香美町議会 2020-07-20
令和2年第120回臨時会(第1日目) 本文 開催日:2020年07月20日
2020年07月20日:令和2年第120回臨時会(第1日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 午前9時30分 開会
○ 開 会 挨 拶
◎議長(
西川誠一) おはようございます。第120回
香美町議会臨時会を開会するに当たり、一言ご挨拶申し上げます。
九州地方をはじめ
全国各地を襲った梅雨前線による記録的な豪雨は、大きな被害をもたらしました。河川の氾濫や
土砂災害等により、多くの方がお亡くなりになられ、いまだ
行方不明者がおられます。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、
行方不明者の一日も早い発見と、被災者の早期復旧・復興を願うものであります。
また、
新型コロナウイルス感染症につきましても、首都圏をはじめ
全国各地で
感染者数が増加しています。
緊急事態宣言が解除された今も、
感染リスクは高く、まだまだ予断を許さない状況が続いています。今後も長期化に備え、新しい生活様式「ひょうごスタイル」の実践が必要であり、さらに、自然災害と感染症との複合災害への備えも急務と考えます。
さて、本日の臨時会に提案されます案件は、
議案つづりのとおり、報告2件、議案1件をご審議いただくこととなっております。
議員各位におかれましては、慎重なる審議の上、適切妥当なる結論が得られますようお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。
次に、町長より挨拶があります。
町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) おはようございます。第120回
香美町議会臨時会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
梅雨明けを間近に控え、真夏の太陽が待ち遠しい季節となりました。
議員各位におかれましては、お元気でご出席を頂き、ありがとうございます。
さて、連日マスコミで報道されておりますとおり、首都圏を中心として、
新型コロナウイルス感染症の
新規患者数が全国で連日500人以上、兵庫県でも、ここ数日、10数人から20人を超える
新規感染者が確認されており、7月17日には1週間平均の患者数が10人を超えて、
感染警戒期に入ったとの発表がなされております。例年であれば香美町も夏の
観光シーズンを迎えて、海に山にと多くの観光客を迎えるべきところでございますが、今年については、まだまだ感染者が増減を繰り返す状況の中で、非常に厳しい
観光シーズンになろうかと思っているところであります。
本日の臨時会では、
報告案件2件とともに、主に新たな
新型コロナウイルス感染症対策を盛り込みました
一般会計補正予算を提案させていただくこととしております。ご審議の上、適切なご決定を頂きますようお願い申し上げます。
なお、本年度のこれまでの補正予算によります
新型コロナウイルス感染症各種支援策に係る
事業進捗状況について、お手元にお配りしておりますので、併せて参考に願いたいと思います。
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開会宣言
◎議長(
西川誠一) ただいまの
出席議員は16人であります。定足数に達しておりますので、これより令和2年7月第120回
香美町議会臨時会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
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日程第1
会議録署名議員の指名
◎議長(
西川誠一) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、上田勝幸君、藤井昌彦君を指名します。
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日程第2 会期の決定
◎議長(
西川誠一) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本臨時会の会期は、7月13日の
議会運営委員会で決定したとおり、本日1日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
◎議長(
西川誠一) 異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日間と決定いたしました。
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日程第3 諸般の報告
◎議長(
西川誠一) 日程第3 諸般の報告を行います。
本臨時会に提案されます
議案つづり等は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
次に、本日の議事日程及び
議案資料1はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。
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日程第4 報告第8号
委任専決処分をしたものの報告について
◎議長(
西川誠一) 日程第4 報告第8号
委任専決処分をしたものの報告についてを議題といたします。
職員に議案の朗読をさせます。
(
議案書朗読)
◎議長(
西川誠一) 朗読は終わりました。
報告の説明を求めます。
総務課長、岡昭三君。
◎
総務課長(岡 昭三) おはようございます。
それでは、本報告でございますけれども、
対物賠償事故について
損害賠償額等を決定し、和解したので、これらの状況を報告するものでございます。
それでは、
委任専決第3号
損害賠償の額を定めることについて、及び
委任専決第4号
損害賠償の額を定めることについてを説明させていただきます。
まず、
委任専決第3号の説明を行います。議案書の2ページと
議案資料1ページを併せてご覧ください。本年6月3日に発生いたしました
対物賠償事故の
損害賠償額について、相手方との示談が成立したことに伴い、速やかに相手方を救済するため、
地方自治法の規定に基づき、7月1日に
専決処分を行いましたので、報告するものでございます。
事故の概要を説明いたしますので、
議案資料1ページをご覧いただきたいと思います。地図の上側が北となっております。丸で
事故現場としてお示ししているところが事故の
発生場所となります。事故が発生しましたのは、6月3日12時50分頃で、研修のため豊岡市に出張しておりました職員が、豊岡市昭和町地内の
豊岡南警察署前の市道を軽
ワゴン車で北に走行中、前方の信号が赤信号になった際、信号までの車両が連なっていたことから、信号の約50メートル手前にあった警察署前の
駐車禁止ゾーンの直前に停車をいたしました、前を走行しておりました軽
ワゴン車に前方不注意により衝突し、損害を与えたものでございます。なお、双方の運転手に負傷者はなく、他に同乗者はありませんでした。
議案書の2ページをご覧いただきたいと思います。相手方でございますけれども、
豊岡市内男性で、
損害賠償額は31万7,669円でございます。これは相手側の
後部バックドア及び
バンパー等の損傷を修理したもので、この事故に係ります
過失割合は当方が100%でございますので、この金額が示談の金額であり、
損害賠償額となります。なお、町が支払いをします
損害賠償金につきましては、本町が加入しております
一般財団法人全国自治協会から全額補填されます。
以上で
委任専決第3号の説明を終わりますが、
幹部会議でも再度指示、徹底を行い、課長、局長を通じた職員への
安全運転意識の向上を図るとともに、本年度も全職員を対象とした
安全運転講習と、事故を起こした職員への別途講習の実施等により、
事故防止に努めてまいりたいと考えております。
続きまして、
委任専決第4号の説明を行います。議案書では3ページ、
議案資料では2ページとなりますので、併せてご覧いただきたいと思います。本年6月29日に発生をいたしました
対物賠償事故の
損害賠償額について、相手方との示談が成立したことに伴いまして、速やかに相手方を救済するため、
地方自治法の規定に基づき、7月7日に
専決処分をいたしましたので、報告をするものでございます。
事故の概要を説明いたしますので、
議案資料の2ページをご覧いただきたいと思います。地図の上側が北となっております。丸で
事故現場としてお示しをしているところが事故の
発生場所となります。事故が発生しましたのは、香住区上岡地内、
奥佐津小学校敷地内でございます。職員が刈払機を使用し、敷地内の
草刈り作業を行っていたところ、ロープ式のローターが小石を跳ね上げ、5メートル程度離れた駐車中の軽自動車の
リアガラスに当たり、
リアガラスを損傷させたものでございます。なお、駐車中の車両でありましたので、車両は無人であり、負傷者はありませんでした。
議案書の3ページのほうをご覧いただきたいと思います。相手方は香美町内の男性で、
損害賠償額は7万6,813円でございます。これは
リアガラスの交換修理を行ったもので、この事故に係ります
過失割合は当方が100%でございますので、この額は相手方の損害額に相当するものでございます。町が支払いをいたします賠償金につきましては、加入しております
全国町村会総合賠償補償保険によりまして全額補填がされます。
以上で
委任専決第4号の説明を終わりますが、6月定例会での報告に引き続いての
草刈り作業中の事故であり、今後、学校園や出先施設の
管理作業時におきましても、こういった事故のないよう対策を講じ、
事故防止に努めてまいりたいと考えております。
◎議長(
西川誠一) これをもって報告の説明を終わります。
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日程第5 報告第9号 令和元年度(第24期)
株式会社むらおか
振興公社の
業務報告に
ついて
◎議長(
西川誠一) 日程第5 報告第9号 令和元年度(第24期)
株式会社むらおか
振興公社の
業務報告についてを議題といたします。
職員に議案の朗読をさせます。
(
議案書朗読)
◎議長(
西川誠一) 朗読は終わりました。
報告の説明を求めます。
村岡地域局長、
山根伸浩君。
◎
村岡地域局長(
山根伸浩) おはようございます。
ただいま議題となりました報告第9号につきまして、ご説明申し上げます。別冊で配付しています、令和元年度(第24期)
株式会社むらおか
振興公社営業報告及び決算書の1ページをご覧ください。第24期
事業報告について、朗読をもって説明とさせていただきます。
最初に、事業の経過等からでございます。まず、
事業経過の前に、昨年、
村岡ファームガーデンで、
精肉担当の従業員による精肉の横領事件が発覚しましたので、その件について報告いたします。昨年7月5日、
精肉担当の従業員による精肉の横領を確認し、その後社内調査を行いました。調査の結果、概要といたしましては、仕入れた精肉の一部を1軒の飲食店に卸し、その売上金を着服していたもので、期間は平成25年9月から5年10か月、金額にして847万756円に及ぶものでした。その内容は、1回当たりの量が少量のため目立たず、帳簿上は販売及び収入の記載はされておらず、帳簿上だけでは判明できないようになっていました。
会社といたしましては、従業員を即刻懲戒解雇し、警察に被害届を提出するとともに、従業員1人に精肉部門を任せていたことに
事件発生の一因があると考え、その後2人での
管理体制に変更し、
チェック体制の強化を図りました。
もっと早期に皆様に報告する必要性も感じたところでありますが、警察の捜査の進展を待って報告すべきとも考え、本日になりました。しかしながら、警察は現在も捜査中で、捜査の内容についての説明は現在まで全く受けてない状況です。また、事件発覚後、着服金については本人より、着服金の全額に相当する850万円の弁済を受けております。
続きまして、第24期の
事業経過です。
株式会社むらおか
振興公社第24期は、前期大幅な赤字決算の結果を受けて、健全な経営を目指しスタートしました。
レストランの新
メニューの開発や
テークアウトを充実させるほか、原価率の見直し、営業時間の短縮を含めた
人員削減等の
経営改善策に取り組みました。しかし、
北近畿自動車道延伸による国道9号の交通量の減少の下、厳しい営業となり、前半は昨年並みの売上額を維持しましたが、後半に入ると過去に経験のない記録的な暖冬に加え、世界中を巻き込んだ
新型コロナウイルス感染症の拡大は1月以降の営業に大きく影響し、第24期の収支は大きく悪化しました。
個別に見ますと、
村岡ファームガーデンは、
レストランでは人気の
ランチメニューの導入、バーベキューの店内提供や宣伝効果の高い記念日の
特別メニュー等の取組を行い、売店では話題性のあるスズキバーガーやかつらの千年
水コーヒーの
テークアウトを加えました。さらに原価率を抑える取組により、前半は昨年並みの売上げを維持しましたが、さらなる売上げの増大を期待した後半の冬場からは、暖冬、
新型コロナウイルス感染症の拡大により
売上げ減少になってしまいました。その結果、
レストラン売上額は5,415万4,000円(前期比96%)、
物販売上額は6,988万9,000円(同109%)、
精肉売上額は5,697万6,000円(同87%)、
農産物直売所及び
町外出店売上額は1,045万3,000円(同86%)となったことから、
村岡ファームガーデンの売上額は1億9,228万3,000円となりました。また、
販売管理費は7,682万1,000円(同91%)で、128万7,000円の
経常利益、精肉分の
前期損益修正益の787万円を加算し、896万9,000円の黒字となりました。
一方、
但馬高原植物園は
団体客バスの入り込みが第23期以上に減少する中、人員削減による経費の削減はできたものの、入園、
レストラン、物販とも極端な
売上げ減少に陥る結果となりました。さらに冬期に人気の
かまくらレストランも暖冬により十分な営業ができませんでした。これらの結果、
植物園入園料収入額は500万4,000円(前期比82%)、
レストラン売上額は1,889万8,000円(同77%)で、
物販売上額は280万2,000円(同68%)となったことから、
但馬高原植物園の売上額は3,074万5,000円(同77%)となりました。また、
販売管理費は2,681万7,000円(同89%)で、877万9,000円の赤字となりました。
以上の結果、
株式会社むらおか
振興公社の第24期の
売上総額は2億2,302万8,000円(前期比93%)、総収入は2億3,334万2,000円(同97%)、総支出は2億3,315万2,000円(同91%)、
当期黒字額は19万円となりました。
3ページには、ただいまの事業の経過等でお示しした
売上額等の経営状況、前期比較の表を掲載しております。入り込み者数につきましては、一番下、合計欄の枠で申し上げますが、
但馬高原植物園が2万5,146人、
村岡ファームガーデンが10万1,961人、全体で12万7,107人で、前期比は、
但馬高原植物園で71%、
村岡ファームガーデンで96%、全体で89%となっております。
4ページをお開きください。今後の取組についてでございます。
株式会社むらおか
振興公社第25期は、
新型コロナウイルス感染症の拡大により、運営が大変厳しい状況でのスタートとなりました。例年ですとゴールデンウイークでの売上げの増大があるものが、今期は営業を行うも前年比3割程度の売上げしかありませんでした。今後におきましても、
外出自粛や学校の夏休みの短縮等により、入り込みの減少が予想されます。
村岡ファームガーデンでは、引き続き
原価管理、棚卸しの精度を意識し、
自粛ムードの中でも売上げが確保できるよう、
テークアウトメニューを重点的に展開していきたいと考えます。
一方、
但馬高原植物園では、厳しい運営が続いていますが、植物園の原点に立ち返り、植栽管理に重点を置き、入り込み客を戻していきたいと思います。
レストランはツリーハウス
レストランなど予約の会食と
但馬牛加工品の製造に力を入れて、売上げの確保に努めてまいります。園内では新たにわんわん
レストランに取り組み、ペットと一緒に過ごす植物園としてチャレンジし、バスの誘客の望めない中、入り込み客を戻すべく新たな取組をします。
次に、当社の現状につきまして、5ページにかけてご覧ください。資本金は4,000万円、株式数は800株、株主数は158人でございます。大株主、事業所の所在地、従業員の状況を5ページにかけて記載しておりますが、大株主、事業所の所在は、昨年度と同様でございます。職員の状況につきましては、
精肉担当の男性が1名減で8名となっております。この8名は正社員で、表の下に記載していますが、このほかに
臨時職員を
但馬高原植物園で3名、
村岡ファームガーデンで14名、合計17名を雇用しています。役員に関する状況につきましては、昨年の総会で、任期満了に伴い、取締役を選任し、総会後の
取締役会において、
代表取締役に田丸明人氏に就任いただいております。
6ページをお開きください。
貸借対照表でございます。資産の部の計が4,651万618円、負債の部の計が2,728万2,505円、純資産の部の計は1,922万8,113円となっております。
7ページは
損益計算書でございます。右の列で説明いたしますが、売上高は2億2,302万7,656円、
売上原価は1億2,790万4,783円、
差引売上総利益は9,512万2,873円、販売費及び
一般管理費が1億363万7,937円で、
営業利益はマイナス851万5,064円となっております。
経常利益はマイナス749万2,219円で、特別利益として、
精肉横領に係る
弁済金等を789万3,657円計上し、税引き前当期純利益は37万5,053円、法人税が18万5,000円で、税引き後当期純利益は19万53円となっています。
次に、8ページをお開きください。販売費及び
一般管理費を掲載しております。
損益計算書でお示しした金額1億363万7,937円の内訳で、科目ごとの金額につきましては記載のとおりでございます。
9ページには、
株主資本等変動計算書でございます。下段の
純資産合計で、当期首残高が1,903万8,060円、
当期変動額合計が19万53円で、当期末残高は1,922万8,113円となっております。
10ページには
監査報告書をつけております。
以上で令和元年度(第24期)
株式会社むらおか
振興公社の、第24期は第23期よりも赤字額の縮小ができたものの、異常気象とも言える暖冬と
新型コロナウイルス感染症の拡大により、厳しい決算となりました。25期も
新型コロナウイルス感染症拡大による
外出自粛要請等のさなかで、昨年度以上に厳しい状況でのスタートになりました。4月から6月までの赤字額を補うべく、サービスの向上、情報発信や販売促進により売上げ増を図るとともに、経費の削減を心がけ、経営改善に努めたいと考えております。
ただいまの説明の中で、
事業報告1ページ、上から6行目、着服金額につきまして847万756円と申し上げましたが、正しくは847万754円でございますので、ここで訂正させていただきます。申し訳ありません。
以上です。
◎議長(
西川誠一) これをもって報告の説明を終わります。
これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
山本賢司君。
◎
山本賢司(9番) 山本です。
第24期のむらおか
振興公社の
事業報告、このものについて幾つかお尋ねをしたいと思います。
まず1つは、事業の経過等の中で、5年10か月に及ぶ
精肉担当の従業員による精肉の横領という表現を使ってあるわけですけれども、その中で、帳簿だけでは判明できないようになっていましたという、この部分、棚卸しということをどんなふうにやっているのかということなんです。後段、4ページのところでは、棚卸しの精度を意識しというふうな表現もあったりするわけですけれども、その辺りがどうなのか。
それと、もう1点は、4ページでも出てきますけれども、本町が408株、51%の株式比率、過半数の株式を持っておるということの意味合いをどう捉えているのか。この2点を伺います。
◎議長(
西川誠一)
村岡地域局長、
山根伸浩君。
◎
村岡地域局長(
山根伸浩) ただいまの質疑にお答えいたします。
まず、棚卸しの精度です。肉の納入につきましては、発注で基本的に1頭買い、もしくは半頭買いで現在は購入しております。その中で全体を幾らということで仕入れるわけですけども、それに、各部位によって値をつけていくわけです。個別に値段がついている、1個1個の商品に幾らだという値段がついている商品ではなくて、肉の場合、全体で幾らということで仕入れてまいります。それを仕入れた後で値段をつけて、それぞれに、
レストランであったり、精肉の販売のほうに仕分けしていくわけですけども、そういう中で、通常の商品とは若干そこら辺りの値段の、在庫の金額の管理が、量と合わせての金額の管理が普通の商品と若干違うとこがありまして、その中で
精肉担当の者が値段をつけていたものですから、その辺で、幾らの部位の幾らのものを幾ら仕入れたというところ辺りが、曖昧というか、正確でない部分がありまして、その中で横領する部分を作ることができたといいますか、帳簿で上がってこないものをできるようになっていたということがあります。
それから、51%の株式についてということですけども、当然、会社といたしましては、
取締役会がありまして、その中で運営をしていくわけですけども、その中で、町としても、当然、取締役として意見を言い、それから、ほかの取締役さんも意見を言い、その中で会社の運営について協議していくわけで、町が51%持っているから、その全てを、町の言いなりにという形ではなく、
取締役会で会社の運営等については行っていくという形を取っております。
以上です。
◎議長(
西川誠一)
山本賢司君。
◎
山本賢司(9番) 今の棚卸しのやり方を伺っておると、単純に、初めからという言い方が正しいかどうか分かりませんけども、当初からこういう形で、精肉の横領をするという意図があった可能性があるのではないかというふうに思えて仕方がないんですけれども、その君が何年勤務されていた方かよく知りませんけれども、それと、もう一つの、51%出資というのは、私のあれからすると、5ページには、取締役の下に監査役という方が3名いらっしゃいますよね。これは公社の内部の監査人です。51%出資しているということは、町の監査が入れるということなのではないんですか。違うんですか。
◎議長(
西川誠一)
村岡地域局長、
山根伸浩君。
◎
村岡地域局長(
山根伸浩) ただいまのご質問ですけども、最初の部分で、最初からそれを目的として帳簿を作っていたのではないかという質問だと思われますけども、意図するところはよく分かりませんけども、勤務して長いわけですけども、最初の段階でそういうものをしていたかというと、社内調査の中ではそういうことはなかった。何年かした後にそういうことが出てきたと。それは最初の段階でどうだったか、後の段階でどうだったかという詳細については分かりませんけども、結果としてはそういう形で行われていたんだろうなということで思われます。
あと、監査のことですけども、今、会社としての監査は、監査役というものが3名おりまして、その中で監査を行っておりますので、町の監査が入れるかどうかというところについて、私、今のところでは、よく理解できておりません。
◎議長(
西川誠一)
山本賢司君。
◎
山本賢司(9番) この公社の監査役というのは、商法でいくわけでしょう。ところが、大株主、51%を出資しているということは、自治法上の町の監査の権限として、この公社の監査にも入れるということを意識した51%という作りなんだということ。もともと、そのことを考えて、51%を出資するということでこの公社は作られていますので、だから、そういう意味では、町長自身もしっかりとこの辺りを見るということが必要なんだということを申し上げて、終わります。
◎議長(
西川誠一) ほかにありませんか。
谷口眞治君。
◎谷口眞治(2番) 谷口です。
3点についてお伺いしたいと思います。まず1点目ですが、先ほど山本議員もありましたが、私は、まず、横領の発覚の遅れが、なぜ5年10か月分からなかったのかというところ、この間の監査も含めて、逆にそこをきちっと把握できなかったということではないかと思うんですが、その辺が帳簿上では判明できないようになっていたということですが、これがどういうことなのか。それが1点と、それから、もう1点、再発防止の関係です。ここでは1人体制を2人体制にされたということです。これ自体はいいと思うんです。先ほどありました、帳簿上で分からないというような、そういう帳簿をしていること自体が問題だと思いますので、その辺の再発防止策、そういったことをきちっと確保されたのか。その点を2点お伺いしたいと思います。
それから、3点目であります。10ページに
監査報告書が添付されております。この
監査報告書に、これだけの大きな横領事件が発覚したにもかかわらず、全く一切ふれられてないということはどういうことなのか。監査としての役割を果たしてないのではないかと思うんです。そういう意味で、少なくとも、これに対しての再発防止も含めて、こういった意見というのは、当然、指摘をするというのが本来だと思うんですけども、これが全く記載されてないのはなぜなのか。
以上3点お願いします。
◎議長(
西川誠一)
村岡地域局長、
山根伸浩君。
◎
村岡地域局長(
山根伸浩) ただいまの質問の3点についてお答えいたします。
まず、横領5年10か月という長い期間に及ぶものが、なぜ発覚というか、分からなかったかという点でありますけども、報告にもありますように、
精肉担当が1人でありまして、発注から管理の部分について、全てその
精肉担当が行っていたものでありますから、特に精肉というのが特殊な部分でありまして、先ほども言いましたけども、単純な製品を仕入れて、それを販売するという形ではないものですから、そこら辺で信頼して、1人の者に任せっ切りにしておいたというとこが、5年10か月という長い期間になった部分と、それから、なかなか証拠がつかめないといいますか、後半部分では若干気になるようなところはあったみたいですけども、その証拠をつかむことができなくて、さらに時間がかかったような部分も若干あるようでした。
それから、再発防止策ですけども、2人体制にするのと、あとは、監視カメラの設置、それから、発注担当者を、これまでの担当ではなく、社長か支配人に変更いたしました。
それから、この辺が遅れていたというのは確かにあるのかなと思うんですけども、一般的にも番号がついた請求書、領収書になっているんですけども、そこら辺が、飛び飛びのような番号とか、きれいに整理された請求書でなかった部分がありまして、それを連番の請求書、領収書に変更いたしました。それから、加工の流れを明記して、途中でものがなくなるようなことがないような形で対応していくように変更いたしました。
あと、監査報告につきましては、
取締役会に監査の3名も出席していただいておりまして、その都度、報告等も併せて
取締役会である中で、事件の内容等については、その都度報告をしておる中で、確かにご指摘のとおり、監査報告でこの部分についての記載があるべきと言われれば、そうかもしれませんけども、今回の監査報告では、その部分の記載がなかったということでございます。
◎議長(
西川誠一) 谷口眞治君。
◎谷口眞治(2番) 5年10か月にわたる横領が分からなかったということで、今、いろいろその理由については述べられましたが、逆に、なぜこれが発覚したのか。その辺が、本人からそういう申出があって、これが発覚したのか。その点どうなのか。
それから、もう一つは、1ページの経過の中で、従業員を即刻懲戒解雇したということですけど、この行為が果たしてよかったのか。当然、従業員に、即刻ではなしに、事情説明をきちっと求めて、その上で、懲戒解雇をしてしまいますと、その時点で本人からはそういう機会がなくなりますから、本来だったら、十分その内容も精査して、それが確定してから懲戒解雇、こういった手続に入るべきだと思うんですけども、その辺はどうだったのか。
それから、どうも内容的には、警察に今はお任せするというふうなことで、ここの公社としての調査委員会というか、そういったことがやはり必要だと私は思うんですけど、どうもその辺がされておりませんが、その点どうでしょうか。
それから、あと、監査の関係でありますが、何かお聞きしておりましたら、途中報告があったからということは、言葉が適当かどうか分かりませんが、逆になれ合いでしていたというふうなことに聞こえるんですけど、少なくとも、ちゃんと帳簿を見て、計数もチェックするのが監査委員さんのお仕事だと思いますけども、その辺は本当にどうだったのか。私が言っているようなことだったのか。その辺のことについてお聞きしたいと思います。
◎議長(
西川誠一)
村岡地域局長、
山根伸浩君。
◎
村岡地域局長(
山根伸浩) そうしましたら、ただいまのご質問にお答えします。
発覚のきっかけでございますけども、1軒の飲食店だったわけですけども、最近は長い間取引をしていないとこでありまして、そこに別の従業員がたまたま訪れまして、そこの社員の人から、「お世話になっています」みたいな感じで挨拶を受けて、何かおかしいなというとこら辺から、どうなんだろうなということで調べていく中で分かったという、それが、最終的には本人にも確認して、そういうことが分かってきたということで、言ったら、たまたまそういうことがあったので、それから調査が始められたといいますか、それがスタートだったと聞いております。
それから、2番目の、即刻という表現なんですけども、実際は7月5日に発覚しまして、それから、懲戒解雇が9月4日になっております。2か月近い期間がありまして、議員ご指摘のとおり、仕事は自宅待機ということにしておるんですけども、その間に何回か事情聴取を行ったわけですけども、事情聴取というか、社内調査の中で話を聞いて、最初に分かった時点で、会社といたしましては、弁護士に相談いたしまして、どのような対応を取るべきか、どのようにしていくべきかを相談して、弁護士のほうから、すぐに解雇するのではなく、従業員の立場を維持しながら事情聴取なりして、それから、あと、横領金の弁済がまず第一だと考えまして、職員の立場を維持しながら、本人さんにどれぐらいのものかというのを確認しながら行い、結果といたしまして、社内調査で把握しました850万円近い横領金額に対して全額返済を受けたということで、それが8月中に終わりましたので、それで9月4日付で懲戒解雇したという形を取っております。報告書の中の即刻懲戒解雇という表現が適切かどうかというとこはあれですけども、基本的にはそういう形で処分いたしました。
その次に、公社の調査委員会がということはどうだったのか、どうなんだというご質問ですけども、社内調査をする中で、1者のみの卸しというか、そちらに卸していただけということも、全体の肉の量からしても、そんなに極端にいろんなところに卸せるようなものでもございませんし、それから、自供も含めて、たまたまそこの卸し先の帳簿なども貸していただいて、それで、一応、横領額の判明をした経緯もありまして、それで、その辺りで、一応全部が把握できたんだろうということで、特に調査委員会までは設けずに、社内調査をもって、この件については全容把握をしたということで、あとは警察のほうで捜査いただき、内容を確かめていただくという形で現在に至っております。
それから、監査の内容について不十分ではないかということですけども、議員がご指摘されたようなことはなく、監査委員としては、監査の内容につきましては、適切に監査を行っていただいております。
取締役会に出席いただくということは、毎月行っているわけですけども、月々の状況などを理解していただくという形の中で、過去から監査役の人も
取締役会には出ていただいております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 谷口眞治君。
◎谷口眞治(2番) 経過につきましては分かりました。ただ、監査委員の関係だけ。そうしたら、あれでしょうか。監査委員のほうから、特にこの件について、
取締役会で、当然、再発防止も含めて、こういったご意見というのはあったのか、なかったのか。全くなかったというふうに、監査報告自体がありませんので、この事件についての言明といいますか、こういったことは特になかったというふうにお聞きしていいんですね。その辺を確認させてください。
◎議長(
西川誠一)
村岡地域局長、
山根伸浩君。
◎
村岡地域局長(
山根伸浩) 最終的な監査報告の中では、改めてそういうものはございませんでしたけども、
取締役会の中で再発防止などを検討する中で、
取締役会の中の決定として、そこに監査委員さんも参加されていて、それで再発防止策について決定したということで、監査報告の段階で特にそれについてのご指摘はございませんでした。
◎議長(
西川誠一) ほかにありませんか。
東垣典雄君。
◎東垣典雄(1番) それでは、2点お伺いをいたします。
事業報告の中で、この横領事件の関係で、社内調査で、概要として、1軒の飲食店というふうになっております。全容ではないということでしょうか。さらに警察で調査をされておるということですので、これ以後も調査が進んで、1軒でなしに、ほかの横領もあったというふうに考えるべきでしょうか。それが1点。
それから、51%の出資がある株主として、この事件に対する管理監督責任をどこまで求めたか。それから、これから求めるものかということ。それから、先ほども質問にありましたけれども、51%の出資の中で、町として監査委員が監査をすべきだと私は考えますが、その辺はどういうふうに取られておられますか。
◎議長(
西川誠一)
村岡地域局長、
山根伸浩君。
◎
村岡地域局長(
山根伸浩) それでは、ご質問にお答えします。
横領して卸した先が1軒かというご質問ですけども、社内調査の結果では1軒ということで、ほかにはないということで終わりました。
それから、警察については、報告にもありますけども、現在捜査中でありまして、詳細については説明はないところですけども、先ほども谷口議員のとこでお答えいたしましたけども、1軒であると会社としては把握しております。
それと、あと、51%の出資している株主として、社長に対しての責任の意味合いだと思いますけども、どうなんだということで、最初発覚した時点で、まずは回収を第一に考えておりまして、それで精いっぱい努力して、全額の弁済を受けておりますので、それから、後で責任どうのこうのの話になるところなんでしょうけども、特に今回、暖冬、コロナの関係やらで非常に経営が苦しい状況にありました。それが3月から4月、5月にかけての状況の中で、そういう話もないこともなかったんですけども、まずはそこについて、会社を預かる者として、そこで精いっぱい努力させていただきたいということも、社長の意向もありまして、それで、とりあえず今年度、25期も社長になっていただいた経緯はございますけども、責任問題につきましては、今の状況が通常の状況ではございませんでしたので、それとこれとは別だという意見もございますでしょうけども、
取締役会の中での社長の決定につきましては、非常に厳しい状況なので、引き続き社長をお願いするということになりました。
◎議長(
西川誠一) 町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) 地域局長が余分なことまで申し上げますから、まず、警察の告発は、私が指示をいたしました。これは当然、全容を解明することでございますから、社内調査の今の被害額、これは、はっきりとしたものかどうかを警察に告発して、今調べていただいているということでございますから、差異が出てくるおそれは十分にあるというふうに考えております。
51%の株主としての責任でございます。それから、町の監査委員さんがこのことに及んで調査をするということは、私はそこまでは考えておりませんが、ただ、町が51%を出資しております会社の不祥事でございますから、監査委員さんの能力の範囲が及ぶまでの調査は行っていただいて結構だと思いますけれども、ただ、社内調査で調査をした以上のものを町の監査委員さんに求めるということになりますと、非常に難しいのかなと思いますので、今は、まず警察の捜査結果を待つということでございます。
以上でございます。
◎議長(
西川誠一) 東垣典雄君。
◎東垣典雄(1番) 51%の出資というふうなことがありますので、ぜひ町の監査委員も監査をすべきだと求めて、私の質問は終わります。
◎議長(
西川誠一) ほかにありませんか。
西谷尚君。
◎西谷 尚(5番) 1問だけ質問させていただきます。
売上げを着服した金額、847万754円という金額が出ているんですが、この金額というのは、妥当な金額なんでしょうか。これ、確定しているのでしょうか。その辺をお伺いしたい。これは、この金額に対しての内訳等を資料として要求したんですが、それは出せないということなので、847万円、これは量が少量だったため金額的に分からなかったということですが、5年で割ってみますと、約1年間、170万円になります。月にしまして約14万円の金額が粉飾されているということになります。警察のほうにも被害届を出されたということですが、その調査も1年はたつけど、進展がないということは、きっちりとした証拠が固まらないのかなというふうな感じを思うので、その辺お伺いしたいんですが、どうなんでしょうか。役場としては、しっかりと押さえているということでしょうか。
◎議長(
西川誠一)
村岡地域局長、
山根伸浩君。
◎
村岡地域局長(
山根伸浩) それでは、質問にお答えさせていただきます。
価格の妥当性はどうなんだというご質問だと思いますけども、これにつきましては、先ほど答弁いたしましたけども、横領して卸した先に帳簿がございまして、そこで金額が記載されております。その金額の合計額となっております。だから、それは当然、受けたほうもそれで購入しているわけですし、それで妥当な金額だと考えております。
それから、警察のほうが長引いているということを言われたんですが、警察も証拠を1件1件固めていかなくてはならないということで、実際にこれぐらいの期間がかかっているということです。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 西谷尚君。
◎西谷 尚(5番) 分かりました。金額のほうは基本的に伝票でしっかりと押さえているということでございますので、あれです。
あと、こういう事件が起きますと、町としても、今後の体制、町がどう関わっていくのかというところが問題になると思います。具体的に、内容がしっかりと行政の中で把握できなかったということになりますと、今後の関わりも大きく変わってくるのではないかと思いますが、その辺、町長、いかがでしょうか。
◎議長(
西川誠一) 町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) 今、議員がおっしゃいますように、私どもとしましても、会社の体制も含めて、今後この捜査の結了を待って対処していかなければならないというふうに思っております。ベテラン議員の皆さんは覚えておられると思います。当初は
村岡地域局長が社長を務めておりました。いろいろな経過があって、現行、当時支配人であった者が社長を務めておりますが、このたびの不祥事を行いました社員も、社長が採用した職員でございますし、発覚も、社長が見つけたものでもありませんし、これは偶然、先ほど地域局長が申しましたように、現行の
振興公社の社員が当該の店舗に来たときに、取引が数年前からないものを、何か今でも続いておるようなご挨拶を頂いたので、おかしいなというようなことから発覚したということで、社内調査で見つけたというようなものでもございませんので、ですから、私が指示をして、警察に告発したということでございますから、まだ被害額もはっきりしておりませんけれども、当然、先ほども報告で申し上げましたように、800数十万円の特別利益といいますか、今まで収入として上げてなかった分が入っても、まだほんの少しの黒字というようなことでございますし、1億数千万円もかけて改修した部分の起債償還分を会社から払っていただく部分も、結局、来年度からということですけど、それも繰延べにしなければならないような経済状態でございますから、そういうことも含めて、会社のありようも含めて、取締役あるいは社長のことについても、今後、取締役の皆さんと、しっかりとした議論の中で再発防止にも努めなければなりませんし、営業成績の好転にも考えていかなければならないということでございます。
以上でございます。
◎議長(
西川誠一) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
◎議長(
西川誠一) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了します。
ここで暫時休憩をします。再開は10時40分といたします。
午前10時28分 休憩
午前10時40分 再開
◎議長(
西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。
──────────────────────────────
日程第6 議案第82号 令和2年度香美町
一般会計補正予算(第6号)
◎議長(
西川誠一) 日程第6 議案第82号 令和2年度香美町
一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
職員に議案の朗読をさせます。
(
議案書朗読)
◎議長(
西川誠一) 朗読は終わりました。
町長の提案理由の説明を求めます。
町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) ただいま議題となりました議案第82号 令和2年度香美町
一般会計補正予算(第6号)について、提案理由を説明いたします。
予算執行に当たり補正の必要が生じましたので、提案するものでございます。詳細につきましては財政課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。
◎議長(
西川誠一) 補足説明、財政課長、邊見昌平君。
◎財政課長(邊見昌平) それでは、議案第82号 令和2年度香美町
一般会計補正予算(第6号)の補足説明をさせていただきます。
議案書の5ページをお開きください。このたびの補正予算編成につきましては、国の補正予算第2号による地方創生臨時交付金などを活用し、感染予防対策を強化するほか、地域経済の活性化への対応など所要の予算措置を講じることとしたものでございます。また、本年6月13日から14日にかけての豪雨により災害が発生したため、復旧に向け、災害復旧工事費などの経費を補正するものでございます。
第1条で、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億7,330万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ169億4,234万4,000円とするものでございます。
第2条で地方債の補正を行っております。内容につきましては8ページをご覧ください。起債の目的でございますが、変更1事業で、2年現年農地及び農業用施設災害復旧事業を180万円増額するものでございます。
それでは、
議案資料によりまして説明をさせていただきますので、
議案資料のほうをご覧いただきたいと思います。歳入歳出補正予算事項別明細書を6ページから10ページにかけて載せておりますが、最初に、
新型コロナウイルス感染症対策関連経費につきまして説明をさせていただきますので、
議案資料14ページをお開きください。
まず、1の補正予算の概要について説明をさせていただきます。本町におきましては、これまでに
新型コロナウイルス感染症の影響に対する対策として、国県補正予算による経済対策に加え、町独自施策として感染防止対策の取組、町民生活への支援、事業者への支援、教育環境の充実などの施策に取り組んでいるところでございます。
今回の予算編成につきましては、6月12日に成立しました国補正予算第2号による地方創生臨時交付金などを活用し、感染予防対策を強化するほか、地域経済の活性化への対応など実状に応じてきめ細やかに実施するとともに、将来に向けた新しい生産、加工、販売スタイルへの転換、コロナ禍収束後の新たな飛躍に向けた基盤作りのため、所要の予算措置を講じることとしたものでございます。今後におきましても、
新型コロナウイルス感染症の状況や、国県の動向なども踏まえ、さらなる補正予算の編成を検討することとしております。
続きまして、2の
新型コロナウイルス感染症対策関連予算規模につきましては、このたびの補正予算額のうち2億6,324万2,000円でございます。財源内訳は、特定財源として国庫支出金200万円、地方創生臨時交付金2億4,531万1,000円、県支出金1,551万2,000円で、一般財源41万9,000円は財政調整基金取崩しで対応しております。
続きまして、3の歳出予算の事業概要の説明をいたします。(1)の感染防止対策の取組としまして、1)の保育所感染症対策支援事業の事業費は150万円で、款3民生費、目2児童措置費に計上しております。財源は全額国庫補助金です。事業内容は、延長保育を実施する私立保育所の
新型コロナウイルス感染症対策に係る経費につきまして、補助金を交付するものでございます。
2)の予防接種事業の事業費は100万円で、款4衛生費、目2予防費に計上しております。財源は全額地方創生臨時交付金です。事業内容は、従来から冬季間にはインフルエンザが流行しやすく、町民にとって今冬は、新型コロナウイルス感染と併せて二重の不安を抱えることが懸念されます。同時流行をできるだけ避けるため、子どもや高齢者に加え、新たに障害者手帳や特定疾患受給者証の所持者へ予防接種の一部助成を追加するものでございます。
3)の感染予防普及啓発事業の事業費は123万8,000円で、款4衛生費、目2予防費に計上しております。財源は全額地方創生臨時交付金です。事業内容は、
新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえ、
新型コロナウイルス感染症予防ハンドブックの全戸配布、
新型コロナウイルス感染症予防講習会の実施、衛生的な手洗いを習得するための教育を実施し、感染予防のための新しい生活スタイルの普及啓発を行うものでございます。
4)の避難所感染防止対策事業の事業費は2,291万7,000円で、款9消防費、目4災害対策費に計上しております。財源は全額地方創生臨時交付金です。事業内容は、避難所が感染クラスターとならないよう
新型コロナウイルス感染症防止対策として、避難所に指定されている各地区公民館等に備蓄する非接触型体温計、血圧計、マスク、消毒液を購入するものでございます。併せて、その他感染症防止対策に必要なスポットクーラーやパーテーションなどの資機材を備蓄するものでございます。また、一時避難所に指定されている各区、自治会の公民館等に、各区、自治会が感染症防止対策に必要な資機材を購入する場合に支援を行います。
5)の一時預かり感染症対策支援事業の事業費は50万円で、款10教育費、項4幼稚園費に計上しております。財源は全額国庫補助金です。事業内容は、一時預かりを実施する香住幼稚園の
新型コロナウイルス感染症対策として資機材を購入する経費でございます。資料としまして、3)の感染予防普及啓発事業及び4)の避難所感染防止対策事業につきましては、
議案資料(1)の1ページから2ページに事業別予算概要書を添付しておりますので、参考にしていただきたいと思います。
続きまして、(2)の町民生活への支援の取組としまして、1)の香美町特別給付金給付事業の事業費は600万円で、款2総務費、目13特別定額給付金給付事業費に計上しております。財源は全額地方創生臨時交付金です。事業内容は、国の特別定額給付金の基準日(令和2年4月27日)の翌日以降に出生した子の父母に対し、一律に子1人当たり10万円の香美町特別給付金を支給するものでございます。
なお、この給付金は、令和3年4月1日までに出生した子を対象とするものでございます。
2)の高齢者等生活環境改善事業の事業費は3,100万円で、款3民生費、目2老人福祉費に計上しています。財源は全額地方創生臨時交付金です。事業内容は、後期高齢者及び重度障害者は、
新型コロナウイルス感染症予防のため自宅に引きこもりがちとなっており、この傾向は当分の間、継続することが予想されます。近年、自宅にいても熱中症になる事例があり、特に後期高齢者や重度障害者は熱中症となるリスクが高いため、その対策として、後期高齢者のみの世帯または重度障害者のいる世帯に対し、1世帯当たり10万円を上限とし、エアコン設置助成を行い、熱中症への危険を回避するものでございます。
なお、重度障害者につきましては、1人当たり1台、10万円を上限として助成を行います。資料としまして、2)の高齢者等生活環境改善事業につきましては、
議案資料1の3ページに事業別予算概要書を添付しておりますので、参考にしていただきたいと思います。
続きまして、(3)の事業者への支援の取組としまして、1)の障害者就労継続支援事業所給付金交付事業の事業費は72万8,000円で、款3民生費、目1社会福祉総務費に計上しております。財源は全額地方創生臨時交付金です。事業内容は、
新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少した障害者就労継続支援B型事業所に経済的な支援措置として、町内居住者の方が令和2年4月1日から令和2年5月31日の間で利用のあった事業所に対し、利用者1人当たり1万4,000円を給付するものでございます。
2)の畜産振興対策事業の事業費は3,755万円で、款6農林水産業費、目4畜産業費に計上しています。財源は全額地方創生臨時交付金です。事業内容は、伝染病感染予防や暑熱対策等の飼養管理改善、労働環境改善のため、消毒噴霧器、散布機、高圧洗浄機、換気扇等の牛舎等附帯設備の導入に対し支援を行い、子牛生産等の基盤作りを促進するものでございます。また、但馬牛肉の需要増加と併せ、子どもたちに但馬牛を味わってもらい、地元産業に対する理解を深めるため、町内学校給食センターへ町内産但馬牛肉を提供するものでございます。
3)の水産業振興事業の事業費は1億890万円で、款6農林水産業費、目2水産業振興費に計上しております。財源は全額地方創生臨時交付金です。事業内容は、
新型コロナウイルス感染症の影響による消費の落ち込み等により経営環境が低迷している漁業者、水産加工業者に対し、生産現場、加工現場において、施設の衛生管理や作業省力化など、将来に向けた新しい生産、加工、販売スタイルへの転換、コロナ禍収束後の新たな飛躍に向けた基盤作りのための支援を行うものでございます。
4)の商店街等お買い物券事業の事業費は2,122万8,000円で、款7商工費、目2商工業振興費に計上しています。財源は、県支出金1,200万円、地方創生臨時交付金922万8,000円です。事業内容は、
新型コロナウイルス感染症の収束後における地域商業の活性化を図るため、商工会が取り組む期間限定のプレミアム付商品券の販売を支援し、小売業の活性化を図るものでございます。町民を対象にプレミアム20%を付加した商品券を販売し、購入限度額は、1世帯当たり3万円、使用期限は令和2年11月末までの予定としております。
5)の事業者デジタル活用等整備支援事業の事業費は1,800万円で、款7商工費、目2商工業振興費に計上しています。財源は全額地方創生臨時交付金です。事業内容は、今後直面する改革への対応とコロナの影響を乗り越えるため、町内の中小企業、個人事業主による地域産業力向上のための新たな創意工夫による事業展開を支援するものでございます。国が行う生産性革命推進事業、県が行う地域企業デジタル活用支援事業の随伴補助を行い、補助率は対象事業費の15%以内、60万円を上限として、申請期限は、令和2年12月28日までとするものでございます。
6)の誘客対策事業の事業費は275万円で、款7商工費、目4観光費に計上しています。財源は全額地方創生臨時交付金です。事業内容は、コロナ禍収束後の観光客誘客を図るため、香美町内の宿泊、飲食店舗情報を一元的に発信する香美町観光情報アプリを作成し、誘客対策を行うものでございます。
7)の少雪対策誘客支援事業の事業費は450万円で、款7商工費、目4観光費に計上しています。財源は全額地方創生臨時交付金です。事業内容は、昨シーズンの雪不足により入り込み数が減少し、大きな影響を受け、さらにコロナ禍で次期シーズンの入り込みに影響を来すことが予測されるため、地元観光協会が実施する誘客イベントや広報PR、駐車場・リフト券購入割引への支援を行い、スキー場への誘客促進を図るものでございます。
8)のスキー場設備整備支援事業の事業費は150万円で、款7商工費、目4観光費に計上しています。財源は全額地方創生臨時交付金です。事業内容は、少雪など気候の変動により大きな影響を受けるスキー場に対し、年間を通じ安定したスキー場運営を支援するため、スキーシーズン及びグリーンシーズンのゲレンデ利用を見据えた設備導入に対し支援するものでございます。
なお、(3)の事業者への支援のうち、2)畜産振興対策事業から5)の事業者デジタル活用等整備支援事業、そして、7)の少雪対策誘客支援事業及び8)のスキー場設備整備支援事業につきましては、
議案資料20ページから25ページに事業別予算概要書を添付しておりますので、参考にしていただきたいと思います。
18ページに戻っていただきまして(4)の教育環境の充実の取組としまして、1)のスクール・サポート・スタッフ追加配備事業の事業費は393万1,000円で、財源は、県支出金351万2,000円、一般財源41万9,000円です。予算は、款10教育費、項2小学校費及び項3中学校費に計上しております。事業内容は、学校再開後、教員の授業数増等による負担を軽減するため、教員が児童・生徒への指導や教材研究等を支援する地域の人材等を配置するものでございます。
4の歳入予算につきましては、今回の補正予算で必要となる財源につきましては、国の補正予算第2号に伴う国庫支出金や大幅に増額された
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の財源措置などを活用し対応しております。
国の補正予算第2号による
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(2兆円)の本町への交付限度額は4億5,382万円で、事業継続や雇用維持への対応、新しい生活様式等への対応の事業に充当することとされております。令和2年度
一般会計補正予算第5号及び第6号で3億5,418万円を活用し、未充当であります9,964万円につきましても、
新型コロナウイルス感染症の状況や国県の動向なども踏まえ、さらなる補正予算の編成を検討することとしております。
5の令和2年度香美町一般会計のこれまでの対応経費を含めた累計額でございますが、債務負担行為を除き25億7,862万3,000円でございます。財源内訳は、国庫支出金18億1,850万7,000円、地方創生臨時交付金4億8,222万1,000円、県支出金1,551万2,000円、地方債1,590万円、その他特定財源6,500万円で、一般財源1億8,148万3,000円は、全額を財政調整基金取崩しで対応しております。
議案資料の9ページに戻っていただきまして、
新型コロナウイルス感染症対策関連経費以外の事業につきまして説明をさせていただきます。
まず、上から4行目でございますが、款6農林水産業費、項1農業費、目5農地費、一般経常費の土地基盤整備事業補助金26万円の追加でございますが、本年6月13日から14日にかけての豪雨により被災しました農業用施設1件の復旧工事に係る費用の一部を助成するため追加するものでございます。財源は財政調整基金繰入金を予定しております。
続きまして、10ページの一番下の款11災害復旧費、項1農林水産施設災害復旧費、目2農地災害復旧費の2年現年農地災害復旧費の工事請負費980万円の追加でございますが、本年6月13日から14日にかけての豪雨により被災した農地3件に係る復旧工事を追加するものでございます。財源内訳の国県支出金784万円は、県補助金で補助率80%を乗じ算出しておりますが、確定したものではありません。地方債は現年の農地災害復旧事業債で、補正第4号で計上しました4月の豪雨の農地災害1件を合わせて調整し、事業費から補助金を差し引き、充当率90%を乗じ、10万円単位で整理した180万円を予定しております。その他財源は、事業費から補助金及び地方債を差引きしました受益者分担金16万円でございます。
なお、災害関連事業につきましては、26ページから27ページにかけまして、箇所図、事業種別ごとの一覧表を添付しておりますので、参考にしていただきたいと思います。
以上で議案第82号 令和2年度香美町
一般会計補正予算(第6号)の補足説明を終わります。
◎議長(
西川誠一) これをもって議案第82号の提案理由の説明を終わります。
これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
東垣典雄君。
◎東垣典雄(1番) それでは、お尋ねをいたします。
畜産振興対策事業の関係です。3,500万円予算を組んでいただいております。90%以内、それから、100万円、35件というふうな予算を組んでいただいております。これは上限3,500万円かどうかということをお尋ねいたしたい。上限を超えた場合には、90%を削減されるものかどうかということが1点。
それから、
新型コロナウイルス感染症予防のためにエアコン設置ですけれども、これからすると、後期高齢者が1,197世帯、それから、重度障害が380人ということで、重度障害者が、1世帯とすれば、1,577人ということで、今の予算からすると310世帯というふうになっております。この辺、申込みなりが多かった場合には、もう一度補正をするかどうかということ、この2点をお尋ねします。
◎議長(
西川誠一) 東垣議員、ページ数を言っていただいたほうが分かりやすいんですけども、最初の畜産の関係は。
◎東垣典雄(1番) 資料の16ページです。畜産振興対策費、それと、概要は後ろにあったと思いますけど、概要は20ページです。
それから、もう一つの、高齢者等生活改善は16ページ、そして概要は、
議案資料の3ページになっております。
◎議長(
西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。
◎農林水産課長(藤原博文) ご質問にお答えをいたします。
今回の畜産農家に対する支援は、今後の新しい衛生管理や省力化に向けた施設整備等々に対して支援をするということで、補助率は90%以内、1件当たりマックス100万円ということを想定しております。35件分を見込んでおります。現在、畜産農家は町内に43件ありますけれども、どのような設備を入れられるかはまだ分かりませんけれども、これぐらいの予算があればいけるのではないかという具合に見込んでおります。もし、仮に、これで足らないということの状況になれば、また必要に応じて、内部で検討する必要があるかなという具合に捉えております。今はこれでいけるという具合に考えております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 福祉課長、穴田康成君。
◎福祉課長(穴田康成) 申請が多くてということで、その後の状況はということでございます。7月22日に発行されます町の広報第6号に合わせて、7月22日から10月30日まで申請の受付をさせていただこうと思っております。申請があったものから順次交付させていただくということにしておりますけども、果たしてどの程度申請があるのか想定はできておりません。ですので、申請の総枠を把握させていただくということで、期限を10月30日までとさせていただいております。その状況を踏まえて、今後は検討させていただくということになります。
以上でございます。
◎議長(
西川誠一) 東垣典雄君。
◎東垣典雄(1番) 畜産振興の関係、上限は3,500万円ではないというふうに捉えたらいいでしょうか。
◎議長(
西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。
◎農林水産課長(藤原博文) お答えします。
現在提案させていただいております補正予算では、3,500万円を上限といいますか、予算で見込んでおります。その後、申請の状況によっては、必要であれば、内部で検討をする余地はあるという具合に農林水産課は考えております。
以上です。
◎東垣典雄(1番) 質問を終わります。
◎議長(
西川誠一) ほかにありませんか。
小谷康仁君。
◎小谷康仁(4番) 小谷です。2点伺います。
まず、
議案資料22ページ、商工費のところなんですけれども、商店街などのお買い物券ということの内容は、どのようなものを対象にされているのかということがまず1点。
23ページの事業者デジタル化活用整備事業ということなんですけども、町内の事業者は全てデジタル化が配信されているのか確認された上でのこのような事業なのでしょうか。この2点をお願いいたします。
◎議長(
西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。
◎観光商工課長(田中徳人) それでは、小谷議員のご質疑にお答えしたいと思います。
まず、商店街のお買い物券事業補助金の内容でございますが、町内の小売店の活性化ということで、商店から購入される商品に対して、県が事業の分もありますけども、一応2か月程度で20%のプレミアムをつけて、購入される方の促進を図り、小売店の活性化を図っていきたいと考えております。
次に、2点目の、デジタル化の事業ですが、町内の中小事業者、どの程度デジタル化が進んでいるかという部分については、詳しく把握はできておりません。ただ、こういったコロナの時期でありまして、いろいろ、在宅であるとか、仕事の働き方も変わっておりますので、ぜひ、こういったことも推進していきたいということで、今回提案するものです。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 小谷康仁君。
◎小谷康仁(4番) そうしましたら、商店街のということは、商品ということだと認識させていただきますけども、これは、オイルは含まれていないということでよろしいのかという確認を1つと、既に、デジタル化を要望していても、していただけないという事業者もあるわけでございますので、それをきちっと踏まえた上で、どのように対処していくかというお考えがあるのかということをまたお伺いいたします。
◎議長(
西川誠一) 小谷議員、もう少し詳しく。
◎小谷康仁(4番) すいません。言葉足らずでしたけども、オイルというのは、ガソリンスタンドで扱っている油ということで理解していただければと。
◎議長(
西川誠一) 2点目のデジタル化は。
◎小谷康仁(4番) 既に整備ができていないところもあるのにもかかわらず、やりますというのはおかしいのではないかということでございます。
◎議長(
西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。
◎観光商工課長(田中徳人) それでは、小谷議員の2回目のご質疑にお答えしたいと思います。
オイルの関係でございますが、一応、これまで、こういった部分の中でガソリンスタンドという部分はなかったわけですけども、今回どのように対応するのかにつきましては、実施主体である商工会さんと協議しながら進めていきたいというふうに考えております。
2点目の、デジタル化の関係ですが、状況につきましては、失礼ながら、きちっと把握はできておりませんけれども、ぜひともこういった機会に、働き方の改革であるとかいうことの中では、皆さんに積極的に利用していただけるように進めてまいりたいと考えております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 小谷康仁君。
◎小谷康仁(4番) オイルにつきましては検討していただけるということで、理解をいたしました。
それと、デジタル化の普及なんですけども、商工会から外れるかもしれませんが、近畿総合通信局のほうから、このように整備しなさいという通達が、本町だったら企画課のほうに届いているかと思います。県の情報企画課も、この機を逃さないように整備しなさいというふうにしてアドバイスもくれているわけでありますので、商工会に言うのかどうかというのは的外れかもしれませんけれども、できるだけ、国のほうも100%のデジタル化を目指しているわけでありまして、兵庫県下の中におきましても、香美町というのは2番目に悪い95.何%、新温泉町に次いで悪いわけでありますので、ぜひこの機会を狙って整備をしていくと、商工会だけではないんですけども、とりあえず町長にお伺いを、情報企画課にお伺いをいたします。
◎議長(
西川誠一) 町の関係ですね。町の関係の、情報の質問。
◎小谷康仁(4番) そうですね。
◎議長(
西川誠一) 町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) 情報化の関係でございますが、今、提案申し上げておりますのは、国や県の支援策に対する町の上乗せ助成のことを提案申し上げておりますから、ちょっと意味の違うご質問を頂いているというふうに理解しておりますので、これは国や県の支援策に乗じて、整備を行う事業者に対して、町が上乗せの助成を60万円以内でさせていただくという提案でございますので、質問のご趣旨は分かりますけれども、少し内容が異なるというふうに思っております。
◎議長(
西川誠一) 暫時休憩します。
(暫時休憩)
◎議長(
西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。
企画課長、水垣清和君。
◎企画課長(水垣清和) ただいま小谷議員から質問がありました、国の高度無線環境整備推進事業については、情報は得ております。ただ、これについて、町が事業主体になる、あるいは事業者に対する助成を行うかということは、内部で検討しておりますけれども、今はまだ予算化しておるという段階ではありません。
以上です。
◎議長(
西川誠一) ほかにありませんか。
西坂秀美君。
◎西坂秀美(11番) 今、小谷議員から質疑があったところなんですけど、私もここの部分を聞いてみたいというふうに思います。今回の
新型コロナウイルス感染症への対応を進めるために、新たな日常ということが出てまいります。このことに必要な情報通信基盤整備の必要性ということが今大きく取り上げられております。前議会でも出てきました、教育ICT環境を実現するためのGIGAスクール構想、あるいは働き方改革のテレワーク、あるいはオンライン会議、本格的5G時代への対応など光ファイバーの敷設が急がれております。今や光回線は必需品とまで言われております。
国は、令和2年度第2次補正予算に501億6,000万円の大規模な予算を充て、この予算で令和3年度末までに、市町村が希望する全地域で整備を進め、新規の光ファイバー整備は支援を終える予定としております。このことは新聞にも大きく取り上げられておりますし、そういう関連の文書というのは我々も持っているわけですから、既に町当局では知っておられるということだと思っております。
本町の光ファイバーの整備率は95.2%となっており、今回、私も随分ここでは期待しておったわけですけれども、町長は、6月議会の同僚議員の質問の中でも、民間事業者でというふうに言われております。最後のチャンスということなんですけれども、今回、光ファイバー網に対する予算配分がなかったこと、また、このことに対しては、町長はどのように考えておられるでしょうか。
◎議長(
西川誠一) 町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) 情報通信網の必要性については、今まで答弁しているとおりでございます。今、西坂議員からは、このたびの2次補正も、私ども香美町は、兵庫県下でも住民1人当たり一番多くいただいております。その総額は4億5,000万円でございます。今、漏れなく香美町内に光ファイバー網を敷設ということになりますと、全部をつぎ込んでも、行くか行かないかの話でして、全部、ほかに今まで手立てをした政策をなしにさせていただいても、できるかできないかということで、今までもなかなか町の支援の中では難しい、そういう方向で、導入していただく業者の方々の努力でお願いすることについて、何らかの支援策は講じていきたいということを今までも答弁したところでございます。このたび頂いております交付金が、チャンスとかいうような金額のレベルではないというふうに考えておりますので、ご理解を頂きたいと思います。
◎議長(
西川誠一) 西坂秀美君。
◎西坂秀美(11番) 金額がどれくらい要るのかということは、町は推定されているというふうに今は捉えられるんですけれども、このことに関しては、国はもう2年前倒しでやっているわけです。それほどやっぱり必要な、重要な政策として捉えておりますし、今度のコロナ禍に対して、コロナ、その後ということも考えた施策だというふうに捉えております。自治体が整備すれば、国が2分の1補助してやると、事業者であれば、国が3分の1の国庫補助、さらに、これに交付金を充てられるということですし、残りには過疎債、あるいは辺地債などの地方債の活用もオーケーだということになっております。補助金を活用して、光ファイバー敷設の最後のチャンスということも、県からの通達も来ているというふうに思います。本町の状況を見ますと、95.2%で、学校でオンライン授業をできる環境は約87%だというふうに言われておりますし、議会で見ますと、16人中5人が利用できないわけです。ということは、約69%の利用率しかないわけです。今のチャンスを逃せば、これからは町単で整備をしなければならないということになるわけですし、光ファイバーを整備しないと、これから5G時代を迎えるわけですけど、大きな遅れを取ることになって、情報過疎地となってしまうと、私はこういうふうに思っております。本当に事業者頼みでいいのか。
◎議長(
西川誠一) 西坂議員、質疑に徹してください。
◎西坂秀美(11番) 事業者とどんなやり取りをされているのか。見込みではどうなのか。町はどんな協力を考えておられるのか。もし、持っておられたら、お答えを頂きたいと思います。
◎議長(
西川誠一) 企画課長、水垣清和君。
◎企画課長(水垣清和) 光ファイバーの整備ですけれども、今の段階では、断定的なことは申し上げられません。ただ、先月も総務民生常任委員会で資料を提示させていただいておりますけれども、現在の整備状況については、まだ未整備のところがあるという中で、町が事業主体になって行うということは非常に厳しいと。今回の整備だけであれば、ある程度財源的には確保できるとはしながら、相当な費用が要るということが予想されています。整備するだけではなくて、やはり維持していく必要がありますので、毎年の維持経費がかかります。また、加入者に対してどうかと、誰が管理していくかということもありますので、現在町で検討いたしておりますのは、事業者が既に町内敷設していただいておりますので、この事業者が今後未整備のところに敷設していくのにどれぐらいの費用がかかるかというような試算を今お願いしている段階です。いきなり町内全域にというわけにはなかなかいかないかもしれませんけれども、今回の臨時交付金なども受けて、可能な助成を行っていくというような協議を今後進めていきたいと考えております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 西坂秀美君。
◎西坂秀美(11番) 今後、行政も考えるということの答弁も頂きましたので、質問を終わります。
◎議長(
西川誠一) ほかにありませんか。
岸本正人君。
◎岸本正人(8番) 質問させていただきます。
コロナ対策等でこれまで、今回を含めて補正予算が第6号になって、いろんなあれがたくさん出とるんですけど、これの周知方法、これまで1回、町で全町民に配ったのがあるんですけど、例えば今回の場合だと、高齢者、クーラーとか、一般個人に商品券の有利なこととかを、もう一度、議決が決まりましたら、広報をしっかりすべきではないか。業界団体に通知すればいい事業もたくさんあるわけなんですけれども、その辺の計画はどうなっているでしょうか。
◎議長(
西川誠一) 財政課長、邊見昌平君。
◎財政課長(邊見昌平) それでは、岸本議員の質問にお答えします。
このたびの補正予算の周知につきましては、あさって、22日に発行されます広報臨時号で、住民の皆様にはお知らせするとしていますし、これまでからも住民に対する支援、あるいは事業所の支援につきましても、補正ごとに住民の皆様にお知らせしているところであります。
以上です。
◎岸本正人(8番) 分かりました。質問を終わります。
◎議長(
西川誠一) ほかにありませんか。
吉川康治君。
◎吉川康治(10番) 私からは2点、2課にお伺いします。
先ほども同僚議員から光ファイバー関連がありましたが、事業者デジタル活用整備事業、資料17ページの関連で、この補助金の話が出たときに、基盤整備の観点から議論はあったのかどうか、確認をさせていただきたいと思います。といいますのも、個人事業主、御崎のほうにもサンショウを作られているところがありますし、新屋ですとか、そういったところも農家さんはおられますので、そういった事業者が使える状況にあるかどうか。そういった議論は必ず出ていると思うので、そういった議論内容を、もし、話せるのであれば、お願いしたいなと。
同様に、消防費のほうです。今日配られている
議案資料(1)の2ページ、防災の観点でございます。香美町避難所補助金が全部で119カ所に組まれておりますが、避難所になるところになりますと、人が集まって携帯電話等を一気につなぐと、電波があふれてつながりにくくなるといったような観点から、こういったところにも当然、避難所でありますので、光ファイバーやWi-Fi通信などは設置すべきではないかということを私は思っているんですけど、そういった議論はここではあったのかどうか。今はテレビにOSがついておりますので、光ファイバーが通っていれば、テレビ塔が壊れても、アプリのテレビでちゃんと外からの情報が取れるという状況も作れますので、そういった観点から議論があったのか、教えていただきたいと思います。
あと、誘客事業でございます。また戻って申し訳ないんですけども、
議案資料17ページの6番、アプリの関連でありまして、観光商工課、たしかインスタグラムを作られておるかと思います。これ、更新7か月ぐらい止まっているんですけども、本当にこのアプリを、私は管理更新ができるのか不安ですので、その辺り、どのような議論があるのか、ご確認させていただきたいと思います。
以上3点、お願いいたします。
◎議長(
西川誠一) 1問目と3問目、観光商工課長、田中徳人君。
◎観光商工課長(田中徳人) それでは、吉川議員のご質疑にお答えしたいと思います。
まず、第1点目の、事業者デジタル活用等整備支援事業の関係でございます。町内いろいろな場所でいろんな事業をされている部分の中で、調査をされたのか等についてだと考えておりまして、事業者デジタル活用の国、県の事業に随伴して支援を行うわけですけども、全てがテレワークであるとか、というような部分だけのITツールだけではない事業もございます。生産性の向上云々の中では、生産プロセスや、そういった販路開拓であるとかいう部分の事業もございまして、全ての面において、コロナの影響で事業者は大変苦労されておられますし、新たな事業展開も図られるという部分の中で、全てITという部分という考えは持っておりませんので、いろいろな販路拡大であるとか、そういった事業の取組に取り組んでいただきたいというふうな考え方の中で、この事業を設けたものです。
それから、アプリの関係ですが、先ほどありました、インスタグラム等のアップの頻度とか、いろいろな難しい面はございますが、今回のアプリケーションソフトにつきましては、町内の飲食店であるとか、旅館、民宿等の情報を一括管理させていただきまして、町のホームページであるとか、観光協会のホームページ等にもリンクさせながら、新しい情報を一元的に管理していきたいという考え方を持っておりますので、できるだけ新しい情報を提供することによりまして、より便利な情報元になるというふうに考えておりますので、しっかりとした情報更新等についても行っていきたいというふうに考えております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 防災安全課長、小椋勇二君。
◎防災安全課長(小椋勇二) 避難所の関係ですが、具体的な協議のほうは行っておりませんが、今後、その通信状況につきましては、確認をしていきたいと考えております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 吉川康治君。
◎吉川康治(10番) 明確に答弁いただいて、観光商工課の先ほどのアプリの関連ですが、先ほども申し上げましたが、インスタグラムが7か月間更新されてないのに、これ、膨大な情報量を管理できるのかどうか、いささか疑問なんですが、管理を誰がどのようにやっていくのか、詳しくお聞きしたいと思います。
あと、1問目に戻るんですけども、基盤整備について話合いをされたかどうか伺ったわけで、その状況につきましては、先ほど小谷議員ですとか、西坂議員のところでお伺いしましたので、基盤整備ができてないエリアがあるけど、どうしようとか、そういった議論があったのかというところを教えていただきたいと思います。
以上、もう一度お願いします。
◎議長(
西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。
◎観光商工課長(田中徳人) それでは、吉川議員の2回目のご質疑にお答えしたいと思います。
まず、デジタル化の基盤整備のエリア等についての議論につきましては、できている場所、できてない場所はあるわけですけども、詳細に議論はなかなかできてないのが実状でございます。
2問目のアプリの更新につきましては、いろんな紙媒体での香美町の観光情報の冊子等も、こういった部分にも活用していきたいと考えておりますので、観光係のほうでしっかりとした更新につきましては行っていきたいというふうに考えております。これまでにつきましては、インスタグラム等を個々の職員に委ねるところが大きい部分もございましたので、観光係としてしっかりとした更新を図っていくような体制作りも検討していきたいと思っております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 暫時休憩します。
(暫時休憩)
◎議長(
西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。
企画課長、水垣清和君。
◎企画課長(水垣清和) 基盤整備についてでありますけれども、情報化については、基盤整備、先ほどから議論のあります光ファイバー、それ以外に携帯電話やテレビ等も、いろんな媒体があろうかと思います。今回の予算要求について、この基盤整備を併せてどうするかということは、詳細については議論しておりませんけれども、当然、光ファイバーでいえば、まだ未整備のところがあるという中で、ただ、国の進めるデジタル化について、これも光ファイバーだけではなく、いろんなデジタルの使い方がございますので、そのような活用の仕方については、当然する必要があろうというふうな捉え方はしております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 吉川康治君。
◎吉川康治(10番) 結局、沼地に家を建てるというのはできませんので、しっかりとIT導入ですとか、テレワークに外れるんですけど、そういったところを誘致しようと思ったら、基盤というところが大事になってきますし、やはり議場でこういった議論になりかねないので、ぜひきちっと、こういった議論をちゃんと各課でやって、ここに上げてきていただきたいと思います。
あと、アプリ275万円、インスタグラムは無料で作れますが、今回300万円近く予算がかかりますので、ぜひ放置されることなく、管理していただけるような体制作りをお願いしたいと思います。
私は以上です。
◎議長(
西川誠一) 町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) 議員のおっしゃることも念頭に、これから、ただ、今のコロナの関係でございます。インスタグラムの更新ができてないということの原因究明は、私から調べさせていただきますが、ただ、今のコロナ禍、日常の業務の余分に様々なことに取り組んでおりますから、あれもこれも一気に全部というような人員ではございませんので、そのことは理解を頂きたいと思います。
以上でございます。
◎議長(
西川誠一) ほかにありませんか。
森浦繁君。
◎森浦 繁(15番) 森浦です。
資料の
新型コロナウイルス感染症各種支援策という、この分の3ページの2番目です。ここについて伺います。まだまだ
新型コロナウイルス感染症の先が見えていません。一人経営者への香美町事業者緊急支援金について、その後検討されたか、伺います。
もう1点は、こちらの、7月17日現在で710件の受付があったと。あと210件、予算では、申請も何もされてないという方があるんですが、これについては、案内はされているのでしょうか。それと、この210件の件についてはどのように検討されているのか。そして、920件の予算があるんですけど、これについての事業者別の公開ということはできるのでしょうか。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。
◎観光商工課長(田中徳人) それでは、森浦議員のご質疑にお答えしたいと思います。
香美町の事業者緊急支援金につきましては、6月30日をもちまして、申請受付を終了しております。ここに記載のとおり、710件から申請を頂きまして、現在653件、6,530万円の支給をしております。当初予算では918件ということで予算を積算しておりましたけども、現実的には710件であったということで考えております。
先ほどの、前の議会でもありましたが、一人事業者、この事業の事業基準についてですが、これ以外にも事業者の中でどういった状況にあるのか等については、その後も検討はさせていただいておりますし、どういった支援が必要なのかにつきましては、まだ明確に、こういうふうにするというところまでは至っておりませんけども、コロナウイルスで影響があった事業者の皆様に何らかの支援ができないかということは、検討をさせていただいております。
918事業所の公表ですが、これにつきましては、中小企業庁から出された数字でありまして、根拠的には明確なものは出ておりません。ただ、前回のセンサスの1,183件の事業所の内訳等につきましては、経済センサスホームページのほうからも内訳が出ておりますので、それについては、公表は可能だと考えております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 森浦繁君。
◎森浦 繁(15番) 今、1,183件のうちの、予算としては918件の予算をあげておられるんですけども、この分については、申請が、7月17日現在で710件ということになっているんですけども、ほかのところについては、申請も何も出てきてないんですけども、この点についても、ご案内というのはどこまでされたかという、これは個々の事業所に案内は出されたんですか。
◎議長(
西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。
◎観光商工課長(田中徳人) それでは、2回目の森浦議員のご質疑にお答えします。
918件につきましては、一つの基準として、中小企業庁の、町内にある事業所数ということで把握した中で予算化をさせていただきました。商工会員であるとか、関係のありそうな部分につきましては、ダイレクトメール等でさせていただいておりますけども、あとは広報であるとか、そういった部分を見ていただきまして、自分が対象になるのかどうか判断していただく中で、申請をもってということで行っておりますので、それ以上のことは行っておりません。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 森浦繁君。
◎森浦 繁(15番) 今、ダイレクトメールを出されたということですけど、件数については分かりますか。
◎議長(
西川誠一) 森浦議員、これは、この議案とは直接的な関係ではなくて、終わった議案なので、もうこの辺りで、ほかに質疑があれば認めますけども。
◎森浦 繁(15番) 終わります。失礼しました。
◎議長(
西川誠一) ほかにありませんか。
山本賢司君。
◎
山本賢司(9番) 山本です。
補正第6号の関係で少しお尋ねをしておきたいと思います。
議案資料12ページのところで、会計年度任用職員を9名増とするということで、小学校、中学校に、それぞれパートタイム会計年度任用職員報酬等々が出てくるわけですけれども、ここは、どうも地域の方というふうな文言もあったりして、どんな方がどんなふうな入り方になっていくのか。その辺を少し聞かせてください。
それから、16ページで、事業者への支援(3)の中の2)で、後段で、但馬牛肉の需要増と併せ、給食センターへ町内産牛肉をということで事業概要も出ておるわけですけれども、町内産を1回ということなのかというふうに、そこを読ませていただきましたけれども、同時に、こういう事業は、県の事業もありますよね。既にもう予算化されていると思いますけれども、そのものはどうされるのか。そこのところはどうなっているのか。そこを1つは確認をしたいというふうに思います。
さらに、16ページの上の段で、2)高齢者等の生活改善ということで、高齢者であったり、重度障害者という方々を対象に、エアコンの設置助成を10万円限度にやるということなんですけれども、割とニュースになるのが、エアコンはついておっても電気代が怖いということがニュースになったりするということも、過去の例でいってもあるわけで、その辺はどんなふうにお考えになっているのか。この辺りも伺っておきたいというふうに思います。
以上。
◎議長(
西川誠一) こども教育課長、丹後谷智君。
◎こども教育課長(丹後谷智) 山本議員の質疑についてお答えをいたします。
スクール・サポート・スタッフ追加8事業でありますが、どんな方を配置予定とされているかということにつきましては、この事業につきましては、教員免許は不要でございまして、既に各小学校、中学校に所属している学校の非常勤の職員、または地域の方々で当業務に携わってもらえる方に声をかけ、勤務校、勤務内容、勤務条件等を示し、配属する予定でございます。
なお、業務、事業内容につきましては、県の実施要綱に沿いまして、児童・生徒の健康管理、それから、教室内、共用器具の消毒、マスク、消毒液の物品等の管理、それから、その他
新型コロナウイルス感染症対策のために増加した事務業務等となっております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。
◎農林水産課長(藤原博文) 山本議員のご質問にお答えをいたします。
今回、農林水産課のほうでは、但馬牛肉の需要増も兼ねて、町内の子どもたちに、ぜひ町内産を食べていただきたいということで、農林水産課のほうで予算化したものでございます。これは町内産の和牛肉をということで、1回を予定しております。
それから、国、県の関係で、県のほうで進めておられるのは、教育委員会のほうで準備をしておるということですので、教育委員会のほうから答えていただきたいと思います。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 教育
総務課長、清水幸信君。
◎教育
総務課長(清水幸信) お答えさせていただきたいと思います。
県の事業で牛肉を給食に提供してもらう事業につきましては、6月に畜産課のほうから、いつごろに、どれぐらい欲しいかという調査がありまして、既にうちの必要数量を県のほうに返しております。11月、12月、2月の3回に分けて、全て県の負担で頂けることにはなっておりますけれども、ただ、町内産の牛肉が来るかどうかは、まだ決まっておりません。どこからの業者が入れるかは入札で決めるというふうに県のほうから聞いておりますので、町内産が入るとは限らないというふうに考えております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 福祉課長、穴田康成君。
◎福祉課長(穴田康成) 山本議員の、エアコンの設置をされているのに、つけていただけないというような現状況があるというようなことのご質疑でございます。
福祉課にはたくさんの、高齢者の家庭を訪問するというような在宅介護支援センター、あるいは介護認定調査員というような方がございます。その際にも、広報でもお知らせさせていただいていますとおり、「暑いですよ。今日はエアコンをつけたらどうですか」というようなことを、そのたびごとにご指導といいますか、指摘をさせていただいていますので、そういったことで現段階では対応させていただいております。
以上でございます。
◎議長(
西川誠一)
山本賢司君。
◎
山本賢司(9番) 教育
総務課長のお答えで、県の事業は、町の学校給食センターを通してということになるんでしょうけども、それは、予算的にはここを通らないということになるのかどうか。その辺りをどうされるんですか。それが1つ。
それから、エアコンの関係ですけれども、注意喚起はいいんだけども、実際には電気代が怖い。エアコンを使うことによって電気代がたくさん請求来る。だから辛抱しようみたいな、そういう話が時々ニュースになったりするわけでしょう。その辺りを含めて、もう少し検討が必要なのではないかということを思ったものですから、お尋ねをしました。
◎議長(
西川誠一) 教育
総務課長、清水幸信君。
◎教育
総務課長(清水幸信) 県の事業につきましては、町の予算を通りません。今のところは、兵庫県の食肉事業協同組合連合会というところが業者を決めて、業者から給食センターに牛肉が配送されてくるということで、支払いのほうも、県がその業者に直接支払いますので、うちは現物をもらうだけという形になります。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 福祉課長、穴田康成君。
◎福祉課長(穴田康成) 再度のご質疑に答弁させていただきます。
確かに電気代がということで、高くなるということで、ご指摘を頂いて、つけないというようなことを聞いておる調査員の方もおられます。ケアマネジャーの方もおられます。ですけども、その際にも同じようにお話しさせていただいていますのは、何よりも命が大切ですよというお話で、近年では、室外ではなくて、室内でも熱中症が発生するような状態でございます。安全に気をつけていただいて、つけていただくということをしていただきますようにということで、お願いをしております。
以上でございます。
◎議長(
西川誠一)
山本賢司君。
◎
山本賢司(9番) ですから、エアコン設置の助成をするのはええんです。それには、上がる電気代の負担、その辺も含めた検討が必要だったのではないかということを申し上げて、終わります。
◎議長(
西川誠一) ほかにありませんか。
谷口眞治君。
◎谷口眞治(2番) 谷口です。
何点かお伺いしたいと思います。まず資料1の2ページの、避難所感染防止対策事業に係る点であります。避難所に非接触型体温計、血圧計、マスク、消毒液等々の備蓄ということがあるんですが、その中で、大変私は評価できるんですが、
感染リスクの少ない非接触型体温計の配備をされるというふうなことで、大変結構だと思います。これまでの補正等々を見ておりましたら、学校関係を含めて、非接触型の体温計、こういったものが順次整備をされておりますが、この配備状況が、特に教育委員会関係、例えば学童、それから子育て・子育ちセンター、こういったところにもきちっと配備をされるというふうな、そういう状況になっているのかどうか。これが1点お聞きしたいと思います。
それから、2点目ですが、その他の感染防止に必要な資機材を整備するということで、地区公民館の16施設にスポットクーラー、それからパーテーションというふうな、こういった記述がありますが、あれでしょうか、例えば、地区公民館でしたら16施設あるんですが、まずスポットクーラーというのはどういうものかというのを教えていただきたいと思いますし、台数が10台という配備になっていますけども、この施設との関係ではどうなのか。それから、パーテーションが100枚ということですが、パーテーションの内容についてもお聞きしたいと思います。たしか一般質問で、体育館等の避難所としての3密を防止するということでは、段ボールマット、こういったものを提起させていただいておるんですけども、この辺との関係がどうがだったのかということを、2点目お伺いしたいと思います。
それから、次に、20ページ、21ページ、事業別予算概要書であります。農畜水産業生産加工施設衛生化・省力化等支援事業補助金ということで、合わせてでありますけども、1億4,645万円という、今回、大きな予算がついているんですが、これが、9割助成という臨時交付金活用の単独事業ということであげられておるんですが、どうなんでしょうか。国や県で、こういった事業に対してのハードに対する、こういう事業の助成とか、こういったことが考えられているのか。それと絡めてこの事業を推進するということなのか、全く別扱いで、臨時交付金を100%充当でするという、こういう考え方で整理されているのか。その点についてお聞きしたいと思います。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 暫時休憩します。
(暫時休憩)
◎議長(
西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。
防災安全課長、小椋勇二君。
◎防災安全課長(小椋勇二) そうしましたら、パーテーションとスポットクーラーのご質疑でございます。
まず、スポットクーラーにつきましては、冷たい、冷やすだけの分でして、大きさとしましては、4、50センチ角の、高さ1メートルぐらいの、一応1人用ということですが、首振りタイプですので、3名程度で使っていただけるのかなと考えております。
パーテーションにつきましては、とりあえず100枚ということですが、県のほうのガイドラインでは、3人の標準世帯で20平米確保ということが出ておりますので、20平米を四方で囲うような格好で、25か所ということで想定をしております。ただ、スポットクーラーとパーテーションにつきましては、今回挙げさせていただきました指定避難所で使うということではなし、必要に応じて使いたいと考えております。ただ、パーテーションにつきましては100枚、スポットクーラー10台で本当に足りるのかというご質疑だと思いますが、まず、スポットクーラーの関係ですが、県のほうが、先月6月30日に、兵庫県の冷凍空調設備工業会という77社で構成されております会のほうと、災害時における空調機器の応急対策に関する協定というのを結ばれておりまして、内容といたしましては、避難所への乾式空調機器ということで、スポットエアコンでありますとか、大型扇風機、温風機等、または発電機の設置というのをしていただけるようです。
数ですが、この前お聞きした中では、大型扇風機につきましては5,000台、スポットエアコンについては700台準備できるということでございます。ただ、これ、県下で例えば香美町だけが被災ということであれば、それなりの数は確保できるかなというふうには考えておりますが、兵庫県下でかなり広域になった場合について、どれだけ香美町のほうに確保できるかという課題はあろうかと思っております。
それと、あと、パーテーションにつきましても、100枚ということで、非常に枚数足りるのかということもございます。こちらといたしましては、置いておく保管場所の関係もございます。この関係につきましては、平成29年8月30日に、県のほうが、西日本段ボール工業組合というところと、災害時における応急対策用物資の供給等に関する協定というのを結んでおりますし、同じく平成30年11月27日も、東京のNPO法人と、避難所用の紙の間仕切りシステムにつきまして締結をされております。これ、段ボールベッドも対応できるようですので、こちらの協定のほうを上手に使って、足らない分については対応していきたいと考えております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 財政課長、邊見昌平君。
◎財政課長(邊見昌平) それでは、私のほうからは、谷口議員の臨時交付金について、ハードが対象になるかということについてお答えをさせていただきます。
このたびの臨時交付金につきましては、ハード事業につきましては、感染症への対応と関連しないインフラ整備は対象外となっておりますが、感染症拡大の防止や感染拡大への対応として行う経済支援、生活支援、そして、新しい生活様式への対応のために必要な施設整備につきましては対象とされておりますので、このたびの補正予算で計上しておる内容につきましては、対象になるものと理解しております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) こども教育課長、丹後谷智君。
◎こども教育課長(丹後谷智) 谷口議員の質疑についてお答えをいたします。
放課後児童クラブ、子育て・子育ち支援センターですが、これまで町民、団体等から頂きましたマスク、それから消毒液等について、既にお配りをしておりますということで対応させていただいております。非接触型体温計につきましては、これについての国庫または県等についての補助金等がまだないと思いますので、対応はしてないです。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 谷口眞治君。
◎谷口眞治(2番) 私は、非接触型の体温計が、これがリスクが大変率の低い、少ないということで、既に、課長、もう教育委員会関係、ほとんど整備しているじゃないですか。それは県が国とか、そういう問題ではなしに、この機会に本当にきっちり感染予防をするということでは、一番大事なことですので、もしということであれば、早急に検討されたいというふうに思います。それが1点。
それから、あと、スポットクーラー、パーテーションの関係でありますけども、パーテーションにつきましては分かりました。ただ、協定を結ばれているからということですけども、一般質問でも指摘をさせていただきましたが、感染予防と、さらには防災の備えというのが、いよいよ本当にもう目前に迫っております。台風シーズンが目前ですので、だから、きちっと、一つ一つ具体的に現場で準備をして、いざというときに間に合うような体制は、ぜひしっかりとお願いしたいということですので、その点について再度お伺いします。
それから、あと、臨時交付金の関係について、財政課長のほうでは、今回のこの事業については対象になりますということは私もよく知っているんです。そうではなしに、これだけのハード事業ですので、国のほうの直接事業、助成事業とか、こういう関係について、臨時交付金は臨時交付金でいいんです。置いといて、国のほうは、こういうハード事業の関係についての補助事業があるのか、ないのか。あれば、当然活用されていけば、臨時交付金を使わなくても補助金でいけますから、そういったことを検討されたのかということをお聞きしたかったので、よろしくお願いします。
◎議長(
西川誠一) こども教育課長、丹後谷智君。
◎こども教育課長(丹後谷智) 谷口議員の質疑についてお答えいたします。
もう一度、これまでの国庫または県の事業等々の要綱等を見直しまして、再度、対応するものがないかどうかも含めて、協議または検討してまいりたいと思っております。
◎議長(
西川誠一) 防災安全課長、小椋勇二君。
◎防災安全課長(小椋勇二) 避難所でのスポットクーラーの考えでございますが、8月30日に、町の総合防災訓練を実施する予定にしております。その中で
新型コロナウイルス感染症の対応を踏まえた、職員のほうで避難所の設営訓練というのを検討しておりますので、その中で十分検討していきたいと考えております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。
◎農林水産課長(藤原博文) お答えをいたします。
ご指摘のように、今回コロナウイルス対策ということで、農業、畜産、水産、これらについての新たな生産、加工、販売スタイルの転換、それから、コロナ禍収束後の大きな次の飛躍に向けた基盤作りをするという趣旨で、今回、ハード関係で1億円を超える予算化を提案しておるところでございます。これにつきましては、国の補助事業、おっしゃるとおり、在来のものでは、
メニューは、あるものもありますし、ないものもあります。ただ、今回の、例えば水産にしましても、漁協の製氷の関係にしましても、相当な事前の折衝やら調整が必要であります。そういう大きな支援を得られることもありますけれども、今回は、今までそれぞれの生産者、加工業者、団体等が取り組みたかったけれども、よう取り組んでなかった。これからの大きな礎になるものについて、思い切って90%補助という高率ですけれども、この際、思い切って応援をして、国の大方針である、強い農林水産業を目指すという観点でしておるものでございます。今回のこの財源を大いに利用しながら、国県補助金で調整に時間を取ることなく、スピーディーに今回対応したいという趣旨でございます。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 谷口眞治君。
◎谷口眞治(2番) それでは、しっかり取り組んでいただくことを求めまして、終わります。
◎議長(
西川誠一) ほかにありませんか。
見塚修君。
◎見塚 修(6番) 何点かお尋ねをしてみたいと思います。
資料18ページの教育関係の充実で、先ほど山本議員からありました。地域の人材等、分かりました。そうした中で、小学校、全10校中6校なんですが、その辺の6校を選定したという考え方、あと残りの4校はどうなるのか。それについてお尋ねをしてみたいと思います。
それから、20ページからですが、農林関係90%の補助率ということについても、後から少しふれたいというふうに思いますが、学校給食の関係の
賄い材料費、但馬牛、グラム1,500円の肉、私は食べたことが多分ないんじゃないかなと思うんですが、この肉を選定した理由。一般的に、まあまあの肉でもこの半額ぐらいで買えるのかなという気はするんですが、その辺の理由もお聞かせ願いたいと思います。
それから、21ページの事業概要の上から3段目で、補助率90%、補助限度額5,000万円。この5,000万円の意味があるのか、ないのか。これ、個人の施設でも何でもありませんし、多分、聞き取り調査をやって、事業主とも、事業主体とも話ができているのに、なぜここで5,000万円という補助限度額が出てくるのか。その辺をお尋ねしてみたいと思います。
それから、詳しく書いていただけたらありがたいんですが、23ページ、国県の随伴補助というものですが、国や県の補助率、町は15%出すということですが、国、県の補助率が載ってないものですから、その辺もお尋ねしてみたいと思います。24ページも、同じく県の随伴補助で県の補助率が分かりませんので、お願いします。それから、25ページも一緒です。県の随伴補助。
それから、今日配られました資料1ですが、これに入るまでに、まず7月豪雨で被災されました方々にお見舞いを申し上げたいというふうに思っております。
資料2ページ、指定避難所備蓄機材16カ所、これは上の目的のところでは、支援するとありますが、指定避難所ですから、これは町が全て設置するんだろうというふうに思うんですが、これから暑くなります。また冬になれば寒くなります。指定避難所、地区公民館等々が学校も含めてあるんですが、発電機、先ほどの説明で、業者等々から持ってきていただけるということもあるんですが、地区公民館の発電機はポータブル発電機しかありませんので、そんなに使えない。電力量は知れていますが、この辺の考え方はどうなっているのか。
それから、一番下の段、避難所運営補助金、世帯数ごとに補助金が載っていますが、この補助率の説明がないんですが、この補助率の説明をお願いしたいと思います。
それから、私は一般質問の中でも申し上げましたけども、対象経費の中で、この中で扇風機や冷風機やジェットストーブみたいなことが書いてあるんですが、発電機がない各地区の集会所です。この道具があっても使えない実態があるわけですが、町長は、私の一般質問で、設置することを考えてないと当時言われましたが、この辺はどうされようとしているのか。その辺もお尋ねしてみたいと思います。
以上です。
◎議長(
西川誠一) こども教育課長、丹後谷智君。
◎こども教育課長(丹後谷智) ただいまの議員の質疑についてお答えをいたします。
まず、この事業が来ましたときに、町内の学校に、この配置の件につきまして希望を取りました。その結果、配置する予定を示したものであります。
◎議長(
西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。
◎農林水産課長(藤原博文) 2点ご質問があったと思いますけど、1点目の、但馬牛の食材料の関係でございます。グラム1,500円の肉がどうかということがあったと思いますけれども、確かに1,500円の肉というのは、通常から見ると相当高い値段のものであります。これまでから、農林水産課では、魚食普及では水産物で食材供給し、但馬牛でもやっております。ただ、それは非常に単価も安い、少量なものですから、この回は、せっかくの、コロナの応援も含めて、需要増といっても、そんな量は多くはないんですけれども、この際、同じ食べてもらうんだったら、しっかりいい肉を子どもたちに食べさせたいという思いです。ステーキであれば一番いいわけですけれども、給食センターの調理も可能、不可能がありますので、もも肉、マックス1,500円程度を想定しております。最終的にどういう
メニューでということやら単価は今後詰めますけれども、これはマックスで、こういう肉を、ぜひこの際、子どもたちに食べさせたいという趣旨でございます。
それから、水産のほうの補助の限度額5,000万円、1件当たりということで設定をしております。これは、このたびの水産業、漁業者や漁協、それから加工組合等々、関係者にいろんな話合いを詰めてきました。この中で、資料21ページの下半分辺りに、香住加工協冷蔵庫プラットホーム改修事業、これが一番大きな事業費を想定しておるわけですけれども、ご承知のように、東港にある香住加工協の巨大な冷蔵庫のプラットホーム部分を囲うことによって、加工材料等の品質保持に関わることは、非常に長年の大きな課題であったと。これが、相当な金額がかかりますけれども、5,000万円だとして、90%補助。この予算の内訳では4,500万円を想定しておりますけれども、場合によっては、全体の事業の調整の中では、マックス5,000万円に行く場合もあることも想定して、1件、補助限度額5,000万円という設定をいたしております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。
◎観光商工課長(田中徳人) それでは、見塚議員のご質疑にお答えしたいと思います。
事業者デジタル活用等整備支援事業の県、国の補助率でございます。地域企業デジタル活用支援事業、県の事業ですが、この補助率が4分の3となっております。それから、国の生産性向上の中に1、2、3とありまして、ものづくり、商業、サービス補助につきましては、通常枠が、中小企業で2分の1、小規模企業者、小規模事業者については3分の2、それから特別枠ということで設けられておりまして、類型がございますが、3分の2、4分の3、それから、小規模事業者等持続化補助金につきましては、一般型で3分の2以内ということです。
それから、コロナ特別型対応ということで、これも類型がございまして、事業によりまして、3分の2以内、それから4分の3以内という形になっております。
IT導入補助金につきましては、2分の1以内という形でございます。
それから、資料24ページの少雪対策誘客支援事業補助金の県の補助率ですが、事業費の3分の2以内ということになっております。また、スキー場整備支援事業補助金につきましては、県の補助率としまして、2分の1以内という形で設定をされております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 防災安全課長、小椋勇二君。
◎防災安全課長(小椋勇二) そうしましたら、まず発電機の関係でございます。大分前になるんですが、発電機のほう、各地区公民館に、発電機とかアルファー化米とか、そういう備蓄のほうをさせていただいた経緯がございます。ただ、なかなか維持管理につきまして徹底ができていないということもありまして、結構故障とかが発生している状況でございますので、スポットクーラーにいたしましても、こういう機械物につきましては、やはり役場、あるいは地域局のほうでしっかりと管理運営する必要があるのかなというふうに考えております。
それと、各集落の補助金の関係でございます。今現在、風水害等を対象といたしました防災資機材等を購入する場合に、そこの2ページに書いてあります、同じ世帯区分で3万円、5万円、7万円、9万円ということで支援をさせていただいております。今回のコロナの関係におきましては、対象経費ということで、扇風機とか冷風機、ジェットストーブということで、かなり金額が張るものも入っておりますので、その分、単価のほうは10万円、20万円、30万円、40万円というふうに上乗せさせていただいております。この補助金で、そこに対象経費を書いておりますが、発電機は書いておりませんが、それも十分対象になると考えておりますので、もし、購入いただけるということであれば、この制度を利用して購入していただけたらと考えております。
補助率につきましては、ここに書いてある10万円、20万円、30万円、40万円が上限でありますので、その範囲内であれば実費になりますし、それを超える分につきましては、申し訳ないですけど、各区のほうで負担していただくという考えをしております。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 見塚修君。
◎見塚 修(6番) 教育委員会は親切ではないので、10校中6校なので、あと残り4校なんですけども、どこが配置しないんだ、だけ教えてください。4校配置しないんですよね。
それと、食肉
賄い材料費は分かりました。グラム1,500円の肉を1,500人、私は、もも肉がどのぐらいあったら1,500人分が取れるのか分かりませんが、今日の初めも肉の話がありましたが、なかなか大変なことかなと思ってお聞きいたしております。逆にまた期待もあります。
それでは、今回の6号補正の中でいろいろ見てみますと、補助率が、県の補助率も合わすと90%相当になる事業が非常に多いわけですが、そうした中で、20ページの農家支援のところです。畜産農家支援。町長は、かつてから、一般企業だとか事業主に町の金を出すことは考えないという方針であったわけですが、今回のコロナで個人的なものまでいろいろ支援するようなことが出てまいりました。国の特定給付金もそうですが、町の中でいろんなことが出てくるようになりました。そうした中で、一般的に、一般事業とコロナ事業との格差が非常に出てくるのではないかと、今後非常に心配するんです。その辺の整理の仕方というのは、どのようなお考え方を持っておられるのか。21ページの漁協だとか、加工協だとかというのは、個人ではないんですよね。そのようなことを含めて、これからはどのような考え方を持ってしようとしているのか、お尋ねをしてみたいと思います。特に町の観光関係で山関係では、どっちかというと、今回、全補助しても90%に満たない部分もありますので、逆に、もう少しこの辺に、個人ではない部分ですので、もう少し力を入れてもいいのではないかという気はしたりもしますので、その辺の整理の仕方をしっかりとやっていただけたらというふうに思います。
以上です。
◎議長(
西川誠一) こども教育課長、丹後谷智君。
◎こども教育課長(丹後谷智) 議員の質疑にお答えしたいと思います。
先ほどの、10校中の6校以外ですけども、兎塚小学校につきましては当初予算で配置しておりますので、ここは入っておりません。それから、希望されなかった学校として、射添小学校、余部小学校、小代小学校。
以上です。
◎議長(
西川誠一) 町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) 見塚議員のご質疑でございます。
まず、今回の交付金での対応でございますけれども、
専決処分をさせていただいたもの、また、コロナ対策として臨時会でお認めを頂いた部分、6月議会、今日の臨時会でございます。第4回になりますけれども、私の考え方は、このたびの地方創生臨時交付金、これは特別なものというふうな対応の仕方を考えておるところでございます。職員に、以前の議会でも申し上げましたけども、それぞれの業界団体、あるいは産業的な部分でいいますと、業界団体のお声も聞いて、今、業界全体として、この予算を使って何かコロナ禍からの立ち上がり、あるいは新しい事業に対する投資、今までできなかったものでも、このたびの交付金を充てればできるようなものがないかということで、特に農林水産関係につきましては、業界団体との綿密な意見調整の中で、今、本当に業界が望むこと、それぞれ個人に給付する部分については、各事業所には、町の給付金、あるいは支援金、国県の部分で様々、民生的な部分も含めて、各町民の皆様個人には、国や県の手立てもたくさんあったかと思いますけれども、産業の支援策については、各業界団体の役員の皆さんをはじめ様々な意見を聞いた中で、今、この交付金を活用して、させていただける事業はないかということを、意見調整の中で、特に農林水産課は、それぞれ現場に出向いて、いろいろと業界の皆さんの意見を聞いた中で、今回の提案ができているものというふうに考えております。
後段で議員からご指摘がございました、山の部分の関係でございます。私もそのことが気になっておりまして、スキー場関係の皆さん、あるいは観光協会の皆さんとも、担当課を通じて意見調整の中で、農林水産ほど関係団体から具体的なご提案を今頂いたというふうに認識しておりませんので、このたびの予算計上にはなかったというふうに考えております。例えば、少ない部分ですけれども、おじろスキー場の夏季のキャンプかな、そういうものについては、四季型観光とか、暖冬であっても、オールシーズンを目指したような新しい取組という意味合いで、わずかばかりの要求でございましたけれども、対応はさせていただきました。
今後、9月議会の補正に向けて、それぞれ山の部分についても、関係の皆さんから意見調整をさせていただく中で、まだ交付金も全部使い切れているわけではありませんので、今まで予算化したものの不用額も大分出てこようかと思います。今、財政課長と話をしております中で、1億円がまだ交付金使い切れておりません。そのことと今まで予算化した中で、多分不用額といいますか、使われなかったお金が、先ほどのご質疑の中でもありましたけども、5,000万円程度はあろうかなと思いましたら、1億5,000万円あるわけでございますから、今日ご提案を申し上げておる部分のほかに、西谷議員もおられますけども、スキー場関係、3つのスキー場がございますので、ただ、山の部分でも、通常の経常経費にお願いしたいというようなお話はございました。通年をしております草刈りとか、シーズン前の整備に、今年に限ってそれを出してほしいというような提案には、私はこの交付金は活用すべきではないと。経常経費について支援するのではなしに、例えば、地元負担も大きいとは言いながら、人工降雪機の導入だとか、そういうことに大きな費用がかかるとしても、これは地元負担も受けていただけるなら、県の支援と町の支援と地元負担とで、大きな負担にも乗っていけるようなことがあれば、私どもとしても、残っております交付金を、大きな費用を山の部分に充てることも十分考えておりますので、このことは、また西谷議員も含め、あるいは山の村岡、小代区の議員の皆さんとも意見調整の中で、現場にも足を向けて、担当課には調査をさせて、できるだけいただいた交付金を全部使って、町民や産業のために頑張っていきたいというふうに思っております。
ただ、交付金の額のレベルでございますけども、当初の1次補正は1億2,800万円頂きました。今度の2次補正が4億5,000万円ですから、5億7,000万円です。それに比して、国から頂いた給付金なんかは、香美町だけでも17億円頂いておるわけでございますから、お金のレベルでいいますと、町民一人一人に配っても3万円程度のお金でございますけども、重点的に配分すれば、今日ご提案申し上げたような、海にも1億数千万円の費用負担ができる。様々なところに集中的に支援策を講じるということは可能だと思いますから、今、議員がご指摘の、山の部分が手遅れなことは私も十分認識しておりますから、今後9月議会に向けて、現場との意見調整の上に予算の配分も検討してみたいと考えております。
以上でございます。
◎議長(
西川誠一) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
◎議長(
西川誠一) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
◎議長(
西川誠一) 討論なしと認めます。
これより、議案第82号を起立により採決いたします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎議長(
西川誠一) 起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
以上で本臨時会に付議されました案件は全て終了いたしました。
これにて令和2年7月第120回
香美町議会臨時会を閉会したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
◎議長(
西川誠一) 異議なしと認めます。
よって、令和2年7月第120回
香美町議会臨時会を閉会いたします。
午後12時32分 閉会
○ 閉 会 挨 拶
◎議長(
西川誠一) 町長より挨拶があります。
町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) 閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
本日、4月以降3度目となる臨時会を開催いただきました。
議員各位には、慎重審議の上、
一般会計補正予算(第6号)を原案どおりご決定いただき、誠にありがとうございました。今回決定を頂きました補正予算による新たな
新型コロナウイルス感染症対策事業につきましても、速やかに事業着手し、これまでの補正予算による継続対策事業と併せ、感染予防の取組、町民生活と事業者支援、教育環境の充実に、引き続き最大限の努力をいたす所存でございます。
議員各位におかれましては、これから暑い毎日が続くことが予想されますので、健康には十分ご留意を頂き、町政発展のため、ますますご活躍されますことを祈念申し上げ、閉会のご挨拶とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。
◎議長(
西川誠一) 大変ご苦労さまでした。
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