淡路市議会 2019-06-05
令和元年第78回定例会(第2日 6月 5日)
○
議長(
太田善雄) 税務・
収納推進担当部長、
嶋本敏美君。
○
総務部付部長(
嶋本敏美) 議員御質問の、住宅ローンでの
対象者ということですけども、
平成30年申告だけで575件ありました。ただ、
平成30年度新規分は82件です。毎年82件ほどの分が新築で住宅取得控除を受けております。
税制の優遇ということで、賃貸に関してはございません。
○
議長(
太田善雄) 介護・
高齢者支援担当部長、
谷添敏夫君。
○
健康福祉部付部長(
谷添敏夫) 議員御質問の、臨時議会4月、5月開催上程ということにお答えします。
政令が3月29日に公布されまして、4月1日から施行することに伴って
整合性を保つために必要な
措置を講じたものです。
保険料の賦課期日は、当該年度の初日と法令で決まっております。そのことから、4月1日に施行する必要があり、市議会を招集する時間的余裕がございませんでした。
○
議長(
太田善雄) 以上で、鎌塚 聡君の質疑は終わりました。
以上で通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって
上程議案に対する質疑を終結いたします。
次に、ただいま上程中のうち、
承認第1号から
承認第4号までの4件については、議事の都合により分離して先議いたします。
ただいま議題となっております
専決承認議案の4件については、
会議規則第38条第3項の規定により、委員会への付託を省略することについて採決いたします。
この表決は起立によって行います。
専決承認議案4件については、委員会への付託を省略することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○
議長(
太田善雄) 起立多数であります。御着席ください。よって、
専決承認議案4件については、委員会への付託を省略することに決しました。
ここで暫時休憩をいたします。10時50分再開といたします。
休憩 午前10時35分
─────────────
再開 午前10時50分
○
議長(
太田善雄) ただいまから、
会議を再開いたします。
これより、分離して一
議案ごとに討論、採決いたします。
まず、
承認第1号
平成30
年度淡路市
一般会計補正予算(第6号)の
専決処分をしたものにつき
承認を求める件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本件は
承認することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○
議長(
太田善雄) お座りください。起立全員であります。よって本件は
承認することに決しました。
次に、
承認第2号
淡路市
税条例等の一部を
改正する
条例制定の
専決処分をしたものにつき
承認を求める件の討論を行います。
討論は、通告に基づき、
議長より指名いたします。冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、
所属政党は
日本共産党の鎌塚 聡です。
承認第2号
淡路市
税条例等の一部を
改正する
条例制定の
専決処分をしたものにつき
承認を求める件について、
承認に反対の立場で討論を行います。
この
条例改正は、地方税法の一部を
改正する法律、その他関係政令や省令の施行に伴い、市
税条例を変更するものです。
その中の1つとして、質疑で
消費税増税に係る駆け込み需要反動減対策となるものが、住宅ローン減税に係る控除の延長が挙げられました。
消費税増税に関係なく、個人の住宅に係る負担軽減
措置は、一般に持ち家比率が高い現状から、直ちに指定するものではありません。しかし、今回の
改正は、
消費税増税対策です。賃貸住宅に居住するものについては、
消費税に係る費用について、負担の差が生じ、国民市民の間に不公平感を持ち込むものです。
10月からの
消費税増税自体にさまざまな問題があり、またその対策という点で、
改正には反対です。
10月からの
消費税増税に対して、生活や商売の不安が日々高まっています。こんな経済情勢で増税を強行していいのかという声は、
消費税増税に賛成する人たちの中からも上がるようになっています。
前回の
消費税8%への増税を契機に、実質家計消費は年25万円も落ち込み、労働者の実質賃金も年10万円も低下していました。
内閣府が発表した景気動向指数が6年2カ月ぶりに悪化となるなど、政府自身も景気悪化の可能性を認めざるを得なくなっています。
これまで3回の
消費税増税が行われましたが、1989年の3%増税はバブル経済のさなかであり、1997年の5%増税も、2014年の8%増税も、政府の景気判断は回復でありました。それでも、
消費税増税は深刻な消費不況を招きました。
今回は、景気後退の局面で、5兆円に近い大増税をこうこうしようとしているのです。
米中の貿易戦争も深刻化しており、IMFやOECDなども、世界経済の減速や失速を警告しています。そんな中でも安倍政権は、大増税で家計を痛めつけようとしています。
4月4日付のウォールストリートジャーナルでは、安倍首相は年内に
消費税率を
引き上げ、景気を悪化させるとかたく心に決めているように見えるとやゆされるほどです。
これほど愚かな経済政策があるでしょうか。政権与党の中からも動揺が生まれています。
自民党の萩生田幹事長代行は、4月1日に発表される日銀短観が示す景況観次第で増税の延期もあり得ると述べました。
7月以降でも、
消費税増税の中止は可能なことを政権与党の幹部も認めている状況です。
10月からの10%への増税は中止せよの1点で大同団結し、増税ストップの審判を下し、増税をやめさせるべきであります。
日本共産党は、幼児
保育無償化、高等教育の負担軽減、低年金底上げなど、社会保障や教育子育てに関するものなど、
消費税に頼らない別の道として財源を示し実施できるとの政策を示しています。
るる申し述べましたが、今回の税制
改正で、
消費税増税対策の部分では賛同できない旨述べまして、反対の討論といたします。
○
議長(
太田善雄) 以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本件は
承認することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○
議長(
太田善雄) 御着席ください。起立多数であります。よって、本件は
承認することに決しました。
次に、
承認第3号
淡路市
国民健康保険税条例の一部を
改正する
条例制定の
専決処分をしたものにつき
承認を求める件の討論を行います。
討論は、通告に基づき、
議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、
所属政党は
日本共産党の鎌塚 聡です。
承認第3号
淡路市
国民健康保険税条例の一部を
改正する
条例制定の
専決処分をしたものにつき
承認を求める件について、
承認には反対の立場で討論を行います。
この
条例改正は、基礎課税額の限度額を現行58万円から61万円と3万円増加させる内容が含まれます。その
影響額は100世帯、300万円との答弁がありました。限度額が上がることで値上げになる方が出るわけであります。
この増加分を、県に対する納付額を今
年度分としては上がることになるのかという質疑に対しまして、これは上がることにならないということが質疑でわかったところであります。
一方で、軽減に係る判定所得の改定により、
市税収としては133万円の減収となるようですが、それを埋めるための増税という財政面での視点で考えるものでは高過ぎる国保の構造問題を見誤る恐れがあると指摘します。
その上で、市民の国保の現状を見、議会でも議論することが不可欠であります。
そもそも高過ぎる保険税は、住民の暮らしを苦しめているだけでなく、国民健康保険制度の根幹を揺るがしています。
全国市議会、全国
市長会、全国町村会などの地方団体は、加入者の所得が低い国保が、ほかの医療保険より
保険料が高く負担が限界になっていることを国保の構造問題だとし、国保を持続可能とするためには、被用者保険との格差を縮小するような抜本的な財政基盤の強化が必要と主張しています。
国保加入者の1人当たりの平均
保険料は、政府の試算でも中小企業の労働者が加入する協会健保の1.3倍、大企業の労働者が加入する組合健保の1.7倍という水準です。
国保料や
国保税が協会健保などの被用者保険と比べて、著しく高くなる大きな要因になっているのは、国保にしかない均等割、平等割という
保険料算定があるからです。
均等割は法律で必ず徴収することが義務づけられている面がありますが、低所得者には一定の減額があるものの、子供の数が多いほど国保料、
国保税は引き上がる均等割には子育て支援に逆行しているという批判の声が上がっています。
全国知事会などの地方団体からも均等割見直しの要求が出されています。全国で均等割、平等割として徴収されている
保険料、保険税額はおよそ1兆円です。公費を1兆円投入すれば均等割、平等割をなくすことができ、多くの自治体では協会健保並みの
保険料、保険税にすることができます。
全国知事会は、国保料、
国保税を協会健保の
保険料並みに引き下げるために、2014年1兆円の公費負担増を政府に要望しました。このことは
日本共産党も賛成であります。その実現のために
日本共産党としても全力を尽くしてまいります。
本来国が知事会等が言うように、1兆円の公費負担をすることこそ、高過ぎる国保の問題の解消の大きな役割ですが、今回の
改正でもそうはなっていません。
その点で、今回の
条例改正には反対です。
次に、
専決処分についても、議会の審議権を奪う側面があり、今回の
専決処分日を見ても、3月29日となっております。厚生労働省のホームページを見ると、厚生労働省関係の主な制度変更、
平成31年4月についてというところで、賦課限度額が3万円上がるという変更について、3月22日に関連資料が発表され、4月からの方向は、変更の方向性が示されています。
さらに昨年12月14日から今回の
改正内容についてのパブリックコメント、国民健康保険法施行令の一部を
改正する政令案についてが意見募集されています。これらから勘案すると、議会の運営を事前に調整していれば、会期を延長するなどで緊急に追加上程ということもできたといえ、議会としても、今回の住民に負担がふえる面含めて、高過ぎる
国保税の問題を議論して
条例改正の是非をしっかり審議すべきですし、審議することができた可能性がありました。
専決処分を簡単には許さないという姿勢と市民に対してもしっかり議会の権能を発揮しているということを示す上でも、この専決
承認に対しては反対の意思を示すべきであります。
以上の点を申し述べ、この
承認議案についての反対討論といたします。
○
議長(
太田善雄) 以上で通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本件は
承認することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○
議長(
太田善雄) 御着席ください。起立多数であります。よって、本件は
承認することに決しました。
次に、
承認第4号
淡路市
介護保険条例の一部を
改正する
条例制定の
専決処分をしたものにつき
承認を求める件の討論を行います。
討論は、通告に基づき、
議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、
所属政党は
日本共産党の鎌塚 聡です。
承認第4号
淡路市
介護保険条例の一部を
改正する
条例制定の
専決処分をしたものにつき
承認を求める件について、
承認に反対の立場で討論を行います。
この件での
条例改正によって、所得段階の第1段階から第4段階、今の
保険料額からは減額されることになります。
2019
年度分としては、今回の補正
予算を見てみますと3,114万円、当初
予算のときにも別添での資料を追加でいただきましたけども、そこの差し引きを考えてみるとこの額になってくるんだろうというふうに思いますし、その財源が必要となるようであります。
この財源ですが、
提案説明の
概要説明書にあったように、10月以後の
消費税率引き上げによる
財源手当てを背景に
減額措置をするというように、
消費税増税の対策というふうな面があると思います。
先ほどの質疑で、延期した場合の対応について答弁を求めたところですけれども、その答弁では、国の動向を注視してですね、その対応に合わせる旨の市の認識だったわけですが、たとえ延期となっても、市民の負担軽減を市として行うとは述べられませんでした。
消費税増税を前提での第一段階の軽減額は、年額3万1,320円から2万6,100円へと5,220円の減となりますが、日々の生活の中で、
消費税増税による負担のそれ以上にかかることも当然考えられるわけであります。
年額5,220円の軽減というのは、月額で435円の軽減ということになります。
一方、
消費税が8%から10%となった商品を月に2万3,500円買ったとすると、440円の税負担が重くなる計算になるわけですから、軽減以上に負担が重くなることは十分に考えられます。ほかに低所得者向けの商品券施策などもあると言われる方がおられるのかもしれませんが、今後もその施策が続く保証がどこにあるのでしょうか。
増税がされると、今後も増税の
影響で負担は続くことになります。
このような
介護保険を下げるから
消費税増税を認めろと言わんばかりの施策ではいけません。本当に市民の暮らしを守れるのでしょうか。
先の討論でも指摘したように、景気や経済にも
影響をする増税を財源にしての
改正である点などで、この
条例改正には賛同できません。
次に、
専決処分について、その
必要性があったのかということを先ほど聞かせていただきましたけれども、先ほどの答弁では、4月1日が賦課徴収日となっていることなどが述べられましたけれども、
平成27年5月12日に、4月1日に遡って
整合性を図るといった
専決処分がなされた例が過去にあったことは指摘をさせていただきたいと思います。
その上で、
介護保険料は前年度の市民税の課税状況が確定するまで仮徴収という形で4月、6月、8月は暫定
保険料を納めることとなっており、所得などが確定する住民税が確定するまでの間に臨時議会を開くことができた可能性はあると指摘をさせていただき、この
承認4号の反対討論といたします。
○
議長(
太田善雄) 以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本件は
承認することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○
議長(
太田善雄) 御着席ください。起立多数であります。よって、本件は
承認することに決しました。
次に、ただいま上程中のうち、
議案第33号から第39号まで及び
議案第42号の8
議案については、
会議規則第38条第1項の規定により、お手元に配付しております
議案付託表のとおり、所管の常任委員会にそれぞれ審査を付託いたしたいと思います。
お諮りいたします。上程中のうち、
議案第40号及び41号の2
議案については、委員会
条例第6条及び第8条の規定により、お手元に配付しております設置要綱のとおり、
議長を除く議員17名の委員をもって構成する補正
予算審査特別委員会を設置し、これに審査を付託いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
太田善雄) 御異議なしと認めます。
よって、さように決しました。
ここで暫時休憩いたします。
議員各位には直ちに委員会室に御参集いただきますよう、よろしくお願いいたします。
休憩 午前11時10分
─────────────
再開 午前11時12分
○
議長(
太田善雄) ただいまから
会議を再開いたします。
休憩中に、補正
予算審査特別委員会におきまして、正・副委員長の互選が行われました。
つきましては、互選の結果を報告いたします。
補正
予算審査特別委員会の委員長に土井晴夫君が、副委員長に冨永康文君が、それぞれ選任されました。
以上で、報告を終わります。
以上で、本日の日程は終わりました。
この際、お諮りいたします。明6日から12日までは、委員会審査等のため、本
会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
太田善雄) 御異議なしと認めます。
よって、さように決しました。
次の本
会議は、6月13日、木曜日、午前10時から再開し、一般質問を行います。
本日は、これをもって散会いたします。皆様、大変御苦労さまでございました。
散 会 午前11時13分...