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  1. 香美町議会 2022-06-03
    令和4年第133回定例会(第1日目) 本文 開催日:2022年06月03日


    取得元: 香美町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2022年06月03日:令和4年第133回定例会(第1日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午前9時30分 開会                ○ 開 会 挨 拶 ◎議長(西谷 尚) おはようございます。第133回香美町議会定例会を開催するに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  山々は緑濃く、矢田川では若アユが跳ね、爽やかな初夏の風が心地よい季節となりました。  議員各位におかれましては、ご健勝にてご参集賜り、感謝を申し上げます。さて、今年の5月は、3年ぶりに行動制限のないゴールデンウイークを過ごすことができました。各地でイベントが開催されるなど、ようやく社会も活気を取戻しつつあります。しかしながら、まだまだコロナ禍以前の日常生活を取り戻すまでには至っておりません。今月1日から、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての、兵庫県の独自措置が一部緩和されましたが、依然として、但馬管内、また、町内でも新規感染者が確認されており、引き続き、感染拡大防止に向けて取り組む必要があります。また、ロシアによるウクライナ侵攻新型コロナの感染拡大、そして物価上昇により、地域経済や消費生活に大きな影響が出ており、住民の生活の変化が実感される中、住民への生活支援や、地域経済を活性化するための取組など、柔軟で先を見据えた政策が求められております。  今期定例会に提案されます議案は、議案つづりのとおり、報告6件と議案18件の合計24件を予定しております。議員各位におかれましては、何とぞご精励を賜りまして、慎重なるご審議の上、適切妥当なる結論が得られますようお願い申し上げまして、開会の挨拶といたします。  次に、町長より挨拶があります。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) おはようございます。第133回香美町議会6月定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  議員各位におかれましては、お元気でご出席を頂き、誠にありがとうございます。町内では田植えもほぼ終わり、水が張られた圃場に山の木々の新緑が映り、大変きれいな風景が広がる好季節となりました。  さて、新型コロナ新規感染者数は、依然高い状況が続いておりますが、国では、水際対策を緩和し、6月1日から、入国者数の上限を1日当たり1万人から2万人に引き上げ、兵庫県においても、引き続き、基本的な感染防止策の徹底や、ワクチンの積極的な接種を呼びかける一方で、お祭りや行事など地域活性化に向けた取組を展開していくことも必要であるとされたところであり、町内にも徐々ににぎわいが戻ってくることを期待したいところでございます。香美町のワクチン接種の状況につきましては、5歳以上を対象とした初回接種と、初回接種を終了した18歳以上の方の3回目の追加接種を継続して実施しているところであり、5月31日時点で、2回目までの接種を終了した人は対象者全体の88.8%、3回目まで接種を終了した人は88%と県下でも高い接種率となっております。また、6月下旬からは、60歳以上の方及び18歳以上で基礎疾患を有する方等に対して4回目の追加接種の準備を進めているところであり、高齢者施設の入居者から順次接種を開始し、集団接種は7月9日より実施することとしております。まだまだ新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中ではありますが、接種を希望される全ての町民の皆様が、安心してスムーズに接種が受けられるよう、引き続き、全職員が一丸となって取り組んでまいります。  さて、漁業における令和3年度の町全体の総漁獲量は昨年に比べ0.9%減の約4,881トン、総漁獲高は7.6%増の約45億663万円となりました。このうち、沖合底曳き網漁の漁獲量は3.9%減の約2,663トン、漁獲高は4.2%増の約30億3,707万円、ベニズワイガニ漁は漁獲量が5.4%増の1,900トン、漁獲高は19.5%増の約12億8,574万円で、総じて漁獲高は増という結果となりました。一方、町内のスキー場においては、一部バスツアーは回復したものの、昨年に引き続き、コロナ禍での営業となり、入り込み者数への影響も見られましたが、町内3か所のスキー場入り込み者数は19万5,000人、対前年比114.0%となり、昨シーズンより2万4,000人の増加となりました。また、公立香住病院の診療体制につきましては、本年度は、県派遣医師が1人増の3人となり、正規職員、医師6人と会計年度任用職員医師2人の8人医師体制でスタートしたところですが、7月には、新たに小児科の常勤医師、杉原進先生が着任予定となりました。引き続き、安定した医療が提供できる健全な病院運営を目指すとともに、今後も医師確保に全力で取り組んでまいります。  今定例会には報告案件6件、人事案件1件、契約案件6件、条例改正等5件、補正予算3件、決算認定3件の合計24件の提案を予定しております。何とぞご審議の上、適切なご決定を頂きますようお願い申し上げます。  なお、行政報告につきましては、3月定例会以降の主だった事項を報告書としてお届けしておりますので、ご清覧いただきますようお願いいたします。  引き続いて、本年4月の人事異動に伴い、新たに幹部となりました職員に挨拶をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 税務課長、谷原裕典君。 ◎税務課長(谷原裕典) おはようございます。この4月より税務課長を務めております谷原裕典といいます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 町民課長、吉津弘一君。
    ◎町民課長(吉津弘一) おはようございます。この4月から町民課長を務めさせていただいております吉津弘一と申します。どうぞよろしくお願いします。 ◎議長(西谷 尚) 建設課長、瀬戸浦充君。 ◎建設課長(瀬戸浦充) おはようございます。4月より建設課長を務めております瀬戸浦充と申します。よろしくお願いいたします。      ──────────────────────────────  開会宣言 ◎議長(西谷 尚) ただいまの出席議員は16人であります。定足数に達しておりますので、これより令和4年6月第133回香美町議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。      ──────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 ◎議長(西谷 尚) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、西川誠一君、谷口眞治君を指名します。      ──────────────────────────────  日程第2 会期の決定 ◎議長(西谷 尚) 日程第2 会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、5月27日の議会運営委員会で決定したとおり、本日6月3日から6月23日までの21日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、会期は本日6月3日から6月23日までの21日間と決定いたしました。      ──────────────────────────────  日程第3 諸般の報告 ◎議長(西谷 尚) 日程第3 諸般の報告を行います。  今期定例会に提案されます議案つづり等は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。  次に、本日の議事日程、発議書及び行政報告はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。  次に、表彰について報告をいたします。  上田勝幸君、ご起立ください。  このたび、上田勝幸君が、町議会議員として、長年にわたり地方自治の振興と発展に貢献された功績により、兵庫県町議会議長会から表彰を受けられました。今後とも、さらに地方自治に貢献され、町政発展のためご尽力を賜りますようよろしくお願いいたします。  以上でございます。  次に、本日までに受理されました請願は、請願文書表のとおりであります。所管の常任委員会に付託しましたので報告いたします。      ──────────────────────────────  日程第4 報告第3号 委任専決処分をしたものの報告について ◎議長(西谷 尚) 日程第4 報告第3号 委任専決処分をしたものの報告についてを議題といたします。  議案の朗読は省略します。  報告の説明を求めます。  まず、委任専決第2号と委任専決第3号の説明を総務課長、穴田康成君。 ◎総務課長(穴田康成) それでは、私のほうから、委任専決第2号 損害賠償の額を定めることについて及び委任専決第3号 損害賠償の額を定めることについての説明をさせていただきます。  まず、委任専決第2号の説明を行います。議案書2ページ、議案資料1ページをご覧ください。  本年2月9日に発生いたしました対物賠償事故損害賠償額について、相手方との示談が成立したことに伴い、速やかに相手方を救済するため、地方自治法の規定に基づき、4月5日に専決処分を行いましたので、報告をするものでございます。  事故の概要を説明いたしますので、議案資料1ページをご覧いただきたいと思います。地図の上側が北側となっております。丸で事故現場としてお示ししているところが事故の発生場所となります。事故が発生しましたのは令和4年2月9日午後12時30分頃で、主要地方道香住村岡線の香住区小原地内でございます。ごみ収集のため、町職員の塵芥収集車が、小原のごみ収納庫に切り替えして近づく際に、塵芥収集車の後方部分が接触し損害を与えたもので、その損害賠償額が確定したため専決処分を行ったものでございます。損害賠償額は19万4,150円です。これはごみ収納庫の修理を行ったもので、この事故に係ります過失割合は当方が100%でございますので、この額は相手方の損害額に相当するものでございます。町がお支払いいたします賠償金につきましては、加入しております公有自動車損害共済保険によりまして全額補填されます。  以上で委任専決第2号の説明を終わりますが、今後、職員に対する安全運転講習等を通じ、安全運転の意識の高揚を図り、事故防止に努めてまいりたいと考えております。  続きまして、委任専決第3号の説明を行います。議案書では3ページ、そして、議案資料では2ページとなります。ご覧を頂きたいと思います。  本年2月8日に発生いたしました対物賠償事故損害賠償額について、相手方との示談が成立したことに伴いまして、速やかに相手方を救済するため、地方自治法の規定に基づき、7月15日に専決処分を行いましたので、報告するものでございます。  事故の概要を説明いたしますので、議案資料の2ページをご覧いただきたいと思います。地図の上側が北側となっております。丸で事故現場としてお示ししているところが事故の発生場所となります。事故が発生しましたのは2月8日午後4時頃で、発生場所は村岡地域局庁舎前の駐車場内でございます。当日まで降り続いた雪もやみ、その日以降、数日間は雪がない予報であったことで、駐車スペースを確保するため、バリケードを外して除雪いたしました。庁舎屋根の雪も、傾斜部分の雪は落ちて残っておらず、これ以上落雪しないと判断し、バリケードを外していましたが、通常落雪したことのない屋根傾斜部分より上の雪の一部が落雪して事故となりました。落雪により、駐車中の尼崎市内の男性の所有する車両のルーフ右、前方部が陥没するとともに、室内ランプの損害を与えたもので、その損害賠償額が確定したため、専決処分を行ったものでございます。損害賠償額は19万9,000円です。これは車両の修理を行ったもので、この事故に係ります過失割合は当方が100%でございますので、この額は相手方の損害額に相当するものでございます。町がお支払いをいたします賠償金につきましては、加入をしております全国町村会総合賠償補償保険によりまして全額補填されます。  なお、落雪時、男性は村岡地域局内におられ、損害車両には乗っておりませんでしたのでけがはございませんでした。今後は、冬季間で降雪がある期間は、屋根に積雪がない状態でも、その状態を見ながら、駐車できないように常時コーン等をバリケードで設置するとともに、注意喚起の貼り紙を大きくするなど、来客者への注意喚起を徹底し、事故の防止に努めてまいりたいと考えております。  以上で報告を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 次に、委任専決第4号の説明を農林水産課長、福島功君。 ◎農林水産課長(福島 功) それでは、少し説明が長くなりますけども、委任専決第4号 八原井堰災害復旧工事請負変更契約を締結することについての説明を申し上げますので、議案書の4ページをお開きください。  まず、契約の目的は八原井堰災害復旧工事請負変更契約でございます。契約の相手方は兵庫県美方郡香美町香住区森499番地、株式会社西山工務店代表取締役西山嘉一でございます。契約の内容は、請負代金5,333万9,000円を5,318万600円に変更したものでございます。金額にして15万8,400円の減額、率にしまして0.3%の減で、令和4年5月9日に専決処分をいたしました。  次に、議案資料の3ページをお開きください。この工事の請負変更契約の経緯について説明をさせていただきます。この工事は、昨年発生しました8月13日から15日にかけての前線豪雨により被災した八原井堰の早期復旧を目指し、本年1月の第131回香美町議会臨時会におきまして、工事請負契約の締結について議決を頂き、当初契約を令和4年1月25日に締結いたしました。第1回の変更契約として、令和4年3月31日、工事の完成時期を令和4年3月31日から令和4年7月29日に120日間工期を延長することとし、予算を令和4年度に繰越しして工事を進めることといたしました。このような中、当初設計で計上しておりました新設護岸ブロックの設置個数が3個減することと、これに伴う間詰コンクリート数量が4立方メートル増となりました。また、同様に当初設計で計上しておりました既設護床ブロックの撤去、設置個数が4個増となりました。これらの設計変更につきましては、兵庫県土地改良センターと事前協議、確認したところ、変更内容が計画変更協議を要さない軽微な変更となることが分かっていましたが、別の件で、今回流された既設ブロック等の土砂に埋まっているコンクリート撤去数量変更の3割以上の増減で近畿農政局との重要変更扱い協議となる可能性も考えられたため、県より確認後の変更をするように指導がありました。結果的に数量に変更はなかったため、去る5月9日に、工事請負契約の変更について町長が専決処分をしたものであります。  次に、契約変更の詳細内容について説明をさせていただきますので、議案資料の4ページをお開きください。  まず、変更点の1点目としまして、護床ブロックの上流部、河川横断方向に1列、16個設置することとしていましたが、現地の起工測量によりまして、上流部3列が16個設置するのに必要な寸法、30.24メートル必要だったんですが、現場のほうは29.8メートルしかなく、約40センチ狭いため、まず15個の設置と、間詰コンクリートの施工とすることとして、護床ブロックを3個減としました。よって、護床ブロック4トンの設置個数が、当初234個から231個の3個減としました。工事請負額で34万4,300円の減となります。  変更の2点目は、変更1点目の護床ブロック設置個数の変更に伴う間詰コンクリート数量が4立方メートル増となるものです。工事請負額で15万5,100円の増額となります。変更内容の1点目及び2点目について図面で説明しますので、議案資料の5ページをご覧ください。  まず、5ページの平面図の中央、左部分を円で囲った箇所が今回の護床ブロック3個減及び間詰コンクリート4立方メートル増の箇所になります。円で囲った箇所の平面の拡大図を図面左下に添付していますので、ご覧ください。変更前、護床ブロック(新設)N=3個、変更後で間詰コンクリートV=4立方メートルに係る引出し線、矢印部の網かけ箇所が当初設計で割りつけしていた護床ブロック3個になりますが、ここの部分が寸法的に入らないため、護床ブロック3個入らなかった部分を間詰コンクリート4立方メートルの施工としまして、護床ブロック(新設)N=234個を231個に、間詰コンクリートV=35立方メートルを39立方メートルに変更いたしました。  議案資料の4ページにお戻りいただきまして、契約変更内容の3点目です。既設護岸ブロック撤去、設置個数の変更ですが、現地起工測量により、新たに、災害査定時で分からなかった既設護岸ブロック4個の沈下を確認したため、既設護岸ブロック撤去、設置個数を4個増としました。工事請負額で3万800円の増額となります。  変更内容の3番について図面で説明しますので、議案資料の5ページをご覧ください。5ページの平面図の中央部分に記載してありますけども、既設ブロック撤去設置変更箇所になりますが、当初は、引出し線矢印で、護床工(撤去・設置)、護床ブロック4トン、N=20と16というのを書いています。16が当初の数量になります。16個でしたが、平面図中央部より少し上の表記で、護床工(撤去・設置)追加4個の引出し線3本の矢印の箇所が、新たに災害査定時で分からなかった既設護床ブロック4個の沈下が確認された箇所になります。沈下したままだと護床ブロックを連結することができないため、撤去・設置個数4個復旧に追加し、既存護床ブロック撤去・設置個数を、N=16個を20個に変更いたしました。これらの変更の内容1から3の変更により、工事請負変更契約額は5,318万600円となり、当初契約5,333万9,000円から15万8,400円の減額となったものでございます。この工事につきましては、現在、現場作業は完了しており、業者による出来高、品質管理資料等を作成中でございます。  以上、委任専決第4号の説明を終わらせていただきます。 ◎議長(西谷 尚) これをもって報告の説明を終わります。      ──────────────────────────────  日程第5 報告第4号 令和3年度兵庫県町土地開発公社の業務報告について  日程第6 報告第5号 令和3年度香美町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につい             て  日程第7 報告第6号 令和3年度香美町水道事業企業会計予算における建設改良費の             繰越報告について  日程第8 報告第7号 令和3年度香美町下水道事業企業会計予算における建設改良費             の繰越報告について  日程第9 報告第8号 令和3年度香美町下水道事業企業会計予算における事故繰越額             の報告について ◎議長(西谷 尚) 日程第5 報告第4号 令和3年度兵庫県町土地開発公社の業務報告についてから、日程第9 報告第8号 令和3年度香美町下水道事業企業会計予算における事故繰越額の報告についてまでの5案件は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  議案の朗読は省略いたします。  初めに、報告第4号について、財政課長より報告の説明を求めます。  財政課長、森垣文裕君。 ◎財政課長(森垣文裕) それでは、報告第4号 令和3年度兵庫県町土地開発公社の業務報告について、説明をさせていただきます。  議案書は5ページに、報告第4号ということで提案理由等を説明させていただいておりまして、説明に当たりましては、別冊として配付しております、こちらの兵庫県町土地開発公社の令和3年度事業報告書及び計算書類を用いまして説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、まず、1ページをお開きいただきたいと思います。令和3年度の事業報告を1ページから10ページにかけまして掲載しております。  まず、1ページとしまして、1、事業の概況の要旨としましては、3点ございます。1つ目は、新たな土地の取得はないということ。2つ目は、土地の処分状況についてでございますが、令和元年度中に全ての土地の処分が完了していることから、令和3年度中の処分はないということ。3つ目は、事業収支についてでございますが、5年連続の赤字となり、損失額は10万5,727円となり、当該損失額については、当年度末の未処分利益剰余金を処分して、翌年度繰越剰余金を1,922万7,556円としていることでございます。  次に、2ページをご覧ください。2、事業の執行状況ですが、1)土地の取得及び2)土地の処分ともに該当するものはございませんでした。  次に、3ページをお開きください。収支の状況を説明いたします。3、財務の執行状況でございますが、予算の執行実績では、まず、1)収益的収入及び支出のうち、収入の決算額でございますが、表内一番下の行、右から2列目、712円となってございます。内容としましては、受取利息で712円でございます。  続いて、支出の決算額ですが、4ページの表内一番下の行、右から2列目、10万6,439円となってございます。内容としましては、一般管理費で10万6,439円となってございます。これによりまして、その下、表外に記載しておりますように、当期純利益は10万5,727円の赤字となっているものでございます。  次に、5ページをお開きください。2)としまして、資本的収入及び支出ですが、収入におきましては、新たな土地の取得はありませんので、決算額はございません。また、支出におきましても、土地の処分がありませんでしたので、決算額はないというところでございます。  次に、6ページです。(2)借入金の概要ですが、期首残高、令和3年度中の借入金償還金期末残高ともにゼロとなっております。  次に、4、監査の実施状況以降、10ページになりますが、5の(7)法人登記に関する事項まで、一般庶務事項について記載しておりますが、説明は省略させていただきます。  次に、公社の計算書類として、11ページの損益計算書でございますが、下から3行目、当期純利益はマイナスの10万5,727円ということで、赤字となっているものでございます。また、12ページには貸借対照表を記載しておりまして、負債資本の合計は、表の一番下になりますが、3,722万7,556円となっているものでございます。  次に、13ページにキャッシュ・フロー計算書を記載しておりますが、これは各項目を資金繰りの観点から見た計算書でございます。14ページには財産目録を掲げております。  次に、15ページから16ページにかけましては、附属明細表を掲げております。そこで16ページでございますが、こちらのほうに、5としまして資本金明細書を掲載しておりまして、県下12町が均等に150万円を出資しまして1,800万円の基本財産を形成しているということで、見ていただきたいと思います。最後17ページでございますが、監査報告書を掲載いたしておりますが、適正に処理されていることが報告されているものでございます。  なお、次のページ以降は、令和4年度の町土地開発公社の事業計画及び資金計画を載せておりますが、参考として1冊にとじているものでありますので、説明は省略させていただきます。  以上で報告第4号 令和3年度兵庫県町土地開発公社の業務報告についての説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) これをもって報告の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 谷口です。  1点質疑を行いたいと思います。土地開発公社の事業報告を今お聞きいたしました。事実上、具体的な事業については動いてないということですが、土地開発公社の今後の存続、たしか昨年も、この点、質疑させてもらったと思うんですが、その点についての議論がされているのかどうか。もしも、されておるようでしたら、その内容についてもお聞きしたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 谷口議員には昨年もこのようなご質疑を頂いております。せんだっても町村会の理事会がございまして、このことについての内容の説明もありましたが、今すぐに廃止とかいう議論ではありませんが、町村会内部で今後の在り方について検討会議を持ちたいというような報告がございました。最近では、土地の代行取得というようなものも行われておりませんので、町村会内部では議論になっておるのは事実でございますが、示された内容ということはまだ報告は受けておりません。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  次に、報告第5号について、財政課長より報告の説明を求めます。
     財政課長、森垣文裕君。 ◎財政課長(森垣文裕) それでは、報告第5号 令和3年度香美町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、説明をさせていただきます。  議案書は6ページをお開きください。こちらの報告第5号につきましては、令和3年度香美町一般会計に計上しました各種事務事業につきまして、去る1月の臨時会、それから3月の定例会におきまして議決を頂きました繰越明許費に係る繰越計算書を、法令の定めるところにより、議会に報告するものでございます。繰越事業の内訳につきましては、7ページから9ページにかけて掲載しておりますが、一般管理費、一般経常費をはじめ、54の事業で、総繰越額は、9ページの表の一番下に記載もしておりますが、7億2,356万4,000円となっております。このうち、新型コロナウイルス感染症対策として実施しております事業は26事業ございまして、事業費は2億1,486万3,000円となっているところでございます。議決いただきました事業ごとの繰越明許費の限度額と比較しますと、まず、7ページでございますが、こちらで、款3民生費、それから、項1社会福祉費の町民生活支援燃料券配布事業費でございますが、こちらのほうで2,505万6,000円の減。続いて、8ページでございますが、款4衛生費、項1保健衛生費の感染症予防衛生対策商品券配布事業におきまして、902万9,000円の減となってございます。こちらにつきましては、いずれも繰越明許費として議決いただきました金額のうち、実際に前倒しで予算の執行が可能になった状況がありましたので、令和3年度の決算のほうで多く執行をさせていただいたことから、繰越明許費として実際に4月1日に予算の執行開始となる金額が減少となっているものということでご理解いただきたいと思います。  それから、続きまして、9ページになりますが、款9消防費、項1消防費の災害対策費(一般経常費)において239万円の減。それから、款11災害復旧費、項1農林水産施設災害復旧費の3年現年農業用施設災害復旧費において349万5,000円の減。3年現年農地災害復旧費において651万2,000円の減などによりまして、合計で4,801万6,000円少なくなっています。  なお、これらの事業の財源内訳は、計算書に記載のとおりですのでご確認いただきたいと思います。個別の事業の説明としましては、議案資料の7ページから12ページに整理表を添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。こちらのほうでは、それぞれの事業ごとに、金額、事業内容、事業完了予定について整理をさせていただきました。各事業の進捗状況ですが、新型コロナウイルス感染症対策として実施しております事業につきましては、本日お配りしました令和3年度新型コロナウイルス感染症各種支援策に係る事業進捗状況によりご確認いただきたいと思います。また、1月臨時会等で議決いただきました繰越明許費のうち、繰越理由を、国の令和3年度補正予算(第1号)を活用し事業を実施することから、年度内の事業完了が困難であるためとさせていただきました事業につきましては、事業完了予定の欄に記載をしております時期までに完了できるよう事務事業を進めているところでございまして、個別の説明は省略させていただきます。つきましては、そのほかの主な事業について進捗状況を簡単に説明させていただきたいと思います。  まず、款2総務費、項1総務管理費の財産管理費(一般経常費)でございますが、本町の公共施設等総合管理計画の見直しを行うものとして、各課、局との調整を進めているところでございまして、令和4年9月に業務完了となる予定でございます。  続いて、小代地域局庁舎建設事業費では、小代地域局既設庁舎、小代区総合センター及び小代基幹集落センター解体撤去並びに跡地整備の実施に係る経費の一部を繰越明許費としたところですが、令和4年5月をもって工事完了となっているものでございます。  続いて、項3戸籍住民基本台帳費の戸籍電算システム費では、情報提供用個人識別符号取得業務委託に係る経費について繰越明許費としたところですが、こちらの当該符号取得については、国との調整によりまして、令和4年10月31日頃ということで打合せを行っているところでございまして、当該符号取得に係る仕組みの構築に当たっては、その仕様が示される少し前になりますが、令和4年10月に作業開始、令和4年12月には完了となる予定でございます。  続いて、9ページをご覧いただきたいと思います。こちらのほうでは、款4衛生費、項2清掃費のごみ処理費でございますが、最終処分場浸出水処理施設におきます脱水助剤自動溶解装置の整備、それから、ろ過塔設備の自動化を図る整備を行う経費について繰越明許費としたところですが、こちらは令和4年5月をもちまして工事完了となっているものでございます。  続いて、款6農林水産業費、項1農業費の畜産振興対策事業費では、国の畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業を活用し、JAたじま農協が取組主体となって事業を進めるものでございますが、建設予定であります牛舎、堆肥舎に係る実施設計などは令和4年6月末頃までに完了予定、その後、工事発注となり、令和4年度末までの完成を目指して事業を進めることにしているものでございます。  続いて、11ページをお開きください。こちらでは、款8土木費、項2道路橋梁費でございますが、こちらの町道新設改良事業費の社会資本整備総合交付金分でございます。余部御崎線災害防除に係る設計及び工事、並びに鍛冶屋久須部線災害防除に係る工事に係る経費について繰越明許費としているところですが、まず、余部御崎線については令和4年4月に完了しておりまして、鍛冶屋久須部線については令和4年6月に完了する予定でございます。  次に、町道新設改良事業費の単独分でございますが、まず、山手若松線に係る橋梁下部工でございます。県河川工事との調整を図りながら工事を進めているところでございまして、令和4年6月の完成を予定しているところでございます。また、橋梁修繕事業では、設計1橋、それから、工事3橋について事業の進捗を図っているところでございまして、設計については令和4年5月に完了しておりまして、工事3橋のうち2橋は令和4年6月に完了予定、残りの1橋は令和5年1月の完成を予定しているところでございます。  続きまして、町道新設改良事業費(道路メンテナンス事業分)でございますが、橋梁老朽化対策事業として、対策工事3か所に係る経費を繰越明許費としたところですが、令和4年6月をもって完了する予定でございます。  続いて、12ページになりますが、款9消防費、項1消防費の消防施設整備費でございます。柤岡区防火水槽設置工事について、地元や県との協議に基づく仮設工事を行うことで工事の進捗を図ってきたところでございまして、令和4年6月をもって完了する予定でございます。  続いて、款10教育費、項2小学校費の小代小学校費では、指定寄附金によります学校施設備品を購入する経費を繰越明許費としたところですが、寄附者の意向に沿った使途の検討を進めているところでございまして、令和4年12月までに購入完了となる予定でございます。  続いて、項3中学校費の小代中学校費につきましても、小代小学校費と同様の理由によりまして、令和4年12月までに購入完了となる予定でございます。  続いて、項6保健体育費でございます。兎和野高原野外教育センター管理運営費でございますが、令和4年3月定例会におきまして、施設修繕に係る経費を一般会計補正予算(第14号)に計上させていただきますとともに、資材の調達に不測の日数を要するとして、その一部を繰越明許費として可決いただいたものですが、いずれの修繕につきましても、令和4年5月をもって完了しているものでございます。  続いて、款11災害復旧費、項1農林水産施設災害復旧費の3年現年農業用施設災害復旧費でございます。公共災害2件、小災害8件の復旧に係る経費について繰越明許費としているところですが、公共災害につきましては、香住区中野地内及び香住区八原地内において、令和3年8月13日から15日にかけての前線豪雨により、護岸崩壊、護床崩壊により頭首工の一部が損壊したため、頭首工の復旧工事を行っているものでございまして、令和4年7月の完成を予定しているところでございます。小災害につきましては、香住区1か所、村岡区5か所、小代区2か所について水路等の復旧工事を進めているところでございまして、令和4年12月の完成を予定しているところでございます。  続いて、3年現年農地災害復旧費でございますが、公共災害9件、小災害9件の復旧に係る経費についてでございます。公共災害につきましては、村岡区5か所、小代区4か所について、それから、小災害につきましては、村岡区5か所、小代区4か所についてそれぞれ復旧工事を実施しておりまして、令和4年12月の完了を予定しているものでございます。  最後に、項2公共土木施設災害復旧費の3年現年道路橋梁災害復旧費でございますが、公共災害1件、単独災害11件の復旧に係る経費について繰越明許費とさせていただいたものでございます。公共災害につきましては、村岡区大笹地内において、令和3年6月14日から15日にかけての豪雨により法面崩壊が発生しました町道大笹ハチ北線について復旧工事を行っているものでございまして、令和4年6月の完成を予定しているものでございます。単独災害につきましては、村岡区の8路線、小代区の1路線について、令和4年9月までに完了となる予定でございます。  以上で報告第5号 令和3年度香美町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) これをもって報告の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  次に、報告第6号について、上下水道課長より報告の説明を求めます。  上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 報告第6号 令和3年度香美町水道事業企業会計予算における建設改良費の繰越報告について、説明をいたします。  令和3年度建設改良事業のうち、年度内に完成ができなかった一部の事業について繰越計算書を作成、提出しましたので、法令の定めるところにより、議会に報告をするものでございます。  議案書11ページをお願いいたします。こちらに繰越計算書を載せております。繰越しを行いました事業は、款1資本的支出、項1建設改良費の建設改良事業2億1,324万6,000円のうち、翌年度への繰越額は1,600万円で、これに係る財源内訳は記載のとおりでございます。繰越事業の内容につきましては、議案資料の13ページに記載をしていますとおりです。繰越しとなる建設改良事業は1件で、国道9号高井交差点横断管布設替工事、繰越理由としましては、工事の施工時期について、道路管理者との協議及び調整に不測の日数を要したもので、令和4年6月の事業完了を予定しているところでございます。  以上で報告第6号の説明を終わります。よろしくお願いします。 ◎議長(西谷 尚) これをもって報告の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  次に、報告第7号について、上下水道課長より報告の説明を求めます。  上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 報告第7号 令和3年度香美町下水道事業企業会計予算における繰越額の報告について説明をいたします。  令和3年度建設改良事業費用のうち、年度内に完成ができなかった一部の事業について繰越計算書を作成、提出しましたので、法令の定めるところにより、議会に報告を行うものでございます。  議案書13ページをお願いいたします。こちらに繰越計算書を載せております。繰越しを行いました事業は、款1資本的支出、項1建設改良費の建設改良事業1億4,197万9,000円のうち、翌年度への繰越額は8,348万1,000円で、これに係る財源内訳は記載のとおりでございます。繰越事業の内容につきましては、議案資料の14ページに記載をしております。繰越しとなりました事業は3件で、工事名、繰越金額、事業内容、繰越理由、事業完了予定につきましては記載のとおりでございます。  以上で報告第7号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) これをもって報告の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  次に、報告第8号について、上下水道課長より報告の説明を求めます。  上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 報告第8号 令和3年度香美町下水道事業企業会計予算における事故繰越額の報告について、説明をいたします。  令和3年度営業費用のうち、年度内に完成ができなかった一部の事業について繰越計算書を作成、提出しましたので、法令の定めるところにより、議会に報告を行うものでございます。  議案書15ページに繰越計算書を載せております。繰越しを行いました事業は、款1下水道事業費用、項1営業費用、目3処理場費の修繕費3,910万5,000円のうち、翌年度への繰越額は561万円で、これに係る財源内訳は記載のとおりでございます。繰越事業の内容につきましては、議案資料の15ページに記載のとおりでございます。繰越しとなる事業は、香住浄化センターNo.1脱水機操作盤修繕工事でございます。本工事は、10月に機器の異常が発生したことから、12月に工事請負契約を締結し、年度内完成を目指し進捗を図ってきたところですが、半導体不足に伴う機器制御に必要な製品の製作に不測の日数を要したため、年度内完了が困難となったことによるものでございます。工事については8月末の完成を予定しております。なお、当事業は、建設改良に要する経費ではございませんが、年度内に契約し事業を進めていたにも関わらず、年度内完了が困難となったもので、地方公営企業法第26条第2項ただし書の規定により、予算を繰り越したものでございます。  以上で報告第8号の説明を終わります。よろしくお願いします。 ◎議長(西谷 尚) これをもって報告の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。      ──────────────────────────────  日程第10 議案第49号 専決処分をしたものにつき承認を求めることについて(令和3             年度香美町一般会計補正予算(第15号))  日程第11 議案第50号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて  日程第12 議案第51号 小代中学校校舎大規模改修工事の請負契約を締結することにつ             いて  日程第13 議案第52号 除雪用機械(ドーザ)の購入契約を締結することについて  日程第14 議案第53号 除雪用機械(ホイルローダ)の購入契約を締結することについ             て  日程第15 議案第54号 し尿収集車の購入契約を締結することについて  日程第16 議案第55号 堆肥運搬車両の購入契約を締結することについて  日程第17 議案第56号 香住学校給食センター給食運搬車の購入契約を締結することに             ついて  日程第18 議案第57号 損害賠償の額を定めることについて  日程第19 議案第58号 香美町税条例等の一部を改正する条例を定めることについて  日程第20 議案第59号 香美町過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の適用             に伴う固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条             例を定めることについて  日程第21 議案第60号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めること             について ◎議長(西谷 尚) 日程第10 議案第49号 専決処分をしたものにつき承認を求めることについて(令和3年度香美町一般会計補正予算(第15号))から、日程第21 議案第60号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めることについてまでの12議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  議案の朗読は省略します。  これより、議案ごとに町長の提案理由の説明、担当課長の補足説明を求めます。  初めに、議案第49号の町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第49号 専決処分をしたものにつき承認を求めることについての提案理由を説明いたします。  香美町一般会計予算について、予算執行の過程において補正する必要が生じましたが、町議会を招集する時間的余裕がないので、専決処分したものについて報告し、承認を求めるものでございます。詳細につきましては財政課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を財政課長、森垣文裕君。 ◎財政課長(森垣文裕) それでは、議案第49号 専決処分をしたものにつき承認を求めることについて(令和3年度香美町一般会計補正予算(第15号))の補足説明をさせていただきます。  議案書は17ページをまずお開きいただきたいと思います。専決処分書でございます。今回の補正は、去る3月定例会に提案、可決いただきました第14号補正予算以降に金額が確定しました、国から交付を受ける地方譲与税、地方交付税、国庫補助金などの歳入予算を変更しますとともに、事務事業の執行に当たり所要額を確保する必要が生じたことに伴い歳出予算を変更し、総額の調整を基金繰入金及び基金積立金で行うものですが、議会を招集する時間的余裕がないため、地方自治法の規定によりまして、令和4年3月30日に専決処分をさせていただいたものでございます。  続いて、議案書18ページをお開きください。こちらでは、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億4,518万1,000円を追加し、166億1,792万3,000円としております。  歳出の事業内容について説明しますので、議案資料の22ページをご覧いただきたいと思います。まず、款2総務費、項1総務管理費、目4基金費の財政調整基金費では、基金積立金3億4,322万1,000円を追加していますが、これは、今回の補正予算(第15号)における剰余金相当額を財政調整基金への積立金として追加するものでございます。令和3年度特別交付税が、令和3年度当初予算と比較しまして3億1,158万6,000円の増額となったことなどによるものでございます。  続いて、森林環境基金費でございます。22万6,000円の追加ですが、歳入予算に計上しております森林環境譲与税及び歳出予算に計上しております森林環境経営管理事業費の金額が確定したことによりまして、当該歳入予算と当該歳出予算の差引きによります剰余金相当額を基金積立金に追加し、積立てを行うものでございます。  続いて、項3戸籍住民基本台帳費、目1戸籍住民基本台帳費、個人番号カード交付推進事業費では、個人番号カード交付事業費負担金198万6,000円を追加するものでございます。当該負担金は、地方公共団体情報システム機構におけるマイナンバーカード作成交付などに関する経費を、全国の市町村が人口割などにより負担するものでございます。令和3年度負担予定額につきまして、前回の補正予算(第14号)編成後に県を通じて連絡があり、令和3年度当初予算の427万4,000円を上回る負担が必要となりましたので、所要の予算措置を行うものでございます。  なお、当該負担金の財源としましては、国庫補助金として、個人番号カード交付事業費補助金によりまして、その全額が措置されるものでございます。  続いて、款6農林水産業費、項2林業費、目2林業振興費では、森林環境経営管理事業費について25万2,000円の減額とするものですが、普通旅費及び消耗品費の確定により減額を行うものでございます。当該減額補正分と歳入予算に計上しております森林環境譲与税の確定額などの調整により、先ほど説明しました、森林環境基金費において基金積立金を計上しているところでございます。  なお、当該減額補正分の財源内訳としましては、一般財源が25万2,000円の減額となるものでございます。さらに、目2林業振興費では、財源内訳の補正としまして、国県支出金の欄に726万3,000円を計上しております。有害鳥獣対策費に対する県補助金として、鳥獣被害防止総合対策事業、捕獲事業費補助金726万3,000円が増額となったものでございます。前回の補正予算(第14号)において、捕獲鳥獣止めさし報償費など700万円を一般財源により計上を行ったところですが、関係経費が増嵩する中、県に対して追加要望を行ってきましたところ、前回の補正予算(第14号)編成後に連絡があり、追加で交付いただけることになったものでございます。  次に、款8土木費、項2道路橋梁費、目2道路維持費では財源内訳の補正を行うものでございまして、国県支出金としまして1億6,391万4,000円を計上するものでございます。令和3年度除雪費に対する国庫補助金でございますが、前回の補正予算(第14号)編成後に県を通じて連絡があり、財政調整基金等の一般財源により措置しておりました除雪費に社会資本整備総合交付金として4,791万4,000円、それから、臨時道路除雪事業費補助金として1億1,600万円の合計1億6,391万4,000円を充当することが可能となりましたので、今回財源内訳の補正を行うものでございます。  続きまして、19ページに戻りまして、歳入の説明をさせていただきます。  まず、款2地方譲与税の地方揮発油譲与税290万円の増額から、20ページにわたりますが、20ページの款13交通安全対策特別交付金の79万3,000円の追加までは、交付額が確定したことにより補正を行ったものでございます。  20ページ中、款12地方交付税について説明をいたします。補正前の額は67億7,154万円、補正額が3億1,158万6,000円の追加、補正後の額は70億8,312万6,000円となっておりまして、こちらが普通交付税と特別交付税の合計の金額でございます。これは、特別交付税が3月18日に交付決定、3月22日に交付され、令和3年度の確定額が9億8,158万6,000円となり、当初予算額6億7,000万円に対しまして3億1,158万6,000円の増額となったことによるものです。令和2年度の決算額8億9,553万9,000円に比べますと、金額では8,604万7,000円の増、率にしますと9.6%の増となったところでございます。普通交付税を合算しました令和3年度の地方交付税総額は、令和2年度の交付税総額68億8,747万7,000円に比べまして1億9,564万9,000円の増、率にしまして2.8%の増となっているところでございます。
     続きまして、21ページですが、款20繰入金、項1基金繰入金、目1財政調整基金繰入金でございます。こちらのほうでは1億3,629万9,000円の減額とさせていただいておりまして、去る1月臨時会に提案いたしました補正予算(第11号)、それから、3月定例会に提案いたしました補正予算(第14号)におきまして、大幅な追加補正により財源不足を補填するために財政調整基金からの繰入金を計上しておりましたが、このたび、除雪費に対する臨時道路除雪事業費補助金などが追加となったことなどによりまして、財源を振り替えたものでございます。  以上で議案第49号 専決処分をしたものにつき承認を求めることについての補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) ここで暫時休憩をいたします。再開は10時50分といたします。                              午前10時38分 休憩                              午前10時49分 再開 ◎議長(西谷 尚) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  次に、議案第50号の町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第50号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての提案理由を説明いたします。  人権擁護委員、吉田幸子氏の任期が令和4年9月30日をもって満了するので、引き続き同人を推薦するため、議会の意見を求めるものでございます。詳細につきましては町民課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を町民課長、吉津弘一君。 ◎町民課長(吉津弘一) それでは、議案第50号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、補足説明をさせていただきます。  議案書22ページ、議案資料23ページをお開きください。現在、香美町において、法務大臣から委嘱を受け、人権擁護委員として活躍されておられます方が、香住区が4名、村岡区が3名、小代区が3名の、計10名でございます。このたび推薦させていただきます吉田幸子氏につきましては、住所が香美町小代区野間谷17番地の1、生年月日が昭和37年7月30日で、現在59歳でございます。吉田氏は、令和元年10月1日から、小代区選出の人権擁護委員としてご活躍いただいていますが、令和4年9月30日をもちまして1期目の任期満了となります。吉田氏の経歴につきましては議案資料の23ページに掲げておりますので、ご覧ください。その経験と人柄から、人権擁護委員の適任者と考え、改めて推薦するものでございます。また、国が定める再任委員候補の年齢制限、推薦時の年齢が75歳未満の者という要件も満たしております。ご本人の内諾は既に得ておりますので、どうかご理解いただき、ご賛同くださいますようよろしくお願いいたします。  以上で補足説明を終了します。 ◎議長(西谷 尚) 次に、議案第51号の町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第51号 小代中学校校舎大規模改修工事の請負契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  小代中学校校舎の老朽化が著しいため、大規模改修工事を行い、施設の長寿命化を図るものでございます。詳細につきましては教育総務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を教育総務課長、清水幸信君。 ◎教育総務課長(清水幸信) それでは、議案第51号の補足説明をさせていただきますので、まず議案書の23ページをご覧ください。  まず契約の内容でございますけれども、契約の目的は小代中学校校舎大規模改修工事、契約の方法は制限付一般競争入札、契約の金額は1億6,541万8,000円、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町村岡区福岡1073番地6、株式会社アイテック西岡、代表取締役西岡廣昌でございます。このたびの入札につきましては、4月15日に入札審査会を開催しまして、入札参加の資格要件を決めております。入札参加資格要件につきましては、町内に本店を有する者、単独または本店もしくは支店を有する者による2社JVとし、単独の場合は、特定建設業の許可を有し、経営規模等評価結果通知書、総合判定値通知書の建築一式工事の総合評定値が1,030点以上の者、または、685点以上1,029点以下で発注対応金額の特例範囲の適用を受ける者としました。また、JVの場合は、代表構成員が特定建設業の許可を有し、構成員中、支店業者は1社以内で、JV結成後の総合評定値が1,030点以上であることとし、いずれの場合も、当該工事に専任の技術者を配置できることを条件といたしました。これら入札参加資格要件を示した告示を4月25日に行い、翌日から申込み受付を開始し、5月6日の締切りまでに、JV3社、単独3社の計6社から申請がありました。その後、配置予定技術者の資格などの審査を行った結果、申込みのあった6社全てが要件を満たしていることを確認いたしましたが、その後、1社が辞退いたしまして、JV3社、単独2社の計5社による入札を5月25日に行い、1回目の応札で株式会社アイテック西岡が税別1億5,038万円で落札し、仮契約の締結を行いました。落札率は92%でございます。入札の結果につきましては、議案資料の24ページに入札結果表を添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。  それでは、工事概要についてご説明をさせていただきますので、議案資料の25ページをご覧ください。まず、工期につきましては、令和4年11月30日までとし、夏休みを中心に施工する予定としております。改修します校舎の概要ですが、平成8年に建築いたしました鉄筋コンクリート造2階建ての校舎と木造平屋建ての食堂棟、合わせて延床面積2,307平方メートルの建物となります。  次に、工事概要ですが、老朽改修の建築工事としましては、屋根の塗装、陸屋根部分の防水などの改修、外壁塗装及びクラック補修、そして床などの内装改修、サッシの指挟み防止ゴムの取替え、トイレブースなどの建具の改修、カーテンの更新などを行います。電気設備工事では、キュービクルの一部改修、電話、校内放送、自動火災報知設備、インターホンなどの弱電設備の改修、照明器具のLED化などを行います。機械設備工事では、トイレで一部残っております和式便器の洋式化、暖房便座の設置、トイレ床の乾式化、そして老朽化した給排水管の改修、手洗い場の増設、エアコン、換気扇など空調設備の改修、暖房設備の改修などを行います。なお、エアコンにつきましては、令和元年度に設置しました既存のものと、旧香住第二中学校から移設して再利用するもの及び一部新設するものと合わせまして、校舎内の全室に設置することになります。また、バリアフリー工事といたしまして、エレベーターの新設、昇降口へのスロープ設置を行い、防災機能強化工事として、令和2年度に発生しました雪害による大規模停電の教訓を踏まえまして、受水槽の新設を行います。これらの内容を議案資料の26ページから27ページに図面で示しておりますので、ご確認ください。施工に当たりましては、校舎内の工事はできるだけ夏休み中に行い、学校生活に影響がないようにし、2学期になってからの工事につきましては、細心の注意を払って作業していただくようにしまして、生徒の安全を確保してまいります。現在は仮契約中でございますが、議決を頂きましたら、本契約を締結し着手したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上、議案第51号の補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 次に、議案第52号の町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第52号 除雪用機械(ドーザ)の購入契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  平成12年に購入いたしました除雪用機械(ドーザ)が老朽化したため、更新を行うものでございます。詳細につきましては建設課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を建設課長、瀬戸浦充君。 ◎建設課長(瀬戸浦充) それでは、議案第52号 除雪用機械(ドーザ)の購入契約を締結することについて補足説明をさせていただきますので、議案書の24ページをお開きください。  まず契約の内容ですが、契約の目的は除雪用機械(ドーザ)1台を購入、契約の方法は指名競争入札、契約の金額は1,787万5,000円、契約の相手方は兵庫県養父市八鹿町国木75番地1、コマツカスタマーサポート株式会社近畿四国カンパニー兵庫北営業所所長本郷崇章でございます。提案の理由としましては、平成12年に購入し、村岡地域局に配置していた除雪ドーザが経年により老朽化したため、冬季間の交通安全の確保を図るための除雪作業を担う除雪ドーザを更新しようとするものでございます。このたびの入札につきましては、4月15日に入札参加者審査会を開催し、指名競争入札参加業者5社の決定を受けております。去る5月11日に入札を行い、1回目の入札でコマツカスタマーサポート株式会社が税別1,625万円で落札し、仮契約の締結を行っているところです。なお、落札率は63.3%でございました。入札の結果につきましては、議案資料の28ページに入札結果表を添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。  それでは、購入機械の概要についてご説明させていただきます。議案資料の29ページをお開きください。購入する除雪ドーザの規格につきまして、議案資料29ページから32ページに記載しております。主要な部分についてご説明をさせていただきますので、ご覧いただきたいと思います。まず、規格は11トン級、車輪式、マルチプラウ付、除雪幅は2.8メートル以上、全長8メートル以下、全幅2.55メートル以下、全高3.7メートル以下、乗車定員は2人としています。  次に納期でございますが、発注に当たりメーカーに確認しますと、受注生産となることなどから、納期に2月末まで必要であることを確認していたため、議案資料32ページ、仕様書の13番に記載のとおり、令和5年2月28日としております。  なお、納入場所につきましては村岡地域局としております。現在は仮契約中でございますが、議決を頂きましたら本契約を締結したいと考えております。  以上、簡単でございますが、議案第52号の補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 次に、議案第53号の町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第53号 除雪用機械(ホイルローダ)の購入契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  平成21年に購入しました除雪用機械(ホイルローダ)が老朽化したため、更新を行うものでございます。詳細につきましては建設課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を建設課長、瀬戸浦充君。 ◎建設課長(瀬戸浦充) それでは、議案第53号 除雪用機械(ホイルローダ)の購入契約を締結することについて補足説明をさせていただきますので、議案書の25ページをお開きください。  まず契約の内容ですが、契約の目的は除雪用機械(ホイルローダ)1台を購入、契約の方法は指名競争入札、契約の金額は544万5,000円、契約の相手方は兵庫県朝来市和田山町林垣925番地5、但馬重機株式会社代表取締役下村和彦です。提案の理由としましては、平成21年に購入し、小代地域局に配置していたホイルローダが経年により老朽化したため、冬季間の交通安全の確保を図るための除雪作業を担うホイルローダを更新しようとするものでございます。このたびの入札につきましては、4月15日に入札参加者審査会を開催し、指名競争入札参加業者5社の決定を受けております。去る5月11日に入札を行い、1回目の入札で但馬重機株式会社が税別495万円で落札し、仮契約の締結を行っているところです。なお、落札率は68.9%でございました。入札の結果につきましては、議案資料の33ページに入札結果表を添付していますので、ご覧いただきたいと思います。  それでは、購入機械の概要についてご説明させていただきます。議案資料の34ページをお開きください。購入するホイルローダの規模、規格について、議案資料34ページから37ページに記載しております。主要な部分についてご説明をさせていただきますので、ご覧いただきたいと思います。まず、規格はバケット容量0.6立方メートル、キャブ付、バケット幅は1.5メートル以上、全長4.7メートル以下、全幅1.8メートル以下、全高3.0メートル以下、乗車定員は1人としております。  次に納期についてでございますが、発注に当たりメーカーに確認しますと、受注生産となることなどから、納期に2月末まで必要であることを確認していたため、議案資料の36ページ、仕様書の12番に記載のとおり、令和5年2月28日としております。  なお、納入場所につきましては小代地域局としております。現在は仮契約中でございますが、議決を頂きましたら本契約を締結したいと考えております。  以上、簡単ですが、議案第53号の補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 次に、議案第54号の町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第54号 し尿収集車の購入契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  平成23年に購入いたしましたし尿収集車が老朽化したため、更新を行うものでございます。詳細につきましては上下水道課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 議案第54号 し尿収集車の購入契約を締結することについて、補足説明をさせていただきます。  議案書の26ページをお願いいたします。契約の目的は、し尿収集車1台を購入するものでございます。契約の方法は指名競争入札で、契約の金額は842万5,780円でございます。契約の相手方は香美町香住区森366番地の1、株式会社ナカイ自動車センター代表取締役中井聡でございます。発注に当たりましては、去る4月5日の入札審査会で指名業者15社を選定いただき、5月11日に、参加希望がありました9社により指名競争入札を行いました結果、1回目の入札で落札に至ったものでございます。入札の状況につきましては、議案資料38ページのとおりでございます。落札率は81%となっております。現在、し尿収集業務につきましては、4トン車、2トン車、それぞれ1台ずつの2台体制で収集業務を行っておるところでございますが、これらの収集車の更新につきましては、老朽化の程度や修理の状況などを見ながら更新を行ってきているものでございます。今回購入しますし尿収集車は、現在使用している平成23年に購入しました2トン車でありまして、購入から10年が経過し、修理が必要な箇所が多数あり、業務に支障が生じる前に更新を行おうとするものでございます。購入車両の仕様につきましては、議案資料39ページから41ページに載せていますので、こちらで説明をさせていただきます。  車両種別は、現有車両と同じ2トン車規格でございまして、最大積載量を2,000キログラム以上としております。駆動方式は、現有車両が2輪駆動であり、収集業務に問題が生じておりませんので、現有同様2輪駆動としております。架装部につきましては、これまでの実績などから、使い慣れた操作性や機能性を重視する観点から、株式会社モリタエコノス製としております。納期限につきましては、令和5年3月24日を予定しております。現在仮契約中でありまして、議会の議決を頂きましたら本契約に移行させていただくこととしております。  以上で補足説明を終わります。よろしくお願いします。 ◎議長(西谷 尚) 次に、議案第55号の町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第55号 堆肥運搬車両の購入契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  平成11年に購入いたしました堆肥運搬車両が老朽化したため、更新を行うものでございます。詳細につきましては村岡地域局長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を村岡地域局長、小西敏君。 ◎村岡地域局長(小西 敏) それでは、議案第55号の補足説明をいたします。  議案書の27ページをお開きください。契約の目的は堆肥運搬車両1台を購入するものでございます。契約の方法は指名競争入札で、契約の金額は657万6,271円でございます。契約の相手方は兵庫県美方郡香美町村岡区村岡2778番地の1、株式会社ジェイ・アクロス、オートパルむらおか所長井上尚樹でございます。購入する堆肥運搬車両は、香美町村岡有機センターに配置するものであり、村岡有機センターの堆肥を耕種農家への搬出に使用するものでございます。  それでは、議案資料の43ページをお開きください。今回購入します車両の入札において指名業者の方々に提示しました仕様書の内容を示しております。車両につきましては3トン規格で、クレーン付2輪駆動としております。これは更新前の車両と同等の3トン規格としておりますが、収集はせず、搬送だけを行うため、ダンプ機能を排除しております。2輪駆動につきましては、冬季の堆肥運搬は行わないことから2輪駆動としているものです。クレーン仕様につきましては43ページの4で示しており、つり上げ能力2.6トン以上、ブーム段数3段、そのほか、仕様書に記載の機能を搭載しております。また、45ページの7に、下取車として従前の3トンクレーン付ダンプトラックを下取りすることとしております。そのほかの仕様は43ページから45ページに示しておりますので、ご清覧ください。この堆肥運搬車両の発注に当たりましては、去る4月15日の入札審査会において町内の自動車販売業者15社を選定し、このうち入札参加申込書の提出のあった4社による指名競争入札を5月18日に行い、1回目の入札で落札に至っております。なお、落札率は55.6%でした。資料の42ページが入札結果でございます。現在仮契約中であり、本議会でのご決定を頂きましたら、本契約に移行させていただきたいと考えております。なお、納期につきましては、令和5年3月24日としております。  以上で議案第55号の補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 次に、議案第56号の町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第56号 香住学校給食センター給食運搬車の購入契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  平成12年に購入いたしました香住学校給食センター給食運搬車が老朽化したため、更新を行うものでございます。詳細につきましては教育総務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を教育総務課長、清水幸信君。 ◎教育総務課長(清水幸信) それでは、議案第56号の補足説明をさせていただきますので、まず議案書の28ページをご覧ください。  契約の目的は香住学校給食センター給食運搬車1台を購入するもので、契約の方法は指名競争入札、契約の金額は710万9,860円、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町香住区森270番地の1、有限会社清水自動車取締役社長清水勉でございます。購入します給食運搬車は香住学校給食センターに配置し、香住区内の幼稚園、小・中学校への給食運搬に使用するもので、既存車両を更新するものでございます。この車の発注に当たりましては、4月21日の入札審査会におきまして、自動車販売業者のうち当該車両の車検整備ができる町内業者15社を選定し、このうち入札参加申込みのあった6社で5月18日に入札を行い、1回目の応札で有限会社清水自動車が税別646万4,734円で落札いたしました。入札の結果につきましては議案資料46ページのとおりで、落札率は70.7%でございます。  次に、議案資料47ページをご覧ください。今回購入します車両の入札におきまして、参加業者に示した仕様書の内容を記載しております。まず、ベースとなる車両についてはメーカー指定はなし、形状は貨物自動車、駆動方式は4WD、主変速機は5足マニュアルで、オートマも可としております。寸法、エンジン等につきましては資料に記載のとおりで、乗車定員は3名、最大積載量2トンとしまして、平成28年度の排出ガス及び騒音規制に適合しているものといたしました。また、エアバッグなどの安全装置を装備し、タイヤ、ブレーキ、附属品などは資料記載のとおりで、バックモニターとドライブレコーダーを取り付けることにしております。架装につきましては、給食車仕様の簡易保冷バンとしまして、コンテナが4台積める大きさとなっており、各学校の給食搬入口の高さに対応できるよう、後部にパワーゲートを取り付けます。納期につきましては、各メーカーに確認しましたところ、半導体不足の影響でいずれも10か月近くかかるとのことで、令和5年3月末とさせていただいております。なお、車両の文字入れにつきましては、現在の車両はおふくろという愛称になっておりますが、香住学校給食センターにはおふくろという車両がもう1台ありますので、新しい車両は別の愛称にしたいというふうに考えており、今後ふさわしい愛称を検討していきたいと思っております。現在仮契約中でありまして、本議会で議決を頂きましたら本契約を締結させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で議案第56号の補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 次に、議案第57号の町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第57号 損害賠償の額を定めることについての提案理由を説明いたします。  相手方車両の損害を賠償するため、損害賠償の額を定めるものでございます。詳細につきましては町民課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を町民課長、吉津弘一君。 ◎町民課長(吉津弘一) それでは、議案第57号 損害賠償の額を定めることについて、補足説明をさせていただきます。  議案書29ページ、議案資料51ページをご覧ください。事故の発生日時ですけども、令和4年2月22日午前9時40分頃発生しました。事故の発生場所としましては、香美町香住区大野地内の最終処分場の埋立地内でございます。位置につきましては、議案資料の52ページに位置図をつけておりますので、ご確認をお願いいたします。相手方につきましては豊岡市内法人、この損害車両の所有者でございます。概要でございますが、相手方は、クリンパーク北但の焼却灰等の運搬業務を、北但行政事務組合から受託している業者でございます。当日、相手方車両が焼却灰を最終処分場へ搬入するため、埋立地入り口付近の斜路に差しかかった際に、当日朝からの積雪の影響でスリップしまして、立ち往生の状態となりました。その際、最終処分場内で作業しておりました本町の現場作業員が、ワイヤーを相手方の車両に取り付け、北但から借り受けております場内作業用重機で牽引したところ、フロントバンパーなどを破損いたしました。原因としましては、牽引する際に、牽引フックにかけずにそれ以外の場所にかけたことが原因であると考えております。損害賠償の額でございますが、16万4,643円となっております。内訳としましては、相手方車両及び本町の場内作業用重機とも車両保険に加入していなかったために、責任割合は保険会社を介せず、双方の協議にて決定しておりまして、修繕費用の50%を双方で受けるということでございます。修繕箇所につきましては、フロントバンパーの交換、左右ヘッドライトグリル、右ウインカー、右ヘッドライト、運転席ステップなどの交換となっております。修繕の総費用が32万9,285円となっております。  以上、補足説明を終了します。 ◎議長(西谷 尚) 次に、議案第58号の町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第58号 香美町税条例等の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、香美町税条例等の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては税務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を税務課長、谷原裕典君。 ◎税務課長(谷原裕典) それでは、議案第58号の補足説明をいたします。  本年3月31日に地方税法等の一部を改正する法律等が公布され、原則4月1日から施行されたことに伴い、香美町税条例及び令和3年6月定例会において定めました改正条例の2つの条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正をするものでございます。  議案書の30ページをお開きください。30ページから37ページまでが香美町税条例等の一部を改正する条例の改正条文です。  次に、議案資料の53ページをお開きください。53ページから66ページまでが新旧対照条文となっています。  次に、67ページをご覧ください。67ページから68ページに改正します条例要旨をまとめています。説明はこの条例要旨で行いますので、よろしくお願いします。  67ページをご覧ください。改正します内容は、個人町民税、固定資産税に関するものです。まず、個人町民税の改正です。1点目は、住宅借入金等特別税額控除の見直しに係る措置でございます。住宅の取得等をして令和4年から令和7年までの間に居住の用に供した所得税の住宅ローン控除の適用者について、所得税額から控除し切れなかった額を控除限度額の範囲内で個人住民税から控除するものです。現行制度では、居住年が平成26年4月から令和3年12月までの場合、所得税の課税所得金額等の7%、最高13万6,500円であったものを、居住年が令和4年から令和7年までについて、所得税の課税総所得金額等の5%、最高9万7,500円に改正するものでございます。なお、これによる減収額は地方特例交付金により全額国費で補填されます。  2点目は、上場株式等の配当所得等に係る課税方式の変更でございます。個人住民税において、特定配当等及び特定株式等譲渡所得金額に係る所得の課税方式を所得税と一致させることとし、上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除の適用要件が所得税と住民税で一致するよう規定の整備を行うものです。現在、上場株式等の配当所得等については、申告不要、総合課税、申告分離課税の3つの課税方式により、所得税と個人住民税において異なる課税方式の選択が可能となっていますが、その課税方式を一致させるものです。なお、この措置は、申告不要及び申告分離課税を選択することができる株式譲渡所得等についても同様で、令和6年度分以降の個人住民税について適用することとしています。  3点目は、合計所得金額に係る規定の整備でございます。個人住民税における合計所得金額は、確定申告書等により把握することになりますが、退職所得を把握するのが困難であるため、賦課課税に必要な情報を確実に把握しようとするものです。具体的には、公的年金等に係る雑所得以外の所得に係る合計所得金額には、個人住民税におけるほかの所得控除額等と同様に退職手当等を含まない合計所得金額を用いること。また、給与所得者の扶養親族申告書及び給与支払報告書並びに公的年金等受給者の扶養親族報告書及び公的年金等支払報告書について、退職手当等を有する一定の配偶者及び扶養親族の氏名等を記載し申告することとする。確定申告書における個人住民税に係る付記事項に、退職手当等を有する一定の配偶者及び扶養親族の氏名等を追加するものです。  次に、固定資産税の改正です。1点目は、土地に係る負担調整措置でございます。土地に係る固定資産税には、地価が急激に上昇した際には、税負担を段階的に上昇させる負担調整措置が講じられています。通常、商業地等の当該年度の課税標準額は、前年度の課税標準額に当該年度の評価額の5%を加算した額としていますが、激変緩和の観点から、令和4年度に限り、加算額を当該年度の評価額の2.5%とするものでございます。なお、住宅用地、農地等については、現行どおりで変わりはございません。  次に、68ページをご覧ください。2点目は、耐震改修、省エネ改修住宅等の固定資産税の減額措置でございます。耐震改修やバリアフリーの改修を行った住宅に係る固定資産税の税額の減額措置の適用期限を2年延長するほか、省エネ改修住宅等についても一定の措置を講じた上、その減額措置の適用期限を2年延長するものでございます。省エネ改修住宅については、平成20年1月1日以前から所在する住宅のうち、窓、床、天井、壁の耐熱改修工事により、それぞれの部位が現行の省エネ基準に新たに適合するものが対象であり、今回の改正では、対象住宅を平成26年4月1日以前から所在する住宅に拡充し、工事費の要件についても、50万円を超える金額から60万円を超える金額に引き上げるものでございます。  3点目は、登記所からの通知事項の拡大等でございます。民法等の一部を改正する法律により不動産登記法が改正され、登記簿に登記される事項が新たに追加されることに伴いまして、町への登記情報に係る通知事項が追加となります。追加となるものは、登記名義人の死亡の符号、外国居住者の国内連絡先、会社法人等の番号、DV被害者等の住所に代わる事項などとなっております。なお、DV被害者等の保護のため、人の生命または身体に危害を及ぼすおそれがあると認められる場合は、住所の取扱いは、固定資産課税台帳の閲覧の場合や証明書の交付の際においても、住所に代わる事項を記載することとなるものです。  4点目は、わがまち特例の特例割合を変更するものでございます。わがまち特例とは、地域の自主、自立の観点から、固定資産税の課税標準額の特例について、地方税法の率を参酌して、各自治体の自主判断に基づき特例率を条例で決定できるものです。このたびの地方税法の改正により、地方税法附則第15条第2項第5号に定める下水道除害施設に対して課する固定資産税の課税標準の特例割合について改正するものでございます。現行では、課税標準額を、価格に4分の3を参酌して3分の2以上6分の5以下の範囲内で町の条例で定める割合を乗じて得た額とした上で、国の参酌基準では4分の3ですが、法の範囲の下限であります、納税者有利な3分の2としております。今回の改正においても、課税標準額を、価格に5分の4を参酌して10分の7以上10分の9以下の範囲内で町の条例で定める割合を乗じて得た額とされておりますので、現行と同様に、法の範囲の下限であります、納税者有利な10分の7とするものです。また、取得期間が令和4年3月31日を期限としていたものについて、令和6年3月31日まで2年間延長するものでございます。  最後に、その他の改正としまして、経過措置の終了に伴います改正と、地方税法等の改正に伴う所要の規定を整備するもので、条項の追加、削除等による条項ずれや用語の改正を行うものでございます。
     以上で議案第58号の補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 次に、議案第59号の町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第59号 香美町過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の適用に伴う固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  租税特別措置法施行令等の一部を改正する政令の施行に伴い、香美町過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の適用に伴う固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては税務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を税務課長、谷原裕典君。 ◎税務課長(谷原裕典) それでは、議案第59号の補足説明をいたします。  議案書の38ページをお開きください。こちらが香美町過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の適用に伴う固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の改正条文です。  次に、議案資料の69ページをお開きください。こちらに新旧対照条文をつけております。概要につきまして特に資料はつけておりませんが、改正します内容は、本年3月31日に公布、4月1日から施行されました租税特別措置法施行令等の一部改正に伴いまして、この当該条例に引用しています条項を改める改正を行うものでございます。具体的には、資本金の額もしくは出資金の額を「資本金の額等という」とする「資本金の額等」の定義を記載していた箇所が、租税特別措置法と租税特別措置法施行令の改正によりまして、条項がずれたことによります整理を行うものでございます。  以上で議案第59号の補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 次に、議案第60号の町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第60号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  国民健康保険税の基礎課税額、後期高齢者支援金等課税額及び介護納付金課税額に係る税率の改正並びに地方税法施行令等の一部を改正する政令の施行に伴い、香美町国民健康保険税条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては税務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を税務課長、谷原裕典君。 ◎税務課長(谷原裕典) それでは、議案第60号の補足説明をいたします。  改正内容につきましては、令和4年度国民健康保険税のうち、医療分及び支援金分について課税限度額の引上げを行うことと、国民健康保険税の医療分、支援金分及び介護分の税率を定めることでございます。  議案書の40ページをお開きください。40ページから42ページまでが、香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の改正条文です。  次に、議案資料の70ページをお開きください。70ページから76ページまでが新旧対照条文となっております。  次に、77ページには、改正します条例要旨をまとめています。78ページから80ページには、税率改正案の表、軽減額改正案の表、平均国保税額の比較表をつけております。説明は、まず、77ページの条例要旨で行いますので、77ページをお開きください。  条例要旨の1点目ですが、課税限度額の見直しでございます。表の左側に、現行のそれぞれの種類ごとの課税限度額及びその合計額を、右側には、改正案のそれぞれの種類ごとの課税限度額及びその合計額を記載しております。医療分に係る課税限度額につきましては、現行の63万円を2万円引き上げて65万円とし、支援金分に係る課税限度額につきましても、現行の19万円を1万円引き上げて20万円にするものでございます。なお、介護分の課税限度額には変更はございません。この引上げによりまして、医療分、支援金分、介護分の合計といたしましては、現行の99万円の課税限度額が102万円となります。下の図に課税限度額引上げのイメージ図をつけておりますが、限度額を引き上げることによりまして、中間所得層の負担の軽減につながるものでございます。  次に、国民健康保険税の税率の改正につきまして説明をいたします。78ページに令和4年度国民健康保険税の税率改正案表をつけております。この表にありますように、国民健康保険税の賦課は、医療分、支援金分、介護分の3本立てとなっており、それぞれで必要な賦課総額を所得割、均等割、平等割の3つの要素で課税しております。令和4年度の税率算定に当たりましては、去る5月17日に国民健康保険運営協議会に諮問しました結果、医療分につきまして、本来の1人当たりの税額は、昨年度と比較して約2.6%減となっているため、国民健康保険財政調整基金の繰入れは行わないとする内容の答申を頂きましたので、この答申に沿って税率を算定しております。これにより、医療分の1人当たりの税額は、昨年度と比較して約2.6%の減額となります。  なお、平成28年度の国民健康保険運営協議会の答申に基づきまして、賦課割合は、所得割50%、均等割35%、平等割15%で算定しております。  78ページの表の中ほどから右側にかけて、現行の税率、改正案、比較増減と表示しております。医療分の算定の基礎となります賦課総額におきましては、今年度は前年度と比較して9.9%減の2億2,704万8,000円を見込んでおりますので、基金繰入れを行わず、所得割、均等割、平等割ともに減少しております。一方、支援金分におきましては、算定の基礎となります賦課総額が、前年度と比較して3.6%減の1億1,883万7,000円を見込んでいますが、医療分と同様に、国民健康保険加入世帯の課税標準額の合計が、前年度と比較しておおむね1億4,580万円減額となったことによりまして、所得割の税率がわずかに上がり、均等割額、平等割額は、賦課総額の減少と加入世帯及び加入被保険者数の減少により、ともに減額となっております。また、介護分におきましては、算定の基礎となります賦課総額が、前年度と比較して4.7%増の4,801万4,000円を見込んでおりますが、国民健康保険加入世帯のうち、介護分対象の被保険者の課税標準額の合計が、前年度と比較しておおむね1,400万円増額となったことによりまして、加入世帯数及び加入被保険者数が減少となりましたが、所得割、均等割額、平等割額は、賦課総額の増額により全て増額となっております。  繰り返しになりますが、本年度の税率算定の特色は、国民健康保険財政調整基金の保有残額を勘案しつつ、前年度と比較して医療分と支援金分の負担が緩和されていることから、財政調整基金からの繰入れを行わないとするものです。これにより、介護分の所得割、均等割、平等割は増額となりますが、その他の医療分と支援金分につきましては、支援金分の所得割の税率が若干上がること以外は全て減額となります。  次に、80ページをお開きください。税率算定における平均国保税額の比較表をつけております。上の表をご覧ください。このたびの税率改正を軽減前の1世帯当たりの平均で見ますと、医療分につきましては9万3,512円で、対前年度3,260円の減、率にしますと3.4%の減となります。一方、支援金分につきましては4万8,944円で791円の減、率にしますと1.6%の減となります。また、介護分につきましては4万7,586円で4,178円の増、率にしますと9.6%の増となります。医療分、支援金分、介護分の合計では19万42円で127円の増、率にしますと0.1%の増となっております。また、中段の表ですが、軽減前の1人当たりの平均で見ますと、医療分につきましては5万7,656円で1,534円の減、率にしますと2.6%の減となります。支援金分につきましては3万177円で243円の減、率にしますと0.8%の減となります。さらに介護分につきましては3万9,813円で3,691円の増、率にしますと10.2%の増となります。医療分、支援金分、介護分の合計では12万7,646円で1,914円の増、率にしますと1.5%の増となっています。  次に、同じく80ページの下の欄に、モデル世帯における国保税額の比較表をお示ししています。モデル世帯は、今年度の課税所得金額の平均世帯をモデル世帯として、この額により昨年度との比較をしております。医療分と支援金分のモデル世帯としましては、被保険者数は2人で、課税所得金額は102万6,000円として計算しております。医療分は4,400円の減、支援金分は1,200円の減、合わせますと5,600円の減となっています。また、介護分につきましては、被保険者数は1人で、課税所得金額は113万1,000円として計算していますが、昨年度より6,100円の増となっています。医療分、支援金分、介護分の合計で見ますと、一番下の表になりますが、税額は21万1,700円で、昨年度におけるモデル世帯より500円の増、率にしますと0.2%の増となっています。  次に、79ページにお戻りください。低所得世帯などに対する軽減額の改正案の表です。表の中ほどから右側にかけて、現行の軽減額、改正案、比較増減と表示しています。低所得世帯に対する軽減額につきましては、均等割と平等割の税額にそれぞれ7割、5割、2割を乗じた額で、この表の改正案に記載の金額がそれぞれ本年度の軽減額となっています。いずれの軽減も、先ほど説明しましたとおり、医療分と支援金分では減少し、介護分では増加しています。また、一番下の欄には、令和3年12月議会で条例を改正し、新たに創設しました未就学児に係る均等割額の減額措置についても、7割、5割、2割のそれぞれの軽減世帯に対する未就学児1人当たりの軽減額を、現行、改正案、比較増減と表示しておりますが、医療分、支援金分ともに減少しております。  以上で議案第60号の補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) これをもって、議案第49号から議案第60号までの12議案の提案理由の説明を終わります。  なお、この12議案については、6月20日に案件ごとに審議いたします。  ここで暫時休憩をいたします。再開は13時ちょうどといたします。                              午前11時54分 休憩                              午後12時58分 再開 ◎議長(西谷 尚) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。      ──────────────────────────────  日程第22 議案第61号 令和4年度香美町一般会計補正予算(第2号)  日程第23 議案第62号 令和4年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)  日程第24 議案第63号 令和4年度香美町介護保険事業特別会計補正予算(第2号) ◎議長(西谷 尚) 日程第22 議案61号 令和4年度香美町一般会計補正予算(第2号)から、日程第24 議案第63号 令和4年度香美町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)までの3議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  議案の朗読は省略いたします。  議案第61号から議案第63号までの3議案を一括して、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第61号 令和4年度香美町一般会計補正予算(第2号)から、議案第63号 令和4年度香美町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)までの3議案につきまして、一括して提案理由を説明いたします。  予算の執行に当たり各会計に補正の必要が生じましたので、提案するものでございます。なお、各会計の詳細につきましては各担当課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を求めます。  初めに、議案第61号について、財政課長、森垣文裕君。 ◎財政課長(森垣文裕) それでは、議案第61号 令和4年度香美町一般会計補正予算(第2号)の補足説明をさせていただきます。  議案書43ページをお開きください。このたびの補正予算は、国のコロナ禍における原油価格、物価高騰など、総合緊急対策による新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の拡充分などを活用し、コロナ禍における原油価格、物価高騰などの影響を受ける町民生活や事業者への支援など、所要の予算措置を講じること。また、令和4年4月以降の状況の変化に対応しつつ、早急に予算措置が必要な事業を計上するものでございます。  まず、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億6,317万6,000円を追加し、139億9,327万6,000円としております。  第2条では債務負担行為の補正を、また、第3条では地方債の補正を行うものでございます。それぞれの内容について説明いたしますので、まず47ページをご覧ください。第2表、債務負担行為補正でございます。追加の事項としまして、令和4年度豊かな海づくり資金利子補給金を計上しているものでございまして、期間を令和5年度から令和11年度、限度額としまして52万8,000円を設定するものでございます。令和3年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症により経営に影響を受けた水産加工業者などに対し県が行う利子補給制度などに合わせ、町も利子補給の期間を7年間とするため、次年度以降想定される所要額について債務負担を設定するものでございます。  次に、48ページをご覧ください。第3表、地方債補正です。起債の目的欄に計上しております過疎地域持続的発展特別事業につきまして、令和4年度の発行可能額が確定しましたので、当初予算の限度額1億6,180万円に40万円を追加し、限度額を1億6,220万円とするものでございます。今回増額となります40万円については、歳出予算の款10教育費、項1教育総務費、目2事務局費のスクールバス運行費に充当することにしております。  それでは、資料により項目ごとに説明をさせていただきますので、議案資料をご覧ください。歳出から説明をいたします。  最初に、新型コロナウイルス感染症対策関連経費について説明させていただきますので、議案資料の100ページをご覧ください。項目2の新型コロナウイルス感染症対策関連予算規模につきまして2億1,922万8,000円、財源内訳としては、特定財源として、国庫支出金は4,225万9,000円の追加、臨時交付金は1億7,646万4,000円の追加、県支出金は25万2,000円の追加、一般財源は25万3,000円となっております。臨時交付金につきましては、令和3年度国の補正予算(第1号)による9,779万6,000円と、令和4年度に新たに措置されます1億3,570万1,000円との合計2億3,349万7,000円のうち、今回の補正予算に1億7,646万4,000円を活用することにしております。残額となります5,703万3,000円につきましては、今後の社会情勢を見ながら、必要な政策に活用していきたいと考えているところでございます。  次に、項目3の歳出予算の事業概要につきましては、100ページから103ページにかけまして追加事業を記載しております。事業名に黒い星印を記載しております事業につきましては、104ページから109ページにかけて事業別予算概要書を掲載しておりますので、併せてご確認いただきたいと思います。  まず、100ページの(1)感染防止対策の取組では、1)新型コロナウイルス感染症予防接種事業から3)の幼稚園感染症対策事業の3つの事業を追加しております。  次に、101ページでございます。(2)の町民生活への支援では、1)の住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業から4)の給食費減免事業の4つの事業を追加しております。なお、4)の給食費減免事業につきましては、国から示されました臨時交付金の取扱いにおいて、地方公共団体が実施する学校給食費などの負担軽減など子育て世帯への支援が示されましたことから、臨時交付金を活用した学校給食費に係る取組が可能であると考えまして、令和4年度の9月から3月、いわゆる2学期と3学期という期間限定ではありますが、給食費を全額減免にしたいと考えているものでございます。  次に、(3)事業者への支援では、101ページから102ページにわたりますが、1)地域特産物販路拡大事業から5)山陰海岸ジオパーク圏域相互交流キャンペーン補助事業の5つの事業を追加しております。(4)教育環境の充実では、102ページから103ページにわたりますが、1)としまして修学旅行費補助金を追加しております。103ページの(5)公共施設等整備の取組では、神水公衆トイレ及び小代地域連携センター内のトイレ洋式化に係る経費を追加しているものでございます。項目5では、令和4年度香美町一般会計のこれまでの対応経費を含めた累計額としまして、こちらのほうでは債務負担行為を除き2億9,741万2,000円ということで記載をさせていただきました。  それでは、その他の歳出の事業の内容につきまして、概要を説明させていただきますので、議案資料の87ページをご覧ください。まず、款2総務費、項1、目1一般管理費の一般経常費でございますが、損害賠償金としまして16万5,000円、先ほど議案第57号で説明させていただきました、損害賠償に係る経費として一般財源により対応する必要がありますので、所要額を計上しているものでございます。  次に、電算システム開発事業費のシステム導入・改修委託料482万2,000円でございます。令和3年度繰越明許費として進めております、転出転入手続のワンストップ化と行政手続のオンライン化に利用する申請管理システムを構築するに当たりまして、より強固なセキュリティーを確保するために必要となる仕組みの構築に要する経費として今回所要額を計上しているものでございます。なお、当該経費に対しましては、デジタル基盤改革支援補助金が措置されるものでございます。  次に、目6財産管理費の一般経常費ですが、26万4,000円の追加としております。こちらは、当初予算において款8土木費に計上していた土地開発基金が保有している土地、香住区山手地内でございますが、これに関する予算を款8土木費から款2総務費に組み替えるものとして除草作業委託料26万4,000円を計上しているものでございます。当該土地については、令和3年度に土地開発基金が取得しているものですが、用途が決定していないことから、款2総務費の財産管理費におきまして普通財産と同様の管理を行う必要があることから、今回組替えを行うものでございます。令和4年度一般会計当初予算に関する予算特別委員会総括質疑の中で、予算の組替えによる対応を図ることについて答弁させていただいた内容でございます。  次に、庁舎管理費29万5,000円の追加ですが、村岡地域局玄関周りに設置されておりますスロープ、床面のタイル張り替え修繕などに係る経費を計上しております。  続いて、目7企画費、一般経常費ですが、コミュニティ助成事業交付金500万円でございます。こちらは、一般財団法人自治総合センターの助成事業を活用して、香住区七日市区及び小代区大谷区が実施する備品等購入事業に対する助成を行うものでございます。  次に、町民バス運営事業費の機械器具借上料91万2,000円の追加は、町民バス小代線における最適な運行形態を検討するためのデマンド型実証運行に必要となるシステム等の借上料を計上しているところでございます。当該実証運行は、県が事務局を務めております但馬地域公共交通活性化協議会により実施予定でありましたが、国庫補助金が減額されたことから、協議会では実施不可能となったため、町独自で実施しようとするものでございます。  続いて、目8自治振興費、地域振興対策費の区集会所改修補助金75万円でございます。当初予算編成後に新たに要望のあった区集会所の改修に係る経費に対しまして早急に対応する必要があると考え、今回の補正により助成を行いたいと考えているものでございます。  続いて、目10交流推進費のふるさとづくり事業費ですが、こちらは、当初予算に計上した各種経費について組替えを行うものでございます。令和4年4月1日に設置されましたふるさと納税推進室におきまして、当該事業を効率的、効果的に実施するための事業体系などを検討する中で、各種経費の見直しを行いまして、返礼品の発送体制を新たに構築すること、また、ふるさと納税サイトの充実強化を図ることなどに取り組む必要があるため、各種経費の組替えを行うなど、所要額を計上しているものでございます。主な内訳としましては、郵便料で1,100万円の減額、広告料で256万4,000円の減額としまして、ふるさと納税業務委託料615万円の増額、クラウドシステム等利用料466万2,000円の増額等を計上しているところでございます。  続いて、目11交通安全対策費、交通安全対策事業費の修繕料100万円の追加は、令和4年3月26日に発生しました強風によりましてカーブミラーの支柱が折れ曲がり、倒壊していることから、修繕に係る経費として所要額を計上しております。  目12諸費、過誤納返還金費ですが、10万3,000円の追加としまして、子育て世帯への臨時特別給付金給付事業に係るものとして収入しました国庫補助金について、実績額と受入済額との差引き超過額について返還する必要が生じたものでございます。  続いて、88ページをご覧ください。一番上ですが、項4選挙費、参議院議員選挙費ですが、財源補正を行うものでございます。財源内訳の国県支出金の欄に参議院議員選挙費委託金としまして175万4,000円を計上しております。令和4年5月20日付で予備費充用により対応しました参議院選挙に係る経費に対する委託金の収入が見込まれますので、今回計上しているものでございます。本日お配りしました「令和4年度予備費充用について」に記載しておりますとおり、参議院議員選挙に係るポスター掲示板の区画数の増について、兵庫県選挙管理委員会から通知があり、当初予算の374万円に175万4,000円を追加する必要が生じたところであり、緊急に対応する必要があったことから、予備費充用による対応を図ったものでございます。  次に、款3民生費、項1社会福祉費の目1社会福祉総務費、障害者医療費負担金事業費でございますが、育成医療給付費29万8,000円の追加は、申請に対する給付について予算に不足が生じることから、所要額を計上させていただいております。同じく、目1社会福祉総務費の一番下の段になりますが、国保特別会計事業勘定繰出金費は、国保特別会計事業勘定に対する繰出金を292万1,000円減額とするものでございます。後ほど、特別会計の補正予算(第2号)としまして、国民健康保険税の税率改定に係る補正予算を提案させていただく予定ですが、当該補正予算によりまして一般会計からの保険基盤安定繰出金が減額となるものでございます。  次に、目2老人福祉費の高齢者福祉計画等策定事業費276万円の追加でございます。これは、介護保険事業特別会計に計上しておりましたパートタイム会計年度任用職員1名に係る報酬などについて、一般会計の当該事業に組替えを行うものでございます。高齢者福祉計画等策定事業に対する交付金としまして、人生100年時代づくり・地域創生ソフト事業交付金300万円の交付が確定しましたので、当該計画に従事する予定でありました特別会計計上職員1名を一般会計に組み替えまして276万円を充当、残額の24万円は当初予算に計上しておりました事務費に充当するものでございます。  次に、89ページをご覧ください。介護保険特別会計繰出金費の介護保険特別会計繰出金276万円の減額です。こちらのほうは、先ほど説明しました高齢者福祉計画等策定事業費の関係で、介護保険事業特別会計から一般会計に組替えを行うことから、当該職員に係る人件費に対する繰出金276万円が不用となることによるものです。  次に、目5高齢者福祉施設費、小代高齢者生活支援センター費の工事請負費700万円の追加でございます。同支援センター進入路法面復旧工事と、建物山側斜面の堆積土砂一部撤去工事などに係る経費として所要額を計上しているものでございます。項2児童福祉費、目5子育て支援事業費、子育て・子育ち支援センター費の修繕料100万円の追加でございますが、香住子育て・子育ち支援センター付近に遊具を設置している広場がございまして、野芝が生息している状況ですが、土が露出している箇所があるため、広場全面を芝生の状態で利用可能とするため、今回、同露出箇所に芝生を施工する経費として所要額を計上しているものでございます。  款4衛生費、項1保健衛生費、目1保健衛生総務費の国保特別会計診療施設勘定繰出金119万円の追加でございます。こちらは、佐津診療施設勘定に対する繰出金として計上しているものでございます。詳細につきましては、国保特別会計補正予算(第2号)の補足説明にて担当課長のほうより行っていただきますので、こちらでは省略させていただきます。  90ページをお開きください。目3環境衛生費、美方郡広域事務組合負担金事業費でございます。こちらのほうでは、組合負担金7万1,000円の減額でございますが、こちらは、美方郡広域事務組合におきまして、給与条例の改正及び総務課職員の人事異動に伴います人件費の減額補正と、備品購入に係る経費の増額補正を行うことがございまして、そちらに対する負担金の調整を図るものでございます。  続いて、款6農林水産業費、項1農業費、目3農業振興費の町単農業振興対策事業費の農業近代化施設整備事業補助金302万3,000円の追加でございますが、耕作者未定となった大規模な農地の耕作を引き受けることになった農業者の方々に対しまして、経営面積が急増することになり機械の大型化が緊急に必要になったことに早急に対応するため、所要額を計上しているものでございます。  次に、新規就農・経営継承総合支援事業費の2,584万4,000円の追加でございますが、新規就農者に対する支援として当初予算で計上しておりました農業次世代人材投資事業補助金115万6,000円を減額し、国の新たな制度を活用する経営発展支援事業補助金2,700万円を計上するものでございます。経営発展支援事業分2,250万円については、機械、施設、家畜購入などが対象で、対象事業費の上限1,000万円の4分の3が国県負担、4分の1が本人負担となるもので、このたびの補正予算では3名分を見込んでいるところです。さらに、経営開始資金450万円については、経営安定までの生活資金支援分として12万5,000円の12か月分が支給されるもので、このたびの補正予算では3名分を見込んでいるところでございます。  続いて、目4畜産業費、村岡有機センター運営費でございますが、622万8,000円の追加でございます。香住区丹生地地内に設置しております堆肥ストックヤードの屋根の一部が、令和4年3月26日に発生しました強風により飛散してしまったことから、屋根の復旧と、強風等の影響を受けにくい構造に変更するための経費について所要額を計上しているものでございます。なお、屋根の復旧に係る経費の一部については、建物損害共済保険220万円が措置されるものでございます。  次に、91ページをお開きください。こちらのほうで、項2林業費、目2林業振興費、有害鳥獣対策費の補助金300万円の追加は、申請者が多く、当初予算では不足を来す状況であることから、農作物被害防止のためには早急に対応する必要があると考えまして、今回所要額を計上しているものでございます。  続いて、款7商工費、項1商工費の目4観光費でございますが、観光開発整備事業費で596万7,000円を追加するもので、内容としましては、ハチ北温泉湯治の郷におきます給水ポンプなどの老朽化に対応するための更新工事、それから、おじろゴンドラステーション外壁の雪害による破損に対応するための修繕工事、さらに、小代区吉滝園地あずまやの撤去工事に係る経費として所要額を計上しているものです。おじろゴンドラステーション外壁の修繕工事に対しては、雪害による破損に係る建物損害共済保険253万円が措置されるものでございます。それから、吉滝園地のあずまやについてでございますが、雪害によりまして、建物の柱のうち1本の根元部分がかなり破損しておりまして、建物内側に押し込まれた状況もありまして、床面の一部が反り返ってしまうなど危険な状況でありますこと、また、吉滝園地については、現在、国の補助事業を活用しまして、新たなルートによる遊歩道の整備、新たなあずまやの整備などを行うものであることから、危険な状況となっている現在のあずまやについては、撤去を行いたいと考えたことによるものでございます。  続いて、款8土木費、項2道路橋梁費、目2道路維持費の一般経常費の工事請負費210万円の追加でございますが、令和3年度の雪害による町道の破損箇所の修繕工事に係る経費でございます。  続いて、92ページをご覧ください。除雪費の修繕料265万円の追加でございますが、こちらも、令和3年度の除雪によります町道の破損箇所の修繕に係る経費を計上するものでございます。また、除雪機械購入事業補助金108万8,000円の追加ですが、こちらは、村岡区の森脇区から要望のありました小型除雪機械購入に対する補助金として早急に対応する必要があると考えまして、助成を行いたいと考えているものでございます。  次に、項6都市計画費、目2土地区画整理費、区画整理事業費でございますが、除草委託料26万4,000円の減額ということで、先ほど款2総務費のところで申し上げました、款8土木費から款2総務費への組替えということでご理解いただきたいと思います。  それから、款9消防費、項1消防費、目1常備消防費の常備消防費、美方郡広域事務組合負担金でございますが、90万2,000円の減額としております。こちらも、組合におきます給与条例改正に伴う人件費の減額に係るものとして294万8,000円の減額、それから、さらに今回は、組合におきます消防でありますとか、救急の関係業務におきまして、感染症対策事業の負担金として205万9,000円の増額、この2件を合わせまして、香美町の補正予算としましては90万2,000円の減額ということで計上をさせていただいております。  続いて、目2非常備消防費、消防団運営費でございますが、退職団員報償費として1,170万円の追加でございます。令和3年度末をもって退団された消防団員が、当初予算で想定しておりました人数を上回る結果となりましたことから、退職団員報償費について所要額を計上しているものでございます。  続いて、目4災害対策費、自主防災組織育成事業費でコミュニティ助成事業交付金80万円でございますが、こちらは、村岡区の大野区が実施します可搬ポンプほか防災資機材の整備に対する助成を行うものでございます。  続いて、93ページをお開きください。こちらの款10教育費、項5社会教育費、目1社会教育総務費、芸術文化振興事業費の89万1,000円の追加ですが、令和5年度に開催が予定されております但馬国際音楽祭を控え、町民の方に、クラシック音楽に親しみ、学習する場を提供することを目的として2つの事業を実施しようとするものでございます。  1つ目は、フルートなどを演奏される講師の方に町内10小学校を巡回いただきまして、講話と演奏を行っていただく予定でございます。2つ目は、香住区中央公民館大ホールにおいてピアノコンサートを開催し、広く町民の方々にご来場いただくとともに、町内3中学校の生徒の皆さんにもご来場いただく予定にしているものでございます。  続いて、項6保健体育費の目4学校給食費でございますが、工事請負費220万円の追加としまして、村岡学校給食センターにおいて、ヒートポンプ給湯器2台のうち1台が故障により停止していることから、取替え更新に係る経費として所要額を計上しているものでございます。  続いて、94ページから96ページにかけましては給与費明細書を添付しております。95ページでございますが、会計年度任用職員以外の職に係る補正としまして、職員手当34万7,000円の増額でございます。内訳は、時間外勤務手当でございます。こちらは、住民税非課税世帯などに対する臨時特別給付金給付事業などに従事します職員の時間外勤務手当として所要額を計上しているものでございます。  次に、96ページでございますが、こちらは会計年度任用職員に係る補正としまして、先ほど申し上げました、介護保険事業特別会計からの組替えによりますパートタイム会計年度任用職員1名の増、給与費のうち、報酬、職員手当、共済費それぞれの増額で、合計で276万円の増としております。職員手当の内訳としては、期末手当で38万6,000円の増となってございます。94ページが、今申し上げました95ページと96ページの合計を記載しているものでございます。  続いて、84ページにお戻りいただきまして、歳入でございます。歳入につきましては、歳出予算の補正を伴わない歳入予算のみ補正を行うものについて説明をさせていただきます。  85ページをご覧ください。こちらの款16県支出金、項2県補助金、その中の目5商工費県補助金でございますが、自動録音電話機等普及事業補助金6万円の追加でございます。本町が実施しております自動通話録音機能等購入費補助金交付要綱に基づく事業についても対象になることから、このたびの補正予算に計上するものでございます。  続いて、目7教育費、県補助金では、スクール・サポート・スタッフ配置事業補助金38万4,000円の追加でございます。兎塚小学校に配置しております会計年度任用職員1名を対象として当該県補助金が交付されることになりましたので、このたびの補正予算に計上するものでございます。  最後に、款19繰入金、項1基金繰入金の目1財政調整基金繰入金でございますが、2,387万9,000円を追加しております。これは、歳出予算の補正により不足する財源全額を財政調整基金からの繰入金に求めるものでございます。  以上で議案第61号の補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 次に、議案第62号について、健康課長、中村彰作君。 ◎健康課長(中村彰作) それでは、議案第62号 令和4年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の補足説明をいたします。  このたびは、国民健康保険事業勘定と佐津診療施設勘定の補正でございます。国民健康保険事業勘定の補正の主な内容につきましては、令和4年度の国保税率改正に伴う国民健康保険税の補正と、これに伴う一般会計からの繰入金の補正、そして、一般被保険者高額介護合算療養費の補正でございます。また、佐津診療施設勘定につきましては、医師の宿泊施設利用に係る補正でございます。
     それでは、議案書の49ページをお開きください。まず、議案部分でございますが、第1条において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ101万7,000円を追加し、歳入歳出それぞれ23億5,754万8,000円とするものでございます。  それでは、詳細につきましては議案資料で説明させていただきますので、議案資料の114ページをお開きください。まず、歳出についてご説明いたします。款2保険給付費、項2高額療養費、目3一般被保険者高額介護合算療養費の保険者負担金2,000円の増額につきましては、当初予算時に過去の実績により見込みを立てて算定しておりましたが、見込み以上に療養費が高額となったことで予算に不足が生じたため補正するものでございます。なお、高額合算療養費につきましては、毎年8月1日から翌年7月31日までの1年間を計算期間といたしまして、医療費と介護保険の自己負担の合計額が著しく高額となった場合に、自己負担の限度額を超えた額が支給されるものでございます。  次に、款8予備費の17万5,000円の減額は、歳入歳出の財源調整を予備費で行ったものでございます。  続きまして、113ページをお開きください。歳入についてでございます。款1国民健康保険税、項1国民健康保険税、目1一般被保険者国民健康保険税274万6,000円の増額につきましては、令和3年の所得が確定したことに伴い、令和4年4月1日の国保の被保険者を基に国保税制改正などを反映させた税率算定により、医療給付費分、後期高齢者支援金分、介護納付金分の現年課税分を補正するものでございます。なお、1世帯当たり及び1人当たりの国保税平均額など詳細につきましては、議案第60号におきまして税務課長が説明しておりますので、省略させていただきたいと思います。  令和4年度の国保税税率改正におきましては、去る5月17日に開催いたしました香美町国民健康保険運営協議会におきまして諮問いたし、慎重に審議を頂きました。協議会の委員の皆様から、国保の現状や今後の見通しなどを踏まえ、様々なご意見を頂く中で、現在、県と市町が一体となって協議を進めております保険料水準の県下統一を見据え、また、現在の基金保有残額を勘案しつつ、今年度は、医療分と支援金分の1人当たりの国保税平均額が昨年度に比べて減額となっている状況を踏まえ、基金の繰入れを行わないことによる税率改正の答申を頂きましたので、これに基づき税率算定を行ったものでございます。  次に、款3県支出金、項1県負担金、目1保険給付費等交付金の普通交付金2,000円の増額は、歳出のところでご説明いたしました、一般被保険者高額介護合算療養費の増額に伴う補正でございます。  款5繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金の保険基盤安定繰入金(保険税軽減分)につきまして、284万2,000円の減額及び未就学児均等割保険料繰入金7万9,000円の減額につきましては、今回の税率算定に伴う国保税軽減分について補正を行うものでございます。なお、保険基盤安定繰入金は、一般被保険者に係る低所得者の均等割及び平等割の応益割分について、所得に応じて7割、5割、2割の負担軽減を行うもので、この軽減相当分を一般会計より繰入れするものでございます。この繰入れの財源につきましては、県が4分の3、町が4分の1となっております。また、未就学児均等割保険料繰入金は、今年度より新たに国保制度において実施されます軽減であり、子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、国、地方の取組として、未就学児に係る均等割保険税について、その5割を公費により軽減するもので、この軽減相当分を一般会計より繰入れするものでございます。この繰入金の財源につきましては、国が2分の1、県と町が4分の1となっております。以上が国保事業勘定の補正の説明でございます。  続きまして、佐津診療施設勘定についてご説明いたします。議案資料118ページをお開きください。まず、歳出についてでございます。款1総務費、項1施設管理費、目1一般管理費の施設使用料119万円の増額は、佐津診療所で勤務する医師の診療期間中における宿泊施設利用料について補正をするものでございます。現在、佐津診療所で勤務しております塩貝医師におきましては、平成27年9月より診療委託により診療を行ってきておりますが、外部医師で遠方より診療のために本町まで来ていただいていることもあり、着任時の医師との申合せの中で、診療期間中の滞在に当たってはファミリーイン今子浦を利用していただくとしておりましたが、令和2年1月にファミリーイン今子浦が閉館となり、また、その直後に新型コロナウイルス感染症が発生したことにより、感染リスクを極力避けるため、宿泊施設の利用を控えることといたしまして、令和2年5月より、コロナ感染拡大が落ち着くまでの当面の間、佐津診療所の医師住宅を使用していただくことで、医師に承諾をして、現在に至っておりました。今年度の当初予算の算定時におきましては、新型コロナウイルス感染症の収束の兆しが見えない中で、医師にご理解を頂きながら、引き続き、医師住宅を利用していただくこととしておりましたが、このたび医師より、宿泊施設の利用について再開の申出がありました。現在の社会情勢を踏まえ、コロナ禍での生活様式が定着しており、少しずつ制限が緩和されてきていることから、医師の負担を軽減し、安心して診療していただけるよう、宿泊施設の利用を再開するものとしたものでございます。なお、宿泊施設といたしましては、旧ファミリーイン今子浦の夕凪の丘を利用していただくこととしております。  次に、117ページにお戻りください。歳入についてでございます。款4繰入金、項2他会計繰入金、目1一般会計繰入金119万円につきましては、施設使用料の増額分を一般会計で繰入れするものでございます。  以上で議案第62号の補足説明を終わらせていただきます。 ◎議長(西谷 尚) 次に、議案第63号について、福祉課長、田村顕彦君。 ◎福祉課長(田村顕彦) それでは、議案第63号 香美町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)の補足説明をいたします。  議案書は54ページから56ページ、議案資料は119ページから126ページとなります。今回の補正予算につきましては、議案第61号 一般会計の補正予算でも財政課長が説明をいたしましたとおり、公益財団法人地域社会振興財団が実施いたしております、人生100年時代づくり地域創生ソフト事業交付金の交付事業におきまして、一般会計の当初予算で計上しております高齢者福祉計画等策定事業費に、対象事業費であります高齢者訪問相談員1名の報酬等を加え、総事業費434万2,000円として交付申請をいたしましたところ、令和4年3月18日に採択をされ、交付金300万円が交付決定されたことによるものでございます。  議案書の54ページをお開きください。第1条に、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ276万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ25億6,503万3,000円としております。  次に、歳出から説明をいたしますので、議案資料の123ページをお開きください。款3地域支援事業費、項3包括的支援事業・任意事業、目2包括的・継続的ケアマネジメント支援事業費の276万円の減額は、さきに説明いたしましたとおり、人生100年時代づくり地域創生ソフト事業交付金の交付決定によりまして、パートタイム会計年度任用職員報酬のうち、高齢者訪問相談員1名の報酬、職員手当、共済費の276万円を、一般会計の款3民生費、項1社会福祉費、目2老人福祉費の高齢者福祉計画等策定事業費に加えるため、介護保険事業特別会計と一般会計の間で予算の組替えを行うものでございます。  次に、歳入について説明をいたします。122ページをお開きください。歳入の補正ですが、款7繰入金、項1一般会計繰入金、目4その他一般会計繰入金は、歳出の包括的・継続的ケアマネジメント支援事業費の276万円の人件費の減額に伴い、一般会計からの繰入金を276万円減額補正するものでございます。  次に、126ページの給与費明細書、イ、会計年度任用職員をお開きください。給与費231万3,000円、共済費44万7,000円、合計276万円を減額するものでございます。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) これをもって、議案第61号から議案第63号までの3議案の提案理由の説明を終わります。  なお、この3議案についても、6月20日に案件ごとに審議いたします。      ──────────────────────────────  日程第25 議案第64号 令和3年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認             定について  日程第26 議案第65号 令和3年度香美町水道事業企業会計歳入歳出決算の認定につい             て  日程第27 議案第66号 令和3年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定につ             いて ◎議長(西谷 尚) 日程第25 議案第64号 令和3年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第27 議案第66号 令和3年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定についてまでの3議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  議案の朗読は省略します。  初めに、議案第64号 令和3年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認定について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第64号 令和3年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認定についての提案理由を説明いたします。  令和3年度の香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算が確定したことに伴いまして、認定を求めるものでございます。詳細につきましては病院事務局長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を病院事務局長、邊見昌平君。 ◎病院事務局長(邊見昌平) それでは、議案第64号 令和3年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認定についての補足説明をさせていただきます。  初めに、事業概要を説明させていただきますので、別冊、決算書の病院事業の25ページをお開きください。令和3年度は常勤医師4人ということで、内訳としましては、総合診療科2人、泌尿器科1人、耳鼻咽喉科1人と嘱託医師2人ということで、総合診療科1人、整形外科1人の計6人体制で業務を始めました。常勤医師、嘱託医師が不在となっております小児科につきましては、2人の支援医師により週4日の外来診療を行いました。また、婦人科につきましては、引き続き鳥取大学からの支援医師により月1回、第3金曜日の外来診療を行いました。そのほか、総合診療科に2人、耳鼻咽喉科に週1回の支援医師による外来支援を得るなど、外来診療機能の維持確保と常勤医師、嘱託医師の負担軽減を図りました。令和3年5月には、新たに精神科を開設し、公立豊岡病院からの支援医師により月2回の診療を行いました。さらに、10月には新院長が着任し、常勤医師は5人となり、新たに胃腸科を開設いたしました。  病棟は、引き続き、地域包括ケア病床12床を含む50床で運用いたしました。患者数は、入院、外来ともに増加し、医業収益は前年度に比べ増となりましたが、一般会計繰入金など医業外収益は減となり、病院事業は8,465万円の純損失となりました。また、病院の附帯事業につきましては、訪問看護ステーションはなみずきは203万円余りの純利益、居宅介護支援事業所もくれんは25万円の純利益となりましたが、介護老人保健施設ゆうすげは1,295万円余りの純損失となり、附帯事業トータルでは1,031万円余りの純損失となりました。  次に、利用者数につきまして説明しますので、病院の決算書36ページをご覧ください。最下段になりますが、令和3年度の入院患者数は1万2,050人で、前年度に比べまして1,254人、率にして11.6%の増となりました。これは総合診療科で652人、胃腸科で647人の増となったことによるものでございます。  続きまして、37ページの外来患者数でございますが、令和3年度は3万8,265人で、前年度に比べ2,351人、率にして6.5%の増となりました。これは総合診療科で1,649人の増、胃腸科で1,084人の増となったことなどによるものでございます。  続きまして、38ページをご覧ください。下のほうの合計欄になりますが、介護老人保健施設ゆうすげの年間入所者数は、長期、短期を合わせまして延べ1万5,096人で、前年度に比べ928人、率にして5.8%の減となりました。平均利用率は86.2%で、前年度に比べまして5.3ポイントの減となりました。  続きまして、39ページの通所リハビリ等でございますが、令和3年7月から休止となりました。年間延べ利用者数は274人で、前年度に比べ1,033人、率にして79%の減となりました。4月から6月までの平均利用率は44.9%となっております。  続きまして、40ページをご覧ください。訪問看護ステーションはなみずきの利用者数は年間延べ3,068人で、前年度に比べまして198人、率にして6.1%の減となりました。1日当たりの利用人数は12.7人で、前年度の13.4人から0.7人の減となっております。  41ページの居宅介護支援事業所もくれんの利用者数は年間延べ598人で、前年度に比べまして32人、率にして5.1%の減となっております。  続きまして、損益の状況につきまして説明をさせていただきますので、議案資料の127ページをお開きください。令和2年度との比較損益計算書をお示ししております。まず、医(事)業損益でございますが、医(事)業収益の総額は10億3,222万4,184円で、前年度に比べまして約5,706万円の増となっております。これは附帯事業の3事業を合わせました事業収益は2億1,623万8,339円で、前年度に比べ約1,703万円の減となりましたが、病院事業におきまして、入院収益が3億3,814万9,498円で、前年度に比べまして約4,624万円の増、外来収益が3億8,235万361円で、前年度に比べまして約2,427万円の増、その他公衆衛生活動収益の増などによりまして、対前年に比べて増となったことによるものでございます。これに対しまして、医(事)業費用の総額は12億7,105万3,061円で、前年度に比べまして約5,020万円の増となっております。これは、減価償却費は約847万円の減となりましたが、給与費が2,505万円の増、医薬品等の材料費が972万円の増、資産減耗費が約1,644万円の増となったことなどによるものでございます。  この結果、医(事)業損益は2億3,882万8,877円の赤字で、前年度に比べまして約686万円の赤字の減少となっております。  続きまして、128ページをご覧ください。医(事)業外損益でございますが、医(事)業外収益は1億8,505万5,974円で、前年度に比べまして約2,313万円の減となっております。このうち一般会計繰入金は1億6,608万円で、前年度に比べまして約2,283万円の減となっております。これは、病院事業におきまして、不採算地区病院運営費負担金は3,048万円の増となりましたが、資金不足解消のために赤字補填分として一般会計から繰入れをしておりました不採算性部門運営費補助金が前年度に比べまして6,372万2,000円減となったことなどによるものでございます。これに対しまして、医(事)業外費用は3,954万4,364円で、前年度に比べまして約137万円の増となり、この結果、医(事)業外損益は1億4,551万1,610円の黒字でございますが、前年度に比べ約2,450万円の黒字の減少となっております。医(事)業損益に医(事)業外損益を加えました経常損益でございますが、令和3年度は9,331万7,267円の赤字で、前年度に比べまして約1,764万円の収支悪化となっております。  次に、特別損益でございますが、特別利益は22万6,063円で、新型コロナ感染症緊急包括支援補助金の減などによりまして、前年度に比べ約794万円の減。これに対しまして、特別損失は187万667円で、固定資産売却損及び新型コロナ感染症対応従事者慰労金の減などによりまして、前年度に比べ約2,367万円の減となっております。  この結果、特別損益は164万4,604円の赤字で、前年度に比べまして約1,573万円の赤字減少となっております。経常損益に特別損益を加えました令和3年度の当期純利益は9,496万1,871円の赤字決算となり、前年度に比べまして約191万円の収支悪化となっております。  最後に、資本的収支の状況を説明いたしますので、再度、別冊決算書の病院事業の58ページをお開きください。資本的収入、1項企業債は1億1,660万円で、建設事業費に5,170万円、医療機器購入費に6,490万円、それぞれ充当いたしております。  2項出資金の一般会計繰入金は3,982万2,000円で、企業債償還元金に対して3,036万6,000円、建設改良費に対しまして945万6,000円、それぞれ充当いたしております。  3項補助金は、オンライン資格確認システム補助金として200万2,000円を受入れいたしております。これに対しまして、資本的支出は、1項建設改良費として、建設事業費6,901万1,044円、医療器械購入費5,737万円及び器具備品購入費993万5,710円を支出し、また、企業債償還金としまして5,274万2,355円を償還しました。そして、3項投資としまして医療技術者修学資金を288万円貸与しまして、合計で1億9,193万9,109円を支出いたしております。  以上で議案第64号の補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) これをもって提案理由の説明を終わります。  本案は、地方公営企業法第30条第2項の規定に基づく監査委員の審査が5月25日から5月30日までの実質2日間にわたり行われ、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、町長に対して審査意見書が提出されております。  監査委員より、企業会計決算審査意見書について報告を求めます。  代表監査委員、田邊文夫君。 ◎代表監査委員(田邊文夫) ただいま議題となっております令和3年度香美町公立香住病院事業企業会計に係る決算につきましては、令和4年5月16日付で町長より審査に付され、東垣監査委員と、5月25日から30日までの実質2日間にわたり審査を実施したところでございます。  審査の対象につきましては、1ページに明記しております令和3年度香美町公立香住病院事業企業会計決算の状況について実施いたしました。審査の方法につきましては、令和3年度企業会計歳入歳出決算書及び附属書類に基づき必要な関係書類の提出を求め、病院事務局長などから事項別に説明を聴取しました。審査の過程で適宜関係書類と照合し、計数審査や予算執行状況の審査を行いました。また、前年度比較等により、財政状況等の推移についても検討いたしました。  審査の結果につきましては、病院事業企業会計の歳入歳出決算及び附属書類は、関係法令の規定に準拠して調製されており、その計数は正確であり、当年度決算を適正に表示しているものと認めました。また、概要につきましては2ページから8ページにかけて記載しておりますので、ご清覧ください。  審査においての監査委員の意見につきましては8ページに記載いたしております。審査意見としては、病院事業において、今後とも常勤医師の招聘及び看護師を含む医療技術者の確保に努められ、住民の要望に応えられたいとして意見書を提出いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 監査委員の報告は終わりました。  これより本案に対する質疑を行います。  なお、審査意見書についても質疑をお受けいたします。  この案件は総務民生常任委員会に付託いたしますので、その辺をご理解の上、質疑をお願いいたします。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第64号は総務民生常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、議案第64号は総務民生常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いすることに決定いたしました。  次に、議案第65号 令和3年度香美町水道事業企業会計歳入歳出決算の認定について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第65号 令和3年度香美町水道事業企業会計歳入歳出決算の認定についての提案理由を説明いたします。  令和3年度の香美町水道事業企業会計歳入歳出決算が確定したことに伴い、認定を求めるものでございます。詳細につきましては上下水道課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) それでは、議案第65号の補足説明を行います。別冊の香美町企業会計歳入歳出決算書の中ほど、水道事業企業会計決算書の中の12ページをお願いいたします。令和3年度の経営状況につきまして事業報告書としてまとめておりますので、こちらから説明をさせていただきます。  まず1、概況、(1)総括事業としまして、有収水量についてでございますが、当年度の年間有収水量は前年度に比較し4.05%減少いたしました。昨年度は0.8%の増加でしたが、これは冬季の降雪が前年度と比較して香住区で少なく、使用量が減少したことによるものと考えております。  次に、当年度の有収率は80.27%となり、前年度と比較して0.25ポイント悪化いたしました。これは、漏水量はあまり変わらない状況ですが、配水量が減少したことに伴いまして、有収率が下がったものと考えております。  13ページには、主な建設改良事業を載せております。1)として、柤岡水系におきまして、令和2年度からの繰越事業であります水源の濁度対策及びクリプトスポリジウム等感染対策を推進するための柤岡浄水施設整備事業に係る浄水施設整備工事を実施し、完成をいたしました。2)としまして、小代水系におきまして、令和2年度からの繰越事業であります濁水対策等のための秋岡浄水場に係る急速ろ過設備及び急速攪拌機等、更新工事を実施し、完成をしたところでございます。3)としまして、御崎水系におきまして、水源の濁度対策及びクリプトスポリジウム等感染対策を推進するため、御崎浄水施設整備事業に係る浄水施設整備工事を実施し、完成をいたしました。4)としまして、令和2年度からの繰越事業であります今子配水池から柴山第1配水池間の老朽配水管の更新工事を実施し、全て完了したところでございます。5)としまして、余部水系におきまして、老朽送水管の耐震化対策としまして、鎧配水池送水管の更新工事を実施し、完成をしたところでございます。6)としまして、兵庫県が実施します町道別府1号線、つるま橋及び主要地方道香住村岡線、矢田橋の架替工事に伴い水道管の移設が必要となったため、添架工事負担金、添架負担金を兵庫県に支払ったところです。7)としまして、畑配水池におきまして、老朽施設に係る耐震化対策としまして、畑配水池の更新工事を実施しました。なお、当該工事につきましては、令和3年度から令和2年度の2か年の債務負担行為を設定し、実施しておるところでございます。8)は、村岡中区水系において、老朽管に係る耐震化対策として、国道9号線高井交差点の横断管の更新工事を実施しました。なお、当該工事につきましては、年度内の完了が困難となりましたので、令和4年度に繰り越すこととしたところでございます。9)としまして、災害対策、管路情報の閲覧等のサービス向上及び水道管路の情報管理効率化を行うため、現有所有する水道管路情報のデジタル化を行い、水道施設情報を一元管理できるマッピングシステム構築業務を実施したところです。10)としまして、老朽施設対策として、各種ポンプ更新、水質等計測機器更新、攪拌機更新工事等を実施し、完成をいたしました。  続きまして、経理についてでございます。1)収益的収支の営業収支は、直接的な営業活動に伴う収支となるもので、営業損益は2億3,681万3,212円の損失となりました。直接的な経費以外の収支を表す営業外収支では、イ、営業外損益として1億1,190万838円の利益となりました。  14ページのほうをお願いいたします。なお、一般会計補助金で新型コロナウイルス感染拡大による影響への支援策として、令和3年度に予定をしておりました水道料金改定を延期することとしたため、延期に伴う影響額を充足するために、一般会計基準外繰入金として3,200万円を受入れしたところでございます。ウとして、特別損益としては7万7,252円の損失となりました。以上によりまして、純損益では1億2,498万9,626円の損失となりました。この結果、前年度繰越欠損金に当年度純損益を加えました11億959万7,154円が当年度未処理欠損金となり、次年度に繰り越すこととなったところでございます。  次に、2)資本的収支の状況についてでございますが、収入合計から支出合計額を差し引いた1億8,693万8,248円が不足することとなり、この不足額につきましては、当年度分消費税等に係る調整額と過年度分及び現年度分損益勘定留保資金で補填をしましたが、なお不足いたします3,530万円につきましては、令和3年度同意済企業債の未発行分をもって、令和4年度において措置をいたします。  次に、(2)営業指標に関する事項でございますが、この項目は今回から新たに追加となったもので、営業収支比率、料金回収率、有形固定資産減価償却率、管路経年化率、管路更新率の5項目について説明をさせていただきます。経常収支比率は経営の健全性を示すもので、100%以上が健全経営となりますが、本会計は80%以下でありまして、単年度収支で赤字が続いているという状況にございます。料金回収率は料金水準の妥当性を示すもので、100%以上ですと事業に必要な費用が給水収益で賄えていることになりますが、本会計は60%程度であり、給水収益以外での収入で補っているという状況でございます。有形固定資産減価償却率では資産の老朽化度合いを示すもので、数値が高いほど法定耐用年数に近い資産が多いことを示しており、本会計では年々高くなっていることから、老朽化が進んでいると言えます。管路経年化率は管路の老朽化度合いを示すもので、数値が高いほど法定耐用年数を経過した管路を多く保有していることを示しており、本会計では令和元年から0%を超えてきていることから、順次更新が必要になってきているということでございます。管路更新率は当該年度に更新した管路延長の割合を示すもので、本会計においては1%以下であり、管路経年化率から見ても今後更新が増加することから、将来の更新需要に備え、更新計画の策定を進め、計画的な更新を進めることとしております。  16ページには議会議決事項を載せております。4回の補正予算と新年度予算、決算の認定、辺地総合計画の策定と変更、料金改定のための条例改正及び債権の放棄等について議決を頂いたところでございます。  17ページ下から19ページにかけましては、2、工事、(1)建設改良工事の概況としまして28件の事業一覧を載せております。上半期の発注に努めましたが、主な建設改良事業で説明をしましたとおり、1件について繰越しとなったところでございます。  次に、20ページでは、3、業務、(1)業務量の前年度比較を載せております。年度末給水人口については433人の減少となりました。  21ページにかけましては、(2)事業収入に関する事項、(3)事業費に関する事項として前年度比較を載せております。21ページの表の欄外の供給単価におきましては、水1トン当たりの単価で141円69銭となり、昨年度と比較して11円79銭の増となっておりますが、これは昨年度、新型コロナウイルス感染症の経済対策として、4か月間、水道基本料を減免したことによるものでございます。また、22ページの給水原価は、水1トン当たり作るのに要した経費で236円88銭となりました。  23ページには、4、会計、(1)重要契約の要旨として、契約金額1,000万円以上の工事と委託業務の概要を載せております。また、24ページには、(2)企業債及び一時借入金の概要として、ア、企業債明細書の一覧を載せております。本年度借入額は1億9,470万円で、本年度償還額の合計は1億1,182万1,137円であり、本年度末未償還残額は27億2,013万9,605円となりました。イとしまして、一時借入金の概要として、本年度は一時的な現金の不足を補うために、香美町会計管理者より3,000万円を借り入れ、年度内に返済をしたところでございます。  25ページには、(3)その他会計処理に関する事項として、本年度1件の不納欠損処理を行ったところです。(4)としましては、他会計補助金等の使途の特定について掲載をしております。  26ページにはキャッシュ・フロー計算書を載せております。年度内の資金増減額は2,407万9,839円の減少となり、資金期末残高は5,951万7,887円となりました。  27ページから37ページには収益費用の明細書を、38ページには固定資産の明細書、39ページから44ページには企業債の明細書を載せておりますので、またご清覧ください。  続きまして、1ページをお願いいたします。決算報告書としまして、収益的収入及び支出に関する予算額との比較について、項ごとに税込み金額で載せております。主なものにつきまして説明をさせていただきます。収入の第1項営業収益の215万294円の減は、有収水量の減に伴う給水収益の減によるものでございます。第2項営業外収益の596万4,834円の減は、支出の不用額により消費税及び地方消費税の還付金が減となったことによるものでございます。  次に、支出の第1項営業費用の不用額1,875万8,669円は、維持管理経費などが決算において不用となったものです。第2項営業外費用の不用額68万3,695円は、借入金利息の減によるものでございます。  次に、2ページをお願いいたします。資本的収入及び支出に係る予算額との比較を載せております。収入の第1項企業債から第6項国庫補助金について減となっておりますが、これは、支出の第1項建設改良費の翌年度への繰越し及び不用額によるもので、不用額については、工事費及び委託料の精算に伴い不用となったものでございます。  3ページから4ページにかけましては、令和3年度の損益計算書を載せております。5ページには剰余金計算書を載せております。資本金剰余金について、前年度末残高から当年度に係る変動額を整理し、最下段の数値が当該年度末残高となります。6ページには剰余金処分計算書を載せておりますが、いずれの項目も当年度に係る処分はございませんでした。7ページから10ページにかけましては、令和3年度の貸借対照表を載せております。  次に、議案資料のほうをお願いいたします。129ページ、比較損益計算書として性質別に整理し、前年度との比較を載せております。主なものについて説明をさせていただきます。よろしくお願いします。営業収益の給水収益は、令和2年度において、コロナ対策として実施した基本料金の4か月間減免により、令和3年度は増となったものでございます。その他営業収益のうち雑収益については、落雷に伴う機器修繕について、加入しております水道機械設備損害補償保険から全額補償されたことによるものでございます。営業費用の職員給与費は、育児休暇職員の復職により増加したものでございます。薬品費の増額は、但馬内の市町で共同購入を試験的に行いましたが、結果的に単価が上がってしまったことによるものでございます。なお、今年度は、この共同購入は廃止をしたところでございます。備消品費の増加は、浄水場事務所での維持管理用備消品の購入増によるものでございます。通信運搬費の減は、テレメーター電話回線専用料の支払い時期の調整によるものでございます。手数料の増加は、利便性、収納率向上の取組である、コンビニ収納手数料、水質検査手数料等の増によるものでございます。工事請負費の増は、消火栓工事の増によるものでございます。負担金の減少は、指定工事店の更新申請時に必要な給水業者講習会実施負担金の減によるものでございます。貸倒引当金繰入額の減少は、水道料金の不納欠損に伴う引当金の減によるものでございます。その他の減少は、消火栓材料支給費の減によるものでございます。資産減耗費の増加は、柴山及び鎧の送水管路の更新工事の完成に伴う除却の増によるものでございます。営業外収益の分担金の増加は、新規加入者の増によるものでございます。補助金の増加は、コロナ対策として水道料金の改定時期を1年延期したことに伴う影響額を一般会計基準外繰入金で対応したことによるものでございます。雑収益の増加は、貯蔵品経理に係る量水器評価益の増ですが、これは、引き上げた量水器の評価見直しによる増でございます。営業外費用の雑支出の増加は、補助金等の特定収入に係る消費税関係雑支出の増によるものでございます。これらにより、最下段の純損益の前年度比較では2,008万1,394円の改善となりました。  以上で決算認定に係る補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) これをもって提案理由の説明を終わります。
     ここで暫時休憩をいたします。再開は14時35分といたします。                               午後2時23分 休憩                               午後2時34分 再開 ◎議長(西谷 尚) 休憩前に引き続き、会議を再開します。  監査委員より、企業会計決算審査意見書について報告を求めます。  代表監査委員、田邊文夫君。 ◎代表監査委員(田邊文夫) ただいま議題となっております令和3年度香美町水道事業企業会計に係る決算につきましては、令和4年5月16日付で町長より審査に付され、東垣監査委員と、5月25日から30日までの実質2日間にわたり審査を実施したところです。  審査の対象につきましては、1ページに明記しております令和3年度香美町水道事業企業会計決算の状況について実施いたしました。審査の方法につきましては、令和3年度企業会計歳入歳出決算書及び附属書類に基づき必要な関係書類の提出を求め、上下水道課長などから事項別に説明を聴取しました。審査の過程では、病院事業と同じく予算執行状況の審査や財政状況の推移についても検討いたしました。  審査の結果につきましては、水道事業企業会計の歳入歳出決算及び附属書類は、関係法令の規定に準拠して調製されており、その計数は正確であり、当年度決算を適正に表示しているものと認めました。なお、概要は9ページから13ページに記載のとおりですので、ご清覧ください。  審査においての監査委員の意見につきましては13ページに記載いたしております。審査意見としましては、計画的な施設整備を行い、今後も清浄にして豊富低廉な水の安定供給に努められたいと意見を付して意見書を提出いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 監査委員の報告は終わりました。  これより本案に対する質疑を行います。  なお、審査意見書についても質疑をお受けいたします。  この案件は産業建設文教常任委員会に付託をいたしますので、その辺をご理解の上、質疑をお願いいたします。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第65号は産業建設文教常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、議案第65号は産業建設文教常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いすることに決定いたしました。  次に、議案第66号 令和3年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第66号 令和3年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定についての提案理由を説明いたします。  令和3年度の香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算が確定したことに伴いまして、認定を求めるものでございます。詳細につきましては上下水道課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 議案第66号の補足説明を行います。  別冊の香美町企業会計歳入歳出決算書の後半、下水道事業企業会計決算書の13ページをお願いいたします。令和3年度の1、概況、(1)総括事業としまして、下水道接続に係る普及状況については、令和3年度末の人口ベースでの接続率は82.2%で、前年度と比較して0.3ポイント増加し、年間総処理水量に対する有収率は93%となりました。  次に、令和3年度の建設改良事業について説明させていただきます。1)公共下水道事業に係る事業は、アとしまして、経年劣化等による運転能力の低下等で適正な維持管理に支障を来しているマンホールポンプ場の水中ポンプについて更新工事を実施いたしました。イとしまして、経年劣化等により動作不安定となっております、香住浄化センター内に設置しているマンホールポンプ場中央監視装置について更新工事を実施いたしました。ウとしまして、兵庫県が実施します矢田橋の架替工事に伴い、下水道圧送管を移設する必要が発生したため、新橋梁への圧送管添架時に必要となる支持金具、アンカーの設置工事を実施しました。また、新矢田橋汚水管添架負担金を兵庫県に支払ったところでございます。  2)特定環境保全公共下水道事業に係る事業は、アとしまして、長井南処理区及び長井北処理区の香住処理区への統合に関し、令和2年度から繰越ししていました管渠整備工事その1と管渠整備工事その2を実施いたしました。なお、その2工事については、年度内の完了が困難となりましたので、令和4年度に繰り越すことになったところです。また、令和2年度から繰り越しておりましたマンホールポンプ場機械電気設備工事その1と、マンホールポンプ場機械電気設備工事その2を実施いたしました。なお、その2工事は年度内の完了が困難となりましたので、令和4年度に繰り越すこととなったところでございます。イとしまして、各施設において経年劣化等により運転能力低下等で適正な維持管理に支障を来している機器について更新工事を実施しました。また、令和2年度からの繰越事業につきましては、完了したところでございます。  14ページをお願いいたします。ウとして、兵庫県が実施する町道別府1号、つるま橋の架替工事に伴い、下水道管の移設が必要となったため、新つるま橋汚水管渠工事負担金、添架負担金を兵庫県に支払ったところでございます。3)農業集落排水事業は、アとしまして、各施設において経年劣化等により運転能力低下等で適正な維持管理に支障を来している機器について更新工事を実施いたしました。4)漁業集落排水事業は、アとしまして、鎧浄化センターの汚泥ブロワについて更新工事を実施いたしました。5)コミュニティプラント事業は、アとしまして、令和2年度からの繰越事業であるセンダ川河川改良工事に伴う下水道管の移設工事を実施いたしました。イとして、各施設において経年劣化等により運転能力低下等で適正な維持管理に支障を来している機器について更新工事を実施したところでございます。  次に、経理についてですが、1)収益的収支のアの営業収支に係る営業損益が7億2,582万3,278円の損失となりました。イの営業外収支に係る営業外損益は10億5,542万2,413円の利益となりました。また、ウの特別損益は1万5,756円の利益となりました。以上によりまして、当年度の純損益は3億2,961万4,891円の利益となったところです。この結果、前年度繰越欠損金に当年度純利益を加えた28億2,986万3,533円が当年度未処理欠損金となり、次年度へ繰越しすることとなりました。  15ページには、資本的収支について、収入合計額から支出合計額を差し引いた7億1,168万5,344円が不足することとなり、不足額については、当年度分消費税等の調整額、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金で補填をしたところでございます。  次に、経営指標に関する事項ですが、この項目は水道事業企業会計と同様に新たに追加となったもので、経常収支比率、経費回収率、有形固定資産減価償却率、管渠老朽化率の4項目について説明をさせていただきます。経常収支比率は経営の健全性を示すもので100%以上が健全経営となり、本会計は100%以上となっております。経費回収率は使用料金水準の妥当性を示すもので100%以上だと事業に必要な費用が使用料収入で賄えていることとなりますが、本会計は80%程度であり、使用料収益以外の収入で補っている状況となっております。有形固定資産減価償却率は資産の老朽化度合いを示すもので、数値が高いほど法定耐用年数に近い資産が多いことを示しており、本会計においては30%であり、老朽化は進んではいますが、大規模な更新事業等についてはまだ必要ないと考えているところでございます。管渠老朽化率は管渠の老朽化度合いを示すもので、数値が高いほど法定耐用年数を経過した管路を多く保有していることを示しており、本会計においては0%であり、管渠についてはまだ更新は必要ない状況となっております。  16ページには議会議決事項を載せております。前年度決算の承認、4回の補正予算と新年度予算、辺地総合整備計画の策定、変更、施設統合に伴う条例改正等について議決を頂いたところです。  17ページから18ページには、2、工事、(1)建設改良事業等の概況を載せております。当年度は、公共下水道事業が4件、特定環境保全公共下水道事業が11件、農業集落排水事業が2件、漁業集落排水事業が1件、コミュニティプラント事業が5件でございます。なお、主な建設改良事業で説明させていただいたとおり、2件について繰越しとなったところでございます。  19ページには、保存工事の概況として100万円以上の修繕工事等を載せております。なお、この分につきましても、1件について繰越しとなったところでございます。  20ページには、業務量として前年度との比較を載せております。本年度末の接続率では0.3ポイントの増となりましたが、年度末の接続人口では301人の減、年間有収水量では3万510立方メートルの減となりました。この要因は人口減少によるものと考えております。  その下には、セグメントごとの業務量を載せております。本年度末接続率では、公共下水道事業の香住処理区が68.6%、21ページの農業集落排水事業の神場処理区が44%、小規模集合排水処理事業の境処理区が73.3%となっており、それ以外については80%以上の接続率となっております。  その下から22ページにかけて、事業収入に係る事項、事業費に関する事項について前年度比較を載せております。23ページには、重要契約の要旨として、1,000万円以上の契約の概要を載せております。24ページには、企業債及び一時借入金の概要として、企業債明細書を一覧として載せております。本年度借入額の合計は3億2,820万円、本年度償還額は10億8,547万3,157円で、本年度末未償還残高は110億8,960万8,359円となったところでございます。  25ページ、一時借入金の概要として、一時的な現金の不足を補うため、香美町会計管理者より合計で2億5,200万円を借り入れましたが、当年度中に全額返済をしたところでございます。その下には、他会計補助金等の使途の特定について掲載をさせていただいております。26ページには、キャッシュ・フロー計算書を載せております。年度内の資金増減額は516万2,538円の減少となり、資金期末残高は5,966万4,073円となったところです。  27ページから35ページには収益費用の明細書、36ページには固定資産の明細書、37ページから49ページには企業債の明細書を載せておりますので、またご清覧ください。  続きまして、1ページのほうをお願いいたします。収益的収入及び支出に係る予算額との比較を税込み金額で載せております。主なものについて説明をさせていただきます。収入の第1項営業収益の1,037万7,473円の増加は、下水道使用料の増によるものでございます。第2項営業外損益では6,805万7,160円の減となっておりますが、支出の決算額に伴い、一般会計補助金を調整し、減額となったものでございます。また、支出の第1項営業費用の不用額6,285万7,039円は、維持管理経費などが決算において不用となったものでございます。第2項営業外費用の不用額619万2,758円は、支出の不用額により消費税及び地方消費税の納付額の減によるものでございます。  2ページをお願いいたします。資本的収入及び支出に係る予算額との比較を載せております。収入のうち、第4項負担金等以外が減額となっておりますが、これは支出の第1項建設改良費が繰越しとなったことと、工事費及び委託料の精算に伴い不用額が生じたことによるものでございます。収入の第4項負担金等の増額は、新規の申込みの増によるものでございます。3ページから4ページには、令和3年度における損益計算書を載せております。5ページには、剰余金計算書として資本金剰余金について当年度に係る変動額を整理し、載せております。最下段の数値が当年度末残高となっているものでございます。6ページには剰余金処分計算書を載せておりますが、当年度に係る処分はございませんでした。7ページから10ページにかけましては、令和3年度の貸借対照表を載せております。12ページには、セグメントごとの財務情報を載せております。  次に、議案資料の130ページをお願いいたします。比較損益計算書としまして性質別に整理し、前年度との比較を載せております。比較増減に係る主なものについて説明をさせていただきます。使用料は735万6,419円の減少となりました。主な要因は、人口減少によるものと考えております。手数料の増加は、下水道排水設備指定工事店等登録手数料の増で、雑収益の増加は、他事業による土地貸付収入があったことによるものでございます。  営業費用の職員給与費の増加は、職員の人事異動によるものでございます。薬品費の減少は、令和2年度末において、在庫の関係から一部先行して購入したことにより、令和3年度購入分が減少したことによるものでございます。備消品費の減少は、令和2年度において、マンホールポンプ場の遠隔監視システムにおけるバッテリーの交換が多数あったことによるものでございます。路面復旧費の増加は、マンホール鉄蓋と道路舗装面との段差調整箇所数の増加によるものでございます。工事請負費の皆減は、黒田大橋下水道管移設工事の完了によるものでございます。資産減耗費の増加は、施設の更新、移設工事等により資産の除却が増加したことによるものでございます。  以上のことから、最下段の純損益は3億2,961万4,891円の利益となり、前年度に比較しても2,237万5,493円の好転となりました。  以上で決算認定に係る補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) これをもって提案理由の説明を終わります。  監査委員より、企業会計決算審査意見書について報告を求めます。  代表監査委員、田邊文夫君。 ◎代表監査委員(田邊文夫) それでは、ただいま議題となっております令和3年度香美町下水道事業企業会計に係る決算につきましては、令和4年5月16日付で町長より審査に付され、東垣監査委員と、5月25日から30日までの実質2日間にわたり審査を実施したところです。  審査の対象につきましては、1ページに明記しております令和3年度香美町下水道事業企業会計決算の状況について実施いたしました。審査の方法につきましては、令和3年度企業会計歳入歳出決算書及び附属書類に基づき必要な関係書類の提出を求め、上下水道課長などから事項別に説明を聴取しました。審査の過程では、水道事業と同じく予算執行状況の審査や財政状況の推移についても検討いたしました。  審査の結果につきましては、下水道事業企業会計の歳入歳出決算及び附属書類は、関係法令の規定に準拠して調製されており、その計数は正確であり、当年度決算を適正に表示しているものと認めました。なお、概要は14ページから18ページに記載のとおりですので、ご清覧ください。  審査においての監査委員の意見につきましては18ページに記載いたしております。下水道接続に引き続き努力され、快適な生活環境の保全と公共用水域の水質保全を図られたいとして意見書を提出いたしました。  以上で監査委員の決算審査意見書についての報告を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 監査委員の報告は終わりました。  これより本案に対する質疑を行います。  なお、審査意見書についても質疑をお受けいたします。  この案件は産業建設文教常任委員会に付託いたしますので、その辺をご理解の上、質疑をお願いいたします。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第66号は産業建設文教常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、議案第66号は産業建設文教常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いすることに決定いたしました。  お諮りいたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会したいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  次の本会議は6月16日木曜日午前9時30分より再開いたします。  本日はご苦労さまでした。                               午後2時59分 散会 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...