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令和3年第129回定例会(第2日目) 本文 開催日:2021年09月09日
令和3年第129回定例会(第2日目) 名簿 開催日:2021年09月09日

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  1. 香美町議会 2021-09-09
    令和3年第129回定例会(第2日目) 本文 開催日:2021年09月09日


    取得元: 香美町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2021年09月09日:令和3年第129回定例会(第2日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午前9時30分 開議 ◎議長(西谷 尚) おはようございます。  ただいまの出席議員は16人であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。      ──────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 ◎議長(西谷 尚) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、小谷康仁君、南垣誠君を指名します。      ──────────────────────────────  日程第2 諸般の報告 ◎議長(西谷 尚) 日程第2 諸般の報告を行います。  本日の議事日程はあらかじめ議場配付しておりますので、ご確認ください。      ──────────────────────────────  日程第3 一般質問 ◎議長(西谷 尚) 日程第3 一般質問を行います。  お諮りいたします。  一般質問の方法は一問一答方式で、質問時間は答弁を除き1人30分以内といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  それでは、そのように行います。  順次、議長において指名をし、発言を許可いたします。
     議長よりお願いしておきます。一般質問は大所高所からの政策を建設的立場で議論すべきものです。単に事務的な見解をただすにすぎないようなものとか、制度の内容説明やお願いや要望をするようなものではなく、簡明にして、しかも内容ある次元の高い質問を展開していただきたいと思います。なお、当局におきましても、的確、明快な答弁をお願いいたします。  それでは初めに、東垣典雄君の一般質問を行います。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) おはようございます。令和3年第129回9月定例会一般質問をさせていただきます。東垣典雄でございます。  コロナウイルスの感染症対策、昨年の3月から今日まで1年半、皆様方、コロナ対策で本当に毎日努力、それから町民の命、それから健康を守るために、特にワクチン接種につきましては本当に努力をされて県下でも優秀な接種率になっております。本当に感謝を申し上げるとともに敬意を表したいと思います。ありがとうございます。  それでは、一般質問に移ります。2項目の質問をさせていただきます。  1項目め、空き家等対策を問うものでございます。令和2年3月に香美町空家等対策計画が策定されています。空き家対策には利活用と管理不全な空き家等への対応の両面があるが、今のコロナ禍の中で対策を伺うものです。  (1)県は、コロナ禍に伴い人々の地方回帰の流れがあるとして移住・定住や起業を促しているが、1)香美町の現状と課題を伺います。2)県との連携の対策はあるのか。3)UJIターンに香住山手の分譲地の活用はないのか。  (2)といたしまして、空き家等の改善・除却について本町の空き家等の3割近くが将来管理不全の状態になる可能性が高いと推定されると記されています。1)老朽危険空家除却支援補助金の実績と課題を伺うものです。2)空き家の利活用を進める、除却を進めるそれぞれの担当課の情報の共有と連携はできているかを伺います。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 冒頭、東垣議員から職員に対するねぎらいのお言葉を頂戴いたしました。本当にありがとうございます。  それでは、質問にお答えをいたします。まず、1つ目のご質問でございます。まず、香美町では平成28年から移住定住促進施策空き家バンク運営に取り組んでおり、管理不全になり得る空き家を少しでも減らすため、また、移住定住の観点から空き家バンク制度を設け、空き家の利活用を促進してまいりました。  現状と課題についてでございます。現状としましては、見学者の対応などは、緊急事態宣言発出中ではありますが、移住検討者にとって住まい探しは緊急で必要なことと判断し、空き家の見学や町内の案内を行っております。しかしながら、コロナ禍で移動を自粛しておられる方もありますので、令和3年からオンラインでの移住相談も始めました。その影響もあり、7月までの問合せ件数が令和2年度は33件でございましたが、今年度は76件に増えております。  課題としましては、移住希望者へ紹介できる空き家の数が限られていることや空き家バンクに登録されている物件は補修が必要な場合があり、すぐには住めないことなどが挙げられます。また、空き家バンクに登録されている物件の中で、買手が見つからず老朽化が進んでいく物件の登録について今後どのように取り扱うか等も課題と考えております。  2点目の県との連携についてでございます。令和2年度から兵庫県豊岡土木事務所と連携し、空き家相談会を実施しております。令和2年度の実績として4件の相談があり、うち1件は本町の空き家バンクへの登録に、1件は現在除却に向け助言、指導を行っております。なお、本年度は10月22日に香美町役場で空き家相談会を開催予定でございます。  3点目のUIJターンにおける香住山手の分譲地の活用でありますが、6月議会において森浦議員からも同様のご質問で答弁いたしましたが、現在、役場内の関係部署から成る準備委員会を立ち上げ、職員からの利活用に関する提案募集を行うなど検討を進めているところでございます。議会からも利活用に関しては提言いただいておりますが、全体を含め課題もございますので、若者定住の推進をはじめとする移住定住策も含める中でもう少し時間をかけて様々な可能性を模索し、慎重に検討していきたいと考えております。  次に、除却の関係でございます。まず、老朽危険空家除却支援事業補助金についてでございますが、これは、令和2年度に住民の安全で安心な生活環境の確保を図るため、適切に管理されていない状態で放置されている空き家等の除却を推進するために補助制度を創設し、取り組んでまいりました。令和2年度の実績としては、補助金191万円を活用して6件、自費で2件、合わせて8件の除却を行っていただきました。また、本年度も7件分の補助金を予定し取り組んでおりますが、既に6件の除却が完了するとともに、残り1件も交付決定を行っております。今後、さらに所有者等への助言、指導を行う中で9件分の除却が見込まれることから、本定例会において議案142号、一般会計補正予算で補助金の追加を提案させていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。  課題についてでございます。第123回12月定例会でも議員からは姫路市の事例を挙げ、相続未登記により適正な管理に支障を及ぼすのではとのご質問を頂いておりますが、昨年度から取り組んでいる中での課題としましては、所在が分かっても所有者と連絡が取れない、文書を送付しても返事がない、資力がない所有者及び所有者不明の空き家に対し行政代執行を視野に入れて除却を進めるのか等が除却を進める上での課題として考えております。また、利活用可能な健全な空き家の所有者等に対する空き家バンク登録への情報提供や各区への香美町定住支援奨励金の積極的な活用等をさらに浸透させていくかが危険空家を発生させないための課題としても考えております。  2点目のそれぞれの担当課の情報共有と連携の質問でございます。利活用が可能な空き家については企画課、危険で除却が必要な空き家については建設課が窓口となり、対応しております。具体的な連携については、県主催の空き家等に関する各種の研修会へ一緒に参加するとともに、利活用方法及び除却方法の進め方や要点等を相互に確認し、共通認識のもと取り組んでいます。例えば、企画課に利活用が可能な空き家を除却したい、建設課に屋根瓦の一部が落下しているが構造的にはしっかりしている空き家について何とかしたいとの相談がございましたが、除却は建設課、利活用は企画課との概念を払拭して特措法に基づき、相談を受けた課で責任を持って対応しております。今後とも引き続き情報共有や連携を図り、空き家等対策に取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 今、答弁を頂きました。空き家で移住を後押しというふうなことで、香美町まちなか住民相談室というのを5月から始めておられます。それで、スマウトというアプリを利用されていろいろ情報を頂いておるというふうなことをお聞きいたしました。それで、ここにありますように、香美町の現状としては空き家がたくさんあるんですけれども、登録をしていただけないというところが悩みだというふうなことも聞いております。それと、若い人は移住のウエートが高いからそちらのスマウトのアプリで移住を希望してくると。その後の住まいとかそういうふうな仕事等は次の段階になるようです。それで、実際、空き家を求めてくる人は定年退職後とかいうふうなことで、そちらは空き家を探してこられるというふうなところがあるようです。県といたしましても、この間移住・起業のしおりというものを県も出されておりまして、これを見ますと、起業を進めると同時に移住も進めるというふうなことで、空き家をリフォームして住むとき、築20年以上等の要件を満たす住宅の場合、改修費を最大100万円出しますというふうな県の対策があるわけです。そして、若年子育て世代UJIターンの世帯は最大150万円のリフォーム代を出しましょうというふうなことです。ちょっと県にも問い合わせてみました。そしたら、香美町でもそういうふうなリフォームのあれもあるんですけれども、ダブってといいますか両方もらえるんですかと言ったら、両方も該当しそうな答弁でした。  それから、起業の関係からすると、古民家を活用していろいろな起業をする場合には、実に古民家を地域交流拠点に改修する際は最大1,000万円の資金を補助しましょうというふうな対策が出されております。そういうふうなことで、県も相当このコロナ禍を機会に、兵庫県も特に人口が減っていますから力が入ってそういうふうなものを出されております。そういうことで、県と連携して特にそういうふうな取組をしていただきたいということをまずはお尋ねいたします。  それから、UJIターンの関係ですけれども、今言ったように、若者はまず移住を考えてくると。仕事やそういうふうなものは香美町に住んでみて、それから仕事を探すとか、フリーランスの方もいるというふうなものがありました。それで、若者の関係からすると、移住をしたい、どうすればいいかということでそういうふうなことがあると思います。  それで、子育て世代への移住促進ということで、実は、島根県の町ですけれども、譲渡型賃貸住宅というのをされています。これは、町営住宅に25年間住んでいただいたら土地も家もあげましょうという譲渡型の賃貸というふうなことです。若い人はお金がちょっと苦しいから空き家でも賃貸が多いというふうなことがあります。ですから、一つの提案なんですけれども、この譲渡型賃貸の住宅を考えてみたらというふうに思います。  募集要項をちょっと読んでみますと、3LDKの住宅、平屋の住宅ですけども108平米から110平米の木造平屋建てというふうなことです。それで、入居申込み時の年齢がおおむね40歳までの夫婦であること、また、入居申込み時の年齢がおおむね40歳までの方で同居の親族に中学生以下の子どもがいることというふうなものがあります。それで、住宅に25年間、居住することを確約してほしいというふうなことが書いてあります。  それで、この島根県の町のあれですけれども、月額家賃を4万円、それを12か月、25年ですから1,200万円というふうなことになるんですけども、ちょっと頭金が要るようでしたけども、敷金が12万円、1,212万円で25年後には土地と建物が自分のものになる譲渡型賃貸というふうなことを提案なりを申し上げたいというふうに思います。  再質問は以上で終わります。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 議員からご質問の県との連携につきましては、先ほど議員から述べられた県の支援策についても十分承知しております。香美町の支援策と併せて連携を取りながら今後も進めてまいりたいと思いますが、まずは、空き家バンクの登録の件数が少ないことについては、今までからほかの議員の皆さんの質問にもお答えをいたしましたように、すぐにでも居住可能な空き家もございますけれども、様々な事情があって年に2、3回帰ってこられる方、そういう方々、あるいはこちらに墓地があったり仏壇があったりというようなことで、都市部に住みながらも自分が持っておられる香美町内の空き家についても年に2、3回帰ってくるからバンクに登録はできないというような思いもあるわけでございますから、今後、そういうことの中で、都市部での居住が長くなって香美町に帰ることもないというような方々が積極的に空き家バンクに登録をしていただく。そういうことについてしっかりと対応してまいりたいというふうに思います。  先ほど議員からご提案の島根の関係でございます。いつも申しておりますように、特段移住定住の方にだけ極端な優遇策をするということになりますと、例えば同じ町民として従来から香美町にお住まいの方々にはどういう手当てをするのか。移住者は増えても香美町から出て行かれる方が多ければ本当に意味のないことになってしまいますから、移住者だけを特段優遇するような施策も、そのことをその方向ばかりで考えていくわけにはいかないという前提がございますので、なかなかそれぞれ自治体によって特殊といいますか、特色のある施策を展開している町はほかにもたくさんございます。ただ、どういう視点を持って香美町への移住者を増やす政策に特化していくのかというのは、これは香美町の内部で考えることだというふうに思いますので、理解を頂きたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 質問はありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 課題として空き家バンクに登録が少ないというふうなことが特に挙げられると思うんですけれども、実は、今、町長が答弁いただいたように、やっぱり仏壇とかそういうふうなものを取りあえずは置いておいて、空き家バンクに登録して成立したら片づけたらいいがなというふうなことで、ここに香美町の空き家バンクの活用法があるんですけれども、家財家具の処分を補助しますというふうなことで上限20万円ですけれども、対象となる経費の50%以内を片づけの費用に成立した後補助金を出すというふうなことであります。新聞を見ておりましたら、長野市のほうの対応として、家の清掃や家財家具の処分費用を補助する事業を始めたということで、登記なり、それから、空き家バンクに登録を前提として、登記までが済まなくてもそれを片づけましょうという補助があるようで、長野市に聞いてみました。長野市も空き家バンクの登録件数が伸びなくて、その辺の対応として空き家バンクに登録することを前提として補助事業、補助金の制度をつくったというふうなことを言っておられまして、概要を聞いてみました。まずは、空き家バンクへの申込み登録が前提となりますというふうなことで、対象経費は空き家の清掃代、仏壇、家具などの処分をしていただくというふうなことです。聞いてみますと、やはり空き家バンクで減額といいますか、紹介をして回るのにやっぱり片づいておるほうが見てもらいやすいというふうなことは言っておられました。ですから、香美町とちょっと違うところは、空き家バンクに登録を前提として、まだ登記も済んでないですけども片づけの補助を出しましょうというふうなことです。詳しいことを聞いてみたら、やっぱり片づけをしてから2年間で家まで除却はしないようにというふうなところがあるようです。除却を目的に片づけをされたら困るというふうなこと。  それから、もう一つは、登録が前提ですけれども空き家バンクに登録、登記の面で相続が2代も3代もわたってする場合にはお断りをしておりますというふうなことを言っておられました。さっきもありましたように、本当にたくさんの相続者がいて難しそうだなというのは断るようです。そういうふうなことで、一つの方策として空き家バンクへの登録を進めるということ。やはり多くの物件を見ていただいて香美町のよさを、それから香美町に住んでいただくきっかけを多くつくっていくということで、こういうふうな登録促進の事業補助をされておるようです。そういうふうな登録の促進をする方策としてこの事業補助を創設することを求めたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) まず、他市町の例、長野の件も含めましてお伺いしますけども、ただ、問題は空き家バンクへの登録の件数を増やすこと。なかなか難しいことと、1つは移住してこられる方、空き家バンクとして提供してもいいというふうな所有者の方の考え方にも我々がどこまで食い込んでいけるかということも課題になろうかと思います。例えば、この際にもう処分してしまいたい、移住なさる方に買っていただきたい。あるいは賃貸で、都市部に住みながらも自分の所有する物件を賃貸でもいいから移住者の人に使っていただいて家賃収入を求めるようなやり方、様々なパターンが考えられるわけですから、移住を希望なさる方々がどういう思いで、この際に取得をしてしまおうというようなことと、売ってもいいよという香美町内に空き家を所有されている方々のマッチングについても、大変難しいものがあろうかと思いますので、なかなか簡単に我々が考えるようにいかないのが実態であろうかというふうに思いますので、今後、そういうことも含めてできるだけ登録をしていただく。あるいは一方で、香美町でも移住定住や物件の異動については、町費をかけずに町内の不動産業者の方々が移住を希望なさる方からの情報を持って町内にある空き家物件を紹介するというようなことで移住定住が実現した場面も相当ございます。これには町費は1円もかかっていないわけでございますから、一方でそういう民間同士のディベロッパーも含めて不動産業者も含めて、町が特殊な支援策を講じなくても実際に移住者が来られている、物件の異動が済んでおる。こういう部分も何回かの場面であって、実際にそういう方々が住んでおられる現状がございますので、どこまで町は移住する方に支援をするのか、あるいは提供していただくための物件登録を進めていくのかというような様々な課題が他方ございますので、そういうことも含めて、今後もできるだけ移住者に来ていただける、あるいは空き家バンクに登録をしていただけることについて町も精力的に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 質問はありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 空き家バンクの登録を増やすというふうな方策としてはこういうふうな方策も考えられませんかというふうなことでございます。  次に、老朽空家の関係ですけれども、町長の答弁にもありましたように、空き家の利活用を進める企画課、それから、除却を進める建設課。今ありましたように、この物件、除却するのはもったいないというふうな物件もあると思います。それから、もう登録があっても除却をするほうがというふうな感じのところもあると思います。それから、先ほどのUJIターンの関係でもありますように、若者がどうしてこの町に住んでいただけるかというふうなこと、それから、いろいろな住宅政策を1本に担当する部署というものがこれから必要ではないかなというふうなことで、この空き家の利活用、除却を進める担当課というふうな垣根をなくするのも一つですし、そういうふうなこれからのまちづくりを担当する課というものが必要かなというふうなことでこの質問をさせていただいたわけです。  それで、大きな市とかそういうものになれば1つの課というふうなことにはなっておるところが多いかなと思うんですけれども、仕事量、ボリューム、それから、除却にしても登録を頂く登記の関係にしても、除却は特に相続関係が絡んできますので時間がかかると思います。そういうことで、仕事量と時間のかかる仕事をされて、それからまちづくりのことも考えるというふうなことからして空き家の対策を1つのセクションでというふうなことを申し上げたいというふうに思います。  それから、先ほどありましたように、調査機関が平成28年12月から平成29年3月に調査したもので、危険空家というか老朽空家が108件、それから、C判定というのが91件あります。そのC判定もいずれはD判定になってくる。その辺のことから、今実績を8件と、令和3年度は9件、まだ17件しか除却になってないわけです。ですから、調査時点から既に5年たって108件のものの除却が2割も進んでないというふうなことになっております。その辺の時間的なものもありますので、そういうふうな600ぐらいの支援補助金の活用をする、それから、新しいまちづくりをするというふうなことから一つのそういう考えが、担当する課が必要かなというふうなことを求めてこの質問をさせていただいております。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 順序は後先になるかわかりませんが、108件のうちのまだ2割いくかいかないかだとおっしゃいますけども、108件、危険空家があるものが1年や2年で片づくわけもないというふうに私は考えております。僕は、建設課は一生懸命、仕組みも含めて、様々な先ほどの補正予算のことも含めて、取り組み出してから2年、3年でこれだけの除却ができたということは、僕は担当職員を褒めておるんです。東垣議員がおっしゃるように、108件あるものが1年や2年で全部片づくか片づかないかは、先ほども答弁の中で申しましたように、連絡がつかないおうち、あるいは相続関係がはっきりしていないもの、法的に強制的に除却をしても、以前から申し上げておりますように、当然請求はしなければならないわけですから、香美町としてはどうしても不良債権化は避けたいという思いがありますから、少しずつ件数ごと1件ごと調査の上、連絡がついたものから地域の区長さん方にも協力を頂きながら除却を進めてきたことが大分進んで、今度もこのたびの議会で件数で対応させていただけない部分については補正予算をお願いしとるというようなことでございます。僕は、東垣議員がおっしゃるほどこんなことが簡単にできるというふうには思っておりません。  それから、機構改革、1つの部署でということでございますが、今も申しましたように、除却あるいは企画が担当しております移住定住、十分に連携はできております。ただ、専門部署をつくるほどの、議員もおっしゃいましたように、仕事のボリュームとか新しい課をつくるとかそういうレベルには達していないので、企画課が移住定住は担当して除却、あるいは空き家の様々なことについては空き家対策の協議会の事務局も含めて建設課がさせていただいておるということでございますから、横の連携はしっかりとできておりますから今のような成果が上がっておるというふうに考えておりますから、私は機構が改革上は何ら問題はないというふうに考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 特定空家の除却ですけれども、確かに十何件処理できたということで大変各区長さん、関係の区長さんは喜んでおられるというふうなことは聞いております。  テレビでの情報ですけども、2024年には法律の施行があって、これまで行方不明というか、そういうふうな人がいる場合には、その人1人に弁護士が1人要ったと。ですから、10人行方不明といいますか、所在不明の方が10人おられたら10人弁護士が要る。例えば5万円だったら50万円要ったと。2024年からは、その関係、この土地建物の弁護士というふうなことで、それは1名で済む、1名でいいというふうなことになるようです。ですから、2024年、大きくまた変わってくると思いますし、それから、香美町へ各市町への無償譲渡というふうな動きも出てくるというふうに思います。ですから、今からそういうふうな法改正、それから法の施行に対応すべく専門的な知識が必要になってくるというふうなことを感じますので、その辺の対応をできる職員、それから部署の確立が必要かなというふうなことを感じてこの質問をさせていただいております。再度お願いします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今の空き家の除却や空き家対策のための専門的な部署ということは今の内部では考えておりません。現行の中で、今議員がおっしゃいましたような様々な対応はできておるというふうに思いますので、そういう対応で今後もやっていきたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) それでは、今まで求めてきました空き家バンクの登録件数を多くすること、それから、UJIターンのために譲渡型の住宅を求めまして、この空き家等対策の質問は終わります。  2点目の鳥獣被害防止対策をお尋ねいたします。県によりますと2020年度の被害額は前年度比5.5%減で2年連続減少していると発表されております。鹿の捕獲数は4万6,186頭と前年度比12.9%増加しているとのこと。1)ストックポイントの効果を伺います。2)農作物の被害の現状と課題を伺います。3)県、近隣市町、猟友会、関係団体(JA、森林組合、JR)との連携による対策を伺うものです。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、東垣議員の2問目でございます。  ストックポイントは、令和2年2月に運用を開始しております。令和2年度のニホンジカ捕獲実績は2,255頭であり、令和元年度の1,555頭と比較して1.45倍の捕獲数となりました。そのうち40%に当たる902頭がストックポイントに搬入をされております。当初計画では780頭の搬入を想定しており、計画量以上の搬入となりました。狩猟者の埋設労力が軽減され、有害捕獲数の増加につながったと考えております。なお、令和3年度については、7月末時点で有害捕獲数1,101頭、昨年比で約1.11倍の捕獲数となっております。そのうち576頭がストックポイントに搬入をされております。令和2年度の有害鳥獣による農作物被害は、被害面積24.39ヘクタール、被害金額4,641万4,000円となっております。そのうち最も多く被害を出したのがニホンジカであり、次にカラス、イノシシと続きます。農作物被害を減少させるためには、個人による田畑の防護はもちろん、年々増加傾向にあるニホンジカの生息頭数を減少させることが重要だと考えております。  町としては、有害捕獲員になる方の狩猟免許取得に対する支援や、わなや捕獲檻を購入する際の支援、ストックポイント設置による埋設労力軽減等の施策により捕獲頭数は増加傾向にありますが、捕獲する以上にニホンジカ生息頭数の増加が著しい現状からより一層の対策が必要だと考えております。  また、20世紀梨等の果樹被害についてはカラスによる食害が大半を占めております。これまで梨農家による花火等の追い払い活動を主として取り組んでまいりましたが、令和2年度から捕獲檻によるカラス捕獲を試み、400羽弱の捕獲がありました。令和3年度の梨園へのカラス飛来数の減少も見られているため、カラス捕獲体制のさらなる強化を予定しております。  次に、県との連携でございますが、ストップ・ザ・獣害事業を活用し、村岡区相田、神坂、萩山、板仕野の4地区を対象とした集落による効果的な防護柵の設置、ニホンジカ等の有害鳥獣の効率的な捕獲の推進を行っております。小代区を中心に活動しているニホンザルの群れ美方8群についても、適宜県と情報交換しながら管理しており、住民に危害を加える悪質な個体については県職員が麻酔銃等で捕獲する等の連携を行っております。そのほか、兵庫県森林動物研究センター等の関係機関と適宜情報交換を行うことで町内の有害鳥獣対策の充実を図っております。  近隣市町の連携につきましては、但馬内5市町で但馬鳥獣対策協議会を組織しており、主にカワウ、ニホンジカの対策を連携して行っております。カワウについては、地元有害捕獲員の活動とは別に、カワウとウミウの判別が難しい矢田川下流域において各市町の有害鳥獣対策班を中心に猟銃による捕獲を行っています。ニホンジカについては、令和3年度から本格的に協議会としての捕獲活動を実施予定でございます。香美町内においては、鳥獣保護区付近かつ町境で捕獲が進んでいない香住区御崎地区で地元有害捕獲員と町外狩猟者による合同巻き狩り猟を10月に実施する予定であります。  JAとの連携でございます。梨部会や山椒部会の総会等で有害鳥獣対策に関する近況報告や意見交換を行わせていただく等適宜連携を図っております。  北但西部森林組合については、令和2年度で県事業で造林地香住区隼人ほかでのニホンジカ捕獲手法の実証実験を行いました。今後は、実証結果をもとに林業被害軽減のための捕獲事業について検討を進める予定としております。  JRにつきましては、特に連携している事案はありません。しかしながら、車両との衝突事故により負傷した野生動物が線路内にいる場合は、連絡を受けて止め刺し撤去等の対応を行っております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 全国的にも鹿、イノシシの捕獲頭数というのは増えておるようで、全国的には135万3,700頭というふうに鹿とイノシシ、全国では捕獲をしておるというふうなことが出ております。それから、県でも相当力を入れて捕獲をされております。町も町境といいますか、御崎のほうでそういうふうな対策をされるということで、大変ありがたいなというふうなことを思っております。  こういう獣害対策ですけれども、今、JRの話が出ておりましたが、JRの資料を見ますと、本当に香美町のあれで、竹野、佐津から柴山というふうなことで鎧までで2010年度で25件ですが、2020年度には148件の衝突事故があったようです。衝突するたびに停車して全部安全確認をして、だから、列車が遅れるというふうなことが大変多くなっておるというふうなことも聞いております。そういうことで、情報提供なりご協力を頂くところがあれば連携をお願いいたしたいというふうに思います。  それから、特に鹿については農作物の被害以上に動植物の生態系も本当に狂ってきておりまして、鹿をこれだけ少なくするように捕獲しておるんですけれども、一説によるとキロ平米5頭になるまでは被害が減らないというふうなことがあるようです。今、1キロ平米に20頭から30頭いるというふうなデータがあって、それを5頭までにしなかったら生態系が狂ってくるということが言われております。そういうこともありますし、ちょっと生態系の話からすると、山の下草がなくなって本当に災害に直結するようなところもありますし、本当に鹿の捕獲にもっと力を入れなければいけないというふうなことを感じております。  それから、猿の関係ですけれども、ちょっと新聞に出ておりましたので、船越山るり寺モンキーパークという、佐用町に猿を餌づけしておるところがありましてモンキーパークをつくっております。これは、昭和36年から餌づけを2年かかってしたようです。それで、猿を餌づけするのはあれですけども、やっぱり栄養過多になると、栄養が行き届くと本当に繁殖がすごいらしいです。一時は300頭ぐらいになったというふうなこと言っておられました。それが今は80頭ぐらいに、餌をあんまりやらなんだと。それで、今、香美町に十何頭というふうな話をしましたら、今の段階では追い払いが一番いいだろうというふうなことを言っておられました。追い払ってとにかく山に追い返して餌を少なくすれば妊娠の率は少なくなると。鹿でもそうらしいです。鹿も栄養が少なくなると1歳では妊娠しないというふうなことになっています。栄養がよかったら1歳で妊娠すると。ですから、野生動物は追い払うということがまず基本で、特に猿は追い払いをされるというふうなことで、できれば追い払いの増員、それから、そのときに話が出ておったんですけど、ドローンが結構効果があったというふうなことがありましたので、その辺を求めて質問を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 鳥獣被害については、先ほども申しましたストックポイントの運用実績も上がっておりますし、今、町としても対応を強化しておりますので、様々な全国での追い払いの事例も紹介を頂きましたけども、香美町としては、今北上してしまっている美方郡内が一番レッドゾーンと言われておりますニホンジカの対応が一番強化しなければならないということであります。猿のことについても、ここ10年来いろいろな意見がありますけども、今、十数頭まで減っているということですし、絶滅してはいけないというニホンザルでございますから、そこら辺の対応は非常に難しいものがあろうかと思いますが、今後、住民生活に影響の出ないような対応、まずはニホンジカの生息数を減らす。このことに注力してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 以上で東垣典雄君の一般質問を終わります。  次に、見塚修君の一般質問を行います。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) おはようございます。見塚修でございます。9月といえば、おかでは稲刈りと梨の収穫の最盛期、海では底曳き網漁と紅かご漁の始まる月、まさに収穫の秋、香美町が活気づく季節であります。  それでは、第129回9月定例会一般質問をいたします。コロナ禍を克服し、活力あるまちづくりを求めて、パート2でございます。1つ目、安心・安全編でございます。新型コロナウイルスワクチン接種について伺います。新型コロナウイルス感染は第5波に突入し、国の感染抑制シナリオは功を奏さず後手に回っている感がいたします。本町では、ワクチン接種も順調に進み、感染拡大抑制に効果を発揮しているものと考えます。このことは町長をはじめ、職員が一丸となって取り組んだたまものと考えます。敬意を表するものであります。よって、次のことについて伺います。  (1)ワクチン接種について。1つ、接種の状況と今後の予定について。2つ、3回目の接種「ブースター」というようですが、の考えは。  2番目、接種後の後遺症について。1つ、発症の状況について。2つ、発症者の支援について。  以上、伺います。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、見塚議員のご質問にお答えをしたいと思います。  まず、ワクチンの接種についてでございます。本町では、ワクチン接種希望者が早期に接種できるよう計画を立て、5月8日から高齢者の集団接種を、また、6月7日から医療機関での個別接種を開始し、7月3日からは12歳以上の全年齢の人を対象に実施をしております。ワクチン接種につきましては、医療関係者をはじめ多くの関係機関の方々のご理解とご協力を頂きながらスピード感を持って全職員が一丸となって取り組んでまいりました。また、町民の皆様のご協力もあり、これまでに大きな混乱や問題もなく順調に実施できております。  現在の接種状況につきましては、集団接種を延べ58回実施し、医療機関での個別接種と合わせて1万3,337人が1回目の接種を終えております。また、12歳以上の人口当たりの接種率は1回のみ接種済みが87.0%、2回とも接種済みは75.9%となっております。今後の集団接種実施予定につきましては、全戸配布による周知のとおり、香住文化会館において9月中に計4回、10月に1回の実施を予定しています。接種も順調に進み、申込み件数も減少してきておりますので、町が進めてまいりました集団接種についてはこれを一区切りと考えております。なお、未接種者やこれから12歳になる方などを考慮し、今後、医療機関において個別接種で対応していただけるよう調整を進めているところでございます。  2回目のワクチン接種を完了して新型コロナに対する免疫がついた人に対し、免疫をさらに強化するため、数か月後にもう1回ワクチンを打つことをブースター接種と呼んでおります。接種から時間がたつことでワクチンによる予防効果が弱まることが分かってきたため、欧米など一部の国では3回目の接種の検討を始めており、既に接種を実施している国も出ております。日本においても3回目の接種に向けた検討を始めていると報道されておりますが、まだこのことについて国や県から正式な通知は来ておりません。新型コロナウイルス感染症はこれまでに類を見ない感染症であり、また、変異しながら国内外で感染拡大を続けていることから、ワクチン接種などコロナ感染予防対策については発生当初から国主導で進められており、町が独自に是非を判断することは困難でありますので、今後も国の動向を注視していくよう考えております。なお、今後、3回目のワクチン接種を実施するとなった場合には、これまで同様に対象となる全ての方が速やかに接種できるよう町としての体制づくりなどを進めていくこととしております。  次に、接種後の後遺症でございますが、接種後の後遺症については把握しておりません。また、把握できる仕組みとはなっておりません。一般的にワクチン接種後、体の中に免疫ができる過程で副反応が生じる可能性はどの予防接種にもあり、新型コロナワクチン接種においても副反応が生じることが分かっております。なお、ワクチン接種後に見られる接種部位の腫れや痛み、筋肉痛、関節痛、頭痛、倦怠感、発熱などの副反応についてはほとんどの方が数日以内に回復すると言われております。  ワクチン接種は感染症を防ぐために重要なものであると考えておりますが、極めてまれに健康被害の発生が起こることがあります。副反応による健康被害を全くなくすことはできないことから、万が一ワクチンの予防接種による健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく予防接種後健康被害救済制度があり、町が申請書の受付窓口となります。救済制度には、医療機関で治療を受けた場合に医療に要した費用や障害が残ってしまった場合の障害年金、そして、もし亡くなられた場合には葬祭料や死亡一時金の支給を受けることができます。なお、ワクチン接種による健康被害であったかどうかは、第三者により構成されます疾病障害認定審査会で因果関係など個別に審査され、ワクチン接種による健康被害と認められた場合に給付されることになります。ワクチンを接種された方には、健康被害が生じた場合における救済制度について説明されたチラシをお渡しし、周知を図っております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 再質問を行います。
     まず、質問の(1)の部分でございますけども、その1つ目ですが、接種を希望されない方が何人かおられる。多分対象者の1割ぐらいがおられるのかなというふうな気がしておるんですが、その理由を把握しておられますか。お尋ねしたいと思います。  次に、デルタ株とワクチン接種の普及でございますけども、一般的にはスピード勝負だというふうに言われているんですが、本町がワクチン接種が進んでいるというようなことで楽観せずに、未接種者、希望者の普及、接種の普及に努めるべきだと思うんですが、どのように考えられておるかお尋ねしたいと思います。  それから、2)のブースターの関係ですが、外国では始まったということが報道されております。先ほど、町長は国からの通知はまだないというようなことを言っておられますが、国の動向を見てということですが、既に新聞報道等では医療従事者等については年度内に接種を始める。あるいは一般の人については来年から始めるというような報道もあったりしますけども、このことは町長が言われるように、国の通知によって、あるいはワクチンの配給がなければできないことですので、浜上町長が総理大臣になったらすぐできるんだろうというふうに思っているんですが、その動向を含めて今までと同じように早急に取り組むべきだというふうに思っております。再度、お尋ねをしたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 香美町の全体の接種率でございますけども、対象となる方々全部がというわけにはならないのは最初からそういうふうに思っておりました。特に私宛てにもよく手紙が参ります。複数の方から、ワクチン接種を子どもには打たさないでくださいとか、ワクチンを打つことによって何年後、十何年後に何らかの生態的な影響が出るおそれがあるからワクチン接種はやめてほしいというような手紙もよく何通か頂いたりする中で、ただ、これはそんな判断は私にできるものでもありません。できれば、対象になる町民皆様に打っていただきたいという思いがございますが、おおむねどの町も1割あるいは1割強ぐらいの方々は接種をされない方がおられるというふうに思いますが、まず、我々が果たすべき役割は、希望される方にはできるだけ早くワクチン接種を済ませていただきたいということで、段取りよく健康課やプロジェクトチームの職員の皆さん、必死になって頑張っていただいた結果が県下一番の接種の進捗状況であろうかというふうに思っておりますから、大変ありがたく思っております。  ただ、今後も、今でも予定しております集団接種には予約の枠が空いているような状況でございますから、先ほど答弁で申しましたように、これから何回かの集団接種で、集団接種での対応はここまでということにさせていただいて、残りは個別接種で対応させていただきたいというふうに思いますが、既に行っておりますように、接種がまだの方については、防災無線や町広報で接種が予約がまだ余っていることも含めて、町民の皆さんには広く啓蒙して一人でも多くの方々に接種を済ませていただきたいというふうに思います。  2点目の3回目の接種のことにつきましては、先ほど答弁でも申し上げましたように、国から、あるいは県からもそのことについての具体的なご指導も今のところないということでございます。私も報道で見るぐらいのことですから、2回目の接種が済んでから8か月たったら3回目の接種が始まるというようなことで、議員から今ご提案がありましたように、当然、香美町でも一番最初に接種を済ませている医療従事者から対応、もし実施になるとすればしていかなければならないというふうに思いますし、一般の町民の皆さんも3回目の接種があるということであれば、この1、2回の接種についても段取りよく混乱なく進んでおりますから、早めの手当てをして3回目の接種も現行の体制でもってしっかりと町民の皆さんにできるだけ早く、1回目、2回目と同じように県下の一番を目指して対応していく決意でございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) それでは、(2)の接種後の後遺症についてのほうに移らせていただきたいと思います。先ほどの答弁では、発症の状況は把握してないということでございますけども、公立の香住病院、八鹿病院、村岡病院、私としては本町の病院だというふうに思っているわけですが、その辺からの情報というのはあるのかないのか、その辺を含めて頂くべきだということも含めてお尋ねをしてみたいと思います。  それから、後遺症の心配をして接種を控えている人も多いと思うんですが、その辺の説明と相談体制はどうなっているのかについて、先ほどお手紙を頂くとか云々ありましたけど、その辺も含めて再度お尋ねをしてみたいと思います。  それから、後遺症があった場合の治療費、先ほど町長が言われたように、予防接種後、健康被害救済制度というのが予防接種の法律ですか、その中でうたわれておるようでございますけども、このことは、含めて町民にどのように説明や周知がされているのかお尋ねをしてみたいと。逆に言えば、こういうこともあったら接種率が上がるんじゃないかなということも思ったりもしますものですから、再度お尋ねをします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 香住病院とか、接種を受けられた町民の皆さんの動向あるいは問題点についての病院からの報告は特段ないというふうに思いますが、後ほど、健康課長が分かれば答弁申し上げたいと思います。救済制度の関係でございますが、香美町で判断するというものでなしに、先ほども申しましたように、健康被害が生じた場合には、受付の窓口は香美町でさせていただきますけども、そのことの判定なり内容の精査については、別の機関で行うということでございますから、現行そういうご相談があったやにも聞いておりますけども、具体的に香美町でそのことをもって救済制度に乗るか乗らないかとか、判定ができるものではありませんので、おつなぎをさせていただくというような状況でございます。そういうことも、広く町民の皆さんに今後何らかの場面でご説明をして、議員がおっしゃいますように、様々なそういう救済制度あるいは健康被害について不審な点を持っておられて接種を今のところされてない方々も、そういうことで接種をする気になるんじゃないかというふうにおっしゃいますけども、本来強制的に接種を受けていただくというものではありません。それから、私ども、様々なそういう副反応も含めて医療的な知識のない役場の職員が、そのことをもって町民の皆さんに接種をお願いするというようなものではなく、接種を求められる町民の皆さん自体がご判断をなさって、安心だからやっぱり受けてみようとかいうような気になっていただくための情報の提供なり、そういうことはしていかなければなりませんが、香美町が推進してどうこうということ、町がどうこうということでなしに、現行の感染状況を踏まえて町民の皆さんがどう判断なさるか、できればしていただきたいのはやまやまでございますが、何らかの事情や考え方があって、接種をされない方々をどうでも接種をしていただくというようなつもりは、今のところ思ってございません。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 健康課長、中村彰作君。 ◎健康課長(中村彰作) それでは、見塚議員の質問にお答えさせていただきます。  後遺症の関係なんですけども、ワクチン接種の後遺症という捉え方が一つありまして、私たちは副反応というような捉え方を今させていただいているんですけども、接種後に気になるような症状が残った場合、そういったことがあった場合には、医療機関を通じて健康福祉事務所のほうに報告があります。それが香美町で接種された住民の方でありましたら、そういった情報のほうは町のほうにも入ってきております。ただ、それが、今、見塚議員がご質問されております後遺症という形で継続して残っているかどうかということにつきましては、町のほうでは把握ができておりませんというような形で答弁させていただきました。  それから、救済制度の周知につきましては、ワクチンを接種された後に接種済証というのを交付させていただいております。その際に、救済制度についてのパンフレット等リーフレットをお渡しさせていただいて、接種の待機のときに十分それを読んでいただいて、質問等がありましたら町のほうに、また県の対策室とか専門の厚生労働省とかいうようなところの問合せ先に確認をしていただくというような形で周知を図っているところでございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 現在、新型コロナの治療薬というのが開発されていない、できていない状況であります。唯一頼みがワクチン。ワクチンを打ったからといって感染しないということではないようです。未接種者等々を含めて感染者が出た。にもかかわらず接種者も感染するんだという状況になるわけですから、できるだけいろいろな状況があると思いますけど、いろいろな考え方の中で接種しないという方もおられると思いますけども、行くのが面倒だとかそういうようなことで未接種者がもしおられるのなら、町のほうもいろいろなことをできるだけPR等々していただいて接種率の向上に努めていただくことを求めたいというふうに思いますが、再度、もし町長に何かあれば。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 本町では、希望される方、おおむね済んだ状況であります。今、統計上の接種率というのは、希望される方のうちどれだけ接種が済んだかということでなしに、全住民人口に対する接種者の割合でございますから、高齢者につきましては希望される方はおおむね100%、12歳から64歳までの方々についても相当な接種率が進んでおります。ただ、議員がご指摘のように、若年代といいますか、50歳以下の方々での接種率がもう少しというような状況でございますから、今後もできるだけ接種をしていただけるような住民に対しての啓蒙は続けてまいりたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) ここで暫時休憩いたします。再開は10時55分といたします。                              午前10時45分 休憩                              午前10時55分 再開 ◎議長(西谷 尚) 休憩を閉じ、会議を再開します。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) それでは、2問目に移ります。2問目は安心・安全・活力編でございます。香住第二中学校の敷地、施設の活用について伺うものであります。香住第二中学校は、今春香住第一中学校と統合され、学校教育施設ではなくなりました。その後、一部は社会教育施設として、また、今年はコロナワクチン接種会場として活用されておりますが、今後の活用策について伺うものであります。敷地、施設を1つ、町の中心的福祉ゾーンとして施設を設置または誘致する考えは。2つ目、防災センターの拠点施設にする考えは。3つ目、佐津地域の活性化策として活用する考えは。  以上、伺います。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、見塚議員の次のご質問でございます。  旧香住第二中学校の校舎、体育館及びグラウンドの利活用については、内部組織ではありますが、現在、副町長を中心とした香住第二中学校校舎等利活用検討準備委員会を5月に立ち上げ、各課局から政策提案募集を行い、委員会で施設の活用方法やその必要性や実効性の検討を鋭意進めているところでございます。  香美町には福祉ゾーンとして正式にゾーン設定したものはございませんが、条例により香住区森に香住福祉村「やすらぎの森」を設置しており、福祉村を構成する施設として香住地域福祉センター、香住高齢者生活活動センター、香住心身障害者共同作業所ひまわりの森があり、また、特別養護老人ホームしいの木荘、グループホームしいの木荘が隣接するなど、現在の町の高齢者及び障害者への福祉サービスを提供する拠点機能になっているエリアであると捉えております。  一方で、議員ご指摘の旧香住第二中学校付近は、平成15年4月より運営を開始し、現在は香美町社会福祉協議会に指定管理委託している香住デイサービスセンターや香住グループホームが隣接しており、長年、高齢者の福祉の拠点として機能しているため、町として新たな福祉ゾーンとしての機能拡充は必要であると認識しております。既に町内福祉団体からの跡地利用の要望もお聞きしているところですので、早急に方向性を決定してまいりたいと考えております。  2点目のご質問ですが、香美町における防災拠点の整備の考え方については、香美町地域防災計画に記載されており、その内容としては、豊岡市に設置されている但馬広域防災拠点との連携に配慮しながら、大規模災害時において救援、救護、復旧活動等の拠点となる地域防災拠点を少なくとも1か所以上整備するよう努めるとしております。また、地域防災拠点の役割については、県が設置する広域防災拠点から派遣された要員や緊急物資の受付窓口となり、さらに、災害対応の消防、救助、復旧活動の拠点となる、加えて活動に伴う要員、資材の集積と物資の備蓄保管場所等の多くの機能があるとあり、その機能としては広域防災拠点から搬送される緊急物資及び復旧資機材の集積、配送スペース、地域の防災活動のための駐屯スペース、物資及び復旧資機材の備蓄施設防災臨時ヘリポートとなっております。防災拠点を整備するとした場合、どこまでの機能を持たせるかは具体的な協議はまだ行っておりませんが、備蓄保管場所が不足している現状を考えますと、備蓄スペースの確保が最優先される機能と考えております。この場合、本庁に近く拠点倉庫からの物資搬出を効率的に行うことが重要となりますので、距離的に課題があると考えております。  次に、3点目の佐津地域の活性化策として活用する考えについてですが、さきに述べましたとおり、現在、利活用検討準備委員会において佐津地域の活性化に資する活用方法も含め、鋭意検討を行っておりますので、その検討の結果が公表できる時期となりましたら改めてご説明する機会を設けたいと考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) まず1つ目ですけども、団塊の世代が高齢者となり、老人福祉施設等々がますます必要な時代がやってきました。その類の施設を新設やあるいは誘致がぜひ必要だろうというふうに思いますので、ぜひとも早急に、先ほど言われました利活用準備委員会のほうでも検討いただいて、かといって、今言って今すぐできるものではなかなかないことは承知しておるんですけども、やはり早め早めの対応が必要だろうというふうに思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  それから、2番目の防災センター、私は、以前にもこの場で一般質問もしました。物資、資機材、備蓄、こういうものが町内のあちこちの公共施設に散らばって置いてあって、なおかつ山積みの状態だというふうに私は現場を見ておりまして、そうやって考えると、いざ災害が起きたときに何がどこにあるか、パソコン等々には入力されているんだろうと思いますけども、すぐには出てこないというような状況もあろうというふうに思っております。ぜひとも安全な場所、あるいは広いエリアの中で整然と防災、備蓄、資材を整理する必要があろうというふうに思っていますし、いざというときにはそこが防災あるいは減災の活動拠点にならなければならないというふうに思っておるわけです。町長は、この二中の跡地、旧第二中学校が距離が離れているというふうにおっしゃいますけども、私的にはこの狭い香美町の中で、ここから香住第二中学校、旧香住第二中学校に行くのに10分もかからない場所だというふうに私は思っているので距離的な課題はないというふうに私は考えております。  それと、そこをつなぐ道路も香住道路と町道佐津下岡線を通るルート、あるいは香美久美浜線を通るルートの大きく2つの幹線道路があるわけですから、それほど問題ある場所ではないというふうに私は思っていますので、ぜひとも施設を有効活用する意味でも、新たに建てなくても使えるんじゃないかという気もしますので、その辺もぜひとも準備委員会のほうでご検討願いたいというふうに思っています。  それから、佐津地域の活性化、これは、奥佐津、佐津を含めた、あるいは柴山も含めたあの辺周辺の活性化をこの施設でその役割が果たせることがあるようでしたら、ぜひとも検討願いたい。特に佐津地域は今活力が非常になくなってきているというふうに私は思っていまして、そういう意味でもあの場を拠点とするような活性化施設ができればなと思っていますので、再度伺いたいというふうに思っています。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 答弁の中でも申しましたように、具体的に、今後あの場所をどのように活用していくのかにつきましては、先ほども答弁の中でありましたけども、福祉団体からも要望、活用のことについての青写真なりそういうものも伺っております。今、議員がおっしゃいますように、防災の拠点、防災倉庫、そういう部分でも考えられます。まさに内部の検討委員会の中でどうしていくのかということ。あと一方は、議員もご出席をされました町内の周辺部の小学校の問題についても、統合の機運あるいは統合の要望が動き出してまいりました。香住二中、統合になりました二中のみならず、今後、仮に学校統合ということが現実味を帯びてきた場合には、それぞれの地域に、周辺部とは言いながらそういうような小学校施設があるわけでございますから、将来的な展望だとか今後の学校統合の動き、そういうものを見ながら、まず、今一番必要となるものは何なのか、あるいは、現実的に町の費用負担も含めて旧二中が活用できる方策を今まさに内部で検討しておるところでございます。遅くならない時期に今後の活用策をまた議会の皆さんにも提案申し上げる時期がそう遠くない時期にあろうかと思いますので、しっかりとした内部検討を今進めておるところでございますので、そういう方向でしっかりと検討させていただきます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 再々質問をさせていただきますが、たまたま今日の日本海新聞、に新温泉町の旧温泉高校の記事が載っておりました。先ほど、町長、申されましたように、小学校の統合問題等々が出てくると、二中に類した施設が空き家、空き地になってくるわけです。そうしたことを考えると、やはり早急にそのものを有効活用する手立てを考えないと、使おうと思ったときに施設の拡充だとか、使うためのいろいろな施設の整備はいいんですが、そこに至るまでの修繕だとか、そういうものが出る段階になってはもう遅いということになってきます。今日の日本海新聞を見ると、校舎の前、草ぼうぼうのような写真が出ております。こういう状態になってからでは非常に遅いというふうに思っています。  先ほど町長、活力のところで学校統合が出てくるということをおっしゃいましたけども、例えば奥佐津と佐津小学校がどこかに統合されて学校施設でなくなったときには、私はその活用策として、奥佐津と佐津に同じ利活用策のものをつくる必要がない。別の利活用策で地域を盛り上げていくという考え方に立っていただきたい。地域エゴで、ここに何をつくったからここにも何をつくれみたいな考え方はぜひやめていただきたいというふうに思いますが、その辺も含めて、町長の意気込みを再度伺ってみたいというふうに思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今後予想される今の香住第二中学校の校舎グラウンドの跡地、そういうものの活用も含めて、今、議員がおっしゃいますように、その地域のために何らか活用ができるのか、あるいはもう一方で、民間への譲渡とか企業による活用だとか、そういうことも含めて、今後、学校の統合問題も含めて同じような考え方でもって今後、学校統合もすぐにどうこうというようなことになるのかならないのかも含めて教育委員会の部局とも、一方では、公共施設の管理計画というのを今まとめておりますが、そのことについては、今の学校統合だとか、二中は対象の町有の管理施設のものになって検討も併せて行っておるようなところでございますが、それは別途内部会議ができておりますから、ただ、おっしゃいますように、それぞれ今後、町の公共施設が現行の活用から外れた場合には、どういう活用の仕方があるのかについても、今後、しっかりと検討していかなければならないというふうに思っております。  蛇足でございますけども、せんだっても観光商工課長にちょっとお願いをして日程を今調整してもらっているところでございますが、八頭町のほうに旧の小学校施設を民間事業者の方が何らかの観光施設なのか、活用しておる例があるということですので、年内あるいは議会が済んでから、日程を今調整させておるところでございます。他市町でも少子・高齢化に伴い学校施設が不要になった部分の空き校舎やグラウンドを活用した例はたくさんございますので、そういうことも職員にも見聞をさせて、対象先の職員の皆さんや首長にもどういうことでこういうふうな活用になったのかというようなことも含めて調査研究も一方で進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 町長、答弁ありましたように、ぜひともそのような方向で進めていっていただきたいというふうに思います。そうした中で、1点だけ私から提案させていただきたいのは、先ほど、町長は福祉団体の問合せもあるというようなこともおっしゃいました。多分福祉団体へ入ってくるとなれば、今の校舎は活用できないだろうというふうに思っております。現在の校庭の中に新たな建物が必要だというふうに思っておるわけですが、私は、以前からドクターヘリとドクターカーを含めた救急車とのドッキングの場所をあちこちにできないかなということを常にいろいろな場所を提案し、いろいろな場所でそれが実現してきたわけですが、旧口佐津村といいますか、佐津地域には、この二中の学校施設以外にドッキングする場所がないんですよね。例えば二中のグラウンドにそういう施設ができたときには、グラウンドはますます狭くなればドクターヘリが離着陸できなくなる可能性もあるわけです。そうしたときに、町も何らかの手立てをしていただいて、この施設の屋上にそういうものができるようであれば、ぜひともそういうものも検討をしていただきたい。グラウンドの残った部分でできれば別ですが、グラウンドの西側は山ですので、離着陸する方向には向いてない、離着陸できない。あるいは、現校舎が残ってしまえば角度的に校舎が支障になって北側からの離着陸はできないというような状況があり、あるいは町道の佐津下岡線沿いには電柱があって、そちらもグラウンドの真ん中であれば支障がないんですが、端っこになるとできない。私が聞いているのでは、離着陸する方向が3方向必要だというふうに聞いていますので、そのようなことも含めてぜひともドクターヘリのドッキングする場所も佐津地域に1つは必ずつくっていただきたいという考えの中から、ぜひともその辺の検討もしていただきたいと思いますが、その辺についていかがでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ドクターヘリの結節点、そのことについても検討内容の中には含めさせていただいて、可能なのかどうなのかも含めて検討はさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) ぜひとも有効な利活用を求めて、3問目に移りたいというふうに思います。  3問目も安心・安全編でございます。通学路の安全性について伺うものであります。千葉県でありました惨事を二度と繰り返さないために伺うものであります。1つ、教育委員会、PTAを含めますがその対応は。道路管理者の対応は。  以上、伺います。 ◎議長(西谷 尚) 質問を終わりました。教育長の答弁を求めます。  教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 見塚議員の質問にお答えさせていただきます。  通学路の安全対策につきましては、以前は、と言っても10年弱ぐらい前だったと思いますが、以前は各学校のPTAにより通学路の危険箇所点検を行って、学校長、それからPTA会長名で教育委員会に要望書が提出されて、教育委員会から警察や各道路管理者にそれぞれの対応を依頼してきました。ご存知のとおり平成24年4月から、特に京都の亀岡市、それから千葉県、愛知県と相次いで登校中の児童の列に車が突っ込んだという事件を受けて、道路管理者、警察、教育委員会による通学路の緊急合同点検を行って、以降、本町においては、香美町通学路交通安全プログラムを策定して、警察、国、県、町の各道路管理者、代表校長及び教育委員会で構成する香美町通学路安全推進会議を設置して対応して行ってきています。香美町通学路安全推進会議では、毎年夏までに各学校から通学路の危険箇所と改善策を報告させて、8月頃、今年は8月24日でした、8月24日に推進会議の構成員により現地での合同点検を行って、それぞれ持ち帰って対応を検討の上、改めて推進会議を開催して話し合っています。その後、すぐできるものはすぐに対応し、予算が必要なものについては次年度の予算要望に反映させるように対策を進めてきています。先ほどありましたように、特に、今年度は6月に発生した千葉の事故を受けて文部科学省、国土交通省、警察庁の連名で通学路における合同点検等実施要綱が示され、これまでから行ってきた危険箇所の洗い出しに加え、見通しのよい道路や、幹線道路の抜け道になっている道路、それから車の抜け道になっているがゆえに車の速度が上がりやすい箇所、それから、大型車の進入が多い箇所、過去に事故はなくてもヒヤリハットの事例があった箇所、保護者、見守り活動者、それから、地域住民から市町村への改善要請があったところなどについても洗い出しを行い、千葉県と同じような惨事が起こらないように現在対策を進めているところです。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 次に、町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 見塚議員の通学路の安全確保に係る道路管理者の対応についてのご質問にお答えをいたします。  先ほど教育長からの答弁の中にもございましたが、警察、各道路管理者、代表校長及び教育委員会で構成しております香美町通学路安全推進会議の中で、各学校から報告をされました危険箇所につきまして、推進会議の構成員による合同点検や改善策の検討、策定を行い、道路施設に関することについては各道路管理者で計画的に対策を行っております。町道については、基本的に部分的な側溝蓋設置など町単独事業で対応可能なものは速やかに、その他グリーンベルトなど交付金事業によるものは直近の国費要望等に計上するなど、早期に対応すべく取り組んでおります。道路管理者としても、次代を担う子どもたちの安心・安全を確保するため、今後も合同点検により抽出されました危険箇所の解消について早期対応に心がけるとともに、併せて現道交通の安全を確保すべく、引き続き県道施設の適正な管理を行ってまいりたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長、教育長の答弁を終わりました。質問はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) それでは、まず1つ目でございますけども、新聞報道等であったことを教育長、述べていただきました。そうした中で、私も以前関わってきた事柄ですが、学校も含めてPTA保護者の危険箇所の点検等々では、実際にそのことが改善されたというようなものは、先ほど町長、答弁があったように、本当に簡単な側溝の蓋だとかあるいは段差だとか、そういうものぐらいしか実質的には改善されてないような気が私はするんです。そうした中で、保護者にも今年アンケートがあったことも知っているんですが、もっと大きな根本的なことが、どのようなことが保護者やPTAから要望があったのか。具体的に何かそのような事例があるのかないのかも含めてお尋ねをしてみたいというふうに思います。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 今年に関しては、この間、幾つか上がってきてて今まとめに入っている最中ですので、今年に関して何が上がってきているかはまだ細かくは知りません。ただ、過去あったところによりますと、やはり信号機、自転車通学生の子たちが一旦停止する場所が非常にスペースが少ないとかいうようなことは聞いて早急に対応してもらった過去はあります。と言いながらも、少子化があってPTA数もかなり減ったり、朝の時間帯であったり、学校の職員による放課後、下校時のパトロールの回数も確かに少なくなってきているかなというふうにも感じてはおります。ただ、交通事故というのは予想できないときに瞬間に起こることがよくあるので、その辺りのところをもう一度再点検をして、教育委員会としては学校と一緒に、それからPTAと一緒に連携してそういう機会が少しでも少なくなるようなことについては対応していかなきゃいけないというふうには考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 教育長の答弁では、今、取りまとめ中だということですので、それが取りまとまった段階で資料の提出をお願いしたいと思うんですが、議長のほうで取り計らっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) そのように取り計らせていただきます。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) それでは、具体的に少し私が特に気になっている部分についてお尋ねしてみたいというふうに思います。まず、主要地方道香住村岡線、長井小学校、香住第一中学校、あるいは香住高校の通学路になるわけですが、3か所ぐらい問題があるのかなというふうに私は思っています。これは、町長にも答弁いただかなくてはならない問題だろうというふうに思うんですが、加鹿野、三谷間には歩道がありません。大乗寺バイパス2期が、社基プロからも少し書いてある程度ですかね。具体的なプログラムはできてない。この辺をどう考え、どうこれから整備していくのか。非常に香住第一中学校、香住高校の生徒にしてみたら一番危険な場所であります。この辺の整備を含めた大乗寺バイパス2期の進展についてお尋ねをしてみたいというふうに思います。  それから2つ目です。長井小学校付近、大野地内の浅井地区と言われる部分、長井公民館の前については、小学校の横の浅井谷川の橋の部分も含めて歩道がない状態があります。これは多分以前から地区要望があったと思うんですが、県道香住村岡線で県が管理する道路ではありますが、その要望等々があったというようなことは、教育長、聞いておられると思うんですが、その進展度合いをお尋ねしてみたいと思います。多分、進展は難しいのだろうというふうに思うんですが、私の提案として、長井小学校に登校するには、先ほど言いましたように、公民館の前を通って浅井谷川の横を上がられるのか、橋を渡った登校路のほうに行かれるのか、そのルートしかないというふうに思っているんですが、クロネコヤマトの近所から長井小学校に向けて登校路を教育委員会としてその必要性があるのかないのか。県がなかなかやってくれなければそのような対策も必要なんだろうというふうに私は思っていまして、教育委員会として登校路を整備する必要があろうというふうに思っていますが、その辺の考えについてお尋ねをしてみたいというふうに思います。  それから、もう少し上流に行きますと、中野地内の集落の中の主要地方道には歩道がありません。この辺についても地区要望があったり、あるいは県へのつなぎといいますか、その辺がどうなっているのか。具体的にこの3か所についてお尋ねをしてみたいというふうに思います。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 今、見塚議員の再質問に対して分かる範囲でお答えをさせていただきますが、三谷、加鹿野は、もう随分前から視界もよくなくてということは要望書に上がってきた箇所であることは認識しておりますし、私も実際に何回も通りますので、道幅の拡大については要望書が常に出ていたこともよく知っております。そこから先、幾つかが改善されて、改善されてなくてというのが続いていることはよくよく分かっております。先ほど言いましたように、本年度の事故を受けて改めて調査検討を今行っておりますので、そこの部分を再度確認して対応についてもう一度検討させていただこうと思っております。  長井小に関しても同じように、今のところ学校の職員等が、特に校長あたりが朝早く出向いて集団の前を歩いているのはよく見かけて対応はしています。ただ、これに関しても、できることをまた検討して早期にしていかなきゃいけないと思っております。  いろいろなこの事件に関しては、子どもたちも自分で自分の身を守る、要するに交通事故対応することも教えていかなきゃいけない大きな柱だと思っていますが、私たち大人が周りの環境づくり、危険箇所を1つでも少なくしていく、この2本柱かなというふうに交通事故に対しては思っていますので、早急に対応のほうを検討させていただこうと思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 次に、町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 議員からご指摘の大乗寺バイパスの2期工事の関係でございます。議員から頂きましたように、社会基本整備プログラムの中にはきちっとした記述がない、欄外での記載というようなことでございますから、まだ、県としては具体的なことになってないということでございますが、直近でも建設課を通じて地元の区長さん方による要望に、土木に行ってこられたようなことも聞いております。町としても早くに社会基本整備プログラムの中にも組み込んでいただけるような要望については、今後も町としてしていきますし、まず、住民の機運を盛り上げていただくということで、建設課が中心に地元住民の皆さんとともに今行っている行動については建設課長から説明をさせます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 建設課長、吉田英貴君。 ◎建設課長(吉田英貴) それでは、見塚議員の大乗寺バイパス2期と中野の歩道整備の関係についてお答えをしたいと思います。大乗寺バイパス2期の関係でございます。
     先ほど町長が答弁されましたように、今年も8月になりましてから長井地区の区長会さんと一緒に要望書ということで土木事務所のほうに要望に行かせていただきました。これにつきましては、昨年度も同様に要望に行っております。何とか今言われましたように、あそこに歩道がないということと大型車が結構な勢いで通っておる。また、自転車で通学しておる生徒もおって大型車の風圧で倒れそうになったというようなことを私も現場のほうで確認をしており、その辺のことも強く要望させていただいております。  今の社基プロ欄外になっておりますけども、来年度、ちょうど今の社基プロの10年計画の中間年に当たるということで見直しを県のほうで考えられております。その中で何とか欄外にあるやつを少しでも計画の中に入れていただくようにということで、要望のほうをこの前も地元の区長さんと一緒に行っておりますし、町としても、今年度、正式に県のほうに対して要望書を出させていただきたいというふうに考えております。  あと、中野の未歩道の関係です。これにつきましても、地元のほうから危ないので歩道設置してほしいという要望がございまして、町のほうからも、もしも整備となりましたら地元のほうに用地、物件等々の問題が出てきますけど、対応のほうはどうでしょうということで確認しましたら、基本的にはその辺の協力はできるということを昨年度聞いております。それを受けて土木のほうにも要望し、新規事業化に向けてということで通学路の風景だとかそういった写真のほうも一緒に土木と撮りまして、早期事業化に向けて今県のほうで進めていただいております。これにつきましては、社基プロの後期計画だったかはっきり覚えておりませんけども、社基プロの中にも計画はされております。一日でも早く中野の未歩道につきましても整備していただくようにまた引き続き町としても要望してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 主要地方道香住村岡線、今年度に境、山田口間が開設するということで1か所の整備が終わる。あと残っているのが七日市地内の拡幅等含めて矢田橋だというふうに思っているんですが、矢田橋もあと2年したら完了する。あるいは七日市地内の関係についても、今は物件移転が着々と進んでいるという状況ですので、そうすれば2年後ぐらいには完了するとなれば、香住村岡線の大きな事業というのは、町からしてみれば大乗寺バイパス2期が残ってくるんだというふうに私は思っていますので、ぜひとも先ほどの中野地内を含めて、町を挙げて、あるいは町を挙げるときに地元の支援が必要なら地元と一緒に社基プロにまず載せてもらう。で、整備をすぐに始めるということをしていかなければ、空白があるとなかなかそういう機運にもなりませんので、ぜひともそういう機運を盛り上げていただきたいというふうに思います。  それから、先ほど教育長は長井小学校の登校路の新設のことについては特に必要だとも何とも言われませんでしたけども、必要かどうかも含めて、教育長、よく知っておられると思うので、その辺の判断をぜひとも必要なら必要だというふうに答弁願いたいと思いますし、町長には、教育長が必要だと言われるなら財政的な支援は子どもの命を守るためにぜひともするんだという意気込みが必要だというふうに思うんですが、改めて伺ってみたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 再度、質問にお答えします。  ここで今私が必要だ、必要じゃないだということの判断は、もうちょっと情報やいろいろなものを見てから判断をさせてもらわないとあかんのですけども、1つは、長井に関しては、これは三谷のほうに近いんですけれども、道路をいろいろ見てもらった結果、さっき土木のほうからありましたように、風景の写真道路とどうやら歩道がつけられる角度があるのかないのかというようなことを数年前に検討して取りあえずグリーンベルトをつけたという過去があったりしております。ですので、いろいろなことで危険箇所に関して何もしてないわけではなく、それぞれのところでそのときにできることをしているのは事実だとは思うんですけども、今の長井に関しては早急に検討させていただいて、また、話を進めていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 長井小学校の登校路の関係であります。子どもたちの利便性も含めて安全を含めて検討はしなければならない。一方で、ただ、小学校の統合問題というものも並行して考えていかなければならないということでございます。せっかく改善ができても、結局、そのすぐ後には長井小学校がどうなったのかというようなことも考えられますので、そういうことも含めてきちっとした考え方を整理しながら、教育委員会が必要とするなら、財政措置を講じてしなければならないこともできてまいりますが、その一方での小学校の統合問題というようなこともございますから、全体的にどうあるべきかを考えながら対応してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 教育長、検討したいって、長井小学校の前の公民館のところというのは歩道もない状態なんですよ。やはりそれを今さら検討するというようなものじゃない。危険だというのは分かっているわけです。分からないほうがおかしいんですよ、あの状態が。だから、統合問題があるかもわかりませんけども、それまでほっとくというのは子どもたちの命をないがしろにするんだということ、言い換えればそれにもつながってくるというふうに私は思っていまして、そんな悠長なことを言っておれない。昨日も小学校1年生の子どもが車にはねられました。本町の子どもですよ。教育長、聞いておられると思います。そういう中で、やはり1か所でも一刻でも早くその辺の整備をする必要があろうというふうに思っておりまして、そんな悠長なことを言っておったらいけんと思います。  町長、やはりPTAだとか教育委員会に早急にそういうようなところを整備するのに町はお金を出すんだという方向性を示して子どもたちの命を守る対策をぜひともしていただきたいというふうに思います。いかがでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 必要となる措置は講じたいと思いますが、公安上の問題、道路の歩道だとか拡幅を含めて公安委員会の問題もございますので、かかる費用もございます。ただ、過去から問題になっていたことがそのままどうこうということもございますし、ただ一方で、ずっと過去からそういう状況で、事故があったのかなかったのか、そういうことも含めて総合的に検討しなければならない。例えば、本当に通学する児童・生徒の問題も含めて、今、議員がおっしゃいますように、長井の1か所にとどまらず、これは町内でもたくさんあるわけでございますから、どういう優先順位をもって、一気に全部を改修するわけにはいきませんから、本当に今必要なのがどこなのかという検討も町全体の交通安全政策の中で、あるいは児童・生徒の安全を担保するための施策で一番必要なのはどこなのか、そのことの視点も大事であろうかと思います。ただ、長井小学校の件については、早急に教育長とも相談をしながら検討はしてみたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 子どもたちの命を守る、身体を守る施策を求めて、私の質問を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 以上で見塚修君の一般質問を終わります。  次に、南垣誠君の一般質問を行います。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 議席番号9番、南垣誠でございます。県道香住村岡線が完成間近となり、村岡、小代からのアクセスがしやすくなったと感じています。私たち世代では旧町の記憶がまだ残っていますが、我々よりもさらに若い世代では、物心ついた頃から香美町であり、山あり、海ありの町に生まれ育ったことに誇りを感じていることでしょう。余談ですが、子どもたちの中では、香美町の住所が非常に長い、平仮名で書くと、兵庫県美方郡香美町村岡区川会ほにゃらら番地、長いわとよく言われるのですが、今後、交通の便利もよくなり、1つの町としてまとまって発展していくことに期待を持っております。香美町で育った記憶をもとにこれからも香美町に住み続けたい。一度は出てしまったが、やはり香美町で子育てしたい、帰りたいと思えるような町にするため、子どもたちの学習、生活環境をよりよいものとするため、本日、質問いたしたいと思います。  まず初めに、まちの将来像「こどもたちに夢と未来をつなぐまち」についてお伺いします。  第2次香美町総合計画後期基本計画では、様々な取組を行い、未来の子どもたちに香美町をどのように引き継げるのかを様々な施策で考えられており、着々と成果を上げてきていると思います。しかし、そこには、主人公である子どもたちが夢を見ることができる施策、夢をかなえる場所の整備にも取り組むべきではないでしょうか。野球少年、少女が身近にプロの試合が見られる野球場や陸上競技に打ち込んでいる児童・生徒が本格的な400メートルトラックで練習でき、世界大会が開催できるような施設、そこで行われるライブイベントを見てアイドルや芸人を目指したいと思う子どもたち、一例ですがこのような夢のある施設があってもいいのではないかと考えます。大きな夢を見て憧れることができる環境をつくっていくことも必要ではないですか。それが新たな観光資源ともなり、活気とにぎやかさが将来の希望になると考えています。  そして、その子どもたちを間近で支える保護者について、香美町総合計画後期基本計画で、町民アンケートの結果、住み続けたい理由の中、子育て環境がよい6.9%、子どもの教育環境がよい8.9%と低く、その反面、町外へ移りたい理由、子育て環境が不十分20.5%、子どもの教育環境が不十分25.8%と高くなっている。この数字をどのようにお考えでしょうか。子育て中の方にとって香美町が暮らしやすい町だと思いますか。6割以上がそう思うとは答えていないのが現状です。選べる職業が少なく収入を補填するにもパートアルバイトも限られる中、子育てしながら働きやすい環境づくりや子育て世帯に対する経済的支援を望む声が多くあります。この声を放置したまま少子化、人口減少に歯止めがかかるはずはありません。本気の子育て支援施策を実施するのは今でしょう。香美町で学び、暮らす子どもたちにとって夢を見ること、かなえることのできる施策、その子どもたちを育てている保護者の負担を取り除き、子どもを増やしていける環境整備、この2点についてお伺いします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、南垣議員のご質問にお答えをいたします。  1番目のご質問についてでございます。第2次香美町総合計画の基本構想に掲げるまちの将来像「こどもたちに夢と未来をつなぐまち」の実現に向け、まちづくりにおける5つの分野別基本方針の1つ目に「ふるさとを担う子どもを育むまち」を掲げ、主要施策として「地域で子育てを担うまち」、「学校と地域がつながるまち」、「生涯を通じ学び合うまち」、「文化を育み創るまち」の4つを掲げ、さらには基本方針の重点施策として位置づける第2期香美町総合戦略において、4つの基本目標の1つに若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえるとし、積極的に進めることとしております。これまで本町では、学校の小規模化の進行に起因する課題や不安に対応するため少人数を生かした指導を実践するとともに、学校間スーパー連携チャレンジプランの実施など他市町で取り組まれていない香美町ならではの教育を積極的に推進してまいりました。また、ふるさとものしり博士など、町民の皆様のご協力を頂き、子どもたちが伝統的な技術や知恵を学び、ふるさとを知り、ふるさとに学ぶ学習や自然にふれる体験の場を提供することで、幼少期からふるさとに対する愛着を育むための取組も行ってまいりました。さらに、子どもたちが地域の伝統的、文化的行事の理解を深めるため、学校単位でふるさと教育応援団を組織し、登下校時の見守りや本の読み聞かせ、ふるさと学習時の講師等で学校活動を支援していただくなど、地域ぐるみで子どもを育み、地域で学校を支援する体制づくりを進めております。  地域の人々との様々な交流体験を通じて豊かな感性を高めたり自分なりの生き方を見つけたりすることができるよう、多くの事業所や大勢の指導ボランティアの皆様にご協力、ご支援を頂きながら町内の中学校2年生を対象にトライやる・ウィークを実施しております。今後も子どもたちに確かな学力、豊かな心、健やかな体をバランスよく身につけさせるため、3つの町民運動「読書、あいさつ、体力づくり」やふるさと教育のさらなる推進を図るとともに、地域の教育力を高め、学校支援活動に多くの住民が参画いただける取組を強化し、子どもたちが健やかに成長していける環境を整備するとともに、これらの取組の中から子どもたちが学び、考える中で自分の将来像が描けるように今後も取り組んでまいります。  子どもたちを支え、育てている保護者の負担を最大限に取り除き、2人目、3人目、4人目と子どもを増やしていける保護者世帯が本当に望んでいる環境整備ができているかの問いでございます。子育てに係る経済的支援としましては、保育料軽減、各種検査費助成、医療費の助成、予防接種費の助成など様々な施策を実施していますが、中でも子ども医療費助成については県下でも早い段階で高校生世代まで無料化に取り組むなど、少しでも子育て世帯の負担軽減につながるよう必要とされる施策の検討を行いながら進めてきております。  また、妊娠出産の不安解消、妊産婦やお子さんの健康、子育てに関する悩みなど様々な相談に対応できる子育て拠点施設として本年度開設しました香美町保健センター内に子育て世代包括支援センターを設置して、助産師等が子育て支援に力を入れて取り組んでおります。各区に設置しております子育て・子育ち支援センターにおいても、子育てに関する悩み相談や子育て中の親子の交流を実施しているほか、保育所、認定こども園における一時保育や延長保育による保育の充実や放課後児童クラブ、幼稚園預かり保育を小学校区ごとに設置して、就労等により家庭での保育が困難な家庭を支援するなど、子育て支援体制の充実も図ってきているところでございます。  後期基本計画を策定する上でアンケート調査を行った結果、本町で子育てされる方にとって今後力を入れていくべきだと思うことについて最も多くご意見を頂きましたのは、子育てしながら働きやすい環境づくりでございました。このことを実現するために、第2期香美町総合戦略で掲げております教育・保育環境の充実、子育て家庭を支え合う地域づくり、ワーク・ライフ・バランスの推進、そして、仕事と子育ての両立支援などのこれまでから実施している支援をさらに充実させ継続して進めるとともに、支援に漏れがないよう制度の周知を図りながら子どもを産み育てやすい環境整備を推進しているところでございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 町長に答弁いただきました。今頂きました内容は、子どもたちの目線での夢をかなえる施策というものではないですね。その周りの環境を、それから、将来にわたって子どもたちが大きくなったときにいい町だなと思える政策、これは大変すばらしい有効なことだと思います。しかし、私が子どもの頃、何を思っていたか。やはりバスの運転手になりたい、トラックの運転手になりたい、高校野球を毎日見たい。そういうのをできたらいいなと思っておったわけです、子どもの時代に。皆さんにもいろいろあったと思いますし、子どもたちに将来何になりたい、低学年であればあるほど夢を語ります。ケーキ屋さん、お花屋さん、プロ野球の選手、サッカー選手になりたい。こういった小さい子どもたちが夢に見ていることをこの香美町で、コロナ禍でなければ年に1回ぐらいはどこかへ連れていってあげようとかということもできたんですけれども、今の状況ではそういうこともできない。今後、この状況がいつ改善されるのか分からない。また、次、同じようなことが起こるかもしれない。そういったときに子どもたちに夢を見続けさせるために何らかのプロ選手やアーティストが来て香美町がにぎわう、そういった施設が1つあってもいいのではないか。  先ほど見塚議員のお話で、旧校地のグラウンドがある。あの辺、場所的に難しいのかもしれないですけど、そういう有効活用の策としてそこをそういう施設につくりかえるとか、また、屋根のあるドーム球場、グラウンド、香美町では雪が降ります。冬の間、外でするスポーツ、球技などを行うことができなくなります。各校、工夫して、体育館であったり廊下、階段を使ってのトレーニングに励んでいますけども、やはり実践的な練習ができるほうがよいに決まっています。そういった施設を準備して子どもたちに夢を見続けさせる。本当に小さい頃の幼稚な夢なのかもしれませんけども、でも、それが大人になってかなえることができるまち、これが本当に夢を与えることができる香美町じゃないかなというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) まさに議員がおっしゃることが理想だというふうに思っております。子どもたちに夢を与えるために、例えば今のグラウンドであったり、様々な子どもたちが活用できるような施設、これは本当におっしゃるとおりでございまして、そういうものがあればスポーツにいそしんだり、あるいは音楽や芸術に夢を持ってこれからの自分の人生を豊かにするような施設ができるかと思います。ただ、現実を申しますと、全天候型のドーム球場だとか、あるいは400メートルのグラウンドでさえ、例えば通年、雨の日でもできるような運動場にする費用とすれば相当額の費用がかかろうかと思います。一方で、香美町は人口減少でどんどん住民が減っていくような状況の中で、そういうことができればしたいところでございますけども、なかなか現行の財政状況あるいはその施設を今後維持していくためにかかる維持費だとか改修費だとか、そういうものが長い間にわたって町民全体で負担をしていかなければならないことを考えますと、簡単に、今、理想的とはいえ南垣議員の今のご提案を、じゃ、すぐにでも近年のうちにというようなわけにはなかなかできないのが現状だというふうに思っております。  まさにこの町に生まれた子どもたちが自分の夢に向かって育っていくには、今、議員からご提案のような施設や町有施設あるいは様々な公共施設が必要であるのは十分認識をしておりますが、今すぐにそのことに向けて対応ができるのかできないのか、あるいは外部からの何らかの助力を得ることができて、香美町の町民の負担が少なくてそういうものが実現できるようなときが来ましたら、少々の負担が生じても今の議員の子どもたちに夢を与えるような公共施設あるいは町有施設、そういうものは検討をしてまいりたいと思います。今すぐにそういうものが必要なのは十分分かっておりますけども、すぐに対応できない状況もご理解を頂きたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 答弁いただきました。本当に必要性があるということは理解していただきまして、本当に機会があれば、できる限りかなえられる施設、検討していただきたい。そういった大きな施設も一つの夢を持つ方法かと思うんですけれども、もう少し小さい子どもたちの意見の中で少し述べさせていただきます。小学校まで少年野球、少女野球で頑張ってきたんだけれども、中学校に上がると野球部というものがなくて続けることができない。また、文化的な活動を頑張ってしてきたんだけれども、中学校に上がってしまうと、小代中学校ですけども運動部しかない。私、運動はあまり得意ではないんだけれども、どうしてもバレーかバスケットを選ばざるを得ないといったような声もあります。そういったようなことに対して、特に個人でできるものとかであれば個人練習や個人で芸術、文化部、吹奏楽なんかでもそうですけれども、楽器の練習をして週末1日ないしは学校放課後1日、何らかの形で行き来ができて合同練習ができるといったような形で、もっともっとやれることの幅を広げてあげることができれば、これもまた自分のやりたい夢に向かって実現していける一つの方法ではないかな。  それから、もう少し小さい子どもたち、幼稚園の子どもたちの話をさせていただきますと、園舎の前にあった遊具がなくなってしまった。いつの間にか使用禁止、危険な遊具ということで基準を満たさなくなったり老朽化によって危険であったと。大人の我々は理解をぱっとできるんですけれども、やはり子どもたちからすると、目の前にあった遊具がなくなってしまった。遊ぶものが1つなくなった。それなりに工夫して新しい遊びをするんですけれども、やはりこの遊具を使った遊びというのができなくなってしまった。安全の基準とか老朽化というのはもちろん最優先されることですので、その対処は必要だとは思うんですけれども、その後、今度は基準に合った新しい遊具の設置といったようなことも考えていただけないか。撤去するだけではなく新しい遊具の更新というようなことをして、またみんなとわいわい遊べる楽しい思い出づくり。こういったものに対する投資というのもお考えはございませんか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 年代別に子どもたちの意見を聞いていただいて、この場で様々提案を頂くことに対しては大変ありがたいと思っております。  遊具の関係でございますけども、学校施設の遊具のことについては、それぞれ学校単位で学校からの要望なり学校施設の改修点検、そういうことについては教育委員会のほうで対応しておりますので、射添幼稚園の遊具の関係については、教育長が分かっておれば、あるいは担当課長が分かっておれば説明をさせていただきます。ただ、社会的な遊具のことにつきましては、私、就任してからしおかぜ香苑の遊具についても大きな金をつけさしていただきましたし、小代にも1,000万円ぐらいだったかな、いこいの里の前にそういう遊具をつくらせていただきました。また、しおかぜ香苑の遊具の関係については、先般、上田議員からも拡充についてのご意見を頂いておりますので、可能であれば来年度の当初予算に盛り込めればなというふうに今検討しております。  そういうことで、子どもたちの、あるいは小さいお子さんとお母さん方が安心して遊べる遊具の設置については、町も積極的にここ数年取り組んでおるつもりでおります。ただ、園や学校の遊具のことについて直接私は見ておりませんので、また教育委員会から答弁させますが、まさにそういう細かい分野での子どもたちの遊べる環境だとか年代ごとに希望することについては、十分に学校を含め教育委員会サイドも私たちも子どもたちの思いがどこにあるのか、そういうことが少しでも実現できるような対応には心がけたいと思いますが、現実では、子どもたちもすぐに大きくなって、やっぱりその時代、時代、自分の成長に合わせて町や自治体に対する要望なり地域の子どもたちを取り巻く環境についての要望も本当に幼稚園より小学校、小学校の低学年より高学年、中学、高校、自分の成長とともに地域に求める課題というのは少しずつ変わってこようと思いますから、そのときにその年代の子どもたちがこう言っとったからそれにすぐ注力するということでなしに、全体的に香美町の成人までの若年代の子どもたちは成長に合わせてどういう要望が出てくるのかということを総体的に取りまとめて町はこういう方向でということが一番肝心であろうかなと思いますのでそういう方向で検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 教育総務課長、清水幸信君。 ◎教育総務課長(清水幸信) 学校園の遊具の関係についてですけれども、遊具につきましては、定期的に専門業者による点検を行っておりまして、その際に危険なものとか、改修修繕が必要なものが出てきたものについては予算を取って順次対策をしております。また、老朽化したものにつきましても、これは学校園から要望があったものにつきましては予算化をして更新をするようにしておりますけれども、安全面が最近厳しくなりまして、1つの遊具と遊具との間隔を何メートル以上空けないといけないとかいうようないろいろな規制があります。これまではあるスペースの中に4種類なら4種類遊具があったものが、先ほど言いました遊具同士の間隔を取らなければいけないということで、1つをどうしても撤去しないといけなくなったとかいうような例もございますけれども、それぞれ学校園から要望のあったものについては、毎年対応するようにさせていただいております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) ここで暫時休憩いたします。再開は1時10分といたします。                              午後12時06分 休憩                              午後 1時07分 再開 ◎議長(西谷 尚) 少し早いですが、会議を再開いたします。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 私が子どもの頃、楽しかった射添幼稚園の裏にも公園がありました。なかよし広場という大きな遊ぶ場所もあったし、遊ぶところが小さい頃、たくさんあったなという記憶があります。遊ぶ場所が少なくなってきたからなのか、総合計画の中の学校に行くのは楽しいという児童の割合、2014年のときには88%の子どもさん、小学生児童が楽しいと言っていたのが84%に下がってしまっている。大きく人数も減ってきて学校の環境が変わっているのも分かるんですけれども、やっぱり友達と楽しく遊べるという経験が大きく物を言っているんじゃないかなと思います。  それから、父兄に対する負担軽減の件でございますけども、PTA会員が減少してきておりまして、予算、PTA会費もなかなか集まらない。また、人数が減ってきておるので学校の手入れが行き届かなくなってきているんじゃないかな。目に見えるところは先生やPTA活動で手入れをしたりするのですけども、どうしても手が少なくなってきている。児童も少なくなってきているので、児童・生徒でグラウンド、草むしりをすると言ってもなかなか人数が集まらない。そういった中で、目に見えないところでは荒れ放題、射添の例を言いますと、幼稚園の裏、体育館の横、草はぼうぼうでワカメのようなぬるぬるのものが生えている。とても昔公園だったところとは思えないような場所もできてきています。先生にもいろいろとご足労いただいて、時間があるときに刈っていただいたり、PTA会員が集まって作業もしておるようですけれどもなかなか行き届かない。可能であれば、シルバーさんや障害者の就労支援AもしくはBの事業所等で作業を頂けるところがあればお願いして学校の美化もしていただきましたら、荒れ放題の学校に通うよりも気持ちよく楽しい学校生活が送れるんじゃないかと思います。いかがでしょう。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それぞれ町内にあります小・中学校の環境については、全部が全部つぶさに見学しているわけではありませんので、射添小学校の状況がどういうふうになっているのか、議員がおっしゃるように荒れ放題になっておるのを教育委員会が放置しとるとも私は思えませんので、そのことについての確認作業もさせていただきたいというふうに思います。ただ、生徒数が少なくなることによって対応していただく保護者も数が限られてくる中で、同じ、労力を少なくなった保護者の方に協力いただくばかりでは駄目だというふうに私も思います。学校が荒れ放題になっているような状況であれば、何らかの措置を講じて、教育委員会には予算権がございませんので、担当の部署から聞いてそういう対応ができるものであればさせていただきたいですけども、教育委員会として、射添小学校の環境整備が荒れ放題というふうになっているのかどうかも私は今存じ上げておりませんので、できれば担当課長にでも状況について説明をさせます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 教育総務課長、清水幸信君。 ◎教育総務課長(清水幸信) 射添幼稚園のことで申しますと、なかなか手が回らなくて確かに園庭が荒れていたのは荒れていましたけども、土を入れ替えて最近きれいにさせていただきました。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 確かに改善していただいている部分等も見受けられるんですけれども、まだまだ手がつけられていない目につくところというのもございます。何とかお力を頂きまして美化、気持ちよく児童・生徒が通える学校をつくっていただきたいと考えております。  また、幼稚園につきましては、外にトイレがあるんですけれども、そのトイレも使用禁止になったまま、恐らく和式トイレが使えなくなってそのまま使用禁止で貼り紙されておると思うんですけれども、何度もグラウンドで遊んでおって非常事態に助けていただいたトイレであります。子どもたちもあって思ったときに使えないトイレ、場所を取っているだけだと思います。修繕可能であれば予算を取って修繕していただきたいと思います。  そのお返しいいですか。 ◎議長(西谷 尚) 教育総務課長、清水幸信君。 ◎教育総務課長(清水幸信) 射添幼稚園の外トイレについては、園のほうからもう使用しないので洋式化もしなくていいと。今後一切使用しないということで、そのようにさせていただいています。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) また、今年入られた新しい父兄さんがそのような思いも持っておられました。遊具も含めてなんですけれども、そういうお声があったのでお伝えさせていただきました。  次の質問に入らせていただきたいと思います。小・中学校での授業料以外の費用負担について、パート2ということで、前回6月にもお伺いさせていただきました。小・中学校、保育園、幼稚園も含めてになります。授業料以外の費用負担について伺いたいと思います。  6月の一般質問でもお伺いしましたが、再考いただきたくお伺いします。十年一昔と言いますように現在の子育てを取り巻く状況は大きく変わってきています。特に生活にかかるコストの増加は著しいものがあります。燃料費の高騰、スマホやインターネットといった通信にかかるコスト、食料品の値上げをはじめとした様々なコストが大きくなってきています。そこにとどめの一撃がコロナウイルスの影響ではないでしょうか。町内の事業者でも突然仕事が失われたり、少ない仕事を分け合うワークシェアリングでしのぐも、残業や歩合を稼ぐことができず手取りが減ってしまっている家庭もあります。今後、起こり得る新たな脅威や自然災害を考えると、将来の進学等に備え少しでも蓄えをつくっておきたい、それすらままならない状況で2人目、3人目、4人目と子どもが欲しいと思っても、子どもの人数に応じて給料は2倍、3倍、4倍とはなってくれません。子どもは3人欲しいという意見が多く聞かれますが、経済的理由が結果として少子化の問題につながっているのではないでしょうか。  エンジェル係数という言葉があります。エンジェル係数とは、家計の消費に占める飲食費の割合であるエンゲル係数に引っかけた語句で、養育費が全消費支出に占める割合のこと。野村証券が1989年から2007年まで実施していた家計と子育て費用調査において提唱された造語であります。この直近では平成27年度、少し前ではありますが、年収階層別に見た世帯年収に占める在学費用の割合、全体での平均は17.8%でしたが、世帯年収が200万円以上400万円未満の場合、負担の割合は36.8%に上がっています。教育費捻出のために節約していると回答した家庭が非常に多く見受けられました。このような状況下で出生率が伸びるはずもなく、さらには地元経済にも影響しているのではないかと思われます。  世界で見れば、お隣の韓国では出生率が0.84%と世界最低となりましたが、その中で、南西部の霊光郡では2.46%と大きくなっています。その要因として、妊娠中の交通費から粉ミルク代など子育てにお金がかからないだけでなく、出産祝金は子どもが増えるにつれ6人目では330万円支給されます。子どもを産んでも経済的な負担を感じず育てることができます。  県内では、明石市で全国トップクラスの支援策、「こども」を核としたまちづくりが実施されています。費用面だけでなく、安全対策にも力を入れて取り組んでおり、人口増加を達成しております。もちろん他市町とは環境の違いなどで同じような成果が出るとは限りませんが、それだけ子育てにお金がかかると感じている家庭、特に若い夫婦で負担を感じている世帯が増えているということです。  そこで、改めてお考えいただきたい。まずは給食費について。現在一部が家庭負担となっている食材費についても無償化もしくは第2子以降で半額など、少しでも負担を軽減する必要があるのではないかとお尋ねします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、南垣議員の次のご質問でございます。  給食費の負担軽減につきましては、これまでの一般質問で答弁してまいりましたとおり、学校給食に係る令和3年度予算2億5,941万8,000円のうち3割弱の賄い材料費相当額を給食費として負担していただいており、その他の人件費、施設の維持費、光熱水費などの経費、車両費は全て町が負担し、学校給食を提供するために必要な費用の多くを町が負担しております。また、地元産食材使用による費用増嵩分の補填や、町内産但馬牛肉、地元消費事業魚食普及事業など550万円分の賄い材料費を別途負担することにより、以前から支援策を行っております。給食は、その利益が直接的に児童・生徒に還元されるものであり、受益者である保護者が負担すべき費用であると考えていますので、現在のところ給食費の補助や無償化は考えておりませんが、全体的に他市町が無償の動きに進むようなことになれば必要な対応を行ってまいります。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 今答弁いただきました件ですけれども、他市町がまずやったら香美町は後からついていくと。逆でしょう。香美町が先にするべきでしょう。で、周りがついてきてくれる。それのほうがよっぽどスムーズじゃありませんか。きっと保護者の皆さんもそういう香美町の動きであるということを期待しておると思います。いかがでしょう。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 給食費の在り方については今までどおりの答弁とさせていただきますが、議員がご質問の中で言われましたように、非常に生活に困窮しておるご世帯、あるいは準要保護世帯、そういう方々には既に現行の制度の中で給食費は免除という制度に当たっておる児童・生徒というのは、大体中学生で資料をこの間も頂いたんですけど、今持ち合わせておりませんが、給食費が免除になっている生徒というのは中学の生徒で1割以上あります。小学生はもう少し少なくて6%だったか7%ぐらいだったかな。本来給食費を納めていただくのに様々な事情から要保護だとか準要保護、あるいは生活保護世帯、そういうご世帯の生徒・児童の皆さんには一定の基準を設けて給食費は免除とさせていただいとるというような状況がある中で、例えば共働き世帯で多くの収入や所得を得ておる皆さんも町内にはたくさんおられるわけ。そういう世帯にまで本来保護者に負担していただくのが相当とされる給食費をそういう方々にまで免除するのかどうかというと、これは、また議員がおっしゃることの議論とは別であろうかと思います。いいことは香美町が真っ先に、これは様々な施策の中で展開はしております。18歳までの医療費の無料化、県下で1番、2番で実施をしております。香美町がいいことをしているからほかがどんどん増えていくかといえばそうでない部分もあるわけでございますから、子育て世帯の負担軽減については、本当に給食費を免除しなければならない生活困窮の世帯には既に香美町内でも児童・生徒の給食費は免除させていただいている保護世帯も本当に1割程度と申しますと結構な世帯になるわけでございます。共働きでご夫婦が2人とも公務員をされておって多くの収入や所得があっても給食費は免除するのかどうか。そういうことの観点に立ちますと、全体のうちの賄い材料費を給食費で頂いておるという原則に立てば、これが無償にするのがいいのか悪いのか。無償にすることによってほかの施策に展開する一般財源を確保できるのかできないのかも含めて、全体の町の施策の展開の中で今は今までどおりの答弁とさせていただきます。  最後の部分で、ほかの町がすればということではなしに、これはちょっと答弁の作りが悪かったですけども、例えば国を挙げて少子・高齢化だとか少子化対策に、例えば給食費は国の施策としていつからか給食費は国庫負担にする、あるいは県費と町と国とで割合を含めて大きく保護者負担を減らすような方向になれば、これはしっかりと香美町も対応させていただくというつもりで答弁書を書いたつもりでございます。少し語調が間違っておりましたので、議員からもそういうご指摘は受けるわけですけども、既に対応できる部分については、多くの児童・生徒の世帯に対する給食費の免除というものは行っておりますから、そういう視点でも考えていただければありがたいというふうに思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 給食費の件、前回もお伺いしたとおりの内容ではありましたけれども、今回、私が特に言いたいのは、特にこのコロナウイルスの影響下、家庭の収入が非常に下がっている。ボーナスがない仕事、想像がつくかつかないかは存じませんけれども、今出ない会社が結構あります。手取りが20万円のお勤め、総額で23、4万円ぐらい、ちょうど子育てする若い世代が比較的該当してくる価格帯かなと思うんですけれども、年収に直しても手取りで240万円。月に20万円の手取り。そこから中学生、小学生、小学生の子どもが3人で1万2,300円が給食費として支払われる。私が言いたいのはもちろん全部無償にしていただきましたら、皆さん平等に園児、児童・生徒、給食費無料になっていいわけなんですけれども、子どもが2人、3人、4人と子どもを多く育てていきたいという家庭にとって、この負担というのは非常に大きなものになってくる。質問の中でも言いましたけれども、子どもが増えても収入が倍、3倍にはならないんです。そういった中で、出生率を上げていく、人口減少を止めていきたい。子どもの人数を増やしていきたいと考えたときに、やはり婚礼人数が減っている以上は、1つの世帯に1人でも多く育てていただきたい。やはりアンケートの中では子どもは3人欲しいという意見は多いです。でも、実際に3人を産むことができない。それはなぜか。子どもが増えていったら子育てにかかる費用が2人になれば倍、3人になれば3倍かかってくる。収入が追いついてこない。その辺の経済的なジレンマを抱えていてなかなか出産に踏み切れないのではないか。であるのであれば、2人目、3人目といった限定的でも構わないです。2人目で半額、3人目で無償というような方向でも構わないです。何とか家庭の負担を減らして子育てしやすい環境、近隣では無償化しているところ、いっぱいあります。そういったところも含めてご再考いただけないかという質問でございます。いかがでしょう。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。
    ◎町長(浜上勇人) 以前に南垣議員、6月の議会だったかな、申し上げた。それぞれ給食費が大きな世帯負担になってどうだとおっしゃいますけど、これは我々の世代になったらみんな3人の子育ても済んで、給食費の負担とかそういうことでなしに、僕の感覚でいうと、例えば中学生までの子どもを育てる費用なんて何ぼもかからなんだなというのが私の実感なんです。それで、私学の高校に行くようになったり離れた場所の遠距離で住むところの手当てまでして高校から大学から行かせる時分の費用負担、給食費のこと、給食費の必要な中学生まで、私立の中学校は別ですけど、例えば中学生までの子どもたちを養育するための費用負担がどうこうというところは、これは私の個人の感覚です。議場でこういう個人的意見を申し上げて大変申し訳ないですけども、ただ、そういうことも考えながら公的な支援を求めるまでに、まず自らの世帯の生活設計や子育てに係る費用を捻出するために考えていただくべきことは、まず、ご家庭内、その世帯の生活設計のほうが公的支援を求めるより先に来るんじゃないかなというのが私の感覚であります。  自分は3人子どもが欲しいから、今のままでは経済的な余裕がなくて、ただ、やっぱり3人子どもが欲しいと思われる方が3人目、4人目をお求めになるとするなら、まずは世帯の中の自らの生活設計を3人、4人の子育てに合わせるような自らの家庭内での生活設計のつくりを考える。あるいは、役場は役場として公的な支援で18歳までの医療費の無料化にも協力する。また、給食費についても、国が大きく方向転換をされて少子・高齢化に対応するために給食費は全額国庫負担にするとか、あるいは自治体との配分を決定した中で国がそういうふうに動くということになれば、それは当然どの自治体もしっかりと地元の負担も含めて対応されるというふうに思います。自分たちの子どもを大きくするために今の収入では厳しいということであれば、まず取り組んでいただくのは、自らの生活設計や家庭内の世帯の会計的な対応についてまずしっかりと考えていただく。  前回にも申しましたけども、自分が3人、4人子どもを求めて大家族の中で生活をしたいという思いがあれば、まず、その世帯の中で対応していただくのが僕は親が親たるゆえんだというふうに思っております。なかなか何から何まで全部国や自治体が面倒を見るということが理想的ではあろうかと思いますけども、そういうことになれば、逆の立場で公的サービスが増えることについての税制の改正や、逆の形で国民や住民の皆さんから求めるものが多くなるのは必然的なものでございますから、支出ばかりを求めても、逆に町税や所得税、国税やもろもろの諸税を増やして国民に充てるための資金を捻出するという国や自治体の立場になれば、目に見えて給食費は無料になるけども、税率が上がったり住民税の比率が上がったり、逆に求められる分も多くなるということであればこれは同じことでございますから、そういう視点も大事であろうかなというふうに思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 答弁いただきました。冒頭にも申しましたように、十年一昔、大きく状況が変わってきております。子育ての環境、お金、それ以外にもいろいろとかかります。自動車1台とっても値段が高くなりました。軽自動車が1台今200万円するんです。そういったような時代に、町長が頑張ってこられた時代と今私が頑張っている時代、大きく変わってきているのではないかなというふうに思っております。  教育費捻出のために節約ということでアンケートの結果にもありましたけれども、実際、できるところはもうされていると思います。それでいてなおかつさっきも申しましたように、給料が上がってこない、むしろこのコロナ禍で減ってきている。非常に生活が苦しくなってきている中、様々な補助であったり、1割の方が負担を免除していただいているというお話がありましたけれども、その1割よりもちょっと上のラインの方々が今非常に苦しんでいます。ここで思い切って給食費を少し免除していただくような世帯を増やしていただいて負担軽減を頂けたらという思いで質問させていただきました。  また、今回、給食費を1つ取り上げておりますけれども、それ以外にどこかで負担が軽減できるような箇所があるのであれば、そこについてもご検討を頂きたいと思います。そういうような場所というのはないですか。軽減していただけるような、給食費以外に考えられるところ、私が探して質問しないとあかんのだね。失礼しました。  では、次の質問に行かせていただきます。  最後3つ目の質問です。公用車の安全確保についてお伺いします。まず初めに、新聞報道でもありました、決してあってはならない公用車の車検切れの報道について、非常に残念に思います。しかも、その車両が利用者様の送迎に使われていたことは、町民の生活を脅かすとともに、自動車の安全意識に対するモラルハザードの引き金ともなり得る事態であります。現在、香美町では相当数の公用車を所有していますが、車検や法定点検の管理といったソフト面での安全管理の徹底とともに、車両のハード面からも安全対策の実施をしていただきたい。今回は、特に定員が9名を超える乗用車、総重量3.5トン以上の貨物特殊車といった中型車以上の車両にドライブレコーダーや後部モニターカメラの設置を進めていただきたい。頂いた資料によりますと、ドライブレコーダーについては比較的設置が進んでいると見受けられますが、後部モニターカメラ、バックモニターですが、車両サイズが大きく死角が多いにもかかわらず6割ほどの車両で設置されていません。  今回、お伺いしている車両は、子どもたちや町民を乗せて走るワゴン車、バス、ごみ収集車や町内を巡回して作業に当たる車が多数あります。学校の敷地内にてワンマンでバックし、方向転換することもあるでしょう。作業のため狭路に進入し、方向転換の必要な場面など多くあると思います。皆さんの乗用車にも設置されている車があるのではないでしょうか。後退時、一度モニターのついた車に乗ったことがあれば、その便利さ、安全確認の手助けとなっていることを実感されたことでしょう。  先日の収集車の接触事故の報告を聞きました。大きな事故となる前に安全のための投資をするべきですが、いかがでしょうか、お伺いします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 本日の冒頭でも申し上げました。今日報告いたしました案件につきましては、大変申し訳なく、二度とこのようなことがないような対応に心がけてまいりたいと思います。  実は、隣の新温泉町の事案が発生しましたときに、5月と7月に全職員に向けて確保している車両の点検を進めさせました。そういう中で、病院での人工透析の患者の皆さんを送迎するワゴン車が車検切れというようなことで、新温泉町での事案の発生に伴ってきちっと確認を管財係からさせておりましたものが、当該職員の確認不足によってこういう事態になりました。本当に患者さんを乗せるというような大事な役目をしております。ワゴン車の車両の車検が2か月近くも車検切れに気がつかなかったということで、大変申し訳なかったと思っておりますので、今後二度とないような対応をしてまいりたいと思います。  まず、ドライブレコーダーの関係でございます。町内を走る公用車が町の様子を記録することで防犯カメラの役割を果たし、もしものときには運転者を守ってくれる。また、職員の安全運転意識の向上のためにも全車への装着が望ましいのではないかということでございますが、ドライブレコーダーにつきましては、令和元年度から年次計画的に整備することとしており、新規に購入する車両は購入時に標準装備とし、その他の車両も順次装着を進めております。令和3年9月現在で約100台の公用車に設置しており、本年度につきましても約50台に設置を予定しております。特殊な用途の車両についても、新規購入時にはドライブレコーダーを標準装備とし、計画的に整備を進めていくこととしております。また、バックモニターについて、議員ご指摘のように、中大型車については後部の状況確認がしづらいということもありますので、新規購入の際には、バックモニターを標準装備とするよう進めてまいります。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 先ほど答弁いただきました。ドラレコの設置が進んでいる、また、バックカメラのほうの準備も進めていただいているということをお伺いいたしました。既存車両には、後づけするお考えというのはございませんでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほど議員からもご質問の中でありましたように、バックモニターにつきましても、まず、順次整備は進めてまいりたいと思います。ただ、進める順序といたしましては、先ほど例に出されたようにバックの確認がしづらいような車、あるいは町民の皆さんを乗せて走らなければならないような車、そういうことで、本来ですと一気に全部というところが望ましいわけですけれども、これも年次的な計画に沿って数年の間に全車両にドライブレコーダーをつけさせていただく。バックモニターも優先順位をつけてできるだけ後の確認が必要となる車から順次整備をして、将来的には全車、両方つけれるような対応にしたいというふうに思いますけども、車両のタイプでありますとか住民を載せないような車、特に軽自動車なんか、そういうことについては、バックモニターのことについては別途議論をさせていただいて、必要とあれば数年の間に整備をさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) バックモニターも整備いただけるということで、運転手、それから周りの町民の皆さんにとっても安心になっていくということを期待しております。  そして、最後、公用車の安全管理、そしてソフト面、ハード面での管理です。今言ったようなバックモニターやドラレコの検収、研さん、それから、ソフト面、先ほどの車検切れだったり点検漏れがないようにする事務的なソフト面での管理。これは専門部署を1つつくって一括管理するべきではないでしょうか。千葉県八街市で起きた飲酒運転事故を契機に、国家公安委員会は2021年9月2日、警察庁から提示された道路交通法施行規則の一部を改正することを了解しました。内容は、白ナンバーでも乗用車5台以上保有する事業所には安全運転管理者が飲酒などの確認をすることが追加され、厳格な管理が求められます。また、日報、日常点検表の精査、ドライブレコーダーによる運行の振り返り、安全運転指導や車両の管理を一元化し、車検漏れ、点検漏れが起きないことは当然ですが、運転者や町民の安全を守るためにも実施していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) さきの事案が発生した当初から何度となく副町長も含め、総務課長あるいは担当課長とで協議を進めております。今議員からご指摘のあった一元管理についても私からも指示をしたところでございます。ただ、総務課では町内の全車両の一元管理の仕組みはできております。それをそれぞれ担当の課が自分の課で使う車は二元的に管理をしております中で、このたびも、先ほども申しましたが、事案の発生の原因は新温泉町での事案を確認して5月と7月と1日に全車両についての点検を行うよう5月と7月に管財係から全ての課にそのことを申しつけているにもかかわらず、それぞれの所管課の中で全部の車両についてきっちりと確認ができていなかったことで病院の車両の未整備が発覚したということでございますから、これは制度上の問題でなしに、職員個々の自分が果たすべき役割をしっかりと確認して履行していなかったのが原因ということで、せんだって担当職員は処分をいたしました。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 今の答弁では、やはり人がやることなのでどうしても抜け落ちる、ミスが起きるということで仕方がないんだというふうに捉えかねなくもなかったんですけれども、そうではなくて一元で管理をする。今、総務課がされている。でも、漏れてしまうのであればその制度は穴が空いていると。であれば、次なる管理の方法、一例です。コンピューターのシステムで車の空き状況をチェックした段階で、1か月前から車検が切れますよという予告が出ます。車検日が来た以降は赤表示になって予約がとれなくなるというようなシステムもあります。そういったような人の手でエラーが起きるのであれば、それを補完してくれるハードを探して対応するなり、また、先ほども言いましたように、アルコール検査の必要性が出てきます。これも改正されましたので間もなく実施されるはずです、アルコール検査が。そうなったときには、やはり安全運転管理者の方のお仕事が1つ増えると同時に、もう一つ、整備管理者、車両の車検であったり点検を管理する担当官をつけて、このお2人で漏れがないように相互に車検期間の確認をするとかといったような新たな体制づくりをしていったらどうかと思うんですけれども、いかがでしょう。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今の議員からいろいろなことを教えていただきました。現行の香美町の管財係も含めて、車両の監督あるいは車検切れの対応についてそういうものが導入できるのであるかどうかも含めてしっかりと検討して、二度とこのような事態が起きないような対応を図ってまいります。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 本日、3つの質問に答弁いただきました。私も含めてですけれども、やはり子どもたちが楽しく学校に通える、香美町って面白いと言ってもらうような町になっていることを期待して、私の質問を終わらせていただきます。 ◎議長(西谷 尚) 以上で南垣誠君の一般質問を終わります。  次に、吉川康治君の一般質問を行います。  吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 議席番号5番、吉川康治です。議長に許可を得ましたので、一般質問を行います。  9月に入りまして、香住ガニも始まったり、特に、香美町、秋、味覚にあふれる時期でありますけども、まだ緊急事態宣言下というところで手放しに喜べない状況が続いております。そんな中、8月中旬に京都大学のiPS細胞で有名な山中教授の研究チームがアデノウイルス感染と新型コロナウイルス感染での胸腺細胞の活性、キラーT細胞の活性を調べたプレスリリースを出されておりまして、子どもたちと高齢者の予後、重症化ですとかそういったリスクとリンクする結果が得られたようでございます。あくまでこれは状況証拠の一つですので、特にワクチンの対象になってないお子様なんかを持つ親御さんにはぜひ見ていただいたら面白い内容かなと思いますし、学校現場を預かる教育委員会の皆さんも学校運営上ぜひご一読いただきたいというような内容になっております。  さて、同じく8月3日に環境省のホームページにて令和3年度版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書が公開されております。本日の1つ目は、この白書に関連した質問で、2050年カーボンニュートラルに向けた香美町の取組について町長に伺うものであります。香美町として、この白書をどのように捉えてどのような方針を立て、どのような施策を講じていくのか。様々あるんですけども、本日は概要版に載っている6つの項目について主にお伺いしたいと思います。  まず1つ目が、サーキュラーエコノミーの推進について。  次に、2つ目、プラスチック資源循環戦略について。  そして、3つ目、持続可能で強靱な地域づくりについて。  そして、4つ目、気候変動掛ける防災と適応復興について。  そして、5つ目、国立公園における保護と利用の好循環及び新たな里山里海の創造について。  そして、6つ目にロードマップの策定について。  以上をお伺いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、吉川議員のご質問にお答えをいたします。  国は、環境白書の中で、世界中で地球温暖化による気候変動が豪雨等の自然災害が頻発し、自然や人間社会に大きな影響を与えていて、その主な原因は、人の経済活動における温室効果ガスの継続的な排出であるとしております。この問題に対処すべく、2050年カーボンニュートラル脱炭素社会の実現を目指すべく3つの柱、脱炭素社会、循環経済、分散型経済への移行を加速させ、持続可能で強靱な経済社会の再設計を進めていく必要があるとされております。  サーキュラーエコノミーの推進でございますが、従来の大量生産、大量消費、大量廃棄といった直線型の経済の中で廃棄されていた製品や原材料を新たな資源と捉え、廃棄物の発生を最小化し、資源の再利用を前提として循環させる経済の仕組みのことでございます。そういった中、国内の様々な企業で取組がなされており、例えば製品の整備性や廃棄時のことも考えたものづくりや、最近耳にいたしますシェアリングやサブスクリプション等もこれに該当いたします。  本町における事業に目を向けてみますと、集団回収団体への支援、町内の空き家を町が集約して貸主、借主をつなぐ香美町空き家バンクなどがこれに該当するかと思います。  次に、プラスチックの関係でございます。プラスチック資源循環戦略に関してでございます。海洋プラスチックごみ問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化等を契機に、国内のプラスチックの資源循環をより促進する重要性が高まる中、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律が本年6月に制定をされております。この法律は、製品の設計からプラスチック廃棄物の処理までに関わるあらゆる主体のプラスチック資源循環等の取組を促進し、サーキュラーエコノミーへの移行を進めるものであります。  県内の市町では、広域ごみ処理で協力している高砂市、加古川市、稲美町、播磨町の2市2町と、サントリー食品インターナショナルが行政が収集した使用済みペットボトルを全てペットボトル原料として水平リサイクルし、市内の工場の飲料製造に使用するといったペットボトルの地産地消という全国で初めての取組がなされております。また、同法律の第6条で、市町村はその区域内におけるプラスチック使用製品廃棄物の分別収集及び分別収集物の再商品化に必要な措置を講ずるよう努めなければならないとされており、本町のごみ処理で申し上げますと、新たな分別を住民の皆さんにお願いしていくなど今後の大きな検討課題となってまいります。いずれにいたしましても、プラスチックリサイクルに関しましては、具体的にどういったプラスチック製品をリサイクルの対象にできるのかなど香美町単体で対応できる課題ではございませんので、北但1市2町または但馬全体、もしくは県下全体での視点での検討も必要になるかと考えております。  持続可能で強靱な地域づくりについてでございます。近年の気象災害等の頻発により、気象の変動による影響が大きいため長期的に避けられない被害の回避や軽減する適応対策を進めることが求められております。災害発生時のレジリエンスとは、困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して生き延びる力の強化が要請をされております。つまり、災害発生時に多様な考え方、対応できる環境の構築が必要とされております。そのような中、新型コロナウイルス感染症の拡大で都市への一極集中によるリスクを顕在化した一方で、テレワーク等の普及により、働く場所の選択肢は多様化をしております。我が町では、総合計画で自然環境の保全、活用で本町の豊かな自然をPRすることとしており、多様化する職場の選択肢の一つとして自然をPRしながら再生可能エネルギーの導入拡大等が必要であると掲げ、環境に優しい生活習慣づくり、まちづくり、つまり、困難な状況にもかかわらずしなやかに適用して生き延びる力の強化を目指します。  気候変動、防災と適応復興についての問いでございます。災害が多いと言われる我が国の防災ノウハウは各国から注目されております。想定を超える気象災害や各地で被害があり、気象危機と言われる状況でございます。このような時代の中、防災減災対策の抜本的な見直しが必要になってきております。その中で、水害の被害に遭ってきた先人の知恵で自然を生かした治水対策、例えば遊休農地を利用した遊水地の見直しも考える一つの方策となります。家屋等の浸水被害がないことにこしたことはありませんが、豪雨や長期間の雨降りにより土砂災害や河川水により家屋等が被害に遭ったときに、まず、第一に復興の1番として、廃棄物の一時仮置場として地区内または近接する集落内で自治会長を中心に、指定場所の確定並びに長期間にわたる場合を予想して、2次仮置場についても香美町災害廃棄物処理計画により進めてまいりたいと考えております。  次に、国立公園の関係でございます。国立公園についてでございますが、本町の海岸部は山陰海岸国立公園に指定され、山間部は氷ノ山後山那岐山国定公園、但馬山岳県立自然公園に指定されております。これらの自然の恵みを生かすよう関係市町とともに山陰海岸ジオパーク推進協議会を設立するとともに、町でもジオパーク推進協議会を設立し、豊かな自然と生態系を地域活性化に結びつけるよう活動を行っております。その取組といたしましては、香住海岸をはじめとするリアス式海岸の海岸美を海から楽しんでいただける香住ジオタクシーやジオカヤックの体験、渓流などを活用したシャワークライミング・ツリーイング体験、このほかに山陰海岸ジオパークトレイルコースを活用したウオーキングなどにより本町への誘客を図っております。  林業では、白書でも記述のありましたとおり、近年、町内の里山においても時代の変遷とともに経済的価値が失われ、手入れの行き届かない放置森林が増加しております。長く放置され、荒れてしまった森林は自然災害を招くきっかけになることがあります。町では、森林環境譲与税を活用し、奥地森林の間伐事業を令和4年から24年度にかけて計画的に実施し、災害に強い健全な森林の保全に努めてまいります。なお、搬出可能な間伐材については、チップ材への活用を積極的に推進し、カーボンニュートラルに向けた取組を行ってまいります。  次に、水産では、白書でも記述のありましたとおり、兵庫県の有力漁場である瀬戸内海では水質が大きく改善した一方で貧栄養化が進行し、水産資源にも影響が生じている中、海と陸との栄養の循環を考え、栄養塩の適正管理や藻場の造成等の取組がなされております。  次に、ロードマップの策定でございます。脱酸素社会を国、地方が共同により実現すべく地域脱炭素ロードマップが示され、今後の5年間にそれらの政策を集中して進め、2030年までに脱炭素を実現する脱炭素先行地域を少なくとも全国に100か所つくり、それらをモデルケースに次々と先行地域を広げていく脱炭素ドミノの実現を目指すとしております。2050年に温室効果ガスまたは二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指す旨を表明した地方自治体をゼロカーボンシティーと位置づけ、今年4月1日時点で356の地方自治体が表明しており、兵庫県内では神戸市をはじめ、豊岡市を含む6市が表明をされているところでございます。  また、香美町版の地域脱炭素ロードマップの策定を想定されているかという趣旨のご質問かと思われますが、先日お示ししました町総合計画後期基本計画を事業で具体化する中で、地域脱炭素ロードマップの考えと合致させられる部分もあるかと思いますし、取り入れられるものがあれば参考にしながら今後取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 多分多くの課が関わって今回、答弁をつくっていただいたと思っております。私は、別にこれを否定したりとか肯定したりとかではなくて、日頃、職員の皆さんがやられていることがカーボンニュートラルに近い取組であると。昨日も町民課の出前講座でごみについて伺いましたけども、やはりこことリンクしているところはあるなと思っております。私、あくまでこれは申し上げたいんですけども、私は環境推進論者ではありませんので、現在の地球温暖化と言われておりますが、そもそも地球規模で考えますと、今、間氷期と言われる温暖な時期にありまして、これから温度が上がっていくことは目に見えております。また、温室効果ガスが非常に要因だと。特にメタンの保温効果は高いということでデータも出ておりますが、これは日本だけじゃなくてやっぱり外国の取組もあってこれは実現していくものでありますし、気象観測が始まって来年で150年なんです。地球が生まれて46億年と言われておりますので、その46億年をこの150年の気象観測で予測するというのはいささか無理があるというふうに私は思っておりますし、また、鎌倉時代から江戸時代にかけて、これは間氷期の中の小氷期と言われる小さい氷河期でした。打ち壊しですとか飢饉が非常に多く起こった、歴史に学んでおったら分かると思うんですけど、そういう時代も実際あります。ですので、今、2050年に向けて温暖化というところで国は挙げとるんですけど、個人的にはこの小氷期も起こり得るということで、どっちもに振れる準備が必要じゃないかなということで、今回は、災害に特にスポットを当てて考えるのが一番このカーボンニュートラルに近いんじゃないかなというふうに思って今回全体を質問したんですけども、ちょっとピックアップして、もう一度伺っていきたいと思います。特にサーキュラーエコノミーについては、植物がもともと化石燃料の原料ですので、これは有限というところから考えていかなければならないですし、とはいえ、今、町長が答弁いただいたことを明日から町民に何かやってほしいと言っても現実的ではないと。特に経済活動、連続して行っているところについては急には変えられませんし、そういうふうにカーボンニュートラルを目指してくれと言っても住民単位で実践していくということは、重ね重ねになりますけど非常に難しいと考えております。ここで、当然行政のサポートも必要になってこようと思いますが、行政がこうやってしっかり率先して取り組む姿勢を見せることで、一人一人住民の心も私は変わるんじゃないかなというふうに思っておるわけでございます。  前置きが長くなりましたが、ここから再質問をさせていただきたいと思います。例えば、本庁舎ですとか村岡地域局とか小代地域局、これからできますけども、電気自動車なんかを導入することで、例えば昨年起こったような大雪の災害時に関電が到着するまでに一時的な電源確保というのも可能になってきます。確かにガソリンを焚いたりして発電機はあると思うんですけども、そこは化石燃料を燃やすというところでエコじゃないというところで、そういった整備を町で率先して行うことで住民の意識も私は変えていけるんじゃないかなと思いますけども、もう一度今の話を踏まえて伺いたいんですけど、町長は、現時点でこういった取組、小さいものでもいいですので、現在何か考えがあれば教えていただきたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 8月のかかりに環境省のホームページに白書が発表なされて、基本的な今までの町のそれに対応することがどうだとかこうだとかということについてはお答えができますけども、今9月の中盤を迎えて、8月のかかりに環境省が白書としてまとめられたものが香美町としての取組はとか、そういうことを今現実に申しますと、まだはっきり言って吉川議員からの質問があってから私どもも勉強するようなレベルでございますので、現行、香美町が施策として展開することの中で、白書に沿った行動ができているのか、あるいはこのことがそれに当たるであろうということについては、先ほどの答弁の中でも少し申し上げましたけども、分野ごとに今後、白書にまとめられたカーボンニュートラルへの対応策に香美町がどう対応ができているのかについては、少し時間を頂いて、今後、現行行っている施策がこのことにはこういうことになる、今後、検討していかなければならない部分はこういうことだということについては少し時間を頂きませんと、私どもとしてもこのコロナ禍の中で一生懸命取り組んでおる中にあって、新しい取組のことを現実として今8月にその白書が発表なされてから、そのことを点検するいとまもまだないわけでございますから、今具体的にここでどうだこうだというようなことは現行のところちょっと申し上げるようなレベルに私どもとしても腹に飲み込んだ議論ができないのが現状でございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 予想どおりの答弁ですし、それも分かった上で今回質問をさせていただきました。多分質問しなかったらすぐに読まれることもなかったでしょう。私はそういうふうに思っております。ただ、今まで町長がやられてきた施策の中に当然カーボンニュートラルに即したことはたくさんありますし、私はそこは評価をしております。その中で、私は、今減災についての災害時の対応で電気自動車の導入についてどう思われるかというふうにお伺いしたわけですので、もう一度この辺り、答弁お願いします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今、吉川議員からご提案の電気自動車の活用については有用性な部分はたくさんあろうかと思います。まだ、庁舎内の車両につきましては電気自動車というところまで踏み込んでおりませんが、1台、小代が導入いたしましたのがまさに先ほど災害時の電源確保にも、昨年の大雪のときには今事例では言っていただいた小代区の庁舎内の電源をそこから取ったというようなことがございます。今後も、少しずつそういうことについての対応も強化していかなければならないと思います。  先ほどの南垣議員のレコーダーとかバックモニターとか、そういうものと同じような意味合いで、全体の庁舎の車両の中で何台かはそういうものに対応をしていかなければならないと思いますが、例えば、役場とか地域局とか公的な施設にはなかなか有用があって昨年の大雪のときにも活用できましたけども、例えば2、3軒の高齢者世帯がある集落、そういうところに電気自動車を持っていってそれが本当にうまく電源車として活用できるのかどうかといいますと、受け手の側にも何らかの設備だとか対応が必要になってこようかと思いますので、そういうことについては、今、議員ご指摘のように、町民の皆さんにも、例えば地区公民館ですとか集落の公会堂ですとか、そういうところには電源車を活用できるような受け手の側の整備も、これも町が応援をしながら整備ができれば本当に今が今でも電源車の活用についてはできると思いますから、そういう対応で少しずつでも対応できるような車両の配置を今後できれば計画をしてまいりたいと思います。ただ、雪国で電気自動車、非常に馬力が小さいといいますか、四駆でもなかなか積雪がある程度増えた部分については馬力が少なくて、車両の開発がもう少し進んでもうちょっと雪道でも四輪駆動でもパワーがあるようなものが開発されれば、そこまで待ってもいいのじゃないかなというふうな思いもいたしております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 実は、私も今、町長がおっしゃった課題をすごく思っておりまして、実際に雪国に関して、特にパワーが小さいということで去年も新潟の立ち往生で電気自動車とか、あれは電気が切れて実はガソリン車のほうがもったということもありますし、電気があそこで切れると給電できませんので、そういった課題はあります。なので、長距離に利用できないですとか、本当にあくまで非常用電源の趣旨がかなり強くなるので、確かに導入については大量には要らないと思います。ただ、備えとして町が持つことでこういうときに使えたですとか、例えばこういう目的で導入しましたというのを町民にしっかり発信してもらうことで自分も持とうかなと、停電があったときにあれは冷蔵庫とかが動きますので、ちょっと町民の意識を変えるという目的でも私は使えるんじゃないかなというふうな観点で今日は質問をさせていただきました。ですので、ちょっと私の思っておった感じと一緒ですので、この質問はこれで終わりたいと思うんですけども、ただ、SDGSもそうなんですけども、あくまでカーボンニュートラルの実現のために何かをするのではなくて、町長が思い描かれる未来、ちゃんとした政策の中でそれがカーボンニュートラルとどうリンクするのか。要は目的がカーボンニュートラルにならないようにだけ注意していただきたいと私は思っております。この辺り、答弁いただきたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 議員のおっしゃるとおりで、例えばリサイクルの問題につきましても、現行でプラスチック類のリサイクル率というのは日本は大分高いというふうに言われておりますけども、せんだっても雑誌だかテレビだかで見ましたけど、まさに我々の地域も、プラスチックのペットボトルだとか再利用可能なもの以外は全部竹野の施設で焼いとるわけです。それが電気に転換します。発電施設があそこにもありますから、燃やしておることがリサイクル率の数字の中に入ってその部分のほうが3分の2を占めるというようなことで、現実にその白書で求められる今後のカーボンニュートラルとかということは、現実に我々の地域でごみ処理のためにつくった施設でも、逆に脱炭素だとかカーボンニュートラルだとかということとは別に、別の議論でごみ処理の次元を確認した場合には、やっぱりああいう施設になってしまったという思いがございます。だから、言葉は悪いですけど、理想と現実はどうだということになりますと、やはり今のクリーンパークの施設も、プラスチックを燃料として焼くことによって、プラスチックは非常に可燃性が高いですから効率よい燃焼効率があって、それも発電に回すからリサイクルの分野に数字として入れ込んでいるということが現実にあります。ただ、それは、国際社会では日本のリサイクル率というのは認められないというような状況になっているというのは本なんかで見ますと確実に出ているわけで、だから、そういう中にあって国が白書で様々なことを発表なさることと、現実に日本の国民が活用するごみ処理施設の大方がプラスチックの燃焼効率がいい廃棄物を利用してその施設を運営しているという実態がありますので、そこら辺を、我々、末端の自治体がどうこう言うべきことではありませんが、国が白書の中にも今後の国民のごみ処理あるいはカーボンニュートラル、理想とするこれからの日本社会の構築に向けた指針は我々にきちっと手本になるような、末端のほうに行くとそごが生じておるようなことでなしに、きちっとした国としての目標に我々基礎的自治体も追随するというような形で、そういう脱炭素社会に向けた国の動きが今後進んでいければありがたいというふうな思いがしておるところでございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) おっしゃるとおりで、実際、この日本は化石燃料を燃やして発電しておりますので、じゃ、エコエネルギーはどうか、ソーラー発電はといったら、香美町みたいな冬に曇りが多いところは全然向いてないですし、これだけ集落が散らばっているところに風力発電はといったら、風力発電については低周波の発がん性が認められておりますので、そういった判決も出ております。エコエネルギーがこれからどれだけ活用できるか、健康に、健全に、安全にどれだけ活用できるかというのは未知数ですので、まずは私から申し上げたいのは、先ほどとの重ね重ねになりますけど、あくまで国はこういうふうに白書を出しておりますが、地べた、香美町のできることをまずやっていくということが大切じゃないかなと思います。ですので、せっかく小代に電気自動車を配備されますので、利用用途とかを町民の皆さんにしっかり伝えていただいて、こういうのを利活用できないかなと思える人が1人でも増えていただくような発信をしていただきたい。それを求めて、次の教育長の質問に入りたいと思います。  それでは、子どもたちの学校環境についてです。学校というのは、子どもたちが家族以外の他人とコミュニケーションを取れる場であります。その学校は、遊びや授業を通して社会性を学びながら成長していく場でもあると考えております。そして、その経験は大人になるためのステップでもあり、特に感受性の強い小学校生活というものは人格形成にも影響を与えるというような報告もあります。過去に答弁されたこともある内容かもしれませんけども、2つについてまずお伺いしたいと思います。  小学生及び中学生について、それぞれ香美町でどのように育ってほしいか。そのために教育委員会として何をどのように取り組んでいくのか。  そして、2つ目、少人数の学校は必然的に人と接することが少なくなっていきます。それは大人数の学校と比較しまして、恒常的に、常に多種多様な人間と、人と話し考えるチャンスが少なくなることを意味しております。この点に問題はないかどうか。そして、そう思われる理由をお伺いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。教育長の答弁を求めます。  教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 吉川議員の質問にお答えしたいと思います。  まず最初に、小・中学生、どのように育ってほしいか。また、教育委員会としてどのように取り組んでいますかという質問でした。香美町では、昨年度、第2次香美町総合計画後期基本計画を策定して、ふるさとを担う子どもたちを育むまちを分野別基本方針として香美町ならではの教育を進めています。とりわけ本年度の教育の重点に示していますように、夢や志を持ち、直面する様々な変化を柔軟に受け止め、主体的に向き合って関わり、豊かな感性やしなやかな思考を働かせて何事も果敢に挑戦し活躍する子どもたちに育ってほしいというふうに願っています。その中でも、子どもたちの生きる力を育てるために、教育委員会としては、知、徳、体のバランスを育てる。その中の知、確かな学力の確立、それから徳の部分です、豊かな心づくり、体の部分です、健やかな体づくりをはじめとする基本方針を設定して人格の完成を目指して取り組んでいるところです。  2つ目は、子ども、少人数について考えるチャンスやいろいろな人と話をする機会が減っているのではないかと、それについてどう思いますかということですが、本町には、小学校に関しては10校、小学校があります。香住小学校以外は全て小規模校です。小規模校では、一般的に考えられるのは、競争心が芽生えにくい。それから、社会性も育ちにくいというふうに考えがちですが、逆に少人数であるがゆえに、授業中は全員の発表の機会が複数回あり、学校行事においても全員がそれぞれの重要な役割を担うということになります。また、委員会やクラブ活動、縦割りです。縦割りの部分で言うと、登下校の班長であったり掃除当番でのリーダーであったり、生活面において様々な役割を経験することもできます。また、上の学年が下の学年の面倒を見たり、指導したり、下の学年が上級生の動く姿を見て学ぶことも多かったり、逆に大人数ではできないことが多くできます。また、チャレンジプランなどで学習面での競争心や一定の社会性を育むことはできると、これまでは問題なかったと思ってきました。ただ、今後、少子化が著しく進行する状況におきましては、これまでのような成果が得られなくなることも考えられますので、学校再編による今より大人数での教育に向けた検討が必要になってくるというふうに今考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 教育長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 思っておったとおりの答弁で、1個よく分からんのは大人数でできないこと、大人数も小分けしたらできますよね、班の形に。多分それはないと私は思います。その辺、今やっておることを否定するつもりはないんですけど、肯定しようとしてちょっとよく分からんことを言っておるので、ここは注意いただきたいと思います。  少人数に否定的な方は、既に小学校から、小学校までに引っ越されるケースが結構あるというふうに聞いていますし、親戚が町内におったらそこに住所を移して通われているというケースもあると聞くんですけど、教育長はご存知ですか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。
    ◎教育長(前田 毅) 先ほどのことについて質問にお答えしますが、まず最初に、少人数を肯定するために大人数を否定しているという意味合いではありません。大人数でも小分けすればできることはできると思います。ただ、少人数でも大人数と同じようなことは機会が増えてできますよという意味での答え方をしました。  後半の部分の質問に関しては、聞いたことはありますが詳しくは聞いておりません。残念なことに、私、6月になってから今まだ2か月で、いろいろな意味での香美町全体の教育についていろいろな情報を今集めてしているところですので、聞くことはありましたけど詳しいところまでは聞いておりません。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) こういった引っ越しとかがあって、今、五荘小学校とかではかなり生徒が増えておるというふうに聞いております。要は、こういった子どもが産める世代が出ていっていることが私はこの香美町における出生数の低下にもつながっていると思っておりますが、教育長、適切かどうか分からないですけど、教育行政がその辺りの足を引っ張っているという認識、事実かどうか分からないんですけども、その可能性について何か思われていることはありますか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 今の質問に答えます。正直言ってそこまでのつながりを考えたことはありません。ただ、今、子どもの数が減ってきていろいろな部分で学校現場もそうですし、いろいろな意味で問題が起きていることに関しては、直面しているわけですから考えております。ただ、それが最終的にそれぞれの少子化につながっていっているかどうかに関しては考えたことはありませんし、そうは思っていないのが現状です。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 出生数低下がさらに少人数化を招きまして学校教育が変化して、先ほどの南垣議員のところでも少しありましたけど、藤原元教育長からどのように聞いているか分からないんですけど、私は、子どもが減ることで経験する機会、特に大人数スポーツなんかは少人数校だと学校対学校ぐらいでしか実現できないような状況になっている。つまり、それは子どもから経験するチャンスを奪っているというふうに私は思っておりまして、早い話が子どもの教育の場だけでもくっつけたらいいのにと思っているんです。学校をなくすとかなくさんとかじゃなくて、一緒になって学べる場をつくる。こういうことが必要じゃないかと思っております。皆さん、ちっちゃい頃をちょっと想像してほしいんですけど、例えば20年後に同級生がおらへんって考えたことはありますか。多分ないと思うんですよ。基本的に同級生と育っているはずなんです。でも、これが同級生がいない世代が出てきとるんです。そういう方が都会に出たりして新たに友達ができて、今、ふるさと教育をやっておられますよね。そういったものの効果を私は薄めんかなと。要は、地元に帰っても同級生はおらん。結局、中学校に上がると小学校で仲がよかった子も先輩、後輩という位置づけに変わってくるんです。そういう意味で、私は、今ここにおる大人の世代の方が思う子どもの将来には絶対ならんと思っておるんです。高校生からスマホをばんばんいじる時代で、自分のときはガラケーでしたしそれだけでも世代が変わっておると。ですので、私はそういうふうに思っとるんですけど、教育長はそういう懸念とかお持ちでないですか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 先ほどの質問にお答えします。先ほども言いましたように、子どもの数が少なくなっていて全てがそれにつながっているという捉え方はしてはいないです。これは、社会全体の今の流れからして、いろいろなものの影響を受けてきていて、それが今直面していると。ですので、今現在、その直面していることに対して一つ一つ丁寧にしていかなければいけないということであって、10年先に子どもがどういう影響になるか、20年先にどういう影響になるかについてはちょっと想像もつかないので、今のことに関して、ある程度分かることで進めていくしかないかなというのが今の考え方です。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 私は、今少人数クラスの単位でやられていることについては全然否定するつもりはないんです。ただ同時並行で、香美町では「こどもたちに夢と未来をつなぐまち」とうたっておるんです。20年後の未来とかを考えた上で教育現場を考えないと、これは掲げておるだけになりませんか。どうですか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 説明の仕方が悪かったかもしれません。20年先を考えてないんじゃなくて、考えて、答えがどうなっているかは分からないですけども、少なくとも数が減っていっている中での想定はして物は考えています。少ないながらに何ができていくのかということを考えて進めている。そういうふうにとっていただけたらありがたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 冒頭に、学校の再編も少し考えておられるような答弁もありました。次の質問も今の教育長にするのもあれなんですけど、学校に、過去、学校環境アンケートみたいなものでアンケートを取られたことがありますね。これは引っ越された方にも私はアンケートを取らないと、残っとる人ってそれがいいか、流されとるか。行動力のある人はもうおらへん。だから、合併してくれなんて声は出にくいですし、そういうふうに思っているんです。なので、今、多分そういうアンケートを見ながら政策を取られておると思うんですけど、そのアンケートに学校存続とかを含めた議論ができるほどの説得力はあると思っておられますか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) これも先ほどお答えしました。どれだけの方が出られたかということを知らずしておりますし、アンケートに関しては、そこの場にいる範囲でアンケートを取っていますので、出られた方に対してのアンケートをするかしないかに関しては、恐らくしてないと思いますし、それに関してはまた今後、検討していかなきゃいけないかなというふうには思っています。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) そうじゃなくて、意味というか、どれだけ説得力があるかを伺ったんですけども、お願いします。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田剛君。 ◎教育長(前田 毅) 説得力に関しては、それは間違いなく出て行かれた方も含めて、その時点のフルの数で行ったほうが説得力はあるだろうというふうには思いますが、遡って出られた方にアンケートを取っていく必要があるかどうかに関しては検討していかなきゃいけないかなというふうに思います。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 一方で、地域から学校がなくなると寂しいですとか、こういう声や議論があるのは存じております。しかし、それはその人の主観であって、果たして子どもたちがそういうふうに望んでいるかというところが私は問題だと思います。要は地域のエゴというか、その方のエゴだと思っているので、そういう地域とか大人のエゴで子どもたちの友達をつくる環境ですとか、そういったものを奪うというのは私は適切ではないというふうに考えておりまして、実際、ここは1回切り離して子どもらの環境をまず第一に議論していくべきだというふうに私は思うわけですけども、教育長はどのように考えておられますか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田剛君。 ◎教育長(前田 毅) 今の質問に対してお答えします。統合を進めていく上の幾つかの要因、それのうちの一つであるということは間違いないかなというふうに思っております。全体的に、先ほど午前中に町長の答弁の中にもありましたけど、香美町を全体的に物を見て環境として見ていかなきゃいけない、そのうちの一つであるということに関しては間違いないと思っております。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) これは本当に真剣に考えていただきたいんです。子どもらはまだ大人を経験してないんですよ。我々、子ども時代経験して大人になっているんです。だから自分らが楽しかったことは、基本的に子どもら、遊びの形態は変わっても、友達とつるむことというのは絶対に楽しいと思うんですよ。だから、やっぱりそういう同じような経験をさせてあげたい。多分思いは一緒だと思うんです。ただ、その中でできることを今努力されて少人数学級ですとか、そういうのを維持されておると思うんです。ただ、やっぱりたくさん同級生がおって、地元にどのタイミングで帰ってきても同級生がおる。こういうふるさとをやっぱり実現するために、別に学校をなくさんでも学びの場を共有する。要は、月曜日から木曜日まで大きい学校で過ごして金曜日は地域教育みたいな形でも私はいいと思っているんです。月1でもいいですし。だから、もうちょっと幅を広げて子どもらがもっとそういういろいろな同世代の子らとしゃべるチャンス、ウェブを使ってやっているのも知っています。でも、やっぱり直接会って話して趣味を聞いたりして、あれ、楽しいよねとか、そういう経験をさせてあげたい。私はそういうふうに思っています。何でかといったら、今思い出しても、学校の授業なんか一つも覚えてないです。ほんまに先生から何を教わったとか覚えてないです。ただ、知識として体の中には入っていますので、やっぱりそういう楽しい思いをさせていけるような学校運営、私は教育長に旗を振ってやっていってもらいたいと思うんですけども、教育長どうでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 今の質問に対してお答えします。非常に吉川議員の言っておられることはよく分かります。よく分かるし、理想であることもよく分かっております。できたら、その生活をさせてやりたいという気持ちは僕も一小学生であり、中学生を大人数の中で経験してきて感じております。ただ、今、先ほどから直面しているというのは、1つは生活環境がすごく変わってきている。先ほど南垣議員も言っておられました。十年一昔じゃなくて、今は五年一昔というぐらい環境が変わってきていて、じゃ、私たちが中学校時代に部活でくたくたになって家に帰ってかばんを置いて友達とどこかに集まって話をした、その時間が今の子どもにあるかというと、残念な限り今そういう環境にはない。ですので、その環境を十分踏まえた上で、少しでも先ほどから言っておられる部分の共有ができることを何であるかということを模索、検討していかなきゃいけないかなというふうに思っています。それの1つが統合の問題ではないかなというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 何度も同じことを言っておりますが、第一に考えるのは子どもたちの環境ということで、多分ここはもうそれでやっておられるというふうに、多分見る角度とかそういったもので価値観も違いますし、守るべきものも違うでしょうし、いろいろな立場からこういうところが違うだけ、ただ、真の子どものためにというところは多分一緒だと思いますので、私としては、持続可能な学校運営ではなくて、持続可能な子どもたちの成長の場とは何かというところを第一に考えて教育現場を引っ張っていただきたい。そういうふうな教育面現場を求めて、次の質問に入りたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) ここで暫時休憩いたします。再開は2時45分といたします。                               午後2時33分 休憩                               午後2時44分 再開 ◎議長(西谷 尚) 会議を再開いたします。  吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) それでは、最後の項目になりますが、子どもを産み育てやすい環境整備について町長にお伺いをしたいと思います。現在、香美町では、町・県の制度を利用すれば不妊症治療を実質費用負担なしで行うことが可能でございますが、一方で、1児、2児を持つ家庭においては、1児にかかる金銭負担の観点からもう1人を諦めるケースがございます。そういったもう1人をサポートする政策について伺うものであります。  1つ、諦めることなくさらにもう1人望めるまちづくりについて現在検討していることはあるのか、お伺いをいたします。  2つ、現在、出生数を維持または増やしていくため何が必要であると考えるか、お伺いをいたします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、次のご質問にお答えをいたします。  南垣議員の質問でも答弁申し上げましたが、希望される誰もが子どもを産み育てたいと思う町にするために、これまでから保護者の経済的負担を軽減する支援や切れ目のない母子保健サービス、子育て家庭への各種支援などを提供してきており、今後もこれらの支援をさらに充実させ継続して進めるとともに、支援に漏れがないよう制度の周知を図りながら環境整備を推進していくこととしております。  一方、急速な少子化や核家族化の進行、地域社会の変化による家庭や地域における子育て機能の低下、子育て中の保護者の孤独感の増大など様々な問題が生じている中で、まずはこれらの問題を解決することが必要とされており、金銭的負担の解消だけではなく、人を育む地域力や家庭の教育力の向上などを促進するための基盤づくりが大切だと考えております。そして、基盤を築くために、まずその意識を町全体が共有し、実現に向けて結婚、出産、子育ての各段階に応じたきめ細かい方策を組み合わせながら進めていくことが必要であり、第2期香美町総合戦略で掲げております各種施策をさらに充実させ、継続して推進するとともに、今後も必要と思われる施策を模索しながら誰もが安心して子どもを産み育てることができる環境整備に取り組んでまいりたいと考えております。また、子どもの出生数の維持、増加についてですが、これについても行政だけの課題として捉えるのではなく、少子化は社会全体で取り組むべき課題であるとの認識を広げ、地域全体で結婚、出産、子育てを支える環境づくりを進めるとともに、若者がここに住み続けたいと思える施策の推進を図り、それぞれの段階に応じた切れ目のない支援を継続して行うことが重要であると考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 実は今日いろいろ準備してきたんですけども、南垣さんのところでほとんど終わってしまったような状態で準備したことは何も使えないんですけども、ただ、そこで話を伺っていまして、私、ちょっと勘違いをしておったなと思ったんです。実際、香美町を出て行かれた方がこの香美町の子育て支援をどのように思われておったか、聞いたことはありますか、町長。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 香美町を出ていかれた方からの意見というのは私は聞いた覚えはありませんが、他市町に居住される方からは香美町の子育て支援は優れているというお声はたくさん聞かせていただきました。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) その他市町の方がどういう方か分からないんですけど、実際、香美町で子育てをされていて事情があって仕事の都合で出て行かれた方に聞いたんですけど、これは自信を持っていただきたいんですけど、すごくよかったと言っておられました。一方で、今日、私ども、こうやって質問するということは何か足りないと思ってしたわけなんですけど、私、これは勘違いしておったのかなと思ったんです。先に6月議会ですか、どこでどういう政策をやられているかポイントで考えたほうがいいというご指摘があったかと思うんですけども、それをやられた上で、実際に、先ほど町長の答弁にあったんですけど、周知という言葉が出てきましたよね。これは、もしかして、今ここで答弁があったり南垣さんのやり取りを見た中で思ったのが、周知がうまく今の子育て世代になされてないんじゃないかとちょっと思ったんですけども、その辺りも不足というか、周知に関して何か感じられとることとかもしあれば、担当課でもいいんですけども、お答えいただければなと思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 香美町の子育て支援策なり様々拡充をしてまいりました施策については、十分に町民の皆さんには周知できているというふうに思います。特に、今まで村岡区の保育所統合だとか、あるいは子育て世代のお母さん方が直接5、6人で私に要望に来られた中でも、今、町が行っている子育て支援策は大変ありがたいというお言葉も直接お聞きをしたことも多数ございます。ですから、新たに制度を構築したこと、町民全体にどのぐらいの理解度、あるいは皆さんにお伝えできているかどうか、全部は推しはかりかねますけども、例えばスポットとして当てる世代の方々にはきちっとお伝えはできているというふうに思っております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 全部伝わっているとして、こういうサポートとか支援とか、6月にも現金給付等を申し上げていた議員もおられましたけども、上がってくるということは、多分制度を知っているだけでメリットを知ってない。要は、私、思ったのが、他市町との子育ての月にかかる負担額と香美町の月にかかる負担額を何か金銭ベースで出されたりとかして比較されたことはありますか。ここら辺、伺いたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それぞれの世帯ごととかそういうことのデータを私は求めておりません。ただ、大概違いますのは、例えば都市部と我々のような周辺部とは税負担がまず違いますので、そこら辺のことも含めますと、同じようなレベルで同じ制度があっても、町民が自分たちがそこの市民、町民として行政から享受している部分について比較はちょっとできんのかなというふうな思いがございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 税負担というよりは、例えば香美町がされている医療費助成だと、国保ベースだと多分データはあると思いますし、例えばどういうところにサポートして、何件使われたというのは税金の、かなり大型な子育て支援策を出していますので、そこら辺を月額換算して平均どれくらいかというのは私はデータとして持っておいて、これは、いや、制度があるのは知っていますよと。いや、得かどうかが分からんかったらもっとやってもっとやってと多分なるんですよ。ここをもうちょっと金額ベースで、香美町におられる方と、全国平均でもいいと思うんです、町がされておる施策と比較してこれぐらい町が責任を持って今負担をさせてもらっている額ですというのが、公表できるできんは別として、そういうのをちゃんと子育て世代に伝えれば恐らくこういうもう1人産むのにお金がないとかという議論は少しまた違った形になるんじゃないかなと思うんですけども、どうお考えですか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 分野別に細部にわたっての比較というのはなかなか難しいのかなというふうに思います。ただ、最近の議会で、私、よく申し上げますけど、特に3月議会で申し上げます。町民1人当たりにかけている一般財源は香美町が一番多いということは私はいつも申し上げております。これは、押しなべて高齢者から小さいお子さんまで、町民1人当たりのために、町が一般財源として使うお金は町民1人当たりに直しますと香美町が一番ようけ使わせていただいているということはいつも申し上げておりますが、そういうことを、ここでこの場で私が発信することは議会に関心を持たれている方、あるいは議会だよりや町の広報で町民1人当たりの一般財源はというようにこの頃出すようにしておりますから、そういうことでもって町民一人一人に当てている町費は香美町、多いんだなというような感覚は持っていただいていると思ってそういう発言もしておるわけでございます。ただ、細部にわたって、この分野ではどう、この分野ではどうというのは年度ごとに違う部分も出てこようと思いますから、例えば子どもたちも年度ごとに人口の増減がありますし、対象者も高齢者もそうです。いろいろとパターンがございますから、例えば、そういう中にあって、都市部のどこかの市と香美町を比較して多い、少ないというようなことでは、これは町民の皆さんに示す指針にもならんというふうに思っておりますから、そういう検討をしていただいたら結構でございます。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) であれば、全部伝わった上で、こういう香美町に住まわれている方が足りないというふうにおっしゃっているということになりますけども、じゃ、足りんのですよ、政策が。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 以前にも議会の場で申し上げましたけども、香美町はそういうことで手前みそながら頑張っているつもりであっても、どうしても例えば豊岡市とか、隣接する市町に異動があるんです。村岡区の方が養父市にとか、香住の方が豊岡市にとか相当数に上ると思います。そういう方々が決して香美町の様々な施策を否定して行かれるということでなしに、香美町に住むことと豊岡市に住むことを比較して、香美町から受ける様々な施策のことで自分が身に受けることよりも、豊岡市に住むことのほうが魅力があるということですから、そういう様々な個々の施策については香美町がいいのは分かっておっても異動なさるということですから、僕は、そこが問題だと思うんです。香美町の行っている施策は十分理解していただいてます。先ほどの学校の関係でも、小規模校が様々なことで手厚い勉強、チャレンジプランだとか、先生方が工夫を凝らしてしてくれとる部分的なチャレンジプランには効果がある、きめ細かな子どもたちに対する対応をしてくださっていることには大変感謝するけども統合してほしいという意見、そういうことと一緒だと思うんです。このことについては、是認もするし、効果はあったり、ありがたいと思っておっても、その向こうにあるものが違うというふうに、だから、我々も施策を展開する中で、先ほどの南垣議員の質問であって、例えば給食費を完全に相生市のように無料にしたら周辺の市町から子育て世代が次々に移住してくるかというと、そうでもないのはこれは目に見えとることですから、どういうふうに、今後、今、香美町にお住まいの皆さんが香美町に住むことを、今後もこのまちに住み続けたいと思っていただけるような施策を今後職員と一緒にどう構築していきたらいいのかということで、我々も、暗中模索の中、少しでも町民の皆さんに理解を頂ける施策、このことに注力して知恵を振り絞って頑張っていかないといけんということで、改めて本当にこの少子・高齢化が進捗していく中で我々に課せられた責任は重いというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 私、移住について聞いてないです。もう1人をサポートする政策について聞いております。答弁お願いします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ですから、もう1人のサポートについても、先ほど南垣議員のところで答弁も申し上げましたけども、もう1人産むために経済的な余裕がないから町から支援していただくこと。このことばかりするわけにも、財政的な調整も必要になりますから難しい。ただ、抜きん出て18歳までに医療費の無料化というようなことについてはしっかりとできているわけです。そういうことがあってもなかなか少子化の歯止めがかからない。仮に給食費を無料にすれば少子化の歯止めがかかったり、給食費が無料になったからもう1人子どもがあってもいいわなというお考えの世帯が本当にあるのかないのか。そこら辺もしっかりと検討しなければならないということでございます。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) ですから、どれぐらい町が1人当たりにサポートしているかというのは具体的に金額を出して提示してあげると、これだけ手厚いんだったらもう1人望もうかなと。要は、野球で例えると、見逃しじゃなくて踏み込んでスイングできるという状態。それはお金がかからんわけじゃないですか。だから、私は南垣さんとの議論を見て、政策、ちゃんと打たれていると思っとるんです、ほんまに。でも、メリットのある伝わり方をしてないんじゃないかと思ったんです。だから、それを例えば現金給付じゃなくて、お金に直したら1人当たり1年間で例えば医療の平均が何回ですとか、そういう金額に直していったら積み上げたら、どれぐらい町から皆さんに補助を出していますので安心して住んでいただけますよとか、別に生んでくれとか言わんでいいんですよ。それぐらい頑張ってやっていますとアピールしてもいいと思うんです、子育て世代に。そこについてどう思っているかというのを確認したかったんです。お願いします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 議員がおっしゃいますのは、香美町が行っている高校生までの医療費の無料化はどれだけ町が負担しているのかというようなことについては、これはデータとしてすぐ調べれば分かるようなことでございます。例えば、ここ近年打ち出しております不妊治療のことだとか、健康課が担当する部分について、ここ数年間で町民の皆さんのために住民負担が減るような施策展開がどこまでできたかというのは少し時間を頂ければ整理ができると思います。今日できるかどうかは難しいですけども、今、分かっている時点でかいつまんで正確な数字ではなくてもどのレベルのということであれば、ほかに担当する課長さん方でそのことを自分の担当する部署で、例えば移住定住だとか、香美町に移住するときの実績の数値、そういうものがどれだけ使われて何人の方に当たったのかということは整理できます。これは、今、他市町との比較については政策的な内容がばらばらでございますからすぐには出ないと思いますし、同じ政策展開をしている市町というのは、国や県の基準に基づいてしとる施策以外は町や市の独自政策ですから比較はできないと思います。今日、ご返事できる分についてはざくっとした数字、あるいは少し時間がかかるものについては、香美町が若者世代に対して、例えば今の質問の3人目のお子さんを得るために、そういう環境づくりのためにやっている政策でどのぐらいのお金を使っておるかということについてはまとめさせます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 私はそのデータが欲しいとかではなくて、そのデータをちゃんと子育て世代に伝えてあげて、だから、香美町、これだけ頑張っとるから安心できますよというのを、要は、政策をやっていますだと結局お金しか見ないわけなんですよ。どれだけ費用がかかっているじゃなくて、どれだけ費用負担をして、その市町が何をやっているかというところも把握しなくてよくて、国の一般的なやっとることと比較して町単独でこれだけ分は皆さんに与えていますよ、これを我々じゃなくて一般の方々、要は子育て世代の方々に、金額が目に見える形で広報することで、きちっと私は評価してもらえると思っとるんです。ほんまに手厚いことをやっておられる。そういったところで、公表の仕方で損してほしくないな、そういう思いで先ほどの南垣議員とのやり取りは聞かせてもらっていたんです。私も、初めはこんなことをやったほうがええとか思っとったんですけど、聞いていくうちに、まず、そこの周知活動という部分がやり方を変えたらもう少し伝わる。要は、こういう声もまた違った形になってくるんじゃないかな、そういう思いで緊急で準備してきたことじゃないことを今、聞いとるんですけど、そういう思いで今質問させてもらったということです。そういう公表というか、周知を含めてこれからどういう対応されるのか、最後に一言だけ頂きたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今のコロナ対策もですし、昨年の春から始めてまいりました町民向けの様々な施策については周知不足みたいにおっしゃいますけども、その都度、何次にわたって広報にも載せますし、広報の臨時号あるいは防災無線を使って対象の皆さんに町への申請が遅れないようにお願いするような放送もしておりますし、今度も追加議案、ちょっと先んじて申し上げてしまいますけども、今度も新しい国の交付金を活用して介護従事者の皆さんに対する支援策も講じたりしますけども、そういうことについても全てコロナ対策の新しい施策について町民にお知らせすることもきちっとしておりますし、住民への啓蒙不足といいますか、こういうことをしているよ、これは町の単独施策ですよということはきちんと漏れなくいろいろな手法をもって住民の皆さんにはお伝えしておるつもりでございますから、様々な手当てをする方々も自分が対象になるというふうに思っておられる方はその申請をなさいますし、そういうことで、周辺の方には今度町からこういうことでいろいろな手当が頂けたとか、対応してもらえてありがたいとかということは自然と周りの皆さんにも、ご家族なり関係者にも伝わることだと思いますから、決して私どもがしておることが住民に理解されていないというようなことは、これ以上どういうふうにご説明したらいいのかなというような思いでございます。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 堂々巡りになるので、ここで周知の話は一言だけ言わせてもらおうかなと。やっておられるのは分かっているんです。そうではなくて、やり方がどうかということを内部できちっと。というのが、与えるというんじゃなくて与えられるほうがどう感じるかというところをもうちょっと考えたほうがいいのかなと。普段の委員会での説明もそうですし、恐らく私が最初に当時、企画課長に言ったのも、そういう視点での、要は、周知は上から下ではなくて捉えるほうがどう見えるかというのをちゃんと考えなければこれは伝わりません。出しておるだけになります。水道と一緒です。コップ側を考えないと蛇口をひねっただけになる。これは議論がずれたのであれなんですけど、周知というのはそうやって考えてやらないと、どの課もそうですけど、これは伝わらないんです。  先ほどから町長おっしゃられていますけども、この出生数の減少というのは香美町だけの課題ではなくてどこも同じように苦慮されております。そういった中で、質問でも申し上げたんですけど、子育てや妊娠を望まれる方に対しては政策を多く打たれておりますし、来年2022年4月からですか、不妊治療も保険適用になるということで官邸からも流れてきました。要はそこのサポートをいかにやっていくかというところの整理、今やられていることの整理をした上で、もう一度議論していただきたいと思っております。  さらに一方で、そういう行政メリットを享受することもありますけど、教育現場に納得いかずに出て行かれる人もおられるのは事実です。一般行政と教育行政は私はリンクしていると思っております。本日質問した子どもの環境も、やはり移住とかの一つの要因になると考えていますので、そういったところを町長と教育長にしっかり連携を取って、これは強く求めたいと思うんですけども、連携を取って香美町、これから進めていっていただきたいと思います。  最後になりますけども、これからいろいろ衆議院選挙とかもありますし、決算質疑も来週から始まります。と言っていれば来年度予算ですとか、そういったこともあります。皆さんお願いしたいのは、心と体の調子を整えて、特に管理職の皆さんにおかれましては、職員の皆さん、気配り、心配りを忘れずに体調管理をしていただいて、笑顔で仕事に臨めるように、休みながらですけどもしていただきたい、サポートしていただけたらと思います。  以上で私の質問を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 以上で吉川康治君の一般質問を終わります。  次に、西川誠一君の一般質問を行います。  西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) 西川でございます。9月の定例会通告に従いまして一般質問を行いたいと思います。今回は2問用意しております。まず1問目が町政について問うというもの、2問目がJR香住駅無人化について問うというものでございます。  最初の1問目から始めます。7月に行われました兵庫県知事選におきまして、県政の刷新を訴えて20年ぶりに新人の斎藤元彦氏が当選され、新たな兵庫県政がスタートいたしました。そのことにより、香美町町政にも変化があると思われますが、町長の所見を問うものでございます。
    ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、西川議員のご質問にお答えをいたします。  斎藤知事は就任の記者会見の中で、新しい兵庫、これから腰を据えてやっていくことになる人口減少の問題であったり、コロナで傷ついた経済状況をどのように立て直していくか、コロナを越えたコロナからの創造的復興、新たな兵庫をどのようにつくるかしっかり取り組んでいくと述べられております。そして、今回の選挙を通じて新しい県政、新しい兵庫県に変えてほしいという県民の声があり、改革をしていかなければならないとする一方で、兵庫県は大きな5つの地域からなり、都市だけでなく離島や過疎地や中山間地も含めて様々な地域があることを踏まえて、兵庫県全体としてしっかり県政を行うという視点も大事である、安定した県政運営の中で守るべきことを守り、そして、変えていくべきことを変えていく、安定と改革のバランスをしっかり図っていくと述べられております。会見内容を拝見すると、兵庫県の地域事情を踏まえた上で継続と改革を図っていかれるとのことですので、早く但馬の実状をご理解いただき、これまでの県と町との良好な関係を保ちながら香美町として新しい県政に対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) 斎藤知事が就任されてから町長の立場としてお話しなさったこと、そして、例えば懇談ですとかご意見を具申されたということは、この期間あったのでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) お目にかかったことは2、3回ございますが、挨拶程度でございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) 本来であれば、やはり兵庫県の知事ですから、それなりに我々の地域のことの情勢を理解していただいたり、そして、当然我々、困っていることをお願いする立場である町長だと思います。ただ、斎藤知事も就任されてお忙しいとは思いますけども、そのような時間をつくらなかった、つくれなかったのはなぜなんでしょう。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) まだ就任もなさったばかりでございますし、私どももコロナ対策を含め様々な事情もございますから、私が単独で香美町のことについて県知事に意見具申なり、お願いに上がったりするような場面もつくっておりません。ただ、県の懇話会も県内12町の町長で構成する兵庫県町村会も、正式に県知事さんにお会いする場面はありましても、要望会も予定をしておりましたがまだというような状況でございますので、私が香美町の町長として単独で斎藤知事にどうのこうのという機会は、コンタクトもしておりませんし、なかなかしても難しいというふうに思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) それで、県知事が代わられて、いろいろなスローガンも立てられて、そして、いろいろなことも公約の中でおっしゃっていることは私もよく存じております。その中で、町長の立場として、こういうところがやはり心配だなと思われるような例えば問題点、そして、現実、新しく知事に就任されてからこの町の中で変化があったのか。例えば具体的にどういうふうなことで変化があったのか、それを存じていらっしゃったら何点か言っていただけませんでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 県知事がお代わりになったことで香美町の町政に何らかの変化がこの一月、二月、1か月半ほどの間にあったというふうに私は感じておりません。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) 実は、この間、産業建設文教常任委員会を開催いたしました。そのときに課長のほうから説明があったのに、ワールドマスターズゲームズ、実は予算を白紙にされたんだというふうなお話が、我々、委員会で聞きました。1週間ほど前ですかね。それはお耳に入っておりませんか。そういうふうな具体的なことはなかったんですかと私は聞いているんですけども。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ワールドマスターズゲームズの予算措置のことについては、私は報告はなかったと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) 担当課長に聞いていただいたら結構だと思いますけども、そういう説明、委員会でなさったと思うんですけども、そこまで深く追及はしませんよ。事実かどうか、よろしくお願いします。 ◎議長(西谷 尚) 生涯学習課長、裏戸正範君。 ◎生涯学習課長(裏戸正範) ワールドマスターズゲームズの関係ですが、来年5月に延期したということで、予算が白紙撤回されたというふうな説明はしてないというふうに感じ取っております。 ◎議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) そうでしたか。委員会で私が聞き間違えたのか、後ろのほうでええという声もありましたので、どっちになってもそういうふうな形で、今後、いろいろと我々にとって有利なことはいいんですけども、不利なことが起こるのではないかと私はちょっと心配しているので、香美町のためにもやはり直接お会いになって、香美町の現状、そして状況をご理解していただきながらと私は思ったんですけども、町長もこの数か月の間、お会いになってないとのこと。どうなんでしょうね。選挙の対立候補がいらっしゃって、町長は、はっきりとした立場で対立候補の応援をなさっていたという事実があるんです。それは私も同席しましたので、すごいことをおっしゃるなと思いました。町長というものは町民を代表する立場ですから。選挙というのは県民が決めます。でも、どう転がるか、分からない。これが選挙なんです。それが逆の立場になった。要は、町長が一生懸命頑張って応援された候補者が負けて、対立する相手、斎藤知事がなった。このことに関して、町長は事実は認められると思いますけども、我々、香美町にとって不利なことは起こらないのかなというふうに心配するわけです。町長、どう思われますが。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) そんなことは何の関係もないというふうに私は考えております。 ◎議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) 何の関係もないと言いながら、例えばこういう状況を考えてみましょう。香美町の町長選挙があった場合、今度、スケールを落とします。議員の中で一生懸命応援していただいた議員、それと、あまり協力的でなかった議員、当然ありますよね。その方に対しても影響もない、なかったと。もう3期目ですからね。そういうふうにおっしゃるわけですね。確認です。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 私の香美町政についても同じでございます。応援していただいたからどうとか、そんなことではありません。私の目の前にあるのは町民の皆さんでございますから、そんなことは何の関係もありません。 ◎議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) そういうふうに答えていらっしゃる。当然だと思います。当然そうあるべきでしょうね。でも、人間って感情で動きますから、どうしても。我々個人の議員が誰を応援しようとあまり大きな問題にはなりません。ただ、トップである町長、町民のためを思って一生懸命応援されている。だから、今の言葉が出るんだと思いますけども、やはりどうしても感情には入らざるを得ないところというのはあるんじゃないかという心配が1点です。これは何回も言いませんから。  それと、心配しているのが、改革をするんだという今の知事。確かに彼が応援していただいたグループには身を切る改革を訴えて、今、大阪を変えようとされている。心配するのが、彼らの主張をずっと見ていますと都市部中心なんですよね、大阪でも。これを兵庫県に当てはめると、我々の地域、ひょっとしたら身を切られるんじゃないかと私は心配しているんです。そんなことはありませんと断定できますか。分かりませんよね。だから、そのために私は最初に香美町の状況、状態を説明に行かれたんですかと聞いたんですけども、行く必要がないかどうか知りませんけども、それをされた。だけど、町民にとってはそんなささいなことで被害に遭ったら大変ですよ。私はそう思っているんです。それなりの立場で動いていただいたらよかったなと私は思っているんですけども、これは選挙が終わったことなので、だけど、今後はやっぱり町民の立場を最優先に考えていただいて行動していただかないとあかんかなと私は思っているんですけども、その辺は言わなくても分かっていますよね。町長、その辺の思いを言ってください。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 私が相手方を応援したからどうだ、こうだって、まさか県知事になろうかというような方々がそんな思いを持たれるわけないでしょう。それから、議員、何か勘違いされとるかわかりませんけど、私、あの場に行きましたのは、自民党の香住支部長である方から応援演説の要請があって行かせていただいたということでございますから、私が好んで行ったとか、相手といいますか、今の知事をくさしにいったとか、そういうことではないですし、一方で、選挙の結果を見ましたら、但馬地域、押しなべて3市2町、どこも今の知事のほうが得票は少なかった。なおかつ投票率は41%。県民500万人のうちの2割以下なんですよ。そういう状況を見て、その選挙結果を見て香美町の町長が相手方を応援しとったから香美町にどうだとか、そんな低い次元でまさか県知事になられるような方がそんなことはされないというふうに思います。  今、香美町を県が様々な形で支援していただく中には、例えば今までから町の事業で将来的にわたる特別交付税の対象にするような事業については、県知事がそれはやめいというようなわけにいかんのもこれは事実でございますから、今まで県との間で約束をしていただいた財政支援や特交の在り方、そういうことについては知事が代わっても遵守していただけるのが当然のことでございますから、私は別に何も選挙の結果は結果として何ら斎藤知事に刃向かっているわけでもありませんし、今後、県知事も5国それぞれの特色を生かして支援をしていくということを言っていただいておるわけですから、何ら私は問題あることではありませんし、香美町独自のことを時間を割いていただいて、香美町の問題を、今、このようなコロナの事態で時間も取れない県知事に行きたとか行かんとか、そういうような話ではないというふうに思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) そうあってほしいです。そうあってほしいと思っております。ただ、先ほど生涯学習課の課長からおっしゃった話は、私が聞いた委員会では違ったので、またその辺も確認していただきたいと思うんですけども、現実的にはそういう説明を受けて、早速にこういうことってあるんだと思ったので、こういうことのお話をさせていただいています。それが事実かどうか、また後で確認していただいたら結構だと思いますけども、その関係で白紙にされたという話だったので、それも含めてそういうふうな変化というのは非常に我々、やっぱり弱体化している地域にとっては非常に問題なんですよね。それは町長になったら一番分かるしょう、その辺は。だから、その辺も含めて変化がないような付き合い方、そういうふうな偏見を持たれないような付き合い方、当然、そんなものは分かっとるわ、おまえに言われんでもとおっしゃるでしょうけども、それを期待しておきたいと思います。ただ、先ほど言いました改革とされて我々がやり玉に上がらないというのは、町民を代表して私はこの場で言いたいと思いますし、そう思っています。それは町長も一緒なので、別に答弁要りませんけども、何かおっしゃることがありましたらどうぞ。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 町民の皆さんに影響があるから様々な場所で自分の考えを表明したり、応援をしたりということはやめいということをおっしゃいますけども、そういうことでは私は政治に関わる者として資格がないというふうに思います。いかなる場合でも香美町、香美町にお住まいの町民の皆さんのためにはどの方がふさわしいか、結果は違ったとしても、その選挙戦において私が政治活動、政治行動をもって町民の皆さんの前で堂々と自分の思いを披瀝することは何ら問題のないことですし、そうしなければならないというふうに私は逆に思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) 問題があるというふうには言ってません。ただ、その後、そういうふうなこと、変化があることを心配してそういうことのないようにしていただきたいというふうな思いと、それと、先ほど言いました感情という問題はどうしても人間、入ってくるんじゃないですかという話なんですよ。私はしてませんとおっしゃっていますけども、言いたくはなかったけども、議員に対する対応が違うんじゃないでしょうか、と私は思っているんです。これ以上言いませんわ。そういうこともあったりするので、やはりそれも人間ですから感情は返ってくるので、そういうふうなことがあってはならんよなというふうなことの思いなので、基本的には政治活動をするななんて言ってませんけども、上手にお付き合いしていただいて、そして、町民の代表である町長の職務を全うしていただけたら私はそれ以上のことは言いません。考えは一緒なんです、もとはね。ということなんです。私がやったことを非難するとおっしゃっていますけども、そういうふうな意味合いで取っていただかなくて結構ですので、今後、そういうことのないように、この町が取り残されることがないようにという危惧をしているだけです。よろしいです、この問題はどうも食い違ってませんので。  2問目に入ります。JR香住駅無人化について問うというものです。JR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」が途中下車するようになるというタイミングで、JR香住駅が10月2日から無人駅になるという報道がなされました。駅前広場の改修は終了し、待合室の改修等も現在行われております。町の玄関口であるJR香住駅が無人になれば観光客が受けるイメージも悪くなり、治安の悪化等も懸念されます。今後、町としてどのような対策を講じるのか、以下の点を中心に問う。  1点目、いつの段階でJR西日本メンテック西日本福知山支社から連絡があったのか。  2点目、その後、関係団体への説明や協議はどのように行われたのか。  3点目、無人化となった後の維持管理、清掃業務等は誰がどのように行うのか。  4点目、これは教育長にお願いしたい。香住小学校、香住一中、香住高校へ汽車通学する児童・生徒の安全はどのように確保するのか。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長、教育長の答弁を求めます。  最初に、町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 次のご質問でございます。  本年6月上旬に行った香住駅待合室改修工事に係るJR福知山支社との協議の中で、JRとして瑞風の運行までに香住駅近代化工事、コンコース等の改修工事を実施することと併せみどりの券売機プラスの導入計画があることの報告を受けましたが、この時点では、みどりの窓口の廃止と、それに伴い駅係員が終日不在になることについての情報提供はありませんでした。また、6月下旬にJRより機械部品の納入にめどがついたことからみどりの券売機プラスの導入が10月上旬で正式に決まったとの報告を受けるなど、6月から8月にかけ、みどりの券売機プラスの導入に係る担当者間のやり取りを行っていましたが、その間においても、駅係員が終日不在となることの情報提供はありませんでした。その後、8月上旬に香住駅でみどりの券売機プラスの導入に係るポスターの掲出を確認いたしました。このポスターにみどりの窓口を廃止するとの記載があったことから、JRへ内容を確認したところ、みどりの券売機プラスの導入に併せ、みどりの窓口を廃止し、駅係員を引き上げる予定であるとの回答を得ました。このことを受け、香住観光協会事務局長へみどりの券売機プラスの導入と併せ、駅係員が終日不在となることの報告を行うとともに、教育委員会を通じ、JRを利用して通学する児童・生徒がいる小・中学校及び香住高校に対して状況説明を行ったほか、本日全戸配布される広報9月号にJRが作成したみどりの券売機プラスの導入に関するチラシを折り込み、周知を図ることとしております。また、10月以降に駅係員が終日不在となると香住駅の保安に問題が生じる可能性があることから、8月中旬に美方警察署長を訪問し、警察官の巡回による保安依頼を行い、パトロールの一環として警察官による不定期な立ち寄り、見回りと併せ、駅前交番の交番相談員にも巡回させるとの回答を頂いております。  そのほか待合室には防犯カメラ等の防犯機器が設置されていなかったことから、現在施工している待合室改修工事において、待合室内に防犯カメラを設置する予定としており、また、コンコースやホームにもJRが設置している防犯カメラもありますので、犯罪等の抑止には効果があるものと考えております。10月以降の待合室及び駅周辺の清掃については、シルバー人材センターへ委託する予定としており、週2回から3回程度清掃をお願いすることとしております。町が施工している待合室改修工事とJRが施工している近代化工事が完了する10月を迎えると、既に供用を開始している駅前広場と併せ、香住駅の全体的な雰囲気が明るいものとなり、利用者の方にはよいイメージを抱いていただけるものと考えております。  最後になりましたが、香住駅の駅係員が終日不在となる件については、過日、JR福知山支社に対して、これまでどおり駅員を配置願いたい旨の要望を行いました。また、9月14日に開催される北兵庫複線電化促進期成同盟会等のJR福知山支社要望会の際にも改めて要望を行うこととしていますので、併せてご報告をいたします。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 次に、教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 西川議員の質問にお答えします。  香住小学校では、鎧地区の児童、それから香住第一中学校では訓谷、無南垣、柴山、鎧、余部地区の生徒が列車通学となっております。香住小学校では、これまで列車通学の児童に対し、1つ目に駅員さんに気持ちのよい挨拶をすること、2つ目に、車内ではできるだけ固まって乗ること、3つ目に荷物を座席に置かないことなどの指導を行ってきています。香住駅が無人化になるに当たって、1つ目、安全を第1に考えルールを守って乗降すること。2番目、車内にはできるだけ固まって乗ること。3番目に、高学年は低学年の手本になるようにすることなどの指導を行って児童の安全確保に努めたいと考えています。  しかし、現在、鎧地区児童9名のうち7名は放課後児童クラブを利用し、2名は祖父母の家に預かってもらっており、全員が保護者の車で帰宅しています。下校時は列車を利用していませんので、今のところ無人の駅で列車を待つということはない状況ではありますが、列車を利用して下校する児童がある場合に関しては、列車の時刻まで学校に待機させ、無人の駅で長時間待つことがないようにするとともに、何かあったときには駅前交番に行くように指導していきます。  香住第一中学校では、これまで列車通学を行う生徒に対して、学期に1回行う校外生徒会で、登下校の注意事項として、1つ目に、駅や列車の利用については常に公共マナーをきちんと守る。だらしない格好で駅に集まらない。3つ目に、駅員が不在のときに何か危険なこと、困ったことがあったら駅前交番に連絡するという指導を行ってきています。香住駅が無人化になるに当たって、新たに下校時の列車までの時間がある場合は、学校の空き教室を開放して自主学習をさせるようにし、無人の駅で長時間待つことがないようにして生徒の安全を確保するとともに、幼稚園や小学生にも気を配るように指導をしていきます。  香住高校に関しましては、確認を取りましたら、列車通学生に関して香住駅利用に当たって特別な指導は行ってきていないと。ただ、無人化後については、駅員がなることを生徒に伝え、これまで以上にマナーを守って利用するという指導をしますというふうに聞いております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 町長、教育長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) 町長、この話が来たのが最終的に8月中旬ぐらいだというお話でした。それで、いろいろと善後策を対応するんだと。基本的に人を配置する、無人にならないようにというふうなお考え、もしくはその対策なんて検討されたのでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 駅の業務として人を配置するということでなしに、防犯上の人を配置ということについても、そこまでは検討はしておりません。といいますのは、今無人になります駅員さんもみどりの窓口の主として駅の駅員さんとしての業務に当たっとったわけで、防犯業務に当たられとったわけではありませんので、そういう対応にさせていただこうかなというふうに思っております。ただ、一方でそういう側面も一部あろうかと思いますから、今度、期成同盟会で行くとき、あるいは書面にて福知山支社に要望は今までどおり、みどりの券売機プラスが導入されても、駅員の方にお1人常駐していただけないかという要望は出させていただきました。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) 実は過去に竹野駅が無人駅になったといういきさつがあったんですよね。そのときに商工会だったかな、最初にお声をかけて、商工会のほうで1人派遣してもらえんか、それは、だから今おっしゃっている券売業務を兼ねてだと思います。それが何年かずっと続いているんだという話を聞きました。人がいなくなるなら人をまず補充すると考えるのが一番妥当なんだと私は思っているんですけども、現実、今の香住駅で治安が悪かったりとか、要は乗り降りされるお客さんに不自由をかけなかったらいいわけなので、せめて最低でも現状維持という思いがあったんですけども、今聞けばその思いはないんだと。何か後手後手に回っていて、いや、要望を出したから。どうもその辺の対応というか、要は、要望を出して通ればありがたいし、通らなかったら守るしかないみたいな、どうもそういうふうな発想にしか聞こえないんですけども。  それと、学校の生徒も使います。そして、一般客も使います。そして、もちろん観光客もたくさん使われます。いろいろな人が行き来する中でやっぱり防犯も大事だと思うんです。人が誰か1人いるのといないのとでは多少違うと思うんです。交番といってもちょっと距離が離れていますから、何かあったときには駆け込むでしょうけども、その発想がなかったというのはちょっと不思議なので、それも1回、なぜできなかったか、お願いできますか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 従前おられた駅員さんも主に特急券やみどりの窓口の要員としておられたわけで、そのことについての乗客へのサービスについては、みどりの券売機プラスが導入されることによって、これは今までからおられる駅員さんも、朝の8時から5時までで帰られとったわけですから、みどりの券売機プラスが導入されることによって、その後の例えば特急券とか新幹線の券も含めてですけども、10時まで購入ができるというようなことになれば、切符の購入なんかについては利便性は高まったというふうに思っております。  諸般の事情からJR西日本も大きな赤字でございますから、機械の導入に合わせて駅員さんは引き上げるというような感じでございますが、ただ、おられたのは5時まででございまして、今のみどりの券売機プラスというのは、保安のことについても、直接備付けの電話から保安のことについての相談、事件、事故に対応できるような装置も備わっておるということでございますから、今までより例えば福知山支社なり、基幹の豊岡駅なりどこにつながるかはちょっと私、存じ上げておりませんが、そういうことでの保安機能は、夕方の5時から夜の間のことを考えますと利便性は上がったのかなというような思いがございます。ただ、子どもたちが西から東から集積する香住駅ですから、保安上の心配があることについては、先ほども申し上げましたように、過日、警察の美方署の本署をお訪ねして、署長さんに、これは手が空いたら行くとかということでなしに日常のパトロール業務を不定期に行っていただきたいということで、業務の中に香住駅への巡回も組み入れるというようなこともしていただきましたので、そういう方向でさせていただいたということでございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) そういうことでいろいろな対策を練るということで防犯カメラも設置する。防犯カメラは誰がどう管理するのか、これが1点。具体的になりますけども。  それと、清掃業務が週2、3回、シルバー人材センターにお願いする。たしか今柴山駅もそのぐらいですか。人通りというか、要は乗降客は柴山駅は圧倒的に少ないけども香住駅はかなりありますよね。それで、掃除、トイレの掃除も含めてでしょうけども、それで果たしてきれいさ、要はイメージですからね。お客さんが観光客が入ってこられて、イメージだと思います。それで維持できるのかなというちょっと疑問も湧くんですけども、担当課でよろしいので、その辺のその2点、お願いできますか。 ◎議長(西谷 尚) 企画課長、川戸英明君。 ◎企画課長(川戸英明) ただいま西川議員から質問のありました防犯カメラの管理ですけども、駅のホーム内にある防犯カメラについてはJR、今度待合室につける分については町のほうで管理をしたいというふうに思っております。  あと、週2回のシルバーで大丈夫かということですけども、券売機の関係でJRの職員の方が2日に1回来られます。その際には、券売機の点検と駅ホームの巡回と清掃もすると。併せて専属、単独ですけども週に1回清掃の業者が入られますので、あとシルバーと合わせれば5、6日は清掃できるのかなというふうに思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) それで、提案というか、私はずっと思っているんですけども、人がいなくなった寂れたと言ったらちょっと語弊があります。駅前広場もきれいにしました、待合室もきれいにしました。何とかやっぱり人が集まる爽やかな場所にできないかなと私はずっと思っているんです。待合室、今度きれいに今されていますので、聞いてもらっていただけで結構なんですけども、人が寄るような、例えばBSなんかでやっています駅ピアノですとか空港ピアノですとか、そういうものをあそこの待合室において、要はイメージですから、誰か、暇があれば自由にピアノを弾けるとか、私、あれが好きなのでよく見ているんです。そういうことをしたり、例えば駅コンサートですとかそういうふうな企画をする。別にコンサートでなくてもいいんですけども、そうすれば、香住に降りられたお客さんが、ここの駅はショパンが鳴っているのかとかいうふうな話になれば面白いかなという思いが私はしているので、もし参考にしていただければ、そういうふうなことも企画していただいて、人がいない、ただ乗り降りするだけの駅じゃなくて、人が集まる、人が楽しむ、そういう場所にしていただきたい。これは答弁、要りません。もし、参考にしていただけるんだったら、そういうことも考えて、せっかくきれいにする。1,300万円ですか、かけてする待合室。そして何千万円、何億円かかけてやったきれいな駅、皆さんに愛される香住駅を目指して、今後はそういうふうな活用をしていただけたらというふうに思います。もし、町長、答弁あるんでしたらお答えいただけますか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今、議員がご提言のように、何らかの形で活用できればと思います。そういう機会があればなと思いますが、逆に、防犯上の関係で言いますと、それこそ駅員さんがおられんようになって、そういう催しを行ったり常設のものを町民に利用していただく場合については、管理する者がいないわけですから、そういうことも勘案しながら実現できることはしていきたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(12番) 別にこれは一案であって、管理する人がいないからと言われたらじゃ、取り下げましょうかとなるので、もっともっと、担当課の課長がうん、うんと言っていただいていますので、それを信じていい香住駅をつくっていただけたらというふうに思っております。  終わります。
    ◎議長(西谷 尚) 以上で西川誠一君の一般質問を終わります。  次に、上田勝幸君の一般質問を行います。  上田勝幸君。 ◎上田勝幸(2番) 議席番号2番、上田勝幸です。このたびは教育長に対して1問だけ質問いたします。  コロナ禍にある子どもたちの現状と今後についてということです。新聞報道によりますと、新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受け、公立学校を設置する自治体のうち小・中学校で夏休み延長や臨時休校を実施している教育委員会が10%を超えると報道され、また、分散登校や短縮授業は20%超だったとの報告がございます。但馬地域ではそのような状況というのは生まれていないとは思いますけど、兵庫県もやっぱり面積が多く、また、阪神地域では大きな学校があるわけで、やっぱりそういうようなところではこういう分散登校とか短縮授業とかが行われてきているだろうとも思います。また、豊岡保健所管内においても、連日のようにコロナ新規感染者が出ていることが報道され、また、10代前後の子どもの感染もあると伝えられております。いつ収束するか先が見えない中で学校も2学期が始まりました。元気に登校する子どもたちの姿に接するのはうれしく頼もしく感じるのは私だけではなく町民皆が同じ思いで見守っていることと思います。  少子化が急速に進むこの地域にとり、次代の香美町を担う子どもたちの成長は地域の宝そのものだと思います。子どもたちそれぞれには個性があり、また、その個性にはすばらしいところがたくさんあると思います。個性を伸ばしてあげること、それが教育の目指す一つの方向だと思います。やっぱり教育というものは、人格の形成、完成に対してすごい力を発揮するものだと思っております。だから、学校での先生方の努力には私自身も感謝しますし、やはり子どもたちの個性を伸ばすような教育を目指してほしいと思います。  今、その子どもたちがコロナ禍の中、いろいろな制約を受け、通学している姿を見るには忍びないものがあります。マスクなし、肌と肌がふれ合うような環境の中で子どもたちが胸襟を開き、語り合えるような雰囲気のもとで学習ができる、遊びができる、そんな場が一日も早く再開できることを願います。次の5点についてお尋ねいたします。  (1)豊岡保健所管内では10代前後の子ども、小・中学生の中にもコロナ陽性者が出ているとの報道がありますが、香美町では、小・中学生の中にコロナ陽性者は出ていないと推測しますが、出てきた場合の学校の対応はどのようにされますか。神戸の育英高校、学校の体育館で集団感染、クラスターが発生したとのことでございますが、香美町でも、体育館だとかそういうところでクラスターが発生しないとも限りません。よろしくお願いいたします。  2つ目、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、兵庫県では8月30日から県立学校での部活動が原則休止になっています。そして今日のテレビを見ていましたら、兵庫県のほうでは、9月30日まで感染拡大防止のための自粛を求めるというようなことが発表されておりました。香美、新温泉両町の中学校でも同様な措置が取られており、2学期が始まったばかりの生徒からは落胆の声が聞かれたとの声も聞こえます。一方で、文化祭や運動会などの中学校行事には影響なく、感染防止対策を講じた上で実施。香住第一中学校でも、2日前の9月7日に運動会が実施されております。保護者も入れず無観客の状態で運動会がやられたようですけども、子どもたちにとっては一生の思い出に残る大きな行事の一つだと私も思っておりますし、運動会がやられたことには安堵するものがございます。  3つ目、小・中学校、修学旅行の費用、町のほうで一部助成するとのことですが、小学校のほうについては124万4,000円、中学校のほうには281万7,000円。コロナ禍が収束しない中でも実施の方向ですか。また、9月に予定されていたようですけど、香住第一中学校ですけど、11月に延期になったとかいうのを孫のほうから聞いたんですけども、やっぱり府県をまたいでなるべくなら修学旅行とか遠足とかもですけどしないようにということです。それで、中学校の場合、私もここしかいないから香住一中のことしか分からないんですけど、近場とのことですが、どのような方向を考えておられるのかお尋ねしたいと思います。  4番目、生徒の中にはやっぱり3密を避ける行動を取るよう要請され、精神的な不安、緊張に駆られ、うつ症状に陥る生徒もいると思うのですが、その場合、学校現場はどのような対応、処置をされるのか。  5つ目、コロナ禍の収束が見えない状況下、2学期以降、パソコン、タブレットを利用、活用したオンライン授業を展開する予定はあるのかないのか。香美町、どこの小・中学校にもパソコンだとかタブレットが配布されたわけですから、そういうものを有効活用するということは大事だろうと思いますし、また、今、世の中そのものが、会社なんかでもオンラインを利用しての自宅勤務とかということもはやっているわけですから、これからは学校のほうでもオンライン授業というのが進むだろうと思うんです。そういう予定はあるかどうか。  以上5点、よろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。教育長の答弁を求めます。  教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) ただいまの上田議員の質問に、5つあったと思います。1つずつお答えさせていただきます。  まず最初の小・中学生の間にコロナ陽性者が出てないという話がありました。それで、出た場合の学校の対応はということですが、先ほどありましたように、但馬においては通常で2学期がスタートを切っております。ただし、先ほどありましたように、部活動は今止めております。それは、夏休みの後半に部活動等でクラスターが起きたというようなことがあって今止めております。  全体的なことを言いますと、町内の学校等においては、児童・生徒、また、教職員に感染者や濃厚接触者が出た場合は、豊岡健康福祉事務所や、それから医師の助言を受けて該当の児童・生徒は出席停止、それから、教職員についても自宅待機等の措置を取ります。また、学校等における臨時休業についても、豊岡健康福祉事務所や医師の助言を踏まえて、香美町新型コロナウイルス感染症対策本部会議で臨時休業などの実施の有無や規模、実施期間などについて協議して決定するというふうに決めております。  感染者や濃厚接触者になった児童・生徒については、当然のことですけどもプライバシーに十分配慮し、いじめや差別が起こらないように日頃から担任が中心となって学級指導をするとともに、出席できない期間ができた場合に関しましては、家庭学習等を適切に生かすなどして対応をしていきます。今が1番です。  続きまして、2番です。学校における運動会、それから体育祭、文化祭についてですが、先ほど言いましたように、2学期、通常でスタートを切りましたので通常に行います。ただし、昨年と同様に、中止ではなくて感染防止対策をしっかり講じた上で内容の精選、実施時間等を短縮する格好で規模を全体的に縮小して午前中というところは非常に多いです。各校で工夫しながら実施しているのが現状です。既に一番最初が9月5日、村岡中学校を皮切りに全部で14校、9月19日まで先ほど言った方法で運動会、体育祭に関しては行います。  3番目です。修学旅行についてですが、非常にこれも現時点での話しかできないですが、現時点は、昨年と同様にやはりこれも中止ではなくて縮小してでも何とかやっていきたいという方向で各校考えております。あくまで保護者説明会を開催して目的や行き先、行程、感染防止対策など、十分保護者も交えて説明をして同意を得た上で実施する予定にしております。また、実施2週間前から健康観察について特に取組を強化していこうと思っています。児童・生徒はもちろん保護者にも協力を頂いて感染防止対策の徹底を図っていこうというふうに思っております。通常で言いますと、1泊2日の小学校、広島方面、それから、本来でしたら中学校は2泊3日で関東方面が通常だったんですが、去年もそうだったように、小学校はもう既に県内で日帰りの方向に今かじを切っております。中学校に関しては少し後になりますので、2泊3日、関西圏、去年がそうだったんですが、関西圏も今非常事態宣言が出ていますので、その辺りのところの今選定をしていると。場合によったら1泊2日にする、最悪、日帰りも出てくるかなというのが今の中学校の現状です。ただしなくすということは考えておりませんし、既に一度、9月半ばに予定していた学校もあったので11月、10月に動かしているというのが現状にあります。  続いて、4番目です。現在、精神的不安や緊張に駆られてうつに陥っているという生徒はおりません。報告は受けておりません。ただ、精神的な不安定を抱える児童・生徒の対応については、報告は受けていないですけども、やはり不安を持っているだろうという想定の上で、特に中学校3年生は2学期の半ばから受験期に入っていきますので、それも含めて精神的ストレスを抱えている児童・生徒は少なからずいるだろうということで、各学校、園所には、児童・生徒の状況を把握するために、これまでも既に行っているんですが、定期的に教育相談週間を実施して、必要に応じて担任だけではなくて養護教諭やスクールカウンセラーとのカウンセリングを行うなど心のケアのためにも組織的に取り組んでいきます。今のところ報告は受けておりません。  5番目です。最近購入したタブレットにつきましては、4月以降授業で活用するとともに、夏休み前、これは新たな取組なんですが、学習支援ツールを導入しました。夏休み中に教員向けの操作研修会を行って、この学習支援ツールに関しては2学期からの通常授業で活用がますます増えてくるというふうに思っております。  ご質問のタブレットを活用したオンラインの授業の展開なんですが、先生と児童・生徒をつなぐツールは導入できました。機械的な準備は全て整いましたが、残念なことに実際にまだ児童・生徒に自宅にタブレットを持ち帰って使用させたということがありません。2学期以降、ルールを定めてタブレットの持ち帰りの許可を一斉に小・中学校で行っていこうと思っています。そこで、2学期の初め、9月に入ったら接続テストからスタートを切っていって接続の確認を取っていって、次の段階、オンラインにつなげていきたいと思っております。ただ、若干どこかの先進校がしているオンラインの授業をすぐできるかというとちょっと難しいところがあって、接続が完了した段階で、まずはコロナウイルス等でもし自宅待機が出てきたときに、登校できなくなった児童・生徒に対して健康チェックであるとか朝のホームルームの状態であるとか課題の確認であるとか、そういうところにまずスタートとしてオンラインを使っていきたいというふうに現在考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 教育長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  上田勝幸君。 ◎上田勝幸(2番) いろいろと懇切丁寧な回答を頂きましてありがとうございます。私自身が思うのは、教育の目標、目的というのは、やはり子どもさんたちそれぞれが持つ個性を伸ばしてやることが大事だろうと思います。その個性を伸ばす延長上に人格の形成だとか完成だとかいうのがあると思うんです。社会に適応できるような学力というのも必要でしょうけども、やはり人の気持ちを思いやれるそういう子どもさんを育成すること、私は学力よりもそちらのほうに重点を置いた教育をしてほしいとかいうんじゃなくて、だけど、やるべきだとは思っております。先ほど言いました5番目の件ですけども、やっぱりタブレットを活用した授業、それは、なかなかタブレットを活用して指導する先生というのもまだ整ってはいないと思うんですけど、やはり長い先を考えて、徐々にではあってもそういうパソコンだとかタブレットとか、それを利用した授業というのも幾らかは展開してほしいと思います。  先ほど4番目ですか、鬱になるようなそういう子どもさんは今のところゼロだと言っておりましたけども、このタブレットの中でこうしてマスクをして登校せなならんという状況では、やっぱり精神的に不安になったりする人というのは当然出てくると思うんです。今のところはなくても。そういう人には学校のほうで子どもさんの様子を見ていたら、そういう症状にこの子は入りそうだなというようなことも分かると、理解できると思うんです。そういうときには早め早めに手を打っていただいて、ちょっと話はそれますけど、大分前ですけども、不登校で教育相談所に行って教育相談所で勉強している方が3名いました。その人たち、教育相談所で少しの時間ではあったかもしれませんけど、一生懸命やっていて、全員高校に進学されたんです。だから、そういう情緒不安定、また不登校的な子どもさんたちであっても、その人たちはやっぱり自分なりの個性というのを持っていて、その個性を伸ばすことができたら社会に十分対応できるすばらしい人になることができると思うんです。だから、そういうところにも配慮して教育のほうをよろしくお願いしたいと思います。  以上、終わります。 ◎議長(西谷 尚) 以上で上田勝幸君の一般質問を終わります。  ここで暫時休憩いたします。再開は4時20分といたします。                               午後4時10分 休憩                               午後4時19分 再開 ◎議長(西谷 尚) 休憩を閉じ、会議を再開します。  次に、小谷康仁君の一般質問を行います。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 議席番号8番、小谷康仁です。議長の許可を得ましたので、令和3年第129回香美町議会9月定例会の一般質問をいたします。  まずは町長に防災対策について問います。本年7月の台風による雨、8月の前線の影響による長雨と、僅か2か月の間に記録的な大雨に見舞われました。職員の方々は大変ご苦労されたと思われます。今回の経験から香美町地域防災計画の利点、改善点、今後、より充実した計画にするための展開について伺います。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それでは、小谷議員のご質問にお答えをいたします。  7月の記録的な梅雨前線による大雨により、香美町では災害対策本部を設置し、新しい避難基準である警戒レベル4、避難指示を発令し、指定避難所を開設いたしました。また、8月の前線による大雨の際には、村岡区の高坂において住家裏山の法面が崩落し、現在も引き続き警戒レベル4、避難指示を継続して発令しております。香美町地域防災計画は、香美町における防災対応の根本となる計画であり、平時から復旧・復興までのそれぞれの段階に応じて、町をはじめ関係機関が実施すべき対応が記載された計画となっております。ただし、現在の計画は、令和2年5月に修正したものであることから、それ以降の災害対策基本法の改正をはじめ、令和3年5月に修正された国の防災基本計画や今月予定されています兵庫県地域防災計画の修正も踏まえ、香美町でも今年度地域防災計画を修正する予定としております。  大きな変更点としては、令和3年5月20日に施行された改正災害対策基本法により避難勧告が廃止され、避難指示と一本化するなど町からの避難に関するお知らせが変更となったほか、引き続き感染症対策も重要であることから避難所等の開設、運営について、昨年6月に策定された県の新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営ガイドラインに基づくことを基本とし、避難所で集団感染クラスターを発生させないこと及び避難所での感染をおそれて避難行動、安全確保行動を取らず、犠牲になることを防ぐことを踏まえた避難所対策を反映させたいと考えております。ほかにも国の防災基本計画で修正のあった広域的な避難支援体制の検討や避難行動支援者の避難支援、女性の視点を踏まえた防災対策の推進に加え、香美町独自の内容として昨年の年末に発生しました広範囲にわたる大規模な停電の発生を受け、携帯電話各社に対する通信の強化等の対応についても内容の強化を図りたいと考えております。  また、内部的な変更予定としましては、災害対策本部体制における職員の役割分担を見直し、より効率的で強固な職員配備体制にできればと考えております。具体的には、新たに整備したオンライン会議設置やIP無線機の活用による情報伝達の迅速化等を反映したいと考えております。一方で、事態が長期化すれば特定の職員に負担が偏ることも考えられるため、参集方法と併せて適切な交代要員の確保も検討したいと考えております。  今後の香美町地域防災計画の修正については、兵庫県の地域防災計画と同様、自らの命は自らが守る迅速な避難体制の確立及び誰1人取り残さない防災の実現を目標とし、最新の情報を適切に反映しながら香美町において誰1人災害により犠牲にならない体制を目指してまいります。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 町長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 私は、今回の避難指示を2回とも経験しましたので、そのときの様子を少しお話しさせていただきます。7月8日の状況は、雨も上がり雨のピークが過ぎ、空も雲の切れ目が出てきている中での指示で兎塚地区が対象となりました。たまたま会議で私は福岡区の区長さんと同席していましたので、一緒に兎塚会館と福岡育館に向かいました。最初は兎塚会館を訪れ、その場には福岡区の副区長と役場の職員だけがおられ、避難されている方はおられませんでした。少し話をし、次に、福岡体育館を訪れました。そこにも避難された方はおられず、役場の職員が3、4名おられました。職員の方は物資の確認、体育館の準備をされていました。よく知っている職員の方々でしたのでお話を聞かせていただきながらしばらくいましたけれども、避難されてこられる方はいなかったので、福岡区の区長と別れ、私の住む八井谷区の公民館に向かいました。そこでは、副区長が1人おられましたが区の方は避難されてこられませんでした。8月14日は激しく雨が降る中で、最初に八井谷、大野、福岡に指示が出ました。他地区に出向くことはしませんでしたけれども、八井谷区の公民館への避難者はありませんでした。そんな中、町のパトロールカーや警察のパトカーが区内を回っておられました。2回とも避難者は来られませんでしたけども、避難指示の発令は住民の皆様の災害に対する意識向上には大変よかったと私は思っております。  このように、役場の職員の方々は、各区への連絡、避難所の設営、物資の搬送など大変な役割を担っています。今回の災害時の職員の招集体制だとか連絡体制はどのようにされているのか、それをお尋ねいたします。 ◎議長(西谷 尚) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) それでは、小谷議員のご質問にお答えさせていただきたいと思います。  まず7月7日の関係でございますが、9時27分に大雨警報、土砂災害が発表されまして、9時40分に県のほうの土砂災害警戒情報、これは県と神戸中央気象台が共同で発表されているものでございます。これを受けまして10時半に香美町災害対策本部を設置いたしました。これにつきましては、私と町長で直接話をさせていただきまして災害対策本部を設置すべきであるという判断の中で決定をさせていただきました。午後1時に第1回の災害対策本部会議を開催いたしまして2号配備という体制を決定しました。これは、平日でありましたので、すぐに幹部のほうから職員に2号配備を伝えて、必要な職員につきましては配備に就いていただくという格好になっております。  8月14日の分につきましては、この日は土曜日ということでありました。朝4時45分には大雨警報の土砂災害が発表されまして、5時1分に兵庫県土砂災害警戒情報が発表されましたので、これも午前6時の段階で私が町長のほうに直接お電話をさせていただきまして、8月14日につきましては、対策本部ということではなくて大雨警戒本部を設置するということを決めさせていただきまして、その後、1号配備体制ということで私のほうから各課長に1号配備ということで、1号配備の職員を出勤するようにということで依頼をかけまして、それを受けまして、7時50分に第1回の大雨警戒本部会議が開催されたという流れになっております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 質問はありませんか。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 各職員へは連絡されたということなんですけども、地域によって担当職員というのが決まっておられるのか、そういう連絡体制ということはどうなのかということをお聞きしたんですけども、その点はどうなんでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) 職員の配備体制につきましては、毎年、人事異動が決まりまして新しい体制ができましたら、連絡員待機から3号配備までということでそれぞれ各課に割当てを行わせていただきまして、それぞれその課の中でどの職員が何号配備ということを決めていただきまして、こちらのほうに報告いただいて最終の配備体制を決めております。ただ、地域的なことにつきましては特に注視はしておりませんが、例えば7月7日につきましては、10時半に対策本部を設置しましたが、村岡、小代のほうがやはり少しきついんじゃないかという思いがありましたので、本庁に来ております小代、村岡の職員につきましては、午前中にそれぞれ地域に配置するようにということで異動を行っていただいております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 2回経験してちょっと思ったんですけれども、確かに地区の公民館は、区長さんに連絡があって公民館を開けるようにという指示だと思うんですけども、今回、福岡体育館が開いたんですけれども、そこは恐らく役場の職員が配置されるありきで多分開設されるということなのかなと思ったんですけども、その点はどうなんでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) 避難所の関係でございますが、今回7月に関しましては、全町的に全区におきまして、区長さんのほうに公民館の開設をお願いしたというところでございます。ただ、兎塚地区のほうに避難指示を出した、それにつきましては、指定避難所ということで福岡体育館と地区の公民館、町の職員のほうで開設したということでございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 尋ねているのは、要するに担当される町の職員が大きな福岡体育館だとかというのは担当するという前提で動いておられるかということをお尋ねしたので、各区は区長さんが開けるというふうにして多分指示があるんですけども、福岡体育館は福岡の区長さんが開けてくださいというふうにはなってないですよね。それはなっているんですか。ですよね。だから、それをお尋ねしたので、町の職員が担当してそういう大きな避難所は開設するのかということをお尋ねしているんです。 ◎議長(西谷 尚) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) 各区の公民館につきましては、それぞれ職員のほうから全区長さんに連絡をいたしまして、基本的には自主運営をお願いしたところでございますが、兎塚地区の避難指示の関係につきましては、福岡体育館と兎塚地区公民館につきましては、町の職員で開設するということで開設させていただいたところでございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) そうだろうなと思いました。というのも顔見知りの職員の方がおられたということなので。これから災害が多くなってくる中において割り振られていって、恐らくそこまで承知はしてないんですけども、香美町の職員は皆さん、香美町に住んでおられるんですか。そうじゃない方もおられますよね。だったら、今の職員の中でそれは担当できるような配備というのは可能なんですか。そこを教えていただけますか。 ◎議長(西谷 尚) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) 可能だというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 尋ねた理由というのも、たまたま兎塚地区には4、5名、役場の職員がおられるので、その方々が多分すっと参集されてくるんだと思うんですけども、おられないところは、ないとは思うんですけども、職員採用についてもそういうことを検討しながら職員を採用するということはないですわね、基本的に。どうですか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) そういうことは考えて採用はしておりません。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) もう一つ、恐らくそういう縛りはないと思うんですけれども、香美町の職員であれば香美町に住みなさいよという縛りも別段あるわけではないですか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) そういうことはできないというふうに思っております。女性職員でも、結婚なさる場合、あるいは家庭の事情で他市町に住む場合、香美町に奉職してからそういう事態になったことを止めるわけにもいきませんし、そういうことはできるはずもありません。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 恐らくそのようなことだろうというふうには思います。ただし、先ほど町長の答弁の中でもありましたけれども、交代要員を長期にわたる場合はやっぱり考えていかなければならないということもおっしゃられましたし、例えば、今回、避難指示があって兎塚はこの近隣の方が来られたからいいですけども、香住の方が来られるなんていうハイリスクなことは恐らくないとは思うんです。そういう点に関しましては、どのようにお考えなのか教えていただけますでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 町内の避難所、町の職員がどこに配属になってもハイリスクとか、そういう問題ではないと思います。どこに行くように指示があっても行くのが町の職員だというふうに思いますから、そこまでの配慮はベースではできておりますけども、途中、災害の具合によっては応援隊を香住から村岡や小代に派遣することも、その逆も当然考え得ることでございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) ハイリスクと言わせていただいたのは、災害の状況に応じてということなんですよね、町長。恐らくその災害の状況に応じて行くことが可能であれば、香住からでも行くというふうに理解してよろしいでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 災害の状況によって、例えば、香住村岡線が通行止めになれば浜坂から回って行かせますし、そういうことでできるだけ町の職員はどういう場合にあっても町民のために働くのが原則でございますから、そこまでの配慮はしておりません。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) よく分かりました。昭和36年に制定された災害対策基本法に基づき、香美町地域防災計画、この分厚いやつが作成されています。大変なボリュームで目を通すだけでも大変なんですけども、策定に当たっては大変苦労されたことが想像できます。この防災計画の中で、町職員が防災上習熟するべき事項や職員に対する教育は決められていますが、その内容として、毎年研修会をされているのか、あるいは書面配布をされているのか、どのようにして町の職員に教育をされているのかお伺いいたします。
    ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 基本的に1年に1度は防災訓練もございますし、今年も参加をなさらなかった集落もありますけども、おおむね大体の集落が参加をしております。そのことについて、町の災害対策本部の基本をつくってそれぞれの職員配置に努めております。特に、今年は香住小学校でのパーテーションを使ってのコロナ禍での避難所の在り方について、これは担当する職員が研修しておりますし、そのほかにも様々な役割をそれぞれの職員に与えて行っております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 防災訓練を利用して町の職員も研修をしているということなんですね。  それで、町民への情報提供なんですけども、携帯電話のアラートだとか行政無線での放送、防災ネット香美等の連絡とデジタル化がどんどん進んでいます。まだアナログで情報のやり取りをされている部分がもしあれば、どんな部分なのかをお尋ねいたします。 ◎議長(西谷 尚) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) 情報の提供につきましては、防災行政無線、今ありましたけど、防災ネット香美等、使っておりますが、例えば、今回でしたら全区長さんに避難所の開設というお願いをする中で、それにつきましてはそれぞれ電話を使った形でのお願いという形を取っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 第2次香美町総合計画の施策評価シート、災害に強い町においてアナログ電波である移動系では令和4年11月30日で終わるため、令和2年度中に代替案の作成が必要であるとまとめておられます。どんな案が検討され作成されているのか、お伺いをいたします。 ◎議長(西谷 尚) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) 防災行政無線の同報系といいますか、これにつきましては、もう既にデジタル化、完了しております。移動系につきましては、免許の加減がありまして使える期限があるわけですが、ただ、移動系につきましては、非常に山間部ということでなかなか電波が届きにくいという状況もございますし、これを仮に同じような形でデジタル化にするということであれば、2億円程度の費用がかかるという試算がございましたので、今年度の令和3年度の補正第1号でコロナの交付金を使いまして、これの代わりということでIP無線機20台を購入させていただいたところでございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) うちの村にも小さな消防車がありまして、それは恐らくアナログだと思うんですけども、20台で事足りるのかどうかを教えていただきたいんですけれども。 ◎議長(西谷 尚) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) もともとの無線につきましては、簡易無線等を含めまして町内で、それぞれ旧町単位で整備したものでございますが、これにつきましては移動系は35ありましたが、今回は20台にさせていただいております。これにつきましては、auとドコモの電波を使うということで全国どこでもつながるということがありますが、ただ、20台で足りるのかということですが、これは月々2,700円の利用料がかかりますので、今回も町の総合防災訓練で使ったんですが、やはり有事のときには数が足らないのかなという思いはしておりますので、これから増やすのかどうかということにつきましては内部でしっかり検討していきたいと考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 災害というのはどんどん増えてきているように感じますので、ぜひ検討していただいて、増やせるものでありましたら増やしていただきたいというふうに思っております。  私も、ひょうご防災ネット、防災ネット香美に登録をしております。防災だけの情報でなく様々な情報を提供していただき、活用させていただいております。大変便利なツールでたくさんの町民の皆様が私は利用すべきだと思っております。防災ネット香美町への登録をどのようにして町民に知らせ、増やそうとされているのか、お伺いをいたします。 ◎議長(西谷 尚) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) 防災ネット香美につきましては、今現在の登録というのが1,000名程度ということで、人口を考えると非常に少ない状況でございます。様々な機会を捉えまして、町の職員も新しく採用した場合にはぜひ登録してくれということを言っておりますし、ホームページのほうにもアップしておりまして、様々な機会を捉えてぜひ導入していただけるように引き続き周知を図っていきたいと考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 特段それほど努力されていないということが現実のようですけども、毎年避難訓練されるのですから、各区にそれを1枚ずつ配布したってかなりの効果はあると思いますので、避難訓練のときに区長さんに申し伝えてもらうというのも一つの手かなというふうに私は思うので、ぜひ検討していただければと思います。  雨量が多くなりますと、河川への影響が大変大きくなります。本町において、県に対して町内7河川の整備の要望をされ、重要水防箇所が8か所あり、そのうち矢田川水系で危険度Aが矢田川で1か所、湯舟川で2か所あります。近隣の河川の監視カメラを調べてみますと、養父土木事務所河川で13か所が稼働し、香美町が所属する新温泉町土木事務所では6か所、そのうち香美町で3か所が稼働しています。この監視カメラはネット上で見ることができます。養父市ではこの情報をケーブルテレビにつなげ、活用されています。問題点となっている夜間で見えづらい箇所としては、対策として照明をつけ、住民の方に対して情報の見える化をされています。百聞は一見にしかず、誰が見ても大変分かりやすい情報発信となっています。この方法は行政も状況確認に大変便利ですし、住民の方々も避難判断に大変役立つと私は考えます。このような便利で分かりやすい情報の見える化について、町長はどのようにお考えなのかをお尋ねいたします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 例えば役場の本庁からリアルタイムに様々な河川状況を確認できるようなシステムを導入している自治体はままございます。特に、若桜町なんかも小さい町ながら何らかの財政措置を講じて町長室にそういうものがあるのも知っております。ただ、現行、そういう面ではそういうものはございませんけども、今後、何らかの機会に導入できるような見込みがあれば、私どもも有利な財源を使ってそういうものにも踏み込んで整備していかなければならない必要性は感じておりますので、何らかの機会に財政措置も講じれるということであればそういうシステムも導入していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 河川のことですので県への要望というのも強く求めていただいて、香美町でもライブカメラが何か所設置されているので、それと同じ感覚で河川、危険度Aぐらいのところはつけるべきではないかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  毎年、今まで経験したことがないとか記録的なとか100年に1度とかが報道され、近年、自然災害が大変大きくなってきています。国でも防災に対する対策は喫緊の課題であると考えられています。本町においても例外でなく、どのようにして町民の命を守っていくのかが問われています。デジタル化の推進、その中でも情報の見える化の整備は前向きに検討していただきたいと強く思います。これからも町の職員をはじめ、関わる方々の安全確保をしっかりした上で防災対策の整備をしっかりしていただくことを求め、次の質問に移ります。  次に、小学生の通学について教育長に問います。見塚議員と重なる部分がありますので、できるだけ避けたいとは思いますけども、子どもの命は大人が守るというこの認識は共通でございますので、このことを踏まえ、伺っていきたいと思っております。  本年6月に千葉県八街市において下校中の児童の列にトラックが突っ込み、5名が死傷する痛ましい事故が発生しました。このことから、国では通学路の合同点検等を通じ関係機関の連携による通学路の安全対策を講じていただく旨の通学路における合同点検の実施についての依頼を7月に出されました。本町の小学生の通学の安全対策について伺います。 ◎議長(西谷 尚) 質問は終わりました。教育長の答弁を求めます。  教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 小谷議員の質問に対してお答えします。  先ほども小谷議員自らありましたように見塚議員からのできるだけ重ならないと言いながら同じことを幾つか言いますけども、よろしくお願いします。要するに、平成24年に非常に大きな事故が全国的に相次いだということで、香美町通学路交通安全プログラムを策定して警察、国・県、町、各道路の管理者、それから校長会の代表、教育委員会で構成する香美町通学路安全推進会議というのを設置したというのがスタートです。  香美町通学路安全推進会議においては、各学校より危険箇所の洗い出し、現地での合同点検、それから対策会議の開催ということで、そこで洗い出しをして早急さ等を決めて進んでおります。先ほどもありましたように、特に本年度に関しては、6月に千葉の八街市で大きな事故がありました。文科省、それから国土交通省、警察庁の連名で合同点検等を実施しなさいという指示が出ております。それに合わせて各省庁から速やかな対策を講じるように指示がありましたので、本町においてもそういう対策をしております。千葉と同じような惨事が起こらないように進めているというのが今の現状です。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 教育長の答弁は終わりました。質問はありませんか。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 現在進めておられるということなんですけども、見塚議員が尋ねられたときに僕はふと思ったんですけども、令和3年3月31日時点ということで香美町通学路の対策箇所一覧表というのが出ております。その中で、各小学校区でまとめられておられます。危険箇所というのは、毎年危険箇所が変わるわけではなくて、やはり同じところが危険箇所だというふうにして同定されているのではないかと思っております。その点について、本年度についてはまとめられてはおられないと今答弁がありましたけれども、以前のはどうでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 本年度は、件数的にいうと33件、上がってきているのは確認をしております。今それの、先ほど言いました洗い出しをしているというのが現状になります。あと、続きに詳しいことに関しまして、昨年度分までに関しましては教育総務の清水のほうに代わりたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 教育総務課長、清水幸信君。 ◎教育総務課長(清水幸信) お答えしたいと思います。先ほど教育長の答弁でもありましたように、香美町の通学路安全プログラムというものを策定して以降、毎年、危険箇所のリストというものを作っております。学校からそれぞれ上がってきたもの、それを踏まえて点検をした上で対策を講じるということを決めたものというような形でリスト、毎年そういうものを作っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 課長のほうから今答弁ございましたように、古いものではここの一覧表には、平成28年度からのものが記載されておりますので、令和3年度に関しましては、教育長が述べられましたように、まだまとめがないということですのでそのように伺っておきます。  国では、平成17年に通学路の点検の実施及び危険箇所の把握、抽出に当たっての観点、平成25年には通学路の交通安全の確保に向けた着実かつ効果的な取組の推進について、そして、今年度出された通学路における合同点検実施についてと常に通学路の安全に対する確認を定期的に実施するように要請されています。本町においては、令和2年度の決算で交通安全対策事業費として道路反射鏡、区画線、防護柵などを新設、更新をされています。通学路の安全対策として道路の修繕、グリーンベルトの設置などの整備も大変重要だと私は思いますけれども、現代社会を取り巻く様々な環境を考えると、通学路の危険はほかにもあると私は思いますが、教育長のお考えをお伺いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 今の質問に対してお答えします。  たくさんあります。車社会でもあり、もちろん時期によっては通学路が雪が積もってというようなことも朝連絡を受けたりもしていますので、子どもを取り巻く環境に関しましては、先ほどありましたように、いかに早くキャッチをして大人ができるだけそれを安全にしていくということが大切であるというふうに思っております。車だけじゃない、冬季の雪だけじゃない、いろいろな意味で今は危険箇所というのは増えてきているかなというふうには思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 具体的にはどういうふうな危険というふうにお考えなんでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 子どもたちが、基本的には小学校は一部を除いて徒歩が中心になると思いますが、中学校になるとバスが出てくる、それからJRもある、それから自転車もあるということで、それぞれの通学方法によって危険というのは当然増えてくるというふうに考えております。例えば、自転車でこいでいてススキが車輪に入って急にストップがかかって転ぶというようなことは徒歩ではあまり考えられないですけど、自転車になったらそういうことも出てくるわけですし、当然その通学方法によって危険率というか、危険の帰りの時間によっても、中学生は特に部活を6時頃まですると暗闇の中、帰る子も出てきますので、無灯火も含めていろいろな危険は出てくるだろうというふうに思っております。 ◎議長(西谷 尚) ここでお諮りいたします。  本日の会議時間は、議事の都合により、この際あらかじめ延長したいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、本日の会議は延長することに決定いたしました。  会議を続けます。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 私の今回の問いというのは小学生が対象ですので、自転車通学は小学生ではございませんので、ちょっとそこは違うなと思っております。  本日の新聞ですけども、これは高校生のお話なんですけども、SNSで知り合って広島まで連れて行かれたというふうな事例がございます。この点に関してはどうでしょうか。通学路の危険性というのは、これは高校生なんですけども、交通だけではないというふうに思うんですけども、教育長のお考えは。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) SNSに関しては、また、別次元で指導を今していまして、非常に、今までみたいに黒い電話で家でしていることから比べれば、全世界、場合によったら、日本中が相手になるのがSNSですので十分気をつけていかなきゃいけないのは別の指導でしております。ただ、ありがたいことに、何かがあったときには教育委員会のほうで連絡をもらってすぐにその事例に関しましてはその日のうちに各小・中、場合によったら高校も含めて不審者情報等の流しをして十分注意喚起を促すという方法を現在取っております。田舎だからということは、今、SNSの話が出ましたけども、考えにくいことにもなっていますので、その辺りも十分配慮していかなきゃいけないというふうに思っております。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 私も同じでありまして、田舎だから起きる、起きないというふうには全く思っておりません。少子化が進み、我々のときのように大勢で総数をつくることがなくなってきています。まだ登校時はましなんですけども、下校になりますと少人数や1人で帰るケースが多いのが現状であります。以前は、田畑や外で働く人がおられまして監視の目が届いていましたけれども、現在はほぼおられず通学の危険リスクが高くなっています。その中で、長時間にわたり監視の目が届かない徒歩通学の場合、安全に通学させるにはどうしたらいいのか考えさせられるわけなんですけども、教育長はどのようにお考えでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 小学生、特に子どもの安全に関しては、学校だけが守り切れるものではなくて、やはり地域なり、それから保護者のほうの啓発をして、例えば私のいた中学校においては、近所の両隣で帰る間際には顔を出して様子を見てやってくださいねと、おじいちゃん、おばあちゃん、顔を出してやってくださいねというような啓発をしたこともあります。ですので、いかにこれを上手に啓発しながら地域、それから保護者の協力を得ながら子どもの安全を守っていくかということが大事だろうというふうに思っております。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) やっぱり監視の目というのがどうしても必要であると私も思っております。  以前、平成19年3月に公布された香美町遠距離通学補助金交付要綱について議会で尋ねたことがあります。その中の第2条、バス通学者、幼稚園、小学校で、香住区では4キロメートル以上、村岡、小代区で2.5キロメートル以上、冬季間は2キロメートル以上となっていて、この範囲の幼稚園、小学生は徒歩通学となります。これが定められたのが平成19年でありますので、14年前の現状と今の現状は児童数、交通量、社会を取り巻く環境がかなり変わってきています。そして、香住、村岡、小代と区によって違いがあるというのは私は問題であるというふうに思っております。このようなことを踏まえ、定期的に要綱の見直しが私は必要だというふうに思っておりますが、教育長はどのようにお考えでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 平成19年にそういう要綱ができたことは一度聞いたことがあるんですが、先ほどありましたように、香住区が4キロメートル、それから、小代村岡区が2.5キロメートルというふうに距離数が違うことに関しましては見直しを図っていかなきゃいけないところだなというふうに思っております。ただ、これが決められたときには、恐らく雪の状況であったり、いろいろなものが勘案されてできたんだろうとは思いますが、先ほど言われましたように、見直しは必要だなというふうに思っております。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) よかったです。見直ししないと言われたらどうしようかなと思ったんですけども、兎塚小学校の例を挙げますけれども、高坂の児童はバス通学、その路線上の和池の児童は徒歩通学、宿、日影の児童はバス通学、その路線上の黒田の児童は徒歩通学、ともに徒歩通学の距離は2キロメートル程度です。この距離を1人で帰るとなると通学路の安全確保は大変難しいと私は思います。新たな路線でバスを運用するのは大変ですけれども、同じ路線上にあり、そこをバスが通過するのであれば、同じようにバス通学するのが安全確保につながると私は思いますけれども、教育長はどのようにお考えでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 小谷議員の言われているとおりのところはよく理解しております。ただ、今まで決めてきて実施を行ってきたことに関しまして、例えば、安全を守るがゆえに、バス、全部が乗っていくということに関しては、例えば、徒歩通学の歩いているがゆえに体力をつくってきたということを考えていくならば難しいところが、じゃ、バスに全部しましょうということに関しては、教育委員会として教育の現場としてどうかなとは思いますが、ただ、通学の距離とストレスの関係でいうと、文科が調査したところによりますと、小学生の4キロ以内の徒歩通学に関しては大きなストレスが増加するということは確認されてないというような発表もあります。ただ、危険が伴ってくるときには、これは先ほどからずっと出ていますように、大人が守るという観点から言うと見直しが当然必要かなというふうには思っています。 ◎議長(西谷 尚) 教育総務課長、清水幸信君。 ◎教育総務課長(清水幸信) 先ほどの遠距離通学費の補助金の交付要綱の関係で1点、申し上げておきたいと思います。  この要綱は、補助金を出すのを定めたものでありまして、通学方法を定めた要綱ではありません。ですので、香住区でも4キロメートル未満あるいは村岡、小代区でも2.5キロメートル未満の地区であっても、これは学校長の判断で通学方法というのは決めることができますので、近距離の子がバスに乗ってきても構わないんですが補助金は出ませんということでご理解いただきたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 課長のほうからお尋ねしたいと思いますけども、要綱を見直せばそういうふうにはならないということだと思いますので、教育長の判断で任せればいいというのではなくて、ベースがある以上はこのベースをしっかりと整えるべきだと。教育長も申されておられましたけども、やはり14年たったものをいまだに、先ほど、教育長、答弁されていましたよね、今は5年が昔だと。10年も前と言ったら大昔になりますよね。やはりきちっと見直していただきたい。教育長の方針に沿っていただいて、やっぱりこの要綱は見直すべきだというふうに私は思っております。  そんな中で、見塚議員のところでいろいろと討議、議論されておられたんですけども、この長須地区のところに今、南垣議員が今議員をされておりますけども、PTA会長をされておられました。長須のところに横断歩道をつけたいんだという話がありまして、これは清水課長もご存知なんですけども、美方署のほうに、私、行ってまいりました。そこで、いろいろとアドバイスを受けて、そんな中で、行政が直接ここに何々をつけてくれというよりも、やっぱりPTA、教育委員会が直接申し上げたほうが県は動くというアドバイスを受けました。その中で、先ほど建設課長のほうが、また県のほうに上げるというふうに言われておられましたけれども、毎年恐らく上げておられると思うんですけども、そのときの結果はどうなんでしょうか。建設課長のほうにお伺いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 暫時休憩します。                  (暫時休憩) ◎議長(西谷 尚) 会議を再開します。  建設課長、吉田英貴君。 ◎建設課長(吉田英貴) それでは、小谷議員の質問に対してお答えします。  基本的には、先ほどからプログラムの関係がありますように、警察と道路管理者、教育委員会とが現場で点検します。それを受けて合同でまた部屋に集まりまして対策について検討します。この箇所はできるできない、それで、できるできないの判断は交通量の問題ですとか、あと線形的な問題、あるいは警察のほうでいきますと、どうしても構造上横断歩道は設置できない、信号は設置できない、そういったいろいろなルールに基づいて判断をされます。できるものにつきましては、見塚議員のところの答弁にもありましたように、できるだけ直近の交付金の場合でしたら予算に間に合うように要望して、グリーンベルトですとか、そういった対応をするのが現状です。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) よく分かりました。要するにいろいろな箇所を毎年のように要望されていて、それは改善されないということがかなりの確率であるということだと思われます。その中で、バス通学にすれば直さなくてもいいわけですし安全もかなり担保されるわけですので、その点について、教育長、どうでしょうか。
    ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 先ほどの質問に対しまして、先ほどお答えしたつもりだったんですが、バスに関して規定があるので、規定を今危惧しているわけですけども、通学路が危険である、回避しなきゃいけないといったときに関しては通学路の変更というのは検討していかなきゃいけないのかなというふうには考えています。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) しつこいようですけども、ちょっとだけ聞かせていただきます。教育委員会、教育長がこの範囲はバス通学にしていただきたいというふうにしてまとまったとするじゃないですか。そうすれば、町長、当然それは認めていただけるような形になるのでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 教育委員会は予算権がございませんから、私としては、教育委員会が必要となるものは何でもオーケーというわけにはいきませんから、それは今町長の立場としても、ただ、安易にバス通学だったら危険箇所がない、バス通学が先般の千葉県の事故のようにトラックがマイクロバスに突っ込んできて、乗っておった児童・生徒がたくさん亡くなったというようなことになるおそれもあるわけですから、バス通学だったら安全が担保できるということではないですから、なかなか教育委員会がそう決めたからオーケーというわけにはいかないのが現状であろうかなと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷議員、今の町長の質問は通告外になります。気をつけてください。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) すみません、改めます。  何が申し上げたいかといいますと、香美町、本町は町営バスがあってスクールバスが走っておるわけなんです。大変便利になっています。この便利なものをなぜ使わんのかと不思議に思うわけなんですよ。空気を移動させるんだったら児童を移動させてあげたらいいじゃないですか。そういうのが子どもの命を大人が守るというふうに思うわけなんですけども、しつこいようですけども、どうなんですか。いろいろな意見があろうかとは思いますけれども。すぐに対応できることというのはこういうことが対応できるんじゃないかなと私は考えるんですけども、どうなんでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 教育長、前田毅君。 ◎教育長(前田 毅) 先ほども言いましたように、全てが危険の可能性があるから、じゃ、その危険をパーセントを下げていくために全てを例えば乗り物に変える、バスに変えていくということが教育上いいことなのかどうか。例えば先ほど言いましたように、成長期に毎日徒歩で歩くということは、やっぱり体力の低下に関しては大きな効果を持っていると思われます。ですので、全て今のご時世、車が走っている道路を歩いてくるわけですから、それが危険でバスに全部切り替えるということに関してはよく検討していかなきゃいけない。ただ、ここはもう絶対危険だよという箇所で改善がされない、特に冬場だけ限定してということに関しては協議していかなきゃいけない部分なのかなというふうに思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 歩くほうがいいというのはよく分かるんですけども、じゃ、バス通学の子はバスから降りた学校までですよね。その子たちは歩かなくても体力が維持できているわけですよね。それはへ理屈であっておかしな話ですよね。不公平であってちゃんとしたことを答弁していただきたいと思います。  これ以上論じても仕方がないので、要綱のほうを見直していただけるということが分かりましたのでありがたかったなと思っております。保護者の方々が心配せず、児童が安全に通学できる手段が本町では整っております。子育てしやすい香美町になるためにも数少ない子どもたちを守るためにも、便利なものを最大限利用してこどもたちに夢と未来をつなぐまちにしていただくことを強く求め、私の一般質問を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 以上で小谷康仁君の一般質問を終わります。  お諮りいたします。  以上で本日の日程は全て終了しました。  本日はこれにて散会したいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定しました。  次の本会議は明日9月10日金曜日午前9時30分より再開いたします。  本日は大変ご苦労さまでした。                               午後5時13分 散会 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...