平成17年 3月
定例会(第203回) 第203回(定例)
加西市議会会議録(最終日) 平成17年3月24日(木) 午前10時
開会-------------------------------------- ▲議事日程第1 議案第3号、4号、および6号から36号 (
委員長報告、質疑、討論、採決)第2
意見書案第1号
国庫負担の
拡充等国民健康保険財政の
基盤強化を求める
意見書(案)について (
提案説明、質疑、討論、採決)第3 議員の派遣について第4 閉会中の
継続調査-------------------------------------- ▲本日の会議に付した
事件議案第3号、4号、および6号から36号(
委員長報告、質疑、討論、採決)
意見書案第1号(
提案説明、質疑、討論、採決)議員の派遣について閉会中の
継続調査-------------------------------------- ▲会議に出席した議員(19名) 1番
森元清蔵 2番 吉田 稔 3番
土本昌幸 4番 繁田 基 5番
井上芳弘 6番
高橋佐代子 7番
後藤千明 8番
織田重美 9番
円井滋美 10番
岸本正三 11番
三宅利弘 12番
森田博美 13番 西浦 徹 14番
山下光昭 15番
西川正一 16番
桜井光男 17番 西村 衛 18番
友藤雄彦 19番 高見
忍-------------------------------------- ▲会議に出席しなかった議員 20番
黒田広之-------------------------------------- ▲議事に関係した者の
職氏名事務局長 木村弘文 書記 深江克尚書記
阿部裕彦-------------------------------------- ▲説明のため出席した者の
職氏名市長 柏原正之 助役
後藤健次郎収入役 松尾 修
教育長 市橋敬典検査官 長谷川和史 企画総務部長 吉田
甫財務管理部長 安富智彦 市民福祉部長 森本正光環境部長 能瀬 肇
地域振興部長 山下正和都市整備部長 本玉真規
上下水道部長 深田敏春消防長
山田義幸 病院事務局長 高見登志男選挙監査公平
農業委員会 藤川一郎 松山
茂委員会事務局長 事務局長
△開議
○議長(
西村衛君) それでは皆さんおはようございます。定刻がまいりましたので、これより本日の会議を開きます。 日程に先立ちまして、
亀田実雄前
市会議員に対する共産党からの規則に基づきまして、これらの報告を議運の決定によりまして、私の方から文書でいただいておりますので、ご報告をまずさせていただきます。
亀田実雄前
市会議員の
党規則に基づく処分について、2003年12月24日、
日本共産党東播地区委員会。
亀田実雄前
市会議員につきましては、
議員在職中に
市民道徳から見て、絶対に許すことのできない行動をとっていたことが明らかとなりました。
日本共産党東播地区委員会は、このような行動をとったことに対し
党規則に基づき、党から
除名処分を決定いたしました。関係者を始め、市民の皆様に心からお詫びをいたします。党として
信頼回復を目指し、
市民道徳の向上に一層努力を図る決意でございます。 以上でございます。 それでは、直ちに日程に入ります。本日予定をしております議事は、
議員各位のお手元に配布をいたしております日程表のとおりであります。
△
議案一括上程
○議長(
西村衛君) 日程第1、議案3号、議案第4号、議案第6号から議案第36号までの31件を
一括議題といたします。 これより、
委員会における上程中の議案に対する審査並びに
審査内容の報告を求めます。 まず、
建設経済委員長織田君。
◆
建設経済委員長(
織田重美君) =登壇= おはようございます。それでは、ご指名によりまして先の本会議で
建設経済委員会に付託を受けました議案に対する審議の経過と結果をご報告申し上げます。 初めに、議決結果でありますが、
委員会では付託を受けました案件9件について、議案第17
号市道路線の認定については賛成多数で、その他8件は
全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 次に、審議の状況についてであります。当
委員会では、付託を受けたすべての案件について
慎重審議を行いましたが、その中で主なものをご報告いたします。 まず、議案第8
号国営加古川西部土地改良事業負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
国営加古川西部土地改良事業は、借入金の利息5%を超える部分に、国から
計画償還助成事業交付金が交付されてきましたが、平成16年度から4%を超える部分が
交付金の対象となるよう
制度改正されました。これにより、
農家負担、
市負担額が軽減されることに伴い、その割合を改正しようとするものであります。また、16年度の
負担金納付書の発行には間に合わず、16年度の
超過納付分は17年度の
負担金から差し引くとのことでありました。 次に、議案第9号、加西市
法定外公共物管理条例の制定についてであります。いままで国が管理していた
法定外公共物、いわゆる赤線、青線が
地方分権推進一括法の施行によって所有権が市に移管され、その管理、使用の適正化を図るための条例であり、台帳と共に位置図も備えつけられているとのことであります。 次に、議案第17
号市道路線の認定について並びに議案第18
号市道路線の廃止についてであります。委員からは、認定された路線の中に幅員が4メートルに満たないものが含まれているとの指摘が行われ、
計画路線上で上がっていれば、幅員がなくても
路線認定はするが、既設の道路は4メートルの幅員が
必要基準だという見解が示されました。 次に、議案第20
号まちづくり交付金事業吉野団地第2期
建設工事変更請負契約の締結についてであります。当初、予算並びに国の内示額の範囲内で積算し、そのため一部の施設を除いて入札に付し、その後入札残により除いた施設の追加を今回増額しようとするもので、委員からは本来建物と一体であるべきものを外して入札を行うことは理解に苦しむこと、すべてを随契する必要があったのか、別途契約ができなかったのか等の質問がありました。
執行者からは、別の業者が工事を行うことになれば、県道からの工事の入り口の関係、その他不都合が生じることなど説明されました。 その他、これまで申し述べました案件以外の4件については、さまざまな角度から意見が出されましたが、詳細については割愛させていただきます。 以上、
建設経済委員会に付託を受けました議案に対する当
委員会の審議の結果と経過であります。
議員各位のご賛同をお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(
西村衛君) 続いて、
厚生委員長西浦君。
◆
厚生委員長(西浦徹君) =登壇= ご指名によりまして、先の本会議で
厚生委員会に付託を受けました議案に対する審議の経過と結果をご報告申し上げまして、
議員各位のご賛同をお願いするものであります。 初めに、議決結果であります。当
委員会では付託を受けました議案8件について、いずれも原案のとおり
可決決定をいたしました。 次に、審議の状況についてであります。当
委員会では、付託を受けたすべての案件について
慎重審議を行いました。その中で、主なものをご報告いたします。まず、議案第6
号加西市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてであります。先の本会議においても多くの議員から質され、審議をしたところであります。今回、改正の理由については
経済情勢はわずかながら明るい兆しがあるものの、所得が伸びない一方、
保険給付金が23%増となり、その結果約2億200万の
歳入不足が生じる
見込みとなり、
税率改正が必要となったものであります。 今後も
医療費の伸びが続くと、財源として見込まれる
一般会計からの繰入金も財政の厳しい時期であり、基金も1,500万程度と残り少ない中、
税率改正はやむを得ず、あわせて当局からは滞納者の実態を把握の上、
滞納整理の
強化等、
国保税収納向上に努めていくという強い意志を確認いたしております。 当
委員会としましては、
保険事業の取り組みを十分行うことにより、
医療費の抑制に努力されるよう要望しておいた次第であります。 なお、
委員会として、
国庫負担の
拡充等、
国民健康保険財政への
基盤強化を求める、国への
意見書の提出及び市の内規である
減免制度の
見直しが図られるよう意見を添え、賛成多数でもって可決いたしました。 次に、議案第7
号加西市
福祉医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてであります。今回の改正は、
福祉医療費助成事業については、加西市
財政再建推進計画及び
県行財政構造改革により、
福祉医療の
見直しを行おうとするものです。県の改正に準じた改正と
少子化対策の一環として、
乳幼児医療の助成を3歳児未満まで無料化の拡大を図りたいというものであります。先の本会議でも十分質され、今回審議の中においても委員より
さまざま意見が出ました。
執行者より、できる範囲で総合的に判断の中、
少子化対策も考慮し、
市財政全般とのバランスの上での
提案内容であり、理解されたいとの答弁を得た中、内容を確認した上、賛成多数でもって可決いたしました。 次に、議案第19
号市単独事業加西市
埋立最終処分場延命化工事請負契約の締結についてであります。本施設は、昭和54年に開設され、
埋め立て可能容量が逼迫した状況に対応するため、
延命化に向けた工事として今年度より着手するものであります。 委員からは、事業の全体計画と
事業費、
工事検査と監督、
水質検査等、さまざまな角度から意見が述べられ、
締結事項を確認し、異議なく可決した次第であります。 次に、議案26
号平成16年度加西市
病院事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、
高度医療は必要であるが、
診療材料費は減らないかという意見に対し、
入院患者の増えていない中、
診療材料費については検討して行きたいとの答弁を得ております。 最後に、議案第10号、議案第21号、第22号、第23号につきましては、特段取り上げるべき意見もなく、異議なく可決した次第であります。 以上が、
厚生委員会に付託を受けました案件についての審議結果と経過であります。改めて
議員各位のご賛同をお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(
西村衛君) 続いて、
総務委員長森田君。
◆
総務委員長(
森田博美君) =登壇= ご指名によりまして、先の本会議で
総務委員会に付託を受けました議案に対する審議の経過と結果をご報告申し上げます。 初めに、議決結果であります。当
委員会では、付託を受けました案件8件については、いずれも
全会一致で可決するものと決定いたしました。 次に、審議の状況についてであります。
付託案件8件のうち、特に集中的に審議された案件について、ご報告させていただきます。 議案第21
号平成16年度加西市
一般会計補正予算(第4号)についてであります。委員からは、今回の補正によりおおむね平成16年度の決算が見込めることから、特に大きな影響を与える
三位一体改革に関して、
地方交付税及び
国庫負担金の動向について、
執行者に対して説明を求めております。
執行者からは、国の
地方財政計画では、
交付基準べースで6.5%、
臨時財政対策債を含めて12.0%の減額ということが示されていたが、加西市においては高
資本費対策措置や、
高齢者割合が高いといった地域の
特殊事情により、
普通交付税の対
決算見込みベースでは4.4%の伸びとなった。今回上程している補正分の1,652万8,000円は、国税の増収に基づく加西市への
配分金であるが、当初と比較すれば、36億4,000万円から39億3,200万円ということで、3億余りの大きな伸びとなっている。
特別交付税についても、6億のうち台風20号までの
災害関連で、30%の1億8,000万円程度が減額となる可能性があることを危惧していたが、国が別途
補正予算により
災害対策を講じたために、当初予測に反し6億円前後の額が確保できる
見込みである。 また、
臨時財政対策債は
地方債計画で示されているので、23.1%減ということで推移している。 以上のことから、
臨終財政対策債は大きく減ったが、
交付税は、加西市の
特殊事情で伸びている状況である。
国庫負担金については、平成16年度では
公立保育所運営費の
一般財源化ということで、国と県を合わせて1億2,000万円、また、当初、
三位一体の
影響額ということで、5億6,000万円程度と説明していた経緯があるが、この中で
国庫補助金の廃止と
税源移譲については、ほぼ同額で推移している。ただし、
交付税等については加西市の
特殊事情もあり、国が示しているほどの影響はないといった説明がなされております。 これを受け、委員からは加西市の
特殊事情も影響し、今回の決算はトータルでは当初よりも好転することが見込めるが、国の動向は今後も注意する必要がある。特に、先の
定例会で
公共料金の
値上げ延伸が市長から公言され、今後ますます厳しい
財政運営が迫られることは必至である。そのため、
財政再建計画の
見直しはもとより、以前より
改善項目の柱であった
事務事業の
見直しなど未
達成項目を再検討し、着手できるものは着手し、
業務効率を上げ、出るを抑制し入るを図るよう要望しております。 そのほか、
付託案件については
慎重審議行いましたが、詳細については割愛させていただきます。 以上が、
総務委員会に付託を受けました案件についての審議結果と経過であります。 以上、これを持ちまして
委員長報告といたします。
○議長(
西村衛君) 最後に、
予算特別委員長友藤君
◆
予算特別委員長(
友藤雄彦君) =登壇= 失礼いたします。ご指名によりまして、先の本会議で
予算特別委員会に付託を受けました議案に対する、審議の経過と結果をご報告申し上げます。 初めに、議決結果であります。当
委員会で付託を受けました案件10件につきましては、議案第27号、第29号、30号、31号、35号は賛成多数で、残る5議案につきましては
全会一致で可決するものと決定いたしました。 次に、審議の状況についてであります。
付託案件10件のうち、特に集中的に審議された案件についてご報告させていただきます。 まず、平成17年度加西市
一般会計予算についてであります。
執行者からは、
一般会計予算については、前年比2.8%減の185億5,000万円で編成し、
特別会計、企業会計合わせて総額449億9,496万円となっております。前年度に比べ、1億1,131万円、0.2%の増であります。
市民生活の
基盤整備となる
下水道事業を始め、市民が安心して暮らせる快適な
都市基盤づくりに取り組むとともに、
地域活性化、
少子化対応、加えて
高齢化社会による医療、介護、
福祉等、平成17年度は昨年に引き続き厳しい
予算編成となっている。また、平成17年度における
三位一体改革の
影響額は、
交付税及び
負担金改革などにより、9,400万円であると説明がありました。 委員からは、新
年度予算は
政策目標を効率的に実現するために、引き続き厳しい
事業選択を行いながら
財政再建に取り組み、効果が上がるよう要望しております。
一般会計については、委員からは歳入、
歳出ともに厳しい意見が交わされました。詳細については割愛させていただきます。 次に、議案第29
号平成17年度加西市
国民健康保険特別会計予算についてであります。被
保険者の所得の伸びが見込めない一方、
医療費が大きな伸びを示し、このたび
保険税率の改正により
財源確保が行われております。しかしながら、
インフルエンザ等流行により
医療費も多額に必要となった場合、基金1,500万円、
予備費1,000万円で対応するために、
健康予防対策事業については、十分努められるよう要望しております。 次に、議案第32号、平成17年度加西市
公園墓地整備事業特別会計予算については、説明を求めながら慎重に執行していくことを確認しております。なお、平成16年度墓地の売却は10区画と、担当におかれましては努力がなされております。 議案第36号、平成17年度
病院事業会計予算についてであります。平成16年4月からは
診療報酬の改正が行われ、
経営環境はますます厳しくなっております。繰入金については、近隣市の状況の中財政的に厳しい中であるが、安全、安心の病院として健康的な運営ができるよう、
一般会計からの
繰出金について要望しておいた次第であります。なお、
高度医療技術の要求に答えながら、一方、心安らぐ温かい
患者サービスの提供がされることを確認しております。 議案35
号平成17年度加西市
下水道事業会計予算については、さらなる
水洗化率向上のために、アウトソーシングを進めていくことはもとより、職員みずからが率先して汗を流す姿勢も求められました。 また、
特別会計に
町村互助会の
負担金が計上されているとのことが確認されたように、公務員に対する昨今の厳しい市民の声を真摯に受け止め、市民の目線で市民の理解を得られる改革を、市職員の合意を得ながら、進めていただきたいと要望いたしました。 以上が、
予算委員会の付託を受けました案件についての、審議結果と経過であります。 これをもちまして、
委員長報告とさせていただきます。
○議長(
西村衛君) 以上で、
委員長の報告が終わりました。
△質疑・討論
○議長(
西村衛君) これより、
委員長に
委員長報告及び提案に対する審議、質疑を行います。質疑のある方ございませんか。 他に質疑もないようでございますので、質疑を終結いたします。
○議長(
西村衛君) 続いて討論に移ります。ご意見のある方ございませんか。はい、5番井上君。
◆5番(
井上芳弘君) =登壇= 失礼をいたします。第203回
定例会に提案されました議案のうち、以下の10議案について反対の立場から討論を行います。 まず、議案第6
号加西市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。今回の改正は、
中堅所得層にとって資料にもありましたように、20%を超える大幅な
引き上げになっております。
保険給付費が平成15年度から大幅に上昇をしてきておるわけでありますけれども、当局のご説明にもありましたように、この
保険給付費の急激な上昇については、いわゆる
老人保健法の
制度改正によって
適用年齢の引き下げに伴う、そういった影響が非常に大きいこと、またそれに伴う
保険給付費の増大が十分に把握できていなかったこと等の説明がございました。こういった
保険給付費の増をすべて
加入者に負担を求めるというのは、非常に大きな問題があるというふうに思います。
一般会計からの
繰り入れは、制度として当然できる問題でございますし、この15年、16年の財政の状況を見ましても、
財政再建計画の大筋から見ましても、例えば
基金ベースだけでも当初の計画に対して4億円前後の改善が図られております。こういった財源の一部を
繰り入れることによって、いまの
財政状況の中で
全額補てんというのは無理にしてもですね、
加入者の負担を一部でもですね、軽減を図るということは必要ですし、十分に可能な
財政状況にあるというふうに確信をいたします。このような立場から、この条例の制定について反対をするものであります。 次に、加西市
福祉医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。これも、資料に示されておりましたけれども、この
福祉医療費助成制度、あるいは関連する
入院生活福祉給付金につきましては、この16年度既に
所得制限が強化をされて、1,400万円に上るいわゆる削減、住民にとっては負担の増が図られております。引き続き、この17年に県の
制度改正に伴って給付を削減していこうというものでございます。 一部、乳幼児の医療について3歳未満まで無料にするという改善は図られておりますけれども、審議中説明がありましたように、この
福祉医療費助成制度だけでも、市の
持ち出しは2,700万円の減少、また昨年の
入院生活費福祉給付金等も含めた、この
所得制限の導入でも市の負担は1,400万円減っているわけですから、4,000万円以上の市の負担が削減をされてきていると、こういった一部を活用するだけでも、近隣の自治体が実施しているような入学前までの
医療費を無料化するというような手立ては十分にできるはずであります。県の行革に対応して、こういった
福祉医療の問題も、
財政再建という名の元に切り捨てていくという対応については反対をせざるを得ません。 次に、議案第11号、加西市
水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますけれども、これは12
月議会に提案をされました部局の統廃合にかかわる問題でございます。12
月議会で反対をいたしましたその経緯に基づいて反対をします。 環境問題は、
環境条例等の制定に伴ってますます重要でありますし、
公営企業会計としての
上下水道部局は、財政的にも非常に重大な局面にあってですね、独立した部局としてそれぞれ運営されることが適切だというふうに考えます。このような立場から反対をするものであります。 次に、議案第27号、平成17年度加西市
一般会計予算についてでございます。この中身につきましては、
財政再建計画で予定をされておりました保育料の
引き上げなど、
公共料金の
引き上げを抑えられました。また、平成19年度まで
見込みが立たないといわれていた学校の建設についても、その一方進められようとしております。この点については、大きく評価をするところであります。
財政再建の途上ではありますけれども、歳入の増、あるいは歳出の抑制等に努力をして、発生した
効果額等については大胆に市民の福祉、そういったものに充てていくということはきわめて重要なことであり、評価できる点だと考えています。 ただ、先ほども指摘いたしましたように、今回
福祉医療費助成制度に伴い、県の
制度改正に伴ってですね、市の
持ち出しも削減をされております点、またさきほど指摘をいたしました、
国民健康保険会計にも全額と言わずとも一部でも独自に
一般会計から
繰り入れを行うことは、十分に可能であるという立場から反対をするものであります。 また、今年度の予算の中で
図書費が前年度と同じく1,000万円、昨年は補正で2,000万円に上げられたと記憶しておりますけれども、1,000万円に抑えられている等、あるいはまた
道路維持補修費が3,000万円と低く抑えられている点など、実質的に
経常経費といってもいい費用だと思います。適切な費用が計上されるように、今後、
補正等で努力をしていただくようにお願いをしたいと思います。 次に、議案第28
号平成17年度加西市
有線放送電話特別会計予算についてでございます。この間、
消費税の転嫁をしてですね、益税としてこれが会計に取り組まれているということを主張をし反対をしてまいりました。この17年度からは、この
税制度の改正によって
有線放送事業も
消費税を納付するという
対象事業になりました。ただ、実態がいまその電話の事業としてはもうほとんど活用されない公共的な放送として運用されている事業に、
消費税を転嫁すること自体がやはり矛盾があるという立場から反対をするものでございます。 議案第29
号平成17年度加西市
国民健康保険特別会計予算につきましては、さきほどの
条例改正に伴う所得割、均等割、
平等割等の
引き上げを前提とした予算になっておりますので、反対をするものでございます。 また、こういう高負担という中で、
委員会でも指摘がありましたように、国民健康保険税のですね、法定軽減だけではなく、市独自の所得割に軽減ができるような明確な制度、内部基準だけではなく制度化をして、暮らしが大変な世帯を救済するということはどうしても必要だと思います。この制度の確立を同時に求めていきたいと思います。 次に、議案第30
号加西市介護保険
特別会計予算についてでございます。介護保険にかかわる第13条に保険料の減免規定がありますけれども、これも具体化をして制度化していく。内規で国保と同じように対応されていますけれども、要項あるいは条例に格上げをして、市民に周知をして、公平に減免が対応できるようにすることが重要かと考えます。 また、利用料の減免については、条例にも明確な規定がございません。この介護保険についても、制度が改正をされてますます費用負担が求められるという状況になってきております。明確な利用料の
減免制度をこの間求めてまいりましたけれども、制度化されておりません。この立場から反対をするものでございます。 また議案第34号、35号、36号の
水道事業会計、
下水道事業会計、病院事業会計、この企業会計につきましては、
公共料金については
消費税を転嫁すべきではないという立場から反対をいたします。
消費税は担税力の弱い弱者に重い負担が課せられるという、本来不公平な
税制度でございます。とりわけ、
水道事業、
下水道事業等の料金は、自治体によっても大きな格差がございます。これに
消費税を転嫁するとことは、さらにこの負担を市民に拡大をして転嫁することになります。こういった
消費税は転嫁をするべきではないという立場から、反対をいたします。 以上です。
○議長(
西村衛君) 他にございませんか。はい、1番森元君。
◆1番(
森元清蔵君) =登壇= 私は、以下6議案に対して反対の立場で討論をしたいと思います。 まず、議案第6
号加西市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてであります。今回、国保税の値上げとそれから介護納付金の値上げということで、二つ提案をされております。どちらも大幅なやっぱりアップ率でもって、いまの現状の中で、負担感の増の中で、これは大変な増額となるという基本的なところで反対をしたいわけであります。 原因については、いろんな
保険給付費の増とか言われている中、特に年金高齢者分の負担が増えているという大きな原因があります。これについては、やはり制度上の問題で、国に対しての働きかけということで、国の負担増を要請するそういう取り組みが本当に必要だと思います。そういうところのしわ寄せが、今回来ているわけでありまして、こういった大幅値上げに対しては反対をせざるを得ないという観点で反対をいたします。 また、収納率についても現状においても滞納者が多い中で、こういうことも考えながら本当にぎりぎりの
税率改正であるべきだと思います。この予算の見積もりについても、予想という面で、流行感冒等、風邪等のはやりもありますが、最低限の厳しい予算計上でもって考えるべきだと思います。以上の点で反対をいたします。 それから、議案第7
号加西市
福祉医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてであります。これについては、いままでいろんな面でハンディを持っておられる方に対しての
医療費の助成ということでなされ、福祉の充実ということがなされてきました。徐々に改革をされながら、今回初めてそういった人たちの一部負担ということが導入されております。厳しい世相であるだけに、こうしたハンディをおった人たちの福祉充実ということは、ぜひとも継続をしてこれは存続をしていくべきだと思います。そういった観点で、値上げには反対であります。 今回この制度によって、市の負担が2,700万減るということでありますが、逆をいいますと、それだけ市民負担になっていくわけであります。一方で、3歳児までの
乳幼児医療の助成については存続されたことに対しては、敬意を表したいと思います。望むならば、より一層の小学生以下までの助成も考えるべきだと思います。これからの少子高齢化の中で、こういうことの方向性は今後とも期待をしたいと思っております。 それから、次に議案第27
号平成17年度加西市
一般会計予算についてであります。一つは、
医療費の助成制度の
条例改正によります助成額の変更については反対をせざるを得ません。 それと、もう一つは図書館費の問題であります。備品購入費として1,000万が計上されております。図書館の命はやはり書籍だと思います。建物は立派であります。それだけに見合った書籍のサイクルというんですか、入れかえ、新しいのを入れていくというサイクルはぜひとも持続していかなければならない問題だと思います。いまの規模からいきますと、やはり近隣と同じような2,000万余りの
図書費は常にやっぱり必要なものとして考えて、予算配分をすべきだと思います。まだ当初の予定、10万冊にも及んでおりません。こういった中で、金額というのについては反対をしたいと思います。昨年は、途中で補正を組まれましたが、予算の状況によってやはり、補正を組んででも確保していくという努力を求めたいと思います。大きく以上の点で、この予算については反対をいたします。 それから、議案第29
号平成17年度加西市
国民健康保険特別会計予算についてであります。これも、
条例改正によります税率アップについて反対をいたします。こういう観点で反対でございます。 それから、議案第30
号平成17年度加西市介護保険
特別会計予算について、議案第31
号平成17年度加西市老人保健医療
特別会計予算について、以上の2件についても、国民健康保険税におけるアップ率との関連で予算上の継続性がありまして、これについても反対をいたします。 以上の観点で、反対討論といたします。
○議長(
西村衛君) 他にご意見のある方。はい。
◆15番(
西川正一君) =登壇= 第203回平成17年3月加西市議会
定例会に提案された議案第34号
水道事業会計予算、第35号
下水道事業会計について、反対の討論から討論させていただきます。 というのは、私は前々からも予算を組むときには、今度の予算を組むときには、市川町に対する水道料金の値下げを前向きに考えていっていただきたいと。というのは、この上水道会計においても、下水道会計においても、市民は本当にこの皆様ご存じのように、加西市内の水道料金がやね、本当に全国でも有名な高い料金でございます。私は前々からこの多目的ダム、糀屋ダムを何とか水道料金、この上水道を利用して、そしてやっていただいたらどうかということにおいて、市民に還元していただきたいということもいままで訴えてきましたがやね、まだこの17
年度予算においてもそのような前向きな姿勢がないと。また、担当部局においてもそういう部署部署の中で、この担当者自身も、もう市川町から値段を上げられたらそのまま妥決して帰ってくると。こういうようなことが、ありありと見えてくることでございます。 今年度も、聞くところによれば水道料金がまた市川町との交渉において2年続けて料金が上がると、このようなことも聞き及んどるところでございまして、私はやね、市民に対するこの17
年度予算はやね、この上水道下水道においては、本当に行政のやね、
執行者の対応は見えてこなかったということにおいて、本当に私としてはやね、こういうことは18年、私は議会に来て予算を携わってまいりましたが、私は初めてこの水道会計下水道会計のこの企業会計について、反対をするものでございます。
○議長(
西村衛君) 他にございませんか。(なし) はい、他にご意見もないようでございますので、討論をここで終結をいたします。
△採決
○議長(
西村衛君) これより採決を行います。 お諮りをいたします。議案第6
号加西市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、並びに議案第7
号加西市
福祉医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、以上2件については、
委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
西村衛君) はい、挙手多数であります。 よって、さように
可決決定をいたしました。 続いてお諮りをいたします。議案第11
号加西市
水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、
委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
西村衛君) はい、挙手多数であります。 よって、さように可決することに決定をいたしました。 続いて、お諮りをいたします。議案第17
号市道路線の認定について、
委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
西村衛君) はい、挙手多数であります。 よって、さように決定いたしました。 続いて、議案第3号、議案第4号、議案第8号から議案10号、議案12号から議案16号、並びに議案18号から議案20号、13件について、
委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西村衛君) はい、異議なしと認めます。 よって、さように決定いたしました。 続いて
補正予算に移ります。 お諮りをいたします。議案第21号から議案第26号までの6件について、
委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西村衛君) はい、異議なしと認めます。 さように決定をいたしました。 新
年度予算に移ります。 お諮りをいたします。議案27
号平成17年度加西市
一般会計予算について、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
西村衛君) はい、挙手多数であります。 よって、さように決定いたしました。 続いてお諮りをいたします。議案第28
号平成17年度有線放送電話
特別会計の予算について、議案第36
号平成17年度加西市病院会計予算について、以上の2件について、
委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
西村衛君) はい、挙手多数であります。 よって、さように決定いたしました。 続いてお諮りをいたします。議案第29
号平成17年度加西市
国民健康保険特別会計予算について、
委員長報告のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
西村衛君) はい、挙手多数であります。 よって、さように決定をいたしました。 続いて、お諮りをいたします。議案第30
号平成17年度加西市介護保険
特別会計予算について、
委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
西村衛君) はい、挙手多数であります。 さように決定をいたしました。 続いてお諮りいたします。議案第31
号平成17年度加西市老人保健医療
特別会計予算についても、
委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
西村衛君) はい、賛成挙手多数であります。 よって、さように決定をいたしました。 続いてお諮りをいたします。議案第34
号平成17年度水道会計、及び議案第35
号平成17年度加西市
下水道事業予算会計について、
委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。 (賛成者 挙手)
○議長(
西村衛君) はい、挙手多数であります。 よって、さように決定をいたしました。 続いて、お諮りをいたします。議案32
号平成17年度加西市公園墓地整備事業
特別会計について、及び議案第33
号平成17年度加西市農業共済事業会計予算について、
委員長の報告のとおり可決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西村衛君) はい、異議なしと認めます。 よってさように決定をいたします。 ただいま、議案第27号から議案第36号まで、平成17年度各会計予算案10件が可決され、
予算特別委員会はこの目的を終えましたので、廃止といたします。 なお、昨年3月定例議会以降に採択された請願及び陳情については、その処理の経過及び結果について議長宛に報告がございましたので、お手元にその写しを配布しておりますので、ご参照いただきたいと思います。
△
意見書案提出
○議長(
西村衛君) 次は、日程第2
意見書案第1号
国庫負担の
拡充等国民健康保険財政の
基盤強化を求める
意見書(案)についてを議題といたします。 直ちに提案理由の説明を求めます。13番西浦君。
◆13番(西浦徹君) =登壇= 先日の
厚生委員会におきまして、委員から国保税等の医療保険に関する厳しい意見が多く出されました。その中で、強く提起されたその一つが、国への
意見書を出すべきということでありました。それを受けての
意見書(案)第1号であります。
提案説明につきましては、案文を朗読して提案及び説明にかえさせていただきたいと思います。
国庫負担の
拡充等国民健康保険財政の
基盤強化を求める
意見書(案)。国民健康保険は、国民すべてが加入する医療保険制度において最も基本的な制度であり、皆保険制度の要となっている。また、国民の4割弱が加入し、我が国の社会保険制度の大きな柱となっている。しかし、長引く景気の低迷から
加入者の保険税負担能力が年々低下し続けている。一方、
医療費は老人医療対策年齢の
引き上げにより、前期高齢者の国保による給付増、
加入者の高齢化、さらに医療技術や検査技術の高度化により支出額がなお増加している。そのため、本市においては、市財政の圧迫、ひいては市民負担への増大を招くなど、大変厳しい状況におかれている。よって、政府におかれては、国民健康保険の
国庫負担削減を行わず拡充されるよう、以下の事項について強く要望する。 記、1.将来にわたり国民皆保険財政を堅持することを国の方針とする以上、国は国保制度において財政責任を負い、
国庫負担の充実を図ること。 2.
福祉医療費助成制度単独事業の実施に対する給付
医療費等、
負担金の減額措置を廃止すること。 3.
老人保健法の
適用年齢の段階的な
引き上げに伴う負担増に対し、
国庫負担割合を
引き上げるなど、十分な財政措置を講じること。 以上、地方自治法第99条の規定により、
意見書を提出しますという、このような案文で提案をいたします。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
西村衛君) 提案理由の説明が終わりました。
△質疑・討論
○議長(
西村衛君) これより質疑を行います。質疑のある方ございませんか。(なし) 他に質疑もないようでございますので、質疑を終結いたします。 お諮りをいたします。ただいま上程中の
意見書(案)につきましては、会議規則第37条2項の規定に従いまして、
委員会付託を省略いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西村衛君) 異議なしと認めます。よってそのように決定をいたしました。 続いて討論に移ります。ご意見のある方ございませんか。(なし) 他に意見もないようでございますので、討論を終結いたします。
△採決
○議長(
西村衛君) これより採決を行います。 お諮りをいたします。
意見書第1号につきましては、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西村衛君) 異議なしと認めます。 よってさように決定をいたしました。 続いてお諮りをいたします。ただいま議決いただきました
意見書の取り扱いについては、議長に一任願いたいと思いますがご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西村衛君) 異議なしと認めます。よってそのように取り計らいをいたしたいと思います。
△議員の派遣
○議長(
西村衛君) 次に、日程第3、議員の派遣についてであります。 お諮りをいたします。議員の派遣につきましては、加西市議会規則第122条の規定によりまして、お手元に配布をいたしております一覧表のとおり派遣いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西村衛君) 異議なしと認めます。 よってそのように決定をいたしました。
△閉会中の継続調査
○議長(
西村衛君) 次は、日程第4、閉会中の継続調査についてであります。閉会中の継続調査につきましては、各常任
委員長から会議規則第90条の規定によりまして、お手元に配布いたしております一覧表のとおり、継続調査をいたしたい旨、申し出がございました。 お諮りをいたします。各
委員長の申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西村衛君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定をいたしました。
△閉会
○議長(
西村衛君) これで、本日予定をいたしておりました日程が全部終了いたしました。 以上をもちまして、今期
定例会に付託をいたしました案件につきましては、すべて議了いたしました。 よって、会議規則第8条の規定に従いまして、第203回定例加西議会はこれをもって閉会といたします。
△議長あいさつ
○議長(
西村衛君) それでは、第203回定例議会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつをを申し上げたいと思います。 今定例議会におきましては、総額449億円に上る平成17
年度予算案を始め、提案されました議案につきましては、いずれも適切妥当な結果をもって、滞りなく議了することができましたことを議長として厚くお礼を申し上げます。 殊に、今年度初めて設置をいたしました
予算特別委員会におきましては、連日熱心に審議を賜りましたことに対しまして、これまた厚くお礼を申し上げたいと思います。 また、引き続きまして加西市政への舵取りを表明されました柏原市長を始め、
執行者各位におきましては、施政方針にのっとり市民に公約された施策の実現とともに、本会議、あるいは
委員会審議の過程で述べられました
議員各位の意見、提言を、市民の尊い願いとして確実に市政に反映していただくことを、強く望むものであります。殊に、5万市民の命と暮らしを守る安全安心対策、確実な成果を上げつつある
財政再建、あるいは加西市が生き残っていくためには何としても克服しなければならない
少子化対策、さらには市町村合併の推進によりましてますます厳しさを増す地域間の競争に打ち抜くためにも、柏原市政での特色ある市政の展開、あるいは市民の公僕でありますわれわれ議員を初め、公務員に対する昨今の厳しい市民の声を真摯に受け止め、市民の目線で市民の理解を得られる改革を、市職員の合意を得ながら、柏原市長の英断を持って強力に進めていただかんことを切に願うものであります。 さらに、また新年度より私ども加西議会が、兵庫県市議会議長会の会長市として務めることになっておりますが、その職務を全うできますように、
議員各位につきましては何卒ご理解ご協力を賜りますよう、重ねてお願いを申し上げます。 終わりになりましたが、この議場であいまみえ3月31日をもって勇退されます6名の部長さん方に議員一同心からお礼と感謝を申し上げますとともに、報道関係者の皆さんにご協力と感謝を申し上げまして、第203回定例加西議会の閉会のごあいさつといたします。 続きまして、市長どうぞ。
△市長あいさつ
◎市長(
柏原正之君) =登壇= 第203回定例市議会の閉会にあたり、一言お礼のごあいさつを申し上げます。 去る3月1日に開会されました本年度最後の定例市議会も、ここに滞りなく全議案を議了いただき、厚くお礼を申し上げます。 今期
定例会に提出いたしました平成17年度
一般会計予算を始め、37議案等につきまして、いずれも原案のとおり同意、あるいは
可決決定を賜り、深く感謝を申し上げる次第であります。 本会議や
委員会等を通じていただきましたご意見、ご要望につきましては、今後の市政執行に十分配慮してまいる所存であります。 本年度も残すところあとわずかとなり、いよいよ新年度を迎えるわけでありますが、先の施政方針でも申し述べましたように、きわめて厳しい財政事情のもとでありますが、
少子化対策の推進ほか六つの施策を基調として、美しいまち、活力あるまち、全国に誇れるまちの実現を目指し、アクティブ加西を推進してまいります。 さて、市民の多くの方々のご支援により市長に就任させていただき、早4年の任期を迎えようとしております。この間、景気の低迷の長期化による
財政状況の悪化により、再建団体への転落阻止を最優先課題として
財政再建推進計画を策定し、財政の健全化を図るとともに、国への構造改革特区申請を行い、企業の誘致促進、幼児園の開園、さらには農村地域の活性化を図るなど、
財政再建とともに
地域活性化にも取り組んでまいりました。 また、アスティアかさいのオープン、下水道整備、市営吉野住宅の改築、市道繁昌谷郷線整備等に取り組んでまいりました。これらの事業推進につきましては、市民の皆様のご理解とご協力並びに
議員各位のご支援の賜物と、深く感謝の意を表する次第であります。 いまだ、国の
三位一体改革の全体像がはっきりしない状況の中、また、平成の大合併による新市の誕生等、地方自治体を取り巻く状況は目まぐるしく変化しております。 また、公務員に対する厚遇問題など、市役所に対する市民の方々の厳しいご指摘があるところでございます。職員ともども一丸となって、懸案事項の推進に鋭意努力してまいりたいと考えておりますので、
議員各位のなお一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 終わりになりましたが、報道関係各位のご協力に対しましても、深く謝意を表しつつ、閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
西村衛君) はい、ありがとうございました。 午前11時9分 散会地方自治法第123条の規定により会議の大要を記載し、ここに署名する。平成17年6月2日加西市議会議長 西村 衛会議録署名議員
友藤雄彦会議録署名議員 高見 忍...