丹波市議会 2020-12-22
令和 2年民生産建常任委員会(12月22日)
令和 2年
民生産建常任委員会(12月22日)
民生産建常任委員会会議録
1.日時
令和2年12月22日午前8時55分~午後6時15分
2.場所
議事堂第2委員会室
3.出席委員
委員長 吉 積 毅 副委員長 西 脇 秀 隆
委員 小 川 庄 策 委員 足 立 嘉 正
委員 酒 井 浩 二 委員 前 川 進 介
委員 小 橋 昭 彦 委員 大 西 ひろ美
委員 山 名 隆 衛 委員 須 原 弥 生
議長 藤 原 悟
4.欠席委員
なし
5.議会職員
議事総務課長 荒 木 一 書記 小谷本 梓
6.説明のために出席した者の職氏名
市長 林 時 彦
理事 井 上 鉄 也
技監兼入札検査部長 上 畑 文 彦
企画総務部
企画総務部長 近 藤 紀 子
政策担当部長 近 藤 巧
財務部
財務部長 北 野 壽 彦
生活環境部
生活環境部長 余 田 覚
市民課長 里 美 典 国保年金係長 大 前 秀 昭
環境課長 井 上 里 司 環境衛生係長 塩 見 良 一
健康福祉部
健康福祉部長 金 子 ちあき 健康・
子育て担当部長 大 槻 秀 美
社会福祉課長 森 本 英 行 福祉総務係長 村 上 浩 一
介護保険課長 谷 水 仁 副課長兼介護保険係長 大 西 万 実
地域支えあい推進係長 荒 木 信 博 介護認定係長 細 見 直 樹
障がい福祉課長 高 見 智 幸 障がい総務係長 徳 田 克 彦
障がい支援係長 中 辻 一 歩
自立支援課長 中 村 直 樹
福祉総合相談係長 宮 野 さおり
産業経済部
産業経済部長 岡 林 勝 則
農林担当部長 畑 田 弥須裕
観光課長 中 原 有 美 施設管理係長 中 川 秀 晴
観光振興係長 藤 原 宏 康
観光拠点整備係長 嶋 﨑 彰
農業振興課長 高 槻 淳 一 農政係長 中 尾 大 祐
農業振興係長 若 狭 光 正
建設部
建設部長 近 藤 利 明
次長兼道路整備課長 里 充
河川整備課長 高 野 和 典 副課長兼河川総務係長 足 立 真 人
都市住宅課長 岡 林 良 尚 都市計画係長 向 井 克 仁
消防本部
消防長 中 道 典 昭
上下水道部
上下水道部長 井 上 博 生
7.傍聴者
0人
8.審査事項
別紙委員会資料のとおり
9.会議の経過
開会 午前8時55分
○委員長(吉積毅君) おはようございます。皆様、大変御苦労さまです。ただいまから
民生産建常任委員会を開催いたします。
それでは、日程第1「現地調査」を実施したいと思います。
公用車を用意しておりますので、委員の皆様は、
北駐車場階段付近に集合をお願いをいたします。
暫時休憩いたします。
休憩 午前8時55分
───────────
再開 午前10時19分
○委員長(吉積毅君) それでは、再開をいたします。
現地調査お疲れさまでございました。
まず最初に、このたび
民生産建常任委員会の委員長を拝命いたしました吉積でございます。委員の皆様には大変でございますが、今後とも御協力いただきまして、スムーズな委員会が諮れますことをよろしくお願いを申し上げたいと思います。
一番最初の委員会ですので、一言お礼の挨拶とこれからのということで代えさせていただきます。
最初に、委員の皆様、当局の皆様にお断りがございます。本日、議案審査、所管事務調査など、本委員会で扱う議題が多数ございます。審議状況によっては24日の予備日に
民生産建常任委員会を開催する可能性がございますので、あらかじめ御了承いただきたいなというふうに思います。
それでは最初に、議長より御挨拶をいただきます。
議長。
○議長(藤原悟君) おはようございます。委員の皆様には早朝より現地調査、御苦労さまでございました。
当委員会も委員が入れ替わりまして、新しいメンバーでのスタートとなります。新しい1期の方も3人この委員会におられますので、当局におかれましては丁寧な説明をよろしくお願いいたします。また、委員の皆様には明快な質疑と合意形成に向けてのしっかりした議論をしていただきますようお願いいたしまして、挨拶とさせていただきます。よろしくお願いします。
○委員長(吉積毅君) 次に、市長から御挨拶をいただきます。
市長。
○市長(林時彦君) おはようございます。現地調査、御苦労さんでございました。
本日は付託議案の審査、また、
所管事務調査等たくさんの項目がございますけども、今回、新たな
民生産建常任委員会が組織されております。職員一同きちっと説明してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(吉積毅君) ありがとうございました。
それでは、改選後初めての委員会となりますので、理事から順番に自己紹介をお願いしたいと思います。
○理事(井上鉄也君) 理事、井上鉄也です。よろしくお願いします。
地域包括ケアシステム構築を担当しております。
○委員長(吉積毅君) 順次自己紹介していただいたら結構です。
○
技監兼入札検査部長(上畑文彦君) おはようございます。
技監兼入札検査部長の上畑文彦です。お世話になりますけど、よろしくお願いいたします。
○
企画総務部長(近藤紀子君)
企画総務部長、近藤紀子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○財務部長(北野壽彦君) おはようございます。財務部長の北野壽彦と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
○
生活環境部長(余田覚君) おはようございます。
生活環境部長の余田覚でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
政策担当部長(近藤巧君) おはようございます。
政策担当部長の近藤巧でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
健康福祉部長(金子ちあき君)
健康福祉部長兼福祉事務所長の金子ちあきと申します。どうぞよろしくお願いいたします。
○健康・
子育て担当部長(大槻秀美君) 健康福祉部健康・
子育て担当部長の大槻秀美でございます。よろしくお願いいたします。
○
産業経済部長(岡林勝則君) おはようございます。
産業経済部長、岡林勝則です。よろしくお願いいたします。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君)
農林担当部長の畑田弥須裕です。どうぞよろしくお願いいたします。
○建設部長(近藤利明君) おはようございます。建設部長の近藤利明でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○消防長(中道典昭君) おはようございます。
消防本部消防長の中道典昭と申します。よろしくお願いします。
○上下水道部長(井上博生君) おはようございます。上下水道部長の井上博生でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(吉積毅君) ありがとうございました。
それでは、日程第2「付託議案審査」を行います。
付託議案の審査のため、担当職員の出席につきまして許可をしております。発言の際は、所属・職名を述べてから発言してください。また、発言者の顔がこちらに見えるようにお願いいたします。
お諮りいたします。
各付託議案の審査におきまして、討論を省略したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 異議なしと認め、討論は省略をいたします。
これより、議案ごとに質疑を行います。
まず、議案第118号「丹波市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
生活環境部長。
○
生活環境部長(余田覚君) 補足の説明はございません。
○委員長(吉積毅君) それでは、質疑を行いたいと思います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りします。
議案第118号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手をお願いいたします。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第118号「丹波市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第119号「丹波市斎場に係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
生活環境部長。
○
生活環境部長(余田覚君) 補足の説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 3点ほど教えていただきたいんですけども。須原委員が資料請求をされてる部分の中で、斎場の運営事業にかかる人件費について資料請求されたのを見させていただいて、私のほうで最初に質問させていただきたいんですけども。
平成27年度、平成28年度、平成29年度、平成30年度、令和元年度に向けて人件費が徐々に減っていってるという表が、表1で出されております。その減っていってる理由について、主な理由があったら教えていただきたいというところが1点です。
それから2番目に、35ページの5番の文中に「建設以降、火葬業務実績を有し、他の自治体等における
指定管理実績等を有する」という文言があります。
株式会社五輪というのは、これは建設当時からこの2施設の実績があったのかどうかということを教えていただきたいと思います。
そして、36ページに当たります、8、9に火葬業務の委託料の実績というのが、平成27年度、平成28年度、平成29年度、平成30年度、令和元年度というところで、平成28年度から平成29年度にかけては契約が満了し、また平成29年度から始まるということで、そこでの値段の下がった理由については契約更改における減という説明でありました。その実績については分かるんですけども、次、指定管理料については、5年間の契約で1年1年がほぼ2倍の金額になります。これは、柏原斎場と氷上斎場、2か所のためにほぼ2倍になったのかということ。または、
火葬業務委託料と管理指定料との大きな業務の違いというものがあったら教えていただきたいと思います。
その3点、お願いします。
○委員長(吉積毅君)
生活環境部長。
○
生活環境部長(余田覚君) 3点の御質問をいただきました。
まず、1番目の人件費の推移につきましては、担当の環境課長からお答え申し上げたいと思います。
2番目の
株式会社五輪のこれまでの実績でございますが、当柏原斎場につきましては、建設当時から委託業務については行っていただいていまして、その火葬業務でございますが、それの実績がございます。また、全国でもそれぞれ実績をお持ちでございますので、こちらのほうを選定させていただいたという形になります。
また、3番目の指定管理料の差でございますが、これまで火葬業務については委託をしておりましたけども、そのほか、丹波市が直営で行ってました委託業務、さらには燃料費、光熱水費、修繕費、それらをこちらの指定管理に含めておりますので、少し大きくなっておるところでございます。その詳細については、担当の環境課長より申し上げますので、お聞き取りいただきたいと思います。
○委員長(吉積毅君) 環境課長。
○環境課長(井上里司君) まず1点目の人件費の推移につきましては、平成27年度からの減少傾向につきましては、斎場業務に携わる正規の職員が減っております。ただ、平成30年度からにつきましては、市民環境課と環境整備課の統合によりまして、担当者の兼務の業務が増えたということで人件費が減っておるというふうな分析をしております。人件費のほうにつきましては、環境課で斎場管理にかかります委託であったり、光熱水費、修繕等の発注、小動物の火葬予約であったり、地元連絡会の対応等に計上しております。
なお、市民課であったり、各支所に携わります斎場使用料の徴収であったり、施設予約、使用許可申請の発行については、戸籍業務に含まれますので、計上のほうはしておりません。
続きまして、3点目の実績につきまして、これにつきましては、令和2年度まで外部委託をしております火葬業務の委託料に加えまして、プラスになっていく分につきましては、収納事務等で市役所の職員が以前対応しておりました業務の移行によりまして、委託業者の従業員が1名増加したというところと、光熱費とか燃料費、小規模の修繕工事につきましても全て指定管理者のほうへ行くことになります。通信運搬費であったりとか、施設管理の委託料、環境測定業務とか、今回、予約システムの導入とかいうようなことも考えておりますので、その辺が指定管理者のほうに移行するということで委託料が増額になっとるというようなところでございます。
○委員長(吉積毅君) 山名委員。
○委員(山名隆衛君) 大体分かりました。
今、2番目で
株式会社五輪は柏原斎場について建設当時よりという回答だったと思います。氷上斎場についても
株式会社五輪が関わっていたのかどうか、再度お聞きしたいと思います。それだけで結構です。
○委員長(吉積毅君) 環境課長。
○環境課長(井上里司君) 氷上斎場につきましても、平成9年度から同じく
株式会社五輪が委託のほうをしていただいております。
○委員長(吉積毅君) 山名委員。
○委員(山名隆衛君) ちょっと抜けておりました。
株式会社五輪という会社は兵庫県下でも何か所か運営されてるように資料で見させていただきました。全国展開されているのかどうか、そこら辺、分からないんですけども、兵庫県下でもたくさんされてる。そしたら、兵庫県下での拠点というところを何か持っておられるのかどうか。丹波市ではどういうような営業形態の中で拠点から動いてるのかどうかという、そういうふうな組織形態があるのかどうか教えていただければうれしいです。
○委員長(吉積毅君) 環境課長。
○環境課長(井上里司君)
株式会社五輪につきましては、全国的にも規模の大きな会社にはなっております。今回、この辺りの担当をしていただいてますのは、兵庫県内ではなくて大阪支社のほうがこちらのほうを担当をしていただいとる。ですので、拠点のほうにつきましては大阪支社のほうでしていただいとるというふうになります。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑ございませんか。
西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 前から議論があったことなんですけども、今までと届出が変わってくるように説明を聞いてます。今までだったら支所へ行けば、そこで火葬の斎場の予約、年金、いろんなことが全部そこでしてもらえたわけですね。今度、ウェブシステムとかを導入されるというようなことになると、その死亡に伴ういろんな手続は改めて支所へ行くことになるのかどうかということですね。前ちょっとあったけども、直接斎場へ申し込んでいただくということになるんやけど、支所から連絡してもらえるという話もあったように思うんですけども。ちょっとそこら今までとはどこが違うのかということ。それから市民への徹底等のことについてお願いします。
○委員長(吉積毅君)
生活環境部長。
○
生活環境部長(余田覚君) まず、届出についてでございます。届出につきましては、死亡届とともに斎場を御利用いただくための申請が必要になるわけでございますが、この場合は支所、あるいは支所から斎場に直接御予約いただくという形になりまして、その一路になりますが、先ほど申されました死亡届に付随する年金であるとか、その届出につきましては、現在もその当日にされることはございませんので、また翌日以降にそれぞれ届出をしていただく戸籍関係、それから年金関係、保険関係、それは翌日でないと時間がありませんので、その対応は現在もしておりません。詳しくは環境課長から詳細に申し上げたいと思います。
○委員長(吉積毅君) 環境課長。
○環境課長(井上里司君) 先ほど部長が申しましたとおり、死亡届の受理であったりとか、火葬許可の申請書の発行につきましては、これは戸籍業務となりますので、今と同じように窓口のほうへ来庁していただくというふうなことが必要になってきます。
まず、その際に施設の使用許可の申請とか、使用料の納付ということが、今まではその窓口でしとったというふうになっとるんですけど、今回、指定管理をしますことによりまして、市役所の窓口のほうでは施設の空き状況を確認をして、事前予約をしていただくというふうになります。また、施設のほうに今度行っていただくときには、施設の使用許可の申請であったり、使用料の納付というところにつきましては、火葬が執行されるまでに斎場のほうで手続を行っていただくというふうなことがあります。火葬当日の申請とか使用料の納付というのも、当日で可能ですので、事前の申請とか納付を行うことはできるということになっておりますけど、斎場に来ていただくことが1回で済むということになりますので、簡素化ということにはなるのかなと思っております。
それと、市民への徹底につきましては、市の広報であったり、ホームページのほうで周知徹底をしていきたいと思っております。
それと、予約システムのほうにつきましては、今回、新たに導入いたします。これにつきましては、斎場の開館日であったり休館日、または時間外につきましても事前予約というふうなことができます。これにつきましては、市内の事業者、斎場を運営されとる事業者の方につきましては、ログインIDであったりパスワードを事前に付与して、事前予約が可能というようなことになっております。これにつきましても、周知につきましては、市内の斎場の事業者の方に説明会等で周知を図っていきたいというふうに考えております。
○委員長(吉積毅君) 西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) ちょっと今の説明でも分かりにくかったんですけども、市民の方が戸惑わないように、今の予約システムなんかパスワードがどうのこうの言われたら、なかなか分かりにくいと思うんですけども。そこらを市民の方に分かりやすいように、ぜひとも説明していただきたいと思います。意見です。
○委員長(吉積毅君)
生活環境部長。
○
生活環境部長(余田覚君) やはり仕組みが少し変わってきますので、市民の皆さん、それから斎場を運営する我々、さらには業者の皆さんには周知をして、同一方向でそのシステムを活用していきたいと思いますので、これからも周知に心がけていきたいと思います。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
須原委員。
○委員(須原弥生君) 本会議でも委託から指定管理になることで3,000万円増えたというような質疑があったりして、算出根拠等も御説明いただいたんですけど、もう一度この算出根拠の中身、人件費とか緊急修繕、様々な経費、地域への環境測定なんかは5万円ぐらいの差というふうに言われたかと思うんですけど。ある程度の概要の金額が分かれば詳細を教えていただきたい。
○委員長(吉積毅君)
生活環境部長。
○
生活環境部長(余田覚君) 詳細に一つずつお答えしましょうか。そうか、こちらで収支計画書がございますので、後刻にでも提出させていただいてもよろしいかと思いますが。
○委員長(吉積毅君) 須原委員、どうですか。
暫時休憩します。
休憩 午前10時40分
───────────
再開 午前10時41分
○委員長(吉積毅君) 再開をいたします。
今、須原委員の資料に関しては後刻ということですので、ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) それでは、採決は資料提出後になるということで、次の議案に入らせていただきたいと思います。
次に、議案第120号「丹波市
障害者総合支援条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 本件につきましては、おでかけサポート事業の見直しに伴いまして、昨年度からこの委員会のほうで御審議を重ねていただいてまいりました。おでかけサポート事業の事業の在り方、対象者への御説明、また、負担をいただく金額につきましても議論いただいてきたところでございまして、今回、その内容が確定し、条例の制定につきまして御説明を申し上げたところでございますが、市長の丁寧な説明をというところで、9月の
民生産建常任委員会で御説明をいたしました資料をタブレットのほうにお渡しをしておるところでございます。本日、担当課長のほうから概要につきまして、簡単ではございますが御説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君)
福祉送迎サービス(おでかけサポート)事業の見直し検討につきまして、初めての委員も多いと思いますので、本年9月16日の
民生産建常任委員会の資料により御説明をさせていただきます。しばらくお時間を頂きたいと思います。
○委員長(吉積毅君) 暫時休憩します。
休憩 午前10時43分
───────────
再開 午前10時43分
○委員長(吉積毅君) 再開いたします。
障がい福祉課長、よろしくお願いします。
○障がい福祉課長(高見智幸君) あくまで9月16日時点の資料でございますので、その点よろしくお願いしたいというふうに思います。
なお、本日につきましては、
障害者総合支援条例の改正の補足説明となりますので、
高齢者外出支援事業のタクシー券につきましての御説明は割愛をさせていただきます。
お手元の資料の1ページを御覧ください。
1の経過報告(1)でございますが、
地域公共交通会議福祉交通部会の協議結果の周知につきまして、まずこの
地域公共交通会議とは、市民の皆さんの生活に必要なバスやデマンド(予約)
型乗合タクシー等の交通手段の確保や交通の利便性の向上を図ること等を協議する会として、
地域公共交通会議が設置されております。構成員は、バス、タクシーなどの事業者や自治会長会、老人クラブ、福祉団体などが構成員で、19名で組織をされております。この会の庶務は未来創造課が行っております。また、この
地域公共交通会議の委員のうち10人で当課のおでかけサポート等の福祉交通の見直しをするために、
福祉交通部会を組織しているところでございます。
地域公共交通会議と
福祉交通部会はこのような意味でございます。
そして、昨年、令和元年12月18日に、この
民生産建常任委員会でこれまでの経過等の御説明をさせていただいたところでございます。その後、
障害者福祉団体への御説明を、本年3月から4月にかけて予定をしておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、全て中止となりましたので、代表者等への御説明に変更し、おでかけサポートの利用者へ見直し内容のお知らせ文を5月12日に配布をし、意見集約を行ったところでございます。
次に、(2)の関係団体・利用者からの主な意見といたしまして、①といたしまして、県内どこの市を見ても、こんなに恵まれた事業はない、⑤では、土日、祝日も運行されるので、便利になってよいと理解を示された御意見があるものの、他方では②の1回1乗車500円の負担が大きい、地域間を超えると往復で2,000円の負担となる、利用回数を増やしてほしい、こういった負担が大きいとの御意見も多数頂戴したというところでございます。
その下段の2の現行制度の概要につきましては割愛をさせていただきます。
次の2ページを御覧ください。
3の現行制度の課題等についてでございますが、(1)おでかけサポート事業につきましては、①でございますけれども、一部の利用者への偏りや頻回利用がある。このことは、一部の利用者の方が利用回数の半数を占めているというような極端な偏りがあるということでございます。②で、現在の社会福祉協議会の運行では、運転員の急病等によりその確保や事故対応など、安定・安全運行に課題があるということでございます。③でございますけれども、社会参加の行事の多い土日、祝日にサービス、運行がないといった、こういった課題が今現在あるというところでございます。
これらの課題を解決すべく2か年をかけて丹波市
地域公共交通会議福祉交通部会で御協議をいただいたというとこでございます。
次、3ページを御覧ください。
5の事業の目的の(1)①につきましては、高齢者・障がい者等における低所得者の移動制約者に対しまして、自立支援や健康の保持を図るということ、また、②といたしまして、公共交通利用者とのバランスを図るとともに、民間事業者の福祉分野のほうへの参画を促すということを目的といたしております。
次に、(2)の対象者の明確化でございますが、移動制約者として心身に制限があり、他に交通手段のない人。所得要件といたしましては、利用者本人の住民税が非課税の方ということでございます。
また、(3)の想定する支援の移動対象でございますが、日常生活や社会生活での利用もありますが、健康保持のための通院利用に重きを置いた制度としたいというとこでございます。
次に、4ページを御覧ください。
この表は、おでかけサポート事業の見直し概要をまとめたものでございます。左から項目、現在の状況、真ん中が昨年の12月の当初案、そして、一番右側が今回案として、昨年の12月から見直しをしたものでございます。この一番右の列に修正なしと記載しておりますのは、昨年の12月から修正がないということでございます。
①の対象者の拡大でございますが、現在は要介護3度以上ということでございますが、要介護度2以上と拡大をしております。
次に、②の利用者負担の導入につきましては、現在は無料ということでございますが、当初案では、アといたしまして、1回1乗車500円、イ、旧町域を超える場合は500円の加算(上限は1,000円)、ウ、通院利用の場合は、旧町域を超えても加算なしの1回500円ということでございます。まず、500円の考え方でございますが、aといたしまして、1回当たりの運賃に換算いたしますと、平均約5,000円となりまして、この利用料金に対しまして、例えば、障害福祉サービスと同様に1割の利用者負担といたしますと、1回1乗車の御負担は500円となります。また、bといたしまして、デマンド(予約)型乗合タクシーと異なり、乗り合いではなく、また予約時間どおりに家から目的地まで利用できることから、デマンド(予約)型乗合タクシーの300円よりも高く、タクシーの初乗り料金の630円よりも安い料金としております。これが500円の基本的な考え方でございます。
その右側を御覧ください。
ただし、令和6年3月31日までの3カ年は、1回1乗車300円(上限600円)としております。なお、通院利用の場合につきましては、1回1乗車300円とし、加算なしとしております。このことは、今回の条例改正の附則に規定をいたしております。この理由につきましては、aといたしまして、先ほどの利用者からの負担が大きいとの御意見を踏まえまして、令和5年度までの緩和措置といたしまして、利用者負担を300円に引き下げます。その間、令和3年度、令和4年度の利用実態を踏まえて令和5年度に検証を行い、令和6年度以降に当初案どおり進めるのかどうか、再度検討いたしたいというふうに思っております。
次に、③の利用回数の上限設定につきましては、真ん中の当初案のところを御覧ください。要介護度2以上の方、身体障害者手帳1種で内部障害を除く方につきましては、利用回数を年間120回とし、その回数の内訳の考え方は、通院が月3回、買物・社会的交流として月2回の利用を想定し、その往復分としております。
次に、身体障害者手帳1種で内部障害の方、また、療育手帳B判定の方等につきましては、利用回数を年間60回とし、その回数の内訳の考え方は、通院が月2回とそれ以外の通院といたしまして年6回の利用を想定し、その往復分を算定しております。
なお、この年間60回の方につきましては、可能な方はデマンド(予約)
型乗合タクシー等の他の公共交通機関を御利用いただきたいという、そういった考え方でございます。
次に、人工透析患者の方につきましては、透析を受けられる回数が週3回の方と週2回の方など様々でございますので、上限を320回とし、その右側の欄に記載のとおり、治療通院に必要な枚数を申出書により確認をし、回数を決定してまいりたいと考えております。
次に、④の運行事業者につきましては、本年度までは社会福祉協議会にお世話になっておりますが、来年の4月からはタクシー事業者等ということで変更となります。
次に、⑤の運行日・時間につきましては、平日ということでございましたけれども、土日、祝日を含めた8時30分から17時までということでございます。
次に、⑦の予約センターにつきましては、現在、社会福祉協議会でお世話になっておりますが、市の直営で行うこととしております。
次に、5ページを飛ばしていただきまして6ページを御覧ください。
これまでの経過と今後の予定でございます。6ページの中央付近の3月から4月にかけての見え消しのところにつきましては、先ほど御説明させていただきましたように、福祉団体等への御説明を予定しておりましたが、コロナウイルスの関係で全て中止となったということでございます。その後、5月12日には利用者の皆さんへの周知としまして、令和3年4月からの見直し概要のお知らせとして、この時点では1回1乗車500円(上限1,000円)とし、お知らせをさせていただいておりました。
次の7ページを御覧ください。
そして、そのお知らせ文により負担が大きいとの様々な御意見を頂戴しましたので、7月9日には第5回の
福祉交通部会で、また、7月17日には、令和2年度第1回の
地域公共交通会議において、今回案に対する御意見、御協議をいただいたというところでございます。その後、コロナウイルスの関係で中止となっておりました福祉団体等への御説明を、7月から8月にかけて、それぞれ会議で御説明をさせていただいたところでございます。また、その間6月からは、タクシー事業者によります試行運転を実施していただいておりまして、現在のところはスムーズに試行運転ができている状況でございます。そして本日の御審議をいただいているというところでございます。
なお、この資料には記載しておりませんが、10月29日には利用者の皆さんへの2回目のお知らせ文の配布をし、周知を行ったところでございます。1回1乗車500円から300円への緩和措置としたことで、全ての方に御理解いただいたということではございませんが、おおむね御理解をいただいたのではないかというふうに考えております。また、このほかにも聴覚障害者の団体、各地域の民生委員会等、現在も御説明を行っているところでございます。そして、来年の4月の開始を予定しております。
最後に、9月16日の本委員会で出された意見の中で、旧町域を超える場合の300円の加算について、再考するようにと、こういった御意見を頂戴しました。その後、庁内検討会議を行った結果、加算をするということに内部では決定させていただいたわけでございますけれども、ポイントは3点ございます。
まず1点目は、今回の見直しのポイントでございます、一部の利用者への偏りや頻回利用があるという、こういった課題を解決するためには、ある一定の加算をしないと頻回利用等の解決とならないということ。
2点目は、今回の見直しは、障害者総合支援法にもありますように応益的な考え方により無料から有料とするものであり、特に旧町域を超える場合は運行距離が長くなることが想定され、コストがかかってくるということ。
3点目は、仮に加算しないということとなりますと、中心地域での買物が増加し、旧町域内での買物等が減少することが想定され、さらには加算なしで走行距離が長くなるほど市の負担が増大するということになってまいります。
以上のことから、旧町域を超える場合の300円の加算については
地域公共交通会議で御協議をいただきましたとおり、加算が必要であるという結論でございます。今後は、令和3年度、令和4年度の利用実態を踏まえ、令和5年度に検証を行い、令和6年度以降に見直しを行うかどうかの検討を行うこととしております。
以上、
障害者総合支援条例の改正に係るおでかけサポート事業の見直し検討についての御説明とさせていただきます。早口で分かりにくい説明やったわけでございますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(吉積毅君) 説明が終わりました。
質疑を行います。
質疑はございませんか。
前川委員。
○委員(前川進介君) 自立を促すためにも一部の利用料金を負担していただくという考え方には賛成なんですけど、現状の課題で上げられていた、1人の方が半分以上利用されていたということなんですけど、この方が利用されていた理由っていうのも判断材料にあったほうがいいのかなと思ってまして、可能であればその理由も教えていただきたいです。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) この1人の方というよりも、人数でいいますと26人の方でございます。その方が、いわゆるこっち行ったりあっち行ったりというような、1回乗車していただいて、何か所も頻回利用されるというようなところで、なかなか時間もかかりますし、運転員のその間の拘束もありますし、といったことになるということで、今後、タクシー事業者となりますと、そういったことになりますと普通でしたら、例えば、
市島地域から氷上地域の健康センターミルネに行く場合でしたら5,000円から6,000円ぐらいなんですけど、やはりそこでもあっち行ったりこっち行ったりということになりますと、タクシー料金にそのまま跳ね返ってくるということになりますので、そういったところも考えますと、今回、加算を付けさせていただいたり、料金の設定をさせていただくというところが一番ベターなんではないかなというふうに思っているというとこでございます。
○委員長(吉積毅君) 前川委員。
○委員(前川進介君) 理解しました。ありがとうございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
酒井委員。
○委員(酒井浩二君) まずもって私、初めての委員会で初めての発言で、なかなか質問の仕方が適正でない部分がありましたら御関与願いたいというふうに思います。
私、今回初めての発言をさせていただくわけでございますけども、実は先週の18日の本会議の中でこの御説明を受けた際に、今まで無料やったというのが有料になるということにつきましては、実はびっくりいたしました。いうのんは、やっぱり市長が所信表明の中でも帰ってこいよというまちづくりを進めておられる中で、市民目線といいましょうか、障がい者の方が安心できるまちというところにおいてはどうなのかなということを思っておりまして、実際のところ、本日この委員会の席上で、今御説明をいただいて、特に以前からこの件につきましてはなかなか、以前から私が議員になる前のときからもう長い期間をかけてここまで成熟されとうわけでございますけども、しかしながら、この件につきましていろんな理由といいますか、社会福祉協議会の取扱いであるとか、利用者が偏っとるというようなことをお聞きしとるわけでありますけども、実際にここでお聞きしたいのは、当事者が一番大事やと思うんですが、その当事者へどのような、例えば、ヒアリングをされたのか。例えば、今年の9月7日には須原議員が質問をこの件につきましてされとる場合に、答弁の中では、今このような障がい者の協議会の団体などに説明をしておるというような答弁がございました。しかしながら、2日後には広田議員の質問に対しましての答弁では、今度はコロナのために会議が持てないためにできてませんというようなことも議事録の中にあったわけでございますけども、その後にできてないから利用者540人に対して、5月12日の見直し案のお知らせを配布したということでございましたけども、どのような意見なり、まずどのような対象者に、このことにつきましてお知らせをされたのかということと、それと、この件につきましての回答といいますか、今これ5項目ぐらいしか出てないわけですけども、もっと詳しい当事者のデータというか、御意見ということについて説明なりいただけたらありがたいと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) 2点の質問をいただきました。
1点目からでございますけれども、どのような対象者にということでございますが、タブレットの6ページを御覧ください。
先ほども御説明をさせていただいたわけでございますけども、確かにこの3月から4月にかけましては、新型コロナウイルスの関係で説明ができなかったというようなことで、利用者への周知につきましては、その代表者の方にこういった形でお知らせ文を出させていただきますよということで説明をさせていただいてから、5月12日に配布をさせていただいたということでございます。その後、5月13日、下から3行目でございますけれども、5月13日には木の根会家族会であったり、また次のページに参りますと、上から7行目ぐらいでしたら、聴覚障害者福祉会であったり、そういった福祉団体、身障者福祉会も含めてたくさんの団体がございますので、そういった団体に個々に会議の場に行かせていただいて、御説明をさせていただいたというとこでございます。また、今現在は、先ほども説明しておりますように、民生委員、各地区6地区あるわけでございますけれども、全体の民生委員・児童委員の連合会であったり、また、各地区の6か所のそれぞれの民生委員・児童委員協議会のほうに行かせていただいて、そして、御説明をしていると。明日23日、氷上地域が終わったら、全ての民生委員にも御説明をさせていただくというようなことになるというとこでございます。
それと、当事者の御意見なんですけど、5月12日に配布をさせていただいたときには、本当に厳しい御意見を頂戴いたしました。今のまま、社会福祉協議会の無料で何でいけへんのやとかいうようなことをおっしゃる方がたくさんあったというとこでございます。もちろん、先ほど言わせてもらいました往復で2,000円となるというようなこともおっしゃっておられて、厳しい御意見を頂戴いたしました。
それから、今言いましたように様々な団体のほうに説明していく中で、2回目は10月29日にさせていただいたんですけど、そのときには500円から300円に変わったんやなと、ある一定の緩和措置をしてくれたんやなというようなことで、そのときには電話でもあまりたくさんの御批判を受けるというようなことはなかったと。これが事実でございます。そういったところで全ての方が御理解をいただいたと、私らも思ってないんでございますけれども、今後も引き続いて丁寧な御説明をさせていただきたいというふうに思っております。
○委員長(吉積毅君) 酒井委員。
○委員(酒井浩二君) ありがとうございます。実はこの件につきましても、この議案を見せていただいた後に、私の知る範囲内のところで2件ほどのところに問合せしますと、いやいやもうほぼこういうようなんでいきますからというような一方的な説明であって、こちらからの意見を聞いていただけるいう状況ではなかったというような御意見も聞いております。その点につきまして、ある程度、当局側の方針によって進めていっているんではないかなというところを感じております。
それともう一つは、様々な実際にこれからは人口減少が進む、そして高齢者が増える中で、どうしてもこのような社会保障費等の増額になるとは思いますし、当然、対応していかなければならないと思うんですが、今回のこの説明におきましても、利用者が偏ってるというのも一つの原因であるようにお聞きしましたけれども、ある程度頻度が多い人少ない人があるんであれば、例えば、まるっきり無料から有料というよりも、頻度の少ない人、ある程度のことを超えた利用者については300円なり500円がかかるけれども、利用の少ない人に関しては、何回以下は無料ですよというような、そのような方法が取れないのかなと、多くの利用に偏った人のために、全ての人が同じように料金が発生するいうのんはちょっと運営としてはいかがかなと思うんですが、その辺の修正などというようなことはお考えではないでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) 偏った人のために全ての方に、こういった料金を適用するのはいかがなものかというような御質問であろうというふうに思います。ただ、この人を料金ありますよ、この人、料金ありませんよというような、区別というのはなかなか現実的には難しいんではないかなというふうに思っております。そういったところで公平とか公正とかいうこともあるわけでございますけれども、できるだけ公正な、公平な形での制度としていきたいというふうに考えておりまして、まずはこの無料から有料になることによって、どういった課題があるかということは、正直、私らもどうなるかいうのが不透明なところでございます。したがいまして、令和3年度と令和4年度で実態をしっかりと把握して、その進捗関係なんかもこの委員会のほうで御報告させていただく中で、どういう方向がいいんかなというようなところも含めて見直しが必要であればさせていただきたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいというふうに思っております。
○委員長(吉積毅君) 酒井委員。
○委員(酒井浩二君) ありがとうございます。私はその人によって区別をするということを申し上げておるんではなくて、例えば、チケット制にして無料のチケットにしても有料と一緒になって配る。その人の、自分の判断で御利用する。無料のチケットがなくなれば、もうこれ有料、払わないかんのですから、そういう方法論によってといおうか、それは解決できるんじゃないかなと思いますので、一律何もかんも公平やというんではないと思うんです。それは運営の仕方によってできるんではないかなと思いますので、今後もできたら検討していただければありがたく思います。
○委員長(吉積毅君) 意見ですか。よろしいか、回答は。
酒井委員。
○委員(酒井浩二君) はい。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
理事。
○理事(井上鉄也君) 今の酒井委員の御質問に一言だけ追加させていただきます。先ほど、前川委員のほうから自立を促すためには有料化も必要ではないんかという御意見を伺ったんですが、その意見は、先ほど
福祉交通部会の中の学識経験者も同じことを言われていまして、自立のためには有料化というのは必要だと。どういうことかというと、私なりの理解ですけれども、障害福祉法の中にも、障がい者の自己決定を促す仕組みというのが一番大事。自己決定というのは何かというと、いろんな選択肢の中から自分が最適環境の中で選んでいくという、そういうことを障がい者が自ら、与えられるのではなくて、自分で選んでいくということが大事だということではないかというふうに思います。そういった中で無料のサービスというのが、必ずしもそれで絶対必要かということになるかというふうに思っています。そういう意味では、一定の有料の中で、自分の中で一番いい組合せ、最適なものを選んでいくという環境を障がい者の方にもつくる。もちろん価格として適正な価格というのは前提ではございますけれども、そういう環境のほうが無料よりもいいのではないか。そのときに学識経験者が言われたのは、自立を促す仕組みとして有料化は必要だということを言われたわけですが。そういうことではないかというふうに考えていますので、私どもとしては一定の有料を入れた中で、配慮した形での有料を入れる制度というのは必要じゃないかというふうに考えています。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
小川委員。
○委員(小川庄策君) 私も別に有料化の分に関しては、それは必要なことだとは思っております。ただ、1回500円という形の部分を高いからということで激変緩和という形で3年間、それを令和3年度、令和4年度でまた検証してということであれば、もう最初から料金は300円にしておいて、それから後の検証で次また変えますという形は取ることはできないんでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) 今、小川委員から最初から300円にしておいたらどうかということなんですけど、これにつきましては、先ほど500円の考え方をお示しをさせていただきました。一つはタクシー料金の630円よりも低く、デマンド(予約)型乗合タクシーの300円よりも高いという間を取らせていただいたということと、それと5,000円、大体市内御利用なさってるのんを見ますと、5,000円の使用が平均的であるというようなところから、その1割負担という形での500円という。その500円という基本といいますか、500円は本則といいますか、行政用語でいいますと本則であるというようなことは、こちらといたしましては、そこを堅持していきたいというふうに思っておりまして、あとは、300円にするかどうかにするかにつきましては、また、実態調査なんかを見ながら見直しをしていきたいということで、あくまで500円が本則という形での考え方を持っているというとこでございます。
○委員長(吉積毅君) 小川委員。
○委員(小川庄策君) そしたら、また令和3年度、令和4年度を検証していただいて、そしてまたこの令和6年度というところの期限についても、そのときに延長もやむなしというふうに考えてはるということで、こちらは捉えててよろしいでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) あくまで附則で期間は設定しているわけでございます。令和3年度、令和4年度の実態調査を踏まえて、見直しが必要であれば見直していきたいということでございますので、そういったことで御理解を賜りたいというふうに思います。
○委員長(吉積毅君) 小川委員。
○委員(小川庄策君) では、しっかりとした調査、意見というものを聞いていただいて判断してくださいということだけ伝えておきます。
○委員長(吉積毅君) 意見でよろしいか。
小川委員。
○委員(小川庄策君) はい。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑ありませんか。
西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 一つは、タクシーの平均が5,000円やいうのがちょっとおかしいんじゃないかと思ってます。多分、旧町内運行だけだったら、こんな5,000円も片道かからないと思いますよ。旧町外運行のやつで計算されてるから、ちょっとそれは根拠がおかしいんじゃないかというのが一つです。
有料化については、いろんな意見があるとは思うんですけども、非常に利用者の方から不安に思われとる方がおられます。私も二、三人聞きました。今度、有料になるらしいなということで。
まず、平均のタクシーの片道が5,000円やいうのがまずおかしいと思います。それは市内全部走っとる旧町外運行も含めてやったら5,000円ぐらいになるかなと思いますけども、旧町内だけだったら5,000円もかからないと思いますよ。実際の初乗り2,000円ぐらいかなと思ったりします。そこちょっと一つお願いしますね。
それから、2点目の質問ですけども、批判が大きいから300円にするということで300円になってるわけですけれども、障がい者福祉というとったら、ある程度障がい者に対する配慮が必要なんで、デマンド(予約)型乗合タクシーが今、旧町内が300円ですね。だから私は、それより安くしなければいけないんじゃないかなというふうに、有料は別に特に問題ないんですけど、200円にするとか。それが2点目。
それから、3点目ですけども、財政的なことなんですけども、事業費見込みとして約3,400万円設定されてますわね。この3,400万円は、500円で計算したのか、300円で計算したのか。
三つお願いします。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) 先ほどの5,000円の根拠がおかしいのではないかという御質問でございますけれども、例えば、
市島地域の竹田地区からこの中心部に来ようといたしますと、7,000円、8,000円というような金額がかかってくるというようなところでございます。そういったところで、実際この5,000円と申し上げますのは、山名委員から資料請求いただいた中にも記載はさせていただいとんですけど、平均の利用運賃につきましては、4,375円ということでございまして、この4,375円は約5,000円というような形で算出をさせていただいたというふうなところでございます。
2点目の3,400万円の根拠でございますけれども、これが含まれてるのかということでございますけれども、これは無料とした場合の年間事業費ということでございますので、この山名委員から資料請求いただいております資料の2段目の部分、3,381万円、これは無料とした場合の事業費ということで御理解をいただきたいというふうに思っております。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 1点目の件につきまして補足をさせていただきますと、デマンド(予約)型乗合タクシーは旧町域に限っておりますが、おでかけサポートは市内どこでも行けるという状態になっておりまして、例えば、氷上地域から柏原支所に行った後、山南住民センターに行くなど、乗り継ぎをされた中で市内を移動されることになりますので、そういった金額になってくるということでございます。
○委員長(吉積毅君) それと、2点目の質問がちょっと飛んでたんで。
理事。
○理事(井上鉄也君) デマンド(予約)型乗合タクシーとおでかけサポートの違いとしまして、デマンド(予約)型乗合タクシーは何人かの方が共通して乗られるのに対して、おでかけサポートのほうはドア・ツー・ドアで1人の方が家まで。ドア・ツー・ドア、デマンド(予約)型乗合タクシーも一緒ですけども、いろんな回り道をしていく。その利便性の違いがある中で同額にしているということでございます。
○委員長(吉積毅君) 西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) まず、1点目のタクシーの平均のお金の算定の仕方がちょっと私おかしいと思いますよ。多分それは旧町外も含めた平均運賃ですね。だから、旧町内だけのやつを取ってみれば、もっと安いと思いますよ。二千幾らぐらいやないかと私は思いますけどね。だから、何で旧町外も含めた平均のタクシーの運賃を出してるんか、それ自体がおかしいと思います。それの1割とかいうて言われてますけどね。だから旧町内の平均運賃を出してもうて、それの1割ということやったらある程度理解はできます。だから、そこがちょっと算定根拠がおかしいんじゃないかと思います。
それから2点目のドア・ツー・ドアでおでかけサポートは旧町外もお金出したら行けますよと。今度、また一般質問でも出してるんですけども、旧町外へデマンド(予約)型乗合タクシーも行けるような方向を、私らとしては要求してます。だから、そういう面からいうと、障がい者福祉でやるんですから、一般の利用客よりも配慮が必要だということで、300円も高いと思います。
それから、算定基礎は500円も無料で算定をしてるということですね。何で無料で算定しとんですか。500円いうて出しとんのに、その500円の利用料金を当然引いて出さなあかんのやないですか。
○委員長(吉積毅君) 理事。
○理事(井上鉄也君) 1点目の5,000円を旧町域内だけで計算すべきだというところはちょっとよく分からないんですが。おでかけサポート自身は病院利用とか多かったりして、旧町域にかかわらず市内全域を動かせますので、市内全域を動かして今も走ってますが、それをもう一度、距離しか分からないので、距離を、それを今のタクシー料金に変えた形で計算したのが、先ほど課長が申し上げた答弁なんですけど、それを旧町域だけで平均取れと言われている意味がちょっと理解できないんですけれども。おでかけサポート自身は全域を動く人を対象にしていますので、今の全域を使っている平均で見たということなんですけれども。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 1点目のおでかけサポートそのものなんですけれども、そもそもJRとかバスを御利用して、御自分で受診とか生活目的に行ける方につきましては、自家用車に乗られる方もおられますし、いろいろしますけれども、自主で免許を返納されて要介護度1ぐらいまでは何とかデマンドを御利用いただいて乗り継ぎをして、丹波医療センターであるとか病院に行かれる方が、要介護度2になったり、障がいを持たれて定期的に受診をしなければいけないのに、その交通機関が高いことによって受診が滞るというふうなことも防いでいきたいというようなことで、例えば、山南地域から香良病院を受診する場合の、エリアの設定の中で主な障がいの中で暮らす目的の一つとして大きく医療機関などはまちづくりの視点で考えて、その距離を設定しておりますので、そういった回数の中でやっております。そして、デマンド(予約)型乗合タクシーは、1時間に1本、また木曜日が休みであったり土日がないんですけれども、今回の場合は土日を設定して、必要な私の家から香良病院に10時に着くようにというふうな予約に応じて、事前予約制にはなりますが、そういったサービスを確保して、安定した医療を受けながらの暮らしを確保していただけるためのサービスとして、今回、設定をしております。
○委員長(吉積毅君) 算定方法の件は。
暫時休憩します。
休憩 午前11時24分
───────────
再開 午前11時24分
○委員長(吉積毅君) 再開いたします。
障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) 先ほどの3,400万円弱の金額につきましては、例えば、無料とした場合の年間事業費ということでございますので、300円とした場合につきましては、この山名委員の資料請求していただいた資料にもありますように、3,149万2,000円というものが市の負担であるというようなところでございまして、来年の当初予算には、この3,149万2,000円を予算計上させていただく予定にしているというところでございます。
○委員長(吉積毅君) 西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 理事がちょっとよく分からないと言われていることですけども、タクシーの平均の運賃を出されてるのは市内全域で出されてると思うんですよ。その市内全域で出されてるんだったら、市内全域を500円いうんやったら分からんことないですよ。だから、今、500円いうのは旧町域で500円と、超えたら1,000円ということになりますわね。だからその話とちょっと矛盾してくると思いますよ。それが一つ。
それから、障がい者福祉というからには、やはり私はデマンド(予約)型乗合タクシーの旧町内の300円よりも安くすべきだというふうに思ってます。その点については見解が違うと言われたらあれなんですけども。確かに今言われたように山南地域から香良病院まで毎月行かんなんねやという人を知ってます。その人は行くと2,000円かかるわけですね。今まで無料で行けたのが。あまりにも負担が大きいということです。だから、もっと無料にしとったら非常に優れた制度やと思いますけど、自立の問題もありますので有料にするんはやむを得ないと思いますけれども。ちょっとあまりにも上げ過ぎじゃないかというのが私の意見です。もし何かありましたら。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) 先ほどの山南地域から香良病院で往復して2,000円ということではなくて、今回、300円に激変緩和しますので、病院の場合につきましては、300円が基本の料金ということになりますので、往復につきましては600円ということでございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 1点だけ気になったので確認しときます。
有料にしたというか、自立を促すためには料金が必要というのは、それはそのとおりだと思っています。3年後、また検証もされていくということなんですけれども、ポイントはお金を払ったことによって生活が困窮してしまったり、出かけられなくなったりとかいうようなことが起こらないかどうかという、そっちの影響の話だと思っていますが、現時点でその影響については何らかの試算、根拠を持ってされてるかどうかということ。あるいは、3年後、恐らくそういう視点でも見なくちゃいけないと思いますが、その検証の根拠をどこに置こうとされているのか。そこをお聞きします。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 今、小橋委員のほうからございました検証のポイントでございますが、現在、重度の方の回数につきましては、回数頻度を上げております。というのは、必要な医療機関の受診であったり、そういったものを確保していただくためにしております。ですので、ポイントとしては、今回の制度改正によって利用頻度が落ちていないかどうかということと、それから、今回の利用によって重度の方は障害者手帳イコール年金の級とは違うんですが、おおよそ必要な方は障害年金などの手続をしていただいておりますので、そういった御負担をいただける相当の収入といいますか、年金をお持ちである。また、通常の人であっても自分が自家用車を維持して暮らす中においてもガソリン税であったり道路の税であったり、様々なものをお支払いいただいて市民の方々は暮らしをしていただいておりますので、それ相当の負担をいただく金額として、今回、考えたものでして、その利用頻度を適正に分析を行いまして、判断をしてまいりたいと思っております。
○委員長(吉積毅君) 小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 利用頻度は分かりました。もう1個、負担いただけるだけの収入があるかということも調べるというようなことの回答のように聞こえましたけども、そこは実際そうなんですかね。そういう家計把握までできるということなんでしょうか。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 家計把握イコール実態というところは訂正をさせていただきますが、その個人の年金額でこうなったというふうな評価はいたしません。実際に登録をいただく段階で、この方が障害者手帳、例えば、1級をお持ちの方であるというところの中で頻度を図ってまいりますので、家計そのものをイコール判断できるものではないですが、それは利用回数に、必要に合わせて利用頻度が落ちないようにということを見て判断をしてまいりたいと思います。
○委員長(吉積毅君) 小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) つまり、家計への負担というか、その方に負担がかかってるとすれば利用頻度が落ちるという想定をするから利用頻度が一番の指標になると、そういうことでしょうか。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 委員お見込みのとおりでございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
議長。
○議長(藤原悟君) 1点だけお願いします。
運行事業者が変わりますので、安心・安全がより担保されるということをお聞きしました。あとのサービスなんですけども、利用者の方からサービスが低下しないかというような心配をお聞きしてます。例えば、ちょっとした荷物を持ってもらうとか、今のおでかけサービスでできている目的地以外の立ち寄り、これができるのかとか。そういったサービスの低下を心配されてますので、その辺はしっかりと説明をしてもらいたいと思うんですけども。その二つだけ、一応念のためお聞きします。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 今、藤原議長のほうからございました、サービスが低下をしないようにということで、タクシー事業者とも定期的に試行運転を現在しておりまして、打合せをしております。運転者の方全員を対象とした講習会を、障害者基幹相談支援センターの専門員、また、障がい福祉課の職員が講師となりまして、対応につきまして研修会を行う計画にしております。現在、社会福祉協議会のほうでも対応いただいてる個別のケースの配慮につきましても十分な引継ぎを行ってまいりたいと思っております。また、現在、土日が利用ができないいうところもあったりしますので、土日利用も増えてくる中で、基本的には十分な活用がしていただけるように普及啓発をしてまいりたいと思っております。
○委員長(吉積毅君) 議長。
○議長(藤原悟君) 立ち寄りだけもう一回お願いします。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 立ち寄りにつきましては、基本、乗り継ぎ運行はしない予定となっております。目的地から目的地ということになります。場合によってはトイレに行きたいであるとか、どうしても気分が悪くなられた場合は連絡を取って対応することは十分承知の上でございますが、立ち寄り等は基本的にはない中でのルールを持って説明をさせていただいておるのが現状でございます。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) 補足説明させていただきますと、例えば、病院に行っていただいて、薬局へ寄らんなんというようなことになりましたら、その部分は1回という形での、1回降りられても1回という形でカウントさせていただくというような、そういった配慮をさせていただきたいというふうに思っております。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
足立委員。
○委員(足立嘉正君) 1点だけですけども、デマンド(予約)型乗合タクシーとおでかけサポートの役割が、ただいま話で聞いておりますと、ちょっとごっちゃになったんで整理させていただきたいんですけども。このそもそもおでかけサポートは社会福祉協議会のほうが運営されてたのを、タクシー事業者が母体になって運営する。その中で時間も延びる、土日の乗車もできるということは理解しておるんですけども。そもそもこの障がいを持った方、このタクシー、おでかけサポートに変わる車に乗車する場合、どういうようなシステムで、デマンド(予約)型乗合タクシーの場合は予約センターで予約して、1時間の中で巡回しますので、そういうことは理解するんですが、ドア・ツー・ドアで来ていただく、今、社会福祉協議会が持っておられる車がそのまま運用になるのか、新たな車の運用になるのか。若干車椅子については介護を運転手していただけるのか。その辺のサービスのところをお聞かせ願いたいと思います。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) 予約につきましては、今現在は社会福祉協議会で氷上地域と柏原地域と春日地域と3か所で予約のほうを賜っていただいて、そして配車をしていただいとるというような状況でございます。来年の4月からにつきましては、市の障がい福祉課が予約センターと、窓口となりまして、そこで一つに受けまして、そこでタクシー会社へ、この時間にお迎えに行ってくださいというような、そういった予約をさせていただくというようなところでございます。
それと、車についてでございますけれども、今現在、社会福祉協議会のほうには19台の車椅子対応の車が市から貸与させていただいてるというような状況でございます。その19台につきましては、この12月から2月、3月にかけて、順次タクシー事業者への譲渡を考えているというとこでございます。一番大切なところは、車椅子の今まで御利用なさっていた方が、今までどおり利用できるというところが一番重要なところでございますので、そういった形で社会福祉協議会からタクシー事業者のほうにスムーズに移管できるように、今、準備を進めているというような状況でございます。
○委員長(吉積毅君) 足立委員。
○委員(足立嘉正君) 社会福祉協議会の車19台のタクシー事業者への譲渡ということですけども。となりますと、タクシー事業者が運行するということで全部緑ナンバー、黒ナンバー等の運用になるということで理解していておればよいですか。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) そのとおりでございます。また、変更に当たっては1カ月ほど要するということでございますので、できるだけそういった準備を早くいたしまして、譲渡がスムーズにできますように努めてまいりたいというふうに思います。
○委員長(吉積毅君) 暫時休憩します。
休憩 午前11時37分
───────────
再開 午前11時38分
○委員長(吉積毅君) 再開いたします。
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 足立委員のほうから車のことについて御質問がありましたが、今、譲渡ということで御説明をさせていただきました。資料の中では10月のスケジュールで車両売却というふうに書いております。この車は、車椅子仕様の車でして、普通の車に車椅子で乗っていただけるように改造して、福祉基金で今まで購入してきた大切な市の財産として活用してきたものでございます。これを地域のタクシー会社でも有効に活用していただいて、今回、所得制限がない方もそういったタクシー会社の環境が車椅子でも対応できるような公共交通の一環ともしていただきたいということで、有料譲渡ということで売却をして、資産活用を図ってまいりたいと考えております。以上、補足でした。すみません。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑ございませんでしょうか。
須原委員。
○委員(須原弥生君) 審議資料の39ページなんですけど、資料請求をさせていただいて、今回、法律で事業の見直しということなんですけれども、39ページの表の中で様々表現が変わったり、内容が少し含まれたり外されたりということなのかなというふうに思うんですけれども、この中で、特に第3条第2項の第2号、中段の辺りなんですけど、第2項の第2号の知的障害者職親委託事業が改正案の中になかったりするんですけども、この第2号と第4号がどこら辺に含まれていくのかということをお尋ねしたいと思います。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) 第3条第2項第2号の知的障害者職親委託事業の件でございますけれども、この件につきましては、今現在、そういった該当者がいらっしゃらないというようなところで、今回、もともと第2項の分につきましては、市町村の判断で実施することができる任意事業ということでございますので、今回、条例の中では削除をさせていただいてるというようなところでございます。その知的障害者職親委託事業の内容でございますけれども、知的障がい者の自立更生を図るために、知的障がい者を一定期間、熱意ある事業経営者の知人に預け、生活指導、技能習得訓練を行うことにより雇用の促進を図るというような、そういった事業の内容でございまして、今現在はしていないというようなことで、今回、整理をさせていただいたというところでございます。
それと、第4号の社会参加促進事業についてでございますけれども、これにつきましては、今度新しい改正案のところでございますが、レクリエーション活動等支援事業と点字・声の広報等発行事業に、事業の内容としては変わりないわけでございますけれども、要綱の中で分けてされておりますので、国のほうの要綱でそういう記述ということでございますので、それに合わせて当市といたしましても分けて規定をさせていただいたというところでございます。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 今の課長の説明に加えまして補足ですが、第2項の第9号、自動車運転免許取得・改造助成事業も、いわゆる障がいの方も車を運転して、自分から社会に入っていくという積極的な取組の事業としても含んでいくというふうに捉えております。
○委員長(吉積毅君) 須原委員。
○委員(須原弥生君) 大体分かったんですけれども、この知的障害者職親委託事業というのが削除というふうにあって、それは利用がないので、今ゼロの状態でということなんですけども、丹波市知的障害者の福祉措置等に関する規則の中に職親の申請などというふうに項目が入ってるんですけれども、例規集の中なんですけども、これを削除ということにしていいのかどうか。その辺をもう一度お伺いします。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 須原委員御指摘の件につきましては、本条例を改正いただきましたら速やかに対応できるように規則、要綱等は改正してまいる予定としておりますが、今回の知的障害者職親委託事業についても、時代の流れの中で給付のサービスのほうに移行する中で、そういった取組として発展的な解消をしたというふうに捉えておりまして、また今後、研究もしてまいりたいと思っております。
○委員長(吉積毅君) 須原委員。
○委員(須原弥生君) 一つ忘れておりまして、審議資料40ページの第3条第2項に掲げる事業の中で、知的障害者職親委託事業と生活支援事業、社会参加促進事業のところが無料になってるんですけれども、これが案のほうにはないんですけれども、これは無料ということで省略という形の表示なんでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) 今おっしゃったとおり無料という形で削除とさせていただいたというところでございます。今回、条例改正に当たって、新旧対照表を見ていただいたら分かるように、有料となってる分についての規定をさせていただいたというところで整理をさせていただいたということで御理解をいただきたいと思います。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 根本的なところに戻って大変申し訳ないんですけども、乗車1回についてというところに、私今すごく疑問に感じたんですけども。今の説明聞いてますと、通院利用で乗車1回について300円、今回の場合。往復の場合600円かかるんですか。というような説明に今取れたんです。となると、町内域でスーパーに買物に行った。往復するとこれ2倍いるんですか。ということになるのか。そして、町内域でスーパーに2か所いった場合、乗り継ぎはさせないという基本があった場合、2か所のスーパーには行けない、1か所だけにしてくださいということになるのか。ちょっと基本的なとこで申し訳ないですけど、そういうサービスに変わるのかどうか教えてください。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) こちらのほうから1か所だけに、スーパーとかしてくださいということではなくて、乗車1回当たり300円ということでございますので、乗車1回当たり300円ということは、1回乗車いただいて、降りていただくまでということでございますので、そこで例えば用事をしていただいて、そこからまた違うところということになりますと、そこでまた1回というのは発生してくるということでございます。
○委員長(吉積毅君) 山名委員。
○委員(山名隆衛君) 今の説明ちょっともう一つ分からなかったんですけど。往復分は取らないということでいいんですか。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) すみません、説明が不十分で。最初に乗っていただいて、一つのスーパーとか行かれます。そこで用事をされて、そこで1乗車1回ということで一旦終わります。そこから、例えば、違うスーパーに行かれるということになりますと、そこからまた1回が発生しまして、そこでまた300円。最後、そのスーパーから自宅へ帰られるということになりますと、そこでまた1回ということになりますので、300円ということになるということで、1か所に行って帰るということになりますと600円ということでございますが、行かれるところが違うとこに行かれるということになりますと、プラス300円ということがついてくるというとこでございます。
○委員長(吉積毅君) 山名委員。
○委員(山名隆衛君) その考え方でいくとデマンド(予約)型乗合タクシーの町内域一定の金額、その単価として出てくるのと、町内でおでかけサポートを利用するという金額、比較した場合、おでかけサポートのほうが何か所か回ると金額が変わってくるということにはなりませんか。デマンド(予約)型乗合タクシーのほうが安くなるということじゃないですか、それは。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 現在、デマンド(予約)型乗合タクシーであっても9時に例えば予約をして、ここからゆめタウン丹波に仮に行きますとすると、1回乗ります。そのままその足で帰られるということはなくて、1時間とか2時間、3時間ほどお買物をされて、食事を取られて、今度また自宅へ帰る予約をされる場合は、また自宅に帰る時間に合わせて停留所に行かれて乗って帰られるようになっております。
おでかけサポートについては、予約をした時間に、例えば、ここから香良病院に行きますというときに、10時に出発をして11時に着きたい、11時までに入らないといけないということで10時半に予約をされたら、受診をされます。受診をされて帰りは、例えば、家族が迎えに来るいう場合もあります。場合によってはそのタクシーを回収しておいて、待たせておいて、帰ってもらうものではなくて、タクシー事業者はローテーションの運転で予約制で配車していただくようになりますので、1回1乗車という考え方で今回は整理をさせていただいております。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
大西委員。
○委員(大西ひろ美君) 審議資料39ページの分で、条例の部分です。今、須原委員のほうからもあった部分の辺りなんですけども、第3条第1項第6号、現行の法でいうと、意思疎通支援者派遣事業というのが上げてあります。それが、改正後の部分にはないんですけども、この部分はどのように対応されるのか、お伺いします。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 大西委員のほうから御指摘がありました現行の第6号の意思疎通支援者派遣事業につきましては、改正後の第6号の意思疎通支援事業に変わります。
それから、現行の第8号の意思疎通支援事業、これにつきましては、これが平成25年にこの名称に国が要綱を変えてきておりまして、今回、改正案では第8号の手話奉仕員養成研修事業ということで、この二つの名目に変更したものでございます。
○委員長(吉積毅君) 大西委員。
○委員(大西ひろ美君) ちょっと半分しか分からなかったんですけど、ということは、この今の現行の部分での意思疎通支援者派遣事業という形は、この改正後にも形としては残っているという理解でよかったですか。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) お見込みのとおりでございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りします。
議案第120号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手をお願いします。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手多数です。
したがって、議案第120号「丹波市
障害者総合支援条例の一部を改正する条例の制定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
それでは、お手元に資料が配付されております、先ほど須原委員の収支計画書についての資料が来ておりますので、議案第119号に戻りたいと思います。
須原委員。
○委員(須原弥生君) 資料頂いたんですけれども、結局、人件費が5名から1名増えて、ここが大きく増えたということなんでしょうか。
○委員長(吉積毅君)
生活環境部長。
○
生活環境部長(余田覚君) 若干の御説明を申し上げたいと思います。
まず、ここにお配りしました令和3年度を例に御説明申し上げます。
人件費につきましては、これまで行っていました業務委託費、これに加えまして、市が直営で行ってました資料請求いただいたもの、さらには徴収業務、これらを加えまして3,550万円程度見ております。
そのほか大きいものについて御説明申し上げますと、光熱水費、これにつきましては電気料、それから水道代、またガス代がそこに含まれます。
さらに修繕費、これはきれいに200万円が並んでおりますけども、これは精算項目としております。年度によって精算額が変わってきますので、これは変わる可能性があります。
さらに設備管理費、これが大きくなります。これは全て委託料です。先ほど申されてました協定によりまして委託をしている分、これにつきましてはこれ公害測定でございますが、これが見積りとしましては72万1,000円、私どもの決算、あるいは予算額の平均を取りますと66万円程度ございますので、5万円程度の差になるといったものがこれでございます。そのほか、ここには16項目の委託料がございますので、それぞれ全てこれまで直営していたものを業務委託をするということになります。
燃料費につきましては、見ていただいたとおり、これは火炉、火葬に伴う燃料費でございます。
さらに管理費、300万円程度見ておりますが、この中にはウェブシステムを導入するといっておりました、これも含みます。そのほか、会社の運営費であるとか、職員、あるいは機械・器具の管理費、これらが入るということになります。
私どもが積算したものと大体一致してるということです。ですから、指定管理料は一番上段の管理運営委託料、これが指定管理料になります。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りします。
議案第119号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手をお願いします。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第119号「丹波市斎場に係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
暫時休憩をいたします。
休憩 午前11時56分
───────────
再開 午後1時01分
○委員長(吉積毅君) 再開いたします。
次に、議案第121号「丹波市立障害者地域活動支援センターに係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 補足の説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 1点だけ教えてください。
審議資料42ページの8番の収支実績の中で、平成28年度はマイナスになってる要因は何かだけ教えてください。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) この資料の平成28年度のマイナス207万9,441円の減の理由ということでございますが、これにつきましては2点ございまして、就労継続支援B型事業所の通所人数が減になったということでございまして、減になることによりまして介護報酬の減となったということでございます。人数の減の具体的な分につきましては、大体延べ280人ほど減になったというとこでございまして、その関係でマイナスとなったということでございます。
○委員長(吉積毅君) 山名委員。
○委員(山名隆衛君) その人数減というのは、翌年には影響しないのかという点と、こういう施設でのマイナスという部分は補填する方策があるのかどうかということだけ教えてください。
○委員長(吉積毅君) 障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) 翌年にということでございますが、そちらの決算見ていただいたら分かりますように単年度収支ということでしておりますので、繰越しにつきましては翌年に繰り越していくわけでございますけれども、翌年には剰余金等によりまして、そこのところにつきましては通常に戻ってるといったら語弊がありますが、正常な形に戻っているというふうなところでございます。人数につきましても、平成29年度につきましては3,726人ということで、就労継続支援B型の事業所、人数的には回復しているというとこでございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
それと、補填についてでございますが、剰余金を持っておられますので、そんなに大きな収入の減にならない限りは何とか収支がいけるのではないかなというふうに実績の報告から見てとれるというふうに思っているというとこでございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りします。
議案第121号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手を願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第121号「丹波市立障害者地域活動支援センターに係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第122号「丹波市立とれとれ市農産物直売施設ひかみ四季菜館に係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 補足の説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第122号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手を願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第122号「丹波市立とれとれ市農産物直売施設ひかみ四季菜館に係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第123号「丹波市立道の駅あおがき直販加工施設に係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 補足の説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りします。
議案第123号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第123号「丹波市立道の駅あおがき直販加工施設に係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第124号「丹波市立道の駅丹波おばあちゃんの里に係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 補足の説明がございますので、説明をさせていただきます。
丹波市立道の駅丹波おばあちゃんの里指定管理者の丹波ふるさと振興株式会社の労働にかかります労働基準法第36条に基づく労使協定、三六協定のことですけど、未協定であったということと、兵庫県労働局西脇労働基準監督署からの是正勧告があったことにつきまして説明をさせていただきます。
この4月に支配人が代わりまして、三六協定が未協定であったということで、この9月に市のほうにこの是正に向けて取り組んでいくということの連絡がありました。このことにつきましては、指定管理者の候補者の選定を行う指定管理者選定委員会に報告をいたしましたところ、市の弁護士相談を行うように指示を頂きましたので相談をしております。結果は、過去の勤怠管理については労働基準法を満たしていれば問題ないと。しかし、三六協定を早急に締結すべき。また、時間外につきましては、労働者と話合いの中で進めていくべきという報告を受けましたので、その相談結果を丹波ふるさと振興株式会社に伝えております。また、11月25日に兵庫県労働局西脇労働基準監督署から丹波ふるさと振興株式会社に監督指導がありまして、是正勧告を受けております。
内容につきましては6点ございます。
1点目が、至急に三六協定を締結し、届出をすること。
2点目に、時間外労働に対しまして、直近の3カ月遡って支払うこと。
3点目に、労働条件通知書に退職に関する事項を明記すること。
4点目に、時間外休日労働時間を月間45時間以内、45時間を超えた労働者につきましては、健康障害を防止するためにも希望があれば産業医の指導を受けること。
5点目に、時間外休日労働時間を月間80時間・45時間とするための具体的方策を検討して、その方策の着実な実施に努めること。
この5点が、期日が1月15日までに報告しないとということになっております。
あともう1点、6点目が、就業規則に関して、現行法令に則してない箇所があるので改正することということで、6点是正勧告がありました。
その中で1点目の三六協定ではございますけれども、令和3年の1月1日付で、組合がございませんので、従業員一人一人と協定を結ぶ予定でございます。
2点目の時間外労働に関しましては、12月15日全職員29名一人一人と話合いを行いまして、時間外3カ月分と賞与を一人一人に手渡しされております。
3点目の労働条件通知書の退職につきましては、改正されておるということです。
4点目の時間外休日労働時間を超えた労働者には、産業医の件ですけども、申出がなかったということで、支配人1人がどういうものかということで受けられております。
あと、5点目の時間外休日労働勤務の具体的な、要は80時間以内とか45時間以内という具体的な方策を検討するということは、社会保険労務士と協議を行いまして、1月15日を期日に改善案を作成し、提出する予定と聞いております。
6点目の就業規則につきましても社会保険労務士と協議を行い、これにつきましては期日は設けておりませんので、4月1日をめどに規則の改正を行うということを報告を受けております。
以上で補足説明とさせていただきます。
○委員長(吉積毅君) それでは質疑を行います。
質疑はございませんか。
須原委員。
○委員(須原弥生君) 今回、指定管理料が無料となるということで、今までは258万4,000円の指定管理料があったわけですけれども、経営改善、黒字ということを見て、今回無料ということなんですけども。令和3年度には大規模改修が始まって、令和4年度にはリニューアルオープンに向けていうことなんですけども、その間、休業期限があったり、またその改修が終わってからの動向、来客数とかがどうなるかというところを見て、この無料というのが妥当なのかどうかというところをお伺いします。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 西本議員の御質問もありましたとおり、今後5年間の収支の見通しの計画を、その選定委員会のほうに出していただいております。それにつきましても、今回、先ほど言いましたように工事に入るわけなんですけども、その工事の期間もできるだけ12月から2月の一番農作物の少ない時期、また来客数が少ない時期に工事を行う。それと、野菜物もできるだけ農家から上がってきたやつはそこで販売したいという会社のほうの意向もありまして、レストランの横とか前とか、ちょっと分かりませんけども、その付近で仮設のテントなりを建てて販売もしたいというのも聞いておりますし、できるだけ休まずに、そこを閉めてでも、仮店舗を造ってでもやりたいということを言われてますので、今後それは協議なんですけども、休業補償といいますか、休業はしないようにこちらもできるだけ協力しながらやっていきたいと考えております。
それと、5年間の見込みで指定管理料がなかっても黒字でいけるというような案も持っておられますので、そういうことを確認しまして指定管理料を今回から無料とさせていただきました。
○委員長(吉積毅君) 須原委員。
○委員(須原弥生君) 内容的には分かる内容なんですけれども、ある程度黒字になってきたところで、指定管理料を無料にするというこの考え方なんですけど、指定管理者が努力して黒字に持っていったところが、その指定管理料がなくなってしまうという、この考え方なんですけど。そしたら、努力したことが報われないというか、そういう形の考え方はどうなのかなというところ、根本的なところをお聞きします。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 指定管理者制度の運用ガイドラインといいまして、丹波市の財務部財政課のほうでガイドラインが作成されております。その中につきましては、収支の中で黒字というんですか、収支のほうでそういう収入がある場合につきましては、指定管理料は無料ということで記載されてますので、そのガイドラインに沿った対応の仕方ということでございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんでしょうか。
小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 1点だけなんですが、これが売上げが上がってきた、収益も上がってきたと、非常によいことだなと思っています。今年の4月か5月ぐらいですか、指定管理者制度の導入判定の委員会が開かれて、その報告書を見てるんですけれども、委員のほうからは、指定管理者からの納付金について検討することといったような意見が出ているようなんですが。ちょっとこの辺り、どのように最終、今、話がされているのか教えてください。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 今後、リニューアルオープン、令和4年度の初めに何とかなろうということではお聞きしとるんですけども、その後の入り込み客とか、会社の収支を見て、それは検討していくということでは報告させていただいておりますので、そのことを丹波ふるさと振興株式会社のほうにも、もしも大きな黒字になる場合は、そういう売上げの何%とかいうことで納めていただきたいという話はしております。
ただし、そのパーセントというのはまだ協議で決まっておりませんし、それもリニューアルオープンした後、どれくらい収益が計画どおりに上がるかというのもまた不確定ではございますので、状況を見ながら協議して決めていきたいと考えております。
○委員長(吉積毅君) 小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) そうすると、今回のこの指定管理の期間中は考えていない。その後の話として、また今後、議論するという、そういうことでよろしいですか。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 令和4年度からですので、5年間の中で考えるか、5年途中で考えるかもしれませんけども、一、二年、様子を見てからということを言っておりますので、期限というのは、今後5年間はないとかあるとかいうのは、まだ話をしておりません。
○委員長(吉積毅君) 小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 途中から取られるいう話になったらまたというような話もあると思うんで、そこは十分事業者の理解を得ておられるというふうに考えておいてよろしいですか。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 協議しながら、そういう負担金につきましても、もしも納めていただくということになれば、ちゃんと協議をした上で納めていただくということになりますので、十分協議を行って進めてまいりたいと思います。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
大西委員。
○委員(大西ひろ美君) 先ほど説明された三六協定の中の四つ目、時間外と土日で45時間以上に対して産業医の診断が受けられますいうことでされたんだと思うんですが、基本的には受ける方向での案内をされたんでしょうか。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 支配人のほうから従業員一人一人に受けてくださいということでお願いしたんですけども、従業員の皆さんが別段健康状態に問題はないということで、受けられてないというのをお聞きしておりますので、支配人だけが、それでも誰も受けないというわけにはいかないのでということで、支配人1人受けておるような状況です。
○委員長(吉積毅君) 大西委員。
○委員(大西ひろ美君) これは、今後において職場の改善ということで産業医があるということで、今までに聞いたことがなくて、何だろうという形で思われて、大丈夫ですって、多分誰でもなるのかなと思ったりするんです。ですから、基本的には受ける方向に、支配人が受けられて、どのようなことを感じられたかというのは、職員にというのか、お伝えはされてる状態と思っていいんですかね。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 支配人のほうから、産業医はこういうことでしたというのはきめ細やかに一人一人ではないかもしれませんけども、産業医からの受診はこういう状況でしたというのは、市にも報告がありましたし、全員かちょっとそこら辺は分かりませんけども、報告はされてると思っております。
○委員長(吉積毅君) 大西委員。
○委員(大西ひろ美君) 基本的に多分意識を変えないと、職場の改善もできないと思いますので、その辺を市としてもこれからしっかり指導していただきたいと思いますが、どうですか。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) もちろん一緒になって職場の改善には協議して、できるだけよい職場になるように改善はしていきたいと考えております。また、支配人が代わったということもあって、いろいろと職場の中の環境改善をされております。従業員の方、課長のほうから聞いたんですけど、1人、職場の改善がよくなったというのを聞いておりますので、今後、一緒になって職場の環境改善のほうを進めていきたいと思っております。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 丹波ふるさと振興株式会社のほうから、現状の課題という部分の中で4点課題を出されているように、資料請求で見させていただきました。売場面積が手狭なので、売場の拡張をお願いしたいということやら、建物間の屋根がないために屋根つきの廊下が欲しいという点、そして駐車場が台数が少ないので駐車場の増設をお願いしたいということ。そして、トイレの既存の不足についてトイレの増設が欲しいという4点が課題として出されており、それの解決に向けて実施しているという内容の資料の回答を頂いておりますけども、その中にはレストラン事業については何も課題としては出てなかったように思うわけですけども、この選定理由の中にレストラン事業は本来この事業者が独自に整備されたというふうになっております。今後、このレストラン事業に対してなのか分かりませんけども、共同での施設整備が必要であるというような文言が出ておりますけども、レストラン事業について共同施設を造るような予定をされているのかどうか、お伺いします。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) レストランの分につきましては、今後そういう改修とかいうことが必要であれば、改修があれば補助事業等を一緒になって考えていこうと思っておりますけども、現在のところは丹波ふるさと振興株式会社のほうからの要望もございませんし、こちらのほうからの今度のリニューアルオープンに向けての改修の中にはレストランは含めてはおりません。
○委員長(吉積毅君) 山名委員。
○委員(山名隆衛君) それでいいと思うんです。共同での施設整備というのが、本来、どちらが造ったか造らなかったという部分の施設を造ってしまうと、非常に問題が起きやすいというふうに思うので、やはり市が造るものは市が造る。指定管理者が造るものは指定管理者が造るという方向で進められたほうがいいと思うんですけども。ここには共同でと書いてありますので、ちょっと引っかかったとこなんですけども。それぞれが整備を造っていくというような考え方でよろしいでしょうか。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 委員おっしゃるとおり、事業主体につきましては、丹波ふるさと振興株式会社になろうかと思います。もしも改修する等がございましたら、こちらのほうも一緒に、補助の関係がもしもそういう制度があれば対応はしていくんですけども。事業主体は丹波ふるさと振興株式会社ということになりますので、市のほうが主体ではないということで御理解いただきたいと思います。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) ちょっと私びっくりしたんですけども、西脇労働基準監督署からの指導があったということなんですけども。何かトラブルがあって、誰かが西脇労働基準監督署へ訴えてそういうふうになったのか。ちょっと経緯をお願いしたいと思うんですけど。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 経緯につきましては、先ほど言いましたように支配人が代わられて、勤怠管理もしていく中で、以前おられた道の駅但馬のまほろばとかと全く違う労働環境状況ということで、これは改善しなくてはいけないということで9月に支配人のほうから連絡がありました。今さっき言われたように従業員のほうから何かあったというわけではございません。支配人のほうから、これは直していかなければならないということで、市のほうに報告がありまして、それから行動に移されて、西脇労働基準監督署にも相談をされて、入っていただいて、そういうふうに是正勧告を頂いております。時間外についても、先ほど言いましたように3カ月間遡って支払う。また、賞与という形でも支払ってますので、支配人が積極的に動かれたということでございます。
○委員長(吉積毅君) 西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 経過は分かりました。三六協定とか結ぶ場合、労働組合がない場合は、職場で選挙をして過半数以上の代表者を選んでいくという方法が一般的に取られているんですけども、今さっきの説明では一人一人に説明をしたと、こういうふうに言われましたね。そこらどうですか。そういう方法でやってるとこが多いんですけど。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 労働組合というものがございませんので一人一人と、三六協定を結ぶということでお聞きをしております。
○委員長(吉積毅君) 西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 過半数を占める労働組合がない場合は、職場で代表を選んでやるというのが法で決められてたと思うんですけども。できたらその法に従ってやるほうがいいんじゃないかなと思うんですけども。ちょっと研究してください。それだけ言うときます。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 先ほど言いましたように西脇労働基準監督署と話し合って、社会保険労務士を入られてやられることですので、適正な手続だと、私のほうは理解しております。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
足立委員。
○委員(足立嘉正君) 三六協定の件ですが、今、西脇委員がおっしゃってたとおり多分組合がないところ、従業員が代表者、管理職でない者、週20時間未満の労働者を含むか含まないかは、その社会保険労務士に確認していただいたらいいかと思いますが、従業員一人一人ではなくて、多分、選挙で代表者を選んで、その方と代表者との三六協定でいいかと思いますが、もう一度、西脇労働基準監督署に確認いただきたいのと、この事業者の勤務体系は1年間の変形労働時間制なのか、それとも午前8時半から午後5時半という通常勤務なのか、それによって若干就業規則の関係で時間外手当、休日手当の関係が変わってくると思いますけど。その辺ちょっと勉強をもう一回、西脇労働基準監督署を通じて、社会保険労務士を通じてちょっと研究されたほうがと思います。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 変形の労働時間の方もおられますし、先ほど言われたように午前8時から午後5時の従業員の方もおられますので、それぞれ個別に対応して、社会保険労務士と西脇労働基準監督署と話をしながら進められておりますので、そこら辺また後では確認させていただきます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
議長。
○議長(藤原悟君) 1点だけ、これまでの指定管理料で258万4,000円。これ何か遺跡公園の管理料というような説明があったように思ったんですけども。どういった内容でしたかね。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 遺跡公園の草刈りというんですか、除草というんですか、そういう形のものがメインだということでお聞きをしております。
○委員長(吉積毅君) 議長。
○議長(藤原悟君) お聞きをしておりますと、はっきり分かりませんか。ほんまにそうですか。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) すみません、先ほど言いましたように遺跡公園の維持管理の分でございます。
○委員長(吉積毅君) 議長。
○議長(藤原悟君) それ、市単独で出さないといけないものなんですか。それは補助も何もなしでどうしても市が出さないといけないものですか。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 市単独で出しておった分でございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第124号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手をお願いします。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第124号「丹波市立道の駅丹波おばあちゃんの里に係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第125号「丹波市立市島有機センター条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 補足の説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
前川委員。
○委員(前川進介君) 私ちょっとこの内容について不勉強で申し訳ないんですけど、改正前と改正後で、月額という表記が取られているものが書かれているので、比べる単位がちょっと分からなくて、この価格が適正なものかどうかという判断が難しいなと思ったんですが。その辺りの内容をちょっと教えていただいてもよろしいですか。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 今までが重量を量らずに、乳牛であったら1頭当たり1カ月572円いう、量も全く分からずに頭数で管理してる。あと、和牛のほうにつきましては、2トン車、それも量らずですけども、2トンいっぱい入ってるのか2.5トン入ってるのかちょっと分かりませんけども、それで1台当たり191円ということでしたので、今回、ちゃんと計量して、どのぐらいきっちり入って、どのぐらいの堆肥が出たかという収支のほうの見直しもできるということと、あと、この495円と275円の分につきましては、近隣の堆肥センターがございますので、そこの料金をまず一旦は提示させていただいたんですけども、このコロナ禍であるというなかなか和牛のほうについても価格が下がっている、牛マルキンというマルキンも出ておるような状況ですので、一遍にというのはなかなか厳しいんではないかということで、3回話をさせていただいて、この金額に収まっております。2トン車いっぱいという換算件数で換算しますと、約1.5倍のトン当たりの料金にはなろうかと思うんです。今までの納めてもらってる1.5倍ほどかかるんではないかというのは推測で計算ができるんですけども。そういう近隣の堆肥センターとそういう価格を提示させてもらったんですが、あまりにも開きがあるもんでしたので、もちろん、牛を飼ってる家畜の方々についても話合いは3回やった中で、今後もちゃんと入ってきた量、有機と堆肥として来る量というのが分かりますので、それを見た中で、収支を見た中で、また段階的に上げていくとか下げていくということは必要やというのを、その説明をさせていただいておりますので、ここ一、二年見させていただいて、またその収支を見て、もう少し改定をしていかなければならないとは考えております。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 資料請求で搬入されている農家数、和牛が7軒、それから乳牛が3軒、合計していいんかどうか分かりませんけど、合計するとどっちもやられとるとこもあるんで8軒ということになってますね。実は、前の担当部長にも言ったことあるんですけども、市島有機センターでも搬入をしたい、いわゆる農家がおられるということ。もう入れないのかどうか、新規いうことと、もう一つは、柏原地域で市島有機センターまで搬入されている、臨時的らしいですけどもおられると。そこらちょっと不公平やないかという意見があるんですけども。2点お願いします。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) まず1点目の受入れの量なんですけども、今現在、施設の稼働の設計の量からいえば1.8倍ほど入っているので、今以上に受入れというのは大変難しいと思っております。
柏原地域から入れられてるというのは、条件付で入れられとるというのを聞いておりますので、補足の説明のほうは課長のほうよりさせていただきます。
○委員長(吉積毅君) 農業振興課長。
○農業振興課長(高槻淳一君) 先ほど委員がおっしゃいました新規の受入れと柏原地域の方の受入れについてですけども、二重にはなってきますが、新規の受入れにつきましては、今現在でも容量がオーバーしてるというようなところでございますので、今後、ストックヤードを建設しますし、新しいスクリュー式の攪拌の装置も入れます。それによって堆肥の生産のほうが順調にいきまして、はけが順調にいきましたら、余力がございましたら検討の余地はあるかなと思っておりますが、今現在としましては、非常に厳しいかなと思っております。
また、柏原地域の方につきましては、平成30年4月ぐらいに受入れの方向ということになっておるんですけども、その方も個人で非常に努力はされておるという中で、現地に何回も行かせていただいて、努力はされておる中ですけど、限定的にということで受入れをしてるというところでございます。
市島地域の方みたいに毎日毎日ということではなくて、週1回とかいう形で、制限付で入れさせていただいてますので、これが今後ずっと続いていくというものではございませんので、御理解をいただきたいと思っております。
○委員長(吉積毅君) 西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 現状では手いっぱいなんで、新規に搬入されることはできないと。ストックヤードを広げたりして余裕ができればということですね。前にちょっと私、外れるんやったら委員長に止めてもらったらいいんですけども、サテライトのそういうところも造ったらどうかということも言うたことあるんですけども。それの検討状況、それから、今、柏原地域から入られてる人に対しては、やっぱりほかの人から見たら不満があるんですね。ちょっと不満を言いに私の家に来られたんですけども。そこら不満が出ないような方向で考えてほしいと思います。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) サテライトの件につきましては、現在のところ考えてはおりません。
それと、先ほど言いましたように柏原地域の方につきましては、できるだけということで条件付で入れておりますので、今後ずっとというわけではございませんので、先ほど言いましたように今後、施設を改修して、少しでも余力ができるようであれば、また考えさせていただきますけども、現在のところなかなか受入れは困難な状況でございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 大変ちょっと聞きづらいんですけども、乳牛のふんと和牛のふんて単価が違うんですけども、これって違う理由があるんでしょうか。教えていただきたい点が1点。
それから、堆肥の売上げが年々あまり伸びてない、逆に今下がってるというような状況下の中で、トータル的な収支が、大きな金額の負担が出てるという、この解消に向けての何か対策というもの、今回の1.5倍の手数料の増というもので賄える金額ではないと思うんですけども。その他考えられているかどうか、あれば教えていただきたいです。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 乳牛と和牛、和牛より乳牛のほうが水分含水が高いんです。そのために、もみ殻ですけど、それの量が多く使うということで200円の差をつけております。
それと、売上げ、堆肥が減ってるということで、今年からマニアスプレッダを市で購入して、2班体制でやっております。それと、運ぶ台車というのをリースで今回初めて借りて、それで散布のほうに回っております。今まで
市島地域と春日地域の一部しかまけませんでしたけども、
市島地域と春日地域と氷上地域のほうにも入っておりますので、今年度につきましては、散布のほう、たくさん散布ができているというような状況ですので、また、その状況につきましては、決算のほうでは上げさせていただきますけども、散布状況につきましては、面積を広く、たくさん散布を今できているというような状況でございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第125号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第125号「丹波市立市島有機センター条例の一部を改正する条例の制定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第126号「丹波市立丹波悠遊の森条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
議案第128号の「丹波市立丹波悠遊の森に係る指定管理者の指定について」も関連している議案ですので、議案第126号、議案第128号を一緒にしたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第126号と議案第128号を関連で質疑も少しかぶってしまう部分があるかと思いますんでよろしくお願いをしたいと思います。
当局の補足説明はございませんでしょうか。
産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) それでは、補足説明ですが、先般18日の本会議におきまして、この丹波悠遊の森指定管理者の公募について御指摘いただいた部分がございます。改めましてその公募の内容を御報告させていただきたいと思います。
この丹波悠遊の森の指定管理についてでございますが、この公募につきましても他の指定管理の応募同様、丹波市ホームページに掲載をし、募集公募をしております。民間事業者のノウハウを取り入れた効率的な管理運営を求めるものであり、そのために事業者のノウハウを生かせる提案型の公募方式としてございます。
募集内容につきましては、ホームページに添付をしております募集要項などによりまして示してございまして、集客アップにつながる施設利用促進も含めた管理運営の取組ですとか、あと収益性について提案を求めております。
○委員長(吉積毅君) 部長、すみません。止めていただいて結構ですか。
委員の皆さん、今日、追加資料で少し今の説明についての資料がお手元に行ってるはずなんで、ちょっと御確認をしていただいて、それを見ながら、申し訳なかったです。ありますでしょうか。丹波市立丹波悠遊の森の指定管理者の募集、選定についてという資料が、本日。部長、すみません。お願いいたします。
産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) それでは、改めまして御説明、御報告させていただきます。
丹波悠遊の森の指定管理につきましても、他の指定管理の公募同様、丹波市ホームページに掲載し、公募をしております。民間事業者のノウハウを取り入れました効率的な管理運営を求めるというところで、そのために事業者のノウハウを生かせる提案型の公募方式としてございます。
募集内容につきましては、ホームページに添付をしております募集要項等に示しておりまして、集客アップにつながる施設利用促進も含めた管理運営の取組ですとか収益性について提案を求めております。
なお、この指定管理料につきましては、現行の現在運用しております施設の使用料金をベースに、過去の利用実績等を踏まえ算出したものを募集要項で示しております。その上で留意事項といたしまして、「応募者は、応募書類を作成するにあたり、丹波市立丹波悠遊の森条例に記載されている利用料金を超えて提案することができる。」ということを表記しておりました。
このような要件の中で公募をしましたところ、結果、1者の応募がありまして、集客につながる施設の利用促進や地域との連携、そして収支などの提案内容についてプレゼンテーションを受け、指定管理者選定評価委員会により審査をし、候補者の選定に至ったというところでございます。先の本会議の質疑におきまして、プロポーザルではないのではないかというような御趣旨の御指摘がございましたが、このように条件を提示をし、公募し、提案を受け、選定をしてきたというような状況でございます。
○委員長(吉積毅君) それでは、質疑を行います。
質疑はございませんか。
足立委員。
○委員(足立嘉正君) 質疑ではないんですけどちょっと確認で、前回18日の本会議において、西本議員のほうからプロポーザルではないかというようなことがありまして、今日ちょっと補足資料を頂いとるんですけども、いわゆるこの指定管理については一般募集期間、令和2年7月3日から令和2年7月31日までで公募があったと。応募につきましては1団体の申込みがあった。申込団体の審査を令和2年8月17日に実施し、指定管理者選定評価委員会において30分のプレゼンテーション等を行って、指定管理者を確定したということと、留意事項としまして、丹波悠遊の森条例に記載されている利用金額を超える提案をすることができるということで、この丹波悠遊の森の指定管理者に利用料金を超えた提案があったと。ただし、その合理性が認められる範囲、そんなにむちゃくちゃ超えてないというところで合理性が認められた場合は条例の改正を行うということで、この条例改正を行うということで確認させていただいてよかったですか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 足立委員御指摘といいますか、おっしゃっていただいたようなことでございますが、ただ、提案者のほうからは料金改定のパターンと、それから、現料金で示している指定管理料の収支計算、二通り提案をいただいておるというところでございます。料金改定につきましては、そういった提案がある中、市としましても丹波悠遊の森は平成18年ですから、約15年間の値上げをしていない、料金改定をしていないというような状況もございます。その辺のタイミングが合致して、市の思惑も合致したというところで、市として料金改定の上限額を設定をし、提案をさせていただいとるという状況でございます。
○委員長(吉積毅君) 足立委員。
○委員(足立嘉正君) 大体おおむね理解できまして、プロポーザルではないということは理解できました。指定管理者の申込みが1者しかなかった中での提案ということで、当然、指定管理いただく事業者もある程度収入を上げていただいて、指定管理料を減額するとか、地方税等の納付で返していただくとか、こんなことなので、前回の18日の本会議、ちょっと勘違いしてプロポーザルというようなとこが出とったんで、ちょっとその確認だけしたかったと思います。
○委員長(吉積毅君) 足立委員、答弁はよろしいか。
足立委員。
○委員(足立嘉正君) 再度ですけど、私の今の認識で理解してよかったですか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 今回といいますか、プロポーザルでの募集というようなところで選定をさせていただいたというところでございます。
○委員長(吉積毅君) 足立委員。
○委員(足立嘉正君) 提案公募といいますか、一般公募と理解してますけど、応募期間が7月3日から7月31日、それによって申込者が1者だと、その理解でいいかと思いますけど、どうですか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) その期間の中で御提案をいただくと、プロポーザル方式で御提案をいただくというところで、結果、1者と、委員おっしゃいますように1者の応募があったという状況でございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 今言われたプロポーザルと公募の違いというところがはっきりしないところがあるんですけども。私の認識してる公募が行われるのであれば、本来、議案第126号の料金改定というのは、当然、前もって改定が行われて、その後、これが可決された後に公募があって、指定管理者等の設定があるという段取りがあると思うんです。今回、何か逆戻りしている、または同時にやってるというような仕組みが見えます。これは、指定管理者、これだけじゃなくて今後指定管理者を指定する上においてやっぱりルールがあると思うんですよ。改定した上で皆さんに平等に改定料金の中で公募に参加するという部分があって当然だと思うんですけども、それからちょっと逸脱しているのではないかなというふうに思うんですけども、その辺いかがでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 募集方法につきましては、今、委員おっしゃいましたように指定管理者の場合、料金等のルールを定めて、それを固めてから改めて募集というようなことにも、そういう通常のルールは踏まえておるところでございます。丁寧な手順やというところで思いますが、今回、先ほど来、御説明、御報告させていただきましたように、その公募の募集要項の中にそういった条例の、現在の料金体系にこだわらないといいますか、枠を超えてそういったところの提案もいただきたいというようなことで募集をかけております。なので、現在、結果的に1者となりましたけれども、それ以外のところにそういう情報が行っていないというようなことではなく、もし2者、3者ありましたら、そこも提案次第によってはそういった新たな料金体系での提案があったかもしれない。その中で選定をしていくというようなことになりますので、先ほど来申し上げました本来の料金を決めて、事業者を改めてというような手順ではなかったかもしれませんが、今回につきましてはそういった方法を採用させていただいたというところでございます。
○委員長(吉積毅君) 山名委員。
○委員(山名隆衛君) 1者というところに問題があって、本来なら今の条例の金額より違った金額でいいですよというのが条件に入ってるということで何か逃げてるようなところがあるんですけども。それも含めて提示するべきではなかったのかなというところの反省点はないですか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 市として料金の改定で、この上限額でというような提案をするという方法、なかなか行政だけの中で市場調査をして料金を設定する、上限を設定するというのは、やはり市場価格というものがありますので、どこまで適切な上限設定ができるかというような問題もあります。やはりそこら辺は市場価格に敏感な業者の提案も反映させながらというような思いがございましたので、今回、このようなスタイルとなってございます。
○委員長(吉積毅君) 山名委員。
○委員(山名隆衛君) 最初に公募とプロポーザルとの、最初は公募でということばかりを前提に話されてたと思うんですけども。今はプロポーザルというふうになってるというような形に変わっているので、その違いを明確に示していただけませんか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) すみません、ちょっと私の説明がややこしいかもしれませんが、プロポーザルを公募したと。プロポーザル方式で公募したというような、公募というのは、広く募集を呼びかけるというようなスタイルなんですけれども、この呼びかける内容として提案型で応募してきてくださいというようなことで、公募型プロポーザルというふうによく使われるんですが。そういう意味でございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
前川委員。
○委員(前川進介君) プロポーザルの話があったんですけど、利用料金と指定管理料というのは収支においてリンクしてきますよね。この利用料金がいじれてしまうプロポーザルっていうのがなじまないと思うんです。本来、出すべきステップ、プロセスとしては、先ほど山名委員がおっしゃったとおりに、まずは条例改正して料金を確定した後の公募をかけるということが流れだと思うんですね。今回のこの丹波悠遊の森の話に関しては、私自身がちょっと経緯をよく理解できていなかったので、昨日、株式会社丹波悠遊の森協会に行って話を聞いてきたんです。その話を冷静に幾つか、結構多いんですけど質問させていただきたいと思ってます。
スケジュールがまずタイト過ぎると。本来であれば、これは6月議会で条例改正、遅くとも。遅くとも6月に条例改正して、8月に公募をかける。9月に指定管理者の指定についての議案を出す。今回の議案第128号ですね。何でこのスケジュールじゃないと駄目なのかというと、丹波悠遊の森って予約を半年前から取ってるんですよ。令和3年4月1日からの予約っていうのは、10月から取れるのかな、本来であれば。ところが、料金は決まっていない、それから、この先、そもそも丹波悠遊の森が指定管理が入られるかどうか分かっていないという状況で、今現在、予約が取れてないんですね。4月以降。この12月のタイミングだと、もう5月の予約が全部埋まってるぐらいらしいんですよ。特にゴールデンウイークとかハイシーズンですから。そこが全く今手つけれていない状態で、もしかしたらそこでお客さんが逃げて、機会損失が生まれている可能性があります。また、お客さんから予約が取れないもんだから、もうこの施設はやめてしまうんかという問合せも来ているようです。このタイミングでまだ4月以降の継続が決まっていないわけですから、雇用の問題も発生していて、今、コロナ禍で離職がどうのこうのとか言われている中で、従業員にその方向性すら指し示すことができていないと。当然、従業員が不安がるでしょうし、経営者も悩みますよね。そういう状況が起きてるんです。だから、この議案の出し方であったりとか、スケジュールであったりが、もうちょっと考えられないというか、市民目線では少なくともないですし、行政の都合でここまでやってしまってるんだろうなという感覚を受けます。
もっと話を遡ると、5年前に指定管理が始まったわけですよね、今回の契約で。その頃から、5年後には指定管理料は要らないと、その料金さえ条例改正で上げてもらえたら指定管理料をもらわないぐらいまで自立して運用していけるという話をされておられましたよね。早く条例改正をしてくれという話を、もう5年前からあったわけです。その間、消費税が上がりました。利用料金というのは税込みですから、消費税が上がるということは実質値下げなんですよ。その値下げ分に関しては、市のほうが補填するという話をされたようなんですが。これは聞いた話なので、事実かどうかはまだ確認できてないですが。市がその分を補填してきたのかというのは、一つ聞きたいところではあります。
今回、契約を更新するに当たって、株式会社丹波悠遊の森協会としては、条例改正して利用料金を上げてくれたら指定管理料は無料でいいという話をされていたようです。もし、条例改正してもらえないのであれば、相応の指定管理料が必要になると。今回は、条例改正をして、指定管理料も払うということなので、ちょっとツーマッチというか、無駄に税金を払うことになるんじゃないかという懸念がここであります。
今からこの議案をどう変えればいいのか、変えなくていいのか分かんないですけど、私には。例えば、これ他市の事例ですけど、指定管理料は入れるんだけれども、売上げが出て利益が出て、法人ですからある程度の内部留保は必要だとしても、ある一定のラインを超えたら何割かは市に返還するというような内容であれば、いきなり指定管理料をゼロにする必要もないのかもしれないですけど。そういった契約内容にもなっていないわけですよね。なので、何か余分な税金を払ってるような気がしました。
それと、結構不自由そうで、法人の運用として。株式会社なんでやっぱり利益を出すと、ある程度株主に配当を出すというのは株式会社としては当たり前のことなんですが、指定管理料が入っていると、それもさせてもらえないという話がありました。なので、先ほど申し上げたように一部を返還する条件にしておけば、それで公益性を果たしたとみなすこともできるでしょうから、株式会社として配当を出すことも可能になってくるのではないかなというふうに考えています。
それと、そもそもの話なんですが、これ公募にする必要があったのかどうか。この会社の成り立ちとして、もともと旧柏原町の町営でやっておられて、合併して丹波市がそこを引き継ぎ、市の管理の下進めていって、結構大きな赤字を出すような不採算の事業になったと。そこで、この地元の大新屋の人たちに管理をお願いしたいという形で始まったのが、この株式会社丹波悠遊の森協会。株主たちは、その多くが大新屋の方々で、地元に根づいた活動をされています。この5年間、企業努力でここまでV字回復してきたこの会社に対して、公募というのが適切だったのかどうか。今回、ほかの議案でもいっぱい上がってきてますけど、特例による選定というのがこれだけ多い中で、株式会社丹波悠遊の森協会だけ公募にしたというのは、何かちょっと腑に落ちないところがあるので、そういったことも踏まえてお答えいただきたいと思います。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) たくさん御質問いただきましたので、ちょっと漏れ落ちがあるかもしれませんが、そのときはまた御指摘をいただきたいと思います。
まず、指定管理のタイミングでございます。御指摘のように丹波悠遊の森キャンプ場の運営を考えれば、もっと早く前倒しというような取組が必要やったかなというところはございます。今回、これも5年前、指定管理のスケジュールとして統一的にこのようなスケジュールで提案させていただいてきた経過がございます。今後はもう少し業態、業種によってタイミングを計って調整していかなければならないというようなところを今感じておるところでございます。
それから、消費税の補填につきましては、恐らくその当時どういうやり取りがあったかというのは、私、申し訳ございません、ちょっと経緯を承知しておりませんが、その補填まではしていないのではないかというふうに考えております。
それから、指定管理料でございます。確かに委員がおっしゃいますように、提案の中でもありますように、事業主体、非常にやる気を持って臨んでいただいております。かなり経営改善もされ、収支状況も改善をし、黒字の見込みというような中で、何とか指定管理料ゼロで頑張っていきたいというような思いもお聞きしておりますので、募集したときは現行の料金をベースに指定管理料を設定をしておりますが、市としましても、また、この指定管理料は限度額ですので、令和3年度中、または令和4年度の収支状況を見まして、少しでも指定管理料を減らして、行く行くはゼロになれば市としてもありがたいというところですので、そこは年度協定を結ぶ中で協議をさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。
それから、特例ではないというところなんですけれども、原則、指定管理者の募集につきましては公募というところでございます。中には特例というようなスタイルもございます。今回も公募、それから特例がそれぞれあるわけでございますが、このキャンプ場の場合は、前回は特例でありましたけれども、今回から公募というようなところでさせていただいております。たくさんのアウトドアブームというようなこともあります。こういったキャンプ場経営の事業に取り組まれる事業者もたくさんございますことから、収益性もある程度望めるんではないかというところで、こちら側としましてはいろんな提案を受けて、その中で選定をさせていただきたいというような中での公募ということでさせていただいております。
消費税は補填をしておるというところでございます。失礼いたしました。
○委員長(吉積毅君) 前川委員。
○委員(前川進介君) 公募に関してなんですけど、特例から外れた理由というか、ほかの指定管理者の議案に関してはほぼほぼ特例が適用されていて、今回の丹波悠遊の森に特例が適用されずに外れた理由、もう少し明確にお願いしたいです。
それと、そもそも行政と民間のうまくコラボレーションができていない状態かなとこれ思うんですけど、せっかく市民たちが自立しようとしてるわけじゃないですか。条例改正すればよかっただけの話だと思うんです、これは。要は料金変えれたら自立的に運用はできるわけですから。5年前から言われてるんですよね。それが何でこのタイミングまで伸びてしまっているのか。その行政サイドがマネジメントを適切に行っていれば、市民たちが自立できたのに、まだ自立し切れていない状態になってるんです。私これ個人的に考えてることなんですけど、やっぱり自立的な市民であったり団体であったりの集合体である地域が強い地域になれると思ってるんですね。だから、行政としてはその自立を支援してほしいぐらいなんですよ。ところが、現状、その自立を阻害してしまっているので、これは仕事の在り方というか、市民との向き合い方のところの根本的なところを改善していく必要があるように感じました。それについてもちょっと意見をいただきたいです。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 特例から公募になった件につきましては、担当課長のほうから御説明をさせていただきます。
2点目ですが、委員おっしゃいますように市としましても自立をもって地域の活性化に取り組んでいただきたい、また、丹波悠遊の森については、そのような形で取組をし、成果も上げておられるというふうに認識をしております。先ほども言いましたように、指定管理料につきましては、本来、株式会社丹波悠遊の森協会もなくても頑張るというようなことは、こちらもお伺いをしておりますので、行く行くといいますか、ゼロ円に向けて協議を進めたいというふうに考えております。ただ、本当にその収支計算で想定のお客さんといいますか、収支が見込めるのかというやはり不安もこちらとしてございます。商売が立ちいかなくなるというのが一番避けていかなければならないというようなところでございますので、そこは新しい仮に料金体系、御可決いただきましたら、その料金体系の中での収支を一旦は見させていただきたいなという思いでございます。
○委員長(吉積毅君) 観光課長。
○観光課長(中原有美君) 特例ではなく公募で選定したことについて説明をさせていただきます。
指定管理者の指定につきましては、公募により行うというほうが原則となっております。特例のほうが例外的なことでして、これまでは株式会社丹波悠遊の森協会が丹波悠遊の森という施設を経営するためにつくられた団体、会社であるということで特例を適用してまいりましたけれども、現在、この株式会社丹波悠遊の森協会は、福知山市のほうの大呂自然休養村センターキャンプ場施設というふうなところでも指定管理を受けられまして、ほかのそういう施設の経営にも乗り出しておられます。そうした状況を考えまして、今回はまたアウトドアブームによりまして、アウトドア施設に関しては公募ができるのではないかと。大杉ダムキャンプ場につきましても、今回は公募としております。今まで特例でしたけれども。そのような理由で今回は公募とさせていただきました。実際に応募をいただいたのは株式会社丹波悠遊の森協会だけでしたけれども、お問合せにつきましては、やはりホームページにも公開しておりますので、他府県の業者からもお問合せなどは頂いておりまして、応募には至りませんでしたけれども、そういったところからの応募の可能性はあったということでございます。
○委員長(吉積毅君) 前川委員。
○委員(前川進介君) その福知山市の大呂って役所が紹介したんですよね。福知山市から相談を受けて、役所が株式会社丹波悠遊の森協会を紹介したんですよね。その流れで大呂もやることになったと。公募から外すということは、仕方ないのかもしれないですけど、何か半分ギャグみたいな話だなと思いました。大呂も確かにやってるかもしれませんが、会社の成り立ちが、そもそも丹波悠遊の森を管理するためにつくられた会社なんですよね。しかも地元の人たちの出資によって。そこを加味されても外されるんですかね。役所から紹介された大呂を、あそこも大変だったということなんで、株式会社丹波悠遊の森協会、ここがしっかりとV字回復をさせたと、その実績があると。大呂も担当することになった。それを外すというのがちょっと理解できないです。
それと、こんな内容なので、反対したいところなんですよね、この議案に関して。ところが、今反対したら現場がもう大変なことになりますよね。反対できないじゃないですか。だってもう4月以降の予約すら今取れてないんですよ。何でこのタイミングでこの議案が出てくるのか、本当理解ができないんです。5年前から言われていて、条例改正の話は。ここまで引っ張って、何なら4月以降の予約が取れない状況まで陥ってしまってるわけですよ。そのスケジュール管理に関してもちょっと一言頂きたいです。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 大呂の指定管理を受けられたいきさつについては、いろんないきさつが、今お聞きしたような内容、私、初めてお聞きしたところではございますが。先ほど来申し上げましたように、基本的には公募、原則公募というようなことがございます。おっしゃるようにいろいろな事情があって、その中で特例というようなことになってございます。そういったことを考えれば、株式会社丹波悠遊の森の協会の成り立ちがそもそもそこを維持管理、運営していくもので設立されたというようなことごもっともかと思いますが。あくまでも民間で、市としましては収益といいますか、効率的な維持管理、運営というところを考えますと、少しでもエントリーしていただく、たくさんのアイデアの中から選定させていただくというのが指定管理施設の基本というようなところで、今回、公募というようなことを選ばせていただいたというところでございます。
それから、その料金改定、時期でございます。指定管理の時期につきましては、先ほども申し上げましたが、これまでこのようなスケジュール、5年前もこのようなスケジュールやなかったかと思いますが、12月の指定管理提案というようなところで取り組んできております。今後、先ほども申し上げましたように業種によってその辺はその業種に沿ったタイミングで提案をしていく。また、指定管理の事業者、今回でいうと株式会社丹波悠遊の森協会とも情報共有を図りながら取り組んでいくべきというところで、今後は取り組んでいきたいというふうに思います。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
須原委員。
○委員(須原弥生君) 私も料金改定をもって公募すべきではなかったかなというふうに違和感をやっぱり感じているんですけれども。1点だけ、今の条例で仮契約してると思うんですけれども。条例改正が通ったら、本契約で改正の見直しができるのかどうかをお尋ねをいたします。
○委員長(吉積毅君) 観光課長。
○観光課長(中原有美君) 今基本協定書、仮協定ということで結ばせていただいてまして、本協定のほうも基本的にはこのままの文言で本協定となる予定です。指定管理料につきましては、現在の金額で上限というふうになっておりますけれども、そこはまた基本協定とは別に年度協定というのをそれぞれの年度で結んでいきますので、その中でまた協議をさせていただくことになります。
○委員長(吉積毅君) 須原委員。
○委員(須原弥生君) 改定の見直しはできないということ。そのままでいくということですかね。できないということですか。
○委員長(吉積毅君) 観光課長。
○観光課長(中原有美君) 見直しにつきましては、また協議によって協定の内容は変えていくことはできるんですけれども、今の段階ではこの内容で協定を結ばせていただくということです。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) これ自体が、今も議論になってたように、この4月から動くように、またすごく前向きに取り組んでいただいてるので、そこは評価しているんですけれど。先ほど来の市のほうで価格が決められなかったのでプロポーザルでというようなところなんですけれども。ちょっと気になってるのは、先ほども指定管理に出すかどうかの、4月、5月に開かれた報告書を見ていると、料金について委員のほうから、料金のところにだけ三角、つまり改善の余地があるというような評価になってますよね。恐らくこの段階で料金についてはもう少し見直したほうがいいんじゃないかという議論があったんではないかというふうに、この委員会の流れから見ると思うんですけれども。その辺り、実際どういうふうな議論があったのかということ。
それと、今回、指定管理料の上限を564万5,000円にされてます。これまで750万円だったんですよね。それが564万5,000円に下がってるというのは、料金の改定を前提として上限を決められたんじゃないかというような気もするんですけれども。そこら辺の流れ、ちょっと分かりやすく説明いただけますか。
○委員長(吉積毅君) 観光課長。
○観光課長(中原有美君) まず、順番がいろいろになってしまいますけれども、指定管理料が750万円から564万5,000円になったというところの根拠なんですけれども、こちらのほうは、過去5年間の収支の実績を基にしまして、それで昨年度は黒字となっていますけれども、それまではずっと赤字となっておりましたので、そういうふうなところを考慮した上で、こちらのほうで必要な経費、あと見込める収入というふうなものを積算しましたところ出てきた金額がこの564万5,000円ということになったところです。
それから、指定管理者選定評価委員会につきましてですけれども、その中では、価格につきましては、今は丹波悠遊の森については、年間ずっと同一料金になっておりまして、条例上の上限金額にも達しているというところで、それを株式会社丹波悠遊の森協会のほうからは、お盆やゴールデンウイークだとか、週末だとか、平日だとか、そういう段階的な料金体系を導入すれば、ピークの時期にはもうちょっと高い料金が取れるというふうな御提案をいただきまして、それにつきましては大変合理的な提案であるというふうに指定管理者選定評価委員会のほうでも評価させていただいていたと思います。ただ、指定管理者のほうが提案してきたから、その金額がそのまま市としてその提案の丸のみといいますか、そのままでよいのかというふうな検討は多少必要というふうなところの御意見があったかと記憶しております。
○委員長(吉積毅君) 小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) ちょっと後段で答えていただいたほうが元となる資料が別の話をしておりまして、こちらが話をしているのが、これは4月だったんですかね、この指定管理者制度の導入判定基準のチェックシートに基づいて判定されてますよね。それに基づいてもう一度また指定管理者を導入しようということになったんだと思いますけれども、そのときの判定基準の中の、税負担ではなく使用料、利用料金により運営を行うことができるという項目の判定が、改善の余地があるという判定になってるんです。恐らくこの時点で、利用料金で運営ができるんじゃないかというような指摘があった故に改定の余地があるというふうになってるんじゃないかというふうに推測したんですけれども。すなわち4月ないし5月の時点では利用料金の改定を、今おっしゃったようなダイナミックプライシングというんですか、季節変動制も導入できるようにするみたいな話は既にあったんではないかと。なので、その段階から条例の改正も検討できたんではないかなというふうに思うわけですけれども、ちょっとそこの経緯を伺っております。
○委員長(吉積毅君) 観光課長。
○観光課長(中原有美君) 大変聞き違いをしておりまして失礼いたしました。
確かに4月に指定管理者選定評価委員会を開催しまして、そのときに既にそういう時期別の料金体系の導入というふうな話も聞いているところでしたので、確かにおっしゃるようにその時期から条例改正に向けて、もう少し早いスタートが取れたのではないかということでしたら、そのようなことであったかもしれないと今になると反省しているところです。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
議長。
○議長(藤原悟君) 先ほどからの公募による指定管理者の指定となってるんですけども、丹波市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例でお聞きするんですけども、この中で公募する相手から提案を受けるというような文言が一切出てこないんですけども、条例どおりされてますか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 公募の場合、指定管理施設の公募をする場合は、先ほどお示ししておりますような募集要項を作成をし、提案を受けて選定をするというようなところで、丹波悠遊の森に限らずというような取扱いをしておるところでございます。
○委員長(吉積毅君) 議長。
○議長(藤原悟君) 先ほどから出てますプロポーザルは分かるんですけども、条例のどこにそういったことを、そういった提案を受け入れる、募集をかけると書いてありますかね。
○委員長(吉積毅君) 財務部長。
○財務部長(北野壽彦君) 指定管理者の選定につきましては、これまで条例と、それから基本方針というものに基づいて選定をしておったわけですけれども、昨年の4月に指定管理者制度運用ガイドラインというのを作成しまして、議会でもこちら、委員会なんかでも説明をさせていただきまして、そのガイドラインに基づいて運用を図っていきますということでお示ししております。それに基づきまして、そのガイドライン策定後は、それに基づいて公募なり特例なりで事業者の提案を求めて、選定をしていくと。その指定管理者選定評価委員会の在り方等についても、そのガイドラインに記載して運用を図っているというところでございます。
○委員長(吉積毅君) 議長。
○議長(藤原悟君) 当然、運用ですから、条例に基づいたガイドラインですよね。それどこにありますか、お聞きしています。
○委員長(吉積毅君) 暫時休憩します。
休憩 午後2時26分
───────────
再開 午後2時27分
○委員長(吉積毅君) 再開をいたします。
少し休憩したいと思いますので、暫時休憩をします。
休憩 午後2時27分
───────────
再開 午後2時44分
○委員長(吉積毅君) 再開をいたします。
答弁を求めますがよろしいでしょうか。
財務部長。
○財務部長(北野壽彦君) 先ほどの指定管理の募集についてでございますが、条例の第2条で「指定管理者の募集等」という用語がございます。ここで、市長は「次に掲げる事項を明らかにして指定管理者を募集するものとする。」というふうに規定がございます。これに基づきまして募集をしてるということであります。募集とここに記載はありますが、当然、原則として公募で募集をするということになっておりますが、先ほど来話が出ておりますように特例で選定することができる場合もあると。それは地域住民に限定されるとかいったような団体の場合は特例の場合があるということですので、先ほど御質問がありましたように、募集に関しては条例の第2条で募集するものとするという規定がございますので、それに基づいてやっているというところでございます。
あと、手続に関することに関しましては、施行規則であったり、また、この指定管理者を選定する場合の指定管理者選定評価委員会の設置要綱なんかも整えておりますけれども、運用上きっちりした明確なものがございませんでしたので、先ほど申し上げたガイドラインを策定しまして、もちろん職員であっても、また、応募していただく事業者にとっても分かりやすいものとしてガイドラインを策定して運用しているというところでございます。
○委員長(吉積毅君) 議長。
○議長(藤原悟君) 今言われた第2条で分かるんですけども。今、部長が言われましたように、「次に掲げる事項を明らかにして」ということですので、こういった基準とか料金とか使用料とか、そういうのを明らかにして募集という意味だと、私は思うんです。提案ということは入ってきてないので、提案の募集となれば条例変えるなり何かしないと、私は本当はいけないんじゃないかと思ってます。意見として申し上げます。終わります。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
小川委員。
○委員(小川庄策君) 先ほど来からずっとお聞きしてまして、公募というところでもいろいろあったんですけれども、施設の設置目的だとかっていうところもそうですけども、やっぱり住民グループっていうところもありますので、そこら辺もしっかりと考えて行っていただきたいと思いますので、意見としてお願いいたします。
○委員長(吉積毅君) 意見でよろしいか。
ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 次でいったら採決なんでしょうけども、いろいろと委員の皆さんから意見も出てますので、審査意見書なり、あるいは附帯決議なり、皆さんと相談はするべきじゃないかなというふうに思っております。採決を延ばしていただいて、そういった相談の上採択いただけたらと思うんですけど。いかがでしょうか。
○委員長(吉積毅君) ただいま、小橋委員より意見がありました。委員の皆さん、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 先に延ばすということでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) それでは、議案第126号、議案第128号に関しての採決は先送りということでさせていただきます。
続きまして、議案第127号「丹波市立薬草薬樹公園条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 補足説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
須原委員。
○委員(須原弥生君) グラウンドゴルフ場をオープンして、利用料金を取っていくんですけれども。この料金というのはどこに入っていくのかお尋ねをいたします。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 料金につきましては、指定管理者のほうの収入となります。
○委員長(吉積毅君) 須原委員。
○委員(須原弥生君) 分かりました。大きな修理等は市のほうでしていくのかなと思うんですけども、指定管理者のほうにそういう料金が入っていくとなれば、芝の整備とか部分的な補修っていうのは、指定管理者のほうでお世話になるということでよろしかったでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 日常といいますか、基本的に維持管理に入りますので、指定管理者のほうで対応していただくことになります。
○委員長(吉積毅君) 須原委員。
○委員(須原弥生君) 例えば、大きな芝の張り替えというか、大きな整備、改修なんかも指定管理者のほうでお世話になれるということでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 基本的に躯体ではないんですが、そういった大規模なところにつきましては市のほうの役割というふうになろうかと思いますが、内容によって協議が必要な場合があるかもしれないというところでございます。基本的には市が対応するという、そういう張り替えですとか大きなところでは市が対応ということになると思います。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りします。
議案第127号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第127号「丹波市立薬草薬樹公園条例の一部を改正する条例の制定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第129号「丹波市立ウッディプラザ山の駅に係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 補足説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
追加で、本日、資料が出ておりますので、お目通しください。
質疑ございませんか。
小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 本会議のときの質疑の答弁では、多分これは次回以降ですかね、全部ゼロになってるのがもう少し分かりやすいように説明するようにするということだったとは思うんですけれども。今出てる分については補足の説明はできませんでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 暫時休憩します。
休憩 午後2時52分
───────────
再開 午後2時53分
○委員長(吉積毅君) 再開いたします。
観光課長。
○観光課長(中原有美君) それでは、収支の内訳について補足の説明をさせていただきます。
収支ゼロとなっているのが平成29年度からです。
平成29年度につきましては、事業収入が363万6,000円、雑収入が15円、繰越金が61万3,492円で、合計474万9,507円となっております。支出のほうが、人件費が156万円、施設の管理運営費が73万4,243円、維持管理経費としまして、修繕費ですとか、光熱水費などですけれども195万5,264円。翌年にも50万円を繰り越しまして、474万9,507円となっております。
平成30年度につきましては、事業の収入としまして348万6,000円、雑収入としまして3,000円、繰越金のほうが73万4,243円。支出のほうが、施設運営費としまして147万円、施設の管理運営費が68万6,219円、維持管理経費が136万2,264円となりまして、施設改修積立てとして70万1,763円、合計422万246円です。
それから、令和元年度につきまして、事業収入が303万6,000円、雑収入が20万1,335円、繰越金が68万6,219円です。支出のほうが、人件費として156万円、施設の管理運営費が32万5,981円、維持管理経費としまして153万7,573円、施設の改修積立てとしまして50万円を充てまして、合計が392万3,554円となっています。
説明は以上です。
○委員長(吉積毅君) 小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 大ざっぱは分かったんで、もしよかったら後刻でもいいので今の表を頂けるとありがたいんですけれども。よかったら委員長、またそれをお願いしていただけたらと思います。
ちょっと今聞いた中で理解できなかったのが、前年度の繰越金額と翌年度の繰越しで収支に上げられた金額が合っていないということ。それから、改修積立てということはこれは特別のほうの会計に上げられてるような気がするんですけど、この場合、繰越しがなかったように思いますけど、翌年度の収入に繰越しがあると言われた辺りがちょっと全然理解ができないんですけど。そこら辺はどういう構造になってるんでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 暫時休憩します。
休憩 午後2時57分
───────────
再開 午後2時59分
○委員長(吉積毅君) 再開をいたします。
ちょっと資料が今、出ないようなので、後に回させていただいてよろしいか。
それ以外の質疑ございませんか。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 今の小橋委員の資料提出も含めて採決は、これも後に回させていただきたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。
続きまして次に、議案第130号「丹波市立今出川親水公園に係る指定管理者の指定について」議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 補足説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) ちょっとこの議案だけでもないのであれなんですけど。先ほど来出てる、これも再指定ですよね。その場合は、先ほどから名前が出てる指定管理者制度運用ガイドラインによると、6月議会に提案するような指定管理者の指定に係るスケジュールになっとるんですけれども、今回、この時期まで遅れてしまった理由はなんでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 暫時休憩します。
休憩 午後3時00分
───────────
再開 午後3時01分
○委員長(吉積毅君) 再開いたします。
財務部長。
○財務部長(北野壽彦君) ただいま運用ガイドラインの9ページを御覧になってのお話かと思うんですけども。6月議会では条例の制定が必要な場合とか改正が必要な場合、また、予算議案の議決が必要な場合については6月議会に上程と。今回のような指定議案については12月議会ということで、一応、これはおおむねの流れでありまして、施設によっては時期を早めたりということは、前川委員がおっしゃってたようなことは当然あり得ることですので、これはあくまでも流れということでお示しさせていただいております。確かに、小橋委員がおっしゃってるように、時期が遅いのではないかというようなところは、ほかの指定管理施設と同様のことかというふうに思います。
○委員長(吉積毅君) 小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) ちょっと私の勘違いかもしれませんね。46ページの再指定のスケジュール、これはまた別のスケジュールの話ですか、そしたら。同じ運用ガイドラインの46ページの再指定の場合のスケジュールで、6月の市議会議決として再指定の議案というふうに予定されてるようなんですけど。これはどのように理解しとけばよろしいですか。
○委員長(吉積毅君) 暫時休憩します。
休憩 午後3時02分
───────────
再開 午後3時02分
○委員長(吉積毅君) 再開いたします。
財務部長。
○財務部長(北野壽彦君) 御指摘のとおり46ページには、この運用ガイドラインが始まってから次の再指定の場合には6月にということであります。そういう解釈でおります。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑ございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第130号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第130号「丹波市立今出川親水公園に係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第131号「丹波市立大杉ダム自然公園に係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 補足説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 議案審議資料の71ページ、平成28年度と比べて利用者数が、災害のときやったかなと思いますけども、令和元年度で759人というふうに、非常に増えていること。ちょっとこれの説明を。よいことやと思うんですけども。
○委員長(吉積毅君)
産業経済部長。
○
産業経済部長(岡林勝則君) 平成28年度から令和元年度に比べて大きく伸びておるというところでございます。平成28年度辺りは、平成26年の災害の影響がまだ残っておったかというふうに思いますが、その後、年々持ち直すというところと、やはりアウトドアブームというところが大きく後押しをしておるものというふうに分析をしております。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りします。
議案第131号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第131号「丹波市立大杉ダム自然公園に係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第132号「丹波市立石生第1公園に係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 補足の説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) ちょっと考え方だけお聞かせください。後も関連するんで。例えば、地元が合意すれば、こういう公園は今まで地元に無償譲渡してきたというのもあったと思うんですけども。そこら地元が合意しなかったらこういう形で今後続けていくという理解でいいですか。ちょっと説明をお願いします。
○委員長(吉積毅君) 建設部長。
○建設部長(近藤利明君) この七つの公園につきましては、旧氷上町時代に県の認可を受けまして都市公園という位置づけで整備されたものでございまして、これを地元に譲渡するとなりますと、都市公園の廃止ということになるわけでございますが、この都市公園の廃止につきましては、都市公園法の第16条において、むやみに廃止をしてはならないというところの法令がございます。したがいまして、廃止するとならば新たに同一の面積を持つ都市公園の整備が必要となってまいりますので、この案件につきましては引き続き指定管理をお願いするものでございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第132号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第132号「丹波市立石生第1公園に係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第133号「丹波市立石生第2公園に係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 補足の説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りします。
議案第133号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第133号「丹波市立石生第2公園に係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第134号「丹波市立西中東公園に係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 補足の説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第134号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第134号「丹波市立西中東公園に係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第135号「丹波市立西中西公園に係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 補足の説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りします。
議案第135号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第135号「丹波市立西中西公園に係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第136号「丹波市立西中南公園に係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 補足の説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りします。
議案第136号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第136号「丹波市立西中南公園に係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第137号「丹波市立西中北東公園に係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 補足の説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第137号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第137号「丹波市立西中北東公園に係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第138号「丹波市立西中北西公園に係る指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 補足の説明はございません。
○委員長(吉積毅君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第138号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(吉積毅君) 挙手全員です。
したがって、議案第138号「丹波市立西中北西公園に係る指定管理者の指定について」は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で付託議案の審査が終わるんですが、議案第126号、議案第128号、議案第129号、これに関しまして12月24日予備日に採決を行うということで異議はございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) そういうことにさせていただきますのでよろしくお願いをいたします。
付託議案は以上となりますが、健康・子育て担当、消防本部、上下水道部の出席がここまでとなります。
その他の項目で各部より報告事項はございますか。
健康・
子育て担当部長。
○健康・
子育て担当部長(大槻秀美君) 皆さんのお手元に新型コロナウイルスの感染者数の資料が行っていますでしょうか。11月30日の発表分でございます。
今現在の新型コロナウイルスの丹波圏内の報告をさせていただきたいと思っております。県での正式発表といたしましては、11月30日現在のものが市町別に出ているのが唯一のものでございまして、11月30日現在では、丹波篠山市が8名、丹波市が7名、そして丹波健康福祉事務所管内が8名となっております。本日の新聞の情報によりますと、同じく市町は変わりませんが、丹波健康福祉事務所管内で17名の方が感染している状況にあります。この市町別の発表は、毎月月末に発表されます。12月末日をもちまして、感染が2週間以上たったものについては、その月末につきまして発表されますので、今年分としましては、多分、1月1日か2日の日に発表されると思います。17名全部が市町別に分かれませんので、直近の2週間以内に罹患された方につきましては、そのまま管内という格好に残る状況になります。
それから、管内のPCR検査の状況ですけども、検査は、それぞれの主治医に相談することになっております。皆さん方が発熱があり、そしてまたいろんな症状があって心配なときには、必ず主治医のところで電話をかけてから受診をすることになります。そのときに、主治医のほうがいろいろと問診をしますので、その状況でどのように、行かれる病院の発熱外来の時間に来なさいと呼ばれることが多いと思いますが、その状態で受診されて、受診された中で主治医が必要とあればPCR検査ということができる状況にはなっております。できる病院につきましては、公表されておりませんので、必ず皆さん方は、自分の主治医のところに電話をかけて相談するというのが原則になっておりますので、勝手に自分で判断せずに必ず主治医に相談していただきたいと思っております。
今現在の保健師活動ですけれども、市川中学校でクラスのうち20人が集団発生したことがあったと思います。11月25日頃でしたけれども。そのときをきっかけに県内の健康福祉事務所のほうから応援要請がありまして、ほとんど毎日、健康課の保健師が応援に行っております。福崎町にあります中播磨健康福祉事務所に2日、そして、それ以後は宝塚健康福祉事務所にほぼほぼ毎日、2人ずつ行っております。宝塚健康福祉事業所はすごい発生数ですので、疫学調査、どういう経路でその方が感染したかというのを毎日健康チェックしなくてはいけませんので、丹波市を午前7時に出発して、大体いつも午後7時半頃帰ってきますけれども、向こうにつきましたら電話応対に追われています。本当にお昼御飯も食べる間もないぐらいたくさん電話がかかってきますし、とにかく向こうのほうでは発熱に関する心配の電話がじゃんじゃんかかってくるようです。今の健康センターミルネの中の健康課の中ではそういう電話はほとんどかかってきませんけども、県内でもすごく温度差があるというのを思っております。これが県内の状況でございます。
○委員長(吉積毅君) 説明が終わりました。
質疑を行います。
質疑はございませんか。
須原委員。
○委員(須原弥生君) これから年末年始になってくるんですけど、そういうときでも、もし発熱があったら主治医のほうに指示を仰ぐのでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 健康・
子育て担当部長。
○健康・
子育て担当部長(大槻秀美君) 年末は大体12月30日ぐらいまでは開業医、開業しておられることが多いと思いますので、それは主治医のところでいけると思います。31日からは主治医の先生方お休みになられますので、休日診療所を開いております。それは医師会の協力の下で。休日診療所のほうにお電話をかけていただいて、その休日診療所の担当医の指示を仰いでどのようにするか決めていただけたらと思っております。ただし、休日診療所では検査はできませんので、必要とあれば検査のできる病院を紹介するという格好になりますので、多分、皆さんのお手元に今日当たりまでに、自分の健康チェックをする、発熱時のチェックシートっていうのが広報紙と一緒にお手元に行っていると思います。それは必ず手元に置いてチェックをしていってほしいと思います。丹波健康福祉事務所と兵庫医科大学ささやま医療センターが作られたパンフレットが、今月の広報紙と一緒に入ってますので、この中にはどういう状態のときに新型コロナウイルスを疑うかとか、インフルエンザかどうかというチェックができますシートが全世帯に行っておりますので、必ず見ていただけたらと思っております。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 今の丹波健康福祉事務所管内で17名が発生したと言われたんですが、累計が17名になったと言われたんですか。どっちかちょっと。
○委員長(吉積毅君) 健康・
子育て担当部長。
○健康・
子育て担当部長(大槻秀美君) 11月30日発表以後の累計です。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑はないようですので質疑を終わります。
ここで、退席のため暫時休憩いたします。
休憩 午後3時20分
───────────
再開 午後3時22分
○委員長(吉積毅君) 再開をいたします。
次に、日程第3「所管事務調査」を行います。
当局より8件の報告がありますので、ただいまから報告を受けたいと思います。
まず、丹波市立休養施設やすら樹における指定管理についての当局の説明を求めます。
産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) それでは、お手元お示ししております、丹波市立休養施設やすら樹における指定管理ということで御報告をさせていただきます。
この丹波市立休養施設やすら樹でございますが、株式会社かどのに指定管理になっていただいておるところですが、その株式会社かどのに対しまして、指定管理満了以前ではございますが、指定の取消しを行うという御報告でございます。
経過としましては、株式会社かどのから事業の継続が難しいとの理由による指定解除の申出がございました。株式会社かどのは、平成22年1月から指定管理者として同施設の管理運営を担ってきたところでございますが、資料でお示ししておりますように、平成29年度から赤字経営というような状況となってございます。それ以降、新聞折り込みですとか、ホームページの発信、インバウンドの誘客、またイベントの協賛などと経費削減など、業績の改善に向けて取り組んでこられたというところですが、成果が芳しくないというところに、今回、コロナの影響が直撃し、予約が減少しております。また、過去予約があった予約につきましてもキャンセルが相次ぐというような状況で、なかなか売上げが上がらないというようなところでございます。
今後もそういった収支の改善が、見通しが立たないと、事業の継続が困難であるというふうに同社のほうで判断をされ、今回、基本協定解除の申出をされ、その提出を受け、市としまして、指定管理者選定評価委員会を開催し、その指定管理者の取消しを行うものでございます。本来、指定管理期間につきましては令和4年3月31日までというところでございますが、1年2カ月短縮し、指定の取消しとしましては、令和3年1月31日というふうに予定を考えております。通常の指定管理料は令和2年度につきましては224万740円でございますが、2月、3月残すことになりますので、2月分、3月分については指定管理料の返還を求めるというようなところでございます。今後、株式会社かどのとは施設の返還に向けまして具体的に調整に入っていきたいというふうに考えております。
報告は以上です。
○委員長(吉積毅君) 説明が終わりました。
質疑を行います。
質疑はございませんか。
大西委員。
○委員(大西ひろ美君) 今回、審査されてその結果だとは思うんですが、この指定管理者のほうの思いであったり、願いみたいなことはしっかり聞き取っていただけましたか。どうでしたか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 当然ながらいきなり申出をされたわけではございませんので、それまで、この4月、5月、休業要請、自粛要請、緊急事態宣言、休業要請がかかったあたりからなかなか経営が厳しいというような御相談ということも聞いておりますし、その都度、市と同社のほうで協議をし、何とか事業継続をする方向で協議をしてきたところでございますが、事業者のほうも何とか頑張っていきたいという思いも夏頃には聞いております。市としましても、国や県のそういった支援制度もございます。それを逐一報告といいますか、案内をしたりする中で何とか頑張ろうというようなことも聞いておったわけですけれども、8月の第2波、そして、11月の第3波が来て、予約がかなりキャンセルになってしまったというようなところで、やむを得ない状況になったというようなところで、市と事業者のほうはそういうやり取りがあったところでございます。
○委員長(吉積毅君) 大西委員。
○委員(大西ひろ美君) 今までの流れの中で経営の相談とかたくさんされたと思います。それとは別に、最後の評価委員会、そこの部分で全く述べる時間を与えてもらえなかったというふうに、すごい残念におっしゃってたのを私は聞いてるんです。その辺がどういう取り方か私自身も分かりませんけども、大変寂しい思いをされています。その中で、今、224万740円の指定管理料があるんですが、2月、3月の分は返還というふうにお聞きしました。その部分なんですけども、これは年間で指定管理を受けてるというふうには理解できないんでしょうか。
ちょっと聞いてください。
平成元年に開業されて、これは町時代だと思うんですが、年間2,000万円の赤字がずっと続いてたというふうに聞きます。間違ってたらまた御指摘ください。そして、平成20年に株式会社かどのが特例で受けて、地域の皆さんで、自治会長が株主になる形で今日まで頑張ってきています。この報告の中で、利用状況の分で令和元年度の分があるんですが、この74.47%というのは、1月までですね。2月、3月は大変たくさん予約が入っていました。それをキャンセルしなくちゃ仕方がないというお客様であったり、やすら樹のほうでの部分でした。ですので、今、平成29年度から少し経営が苦しいというところではありますが、平成30年度には持ち返しています。その辺で、コロナさえなければ、私は続けることができているんではないかと思います。今、申されたように、最後の令和4年3月までという思いは今も持ってらっしゃったように思います。その中でもこのコロナによって、おっしゃったようにいろんな打ち出しをしましたけど、結局予約をもらって、またキャンセルということが続いてしまったので、続けると赤字が増えてしまうので、泣く泣く辞退したいということで申されたんだと思います。その辺を加味してもらうということはできないんでしょうか。私はこれは不可抗力であると思うんですが、どうでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) おっしゃっておりますように市としましても何とか事業を継続いただきたいというところで、協議を重ねてきたところでございます。その中で、このコロナが直撃したというような中で、今後、どういった経営をしていくべきか。今までのような宴会中心ですとか、団体中心というのはなかなか厳しいのではないかと。何か新しい事業展開が見込めないか、図れないかというようなところを模索をしてほしいというような話もし、同社としましてもそういった方向も検討しておられたところではありますけれども、現在のキャンセル、収入減というところで運転資金というか、事業資金が確保できない。新しい事業展開への余裕ができないというようなところで、今回の決断になったと、判断になったというところでございます。その中で、何とか年度末まで指定管理をお願いできないかというような話もしておりましたが、それも難しいというようなところで、ただ、その場合には、協定上、月割りで算出して返還を求めることがありますというようなところは話をする中で事業者も納得いただいて、この1月31日という日を取消日とさせていただいたところでございます。
○委員長(吉積毅君) 大西委員。
○委員(大西ひろ美君) 納得はされていません。もう一回よく聞いてください。
今、令和2年度で1,217万1,000円の損益が出ています。これをこれから返していかなくちゃいけないという状態ではあるんです。その上で2月、3月も返還せよということに変わりはないのか、何か検討する余地はないでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 観光課長。
○観光課長(中原有美君) 損益の推移に書いております、令和2年度の損益1,217万1,000円につきましては、国とかで持続化給付金ですとか、雇用調整助成金ですとか、そういうふうな支援を受けた分を入れない中での収支をそこに損益として載せておりますので、これが今現在丸々赤字になっているということではございません。
○委員長(吉積毅君) 大西委員。
○委員(大西ひろ美君) その辺はそしたら私がちょっと理解不足だったのかもしれません。当事者からはそのように聞いて、これから返していくことになるというふうには聞いたんです。ですので、その2月、3月の分というふうには思ったんですが。市長いかがでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 市長。
○市長(林時彦君) 3月頃からいろいろと話は聞いておりました。そんな中でやすら樹の株式会社かどのが選ばれたことでございますので、それに寄り添って当局としては話をしてきたということでございますので、御理解願いたいと思います。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑ございませんでしょうか。
小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 2点お伺いしときます。
1点目は今の大西委員とのやり取りにもありましたけど、こういうコロナの状況ということも踏まえてということでした。実際にこのタイプの、さっき答弁にもありましたけど、宴会中心、団体中心、いわゆる大型の宴会場を備えたようなところって、ここだけじゃなくてほかのとこも非常に苦しい状況だというふうに思ってます。特にこの第3波で年末年始の稼ぎどき、これに対してもう少し包括的に支援する制度を考えるべきではないかと思ってはいるんですが。ここから少し離れるかもしれませんけど、またそうした支援の在り方というのは全体として考えられなかったかということが1点です。
もう1点、これ一応丹波市立休養施設条例のほうを見てみると、指定管理者が不在となった場合は、市長が管理を行うということで条例で定められておりますけれども、今、調整中ということではありましたけど、具体的にこれどのように今後扱われる予定になってるか検討されてますでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) まず1点目です。やすら樹に限らずそういった大きな宴会場を持っているような事業所、市内にもほかにもございます。ところでは認識をしておるところでございます。なかなか大広間を使ってというようなことは、今後、難しいのかなという中で、先ほども言いましたように個別で対応できるような設備といいますか、仕様、しつらえ、間取りみたいなところも必要になってこようかと。国ですとか、県ですとか、そういったところではそういった改修費用の補助、助成等もあります。そういったところを活用されとるとこもあるように聞いてはおりますが、まずはそういったところで対応をしていく。また、もちろん御相談いただければ、そういったことの紹介もしていく、御相談にも乗っているというような状況でございます。
それから、今後につきましてでございます。本来でしたら直ちにまた公募というようなことも選択肢としてあるんですけれども、実際、今申し上げたようなこの状況下で公募をして、なかなか応募する事業者があるのかと。また、本館で平成元年、それから新館で平成8年、おおよそ30年、それから25年の建ててからの経過がございます。その辺でかなり躯体的に確認をして、もしかしたら大規模は改修も必要になるかもしれない。その辺を整理をいたしまして、今後、どのように施設を活用していくか、どのようにしていけばいいのかというような在り方を、今、検討していかなければならないというふうに感じておるところです。
○委員長(吉積毅君) 小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 前段は少しそれるかもしれないんであれなんですけど、いわゆる改修とか、これから先の話は別として、今は全くここの場合もそうですけど、今しんどいわけですよね。改修とかいっとる場合じゃなくって。今の運営資金が足りないというようなことだと思うので、そうした緊急性というのをもう少ししっかりと把握をして、この案件に学んでということではあるんですけれども、事業者に対する支援を考えるべきではないかなというふうに思っておるんですけれども、そういう視点での検討はされておりませんでしょうか。
後段、必要性は感じてるということなんですけど、具体的に検討しないと1月の末には終わってしまうんですけども、間に合いますか。今後の検討について。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) まず1点目につきましては、事業者支援は全体の事業者支援です。確かにそういった、繰り返しになりますが、大宴会場といいますか、宴会をターゲットにした事業所は大きく売上げが落ち込んでいるというところ、またそれ以外にも小売業であったり、サービス業であったりいうところもやはり売上げが落ち込んでいるところもございます。全体を見ながら支援をこれまでも取り組んできた経過がございます。なかなか一つの業種に特化した支援というのは、制度化がなかなか難しいのかなと。現時点では難しいのかなというふうに考えております。今全体的に市内の消費を活性化させるというところで、例えばですけど、プレミアム商品券を発行し、市内の景気を活性化させようというところで、大変たくさんの市民の方に御購入いただいて、年末年始にかけては消費が活性化されるというところです。その状況、タイミングを事業者には利用いただきまして、例えば、販売促進のチラシを入れるとか、そういった工夫をされている事業所もございます。できるだけそういったことで各事業者におかれましても苦しいというところは重々承知をしておるところではありますけれども、そのタイミングを活用いただきたいというふうに思っております。
それから、1月31日以降のことですが、もうすぐに、先ほども言いましたように公募する、または施設の状況を整理するというのは、なかなか時間的には難しいというところで、1月31日以降しばらくの間は、市が直営で維持管理に努めていくと。その中でしっかりと方向性を定めていきたいというふうに考えております。
○委員長(吉積毅君) 市長。
○市長(林時彦君) やすら樹につきましては、丹波市の売りであります全国高等学校女子硬式野球選手権大会の宿泊施設にもなっております。また、バスで送迎してくれるということで、私自身も個人的に、また所属している団体で、常によく使っております。大変良い施設であることは私も十分感じております。そんな中で、コロナ対策の中で一旦は少しもうあかんなと言うてはったけど、またもう一遍頑張ると、この夏あたりからもう一遍頑張るというようなことも聞いておりました。そういうところで株式会社かどの自体がこれから頑張りたいので何とか支援をお願いしたいという姿勢の中であれば、またいろんなことができるかもしれないけども、今のところ私が聞いてるのは、もう今回は自分たちで廃業いたしますという申出を聞いておりますので、今ここで私たちがもっと頑張りなさい、こうしなさいということはなかなか言えないところがあろうかと思います。ただ、あれだけの施設ですし、市の施設でございますので、この後どういうふうに一番活用していけばいいのかということについては、じっくり考えていきたいというふうに思っております。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
議長。
○議長(藤原悟君) 今の関連なんですけども、指定管理者不在のときは市長が管理するというふうに条例であります。この管理というのは、さっき部長が言われた維持管理じゃなしに、実際のやすら樹の形態を持った管理だというふうに私は見てるんですけども。いかがですか。
○委員長(吉積毅君) 市長。
○市長(林時彦君) 私、それ何も見てませんけども、普通、今の状態であれば、市長が管理するということについては留守番というか、施設を返してもらったのを管理していくというような意味合いであろうと思います。運営そのものを継続しながら管理するというのは現実的ではないというふうに考えます。
○委員長(吉積毅君) 議長。
○議長(藤原悟君) 部長それでよろしいですね。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 今、市長が申しましたように、実質的に市が直営で宿泊、飲食業を担うというのは難しいというふうに思っております。
○委員長(吉積毅君) 議長。
○議長(藤原悟君) 条例の読み方はよく分かりませんけども、私が読む限りでは管理というのはやすら樹そのものの運営管理というふうに捉えておりますので、本来であればすぐに新たな指定管理者を選定する間の短い間の管理を市長がするというふうにしてるんじゃないかとは思ってるんですけども。その辺を含めて選定評価委員が判断を下されたのかと思うんですけども。例えば、コロナがいつまで続くか分かりませんけども、補填しながらでも何とかやすら樹を運営してもらって、次のほうが見つかるまでの間とか、新たな活用を考えるまでの間とか、そういった方法はなかったのかなというのと、やすら樹そのものが要るかどうかの判断もあると思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 市長。
○市長(林時彦君) あくまで今の私の立場でということになりますけども、今聞きましたらその選定評価委員会が行われたのが12月8日ということで、確かに私が就任してから後ではございますけども、私、今までその選定評価委員会というか、それについての報告は受けておりませんけども、私が受けた報告は、株式会社かどのが撤退されますということを聞いたというだけのことでございます。そうなりますと、飲食業、また宿泊業になりますと、許可とかいろいろのこともございますので、とてもじゃないですけど運営を続けながらということで管理するというのは大変難しいことではないかなというふうに考えますので、今、議長がおっしゃるように何とか営業形態を継続しながらの管理が一番よいとは思いますけども、ちょっと現実的ではないというところで、また職員の皆さんとも考えていきたいと思いますというのが本音のとこでございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑はないようですので、質疑を終わります。
次に、道の駅丹波おばあちゃんの里再整備について、当局の説明を受けます。
産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) それでは、道の駅丹波おばあちゃんの里再整備について、御説明、御報告をさせていただきます。資料、お手元2枚ほどお示しをさせていただいておると思います。
道の駅丹波おばあちゃんの里は、年間37万人、これは令和元年度のレジ通過客数でございますけれども、年間37万人が訪れられてるというところでの集客施設となってございます。その施設の機能を拡充することで、市外からの観光客等の増大、また、市内周遊を促進する役割を担うことを目指して再整備に取り組むものでございます。
主な再整備の内容につきましてでございますが、図面概略図をおつけしております。主な再整備の内容で(1)から(6)まで番号を振っております。図面のほうも赤字で、少し見にくいですが、斜線部分が再整備の箇所で、番号を(1)から(6)まで振っておりますので、その図面を御覧いただきながらお聞きいただきたいと思います。
まず初めに(1)図面でいいますと中央当たりでございます。産地形成促進施設、いわゆる物産館の売場面積の拡張というところでございます。丹波市全域の農産物・特産物のPR・販売するために、西側、駐車場側と、それから北側、トイレ側のほうに店舗を増築をして、売場面積を約2倍に拡張したいというふうに考えております。現在の面積が160平方メートルから、およそ2倍で310平方メートルに増築をしたいというふうに考えております。
それから、(2)です。図面右上のほうになります、多目的交流施設(レストラン)の横につきましては、観光情報センターの新設ということで丹波市、それから北近畿の玄関口というところで、そういったところの情報発信を行い、また観光客の市内周遊性を高めるために、ここを拠点としまして、ここからいろんな周遊に関する企画等をいたしまして、促進をさせていきたいというふうな、その周遊の拠点にしたいというところで、観光情報センターの新設を予定をしております。
それから、(3)遊具の新設というところでございます。概略図で言いますと、斜線がございませんが、大型遊具、現在、遊具が1基置いてありますが、その周辺にもう少し遊具を増やす、発達段階に応じた遊具を設置するというところで、低年齢層、小さいお子さんも親しんでいただけるような遊具の設置を予定をしているところでございます。
それから、(4)屋根つき渡り廊下の新設ということで、これは各建物、トイレ、それから物産館、レストラン等を結ぶ通路としまして、今何もございません。屋根つきの渡り廊下をつくって、雨天のときですとか、直射日光の強いときにでも移動が容易にできるように、来客者の利便性を高めようというふうに考えておるところでございます。
それから、(5)が駐車場の整備でございます。現在91台の駐車スペースがございますが、売場面積を増築するというようなところ、当然、来客数も増えるというようなところで、駐車台数も現在でも不足しがちであるという状況でございますので、この遺跡公園の一部を活用いたしまして駐車場を整備したいというところで、現在ここは国や県と協議しなければならない部分がありますので、進行して、しておるところでございます。ここでおおよそ100台程度駐車台数が確保できるんではないかというところで考えておるところでございます。
それから、最後に(6)第2(親子)トイレの新設というところで、先ほど遊具の説明をさせていただきましたその横に、親子トイレという形で新設を考えております。当然、来客数、駐車台数が増えますと、トイレも不足すると、充実させなければならないというような状況になろうかと思います。トイレの器数を確保するためにここに新たに設けるということ、同時に、公園の近くに設置するというところで、小さな子供も使用しやすい、ある意味子育て支援機能を拡充するというところで、小さいお子さんが使いやすいように、便器もお子さん用の仕様を設置するというようなことも考えており、ここにトイレを新設というようなことを今計画をしております。
あと、事業費につきましては、4番に上げております工事監理業務委託料から備品購入費までですが、一番大きなところでやはり工事請負費というところで、2億9,800万円ほど、概算でございますけれども、かかるかなというところで、合計3億2,464万1,000円、繰り返しになりますが、概算ですが、今、算出をしておるというところでございます。今、実施設計に入っておりますので、その実施設計でもう少しはっきりとした金額が算出されるというような状況でございます。
今後のスケジュールにつきましてですが、その実施設計を受けまして、令和3年度の上半期に工事着工に入りたいというところでございます。令和4年度中にはオープンというところで、なかなかたくさんの事業が一時ということになりますので、なるべく令和3年度中に完成はしたいというところですが、一部やはり令和4年度にまたがると。少し令和4年度に入ってから完成を見るというような施設もあるかと思いますが、その辺も今現在、設計の中で調整を図っておるというところでございます。
説明は以上です。
○委員長(吉積毅君) 説明が終わりました。
質疑を行います。
質疑はございませんか。
小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 位置づけだけ確認しておきたいんですけれど、2番で説明された観光情報センターというのは、今でいう多目的交流施設の拡張、つまり多目的交流施設の一部というふうに考えておいてよろしいでしょうか。
それから、図のほうでは何か子供の遊具を追加するところで(3)が出てましたけども、仮にこのこども広場という名前がついてるんですけども、この広場の位置づけは遺跡公園の一部でしょうか。あるいは、独立させることになるんでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 1点目は、建物については増築という形にはなりますが、機能としては、そこで飲食を提供するとかということではございませんで、先ほど申し上げましたような観光の拠点というところでの機能ということになります。
それから、こども広場につきましては、遺跡公園全体の中でこども広場を一部設けるというような、そんな意味合いでございます。
○委員長(吉積毅君) 小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 要は今の丹波市立道の駅丹波おばあちゃんの里条例の中にある施設の一覧の中からは変更がないということの確認を取りたかったんですけど、どうですか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) 現在といいますか、設置管理条例のそれぞれ役割を果たすものというところで、新たな改正を予定はしておりません。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑ございませんか。
議長。
○議長(藤原悟君) 最近あちこちでドッグランがはやってるんですけども、そういったことは全く考えておられませんか。
○委員長(吉積毅君) 産業経済部長。
○産業経済部長(岡林勝則君) ドッグラン、確かに高速道路のサービスエリアでもそういった施設、機能を設けておるところがございます。こちらとしましても、そんなに経費がかかることではありませんので、ペット連れも多いという状況もございますので、その辺は柔軟に、もう少し検討していきながら対応していきたいというふうに思います。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑がないようですので、質疑を終わります。
以上で、産業経済部及び農林担当所管の報告は終了します。
その他、産業経済部及び農林担当より報告事項はございますか。
産業経済部長。
○
産業経済部長(岡林勝則君) 報告事項はございません。
○委員長(吉積毅君) その他、委員の皆様から産業経済部及び農林担当に対してございますか。
議長。
○議長(藤原悟君)
農林担当部長、1点だけ確認させてください。道の駅丹波おばあちゃんの里で労働基準監督署の是正勧告あったと聞いたんですけども、この応募要項には2年以内に労働基準監督署から是正勧告を受けた者は資格がないというような格好を書いてあるんですけども、それは全然問題ないですね。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 是正勧告を受けたというのは11月25日のことでございます。それを全く履行しないというのでは問題ですけども、もうほとんど、今さっき言いましたように、12月15日には一人一人とお話をさせていただいて、三六協定のほうも、遅ればせながら1月1日にはもうされるということですので、特に問題とはしておりません。1月15日までにはちゃんとお届けができますので、問題とはしておりません。
○委員長(吉積毅君) 議長。
○議長(藤原悟君) 契約は是正勧告が終わった後にされるということですね。
○委員長(吉積毅君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(畑田弥須裕君) 確認を取ってから契約はさせていただきます。
○委員長(吉積毅君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) ないようですので、産業経済部及び農林担当は退席いただいて結構です。
暫時休憩いたします。
休憩 午後3時56分
───────────
再開 午後4時09分
○委員長(吉積毅君) 再開をいたします。
次に、河川管理用通路の全面舗装を実施する自治会を対象とした補助金制度の創設について、当局の説明を求めます。
建設部長。
○建設部長(近藤利明君) これは、以前から課題がありました生活用道路として使用しております河川管理用通路の舗装に対する補助金制度を、今回、令和3年度より新たに創設することとしております。その制度内容につきまして、次長兼道路整備課長より御説明申し上げたいと思います。
○委員長(吉積毅君) 次長兼道路整備課長。
○次長兼道路整備課長(里充君) 最初に、これまでの経過、趣旨につきまして御説明をいたします。
山南町井原地内にあります一級河川岩屋谷川沿いにある河川管理用通路は、市発足前の豪雨災害に伴いまして河川改修工事が実施され、周辺住民の住居移転により当該通路を生活道路として利用されてきた経過がありました。近年、路面の損傷が激しく、わだちや陥没の程度がひどくなり、自治会より市道認定による舗装化を求められる要望書が再三提出されておりました。市としまして、対応策の検討を重ねてまいりましたが、当該通路は河川と一体的に国に代わって兵庫県が管理しておりまして、道路幅員も4メートル未満のため、市道認定要件を満たしておりませんでした。そのため、市として市道認定の上、舗装をすることは困難でありました。
また、平成30年9月28日に当時の産業建設常任委員会より報告をされました生活道路等に関する調査報告書に基づきまして、法定外公共物整備事業補助金制度に準じた支援策としまして、地元負担金を徴収した上で市において舗装工事を行う方法を検討してまいりましたが、河川法の規定に基づく河川管理道の管理者が国・県であることから、河川管理者以外の者が負担金を徴収することができないことが判明しましたため、舗装要望にお応えすることができませんでした。
また、次に、丹波土木事務所におきまして河川管理道の舗装ができないか協議を行いましたが、現状におきましても河川管理道としての機能が十分に備わっていることから、河川管理者としましては舗装は必要ないと考えている旨の方針を伺っていたところでございます。
しかしながら、このほど丹波土木事務所が、全面舗装の際に必要となる河川占用許可申請の申請者の取扱いにつきまして方針を転換しまして、河川管理道の舗装につきましては、河川法に基づきまして地元自治会が占用許可申請を行い工事施工を行うことは可能であるとの回答を頂きました。これまでは市が事業主体としまして河川管理道の舗装ができないか検討してまいりましたが、地元自治会が事業主体になれることが判明しましたことから、河川管理道を生活道路として地元自治会が施工する場合につきましては、今、制度があります法定外公共物整備事業補助金制度、この制度に準じまして財政的支援を講じることで、早期の全面舗装化を促しまして、生活基盤の向上を図ることを目的としまして、今回の補助制度を創設しました。
次に、資料のほうを見ていただきまして、2番の補助金の交付対象としまして、(1)生活道路の要件を満たす河川管理用通路であること、この要件は、法定外公共物整備事業補助金に準じておりまして、以下のアからカの全ての要件を満たすこととしております。また、(2)補助対象事業に直接必要な工事費が10万円以上であること。(3)河川法第24条の規定に基づく占用許可を受けていること。(4)補助対象事業を対象とするほかの補助を受けていないこと。
3番の補助金の額につきましては、補助対象経費の10分の7以内、限度額は1自治会につきまして1年度140万円としております。
また、4番の施行期日につきましては、令和3年4月1日からの予定で、3カ年度の時限措置を予定しております。
5番、今後のスケジュールにつきましては、令和3年1月下旬には市自治会長会役員会で、2月下旬には市自治会長会理事会で説明を行いまして、3月下旬以降、各自治会長にこの制度を周知してまいります。
以上、簡単ですが、説明とさせていただきます。
○委員長(吉積毅君) 説明が終わりました。
質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑がないようですので、質疑を終わります。
次に、野坂地内急傾斜地崩壊対策工事の契約解除について、当局の説明を求めます。
建設部長。
○建設部長(近藤利明君) それでは、この案件につきましては、平成30年7月の豪雨災害によりまして土砂崩れを起こしました山南町野坂地内の急傾斜地の崩壊対策工事が、受益者から工事の取りやめについての申出がございました。そのため、やむを得ずに工事を中止し、契約解除に至ったことでございます。この説明を河川整備課長より御説明申し上げます。
○委員長(吉積毅君) 河川整備課長。
○河川整備課長(高野和典君) お手元の資料に基づいて説明をさせていただきます。野坂地内急傾斜地崩壊対策工事の契約解除について説明いたします。
当該工事は、平成30年7月豪雨災害により土砂崩れを起こした人家裏の急傾斜地について、地元要望により対策工事を計画し、本年度、工事請負契約を締結したものでございます。しかしながら、唯一の受益者より工事の取りやめについて申出があり、やむを得ず契約を解除することになりました。
工事の目的は、崩壊した土砂を捕捉し人家の被災を防ぐための防護柵を設置するものでございます。
事業の経過は、平成30年7月豪雨により被災し、自治会からの対策工事の要望により事業化しました。平成31年4月24日から令和元年9月10日に調査設計解析業務を行い、令和元年11月に対策工事を発注しましたが、不調となり、新年度に改めて発注することとし、令和2年5月に再度起工し、契約したものでございます。
工事の概要は、工事名、河整工第10号野坂地内急傾斜地崩壊対策工事。工事場所は丹波市山南町野坂地内。契約日、令和2年7月22日。工期、令和2年7月23日から令和3年1月28日まで。契約金額は2,098万4,700円。契約の相手、丹波市氷上町上成松188番地の8、垣本建設工業株式会社代表取締役垣本太。工事概要は、施工延長が28メートル、鉛直式崩壊土砂防護柵30メートルでございます。
2ページの契約解除の経緯は、今年度改めて起工する際に受益者に計画説明を行ったところ、工事の範囲を縮小する要望を受け、意向に沿うように設計変更し、起工を行い、入札の結果、垣本建設工業株式会社が受注いたしました。工事請負契約締結後に受注者の決定のお知らせなどのために受益者を訪問したところ、裏山の土砂採取業者から土砂採取の計画を聞き、いずれ山を更地にする計画であることから工事が不要となるため、取りやめの申出がありました。
将来更地になる計画とはいえ、それまでの間は崩壊の危険があることから、工事を実施すべく受益者に理解を求めてきましたが、工事は受益者の所有地内に防護柵を設置するものであり、受益者の同意なく施工できないこと、受益者が不要と申出をされており、要望を受け事業を進めてきた前提が崩れることから、やむを得ず工事を中止することといたしました。
工事請負契約約款第45条、発注者の任意解除権に基づく契約解除とし、令和2年10月2日付で受注者に対し財務規則第96条第4項による契約解除の通知をしたところでございます。
契約解除に伴う受注者の損害を賠償する必要があることから、賠償額について受注者と協議の上、今回の12月補正予算において賠償予定額188万8,000円を計上いたしております。
3ページには工事箇所の位置図をつけております。
4ページには、大きくハッチしている箇所が土砂採取箇所で、その下の小さいハッチが土砂崩れの発生した対策箇所でございます。
5ページには写真をつけております。上2枚が土砂崩れ箇所の写真で、一番下が土砂採取箇所の写真でございます。
6ページには計画平面図、7ページには標準横断図、8ページには崩壊土砂防護柵の展開図をつけております。
以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。
○委員長(吉積毅君) 説明が終わりました。
質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑がないようですので、質疑を終わります。
以上で、建設部所管の報告は終了しました。
その他、建設部より報告事項はございませんか。
建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 特にございません。
○委員長(吉積毅君) 西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 前、佐野の河川の改修で市の職員が処分されたりして、非常に遅れとったということがあったんですけども、その後どうなってますかだけちょっとお願いします。
○委員長(吉積毅君) 河川整備課長。
○河川整備課長(高野和典君) 工事につきましては、来年の1月11日までの工期ということで契約をしているわけなんですが、現場といたしましては既に完了しておるところでございまして、年明けには検査を受けて、引渡しを受ける予定にしております。
○委員長(吉積毅君) その他、質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) ないようですので、建設部は退席いただいて結構です。
暫時休憩いたします。
休憩 午後4時24分
───────────
再開 午後4時26分
○委員長(吉積毅君) 再開をいたします。
次に、第3期丹波市地域福祉計画の策定についてから、丹波市障がい者・障がい児福祉プランにおける「第6期丹波市障がい者福祉計画」「第2期丹波市障がい児福祉計画」の策定についてまで、当局の説明を求めます。
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 今、委員長のほうからございました5番、それから6番、7番につきまして、健康福祉部のほうから、法に基づきまして現在策定しております計画の素案でございまして、概要資料に基づきまして一括御説明をさせていただきたいと思っております。本計画、各計画策定委員会で素案が出来上がっておる状況でございまして、委員の皆様方には分厚い冊子がお手元のほうに届いております。本日は概要資料に基づき、この後、各課長から御説明を申し上げます。
なお、7番の障がい者・障がい児福祉プランの34ページにつきましては、差し替えの資料を本日お手元のほうにお配りをしておりますので、差し替えのほうをお願いいたしまして、お聞き取りいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(吉積毅君) 社会福祉課長。
○社会福祉課長(森本英行君) お手元の第3期丹波市地域福祉計画の概要書、これに基づきまして説明をさせていただきたいと思います。
まず、丹波市地域福祉計画につきまして、これにつきましては、地域福祉を推進するための理念及び施策の方向性などを盛り込む計画となっております。
大きな見出しの1番、計画策定に当たりまして、(1)計画の位置づけといたしましては、中央にイメージ図が表示されておりますが、その中で、丹波市の第2次総合計画を上位計画とし、それぞれ部門別の計画の中でも、特に福祉に関して共通して取り組むべき事項を盛り込むもの、これが地域福祉計画という位置づけになっております。また、その図の中の一番右のほうに、丹波市社会福祉協議会の地域福祉推進計画というところも表示ありますが、これにつきましても、第2期計画から社協の推進計画と一体的に計画を策定するという形で行っており、今回につきましても同様の形で進めておるところでございます。
(2)計画の構成といたしましては、4部構成としております。確認いただいたとおり、丹波市地域福祉計画をはじめ、成年後見制度利用促進基本計画並びに子どもの貧困対策推進計画、そして4部目には社協の地域福祉推進計画、このような形での構成で地域福祉計画を策定しておるところでございます。
(3)計画の期間といたしましては、5年計画を3年ごとに見直すという考え方でしておるところでございます。
次のページを御覧ください。大きな見出しの2番として、計画策定の背景を記入しております。
(1)国・県の動向といたしまして、まず1点目、令和7年(2025年)をめどに地域包括ケアシステムの構築を推進すると書いております。これにつきましては、2025年問題ということをよくお聞きされることがあると思いますが、いわゆる昭和22年から24年生まれの団塊の世代、この方々がちょうど75歳以上に全ての方がなられるときというのがこの2025年というところです。それまでに、いわゆるできるだけ住み慣れた地域で安心して自分らしい暮らしを最後まで続ける、その上で、医療、介護、予防、住まい、生活支援などの包括的に確保できる体制というものを構築しなさいというのが国・県の動向の1点目です。
2点目は、生活困窮者自立支援制度をベースとした幅広い支援、これにつきましても、近年、新型コロナウイルスの絡みも受けまして、長期的な景気の低迷による困窮であったり、また、失業などによる突発的な困窮など、そういう意味では、生活保護に至る前の第2のセーフティーネットとしてしっかり幅広い支援、いわゆる自立を支援するという考え方を基にしたものでございます。
3点目は、全世代・全対象型地域包括支援体制の構築、いわゆる高齢者だけでなく、障がい者、児童などにつきましても全て全世代を対象とした包括的な支援体制、これをつくっていかなければならないということが3点目。
4点目は、地域共生社会の実現です。市民などがしっかり支え合いながら、そして助け合える社会、これを実現していくという地域共生社会というものに向けて進めるということが4点目。
5点目は、先ほども計画の中で、構成の中で言いました成年後見制度の利用促進に向けた取組でございます。認知症や知的障がいの方が必要な財産の管理、日常生活上の契約ができない場合というのが当然出てくると思います。そういう意味では、しっかり成年後見制度の利用を促進していかなければならないということが5点目。
6点目は、子どもの貧困対策の推進です。これにつきましても、生活の支援、保護者の就労支援なども含めた対策を講じなければならない。これが主立ったものですが、国・県の動向というものです。
(2)の3つの「助」から、4つの「助」への転換というふうに書いております。従来、自助・共助・公助という形でいろんな形で福祉部門についても進めておりましたが、今回、自助・互助・共助・公助という、互助という部分を加えまして、4つの「助」への転換ということを図ってまいりたいと考えております。この前提には、高齢者の増加、または生産年齢人口、いわゆる支え手が減少するということを含め、共助、いわゆる社会保障制度だけではなかなか成り立てにくくなっている現状がある。そういう意味では、しっかり互助を強化するというところが必要になってくるという考え方を基に、地域包括ケアシステムのイメージとして、この4つの「助」に基づいて整理を行っていく、役割を担っていくという考え方になります。
大きな見出し3番の、本市の地域福祉をめぐる現状と将来の見込み及び課題でございます。
まず、現状としましては、主立ったものとして6点上げております。総人口の減少。そして、年少人口及び生産年齢人口の割合が減少する。高齢者の一人暮らし及び高齢者のみの世帯が増加し、それが要因となりまして、4点目の認知症及び要介護認定者が恐らく増加するであろうと見込まれるところでございます。5点目、ひとり親世帯の増加。6点目、生活保護受給世帯につきましては、現在のところは減少傾向にある。ただ、全国的には、コロナの関係もございまして、増加の傾向はあるわけなんですが、本市におきましては今は減少傾向にあるわけなんですが、今後はその動向によりまして変化はしてくるものというふうに考えているところでございます。
そして、(2)の将来の見込みでございます。丹波市の特徴的なところでございますが、①総人口が減るというようなお話をしました。約20年後には1万3,000人程度の方が減ってしまうというお話でございます。これは、現在の例を言うと、青垣地域と
市島地域足した人口が約1万4,000人ほどになりますので、それと同じ規模の人口が20年後には減ってしまうんだということ、これが1つ目です。
②人口構造です。全国の平均よりもおおむね15年先を丹波市は進んでいる、これが特に丹波市の特徴的なところだと考えております。下の表にも表示しておりますように、丹波市の2025年、いわゆる5年後と、全国の2040年、20年後の数値を見比べていただきますと、おおむね同じ数値になってくるということで、大体15年ほど先行しているというのが現状としてあるというところです。
3ページを御覧ください。
続いては、人口ピラミッドの表を入れております。2060年度、いわゆる40年後には男女とも60歳以上が多く、特に女性、40年後には女性の90歳以上の区分が全部の年齢構成区分の中で最も最多になるというような形になってくるというのがイメージ図として上げております。
そして、③では、高齢者の人口、これも2025年をピークに徐々に減少はいたしますが、総人口に占める65歳以上の割合は2025年以降も増加する。
また、ここが大きなポイントになりますが、④生産年齢人口、いわゆる15歳から64歳までの人口が2010年から減少割合が大きくなり、以後も継続する。ここが一つのポイントとなろうかと思います。
次の4ページを御覧いただきたいと思います。
そこで、いろんな現状を把握した上で、(3)の課題に入ります。本市の課題といたしましては、6点主立ったものを上げております。人口減少社会の到来による、現役世代、いわゆる生産年齢人口を含む支える側の方が減ってくるということ、これに対する対応が急がなければならないということが1点目。
2点目は、多様な社会資源と連携・協働しながら、丸ごとを支援するための仕組み、これへと転換しなければならない。
3点目は、我が事による支え合いの仕組みづくり、特に市民アンケートでも60代の方がなかなかやはり、まだまだ先のことなんだというような、やはり我が事意識というのが薄いようにアンケートの結果では感じました。そういう意味では、我が事による支え合いの仕組み、これは早急に構築していかなければならないというのが3点目。
4点目は、先ほども認知症であったりとか知的障がい者のというような話もしました。その中では、やはり自己決定が尊重され、尊厳が守られる地域づくり、これもしっかり進めなければならない。
そして、5点目です。社会福祉法の中にも位置づけされております社会福祉法人が地域の中でしっかりリーダーとして活躍する。そういう意味では、地域との連携・協働と、特に最近問題となっております福祉人材の確保・育成、このあたりも大きな課題となっているというところです。
6点目は、地域ぐるみで安全・安心なまちづくりを推進するということ、これにつきましても、防災の面でもしっかりそこは見据えて対策を講じなければならない。こういう大きな課題を上げております。
その中で、大きな見出し4番、計画の基本的な考え方といたしましては、総合計画のまちづくり目標並びに丹波市まちづくりビジョンの目指す暮らしの姿などをベースといたしまして、3つの基本理念を設定しております。自助、互助、共助・公助という区分に分けまして、それぞれ3点の理念を設け、そして、5ページでは、その理念をベースとした、地域福祉を進める上で重要な視点及び基本的な目標及び施策の方向性、これを一つの表にまとめたものでございます。
重要な視点といたしましては、地域を基盤とした多職種、多機関・連携の強化など、7つの重要視点と、そして8つの基本目標、そして、それに基づく施策の方向性という形で整理をしてまいっております。それぞれ、冒頭で申し上げましたとおり、この計画においては理念であったりとか施策の方向性というものを盛り込むという計画になっております。それぞれ具体的な行動なり施策の展開につきましては、それぞれ部門別の計画の中でしっかり盛り込んでいくという考え方で整理をしております。
以上、今回策定いたします地域福祉計画の概要となりますが、続いては、6ページになります。これからは、第2部構成側の成年後見制度利用促進基本計画の分につきましてです。
これにつきましても、御本人の判断が不十分な場合、そういう場合は御家族、親族などが家庭裁判所に後見人などの選定を申し込み、申し立てて、家庭裁判所が後見人などを選任するというような制度がここでいう成年後見制度ということではございます。
この中では、(1)の背景と趣旨の中でも特に書いておりますが、この成年後見制度が重要な手段にあるにもかかわらず、なかなか十分に利用されていない現状がアンケートの結果からも出ておるというところがございます。
ですので、それぞれ後段の課題のところでは、高齢者数が増加し、それに伴って認知症高齢者の増加が懸念されることなど4点の課題を上げ、(5)では、今後の取組として、権利擁護支援が必要な方が適切に成年後見制度を利用することができるように、しっかりその仕組みを整えていくということが大切だということで今後の取組をまとめております。具体的には①から⑤を上げている内容とございます。
続いて、第3部に行きます。丹波市子どもの貧困対策推進計画でございます。
これについても、背景と趣旨のところでは、特に丹波市の場合はひとり親家庭の貧困率が高い水準になっているという状況がございます。そういうことを受けまして、全ての子供一人一人が夢や希望を持つことができるよう、子供の貧困対策をしっかり推進していくというところが法律上の努力義務ともなっておりますので、しっかりこの計画の中で盛り込んでまいりたいというふうに考えております。
子供の貧困対策についての現状と課題については、以下、現状は5点、特に④でございますが、市全体として子供の貧困対策を総合的に推進するための体制が現在丹波市の中では確立されていないという状況がございますので、この計画を基にしっかりそこを確立をし、今後の取組を図っていきたいというところ、そして、課題、最終ページの8ページでございますが、課題の中では、特に③でございます。これもアンケートの結果から出たものでございますが、経済的な貧困に限らず、家庭で家族がゆとりを持って子供に接する時間を確保することなど、安定した子育てができるよりよい家庭環境づくりへの取組が必要である、このあたりがアンケートの結果からも出てきた内容でございます。
今後の取組としても、(5)では、法律上でも位置づけされております5つの柱に基づきましてこの子供の貧困対策を丹波市としても進めてまいりたいということで、以上がこの地域福祉計画に盛り込む、まず4部構成の中の3つの部門の計画の概要となります。
最後に、四角囲みに書いてますように、これからあと2つの計画の概要を説明するわけですが、丹波市地域福祉計画とともに、丹波市高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画並びに第6期丹波市障がい者基本計画・第2期丹波市障がい児福祉計画につきましても、同時に12月25日から1月25日の間を約1カ月間かけてパブリックコメントを実施し、市民の方から意見をしっかりいただいて、それをこの計画にも盛り込んでまいりたいというふうに考えております。
以上、長くなりましたが、地域福祉計画の概要の説明を終わらせていただきます。
○委員長(吉積毅君) 介護保険課長。
○介護保険課長(谷水仁君) 私のほうから、丹波市高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画について御説明のほうさせていただきます。
まず、資料ナンバー1をお目通しください。
まず、1ページには、本計画の位置づけとして、介護保険計画に基づき、令和3年度から令和5年度の3年間を第8期計画期間として、国の基本方針に即して介護保険事業計画を定め、そして、併せて老人福祉法に定める老人福祉計画と一体的に策定をするものでございます。
計画の趣旨といたしましては、第7期計画の取組を継承しつつ、高齢者が住み慣れた地域で生活できる環境の実現を目指すということを目標とさせていただいております。
計画の策定経過、そして調査内容につきましては、下の表のとおりとなっておりますので、御覧ください。
続いて、2ページをお目通しください。
2ページにつきましては、左の縦列には第7期事業計画の基本目標及び第7期から第8期へ向けての課題を整理をさせていただいております。また、真ん中の縦列には第8期の基本目標をお示しをさせていただき、右の縦列には国の基本方針、それが第8期計画のどの基本目標に相まっているかを示しているところでございます。
まず、真ん中の基本目標でございますけれども、第7期からの変更点につきましては、目標1につきましては、第7期では介護予防とさせていただいておりますが、国の基本方針によります高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施の考え方を取り込みまして、自立支援、そして介護予防、そして重度化防止の推進という形で整理をさせていただいているところでございます。
続きまして、第8期の基本目標2につきましては、第7期の基本目標2と3、地域生活支援と在宅医療と介護連携、この部分を一つに集約をさせていただき、また、国の基本方針でございます地域共生社会の実現に向けた考え方等を取り入れて、地域包括ケアシステムのさらなる深化・推進としております。
また、基本目標の3につきましては、昨年度、国が決定しました認知症施策推進大綱を基に、認知症施策の推進を目標としてさらに上げているところでございます。
基本目標4、5につきましては、第7期から継続的に検討をさせていただいている項目としております。
次、3ページをお目通しください。
3ページにつきましては、今後の計画の策定スケジュールとさせていただいているところです。
次、資料ナンバーの2、横長のホチキス留めの資料でございます。この資料につきましては、各基本目標ごとに各事業等の第7期からの変更内容について計画書本編から抜粋したものを一覧表に取りまとめているものでございます。かなりの数がございます。新規事業としては9つ、そして第7期からで拡充する事業が13、継続が61、見直しをする事業が6、合計89の事業となっているところでございます。
また、続きまして、資料ナンバー3をお目通しいただきますと、先ほども申し上げましたパブリックコメントの実施要項でございます。概要につきましては、募集期間は令和2年12月25日から令和3年1月25日の1カ月間、市民の方々から意見を聴取しながら策定に向けて取り組みたいと存じております。
次、資料ナンバーの4でございます。第8期介護保険料の算定についての御説明をさせていただきます。
まず、1ページの上の①の総人口の推移でございます。平成29年度から令和22年度までの人口の実績と、そして推計を示しております。総人口につきましては、少しずつ減少し続け、そして、高齢者人口は令和3年度をピークにほぼ横ばいに推移をしておりますが、後期高齢者の人口につきましては、ピークの令和12年度までなだらかに増加しております。そして、下の表で御覧をいただきますと、要支援・要介護認定者は令和17年度にピークを迎えるまで増加すると推計しております。また、この表から、支える側の生産年齢人口が減少していくこと、そして、介護認定者については増えていくというようなことが読み取れるところでございます。
2ページをお目通しください。
この表につきましては、第2期から第7期の保険料と、そして給付の額の表をお示しをさせていただいております。第7期につきましては、徐々に増加をしているようなところがこの表で読み取れるところでございます。
次、4ページをお目通しいただきますと、介護保険料の本格的な算定の方法ですが、第8期の3年間の介護保険サービスの見込み量をまず、④のところの一番下のところありますけれども、そこを算出し、その23%を第1号被保険者、65歳以上の高齢者の方の負担分とします。そして、そこから国の交付金等を差引きし、3年間の総利用数で割り算をさせていただきます。その表の下につきましては、第1号被保険者、第7期では年額7万680円が月割りで5,890円と、この計算方式から算出した金額をお示しをさせていただいております。また、その下には、この第8期の計画の中での算定に関します介護保険料の増加の要因、そして減少要因等をお示しをさせていただき、これらを基に、今後、介護保険料の算定について作業を進めていきたいと存じております。
また、第8期の介護保険料の改定につきましては、先週12月17日に、国において、令和3年度の介護報酬の改定は、まず4月から8月までの期間を0.7%第7期にプラス、そして、9月以降は0.05%マイナスの0.65%を改定で上がりますよという通達が参りましたので、これもその算定基礎の中に組み込みまして、再度計算をさせていただきたいと存じます。また介護保険料が確定をしましたら、再度保険料の内容について
民生産建常任委員会のほうに報告をさせていただきたいと存じます。
以上、簡単ですが、説明を終わらせていただきます。
○委員長(吉積毅君) 市長が公務のために退席をされておりますので、報告をさせていただきます。
それと、午後5時ですが、委員会を継続いたしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
続きまして、障がい福祉課長。
○障がい福祉課長(高見智幸君) それでは、第6期丹波市障がい福祉計画、第2期丹波市障がい児福祉計画策定の概要版のほうを御覧ください。
これは、先ほどの地域福祉計画の個別計画という位置づけでございます。本計画につきましては、来年度からの3カ年について、障がいのある人へのサービス量の見込み数値の見直しを行ったものでございます。数値ばかりの計画で少し分かりにくいと思いますので、別紙概要版で御説明をさせていただきます。
まず、1番の計画策定の趣旨についてでございます。下の年表のところを御覧ください。丹波市では、平成30年に一体的に策定した丹波市障がい者・障がい児福祉プラン、計画期間6年におけます上半期の3カ年の障がい福祉計画等が令和2年度末に終了を迎えることから、新たに第6期丹波市障がい福祉計画及び第2期丹波市障がい児福祉計画を策定するものでございます。ちょうど矢印の部分でございます。なお、計画の期間につきましては、令和3年度からの3カ年ということでございます。
次、2番の計画の対象者でございますが、障がいのある人のみならず、全ての市民を対象といたします。
次、3番の計画の位置づけ等でございますが、表の中ほどを御覧ください。障がい者基本計画は国の法律の障害者基本法に基づき、また、丹波市障がい福祉計画は障害者総合支援法、そして、丹波市障がい児福祉計画は児童福祉法に基づき策定をしております。障がい者基本計画以外の、この濃い網かけの計画の見直しをするというとこでございます。
次に、次のページを御覧ください。
2ページの4番計画策定の経過でございますが、下段の調査内容の表を御覧ください。①アンケート調査では、身体障がい者や療育手帳の所持者等の3,000人に対し48.5%の回収率でございました。また、事業所ヒアリングとして、障害福祉サービス事業所、障がい者団体等27件のヒアリングを行い、障がい者等の実態調査やニーズの分析等を行ったところでございます。そして、その分析を基に、今後3カ年のサービス量の算出をしたものでございます。
なお、会議といたしましては、これまでに障がい者施策推進会議を3回、また、運営会議や就労支援部会等の3つの部会で御意見を頂戴し、本計画の素案を作成したというところでございます。
次に、5番の障がい者手帳の所持者数等の推移でございますが、下の凡例を参考に見ていただきますと、身体障害者手帳の所持者の一番濃い部分は若干減少傾向にありますが、しま模様の療育手帳所持者、次の精神障害者保健福祉手帳、さらに、支援が必要とされる度合いを1から6で区分する認定支援区分の認定状況については微増の状況にございます。この認定支援区分により障害福祉サービスのサービス量が決定されるということでございます。
また、折れ線グラフにつきましては、下の凡例にありますように、人口に占める手帳所持者の割合ということで、平成27年度の7.04%から令和元年度の7.27%と、0.23%の増加となっております。人口は5カ年で4.3%減少しているにもかかわりませず、人口に占める割合は増加しているという状況でございます。ここが一つのポイントでございます。
次、6番の国の基本指針に基づく目標でございますが、本市の福祉施策に関する基本的事項や目標等を7つ定め、取組を行います。特に網かけの部分の2項目について、来年度以降の3カ年で重点的に取り組んでまいりたいと考えており、次のページを御覧ください。7番の本市の重点課題及びその方向性について、前ページの網かけの2つの目標についてでございます。
まず、(1)の福祉施設の入所者の地域生活への移行についてでございます。いわゆる障害者支援施設等からグループホームなどへの地域移行ということで、その下の①アンケート・ヒアリング調査結果を御覧ください。この調査結果では、障害者支援施設等の入所者のうち約30%は引き続き施設で暮らしたい、また、約25%は家族と暮らしたい、約10%はグループホーム、6%は一人暮らしを希望しておられ、施設で暮らしたい方以外は合計で約4割となっている状況でございます。
次に、その上に戻っていただきまして、黒丸のところでございますが、重症心身障がい者等の生活を支援する事業として、この重症心身障がい者の定義につきましては、その下にアスタリスクで記載をしておりますが、重度の肢体不自由と重度の知的障がいとが重複した状態をいい、グループホームや生活介護への取組が本市としては重要であるというふうに考えております。
具体的には、市内に重症心身障がい者等に対応した夜間の支援体制、医療的ケアの提供体制、居住環境などの条件が整ったグループホームがないために、重症心身障がい者等に対応した住まいの場と日中活動の場が必要となっております。例えば日中活動の場として、現在市内在住の方で他市町の事業所を利用されている方の場合、市内の施設、事業所には特殊浴槽等の設備がなく、市外施設での受入れができないということとなりますと、たちまち行き場所がなくなってしまうということになってしまいます。したがいまして、②の方向性に記載しておりますとおり、本市においても不足するサービス事業であるということから、事業者自ら事業実施が可能となるような事業費補助金等の支援内容を早期に検討し、事業実施に向けて進めていく必要があると考えております。
次に、(2)の地域生活支援拠点等が有する機能の充実につきましては、地域生活支援拠点等(まんがいちネット)の安定運用ということでございまして、万が一のときのネットワークということでございまして、障がいのある人の重度化・高齢化、親なき後を心配されている状況にあるために、市内の障害福祉サービス事業所29事業所と本年度に協定を締結する予定にしております。万が一とは、例えば家族の方の急病、死去、行方不明を想定しており、まんがいちネットとして、急な病気等の万が一のときに備えて、障がいのある人の緊急時の受入れや相談対応等が行えるように進めてまいりたいと考えております。
次に、4ページを御覧ください。
8番の障害福祉サービス給付費事業等の事業費推移及び見込みでございますが、この表では下記に凡例を記載しておりますが、障害福祉サービス等給付事業、これは、障がいのある人への入浴、排せつ、食事の生活介護等のサービス給付をすることでございます。また、障害児通所支援事業は、児童発達支援や放課後等デイサービスといった事業で、いずれも国が2分の1、県が4分の1の補助があり、また、薄い網かけは当課の全体事業費ということでございます。
また、折れ線グラフは一般財源、いわゆる市の実質負担分の推移ということでございまして、令和5年度の見込みにつきましては、障害福祉サービス等給付事業と障害児通所支援事業の過去の実績から伸び率を算出し、本計画における今後のサービス等の見込み量に乗じて算出をしているというところでございます。よって、平成27年度からの5カ年につきましては障害福祉サービス等の急激な伸びがありましたが、今後は、本計画の最終年であります令和5年度に向けて、人口減少等によりほぼ横ばいになるのではないかというふうに考えております。
なお、国の予算では、令和2年度でございますが、年9%程度伸び、市の令和元年度の決算では8%程度伸びているというような状況でございます。また、市の5カ年の平均の伸び率につきましては4.8%ということでございます。
最後に、今後の予定につきましては、パブリックコメントを12月25日から1月25日まで実施する予定にしております。来年度からの3カ年につきましては、このような方向で進めてまいりたいと考えております。
以上、計画の概要についての御説明とさせていただきます。
○委員長(吉積毅君) 説明が終わりました。
今回は紙ベースで素案を頂いております。各お手元にあると思いますが、修正並びに訂正等がありましたら差し替えて利用していただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
それでは、質疑を行います。
それでは最初に、説明の最初から行きたいと思います。まず最初に、第3期丹波市地域福祉計画について、質疑ございませんでしょうか。
前川委員。
○委員(前川進介君) 第3部の丹波市子どもの貧困対策推進計画についてです。ここ一番最初に相対的貧困率が15.7%だと。この相対的貧困率っていうのはあくまでも相対的なもんで、可処分所得の中央値の何分の1以下とかですよね。だから、これがなくならないのは当たり前だから、別にいいと思うんですよ。当然その中には、子供が家庭にいることも当然あるので、これもいいとして、ひとり親の貧困率が非常に高いと。ここが問題だと思ってるんですが、これって結局別れた旦那が養育費を払わないということが問題の本質だと思うんですね。たしか8割方払われてないはずです、統計上。なので、例えば欧米のほうでは社会保険なんかで旦那の給料から天引きして、それを元奥さんのほうに送るとか、そういう取組はされてるんですけど、まだ日本ではそれができていないと。じゃあ何もできないのかというと、そういうことでもないと思うんですよ。例えば明石市なんかでたしかやっていたと思うんですけど、両親が離婚するときに、父親と母親の間に行政として入って、養育費のことなどをきちんと取決めを交わして、そこは強制力はないかもしれないですけど、そういう関わりをすることによって、父親が母親のほうにお金を送るということは全然可能だと思うんですね。そういった問題の本質に切り込むべきだと私は思ってるんです。
やっぱり子供というのは親によって育てられるのが第一義的にあって、それでもどうしてもならなかった場合に地域が税金を投入してそれを支援するという形だと思うので、なので、今ここに書かれている現状と課題のところで、こういうことやっていきますよというのがありますけど、これはどちらかというとその後にすべきことだし、そもそもひと独り親家庭の子供の貧困率を下げることも行政として取り組むほうがいいのではないかと思います。
これ私の経験からなんですけど、私もこれ払ってる人なんですね。払わなかったらやっぱり子供に会いづらいんですよ。面会しづらい、精神的に。何か申し訳なさが生まれるだろうから。私は払ってますよ。私は払ってるんですけど、もし払わなかったら会いづらいだろうなっていうのが予測できるんですね。そうなると、子供からしたら、親子の関わりっていうのが途切れやすくなってしまう。それは子供の心が育まれにくくなることを助長してしまうので、行政としてひとり親家庭の支援というのは大事なんだけど、貧困率を下げるための取組、要は離婚のときに父親と母親の間に入ってとか、そういうことまでをしていただいたほうがいいのではないかと思いますし、結構明石市のほうではいろんなことを取組されてるので、それも何か参考にされながら進めていかれたらどうかと思います。
○委員長(吉積毅君) 自立支援課長。
○自立支援課長(中村直樹君) 先ほど前川委員のほうから御指摘をいただきましたひとり親家庭についてでございます。確かにひとり親家庭の貧困っていうのはやっぱりなかなか、児童扶養手当が出る中におきましてもやっぱり相対的に厳しい状況にあるということは思っておるところでございます。
先ほど委員のほうからも言っていただきましたように、例えば明石市のほうでひとり親家庭のための養育費の未払いに対する取組でありますとか、また、肩代わりして取りあえず支払うというようなことも制度化をされたというようなことも聞き及んでいるところでございます。丹波市におきまして、なかなかこの状況の中で、まず財政的に先養育費を支払っていくっていうことはなかなか難しい部分もあろうかと思います。ただ、先ほどおっしゃっていただいたように、貧困率を下げる取組、また、そういったような取組に対して、現在では法的な機関のほうを紹介するというようなところの相談なんかにとどまっているところがございます。
今後そういったような今のことも、特にひとり親の家庭の貧困率を下げるための取組っていう部分につきましては、やはり計画といいますか、これからの市のひとり親施策をしていく上では重要なところだというふうに考えております。そういったようなことも含めまして、この計画のほうの中でまた考えてまいりたいっていうふうに思います。よろしくお願いいたします。
○委員長(吉積毅君) 前川委員。
○委員(前川進介君) ありがとうございます。私のほうから特にお伝えしたいことというか、それは、子供の心がどう育まれるのかというところをまず共通認識として持たれた上でいろんな政策を考えていくべきなのではないかなというふうに考えています。やっぱりそこがしっかり育まれないことには、形だけ、形骸化したような運用になることも重々考えられるので、そこだけひとつお願いしたいと思います。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 今、前川委員御指摘のとおり、夫婦が離婚しても子供の父親であることは変わりがございません。そういった子供の希望が持てる経済的な基盤をしっかりと整えていくことは重要であると考えておりますので、明石市等の政策、事業なども十分に研究をしてまいりたいと思います。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 2点ありますが、1点は、ごめんなさい、ちょっと聞き漏らしというか、説明を聞いたときに、今のひとり親のところなんですが、ひとり親家庭の貧困率が高い水準という説明のときに、丹波市は特にというような表現をされたように聞こえたんですけれども、これは他自治体との比較の上で丹波市が特に高いというようなことを意味されてたのかどうか、そこをちょっと確認させてもらいたいと思います。
それから、もう一つは、少し大きな視点のところで確認をしておきたいです。これは前期の計画との比較がないので、はっきりとつかめないので確認をするんですけれども、今回、3つの「助」から4つの「助」へと転換ということで基本置かれております。今まで共助と呼んでいたものから、あえて互助を取り出して別建てしているといったような、共助はいわゆる社会保障サービスだというような変わり方のようですけれども、これは具体的な計画においては、互助の部分、計画の内容を見ると、特に地域づくりとか、そこら辺の柱がそれに当たるかと思いますが、そこに特にこれから力を入れていくという意味合いを含んでいるのでしょうか。ちょっとそこら辺、これからの姿勢の転換がどこのあたりにあるのかお知らせいただきたいと思います。
○委員長(吉積毅君) 自立支援課長。
○自立支援課長(中村直樹君) 1点目の丹波市においてのひとり親世帯の貧困率でございます。これにつきましては、お手元の第3期丹波市地域福祉計画素案のほうでございますが、丹波市のひとり親世帯の貧困率は38.8%というふうに地域福祉計画素案の中で記述をしております。この本編の71ページになろうかと思います。③のア)、1行目から2行目にかけて、ひとり親世帯は38.8%、それから、3行下がりまして中ほどから、ひとり親世帯の貧困率は48.1%、これは全国の平均の貧困率でございます。今回この表現につきましては、全国48.1%に対しまして丹波市は38.8%ということで、説明の中では丹波市が高いというふうに申し上げておりましたけれども、これについては全国平均に比べて丹波市は低いというところでございます。訂正をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○委員長(吉積毅君) 社会福祉課長。
○社会福祉課長(森本英行君) 2点目の質問でございます。3つの「助」と4つの「助」の話でございます。地域福祉に係る4つの「助」の考え方、委員御指摘のとおりでございます。特に共助というものは、社会保険のような制度化された相互扶助、これを共助という言い方をしております。医療、年金、介護保険、社会保険制度、このあたりが共助という位置づけをしているところでございまして、反対に、今回新たに設けるという互助の部分、いわゆる家族、地域住民というところで、インフォーマルな相互扶助という考え方の下、住民同士などのちょっとした助け合いや支え合い、こういうものが今後はしっかり強化する必要があるという考え方で互助というものを抜き出しておるものでございますので、おっしゃるとおりでございます。
○委員長(吉積毅君) 小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 2つ目のところですけど、とすると、具体的にはこの今回の施策の方向性の中では特にどのあたりが新しく、あるいは拡充されたりというようなことで反映されているのでしょうか。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 第3期丹波市地域福祉計画(概要書)2ページにございます自助・互助・共助・公助の図でございますが、平成29年度から地域包括ケアシステムの法改正がございまして、介護保険も保険料が上がってくる中で、福祉の中で進める地域づくりというものがかなり強化をされるようになりました。そういった中で、介護予防の取組や住民主体の取組活動ということで、地域支え合いの活動として取り組んできておるところでございます。
例えばいきいき百歳体操を地域の居場所としてつくって、居場所をつくって相互に声をかけ合っていくでありますとか、そこに体操のボランティアがボランティアポイントを頂きながら積極的に活躍いただく人口を増やしていく。また、生活援助ということで、ヘルパー等が中重度の方にサービス事業、介護人材としてシフトをしていただきまして、一般の市民の方々はくらし応援隊として登録をいただいて、有償ボランティアとして活躍いただくなど、そういった方々を増やしていくような、地域挙げてのこういった課題を共有してやっていこうというものが新たな取組でございまして、今回の地域福祉計画には、今まで高齢者を中心に進めてまいりましたが、この中にひきこもりや、高齢者のところに行きますとひきこもりの方がおられたり、それから、生活困窮であったり、児童の課題であったり、そういった様々な課題が家族の中に行きますと複合的にございます。そういったものをトータルして考えていこう、福祉のそれぞれの法律の施策を横串で刺して、トータルして、地域の中は一つであるということで、この理念に基づき取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑ありますか。
前川委員。
○委員(前川進介君) 先ほど貧困率の話なんですけど、ちょっと分母が違うのかなと思ってまして、このひとり親世帯の貧困率が50.8%というのは、要は2家族のうち1家族は相対的貧困だよっていう数字ですよね。先ほどの丹波市の話で38.8%っていうのは、丹波市における相対的貧困な方のうちひとり親世帯が38.8%だということなので、分母が違いますよね。だから、丹波市においてその割合が全国より低いかどうかというのを調べようと思ったら、丹波市のひとり親世帯の数のうち、丹波市のひとり親世帯で、なおかつ相対的貧困の層に入っている、それが分子に来る。で比べないと、全国平均より低いというのは言えないと思います。
○委員長(吉積毅君) 自立支援課長。
○自立支援課長(中村直樹君) 委員御指摘のとおり、こちらのほうでそういう分母の違いっていうことを、今御指摘いただいたとおり、再度こちらにつきましては精査をいたしまして、数値のほう分析をさせていただきたいと思います。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑ございませんでしょうか。
西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 概要書の中の2ページですね。生活保護受給世帯は減少傾向に市としてはあると。全国的には増えつつあると。私の感覚では、コロナの関係で丹波市でも増えてるんじゃないかなという予想しとったんですけども、ここらちょっと説明、今から増えていくんかも分かりませんけども、ちょっと危惧するのは、申請は出したけども認定されないんじゃないかというふうなこともあるので、ちょっとそこの説明をお願いします。
それから、2点目なんですけども、この本編の7ページに社会福祉連携推進法人という聞き慣れない言葉が出てきとんですけども、新たに創設することとしていますということになっとんですけども、どんなもんをつくるんですか。
○委員長(吉積毅君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 今、西脇委員のほうからございました、生活困窮に関する見込みはどうであるかということであったと思います。担当課長のほうから後ほどお答えをいたしますが、現在、コロナ禍におきまして、総合支援資金の支給件数等また報告をするというふうに準備をしておるところでございますが、国が緊急小口資金等、生活の資金の貸付けをこの間の12月の通知で3月末まで延長することになりました。そういった方で、3カ月借りられてさらに延長された方、生活の立て直しが利かなかった方が55件現在借りておられるケースがございます。その方々には自立支援課の福祉総合相談係の窓口のほうが職員として対応しておりまして、家計の支援や就労の支援なども行っておるところでございまして、必要な場合で高齢者であればやむを得ず生活保護のほうへ移行される場合がありますので、そういった相談対応に前向きに取り組んでいったり、場合によっては仕事のあっせんということで、丹(まごころ)ワークサポートたんばと連携をいたしまして、毎月第2庁舎のほうで就労の相談会をしておるところでございまして、そういった取組につなげてまいりたいと思います。
それから、本編の地域福祉計画のところの7ページにございます社会福祉連携推進法人でございます。これも社会福祉法の改正がございまして、市のほうが社会福祉法人の現在監査業務を行っているところでございます。市内に社会福祉法人として、大きな社会福祉協議会とともに、高齢者の事業を主に展開されているところや、認定こども園なども展開されておるところ、障がい者施設等をベースとして捉えているところの十数法人ございます。その法人が現在、社協を事務局として会長を設けて、まんがいちネットということで、地域の支え合いのネットワークということで、定例的な会議を開催されておるところでして、国は社会福祉法人も将来的に見据えて法人の強化ということで、組織の統合であったり方向性を、サービスの対象者が減ってくる場合はどのように運営していくのか、社会福祉法の改正で、財務会計であったり、社会福祉法人運営そのものを評価していくようになっておりますので、その中で、法人間連携を深めていただいて、地域貢献は当然ありますけれども、運営そのものも視野に入れた、そういったものも全国的に今後展開してくるだろうというふうに言われておりまして、創設することとしていますというのは、市がそうしますということではなくて、主体は法人格がどのようにされるかということでございますが、国はそういった方向に、社会福祉法の改正で、地域共生社会の実現に向けて、そういったことも想定に入れておりますといった説明の文章となっております。
○委員長(吉積毅君) 自立支援課長。
○自立支援課長(中村直樹君) 先ほど部長のほうからも答弁申し上げましたけれども、生活保護の受給者の減少傾向という点についてでございます。部長も申し上げましたとおり、今現在、コロナ禍におきまして、社会福祉協議会におけます緊急小口資金、また総合支援資金の特例貸付けという制度がございます。この制度によりまして、相当数の方が資金の貸付けを受けられまして、それによりまして生活の維持をしていただいておるというところがございます。これにつきましても、3月末まで新規申請の期限が延長されたところでございます。そういったところで、当面は資金のおかげでこちらへ来られる生活保護申請、困窮に至られる方というのは少ないんじゃないかなというふうに分析をしております。
ただ、来年度4月以降、その貸付けの期限が切れた後、なお自立がされていない方につきましては、生活困窮制度、いわゆる第2のセーフティーネット、また最終的には生活保護制度へというような形の相談が増えてくるのではないか、自立が見込めない方についてはこちらのほうへ来ていただく方が増えるのではないかという予測はしているところでございます。
現在、丹波市におきましては、そういったような状況と、保護を受けておられる方の累計につきましては、いわゆるその他世帯といいまして、働き手の方で職を失って受けておられるという方が比較的少ない状況にございます。減少については、いわゆる自然減によって減っている部分というのが今の状況ではあるということで、少し減少ぎみにあるというのはそういうところであるというふうに分析をしております。
○委員長(吉積毅君) よろしいか。
ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) なければ、次に、丹波市高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画の策定について、質疑を受けます。
質疑はございませんでしょうか。
西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 介護報酬の引上げということが今もちょっと、12月ですかいね、行われたと。ちょっと聞き漏らしたんですけども、ちょっとそこのところをお願いしたいのと、結局それが介護保険料に、マイナス要因、プラス要因というふうに言われてますけども、どのように跳ね返るのかなという、そこらちょっと説明していただいたらうれしいんですけど。
○委員長(吉積毅君) 介護保険課長。
○介護保険課長(谷水仁君) まず、先ほど申し上げました、先週12月17日に介護報酬の見直し、改定率です。これが発表されました。令和3年度、来年ですけれども、4月から8月までの間は全体的に0.7%の増、そして、9月以降は0.05%マイナスの0.65%の増という形で、これまで第7期の介護報酬の金額にそのプラスの分を合わせて改定をされるということです。ただ、それに見込みまして、単純に介護報酬が上がりますので、介護保険料につきましては、見込み量を算定しないと分からない部分もありますけれども、若干の増加要因となる見込みとしております。
○委員長(吉積毅君) 西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 介護報酬が上がる分、何か国から介護保険料を抑えるような、そういうものはないんですね。あるかないかだけ。
○委員長(吉積毅君) 介護保険課長。
○介護保険課長(谷水仁君) 本日の資料のナンバー4をお目通しください。そこの3ページの一番左の介護保険料を使用する事業というところで、標準給付費、これが、全体の介護サービスを利用されたときの費用が100%として、第1号被保険者はその23.0%、そして、国が25%、県12.5%、市12.5%という割合で介護報酬を分散してお支払いしますので、上がった分0.7%全てが第1号被保険者の介護保険料に当たるというわけではありませんので、この率で割った分が上がる見込みとなるというところで御理解いただきたいと思います。ですから、国から0.7%上がった分の25%。ですから、特別に上がった分を下げるという措置はございませんけれども、この負担割合によって上がった分がなだらかに分けられるという形になります。
○委員長(吉積毅君) 理事。
○理事(井上鉄也君) 0.7%というのは、総額が予算査定の中で決まって、それをどのように配分するかというのはこれからまださらに具体的に決まっていって、個々の単価割りみたいなことが決まっていきますので、ちょっとそのことについてはもう少しお待ちいただけたらと思います。
○委員長(吉積毅君) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) ありませんので、次に、丹波市障がい者・障がい児福祉プランにおける第6次丹波市障がい福祉計画、第2期丹波市障がい児福祉計画の策定について、質疑を求めます。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑がございませんので、質疑を終わります。
以上で、健康福祉部所管の報告は終了いたしました。
その他、健康福祉部より報告事項はございますか。
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 本件につきまして御説明をしまして、パブリックコメントを1月25日までとしております。今日お伺いしました内容につきましては十分吟味をしてまいりたいと思いましたが、お気づきの点がございましたら、教えていただきましたらと思います。
○委員長(吉積毅君) その他、委員の皆様から健康福祉部に対し質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) ないようでしたら、健康福祉部は退席いただいて結構です。
暫時休憩いたします。
休憩 午後5時31分
───────────
再開 午後5時32分
○委員長(吉積毅君) 再開いたします。
次に、国民健康保険における納付金上の統一と仮算定結果について、当局の説明を求めます。
生活環境部長。
○
生活環境部長(余田覚君) それでは、国民健康保険における納付金上の統一と仮算定結果につきまして御説明申し上げたいと思います。
本国民健康保険制度につきましては、平成30年度の改革によりまして、県と市町ともに運営を担い、県全体で必要な給付費を県全体で賄う市町間の支え合いの仕組みが導入されたところでございます。その方針に基づいた運営が現在開始をされているわけでございますが、本年度に入りまして、その方針を改定しまして、将来的な県内での同一所得同一保険料を実現するため、まずは納付金の算定において統一を図ることとしております。その令和3年度の仮算定が示されましたので、その詳細につきまして、担当の市民課長より御報告を申し上げます。
○委員長(吉積毅君) 市民課長。
○市民課長(里美典君) お手元の資料を御覧ください。
先ほど部長のほうから経過のほうについては説明がありましたが、まず、3番のインセンティブ制度のイメージ図を御覧ください。今まで納付金は医療費水準や収納率に応じた負担額となるように算定されていましたので、それぞれ高い低いがございました。それを今回、納付金の算定における統一において、医療費水準や収納率を反映しないものとして、このイメージ図の真ん中の線のところまで統一するというものでございます。
まず、イメージ図の中で、左のところ、医療費水準のところでございますが、医療費水準が低い市町、X市でありますとか、右の収納率のところの収納率が高い市町、X市においては、納付金上の統一に伴い、統一前と比べて納付金の額が増加することになります。そこで、統一前と同程度の負担となるようにインセンティブを設定し、そのインセンティブは県からの補助金であります交付金で補うこととなります。
一方、Bのところですけれども、医療費水準が高い市町、Y市ですとか、収納率が低い市町、Y市においては、納付金上の統一によって、統一前と比べまして納付金の額が減少することになります。これらの市町につきましても、医療費適正化でありますとか、収納率の向上に関する取組によってその成果を評価され、インセンティブを設定し、交付金が交付されることになります。
この医療費水準が高い市町、それから収納率が低い市町なんですけれども、負担が減少する市町になりまして、負担金の減少額のうち何%かはこのインセンティブ制度の財源に充てられるということになりまして、減少額は削減され、交付金としてインセンティブ額から差し引かれるということになります。そこで、丹波市はどうなるかといいますと、丹波市は医療費水準が高いY市、そして収納率も高いX市ということになります。
裏面の令和3年度国民健康保険事業納付金仮算定結果を御覧ください。丹波市は、先ほども言いました医療費水準が高く収納率が高い市町になりますので、差引きすることによって、その結果、今回仮算定結果におきましては納付金が減少しました。しかし、納付金上の統一によって、医療費水準や収納率を反映しないものとしてインセンティブ制度の創設がありますので、県からの交付金についても収納率の向上の取組を反映しないものとなり、収納率の向上の取組に関する交付基準が廃止されたことなどによって、交付金の算定額も丹波市は減少することになりました。今まで高かったことによって、その分交付金が加算されて交付されていたものが、交付基準がなくなったことによって、今回のインセンティブ制度による補填もあったんですけれども、差引きにより合計額が減少した。そして、国保会計全体としては負担が増加することとなりました。
その下の図を御覧ください。まず、上の分、納付金なんですけれども、納付金の統一前は、今回、仮算定結果で18億4,800万円となるところですが、今回の納付金の統一によりまして約700万円減少しまして、18億4,100万円となります。
一方、その下の交付金ですけれども、統一前ですと、昨年度実績で仮算定をしますと1億3,600万円の交付金の収入があるところが、今回、納付金の統一によって収納率向上の取組に関する交付基準が廃止されたことなどによって、約2,300万円の収入が減ることになりまして、1億1,300万円となります。これに今回のインセンティブ制度による補填が約300万円ございまして、追加交付されますので、実質は、交付金としては2,000万円実質減少することになります。
今回の納付金の統一及びインセンティブ制度によりまして、納付金は700万円減少することになるんですが、交付金も2,000万円減少することになりますので、国保会計全体としては差引き1,300万円の負担が増加することとなります。
このように、納付金の算定結果において統一し、インセンティブ制度の創設によって、納付金であったり交付金の増減があります。各市町村それぞれ負担の増減が生じるわけなんですけれども、県全体の市町間の支え合いの仕組みとして、今後将来的な同一所得同一保険料の実施に向けまして、制度の安定を図るためのものとして、令和3年度から実施されることとなります。
今回は仮算定結果の報告でありますので、今後、納付金につきましては、今月末、国から提示されます計数等によって再度県で算定されますので、令和3年1月上旬に県から本算定結果として提示されますので、算定額については多少変更があると思われます。その本算定結果を基にしまして、令和3年度国民健康保険の税率を試算し、国保会計の予算計上というスケジュールとなっております。
説明は以上となります。
○委員長(吉積毅君) 説明が終わりました。
質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 質疑がないようですので、質疑を終わります。
以上で、生活環境部所管の報告は終了いたしました。
その他、生活環境部より報告事項はございますか。
生活環境部長。
○
生活環境部長(余田覚君) このほかの報告はございません。
○委員長(吉積毅君) そのほか、委員の皆様から生活環境部に対し質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) ないようですので、当局の出席はここまでです。当局は退席いただいて結構です。
暫時休憩いたします。
休憩 午後5時41分
───────────
再開 午後5時42分
○委員長(吉積毅君) 再開をいたします。
次に、日程第4、閉会中の継続審査事項についてを議題といたします。
閉会中の継続審査事項につきまして、御協議をいただきたいと思います。
暫時休憩いたします。
休憩 午後5時42分
───────────
再開 午後5時47分
○委員長(吉積毅君) 再開をいたします。
それでは、協議の結果、閉会中の継続審査につきましては、子育て支援に関する事項、中小企業への事業継続支援に関する事項とさせていただきます。よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 異議なしと認め、そのように決したいと思います。
次に、その他に入ります。
私のほうから1点であるんですが、農業委員会から例年どおり
民生産建常任委員会への懇談の希望が来ております。
内容については調整中ですが、農業委員会から市に対する意見書が提出されておりますので、そのことが中心になるかと思います。
今年度も例年どおり開催させていただいてよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 異議がないようですので、日程については、2月初旬で調整をさせていただいて、通知をさせていただきたいと思います。委員会終了後に候補日の確認をしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
最後に、そのほか、本委員会にお諮りする事項はございませんでしょうか。
小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) 委員会からの提案として、市議会として意見書を採択いただきたいと思っておりまして、この場で提案をさせていただきたいので、よろしいでしょうか。
委員会の意見書案として付けさせていただきました。そもそもの背景なんですけれども、これは国のほうで国土強靱化の5カ年加速化対策ということで今、計画をされております。いわゆる社会基盤の整備というのは丹波市にとっても不可欠なことで、調べてみますと、兵庫県はもとより、近隣市町からも同様の意見書が出てるということで、丹波市としてもしっかり意見を届けておいて、社会資本整備に遅れがないようにするべきじゃないかということで、今回意見書を提案しようということで出させていただいております。
ちょっと朗読させていただいて、提案とさせていただきます。
激甚化する自然災害への対応と地域の安全・安心を確保するための社会資本整備のさらなる推進を求める意見書(案)。
丹波市においては平成26年8月豪雨災害により尊い人命を失うとともに、家屋や農地など多くの財産が失われた。近年、この種の自然災害が激甚化・頻発化している。また近い将来発生が懸念される南海トラフ地震への対応は喫緊の課題である。
こうした状況下において地域の安全・安心を確保するため、防災・減災、国土強靱化に引き続き全力で取り組む必要がある。
よって、国におかれては、激甚化する自然災害に対応するため、下記事項に取り組まれるよう強く要望する。
要望内容です。
1、12月11日に閣議決定された「国土強靱化5カ年加速化対策」に基づき、必要な予算を安定的に別枠で確保すること。
2、道路橋梁等、社会基盤施設の機能を災害時にも確実に発揮させるためには、継続的な施設の修繕・更新が不可欠である。老朽化対策に必要な予算を安定的に別枠で確保すること。
3、安全・安心のために必要な社会資本整備を確実に推進する予算を十分に確保すること。
4、広域的な大規模災害時において、迅速かつ円滑な復旧等に資するため、TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)の派遣や国による権限代行等が速やかに実施できる体制・機能の拡充・強化を図ること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
以上、意見書案です。御検討お願いします。
○委員長(吉積毅君) ただいま小橋委員より意見書提案がありました。
取扱いについて協議をしたいと思いますが、いかがでしょうか。御意見を伺います。
酒井委員。
○委員(酒井浩二君) この内容につきましては、うちの会派でもちょっと付け加える文章というのが出ているわけですけども、この意見書につきましては、どうなんでしょうか。今この内容いうのんはうちの委員会で決定するということになるんでしょうか。
○委員長(吉積毅君) 修正の意見を頂いて、これが決定ではないので、これで中心に今から修正をかけてということで、次回の日を決めまして、そこで修正案を出して、それを皆さんに見ていただいた上で提出するというような運びになると思います。
西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 小橋委員に質問ですけども、県下でどのぐらいの自治体で、議会で採択されているか、分かったら言ってください。
○委員長(吉積毅君) 小橋委員。
○委員(小橋昭彦君) ちょっと総数が今は把握してないんですけど、近隣で言えば、豊岡市なり西脇市なり多可町なりといったあたりが出ておりますので、多くの自治体で出ているのではないかというふうには推測しているんですけれども、ちょっと数まで把握できておりません。
○委員長(吉積毅君) いかがですか。当委員会として、修正の上、提出するという方向でよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 異議なしと頂きましたので、この資料に関しましては、先ほど酒井委員のほうからもありましたが、修正案に関する部分は……
暫時休憩します。
休憩 午後5時52分
───────────
再開 午後5時53分
○委員長(吉積毅君) 再開をいたします。
それでは、本日の意見書に関しましては、委員長、副委員長に一任していただいてよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 異議なしと認めます。それでは、委員長、副委員長で意見書を修正の上、提案させていただきます。それは24日の追加の委員会で皆さんに確認をしていただきますということでよろしくお願いをいたします。
そのほか、何かございませんでしょうか。
西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 今日の丹波悠遊の森について、委員会報告でやるのか、附帯決議でやるのかということは今日決めておかんでいいですか。その場所でやりますか。
○委員長(吉積毅君) 暫時休憩します。
休憩 午後5時54分
───────────
再開 午後6時03分
○委員長(吉積毅君) 再開をいたします。
それでは、ただいま委員の皆さんから意見を頂きましたので、今の意見をまとめて、委員長、副委員長に一任していただいて、附帯決議意見としてする方向で一度作成をいたしますので、その後、委員の皆さんに確認をしていただくいうような格好で、その後、採決に移るというような形で進みたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(吉積毅君) 異議なしということで、お願いをいたします。
そのほか、何かございませんですか。
議長。
○議長(藤原悟君) 暫時休憩をお願いします。
○委員長(吉積毅君) 暫時休憩します。
休憩 午後6時04分
───────────
再開 午後6時15分
○委員長(吉積毅君) 再開をいたします。
以上をもちまして、本日の議事は全て終了いたしました。
これで閉会をしたいと思います。
それでは、副委員長より閉会の挨拶をお願いいたします。
○副委員長(西脇秀隆君) 朝早くから御苦労さまでした。これで
民生産建常任委員会を閉会します。気をつけてお帰りください。
閉会 午後6時15分...