○
議長(
川名善三君) 以上で、各
常任委員長の
報告は終わりました。
ただいまの
委員長報告に対して、
質疑の
希望はありませんか。
(「なし」と呼ぶものあり)
○
議長(
川名善三君) 各
常任委員長報告に対する
質疑の
希望はありませんので、これにて
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第55号から
議案第58号までの以上4件について、これより
討論、
表決に入りたいと思います。
これにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶものあり)
○
議長(
川名善三君) ご
異議なしと認めます。
したがって、そのように
決定しました。
議案第55号から
議案第58号までの以上4件について、
討論の
希望はありませんので、これにて
討論を終結いたします。
これより
議案4件を
一括して採決いたします。
本案は、
原案のとおり可決することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶものあり)
○
議長(
川名善三君) ご
異議なしと認めます。
したがって、
議案4件は、
原案のとおり可決されました。
〜
日程第2 各
常任委員会並びに
議会運営委員会の
所管事務調査申出〜
○
議長(
川名善三君) 次に、
日程第2、各
常任委員会及び
議会運営委員会の
所管事務調査に関する件について、それぞれ
委員長より、
会議規則第98条第1項及び第2項の規定により、お
手元に配付いたしております
一覧表のとおり、
閉会中の
継続調査をいたしたい旨の申出がありました。
お諮りいたします。
各
常任委員長及び
議会運営委員長より申出のとおり、それぞれ
閉会中の
継続調査に付すことに
決定して、ご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶものあり)
○
議長(
川名善三君) ご
異議なしと認めます。
したがって、各
常任委員長及び
議会運営委員長より申出のとおり、それぞれ
閉会中の
継続調査に付すことに
決定しました。
〜閉 会 宣 告〜
○
議長(
川名善三君) これにて、本
会議に付議された
案件の
審議は、全部終了いたしました。
したがって、
今期定例会はこれにて
閉会いたします。
〜
議長挨拶〜
○
議長(
川名善三君)
閉会に当たり、一言ご
挨拶申し上げます。
今期定例会は、25日間にわたり終始慎重にご
審議いただき、ここに全
議案を滞りなく議了し、
閉会の運びとなりましたことは、市政のため、誠にご同慶に堪えません。ここに
議員各位のご精励に対し、深く敬意を表する次第であります。
今後とも絶えず
市民の負託に応えるとともに、さらなる
議会改革に取り組み、
市民に開かれた
議会を目指し、
議会の
活性化、円滑な
議会運営に
皆様方の一層のご
指導、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げる次第であります。
また、
市長をはじめ市
当局各位におかれましては、真摯なる態度で
審議にご協力いただき、感謝いたしますとともに、その過程で述べられました
議員各位の
意見等につきましては、今後の
市政執行に十分反映されますよう、
希望するものであります。
さて、いよいよ本年も残すところあと僅かとなり、寒さも一段と厳しさを増してこようとしておりますが、
議員各位並びに
市長をはじめ、
当局の皆様におかれましては、健やかによき新春をお迎えくださるよう心から祈念いたします。
終わりになりましたが、
報道関係各位のご協力に対し、厚く御礼申し上げ、誠に簡単粗辞ではございますが、
閉会のご
挨拶といたします。
ありがとうございました。
市長より、
閉会に当たり発言の申出がございますので、お受けいたします。
市長。
〜
市長挨拶〜
○
市長(
蓬莱 務君) 第433回
市議会定例会の
閉会に当たりまして、
一言お礼かたがた、ご
挨拶を申し上げます。
さて、先月29日の開会以来、
議員各位には、上程しておりました各
案件につきまして、慎重にご
審議をいただき、いずれも
原案のとおり可決・ご
決定を賜りました。心から厚く御礼を申し上げます。
特に、全国的な
議論となりました「18歳以下の
子どもに対する1人10万円の
給付」に関しましては、急遽、
議事日程を変更していただき、迅速にご
審議をいただきました。この
コロナ禍において大変な思いで子育てをされているのは、
所得に
関係なく皆同じであり、かつ、小さな市においては、
給付される方とされない方が特定されるような状況を生み出すような施策は私は問題があるとの観点から、いち早く
小野市においては、
所得制限をなくし、分け隔てなく「全員」に「
現金」で「
一括給付」すると、そのような
決定をいたしました。
国が
一括給付を認めた以上、地方自治体において迅速に対応するのは当たり前のことであります。また、
一括での
給付のほうが手間を省け、かつ、新
年度学用品等の準備ということであれば、年度末である3月の支給よりも12月末の支給のほうが使い勝手がよいことは明白であり、
小野市においては、たとえ“自腹”になっても
現金で
給付する、その覚悟をお示ししたところであります。
議員の方に
説明させていただきましたが、当初12月に5万円の
現金給付、どうしてもそれが
クーポンでなければならないというときについては、自腹でその3月に5万円の
給付をやって10万円にし、そして
クーポンも必要であると認められる、どうしてもそれを言われたならば、私は5万円、5万円、そして
クーポンということで、結果としては
市民に15万円をお渡しするというその覚悟まで持って臨んだつもりであります。しかし、国のほうも速やかに
方向性を示していただいた結果として、当初の
狙いどおりになったと。
所得制限なしについては、いろいろまだ
議論があることは事実でありますけれども、私としてはこの
地域特性を考えた特殊なこの5万人弱の市というのは、大都会ではないわけでありますので、その辺からすれば、私は
現金給付、そして
所得制限がないというのは、
皆さんのご
賛同も得られましたけれども、決して間違った
方向ではないとそのように認識をいたしておりますし、また多くのそういう
コメントも、
賛同の
コメントもたくさんいただいておるということをこの場をお借りしまして、はっきりと
皆さん方にご
報告をさせていただきたいとこう思っております。
そういうことで、結果としては、国では
一括現金給付でもよいと示されたわけでありますが、
小野市の発表の後、他市においても
所得制限を撤廃するところも出てきております。隣の
加東市も
賛同いただきまして、この
北播磨で2つの市が
所得制限なしでやるということについては、私は非常によかったんじゃないかと思います。「
理念なくして
政策なし」、トップとしての使命は、その
理念とそして
方向性をはっきりとお示しすることであります。国の対応について、
報道等で様々な
議論がなされておりますが、
経済対策ということであれば全員に
給付すべきでありますし、
所得制限の
限度額の曖昧さや
不公平感から、
小野市においては、当たり前のことを当たり前に実行したにすぎない、そのようにご理解いただきたいと思うところであります。
既に市に
児童手当の
口座情報がある方については、申請の要らないプッシュ型で来週(12月28日)に振り込むこととし、高校生とそれ以外の方については、申請に基づき、1月以降順次
現金で振り込むべく進めてまいりたいと考えております。
さて、
今期定例会におきましても、
一般質問を通じまして、10名の
議員の方々から様々な視点で幅広く、貴重なご意見やご提言をいただきました。ここで、再度、総括をさせていただきます。
まず、
村本議員のほうからでありましたが、
ヤングケアラー支援についてでありますが、
小野市においては、
ヤングケアラーの問題にかかわらず、「
いじめ等防止条例」の
理念に基づき、
市民の
安全安心に関する全ての問題を
学校や
教育委員会だけで対応するのではなくて、
情報を共有・一元化し、全庁的に対応する
仕組みができております。
「対応する部署や人を置けば解決できる問題ではない」とは、はっきり申し上げました。これは何もそういう人を置く必要は全くないと言っているんじゃなくて、
組織があるので、あえてその上にそういう
専門官を置く必要はないということ、むしろ誰もが、どの
セクションの
人たちもが、その
専門官という立場において対応しなさいということが
一つの
組織論でありますので、その点は誤解のないように申し上げておきたいと思います。
他
市等で問題となっている事案、本当にいろいろ
新聞紙上で多くの問題が出ておりますけれども、私はこの問題の本質はどこにあるのかなといつも思うんでありますが、やはりこの
情報の
共有化ができていない。よって、結果として、「いや、そこまで我々は知らなかった。」とかいう、そういう対応の遅れが私は問題であって、深刻な事案に至る前に解決する
仕組み・システムこそが大切であるということを私はもう常々ずっと言い続けてきました。
ですから、
学校現場における問題、あるいは非常に深刻な問題になったときは、
学校の
現場、そして
教育委員会、それから
市民安全部、それに
市民福祉部も、みんながその要因というのは、実は
学校現場だけで起こっている問題ではありません。結果としては、家庭の事情にあったり、あるいは
友達関係で外であるということで、
組織横断的な
関係があるわけですね。ですから、これは必ずどこかの
セクションに任せてしまうということが一番問題であります。
小野市としては、もう徹底して
情報を共有する
仕組み、知らなかったという、お互いに皆知って、個人とか一
セクションだけで考えるんじゃなくて、
組織で対応するんだということ、もう本当にこれというのは、
一つの
小野市流のやり方としてはもう徹底しておりますので、その点については十分ご理解をいただきたいと思うところであります。
次に、
平田議員のほうから、
スポーツ・芸術・
文化活動の振興についてであります。
浄谷黒川丘陵地における
ごみ処理施設の排熱を利用した
温水プールの
整備、これは確定しているわけじゃありませんけれど、もうこの
方向でどんどん私は発信をいたしておりますので、
ごみを燃やして発電を行い、一方で余熱をもって
プールをすると。これは、全国でもそういうことはもう当たり前のようにやっているんでありまして、それをぜひ、その
整備に向かってやっていきたいと。
この件については、一部
事務組合の
クリーンセンターの
議会が、あちこちで調査した結果を今度
議会のほうでまたプレゼンテーションで第2回目をやるということになっておりますので、要するに、関連のある3市で
ベクトル合わせをしていって、そして、
ごみというのは忌み嫌うものではなくて、やはりそういう新しい時代に向けた
スポーツ、そして環境に優しい
拠点として
整備するんだということを
皆さんとともに共有していきたいとこう思っておるところです。それが
一つの形になっていくことを、あの場所でやりたいと。
それから浄谷の今の
野球場をさらに再
整備をするとか、あるいは一方で、現在の
大池総合公園の施設のありようや、あるいは図書館の東側の農地、これを
市街化調整区域からこれを市街化区域に編入をして、新しい
まちをつくるということであります。
この新しい
まちづくりを含めて、
スポーツ施設だけにとらわれず、もっと大きな視点でどう再構築していくかというその
夢構想についてお話をいたしました。
これは、
平田議員のほうから、文化不毛の地とか、芸術不毛の地とか、あるいは
スポーツだけというんじゃなしに、バランスの取れたそういう文化豊かなそういう
まちを目指すためにかくあるべしというご提案だったと思いますので、これはもう総合的にやっぱり
小野市のこれからの夢を描くということにおいて重要な課題でありますので、しっかりと調整をしていきたい。
ですから、これは、いや、
まちづくりだから
総合政策だけが頑張ってじゃあ、明らかに
学校現場の話、そこには幼稚園の再編の話とか、皆絡んでくるんでありますので、その辺も含めて新しい
まちづくりをやっていくということであります。
大事なことは、何回も言いますけれども、
固定観念にとらわれないことであります。
財政状況や、あるいは
近隣施設とのすみ分け、それからこれからの
人口減少社会の動向とか、一方で、今度は
東播磨道、これは
令和6年度末、ですから
令和7年の4月には完成するわけであります。人の流れ、人流の
変化等を総合的に検討しながら、県下29市中、
年少人口比率と言いますけれども、これゼロ歳から14歳までの比率が
人口の中でどれぐらいあるかという
年少人口比率は、現在
小野市は多いほうから4番目であります。非常に若い人が多いという、それから、
高齢化率は低いほうから9番目ということでありますから、比較的若い世代が多いという
地域特性を踏まえて、
小野市の新しい時代を描いていく必要があると考えております。
次に、
喜始議員から、
橋梁長寿命化修繕計画についてということでありますが、市内には262橋の橋梁、橋がありますが、平成26年以降5年に1回の頻度で市内全ての橋の
点検を実施いたしております。既に二巡目に入っており、
危険度に応じ
優先順位をつけ、順次改修を行っておるところであります。
交通量の変化に応じた改修も必要ではないかということでありましたけれども、これは
交通量によって、
傷み度が激しいというところについて重点的にということでありますが、日々の
道路パトロールによる
点検結果も踏まえながら、総合的に対応しているところであります。
大事なことは、気がつかなかった、こんなことになるとは、橋がまさかこんなことになるとは、これはもう徹底的にあってはならない話でありますので、徹底的に今、二巡目に入っている
点検を、やっぱり見える化をしていくということで、しっかりと
点検をしながら総合的な観点から修繕を進めてまいりたいとこう思うところであります。
次に、久後
議員からは、
小学校の今後の在り方でありますが、
人口減少社会において、単に
学校規模だけではなくて、今後の
人口動態、
老朽化の
状況等、総合的に検討を行っておりますが、必ずしもこれが他市とは違うところであります。必ずしも規模を大きくすること、すなわちそれが
社会性を養うことには、私はならないというのが
小野市の基本的な考え方であります。つまり、
学校を統合して大きくやることが、
子どもたちにとって人数が多いことが、
社会性を養うそういう人格を形成していくんだというのは、それは今のこの
情報化社会の中では、そんな論理は何十年前の発想であるというふうに考えておりますので、ある意味では、やはり
学校現場の中身の問題でありますので、一緒にして大きくすればいいという問題ではないというのは、はっきり言えば、分かりやすく言えばそういうことであります。
そういうことで、我々としては、かといって何も
加東市とか
加西市が今やろうということに対して、反論をしとるんじゃないですよ。それも
一つの方策であるという、
地の利が違うわけです、
地の利が。
小野市の場合は。そういうこともありますので、
加東市のように
統廃合によって新たに
整備するところもありますけれども、
学校は
子どもたちだけの問題ではなくて、実は、
学校というのは、
地域コミュニティや文化・防災の
拠点であって、
小野市においては、可能な限り存続させていく
方向性をお示しいたしました。
ただ、
地域においても
学校を存続し、
地域コミュニティを守っていくんだという強い決意もこの地方の、その
地域コミュニティにもその責務があるということなんですね。ですから、
加東市は、いわゆる非常に広範囲な大きな場所でありますから
統廃合、三木市もそうでありますね、やっていこうということです。
加西市は、中
学校は統合するけど、
小学校はそのまま残そうと。というのは、
小野市の
理念が少し絡んどんですね。やっぱりこれ
地域特性、
自分たちのところに
小学校が全部なくなってしまっていいんだろうかというのが、多分働いたんではないかと、これはあくまでも私の推察でありますけれども。ですから、そういった意味では、
加東市のやろうとしているいいところと
小野市が考えているところを
折衷案として
加西戦略で出されたんじゃないかと勝手に推察したんですけれども、私は、やっぱり
小野市の面積ということも大きく影響してきますし、それから真ん中に川が流れているという
地域特性、そうやって2つに大きく
拠点が分かれるというようなこととか、その辺も加味しながらやっていきたいと。
大事なことは、やっぱり、我々も随分
教育委員会と
議論に
議論を重ねた結果、
統廃合じゃなくて、そうじゃなくて、本当の教育を守っていくということはどういうことなのか。いわゆるハードの統合が本当に
子どもたちの教育にとって不可欠なのか、そこがある意味では大きなチャレンジであると思いますけれども、そういう中で
一つの
方向性、まだ確定はいたしておりませんが、その
方向で今着々と進めておるということについて、そのような答弁をさせていただきました。
ここで繰り返し、口頭でこういう話をさせていただきますけれども、
議会という何も形式にとらわれず、お互いに理解し合うというそういうことについて、ご理解賜りたいというところでございます。
それから、
小野市の防犯体制でありますが、これは
藤原貴希議員からいただきました。
小野市における防犯に対する基本的な
理念というのは、防犯カメラしかり、防犯灯しかり、それらがなくても
安全安心な社会を実現することであります。それは言われれば、それはそうだけれどもということであろうと思いますけれども、はっきりとした目標をそこで定めております。それと同時に、
小野市では警察官OBによるプロの経験に基づいたパトロールを実施しているところでありますが、防災における自助と同じく、自らをもって
安全安心な
まちをつくるという意識改革が不可欠であり、防犯灯についても、自治会における要望を踏まえ、きちんとしたルールに基づいて設置していることをご理解いただきたいと思います。
これは、何も自治会から要望がないからしませんよという意味ではないんですよ。自治会自らがどこに危険性があって、どこに防犯灯をつけるかということを認識した上において、要望されるということならば、これは行政とそれから
地域とがしっかりとタッグマッチができるわけなんで、そこに本当に必要なものをしたら納得性があるということなんですね。我々は調査した結果、ここにどうしても防犯灯が欲しいねんという中において、行政はそれはそうだねということでやるということであって、行政だけが勝手に考えて、ここに必要だからといって防犯灯をつけていくというんじゃないんです。やっぱり、これは
地域自らのやはり意識改革があって、そこに我々が協力していくということがあるべきであると。
とはいうものの、やっぱり行政というのと違って、自治会は役員がころころ代わりますので、とは言ってもそこに全てを投げかけるというのは無理がありますので、それはお互いに連携を取りながらやっていくと、そういう意味でありますので、その点はご理解ください。
でも大事なことは、やっぱりここに防犯灯がなかったら駄目じゃないかなというのがその自治会で
議論されること、ここが一番大事なことだろうと思っておりますので、
議員の
皆さん方もそのような啓発をぜひやっていただくようにお願いしたいと思うところであります。
次に、松永
議員のほうから、新たな交通
政策についてでありますが、公共的な交通機関の
一つでもある市内におけるタクシー業界が縮小しつつある現状を危惧されてのご質問でありました。
小野市においては、交通
政策ではなくて、福祉
政策としての「らんらんバス」を基軸として今や年間19万人もの方が乗られる
市民の足となっておりますが、ドア・ツー・ドアではないバスに乗るのも大変という方もおられるのもやはり事実であります。
交通弱者支援とタクシー業界における「負のスパイラル」といった2つの側面から考える必要がありますが、何といっても需要を喚起することが必要であります。例えば、買物や病院への通院支援等一定の
人たちを対象に負担を軽減するなど、
小野市の
地域特性に合う複合的な交通弱者戦略を考えてまいりたいとこのように考えております。
これは申し上げましたけれども、タクシー業界さんが一生懸命頑張ってもらわないと、そうしないとタクシーに乗る人がいないでしょうという考え方と、タクシーに乗る人をたくさんつくることによって、タクシーを利用することによって、タクシー業者さんがしっかり頑張っていこうということになるかという、このどちらもが後先が逆になると負のスパイラルに回っていくということなんですね。
そこでどうするかというのは、我々としては、やっぱりらんらんバスだけでは行けない人もいらっしゃるから、あえてタクシーを利用したいというそういう環境、例えばタクシー券をいろんな方に配付するとか、そういうことも含めて、結果としてタクシーに乗りたいということが、需要が喚起できれば、タクシー業界さんのほうもじゃあタクシーをもうちょっと増やそうかとか、あるいはそこに人の確保もしましょうかと。つまり経営が成り立つように需要がなければそれに対する対応もできないというのは当たり前の話なんで、それをタクシー業者さんが台数をそろえないから我々が乗るような対応をする必要がないんだというのは、これは全く逆なんで、それを負のスパイラルに入らないようにしましょうということであります。
これ何もタクシー業界さんを支援するとかいうんじゃなくて、やはり、
まちの中にタクシーが全くないというような
まちで本当にいいんですかねということは、
松永美由紀議員も言われましたとおりでありまして、やっぱりそういう当たり前のような社会をつくっていくためには、“ニッチ”、隙間をどう攻めていくかという戦略も必要であるということを、これはしっかりと
議論をしていきたいと。
ただ、官と民との連携とか、それから本当に需要と供給の
関係に、需要を本当に喚起することに対して、じゃあタクシー業界さんがそのまますんなり請け合ってくれるかといったら、投資も必要だし人材確保も必要やと。これなかなか「言うはやすし」で、簡単ではないということなんです。
ただ、ご懸念のように
議員から指摘いただきましたように、このまま放っておいたら負のスパイラルにどっちも入りますよということについては、何か手を打とうというのが基本的な考え方であります。これは非常に重要なことでありますし、この辺で決断をせないかんというような時期に来ているなと思っております。
次に、高坂
議員のほうから、住宅用火災警報器の設置促進についてでありますが、防災における基本
理念は、何回も申し上げますが、1つには、とにかく悲観的に準備をして、いざというときに楽観的に対応するということと、2つ目には、やはり持続的に徹底してやり続ける、し続けることであります。
今回住宅火災警報器の設置から10年が経過して、更新時における支援についてご質問をいただいたわけでありますが、ご意見にありますように、まずは自治会においてどの程度
管理されているのかということを含めた実態把握はご指摘のとおりでありまして、これは不可欠であると。これはもう早急にやる必要があると思います。というのは、ちょうど10年で、スクラップ・アンド・ビルドで替えないかん時期ということですね、今。法令になって、義務となってから設置された方がちょうど10年を迎えるということは、設置した機器が今、寿命が来ているということなんですね。今、このときにやらないとあかんということです。
そういうことで、実態把握というのは不可欠でありまして、迅速に対応してまいりたいと考えております。
一方で、更新に対する助成については、これは助成されればありがたいなというのはあるんですけれども、逆に、「何か市がしてくれたんや。」ということでは、これまた困るわけで、自治会ごとの設置率の公表と同じく、危機意識の醸成こそが真の目的であり、自らをもって設置することが自立した社会を目指すための投資であるとご理解いただきたいと思うところであります。
これは微妙であります。市としては、あんまり金額が張らない、張らないといったらおかしいけれど、何ぼかそんな積極的に支援してやったほうがいいじゃないかという案もあろうかと思いますけれども、やっぱりある程度は、その程度のレベルやったら我々でやりましょうよと言って、それぞれの自治会が、今でも町によっては、それは町費でもってつけているというところがあるわけでありますので、全部がそういうように動けばいいですけど、なかなかそうはできないところもありますけれども。そうすると、補助を出したところと、補助を出してないところとかに、またこういう問題も出てくるんで、やはり、自らをもって安全意識は、やはりまずは
市民がこれは立ち上がるべきではないかと、そういう環境をつくることだとこう思っておりますので、その辺はご理解いただきたいと思うところであります。
次に、
河島三奈
議員より、市内道路の名称についてでありますが、グローバルに考えれば道路に名称がついているのが普通ですが、日本においては
管理における道路と、生活面における道路がセパレートされているのが現状であります。名称は、
市民誰にとっても分かりやすく、かつ、その名称にふさわしい環境や
まちづくりをすることが目的であり、まずはその意識の醸成が必要で、決して名称をつけることが目的になってはならないとそのように考えていることを申し上げました。
これは
議員も実はご指摘いただきましたけれども、何も名称をつけることが目的じゃなしに、名称をつけた結果として、どのような
まちにするんかということがあって、初めて名称がその成果を出すということ、これは
議員のご指摘どおりでありまして、私も全くそのとおりに思っておりますので、だから何のために名称をつけるのか、分かりやすいだけでは駄目であって、分かりやすい名称は結果として新しい
まちをつくるための起爆剤になるんだと、そこが
一つの狙いであると。その計画立案ができるかどうかであって、そのためにハード・ソフト等の支援をどうしていくかというところが
一つの大きな課題であるというふうに考えておるところであります。
次に、
河島信行
議員から、
学校教育環境の
整備推進についてでありますが、これは旭丘中
学校、河合中
学校の校舎新築に対する進捗状況ということでありましたが、ご承知のとおり、現在、
小野南中
学校の校舎の長寿命化改修工事を行っているところであります。全体の財政計画を踏まえながら順次
整備を行ってまいりますが、一方では、自らの経験から、今ある校舎で何を学ぶかといった体験学が教育の本質であると考えております。
といいますのは、要するに
小野中
学校、そして
小野南中
学校、その次には旭丘中
学校、これ明解であります。最後に河合中
学校ということであります。何で河合中
学校が最後やって、それは理論はない。老朽度等を判断してその順番ということで、これはもう確定いたしておりますので、あとは
財政状況でどのタイミングでやるかということであります。
という中で、今ある中
学校の中でも古いからどうこうではなくて、だからこそ、それを生かした教育をしてほしいと、本来そうあるべきだということを申し上げたということでありますので、その点は、何でこんなに遅い、もっと早くしてほしいということでありますけれども、やるということだけは明快にしているわけでありますので、その点はご理解いただきたいと思います。
次に、
藤原 章
議員、伝統的工芸品振興策の強化についてでありますが、市においては、算盤組合の方々と3年にわたり
議論をして、また、人材育成のための補助等も行っているところであります。
ひまわりの丘公園に伝統的工芸品のための
拠点を
整備してはどうかということでありましたが、公金を投じる以上は、見える成果が必要であります。多能工的な製造工程とか、あるいは製造と販売が一体となる製販一体となった工程を集約化したそういうシステムを取り入れてはどうかという提案も我々はいたしておりますけれども、現時点では、市場規模が小さく、どうやって残せるかを一番の目標としてやっていくことが、当面の課題であると考えております。
これは、伝統産業であり、
小野市を支えた過去において、そのそろばん業界をおろそかにしてはならないという、決してそれを消してはならない。これはもう全く業界とは一緒なんです。ただ、登る道をどうするかについては、我々は、製造と販売を一体化した、そして展示もできるような、そういう新たな
拠点づくりのために、そこに能力と技術とそういうものを結集したいと、こういうように言っているんですけれども、やはり自分のところの家業を守っていきたいというそのことはなかなか変わらないんで、そうするとばらばらになってしまうと、結局は箱物を造って何も魂なしということになりますので、その辺のところは業界のご理解をどういただくか、でも待ったなしなんですよ。もう作っている
人たちが高齢化になっているんです。だから残すためにどうするか、私はもう一体化してどこかに
拠点に集めて、言ったら「そろばん育成
学校」を創るしかないんやと言っているんだけれども、なかなかこれがご理解いただけないと。これはお互いに意見の相違があってというんじゃなくて、やっぱり今あるものを守っていきたい地元の
人たちと、総合的に日本のそろばんをどう守っていくのかということの違いである。私は、もう雲州そろばんと
小野のそろばんを合体して日本のそろばんを守るためには、島根のそろばんと兵庫県のそろばんを一体化して
拠点整備をしようじゃないかという話もしたんですけれども、そのために私は先方の町長さんにお会いするということまで、大分東京でそういう
議論も
関係のある人とも
議論を4時間ばかりにわたっていろいろやったんですけれども、やっぱりどちらもが自分のところが本家やと思っていますから、なかなかそれはならない。日本のそろばんを、世界に飛躍するそろばんを一緒に守ろうじゃないかと私は言っているんだけれども、これがなかなかうまくいかないというのが実情であります。
だから、これは、もう大きな課題であります。しかし、もう待ったなしの時期に来ているということだけは、もうはっきりしているということを参考までに申し上げておきたいと思います。
それから、
藤原議員のほうからは、あと国保に対するいろいろ問題もございましたけれども、これは
一つの国家的レベルでの話なんで、市だけが決断するというのには無理があるということなんですが、しかし、
子どもたちばっかりでなくて、お年寄りに対する
政策をもっと
市長、出すべきじゃないかとこう言われておりますので、その辺は私も十分分かっておりますので、どこかでバランスのよい
小野市の
政策の遂行についての
方向性を示したいなとこのように思っているところであります。
随分話が脱線いたしておりますけれども、こういう機会でありますので、基本的な考え方をいろいろ述べさせていただきたいと思っております。
以上、様々なご意見をいただきましたが、これらのご
意見等の趣旨を真摯に受け止め、さらに住みよい
小野市の
まちづくりのために生かしてまいる所存であります。
さて、年の瀬も押し迫り、今年も残すところあと8日となってまいりました。8日、そうなんですか。今年1年を振り返りますと、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大により、社会、経済活動、そして
市民生活に大きな影響を与え、世界全体が手探りでウィズコロナ、アフターコロナへの対応に追われた一年でもありました。
小野市におきましても、第4波、第5波と少なからず感染拡大の影響を受ける中で、ワクチン接種においては、いち早く昨年の1月に接種対策本部を設置して、自治会へのバスの運行やとか、あるいは夜間の接種、職域接種との連携など、多様な接種体制を整えることによりまして、9月末には全対象者の80%の接種を完了(現在は86%)するなど県下では一番早く集団接種というのを早く完了させたんです。早く完了させたということは、やっぱり速やかに次のステップへ移るということでありました。
ちなみに、年代別で見ますと、65歳以上では全体の95%の方が、そして2回目の接種を完了されておりますけれども、50歳代では90%、40歳代では83%、30歳代及び20代では76%、10代では72%と年齢が若くなるにつれて接種率は低くなっております。想定される第6波に備えて、3回目のワクチン接種の実施とともに、引き続き接種啓発に努めてまいりたいと考えておるところであります。
オミクロン等の話がもうどんどん今出てきておりますし、間違いなく恐らく1月の中旬以降、ぐっと一気に増えるであろうという予測はいたしておりますが、それまでに第6波の体制を整えて、そして第3回目の接種に対する案内状はもう既に発送いたしている状況でありますので、じゃあ今度また混むんかということでありますけれども、それは、2回目まで打ったリストはリストアップして、順次配付しておりますので、つまり一気に要望が来ないように分割していっておりますので、今度は予約は段階的にそのキャパシティーを考えた上において、順次出していくという、そういうやり方でやっておりますので、混み合うというようなことは基本的にはないはずなんであります。
ただ問題は、2回打ったファイザーと、ファイザー、ファイザー、3回目がモデルナということになることに対して、やっぱり若干そういう大丈夫かなとか、そういう懸念があるようでありますが、私は、ファイザー、ファイザー、あえてモデルナを打ちますので、
議員の方もできたらファイザー、ファイザー、モデルナを打って、
市民の前に「私はファイザー、ファイザー、ファイザーを優先して打ったんじゃないです。」ということを自らをもって示していただくように若干強制的に申し上げておきたいと思いますので、少なくとも、トップとしてはそういう考え方でありますので、まずは第3回目を打って、あえてファイザーを打たないでモデルナを打ったということで喚起して、
市民に安心を与えられるわけじゃないですか。こういうことは今思いついて申し上げておりますので、えらいことを言うてしもうたなということになるのかもしれませんが、それぐらいは
一つの
方向性として、
市民福祉部長、間違っている
方向ではないと思うんで、よろしいですな。
このように、感染拡大に対するワクチン対応とか、あるいは公共施設の利用制限とか、各種イベントの中止など閉塞感が続く中ではありましたけれども、1年延期されて開催された東京オリンピックでは、
小野市出身の田中希実選手が陸上女子1500メートルと5000メートルの2種目に出場されまして、特に1500メートルでは、あの大舞台で予選・準決勝と2度にわたり日本記録を更新して、見事8位入賞、これは日本人の中距離種目入賞というのは93年ぶりということでありますから、8位と言っても、本当にメダル以上の成果があると言っても過言ではありません。そういうことで果たされました。
最後まで諦めずに、小さな体で世界の代表選手を引っ張って走るその姿に、我々は本当に勇気づけられました。しかし、私たちもあのアレオができたおかげで、陸上競技場を本当に積極的に利用していただいたということであります。あそこで練習された
小野市出身の西脇工業高校の駅伝選手も共に練習をされていたということでありますので、本当にタイミングよく場を提供することができたんではないかとこう思っているところであります。
一方では、あの陸上競技場の今後の使用の在り方、つまり料金等を含めた体制をどうしていくかということについては、団体は有料でありますが、個人の使用については、もう少し無料の状況を続けていってはどうかと思っておりますが、これはもっともっと占用する団体とはちょっと違うんで、個人の方が健康
管理のためにあそこまで走ってこられてランニングするということぐらいは認めてあげてもいいんじゃないかなと、私はそのように思って、先ほどその
方向性の決裁をいたしました。こんな場でありますけれども、その
方向についてはある程度ご容認いただけましたら幸いかと思うところであります。
議会の
閉会の
挨拶の中で提案をして、ご容認いただくなんて勝手なことを申し上げておりますけれども、その辺もさっきの話でありますので、ひとつご理解いただきたいと思うところであります。
また、話は変わりますけれども、
コロナ禍にあって県内の多くのマラソン大会が中止とする中、多くの
関係者のご協力を得て「
小野ハーフマラソン」を無事開催することができました。感染対策と背中合わせの大変厳しい状況ではありましたが、どうすれば実施することができるか、それを追求したことに大きな意味があり、
関係各位には多大なご協力を得ましたこと、この場をお借りして厚く御礼を申し上げたいと思います。
私は、この
小野ハーフマラソンに対して、いろんな方からご意見いただきました。やってくれてよかったとか、決めたことは本当に開催していただいてよかったという声がたくさん寄せられております。ただ、私はそのときに必ず返事を申しますのは、いや、開催されたという結果を私は評価しているんじゃないんですと。開催するまでのプロセス、そのプロセスを職員は学んでほしいと。どうやってこういうものを決めるときに、どのようなプロセスを経て
議論をし、そして最悪を想定していろんなことをチェックしながら、ですから今回の問題は多くの
人たちにご理解をいただいたことに感謝であって、そしてご協力の下に大会ができた。これを評価し、開催できたことも評価すべきでありますが、そこに至るプロセスは、我々行政マンは学ぶべきであるということをはっきりと今回は、マラソンが開催できたという結果よりもマラソンを開催するためのプロセスを私は高く評価していますと、そこが基本的な考え方であるという、そういうお電話等に対する、メール等に対するお答えはそういう言い方をしております。その点は、なるほどねという共感もいただいておりますけれども、
皆さん方もぜひともマラソン大会やったのじゃなくて、やる過程が大変だったんですよ。それを決めるということが一番我々の財産なんだということに価値があるということをよく認識をしていただければなと思うところであります。
このほかにも、超高齢社会を見据えた先手
管理による取組として、下東条地区において県下初となる「公設コンビニ『ふれあいマート』」がオープンし、買物弱者の支援とか、あるいは
地域コミュニティの
活性化とか、さらには災害時における食料供給
拠点として、日々改善を重ねながら
地域の方々による運営がスタートいたしております。
これもまたプロセスです。要するに公設コンビニができて便利な買物ができたじゃないんですよ。あれを
皆さんがどうやって育てていくかというところにプロセスがあると。誉田の館もまさにそうでありまして、多くの高齢の方も含めて、女性の方たちが頑張る、結果がどうこうというのも大事でありますが、そうじゃなくて、そこにチャレンジするそのプロセスを我々は評価しているんだと。だからそこを支援していかなければならないということでありますので、公設コンビニというそのチャレンジに対して、“公設”のありようを問うんではなしに、公設の結果、
地域の
人たちと我々はどういう連携が取っていけるか、そのプロセスを重視しながら、注視をしながら、このような事業をやっていくことが、新しい時代に向ける官と民、市の連携の典型的な
方向であります。これこそが求められるこれからの行政の姿であると。
こういう意味では、実は、公設コンビニ、こんな
拠点、売って何すんねん、売れてへんのって、そんなもし仮に
議論をしてるといったら、レベルが低いねと、認識ができていないねと、本質が分かっていないねということを言ってもらったら結構だと思いますので、その辺をしっかりと考えて、公設コンビニが
地域の愛される
拠点として、私はやっていければ本当にいいなとこう思っています。それがある意味ではプロセス
管理であります。
また、校舎の
老朽化が進んでおりました
小野南中
学校では、校舎の長寿命化改修工事が完了し、柱やはりなどの骨組みは残しつつも、洋式トイレやエレベーターの新設、教室や廊下のバリアフリー化を行い、全く新しく生まれ変わったものとなりました。いよいよ3学期から供用を開始するとともに、来年5月には体育館の
整備も完了いたします。
この体育館について、駐輪場の追加工事も
皆さんにご
審議いただきまして、やはりそこだけがさびた状態ではおかしいということで、校舎、体育館、それから駐輪場、一体化した
整備ということになろうかと思います。これは追加の事業でありましたけれども、やっぱりバランスの取れた体制を整えていくということは当然だろうと思いますので、
現場を見ましたときに、そのように感じましたので、急遽予算を組んで、そして駐輪場も含めて一体化した新しい
拠点ということにするように
決定をしたということであります。これが
小野南中
学校の
一つの進捗であります。
コロナ禍にあっても、我々は「悲観的に準備をして、楽観的に対応する」という危機
管理に対応しながらも、
市民サービスを低下させることなく、どう乗り越えてやっていくかという、諦めない姿勢こそが「顧客満足度志向」の徹底における基本的な
理念であろうと思っております。
さらに、これからの市の財政基盤を支える兵庫県と
小野市が共同で事業を実施をいたしております「ひょうご
小野産業団地」についても、現在8区画、これ約24.7ヘクタールのうち、5区画の分譲を開始しておりまして、既に分譲いたしております3区画と併せますと、8企業が立地することとなります。
この件については、8企業については、来年の2月過ぎぐらいに
方向性が決まると思いますけれども、ただ申し上げておるのは、応募の企業があるんですけれども、できるだけ1に本社であればよい、小さくても。2番目、製造会社が望ましい。雇用の数が多くて、中に入る機械等の償却資産も多いということで、固定資産税等が入るということでありまして、物流等は一番ニーズが高いんですけれども、可能な限り今申し上げたような
理念の工場の進出を
希望したいということを、
小野市だけではありません。県との共同事業でありますので、そういうことを述べながら県とは交渉してまいりたいとこのように考えております。
その辺が、県の場合は土地を売ってしまえば終わりなんですけれども、
小野市はそうじゃなくて、土地売れば終わりじゃなくて、そこで働く
人たち、雇用をどう確保していくか、税収をどうしていくか、あるいは水道下水を
整備したわけですから、水は使うのか使わないのかということまで、やっぱり考えていくのが経営でありますので、ですから目の前にぶら下がっている会社が来たからといってうれしそうにぱっと飛びつくようでは駄目なんで、その辺のところが非常に担当部門は頭の痛いところであります。しかし、その思いはしっかりと伝えておりますので、そのようになるかどうかは分かりませんけれども、これからの交渉の攻防が始まるということでありますので、あえて
報告をさせていただきます。
そういうことで、新たな雇用の創出によりまして、
北播磨総合医療センターから
小野工業団地、
小野流通等業務団地に至る一帯は、1万人以上もの方が働く一大
拠点となる予定で、今後、そこに接続する「
東播磨道」の
整備に加えまして、三木サービスエリアにおける「スマートインターチェンジ」や、あるいはひょうご
小野産業団地に抜ける「新都市南北線」の
整備、図書館東側農地の市街化区域編入による「新たな
まちづくりの構想」、さらには、「
浄谷黒川丘陵地」の活用など、
小野市がさらに飛躍するためのポテンシャル、つまり潜在能力というのは無限大であり、これらの資源に付加価値をつけて、「持続可能な成長」への転換を図っていくことが求められております。
このたびの18歳以下の
子どもへの10万円の
給付も一例ではありますが、国が
決定したから、他市がそうしているからという受け身の姿勢ではなくて、
小野市は
小野市の
地域特性を踏まえて、どう対応するのか、情勢の変化をしっかりと洞察して、能動的に“柔軟に変化に対応する力”こそが、まさに「生き残りではなくて勝ち残っていく」ためのすべであると考えております。
まさに行政も経営であります。より高度でより高品質なサービスをいかに低コストで提供するか、それに財政基盤もしっかりと見詰めながら、この
小野市のさらなる発展のためにチャレンジしていくというのが基本的な思いであります。
まさに「今まではこうであったという前例を踏襲することなかれ、かくあらねばならんという
固定観念にもとらわれない」ということが、常々言ってまいりましたが、もう一度、我々はこの原点に立ち返り、この
コロナ禍における、時代の大転換期に立ち向かってまいりたいと考えております。
まずは当面は、第6波のコロナ対策に対して、今から、万が一
学校で発生した場合はどうするのか、休校体制はどうするのか、あるいは職場その他で発生したときにどのような対応をするのか、今までやってきた第4波、5波とはまた違う対応が必要かもしれませんし、その辺のところをしっかりとシミュレーションしながら、今から対応をこれからしていく所存であります。
本当に飽くなきこの無限への何かチャレンジみたいなそういう感じがいたしておりますけれども、これをやるのが我々の責務であり、使命であるとこのように考えておるところであります。
いろいろ申し上げましたけれども、また思いも述べさせていただきました。年末であります。こういう中にありましたが、最後になりましたけれども、
議員各位におかれましては、
今期定例会に賜りましたご精励に感謝を申し上げますとともに、寒さが厳しい中、特に健康には十分ご留意をされまして、輝かしい新年をお迎えいただきますことを祈念いたしまして、
閉会の
挨拶とさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
閉会 午後 2時23分...