香美町議会 2021-07-29
令和3年第128回臨時会(第1日目) 本文 開催日:2021年07月29日
2021年07月29日:令和3年第128回臨時会(第1日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 午前9時30分 開会
○ 開 会 挨 拶
◎議長(西谷 尚) おはようございます。第128回
香美町議会臨時会開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
さて、1年延長されました
東京オリンピックが23日に開幕されました。
日本選手をはじめ世界中のアスリートの皆様の活躍に期待をするとともに、世界中の多くの人々に勇気と感動を呼び起こし、記録、そして記憶が人々の心にいつまでも残るすばらしい大会となっております。
一方、
新型コロナウイルス感染症につきましては、兵庫県に発出されました
まん延防止等重点措置は、今月7日に解除されましたが、再び
新規感染者数は増加し、県は昨日再び、
まん延防止等重点措置を国に要請いたしました。
変異ウイルスの増加や
夏休み等による人手の増加など、十分な警戒が必要です。絶対に
感染リバウンドをさせないために、引き続き気を緩めることなく、
感染防止対策の徹底をお願いいたします。
さて、本日の臨時会に提案されます案件は、
議案つづりのとおり、報告2件、議案1件をご審議いただくことになっております。
議員各位におかれましては、慎重なるご審議の上、適切妥当なる結論が得られますようお願いを申し上げます。開会の挨拶とさせていただきます。
次に、町長より挨拶があります。
町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) おはようございます。第128回
香美町議会臨時会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
梅雨が明け、連日厳しい真夏の暑さが続く中、
議員各位におかれましては、お元気でご出席を頂き、誠にありがとうございます。
さて、兵庫県では、
感染増加の局面を迎えており、第4波の
感染拡大よりも速いペースで増加しつつあり、第5波への感染急拡大が懸念されております。兵庫県では、昨日、国に対して
まん延防止等重点措置の適用を要請されたところであり、夏休みによる人出の増加が見込まれる中で、本町でも厳重に警戒してまいりたいと考えております。
香美町の
ワクチン接種の状況でございますが、65歳以上の希望される全ての方が接種を終了しており、12歳から64歳以下の一般の方の接種につきましても、6月中に全ての対象者の方に接種券を発送し、7月3日から順次接種を進めているところでございます。今後も接種を希望される全ての町民の皆様が、混乱なくスムーズに
ワクチン接種ができますよう、引き続き全職員と一丸となって取り組んでまいります。例年であれば、香美町も夏の
観光シーズンを迎えて、海に山にと多くの観光客を迎えるべきところでございますが、本年については、
コロナ感染者が増減を繰り返す状況の中で、絶対に感染を再拡大させないという強い思いの下、
感染防止対策を徹底しながら
地域経済回復を進めてまいりたいと考えております。
本臨時会には、6月14日から15日、6月27日から28日、7月7日から8日にかけましての豪雨による
道路災害復旧などに係ります
補正予算と報告2件の計3件を上程いたしております。ご審議の上、適切なご決定を頂きますようお願い申し上げ、簡単ではありますが、開会に当たってのご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
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開会宣言
◎議長(西谷 尚) ただいまの
出席議員は16人であります。定足数に達しておりますので、これより令和3年7月第128回
香美町議会臨時会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
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日程第1
会議録署名議員の指名
◎議長(西谷 尚) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、
東垣典雄君、
松岡大悟君を指名します。
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日程第2 会期の決定
◎議長(西谷 尚) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本臨時会の会期は、7月20日の
議会運営委員会で決定したとおり、本日1日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日間と決定いたしました。
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日程第3 諸般の報告
◎議長(西谷 尚) 日程第3 諸般の報告を行います。
本臨時会に提案されます
議案つづり等は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
次に、本日の
議事日程はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。
次に、昨日7月28日に開催されました兵庫県
町議会議長会第72回定期総会において、
香美町議会議長の私が、兵庫県
町議会議長会会長に選任されましたので報告をいたします。
西川議員、その場でご起立ください。
次に、去る7月14日、兵庫県公館におきまして
西川誠一君が兵庫県
自治功労者表彰を受賞されましたので、ご報告を申し上げます。表彰されました
西川誠一君におかれましては、長年の
議会活動における功績をたたえられたものであり、今後もさらに
地方自治に貢献され、
町政発展のためご尽力賜りますようお願い申し上げます。誠におめでとうございます。
ご着席ください。
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日程第4 報告第10号
委任専決処分をしたものの報告について
◎議長(西谷 尚) 日程第4 報告第10号
委任専決処分をしたものの報告についてを議題といたします。
議案の朗読は省略します。
報告の説明を求めます。
委任専決第6号、
建設課長、
吉田英貴君。
◎
建設課長(
吉田英貴) おはようございます。それでは、
委任専決第6号の補足説明をさせていただきます。
議案書の2ページをお開きください。契約の目的は
町道山手若松線橋梁下部工新設工事(その1)、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町香住区香住810番地の5、
株式会社中村建設代表取締役中村裕二でございます。契約の内容でございますが、
請負金額5,984万2,200円を5,323万6,700円に変更したもので、金額にして660万5,500円の減で、令和3年6月22日に専決したものでございます。
次に、
議案資料1ページをお開きください。
請負変更契約の経過をお示ししております。この工事は、令和2年9月11日の第121回
香美町議会で
契約締結について可決を頂き、着手し、令和3年2月2日の専決により第1回目の変更を行い、第2回目の変更として、令和3年3月12日に、工期を令和3年3月26日から令和4年1月31日へ、さらに、令和3年6月22日に専決により3回目の変更を行ったものでございます。
続きまして、
議案資料2ページから3ページに、
契約変更の理由及び内容、平面図をお示ししておりますので、ご覧いただきたいと思います。
まず、変更の理由についてでございますが、1点目に、
ブロック積工を109平米から69平米の施工とし、3ページの平面図でお示ししております、
公立香住病院側の
ブロック積工の8部分、40平米を減としたもので、当初、非出水期内での完成を目指し工事を進めておりましたが、
護岸工前面の、県が施工する
香住谷川の
矢板設置工事に遅延が生じました。工程を遵守して
計画どおり護岸工を先行して築造すると、あとで施工する
矢板設置工事により護岸工への影響も危惧されることから、
河川管理者との調整の結果、工程を見直ししたことにより、5月末まで、いわゆる非出水期内での施工が困難となりました。このため工期を令和4年1月31日まで延期して、本年11月から工事を再開することとしておりました。しかし、
当該区間の
矢板設置工事が、県と確認しておりました本年5月末での完成も困難となり、護岸工の着手がさらに遅延することとなりました。このため、今後の
矢板設置工事の
計画どおりの施工も懸念されるとともに、併せて、本工事は令和2年度からの繰越し工事のため、令和3年度内での
工事完成も危惧されることから、
河川管理者との協議の結果、本工事での施工を取りやめることとしました。これにより260万円の減額となりました。また、護岸工に付随するガードパイプ、延長19メートルの設置も困難となったことから100万円の減額となり、合わせて360万円の減額となりました。
2点目に、
香住病院へ来院される方々の安全を確保するため、
仮設道路等を設置することとしておりましたが、隣接する
河川工事と
施工区分について協議を行った結果、点線でお示しをしております、共有して使用しますバリケードによる
仮設道路工を
河川工事で設置したことにより30万円の減。2つ目に、
仮設ヤードの仮囲い、延長78メートルを
河川工事で設置し、本工事では、
薬局付近の道路上に延長6メートルを設置することとしたことにより50万6,000円の減。3つ目に、
交通誘導員を1日当たりの標準的な施工量から人数を算出し、病院側と
薬局付近に各1人配置し、2人体制として171人で計画をしておりましたが、病院橋に配置する誘導員を
河川工事で配置することとなり、また、実際の
施工日数に基づき配置人数を見直し、36人となりました。このことにより220万円の減。合わせて300万6,000円の減となりました。また、護岸工の一部を取りやめたことにより、工期も令和4年1月31日から令和3年6月30日に変更することとしました。以上のことから、合計660万6,000円の減額となったものでございます。
なお、工事の
進捗状況についてですが、6月末で既に完成をしております。
以上で
委任専決第6号の説明とさせていただきます。
◎議長(西谷 尚)
委任専決第7号、
総務課長、
水垣清和君。
◎
総務課長(
水垣清和) おはようございます。それでは、
委任専決第7号
損害賠償の額を定めることについて、説明をさせていただきます。
委任専決第7号について、議案書3ページをご覧ください。本年4月27日に発生いたしました
対物賠償事故の
損害賠償額について、相手方との示談が成立したことに伴いまして、速やかに相手方を救済するため、
地方自治法の規定に基づき、本年6月28日に
専決処分をいたしましたので報告するものでございます。
事故が発生いたしましたのは、本年4月27日午前10時10分頃で、
小代地域局職員が運転する
塵芥収集車、いわゆる
ごみ収集車が、小代区大谷地内の
町道谷山口線を走行中、カーブを右に曲がる際に
車両左側後方を民家の角の石垣に接触し、3個の石を壊したものでございます。現場は
道路幅員2.5メートルと狭く、密集する右側の家屋に気を取られ、
左側石垣への注意を怠り、接触したものでございます。
なお、事故の際、運転手と職員1名が乗車しておりましたが、人的な負傷等はございませんでした。相手方は、民家を所有する香美町外の女性で、
損害賠償額は8万2,500円で石垣の修繕代金となります。この事故に係ります過失割合は当方が100%でございますので、この額は相手方の損害額に相当するものでございます。町が支払いをいたします賠償金につきましては、加入しております
一般財団法人全国自治協会により全額補填されます。
なお、
事故現場は小代区大谷地内の民家でございますが、地図に記載いたしますと相手方が特定されますので、
事故現場の記載は控えさせていただきます。よろしくお願いいたします。
以上で
委任専決第7号の説明を終わりますが、事故を起こした
当該職員への指導を行っておりますが、今後も
幹部会議を通じて職員の
安全運転の指導徹底を図るとともに、全職員を対象とした
安全運転講習の開催などによりまして事故の
再発防止に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
◎議長(西谷 尚) これをもって報告の説明を終わります。
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日程第5 報告第11号 令和2年度(第25期)
株式会社むらおか
振興公社の
業務報告に
ついて
◎議長(西谷 尚) 日程第5 報告第11号 令和2年度(第25期)
株式会社むらおか
振興公社の
業務報告についてを議題といたします。
議案の朗読は省略します。
報告の説明を求めます。
村岡地域局長、小西敏君。
◎
村岡地域局長(小西 敏) おはようございます。ただいま議題となりました報告第11号につきましてご説明申し上げます。別冊で配付しております令和2年度(第25期)
株式会社むらおか
振興公社営業報告及び決算書をご覧ください。
それでは、1ページをお開きください。第25期
事業報告を、朗読をもって説明とさせていただきます。
最初に事業の経過等でございます。
営業開始から25年を迎えた
株式会社むらおか
振興公社の第25期は、
新型コロナウイルス感染症が世界中に拡大し、衰える兆しのない中での
スタートとなりました。各事業においても、新年度が始まった早々に
緊急事態宣言が発令され、多くのお客様に訪れていただく
ゴールデンウイークも例年の半分以下の売上げが続く状況でありました。全国の
感染者数が減少傾向となった8月頃からは、国、県及び町の
補助事業等の支援も受け、11月までは売上げも好調で経営も回復する方向ではありましたが、12月より再び
感染者数が増加し、1月中旬に発令された再度の
緊急事態宣言も影響し、
売上げ低迷のまま年度末を迎え、第25期を締めくくる形となりました。このような収支の見通しが不透明な状況下で会社の経営を確保するため、
村岡ファームガーデン及びたじま
高原植物園とも、年間を通して
人員削減等も含め
経営改善に努めました。
村岡ファームガーデンは、従前より行っていた
ハンバーガー類の
テークアウトだけでなく、
レストランメニューそのものをお届けできる内容でのお弁当もラインナップに加えるという新たな取組を行い、
レストランでの密を避けたいお客様に大変好評でした。また、観光客だけでなく地元の方々にもご利用していただける方法はないかと考え、近隣で
地域限定ではありますが、仕出し、
弁当配達サービスも始めました。しかしながら、結果的には、
レストラン売上額は4,497万6,000円(前期比83%)、
物販売上額は5,814万4,000円(同83%)、
精肉売上額は4,359万8,000円(同77%)、
農産物直売所売上額は919万4,000円(同88%)となり、
村岡ファームガーデン全体の売上額は1億5,655万6,000円(同81%)となりました。また、
販売管理費は6,448万9,000円(同84%)で、
営業外収益に国の
持続化給付金200万円、町の
事業者緊急支援事業給付金10万円を加算、
特別利益に精肉分の
前期損益修正益50万2,000円を加算し、113万4,000円の黒字となりました。
一方、たじま
高原植物園は、
コロナ禍の影響で
バスツアー客が激減するものの、園内が自然豊かな屋外で密を避けられることから一般客が増加し、第24期以上の入り込み客数となりました。また、冬季にかんじきを履いての園内散策や、わんわん
レストランの企画も新たに始め、
ツリーハウスレストランや
かまくらレストランと合わせて
集客対策に取り組みました。その他、
村岡ファームガーデンと連携した但馬牛の
加工品製造が好調で売上げを伸ばすことができました。
これらの結果、
植物園入園料収入額は553万1,000円(前期比111%)、
レストラン売上額は2,176万円(同115%)、
物販売上額は256万3,000円(同91%)、
加工品売上額は518万9,000円(同128%)となり、たじま
高原植物園全体の売上額は3,503万3,000円(同114%)となりました。また、
販売管理費は2,394万8,000円(同89%)で、
営業外収益に県の
新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金126万円を加算し、169万8,000円の赤字となりました。
以上の結果、
株式会社むらおか
振興公社の第25期の
売上総額は1億9,158万9,000円(前期比86%)、総収入は1億9,791万6,000円(同85%)、総支出は1億9,848万円(同85%)、
当期赤字額は56万4,000円となりました。
なお、一昨年に発覚しました
精肉担当の従業員による精肉の
横領事件につきましては、その後の警察の捜査で新たに50万2,425円の横領額が発覚し、弁済を受けました。また、捜査終了後、検察へ書類送検されましたが、令和2年12月1日付で不
起訴処分の通知がありました。
3ページには、ただいまの事業の経過等でお示ししました
売上額等の
経営状況、
前期比較の表を掲載しております。入り込み者数につきましては、一番下、合計欄の枠で申し上げますが、たじま
高原植物園が2万8,137人、
村岡ファームガーデンが8万7,663人、全体では11万5,800人で、前期比は、たじま
高原植物園で112%、
村岡ファームガーデンで86%、全体で91%となっております。
4ページをお開きください。今後の取組について、朗読により説明させていただきます。
株式会社むらおか
振興公社第26期は、
新型コロナウイルス感染症の先行きの不透明な状況が続く中での
スタートとなりました。
ゴールデンウイーク前には3回目の
緊急事態宣言が発令された状況の中ではあったものの、
ゴールデンウイーク期間中は昨年の倍以上の売上げとなりました。今後、
ワクチン接種が進み、
村岡ファームガーデン、たじま
高原植物園ともに入り込み数が増え、売上げが上がることを期待し、安全で安心な食材の提供、きめ細かな接客を目標に職員一同取り組んでいきます。また、引き続き、両施設ともに
管理経費の節減に努めます。
村岡ファームガーデンでは、これまでどおり但馬牛をメインに
レストランメニューの提供や、精肉及び加工品の販売を展開していくとともに、
バーベキューメニューについても充実を図ります。また、
通信販売のPRについても積極的に行い、家でも
村岡ファームガーデンの魅力が味わえ、末永くご愛顧いただける店を目指します。
たじま
高原植物園では、今期より香美町からの支援を受け、園内の整備と来園者の満足度の向上を目指していきます。たじま
高原植物園ならではの魅力を高め、
入園者数を伸ばすとともに、人気部門の
ツリーハウスレストランや
かまくらレストランに加え、
但馬牛加工品の製造をさらに強化して
植物園単独での黒字化を目指します。
次に、当社の現状につきまして、4ページ中段から5ページにかけて記載しております。資本金は4,000万円、株式数は800株、株主数は153人でございます。大株主、事業所の所在地につきましては、昨年度と同様でございます。従業員の状況につきましては、男性6名、女性1名の合計7名となっております。なお、記載しております従業員数7名は正社員で、表の下に記載しておりますが、このほかに
臨時職員をたじま
高原植物園で2名、
村岡ファームガーデンで11名、合計13名を雇用しています。役員に関する状況につきましては、令和3年3月31日現在で、
代表取締役1名、取締役7名、監査役3名で、氏名及び職名は表のとおりです。
6ページをお開きください。
貸借対照表でございます。資産の部において
流動資産が5,180万9,243円、
固定資産が1,339万5,338円、
繰延資産が56万9,298円となり、資産の部計は6,577万3,879円となっています。負債の部におきましては、
流動負債が1,134万9,569円に
固定負債の
長期借入金3,576万円が加わり、負債の部計は4,710万9,569円となっております。純資産の部につきましては、資本金4,000万円に
利益剰余金の
マイナス2,133万5,690円が加わり、差引き1,866万4,310円となっており、負債・純資産の部計は、資産の部の計と同額となっております。
7ページは
損益計算書でございます。右の列で説明しますが、売上高は1億9,158万9,468円、
売上原価は1億835万3,268円、
差引売上総利益は8,323万6,200円、販売費及び
一般管理費が8,843万6,730円で、
営業利益は
マイナス520万530円となっております。
営業外収益は579万7,963円で、
経常利益は
マイナス88万9,407円となっています。
税引前当期純利益は
マイナス37万8,803円、
法人税等が18万5,000円で、
税引後当期純利益は
マイナス56万3,803円となっております。
次に、8ページをお開きください。販売費及び
一般管理費を掲載しております。
損益計算書でお示しした金額8,843万6,730円の内訳で、科目ごとのたじま
高原植物園、
村岡ファンガーデンの区分別の金額につきましては記載のとおりでございます。
9ページは
株主資本等変動計算書でございます。下段の
純資産合計で、当
期首残高が1,922万8,113円、
当期変動額合計が
マイナス56万3,803円で、当
期末残高は1,866万4,310円となっております。
10ページには
監査報告書をつけております。
以上で令和2年度(第25期)
株式会社むらおか
振興公社の
業務報告及び決算につきましてご説明を申し上げましたが、第25期は
新型コロナウイルス感染症が長期にわたり拡大し、衰える兆しのない中での営業となり、厳しい決算となりました。第26期も
新型コロナウイルス感染症拡大により
経済活動等への制限が続く中、昨年度以上に厳しい状況での
スタートとなりましたが、サービスの向上、情報発信や
販売促進により
売上げ増を図るとともに、経費の削減を心がけ、
経営改善に努めたいと考えております。
◎議長(西谷 尚) これをもって報告の説明を終わります。
これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
藤井昌彦君。
◎
藤井昌彦(4番) 4番、
藤井昌彦です。
決算書の1ページのところなんですけども、真ん中ら辺から、
ハンバーガー類の
テークアウトとか、
レストランの
メニューを弁当とか仕出しとかというふうにされて、
コロナ禍の中で
営業努力をされたと。結果的には、
レストランの売上げは4,497万6,000円になったと。
テークアウトとか弁当でどれぐらいの実績があったのかということが1点。
2点目は、4ページの2番の今後の取組についてというところで、下から5行目から、たじま
高原植物園は、今期より香美町からの支援を受け、園内の整備と来園者の満足度の向上を目指していきますというふうにあるんですけども、具体的にどういうふうなことをされるのか。
それと、7ページの
損益計算書の
営業外収益の雑収入526万6,114円、これ、多分補助金というか、コロナの関係が入ってきていると思うんですけども、その内訳を教えていただけますか。
以上、3点お願いします。
◎議長(西谷 尚)
村岡地域局長、小西敏君。
◎
村岡地域局長(小西 敏) それでは、藤井議員の質問にお答えします。
1点目の
テークアウトの実績でございますが、
テークアウト弁当は、令和2年4月25日より開始しました。配達サービスは令和3年2月10日より開始しております。令和2年6月から令和3年3月までの売上げは299万7,312円ということで、数にして2,750個が出ました。また、配達サービス開始の令和3年2月から3月までの間は78万9,723円ということで、756個の実績がありました。
それから2点目、町の支援策の具体的な内容でございますが、令和3年度に町のほうとしまして指定管理料で600万円と、あと、再生計画で考えておりまして、たじま
高原植物園は、まず、入園料を頂いている施設ではありますが、町民は入園料を免除しているほか、入園料のみで施設の運営費を賄えるような収益施設ではなく、図書館とか文化ホールのような文化施設に区分される施設でありまして、その運営に当たっては、町が主体的に経費を負担するべき施設ではないかと考えまして支援するものです。様々な要因が相まって、
村岡ファームガーデンも実質的な赤字経営が続いている状況で、公社の経営を植物園の赤字が圧迫している状況にありまして、公社の経営の健全化のためにも、本来町の負担すべき部分を負担し、経営の支援を行いたいということで実施しておりまして、まず、その中身ですが、植栽管理費が投資的経費ということで200万円、あと、人件費、管理委託料ということで400万円を考えております。あと、再生計画をするということで、園内のもともとあった植物をきちんとまた調査して整備するということで、それに対して200万円ほどあげております。
3点目ですが、
営業外収益526万円の内訳ですが、藤井議員のおっしゃるとおり、
営業外収益はコロナ対策の補助金等でございまして、内訳につきまして、しばらく時間を下さい。
◎議長(西谷 尚) 暫時休憩をいたします。
午前10時09分 休憩
午前10時14分 再開
◎議長(西谷 尚) 会議を再開します。
村岡地域局長、小西敏君。
◎
村岡地域局長(小西 敏) 失礼しました。先ほどの
営業外収益の質疑につきまして、内容ですけれども、国の給付金が200万円、町の給付金が10万円、それから、県の時短の部分で126万円、あと、協力隊の委託料で150万円ちょいの分がありまして、合計でそういう形になります。
◎議長(西谷 尚)
藤井昌彦君。
◎
藤井昌彦(4番) そうしましたら、確認になるんですけど、1問目の分は、弁当とその次の分で大体400万円弱ぐらいで、
テークアウト弁当のあれで、これがなかったら4,100万円ぐらいだったというふうなことで理解させていただいてよろしいのでしょうか。
それと、あと2問目の分なんですけども、先ほど文化ホールみたいな扱いにするということで、今の植物園の入園料というのは、町内がただ、たしかゼロ円ですね。町内の入園者はゼロ円。それで、町外が何ぼか取っていると思うんですが、その料金体系も変わるかどうかということと、再生計画のほうなんですけども、答弁では、現在ある植物を見直して、整理して、来園者の満足度を向上させるというふうに理解させていただいてよろしいでしょうか。再確認です。
◎議長(西谷 尚)
村岡地域局長、小西敏君。
◎
村岡地域局長(小西 敏) ただいまの質疑にお答えします。
1番目、おっしゃるとおりでございます。引いたものということです。
それから2点目、入園者、町内の者は無料、町外の者は500円ということで、それが変わるのか変わらないのかということで、今のところ、変わることは考えておりません。
それから、再生計画につきましては、藤井議員のおっしゃいました、もとあったものを整備して、よくしてというか、元の形プラス本来の魅力をもっと引き出して、それを一から整理して、どういうところが足りない、どういうことが必要かというところを整理していただくという調査をするということで、あと、魅力度アップを図っていきたいと考えて、それを基に魅力度アップを図るということを考えております。
◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。
小谷康仁君。
◎小谷康仁(8番) 小谷です。2点お伺いをいたします。
まず1ページのところの、生肉の売上高が77%と振るわなかったということなんですけど、これは経産牛の肉を扱っておられるのかということをお伺いいたします。
それと、もう1点は、7ページの損益のほうなんですけども、真ん中の
売上原価のほうです。材料仕入高と物品、ここには但馬牛というか、肉の値段も入っているのかということですので、精肉と合わせますと、但馬牛に対してどれだけのお金を払われているのかということを教えていただけますでしょうか。
◎議長(西谷 尚)
村岡地域局長、小西敏君。
◎
村岡地域局長(小西 敏) 小谷議員の質疑にお答えします。
1点目の、肉の中には経産牛の肉も入っているかということですが、入っております。
それから、決算書の収入のほうにも肉の部分が入っております。
◎小谷康仁(8番) 精肉と合わせると、どれぐらいの金額になるかということ。
◎
村岡地域局長(小西 敏) 小谷議員の質疑にお答えします。
精肉の部分ですけれども、
損益計算書のほうに出ております精肉売上げの部分で4,359万8,493円で売上高が上がってきております。
◎小谷康仁(8番) 仕入れの中にその。
◎
村岡地域局長(小西 敏) 仕入れの中の精肉の部分につきましては3,278万675円です。先ほどの部分は売上げですし、あとの部分が、
売上原価の精肉の仕入高で3,278万円です。
◎議長(西谷 尚) 暫時休憩します。
(暫時休憩)
◎議長(西谷 尚) 会議を再開します。
村岡地域局長、小西敏君。
◎
村岡地域局長(小西 敏) それでは、小谷議員の2問目の質問にお答えしますが、
レストラン部門に占めます精肉の割合というのは、数字は把握できておりません。今現在では、ここでは把握できておりません。
◎議長(西谷 尚) 質疑はありませんか。
小谷康仁君。
◎小谷康仁(8番) そうしましたら、まず1つ目のところは、経産牛を扱われているということなんですけど、経産牛というのはおいしくないと通常言われているので、経産牛を積極的に使われて、売られているのかということをまず1つお聞きしたいのと、その割合はどうなんですか。経産牛以外も精肉として使われておられるのか。これも1回お聞きをいたします。
それと、精肉と
レストランで提供される肉、合わせてどれぐらいの金額が肉に払われているのかということをお聞きしているので、これ、分かっていないということが、一番最初のこういう警察沙汰になるようなことになるのではないかというふうに思うわけなので、もう一度、その点についてお聞きします。
◎議長(西谷 尚)
村岡地域局長、小西敏君。
◎
村岡地域局長(小西 敏) それでは、ただいまの質疑にお答えします。
経産牛の占める割合につきましては、7割でございます。全体の中の肉の量ですけれども、価格、それについては数字を持ち合わせておりません。
◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。
岸本正人君。
◎岸本正人(13番) 岸本です。質問させていただきます。
1つ目、大変頑張っておられると見受けるんですけれども、
レストランの夕方の休止なんかは、周知方法はきっちりされておられるのか。それから、いつ頃再開予定とかもちゃんとされておられるのかということ。
それから、8ページの賞与が合計で約100万円。従業員さん、正職員が7万円。赤字の会社で賞与は云々という話もあるんですけど、この金額ではやる気が出んじゃないかと思って、次期にはもう少し検討、利益を出すことが一番なんですが、検討すべきではないかということと、それから7ページ、千年水の売上げが6万1,000円で、千年水の利用料が25万円。極論すると、やめたほうがいいかな、なんて思うんですけれども、続けられる理由と、それから改善策はどうか。
それから、お恥ずかしい。これまで聞かなくてあれだったんですけれども、6ページの
長期借入金の3,576万円、ざっくりとした明細を教えていただけたらお願いしたいです。
以上です。
◎議長(西谷 尚)
村岡地域局長、小西敏君。
◎
村岡地域局長(小西 敏) 岸本議員の質疑にお答えします。
1つ目の、終わり等の時間の周知ですけれども、ホームページ等でその都度、変わるごとに周知はさせていただいております。
2つ目の、賞与が低過ぎるのではないか。もっと検討すべきではないかという話ですが、取締役会のときでもその話は出ておりますが、業績を鑑みて、多く出すべきではないという意見とかございますが、でも、ないのはモチベーションが上がらないということで、令和2年についてはこれくらいでということでご理解を頂いております。
3つ目ですが、千年水について続ける理由については、あそこは和池の大カツラのところからこんこんと湧き出しているシンボル的なものでございまして、これについては、PRはどんどんしているんですけども、今回また、これ以上に、今まで以上にPRしながら続けていきたいと考えております。
それから、4つ目ですけれども、借入金の内訳につきまして、3,576万円の内訳ですけれども、これにつきましては、576万円につきましては但馬信用金庫さんから借りておりまして、これは令和3年度10月には返済する予定になっております。あと残りの3,000万円ですが、これは日本政策金融公庫から1%ちょいの金利で10年間の返済で借りておるものでありまして、これにつきましても、経営のほうが上向いてきましたら前倒しで返す計画をしております。
以上です。
◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。
谷口眞治君。
◎谷口眞治(3番) 大きく2点を伺いたいと思います。
まず1点目ですが、今年の業績につきましては、コロナウイルスでなかなか大変だったと思いますが、一定、赤字額がこの程度で繰り越したということについては、敬意を表したいというふうに思っています。今日お聞きしたいのは、1ページの「なお」以降の、一昨年に発覚した
精肉担当の精肉の
横領事件の関係についてまず伺いたいと思いますが、この中では、その後の警察の捜査で新たに横領額50万2,425円が発覚し、弁済を受けた。捜査終了後、検察へ書類送検されたが、令和2年12月1日付で不
起訴処分の通知があったという報告がされておるんですが、改めて、たしか一昨年、
横領事件の報告を受けたんですが、その概要と、私、一番気になっているのは、その時点でも議論になったと思うんですが、管理責任がどうだったのかということと、それから、併せて、
再発防止をそのときも提起されたと思いますが、その後もしっかり取り組んでおられるかということで、特に今後の
再発防止ということで、けじめをつけるという意味で、少なくとも横領があったわけですから、そこの当然管理者の責任というのが問われると思うんです。そこをどのように対応されたのかということを改めてお伺いしたいということが1点目と、それから2点目ですが、5ページです。役員に関する状況で、令和3年3月31日現在だということですが、
代表取締役、この方はもう既にお代わりになったというふうなことも、新聞でも公表されておりますが、改めて、現在の新体制の件について、どのようになっているのかということも含めて。
それから、もう1点、監査役で、職名が、株式会社但馬銀行竹野支店の支店長がなっているというのは、これはあれでしょうか。村岡支店が廃止になったということなのか。それとも別のことなのか。この辺が説明をお願いしたいと思います。
以上、大きく2点です。
◎議長(西谷 尚)
村岡地域局長、小西敏君。
◎
村岡地域局長(小西 敏) 谷口議員のご質疑にお答えします。
まず、
横領事件の概要ですけれども、ざくっと行きますと、事件が令和元年8月頃、分かりまして、発覚しまして、8月21日に被害届を警察に提出しております。被害届に必要な書類等を持ったり、事情聴取をいろいろ受けておりまして、その中で警察がずっと事情聴取を繰り返して、令和2年8月5日までかかって捜査をしました。その結果、今回の50万2,000幾らの部分が追加で新たに見つかったということで、それ以上のものはないということで、その後、検察へ書類送検されましたけれども、先ほど申しましたように、令和2年12月1日で不
起訴処分になっていますということです。本人につきましては、9月に懲戒免職をして、辞めていただいております。それが概要になります。
あと、防止策でございますが、防止策につきましては、仕入れは書面ごとに起こして、社長の承認を得たものだけを発注するというような手はずを取るとか、あと、監視カメラの設置をしました。あと、請求書及び領収書にはきちんとナンバリングをしまして、ほかの領収書などを使えないようにしております。できるだけ2人体制、前は1人体制でこういうことになりましたので、2人体制ということでできるようにして、仕入れとかするときにはしておりますし、あと、仕入れた肉は、販売、振替、加工ごとの部位ごとに重量等を記帳して明記するようにさせております。そういった改善をしております。それから、そういったことで改善をして、もう二度と起こらないようにという防止を考えております。
あと、もう1点、取締役の部分でありますが、先ほどの報告につきましては、令和2年度の報告ですので、今年度になって、おっしゃられるとおり、代わっております。新体制につきまして報告させていただきます。先ほどおっしゃいました取締役です。まず、地域局から、私、小西敏が来ておりますし、もう1人、役場から
総務課長、水垣課長が出ております。あと、取締役、鉢伏開発観光の田水取締役は一緒です。あと、森脇薫明たじま農協理事さんも一緒です。それから、全但バス株式会社の谷口取締役も一緒です。商工会の副会長であります谷渕一彦取締役も一緒です。それから、香美町村岡観光協会の西村一正会長も、取締役も一緒です。新たに、むらおか
振興公社の支配人でありました西村学が新たに取締役として入っております。但馬銀行の支店長さんも田淵支店長さんに代わられましたので、その時点で、今回、監査役として田淵智也さんが新たに監査役として入って交代しております。
以上です。
◎議長(西谷 尚) 管理責任は、新体制の中でということですが。
◎
村岡地域局長(小西 敏) 新体制の中での管理責任、精肉事件に対しましての管理責任ということで、それに対します新体制としましては、もう二度とこういうことが起こらないようにということで、
再発防止策を徹底しております。
以上です。
◎議長(西谷 尚) 質疑はありませんか。
谷口眞治君。
◎谷口眞治(3番) まず、私は、この
横領事件の概要、全体像を求めておったんですが、その後の、被害届を出した以降のお話はここに書いてあるとおりですし、これは承知しておりますが、そもそもの横領額を改めてお聞きしているんです。そこのご答弁がありませんでしたので、お願いしたいと思います。
それから、新体制の関係ですが、この中で代わられたのは、
代表取締役が代わられたんですか。
それから、あと、この中になかったのは、株式会社ユースランド代表の方についてもなかったので、それから、あと、監査役の但馬信用金庫村岡支店の支店長。この表で結構ですので、先ほどは同じ方、これは代わってませんというだけでしたが、私が知りたかったのは、代わった方がどなたになったかということを知りたいので、その点、もう少し丁寧にお願いします。
◎議長(西谷 尚)
村岡地域局長、小西敏君。
◎
村岡地域局長(小西 敏) そうしましたら、まず1点目の、
横領事件の全体像といいますか、全体の金額ということでありまして、去年、前年度までに分かっておりました額が、税込みの847万6,754円でありまして、税抜きで言いますと786万1,298円でありましたが、それに今回、税抜きの50万2,425円が新たに発覚しましたので、合わせて、税抜き被害額といいますか、返済いただいたものについては、同額ですが、837万2,795円ということになります。
それから、取締役の変更につきましてですけれども、先ほどの資料5ページ目のところで、これを見て変更点を報告します。まず、
代表取締役が変更になりまして、西村学です。それから、その次の取締役で
村岡地域局長が小西敏です。3段目、香美町
総務課長が水垣
総務課長です。それから、あと、監査役で代わったのは、但馬銀行の支店長でタブチ支店長になります。あとの2名の監査役につきましては変更ありません。田淵さんは2月に変更ということでございます。
以上です。
◎議長(西谷 尚) 質疑はありませんか。
谷口眞治君。
◎谷口眞治(3番) それで全体額として847万円の横領額があったということですし、先ほど
再発防止策については、細かく事務的なものも含めて、しっかりやっているということについては理解できました。ただ、これだけの、確かに横領した本人が悪いのは当然でありますけども、しかし、管理責任の結果として、少なくとも何らかの形で管理責任というのは問われなかったら、今後の運営について、またこういうことを繰り返したときに、これが前例になるわけですよね。だから、こんなことで果たしていいのか。私は決して、お辞めになるとか、そんなことまでは申しておりません。少なくとも、でも、管理を問う上でのそこの責任というのはやはり明確にして、今後とも、法人の全体で、役員も含めて、
再発防止を図るという決意がなかったら駄目ではないかと思うんですが、この点についてどのようにお考えになっているのか伺いたいと思います。
◎議長(西谷 尚) 暫時休憩をいたします。
午前10時48分 休憩
午前10時49分 再開
◎議長(西谷 尚) 会議を再開します。
村岡地域局長、小西敏君。
◎
村岡地域局長(小西 敏)
横領事件の件につきましては、取締役会で再三協議、内容を詰めておりまして、改善策等も、先ほどお示ししましたようにしておりますが、取締役会としても、全力を挙げて信用を取り返すということも含めて取り組んでいくということで一致しております。
◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了します。
ここで暫時休憩をいたします。再開は11時05分といたします。
午前10時50分 休憩
午前11時03分 再開
◎議長(西谷 尚) 休憩を閉じ、会議を再開します。
──────────────────────────────
日程第6 議案第118号 令和3年度香美町一般会計
補正予算(第4号)
◎議長(西谷 尚) 日程第6 議案第118号 令和3年度香美町一般会計
補正予算(第4号)を議題といたします。
議案の朗読は省略します。
町長の提案理由の説明を求めます。
町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) ただいま議題となりました議案第118号 令和3年度香美町一般会計
補正予算(第4号)につきまして、提案理由を説明いたします。
予算の執行に当たり各会計に補正の必要が生じましたので、提案するものでございます。詳細につきましては財政課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。
◎議長(西谷 尚) 補足説明を財政課長、森垣文裕君。
◎財政課長(森垣文裕) それでは、議案第118号 令和3年度香美町一般会計
補正予算(第4号)の補足説明をいたします。
議案書5ページをお開きください。このたびの
補正予算は、令和3年6月14日から15日にかけましての豪雨などにより被災しました公共土木施設の災害復旧に係る経費と、当初予算編成後の状況変化に対応しつつ、事務事業を円滑に進めるため早急に予算措置が必要な事業を計上するものです。
まず、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,909万7,000円を追加し、150億6,226万円としております。
第2条では、地方債の補正を行うものでございます。内容について説明いたしますので、8ページをご覧ください。第2表、地方債補正です。起債の目的欄に掲載しております矢田川憩いの村整備事業に係る限度額につきまして、補正前の3,100万円に700万円を加え、補正後の金額を3,800万円に変更しようとするものです。当該整備事業に係る経費として当初予算に計上しておりました工事請負費について精査を行ったところ、700万円の不足が生じることから、今回の歳出
補正予算に工事請負費700万円を追加で計上するとともに、財源となります過疎対策事業債700万円を追加するものでございます。3年現年公共土木施設災害復旧事業につきましては、令和3年6月14日から15日にかけての豪雨及び6月27日から28日にかけての豪雨により被災しました公共土木施設の災害復旧に係る経費の財源となります災害復旧事業債につきまして、新たに860万円を限度額として追加しようとするものでございます。
それでは、資料により項目ごとに説明させていただきますので、
議案資料をご覧ください。歳出から説明をいたします。最初に、災害復旧関係の経費について説明させていただきますので、
議案資料の14ページをご覧ください。こちらのほうでは、6月から7月豪雨災害箇所図などにつきまして、14ページから15ページに掲載させていただきました。被災箇所数は10か所、そのうち
公共災害として国の補助対象となります被災箇所は1か所で、町道大笹ハチ北線における村岡区大笹地内で発生しました法面崩壊について復旧を行う必要があるところでございます。こちらの現場に係る予算措置としましては、これまで予備費を活用させていただくことで応急復旧及び本復旧に係る測量設計業務委託契約を締結、その後、応急復旧工事に係る準備を進めるなど災害復旧の進捗を図っているところであり、本日ご提案させていただきます
補正予算においては、本復旧に係る工事請負費を計上させていただいているところでございます。
次に、15ページをご覧ください。被災箇所一覧表としまして、路線名、地区名、被災箇所数、被害状況、事業費などについて整理したものでございます。また、備考欄におきましては、被災の原因となりました豪雨の分類について記載しております。事業費の総計は2,130万円で、村岡区、小代区の区ごとの事業費、事業の区分ごとの事業費はご覧のとおりでございます。一覧表の左から2列目に記載しております区分でございますが、公共は国の補助対象となる事業、起債は国の補助対象とはなりませんが、起債の対象となる事業、単独は一般財源により復旧を行う事業として分類しているものでございます。
なお、15ページの被災箇所一覧表のほかにも、今回の豪雨による影響を受けた箇所がございますが、これらにつきましては、早急に応急復旧などを行う必要がありましたことから、予備費を活用させていただいたところですので、ご承知おきいただきたいと思います。また、被災箇所一覧表には香住区内の路線はございませんが、予備費を活用して応急復旧等を行った箇所に含まれておりますので、併せてご承知おきいただきたいと思います。それから、今回の災害復旧予算に係る財源内訳につきましては、
議案資料の9ページをご覧いただきたいと思います。
款11災害復旧費の財源内訳欄で、国庫負担金1,240万6,000円と地方債860万円による措置を予定しているところですが、国庫負担金1,240万円のうち106万7,000円と、地方債860万円のうち180万円の合計286万7,000円は、既に予備費を活用して実施しております費用に充当する予定でありまして、歳出
補正予算額2,130万円に係る一般財源としては316万1,000円でございますが、この一般財源との調整により、9ページの財源内訳では、一般財源欄の金額は29万4,000円となっておりますので、ご承知おきいただきたいと思います。
続きまして、その他の歳出の事業の内容につきまして概要を説明させていただきます。
議案資料の8ページをご覧ください。
款2総務費、項1総務管理費、目1
一般管理費、電算システム運営事業費では、電算システム室機器等保守料601万1,000円の追加を行うものです。令和3年8月から適用開始予定の保守管理業務の契約に係る事務を進める中で、予算に不足を来すことが判明し、当該業務が各種電算機器を適正に運用するために必要不可欠な経費であること、また、早期に予算を確保する必要がありますことから、その所要額についてこのたびの
補正予算に計上するものでございます。
続いて、項3戸籍住民基本台帳費、目1戸籍住民基本台帳費、個人番号カード交付推進事業費129万5,000円の追加は、マイナンバーカードの郵送形式による交付に係る郵送料や、その他事務経費が当初予算と比較して大きく不足していること、また、今後不足が見込まれることから、今回増額をしたいと考えているものでございます。申請時来庁方式による申請を行った方々に係るマイナンバーカードについては、地方公共団体情報システム機構から香美町にマイナンバーカードが送付され、暗証番号等の設定を行った上で、香美町より対象者の方々に郵送させていいただくわけですが、令和3年3月末までに多くの町民の皆様に当該方式による申請を行っていただいたことから、令和3年4月以降の郵便料が大きく不足することになったものでございます。
続いて、款6農林水産業費、項1農業費、目3農業振興費では、町単農業振興対策事業費898万6,000円を追加するものでございます。内訳としましては、まず、農業近代化施設整備事業補助金875万6,000円の追加でございますが、大型農業機械の導入に対して補助金を交付する制度でございまして、本年度より対象金額の引上げ等、制度の拡充を図り、申請を受け付けた結果、申請金額が当初予算を上回る状況となっていることです。これは制度の趣旨と関係者の需要が一致した結果であり、その需要を満たすことが農業の近代化、効率化につながるものと考え、
補正予算による所要額の確保が必要と考えたところでございます。また、
コロナ禍であることから、農業用機械の発注から納品までの期間が不透明であり、早期導入に資するためには、早期の予算確保による補助金交付決定が不可欠であると考え、このたびの
補正予算に計上しているものでございます。
次に、梨生産振興事業補助金23万円の追加でございますが、当該補助金については、梨の選果場の運営に係る経費の一部を補助するものとして、当初予算において50万円を計上しているところでございますが、本年4月中旬に降りましたひょうが梨の小さな実に直撃するなどの被害を受けたことから、秋の収穫に対する影響が心配されてきたことに加えまして、選果場の主要設備であります、梨の糖度等を計測、記録する機械において、交換等を要する部品の調達が必要となるなど臨時的な経費が発生する状況がございまして、梨生産農家の方々の経費の負担増が見込まれるところです。そこで本町としましては、選果場運営経費の一部に対する町の負担額を増額することが、梨生産農家の方々の負担軽減につながるものと考え、23万円を追加したいこと。また、今シーズンの選果場の本格稼働となります8月下旬までに実施する各種機器の点検や交換部品の調達に向けては、早期に予算を確保することが必要であることから、このたびの
補正予算に計上するものでございます。
続いて、款7商工費、項1商工費、目2商工業振興費では、香美町商品券事業(2年過年分)としまして、商品券助成金70万円を追加するものでございます。現在、令和2年度繰越明許費2,914万9,000円について、令和3年2月と3月に新たにマイナンバーカードの申請をされた方に商品券を交付する事業として予算執行を進めているところでございますが、商品券交付対象者であります方々について、令和2年度予算で想定しました6,600人を140人上回ることとなりまして、令和2年度繰越明許費が不足することになりましたので、今回、令和3年度予算としまして所要額を確保しようとするものでございます。令和3年3月29日付専決
補正予算の段階では、2月及び3月における窓口受付件数と、2月中のウェブでの申請件数の合計として5,100人、3月中のウェブ申請における受付件数1,500人、合計6,600人として見込んでいたところですが、2月及び3月における窓口受付件数が4,435人、2月中のウェブ申請件数は763人、3月中のウェブ申請受付件数が1,542人の、合わせて合計6,740人となったところでございます。3月中のウェブ申請受付件数については、4月以降に国の地方公共団体情報システム機構から香美町に順次マイナンバーカードが送付されてくるのですが、送付された時点でなければ、3月31日までに申請された方なのかどうかについて確認できなかったことから、商品券交付対象人数の確定までに不測の日数を要しまして、7月1日をもって、商品券交付対象人数の確定を行ったところでございます。
次に、目4観光費、矢田川憩いの村事業費では、工事請負費700万円の追加を計上しております。当該施設は、令和3年10月1日より、新たな指定管理者による管理運営に移行する予定でありまして、その移行に当たりまして主要な設備等の改修が不可欠であったことから、当初予算において工事請負費等で3,100万円を確保し、10月1日までの完成を目指して事業を進めているところですが、当該工事の実施に当たり内容について精査を行ったところ、予算が不足することが判明いたしました。町としましては、改修予定箇所全ての箇所を10月1日までに工事完了とすることが肝要であると考え、そのためには早期に予算を確保する必要があることから、このたびの
補正予算に計上するものでございます。なお、財源内訳としましては、過疎対策事業債700万円を計上しております。
続いて、款9消防費、項1消防費、目4災害対策費では、応急対策費380万5,000円を追加するものです。7月7日から11日までの大雨等に係る災害対策本部などの活動に従事した職員67名に係る時間外勤務手当が約340万円となり、予算残額を大きく上回ることから、不足分となります223万5,000円を確保する必要があること。また、当初予算で計上しておりました予算額約150万円を再度確保することで、今後の災害対策本部等の活動に備える必要があることなどの理由によるものでございます。
なお、パートタイム会計年度任用職員におきましても、2名の職員が災害対策本部の活動に従事しましたので、時間外勤務に係る報酬としまして7万円を計上しているところでございます。
続いて、10ページから12ページにかけましては、給与費明細書を添付しております。11ページをご覧ください。会計年度任用職員以外の職の者に係る補正としまして、給与費のうち、職員手当373万5,000円の増となっておりまして、内訳としましては、時間外勤務手当で373万5,000円の増となるものでございます。
12ページをご覧ください。会計年度任用職員に係る補正としまして、パートタイム会計年度任用職員に係る給与費のうち、報酬7万円の増となっております。10ページに戻りまして、こちらは総括としまして、11ページと12ページの合計を記載しているものでございます。
続いて、7ページに戻りまして、歳入の説明をいたします。歳入につきましては、歳出の説明におきましても、特定財源がある場合はその財源を説明させていただきましたので、それぞれの説明は省略させていただきたいと思いますが、歳出で説明のなかった歳入について補足いたします。7ページでございますが、款20繰入金、項1基金繰入金、目1財政調整基金繰入金で、財政調整基金繰入金2,109万1,000円を追加しております。これは、歳出予算の補正により不足する財源全額を財政調整基金からの繰入金に求めるものです。
以上で議案第118号 令和3年度香美町一般会計
補正予算(第4号)の補足説明を終わります。
◎議長(西谷 尚) これをもって議案第118号の提案理由の説明を終わります。
これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
岸本正人君。
◎岸本正人(13番) 岸本です。質問させていただきます。
資料8ページの6款農林水産業費875万6,000円、近代化設備整備事業ということであがっているんですけれども、予算審議において前農林課長等に問合せしましたところ、かなり限定された金額で、集落営農で法人化した人しか駄目だという回答を頂いたんですけれども、要綱では、法人登記された方しか、この870万円はなっているのか。それとも、条件を緩和して、任意の集落営農団体にも適用を変更されたのかどうか。変更されたのであれば、集落営農全員への周知なんかはしっかりできているのかどうか、お聞きいたします。
◎議長(西谷 尚) 農林水産課長、福島功君。
◎農林水産課長(福島 功) 岸本議員の質疑にお答えさせていただきます。
まず、農業近代化施設整備事業、農業用機械器具購入補助金の考え方ですけども、採択基準が、認定農業者、認定新規就農者、あと、法人格を有する集落営農組織、農業法人、それと、あとは認定農業者に準ずる者ということでしております。先ほど出ました法人格を有する集落営農組織、農業法人、認定農業者に準ずる者につきましては、農業経営計画書というものを提出していただいて、それで確認が取れたところで、認定農業者等と準ずる者ということで採択基準を設けておりますので、その中で審議させていただいて、これをもって採択するということにしております。当初予算で600万円。最終的にどの範囲でお知らせしたかというのも、4月15日の香住区、小代区、村岡区合同でしているんですけども、農会長、農協委員会、そこの合同会議の中でその辺の趣旨を説明させていただきまして、その後に、認定農業者、新規就農者の方につきましては案内をさせていただいております。受付期間が5月10日から6月30日までということで、町の審査期間は7月1日から7月30日ということで設定をしております。その中で、当初の600万円では足り苦しいということで、今回補正をさせていただいたことになっております。
以上です。
◎議長(西谷 尚) 質疑はありませんか。
岸本正人君。
◎岸本正人(13番) 答弁いただいた中で、該当者にはしっかり案内をしているということで、漏れはないのか心配するんですが、そんなことはないですか。
◎議長(西谷 尚) 農林水産課長、福島功君。
◎農林水産課長(福島 功) 新規就農者と認定農業者の方は名簿がありますので、その方につきましては、発送して通知をさせていただいております。
以上です。
◎議長(西谷 尚) 岸本正人君。
◎岸本正人(13番) 準ずる者という仕分なんですけど、これについても間違いない、準ずる者にはみんな発送ができていると、周知ができていると。
◎議長(西谷 尚) 農林水産課長、福島功君。
◎農林水産課長(福島 功) 町のほうからですけども、準ずる方というのは、申請があってから、町のほうが準ずる方になるかどうかというのを審査させていただくことになります。先ほども説明させていただいたんですけども、農業経営計画書の提出も求めますので、それを見て準ずるかどうかということを農林水産課で審議いたしまして、また回答を、基準に合っているかどうかということをまた報告させていただくようになっております。
以上です。
◎議長(西谷 尚) ほかに質疑はありませんか。
東垣典雄君。
◎
東垣典雄(6番) 東垣です。お尋ねをいたします。
15ページの道路災害の関係ですけれども、大笹ハチ北線、6月14日から15日に局地的に豪雨があったというふうなことを聞いております。ここに公共と起債があって、法面崩壊が公共、それから起債で路肩崩壊というふうなことで分けられておるんですけども、この辺は分けて工事をされるものかということを1点お尋ねしたいということと、それから、地元の方の要望ですけれども、農地が近くにあって、ここを通ったら近いとこも、すぐ行けるとこはぐるっと回らなければいけないので、秋の農作業に間に合うように、車が通れるような工事が可能かどうかということをお尋ねいたしたいと思います。
◎議長(西谷 尚)
建設課長、
吉田英貴君。
◎
建設課長(
吉田英貴) それでは、東垣議員のご質疑にお答えします。
まず、公共と同じ大笹ハチ北線で、公共と起債の違いはということでございます。基本的に、財政課長の説明にもございましたように、
公共災害になるものにつきましては採択要件がございます。簡単に言いますと、1時間当たりの雨量が20ミリ以上、また、事業費が60万円以上というものがございます。あと細かく何点かございますけども、大きく言うとその2点がございます。今回、
公共災害で考えておりますのが、当然、東垣議員が言われましたように、この日の雨が、佐坊で1時間当たり22ミリの豪雨があったということで、
公共災害の対象になるということでございます。今回の公共の部分につきましては、15ページにもお示ししておりますように、復旧工事費が1,700万円、今考えております。ということで、60万円を超える雨量もあるということで、
公共災害でこの分については見ております。
もう一つ、起債のほうですけども、
公共災害より100メートルぐらい集落側の路肩がずっておるわけですけども、これについては、当然雨量は対象になるんですけども、事業費的に60万円未満になると。資料では60万円と書いておりますけども、60万円未満になるということで、公共ではなく、なおかつ、改良的な要素があるということで、起債での復旧ということで考えております。当然、工事につきましても、
公共災害と起債とにはそれぞれ分けて発注をする予定でございます。
それとあと、もう一つ、今、
公共災害の分で、法面がずれて町道を封鎖しておって通れないという状況でございます。これにつきましても、町としても、一日も早く復旧して農家の方々に負担をかけないようにということで、査定が8月18日、19日に予定されておるわけですけども、何とか査定を受ける前に崩土の撤去だけでもできないかということで、県を通じまして国のほうに協議をしていただいておりました。その結果、7月15日に県のほうから承認を頂いたところでございます。これを受けてすぐ業者のほうと契約をいたしまして、今の予定としましては、8月7日、8日の2日間で土砂撤去について何とか行いたいということで計画をしております。ただ、今後の雨等がございましたら若干ずれるか分かりませんけども、7日、8日、盆までには終わらせたいということで考えております。したがいまして、稲の刈取りには、通行のほうは可能かなと思っております。
あと、今後、先ほど言いました査定を受けまして、事業費なり工法等が決定しましたら本復旧工事の発注をするわけですけども、それも9月以降の仕事になろうかと思います。その工事につきましても、地元とも調整しながら、稲刈り等に支障のならないような格好で、円滑な工事ができるようにしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◎議長(西谷 尚) 質疑はありませんか。
東垣典雄君。
◎
東垣典雄(6番) 今、雨量の関係で、佐坊の雨量計ということですけれども、香美町では何か所ぐらい雨量計があって、例えば大笹ハチ北線の災害のときには近くの雨量計を使うとか、そういうものでしょうか。お尋ねをしたいです。
◎議長(西谷 尚)
建設課長、
吉田英貴君。
◎
建設課長(
吉田英貴) それでは、東垣議員のご質疑にお答えします。
雨量の観測所につきましては、正確には把握しておりませんけども、香住区に2つと、あと村岡区に、森脇にも1つ、入江のほうに1つ。あと小代のほうに、佐坊と美方という箇所にたしかあったかなと思っております。
雨量の採用の仕方ですけども、今回、県や何かと協議する中で、被災箇所の一番近い場所だということで県のほうから言われておりまして、今回、大笹の現場から一番近いのは佐坊だということで、22ミリの雨量があるということで、今回申請しているものであります。
以上です。
◎議長(西谷 尚) ほかに質疑はありませんか。
谷口眞治君。
◎谷口眞治(3番) 谷口です。何点か伺いたいと思います。
まず1点目です。総務管理費、
一般管理費の電算システム運営事業費601万1,000円の増額補正ですけども、私、聞き取れません。令和3年8月の業務対応ということでご説明あったんですが、どんな業務対応なのか。その点聞き逃しましたので、教えてください。
それから、2点目ですけども、町単農業振興対策事業費というようなことで、先ほど同僚議員のご質疑もあったんですが、私は、今回、当初予算等を含めまして1,475万6,000円という補助金額になっておると思うんですが、細かいとこまでは結構ですけど、申請件数、それから、どんな機械が、主なもので結構ですので、参考までに教えてください。
それから、もう1点、これに関わって、梨の生産振興事業補助金23万円、梨のひょう被害というようなことですけども、町の補助対応では、選果場の諸経費についての助成によって梨農家の負担を減らすということですが、ひょう被害に対する支援というか、そういったものがされているのかどうか。例えば共済もあると思いますし、その辺も含めて、現在把握しておられましたら教えてください。
それから、もう1点、矢田川憩いの村事業費、工事請負費700万円の増額であります。先ほども令和3年10月1日の指定期間の予定があるので、それに向けての整備だというふうなことですが、この700万円の増額については、どんな工事請負の事業なのか。その点について教えてください。
以上です。
◎議長(西谷 尚) 企画課長、川戸英明君。
◎企画課長(川戸英明) 谷口議員からの、601万1,000円の令和3年8月の対応状況ということですけども、令和3年8月2日に保守業務として4件あります。8月2日に契約を結ぶ予定のものがですけども、内容としましては、基幹系のシステムサーバーの機器保守、基幹系のプリンターの機器保守などを含めまして4件の委託契約を実施したいというふうに考えております。
以上です。
◎議長(西谷 尚) 農林水産課長、福島功君。
◎農林水産課長(福島 功) それでは、谷口議員の1問目の、農業機械の補助の関係で1,476万5,000円の内訳ですけれども、採択した分につきましては9件あります。主な機械名ですけども、ほとんどトラクターですけど、あとはコンバイン、あとは草刈り機と除雪機ということになっております。
2問目の質疑ですけれども、まず、梨の23万円、被害の状況でそれが網羅されているかどうかということだったんですけども、被害の状況につきましては、まだこれから収穫ということで、どれだけの被害が出てどうだということは分からないんですけれども、もう既に4月17日、18日のひょうで摘果する前に傷がついているということで、農協なり、兵庫県の改良普及センターにも現場を確認していただいて、これは最終的に贈答品で出すものについて収穫量が落ちるというふうなことになる可能性があるということで、JAのほう、そういうものの販売についても協力をしていかないけんということです。多分収穫の分はちょっと落ちるだろうということで、今回の23万円ですけども、パソコンのバッテリーが、ほとんど充電というか、機能を果たしてないということで、この辺を換えていかないと、要は、糖度計とか、その辺を見たのが、データが停電とかあったときに落ちてしまうものですから、バッテリー等の交換の分が今回余分にかかるのと、それを換える通常の維持
管理経費全額かかってくるので、その分で計上させていただいております。
以上です。
◎議長(西谷 尚) 観光商工課長、田中徳人君。
◎観光商工課長(田中徳人) それでは、谷口議員のご質疑にお答えしたいと思います。
矢田川憩いの村の工事費につきまして、内容についてですが、当初予定しておりました大きなものとして、空調設備、機械室の設備、それから、サウナルームの改修ということで、当初予算として2,900万円の工事費を予定しておりましたが、設計監理を委託するに当たりまして精査していただきますと、事業費が足りないということで今回700万円を追加し、当初計画しているものを行いたいと考えております。
◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。
◎谷口眞治(3番) 電算システムの関係ですが、システムのサーバー、プリンターと4件の保守管理だということですが、デジタル化の対応ではありませんね。その点だけ確認させてください。
それから次に農業近代化の関係ですが、9件ということで教えていただきましたので、せっかくですので、トラクター、コンバイン、草刈り機、除雪機、これが何件あるか。これも教えてください。
それからあと、梨の生産振興事業の関係です。選果場のこういった糖度計測のための諸経費についてはよく分かりましたけども、本来のひょう被害の対応ということでは、これは当然、町というよりも県なんかにも支援を求めていくということが必要だったと思うんですけども、県なんかの対応はどうでしょうか。県に要望されたのかも含めて、もう少しその辺をお聞きしたいと思います。
それから、矢田川憩いの村事業費の関係につきましては、あくまで当初予算であげておりました3つの工事請負のそれぞれの事業費が膨らんだというふうに理解させていただいていいのかどうか、この700万円の増額というのは。その点について確認をさせてください。
以上です。
◎議長(西谷 尚) 企画課長、川戸英明君。
◎企画課長(川戸英明) 谷口議員からの、デジタル化に関係するシステムの保守化ということですけども、これにつきましては、国が進めておりますデジタル計画とはまた別の、従前から使っている機器に関する保守の委託に関するものです。
以上です。
◎議長(西谷 尚) 農林水産課長、福島功君。
◎農林水産課長(福島 功) まず1問目の、9件の機械の詳細ということで、トラクターが6件、除雪機が1、草刈り機が1、コンバイン1ということになっております。
それと、梨の被害についてですけども、県の要望ということで、県の要望につきましては、梨の被害に対しての補償というのが、保険とか共済に入っていただかないとなかなか難しいということで、県のほうの要望というよりも、普及センターのほうに現地の確認をしていただいて、今後どういうふうになるかということを専門的な目で見ていただいたということで、金額的な要望については、今言ったように、共済だとか、そういう保険のほうに個人で加入していただかないとなかなか難しい面がありますので、金銭的にどうこうというか、県のほうもできないと思いますので、そういう普及センターのほうに現地確認をしていただいたということになっております。
以上です。
◎議長(西谷 尚) 観光商工課長、田中徳人君。
◎観光商工課長(田中徳人) それでは、ご質疑にお答えしたいと思います。
矢田川憩いの村の事業につきましては、当初、観光商工課で積算をして予算要求しておりましたけれども、実際に設計業務を委託する中で事業費が増加したということでございます。
◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。
◎谷口眞治(3番) 分かりました。梨の関係ですが、ひょう被害というのがかなり厳しいということで、非常にそういう意味では、今年の梨については品質が非常に劣るということで大変ご心配をされておりますので、現行の中では、共済制度で対応するというふうなお話だったんですが、そういうことも含めて、しっかりと梨農家に寄り添った対応を求めておきたいと思います。
これで終わります。
◎議長(西谷 尚) ほかに質疑はありませんか。
南垣誠君。
◎南垣 誠(9番) 9番、南垣誠でございます。
個人番号カード交付推進事業についてお尋ねします。非常に個人番号カードの普及、大きな成果がありまして、大変いい事業だったなというふうに思っているわけなんですけれども、補助事業が終了した後、商品券対象期間が終わった後の申請状況というのは、どのような形なのでしょうか。これからこの事業が終了した後、まだ交付を受けておられない方がおられると思うんですけれども、この方々に対する交付申請を促す新しい制度、政策等のお考えがあるのかということをお聞きしたいと思います。
◎議長(西谷 尚) 町民課長、井口晃君。
◎町民課長(井口 晃) 南垣議員の質疑にお答えします。
申請した後の4月1日以降の数量ですが、6月30日現在で、来庁していただいた方が139名、ウェブ申請していただいた方が98名、合計237名の方が申請していただいております。今後の普及促進につきましては、
コロナ禍の状況を見ながら、各地区であるとか、各地区の寄り合いであるとか、そういうところに出向いていって申請を促すようなことをしていきたいと考えております。
以上です。
◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。
◎南垣 誠(9番) 今の答弁を頂きまして、商品券の補助等を行わなくても、私の印象では、かなりの方が来庁いただいて、申請していただいているなという印象を受けました。せっかくこれだけ、香美町は県内でもトップクラスの交付率となったわけなんですけれども、これらを活用した今後の住民サービスの展開について、何かお考えのことがございましたらお聞きしたいと思います。
◎議長(西谷 尚) 町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) 以前の議会からも申し上げておりますとおりに、今後、香美町の住民サービスも、デジタル化の推進とともに、コンビニの交付ですとか、そういうことにはマイナンバーカードが必要でございますから、今、議員からご指摘がありましたように、今後も、商品券があるなしに関わらず、何とか町民の皆さんが少しでも、もっと交付率が上がるように、今のところ県下では1番でございますし、全国でも5番でございますから、今後それがさらに伸びるような対応を検討してまいりたいと思います。
以上です。
◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。
◎南垣 誠(9番) 本当に先ほど町長の答弁にもありましたとおり、県下で1番、全国で5番と非常にすばらしい数字が上がっておるわけでございます。コンビニでの住民サービス提供、もちろんこれも非常に有効かと思うんですけども、さらなるアイデアをどんどん出していただいて、実現に向けていただきますようお願いして、終わらせていただきます。
◎議長(西谷 尚) ほかに質疑はありませんか。
田野公大君。
◎田野公大(1番) 田野です。よろしくお願いします。
細かいことを1点だけ。先ほど谷口議員の質疑にありました、総務管理費の電算室システム機器等保守料に関しての内容なんですが、内容は分かったんですが、これ、そもそも当初予算で計上されなかった何か特別な理由があるのかどうか。今、補正であがってくるということの何か特別な理由があったら、それを教えてください。
◎議長(西谷 尚) 企画課長、川戸英明君。
◎企画課長(川戸英明) ただいまの田野議員の質問ですけども、なぜ今あがってきたかということですけども、今回補正をお願いしている電算関係の予算ですけども、昨年度に導入し、更新しました機器の保守点検料についてなんですけども、これにつきましては、導入後1年間、無償の保守期間がついております。令和3年度からは有償になるんですけども、そのことをすっかり失念しておりまして、当初予算に計上していなかったことから、今回計上をさせていただいたということです。大変申し訳ありません。
◎議長(西谷 尚) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。
討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。
これより、議案第118号を起立により採決します。
本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
以上で本臨時会に付議されました案件は全て終了いたしました。
これにて令和3年7月第128回
香美町議会臨時会を閉会したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。
よって、令和3年7月第128回
香美町議会臨時会を閉会いたします。
午前11時52分 閉会
○ 閉 会 挨 拶
◎議長(西谷 尚) 町長より挨拶があります。
町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) 第128回
香美町議会臨時会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
提案をいたしました案件につきましては、全て適切なるご決定を頂き、誠にありがとうございました。
議員各位におかれましては、今後も暑い日が続くことが予想されます。健康には十分ご留意を頂き、
町政発展のため、ますますご活躍されますことを祈念申し上げ、閉会のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
◎議長(西谷 尚) 大変ご苦労さまでありました。
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