加西市議会 > 2023-02-24 >
02月24日-01号

  • "議長開会挨拶"(/)
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  1. 加西市議会 2023-02-24
    02月24日-01号


    取得元: 加西市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    令和 5年  3月 定例会(第300回)       第300回加西市議会(定例会)会議録(第1日)                       令和5年2月24日(金)                       午前10時開会-----------------------------------          ▲議事日程第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 諸般の報告第4 諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて   (提案説明、質疑、討論、採決)第5 議案第1号 加西市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第2号 加西市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第3号 加西市消防団条例の一部を改正する条例の制定について   議案第4号 加西市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について   議案第5号 加西市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について   議案第6号 加西市健康福祉会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第7号 加西市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定について   議案第8号 市道路線の認定について   議案第9号 市道路線の認定について   議案第10号 加西市都市計画マスタープランの策定について   議案第11号 令和4年度加西市一般会計補正予算(第9号)について   議案第12号 令和4年度加西市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について   議案第13号 令和4年度加西市介護保険特別会計補正予算(第3号)について   議案第14号 令和4年度加西市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について   議案第15号 令和4年度加西市産業団地整備事業特別会計補正予算(第1号)について   議案第16号 令和4年度加西市下水道事業会計補正予算(第1号)について   議案第17号 令和4年度加西市病院事業会計補正予算(第1号)について   議案第18号 令和5年度加西市一般会計予算について   議案第19号 令和5年度加西市国民健康保険特別会計予算について   議案第20号 令和5年度加西市介護保険特別会計予算について   議案第21号 令和5年度加西市後期高齢者医療特別会計予算について   議案第22号 令和5年度加西市公園墓地整備事業特別会計予算について   議案第23号 令和5年度加西市産業団地整備事業特別会計予算について   議案第24号 令和5年度加西市水道事業会計予算について   議案第25号 令和5年度加西市下水道事業会計予算について   議案第26号 令和5年度加西市病院事業会計予算について   (提案説明)第6 兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙第7 委員会提出議案第1号 加西市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について   委員会提出議案第2号 加西市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について   委員会提出議案第3号 加西市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について   委員会提出議案第4号 加西市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定について   (提案説明、質疑、討論、採決)-----------------------------------          ▲本日の会議に付した事件会議録署名議員の指名  5番 深田照明  6番 衣笠利則会期の決定       2月24日(金)~3月24日(金) 29日間諸般の報告諮問第3号(提案説明、質疑、討論、採決)議案第1号から議案第26号(提案説明)兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙委員会提出議案第1号から議案第4号(提案説明、質疑、討論、採決)-----------------------------------          ▲会議に出席した議員(15名)  1番      北川克則        2番      高見博道  3番      下江一将        4番      佐伯欣子  5番      深田照明        6番      衣笠利則  7番      井上芳弘        8番      中右憲利  9番      黒田秀一       10番      丸岡弘満 11番      深田真史       12番      森元清蔵 13番      原田久夫       14番      森田博美 15番      土本昌幸-----------------------------------          ▲会議に出席しなかった議員なし-----------------------------------          ▲議事に関係した者の職氏名 事務局長      深江克尚   局長補佐      小林由佳 議事係長      浦川翔平-----------------------------------          ▲説明のため出席した者の職氏名 市長        西村和平   副市長       前田 晃 教育長       民輪 惠   理事        高井勝仁 理事        村尾和美   ふるさと創造部長  藤後 靖 総務部長      奥隅一博   市参事       片岡建雄 健康福祉部長兼福祉事務所長    地域振興部長    末廣泰久           上坂智津子 都市整備部長    北川陽一   市参事(土木・施設整備担当)                            石野隆範 生活環境部長    原田正之   会計管理者     桝田隆章 教育部長      千石 剛   選挙監査公平委員会事務局長                            亀田哲馬 農業委員会事務局長 今西利夫   病院事務局長    上坂寿人 △議長開会挨拶 ○議長(原田久夫君) 皆さん、おはようございます。開会に先立ちまして一言御挨拶を申し上げます。 今月6日にマグニチュード7.8のトルコ・シリア大地震が発生いたしました。亡くなられた多くの方々の御冥福をお祈りするとともに被災された皆様に心より御見舞いを申し上げます。市議会といたしましても、寄附を募り、支援の輪が広がっていくことを願っております。日本も大規模な地震が懸念されております。日頃の備えを定期的に確認することで災害に対して万全の備えを行っていただきたいと思います。議員各位、執行者、市民の皆様には引き続き新型コロナウイルス、インフルエンザへの感染防止対策をお願いするとともに議員各位、執行者におかれましては、体調には十分留意していただき、記念すべき第300回の定例会に臨んでいただきたいと存じます。 さて、本日市長より第300回加西市議会定例会が招集されましたところ、議員各位にはこぞって御参集を賜り、ここに開会できますことを議長として厚く御礼申し上げます。今期定例会に付議されます案件は、申すまでもなく市政執行の基調となる令和5年度の新年度予算案を初めといたしまして、各会計の最終補正や条例案、事件決議など総数27件であり、これらはいずれも重要な案件ばかりでございます。我々15名の議員任期中最後の定例会となります。加西市議会議員として活発な議論と円滑な議事進行、そして適切妥当な決定をいただきますようお願い申し上げまして、簡単でありますが御挨拶といたします。 続いて、市長の挨拶があります。西村市長、登壇の上どうぞ。 △市長開会挨拶 ◎市長(西村和平君) =登壇=皆さん、おはようございます。第300回加西市議会 3月定例会の開会に当たり御挨拶申し上げます。 ちょうど1年前の今日、ロシアのウクライナ侵攻が始まりました。私たちの希望もむなしくいまだに戦禍は止むことはありません。加西市も兵庫県が主催するウクライナ避難民等支援連絡会議に第1回から参加しておりますが、兵庫県にも多くのウクライナ人やその家族が避難している状況が報告されております。非核平和都市宣言を行い、同時に平和市長会議や日本非核宣言自治体協議会の加盟都市である加西の市民を代表して引き続き平和実現への行動を示していきたいと考えております。 そのような国際的に緊張と不安が高まる中、トルコ南部で大地震が発生いたしました。隣国のシリアも合わせて死者5万人を超えるなど甚大な被害をもたらしております。亡くなられた方々及びその家族に心から哀悼と御見舞いを申し上げる次第でございます。本市としましても、義援金の募集等を通じ、被災された方々への支援を行ってまいります。 さて、日本国内においては、新型コロナウイルス感染症の5類への見直しに向けた議論が始まりました。2月10日には、それらを受けてマスク着用の考え方の見直しが示され、3月13日以降はマスクの着用を個人の判断に委ねるなどアフターコロナにおける社会生活として次なる大きな変化を迎えようとしています。本市におきましても、兵庫県の対処方針改定等も参考としながら屋外、屋内、また学校現場など様々な場面に応じた対応を検討してまいります。 また、新型コロナウイルス感染症の5類への移行に伴い、行動制限が緩和されることによって人と人とのつながりや社会経済活動等が活発になることが期待される一方、重症化しやすいとされる高齢者等をどう守ろうかという課題もなお残っております。市としましては、国におけるコロナ対応の変化や今後の施策展開に一層注視しながら引き続き市民の安全・安心の生活を支えていくため必要な行政サービスの提供に努めてまいります。 ここで、市政の状況を報告させていただきます。まず、ふるさと納税の状況についてでございます。2月20日時点でございます。16万2,016件で、61億9,140万円となっており、昨年とほぼ同水準での御寄附をいただいております。金額もさることながら件数が大きく伸びていることが今年度の大きな特徴であり、地域活力の向上を目指した返礼品の開発など担当現場の努力の成果があらわれておると判断しております。 次に、マイナンバーカードの交付状況でございます。2月12日時点でのカードの交付率で申し上げますと、加西市は71.02%で県内では9位となっております。同日時点における兵庫県の平均は64.63%、また2月16日時点での国の交付率は62.12%となっており、国・県と比較していずれも本市は上回っている状況でございます。来るデジタル社会の進化に向けて大変重要な取組みであります。 次に、新型コロナウイルスワクチンの接種状況についてでございます。60歳以上の高齢者を対象にしたオミクロン株対応ワクチンの接種率として申し上げますと、2月13日時点で71.2%となっております。 さて、今期定例会は昭和42年の加西市制の施行から数えて第300回という節目の議会となりました。後ほど時間を頂戴いたしまして施政方針の中で説明を申し上げますが、子育て支援、デジタル推進、脱炭素の取組みなど持続可能な都市の実現のための新年度予算案を含む計27件の議案を提出しておりますので、議員各位におかれましては御理解を賜りますとともによろしく御審議を賜りますようお願い申し上げ開会の挨拶とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。 △開会及び開議 ○議長(原田久夫君) それでは、ただいまから第300回加西市議会定例会を開会いたします。 本日予定いたしております議事は議員各位のお手元に配付いたしております日程表のとおりであります。 それでは、ただちに日程に入ります。 △会議録署名議員の指名 ○議長(原田久夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名であります。 会議録署名議員の指名につきましては、会議規則第87条の規定に従いまして、議長から指名をいたします。5番深田照明議員、6番衣笠利則議員。この両議員にお願いいたします。 △会期の決定 ○議長(原田久夫君) 次は日程第2、会期の決定であります。 今期定例会の会期は、本日から3月24日までの29日間といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(原田久夫君) 異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は本日から3月24日までの29日間と決定いたしました。 △諸般の報告 ○議長(原田久夫君) 次は、日程第3、諸般の報告であります。12月定例会以後の議長会並びに議長の会務について、その主なものを御報告申し上げます。 まず、1月24日には東播淡路市議会議長会定例会が南あわじ市で開催されましたので、中右副議長とともに出席いたしました。当日の会議では、会務報告の後、会議提出議案として令和5年度予算案を審議いたしまして原案どおり決定しております。 次に、翌日の25日には近畿市議会議長会の理事会が大寒波による積雪予想のため、書面開催により行われ、いずれも原案のとおり承認されております。 翌月の2月9日には、東京都において開催されました全国市議会議長会理事会評議委員会合同会議に中右副議長が出席いたしました。会議では、令和5年度予算案及び空き家・空き地問題に関する特別委員会設置要綱(案)等について審議され、原案どおり決定しております。 2月13日には、神戸市において開催されました兵庫県市議会議長会の総会に中右副議長が出席いたしました。会議では会務報告の後、令和5年度予算案及び部会提出議案等について審議いたしまして、いずれも原案どおり決定いたしております。 そのほか開催されました各種会議や行事につきましても、加西市議会を代表して出席をいたしております。 また、播磨内陸医務事業組合議会北播磨こども発達支援センター事務組合議会小野加東加西環境施設事務組合議会、北はりま消防組合においては視察研修が開催され、各選出議員に出席をいただいておりますので御報告を申し上げておきます。 これをもちまして、会務報告を終わります。 ○議長(原田久夫君) 続きまして、閉会中における委員会の活動について委員長よりその報告を求めます。建設経済厚生常任委員長、高見博道議員。 ◆建設経済厚生常任委員長(高見博道君) それでは、御指名をいただきましたので、建設経済厚生常任委員長報告をいたしたいと思います。 去る2月6日に開催いたしました建設経済厚生常任委員会の審議内容及び閉会中に実施してきました所管事務調査について御報告申し上げます。 まず、2月6日に開催をいたしました建設経済厚生常任委員会についてであります。このたびは、委員会より提出を要求しておりました資料を中心に都市整備部所管事務全般にわたって調査をいたしました。その中から主なものについて御報告いたします。委員より道路の修繕箇所を通信アプリLINEにより通報するシステムの現状について質問があり、執行者からは市民より週に1、2回の通報があり、簡単な補修で済むところについては市の直営で補修をしており、それ以外の大きな補修が必要な場合は業者に依頼して対応しているとのことでした。市民による情報提供がすぐに届くことでいち早く危険箇所が道路管理者に認識されるので、日々の道路点検に協力していただけるのは非常にありがたいとのことでした。 次に、市道鶉野飛行場線と県道三木宍粟線が接続する交差点改良について市がロータリーや駐車場用地として用地買収したことについて質問があり、執行者からは過去に行った県営圃場整備の際に将来の道路用地として残してあった用地だけでは行き止まりとなり市道認定ができないことに加え、その用地に水正池の野鳥観察のために多数の車が駐車する問題について地元から相談があり、これらの問題を解決し有効利用するために購入したとのことでした。 次に、委員から建設資材高騰の影響について質問があり、執行者からはエネルギー価格の高騰やコロナにより落ち込んだ世界経済の回復による影響を受け、特にコンクリート製品の価格が激しく高騰し、今後価格が下がる要因が見込めない中、9月に議決された事業前倒しのための補正予算のように早期完成を目標に資材価格がまだ抑えられている段階で工事が着工できることが正解だったと考えているとのことでした。 次に、委員から市街化調整区域の線引き廃止の動向について質問があり、執行者からは県が昨年9月に都市計画審議会専門委員会を設置して線引きを廃止の検討が始まっており、令和5年度に方針を示す予定で、仮に線引き廃止となっても要望する市町に限定されるとのことでした。加西市は、廃止意向があると県に伝えており、新しいルールを今後つくっていく必要があるとのことでした。 その他、委員会では幅広く質疑が行われ意見が述べられていますが、詳細は割愛させていただきます。 なお、委員会終了後に管内現地視察として市道鶉野飛行場線、市道上宮木玉野線の事業箇所及び加西インター産業団地の見学をし、地域の活性化につながる施設について見識を深めております。 次に、閉会中に実施してきました所管事務調査について御報告申し上げます。当委員会では、所管事務の中から加西市農業の未来についてをテーマとして設定し、令和3年7月から12回の協議会の開催、関係施設2か所への視察、営農組合との懇談会、新規就農者へのアンケート調査を行い、課題の抽出、現状把握、解決策の検討などについて委員会に議論し、最終的に16項目の提言としてまとめました。ここで、取りまとめた提言について述べさせていただきます。 まず、人についてであります。一つ、小規模営農組合の合併及び農業機械の共同運営を促進すること。一つ、農業所得を増やすための農産物共同生産を確立すること。一つ、作業効率を上げるための農業機械への補助制度を拡充すること。一つ、市内でスマート農業を推進する協議体を設置し、スマート農業に資する新技術を開発しようとする市内事業所への支援制度を創設すること。一つ、産・学・官連携で先進的なスマート農業の学びと人材育成の取組みを進め、持続可能な農業経営を目指すこと。一つ、新規就農者への支援を拡充すること。 次に、土地についてであります。一つ、地域の実情に応じた圃場整備事業の補助金を設けること。一つ、ICTを活用した水管理を行えるように市独自の支援策を設けること。一つ、耕作放棄地を含め、農地の利用に関して空き農地バンク制度を設立すること。一つ、田畑耕作放棄地で山林化した農地を地目変更ができるように制度改革を国に働きかけること。 最後に、物についてであります。一つ、低農薬で安全な生産品をつくる生産者が増えるよう環境整備を支援すること。一つ、学校給食も含め、地産地消を推進し、生産と消費がうまく循環するよう支援すること。一つ、安心・安全な農産品のPR活動を市内外へ実施すること。一つ、輸入に頼らない循環型農業や耕畜連携の取組みを支援すること。一つ、化学肥料や農薬の使用を減らす取組みを関係機関と連携し支援すること。一つ、有機農業に地域ぐるみで取組む産地オーガニックビレッジ創出と支援策を検討すること。 以上であります。 これをもって、閉会中の建設経済厚生常任委員会の審議内容及び閉会中に実施してきました所管事務調査における委員長報告とさせていただきます。 ○議長(原田久夫君) 以上で委員長報告が終わりました。これをもって諸般の報告を終わります。 △副市長挨拶 ○議長(原田久夫君) ここで、次の日程に入ります前に、昨年12月29日より加西市副市長に就任されました前田晃君が本日から本会議に出席されております。前田副市長より、初めての本会議であり、就任の挨拶を申し述べたいとの申し出がありましたのでこれを受けたいと思います。前田副市長、登壇の上どうぞ。 ◎副市長(前田晃君) =登壇=貴重なお時間を私のためにいただきまして本当にありがとうございます。初めての議会ということで就任に当たりまして私の思い、また決意につきまして御報告、御説明申し上げたいと思います。 西村市長3期目、12年目をお迎えということで、これまで多くの市民の方、また市議会議員各位のいろんな意見、思いを受け止め市政推進に非常に御活躍いただいております。市長には、目と耳、そして手もあっていろんな方々と交流されています。副市長の仕事は、第2の目であり、第2の耳であり、そして手足となって多くの市民の声、そして思いを受け止めながら市政に反映するその役割を身命を賭して頑張りたいと思っております。 また、庁内におきまして市役所、私37年間勤めましたが、当時の日本社会そういった組織風土の中では若い職員、また若い女性、一般の女性も含めまして組織への意見というのがなかなか通ることがございませんでした。しかし、一人一人の職員と話ししましたらみんな熱い思い、そして未来に対するビジョンを持っていました。ところが、当時の日本は割と縦型社会ということで、そういうことについては一切そういう思いが汲み上げられるということは非常に少なかったと思います。しかし、時代が変わりました。今、若い人たち、また女性の声というのが社会を大きく動かしてきております。環境活動家のグレタさん、ああいった人たちの活動はすごいなと、我々はただ指をくわえて見ているだけではなくて、私たち自身も行動すべきときだと思っております。ですから、庁内向けには若い職員、女性、そういった職員の思いもきちんと上に上がり、また風通しのいい組織風土、チームワークでいい仕事ができるように努めてまいりたいと思います。 市民の皆様を初め、市議会議員各位と信頼関係を構築しながら心豊かな加西、そして安心して暮らせるまち加西のより一層の充実を目指しまして心血を注いで職務に努めてまいりますので、これからよろしくお願い申し上げます。(拍手)
    △人事案件上程 ○議長(原田久夫君) それでは議事に戻ります。 次は、日程第4、諮問第3号人権擁護委員候補者の推薦につき、意見を求めることについてを議題といたします。それでは、直ちに提案理由の説明を求めます。西村市長、登壇の上どうぞ。 ◎市長(西村和平君) =登壇=それでは、第300回加西市議会定例会に提出いたしております議案のうち、人事案件について御説明申し上げます。諮問第3号は、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてであります。人権擁護委員の松尾認氏は本年9月30日をもって任期満了となりますので、後任として新たに藤本澄子氏を人権擁護委員候補者として推薦することについて人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(原田久夫君) 市長の提案理由の説明が終わりました。 △質疑・討論・採決 ○議長(原田久夫君) これより質疑を行います。御質疑のある方ございませんか。(なし) 御質疑もないようですので質疑を終結いたします。お諮りいたします。ただいま上程中の諮問第3号につきましては、会議規則第37条第3項の規定に従いまして委員会付託を省略いたしたいと思いますが御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(原田久夫君) 異議なしと認めます。よってさように決定いたしました。 続いて討論に移ります。御意見のある方ございませんか。(なし) ○議長(原田久夫君) 御意見もないようですので、討論を終結いたします。 これより採決を行います。お諮りいたします。諮問第3号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについては原案のとおり適任と答申することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(原田久夫君) 異議なしと認めます。よって諮問第3号は、原案のとおり適任と答申することに決定いたしました。 △議案一括上程 ○議長(原田久夫君) 次は、日程第5、議案第1号から議案第26号までの26件を一括議題といたします。 △施政方針 ○議長(原田久夫君) ここで提案説明に先立ちまして、西村市長より令和5年度の施政方針を申し述べたいとの申し出がございますので、その発言を許可いたします。西村市長、登壇の上どうぞ。 ◎市長(西村和平君) =登壇=先ほどは諮問第3号につきまして可決決定賜り誠にありがとうございました。 それでは、施政方針のほうを申し述べたいと思います。本日第300回加西市議会定例会の開会に際し、令和5年度の予算を始めとする諸案件の審議をお願いするに当たり、お時間をいただき新年度の市政運営に臨む初心の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御賛同を賜りたいと存じます。新型コロナウイルス感染症が国内で確認されてから3年余りが過ぎ、ようやく普段の生活を取り戻しつつあります。市民の命と健康を第一に全力を挙げて取組んでまいりましたが、この間の市民の皆様、そして議員各位の御協力に改めて感謝申し上げます。 さて、私は平成23年6月、市民の皆様の信託をいただき加西市長に就任いたしました。以来3期、11年9か月にわたり5万人都市の再生という大きな目標を掲げて市政運営を行ってまいりました。国が地方創生の名のもと、まち・ひと・しごとの創生に平成26年から取組みましたが、私が市長に就任した平成23年から国に先んじて地方創生、地域創生に取組んだことにより、加西市の未来につながるまちづくり、人づくり、仕事づくりの3つの土台をいち早く築くことができたと考えております。 まず、まちづくりについてです。加西市の令和3年度ふるさと納税受入状況は先ほど報告したとおりでありますが、1月末時点で61億1,000万円、件数で15万9,000件という状況で、12年前、平成23年度と比較すると受入額で273倍、件数で1,439倍となっており、加西市にとって非常に大きな事業の推進力となっております。これは、加西市の住民や企業、歴史が営々と培ってきた潜在的な魅力を見い出し、ブランドとして認めていただいたことの証であり全国的にも加西市の知名度を引き上げることができたと誇りに思うところでございます。 また、昨年には鶉野飛行場跡に地域活性化拠点施設であるsoraかさいがオープンいたしました。来場者は既に10万人を超えており、平和学習の場としても令和4年度は1月末時点で全国から112校9,322名もの修学旅行生の受け入れを行っております。ウクライナ侵攻など新たな難局を迎えている世界情勢の中で引き続き子供たちに平和の大切さを語り継ぐ学びの場として活用してまいります。 加西インター産業団地につきましては、農地の利用規制等のクリアしなければならない課題が山積していたものの、最後まで諦めずにスピード感をもって取組んだ結果、現時点で11社が進出を予定しており、これら事業所が稼働し、さらに産業団地の近隣に店舗等の民間事業者が進出することでインター周辺は一つのまちを形成し、一帯は大きく変わると思われます。 加西市では本議会で審議をお願いしている都市計画マスタープランの中で泉地域の加西インター産業団地周辺地区を副都市核と位置づけ、都市核の北条市街地、副都市核の九会北部地区とともに都市機能の強化を図っていくこととしております。今後は、都市計画マスタープランで示した将来展望を踏まえ、市と地域と開発事業者の連携による都市整備を引き続き行い、3つの都市核を中心としたまちづくりを推進し、加西市の活性化と人口増につなげていきたいと考えております。 次に、人づくりです。加西市では、子供の未来への投資に積極的に取組んでまいりました。県内でも早くから18歳までの子供の医療費無料化をスタートさせただけでなく、令和4年度より子育て5つの無料化として、医療費の無料化に加え、保育料、給食費、おむつ等の子育て用品、病児、病後児保育の無償化を開始いたしました。あわせて、玉丘史跡公園、丸山総合公園の大型遊具やアスティアかさい内にテレワークセンターも備えた子ども広場、アスもなどの施設整備も行い、ソフト、ハード両面で次代を担う子供を安心して育てられる環境を整備いたしました。また、県下初となる義務教育にSTEAM教育を導入し、チャレンジ、コラボレート、クリエイトの頭文字を取った3C、次世代型人材の育成を目指した加西STEAMによる人づくりに取組んでおります。 最後に仕事づくりです。ものづくりのまちである加西市には、高い技術力や独自のノウハウを有する企業が多くあり、ものづくり産業は市内経済や雇用を牽引する重要な産業となっております。3年来のコロナ禍により、幅広い業種で大きな打撃を被りましたが、たゆまぬ企業努力を初め、産業振興に向けた重層的な施策の結果、私が就任した平成23年に2,325億円であった加西市の製造品出荷額は令和元年には3,214億円にまで増加し、加西市のものづくり産業はさらなる成長を続けております。 さらに、ものづくり産業の成長と相まって平成30年に誘致したホテルルートイン加西北条の宿は非常に高い稼働率となり、商業等のビジネス利用も多く、市内経済の発展の一翼を担っております。 私は全ての住民の幸福を願い、加西市発展のために邁進してまいりました。そして、申し上げました様々な取組みの積み重ねにより、この12年間で加西市は劇的に変化し、多くの市民の皆様にもこの変化を感じとっていただいていると自負しております。 しかしながら、加西市をさらなる高みへと発展させ、未来に向かって持続可能なまちづくりを実現するためにはまだまだ道半ばであり、SDGs未来都市、デジタル田園都市、脱炭素先行地域の取組みを一刻も早く展開させる必要があります。令和5年度に加西市がさらなる高みへと発展するためには、市民と行政が思いを一つにしてより一層結束を強め、加西市の英知を結集していかなければなりません。そのために市民の皆様が安全に安心して暮らせる持続可能なまちづくりの実現に向けて新たなリーダーにしっかりとバトンタッチができるよう残り少ない任期も全力で取組んでまいります。 それでは、令和5年度の予算編成に当たっての基本方針を御説明いたします。加西市は、第6次加西市総合計画及び第2期加西市地域創生戦略に基づいて様々な先駆的事業を実施しており、令和4年5月にはSDGs未来都市にも選定されたことから持続可能な魅力溢れるよりよいまちとして次世代につないでいくため、令和5年度も引き続き加西市が抱える課題を克服し、将来にわたって発展していくための躍進の年にしなければなりません。最重要施策として子育て応援施策を充実させ、切れ目のないきめ細かな支援を展開し、魅力ある住みよいまちとして子育て世代の流入を促します。 また、脱炭素化社会実現のための支援施策の実行による快適な都市空間を創出するとともにDXの推進による市民サービスの向上と業務の効率化や地域との連携強化による協創のまちづくりの推進にも努めていきます。 さらには、近年全国各地で自然災害が発生していることから市民の安全・安心を守るため、市役所から災害情報をいち早く発信していく情報伝達システムの整備に取りかかります。 これらの施策に重点を置きながら同時に入るを量りて出ずるを制するの原則のもと、財政規律を遵守し予算編成を行いました。新年度に取組む主要な施策を第6次加西市総合計画に掲げる4つの基本方針に沿って申し上げます。なお、所信表明ではそれぞれの基本方針で私なりの強い思いのみを述べさせていただき、基本方針ごとの政策はお配りしている施政方針の中で項目別に詳細を示しておりますのでお目通しいただければ幸いでございます。 1つ目は、子育てを応援し、暮らしを楽しむための施策です。子育て5つの無料化や教育環境の充実を図り、加西市に住む誰もがライフスタイルに合った子育てを実践し、それぞれの人生を楽しめる社会の実現を目指します。子育て5つの無料化により出産から乳幼児期を経て高校卒業まで子供たちの成長に合わせた支援施策をシームレスに提供するだけでなく、未来型児童館の整備など子育て世帯をつなげる場所の充実を図り、子育ての負担軽減と環境整備を進めます。また、引き続き加西STEAMを推進し、多様な他者との協働により正解のない問題に挑戦し、新しい価値を創造できるような人材の育成を目指すとともにいじめ不登校対策として拠点校内に校内フリースクールを設置するなど子供たちがどのような状況にあっても教育のサポートを受けられる環境を整えます。 2つ目は、活力と賑わいのあるまちを育むための施策です。加西インター産業団地では、企業誘致と開発計画が大きく前進しており、九会北部地区とともにこれからの加西市の副都市核として位置づけています。今後は従来からの都市核である北条市街地とあわせて3都市核を中心としたまちづくりを進めていきます。鶉野飛行場跡では、市内外の観光客と地域とが体験し交流する地域振興拠点を目指し、soraかさいを初めとした鶉野フィールドミュージアムをさらに魅力的なものにするとともに加西のすばらしさを凝縮したショーケースとなる道の駅等の整備を進めていきます。また、北条旧市街地のまちなか再生に取組む人々や地域住民等が旧市街地の賑わいを取り戻すだけではなく、未来に暮らす人たちにつながる様々な取組みについて議論する場を設けるとともにそこで生まれる地域活性化のための新たな試みを支援していきます。 3つ目は、快適に暮らせる安全な社会をつくるための施策です。加西市は平成30年に県下初、全国で12番目となる世界気候エネルギー首長誓約に誓約し、国の目標を上回る厳しい目標設定やエネルギーの地産地消を推進することとしました。そして、令和3年のゼロカーボンシティ宣言エネルギー行動計画の策定を経て、昨年環境省の脱炭素先行地域の選定を受けることとなりました。今後は公共施設を中心とした自律分散型エネルギーシステムの構築、太陽光発電設備や蓄電池の整備、EV車への転換を図る補助制度など脱炭素社会に向けた積極的な取組みを進めます。また、公共交通に関しては、令和4年度に新たに策定した加西市地域公共交通計画に基づき、高齢者だけでなく子育て世代や子供たちなど市民の誰もが使いやすい公共交通、生涯にわたって希望する場所への移動が可能になるまちを実現するべく地域全体で公共交通のあり方を考える場づくりを行います。 最後に4つ目は、ともに活躍しまちの魅力を高めるための施策です。加西市では地域住民による地域づくりを目指したふるさと創造条例を平成25年に制定し、全ての校区でふるさと創造会議が設置されるなど、地域主体の地域づくりを進めてきました。令和2年には人口減少により地域活力の維持が困難になることを踏まえ、地域外住民との協働による地域づくりを目指した協創のまちづくり条例を制定いたしました。今後は、この条例に基づき住民が主体となり地域の特性や人材を生かした地域づくりを確実に進めるとともに、誰もが安心して暮らせる社会の実現に向けたまちづくりを進めます。また、女性活躍への取組みを促進するとともにデジタル時代にふさわしい、いわゆるスマートシティを実現するための行財政運営を図ります。また、令和4年度に内閣府より選定されたSDGs未来都市の推進方針に基づき、行政だけではなく市民や企業、団体等が一体となったまちづくりに取組みます。 以上、令和5年度施政方針に基づき、今定例会に提案させていただいております令和5年度当初予算案を初め、各議案につきまして御審議をよろしくお願い申し上げます。冒頭でも申し上げましたとおり加西市をさらなる高みへと発展させ、持続可能なまちづくりを実現するためには令和5年度は大きな節目となる年となります。先人たちが育んできたふるさとへの熱い思いをしっかりと引き継ぎ、さらに発展させ、次代へとつないでいけるよう議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を重ねてお願い申し上げます。 ○議長(原田久夫君) 市長の施政方針が終わりました。 △提案説明 ○議長(原田久夫君) 続いて、担当部長よりただいま上程中の各議案に対する提案理由の説明を求めます。 まず、条例関係であります。議案第1号から議案第3号までの3件を一括して、総務部長。 ◎総務部長(奥隅一博君) それでは、総務部提出の条例関係の3議案につきまして一括して御説明申し上げます。まず、議案第1号加西市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。議案書の2ページから9ページ、審議資料の1ページを御覧ください。本条例は、令和4年人事院勧告に準じた一般職員の給与改定を踏まえ、会計年度任用職員の給料表の引上げ改定を行うものでございます。会計年度任用職員の給料表は一般職の行政職給料表の1級から3級までの表によって構成されており、昨年12月議会で議決いただいた一般職の職員の給与に関する条例の一部改正に準じて会計年度任用職員の給料表を改定するものでございます。具体的には、行政職給料表と同様の引上げ改定として平均で0.7%、最大4,000円のベースアップを行うよう会計年度任用職員の給料表の改定を行います。 次に、議案第2号加西市行政手続等における情報通信技術の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、議案書の10ページから15ページ、審議資料の1ページをお願いします。このたびの改正は、情報通信技術の発展及びマイナンバーカードの急速な普及、デジタルトランスフォーメーションの推進によりデジタル技術を活用した電子申請などの行政手続の増大を踏まえ、情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律に基づき手数料をオンラインで支払えることや、申請等の署名にマイナンバーカードを利用し行政手続が行えること、情報通信技術の利用のための能力または利用機会の格差是正、いわゆるデジタルデバイド対策等を明示することでより一層の電子申請等の普及を図るため条例の改正をお願いするものでございます。 続いて、議案第3号加西市消防団条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。議案書の16ページから18ページ、審議資料の2ページを御覧ください。このたびの改正は、令和3年4月13日付で消防団員の報酬等の基準の策定等と題した消防庁長官通知があり、それを受けて消防団あり方検討委員会で検討いただいた結果に基づき、所要の改正を行うものでございます。消防庁長官通知の内容としましては、消防団員の確保、処遇改善を目的として団員階級の年額報酬の標準額と出動報酬の1日当たりの標準額を示されたもので、地域の実情に応じ、このほかの報酬を定めることを妨げないというものでございました。当市では、消防団の活動や団員の処遇改善につきましては、加西市消防団あり方検討委員会において議論いただくことになっておりますことから、このたびの処遇改善につきましても検討委員会において3回にわたり御議論いただきました。その結果、固定支給される年額報酬よりも実際の活動を対象とした出動報酬に比重を置いた改定を行うべきとの報告をいただきました。具体的には、審議資料2ページの概要のとおり団員階級に応じた年額報酬を部長にあっては現行の2万4,000円から3万6,000円に、班長にあっては1万3,000円から3万2,500円に、その他団員にあっては1万1,000円から2万6,000円にそれぞれ改定することとし、出動報酬については災害等現場出動につきましては、現行の1回当たり2,000円から1時間未満を日額2,000円、1時間以上4時間未満を日額8,000円、4時間以上を日額1万6,000円、8時間を超えた場合には1時間ごとに2,000円を加算することとし、訓練出動につきましては、現行の1回当たり1,000円を2,000円に、広報活動につきましては、現行の1回当たり500円を1,000円に改正し、令和5年4月1日から施行するものでございます。 以上、誠に簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(原田久夫君) 続いて、議案第4号から議案第6号までの3件を一括して、健康福祉部長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(上坂智津子君) 健康福祉部上程の3議案について提案説明をいたします。まず、議案第4号加西市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について説明申し上げます。議案書の19ページ、20ページ、審議資料の2ページをお願いいたします。このたびの加西市国民健康保険条例の改正は、社会保障審議会医療保険部会の議論の整理において出産一時金の額は令和4年度の全施設の出産費用の平均額の推進等を勘案し、令和5年4月から全国一律で50万円に引き上げるべきとされたことを受け、現行保険法施行令の一部改正がなされたことから本条例において規定する出産育児一時金についても同様の改正を行うものです。出産育児一時金は、健康保険法等に基づく保険給付として出産に要する経済的負担を軽減するために一定の金額が支給される制度で、現行では本人支給分を40万8,000円としており、産科医療保障制度の加算対象となる出産については、制度掛金分の1万2,000円を加算し、合計42万円を支給しております。今回の改正は、本人支給分を8万円増額して48万8,000円とするもので、これにより産科医療保障制度の加算対象となる出産に係る出産育児一時金の支給額が合計で50万円となります。 次に、議案第5号加西市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について説明申し上げます。議案書の21、22ページ、審議資料の2ページをお願いいたします。このたびの加西市国民健康保険税条例の改正内容は3点でございます。まず、1点目は、国民健康保険税率等の改正でございます。兵庫県において進められている保険料水準の統一に関し、県下保険料統一期限が令和12年度に決定いたしました。今回の改正は、今後の統一保険料へのスムーズな移行と基金の有効活用に向け、保険税率等改正を行うものです。具体的には、令和5年度から県が行う支援策により令和5年度の基礎課税額分の保険料水準が低水準になったこと等を踏まえ、基礎課税額分所得割額の税率を7.40%から7.0%に、世帯別平等割額を2万1,000円から1万8,500円に引下げいたします。一方で、統一保険料への移行によって生じる介護納付金付加世帯の負担軽減のため、基礎課税額分の引下げ分を活用し、所得割額の税率を2.30%から2.70%に、世帯別平等額割を6,000円から7,000円に引上げるものでございます。 2点目は、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、国民健康保険税の課税限度額を引上げるものでございます。具体的には、後期高齢者支援金等課税額分の課税限度額を2万円引上げて22万円といたします。これにより、課税限度額の合計は今回据置きとする基礎課税額分65万円、介護納付金課税額分17万円と合わせて104万円となります。この課税限度額の引上げは、今後も増加が見込まれている医療費の負担について高所得層に応分の負担をお願いすることにより、中間所得層の負担上昇の緩和につなげることを目的として行われるものでございます。 最後、3点目は、国民健康保険法施行令の改正に伴い、軽減判定基準を引上げるものでございます。具体的には、低所得者に対する均等割、平等割の5割及び2割の軽減措置に係る所得基準額について被保険者数に乗じる額を5割軽減では5,000円引上げて29万円、また2割軽減では1万5,000円引上げて53万5,000円といたします。この軽減判定基準の引上げは、物価上昇と所得水準の上昇により軽減を受けられる範囲が相対的に縮小しないように見直されるもので、これにより例えば3人世帯で給与所得の場合、軽減該当基準は5割軽減では現行の128万5,000円以下から130万円以下へ、2割軽減では現行の199万円以下から203万5,000円以下へ、それぞれ拡大されることとなります。 続きまして、議案第6号加西市健康福祉会館設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明を申し上げます。議案書の23ページ、24ページ、審議資料の3ページをお願いします。加西市健康福祉会館の展望風呂につきましては、平成9年の健康福祉会館開設当時より25年間営業してまいりました。しかしながら、設備の老朽化により度重なる修繕を要し、設備の維持が困難な状況となっていることから営業を終了するものでございます。また、体力テスト料につきましては、兵庫県健康増進プログラムを活用し、体力テストの実施に加え、生活習慣、栄養改善評価、アドバイスを一体的に実施しておりましたが、兵庫県健康増進プログラムを用いた総合的評価が困難となったことから体力テストの利用がないため、体力測定料について廃止をするものでございます。 最後に、健康福祉会館での自主トレーニング料につきましては、平成25年に健康増進センターからの移管後、中学生以下の利用に適した設備がなくなったため、実際の利用もないため中学生以下の利用料を廃止し、トレーニング料について統一を図るものでございます。これらに伴い、条例の一部分を改正するものでございます。 以上、誠に簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(原田久夫君) 続いて、議案第7号について、教育部長。 ◎教育部長(千石剛君) それでは、議案第7号加西市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。議案書の25ページ、26ページ、審議資料の3ページを御参照ください。本議案は子ども家庭庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律が施行されることに伴い、子ども・子育て支援法の一部が改正され、本条例内で引用する条項に条ずれが生じたことから加西市子ども・子育て会議条例第1条及び第2条中の子ども・子育て支援法第77条第1項を第72条第1項に改めるものでございます。 以上、誠に簡単ですが、提案説明といたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(原田久夫君) 次に、事件決議関係に移ります。議案第8号から議案第10号までの3件を一括して、都市整備部長。 ◎都市整備部長(北川陽一君) 都市整備部所管の3議案について御説明いたします。議案第8号市道路線の認定について御説明を申し上げます。議案書の27ページ、審議資料の3ページと8ページの図面を御覧ください。本道路は、中野町において分譲地の開発業者により整備された道路で、起点は市道中野9号線、終点は市道中野2号線に接続する延長102メートル、幅員は6メートルから8.56メートルの4級市道でございます。開発に当たり加西市と開発業者で協議を行い、道路部分の所有者及び管理者は加西市となる協定を交わし、加西市に帰属を受けました。このたび中野12号線として新規認定することについて道路法第8条第2項の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 続きまして、議案第9号同じく市道路線の認定について御説明申し上げます。議案書の28ページ、審議資料の3、4ページと9ページの図面を御覧ください。本道路は北条町横尾において分譲中の開発業者により整備された道路で、県道大和北条停車場線に接続する延長291.38メートル、幅員5から6メートルの3級市道です。中野12号線と同じく開発に当たり加西市と開発業者で協議を行い、道路部分の所有者及び管理者は加西市となる協定を交わし帰属を受けました。このたび横尾4号線として新規認定することについて道路法第8条第2項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 続きまして、議案第10号加西市都市計画マスタープランの策定について御説明申し上げます。議案書の29ページ、審議資料の4ページと10ページを御覧ください。都市計画マスタープランは都市計画法第18条の2に市町村の都市計画に関する基本的な方針として定めるものとして規定されております。加西市では、平成24年3月に現行計画を策定し、平成30年3月に中間見直しを行いましたが、令和3年3月に加西市第6次総合計画を策定したこと、また兵庫県が東播磨地域都市計画区域マスタープランを策定したことを踏まえ、昨年度より改定作業を進めていました。このたび策定した都市計画マスタープランにつきましては、若い世代や女性から支持される魅力的な都市の実現に向けて現行計画の策定時にはそこまで大きな課題ではなかった脱炭素への取組みや再生可能エネルギー、IoT、DXの活用など急速な時代の変化に合わせた対応と商工業の振興や鶉野飛行場跡地など地域資源の活用、移住定住と空き家の利活用の促進、住環境や都市基盤の整備、協創のまちづくりなど総合計画において掲げている基本方針への取組みについて土地利用やまちづくりにおける新たな方向性を提示しております。来年度以降この新しい都市計画マスタープランをもとに次の時代に向けた新たな土地利用のあり方を考え、若い世代や女性に支持されるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 以上、誠に簡単でございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(原田久夫君) 次に、補正予算に移ります。議案第11号について、総務部長。 ◎総務部長(奥隅一博君) 議案第11号令和4年度加西市一般会計補正予算(第9号)について御説明申し上げます。補正予算書とあわせて審議資料の4ページ、5ページを御参照ください。それでは、補正予算書の1ページをお願いいたします。まず、第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ3億1,775万4,000円を減額し、予算の総額を283億8,899万3,000円とするものでございます。今回の補正につきましては、国の補正予算を活用した事業費の計上と本年度における歳入見込や事務事業の執行に伴う事業費及び人件費等の歳出見込を精査することにより補正の必要が生じたものを調整するものでございます。 次に、第2条の繰越明許費につきましては、10ページの第2表を御覧ください。今回の補正に計上しました繰越明許費は総額で7億2,151万4,000円でございます。主なものにつきましては、民生費の学童保育運営事業の8,125万5,000円は泉学童保育園等整備工事、農林水産業費の団体営事業の1億3,926万6,000円は東高室地区の圃場整備工事費等で、土木費の社会資本整備総合交付金事業の3億980万円は鶉野飛行場線の道路改良工事費でございます。 1ページの第3条債務負担行為費の補正につきましては、11ページの第3表債務負担行為費補正をお願いいたします。廃止につきましては、新型コロナウイルス感染拡大のためプルマン市への親善訪問団の派遣を中止したことによるものでございます。 同じく、1ページの第4条地方債補正につきましても、11ページの第4表地方債補正を御覧ください。変更につきましては、合計10の起債において1億7,670万円の減額を行おうとするものでございます。ため池等整備事業につきまして国の補正により限度額を増額する以外は事業費の確定に伴い、事業債を減額するものでございます。 続きまして、歳入歳出予算の主なものについて御説明させていただきます。歳入補正について予算書の16ページ、17ページをお願いいたします。まず、5款市税5項市民税5目個人市民税1億3,800万円の増額は、個人所得の増に伴う所得割の増によるものでございます。同じく10目法人市民税1億5,800万円の増額は法人の業績回復に伴う法人割等の増によるものでございます。 次に、20ページ、21ページをお願いいたします。35款地方交付税5項地方交付税、5目地方交付税9,187万7,000円の増額は、国の補正により普通交付税が追加交付されたことによるものでございます。 次に、22ページから25ページをお願いいたします。説明順序が多少前後いたしますが、まず55款国庫支出金10項国庫補助金のうち、22ページ、23ページの15目民生費国庫補助金6,677万2,000円、20目衛生費国庫補助金8,270万8,000円、35目商工費国庫補助金1億5,134万6,000円並びに24ページ、25ページの50目教育費国庫補助金1億1,726万8,000円の減額は、それぞれの目に計上しておりましたデジタル田園都市国家構想推進交付金、地方創生臨時交付金を10目、総務費国庫補助金に一括計上したことによるものでございます。 戻りまして、22ページ、23ページをお願いいたします。55款国庫支出金10項国庫補助金10目総務費国庫補助金5億4,633万6,000円の増額は、先ほど御説明申し上げましたとおり既設の国庫補助金を計上したものと国庫補助事業分に対する地方創生臨時交付金の増等によるものでございます。 次に、24ページから27ページをお願いいたします。60款県支出金10項県補助金30目農林水産業費県補助金8,272万4,000円の減額は、多面的機能支払交付金の減等によるものでございます。 次に、30ページ、31ページをお願いいたします。90款市債5項市債77目臨時財政対策債1億円の減額は、本年度予算における財源不足解消によるものでございます。 次に、歳出補正につきまして主なものを御説明させていただきます。38ページ、39ページをお願いいたします。15款民生費5項社会福祉費5目社会福祉総務費1億1,488万7,000円の減額は、事業費確定による住民税非課税世帯等臨時給付金、介護保険特別会計繰出金等の減によるものでございます。 次に、38ページから41ページをお願いいたします。15款民生費5項社会福祉費10目障害者福祉費3,321万9,000円の増額は、自立支援給付事業における介護訓練等給付費の増等によるものでございます。 次に、42ページ、43ページをお願いいたします。15款民生費15項児童福祉費10目児童措置費2,419万5,000円の増額は、私立保育所等給付費交付金の増等によるものでございます。 次に、48ページから51ページをお願いいたします。30款農林水産業費5項農業費30目農地費6,078万7,000円の減額は、多面的機能支払交付事業における活動支援事業費負担金の減等によるものでございます。 次に、52ページ、53ページをお願いいたします。40款土木費10項道路橋梁費10目道路新設改良費5,115万8,000円の減額は、鶉野飛行場線工事請負費等の減によるものでございます。 次に、60ページ、61ページをお願いいたします。65款諸支出金10項基金費5目財政調整基金費1億5,382万円の増額は、3月補正時点で剰余金を積立てようとするものでございます。 このほか、このたびの補正におきまして職員給与費等において育児休業職員に係る給与費等9,900万円の減額を行っております。 以上、誠に簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(原田久夫君) 続いて、議案第12号から議案第14号までの3件を一括して、健康福祉部長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(上坂智津子君) 健康福祉部上程の3議案について提案説明をいたします。初めに、議案第12号令和4年度加西市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について説明申し上げます。議案書31ページ、審議資料5ページをお願いいたします。今回の補正は、歳入歳出それぞれ1,118万6,000円を増額し、予算総額を50億9,831万円とするものでございます。 まず、歳入について説明いたします。補正予算書の2ページ、3ページを併せて御覧ください。5款国民健康保険税1,804万2,000円の増額は、令和4年度現年分の調定額と収納率が見込みを上回っていることから保険税収入を増額するものでございます。 60款県支出金28万1,000円の増額は、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等に係る保険税減免について県の特別調整交付金の交付基準が示されたことから該当分を増額するものでございます。 75款繰入金1,887万9,000円の減額は、保険基盤安定繰入金等国及び県の補助金確定等による一般会計繰入金の減額及び基金繰入金の減額でございます。 85款諸収入1,170万円の増額は、第三者行為に係る納付金の増額でございます。 続いて、歳出について説明いたします。補正予算書の4ページ、5ページをお願いいたします。25款保険事業費360万4,000円の減額は、集団検診受診者数の確定に伴い、特定健康診査等委託料を減額するものでございます。 35款諸支出金1,479万円の増額は、第三者納付金の増額に係る保険給付金等交付金の増額及び過年度分の特定健康診査等負担金に係る償還金の増額をお願いするものでございます。 続きまして、議案第13号令和4年度加西市介護保険特別会計補正予算(第3号)について説明申し上げます。今回の補正につきましては、総務費、保険給付費等及び地域支援事業費の減等に関し、所要の補正を行うものでございます。補正予算書とともに審議資料5ページを併せて御覧ください。それでは、補正予算書の1ページをお願いいたします。今回の補正につきましては、既定の歳入歳出の予算総額に歳入歳出それぞれ2億1,799万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ51億854万3,000円とするものでございます。 次に、歳入について主なものを説明いたします。補正予算書の2ページ、3ページをお願いいたします55款国庫支出金3,818万5,000円の減額は介護給付費、国庫負担金、調整交付金、地域支援事業交付金の減、保険者機能強化推進交付金、介護保険者努力支援交付金の増によるものです。 57款支払基金交付金6,337万1,000円の減額は、介護給付費、地域支援事業の減に係る2号被保険者の負担分である社会保険診療報酬支払基金からの交付金の減によるものです。 60款県支出金3,427万円の減額は、介護給付費、県負担金の減、地域支援事業交付金の減によるものです。 75款繰入金8,220万3,000円の減額は、一般会計からの繰入金及び介護給付費準備基金からの繰入金の減によるものです。 続いて、歳出について主なものを説明いたします。補正予算書の4ページ、5ページを御覧ください。5款総務費412万5,000円の減額は、介護保険事業計画策定委託料の減によるものです。 10款保険給付費2億2,777万7,000円の減額は、介護サービス等諸費、高額介護サービス等費、高額医療合算介護サービス費及び特定入所者介護サービス費の減、介護予防サービス等諸費の増によるものです。 25款地域支援事業費1,735万6,000円の減額は、包括的支援事業任意事業費、介護予防生活支援サービス事業費等及び一般介護予防事業費の減によるものです。 30款基金積立金費3,126万4,000円の増額は、基金の預金利子積立、介護給付費準備基金調整分の増によるものです。 続きまして、議案第14号令和4年度加西市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について説明申し上げます。議案書の33ページ、審議資料6ページをお願いいたします。今回の補正は歳入歳出それぞれ2,163万4,000円を増額し、予算総額7億3,546万4,000円とするものでございます。 まず、歳入について説明いたします。補正予算書の2ページ、3ページを併せて御覧ください。5款後期高齢者医療保険料2,455万9,000円の増額は、現年度分保険料調定額が当初の見込みを上回っていることから保険料収入を増額するものでございます。 75款繰入金512万4,000円の減額は、保険基盤安定繰入金の確定により一般会計繰入金を減額するものでございます。 80款繰越金219万9,000円の増額は、前年度繰越金の増額でございます。 続いて、歳出について説明いたします。補正予算書の4ページ、5ページをお願いいたします。10款後期高齢者医療広域連合納付金2,163万4,000円の増額は、保険料収入の増額等により広域連合に支払う保険料負担金を増額するものでございます。 以上、誠に簡単ではございますが説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(原田久夫君) 続いて、議案第15号について、都市整備部長。 ◎都市整備部長(北川陽一君) 議案第15号令和4年度加西市産業団地整備事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。補正予算書の1ページを御覧ください。このたびの補正は第1条で定められておりますように歳入歳出それぞれ519万1,000円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億5,463万2,000円とするものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げます。補正予算書の2ページと3ページ、審議資料の6ページを御覧ください。80款繰越金5項繰越金519万1,000円の増額は、前年度決算額の確定によるものでございます。 次に、歳出の主なものについて御説明申し上げます。補正予算書の4ページと5ページ、詳細につきましては14ページと15ページ、審議資料の6ページを御覧ください。10款産業団地整備費5項産業団地整備費5目産業団地整備費6,454万3,000円の減額のうち、12節委託料1,900万円の減額は、当初予定しておりました3、5工区の地形測量業務等の委託料を減額したことが主な理由でございます。 14節工事請負費1,300万円の減額は、道路照明灯の設置工事等の減額によるものでございます。 16節公有財産購入費2,155万3,000円の減額は1-1工区の未買収地に係る費用を減額するものでございます。 90款予備費90項予備費は6,973万4,000円の増額で、先に説明いたしました減額分を予備費に積んだことによる増額でございます。 以上、誠に簡単でございますが説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(原田久夫君) 続いて、議案第16号について、生活環境部長。 ◎生活環境部長(原田正之君) 議案第16号令和4年度加西市下水道事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。別冊の加西市下水道事業会計補正予算書の4ページをお願いいたします。収益的支出につきましては、昨今の電気料金高騰により下水処理場やマンホールポンプにかかわる動力費及び流域下水道の維持管理費が増加したことに伴い、営業費用のうち動力費を890万円、維持管理負担金を840万円それぞれ増加するものです。 一方、補正予算書5ページの資本的収支につきましては、国の令和4年度第2次補正予算を活用し、中野地区雨水渠整備事業を前倒しで実施することに伴い、資本的支出の建設改良費のうち、管渠施設の工事請負費を7,000万円増額いたします。この財源として資本的収入のうち、企業債及び国庫補助金をそれぞれ3,500万円増額するものなどです。 以上、誠に簡単でございますが、補正予算の提案とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(原田久夫君) 続いて、議案第17号について、病院事務局長。 ◎病院事務局長(上坂寿人君) それでは、議案第17号令和4年度加西市病院事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。補正予算書1ページ、審議資料7ページを御参照願います。今回の補正予算は新型コロナウイルス治療薬が保険適用になったことによる外来収益、薬品費等への対応、新型コロナウイルス感染症の対応を行っている医療機関に対する診療体制整備補助金等の増、加えて建築物耐震対策緊急促進事業補助金の確定による補正を行うものでございます。補正予算書の1ページをお願いいたします。補正予算の概要を御説明いたします。予算第3条の収益的収支及び支出におきまして病院事業収益は医業収益で新型コロナ感染症の拡大、発熱外来患者数の増加による外来収益が1億4,578万円の増、医業外収益で重点医療機関体制整備事業補助金等による7億円の増とするものでございます。病院事業費用は医業費用で新型コロナ感染症治療薬の保険適用による薬品購入費の増により、9,700万円の増、それに伴う消費税等雑支出で1,000万円の増とするものでございます。 次に、予算第4条の資本的収支及び支出におきまして、資本的収入は建築物耐震対策緊急促進事業補助金の確定により、企業債729万2,000円が減となり、逆に他会計補助金は729万2,000円の増を予定しております。なお、補正予算書2ページ以降につきましては、補正予算実施計画、補正予算説明書並びに令和3年度決算も踏まえて調整した資金計画、貸借対照表の財務諸表でございますので、説明は省略させていただきます。 以上、誠に簡単ですが説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(原田久夫君) 続いて、当初予算に移ります。議案第18号について、総務部長。 ◎総務部長(奥隅一博君) それでは、議案第18号令和5年度加西市一般会計補正予算について御説明申し上げます。加西市予算書3ページを御覧いただきたいと思います。第1条では、歳入歳出予算の総額を245億3,000万円と定めております。これは、前年度に比べ21億3,000万円の増額で、率にして9.5%の増となっております。第2条の債務負担行為と第3条の地方債につきましては後ほど説明させていただきます。第4条の一時借入金につきましては、借入最高限度額を50億円と定めております。 次に、9ページをお願いいたします。第2表の債務負担行為でございますが、姉妹都市親善訪問団派遣事業はプルマン市への親善訪問団の派遣期間が令和5年3月から4月にかけて年度をまたぐため債務負担するものでございます。2段目の市民会館舞台機構改修工事は、令和5年度から令和6年度にかけて工事を実施するため債務負担を行うものでございます。また、3段目の子ども・子育て支援事業計画策定業務は、令和5年度から令和6年度にかけて第3期子ども・子育て支援事業計画の策定を行うため債務負担を行うものでございます。4段目のビジネスコンテスト運営事業は、令和5年度から令和6年度にかけて事業を実施するため債務負担をするものでございます。 最後の令和5年度における地方債証券の共同発行により生ずる連帯債務につきましては、脱炭素化のさらなる普及の推進を図るため兵庫県及び兵庫県内14市町が共同で債券、グリーンボンド債と申しますが、これを発行するために令和5年度から令和10年度にかけて元金20億円及びこれに対する利子相当額を上限として債務負担するものでございます。 次に、10ページをお願いいたします。第3表の地方債でありますが、市民会館整備事業ほか22件、総額で15億840万円について起債の方法等を定めております。個別の事業詳細につきましては省略させていただきます。 次に、歳入歳出予算の内容でございますが、予算書では膨大なページ数になりますので別途配付しております資料により御説明を申し上げます。表題、令和5年度予算概要を御覧いただきたいと思います。令和5年度予算概要の4ページをお願いいたします。歳入歳出の予算の内訳でありますが、主なものについて御説明申し上げます。まず、5款市税は68億8,950万円で、前年度に比べて2億1,720万円の増、率にして3.3%の増を見込んでおります。これは給与所得、営業所得の増により、個人市民税が1億3,100万円の増、コロナによる業績低迷からの回復による法人市民税が9,280万円の増となることを見込んだものによるものでございます。なお、市税の内訳につきましては、5ページに掲載しております。 4ページに戻りまして、15款利子割交付金から26款環境性能割交付金までは、いずれも県税として徴収された税のうち一定割合を県内の市町に交付されるものでございますので、兵庫県の令和5年度の予算額をもとに計上したものでございます。 33款地方特例交付金は6,000万円で、前年度と比べ3,500万円の増額は固定資産税、都市計画税の軽減分に係る新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金の増によるものでございます。 35款地方交付税は40億2,000万円で、前年度に比べ2億1,000万円の増を見込んでおります。これは、これまでの交付実績等に地方財政計画における交付税の増減率を乗じるなどして推計したものでございます。 55款国庫支出金29億857万8,000円につきましては、脱炭素先行地域づくり事業に伴う地域脱炭素移行再エネ推進交付金、私立認定こども園への給付事業に伴う私立児童福祉費負担金、障害児通所給付事業に伴う障害児給付等負担金、幹線道路等の整備事業に伴う社会資本整備総合交付金等により前年度に比べ3億3,346万5,000円の増、率にして12.9%の増を見込んでおります。 次に、60款県支出金19億3,712万8,000円につきましては、東高室地区の圃場整備事業の実施に伴う団体営事業補助金や私立認定こども園への給付事業に伴う私立児童福祉費負担金、障害児通所給付事業に伴う障害児給付負担金の増等により、前年度に比べ1億4,479万円の増、率にして8.1%の増を見込んでおります。 次に、70款寄附金35億1,199万3,000円につきましては、ふるさと応援寄附金を35億円と見込んでおり、前年度に比べ5億16万3,000円の増、率にして16.6%の増を見込んでおります。 75款繰入金10億8,814万円につきましては、財政調整基金の繰り入れを9億円、減債基金の繰り入れを1億円と見込んでおり、ふるさと応援基金からは前年度以前に実施したクラウドファンディング等の財源を活用して8,010万円を繰入し、総額で前年度に比べ2億1,103万9,000円の増、率にして24.1%の増を見込んでおります。 次に、90款市債15億840万円につきましては、臨時財政対策債が2億1,000万円の減になるものの情報伝達システム整備に伴う災害対策事業債、社会資本整備総合交付金事業に伴う道路等整備事業債、街路整備に伴う街路等整備事業債、健康福祉会館天井耐震化工事に伴う社会福祉施設整備事業債により前年度に比べ3億9,350万円の増、率にして35.3%の増を見込んだものでございます。 続きまして、歳出につきましては、6ページに掲載しております款別内訳のうち、増減額の大きなものについて御説明申し上げます。10款総務費8億1,992万3,000円の増につきましては、主に寄附金額の増加に伴うふるさと納税推進事業費、情報伝達システム整備に伴う災害対策費、市民会館舞台機構改修工事に伴う市民会館管理運営費の増等によるものでございます。 次に、15款民生費2億1,182万円の増につきましては、主に3歳未満の保育料無償化や私立保育所への給付費の増に伴う私立認定こども園への給付事業、障害児通所給付事業、健康福祉会館の改修に伴う健康福祉会館管理運営事業費の増によるものでございます。 次に、20款衛生費2億6,891万9,000円の増につきましては、主に脱炭素先行地域づくり事業に伴う環境保全対策費の増によるものでございます。 次に、30款農林水産業費1億4,716万円の増につきましては、主に適正化事業や東高室地区の圃場整備に伴う団体営事業の増によるものでございます。 次に、35款商工費1億8,019万6,000円の増につきましては、主に脱炭素化設備等導入促進補助金の増による商工振興事業の増によるものでございます。 次に、40款土木費1億6,966万9,000円の増につきましては、主に市道鶉野飛行場線等の幹線道路整備に伴う道路新設改良費や街路整備に伴う街路事業の増によるものでございます。 次に、50款教育費2億5,478万7,000円の増につきましては、物価高騰に伴う学校給食費、学校施設図書館等の改修費、原油価格高騰に伴う電気料金の増等によるものでございます。 なお、13ページに普通建設事業の一覧を掲載しておりますので御確認いただければと思います。 以上、誠に簡単ではございますが説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(原田久夫君) 続いて、議案第19号から議案第21号までの3件を一括して、健康福祉部長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(上坂智津子君) 健康福祉部より上程の3議案について説明いたします。まず、議案第19号令和5年度加西市国民健康保険特別会計予算についてです。予算書の223ページ、予算概要の8ページをお願いいたします。予算総額は歳入歳出それぞれ47億7,300万円、前年度と比較して6,000万円、率にして1.2%の減となっております。 次に、歳入の主なものについて説明いたします。予算書の224ページを併せて御覧ください。5款国民健康保険税は8億2,545万円を見込んでおり、国保税率等の値下げ改定及び被保険者の減少等から前年度と比較して2,050万5,000円、率にして2.4%の減となっております。 60款県支出金35億3,888万6,000円は、保険給付費を賄うために交付される普通交付金及び市の特殊要因や事業の取組み状況になどに応じて交付される特別交付金でございます。保険給付費の減額や県繰入2号の減額により前年度と比較して3,378万7,000円、率にして0.9%の減となっております。 75款繰入金3億9,772万5,000円のうち、収支不足を補うための基金繰入金は3,272万5,000円を計上しております。 次に、歳出の主なものについて説明いたします。予算書225ページをお願いします。10款保険給付費34億924万8,000円は療養給付費、高額療養費、出産育児一時金や葬祭費等にかかる給付金、給付費などでございます。過去の伸び率と令和4年度の実績から前年度と比較して2,511万9,000円、率にして0.7%の減としております。 21款国民健康保険事業費納付金12億1,716万2,000円は県に収める納付金で前年度に比べ4,281万8,000円、率にして3.4%の減となっております。なお、予算書226ページ以降には予算の詳細を掲載しておりますので御参照くださいますようお願いいたします。 次に、議案第20号令和5年度加西市介護保険特別会計予算について説明申し上げます。予算書の251ページ、予算概要の8ページをお願いいたします。第1条で予算総額を歳入歳出それぞれ50億6,800万円と定めており、前年度と比較して9,600万円の減、率にして1.8%の減となっております。 次に、254ページの歳入の主なものについて説明いたします。5款保険料は10億6,311万4,000円を見込んでおり、65歳以上の第1号被保険者の減少から前年度に比べて130万8,000円、0.1%の減を見込んでおります。 55款国庫支出金11億4,853万円は介護給付費に対する負担分としての国庫負担金8億2,759万5,000円、同じく介護給付費に対する後期高齢者割合等を加味して交付される調整交付金及び地域支援事業交付金を合わせて国庫補助金3億2,093万5,000円の合計額でございます。 57款支払基金交付金12億8,796万1,000円は介護給付費及び地域支援事業に対する40歳から64歳までの第2号被保険者の負担分が交付されるものでございます。 60款県支出金7億2,218万5,000円は介護給付費に対する県負担金6億7,749万5,000円、地域支援事業に対する県補助金4,469万円の合計額でございます。 75款繰入金8億4,606万9,000円のうち、5項一般会計繰入金8億3,000万円は介護給付費及び地域支援事業に係る一般会計負担分並びに介護認定事業及び人件費を含むその他事務費として一般会計から繰入れるものでございます。また、10項基金繰入金1,606万9,000円は保険料収入が介護給付費等の保険料負担分を下回ることによる不足分を介護給付費準備基金より繰入れるものでございます。 次に、予算書255ページをお願いいたします。歳出の主なものについて説明いたします。5款総務費1億4,083万9,000円は職員の人件費を含む一般管理費、介護認定事業費等であり、前年度と比較して775万円、5.8%の増となっております。これは介護保険システム委託料の増によるものでございます。 10款保険給付費46億3,558万1,000円は前年度からの給付見込額に合わせた事業費を見込んでおります。 25款地域支援事業費2億8,590万2,000円は生活支援体制整備事業や在宅医療介護連携推進事業、認知症施策等の実施により地域包括ケアシステムの施策の充実を図りながら予防サービス事業について前年度から給付見込額に合わせた事業費により対前年度比850万3,000円、2.8%の減を見込んでおります。 50款諸支出金150万1,000円は保険料還付金でございます。 90款予備費417万7,000円については保険給付費のおおむね0.1%程度を置くこととしております。なお、260ページ以降には予算の詳細を掲載しておりますので、御参照くださいますようお願いいたします。 続いて、議案第21号令和5年度加西市後期高齢者医療特別会計予算について説明申し上げます。予算書の283ページ、予算概要の9ページをお願いいたします。予算総額は歳入歳出それぞれ7億5,200万円、前年度と比較して3,500万円、率にして4.9%の増となっております。 次に、歳入の主なものについて説明いたします。予算書284ページを併せて御覧ください。5款後期高齢者医療保険料は5億6,438万5,000円を見込んでおり、被保険者数の増加等から前年度と比較して4,307万2,000円、率にして8.3%の増となっております。 75款繰入金1億8,480万円は保険基金安定負担金事業の実施に係る人件費及び事務費に係る一般会計からの繰入金で、人件費及び事務費の減額により前年度と比較して794万7,000円、率にして4.1%の減となっております。 次に、歳出の主なものについて説明いたします。予算書285ページをお願いいたします。5款総務費2,323万5,000円は事業の実施に係る人件費及び事務費で、前年度に比べ938万1,000円、率にして28.8%の減としております。 10款後期高齢者医療広域連合納付金7億2,603万5,000円は保険料収入分に係る後期高齢者医療広域連合への納付金で、保険料収入の増加が前年度に比べ4,451万9,000円、率にして6.5%の増となっております。なお、予算書286ページ以降には予算の詳細を掲載しております。御参照くださいますようお願い申し上げます。 以上、誠に簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(原田久夫君) 続いて、議案第22号、議案第24号及び議案第25号の3件を一括して、生活環境部長。 ◎生活環境部長(原田正之君) それでは、議案第22号令和5年度加西市公園墓地整備事業特別会計予算について御説明を申し上げます。予算書の299ページから311ページ、予算概要書の9ページを御覧ください。令和5年度の歳入歳出の予算総額をそれぞれ700万円と定めております。まず。予算書の308、309ページの50款使用料及び手数料のうち公園墓地使用料211万6,000円につきましては、新規の公園墓地使用料として3区枠分を想定し、117万6,000円としております。また、公園墓地維持費といたしまして更新分の94万円を見込んでおります。 次に、公園墓地手数料の4,000円につきましては、霊域使用許可証の書換えなどの手数料を見込んでおります。 次に、80款繰越金488万円は前年度からの繰越金でございます。 続きまして、予算書の310、311ページの歳出ですが、5款公園墓地整備費400万円の主な内容といたしましては、トイレ清掃やごみ収集、樹木の剪定などの樹木等管理委託費として291万4,000円となっております。 90款予備費につきましては、300万円としております。 続きまして、議案第24号令和5年度加西市水道事業会計について御説明をさせていただきます。別冊の加西市水道事業会計予算書の1ページ、併せて予算概要書の10ページをお願いします。まず、第2条業務の予定量でありますが、これまでの業務実績などに基づき、給水件数を1万9,800件と見込み、1日平均配水量は1万3,298立方メートルとし、年間総配水量は486万7,000立方メートルを予定をいたしております。主な建設改良事業は重要給水施設配水管整備事業等として2億5,411万3,000円を計上しております。 第3条収益的収入及び支出の予定額ですが、業務予定量などから勘案し、収入は11億460万6,000円を、支出は12億6,135万3,000円を計上しております。収入は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う給水収益の減により減少し、支出は市川町からの受水に関わる受水費の減等により減少しております。 以上の結果、収益的収入及び支出では差し引き1億6,632万円の純損失を見込んでおります。 次に、第4条資本的収入及び支出の予定額でありますが、収入は3億3,874万5,000円に、一方2ページに記載しておりますように支出は3億6,978万6,000円としております。重要給水施設配水管整備事業等の増により、収入では財源となる企業債及び補助金が、支出では工事請負費が増加しております。資本的収支において収入が支出に対して不足する3,104万1,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税、資本的収支調整額などで補填するものといたします。なお、第5条から第9条につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。詳細につきましては、3ページ以降の予算実施計画及び予算説明書を御高覧いただきますようお願いをいたします。 続きまして、議案第25号令和5年度加西市下水道事業会計予算について御説明申し上げます。別冊の加西市下水道事業会計予算書の1ページ、併せて予算概要書11ページをお願いをいたします。まず、第2条業務の予定量でありますが、これまでの業務実績などから1日平均排水処理量を1万1,743立方メートルと見込み、年間総排水処理量を429万7,871立方メートルとしております。また、主な建設改良事業として、公共下水道の中野地区雨水渠整備工事、福住剣坂地区公共下水道統合工事等、合計5億8,737万4,000円の事業費を計上しております。 第3条収益的収入及び支出の予定額でございますが、業務の予定量などから勘案し、収入は19億5,738万4,000円に、支出は21億5,055万7,000円としております。昨今の電気料金高騰により、下水処理場やマンホールポンプに関わる動力費等が増加したものの下水道施設にかかわる減価償却資産の減少に伴い、収入では長期前受金戻入が、支出では減価償却費がそれぞれ減少しております。以上の結果、収益的収入及び支出では差し引き1億9,017万2,000円の純損失の見込みとなっております。 次に、第4条資本的収入及び支出の予定額ですが、収入は12億3,209万8,000円に、支出は2ページになりますが、20億861万7,000円としております。収入では、繁昌地区汚水管敷設事業等の減により、その財源となる企業債等が減少し、支出では水道事業会計からの長期借入金の一部償還により借入金返済金が増加をしております。資本的収支において、収入が支出に対して不足する7億7,651万9,000円につきましては、過年度損益勘定留保資金などで補填するものといたします。なお、第5条から第9条につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。詳細につきましては、3ページ以降の予算実施計画及び予算説明書を御高覧いただきますようお願いいたします。 以上で説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(原田久夫君) 続いて、議案第23号について、都市整備部長。 ◎都市整備部長(北川陽一君) 議案第23号令和5年度加西市産業団地整備事業特別会計予算について御説明申し上げます。このたび加西インター産業団地において引き続き民間企業と連携し、1-1工区、2工区、4工区の整備を進めるとともに2期事業に着手するため、令和5年度加西市産業団地整備事業特別会計予算として提案するものでございます。予算書の315ページを御覧ください。第1条に令和5年度の歳入歳出予算の総額をそれぞれ3億3,622万5,000円と定めております。 次に、316ページの歳入について御説明申し上げます。65款財産収入10項財産売払収入は、1-1工区の一次開発に係る土地売払収入2億5,979万1,000円。 次に、80款繰越金5項繰越金につきましては、前年度予備費として計上しておりました7,643万4,000円を見込んでおります。 続きまして、予算書の317ページの歳出について御説明申し上げます。10款産業団地整備費5項産業団地整備費ほか歳出総額で3億3,622万5,000円を見込んでおります。詳細につきましては、予算書の325ページをお願いいたします。主なものとしまして、12節委託料の2,500万円は2期事業に係る調査設計費用等でございます。14節、工事請負費1,500万円は加西インター産業団地整備事業に係る関連工事費用等でございます。16節公有財産購入費1,956万3,000円は、1-1工区に係る未買収地の土地買収費用でございます。そのほか、職員給与費としまして3,534万8,000円を計上しております。 最後に、90款予備費90項予備費90目予備費2億3,790万円を計上しております。 以上、誠に簡単ではございますが説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(原田久夫君) 続いて、議案第26号について、病院事務局長。 ◎病院事務局長(上坂寿人君) それでは、議案第26号令和5年度加西市病院事業会計予算について御説明申し上げます。病院事業会計予算書1ページ及び予算概要の12ページを御参照願います。まず、第2条の業務の予定量でございます。年間の患者延数を入院で6万1,122人、1日平均167人と見込み、年間の患者延数を見込み外来では10万1,642人、1日平均420人と見込んでおります。また、医療機器の購入には前年度比8,000万円増の2億5,000万円とし、施設整備事業には前年度比936万6,000円増の1億9,100万円を予定しております。 次に、第3条収益的収入及び支出についてでございます。収入は患者予定数等をもとに50億8,840万4,000円とし、内訳は医業収益を46億5,975万2,000円、医業外収益を4億2,865万1,000円と見込んでおり、前年度比3,305万2,000円の減、率にして0.6%の減となっております。支出につきましては、53億2,034万9,000円を計上しており、内訳としましては医業費用で50億7,835万3,000円、医業外費用が2億3,427万6,000円、特別損失で750万円、予備費で22万円を見込んでおり、前年度比3,105万1,000円の減、率にして0.6%の減となっております。 次に、第4条の資本的収入及び支出でございます。収入は前年度比7,588万9,000円増の6億1,355万2,000円で、内訳は企業債が前年度比5,910万円増の3億8,050万円、出資金が前年度比1,348万4,000円減の1億7,252万3,000円となっております。予算書は2ページを御覧ください。支出は前年度比6,136万1,000円増の7億4,591万2,000円で、内訳は建設改良費が前年度比8,900万1,000円増の4億4,151万1,000円、企業債償還金が前年度比2,764万円減の3億440万円を計上しております。 次に、第5条の債務負担行為でございます。新病院建設工事等に係る限度額を118億9,440万円と定めております。 第6条の企業債でございます。医療機器購入事業債の限度額を前年度比8,000万円増の2億5,000万円、病院施設整備事業債の限度額を前年度比2,090万円減の1億3,050万円とし、利率を年4%以内と定めております。 第7条では一時借入金の限度額を17億円としております。 第8条は予定支払経費の流用の範囲を定めております。 第9条では議会の議決を得なければ流用することのできない経費を定めるもので、職員給与費は28億6,011万2,000円とし、交際費は65万円としております。 第10条は一般会計からの補助金を定めたもので3億385万2,000円を計上しております。 第11条は薬品費、給食材料費等の棚卸資産の購入限度額を3億9,454万4,000円と定めるものでございます。なお、予算書3ページ以降につきましては、予算実施計画、予算説明書、キャッシュフロー計算書、給与費明細書及び各種財務諸表でございまして、ただいま説明いたしました内容をもとに作成したものでございますので、説明は省略させていただきます。 以上、誠に簡単ですが説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(原田久夫君) 以上で、提案理由の説明が全部終わりました。 △兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙 ○議長(原田久夫君) 次は、日程第6、兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推薦によりたいと思いますが御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(原田久夫君) 異議なしと認めます。よって選挙の方法は指名推薦によることに決定いたしました。 続いてお諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにしたいと思いますが御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(原田久夫君) 異議なしと認めます。よって議長から指名いたします。兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員に副市長の前田晃君を指名いたします。お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました前田晃君を兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人と定めることに異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(原田久夫君) 異議なしと認めます。よってただいま指名いたしました前田晃君が、兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。 ただいま当選されました前田晃君が議場におられますので、会議規則第32条第1項の規定による当選の告知をいたします。 △委員会提出議案上程 ○議長(原田久夫君) 次は、日程第7、委員会提出議案第1号加西市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について、委員会提出議案第2号加西市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について、委員会提出議案第3号加西市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について、委員会提出議案第4号加西市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定についての4件を一括議題といたします。それでは、直ちに提案理由の説明を求めます。議会運営委員長、土本昌幸議員。 ◆15番(土本昌幸君) 御指名をいただきましたので提案説明を行います。委員会提出議案第1号から第4号までの4件について提案理由の説明を申し上げます。 まず、委員会提出議案第1号加西市議会の個人情報の保護に関する条例の制定についてであります。令和3年に個人情報の保護に関する法律が改正され、地方公共団体の個人情報保護制度についても全国的な共通ルールが適用されることとなりますが、議会は国会と同様に自律的な対応のもと個人情報の保護が図られることが望ましいとのことから新個人情報保護法の適用対象から除外されることになりました。そのため、現行条例では議会も条例の実施機関とされており、引き続き共通ルールに沿った自律的な措置を講じる必要があることから、新たに加西市議会の個人情報の保護に関する条例を制定するものであります。 本条例は議会が保有する個人情報の開示、訂正及び利用停止を求める個人の権利を明らかにすることにより、議会の事務の適正かつ円滑な運営を図りつつ個人の権利、利益を保護することを目的とし、個人情報の適正な取扱いに関し、必要な事項を定めるものであります。施行期日を令和5年4月1日とし、附則第2項で加西市行政不服審査会条例を改正し、行政不服審査会の所掌事務に議会の諮問に応じ、審査請求について調査審議することを追加するものであります。 次に、委員会提出議案第2号加西市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてであります。新型コロナウイルス感染症、その他重大な感染症の蔓延または災害の発生等により委員が委員会の開会場所に参集することが困難であると委員長が認める場合には、オンラインによる方法で委員会の開会及び委員等の出席を可能にするように所要の改正を行うものであります。 次に、委員会提出議案第3号加西市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてであります。オンラインによる方法で委員会に出席した委員を出席委員に加えることや、表決に加わることができることなどオンラインによる方法で開催した会議の運営等に関し、必要な事項を定めるものであります。また、議会のデジタル化を推進するため会議において情報通信機器の使用を可能とする規定を設けるものであります。 最後に、委員会提出議案第4号加西市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。年度開始後、また一般選挙後に会派による活動が早期に開始できるように政務活動費の交付に係る基準日及び交付日を前倒しするものであります。 以上、誠に簡単ですが議会運営委員会より提出いたしました4議案について、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(原田久夫君) 提案理由の説明が終わりました。 △質疑・討論・採決 ○議長(原田久夫君) これより質疑を行います。御質疑のある方はございませんか。(なし) 御質疑もないようですので質疑を終結いたします。 続いて討論に移ります。御意見のある方ございませんか。(なし) 御意見もないようですので討論を終結いたします。 これより委員会提出議案第1号から委員会提出議案第4号までの4件について一括採決を行います。 お諮りいたします。委員会提出議案第1号から委員会提出議案第4号までの4件についてはいずれも可決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(原田久夫君) 異議なしと認めます。 よって、委員会提出議案第1号から委員会提出議案第4号までの4件についてはいずれも可決することに決定いたしました。 △休会・散会 ○議長(原田久夫君) 以上で本日予定しておりました日程が全部終わりました。 お諮りいたします。明日25日から3月5日までは、議案熟読のため本会議を休会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(原田久夫君) 異議なしと認めます。 よって、さように決定いたしました。 次の本会議は3月6日午前10時より開会いたしまして、議案に対する質疑並びに市政全般にわたっての一般質問を行います。なお、発言通告につきましては、質疑、一般質問ともに2月28日火曜日の午後3時までにお願いいたします。 本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。     12時20分 散会...