加西市議会 > 2018-02-28 >
02月28日-01号

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  1. 加西市議会 2018-02-28
    02月28日-01号


    取得元: 加西市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-07
    平成30年  3月 定例会(第269回)       第269回(定例)加西市議会会議録(第1日)                      平成30年2月28日(水)                      午前10時開会-----------------------------------          ▲議事日程第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 諸般の報告第4 議案第1号 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて   議案第2号 加西市立コミュニティ供用施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第3号 加西市消費生活センター条例の制定について   議案第4号 加西市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について   議案第5号 加西市情報公開条例の一部を改正する条例の制定について   議案第6号 加西市債権管理条例の制定について   議案第7号 加西市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について   議案第8号 加西市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について   議案第9号 加西市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について   議案第10号 加西市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第11号 加西市手数料条例の一部を改正する条例の制定について   議案第12号 加西市老人憩の家の設置に関する条例を廃止する条例の制定について   議案第13号 加西市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について   議案第14号 加西市農業共済条例の一部を改正する条例の制定について   議案第15号 加西市産業振興促進条例の一部を改正する条例の制定について   議案第16号 加西市土地改良事業等分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について   議案第17号 加西市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第18号 加西市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について   議案第19号 加西市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第20号 加西市開発調整条例の一部を改正する条例の制定について   議案第21号 加西市生活排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第22号 加西市立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第23号 加西市学童保育園の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第24号 指定管理者の指定について(繁陽地区コミュニティ共用施設)   議案第25号 加西市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画の策定について   議案第26号 第5期加西市障害福祉計画の策定について   議案第27号 加西市農業共済事業会計事務費の賦課総額及び賦課単価を定めることについて   議案第28号 畑作物共済に係る危険段階基準共済掛金率の設定について   議案第29号 園芸施設共済に係る危険段階基準共済掛金率の設定について   議案第30号 農業委員会委員の過半数を認定農業者等又は認定農業者等に準ずる者とすることについて   議案第31号 市道路線の変更について   議案第32号 鶉野飛行場跡地備蓄倉庫建築工事請負契約の締結について   議案第33号 加西市都市計画マスタープランの中間見直しについて   議案第34号 財産の取得について   議案第35号 平成29年度加西市一般会計補正予算(第7号)について   議案第36号 平成29年度加西市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について   議案第37号 平成29年度加西市介護保険特別会計補正予算(第3号)について   議案第38号 平成29年度加西市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について   議案第39号 平成29年度加西市公園墓地整備事業特別会計補正予算(第1号)について   議案第40号 平成29年度加西市下水道事業会計補正予算(第1号)について   議案第41号 平成29年度加西市病院事業会計補正予算(第1号)について   議案第42号 平成30年度加西市一般会計予算について   議案第43号 平成30年度加西市国民健康保険特別会計予算について   議案第44号 平成30年度加西市介護保険特別会計予算について   議案第45号 平成30年度加西市後期高齢者医療特別会計予算について   議案第46号 平成30年度加西市公園墓地整備事業特別会計予算について   議案第47号 平成30年度加西市農業共済事業会計予算について   議案第48号 平成30年度加西市水道事業会計予算について   議案第49号 平成30年度加西市下水道事業会計予算について   議案第50号 平成30年度加西市病院事業会計予算について   (提案説明)-----------------------------------          ▲本日の会議に付した事件会議録署名議員の指名  11番 三宅利弘  12番 森元清蔵会期の決定       2月28日(水)~3月26日(月) 27日間諸般の報告議案第1号から議案第50号(提案説明)-----------------------------------          ▲会議に出席した議員(15名)  1番      深田真史        2番      丸岡弘満  3番      原田久夫        4番      中右憲利  5番      長田謙一        6番      衣笠利則  7番      松尾幸宏        8番      植田通孝  9番      黒田秀一       10番      井上芳弘 11番      三宅利弘       12番      森元清蔵 13番      織部 徹       14番      森田博美 15番      土本昌幸-----------------------------------          ▲会議に出席しなかった議員なし-----------------------------------          ▲議事に関係した者の職氏名 事務局長      古角宏貴   局長補佐      櫻井雄一郎 局長補佐      後藤光彦-----------------------------------          ▲説明のため出席した者の職氏名 市長        西村和平   副市長       佐伯武彦 教育長       高橋晴彦   理事        須貝正俊 技監        井上利八   ふるさと創造部長  森井和喜 市参事       高井勝仁   総務部長      山本和孝 健康福祉部長    奥隅一博   地域振興部長    河原浩申 都市整備部長    西岡義信   生活環境部長    高井勝正 会計管理者兼検査官 志方信之   教育部長      達可忠久 選挙監査公平委員会事務局長    農業委員会事務局長 亀田哲馬           大西守人 病院事務局長    前田 晃----------------------------------- △開会挨拶 ○議長(衣笠利則君) 皆さんおはようございます。開会に先立ちまして一言ご挨拶を申し上げます。先日まで開催されていました冬季オリンピックでは、選手たちの活躍に多くの感動と勇気をもらい、日本選手のメダル獲得に歓喜いたしました。その輝かしい成果は、たゆまぬ努力の結果であり、我々も市民の幸せのために常に努力していかなければならないと改めて思いを起こされたところです。また、この冬もインフルエンザA型、またB型が猛威を振るい、学校では臨時休業が相次ぎました。流行のピークは過ぎたとはいえ、手洗い、うがいを励行し、体調管理には十分留意していただき、議会の審議に臨んでいただきたいと思います。 さて、本日市長より第269回定例加西市議会が招集されましたところ、議員各位にはご健勝にてこぞってご参集を賜り、ここに開会できますことを議長として厚くお礼を申し上げます。 今期定例会に付議されます案件は、申すまでもなく市政執行の基調となる平成30年度の新年度予算案を初めといたしまして、各会計の最終補正や、条例案、事件決議など総数50件と大変多く、これらはいずれも重要な案件ばかりであります。議員各位におかれましては、何卒ご精励を賜りまして、活発な議論と円滑な議事進行、そして適切妥当な決定をいただきますようお願いを申し上げまして、簡単ではありますがご挨拶といたします。 最後に申し添えますが、携帯電話の取り扱いには十分気をつけていただき、電源をお切りいただくかマナーモードの対応をお願いしておきます。 △開会及び開議 ○議長(衣笠利則君) それでは、ただいまから第269回定例加西市議会を開会いたします。本日予定いたしております議事は、議員各位のお手元に配付いたしております日程表のとおりであります。 それでは直ちに日程に入ります。 △会議録署名議員の指名 ○議長(衣笠利則君) 日程第1、会議録署名議員の指名であります。会議録署名議員の指名につきましては、会議規則第87条の規定に従いまして議長より指名をいたします。11番三宅利弘議員、12番森元清蔵議員、この両議員にお願いをいたします。 △会期の決定 ○議長(衣笠利則君) 次は、日程第2、会期の決定であります。今期定例会の会期は、本日から3月26日までの27日間といたしたいと思いますがご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(衣笠利則君) 異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は本日から3月26日までの27日間といたします。 △諸般の報告 ○議長(衣笠利則君) 次は、日程第3、諸般の報告であります。12月定例会以降、閉会中における議長会並びに議長の会務についてその主なものをご報告申し上げます。 まず、1月18日には、近畿市議会議長会の支部長会議が大阪市で開催され、第3回理事会の運営及び理事会への提出議案等について協議され、いずれも原案どおり承認されております。 次に、1月22日には、東播淡路市議会議長会定例会が加古川市で開催されましたので、丸岡副議長とともに出席をいたしました。会議では、会務報告後、会長提出議案として平成30年度予算案を審議いたしまして、原案どおり承認をしております。 次に、1月24日には、近畿市議会議長会の理事会が橿原市で開催され、会務報告後、平成30年度予算案が審議され原案どおり承認されております。 次に、2月1日には、東京都において開催されました全国広域連携市議会協議会の正副会長・監事・相談役会議、理事会及び総会に出席いたしました。会議では、平成28年度決算、平成30年度活動方針案、予算案について審議され、いずれも原案どおり承認されております。 次に、2月7日には、同じく東京都において開催されました全国市議会議長会基地協議会の理事会及び総会に出席いたしました。会議では、平成28年度の会計決算、平成30年度活動方針案事業計画案、予算案について審議され、いずれも原案どおり承認されております。 次に、翌日の2月8日には、兵庫県市議会議長会の総会が神戸市で開催され、会務報告の後、平成30年度予算案及び部会提出議案について審議をいたしまして、いずれも原案どおり承認をしております。 次に、2月15日には、東京都において全国市議会議長会の理事会及び評議員会が開催されましたので出席いたしました。会議では、各委員会の活動報告並びに平成30年度予算案について審議され、いずれも原案どおり承認されております。 そのほか各種会議や行事につきましても、加西市議会を代表いたしまして出席いたしております。また、北はりま消防組合議会播磨内陸医務事業組合議会北播磨こども発達支援センター事務組合議会小野加東加西環境施設事務組合議会につきましても、それぞれの議会が開催され、選出議員さんに出席をしていただいておりますのでご報告申し上げます。 これをもちまして会務報告を終わります。 続きまして、閉会中に開催されました委員会の活動状況について、委員長のその報告を求めます。総務委員長中右憲利君。 ◆総務委員長(中右憲利君) =登壇=ご指名をいただきましたので、去る2月14日に開催をいたしました閉会中の総務委員会の審議内容についてご報告を申し上げます。このたびは、委員会より要求しました資料に基づき審議をいたしました。その中から主なものをご報告いたします。 初めに、ふるさと創造部所管についてです。委員から地域主体型交通の導入に向けた状況について質問があり、執行者からは宇仁地区について2回のアンケート調査を実施したとのことでした。第1回目のアンケート調査は、移動に困っておられる方を調査するもので、全住民を対象に実施し、約700名に対して85名が移動に困っているという結果でした。その85名を対象により詳細な内容について第2回目のアンケート調査を実施したとのことでした。この結果について集計を行い、実際に困っておられる方がどのような頻度でどのようなところへ行きたいのかということなどをまとめ、地域主体型交通をどのような形で運営していくのか、またどこまでの移動を支援するのかというところを現在探っているとのことでした。 続いて、総務部所管についてです。委員から、平成30年度以降の防犯カメラ設置についてどのような方針で進めていく予定なのかとの質問があり、執行者からは加西警察署と必要な箇所等の協議を行い、29年度で主な部分は完了したという意識であったが、まだまだ犯罪が減らないという状況の中で再度見直しを行い、さらに24カ所に設置する方向で進んでいるとのことでした。また、設置については3年でこの24カ所を整備するという計画で進んでいるとのことでした。 続いて、教育委員会所管についてです。委員から、幼小連携の状況について質問があり、執行者からはスムーズに小学校へ上れるような環境を整備していくことが幼小連携の狙いであると考えている。しかし、統合園では複数の小学校との交流という中で、園によっていろいろな保育の仕方があり、また担任それぞれの保育の狙いがある。また、小学校でも1年生の担任の先生の進め方などそれぞれの考え方があり、まず子供たちの交流の前段階として教育者同士の保育観あるいは子供に対する共通理解が重要であるということで、今後このような環境づくりについてさらに充実するように取り組んでいきたいとのことでした。また、小学校との交流が近隣の小学校あるいは地域の小学校両方を考えながら進めていきたいとのことでした。 その他、委員会では加西市出逢いサポートセンターの現状、第2次加西市観光推進基本計画の概要等々幅広く意見が述べられていますが、詳細については割愛をさせていただきます。 また、1月30日、31日の2日間、管外視察として福岡県筑前町、福岡県古賀市を訪問し、観光及び教育の振興についての先進的な取り組みを学んできております。 以上、まことに簡単ではございますが、委員長報告とさせていただきます。 ○議長(衣笠利則君) 以上で委員長の報告が終わりました。なお、総務委員会、市民連合、自民の風・誠真会から視察実施報告書の提出がございましたので、議員各位のお手元に配付させていただいております。ご参照いただきたいと存じます。 これをもって諸般の報告を終わります。 △議案一括上程 ○議長(衣笠利則君) 次は、日程第4、議案第1号から議案第50号までの50件を一括議題といたします。 △所信表明 ○議長(衣笠利則君) ここで提案説明に先立ちまして、西村市長より平成30年度の市政執行に当たりまして、所信の一端を述べたいとの申し出がございましたので、その発言を許可いたします。市長西村君、登壇の上どうぞ。 ◎市長(西村和平君) =登壇=本日、第269回加西市議会定例会の開会に際し、平成30年度の予算を初めとする諸案件の審議をお願いするに当たり、お時間をいただき、新年度の市政運営に臨む所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご賛同を賜りたいと存じます。 昨年4月、加西市は市制施行50周年を迎え「ともに創り、ともに育む」という市民と自治体との共生をイメージしたキャッチコピーのもと、加西の歴史文化や地域資源を再認識することによって、ふるさとへの誇りや郷土愛の醸成を図れるようさまざまな記念事業を行いました。改めまして郷土の歴史を振り返り、今日の礎を築かれた先人の方々に敬意を表し、感謝するとともに、今後も加西市民が心を一つにし、ともに力を合わせて加西市のよりよい未来をつくっていくという問題意識を多くの方々と共有することができました。 ご承知のとおり、平成30年は明治になって150年という意味でも大きな節目となる年であり、明治政府によって始まった中央集権の時代は1世紀半の時を経て、今地域創生の時代へと移り変わっています。地域創生とは、地域がそれぞれの特徴を生かし、自立的で持続的な社会を形づくり、魅力ある地域を築くことであり、従来の地方分権とは異なり、地域が課題を見いだし、解決する方策に取り組むことが地域創生の実現において非常に重要なことです。 加西市におきましては、私が市長に就任してから今日に至るまで、徹底した情報公開のもと、何事も市民の意見を尊重する形の中で「5万人都市の再生」という大きな目標を掲げ、住みやすく活気あるまちづくりに積極的に取り組んでまいりました。人口の減少傾向は続いているものの、昨年度は社会減少が平成7年度以来の100人を切る低水準となりました。ことしも1月末現在では19人の社会増となっており、人口増対策の取り組みの成果が目に見えるものとなってまいりました。しかしながら、生産年齢人口の減少や超高齢化など、加西市を取り巻く情勢は引き続き厳しい中、地域創生の実現のためには日々の暮らしを豊かにするこれら人口増施策に加えて、地域に潜在する資源を引き出し、地域の元気をつくっていく加西市ならではの施策を一層加速する必要があります。このような観点から、中国自動車道加西インターチェンジ周辺の開発による産業団地の創出、鶉野飛行場跡地周辺整備による歴史遺産の多様な活用、歴史文化を生かしたまちづくりによる北条旧市街地の活性化の3事業を重点施策と位置づけ、加西市のポテンシャルを生かした施策を展開してまいります。 10月には歴史ある豪商の街道まち、北条の雰囲気をイメージしたビジネスホテルが完成する予定となっており、ビジネスや観光の促進だけではなく、新たな加西市発展のきっかけとしてそのシンボルになることを期待しております。すばらしいふるさと加西、市制100周年に向けた次の50年のスタートの年に、このまちでずっと健康に暮らせるよう、未来に向かって確かな道を市民の皆様とともに一緒に全力で歩んでまいる所存でございます。 それでは、平成30年度における予算編成に当たっての基本方針をご説明いたします。今年度は市長就任から8年目に入る年であるとともに、2期目の事実上の最終年度の予算であります。3大重点事業については、実現への確かなめどをつけなければなりません。そのことが同時に5万人都市再生への確信へとつながるものとなります。加西市は全国に先駆けていち早くふるさと創生に取り組み、第5次加西市総合計画の後期基本計画及び加西市地域創生戦略に基づき、さまざまな先駆的事業を実施しております。平成30年度も雇用機会の創出を図り、定住人口の増加につなげる施策を展開し、人口減少に歯どめをかけ、子育て世代の人口流入を促進しなければなりません。改めて5万人都市の再生に向けて、従来の基本方針である5本柱、「子育て支援の充実と教育環境の整備」「産業振興と地域ブランド力の強化」「健康づくりと福祉の充実」「都市基盤づくりと定住促進」「住民主体のまちづくり・人づくりの推進」を継続しつつ、将来にわたり市民が希望を持って心豊かに暮らすことができる持続可能な都市の実現に邁進してまいります。行政に求められている市民ニーズを的確に把握し、合理的な判断により事業の取捨選択を行い、真に有効な事業を吟味厳選する中で、予算配分の重点化、効率化を図り、あわせて全国から寄せられる多額のふるさと納税を、具体的な施策の実行の財源として活用しながら、地域創生の強力な推進に努めてまいります。平成30年度におきましても、公債費の抑制や財政調整基金の確保に努め、財政規律と健全な財政運営を守るという方針により予算編成を行ってまいりました。 これらの5つの基本方針によりまして、新年度に取り組む主な施策を総合的に掲げる基本政策に沿って申し上げます。 ここからにつきましては、文章としてしっかり皆さんに提示させていただいておりますが、少し私の思いもこもるような表現方法でご説明申し上げたいなというふうに思っております。 まず、子供が元気に育ち、生き生きと活動をする加西を目指す施策であります。まず教育の問題ですね。子供たちの育ちをしっかり確保していくということでございますが、直近の全国学力学習状況調査によって、特に中学校で顕著に加西市の子供たちがしっかりした学力を身に着けておるということが明らかになってまいりました。その状況が今できておるわけでありますが、やはり市全体の教育環境を整える事業、特にハード事業を中心にこの間重点的に予算を投じてまいりましたが、やはりハードの事業もしっかり必要であるなということを私は感じております。中でも学習する直接の環境であります教室の環境ね。クーラーも設置することができました。トイレ等の洋式化も行うことができました。そういうこともやはり総合的にこれは必要なことであるということを、今きょうの日、私は強く感じております。 そして、同時にこの間行ってまいりました施策の中で、各小学校の蔵書の充実、各学校ごとに50万円の予算をおいて新しい本を入れてまいりましたが、それと同時に昨年から新聞等の配置ということも行っております。新聞を読む習慣が学力向上に結びつくことは、ほぼ真理に近いというふうに思っておりますので、そういうことが今こういう子供たちの育ちがいい状況になってきたというふうに思っております。 また、スクールアシスタントヤングアドバイザー等の拡充ということで、個に応じた指導、支援が今できておるというふうに思っておりますので、そういう状況を引き続き充実していきたいというふうに思っております。 また、4ページでありますが、生涯学習の部分でありますが、この間私が強く思いましたのは、公民館活動が本当に加西市の発展の大きな力になっておるなということを感じました。公民館活動に参加しておられる方々のやはり地域における影響力が非常に強いという状況で、市が向いておる方向について、やはり口から口へ施策を伝えていただく大きな役割を果たしていただいておるなということを感じております。引き続き生涯学習の面にも注力してまいりたいなと思っておるところでございます。 また、2020年は東京オリンピック、パラリンピック、また2021年にはワールドマスターズゲームの開催という、これは日本全体の中での状況でありますので、そういう中で市民の体力、運動能力の向上を目指した施策についても、頑張って取り組んでまいりたいというふうに思っております。 そして、次に2つ目、雇用と経済が元気を取り戻す加西ということであります。この部分は本当にもう圧倒的に多く施策を提起させていただいておりますが、まず加西市の今経済の現状でありますが、大変活気ある状態だというふうに思っております。アベノミクスの効果はなかなか地方に波及しないとかいうことを言われておりましたが、決して加西にあっては本当にものづくり企業が頑張ってきておられた結果、一定のいい状況になってきておると思っております。そのことが新たな投資ということに今結び付いておる状況でございます。 そういう状況の中で、地場のあるいは既存のものづくり産業に対するやはり支援もしっかりやっていかなければならないという問題意識を持っておりまして、まず1つは既存工場用地の最大利用を図るために、緑地規制の緩和をもう既にこれは行っております。また、奨励金制度でありますが、これは産業団地に企業立地していただくための施策でありますが、26年3月に産業団地がなくなってしまいましたので、既に今ここへ入ってくださいという誘導すべき場所がありませんので、市内全域にこの制度を今回拡大することにいたしました。また、同時にそのことによりまして産業団地への今後今からつくっていきますので、そちらに対するさらに強い誘導が必要でありますので、新産業団地に対しては、新しい奨励金制度の検討を開始したいというふうに思っております。 そして、新たな産業団地についてということでありますが、1つ、26年3月になくなってしまいましてから1つはもうすぐ完成であります。繁昌町の国道372号線沿道の既存工場の集積地を含めた一帯の土地について、30年4月に市街化区域へ編入できる運びとなりました。既存工場についても、当然改築あるいは別の人が取得されて工場をつくることもできます。また、空き地も幾らかあるという状況でございますので、ここへ早く工場がふえていくように施策を展開してまいりたい。 そして、一番重要な加西インターチェンジ周辺地域の産業団地の整備でございますが、これにつきましてもまださまざまな課題を目の前に抱えておりますが、大きく県との協議が今始まりましたので、我々がさらに努力していくことがはっきりしてまいりました。それは、小野市を抜いていく上でも、産業団地の用地取得していく上でも、やはり具体的な企業立地の確約を獲得していくことが大変重要であるというふうな今状況になってきておりますので、その部分について早急に見通しをつけていきたいなというふうに思っておりますが、4年という歳月を要してここまで今来たわけでありますが、時間かかったか、かかってないか難しいところでありますが、我々としては精一杯頑張って今ここまで来たということでございます。 そして、やはり地元のほうのこれは協力が得られないと前へ全く進みませんので、引き続き多くの皆さんにご協力いただきながら、やはり長い加西市の今後の発展を考えるならば、やっぱり財政基盤の確立、あるいは雇用の確保、若者が帰ってこれる環境をつくるというそういう意味で非常にこれは重要な事業でありますので、総力を結集してこれはやっていかなければならないというふうに思っております。 そして、6ページの上の2段落目でありますが、定住促進についてでありますが、「ベルデしもさと」につきましては、本当にいろんな方々の協力を得ながら一定の形をつくることができたと思っておりますが、次はやはり民間の力をお借りしながら、市内全域に各小学校に近いところで住宅地をつくっていくということが大事だと思っておりまして、尾崎町の北条高校前につきまして、いよいよ事業が、都市計画のほう、市のほうが役割を担っておりましたが、都市計画は前へ進みましたのでいよいよ今から具体的な事業が始まっていくという状況になってきます。また、宇仁地域においては新規居住者の住宅区域の拡大などの今お話を詰めておるところでございますし、また西高室地区の土地区画整理事業も大変好評を得ておりますので、引き続きさらに住宅地を供給できるようにしていきたいなと思っております。 そして、そういうことをしっかり進めるために、今まで行ってきました若者定住促進住宅補助制度、あるいはUJIターン支援制度等、これは引き続き続けていかなければならない課題であるという、また新婚世帯向け家賃補助等も続けてまいりたいというふうに思っておるところでございます。 そして、最後に2番目のくくりで、最後に道の問題であります。7ページの真ん中より少し下のあたりでありますが、国道372号線のバイパス化については、県のほうも計画に入れていただいておりますので、進んでまいりますが、31年から三口からの部分の工事が始まるということが早期に行えるように、我々も準備を怠りなくやっていきたいと思っております。先日、県の県土整備部長さんにもお会いしてきましたが、我々の本当に努力といいますか、前さばきの部分についての大きな評価をいただきました。そして、31年に次の社会基盤整備プログラムという10年計画になってきますが、そこで残りの部分を乗せていくことについても、これはもう既定路線であるというふうな発言もいただいているところでございまして、やはり我々が汗をかいていくということがこれを進めていくことになるというふうに思っております。そして、この道路は歴史と平和を継承するまちの拠点施設として今から計画しております仮称の加西市鶉野ミュージアムを生かすための道路でございますので、どちらも頑張って進めてまいりたいというふうに思っております。 そして3つ目でありますが、誰もがみんな元気で安心して暮らせる加西という課題でございます。その中でも、まず子育て支援の施策につきましては、こども医療費の問題、そして保育料の問題等引き続き充実してまいりたいと思っております。4歳、5歳の保育料を無料化いたしましたが、3歳へ広げていける環境、施設整備の部分が1つ、そして財政的な裏づけ、あるいは国の制度という意味でそういう環境が今整いつつあるというふうに思っております。その中で、やはり認定こども園の整備というのが非常に重要でございまして、30年度からは北条ならの実こども園が開設することになっておりますが、引き続き32年の開設に向けて泉こども園の整備につきましても進めてまいりたいというふうに思っております。 障がい者の雇用の問題、あるいは聴覚障がい者の方々に対する支援といいますか、また生活困窮者に対する支援、大変これそして子供たちの経済格差の問題、大変重要な課題でありますので障害者基本計画を今出しましたので、しっかり計画の中で進めてまいりたいというふうに思っております。 そして、2つ目は健康づくりにつきましてでありますが、ことし新たにこれ医師会のほうとも協議をしまして、9ページの上から2段落目でありますが、市内の中学3年生にピロリ菌検査を実施することにいたしました。胃がんゼロのまちへの第一歩としたいというふうに考えております。 また、運動ポイント事業につきましては、ことし500人、さらに増やしまして1,500人というボリュームにしたいというふうに思っております。この参加者につきましては、公民館の先ほど言いました熱心な学習者といいますか、その方々とともに、やはり市民の皆さんに市の施策を広めていただけるような、また影響力をしっかり持っておられる方ばかりでありますので、加西市が健康長寿日本一のまちをつくるためには、やはり口コミといいますか、しっかり信頼される人が言葉で伝えていくということが大事でありまして、そういう役割も今後担っていただけるというふうに思っております。 そして3つ目、母子保健対策についてでありますが、これは本当に一つ一つ課題を前へ進めていくということが重要だと思っておりまして、今回新生児の聴覚検査への全額補助、産婦検診、またおたふく風邪ワクチン予防接種への一部補助などを新たに始めることにいたしました。日本のやはり長寿社会を築いた一番大きな日本の今までの戦後の施策の中では、やはり母子保健施策というのが大変重要だったと思っております。小さいころに亡くなるということがほとんどなくなってまいりました。そういうことが長寿社会を一気に築いたというふうに思っておりますので、必要な課題を一つ一つ前へ進めていくということを引き続き頑張って取り組んでまいりたいというふうに思っています。 そして10ページでありますが、加西病院の課題でございます。今回も3億円の追加の繰り出しの予算を提案しております。この間、的確にときを逃さず施策が展開できたかどうか、これはもう皆さんの今回大いに批判の出るところだと思っておりますが、全く無為無策であったわけではありません。特に地域包括ケア病棟の導入について順次行ってきておりますし、また市民の皆さんとこの課題について協議する場も設けてきたところでございまして、今後急性期オンリーの概念で今まではあったわけでありますが--から、やはり地域多機能型病院として市民の皆さんが利用しやすいそういう環境を高めていくことが重要ではないかなと思っております。29年度の後半については、随分ベッドの利用率も上がってきておるという状況でございます。これについては、本当に大きな市民全体の議論の中で加西病院の果たす役割をしっかり果たして、経営上もやっていけるということをつくっていくことが大事だと思っております。 続きまして、4番目の地球にやさしい環境都市加西を目指す施策でございますが、今後とも加西市の美しい景観、自然環境を将来にわたって持続できるよう環境保全のための地域連携、ひとづくりに積極的に取り組んでまいりたいというふうに思っております。 エネルギー施策でありますが、創エネという部分については一定、自然の流れといいますか、随分進んでおる状況でございますので、市の支援するシフトとして蓄エネ、省エネのほうにシフトを今後はしていきたいというふうに思っております。また、市民の皆さんの毎日の暮らしを支えておりますごみ処理対策の問題、また水道事業の問題、下水道事業の問題等それぞれしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思っております。 最後に、12ページ5つ目でありますが、パートナーシップによる地域経営という中で、ふるさと創造会議が30年3月24日、最後の小学校区で立ち上がることによって、全ての小学校区で立ち上がることになりました。これは、加西市小集団福祉活動あったか班、いきいき委員会、はつらつ委員会、この活動、本当にしっかり長らく地域の皆さんが多く関わってやってこられました。そういう一定の条件があり、また県も県民交流広場事業ということで、地域の拠点の整備について財政投入もしてきていただいた、そういう前の取り組みがありましたので、今6年目ということになりますが、全地域で立ち上がることになりました。先ほど述べてきました全ての施策を本当に生かすも殺すも地域がどう今から自分たちで地域づくりをやっていくという基本的な視点を持ちながら、そして有効に予算を使っていくシステムにしていくということが大事だと思っておりまして、その足並みが今そろってきたという状況でございます。また、地域おこし協力隊制度、これにつきましても、市は補助対象の地域ではございませんが、一定の評価を得ておるところでございまして、引き続き2名卒業しますが、新たにまた2名を採用したいなというふうに思っておるところでございます。 そして、最後に広域的な取り組みであります。やはり行政の課題は減ることはないというふうに思っておりまして、やはり効率的に一緒に協力しながらやれば有効に予算が使えることについては、どんどん協力しながらやっていきたい。北播磨広域定住自立圏ということで、3市1町で進めてまいりますし、また播磨圏域連携中枢都市圏ということで、姫路市と西播の地域、東播地域との連携も強化していきたいというふうに思っております。この姫路との連携も進めてきましたので、今回地域創生の推進交付金の先駆型の申請に当たりまして、姫路市のほうの参画も得ながら協力をしていただいて、昨年不十分であった部分についての補強ができてきたというような状況もあるというふうに私は思っております。 以上、雑駁になりましたが5つの重点的な施策についてまとめたものを提示しました。最後になりますが、以上、平成30年度施政方針に基づき、今定例会に提案させていただいております平成30年度当初予算案を初め、各議案につきましてご審議をよろしくお願い申し上げます。議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) これで市長の所信表明が終わりました。
    △提案説明 ○議長(衣笠利則君) 続いて、担当部長よりただいま上程中の議案に対する提案理由の説明を求めます。 まず、人事案件について、議案第1号について地域振興部長河原君。 ◎地域振興部長(河原浩申君) それでは、議案第1号農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてご説明を申し上げます。議案書の1ページ、審議資料の1ページから3ページをごらんください。平成28年4月1日に、農業委員会等に関する法律の改正法が施行されました。この法改正によりまして、農業委員の選出方法がこれまでの公選制から市議会の同意を要件といたします市長の任命制に変更されました。また、委員任命の際、農業者、農業者が組織する団体、その他の関係者に対し候補者の推薦を求めるとともに、農業委員になろうとする者の募集をすることとなりました。この法改正を受け、ことし1月5日から2月2日にかけまして公募を行いましたところ、定員9名に対し10名の応募がございました。2月5日に加西市農業委員会委員候補者選考委員会を開催し、候補者9名を選任し、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定によりまして、議会の同意を求めるものでございます。なお、本農業委員の任期は本年6月2日から3年間となっております。 以上、まことに簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(衣笠利則君) 続いて、条例関係について、議案第2号及び議案第3号についてふるさと創造部長森井君。 ◎ふるさと創造部長(森井和喜君) それでは、議案第2号加西市立コミュニティ供用施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書の2ページ、3ページ、審議資料の4ページをごらんいただきたいと思います。本条例は、国等の補助金を活用して建設され、もっぱら地域住民の集会施設として使用される市立コミュニティ供用施設について定めるものでありますが、このたび青野ヶ原演習場等周辺設置助成事業により、新たに繁陽地区コミュニティ供用施設を設置するため所要の改正を行おうとするものでございます。 続きまして、議案3号加西市消費生活センター条例の制定についてご説明申し上げます。議案書4ページ、5ページ、審議資料の4ページ並びに15ページの政策等の形成過程説明資料をあわせてごらんください。平成30年3月末に県の東播磨消費生活センターが閉鎖され、兵庫県生活科学総合センターに統合されるため、各市町の相談件数の増加が懸念されております。相談件数の増加と複雑化する消費生活問題に対するため、加西市消費生活相談窓口の相談体制を強化し、消費者安全法第10条の2第1項の規定に基づき加西市消費生活センターを設置するものでございます。 以上、簡単ではございますが、提案説明とさせていただきます。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 次に、議案第4号から議案第7号までの4件を一括して、総務部長山本君、説明をお願いします。 ◎総務部長(山本和孝君) 失礼いたします。それでは、議案第4号加西市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書の6ページから8ページ、審議資料の4ページをご参照ください。本条例は、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律の一部が改正され、個人情報に個人識別情報を加えた上で定義を明確化し、また人種、信条、病歴等の個人情報を要配慮個人情報として定義され、その取扱いについて法整備されました。そのことから法律の改正に準じて所要の改正を行うものでございます。 続きまして、議案第5号加西市情報公開条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書につきましては9ページから16ページ、審議資料につきましては4ページをお願いいたします。本条例は、行政機関の保有する情報の公開に関する法律の一部が改正され、個人情報について特定の個人を識別できる情報を加えた上で、その定義が明確化されたこと、また、用語の定義や不開示情報等の取扱い、情報公開に関する公文書の適正管理などに関する規定について、同法の規定に準じて整備するため所要の改正を行うものでございます。 続きまして、議案第6号加西市債権管理条例の制定についてご説明申し上げます。議案書につきましては17ページから21ページ、審議資料につきましては4ページ、また16ページに政策等の形成過程説明書を添付しておりますのであわせてお願いいたします。本条例につきましては、加西市が管理する多種多様な債権について適正な管理を行うために、それぞれに適用される法令等の規定を整理し、債権の管理上必要な台帳の整備、滞納処分や強制執行等、また債権放棄等に関して全庁的に統一したルールを定めるものでございます。 続いて、議案第7号加西市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書につきましては22ページ及び23ページ、審議資料につきましては5ページをご参照ください。このたびの改正は、非常勤消防団員等に係る災害損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令が、平成30年2月7日に公布され、同年4月1日から施行されることにより、補償基礎額における加算額が変更されましたので、それに準じて改正を行うものであります。改正の具体的内容としましては、非常勤消防団員等に対する損害補償に係る補償基礎額について、扶養親族がある場合の加算額を配偶者については333円から217円に、22歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子については、267円から1人につき333円にそれぞれ改正するとともに、配偶者及び22歳までの子がない場合に、その他の扶養親族のうち1人に適用される300円の加算額については廃止するというものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、議案4件について説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 次に、議案第8号から議案第13号までの6件を一括して、健康福祉部長奥隅君、お願いをいたします。 ◎健康福祉部長(奥隅一博君) それでは、議案第8号加西市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書の24ページ、25ページ、審議資料の5ページをお願いいたします。今回の改正は、国民健康保険法の改正に伴い所要の改正を行うものでございます。具体的には、平成30年度から国保の都道府県化に伴い、兵庫県と市長が協働して保険者となり、国保の運営を担っていくことから、兵庫県においても国民健康保険運営協議会が新たに設置されることに伴い、現行の市町設置の「国民健康保険運営協議会」を「国民健康保険事業の運営に関する協議会」という名称に改める準則が国から示されましたので、この準則に基づき名称を改めるものでございます。 続きまして、議案第9号加西市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。議案書の26ページから28ページ、審議資料の5ページ、6ページをお願いいたします。今回の改正点は大きくは3つあり、そのうち2点は国民健康保険法施行令の改正に伴うものでございます。まず1点目としましては、国民健康保険税の課税限度額の改正を行うものでございます。具体的な改正内容は、審議資料に示しておりますとおり、基礎分、いわゆる医療分のみ限度額を4万円引き上げて58万円に、後期高齢者支援分と介護分は据え置き、全体として4万円引き上げて、93万円とすることで高所得者に応分の負担を求めるものでございます。 2点目は減額基準を改正するものでございます。具体的な改正内容は同じく審議資料にしめしておりますように、軽減判定基準を引き上げることで、被保険者の数に乗ずべき金額を5割軽減では現行の27万円から27万5,000円に引き上げ、2割軽減では現行の49万円から50万円に引き上げることで、軽減の適用範囲を拡大し、低所得者の負担緩和を図るものでございます。 3点目は、地方税施行規則の改正に伴い所要の改正を行うものでございます。具体的には、平成30年度からの国保都道府県化に伴い、国民健康保険事業納付金制度が新設されるため、これまでは国保税課税額は市が給付費を支払うために課税をしておりましたが、平成30年度からは国民健康保険事業費納付金の納付に要する費用として規定し定義づけるものでございます。 次に、議案第10号加西市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。議案書の29ページ、30ページ、審議資料の6ページをお願いいたします。今回の改正は、高齢者の医療の確保に関する法律の改正に伴い所要の改正を行うものでございます。具体的な内容は、住所地特例の適用を受けている国民健康保険の被保険者が75歳の年齢到達によって後期高齢者医療制度に加入した場合、これまでは国保の住所地特例を引き続いて適用されませんでしたが、国保と高齢者医療間にも適用を拡大し、住所地特例を引き継ぐこととし、従前の住所地の後期高齢者医療広域連合の被保険者となるものでございます。 次に、議案第11号加西市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。議案書の32ページ、審議資料の6ページをお願いいたします。このたび介護保険法の一部改正により、平成30年4月1日より居宅介護支援事業者の指定指導監督権限が県から市に移譲されます。これまで県が行ってまいりました介護サービス事業所、施設等の新規指定または指定更新の申請に際しては、平成21年4月より県は事業者から手数料を徴収してきておることから、このたびの権限移譲に伴い、手数料においても県同様に市に納めていただけるよう県と同水準で手数料の額を定める等の改正を行うものでございます。なお、既に市が事業の実施に係る指定や指導権限を行っております地域密着型サービスや従来の介護予防、訪問介護及び介護予防通所介護に相当する事業として県から市に移譲された介護予防日常生活総合事業の第1号事業については、審査に係る手数料を定めておるところでございます。 次に、議案第12号加西市老人憩の家の設置に関する条例を廃止する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書の33ページ、審議資料の6ページをお願いいたします。加西市老人憩の家は、昭和49年4月施行で条例制定され、県の補助を受け、住民コミュニティ施設として新生町に建設されたもので、施設稼働時から現在まで新生町所有の認識のもとで全住民が自治会の集会所として使用されております。このたび新生町でこの施設の大規模改修を検討されるに当たり、町から譲渡要望があり、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律、いわゆる適化法の制限を受けることなく譲渡することが可能であることから、施設を実態に即して地元自治会施設とするために条例を廃止するものでございます。 続きまして、議案第13号加西市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書36ページ、37ページ、審議資料の6ページ、7ページをお願いいたします。このたびの改正は、平成30年度から32年度までの3年間を計画期間とする第7期介護保険事業計画の策定に伴い、当該計画期間に適用する第1号被保険者の保険料について改定する必要等が生じたことから所要の改正を行うものでございます。なお、具体的には3点ございます。 まず、1点目は保険料基準額の改定でございます。第6期の基準額、月額5,400円、年額にして6万4,800円から第7期では月額6,200円、年額にして7万4,400円となり、月額800円、年額にして9,600円の増額改定を行うものでございます。 次に、2点目は保険料所得段階を第6期間中の10段階から11段階に改定するものでございます。各段階の保険料につきましては、介護保険法施行令第38条に定める標準の第1段階から第9段階までの区分のうち、第9段階について同施行令第39条によりさらに区分し、第10段階は合計所得金額を400万円以上、第11段階は合計所得金額600万円以上とし、所得の多い方にご負担を求めるものでございます。 3点目は、介護保険料の段階の判定に関する基準について、現在の所得指標である合計所得金額から、長期譲渡所得及び短期譲渡所得に係る特別控除及び公的年金等に係る雑所得を控除した額を用いることとするものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、健康福祉部所管の条例関係の議案の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続いて、議案第14号から議案第16号までの3件を一括して、地域振興部長河原君、お願いをいたします。 ◎地域振興部長(河原浩申君) それでは、議案第14号から16号の提案説明をさしていただきたいと思います。まず、議案第14号加西市農業共済条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書の38ページから40ページ、審議資料の7ページをお願いいたします。農業災害補償法第120条の15第6項及び第120条の23第3項の規定に基づきまして、農作物共済及び園芸施設共済危険段階基準共済掛金率を導入するため所要の改正をするものでございます。農業災害補償法の改正によりまして、農作物共済については平成31年産、その他の共済につきましては平成31年1月以降に共済責任期間が始まるものから、危険段階別の共済掛金率の設定が義務化されます。それに先だちまして、掛金率が高いものまたは加入率の低いものについては、優先して導入するよう国から強い指導がございました。特に大豆及び園芸施設のプラスチックハウス2類につきましては、平成30年4月から導入するようにということでありまして、危険段階を設定していない組合等は全国一斉に取り組む予定となっております。 危険段階別の共済掛金率とは、加入者ごとの過去の被害率によって幾つかの段階に区分、グループ分けして適用する共済掛金率に差をつけるものでございます。危険段階別共済掛金率の導入によるメリットでございますが、低被害加入者の掛金率引き下げは、掛金率が高いことを理由に共済に加入しない農業者の加入意欲、向上につながり、また高被害加入者の掛金率を適正なものにすることにより、損害の防止を促すということができるということでございます。 次に、議案第15号加西市産業振興促進条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書の41ページから42ページ、審議資料8ページをお願いいたします。加西市の優良企業の誘致を推進するとともに、市内企業の振興を促進することにより地域経済の活性化と雇用の拡大を図るため、市内への進出や拡張を行った企業に対し固定資産税相当額の4分の3の額及び年間の水道使用量が6,000立方メートルを超えた水量に係る水道料金相当額の2分の1を奨励金として5年間交付しております。また、市内産業団地につきましては、固定資産税相当額を5年間及び年間の水道使用量が2,000立方メートルを超えた水量に係る水道料金相当額の2分の1を10年間交付するという特例措置を講じてきたところですが、市内産業団地につきましては、平成26年3月を持ちまして全区画が完売し、新たな企業の進出ができない状態となっております。 一方で、地域に根差して社歴の長いものづくり優良企業は、事業存続への強い思いがあるとともに、新しく事業に挑戦するポテンシャルも高く、周囲の中小、小規模企業を巻き込んで地域経済を牽引する存在となることが期待されております。それら企業が多く立地する産業団地以外の区域での事業の新規取り組みや拡張を支援するため、現在産業団地のみ適用されておりますこの特例措置を市内全域に適用するという改正を行うものでございます。 続きまして、議案第16号加西市土地改良事業等分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定についてご説明を申し上げます。議案書の43ページから44ページ、審議資料の8ページをお願いいたします。土地改良法等の一部を改正する法律の施行に伴い、引用する条文に条ずれ等が生じたため所要の改正を行うというものでございます。 以上、説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(衣笠利則君) 次に、議案第17号から議案第20号までの4件を一括して、都市整備部長西岡君。 ◎都市整備部長(西岡義信君) 議案第17号加西市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明をいたします。議案書45ページから46ページ、審議資料の8ページをご参照ください。加西市営住宅の設置及び管理に関する条例は、市営住宅及び共同施設の設置及び管理について必要な事項を定めたものでございます。今回の改正は、平成29年度の第7次地方分権一括法の成立の中で公営住宅法施行令及び住宅地区改良法施行令の一部を改正する政令の施行により、本条例で引用する条文に条ずれ等が生じたことにより所要の改正を行うものでございます。 続きまして、議案第18条加西市都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてご説明をいたします。議案書47ページから48ページ、審議資料8ページをご参照ください。加西市都市公園条例は、都市公園法及び法に基づく命令に定めるもののほか、都市公園の設置及び管理について必要な事項を定めたものでございます。今回の改正は、都市緑地法等の一部を改正する法律により、都市公園法の一部が改正されたことに伴い、本条例において都市公園法を引用する条文に条ずれ等が生じたことから所要の改正を行うものでございます。 続きまして、議案第19号加西市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明をいたします。議案書49ページから50ページ、審議資料8ページをご参照ください。加西市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例は、地区計画の区域内における建築物の敷地、構造及び用途に関する制限を定めることにより、適正な都市機能と健全な都市環境を確保することを目的とするものでございます。まず、第7条建築物の高さの最高限度の改正についてですが、これは特に工業系の土地利用の促進を図る地区計画区域において、製造品目や製造設備の関係で市長が周辺の土地利用の状況を鑑み、高さの制限を超える建築物について柔軟に対応できる手続を定めるものでございます。また、都市緑地法等の一部を改正する法律により、建築基準法の一部が改正されたことに伴い、加西市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の建築基準法の別表の号を引用する箇所に条ずれ等が生じたために、所要の改正を行うものでございます。 続きまして、最後にですけども議案第20号加西市開発調整条例の一部を改正する条例の制定についてご説明を申し上げます。議案書51ページから54ページ、審議資料8ページをご参照ください。本条例は、開発事業に関し、開発事業者と関係住民の相互の理解と協力により、住民トラブルを防止し、適切な土地利用の推進と良好な地域環境の形成を目的に、平成22年9月に制定をいたしました。その後、平成25年12月に一部条例改正を行い、今回改めて現状と実態を鑑み、よりよい土地利用の推進を目的に条例改正を行うものでございます。主な改正点としましては、まず1点目として露天駐車場、資材置き場等の開発行為について、事業区域が3,000平方メートル未満で、50センチ以上の切土、盛土といった造成工事が伴わないものは、条例の適用外とするものです。 2点目、太陽光発電施設等の開発行為の事前協議対象となる面積を1,000平方メートル以上とあるのを、1,000平方メートル以上5,000平方メートル未満に改正をするものです。 3点目、工業団地内での開発事業については本条例の適用対象外とするものです。 4点目、関係住民との説明内容を条例の中で規定をいたしました。 5点目、市街化区域内の事業区域1,000平方メートル以上の建設行為について、関係住民との事前説明を義務づけたものでございます。 以上、説明を終わります。よろしくご審議賜りますようにお願いをいたします。 ○議長(衣笠利則君) 次に、議案第21号について、生活環境部長高井君、お願いします。 ◎生活環境部長(高井勝正君) 議案第21号加西市生活排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明を申し上げます。議案書の55ページ、56ページ、審議資料の9ページをお願いいたします。加西市の下水道事業は、公共下水道と農業集落排水処理施設が19施設、コミュニティプラント処理施設が6施設ございます。施設の老朽化に伴う更新時期を迎えていることから、加西市生活排水処理計画に基づきまして、統廃合を順次進め、安定的で持続可能な経営に取り組んでいるところでございます。今年度、平成28年度から統廃合を進めてまいりました芥田地区農業集落排水処理施設と加西北部地区コミュニティプラント処理施設との統廃合事業が完了いたします。そのため、芥田地区農業集落排水処理施設を廃止し、上芥田町、下芥田町は、加西北部地区コミュニティプラントの処理区域となりますので、別表1において芥田地区農業集落排水処理施設の位置を削除し、別表2の加西北部地区コミュニティプラントの区域に上芥田町、下芥田町を追加するものでございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第22号及び議案第23号について教育長高橋君、登壇の上どうぞ。 ◎教育長(高橋晴彦君) =登壇=まず、議案第22号加西市立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書57ページ、58ページ、審議資料9ページをご参照願います。本条例は、平成30年4月からの幼稚園の入園料を無料にし、保護者の負担軽減を図ろうとするものでございます。あわせて、多様な保育形態、3歳児からの教育の推進、こども園の移行に伴います負担の公平化や入園料賦課事務の負担軽減も図ろうとするものでございます。 次に、議案第23号加西市学童保育園の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。議案書59ページ、60ページ、審議資料9ページをご参照願います。本条例は、富田学童保育園について、受け入れ規模の増加に対応するため、ねひめキッズ閉園に伴い生じた空き教室を利用し、富田第1学童保育園、富田第2学童保育園の2園体制にしようとするものでございまして、施行日は新年度が始まります平成30年4月1日としております。 以上、まことに簡単ですが説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 以上で条例関係の議案説明を終わりまして、続いて事件決議関係に移ります。議案第24号について、ふるさと創造部長森井君。 ◎ふるさと創造部長(森井和喜君) 議案第24号指定管理者の指定についてご説明申し上げます。議案書61ページ、審議資料9ページをご参照願います。加西市立コミュニティ供用施設の設置に伴い、新たに繁陽町を指定管理者として指定し、管理運営を依頼するものでございます。なお、他のコミュニティ供用施設につきましては、平成28年4月から5年間の契約が締結されており、次回の更新時期を合わせるため、平成30年4月1日より平成33年3月31日までの3カ年を指定管理者として指定することに地方自治法第244条の2第6項の規定によりまして、議会の議決をお願いするものでございます。 以上で提案説明を終わらせていただきます。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 次に、議案第25号及び議案第26号について、健康福祉部長奥隅君。 ◎健康福祉部長(奥隅一博君) それでは、議案第25号加西市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画の策定についてご説明申し上げます。議案書の62ページ、審議資料の9ページ及び17ページ並びに計画冊子をお願いいたします。このたびの計画は、介護保険法第117条の規定により、市町村は国が定める基本指針に即し、3年を1期とする介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する市町村介護保険事業計画を定めなければならないということに基づくものでございます。また、本計画については老人福祉法第20条8に規定する市町村老人福祉計画と一体のものとして作成しなければならないとすることとされております。現行の第6期計画が平成29年度で終了することに伴い、高齢者福祉に関する現状と課題を分析し、今後の各種施策の方向性を示すとともに、今後3年間の介護保険事業に係るサービス給付量を見込み、高齢者の安心ある暮らしの実現と適正、円滑な介護保険事業の実施を図るため、平成30年度から平成32年度までの3年間を計画期間とする加西市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画の策定に当たり、加西市議会基本条例第11条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 続きまして、議案第26号第5期加西市障害福祉計画の策定についてご説明申し上げます。議案書の63ページ、審議資料の9ページ及び18ページ並びに計画冊子をお願いいたします。障害福祉計画は、障害者総合支援法第88条の規定により、各自治体で策定が義務づけられており、自治体の障害者施策の基本方針である障害者基本計画に基づいて、障害者施策を進めるために障害者福祉サービス等の必要量を見込み、事業の提供体制の確保等に関して内容を定めるものでございます。このたびの計画は、平成27年度から32年度の6年を計画期間とする加西市障害者基本計画に基づく前期3カ年の第4期障害福祉計画の計画期間の終了に伴い、その計画の実施状況や国の基本指針及び県の方針などを踏まえて、平成30年度から32年度の次期3カ年を計画期間とする第5期障害福祉計画を策定するものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが提案説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第27号から議案第30号までの4件を一括して、地域振興部長河原君、お願いします。 ◎地域振興部長(河原浩申君) それでは、議案第27号から議案第30号につきまして提案説明をさしていただきます。まず、議案第27号加西市農業共済事業会計事務費の賦課総額及び賦課単価を定めることについてご説明申し上げます。議案書の64ページ、審議資料の10ページをお願いいたします。平成30年度加西市農業共済事業におけます水稲、麦、家畜、畑作物及び園芸施設共済に関わる事務費につきましては、加西市農業共済条例の規定によりまして、事務費予定額から収入予定額に相当する金額を差し引いた金額及び連合会に支払う賦課金を共済加入者に賦課することとなっております。平成30年度につきましては、連合会への支払賦課金164万9,000円を含む事務費予定額は4,032万1,000円、収入予定額が3,543万3,000円で、差額の488万8,000円を賦課総額とし、賦課単価につきましては前年度と同率と定めることについて、加西市農業共済条例第5条第2項の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 次に、議案第28号畑作物共済に係る危険段階基準共済掛金率の設定についてご説明申し上げます。議案書の65ページから67ページ、審議資料の10ページをお願いいたします。農業災害補償法第120条の15第6項の規定に基づき、畑作物共済危険段階共済掛金率等を設定することにつきまして、畑作物危険段階基準共済掛金率設定要領の規定により、議会の議決を求めるものでございます。平成24年度から平成28年度までの5年間の平均被害率により、加入者を区分分けし適用する共済掛金率に差をつけるものでございまして、大豆1類、黒大豆以外の大豆につきましては、危険段階は2段階とし、危険段階被害率の最小値と最大値を1.2倍といたします。大豆2類丹波黒につきましては、危険段階は2段階とし、危険段階被害率の最小値と最大値を1.1倍といたします。具体的な加入者負担に係る共済掛金率は1筆方式の大豆1類につきましては、基準1.98%に対しまして、危険段階区分1が2.07%、区分2が1.71%となります。大豆2類につきましては、基準2.34%に対し、区分1が2.475%、区分2が2.25%となります。なお、当該期間に加入実績のない農業者につきましては、基準共済掛金率を適用いたします。また、大豆3類丹波黒以外の黒大豆につきましては、当該期間に引受実績がないため今回は設定いたしません。全相殺方式での引受実績はございませんが、条例に規定がございますので1筆方式を基準方式として算定しております。 続きまして、議案第29号園芸施設共済に係る危険段階基準共済掛金率の設定についてご説明を申し上げます。議案書の68ページから69ページ、審議資料の10ページをお願いいたします。農業災害補償法第120条の23第3項の規定に基づきまして、園芸施設共済危険段階共済掛金率等を設定することにつきまして、設定要領の規定により議会の議決を求めるものでございます。畑作物と同様に5年間の平均被害率により区分分けをいたします。プラスチックハウス2類、これは骨格がパイプの一般的なビニールハウスでございますが、危険段階は2段階とし、危険段階被害率の最小値と最大値を1.1倍とするものでございます。具体的な加入者負担に係る共済掛金率は、基準の1.522%に対しまして、危険段階区分1が1.631%、区分2が1.4825%となります。なお、当該期間に加入実績がない農業者につきましては、基準共済掛金率を適用いたします。その他の施設区分の園芸施設につきましては、引受数がほとんどなく、また被害実績もほとんどないため今回は設定いたしません。 続きまして、議案第30号農業委員会委員の過半数を認定農業者と、または認定農業者等に準ずるものとすることについてご説明を申し上げます。議案書の70ページ、審議資料の10ページをごらんください。平成28年4月1日に農業委員会等に関する法律の改正が施行され、農業委員会委員の選任に当たっては、農業に積極的に取り組んでいる担い手の意見が、農業委員会の運営に的確に反映されるよう、原則として認定農業者が農業委員の過半数を占めるようにしなければならないとされております。しかしながら、区域内の認定農業者の数が少ないなど原則どおり委員構成をすることが困難な場合、具体的には区域内の認定農業者の数が農業委員の定数の8倍を下回る場合において、農業委員の過半数を認定農業者等、または規則第2条第1号に掲げます認定農業者等に準ずる者とすることについて、市議会の同意を得たとき例外措置がとれるとされております。このたび提案しております議案第1号の農業委員会委員の候補者につきましては、認定農業者が4名、認定農業者に準ずる者1名の計5名ということで、定員9名の過半数を構成できるということになっております。 以上、説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第31号から議案第33号までの3件を一括して、都市整備部長西岡君、説明をお願いします。 ◎都市整備部長(西岡義信君) それではまず、議案第31号市道路線の変更についてご説明を申し上げます。議案書71ページ、審議資料19ページから20ページをご参照ください。まず、市道環境改善センター前線の道路区域の変更についてご説明をいたします。現在、加古川西部土地改良区事務所の西隣に、平成31年春のオープンを目指し、南部学校給食センターの整備計画を進めているところでございます。この給食センターの整備にあわせ、前面道路部分を幅員6メートルの道路として整備をいたします。このため、区域変更として市道環境改善センター前線の終点先を変更し、市道延長を29.2メートル延長するものでございます。 次に、市道中野9号線の道路区域の変更について説明をいたします。このたび、加西こども園の建設にあわせ、加西こども園と九会小学校の間を通る道路が整備をされました。これにより、加西こども園への通園の利便性の向上が図られるものと期待をしております。つきましては、区域変更として市道中野9号線の起点先を変更し、市道延長を417.6メートル延長するものです。以上、2路線の区域変更について、道路法第10条第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 続きまして、議案第32号鶉野飛行場跡地備蓄倉庫建設工事請負契約の締結についてご説明を申し上げます。議案書72ページ、審議資料21ページの概要書と、22ページから26ページにかけての図面をご参照ください。鶉野飛行場跡地周辺には、いろいろ多くの歴史遺産が点在をしております。加西市では、平成27年度から社会資本総合整備交付金を活用した整備を進めているところでございます。このたび、地域の防災拠点として鶉野飛行場跡地備蓄倉庫を建設工事の請負契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。契約の相手方は、加西市中野町1045番地の株式会社三宅工務店で、代表取締役は三宅正広でございます。入札は制限付一般競争入札で行い、工事請負額は消費税込みで1億6,416万円でございます。工期は議会の議決のありました日から平成30年3月31日までといたします。工事内容といたしましては、木造一部2階建て、延床面積477.4平方メートルの備蓄倉庫と、12.5平方メートルの自転車置き場を計画をしています。この備蓄倉庫は当時の飛行機格納庫をイメージし、2階には飛行場跡を展望できるデッキを設けます。なお、本会議の議決をいただきました後で、改めまして完了期日を平成31年1月31日に延長する議案の提出の予定をしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上、提案理由とさせていただきます。 続きまして、議案第33号加西市都市計画マスタープランの中間見直しについてご説明を申し上げます。議案書73ページ、審議資料11ページと27ページの政策等の形成過程の説明資料、そして別冊なんですけども、加西市都市計画マスタープランの中間見直しの冊子をご参照ください。現在の加西市都市計画マスタープランは、平成24年3月に策定をいたしました。その後、平成27年10月には加西市地域創生戦略が策定され、また平成28年3月には加西市第5次総合計画が後期基本計画として中間見直しをされました。これらの上位計画に位置づけされた人口減少対策、また産業立地の促進など5万人都市の再生に向け、加西市における目指すべきまちの将来像を明確にし、地域のまちづくり方針となるように都市計画マスタープランの中間見直しを行うものでございます。中間見直しの具体的な内容なんでございますけども、まず1点目として、中心市街地でありますこの北条を都市核に、加西インター周辺及び中野鶉野地区を地域核に位置づけをいたしました。2点目として、小学校区などの中心地で、周辺地域に必要な機能を有する小さな拠点を地域結束拠点と位置づけをいたしました。3点目として、市内外を結ぶ広域軸に、(仮称)市道鶉野飛行場線と市道豊倉日吉線を加えました。4点目に、既存産業団地に加え、幹線道路沿いで産業が集積した区域や産業施設の立地に適した区域を産業拠点と位置づけをいたしました。そして、5点目、市街化調整区域において、従来の土地活用促進区域を5つに分類し、各地区の土地利用目標を明確にいたしました。つきましては、加西市議会基本条例第11条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 以上、提案理由とさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第34号財産取得について、高橋教育長、自席でお願いします。 ◎教育長(高橋晴彦君) 議案第34号財産の取得についてご説明申し上げます。議案書74ページ、75ページ、審議資料11ページ及び28ページ、29ページをご参照願います。本議案は、さきの9月議会で予算議決いただきました(仮称)泉こども園整備等に係る用地購入について、このたび満久町自治会を初め、地権者10名と総額4,689万7,857円の仮契約が締結できましたが、土地の面積が1万7,903.35平方メートルでありますので、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。取得しようとする土地は、満久町84番2を初め25筆、内訳は田1万3,523.24平方メートル、ため池1,778.04平方メートル、道路、水路等2,602.07平方メートルでございます。 以上、まことに簡単ですが説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(衣笠利則君) 事件議決関係の議案説明を終わりまして、続いて補正予算案に移ります。議案第35号については、総務部長山本君、説明をお願いします。 ◎総務部長(山本和孝君) 失礼いたします。それでは、議案第35号平成29年度加西市一般会計補正予算(第7号)についてご説明申し上げます。お手元に配付いたしました補正予算書とあわせて、審議資料の11ページをお願いいたします。それでは、まず補正予算書の1ページをお願いいたします。第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ3億2,322万1,000円を減額し、予算の総額を196億8,580万5,000円とするものでございます。今回の補正につきましては、主には本年度における歳入見込みや事務事業の執行に伴う事業費及び人件費等の歳出の見込みを精査することにより、補正の必要が生じたものを処理するものでございます。 次に、第2条の繰越明許費につきましては、補正予算書の10ページの第2表をお願いいたします。今回の補正に計上しました繰越明許費は、総額で3億1,840万円でございます。主なものについてご説明申し上げます。まず、自治組織費の3,570万円は、青野ヶ原演習場周辺整備事業におけるコミュニティ供用施設の工事費等でございます。また、社会資本整備総合交付金事業の2,400万円は、市道西谷坂元線の道路改良工事費等でございます。また、都市再生整備事業の2億700万円は、鶉野飛行場跡地に建設する備蓄倉庫の工事費等でございます。 次に、第3条の債務負担行為の補正につきまして、同じく10ページの第3表をごらんください。市民会館指定管理料は、耐震改修工事を予定しているコミュニティセンターの使用期間の変更に伴い、既定の管理料に係る債務負担行為に不足が生じたため、来年度において278万5,000円を限度に増額を行おうとするものでございます。また、善防園指定管理料につきましては、介護給付費の増加に伴い、1,961万2,000円を限度に債務負担の増額を行おうとするものでございます。 次に、第4条の地方債の補正につきましてご説明申し上げます。まず、10ページの第4表、地方債補正の1追加の社会教育施設整備事業債は、善防公民館のトイレの洋式化に要する経費の財源に充てるため300万円を限度として新たに起債を行おうとするものでございます。 次に、11ページの2変更につきまして、この分につきましてはいずれも事業費の確定に伴うものであり、合計13の起債におきまして5,630万円の減額を行おうとするものであります。 続きまして、歳入歳出予算の主なものについてご説明させていただきます。歳入の補正につきましては、予算書の16ページ、17ページをまずお願いいたします。まず、5款市税5項市民税10目法人税6,070万円の増額は、景気の回復等に伴う法人税割の増によるものでございます。同じく、10項固定資産税5目固定資産税8,420万円の増額は、太陽光発電システムの設置がふえたこと等によるものでございます。 次に、少し飛びますが26ページ、27ページをお願いいたします。一番上段、65款財産収入10項財産売払収入5目不動産売払収入2,568万5,000円の増額は、旧消防署跡地等の土地売却によるものでございます。 70款寄附金5項寄附金5目基金費寄附金5,000万円の増額は、ふるさと納税の増加に伴うものでございます。 75款繰入金5項基金繰入金10目財政調整基金繰入金2億9,817万6,000円の減額は、市税収入等の増額と各事業の精算等に伴う歳出の減によるものでございます。 次に、歳出の補正について主なものをご説明させていただきます。少し飛びます。42ページと43ページをお願いいたします。15款民生費15項児童福祉費10項児童措置費305万円の増額は、人事院勧告に準じた公定価格の増加に伴う私立保育所等給付費交付金3,109万2,000円の増、その分と児童手当、児童扶養手当給付金の減等による差し引きにより305万円の増額となっております。 次に、44ページ、45ページをお願いいたします。20款衛生費5項保健衛生費5目保健衛生総務費2億8,107万7,000円の増額は、経営支援のため病院事業会計に対し一般会計から3億円を追加繰り出しを行うものなどでございます。 次に、50ページ、51ページをお願いいたします。30款農林水産業費5項農業費30目農地費882万3,000円の減額は、圃場整備事業の調査設計業務委託料等団体営事業に係る3,203万7,000円の減と、国の補正予算を活用したため池整備事業に係る県営事業負担金2,321万4,000円の増によるものでございます。 このほかこのたびの補正におきましては、職員給与等において、育児休業の職員に係る給与等5,466万6,000円の減額を行っております。 以上、まことに簡単でございますが補正予算の主な内容についてご説明させていただきました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第36号から議案第38号までの3件を一括して、健康福祉部長奥隅君、お願いをいたします。 ◎健康福祉部長(奥隅一博君) それでは、まず議案第36号平成29年度加西市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。補正予算書の1ページ、審議資料の12ページをごらんください。今回の補正は、歳入歳出それぞれに1億9,504万円を増額し、予算総額を歳入歳出それぞれ64億604万円とするものでございます。 次に、補正予算書の2ページ、3ページをお願いします。歳入の主なものについてご説明申し上げます。55款国庫支出金1億491万7,000円の減額は、療養給付費国庫負担金等の確定により精算を行うものでございます。 75款繰入金1,798万3,000円の減額は、保険基盤安定の負担金が確定したことに伴い、一般会計から繰り入れる金額を減額するもので、国及び県からの負担金も同様でございます。 80款繰越金3億1,738万2,000円の増額は、前年度繰越金の確定によるものでございます。 次に、補正予算書の4ページ、5ページをお願いいたします。歳出の主なものについてご説明申し上げます。5款総務費1,176万1,000円の減額は、システム委託料及び職員給与等の減によるものでございます。 35款諸支出金8,049万7,000円の増額は、前年度療養給付費等負担金の精算により超過交付額を返還するものでございます。 続きまして、議案第37号平成29年度加西市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。補正予算書の1ページ及び審議資料の12ページをあわせてお願いいたします。今回の補正につきましては、保険給付費及び地域支援事業費の減額等に関し所要の補正を行うもので、歳入歳出それぞれに2億3,815万7,000円を減額し、予算総額を歳入歳出それぞれ45億8,402万4,000円とするものでございます。次に歳入について主なものをご説明申し上げます。補正予算書の2ページ、3ページをお願いします。5款保険料2,219万4,000円の増額は、第1号被保険者の保険料の増によるものです。 55款国庫支出金6,283万4,000円の減額は、介護給付費国庫負担金、調整交付金、地域支援事業費交付金の減によるものです。 57款支払基金交付金5,940万5,000円の減額は、介護給付費及び地域支援事業費に係る2号被保険者の負担分である社会保険診療報酬支払基金からの交付金の減によるものでございます。 60款県支出金3,025万1,000円の減額は、介護給付費県負担金及び地域支援事業交付金の減によるものでございます。 75款繰入金1億787万8,000円の減額は、一般会計からの繰入金及び介護給付費準備基金からの繰入金の減によるものでございます。 続いて、歳出の主なものについてご説明申し上げます。補正予算書の4ページ、5ページをお願いいたします。5款総務費2,388万6,000円の減額は、職員給与、委託料等の減によるものでございます。 10款保険給付費2億円の減額は、介護サービス等諸費、特定入所者介護サービス費等の減によるものでございます。 25款地域支援事業費1,428万8,000円の減額は、介護予防事業費、包括的支援事業任意事業及び一般介護予防事業費の減によるものでございます。 次に、議案第38号平成29年度加西市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。補正予算書の1ページ、審議資料の13ページをごらんください。今回の補正は、歳入歳出それぞれ1,490万1,000円を増額し、予算総額を歳入歳出それぞれ6億422万8,000円とするものでございます。 次に、補正予算書の2ページ、3ページをお願いいたします。歳入の主なものについてご説明申し上げます。5款後期高齢者医療保険料1,699万6,000円の増額は、保険料、現年度賦課分の調定見込額の増によるものでございます。 75款繰入金205万6,000円の減額は、保険料の軽減額の減に伴う保険基盤安定繰入金の減によるものでございます。 次に、補正予算書の4ページ、5ページをお願いいたします。歳出の主なものについてご説明申し上げます。10款後期高齢者医療広域連合納付金1,490万1,000円の増額は、保険料収入の増などに伴う納付金の増によるものでございます。 申しわけございません。先ほど議案第36号平成29年度加西市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の説明におきまして、審議資料12ページの中で一部訂正がございました。歳出の部分で、補正予算書の4ページ、5ページのところで、総務費、説明では申しましたのと違いまして、これは1万1,761円となっておりますが、「千円」が抜けております。また、諸支出金におきましても8万497円となっておりますが、これも「千円」という文字が抜けておりますので、お詫びして訂正したいと思います。よろしくお願いいたします。 以上、まことに簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 次に、議案第39号並びに議案第40号について、生活環境部長高井君、お願いします。 ◎生活環境部長(高井勝正君) それでは、議案第39号平成29年度加西市公園墓地整備事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明を申し上げます。平成29年度加西市公園墓地整備事業特別会計補正予算書並びに審議資料の13ページをお願いいたします。今回の補正は、歳入歳出10万円の増として、合計1,010万円にしようとするものでございます。まず、歳入につきまして平成29年度加西市公園墓地整備事業特別会計補正予算書の10ページ、11ページをごらんください。50款使用料及び手数料5項使用料5目公園墓地使用料5節公園墓地使用料については、墓地申し込みが当初見込みより再区画の使用申し込みが多かったことにより、公園墓地使用料48万6,000円の減及び利益返還があったことに伴い、公園墓地維持費10万5,000円の減、一方公園墓地の一部を使用許可したことにより行政財産使用料で9万8,000円の増となり、差し引き49万3,000円の減額補正としております。 次に、80款繰越金5項繰越金5目繰越金5節前年度繰越金は、平成28年度決算を受けて、59万3,000円増額補正をしております。 続いて、歳出につきまして、12ページ、13ページをごらんください。5款公園墓地整備費5項公園墓地整備費5目公園墓地整備費については、11節需用費のうち修繕料の漏水等の修繕が不要となり200万円、15節工事請負費で入札により40万円の減となり、計240万円の減額補正としております。 90款予備費90項予備費90目予備費については、歳入歳出予算1,010万円、公園墓地整備費560万円の差し引き450万円が余剰となることから、250万円増額補正を行い、予備費450万円といたします。 次に、議案第40号平成29年度加西市下水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。下水道事業会計補正予算書の4ページをお願いいたします。まず、収益的支出については建設改良費の減少に伴い、消費税額を増額するもので、第1款下水道事業費用第2項営業外費用第2目消費税を1,481万5,000円増額し、2,167万1,000円にいたします。 次に、資本的収支につきましては、資本的収入において第3項補助金第1目管渠整備費国庫補助金5,030万円減額し1億4,480万円に、資本的支出では工事請負費に入札残が生じましたことから、第1項建設改良費1目管渠施設費を2億円減額し、5億8,848万1,000円にするものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第41号について、病院事務局長前田君、お願いします。 ◎病院事務局長(前田晃君) それでは、議案第41号平成29年度加西市病院事業会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。平成27年11月から始まりました入院患者の減少傾向、それにつきましても予算の中で少し触れさせていただきたいと思います。まず、病院事業会計補正予算書1ページ及び審議資料14ページをご参照願います。近隣市の大病院が全面開業されましたのが平成28年です。その直前、平成27年11月から明らかに入院患者の減少傾向が始まりました。それが平成29年前半、10月まで歯どめがかかることがございませんでした。それにつきまして、平成29年10月から地域包括ケア病棟を2病棟化いたしました。それによりまして入院患者数の回復は非常に大きく、今後も引き続き加西病院が地域の中核病院として、また市民の信頼を得ながら求められる医療を安定的に提供するという非常に重い責務を改めて認識した次第でございます。そこで、今般直面する危機的状況を回避すべく、繰入金の増額をお願いし、抜本的な改革を推し進める端緒として補正予算をお願いするものでございます。それでは、ご説明申し上げます。 まず、第2条業務の予定量のうち、年間の患者延数につきましては、入院患者数を6万8,620人、1日平均188人に補正し、外来患者数を12万9,320人、1日平均530人に補正しようとするものでございます。 次に、第3条では収益的収入及び支出の予定額につきまして、病院事業収益を3億1,732万1,000円減額し、56億2,892万9,000円といたします。内訳は、医業収益について6億1,732万1,000円を減額し、46億5,134万5,000円とし、医業外収益を3億円増額し、9億7,758万3,000円にいたします。一方、病院事業費用につきましては、3億6,172万5,000円減額し、59億9,884万5,000円といたします。内訳は、医業費用を3億4,090万3,000円減額し、57億8,946万7,000円といたします。医業外費用を2,082万2,000円減額し、2億181万8,000円といたします。 次に、第4条は資本的収入及び支出につきまして、予算第4条の括弧書き中、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額の補填内容につきまして、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額を78万2,000円から86万5,000円に増額するとともに、過年度分損益勘定留保資金2,887万2,000円及び当年度分損益勘定留保資金7,395万7,000円を削除するものでございます。 第5条は、予算第8条に定めました議会の議決を経なければ流用ができない職員給与費につきまして1億4,237万2,000円を減額し、33億1,395万6,000円に補正するものでございます。 第6条では、一般会計から補助を受ける他会計補助金につきまして、予算第9条で定めておりました7億2,310万4,000円に、今回の補正によります繰入金3億円を増額いたしまして、10億2,310万4,000円とするものでございます。 第7条は、予算第10条に定めております棚卸資産購入限度額を9,149万6,000円を減額補正し、3億6,580万9,000円とするものでございます。 以上、まことに簡単でございますが説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 以上で、補正予算案の議案説明が終わりました。 ここで昼食のため暫時休憩をとりたいと思います。再開は13時15分です。午後からは当初予算案の議案の説明を求めますのでよろしくお願いをいたします。     12時02分 休憩     13時15分 再開 ○議長(衣笠利則君) それでは休憩を解きまして、午前中に引き続き本会議を再開いたします。議案の審議つきましては、当初予算から入ります。 議案第42号について、総務部長山本君、お願いします。 ◎総務部長(山本和孝君) 失礼いたします。それでは、議案第42号平成30年度加西市一般会計予算についてご説明申し上げます。平成30年度加西市予算書の3ページをお願いいたします。まず、第1条でございます。第1条では、歳入歳出予算の総額を201億5,000万円と定めております。これは前年度に比べ9億5,000万円の増額で、率にして4.9%の増となっております。第2条債務負担行為、第3条地方債につきましては後ほどご説明申し上げます。第4条では、一時借入金について借り入れの最高限度額を50億円と定めております。 次に、同じ予算書の8ページをお願いいたします。第2表の債務負担行為でございます。姉妹都市訪問団派遣事業は、プルマン市への親善訪問団の派遣期間が平成31年3月から4月にかけて年度をまたぐため、50万円を限度に債務負担をするものです。市民会館コミュニティセンター改修事業は、平成30年度に設計を行い、31年度から32年度にかけて建設工事を行うため、その工事監理費について700万円を限度に債務負担を行うものでございます。最終処分場整備事業は、第2期埋立地工事を平成30年度から31年度にかけて行うため、1億1,000万円を限度に債務負担をするものです。南部学校給食センター建設事業は、平成30年度の建設工事と31年度の旧施設解体工事を一括発注するため、1,200万円を限度に債務負担を行います。南部学校給食センター備品購入事業は、給食配送車の購入につき平成31年度に宝くじの社会貢献広報事業の助成を受けるため、900万円を限度に債務負担をするものです。子ども子育て支援計画策定事業は、平成30年度から31年度にかけて計画を策定するに当たり、200万円を限度に債務負担をするものです。(仮称)泉こども園整備事業は、建設工事を平成30年度から31年度にかけて行うため、9億1,200万円を限度に債務負担をするものでございます。 次に、9ページをお願いいたします。第3表の地方債であります。市民会館整備事業債ほか21件、総額20億7,880万円について、起債の方法等について定めております。なお、個別の事業につきましては省略させていただきます。 次に、歳入歳出予算の内容でございます。お手元の別途配付さしていただいております平成30年度予算概要、こちらの資料に基づいてご説明申し上げます。平成30年度予算概要をお願いいたします。それでは4ページをお願いいたします。歳入予算の内訳でありますが、主なものについてご説明申し上げます。まず、5款市税につきましては、67億3,170万円を見込んでおります。固定資産税において、平成30年度は3年に一度評価額を見直す時期に当たり、家屋課税分が減少するものの、景気の回復等に伴い個人市民税の所得割と法人市民税の法人税割がふえ、市税全体では前年度に比べ5,330万円、率にして0.8%増加するものと見込んでおります。税の内訳につきましては、5ページのほうに掲載しておりますのでごらんください。 次に、もう一度4ページのほうをお願いいたします。15款利子割交付金から25款自動車取得税交付金までは、いずれも県税として徴収された税のうち、一定割合を県内の市町に交付されるものであります。従いまして、兵庫県の平成30年度予算額をもとに計上しております。 35款地方交付税につきましては、36億1,600万円、前年度に比べ4,100万円の減額、率にして1.1%の減を見込んでおります。これまでの交付実績等に地方財政計画における交付税の増減率を乗じるなどして推計したものでございます。 45款分担金及び負担金1億7,074万4,000円につきましては、防衛施設周辺整備事業地元負担金6,726万4,000円の減等により、前年度に比べ5,806万7,000円の減、率にして25.4%の減を見込んでおります。 55款国庫支出金22億5,337万1,000円につきましては、南部学校給食センター建設工事に対する学校給食設備整備費補助金1億1,842万4,000円の増、市道鶉野飛行場線等道路新設改良費に対する社会資本整備総合交付金7,890万円の増等により、前年度に比べ2億1,925万7,000円の増、率にして10.8%の増を見込んでおります。 60款県支出金15億5,283万5,000円につきましては、平成30年度に新設されますひょうご地域創生交付金5,000万円の増等により、前年度に比べ1,734万4,000円の増、率にして1.1%の増を見込んでおります。 65款財産収入8,178万5,000円につきましては、平成30年度に解体を予定しております北条西保育所跡地等の売却により、前年度に比べ2,708万5,000円の増、率にして49.5%の増を見込んでおります。 70款寄附金5億2,102万円につきましては、ふるさと応援寄附金を5億円と見込んでおり、前年度に比べて2億1,118万6,000円の増、率にして68.2%の増を見込んでおります。 75款繰入金10億6,046万円につきましては、財政調整基金の繰り入れを前年度比1億円の減の5億5,000万円、ふるさと応援基金の繰り入れを前年度同額の5億円と見込んでおり、総額で9,520万円の減、率にして8.2%の減を見込んでおります。 90款市債20億7,880万円につきましては、南部学校給食センターの建設に係る給食施設整備費事業債が5億4,210万円の増になることなどから、前年度に比べ5億9,820万円の増、率にして40.4%の増を見込んでおります。 続いて歳出であります。6ページに掲載しております款別内訳に基づきまして、増減額の大きなものについてご説明申し上げます。まず、10款総務費1,179万7,000円の減につきましては、寄附額の増額に伴うふるさと納税推進事業費が9,794万円の増となる一方、防衛施設周辺整備事業等の減に伴う自治組織費が1億501万円の減となることなどによるものでございます。 15款民生費1億1,248万7,000円の増につきましては、国民健康保険特別会計繰出金1億1,872万8,000円の減、民間認定こども園整備事業費7,011万2,000円の増、(仮称)泉こども園整備などの工事請負費の増等に伴う公立保育所運営事業費8,697万3,000円の増などが主な内容となっております。 20款衛生費1億5,273万円の減につきましては、最終処分場浸出水処理施設改修工事の完了に伴う最終処分場費8,240万7,000円の減、コミュニティプラント整備事業会計への繰出金3,131万円の減などが主なものでございます。25款労働費の1,206万1,000円の減につきましては、勤労者住宅資金融資預託金1,300万円の減などが主なものとなっております。 30款農林水産業費2,079万円の減につきましては、乳牛育成センター解体費等の減に伴う畜産事業費4,806万9,000円の減、地積調査事業費4,313万3,000円の減などが主なものでございます。 35款商工費5,507万6,000円の減につきましては、産業振興促進奨励金2,970万円の減、中小企業事業資金融資預託金1,600万円の減などが主なものでございます。 50款教育費8億5,261万6,000円の増につきましては、南部学校給食センターの工事費等の増に伴う給食施設運営費8億275万2,000円の増、笹塚古墳の整備等に伴う文化財保護費2,469万3,000円の増などが主なものでございます。 60款公債費4,799万7,000円の増につきましては、主に臨時財政対策債等の増によるものでございます。 65款諸支出金1億9,759万8,000円の増につきましては、主にふるさと納税の増加に伴うふるさと応援基金費積立金の増によるものでございます。なお、予算概要15ページには普通建設事業の一覧を掲載しております。 以上、まことに簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 次に、議案第43号から議案第45号までの3件を一括して、健康福祉部長奥隅君。説明願います。 ◎健康福祉部長(奥隅一博君) まず、議案第43号平成30年度加西市国民健康保険特別会計予算についてご説明申し上げます。予算書の205ページ、予算概要の8ページをごらんください。第1条において、予算総額を歳入歳出それぞれ50億3,500万円と定めており、前年度と比較して額にして11億7,600万円の減、率にして18.9%の減となっております。これは、国保の都道府県化に伴い、共同事業等が県において実施されることによるものでございます。 次に、予算書206ページをお願いいたします。歳入の主なものについてご説明申し上げます。5款国民健康保険税は10億558万6,000円を見込んでおり、被保険者の減少から前年度と比較して3.2%のマイナスとなっております。 60款県支出金36億2,795万2,000円は、平成30年度から国保の都道府県化により、県から給付費を賄うために交付されることとなった保険給付費等交付金でございます。 75款繰入金3億9,600万円は、保険基盤安定、職員給与費、出産育児一時金、財政安定化支援事業等一般会計からの繰入金でございます。 次に、207ページをお願いいたします。算出の主なものについてご説明申し上げます。5款総務費7,053万5,000円は、職員7人分の人件費と総務管理費及び徴税費等でございます。 10款保険給付費35億237万2,000円は、療養給付費、高額療養費、出産育児一時金及び葬祭費等、医療費のうち保険者が負担する費用でございます。 21款国民健康保険事業費納付金12億3,844万6,000円は、平成30年度からの国保都道府県化に伴う納付金制度により、市に賦課され県に収める納付金でございます。 25款保険事業費5,237万3,000円は、疾病予防のための保険事業や特定健診、特定保健指導を実施するためのものでございます。 35款諸支出金7,888万6,000円は、療養給付費国庫負担金の償還を含む保険料過誤納還付金を計上しております。なお、211ページ以降に予算の詳細を掲載しておりますのでご参照願いたいと思います。 続きまして、議案第44号平成30年度加西市介護保険特別会計予算についてご説明申し上げます。予算書の241ページ、予算概要の9ページをお願いいたします。第1条において、予算総額を歳入歳出それぞれ48億円と定めており、前年度と比較して600万円の増、率にして0.1%の微増となっております。 次に、242ページの歳入の主なものについてご説明申し上げます。5款保険料は10億4,825万4,000円と65歳以上の第1号被保険者の増加と保険料改定により、前年度比17.9%の増を見込んでおります。 55款国庫支出金10億7,947万2,000円は、介護給付費の国負担分である国庫負担金7億8,083万3,000円と、介護給付費に対し後期高齢者割合等を加味して交付される調整交付金及び地域支援事業交付金を合わせた国庫補助金2億9,863万9,000円の合計額でございます。 57款支払基金交付金12億2,499万4,000円は、介護給付費及び地域支援事業の40歳から64歳までのいわゆる第2号被保険者の負担分が交付されるものでございます。 60款県支出金6億8,558万3,000円は、介護給付費の県負担分である県負担金6億4,610万1,000円、地域支援事業の県補助金3,948万2,000円の合計額でございます。 75款繰入金7億6,155万6,000円は、介護給付費及び地域支援事業に係る一般会計負担分並びに介護認定事業及び人件費を含むその他事務費として、一般会計から繰り入れる一般会計繰入金7億4,000万円と保険料収入が介護給付費等の保険料負担分を下回ることによる不足分を、介護給付費準備基金より繰り入れる基金繰入金2,155万6,000円の合計額でございます。 次に、243ページをお願いいたします。歳出の主なものについてご説明申し上げます。5款総務費1億2,479万5,000円は、職員の人件費を含む一般管理費、介護認定事務費等であり、制度改正等に伴うシステム改修費の減及び介護認定期間延長に伴う認定事業の減により、前年度と比較して16.6%の減となっております。 10款保険給付費43億9,532万5,000円は、第7期介護保険事業計画標準給付費見込額に合わせた事業費を見込んでおります。 25款地域支援事業費2億7,608万8,000円は、介護予防日常生活支援総合事業の移行に伴い、生活支援体制整備事業や在宅医療、看護連携推進事業、認知症施策等による地域包括ケアシステムの充実を図ることから、対前年度比12.5%の増を見込んでおります。なお、245ページ以降に予算の詳細を掲載しておりますのでご参照願いたいと思います。 続きまして、議案第45号平成30年度加西市後期高齢者医療特別会計予算について説明申し上げます。予算書の273ページ、予算概要の9ページをお願いいたします。第1条において、予算総額を歳入歳出それぞれ6億2,800万円と定めており、前年度と比較して額にして4,100万円の増、率にして7%の増となっております。 次に、274ページをお願いいたします。歳入の主なものについてご説明申し上げます。5款後期高齢者医療保険料4億2,690万4,000円は、特別徴収保険料と普通徴収保険料の合計額で、加入者数の増により前年度と比較して3.4%の増となっております。 75款繰入金1億8,568万1,000円は、事務費繰入金と保険基盤安定繰入金を一般会計から繰り入れるものでございます。 次に、275ページをお願いします。歳出の主なものについてご説明申し上げます。5款総務費3,103万円は、職員2人分の人件費と総務管理及び徴収費でございます。 10款後期高齢者医療広域連合納付金5億8,115万9,000円は、保険料として後期高齢者医療広域連合へ納付するものでございます。なお、279ページ以降に予算の詳細を掲載しておりますのでご参照願いたいと思います。 以上、まことに簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 次に、議案第46号から議案第48号及び議案第49号の3件を一括して、生活環境部長高井君、説明をお願いします。 ◎生活環境部長(高井勝正君) それでは、議案第46号平成30年度加西市公園墓地整備事業特別会計予算についてご説明を申し上げます。予算書の299ページから305ページ、予算概要書の10ページをお願いいたします。平成30年度の歳入歳出の予算の総額をそれぞれ700万円と定めております。まず、予算書の302ページ、303ページの歳入についてご説明を申し上げます。50款使用料及び手数料5項使用料5目公園墓地使用料の409万5,000円につきましては、新規の公園墓地使用料といたしまして、4区画分の209万2,000円、また公園墓地維持費といたしまして62区画分の196万8,000円、公園墓地の一部を使用許可したため行政財産使用料として3万5,000円を見込んでおります。次に、10項手数料5目公園墓地手数料5,000円につきましては、霊域使用許可書の書きかえなどの手数料18件分の5,000円を見込んでおります。80款繰越金290万円は前年度からの繰越金でございます。 続きまして、予算書の304ページ、305ページの歳出についてご説明を申し上げます。まず、5款公園墓地整備費5項公園墓地整備費5目公園墓地整備費410万円につきまして主な内容といたしまして、11節事業費44万4,000円のうち施設の維持費にかかわる修繕料といたしまして29万2,000円、13節委託料として各清掃や樹木の剪定などの管理委託料289万4,000円を予定をいたしております。最後に、90款予備費90項予備費90目予備費については、290万円を計上しております。 次に、議案第48号平成30年度加西市水道事業会計予算についてご説明を申し上げます。別冊の加西市水道事業会計予算書の1ページをお願いいたします。まず第2条業務の予定量でございますけれども、これまでの業務実績などに基づきまして、年間総配水量を493万4,700立方メートルと見込んでおります。また、主要な建設改良事業として鴨谷配水池整備及び配水管布設工事等に対する事業費として、4億30万1,000円を計上しようとするものでございます。 第3条収益的収入及び支出の予定額でございますけれども、業務の予定量などから勘案いたしまして、収入を対前年度比で2.1%増の11億8,387万2,000円に、支出を対前年度比で0.2%減の12億2,616万3,000円としております。収入、支出とも前年度並みでございます。 次に、第4条資本的収入及び支出の予定額でございますが、収入は対前年比で4.8%減の3億9,375万4,000円に、一方2ページに記載をしております支出は、対前年度比4.1%増の5億1,513万1,000円としております。収入減の主な要因は、鴨谷配水池整備分の他会計出資金が減少したこと、一方支出増の主な要因は、工事実施設計委託料及び料金システムの更新費用等の増加によるものでございます。収入が支出に対して不足する1億2,137万7,000円につきましては、損益勘定留保資金などで補填するものとしております。なお、2ページ第5条の企業債から第9条の棚卸資産の購入限度額につきましては、それぞれの記載のとおりでございます。詳細につきましては、3ページ以降の予算実施計画をご高覧いただきますようお願いいたします。 続きまして、議案第49号平成30年度加西市下水道会計予算についてご説明を申し上げます。別冊の加西市水道事業会計予算書の1ページでございます。まず、第2条業務の予定量でございますが、これまでの業務実績などから年間総処理水量を448万1,000立法メートルと見込んでおります。また、主な建設改良事業として、公共下水道事業などの整備に対する事業費2億7,713万7,000円を計上をしております。 第3条収益的収入及び支出の予定額でございますが、業務の予定量などから勘案しまして、収入は対前年度比で4.8%減の20億6,750万6,000円に、一方支出は対前年比で1.5%増の24億6,054万3,000円としております。収入は一般会計からの繰入金の減少が主な要因で、支出はインター周辺の事業区域策定業務に伴う委託料の増加などによるものでございます。 次に、第4条資本的収入及び支出の予定額でございますが、収入は対前年度比32.3%減の10億4,018万8,000円に、一方支出は対前年度比25.2%減の16億735万2,000円としております。収入減の主な要因は、企業債及び補助金の減少によるものであり、支出の減は工事請負費の減少に伴う建設改良費の減でございます。収入が支出に対して不足する5億6,716万4,000円につきましては、過年度損益勘定留保資金などで補填するものとしております。なお2ページ第5条の企業債から第9条の他会計からの補助金につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。詳細につきましては、3ページ以降の予算実施計画をご高覧いただきますようお願いいたします。 以上、まことに簡単ではございますが、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第47号について、地域振興部長河原君、説明をお願いします。 ◎地域振興部長(河原浩申君) それでは、議案第47号平成30年度加西市農業共済事業会計予算につきましてご説明申し上げます。農業共済事業会計予算書の1ページ、予算概要の11ページをお願いいたします。第2条の事業の予定量でございますが、農作物共済の水稲では引受戸数2,350戸、引受面積2,004ヘクタール、麦は36戸130ヘクタールの引受を予定しております。家畜共済におきましては、乳用牛、肥育牛、その他肉用牛を合わせまして1,580頭を、畑作物共済では大豆1類、2類合計で16ヘクタールの引受を予定しております。 次に、予算書の2ページをお願いいたします。園芸施設共済では、カラス室及びプラスチックハウス70棟の引受を予定いたしております。 次に、損害防止事業でございますが、水稲病害虫防除に対する助成や、家畜検診等の実施により被害、事故の未然防止に努めてまいります。 次に、第3条収益的収入及び支出の予定額でございますが、農作物共済勘定以下5勘定科目の総合計で1億548万2,000円を計上しております。第4条は、業務勘定におきます他会計からの一時借入金の限度額を、第5条、第6条は、流用に関する事項を、第7条は、一般会計から業務勘定へ補助を受ける金額を定めるものでございます。なお、3ページ以降の諸表につきましては、ただいまご説明申し上げました内容の明細でございますので、説明を省略させていただきます。 以上、まことに簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 続きまして、議案第50号について、病院事務局長前田君、説明をお願いします。 ◎病院事務局長(前田晃君) それでは、議案第50号平成30年度加西市病院事業会計予算についてご説明申し上げます。病院事業会計予算書の1ページ及び予算概要の14ページをご参照願います。まず、第2条の業務の予定量でございますが、年間の患者延数を入院で7万5,190人、1日平均206人と見込んでおります。外来につきましては、13万1,760人、1日平均540人と見込んでおります。これらの数字につきましては、現状と1年間の推移を見込んでの推計としております。また、主要な建設改良事業の中に上げております医療機器等購入事業につきましては、現行の電子カルテシステムの更新時期に差しかかっておりまして、その更新のための費用を計上しております。ここでは前年比2億8,470万円増の4億2,000万円としております。施設整備事業につきましては前年度比4,500万円減の4,000万円を予定しております。 次に、第3条収益的収入及び支出についてでございますが、収入は患者予定数をもとに57億9,788万円とし、内訳につきましては医業収益を52億1,627万2,000円、医業外収益を5億8,160万7,000円と見込んでおります。前年度に比較いたしますと、1億4,837万円の減となっております。支出につきましては61億3,995万円を計上しております。前年度との比較で申しますと、2億2,062万円の減額となっております。内訳は、医業費用で59億2,187万7,000円、医業外費用が2億1,237万3,000円、特別損失で550万円、予備費で20万円となっております。 次に、第4条の資本的収入及び支出でございますが、収入は前年度比2億3,060万円増の6億2,749万8,000円、内訳につきましては企業債で前年度比2億4,000万円増の4億6,000万円、出資金が前年度比940万円減の1億6,749万6,000円となっております。 続いて、予算書の2ページのほうをごらんください。支出は、前年度比2億5,303万円増の7億8,789万3,000円で、内訳では建設改良費で前年度比2億3,970万円増の4億6,000万円、企業債償還金が前年度比1,445万円減の2億9,775万3,000円、また投資では前年度比2,778万円増の3,014万円を計上しております。 次に、第5条の企業債でございますが、医療機器購入事業債の限度額を前年度比2億8,500万円増の4億2,000万円、病院施設整備事業債の限度額を前年度比4,500万円減の4,000万円として、利率を年4%以内と定めております。 第6条では、一時借入金の限度額を17億円としております。 第7条は、予定支払い経費の流用の範囲を定めております。 第8条は、議会の議決を得なければ流用することのできない経費を定めるもので、職員給与費は前年度に比べ9,265万7,000円減の33億6,367万1,000円とし、交際費は前年同額となっております。 第9条は、一般会計からの補助金を定めたもので、7億3,250万4,000円を計上しております。 第10条では、薬品費、給食材料費等の棚卸資産の購入限度額を3億8,646万5,000円と定めるものであります。なお、予算書の3ページ以降につきましては、予算実施計画、予算説明書、キャッシュフロー計算書、給与費明細書及び各種財務諸表を記載しておりますので、説明は省略させていただきます。 以上、まことに簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(衣笠利則君) 以上で、提案理由の議案説明が全て終わりました。 △休会・散会 ○議長(衣笠利則君) 以上で本日予定しておりました日程が全て終わりました。 お諮りいたします。明3月1日から3月7日までは、議案熟読のため本会議を休会いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(衣笠利則君) 異議なしと認めます。 よって、さように決定いたしました。 次の本会議は、3月8日午前10時より開会いたしまして、議案に対する質疑並びに市政全般にわたっての一般質問を行います。 なお、発言通告につきましては、質疑、一般質問ともに3月2日金曜日午後3時までにお願いをいたします。 本日はこれにて散会といたします。ご苦労さまでした。     13時54分 散会...