丹波市議会 2020-09-09
令和 2年第111回定例会(第4日 9月 9日)
令和 2年第111回定例会(第4日 9月 9日)
第111回
丹波市議会定例会会議録
会期第4日 令和2年9月9日 午前9時00分開議
1.議事日程
(1)定刻電鈴
(2)議員着席
(3)開議宣言
日程第 1 一般質問(個人)
2.本日の会議に付した事件
日程第 1 一般質問(個人)
3.出席議員
1番 小 川 庄 策 2番 渡 辺 秀 幸
3番 大 西 ひろ美 4番 近 藤 憲 生
5番 山 名 隆 衛 6番 大 嶋 恵 子
7番 吉 積 毅 8番 広 田 まゆみ
9番 小 橋 昭 彦 10番 谷 水 雄 一
11番 垣 内 廣 明 12番 太 田 一 誠
13番 太 田 喜一郎 14番 藤 原 悟
15番 須 原 弥 生 16番 西 脇 秀 隆
17番 西 本 嘉 宏 18番 奥 村 正 行
19番 前 川 豊 市 20番 林 時 彦
4.欠席議員
なし
5.議事に関係した議会職員
事務局長 荻 野 隆 幸 議事総務課長 荒 木 一
6.説明のため出席した者の職氏名
市長 谷 口 進 一 副市長 鬼 頭 哲 也
教育長 岸 田 隆 博 理事 井 上 鉄 也
技監兼入札検査部長 上 畑 文 彦 企画総務部長 近 藤 紀 子
企画総務部政策担当部長 まちづくり部長 太 田 嘉 宏
近 藤 巧
財務部長 北 野 壽 彦
財務部資産管理担当部長
内 堀 日出男
生活環境部長 余 田 覚 健康福祉部長兼福祉事務所長
金 子 ちあき
健康福祉部健康・
子育て担当部長 産業経済部長 岡 林 勝 則
大 槻 秀 美
産業経済部農林担当部長 建設部次長兼道路整備課長
畑 田 弥須裕 里 充
上下水道部長 井 上 博 生 教育部長 藤 原 泰 志
消防長 中 道 典 昭 会計管理者 足 立 良 二
7.会議の経過
開議 午前9時00分
○議長(林時彦君) おはようございます。
これより、第111回
丹波市議会定例会4日目の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付しておりますとおりです。
〜日程第1 一般質問(個人)〜
○議長(林時彦君) 日程第1、個人の一般質問を昨日に引き続き行います。
本日の一般質問は全て一問一答方式で行います。
質問は通告順に議長が順次指名いたします。
最初に通告15番、西本嘉宏議員の一般質問を許可いたします。
17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) それでは通告に従いまして一般質問を行いたいと思います。
まず台風9号、そして10号が沖縄、九州のほうに接近しまして、今日の新聞では被害が一定程度出とるようです。被害にあわれた方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。
そこで、一時期は台風10号は風速80メートルというような特別警戒警報を出そうかというような話になっておりましたけども、出なかったようでありますが、大型化しております。それで今回見ておりますと、コロナ禍の中での避難の問題が大きく取り上げられておりました。当地方でもそういうことがあっては困るんですけれども、コロナ禍の中での避難所の在り方っていうのは非常に大きな課題になっていると思うんで、そこは特に配慮していただきたいということを強く要請しておきたいと思います。
それでは質問に入りたいと思います。
最初に1点目は、公共交通の在り方に関する検証においての課題の取組などについてお尋ねをしたいと思います。
今年7月17日の第1回丹波市
地域公共交通活性化協議会及び丹波市
地域公共交通会議が開かれております。そこで丹波市における
公共交通システムの在り方に関する検証案、以下検証案ということでございますが示されておりました。この中から幾つか質問したいと思います。これまで私もこの公共交通の在り方についてはいろいろ議論をしてまいりました。とりわけデマンド(予約)
型乗合タクシーについての課題についての、改善についても度々この間毎年取り上げてきたところであります。
一つは
デマンドタクシーの病院への直行便と木曜日運行についてであります。ここではというのは検証案ですけれども、
デマンドタクシーの乗り継ぎ環境の改善や地域を超える運行に関する根強い要望の声を受け、今後の丹波市の公共交通の在り方、とりわけ
デマンドタクシーが担う役割と仕組みについて、改めて検証を行うこととして、令和元年7月19日より調査に着手をし、同年11月25日及び今年ですが令和2年7月17日にわたり協議が行われてきましたということになっています。
そこで、
デマンドタクシーの課題について幾つか上げられております。一つは社会の変化、行動の多様化に伴い現在運行していない木曜日運行を望む声が出ていますというのが一つの課題。
2つは、また依然として直接中心部の病院に行けないことは不便という声がありますと、
デマンドタクシーの課題が上げられているところであります。
それを踏まえたこの検証案の中では、見直しの考え方についても述べております。それは、
乗り継ぎポイントの設置、改善など地域間や他の公共交通との
乗り継ぎ利用改善を打ち出しておりますが、例えばどのような
乗り継ぎポイントの設置、改善を考えているのか。また要望の強い木曜日運行についての改善も行うべきだと考えますが、この課題についてどう対応するのかお聞かせいただきたいと思います。
2つ目は、JR石生駅の券売員の存続の問題です。この検証案でも、利便性が向上した路線バスの利用が増えたと思われる中で、乗降場所の変化が伺えるというふうにしています。そしてそこの中には、具体的には石生駅から
県立丹波医療センターの路線バスによるアクセスが充実したこともあり、鉄道駅での降車が増加傾向にあるというふうに分析をしているところであります。現在石生駅では券売員を配置して、これは市島駅もそうなんですが、配置して乗車券の販売のほか、相談や問合せなどにも対応するように窓口業務を行っているところでありますが、これは予算のときにも若干議論しましたけれども、来年度から市内の全駅でICOCAの利用が始まります。
このことから、この券売員による受託業務を廃止して、無人化する予定であると聞いております。しかし、近年、石生駅をめぐる、先程分析があったように、周辺の環境は特に西口のほうは住宅建設、あるいは
看護専門学校学生寮や、最近も民間の介護施設の建設が予定されているようであります。こういうことで大きく変化することが予想されております。こういう中で、来年度からの券売員の業務委託事業を廃止し、完全無人化することは市民の利便性から見ても大きな問題だと思います。私は少なくともこの券売員を存続をして、市民の利便性の向上を図るように求めるものでありますが、どう考えているのかお尋ねしたいと思います。
3つ目は、路線バスの運賃の引下げの問題です。この検証案の中でも先程紹介しましたように、路線バスの課題として、定期代を含む運賃が鉄道と比べて高いことから、通勤・通学等日常的に利用する意識につながりにくいところがあるとこういうふうに分析しているところでありまして、この点について以前にもバスの運賃が非常に高いということを指摘をして、見直しを求めておりましたけれども、一定程度の改善、補助金等々ありましたけれども、本格的に料金そのものの体系を見直すということについていかがかお尋ねをしたいと思います。
2点目ですが、市営住宅の問題であります。市営住宅等の長寿命化計画と
特定公共賃貸住宅についてであります。
その1つ目は、長寿命化計画に関する基本方針というのがありますけれども、これに関してお尋ねをしたいと思います。
まず丹波市の
公営住宅等長寿命化計画は、2013年度から2022年度までの10年間でありますが、2016年の3月に丹波市
住生活基本計画が2025年度までの10年間を計画期間として策定されたことから、その整合を図るために、この計画は2016年3月に改訂版として出されております。しかし、長寿命化計画の
計画期間そのものは2022年度までの10年間となっております。丹波市
公営住宅等長寿命化計画改訂版によると、丹波市の公営住宅の管理戸数は公営住宅30団地535戸であります。もう一つ、
特定公共賃貸住宅が5団地で89戸あります。合計で35団地624戸となっております。これについて、2020年度の今年7月現在では、34団地602戸となっています。つまりその間に1団地は廃止されております。ちなみに募集停止の団地はこの中で8団地29戸となっています。また耐用年数を既に超過している老朽住宅も7団地72戸、また計画年度内、2022年度ですけども、30年を経過する住宅も5団地168戸となっており、全体の約38.5%となっています。4割近い市営住宅が築後30年以上を経過することになっているところであります。この長寿命化計画では、さらに居住水準や高齢者・障がい者対策、安全性等の課題も同時に掲げております。
そこで、打ち出されているのが市営住宅の長寿命化に関する基本方針であります。その目標は4つ掲げておりますが、ここでは紹介しませんが、その中で長寿命化への方向性を示しているものの、市営住宅の供給目標戸数は今後10年間の要支援世帯数を378世帯と推計しています。整備の目標戸数については、
住生活基本計画に準拠するということで、耐用年数を超過している木造、簡易耐火住宅の公営住宅を用途廃止するというふうにして、結局削減しようという計画になっているところであります。
そこで、長寿命化のための維持管理計画に示されているところの建て替えの計画について、本計画の期間内においては対象になる団地はないと、つまりこの計画内には建て替えする団地はないということを示しています。ところが、この中にこういう記述があります。ただし園部団地については、次期の計画期間に集約・建て替え等を含めた検討を今後進めていく必要があるというふうに述べているところであります。
そこでお尋ねしますが、実際にこうした検討を始めているのか、また現在この園部団地については、隣接して
春日石才テラス住宅という県営住宅があります。同一自治会として活動されておりますが、今進められているところの
県営柏原南多田住宅の建て替えに伴って、今後、順次この
県営春日石才テラス住宅も集約されていきます。そして廃止されることになっているようであります。現在この県営住宅の跡地の利用について、市は県との協議は進めているのでしょうか、お尋ねしたいと思います。
2つ目は、特定公共賃貸、特公賃と言いますが、住宅の空き家率と家賃体系の改善についてであります。
特定公共賃貸住宅は、先ほど紹介しましたように現在5団地の89戸管理しておりますが、この住宅は中堅所得層、所得が一定程度ある人ですね。公営住宅の収入基準を超える方々を対象にするものでありまして、良好な賃貸住宅の供給を促進するために、この
特定優良賃貸住宅の供給に関する法律によって地方公共団体が国から建設費や家賃減額に係る補助を受けて、建設・管理する住宅というものであります。2012年度に実は特公賃の新しい家賃体系が決まっております。これによりますと、所得によりますけれども、安いところで4万円弱、高いところでは最高8万円を超える家賃であります。高額な家賃となっています。部屋数やその広さ、設備においてもほかの一般公共住宅とは違いがあるのは確かであります。実は特公賃の住宅の空き室率を見てみます。あるいは入居率を見てびっくりをしました。資料請求でいただいた資料によりますと、2020年度7月現在の5団地89戸のうち、入居戸数は僅かに37戸、空き室戸数は52戸となっています。平均入居率は41.6%であり、僅か37%という団地もあります。しかも昨年8月から今年6月までの約1年間、応募件数は随時応募になっておりますけれども、1年間応募がゼロという資料が出されました。こういう状況になっておりまして、理由は分からないかもしれませんが、いずれにしても家賃収入全体に市全体としては大きく影響しているのは事実であります。半分以下ですから。
市当局はこれをどのように考えているのでしょうか。その原因は何か、またこの対策をどうするのかお尋ねをしたいと思います。特に提案したいのは、高額な家賃体系を見直して、そして引き下げるべきだということを思いますけども、いかがでしょうか。
以上です。
○議長(林時彦君) 市長。
○市長(谷口進一君) (登壇) 西本嘉宏議員の御質問にお答えをさせていただきます。
まず1点目の、公共交通の在り方に関する検証における課題の取組等についてでございます。
丹波市で導入しましたデマンド(予約)
型乗合タクシーは、運航開始以降10年目を迎えましたことや、令和元年7月に
県立丹波医療センター等が開院したことに伴います市内バス路線の再編を行ったことを受けまして、現在、丹波市
地域公共交通活性化協議会によります丹波市
地域公共交通会議、これにおきまして検証を行っていただいております。
今回御質問いただきました項目の一部には、その検証結果を先程の協議会から正式に御報告いただいた後に検討する事項でありますが、現時点における市の考え方について回答させていただきたいと思います。
まず、1つ目の現在
デマンドタクシーの運休日である木曜日の運行についてでございますが、導入時点における需要予測や、他の公共交通とのバランスという面から、当初から週4日の運行を計画をしておりまして、その中で午後からの休診が比較的多い木曜日、この日を運休日として事業を開始した経過がございます。
現在、週4日の運行で利用者の需要はおおむね満たされている、このように考えておりますが、ただし検証の中にもありますように、木曜日の運行を望まれる御意見があることも一方で承知をしておりまして、地域の公共交通全体のバランスの考慮や、あるいは検証結果も踏まえながら、御提案がありました木曜日の運行につきまして検討してまいりたいと、このように考えております。
また、中心部の病院への直行運行についてでございますが、
デマンドタクシーは地域内の
公共交通空白地、これを解消するための生活交通として導入されたものでありまして、地域間の移動は基幹交通である鉄道や路線バス等の連携を前提といたしております。
現在、地域間における
デマンドタクシーの乗り継ぎ利用では、
デマンドタクシーの予約受付時に乗り継ぎにかかる待ち時間ができる限り短くなるような配車、また他の公共交通との乗り継ぎ利用では、電車や路線バスとの接続時間を考慮した配車を行っておりまして、乗り継ぎ利用時の利便性の向上に努めているところであり、目的に応じた交通手段を上手に組み合わせて利用されている方もおられます。
そのような中で、市の中心部への
デマンドタクシーの直接的な乗り入れにつきまして、少なからず御意見を頂いておりますが、市中心部への直接的な乗り入れは、
デマンドタクシーの利用を拡大するものの、他の公共交通を圧迫し、公共交通全体の連携した利用体系を崩すこととなりかねないことから、慎重な対応が必要と、このように考えております。
今後、
まちづくりビジョンの実現に向けまして、他の公共交通機関を含めた全体の在り方、最適化と申しますか、それを検討することは大きな課題でありますが、当面は異なる交通機関の乗り継ぎの利便性を図る、そういう努力を継続しますとともに、
デマンドタクシー間の乗り継ぎの利便性の向上を図りますように、例えば雨風をしのぐことが可能な
乗り継ぎポイントの設置、そういった待合環境の改善などを関係者と検討してまいります。
次に2つ目、JR石生駅の券売員の存続につきましては、近年JR西日本への要望事項であった
ICOCA対応改札機の導入が、いよいよ来年2021年春に予定をされておりまして、本市ではこれをICOCAの普及、利用増進への転換期であると、このように考えております。
JR西日本が係員を配置せずに無人駅とするという決定をして以降、窓口で切符を購入することができないという利便性の低下を補う対応策として、市は券売員による窓口販売に取り組んでまいりましたが、今後の鉄道利用におきましては、ICOCAという新しい手段が加わり、毎回の乗車のたびに切符を購入することなく、
キャッシュレスで乗車できるというふうになりますことから、券売員による窓口販売が終了しましても、駅の利便性が大きく損なわれるということはないものと考えております。
このことから、当該業務は一定の役割を終えたものと、このように考えておりまして、これを継続せずに令和2年度末で終了するということにつきましては、皆様方の御理解を賜りますようにお願い申し上げます。
続きまして3つ目の、路線バスの運賃の引下げにつきましては、丹波市では、市内バス路線の再編に合わせて、
神姫グリーンバス株式会社が発行します
記名式プリペイドカード、NicoPaと言っておりますが、これの初回購入費用の一部助成や、
通学定期券購入時に一定額を上回った部分の購入者負担を軽減することで、日常的に路線バスを利用していただけるよう努めておりまして、朝夕の一部の便では、前年度を大幅に上回る利用となりますなど、その効果が見られているところでございます。
これらの取組を一定期間継続しますとともに、路線の充実等の利便性の向上の取組を行いまして、その間に利用者数の推移を分析しつつ、当面は現行制度により日常的な利用の拡大につなげてまいりたいと、このように考えております。
次に、2点目の
市営住宅等長寿命化計画と
特定公共賃貸住宅についてお答えさせていただきます。
初めに1つ目の長寿命化計画に関する基本方針でございます。
平成28年3月策定の
住生活基本計画におきましては、10年間の公営住宅要支援世帯数を378世帯と推計をし、それに対応する市営、県営併せた10年間の住宅の供給戸数を384戸と、このように推計いたしております。つまり、現状の入居募集状況が維持できれば住宅の供給戸数が要支援世帯数を上回りますため、新たな市営住宅整備は必要がない、このように考えております。また、
公営住宅等長寿命化計画の改訂版におきましては、長期的コストを考慮した考え方で、建て替えによる供給戸数維持ではなくて、現状の入居募集状況を維持するため、個別改善あるいは修繕によって長寿命化を図るとの考え方の下、平成26年以降、外壁改修やあるいは屋上防水等の工事を実施しているところでございます。
さらに、長寿命化計画では、西本議員御指摘のとおり、住宅の供給戸数が要支援世帯数を上回るというような状況で建て替え対象となる団地はないと結論づけた上で、仮に地域ニーズや公営住宅の供給戸数等の前提条件の変化に対応して現地建て替えが必要となった場合は、建て替え可能な敷地規模を有する園部団地を候補として、次の計画での
集約建て替え等を含めた検討を今後進めていく必要があると、このように記載をしております。したがいまして、現地建て替えが必要となっていない現時点では
集約建て替え等の検討を始めてはおりません。
しかしながら、策定から5年、計画期間の中間点を迎えます
住生活基本計画、これを見直す機会を活用するなどしまして、
次期長寿命化計画策定の折には内容を精査しながら集約建て替えの必要性についても検討してまいりたい、このように考えております。
また、園部団地に隣接します
県営春日石才テラス住宅の廃止後の跡地活用についてでございますが、県の明確な方針が決定していない中、市としましても新たな土地利用についての構想は現時点ではありません。したがって現時点では協議を開始もしておりません。
次に2つ目の
特定公共賃貸住宅の空き家率と家賃体系改善についてでございます。
特定公共賃貸住宅は公営住宅の収入基準を超える中堅所得層の需要に応えるため、丹波市におきましては平成6年度から平成14年度にかけまして5団地89戸が建設されました。ここ数年、新規入居者数を退去者数が上回る、そんな状態が続いておりまして、空き室が管理戸数の過半数を超えていることに、市としてもこのことは大変憂慮しているところでございます。
原因につきましては、これは丹波市に特有のものというふうには限るものではありませんで、建設から17年から26年経過する住宅に入居対象者が古さを感じていること、また家賃が高く感じること、民間集合住宅の供給が増え続けていること、そういったことが原因であると考えています。
これらの原因に対しまして、本年4月から
連帯保証人確保の義務制度を廃止をし、そして入居申込みがしやすい環境を整備していることや民間アパートに比較をして個別専用面積が広く、様々な家族構成に対応できる点などを今後積極的にPRをしてまいり、その効果を注視していきたい、このように考えております。
また、御提案の家賃につきましては、不動産鑑定による近傍同種家賃、いわゆる市場家賃これを基本としておりますので、民間と比較して決して高額ではない、このように考えておりますが、今年度中に
不動産鑑定評価なども事務手続を実施をしまして、令和3年度に家賃をより実勢に合ったものに改定する、そんな予定にしております。さらに子育て支援策として、家賃5,000円減額措置これも継続していきたいと思っております。
空き室の増加は財産管理上、また市の財政上も当然好ましくありません。まずは適正な維持管理を図りまして、民間事業者に配慮しながら入居者募集に努めてまいりたいと思っています。
以上でございます。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) 1定程度答弁をいただきました。
まず公共交通の在り方に関する検証の課題の取組でありますが、提起いたしましたのは一つ目は木曜日の運行であります。これは旧町の範囲内の運行という限定の中ではありますが、答弁にあったように、木曜日は開業医の休診日が多いということからなったと思います。これは病院だけに限定した
デマンドタクシーではなかったはずなんで、買物も当然あったわけですけども、なぜか木曜日だけなっていることが非常に不都合な感じが当初からしておりました。同僚議員からも運行の問題について提起がありましたけれども、今回、改めて木曜日の運行について検討するということでありますので、これは年度途中にはできないですよね。いつからの予定との考えですか。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) 御答弁申し上げましたように、また議員からも御指摘がありましたように、当初、やはり利用者等への
事前アンケート等で需要を把握した中で市内の診療所の多くが木曜日は全日または午後休診というふうになっておりますこと、またもちろん医療機関だけじゃなく買物というのもありますけれども、やっぱり医療機関への御利用が多いということもございまして、木曜日を運休という形で制度設計してございました。
一方で、
県立丹波医療センターの開院によりまして、あそこは木曜日別に休診しているわけでもございませんので、そういったこともございまして、また民間の医療機関の状況も踏まえて、木曜日運行を望む声も一定程度あるということで検討を始めるということにしたわけでございます。
ただ一方で、これはいつからということでございますけども、あくまで今から検討ということでございます。また関係者とも協議もしながら、またどのような形で木曜日運行につなげるのかということも含めて検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) ちょっと語尾がはっきりしないんですけどね。ほんまにいつからするんやということを聞いておりまして、これは答弁があったように、協議会の最終的な結果を待って、それを市のほうに答申があって検討するというふうになっている。その前提では分かっているんですけども、それは検証結果は検証結果としても、木曜日の課題は前からあったわけですから、検証の部分にもありますので、いつからと、いつからというのは明言はできないかもしれませんが、私はわざわざ年度途中からはできませんよねと言ったのは、次年度以降ということになりますよねということを言うとるわけですけど、そこんところをお願いします。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) 失礼いたしました。次年度以降にはなろうかと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) はい、確認しておきます。
それでは次に、これも大きな前からの課題で、基本は
デマンドタクシーを全ての市内全域にということが基本のいろんな議論になっとったんですが、ここんところにきて
県立丹波医療センター、丹波市健康センターミルネ、ここが大きな拠点の一つになったと、今市長も随分これは強調されていますけど。前から言う議論なんですが、同じ市民でありながらその存在する
県立丹波医療センターや健康センターミルネが存在する地域は直行できますよね。それ以外の地域はほかの交通機関を乗り継いできてくださいよねと、こういうことで本当に公平性、平等性、全くの公平、平等にせえとは言いませんが、多少の時間もかかるし運賃もかかるでしょうけれど、直行便ぐらいは公平性の観点からやるべきやないですか。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) 御承知のとおり、本市の公共交通体系でございます。JRまた路線バス、これを基幹交通といたしまして生活圏域での
デマンドタクシー、また日常使いとしてのタクシーという形で公共交通体系を構築しております。その中で、これはちょっと前になるんですが、平成25年に丹波市
地域公共交通活性化協議会のほうから開院に当たりましての答申が出てございます。その中でも、
デマンドタクシーのみによる統合病院への直通運行というのは、連携計画等の趣旨に反するもので、ひいては公共交通を崩壊させる悪影響のほうが大きいと思わざるを得ないといったような報告も出てございます。路線バス、JR等、他の公共交通機関とのバランスというものもございますので、今、議員がおっしゃられた直行便ということにつきましては、現在は考えてございません。
以上でございます。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) 今の答弁は平成25年7月付の事務事業評価ですね。これは議会が事務事業評価で意見を出したことに対しての答弁。今言うたように、直行便は改善や公平につながるものではないということで、そのときは全く拒否しております。それ以降、現実に開業したわけですよね。もう既に1年経ちましたけど。
そこで聞きますけど、この丹波市
まちづくりビジョン、これも市長のこれまでの答弁からも
まちづくりビジョンばっかりの話なんですが、ここに中心を持っていくんやと、今は柏原、氷上、春日も入れたこの3つの地域を中心地域にして周辺地域も生かせるようにしたいと、これは基本は基本だと思いますが、少なくともまちづくりというのは何を土台にするんですか。人が集まってくるというのが基本やないんですかね。その上で、車を持っている人だけがそこに集まったらいいんですか。まちづくりの基本中の基本の問題。全ての市民にどう平等に対応していくかというのが基本やないんですか、市長、そこを聞かせてください。
○議長(林時彦君) 市長。
○市長(谷口進一君) 正直申し上げまして、私も市民の方々、一般の方々からいろんな要望をお聞きする中で、
デマンドタクシーをもう少し乗りやすくというのが一番大きいように思っております。その中で、今さらではありますが、
まちづくりビジョンの考え方、これと整合がとれているのかとこう言われると一番つらいのが公共交通の在り方、
デマンドタクシーの利用の仕方、そういうところであります。
その中で私も一方で、タクシー業界等の方々からは、我々の営業はどうしてくれるのかというそういう声も幾度となく聞いております。両方の意見を聞いているだけで、今は膠着状態と言いますか、ジレンマにおちいっているそんな状態であります。その中で、ある人からも、そんなもんあんたが決めたらええんやないかと、こういうふうな強い御示唆も頂いたりするわけであります。
はっきり申しまして、今私が一番まちづくりのバイブルとして持っていかなければいけないのは、今のまさに
まちづくりビジョンでありまして、あの中でははっきりと書いておりますね。中心部との間の交通、足の・・・の確保はしなければならないとこう書いておりながら、それが実現できていないということについては、ここは正直それは認めなければならないとこう思いますし、ただすぐにというわけにはいかず、もう少し時間をかけましてそのあたりについて最終政策判断をするにしましても、少し考えさせていただきたいというところでございます。
西本議員が、私この4年間の中で
デマンドタクシーのことを一貫して言われているということはよく分かっておりますし、そのことについては敬意を表しているところでありますが、何とかそういったところが、ビジョンを掲げましたけども、大変大きな課題と認識しておりますので、もう少しお時間を頂きたいとこう思っております。よろしくお願いします。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) 敬意を表していただいてありがとうございます。
それで昨日やったかな、同僚議員からタクシー券の問題で、これから3年後に廃止の方向でと。それを
デマンドタクシーに切り替えると、要介護2以上の人はあれでいきますけど、要介護1以下の人はこれから
デマンドタクシーに切り替えますよと。そしたら要介護とか要支援とか言うたら、公共交通に頼らなければ仕方ない人ばっかりじゃないんですか。そういうことになると、政策担当部長もよく考えてほしいんですけど、少なくともそういうふうな事業を一方で拡大する、一方ではそれは駄目よと、市長も悩んでおられるようですけど、これでは本当のまちづくりには、全くの後退だと思うんです。それを市長も分かっておられるんですけど、ジレンマがあるということですけども、この
デマンドタクシーを拡大すると確かにタクシーの業界は非常に大きなデメリットになるだろうと思います。しかし、今回のおでかけサポートですね、これをタクシー業界に全部委託するということになっているんですよね。タクシー料金で市は個人負担分を除いて支払うわけですよ。
デマンドタクシーが仮にそこにいっても、おでかけサポートで、一方はそれでタクシー業界のほうはフォローできるということになってくるんじゃないんですか。そういう政策的な打合せはできてないんですかね。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) 先程も市長がタクシー業界とかというふうに申し上げましたけども、再三申し上げておりますとおり、本市の公共交通、やっぱり基幹交通としましてはJRまた路線バスでございます。それに生活圏域を移動する手段としての
デマンドタクシー、さらに自由度の高いタクシーということで交通体系を構築しておりますので、そこのところは御承知おきいただきたいと思います。
その上で、おでかけサポートの要介護度の低い方につきましては、やっぱり自らの足で公共交通で活動いただきたいということで、公共デマンドのほうに振られたというふうに理解しております。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) 言うたら、もう要介護1以下は
デマンドタクシー移行になるんでしょう。方針が出ていましたやろう。その内部協議はそういう場合を想定して、
デマンドタクシーの改善ちゅうのはできないんですかということを聞いとんですわ。今の現状ではどんどんどんどん状況は進んでいるちゅうんか、逆に後退していると言ったほうがいいかもしれませんが、そういう中で
デマンドタクシーの批准はかかってきよるんですよ。みんなそこにずっと集中していくのに、しかも医療機関へ行きたいいう人が利用が増えていくという状況の中で乗り継げと、あくまでもこういうふうにおっしゃるんですか。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) あくまでもおでかけサポートのほうが制度を見直して、要介護度の低い方が
デマンドタクシーのほうに移るというのも、あくまでも今の
デマンドタクシーを前提としての制度の改正でございますんで、
デマンドタクシーの制度を変えるからという前提で変更しているわけではございませんので、その辺のところは御理解いただきたいと思います。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) 市長が答弁されたように、非常にそこが悩ましいところで、自分自身もそこはよく理解しているということをおっしゃいましたので、これは市民の期待もあるんです。これは絶対に出てきます。そういうふうにおでかけサポートが改善されればされるほど、少なくとも全て解除せえということやなくって、行き来できるようにするではなくって、少なくとも市の中心部にある医療機関ですよ、ここへは市民として平等に行けると、これも大前提です。それをまちづくりの基本だと、何のためのビジョンですかこれ。全然分かっていないということを言っておきたいと思いますので、市長の答弁を期待をして、早急に改善されるように今日要望しておきたいと思います。
次に、石生駅の券売員ですけど、乗り継ぎも増えていますよね。石生駅に降りられる人も増えているように思います。これに書いてあります。周辺部も住宅地も増えたり、いろんなものがそこへ集中しかけておりまして、JRも廃止なんですけど、市が独自でやっていた施策なんで、市島駅もあるんですが、状況の変化いうのがありまして、ここはやっぱり変化に対応するように、ICOCAができたからと言って、団体の扱いやら障がい者の割引なんかはICOCAでできませんので、そういう配慮やら、人が集まるところについてはやっぱり人員配置するというのが基本だと思うんですけど、今のところ考えていないということですけど、本当にそうなんですか。もう一度。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) 議員に御紹介いただきました検証案でございます。実際これJRが近年は各駅ごとの乗客数というのを公表してございませんので、これはデマンド側からの数値でございまして、要は他地域においてデマンドの乗客に大きな変化はないんだけれども、多分丹波医療センターの開院による路線バスによるアクセスが充実した等もあって、デマンドの鉄道駅での降車が増加傾向にある。実際に黒井駅ですとか丹波竹田駅あたりなんかは、そこでデマンドを降車される方っていうのが増えてらっしゃいますんで、そういったことを指摘しております。多分要因として石生駅で降りられるんだろうということでございます。
その上ででございますが、券売員につきましては、市長が御答弁申し上げたとおりでございます。まさにICOCAの導入によりまして、ICOCAの普及、利用増進への転換期であるというふうに考えております。この機会に現在配置しております券売員は今年度末で終了する予定としておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) 納得できませんが。
それで忘れてましたけど、デマンドの関係でもう一つ、中継所、今回の見直しの中では乗り継ぎをはっきり出されています。これ一遍潰れたことがあるんです。この本会議で当時の建設部長が答弁しまして、そのあと新聞にぱあっと出ましたら途端に潰れてしまうと。これ本当にほんまにそのようにやられるんですか。中継所。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) 現在、中継所におきましては、春日地域と市島地域の町境のところで地元自治会の御協力の下で中継ポイントっていうのは設置させていただいております。そのほかのところも、今後関係者との協議が当然必要になってきますけれども、同様のことが他の町境でもできないかということで、これは我々として取り組んでいきたいというふうに考えております。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) 正式な中継所として取り組むということで理解してよろしいですね。
次に公営住宅の問題です。一つは建て替えの問題です。確かに長寿命化計画の中にはこの計画ではないというのを明確にしてあります。それはそれであれなんですが、今、8つの団地が募集停止になっています。理由を聞けば、これからどんどん募集停止をしてだんだん出て行く人が出て行ってしもたら廃止をしたいというようなことから募集停止になって、あまり手を入れられていないように思うんです。どうせ廃止になるんやからというようなことで、非常に粗末な扱いをされているように思うんですが、一遍聞きますけど、この8つの募集停止の団地、長寿命化計画というようなことについては対象外なんですか。
○議長(林時彦君) 建設部次長兼道路整備課長。
○建設部次長兼道路整備課長(里充君) 長寿命化計画につきましては、中層耐火構造の住宅を主にやっておりますので、募集を停止しております8つの団地につきましては、維持修繕程度の修理ということで、長寿命化計画の考え方はございません。
以上でございます。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) そしたら修繕・修理は当然やられているようですけれども、大規模な修理・修繕はないということですね。
○議長(林時彦君) 建設部次長兼道路整備課長。
○建設部次長兼道路整備課長(里充君) 大規模な修繕までは考えておりません。
以上でございます。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) 園部団地のことを取り上げました。これはこの改訂案にはっきり明記されていますから、次の計画のときには、
住生活基本計画に基づいて、建て替えの計画についての方向性を位置付けるみたいな答弁がありましたので、県営住宅についてははっきりしてないかもしれませんが、あそこは空くのがはっきりしてます。今、その計画にないので動けないということかもしれませんが、この長寿命化計画の改訂版には一応そのことを明記しているということは、本来なら次の新しい計画にそれを出すべきなのに、前の計画で次のことを前の計画に出されているというのは、何かこれ意図があったんですか。
○議長(林時彦君) 建設部次長兼道路整備課長。
○建設部次長兼道路整備課長(里充君) 現在の長寿命化計画の中に、建て替えの計画はありませんということで記載はあるんですが、ただ将来的に供給が増える場合には、次期の計画でこういう候補地ということで記載をしておりますので、いまの計画の中では建て替えをする計画がないというのが計画の趣旨でございます。
以上でございます。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) 新しい計画の中に入れられるのは当然それはいいんですが、それ前の計画にわざわざ次の計画のことについて触れてあるというのは、それはそれで前向きな方向で私は評価しておるんですよ。でもこれをわざわざ前の計画で次の計画の内容を組み込むというのは何か意図があったのかなと、そこだけ、時間がないので。
○議長(林時彦君) 暫時休憩をいたします。
休憩 午前9時55分
───────────
再開 午前9時55分
○議長(林時彦君) 再開いたします。
建設部次長兼道路整備課長。
○建設部次長兼道路整備課長(里充君) 特に市営住宅の土地のストックということで、当然、
県営春日石才テラス住宅の解体というのがございましたし、その中で建て替える候補地の場所というのが、今でいう園部団地のエリアが候補地の一つかなということの記載のみでございます。
以上でございます。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) 分かりました。
そしたら募集停止になっている8つの団地の戸数を建て替えるという意味合いで理解してもよろしいか。
○議長(林時彦君) 建設部次長兼道路整備課長。
○建設部次長兼道路整備課長(里充君) 今現在の長寿命化計画につきましては、需要と供給の数的には、今の取壊しの部分を削除しましても賄えるのかなというような計画でございます。当然、今後需要の増高の伸びというのは分かりませんので、8つの住宅の供給地の住宅を建てるというとこの計画ではございません。
以上でございます。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) 次の計画で建て替える、需要があればその候補地としてはあるという明記ですね。わざわざそこに明記するいうのは、私は必要があると思いますよ。
そこで、これ公営住宅いうのは、今言いました高い家賃のところです。これは近傍家賃で政府がそういう法律を作って、市営住宅を作っても民間業者との釣合いを取らないと、民間業者が圧迫するみたいなことで当時なったんですよこれね。ほんまはおかしいんですけど。それで家賃が上がってきたんで、公営住宅も。そのときは良かったんですが、だんだん古くなると同じ家賃だったらどうしても新しいほうに行くと、当然こうなりますよ。だからここは深刻に捉えてもらっているようですが、半数以下の入居率ですから、これは非常に財産としても、保全はもとより財産収入としても、せっかく立派なものを建ててるのに家賃がないという、収入が減るというのは決算の問題もあるんですが、これはちょっと早急に、なぜかいう原因はある程度出されていますけど、やっぱり家賃やと思います。すぐ建て替えられませんからね。何ぼ古うなっても修理するぐらいしか。だから家賃で、それと子育て支援ということでそういう若い世帯の方々が入られるように設計はされているようですが、子育て支援の家賃補助もあるようですけれど、ならばもっと家賃を下げて、もっとどんどん、1年間応募ゼロなんですよ。ほかの人気団地では毎回抽せんがあるんですよ。毎回抽せんで落ちた、落ちたという話も聞くんですけど、にもかかわらずこれだけは1年中やっても募集はゼロ、半分以下空いている。立派な市営住宅です。これほんまに何とか考えてください家賃を。どうですか。
○議長(林時彦君)
技監兼入札検査部長。
○
技監兼入札検査部長(上畑文彦君) 答弁のほうでも申し上げましたように、家賃についても
不動産鑑定評価等を入れて見直す予定にはしておりますが、一方的に家賃を引き下げるばかりになりますと、民業圧迫というようなこともございます。そういった中で、やはり
特定公共賃貸住宅の良さ、個別の専有面積が多いとか、そういったところもしっかりPRしながら、入居者の確保に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(林時彦君) 17番、西本嘉宏議員。
○17番(西本嘉宏君) 終わります。
○議長(林時彦君) 以上で、西本嘉宏議員の一般質問は終わりました。
ここで暫時休憩をいたします。
休憩 午前10時00分
───────────
再開 午前10時10分
○議長(林時彦君) 再開いたします。
次に、通告16番、広田まゆみ議員の一般質問を許可いたします。
8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 議長の許可を得ましたので、通告に基づき質問を行います。
1.福祉送迎サービス(おでかけサポート)及び高齢者外出支援事業についてお尋ねします。
この件につきましては、令和元年12月から注視してまいりました。そして私自身議員任期も僅かとなっているので、どうしても質問をしたいということで、担当常任委員会事案ではありますが、質問をさせていただきます。とは言え、一昨日、須原議員からも質問がありましたので、確認ということになるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
では質問です。福祉送迎サービス(おでかけサポート)及び高齢者外出支援事業の見直しが、
地域公共交通会議福祉交通部会で検討された案につきましての報告を令和元年12月18日の常任委員会で受けました。見直しが必要であることを市民に理解していただくのは難しいと考えますが、市長はどのように思われていますか。
続いて、質問2です。妊婦の丹波医療センターの初診料補助について質問をします。
丹波医療センターの紹介状がない初診患者の初診料については、6月議会で同僚議員から質問がありました。県立病院の特定療養費の改正によって、紹介状がない初診者は5,000円の初診料が必要になります。市内で唯一出産ができる丹波医療センターであるので、産科に限り市独自の負担軽減をすべきであると質問され、それに対して、可及的速やかに対策を検討すると回答されていましたが、その後、どのようになっていますか。
3番目の質問です。かいばら一番館の今後について質問します。
旧柏原支所庁舎である、かいばら一番館は柏原自治協議会により管理・運営されています。市長は恒久的な利活用を1年かけて考えると言われていました。住民自治の考えを大切にして、自治協議会を中心に考えてもらうと話されていたところですが、その後、協議会が持たれたのか、検討されたのかを伺います。
これで1回目の質問を終わります。
○議長(林時彦君) 市長。
○市長(谷口進一君) (登壇) 広田まゆみ議員の御質問にお答えをさせていただきます。
まず1点目の福祉送迎サービス(おでかけサポート)及び高齢者外出支援事業についてでございます。
初めに一つ目の見直しの必要性が市民に理解されるのは難しいと思うが、市長はどう考えているのかということでございます。福祉送迎サービス(おでかけサポート)の見直しの必要性につきましては、現在のサポート事業は実際に登録者の5%が利用回数の半数を占めているということで、利用者の偏りと申しますか、現状の運用ではどうしても不公平感が付いて回るということでございます。また、頻回利用あるいは業務委託をしております丹波市社会福祉協議会の運行では、日々の運転員の確保や、万が一の事故対応など、安定・安全運行に課題があること、また社会参加の行事が多い土日祝日に運行サービスがない、そういった課題がありまして、今回これらの課題を解決するために見直しを図っているというところでございます。
この見直し案に関しましては、3月から4月にかけて身体障害者福祉協議会ほか各種団体から御意見を頂く予定にしていたわけでありますが、新型コロナウイルス感染症予防対策ということで、会議が自粛をされ、御意見をお伺いする機会がございませんでしたが、利用登録者540人には5月12日に見直し概要のお知らせ文、これを配布させていただいております。
また7月から8月にかけましては、延期されていた身体障害者福祉協議会ほか、6団体の会議において御説明させていただいております。
この見直し内容についての御質問については、その都度御説明をし、御理解をいただけるように努めてまいりました。多くの御意見がございました。例えば1回1乗車500円の負担が大きいという点につきましては、丹波市
地域公共交通会議福祉交通部会、そこでの御意見を踏まえまして、令和3年度からの3カ年につきましては、激変緩和措置ということで、利用者負担を500円から300円に引き下げる案、これを検討しております。
また、激変緩和措置期間中の令和3年度、令和4年度の利用実態を踏まえまして、令和5年度に検証を行い、令和6年度以降に当初案どおり進めるのか、あるいはそうでないのかというようなことも検討してまいりたいと思っております。
今後もおでかけサポートの見直しに関しましては、御理解をいただけるよう、機会があるたびに丁寧に御説明をしてまいりたいと、このように考えております。
次に、今回の高齢者外出支援事業の見直しにつきましては、公共交通を維持していくための必要な改革であると、このように考えております。しかし、長年にわたって利用されてきたタクシー券が使えなくなることから、制度の見直しに関しては丁寧な説明が必要であるとこう思っておりますし、激変緩和措置も行いまして、順次制度の見直しを行い、御理解をいただくための努力を続けていきたいと、このように思っております。
制度見直しに関する利用者への説明につきましては、4月以降に介護保険課及び各支所へタクシー券等の交付手続に来られた際に、制度見直しに関する通知文をお渡しをし、見直しの内容等について質問がありました場合には、その都度丁寧に御説明をし、御理解いただくよう努めております。
また、地域の民生委員・児童委員の方々へは、タクシー券の代理受領に来られた際に、同じく見直しに関する通知文をお渡しし、必要な説明を行っております。さらに、丹波市介護保険事業運営協議会や地域を代表します民生委員・児童委員で構成されている丹波市民生委員児童委員連合会役員会におきましても説明を行いまして、こちらでは御理解をいただいたところでございます。
これまで説明を行ってきた中では、見直しを行うことの課題など必要性については御理解をいただいているものと考えておりますが、多くの御意見を頂きましたおでかけサポート事業の利用者負担につきましては、今回引き下げることにより御理解を得られるように努めてまいりたいと思っております。
次に2点目の、妊婦の丹波医療センターの初診料補助についてでございます。
6月議会での奥村議員の御質問に対しまして、市独自での対策を検討してまいりますと答弁いたしておりました。
現在、妊婦健康診査費の助成は母子手帳発行からとなっておりまして、妊娠が確定するまでの費用は自己負担となっております。母子手帳発行時の面接では、この費用について助成してほしいというお声をお聞きすることがあります。こうした妊婦さんからの要望、丹波医療センターの選定療養費の値上げを踏まえまして、現在、令和3年度開始を目指して、補助内容、方法について検討しているところでございます。
続きまして、最後の3点目の、かいばら一番館の今後についてでございます。
旧柏原支所庁舎の利活用につきましては、4月以降の短期的利用として、観光客の方やあるいは地域住民、高校生などの休憩の場として開放しておりまして、その施設管理を柏原自治協議会にお願いしているところでございます。
昨年11月19日、私も出席をさせていただきましたが、柏原支所庁舎利活用に関する住民との意見交換会ここにおきまして、長期的利活用の方針について、すぐに結論を出すよりも、できる限り住民の皆さんの意見を集約した形で、一つの目安として令和2年12月末を意見集約の目途として考えていきたいという説明を私のほうからもさせていただきました。
その後、柏原町自治会長協議会あるいは柏原自治協議会、新井自治協議会の3組織を中心に、短期的利用の方策や運営方法の協議がされまして、また長期的な利活用についても地域からの意見を取りまとめて、一定の提案ができるように現在も検討が進められているところでございます。
今年度に入りまして、令和2年4月以降の動きといたしましては、長期的な利活用の検討を進めるための、仮称ではありますが、旧柏原支所活用協議会、それを組織化すべく準備が進められておりまして、9月以降に具体的な人選や協議に入っていくそういう流れになっていきます。
丹波市といたしましては、先程おっしゃいましたとおり、丹波市市主導で方針を決めるよりも、協議会で地域の意見を十分に取りまとめていただき、そこからの意見、提案をできるだけ尊重した形で、地域にとっても市にとっても最も良い施設になるように検討していきたいとこのように思っております。前回のように拙速に行政のほうから提案をしてというようなことではなくて、そこは大きく方針はかじを切ったとこう思っております。
そのためにも、本年12月末を目途に検討と、このように昨年11月は申しておったわけでありますが、必ずしもこれにはこだわらず、特に今回はコロナウイルス対策というようなこともありまして、この締切期限につきましては、もう少し柔軟に対応したい。そして地元協議会の進度と調整しながらと申しますか、地元協議会を、言葉は悪いですが、せき立てるようなことではなくて、十分な時間をかけてじっくりと慎重に進めていきたいと、このように考えているところでございます。
以上です。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 引き続き、2回目以降の質問をさせていただきます。
まず質問第1の高齢者外出支援事業ですけれども、資料請求で見せていただきますと、タクシー券とバスカードの交付枚数ですが、平成29年度から令和元年度、どの年度を見ましてもタクシー券は2,000枚前後でバスカードは25枚前後です。例えば令和元年度はタクシー券が1,849人、バスカードは26人交付されています。これを見ますと、市民はタクシー券を多く望んでおられるというふうに考えますが、そのタクシー券をなくすというところの不合理というところにつきまして、説明を願います。
○議長(林時彦君) 健康福祉部長。
○健康福祉部長(金子ちあき君) 今、広田議員のほうから資料請求がございましたタクシー券の利用に関して実態があるがどういうことでやめるのかという、課題はないかということであったかと思います。
これにつきましては、年間の枚数として対象者の方にお渡しをしておりますが、現在、御利用は一月何枚というふうな限定や回数制限をしておりません。例えば3月末に駆け込みで御利用いただくであるとか、いざというときのために利用いただくということで利用をされていることが多いとなっている実態がございます。
また、中にはバスかタクシーを選択ということになりますので、いざというときに病院とか土日に限らず行けるときのために取ろうということで取っておられる現状がございますので、現在、デマンド利用へ移行できる方、それからデマンドに移行出来にくい方については、新おでかけサポートの対象として取り入れていくということで、対象を整理してきたところでございます。
以上です。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 市民の方から聞きますと、今後新しい制度になってバスカードを交付してもらっても、そのバスの停留所まで行くことは自分はできないというような声をお聞きします。その点はどのように考えておられるのかということです。
要介護1の人の中には、バス券をもらっても使えないということになって、それがひきこもりとかっていうことにつながりはしないかというような不安を感じているわけなんですけれども、要介護1の方が支援が抜け落ちてしまうというようなことがないのかというところをお聞きします。
○議長(林時彦君) 理事。
○理事(井上鉄也君) 今御質問にありました、タクシーとバスと比べますと、当然タクシーのほうがドアツードアで便利なわけですが、一般に公共交通機関、都市部と比べましても、都市部においても自宅からバス停まで歩いていかれている方が多いのが現実でございます。そういう意味では、丹波市の場合は公共交通が不便であるのか、人口が少ないからという鶏が先か卵が先かという議論がありますけれども、非常にマイカーが普及していまして、そういう意味では公共交通の利用が若い頃は少ない状況になっているかというふうに思います。
その中で、今回本当に介護度で見ますと、自立で歩行が困難な方というのは要介護2以上、要介護1だと基本的には歩ける方が大半を占めていますので、そういった方にはできるだけ公共交通を使っていただきたいというような考え方でしています。
もう一つ補足させていただくと、それでタクシーの需要が減るわけですけれども、その分についてはおでかけサポートのほうでタクシー業界にお世話になると、従前、タクシーに乗っていただいていた方はできるだけデマンド、もしくはバス等に乗っていただくということによって、全体の需要としては、供給側にできるだけ大きな変化を与えない中で公共交通を使っていただけるような形で事業の見直しをさせていただいているということでございます。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 要介護1というのは、日常生活に支援が必要であって、足腰がちょっと弱くて、つえをついておられたりとか、介助が必要であるということですが、都会と比べるときっと自宅からバス停までの距離も長いんだろうというふうに感じますが、そのあたりのところを心配するものです。その点については返答は大丈夫です。
あと次の、バス路線維持のために利用者数を増やす必要があるというふうに理事は一昨日の質問に答えておられましたし、今日の答弁でも市長は公共交通を維持するために必要であるというふうな答え方をされておりました。それって市民のほうを向いているのでしょうかという気がします。公共交通の維持というのは大切ではありますけれども、そのための施策ではないのかというふうに感じるところがありますが、そのあたりをお聞かせください。
○議長(林時彦君) 理事。
○理事(井上鉄也君) まさしく利用者の利便性を上げるための見直しだいうふうにと、私は考えているところです。まさしく公共交通自身がないと多くの市民の方が困られます。本当にそうした公共交通を利用できない方については、今回対象者を広げて、おでかけサポートのほうで対応できるような仕組みとさせていただいたところです。
確かにおっしゃるように、その制度のはざまにおられる方については、今後どのようになっていくかというのは2年間事業を検証させていただいて、そこへの対応はまた課題であることは認識しておりますので、そこはまた調査して利用状況を見ましてまた検討させていただきたいというふうに考えているところです。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 利用状況等を見ていって、検討のほうをお願いしたいと思います。
神姫グリーンバスですけれども、これは質問ではないというか、通告していないところなので、ちょっと言わせていただきますが、地方バス路線維持対策補助金っていうのが3,437万円と、それからバス2台の無償貸付等が神姫グリーンバスに対してはされているわけなんですけれども、もう今の話しとか、福祉事業とかっていうようなことを考えると、そろそろ丹波市独自の体制を見直す必要があるのではないかなということも申し添えまして、高齢者外出支援事業の質問は終わります。
新おでかけサポートに関しての質問をします。
1乗車500円案から、一昨日の同僚議員の質問で、1乗車300円に見直すというところを検討されていると聞いていますし、今日の答弁でもありました。しかし、無料であったものが一気に300円ということはどうなのでしょうか。私は段階的に上げることもできないのかっていうふうに言ってきているわけなんですけれども、当初案500円のワンコインだったら、同じワンコイン100円から始めて、毎年100円ずつ上げていくと3年間で300円、5年目には500円というふうになります。計算しましたら、もしそうなると令和元年度利用者数が5,277人ですので、初年度は200円の差が出てくるので、105万5,400円市が負担しなければなりませんし、2年目は200円になるのでその差が100円ということで、5万2,770円市の負担となります。その150円の費用が多いのか、少ないのかということは、利用者の方の理解であったりとか、それから不安の解消とかにつながるんだったら安いのかもしれないというふうに考えますけれども、このほうが理解が得られるのではないかと、段階的に料金を上げていくというのも考えられないかというところを質問します。
○議長(林時彦君) 健康福祉部長。
○健康福祉部長(金子ちあき君) 今、広田議員お尋ねの自己負担の件の段階的引上げができなかったのか、検討の余地はなかったのかということであったかと思います。
今回、自己負担の導入につきましては、今まで自己負担がなかった中で、偏った御利用であったり、頻回利用などがあったということは先ほどの答弁でさせていただいたところでございますが、ある一定のサービスを受給いただくときに、1割負担という考え方が介護保険や障がい者のサービスも近年扶助費が大変伸びておる中で御負担をいただいているところでございます。
身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者、様々な税制面の受益や年金制度を御利用頂いて、通常に働いておられる方につきましては、御自分で運転をしたり、自動車を改修したり、移動していただいておりますが、それが困難な方については制度が継続的に丹波市内で御利用いただけるものとして設計を考え、通常、平成28年度の実績運行に基づいて、丹波市は大変広うございますので、必要な目的地に行くときに平均5,000円以上かかっておられる状況の中の1割負担として500円を算出いたしました。
しかしながら、町域をまたぎますと、例えば柏原地域から氷上地域の香良病院へ行かれるっていうことになりますと、1か所またぎになりますので、病院は必要な受診、生活の中で最低限必要ということで、またぐ場合も500円ということで当初は考えておりました。しかしながら、生活の分につきましては、地域の中で御利用いただくということで、そういった検討をした中ではございますが、やはりふだんの生活の中の利用負担は大変厳しいということでお聞きをいたしまして、庁内で未来都市創造部とも検討いたしまして、
地域公共交通会議福祉交通部会のほうで御検討いただいた結果として、今回市長が御答弁させていただいた経過となっております。そのあたりでございます。
以上です。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 確認なんですけれども、例えば1乗車が300円になった場合は、上限は600円という理解でよろしいでしょうか。
○議長(林時彦君) 健康福祉部長。
○健康福祉部長(金子ちあき君) 広田議員がおっしゃっているとおりでございまして、上限が600円で、3地域を越しても、それ以上を超すことはございません。
以上です。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 今も答弁の中で、受診はとても大切なのでという話もありましたが、一昨日の同僚議員の質問の中で回数制限の根拠というのを言われておりました。机の上での計算的には理解できたのですけれども、アンケートをしたとか、当事者の話を聞いたとかというような現状把握をされた上での根拠があれば教えてください。
○議長(林時彦君) 健康福祉部長。
○健康福祉部長(金子ちあき君) 現状につきましては、今、広田議員からあったように、各団体との話合いを設けております。その中で御意見を頂きましたり、個別にかなりのお電話を頂きまして対応しておるといった状況になっております。
そういった中で、御負担に変化があるということは大変不安もありますし、利用に対するちゅうちょであったり、サービスが下がるんではないかというふうな訴えも伺っておるところでございますが、必要なサービスを維持していくための結果として今回のような内容になったということでございます。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) この予約センターをおいて、業者の不公平性をなくすということだったかと思うんですけれども、使用者のところから指名するとか、お願いしたい方があるとかというようなことができるのか。あるいは予約センターの側が運転手の特性というか、能力とか得意分野等を把握して、この方にはこの方じゃないと無理だなみたいな、そういった手配ができるのかというところをお聞きします。
○議長(林時彦君) 健康福祉部長。
○健康福祉部長(金子ちあき君) 今回、丹波市社会福祉協議会のほうから市内のタクシー事業者また福祉有償の事業者に対して説明を行ってまいりました。その中で、この事業に参入いただけるかどうかということを昨年度から再三にわたり検討してまいりました。民間でタクシー事業者が6か所、それから福祉の介護タクシーが4か所、現在参入をいただける要望を聞いておりまして、実際の試行運転もしておる状況でございます。
その中で、普通小型、中型、大型タクシーなどもっておられるところと、車椅子でも移送可能な車を所持されている事業者がございまして、この事業の参入に当たって、どこの事業者をできるだけ近くで御利用いただくときに、今回この事業は低所得の方に対して行う事業でございますが、そうでない方もタクシーを頼んだときに、車椅子で移動できるような地域の社会環境、タクシー環境も整えていくということも大きな目標としておりまして、現在市が購入しました福祉車両を社会福祉協議会のほうで運行いただいておりますが、その車の払下げ等も配備をしていただくような体制をとって、将来的には自分が御利用いただいてっていうふうなことになり得るかなというふうに思っておりますけれども、段階的な体制を整えていくということで、今回車の整備も配備もしていって、一応予約をして御利用いただいておるのが現状でございますので、予約方法をどういった状況かというのを見ながらやっていくということで、先程の御質問にありましたが、現状御利用いただいている状況を分析した上で、今後の利用状況等も把握してまいりたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 今の答弁の中で、所得制限にかかって新おでかけサポートが利用できない人も利用できるということですが、それは同じように予約センターに予約をしてという扱いになるんでしょうか。
○議長(林時彦君) 健康福祉部長。
○健康福祉部長(金子ちあき君) 今回は市のこのサービスに登録をいただいた方のみの予約センターと考えておりますので、一般の方は現在も御利用いただいております、直接タクシー事業者、介護タクシー等に御予約をされるということになります。
以上です。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 確認なんですけれども、乗り合いで使用した場合の運賃というのはどのようになりますか。
○議長(林時彦君) 健康福祉部長。
○健康福祉部長(金子ちあき君) 基本的にはドアツードアということで一人の御利用ということで考えておりますが、場合によっては付添いが必要な場合がございます。車椅子で一緒に介助していただく方につきましては、その乗られる方の利用料金は不要ということで考えております。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) これも確認ですけれども、1乗車1か所という考え方だけれども、受診して薬を持って帰るということは想定内であるということですけども、その薬の待ち時間等にかかる時間については加算等はないという考えでよろしいか。
○議長(林時彦君) 健康福祉部長。
○健康福祉部長(金子ちあき君) 御負担いただく金額に変更はございません。市のほうが負担しますが、タクシー事業者等もそれについては御理解をいただいているといった状況になっております。
以上です。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 今はおでかけサポートは社会福祉協議会の職員の方が運転されて、少しの介護をされているというふうに思いますけども、多分変更になると利用者はとても不安に思われると思います。特に精神障がいがある方などは、運転手の反応だったりとか、言葉であったりとかっていうことで不安ができて、外出もできなくなるのではないかというようなことを御家族から聞いています。そうなるとひきこもりに移行してしまうのではないかと、私自身も不安を持っています。
一昨日の質問の中でも、タクシー業者の方はプロ意識を持ってやられているので大丈夫とは言われておりましたけれども、本当にそのところは大丈夫なのかというところを運用後確認するというようなことは考えておられますか。
○議長(林時彦君) 健康福祉部長。
○健康福祉部長(金子ちあき君) 今、広田議員がおっしゃったところは、常に家族会のほうから御要望や御意見として伺っておるところでございます。本当に運転者、利用いただいておる方が変わるということに対する不安が当然あると思っております。このことに関しましては、当然タクシー事業者からの先程の御意見にプラスして、今後、この移行に当たりまして研修会を事業者の運転手を対象に予定をしておりまして、精神障がい者の方への対応の仕方であったり、身体障がい者の介助の仕方であったり、そういったものをやっていこうということで事業所等との打合せの中では話をしておりまして、今後、その分は十分に配慮できるように努めてまいりたいと思います。
それから、先程の乗り合わせの件につきましては、現在のところでそのようになっておりますが、今後必要な検討内容ということで協議をしております。
以上です。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 社協とも十分に話はされているとは思うんですけれども、タクシー業者に事業が移行されるというところを社会福祉協議会のほうでは心から理解されているのかなというふうに思うわけです。といいますのは、輸送ということは輸送業者の仕事であるのかもしれないですけれども、本来これは福祉事業でありますから、その福祉のプロでありますところの社会福祉協議会というのがやりたい、やらなければならないという使命感ももっておられるのではないかというふうに思うわけなんですけれども、その辺のところはいかがでしょうか。
○議長(林時彦君) 理事。
○理事(井上鉄也君) 我々も社協に続けていただいたら非常にありがたいと思っているんですけれども、社協のほうでは安全運転、安定運行に非常に課題があるということで、むしろ社協のほうからこの事業をもう早くやめたいということを我々に言われているところでございます。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 分かりました。利用者にしっかり説明責任を果たしていただいて、納得されて新制度がよりよく使われることを期待しております。
次の質問に移ります。
2番目の、妊婦の丹波医療センターの初診料補助については協議されるということで分かりました。その制度が協議されて開始されたその間に受診された方についてもある程度の対処も必要かと思うので、その辺のところはまたよろしくお願いします。
3番目の、かいばら一番館の今後についてなんですけれども、一昨日の奥村議員の質問で、柏原地域と春日地域を複眼構造的に観光拠点とするというふうに市長からの答弁がありましたが、そこは間違いないでしょうか。
○議長(林時彦君) 市長。
○市長(谷口進一君) 間違いございません。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 協議会が行われていると思いますけれども、その市長の思いとその協議会の出された結論の違いが出た場合には協議会の出された結論というのを第一選択肢とされる方向もありますか。
○議長(林時彦君) 市長。
○市長(谷口進一君) いろんな提案を今考えていただいておりますが、出されたものをそのまますぐに実現、予算化していくということになるかどうかはその案を見てみないと分からないと思っております。
出された意見に対しまして、我々としましてもいろんな費用対効果ですとか、あるいは全市的に見た場合のバランスとか、いろんな観点から検討していく必要がありますので、ただ基本的には地元でいろいろ練って出された案につきましては、最大限尊重させていただきたいとこう思っております。
以上です。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 現在管理運用されている柏原自治協議会と、設立される丹波市旧柏原支所活用協議会というのは全く別の組織であるということをまず押さえておく必要はあると思うんですけれども、そこでその活用協議会を運営するに当たり、識見のある方を呼んだりとか、あるいは会議を何回も重ねるというようなところで費用も生じてくるかと思うんですけれども、そういったところは全て住民負担ということになるのか、一部必要経費は出そうと思っておられるのか、その辺のところはいかがでしょうか。
○議長(林時彦君) 資産管理担当部長。
○資産管理担当部長(内堀日出男君) まず冒頭の柏原自治協議会が管理しているものと、3組織で立ち上げようとしております旧柏原支所活用協議会とは全く別物というところは認識しておるところでございます。
この立ち上げがされます旧柏原支所活用協議会については、先程も申し上げたように、識見を有する方なんかも入れられる予定というふうになっております。また各種団体からも出てこられるような格好で、人数的には20名程度になるんではないかなというようなことで進められているところです。
この会議自体が運営されるに当たっては、様々な費用が想定されるとこではございますが、基本的、原則的には地元での協議会の立ち上げでございますので、地元での負担というのが原則的にはなろうかと思います。そのほか、負担増があまりにもその協議会の運営で支障を来すような場合があるとか、何とかならないかいうような意見が出てくるようなとこがございましたら、それについては検討をさせていただきたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(林時彦君) 8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 丹波市にとっても貴重な建物、財産ですので、このまま中途半端にしておくということはいかないというふうには思っておられると思います。現在もたくさんの方がこのかいばら一番館訪れておられます。6月、7月、8月併せても625人ですし、東京都とか播磨、大阪府、奈良県、京都府、舞鶴市、亀岡市等と柏原地域以外からもみえています。ですので、リピーターとして来てもらうために、今の状況ではちょっと難しいというふうに考えます。この状況があと1年、2年というふうに続いていくというのはなかなか厳しいかと思うのですが、当初、柏原自治協議会からもう少し活用の範囲を広げてほしいというようなこともあったと聞いておりますが、そのあたりは消防法であったり、建物の状況であったりとかっていうこともあるとは聞いておりますが、何か拡大していけるような思案はないでしょうか。
○議長(林時彦君) 資産管理担当部長。
○資産管理担当部長(内堀日出男君) 議員が先程おっしゃられましたように、現在でも平均で言いますと20名程度の利用者がいらっしゃるというような状況の中でございます。
またこの活用方法につきましては、今はあくまで暫定的な活用として進めていただいておりますので、これを恒久的、長期的にこの状態を継続していくというような考え方は持っておりません。あくまで暫定的な話でいくとこういったやり方になるというところです。
それでさらに暫定的な活用の方法の中をもう少し範囲を広げるとか、柔軟に対応できないかというような意見は実際にその管理をされております柏原自治協議会のほうからもこちらのほうは聞いているところではございますが、あくまで暫定的な対応ということの中でございますので、あまり多くの費用を投入するいうことも実際は出来にくいというようなこともございますので、活用の状況はこのままは続けていきたいというふうには考えております。ただ、その期間が長くなるというのんは避けていきたいというふうには思っておりますので、活用の協議会のほうの結論が出ましたら、そちらのほうにシフトを変えていくというふうに考えております。
以上です。
○議長(林時彦君) 広田議員、部長も言いましたけど、今の通告のやつはこれからのことについての話合いのことを言われていますので、今現在の暫定的な話の暫定的な使用について、ああだこうやと言うのはちょっと違ってきますので、そこら辺、気を付けてお願いいたします。
8番、広田まゆみ議員。
○8番(広田まゆみ君) 活用協議会自身も1年、2年と長期でしっかりした利活用方法をと考えておられるようでありますので、暫定的使用と言いましても、かなり長くなるのではないかと思います。
ウィズコロナの時代が本格的に始まったときに国内観光が本格化したときに、丹波市に来てもらえるように、また今来られている方がリピーターとして来てもらえるような、そんな旧柏原支所庁舎の活用になることを望みます。それで終わらせていただきます。
○議長(林時彦君) 以上で、広田まゆみ議員の一般質問は終わりました。
次に、通告17番、大嶋恵子議員の一般質問を許可いたします。
6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) ただいま議長の許可を得ましたので、一般質問をさせていただきます。今回は1問だけですので、ちょっと時間的に60分とっておりますが早くなるかも分かりませんが、よろしくお願いいたします。
現在の山南中央公園の機能を和田中学校へ移転することについてです。
昭和56年建設省認定特定公園として5億8,000万円をかけ3万5,000平方メートルの公園が山南中央公園として完成し今に至っています。その立派な公園が中学校統合に伴い、和田中学校へ移転することに決定したと聞いております。
現在、公園の機能について検討中のようですが、山南中央公園と比較し面積が狭いという課題は大きいと思いますが、規模及び設備についてはどのように考えられていますか。
一つ、地域住民、現山南中央公園の利用者の意見を十分に聞くことは大変重要なことだと思います。聞くためには検討委員会等、組織を作る必要があると思うのですが、市としてはどのようにして意見を聞こうと思われていますか。今の段階で公園機能移転のスケジュールはどのようになっていますか。
一つ、統合後の和田中学校跡地と隣接の薬草薬樹公園との一体的活用は市としてどのように考えられているか、また相乗効果が見込めるような計画はあるかお聞かせください。
以上、1回目の質問を終わります。
○議長(林時彦君) 市長。
○市長(谷口進一君) (登壇) 大嶋恵子議員の御質問にお答えをさせていただきます。
現在の山南中央公園の機能を和田中学校へ移転することについてでございます。
初めに一つ目、移転する山南中央公園の規模及び設備につきましては、現在の山南中央公園が持つプール機能を除くグラウンド、体育館、テニスコートや公園機能の移転を考えております。しかしながら、和田中学校の敷地は現在の山南中央公園の敷地よりも狭いため、現在の機能水準を完全に移転することが難しい中、これをどのようにしていくかというのが課題となっております。
そのことから、利用者や地域の住民の方々の御意見、そして敷地や施設の有効活用も考えて、さらには市全体の施設配置も想定をしながら、移転する施設の整備内容を具体化していきたいと、このように考えております。
次に2つ目の、地域住民、現山南中央公園の利用者の意見を十分聞くためには検討委員会など組織が必要と思うが、市としてはどのように意見を聞こうと思われているのかという点でございますが、現時点では議員御提案の、現在の利用者や地元住民の方々が入った検討委員会、そういったものを立ち上げるということは考えておりませんが、ただしこうした市民の方々の意見は大変に重要であるとこう思っておりますので、そういう御意見を十分にお伺いする機会を設けながら取り組んでいきたいとこう思っております。なお、移転先の地元におかれましては、独自で検討委員会を設置して検討する、こういうことも考えられておりますので、そこでの議論、御意見も十分に伺いながら、取り組んでまいりたいとこういうふうに考えております。
次に3つ目の、今後の段階でのスケジュールにつきましては、山南中央公園の機能移転に係る整備工事が実施できますのは、新たな山南中学校の開校予定、これが令和5年4月開校とこういうふうになっておりますので、それ以降となります。したがいまして令和5年度以降に速やかに整備を実施できるように逆算したスケジュールで、移転する施設の整備内容の検討を進めてまいりたいとこう思っております。
それを具体的に言いますと、令和3年度に、来年度中に山南中央公園の機能移転に係る基本計画を策定をしまして、翌令和4年度に基本設計・実施設計に取り組み、令和5年度に新たな山南中学校が開校した後に、新しい公園の整備工事に着手をしまして、令和6年度の開園を目指したいと、おおむねそのようなスケジュール感で考えているところでございます。
続きまして4つ目の、統合後の和田中学校跡地と隣接の薬草薬樹公園との一体的活用は市としてどのように考えているかという点でございますが、またその相乗効果が見込めるような計画はあるかという点につきましては、現時点では明確に具体的な計画を持っているわけではありませんが、薬草薬樹公園と隣接する立地ということは十分に注目しておりまして、それを生かして、移転後の山南中央公園が地区、地域そして丹波市全体から見まして活性化につながるようなそんな施設になりますように、地元や薬草薬樹公園の指定管理者としてやっていただいている方の御意見も伺いながら、基本計画の策定を進めてまいりたいとこのように考えているところでございます。
以上です。
○議長(林時彦君) 6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) 市全体の施設配置を想定しながら移転する施設の整備内容を具体化していきたいとあるんですが、ちょっと言葉が難し過ぎて、分かる言葉で伺いたんですが。
○議長(林時彦君)
まちづくり部長。
○
まちづくり部長(太田嘉宏君) この点につきましては、市長答弁にもありましたように、現在の和田中学校の敷地につきましては、議員も御指摘のとおり、現山南中央公園よりも敷地が狭いということで、その中で全く同じ状態のものを作るというのは現時点では物理的に不可能だということがありまして、それをどうするのかというのが課題であるという認識を持っております。
それについては最終的に令和3年度に基本計画というのを、実際にどういうふうな形にしていくのかという基本計画を作りますので、その計画に先立って、本年度、現在の施設を利用されている方々と意見交換をする中で、どういった機能移転の仕方がベストなのか、それから決定となる和田の地域の皆さんに対しても、新しい施設を地域も希望されている内容もありますので、どういう形でそういうことができるのかというところを、この令和2年度の間に意見交換をする中で基本的なところを調整していって、どういう形にしていくのがベストなのかというところを取り組んでいくというふうに考えております。
○議長(林時彦君) 6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) 私が聞いたのは、市全体の施設配置を想定っていうことなんですが、市にはたくさん公園があるんですが、ここはこういうこと、私が思うには、薬草薬樹公園は健康ゾーンなんで、あれを健康の公園にしたらどうかなとか思うんですが、そういう春日総合運動公園があったり、その公園、公園でそれを市全体の施設配置を想定っていうことについてちょっと分からなかったんでお聞かせください。
○議長(林時彦君)
まちづくり部長。
○
まちづくり部長(太田嘉宏君) 失礼しました。市の全体を考えるというところでございます。まさにそのことにつきましては、現在の市の全体を見渡した中で、いわゆる公園機能に関する配置がどのようになっているのかというところも考えていった中で、例えばスポーツ施設としての利用をどういうふうな形で考えていくのか、それから公園という遊具があったりする部分の中のそういった公園の機能をどうするのかというところも、丹波市全体のことも考えながら、先程申し上げた、現在の利用者の御意見、それから地域が考えられておる部分、そういったものを総合的に判断する中で、どういうふうな形、機能を目指していくのかということ、付加を付けていくのかということをこれから考えていくというところの意味での、全体の配置のバランスを見ながらというふうに考えております。
○議長(林時彦君) 6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) 何度も同じことを聞くんですが、市全体の施設配置っていうのはどういうふうになっているんでしょうか。
○議長(林時彦君) 副市長。
○副市長(鬼頭哲也君) もう少しかみ砕いで言いますと、例えばグラウンドを今山南中央公園であれば、ちょっとはっきりした数字は私は覚えていませんけど、例えば90メートルのグラウンドがとれると、これをそのまま移転した場合に70メートルのグラウンドしかとれないという場合に、そうするとそこでは少年野球はできるけれども、成人野球はできないかもしれない。そういうようなことが想定されるときに、例えば市全体に90メートル級のグラウンドがどこどこどこどこにあると、そういう中でさらに90メートルのグラウンドはここに要るかどうか。ここで70メートルになった場合に、その今利用されてる方々が例えば別のところのグラウンドを利用できるというような、そういう市の中にどういう規模の施設がどう配置されているか、そしてここに必ず全体配置の中でそのまま要るのかどうか。というような全体配置を考えて、それも配慮しながら計画を考えていくというそういう意味です。分かっていただけますかね。
○議長(林時彦君) 6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) それでは、今度和田中学校に移転する山南中央公園は何をメインに、グラウンドは狭いわ、テニスコートはこやわ、プールはなくなるわ、そしたら何をここに来たらできるっていう、メインっていうか、どういうことを考えて今後スケジュール等されるんでしょうか。
○議長(林時彦君)
まちづくり部長。
○
まちづくり部長(太田嘉宏君) 失礼しました。最初にお答えした内容がそれに近いんですけど、そのことが現時点で具体的にこういうふうなところを目指しますというところを申し上げる段階ではございません。現在、利用者の皆さんとの調整、あるいは地元の方々の思いというのをしっかりとお伺いする中で、どういう形が望ましいのかというところを、最終的には来年度の基本設計というところで明確にはなってくると思うんですが、できれば本年度中にその前段でおおよそのところの将来像というものが提示できるように、地元関係者の皆さんと相談をしながら進めていきたいというふうに思っております。
○議長(林時彦君) 市長。
○市長(谷口進一君) 基本はやはり去年作りました
まちづくりビジョンの考え方、それを腹に据えた上で検討していくべきだとこう思っておりまして、いわゆる山南地域は中心部以外というエリアになっているわけでありますが、そういうところでも住み続けられる、あるいは何か輝きをずっと発することができるエリア、こうなりますとやはり和田地区におきましては伝統的な薬草薬樹、トウキをはじめとしまして、ああいうものが大きな特色としてやっぱりそこは認めるべきであるとこう思っておりまして、要するに指定管理者の株式会社ウエルネスサプライとも意見交換をしたことがありますが、これはまだ確定ではありませんが、現在校舎も取り壊すのではなくて、あれを一緒にセットで考えたいというような御意見もお持ちでありました。そういう意見ならば地元の方々も比較的納得がしやすいのではないか。ただし公園自体は少し狭くなりますので、そのことについては旧山南町全域の利用されるエリアでありますので、和田地区の方だけではなくて、谷川の方、あるいはそのほかのエリアの方も全員が納得していただける、そういう必要はありますが、とにかく何らかの特色のある、その地域ならではの、6つの真珠のネックレスではありませんが、ほかの地域ではない輝きが見せられるようなそんな公園になればいいなとこう思っております。
以上です。
○議長(林時彦君) 6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) 今、山南中央公園に地質の調査に入られていると思うんです。その中で子供の遊具とかがある部分があったりするんですけど、その辺はいつまで使えるのかということと、テニスコートはそのままに使うんじゃないかみたないことを聞いたとか、3月までグラウンドも使えるやとかいう声も聞いたとか、聞いてないとか、そのはっきりした情報は今使われている方に伝わってないように思うんですが、その遊具とかについては、今、あそこへ行かせていただくときにたくさんのお母さんと子供さん、お父さんと子供さん、おじいちゃん、おばあちゃんと子供さんとかが遊ばれたりもしているので、その辺のことは遊具とかについてやったら、和田中学校に来たらとてもそういう遊具を置く場所もないような気もするんです。それで薬草薬樹公園との連携みたいな形で、今、薬草薬樹公園には滑り台とかがあったりするんで、そっちにそういう機能が行ったらいいなと、今からの検討にはなるんですが、今ある山南中央公園の遊具等はそのままどこかに移転するとか、もう全部撤去するとか、そういうとこら辺の話は進んでいるんでしょうか。
○議長(林時彦君)
まちづくり部長。
○
まちづくり部長(太田嘉宏君) 遊具の移転についてはまだ具体的なところはないんですが、いつまで使えるかというのは非常に関心を頂いておるところと思います。先程3月末と言われましたけど、少なくとも本年度末までは通常に御利用いただけるものと思っております。令和3年度に現地のほうでの工事に着手をするということでございますんで、こちらについても、令和3年の4月1日から使えなくなるのか、工事の計画との兼ね合いもありますので、この点についても我々施設を管理している部局と、それから工事に関わる教育部局と連携をとって、今後調整をする予定にもしておりますんで、できるだけ早い段階でお知らせができるようにしていきたいというふうに思います。
○議長(林時彦君) 6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) そのお知らせはどういう形でしようと思われているんでしょうか。
○議長(林時彦君)
まちづくり部長。
○
まちづくり部長(太田嘉宏君) 市民の皆様への周知の方法でございます。当然、まず所管の委員会のほうにはご報告をさせていただく必要があるというふうには思っておりますのと、そういったことと並行しまして、広報であったり、あるいは直接的な地域の皆さんへのお知らせとかいうことで周知ができるように努めてまいりたいというふうに思っております。
○議長(林時彦君) 6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) それでは、今ある遊具については検討は今のところされてないっていう形ですかね。そしたら子供たちはその遊具を使って遊んだりできる場所はないということですかね。
○議長(林時彦君)
まちづくり部長。
○
まちづくり部長(太田嘉宏君) 新しい公園の中の機能については、先程来申し上げておりますように、これからの検討でございますが、当然、テニスコートと体育館機能、それからグラウンド機能、この3つのスポーツ施設としての要素を移転をするという話と、それからお子様方に御利用いただいているような遊具を有する公園機能、この部分についても移転の対象でございますので、新しい公園のほうにも、具体的にどういう形で整備されるかは現時点では申し上げることができませんが、そういった機能もどういう形で整備するのが望ましいのかというところは協議の対象として進めているといったところでございます。
○議長(林時彦君) 6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) あそこの遊具なんですが、あそこへ来られている方に聞いたら、山南住民センターがあるので、あそこに配置して、少しの遊具でもいいから持っていってもらえたら、今後も子育てのところに行って、遊んだりできるので、そういう方向は考えられないのかというような意見もお聞きしているのですが、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(林時彦君)
まちづくり部長。
○
まちづくり部長(太田嘉宏君) ただいまは一つの御意見としてはお伺いさせていただきます。私のみの判断で即答できる内容ではございませんので、御意見としてお伺いをした中で、今後、関係部局とは相談というか、協議はさせていただきたいというふうに思います。
○議長(林時彦君) 6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) そしたらテニスコートとグラウンドはそのまま中学校が使うという形になるんやったら、あそこはではないんですか。そしたらグラウンドはそのままなんですよね。ではないんですか。
○議長(林時彦君) 大嶋議員、分かるように言うてください。
6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) それも市民の方からお聞きした本当の情報かどうかっていうことは分からないんですが、市民の方はグラウンドはそのままいかれるんで、テニスコートもそのままやから、もし使われるんやったら下の駐車場から上がってでも使えるような形はとれへんのかということをお聞きしたんですが、それはできないことなんですか。
○議長(林時彦君) 大嶋議員、今通告しとってんのは、和田中学校の跡地に山南中央公園を持っていくのにどのような感じで持っていかれるのかということを聞いておられるんやけど、今はその山南中央公園にあるテニスコートのことを聞かれとるんですか。
6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) それもです。
○議長(林時彦君) 今の山南中央公園の仕様はどうなるかいうことは、また委員会でも聞きますので、聞いていただいて、今は通告どおり、和田中学校跡地にどういう公園ができるのであろうということを問われておるので、そこを聞いてください。
それで、それはまた今からの計画ですので、細かいことは決まっていませんと言っていますので、そこら辺のところでお願いいたします。
6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) 今、市長から薬草薬樹公園の指定管理者がこちらの校舎もというような話もちょっとあったというようなことを聞いたんですが、まだ今後のことなんで全くスケジュールもたっていないというのが現実だと思うんですが、市民の方から校舎を潰すのか、潰さないのか。もし潰すんやったらあそこに管理棟を建ててもらえるんやろか。それで駐車場が狭いから駐車場はどこへもっていくんやと、そういうことをたくさん聞くんですけど、その点についてはいかがですか。
○議長(林時彦君) そのことについても、先程から答弁はあるんやけども、それ以上のことはなかなか言えないということなので、その辺で理解してやってもらわないと、これ以上は詰まらないと思いますよ。
6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) 分かりました。
○議長(林時彦君)
まちづくり部長。
○
まちづくり部長(太田嘉宏君) ただいま御心配をいただいております校舎をどうするのかということについて、これについては先程来申し上げておりますようにまだ結論は出ておりません。ただし、校舎を潰すんであれば、管理棟を作ってほしいというような御要望とか、それからやはり駐車場の問題をどう解決していくのか、周辺の施設やら用地を利用するという問題もありますんで、そういったところの幾つかの地元で御心配されている点については、我々は十分と言わずとも、4月以降、幾度かお出会いする中で双方のある程度の意見交換もさせていただいておりますんで、課題認識はしておりますので、そういったところを慎重に進めさせていただきたいというふうに思います。
○議長(林時彦君) 6番、大嶋恵子議員。
○6番(大嶋恵子君) それでは、やっぱり地元の意見、そしてそこを使われている人の意見を聞くことで、みんなが愛着を持つと思うんです。だからぜひこれにも検討委員会を地元で作ってもらってもっていうようなことを書いてあるので、ぜひいろんな意見を聞いていただいて、そのとおりにはならないと思うんですが、自分も参加したって思えるような公園になってほしいなと切にお願いいたします。
これで一般質問を終わります。
○議長(林時彦君) 以上で、大嶋恵子議員の一般質問は終わりました。
ここで暫時休憩をいたします。
休憩 午前11時25分
───────────
再開 午後1時00分
○議長(林時彦君) 再開いたします。
次に、通告18番、小川庄策議員の一般質問を許可いたします。
1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) それでは最後の一般質問ということになります。ただいま議長の許可を得ましたので、質問のほうをさせていただきます。
内容としては3点です。公共交通の充実に向けて。2点目が、消費喚起の地域経済の活性化に向けて。3点目が、SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)の考え方についての3点になります。
1点目、公共交通の充実に向けて、令和3年春には丹波市内の各駅でも自動改札機が設置されることに私は意義があると思っております。そして第111回定例会補正予算でも新しい生活様式ということで、非接触対応
キャッシュレスとしてICOCAの全戸配布が提案されています。私は非接触型対応については、コロナ禍においてやむなしと思っていますが、多様な支払い手段のある中、これから後の委員会とも一部重なりますが、あえてお尋ねをさせていただきます。
今回、非接触
キャッシュレスにICOCAを選択されたのは、丹波市の今後においてもICOCAでの対応を進めていくということでいいでしょうか。
併せて、公共交通の充実にも注力されていると思います。バス並びに
デマンドタクシーやタクシーの公共交通並びに駅、駐車場においても利用可能とお聞きしていますが、再度確認します。
3つ目、公共交通機関へのICOCA対応機器の負担については、全額市が対応をお考えでしょうか。
4つ目、ICOCAは大手小売店などでも利用は可能ですが、それだけでは市内経済の非接触
キャッシュレス化への利用促進にはつながらない、公共交通機関以外でも市内の飲食、小売店などへも導入への対応はお考えでしょうか。
5つ目、令和2年2月に柏原駅近くで利用の多かった200円の駐車場というのがなくなりました。そしてJRの線路横の駐車場、これはJRの所管の分です。それも閉鎖されています。柏原駅での利用促進維持または増加ということのために月ぎめの駐車場への補助を上げていますが、慢性的な一時駐車場の不足が利用減へつながっていないかと危惧します。市で活用できる土地、市などと言ったほうはいいかもしれません。市で活用できる土地の利活用は考えられないでしょうか。
6つ目、
デマンドタクシーによる旧町外運行や旧町外へのスムーズな乗り継ぎを望まれる声も多くありますが、基本バス路線の維持運営も必要であり、特に丹波市では高齢者を対象とした自主返納支援事業も行っており、免許返納をされた方には公共交通機関は最後の砦となっています。そこでバスの距離制運賃は理解した上でお尋ねします。他市においては100円バスというところまでは言いませんが、せめて
デマンドタクシーと同額の1回300円での実証実験を検討してみることはできないでしょうか。
7つ目、丹波市では高齢運転者の方が自主的に免許を返納された際には奨励金としてたんば共通商品券かICOCAのどちらかを1万円されていますが、今後も両方を選択されますか。併せて、一人1回限りではなく、継続な交通支援の考え方はいかがでしょうか。
2点目です。消費喚起と地域経済の活性化に向けて、第108回臨時会補正予算において、地域経済の活性化として個人消費の喚起並びに地域経済の活性化を目的に、プレミアム商品券の発行が全世帯を対象として新型コロナウイルス感染症緊急経済対策とした特別定額給付金事業ほかと一括して補正予算で可決されました。今回は緊急性があり、また以前のような配布方法ではなかったので、取りあえずは良かったのですが、一時的な対応だけにとどまることなく、継続的な地域経済への循環活用、活性化を目指すことができなかったのかと残念です。
そこで、今後同様の取組を行うときに向けお尋ねします。今後同様の事態のときには、今回と同じ取組以外は何か考えられませんか。当時の委員会にも質問がありましたが、今後、地域内循環型の地域通貨についても考えることはできませんでしょうか。
3点目、SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)の考え方についてです。以前、SIBについて神戸市で取り組まれた考え方について丹波市での活用をお尋ねしましたが、その後、検証されたのであれば、丹波市での活用はいかがお考でしょうか、お尋ねします。
以上、第1回目の質問とします。
○議長(林時彦君) 市長。
○市長(谷口進一君) (登壇) 小川庄策議員の御質問にお答えをさせていただきます。
まず1点目の、公共交通の充実に向けてでございます。
一つ目の、非接触対応
キャッシュレスについて、丹波市は今後においてもICOCAでの対応を進めていくのかでございます。今回の補正予算で全世帯への配布を予定しておりますICOCAは、市内の店舗等だけではなくて、公共交通機関でも広く利用できるなど、非常に汎用性が高いことから
キャッシュレス決済になじんでいただくその契機となるための有効な手段として選択したものであります。今後は、非接触対応の
キャッシュレス決済の普及、利用拡大に向けましては、今回のICOCAだけではなくて、あらゆる手段によって進めてまいりたいと、このように思っております。
次に2つ目の、公共交通面でのICOCA利用環境の充実についてでございますが、市内を走ります路線バス及び駅周辺の市営駐車場のうち、谷川駅、柏原駅、石生駅の一時預かり駐車場では、ICOCAが利用できる環境が整っております。また
デマンドタクシーも令和2年度中にはICOCAが利用可能なIC決済機の導入を予定をしておりまして、さらには市内タクシー事業者においても所有するタクシー車両へのIC決済機の導入を順次進められているという状況にあります。
3つ目の、公共交通面でのICOCA対応機器の費用負担についてでございますが、基本的に事業を行う者が負担をするというのが基本でありまして、路線バス事業者やタクシー事業者においては自社の費用負担により、ICOCA対応機器を導入されております。
デマンドタクシーは市が事業者として市の費用負担による導入を進めておりまして、駅周辺の市営の一時預かり駐車場につきましても、同様に市の費用負担により機器を設置をしております。
なお、今後導入を予定されているタクシー事業者には、兵庫県の補助制度なども活用していただくよう御案内するなど、導入を支援してまいります
4つ目、公共交通機関以外の市内の飲食・小売店などの店舗に対する導入への対応についてでございますが、ICOCAが利用可能なIC決済機は、現在、市においては指定管理施設である、道の駅丹波おばあちゃんの里の店舗、これは導入済みでありまして、市有施設内に設定されている飲料自動販売機にも順次導入されているところであります。また市内の飲食・小売店等の各店舗にもそれぞれ民間事業者が順次導入を進められております。今後、新たに導入される店舗などにおきましては、経済産業省のマイナポイント事業実施に伴う
キャッシュレス決済端末導入支援事業、これによりましてIC決済端末導入時の費用の補助を受けることが可能なため、現時点では市独自の決済端末導入補助は検討しておりません。
5つ目の、柏原駅周辺における一時預かり駐車場の慢性的不足に対する市で活用できる土地の利活用についてですが、現在の柏原駅の市営の一時預かり駐車場は、コロナ禍の影響により比較的利用しやすい状況ではございますが、これまでは常に高い稼働率で推移をしております。
今後の鉄道利用促進を見据えた場合、一時預かり駐車場の確保は課題であると認識をしておりますが、早急に解決できる課題ではないため、関係部局において解決策の検討を進めてまいります。
6つ目ですが、路線バスの運賃1乗車300円、これの実証実験の検討についてでございます。丹波医療センターの開院時に路線バスの路線及び便数の拡充に合わせて、定額運賃や段階的な上限運賃について社会実験ができないか、路線バス事業者とも協議を行ったわけでありますが、期間を限定した低廉な運賃による社会実験は認可のハードルが大変高く、諦めた経緯があります。
今回御提案いただいた1乗車300円の定額運賃、300円上限運賃これの導入につきましては、広い市域における長距離のバス路線においてはなじみにくく、また地域内の運行である
デマンドタクシーが300円で運行している中で、地域を超える基幹交通である路線バスに1乗車300円で乗車できるとなりますと、公共交通全体の連携しました利用体系をくずすことになりますので、なかなか難しいと思います。
現在、丹波市ではチャージするたびにプレミア、いわゆる割増しが加算され、実質的に割引効果のある神姫バスIC乗車カード、いわゆるNicoPaこれを活用した利用増進策や、
通学定期券購入時における補助、路線再編の取組等によりまして朝夕の一部の便では利用者が増加するなどの効果が現れてきておりますことから、これらの取組等によりさらに利用しやすい環境整備に努めてまいります。
議員御提案であります定額運賃導入の実証実験は、路線バスの日常利用増に向けた一つの方法ではあると思いますが、現時点では検討はいたしておりません。
最後に7つ目の、高齢者運転免許自主返納奨励金でございます。この制度は高齢運転者による交通事故が増加する中、運転免許証を自主返納した高齢者に対し奨励金を交付することにより、運転免許証の自主返納を促し、高齢運転者による交通事故を減少させるそういうことを目的に創設をしたものです。
昨年度までは申請者に対し、奨励金として1万円分のたんば共通商品券これを交付しておりましたが、今年度からは議員の御質問にありましたとおり、奨励金としてたんば共通商品券またはICOCAのいずれかを申請者が申請時に選択していただき、希望されたものを交付することとしております。
議員からは今後もたんば共通商品券かICOCAの両方を選択するかとのお尋ねですが、市ではたんば共通商品券またはICOCAのいずれかを選択していただく現在の方法を継続していきたいと、このように考えております。
また一人1回限りではなく、継続的な交通支援の考え方はどうでしょうかとのお尋ねでございますが、冒頭にも申し上げましたが、この制度は高齢運転者による交通事故を減少させるために、高齢者が運転免許証を自主返納する契機となることを目的に創設したものであります。このため高齢者への交通支援策という性格の施策ではありませんので、複数年にわたって奨励金を交付するということは考えておりませんので、この点、御理解をいただきますようにお願い申し上げます。
次に2点目の、消費喚起と地域経済の活性化に向けてです。
一つ目の、今後において同様の事態が起こった場合の取組についてでございますが、景気の低迷や個人消費の冷え込みが見込まれる場合に、市内を対象としたたんば共通商品券をプレミアム商品券として発行することは個人消費の喚起や地域経済の活性化を図るための有効な手段の一つであると、このように認識しております。
今回と同様の事態が発生しました場合には、国や県が実施する施策の趣旨、実施の内容や時期、これらを勘案し、事業者、丹波市商工会や関係機関等の意見も踏まえ、状況に応じて市独自の施策を実施していきたいと、このように考えております。
2つ目の、今後地域内循環型の地域通貨についても考えることができないかという点でございます。中小企業・小規模企業振興基本条例の第4条にも掲げられております市内経済の循環を促進するための施策につきましては、大変に重要な視点であると考えております。個人消費の喚起や地域内消費の活性化を図りますため、たんば共通商品券を地域内循環型の地域内通貨として活用し、プレミアム商品券発行支援事業を実施してきたところでございます。このほか、市では長寿祝い金、あるいは成人祝い金や高齢者運転免許証自主返納奨励金などにおいても同商品券を活用しており、地域内循環に取り組んでおります。
そのような中、新型コロナウイルス感染症対策として、新しい生活様式における非接触型方式の
キャッシュレス決済の推進が図られておりまして、丹波市においても地域通貨での対応が求められているところでございます。
その対応の一環として、10月から販売を行いますプレミアム商品券において、たんば共通商品券の電子版であります、たんばコインこれを一部販売することも計画いたしております。これまでの紙媒体のたんば共通商品券とともに、電子地域通貨のたんばコインこれの導入、普及を支援していくことで、地域内消費の循環の促進を図っていきたいと、このように考えております。
続きまして最後3点目の、SIBの考え方についてでございます。
御質問のSIBにつきましては、平成29年12月定例会におきまして、小川議員からソーシャル・インパクト・ボンド、SIBの導入についての考え方の御質問を頂きました。このような官民協働の取組につきましては、有効な施策になる可能性はあると感じております。そんなことから当時、神戸市での取組を研究していきたいと御答弁申し上げたところでございます。
その後、綿密な調査・研究は、正直なところなかなか十分にはできておりませんが、経済産業省のホームページによりますと、モデル事業自治体である神戸市のSIB事業では、糖尿病性腎症などの罹患者で特に人工透析への移行リスクの高い未受診及び治療中断中の市民を対象として、保健指導等による生活習慣の改善を通して、ステージの進行や人工透析への移行を予防する事業を平成29年7月から令和2年3月までの3年間で実施をされております。
その中間報告を見ますと、保健指導プログラム修了者が目標値80%に対し、100%、食事、運動、セルフモニタリング、服薬の4分野における生活改善率が目標値75%に対して95%と目標を大きく上回る成果を確認されたという情報を得ているところではございますが、最終成果指標としての腎機能低下抑制率については、評価結果が公表されておりませんので、SIBが丹波市にとって有益な事業かどうかという判断ができておりません。
民間資金や民間のノウハウを活用する方法、手段としては、SIBのほかにも、指定管理者制度やPFIなど多岐にわたっております。
今後、丹波市としては、SIBだけに限定するのではなくて、多様な民間活力の活用手法を視野に入れて、どのような課題や事業に、さらにどのような民間活力を活用した手法・手段が有効なのか、引き続き調査・研究してまいりたいと思っております。
以上でございます。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) 一定の答弁をいただきました。
公共交通の充実に向けてということで、まず丹波市ではバス路線の再開や新病院へのルートの変更までされて、公共交通の充実に向け全市的に取り組まれたということはすごく私は評価しております。
そこで皆さんにお尋ねします。挙手とまでは言いませんので、アイコンタクトでもお知らせいただけたらと思います。この1年間に皆さん電車のほうは利用されましたでしょうか。そしたらこの1年間でバスというのは利用されましたでしょうか。
はい、なかなか表情で分かるもんやなというのが分かります。
また電車のとき、駅まではどのような手段で行かれたかというのもいろいろとあるとは思います。公共交通ですから、市職員の皆さんも、特に通勤の分について、また利用されて、分かりました。
ところで丹波市では毎月22日、何の日という形で定められているかというのは皆さん御存じやと思いますが、確認の意味でお願いいたします。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) ノーマイカーデーというふうに記憶しております。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) はい。特に今年は7月7日火曜日、11月20日金曜日というのは重点アクションデーですか。という形でポイントを2倍というふうに民間の方には求められているというのがあります。民間には求めていますけど、役所の皆さんにおいては、ノーマイカー通勤の日という公共交通での通勤、または乗り合いでの通勤、マイカー通勤を控えられたことがある方も中にはおられると思います。私も一緒に乗車されて目の前を通られたっていうことも記憶しております。
でも皆さんと、先程も目がなかなか合わなかったというのも物語っているんですけども、こういった形で民間の方のほうに求めはしているんですけれども、職員の方っていうのはどのようにお考えでしょうか。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) 職員も極力公共交通機関を利用する、それが理想であるというふうに考えてございます。ただ一方で、勤務形態また通勤経路等による制約もございます。例えば乗り継ぎ等を考えた場合になかなか一筋縄ではいかないというところもあるところでございます。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) それが現実やと思います。公共交通と言いながらも、なかなか利用し切れていないっていうのが、それが物語っているのかなというふうに思います。
ちょっと本題に戻ります。過去においてっていうか、バスへの乗車運賃の補助という形で、先程の答弁もありましたけども、NicoPaでの運賃補助という形です。丹波市では非接触対応
キャッシュレスっていうことですけれども、今後はICOCAだけでなく、あらゆる手段によって努めてまいりますというふうになっていますが、これでいいんですね。ちょっとそこだけ確認しておきます。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) 基本的に御答弁申し上げたとおりでございます。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) 今回、全戸配布っていうのが上がってきているんですけれども、非接触型の分に関しては、私は構わないと思うんですけども、その内容については、どれがというのはまたこれからの話になりますのであれですけども、今回はこれが出て、次はまた違うのが出て、また違うときには違うのがってというふうになってくると、なかなか市民の方も戸惑うことがあるのかなと感じるんですが、統一されるっていうことはないんですね。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) 統一するというよりは、御答弁でも申し上げましたとおり、ウィズコロナ、ポストコロナ禍におきましては、非接触対応の
キャッシュレスを進めていく。2つ目の質問の御答弁にもございましたように、たんばコインとかそういったような
キャッシュレス形態もございます。
今回補正予算で提案しておりますのは、インパクトという点でICOCAが最適ということでICOCAを御提案しているところでございますけれども、ただ質問の答弁にもありましたように、たんばコインも重要な非接触対応の
キャッシュレスというふうに思っておりますし、あらゆる手段により
キャッシュレス化を推進していきたいと考えているところでございます。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) 分かりました。じゃあときにはICOCA、ときにはこれからもNicoPaっていう形もあるということでよろしいですね。
じゃあそのNicoPaっていうのは、バスだけですよね。JRでは使えないんですよね。ICOCAはJRもバスも使えるんですよね。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) 議員の御理解のとおりでございます。NicoPaはバス限定でございます。ICOCAはJRも使えますしバスも使えます。また店舗でも御利用可能でございます。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) それやったらICOCAにされたほうがどうなんかなと思うんですけどもね。補助の対象が違う、内容が違うというのもありましたので、先にNicoPaがあって、後から今回っていう話ですので、そこに関してはいいんですけども。
そしたら公共交通での支払いの機械の分については、今現在は駅周辺の市営の駐車場まで使えるということですね。今後導入を予定されているタクシー事業者には兵庫県の補助制度なども活用していただくよう御案内するということですけども、やはり自己負担っていうのは出てくるわけですね。そこだけちょっと確認します。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) 自己負担は出てまいります。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) 今後の飲食、公共交通機関以外のところでも使えるということですが、これチャージするところっていうのはコンビニ以外というのはどこかありますでしょうかね。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) ICOCAにつきましては、今も主要駅、あと市内ではコンビニでございます。あとはどういった決済機を導入されるかによろうかとは思いますが、ちょっと詳しくは承知してございません。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) コロナ禍における非接触型の
キャッシュレスっていう形になるんであれば、一番利用されるのは飲食、小売っていうところになるとは思うんですけども、そこでの利用がコンビニが主っていうふうになってくると、なかなか厳しいかなっていうふうに感じるんですけども。そこの促進を図っていくのかっていうのが一番最初に丹波市はICOCAを推奨されるのかとお聞きしましたので、今回はICOCAを推奨するというふうになってますので、そこに関しては商工会になるのかどうなのか分からないですけども、通じて飲食、小売のところに関してどのようなアプローチをされていこうとしているのか、決済機の導入に関してですね。そこをちょっとお知らせいただけますか。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) まずこのICOCAでございますけども、先程来御答弁申し上げておりますとおり、ICOCAだけを限定して推進しようというわけでもございません。非接触型の
キャッシュレス決済これを推進していくために、インパクトの高いICOCAを今回全戸に配布させていただく、そのことによって
キャッシュレスに進んでいっていただくためのきっかけにしようということで提案を申し上げているものでございます。
先程も申し上げましたとおり、例えばたんばコインももちろんでございますし、既に始まっておりますマイナポイントの制度におきましても、ほかの
キャッシュレス決済も多々ございます。そういったものになじんでいただく、親しんでいただくためのきっかけとしてICOCAを活用いただければというふうに考えているところでございます。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) それは何度も聞いています。ですから、使用してもらうのに使えるところを増やしていかないんですかということです。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) それは先程も市長のほうから答弁申し上げましたけれども、既に補助メニューも国のほうで、今回マイナポイントの導入に伴っての補助制度もございます。また既に終わってはおりますけども、ここには消費増税に伴う
キャッシュレス決済機の導入の補助もございました。そういったものを活用していただくことによって、小売店にはそういった制度を活用していっていただいて、
キャッシュレス決済機の導入を進めていっていただければと考えてございます。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) ではそういった有効な手段があるということの広報をよろしくお願いします。
次に、柏原駅にJRのパークアンドレール用の駐車スペース、これが駅横に5台、うち2台は車椅子対応。新町踏切の手前に約15台というのがありました。併せて20台ありました。これは今閉鎖になっています。そして民間の駐車場約20台分、合計40台が柏原駅で閉鎖して使用できなくなっていると。それ以外の何か使えるところはなかったですか。
○議長(林時彦君) 政策担当部長。
○政策担当部長(近藤巧君) 確かにそれで御不便をおかけしているということは確かでございます。ほかの代替場所等もいろいろ検討しているところでございますが、なかなか次に活用できるところというのが見つかっていない現状でございます。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) では石田踏切のところに約25台分、前あったと思うんですけども。石田踏切言うんちゃないんですかね。線路沿いのところに。
○議長(林時彦君) 暫時休憩いたします。
休憩 午後1時38分
───────────
再開 午後1時38分
○議長(林時彦君) 再開いたします。
1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) 前の柏原赤十字病院の前の踏切を渡って左に行った、番地は分からないですけど線路沿いのところです。
○議長(林時彦君) 暫時休憩いたします。
休憩 午後1時39分
───────────
再開 午後1時39分
○議長(林時彦君) 再開いたします。
資産管理担当部長。
○資産管理担当部長(内堀日出男君) 石田踏切を超えてすぐ左手のところには市有地の遊休地として用地を確保しているところでございますが、現在は駐車場としては使用していないような状況でございます。
これについての駅周辺の土地利用の活用がどうかというところについては十分な検討は実際はできておりませんので、この辺につきましてはまた改めて考えさせていただきたいと思います。
以上です。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) せっかくもしかしたら活用できるのかもしれないんであれば、遊ばしておくわけにもいきませんので、活用できるものはできるだけ活用していっていただくという方向でまた考えていただけたらなというふうに感じます。
それと、柏原赤十字病院の跡地っていうのは何かもう方向はあるんでしょうか。
○議長(林時彦君) 資産管理担当部長。
○資産管理担当部長(内堀日出男君) 柏原赤十字病院の跡地利用につきましては、現在のところは未定というような状況になっておりますので、これについてはまたどのような利活用をするかというのは後から検討というようなことになるかと思います。
以上です。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) そのとおりやと思います。それであれば、使えるところは何とか活用できないかなと思うんです。そこだけでも約100台近くの駐車スペースもあったと思いますんで、もう全部を締め切ってしまうというよりは、使えるところだけでも何か使えないかなとは思うんですが、そんなのも活用できるところは、できるだけ活用していくいう一歩踏み込んだ考え方でいければなというふうに感じますので、またそこら辺も検討をよろしくお願いします。
ただ民間の駐車場というのもやっぱりありますので、全部が全部ただでいいのかっていうところはあると思いますが、JRの利用促進っていうのもそうですし、あと柏原地域のその活性化っていうところの部分でも考えて、使えるところはというところでお願いします。
次の、バスの1回300円というやつです。言いたいことは分かります。ただ9月6日の神戸新聞のところでも多可町発着の路線バス、コインバスという形で町内の移動に関しては100円、西脇市、加西市へは300円という乗車をできる仕組みを考えているという記事もありました。やっぱり公共交通ですので、乗っていただかないとあかんというふうにも感じますので、確かに利用体系を崩す形になるというふうに答弁にありますが、まずは乗っていただいて維持していく、そこも重要な視点ではないかなと思いますので、その点も今後も考えていただけたらというふうに感じます。
あと免許の自主返納の分に関してですが、考え方が違うというのは確かに分かっています。分かっているからこそお聞きしてますので、これに関しては、もう最後の砦になっていくということもしっかりと考えていただきたいと思いますが、もう一度、複数年での支援っていうのは考えてないですか、いかがですか。
○議長(林時彦君) 生活環境部長。
○生活環境部長(余田覚君) 議員がおっしゃることもよく分かるわけでございますが、本制度につきましては、先程市長が答弁申し上げましたように、高齢者が運転免許証を自主的に返納していただく契機、これを1回に限っております。それについては継続していくつもりではございますが、複数回という考えはございません。
以上でございます。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) 分かりました。
じゃ次の、消費喚起の分についていきます。今後同じ取組を行うのであればという曖昧な言い方にはなったんですけども、この中にもたんば共通商品券を地域内循環型の地域内通貨として活用するというふうにも回答いただいております。こういう考え方が大事だと思います。たんばコインを一部販売することも計画しておりますということですので、今後さらなる活用というふうに、この分についてはお願いという形で終わらせておきます。
続きまして、SIBの考え方についてですが、先程答弁いただいた内容で、最後の4行です。ここの部分で答えが出ているような形になっています。どこでもそうなんですけども、成果報酬という基準の分について、なかなか難しいという判断になっているんかなというふうに感じます。どの業務において、どのような評価をしてやっていったらいいのかっていうのが一番争点になるところ、難しいところになってきますので、ただ職員の方がされている部分、それをほかのところに委託するわけではないんですけども、そこの部分に対しては、今まで持っているデータで、今まで持っている指標っていうのがありますので、それをいつまでもそこでされるのではなくて、それを成果報酬、成果指標として民間のほうでも活用していただいて、職員のほうは新たなる仕事に、上に上がっていただくというのが基本ですので、いつまでも今までの仕事にとらわれることなくという話になってきますので、どれがいいのか、どれがあかんのかっていうのはやっぱり自分らで判断していかないとあかんことになりますので、そこが一番難しいとこなんですけど。
あと市民の方の困っているということに関しても、それを補うということがこの考え方でできるのであれば、それは市民満足度にもつながってきますので、自分たちの仕事のことだけではなくて、それ以外の本来あってほしいことの内容、それが出来にくくなっていることを補うと、言い方がややこしいんですが、その考え方につながってくると思いますので、市長に最後の4行だけで結構ですので、もう一度そちらのほうだけお願いできますか。
○議長(林時彦君) 市長。
○市長(谷口進一君) ちょっと考えさせてください。いろいろ議会のたびに議員の方々から御提案をたくさん頂いております。それらを全て、検討しますという言葉であったり、前向きに、積極的にというか、いろんな言い方をするわけでありますが、それらにも全て取り組むというわけにはまいりません。やはり我々なりに判断をして、優先順位を付けながら取り組んでいくということであります。
そういう意味で、このSIBというのは私もそのときに初めて聞いた取組でありまして、私なりにネットで調べて勉強もしたことがありますが、なかなか丹波市として職員の限られた時間の中で、それを時間を割いてこの検討に労力をつぎ込むというのは、ちょっとその時点では無理ではないかとこのように判断して、積極的に取り組むというふうな、号令と申しますか、そういうものはかけなかったということでございます。
またPFI手法とかいろんなもの、これからいろんな事業、例えば庁舎に取り組むにしましても、民間の手法というのは取り組む必要があるわけですが、必要に応じてそういうものはまた研究を、より掘り下げてするものは積極的にやっていきたいとこう思いますが、SIBに関しましては、ちょっと横に置かせていただいて、よその自治体で成果が出ましたら、こちらもどっと研究をしていきたいとこう思っております。よろしくお願いします。
○議長(林時彦君) 1番、小川庄策議員。
○1番(小川庄策君) じゃ終わります。ありがとうございます。
○議長(林時彦君) 以上で、小川庄策議員の一般質問は終わりました。
これで一般質問を終わります。
本日の議事は終了いたします。
次回の本会議は9月11日金曜日、午前9時30分から開きます。
本日はこれをもって散会といたします。
大変御苦労さまでございました。
散会 午後1時55分...