加東市議会 > 2021-09-21 >
09月21日-05号

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  1. 加東市議会 2021-09-21
    09月21日-05号


    取得元: 加東市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    令和 3年 9月 第102回定例会  ┌───────────────────────────┐  │会議録第245号                     │  │      第102回(定例)加東市議会会議録      │  │              令和3年9月21日(第5日)│  │                  開会 午前9時30分│  └───────────────────────────┘1 議事日程  第1 一般質問2 会議に付した事件  議事日程どおり3 出席議員(15名)      2番  別 府 みどり 君      3番  鷹 尾 直 人 君      4番  廣 畑 貞 一 君      5番  古 跡 和 夫 君      6番  大 畑 一千代 君      7番  高 瀬 俊 介 君      8番  長谷川 幹 雄 君      9番  石 井 雅 彦 君      10番  岸 本 眞知子 君      11番  小 川 忠 市 君      12番  小 紫 泰 良 君      13番  藤 尾   潔 君      14番  桑 村 繁 則 君      15番  山 本 通 廣 君      16番  井 上 茂 和 君4 欠席議員(なし)5 欠員(なし)6 出席停止議員(1名)      1番  北 原   豊 君7 説明のため出席した理事者(20名)     市長          安 田 正 義 君     副市長         岩 根   正 君     技監          高 瀬   徹 君     まちづくり政策部長   小 林 勝 成 君     まちづくり政策部人事課長藤 原 英 樹 君     総務財政部長      服 部 紹 吾 君     総務財政部総務財政課長 西 山 卓 良 君     総務財政部防災課長   三 木 秀 仁 君     市民協働部長      土 肥 彰 浩 君     健康福祉部長      大 西 祥 隆 君     産業振興部長      小 坂 征 幸 君     都市整備部長      大 畑 敏 之 君     上下水道部長      眞 海 秀 成 君     会計管理者       壷 井 初 美 君     教育長         藤 本 謙 造 君     教育振興部長      田 中 孝 明 君     こども未来部長     広 西 英 二 君     こども未来部参事    後 藤 浩 美 君     こども未来部参事    神 田 英 昭 君     病院事業部事務局長   堀 田 敬 文 君8 出席事務局職員(3名)     事務局長        肥 田 繁 樹     次長          山 川 美智子     書記          松 本 裕 介        ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~                午前9時30分 開議 △開議宣告 ○議長(小川忠市君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの議員の出席数は15名です。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○議長(小川忠市君) 日程第1、一般質問を行います。  議員は登壇の上、通告書に従い御質問願います。  念のため申し上げますが、一般質問につきましては、議会運営委員会におきまして新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、質問、答弁を合わせまして1人40分以内と決定しておりますので、よろしくお願いします。  なお、質問席での一般質問終了後に自席に戻る際は、答弁書をお持ち帰り願います。  それでは、通告順に従い、4番廣畑貞一君の発言を許可します。  4番廣畑君。              〔4番 廣畑貞一君登壇〕 ◆4番(廣畑貞一君) 議長のお許しをいただきましたので、4番廣畑貞一が一般質問をさせていただきます。  昨年からのコロナ感染拡大の中、多くの命を預かる学校現場の先生方の取組に敬意を表すとともに、高く評価しております。先行き不透明なこの時期、学校運営はじめ日々の教育実践には頭が下がる思いでおります。  そこで、教育長にお尋ねします。  第2次加東市総合計画の政策1で、「未来を創造する子どもたちを育む学びのまち」の中で、主要施策(2)「確かな学力、主体的に学ぶ態度の育成」並びに主要施策(4)「健全な子どもを育てる環境づくり」を捉えて、次の2項目についてお尋ねします。  簡潔かつ具体的に御答弁いただきますようお願いいたします。  1項目め、子どもの体力向上推進事業の進捗状況について。  加東市子どもの体力向上推進委員会の設置、体力テストや生活実態調査のデータを分析等による中・長期的な体力向上の推進を図ると事業の概要で示されて、第2次加東市総合計画3か年実施計画の令和3年度は概算事業費として64万6,000円を計上されています。  そこで、次の3点についてお尋ねします。  1点目、子ども体力向上推進委員会の設置時期はいつですか。  2点目、体力テストは全小・中学校で実施済みですか。  3点目、データの分析結果をどのように具体的に生かされていますか。  2項目め、学校運営協議会制度の設置について。  地域とともにある学校づくりを目指し、教育ビジョンを保護者や地域と共有し、目標の実践に向けて協働していくために学校運営協議会を設置する。第2次加東市総合計画3か年事業計画の令和3年度の概算事業費として19万円計上されてます。  そこで、3つについてお尋ねします。  1点目、東条学園で設置後の状況について。  2点目、東条学園の保護者や地域の反応について。  3点目、東条学園以外の小・中学校への情報共有がなされ、各小・中学校で学校づくりに良質な影響が出ていますか。  この3点についてお尋ねします。よろしくお願いします。 ○議長(小川忠市君) 4番廣畑貞一君の質問が終わりました。  理事者の答弁を求めます。  教育長。              〔教育長 藤本謙造君登壇〕 ◎教育長(藤本謙造君) それでは、4番廣畑議員の1項目めの子どもの体力向上推進事業の進捗状況についての御質問にお答え申し上げます。  1点目、子どもの体力向上推進委員会の設置時期ですが、令和2年3月に設置いたしました。これまでは小学校と中学校が別々に体力テストの分析を行っていましたが、令和2年度の調査から小・中学校9年間を踏まえ、子どもの体力向上推進委員会において合同で実施することといたしました。  2点目の今年度の体力テストの実施については、全学校の全ての学年で実施いたしました。例年であれば5月中に体力テストを実施するのですが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、実施時期を7月まで延長し、密集、密接を避けながら、測定以外のときにはマスクを着用し、消毒、換気を徹底しながら実施いたしました。  3点目、データの分析結果の具体的な活用については、児童・生徒へは一人一人に結果が返却されます。来年度からは過去の自分の結果と経年でグラフ化されて返却されるため、自分の伸びを実感し、課題が確認できます。教員にとっては学級児童・生徒の分析結果を体育の授業に生かすことができます。子どもの体力向上推進委員会においては、市内全ての学校が同じ分析シートを利用しているため協議がしやすくなり、9年間を見据えた中・長期的な体力向上の取組の検討に活用します。  今年度は体力テストの実施が遅くなったため、9月27日に子どもの体力向上推進委員会を開催し、データ分析を基に、コロナ禍においても体力向上を図るため、個々でも取り組める運動について検討し、実施してまいります。  以上、廣畑議員の子どもの体力向上推進事業の進捗状況についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) こども未来部神田参事。              〔こども未来部参事 神田英昭君登壇〕 ◎こども未来部参事(神田英昭君) 4番廣畑議員の2項目め、学校運営協議会制度設置についての御質問にお答え申し上げます。  1点目の東条学園での学校運営協議会設置後の状況についてでございますが、東条学園小・中学校では、地域ぐるみで子どもを育む新たな取組として学校運営協議会を設置しました。学校運営協議会とは、保護者と地域住民が育てたい子ども像や目指す教育ビジョンを学校と共有し、学校運営の必要な支援に関して協議をする場です。  開校に伴い4月5日に設置されました。学校長から学校運営の基本方針が説明され、学校運営協議会で承認されました。6月には学校から東条学園小・中学校体育大会についての実施計画案が提案され、第1ステージ、1年生から4年生と第2、第3ステージ、5年生から9年生までのステージごとの子どもの成長を願った計画案が承認されました。ほかにも学校から、児童・生徒が地域の人から学んだり地域の人と共に活動したりする地域学校協働活動について説明を行い、最後に東条学園生に求める姿について活発な意見交換がなされました。  具体的な取組は今年度は2学期以降となりますが、今後、地域学校協働活動推進員が中心となって、学校と地域をつなぐ様々な活動をコーディネートし、学校と保護者と地域住民が力を合わせて、東条学園の目指す教育ビジョンの実現に取り組んでまいります。  2点目の東条学園の保護者、地域の反応についてでございますが、今後、東条学園の学校運営協議会の中で活動の経過報告がされ、成果と課題がまとめられます。教育委員会としても、引き続き学校運営協議会へ積極的に関わることで、学校、保護者、地域の反応をキャッチし、学校、地域学校協働推進員と連携しながら活動の充実に努めてまいります。  3点目の東条学園以外の小・中学校への情報共有がなされ、各小・中学校で学校づくりに良質な影響が出ていますかでございますが、東条学園で始まった学校運営協議会の趣旨や活動内容については、各小・中学校に教職員の夏期研修会で取組を周知するとともに、学校運営協議会の様子を紹介した小中一貫教育だよりを加東市立各小・中学校や保護者にも配布するとともに、ホームページでも周知しております。今後、学校運営協議会の取組の成果についても引き続き各小・中学校にお知らせすることで、地域と共にある学校づくりのよさが共有されていくものと考えております。  以上で廣畑議員の質問へのお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 再質問ございますか。  4番廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) 大変簡潔かつ具体的に御答弁いただきました。ありがとうございます。  まず、子どもの体力づくりの件についてお尋ねをしたいと思いますが、明治5年に学校制度が開かれましてから、知育、徳育、体育というのが学校教育のこの3つの柱の中で、特に私が今お尋ねしてるその体育の部分なんですが、今学校で体力テストをされてますが、旧の体力テストと新の体力テストがあって、新の体力テストを実施されてると思うております。その中で子どもたちの状況を分析された推進委員会の委員の先生方は、子どもの生活習慣まで分析されて、各学校の今後の取組に生かそうとされてますか。お尋ねします。 ○議長(小川忠市君) こども未来部後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) 議員がおっしゃるとおり、子どもたちが毎日行っている、あるいは毎日生活をしている中で身につけていく体力というのは大きなところがあろうかと思います。歩く距離が少ないとか外遊びが減ったとかということも影響しているのではないかなということは学校でも捉えながらしております。業間の時間の中で一緒に外でこういう活動をしようということは考えてきておりますので、具体的にこうだからここの部分がこう減ったという直接的に分析として出しているわけではないですけれども、子どもたちの生活を鑑みた上での体力向上というのは先生たちは考えながら実施をしております。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) 今るる説明いただきましたが、生活習慣の改善というのは、健康の三原則がありますね、もう御存じだと思いますが、運動、栄養、休養ということが基礎基本であるわけなんですが。この中で情報分析して子どもたちが体を動かす運動、それから栄養を取ってる給食等々、それから食育に関する部分、それから日々の生活の中の睡眠、休養、こういうものがいかにバランスよく取られてるかということを分析された中に落とし込まれて、そしてそれを生かして、4年生から保健授業があるわけなんですが、5年生、6年生の中でもそういう保健の授業を落とし込まれて、保健の授業が実際に今履修をされているのかどうかお尋ねします。 ○議長(小川忠市君) 後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) 保健の授業はきちんと教育課程に必要な分、実施をしております。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) これで体力づくりは終わりますが、最後の質問ですが、体力テスト、体力が向上する、もちろん身体活動を伴う行為であって、体力が向上するわけなんですが、スポーツに関わる、運動に関わる時間の確保を拡大しましょうということも大きな狙いになってるんです、この新体力テストの中で。だから、スポーツの話をする、スポーツを聞く、スポーツを食べる、スポーツを見る、実際に運動場であるとか体育館であるとかプールであるとかという身体活動を伴う部分じゃなくてスポーツにいかに多く触れていくか、これが生涯スポーツの中につながって、昭和60年から生涯スポーツに進んでいく中でこれがうたわれているわけなんですが、そういうことも分析結果の中にうたわれているのかどうかお尋ねします。
    ○議長(小川忠市君) 答弁できますか。大丈夫ですか。  こども未来部後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) この体力テストの分析結果の中にそのようなところまでは入っておりませんけれども、ただ生涯を通じて運動を楽しむ、自分から何らかスポーツに関わりたいという、そういう思いも含めて子どもたちを育成するというのは大変大事なことだと思っております。今後、推進委員会の中でそういう観点も含めながら検討を進めてまいりたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) それでは、2項目めの学校運営協議会制度について質問をさせていただきます。  まず、この制度の中で、東条学園は4月5日に一番最初開かれまして、その次に6月にされております。このときの委員の構成はどのようになっておるのかお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小川忠市君) こども未来部神田参事。 ◎こども未来部参事(神田英昭君) 委員の構成についてお答え申し上げます。  まず、委員長、副委員長なんですけれども、委員長は学校開校準備委員会でお世話になった方を引き続き委員長として任命しております。副委員長は、その地域の民生児童委員の代表の方を任命されました。委員長が副委員長を任命するという規定がございましたので、委員長でその方を任命されました。ほかにも東条学園で総合的な学習でお世話になっております東条の匠の講師の方もその中に入っておられますし、それからもちろん東条学園のPTAの方も入っておられます。そういった方々13名で構成しております。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) ありがとうございます。  13名で、従来からこの開校に向けて継続して取り組んでおられて、知見も高いお方が構成メンバーに入っておられるなということで非常に安心をしております。さらに東条学園がよくなっていくんだろうなという思いもしております。  こういう学校のこのメンバーを任命されるのは教育長で任命されていくわけなんですが、この中でこの委員の方々においてどういう職務内容なのか、どういうところにどう注意をしていっていただかなければならないのか、それから身分上の問題等々についてお話もされてると思いますが、その点お尋ねします。 ○議長(小川忠市君) こども未来部神田参事。 ◎こども未来部参事(神田英昭君) 委員の皆様方には主に3つの職務を付与しております。  まず1つ目は、学校長が作成する学校運営の基本方針について承認を行うというところが1つ目です。  それから2つ目は、学校運営に関する事項について、校長や教育委員会に対して意見を述べることができるといったところです。  それから3点目は、学校運営に関する基本的な方針の実現に関する事項のうち、教職員の採用やその他の任用に関する事項について教育委員会に対して意見を述べることができるという、こういう3つの要件を付与しております。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) ありがとうございます。  今3つのことを言っていただいたんですが、この3つの中でもう一つ大事なことが学校運営委員会で抜けてるんじゃないかなと思うわけなんですが、教職員の採用、その他任用に関する任命権者に対して意見を述べることができる、そしてその意見は任命権者は尊重されるということがあるわけなんですが、この学校運営協議会で教職員の人事に意見が述べられるということは触れておられないんですか。お尋ねします。 ○議長(小川忠市君) 神田参事。 ◎こども未来部参事(神田英昭君) 人事については、例えば東条学園自体に英語教育、外国語教育をもっと充実させてはどうかという御意見をいただいたとしたら、東条学園について英語に堪能なスクールアシスタントをそこに持ってくるとか、そういったことで対応できるという形で考えています。 ○議長(小川忠市君) 人事について学校運営協議会から意見とかは述べられないんですかという御質問ですけれども、人事について。  教育長、答弁できますか。  教育長。 ◎教育長(藤本謙造君) 人事について意見を述べることはできると話をさせてもらっています。ただ、この先生はどうだからやめさせたいとかそういうことじゃなくて、学校の教育活動をより充実するためにこういう人事を考えてはどうかということで御意見をいただくことはできると承知しております。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) ありがとうございます。  教育長がおっしゃられたとおりなんです。この学校が、ここの子どもたちがよくなるために先生方の人事に関して、この人を飛ばすとかこの人を入れ替えるとかということじゃない、どうみんなでこの事案を解決していくかというところで、先生方に対しての意見を述べていくという捉え方をされるのは非常に私はベストだなと考えております。いい答弁をいただきました。  この中でいろいろな、るる学校運営委員の方々が動いていくわけなんですが、学校運営委員会、こういうものが教育委員会の規則にあって、根拠を持って今答弁をされたと思います。教育委員会規則があっての答弁だと思います、この規則は教育委員会規則のどこにうたわれてますか。設置されてますか。お尋ねします。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君、今発言の中で運営委員会という発言があったんですけれども、運営委員会というのがありますかね。学校運営協議会ですか。  廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) 「学校運営協議会」です。訂正したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小川忠市君) 今の質問には答弁できますか。  後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) 加東市教育委員会規則の中に「加東市立学校における学校運営協議会の設置等に関する規則」として制定しております。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) 今ここずっと見させてもらうと、例規集のどこにあるのかなと、私が見落としてるんだろうなと思いますが。  この地方教育行政の組織及び運営に関する法律の中で、学校運営協議会を置くことに努めるということが第47条第5項の規定にあるわけなんですが、それに準じて加東市の教育委員会はこの規定を設けておられるわけなんですね。設けておられるわけですね。その根拠を基にして今御答弁いただいたわけなんですね。私が見落としてたということなんですね、ここにある、この例規集の中に、これなかったんですが、それをお尋ねしとんです。 ○議長(小川忠市君) 総務財政部長。 ◎総務財政部長(服部紹吾君) 失礼いたします。例規集の編集につきましては総務財政課で行っておるんですけれども、どうしても直近の内容が反映できない部分がございまして、その例規集冊子につきましては毎年6月時点あたりで確認をさせてもらってから、その後の発行ということになりますので、どうしてもその直前に改正されているもの、追加になっているものについては反映されてない部分がございますので、そのあたりを御了承いただきたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) 今部長がおっしゃられたこともようよう分かるわけなんですが、学校運営協議会のこの条例云々については、もう文部科学省から随分前から出てるわけなんですね。直近ではないんですね。現にもう活動されてるわけですね。そしたら、令和2年6月30日現在、昨年のことですから十分にここに記載されるはずなんですが、されてないということは目に触れておられないということなのかお尋ねしたいです。 ○議長(小川忠市君) 教育振興部長。 ◎教育振興部長(田中孝明君) 学校運営協議会の設置等に関する規則につきましては、令和3年2月26日公布で、施行日は令和3年4月1日としております。この分につきましては、東条学園小・中学校が開校に合わせて例規を整備したということで御理解をお願いいたします。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) 期日的にいろいろな錯綜してる部分があろうと思いますが、やはりそういう規則が設置されたならばいち早く我々にも提示をしていただく、議会にも提示していただくというお考えがなかったのかどうかお尋ねします。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君、通告からかなりずれてずれていってるんですが、要はこの施行日が4月1日ということなんで、今の例規集には反映されてないということで御了解いただけますか。              (4番廣畑貞一君「分かりました」と呼ぶ)  廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) 最後になりますが、例規集の中に追記されると思いますが、その根拠を持って東条学園の学校運営協議会ということについて質問させていただいておりますが、最後の項目の中に他の各小学校に良質な影響を与えているかどうかということで、各校長会であるとか各教科担当者会であるとかというところにもお話がされてるんじゃないかなと思います。今から社地域、滝野地域小中一貫校が開校していきます。この中で東条学園がモデル校となる、そして近隣の市町村、はたまたは日本の小中一貫校を目指す教育委員会のモデルになる広がりを、意欲を持って、各小学校が連携を取って良質な情報を流されているのかどうかということをお尋ねします。 ○議長(小川忠市君) こども未来部神田参事。 ◎こども未来部参事(神田英昭君) 良質な影響についてでございますけれども、現在具体的な活動というものはこれからと聞いております。  例えば東条学園において考えられてるのは、学校前の花壇を学園生と地域の方々が一緒になって植えるという活動を考えておられたり、それから山田錦について東条で大変詳しい方がいらっしゃると、その方をお呼びして、総合的な学習の中で山田錦のよさについて学ぶ機会を考えておられたり、それから中学校においては東条の匠という総合的な学習の一環として、地域で働いておられる方、職人の方をお呼びしてその技を学ぶ、そういった学ぶ機会を考えておられます。そういったことを今後、地域学校協働活動の中のよさは今後も小中一貫教育だよりの中で各先生方、それから保護者、滝野、社の地域の方々にも周知していきたいなと考えております。また、おっしゃるように校長会等でもそういった東条学園でされてる具体的な実践事例をお話ししながら、そのよさの啓発に努めていきたいなと考えております。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) 今、神田参事が答弁していただきましたことは、もう従来から東条中学校、小学校で取り組んでることで、学園になった中での学校運営協議会での良質な会議を開催することによっていろいろな情報があって、良質なものをどう他の小・中学校に発生させるかという質問をさせていただいてたわけなんですが、これから積み重ねていかれる中でそういう良質なものがさらに良質なものになろうと思います。大いに私は今後の東条学園の学校運営協議会のさらなる活動を期待して、私の質問を終えたいと思います。  以上です。 ○議長(小川忠市君) これで4番廣畑貞一君の一般質問を終わります。  次に、12番小紫泰良君の発言を許します。  12番小紫君。              〔12番 小紫泰良君登壇〕 ◆12番(小紫泰良君) 12番小紫泰良が1項目め、井戸敏三前知事の評価と齋藤元彦新知事への期待について、2項目め、子どもの新型コロナウイルス感染急増による学校での感染予防と今後の対策はでお伺いいたします。  1項目め、井戸敏三前知事の評価と齋藤元彦新知事への期待についてでございます。  7月18日投開票の兵庫県知事選挙は、元大阪府財政課長の齋藤元彦氏が自由民主党と日本維新の会の推薦を受けて、新人5人による激戦を制し、初当選しました。20年ぶりの新しい兵庫のリーダーは戦後7人目、最年少で全国の知事では2番目に若い43歳ということです。  新聞報道によりますと、齋藤知事の当選後の会見では、徹底した行財政改革を強調し、改めてゼロベースで事業の見直しを行う方針を示しています。そして、県政刷新の司令塔となる知事直轄の新県政推進室を設置しました。  神戸新聞が知事選期間中に実施した県内市町長アンケートでは、対立した金沢候補を支持した18人の市町長から、齋藤知事が予算を切り詰め、都市部を重視する維新流の行財政改革を行うことへの心配や、人口が少ない地域の切捨てにならないことを望む声がありました。  ここで質問いたします。  1つ目です。  安田市長は市長就任時から前井戸知事でしたが、井戸知事20年間の県政は加東市の事業を行う上でどうだったのかお伺いいたします。  例えば理解を示していただき、加東市に対して協力的であったのか、また難しい面もあったなどお聞かせください。  2つ目です。  20年間続いた井戸県政から齋藤県政にバトンタッチされますが、知事が替わることでこれまでと県と市と共同で進めてきた事業や県補助事業などに影響はあるとお考えですか。あるとすれば、どのようなことが懸念されますか。また、その対応についてのお考えをお聞かせください。  3つ目です。  市内には多くの県立の施設等があります。特に播磨中央公園などは市の貴重な観光資源となっておりますが、新しい知事に替わることで市内の県立施設等の在り方等に影響があると思われますか。お聞かせください。  4つ目です。  齋藤新県政に対する期待をお聞かせください。  次に、子どもの新型コロナウイルス感染急増による学校での感染予防と今後の対策はでお伺いいたします。  8月22日の神戸新聞の一面に、世界各国で新型コロナウイルスに感染する子どもが急増し、感染力の強いインド由来の変異株デルタ株の蔓延に伴い、重症化する子どもが増えている。世界最悪の水準で感染が拡大したインドネシアでは、7月毎週100人以上の子どもが亡くなり、死者の3割を占めたとのことです。  日本でも全国で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、従来株よりも子どもの感染リスクが高いとされるデルタ株が蔓延し、以前より子どもの感染が多くなっているのは明らかであると懸念の声が上がっています。そして、子どもから親に感染が広がる事例が増え始めたとのことであります。  沖縄県では、新規感染者のうち未成年者が占める割合は約25%に迫り、これまでで最も高くなっています。流行するウイルスの約8割がデルタ株とされる大阪府では、特に7月中旬以降、9歳以下の子どもの感染者が急増しており、8月2日から15日の2週間に大阪府内で確認された9歳以下の感染者は1,000人を超えています。多くは親などからの家庭内感染ですが、約2割は感染経路が不明、保育園などでのクラスターも複数確認されているとのことです。ただ、子どもの重症化例はほとんどなく、多くの学校では感染対策を徹底しながら新学期の通常授業を始める見込みです。これまで会社や飲食店で感染した親世代から子どもにうつるケースが目立ったのに対し、学校で感染した子どもが家庭に持ち込む逆流現象の危険性が高まり、2学期が始まることにより親世代で感染が広がる契機になることも否定できません。  ここで質問いたします。  1つ目です。  既に学校では感染対策はされていますが、状況が変わった今、さらに考えられる対策を講じることはありますか。  2つ目です。  感染への不安で登校しない生徒にはどのような対応をされますか。文部科学省によりますと、現在は学校と保健所が協議した上で休校や学級閉鎖を決めているが、宣言地域の保健所は多忙を極めているため、学校が保健所と協議しなくても休校を判断可能とするため、指針をつくるとのことです。また、国は緊急事態宣言地域の一斉休校に慎重な考えを示しています。そして、兵庫県は一斉休校は当面実施しない方針です。  ここで質問いたします。3つ目になります。  臨時休校も視野に入る時期になってしまったと思いますが、どのようなときに臨時休校となりますか。加東市教育委員会としての基準は何か想定されていますか。  4つ目です。  臨時休校になった場合、子どもたちへのどのような学習指導を考えておられますか。  最後の5つ目です。  オンライン授業をする場合に家庭でのオンライン授業の環境は把握されていますか。  以上をお伺いいたしまして、12番小紫泰良の一般質問といたします。 ○議長(小川忠市君) 12番小紫泰良君の質問が終わりました。  理事者の答弁を求めます。  市長。              〔市長 安田正義君登壇〕 ◎市長(安田正義君) それでは、12番小紫議員の御質問にお答え申し上げます。  私からは、1項目めの前知事の評価と新知事への期待ということで兵庫県政に対しての御質問にお答え申し上げ、2項目めは教育長からお答えを申し上げます。  1項目めの1点目でございますが、本年7月30日、前知事が退任に当たっての記者会見で、阪神・淡路大震災からの復興や行財政構造改革の取組による収支均衡、防災力の強化など、5期20年間の県政を振り返られ、この在任期間中、一貫して県政推進の基本理念とされてきたのが県民と共に歩む参画と協働でございました。  県民と共に県政を推進する、県民はもとより県内の各自治体に対しても同じ姿勢であったように思っております。様々な対話を行いながら地域の実情を把握し、地域の多様性と個性を生かす地域づくりに取り組まれ、また新型コロナ対策を含め県内の各市、各町が県と連携して行う事業についても、兵庫県全体の発展のために協力して進めていただいたものと捉えております。  次の2点目と3点目の御質問につきましては関連いたしておりますので、併せて回答させていただきます。  新知事による新しい県政がスタートして50日が経過したところでございます。知事選で掲げられた公約に速やかに対応するため、就任後すぐに知事直轄の組織、新県政推進室を新設するとともに、このたび事業の総点検を含む行財政運営方針の見直しに着手され、本年12月には素案をまとめ、議会の議決を経て、来年3月に行財政運営の新たな方針を策定されるようでございます。  知事が替わることでこれまで県と市で進めてきた事業や県補助事業などへの影響、または市内における県立施設の在り方等の影響を御質問いただいておりますが、現時点では見直しの方針内容が不透明であるため、その影響を予測することは難しい状況にあります。しかし、仮に県が策定を進められている行財政運営の新たな方針内容が市民生活や県立施設の在り方等に大きな影響を与えるおそれがある場合には、県に対して見直しを求めていきたいと考えております。  次に、4点目の新県政に対する期待についてでございますが、県民の安全な暮らしを守るため、まずは最優先課題である新型コロナウイルス感染対策に全力で取り組んでいただきたいと思います。また、歴史も風土も異なる個性豊かな地域から成る兵庫県全体の発展を目指して、市や町と共に県政を進められることを期待するところでございます。  前知事時代には毎年度2回の県と29市12町によります懇話会が開催をされておりました。直近では私が出席いたしましたのは本年1月21日、そして4月13日のこの2回がございます。これに加えて、毎年夏から秋にかけて北播磨地域づくり懇話会、これには5市1町の首長と、それから議長経験のある方は出席いただきましたけれども、議長さんと、そして5市1町から選出されております県会議員が同席をする中で、懇話会というものも開催をされてきたところでございます。  新知事になってこういったところがどうなるのかということを懸念をいたしておりました。9月17日に先ほど申し上げました県と29市12町によります懇話会が開催されるということで、そこに出席をすることによって、新知事の考え、そういったことが聞けるものと期待をいたしておりましたが、残念ながら台風14号を懸念されて、今回9月17日につきましては中止となりました。非常に残念でございましたけれども、次の機会にしっかりと知事の考えを聞きたいと、そんなふうに思うところでございます。  以上、私からの小紫議員の質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 教育長。              〔教育長 藤本謙造君登壇〕 ◎教育長(藤本謙造君) 12番小紫議員の2項目めの子どもの新型コロナウイルス感染急増による学校での感染予防と今後の対策の御質問にお答え申し上げます。  1点目、学校がさらに行う感染防止対策については、これまで実施してきた感染防止対策を徹底した上で、さらに学校施設の消毒、児童・生徒の指導、教育活動の工夫を行うことで学校内のクラスター防止に努めてまいります。  学校施設の消毒作業では、特に使用頻度の高い箇所、供用箇所の消毒回数を増やしたり、可能な限り共有物を減らしたりしております。部活動のクラスターを防止するために、ボールなどの用具の消毒も始めました。職員室の電話機やコピー機、ドアノブ等、共有使用頻度の高い箇所の消毒回数を増やし、職員室でのクラスター防止も強化いたしました。  児童・生徒への指導では、マスクの着用をこれまで徹底してまいりましたが、効果が高いと言われる不織布マスクの着用を強く奨励し、保護者宛てに通知を出しています。給食時間の黙食の徹底を図り、学校での歯磨きは中止、小学校では特にクラスターが発生しやすい低学年の3密を回避するため、授業以外の休み時間の生活についても学級担任が巡回し、指導を行っております。中学校では部活動のクラスターが問題になっていますので、緊急事態宣言中の活動は原則中止にしております。ただし、新人大会、中学3年生最後の文化発表会等については、県教育委員会の方針に従い、出場するために必要な最低限の練習について感染防止対策を取って実施を認めています。感染防止を行いながら、生徒の意欲を維持できるよう取り組んでいます。規模の大きい学校では室内で全校生が集まることをせず、リモートで始業式を行いました。また、学校間交流についてもリモートで実施してきました。  2点目、感染への不安で登校しない子どもについては出席停止扱いとしています。現在4名います。出席停止の児童・生徒については、原則リモートを活用した学習とプリント学習等を併せて実施し、同時に学校とのつながりを保つよう努めています。  3点目、どのようなときに臨時休校となるかについては、県の方針に準じて複数の学年が学年閉鎖をした場合には臨時休校となります。学級閉鎖は複数の児童・生徒が感染した場合、学年閉鎖は同一学年で複数の学級閉鎖があった場合に行います。感染者が1名の場合でも、濃厚接触者があり、感染拡大の危険性がある場合は、1名でも学級閉鎖をする場合がございます。  4点目、臨時休校になった場合、子どもたちへの学習指導については自宅での学習になりますので、オンライン授業を中心にプリント学習を併用して実施します。1学期中に中学校で1週間、学級、学年単位の授業を1日6時間、週30時間リモートで実施した学校もありました。朝の会もクラス全員で顔を合わせて行い、生徒の心のケアにもつながりました。その効果と課題を各学校と情報共有し、他校でも効果があるリモート学習ができるようにします。  5点目でございます。  オンライン授業をする場合に家庭でのオンライン授業の環境把握については、学級担任が調査をし、不十分な家庭には環境を整えるよう支援をしています。家庭のWi-Fi環境の設置を推奨し、準備が間に合わない場合は、親戚宅や学校で個別にタブレットでリモート授業を受けます。2学期に入り、全ての学校でリモートのテスト授業を実施するようにしています。中学校は9月3日までに全ての学級で実施しました。小学校は保護者と共に確認できるよう順次進めています。子どもたちの学びを止めないよう、教職員の創意工夫による個別最適化学習を進めていきたいと考えております。  以上、小紫議員の学校での感染予防と今後の対策についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 再質問ございますか。  12番小紫君。 ◆12番(小紫泰良君) それでは、再質問させていただきます。  まず、最初の井戸敏三前知事の評価と齋藤元彦新知事への期待についてでございますが、9月17日の日に新しい齋藤知事との会があったのが台風で延期になったということでございますが、それがもう全く最初の接触の機会であったのでしょうか。それぞれの市町の皆さんもそれぞれの市の現状をお伝えしたいという気持ちもあったかと思うんですけれども、今まで全く本当になかったのかお伺いしたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 市長。 ◎市長(安田正義君) 今申し上げましたのは、県と29市12町によります懇話会ということでございます。これは、毎年度初めと、それから年明け1月ということになりますと、新年度に向けての様々な施策についての説明をされるという機会でございました。このたびは9月17日に設定されたということになりますと、これはやはり新知事がこれから県政に対してどのような方針で進めていくのかと、そういうことが知事本人からお聞かせ願えると期待をしとったわけでございますが、それがかなわなかったということで非常に残念に思っておるという、こういうことでございます。  これまで加東市として新知事が誕生してからまだ一度も知事とは直接的には接触はしてはございません。ただ、副知事等につきましては、これまでから加東市の状況等も十分に御認識をいただいておるものと思っております。したがって、今後において新知事にはぜひ地域に出向いて、兵庫県の場合は非常に範囲が広うございますけれども、各地域の課題、現状、実情、そんなものをぜひ早期に把握をしていただく機会を設けていただきたい。もちろん我々の側からもお伝えをすることは当然しなければならないことでございますが、ただ今はなかなか県にも伺うことにも非常に制限もございます。そういう状況の中でございますけれども、しっかりと我々の思い、地域の現状、実情、そういったことをお伝えしていきたいと思っております。 ○議長(小川忠市君) 小紫君。 ◆12番(小紫泰良君) 承知いたしました。県との関係は非常に大切ですので、そのような形で進めていただければと思います。  では、2番目の子どもの新型コロナウイルス感染急増による学校での感染予防と今後の対策というほうの再質問をさせていただきたいと思います。  感染への不安で登校しない子どもについては出席停止扱いとしていますと、現在4名いますということなんですが、これは保護者の方から申出があって、先生方と話し合われてなったかと思うんですが、申出だけで済むのか、ほかに何かあるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(小川忠市君) こども未来部後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) 感染への不安で登校しない生徒は出席停止扱いというのは、出席停止、忌引等の日数として、出席にも欠席にもならない日という扱いをしております。文部科学省から校長が合理的な理由があると判断した場合にはそのような扱いをするという指針を出されておりまして、保護者からの申出の中で出席停止という扱いをしております。特にこの緊急事態宣言、感染が蔓延している中で、子どもたちが感染に対して不安を持ってる心のケアの上からも、この期間においては特に出席停止という扱いをしているところです。 ○議長(小川忠市君) 小紫君。 ◆12番(小紫泰良君) 学習に関しましては、原則リモートを活用した学習とプリント学習等ということで併せて実施ということになってるんですが、現状はリモートとかも使われているんでしょうか。プリントだけになってるんでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) 濃厚接触等で欠席をしている生徒もおります。授業をリモートで配信をしたりプリントを併用したりということを行っております。 ○議長(小川忠市君) 小紫君。 ◆12番(小紫泰良君) それで、臨時休校になった場合、学級閉鎖、学年閉鎖、学校閉鎖となった場合のことなんですが、県の方針に準じて複数の学年が学年閉鎖をした場合には臨時休校、学級閉鎖は複数の児童・生徒が感染した場合、学年閉鎖は同一学年で複数の学級閉鎖があった場合に行いますということなんですが、コロナになった場合の公表される基準とかはどのようになってるんでしょうか。  ちなみに新聞報道では、公表に前向きな西宮市では校名、学校名ですね、感染者の人数を公表、濃厚接触者がいるかどうかや再開までの対応も追って発表されています。西宮市は、教育活動や市民生活の混乱を避け、誤った情報を拡散させないためにも、正確な情報を出す責務があるとしています。また、こちらも公表に前向きな芦屋市なんですけれども、感染状況を正しく伝え、市民にリスクを知ってもらう必要があるとの考えで、プライバシーを守りつつ、公的な情報はぎりぎりの範囲まで出すとされています。また、逆に公表に後ろ向きな市町は、当事者や家族の負担になると、風評被害が起きるとしてますが、その中でこちらも公表に後ろ向きな三田市は、校名を公表しない理由を個人を特定しようとする動きや中傷が過去に相次いだためとしています。どちらももっともな判断だとは思うんですけれども、どちらかを選ばないといけないわけなんですけれども、加東市の場合はどのようにお考えでしょうか。公表されるんでしょうか。 ○議長(小川忠市君) こども未来部後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) 公表の件ですけれども、実際その該当校の保護者には感染者があったということについてはこれまでから周知をしております。それから、今おっしゃったように誤った情報が広がるとか、それから教育活動が混乱するとか、それから詮索をするとかということは何としても防ぎたい。ただ、感染者が出たことで感染拡大防止の意識をさらに強く持っていただく必要はあろうかと思っております。そういう点から、感染拡大防止の観点から、公表の必要性、範囲等を検討して、必要であれば公表するという姿勢でおります。 ○議長(小川忠市君) 小紫君。 ◆12番(小紫泰良君) そのときそのときの判断かも分かりませんけれども、今の説明からしますとちょっと分かりにくかったんですが、学校が閉鎖となったときには全保護者の方に説明は分かるんですけれども、学年閉鎖とか学級閉鎖となった場合にはどの範囲まで保護者の方に説明されるんでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) 校内で感染者が出た場合については全保護者にお知らせをしております。学年とか学級とかそういうところは特定しませんけれども、学校関係者に感染者が出ましたということでお知らせをしております。 ○議長(小川忠市君) 小紫君。 ◆12番(小紫泰良君) その学校で感染者が出た場合には全員の保護者の方に説明をされるということで承知いたしました。  もし学校閉鎖、学級閉鎖になった場合に、家庭でのオンライン授業のことは答弁していただいたんですけれども、仮にオンライン授業の環境がない家庭は中には学校へ来たりとかということなんですけれども、そのあたりの人数的な把握はちゃんとされていて、何名ぐらいというのは数字的には言えるんでしょうか、無理なんでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) 現在環境が整ってない児童・生徒は9名ということで把握をしております。あとは、もう個別にどうしていくかということを検討しているところでございます。 ○議長(小川忠市君) 小紫君。 ◆12番(小紫泰良君) どうしていくかというのは、それはどのくらいのところで判断されるんでしょうか。もう早急に決定できるんでしょうか。昨年学校が長期間、2か月間ですか、休みだったときに、その後の授業が非常に早く進んで、分からない子どもたちが追いついていけないという事例もあったかと聞いてるんですけれども、できるだけそれぞれの子どもが授業が分かるようにしていただきたいと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) まず、環境が整わない理由が個別に異なってまいりますので、方法が分からなくてというところについては手だてを早急に取ってまいります。それ以外のどうしても今すぐにできない事情がある御家庭については、今後方法についても検討してまいります。 ○議長(小川忠市君) これで12番小紫泰良君の一般質問を終わります。  ここで休憩します。                午前10時32分 休憩                ─────────                午前10時45分 開議 ○議長(小川忠市君) 休憩を閉じ、会議を再開します。  次に、7番高瀬俊介君の発言を許します。  7番高瀬君。              〔7番 高瀬俊介君登壇〕 ◆7番(高瀬俊介君) それでは、7番高瀬俊介が通告書に従い質問を行います。  1項目、新型コロナワクチン接種及び小・中学校におけるコロナ対策に関してでございます。  まず最初に、一般質問通告締切日と本日の質問日とのタイムラグがあり、感染状況はかなり変化しておりますことをお断りし、質問いたします。  新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない中、従来に取って代わり感染力の強いデルタ株が広がり、猛威を振るっているのが現状かと思うところであります。また、これまで子どもはコロナ感染しても重症化しにくいと言われてきましたが、感染力の強いデルタ株が広がり、国内全体の感染者数が増えてきた7月末頃から20歳未満も増加傾向にあります。新学期も始まり、子どもを介して学校から家庭にウイルスが広がった場合、まだワクチン接種が済んでいない世代の親が重症化することに大変不安を持っておられることも事実でございます。  このような観点から6点質問させていただきます。  1点目、市が現在実施している希望する市民等へのワクチン接種はいつ頃に終了する見込みか。  2点目、他市においては妊婦の優先接種が行われているが、本市においてはどうなのか。  3点目、学校において感染が確認された後の対応。例えばオンライン授業、分散登校等。  4点目、小・中学校における感染対応及び学校行事への対応。  5点目、抗原検査の簡易キットをこども園、小学校、中学校へ配布してはどうか。  最後、6点目、教職員へのワクチン接種はどのぐらい進んでいるのか。接種率は何%なのか。  以上6点、答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(小川忠市君) 7番高瀬俊介君の質問に対し、理事者の答弁を求めます。  副市長。              〔副市長 岩根 正君登壇〕 ◎副市長(岩根正君) 7番高瀬議員の御質問にお答え申し上げます。  私から新型コロナワクチン接種についての1点目と2点目の御質問にお答え申し上げ、3点目から6点目につきましては教育長からお答え申し上げます。  まず1点目、希望する市民等へのワクチン接種の終了時期の見込みについてでございます。  国は10月から11月にかけて希望する方へのワクチン接種を完了できるようにワクチンを分配しております。しかしながら、これまでから要望するワクチンの量が配分されなかったため、計画どおりに進んでいない状況でございます。本市といたしましては、小野市・加東市医師会の協力を得て、11月中に希望する市民へのワクチン接種が完了できるよう努めてまいります。このため、引き続きワクチンの配分を要望してまいります。  2点目の妊婦さんへの優先接種につきましては、予約が取れていない妊婦さん向けに優先接種日を9月27日から設けまして、出産予定日の早い方から予約が取れるように個別に案内をしております。  以上、高瀬議員の御質問に対する私からのお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 教育長。              〔教育長 藤本謙造君登壇〕 ◎教育長(藤本謙造君) 7番高瀬議員の御質問の3点目から6点目についてお答え申し上げます。  まず3点目、学校において感染が確認された後の対応については、感染者、濃厚接触者になると10日程度の出席停止になります。その期間は、臨時休業になった場合と同様にオンライン授業とプリント学習等を併用して実施しています。実際の授業をオンラインでつなぐ場合や個別に指導を受ける場合もございます。現段階では分散登校は実施していませんが、感染状況により校内での分散授業を協議していきます。  4点目、小・中学校における感染症対策及び学校行事への対応については、これまでの感染防止対策を徹底するとともに、クラスター防止のため、小学校では主に低学年の3密回避の指導、中学校では部活動を原則中止し、新人大会、上位大会につながる大会出場のために必要な練習については認めておりますが、各種目の特性に応じた感染防止対策を行っています。  学校行事につきましては、学校規模に合わせた感染防止対策を行い、可能な限り実施する方針で進めています。運動会、体育大会は昼食を取らずに半日開催、来賓なし、保護者は学校規模により制限して実施しました。直前に感染者等があり、感染拡大の危険性がある場合は、中止せず延期としております。子どもたちが練習してきた発表の場はつくってやりたいと考えています。修学旅行については、兵庫県及び行き先に緊急事態宣言が発令されていなければ実施可としています。実施できない場合は、中止せず延期としております。トライやる・ウイークは、緊急事態宣言発令中は事業所での体験を中止し、学校ごとにプログラムを変更し、体験活動を検討しています。文化発表会、学習発表会については、感染状況に影響されない内容で実施できるよう計画を立てています。  5点目でございます。  抗原検査の簡易キットについては、感染者が学校内に生じた場合の早期発見対応のために、国から小学校、中学校へ150セット配布される予定です。また、保育所、認定こども園用については、各園の必要希望数を兵庫県へ申請しております。教職員や児童・生徒が学校で体調不良になった場合、速やかに帰宅し、医療機関を受診することを原則としておりますが、どうしてもすぐには医療機関を受診できない場合等において、今回配布の検査キットを使用することは想定されています。無症状者に対する感度は低いため、学校内で有症状者の感染リスクを確認する必要がある場合等に活用する予定でございます。  6点目、教職員へのワクチン接種状況については、9月から教職員を優先して接種をしており、10日後の10月1日時点で92.0%の教職員が2回の接種を完了する予定でございます。学校の感染防止対策から、子どもたち自身が健康管理を学び、主体的に健康な生活ができる力をつけ、新しい生活様式で自己実現できるよう研究を進めていきたいと考えています。  以上、高瀬議員の新型コロナワクチン接種及び小・中学校におけるコロナ対策に関しての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 再質問ございますか。  高瀬君。 ◆7番(高瀬俊介君) 1点目の再質問でございます。  関連質問になるかも分かりませんが、市民の方から今、個別接種をされてるわけでございますけれども、加東市民病院で打ちたいんだという方をたくさん聞いております。だけれども、なかなか予約が取れない。今説明のように配分量が決まっているからという説明でございましたが、もう少しコロナワクチンの配分が多くなった場合において加東市民病院の接種枠、1日に打つ枠を増やすとかそういうお考えはないのかどうか、その辺の状況をお聞かせください。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) ワクチンの配分につきましては、先ほど副市長が答弁申し上げましたとおり、国からの配分が少ないために各開業医さん、医療機関においてもかなり希望の枠以下に抑えていただいております。加東市民病院も同様でございます。加東市民病院も枠としては十分取っていただいてたんですけれども、今ワクチンが来ないという状況で、接種枠を市からお願いして抑えていただいてる状況でございます。ですから、ワクチンがもう少し来るようになれば、元の数字に戻していただけるということでこちらは考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 高瀬君。 ◆7番(高瀬俊介君) それから、3点目でございます。  オンライン授業、リモートということの説明を受けておるんです。これは大変な失礼な質問かもしれませんが、このオンライン授業等の教職員や先生方が夏休みとかその辺を利用して十分にトレーニングをなさって、もしそういう事態が起きた場合にはすぐに授業がスムーズにできるのかどうか。リモートにおきましては説明がございましたけれども、各家庭とテストは行われたことは承知しております。先生方のトレーニング等々はもう十分にできていて、すぐに対応できるということで理解してよいのかどうかお答えください。 ○議長(小川忠市君) こども未来部後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) 十分にと言われるとちょっとどきどきとしてしまいますけれども、実際に教科の内容等によってはなかなかリモートしにくい教科もございます。その中で、できる限り子どもたちに配信ができる準備を学校は進めております。 ○議長(小川忠市君) よろしいですか。  高瀬君。 ◆7番(高瀬俊介君) 最後に、もう一点で終わります。  4点目の学校行事なんですけれど、これは個別になるかもしれませんが、修学旅行の件がここで答弁いただいておりますが、各保護者の皆さんから修学旅行は今年はあるのかどうか非常にいろいろなことを聞かれます。  そこで、どういう事態になれば修学旅行を中止もしくは延期、修学先等も勘案してのその辺のことをもうちょっと具体的に、こういう状況になれば修学旅行は延期するよと。それと、これは大阪市でございましたかね、修学旅行をする前に全員PCR検査をして、出発させるとか、それから当日対策が取られると思いますけれども、出発日当日、体温をきっちりと検温して、異常のない方のみが出発するとかということを新聞報道等で見ましたけれども、その辺のことをもうちょっと具体的にお願いいたします。加東市としての対応です。  以上。 ○議長(小川忠市君) こども未来部後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) 修学旅行は来月の6日から早いところはスタートするんですけれども、緊急事態宣言が兵庫県もしくは行き先に出ていれば延期をするというのは決定をしております。該当の学校あるいは学級等に感染者等が出まして、その後、感染拡大の可能性がある状況で行くわけにはまいりませんので、そんなときには延期の判断をせざるを得ないだろうとは思っております。  行く前のPCR検査ですけれども、実際PCR検査をそれだけの人数にしようと思いましたら、数日前に行うことになろうかと思います。その後、数日間を経ていくことで、その数日間に感染しないという保証はございませんし、抗原検査等でしたら症状のない場合にはあまり感度が高くないことを聞いておりますので、今のところそういう予定はしておりません。  その代わり2週間前からの健康チェック、帰ってきてから2週間程度の健康チェックについては徹底をして行うこと、体調が悪い場合には残念だけれども欠席をするということを徹底して実施をしてまいりたいと思っております。できるだけ中止をしないで実施できる方向で進めたいと思っております。 ○議長(小川忠市君) よろしいですか。              (7番高瀬俊介君「はい」と呼ぶ)  これで7番高瀬俊介君の一般質問を終わります。  次に、5番古跡和夫君の発言を許可します。  5番古跡君。              〔5番 古跡和夫君登壇〕 ◆5番(古跡和夫君) それでは、5番古跡和夫が質問通告に基づいて質問をさせてもらいます。  まず1番目に、高齢による難聴者の補聴器への補助制度をつくること。  加東市は手話通訳については非常に熱心にされており、もう感心しておるところですけれども、高齢で難聴になった方への補聴器購入に係る補助制度は、障害の認定を受けていない場合はないんですね。高齢で難聴になった方は、補聴器がないと外に出て人と接する機会をつくらなくなり、認知症を招く原因をつくることにもなります。一人一人に合う補聴器をつけようとすれば、何度も耳鼻科に通い、耳に合う補聴器ということになります。そして、価格も15万円から30万円ぐらいと聞いています。年金生活者には重い負担となるため、加東市での補聴器購入の補助制度の創設を求めます。  2番目、マイナンバーカード所有対象者の商品券は税金の使い方として公正なのか。  これは、私に市民の方から、マイナンバー持ってる人だけに1,000円で5,000円分の商品券が買えるのは、税金の公正な使い方として問題があるのではとの指摘がありました。それを聞きまして、私も、ああ、なるほど、そういう考え方もあるなという思いをしまして、このような市民の声に対する加東市の考え方を聞きたいと思います。マイナンバーカードを持ってはる人というのは、まだ40%行ってないと思うんです。そういう状況の中でこういう形が本当にいいのかどうかということを考えていただきたい。  それから、3つ目に小・中学校の運動会、体育会の日程について検討すべきでは。  先日、社の小・中学校から、運動会、体育大会への来賓等の参列の自粛を求める案内が届きました。開催日程としてこの時期でよいのか大いに疑問であります。今年の場合は天候が異常な状態が続いて、比較的暑くないという場合もあったんですけれども、全体としては温暖化現象で、やはり熱中症なんかの心配があります。そういうことでは、この異常気象の中で、高温の中で練習と本番をすることになり、それなりの熱中症対策、こういったことが必要にもなります。実施時期について変更する考えがないのか聞きたいと思います。私の子ども時代は、ほぼ10月の稲刈りの頃だったと記憶しています。  4番目に、子どものコロナ感染症を防止するための加東市の対策を問うということで、既に御承知のように新型コロナのデルタ株は小さな子どもにも感染します。文部科学省は8月27日、学校内で感染者が出た場合の対応ガイドラインを発表しました。従来の濃厚接触者の定義に加え、検査対象となる児童・生徒の範囲を拡大し、濃厚接触者や検査対象者の速やかな特定が困難な場合は、「判明した感染者が1人でも、感染状況によっては原則として学級全ての者を検査対象とすることが考えられる。」と明記をしています。加東市としてもこのガイドラインに基づく対応をしていく方針は持っているのかを問います。  それから、数字的には少し古いですけれども、8月27日現在では東京都の感染者数は減少はしてきているものの陽性率は20%台で高止まりしており、検査の絶対数が少ないことが指摘をされています。一方、広島県の陽性率は3%台で、全国の最低水準でありながら、人口当たりで東京の2倍の大規模なPCR検査を行うなど、無症状の感染者を捕捉してきた効果がこの数字に表れていると考えます。このような検査は本来兵庫県が行うべきだとは思いますが、無症状の子どもの感染者を保護、隔離するために、加東市として学校での定期的なPCR検査を行う考えがあるのかどうかを問います。  以上です。 ○議長(小川忠市君) 5番古跡和夫君の質問が終わりました。  古跡和夫君の質問に対する答弁を求めます。  健康福祉部長。              〔健康福祉部長 大西祥隆君登壇〕 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 5番古跡議員の1項目め、高齢による難聴者の補聴器購入の補助制度の御質問にお答え申し上げます。  平成30年12月に兵庫県議会が加齢性難聴の方の補聴器購入に対する公的助成制度の創設を求める意見書を採択しております。また、国会においても御質問の内容が議論されており、近年注目を集めております。一部の地方公共団体では独自の補助制度の運用を始めているところもありますが、国の調査結果によりますと3万円程度の補助が多く、自己負担が大半を占めております。補助制度は根本的な解決でなく、保険適用も含めた助成制度を創設することが必要であると考えています。このことから、本市においては今後、国や県の高齢者支援に関する施策の動向を注視しつつ、国に公的助成制度の創設を要望していきたいと考えております。  以上、古跡議員の1項目めの高齢による難聴者の補聴器購入への補助制度の御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 市民協働部長。              〔市民協働部長 土肥彰浩君登壇〕 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) 5番古跡議員の2項目め、マイナンバーカード所有者対象の商品券についての御質問にお答え申し上げます。  今回のワンチーム商品券プラス事業は、昨年度実施したワンチーム商品券事業にマイナンバーカード取得を促進するための施策を加えた内容となっており、マイナンバーカードの保有者及び新規取得者に対して、1,000円で5,000円分の商品券が購入できる引換券を配布することで、マイナンバーカードの取得推進を図り、かつ同時に落ち込んでいる加東市内での消費喚起と事業者の活性化を図るための有効な施策として実施しています。  既にマイナンバーカードを保有されている方への引換券の配布は完了しており、またまだ取得されていない方についても申請の上、令和4年1月28日までに受取をいただければ、市民課窓口で引換券を配布しております。ただし、マイナンバーカードの受取には申請から2か月程度かかるため、早めに申請いただきますよう広報かとうなどで周知を図っています。  市民全員に対して商品券が購入できる機会を設定していますので、公平性は保たれており、税金の使い方として公正であると認識しています。マイナンバーカードは今後さらに利用できる分野が広がっていくことから、市民の皆様にとりましてもマイナンバーカードを保有していただくことは利便性の向上につながるものと認識していますので、引き続き取得促進を図ります。  以上、古跡議員の2項目め、マイナンバーカード所有者対象の商品券についての御意見に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 部長、こちらから指摘があるそうです。 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) 大変失礼をいたしました。先ほどの答弁の中で、1,000円で5,000円分の商品券が購入できる「商品券」と申し上げたようでございます。すいません、購入できる「引換券」を配布するということにしてございます。  もう一点でございます。申し訳ございません。  さらに申請の上、令和4年1月28日までに受取をいただければというところで、市民課窓口で「引換券」を配布しておりますと言いたかったところで「商品券」と発言をいたしました。申し訳ございません。訂正をお願いいたします。大変失礼しました。 ○議長(小川忠市君) 訂正ですので、議長で処置しておきます。  こども未来部参事。              〔こども未来部参事 後藤浩美君登壇〕
    こども未来部参事(後藤浩美君) 5番古跡議員の3項目め、小・中学校の運動会、体育大会の日程についての御質問にお答え申し上げます。  運動会、体育大会の開催時期については、これまでから議会で御質問があり、校長会でも検討を行ってまいりました。現在、加東市立学校では、年間行事予定の中で開催時期を検討しながら、9月に運動会、体育大会を実施しています。  学習指導要領には体育的行事の目的に、運動に親しむ態度の育成、責任感や連帯感の涵養とあります。特に運動会、体育大会は、他者との協力、調和、連帯感、団結力などを養うことを大きな狙いとしている体育的行事です。現在、秋に運動会、体育大会を開催しておりますが、これはクラスメートと一定の時間を過ごし、ある程度の関係性が築かれた時期に開催することで、連帯感や団結力、主体性をより養うことができるからです。  一方で、昨今の猛暑に伴い、熱中症の防止が大きな課題であることは間違いありません。各学校においては熱中症対策として、練習時から日陰で休める場所を確保するための児童・生徒用テントの設営、教室やテント内での練習の説明、練習時間の短縮、十分な休憩、給水時間の設定、ミスト扇風機等の設置、当日のプログラム中に休憩時間、給水時間の設定などの対策を講じ、児童・生徒の健康管理を行っています。  10月以降は小学校、中学校ともに様々な学校行事、教育活動が計画されています。また、児童・生徒が関わる地域行事も多くあり、運動会、体育大会の開催は難しい状況です。体育的行事の意義と熱中症対策、他の教育活動を十分考慮した上で、運動会、体育大会の実施時期を9月としているところです。今後気象状況に留意しつつ、PTAと連携して、各学校行事の狙いや実施時期を十分考慮しながら、運動会、体育大会の実施時期を総合的に判断してまいります。  以上、古跡議員の3項目め、小・中学校の運動会、体育大会の日程についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。              〔健康福祉部長 大西祥隆君登壇〕 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 5番古跡議員の4項目め、子どものコロナウイルス感染症を防止するための加東市の対策についての御質問にお答え申し上げます。  新型コロナウイルスの変異株の拡散により、子どもを含め県内感染は厳しい状況が続いています。このため、学校などにおける感染予防対策が重要と考えており、手洗い、消毒、換気などの感染防止対策や毎日の健康調査の徹底を行うことが大事と考えております。あわせて登校後に体調不良を訴える子どもについては、保護者に対して病院受診を勧めています。また、学校で児童・生徒等や教職員の新型コロナウイルスの感染が確認された場合には、国のガイドラインに基づき作成した市の対応ガイドラインに沿って対応しております。  また、学校における定期的なPCR検査については、以前から申し上げていますように、PCR検査の結果はあくまで検査をした時点での結果となり、その後に感染する場合があること、国は感染が拡大する地域では国や県が密に連携しながら、重点的、集中的なPCR検査を実施するとの方針が出されていること、自費でPCR検査を行う場合でも医師の診断を伴うPCR検査を推奨されていることなどから、子どもへの定期的なPCR検査を実施する予定はございません。  以上、古跡議員の子どものコロナウイルス感染症を防止するための加東市の対策を問うの御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 再質問ございますか。  5番古跡君。 ◆5番(古跡和夫君) まず、補聴器の関係なんですけれども、先ほどの質問の中でも言いましたように、耳が聞こえなくなるということで、従来いろいろな例えば歌の会とか、それからゲートボールとかいろいろなところへ出かけてた人が、耳が聞こえなくなって家の中で閉じ籠もってしまうと、そのことはやはり認知症とかそういうところにつながっていく可能性というのは非常に大きいと思うんですね。そういう点を考えると、金額的に30万円ぐらいするやつで3万円の補助でどないするんやと言われればそれまでですけれども、行政の姿勢としてそういう認知症も防いでいく、それから高齢者がそれなりに地域でちゃんと生きていけるという、そういう条件をつくる一つの要素になると思うんです。その点についてどう見てはるんかというのをお聞きしたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 3年ほど前から国で、認知症と難聴、高齢者の聞こえにくい方というものの調査を行われております。その内容を一部見ますと、具体的な原因と結果という、そのエビデンスがまだはっきりと出ていないと国も示してございまして、難聴により外出をためらう方がいらっしゃるということは言われておりますが、それが直接難聴とフレイルとかとつながるという結果までは出ていないというところの国の結果も出てございますので、その結果、国の動きというのも注視してまいりたいと考えてございます。  それと、あと金額についても、先ほど議員が御質問でも言われましたようにかなり高額なもので、自己負担がかなり大きな金額になってございます。また、5年に1回更新するということも必要になってまいりますので、その辺を踏まえますと国の制度に早く乗せていただくということを強く要望してまいりたいと考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 古跡君。 ◆5番(古跡和夫君) 国への制度の要望と併せて、市でできることというのを考えてもらいたいなと思います。  それから、マイナンバーカードの問題で、マイナンバーカードを持つことが利便性の向上につながるという認識という表現があるんですけれども、実際にどんな利便性があるのかということが一番問題になってくると思うんです。今マイナンバーカードを作る人は、ポイントをつけたりいろいろなことをやりながら取得率が5割を超えないという状況というのは、その人にとっての必要性の認識がないわけですよね。その辺のところについてどういうメリットがあるのかというのを教えていただきたい。 ○議長(小川忠市君) 市民協働部長。 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) 失礼をいたします。現在のところは、このマイナンバーカードを取得していただいた方については、10月からではございますが、保険証と一体として使われるというのも確かにございます。ただ、国といたしましても、普及促進策として、例えばマイナンバーカードと運転免許証の一体化であるとか、こういったことでデジタル化を進めておるというのは、確かにまだ計画の状況ではございますが、なってまいっておりますので、今現在目に見えてというのはなかなかないのかもしれませんけれども、今後の国との推進の中で本格的なマイナンバーカードを使っての運用が進められるものと思っておりますので、今後とも推進を図りながら、いよいよそれが使えるようにとなることを期待して、市としても進めておるという状況でございます。 ○議長(小川忠市君) 古跡君。 ◆5番(古跡和夫君) 保険証にくっつけるという話ですけれども、実際に医療機関でそれに対応できる設備を整えているところがどれだけあるのか、現実の問題として、そういう辺のことも問題になります。  それから、そういうものをひっつけた情報が外へ飛び出す心配はないのかどうか、この辺2つ問題があると思うんです。その辺のところについての認識をお伺いしたい。 ○議長(小川忠市君) 古跡君、通告はマイナンバーカード所有者対象の商品券の税金の使い方は公正なのかという通告なので、今の質問はずれておると思いますので、却下させてください。  何か質問ありますか。  古跡君。 ◆5番(古跡和夫君) 運動会、体育大会の関係ではいろいろと検討はされていると思います。熱中症対策ということで、それだけの対策をしないとできないという今の現状というのを認識していただくことが必要なんじゃないかなと思います。  それからもう一つは、コロナの関係ですけれども、先ほども言いましたように無症状の感染者をどれだけ保護、隔離するかということがポイントですから、そのことに重きを置いて考え方を変えていただきたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 質問は。答弁は。どれを答弁求めますか。 ◆5番(古跡和夫君) 一つ、それから、やはりPCR検査について、定期的な検査をすることがそういう無症状の感染者を広く救うことになるので、実際に広島の数を見ても物すごい数をしてごく僅かしかないという場合もあります。しかし、そうじゃない部分もありますので、今のように感染者数は少なくなっているとき、そしてPCR検査をするだけのキャパシティーがあるときにこそ必要なことではないかと思うので、その点改めて。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 今のこういう緊急事態宣言下におきましては、兵庫県も検査を重点的、それから最優先という形で、全体にするのではなく、クラスターが発生しやすい学校であるとか社会福祉施設を重点的に行うという状況の方向性も出されております。そのような中で、今おっしゃるように定期的にPCR検査というのは全体の検査に対して圧迫を与えることにもなりかねませんので、答弁でも申し上げたとおり、国と県がまずは密接に連携しながら、PCR検査を重点的に必要なところに行うという方針の下で現在動いておりますので、その動きに沿って加東市も動きたいと考えてございます。 ○議長(小川忠市君) これで5番古跡和夫君の一般質問を終わります。  続きまして、3番鷹尾直人君の発言を許します。  3番鷹尾君。              〔3番 鷹尾直人君登壇〕 ◆3番(鷹尾直人君) それでは、質問通告に従いまして9月市議会の一般質問をいたします。  平成31年3月市議会での一般質問で私は、学校建設場所についてもっと安全なところに建設すべきと質問をいたしました。現在計画している建設予定地に計画どおりに建設するのであれば、「子どもたちが安全、安心に生活できる環境はきちっと守ること」を理事者側に約束していただきたいし、私もそれをきちっと見守っていきたいと発言いたしました。現在、建設工事も進み、来年1月からは新しい校舎で子どもたちの学園生活が始まります。  そこで、現時点において子どもたちの安全、安心という事柄で私が一番心配をしているスクールバスの運行、通学方法について6月市議会でも質問いたしましたが、改めて質問をいたします。  まず、6月市議会の一般質問でスクールバスの運行、通学方法について検討してほしいという私の質問に対し、教育長は、「原則を変えることはないが、今後検討してまいりたいと思います。」とお答えいただいております。その後どのような検討をされたのかお答えください。  次に、6月28日に千葉県八街市において、トラックが下校中の小学生の列に突っ込み、児童5人が死傷したという痛ましい事故が発生いたしました。報道によると、現場にはガードレールや歩道、路側帯もなかったとのことです。この現実を加東市はどのように受け止めているのかお答えください。  次に、八街市の事故を教訓に、スクールバスの運行における通学の基本方針、通学方法について見直しを行う必要があると思いますが、お考えをお答えください。  次に、スクールバスの運行、通学の方針は平成28年度に開校準備委員会で協議され、決定されましたが、通学条件として通学距離はありますが通学時間の基準を設定しなかった理由をお答えください。  次に、8月5日開催のスクールバス運行説明会の資料では、東地区復路はスクールバス2台で運行する計画だったのが1台となっている理由を説明してください。  再質問を留保いたします。 ○議長(小川忠市君) 3番鷹尾直人君の質問に対する理事者の答弁を求めます。  教育振興部長。              〔教育振興部長 田中孝明君登壇〕 ◎教育振興部長(田中孝明君) 3番鷹尾議員の東条学園小・中学校のスクールバスの運行、通学方法についての御質問にお答え申し上げます。  1点目の6月の市議会の一般質問でスクールバスの運行、通学方法についてでございますが、6月の定例会の一般質問でもお答えしましたように、スクールバスの運行、通学方法について原則を変えるということはございません。しかしながら、この原則に当てはまらない個別の案件につきましては個々に検討していくことといたしました。具体的には、徒歩通学の対象の地区であっても、自宅までの距離が4キロメートル以上ある場合について、スクールバスによる支援が可能か検討するということでございます。  次に、2点目の6月28日に千葉県八街市で起きた事故をどのように受け止めているのかについてでございますが、児童2人の命が奪われ、3人が負傷するという大変痛ましい事故でした。飲酒運転であったことが最大の要因と推察されますが、こうした事故は車両が通行する道路では発生する可能性があることから、大変重く受け止めているところでございます。  事故翌日、青パトによる早朝パトロールを行い、巡回を強化するとともに、全学校へ交通安全の注意喚起を行いました。現在、文部科学省、国土交通省及び警察庁の3省庁連携で作成された通学路における合同点検等実施要領を受け、県土木事務所や加東警察と連携して加東市通学路安全プログラムにおいて危険箇所を点検し、対策を検討しているところです。子どもの見守り活動をしていただいている地域の皆さんのお力もお借りしながら、引き続き交通安全対策を講じてまいります。  次に、3点目のスクールバスの運行における通学の基本方針、通学方法の見直しを行う必要があると思うがとの御質問に対してでございますが、小中一貫校にスクールバスを導入いたしますのは遠距離通学者に対する負担の軽減が目的であり、登下校の安全対策まで考慮して作成できておりません。スクールバスは確かに登下校の安全対策にも有効な手法であることは認識しておりますが、まずは遠距離通学対策として運行を開始しようとしているものでございますので、御理解いただきたく存じます。  次に、4点目の通学条件に通学時間の基準を設定しなかった理由についてでございますが、義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律施行令第4条第1項第2号に、「通学距離が小学校にあってはおおむね4キロメートル以内、中学校及び義務教育学校にあってはおおむね6キロメートル以内であること」とあり、時間のことには触れられておりません。当時の開校準備委員会では、本施行令を参考に通学方法の基準を協議していただきました。その際、委員から時間についての意見はなく、距離が決まれば時間が決まるため、通学距離の基準のみの設定としております。  最後に、東地区復路がスクールバス2台から1台になっていることについてでございますが、平成28年度第3回開校準備委員会で検討しておりました時点ではアフタースクールも東、西の2か所でしたので、登校時は東地区2台、西地区2台、下校時は東地区3台、西地区1台の運行を想定しておりました。その後、アフタースクールは現在の前期課程校舎近くの1か所となりました。新校舎開設後のスクールバスの利用者は、東地区10名、西地区22名、アフタースクール通所88名と見込んでおります。このため、下校便は東地区1台、西地区2台とし、残り1台は学校とアフタースクール間のピストン運行とし、令和3年8月5日及び20日に開催いたしました東条学園スクールバス運行説明会で説明をさせていただきました。今後、アフタースクールを利用する児童数や学校との協議により変更することはございますので、申し添えさせていただきます。  以上、鷹尾議員の御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 再質問ございますか。  3番鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) 簡単なやつから行きましょか。  アフタースクールまでの距離は1キロメートルちょっとですよね。市教育委員会は今言うてはるように、公民館まで3キロメートル、それを超えないとスクールバスに乗れませんとおっしゃってるんですよ。教育委員会はこれまでから、この前の机の件でも、全て子どもたちが平等にとおっしゃるんですよ。これ間違うてませんよね。平等に、東条地域の子も社地域の子も滝野地域の子も平等にということを説明されますよね。それはそれでええんですよ。だったら、アフタースクールに行かれる方は1キロメートルちょっとしかないわけですよ。3キロメートルぐらいあって、1時間かかって子どもたちは通わないかんと、そういった子どもたちはスクールバスに乗れないんですよ。これ説明してください。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) 失礼します。アフタースクールへの送迎なんですけれども、これまでも議論があったんですけれども、アフタースクールに行かずにそのまま帰ってしまう子があったことを踏まえて、確実にバスでアフタースクールまで送るということを協議した上でこういうことに決まっております。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) それは学校が指導したらええんちゃうんですか。先生が一緒に歩きはったらええじゃないですか、それやったら。何でバスで通わなあかんですか。いや、すんません、これ間違うてもうたらいかんのでね、ケーブルテレビを見られてる方がいらっしゃるから。私はスクールバスでアフタースクールに送ったらあかん言うとんちゃいますよ。そういう理由があってやられるんだったらやってはったらええんですけれど、これ平等や平等や言うてはるけれど、平等性を保ってないじゃないですか。今の話だったら、1キロメートルちょっとやったら、先生ついてきはったらいいんちゃんうんですか、子どもたち集めて。私そう思いますよ。子どもたちが、今も言うたように1時間もかけて汗流しながら通ってる子どもたちに対して、じゃあ、どう説明しはるんですか、それ。説明つかへんちゃうんですか、それ。  もう一つ聞きます。  一緒に地域子ども教室ってありますよね、教育委員会が実施されてる。ありますよね。その子どもたちはどうされるんですか。地域子ども教室に通う子どもたちは歩いていけって言われるんですか。今それ全然何も言われてませんよね。そこを説明してください。 ○議長(小川忠市君) まず、そのアフタースクールに送るスクールバスの件をまず答弁してください。  こども未来部部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) アフタースクールまで先生が送るということですが、これにつきましては学校の所管とアフタースクールの所管は違いますので、それをつなぐ役目としてスクールバスで送り届けたいという考えであります。 ○議長(小川忠市君) 今の答弁でよろしいか。  鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) そんなの全然話になってないでしょう。スクールバスに先生が乗りはるんでしょう、これ、送っていきはるときは。乗らないんですか。じゃあ、乗せるところまでは先生が見守るんですか。だったら、歩きはったらいいんちゃいます、1キロメートルぐらいだったら。なぜそれを子どもたちと一緒にスクールバスで送ってあげる。もうその話は後にしますわ。  まず、さっき言った地域子ども教室、これはどうするんですか。同じことでしょう。これ水曜日だけやと皆さん、水曜日だけやからって軽く感じてはるんですか。同じ子どもたちでしょう。東条学園の子どもたちじゃないですか。皆さん同じ生涯学習課じゃないですか、これ、やってはるところ。どうするんです、これ。 ○議長(小川忠市君) よろしいか。 ◆3番(鷹尾直人君) もうちょっと。私から言われて検討せないかんようなこと考えたらあかんでしょう、教育委員会。違いますか。答えてください。 ○議長(小川忠市君) 教育長。 ◎教育長(藤本謙造君) 水曜日に行う地域子ども教室については、今検討してるところでございます。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) 今検討するなんて駄目です、市長、どう思われます。もう全然駄目ですよ、これ。アフタースクールを考えるんだったら、なぜ地域子ども教室を考えないんですか、一緒に。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君、ちょっと。答弁求めます。  教育長。 ◎教育長(藤本謙造君) 乗ることを検討しとるということで御理解ください。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) そんなん御理解できませんよ。アフタースクールは早く考えられとるんでしょう。だったら、地域子ども教室はなぜ考えないんですか、一緒に。同じじゃないですか、所管が。これは納得できませんよ。これ何ぼやったって堂々巡りですから、私は納得できないということは言うときます。  それから、もう本論に行きますよ。八街市の事故。これ教育委員会は本当に正面から受け止めてますか。ここでは大変重く受け止めておりますと先ほど答弁されましたけれども、8月5日のスクールバス運行説明会、あのときに私は教育委員会はどう受け止めてるんか問いました。私だったら6月28日になったら、もうすぐに教育委員会を総動員して通学路を点検しますよ、総点検。これまた私も聞き捨てならん言葉をおっしゃったんですけれど、この前の総務文教常任委員会の所管事務調査でそういうことを藤尾議員が質問されたら、教育委員会は全てできませんとおっしゃったんですよ、答弁で。そうでしょう。これ本当に正面から向き合うてはります、この答弁。答えてください。 ○議長(小川忠市君) 教育振興部長。 ◎教育振興部長(田中孝明君) 通学路の安全点検につきましては、いつも交通安全プログラムに乗せるべく各小学校において通学路の安全点検を実施していただいて、それに基づきまして危険箇所の洗い出しをしていただいとるという中で、今回はその要綱におきましてそれ以上のこと、これまでヒヤリ・ハットの事例があった箇所とかも含めて洗い出しをしてくださいということでお願いをしております。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) それはよう分かってますよ、それはいつもどおりじゃないですか、スケジュールも。いつもどおりで項目が増えたということでしょう。今言うてるヒヤリ・ハットとかそういうところもちゃんと見てください。そうじゃないでしょう、今回、もう一つ、市教育委員会はそういう子どもたちの安全をどう守るんやと言われたときに、青パトが行ってます、さっきもそうですね、答弁。青パト回ってます、それでええんですか。そうじゃないでしょうが。もう一つ、子どもたちの交通安全教育をやって安全を守りますっておっしゃるんですよ。それは大事なことですよ。自分の命は自分が守る。そのためには、交通ルールを守りましょう、こういうところではこうしましょう、これは絶対教えてあげないかんのですよ。ところが、今回の事故なんて自分で避けられますか。避けられないじゃないですか。そうでしょう。じゃあ、加東市に八街市と同じような通学路、あるんかないんか答えてください。 ○議長(小川忠市君) 教育振興部長。 ◎教育振興部長(田中孝明君) どこの場所ということで今すぐ即答はできませんが、あると考えております。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) じゃあ、私出しましょか、もうそこまで何かあれやったら。  私、6月に聞いたときにも言いましたけれど古家、これ嘆願書を出されましたよね、区長さん、八街市の後で教育委員会に。区長さんも子どもたちの命を守ってやるにはどうしてあげたらええのかなと重く受け止めて、7月12日付で市教育委員会と東条学園の校長先生宛てに嘆願書を出されました。4日付で返事が返りました。どう書いてあるか。異学年の集団通学における教育的な学びも重んじている。体力を育む機会と捉えている。地域に子どもの姿が見える。地域の人たちに温かく見守っていただける環境も大切にしたい。これこれまでと同じですよね。  これが私が前見てもらったら通学路、子どもたちが通学しているところ、これ歩道のないところじゃないですか。何でこれがぱっと出てきやへんのですか。これを受け止めて、区長さんはこんなものでほっとかれへんと、請願を出されました。この前、部長、区長さんのところに行かれましたよね。どういうて行かれたか。こういう横に里道があります。この里道を通学路で考えてくださいって言わはったんですよね。区長さんは、地域はそんなことはもうとうに考えとる。ここは赤線やとかおっしゃったでしょう。その書類もあるよ、見せましょかと言われたでしょう。違いますか。事実関係を言うてください。 ○議長(小川忠市君) 教育振興部長。 ◎教育振興部長(田中孝明君) 古家の区長さんのところにお伺いをいたしました。その際、その場所について市役所と法務局において底地の調査を行い、里道であることは確認しているということはお聞かせいただいております。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) ほんまこんなところを通ってくださいなんて言いますか。その前に、今回の事故を考えたら、こういうところを通って通ってる子どもさんを、今度何人乗るんですか、私いつも言いますけれど。この前の説明会に行くと、西戸公民館からは7人、黒石は5人じゃないですか。そのバスが、こういった子どもたちが狭い狭いところを危険にさらされたところを、横を通っとるでしょうが。なぜこれを先に考えようと思いませんか。それが本当に今回の八街市の悲惨な事故を受けて、市教育委員会として子どもたちの命を守ってやる、そのためにはどうするべきか、それをきちっと正面から受け止めたら、私が今言うたような、ここだけちゃいますよ、まだまだあると思いますわ。これは、東条学園がスクールバスを走らすから、私、東条地域だけ今言うとんですよ。私が思うとんのはやはり市内全域ですよ。今後社地域もある、滝野地域もある、でしょう、同じじゃないですか。そんなときに、こういうところを通る子どもたちを考えていかなあかん。だから、6月28日になったら、その後すぐ市教育委員会はそういう通学路がないか、この前、総務文教常任委員会で通学路の地図が出てるじゃないですか、ちゃんとあなたたちから頂いたじゃないですか。あれを持って、それぞれが分担して回れば、すぐ分かるでしょうが。だったら、今度はそこをどうするんや。東条学園はスクールバスが動きますよ。だったら、スクールバスで救いの手が差し伸べられないかって考えるのが、市教育委員会が正面から受け止めとるということじゃないですか。答えてください、これ。 ○議長(小川忠市君) 教育振興部長。 ◎教育振興部長(田中孝明君) 古家地区だけでなく同じく貞守地区から通われてる方についても、そのグリーンの部分は少し広いですが、同じような状況があるということも確認しておりますし、それ以外の場所についても当然似たところはあると思っています。  そのことと今回スクールバスを運行するというその当初の目的が、何度も言うんですが、遠距離通学者への負担軽減ということでもって、まずは運行させていただきたいと。当然バスを降りましてからにつきましては、そしたら安全対策が十分なのかということになりますと、なかなかそうもいかないでしょうし、まずは遠距離通学者の負担軽減でスクールバスを運行させてくださいということでございます。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) 今、国はどう言うてはります。菅首相はどう言われてます。それ教育委員会は御存じですよね。答えてください。 ○議長(小川忠市君) 教育振興部長。 ◎教育振興部長(田中孝明君) スクールバスは有効な安全手段の一つであるということで言われてます。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) 危険な通学路にスクールバスもとおっしゃっとるんですよ。だったら、スクールバスを動かすんでしょう。危険なところがあるんでしょう。今おっしゃったように、そのとおりですよ、古家地区、危ない。貞守地区、これ私もよう思ったんですけれど、貞守地区も小野藍本線、11月の末で工事が終わるということですよね。だったら、車の通行する場所が変わります。あの路線は交通量が増えると思いますよ。今計画は4,200台かな、県の資料を見ましたらそれぐらいの計画で見てはる道路のようです。今部長おっしゃったように、あそこもそうですよね。今、長谷地区、これも今通学してるところどこか御存じですよね。御存じですね。川沿いですよ。でしょう。県道は危ないからって、わざわざあぜ道まで下りて農道を歩いてはるんですよ。あんなん大水出たときどうするんかなと思いながら、私ずっと冷や冷やしながら見とんですけれど。今も言いましたけれど、そういったところ何人乗せて走るんですか。新たにスクールバスを用意せえって言うとんじゃないですよ。7人と5人しか乗ってないんでしょう。何で乗せないんです、あんな危ないところ通るのやったら、今回の事故を受けて、今政府もそういうことをおっしゃってる、だったら加東市が率先して見直したらええんじゃないですか。何か物すごく凝り固まってはると思いますけれど、平成28年にスクールバスの運行方法を決められたときと現在とはまた事情が変わってるじゃないですか。舞鶴であったですよね、舞鶴じゃないわ、亀岡。ああいったことを考えたら、私はその時点で考えてたらよかったと思いますけれど、今ああいった現状、現実があるわけですよ。冷や冷やしながらそういう通学路を通ってきてる子どもたちを加東市は守りますとなぜ方針変更でけへんのです、ここで。それが教育委員会は真に子どもたちのことを考えて、皆さんもそう言うと、さっきも言うたように上級生が下級生とかと言わはるけれど、それはまた別の機会に対応を考えたったらええんじゃないですか。どうです、これ。もう一回聞かせてください。政府は危険な通学路にスクールバスもということまで言われてる。加東市はもう既に今、通学路にスクールバスを運行しようとしてる。危険なところを通ってくる子どもたちを今のスクールバスに乗せてあげても対応は十分にできる。それだったら、加東市は前向きにそれについて検討しましょうと、それが本当の教育じゃないんですか。答えてください。 ○議長(小川忠市君) この御質問は、スクールバスを登下校の安全対策にも活用しなさいという、そういう質問ですね。              (3番鷹尾直人君「はい」と呼ぶ)  答弁願います。  教育振興部長。 ◎教育振興部長(田中孝明君) 何度も同じことを申し上げまして申し訳ございません。あくまでスタート時点におきましては遠距離通学者の負担軽減ということでスタートしたいという思いでございます。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君、まだ指名してません。答弁はもう同じさっきから繰り返し繰り返しなんで。  鷹尾君、どうぞ。 ◆3番(鷹尾直人君) 市長でも副市長でもよろしいけれど、今の答弁を聞かれて加東市はほんまにそれでええんですか。私、この前の補正予算で市教育委員会と温度差があるなって感じたのは、もう市は通学路の点検しました、五千数百万円投入しますって積極的に予算を組まれましたよね。私はさすがすごいなと思いましたよ。教育委員会はどうなんだといったら、今の答弁のとおりですよ。それでよろしいんですかね。これほんまにケーブルテレビ見られてますよ、市民の皆さん。いつもいつも子どもたちの命を守るためにということをずっとおっしゃってる、それだったら本当に私はこの事故を受けたときにはもう絶対に、あと新定地区も、あそこからも歩いてくるんですよね。あそこも交通量が非常に多いところですよ。そういうところも私は人数を調べさせていただいてますけれど、人数的には十分余裕はある。これぜひ考え直してほしいんですけれど、どうですか。 ○議長(小川忠市君) 教育長やね。市長部局の前に教育委員会の方針があると思いますので、教育長、答弁してください。  教育長。 ◎教育長(藤本謙造君) 現在、子どもたちが通ってる通学路について、危険でないという場所ということについては本当に難しいです。  今、鷹尾議員おっしゃってる古家地区の場所ですが、約50メートル弱だと認識してますが、そこは現在は通学路として活用してます。ただし、危険な場所であるということについては認識しておりますので、地域から出てきております歩道整備要望、あるいは看板等の設置等々で対応していこうということは思ってはおります。  今申しましたように、ほかの地域でもいろいろな危険な場所があって、交通に危険な場合は、交通の危険な場所から避けてでも遠回りしてでも通学路を考えて今やってるところです。また、一方、逆に不審者ということになりますと、不審者対応について危険な場所がございますので、その兼ね合いの中で通学路を選定してる状況にあります。先ほど来言ってますように、危険性をどう回避していくかということについては様々な方法があろうかと思ってますが、それについては積極的に関わっていきたいと思ってはいるところですが、スクールバスにつきましてはあくまでも子どもたちの通学の負担を軽減するという目的で行っていきたいと今考えておるところでございます。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) ということですが、市長か副市長、これで本当に加東市はいいんですよね。私は駄目だと思いますよ。危険なところをこの機会に見直しとく。もしあってはならんことがあったらどうするんです、これ。今のスクールバスで十分救えるんです。だから、私はお願いしとんですよ。教育委員会はもうあの答えしか出ない。今度は請願でこれまたお願いしますけれども、区長さんのほうが真剣に前を向いてはりますよ。こんなこと言うとったら駄目だと思いますよ。スクールバス、多様な交通手段を導入したらいろいろな課題がありますよということを思ってはると思うんですけれど、だったら今のスクールバスで通ってる子どもたち、その辺はどう解決してはるんですか、学校で。市教育委員会、答えてください。 ○議長(小川忠市君) 質問の趣旨は分かりましたか。意味は分かりましたか。  鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) 今何もしてはらへんのやね、そやったら。答えられないということは。それとも、市教育委員会は考えてない。学校に任せてる?もう私あれしますけれど、皆さん、公立小・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引というのは御存じですか。まず、これ聞きますよ。御存じかどうか。 ○議長(小川忠市君) 教育振興部長。 ◎教育振興部長(田中孝明君) 存じております。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) その中に統合により生じる課題への対応という中で、スクールバス等の多様な交通手段の導入に伴う課題への対応、これを全国の先進事例を踏まえ、例えば下記のような取組が考えられますということで、歩数の目標とか、要は歩く距離、先ほどもおっしゃってました、子どもたちの歩く距離が少なくなるなら学校で歩きましょうとかですよ。これ放課後なども含めて1日の運動時間の目安を定め、運動を推奨するとか、これ7項目にわたって例が挙がってますよ。これ御存じですか。 ○議長(小川忠市君) 教育振興部長。 ◎教育振興部長(田中孝明君) 存じております。ページで言いますと47分の26、27ページと思っております。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) 御存じやったら、今これを実践されてるんですか。だから、お答え願いたいって私一番初めに聞いたんですけれど、そこをお答えください。 ○議長(小川忠市君) 後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) 議員おっしゃるところについて具体的に何をしているというところは、今こちらは把握しておりません。 ○議長(小川忠市君) 鷹尾君。 ◆3番(鷹尾直人君) 私から言わせてもろうたら、非常に無責任だと思いますよ。皆さん、そういうことを理由としてスクールバスの運行方針を決めましたみたいなところもあるじゃないですか。だけれど、実際にスクールバスで通っておられるところはそういうことができない。じゃあ、できないところはどうするんやということまで考えるでしょうが、普通。そういったときには、市教育委員会から学校に対して、こういう事例があるよ、そんな中でそれぞれの学校に適した考え方に基づいて、子どもたちの例えば体力づくりのためにこうしたらどうですかとか、そういう指導をすべきじゃないんですかと私は思いますよ。もう時間もそうないんで、答えを聞いたって答えは一緒でしょうから。  私、本当に残念やと思います。今回、地域住民の願いや思いに寄り添う気が全くないとしか感じられませんよ、これ市長、本当に。歩道が整備されてない。歩道があればまだいいんですよ。歩道の整備されてないところを通ってくる子ども、やはりそれには目を向けてあげてほしいと思うんですよ。今の教育委員会は遠距離の軽減とかそういうことだけにこだわっておっしゃいますけれど、それは大事ですよ。だから、このスクールバスを導入されたんでしょう。それは当初の理由でしょう。ところが、今は、先ほど来からずっと言うてますけれど、現実としてそういう危険なところを通ってきたときに危険な目に遭うという事例がある中で、歩道のないところ、それを通学路として使ってる子どもたち、スクールバスも新たに導入せないかんやったらあきませんけれども、それでも私は小・中学校を一つにしたという中では市が決断してもらってもいいと思っとんですけれど、今回はそういうことをする必要はないんです。だから、今回この通学基本方針、通学方法、これは考え直していただきたい、これお願いしておきます。ほんで、今度また請願もございますので、そこでまたやらせていただきます。  以上で終わります。 ○議長(小川忠市君) 新たな答弁はございませんね。よろしいね。  これで鷹尾直人君の一般質問を終わります。  ここで昼食のため休憩します。                午後0時08分 休憩                ─────────                午後1時40分 開議 ○議長(小川忠市君) 休憩を閉じ、会議を再開します。  一般質問、次に6番大畑一千代君の発言を許します。  6番大畑君。              〔6番 大畑一千代君登壇〕 ◆6番(大畑一千代君) それでは、6番大畑が強風による倒木対策について改めて問います。  6月定例会において、近年の地球温暖化から台風が大きく、そして強くなっており、倒木による被害やトラブルの発生を未然に防ぐため、山林所有者に対し、住宅や道路側に倒れないようワイヤーロープ等で牽引するなど、適切な指示を講じるよう義務を課す必要があるのではないかと指摘しましたが、答弁の内容は、山林や立木竹については占有者、所有者の責任で管理すべきものであって、伐採や除去、剪定等を命じることはできない、他人に損害を生じさせないことは竹木所有者の責務であり、その方法についても所有者の責任で考えるべきこととし、倒木防止の方法まで指示することは難しい。ただ、樹木の管理責任の重要性についてはホームページ等で啓発するとのことで、現状の説明でしかありませんでした。この答弁に対し、加東市良好な環境の保全に関する条例や空家等の適切な管理に関する条例で市民に義務を課している事実を申し上げ、市長からは条例制定について研究検討する旨の答弁がございました。  今回はその倒木による被害を未然に防止するための条例制定について研究検討の結果をお聞かせいただきたいと思います。本来6月に答弁がいただけるものと思っておりましたことですので、よろしくお願い申し上げます。  同様に、各地区の神社やお寺の境内の大木についても適切な指示を講じるよう促していく必要があるのではないかと申し上げました。行政が地区の神社やお寺について指導や指示ができるのは指定文化財の場合に限られると思いますが、質問の意図が十分に伝わっていなかったようで、改めて倒木による指定文化財の被害を防止することについての見解をお尋ねいたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小川忠市君) 6番大畑一千代君の質問に対する理事者の答弁を求めます。  市民協働部長。              〔市民協働部長 土肥彰浩君登壇〕 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) 6番大畑議員の強風による倒木対策についての御質問にお答え申し上げます。  6月定例会の一般質問答弁後から、強風による倒木対策について環境部局の生活環境課、森林部局の農地整備課、道路部局の土木課で調査研究会を開催し、研究を進めております。  まず、危険木の条例を制定をしております市町の条例の調査でありますとか制定市町の職員への聞き取り等を参考に、加東市の現状把握を行い、検討しております。調査検討内容につきましては、危険木の定義、危険木から保護する対象物の範囲等で、条例制定を視野に入れながら引き続き研究を進めているところでございます。  また、指定文化財に関連する高木、危険木対策につきましては、これまで台風などによって指定文化財(特に建造物を対象とする)周辺の樹木や枝葉が傾倒、落下し、物件に被害を及ぼした、または被害を及ぼすおそれがあると判断した場合において、加東市指定文化財保存事業等補助金交付要綱に基づき、その伐採撤去費用を補助した事例はございます。  しかしながら、当該交付要綱においては指定文化財の被害未然防止に係る補助対象の範囲が曖昧であり、指定文化財保護の観点からもこれらを明確化することは必要であると考えております。市文化財保護審議会でも審議していただき、当該交付要綱を改正すべく検討いたします。  以上、大畑議員の強風による倒木対策についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 再質問ございますか。  大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) そしたら、何点か質問させていただきます。  今のところはまだはっきりとした状況ではないのかなと思います。条例制定を視野に入れながら、引き続き研究を進めているということです。6月から3か月たってるわけですが、どの程度研究が進んでいるのかなとも思いますが。  まず、危険木の条例を制定してる市町の条例調査ということは、職員の聞き取りとかもなさったということなんで、どの程度あるんでしょうかね、こういう条例を制定している市町というのは。 ○議長(小川忠市君) 市民協働部長。 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) 失礼をいたします。内容といたしましては、まず全国の中でどれぐらいの市町村の方々がその条例を制定されてるかというのは当然調べた中でのことなんですけれども、例えば危険木の定義としてどの範囲を考えてらっしゃって、どのようにされてるかという、前も申し上げましたとおり、基本的な定義でありますとか対象物の範囲でありますとかといったところをお聞きしたり、この考え方でこういう設定をされてるというところを確認させていただきました。  経過ということで、はっきりとまだ案ができてない中でのことなのでここで申し上げにくいのでございますが、議員おっしゃいましたとおり、加東市におきましては良好な環境の保全に関する条例、環境部分において、それから空家等の適切な管理に関する条例、空家等、特定空家ですね、それぞれ条例の目的がございます。その中で今回新しく例えばつくるということになりますと、対象物、特定物とかといったものがどれだけのことになって、どのようにするべきなのかというのはやはり調査研究も必要であるということで、何度かこの研究会も重ねる中で進めておるということで御理解をいただけたらと思います。 ○議長(小川忠市君) 部長、どのぐらいの市町があるかという質問があったと思うんですけれど。  市民協働部長。 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) 数ある中で私どもで抜粋をさせていただいて、2市町ございましたので、そちらを参考にまずは検討しようとしてございます。 ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) 2つの市町があるということですね。それで間違いございませんかね。 ○議長(小川忠市君) 市民協働部長。 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) 間違いございません。
    ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) そこがどういう内容かというのは別にして、私が申し上げとるのは、住宅や道路側に倒れて危害を及ぼすことがないようにということなので、そんなにどこまでをするんだとか範囲だとかということをまだ今から研究していくということなのか、ちょっとスピードが遅いのではないかと思うんですが、それはどうお考えですかね、感じられてますかね。 ○議長(小川忠市君) 市民協働部長。 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) 先ほども申し上げましたが、現在まだ検討中であるということの中で、研究会の中ではほぼ素案的なものができております。ただ、この場で例えば内容を申し上げますとこれが確定的なことになってもいけませんので、今回は控えさせていただきたいということでお願いしたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) 私も前に加東市の良好な環境の保全に関する条例だとか空き家の管理条例を申しましたけれども、その2つの条例については衛生面であったり、あるいは環境面、要は見た目が美しくないとか、そういったことにならないようにという環境の面ですよね。私が申し上げとるこの倒木による被害防止というのは、これは市民の財産であったり生命に関わることなので、しっかりとそういう条例を制定して、山林の所有者、あるいは竹木の所有者に義務を課す必要があるのではないですかと申し上げとるわけなんで。だから、もうちょっとスピード感を出して取り組んでもらわないといけないのかなと思うんですよ。そのあたりはどうお考えですかね。 ○議長(小川忠市君) 市民協働部長。 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) 議員のおっしゃるとおりでございます。  市民の生命及び財産を保護するという意味で大事なことですので、できる限りと思っておりますが、何分3課ありまして、それぞれがそれぞれの立場で研究をしたものを付き合わせて、これを合わせてつくっておるという状況でございます。スピードアップはしたいと思っておりますが、何とぞもう少しお時間を頂戴できたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) 素案までできておるということなので、もう近いうちにということになろうかとは思うんですけれども、そうならなかったらまた一般質問せないかんということにもなってしまいますし、そういうことを繰り返したくはないと思ってますので、ぜひとも早急にそういうことに取り組んでもらえたらなと思います。そんなに難しいことではないですし大事なことだと思っておりますので、お願いしたいと思います。  この文化財の関係なんですけれど、今後まだ市文化財保護審議会にも諮ってということですけれども、こういう指定文化財のこれが補助対象にすべきかどうかというのが非常に曖昧だとおっしゃいますけれど、今さらそんなこと言われたら私はどうしたらいいんですかね。あなた方がつくられた補助要綱でしょう。そこで、いやいや、これ規定が曖昧ですのでと言われたら、私らどうしたらいいんですか。そんなんでいいんですかね。 ○議長(小川忠市君) 教育振興部長。 ◎教育振興部長(田中孝明君) すいません、明確に倒木対策というか危険防止対策ということで要綱に明記がございませんので、倒木とまで書けるかどうかは分かりませんけれども、被害の未然防止対策という形でもって明記をしていきたいと。これにつきましては、何とか年内に市文化財保護審議会の先生方の意見を聞きながら改正できたらと考えております。 ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) これを今ここで言うべきことなのかどうかなんですけれど、補正予算が予定されてますよね、この朝光寺の倒木で。こういうことも発生しとるわけですよね。これ雨で潰れて、文化財じゃなかったですけれどね。こういうことが実際に起こるわけですから、早急に手だてをしていかないと、指定文化財が潰れてしまったら市は相当の持ち出しが要るわけですよね、市なり県なり。全て税金でしないかんわけですよね。それを未然に防ぐという手だてが必要なんじゃないですか、それにはやはりお寺さん、神社の方、そういったところもその気になってもらわないと、何でもかんでも市が全部やりますよではなしに、それぞれがお互いにやるべきことはきちっとやっていこうという、そういう姿勢にならないといけないと思いますんで。それは難しいとは思いますけれど、義務を課されたらそれだけ仕事が増えるわけですから大変だとは思いますけれども、そやけれどもほってはおけないですから、ぜひとももっと前向きにお願いしたいとは思うんですけれども、そのあたりどうですかね。 ○議長(小川忠市君) 教育振興部長。 ◎教育振興部長(田中孝明君) 倒木の危険がある立木に対しまして補助するということについては、前向きにこれまでからやってきておるつもりでございます。過去にも2例ほどその倒木対策で補助をしたという実績がございます。ただ、それにつきましては、補助金交付要綱の文化財の管理に必要な経費のその他という項目でもって実施をしておりますので、それをもう少し具体的な内容を明記した形でもって改正したいと考えておるところでございます。 ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) 私は前にも言いましたけれども、防災設備の設置というところに該当するんじゃないかということを前回は申し上げたんですけれども、それよりももっと明確にしたいということでしょうかね。 ○議長(小川忠市君) 教育振興部長。 ◎教育振興部長(田中孝明君) これにつきましてはもう少し明確にしたいということで、こちらも調べましたところ、例えば県では県指定文化財修理防災施設等事業という中でこういう補助をした例があるということを聞いてますし、国においてはもう少し具体的になってまして、危険木診断及び危険木対策工事に対して補助をするということも明記されておりますので、その辺のどこまで具体的に明記するかということも含め、市文化財保護審議会の先生方の意見も聞きながら、要綱を改正したいと思っているところです。 ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) それから、話変わりますけれど、私は条例化をしてもらいたいんですが、もちろん倒木防止ということもあるんですけれど、空家等の条例だったり良好な環境の保全に関する条例だったりでここまで規定されておるのであれば、要は立木竹、木なり竹なり、それから庭木の分とか、そういった部分について広く適正な管理が私は必要なのかなとは思ってるんですよ。枝が伸びて道路に出てる、交通に支障がある、こういった場合には、市が、あるいは道路管理者が強制的にもう排除しますよということもなさってるということを前回聞きましたけれども、そういうことにならないように、あるいは他人の敷地に枝が入ったりしないように、そういったことも含めて、できたらお互いに隣同士良好な関係を保つ上ではそういったことも必要なんじゃないかなとも思ったりもしとるんですけれども、要は民法上でしたら根っこが入ってきたらそれは切ってもいいけれども、枝についてはその木の所有者に言って切ってもらわないといけないという規定もあります。なかなか勝手なことはできないということもありますので、お互いにいい環境を築こうと思えば、何らかの市からのこういうふうにしましょうよという、そういうものがないといけないとは思いますんで、今思ってはる条例の範囲ですよね、これ今は具体的には言えないかも分からないですけれども、どういうところまでを規定しようとされてるのか。素案もできとるということであれば、大まかな部分ですね、そういったものもお示しできませんかね。 ○議長(小川忠市君) 市民協働部長。 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) すいません、今現在の思いと申しましょうかというところで申し上げて非常に失礼かもしれませんけれども、最初に申しましたように、特に人の生命に関わると考えられる住宅または道路とかを対象にということでは範囲を限定といいましょうか、対象物の範囲を決めようかという形にはしてございます。ですので、今現在あります条例の部分ではなくもっと広い範囲ということには当然なると思います。 ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) もう一つ、未然に防止するということも大事なんですけれども、そういう施策はしっかりとやっていかないといけないと思うんですけれども、倒れてしまった場合、9月のこの定例会の初日の市長の御挨拶の中に、倒木があって、それを市で撤去したとかという、そんな話が、それは道路だったのかどうか忘れましたけれども、そんなお話もあったと思うんですよね。本来は、前にも申しましたように、木が倒れたら木の所有者が倒れた木は撤去しないといけないんですよ、本来は。でも、そんなこと言ってられないので、行政、道路管理者がやったり、あるいはNTTとか電力会社がやったり、今どこでもやってるんですけれど、そういうことにならないように本来は木の所有者がするべきなんですよということも含めて、この条例の中に規定していくべきかなとは思うんですが、そのあたりはどうですか。 ○議長(小川忠市君) 市民協働部長。 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) おっしゃるとおりだと思います。6月の御答弁等で申し上げましたが、本来という形で他人に損害が生じないように管理を行うということは所有者の責務ではございますので、例えば市として何ができるのかというのも含めて、啓発それから指導といったことは当然入れたいとは思いますけれども、その辺を含めてどうしていくかというのを考えておるということで、すいません、お答えとさせていただいてもよろしいでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) 最後にします。  今聞いてましたら、素案まで出来上がっとるということもございますんで、あとはどういった条例ができるかしっかりと検証していきたいと思います。要は速やかにやってもらいたいなと、このように思いますんで、それだけお願いして終わります。 ○議長(小川忠市君) これで6番大畑一千代君の一般質問を終わります。  次に、8番長谷川幹雄君の発言を許します。  8番長谷川君。              〔8番 長谷川幹雄君登壇〕 ◆8番(長谷川幹雄君) それでは、議長の許可をいただきましたので、8番長谷川幹雄が一般質問をさせていただきます。  1項目め、東条地域における乗合タクシー等(デマンド方式)について、2項目め、定額運賃システムのバス運行の進捗状況についてです。  ここで訂正だけお願いしたいんですけれども、市は一律運賃制度と言われておりますんで、そちらでこれ以降は読み上げさせていただきますんで、どうかよろしくお願いいたします。  まず、1項目めの東条地域における乗合タクシー等(デマンド方式)についてであります。  市内には循環式の乗合タクシーが運行されておりますが、利用状況はどうでしょうか。他の議員からも内回り、外回りの循環式にしてはどうかと指摘があったと思います。1台の乗合タクシーでは時間がかかりますから、乗降者が少ないと感じます。市内ではこの方式でよいと思いますが、地域によって状況が違います。よく平等にと言われますが、福祉タクシーにしてもしかりです。市内の方は1,000円で移動できても、東条地域から社地域へ移動すると1,000円では済みません。同じ1万5,000円を頂いても、この差は平等ですか。これからは地域地域でよりよい運行形態にするべきです。東条地域を例に取れば、奥深い谷あいが多くあります。必要なときに安価で利用できるデマンド方式の乗合タクシー等で、ドア・ツー・ドアとまではいかなくても、各地域のごみステーションでの乗降等もあるのではと思います。赤字になるからやらないのではなく、どうすれば乗っていただけるかを考えるべきではないでしょうか。地域公共交通網形成計画の見直し時期であるので、将来を見据えた運行計画をするべきと思いますが、前向きな答弁を願います。  2項目めの一律運賃制度のバス運行の進捗状況についてですが、来年4月運行に向けて準備中と考えますが、運行計画は順調に進捗しているのか確認いたします。ただ単に一律にすれば住民の方が乗降してくれるものではないと思います。持続可能な運行のために知恵を出し合っていただきたい。天神電鉄小野駅行きのバスの運行計画はその後の変更はあるのか。県道564号線厚利社線経由天神行きのバスは実現するのか。一律運賃制度のバス運行になった場合において、スクールバスでの通学ができず、保護者が途中まで送迎する地域での路線バスでの通学等の取組は考えられるのか。拠点と拠点をと言われますが、拠点間の移動形態の具体策はありません。中国ハイウェーバスの利用等安価な移動手段、バス利用の観光施設の活性化等、各課での連携はできているのか。バス運行会社との連携はプロジェクトチームを立ち上げてでも地域公共交通網形成計画を実現すべきだと考えるが、市の見解は。  以上、一般質問とします。 ○議長(小川忠市君) 8番長谷川幹雄君の質問に対する理事者の答弁を求めます。  まちづくり政策部長。              〔まちづくり政策部長 小林勝成君登壇〕 ◎まちづくり政策部長(小林勝成君) それでは、8番長谷川議員の御質問にお答え申し上げます。  まず1項目め、東条地域における乗合タクシー等の1点目の社市街地乗合タクシーの利用状況でございます。  運行を開始しました令和2年7月から12月までの1日当たりの利用者数は3.47人でしたが、令和3年1月にルートやダイヤの変更を行って停留所を増設した結果、令和3年1月から6月までの1日当たりの利用者数は4.31人に増加しております。また、令和3年7月からは運行曜日を変更し、土曜日の運行を開始した結果、令和3年7月から8月までの1日当たりの利用者数は5.17人となり、改善を重ねた結果、少しずつではありますが利用者数が増加しております。今後も利用者等のニーズに応じたルートやダイヤを引き続き検討し、社市街地乗合タクシーの利便性向上を図ってまいります。  2点目の福祉タクシー券の助成金額の統一についてでございますが、令和3年度に実施しました利用者へのアンケートを集計した結果、通院や買物のため、また市役所への外出が約9割を占めてございます。  助成金額を一律1万5,000円にすることについて平等かとの御質問でございますが、利用者ごとに利用する病院や店舗等の行き先が異なるため、助成金額を地域ごとに変えることで解決できるものではなく、全ての市民に対しての平等性を考慮した料金設定は困難と考えてございます。また、福祉タクシーの目的は外出支援がメインでございまして、1回乗車当たりの使用枚数については外出機会の創出、閉じ籠もり防止の観点から設定していますので、乗合タクシーの導入や一律運賃制度のバス運行の状況を鑑みつつ検討していきたいと考えてございます。  3点目のデマンド方式の乗合タクシーでございますが、現在全国の事例の調査研究を行うとともに、近隣市での運行状況等を調査しているところでございます。デマンド運行は既存の路線バスへの影響も考慮した上で導入する必要があり、本市の実情に合うかどうかも含めて慎重に検討を進めていきたいと考えています。次期計画では、地域や交通事業者等と協議を行いながら、自主運行バスや乗合タクシー、デマンドタクシー、スクールバスの有効活用等の様々な移動手段の中から地域の実情に合う移動手段の導入を目指してまいります。  引き続き2項目め、一律運賃制度のバス運行の進捗状況についてお答え申し上げます。  まず、1点目の一律運賃制度の進捗状況でございますが、現在神姫バス株式会社と仕様等を協議、調整しており、令和4年4月から市内での運用開始に向け、順調に取り組んでございます。  2点目の路線バスの再編でございますが、天神小野線については利用状況を見極めながら、料金面や乗り継ぎ待ち時間の短縮も含め、社地域と東条地域の移動ルートの充実を図った上で地域や交通事業者と協議し、今後の在り方を検討していきます。また、社三田線厚利経由については、神姫バス株式会社と変更後のルートやダイヤについて検討協議を行っており、今後も実現に向けて取組を進めてまいります。  3点目のスクールバスで通学ができない地域において路線バスでの通学は考えられるのかでございますが、このことにつきましては実施の可否について教育委員会と協議を進めてまいります。  4点目の中国ハイウェーバスの移動手段としての活用や路線バスの活用による観光振興に係る庁内及び交通事業者との連携でございますが、加東市地域公共交通活性化協議会には交通事業者や観光関係者に参画いただいておりますし、市の関係部署も参画し、連携を図っているところでございます。また、必要に応じて個別に庁内の担当部署、観光関係者、交通事業者と協議調整を図りながら、加東市公共交通網形成計画に基づく施策を進めております。  以上、長谷川議員の御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 再質問ございますか。  長谷川君。 ◆8番(長谷川幹雄君) 分かりました。この地域公共交通網形成計画が立ち上がって結構たつんで、もう見直しの時期に来てるかなと思うんですけれども、なかなかこれ進むようで進んでないという。アンケートでも一番加東市で遅れてるのが公共交通やと言われとんですけれど、市内はこれで乗合タクシーで今も聞きますと増えてるという話なんですけれど、ホームページを見ますと月曜日から金曜日までになっとんですね。まだ変更になってなくて、今、土曜日も走ってますって言われるんですけれど、ここら辺を連携しながらちゃんとホームページにも上げていただいて、土曜日も走ってるんだったら土曜日もなってますと書き換えていただかないと、大分前から変わってないですわ、ホームページを見ると。よろしくお願いします。  タクシー券の件も言われたんですけれど、実際に全部にしよったら大変やみたいな話があったんですけれど、なかなか1回行くといろいろなところへ行く人もおられると思うんですけれど、病院にしても何でもそうなんですけれど、自主運行バスで行くと、うちで例えると火曜日と金曜日だけなんですよね。病院に行くにしても、日程が合わなかったら乗れないのがあって、家族に一緒に乗せてもらう、休んで行かなあかんみたいなところがあるんですよね。タクシー券でも、1回行ったらもう片道5,000円とか1万円とか往復するとかかってしまうんで、もうすぐなくなってまう。これが実際に平等なんかなという思いがあって、今回書かせていただいたんです。  一律運賃制度みたいになると、それは非常に便利になると思うんですけれど、東条から行くにしたって。今言われました、天神電鉄小野駅行きのバスがまだ検討中やみたいな話で、前にも一回聞いたんですね。そのバスを天神から社まで行って、社から神姫バスに乗って小野まで行けば5分ぐらいしか変わりませんよみたいな話を聞きました、確かに。前のときに、運転手がいないんでバスが廃止になりますわって言われたんやけれど、まだそのままですわ。この前の総務文教常任委員会のときに話されてたんだけれど、まだ協議中ですみたいな話でね。これいつになったらできるんかなという思いがあるんですよ。これ本当に進んどんですかね。全然目に見えなくって。ほいで、確かに神姫バスさんもやる方向でされてたと思うんですね。あそこにいつも下りない厚利社線の栄枝のところにバスが下りよるんですよね、上ったり下りたりで、教習車って書いたバスが。前も言ったと思うんですけれど。もうやろうと思うたらできると思うんですね。前は坂があって、雪が降ると走れないんで、ここは絶対通りませんみたいな話やったんですけれど、あそこバスが実際今走ってますものね、教習車にしたって。ということは、ほんまに真剣になってやると、あそこは絶対できると思うんですよね。その辺はどうなんですか。5分ぐらいしか時間が変わりませんって話されたのにまだ協議中ですの話はどこまで進んでる、実際。 ○議長(小川忠市君) まちづくり政策部長。 ◎まちづくり政策部長(小林勝成君) 実際の話といいますか、協議は進めてございます。そういった中で、どういった便で朝、通学の方についてのダイヤを示していただきたい、帰りの便も示していただきたい、分かりました、作成しますというのが今の段階でございます。  ただ、これにつきましては、今、天神電鉄小野駅線を利用されている方の利用形態、利用時間そして利用運賃、乗り継ぎ、いろいろあります。そもそも地元の方の合意というのは非常に大事になってきますので、そこら辺も確認しながら、これは実現に向けて取り組んでいきたいと思ってございます。路線バスの再編統合というのは非常に大事なファクターの一つと捉えてございますので、全て整った上で実施していきたいと考えてございますので、明確ないつ実施できるということは今のこの段階では申し上げられないということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 長谷川君。 ◆8番(長谷川幹雄君) そうしますと、そしたら電鉄小野駅のバスですね、天神から。一律制度になって、運賃が、ということは天神から松沢の辺までは仮に100円で行って、そこからまた小野の便になると小野の料金になるという形に変わるんですかね。そういう考えでいいんですか、現実的には。 ○議長(小川忠市君) まちづくり政策部長。 ◎まちづくり政策部長(小林勝成君) これにつきましても、頑張ったらできるやないかとお叱りを受けるかも分かりませんけれども、市境をまたぐ場合は正規の金額になってしまうということでございます。これは、システム上、今のところそういう運用しかできないというところで今協議をしてるところでございます。市内の移動について一律になるということでございます。 ○議長(小川忠市君) 長谷川君。 ◆8番(長谷川幹雄君) ということは、そのまま天神から小野まで乗ると、その途中の松沢までの分はもう考慮しなくって一律の金額でいくということですか。それでよろしいですか、そういう考えで。 ○議長(小川忠市君) まちづくり政策部長。 ◎まちづくり政策部長(小林勝成君) 一律といいますか、正規の今の金額と変わらないということでございますので、例えば天神から松沢まで行っていただいて、そこで降りられたら一律運賃制度。乗り換えられて、もう一度天神電鉄小野駅線に行かれる場合、極論ではございますが、そういうことを考えますと少しは低額になるかも分かりませんけれども、同じバスで例えば天神電鉄の小野駅までの金額、これについては変わらないということでございます。 ○議長(小川忠市君) 長谷川君。 ◆8番(長谷川幹雄君) それも気の毒やと思うんですよね。結構小野へ行ってる学生さんだと思うんですけれど、定期を買って乗ってると思うんですよね。そのことを思うたら、早急に社周りででも5分ぐらいしか変わらへん話であれば、社まで行って、仮に100円なら100円で行って、そこから乗るようにすると、相当定期券も安くなると思いますんで、ほんまこれ実際に早急にやるべきやと思うんですけれども。  今現在、一律運賃制度にした場合、来年4月からやると聞いとんですけれどね、実際にもうそれで進めとると思うんですけれど、市内のルートというのはどこどこがそれになるんですかね。実際にそのバスはあまり走ってへんので、それやったからといって皆さん乗って100円で行きますかという話やと思うんですけれど、市内のどこら辺、今やったら天神から乗って社まで行っても100円、仮に100円やったら100円で行ける一律の料金やと思うんですけれど、それで時間帯とかもそういう話は結構進められとんですか。 ○議長(小川忠市君) まちづくり政策部長。 ◎まちづくり政策部長(小林勝成君) すいません、今どのルートというか市内を走っている市内のバス停、市内で乗られて市内のバス停で降りられるルートについては全て対象になります。ただ、高速バスについては、これは対象外ということで今聞いてございますけれども、基本的にどういう使い方があるかと言いますと、例えば天神で乗られて、社の営業所で降りられて、滝野社インターまで行かれる、そういう利用についても一律運賃ということでございます。ですから、市内のバス停から乗られて市内のバス停で降りられる方全て一律運賃制度ということでございます。 ○議長(小川忠市君) 長谷川君。 ◆8番(長谷川幹雄君) 市内から市内は一律やということですね。確かにそれでいいですね。分かりました。  それにしても、一律になっても便数が少なかったらほとんど乗らへんのちゃうかなと思うんですよね。見ますと1時間に1本ぐらいのバスの運行形態やと思うんですけれども、それで採算取れて乗れるようになるかというのは、ちょっと考えても大分無理がある気がするんですけれど。全てがもう一律に変わりますよね、これでいくと、一律にしますって書いてあるんで。ということは、自主運行バスもそうですし、今の乗合タクシーも全部一律の金額になるという解釈でいいですか。 ○議長(小川忠市君) まちづくり政策部長。 ◎まちづくり政策部長(小林勝成君) 今はその方向で、タクシー以外ですね、乗合バス、自主運行バスについてもこの制度に乗っかっていく方向で今整備をしておるところでございます。 ○議長(小川忠市君) 長谷川君。 ◆8番(長谷川幹雄君) そしたら、先ほど言った協議中ですみたいな話があったんですけれど、スクールバスが上がってくれないんで、そこをバスが走るとバスで通学できませんかみたいな話で協議中やったと思うんですけれど、話されたんですけれどね。実際にもうすぐその目の前に来てる状況ですよね、スクールバスの運行が。さっきも鷹尾議員も結構かんかんになってやられてましたけれど、実際そうやと思うんですよね、危ないところがいっぱいあって。バスに乗って、極端な話、嬉野東のところでバス停を造って、定額運賃で東条学園までバスで行けば100円で済むような、仮に。そうすれば、全然問題なく行けると思うんですけれど、そういう発想はないですか。今でも兵庫教育大学附属の子どもさんなんか結構バスに乗られとんですね、小っさい子どもさんなんかね。そういうことに関しても、危ないところを親御さんがずっと乗せていっとる状況の中で、これは早急に対応すべき問題やと思うんですけれど、いかがですか。 ○議長(小川忠市君) まちづくり政策部長。 ◎まちづくり政策部長(小林勝成君) 交通政策の観点からいいますと、そういった路線バスを利用していただくことは大歓迎でございます。そういった意味で、路線バスが走っているところについての、要はそういったバス通学を認めるかどうかという話になってこようかと思います。それについて可否も含めて協議を進めていきますということで御答弁をさせていただいてございます。 ○議長(小川忠市君) 長谷川君。 ◆8番(長谷川幹雄君) 結構喫緊な課題でありながらなかなか前に進んでないというのはもう大変やと思う、取組をされてるほうも大変やと思うんですけれど、実際に頑張ってはる人もおられますんでね。通学バスがあかんのやったらバスでという、そういう発想も出てきて当たり前やと思うんですよね。それも学校でモビリティ・マネジメントでバスの乗り降りも教えられとるとかされてますから、やればすぐできるかなと思うんですけれど。やはりバスをまず市内に走らさないと絶対に効率的に回らないですし、移動する手段も限られてますんで、そこら辺も早急にそういう対応をお願いしたいんですけれど、なかなか進まないですよね。  それと、今言った観光施設の分なんですけれども、前おもちゃ王国のところの支配人とお話ししたときに、土日でもええから天神からおもちゃ王国に回ってバスを走らせてもらえませんかみたいな話があったんですよね。高速に乗ってきて降りられて行かれる人も結構おられるみたいなんですけれど、そういう発想を持ってルートの変更とかの神姫バスとの協議とかは全然ないですか。 ○議長(小川忠市君) まちづくり政策部長。 ◎まちづくり政策部長(小林勝成君) 観光バス事業者との協議、そして該当するのであれば社三田線の神姫バスのルート変更については既に話はしてます。ただ、前にも何度か委員会でもお話をさせていただきましたが、神姫バスにつきましては生活路線、これを優先させたいということなので、そういった観光ルートをそこに組み込むというのは非常に難しいというお答えをいただいている。ただ、そういったことで済ませてるわけじゃなくて、その都度話には上げてますけれども、そういった状態は変わりない。  観光事業者につきましても、私どももおもちゃ王国さんには話に行ってます。今、従業員さんの送り迎えに使われているバスがあろうかと思いますけれども、それを有効活用できないかということで協議を進めてございます。ただ、その話につきましては、今のところ従業員さんの送迎時間、その時間については御協力できるかもねということで、ただ迂回するというルートについてのお話はいただいてないという中で、実現について今の状況では難しいのかなとは思ってございます。ただ、これにつきましても、次期の交通計画の原点が資源の総動員ということでございますので、どういった形でやっていくかということは次の計画の中にぜひ盛り込んでいきたいと思ってございます。 ○議長(小川忠市君) 長谷川君。 ◆8番(長谷川幹雄君) もう最後にします。  こうして一律運賃制度になってくると、本当に皆さんも乗りやすくなりますし移動もできやすくなると思いますんでね。バスターミナルができる時期には、もうどこに行ってもバスが走ってて、一律の運賃でどこでも回れるシステムの流れを早急に考えていただいて、市内全域の方が定額で回れるシステムをぜひとも考えていただきたいと思いますんで、よろしくお願いいたします。  終わります。 ○議長(小川忠市君) 答弁よろしいね。              (8番長谷川幹雄君「はい」と呼ぶ)  これで8番長谷川幹雄君の一般質問を終わります。  次に、9番石井雅彦君の発言を許します。  9番石井君。              〔9番 石井雅彦君登壇〕 ◆9番(石井雅彦君) 許可をいただきましたので、今回は1項目だけですが、一般質問をさせていただきます。  山田錦乾杯まつり2021についてでございます。  2013年に始まりましたこの乾杯まつり、昨年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のためウェブ上での開催となりましたが、本年も収束する気配どころか4回目の緊急事態宣言が発令され、今年も昨年と同様にウェブ上での開催を余儀なくされました。しかし、日本酒の消費拡大と加東市産山田錦の認知度向上、ひいてはコロナ禍で影響を受けた生産農家さんの応援のためには、昨年と同程度かそれ以上の加東市産の山田錦で作られた今回の日本酒の売上げを期待したいところであります。  そこで、今年の乾杯まつりのことで以下の点につきお尋ねします。  1点目、今年の乾杯まつりでの日本酒の販売目標はどれぐらいを設定されておられるのでしょうか。  2点目、今年の乾杯まつりの内容は昨年と同様なのでしょうか。特に新しく取り入れたものはありますでしょうか。  3点目、昨年はオンラインでの日本酒の販売が吉田類さんのライブ配信の日と同日となり、購入者が一緒に乾杯できませんでしたが、今年は9月22日のオンライン配信に先駆けて、8月31日からの販売にされたことは大いに評価したいところです。しかし、オンライン販売は昨年と同時期の12月22日までと昨年より販売期間が延びています。販売期間を延ばした理由をお聞きいたします。  4点目、来年はコロナが収束して従来どおり乾杯まつりが盛大に行われることを期待したいですが、いい企画なので今後は実行委員会と若い人が協力して続けていってほしいと思いますが、今後の方向性をお聞かせください。  以上です。 ○議長(小川忠市君) 9番石井雅彦君の質問に対する理事者の答弁を求めます。  産業振興部長。              〔産業振興部長 小坂征幸君登壇〕 ◎産業振興部長(小坂征幸君) 9番石井議員の山田錦乾杯まつり2021についての御質問にお答え申し上げます。  今年度の乾杯まつりにつきましては、昨年度と同様、ウェブでの開催としております。期間は8月31日から12月22日までで、既に開催中でございます。また、本年度も「吉田類と加東で乾杯」と題し、9月22日夜7時から1時間のトークショーがユーチューブで生配信されます。  そこで、1点目、乾杯まつりでの日本酒の販売目標でございますが、今年は2,100本を販売目標にしております。昨年は目標数値1,700本に対して販売総数が1,899本であったことや、加東市産山田錦を使用した日本酒を一本でも多く販売することが生産農家や酒蔵を応援することにつながるため、2,100本を目標設定といたしました。  2点目、今年度の乾杯まつりの内容ですが、今年度は昨年度と同様、特設ウェブサイトでの販売としております。新しい試みといたしましては、9月22日までに2,000円以上の日本酒、または飲み比べセットを購入していただいた方先着200名に、加東市山田錦乾杯まつり2021のロゴが入ったオリジナルおちょこをプレゼントいたします。そのキャンペーン期間は明日までとなってございます。さらに8月31日から12月22日までのイベント期間中に飲み比べセットを購入された方全員に、前回好評でございましたアユのあめ炊きに加え、昆布珍味ミックスをプレゼントしております。そして、昨年と同様に、今回もイベント期間中は全て送料無料にしております。あわせて特設ウェブサイトを刷新し、サイトを見られた方に加東市産山田錦をPRするための情報発信や、日本酒を購入していただきやすくすることを心がけ、シンプルなデザインにしております。  3点目、販売期間を延ばした理由についてですが、昨年は「吉田類と加東で乾杯」のライブ配信時に購入者が吉田類氏と一緒に乾杯できなかったことを受け止め、今年はライブ配信当日までにできる限り購入した皆様のお手元に日本酒が届くよう、開始時期を昨年より20日ほど早い8月31日から特設ウェブサイトを開設し、日本酒の販売を始めました。なお、終了時期は昨年とほぼ同じ12月22日に設定いたしました。これにより、年末年始に購入したいという御希望に応えられると捉えております。  4点目、今後は実行委員会と若い人が協力して続けてほしいについてですが、まつりの主催は加東市山田錦乾杯まつり実行委員会でございます。この実行委員会は、それぞれの役割分担の下、各種団体から参加された方で構成しております。コロナ禍により日本酒の消費量が減少し、その影響を受けている酒蔵や山田錦生産農家を支援するためには、近隣市町や実行委員に属していない団体との連携、新たな酒蔵の参加促進、若手農業者の意見の聴取など、乾杯まつりの開催方法や内容の新たな取組について実行委員会で協議していき、よりよい乾杯まつりが開催できるよう進めてまいります。  以上、石井議員の山田錦乾杯まつり2021についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 再質問ございますか。  石井君。 ◆9番(石井雅彦君) 何点か質問をさせていただきます。  販売期間を延ばした理由につきましては分かりました。12月22日までということだったのも、年末年始に購入したいという希望があったということも理解をいたしましたが、昨年も12月22日ぎりぎりまで購入者があったのですか。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(小坂征幸君) 昨年は12月21日までが販売期間でございました。その中でお客様から年末のお歳暮であるとか年始、親類が寄ったときの、使うのに、お酒がこういう時期に販売されること、また去年もなかなか県外の移動というのは厳しいコロナ禍の状況でございましたんで、年末に親類とかに発送できると、ということで、年末ぎりぎりのところまで、今年であれば22日なんですけれども、こういう期間の販売は助かったというお声を昨年に聞きましたので、同様の期日にしたところでございます。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) 今年は今の答弁のように20日ほど早い8月末からの販売ということですけれども、今の感じはどうですか、売れてますか。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(小坂征幸君) まず、先週の金曜日の時点での販売本数なんですけれど、日本酒の単品が130本で、セット販売が90セット売れてございます。ですから、セット販売は3本ですので合計は400本現在売れてるというところです。間に今日ですと3連休も挟みましたので本数の変化はあったかとは思いますが、ただますます今後もっともっと目標の2,100本に近づくように、また超えるように、PRを強化して販売促進に努めたいと考えております。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) 400本ほど売れてるということですが、あとPRとかどういったPRをこれからされますか。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(小坂征幸君) まず、今計画しておりますPR方法なんですけれど、まずラジオ関西で乾杯まつりを行っているという開催告示、これはしてもらいます。また、神戸新聞、北播のページなんかでは1度掲載していただいたことはあるんですけれども、これを北播だけではなく東播にとか県内に少しずつ広めていって神戸新聞でしていただく。また、あと神戸新聞NEXTというところのバナー広告をする。あと、今回ヤフーとかグーグルで、例えばお酒に関連するキーワードを検索されたら右側にバナー広告がずっと出ると思うんですけれど、そういう検索内容によって市の乾杯まつりなんかにうまく呼び込める連動型広告というのもやってみたいと考えております。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) それと、今回、あしたの加東文化振興財団のユーチューブチャンネルのチラシを作っておられますね、私もどっかで見ましたが。あれどういうところに配布して、ほかにどういったところにPRしておられたんですか。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(小坂征幸君) 実は「吉田類と加東で乾杯」自体のこのチラシでありますとか催しの本体自体は加東文化財団でやっていただいてまして、もちろん市の今回の乾杯まつりと協調している分でございます。  まず、チラシにつきましては、例えば市内の事業所でありますとか、もちろん当方の指定管理施設にもポスターなりチラシなりを貼らせていただいていますし、あとインターネットの中、また同じように新聞関係の広告というところで、市でできる範囲のチラシ配りとか宣伝PRを行っているところでございます。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) 今も話に出てますけれども、あした14時からやしろ国際学習塾でトークショーがありますよね。その当日に来られたお客様に、今後こういう企画があればとか、乾杯まつりをどうしたらいいかという、そういうアンケートなんかは取られる予定はありませんか。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(小坂征幸君) 明日の昼からの分につきましては「愛すべき酔っ払いたちの700年」ということで、乾杯まつりともちろん関連はしとるんですけれど、そういったあくまでやしろ国際学習塾の催しとしての講演がございます。  ただ、申し訳ありません、現実的に今おっしゃってる来られた方々への乾杯まつりの行く末とかを含めたアンケートというのは、準備はしてないのが現状でございます。ただ、今後、御意見を参考にさせていただいて、次年度以降こういう催しが続いて、なおかつお客様がたくさん入っていただける機会がございましたら、できるだけそういった方向を実施していきたいと考えます。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) あしたの夜のユーチューブチャンネルを見た人というのはどれぐらいというのは分かるわけですか。当日、あしたの夜、見てる人の数の把握というのはできるんでしょうかね。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(小坂征幸君) すいません、去年のユーチューブを見た数字は持ってきてないんですけれども、ユーチューブのチャンネルを開設した時点でリアルタイムで何人が見ておられるかというのは登録者数は出てまいります。ですから、去年もユーチューブで配信したときに何名の方が見てくださったというのは聞いてたんですが、今日は、すいません、資料を持ってきておりませんが、今回もデータは取れるようになっております。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) それと、今回この乾杯まつりは山田錦乾杯まつり実行委員会が主催なんですけれども、この実行委員会はどういうメンバーの方が入っておられるんですか。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(小坂征幸君) まず、会長は加東酒米振興会・加東酒米部会の会長が兼職でやっておられます。副会長はJAの方、またもう一人の副会長は加東市観光協会の会長に今してもらってます。あと、理事といたしまして、もう一つ同じ日に実は去年、おととしまででしたら山田錦の田んぼを見て歩く山田錦の里探訪ウォークの、そういう委員会もありまして、その委員のメンバーの方も入っておられて、あとは区長会長でありますとか、アドバイザーとして酒蔵の方も入ってもらってます。事務局が加東市とJAとで運営してるという状況でございます。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) 私が質問要旨に書きましたように、本当にこれいい企画だと思うんです。もう8回目ですかね、2013年からですからもう8年たってますので。これからももっともっと加東市産の山田錦をPRしていただくために続けていってほしいと思うんですけれども、この実行委員会とは別に、乾杯まつりを盛り上げようという若い人たちを公募して、併せてのそういう実行委員会というのは不可能なものなのですか。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(小坂征幸君) 御提案していただける内容については、若い方の力といいますか知恵をいただくというのは物すごくすばらしいことだと考えます。  ただし、実行委員会の中で基本的には方向性とかそういったものを考えておりますので、私も事務局の立場で速やかに若い人の力をというところはなかなか言えないんですけれども、今日いただいた案を実行委員会でもお話しさせていただいて、例えば部会のようなもので催しをどのようにしていったらいいかという素案を出していただくような、若い力を借りるような部会をつくるとか、そういう案として出させていただいて、実行委員会で練って、よりよい方向に行けばなとは考えます。
    ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) ありがとうございました。あしたのユーチューブライブぜひ楽しみにしたいと思います。まだまだ12月22日までですので今後も努力をお願いして、一般質問を終わります。  以上です。 ○議長(小川忠市君) これで9番石井雅彦君の一般質問を終わります。  ここで休憩を取ります。                午後2時44分 休憩                ─────────                午後3時00分 開議 ○議長(小川忠市君) 休憩を閉じ、会議を再開します。  一般質問、次に2番別府みどり君の発言を許します。  2番別府君。              〔2番 別府みどり君登壇〕 ◆2番(別府みどり君) それでは、議長のお許しを得ましたので、2番別府みどりが通告に従いまして2項目にわたり一般質問を行います。  1項目め、高齢社会対策について、関連いたしますが、2項目め、認知症ケアについてでございます。  それでは、1項目めの高齢社会の対策について伺います。  国勢調査によれば、全国のおよそ1,400余りの自治体で総人口が減少しています。一方で、国の将来推計人口によると、全国の65歳以上人口が総人口に占める割合は、2015年の26.6%から2040年には35.3%へ8.7ポイント上昇すると言われております。このような増加率は加東市におきましても例外ではなく、2020年、2025年、2040年の3つの年の数値を比べてみますと、人口は4万71人から3万9,555人、3万6,926人へ減少する一方で、高齢者人口は1万1,021人から1万1,406人、1万2,588人と増加し、高齢化率は27.5%から28.8%へ、そして2040年度には34.1%になる見込みです。特に団塊の世代が75歳以上、後期高齢者となる2025年をめどに、介護が必要となっても住み慣れた地域で自分らしく暮らしていけるよう地域包括ケアシステムの構築が進められてきましたが、高齢者に対する地域包括ケアシステムだけでは解決できない問題が新たな課題となり、普遍的、包括的な新体制の構築が必要となりました。  そこで、以下3点について伺います。  1点目、少子高齢化や核家族の増加などの家族構成の変化により地域のつながりの希薄化などによって、社会のニーズが複雑化、多様化しております。既存の相談支援等の取組を生かし、属性、世代を問わない相談、地域づくりの実施体制として、社会福祉法に基づき重層的支援体制整備事業が令和3年4月から創設されています。加東市では、令和3年度は準備期間、つまり移行期間とされていますが、現在の状況をお尋ねいたします。  2点目、新型コロナウイルス感染症の影響で交流や相談の機会が減っている事態が深刻化しているのではないかと思います。望まない孤独や孤立を生まないための対応としてどのように考えておられるのか見解を伺います。  また、健康面においては、昨年度のコロナ流行前後の比較では、約半分以上の高齢者において筋肉量の減少、体幹部分では約8%減少、握力の低下、ふくらはぎ周囲の低下、滑舌低下等が認められ、その要因が社会性の低下に関係しているとあります。集う場の在り方についての見解も併せてお願いいたします。  3点目、地域ケア会議について伺います。  個別課題の把握に加えて、ネットワークの構築、地域課題の発見、地域づくり、地域資源の開発、政策形成機能として取り組む地域ケア会議は、現在どのように運用されているのかお尋ねいたします。  2項目め、認知症ケアについてでございます。  今後の社会において認知症との共生はとても重要課題であると思います。  そこで、2点伺います。  認知症の正しい知識と理解を深める認知症サポーター養成事業は今後さらに深めていくべきものと思いますが、現状と今後の取組への見解を伺います。  2点目、認知症に関わることで相談があるときの窓口は市民の方にとって明確になっているのでしょうか。また、その周知はできていますでしょうか。  以上、2項目についての質問でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小川忠市君) 2番別府みどり君の質問に対する理事者の答弁を求めます。  健康福祉部長。              〔健康福祉部長 大西祥隆君登壇〕 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 2番別府議員の御質問にお答え申し上げます。  まず、1点目の重層的支援体制整備事業の準備状況についてですが、この事業は包括的な相談支援、地域づくり支援、そして社会とのつながりや居場所を整備するための参加支援を一体的に取り組むこととされております。  1つ目の包括的な相談支援では、既存事業である地域包括支援センターが実施する高齢者の総合相談や権利擁護事業、仕事、お金、健康などの生活全般の総合相談である自立相談支援事業、障害者、障害児の保護者等々を対象とする障害者相談支援事業、子育て家庭からの相談を対象とする利用者支援事業を活用しながら、包括的な相談体制をさらに充実させます。特にひきこもりやセルフネグレクトなど支援が届いていない人の掘り起こしのため、市社会福祉協議会と連携しながらアウトリーチを通じた継続的な支援を進めます。  2つ目の地域づくり支援では、高齢者分野の生活支援体制整備事業や一般介護予防事業、障害者分野の地域活動支援センター事業、子ども・子育て分野の地域子育て支援拠点事業など地域づくりに係る既存事業を一体的に実施し、地域社会からの孤立を防ぐとともに、地域における多世代の交流や多様な活躍の場を確保する地域づくり支援を行います。  3つ目の参加支援では、ボランティアや福祉活動を通じて既存の制度では対応できないニーズに対応するため、地域の社会資源などを活用して社会とのつながりづくりに向けた支援を行います。この取組のため、市社会福祉協議会が運営するボランティアセンターの取組強化を支援し、多様な社会参加の実現を目指します。これらの事業をコーディネートする職員を配置するとともに、支援の方向性を決定する重層的支援会議の令和4年度設置に向けても準備を進めております。  次に、2点目の新型コロナウイルス感染症の影響による孤立を生まないための対策と高齢者の集う場の在り方についてお答えいたします。  コロナ禍において外出自粛が長引いたことにより、家に閉じ籠もりがちになり、人との交流が減っている高齢者が増えていることが考えられます。このため、独り暮らしの高齢者や高齢者世帯が住み慣れた地域で社会から孤立することなく継続して安心した生活を営むことができるようにするためには、その人を支える地域づくりを進めることが重要であり、民生児童委員、地域住民、民間事業者等と行政が連携していくことが重要と考えます。  具体的な取組として、民生児童委員やまちかど体操教室のリーダーによる電話などでの見守りのほか、令和2年5月から6月には福祉票が提出されている、特に健康状態が気になる80歳以上の独居高齢者に対して、食事や日中の過ごし方、困り事や家族などと関わりが持てているかなどのフレイル予防などに関する状況確認を行っています。今後も引き続き、あらゆる機会を通じ、地域で孤立する人や世帯の把握に努めるとともに、民生児童委員、市社会福祉協議会、社会福祉法人などの民間事業者との連携を強化し、支援が必要な人に気づき、声かけや見守る人が増えるよう周知啓発に努めます。  次に、高齢者の集う場の在り方についてですが、コロナ禍により不要不急の外出自粛が求められる期間が長期にわたり、要介護と健康な状態の中間に位置する、いわゆるコロナフレイルが懸念されています。  県からは、令和3年7月9日に住民主体の通いの場について3密や飲食、大声を伴うものなどリスクの高い活動を避けつつ、感染対策に配慮した方法で介護予防を継続できる場の支援を継続するよう依頼がありました。市では、県の依頼内容も踏まえ、通いの場開催の留意点のチラシの配布と希望地区に対して手指消毒液と除菌シートを配布し、感染対策と介護予防の重要性について地区を巡回し、伝えているところでございます。引き続き、国、県の対処方針と感染状況を注視しながら、高齢者の方々が健康を維持できるように、運動、食生活や口腔ケア、人との交流のポイントなどについての情報提供を行うとともに、まちかど体操教室への参加呼びかけや必要なサービスにつなぐなど、介護予防の取組をその人の状態に合わせて推進していきます。  3点目の地域ケア会議の現在の運用についてでございますが、地域ケア会議には個別課題の解決に対する支援方法を検討する地域ケア個別会議、ケアマネジャーなどからの事例を基に地域課題を中心に多職種が検討する地域ケア課題会議、個別会議や課題会議において抽出された市全体の課題を協議、解決する地域ケア推進会議がございます。  まず、地域ケア個別会議でございますが、関係者を参集して情報共有、支援の方向性について検討しており、令和2年度は6回、6ケースの困難事案について検討いたしました。  次に、地域ケア課題会議でございますが、高齢者の実態把握並びに地域の在宅介護に関する情報交換及び共有、高齢者の自立支援に資するケアマネジメント支援について多職種連携による支援及び検討を行っており、令和2年度は5回、9ケースについて検討いたしました。  最後に、地域ケア推進会議についてでございますが、個別会議及び課題会議において抽出された地域課題の解決に向けた地域づくりに向けて、複数の団体による意見交換により様々な角度から話し合うことで、役割分担や仕組みの検討、地域資源の現状と課題、活用について年1回協議しております。  今後ますます高齢者が増加し、複雑化、複合化した支援ニーズに対応する必要があり、地域包括支援センターの機能強化や包括的な支援体制の構築など、これまでの取組を踏まえつつ、さらに地域包括ケアシステムを推進する必要があります。そのため、多職種協働による専門的視点を交えて協議を行う地域ケア会議により、高齢者個人に対する支援の充実と地域の関係者の連携を強化するとともに、個別ケース課題の分析から地域に共通する課題を発見し、関係機関や他課との役割分担、対策の協議を重ねながら、住民ニーズに合ったサービスの基盤整備につなげていくことを目指していきます。  続きまして、2項目め、認知症ケアについての御質問にお答え申し上げます。  1点目の認知症サポーター養成事業の現状と今後の取組についてですが、本市におきましては民生児童委員連合会などの地域住民、高齢者施設や企業などの職域、小・中学生、高校生などの児童・生徒が認知症に関する正しい知識と理解を持つための認知症サポーター養成講座を年数回開催しており、令和3年8月末現在で延べ6,061人が受講されました。今後は、認知症サポーターを量的に養成するだけでなく、認知症に関する行事やイベント、認知症カフェでの支援など、サポーターとして実際に活躍する人を登録し、認知症の人やその家族などを支援する活動を推進していきます。  また、認知症の人と地域で関わることが想定される小売業、金融機関、公共交通機関の職員に認知症の理解を深めていただくため、サポーター養成講座の受講を進めることにより、認知症に気づき、関係機関への速やかな連絡や連携できる体制整備を進めていきます。  次に、2点目の認知症相談窓口についてですが、市内7か所の介護事業所などに認知症相談センターを設置しており、年間400から500件の相談に応じています。相談窓口の周知については、毎年9月のアルツハイマー月間に合わせて広報かとうに記事を記載しており、今月号の広報かとうでは4ページにわたり特集記事を掲載しております。そのほかホームページ、加東ケーブルビジョンや65歳以上の方全員にリーフレットを配布し、周知を行っているところでございます。  また、これまでの相談経路から、本人、家族以外に介護支援専門員、介護サービス事業者、医療機関、民生児童委員、市社会福祉協議会、警察等の関係機関からの相談がありますので、関係機関への周知についても取り組んでいるところです。  以上、別府議員の御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 再質問ございますか。  別府君。 ◆2番(別府みどり君) それでは、2項目めの認知症ケアの部分について再質問を行いたいと思います。  先ほど認知症サポーターの数が延べ6,061名とありました。様々な高齢者施設や企業などの職域であったりとか、あとは学生たちにも広めていただいているということなんですけれども、高齢者保健福祉計画の中では認知症の相談窓口の周知状況、知っている人の割合が31.7%、知らない人が62.2%ということでございまして、認知症に関わること、例えば御家族が認知症かもしれないなどというときの相談窓口が、まだまだ市が思うところの周知のところまでも足りてないのではないかなという数字だと思います。  その中で、先日も中学校1年生の授業の中、認知症を知ろうということで認知症に関しての学習を取り入れていただいてたと思います。ほかの市の先進事例などを見ますと、小学生または中学生などといったところに認知症の啓発をして、ジュニアサポーターと位置づけて、そういったサポーターさんを増やしていこうという取組をされているところもあるんですけれども、こういったことに関してはどのように考えておられるのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 今、他市ではジュニアサポーターというところで登録してという御意見をいただきました。  加東市も小・中学生、また高校生などでも認知症サポーターの養成講座に参加していただいて、受講された方については、修了書という形をお渡ししております。その方については、まずは認知症について理解していただいて、もしそういう方に出会われたらどうしたらいいかという基本的なところを学んでいただいているものとこちらは理解してございます。ですから、まずは他市でもされてる特別に小・中学生に限定したサポーターの養成という形ではなく、全体、ほかの職域の方、団体の方も含めた形で認知症のサポーター養成講座をこれまでからも取り組んでおりまして、今後も引き続き理解を深めるための講座は進めていきたいと考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 別府君。 ◆2番(別府みどり君) 分かりました。特別にジュニアサポーターとしての位置づけではないですけれども、現在もそのように取り組んでいただいているということで理解したいと思います。  そして、先ほども認知症に関しては認知症の人やその家族の方を支援する活動も推進していくということがありましたけれども、家族の方を守るという意味でも家族への支援、そして認知症だからこそ起きてしまったことに対して保険制度を市が契約して取り組むといったところもあるんですけれども、こういった保険制度については導入していく市が増えてきてると思うんですけれども、加東市としてはその点いかがでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 他市で保険について導入されてるところは承知してございます。今のところ加東市ですぐ導入するという、そういう状況には至ってございません。 ○議長(小川忠市君) 別府君。 ◆2番(別府みどり君) 導入に至らない理由というのはあるんでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) まずは、保険でというよりも地域の方々での見守りといったところを重点的に、今、地域共生社会というほうを進めようとしてございます。ですから、先ほどの認知症のサポーター養成講座もそうですが、周りの方がまずは見守っていただける地域づくりというのを現在取り組んでおるところでございまして、それをまずは重点的に行っていきたいなと考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 別府君。 ◆2番(別府みどり君) 分かりました。  それでは、いろいろな方が関わって見守っていただける体制づくりというものの基本になるところで、家族を守るための保険制度であったりとか、または認知症共生社会の実現に向けての条例化とか、そういったところも形としてそういったものがあるということでまた母体としての意味合いができてくるのではないかなとも思うんですけれども、そういった条例等々につきましても今後議論されたりとか方向性については検討を行っていくとか、そういうことはないのでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 別府君、通告からちょっとずれてる気がするんですが、よろしいか。  別府君、どうぞ。 ◆2番(別府みどり君) もう一点、認知症について伺いたいと思います。  認知症ケアネットの地域資源マップというのを拝見いたしました。この中でわんわんパトロールというのがあると書いてありました。不勉強なもので初めて知ったんですけれども、愛犬のお散歩のときに認知症の方、認知症の方だけではないんでしょうけれども、温かい目配り気配りをお願いするものということでありますけれども、こういった事業は調べてみますと他市でも取り組まれているところだと思うんですけれども、加東市としてはこれは活発に動かれている、推進されているところなのでしょうか。課が違うんですかね。生活環境課かもしれないんですけれど。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) その散歩時にというところで、特にそれを中心的にというところではございませんで、例えば徘回されてる方を見つける一つの手段というかチャンネルだと思っております。ですから、例えば散歩であったり、外を散歩していただくことで、日頃見られない方が歩いてられるというところを気づいていただく。ですから、今の犬のところだけで捉えてというよりも全体を通して気になる方、日頃見かけられない方でちょっと気になる方という、気になったときにできるだけその方に対して声をかけていただける仕組みづくり、周りの環境づくりというところを取り組んでまいりたいと考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 別府君。 ◆2番(別府みどり君) 今御答弁いただいたんですけれども、認知症ケアネット、地域資源マップの中にあるわんわんパトロールというこの取組自体に対してでは、少し取組自体が今の御答弁では薄いのではないかなと思います。せっかくこのようにされようというところであれば、これは狂犬病の予防注射のときにチラシと啓発グッズをお配りして取り組もうというところですので、まさにこういったところが他市でされているから取り組むだけになってしまって、形だけになってしまっているのではないかなと懸念するところだなとは思います。せっかくなのでこういったところも、重点的にではないですけれども、しっかりと取り組んでいただきたいなとは思いました。  それでは、1項目めの重層的支援体制整備事業について伺いたいんですけれども、先ほど御答弁いただいたように、相談、参加、地域づくりへというこの3つの項目を分野横断的に取り組んでいくところ、断らない相談、そして属性を越えていくところだと思うんですけれども、様々な課であったり場所、団体が関わってくることと思いますけれども、一番主導していくところ、引っ張っていくところというのはどこになりますか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 今年度からそのメインとなるところを福祉総務課が所管するようにしてございます。令和4年度からも引き続きこの重層的支援体制整備事業の所管課としては、福祉総務課を考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 別府君。 ◆2番(別府みどり君) 分かりました。  それと、この重層的支援体制整備事業に取り組むことで、法改正があったことによって現在の計画、高齢者保健福祉計画であったりとか地域福祉計画、こういったところに影響はないのでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) まず、大きな影響はございませんと先に申し上げときます。  この重層的支援体制整備事業でございますが、これまで特に国では補助金の関係で、例えば高齢者であれば高齢者に限った補助金の使い方をしなさい、障害者であれば障害者に限った事業をしなさいという縦割りの補助金の状況でございました。それを縦割りをなくして横串を刺すようなことをやるというのが今回の重層的体制の事業内容でございまして、交付金も一括して先ほど申し上げた福祉総務課が他課を含めた補助金を受けて、関係部署としてはそれぞれの課が自分のエリアだけではなくエリアを越えた形で相談に乗って、横との連携をつなぐと。それが、国でも言われている断らない相談体制というところにつながると思ってございますので、そのようなことで事業を進めていこうと考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 別府君。 ◆2番(別府みどり君) 分かりました。国からの交付金も福祉総務課で一括してということだったんですけれども、介護保険のところにも交付金の使用があると思うんですけれども、そういったところ一般会計との関係性は、交付金の流れはどのようになるんでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 今それを中でも協議しているところでございます。特に特別会計と一般会計という会計の違いがございますので、どちらで処理をしていくかというのを協議してるところでございます。 ○議長(小川忠市君) 別府君。 ◆2番(別府みどり君) 地域ケア会議については、先ほども支援が難しいケースについてのサポートを行っていただいている場となっているということで、3層構造で機能しているのかなということで安心しております。  それで、質問の中にも申し上げたんですけれども、高齢化率というのには地域の実情というのがございまして、加東市についても高齢化率が出ているわけなんですけれども、もっと細かいところの高齢化率の差がございます。福祉計画では令和2年度9月時点では滝野地域、社地域、東条地域、それぞれに23.2%、27.2%、30.6%と、こういった差があるわけなんですけれども、こういった中で同じ取組、事業でよいのかどうか、もっと特化した事業、その地域に応じたものが必要なのか、そういったところの観点はいかがでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 加東市を捉まえますと、国がまずその地域という捉え方をしてるのには、その方の自宅からおおよそ30分圏内というのが一つの目安になってございます。それを考えますと、加東市の場合、おおよそ30分圏内で例えば市役所であったりとか病院であったりとかデイサービスであったりとかというところの移動も可能かなというところで、大きく加東市という取組の方法を考えてございます。ただ、中学校域に圏域という考え方を持ってございまして、それぞれの圏域によって若干取組の方向性は違いますので、そこは地域としては加東市全体として捉えております。ただ、圏域という形で個別の状況も若干違うというところで、2つの考え方でもって動いてるのが、今の計画にもうたっておりますが、そういう状況になってございます。 ○議長(小川忠市君) 別府君。 ◆2番(別府みどり君) 分かりました。市としても、そして圏域としても捉まえていただいているということでお願いしたいと思います。  それで、加東市の相談支援体制なんですけれども、数か所で相談をお受けできる体制を整えてもらってると思うんですけれども、この重層的支援体制整備事業を行う上でも生活支援コーディネーターさんとか支援員の方、こういったところの増員をして取り組んでいるというところもありますし、その必要性があるのではないかなと。分野横断的に横串を刺していくという作業は非常に困難ではないかなとは思いますので、そういったところでこの生活支援コーディネーターさんとか支援員さんとかの増員の必要性はないのでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 現在、加東市はそういう意味では人員体制に非常に恵まれてございまして、今年の準備事業から1名専属的に職員が、張りつくという言葉は悪いですけれども、担当してそこをやれる。その職員も一般職ではなくって資格を持っている職員という形で対応しておりますので、そういう点では現在のところうまくいってると感じてございます。 ○議長(小川忠市君) 別府君。 ◆2番(別府みどり君) 分かりました。重層的支援会議なども行っていただく予定、そういった準備もされているということで期待したいと思います。  そして、最後にしたいと思うんですけれども、答弁の中にも支援が届いていない人の掘り起こしなどを社会福祉協議会さんなどと連携しながらというところで、アウトリーチを通じた継続的支援事業というのにも取り組まれると思うんですけれども、こういった支援が届いてない方にどのようにしてこの支援を届けていくのかというところを具体的にお話しいただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 今回の答弁でも申し上げましたが、ひきこもりというのを例えば例に挙げますと、ひきこもりでそういう方は結構社会とのつながりがこれまでからあまり持ててないというのがございます。そのために、まずは社会とのつながりを持つというのが第一で、そのつながりを持つために社会福祉協議会さんがそのおうちを訪問していただいてとか、あと地域の方が訪問して、社会とのまずどっかの接点を持っていただくということをアウトリーチとしてやろうとしております。もちろんアウトリーチの基となる情報については、地域の方とか民生委員とかいろいろなところから情報収集はしたいと思っておりますが、入ってきた情報について、これまではその人が相談窓口に来るのを待ってたという状況だったと思います。ではなくって、その方に出向いていって、まずは受け入れていただくことに結構時間がかかると思っておりますので、まずは受け入れていただいた中で、その方に適した社会参加、社会とのつながり方法を見つけていくと。ですから、答えは多分一人一人違うと思っております。そういう動きを社会福祉協議会さんが中心になってしていただきたいなということで、今調整してるところでございます。 ○議長(小川忠市君) これで2番別府みどり君の一般質問を終わります。  次に、10番岸本眞知子君の発言を許します。  10番岸本君。              〔10番 岸本眞知子君登壇〕 ◆10番(岸本眞知子君) 10番岸本眞知子が、議長のお許しをいただきましたので、通告書のとおり2項目一般質問をさせていただきます。  まず、1項目めです。  コロナ禍における自宅療養者、待機者への配食サービスについてであります。  WHOが公式に発表している世界で最初の新型コロナウイルスの症例は、2019年12月8日に発症したとされております。また、日本で最初に新型コロナウイルス患者が報告されたのは、2020年1月6日に海外から日本に帰国後、1月14日に診断されています。かれこれ1年9か月、いまだ収束が見えない、加東健康福祉事務所管内におきましても感染が止まらない状況であります。  このような中、身近なところで感染が発生した折、御家族の方から話を聞く機会がありました。その内容は、自宅療養、待機の解除までの期間、家族を含め買物などの外出ができず、市では食料等の供給支援はないのかということでした。自治体によっては配食サービス事業の取組をなれているところもあり、食事支援サービスや生活支援サービスを行っておられます。本年4月、県の取組として食料品等の配布を開始となっております。本市におきましての見解、取組をお尋ねいたします。  2項目めです。  歳入歳出外現金の管理体制についてです。  近隣市自治体並び県に関わりのある協会で、着服、横領という名の不祥事が起こっております。不祥事は決してよそだけで起こることではない、市長も言われております。疑うわけではないですが、なぜこのような不祥事が起こり得るのかというあたりに着目しざるを得ない部分があります。  本市では公金外の現金を取り扱う部署はあるのか、関連団体の通帳を預かるなど。あるとすれば、入金、出金のチェック体制はどのようになっているのかお尋ねいたします。  以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(小川忠市君) 10番岸本眞知子君の質問に対する理事者の答弁を求めます。  副市長。              〔副市長 岩根 正君登壇〕 ◎副市長(岩根正君) 10番岸本議員の御質問にお答え申し上げます。  私から2項目め、歳入歳出外現金の管理体制についての御質問にお答え申し上げ、1項目めにつきましては部長からお答え申し上げます。  初めに、歳入歳出外現金は市の所有に属さない現金ではございますが、これにつきましては法令及び市の財務規則の規定により市の所有に属します歳計現金の例により管理をいたしております。  次に、御質問の関連団体の通帳など公金外の現金を取り扱う部署の有無につきましては、令和2年度の実地検査におきまして20の部署が各種団体、委員会、協議会等の公金外の現金を管理していることを確認いたしております。  本市では、各種団体または委員会等に属する現金について、市職員が職務上、管理、会計事務を担うものを準公金とし、その会計事務の適正を期すための管理体制を設けております。  準公金の入金、出金のチェックにつきましては、通帳と通帳印を異なる職員が管理することで入出金の際には複数の職員が関わるようにするとともに、10項目の検査事項を定め、担当課長が毎月検査を実施し、検査結果を会計管理者へ報告することとしております。また、毎年度会計課による実地検査も行っておるところでございます。内部統制の観点からも、引き続き現管理体制を継続していくことで、不祥事等の未然防止と準公金の適正管理に努めてまいります。  以上、岸本議員の御質問に対する私からのお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。              〔健康福祉部長 大西祥隆君登壇〕 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 10番岸本議員の1項目め、コロナ禍における自宅療養者、待機者への配食サービスについて御質問にお答え申し上げます。  9月3日の新聞報道によると、兵庫県は市町村に新型コロナウイルス感染症の自宅療養者の氏名などの個人情報を提供していない都道府県に含まれていませんでした。言い換えれば、市町に提供していると報道されており、これまで県から市に対して個人情報が提供されていないとお伝えしてきたことと異なるため確認したところ、感染者本人が生活支援を求め、情報提供に同意された場合のみ市町へ情報を提供し、協力依頼を行っているとの回答がありました。よって、今後は感染者の同意が得られた場合は市に自宅療養者の情報が提供されます。  なお、加東市にはこれまで個人情報の提供はありませんでした。  その自宅療養者の配食サービスなどの生活支援に関しては、8月25日付の国からの通知において、自宅療養者の生活支援などの住民サービスについては住民に身近な市町村の協力が重要であるため、県と市町村が連携して食事の提供などの生活支援を行うよう示されたところです。このため、本市におきましても、個人情報の提供に同意され、生活支援が必要な方には、3日分の食料品などの提供を行うことで健康福祉事務所と調整をしております。  以上、岸本議員のコロナ禍における自宅療養者、待機者への配食サービスについての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 再質問ありますか。  岸本君。 ◆10番(岸本眞知子君) ありがとうございます。なかなか個人情報というところで、こちらからも詮索することはできないので難しいところではあると思いますが、今までは感染予防というところで我々も一生懸命長い間やっております。まだこの収束がつかないということは、もうこれからはウイズコロナということで感染した後のこともどういう対策を取っていかないと、心構えとかも必要なのかと思います。  それで、個人情報の提供に同意された方に対して支援をされるということで、3日分の食料品などの提供を行うということでございますが、まだ実際に配食サービスはされてないということで、これからされるということなんですけれども、例えば取り組んでいらっしゃる自治体の内容によってはデリバリーを頼んだりとかということなんですけれども、加東市の場合はこの3日分の食料品の内容、配布物の内容ですね、これを少しお聞かせください。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 今持っていく予定にしておりますのが、レトルト食品でトマトリゾット、ワカメ御飯それから梅がゆというもの、これは一部ハラール食も含まれております。それから、水分と、あとイオンウオーターというやつですか、体力を消耗された方向けのお水、それから経口補水飲料というんでしょうか、脱水症状のときに使うゼリー状の飲料、それからマスク、消毒液、それらを1人1セットにしてお届けしたいと考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 岸本君。 ◆10番(岸本眞知子君) 個人情報の提供があった上でのことでございますが、配布方法というものはどういうものなんでしょうかね。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 情報は県の健康福祉事務所から市役所が受けることになります。受けまして、市役所の職員が個人宅の玄関先までお持ちするとしてございます。お持ちしたときに御自宅におられる方に連絡を取って、玄関先に今置きましたということで、職員は帰ってくる予定にしてございます。 ○議長(小川忠市君) 岸本君。 ◆10番(岸本眞知子君) 調べさせていただいたんですけれども、国からの交付金として1食1,500円、1日上限が4,500円の補助があるということもあって、これで無料配布という形を取られてる自治体もございますが、加東市としてもこういう交付金、こういう補助は受けられるのか、そのあたりをお聞かせください。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 国が出しております自治体向けの補助金といいますのが、保健所を所有しております自治体となります。ですから、例えば兵庫県ですともちろん兵庫県、それから神戸市、姫路市、明石市のような中核市以上のところは保健所を持っております。そこに対しては今おっしゃっていただいてる国からの交付金が出ます。加東市に対してはそういった交付金は出ませんので、先ほど申し上げた分については加東市独自の予算からお届けするという形になります。 ○議長(小川忠市君) 岸本君。 ◆10番(岸本眞知子君) ありがとうございます。  自宅療養者並びに家族に対しても濃厚接触者みたいな形にはなろうかと思います。解除するまでの期間、家族についても配給サービスの対象になるのかどうか、そのあたりお聞かせください。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) まずは、その状況にもよりますという前提がございますが、基本的にはこちらお届けするのは感染された方向けで、外出ができない方ということで考えてございます。ですから、濃厚接触者であったりとかそのほかの状況でというところについてはこの中から外れますが、それぞれの御自宅とか御家庭の状況によりますんで、それについては県と相談しながら対応していきたいと考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 岸本君。 ◆10番(岸本眞知子君) 濃厚接触者である一番危ういところにいらっしゃるところで、外出したくても自粛しないといけないというところの、感染予防の一番元になるところの家族に対してもやはり外出は控えてほしいというところで、そこら辺の支援もまた今後考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それで、個人情報の提供に同意する者に対してなんですけれども、こういう取組をされるという周知なんですけれども、どのような形で。これもいつから開始されるのかなというところもあるんですけれど、言われないとできないというところもあるんですけれども、この周知に関してはどのような形でされるか教えてください。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) この内容につきましては、既に県の健康福祉事務所と協議済みでございまして、そういった方が現れた場合、健康福祉事務所が状況を聞き取って、その方の状況を聞いていただいて、市役所に情報提供していただくという形で、これを広くPRするというところは県も多分考えてられないのではないかと思います。ですから、感染された方で自宅療養が必要な方というかなり限定的なところになりますので、その方については毎日のように県の健康福祉事務所の方が容体確認であったりとか、そういった連絡を取られております。その中でこういったものが必要になれば市に連絡が来るという形のものと考えてございますので、周知については県の福祉事務所から個人の自宅療養者宅という形で考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 岸本君。 ◆10番(岸本眞知子君) 分かりました。いろいろな状況においてもそういう感じで対応していただけるというところで、安堵感も今ちょっとありますので、今後とも取組についてはよろしくお願いいたします。  それで、歳入歳出外現金の管理体制についてでございます。  非常に聞きにくいことを加東市に聞いて申し訳なかったでございますが、ちゃんと管理体制というものをしっかりされてるというのを今返答いただきまして、安堵じゃないですけれどもさすがだなというところがありまして、何もこれについては質問ないんですけれども、今後ともしっかりこういうことに、近隣市ではございましたけれどもないことを祈って、これからも市民のためよろしくお願いいたします。これは質問ございません。ありがとうございました。  以上です。 ○議長(小川忠市君) これで岸本眞知子君の一般質問を終わります。  次に、13番藤尾 潔君の発言を許します。  13番藤尾君。              〔13番 藤尾 潔君登壇〕 ◆13番(藤尾潔君) 藤尾 潔が一般質問します。  1点目は、先ほどなんかも続きというか残りみたいな一般質問ですけれど、またコロナウイルスの流行ということで、少し入院とかの状況も改善してるので時期的には過ぎた感もあるんですが、質問させていただきます。  予防については3密を避けるとかマスクの着用、手洗い、消毒などの呼びかけがなされておりますが、特に陽性判定や罹患後の情報については非常に少ないように感じられますので質問させていただきます。  現在、コロナかどうかにかかわらず、発熱があり体調を崩した場合にはどのような流れになっているんしょうか。入院により治療を受けられるのでしょうか。  2点目、自宅療養になった場合、市に情報は入るんでしょうか。また、医療面や生活などで困り事を抱える事例もあると思うんですが、支援体制は取られていますか。  3点目、新型コロナウイルスの関係で、陽性、濃厚接触者と判定された場合、自宅待機になることもあると思いますが、どのような形で経過観察が行われますか。また、その際に市に情報は入ってくるんでしょうか。それは、近隣市でも同じような状況ですか。また、医療面や生活面、防疫の観点から市の取り得る対策はあるのでしょうか。  4点目、新型コロナウイルスの対策で、感染拡大により指定病院以外の医療機関の幅広い参画が求められるようになっています。加東市民病院の関わり方に変化はありましたか。  5点目、最近は家庭内感染も拡大しています。家庭内感染予防のために啓発すべきことはありますか。  6点目、無症状の感染者も増加している中、6月の一般質問では民間のPCR検査の実施について当局は否定的でありましたけれども、再考する考えはありませんか。  7点目、学校給食において毎日多人数での会食を行っているということも言えるわけですが、保育園と同程度の感染防止対策は取られているのでしょうか。  次に、2項目めです。  猫の餌づけについてです。  犬猫については動物愛護法により駆除目的の捕獲が禁じられている中、野良犬については狂犬病防止の観点で対策が行われていますが、野良猫に対しては抜本的な対策はないと感じています。そのような中、住宅密集地で問題になるのが猫の餌づけによるトラブルです。隣の家が餌づけを行うことにより衛生面や繁殖などで問題が生じます。大阪市などでは、野良猫に対して不妊手術等を実施することで継続的な繁殖を防ぐとともに、一定期間猫の面倒を見ていきましょうという地域猫事業を行っています。市としても野良猫の餌づけ対策を考えるべきではないでしょうか。  3項目めです。小中一貫校について。  机の規格の議論の際、教室が狭いから旧規格の机の導入を検討したという説明がありました。現在、文部科学省では、新しい時代の学校施設の在り方と推進方策ということで議論がなされて、8月20日には中間報告も行われました。教室の広さについても、ゆとりを持った形での整備が提唱されています。今後長期間使用する学校でもあり、国の議論も踏まえた新しい教育に対応できる施設整備を検討するべきではありませんか。また、子どもが使用する教室なのですから、子どもにも意見を聞くべきではありませんか。  3点目、滝野地域の小中一貫校の開校予定時期についてですが、社地域小中一貫校の延期の影響があるのか、また滝野地域小中一貫校についても4年間の工期がかかる可能性があるのか、早期に検討してお伝えすべきではありませんか。  以上で1回目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 13番藤尾 潔君の質問に対する理事者の答弁を求めます。  健康福祉部長。              〔健康福祉部長 大西祥隆君登壇〕 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 13番藤尾議員の1項目め、新型コロナウイルスへの対応、特に罹患後についての御質問の1点目から6点目にお答え申し上げます。  1つ目、発熱があり体調を崩した場合の流れについては、市のホームページやかとう安全安心メールなどでもお知らせしていますとおり、発熱など体調を崩した場合は、まずはかかりつけ医など地域の医療機関に電話で受診の相談を行っていただき、医療機関の指示に従っていただくことになります。また、かかりつけ医がいない場合や受診先が見つからない場合は、県の発熱等受診・相談センター、新型コロナ健康相談コールセンターに電話で相談し、受診の相談を行うこととなります。  入院により医療を受けられるのかにつきましては、兵庫県ではコロナウイルス感染症患者は入院及び宿泊療養での対応を原則とされていましたが、4月以降の感染者急増時から自宅療養も実施されています。入院の判断や入院先の調整は県で実施されており、中等症以上の方で特に酸素投与が必要な方を優先して入院している状況です。  2つ目、自宅療養となった場合、市に情報は入るのかということにつきましては、生活支援などが必要な自宅療養者であって、本人が個人情報の提供に同意された場合に限り、市への情報提供があります。  3つ目、自宅待機時の経過観察につきましては、加東健康福祉事務所が電話による健康観察を1日1回実施されています。なお、その内容については市への情報提供はありません。  医療面や生活面、防疫の観点から市の取り得る対策につきましては、加東健康福祉事務所が健康観察等フォローアップ体制により対応されており、加東健康福祉事務所からの要請内容に応じて対応しております。これまでには応援職員の派遣を行っており、またパルスオキシメーターの貸出しや3日分の食料品などの提供を行うこととしております。  4つ目、市民病院の関わり方の変化につきましては、加東市民病院については県内医療機関と協力をしながらこれまでどおり対応しております。また、加東健康福祉事務所とは連携を密にし、感染者及び感染拡大防止の対応を引き続き実施しております。  5つ目、家庭内感染の予防のための啓発につきましては、基本的な感染対策の周知徹底が大切であり、厚生労働省のパンフレット、家族に新型コロナウイルス感染症が疑われる場合、家庭内で御注意いただきたい8つのポイント、また県の家庭内での感染予防のポイントなどの周知を継続して実施してまいります。  なお、感染者や濃厚接触者には加東健康福祉事務所から直接指導、啓発を実施されています。  6つ目、民間のPCR検査受診の補助についてですが、6月定例会でお答えしたとおり、行政検査が充実してきたこと、当初に比べ医療保険適用による検査を受けることができるようになったこと、医師の判断が介在しない自費検査における問題点などを考慮し、本市としましてはPCR検査の補助は考えておりません。  以上、藤尾議員の新型コロナウイルスへの対応、特に罹患後についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) こども未来部後藤参事。              〔こども未来部参事 後藤浩美君登壇〕 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) 13番藤尾議員の1項目めの7点目の御質問にお答え申し上げます。  学校給食の主な感染予防対策として、まず手洗い及び換気を徹底しています。次に、座席の感覚を確保するため、机の配置は授業のときのままとして、全員が前を向いて食べます。食事中は会話を控える、いわゆる黙食を行い、食事が終われば必ずマスクを着用することで飛沫が飛びやすい環境を防いで給食を食べることができています。今後もこれまで行ってきた感染予防対策を怠ることなく継続して、感染予防及び感染拡大防止に努めます。  以上、藤尾議員の学校給食の感染防止対策についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 市民協働部長。              〔市民協働部長 土肥彰浩君登壇〕 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) 13番藤尾議員の2項目め、猫の餌づけについての御質問にお答え申し上げます。  本市における猫の餌づけに関する市民からのお問合せ、苦情件数は年間二、三件程度となっています。飼い主のいない猫に対するみだりな餌づけ行為は、野良猫の繁殖、ふん尿等による周辺の生活環境の悪化につながることから、本市では兵庫県動物愛護センターと連携し、現地の確認、行為者に対する指導、広報かとう等により猫の適正飼育に関する普及啓発といった対策を実施しています。  また、議員御質問の地域猫事業につきまして、一定の効果はあるものではございますが、本市ではまずは野良猫が繁殖する原因となる無責任な餌づけ行為の廃絶を目指し、今後も関係機関や地区と連携した指導啓発を継続していきます。  以上、藤尾議員の2項目め、猫の餌づけについての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。              〔こども未来部長 広西英二君登壇〕 ◎こども未来部長(広西英二君) それでは、13番藤尾議員の3項目め、小中一貫校についての御質問にお答え申し上げます。  1つ目の新しい教育に対応できる施設整備の検討ですが、東条地域小中一貫校の教室の面積は現市立学校の教室の最大面積66.6平方メートルより広い68平方メートルとし、面積を広くしております。  また、社地域小中一貫校は、小学校として利用します増築校舎棟につきましては東条地域小中一貫校と同様の68平方メートルと広くなりますが、中学校として利用します現社中学校の校舎棟の面積は現状と同じ66.6平方メートルとなります。整備後、小学校と中学校によって面積が異なりますが、机の配列を工夫して、子どもたちの学習環境に影響が出ないよう考えてまいります。  また、滝野地域小中一貫校整備事業は来年度から基本計画の策定を考えておりますので、中学校の35人学級などの国の方針を見定めながら今後検討してまいります。  2つ目の子どもの意見を聞くべきではないかについてですが、教室などの学習環境については教職員が一番理解しておりますので、今後も教職員と十分な調整を図ってまいります。  3つ目の滝野地域小中一貫校の開校予定時期についてですが、先ほども御説明いたしましたが、来年度に基本計画の策定を考えておりますので、その中で工期、工程等を検討し、公表してまいりたいと考えております。  以上、藤尾議員の小中一貫校についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 再質問ございますか。  藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) まず、先ほどの市に対する情報提供がないという話なんですけれど、私の質問には、例えば近隣市でも同じような状況ですかということを書かせていただいてますけれども、そういうことについて近隣市に照会みたいなのはかけられましたか。同じような状況ですとお答えいただいてますか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 近隣市についても、北播磨全てではございませんが確認したところ、同じような状況と聞いております。 ○議長(小川忠市君) 藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) そしたら、市役所として、市役所は例えば今までそういうところに消毒に行ったりとか生活支援に行ったりとかどこでもしてないということになりますよね。そういうことでいいんですかね。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) そのような形で出ていった実績はございません。 ○議長(小川忠市君) 藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) あまり他市の話だから深く掘り下げたくは……。うちの市が出ていってないというのは分かりました。そしたら、ほかの市も、情報が入ったけれど、例えば消毒に行ったりとか訪問して生活支援をしたことというのは全くしてませんよという話やったんですかね。そこまで聞かれてませんか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) そこまでの情報の確認はしてございません。 ○議長(小川忠市君) 藤尾君。
    ◆13番(藤尾潔君) 非常に微妙なところなんですけれど、県の在り方にもよると思うんですけれどね。例えば個人情報の提供を市町村に同意するかというの。例えば市役所がそういうことが場合によったら消毒に伺うとか市の政策を立てる上で必要だと思うんだったら、県と熱心にこういうものを提供していただけませんかということを、ずっとですよ、継続的にですよ、初めに一回言うて駄目やったからというんじゃなくて、何かやろうと思ったら絶対要りますよね、情報は、対策をしようと思ったら。もちろん個人情報ですから、役所ですから、そういうものは絶対拡散させませんという条件の下にですけれども。そうでなければ市役所は対策できないわけですよ、いろいろな個別の対策はできないわけで、本当に私が微妙に思うのは、近隣市が全く対応してないかというと、多分そんなことはないと思います。  先ほどのこれ微妙なのは、そしたらさっきの個人情報の取得に同意されて、生活支援が必要な方というんやったら、保健所に言って、そういう方は市役所で対応したいので、積極的に呼びかけてもらえませんかみたいな話をしてるのとしてないのは全然違いますよね。各市が。だから、うちには情報が欲しいので、例えばそのお話をするときに情報を呼びかけてもらえませんかと。何人かいらっしゃると思うんですけれど、今までもね、自宅療養をされた方。情報提供ゼロ人ということは、じゃあ今までの方はそういう生活支援の必要性を全く感じておられず、市町村には情報提供したくないということになりますよね。多分それは違うと思うんですよ、私は。要は積極的にそういう呼びかけとかをしているのかしてないかという違いが出てくると思うので、私は今まで県と連携とかいいながら保健所任せになってたんじゃないかなと思う部分があって、そういう部分について継続的に対策が必要だと思うんだったら、情報を提供する交渉はしてこなかったですよね。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(岩根正君) もともと兵庫県は自宅療養なしにして、施設型の療養ということを中心に進めておりました。でも、現実は確かに自宅療養者が出ているという状況がございます。そういう意味で、もともと県の方針として、その施設の中でちゃんとやるんだということで済んでおりましたから、その点の対応が少しばらばらになってる部分があるのかなという気もいたします。  それから、ここに非常に個人情報という壁がございまして、御本人がどうしても周りに知られたくないと思われる方が結構いらっしゃいます。その一番端的な例は、例えば加東市で発表される方と管内で発表される方がいらっしゃいます。どこに居住してるという情報でもなかなかオープンにされたがらないという要素がございます。したがって、例えば食料を届けますという話になったとしても、それ自体を嫌がられるケースもあるということで、その意味で御本人があくまでそれを求められて、なおかつ市に対しても言っていいよという方に限っての支援ということになるということになると思います。これは加東健康福祉事務所ともそういった話をさせていただいておりまして、そういう者が出た場合には市に御連絡くださいということでございます。  議員おっしゃるように、もっと積極的に市からそういうサービスを市も考えてるから自宅療養者の方にもっと情報提供をしてくれと、市はそんなことを考えとるぜと言ってくれよというお話もあった感は確かにございます。私どもとしては、そこまでなかなか思い至らず、健康福祉事務所の対応をそのまま信じていたという状況がございます。ちょっとそこが抜かったんではないかと言われますと、その件ないことはございますが、ただ押しつけ型のサービスというのはこの場合なかなか難しい、そう考えてございます。  また、3日分というのも、先ほどお話ございました、県の支援がその後届くという前提のセットと考えてございますし、あわせて例えば1回お届けしてある程度まとめた日数分でないと、何度も行くとまたそれが周りに分かってしまうということもございますので、なおかつまた余り余っても困るというところで、取りあえず3日分ぐらいのセットをしてお届けをするということも考えてるところでございます。  いずれにしましても、確かにもっとアピールしたらよかったんではないかという御指摘、そのとおりではございますが、県の健康福祉事務所の調査の中で今の形、あくまで御希望がある者に対してお声がかかったら市でちゃんと出ていくよ、こういう形にさせていただいたということでございます。  以上でございます。 ○議長(小川忠市君) 藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) この件については、近隣市の対応ということで、多分近隣市がさっきみたいに全く出てないということはないと思うので、もうちょっとこういうところで大っぴらに議論できる話、できない話もあると思うので、もっと積極的に聞いてほしい、本当に全く情報が流れてないのかとかね。私はいろいろと聞く限りにおいては、加東市さんはこういうことですって、つまり県としては情報を出せませんといったら、ああ、そうですかといってそのままになって、市として取り組みたいからどうこうというのはあまりないという印象をちょっと受けるので、全般的な話ですけれど。今後自宅療養者が増えないのがまず一番ですけれども、もしあった場合はそんなことを心がけていただきたいと思います。  もう一点、申し上げると、市内の中に自宅療養者がたくさんいらっしゃった時期ってあったと思うんですよ、濃厚接触者。そのときに市としては呼びかけの中で、もちろん非常に大事なことなんですけれども、詮索をしてはいけません、人権上の配慮、もちろん私はそういう方に差別意識とかは持たないようしようと思ってますので。ただ、ふわっとした情報だけが流れてる、分からない情報だけが流れてて、今の情報の取組だったら、市として何かバックアップはしてませんが健康福祉事務所に対応を任せてますと。恐らくあの時期って、保健所も対応がいっぱいいっぱいですよね、一番ひどかった時期。詮索しないでくださいというのは、ある意味裏づけは、我々がそういう方に対して、一つは生活支援なり、もう一つは適切な防止対策なんかをして、周りの人に広げない対策は最善やってますからということが裏づけであるから、詮索しないでくださいということが言えると思うんですよ。そういうことがないのに、詮索だけしないでくださいと、対策は取られてるかどうか分からないということになったら、本当に疑心暗鬼になる面もあると思うんですね。だから、そういう面において、一つはもちろん人権上の配慮は大事だと思うんですけれど、もう一つはいろいろな面において感染拡大の防止、直接的なところとか生活支援の体制なんかを個別にちゃんと対応してきてますということをお伝えすることも大事だと思いますが、その辺はいかがお考えになりますか。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(岩根正君) 生活の支援をしていますとか、それから医療的なこういうのをきちっと続けられておりますとかということについて、厳密に市には情報がございません。先ほど申し上げましたみたいに、これまでは市内で自宅で療養されてる方、そういう情報は実は届いておりません。そういう意味で、そこらについて市がコメントをするというのは現実問題なかなか難しいかなと、そこはちゃんとしてますよという言い方をするのも少し難しいかな。つまり、療養者に関してのフォローというのは健康福祉事務所を中心に行われてきているという状況になります。  もちろん市が一部だけ関わった件がございます。それは何かといいますと、健康福祉事務所へ市の職員が応援に行った、そういうことでございます。その中では、例えば電話での応対というのも担当してるケースもございますが、それも基本的には個人情報、秘密情報ということになりますのでなかなかオープンにしにくい、そういった面もございました。  そういった意味で、御指摘いただいたのは重々意味は分かるんですけれど、現実的な対応として、いや、医療面も生活面もきちんとフォローしていますと申し上げるには、その時点での市の対応というのはできていないというものでございます。していないというよりも相手方が分からないのでできない状態と御理解をいただけないかと思います。  以上でございます。 ○議長(小川忠市君) 藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) この一番初めの質問に戻るというか初めの質問に行くんですけれども、これも答弁いただいているのは、確かにこれ一般的なお話として発熱のコールセンターに電話してくださいという話で、県では宿泊施設での対応を原則でしたけれども自宅療養になってきたと御答弁いただいているのは、それは分かるんですけれど、8月の一番流行してた時期というのは、例えば市民の間では熱だと言ったら病院に行っても診てもらえないとか、救急車が来たけれど搬送先がないとか、そういう情報がうわっと広がるわけですよね。恐らく近所でそういう事例なんかがあったら、そういうお話って出ると思うんですよ。ですから、必要な情報というのは、例えばこういう形で中等症以上の方であれば必ず入院できてますとか、発熱があってもちゃんとかかれてますとか、こういう場合はしばらくどうしても様子を見てくださいとかね。個別なタイムリーな情報が全くないまま、市民の間ではそういう話が広がる。もうちょっと響く情報提供というのはできないんですかね。一般的にこういう形で入院できてますとか。こういう状況の中で市内で自宅療養になるとか言われたらびっくりしますよね、急にそんな話があったら。だから、一般的な話としてもっと分かりやすい情報提供ができないんですかね。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 先ほど来からも御答弁申し上げてますが、できるだけ分かりやすいように努めたいとは思ってございますが、今おっしゃっていただいてる件については自宅療養者の方がいるのかいないのかも含めて情報が入手できてないというのが実態でございます。ですから、その中で曖昧なというか、こちらから発信するというのは立場的に難しいのかなというのが今の率直な感想でございます。 ○議長(小川忠市君) 藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) 結局は、だからその辺でどんだけ詰めた話をしていくか、県に対してね、ということにもなると思うんですが。そうでありながら、実はもう地域の間でも目の前で見られてるわけですよね。例えば熱があって、搬送されない、病院に申し込んでも熱ですかって断られるみたいな話というのは。また、私なんかもしゃべりですから、そういうことを言うかも分かりません。熱がありましたと、病院に行こうと思ったら、今は診てもらえませんので4日間の……。僕はなかったから分かりませんけれど、そういう話だけ広がるので。片や目の前でそういう状況がある、情報は市役所すら持ってない、だから公表できないって、本当に多分疑心暗鬼になると思うんで、今後の情報提供の在り方というのを、情報交換の在り方も含めて考えていただきたいと思います。  それと、7点目の学校給食の話なんですけれど、こういう形で安全対策をしておられるのは分かるんですが、保育園は保育園用のパーティションとかを使うとかアルコール消毒とかしてると思うんですけれど、アルコール消毒とかずっと学校とかでしてるんですか。 ○議長(小川忠市君) 後藤参事。 ◎こども未来部参事(後藤浩美君) 給食台等のアルコール消毒であったり手指のアルコール消毒であったりというのはしております。  パーティションにつきましては、かなりの数、それからそれの保管であったり消毒であったりということを考えますと、前を向いて黙って食べる、食べ終わったらマスクをするということで、会食ではございません、話をしながら食べるわけではございませんので、感染予防の対策はそれでできていると考えております。 ○議長(小川忠市君) 藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) ひょっとしたら保育園の子はしゃべるかもしれへんからパーティションをしてるんですかね。それはそれでいいんですけれど。取りあえず感染対策ということで気を遣っていただきたいと思います。  2項目めの猫の餌づけの話なんですが、こういう形で最後に地域猫事業みたいなもので、それよりも御答弁で無責任な行為の廃絶を目指してやっていきますと力強く答弁いただいとんですけれど、じゃあ、この年間二、三件程度の苦情に対してそれで解決してるんですかね。結局そういうことはしませんと、私一つ提案はしました、その地域猫事業。そういうことはしませんと、餌づけ行為の廃絶を目指して市としても啓発しますということやったら、これ解決はしていってるんですか、全部。 ○議長(小川忠市君) 市民協働部長。 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) 失礼いたします。すいません、この二、三件の件数について詳細に完全にそれが終わったかどうかというのは、すいません、今手元に資料がございませんので、申し訳ないんですけれども。当然ながら、1件聞きましたのは、行為者のところまで参りまして、指導等は行ったという事実は確認はしております。 ○議長(小川忠市君) 藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) それは、例えば指導しますよね。指導して、困ってはるわけやから、それは解決したかどうかはフォローアップはせなあかんのんちゃうんですか。 ○議長(小川忠市君) 市民協働部長。 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) 申し訳ございません。私が知らないだけですので、ちょっとお時間いただければ確認をいたしますが。 ○議長(小川忠市君) いいですか。  藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) してるんだったらそれでいいですけれど、してなければそういうふうに。  結局私、いろいろなことで思うんですけれど、市役所の仕事で、別に苦情を言っくる人が帰っていって、苦情を言いに来なくなるのが市役所の仕事じゃないと思うんですよ。それは、問題を解決するのが市役所の仕事やと思うんですよ。一つは、苦情を言っても何も対応をしてくれないので、もう言っても意味がないみたいな形で来なくなって、市役所には言ってこないから別に仕事は増えませんわね、それ以上。そういうことやったらあかんと思うので、これは猫を餌づけされて近所で困ってますといって、こういう形で普及啓発してますって、普及啓発で方がつくのか。私は多分これ方がつかない。それで、了解していただく方もいらっしゃると思うんですけれど、方がつかない事例もあるからこういうことを提案してるので。一つ、私も唯一の解決策だとは思いませんけれども、こういうことはやりませんって言われるんでしたら何か解決するための方策みたいなものを考えてほしいなと思います。 ○議長(小川忠市君) 市民協働部長。 ◎市民協働部長(土肥彰浩君) 申し訳ございません。言葉足らずでございました。  確かに何もしていないものではございません。先ほども申しましたとおり、行為者のところに参っておりますし、答弁の中にもございました、動物愛護センターの職員とも一緒になって行っておりますので、決して何もしていないということはございませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小川忠市君) 藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) 分かりました。1回来てくれるのは知っております。  時間もないので、小中一貫校の話なんですが、1つ目、教室の広さの話なんですけれど、文部科学省がよく補助金なんかでは74平米を基準にしてますみたいなことを言うんですけれど、これで68平米というのは何か理由はあるんですかね。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) 68平方メートルなんですけれども、黒板に向かって8.5メートル、縦で8メートル、68平方メートルになります。こちらにつきましては、今の66.6平方メートルを参考にしながら大きさを導いてきたということです。 ○議長(小川忠市君) 藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) 国が74平方メートルを基準にしてるということに関しては?そういうものがあるんですか、補助金の基準は74平方メートルですって国はずっとおっしゃってるんですけれど。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) 国の74平方メートルにつきまして、補助基準の算定ということでありまして、それを実際下回っているところとかはたくさん全国にあります。あくまで補助の基準でありまして、この74平方メートルを確保しなければいけないという基準ではないという認識をしてます。 ○議長(小川忠市君) 藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) 一応そういうことで。そうすると、例えば国は我々はゆとりのある学校をつくれるためのお金は出してますと。だから、例えば教室が狭いとか、机の話もありましたよね、狭いとかといってるのは、それは市町村がわざわざ判断して狭くしてるみたいなことをいいますわね。68平米でも別に不自由がなければいいんですけれども、国は国側の主張としては我々は74平米分の補助金を出しますと、基準でって言ってるわけですから、国の基準は74平米と言ってるわけですから。今の設計を変えたくないという理由は分かりますけれど、74平米の基準があって縮めてるなら狭いとかということは言わないでほしいんですよね。十分ゆとりがある設計できてますという立場に立ってほしいんですよ、それやったら。  あと、もう一点、新しい学校の基準の話がありましたよね、国の検討する。面積以外のことでいろいろ取り入れるべき要素みたいなものがあると思うんですけれど、そういうものについては柔軟にこれからのことですから反映させていくべきだと思うんですけれど、そのあたりについてはどういう見解をお持ちですか。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) 今回のゆとりの教育の国の中間報告、8月20日に出ました、この中で、学び、生活とか5つのいろいろなテーマが出ております。多目的スペース、ランチルーム、中庭での子どもたちの発表するスペース、図書館とか、そういったいろいろなところでゆとりのある教育環境を、今回、東条地域小中一貫校も社地域小中一貫校も整備をしていく考えであります。ですので、こういったゆとりの教育環境という目的には合致してるかなと思っております。 ○議長(小川忠市君) 藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) 反映できる部分はしていって、目的だけじゃなくてね、反映できる部分はしていただきたいと思います。  あと、2項目めで教職員に聞くからいいという話もあると思うんですけれど、例えば子どもの権利条約とかでありますよね、子どもが自主決定をするみたいな。ああいうものについては意識することはないんですかね、教育委員会としては全く意見を聞く気がない、子どもには。 ○議長(小川忠市君) 教育長、答弁できますか。  教育長。時間が来ても答弁してください。 ◎教育長(藤本謙造君) 実は更衣室のことについては子どもたちからも出てきておりまして、更衣室、それについては設置をしております。 ○議長(小川忠市君) 藤尾君。 ◆13番(藤尾潔君) もっといろいろなところで、細かいところでは無理だと思いますけれど、子どもたちの意見も聞けたら聞いていただきたいなと。多分使う人間の感覚というのもあると思います。  もう残りがありませんので、これ要望で、一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(小川忠市君) これで13番藤尾 潔君の一般質問を終わります。 △休会宣告 ○議長(小川忠市君) これで本日の日程は全て終了いたしました。  お諮りいたします。  9月22日から27日までの6日間は休会としたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(小川忠市君) 異議なしと認めます。  したがいまして、9月22日から27日までの6日間は休会とすることに決定いたしました。  6日目の本会議は、9月28日午前9時半に再開します。  議事日程は当日配付いたします。  なお、開議通知につきましては、本日の出席議員にはいたしませんので御了承願います。  本日はこれで散会します。どうもお疲れさまでした。                午後4時34分 散会...