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12月22日-04号

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  1. 加西市議会 2023-12-22
    12月22日-04号


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    令和 5年 12月 定例会(第306回)       第306回加西市議会(定例会)会議録(第4日)                      令和5年12月22日(金)                      午前10時開会-----------------------------------          ▲議事日程第1 議案第67号から議案第93号及び議案第95号   (委員長報告、質疑、討論、採決)第2 意見書案第2号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書について   (提案説明、質疑、討論、採決)第3 新病院建設特別委員会の設置及び委員の選任について第4 議員の派遣について第5 閉会中の継続調査について-----------------------------------          ▲本日の会議に付した事件議案第67号から議案第93号及び議案第95号(委員長報告、質疑、討論、採決)意見書案第2号(提案説明、質疑、討論、採決)新病院建設特別委員会の設置及び委員の選任について議員の派遣について閉会中の継続調査について-----------------------------------          ▲会議に出席した議員(15名)  1番      大前裕也        2番      北川克則  3番      西脇 親        4番      高橋佐代子  5番      下江一将        6番      橋本真由美  7番      深田照明        8番      高見博道  9番      土本昌幸       10番      田井真一 11番      佐伯欣子       12番      森元清蔵 13番      森田博美       14番      丸岡弘満 15番      中右憲利-----------------------------------          ▲会議に出席しなかった議員なし-----------------------------------          ▲議事に関係した者の職氏名 事務局長      後藤光彦   局長補佐      小林由佳 議事係長      浦川翔平-----------------------------------          ▲説明のため出席した者の職氏名 市長        高橋晴彦   副市長       井上利八 教育長       菅野恭介   理事        村尾和美 政策部長      藤後 靖   地域部長      深江克尚 総務部長      民輪清志   健康福祉部長福祉事務所長                            上坂智津子 産業部長      末廣泰久   建設部長      石野隆範 市参事(大型プロジェクト担当)  環境部長      丸山常基           北川陽一 市参事(環境整備担当)      会計管理者     三船雅章           宮崎高広 教育部長      千石 剛   市参事(学校再編担当)                            伊勝 勝 選挙監査公平委員会事務局長    農業委員会事務局長 櫻井雄一郎           亀田哲馬 病院事務局長    上坂寿人 △開議 ○議長(丸岡弘満君) 皆さん、おはようございます。それでは、定刻が参りましたので、これより本日の会議を開きます。 日程に入ります前に、12月定例会審議でのライブ配信映像につきまして、アクセス集中を原因とする不具合が生じ、度々映像が視聴できない状態が発生いたしましたことにより、貴重なお時間をいただいて視聴してくださった皆様に多大な御迷惑をおかけしましたことを深くおわびを申し上げます。 本日予定しております議事は、議員各位のお手元に配付いたしております日程表のとおりでございます。 それでは、直ちに日程に入ります。 △議案一括上程 ○議長(丸岡弘満君) 日程第1、議案第67号から議案第93号及び議案第95号までの28件を一括議題といたします。 これより上程中の議案に対する委員会の審査報告を求めます。建設経済厚生常任委員長、中右憲利議員。 ◆建設経済厚生常任委員長(中右憲利君) =登壇=失礼いたします。それでは、当建設経済厚生常任委員会に付託を受けました13件の議案に対する審議の経過と結果について御報告申し上げます。 まず初めに議決結果であります。当委員会で付託を受けました議案のうち、議案第76号、議案第78号、議案第89号の3件については賛成多数で、その他10件については全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 続いて、審議の状況のうち、その主なものについて御報告申し上げます。 まず、議案第81号加西市立善防園指定管理者の指定についてであります。 委員から、指定期間を今回3年としている目的について質問があり、執行者からは、本年度の実施設計を経て、令和7年にかけて善防園の大規模改修を予定しており、改修後は善防園のような障害福祉サービスを提供する民間施設が既にあることから、民間への払下げを考えているとのことでした。 続いて、委員から、善防園の立地場所が土砂災害警戒区域に含まれることや、現在の指定管理者である社会福祉協議会から建物更新の要望があった点を踏まえ、改修による建物の延命化ではなく新規に建設する可能性について質問があり、執行者からは、善防園が建設された当時と違い、同様のサービスを提供する施設が民間にある現在では、他市でも民間への払下げや管理を民間に任せるケースが多いことから、市で新規に建設することは考えていないとのことでした。採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第76号加西市ふるさと寄附条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 委員から、寄附者からの使途メニューを受けての基金の活用状況について質問があり、執行者からは、令和2年度から急激に寄附額が増加し、寄附者の56%が市長にお任せの使途メニューを選択する中で、例えば文化や教育振興といったメニューを選択された方の寄附についても、基金に積む場合はふるさと応援基金にしか積めず、明確に区分できていない現状から、本改正条例により、予算編成時からふるさと納税の使途を明確化した上での提案をしていきたいとのことでした。 また、委員からは、本議案は今議会に上程された他の基金設置条例案と同時並行で進めるべきではなく、基金条例が可決され、制定された後に上程するべきとの意見がありました。質疑の後、討論において意見が述べられ、採決の結果、賛成5、反対1の賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第78号ごみ処理施設建設基金条例の制定についてであります。 委員から、建設にかかるコスト計算について質問があり、執行者からは、小野市が見積もった総事業費に交付金や事業債を考慮して加西市の負担額を算出したとのことでした。 また、一連のごみ処理施設建設業務の期間として、環境調査等の業務に6年、建設工事で4年、旧クリーンセンター解体に3年と計13年程度が見込まれる中で、市の財政負担を考慮して、いち早く基金を設置し、平準化を図ることが必要との執行者からの説明に対し、委員からは、全体像がつかみ切れていない中での基金設置に対する拙速さを指摘する意見があり、質疑の後、反対討論も述べられましたが、採決の結果、賛成4、反対2の賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第83号加西市都市公園の指定管理者の指定についてであります。 委員から、他の団体と協力して行った事業の有無について質問があり、執行者からは、イベント事業者と協力して子供が楽しめるアトラクションを実施した実績があり、今後はドローンの操作体験会等の企画があるとのことでした。採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第89号小野加東加西環境施設事務組合規約の一部変更についてであります。 委員から、建設費に算入されている対象について質問があり、執行者からは、焼却施設本体リサイクル施設、発電施設、芝生広場に加え、温水プールなどの附帯施設を大きなくくりで対象としているが、補助対象事業での区分けに加え、温水プールの建設及び運営経費に係る管理費の協議余地が残されているとのことでした。 委員から、負担割合を決める議案にもかかわらず、不確定な箇所が多数あるとの意見に対し、執行者からは、大型事業を進める上で、先に負担割合を決めないと概算事業費や詳細設計の算出ができないことや、小野市、加東市、加西市の3市で交わした覚書により、今後は温水プールの規模や管理区分について協議していくことは決定しているとの説明がありました。採決の結果、賛成4、反対2の賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。 最後に、議案第92号令和5年度加西市介護保険特別会計補正予算(第2号)についてであります。 委員から、居宅介護サービス事業3,300万円の増額について質問があり、執行者からは、新型コロナウイルスの5類感染症移行を受け、訪問看護や短期介護等のサービスが増加しており、給付金の不足が予測されたため補正を行ったとのことでした。採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 その他、委員各位からは多くの質問や意見等が述べられていますが、その詳細については割愛させていただきます。 これをもって建設経済厚生委員長報告といたします。 ○議長(丸岡弘満君) 続いて、総務常任委員長北川克則議員。 ◆総務常任委員長(北川克則君) =登壇=御指名をいただきましたので、総務常任委員会に付託を受けました議案に対する審議の経過と結果について御報告申し上げます。 初めに議決結果であります。当委員会に付託を受けましたのは総数14件であり、そのうち議案第72号の加西市スポーツ施設整備基金条例の制定については、可否同数により委員長において裁決し、可決と決定いたしました。また、議案第67号の加西市地域活性化拠点施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について並びに議案第73号の加西市学校教育施設整備基金条例の制定については賛成多数で可決、その他の議案については、いずれも全会一致で可決すべきものと決定をいたしております。 続いて、審議の内容について御報告を申し上げます。 まず、議案第67号の加西市地域活性化拠点施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。 委員から、観覧料を徴収するに当たって、入場者が減少しないための対策について質問があり、執行者からは、指定管理者制度において利用料金制を採用しており、観覧料を徴収することで指定管理者のインセンティブが高まり、民間のノウハウを生かして、よりサービスの質が向上することで、利用の増加につながることを期待しているとのことでした。また、展示内容についても、特別展の企画やフィールドミュージアムデジタルミュージアムなど、広く情報発信して集客につなげていきたいとのことでした。 次に、委員から、観覧料を徴収することによる指定管理料の取扱いについて質問があり、執行者からは、入場者を7万人と想定した場合、収入の1,400万円から経費を引いた1,000万円程度を年間の指定管理料3,900万円から差し引いて、指定期間の残り3年を契約したいと考えているとのことでした。 その後の討論では、賛成意見として、施設の維持管理や展示のリニューアルなどの経費について、受益者負担は基本であり、観覧料を徴収することで指定管理料を抑えることは合理的である、有料化により指定管理者のノウハウが生かされ、施設の価値が上がることを期待する。また、今後長く続く施設として、維持管理費は必要となるため、展示のリニューアルなどに取り組み、平和を発信する場として有効活用していただきたいなどの意見が述べられました。 また、反対意見として、多くの人々に平和の大切さを学ぶ機会を創出することを目的とした施設であり、その観点から無料でやっていくべきであり、有料化は本来の目的に反するとの意見が述べられました。 採決の結果、賛成4、反対3の賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第72号の加西市スポーツ施設整備基金条例の制定についてです。 委員から、スポーツ施設の具体的な計画などが示されない中での条例制定の必要性について質問がありました。執行者からは、施設規模やスケジュールを立てた上で基金を設置することも一つの方法であるが、予算編成において、行政運営に支障を来さず財政の平準化を図るとなれば、各年度の事業規模は財政の制約を受けるため、まず財源確保のための枠組みを設定し、財政の制約を受けずに滞りなく計画を進めることができるよう基金を設置し、今後事業内容や計画が明らかになった際に積立額を予算計上し、具体的に説明していくとのことでした。また、事業を実施していくという市の姿勢をいち早く市民に明確に示したいとのことでした。 次に、委員から、総合体育館などの施設の計画時期について質問があり、執行者からは、国の補助申請の採択は早くても令和7年度以降と見込んでおり、今後基本構想や基本計画を策定していきたいとのことでした。 その後の討論では、賛成意見として、大規模事業を実施するに当たって財源確保は非常に重要で、基金を設置して単年度の費用負担を平準化することは市民に安心感を与える、また、早めに財源の準備をしておくことが必要であるなどの意見が述べられました。 また、反対意見としては、施設整備の具体的な内容が示されて初めて基金を設置し、積み立てることができるもので、議案提起の方法が間違っている、また、施設の計画が示されてからの基金設置とすべきで、時期尚早であるといった意見が述べられました。 委員1名が退席した後に採決を行った結果、賛成3、反対3の可否同数により委員長において裁決し、可決と決定いたしました。 次に、議案第73号の加西市学校教育施設整備基金条例の制定についてです。 委員から、基金の原資について質問があり、執行者からは、加西市ふるさと寄附金条例において、ふるさと納税ふるさと応援基金以外の基金に積み立てる、また、ふるさと応援基金は事業の充当だけでなく、基金への積立てのための処分もできるという一部改正が提案されており、教育環境の整備を目的に指定された寄附者の意向を酌んで事業に充当していくことを考えれば、ふるさと納税あるいはふるさと応援基金から学校教育施設整備基金に積み立て直すことは寄附者の意向に沿うものとして、基金の原資として考えているとのことでした。 次に、委員から、学校再編などの方向が決定していない段階での基金の設置について質問があり、執行者からは、事業規模については、中学校は前回の答申を踏襲したものになると想定され、小学校はこれからの決定に従うこととなるが、いち早く基金を設置することにより、事業の実施を市民に示すとともに財源確保のための枠組みを設定したいとのことでした。 その後の討論では、賛成意見として、学校再編に係る施設整備は将来的に必ず実施しなければならないもので、大きな財源が必要となることから、財源確保のための基金を設置して準備することが必要である、また、学校再編の答申についても、ある程度見通しがついていることを踏まえて賛成するなどの意見が述べられました。 また、反対意見として、学校再編の方針が決定しておらず、使途が曖昧で時期尚早である、また、ふるさと納税を基金へ積み立てることについては、寄附者の意向も確認されないまま、議論が不十分であるとの意見が述べられました。 委員1名が退席した後に採決を行った結果、賛成5、反対1の賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第74号の加西市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。 委員から、福祉医療費助成事業などにおける個人番号の独自利用の開始時期について質問があり、執行者からは、条例改正が承認された後、施行規則などを準備し、特定個人情報保護評価書個人情報保護委員会へ届け出するとともに公表する流れとなるが、個人情報保護委員会での審査に約10か月を要するため、実際の情報連携は来年秋頃になると考えているとのことでした。採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第84号の加西市史跡公園の指定管理者の指定についてです。 委員から、審査項目のうち、自主事業の評価が低い理由について質問がありました。執行者からは、事業の参加人数などは評価できるが、教育委員会が要望した公園の特性を生かした内容について、もう少し工夫していただきたいと考えており、今後は教育委員会指定管理者とともに公園の活用について検討していきたいとのことでした。 次に、委員から、大型遊具の点検について質問があり、執行者からは、指定管理者による日常点検において危険箇所がないか確認するとともに、専門業者による定期点検を5年に1度行っているとのことでした。 委員から、定期点検の間隔が長いのではと指摘があり、執行者からは、他の公園の対応なども参考に点検期間を検討したいとのことでした。採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 その他、各委員からは多くの質問や意見が述べられていますが、その詳細については割愛させていただきます。 以上、総務常任委員会に付託を受けました議案に対する当委員会の審議の結果であります。これをもって委員長報告といたします。 ○議長(丸岡弘満君) 続いて、予算決算常任委員長土本昌幸議員。 ◆予算決算常任委員長(土本昌幸君) =登壇=失礼いたします。当予算決算常任委員会に付託を受けました議案に対する審議の経過と結果について御報告申し上げます。 初めに議決結果であります。当委員会で付託を受けました議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)については、採決の結果、賛成5、反対9の賛成少数により否決すべきものと決定いたしました。 続きまして、各分科会及び全体会における審議の状況のうち、その主なものについて御報告申し上げます。 委員から、グラウンドゴルフ場整備設計委託料について質問があり、執行者からは、日常的に利用できる規模のグラウンドゴルフ場として、天然芝で8コース1面を整備し、他の体育施設と併せて加西市スポーツ協会が管理運営を行うが、芝は専門業者の管理といたしたいとのことでした。また、北部公民館建設予定地での整備となることについて、今後、北部公民館の建設をどのようにしていくのかということも併せて地元説明を行いたいとのことでした。 次に、委員から、庁舎増築の設計委託料に関し、行財政改革プランにない事業を実施することについて質問がありました。執行者からは、財政収支など見通しが大きく変わることは認識しており、今後の大型事業を含めた財政収支、健全化判断比率を基に基金や起債残高等の目標額を見直しながら歳入確保を図り、歳出の抑制、適正化に努めたい、また、行財政改革プランの見直しが必要になる場合に備え、歳入や歳出の様々な条件設定による収支見通しを行うなど、準備をしていきたいとのことでした。 続いて、委員から、施設を利用する子育て世帯の意見をどのように反映されるのかと質問があり、執行者からは、施設の前に芝生公園を造り、遊具を設置するなど、芝生や緑地を生かした温かみのある外構を検討しているが、担当部署において市民の声を聞くなどして設計に反映していきたいとのことでした。 次に、委員から、自立支援給付事業が計上された背景について質問があり、執行者からは、障害サービスの利用者、特に重度の障害がある方の自立訓練に関しての事業である生活介護が増加しており、上半期の給付費の増加率を参考に計上したとのことでした。また、財源の負担割合として、国が2分の1、県と市がそれぞれ4分の1になるとのことでした。 次に、委員から、団体営事業費の増減内容について質問があり、執行者からは、減額は東高室地区換地構想調査費や電柱移転への補償費の確定によるものであり、増額については、国庫補助を有効に活用するための流用等によるものとのことでした。 次に、委員から、保育環境改善等事業補助金及び公立認定こども園運営事業備品購入費について質問がありました。執行者からは、来年度から使用済みおむつをこども園で処分することになるため、回収ボックスなどを購入するとともに、処分に係る経費の一部補助を検討しているとのことでした。また、実施に当たっては、これまで同様に園児の体調や健康状態等を保護者と共有していきたいとのことでした。 以上のような分科会での質疑の後、全体会の討論において意見が述べられ、採決を行った結果、賛成5、反対9の賛成少数により否決すべきものと決定をいたしました。 これをもって予算決算常任委員長報告といたします。 ○議長(丸岡弘満君) 以上で委員長の報告が終わりました。 △修正案上程 ○議長(丸岡弘満君) ここで、ただいま上程中の議案に対しまして修正案が提出されておりますので、提案説明を求めます。12番森元清蔵議員。 ◆12番(森元清蔵君) =登壇=議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)に対する修正案を提案したいと思います。 お手元のタブレット等を見ていただきたいんでありますが、タブレットの5ページなんですが、議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)に対する修正案という部分を見ていただきたいと思います。 まず最初に、今回の修正部分を申し上げます。修正理由にも挙げてあるんですが、今回は庁舎増築事業の7,500万とグラウンドゴルフ整備費770万の減額を修正すべきということで提案をしております。以上、合計8,270万の減額補正であります。 それでは、数字的なことを先に述べさせていただきます。 第1条の第1項中の2億3,791万5,000円という追加額なんでありますが、これについても、8,270万を減額した1億5,521万5,000円と改め、総予算額も298億1,777万5,000円から8,270万を引いた297億3,507万5,000円に改めるというのが第1条の訂正であります。 続きまして、第1表、令和5年度歳入歳出予算補正額表ということで、お手元の6ページの表を見ていただきたいんでありますが、表1、令和5年度歳入歳出予算補正であります。この部分の、まず歳出の部分から説明をさせていただきます。 下の欄でありますが、10款の総務費、この部分は庁舎の増築費の7,500万の表でありますが、補正額を見ていただいて、5項総務管理費のところの補正額8,566万7,000円の部分から7,500万円を減額した部分が上の段に書いてあるんですが、1,066万7,000円という形で、補正額を7,500万引いたという形で訂正をしております。 下の段が元の数字でありまして、上の二重線を引いております。その上に、今回の修正した額が載せてあります。 同じく50款教育費で、これはグラウンドゴルフの実施設計770万の減額のところなんでありますが、35項保健体育費の補正額の欄で、2,696万円というところから770万円を引きまして、上の段の1,926万円という訂正になります。 そういった形で減額の修正をした部分がこの表に当たります。それが歳出の分であります。 この7,500万の中身を見ますと、起債と繰入金があります。そして、770万のグラウンドゴルフについても起債と繰入金があります。それぞれ収入のところは、繰入金と市債を合算して表になっていますので、上の表、歳入の部分を見ていただきたいんでありますが、75款繰入金の部分では、庁舎の建設費の繰入れであります1,320万と、770万のうちの200万は繰入金でありますので、それを合計しますと1,520万ということになります、繰入金が。この部分が今回減額補正ということで、75款繰入金のうち5項基金繰入金の補正額を見ていただきたいんでありますが、現在は7,249万6,000円なんですが、ここから1,520万を引きまして、上の段の5,729万6,000円という訂正になります。こういう形で訂正を行います。 そして、90款の市債の部分は、これは庁舎建設費の市債であります6,180万円と、グラウンドゴルフの起債であります570万円を足して6,750万円の起債の減額になります。それが5項市債という部分の補正額8,070万のところを6,750万減額しまして、その上の段の1,320万という訂正になります。 こういった形で、今回の8,270万の減額のための数字の訂正を行うということであります。 続きまして、第3表、地方債補正の表中にも訂正する箇所がありますので、それについては、7ページのところで第3表、地方債補正という欄があるんでありますが、そこで庁舎等整備事業ということで6,180万の増額が生じたために、この表に明記をして、4,030万から1億210万に訂正をしていたんですが、今回6,180万が必要なくなりましたので、この庁舎等整備事業債も削除するという形になります。 そして、その下の体育施設整備事業、これについては570万の起債が上げてあったんですが、体育施設を減額するということでその必要性がなくなったためにこの欄も削除するという形で、表の訂正を、修正を求めるものであります。 以上のような計数の修正をしながら、庁舎の増築事業7,500万円とグラウンドゴルフ事業整備費の減額を提案するものであります。 続きまして、修正理由を申し上げます。 ここにも書いておりますが、庁舎増築事業は総合計画や第2期行財政改革プランにも盛り込まれていないし、議会にも説明されず、議論も検討もなされてきていません。こども家庭センターや防災対応の機能を持たせるための増築と言われましたが、市民への説明や関係者からの意見や要望を十分に聞き取りできておりません。いきなり実施設計委託料を、それも補正予算で上げてくるという、手続においても不十分さがあります。 それから、グラウンドゴルフ整備については、用地は北部公民館の建設予定地であり、公民館の実現を望む声が強くあります。そんな中でグラウンドゴルフ整備事業へ変更するならば、議会や地元に十分な説明をし、理解を得て進めるべきものであります。 こういった理由をもちまして、修正案を提出いたします。賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(丸岡弘満君) 以上で委員長報告及び修正案の説明が終わりました。 △質疑・討論 ○議長(丸岡弘満君) これより、委員長報告並びに修正案に対する質疑を行います。 御質疑のある方ございませんか。田井議員。 ◆10番(田井真一君) 10番田井です。私のほうから、議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)に対する修正案に対して質疑を行います。 先ほど修正理由ということで、庁舎増築事業、これは総合計画や第2期行財政改革プランにも記載されてないということで言われました。 確かにこの総合計画、これは市の最上位の計画でありまして、当然これに基づいた中で施策を行っていく、これは当然なんです。ですから、これに矛盾するような計画、施策というのはできないんですが、社会情勢というのは、社会経済情勢、これは刻々と変化しています。 このたびの庁舎増築事業、これの一番大きな目的がこども家庭センター、それの一元化した窓口をつくっていく。市民の方々が安心して相談できる、そういった窓口を整備するというのが最も大きな理由であります。 このこども家庭センター設置、これはあくまで努力義務でありますが、これは国が進める大きな課題でありまして、これは国、自治体双方にとっての喫緊の課題だと思っています。 そういったことに向けて、今回補正によって庁舎増築事業、これを進めていこうとということなんですが、全てのものが総合計画に載っていないとできないということであれば、今回のこういった緊急的な国の施策に対して対応ができない。総合計画は5年間なんですけど、5年間、加西市、何もそういった施策ができない、市民にとってのそういった事業というのが進行できないということになると思うんですが、この点についてどう思われますか。 ○議長(丸岡弘満君) 森元議員。 ◆12番(森元清蔵君) 今回35億という増築計画であります。この額からいいましても、これは財政的に見通しを立てて、行財政プランの中で35億をどういうところから捻出をして、大きく財政に影響が出ない形でやるかという見通しを、35億の事業でありますから、やはりそういうプランを立ててやらなければ、数字的にも議論をして、安心して進めることはできません。全く、額だけは分かっておりますが、返済もどこの財源をするかとも分からない中で、こういう支出の仕方はやっぱり駄目であります。 それと、こども家庭センターのことでありますが、これについては来年に設置するように言われております。その言われている趣旨は、母子保健機能と、それから児童福祉機能を一体的に行う、そういったセンターをつくってほしいということであります。これは建物を建てるんじゃなくて、それを一体的に処理をできる仕組みをつくってほしいということでありまして、現実にこの建物を建てると今決定しましても、3年間はこの機能が分離した形でするということで、県とか国とかにも承認を得ながらやっていくわけでありますから、現実的に建物がなくても3年間はやっていくことであります。とりわけ建物を建てなければならないという緊急性はないものと考えております。
    ○議長(丸岡弘満君) 田井議員。 ◆10番(田井真一君) 緊急性ということなんですが、やはり、でも、できるだけ市民の方々にとって安心して相談できる、その環境を整えるというのは非常に大事でありまして、それは3年間、ある程度の期間は分かれたままですけど、そういった環境をできるだけ早く整備をする、これは行政として、また、これは市長として、これは進めたいという思いがあると思うんですが、その点についてどう思われますか。 ○議長(丸岡弘満君) 森元議員。 ◆12番(森元清蔵君) これについても提案理由で言いましたが、それだけであるだけに便利のいい、本当にどんな方でも、小さな子供さんから障害者、多くの必要とされる方が気軽にできる、何でも相談しやすい、行きやすい場所からして、やっぱり皆さんの声を聞いてやっていかなければなりません。センターだけを造っても、人が出入りできないようなことでは、十分にそうした一貫した支援ができていきません。 そういった面で、もっともっとこれから利用される、子育てをしていく皆さんの声を聞いて、それに見合ったものを造っていかないと、形だけ建物を建てても、それでは場所的にも利用者に不満といいますか、そこに寄りつけない状況も生まれます。それだけに、これを建てるには多くの皆さんの、利用される方の意見を聞いてやらなければなりません。それがこの短期間の間に執行者がやられているはずがありません。 場所からして、それから日当たりの問題にして、駐車場の問題、いろんな妊婦さんとかの方が出入りしやすいような場所も選んでいかなければなりません。そういったいろんな意見が取り込まれないで、このような形で強行にされるということがそもそもの間違いであります。 そういった形で、もっともっと綿密な意見を聞いて、使いやすい、本当に相談しやすい、場所的にも、環境的にもそういったものを考えて造るべきものであると考えます。 ○議長(丸岡弘満君) 田井議員。 ◆10番(田井真一君) 先ほどの総合計画の関係なんですけど、私は議員になってまだ半年少しなんですけど、森元議員さんは長くこの市政に携わっておられるんですが、議会に携わっておられるんですが、総合計画にない事業、これについて、過去、全て網羅された事業のみがされたんでしょうか。あるいは総合計画にない事業というのも施策として計画されたということはないのでしょうか。その点について、森元議員さんの存じておられる範囲で結構ですので、教えてもらえますか。 ○議長(丸岡弘満君) 森元議員。 ◆12番(森元清蔵君) 総合計画は漠然とやっぱりした名目です。それに基づいて、具体的な3か年計画なりの中で反映しながら大体やってきたと思います。 そして、出すに当たっても、事前にやっぱり相談があって、なされてきました。具体的に総合プランの中になくてもやる場合には、事前にやっぱり常任委員会とか等で議会にも響かせながらやってこられたと思っております。 項の一つ一つは、どれが総合計画に綿密に書いていたかはありませんが、今までの中でそういった形で、急遽そういう今のような形で提案されたことは絶対にありませんでした。 ○議長(丸岡弘満君) 田井議員。 ◆10番(田井真一君) 今、御答弁いただいたんですが、それじゃあ過去において、ここに理由として挙げられておられるんですが、総合計画にないものも今まで施策として計画されたことがあるという理解でよろしいんですね。 ○議長(丸岡弘満君) 森元議員。 ◆12番(森元清蔵君) それはあり得ることであります。だけども、今回のこういう形の、本当に2か月、3か月の間にこれだけの多額の出費の事業がなされたことは、かつてありません。これは各市を見ても、これは、こんなことをやっている市はないと思います。そういうことだけは私は思います。 ○議長(丸岡弘満君) 田井議員。 ◆10番(田井真一君) 以上で質疑を終わります。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。(なし) ほかに御質疑もないようですので、質疑を終結いたします。 続いて、討論に移ります。御意見のある方ございませんか。高見議員。 ◆8番(高見博道君) =登壇=8番、令和新風加西、高見博道。それでは、議案第72号加西市スポーツ施設整備基金条例の制定について、議案第73号加西市学校教育施設整備基金条例の制定について及び議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)について、この3件については反対とし、修正案及び他の議案については賛成の立場で討論をいたします。 まず、議案第72号加西市スポーツ施設整備基金条例の制定について。 加西市スポーツ施設の整備に当たり、事業の計画的かつ確実な実施に必要な財源を確保するための基金を設置するものとの説明でしたが、基金の目的になる総合体育館などの具体的な実施計画が示されておりません。将来的に必要になる基金かもしれませんが、今の時点では時期尚早かと思い、この基金条例については反対といたします。 次に、議案第73号加西市学校教育施設整備基金条例の制定について。 加西市学校教育施設の整備に当たり、事業の計画的かつ実施に必要な財源を確保するための基金を設置するものとの説明でしたが、現在進行中の小中学校の再編計画につきましては、中学校の統廃合については、もともとの答申内容がなくなったわけではないとの説明ではありましたが、小学校の再編も併せて保護者の意見、地元の意見を聞いて、小学校、中学校ともに再度提示されるとのお話でありました。今の時点では、実際に中学校が統廃合されても、新たな校舎を建てるかどうか決定しているわけではありません。 また、小学校についても既に耐震整備を11校されており、新たな小学校を建設する計画が出るとも思われません。具体的な計画が出た時点で基金の設立が必要なら、その時点で立てるべきものと思います。このような点から、この基金条例についても反対といたします。 次に、議案第78号ごみ処理施設建設基金条例の制定について。 この基金につきましては、小野加東加西環境施設事務組合で将来的にクリーンセンターの建設が計画されているのは明らかであります。それに充てる基金ということで賛成といたします。 あわせて、議案第76号加西市ふるさと寄附条例の一部を改正する条例の制定について。 こちらについては、ふるさと納税の寄附金を活用する事業のうち、新型コロナウイルス感染症対策支援事業の削除、議案第78号のごみ処理施設建設基金への出口としての変更が必要と考えますので、賛成といたします。 議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)について。 こちらにつきましては、予算決算常任委員会において述べたとおり反対であります。こども家庭センターの必要性は十分理解いたしますが、設置場所やどのような施設にするのか、もっと丁寧な説明が必要かと思います。 また、グラウンドゴルフ場についても、泉よつばこども園の東側用地については、北部公民館の建設予定地として取得したものであります。こちらについても、元の地権者や地元への丁寧な説明、また、北部公民館の今後の予定も併せて説明が必要と考えます。よって、補正予算8号については反対であります。 残りの件につきましては、全て賛成といたします。 最後に、執行者側へのお願いといたしまして、今後多くの大型プロジェクトが進行していきます。市民に向けても、議会に対しても、丁寧な説明をお願いしたいと思います。 以上、高見博道の以上の討論といたします。終わります。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。中右議員。 ◆15番(中右憲利君) =登壇=失礼いたします。まず、議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)に関しまして、原案に反対、修正案に賛成の立場で討論させていただきます。 まず、庁舎増築の設計委託料等の増額7,129万4,000円ですが、これは現在の庁舎裏の芝生広場に子育て及び防災機能を持つ建物を増築する、そういう計画です。こども家庭センターの設置に伴って、加西市の子育て支援機能及び防災機能を強化しようというもので、趣旨としてはよく分かるんですが、子育て支援や防災という重要な機能を持ち、総事業費30億円から35億円にもなる建物の設計委託料等をいきなり補正予算で上げてこられても、賛成のしようがありません。 お母さん方の中には、多くの人が頻繁に出入りしているところに子供を連れて行きにくいとか、日当たりが悪く、子育て支援を総合的に行うには不向きというような意見が多く出されているということも聞いております。 白紙に戻されてしまいましたが、未来型児童館の計画では、設置場所1つにしても時間をかけて市民の意見を聞き、議会にも丁寧な説明をされたと思います。 この庁舎の増築に関しましては、本当にその場所が適切か、機能は十分か等、事前に市民、議会の意見を聞いて案を出すべきで、そのプロセスが完全に抜け落ちていると感じておりますので、反対とさせていただきます。 また、グラウンドゴルフ場整備設計委託料770万円に関しましても、いきなり補正予算での上程で、市民の意見を十分聞くこともなく、議会への説明もありませんでした。北部公民館建設予定地グラウンドゴルフ場を整備するということで、それでは北部公民館はどこに建ててくれるのかといった市民からの問合せが多かったということです。これに関しても、市民や議会の意見を丁寧に聞く、説明するという手順が完全に抜け落ちておりますので、反対とさせていただきます。 どちらも大変唐突感があり、十分なプロセスを踏んでいないと感じております。もっと市民の意見を聞いて、議会にも説明を十分にした上で案を出していただきたいと思います。そういうことで、この2つの案件に関しましては反対をし、議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)について、原案に反対、修正案に賛成とさせていただきます。 続きまして、議案第67号加西市地域活性化拠点施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに関しましては、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。 賛成、反対の前に、私の気持ちとしてはやめておいたほうがいいのではないかとは思っております。ただ、前の市長はこの施設に思い入れがあって、観覧料を取らずに大勢の人に来ていただく、そして道の駅等をつくって、鶉野を加西市観光の拠点として加西市全体にお金を落としてもらう、そういう考え方だったと思うんですが、高橋市長は鶉野に関してそれほどの思い入れもないと思いますし、通常の観光地としての扱いだろうと思います。ですので、通常どこでも取っているように観覧料を取るということでもいいかとは思います。 しかし、建物自体がどこからでも入れるようになっていて、観覧料を払った、払っていないというトラブルが発生する可能性もあると思いますし、今現在も観光客が減ってきているという状況で、また、観覧料を減免する人の割合が議案での想定より大分多くて、観覧料を支払う人の数は想定より大分少ないのではないかと私は思います。ですので、近いうちに観覧料では料金を徴収する人件費も出ないという状況になる可能性が高いのではないかと思います。 しかし、市の担当者は、観覧料を取るに当たっては設備投資を一切しないということで、いつでも観覧料徴収をやめる体制にはなっているということだと思います。ですので、とにかく一度やってみて、状況を見て、また見直したらいいと思っております。 議案第72号加西市スポーツ施設整備基金条例の制定に関しましては、反対の立場で意見を述べさせていただきます。 これは総合体育館、総合グラウンドをつくるための基金ということなんですが、それらの整備は市長の選挙公約とはいうものの、議会の中で話すら出てきたことのない影も形もつかめないもの、どこにどういうものを造って、どれぐらいの費用がかかるものかということが全く分からないものです。 その上、病院・学校等箱物の計画、焼却炉の建設など、百何十億、何十億の建設費のオンパレードの上に、私の感覚からすると不要不急の箱物建設をこの状況で予定するということは考えられないことと思います。 何の検討もされてない高額な箱物等の基金を先につくって、基金がありますので総合体育館、グラウンドを整備しましょうではなくて、先にその必要性等を議論して、どんなものをどこに、どれぐらいのコストをかけて造るのかということを決めてから基金を積みましょうとなるのが普通で、順序が逆だと思います。 議案第73号加西市学校教育施設整備基金条例の制定についてに関しましても、反対の立場で討論させていただきます。 これについては今検討中の案件です。前市長時代の加西市未来の学校構想検討委員会では、市内の3中学校を統合して市内2中学校体制とすることが決定しておりましたが、十分に市民の意見を聞いていないということでやり直しになり、それに加えて小学校の再編も検討されているという状況です。 どういう方針が出されるのか分かりませんが、アンケート結果から見て、私は中学校に関しては前と同じような結論が出るような感じがしておりますが、まだ何も決まっていない状況です。 この基金に関しては、必要なものだとは思いますが、中学校だけでもこういう体制にしますということをはっきり決めてから基金をつくるべきで、きちんとした手順を踏んでいないと感じております。 議案第78号ごみ処理施設建設基金条例の制定についてに関しましては、賛成の立場で討論させていただきます。 これについては、附帯設備工事の内容が不透明であること、旧小野クリーンセンターの解体工事の費用負担についても納得いかないところもありますが、とにかくいつまでに新クリーンセンターを建設しなければならないということが決まっていて、その計画もあり、加西市の費用負担も概算ながら出ているということで、小野加東加西環境施設事務組合の中でごみ処理のお世話になるしかない加西市にとっては、それ相応の費用負担をするのは当然のことですので、これに対応するための基金を積んでおくことは必要なことと考えております。 議案第89号小野加東加西環境施設事務組合規約の一部変更についてに関しましても、賛成の立場で討論させていただきます。 当初、加西市が加入する際に提示されたのは、今の小野クリーンセンターの焼却炉の解体撤去に関しては、小野・加東で費用を負担する、加西市は加西市が加入した後に投資をした分のみ案分して費用負担すればいいという条件だったと思いますが、それがいつの間にか小野クリーンセンターの解体撤去に関しては、稼働時からの関係市からのごみの搬入量実績に案分して分賦すると変えられてしまっているのが納得いかないところではあります。 しかし、ここでこの議案を否決したところで、市長がそれに力を入れて管理者間でもう一度交渉してくれるということもまさかなかなか期待できないところと思いますし、いたずらに計画を遅らせ、3者の足並みを乱して加西市の立場を悪くするだけと思いますので、今回はそんないい話が転がってくるはずはない、いい勉強をさせていただいたということで賛成をさせていただきたいと思います。 その他の議案に関しましては、全て賛成とさせていただきます。 以上で私の討論を終わります。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。田井議員。 ◆10番(田井真一君) =登壇=失礼いたします。それでは、私のほうから討論をさせていただきます。 まず、議案第67号加西市地域活性化拠点施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、本案に賛成の立場で討論をいたします。 サービスを提供した場合は、受益者から相応の負担を求める、これが原則でありまして、負担を求めないためには理由に合理性が必要です。できるだけ多くの人に来場してもらうため、これは全く合理的な理由とは言えません。 施設や設備は日常の維持管理が不可欠であります。年数を経ますと老朽化し、いずれ大規模修繕が必要となってまいります。また、資料や展示物などについても今後充実させ、リニューアルしていく必要があります。それらには全て経費がかかります。全て税金、ほとんどが税金、必要となります。将来世代に大きな負担を背負わせることとなります。 したがいまして、観覧料を徴収して、それを利用料金として指定管理者に収受させることにより、その分、指定管理料を縮減することは大変理にかなっております。さらに、有料化することで集客やサービス提供の面において指定管理者の工夫や努力が生まれてくるものと考えております。 示された観覧料につきましても、大きな負担を求めるものではなく、他都市の類似施設との比較においてもバランスが取れており、適正であると思っております。よって本案に賛成いたします。 続きまして、議案第72号加西市スポーツ施設整備基金条例の制定についてでございますが、本案に賛成の立場で討論をいたします。 本案は基金を創設することにより、総合体育館、総合グラウンドの大型スポーツ施設の整備に必要な財源を確保し、経費負担の平準化を図ろうとするものであります。総合体育館等の整備は、これまでから市民の要望が強く、高橋市長にとっては選挙公約として掲げられた最優先課題であります。大型プロジェクト事業にとりましては、最大の課題となるのが財源の確保と単年度における一般財源の負担の軽減であります。市長は本基金条例を制定することにより、その課題に対する道筋を市民に示そうとされており、その思いに賛同いたします。よって本案に賛成をいたします。 議案第73号加西市学校教育施設整備基金条例の制定につきましても、本案に賛成の立場で討論いたします。 本案は、基金を創設することにより、小中学校再編により学校施設整備が想定されるところであり、それに必要な財源を確保し、経費負担の平準化を図ろうとするものであります。市長は本基金条例を制定することにより、その道筋を市民に示そうとされており、その思いに賛同いたします。よって本案に賛成いたします。 議案第78号ごみ処理施設建設基金条例の制定につきましては、これにつきましても、本案に賛成の立場で討論いたします。 本案は、基金を創設することにより、小野加東加西環境施設事務組合が進めようとされている新クリーンセンター建設に係る経費のうち、本市が負担する経費の財源を確保し、単年度の経費負担の平準化を図ろうとするものであります。 当該施設の建設には大規模な財源が必要となります。市長は本基金条例を制定することにより、その課題に対する道筋を市民に示そうとされており、その思いに賛同いたします。よって本案に賛成をいたします。 議案第89号小野加東加西環境施設事務組合規約の一部変更につきましては、これにつきましても、本案に賛成の立場で討論いたします。 本案は、当事務組合が進めようとされている新クリーンセンターの建設、運営及び現在の小野クリーンセンター解体撤去に係る経費の関係市の負担割合を定めるものであり、去る8月22日に開催された管理者会において協議をし、合意をされた内容に基づくものであります。 そして、合意された内容につきましては、関係者の間で覚書が交わされており、それに基づき所要の事務を進めていく、これが必要となります。よって本案に賛成をいたします。 議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)につきましては、修正案については反対し、原案に賛成の立場で討論をいたします。 庁舎増築事業設計委託料7,500万円の補正についてですが、これはこども家庭センターと防災拠点を整備するため、庁舎を増築しようとするものであります。 こども家庭センターは、児童福祉法の一部改正により設置が努力義務化されたものであり、国にとっても、自治体にとっても喫緊の課題であります。現在は別々の施設、別々の組織で担っている母子保健機能と児童福祉機能、これを一体化し、市民により分かりやすく、そして利便性を高めるため、窓口を一元化しようとされています。 ただ、現行の施設は手狭であり、市民が安心して相談できる環境を整えることは難しいものと思っています。 また一方、防災拠点は、災害発生時には大変重要な役割を持ちます。いつ発生するか分からない南海トラフ地震や山崎断層地震をはじめ、あらゆる災害に備えるためにも防災機能の充実を図る必要があります。 以上のことから、こども家庭センターの設置と防災拠点機能の充実を図るためには、できるだけ早く庁舎を増築することが必要であるため、当該設計委託料の補正に賛同いたします。 また、グラウンドゴルフ場整備に係る設計委託料770万円の補正についてですが、グラウンドゴルフの競技人口も増える中、日常的に利用できる天然芝コースの整備、市民ニーズは非常に高まっております。できるだけ早く整備をされて、市民ニーズに応えられることが望ましいと思っています。 整備予定地につきましては、先ほどから御意見が出ておりますとおり、課題があるとのことですので、地域の方々へ丁寧な説明をされ、御理解いただき、そして、本事業が順調に進捗することを期待いたしまして、当該設計委託料の補正に賛同いたします。 よって、補正予算につきましては、修正案には反対し、原案に賛成いたします。 その他の議案につきましては賛成をいたします。 以上で討論を終わります。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。橋本議員。 ◆6番(橋本真由美君) =登壇=かさいを育む会の橋本真由美です。会派を代表いたしまして、議案第73号加西市学校教育施設整備基金条例の制定について、反対の立場で討論いたします。 今回、委員会では考えた上で賛成いたしましたが、この基金をつくるに当たっての事業規模だったり、かかる費用をどこまで明確にした段階で基金をつくるかの判断がとても難しく、やはりもう一度立ち止まり、市民の方々の意見を聞き、再度調査検討いたしました。 自分が未来の学校構想検討委員会の委員として入っており、中学校は統合、小学校の11校は残し、地域で検討するという答申が出ましたが、今回市長が全ての保護者の声が聞けていなかったため、再度聞くようにとのことでした。 それを受け、教育委員会は今回多くの保護者の声を聞かれたのに、その結果はまだ出ておらず、やはり規模感が出てきて、どんな規模で学校の再編をするのか、その結果を受けての方向性がまだ示されていない段階では、検討委員会委員でもありましたし、現に小学生の保護者として、また議員としての立場として、目的や内容を明確に聞いた上で判断すべきと思いました。 方針や内容が決まったら基金を積むことは大事だと思いますが、まだそこは市民にも説明ができず、性急ではないかと気づきまして、反対といたします。 そして、その他議案第72号加西市スポーツ施設整備基金条例の制定について、議案第78号ごみ処理施設建設基金条例の制定について反対、議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)については修正案に賛成の立場です。本当に必要か、また、利用する側の市民の方々の声も聞いておらず、事業計画、事業の費用に関しましても明らかにされていないという理由からです。 以上で討論を終わります。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。北川議員。 ◆2番(北川克則君) =登壇=2番北川克則。議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)については、原案に反対、修正案に賛成、その他の議案は全てに賛成の立場で討論します。 要点を絞って討論させていただきます。 まずは議案第90号の修正案についてです。1点目のグラウンドゴルフ場設計委託料は、北部公民館建設予定地での整備となり、北部公民館の建設をどのようにしていくのかということを併せて地元説明を行うとのことでした。地元では、北部公民館グラウンドゴルフ場のどちらの整備も切望されている状況です。私もその地域の住民の1人であります。よって、グラウンドゴルフ場の整備に関して、このたびの原案の反対は異論を唱えるものではありません。北部公民館建設予定地との地元で広く認識されているこの状況で、地元住民の困惑、混乱とはまた違います、困惑に対しまして、配慮を行ってもらいたいという思いです。地元説明の後の上程を望むために、このたびの判断といたしました。 また、2点目の庁舎増築の設計委託料ですが、施設を利用する子育て世帯の意見をリサーチ、勘案して、さらに充実した設置や設計となることを望むものです。 どちらの内容も、ことわざにもあります「本を忘れず」というところで、グラウンドゴルフ場といいますのは地元住民、また地域の方々、そして、庁舎といいましたら子育て世代全般、そちらの本というところの配慮もしくは調査というのを前提に進めてもらいたいという思いで、修正案に賛成いたします。 次に、その他の議案についてです。議案第67号加西市地域活性化拠点施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。 このたびが、可決されましたら観覧料を徴収するという節目に当たります。もともとの趣旨はたくさんの方に来場してもらいたいというところから今回チェンジしようというところですが、収支がどうなるかというところの懸念はまだ始まっておりません。捕らぬタヌキの皮算用を幾ら心配してもしようがありませんので、刺激やきっかけと捉えて、入館の動機につながるよう、さらなる施設の魅力アップに努めていただくことを期待いたしまして、賛成といたします。 議案第72号加西市スポーツ施設整備基金条例の制定について。 11月に実施した市民との意見交換会では、加西市スポーツ協会から勤労体育センターの建て替えの要望がありました。また、体育館の老朽化で、長年にわたり、この長年にわたりといいますのは、私が議員になる前からですけれども、市民の方々から同じような内容の声も耳にしていました。よって、私としましては、市長公約だけでなく、加西市の課題と捉え、将来に備えるべく基金の制定に賛成します。 なお、基金の繰入れに関しましては、さらなる検討を積み重ねて、実施計画などの根拠に基づきまして図っていきたいと考えております。 議案第73号加西市学校教育施設整備基金条例の制定についてでは、学校再編による設備に備えるだけでなく、学校教育施設は大規模で、改修や撤去なども単年度予算では実施しにくい多額の予算が必要と私は考えております。よって、常にも備える必要があると考え、賛成いたします。 以上で討論とさせていただきます。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。土本議員。 ◆9番(土本昌幸君) =登壇=失礼いたします。公明党の土本でございます。 全ての議案に賛成として、議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)の修正案に反対の立場で討論を行います。 この議案第90号に提案されました庁舎増築事業につきましては、子育て世代の意見反映に対応する、また、施設の前に芝を張り、遊具を設置するなど、温かみのある外構を検討しており、市民の声を聞いて設計に反映するとの答弁でありました。また、財政についても責任を持って取り組むとのことであります。 グラウンドゴルフ場の整備については、土地取得時に現地説明で北部公民館を将来建設予定として承諾されたものでありますけれども、現在その計画も未定であります。一方、先ほどもありましたけれども、グラウンドゴルフを行う高齢者の人数は非常に増えて、非常に人気のあるスポーツであります。コートを造ってほしいとの要望は私も聞いております。市民の財産であるこの空き地を有効活用する提案は理解できます。ただし、取得時の説明と活用が変わるため、協力をいただいた地域の方を含めて、丁寧な説明が必要であり、行うとの答弁がありましたので、賛成します。 また、ごみ処理施設建設基金費の積立てでありますけれども、新クリーンセンターの建設に向けての準備として、これは必要でありますので、新たな取組として評価をいたします。 それ以外、議案第72号、73号ですか、これも先を見据えた上での基金を積み立てていくという今までにない取組やと思いますので、賛成すべきものと思っております。 次に、修正案でありますけれども、修正理由として、総合計画や行財政改革プランに盛り込まれていないというふうなことを説明されましたけれども、また、議会に説明されず、議論も検討もされていないとの理由であります。この庁舎増設は総合計画に盛り込む必要はないと私は考えます。 また、行財政改革プランに盛り込まれていないとの指摘でありますけれども、今現在分散している部署を集約して、業務の効率化と市民サービスの向上を図るとの説明でありますので、また、それ以外にも、こども家庭庁発足によるこども家庭センターの機能を持たせる、また、災害対策本部機能も併せて持たせるとの答弁でありました。説明が十分とは言えませんけれども、これをもって否決する内容ではないというふうに考えます。 また、北部公民館の建設については、用地取得後3年以上経過しましたけれども、全く議論がされておりません。私の記憶では、現施設の耐震性については質問があったかと思いますけれども、立地条件や耐震性を考えれば、いずれ対応が必要と考えますけれども、財産の有効活用の観点からも、先ほど述べました地域や関係者の理解を得た上で進めてもよいというふうに考えます。 以上の観点から、原案に賛成、修正案には反対といたします。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。森元議員。 ◆12番(森元清蔵君) =登壇=私は3つの議案について反対の討論をいたします。 まず、議案第76号加西市ふるさと寄附条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 これについては、コロナウイルスの関係の支援事業は省くというのは、これはよしとしても、今回のこの条例の改正の主なところはそうではなくて、寄附をされたもののお金を、今まではその事業に使った後はふるさと寄附基金にためてから使うということになっていたのを、ここに入れないでそこに入れることもあり、もう一方で他の基金にも積めるということが大きな改正であると思います。 この改正案とともに今回の議案、多くの基金が提案されております。結局はその基金に積み込むためには、この寄附条例を変えなければならないということで、そういう中でこの改正が生まれたんだと私は思います。 漠然とした目的のために基金をつくっておいて、そこに寄附者からのお金を回せるという、やはりその基金を積み立てることによって、漠然とした事業にお金をつくるという、やっぱりそういうルートをつくるということであります。 これは予算の明確化ではなくて、より使えなくなるような形の、そういう改革であると思います。もっともっと綿密に、寄附者の希望に基づいて、この事業をやって、お金を使っていくことが必要であります。こういった観点で、入れ方の問題で、他の基金にも入れられるということが問題であります。 それから、もう1つは第9条なんでありますが、委員会でも質問があったんですが、今までは「基金は、その設置の目的を達成するため、第2条各号に規定する事業に要する費用に充てる場合に限り、その全部又は一部を処分することができる」ということで、今までの条例では主語は基金でありまして、それでその使い方としては、処分の仕方なんですが、第2条各号に規定する事業に限って処分ができるということを書いてあったのが、これを省きまして、どう変えたかといいますと、主語が市長になりまして、「市長は、その設置目的を達成するために必要があると認める場合に限り、その基金の全部を処分する」ということで、今後、市長の必要と思うという認識の下に出費が、処分ができるという文章であります。 これは使い方によっては、寄附者の希望とは関係なしに市長が、この基金のそもそもの目的である、多様な人々が参加する個性あふれるふるさとづくりに資することを目的とするという、この大きな目的のために、達成するためには、市長が認める場合には、認めたら処分ができるという、結局市長の思いだけで変えられるような変更に読み取れるんであります。 今までは使い方を限定しながら、希望者の思いでしか使えないということにしていたのに、こういう形で変えますと、市長がこれからいろんな公共施設に整備をしたいと思っておられる、その思いの中に、それが必要だからということで、漠然とした基金の中にも市長の思いで使えるということになり、ためたやつの処分の問題でありますが、そういったやっぱり運用によっては議論もなしに使われる可能性もあるという、そういった条文の改正になると私は危惧をいたします。 こういった観点で従来どおり、やっぱりこの寄附については希望者の、寄附者の思いが実現できる、本当にこういう市をつくってほしいという願いのことにやはり使っていくのが最大の目的であります。こういった形で、その年に使えない分については、今では応援基金の中にためて、希望者の思いが実現する事業にそれを使っていくという形で、融通性といいますか、本当にその願いがかなえられるような形までためておいて使うというのが、やはりこの条例の趣旨であると思います。そういった観点で反対であります。 次に、議案第78号ごみ処理施設建設基金条例の制定についてであります。 これについては、新しいクリーンセンターを造るということで話が進んでおりますが、まだどんな規模のものかは決まっておりません。 そして今、大きく問題になっておりますのは、附帯設備の中で温水プールをどうするかということは、まだ話がついておりません。こういった中で、総事業費も分からない中で、費用がたくさん要るのは分かりますが、そういったことが決まってから基金をつくって、ためていくということにしても、遅過ぎることはないと考えます。そういった観点で、この基金の制定についても反対をいたします。 それから、次に3番目の議案は、議案第89号の小野加東加西環境施設事務組合規約の一部変更についてであります。これについても反対であります。 1点目は今の炉の解体の費用の問題であります。これは長年、私たちは問題にしてきました。当初入った平成26年には、廃炉のときには加西市には負担がないということで入りました。その後、入ってから、資産となるようなものの処分については負担しましょうというところの合意まで覚書をしながら決めてきました。 それが今になって、新しく市長に替わって、本当に一月もたたない間に、今までの議論が全くなされないまま、市長もどうされたか分からないまま、廃炉の費用については持込み、あの施設に持ち込んだ量によって負担を決めるというふうな形になっております。この規約の改正もそうなっております。これについては承服することはできません。 それから、もう1つは全体を通してなんですが、建設経費と運営経費について負担区分を今回決めるということであります。その中で温水プールはやはりまだ確定しておりません。管理区分が決まってないという形で、これは9月の覚書にも書かれております。結局は、温水プールを造るけど、その建てるときからして、小野市がほとんど小野市の施設として建てているのか、半々で建てるのかという、今後どう管理していくかということの線引きが決まらないということであります。 そんな中で負担区分を決めること自体がやっぱりおかしなことであって、やはり建てる前からどういう、その施設の性格、どちらの所有になるのか、組合が管理していくのか、そういった管理区分も含めた上で建設費、経費、運営経費を決めるべき問題であります。 こういったことがまだはっきりしてない中で、あの文書だけ見ますと、何の問題もない形で、温水プールでもめているということが一切分かりません。覚書があってこそ、9月7日の、9月の3市町でなされた覚書があって、まだ温水プールについては管理区分が決まっていませんよということが書いてあるんであります。この規約だけ見たら、そんなことは一切ありません。 だから、規約の中に、ただし9月7日の覚書がありますよとということを書くなり、文章として残しておかないと、加西市が入ったときに、廃炉については負担しません、負担する必要ありませんという口約束でやったことが、ここまで長引いた問題が起こってくるわけであります。やはり曖昧なことはしないで、かっちりと文章で残す、覚書がありますということも書きながら、この規約上、負担区分の規約改正についても、しなければならないことだと思います。 現在、加西市と加東市、小野市でそれぞれ議会で審議されておりますが、こういった温水プールについては、まだ管理区分が決まってませんよという覚書も皆さんに説明の中でされて、あの具体的な文字の、規約の改正をされたのか、それも疑問であります。3市が同じ説明であって、同じ認識の下にこの議案を通していかないと、文字だけ見たら全く解釈はできません。そういった曖昧さを残した今回の改正でありますから、これは反対しなければならないと私は思います。 以上でございます。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。西脇議員。 ◆3番(西脇親君) =登壇=議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)については、原案に賛成、修正案については反対の立場で討論に参加いたします。 まず、今の時代は不確実で不安定な時代にあります。変化の著しい時代にあって、社会経済環境の変化に対応していくためには、迅速かつ的確な意思決定と行財政マネジメントが不可欠と考えます。そして、その変化に柔軟に対応する自治体経営が今は求められていると、そう思っております。10年後、20年後の加西市、先を見据えた自治体経営をしっかりと行っていかなければなりません。 まず、こども家庭センターの設置による庁舎増設については、9月議会における一般質問の答弁で、みんなに優しい窓口づくりとして、未就学児及び児童の保護者の方が安心して相談できる場所を設置して、市全体で子供たちの成長を見守り、応援していける組織にするという考えでありました。 現在は業務が分散している、そして業務量が非常に多いという状況にある、執務室全体が手狭であるということから、関連業務の連携強化、事務の効率化を図るために、新たに執務室の、それから複数の会議室を備えた附属棟として、こども家庭センターを市役所敷地内に建設し、利用しやすい行政窓口を目指したいと考えているというふうに言われています。 また、こども家庭センターの設置に当たっては、同じ建物内で設けて、名実ともにワンストップで相談できる場所を整備したいという答弁でありました。 現在、子育てに関する相談、乳幼児保健相談、各種手続に関しましては、主に健康課、地域福祉課、こども未来課の3つの課で行われています。そんな中、例えば虐待のあるケースや要保護対象児童の家庭では、常に健康課と地域福祉課の両課の連携が必要です。離れていると、お互いの動きが見えづらいために連携が不十分で、事件ケースとなることがあるということから、同じ場所で業務を行うことが望ましいというのがこども家庭庁の見解であります。 最近は4か月健診ぐらいから、1歳でこども園に入れたいという、こども園のことを考えておられる方も増えてきており、健康課で行っている乳幼児健診などでちょっと相談したいというふうに思っても、チャイルドシートに子供を乗せて移動するとなると手間なので、日を変えて行くというふうな方もあるというふうに聞いています。 ちょっと立ち寄る場合であっても、子供を連れている場合、建物が変わるだけで結構手間なことから、隣のカウンターで聞いてお帰りください、あるいは担当が替わりますので、ここで待っていてくださいと、そういうふうに言うことができれば、来られたお母さん方はとても助かる、うれしいんじゃないかなというふうに思うということを担当者から聞いております。 利便性について御意見もありましたが、行きやすい、利用しやすい施設ってどんなところと考えたところ、やはり皆さん初めて行くところはみんな行きにくい、一度行ったことがあるところ、慣れたところは行きやすい、そう感じるというふうに思います。そのために、行政としては市民や利用者の意向を広く聞きながら最善の措置を尽くしていく、そうすることによって、それがやがて行きやすい、利用しやすい施設になっていくものというふうに思います。 今回、日々の業務の中で直接妊産婦、子育て世代がどう考えているのか、そういう声を聞いている担当者が利用者の声を代弁して、この整備に反映されたものというふうに判断いたします。できる限り早期に施設整備を図り、真に子育てに優しいまちづくりを期待するものであります。 次に、グラウンドゴルフ場の整備につきましては、高齢者を中心に人気があるスポーツであり、現在、常設のグラウンドゴルフ場がないということでありました。シニアクラブからの要望が高いということでもありました。 12月議会で、同僚議員が質疑の中で、地元の方からいろいろ問合せがある、新聞報道でびっくりしているものの、詳しく聞かせてほしいとか、反対ではないという声があったというふうに言われておりました。また、当初の施設が整備するまでの過渡期の有効利用という意味からも許容範囲になり、妥当ではないかというふうに考えます。 以上のことから、本議案につきましても、他の議案につきましても、先を見越した先手管理をしていくという観点から上程されたものというふうに判断いたしまして、賛成といたします。 以上です。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。佐伯議員。 ◆11番(佐伯欣子君) =登壇=それでは、会派を代表し、議案第67号、72号、73号、90号について、反対の立場で討論いたします。 まず、議案第67号加西市地域活性化拠点施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 soraかさいの観覧料を徴収するための改正ということでございます。思い出していただきたいのですが、考え方として、soraかさい単体を考えがちですが、以前から鶉野飛行場跡地の整備事業として、今まで全体を今後どのように整備していくのかを議論してきたと思います。 そこでまずsoraかさいが設置され、加西市にこのような場所があると市内外に広く知っていただくという目的で無料となった経緯がございます。その名も加西市地域活性化拠点施設、平和の大切さを学ぶ機会の創出と住民交流及び地域活性化を促進するという難しい2つの目標に向かって市として進めてこられたと思います。また、今もそうだと思っております。 訪れた方々には、現在soraかさいから加西市全体を知っていただく取組もなされ、途上段階にあると言えます。この途上の道で、これからますます指定管理者とともに市が工夫と努力をされ、様々なことを取組があるのではないかと考えます。加西市全体の発展を考えるのであれば、観覧料を徴収するタイミングは今ではないと考えます。よって反対といたします。 次に、議案第72号加西市スポーツ施設整備基金条例の制定についてでございます。 スポーツ施設の設備ということですが、具体的な施設計画が全く出ておりません。しかし、市長の心の中にはしっかりとした考えがおありかもわかりませんが、今はまだ漠然としたものになっている状態でございます。 そして、将来の事業費の30%を基金として確保していくという御説明は、今なぜ基金条例をつくらなければならないのか理解ができません。もっとしっかりとした計画をまず立てられるべきであり、それからでも遅くはありません。よって反対といたします。 次に、議案第73号加西市学校教育施設整備基金条例の制定についてでございます。 市長からは、統廃合に関わる教育施設という御説明もあり、委員会では私も賛成を選びました。しかし、再度、もう一度、市民の皆様の目線で再考いたしました。やはり現時点で小学校、中学校の再編成についてはまだ決定しておらず、見えるものがない中では具体性もなく、基金条例を制定するのは時期尚早だと考えます。よって反対といたします。 最後に、議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)について、修正案に賛成の立場で討論いたします。 まず、庁舎増築に設計委託料7,500万円を上げられております。第2の庁舎とこども家庭センターの位置づけと説明がございました。 しかし、突然、内容も説明のない中での庁舎増築事業が出されました。確かにこども家庭センターは、令和4年児童福祉法改正に伴い、令和6年4月から全市町村にこども家庭センターの設置に努めることが義務づけられましたので、こども家庭センターは加西市にとっては必要となりますが、利用されるのは市民の皆様です。現在の市役所敷地内、この裏に、なぜこの場所に箱物を建てられるのか。 新聞に掲載をされてから、子育て世代の皆様や、ほかにも他の年代の皆様から、なぜ市民の声を聞いていただけないのか、環境や親子の居場所はあるのかなど、多数の御意見をいただきました。 総事業費が35億円予定されています。大きな事業であることは間違いないです。やはり一番に市民の皆様の御意見をしっかりと聞き、確かな計画を立て、予算組みをされ、議会にも説明をしていただきたい。出された補正予算については、ほかの議員の皆様もおっしゃられたとおり、手順が逆であり、無謀でもあります。時期尚早でもあると思いますので、反対といたします。 最後、グラウンドゴルフ場の設置のための設計委託料770万円についてですが、本来、北部公民館を建てる目的としていた用地であり、地域の皆様は北部公民館が建つことを本当に切望されておられます。まずは地域の皆様や関係者の皆様への御説明やお声の聞き取りをするべきであり、やはり不安や疑問の声がたくさんあることは間違いありません。 確かにいろいろな意見が出てくるかもわかりません。紛糾するかもわかりませんが、そこは協議され、しっかりと見える化をされ、今後に臨むべきです。 最後になりますが、今、市や住民、そして市自体にとって何が必要なのかを考えられ、用途によっては、用途に合わせて、まずは市民や住民の声に耳を傾けていただきたいと強く要望いたします。 以上で終わります。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。(なし) ほかに御意見もないようですので、討論を終結いたします。 先ほど討論がありましたが、討議はございますか。田井議員。 田井議員の討議の申出がありました。賛成者の方は挙手をお願いいたします。     (賛成者 挙手) ○議長(丸岡弘満君) それでは認めます。田井議員。制限時間5分、3回でお願いいたします。どうぞ。 ◆10番(田井真一君) 先ほどの森元議員の議案第76号加西市ふるさと寄附条例一部改正、この条例の反対討論について討議をいたします。 反対の理由としまして、改正条文第6条の積立てのところで、市長は寄附者から収受した寄附金を応援基金または他の基金に積み立てることができるものとすると。この改正について、これは市長が恣意的にいろいろ積立てができるのではないかなと、そのような意味で私、受け取ったんですが、あくまでも、どんな基金でありましても、積み立てるときは当然予算上程して、そこで議会で審議をして決定しますので、先ほどの反対の理由というのは、反対の討論というのは、私はおかしいのではないかなということで討議をさせていただきました。 ○議長(丸岡弘満君) 森元議員。 ◆12番(森元清蔵君) ちょっと田井さんが混乱されていると思うんですが、私は基金の処分のところで、市長が必要があると認めた場合に限り、その処分ができるということは、そこでは言ったんです。 今言われた6条の、今まで寄附いただいた分を事業費に使って、あとは応援基金にためていたのを他の基金に積み立てるということができるということのくだりなんですが、これはこういう条文をつくって、片一方で基金の設置を今提案されております。その基金をつくるときに、漠然とした総合体育館など、総合体育館を造るという漠然としたものでもって入れ物をつくって、そこへすんなりとこの寄附金を入れられるという仕組みになっていることが、そのぼんやりとした基金をつくることとすぐに入れられるということの結びつきが不透明になってくるということを危惧するわけであります。そもそも入れられるようにしておいて、漠然とした基金をつくろうとされている、そこの漠然性を特に問題視するんです。 ○議長(丸岡弘満君) 田井議員。 ◆10番(田井真一君) 第9条におきましても、処分についても当然予算計上して、議会の審議を得るということですので、そこについては何ら市長が恣意的にできると、ちょっとその討論はおかしいなと思います。 それから、このたびの新たな基金を創設するということなんですが、これは分かりにくいと言われました。逆に新たな基金を創設して、そこへ積み立てる、余計、より分かりやすくなるのではないかなというふうに私は思っております。 以上です。 ○議長(丸岡弘満君) 森元議員。 ◆12番(森元清蔵君) 今から採決をするんでありますが、市長がこう提案されております。それがやっぱり漠然とし過ぎているから、こんな基金をつくってはいけないという、今それをつくっていいのかどうかの議論をしておるわけであります。 そういった今までの答弁もありましたが、全く総額も分からない、総合体育館をいつするか分からない、どんなものを造るのか分からない、そんな漠然としたもので基金をつくっていいんですかと皆さんが問いただして、やっぱりそんな基金は駄目ということで今ストップをかけ、かけるかどうか分かりませんが、そういう気持ちでいっぱいなんです。 だから、そういう漠然とした基金をつくって、そこへ放り込む、貴重な寄附金を送ることができるという仕組みをつくるという、やっぱりそこの関連性が問題であって、ここの議論になっているわけです。その基金を、漠然とした基金をつくることがまずおかしくて、つくってしまったら、そこへすんなりと入れる仕組みをこの条例の中でつくると。その漠然性の基金の中へすんなり入れられるという、こういう言葉の変遷がやっぱりおかしいんであります。 ○議長(丸岡弘満君) それでは、土本議員の討議の申出がありました。賛成の方は挙手にてお願いします。     (賛成者 挙手) ○議長(丸岡弘満君) それでは、討議を認めます。どうぞ。 ◆9番(土本昌幸君) 基金条例について反対の方が何名かおられましたけれども、今回の提案は、市長が将来、将来のために条例をつくっていくと。高橋市長がそれを全部できると私は思わないんですけども、本当に先々のことを考えて条例をつくりたいという意思やと思うんです。 反対される方は形が見えないとか、いろんな予算、どういうものをつくって、何ぼかかるか分からないとかいうふうな理由も言われましたけれども、これ、普通考えたら、例えば私が家を建てるんでしたら、こんな家を建てるからこれだけ貯金するとか、そういう考えはしないと思うんですよ。将来に備えて、やっぱりできる限り、例えば今必要な福祉であるとか、そういういろんなサービスの費用を切り詰めてするということじゃなくて、その先を考えてやっていくということなので、今まであんまりこういうことをしてないと思うんですよ、行政として。ただ、これは先々のことを考えれば、別に私は新しい取組として評価できると思うんですけども、反対される議員の考え方をもう1回聞きたいなと思うんですけども。 ○議長(丸岡弘満君) 土本議員に申し上げます。どなたとどなたの。議員を指名してください。 ◆9番(土本昌幸君) まず、森元議員。 ○議長(丸岡弘満君) では、森元議員。 ◆12番(森元清蔵君) この基金条例については、ふるさと納税とはまた別な観点でもあるわけで、総合体育館なら、そこに基金をつくることは、ふるさと納税だけじゃなくて、いろんな一般会計からも入れられるわけで、そういった意味で全く漠然とした計画のために入れ物だけをつくって、そこへ将来的に必要だということで一般会計の予算をつぎ込む、そのお金のつぎ込み方が今度は問題になってくるんです。 だから今、サービスが必要なのに、それをほっておいて、漠然とした将来のためにお金をそこに積み込むということ、そういう積込みの仕方がおかしいという意味で、安易な基金、基金の入れ物をつくるのではなくて、やっぱりサービスを重視するようなお金の使い方の問題で、漠然としたものをつくって、そこへつぎ込むことと、市民サービスをしていくこととのどちらが大切かという観点で、やはり安易な基金をつくっては駄目だということであります。 ○議長(丸岡弘満君) 土本議員。 ◆9番(土本昌幸君) あとは高見議員。 ○議長(丸岡弘満君) 先に名前を述べてください。高見議員と、あとは。 ◆9番(土本昌幸君) 中右議員。 ○議長(丸岡弘満君) それでは、中右議員、どうぞ。 ◆15番(中右憲利君) 基金をつくるというのは結局、その具体的なものがあって、その必要性があって、これだけの費用が要るから基金を幾らぐらい積んでいきましょうということだと思うんですよね。そういう議論が全くされてなくて、基金だけ積んでいきましょう、これは市長の公約だから、これでいいんだと、基金だけ積んで、基金を積んでいって、財源ができたら、ほな造りましょうというのは、私は順番が逆ではないかというふうに、先ほども討論で言いましたけれども、思っているんです。 結局箱物でしたら、それの必要性等をやはり関係者と話し合って、議会にも諮って、そういう形のものが必要だと、これだけのものを造る必要があるということが決まってから基金をつくって、そこにお金を積んでいくという順番が正しいであろうというふうに私は思っております。 以上です。 ○議長(丸岡弘満君) 高見議員。 ◆8番(高見博道君) 私は基金を設立するに当たり、やっぱり目的をはっきりさせてするべきだという考えで、従来から行われているべきものにするべきだと思って、議案第72号のスポーツ施設整備基金並びに73号の加西市学校教育施設整備基金条例、この2つについては反対という立場です。 実際、スポーツ施設については既にある、これは執行者にちゃんと確認しないといけないことなんですけども、既にいろいろな基本基金があります。加西市文化スポーツ振興基金条例などもあったりして、実際に決まるまではふるさと応援基金に置いておいても別段問題はないわけですから、決まってから私は提案があるべきものだと思って、この2つについては反対という考えであります。 以上です。 ○議長(丸岡弘満君) 土本議員。 ◆9番(土本昌幸君) 終わります。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。(なし) ほかに討議もないようですので、これで議員間討議を終わります。 △採決 ○議長(丸岡弘満君) これより採決を行います。採決に当たっては、まず条例案、続いて事件決議、最後に補正予算の順に行いますので、御報告を申し上げます。 それでは、条例案14件について採決を行います。 まず、議案第67号加西市地域活性化拠点施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についての採決を行います。採決は電子表決システムにより行います。この議案についての委員長報告は可決であります。 お諮りいたします。今から送ります。皆さん大丈夫ですか。 それでは、お諮りをいたします。議案第67号は可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。     (押しボタンにより表決) ○議長(丸岡弘満君) ボタンの押し忘れはございませんか。(なし) それでは、投票を締め切ります。押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。 賛成9、反対5、以上のとおり賛成多数であります。 よって、議案第67号は可決することに決定いたしました。 次に、議案第72号加西市スポーツ施設整備基金条例の制定についての採決を行います。採決は電子表決システムにより行います。この議案についての委員長報告は委員長裁決による可決であります。 お諮りいたします。議案第72号は可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。     (押しボタンにより表決) ○議長(丸岡弘満君) ボタンの押し忘れはございませんか。(なし) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。 賛成6名、反対8名、以上のとおり賛成少数であります。 よって、議案第72号は否決することに決定をいたしました。 次に、議案第73号加西市学校教育施設整備基金条例の制定についての採決を行います。表決は電子表決システムにより行います。この議案についての委員長報告は可決であります。 お諮りいたします。議案第73号は可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。     (押しボタンにより表決) ○議長(丸岡弘満君) 投票を締め切ります。ボタンの押し忘れはございませんか。(なし) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。 賛成6名、反対8名、以上のとおり賛成少数であります。 よって、議案第73号は否決することに決定をいたしました。 次に、議案第76号加西市ふるさと寄附条例の一部を改正する条例の制定についての採決を行います。採決は電子表決システムにより行います。この議案についての委員長報告は可決であります。 お諮りいたします。議案第76号は可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。     (押しボタンにより表決) ○議長(丸岡弘満君) 投票を締め切ります。ボタンの押し忘れはございませんか。(なし) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。 賛成11名、反対3名、以上のとおり賛成多数であります。 よって、議案第76号は可決することに決定をいたしました。 次に、議案第78号ごみ処理施設建設基金条例の制定についての採決を行います。採決は電子表決システムにより行います。この議案についての委員長報告は可決であります。 お諮りいたします。議案第78号は可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。     (押しボタンにより表決) ○議長(丸岡弘満君) 投票を締め切ります。ボタンの押し忘れはございませんか。(なし) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。 賛成8名、反対6名、以上のとおり賛成多数であります。 よって、議案第78号は可決することに決定をいたしました。 次に、議案第68号から議案第71号、議案第74号、議案第75号、議案第77号、議案第93号及び議案第95号の9件について一括採決を行います。これらの議案についての委員長報告はいずれも可決であります。 お諮りいたします。これらの議案については、いずれも可決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、議案第68号から議案第71号、議案第74号、議案第75号、議案第77号、議案第93号及び議案第95号の9件については、いずれも可決することに決定をいたしました。 続いて、事件決議の11件について採決を行います。 まず、議案第89号小野加東加西環境施設事務組合規約の一部変更についての採決を行います。採決は電子表決システムにより行います。この議案についての委員長報告は可決であります。 お諮りいたします。議案第89号について可決するに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。     (押しボタンにより表決) ○議長(丸岡弘満君) ボタンの押し忘れはございませんか。(なし) では、投票を締め切ります。押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。 賛成8名、反対6名、以上のとおり賛成多数であります。 よって、議案第89号は可決することに決定をいたしました。 次に、議案第79号から議案第88号の10件について一括採決を行います。これらの議案についての委員長報告はいずれも可決であります。 お諮りいたします。議案第79号から議案第88号の10件については、いずれも可決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、議案第79号から議案第88号の10件については、いずれも可決することに決定をいたしました。 最後に、補正予算案の3件について採決を行います。 まず、修正案が提案されております議案第90号令和5年度加西市一般会計補正予算(第8号)についての採決を行います。採決は電子表決システムにより行います。この議案について、委員長報告は否決であります。 まず、修正案から採決を行います。 お諮りいたします。議案第90号の修正案について可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。     (押しボタンにより表決) ○議長(丸岡弘満君) ボタンの押し忘れはございませんか。(なし) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。 賛成9名、反対5名、以上のとおり賛成多数であります。 よって、議案第90号の修正案は可決することに決定をいたしました。 ただいま議案第90号の修正案が可決されましたので、これより修正部分を除くほかの原案について採決を行います。採決は電子表決システムにより行います。 お諮りいたします。ただいま可決いたしました修正部分を除くほかの原案について可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。     (押しボタンにより表決) ○議長(丸岡弘満君) 押し忘れございませんか。(なし) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。 賛成11名、反対3名、以上のとおり賛成多数であります。 よって、議案第90号の修正部分を除くほかの原案は可決することに決定をいたしました。 以上、議案第90号については、修正可決することに決定をいたしました。 次に、議案第91号及び議案第92号の2件について一括採決を行います。これら議案についての委員長報告はいずれも可決であります。 お諮りいたします。議案第91号及び議案第92号の2件については、いずれも可決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。議案第91号及び議案第92号の2件については、いずれも可決することに決定をいたしました。 △意見書案上程 ○議長(丸岡弘満君) 次は日程第2、意見書案第2号地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書について議題といたします。 直ちに提案理由の説明を求めます。議会運営委員長、土本昌幸議員。 ◆9番(土本昌幸君) 失礼いたします。それでは、意見書案第2号について、別紙地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書案について議決されたく、会議規則第14条第2項の規定により提出いたします。 意見書案の内容につきましては、議員各位のお手元に配付しているとおりであります。提案理由については、意見書案の朗読をもって代えさせていただきます。 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書。 地方創生の推進とともに、加速する人口減少社会への対応が、我が国の将来にとって喫緊の政治課題となっており、地方議会の果たすべき役割と責任はますます重要となっています。 このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について住民の意見を酌み取り、的確に執行機関の監視や政策提言等を行うことが求められています。 また、地方議会議員は議会活動のほか、地域における住民ニーズの把握等、様々な議員活動を行っており、近年においては全国的に専業化が進んでいます。 一方、近年の統一地方選挙の結果を見ると、投票率が低下傾向にあるとともに、無投票当選者の割合が高くなるなど、住民の関心の低下や地方議会議員の成り手不足が深刻な問題となっています。 このような中、多様な人材を確保するためには、例えば就業者の約9割を占める会社員が議員に転身しても切れ目なく厚生年金の適用を受けることができるなど、老後の生活や家族の心配を軽減し、選挙に立候補できる環境を整えることが必要であります。 よって、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における多様で有為な人材確保の観点から、地方議会議員の厚生年金加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望いたします。 以上、意見書の提出についての提案説明とし、議員各位の賛同を賜りたくお願い申し上げます。 ○議長(丸岡弘満君) 以上で提案理由の説明が終わりました。 △質疑・討論 ○議長(丸岡弘満君) これより質疑を行います。御質疑のある方ございませんか。(なし) 御質疑がないようですので、質疑を終結いたします。 続いて、討論に移ります。御意見のある方ございませんか。高見議員。 ◆8番(高見博道君) =登壇=8番高見博道、意見書案第2号地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書案について、賛成の立場で討論を申し上げます。 副議長になりまして、全国議長会にも参加させていただきまして、いろいろ勉強もさせていただきました。議員というのは本当に皆さん御存じのとおり、当選すれば4年間議員として活動しますが、もし落選した場合には当然、一般市民に戻りまして、一旦仕事を、会社員として勤めておられた方が議員になった後は元の一般企業に再度就職するという、本当に大変不安定な職業だと私は感じております。 本当に一般企業にはたくさんの一般市民の方、多く優秀な方がおられますが、そういう不安定なところで一歩踏み出せない方がたくさんいるのは確かなことだと私は思います。 地方議会から意見を求めても、全国、国で決めることではありますが、この意見意見1つが大きな、大事なことだと思いますので、今回の意見書については賛成といたします。 以上です。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。(なし) ほかに御意見もないようですので、討論を終結いたします。 先ほど討論がありましたが、討議はございませんか。(なし) 討議もないようなので、議員間討議を終わります。 △採決 ○議長(丸岡弘満君) これより採決を行います。 お諮りいたします。意見書案第2号は可決することに御異議ございませんか。     (「異議あり」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 先ほど、ただいま異議ありの声がありましたので、日程第2の意見書案第2号地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書案について、採決を行います。 お諮りいたします。意見書案第2号は可決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者 挙手) ○議長(丸岡弘満君) 賛成13、反対1、以上のとおり賛成多数であります。 よって、意見書案第2号については可決することに決定をいたしました。 △特別委員会の設置 ○議長(丸岡弘満君) 次は日程第3、新病院建設特別委員会の設置及び委員の選任についてを議題といたします。 お諮りいたします。新病院建設についての調査検討をしていくために、7名の委員をもって構成する新病院建設特別委員会を設置して、閉会中も継続して審議してまいりたいと思いますが、御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、さように決定をいたしました。 続いて、ただいま設置が決定をいたしました新病院建設特別委員会委員の選任を行いたいと思います。 選任の方法につきましては、委員会条例第5条第1項の規定によりまして、議長が会議に諮って指名するものとなっておりますので、議長から指名をいたします。 まず、北川克則議員、佐伯欣子議員、田井真一議員、土本昌幸議員、西脇親議員、深田照明議員、森元清蔵議員、以上7名を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長において指名をいたしました議員を新病院建設特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、ただいま議長において指名をいたしました議員を新病院建設特別委員会委員に選任することに決定をいたしました。 △議員の派遣 ○議長(丸岡弘満君) 次は日程第4、議員の派遣についてであります。 議員の派遣につきましては、お手元に配付いたしておりますとおり決定することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、さように決定をいたしました。 △閉会中の継続調査 ○議長(丸岡弘満君) 次は日程第5、閉会中の継続調査についてであります。 閉会中の継続調査については、各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第100条の規定により、お手元に配付いたしております一覧表のとおり継続調査といたしたい旨、申出がございました。 お諮りいたします。各委員長からの申出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、さように決定をいたしました。 △閉会 ○議長(丸岡弘満君) 以上で、本日予定をいたしておりました日程が全て終わりました。これをもって、今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。 よって、第306回加西市議会定例会はこれをもって閉会といたします。 △議長閉会挨拶 ○議長(丸岡弘満君) それでは、第306回12月定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。 まず初めに、議員による市職員へのハラスメントと取れる行為を受け、議会に対する不信感、不快感を招きましたことに対し、市民の皆様に対し、改めておわびを申し上げます。 今後は各種研修を実施し、議員の意識改革と倫理感の向上を図るとともに、以前から準備を進めておりましたハラスメント条例の制定について強力に推し進め、再発防止策に取り組んでまいります。 さて、今期定例会は去る12月1日開会以来、本日まで22日間の長きにわたり、議員各位には本会議、委員会にと、連日格別の御精励と慎重なる御審議を賜り、全議案滞りなく議了することができましたことを厚く御礼を申し上げます。 また、市長以下執行者各位の審議に対する御協力に対しましても改めて感謝を申し上げますとともに、会期中の審議の過程で述べられました各議員の意見、要望につきましては、今後の市政執行に反映していただきますよう望むものであります。 今期定例会では、原材料や燃料等の高騰による歯止めのかからない物価高への対策を含む補正予算を初日に可決いたしました。物価高騰の影響を受け、支援対象となる市民の皆様へは、制度周知の徹底を図り、きめ細やかな対応をお願いするものであります。 また、今期定例会からタブレット等情報端末等を使用した電子採決を導入し、採決の結果を議場内モニター及びライブ中継映像に表示するようにしました。各議員の表決状況を見える化することで、傍聴にお越しいただいた皆様やインターネット中継を御覧いただいている皆様にとりましても、より分かりやすい議会となることを期待するものであります。 さて、今年の1年を振り返ってみますと、市長選挙と市議会議員選挙が行われ、私たちに次の4年間の加西市の進むべき道を示していくことが委ねられました。市民の信託に応えられるよう役割と責任を果たしていくことを固く心に誓うところであります。 また、市政においては、令和6年度から都市計画税廃止の決定や、加西インター産業団地の整備促進と新たな地区計画である3工区及び5工区の追加を受け、第2期事業が順調に歩み出すなど、次のステップに向かって具体的に動き出した年でありました。 来年は新病院建設に向けての議論が本格化いたします。議会といたしましても、先ほど設置されました新病院建設特別委員会にて基本構想等の行方を見守りながら、新病院の建設が今後の地域活性化へとつながることに大きく期待を寄せるものであります。 さて、令和5年も残すところ僅かとなり、寒さも一層厳しくなり、ますます寒さも厳しさを増してくることと存じ上げますが、議員各位をはじめ執行者各位には、これから加西市の発展に御尽力いたしますとともに、年末年始、くれぐれも健康に御留意いただき、御健勝にて新年を迎えていただきますよう御祈念を申し上げるものでございます。 終わりになりましたが、報道関係各位の終始変わらぬ御協力に対しまして、厚く御礼を申し上げながら、誠に簡単ではございますが、閉会の挨拶といたします。 続いて高橋市長、登壇の上、どうぞ。高橋市長。 △市長閉会挨拶 ◎市長(高橋晴彦君) =登壇=第306回加西市議会12月定例会の閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。 今期定例会は去る12月1日に開会し、本日までの22日間にわたり、議員各位には御多用中にもかかわりませず、慎重に御審議いただき、厚くお礼申し上げます。 今期定例会には条例関係、事件決議、補正予算など29件の議案を提出いたしました。厳しい議決結果となりました。 まず、一般会計補正予算(第8号)につきましては、執行者側の本意をお酌みいただけず、庁舎建設に係る設計委託料及びグラウンドゴルフ場設計委託料が認められなかったことは大変残念であり、遺憾に思います。早期の市民サービスの向上、業務改善を図るべく提案させていただきましたが、今後さらに検討を加え、対応させていただきます。 また、2つの基金条例につきましても、大事業を控えておるからこそ健全な財政運営を行うために設置するものでございましたが、総額が分からないとか、スピード感についていけないから反対とされるのはどうかと思うんですが、議決結果を踏まえてさらに検討、対応をさせていただきたいと思います。 さらに、委員会議論の中で、マスコミ報道が先で議員の説明が後になったという意見がございました。これは全く誤解でございます。当然のことでありますが、市としまして、議案は議会にしか報告しておりません。マスコミに提供しているのは議会からでございます。誤解のないようにお願いしたいと思います。 議会から提供された議案に対して説明を求められたから説明しただけのことであり、誤解を防ぐために今後、原則として、議会への提案前にはマスコミからの質問には答えませんが、議会も議案資料の提供に何らかの配慮をお願いしたいところでございます。 さらに、ハラスメント防止のため風通しのよい職場づくりに努めていく所存でございますが、風通しのよい職場づくりと緊張感の欠如というのは紙一重の非常に難しい問題でございます。やはり大切な市政を執行していくわけでございますので、その点、注意しながら、緊張感を持った風通しのよい職場づくりに努めてまいります。 また、選挙から半年以上経過しているわけでございますので、結果を受け止めていただいて、市民本位の前向きな議論をお願いするところでございます。 今議会では、行政の原点であります公平性と受益者負担の原則に基づくsoraかさいの有料化、10年間も放置していた健康福祉会館のトレーニング器具への対応、次年度に向けた各施設の指定管理者の指定、いろいろと物議を醸した、みんなで支え合う新型コロナウイルス感染症対策基金の廃止、計画的で適正な財政運営の基本となり、将来の施設整備の礎となります各種基金についても、ごみ処理施設建設基金が整備できましたことは、非常に喜ばしいものだと考えております。 最後に、審議過程でいただきました前向きな意見等を踏まえまして、市民本位の市政運営に邁進してまいります。議員各位には、今後とも市政発展のため格別の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 来るべき新年が議員の皆様方にとりまして、また、市民の皆様にとりまして、希望に満ちた輝かしいものとなりますよう御祈念申し上げます。 終わりに当たり、報道関係各位の御協力に対しまして、深く謝意を表しつつ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
    ○議長(丸岡弘満君) 以上をもちまして、これにて散会といたします。御苦労さまでした。     12時30分 散会地方自治法第123条の規定により会議の大要を記載し、ここに署名する。令和6年2月27日加西市議会議長    丸岡弘満会議録署名議員    深田照明会議録署名議員    高見博道...