住病院の東館の建設も終わりに入っていこうかというふうに思っているんですが、町道改良との関係で、町道関係も来年度かそこらぐらいに完了するのかなというふうに思うんですが、そうした中で、病院の駐車場との取付け関係、一旦歩道をつくってしまいますと、切下げの関係、車道の入り口、その辺との整合がうまくできない、つくってすぐにやり直さなければならないということが起こってきますので、その辺との整合がどの程度進んでいるのかお尋ねしたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 議員から、今、安心・安全の方向での来年度の関係でございます。避難路の関係については防災安全課長に説明させますし、今の病院の取付けの関係については、建設課長や病院事務局長で分かればさせていただきます。ただ、この安心・安全の関係についても、これから予算の編成、本格化するわけでございますが、まず、防災センターの関係でございます。今年、計2回、私も防災安全課の課長、副課長と3人でせんだっても高知県の香美市と徳島県と、最後には南あわじ市が持っております災害時のためのトイレ車両を見学させていただきました。今年の春には三重県にも行かせていただきまして、それぞれ目的の違う防災センターといいますか防災倉庫、そういうものを見学をさせていただきました。今、防災安全課のほうで香美町に即した規模と立地、それから、目的とする防災関連の施設づくりのために最終的な詰めを行っております。ただ、令和5年度に当初予算からきちっとしたことが提案できるかについてはちょっと厳しいかなというふうに思っております。1年遅れて令和6年度の当初にあげさせていただくのか、あるいは、それまでにきちっと方向づけをして、令和5年度のある時期に補正予算でお願いをするのかという段階にまでは来ておりますが、まだ詳細が詰め切れておりませんので、令和5年度当初ではちょっと難しいかなというような思いがございます。また、先ほども議員からのご指摘の中で、いろいろと来年度の予算に町民の皆さんに少しでも負担が軽減できるようなことはないかということで建設課長とも話を詰めておりました。今、ちょうど積雪の時期になってまいりましたけども、消雪工をしていくときに、それぞれ頂いておりました電気代負担、地元にお願いをしておりました。このことについては、今の段階で、来年度からご負担を頂かないようにしようということは決定をさせていただきました。これは、ただ、先ほどの帯状疱疹のこととは逆に、ほかの自治体で地元に電気代を負担させているような町はないようなことも建設課長からも聞いておりましたので、これはほかの町並みに自治会にお願いをしておりました地元負担をなしにしようということは、今年、既に今の段階で決定をさせていただいております。そういうことで、少しでも住民負担あるいは住民の皆さんの思いがかなうような予算編成にという前提で持っておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  先ほどの避難路だとか病院の取付けのことについてはそれぞれ担当課長に説明をさせますので、よろしくお願いします。 ◎議長(西谷 尚) 防災関係に関しまして防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) 避難路の関係につきましては、9月の定例会で見塚議員よりご質問いただいた件です。そのときの答弁、見塚議員からはそういう避難路については地元任せにするのではなくて行政も一緒になってというようなやり取りだったと思っております。今現在、その進捗につきましては、特に何ら進展はしておりませんが、今後につきましては行政主体ということではなく、地元ともしっかり協議しながら進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 香住病院駐車場取付け関係につきまして建設課長、瀬戸浦充君。 ◎建設課長(瀬戸浦充) それでは、病院のところ、山手若松線という町道になりますが、その件についてお答えをいたします。病院の工事との兼ね合いもございまして常に工程調整等行っておりますが、入り口につきましては、今考えておりますのはちょうど病院の入り口、右回りで玄関のところ、入っていくようになっておると思いますが、その正面あたり、ちょうど薬局の東側、方角で言うと東側になると思いますけども、そちらのほうを入り口にするようなことで考えておりますけども、最終的な位置につきましてはまた病院のほうと現場のほう、立会いしながら調整をしていきたいと思っております。今の駐車場の区画線につきましても、その入り口の関係で引き直しがあると思いますけども、これも詳細につきましてはまた現場のほうを調整しながら進めたいというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 質問はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 道路整備の中で消雪工のことをおっしゃっていただきましたが、私が具体的に挙げた例えば大乗寺パイパスだとか町道の拡幅の中で小原の関係、和佐父の関係、その辺の検討の進み具合がもしあれば教えていただきたいと思いますのと、令和5年度の予算的にどのようなお考えがあるのかお尋ねしてみたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほどご質問にありました大乗寺バイパスの関係につきましても、せんだっても建設課と協議をして、今後の、昨年か一昨年か、させていただいた総決起大会以来のことについて継続して取り組むような話もほんのせんだってしたところでございます。道路の改良についてもできるだけ可能な部分について、今後どうあるべきかも協議をしながら進めてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) ぜひともいろいろな意味で地元要望にも応えていただきたいというふうに思います。  病院と町道山手若松線との関係については、できるだけ多くの駐車スペースが取れるような考え方を持ってでの出入口のつくり方をぜひとも検討していただきたいなというふうに思っておりますので、その辺を求めておきたいというふうに思います。  次に、最後に教育対策ですが、先ほど教育長は課題検討委員会、教職員等で行うことで今進めようとしていると言われました。そうした中で、私が1つ、これからどうするのかなと思うことが、これは産業対策との関係も出てくるんですが、小学生のスキー教室です。現在、香住小学校では6年間に1回だけのスキー教室、他の香住区内の小学校は毎年1回スキー教室を行っています。全体の人口が減る中で、村岡、小代にあるスキー場の来場者も減ってくる。せめて町内で減らさない考えをするためには、やはりスキー人口を増やさなければならない。子どもだけがしとったのではなかなか増えませんけども、子どものときにスキーを学んでスキーを楽しむことを覚えれば、自分が親になったときに子どもたちにまたスキー教えることができるという好循環が生まれる。なおかつ小代、村岡でのスキーの産業の継続ができるんだということにつながってこようかと思っています。その辺の、これから検討課題に入っていかれると思いますが、今ここにおられる社会教育課長には、小代地域局長のときに一生懸命香住小学校に通っていただいて、香住小学校でぜひとも毎年スキー教室をしてくださいというお願いをしていただきましたけども実現しておりませんので、ぜひともその辺を、今後どうされるのかを含めて教育長のお考えを伺いたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 今、見塚議員の質問に関してなんですが、いっぱい学校が持っている特に行事に関する課題というのはたくさんあります。もちろんスキー教室も間違いなくその一つですし、ご存知のとおり、一中、二中の統合のときに二中の子どもたちは駅の掃除をしておって、一中の子は香住駅の掃除、そういうことも全て協議した中で継続をおっしゃり、それから、新しく一中は浜の清掃を増やしたりということで、地域に密着したことを念頭に置きながら進めてきております。ですので、統合後のことはこれから課題の中で検討していかなきゃいけないですが、しっかり中心に据えてこの地域の産業も含めた動きに関しては検討していきたいというふうに思っております。最低限今のことはキープしていかなきゃいけないかなというふうに思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) ぜひとも取り組んでいただきたいというふうに思っております。  次に、2問目に入ります。2問目、安心・安全編でございます。毎年12月にはこの質問を行いますけども、降雪時の交通確保について伺うものです。インフラ確保を含めて伺います。  毎年、降雪時には交通について不安がいっぱいであります。今冬季の交通確保は大丈夫でしょうか、伺うものであります。(1)道路交通、(2)JRの定期性の確保、その他インフレの安定確保対策についても伺います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、次のご質問でございます。  まず、1つ目の道路交通についてでございます。昨年度は、村岡区、小代区におきましては大雪に見舞われ、除雪費も3町合併後、最高の4億円を超える大変高額な委託料となりました。この冬も長期予報によりますと平年並み、それ以上の降雪が見込まれる予報となっております。生活の基盤となる道路の除雪につきましては、国、県との連絡調整により町の直営及び車道、歩道を含め33社への委託並びに消雪装置により冬季間の交通の安全確保を図るべく体制を整えております。さらに、本年度の除雪体制につきましては、昨年度の実績を基に各社の受持ち路線について部分的に入替えを行うなどしてより効率化を図り、事故やトラブルのないよう円滑な除雪に努めてまいりたいと思います。  また、除雪路線以外の区内道路の除雪を行うため、本年度も、香美町小型除雪機機械購入補助金を活用していただき、申請のあった区への小型除雪機導入を予定しており、地域住民の方々と協力し、道路交通の確保を行いたいと考えております。今後、本格的な降雪シーズンを迎えます。大雪が予想されるときは防災安全課から情報提供等注意喚起を行ってまいりたいと思います。また、先ほど申しましたが、消雪装置電気代に係る受益者負担金につきましては、地元の負担を軽減すべく3月定例会に提案することを検討しておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、JRの定時制の確保でございます。鉄道は通勤や通学、買物など住民の日常的な、また、県内外からのビジネス客や観光客などの移動手段として重要な役割を果たしております。特に、観光を目的に多くの方が来町する冬季間においては、大量輸送機関であるJRの定時性の確保は非常に重要であると認識しており、冬季間の定時運行による乗客の確保はJRにとっても利益の獲得につながることから、除雪体制や整備の充実など冬季対策の推進による定時性の確保を行っていただいているところでございます。しかしながら、無人駅や駅間で運行できなくなった場合などを想定し、相当程度の積雪が予想される場合は事前に運行停止をアナウンスするなど、利用者の安全確保を最優先する措置が取られる場合もございます。JR西日本近畿統括本部に確認をいたしましたところ、ウエザーニュースから提供される気象予測を基に、30センチ以上の積雪が見込まれる場合はラッセル車の稼働体制を整え、実際に積雪があれば稼働させることで定時性の確保に努めることとしているものの、ラッセル車を稼働させても除雪が追いつかない場合は運行を停止する場合もあり得るとのことでございました。また、余部橋梁における運行につきましては、風速計により秒速30メートルの風が計測された場合は、利用者の安全確保のために運行を停止する必要があり、また、秒速30メートル以上の強風が見込まれる場合はあらかじめ運行を停止することもあるため、但馬地域における冬季間の定時性の確約は困難であるとのことでございます。いずれにいたしましても、冬季間における積雪時などの定時制確保には取り組んでいただいているものの、利用者の安全確保も重要な視点であることから、運行を停止した際の代替輸送手段の確保など、定時性確保に対して柔軟な対応を行っていただけるよう継続した要望が必要であると考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) ありがとうございます。除雪関係については、担当の建設課のほうでも除雪業者の減少あるいは従業員の減少等々によって苦慮されているんだろうというふうに思っております。そうした中で、1問にもありました道路関係の工事、公共工事と言われる部分を確保してあげないとこの除雪にも影響してくるんだということは申し上げておきたいと思います。ぜひともその辺も含めて除雪体制に万全を期していただきたいというふうに思います。  それから、消雪工の電気代、これは、古く香住町時代から徴収しとったものを、今回、浜上町長、負担なしにするということで大変住民にとってはありがたいことだなというふうに思っております。そうした中で1点、私の地元でもあります奥佐津小学校登校路、去年の途中から水が出なくなりました。この水というのは県の消雪工から供給を受けて、その道路に消雪している部分でございますが、県の水が少なくなったということで、その道路の3分の1ぐらいですが水が出なくなっております。あの辺はどこを掘っても水が出ますので、ぜひとも水の確保、町単独でもやるようなお気持ちがあるのかどうかを含めてお尋ねしてみたいというふうに思います。答弁にはなかったんですが、その他インフラの件、水道だとか、そのほか通信のこともありますけども、その辺も含めてもしあれば答弁願いたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほどちょっと失礼をいたしました。上下水道の関係についてのご質問の答弁が抜けておりました。  インフラであります水道事業につきまして、令和2年12月の大雪による大規模停電に伴い一部地域において断水が発生したところでございます。従前から、非常時の対応策として通常使用時における1日配水量以上の容量を配水池で確保するか、もしくは非常用発電設備の設置を検討してきたところでございます。  配水池の容量確保の取組につきましては、最初に断水が発生した畑水系において配水池容量の増強更新工事が令和4年10月に完成し、通常使用時における1日配水量の確保が可能となりました。今後も施設の更新計画と併せて対策を進めたいと考えております。  非常用発電設備の整備には多額の費用が必要であり、全施設に整備することは困難であることから、停電時においても稼働が必要となる施設に対して非常用の発電設備を整備し、可搬型の発電機を配備することで効果的に発電機能を運用する方式での整備を来年度以降、順次着手できるように準備を進めたいと考えております。  先ほど個別でご質問を頂きました県の消雪工等の兼ね合いの件でございますが、今、議員からおっしゃいましたように、せっかくある消雪工に水がないということでございますので、調査を含めて水が豊富にあるようでしたら町単でもすべきことというふうに考えておりますので、建設課長とも相談をしながら進めてまいりたいと思います。今後もこの冬も大きな大雪も予想されることですから、全力で取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 大変私の意味するところを含んでいただいた答弁を頂きましてありがとうございました。そうした中で、この降雪期、豪雪期と言ってもいいのかなと思いますが、職員の協力体制というのが一番大事かなというふうに思っています。防災安全課だけで中のいろいろな情報等も含めてやるというのは非常に困難なこともありますし、現場対応になりますと、建設課と上下水道課だけでは非常に人的パワーが不足しますので、ぜひとも一般的な災害、洪水だとかそういうふうな災害と同じような協力体制を取っていただいて、ぜひとも人的パワーを確保するという計画を常々に、特にこの降雪期においても取っていただくことを求めておきたいというふうに思います。まず、そのことを答弁いただければと思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今、議員からご指摘がありますように、当然担当課だけでは手が回らない部分もあろうかと思いますし、これは、以前の村岡区の12月の積雪による停電のときもそれぞれ地域局も含めて全力で対応してまいりましたけれども、特に私が気になりますのは、昨年にも冬場、一部建設業者が除雪体制が取れないということで地元に大変ご迷惑をおかけした部分がございます。先ほど議員の質問の中からもありましたように、日常的な町の発注事業、あるいは県や国の事業を対応していただく業者が小規模業者を中心にこの頃廃業がまま見られます。このことは、取りも直さず町の除雪の体制にも大きく影響を及ぼすところでございますので、今後は、一部を行っております町の直営の除雪、あるいは事業者との協力体制を維持するためにできるだけ建設業者の皆さんが除雪に対応していただきやすいような、年間を通じての町の事業の発注やそういうことにも心がけていきませんと建設会社自体がもたないというようなことでしたら今後、除雪体制も非常に厳しいものになるという予想もされますので、今後もそういうことでしっかりと対応させていただきたいと思います。  積雪時、大雪のときなんかに様々対応できない部分については、特に地域局なんかの役割が重要になろうかと思いますので、それぞれ職員の充足にも努めてまいりたいとは思いますが、限られた人員で対応しなければならないということで、これは町全体の人件費にも関わることでございますので、すぐに職員を増強するというわけにもまいりませんが、様々な視点から違う部署の職員も協力できるような体制、あるいは停電時に日常の出勤以外に詰めたりもしなければならないことについては、できるだけほかの職員も対応できるような体制を取りたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) ありがとうございます。次に、3問目に移ります。教育編です。学校(園)登校(園)路の除雪体制とスクールバスの運行の安全性確保について伺うものであります。  学校(園)登校(園)路の除雪作業は教職員にとって余分な労働でもあります。その軽減策としての除雪体制と降雪時のスクールバスの安全性確保の取組について伺うものであります。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。教育長の答弁を求めます。
     教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 今の見塚議員の質問にお答えします。  学校園の除雪体制についてですが、職員駐車場までは道路除雪に合わせて業者が行っている学校、それから、町が直営で行っている学校、教育委員会が業者委託して行っている学校、消雪装置が整備されている学校のいずれかの体制で対応しております。校門から昇降口の間を学校に配置した除雪機や人力により教職員が除雪を行っているというのが現状であります。  除雪作業は教職員にとって余分な労働とのご指摘ですが、校門から昇降口までを教職員が除雪することは、子どもたちが安全に登校するために最低限の必要なことであり、余分な労働だと思っている教職員はいるはずがないと思っております。また、自らの職場を除雪することは公共施設も含め町内のどの事業所でも当たり前に行っていることで、学校園も同様であると考えております。  次に、降雪時のスクールバスの安全性確保の取組についてですが、運転員に対して雪道では急ブレーキ、急発進、急ハンドルを避け、安全運転に心がけるよう徹底するとともに、全てのスクールバスについてシーズン早期にタイヤ交換を行うことに加え、2年に1回、タイヤを更新するなどして安全性を確保するようにしています。また、香住区の中でも積雪の多い三川方面、土生方面に関しては、マイクロバスだけでなくワゴン車で送迎するスケジュール調整を行い、安全確保を図っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 教育長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 教育長は余分な労働ではないとおっしゃいますけども、雪のないところの教職員にしてみたら余分な労働だというふうに感じておられるんだろうというふうに思っているんですが、と言いながら、教職員も出勤しようと思えば、まず自分の家の除雪、車を出そうと思えばどうしても僅かでも除雪をしなければならない。そうして子どもたちより早く出勤をして除雪をしなければならないということを考えれば、非常に苛酷なものがあろうかというふうに思いましてこういうふうに書かせていただきました。  学校園は地元の人たちにとっては非常に大事な施設ですので、近隣の方に短時間雇用を依頼しても引き受けいただける人はたくさんいるんだろうというようなことも考えるわけで、ぜひとも教職員の労働の軽減と、あるいは見守り隊等々もボランティア的にやっていただいておりますけども、園内の除雪、校門から玄関口といいますか、あるいは給食車はどうしても行かなきゃなりませんので、給食車のプラットフォーム付近の除雪等々も含めてぜひとも近隣の方が協力いただけるならそういうことも考えてみたらどうかなということでご提案申し上げたいというふうに思います。  それから、このスクールバスの安全性で私が特に気になったのは、香住区の中にちょっと大型のマイクロバスがあります。非常に老朽化しておりまして、なおかつ4WDでもありませんし経過年数も相当、私の孫がこのスクールバスを利用させていただいてからずっとあのバスは動いておりますので、8年間以上は必ずたっていると思いますので、そのような車です。経過年数や走行距離も相当長いものがあるんだろうというふうに思っております。車体そのものも、運転席辺りを見ますとぼろぼろです。さびて底が見えています。そのようなスクールバスが走っておりますので、ぜひとも安全性の面からも含めてちょっと問題があるのかなというふうに考えておりまして、そろそろ買換えをしなければならないという時期は過ぎているんだろうというふうに思いますので、その辺の考え方があれば教えていただきたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 最初の学校園の除雪に関しては地域の方に協力してもらった過去も聞いておりますし、それを定期的にお願いしますということじゃなくて、あくまで学校のマンパワーでできるだけのことはしていって、ただ、手伝ってあげますよと、ありがとうございますといって気持ちよく手伝っていただいているという現状が正直言ってありますので、その辺りは大事にしていきたいなと思っていますし、予想をはるかに超えた例えば積雪があった場合に関しては、教育委員会にも電話があったり、特に幼稚園あたりは女性の先生が多いので、やはりマンパワーといってもなかなか難しいところがあって、教育委員会のほうから職員が何人か除雪に走ったということも過去にはありましたので、それも含めて共有してみんなで安全に子どもたちが登校できるようにしていくことは考えていきたいというふうに思っております。  それから、先ほどバスの件に関しましては実は聞いております。かなり古くなっているということは聞いております。そこの細かい部分に関しては教育総務課の清水のほうが答えさせていただこうと思います。よろしくお願いします。 ◎議長(西谷 尚) 教育総務課長、清水幸信君。 ◎教育総務課長(清水幸信) 香住区のマイクロバスの関係ですけれども、運転員のほうから近年故障も増えてきたということで聞いておりまして、来年度に更新するように予算要望は一応教育委員会からはあげさせていただいております。また、令和6年に1次再編ということで予定しておりますので、また安全に登校できるようにということで買換えを要望はさせていただいております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 質問はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) この12月の追加議案の補正の中にもマイクロバスの安全性の確保等も出ております。最近の、問題の解決のためにだというふうに思っているんですが、常日頃から車両の点検等々も含めて安全性の確保、確認に努めていっていただきたいというふうなことを求めて私の質問は終わります。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 以上で見塚修君の一般質問を終わります。  次に、南垣誠君の一般質問を行います。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 議席番号9番、南垣誠です。よく近くの商店の前にある自動販売機に立ち寄ります。皆さん、自動販売機の飲料が高くなったと感じていませんか。100円で買えていたのは随分前の話で、今では180円なんていう商品もあります。私が子どもの頃、50円のお小遣いで何を買うか悩んでいた頃が懐かしく思い出されます。50円があればチロルチョコとマーブルガム、粉のジュースといったところでしょうか。ビックリマンチョコかプロ野球チップス、ホームランバーあたりも射程圏内でした。今では50円でのおやつ選びは1つ買えるか買えないかとなってしまいます。いろいろな商品から50円で買える組合せを考えることができない今の子どもたちは、日常の中で選択や組合せを考える機会が少なく、ある意味不幸なのではないでしょうか。その商店の近くにはそろばん教室もあったためかよく集まっていました。この商店の前にはガチャガチャもありました。こちらも50円で遊べていたと思いますが、今では200円、300円、中には500円といったものまであり、子どものお小遣いではもちろん、おいそれと遊ばせてあげられるものでもなくなってきたように私は感じます。  様々な場面でいろいろな商品が値上がりしていることに嫌でも気づくようになってきました。特に子どもを育てる家庭、これから子どもをと考えている家庭の中心である若い世帯では、今の状況下、十分に収入が得られないとなれば子育て罰と感じかねません。また、子どもからは親ガチャなんて言われる言葉もあります。生活環境がどうであれ、子どもたちが伸び伸びと平等に成長できる香美町を目指して質問したいと思います。  まず初めに、1問目の質問です。食料品の値上げや燃料費高騰、それによる電気料金の値上げ等が町民生活を直撃しています。特に子どもを育てる世帯では子どもの人数が増えるほど家計を圧迫しています。新聞報道では、子育て世代に当たる20から40代で特に深刻との調査結果もありました。何らかの手当てを講じていただきたいのですが、給食費の無償化は子どもを育てる全世帯に公平、平等に支出軽減を図れる方法でしょう。また、給食費の無償化は子育て世帯に町が積極的に子育てに係る負担軽減策を実行していると好感度アップも期待できるのではないでしょうか。さらに、学校給食は教育の一環である。義務教育無償の観点からも学校給食は全額無償化するべきではないでしょうか。  現在、令和5年3月までの給食費について無償化されていますが、保護者の皆様からはありがたい、非常に助かっているとの声も多く聞こえています。4月以降も継続していただけるよう、また永続していただけるよう強く求めます。答弁について、今日の同僚議員への答弁と重なる部分はお答えいただかなくて結構ですので、それ以外の部分の答弁をお願いします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それではお答えをいたします。  議員の言われますとおり、学校給食は教育の一環であり、香美町においては日本一のふるさと給食として食育の推進を図っております。食育は生きる上での基本であって、知育、徳育、体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることであり、確かな学力の定着と同様に子どもたちの将来にとって重要なものとされております。しかし、給食費を無償化することによって、保護者には無償化を当然とする意識が高まり、食事のありがたみや自分の子どもたちが毎日どんなものを食べているのかといった食育への関心が薄れることになり、子どもたちの将来を見据えた場合に失うものも大きいと考えられます。さらに、一般的に食費は個人の負担に帰すべきものですし、東垣議員の一般質問でもお答えをいたしました。このたびの給食費の無償化は国の交付金を充てることができましたが、次年度以降も継続、すなわち完全無償化にするには将来にわたって多額の費用が必要でございます。町単費では難しいと考えております。したがいまして、国が子育て支援の一環として負担軽減のための財源を措置するような動きがあれば必要な対応は行ってまいりますし、町としても恒久的に活用できる財源の確保について検討を行ってまいりたいと考えております。  なお、質問の冒頭でいろいろ値上げの関係がございました。これにつきましても、町としては精いっぱいできることは、物価高あるいは商品券の配布、ガソリン券、いろいろな手当てをしておるつもりでございます。決して他の町に香美町が劣っている部分は少ないと思いますので、そのことも念頭にご質問いただければありがたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 今、答弁を頂きまして、最後に町長が、本当にいろいろな施策を講じていただいておりまして、町民の皆さんもありがたく感じている部分というのがあるかと思います。私のお話の中、町民全員、皆さんが物価高で苦しんでいる中で、特に子育て世帯が大きくダメージを受けているので、そこにスポットを当てていただけないかということでお話をしております。  新聞の記事で物価高家計に影響という記事がございました。そこの記事の中でも、やはり子育て世帯に当たる20代から40代でとても深刻とした人が約2割、家族が多いほど光熱費や消耗品の値上げの影響が大きくなるといった新聞記事が出ております。本当に物価高、特に電気料金とか光熱費の高騰が高くなっているというのは執行部の皆さんは十分に理解はしていただけていると思うんです。これも新聞の報道ですけども、町の電気代、これだけの規模の補正は初めてというコメントが載っております。町長も電気代がかなり高くなっているということは理解を頂けていると思うのですけれども、それを各家庭、子育てする家庭へ支援、商品券もいいでしょう。1回こっきりの商品券ですよね。何回もですけど、毎月毎月定期的に支払われるものではない。国のほうで、これはネットニュースの記事でしたけれども、子どもが生まれるときに補助金を出す。そんな1回こっきりお金をもらえるという話で子どもは産めないよという国民の声が掲載されておりました。それと同じことではないかと思います。継続して安定してしばらく負担軽減をしていくというのが非常に大事なんじゃないのかなというふうに思います。  物価高への支援策ということでしたので、町としても5,500万円給食費にはかかるという話でした。財政調整基金、今、崩してでも使うべきではないでしょうか。どんどん積み上がっているような印象があるんですけれども、財源がないなんていうことではないんじゃないかなと私は感じております。積むお金があるのであれば、こういうところで子育ての支援に回していって町民の負担軽減を図るということをしていってはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 町としては、様々な手当で町民生活を支えるというふうに思っております。いつも申しておりますけども、子どもにかかる費用を負担するのはやはり第一義は親だと思います。全部が全部公費で子どもたちを育てるための費用を町が賄うということは、これは不可能でございますから、適宜町としては必要な部分にできる限りのことで支援をさせていただくというつもりで今運営には臨んでおりますので、そういう観点からも考えていただければありがたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 私、質問の中で、子育て罰という言葉を使いました。町長、子育て罰という言葉をご存知でしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 私は存じ上げておりません。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 子育て罰でございます。最近になってできた言葉だと思うんですけれども、頑張って働いても子育てに関する給付などはなくなり、要は所得制限のことを言っていると思います。たくさん子どもを産むほど苦しくなる現状を言い表した言葉です。現在の制度の線引きで高収入とされる家庭の生活は決して余裕があるものではない。11月4日には、少子化対策、こども政策などを担当する小倉内閣府特命担当大臣も子育て罰という問題が存在することに国会答弁の場で言及しておられます。要するに、子どもが増えてきて、町民住宅の質問をしたときに、頑張って稼げば稼ぐほど住宅費が上がっていく。それであれば、頑張って働いてお金をもうけて家を建てて出ていってほしいというような内容の話があったかと記憶しておるんですけれども、頑張って子どもを育てようとして仕事を増やす、パートを増やす。収入を増やせば増やすほど所得制限に引っかかってきたり、税金が上がったりといったようなことで決してどれだけ頑張っても子どもを産み育てることが楽になっていかない。であれば、子どもを産み諦めるというようなケースがあるというようなニュースの内容です。そういったようなことにならないためにも、もちろん所得制限、私も反対です。撤廃するべき。念のため言っておきます。私、所得制限にかかるほどもうけておりませんけれども、まだ頑張りが足らんだなというふうに自覚はしております。でも、そういったようなことにならない、子どもを何とか2人、3人、4人と頑張って育てていこうと思えるような手当てをしてほしいと。何も子どもを育てるのにかかるお金を全部自分でやりなさいということが間違っているわけではありません。それができるのであればそれがもちろんだとは思いますけれども、これだけ物価が高くなってきている。電気、水道、ガス代といったような様々な料金、この町では車が必ず必要です。燃料代等も高くなっている中で少しでも子育て世帯に平等に費用の軽減ということを行っていただけないかなということで、この給食費に私は注目をしております。子どもが学校に通っている以上、この給食費というものがついてきますが、これが一律に免除というようなことになれば、その食事代をどうこうというようなことではなくて経済的な支援として一つの方法と考えていただけたらと思って質問しております。給食費の問題、答弁はこれで結構ですので終わりにして、次に行きたいと思います。  2問目です。次に、「こどもたちに夢と未来をつなぐまち」として、子どもたちに香美町の楽しさ、暮らしやすさを実感してもらえるまちづくりのために質問します。  今年の3月の一般質問でもお伺いした内容ですが、うまく質問ができていなくお答えいただきにくかったと記憶しています。改めてのお伺いになりますが、1問目は、学校間スーパー連携チャレンジプランの充実についてです。私は、そもそもチャレンジ連携には否定的でした。移動中の時間で学習、遊び時間の逸失や、交通の安全に対するリスクなどマイナスのイメージを持っており、学校再編をしないためのエクスキューズだと思っておりました。しかし、子どもが家に帰ってきて楽しそうに他校の友達の話をするのです。先日の笑い飯と旨い飯では、大変楽しくおいしい時間を子ども2人と楽しませていただきました。非常にいいイベントだったと思います。とても楽しかったです。かまどでの炊飯体験をしていると、炊き上がった頃には同じ班になった他校の子ともう普通の友達のように話しているではないですか。当然、学校が再編されれば日常的に友達をつくる機会が増えるでしょうが、学校再編はまだ先の地区もあります。遅いところでは、令和10年度となっています。それまでの間、子どもたちに多くの児童とふれ合い、学び、遊ぶ機会の充実を図るため、回数を増やすこと、朝から夕方まで1日を通したり1週間単位での連携や、香住小も小規模校となるなら、町外の大規模校との交流などウルトラ連携を検討してはどうでしょうか。また、学校再編が終了してからも交流を続けていける体制づくりをしていってはどうでしょうか。お伺いします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。教育長の答弁を求めます。  教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 南垣議員の質問にお答えします。  最初に、過去にも何回か言っておるんですが、学校間スーパー連携チャレンジプランとは何かということで、まず最初に、学校間連携を通し、効果的な指導方法と授業内容を開発し、確かな学力の向上を図る。これが1つ目です。2つ目に、複数の教員が役割を分担し、児童へのきめ細かい指導を行い、主体的、対話的で深い学びの実現を図ること。これが2つ目です。3つ目、コミュニケーション能力や協調性など非認知能力を育成し、新たな集団で生かす力を育むこと。これが3つ目です。4つ目、教職員の資質向上を図り、保護者や地域から信頼される学校づくりを推進すること。この4つを大きな狙いとして実施しているもので、単に児童が集まって交流するだけのものではないということです。  2つ目に、議員ご提案のチャレンジプランの回数を増やすことに関しましては、1日を通してとか1週間単位の連携とか、さらに、町外の大規模校との交流を行うには大変多くの課題があります。例えば、チャレンジプランの引率指導は各校の学級担任が当たっており、複式学級が多くなっている現状において、担任が他校へ出かける回数が増えると、もう一つの学年で担任不在の時間が増える。2つ目に、チャレンジプラン指導のための他校の教員との打合せが増加し、準備にかかる教員の負担が増大すること。3番目に、チャレンジプランで合同授業を行うには、事前に教育課程を調整し、授業の進捗を合わせる必要があり、各校の教育課程の実施に大きな影響があること。4つ目に、それぞれの学校で行う運動会、遠足、避難訓練、交通安全教室、農業体験など授業以外の学校行事も多くあり、日程調整が非常に難しいと考えられること。5つ目に、チャレンジプランは学校間の移動で少なくとも1時間分の授業時間が失われるため、回数が増えると授業時数が不足するなどのことの課題が考えられます。また、最初に申し上げたとおり、チャレンジプランは単に児童が集まって交流するだけのものでなく正式な授業を行いますので、町外の学校とチャレンジプランを行うには事前の打合せが困難であること以前に同じ教科書を使っているということが実施する条件になってくるだろうと思います。したがいまして、学校再編が終了してからもチャレンジプランは継続していく方向で考えていますが、議員がご提案されるほどさらなる充実が生まれるかというと非常に困難なところがあると思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 教育長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) チャレンジプランの主な目的のほうもご説明いただきましたけれども、教育の内容とかについては私がどうこうと言える部分でもないというのも承知しておりまして、どうこう言うつもりはないのですけども、その中で、やはり子どもたちがふれ合って人間関係を築いていくというのは非常に大きなメリットがある部分だと思っております。また、生徒だけでもなく、先生が交流をして、小さい学校、今、数人教えている先生が数十人のクラスを見させていただいて、自分のクラスと大きいクラスとの教育方法の違いであったりとか、また、大人数を指導するときの注意点というようなことも見えてくるといった先生に対する見識を増やすという機会にもよいのかと思います。また、移動した先、確かに1つの教室に生徒を全部入れようと思えば、椅子から机から何から用意してというようなことも必要になってくるかと思うんですけれども、後で廃校の利活用のほうも通告してありますけれども、例えば1つ空いた校舎をこういうチャレンジ連携用の校舎として設置して、十分な人数が入れるだけの座席数を用意しておいて、そこにみんなが通学するといったような方法を取ってみてはどうかなというふうにも思ってみたりします。また、単に学習だけであれば、今であればオンラインで2つの教室を結ぶといったようなこともできますので、それだけではないチャレンジの魅力というのは、やはり子ども同士が直接ふれ合うというところにポイントがあるのかなというふうに私は思っています。  複式学級での話、カリキュラムの話もありました。そこはあまりふれても私も理解が難しいところ、賢くないのでどうなのかなと思いますけども、これから再編をしていくに当たって複式から急に普通の1年、1年というクラスになる。これの移行を考える段階でも、やはりこういうチャレンジで交流をして同学年との付き合い、同学年との学習カリキュラムというふうにそろえていく必要というのがあるのではないかなというふうに思っているんですけれども、その辺りはどうでしょう。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 今、最後の質問に先に答えますが、チャレンジプランを今までしてきた一つの大きな効果というのは、中1ギャップの解消は間違いなく、これはデータ的にも、それからアンケート等を見てもはっきり効果があったことは間違いなくあります。統廃合が進むまでチャレンジプランを継続しますよという一つの大きな考え方のもとになったのも間違いありません。  チャレンジプランに関しては、今、効果が既に見えているということですので、ただ、先ほど言いましたように学校は基本的に学習するところであって、教育課程という一つ文科が出しているものに基づいてしていますので、どこかに集めて交流するということをただ単に増やしていって交流して楽しむということだけではないと。大前提は教室で先生と勉強していくというのが主たる目的であるというふうにも感じておりますので、これ以上のことをするには、先ほども申しましたけども、非常に授業時数に関しても、それから教員の負担に関しても非常に難しいとこがあるというのは間違いないというふうに思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 質問はありませんか。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) このチャレンジ連携、私もマイナスのイメージから入ったんですけれども、聞けば聞くほど、見れば見るほど調べるほど、先進的な事例として取材を受けたり、中には海外からの視察を受けたというような記事を見つけました。そういった香美町が率先して始めたことが他市町、他自治体の学校の参考になるというふうなすばらしい事例であると思います。ぜひ再編が終わった後も続けていって、どんどん少子化ですので少なくなていく、学校の規模が小さくなっていく中でいろいろな可能性、子どもたちに機会を与えてあげれるようにしていただけたらなと思っております。  教育長に2つ目の質問です。小中一貫校、義務教育学校の検討についてです。小中一貫校にはメリットは十分あるとのお話でした。しかし、一体化に対応する校舎がなく、建設に多額の費用がかかるとのお話だったかと思います。もう1点、今回の学校再編とは別に考えるとのお話もありました。学校再編計画の中で検討すべき事項として、義務教育9年間を見通し、発達段階に応じた教育の推進、いじめなどの問題行動、課題解決を図るために新しい教育体制、小・中学校の連携、接続の在り方について検討するとあり、幅広い年齢の児童・生徒が一緒の校舎に通い、学ぶことで中1ギャップの解消や上級生への憧れ、下級生への模範となるような意識が生まれるのではないかと思います。また、小・中PTAの一本化により保護者の人的負担も軽減されるのではないか。さらに、建設時には多額の費用が校舎にかかるとのお話も、長い目で見れば施設の集約、周辺施設の一体管理を行うことで施設の維持管理等のコスト削減を図ることができるのではないかとお伺いします。 ◎議長(西谷 尚) 質問を終わりました。教育長の答弁を求めます。  教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 南垣議員の質問にお答えします。  次に、学校再編計画に上げる義務教育9年間を見通し、発達段階に応じた教育の推進、いじめなどの問題行動の課題解決を図るために新しい教育体制、小・中学校の連携、それから接続の在り方について検討する小中一貫校の検討につきましては、まず、旧町ごとに1小学校1中学校の体制を整えてから検討を行っていることを今現在は想定しております。  それから、議員の言われる施設一体型の小中一貫校の場合に関しましては、児童・生徒の交流や連絡調整が容易で、確かに教職員の一体感もあって、また、施設を兼用することで維持管理費用も削減するということのメリットがあるのは知っております。それから、もう一つ、学校行事等を一体化することでPTAも含めた保護者の負担軽減につながるということも間違いないだろうと思います。ただ、これに関しては、3月の議会の一般質問でもお答えしましたように、今現在、香美町の既存の学校で小学校、中学校が同居、一体型でできる施設は今ありません。新たに学校を建設するか既存施設を増築するということが最低限の条件になってくる。となってくると多額の整備費用が必要になり、今の段階では大変に難しいというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 教育長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) やはりメリットは多数あって、問題、ネックになっているのは建設費用なのだなというような答弁の内容であったかと思います。確かに、今の時点で校舎を1つぼんと新しいものを、これから子どもが減っていく中、建てるということに対する抵抗感というのはあるかと思いますけれども、先ほど私も言いましたように、校舎の数を減らす、スクラップです。で、ビルドすることによって将来的にかかっていくコストというものは間違いなく軽減されていくと。今、いっときにはお金がかかるけれども長い目で見ればそうでもない。そして、それが例えば災害に強い校舎であったり、また、様々な複合の施設、それこそ町民の健康と福祉にも寄与できるような建物とすることによって様々なメリットが生まれてくるというのであれば、この再編を考えるタイミングでそのような議論があってもよいのではないかな。また、その校舎を新たに建設するのであれば、もう一つ踏み込んだ考え方、どこに校舎を建てるのかというところで、例えば村岡区を例に出しますと、兎塚地区に校舎を建てることにすれば、スクールバスの運行が射添方面の下からの一本路線、真ん中に集中すると路線数が増えます。そういったようなことを考えると、端っこである地域に校舎を建てるのは現実的にあるのではないかな。また、逆に射添地区に建てることになれば、将来的な香美町を一体的に考えていかなければいけないときに中心地に近い校舎を残すことができる。こういったような未来の発想というものも持って校舎の建設なり、それから統廃合先というのも、後で通告しとったと思うんですけれども、そういった考え方もどんどん先を見ていけば、今の時点だけを見るのではなくて未来を見ていけばそういう考え方もできると思うんですけれども、いかがでしょう。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 先ほど言いましたように、今は旧町、1つの小学校、1つの中学校で再編計画を進めておって、その後に考えていかなきゃいけない部分はあるんだろうと思いますし、全く否定しているわけではないんですが、今段階では、まずはそれぞれ再編計画の検討委員会で協議していく部分だろうと思いますので、それについては検討できたらというふうに思っております。  それから、先ほど1つ言い忘れたのが、要するに縦割りのことに関しては3つの中学校に関しては、清掃時も、それから生徒会も委員会活動も部活動も縦割りで行っておって、ありがたいことに上級者を尊ぶ精神や下級生が上級生見ながらの規範意識を持つということに関しては、この3つの中学校は数年前から非常に頑張って取り組んでくれています。私も現場におりましたのでよく分かっていますが、その意味で言ったら、この3つの中学校の先ほど言っておられた、もちろん全てが、さらにがあるわけですので今で満足してはいけないかもしれないですが、正直言うと、3つの中学校の先ほどのこの部分に関しては、非常に私は香美町の自慢だというふうに思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 本当に香美町の子どもたち、見ておりまして非常に頼もしい、礼儀も挨拶もしっかりしてくれますし、本当にいい環境で、また、いい環境をつくっていただいて学習できているなというのは実感しております。この子どもたちがこれからの将来に向けてさらに希望が持てる、また、学習環境がよくなるようにということを求めて次の質問に行きたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) ここで暫時休憩をいたします。再開は13時といたします。                              午前11時58分 休憩                              午後 1時00分 再開 ◎議長(西谷 尚) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) では、次の質問をまとめて3本、町長に伺います。  1)町独自のエネルギー開発、誘致の検討は。株式会社鴻池組が小水力発電を小代区に建設中であるが、さらなる誘致やそのほかの発電方法で香美町産の電気を生み出し、得た収入や安価な電気を町内の家庭や企業に届け、生活の安定や移住の促進、企業の誘致を図っては。  2)キャッシュレス決済の導入。最近ではコンビニなどで財布を持たず携帯のみで支払いをする光景も目にするようになった。窓口サービスの支払いにもキャッシュレス決済に対応できるよう導入しては。  3)まちづくり協議会について。現在、射添地区にはまちづくり協議会が設置されている。今後、他地域にも設立の動きがあると聞く。この協議会は町ではできないことを地域の実状に合わせて積極的に地域が新事業に取り組むことが最大のポイントではないかと思うが、町長の思いは。また、協議会が自主的に取り組む事業において、もしもの事故等あった場合、町としてバックアップする体制は整っているか。3問、お願いします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、次のご質問でございます。  小水力発電の設置、建設についてでございます。水利権などの関係から、地元の合意を得ることなく進めることができないため、町として積極的に誘致に動くことは差し控えさせていただきたいと考えております。本来、小水力発電施設の建設は民間事業者に施設の建設、運営を行っていただくなど、民間事業者のビジネスチャンスを行政としては事業者と地元の合意形成への助言など側面的な支援を行うべきと考えております。また、町内で発電された電力の売電収入や安価な電気を町内の家庭や企業に届けてはとのご提案でございますが、現在の売電システムでは、地域に売電事業者が存在しなければ住民への安価な電力供給はできないこと、発電施設設置事業者は売電収入の一部を発電施設の維持管理経費に充当し維持管理経費の削減を図っていることなどから、余剰電力などを利用して地域住民の生活の安定や企業誘致につなげることは難しいのではないかと考えております。  次に、キャッシュレスの関係でございます。本町では、本年度、行政のデジタル化を推進していくため、各課、局より選出された職員から成る情報化推進委員会を組織し、各分野でデジタル技術を活用する施策の検討、展開を進めているところでございます。議員ご提案の窓口サービス支払いのキャッシュレス化につきましては、情報化推進委員会で導入に向け検討を進めております。窓口サービスのキャッシュレス化により住民の方が各種証明書の発行手数料などを支払う際、財布を持ち歩かなくても手軽なスマートフォンなどを利用することで支払いができ、支払いに対する手間が軽減できるだけではなく、職員も現金の管理やお釣りの計算など業務の負担軽減が見込まれます。  一方で、課題として決済事業者への手数料の負担、入金処理方法の変更に伴う運用フローの見直し、対象事務の選定などについて整理を行うために多少の時間を要することとなります。キャッシュレス決済については、経済産業省も公共施設、自治体窓口におけるキャッシュレス決済導入手順書を作成するなど住民サービスの向上に向けた取組を推進しております。公共施設、自治体窓口におけるキャッシュレス決済導入手順書に記載されているアンケート結果に、キャッシュレス決済を利用したいが利用できない場所として病院、スーパーマーケットに次いで役所、自治体等が挙げられるなど社会生活の一部として行政窓口が定着しつつございますので、令和5年度中に企画課及び情報化推進委員会で事務調整を行い、令和6年度中の導入に向けて前向きに検討したいと考えております。  最後に、まちづくり協議会でございます。これまでから申し上げておりますとおり、本町では、平成30年12月に新しい地域コミュニティーづくりの基本方針を策定し、地域にある資源を有効に活用し、住民同士がつながり話し合い、これからの地域での暮らしを維持し、住み続けていくための取組である新しい地域コミュニティーによる地域づくりを推進していくこととしております。
     議員ご指摘の町でできないことを地域の実状に合わせて積極的に地域が新事業に取り組むことが最大のポイントではないかということについてはこの基本方針に定めております。地域で考え、地域で主体的に行動していくためには、自分たちの地域の将来をどのようにしていくのか、どのような取組を進めていくのかなどを考え、新しい地域コミュニティーが行う活動を通じ、地域住民と行政が協働して地域の課題に対応していくことが重要であるという考えに基づくものであると考えております。地域の抱える課題は高齢者福祉、子育て、地域振興など多岐にわたります。これら行政だけで解決できなかった地域課題が地域のことを熟知している住民の知恵と経験を生かし、行政との協働による取組を行うことでより解決に近づけていくことができます。ただし、これまでから申し上げておりますように、必要以上に行政が主導するのではなく、側面から住民主体の取組の支援を進めていくこととしており、新しい地域コミュニティーによる地域づくりを進めるに当たり、新しい地域コミュニティーとの協力、連携を行うとともに、その推進体制の確保、さらには主体的な組織運営の中心となる事務局機能を担う人材を配置する等の人的支援や設立準備支援や活動支援などの財政支援を行うこととしております。  なお、協議会が自主的に取り組む事業においても、もしもの事故等があった場合、町としてバックアップする体制は整っているかとの議員からのご質問でございますが、まず、事業の実施前に十分に確認調整をし、事故等が発生しないように努めていますが、万一事故が発生した場合は、まずは現在各区に加入いただいている自治会保険で対応することとし、それでも対応できない部分については町として支援の考えは持っております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) ではまず、1問目のエネルギーの問題ですけれども、余剰の電力もなかなか、今、規模が非常に小規模かと思います。今の時点ではできないのかなとは思いますけれども、今後、いろいろな発電方法、水力、水利権の問題もあるということでしたけど、水力以外にも、例えばスターリングエンジン発電という温かい、冷たいの温度差を利用して発電するものや、今では原子力の1つで、核分裂ではなくて核融合というSMR、小規模なユニット型の発電ですけれども、そういったような新しい技術とか、これから考え得るもので事業者が参入して何らかの形で町で利活用ができる電力等というのが出てくれば、それはしっかりと検討して町民のため、また、事業の誘致とか、事業者にとってやっぱり工場の電力、電気代というのは非常に大きな問題だと思います。その辺りを補助できるような仕組みがつくることができれば企業誘致、あるいはそれに付随する関係交流人口の増大ということも見込めるのではないかなと思って質問しました。  それから、2問目のキャッシュレス決済です、前向きに検討されておるということで、恐らく同じ資料を私、持っていると思います。公共施設自治体窓口におけるキャッシュレス決済導入手順書第3版というやつを私も参考にしましてちょっと質問させてもらいました。役所自治体でキャッシュレス決済が使えないというグラフ等もありますので、ぜひこれも推進を進めていただいて早期に実現していただく。  最近、近くの商店で見た光景です。PayPayが使える商店なんですけど、高齢の方がスマートフォンで決済をされておりました。すごいなと思うのは思うんですけれども、どういうことかといえば、よそに出ている若い方がチャージをしてくれると。現金を送金するんじゃなくてお金を持ち歩くんじゃなくて、スマートフォンを持って買物に行けるように、都会からチャージをしていただいてこっちで使えるといったようなこともされておるようです。そういった使い道を広げるという意味でもこのキャッシュレス決済の導入、病院の窓口とかでもそうですし推進していただけたらと思います。  3つ目のまちづくり協議会について少しお伺いしたいと思います。事故等があったときという具体的に質問をしましたけれども、実は射添のまちづくり協議会でちょこちょこ話が出ておりますけど、公共交通の取組というのを検討しております。地域が主体となって高齢者の移動の足をつくる「射添の足」というクラブをつくりまして検討しておるんですけれども、その中には、あまりにも事業が大き過ぎる、何かあったときの責任なんて事務局、また部会で取れないぞというような話になっております。もしも事故があったときの責任はどこがとるんだというような議論になっておりまして、ここがネックになってなかなか進んでいかない。こんな大きな事業をするぐらいだったら私はようせんというような方までおられます。と申しますのは、この協議会の委員のほとんどが充て職で出てこられておって、任期が終わればまた次の方に変わると。こういったような体制の中で、こんな責任の大きな仕事を成し遂げられるのかというような意見が実は出ております。それで、何かあったときの保険もですし、本当に大きな事業だと思いますので、交通事故以外のそういったバックアップを町としても頂けるのかというところでちょっとお伺いをしてみたかったのです。  実際、いろいろな事例とかも調べて何とかそぐいそうな仕組みというのを考えているんですけれども、どうしてもまち協だけで大きくなってくる事業であることは確かだと思います。そういったときに、例えばその意見を受けてそのシステムがいいのであれば、町として引き継いで、町とまち協が協働して進めていくというようなこともできるのでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) まちづくり協議会にお願いしている、今、議員からは公共交通の地域なりの創設のことも含まれておりますけれども、確かにそういうことで事故対応も含めて自分たちでは責任持てないというようなところでございますが、まず、地域内、新しいコミュニティー事業の中でそういうものを構築していただいても、例えば町が事故対応、そういうものについて全部責任を取るとしましても、現行の保険制度と同じように、例えば法令違反に基づいたような事故でありましたら、これは誰が責任を負っても対象にできない部分も出てこようと思います。ただ、一般的に、最後はやはり町が法令を遵守した中で不可抗力の事故だとかシステム上の問題だとか、あるいは不可抗力によります事故やそういうものが起きた場合の担保については、これは町が最終的な責任を取らせていただかないと、やはり運用をお任せする地域協議会の皆さんにも大変な負担がかかってこようと思いますので、その辺については、担当の部署とも勘案しながら今後の方向性はそれぞれの地域協議会にお示しをさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 本当に地域が主導になって、地域の方も発言がしやすい場所だとは思っておるんです。そういった中で出てくる問題点、今回、聞いておるケースでしたら公共交通がやはり使いにくい、寂れていく。また、年を取って免許返納となってきたときに何とか買物に行ったり通院する足が欲しい。また、川会の診療所も診療日数が1日になってしまってこれからどうだろうとなるときに、やっぱり自分たちで通える足があればそこに通うこともできる。であれば、利用者も増えていって何とか1日でも残していっていただけるんじゃないかなというふうな思いなんかも、いろいろな思いが聞こえてきまして何とか実現をさせていきたいなと。それに対するバックアップも最終的にはしていただけるということですけど、実際、いろいろな困難があるとは思うんです。そういった中で、町として人的な支援とかというのもお願いができるものなんでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今までの設立当時に、当時の県版の地域おこし協力隊を担当で行かせてもらったり、事務局に町の会計年度任用職員を充てたりというような支援はさせてもらいます。先ほど質問の中でございましたように、今は充て職の委員さんが多いということでございますが、そういう意識でなしに、やはり新しいコミュニティーを立ち上げるんだという気概の下に、地元の役職は別にしてこれに熱心に関わっていただける方々はやはりその地域の責任でもって、例えば充て職という意識でなしに自分たちの地域の新しいコミュニティーづくりに心血を注いでいただける方々は、地元の中の熱意のある方を選定していただけるような仕組みづくりはしませんと、毎年メンバーが変わっておりますと、個々の意見も変わってきて積み上げたものがまたゼロベースに戻るというようなことにもなりかねませんので、そういうことで私どもとしてはお願いしたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 私も、本当に充て職、集まらないので仕方がない部分があるのかもしれませんけれども、やはりせっかくの協議会ですので、本当に町のためにと思って、ボランティアなんです。本当にボランティアなのに何でそこまでというような方ももしかしたらおられるのかもしれないですけども、そうではなくて、私も本当に地域のために何かできることが1つでもと思って、はなから諦めたような感じではなくて何とか実現できる方向にというふうに進んでいきたいなと私は思っております。  最後の質問をまとめて教育長に伺いたいと思います。  1)学校再編後の空き校舎について。午前中で聞いちゃったような気もしますけれども、現在でも香住二中の校舎が空いているが、そのほかにも町有か否かは別として、熱田や三川、そのほか体育館など残っている。今後、学校再編が進んでいくが廃校になってから活用方法を模索するのではなく、先手先手の利活用方法の検討、また、利活用しやすい校舎を空けていくなどの検討もしておくべきではないか。  2)コロナ感染時のタブレット端末活用について。新型コロナの影響で、休校や学級閉鎖の際、また、感染により学校を休んでいる間の利活用は進んだか。その際に通信環境が原因で思うように使えなかった家庭がなかったか把握しているか、お伺いします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。教育長の答弁を求めます。  教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 南垣議員の質問にお答えします。  最初に学校再編の空き校舎についてということで、このたび策定した学校再編計画では、小学校が7校、幼稚園は少なくとも8園が廃校、廃園になることになります。小学校では、共通して校舎、体育館、グランドが学校教育施設として不要になりますが、体育館については、いずれも災害時の避難所に指定されており、社会体育での利用もされています。校区によっては地域の文化祭などでも利用されており、廃校後も引き続き利用されることも見込まれています。また、グランドも社会体育での利用や地域の体育祭などを利用されることが見込まれています。したがって、廃校後の利活用は主に小学校の校舎と併設幼稚園の園舎について検討する必要があると考えています。これらの利活用については、令和3年に廃校となった香住二中と同様に全町的に組織した検討委員会で検討していくことになると考えていますが、まずは学校再編に向けた検討委員会で各校区の要望や意見を伺った上で、地域の意向を反映しながら利活用方法を検討していきたいと考えています。ただ、このたびは、廃校となる学校園の数が多いため全て利活用することは難しく、解体撤去という判断をさせていただく可能性のある学校園もあるというふうに理解しております。  利活用の検討に当たっては、議員のご提案のとおり、先手先手の利活用方法の検討という考え方もありますが、廃校後に地域が寂れないような有効な利活用を検討することが大変大切であると考えています。多少時間がかかっても、地域の要望や意見を十分に聞きながら進めるべきであると考えています。なお、利活用しやすい校舎を空けておくというご提案につきましては、利活用しやすい校舎は教育活動がしやすく、通学にも便利な立地条件にあるものと思われますので、むしろ統合後の校舎として使用していくべきではないかと考えています。  コロナ感染時のタブレット端末活用についてですが、新型コロナの影響で臨時休校や学級閉鎖となった場合、学校長の判断の下、タブレットを持ち帰り、オンライン会議システムを、Teamsと言っているやつですが、活用して毎日の健康観察や担任とのコミュニケーションツールとして使用しています。さらに、学習ソフトでの課題の提出や自主学習の充実を図るなど利活用は進んでいます。  また、家庭内の通信環境の整備についても、各校で調査実態把握は完了していますので、通信環境が整っていない児童・生徒がいるクラスが休校になった場合は、町で用意していますWi-Fiルーターを貸していますので、通信環境については対応ができています。ただ、操作方法の誤りやタブレットの不具合など、通信環境以外の原因で接続できなかったという事例は把握しております。いずれにしましても、今後も、平常時でもタブレットの持ち帰りを進め、保護者のご協力の下、家庭での利活用を進めていきたいと考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 教育長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) では、まず空き校舎の利活用ですけれども、なかなかすぐには見つからないと思いますけど、午前中も言いましたサテライトスクールのような形で集まれるような場所をつくってみるとか、また、サテライトキャンパス、大学等、来ていただけるようなところをどんどんアプローチしていくというようなことはしていってもいいのかなというふうに思っております。ちょっと時間があれなのでこれぐらいにします。  タブレット端末の活用です。町のドコモの端末を貸し出しておったということだったんですけれども、私がこういう書き方をしたのは、光の整備が終わっていない地域で家庭で、ドコモの端末を持って帰ったが、電波状況が悪くて一瞬顔が映ったけれどもそれで固まって終わってしまったという家庭があることを把握しておりませんか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 今の話だったかどうか分からないですけど、先ほどお答えした操作方法の誤り、タブレットの不具合ということに関しては聞いておりますので、一遍に何かがあったときに100%つながったということばかりではないことは理解しております。実際に環境としての整備は90%の後半ぐらい、でも、まだ若干、各校で進めなきゃいけないという状況であることは理解しておりますので、これに関しては粛々と進めていきたいと。もちろんこれは家庭の協力を願わなきゃいけないところだと思いますけども、いうふうに考えております。先ほど言われたことに関しては聞いてはいません。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 私のほうには町民の方からそういう声があったもので、ぜひ確認をして、ドコモの電波が入らない地域があるのも確かです。正直、私の家が入りません。場所を分かっておられる方もおられると思いますけど、うちはドコモさんに家の中にアンテナを立ててもらって使っています。そういうところがドコモのエリア内でも発生し得ることなので、もちろんドコモの端末を持って帰ってしてもらうのもオーケーかとは思うんですけれども、とにかく基本的に光ファイバーが各家庭に入っておれば何の問題もないと。ドコモの端末に頼ることもなく、皆が同じ環境で子どもさんは楽しみにしておられたようなんです。画面越しに友達の顔が見れるというやつだったらしいんですけれども、一瞬映ってそのまま固まって止まってしまったと。非常に残念なことだなと思います。せっかくの端末が無駄にならないように回線の整備、何回も申していますし、同僚議員の方も何度も伝えておると思いますけれども、先ほどのおばあさんがスーパーでPayPayを使っているという話でも関係してくるかとは思います。今、高齢者ばっかりだから使わないということはありませんので、何とかそちらのほうの整備も進めていっていただきたいと思います。  結びになりますが、ユーチューブの動画というのを私は見る機会がすごい増えてきました。いろいろな動画がある中に各地の議会中継があります。面白い議員さんもたくさんおられて笑わせてもらうこともあったりするんですけれども、その中に小学生や中高生の議会も見ることができます。私には想像もできなかった質問にはっとすることもありました。子どもたちの目線から求めていること、考えていることを真摯に聞き取り、子どもの言うことだからと安易に考えずしっかりとヒントをつかみ取り、反映していけるような町政運営を期待して私の一般質問を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 以上で南垣議員の一般質問を終わります。  次に、藤井昌彦君の一般質問を行います。  藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(4番) 議席番号4番、藤井昌彦です。議長の許可を得ましたので、通告のとおり第136回香美町議会一般質問をいたします。今回、私は2問用意しておりますので、通告のとおり順次質問していきたいと思います。  まず1問目なんですけども、1として、香美町の産業振興についてということで、1)番目、特に小代区は、産業振興については冬場のスキー場と世界に誇る但馬牛に関連した畜産、農業、民宿、飲食業等の産業であります。また、黒毛和種の99.9%のもとは田尻号であり、その生誕地は当地域であります。全国でも屈指の優秀な牛を育てる畜産事業者も中心拠点を置いております。また、大学の施設誘致の話もございます。町としても、日本農業遺産認定から世界農業遺産認定へ動いています。町長は小代区の産業振興についてどのようにお考えであるのかお伺いします。  2)として、小代区の産業振興を担う事業者について。昔は出稼ぎという大きな外貨があったんですすけども、今はそういうこともほとんどなく、人口も約1,700人となり、商売も厳しいものがある。そういう中で、いろいろ工夫しながら頑張っている多くの事業者があります。私はそういう事業者にエールを送り、応援するべきだと考えますが、町長のお考えをお伺いします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、藤井議員のご質問にお答えをいたします。  香美町の産業につきましては、その地形や気象条件など地域に適した産業がこれまで行われてまいりました。山間部の小代区では、古くは前田周助などが培ったきめ細かな肉質と、上質のさしの入った系統のよい但馬牛が生産され、全国の黒毛和種の改良のもととなった但馬牛の原産地として但馬牛飼育が行われております。また、棚田では、きれいな水と昼夜の寒暖差の大きい気象条件の下、おいしいお米が栽培されております。さらに、冬季に積雪がある気象条件を生かしスキー場が開設され、多くのスキー客にお越しいただくことで旅館民宿業もにぎわいが生まれております。そして、その産業振興に必要な経費につきましては、関係者のお声を聞きし必要額を毎年度予算化し、議会でご審議を頂き、振興に取り組んでいるところでございます。特に、近年、小代区では、但馬牛の飼育に力を入れており、担い手となる地元出身の若者や他府県からの就労者が増えていることから、牛舎建設への補助等を実施しております。さらに、特産品であるスッポンや、チョウザメの養殖に注力するべく地域おこし協力隊を採用し、個体数の増加、販路の拡大等についての調査研究も進めております。  次に、産業振興を担う担い手につきましてのご質問でございます。小代区に限らず町を担う担い手の問題につきましては、人口が年々減少し、町の活気も低下する中、将来の香美町を担っていただく必要があり、農林水産業をはじめ各分野で担い手の育成の必要性を感じるとともに、雇用の場の創出、香美町への移住定住の推進、若者のUIJターン支援、結婚、出産、子育て支援など総合的な取組の必要性を感じているところでございます。そのことを踏まえ、地域の担い手となる若い事業者の皆様のために国や県と連携しながら可能な支援対策を検討したいと考えております。今後につきましても、地域で頑張る方々を応援するとともに活気のあるまちづくりに取り組んでまいります。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(4番) 今、町長に答弁いただきまして、本当に小代区はそういったところで、今、町長が言っていただいた産業、やっぱりこれからも推進していかなければならないと思うし、そういう支援も頂いているという話です。それと、小代区に限ったことではなく村岡、香住、小代、全ての事業者に対してそういった支援をしていくというお言葉でした。私も今の町長の答弁を待っておりました。私も、やはりこういった厳しい、頑張っているこういう事業者、こういうものをやっぱり支援していかなければならないというふうに思っております。特に小代、村岡というのは、先ほど言いましたように、昔だったら三反の田んぼをつくって、牛を育てて子牛を市に売って、それで、冬出稼ぎという大きな外貨というか、それで生活の糧としていたんですけども、生活様式も変わってなかなか自宅で牛を飼うようなこともできなくなった。また、出稼ぎに行くような人も本当に少なくなりました。小代は本当にこれといった大きな会社があるわけでもなく、交通も482号の鳥取に行く道ができた。冬はできないんですけども、どん詰まりというふうに前からずっと言われていました。そういったところで、やっぱり頑張っている事業者の方々がいるということをしっかりと認識していただきたいと思います。  この間、小代区の地域局の2階で国道482号の大谷バイパスの2期工事の推進にちなんで小代の未来を考えるというフォーラムを小代区自治会主催でしました。そのときに2人の若い事業者の方の意見発表を聞きました。その中に、1人は他地域からお嫁さんに来た方、もう1人は都会に住んでおられてこっちに帰ってきて事業をされている方、この方々のお話がありました。他地域からお嫁さんに来ている方は、小代に嫁いでいろいろな事業をされています。そして、その方のお話では、よそから来て小代の魅力は時間がゆっくり流れ、美しい大自然と空気もおいしく、何よりも人柄がすばらしい。小代って本当にいいところだ、どんどん小代の魅力に取りつかれ、どんどん好きになっているというふうなことでした。遊びに来た友達も、本当にいいところで心のふるさとと言って帰られる方もおられました。このことを地元の人があまりそのことについて気がついていない、もったいない。もっとふるさと小代を好きになってほしい。これからもみんなで仲よく暮らしていきたいと、そういうふうな意見でございました。  もう1人の方は、小代生まれで地元で商売をされている方で、学校統合とか課題もありますけども、やっぱり生まれ育ったこの地域の人のよさだったり、誇れる魅力あるこの地域の思いを自分の子どもや次世代の子どもたちに引き継いでいきたいと、小代を残していきたいということでした。仕事に関しては、関係人口、それと、先ほど町長、ありましたけども、移住者を増やし、小代ファンをつくっていきたいというふうな発表がございました。このような集まりを間近に見て、小代に住む者として本当に心がほっとして明るくなるようなすばらしいフォーラムでした。  要は、お金や便利さということではないけれども、やはり心の豊かさというか、そういったものを満喫できるのがやっぱりこの地域じゃないかなと思うんですけども、今、こういったフォーラムが小代であって、このような事業者の方がこういうふうに思っておられているということに対して、町長、今、感想でいいので何か感想がありましたら。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 小代の皆さんが主体的にそういうフォーラムを計画されて、そういう意見発表があって、それはただ小代だけのみならず、どの地域、村岡も香住の皆さんもそういうふうに思っておられると思いますから、そういう考えを大事に今後も町政運営に取り組んでまいります。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(4番) 町長も、町長に就任されされてから10年ということで、小代、村岡、香住のいろいろな事情とかよいところとか、全部ご存知だと思いますので、それに合わした一人一人に寄り添う政治を求めたいと思います。  この前、サッカーのワールドカップがありまして、日本がスペインに1対0でリードされて、後半のハーフタイムで日本の森保監督だったかな、この方が、チームに「我々は過去は変えられないが未来は変えられる」というふうに選手を叱咤激励して優勝候補のスペインに勝利されたと。やはりこれからは前を向いていかないとあかんなというふうに思っております。町長もいま一度初心に返り、おごることなく足元をしっかり見つめて再認識していただくことを強く求めて1問目を終わります。  第2問、香美町の新しいコミュニティーについて。小代地区は射添地区に次いで本取組を考えていると聞きました。現状と今後の展開は。  1)射添地区のPDCAをどう踏まえるのか。2)区長協議会、美しい村協議会、小代地域協議会との兼ね合いは。3)構成メンバーは。4)小代地域振興計画(仮称)をつくってはという質問です。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、次のご質問でございます。  小代区における新しいコミュニティーへの取組につきましては、地域運営組織の中心的な役割を担っていただく小代区自治会において調査研究が進められており、今年も含め、毎年の先進地視察研修の中で様々な先進的事例を学ぶ機会としていただいております。先進地視察研修等を経て小代区自治会の理事会で十分に検討を重ねた上で、総会で新しいコミュニティーに取り組むことを決定されました。小代区各団体の合意形成を図るとともに準備委員会の設立に向けた協議を進めていく予定ですが、地域内での新型コロナウイルスの感染拡大もあり、想定していたスケジュールからは遅れが生じているのが現状でございます。今後は、地域が描く将来像を具現化できるよう町は側面からの支援を行うこととしております。  射添地区まちづくり協議会においては、設立準備段階から現在に至るまで新型コロナウイルスの感染拡大が取組の支障となっていることをたびたび申し上げているところですが、そのような状況下においても4つの部会を中心に事業活動を着実に進めていただいております。  また、小代区自治会や小代区地域協議会、日本で最も美しい村、香美町小代など他の協議会等との兼ね合いについてですが、この新しいコミュニティーとは別の組織でございますので、事業が推進されることによっての大きな変更は生じません。しかしながら、今後の話合いによっては新しいコミュニティーにおける組織の一つとして取組を進めていくことも想定されます。  さらに、構成メンバーについてでございますが、小代区においては射添地区における射添を考える会のような活動の基盤となる組織がございませんので、区内において地域活動に取り組んでいる皆様にこれを担っていただくことが適当だと考えております。なお、小代地域振興計画をつくってはとのご提案でございますが、小代区における協議が進み、設立準備委員会が設立されましたら、組織立ち上げに向けた準備と並行し地域の現状と課題、さらには課題解決に向けた地域づくりの方向性を地域住民で共有する必要がありますので、地域ビジョンを策定していただくこととしております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(4番) 今、小代のところで新しいコミュニティーをつくっているというまさに準備段階でいろいろなところに視察に行っているというのが現状で、具体的なものはまだ見えてないというふうに理解したらよろしいでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほど答弁で申し上げたとおりでございます。 ◎議長(西谷 尚) 藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(4番) 私も新しいコミュニティーについては、以前の一般質問でもあったようにすごく期待しておりまして、我々会派も先ほどちょっとふれたんですけども、奥八田地区地域協議会というところにお話を伺いに行きました。6地区419人の高齢化率が56.5%というところで、小代や村岡とよく似たような豪雪地帯です。さっき射添でも4部会ぐらいに分かれて事業をされているということなんですけども、こちらも施設、事業、福祉、体育部会の4つに分かれて事業をされています。小代の場合は、まだ準備段階でそういう細かいところまで決まってないんですけども、一応一つの事例ということでこれがいい提案になるかどうか分からないんですけども、この奥八田地域協議会というのは、福祉のところからコミュニティーバスを運営されているというふうなところで、新聞に載っていたんですけども、町長、これはご存知でしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) はい、見たことはございます。 ◎議長(西谷 尚) 藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(4番) ここは上山高原という大きな高原があって、そこでスキー場をつくるという計画が昔にあって、そのお金がちょっと残っておってそれでバスを購入したというふうなところで、運営はそこの地域づくり協議会が担っているというふうなところです。いろいろなケースがあるのでそれが合うかどうか分からないんですけども、その中で、福祉の問題からバスに至ったとということで、この福祉部会というのは重要な役割を示しておりまして、この福祉部会が何を最初にやったかというと、まず、地域包括支援センターや社協の皆さんからお話を伺って、生活支援サービスとは何があるのかということをまず勉強されたと。それにあとは地域の実状を知るために悩み事やアンケートをしたと。その中で、やはり外出というのがすごく大きなポイントで、やっぱりほかの社会の人とつながる。あとはちょっと外に出てみたい。いつも家の中に閉じ籠もっているんじゃなくて外で買い物でもいい、病院でもいい、そういうちょっと外に出てみたいという気持ちがあると。しかし、なかなかバスの待ち時間とかそんなのが時間がかかってできないというような問題。それと、あとごみ出しとか除雪を手伝ってあげたいんだけど、世間の目があって手伝いにくい。あと民生委員とか区長さんとか、そういう役員でないと役職がないと親切に声かけができないというふうなことでした。  やはりこういう田舎はやっぱりそういったちょっと恥ずかしい、人にボランティアをするというか、助けるというのは恥ずかしいというのがある。本当に僕らの地域もそうだと思いますし、皆さんの地域もそうだと思います。また、例えば買物に近所の人に乗せていってもらったり、病院に乗せていくと、やっぱり金品とか物品で例えば5,000円とか1万円とかお礼に渡しますね。そういうことというのがやっぱり、例えばそういうみんなで使えるようなものがあれば、いつでも安価で使えるというふうなことになってくると思います。この協議会で一番重要視しているのが近所力です。近隣の皆さんの助け、これが一番重要だと言っています。  もう一つ重要なのが、住み慣れたこの地域で顔見知りと一緒に暮らしたい。やはり都会の、例えば自分が体が動けなくなって京阪神や東京のほうの息子さんや娘さんのところに行ってもなかなか世間との関わりができない。やっぱりそういったこと、香美町民、全てそうだと、いつかは老齢化してしまうんですけども、やはり最後の最後までこの地域に住みたい、顔見知りと一緒に住みたいというのがやっぱりあると思いますけども、町長、その辺について何か感想はありますか。どう思われますか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 地域の中でそれぞれの町民の皆様がお持ちの人間の内面的な部分にまで、私は、今おっしゃるようなことはお持ちの方もおられるでしょうし、お持ちでない方もおられるでしょうし、それは、私個人としては図りかねます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(4番) 今のお答えはちょっと残念だったんですけど、新しいコミュニティーとか福祉とかとなってくると、やっぱりそういった悩みとか課題というのがあると思うので、その辺を引き出すというか、そういったことから課題解決していくことが重要だというふうに思っております。今後、まだ小代の地域協議会というか新しいコミュニティーがまだ準備段階なので、今のは一つの例ですけども、こういった課題解決というものを目指しながら少しでもよい方向に進むことを求めて私の一般質問を終わります。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 以上で藤井昌彦君の一般質問を終わります。  次に、小谷康仁君の一般質問を行います。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 議席番号8番、小谷康仁です。議長の許可を得ましたので、令和4年第136回香美町議会12月定例会の一般質問をいたします。  初めに、以前にも述べさせていただいていたかもしれませんが、本年8月11日、山の日に兎塚小学校50周年記念式典を開催しました。前田教育長をはじめ、行政の方々には事業に際しご協力を頂き、心よりお礼を申し上げます。式典の中で、私にとって兎塚小学校とはと題し、兎塚小学校の児童会長にも発表していただきました。内容もさることながら、発表態度も大変すばらしいかったです。私は裏方をしていまして、その児童が発表前にマスクを外してよいかと尋ねてこられました。これは発表の練習にない本人の意思による行動だと感じました。なかなか小学生でここまで機転は利きません。本町の教育のすばらしさを感じた一コマでした。  それでは、質問に移ります。本町の医療体制について町長に問います。本町の医科の医療体制は公立香住病院、公立村岡病院、本町が運営する4診療所と個人の医療機関2施設だけです。他の自治体と比べて医療体制はとても脆弱な状態で、行政が担う役割は大変重要であります。この背景を基に以下の3項目についてお尋ねをします。
     1つ目は、兎塚・川会診療所を担っていただいていた医師の退職により、年度内、令和4年度は他の医療機関からの援助で現在は続けられています。令和5年度以降はどのような体制をお考えなのかお伺いをいたします。  2つ目は、昨年、新しい院長を迎えた公立香住病院は東館を増設し大変頑張っておられます。このように頑張っておられる公立香住病院をどのように機能させていくのか。そして、何を期待するのかお伺いをいたします。  3つ目は、本町も構成する公立八鹿病院では、本年12月よりお産ができなくなりました。そして、あらゆる高度医療は公立豊岡病院を受診しなければなりません。現在、養父市と構成する組合立の病院の在り方をどのように考えておられるのかお伺いをいたします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それではお答えをいたします。  兎塚・川会診療所の令和5年度以降の診療体制についてでございます。平成27年度から7年以上にわたり、両診療所で勤務していただきました医師が10月末で退職されたことに伴い、現在は兎塚診療所については小代診療所の医師が兼務し、川会診療所については、香住病院の医師に支援していただく形で診療を継続しているところでございます。町としましては、地域における医療を確保し、住民の安全と安心を守るためにも、診療所の存続に向けた体制確保に努めているところであり、令和5年度につきましても、現在の診療体制をできるだけ維持していく方向で検討をしておるところでございます。また、診療体制を検討するに当たり、関係機関とも調整を行い、診療所を利用される住民の方にとって少しでも利用しやすい体制づくりに努めております。  なお、兎塚診療所及び川会診療所の現状につきましては、人口減少と高齢化が加速する中で患者数は年々減少しており、どちらの診療所の運営も非常に厳しい状況にありますので、今後は地域住民と一体となって診療所の在り方について協議を行っていく必要があると考えております。  次に、香住病院でございます。公立香住病院は、昨年10月に上田新院長が着任され、新たに胃腸科を開設いたしました。上田院長着任後、本年4月には県の派遣医師が1人増員の3人となり、さらに7月には小児科の常勤医師も着任され、小児科は毎日午前、午後の外来が可能となるなど診療体制の拡充が図られたところでございます。また、現在進めております東館の新築につきましては、胃及び大腸カメラ室、リハビリ室及び透析室を配備し、現在の透析室は15床ですが東館完成後には20床となり、より多くの患者さんを受入れすることが可能な施設として整備を進めております。  議員ご指摘のとおり、本町におきましては、他の地域と比べますと医療機関が少なく、医療提供体制は非常に厳しい状況にございます。医療、介護に対応するニーズが増大する一方で医療現場の負担は増大するなど、民間の医療機関が増えることが望ましいとは思いますが大変厳しいものがあると考えます。公立香住病院としましても、限られた医療資源の中で地域の中核病院としてできる限りのことは取り組んでいきたいと考えております。介護老人保健施設や訪問看護ステーションなどの附帯事業のほか、発熱外来の実施、新型コロナワクチンの接種、訪問診療、介護保険施設の協力医療機関、学校医、産業医、各種予防接種、健診の実施など多岐にわたり業務を担っているところで、これらの業務は今後も維持していかなければならないと考えております。  私も、毎月病院で開催をされます経営会議に出席しており、経営状況につきまして報告を受けておりますが、上田院長着任後、患者数も増加しており、昨年下半期の入院患者数は対前年1,078人、19.7%の増、外来患者数は1,990人、11.2%の増、また、本年上半期の入院患者数は対前年339人、6.2%の増、外来患者数は4,215人、22.8%の増となっており、収支も改善をしております。今後におきましても、医師及び医療従事者の確保に取り組み、10年先、また、将来を見据えた持続可能な医療提供体制を確保し、地域の住民が健康で安心して暮らすことのできる地域医療を目指し、全力で取り組んでまいりたいと考えております。その結果として、継続して安定した医療が提供できる健全な病院運営に期待しているところでございます。  次に、八鹿病院の関係でございます。但馬地域において公立八鹿病院は、保健、医療、福祉を包括する西南但馬地域の中核病院として急性期、慢性期、在宅医療を担うとともに、近隣の医療機関と連携を図りながら二次救急までを担い、また、人間ドックをはじめ、がん検診など各種検診を積極的に実施するなど地域住民の医療と健康を守っていただいております。また、公立八鹿病院組合立である公立村岡病院においても、地域の中核病院として大変重要な役割を担っていただいております。近年、村岡病院は、高齢化が進む地域の実状を踏まえて高齢者の訪問診療や訪問看護など患者の気持ちに寄り添った地域医療の充実に力を注いでおり、患者の皆さんが住み慣れた地域で安心して療養生活を送れるよう、往診が可能な体制を確保し、必要に応じた医療、看護の提供に努めております。医療機関が少ない本町にとってはどちらも大変重要な病院として位置づけており、構成市町である養父市とも連携を取りながら医療提供体制の確保に協力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 再度、質問させていただきます。  1つ目ですけども、今後、協議をしていって診療所を維持していくというお考えのようでございますけども、医師の招聘というのは経験上とても大変であると認識しております。全国的に見てもニーズに合った医師の雇用は大変で、特に地方の小さな自治体であるとなおさら困難であると考えます。どんな医師でもよいのかとなるとそうではなく、本町の場合、診療所ですので全身を診れる総合医が必要だと思われます。現在の医療は様々な検査データを集めてより的確な診断がされます。診療所だと検査内容にも限りがあり、その場で診断に必要とされる検査ができない可能性も出てきます。以前、病院へ行く交通手段は限られていましたが、現在は交通手段も発達しており、行政でも交通費の補助や町民バスを走らせる時代となり、公立香住病院や公立村岡病院を受診しやすくなっています。これからの人口動態を考慮すると、積極的に診療所の維持をする必要性があるのか疑問に感じますが、町長のお考えをお伺いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 診療所の維持については、我々も議員の思いも含めて検討してきた結果が令和5年度も現行の体制を維持するということで、令和5年度につきましては結論づけております。ただ、おっしゃいますように、診療所の患者数は年々減ってきておりますし、例えば川会診療所ですと、3人とか5人とかの状況でございます。しかしながら、この診療所の在り方については地元の皆さんのニーズや考え方が重要でございますので、健康課長を中心に射添地区の区長会の皆さん方との協議を踏まえて令和5年度の体制を決めたところでございますので、黒字とか赤字、診療体制の維持に経費がかかることばかりを念頭に置いて診療所の維持はできないと思っておりますので、住民ニーズが一定数ある以上、できるだけお考えに応えたいというのが私の思いでございますから、令和5年度も今年の体制を維持するということでございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) そうしましたら、1点だけ確認をさせていただきます。  令和5年度は今と同じ状態を維持していくということでよろしいのか、そのとおりのことを答弁されておるんですけども、新たに医師を招聘するという考えがあるのかどうなのか、その点についてだけお尋ねをいたします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 医師の獲得は大変難しいものがありますので、新たに専従の診療所だけを見ていただく先生を常勤でお願いするという考えはちょっと難しいかなというふうに考えております。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 私も先ほど述べましたけども、そのように感じております。私は、ある程度の医療の質を問うべきであるというふうに考えております。そのためにも公立香住病院や公立村岡病院を積極的に利用する体制づくりをして、病気の早期発見をし、町民の健康を守るべきだと思います。町民の皆様が両病院を利用しやすい体制づくりを求めて、2つ目について再度お尋ねをいたします。  東館を増設する目的として、先ほど答弁でもございましたが、透析ベッドを増やし、内視鏡ができる環境を整えるとされています。大変よいところに目をつけられたと評価しています。美方郡内で透析できる施設は公立香住病院だけで、対象者が増える中、ベッドを増設するのは地域住民にとって必要不可欠だと思います。  現在、公立香住病院では開腹による手術は行われていません。しかし、内視鏡下による高度な手術は行われています。代表的な例として大腸にできたポリープを切除することです。そのほかにも、胃や大腸にできたがんを内視鏡下で切除する内視鏡的粘膜下層剥離術も行われているとお聞きしています。内視鏡下で行われるこの治療は卓越した技術を要し、どこの施設でもできるわけではありません。かなり高度な医療を公立香住病院で行われています。  本年10月15日に香住区中央公民館で香美町医療福祉シンポジウムが開催されました。大変たくさんの方が参加されていました。町長も、パネルディスカッションのパネラーとして参加されておられました。覚えておられるか分かりませんが、コーディネーターの千葉先生が公立香住病院に求めることは何ですかと町長に尋ねられました。その返答として、一般会計からの繰入金をゼロにしていただきたいとする趣旨のお考えを示されましたが、このお考えはどのようなことを想定されて返答されたのか、記憶のある範囲で結構ですのでお伺いをいたします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) パネルディスカッションでの議論を一言一句覚えておるわけではございませんが、地域で必要となる医療を担いながら、しかしながら病院経営にも力を尽くしていただいて、一般会計の繰り出しはできるだけ少なくして町民負担を減らしたいという思いの中で言ったように思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 町長のお考えを否定するわけではございませんけども、医療というのはやはりお金だけで解決できるものではございません。確かに院長となれば経営というのも大切かもしれませんけども、お金ということを前面に出してしまうと、やはり我々、聞いていた町民としますと引いてしまいます。やはりいろいろなことを考慮して返答していただきたかったなというふうに私は思っております。  その中で、公立香住病院の先ほどの答弁でもございましたけれども、但馬の他の自治体が運営する公立病院の中で群を抜いてよいと私は考えています。病院だけで経営できる。理想かもしれません。公的病院の使命として不採算部門をなくすることは不可能に近いと思います。政府は、コロナ禍において公立病院の重要性を再認識しています。公立香住病院の特色、公立香住病院ならではの医療体制の確立をする、後押しを積極的に行政は行うべきだと私は考えますが、医療に対して町長は香住病院にどのような後押しをするのかお考えをお伺いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 当然、香美町の香住区が主体でございますが、香住病院の経営については、医師の確保、医療スタッフの確保、そういうことに今も全力を尽くしておりますし、私が町長になって以来、医師も以前から見たら格段に増えているという自負もございますし、今後も引き続き医師や医療従事者の確保については全力を挙げて取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 確かに今の公立香住病院は人気があって、若いスタッフもかなり増えてきているなというふうに思っております。しかし、私が聞きたかったのは、やはり最新の治療というものをこの公立香住病院でできるということはすごいことですので、こういうことに後押しをしていくというふうな強い心意気というのをちょっと示していただきたかったんですけど、やはりお金かというふうにちょっと感じてしまいますので、私は医療の中にいましたのでこういうことを言いますけれども、やはり自治体のトップとしましてはこういうことも学んでいただいて高度な医療というのを認識していただきたいなというふうに思っております。  現状、但馬の医療は公立豊岡病院を中心として構成をされています。この現状の中、西但馬を担う進化した公立香住病院の役割は大変大きくなってきたと考えます。公立香住病院のさらなる医療の充実を希望し、3つ目の問いについて再度お伺いをいたします。  公立八鹿病院の外来、入院の本町の利用率はともに6%です。全体の50%は養父市、残りを朝来市と豊岡市、特に日高町が占めています。以前、公立八鹿病院で対応できていた急性期の心疾患や脳卒中は今では受け入れていただくことができません。大部分は公立豊岡病院でしか診ていただけません。その公立豊岡病院で入院する場合、構成市町でない本町の皆さんの負担は高くなります。病院を選択する余地があればよいのですが、現状公立豊岡病院しかありません。本町も構成する公立豊岡病院組合は以前から本町の利用率も低く診ていただく診療科も少ない。何のための組合立の病院なのか疑問に感じてしまいます。このような状況、以前とは違うという状況を町長はどのようにお考えなのかお尋ねをいたします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) まず、先ほどの香住病院の関係でございますけども、高度医療、但馬でも珍しい高度な医療ができている部分については、今までの議会のご審議の中でも上田院長が着任されると同時に豊岡病院以上の機器を導入することは皆さんにもご審議していただいて決定をしていただいて機器の導入ができて今の診療があるわけでございますから、私が何も知らずに何もしてないようなご質問だけはちょっと勘弁していただけませんか。ですから、我々としては病院の経営にも一生懸命取り組んでいく考えはございますので、そういうことについて、議員のご質問は何かちょっと私はおかしいように思うんです。  それから、八鹿病院の関係につきましては、以前から私も月に一度は構成市町長会で行かせていただいております。医師の確保について定員が54名ぐらい必要な病院になっておりますが、年々なかなか確保ができずに32、3人の常勤の先生だと思いますけども、そういう中で、厳しい中にあってもそれぞれ富管理者や後藤院長先生も含めて広瀬市長と私、医師の確保にも全力を注いでおりますし、なかなか先ほどの分娩ができなくなったようなことも最近になってできましたけども、まずは医師の確保や医療スタッフの拡充について全力を挙げておるのが現状でございます。なかなかそれも思うようにいかないのが現状でございます。なかなか期待にはお応えできてないと思いますが、八鹿病院の体制につきましてもしっかりと構成市町としての役割は担っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 売り言葉に買い言葉ではございませんけれども、最初の公立香住病院の問題ですけれども、そしたら、町民が皆様がおられる場で、なぜ今の公立香住病院というのは高度な医療をやっているんだというその一言がなぜ言えないのか。そういうふうに思っておられるのであれば、そういう公的な場できちっと述べるべきではないでしょうか。そうすることによって香住病院で働いている方々もやはり意識も高まってきますし自負も芽生えてくると思います。しかし、言われることは、二言目にはお金のこと、今でもそうですよね。高度な医療機器をそろえているからとか、そういうことではないということを私は申し上げているので、その点についてはどうでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 小谷議員の受け止め方でそうはおっしゃいますけれども、例えば、あのときのシンポジウムの後でも様々な方から医療従事者に対するねぎらいの言葉が町長から出たことについて感動したとか涙が出そうになったとか、いろいろよいお話も伺っております。千葉先生のコーディネーター役に急に様々なことを素人の私が尋ねられて、もともと医療関係者であったあなたのように分かれば私も精いっぱいのお話はさせていただきますが、予行演習があるわけでなし、そのときに千葉先生から尋ねられたことに正直に自分の持つ能力でお答えするのが精いっぱいのことでございますから、あのときにあの言葉が出なかったとかお金のことばっかり言っとった、そういうふうにおっしゃる方ばかりではないことも事実でございますから、その辺はこういう公の場でその一つ一つのいろいろなことをあからさまに質問なさるのはどうかという思いがございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) あからさまに言っているわけではなくて、最初も述べましたけれども、やはりそういうことも意識として設けていただきたいということを私は申しましたので、これからそういう場がございましたら、公立香住病院では高度な医療をやっているんだというこの一言を付け加えていただけたらなというふうに私自身は思います。  それと、公立八鹿病院に関することですけれども、今の町長の答弁だと積極的に今の組合立の病院を維持していくというお考えなのか、その点についてだけ、もう一度。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 当然であります。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 国では急性期と慢性期の病院機能分けを始めています。この地に安心して暮らしていくためにも医療はなくてはならない大変重要な要素です。組合立の病院を設立した時代と違い、人口動態、医療体制とさま変わりした昨今、従来の考え方を検討しなければならない時期になったのではと思います。いつも申し上げますが、あれば便利な医療からなくてはならない医療にしていただくことを強く求め、次の質問に移ります。 ◎議長(西谷 尚) ここで暫時休憩を取ります。再開は14時25分といたします。                               午後2時11分 休憩                               午後2時24分 再開 ◎議長(西谷 尚) 休憩を閉じ、会議を再開します。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 次の質問は教育長に、冬季の通学安全確保について問います。  本町は南北に広がる町で、山間部と沿岸部では気候の差が激しく、特に冬季においては、積雪による地域差があり、通学時の条件に大きな違いがあります。そこで、1つ目は、各学校に通学方法を任せては。2つ目は、中学校の部活動は日の入りに合わせた時間配分にされては。2項目についてお伺いをいたします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。教育長の答弁を求めます。  教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 小谷議員の質問にお答えします。  学校の通学方法につきましては、基本的にはそれぞれの学校の判断により決めることができますが、その判断の基準としているのが、香美町スクールバス運行に関する規則と、それから、香美町遠距離通学費補助金交付要綱の規定があるため、スクールバスでの運行区域でなく、かつ遠距離通学費補助金の対象でない場合に関しては徒歩通学をしているというのが実態です。つまり、通学に係る補助金は出ませんが、近隣の地区でも学校判断により路線バスで通学することはできるとしております。そのような場合には、学校から教育委員会に対し、スクールバスの運行区域や通学費補助金の対象地区でないが、バス通学させたいという旨の相談があり、その理由によってはスクールバスの利用を認めた事例や、バス代は保護者負担でバス通学を行った事例もあり、特例的な取扱いとして対応を行ってきております。したがって、各学校では、スクールバスの利用や、通学に係る補助金を交付するといった判断はできませんが、通学方法を決めることは学校判断で可能となっています。  次に、中学校の部活動に関してですが、日の入りに合わせた時間配分にされてはとのご質問ですが、現在、3中学校とも季節によって部活動後の下校時刻を変更しています。香住第一中学校では3月から10月下旬までは17時40分、10月下旬から2月までは17時10分としており、村岡中学校では4月から10月中旬は17時50分、10月中旬から文化祭までは17時20分、文化祭終了後から1月は17時、2月、3月は17時20分としております。小代中学校は4月から10月までは18時、11月は17時15分、12月から3月は17時としています。ただ、徒歩、自転車、スクールバスで通っている生徒は季節に応じた帰宅時間となっていますが、JRや路線バスで通っている生徒は部活動後の下校時刻が変わっても、公共交通機関の便が少ないことから利用する便が変わらないことがあり、帰宅時間は1年を通じてほぼ同じになっており、特に、冬季間に関しては、自宅に着く頃、周りは真っ暗な状態です。生徒の安全のため、香住第一学校では、冬季間はJRで通う余部方面の生徒は部活を途中で切上げて1本早い便で下校させるなどの対応をしていますが、JR、バスとも便数が少ないのがネックになり、部活動の時間設定に苦慮しているのが現在の状況です。  今後、部活動の地域移行の動きもあり、部活動の在り方そのものが大きく変わってきますので、その検討に合わせて時間設定なども考えていくようにしたいと今現在思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 教育長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 建設課が示された町内の町道の歩道除雪作業場所は10路線で総距離3万5,272メートル。積雪の多い村岡区では7路線の1万3,600メートル、小代区では4路線の2,620メートルで、ともに委託先は1社で請け負われています。どの路線が通学路なのか知り得ませんが、通学路の場合8時までに除雪をすると伺っています。しかし、この時間だと子どもたちが通学する時間には間に合わないのではと思います。地域によっては、国道や県道が含まれ、なおさら複雑になってしまいます。毎年、積雪があるわけですので同じ問題が起きていると考えられます。以前にもお尋ねしたと思いますけれども、教育長は、通学時の積雪の対応についてどのようにお考えなのか、再度お尋ねをいたします。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) これは、ここ何年間かの雪の量を想定すると、非常に先ほどの問題というのは多々あったり、雪のないところはあまりその年には問題なかったりという部分が正直言ってあるんですが、その都度、雪の多いときに関しては、その対策を考えていかなきゃいけない。先ほども学校の周辺の除雪の話も出ましたけども、学校だけでは当然太刀打ちできない部分に関しては、町も含めて相談をかけながら対応していかなきゃいけないと。何はともあれ子どもたちが安全回避をすることも教えていきながら雪道の対策に関しては考えていかなきゃいけないかなというふうに思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 小学生の子どもさんをお持ちの父兄の方からこんな言葉をお聞きしました。高学年がいるうちは通学に安心を感じるが、高学年がいなくなると不安だ。確かに低学年だけだと安全に対する対応が未熟であると考えられます。小学校区により通学する路線が国道、県道、町道とまちまちであります。何よりも気候の差が著しい本町において、一定の基準、先ほど答弁でございましたけれども、要綱など一定の基準を設けるのは必要ではありますが、各小学校区の実状に合った方法、トップダウンではなくボトムアップのほうがよりよいのではと私は考えますけれども、先ほど述べられました通学方法に関する自由でいいですよみたいな通達というのはこれから設けられるお考えはございますでしょうか。各学校に任せてもいいですよという通達を出されるのか、今のところはないわけですよね。小学校から上がってくると、それに対する対応をするということで答弁がございました。じゃなくて、上げてきてくださいという通達ができるのかどうなのか、その点についてお尋ねをいたします。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 先ほど、その年によって違うという話はしたんですが、今のところ通達を出すつもりのところは今考えておりません。今後、いろいろな再編も含めて学校の通学路に関しては検討を加えていかなきゃいけないというふうに全体的には認識しておりますし、1つは、指定通学路というのが基本的に学校にはあってスポーツ振興センターの保険にも入っております。ですので、学校全体がそれについてこういうふうに考えてこういうふうな変更をしていこうと思っているということに関してはあるのでしょうが、指定通学路を勝手に子どもが今日はこっちの道、家庭がこっちの道というふうに決めるものではないというふうに思っておりますので、その辺りは学校とのやり取りを今後続けていかなきゃいけないというふうに思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 雪の季節も始まりましたので、柔軟な対応を求めておきます。  次に、もう一度2問目について再度お伺いをいたします。夏休みを短縮し時間的余裕が生まれているのではと思いましたが、日の入りが早くなっても、中学生の先ほど時間配分を教えていただきましたが、部活動時間は通常のようであります。十分程度短くなるんですけれども。ある中学校では、下校時は上り坂となり自転車を押して帰らなければならず、7時頃の帰宅になるようです。今の時間だと、教育長の答弁でもございましたけれども、周りは真っ暗となり危険リスクが高くなります。私が中学校のときは、季節的なことを考慮してなのか定かではありませんが、秋から3学期にかけて部活動はありませんでした。教育の一環の中に部活動があるわけですので総合的な安全確保は第一だと考えます。先ほど時間的な配分をお聞きしましたけれども、これでよいのか、教育長のお考えをお尋ねいたします。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 実は中学校生の部活動が開始できる時間というのは、恐らくどの学校も3時半頃から終学活をして、部活動の場に行って着替えてスタートできるのは幾ら頑張っても4時ぐらいの部活動のスタートというところがほとんどだと思います。そこから先、一番早く終了するところでも5時、5時10分、これが最短です。正直に言いまして、部活動、私が勤めているときもそうでしたけど、1時間できるかできないかというところになってきます。これ以上の短縮というのは部活動をする意義もまた話は別になってくる。これはどっちを取るかという問題ではあるんですけども、やはりやっている以上、部活動をするのであるならば、勝つことを主義としてはいないというものの、やる以上はしっかり練習していろいろな大会に向かっていってモチベーションを上げていくということも一つの大きな柱になっていると思いますので、その辺りの兼ね合いが非常に難しいんですが、ただ、先ほど余部のことを言いましたけども、実は、1本早くすることによって30分ぐらいの部活動しかできない。実は現場としての一番大きな悩みというのは、チームの部活動なんかはフォーメーション練習をしようと思ったときにはそろわないというような状況が現場の中にはあって、非常にこれは苦慮をします。もちろん一番は安全第一だと思っておりますので、そこの部分は十分注視しながら、でも、一定時間の確保をするということで、今の現状が最大限の確保かなというふうにも考えております。5時になったら今暗いですので、とてもじゃないですけど明るいうちにと考えたら部活なしで帰すしかないという現状が正直言ってあります。  それから、先ほど家に帰ったら7時というふうに言われましたけど、先ほど言いましたように5時過ぎには一応学校を出しますので、2時間かかるということはあまり考えられないので7時がどうなのかなと思いましたけど、6時過ぎるという子、もしくはJRの関係で7時になる子も多分出てくるのかなというふうにも思いながら聞いておりました。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 一番最後の答弁にお答えしますけども、上り坂を自転車を押して帰るので相当な時間がかかるということだけは認識しておいていただければと思います。  そして、一番最初の問いに述べましたけれども、やはり日の入りに応じた部活動時間、どうしても部活動をしなければならないというわけではございませんので、やはり総合的な安全を第一に考えていただきたいなというふうに思っております。  教育の現場では子どもたちの安全を第一に考えていただいていると思います。しゃくし定規的でなく子どもは大人が守る、このことを一番に考えた行政の取組を強く求め、そして、子育てがしやすい香美町を目指していただくことを期待して私の一般質問を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 以上で小谷康仁君の一般質問を終わります。  次に、松岡大悟君の一般質問を行います。  松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) 議席番号10、松岡大悟です。通告に従いまして第136回12月定例会一般質問を行います。
     2022年も師走に入り、残り数日となってきました。今年は世界情勢も揺れ動き、国内でも様々な事件や事故が頻発し、決して穏やかな1年とは言えない年だったと感じています。町内においてもコロナ感染拡大や物価の上昇、さらには町内事業者の廃業等町民にとってもマイナスとなる要素が多い年でもあったと思います。このような環境の中、町行政は町民の暮らしや地場産業を支えるべく政策を打ち出して町政運営を行ってきたことと思います。その町政の取組状況を町民に説明し、町民と広く意見を交換するべき場である町政懇談会が今年度も開催されました。  最初の質問項目は、その町政懇談会の在り方について町長に伺います。繰り返しになりますが、毎年開催されている町政懇談会は、町長が町政の取組状況を説明し、町民と町政運営について意見を交換する貴重な機会です。今年は10月初旬に3区で開催され、約160人の参加者と町政運営などについて活発な意見が交わされたと町のホームページにも実施報告が掲載されていました。そこで質問です。  1、町政懇談会を開催する目的を改めて伺う。  2、日程調整や体調不良等で会場に来られない町民もいると思うが、懇談会の様子をオンラインで配信してはどうか。  3、平日夜間の開催だと生活環境の影響で参加が難しい町民もいると思う。より多世代の町民に参加いただけるように、開催曜日や時間帯を変えて複数回開催してはどうか。  以上、3点を町長に伺います。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは答弁をさせていただきます。  議員ご指摘のとおり、町政懇談会は香美町総合計画に掲げるまちづくりの基本方針であります協働によるまちづくりの推進を進めるため、町民の皆様が町政へ参画していただく機会を確保することを目的とするもので、私自身が直接町民の皆様に町政の取組状況を説明し、さらに町政全般について建設的なご意見を頂く重要な機会として開催をしているものでございます。ここで、多くの町民の皆様から町政に関する様々なご意見を頂き、可能な限り、これを町政に反映させていくことが重要と考えておりますが、意見交換の際に懇談会の趣旨にそぐわない個別の問題についての発言をされる方も見受けられます。  懇談会のオンライン配信につきましては、開催を検討する段階で担当課から提案がございましたが、さきに申しましたように、意見交換の際の発言が町政に対する質問や提案にとどまらないことから、単純にこれを配信することは適当ではないと判断をしております。また、理由として、当日会場にお越しいただく参加者に対しあらかじめ懇談会をオンライン配信することを伝えておく必要がありますが、ライブ配信により個人を特定されることを嫌がられる方もあるなど、これを歓迎する方ばかりではありませんので、このことによる参加者の減少や参加者の方の活発な意見交換の妨げになることなどが懸念されることからオンライン配信については見送りをさせていただいております。  繰り返しになりますが、私自身が直接町民の皆様へ町政の取組状況等を説明し、町民の皆様から直接ご意見を頂く重要な機会でございますので、今後とも対面での開催を基本としたいと考えております。  開催曜日や時間帯を変えて、複数回開催してはどうかというご意見を頂いておりますが、町政懇談会に参加しにくい方に対しては、町内に在住、在勤もしくは在学しているおおむね10人以上の者で構成された団体またはグループを対象とした香美町出前まちづくり懇談会などにより、町民の皆様との意見交換を行う場を確保することとしておりますので、香住区、村岡区、小代区の3会場での夜間開催にご理解を頂きますようお願いをいたします。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) 今、答弁いただきまして、改めて目的をここで伺ったのは、私が思っていたのと同じだったんですけど、目的はやっぱり大きく2つあるのかなと。町長もしくは町の課長が直接町政の取組状況を町民に説明されるというのがまず1つです。それを踏まえた上で、町民との交流というか意見を交換するという大きく2つ目的はあるんだなと感じました。まず、ここは間違ってないですか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) そのとおりでございます。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) そこが確認できた上で、2)のオンラインで配信してはどうかというところなんですけれども、私の思いとしては、町の取組というのは、当然、毎年変わってくるわけですよね。主要なところは変わらないにしても、その時々の町の状況であるとか国の動向であるとか、世界情勢かもしれないです。そういうことを鑑みて町民の暮らしであるとか仕事とか、そこにより早い対応をしている。その年その年のこういう状況だからこういう取組をしているという、10月が大体開催ですので大体年度の半ばあたりで現状の取組状況を説明される。これは一方的な話ですので、ここに関しては会場に来られている方だけではなくて、ここに関してはそれ以上に、例えばオンラインで動画を残して後でも見れる。町は今どういうことをやっているんだろうって知ってもらうということは全く問題ないかと思うんですが、その辺、いかがですか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 私はオンライン配信ぐらいはいいのかなというふうな思いもいたしますが、ただ、確かに例えばご自宅でもオンラインによって視聴される方があることによって、あれは形としては例えば下浜区の浜上ですとか、ということを先におっしゃっていただくような形になったり、町に対してご質問なさる方々の様子、これは私は個別、そんなことは気になさらない方のほうが多いとは思いますが、中にはオンライン配信があるならちょっと恥ずかしいから、言うことにはしておったけどもやっぱりやめようかなというようなことが出ないように、広く浅くといいますか、広く誰でも自由にご発言をいただける体制には、オンライン配信のよいところも十分認めさせていただきますが、少しブレーキがかかる部分もあるのかなということで今の形にしております。  一方では、先ほどおっしゃいました曜日や場所を変えてというお話にしましても、今までから、そのこともいろいろと検討はしておりますけども、従前からもっと細かい範囲で数をこなしていったらどうかというようなこともありますが、全課長、会場の設営に多くの職員も要しますし、例えば120集落で1つずつなんてなりますと、3日に一遍はしとらんなん、土日も含めて3日に1回もしなければいけないようなことになりますから、おおむねそういう場で発言を頂くようなことを期待するために、特に一般の町民の方が自由参加で参加をしていただくこともお願いしておりますが、おおむね区長さんとか区の役員さん方、あるいは行政の審議委員をしていただいている方々にも案内を出させていただいておりますから、やっぱりそういう方々が中心になりつつございますので、いろいろな我々が当初期待しているような意見交換にならないような場面もありますから、まだこれから今後行うに当たっては、今のオンラインの配信も含めてより多くの方に参加していただいて、活発な意見を頂けるのかなというふうに思います。特に10月に行っておるといいますのは、当初、今年で言いますと4年度の予算を執行する4月から半年たったあたりで、今までの流れや進捗状況を簡単に説明していただいた後、町民の皆さんからの意見が、例えば今で言いますと、来年度の5年度予算に参考になるようなものを提案を頂きたいという意味で10月近辺にということでさしていただいているところでございます。議員がおっしゃいますように、いろいろと不備な点もあったりするとは思いますので、今後、また来年度の開催についてはどういうふうな形にするかはしっかりと検討していきたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) 町長、細かく質問をしているので、質問以上の答えが、何もそんなこと、今は聞いてない。順番があるというか、1個1個確認していきたいので、もう一度確認させてもらうと、1番のところで、目的を改めて確認させていただいたんです。そうしたところ、調整の取組状況を説明するという部分と、それを踏まえて町民さんと意見を交換するという2つがあると。最初の取組状況を説明するというところに関しては、一方通行、説明をするのでそこはオンラインで構わないと思うんですが、いかがですかと聞いたんです。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) そのことについては、問題はないと思いますので前向きに検討させていただきます。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) そうですよね。その中で、今はもちろんオンラインとかはされてなくて、会場に来られた方には町からの取組の状況が説明されている。今年度で約160人の参加が3会場であったと。昨年が約170人、今年度が160人ということは全町民の約1%の方が現在の町の取組状況を聞かれたということですよね。一番最初の答弁では、やっぱりより多くの町民に参画いただくためにこの町政懇談会を開いているんだと。その観点から全町民の1%の約160人の方に町政の取組状況を聞いていただいているというのは十分ですか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それぞれご自身の事情あられると思いますので、その160人の方が、それもこちらからお願いをして区の役員さんだとか区長さん方も含めてそのような状況ですから、そういうことに直接参加をされないという考え方を持っておられる町民が多いのかなというのが率直なところの思いでございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) 先にいっぱい答弁を頂いたのでちょっと順繰りになってしまうんですけども、だからこそ目的の1つである取組の状況説明に関してはオンラインでより広く知っていただくことが有益だと思いますし、やっぱり日にちを決められてその日に調整してというのはなかなか難しいと思うんです。私も、今年度、3会場とも日程調整ができなくて行けなかったんです。当然、一町民さんを見てもそういう場面があると思うんです。ただ取組の状況は、より聞いていただきたいという目的があるのならば、聞いていただけるような方法もあるのかなと。それが、例えば今で言うとオンラインで配信して、より今よりも、会場に来るだけじゃなくてもその取組を聞いていただける幅が広がるのではないかというところが提案だったんですけれども、そういうふうに肯定的に言われているので、ぜひやるべきだと思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 例えば、その年度の進捗状況だとか、そういうことを行政側から町民の皆さんにお知らせすることは何もオンライン配信だけでなしに、例えば広報の特別号でも出して必ず1世帯に1枚は行くわけでございますから、今年度の取組の進捗状況というような形でお示しをすることも可能でございますし、オンラインでしても向こうからのお応えに対応することを私1人がするというようなことも可能ではあろうかと思いますが、なかなかそういうこともできませんので、今の形を取らせていただいておりますが、今の形に問題があるということは、たまに町民の皆さんからもご意見も頂いたりいたしますし、お手紙を頂戴したりすることもございます。そういうことを回避して少しでも多くの方々に参加していただける仕組み、あるいは今の議員ご提案のオンラインのことも含めて検討をさせていただきたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) 今町長がオンラインじゃなくても、例えば広報紙の特別号を出してでもというふうに言われましたけれども、別に特別号を出さなくても町政懇談会、広報誌に2ページにわたって開催したことが載っているんですけれども、その紙面のほとんどというか全部が質疑応答のことなんですよね。もともと目的として町政の取組を町民に説明するということと質疑応答という2つがあるんですが、この広報を見ても町政の説明をすることに関しては全く載ってないんですよ。それはいかがですか。どう考えられますか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 年度途中の進捗状況をお伝えしたりすることは、例えば3月に予算が確定した段階で全世帯に配られる町報にも今年度の町の予算、新しい取組事業、全てを網羅して出させていただいておるわけでございますから、そこは必要ないのかなというふうに思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) 3月に予算が決まった時点で広報に載ります。これは確かにそうです。関心のある町民さんは見られますよね。10月に取組の状況を町民さんに説明することが必要だからこの町政懇談会を開かれている。目的の1つですよね。大きく言うと2つのうちの1つが、3月に予算の決まった時点でその取組を出しているから、10月の町政懇談会でそこを示す必要がないというならば、言っていることが、今、町政懇談会の目的と、何だかその必要性と広報紙に載せる必要性がない、ちょっと整合性が取れないと思うんですけれども、ちょっと頭を整理してまとめてご答弁ください。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 町政懇談会の内容についてを広報紙で報告をさせていることが、受け答えのやり取りだけが出ていることが問題であるということについては、何らかその広報紙でも、改めてさっきのオンラインの配信も含めてどういうふうにすればいいのか、今後検討させていただきたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) 私が問題視している話ではなく、町として町民に10月の段階での今年度の取組の状況を町民に説明することが重要だから町政懇談会を開いているという話だったので、ここに載ってないのはどうなのだというところ、私自身が問題視しているんじゃなくて、町として目的とやっていることがそぐわないんじゃないですかと言っているだけで私が問題視している話ではないです。  もう一つここのところで加えると、先ほど町長からもあったんですが、出前まちづくり懇談会、町内の10人以上の団体やグループ、これは、昨年6月の同僚議員の質問の中でも、こういうグループに対しての出前まちづくり懇談会で意見交換の場を確保することも考えますと、昨年の6月の議会でも答弁されているんですけれども、その進捗というのは具体的にいかがですか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 町民からそういう要請があったことはないようでございます。今の時点では機会がなかったということでございます。住民に対する広報が思うようにいってないのかもしれませんので、ちょっと検討させていただきたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) ちなみに私がよう見つけんかっただけかもしれないですけど、どこでこれは告知をされていましたか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 担当者はしてないようでございます。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) この出前まちづくり懇談会に申込みがなかった、どこで告知していましたか、告知はしてません。それは申込みはないです。申込みがあったら奇跡的ですよ。そこは答弁、今のは前後して、してなかったらしてなかったでいいんです。今後してくださいと僕は言いたいので。申込みがなかったことを先に答弁されるんじゃなくて、その進捗はいかがですかと聞いているので、進捗は改めて問います。進捗はいかがですか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 住民に対する告知ができてなかった、今の時点ではということでございますので、少し申し訳なかったなというふうに思っております。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) 1問目のまとめにしたいんですが、町政懇談会を開催される町の目的は、町の町政の取組状況を町民に説明して理解いただく。それは町政に参画していただいて関心を持っていただきたいから町の取組を説明することがまず1つ。  もう一つは、その町政の取組を踏まえて町民と町長、もしくは町執行部の方が建設的な議論を行う場を持つことが目的である。その中で、全ての町民がそこに来れるわけではないので町として別段グループに懇談会を設けて来れない方に対応していきます。去年も言いました、募集はしていません。町政懇談会を行う目的を本当に何で行うのか、もう一度、目的のところを明確に頂きたいですし、そのために何をやっていきたいのか。私がやってほしいというか、町がその目的を持つ中で、今後、何をどうされていくのかということを答弁いただきたい。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今、確認をさせますと、制度ができたときにそういう制度ができたことを全戸配布で告知はしたようでございます。ただ、それが十分できていなかった。繰り返し告知をするとか、例えば、町政懇談会に参加をされなかった皆様へというような形でそういう制度があることを丁寧に周知ができてなかったのは事実でございますから、今後は気をつけてさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) ちょっと理解に苦しみますが、今後、町政懇談会、なぜこれを開催するのかという目的はしっかりと考えて、その目的を果たすための施策であると思うので、改めて目的を何度も聞いてしまったんですが、やはり目的がないことをやっても仕方がないし、目的があるのにやることをやらないというのもまた違うと思うので、ぜひいい形での町政懇談会を開催されてより町民の方に参画いただき関心を持っていただけるような施策になればと願います。次の質問に移ります。  2点目は、行政放送の発信について伺います。防災無線で放送されている行政放送ですが、10月から町ホームページでも公開されるようになりました。放送を聞き逃した場合や外出先からも放送内容を確認でき、その情報を文字で確認できるので耳の不自由な方にとってもありがたい取組だと思います。今まで以上に町からの情報が町民に届くことは町政運営の観点からも非常に重要なことだと考えます。そこで質問ですが、今後行政放送をさらに多くの町民へ伝える仕組みを考えているのか伺います。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、行政無線による行政放送についてのお答えをさせていただきます。  香美町防災行政無線による行政放送につきましては、有事の際はもとより平常時においても町から町民の皆様に重要な情報を伝達する手段として大きな役割を果たしているところです。行政放送ですが、毎週火曜日、木曜日、土曜日のそれぞれ朝6時40分と夜19時30分に定時放送を行い、これに加えて必要に応じて随時放送を行っております。これらを聞き逃した場合や外出先などでも24時間以内に町から放送された内容を電話で聞くことができますし、また、機器には録音機能がありますので、従前からこれを確認していただくことができました。  今回、議員のご指摘のとおり、このたび都合で放送を聞けない方や聴覚に障害のある方に対しても行政として必要な情報を届けることを目的に、令和4年10月から行政放送の内容を町ホームページに掲載し文字でも確認していただけるようにしたところでございます。ホームページに掲載するに当たっては、この内容を基に音声読み上げソフトを利用されることも想定し、複雑な表などで整理した形としないこととし、さらに運用開始後に可能な限り関連サイトにリンクする形にするように見直しをするなどし、閲覧していただいた方の関心を高めるように取り組んでおります。  行政放送は、町民の皆様に情報を伝達する手段の一つとして大きな役割を果たすものであり、これに付随する行政放送の内容を掲載したページについては見直しを続けながら運用していくこととしますが、伝達する情報をホームページや広報紙などで併せて発信することにより効果を高めることができるものであると考えますので、今後もどのような取組が住民の方への有益な情報伝達手段であるのか総合的に見直しながら運用し、少しでも多くの町民の皆様に情報をお届けすることができるように取り組んでまいります。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) 答弁いただきまして、まさに町長がおっしゃるとおりかなと思っております。やはり今まで町の情報というのは、一般質問等々でもやっぱり町の広報とホームページと行政無線で広報しておりますというのがよくある3点セットだったんですが、今回、防災無線での行政放送というのは、やはりその場にいないとなかなか聞き逃すことがある。それを改めて文字として町のホームページに載せるというのは、確かに今までその情報を逃していた方からするとひとつ大きいかなと思うんです。それは大きな一歩だと私は思っていまして、ただ、これをやったから格段に今まで以上に多くの方に情報が届くとはなかなか言い切れないかなと。ただ、今までよりはその選択肢が増えたので、一歩ずつ1つずつ情報をより町民に届ける方法って大事なんじゃないかなと思っているんです。ということは、今回は、今まで3点セットだったのが、防災無線での行政放送が町のホームページで文字で見れるという一歩進んだ、その次に何か新たに町民に情報を届けるようなことは具体的に考えておられますかというのが質問内容です。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今、議員からありましたように、その3点セット、やっとできるようになった。その後に町民からのニーズはどういうものがあるのかも担当課の中で検討して、できる限り情報を町民の皆様に伝達する手段の在り方については内部でも検討は進めていかなければなりませんし、また、町民の皆様からのご提言があれば、それに沿う形で情報伝達の機会を増やす努力は続けさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) 直近の12月13日のまさに町のホームページに行政放送の内容が掲載されたやつを見てみますと、内容としましても、会計年度任用職員の募集であるとか公立香住病院の耳鼻咽喉科外来の休診についてであるとか、公立村岡病院の小児科の診療について、新春ジャンボ書初め大会の参加者募集について、ありとあらゆるジャンルの非常に重要な情報がその防災無線で流される、文字としてホームページに。ただ、これは情報としても届けたいターゲットというのはまた違うのかなと思うんです。この情報は全町民、この情報はできれば若い方に、この情報は子育て世代の方に、そういうような情報の出し方、そこにより届くようなことも今後考えていくべきなのかなと思うんですが、そういうお考えはありますか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) そういう議員からのご指摘も一部でございますし、私としては、その世代、それが確定して必ず若い方々だけとかいう手段ということよりも、全町民が使うツールで情報はお伝えすればいいのかなと思いますし、年代別の区分けとか登録制とか、そういうことはちょっとどうなのかなというふうな思いがありますから、議員のご提案でございますから、そのことも含めて町民に有益であるようなことについては取り組ませていただきます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) もう一つ踏み込んだ意見としまして、やはり若い世代というのは、やっぱりSNSの中で全国の自治体を見ても、例えばLINEにおいて、香美町行政のアカウントを取って情報を流す。ツイッターでも同じようなことが言えるんですが、行政無線をなかなか聞く機会が少ないのは特に若い世代なのかなと思いますし、そこに届けたい情報としてももちろんあるわけで、そういったようなLINEやツイッターの活用というのは具体的に考えておられますか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 私がどうこうとかということよりも、担当部署ではそういうことも含めて、今、ご提言がございましたので、今後、可能性があれば、あるいは何らかの法令に違反するようなことにならないのかも含めて検討はさせていただきます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 松岡大悟君。 ◎松岡大悟(10番) 1問目、2問目、共通してのことなんですが、やはり町として町民に町政に関心を持ってもらって参画いただいてという思いがある以上は、やはり町民側だけの話ではないので、それをどういう形で町政懇談会も一つの方法ですし、日々の情報をどう届けるかというのも、やはり町としてそこは目的として思っているところではあると思いますので、これは、町の町政運営をやっていく上でどのタイミングであってもやっぱり町民と共に情報を共有しながら、町民に関心持っていただきながら町政運営をしていただきたいなという強い思いとともに、我々議員としてももちろんその町民の声を聞いてこういう場でお伝えするということも当然やるべきだと思っておりますし、今後も町民へしっかり情報を届けることをやっていただきたいということをお伝えして、私の質問を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 以上で松岡大悟君の一般質問を終わります。  お諮りいたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
                  (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  次の本会議は明日12月16日金曜日午前9時30分より再開いたします。  本日は大変ご苦労さまでした。                               午後3時08分 散会 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...