加西市議会 > 2013-12-09 >
12月09日-02号

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  1. 加西市議会 2013-12-09
    12月09日-02号


    取得元: 加西市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-07
    平成25年 12月 定例会(第250回)          第250回(定例)加西市議会会議録(第2日)                      平成25年12月9日(月)                      午前10時開議-----------------------------------          ▲議事日程第1 議案第70号から議案第83号   (質疑、委員会付託)第2 請願第3号 新聞購読料への消費税軽減税率適用を求める請願について   請願第4号 TPP交渉からの撤退を要求する請願について   (紹介説明、委員会付託)第3 一般質問-----------------------------------          ▲本日の会議に付した事件議案第70号から議案第83号(質疑、委員会付託)請願第3号及び請願第4号(紹介説明、委員会付託一般質問-----------------------------------          ▲会議に出席した議員(15名)  1番      松尾幸宏        2番      植田通孝  3番      深田真史        4番      中右憲利  5番      長田謙一        6番      衣笠利則  7番      高橋佐代子       8番      別府 直  9番      黒田秀一       10番      井上芳弘 11番      森元清蔵       12番      三宅利弘 13番      織部 徹       14番      森田博美 15番      土本昌幸-----------------------------------          ▲会議に出席しなかった議員  なし-----------------------------------          ▲議事に関係した者の職氏名 事務局長      三船敏博   議事係長      後藤光彦 書記        大西真理子-----------------------------------          ▲説明のため出席した者の職氏名 市長        西村和平   副市長       大豊康臣 教育長       松本直行   ふるさと創造部長  小川輝夫 財務部長      森井弘一   総務部長      高橋晴彦 健康福祉部長    前田政則   市参事       西脇嘉彦 地域振興部長    森井和喜   都市整備部長    木下義視 市参事       大古瀬 隆  生活環境部長    井上利八 会計管理者兼会計室長兼検査官   教育次長      後藤倫明           能瀬裕光 病院事務局長    藤本隆文   選挙監査公平委員会事務局長                            中川和明 農業委員会事務局長 長浜秀郎 △開議 ○議長(森元清蔵君) おはようございます。それでは、定刻がまいりましたので、これより本日の会議を開きます。本日予定しております議事は、議員各位のお手元に配付をいたしております日程表のとおりであります。 日程に入ります前に、私からお願いを申し上げておきます。今から行います質疑と一般質問では、延べで18名という多くの議員からの通告を受けております。効率的な議会運営の観点から、通告をされております議員各位におかれましては、重複する部分についてはできるだけ避けたご質問をお願いいたしますとともに、執行者におかれましても要点を絞った的確な答弁をお願いしたいと思います。 なお、議会運営委員長より委員会視察報告書が提出されておりますので、お手元に配付しております。ご参照いただきたいと思います。 それでは直ちに日程に入ります。 △議案一括上程 ○議長(森元清蔵君) 日程第1、議案第70号から議案第83号まで、14件を一括議題といたします。 △質疑 ○議長(森元清蔵君) これより上程中の議案に対する質疑を行います。発言については、通告に基づきまして順次議長から指名をいたします。まず、議案第80号につきましては4名の議員から通告が出ておりますので、集中審議を行います。議長から指名しますので議員の方は自席で質疑をお願いしたいと思います。 それでは議案第80号について最初に9番黒田秀一君。 ◆9番(黒田秀一君) おはようございます。自民の風・誠真会を代表いたしまして質疑をさせていただきます。議案第80号小野加東環境施設事務組合への加入についてであります。 1点目、小野加東環境施設事務組合に加入された経緯を、いつごろからか、それでまた連携の話し合いが始まった、先に、どちらの小野側かそれとも加西のほうから話があったのかお聞かせください。 ○議長(森元清蔵君) それでは答弁を求めます。生活環境部長井上君。 ◎生活環境部長(井上利八君) それでは、小野加東事務組合の経緯ということでご説明を申し上げます。経緯につきましては、昨年の5月に、小野市より加西市のごみの搬入についての調査研究を行いたいということでそのような連絡がございました。それに準じまして、事務方レベルでの調査、ごみ関連の調査研究を開始いたしました。 そして、この25年5月におおむねの連携の内容が固まりましたので、各それぞれの3市の市長の承認を得まして、この25年6月に小野環境施設事務組合への加入ということで、それに加入するということで事務方で正式に話し合いをしていくというふうなことを決めたところでございます。 そして、この事務組合の加入につきましては議会の報告ということで、この6月24日に各議員さんのほうへ報告をしたところでございます。 そして、今回の小野加東へのごみの連携につきましては、何度も申し上げてますように、ごみの広域化、長期構想であります北播4市1町でのごみ処理施設をつくるというのが大きな目的でございますので、それの前段ということで今回は小野加東のほうへ加西のごみを搬入するということで固まったところでございます。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 黒田さん。 ◆9番(黒田秀一君) 議員には6月に説明がありまして、それからいろいろタウンミーティングとか何かで説明がありました。それで、このたびの12月議会に上程してあるんですけれども、先にもう決まったというしか考えられないんですけども、こういう方法でよかったのかもう一度お尋ねいたします。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長井上さん。 ◎生活環境部長(井上利八君) 今回の連携につきましては、3市が共同でごみの処理をするという点がございますので、加西市単独であれば事前にこのような計画がありますとかいうお話ができるわけなんですけども、3市がやはり合意が大体まとまらなければやはりその点は議会のほうにも報告できないということで、やっぱりその点がきっちり固まった段階ということでことしの6月に固まったということで、6月の末に各議員さんのほうへ報告したというところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 黒田さん。 ◆9番(黒田秀一君) 続きまして、当初の話では1億300万と言われましたけど、最近の説明会では1億2,000万の負担金が見込まれているという説明がありましたけども、この点についてまだまだ増え続けることがないのかお聞きしますのと、小野のグリーンセンターの大改修は最近、近々ないのかあるのか、大体そういう点でわかる範囲でお聞きします。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 小野加東への負担金でございますけども、当初の説明会では1億300万という格好でご説明をしてまいりました。これも規約の中の8条、9条に基づいて今後もお支払いしていくわけなんでございますけども、これにつきましてはやはり一番大きくウエートを占めておりますごみの搬入量、この実績によりまして負担金が変わってまいりますので、今回は1億300万ということでお示ししましたけども、また26年度につきましては1億2,000万というふうな金額も予算化しておりますので、これにつきましては若干の増減は常につきまとってくるということで、これはごみの量をできるだけ減らしまして加西市からの負担金を減らしていくというのが一番の目標ということでこちらは思っとります。 それと、大規模改修の点でございますけども、これにつきましても事務方レベルでの協議の中で小野加東さんのほうから、今後15年間は大規模改修行わないと。そして、その事務方レベルでの会議の議事録いうのが、各市の市長まで決裁をとりまして確認をしておりますので、それは今後行わないということでこちらは確認をしております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 黒田さん。 ◆9番(黒田秀一君) ないということで今説明がありましたけども、仮に大規模改修せなあかん場合は、お金、仮に3分の1でするわけですか、それともまた10年、15年先に広域が考えられていますけども、それにもお金が要るわけであって、ダブることも考えられますけども、その点どうです
    ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 施設の大規模改修の費用につきましては、規約の8条に基づいて負担割合が変わってきますので、これは均等割もしくは人口割、ごみの搬入量ということで変わってまいりますので、これはもう小野加東の組合に入りますので、加西市の負担はその組合に順じて負担をしていくという格好になると思います。仮ということでございましたので、そういうような答弁をさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 黒田さん。 ◆9番(黒田秀一君) 今ちょっとお聞きしましたけども、その北播磨の広域の件について、今どこまで進んでいますやろか、お聞きします。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 北播4市での広域化につきましては、年明けの1月に各関係市町の市長、また町長が集まりまして、北播4市1町での広域化に向けて会議を持つ予定をしております。そして、来年の4月以降、事務方レベルでの研究会というのも発足しまして、できるだけ早い時期に北播4市1町での広域化を目指そうというふうなことを考えております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 黒田さん。 ◆9番(黒田秀一君) 続きまして、最近のタウンミーティングでの市民からの要望なり、どういう声があったかちょっとお尋ねいたします。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) タウンミーティングにつきましては、ことしの10月の終わりから11月末にかけまして、約1カ月間行ってまいりました。その中で、多くの市民の方からは今回の小野加東との連携の中で加西が加入した場合、やはりさきほど議員が言われましたように、大規模改修これはあるのかないのかというふうな点が質問もございました。 それと、今回は燃えるごみを小野加東のほうで焼却処理をしていただくわけなんですけども、一般家庭から出てまいりますごみにつきましてはできるだけターミナルに出してもらうわけなんですけども、直接今現在加西のクリーンセンターへ搬入されておられます方がおられるわけなんですけども、その方につきましては今回の仕組みの中では、その方については直接また小野のほうまで今度は運んでもらわなくてはならないという点がありまして、かなり利便性が低下する、またご不便をおかけするということで、その辺は何とかならないかというふうな要望的なものもございました。ということで、これにつきまして結構ご意見ございましたので、来年の4月までに何らかの形で対策を講じていければというふうなことを今考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 黒田さん。 ◆9番(黒田秀一君) ありがとうございます。 続いて、もし小野へ持っていくことに決まりましたら、市民の方が今から困られるんですけども、また私が考え--考えるいうのはおかしいけども、質疑ですんで。月に一遍、1日ぐらい、月第3日曜日なり開放するような日を設けていただけないかいうことをちょっとお聞きしたいんですけども。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 月に一遍の一般家庭からの出るごみの搬入日、これもさきほど言いましたように、タウンミーティングの中でも要望は聞いておりますので、4月までに何らかの形を示したいというのと、4月以降その搬入の状況、これも見まして余りにもちょっとご不便をかけ過ぎるなというふうなことになってきましたら、何らかの形でその辺の対応はしたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 黒田さん。 ◆9番(黒田秀一君) 今のに関連しまして、加西市も各地でいろいろ祭りなり催しもいろいろあるんですけども、そのたびにはそのごみをターミナルに出すというようなことも考えれるほどの量と違うんですね、莫大なごみが出るんですけども、そういうときも何かちょっと考えていただきたいんですけども、クリーンセンターを1日、その明くる日に開けていただくとか、そういう考えをもう一度お聞きしたいんですけど。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 先ほども言いましたように、同じような内容でございますので、町の行事から出るごみにつきましても、今は減免ということで減免袋をお渡ししまして加西のクリーンセンターのほうへ搬入をしてもらっとるわけなんですけども、これにつきましても一般家庭と同じような扱いで何らかの形で対策を講じていきたいなというふうに思っております。 ○議長(森元清蔵君) 黒田さん。 ◆9番(黒田秀一君) ありがとうございます。最後ですけども、ごみターミナル、その関連してごみターミナルの件についてお尋ねいたしますけども、北条の町の中にもこまい団地が何カ所かできているんですけども、今ごみターミナルも今設置してありますけども、回収はされてないわけでありまして、何軒とかそういう規約があるんですかね。そろわな集めに参らんとか、そういう規約をちょっと教えてください。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 規約といいましょうか、ごみターミナルの設置要綱というのがございまして、その中で戸数的な制限を設けております。40戸以下であればターミナル回収を行わないというふうに決めておりますので、40戸以上集めていただきたいというふうなことで、関係の町の区長さんにはお願いしております ただ、その辺もまちうちにつきましては共同アパートが結構建っておりまして、その辺のいろんなまた要望もまた来ておりますので、それも広い範囲から何らかの形で要綱改正とかその辺をしてまいりまして、できるだけ対応できればなというふうには今考えているところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 黒田さん。 ◆9番(黒田秀一君) というのは、北条の町だけでそういう集合団地があるんですけども、その団地はその市外等なりほかから入られた方なんですけども、今彼ら困られとってのわけです。そういう近くのごみターミナルまで大分距離あるんです。そこまで持っていかなあかんいうことで。だから、今ターミナルあるんですけど使用はできない状態なんですけども。それちょっとまたもう一度考え直していただきたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) その点につきましては、今後の課題ということで検討さしていただきます。 ○議長(森元清蔵君) 以上が黒田さんの質疑でした。 続いて、4番中右憲利君。 ◆4番(中右憲利君) 21政会を代表して質疑をさせていただきます。 まず、事務組合加入によるコスト削減効果年間約1億円について伺います。まず、コストの削減項目についてなんですけれども、受け入れ作業が減ることによって施設人件費が4,900万円程度削減されるということなんですけれども、現在作業員は何人で、事務組合加入後は何人になるんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長井上さん。 ◎生活環境部長(井上利八君) 今現在の加西クリーンセンターでの作業員は、正職員を合わせまして、臨時職員を合わせて13名で行っております。それが来年の4月以降加入しましたら、4月、当面は7名体制で、最終的には5名という格好で、加入当初は何らかのトラブルが結構あるということで人員を余り極端には削減せずに7名体制でおきまして、最終的に5名体制で経費を削減というふうなことを考えております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) その削減される作業員なんですけれども、その作業員の方はどうなるんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 一応、正職員につきましては異動という形で、他部署のほうへ異動、そして臨時職員につきましては引き続き継続して雇用というふうなことで今考えております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それから、焼却施設運転管理委託費、水光熱費、施設点検費が1億4,400万程度削減されるということなんですけれども、焼却施設運転委託費については、来年4月以降の契約をしないということなんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 今現在委託しておりますのは、焼却施設運転管理ということで契約しております。それが来年4月以降はもう炉を停止いたしますので、その契約というのは契約解除という格好になります。ただ、3月末までに入ったごみが若干ありますので、その辺の残務整理ということで約2カ月ほどはその業者のほうへ契約を引き続きお願いしまして、2カ月間の間に残ったごみ処理をしてもらって、その以降はもう契約をしないというふうな格好になっております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 現在、この委託費として幾らぐらい支払われているんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 委託費でございますけれども、年間8,300万という金額で契約を行っております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それから、施設の補修費が1億3,300万程度の削減ということになっておりますが、その内訳について教えていただけますか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 内訳でございますけれども、これにつきましては説明会でもご説明しましたように、大規模改修をするに当たりまして20億かかるというふうなご説明してまいりました。その20億は起債、借金で借り入れしますとそれを15年間で償還という格好になってまいりますので、それが1年当たりに直しますと1億3,000万というふうな計算になりますので、その分が年間当たりかかってくる費用ということでご説明したところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それだけだったですかね、その年間の普通の維持費というのは入ってないんですか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) はい、維持費は別で入れてますので、1億3,000万といいますのはあくまでも炉の改修費という格好で計上しております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) その普通の維持費、年間に要る維持費とプラスその大規模改修を20億でする、それを15で割ったお金と足してということなんですか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) いえいえ、20億を15年で割りますと1億3,000万になりますので、あくまでも20億といいますのは大規模改修にかかった費用、炉の改修にかかった費用でございますので、その光熱費その他の分につきましてはそれは今回のその20億の中には入っておりません。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) はい、わかりました。 それから、コスト増加及び収入減の項目について伺います。遠距離委託の細分化によるコストの増加が3,900万程度あるということなんですが、これはどういう理由で増加するんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 今回小野まで搬入という格好になりますので、その費用がかかってくるわけなんですけれども、延びた分、運転手費用ということで約小分けで言いますと2,200万ほど増加します。 それと、今回は今現在のごみの収集の収集ブロックにつきましては3ブロックで回収しとるわけなんですけども、これを8ブロックに細分化しまして、時間的にできるだけ早く回収できるようにということで8ブロックにしまして、それの細分化によります委託の経費の増ということで、これが約1,100万ほどございます。 それと、もう一つは小野クリーンセンターのほうへ今回はですね、粗大ごみを一旦加西のクリーンセンターへ受け入れしまして、そして小野のほうへ運ぶというふうな仕組みを持っておりますので、それの増加分ということで600万、合計しまして3,900万というふうな内容になっています。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それから、事務組合負担金等の1億2,300万円についてなんですけれども、この経費はごみの量によって変動すると思うんですけれども、これを削減するためにどういうふうにするかというような方策は考えられてるんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) ごみの減量ということで、これにつきましていろいろ政策を今持っております。まずは、市民の皆さんの協力ということになりますので、来年の年明けからそのようなごみの減量についての周知ということで、チラシ、また広報などでお願いをしまして、できるだけ各家庭から出るごみを減らしてくださいというふうな取り組みをしてまいりたいというふうには今思っておるところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) そのほかに剪定枝のリサイクルというふうなことを言われていたと思うんですけども、そういう計画はあるんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 剪定枝につきましては、今までは埋め立て、または燃やしていたというふうなことでございますけれど、処理をしていたわけなんですけども、それを来年4月以降は剪定枝の再利用ということでそれを堆肥化しまして、その堆肥化したものを今度は市民の皆様に還元するというふうなことで、新しい取り組みということで今は考えております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) その考え方はいいんですけれども、具体的にどこに委託してとかそういうことは今計画はあるんですか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 委託につきましては、もう間もなく業者を公募するという格好で今予定しております。民間業者さんのほうへ委託する計画なんですけども、兵庫県下でもかなりそういうふうな取り組みをされている業者さんおられますので、そちらの方へ広く公募しまして、そちらの方のほうから、要するに処理にかかる費用の一番安価なところと契約しまして、加西から出る剪定枝を処理してもらうというふうな今計画になっております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) その委託の内容なんですけれども、堆肥化して堆肥になりますわね、その堆肥はどっち、どこのその所有になるわけ、加西市の所有になるのか、それともその業者の所有になる、どちらなんですか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 堆肥は要するにどちらの所有といいますと、それは民間業者さんの所有という格好で、そちらのほうで販売をしていただきます。そして、加西のほうが委託販売を受けまして、加西の施設のほうで販売していきたいというふうに思っております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それは、加西市が買うということになるわけですか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) いや、買うんじゃなくて委託販売でございますので、加西の場所を提供してそちらのほうで販売すると。だから、販売収益につきましてはすべてその業者さんのほうへ入るという格好になります。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) この堆肥化について、市のほうで何か事業化するというようなそういう計画、考え方はないんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 大きな構想でございますけども、将来的には加西市内の酪農家さんと協力しまして、牛糞堆肥と、そして剪定枝を粉砕したもの、この剪定枝につきましては吸着剤ということで水分をかなり吸収いたしますので、そのような牛糞と混ぜ合わせることによりまして、上質な堆肥ができるというふうな事例もございますので、将来的にはそちらのほうへ規模が大きくなれば持っていきたいなというふうに思っております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それから、クリーンセンターへの持ち込み手数料が6,200万円減少するということなんですけれども、この収入減はどの部分に当たるんでしょう。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 6,200万円の収入減でございますけども、今現在事業系、または一般の家庭が直接クリーンセンターのほうへ持ち込まれてます。その辺の収入が減ってくるということで、4月以降はそちらの費用が、お金が全て小野のほうへ入るということでございますので、その分が減収ということで6,200万ということで計上をしたところでございます。具体的な内訳としましては、家庭系から出るごみで申し上げますと、金額で申し上げますと約500万、そして事業系のごみの金額でいきますと5,700万、合計6,200万というふうな内訳となっております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それから、事務組合加入によってその分別方法が変わるということがあるということなんですけれども、プラスチック類は燃やせないごみから燃えるごみになると、小型家電製品は小型家電という新たな分類となる、そのほかは従来どおりということだったと思います。やはり最初は混乱があると思うんですね。その混乱がないようにどのように周知徹底されるんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 今回の連携の中で分別が変わりますのは、今現在の燃えないごみ、これを3つに分けるということで、燃えるごみ、小型家電、そして粗大ごみというふうに3つに分けます。それ以外のごみにつきましては仕組みは一切変えておりませんので、この3点につきまして1月以降、さきほど言いましたように、チラシ、または、広報、それと特別な生活環境部独自の広報紙というのも発行しまして、ごみの分別はこういうふうな仕組みに変わりますよというふうな内容の資料をお配りしたいなというふうに思っております。 それと、もう一つ各家庭に配っておりますごみのガイドブックいうのがございます。これも今回一新しまして、新しい内容にしておりますので、その点につきましても詳しく載せておりますので、そこで周知をしてまいりたいなというふうに思っております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それから、もう焼却炉が必要なくなったということなんですけれども、この撤去計画というのはありますか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 焼却炉の撤去計画でございますが、今現在持っておりません。ただ、焼却炉につきましては今後有害なガスが出ないようにということで、26年度にかけまして部分的なそういうような対策を講じます。そして、建物自身につきましては今後はごみの中継施設ということで、事業系のごみにつきましては、個人事業者から出るごみにつきましては、一旦加西のほうで受けますので、それの受け入れピットという格好でそれを再利用していくというふうな今計画を持っております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 例えば、その今撤去するとなると、費用としては幾らぐらい要るんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 費用でございますけども、これは今現在業者に見積もりをかけとるわけなんですけれども、平成20年に近隣の市で同じような施設の解体工事がございました。そちらの費用が約7億円かかっております。そこから推測しますと、仮に加西のクリーンセンターを撤去、処分する場合は約3億円程度かかるんじゃないかというふうな試算はしているところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 以上で、議案第80号についての質疑を終わらせていただきます。
    ○議長(森元清蔵君) 以上で、中右議員の質疑を終わります。 続いて、10番井上芳弘君。 ◆10番(井上芳弘君) まず、集中審議ですので全議員のご質問にも関連してお尋ねをしたいと思うんですが、まず組織体制ということで挙げました。先ほどのお話ですと、平成24年5月から協議が始められたということですが、この4条で組合議会というのがあります。当時、小野市と加東市の議員さんという構成はどのような状況だったんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 当初は、組合議会につきましては7名体制ということで加東市から3名、小野市4名というような格好でございました。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) この議会は極めて重要だと思うんですが、両市でこういった検討が担当部局等も含めて話された中で、この組合議会というのが初めてこういった施策の展開を認識されて議論をされた最初というのは、いつごろになっているんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 組合議会の中で議論されましたのは、組合議会といいますのは年間2回総会を開いております。その2回目というのが2月の末でございましたので、その中でも何らかの議論、要するに加西とそのような話を今事務方レベルで行っているというふうな話を、2月の組合議会の総会の中で管理者のほうからお話があったというふうには聞いております。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) そういった経緯の中で、私たちの議会は6月に初めて知らされたわけですけれどもね、こういった情報がなぜ最終ほぼこれ6月に説明がされて8月には協議決定事項としてされていますけれども、これはなぜもう少し早い時期に加西市議会にもこういった話の経緯が乗ってこなかったのかなと思うんですがどうでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 2月の組合議会の中でも報告が相手さんのほうであったわけなんですけども、まだその段階におきましてでも、具体的な今後のごみ処理の仕組みというのは固まっておりませんでした。一番議論なりましたのが、中継方式、全量加西のごみを中継方式で運ぶのか、それとも全量加西のごみを直接小野までもっていくのかという点で、かなりその辺を議論しておりました。そこでちょっと小野と加西のほうの議論が固まらなかったということで、そこがちょっと平行線なっておりましたので、まだ仕組みとしてはきっちり固まっていないという状況でございました。それがいろいろ議論を重ねていく中で、5月の段階におきまして今回お示ししております部分的な中継方式によりまして、小野のほうへ運ぶというようなことが双方の担当者の中での会議の中で合意に至ったということで報告させていただいておりますので、まだどちらに向くかわからないいう状況でございましたので報告ができなかったというところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) それともう1点確認ですが、組合の事務職員ですけれども、管理者が任命するということになっていますが、これは事実上小野市の職員でこの事務が担当されるという理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 事務組合の組織につきましては、局長、そして課長、係長という体制でございます。局長でございますけども、まず局長につきましては小野市からの派遣職員になります。そして、あとの課長、係長につきましては組合の職員という格好で、そういうふうな組織になって運営をしていくふうになっております。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) もしこの組合がスタートをして、議員が参加するのは3名、年に2回ということだということでした。こういった状況の中で、新たな問題点等をきちっと議論していけるのかなと不安になるんですけれども、こういった事務体制というんですか、議会体制も今までと変わりなく進められるということでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 行政担当のごみ、行政側のごみ担当、この方たちの会議いうのは、各総会の前に必ずそういう会がございます。その中で各行政担当のほうから意見を出し合いまして、また予算審議であったり、決算審議であったりということで審議されるというふうに聞いておりますので、組合が主導で進むんじゃなくて、やはり行政側のほうも入りまして議論していくというふうな体制をとっているということでございます。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) それでは、建設経費の分賦の8条、9条について挙げておりますのでお尋ねをします。このごみ処理の広域連携によるコストの削減という資料もこの間いただいておりますが、基本的にはこの8条のごみ処理施設の建設経費というのは、この間のそういったコスト削減の中には、数字としては挙がっていないという理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 建設経費につきましては、コスト削減の中の効果額には上がっておりません。具体的なその建設経費についてちょっと報告いたしますけども、小野加東の事務組合につきましては建設経費の負担は平成13年3月に大規模改修を、部分的な大規模改修を行っております。その分だけが建設経費ということで計上されております。それ以降は各年度ごとの補修ということで、これにつきましては組合経常経費の中で負担をされておりますので、建設経費については平成13年以降は一切かかってないと、投資してないということでございます。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) 加西市のクリーンセンターは平成7年ですね、そして小野市のクリーンセンターは平成元年にスタートしたものと平成10年にスタートしたものいうことで、新しいものでも15年を経過してきて、基本的には国の長寿命化計画等から見ても、長寿命化計画を立てるのか大規模改修をするのか、そういったことを検討する時期であると思います。 小野の30トン炉につきましてもダイオキシン対策はされてますけれども、もうこれ25年経過していますから、一定の改修をしても長寿命化計画等の資料を見ましても、これ30年を超えてなかなかその施設を維持運転をしていくというのは全国的な例から見ても非常に困難な状況なんですね。そういう意味では、加西市の建設コストを大規模改修という数字を上げて、小野の施設については通常の経常経費の範疇という数字で比較するというのはね、これは比較としては客観的に問題があるんじゃないかと思うんですが、それはどうでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 今回の連携に際しまして、加西市は大規模改修、そして、小野加東さんのほうは長寿命化による延命化を図っていくというふうな違った方針を持たれております。今回その点がいろいろ議論されるわけなんですけども、小野の施設と加西の施設の若干の違いがございます。ちょっとその辺をご説明したいというふうに思います。 よく稼働の年数で比較をされるんですけども、それ以外の稼働時間いうのがございます。やはりその同じ施設であっても年間稼働する時間がかなり違ってきております。1炉当たりの比較をしますと、小野と比較をしますと年間約1炉当たり1,500時間ほど時間数が違ってまいります。要するに、小野加東さんのほうのが1,500時間ほど少なく稼働時間がなっているという状況でございます。 これといいますのも、小野のほうにつきましてはご存じのとおり3炉ございます。この3炉をうまくローテーションされまして、1炉を長期間にわたって休ませる。そして、その休止している間に点検、そして補修という格好でうまくローテーションができているという点がございまして、そういうふうなことによりまして大規模改修するよりもそういうふうな長期的なローテーションの中で補修を行っていくというふうなスタンスをずっと以前からされておりますので、炉自身も余り傷んでいないというのが現状でございます。ということで、今後は長寿命化によります延命化を図っていくというのが小野の考えでございます。 逆に、加西の炉でございますけども、加西の炉は当然小野市の炉よりも1,500時間、かなり酷使して炉を使っております。これは加西の炉は2つしかございませんので、なかなか1炉休ませる期間が短かったいうのがその点にちょっと問題がありまして、その間にかなり酷使しまして炉の傷み具合が激しかったということで、加西の炉につきましては傷みが激しいということで今回はもう大規模改修の方向でしかないというふうな状況になってしまったということでございます。ということで、小野と加西の若干その燃焼時間が違うというところが今回の小野は長寿命化、そして加西は大規模改修というふうになった点でございます。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) 加西市は平成9年以降でしたかね、ダイオキシン問題以降准連続炉で、本来は16時間運転ですけれども、24時間運転をしてそういった対応をしていこうと、効率よくして。それが逆にまた炉の長寿命化にもつながるんだと。今回小野に提起されているのも、24時間運転をして炉の長寿命化を図るということなんですね。ですから、炉を時間これだけ多かったから傷んでるって単純にそういう私はご意見はおかしいんじゃないかと思うんですがどうでしょう。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 24時間、そして16時間、この問題じゃなくて炉といいますのは24時間燃やし続けるのが、当然炉にとっては延命化になることでございます。 私が言っておりますのは、要するに3炉がありまして余裕を持ってローテーションを行って、1炉を休ませてその間に点検補修ができるというのが小野加東の事務組合のほうです。 加西のほうも24時間運転を今やっておりますけども、やはりそのごみの量によりましてもかなり変動はございます。加西が今1日当たり出ておりますのは大体35トンから37トンぐらいごみの量が出ておりますので、やはりどうしても1つを完全に休ますというふうなシフトはなかなか組めないという状況で、どちらも燃焼させながらというふうなことでございましたので、ちょっとその辺が2つの炉につきましてもかなり負担がかかっていたというふうな状況で、加西市としては大規模改修というふうに判断をしたところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) 一般質問に譲っていきたいと思うんですけれども、もう1点確認します。 人件費4,900万円の削減ということでした。同僚議員からこの職員体制についてどうなるのかというご質問の中で、配転、そして臨時職員については引き続き雇用ということでした。ごみ処理としての人件費は下がるけれども、全体の給与体制という意味では費用は変わらないということで理解してよろしいんですね。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) そのとおりでございます。正職員につきましては配置転換という格好になりますので、加西市全体でいきますとそれは削減にならないという格好でございます ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) もし単にこのごみ焼却にかかわる費用ということではなく、市のコスト的には全体的な視点でいえば最初の説明では1億2,200万の効果ということでした。その後の試算でこれが1億円ぐらいになりました。今のお話で人件費がほかの部分で同じようにいるようにということであれば5,000万程度と、今のこの資料の範疇でも5,000万程度、実質というふうに理解してよろしいんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 今回の比較につきましては、今回この加西のクリーンセンターにかかっています費用で比較しておりますので、加西市全体で見ればその4,900万円いうのはスライドしただけでございますので削減にならないわけなんですけども、この人件費につきましても今後全体的な総人件費の削減というものもありますので、その中でこの辺の部分につきましては削減していくというふうには考えております。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) もう1点だけお尋ねします。加西の施設については非常に老朽化をして大規模改修をもう前提としてるんだということでしたが、この間加西市議会でも、総合計画の中でも、そういった議論は大規模改修の話は一度もされておりません。非常に老朽化して年々費用が要ってるけれども、むしろ長寿命化方針を立てて北播磨の広域までこの加西市クリーンセンターをもたせていこうということだったと思うんですが、この大規模改修が前提になっているというのはコスト比較のためのそういったことになったのか、いつ時点でこういう方針に切りかえられたのか最後にお尋ねをして、質疑としては終わります。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) そうですね、加西のクリーンセンターにかかっております年間の経費、これいいますのは説明会でも申し上げましたように3億5,000万から4億かかっております。これを加西市1市単独で今後も延命化のために費やしていくとなりますと、かなりやっぱり財政的に負担が講じてまいります。ということで、やはり1日でも早く今回の連携でございますので、1日でも早く連携しまして、加西から出る全体的な財政負担を減らしていこうというのが一番の理由でございましたので、今回は急な話ではございましたけれども、1日も早くということで今回の上程になったというところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 以上で、議案80号に関する集中審議の井上議員の質疑が終わりました。 最後に、3番深田真史君。 ◆3番(深田真史君) 2つお尋ねしたいんですけども、まず1点目ですが加西市クリ-ンセンターの今の施設ですね、当局がお示しになられた資料ですと実存価格、未償却残高は2億9,600万円となっております。先ほど部長から答弁がありましたけども、この施設を粗大ごみを一旦この施設に入れて、さらに小野に運ぶということを言われました。また、個人事業者のごみを受け入れる、そのためのピットとして今の施設を利用するということも言われておりました。ということであれば、ごみの分別中継施設というふうな形になるわけですよね。これはいわゆるごみの共同処理の一部としてみなされないのかというところなんですが、今の加西のクリーンセンターの施設をこの組合に移行させないという理由は何でしょうか。その点をお聞かせください。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長井上君。 ◎生活環境部長(井上利八君) ごみ処理の中には埋め立てごみもございます。そして資源ごみ、今回新しく始めます小型家電というのがございます。それを全て今回加入します小野加東さんのほうへまとめての組合管理という点でございますけども、最終処分場の埋め立てごみにつきましては、各市、どうしてもやはり場所の確保に非常に苦労しております。そして、新たな場所を見つけるのにも非常に難しいという問題がありますので、埋め立てごみにつきましてはそれぞれの市で持って、責任を持ってそういう処分所を確保して処理するというふうなことを今回決めておりますので、その点もなかなかその全て今回の小野加東のほうへもっていくというのは難しい点でございます。 それと小型家電、そして資源ごみ、これにつきましても非常に有価物という格好でそれが売却できます。その売却できた分につきましては、それぞれの市の収入という格好になってまいりますので、それは各市のほうで収入ということで処理をしていったほうがいいじゃないかというふうに思っております。 それと、またペットボトルの回収を行いまして、そして加工をしております。加西の施設につきましてもまだ新しい施設でございますので、この中でもこの施設を有効に使っていきたいという考えを持っておりますので、それも資源ごみにつきましても今後も継続して行っていく。そして、その施設があることによりまして雇用も生まれておりますので、その雇用も引き続き継続して行っていきたいという思いもありまして、資源ごみ、小型家電、埋め立てごみにつきましては今回の組合の管理のほうからは別のごみであるという格好で、一応は仕切りをしたところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 深田さん。 ◆3番(深田真史君) いや、埋め立てごみの話を聞いているんじゃなくて、その最終処分場の話は各市が持つという話は理解しております。ただ、その今の施設をいわば小野まで運ぶために活用されるわけですよね。ですからその部分というのは加西市が持つのか、いやそれともそれは事務組合としてその施設を管理する、運営するっていうことにはならないのか、その点先ほどの答弁でちょっとわかりづらかったので、その点お聞かせください。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 今の時点で申し上げられますのは、中継施設として利用していくという点でございますので、これにつきましては加西市のほうの費用で管理していきたいというふうに思っております。 それと、埋め立てごみとかその辺の受け入れ建屋もございます。それも小野へ運ぶごみ以外のごみも加西で処理するごみもその管理棟の中でも受け入れをしまして計量をしてまいりますので、やはりその部分だけを分けてということはなかなか難しいというところがありますので、全体的に加西市のほうで経費を負担していくというのが今回決めたところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 深田さん。 ◆3番(深田真史君) 2点目ですけども、この加入後の広域的な政策の展開についてなんですが、今回その加入に当たっての規約ですが、第3条にごみ処理施設の設置及び管理運営に関することというふうに書かれていますけども、実際事務組合の議会、私も担当をしてますけどもそれだけに議論が留まるということはありません。これまでも議会の議論で議論されてきましたが、ごみ減量の取り組みですとか不法投棄の問題、またさきほど言われてましたが、炉についての課題等があるわけですが、そういうことについては加西市単独でそういう取り組みを行えばいいかというわけでもないですよね。協調して3市で政策を展開しなければいけない部分があるわけですけども、加入後そういう3市のテーブルに立ったときに、どのような政策を展開されるおつもりなのか、その点をお聞かせください。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 連携後のごみ処理の政策、その辺の議論でございますけども、3市それぞれごみ対策についての政策をお持ちでございます。それについて、こちらがとやかくは言えないというのを思っております。ただ、そのそれぞれの各市で行われておりますごみ減量対策、やはりよいものもございます。その辺につきましてはよいものはどんどん吸収していきまして、それぞれの市のほうでその政策を展開していくというのが、今後はそういうな格好で取り組んでいければというふうに思っておりますので、今回3市が一緒になりまして、よいものはどんどん吸収していきまして、それを今後の市政のほうへ反映できればというふうに思っております。 ○議長(森元清蔵君) 深田さん。 以上で議案第80号の集中審議における深田議員の質疑が終わりました。 これをもって、議案80号の集中審議を終わりたいと思います。 それでは、通告に基づいて順次質疑を行いたいと思います。 9番黒田秀一君どうぞ。 ◆9番(黒田秀一君) 自民の風・誠真会を代表しまして、議案第77号の質疑をさせていただきます。 1点目ですけども、値下げ価格の算出根拠についてでありますけども、平成26年4月から小野のクリーンセンターと連携することによって、1億2,000万程度の削減ができまして、その効果額を市民に還元するという政策として指定ごみが半額になるということですが、半額になった経緯をお聞かせください。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長井上君。 ◎生活環境部長(井上利八君) 今回のごみ袋の値下げの根拠でございますけども、平成20年に指定ごみ袋という格好で「ごみゼロ委員会」というのがございました。その中で、答申としましてごみ処理経費の1割を市民の方に負担してもらおうというような答申がございましたので、そちらに基づきまして、今回の料金設定をしております。それのちょっと内訳を報告させていただきます。 45リットルの袋、これの処理経費の1割分としましては21円70銭、1枚当たり21円70銭でございます。それと、あと袋の製作費が11円25銭、販売手数料が1円45銭と、合計34円40銭の1枚当たりの費用がかかってまいります。このうち製作費と販売手数料、これ以外のごみ処理経費の1割分ということで21円70銭、これの部分に対して市民から負担してもらうということで、単価を25円という格好に設定をしたところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 黒田さん。 ◆9番(黒田秀一君) わかりました。すみません。 続きまして、ごみ減量化の啓発についてお尋ねいたしますけども、私、今、昨年同僚議員と九州の志部志市いうところへちょっとごみの分別いうことで行政視察に行ったんですけども、そこの志部志いうとこがごみの分別で日本一いうことをお聞きしまして、行ってきました。というのは、ごみを29に分類して、全然焼却施設はないんですね。紙は紙で収集し、生ごみは週2回収集に来とるんですけど、その生ごみをまた堆肥にして売っとるいうようなことを勉強してまいったんですけども、加西市として今後ともその減量化につけての啓発とか取り組みを一度お聞きしたいんですけど、お願いいたします。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) ごみの減量ということでご質問でございますけども、加西につきましてはごみの減量いうことで十数年前にごみの有料化というふうな格好で取り込んでおります。そのときに、そのときの担当者の方のご尽力によりまして、それ以降かなりごみの量は減ってきております。県下でも加西市はかなり進んでいるという状況でございます。 今回の連携によりまして、ごみの持ち込んだ量によりまして負担割合が変わっていくという点がございますので、できるだけ加西から出るごみを減らしていきたいというのは考えております。 その中で新しく取り組むということで、26年4月からは剪定枝のリサイクル、そして小型家電のリサイクルというのを新しく始めてまいります。リサイクルすることによりまして、ごみの量を減らしていくというふうな政策を一つ持っております。それとあとですね、市内の4割を占めます事業所、事業所から出てまいります事業系一般ごみというのがございます。このごみの量を何とか減らしていきたいということで、各事業所さんのほうへお願いをしまして、その辺を取り組んでもらえないかいうふうに思っております。その中で、各事業所に対して市から何らかのインセンティブ的なものをつくりまして、その中で取り組んでいただければというふうには考えております。 また、あと生ごみ、これにつきましても非常に重量的にもかなりかさばってまいりますので、この辺の生ごみを何とか分別して減らしていきたいということで、今現在は生ごみにつきましては処理容器の堆肥化、または花卉園芸の肥料などに利用されまして農地に還元をされております。このごみの減量化機器の設置費の補助いうのを今現在も行っとるわけなんですけども、これを拡充していきたいというふうには考えております。 それと、あとその生ごみの収集、または資源の有効利用ということで、何らかの調査、または試験的な取り組みというのも今後考えていきまして、ごみの全体のごみの量を減らしていくというようなことを今考えておるところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 黒田さん。 ◆9番(黒田秀一君) 最後ですけども、ちょっとこれ通告に入れてませんけども、説明会でもお聞きしたんですけども、こういう80号と関連しますけども、このたびのこういう4月からになりましたら、不法投棄というのが問題になってくると思うんですけど、この点について最後ですけどもお聞きしたいんですけども、やっぱり小野まで持っていくのが邪魔くさいとか、山にほかす人がふえるんではないかと思うんですけども、もう一度お尋ねしたいんですけど。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。大丈夫ですか。 ◎生活環境部長(井上利八君) 不法投棄ということで、これは本当に懸念されます。ということで、今現在も不法投棄のパトロールいうのを重点的に行っておりますので、今後も兵庫県さんのほうと協力しまして、重点的に不法投棄防止ということで取り組んでいければというふうに思っておりますし、またその監視カメラ、それの設置も県の方と協力しまして増設しまして、監視していこうというふうには思っております。 ◆9番(黒田秀一君) ありがとうございました。 ○議長(森元清蔵君) 以上で黒田秀一君の質疑を終わります。 次に、4番中右憲利君、質疑をどうぞ。 ◆4番(中右憲利君) それでは、まず議案第76号加西市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について伺います。水道料金の下げ方についてなんですけれども、家庭用水道料金の一番最初の区切りですね、これがその1立米から8立米になっていたのが1立米から5立米に変更されて、その部分は従来より4割以上下がっていると思うんですが、この区切りの変更とその部分の大幅な値下げはどのような考え方によるものなんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長井上君。 ◎生活環境部長(井上利八君) 今回の水道料金の下げ方ということでご説明をいたします。日本の水道協会いうのがございましてそちらから発行されております水道料金算定要領いうのがございます。それに準じまして全国的に家庭用に関しましては基本水量制いうのをもう削減していこうと、廃止していこうというふうな動きでございます。その中でひとつの動きとしまして今回、基本水量を8トンから5トンに下げております。そして、将来的にはこの5トンからもう0という格好で使った分に対しての料金をかけていこうというのがもう全国的な流れでございますので、そういうふうな格好で今回は8トンから5トンという格好で料金改定をしたところでございます。以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) その部分の料金がその大分下がっているということに対してはどうですか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 申し訳ございませんでした。平均的な使用量いうのを負担が軽減ができるようにということで、家庭用の基本料金及び1カ月に使用する、1カ月に使用する20トンまでの従量料金を平均的な改定率によりますよりも高く設定をしたところでございます。1トンから5トンまでの下がり方が大きいのは基本水量を下げたから下がり方が多かったというところでございまして、この度は平均しまして現行料金に比べまして9.65パーセントの値下げという格好になっております。また、用途別に申し上げますと、家庭用では11.6パーセント、業務用では6.8パーセント、公会堂用では6.6パーセントというふうな値下げをしております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) その値下げの財源についてなんですけれども、水道についてはそのメンテナンス費用も相当かかりますし料金を下げるには、料金を下げても運営費用を確保できるだけのコストの削減があるものと思われます。 今回どういう形でコストの削減を実現できたのか、あるいは、前回10パーセント下げてもまだ余裕があって今回の値下げとなったのでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 今回の値下げの財源の主なものを申し上げます。 今年度以降の使用水量の伸びということで推測をしております。使用料金の増、そして、有収率の向上ということでこれによりまして受水費の削減ができるということで平成24年度の純利益が2,200万ございました。これを基本としまして平成28年度では予想としましては7,900万円程度が増えるであろうというふうには見込んでおります。 また、4月から消費税率が増税されるということから消費者の皆さんの負担にならないよう、負担増にならないようということで、今回先行しまして今回の水道料金の値下げを行ったところでございます。 値下げによります全体的な減収ということでございますけども、減収は約1億円程度になります。29年度以降の純損失は各単年度でいきますと3,000万から4,000万前後を推移していくんじゃないかというふうには考えております。経営としましては非常に苦しくなるわけなんですけども経費の削減に努めまして、または、市川、兵庫県といたしましても受水費の値下げということで引き続き交渉してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それから北播各市町との水道料金と比較して今回の値下げで加西市はどれぐらいの位置になるんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 今回の値下げによりまして北播5市1町の中で申し上げますと、2カ月で平均的な使用量40トンで計算いたしますと水道料金だけでは安いほうから、安いほうから数えまして3番目でございます。ただ、料金いいますのは上下水道料金合わせての請求になっておりますので、この上下水道料金を合わせて申し上げますと4番目になります。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それからですね、加西市といえば水が高いという固定観念が今だにありますが、今回の値下げによって加西市は近隣自治体と比較して決して水の料金が高くないということが明らかになるわけなんですけれども、そのことを市内外に周知する必要があると思いますがそのPRはどういうふうにされますか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 水道料金以外の値下げということで今回はごみ袋も値下げを上程、上げとります。ということで、生活環境部独自の、さきほど言いましたように独自の広報紙をつくりまして、その中でこれぐらいの値下げになりました、ごみ袋はこうなりました、そして、また、ごみの分別はこうですよというふうな広報紙を作っていきまして市民に周知してまいりたいというふうに、PRしてまいりたいというふうには思っております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 続きまして議案第79号加西市公民館設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例の制定について伺います。まず、アクアス加西のグラウンド使用料を取ることの妥当性についてなんですけれども、前にもアクアスのグラウンド使用料を取るという議案が出されてそのときは否決をされております。理由のひとつは本来アクアスは調整池であって体育施設として作られたものではないと、いわば河川敷のグラウンドと同等ということ。ふたつめはサッカーやグラウンドゴルフに使われているんですけれども、芝がもうなくなっていてお金がとれるようなそういうグラウンドコンディションではないということであったと記憶しております。また、無料で気軽に運動ができるようなそういう公園的なところにして欲しい、そういう意見、それから無料ということもあって市外から大勢人がくるんですけれどもそれも加西市の活性化に寄与していると、そういう意見も出されていたと思います。今回改めてグラウンド使用料徴収の議案を出された意図を伺います。 ○議長(森元清蔵君) 教育長、登壇の上どうぞ。 ◎教育長(松本直行君) =登壇= グラウンド利用料を取ることの妥当性について説明いたします。 アクアス加西につきましては調整池として整備された当初から芝生のグラウンドが整備されておりましたが、このような施設で利用料を取ることができなかったために体育施設として設置管理条例に明記されグラウンド部分は無料で貸し出しを行っておりました。その後、河川敷専用許可基準、並びに河川敷地専用許可基準の事務処理要綱の使用料は徴収することができるという改正を受け、加えて昨年来二カ年にわたり地元の皆様や社会教育団体の皆様にご協力を得て全面芝生の張りかえを行いました。これまでは無料であったことからなかなか整備が追いつかなかった経緯もございます。今後この芝生グラウンドの適正な利用、そして、整備を行っていく上でも妥当なことと考え利用料徴収の議案を提出させていただきました。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) では、使用料金の妥当性、及び、料金設定についてなんですけれども管理人さんもおられますし、また、トイレなどの周辺整備、芝などのメンテナンス等の費用が要りますのである程度は受益者負担という考え方で施設を維持していくべきだろうというふうには思いますが、その料金設定が1時間について半面1,000円、全面2,000円というのはいかがなものかというふうに思います。 前回議案として出されていたのは1時間について全面300円だったと思います。これは市民グラウンドの料金にあわせたということだったんですが、どうして今回このような料金設定になったのかちょっと伺いたいんですけども、今市民グラウンドの使用料は幾らなってますか。 ○議長(森元清蔵君) 教育長。 ◎教育長(松本直行君) 市民グラウンドの現在の利用料は1時間300円です。今回は芝生のグラウンドである三木の防災公園平日2,400円、土日3,000円を参考にしております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 市民グラウンドの料金は変わっていないということなんですね。その今一緒に議案に出されておりますその多目的グラウンドであれば1億2,000万ほどの大金を投じて大規模改修工事をして立派な体育施設として整備をされようとしてます。 一方アクアスはその県から補助を受けた天然芝を地元の人たちがその汗水たらして張っていったそういうところです。市は今回の整備にそんなに費用をかけてないと思うんですね。ありがとうございました、きれいになりました、それではこれから1時間について2,000円いただきますと、これでは余りにも人をばかにしたようなことにならないかと思うんですがその点についてはいかがお考えですか。 ○議長(森元清蔵君) 教育長。
    ◎教育長(松本直行君) 今回たくさんの人たちに芝生の張りを手伝っていただきました。特に県民町並み緑化事業補助金を受けて24年度、25年度に2回に分けて活用するために詳しくは地元のまちづくりの団体、自治会、老人会、そして、体育協会やスポーツ少年団による実行委員会を設立していただいて手伝っていただきました。各400万円の補助をいただき、実行委員会の皆様を中心に市民ボランティアを募り、芝張りを行いました。本当に今回こういうご協力いただいた皆様にはもう心より大変感謝しております。グラウンド整備を手伝っていただいたことでよりいっそうこの施設への愛着を持っていただけるというふうに思いますし、こちらもそのことは十分にわかった上でこれからの人たちが、いろんな人たちがこの場所を本当に使いやすいように進めていきたいと考えております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それでですね、体育協会に入っている団体には減免措置があるということなんですけれども、そのほかにも芝張りを手伝っていただいたようなその老人会であるとか、まちづくり団体であるとか、スポーツ少年団等には少なくとも減免措置があるべきと考えますがそこらはどういうふうに考えられてますか。 ○議長(森元清蔵君) 教育長。 ◎教育長(松本直行君) ご指摘のとおり今回たくさんの方の協力を得てグラウンド整備を行いました。加西市におけるスポーツ振興と市民の皆様の健康増進これが第一でございます。アクアス加西の活発なご利用をいただく、そのために体育協会、それからスポーツクラブ21、スポーツ少年団といった社会教育団体に加えて自治会、老人会、まちづくり団体につきましては全額減免を実施する減免要綱の策定を用意をしております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) もともと有料であった施設の料金を一部変更するのであればその部分だけを議案として上げればいいと思うんですけれども、無料であったところを有料にする場合、きちんとその全体の料金体系を決めて議案として上げてもらわないと私たちとしても判断ができないということですよね。今回今の答弁でこの老人会とか地域団体、スポーツ少年団が入ってたかどうかは知りませんけれども、そういう団体については今までどおり無料にするということですので、そんなにむちゃな議案でもなかったのかなとは思いますが、本来は当然そこらの減免措置も初めから含んだ議案にすべきだったと思うんですが、いかがお考えですか。 ○議長(森元清蔵君) 教育長。 ◎教育長(松本直行君) もうお気持ちはよくわかりいたします。今回の条例改正の議決結果を受けて真摯に対応してまいりたいと考えております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それから、芝のメンテナンスについてなんですけれども、今回の改修工事で砂も入れて水はけをよくしたということなんですけれども、本来アクアスは調整池ですので一定量以上の雨が降ると水がたまるようになってます。芝を張るには条件の悪い場所です。サッカーを禁止している今でもグラウンド大分荒れているように見えますし、グラウンド以外のところなんですけれども、最近張った芝がすでにところどころ1メーター、2メーターまるくなってはがれている、そういうところも見受けられます。恐らくそのアクアスのようなところで特にサッカーのような激しいスポーツをするとなかなかきちんとしたメンテナンスができないんではないか思います。 そうかと考えますと今の料金設定でいいのかなと、この半分ぐらいの料金でもいいのではないかなと思うんですがいかがお考えでしょうか。この料金設定で見合うメンテナンスは可能なんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 教育長。 ◎教育長(松本直行君) アクアス加西のグラウンドは暗渠排水も完備しております。水はけは、したがって水はけは確保しております。冠水した場合のご心配なんですけれども、1週間程度まで水が浸かっていても大丈夫というふうに今聞き及んでおります。芝生の整備後は指定管理者、それから芝生維持管理協定書を締結して、指定管理者と芝生維持管理協定書を締結してその管理を委ねているそのところです。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それから、同じ議案で多目的グラウンドに対するその議案、その料金設定なんかも出てるんですけれども、これはどういう基準で使用料を決められたんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 教育長。 ◎教育長(松本直行君) 多目的グラウンドなんですが、これは小野市の龍翔ドームの屋根のない人工芝グラウンドの使用料がフットサルのコートの1面分で1,000円であるということから同額といたしております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) ここに関してもその減免措置というのは、体育協会に入っている団体以外にはあるんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 教育長。 ◎教育長(松本直行君) 今現在加西市の体育施設におきましては市外の方が、これは市内外共のこととしてお話をしますけれども、市外の方もご利用になる場合、価格設定の2倍をいただくということになっておるんですけれども、東播磨各市町の相互協定によって同一、同地域内の方々は加西市民と同額で利用できると、利用していただけるということになっとります。 多目的グラウンドについてもアクアス加西と同様に減免規定の設定を予定しております。体育協会、スポーツクラブ21、スポーツ少年団、それから、老人会については100パーセントの減免を予定しております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 続きまして、一般会計予算補正予算の20ページ、15款民生費10目児童措置費についてなんですけれども、この病児・病後児保育施設はどこに整備をされるんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 教育長。 ◎教育長(松本直行君) 病児・病後児の保育施設ですけれども来年度開設のこの施設は、アスティアかさいの2階のさかいこどもクリニックで運営する予定です。したがって医療機関が設置する保育施設となります。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 今でも病後児保育をやっている施設はあると思うんですけれども、そことはちょっと違う、そこでは間に合わない、そういうことなんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 教育長。 ◎教育長(松本直行君) 平成23年から実施している病後児保育は富田保育所で運営しております。毎年の利用実績は年間約延べ20人程度なんです。施設の許容人数を上回る利用人数にまでは至っておりません。来年開設する施設これは病児も保育の対象とする病児・病後児保育施設となって、立地場所もアスティアかさいという集客施設の中でありますので、三木市を除く北播地域にも同様の施設がございませんので市外からの利用も見込んでおります。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) ここは基本的には保育園という位置づけでよろしいんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 教育長。 ◎教育長(松本直行君) 先ほども述べましたように、医療機関が設置する保育施設ということになります。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 補助金ですけれども、これは1回きりのものですか。 ○議長(森元清蔵君) 教育長。 ◎教育長(松本直行君) 施設設備に関する補助金は1回きりのものですが、翌年からは運営費に対する補助を行い、その金額についての3分の2の県補助金が充てられることになっております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 私としては質疑終わります。ありがとうございました。 ○議長(森元清蔵君) 以上で、4番中右憲利君の質疑を終わります。 続いて、12番三宅利弘さん。 ◆12番(三宅利弘君) 21政会を代表いたしまして質疑を行います。 まず、議案第72号、加西市消防団条例の一部を改正する条例の制定についてでありますけれども、まず適正人数についてお尋ねをしたいと思います。この地元の消防団の方々、この方々には火災はもちろんのこと本当にこう最近ではゲリラ豪雨、こういった被害のときには本当に大変な力を発揮していただいております。また、各自治会組織におきましてもなくてはならない存在だというふうに思います。 したがいまして、一定のその定数の確保というのは非常に大事なことであると思いますけれども、今回団員数を1,482人から1,418人、64名減らされております。これそれぞれ各団員数は例えば可搬式でありましたら13ないし14人というふうに決められておるんですけれども、今回この減にした理由は何なのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長高橋君。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 今回の定数の見直しでございますが、提案説明でも申しましたように、消防団員に係る公務災害補償や退職報奨金の負担金、1人当たり2万1,100円でございますが、この負担金が実際の人員ではなく条例定数に基づき負担しなければならないという規定になっておりまして、ここ数年年間130万円もの負担増となっておりまして、この余分な支出を団員の待遇改善の一部に回せないかというのが見直しの出発点でございます。 当然、言われましたように消防団の定数につきましては、あくまでも消防庁が定めました消防力整備指針に基づく必要があろうと考えております。その指針によりますとポンプ自動車、また小型動力ポンプ、それぞれにおいて人員という最低人員が示されておりまして、今回見直ししていく中で以前自動車ポンプから小型動力ポンプへ4台程度も移行しておりますし、部の規模等にかかわらず、一律小型動力ポンプでは14名としておりまして、条例定数自体も過分なものとなっておりますので、その点を踏まえまして現状の団員数や次年度の団員確保の見込み等を踏まえまして、今回64名減の1,418名と改正させていただくこととさしていただいております。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 三宅さん。 ◆12番(三宅利弘君) わかりました。 続きまして、消防団区域についてお尋ねをしたいと思いますけれども、今回の区域につきましては消防団区域内に居住、または勤務する者、ただし消防団活動に支障がないものと認めるものはこの限りではないということで、こういう条例改正になっております。範囲としましては、かなり拡大をされているように思いますけれども、なぜこのような条例改正をしなければならなかったのかお尋ねをいたします。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 現代、消防団の資格要件につきましては消防団区域に居住する者ということで、市内居住というのが要件となっております。しかしながら、現状を見てみますと市外に住民票を置きながらでも積極的に消防団活動や自治会活動に参加されている方も多数おられます。また、これらの方については一時的に住所地を市外に移しているだけであって、生家を拠点に活動をされているというような実態がございます。そのような実態を踏まえて、現状では居住要件を拡大的に運用しておったところでございます。 しかしながら、この要件は昭和42年当時からのままで現代の家族、居住の実態も非常に変わっております。そのようなことから条例の適正な運用が図れるよう、また消防団の活動に支障のない範囲で居住要件を緩和させていただいて、団員確保にも寄与できるように改正させていただくものでございます。 ○議長(森元清蔵君) 三宅さん。 ◆12番(三宅利弘君) わかりました。 続きまして、議案第78号加西市幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてお尋ねをします。 まず、1点目はその対象人数、これについてお尋ねをしたいと思うんですけれども、今回の改正では入園料、幼稚園の入園料を8,000円から6,000円に、そして保育料を月額6,300円から5,000円にそれぞれ減額をされております。ところが、この対象者といいますか、この方々ですね、まず幼稚園児5歳児、それから幼児園の4歳と5歳の短時間保育部を選択される方、子供たち、これに限られておりますね。 そこでお尋ねをしたいんですけれども、今回この適用される26年度の対象園児数、また対象外の園児数はそれぞれ何人ぐらいになるのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 教育次長後藤君。 ◎教育次長(後藤倫明君) 今回の値下げに該当をする平成26年度の幼稚園、また、幼児園の短時間部の在籍見込み数ですけれども、150人程度を見込んでおります。それから、対象外となる公立、それから私立の保育所の在籍数、これを合わせまして、これ平成25年度の人数ということでいいますと四、五歳で430人程度と見込んでおります。 以上でございます ○議長(森元清蔵君) 三宅さん。 ◆12番(三宅利弘君) 次に、その保護者の負担軽減についてお尋ねをしたいんですけども、今回幼稚園5歳児と、この幼児園の短時間保育部の入園料、これが軽減されたんですけれども、この長時間保育部を選んだ子供たち、この方たちは対象外ということですね。もちろんこれ料金体形は違うわけですけれども、まずその対象園児の保育料、これは幾らになるのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 教育次長。 ◆12番(三宅利弘君) 議長、ちょっとすみません。預かり保育も含めてお願いをいたします。 ○議長(森元清蔵君) 教育次長。 ◎教育次長(後藤倫明君) 幼稚園とそれから幼児園短時間部の保育料、これは預かり保育料も含めまして月額2万円程度になるかと思います。今回の料金改定によりまして、毎月保育料が1,300円程度減額になるということでございます。 ○議長(森元清蔵君) 三宅さん。 ◆12番(三宅利弘君) 私が試算させていただいたところでは、現在2万500円ぐらいから1万9,200円ぐらいになるだろうということというふうに試算をさせていただきました。それではもうこの対象外園児の保育料、これ私立の子供たちもなるんですけれども、大体これ最高、最低、平均幾らぐらいになるんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 教育次長。 ◎教育次長(後藤倫明君) 保育所の保育料と申しますのは、所得とそれから子供たちの年齢によって異なりますけれども、3歳以上では生活保護世帯、これを除きまして保育料の最低額は5,500円、それから最高額が4万1,500円程度になります。おおむね保育料の平均額といたしましては、3万円前後になるかと思っております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 三宅さん。 ◆12番(三宅利弘君) 今お聞きをしましたことで、ざっと対象園児と対象外園児は月額で大体1万円ぐらいやっぱり差がこうして見ますとあるわけですね。私、今回この改正は大変ありがたいというふうに思うんですけども、対象外園児のほうが随分やっぱりそのほうが園児数が多いわけです。ですから、今回もうちょっと考えてほしかったかなと思います。せめて5歳児ぐらいを対象に考えていただければなというふうに思いはしたんですけども、今回その改正に当たって、やはりいろんな協議をされたというふうに思うんですけれども、私が申しましたようなことが協議の中に含まれていたのかどうか、どういった協議をされたのかお尋ねをします。 ○議長(森元清蔵君) 教育次長。 ◎教育次長(後藤倫明君) 保育所のいわゆる保育料の軽減についての議論でございますけれども、保育所につきましては所得に応じて、またそれぞれの金額が異なるということもございます。それから、今現在実施をしております第2子以降の負担軽減というふうなことも実施しておりますので、複雑な料金体系になっているかと思います。 それから、今後考えております第2子以降の保育料の無料化っていうふうな課題もございます。そいうふうなことを考えておりますので、今議員が提案をいただきました例えば4歳とか5歳、これに限定した場合においては、今言われましたような検討は可能ではないかというふうにも考えております。先ほど言いましたように、今後どのような保育料に関する軽減ができるのかということについては、さらに検討を深めていきたいいうふうに考えております。 ○議長(森元清蔵君) 三宅さん。 ◆12番(三宅利弘君) わかりました。後はまた常任委員会で質問をさせていただきます。 次に、議案第81号加西市一般会計補正予算(第4号)についてでありますけれども、30款農林水産費15目農業水産費19節負担金補助及び交付金のうち、まず農地集積協力金280万円、それから青年就農給付金75万円、それから戸別所得補償推進事業補助金40万円、これらは全て人・農地プランに関係をしているというふうに思いますけれども、現在の人・農地プランの進捗状態も含めてそれぞれの内容についてお尋ねをします。 ○議長(森元清蔵君) 地域振興部長森井君。 ◎地域振興部長(森井和喜君) まず、農地集積協力金でございますけれども、これは人・農地プランにおける中心となる経営体、いわゆる営農組合であったり認定農家さんになるわけでございますけれども、それらに農地を提供する農地所有者に対して給付されるものでございます。 加西市におきましては、平成24年度に近畿第1号となります網引町を初め、計22町で21の人・農地プランが認定されておるところでございます。今年度当初予算、当初では4町の策定を予定し、10人に対して計500万の予算計上をしておったところでございますが、プランの策定の推進を行った結果、現時点で今年度末で新規策定が15町、それからプランの見直し、更新が8町で、13町で82人を対象に3,300万円の給付を予定となったところでございます。 同じく、プランにおいて中心となる経営体に位置づけられる新規就農者に対して支払われる青年就農給付金についてでございますが、現在の4人に加えて、ことし下期に新たに1名増加となりますので、半期分の75万円を補正対応をお願いするものでございます。 最後に、戸別所得補償推進事業補助金でございますけれども、現在は名称が経営所得安定対策直接支払推進事業補助金という名称に変更されております。その補助金のメニューの一つを利用して、今年度法人化をされた営農組合に対して法人化支援40万円を支出しようとするものでございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 三宅さん。 ◆12番(三宅利弘君) 大体わかったんですけど、青年就農給付金、これにつきましては今部長が少しちらっと触れられましたが新規就農者との関係ですね、この辺の関連はどのようになっているのかもう少し詳しくお願いをしておきます。 ○議長(森元清蔵君) 地域振興部長。 ◎地域振興部長(森井和喜君) まず、新規就農なんですけれども、農水省の定義によりますと1つは自営農業就農者、例えば学生さんから一気に新たに農業を始められた方、それから違う職から農業に転職というか農業を開始された方が1つです。それからもう1つは雇用される方、法人等に常時雇用されるようになって、農業が中心、農業従事が中心になった方、それからもう1つは新規参入者ということで土地資金等を独自に調達されて、新たに農業経営を開始された経営の責任者を、この3つをひっくるめまして新規就農者というふうな位置づけになっております。 ご質問の今回の青年就農給付金でございますけれども、これはそのうち自営農業就業者であって、年齢が45歳未満の方が対象になるということでございます。給付金でございますけれども、平成24年度に新設された国の制度でございまして、青年の就農意欲の喚起や就農後の定着を図るため、就業前の研修段階及び経営の不安定な就農初期の段階で給付金を交付するものでございます。1つは準備型といいまして農業大学等に勉強されるときに、これは2年間150万、年間150万ずつ支給されるものでございます。それからもう1つは開始型ということで就農に農業を開始された時点から5年間、これも年間150万円が支給されるものでございます。 条件といたしましては、1つは農地を自分で所有していること、それから機械等も本人の所有であること、それから生産物の出荷や生産資材等を本人が取引をしておること、それから経営開始後5年で生計が成り立つ計画があること、それから最後に人・農地プランの中心となる経営体に位置づけられることというふうな条件がございます。 加西市、今現在の4人にプラス補正をお願いしております1名、計5人になる予定いでございますけれども、これにつきましてはいずれも経営開始型での給付ということでございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 三宅さん。 ◆12番(三宅利弘君) ありがとうございました。以上で終わります。 ○議長(森元清蔵君) 以上、12番三宅議員の質疑を終わります。 続いて、8番別府直君どうぞ。 ◆8番(別府直君) 発言通告に基づきまして、自民の風・誠真会を代表し質疑を行います。 まず、議案第75号加西市開発調整条例の一部を改正する条例の制定についてであります。市のホームページを見まして、加西市開発調整条例改正の趣旨説明には、「平成23年4月1日の条例施行後、条例手続に基づき周辺住民とのトラブル防止と適正な土地利用の誘導等に努めてきました。しかしながら、条例制定時には想定していない太陽光発電設備等、新たな土地利用が図られるようになりました。また、2年間の条例手続において市街地の土地活用の促進と手続の短縮化が求められているところです。このたび住民トラブルの未然防止と適正な土地利用の誘導という条例制定の趣旨は堅持しながら、実態に即した周辺住民との事前調整を目的に、条例調整の基準や開発事業の内容について見直しを行います」。そういうふうに書かれております。 そして、今回のこの改正する条例が出てきたというふうになっておりますけども、平成25年9月4日水曜日から10月1日火曜日までのパブリックコメント、その期間については意見は出ていなかったようであります。 そこで、まず太陽光発電施設をこの事前協議の対象にしたその理由と、騒音等による周辺住民とのトラブルが見受けられる、そういうふうに書かれておりますが、そのトラブルの内容についてできれば具体的にお聞きしたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 都市整備部長木下君。 ◎都市整備部長(木下義視君) それでは、太陽光発電施設を事前協議の対象にした理由とトラブルの内容というお尋ねかと思います。 今おっしゃいました太陽光発電施設は、開発調整条例の策定するときには想定していなかった土地利用でございます。この数年、市内に敷地面積1ヘクタールを超えるメガソーラーと呼ばれる施設が建設されております。太陽光発電施設は建築物やいわゆる工作物に該当しない、そういうことから建築確認申請の手続が不要でございまして、造成工事が伴う場合でも都市計画法による開発行為に該当しておりません。このために事実上手続なしで事業が進められております。 既に設置されました施設の中には、先ほど議員おっしゃいました騒音について住民より市のほうへ苦情が寄せられております。また、太陽光発電施設の造成工事による雨水などの防災対策についても、地域の方は危惧されているとお聞きしております。 いずれにいたしましても、太陽光発電施設の設置を制限するものではございませんが、住民トラブルの発生を防ぐために一定規模以上の太陽光発電施設の設置を事前協議の対象とするものでございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 別府さん。 ◆8番(別府直君) 次にですけども、今回その基準の見直しがされておりますけども、その内容と変更によって想定される効果、それはどういうふうに考えておられるのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(木下義視君) 少し長くなりますけれども、基準の見直し内容と想定された効果はとのお尋ねですが、主なものにつきましては4点ございます。 まず、条例改正の内容につきましては、1点目が太陽光発電施設を協議対象とする。2点目なんですけれども、事業協議対象を面積500メートル平米以上から1,000平米以上に変更すると。3点目、事前協議対象となる工作物の高さを15メートル超えるから31メートル超えるに変更する。4点目、住民への説明や協定書の締結が省略できる対象を、事業区域1,000平方メートル未満から3,000平方未満に変更するとしております。 事業面積500平米から1,000平米平方メートルの事案のほとんどが議員もご承知のとおり市街化区域の共同住宅でございます。改正に当たりまして、共同住宅の事業者に聞き取りを行いました。事業面積にかかわらず、必ず事前に近隣住民の皆様には事業説明をしているとのことでありました。そして、協議対象の工作物は携帯電話のアンテナがもう大半でございます。改正に当たりまして、これもアンテナ事業者に確認をしております。アンテナの高さの2倍の半径内の土地所有者には、工事説明を必ずして承諾を得てるとのことでありました。 条例制定の趣旨は、先ほども言われましたが、堅持しながら実態に即した見直しによりまして、特に市街化区域での共同住宅あるいは住宅開発などの土地利用について、規模により手続の簡素化が図られることから、担当といたしましては人口増対策の効果も期待されるものと考えております。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 別府さん。 ◆8番(別府直君) わかりました。 次ですけども、別表第1に地球環境形成のための基準、その3緑地の確保という部分ですけども、「開発事業区域内に緑地(高木、中木、低木、芝又は地被植物で覆われた10平米メートル以上の一団の土地)を設けること」、以前はこうなっとったんですけども、今回その面積の規定である10平米以上の一団、そういった部分が削除されておりますけど、この理由は何でしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(木下義視君) 別表第1の地球環境形成のための基準、その中に緑地の確保について「10平米以上の一団の」、とありますが、その削除した理由とのお尋ねかと思います。 開発調整条例では、事業の規模に応じまして緑化の基準を定めております。しかしながら、事業区域が小さい場合、合計で10平方メートル以上の緑地は確保できましても、いわゆる建物とか駐車場などの配置によりまして、一団とした10平米以上の緑地の確保が難しいと、こういうことがございます。そういったところに苦慮しているところなんですけれども、このような場合の対応するために総枠で、合計の面積で緑地の確保をしていただくことで、いわゆる10平米以上の一団の云々とあるところの文言を省略するものでございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 別府さん。 ◆8番(別府直君) その確保が難しいということはわかったんですけども、結局じゃここの確認ですよね、実際とこの行われた確認、細かいところのチェックとかいうのは、やはり担当課のほうなんかで一応やっぱきちっとできるということでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(木下義視君) もちろんそのとおりでございます。いわゆる今業者なんかにお聞きしますと、要するに当初はその面積に対してその地域によりまして5%から10%、15%ずっと決まっておるんですけども、それはもう担当でチェックしております。おりますけれども、やはりバラバラでそういう緑地を確保しても意味はございませんのでそういった中でそういう考えをしておったんですけれども、やはり小さな面積、最低500平米以上なるんですけれども、そういった中で駐車場とか店舗した場合の一団の固まりですね。固まりのの10平米を確保するのに非常に難しいといったところから、そういう全体の面積で、じゃそしたら環境に優しい緑地を設置してもらおうというところで、担当のほうで確認もしております。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 別府さん。 ◆8番(別府直君) ありがとうございました。 じゃ、次に議案第81号平成25年度加西市一般会計補正予算(第4号)についてお尋ねしたいと思います。15款民生費15項児童福祉費15目児童福祉施設費300万円、これなんですけども、泉第三保育所裏山からの雨水対策費用となっております。この工事内容について説明いただきたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 教育次長、後藤君。 ◎教育次長(後藤倫明君) 泉第三保育所ですけれども、その位置は土砂災害の警戒区域ということになっております。したがいまして、火災とかあるいは地震とかとともに、土砂災害から子どもたちの身を守るという対策が必要というふうに考えております。 地域のほうの協議会で、泉第三保育所につきましては平成26年度も園児を募集するということになっておりますので、この春までに何とかその安全対策を強化したいというふうに考えております。裏山から園舎のほうに向かって流入をする雨水を通す水路を拡幅する、そういった工事を考えております。あわせて地元自治会にも協力をいただきまして、地元の方が所有されている裏山についても、現在素堀りの状況にありますけれども、市から工事の資材を提供しまして、地元施工で水路工事をお願いをすると、そういった工事でございます。 ○議長(森元清蔵君) 別府さん。 ◆8番(別府直君) その場合、かねてからこの泉第三保育所というのは結構湿気とかもひどいと思うんですけども、こういった水路拡幅とか、今言われたように地元の協力を得てしていくと、そういった部分も多少やっぱり改善されるんでしょうかね。 ○議長(森元清蔵君) 教育次長。 ◎教育次長(後藤倫明君) 現在の水路の処理能力というのが、想定水量の60%と考えております。今回この工事をさせていただきますと、10年に一度あるかないかの想定外の雨にも対応できるというふうに工事設計をしております。 ○議長(森元清蔵君) 別府さん。
    ◆8番(別府直君) はい、大体わかりました。 じゃ次にですけども、20款衛生費5項保険衛生費25目環境保全対策費、この500万円ですけども、住宅用太陽光発電システム設置補助申請の増加の現状ですね、それと今後の見込みはどのように予想されてるのか、できれば教えていただきたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長井上君。 ◎生活環境部長(井上利八君) それでは、今現在の補助申請の現状でございますけども、11月15日現在で申し上げますと、申請件数が83件、そして補助金の交付決定額が997万円でございます。4月から11月までの予算をほぼもう消化したという状況でございまして、3月末までの補助金が確実に不足するということで、今回500万円の補正ということで上程をしております。 そして、今後の見通し、予想でございますけども、来年の4月から消費税の引き上げがあるという点と、そして電力量の買い取りが減額されるという予想があります。そして国の今現在行っております太陽光パネルへの補助金、これも廃止されるという状況でございますので、3月までにかなりの件数でふえてくるであろうというふうな予想をしております。逆に言いますと、4月以降はかなり減ってくるというふうな状況を今後は思ってるところでございます。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 別府さん。 ◆8番(別府直君) わかりました。 次ですけども、55款災害復旧費5項農林水産業施設災害復旧費5目農業施設災害復旧費990万円、これなんですけども、この8月から9月の豪雨による農地、農業施設の災害状況、そしてその復旧のこの内容、これについてお尋ねしたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 地域振興部長森井君。 ◎地域振興部長(森井和喜君) 災害でございますけれども、8月9月の秋雨前線並びに台風18号による被害でございます。農地及び農業用施設の被害状況でございますけれども、市内全域で40カ所に及んでおります。内訳につきましては農地11カ所、ため池8カ所、用水路13カ所、農道8カ所というふうな状況でございます。 まず、農地及び農業用施設では40万円以上など、国の災害基準を満たすものについて2カ所ございました。これにつきましては、11月19日に国の査定を受けまして完了しましたので、このたび補正予算としてお願いするものでございます。 次に、国の災害査定基準の要件を満たさない38カ所のうち8カ所につきましては、加西市土地改良事業補助金を利用させていただいて30%の補助をさせていただいて、復旧工事をお願いするものでございます。総額については180万でございます。 また、国の農業災害土木災害に該当せず、受益者等が特定できないものにつきましては、市単独事業といたしまして、水路、道路併せまして300万円で復旧をする予定でございます。残りの被害額30万円未満の28カ所につきましては、現在地域で取り組んでいただいております農地・水・環境管理支払交付金事業等をご活用いただいて復旧をお願いしたいと。その際には災害防止に向けての助言、技術協力等は行政のほうでさせていただきたいというふうに考えております。 補正額990万につきましては、工事費が800万円、補助金として180万円、準備費10万円の合計990万円でございます。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 別府さん。 ◆8番(別府直君) ありがとうございました。以上で質疑を終わります。 ○議長(森元清蔵君) 以上で8番別府直君の質疑終わります。 ここで昼食のため休憩といたします。再開を1時15分といたします。     11時57分 休憩     13時15分 再開 ○議長(森元清蔵君) 休憩を解きまして、本会議を再開いたします。 質疑を続けます。15番土本昌幸君。 ◆15番(土本昌幸君) 失礼いたします。通告に基づき質疑を行います。議案第77号加西市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定についてお伺いします。 初めに、収集体制についてお聞きします。以前にも指摘しましたが、地域別に月木と火金に収集日が分かれています。年度によって違いはありますが、月曜日が振替休日になる場合が多く、地域によってはごみ出しができない日が多くなります。今回の体制変更にあわせて、休日の収集について検討されたのかどうかを確認させてください。 ○議長(森元清蔵君) 答弁を求めます。生活環境部長井上君。 ◎生活環境部長(井上利八君) 祝日の収集でございますけども、今現在小野加東の施設事務組合につきましては祝日を開場されまして収集をされておりますので、4月以降につきましては加西市も同様に祝日も回収をしてまいります。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 土本さん。 ◆15番(土本昌幸君) 続きまして、料金設定については同僚議員への答弁がありましたので割愛いたします。 次は、ごみ減量の取り組みについてお伺いします。ごみの処理経費が安くなっても減量の取り組みは必要であります。量を減らすことでさらなる経費の節減が可能となり、分別をふやせば資源となります。ただ、分別は人件費を伴いますがその分雇用も生まれます。そのあたりを考えられているのかをお聞かせください。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 分別の収集、分別化につきましてはお金をかけますとかなり分別ができてまいります。ということで、来年4月以降でございますけども、新たな取り組みとしましては、先ほども言いましたように剪定枝のリサイクル、そして小型家電のリサイクル、またはごみのインセンティブということで、事業系一般廃棄物から出てまいります事業者に対しましてインセンティブを設けまして、ごみの減量に取り組んでいただきたいというふうな新たな取り組みも考えております。 また、生ごみにつきましても今現在ごみの減量化機器の設置の補助ということで、補助制度がございます。そちらも若干拡充しまして、より多くのそのような設置を、家庭のほうからできるだけ減らしていただこうということで、その設置の補助の拡充を今考えております。 また、生ごみの収集、そして資源の再利用ということで、こちらも新たな取り組みとしまして、試験的に何らかの形でごみの再利用ということを取り組んでいきたいなというふうには今考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 土本さん。 ◆15番(土本昌幸君) それはわかりました。ただ、プラスチック関係の再利用もこれできると思われますけれども、そのあたりの検討はどうでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 廃プラの回収ということだと思うんですけども、これにつきましても新たな取り組みとしまして何年か前からも研究をしております。今回、加東、小野さんと一緒になりますので、その中でもごみ担当の行政担当と協議しまして、何らかのいい方法がないか、またはどのような方法がいいかというのを今後その中でも協議してまいりまして、できるだけ早い段階での廃プラの回収というのも考えていきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 土本さん。 ◆15番(土本昌幸君) 次は将来の備えについてお聞きします。今回は小野クリーンセンターへの持ち込む提案ですけれども、将来北播の4市1町の広域連携を見据えているとのことであります。当然、その費用的にも準備が必要になると思うんですけれども、市民にとって手数料の減額は当然歓迎されるんですけれども、削減される経費を積み立てていくことも重要でありますので、そのあたりのお考えをお伺いします。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 初来の備えといいましょうか、積み立てていきまして10年後または15年後に備えるための基金の積み立てということで、これにつきましても将来的には負担を少なくするということで、今現在財政部局とも協議いたしております。現在のごみ処理に係る市の財政的な処理につきましては、その歳入面または歳出面ともに一般会計のほうから処理をしております。広域化に伴います財政面でのメリットの活用につきましては、今後の中長期的な市全体の財政見通し、この辺と、それとまた広域化の計画の中で一緒にあわせまして、財政部局も入っていただきまして検討してまいりたいというふうに思っております。できるだけ、一時的な財政負担がないようには方法を考えていきたいなというふうには思っております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 土本さん。 ◆15番(土本昌幸君) 以上で質疑を終わります。 ○議長(森元清蔵君) 以上で、15番土本昌幸君の質疑を終わります。 続いて、10番井上芳弘君どうぞ。 ◆10番(井上芳弘君) 失礼をいたします。日本共産党の井上芳弘でございます。先ほど、集中審議をされました議案第80号を除いて、順を追って質疑を行わせていただきます。 まず、議案第72号加西市消防団条例の一部を改正する条例の制定について、お尋ねをしたいと思います。 まず、24年度末の消防団員の実数というのは、事務報告書によりますと、1,410名ということでございました。定数は今回64名を減らして1,418名ということなんですが、ほぼ実数に近づけたという数字になっておるわけですけれども、今回いわゆる居住にかかわる資格を見直されて緩和をされたというんですかね、こういった措置によっていわば加西市の地域の地元の消防団に加入しやすくなると思うんですね。そういう意味では、現在の実数よりもふえる可能性は出てくるんではないんですか。 ○議長(森元清蔵君) 答弁を求めます。総務部長高橋君。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 今回の削減の意図につきましては、さきに報告させていただきましたように無駄の削減と待遇改善がきっかけでございます。定数につきましても、今の考え方としましては消防力整備指針から算出した人数を下回らないこと、具体的には操作人員、小型動力ポンプの場合操作人員4名、参集率を踏まえて3倍12名というのが動力ポンプについての最低基準というようにされているところでございます。今回、現状を踏まえた形で見直しも図っておりますし、今後の見通しも団幹部、各部におろして次年度以降の確保見込みも踏まえた中で、この人数を算出させていただいたところでございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) もう一度お尋ねしますが、待遇を改善されました。それから、居住資格を加西市内、その消防団の地域に住まいをするという条件も緩和をされて、これはもう実際そういう状況の団員さんもいらっしゃったと思いますので、そういう意味では具体的にそういった点を改善されるというのは私はいいことだと思うんですが、そういったものが重なれば当然いままでそういった条例上参加できないとかいうような方等が参加しやするくなるわけですね。現実数も1,410名という記録ですからぎりぎりの定数なわけですが、その点については問題はないのか、もう一度その点お尋ねをしたいと思いますけど。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 見直しに当たりまして、各部等の意見も聞いておりまして、今後の確保見込みというのも踏まえております。ここ最近、23年4月では1,410名、24年4月では1,411名そして25年4月では1,416名というような状況がございます。 そして、今の拡大的な居住要件を拡大的に運用しながら現在の人員を確保をしておる状況でございまして、今回改正については条例の適正運用を図らせていただきたい、拡大運用じゃなしに条例に基づいた運用を図りたいという思いもございますので、団員確保については現状の維持というのが最大目標ということで、これ以上といいますか、いま確保できる最大限の見込みで定数を定めさせていただいているところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) 24年度末の数字でお尋ねをしました。25年の4月段階で1,416名といいますと、この25年度は現在の今回定められる定数よりもぎりぎりというところですね。1,418名ということですから、ぎりぎりということなんですが、その待遇改善とそういった居住条件の緩和ということを合わせれば、プラスの方向に動くというふうに思うんですが、現実はじゃそれ以上に条例上適切な人員が認められたということでよろしいんですか。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 現実につきましては、現状を追認といいますか、今定数確保のためそういう消防力維持のためと、定数確保のため各部で団員確保の努力をいただいております。要件緩和し拡大は図っておりますが、現状での確保というような見込みで定めておりまして、そのような中でございますので、この削減が今後に影響のないような形で人数を算出させていただいているところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) ご指摘にもありましたように、消防団員、加西市だけでなくこの広域の中で4,736名の団員が、これ2年ぐらい前の数字だと思うんですが、あってですね、年間総合すると700件以上の出動があって、火災や風水害と災害等に尽力をしていただいている、これは本当にありがたいことだし大事なことであって、待遇改善をしたり、本当に誇りを持って活動に参加できるような条例の仕組みというのは本当に私も必要だと思っておるんですが、改めて今回のそういう改正について加東市であったり、西脇市であったり多可町であったり、その消防本部、消防団にかかわるそういった条例等は今回の改正などは共通する部分があるのか、それはそれぞれやはりまだ違う部分があるのかわかるでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 消防団につきましては、広域を離れて市の独自の業務と、本来は市の自治事務でございます。今回の改正については、加西市は加西市の状況を踏まえてやっておりますし、近隣市はやはり近隣市の考えでやられておりますので、消防団のあり方については常備消防は広域連携しておりますが、消防団については各市の判断によるところでございまして、連携性というのはございません。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) 最後に、広域消防本部、広域消防組合というものができました。改めて、消防本部と消防団等の連携、やはり行政の一部局として消防本部があって、こういった議会にも絶えず参加をされて、消防団との関係というのは密にやりやすい面もあったと思うんですが、今行政と消防本部、行政と消防団というような形だと思うんですが、やはりこういう災害に対応するという意味では消防団と消防本部との連携というのは非常に大事だと思うんですが、その点ほぼ3年を経過してきて問題点とかないのか、この点について最後にお尋ねしておきたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 広域消防が発足して以来3年、おっしゃったように3年経過します。ただ、常備消防と消防団という連携なくしては、安全・安心な市民生活を守ることはできません。現状も今まで同様の連携が図られているところでございます。 ただ、今後市としましては今まで以上に信頼関係が築けるように努力していくという考えでおりますし、また時代の要請でございます消防団の充実強化といった面も常備消防の知恵等もお借りしながら、抜本的な改革をしていく所存でございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) ありがとうございました。 次に、開発条例の議案第75号に移ります。同僚議員からも質問がございました。太陽光発電に対する新たな課題への対応ということと、あと高さ制限であったり面積の緩和が図られました。その理由について、いわゆる民間事業者が既にこの条例に沿う対応をもうしているということが一つの理由に上げられておりました。 これは、この条例が制定をされてそういう対応が着実に進められるようになったのか、この制定時いろんな問題が住民間とのトラブルがあると、法令ではなかなか制約できないのでこういう条例が必要だということで制定されたと思うんですが、今おっしゃってる今回緩和をされる規模のものについては、民間事業者がもう既に対応しているということですが、これは条例以前から対応されていたのか、この条例後対応されるようになったのか、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 都市整備部長木下君。 ◎都市整備部長(木下義視君) 今議員がおっしゃってる基準改正の理由についてとお尋ねですけれども、議員もご承知のとおり開発調整条例は市民とか開発事業者、また加西市の相互理解と協力によりまして、周辺住民とのトラブルを未然に防止するとともに、土地利用の適正な誘導と良好な地域環境の形成を図ることを目的としております。開発事業に関する事前調整に必要な基準や手続を定めたものでございます。 今、議員おっしゃいました平成23年の4月1日の条例の施行後、条例手続きによりまして住民のトラブルの防止と適正な土地利用の誘導に努めてまいりました。しかしながら、条例制定時には想定していない太陽光発電設備などの新たな土地利用が図られるようになりました。現在、加西市では市街化調整区域での建築制限の緩和、そして市街化区域の低・未利用地の活用について支援を行っているところでございます。このため、住民のトラブルの未然防止と土地利用の適正な誘導という条例の趣旨を堅持しながら、実態に即した周辺住民との事前調整を目的に条例の調整基準や、開発事業の内容について見直しを行うものであります。 先ほど議員おっしゃいました、条例制定前にその事業者がそういう土地所有者とそういう協議をやっておったのかとのお尋ねかと思いますけれども、やはり最初したときはやはりそういうアンテナの土地所有者だけに協議されて、隣接の方にされてなかったことが多々あったように聞いております。ですから、制定どおりですか、その以降に先ほど答弁申し上げましたがアンテナの高さの2倍、15メートルでしたら30メートル半径内で土地所有者も承諾を得ているということを聞いております。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) 今のお話であれば、そういう条例が制定をされて指導をしていく中で改善を図られた部分もあるやに聞き取れました。そういう意味では、慌てて緩和をする必要はなくて条例を進めていきながら、現実に対応をされているならばそれはそれで事務的にも早く済むわけですから、いたずらに規制を緩和することは、結局それを取り締まる法令また条例も全くなくなれば、またもとに戻る心配はないんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(木下義視君) 開発調整条例の任意のことをお尋ねかと思いますけれども、先ほど申しましたように平成23年の4月1日の条例施行後、住民のトラブルの未然防止と土地利用の適正な誘導を目的に、平成23年度には27件、そして平成24年度には24件、平成25年の11月末現在ですけれども17件の条例の手続の処理をいたしております。これまでの条例手続の中では、特に住民のトラブルはございませんでした。そういった条例の手続によりまして、事前に市内部での開発事業の共有化が図られるなど、条例が有効に機能いたしまして、大きな意義があったと考えております。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) この1番、2番の質問と、同僚議員の質問もあわせて発展的にちょっとお尋ねをしたつもりなんですけれども、例えばそういう電波障害の問題などは、さきの事例でも高さとはかかわりありませんね。その建物工作物の上のそういう施設ということでありましたね。ああいう問題も含めて、例えば太陽光発電と同じように、新たな課題として検討していくべき場合は、法令に規制はないからといっていわゆる電磁波に対する不安というのは絶えずあるわけで、今回の高さのある等の関係も議論されてると思うんですね。ですから、そういった事例をきちっと調整できるかどうかという視点でこの条例を考えていかなかったら、大体がこういうもので大丈夫だから外すんだっていうような思い方は、いざ本当に問題が起こったときに対処しきれないんじゃないかということで、規制を緩和するよりもやはり一定そういった客観的ないろんな状態を把握して、きちっと今回の太陽光発電のように取り上げておくということのほうがむしろ大事じゃないかというふうに思うんですが、最後にそのことだけ部長どうでしょう。 ○議長(森元清蔵君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(木下義視君) 先ほど申されましたように、確かに市民の間から太陽光発電にしますとそういった騒音についての住民よりの苦情とか、それからまた造成工事等に伴いまして雨水などの防災対策そういうところでいろんなことを聞いております。そういった太陽光発電の場合は、一定規模以上の太陽光発電の施設の設置を事前協議の対象としてそれはそれでいいんですけれども、ただ、高さですね、今回15メートから31メートルに変更しておりますけれども、ただその電磁波の関係そういったところは今のところは苦情は聞いておりませんけれども、確かに議員ご指摘のとおりそういうこともあるかもわかりません。 ですから、31メートルにしますと、アンテナのその高さだけやりますと県の環境条例ですか、15メートル超えますと県の環境条例で一定規模以上の大規模の建築物と位置づけされますので、県の環境影響についても手続が必要とされますので31メートルを超えるに変更しております。 ただ、先ほど言いましたように電磁波ですけれども、そのことはちょっと危惧されますけれども、今後そういったところも視野に入れてまた検討してまいりたいと考えております。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) ありがとうございました。 次に、議案第82号国民健康保険についてです。9月議会でもお尋ねをしましたが、9月議会の時点で今後の見通しとして医療費の伸び等を勘案して3億円ぐらいの不足があるのではないか、2分の1国や県の負担金と1億5,000万円が入ってくるとして基金の5,000万円の適用、あるいは予備費2,000万円の活用等を考えても8,000万円程度一般会計からの繰り入れが見込まれるのではないかというお話でした。ほぼ、少し一般会計からの繰り入れは1億程度になっておりますけれども、そういう中身になってきたんですが、今回この国の措置というのはこれは事後になるとみていいんでしょうか。いわば1億5,000万円ぐらい基金と市の手だてで段取りしてるんですが、それに見合う国・県からのお金というのは、これは後になってくるんですか。 ○議長(森元清蔵君) 健康福祉部長前田君。 ◎健康福祉部長(前田政則君) 国・県からの補助金につきまして、給付費に係る負担金につきましては32%という数字で定率でいただきますので、その分についてはそのままほぼ年度内に入ると。あと調整交付金でありますとか、そういったものは年度末でないとちょっと算定できないというふうな状況で、この調整交付金といいますのは医療費給付費が伸びたからといって、その分に対して幾らかというふうな算定方法ではございませんので、その辺がそのまま入るかというとその辺はちょっと不確実な部分もございます。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) 医療費の伸びということでは9月におっしゃったような状況で伸びてきたと、3億円ぐらいのいわば給付費の不足が見込まれるという前提でこれは立てられたものと理解してよろしいんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前田政則君) 9月時点から申しますと、若干伸びが鈍化しておりまして、直近の3月から9月診療で見ますと、前年度同期に比べて2.3%の伸びでございまして、これをこのまま推移しますと約9,500万円程度、若干余裕を持たせておりますが不足するということで、ただ、予算ベースで見ますとこれは25年度予算は前年3カ年の平均値で算定しておりましたので、結果的に低く見積もっておったというところから、予算ベースでいいますと、保険給付費が約2億6,000万今回増額補正ということでお願いをしております。 ○議長(森元清蔵君) 井上さん。 ◆10番(井上芳弘君) わかりました。ありがとうございました。 水道事業で1点お尋ねします。給付の給水収益の問題と財源対応ということで上げております。今回1月1日から引き下げられるということで、財源として利益積立金の1億6,000万円がございますが、基本的にはこれを活用してということだと思うんですが、どのような形で財源を確保されようとしているのか、県の引き下げをそれは今回はあてにしてないということだったと思うんです。1億6,000万円の利益剰余金を核にして、どのように組み立てられているのか、まず簡単にお願いしたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長井上君。 ◎生活環境部長(井上利八君) それでは財源についてご説明いたします。今回の減収に伴います財源でございますけども、平成24年度を基準といたしまして28年度よりは収入が約5,800万円の増収、そして費用で100万円の経費の増加を見込んでおります。収入の内訳は、使用料金の増額が約4,900万円、用途別では家庭用で約200万、湯屋用で約600万の減収となりますが、工場用で増床等がございますので、3,300万の増額、そして公共用で衛生センターの公共下水道へのつなぎ込みによります使用水量の増ということで、これが2,400万の増収を見込んでおります。 そして、一般会計負担金の増収約1,200万円、これにつきましては平成24年度ではカットされておりましたものが、25年度より一般会計が負担すべき金額ということで負担をしてもらっているものでございます。 そして、加入負担金の減収ということで約300万を見込んでおります。経費の増加につきましては、あと有収率の向上、そして市川からの受水の減量などによります受水費の減少、そして施設更新に係ります減価償却費の増を差し引きまして算出をしております。これによりまして、24年度の純利益2,200万円余りを超えますと約7,900万余りの財源が確保できる計算になります。単年度収支では、約2,400万円の純損失を計上見込みとなっておりますが、また29年度以降も純損失は3,000万、4,000万前後で推移するものと見込んでおります。この純損失につきましては、平成24年度末の利益積立金、先ほどありましたように1億6,000万円余りを取り崩しまして、平成30年度まではこの積立金を取り崩して補てんするということで財源としております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 以上で、井上芳弘君の質疑を終わります。 続いて、3番深田真史君どうぞ。 ◆3番(深田真史君) 議案第72号の加西市消防団条例の改正について、お聞きをします。ほかの議員がお聞きになられたこともあるので、ちょっと内容を変えてお尋ねをしたいと思うんですけども、1点目はこの今回の改正に至るまでの合意形成についてお尋ねをしたいと思いますが、これまでの議論でも総務部長は、行政から消防団ですとか地域にこうした協議を進めていきたいというふうにもおっしゃられておりましたので、その後どのようにされたかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 答弁を求めます。総務部長高橋君。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 合意形成という過程でございます。このたびの改正につきましては、端的に言いますとまず現状六、七十名ほどここ数年条例定数を下回っている現状にある、そして130万円余りの無駄な支出といいますか、過大負担している現状を何とかいま叫ばれております近年の災害対応を踏まえ、消防団の充実強化そして団員数の確保等を図るというような消防庁長官からの通知もございます。そういうような現状をにらんで改正し、できるだけの範囲で無駄を省き、経費の有効利用を図ろうとするものでございます。 この改正に当たりましては、約1年間ほど団幹部を中心とし各部の部長からの聞き取りも行いまして、そして今後の団員確保の状況も精査しながら議論しております。その中におきましても、現有消防力の継続維持というのが命題とされておりまして、今現在の団員数を削減するというようなものではなく現有勢力を維持し、無駄を省かしていただくということで1年間議論を加えた結果、今回の結論に至ったところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 深田さん。 ◆3番(深田真史君) ということは、今もその議論というのは今後も継続されるというふうに考えてよろしいんでしょうか。 加えて、この条例改正の効果についてなんですけども、6月議会で総務部長は地域の方々また事業所等が参加しやすい消防団活動、環境整備また時代を見つめた新しい消防団づくりというふうに言われております。議会の議論でも自主防災組織との連携、消防団事業所、協力事業所制度、大会の見直し等の意見も出ておりましたけども、そうしたことを踏まえての改正、踏まえてというふうに考えるんですけども、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 今回、本来抜本的な改正ということでかなり時間を要すると思います。今後のあり方、今議員おっしゃられましたような内容も踏まえて、議論、消防団だけではなく自治会等々も踏まえて合意形成していく必要があるとは思っております。今回のこのような1年近くの見直しの中でも、やはり消防団との議論の中で団の運営とか訓練のあり方また自主防災組織の連携強化等についても、いろんな意見が出ております。そういう点も踏まえまして、今後この検討を継続しながら、またやはり消防団の構成母体であります自治会等の意見も聞きながら、やはりよりよい消防団活動を目指して改善に取り組むというような考えでおります。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 深田さん。 ◆3番(深田真史君) 3点目ですけども、この定員の削減と各部の定員をどう考えるかということなんですが、先ほども答弁ありましたが市内に多い小型動力ポンプについては、消防力の整備指針では1台につき最低4名という基準があります。ただ、加西市ではそれをはるかに上回る14名の定員数を条例ではないですけども、設けております。 しかし、総務委員会の資料にもありましたが実際この定員14名を満たしているのは103部中56部ということでした。総務部長は本会議で答弁されましたときに、人数が足りていないところについてはほかの部、つまり1つの分団をもって1つの部というような形で人数を融通してもらっているという内容でありましたが、このあたりについて市の方針としては1つの分団が1つの部という意識なんですけども、実際のところ消防団と部というのと自治会というのが一体となっているわけですね。このあたりについてどのように考えたらいいんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 今おっしゃられましたように、今現状ですべての部が定員を確保できているかといいますと、おっしゃられたとおり半分ぐらいが定数確保できておりません。近隣の部もしくは分団内で人員を補完し合っているというのが現状でございます。これにつきましては、災害時の消防団活動につきましては分団単位で行うという基本がございます。ですから、分団での団員確保といったことを念頭に定数等を検討いただいたところでもございます。 また、平時におきましては消防団につきましては自治会組織の一部でもございます。部単位の位置づけも重要である、また部単位での定数確保というのも非常に重要な問題でありますので、今後も確保に努めていきたいと考えているところでございますし、またご指摘のありましたように消防団を考える際には、やはり長年培ってきた伝統、また消防団の役割としまして防災力の確保のみならず、自治会活動を担っていただくための共同活動の実践とか自治会の中枢といった面も考慮する必要があろうと考えますので、やはり団だけではなく総合的に検討して、時代にかなった消防団のあり方を構築していく必要があろうと思っておりますので、ご指導、ご提言、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 深田さん。 ◆3番(深田真史君) それでは、次に議案第76号の加西市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定についてお尋ねをいたします。 改正案の料金についてなんですけども、率直にお聞きしたいんですけども、この料金をいつまで維持することができるんでしょうか。これは、いつか料金を上げないといけないときが来るということなんですか。ということは、この料金の値下げというのは時限的なものというふうに考えたらいいのか、そのあたりはっきりと明言していただきたいんですけども、いかがでしょう。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長井上君。 ◎生活環境部長(井上利八君) 料金改定に際しまして、料金算定期間というのをまず設けます。その中で料金の安定性、または基本的な負担の公平性、経営責任の面、または施設の改良などの要素を考慮しまして、おおむね3年から5年という期間を設けまして設定をしております。 そして、この料金の算定期間中にですね、収支がおおむねプラスマイナスゼロになるように料金設定をいたします。今回の料金改定は平成30年までを算定期間としまして、期間中の収支に加えて利益積立金この部分がゼロになるように料金設定を今回しております。ということでございますので、算定期間が終了する前に次の算定期間を設けまして、設定の料金が妥当であるかどうかを検証していくことを繰り返していきます。このときに、累積欠損金が赤字になる場合は値上げの改定をしなければならないというふうに思っております。または剰余金が逆に発生する場合は、さらなる値下げというのを検討していくというふうになっております。 そして、今回質問にありましたいつまで維持できるかという点でございますけども、今の段階で申し上げられますのは平成30年までは今の現状の料金でいけるというふうに思っております。 ○議長(森元清蔵君) 深田さん。 ◆3番(深田真史君) 2点目ですけども、この水道料金の値下げの議論に当たっては公共料金問題審議会のほうに諮問されて議論されたわけですけども、その中で子育て世帯への水道料金の負担軽減という議論もあったと思いますが、これに関して当局の認識というのはどのようにお考えかお聞かせください。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 公共料金問題審議会の中で、委員さんのほうから子育て世代に対しての配慮というふうな意見もございました。その中で、水道事業としましては子育て世帯だけに限定した料金設定、要するに料金区分の格差ができてくると、大きい部分、小さいところが出てくるというところでその点はできない、または料金表がいびつなものになってしまいますので負担の公平性からできないというふうにご回答をしております。子育て世帯に特化しまして配慮ということになれば、市の施策として何らかの支援策を講じるべきであるというふうなご回答をしております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 深田さん。 ◆3番(深田真史君) 水道事業としてはできないということで、市の施策としては支援策を考えていくということなんですけども、その点に対してはふるさと創造部としてはどういうふうにお考えでしょう。 ○議長(森元清蔵君) ふるさと創造部長小川君。 ◎ふるさと創造部長(小川輝夫君) 少子化対策の今現在、少子化対策推進に係る加西市上下水道料金減免取扱要綱ということで規定をしております。議員さんもご存じだと思いますけども、就学前の児童がいる一人親家庭に対して上下水道基本料金を免除すると、また世帯内に3歳未満の第3子以上の児童がいる家庭には下水道基本料金を減免をしております。これをさらに人口や少子化対策の推進、また子育て支援策の向上のために拡充できないかというふうな要望につきましては、いろんなところでお聞きをしております。市長からもこれを検討するようにということで指示を受けております。よって、今現在人口増対策プロジェクトの若者支援グループにその検討を指示をしております。 また、水道事業会計への一般会計からの繰入額という対応になろうかと思います。よって、財政的課題等も含めて人口増対策本部会議で最終決定をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 深田さん。 ◆3番(深田真史君) 続いて、議案第78号加西市立幼児園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、教育委員会にお尋ねをします。この入園料、それから保育料の値下げについてなんですけども、今回の改正に至るまでの教育委員会の中での議論というものはどういう経過であったか、お聞かせください。 ○議長(森元清蔵君) 教育次長後藤君。 ◎教育次長(後藤倫明君) 条例改正までの教育委員会での議論ということでございますけれども、11月22日の定例の第11回の教育委員会で議論をさせていただいたところでございます。
    ○議長(森元清蔵君) 深田さん。 ◆3番(深田真史君) 公共料金問題審議会の諮問をされたときには、たしか入園料だけの諮問だったと思うんですけども、途中で追加上程されて、それは委員の中から保育料の値下げという意見があって、たしか3回目だったでしょうか、審議会で上程されているわけなんですけども、このあたりについてもそれまではどういう議論があって、教育委員会でですよ、審議会に諮って審議会から答申が出て教育委員会に諮って、再度諮って議会に上程するという流れだと思うんですけども、そのあたりお答えできる範囲でいいですのでお聞かせいただければと思います。 ○議長(森元清蔵君) 教育次長。 ◎教育次長(後藤倫明君) いわゆる議論としましては、先ほど申しましたように答申後の議論ということになります。いわゆる教育委員会としましては、市長の諮問機関であるいわゆる公共料金問題審議会、その諮問であるとか答申であるとか、これについて審議をするというふうな位置づけにはなっていないかと思います。いわゆる諮問機関から答申を受けて、それに基づいて続いて事務局で条例の改正案、そういった一連の前提条件また教育委員会での審議の対象となるもの、これを全て出そろった時点で教育委員会として審議を行ったというふうに認識をしております。 ○議長(森元清蔵君) 深田さん。 ◆3番(深田真史君) この入園料、保育料の値下げなんですけども、近隣と比較してという説明もありましたが、料金を下げればそれでいいのかという議論にはとどまらないと思うんですね。保育へのニーズの多様化ですとか、保育の質の維持向上、これについてどう対応していくかというソフト面にかかわってくることだと思います。 昨年実施した保護者へのアンケート結果を見ますと、就学前児童の保護者に対してのアンケートですね。幼児期の教育について幼稚園、保育園に何を望むかという設問では、社会性の基礎の育成ですとか幼児期に必要な体験、生活習慣の確立、これは親がやるべきことだと思うんですが、ほかにも豊かな感性と表現力を養うというような項目に、保護者が望むという声が多かったと思うんです。 教育委員会の点検評価についても、幼児教育についてはソフト面からの充実を図るということが課題となっているわけですけども、このあたりについては教育委員会とは、今回の値下げに関連してどのようにお考えかお聞かせください。 ○議長(森元清蔵君) 教育次長。 ◎教育次長(後藤倫明君) 今回の改定、いわゆる値下げによりまして、保育の内容でありましたり質でありましたり、それが落ちることは全くございません。むしろ、保護者の負担軽減を図るのがもちろん目的でございまして、保育の質、内容の向上には従来どおり努めていきたいというふうに思っております。 教育委員会ではゼロ歳から15歳までの一貫した教育ということをあげておるわけですけれども、その中で特に就学前の教育につきましては、例えば遊びであったり、また自然体験であったり、今幼児園で行っております異年齢交流、また幼・小・保も含めました連携による交流学習、そういった点で、社会性であったりまた先ほど申されましたような豊かな感性また表現力、こういうのを育成に努めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(森元清蔵君) 深田さん。 ◆3番(深田真史君) 最後にお尋ねをしますけども、議案第79号の加西市公民館の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてです。6つ目の項目の補正予算の質疑は、ほかの議員の答弁にありましたので割愛をします。ですので、これが最後の質疑になります。 公民館の料金、今回体育室の料金設定が議題となっておりますけども、公民館によっては老朽化が激しいところがあります。施設改善の要望もその声もあります。そうした点を考えますと、料金改定と同時に減免についてもどうされるのかというところなんですけども、公共料金問題の審議会の意見でも、修繕が必要な箇所が増加していると、受益者負担の原則により施設を利用した人に応分の負担をしてもらうように減免規定の見直しを行い、施設を快適に利用できるよう施設整備に努めてもらいたいということ、それから高齢者に配慮した施設のあり方や負担ということも検討されたいというふうにも意見されているわけですけども、このような点については今のところどういうふうにお考えでしょうか。最後にお尋ねして終わります。 ○議長(森元清蔵君) 教育長答弁、登壇の上どうぞ。 ◎教育長(松本直行君) =登壇= まず、現在ですが公民館の主催講座につきましては1回300円を徴収し、登録グループについても空調費のご負担をお願いしております。しかし、一方で受益者負担を上回る修繕を各公民館で行っている現実もございます。 ご指摘の例えば洋式トイレの設置につきましても、高齢者のための一つの洋式トイレも考えられます。その設置につきましても、順次に進めたいというふうに考えております。社会教育、生涯学習の推進、スポーツの振興、これが第一の目的でございますので、そのためには受益者のご負担を貴重な財源としながらも、施設設備は行政の責務として欠かせないものでありますので、真摯に取り組んでまいりたいと思います。 ◆3番(深田真史君) 終わります。ありがとうございました。 ○議長(森元清蔵君) 以上で、3番深田真史君の質疑を終わります。 これで通告によるところの発言がすべて終わりましたので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま上程中の議案につきましては、お手元に配付をしております議案付託表のとおりそれぞれ所管の委員会にその審査を付託いたします。 △請願上程 ○議長(森元清蔵君) 次は、日程第2請願第3号及び請願第4号を議題といたします。それでは、直ちに紹介議員の説明を求めます。請願第3号について、9番黒田秀一君。 ◆9番(黒田秀一君) =登壇= 失礼します。請願第3号新聞購読料への消費税軽減税率適用を求める請願について、紹介議員として説明を申し上げます。 請願者は加西市新聞販売店会世話人三枝正男氏であります。請願の要旨としましては、新聞販売店は国内外の多様な情報を地域に張りめぐらされた戸別配達網により、どのような条件のもとでも日々早朝定刻に読者の戸口に届け、国民の知る権利と議会制民主主義を下から支えるとともに、活字文化の発展に尽くしております。 近年、活字離れが進み書籍とともに新聞の購読率は低下傾向にあり、新聞を全く知らないで育つ子どもたちがふえる中で、新聞購読料への消費税アップは新聞離れに拍車をかけることになり、次の世代の知的水準へ深刻な影響を及ぼすものと深く憂慮されるものであります。 消費税に関しては、欧州の大半の先進国が民主主義を支える公共財として、新聞等に対し知識の課税を最低限とする趣旨で軽減税率を導入しております。消費税が8%、10%、いずれの段階でも新聞への軽減税率を導入されることは極めて肝要な施策と考え、消費税率引き上げに際し、新聞への軽減税率の適用を実現することについて、地方自治法第99条の規定に基づき、国への意見書を提出していただきたいと願い、請願するものであります。 以上、議員各位の賛同をお願いして説明を終わります。 ○議長(森元清蔵君) 次に、請願第4号について、10番井上芳弘君。 ◆10番(井上芳弘君) =登壇= 失礼をいたします。TPP交渉からの撤退を要求する請願につきまして、兵庫農民運動連合会の代表永井修氏より請願が提出をされております。請願の要旨を読み上げて、紹介にかえさせていただきます。 政府は7月にTPP交渉に参加した。TPPは、農林漁業、食の安全、医療制度、保険など国民生活に広く影響を及ぼし、ISD条項は国家主権を揺るがしかねない重大な問題を含んでいる。こうした不安や疑念が払拭されないまま交渉に参加したことは重大である。これまで44道府県や全市町村の8割余に及ぶ議会が反対ないし慎重な対応を求める決議を行い、広範な分野の団体が交渉に反対してきた。国論を二分した世論状況にあり、総選挙での与党の公約に照らしても交渉参加は到底理解されるものではない。 政府は、これまで再三にわたって国益を守るとし、与党は農産品5品目の関税撤廃の除外を決議しているが、政府の交渉方針は明確でなく守れる保証は全くない。さらに、政府は情報開示を約束し国民的議論の重要性を強調してきたが、交渉に参加するに当たって結んだ保秘契約を盾に情報の公開を拒否している。このまま推移するなら、国民は交渉の内容や経過を知ることなく結論だけを押しつけられる危険性があり、到底容認できるものではない。 衆参の農水委員会は農産品5品目の関税撤廃が除外できない場合は、交渉から離脱することを明記した決議を上げ、自民党も参議院選挙で同様の公約を打ち出して選挙を戦った。このように国民的議論の不十分さに加えて、国益を守れる保証がなく、情報すら公開できないTPP交渉は撤退する以外ない。 以上の主旨から、下記の事項についての意見書を政府関係機関に提出していただきたい。この請願趣旨に基づきまして、TPP交渉の内容を国民に開示すること並びに交渉からの撤退を求める意見書を要望しての請願でございます。建設経済厚生委員会で十分議論をしていただきまして、賛同していただきますようにお願いをして紹介にかえさせていただきます。 ○議長(森元清蔵君) 以上で、紹介議員の説明が終わりました。ただいま上程中の請願につきましては、これはお手元に配付をしております付託表のとおりそれぞれ所管の委員会にその審査を付託いたします。 また、閉会中において市外から提出がありました陳情書等4件については、その写しを議員各位のお手元に配付をさせていただいております。ご参照いただきたいと思います。 △一般質問 ○議長(森元清蔵君) 次は、日程第3市政全般にわたっての一般質問を行います。発言については、通告に基づきまして順次議長から指名をいたします。それでは、4番中右憲利君どうぞ。 ◆4番(中右憲利君) =登壇= 失礼いたします。発言通告に基づきまして質問をさせていただきます。 最初に、市内基幹道路の整備についての質問をします。まず、市道西谷坂元線の整備の状況について伺います。西谷坂元線に関しましては、長年の懸案となっております20メートルほどの未買収地の問題があり、途中で工事がとまったままとなっております。道路幅の狭い県道でとめられて、多くの車が50メートルほど西の事故多発交差点に入っていって、最近さらに事故が多発しております。この未買収地の買収に関する現在の状況はどのようになっているのでしょうか。 続きまして、県道中寺北条線の工事の状況及び今後の予定について伺います。今年度の路肩拡幅工事につきましては、9月中に用地測量及び設計業務を完了させ、年内に工事発注の予定とお聞きしておりますが、現在の進捗状況及び今後のスケジュールについて教えてください。 次に、県道豊富北条線についてですが、8月に国の交付金事業で道路整備をしていただけることが決定したとお聞きしておりますが、現在の状況及び今後のスケジュールについて伺います。 それから、西谷町交差点改良工事についてなんですが、西谷町交差点は市道西谷坂元線の終点であり、これから整備される予定の市道小谷西谷線の起点となる重要な交差点です。また、県道三木宍粟線整備を進めていただくための重要箇所でもあります。この交差点改良の現在の進捗状況及び今後のスケジュールについて伺います。 次に、西谷坂元線の中国道から西谷町信号までの道路整備工事についてですが、ここについては若干買収の必要な土地があったと思いますが問題はないのでしょうか。買収のスケジュールについて教えてください。 最後に、芝自治区から畑までの歩道整備について伺います。芝自治区は子どもの数が多いんですが、通学路となるべき三木宍粟線には歩道がなく、小学生、中学生は遠回りをして通学をし、高校生は歩道のない非常に危険な県道を通って学校に通っている、そういう状況です。そこで、畑までは歩道があるんですから、もう少し西方向に歩道を延ばしていただいて、子どもたちが安心して通学できるよう県に要望していただいてるんですが、県のほうではどのように判断されているのでしょうか。 次に、水道について伺いたいと思います。今、市川町で町長及び水道局長らが加西市議会議員の1会派5名を公費で接待をしたということが、町議会で問題となっております。また、先日開かれました議会報告会でも、複数の方からそのことを大変ゆゆしき問題として指摘を受けたところであります。その会派の議員さんたちは、単にほかの自治体との交流を深める意味で行かれたのかもしれません。しかし、加西市は市川町から水を買っており、今その受水価格及び量について両市が厳しい交渉を続けている中、市川町の幹部から飲食及び手土産の接待を受けるということが何を意味するのかということは、だれにでもわかることでありますので、軽率な行為であったと言わざるを得ません。 そこで、水のこと、特に水道水の買い入れ、受水について質問をさせていただきたいと思います。まず、現状で1日当たり加西市の水道の使用量はどれぐらいで、それをどこからどれぐらいの割合でどれぐらいの単価で買い入れているのか教えていただけますでしょうか。 続きまして、アスティアかさいの空きスペース及び観光商工業の振興について伺います。9月議会の平成24年度の決算審査で、アスティアに入っている加西市の施設、図書館と地域交流センター2施設で、施設管理負担金が1年間で約6,000万ということで、ちょっと高過ぎるのではないかという指摘に対して、執行者側の答弁として、少なからずフロアが空いている。それを埋めて最大限施設の利用度を上げていただければ、負担金の切り下げもできるのではないかという趣旨のことを言われていたと思います。 ことしの3月議会の一般質問で、アスティアのテナントスペースの3割が空いている、特に2階の空きが目立つという指摘をさせていただいたんですが、それ以降空いているテナントスペースを埋めるための検討はなされたのかでしょうか。また、最近のテナントの動きについても教えてください。 以上で、1回目の質問を終わります。 ○議長(森元清蔵君) それでは順次答弁を求めます。都市整備部長木下君。 ◎都市整備部長(木下義視君) ただいまのお尋ね、6点ばかりあったかと思います。その前に、県道管理につきましては兵庫県の加東土木事務所が事業主体でございますので、答弁の前に申し添えさせていただきます。 それでは順次答弁させていただきます。まず、1点目の市道西谷坂元線の未買収地の買収に関する現在の状況についてですが、市道西谷坂元線につきましては、一部土地の取得が遅延いたしまして、当該路線の利用者の方には長らくご不便をおかけしてきましたこと、答弁に先立ちましてまずは、お詫び申し上げます。 用地取得の進捗状況についてでありますけれども、先月売買契約を締結させていただきまして、加西市に所有権移転登記を完了させることができました。何分、土地所有者の方には大切な財産をご提供いただいたわけですから、感謝を申し上げるとともに本路線の早期開発に向け取り組んでまいりたいと思っております。 2点目の県道中寺北条線の現在の進捗状況と今後のスケジュールですが、県道中寺北条線の路肩拡幅工事につきましては、昨年度より加東土木事務所と協議を図ってまいりました。本年度の事業につきましては、9月議会で答弁をさせていただきましたけれども、用地測量と設計業務は既に完了しております。路肩拡幅工事については、12月中に工事を発注し、平成26年1月には工事着手する予定と加東土木事務所より確認しております。 そして、3点目の県道豊富北条線の現在の状況と今後のスケジュールということのお尋ねでしたが、現在の状況といたしましては、用地測量を実施しており、物件調査につきましても本年度中に完了させる予定と、加東土木事務所より確認しております。その後のスケジュールにつきましては、平成26年度より用地売買契約、物件保証契約を行いまして、その後整備区間であります約100メートルについて工事を実施する予定と聞いております。 4点目の西谷町の交差点改良工事の現在の進捗状況と今後のスケジュールでございますが、市道西谷坂元線道路改良に伴います県道三木宍粟線の交差点改良につきましては、加東土木事務所と市の土木課との間において、交差点部の改良工事の早期実現に向けまして協議を図ってまいりました。 現在の状況といたしましては、交差点部の詳細設計が完了しております。本年度内に用地測量、物件調査を完了させまして、今後のスケジュールについては、平成26年度内に用地買収と物件補償契約を締結したいと、加東土木事務所より確認しております。 そして、5点目の西谷坂元線の中国道から西谷町信号までの用地買収について問題はないのか、あるいはそしてそのスケジュールはとのお尋ねでございますけれども、市道を西谷坂元線のうち中国道より北側については、まだ4筆の未買収地がございます。10月末には、関係土地の境界立ち会いも行いまして、ただいま用地測量の図面を作成中であります。今後のスケジュールといたしましては、塀などの工作物が影響してます家屋が1軒ございます。その補償のための物件調査を行いまして、その補償金額が算定でき次第、交渉を開始いたしまして、平成26年度内をめどに契約締結、そして物件の撤去並びに登記を完了させたいと考えております。 6点目の畑、芝自治区から畑までの歩道整備要望に対して、県はどのように判断されているかとのお尋ねかと思いますが、議員ご指摘のとおり、県道三木宍粟線の芝自治区から喫茶どんぐりまでの区間には歩道がございません。小学生、あるいは中学生は畑町内へ回り、県道三木宍粟線へ、高校生は歩道のない県道を自転車通学しているのが現状でございます。市としましても、通学児童、そして生徒の安全・安心な通行を確保することは重要な課題であると認識しております。 加東土木事務所に対しましても、歩道の設置あるいは交通安全施設の整備を要望しているところでございます。加東土木事務所としましても、歩道整備の重要性を十分認識されておりまして、本年度中には、地元協議を行い、整備内容について検討していきたいと確認しております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 続いて、生活環境部長井上君。 ◎生活環境部長(井上利八君) それでは受水についてご説明いたします。現在、加西市では兵庫県、市川町、姫路市、この3団体から受水をしております。そして、受水量、受水単価につきましては、直近の平成24年度の実績で申し上げますと、1日平均で1万4,100トンを受水しております。そのうち兵庫県からは全体の約64%の9,000トンを受水しております。1トン当たり127円35銭になります。市川町からは約36%ということで5,000トンを受水しております。1トン当たりで100円の単価になります。姫路市からは1日36トンで1トン当たり155円24銭となります。 なお、市川町そして姫路市からの受水単価につきましては、単一料金となっておりまして、幾ら受水量がふえましても単価の変動はございません。兵庫県からにつきましては、受水単価につきましては基本料金と超過料金、これの2部料金制となっております。よって、申し込み料金、基本料金につきましては申し込み水量というのがございまして、それが1日当たり1万2,500トン、これの70%に当たります1日平均8,750トン、こちらが責任水量ということで基本料金となっております。 そして、この基本料金の単価が1トン当たり129円80銭でございます。また、超過料金につきましては責任水量を超えた水量が超過水量ということで、1トン当たり48円を掛けた金額が超過料金となっております。この合計金額を受水費として支払っております。平成24年度では、受水費単価は1トン当たり127円35銭となっております。 県の料金体系上、責任水量の70%を超えた水量を使うほど、市川よりも安価な金額になります48円、この、単価で超過料金部分が浮いてまいりますので、結果的に県水全体の受水単価が下がっていくという状況になっております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 続いて、地域振興部長森井君。 ◎地域振興部長(森井和喜君) この12月現在でのアスティアの賃貸対象の約36%の区画が、空きとなっております。前回ご答弁をさしていただきました25年3月の時点と比較すると、空き区画については約5%増加しておるという現状でございます。 前回以降のテナントの動きでございますが、1階において3区画のテナントが退店をし、1区画の入店がございました。2階につきましては、入退店はございませんでした。テナント誘致活動につきましては、管理会社であります株式会社加西北条都市開発が、まず1点目としてテナント誘致について知識や経験が豊富な事業者、これは商業コンサル3社、不動産業者2社とテナント誘致が成功した成功報酬を支払うという計画、契約を結んで取り組んでおります。もう1点につきましては、既存のテナントさんからの情報等によって管理会社独自でテナント誘致活動を実施しておるところでございます。これまでの入居実績については、このテナント情報のほうが有効であったという結果も出ておるところでございます。 現在、交渉中のテナントにつきましては11業種ございますが、そのうち契約がほぼ見込まれておるのは1業種でございます。これは、質疑の中でもございましたが、病児・病後児保育施設でございます。誘致活動の成果としては、大きい改善は見られておりません。近年の消費減退による影響は全国的なものでございますが、当施設におきましては隣接する大型店の影響が非常に大きいものと考えておるところでございます。 なお、当面の空き区画の活用状況としてアスティアかさいの集客増を図るため、イベント会場として積極的に利用しております。最近では、地元酒造会社主催の市内飲食店との連携による新酒発表会や、県立播磨農業高等学校さんによる物産展を実施し、にぎわいの演出及び集客を図っておるところでございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 以上で、1回目の答弁が終わりました。中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それでは、2回目以降の質問をさせていただきます。 まず、道路関係からなんですけれども、市道西谷坂元線についてです。本当に長い間懸案でありました未買収地が買収できたということで、私は肩の荷がおりた、そんな感じがしております。それで、まだその場所にはトラックなんかがたくさん置いてある状態なんですけれども、今後の工事のスケジュールについて教えていただけますでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(木下義視君) 工事着手の時期につきまして、平成26年7月には工事着手する予定でございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それはどういうふうな事情があるんでしょうか。7月まで工事できないというのは。 ○議長(森元清蔵君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(木下義視君) 当然、今現在ずっと用地交渉で数年かかっておりましたので、一番ネックになっておりますのは県道豊富北条線ですね、交差点部の。そのところで、今、公安委員会と信号の関係でいま調整をやっております。そういった中で、おおむね了解を得ておるんですけれども、まだ最終の決定をいただいてませんので、12月中に県警本部から来られて、現地調査でそういう事務手続なことがございますので、そしてまた予算をいただいて4月早々にそういう事務的なことを処理しますと、大体7月ごろになると、そういうことでございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) この部分の買収には本当に長い年月かけて、大勢の方々が関与して努力をされたと思います。ほとんど決まりかけたと聞いてからでも約1年、木下部長、柴本次長を初め、大勢の職員、関係者の皆様の熱意と誠実な交渉のおかげでやっとここまでたどり着いた、そんな感じがしております。本当にありがとうございました。 ただ、この西谷坂元線開通はしておりません。全面開通までまだまだ気が抜けないと思います。本当に住民にとって安全が確保される基幹道路となるように、これからもご尽力をお願いしたいと思います。要望です。 次に、県道中寺北条線についてなんですけれども、この一部用地買収の必要なところがあると思うんですけれども、そこについては県のほうで動いていただいているのでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(木下義視君) 県道中寺北条線の一部の用地買収の必要な箇所について、県のほうで動いてくれているのかとのお尋ねでございますけれども、現在着手している路肩整備工事につきましては、用地買収を伴わない箇所の整備を進めていただいております。その費用対効果、それを踏まえまして、今後地権者との用地交渉を行いまして、工事計画の見直しも検討したいと加東土木事務所より確認しております。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) この道路整備につきましては、幸運にも県のほうで大きな予算をつけていただいているんですが、これから用地買収の問題も含めて、地元と相談しながらその予算に見合った効果が上がる、そういう道路整備にしていただきたいと思っております。また、引き続き市のほうで県との連絡調整をお願いしたいと思います。 続きまして、県道豊富北条線なんですけれども、ここの部分は坂になっていてカーブしているという、一番危険なところだけが十分な路肩がなくて、その前後には広い路肩がとってあるという奇妙な道路で、大変事故が多いところなんですが、この部分を広げて歩道を設置していただくことで、随分事故も減ると思います。県及び市の担当者には本当に感謝を申し上げたいと思います。 また、その西側の吉野町部分の道も大変狭くて危険ですので、今後道路整備、この道路整備を機に引き続き西側に道路整備を進めていただきますようにお願いしたいと思います。 それから、西谷町の交差点改良工事についてなんですが、これも要望なんですけれどもこの部分については用地買収、物件補償あるいは農振除外、農転などが絡んでややこしいと思いますが、地権者の方々が皆協力的だと聞いています。ここは県道と市道が交わるところで、県と市の担当者がよく連絡調整しながら進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に、市道西谷坂元線の中国道から西谷町信号までの道路整備についてなんですけれども、この部分の用地買収については問題がなく、スケジュールどおりに行ってるということなんですけれども、工事について、ここは遺跡調査の必要もなくなったとお聞きしております。今後の工事のスケジュールについて教えてもらえますか。 ○議長(森元清蔵君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(木下義視君) 西谷坂元線の中国道から西谷信号までの道路整備工事とそのスケジュールについてですが、市道西谷坂元線の中国道から県道三木宍粟線西谷交差点までの区間、延長にしまして、約170メートルにつきましては、本年度内に用地測量そして物件調査が完了する予定でございますけれども、補償金額が確定次第交渉を開始しまして平成26年度内をめどに契約締結、そして物件の撤去並びに登記を完了させたいと思っております。 そして、市道西谷坂元線道路改良に伴いまして、かねてから加東土木事務所に要望しておりました県道三木宍粟線の西谷交差点改良工事を平成27年度から工事着手していただくことになりました。年度内をめどに完成予定と確認しております。そのスケジュールに合わせまして、市道の西谷坂元線の中国道から県道三木宍粟線西谷交差点までの道路改良工事を、同じく年度内をめどに完了させまして、全線開通させる予定でございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 先ほども言ったんですけれども、地元の皆さんは道路建設のために圃場整備の段階から道路用地を確保していただくなど、最大限の協力をされております。その地元の要望にこたえていただけるような安全で地域発展の基盤となるような、そういう道路を完成させていただきたいと思います。要望です。 道路関係の最後なんですけれども、芝自治区から畑までの歩道整備についてです。県のほうは大変前向きに考えていただいているということでありがたいことと思います。 それと、そのすぐ西側に50メートルほどのポケットパークがあって大きな木などが植えられているんですが、剪定費用などもいると思いますし、そういう部分は必要ないと思うんですね。そこを撤去していただいて歩道にすればより安全で便利になると思うんですが、県の考え方としてはどのように聞いておられますでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(木下義視君) 県道三木宍粟線沿い、芝自治区前のポケットパークを撤去して歩道整備ができないかとのお尋ねかと思いますが、現地調査を行いまして歩道整備経路について先ほど答弁させていただきましたが、芝自治区から喫茶どんぐりまでの歩道整備とあわせまして本年度中に地元協議を行いまして、検討していきたいと加東土木事務所より確認しておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 芝自治区は100軒ほどの新興住宅で、子どもも大勢いますのでできるだけ早く安全に楽に通学できるようにしてやってほしいと思います。要望です。 以上で、道路関係の質問を終わります。 続きまして、水道についての2回目以降の質問に移ります。先ほどの答弁で3カ所から買い入れていると、ただ姫路のほうはほとんど無視していいような量なのかなと思います。それで、全体の受水量が1万4,100トン、県水が9,000、市川からは5,000というふうなことでした。県水の場合は8,750トンまでが単価が129円、それを超えると一気に下がってトン当たり48円になると。市川の水は一律1トン当たり100円ということなんですけれども、これ今の状態で純粋にコストだけを考えると、2カ所から買うよりどちらか一方にするほうが断然安くなるんじゃないかと思うんですが、いかがお考えですか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 現在の契約単価に配水池入口までの維持管理費、そしてそれにかかる経費その辺も含めまして単価比較をいたしますと当然県水への切り替え工事、また維持管理費その増加分を含めましてもすべて県水受水というのは最も一番コストが安くつくというふうな試算もしております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 県水の場合は、受水をしている各自治体が連携をして今値下げを要望していて、近々3年後平成28年ぐらいですか、再値下げがある可能性が高いと聞いているんですが、そこらの状況はどうなんでしょう。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 県水の今現在の契約でございますけども、現在の供給協定といいますのは23年から27年までとなっておりまして、平成28年度から新たな給水協定が締結されます。値下げとなりますと、給水協定の締結とあわせまして単価が決定となるわけなんですけども、スケジュール的に申し上げますと現在検討中ということでございますが、いままでの慣例から申し上げますと協定書の開始年度の2年前に当たります、平成26年度に兵庫県が水の需要の調査を行います。 そして、各受水団体と受水量について協議を行いまして、26年度末から27年度初めにかけまして料金単価を検討されまして決定することになります。県水の受水単価の値下げは各受水団体の共通の要望でありますので、受水団体で構成する兵庫県広域水道連絡協議会の中でも値下げの要望ということで、兵庫県に再度お願いする今は準備をしております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 将来的なこともにらんで県水が下がる可能性が高いということなんでしょうけれども、加西市としては現在市川町に水の値段、量をどういう要求をしてるんでしょう。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 市川町に対しまして、昨年から随時交渉が入っているわけなんですけども市川町からの水につきましては、昭和43年4月に分水契約を締結しております。長年友愛の水ということで受水をしてもらっておるわけなんですけども、加西市としましては県水の受水単価が引き下げられまして受水にかかる経費を含めますと、県水が市川町の単価を逆転してしまうという状況になってるわけなんですけども、市川町に対しましては経費も含めた市川の受水単価がすべて県水を受水した場合の県水の受水単価と同等になるよう、また契約水量の全量を責任水量とするいまの契約を見直していただきまして、契約水量の何割といった水量の責任受水としていただくよう今現在申し出ておりまして、今現在交渉を行っております。現在、申し込んでいます事項がすべて市川のほうが受け入れということになりましたら、これまでの経緯もありますのでできるだけ市川のほうの水を引き続き受水していきたいなという考えは持っております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 現在100円ということなんですけれども、大体市川町に単価として何円ぐらい要求しておられるんでしょう。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 具体的な単価で申し上げますと、今現在よりも20円から30円ほどの金額の値下げをお願いしたいというふうに要望をしております。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) その要求に合わなければ、市川の水はいらないということでしょうか。県水に偏ることで、水の確保という点で困ることはないんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 水の確保という点でございますけれども、県水の受水といいますのは市川からの表面水を姫路にあります船津浄水場で受水しまして、各市町村に供給をされております。市川町も同じく市川の川を水源としまして、加西市のほうへ受水をされておるわけなんですけども、県水につきましては別に浄水専用のダム、小谷ダムというのをお持ちでございます。それの貯水路がダムを供給してます6市2町があるわけなんですけども、その6市2町が100日以上給水をしても可能なんですね。容量を持ってます大きなダムでございますので、水の確保からいいますと十分確保できるというふうな状況でございまして、また県につきましては三田の浄水場のほうからも給水が可能でございますので、渇水時の受水については県水のほうは心配ないものというふうにはこちらは思っております。それとまた、震災等を想定した場合で申し上げますと市川町から確保となりますと、送水がストップしますと水を供給してます区域が供給は完全にとまってしまうという状況が市川のほうは考えられます。逆に、県水のほうは先ほど言いましたように船津浄水場そして三田ということで、二方向から送ることが可能でございますのでその辺の受水に対する、震災に対する心配もないというふうにはこちらは思っております。以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それと、よく釜坂トンネルを開通させれば市川の水は安くなると言う人がいるんですが、今のところその可能性はどうなんですか。 ○議長(森元清蔵君) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(井上利八君) 釜坂トンネルにつきましては、県の事業ということになってるわけなんですけども、兵庫県におきます新行財政構造改革推進方策というのがございまして、その中で今回見直されたプログラムの基本方向性上非常に厳しい位置づけとなってるというふうには聞いております。このプログラムといいますのは、北播磨地域の社会整備プログラムという中では非常に厳しい位置づけになっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) どこの自治体でも財政は大変苦しいと思います。市川町でもできるだけ高く、できるだけ多く加西市に水を買ってほしいということで必死になっておられるというところだと思います。ただ、加西市としても加西といえば水が高いと誰もが答えるぐらい、加西の水は高いという固定観念が定着してそれが加西市は住みにくいと言われる一つの象徴となってるいと思います。西村市長になってから公約どおり水道料金の2割カットを実現しようとしてるわけですが、もっとコストカットができるのであればいろんなしがらみも考慮しなければいけないんでしょうが、ぎりぎりまでコストを下げていただいて水道料金を下げて、加西市は水が高いという固定観念を払拭していただきたいと思います。以上で、水道に関する質問を終わらせていただきます。 続きまして、アスティアかさいの空きスペース及び観光、商工業の振興について2回目以降の質問をいたします。最近、ふるさとハローワークというのが入ったというふうに聞いてるんですが、これはテナント料なんかはいるんですかね。 ○議長(森元清蔵君) 地域振興部長。 ◎地域振興部長(森井和喜君) 予定をしておりますのが4階の展望スペースという場所でございまして、その部分につきましては本来賃貸物件の場所ではございません。ですから、今回は共益費相当分というふうな形で料金をお支払いするという形になります。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) その料金は幾らぐらいですか。 ○議長(森元清蔵君) 地域振興部長。 ◎地域振興部長(森井和喜君) 月額6万6,700円掛ける12カ月、1年で80万400円の契約になります。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) それから、先ほど質疑で取り上げたんですけれども、2階のテナントスペース、一時的に内科医院が入っていたあとに病児・病後児保育の施設が入るということなんですけれども、市の補助があるということなんですが、そのスペースで1年間どれぐらいのテナント料になるんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 地域振興部長。 ◎地域振興部長(森井和喜君) テナント料につきましては、公表について契約上禁止事項となっておりますので、この場で申し上げることはできませんので、ご了承いただきたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 禁止事項であれば仕方ないんですけれども、多分相当高いんじゃないかなと思います。なかなかアスティアのテナントとしてやっていけないというのは、そういうテナント料の高さというところが原因になってると思うんですが、テナントスペースを埋める一つの方法として、今自然に診療所、いろんな科の診療所が集まっているんですから、2階は基本的にクリニックゾーンのような形にしたらどうかなと私は思います。多様な科の診療所が集まれば集まるほど便利になって患者数もふえると思いますし、大きな駐車場もあると。受診と買い物を一遍に済ますことができる、そういう利点もあります。そういう形に絞って当たってみれば--当たってみればってどこが当たってみるのかというのはちょっとよくわからないんですけれども、そういうふうな形はいかがでしょう。どういうふうにお考えですか。 ○議長(森元清蔵君) 地域振興部長。 ◎地域振興部長(森井和喜君) 2階のテナント誘致につきましては、平成22年の夏に家具販売店舗約200坪あったのものが撤退をして以来、大変厳しい状況になっております。 しかしながら、2階のクリニックゾーン、今議員さんからありましたクリニックにつきましては盛況であることから、ご指摘、ご提案のとおり全体をクリニックゾーンにしてはという検討にも内部で入っております。実際、期間限定とはいえ、この2月に入居されましたテナントも医療機関でございましたし、その後も保育施設ということでありますが医療機関関係が引き継いでいただく形になります。今後はこのような状況を踏まえまして、必ずしも商業テナントに固執しない事務系または福祉施設も含めた、医療系業種も視野に入れながらテナント誘致活動を実施してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 特に2階のテナントスペースなんですけれども、テナント料が高いということもあって物販の店ではなかなかやっていけないということで、入っては出ていくということを繰り返していると思います。市がねひめキッズのような子育て施設をつくるというのも一つの手ではあると思うんですが、できれば民間の業者さんに入っていただくような形がいいと思いますので、ターゲットを絞っていただいて長く入っていただけるようなところを誘致していくという活動をしていただきたいと思います。できれば、相乗効果を生むようなそういう空間にしていただきたいというふうに思います。 それから、今後の観光行政についてなんですけれども、加西市の中にはいろんな観光資源があります。法華山一乗寺、五百羅漢、フラワーセンター、鶉野飛行場跡などの戦争遺跡、それとこのたび大型遊具の設置が決まった玉丘公園、また播磨国風土記1300年関連のイベントなど多くの観光資源があり、また観光に力を入れるということは商工会の会長さんなどがいつも言われております。今後観光行政として、どんな体制でどんなことをしようと考えられておられますか。 ○議長(森元清蔵君) 地域振興部長。 ◎地域振興部長(森井和喜君) 今後の観光行政につきましては、平成25年3月に策定をしております加西市観光推進基本計画にのっとって、計画期間である平成29年までの5年間推進を図ってまいりたいというふうに考えております。 観光行政につきましては、自治体のイメージを創造するための有効な手段として、各自治体とも観光とまちづくりというものを一体にとらえて取り組みが進んでおります。加西市としても、5万人都市再生を目標に観光まちづくりについて充実していこうという考えでございます。 体制についてでございますが、加西市観光推進基本計画にございます重点プロジェクトの一つに、観光まちづくり協会の組織強化というものをうたっておるところでございます。9月の委員会でもお話を若干させていただいておりますが、観光まちづくり協会の組織強化を考えておりまして、来年度以降観光推進に経験のある専属職員、いわゆる観光協会のプロパーの配置を考えておるところでございます。 現在の加西市「播磨国風土記1300年祭事業」につきましては、加西市の貴重な資源を市民が再確認することによって、ふるさと加西に誇りと愛着を持ち、そして来訪者へのおもてなしの心をはぐくむ事業でございます。当該事業を柱に、また現在行っている市内観光資源のPR事業の推進を図って、加西市の観光まちづくりを進めたいというふうに考えておるところでございます。そのためにも、現在市が担っている事務局機能を今後は独立させていくことが必要であると考えております。近隣では、三木が一般財団法人化をしております。平成26年には、加東市さんが法人化というふうな動きも聞いておるところでございます。 今後の組織運営につきましては、近隣市の動向を見据えながらも、おくれをとらないような形で進めてまいりたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 今その市内にあるいろんな観光資源を十分に生かせていないという状況だと思います。観光行政を中心にそういう経験者を据えることによって、しっかりとした加西市のイメージづくりをして観光資源を連携させてPRをしていくということをやっていただきたいと思います。 それから、大分前から産業団地がいっぱいだという話を聞いてるんですが、産業団地の今の状況を教えていただけますか。 ○議長(森元清蔵君) 地域振興部長。 ◎地域振興部長(森井和喜君) 加西市では、市内経済の発展と新規雇用の創出及び雇用機会の確保を促進するために、兵庫県、それから兵庫県土地開発公社さんと連携をして、4つの工業産業団地を整備してきたところでございます。本市では、最初に整備された加西工業団地が分譲を開始された際、取得した土地家屋償却部分の固定資産税相当分を減免するという奨励金制度を実施させました。 それから、平成15年には加西南、東産業団地を対象に、国の構造改革特区制度の認定を受けまして、分譲区画を賃貸借としても活用することを可能にしてきたところでございます。 また、平成22年には企業立地促進法に基づく固定資産税の課税免除制度を導入することにより、さらなる企業誘致の促進を図ってまいりました。この結果、現在で4つの工業産業団地の残り区画は、加西南産業団地で2区画という形になっております。 なお、4つの工業産業団地の入居状況でございますけれども、加西工業団地は全18区画に16事業所、鎮岩工業団地については全3区画に3事業所、加西東産業団地については全24区画のうちに16事業所が立地しております。加西南産業団地は、現在29区画に18事業所が実施しておりますが、残り区画が2つでございますが、今年度末には加西南産業団地内の2社がそれぞれ1区画ずつ購入という形で話は進んでおるところで、完売になる予定でございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) 今ある産業団地がもう100%完売ということなんですね。市長の公約でまだ達成されてないことが2つあって、その1つが新たな産業団地、工業団地の整備であるということなんですけれども、9月議会の決算審議で地域振興部長が少し手法を変えた形で検討に入っているということを言っておられたんですが、その内容はまだ言えないんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) ふるさと創造部長
    ふるさと創造部長(小川輝夫君) 私のほうからちょっと答弁をさせていただきます。産業団地の件でありますけども、市長のほうからタウンミーティング等で市長のマニフェストの報告を常にされております。その中で未実施の項目は2つありますと。その1つに産業団地の開発がございます。具体的には地元企業が進出しやすい新規工業団地の開発ということを考えております。現状の産業団地の状況ですけども、地域振興部長のほうから報告が今答弁ありましたように、ほぼ完売をするというふうな見込みであります。 これまでの産業団地の開発については、兵庫県の土地開発公社により整備をされたものでございまして、新規産業団地の開発に機会あるごとに土地開発公社等、また県等に要望をしております。しかし、兵庫県の2次行革プランにおきましては、産業団地の造成事業は今後新たな造成は行わず、現保有地への企業立地を促進することを改革の基本方針に掲げております。 現在、その第2次行革プランの策定から3年目に当たることし、検証総点検を行い、第3次行革プランを取りまとめて市長意見の確認をされております。よって、そのプランについての意見、要望としまして、市内の産業団地が今年度内に完売する見込みであることもあり、加西市は南北2カ所の高速道路のインターチェンジがあり、交通の便が非常によいと。企業立地には好条件であることから、近隣の産業団地に比べて企業立地が進んでいることを踏まえまして、市の課題解決につながる必要性と重要性や社会情勢及び地域の実情等に応じて柔軟に対応をしていただきたいということで、兵庫県土地開発公社の改革の基本方針の見直しを切にお願いをしております。 また、地域振興部長が決算審査で答弁をしたということを言われました。少し手法を変えた形で検討に入っているということでありますけども、土地開発公社への要望が困難なことを踏まえまして、市単独で開発する手法として検討を意味しているのではないかというふうに聞いております。その場合に、県に対して人的及び財政的支援をお願いをしたり、また県内に市単独で産業団地開発を実施している西脇市、それから洲本、篠山がしておられます。その事案を調査研究したいというふうに今考えております。 また、開発予定地区案の一つとしまして、都市計画マスタープランにおける土地活用促進地区に指定をしました鶉野地区において、昨年度鶉野飛行場払い下げの要望を実施するために、鶉野飛行場跡地周辺調査計画を策定をいたしました。その計画は、県道玉野倉谷線と三木宍粟線これを連結する南北幹線道路、また鶉野飛行場跡地ゾーンそれから歴史遺産集積ゾーン、それから産業住宅ゾーンの整備計画案を策定をしております。これらの事業を推進する中で、新産業団地の開発等が実施できないか等について、検討をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 中右さん。 ◆4番(中右憲利君) やはり現在産業団地が満杯になっているということは、それだけの需要があるということだと思います。できれば、新たな産業団地をつくる手法を考えていただいて実現をしてほしいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(森元清蔵君) 以上で、4番中右憲利君の質疑を終わります。 ここで休憩をとりたいと思います。再開を25分、3時25分といたします。     15時11分 休憩     15時25分 再開 ○議長(森元清蔵君) それでは、休憩を解きまして再開をいたします。 一般質問を続行いたします。1番松尾幸宏君。 ◆1番(松尾幸宏君) =登壇= 1番松尾幸宏です。よろしくお願いいたします。北条鉄道は単なる公共交通としての移動手段だけではなく、子ザル駅長、かぶと虫列車、また現在運行中のサンタ列車の企画や、戦争遺産鶉野飛行場跡地や法華山一乗寺の玄関口である法華口駅など、観光資源としての役割も担っております。最近では、トイレ一新実行委員会により寄付金、労働奉仕により、各駅舎にバリアフリーのトイレが改築され、利用者にとって快適な環境になり、さらにボランティアの方々による清掃活動により常に清潔な状態が維持されています。北条鉄道に対する思い入れは沿線住民とそうでない方、また通学通勤での利用経験の有無により多少温度差がありますが、現在の駅舎に対する地域住民の取り組みはこれからも続くことを期待しています。そして、私自身も協力させていただきます。折しもこのたび法華口駅、播磨下里駅そして長駅が国登録有形文化財になりましたが、1点目にこの経緯についてよろしくお願いいたします。 2点目に、昨年の12月議会でも質問しましたクレジットカードによる収納の件です。例としては軽自動車税、固定資産税、住民税、国民健康保険税、水道料金、加西病院の支払い等、財務部以外の部分はありますけども、森井財務部長よろしくお願い申し上げます。既に導入済のヤフーの公共料金収納システムによる、加西市のふるさと納税実績は現在でも全国第4位と上位をキープしております。 また、その他の収納については昨年の答弁では社会情勢とか、全国的な傾向を見ながら慎重に検討していきたいというふうに思っておりますとのことです。この慎重に検討ということは、ほとんど可能性がないような答弁でしたが改めて現在のクレジットカードによる収納状況を答弁お願いいたします。 3点目に、原動機付自転車のご当地ナンバープレートの導入についてです。どういうものかと申しますと、こういったものです。説明が難しいね、実際見てもらったらわかるんですけども。これは、姫路市で取り入れられてるものでイメージキャラクターのしろまるひめがデザインしてあります。もう一つは、これは呉市なんですけども、戦艦大和のふるさとということで、船の船体の横をプレートでイメージしてまして、錨のマークがデザインされております。そこで、加西市も現在ねっぴーでイメージキャラクターとして売り出してるんですけども、ねっぴー自体をデザインに入れたり、また北条鉄道の車両をイメージしたプレートにデザインするのはいかがでしょうか。話題性もあり、走る加西市の広告塔としての意味合いもあります。まず、現在の県内他市での導入状況についてお願いして、1問目の質問といたします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○議長(森元清蔵君) ちょっと松尾議員、質問外ですのでこの程度で終わっていただきたいと思います。 ◆1番(松尾幸宏君) ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○議長(森元清蔵君) 松尾議員、もうこれ以上でやめてください。質問外でございますので。 ◆1番(松尾幸宏君) ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・ ○議長(森元清蔵君) 傍聴者、次に発言されますと退場していただきます。 それでは、順次答弁を求めます。ふるさと創造部長。 ◎ふるさと創造部長(小川輝夫君) それでは、北条鉄道活性化についてということで、3駅の国登録有形文化財となった経緯についてご説明を申し上げます。 北条鉄道の長、播磨下里、法華口の3駅舎については1915年播州鉄道当時に建てられた木造駅舎でございます。現在までほとんど手を加えられておりません。国土の歴史的景観に寄与しているものとして、国登録有形文化財を目指し北条鉄道のイメージアップや観光資源として活用していこうと、平成23年8月に北条鉄道と市で合意をいたしまして、9月に記者発表をしております。その後、議会で調査予算の認定の承認をいただきまして、平成24年には文化財的な構造物の専門家の集まりであるひょうごヘリテージ機構にその調査を依頼し、10月には文化庁の文化財調査官による現地指導を受け、平成25年5月に登録申請書類を提出をしております。そして、この11月に国の文化財審議会の答申が出まして、順調に進めば来年1月にごろには官報告示を受け、正式に登録文化財となる見込みでございます。 これらの駅舎が文化財となったことのPRに当たりましては、現役の北条鉄道の駅舎であること、ボランティア駅長が中心になって実施していただいているイベントなどが登録文化財の中で行っているイベントであり、登録文化財の中で営業しているパン屋であると付加価値を高めたPRができるものと考えておりますし、一方で駅舎自体については文化財としての駅舎の価値や歴史について、ボランティア駅長が案内で巡る企画を北条鉄道で今現在検討中であるというふうに伺っております。今後も地域の方々、北条鉄道とともに貴重な文化財としての価値を守りながら、市といたしましても、有効に活用していく方法を考えてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 次に、財務部長森井君。 ◎財務部長(森井弘一君) 2つ目の質問でございます、クレジットカード収納でございます。クレジットカードにつきましては、昨年質問をいただきまして、その後ということでございますけども、現時点におきましては、加西市はいわゆるふるさと納税について、ヤフーとそれから楽天の公金収納システムでふるさと納税画面を通じた申し込みの場合に、クレジットカードによる決済が可能ということになっております。これにつきましては、5年間の集計をしましたところ全体のふるさと納税者の約人数にして38%、それから金額については約3割の方が30%の方がクレジットカード対応をされているということでございます。 それから、3番目のご当地ナンバープレートのことでございますけども、いわゆる原付のご当地ナンバープレートの県内の導入状況でございますが、神戸市、それから姫路市、赤穂市、川西市、三田市、丹波市、篠山市の現在7市がご当地ナンバープレートを導入をされております。 ○議長(森元清蔵君) 以上で、1回目の答弁が終わりました。松尾さん。 ◆1番(松尾幸宏君) それでは、北条鉄道の活性化について質問を続けます。国登録有形文化財となったことによって、また観光客もふえてくると思うんですけども、最近法華口とか播磨下里、イルミネーションがきれいに飾ってあるんですけども、これは北条鉄道のほうで企画されたことなんでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) ふるさと創造部長。 ◎ふるさと創造部長(小川輝夫君) イルミネーションの件でありますけども、いま現在北条鉄道の播磨横田それから長、播磨下里、法華口、田原の5駅において実施されております。これは、地域の方々がお持ちのイルミネーションを駅舎に持ち寄っていただきまして、飾りつけについてもご協力をいただいているというふうに聞いております。このような地域の方々の協力が得られたのは、各駅舎のトイレが地元企業や住民の方々のご協力で新しくでき、地域の方々から親しまれる駅となっていることによるもので、そのことがこのたびのこのイルミネーションの実現にもつながったのではないかというふうに考えております。平成27年春には、播州鉄道北条支線開通100周年と北条鉄道開業30周年を迎えることをPRすることにあわせて、地域の方々にとって身近な駅として親しまれている現状を大切にし、さらなる北条鉄道の経営改善に協力してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 松尾さん。 ◆1番(松尾幸宏君) 改めてそのボランティアでイルミネーションを飾られている方に感謝したいと思います。先ほど話に出ましたけれども、27年3月で播州鉄道北条支線開通100周年また北条鉄道30周年ということになるんですけども、それに向けてのその他の取り組みありましたら紹介いただきたいんですけれど。 ○議長(森元清蔵君) ふるさと創造部長。 ◎ふるさと創造部長(小川輝夫君) 播州鉄道北条支線開通100年ということで、平成27年3月3日にそれを迎えると、また北条鉄道が開業して、北条鉄道は4月1日なんですけども、開業して30年を迎えるということになります。各駅のこのたびのイルミネーションも、この取り組みの一つであります。 また、国登録有形文化財の登録についても、この100年に向けての取り組みの一つで申請をしたものでございます。さらに、これに向けて市民の足として歴史のある鉄道を広く知っていただけるように、北条鉄道と協力して企画を考えてまいります。本年度より春のイベントとしまして、北条鉄道は4月にさくらまつりを実施されております。これは、複数の駅にイベント会場を設ける大きなイベントですので、こちらとタイアップしたような形の企画など今後も検討をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 松尾さん。 ◆1番(松尾幸宏君) それでは、現実に27年になって記念事業等は計画されてますでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) ふるさと創造部長。 ◎ふるさと創造部長(小川輝夫君) その内容については、今申し上げましたように4月の初めにさくらまつりを開催されますので、そのときにタイアップして最初のイベントをすると、それまでに北条鉄道を100年ということに向かっていきますので、これからいろんな取り組みを企画検討をしていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 松尾さん。 ◆1番(松尾幸宏君) ぜひ、100年という区切りは非常に大きい区切りですので、予算をある程度取っていただいてやはり市外に発信できるような、ある程度の規模の事業をぜひ行っていただきたいと思います。 続きまして、議会報告会でも公共交通の問題で北条鉄道に関しては順調に乗車人員がふえてきているんですけども、さらなる増加策を計画されてましたらお願いしたいんですけど。以前、神戸電鉄とタイアップして自動車通勤から電車にかわった場合は、補助金を出すというふうな施策もされてましたけども、その辺も含めてお願いいたします。 ○議長(森元清蔵君) ふるさと創造部長。 ◎ふるさと創造部長(小川輝夫君) 北条鉄道の乗車人員の増加策ということで、答弁をさせていただきます。その増加策でありますけども、北条鉄道では各種イベント列車の運行や各駅周辺でのイベントを実施をされております。主なイベントとしまして4月にはさくらまつり、それを実施しておりまして1,150人の方が来場されたと、ほかにも7月のかぶと虫列車では2日間で約600人に乗車をいただきました。10月のさつまいも掘り体験にも95名の方、現在もサンタ列車を運行しております。これで、1,700人の申し込みをいただいているというふうに報告を受けております。これらのイベントを通して、積極的に取り組んでいることが評価されまして各種報道機関による取材、掲載報道等を受けて大いに北条鉄道のPRにつながっております。昨日も私サンタ列車それから子ザル駅長が出勤の日でありましたので、北条町駅を訪問いたしました。そのときに、鉄道写真家の方またNHKの神戸放送局のディレクターと取材をしておられました。またNHKの放送計画があるのではないかというふうなことでございます。 また、この年末の12月22日には市内企業及び個人各種団体の皆様により多大なご寄附をいただき、そのボランティアそしてボランティアの労働奉仕によって、全駅のトイレが完成をし、また網引駅舎につきましても駅舎ができました。 また、北条鉄道の活性化のためにということで三重塔を寄付いただきましたので、それのお披露目ということでトイレの完成感謝祭及び三重塔のお披露目式を法華口駅で実施予定でございます。加えて、市としましては広報かさいに片道無料となる優待券の掲載や、今議員さんが言われました神戸電鉄粟生線とともに、通勤定期カムバック補助金というものを実施をしております。優待券につきましては、3カ月有効ということで対応しておりまして、これまでに5回掲載をしております。毎回、約800人の方にご利用をいただいております。 また、通勤定期のカムバック補助でありますけども、これは非常に残念ながら1名の方が北条鉄道と粟生線を利用した通勤に転換されたということで、これはちょっと利用者が少なかったという状況でございます。 また、播磨国風土記1300年事業としまして自転車と鉄道でめぐる町加西ということで、体験をするイベントとしてサイクルトレイン事業を計画をしております。北条鉄道の北条町駅に折りたたみ自転車を設置し、レンタサイクル事業を実施とそれから鉄道とサイクリングの両方を楽しんでいただきたいというふうな企画も進めております。これらのイベントや施策を通しまして、北条鉄道を全国的にPRし市外から訪れていただきたいと、また、加西市民に親しまれ地域の重要な公共交通の一つであることを認識していただくことで、市民の足として定着させることが重要であるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 松尾さん。 ◆1番(松尾幸宏君) ありがとうございました。三重塔のお披露目式には議員もボランティアスタッフで参加したいと思っております。現在、32万ぐらいの年間の乗車人数があると思うんですけど、補助金を加西市から出しているとはいえ1名に換算すると100円にも満たない金額だと思います。直近の決算状況を踏まえて、経営状況の改善策についてお願いいたします。 ○議長(森元清蔵君) ふるさと創造部長。 ◎ふるさと創造部長(小川輝夫君) 経営状況改善策ということであります。北条鉄道の24年度の経営状況でありますけども、鉄道事業の中心となります運輸収入において前年比106.4%、金額にして423万円増と、運賃以外の運輸雑収入も前年比151.9%と増加をいたしました。これらを含む営業収益は計108.4%、金額にして605万円の増収となり経営収支で400万円改善をいたしております。収支は改善しておりますが、経常損失を1,640万2,000円計上しておりまして、これに対して加西市は小野市とともに赤字補てんを行っております。加西市負担分として、1,573万4,000円を補助をしている状況でございます。 また、安全輸送のための設備整備を計画的に実施をしているところですが、平成24年度につきましては車両修繕など2,256万円の整備を実施をしております。これは、国県の補助を受けて行っているということで加西市からは320万8,000円を補助をしております。年間輸送人員につきましては34万1,860人ということで過去北条鉄道始まって28年になりますけども、2番目の利用者数ということでございます。経営状況を改善させるためには、収入の増加また経費の削減ということが必要でございますけども、経費については安全輸送のための整備が主なものでありまして、削減はなかなか容易ではございません。利用促進による収入増を今後さらに図る必要があると考えております。イベント等を実施することで定期外の利用者の増を図っておりますが、やはり定期客をふやすということが非常に重要であるというふうに今は考えております。その一環としまして、北条鉄道ではパークアンドライドということで力を入れて利用利便性の向上を目指して各駅の既設駐車場の整備を実施し、また播磨横田駅には新たな駐車場を整備する計画をされています。加西市も協力して利用促進を図りたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 松尾さん。 ◆1番(松尾幸宏君) やはり、収入の上で定期の乗車券というのは比較的金額がはると思うんですけども、これは北条鉄道の場合学割がないというふうに聞いているんですけども、その辺いかがでしょう。 ○議長(森元清蔵君) ふるさと創造部長。 ◎ふるさと創造部長(小川輝夫君) 当然、定期については学生さん通勤客等については学割がございますので。 ○議長(森元清蔵君) 松尾さん。 ◆1番(松尾幸宏君) 申しわけございません。勉強不足でした。実際、子どもさんがいる方からの声でしたんで、やはりその辺はまだちょっとPR不足かもしれませんね。ぜひ、私も個人的にもこれからも北条鉄道を応援していきたいと思っております。北条鉄道に関しては、これで質問を終わります。 続きましては、クレジットカードの収納についてなんですけども、今現在加西市ではふるさと納税に関しまして、ヤフーとか楽天という業者を使っているそうなんですけども、ネットで見ましたらこういう公共料金の収納に関しては数社あるみたいなんですけども、県内他市での実施状況についてお願いいたします。 ○議長(森元清蔵君) 財務部長。 ◎財務部長(森井弘一君) 県内の他市でのクレジット収納の状況でございますけども、クレジット収納と申しましてもいろいろありまして、例えば利用者が事前に登録をしてその公共料金等を継続的にクレジットから決済をしていく登録型というのもございますし、また一方、商店等でありますけども窓口で商品を買ってそのときにクレジットカードをかざして、現金のかわりに決済するといういわゆる対面式というのもございます。それから、インターネットを介してリアルタイムに入力決済をする非対面式等が上げられると思います。この中で、インターネットを通じた公金収納の税につきましては、この県下におきまして平成25年の5月、ことしの5月から、西宮市が初めてヤフーの公金収納システムでのクレジット収納を開始しております。このシステムにつきましては、納付書を例えば自宅へ郵送してその納付書に書かれている番号を自分で、例えばインターネット画面で入力をしなければならないということで、そういう一回一回の自分の入力が必要だということで、継続的な取り扱いではございません。それから、例えば上下水道の関係につきましては神戸市、尼崎市、明石市、直近では加古川市が本年1月から継続的なクレジット収納というものを開始をされております。それから、若干ジャンル変わりますけども窓口型ということで、病院の医療費、これの自己負担の支払いにつきましては阪神間の自治体病院ではまだ導入をされていないようでありますけども、近隣では加東市民病院でも可能のようですし、また小野市民、三木市民を引き継いだ北播磨総合医療センターでは、自動精算機でのクレジットカード決済というのも可能であるというようにうかがっております。 ○議長(森元清蔵君) 松尾さん。 ◆1番(松尾幸宏君) 現在、加西市でも口座振替とかコンビニ収納とか非常に便利な収納方法があるんですけども、カードで決済すること自体は利用者からしましたら、ポイントなりマイルを貯めて賞品とか航空券と交換するというメリットがあるんですけども、これを受けるほうとしてのメリット、デメリットがございましたらお願いしたいんですけど。 ○議長(森元清蔵君) 財務部長。 ◎財務部長(森井弘一君) 公金の関係のクレジットカード収納の導入によるメリット、デメリットでございますが、まず納税者とか利用者の立場からのメリットということで申し上げたいと思います。1つ目は、やはり収納チャンネルの増加による利便性の向上というものが上げられると思います。それから、2つ目は手元に資金がなくてもまたインターネットを介して納付が可能ということで、今はやりの携帯とかスマートフォンでも対応可能なことができるということだと思っております。それから、3つ目はクレジット会社による利用高に比例した、今言われたようなポイントが付与されるということで、得点の獲得、場合によってその連携した事業者によるマイルの獲得というもの挙げられると思います。 また、家計的な観点でいいますと公共料金とか各種の家計の支出の支払い種目、金額支払日が一元管理できるということで、家計管理の利便性が向上するということもあるかと思います。クレジット会社によっては、利用明細をウェブでチェックできるようなシステムをとっているところもあると思っております。それから、行政側のメリットでございますけども、ふるさと納税につきましては加西市で取り組んでおりまして、より幅広い層、全国的な層から多くの資金が獲得をできるということになっております。2つ目は、クレジットカード会社からの立てかえ払いということで確実な、例えば租税債権等の確保で納期内納付率の向上が期待できると。3つ目は、口座振替と同様に分割納付の管理コストが軽減されるということが挙げられて事務負担の軽減が期待をできるというふうに思っております。逆に、デメリットということで1つ目はやはり口座振替、コンビニ収納、現在対応しているものに比べまして、取り扱い手数料、事務手数料が高額に上っておるということでございます。2つ目は、負担の公平性ということから考えまして、メリットとも絡みますけどもポイントサービスということで反対給付等がございますけども、それに対するいわゆる手数料を市がある意味公の金でもって対応するということの解釈も出てきますので、そういうことが果たして納税者へ、一部の納税者への特別な利益供与という考え方にならないかということも出てきますし、また現行の収納システムの改修というものもまた必要になってくるということだと思っております。これらの状況の中で、やはり最大の課題は手数料が高いということであると思っております。それが理由で、全国的にはなかなか進んでいないということだと思っております。これにつきましては、クレジットカード会社では利用者が支払うべき代金の立てかえとか、カード利用者へのポイント還元、与信サービス、与信事務及びカード利用者からの債権の回収というのがございまして、特に債権の回収事務につきましては不良債権未回収といったリスクが当然発生してくるわけでございまして、それなりのリスクを踏まえた一定の手数料を必要としているということだと思っております。多くの場合、クレジット発行会社とそれから行政との間に収納代行会社というものが存在をしておりまして、介在しているためにその事務手数料もかさんでくるというものと思っております。この手数料につきましては、原則非公開ということでなかなか表に出てきませんけども、利用者の市によってはクレジット収納の手数料を納税者に一定の負担を求めておるというところもございますけども、100円、一枚当たり100円相当、105円相当でございますけども、それがそのまま100%転嫁をしているかといいますと、なかなかそうとは言えないのではないかということで、そこら辺なかなか不透明な部分がございまして、公にはなっていないということでございます。ということで、口座振替を行政いま中心に推進しておりまして、仮に口座振替を利用されている方が一定クレジットカードに移行することになれば、行政としてはメリットがないということになりますので、なかなかそこら辺難しい課題もあるのかなというふうに思っております。 ○議長(森元清蔵君) 松尾さん。 ◆1番(松尾幸宏君) 自治体によっては支払者のほうがある程度システム利用料なり、金額に応じた分をプラスして納税する場合もあるように聞いております。今言われたように口座振替がそのまま全部変わってしまったらこれはもう収入減だけになりますんで、それは問題あると思います。一応、最後にお尋ねします。導入の予定はございますでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 財務部長。 ◎財務部長(森井弘一君) 市としましては、収納チャンネルの多様化とか利便性ということで過去取り組んできました。口座振替は当然でございますけども、コンビニ収納これにつきましても住宅使用料とかそれから介護保険なんかにも広げて、今手続をしようとしておりますし、改修をしております。あと残るクレジット収納でございますけども、いま申しましたように費用対効果を総合的に考慮しつつ、システムの更新時期にあわせて技術も相当進歩しているようでありますから、その手数料の低減化の動向を踏まえて、あるいは近隣の動向も踏まえて検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(森元清蔵君) 松尾さん。 ◆1番(松尾幸宏君) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。 それでは、ご当地ナンバープレートについてなんですけど、今県内でも7市が導入されているということなんですけども、私はこれを一般質問じゃなしに個人的に財政のほうにどんな状況ですかということをお伺いしたことがあります。そのときは、やっぱり費用面がかさむということで、ちょっと無理ですねという話だったんですけども、このたび来年度の税制改革によりまして自動車関連税で原動機付自転車も125まで3段階に分かれてるそうなんですけども、50cc未満のミニバイクですね、これが1年間1,000円の税金から2,000円ないし、最大3,000円になるように新聞に載っておりました。3,000円になったらある程度はペイできるような状況になるんじゃないかと思うんですけど、その辺いかがでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 財務部長。 ◎財務部長(森井弘一君) 自動車税制につきましては、現在政府のほうで検討されているようでございます。まだ詳しい情報は、新聞報道以上のことはわかりませんけども、一つの一例の報道によればいま言われたようなことも出ております。 ただ、これはもちろん決定ではございませんし、市として正式に国のほうからこんな情報は来ておりませんので、どういう決着になるかわかりませんけども、現在の例えば原付の場合、50cc以下1,000円ということで、ある意味徴税コストに収入が割りに合わないということも全国的に言われておりまして、仮にそういうことをいま言われたような引き上げになりますと、一定の財政効果は出てくるかと思いますけども、それをもって即ご当地ナンバーを導入するということにつきましては、少し検討する余地があるのかなと思っております。 ○議長(森元清蔵君) 松尾さん。 ◆1番(松尾幸宏君) 検討されるということは、余り期待しないほうがいいことでしょうか。ぜひ、予算的に余裕ができましたら、話題性プラス、登壇でも言いましたけども、走る広告塔となりますので、ぜひ取り入れていただきたいということを要望いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(森元清蔵君) 以上で、1番松尾幸宏君の一般質問を終わります。 次に、5番長田謙一君どうぞ。 ◆5番(長田謙一君) =登壇= 失礼いたします。発言通告に基づきまして、一般質問をいたします。 9月の定例会におきましても少し質問はいたしましたが、このたびは重点的に災害に強い加西市を目指す西村市政に質問いたします。私なりに災害に強いまちづくりに行政が果たす役割は何かと考えてみますと、1995年阪神大震災で事態が収拾するにつれ行政機関による救済活動のおくれや、不十分さを私は指摘したいと思います。このような災害は、対岸の火ではなくこの加西市も発生するかは予測できません。 地方自治体には、地域に密着した細やかな対策が必要であると考えます。学校や病院などの公共性の高い建築物においては、耐震性の確保など高度の安全性が要求され今加西市では学校の耐震性の整備が継続中であります。それに電気、ガス、水道といったライフラインについても供給施設は十分に検討すべきと考えます。 私は、災害発生時における対応についても平素より十分検討すべきと考えます。第一に食料、飲料水、避難施設及び避難経路の確保であると思います。それとともに、応急に体制を組める緊急医療体制の迅速に確立できるかは疑問であります。それに、地域医療施設との連絡を図ることも必要です。このことは、住民の生命に直接関係してきます。 また、地域住民との情報連絡網を整備することは不可欠であります。地方自治体が防災対策を進めるには、多額の費用とその財源確保するには、住民の積極的協力も不可欠であります。そのためには、普段から自治体が専門的な情報開示が必要であり、さまざまな施策を通じて市民に積極的に働きかけるべきと考えます。 それでは、まず防災体制の整備についてであります。行政及び関係機関は、組織動員体制の整備を図りながら、防災活動を実施するために拠点の整備、資材の整備、防災訓練の実施等を通じて相互に連携しながら総合的な防災体制を確立を目指さなければなりません。去る10月27日、日曜日に我が泉小学校区において大規模な防災訓練が実施されました。ここでまず、行政側はこのような訓練において各小学校区の防災訓練も含め、問題点及び課題は何であったかの質問をいたしまして、以後は質問席にて一問一答で質問いたします。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) それでは、答弁を求めます。総務部長高橋君。 ◎総務部長(高橋晴彦君) まず、訓練の状況ということでございます。平成12年度より行っておりました小学校区単位での自主防災訓練も、本年の泉小学校区をもって一巡完了いたしたところでございます。自主防災組織の重要性や災害時の役割の再認識、初期消火、避難誘導等の基礎的な防災活動を習得するといったことを主眼に置いたものでございますので、所要の目的は一応達成できたものと思っております。 ただ、まだまだ不十分な状況がございまして今後の課題といたしましては、このような市主導の校区単位の訓練では一巡するのに10年以上もかかっております。また、逆に市という大きな単位で実施しますと、一部の方のみに偏るといった問題もあります。一番重要な命題は、訓練で培った知識を各自主防災組織においていかに育み伝達していくかということでありますので、今後自主防災組織での訓練を実施していただくとともに、図上訓練など新しいメニューを取り入れながら展開していく必要があろうと考えております。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) 自主防災訓練は不可欠なもので、今後ともぜひやっていただきたいなと思います。 それでは、初めに加西市の組織体制の整備という形で質問いたします。これは、まず恐らく市長が本部長となり、対策本部の設置をして災害対策に当たると思うんですけども、そのあたりはどうですか。答弁よろしくお願いします。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 災害時の組織体制につきましては、地域防災計画に掲載しております。おっしゃるように、まず災害発生時にはその度合いにより警戒本部、また対策本部を設置するということで、市長が本部長という形になります。特に、災害時の組織体制につきましては、災害対応のよし悪しは、発生時直後にいかに的確な初動体制がとれるかどうかということに大きく影響されるということとなっておりますので、その組織化については発生の恐れ等のちゅうちょなどの曖昧さを除いて、地震の震度とか警報の発令等によって、自動的に設立するというような方策をとっているところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) 2番目の動員体制の整備ということでちょっと質問したいんですが、これは時間外の参集体制と、それと緊急輸送の拠点の整備とか広域の応援の受け入れの拠点の整備は、私は非常に重要だと思うんですよ。行政はそのあたりどのように考えてはりますか。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 動員体制につきましても、災害時の職員の初動体制と行動マニュアルというのをマニュアルで定めておりまして、これも地震の震度や気象警報の発令をもって参集基準を定めておるところでございまして、自主的また迅速な対応ができるようにしておるところでございます。 また、関係機関の連絡につきましても、フェニックスを通じて県・国等の機関に連絡が行くシステムとなっているところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) 加西市だけではなかなかこの整備というのは難しいと思いますけども、県と国とよく協力し合って出していただきたいなと思います。 続きまして、防災のネットワークの整備なんですが、恐らく防災拠点というのはこの加西市の市役所だと思うんですが、私はネットワークの整備は情報の連絡の拠点の充実それと地域防災の拠点の充実と考えるんですけども、加西市の防災のネットワークの整備はどのようにされてますか。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 防災情報関係のネットワークかと思いますが、加西市の防災情報の伝達につきましては、携帯電話を利用しました加西防災ネットを主要な手段としておるところでございます。多様な伝達手段を構築しておくことが、防災の基本でもありますので、サンテレビのデータ放送「まちナビ」というデータ放送を7月より開設しまして、緊急時の発信、情報提供にも活用することとしておりますし、またこのたび総務省の補助を活用して全国瞬時警報システムの発信を防災ネット自動配信できるようにも改善をしているところでございまして、伝達手段には限界、到達点はないわけですが、このようないろんな時代をにらんだ形で伝達手段を構築していきたいと思っているところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) 防災無線も活用していただいて、できれば未加入のところの推進なんかもしていただきたいなと思います。 この項目の最後なんですが、他市他町の防災関係機関との連絡体制ということですね。私、民間団体とかの連携とか連絡協力体制が重要だと思うんです。広域的な応援体制の構築が非常に大切やと思うんですが、例えば近隣の市町村での相互応援協力が必要かと思います。加西市では、どのようにそのあたり検討されておりますか。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 近隣につきましては、相互応援協定を結んでおりまして、またその協定に基づき連絡の訓練も行っておりまして、緊急時には近隣からも要請ありましたら応援いただけるような体制もとっておりますし、また市内の事業者、建設事業者さんとも協定も締結しており、支援を受けれる状況となっております。 また、兵庫県のほうでも阪神淡路の教訓を踏まえまして、また数々の災害事例も踏まえまして、市の要請を待たずに自動的に物資を供給する体制もとられているところでありまして、非常に心強い状況であることもこの場をお借りしてご報告させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) 近隣では三木山の防災施設なんかを私も見学しに行ったんですが、非常に大きなグラウンドの観客席の下にいろいろな施設が保管されておりました。あれも利用しなければ非常にいいと思います。あれが利用されるということになれば、大惨事なんでね。ああいうものは利用すべきものやないんですが、準備ということは非常に堅いことやと思いますんで。 それでは、2番目に災害時における医療体制の整備について、ちょっとお伺いいたします。まず、1番目に加西市において災害医療の基本的な考え方をお聞きします。どのように考えておられますか。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 災害医療につきましては、やっぱり地域医療を担う兵庫県が主導となってやっていただけるというような方式となっております。市としましては、救護所の設置とか救護班の編成等の対応を行うということで、各中学校体育館に緊急救護所を設置することとして、加西市医師会の先生方にご協力いただいて、救護班を編成し対応していただくというような方向性を持っております。 特に、緊急災害救急医療につきましては、やはり兵庫県の災害医療センターが中心となり、1次、2次救急医療機関や拠点病院を含めましたネットワークが形成されますので、その中で機動性のあるDMAT(ディーマット)とか医療の派遣等が行われるというような仕組みとなっておるところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) もう一度、ちょっとお尋ねしたいんですが、2つ目の質問と関連するんです。医療機関との協力体制の確立ですね。加西市は、市役所より医療機関関係は災害時の連絡、情報収集の提供、役割分担を定めていると考えるんですけども、そのあたりはどのように検討されていますか。もう一度よろしくお願いします。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) その要請かと思うんですが、それについてはフェニックス防災システムを通じて要請するというのが基本となっております。ただ、県のほうも常時監視しておりますので、要請ができない場合もありますので、そういう部門を踏まえ、また消防等のほうからも連絡あるということで、市からの要請を待たずに対応できるようなシステムとなっておるところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) これ連絡がきっちりといけばスムーズにいくんですが、なかなか連絡網というのも難しい部分ですけど、そのあたりしっかりとした対応をよろしくお願いします。 続きまして、3番目に現地医療体制の整備という形でご質問したいんですが、行政は市民病院のお医者さんですね、医師を中心に日本赤十字を筆頭に医療班というのを恐らく整備されると思うんですが、医療救護班の編成や構成を検討しなければならないと思います。このあたりは、加西市の行政としてはどのようにお考えですか。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 緊急時に災害時におきましては、医師会のほうで編成隊を組んでいただくこととなっておりまして、あらかじめその組織が毎年情報交換の中でいただいておりまして、特に市というのは救護所というような形で行いまして、救急的なものについてはどうしても県のほうと。市のほうは一時的な救急のほうに対応するというような形になろうかと思っております。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) この項目の最後なんですが、医療品等の確保体制の整備なんです。行政は備蓄すべき医療品の品目とか数量を確認して、市民病院とかに災害発生後速やかに備蓄というのを推進したいんですが、加西市では備蓄する医薬品というのは在庫はあるんですか。そのあたりをお願いします。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 医薬品の在庫ということでございますが、費用並びに適正保管の観点から市では困難と考えております。ですから、業者の流通在庫という保管となろうと思います。この点も、もう兵庫県を通じた医療でございますので、兵庫県を通じた形で、国、赤十字、また医療医薬品の卸売協会等への支援が求められることとなっておりまして、医薬品に関しては、なかなか行政独自では難しいというのが現状でございますが、業者関係の流通在庫がかなりありますので、どのぐらいまで機能できるかわかりませんけど、一応確保はできてるというような状況かと判断しております。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) ありがとうございます。この項目、最後ちょっと少しだけですけども意見を述べさせていただきます。 行政は、災害時における医療活動がスムーズに実施できるように、市民病院を中心に個人の開業医と連携を図っていただき、地域医療のネットワークの整備も必要かと私は思いますね。私は、医療機関も年一度程度災害医療の訓練も必要ではないかなと、やっている部分もあると思いますが、しっかりとした対応もしていっていただきたいなと思います。これは要望です。 続きまして、最後に避難収容体制の整備についてご質問いたします。まず第1番目に、避難の誘導体制についての質問です。例えば、案内標識の整備、誘導標識等の設置の推進も私は必要かと考えます。加西市も、昨年だとは思いますがハザードマップのやりかえを行ったと思うんですが、これは日ごろから周知徹底されていると私は感じるんですが、避難誘導の体制について行政側はどのように検討されておりますか。よろしくお願いします。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 避難誘導の体制でございますが、やはり自主防災組織、消防団などの共同活動により共助の活動によりお願いすることとなると思います。そのためにも、自主防災組織や消防団や自治会の強化というのは重要事項であり、今後も支援する体制をとっていかなければならないと思っております。 また、防災マップでございますが、このたびは自治会の皆さんにご協力いただいて、身近な危険箇所を明示させていただきました。各町のヒアリングを通じて、明示、危険であるという部門、単なる浸水マップだけではなく、そういうような経験に基づいた箇所も明示させていただきました。 そして、過去配布させていただきましたが、やはりいかに活用していただくか、いかに周知していただくかということが非常に重要でございますので、今後は各自主防災組織でのこのマップを利用した検討会も進めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) もう1点、ちょっとその関連なんですけども、誘導の標識とか整備ですね、その辺をどうお考えなんですか。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 誘導につきましては、誘導方法を誘導といいますか、その避難場所が学校になっとるんですが、その方向については各校区でおおむね理解いただいていると思いますし、防災マップにも身近な避難所ということで今後どういう方向で行かれるのか、また状況によっては行かれない場合もありますし、身近な自治会の公会堂も利用させていただくというような、避難所として位置づけさせていただいておりますので、適宜その確認という意味も込めまして防災訓練の中で確認という、大きな訓練命題でやっていただけたらと思っておるところでございます。
    ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) 次の質問も若干ダブるんですが、今避難地とか避難の道、避難所の選定とか整備というのも非常に重要やと思うんですね。一般に、一次避難地と広域の避難地と恐らく2つ分かれると思いますねんけども、加西市ではそのあたりをどのように選別されておりますか。 また、広域の避難地の選定、整備についてはどのようにされておりますか。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 一時避難所については各小学校が中心ですが、そこを指定させていただいております。広域につきましては、一時避難後長期にわたる場合には広域ということで、仮設住宅等の選定場所になろうかと思います。そういうところにつきましては、市民グラウンドとアラジンスタジアムを今指定しているところでございますが、先ほども言いましたようにやはり高齢化を踏まえまして身近なやはり避難所である各町の公会堂、自治会の公会堂を活用させていただきたいと思っております。そのほうがより実践的な対応になろうかとも考えておりますので、今後各自治会における公民館の耐震化というのが課題となっているところとも考えているところでございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) この項目の最後の質問なんですが、今総務部長がおっしゃったように応急の場所も私も質問したかったんですけど、応急の仮設の住宅の準備というのも質問したかったんですが、建設候補地の事前選定ということで、災害時における被害者の利用可能な公営住宅、空き家等の把握も私は必要やと思うんですよ。高齢者、障がい者等の生活を配慮した構造や設備の応急住宅も仮設も含めてですけど、おっしゃりましたが、このあたりはどのように計画されておりますか。質問いたします。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 今、説明しましたように、一時的には小・中学校、広域的になりますと、中長期になりますと、市民グラウンドとかアラジンスタジアム等の広い場所を予定してるところでございますが、やはり身近なところというのも非常に重要なところかと思っております。 そして、応急仮設住宅につきましてもこれについてはなかなか市で保管できません。やはり、県・国に委ねるところが大きくございまして、一部事業者との支援協定の中で、供給が受けれるような形でなっておりますので、今後とも連絡を密にしていきたいと考えているところでございます。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) やはり、高齢者、障がい者が必ずしもしっかりとしたところに入れるとは思いません。だから、やはり住宅にしたっても高齢者とか障がい者が生活、短い期間なんでしょうと思います。しかし、そういう配慮をした構造や設備の住宅の対応も必要だと思いますんで、そのあたりもしっかりと対応していただきたいなと思います。 それでは、最後の項目に入ります。1番目の、緊急物資の確保体制の整備についてであります。まず1番目に、食料品や生活必需品の緊急物資の確保という件なんですが、大規模な災害が発生した場合、災害が初期においては、平常時の供給ルート及び外部からの支援による食糧や飲料水の供給が困難であると思われます。行政及び関係機関は緊急物資の備蓄、調達手段の確保が必要ではないかと私は思うんですが、そのあたりをどうお考えですか。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 緊急物資の確保でございます。市の地域防災計画におきましては、一番被害が大きいのは地震災害でございまして、その場合各家庭に3日分の食糧備蓄を推奨させていただいて、一方市では2日間というような備蓄が求められておりまして、山崎断層帯の避難者数1万2,000人が最大予定されております。その3食2日分ということになりますと、3万6,000食といったのが必要になるわけではございますが、現状では2,200食というような状況で、市役所、消防署で保管しております。 現実のところ、3万6,000食、現実にはちょっと不可能な数字でございますので、全て必要量を保管するのはスペース的にもまたは財政的にも困難でございますので、やはり流通備蓄といいますか、業者さんにご協力いただくのが必要不可欠と考えているところでございまして、その業者さんとも協定を結んで、有事の際には供給いただけるようなシステムをつくっておるところでございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) 今の総務部長が食糧は市では2日間、今2,200食ほどしか備蓄はできていないということなんですが、たとえ質問でお水、飲料水の確保です。市民の備蓄の推進はもう絶対不可欠なんですよ。私が思うには、最低、水1人1日3リットルは必要と勉強させていただきました。これは、市民みずから必要な物資は自分から確保するということを推進したらいいんですが、この辺を行政はどのように考えてはりますか。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 本来、基本に基づいて3日間を個人で確保していただきたいというのが原則でございますが、なかなかそれはできないというのも事実かと思います。そういうような周知徹底を図っていくのも行政の重要な役割ではないかと思っております。 ただ、飲料水につきましてはスパーク加西の貯水槽に100トンございます。ですから、議員さん今おっしゃられましたように、1人3リットルということで1万1,000人の3リットル、3日分というような備蓄ができておりますし、また市外にあります明神山とか寺山、また釜坂第2の配水池につきましては、緊急遮断弁を設置して耐震化を図っておりまして、そのほうにも確保できているということで、飲料水については十分とは言いませんが、一応予定以上の確保はできる見込みとなっておるところでございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) 水はかなり備蓄があるということをお聞きしまして安心したというのか、こういう場合は安心すべきなのかちょっと疑問なんですが、やはり加西市はもともと水の不便なとこなんで、しっかり備蓄していただいて、緊急に対応できるような形を持っていただきたいなと思います。 最後の質問ですが、防災用の資材の確保ということについて質問いたします。行政が保有する災害対策に必要な救助、救出用の資材及び保管する施設も当然必要と考えます。定期的な点検の実施の備蓄も当然検討すべきで、加西市ではどのような資材の保管設備の分散化を図り、補助制度活用で備蓄の推進を図られておるのか、そのあたりをお聞きして、一般質問を終わりにしたいと思います。 ○議長(森元清蔵君) 総務部長。 ◎総務部長(高橋晴彦君) 防災の資材につきましては、消防署が中心となって消防の本署、北分署、南分署に分割して配備しておりますが、なかなか十分な配備状況ではございません。発電機にしても3台でございますし、まだまだ貧弱な状況となっております。 ただ、本年度防災倉庫を1戸補助をいただいて増設する計画で、限られた予算内で充実を図っていく必要があろうということでやっておりますが、まだまだ追いついておりません。そのためにも、建設業協会さん等々と防災協定を結んで、市の力だけではなかなか限界がございます。ですから、各専門家、業者さんの力を借りて、そういう中で防災対策の充実を図っていく方向性でおりますので、今後ともその締結とその連絡体制の強化を図って対応していきたいと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(森元清蔵君) 長田さん。 ◆5番(長田謙一君) 西村市政が災害に強い加西市を目指す上に、この災害における加西市をいかに住みやすいまちにするかということは、非常に大きな課題だと思います。十分しっかりとした対応していただきたいなと思います。 これで、一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(森元清蔵君) 以上で、長田謙一君の一般質問を終わります。 △延刻 ○議長(森元清蔵君) ここでお諮りをいたします。 定刻の5時が近づいておりますので、本日の会議は議事の都合上延刻いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森元清蔵君) 異議なしと認めます。 よって、本日の会議は延刻することに決定いたしました。 続いて、6番衣笠利則君どうぞ。 ◆6番(衣笠利則君) =登壇= 発言通告に基づいて、一般質問をさせていただきます。最初に9月議会において、土本議員が質問されましたが再度質問をさせていただきます。健康長寿日本一が実現できるように質問をさせていただきます。福祉の充実を図る目的で、健康増進センターが福祉会館での業務となりましたが、現実のメリットとデメリットを教えてください。 また、今後なお一層の市民の福祉の充実、健康増進のためどのような展開を考えておられるのかお尋ねをします。 次に、地域での中高齢者の健康増進についてですが、朝夕市内ところどころで散歩をしておられる姿が多く見受けられるようになりました。散策道をしっかりと整備されていて、歩道、車道の区別がついているところは問題がないようですが、校区ごとに健康道路を指定し安心して歩け、また対話ができるようにしてはどうかと思います。 次に、市長は高齢になっても地域で元気に暮らせるとそれが個人の幸福でもありますし、それ自身が社会の貢献になると考えておられますが、どう呼びかけても反応を示していただけない、そういう層があることを事実と言われておりましたが、それは何に問題があるか解析されていないと思います。高齢者だけの生活、また若い人だけの生活という核家族が多くなり、このような社会になっているように思います。先週、小学校の学習発表会を見せていただきました。お孫さんが元気に大きな声で発表されている姿を見て、高齢者は大変喜んでおられる顔を見ますと健康の源は家族ではないかと感じました。少子化高齢化という施策をいろいろと上げられておりますが、家族のことについて考えてみてはどうでしょうか。 次に、先月の健康福祉まつりを見学させていただき、食育推進活動を拝見させてもらいました。大変多くの方が試食をされ、アンケートにも記入されておりました。準備等が大変かと思いますが、このような催しを公民館活動等、機会をもっと多くしていただいてはどうかと思いますが、いかがですか。加西市の食育推進計画が市民へのPRをすることにより実のなるものと思います。 次に、少年サッカーについてですが、日曜日にもなりますとグリーンパーク善防には多くのサッカー少年とその家族が来ておられます。夢と希望の少年少女たちのためにも、芝生を張りスポーツと健康の広場として活用してはどうかと考えますが、いかがですか。 続いて、学校給食についてお伺いします。来月より、北部給食センターが稼働するわけですが、小学校、中学校の給食数は何食ほどになりますか。また、給食代金は幾らほどになりますか。そして、保護者の負担額、市の補助額等をお尋ねをいたします。地産地消により、なお一層の負担軽減を考えておられるのか具体的に考えます。お願いをします。 食物アレルギー対策について、お尋ねをします。アレルギーに応じての給食対応をすると聞いておりますが、どのようにされるのですか。 また、症状が発生した場合、処置はどのようにされるかをお尋ねし、1回目の質問とさせていただきます。 ○議長(森元清蔵君) 順次、答弁を求めます。健康福祉部長前田君。 ◎健康福祉部長(前田政則君) 健康と福祉の拠点整備の一環といたしまして、10月に健康増進センターと健康課を健康福祉会館に移転し、2カ月が経過いたしました。 移転後の現実のメリット・デメリットはというご質問でございますが、メリットといたしましては、ハード面では以前の健康増進センターにおいては加西病院利用者も駐車場を利用されておりましたため、母子健康事業実施時等、一度にたくさんの方が来られるときは、小さな子供を連れたお母さん方が遠方にとめられるなど、車の駐車に苦労されておりましたが、移転後は駐車スペースの確保が容易になったことや、各階にトイレが整備されていること、おむつ交換や授乳室の場所がしっかり確保できていること、エレベータがあり車いすの方でも利用しやすいことなどが挙げられます。さらに、平地にあることから高齢者にとってもアクセスしやすい立地条件になっているかと思います。 また、ソフト面では健康課も同じ場所に移ったことで、市民の方にとって健康づくりの拠点としてわかりやすく利用していただきやすくなったと考えております。移転後2カ月間の状況を見ますと、スマイル健康相談の10月、11月の利用者は、昨年同期の26人から54人へと大幅にふえております。また、運動教室の新規の利用者は昨年同期の3人から20人へと、飛躍的にふえている状況でございます。 デメリットといたしましては、件数としてはそれほど多くはないんですが、市役所に来庁時に予防接種等の申請や制度の説明が必要な方がおられた場合、健康福祉会館まで足を運んでいただくという必要が出てくること、また運動事業はいわゆるホールで実施しておりますが、貸館としての利用と兼用になっておりますため、運動事業の場所や内容を変更する必要が生じることがございます。 現在は、会館内の他の部屋を利用して指導員の工夫により実施をしているところでございます。今後につきましては、ことし実施いたしました健康福祉まつりを次年度も健康福祉部の各課が一体となって、内容の充実を図るなど、さまざまな市民を対象にした健康と福祉に関する事業を実施して、広く市民に参加を呼びかけていきたいと考えております。例えば、来年の1月には健康課、いずみ会、老人クラブ連合会の三者の合同で健康福祉会館の栄養指導室を利用しまして、男性を対象とした料理実習を計画しているところでございます。 また、同じ会館内にある社会福祉協議会、児童療育室等との連携を深めまして、子育て支援や地域での健康づくり活動について協議しながら、支援体制を充実させてまいりたいと考えております。 次に、健康道路についてのご提言でございます。昨年、教育委員会が実施しました市民スポーツ意識調査によりますと、二十歳以上の市民がよく行っているスポーツの種類としては、散歩という回答が最も多く、しかも中高年齢の割合が高いという結果が出ておりまして、いつでもどこでもできるという手軽さ、速度や距離等により自分に合ったやり方ができるというのが大きな魅力であると思います。ウォーキングは継続して実施することにより、動脈硬化の予防や足の筋力維持強化、骨粗鬆症の予防やストレス解消につながる比較的安全で効果の高い運動です。このような点からも、校区ごとに健康道路を指定して歩きやすい環境、歩きたくなるような環境を整備することはウォーキングの啓発となり、実践する人数をふやすことにもつながり、市民全体の健康づくりのレベルアップにつながると思われます。 現在、加西市ではご承知のように、校区ごとにふるさと創造会議の立ち上げを進めておりますが、このような場で話し合いを進めていただき、地元の要望、工夫をもとに道路選定をしてもらって整備していくというのも一つの方法ではないかと考えております。地元で話し合いにより整備された道路は、愛着を持って継続的に利用されるのではないかと思います。 また、健康課ではウォーキング実施前の健康チェックや効果的な歩き方、ウォーキング前後の体操の実施方法を取り入れたウォーキング教室を開催しておりまして、今後も積極的にウォーキングの効果や重要性について周知に努め、具体的な指導を実施してまいりたいと考えております。 次に、健康家族についてのご提案でございます。健康づくりは個人の努力と実践が基本でございますが、これは家族や地域等の周りの人々の協力によって成り立っております。議員ご指摘のとおり、このきずなが深まることは生きがいづくりや健康に対する関心を深める要素の一つと考えられます。 健康事業におきましても、妊婦教室に親子、夫婦で参加、まちぐるみ健診に家族で受診、健康相談に親子や夫婦で来場という場面が見られます。食育事業では、一人だけでの食事、個食にならないように家族で食事をすることの勧めや、保育所、幼稚園、子育て学習センターと連携して親子料理教室等も実施しております。家族を考えるという視点での取り組みとしましては、地域や公民館での交流事業などがその役割を果たしているように思います。地域での事業は、家族で参加するよい機会にもなりますので、もっと積極的に家族で参加してもらうよう呼びかけることが重要であると感じております。 また、本年度実施しました健康福祉まつり等のイベント事業も、家族で参加できるように内容をさらに工夫することで、家族で健康を考えるよい機会になると思います。今回、ご提案いただきました家族という視点も大切に、既存の事業も検討していきたいと思っております。 次に、食育推進活動についてでございます。食育は食育推進計画に基づき、関係の各部署が活動しておりまして、食育ネットワーク会議には食に関する団体や市民の方にも参加していただき、食育に関するご意見をいただきながら食育推進につなげているところでございます。今年度は、健康福祉まつりの場で食育推進の一環として、食育事業を実施いたしました。食育のコーナーにはたくさんの参加者があり、アンケートではバランスチェックなどの体験コーナーが気づきや学びにつながっているという結果が出ておりまして、98.2%の方が参加してよかったと回答をされるなど食育の普及啓発につながったものと感じております。次年度以降についても、このような機会を利用しながら行政の取り組みのほか食育ネットワーク会議においてご意見をいただき、食育推進に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 次に、教育次長後藤君。 ◎教育次長(後藤倫明君) グリーンパーク善防の健康広場に活用してはというお尋ねについてですけれども、現在善防グリーンパークにつきましてはトイレ、それから倉庫が設置できているのみで、いわゆる体育施設としての整備はまだ途中でございます。したがいまして、その管理は今現在加西市の体育協会に委託をして、地元少年サッカークラブを初め、地元の団体なども含めて広く市民にご利用をいただいております。 その善防グリーンパークですけれども、もともとが下水工事等で発生をした残土を多く含んだ土地でございます。体育施設とするにはさまざまな整備が必要でございます。芝生化の前に、いわゆるグラウンドの土の整備であったり、あるいは暗渠排水の整備であったり、グラウンドとしての本当に整備が必要と考えております。議員からのご提案をいただいております芝生のサッカー場というふうなこととはちょっと若干異なるわけですけれども、現在400メートルのトラックを有して、サッカー、また野球、そしてグラウンドゴルフ、こういったものも行える多目的グラウンドとしての整備をスポーツ振興助成金等を活用して行う、こういう計画を考えております。この事業の実施につきましては、市の財政状況等を見ながらということになろうかと思いますけれども、加西市のスポーツ振興また健康増進のために早期の計画実現に努めたいというふうに考えております。 続いてですけれども、学校給食の現状ですけれども、まず北部学校給食センターにつきましては、これも以前に答弁をさせていただきましたが、北条中、善防中、そして泉中、富田小、賀茂小、下里小、西在田小、特別支援学校、西在田幼稚園の3中学校、4小学校、1特別支援学校、1幼稚園も含めまして、合計9施設に配食をする予定にしております。 北部学校給食センターの調理室ですけれども、1,900食となります。市全体の調理食数が、4,260食でございますので、全体の45%ということになります。そのほかですけれども、調理施設としましては南部の学校給食センターで1,200食、それから北条小の単独調理場で520食、北条東小の単独調理場で380食、泉小の単独調理場で260食と、合計4,260食ということになっております。 なお、北部学校給食センターですけれども、1月6日、7日、これは配送路を含めまして試食会を行いましてその後に最終調整準備を行った後に、1月14日から各学校へ配食をする計画にしております それから、給食費につきましてですけれども、平成26年1月から南部・北部学校給食センターと北条、北条東、そして泉小、この単独調理場の食材を一括して購入をすると。また入札により決定するというふうなことにしております。そういうことによって、負担を軽減をしたいというふうに思っております。 そうしましたら、3学期の給食費なんですけれども、全ての学校におきまして、現在の学校給食センターの価格に合わせまして、小学校につきましては1食当たり228円、中学校につきましては1食当たり250円に統一をいたします。 それから、市の補助額についてのお尋ねですけれども、補助につきましては米飯の炊飯加工補助ということで1食当たり約15円の補助を行っております。1人当たり年間185食としますと、年間1人当たりに2,800円ということになります。市全体では、先ほど言いましたように4,260人ということになりますので、年間約1,200万円の補助額ということになっております。 それから、地産地消についてですけれども、現在野菜類につきましては近隣の営農組合、それから播磨農業高校、そして神戸大の農学部より購入を行っております。それから、この1月からにつきましては、JAの愛菜館からも購入をする計画をしております。購入価格につきましては、一般の業者からの購入価格以下になるように、地域振興のほうの農政のほうで補てんを行っていただきまして、給食費には影響の出ないように配慮をしております。 それから、アレルギーの対策についてですけれども、まずアレルギーの発症を防ぐということにつきましては、原因となります食品を食べないようにすると。このことが一番重要でございます。児童・生徒が献立表や食品成分表を参照しながら自分でアレル源を避ける、こういう力をつけることが必要でございます。そのために、保護者と十分に話し合いを学校で行いまして、保健指導、また栄養指導、生活指導、あるいは給食指導を行いながら、自己管理能力の育成が大切にはなってこようかと思います。 教育委員会としましては、この平成25年11月に「学校におけるアレルギー疾患対応マニュアル加西版」、これを作成しております。今後は、このマニュアルに沿ったアレルギーの対応を行っていきたいというふうに思っております。 特に、この1月から新たに給食が始まります3中学校におきましては、現在アレルギー調査を実施をしております。そして、アレルギーのある生徒につきましては、保護者と面談を行い、献立表をもとに原因食品の除去や一部弁当を持参するなどの対応について、現在準備を進めておるところでございます。 北部の学校給食センターは、アレルギーの対応をできる調理室を備えておるわけですけれども、アレルギーの症状は非常に多様化しております。対象児童の症状とかを正確に把握しながら、施設で対応できる内容についても検討をする必要がございます。そのために、この1月からアレルギーの対応食というのは実施はできませんけれども、現在卵アレルギーにつきまして対応できるかというふうなところで調査を行っております。状況を把握した上で、除去食の開始等についても検討をしたいというふうに考えております。 さらに、緊急時の対応についてのお尋ねかと思います。アレルギー疾患対応マニュアルで、この緊急時についても保護者、それから主治医、関係機関と十分に連携をしながら緊急体制をきちんと整備をするということにしております。アレルギーが発症をしました場合につきましては、このアレルギー対応マニュアルに従いまして対応をしたいというふうに思っております。 具体的に言いますと、まず学校長の指示によって救急車の要請、あるいはAEDの準備を行う、そして保護者、主治医、学校、家への連絡、症状によってエピペンを所持をしている児童・生徒がおりますので、そういう際にはその症状の程度によりましてエピペンを注射をするというふうなところ、また事前に作成をしておりますこの「緊急個別対応経過記録表」、これを救急隊に引き継いで病院に搬送すると、こういった流れで対応をしたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(森元清蔵君) 以上が1回目の答弁でした。 衣笠さん。 ◆6番(衣笠利則君) 非常に丁寧に教育委員会、また福祉とも説明していただきまして、ありがとうございます。 まず、2回目の質問はできるだけ避けようと思っとったんですけど、デメリットの件で予防接種の対応等が非常にデメリットに上がっているということで、この福祉の件についてはデメリットが発生するとやはり意味がないんで、予防接種の対応をこういう問題があればすぐに対応をとっていかなければいけないと思うんですよ。そういう点をちょっと答弁お願いしたいんですけど。 ○議長(森元清蔵君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(前田政則君) この件については、1件といいますか、デメリットということも一つはあるんですが、直接市役所でそういった事務的な手続を行うだけではなしに、専門職のいる健康課へ出向いていただくことによって、そういう事務的な対応だけではなしに、そのときに子育ての悩みでありますとか、そういった健康についての相談もできますので、よりそちらに行っていただくほうが中身の濃いサービスが提供できるんではないかと、確かにちょっと移動はしていただくんですけども、そちらのほうがよりよいサービスの充実につながるということも考えられるというふうに思っております。 ○議長(森元清蔵君) 衣笠さん。 ◆6番(衣笠利則君) そういうことを事前に市民の方にお話しておくほうがいいですよと、一旦市役所へ来て、いや、福祉のほうへ行ってくださいというふうに二重手間になるよりも、事前に市民の方にPRしておいてほしいなということが言いたかったわけです。 それと、福祉のほうからうまくお話されたんですけど、ふるさと創造会議のほうで、そういう地域の健康についてのお話も今後必要じゃないかなということでお話受けましたので、ぜひ今後ふるさと創造部のほうでも検討していただきたいと思います。それは要望で結構です。 それと、もう教育委員会のほうにつきましては、非常に丁寧にご説明いただきました。ある市民の方から聞いたんですけど、子供のアレルギーについて、僕もう少し食べたいからというて、隣の子供さんの食事が残ってるからいうて、ふっと食べたものが、アレルギー障害を起こしたという市民の方からお聞きしたんですけど、やはりそういうことも家族、またもちろん本人もそうなんですけど、徹底したご指導をお願いしたいなと。軽いことなんですけど、ちょっとお腹がすいたというて、もう少し食べたいなと、前へおかわりに行くよりもここで食べろというて、僕やるわとやった物がアレルギー症状を起こしたというようなことを市民の方から聞いたから、そういうこともしっかりと対応をしていただきたいと。本当に要望ばかりになりますけど、よろしくお願いしまして、これで僕の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(森元清蔵君) 以上で、6番衣笠利則君の一般質問を終わります。 森田さん。 △議事進行に関する動議 ◆14番(森田博美君) ちょうど区切りがいいところでございますので、議会運営委員長として発言をお願いしたいことがあります。許可をいただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○議長(森元清蔵君) 今申し出がございましたが、賛同の方挙手お願いします。     (賛成者 挙手) ○議長(森元清蔵君) それでは、挙手が多数出ましたのでオーケーとします。 ◆14番(森田博美君) 先ほど、議長が延刻をされたわけではございますが、きょうの本会議一般質問はこのあたりで終えてはどうかという気持ちを込めて、皆さんに意見を述べて、議長の対応をお願いしたいと思うんです。 日程第3から一般質問に入りました。2番目の松尾議員の発言につきまして、やはり協議をしなければならないのではないかというふうに委員長として考えます。一つは、一般質問の中で発言した内容の妥当性がやはり問われるだろう。もう一つは発言した言葉そのものも看過できない内容であるというふうに考えます。 この後、議長のほうで本会議を延会、終了していただいて、直ちに議長室において、議会運営委員のメンバーでその発言についての意見を聴取をしたいというふうに考えます。そういうことで、ぜひとも議長からお諮りをいただきたいということでお願いするものです。 ○議長(森元清蔵君) 今、森田議運の委員長からの話がありましたが、私もちょっと松尾議員の一般質問には問題があると考えました。これについて、この後延会をした後、議長室で議会運営委員会をしたいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森元清蔵君) 異議なしということで、そのようにさせていただきます。 △延会 ○議長(森元清蔵君) それでは、ここで皆様にお諮りをいたします。 本日の会議は、議事の都合上この程度にとどめ、延会いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森元清蔵君) 異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 次の会議は、明日10日、開会時間を1時間繰り上げまして、午前9時から開会いたしまして本日に引き続いて一般質問を行います。 本日は、これにて延会といたします。ご苦労さまでした。     17時08分 延会...