淡路市議会 2020-03-30
令和 2年第82回定例会(第6日 3月30日)
令和 2年第82回定例会(第6日 3月30日) 第82回
淡路市議会定例会会議録(第6号)
令和2年3月30日(月曜日)
令和2年3月30日 午前10時開議
第 1.諸般の報告
第 2.議案第 1号 淡路市長等の
損害賠償責任の一部の免責に関する条例制定の
件
議案第 2号
淡路市民交流館の設置及び管理に関する条例制定の件
議案第 5号 淡路市非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を
改正する条例制定の件
議案第 6号 淡路市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関
する条例の一部を改正する条例制定の件
議案第 7号 淡路市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定の
件
議案第 8号 淡路市手数料条例の一部を改正する条例制定の件
議案第 9号 淡路市集会所等の設置及び管理に関する条例の一部を改正す
る条例制定の件
議案第10号 淡路市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条
5番 岨 下 博 史 6番 冨 永 康 文
7番 打 越 齊 8番 田 尾 成
9番 西 村 秀 一 10番 太 田 善 雄
11番 鎌 塚 聡 12番 戸 田 雄 士
13番 田 中 孝 始 14番 土 井 晴 夫
15番 岬 光 彦 16番 籾 谷 宏
17番 池 本 道 治 18番 松 本 英 志
1.会議に出席した事務局員の職氏名
事務局長 奥 村 恭 司
次長兼議事課長 細 川 浩一郎
議事課課長補佐兼総務係長兼議事係長
山 田 真優美
議事課主査 髙 木 梨 奈
1.会議に出席した説明員の職氏名
市長 門 康 彦
副市長 金 村 守 雄
副市長 長 濵 泰 之
教育長 山 田 一 夫
理事 太 田 宜 伸
企画情報部長 真 嶋 加由里
企画情報部付部長(ふるさと納税・
企業誘致推進担当)兼淡路市東京事務所長
坂 口 完 治
総務部長 山 名 実
総務部付部長(
事務所統括担当)
川 端 充
総務部付部長(税務・収納推進担当)
嶋 本 敏 美
危機管理部長 奥 田 恵 子
市民生活部長 下 原 渉
健康福祉部長 浜 田 英 寛
健康福祉部付部長(
子育て支援担当)
中 野 輝 美
健康福祉部付部長(介護・
高齢者支援担当)
谷 添 敏 夫
産業振興部長 角 村 光 浩
産業振興部付部長(商工観光担当)
新 阜 照 久
都市整備部長 高 田 茂 和
都市整備部付部長(下水道担当)
椎 木 孝 一
会計管理者(兼工事検査担当)
古 地 弘 明
監査委員事務局長兼
選挙管理委員会事務局書記長
巳 鼻 康 文
教育部長 富 永 奈緒美
教育部長 西 岡 正 雄
教育部付部長(
文化財活用等担当)
伊 藤 宏 幸
開 議 午前10時00分
……………………………………
○議長(松本英志) 皆さん、おはようございます。本日は、去る17日、火曜日に引き続き会議が再開されましたところ、議員各位並びに門市長をはじめ市幹部職員の皆様には定刻に御参集いただき、誠にありがとうございます。
ただいまから、令和2年第82回
淡路市議会定例会第6日目の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付しておりますので御了承願います。
それでは、直ちに日程に入ります。
◎日程第1.諸般の報告
○議長(松本英志) 日程第1.諸般の報告を行います。
監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定により、一般会計及び特別会計等の令和2年2月分の現金検査結果報告書がそれぞれ提出されました。よって、その写しをお手元に配付しておりますので、御了承願います。
◎日程第2.議案第1号、議案第2号、議案第5号~議案第10号、
議案第15号~議案第19号
○議長(松本英志) 次に、日程第2.議案第1号、議案第2号、議案第5号から議案第10号まで、議案第15号から議案第19号まで、議案第21号の以上14件を一括議題といたします。
この際、御報告申し上げます。
総務文教常任委員会に付託いたしましたこれら14件については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定した旨、委員長から文書をもって
議長宛て報告書が提出されておりますので、御了承願います。
本件について、委員長の報告を求めます。
総務文教常任委員会委員長、田中孝始君。
○
総務文教常任委員会委員長(田中孝始) (登壇) おはようございます。3月4日に開かれました本会議におきまして、当委員会に付託されました14議案について御報告をいたします。なお、質疑等につきましては、ごく一部となりますことを御了承願います。
委員会の開催日は、3月5日、3月16日の2日間でございました。
まず、議案第1号 淡路市長等の
損害賠償責任の一部の免責に関する条例制定の件でありますが、地方自治法が改正されて、住民訴訟により市長等が市に対して多額の
損害賠償責任を負うこととなった場合において、市長等が職務を行うにつき、善意でかつ重大な過失がないときは、当該賠償責任のうち、政令で定める基準を参酌して、政令で定める額以上で、条例で定める額を控除して得た額について免除する規定が設けられたことから、高額な損害賠償のおそれ、思い切った政策判断をしにくくなるなどの行政運営の過度の萎縮を防ぐことを目的とする改正趣旨に鑑み、新たに条例をするものであります。
善意で重大な過失ない場合の
最低責任負担額につきましては、市長は年収の6倍、副市長、教育委員会の教育長もしくは委員、
選挙管理委員会の委員、または監査委員につきましては年収の4倍、農業委員会の委員、または
固定資産評価委員会の委員は年収の2倍、市の職員につきましては年収の1倍ということであります。
主な質疑につきましては、参酌基準の根拠について、そして、重大な過失がないという場合の判断はいかようになるのか。それから、住民訴訟への影響があるのではないかというような質疑が行われました。
表決の結果、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第2号でありますが、
淡路市民交流館の設置及び管理に関する条例制定の件につきましては、市民の健康及び福祉の増進を図るために、1階に
保健センター及び休日応急診療所、そして
子育て学習センター、2階に会議室、
共同事務スペース、事務室を備えるものであります。
これにつきましては、質疑は、福祉会館の中身そのものと思うが、
淡路市民交流館という名称を定めたことについて、それから指定管理者や2階の事務所に入る団体等について質疑がありました。
この議案2号につきましては、表決を3月16日にさせていただきました。表決の結果、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、改正条例の11件を報告いたします。
議案第5号でございますが、淡路市非常勤職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件でありますが、
会計年度任用職員制度の導入に伴い、
地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律による改正後の
地方公務員法に掲げる
フルタイム会計年度任用職員について、常勤職員と同様に、給料手当及び旅費の支給対象となることに伴い、給料を支給される職員の補償基礎額について規定するものであります。
これについての質疑につきましては、補償基礎額の算定方法について、それから条例にある公正を欠くと認められる場合とはどんな場合なのかというような質疑がございました。
表決の結果は、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第6号であります。淡路市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これも地方自治法の改正により、監査制度の充実強化を図る観点から、監査委員は監査基準を定めて監査等を行うことが規定され、高度な専門性が求められる分野について、必要に応じてその権限に属する事務に関し、必要な事項を調査する非常勤の
監査専門委員を設置することができるように規定が設けられたことから、その報酬額を規定いたします。
そのほか、学校医でありますとか、学校歯科医及び学校薬剤師、それから認定こども園の医師の報酬とか、その辺を定めたものでございます。
議案第6号につきましては、監査専門員とはどんな人を想定しているのかというような質疑でありましたり、指導的監査から内部統制監査に移行していくとのことだが、義務なのか、努力目標なのかというような質疑がございました。
表決の結果、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しました。
議案第7号でありますが、淡路市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定の件でありますが、国の支給地にある他の地方公共団体に派遣され、勤務する場合は、地域手当を支給できるよう、所要の措置を講じるものでございます。
この議案第7号の質疑につきましては、地域手当の来年度対象職員はあるのかないのかということであったり、県下ではどの市がその地域手当の所に指定されているのかというような質疑がございました。
これにつきましても、表決の結果、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第8号でありますが、淡路市手数料条例の一部を改正する条例制定の件であります。行政手続等における情報通信等の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律により行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律が改正されたことにより、引用する法律名及び条項のずれ、住民基本台帳に係る手数料の名称の明確化並びに通知カードの廃止に関し、所要の措置を講じるものであります。
また、ハンセン病元患者家族に対する補償金の支給に関する法律の施行により、補償金の支給手続に係る戸籍事項の証明手数料を免除するものであります。
議案8号につきましては、引用する法律の条項や字句の整理でございましたので、質疑については省略をいたします。
表決の結果、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第9号であります。淡路市集会所等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてでございます。
令和元年12月25日から使用を中止しておりました
浅野コミュニティセンターの海側に若干傾いてきて、今後の震災等によって倒壊するおそれがあり、危険なため、取り壊すことから、削除するものであります。
議案9号についての質疑については、この取り壊した後の跡地利用についてどう考えているかということであったり、撤去後の代替策についてどうするのかというような質疑がございました。
表決の結果、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第10号 淡路市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例等の一部を改正する条例であります。
行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律が改正され、通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るため、行政手続等における情報通信技術の利用に関する法律の一部改正の施行に伴い、
行政不服審査法施行令において
審査請求手続における審査請求書、弁明書及び反論書の
電子情報処理組織による提出の規定が廃止されたことから、これらの法令の名称及び規定を引用する条例について、所要の措置を講じるものであります。
議案10号につきましての質疑でありますが、淡路市におけるマイナンバーカードの現在の取得率はどの程度であるかということであったり、デジタル化、オンライン化による住民のメリットがどれぐらいあるのか、こういうようなことが質疑としてございました。
表決の結果、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第15号 淡路市公民館条例の一部を改正する条例制定でございますが、公民館に関する事務の全体的な見直しを行い、市の全域を対象とした公民館事業の企画及び運営は社会教育課が所掌し、津名地区を対象とした公民館事業は
淡路市立中央公民館の名称を
淡路市立津名公民館に改めた上で、所掌する事務に対しての所要の措置を講じるものでございます。
議案第15号につきましては、地区公民館への予算について、差があることについてでありましたり、人員体制、今後の人員体制について質疑がございました。
表決の結果は、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第16号 淡路市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の改正でありますが、
放課後児童健全育成事業の設置及び運営に関する基準が改正され、
放課後児童健全育成事業に従事する者及びその基準が従うべき基準から参酌すべき基準に見直される中、みなし支援員に係る経過措置が令和2年3月31日で終了することから、所要の措置を講じるものであります。
議案第16号につきましては、経過措置が終了することに伴い削除するものであります。質疑については割愛させていただきます。
表決の結果、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第17号
淡路市立学童保育施設の設置及び管理に関する条例改正でございますが、
中田小学校隣接地に
学童保育施設が建設され、令和2年4月1日から供用を開始するに伴い、
学童保育中田の位置を、現在使用している中田公民館から当該施設に変更するものでございます。
議案第17号につきましては、
学童保育中田を追加するものでありまして、質疑については割愛をさせていただきます。
表決の結果、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第18号であります。淡路市運動公園の設置及び管理に関する条例の一部改正でありますが、昭和51年に整備されました
東浦グラウンドにつきましては、老朽化が著しく、活性化を図るには抜本的な再整備が必要であることから、今後の有効活用を図るため、廃止するものであります。
質疑につきましては、
東浦グラウンドの老朽化とはどういう意味なのかということでありましたり、廃止後の跡地利用の方向性について質疑がございました。
表決の結果、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第19号 淡路市
監査委員条例の一部改正でありますが、統制に関する策定、
監査委員制度の充実強化など、地方自治法の一部改正によって引用する条項にずれが生じることから、所要の措置を講じるものでありますので、これについても、質疑は省略させていただきます。
表決の結果、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、事件決議1件でございますが、議案第21号 淡路市
過疎地域自立促進計画の変更の件であります。これにつきましては、鳥獣被害対策のための
ジビエ食肉利用等施設整備事業、それから住民の交通の便に供するための長沢コミュニティバス購入事業及び設備の老朽化により業務運営に支障を来さないための五色台聖苑火葬場大規模修繕事業を追加するものであります。
質疑につきましては、五色台聖苑大規模改修費の洲本市との費用の案分についてどうなっているかということであったり、ジビエ施設については、民間圧迫にならないか、どのような規模を予定しているのか等、初めて出てきた計画であり、その中身に踏み込んだ質疑が行われました。
表決の結果、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、
総務文教常任委員会の報告とさせていただきます。
○議長(松本英志) 委員長報告は終わりました。
これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はございませんね。
質疑もないようでありますので、これをもって終結いたします。
これより分離して、1議案ごとに討論、採決をいたします。
念のため申し上げます。討論は登壇の上、1人10分以内で発言願います。
冒頭に賛否を明らかにしてから理由を述べてください。
まず、議案第1号 淡路市長等の
損害賠償責任の一部の免責に関する条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第2号
淡路市民交流館の設置及び管理に関する条例制定の件についても、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第5号 淡路市非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件の討論を行います。
討論は通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、所属政党は日本共産党の鎌塚 聡です。
議案第5号 淡路市非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件について、委員長報告では可決すべきものでしたが、反対の立場で討論を行います
この条例は、この4月から始まる
会計年度任用職員制度に当たり、フルタイムの会計年度任用職員は、常勤職員と同様に、給料、手当及び旅費の支給対象となることで、条例改正するものであります。パートタイムの方は現行条例でも対応できるようで、その分についての改正はないようです。
しかし、会計年度職員制度のスタートで、31年度の臨時職員が新年度に勤務時間が短くなる人の場合は、給与支給額が減る方も出てしまうということが当然考えられます。
本会議や委員会の答弁でもあったように、それは明らかです。
その場合、補償基礎額が減ることになり、現行のままで来年度を迎えた場合と比べ、条件としては悪くなる人も出てくることになります。
一概に仕事時間が減るなどで、昨年と比べることができないと言われるかもしれませんが、会計年度職員制度で期末手当や諸手当などで一定ふえる部分もありますが、今回のように、時短などで公務災害補償の条件面が悪くなる場合もあるということです。
例えば、今回のような新型ウイルスで一斉休業が発生したとした場合ですね、従前の勤務時間が変更とならないなどの場合のまま働き続けていた場合、今回の改正される条件よりかは、補償条件がよくなっていたことも考えられます。
要は、会計年度職員制度で全ての上限が上がるというわけではないということです。
その補完策、例えば嘱託職員が正規に14名中1人しか正規になれなかったということで、残りの方が継続して働くような場合はですね、その人の現給保障をするというような以前改正もあったように、引き続き同種の仕事をする方は、現行の基礎額を維持するという手だてをとるべきではなかったのかと指摘をしまして、反対の討論といたします。
○議長(松本英志) 以上で、通告に基づく発言が終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(松本英志) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第6号 淡路市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第7号 淡路市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第8号 淡路市手数料条例の一部を改正する条例制定の件の討論を行います。
討論は通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、所属政党は日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第8号 淡路市手数料条例の一部を改正する条例制定の件について、委員長報告では可決すべきとのことでしたが、反対の立場で討論を行います。
この条例は、いわゆるデジタル行政推進法による通知カード廃止に関し対応する部分と、ハンセン病患者家族に対する補償金の支給などに関する法律の施行の関係で証明書手数料を減免の対象となる方を新たに加えるというものです。
この条例で問題なのは、デジタル行政推進法の関係の部分です。法律改正の背景は、マイナンバーカードの推進がありますが、これまでも私も指摘しておりますが、マイナンバーカードの問題点、これを推奨するものであるので、反対です。
また、通知カードが廃止されることにより、今後、通知カードの住所変更も、廃止後は、変更記載の対応ができず、住所変更が生じた場合、任意所持と言われたマイナンバーカード所持に誘導されることになります。
また、マイナンバー制度ができた以前から海外に住んでおられる方が日本に帰国し、生活を始めるとなれば、マイナンバーカードの危険性から持ちたくないと思っていても、通知カードがないため、カードを強制的に持たなくてはならなくなるということも考えられます。
このような変更点であるため、この条例改正には賛同できません。
以上、討論といたします。
○議長(松本英志) 以上で、通告に基づく発言が終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(松本英志) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第9号 淡路市集会所等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第10号 淡路市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例等の一部を改正する条例制定の件の討論を行います。
冒頭に賛否を明らかしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、所属政党、日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第10号 淡路市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例等の一部を改正する条例制定の件について、委員長報告は可決すべきものとのことでしたが、反対の立場で討論を行います。
この議案は、まず、本会議が招集される前に提出された議案内容が2回も修正された議案であります。そのうち1つは、一度修正された議案の不備について、私疑問があり、行政係の担当にそのことを確認し、そして質疑をすることを私が議長に通知もしていました。
するとですね、当局がその部分に対して修正をかけてきたものであります。私の本会議での質疑を通じて疑義をただし、そして議会が持つ修正や否決という権利を未然に奪った当局の姿勢と度重なる議案の修正が最近の定例会で連発していることに強く抗議するとともに、2回目の修正を許可する議会の姿勢にも抗議します。
まず、この議案は、そのような議案ということを述べておきます。
今述べたように、既に修正された形にはなりますけども、2月21日の
議会運営委員会に提案されたものとは異なったこの議案ですが、以下の点でも問題があります。
1つは、この条例改定の原因となるデジタル行政推進法の問題です。戸籍法や健康保険法の改定とあわせ、戸籍情報や保険情報をマイナンバーと結びつけ、一層のマイナンバーカードの普及の促進を狙うものであり、出自や家族関係などの機微な個人情報が行政が一体で管理するため、個人情報が漏えいした場合のリスクが高まる点でも、この法律が問題であり、それを受けての各種変更や法に基づいた対応する点で賛同できません。
条例案2条、3条、4条に関しての質疑で指摘したように、今後指定管理者にもマイナンバーを含めた業務を担わせることも十分あり得、情報漏えいやセキュリティーなどの対策がしっかりしている比較的大きな大手を中心に指定管理者として入りやすくなる、そういった点も出てくるかもしれません。
また、今後、窓口業務が指定管理されるような動きが出てくると、そうしたところも、マイナンバーを扱うということにもつながりかねない点を指摘しておきます。
企業に個人情報を遵守するという規定を盛り込んだとしてもですね、神奈川県の例のように、人的要因により漏れるということは否めないことも指摘しておきます。
以上述べて、反対の討論といたします。
○議長(松本英志) 以上で、通告に基づく発言は終わりました。これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(松本英志) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第15号 淡路市公民館条例の一部を改正する条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第16号 淡路市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例制定の件の討論を行います。
討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、所属政党日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第16号 淡路市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例制定の件について、賛成討論を行います。
この条例は平成27年からスタートした子ども子育て新制度で、これまでなかった学童保育事業の設備や運営に関する基準が条例化され、制定された条例です。
この制度で、学童保育の基準が位置づけられたことは大変意義があることだと思います。しかし、5年間は経過措置を設けるということで、今回の条例の概要説明にもあるように、みなし支援員などのように、本則とは異なる条件でもいいということでした。
日本共産党議員団も、当初よりこの経過措置の早期の解消を求めておりましたので、これらの経過措置がようやくなくなることについての今回の条例改正部分には賛成します。
ただ、これまでに従うべき基準が参酌化されるなど、学童保育の質の後退が実態によってできる規定になるというふうに変更もされてきております。
国のこうした基準緩和は、保育の質の改善などを求めて運動に取り組んできた方や、その歴史を考えると、質の後退につながり、許されるものではありません。
この条例の3条の最低基準の目的などにあるように、市担当部は、国の基準が参酌基準になったからと今よりレベルを落とすことは許されず、引き続き、これまでその意味では基準が下げられて後退した部分を含めて、学童保育の最低基準と質の向上、従事される方の処遇改善を行っていただくことを求めまして、討論といたします。
○議長(松本英志) 以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第17号
淡路市立学童保育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第18号 淡路市運動公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件の討論を行います。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、所属政党は日本共産党の鎌塚 聡です。
議案第18号 淡路市運動公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件について、反対の立場で討論を行います。
この改正で、東浦の浜地区にある現
AIE校の横にある
東浦グラウンドの管理を条例から廃止するというものです。
担当部は、今後の有効活用のためと言いますが、まちづくり政策課の企業誘致に委ねるという点が問題です。
なぜ、教育部局として、たとえグラウンドでなくとも有効に使わないのかということですね。グラウンドでなくても、地域活性化に資する地域住民が広く使えるものとして活用すべきだと考えます。
今後、公共施設管理総合計画で、市有地が使われないだとか、同様施設があると集約され、立地のよい不動産価値が、よりほかより高い所が企業のターゲットにされることにもつながりかねない懸念を抱いています。
浦地区の住民からも、津名地区と比べ、合併して東浦は人が集える場所などとして何も建っていないという声まで伺うことがあります。
企業の誘致ではなく、地域に根差したものに市有財産として活用することを求めて、この議案には反対をいたします。
○議長(松本英志) 以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(松本英志) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第19号 淡路市
監査委員条例の一部を改正する条例制定の件については討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第21号 淡路市
過疎地域自立促進計画の変更の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
◎日程第3.議案第3号、議案第4号、議案第11号~議案第14号、
議案第20号、議案第22号
○議長(松本英志) 次に、日程第3.議案第3号、議案第4号、議案第11号から議案第14号まで、議案第20号、議案第22号の以上8件を一括議題といたします。
御報告申し上げます。
産業厚生常任委員会に付託いたしましたこれら8件については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定した旨、委員長から文書をもって
議長宛て報告書が提出されておりますので、御了承願います。
本件について、委員長の報告を求めます。
産業厚生常任委員会委員長、田尾 成君。
○産業厚生常任委員会委員長(田尾 成) (登壇) 8番、産業厚生常任委員会委員長、田尾 成。
去る3月4日の本会議において、当委員会へ審査を付託されました議案8件の審査を3月の6日に行いました結果を報告させていただきます。
議案第3号 淡路市
暴力団対策基金条例制定の件。全員賛成で可決いたしました。
淡路市には、過去に暴力団事務所があったことから、反社会的勢力から市民生活の安全と平穏を守ることを目的として設ける基金であります。
今までにも市民団体の活動により暴力団の排除を行ってきたところでありますが、これらの活動に対して必要となる財政面の一部を支援することを主な目的としております。
基金の300万円は、ふるさと納税の寄附金を充当し、その使途は主に訴訟費、事務所の排除への活動等の活動時の経費などであります。
審議内容は、基金の使用時は議会でもわかるのかとの質疑に対して、予算化し、議会の同意を得るとの答弁でありました。
市民団体という表現に定義がなく曖昧ではないかとの質疑に対して、申請があった時点でその団体を確認し、事業計画をよく審査して判断するとのことでありました。
また、活動が大きくて、基金の300万円を超した場合はどのようにするのかに対して、一時的に一般会計から運用し、後に基金へ返す事務処理となるということなどが主な審議内容でありました。
議案第4号 淡路市ふるさとの恵みによる乾杯の普及に関する条例制定の件。この議案は、賛成多数で可決いたしました。
この条例は、ふるさとの誇るべき伝統と文化に対する理解を深め、本市にゆかりのある地酒等による乾杯の習慣を広めることで、地産地消の拡大を図り、産業の発展、魅力の発信などを願う新規条例であります。
この件での審議内容は、定義で地酒等とあるが、これを飲料等に変えてはどうか、酒と強調する理由は何かについての質疑に対して、地酒等と表現し広い意味を持たせていますとの回答でありました。
また、地酒と表現することで、アルコールに対する障害はないかに対し、条例第6条で個人の嗜好を尊重しているので、必ずアルコールということではないとの答弁でありました。
市民への広報はどのような方法で行うのかに対し、ポスター、チラシ、スタンプラリー等の市のPRとともに行い、淡路市ブランドをつくり出せるよう希望しているとのことであります。
今回のことが条例でなくても、宣言、PRなどの他の方法でも可能ではないかとの質疑に対して、乾杯をコミュニケーションツールとして地場産業の振興を図りたいとの回答でありました。
地酒のメーカーは何社あるのかの問いに対して、酒蔵を持っているのは1社のみですが、ほかにビール、お茶、ジュース等の多くの製造所があり、各社の商品の普及促進が図れればと願うところですとの答えでありました。また、努力義務はあるかに対して、ありませんとの答えでした。以上が、主な審議内容でありました。
議案第11号 淡路市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定の件であります。全員賛成で可決いたしました。
この条例改正は、条例文自体は5行ほどの短い条例改正ではありますが、2つの税法の改正が盛り込まれた改正となっております。
1つは、所得税法の一部改正する法律で、所得を有しないものの定義で、公的年金控除額の最低額が70万円から60万円に引き下げられたのですが、なお従前の改正前の規定、70万円を限度額として算定するものであります。
このことで、市民への影響は、福祉医療の所得区分の対象者を既に年金所得額が80万円に満たないものを対象者としているため、市民に影響する部分はなく、本条例改正は県下の統一条例に合わせるためのものであります。
また、2つ目は地方税法の一部改正の部分においても、市民税を課税するときは住宅借入金等特別控除を行いますが、医療福祉の対象者には先の控除を行わずに算定しているために、条項の整備を行うもので、これも市民への直接の影響は出ないものであります。
この件につきましては、特に質疑もなく、議了となりました。
議案第12号 淡路市
保健センターの設置及び管理に関する条例及び淡路市休日応急診療所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件。この条例は、全員賛成で可決いたしました。
この条例改正は、旧津名事務所の跡地に、このたび
淡路市民交流館が完成したことに伴い、この施設に津名
保健センター及び休日診療所を移設したことによる2施設の位置表示の変更を行うものであります また同時に、津名
保健センターの部屋の使用料も削除を行うものであります。
質疑は、利便性の向上についての質疑に対して、このたびはエレベーターが設置されたこと、それぞれの用途別に部屋の区画ができ、市民が安心して使用ができることとなった。また駐車場も広くなり市民サービスの向上につながっているとのことでありました。
仮に熱が出た患者の場合の対応はの質疑に対して、患者が伝染病が疑われるような場合は、いったん病名が分かるまでは裏口から入っていただくという回答でございました。
また、土日の救急対応についてはの質問に対して、今までどおりでありますという回答でございました。
続きまして、議案第13号 淡路市
国営北淡路土地改良事業負担金徴収条例の一部を改正する条例制定の件であります。この議案は、全員賛成で可決いたしました。
この条例改正は、民法第104条の改正に当たり、法定利率が5%から3%へと変更されたことに伴い、国営パイロット事業の工事代の利率の変更を行うものであります。
しかし、今までの工事は、従前の利率のままとなり、今後の工事代の利率に適用されることとなります。
質疑としては、対象は国営のみか県営も含まれるのかに対して、国営のみとのこと。延滞金はどうなっているのかに対して、今はあと4人が残っているだけで、順次徴収を行っているとのことでありました。
議案第14号
淡路市営住宅の設置及び管理に関する条例及び淡路市営
特定公共賃貸住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件であります。この議案に対しましては、全員賛成で可決いたしました。
この条例は、民法の一部が改正されたことに伴い、債権関係の見直し、公営住宅の環境整備を行うものであります。
なお、具体的には、民間住宅では通常のことですが、敷金の運用内容を明確に条文化したことや、不正に入居した場合の家賃との差額の利率を5%から3%の法定利率とすることが主な改正内容で、あとは字句の整備を図ったものであります。
また、
特定公共賃貸住宅についても、同様の内容の改正を行うものであります。
質疑については、連帯保証人の人数に変更はないかに対し、2人との回答。低所得者に対する連帯保証人をつけるのに無理があるが、どのように考えているかについては、福祉部局と連携し調整しているとのことでありました。
認知症の人とは市は契約できるのかに対して、後見人を交えた契約となるとのことであります。
入居者にとって不利益な情報は本人以外に知らせることがあるのか、入居者のことを考えて進めるべきではないかとのことに対して、福祉部局と連絡を密にしながら進めてくとの回答で議了となりました。
議案第20号 淡路市
漁業振興基金条例を廃止する条例制定の件。この議案は、全員賛成で可決いたしました。
この条例は、平成19年、4漁協から淡路市へ引き継いだ漁業振興基金のうち、旧津名町からの分は、生穂荷さばき場の建設で使ってしまっているため、東淡漁協連絡協議会分の部分のみが基金として残っていました。そして、今東淡を構成する3漁協の合併に必要な財源として充当するため、去年度の予算で3億円を支出しており、今の残金は僅少となり、既にその目的は達成されたことで、基金条例を廃止するものであります。
質疑は、基金の振り込みがことしの1月となっているが、なぜ遅れたのかについては、一般財団法人としての登記に時間がかかったためであります。
また、漁業補償等の受け皿となる団体かに対しましては、その場合は各漁協が対象となるとのことが主な質疑の内容でありました。
最後に、議案第22号 市道路線の認定、廃止及び変更の件について。全員賛成で可決いたしました。
この議案は、淡路市江井で実施した大規模圃場整備工事の結果、基幹農道のつけかえ、消滅等が発生したことによるものであります。認定路線6路線、廃止路線4路線、変更路線5路線であり、このことへの質疑はありませんでした。
以上で、当委員会に付託されました議案8件の審議結果報告とさせていただきますが、このうちの新規条例2件については、新たな角度からの市民の幸福を図るものであり、委員会でもこのことに多くの意見と審議時間となりましたことを申し添え、報告といたします。
○議長(松本英志) 委員長報告は終わりました。
これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんね。
質疑もないようですので、これを終結いたします。
これより、分離して1議案ごとに討論、採決いたします。
それでは、議案第3号 淡路市
暴力団対策基金条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第4号 淡路市ふるさとの恵みによる乾杯の普及の促進に関する条例制定の件の討論を行います。
討論は通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、鎌塚 聡です。
議案第4号 淡路市ふるさとの恵みによる乾杯の普及の促進に関する条例制定の件について、反対の立場で討論を行います。
この条例案は、第1条に、豊かな自然、海の幸と大地からの恵み、伝統ある地域文化を活用しながら、地酒などによる乾杯の普及を促進することにより、地産地消の拡大を図り、もって市内事業者の生産意識向上及び地域産業の振興に寄与するということが書かれてあります。この条例を制定する目的は、このような趣旨に基づくものです。
そして、第2条の定義には、地酒等とは、市内において製造または生産された農産物を原材料に使用した日本酒、ビール、果実酒、ジュースなどの飲料をいうと規定されています。
今回の条例は、乾杯という行為と結びつけて、地酒などの飲料で普及を促進するための条例です。
ここで市民が疑問に思うことは、なぜ地酒等による乾杯の普及を促進するという方法で、またそれを条例化する必要性があるのかという点です。
まず、どんな対象を条例化するということでの線引きについてです。
地産地消、地場産業の発展や魅力の発信というのなら、地酒等に限らず、幅広い市内の産品やその品目をですね、普及する条例であってもいいのではないかということです。
次に、どういうときにPRするということについて、なぜ乾杯という行為だけがこの条例の対象でPRさせられるのか。本当に市民が地場産品の地産地消や普及を願うのであれば、例えば、御飯を食べるときのいただきますという習慣にですね、PRにつながる何かをしようという考えで何か行ってもいいはずであります。
しかし、条例案のように、特定の乾杯という行為と大きく4つの飲料をもって産品普及する条例というものです。
条例ではなくて、例えば地酒など推進宣言というキャンペーンや予算化を通してPRしていくというのも地産地消や産品の購買、魅力の発信効果が期待される面もあると思います。
その例として、今回、新年度当初予算の淡路島の真鯛PR事業負担金、こういうのがありますけれども、予算化をしてですね、県などと事業をするだけでPRできますし、それについて特段条例化などしていません。
県も真鯛PRに特化した条例を制定しているのでしょうか。私、してないというふうに認識しているんですが、これも今後条例化の対象となり得るんでしょうか。真鯛のやつね。
魚の普及ということでもいいでしょう。そういうことが条例化される対象となってくるのかという話にもつながってくると思います。
次の例として、今新型コロナウイルス感染によって、学校等での卒業式、入学式が縮小されるなど、イベントの自粛なども相まって花卉の販売も低迷しているようです。農水省も花いっぱいプロジェクトと銘打って、動画投稿サイトにも動画が投稿されですね、拡散され、その認知度も上がっているようです。
市も、このほど市庁舎での花いっぱいプロジェクトを実施し、PRにつながったと思います。恐らく今後広報紙などでも掲載されることによって、その認知度も上がることなんでしょう。
一方で、この新規条例についての市の予算化をどうでしょうか。
担当部の考えは、あくまでこの条例は理念的な条例で、これまでにも計上されているような印刷費などで毎年必要となってくる予算計上の範囲内でチラシをつくるなどで対応するとのことです。
条例化する割にですね、特化した名目で予算計上されているわけではありません。
ほかにもですね、学校給食に地産地消を取り入れてほしいという市民の声もある中、これも条例化してもいい一例となると思いますが、今回は給食の地産地消を条例化するというものが同時に出されているというものでもありません。
というふうに、どの商品、どの範囲で条例化するしないの線引きが定かではありません。
地産地消の推奨といい、条例化するのなら、そして市民全般にその必要性が広まっているのならば、地酒などに限らず、幅広い対象での市内産品や製品の普及などに予算化ももっとすべきであります。
次に、この条例化された後の市や市民のかかわり方についてです。なぜ乾杯と地酒などの飲料だけを推奨する努力義務を負わされるのかという点ですね。
罰則や強制ではないということは当局のほうも言っているし、実際条文にもそういうことはないので、そういうことは強制されるものではないということはわかるんですが、しかし、市民も一定協力するよう努めなければならないという努力義務が発生します。
先ほどの委員長報告では、当局はないと答えたというふうな報告でしたけれども、実際条文を読んで見ていただくと、やっぱり努めなければならないという責務、言ってみれば責務ですね。条文で言うと市の役割や市民の協力、3条、5条のところになりますけども、市が関係して主催するイベントや行事で乾杯する協力をする際にですね、定義されている地酒などの飲料とは、先ほど言った地酒、ビール、ワイン、ジュースなどということのようですけれども、それらは地酒などの飲料が最低でも4つ公平に提供され得るのか、その実効性にも疑問があります。
結局、特定の1つの飲料が用意されて、努力というもともとの努力義務ということなので、用意されないこともあるのかもしれませんけれども、でも何かやろうという話になったら、1つは用意しないといけないということになるのかもしれません。
それで、そういう飲料で乾杯、特定の1つのもので乾杯するということにもなりかねない。
その飲料が飲めない人、例えばアルコールだったりとか、好き嫌い、嗜好の話、後でしますけども、仮にこの条例のように、協力したくても協力できないということにも特定のものだけしか出されなかったらですよ、そういうことにもなってしまうというふうに思います。
条例案6条でお酒の飲めない人にも配慮し、今さっき言った個人の嗜好を尊重ということを書かれておりますし、決して強制ではないということが分かるように規定していると当局は委員会でも言っておりましたけども、それであるならばですね、その5条の部分とも相反することにもなってしまうのかなということも思います。
なぜ条例化する必要があるのかという話にもなると思います。
で、アルコールの飲めない方、依存症に苦しむ方や家族、未成年に対してもですね、市民としての協力に努めるという努力義務がある中、そのあたりはですね、さらに文言として配慮したものとなってもよかったのかなというふうには思います。
るる述べましたけれども、私はこのような促進の方法を条例化すべきではないと考えるので、この条例には賛同できません。
地場産品の普及については、条例でなくとも推進されるべきと考えます。
私自身も個人としては地産地消や地場産品の普及につながること、発信に努力することを申し上げて、反対の討論といたします。
○議長(松本英志) 以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(松本英志) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第11号 淡路市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第12号 淡路市
保健センターの設置及び管理に関する条例及び淡路市休日応急診療所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件についても、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第13号 淡路市
国営北淡路土地改良事業負担金徴収条例の一部を改正する条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第14号
淡路市営住宅の設置及び管理に関する条例及び淡路市営
特定公共賃貸住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件について、討論を行います。
討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、所属政党は日本共産党の鎌塚 聡です。
議案第14号
淡路市営住宅の設置及び管理に関する条例及び淡路市営
特定公共賃貸住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定に賛成の立場で討論を行います。
この条例は、民法改正の施行にあわせた債権関係の見直しや認知症等の方の収入申告がない場合、市がかわって高く請求することなく適正な家賃設定となる手だてを取るなどといった内容ですので賛成とします。
今回の民法改正に伴い、連帯保証人の極度額の設定などは条例によらず施行規則のほうで対応するとのことであり、同時に委員会答弁でもあったように、低所得者などの連帯保証人の確保要件で入居できないことを避けるようにとの国の指導があるとのことでしたので、現行の対応により困っておられる方に緩和となる規定を施行規則にも設けるべきであります。
本来、条例上に規定することでもいいわけですが、そこは今回なされていないようですが、現行の12条3項の、市長は特別の事情があると認める者に対しては第1項第1号の規定による請書に連帯保証人の連署を必要としないこととすることができるという規定により、柔軟に対応できるようになっていると思いますので、条文や、本当やったら条文だと思いますけども、規則に緊急時の連絡先か身元引受人があれば連帯保証人は不要となるような規定を盛り込むことを再度求めて、討論といたします。
○議長(松本英志) 以上で通告に基づく発言が終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第20号 淡路市
漁業振興基金条例を廃止する条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第22号 市道路線の認定、廃止及び変更の件についても、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(松本英志) ここで暫時休憩をいたします。
再開は、午前11時30分といたします。
休憩 午前11時16分
─────────────
再開 午前11時30分
○議長(松本英志) ただいまから、会議を再開いたします。
◎日程第4.議案第25号~議案第33号
○議長(松本英志) 次に、日程第4.新年度予算の議案第25号から議案第33号まで、以上9件を一括議題といたします。
御報告申し上げます。
議長を除く議員17名で構成する予算審査特別委員会に付託いたしました、これら9件の審査の結果につきましては、原案のとおり可決すべきものと決した旨、委員長から文書をもって
議長宛て報告書が提出されております。
これにて御了承願います。
この際、お諮りいたします。
委員長の報告につきましては、会議規則第40条第3項の規定により、省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本英志) 異議なしと認めます。よってさように決しました。
続いて、お諮りいたします。
ただいま上程中の議案のうち、予算審査特別委員会において賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しております議案は、議案第25号、議案第26号、議案第27号及び議案第28号の以上4件であります。
これら4件については、議事の都合により、先議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本英志) 異議なしと認めます。よって、さように決します。
それでは、これより、分離して1議案ごとに討論採決いたします。
まず、議案第25号 令和2年度淡路市
一般会計予算に対する討論を行います。
討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、所属政党は日本共産党の鎌塚 聡です。
議案第25号 令和2年度淡路市
一般会計予算について、反対の立場で討論を行います。
まず、新型コロナウイルス感染症の蔓延が世界中に広がり、日本でも日に日に感染者の報告が増える状況です。県下での感染者の広がり、島外近隣市での感染報告があり、住民にも不安が広がっています。
新年度予算には、これに特化した対策の関連予算は含まれていません。予備費の活用や延期となったオリンピック、パラリンピックの関連予算や以下に指摘する不要不急の予算を減額し、また市域の実情に即した中小企業や漁業、農業従事者、フリーランスの方などへの経済的支援、国保税などの減免など、市独自対策となるよう、補正予算を早急に組み、対応することを強く求めておきます。
さて、新年度予算案は、歳入歳出総額294億100万円と定め、7件の債務負担行為、過疎対策事業などの地方債や一時借入金の最高額などを定めるものです。
歳入に目を向けますと、基本的に3歳以上の幼保無償化に伴う事務などが増えることなどで措置された地方交付税も、合併算定替えの段階的一本算定に向けての減少が進むなど、対前年1億円減と、市としては厳しい状況です。
ですが、国は、まち・ひと・しごと創生交付金の引き続きの確保や地域社会再生事業費の創設と言っています。
一応、それらが住民サービスに資することもできる財源が含まれている点になるので、どれだけ住民福祉向上に資することができているかが問われる予算となっています。
昨年10月の消費税増税で、10-12月期の国内総生産GDPが年率マイナス7.1%と改定されるように、経済への影響が出ています。
その後に、今回の新型コロナ関連の経済悪化が上乗せされるという点では、新年度は税の滞納を含め、税収への影響も懸念されるところです。
さて、支出の面ですが、通学路を含む避難路沿道のブロック塀撤去を行う方への一部補助となる160万円の計上や要保護・準要保護世帯の給食費がこれまでの市の半額負担から全額負担になることは前進であり、引き続き前進を求めるところです。
大阪市では、新型コロナ関連の対策として、1年間前倒しで4月から学校給食が無償化になると報道され、また明石市では、幼保無償化でこれまでかかっていた経費を中学校からですが、給食の無償化に充てられる。また加西市では、保育の副食費の無償化がされるということで、脚光も浴びています。
こうした動きは、若い親世代にも好意的に捉えられてですね、SNSなどの情報の発信、拡散もされています。
淡路市に子育て支援の立場で前向きに取り組まれることを切に願うところです。
今述べた2点の前進は一般質問でも取り上げた私としましても大変評価するものですが、以下の点で、この予算には賛同できません。
まず、マイナンバー関連での費用が含まれています。その中には、国のマイナンバーによるポイント還元の事前準備の400万円やマイナンバーの普及促進849万2,000円があります。これらは、大半は国の費用で行うことになりますが、市の単費も一部加わることになります。
国会では、主要な野党、立・国・社会派や共産党が新型コロナウイルス対策に回すべきと組替え案を共同で求めたように、還元の効果や公平性の面でも疑問が多く、またこれまで私も指摘してきました、マイナンバーの問題点が含まれているマイナンバーの推進ではなく、今やるべきは新型コロナ対策に予算を使うべきです。
さらに、市がマイナンバー普及のために生活観光バスの一日券を申請者に配るという地域振興基金150万円を使った事業は取りやめ、ほかの予算に回すべきです。
次に、市が所有する市有財産と企業誘致についてです。
今回の議案18号とも関係しますが、
東浦グラウンドを条例から外し、その跡地を企業誘致のためにまちづくり政策課に委ね、用地測量するなどの費用521万円の計上があります。
また、浦海浜公園の境界確認測量などの費用500万円は、ホテル建設誘致に向けた計画が背景にあることも委員会審査の中で見えてきました。
観光のためなどと新たな名目で市民や周辺に来られる観光客など、幅広く利用がされている既存の公園が企業誘致のために利用されようとしています。
今回の東浦地区の大阪湾を望む絶景地という財産価値が高い優良な土地の立地の市有地が企業の格好のターゲットにされてしまう。そのようなことになりかねない要素を含んでいます。
東浦グラウンドはその目的を果たしたとしても、市の財産として別のものとして市で利用すべきです。また、浦海浜公園は既存の公園のまま利用すべきです。
次に、津名一宮インター周辺の駐車場を有料化にするための整備関連費用3,300万円、地域改善対策費はこれまでにも指摘したように認められません。ほかにもSPI試験の導入などは、今年度どうしてもしなくてはならない根拠を見い出せません。
次に、市長の施政方針で3度も出てきたカジノIRですけども、依存症を含んだギャンブル利用者がつぎ込んだことによるテラ銭で成り立つカジノIRにあやかったまちづくりなど、とんでもないと述べておきます。
また、海路の復活にも言及されておりましたけども、議員の中にも後押ししているかの質問も出ておりましたが、インバウンド観光客誘致などと称して進めた関空ラインの結末をどう総括しているのか、そのことも指摘しておきます。
次に、議員が当局提出の資料の不備を指摘しているにもかかわらず、いまだ訂正がなされていない点です。これはもともと同僚議員が疑問を呈したことに端を発します。
予算委員会で指摘した説明資料の61ページ、69ページに関連するすみつき括弧でくくられた子育て支援事業の有無の根拠についてです。
そもそも、この資料というのは、地方自治法211条2項、さらに地方自治法施行令144条1項第5号の説明資料であります。
議会が特別委員会を設置し、予算審査をしていく上で採決判断ともなる重要な資料に間違いがあっても直さないという当局の姿勢でよいのでしょうか。
具体を再度示します。私は、資料378ページにある子育て支援事業が69ページに記載されるされない、先ほど言ったように、記載されるされないの判断のものはやっぱり資料370ページにあるんだと思って、そういうふうに推察していますけれども、担当課は資料の379ページの地方創生地域総合戦略の部分に記載があるものを61、69に記載する、しないかの根拠だと言い張ります。
そうであるなら、私はそれらは丸括弧で戦略の(戦)と既にくくっている部分がそれに当たるので、サブタイトルとしてのすみつき括弧内は人口減少対策事業と表示されるべきなんだろうと思います。
加えて、仮にすみつき括弧内を少子対策事業と記載する根拠を379ページで、それが正しいんだとすれば、資料63ページなどにあるすみつき括弧でくくられた子育て支援事業は、私たち議員に対して、当局から削除してくださいと訂正しなければなりません。
これらのことを再三指摘したにもかかわらず、市長の言う、正誤表ですら示そうとしません。私の指摘する能力がないのかということなんでしょうか。
そうでないというのなら、いかに議員の指摘に対して、真摯にこたえようとしない姿勢で、議会軽視も甚だしい。その姿勢は市民対応にもあらわれるということを指摘しておきます。
市民の行政相談などに対して、このような態度で臨む行政であってよいのでしょうか。令和2年度がこのようなことでですね、行政が進められてしまっては困るわけですから、そのことも指摘しておきます。
最後に同僚議員の皆さん、新型コロナ関連で、住民不安が広がる中、議会費でも新年度に含まれる部分で削減できるものもあるのではないでしょうか。
一定のペーパーレスにつながる部分もあるとは思うのですが、新年度計上されるコストや今後の維持経費を現行と比べた場合の実際の費用増減など、検証ができての予算化になっているのでしょうか。
新年度では紙だけの部分を見ても削減効果も不明です。ICT機器導入自体の否定はしませんが、ペーパーレスになるからという建前で導入するというのなら、直ちに必要な予算化なのかという点でも、こういう時期でございますので、一度立ち止まってみるべきではないでしょうか。
それに加え、この議会で期末手当を上げた分が新年度でも含まれているということになります。いったん条例を3月議会が始まる前のものに戻して、この経済状況や新型コロナウイルス感染症の不安が広がる中での期末手当の増加の是非を市民の声をもう一度聞いてみようではありませんか。そのことを呼びかけまして、私の反対討論といたします。
○議長(松本英志) 次は、賛成討論者、3番、井出 信君であります。
井出 信君。
○3番(井出 信) (登壇) 3番、住民目線の会、井出 信です。
それでは、議案第25号 令和2年度淡路市
一般会計予算案について、住民目線の会を代表いたしまして、賛成の立場から討論を行います。
令和2年度予算は、令和時代の本格的な幕開けの予算であるとともに、本市にとっても、15年目の節目を経て、新たなステージに立ち、淡路島全体が飛躍するための礎を築く大切な予算となっていると思われます。
それでは、令和2年度
一般会計予算案について、持続可能な財政基盤の構築と淡路市、ひいては淡路島の将来を担う主要な施策の観点から意見を述べさせていただきます。
まず、持続可能な財政基盤の構築では、令和2年度
一般会計予算案は、歳入歳出予算額294億100万円と前年度と比較して7億6,700万円、2.7%の増額となっています。
歳入の根幹である地方交付税は、平成28年度からの合併算定替えによる縮減や幼児教育、保育の無償化や
会計年度任用職員制度などの新たな財政需要を踏まえ、地方交付税全体で1億円の減額を見込む中、現地解決型行政サービスの堅持、将来を見据えた施策の展開は必要不可欠であることから、これらの財政不足に対するため、財政調整基金繰入金などを前年度から増額するなど、非常に厳しい財政状況下にあっても、できる限り予算編成を行っていることがうかがえます。
また、財政健全化では、引き続き地方債の繰上償還などを行い、地方債残高では13億2,410万円余を減額させ、令和元年度決算見込みに比べ、実質公債費比率で0.8%、将来負担比率では9.8%、それぞれ改善するなど、将来を見据えた財政基盤の構築、適正な財政運営に努められています。
しかし、財政健全化比率や徴収率についても、全国や県下でも低い・・であることから、依然厳しい財政運営が求められています。
今後も、市民サービスが低下することのないよう、将来を見据えた財政基盤の構築を進めつつ、住民目線に立った市政運営を行うようお願いします。
次に、将来を担う主要な施策では、少子対策として、出会いから出産、子育てへと一貫した支援の仕組みが整えられ、その充実が図られています。
特に、子育て環境とも関連する特色ある教育の充実では、全国的にも評価の高い教育の情報化、学びのイノベーション事業をさらに進めるとともに、あいプロジェクト事業として教員の資質向上、児童生徒の学力向上と変化への対応力の育成など、新たな施策が展開され、将来を担う子供たちの教育環境の確保が図られています。
次に、企業誘致の積極的な推進では、引き続き新規起業者や誘致企業への支援により、雇用の創出を図るとともに、遊休施設の積極的な活用など、地域活性化に向けた施策の予算が措置されています。
企業誘致は、就業の場を増やし、人口の増加へとつながるだけでなく、地域の活性化につながる重要な施策ですので、引き続き積極的な推進をお願いします。
次の項目として、総合的な観光施策の充実では、淡路島観光戦略に基づき、これまでの地域特性を生かした事業に加え、観光動態調査や、受け入れ態勢の強化など、3市一体となった新たな観光施策に対する予算が措置されています。
また、淡路市、淡路島の玄関口となる岩屋において、ポートビルの再整備が予定されているとともに、観光客の移動を支えるだけでなく、住民の生活に欠かせない生活観光バスや海路の維持、充実が図られることとなっております。
最後に、市民の安全・安心対策では、防災行政無線デジタル化、河川監視カメラや小中学校地震速報装置などのハード整備を進めるだけでなく、市域防災の要となる淡路市地域防災計画の見直し、災害発生後の市民の保護、支援を目的とした被災者支援システムの導入など、ソフト面での充実を図る予算となっています。
また、市として、環境整備では、仮称、新津名図書館新築工事に加え、新たに仮称、福祉会館整備事業やジビエ施設整備事業が予定されるなど、住民福祉の向上、地域活性化に必要な地域整備が図られる予算となっています。
このように、市の将来を見据えた財政基盤の構築を基本に、限られた財源を有効に活用し、将来に向けた施策の充実を図るための予算が提案されたことは、本市の目指すべき将来像、いつかきっと帰りたくなるまちづくりを実現するものであると評価いたします。
引き続き、市民福祉の向上、安全・安心である活力あるまちづくりを進め、市民とともに夢や希望が持てる社会づくりに取り組まれること、また今、新コロナウイルスを皆さん注視し、補正予算など取り入れ、今後の対策をお願い申し上げまして、議案第25号 令和2年度淡路市
一般会計予算案に対する賛成討論とします。
以上です。
○議長(松本英志) 以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(松本英志) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
ここで申し上げます。もうすぐ12時となりますが、会議を続行いたします。
次に、議案第26号 令和2年度淡路市
国民健康保険特別会計予算に対する討論を行います。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、所属政党は日本共産党の鎌塚 聡です。
議案第26号 令和2年度淡路市
国民健康保険特別会計予算について、反対の立場で討論を行います。
この議案は、事業勘定の歳出歳入総額はそれぞれ62億1,140万円。直営診療所は歳入歳出それぞれ1億4,450万円と定めるなどです。
反対の理由の1点目は、事業勘定で、システム改修により、個人番号カード、いわゆるマイナンバーカードにオンラインでの資格確認を行うためのものが入っています。
国全体の取得率から見ても、大多数の人が所有しない状況でマイナンバーカードを保険証などとして使っていくという国の方向性が現実的なのかという点でも問題があります。
次に、健康ポイントヘルスケアということで、dポイント付与などで、マイナンバーカード利用促進につなげるためのものが含まれています。
その財源となっている保険者努力支援分の県からの特別交付金ですが、昨年度に比べても850万円ほど多い、2,793万円が今年度入と見込んでいます。
この努力支援分の交付金も医療費の適正化や国保が掲げる課題の取組状況によってインセンティブとして支払われるもので、今後一般会計の法定外繰入分を今より抑制しないと減らされるということにもなってきます。
この努力支援分を頼った財政の組み方だと、これまで以上の削減が求められ続け、市民の窮状に即した施策を打ちにくいということにもなりかねません。
以上述べて、反対の討論といたします。
○議長(松本英志) 以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(松本英志) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第27号 令和2年度淡路市
後期高齢者医療特別会計予算に対する討論を行います。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、所属政党、日本共産党の鎌塚 聡です。
議案第27号 令和2年度淡路市
後期高齢者医療特別会計予算について、反対の立場で討論を行います。
この議案は、歳入歳出それぞれ7億6,840万円とするものです。反対の理由は、保険料の増加です。これは新年度と2021年度の2カ年の保険料の均等割が現行の年額4万8,855円から2,516円増加、所得割も現行10.17%から10.49%になることが原因です。
また、これまでの減免制度も近年改悪が続いており、その影響で今回も影響する部分があります。令和2年度2月末の被保険者が平成31年度の所得が変わらないと仮定した場合、8割軽減の方が7割になることで、2,685人に影響が出、影響額は1,380万円、また8.5割軽減の方が7.75割軽減になることで2,407人に影響し、その影響額は900万円になるとのことです。
後期高齢者医療制度が始まり、2年ごとの改定で、毎回増額改定が、改定のたびに均等割、所得割いずれかで起こっており、負担が増え続けています。
制度が始まった2008年度と新年度を比較しても、均等割で7,447円増加したことになります。所得割についても、2.4%増加しました。その上、減免制度も改悪されており、負担が増えております。
日本共産党は、後期高齢者医療制度は廃止すべきで、元の老人保健制度に戻すべきと考えており、今回の値上げ含めて、この議案には賛同できません。
以上、討論といたします。
○議長(松本英志) 以上で、通告に基づく発言が終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(松本英志) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第28号 令和2年度淡路市
介護保険特別会計予算に対する討論を行います。
討論は、冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、所属政党は日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第28号 令和2年度淡路市
介護保険特別会計予算について、反対の立場で討論を行います。
この議案は、保険事業勘定歳入歳出総額53億60万円、サービス事業勘定1億1,060万円と定めるものなどです。
新年度の保険料は、対前年当初より1,600万円ほど少なく計上されており、その要因は、保険料区分の一部変動によるものだと答弁がありました。とはいえ、消費税10%による一部軽減の分も恐らく含まれることになるのだろうと思いますが、消費税の負担が増えるのは今回負担軽減がされる所得階層1から4段階の方だけではありません。
介護保険料が3年ごとに上がり続け、負担も限界です。一般会計からの法定外からの繰り入れ含め、軽減されるべきだと指摘しておきます。
次に、支出の中の一般介護予防事業費の委託料に医療と介護一体化ヘルスケア事業として、KDBデータやいきいき100歳体操に関するデータ検証などをするような費用が計上されておりますけども、国保でもKDBデータやdポイントでのマイナンバー推進がされていることからも、いきいき100歳体操に来られる方が被験者になることの同意をどこでとるのか。そのような被験者となるのであるならば100歳体操に行かないでおこうという方もおられる思われ、そうした人たちが来なくなるという面も指摘しておきます。
また、総合事業も緩和したサービスの比率が導入当初より逆転していることからも、今後もその動きが加速されることが心配されます。
次に、新年度から定住自立圏の負担金が発生しているんですが、その理由ですが、実はもう既に今年度から予備費を使って行われているようで、3市で同じ方法で事業者に指導するための意識統一の場となるようなものとしての支出があるようです。
一人一人違う介護となるのは、本当は当然の話なんですけれども、地域ごとに違った事情での対応も場合によってはだめな例として、統一基準でやってくださいと、そういうふうになりかねないものだと指摘しておきます。
るる申し上げましたけれども、来年からの8期の改定に向けて取り組まれる、そういう年度であります。来年というのは、2021年度ということですね。だから、今年度は、8期に改定に向けて取り組まれる年度ということです。
これ以上の負担が上がらないよう、国の進めるインセンティブや削減方向ではなく、国もしっかり介護従事者の処遇改善や介護を受ける方がその人らしい尊厳がある生活が送れる介護が受けられるように、介護保険会計がやっていけるよう、予算配分を増やすように国に求めることを求めて、反対の討論といたします。
○議長(松本英志) 以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(松本英志) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次にお諮りいたします。
ただいま上程中の議案のうち、予算審査特別委員会において、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しております案件は、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号及び議案第33号の以上5件であります。
これら5件については、議事の順序を省略し、直ちに一括して採決いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本英志) 異議なしと認めます。よってさように決します。
お諮りいたします。
これら5議案については、委員長報告のとおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本英志) 異議なしと認めます。これら5議案は、いずれも原案のとおり可決されました。
◎日程第5.発議第2号
○議長(松本英志) 次に、日程第5.発議第2号
新型コロナウイルス感染症対策の更なる充実・強化を求める意見書を議題といたします。
これより、上程議案に対する提出者の説明を求めます。
12番、戸田雄士君。
○12番(戸田雄士) (登壇) 12番、戸田雄士です。
発議第2号
新型コロナウイルス感染症対策の更なる充実・強化を求める意見書。
提出者に関しましては、淡路市議会議員全員の賛同を得て、議員全員で提出するものであります。
代表として、
議会運営委員会委員長として、提案説明をさせていただきます。
提案理由につきましては、意見書の朗読をもってさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症対策の更なる充実・強化を求める意見書であります。
新型コロナウイルスによる感染症の拡大が世界的に加速している中、我が国においても、感染ルートが明らかでない患者の発生や、一部地域では小規模患者クラスターが把握されるなど、予断を許さない状況となっている。
また、感染者が確認された国・地域は170を超え、世界保健機関がパンデミックを表明するなど、国際的な脅威となっている。
政府は、多数の人が集まるような全国的なスポーツ・文化イベントの中止要請や小学校・中学校・高等学校・特別支援学校における臨時休業の要請に加え、現下の諸問題に対処するための緊急対策を取りまとめるなど、感染拡大防止に向け様々な手段を講じている。
このような中、淡路市においては、新型コロナウイルス感染症警戒本部を設置し、感染防止の啓発活動を行うなど、兵庫県と連携を図りながら対策を講じているところである。
しかしながら、隣接の神戸市をはじめ県内で新たな感染者の増加が報道されるなど、多くの市民が不安な毎日を過ごしている状況である。
また、市内の観光施設や飲食店、中小・小規模事業者、第一次産業など、多くの市民が影響を受けている。
政府においては、感染の流行を早期終息させるため、引き続き、実効性のある対策を迅速かつ集中して講じることが極めて重要である。
よって、淡路市議会は、国に対し、下記の措置を講じるよう強く要望する。
1.新型コロナウイルスに対する国民の誤解や不安を払拭し、冷静な行動を促すためにも正しい情報を迅速かつ積極的に発信すること。また、感染者及び感染の可能性がある人等が不当な不利益を被らないよう、最大限の配慮を要請すること。
2.観光業等における風評被害対策に万全の対策を講じるとともに、経済的な影響を大きく受ける中小・小規模事業者、個人事業主等に対する支援を徹底するなど、景気後退に備え、万全の体制を整備すること。
3.ウイルスを検知するPCR検査を民間機関で実施する体制を構築するとともに、処理時間短縮に向けた最新技術を導入すること。あわせて、感染の拡大防止に最も有効な方法であるワクチンを早急に開発すること。
4.マスクや消毒薬等、国民の感染予防に資する衛生資材の安定的な供給体制を早急に確保すること。
5.軽症例患者や無症状病原体保有者への対応方法の統一的マニュアルを早急に作成すること。
6.
新型コロナウイルス感染症対策は、国家的な危機管理事案であることから、地方自治体や医療機関が行う各種対策に要する費用について、国の責任において、十分な財政措置を講じるなど、早期終息に向けた機動的な財政出動を行うこと。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
以上として、提案説明とさせていただきます。
○議長(松本英志) 提出者の説明が終わりました。
お諮りいたします。
本案を、議事の都合により、議事の順序を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本英志) 異議なしと認めます。よってさように決しました。
これより採決に入ります。
発議第2号
新型コロナウイルス感染症対策の更なる充実・強化を求める意見書について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(松本英志) 起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
ただいま可決されました意見書の取り扱いについては、議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本英志) 異議なしと認めます。よってさように決しました。
◎日程第6.常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中の継続調査の件
○議長(松本英志) 次に、日程第6.常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中の継続調査の件を議題といたします。
各常任委員会及び
議会運営委員会の所管事務等について、それぞれ委員長から、会議規則第105条の規定により、お手元に配付いたしておりますとおり、閉会中の継続調査をいたしたい旨の申し出がありました。
お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長より申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決して御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本英志) 異議なしと認めます。よって、さように決しました。
………………………………
○議長(松本英志) 以上で、本日の日程は終わりました。
この際申し上げます。今期定例会の会議録の調製につきましては、議長において後刻録音等を精査し、しかるべき措置をいたしたいと存じますので、御了承願います。
お諮りいたします。今期定例会に付議された案件は全て議了いたしましたので閉会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本英志) 異議なしと認めます。
よって、令和2年第82回
淡路市議会定例会はこれをもって閉会いたします。
閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、去る3月2日に招集され、本日まで29日間の長きにわたる会期でございましたが、その間に審議されました案件は、一般会計、特別会計等、合わせて453億円を超える令和2年度当初予算をはじめ、令和元年度補正予算、新規条例、改正条例、事件決議等多くの重要案件の審議でございました。
議員各位の慎重なる御審議により、全て滞りなく議了することができましたことは、市政のため、誠に御同慶にたえません。
ここに、議員各位の御精励と御協力に対し、心より厚く御礼を申し上げます。
また、門市長をはじめ当局各位の議会審議に寄せられました真摯なる態度に深く敬意を表するとともに、審議の過程で議員各位から述べられた意見については、今後の市政執行に十分反映されるよう願うものであります。
さて、3月で退職される部長をはじめ職員の皆様方、長い間、御苦労さまでございました。皆様は平成7年の阪神・淡路大震災などの数多くの災害対応に、また平成17年の5町合併という大きな変革時期におかれまして、町政、市政の進展に寄与されてきました。本当に、御苦労さまでございました。議会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。
どうか、今後も健康に留意され、それぞれのお立場で、市政発展に御尽力いただきますようお願い申し上げます。
議員各位並びに門市長をはじめ当局の皆様には、何とぞ御自愛いただき、市政進展のために今後とも、なお一層の御活躍を賜りますよう、御祈念申し上げますとともに、報道関係各位の御協力にも感謝申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
続きまして、門市長から御挨拶がございます。
門市長。
○市長(門 康彦) (登壇) 第82回淡路市議会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
まず、先ほど、議長のほうから、退職する職員に対しまして、言葉がありました。代表して感謝を申し上げたいと思います。
さて、本定例会は、3月2日の開会以来、本日までの29日間にわたり、提案いたしました令和2年度当初予算をはじめ、令和元年度補正予算、条例制定、事件決議など、当面します重要案件につきまして、終始熱心に御審議を賜り、本日ここに全議案を適切に議了していただき、厚く御礼を申し上げます。
会期中議員各位から賜りました貴重な御意見、御提案につきましては、二元代表制のもと、十分これを尊重し、市政推進の参考とさせていただき、今後とも議会と連携を図りながら、公正、公明、公平な市政運営に取り組んでまいりますので、なお一層の御指導と御支援をよろしくお願い申し上げます。
なお、今会期中の御質問、御提案等いただきました
新型コロナウイルス感染症対策についてでありますが、政府の専門家会議等から様々な見解等が示され、県におかれましても、3月21日付で知事から県民に向けてのメッセージが発表されました。
今後の感染拡大防止に当たっては、これらの内容を踏まえ、国及び県の動向にも配意をしながら、現場としてどのような施策が必要であるかを検討し、引き続き適切に対応してまいります。
さて、本市は、本年4月1日をもって市制15周年を迎えます。
これまで本市では、厳しい財政状況の中においても、置かれた場所、状況でそのときにできることで最善を尽くすというスタンスで様々な事業を検討し、推進してきました。
先日、完成をしました市民交流館、津名ふれあいセンターや
学童保育中田、また県との連携を密にしながら整備を進めてきましたあわじ花さじきの便益施設や、淡路北スマートインターチェンジなど、いずれの事業もこれまでの課題解決に向け、できることから着実に取り組んできた成果であります。
去る2月には15周年記念事業で使用するキャッチフレーズを「未来へ飛躍!輝く淡路市」に決定をいたしました。
これまでのスローガンである「いつかきっと帰りたくなる街づくり」と併せ、未来の輝く淡路市を目指して、次年度も引き続きチーム淡路市が一丸となって、4期目最後の年、15周年の節目の年の市政に取り組んでまいります。
結びといたしまして、穏やかな春の日差しに桜の花もほころび始める季節となってまいりましたが、まだまだ昼夜の寒暖の差が大きい日が続いています。
議員各位には、十分に御自愛をくださいまして、淡路市政発展のため、今後とも御支援、御協力を賜りますよう、お願いを申し上げます。
また、報道機関の御協力にも感謝を申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(松本英志) 以上をもちまして終了いたします。
皆さん、大変御苦労さまでございました。
閉 会 午後0時18分...