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令和 2年第424回臨時会(第1日10月27日)

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  1. 小野市議会 2020-10-27
    令和 2年第424回臨時会(第1日10月27日)


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    令和 2年第424回臨時会(第1日10月27日)  ┌─────────────────────────────────────────────┐  │                                             │  │        第424回小野市議会(臨時会)会議録                   │  │                                             │  │                                             │  │                                             │  │               令和2年10月27日(火)(第1日)            │  │                                             │  │                  開  会  午 前 10時00分           │  └─────────────────────────────────────────────┘      第1 会議録署名議員の指名         平 田 真 実                          河 島 三 奈    第2 会期の決定             10月27日(火)(1日)    第3 諸報告          (1)今期臨時会に出席を求めた人の職氏名                    (2)本日市長から提出された議案( 2件)                    (3)例月出納検査結果報告書  ( 1件)    第4 議案第71号・議案第72号     一括上程、提案説明、質疑、
                            予算決算常任委員会付託、                         常任委員会審査報告、                         同審査報告に対する質疑、                         討論、表決 2 本日の会議に付した事件    日程第1 会議録署名議員の指名       平 田 真 実                          河 島 三 奈    日程第2 会期の決定           10月27日(火)(1日)    日程第3 諸報告        (1)今期臨時会に出席を求めた人の職氏名                    (2)本日市長から提出された議案( 2件)                    (3)例月出納検査結果報告書  ( 1件)    日程第4 議案第71号・議案第72号   一括上程、提案説明、質疑、                         予算決算常任委員会付託、                         常任委員会審査報告、                         同審査報告に対する質疑、                         討論、表決 3 議事順序    開会(午前10時00分)    議長挨拶    開会宣告    開議宣告    会議録署名議員の指名    会期の決定    諸報告    議案第71号・議案第72号    休憩(午前10時43分)    再開(午前10時55分)    議案第71号・議案第72号    休憩(午前11時44分)    再開(午後 5時45分)    議案第71号・議案第72号(審査報告・表決)    閉会宣告(午後 5時56分) 4 会議に出席した議員(16名)    1番  村本 洋子    2番  藤原 貴希    3番  松永美由紀    4番  河島  泉    5番  喜始 真吾    6番  久後 淳司    7番  平田 真実    8番  山本 悟朗    9番  河島 三奈   10番  高坂 純子   11番  前田 光教   12番  藤原  章   13番  小林千津子   14番  河島 信行   15番  岡嶋 正昭   16番  川名 善三 5 会議に欠席した議員・説明員    な   し 6 議事に関係した事務局職員    議会事務局長     井岡  伸    議会事務局課長    内藤  暢    議会事務局係長    中村いづみ    議会事務局      近都 祐子 7 会議に出席した説明員(6名)    市長         蓬莱  務    副市長        藤井  大    副市長        小林 清豪    総務部長       新免 秀晃    地域振興部長     上月 敏之    水道部長       奥田 謙二 8 会議に付した事件  1.市長提出議案  議案第71号 令和2年度小野市一般会計補正予算(第6号)  議案第72号 令和2年度小野市水道事業会計補正予算(第3号)                 開会 午前10時00分                  〜議 長 挨 拶〜 ○議長(小林千津子君)  皆さん、おはようございます。開会に先立ちまして、一言ご挨拶を申し上げます。  本日ここに第424回小野市議会臨時会が招集されましたところ、議員各位には、ご健勝にてご参集を賜りましたことは、市政伸展のため、誠にご同慶に堪えません。  さて、本日の臨時会に提案されます案件は、一般会計及び水道事業会計に係る補正予算であります。どうか議員各位には、格別のご精励を賜りまして、慎重にご審議の上、適切妥当なる結論が得られますようお願いを申し上げまして、誠に簡単粗辞ではございますが、開会のご挨拶といたします。                  〜開 会 宣 告〜 ○議長(小林千津子君)  ただいまから第424回小野市議会臨時会を開会いたします。                  〜開 議 宣 告〜 ○議長(小林千津子君)  これより、本日の会議を開きます。  それでは、お手元に配付いたしております議事日程に基づき、会議を進めてまいります。  これより日程に入ります。              〜日程第1 会議録署名議員の指名〜 ○議長(小林千津子君)  日程第1、会議録署名議員の指名であります。  署名議員は、会議規則第81条の規定によって、議長より指名いたします。  平田真実議員  河島三奈議員
     の両議員にお願いいたします。                〜日程第2 会期の決定〜 ○議長(小林千津子君)  次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(小林千津子君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。                 〜日程第3 諸報告〜 ○議長(小林千津子君)  次に、日程第3、諸報告であります。  まず、地方自治法第121条の規定に基づき、説明のため臨時会に出席を求めました人の職氏名は、お手元に配付いたしております別紙のとおりであります。  次に、市長から提出されました議案は、別紙一覧表のとおり2件であります。  次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査結果報告書が提出されております。  以上の件について、それぞれその写しをお手元に配付いたしております。  以上で、諸報告を終わります。            〜日程第4 議案第71号・議案第72号〜 ○議長(小林千津子君)  次に、日程第4、議案第71号及び議案第72号を一括議題といたします。  議案の朗読を省略いたしまして、理事者側から提案理由の説明を求めます。  市長。                   (市長 登壇) ○市長(蓬莱 務君)  おはようございます。  本日、第424回市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとご多用の中ご出席を賜りまして、開会の運びとなりました。心から厚く御礼を申し上げます。  このたびの臨時議会は、1つには、全市民を対象とした経済対策である市民1人当たり1万円の金券「おの恋らっきゃらっきゃ券」の配布であります。2つには、来る超高齢社会に対して、“地域ぐるみ”でまさに後手から先手管理で取り組む小野市初の「公設コンビニの設置」であります。3つには、全国に先駆けて小野市が取り組んだ水道料金の半年間無料化について、再度延長を行い、トータル「1年間の無料化」を実施しようとするものであり、これら3点に関連する補正予算2議案について、ご審議をお願いするものであります。  まず1つ目の「おの恋らっきゃらっきゃ券」についてでありますが、もう既に議員の皆様方には幾度となくご説明させていただいておりますので、繰り返しにはなりますが、これは、6月に市内の飲食店を対象として料金先払い方式による「らっきゃらっきゃ券」を販売し、緊急的でありましたが約1,200万円強の支援を実施いたしましたが、今回はその第2弾として、その対象を全市民、そして全店舗や事業者に広げ、かつ小野市流の「定額給付金」として、さらには幾度も繰り返し使える、これも小野市流の「地域通貨」として、さらには意欲のある自治会には、地域の見守りを兼ねて配布をしていただく「地域の見守り」という3つのポイントにより実施するものであります。  総額5億1,000万円規模の事業となるわけでありますが、その特徴は、1つには、市民がどなたでも市内の取扱店舗どこでも、そして何度でも店舗間で繰り返して使用できるという、循環性を持たせる相乗効果になり、予算額以上の消費効果というものを図っております。  これは、再々もう説明させていただいておりますように、例えば家族4人の方に4万円の給付金が入ったとします。それでお肉屋さんで2万円でお肉を買って、2万円で旅行券を買われたとしましょう。お肉屋さんはそれを金券に換えることはできますが、お金に、それを仕入れにすることもできますし、随分我々も苦労したのでということで、そのお肉屋さんはそれをもって逆に旅行券を買われて旅行されればよいということです。旅行会社で2万円で旅行券を買われた方が、その方がゆぴかへ行かれて、お風呂へ行った後、どこかで食事をされたとしましょう。そうするとそれを食事で使われた方がいる。食事をされたその店は、それをもってまたほかの店へ、我々も食べに行ってみようかということもできるということで、そのたびにその定額給付金プラスアルファというのが確実に、お釣りは出ませんから、そして食事プラスお酒なり、あるいはついでに来られたご近所の方と一緒にやろうということになればそれが広がるということで、実は、その定額給付金は必ず付加価値というのか、循環することによってその金額が市にプラスアルファで落とされるということが、私はそれを約3倍ぐらい回転するんではないかなと。回転すればするほど、金額が有効に使えると。止まってしまうとすぐに金券になってしまうとそこで止まってしまうということになるわけですね。  ですからこのポイントは、そのような、いわゆるどういうんですか、プレミアム付き券的なものは、一回につきプレミアムがついたらそのままプレミアム券で終わりなんです。これは、「循環」ということに意味があるという、新しい仕組みシステム。もしこれはコロナ禍でなくても、うまくいけば小野市のこれからの地域活性化のためにいろんな角度で考えるという、そういうことも今回ある意味では壮大なチャレンジであり、ある意味では挑戦というんですか、試行という意味合いもあると思います。  ですから、何としてもみんなでそれを育てて、そして、それをその目的たるところをいろんな角度から付加価値をつける方策というのを考えるべきであると、このように考えておるのが、この1つ目の消費効果を狙った、いわゆる循環性を持たせる相乗効果による予算額以上の消費効果を図っておるという意味合いであります。  また、この「おの恋らっきゃらっきゃ券」を市内ゴルフ場でコンペを開催し、プレーされた方への賞品として活用していただくことにより、ゴルフ場を起点とした観光振興とそして地域振興リンケージを図ることといたしております。  ご承知のとおりゴルフ場につきましては、近隣市はどこもがゴルフ場利用税の一割とか、ということになりますと、5億円あれば5,000万円と。小野市の場合は、昔はかつて1億6,000万円、ほぼたばこ税とゴルフ場利用税はほぼ並行して動いておりました。今現在、1億円強であります。そうしますと、他市に並んでやりますと、年間で毎年1,000万円以上のそういう補助ということを、ゴルフ場利用税を確保するために、ゴルフを利用するということだけじゃなくて、ゴルフ場利用税というもう一つのビジネスとして考えたら、そういうものを確保するということであります。  そして、そこに、おの恋らっきゃらっきゃ券としてのゴルフコンペを開催するとなると、コンペになると市民だけではないんですね。加東市の方もおれば、三木市の方もおれば、あるいは神戸市の方もいらっしゃるでしょう。その方たちが商品では今までは、黒田庄牛肉をもらっていましたとか、あるいはリンゴをもらっているとかいうようなものをもらっていたんですね。  これがおの恋らっきゃらっきゃ券で渡すということになりますとどうなるかといったら、好むと好まざるにかかわらず、小野市民以外の人が小野市でお金を落とさざるを得なくなるということは、結果として地域の活性化につながって、先ほどの循環が回るということなんですね。  したたかな、ゴルフ利用者を増やしながら、ゴルフ場利用税をしっかりと確保し、そして同時にそれの景品として渡すことによって、市内でお金を使わざるを得なくなって、それでまた金が回るという、このしたたかさというのは、私も我ながら面白いアイテムやなとこういうように思っとるわけであります。  これが、いわゆるゴルフ場でのコンペを開催するプレーされた方への商品を渡すというのは、商品を渡すことではなくて、経済を循環させるシステムを渡すということ。経済を循環するシステムを渡すことなんだという、景品じゃないんですよ。実は、商品は見た目は商品であるけれども、実は仕組みを渡しているというそこがこのゴルフ利用券のポイントです。  それを単純に言いますと、観光振興と地域振興リンケージを図ることをいたしておりますと、こういうことと、きれいごとを言えばそういうことなんです。本質はどうなのかということは、そういうことだということであります。  そのように、いかに市内でお金を回して、消費効果を高めるかという、そのためにどうするのかを考え、取り組むということが重要であり、一部の余裕のある特定の方だけが買えるような、少しプレミアムをつけた商品券として実施するのではなくて、公平・公正に全ての市民や事業者を巻き込んだ“市民総ぐるみ”で経済対策に取り組み、「元気な小野市」を実現すべくチャレンジしてまいりたいと。  今までのような画一的横並びのどこもがやっているようなちょっとプレミアムをつけた、それを前よりもちょっと多めにつけたようなプレミアム券というようなことで、でもプレミアム券を買える人は幸せなんですけれど、買えない人がたくさんいるということでの小野市の定額給付金であり、ゴルフができる人とできない人があっても、仮にゴルフをした人はそれなりにお金を小野市で落とさざるを得なくなると、結果論として。そして初めて小野市で食事して、ああ、小野のまちもいい店もあるじゃないかということになって、それが相乗効果になって、またお客さんが来てもらえるようになれば、これにこしたことはないと。  つまり、したたかに循環をしていく仕組みというのは、今回は、このおの恋らっきゃらっきゃ券というのは、実は、らっきゃらっきゃというこの響きというのは何かといったら、ぶわっといろんなことで新しいことにチャレンジしなきゃならないと、ずっと今までと同じようなことばかり繰り返しとったら駄目やということでの意味という具合に一つご理解いただきたいと。  次に、下東条地区における「公設コンビニの設置について」でありますが、超高齢社会の進展に伴い、買物弱者の問題、地域コミュニティの維持、災害時の備蓄といった様々な課題が想定される中にありまして、これらの問題に対して、下東条地区の方々が自ら手を挙げてチャレンジしようとされていることから、その取組に対しては、私の言う、日頃から言っておりますような“まずはやってみなはれ”というチャレンジとして市としても積極的に支援していこうというものであります。  公設コンビニ小野南中学校の開設については、私の6期目の公約でありました。しかし、公設コンビニをするのに、ただ単に市がお金を出して公設ができました、そんなことが狙いではなくて、実は、地域コミュニティをもう一回再生して、自らが自らをもって新しいまち、新しい人口減少の中で、買物弱者だけでなくて、過疎化が進むそういう状況を先取りした、ある意味でのチャレンジの場であると。そこに市民とともにこういう時代を乗り切っていこうというのが公設コンビニであって、単純に買物が不便になったから公設のコンビニを造りましょうか、そんなものというのは10分の1の狙いであって、本質は、地域社会が自らが自らをもって新しい時代に直面したときに、「私たちはかく闘えり」ということを市民の方にも言えるような、そして、同時に福祉政策でもあるということであります。明快に、あの人最近出てないけどどうなのかということであります。  買物弱者対策というのは、小野市では実に3つをやってきました。1つには、いわゆるコミュニティバスらんらんバス」によって買物ができるようにするということ。それは、高齢者が出かけるという福祉政策でもあります。2つ目は、いわゆる育ケ丘でやっている移動販売車であります。移動販売車もそういうように移動に来てもらえるという、民と官との融合による仕組み。しかし、結果的には、やはり一番大きな影響は何かというと、買物もありがたいけれどもそれよりも「いや、お久しぶりですね。」という、ご近所に住んでおってもそれが安否がお互いに話をする機会がない。買物が10分で話し込みが30分、そのほうが価値があると思いませんかということが、この移動車。3つ目が、今回のこの公設コンビニということであります。  いろんな形で、買物弱者に対しては多様な、さらに4つ目はどんなことがあるかということを次に考えておくべきであって、1つのことだけに固執して、それだけがさも一つの買物弱者に対する、あるいは過疎対策と思うのは大きな間違いで、私たちは、コミュニティバスらんらんバス」からデマンドバスで、そして移動販売車で、そして公設コンビニで、次は何かということを絶えずやっぱり進化し続けて考えるというのが、これからの時代。なぜか。  人口の減少と世の中の変化に我々は決して遅れないように、先手先手で、まさに言われてからやるのではなくて、言われる前にやるという後手から先手管理の実践こそが私たちに求められる課題であるということが、実は、公設コンビニの設置の本質であるという、と同時にプロセスであるということを十分にご理解を頂きたいというところであります。  JA兵庫みらい下東条支店横の店舗ということをここは今回は借りることになっておりまして、単なるコンビニとして食料品や日用品の販売だけにとどまるのではなくて、1つには、地元野菜だとか、あるいはお弁当、お総菜などの地場産品の販売とか、あるいは2つには、来店が難しい方への送迎サービスとか商品の配達サービスとか、さらには、コミュニティスペースを設けて、地域交流イベント等も実施するなど、地域政策や防災対策も含めた多面的な事業として展開してまいりたいと考えております。  ひまわりの丘公園に多くの木が大きく育っております。その公園の木が枯れたらどうするんですか。間違いなく市は、その遊具を直し、そして木を植え替えるわけですよ。そこには、やはり物すごいお金がかかっているわけです。何の入場料も取っていない公園ですよ。ですから、動く公園、それすなわち「公設コンビニ」だから、公設コンビニの経営の補填は木を植え替えるのと同じように、枯れた木には新たに支援はしますよというようなことも先手で折り込んで今回は考えておるということであります。決して市民の皆さん方に、あなた方やってくださいということで圧力をかけて、無理やりしんどい目をさせるというためにやるんじゃないんですよ。参画して汗をかくことが、人のために汗をかくことが、実は本当のやりがい絡みから生きがい絡みであるということを感じ取ってほしいというのが公設コンビニ。  そういう具合に、公設コンビニというのは、実はいろんな付加価値をいろんな形で考えていくということであって、単純に建物を造って物を売るところを造るという、これはもう単細胞の考え方であって、そうではないというのが今回の公設コンビニです。  何回も申し上げておりますけれども、この公設コンビニの真の狙いというのは、まさにこの「自立した社会」を地域自らがつくり上げていくことであり、そのような熱意とそしてやる気のある地域に対しては、市としては、先ほども申し上げましたけれども、積極的に支援をしてまいりたいと。  これはある意味では鍬溪温泉と同じであります。地域が守る資源は市が守りましょうと、皆さんも参画を少ししてくださいと。そうしたらそこに生きがいを感じることもあるでしょうと、でも経済的に苦しい状況で皆さんが石橋をたたくことはないんやと、市は責任を持って皆さんを支援しますということを明快に言っているわけです。それが駄目なら公園に、何回も言いますけれども、遊具が駄目になったらじゃあもう直さないのかと、木が枯れたら植え替えないのか、そういうのと同じことじゃないですかと。だから「動く公園」というキーワードを、私は、分かったような分からへんような日本語でありますけれども、そういうような形で申し上げているところであります。  最後に3点目、「水道料金の半年間無料の延長(つまり1年間の無料化)」でありますが、小野市においては全国に先駆け、今年5月から半年間の無料化を実施してまいりました。その理念たるところは、単に負担を軽くするということだけではなくて、コロナ禍において、手洗いやうがいを徹底してやろうという市民の危機管理、リスクマネジメントに対する意識改革であり、それはまた、シュリンクし続ける社会に対する意識改革にあります。  小野市は、ちょっと水道料金の基金がたまっているから、それを皆さんに何か施しみたいな形で渡していると考えるのは大きな間違いであります。決してそうではなくて、小野市の場合は、前にも申し上げておりますけれども、水道の老朽化のペースが全国が17.8%に対して、うちは3.6%。つまり、先手、先手で早くからスクラップ・アンド・ビルドをやってきたということを見定めながら、今すぐにその基金が必要でないならば、それは市民に還元すべきであるというのが今回の水道料金の無料でありますし、同時に、手洗いやうがいをしっかりやりましょうという意識改革なくして行動なしという、この私が申し上げていることの実践そのものであると。  ですから、先般の小野市が半年間だけ無料をやると言ったときに、小野もやるならよそもやろうかって、そんなに単純な発想でやっているんじゃないんですよ。だから、次、ついて来られないんですよ。それなら同じような理念でやったらいいんですよ。思い切ってやる必要が私はあるんじゃないかなと思っております。  これは、いろんな方々が、何か水道料金なんてちょっとだけやと思っておったけれども、じわっと効いてきているんですね。やっぱり、共にこの苦しみを分かち合おうという意思の表れだということであります。  小野市が半年間無料化を発表したら、県下の8割の自治体で同じように半年間、あるいは3か月間の無料化を実施して、また、県下25市町に水を供給している県営水道においても3か月間の無料化を実施されたところであります。結果的にも無料化の実施による小野市による特別損失額は、当初の見込みより約8,000万円も少なく済むことという状況になっておることは既にご承知のとおりであります。  加えて、先ほども申し上げましたけれども、全国的に施設の老朽化による多額の更新を控えている中にあって、小野市においては、水道管の老朽化、これは管路経年化率といいます。管路経年化率が3.6%、全国平均が17.8%と低く、かつ、企業の内部留保資金である利益剰余金が約20億円あり、現時点での経営に対する影響は少ない状況であることから、このたびも先ほどの意思のとおり、半年間の無料化を実施すると、さらに続けてやろうということであります。  どうか議員の皆様方には、単に“水道代が安くなってよかったね”、“1万円もらってよかったね”ではなくて、この小野市の水道無料化に対するその理念・本質と、全市民への1万円の金券「おの恋らっきゃらっきゃ券」の配布の理念と本質、そういうのを十分にご理解いただいて、シュリンクするのではなくて、これこそが“元気な小野市”、“オリジナリティーな小野市”、行政経営4つの柱の画一的横並びではなくて、小野市は小野市の地域特性を考えた小野市流の小野市でできることをやるということが、当初からの理念の実践の延長線上の中にあるんであって、とっぴな形でこれが出てきたんではないということは、十分ご理解いただけるんじゃないかなと思っております。  こういうことで、皆さんとともに、市民とともに元気な小野市になるように、行政と市民が一体となって盛り上げてまいりたいとこのように思うところであります。  以上、今回の臨時会に提出いたしました議案というのは、令和2年度小野市一般会計補正予算(第6号)、令和2年度小野市水道事業会計補正予算(第3号)の2件であります。  議案の内容につきましては、この後、担当者から説明いたしますので、ご審議、ご決定を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小林千津子君)  議案第71号を総務部長。                  (総務部長 登壇) ○総務部長(新免秀晃君)  議案第71号 令和2年度小野市一般会計補正予算(第6号)について、提案説明をいたします。  議案書の71ページをお願いいたします。  このたびの補正は、国の臨時交付金等を活用して、「おの恋らっきゃらっきゃ券」の配布や「公設コンビニ」の設置支援を行い、市民生活への支援や地域経済の活性化を図ろうとするものであります。  第1条、歳入歳出予算の補正でありますが、既定の総額に歳入歳出それぞれ5億5,070万円を追加し、予算の総額を287億7,840万円にしようとするものであります。  次に71ページの1、第1表、歳入歳出補正予算の概要について説明いたします。  まず、歳入でありますが、款16 国庫支出金は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額、款17 県支出金は、ひょうご地域創生交付金の増額であります。款20 繰入金は、財源不足を補うための財政基金繰入金であります。  次に、71ページの2、歳出であります。  款6 商工費は、市民全員に1人当たり1万円分の地域循環型商品券「おの恋らっきゃらっきゃ券」を配布する事業や、おの恋らっきゃらっきゃ券により市内ゴルフ場の振興を図る事業、「公設コンビニ」の設置を支援する事業の計3事業を実施するための経費を補正しようとするものであります。  なお、詳細につきましては、71ページの3以降に記載しております歳入歳出補正予算事項別明細書をご高覧願います。  以上、提案説明といたします。 ○議長(小林千津子君)  次に、議案第72号を水道部長。                  (水道部長 登壇) ○水道部長(奥田謙二君)  議案第72号 令和2年度小野市水道事業会計補正予算(第3号)について、提案説明をいたします。  議案書の72ページをお願いいたします。  この議案は、コロナ禍に伴う市民の経済的な負担を軽減するため、小野市独自の支援策として、一般家庭への水道料金無料を含む水道料金の免除実施期間をさらに6か月間延長することに伴う影響相当額を補正しようとするものであります。  第2条、収益的支出の補正でありますが、水道料金免除の6か月間延長による影響額を特別損失に計上することに伴い、既定の支出総額から2億8,500万円を増額し、支出総額を18億1,900万円にしようとするものです。  なお、詳細につきましては、72ページの1以降の補正予算実施計画をご高覧願います。  以上、提案説明といたします。 ○議長(小林千津子君)  以上で、当局の提案理由の説明は終わりました。  ただいま議題となっております議案について、質疑の通告がありますのでこれを許可いたします。  河島三奈議員。                 (河島三奈君 登壇) ○9番(河島三奈君)  皆様おはようございます。市民クラブの河島三奈でございます。私のほうからは、1項目1点、議長のお許しを頂きましたので、質疑をさせていただきます。  第1項目、議案第71号 令和2年度小野市一般会計補正予算(第6号)について。  答弁者は、地域振興部長にお願いをいたします。  買物弱者支援と災害時の食料供給拠点とを兼ねた「公設コンビニ」のモデル事業として、下東条地区での来年4月のオープンを目指し、施設整備に着手すると聞いておりますが、事業計画、運営計画、雇用計画など、具体的な内容をお伺いをいたします。  私からは以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小林千津子君)  質疑に対し、答弁を求めます。  地域振興部長。                 (地域振興部長 登壇) ○地域振興部長(上月敏之君)  第1項目、議案第71号 令和2年度小野市一般会計補正予算(第6号)のうち、公設コンビニ設置支援事業経費についてお答えいたします。  まず、事業計画ですが、事業費については、施設改修費として2,000万円、下水道工事700万円、備品購入費として500万円、店舗開設準備経費として170万円を計上しており、施設改修工事を12月に発注し、来年3月には完成させ、4月中旬に開設する予定としております。  次に、運営計画につきましては、週5日、10時から18時までの営業とし、食料品や日用品に加え、地元野菜や総菜等の販売を行い、地元住民によって組織された「下東条ふれあいの里」が店舗運営される予定です。
     また、将来的には、高齢者等を対象に週3回程度の送迎サービス配達サービスなどの買物支援も行っていく予定としております。  なお、コミュニティスペースを併設しまして、いつでも気軽に予約せずに立ち寄れる施設を目指すとともに、定期的に地域交流イベントも企画される予定です。  雇用計画につきましては、現在、地元運営団体「下東条ふれあいの里」で検討されており、有償ボランティアも視野に入れ、店舗運営される予定と聞いております。  最後に、事業収支ですが、公設コンビニでの1日当たりの購入者数が50人で、購入単価を1人当たり700円、営業は週5日で、年間営業日が260日と想定しまして、年間売上げを910万円と見込んでおります。そこから、仕入れや人件費、電気代経費等を差引きますと、年間約360万円の損失を見込んでおります。  しかしながら、この施設は、地域の買物弱者対策といった福祉施策的な側面が強いことから、補助金による支援だけにとどまらず、その経営や運営にも随時、積極的に市が関与し、地域に根差す施設となるよう支援してまいりたいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(小林千津子君)  答弁は終わりました。  再質疑はありませんか。  河島三奈議員。 ○9番(河島三奈君)  簡潔妥当なるお答えをありがとうございます。  それでは、再質疑といたしまして、2点ばかり、もう一度地域振興部長にお聞きしたいことがございます。  1点目は、こちらモデル事業ということでご説明を聞いておりまして、モデル事業であればほかの地区とかにも将来的には派生していくのかなと思うところなんですけれども、その場合、その期限、一回見直すことというのは大事かなと思っておりまして、一応初めの期間、モデルケースとして考える期間はいつぐらいまでを想定されているのかなというのを1点お聞きしたいと思います。  それと、先ほど収支計画のほうで、年間360万円程度の赤字がもう出るということを予測されていらっしゃるということでしたが、その赤字補填の内容、施設であったりとか、そのランニングコストで出てくる赤字と商品を仕入れてそれが売れなかったという場合の赤字というのが考えられるのかなと思っておりますので、商品を仕入れて出た赤字を補填するというのはちょっと意味合いが違うかなというのは個人的に思っておりまして、そこら辺、どういうふうな支援の仕方というか、線引きをされているのかなというところをちょっとお聞きしたいと思います。  私からは再質疑以上となります。よろしくお願いいたします。 ○議長(小林千津子君)  再質疑に対し、答弁を求めます。  地域振興部長。 ○地域振興部長(上月敏之君)  再質疑にお答えいたします。  まず、1点目、モデル事業ということで、今後どの程度の期間を、見直す期間を設けているかということなんですけれども、この公設コンビニ自体、基本的にはもう将来的に10年、20年先を見込んで今、先手管理でやっているという意識で我々やっておりますので、基本的にいつまで、例えばその地元のずっと地元の下東条ふれあいの里の役員さんといろいろ会合をやっている中で、実際そういうお話も出てまいります。いつまで私らやったらいいの、いつ、取りあえず何年という話は出るんですけれども、そこは我々も、そしたら3年、5年とか言うわけにいきませんので、いやいやそれはずっと長く続けてほしいというお話はしております。  ただ、その中でやはり今からほかの地域、地区へも段階的にステップアップしようと思えば、やはりどこかでその効果検証というのは必要になってこようかとは思っております。こういう場合、やはり5年というのが一つの区切りなのかなと思っておるんですけれども、それをそこでやるのではなしに、先ほどの答弁で申しましたように、常にこの事業に関しては、公設コンビニということで、市の職員が関わってやっていきたいなと。  一つ例を挙げますと、今、コミレスがございます。これも実は定期的にコミレス会議というのをやっておりまして、市内のコミレスの代表の方、それから市の担当職員とが定期的に会合を持ちまして、その中で売上げはどうだったかとか、あとそうしたら、今度イベントをどうしようかというそういういろんな、どういうんですか、ポジティブな会議なんですけれども、そういうのをずっと話合いをしております。今、スタンプラリーというのをやっておると思うんですけれども、あれもそのコミレス会議の中でどうしようかということで今まで何回も年に一回やってきた事業となっております。  そういう意味でいきますと、いつ見直すとかではなしに、これはもう常々市が関わって長く続けていきたいという思いでございます。  それと、この補填の内容ですけれども、年間、先ほど試算では、年間360万円ほど赤字が出るなと。そうしたら、もうおっしゃるとおりです。その商品の分を補填とかいうのは、それはやはり筋が通らないのかなと。そうしたら、例えば、これも動く公園というお話、市長のほうからもあったと思うんですけれども、そうしたら我々公園管理も私の部署でやっております。そうしたら何を出しているかなと考えたときに、まず公園を管理する人件費、それから光熱費、そういうものを、あと消耗品とかも恐らく管理協会との契約の中でそういう費用を全て積み上げて委託をしております。だからそう考えると、やはり補填するとなれば、それはそういう人件費、管理する人件費、それから光熱費、下水道料金、電気代等あります。そういうものをやはり絞って、そこの補填をすると。ただし、そうしたら幾らでもええのかという話になりますので、そこは例えば黒字の、いやいやもう黒字が出た、ごっつうもうかったというところにやはり出すというのは、それはちょっと筋違いになりますので、やっぱり赤字、なおかつそういう補填するとなれば人件費とか光熱費とか、公園を我々が管理しているのに出している費用ということで、そこは同じにして出せばいいのかなという考えを持っております。  ちょっと余談になりますけれども、この公設コンビニ、今ずっと地元へ入っておりまして、様々な方が役員という、会のほうへ今12名会員さんがおられるわけですけれども、その中には元先生をしてこられた方であるとか、あと女性の方なんですけれど市の職員であった方、それから設計事務所に行っておられた方とか、いろんな様々な方が来られていまして、実はこの内装を今から改装するんですけれども、それはもう我々一切タッチしていなくて、もうこの下東条ふれあいの里のほうで、その元設計会社に勤められておられた方が全て中を現地見まして、ここをこうしたほうがいい、ああしたほうがいいというので、そういう進め方をされております。もうそれ、我々が頼んだわけではないんですけれども、自主的にそういうことで、店長の候補の方もその女性の方が、あの人やったらええん違うかなということで声をかけられたり、非常に積極的に動かれておりまして、本当に頼もしく思っております。  そういうことからしますと、やはりこういう公設コンビニ、できてからいろいろ苦労はあるとは思うんですけれども、やはり我々もやっていてよかったなという思いをしております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(小林千津子君)  答弁は終わりました。  再々質疑はありませんか。 ○9番(河島三奈君)  ありません。 ○議長(小林千津子君)  以上で、河島三奈議員の質疑は終わりました。  この際、議場の換気を行うため、暫時休憩いたします。再開は、10時55分といたします。                 休憩 午前10時43分                 ───────────                 再開 午前10時55分 ○議長(小林千津子君)  ただいまから会議を再開いたします。  休憩前に引き続き、質疑であります。  山本悟朗議員。                 (山本悟朗君 登壇) ○8番(山本悟朗君)  紡ぐ未来の山本悟朗でございます。私からは、議案第71号につきまして、2項目の質疑をさせていただきます。  答弁は全て地域振興部長にお願いいたします。  第1項目、議案第71号 令和2年度小野市一般会計補正予算(第6号)、歳出、款6商工費、項1商工費、目4消費経済対策費、地域循環型商品券配布事業について。  次の3点についてお伺いいたします。  1点目、委託料の内容及び委託先について。  委託料の内容及び委託先について、どのように考えておられるのかお伺いいたします。  2点目、商品券の循環について。  商品券を利用できる店舗は、どのような業種にわたり、何店舗ぐらいを想定されていますか。  また、循環型とのことですが、商品券で支払いを受けた店舗が、即座に換金せず、商品券を再利用する割合をどの程度と見込んでおられるのかお伺いいたします。  3点目、事業の経済効果について。  この事業実施により見込まれる経済効果についてお伺いいたします。  第2項目、議案第71号 令和2年度小野市一般会計補正予算(第6号)、歳出、款6商工費、項1商工費、目2商工業振興費、ゴルフ場利用促進補助金について。  次の2点についてお伺いいたします。  1点目、事業規模及び事業内容について。  小野市の補助金は400万円が計上されていますが、この事業の事業主体は、小野ゴルフ協会と伺っています。事業の予算規模及びその内容についてお伺いいたします。  2点目、事業の必要性及び効果について。  地域循環型商品券配布事業について、単なるプレミアム付商品券やキャッシュレスによる還元事業では平等性・公平性に欠けることから、地域循環型商品券配布事業を実施する旨の説明を受けています。  今回の補助は、ゴルフ場の利用者、さらには、コンペによる利用者に限定しての商工振興対策であり、社会的弱者を対象とするものでもありません。  地域循環型商品券配布事業の意義との整合性、本事業の必要性及び効果についてお伺いいたします。  以上です。 ○議長(小林千津子君)  質疑に対し、答弁を求めます。  地域振興部長。                 (地域振興部長 登壇) ○地域振興部長(上月敏之君)  第1項目1点目、委託料の内容及び委託先についてお答えいたします。  まず、委託料5億1,300万円の内容ですが、全市民4万8,300人の商品券代として4億8,300万円を計上し、商品券の郵送料及び自治会への配布手数料として2,300万円、商品券の換金手数料・振込手数料として270万円、その他事務経費として430万円を計上し、合計5億1,300万円としております。  次に、委託先につきましては、市内の商工業に精通し、昨年度に実施したプレミアム付商品券事業で店舗募集や商品券の換金など、実績のある小野商工会議所を予定しております。  これまでから新型コロナウイルス感染症に係る経済対策につきましては、中小企業者への持続化支援金の給付やらっきゃらっきゃ券による支援など、小野商工会議所と連携を図り、市内の事業者支援を行ってまいりました。  このたびの事業につきましても、小野商工会議所としても小野市との共同事業として取り組みたいとのことから、商品券の印刷代を自ら負担されるとともに、封入作業につきましても職員一同で取り組まれるなど、事務経費も低く抑えていただく予定となっております。  次に2点目、商品券の循環についてお答えいたします。  まず、商品券を利用できる店舗の募集につきましては、小野商工会議所が10月7日と9日に取扱店説明会を開催され、10月23日現在の参加店舗数は331店舗となっております。この23日までに申込みを頂いた店舗につきましては、取扱店一覧に掲載される予定となっております。以降、順次募集はしますけれども、この一覧には掲載できないということになっております。その内訳ですが、市内に本社がある地域利用券を取り扱う店舗が274店舗、共通券のみ利用できる大型店舗、チェーン店が57店舗となっており、最終的には約350店舗程度になると想定しております。  また、業種につきましては、飲食店や小売サービス業、美容室やガソリンスタンド、クリーニング店、リフォーム店など幅広い業種の方に参加いただいております。  次に、循環型で商品券を再利用する割合についてですが、地域循環型の商品券が初めての取組であり、受け取られた店主の意向もございますので、どれだけ循環されるのか予想がつかないと考えております。しかしながら、地域活性化の新たな起爆剤になる大きな可能性を秘めているものと期待しております。  次に3点目、事業の経済効果についてお答えいたします。  総務省のホームページに経済波及効果を算定する計算シートが掲載されており、農林漁業や商業等37部門で新規需要額を入力しますと、どの部門でどれだけ波及効果があるのかを試算できるようになっております。この計算シートを利用し、その経済効果を計算いたしますと、商品券4億8,000万円を仮にその半分、小売で2億4,000万円、さらに残りを飲食店の個人サービス2億4,000万円を市民が利用した場合、その経済波及効果は約7億5,000万円に上る試算となりました。  これはあくまで市場に4億8,000万円が出た場合の試算であり、商品券が循環することで、それ以上の効果が期待できるのではないかと考えております。  現実問題として、市内における正確な経済効果を計ることはできませんが、新型コロナウイルスに負けない「元気な小野市」が実現できるものと確信しております。  第2項目1点目、事業規模及び事業内容についてお答えいたします。  ゴルフ場利用促進補助金400万円につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大により、事業活動に影響を受けている市内ゴルフ場への応援事業として、地域循環型商品券「おの恋らっきゃらっきゃ券」を利用したゴルフコンペ実施時の特典を支援するものとなっております。  事業の予算規模ですが、補助金と同額の400万円としており、コンペ実施時の特典となる「おの恋らっきゃらっきゃ券」のチケット代金375万円、チケットの印刷費や換金手数料等に係る事務費を25万円としております。  なお、コース数によりまして、各ゴルフ場への支援額に差を設けており、算定には、9ホール当たり25万円と設定し、例えば18ホールのゴルフ場であれば50万円、最も多いところで36ホールございますので100万円を配分することとしております。  さて、その支援の内容ですが、ゴルフプレーヤーの参加人数に応じて、特典となるおの恋らっきゃらっきゃ券の共通券を進呈する予定です。具体例を申しますと、4組13人以上でのコンペ開催で3万円分、5組17人以上の開催で4万円、以下、組数参加人数に応じて金額に差を設けており、最大で11組31人以上の参加で10万円の支援となっております。  対象期間につきましては、おの恋らっきゃらっきゃ券の使用期間に合わせ、12月10日から来年3月21日までに開催するコンペを対象にしております。  なお、申込みが多数あった場合でも、当該事業は予算の範囲内としており、事業終了後には小野市ゴルフ協会が実績に応じ、補助金を精算することとしております。  次に2点目、事業の必要性及び効果についてお答えいたします。  現在、市内のゴルフ場は、自然豊かなロケーション、県外からでもアクセスが容易であることなど、年間33万人が訪れる市を代表する観光資源となっております。  特にゴルフ場の利用は、地域経済への波及的な効果が期待できるほか、令和元年度約1億2,000万円の歳入がありましたように、ゴルフ場利用税は市の貴重な税収にもつながることから、新型コロナウイルス感染症で利用者が激減したゴルフ場を応援することは、喫緊の課題であると考えております。  具体的には、市内のあるゴルフ場では、3月から6月の間に約3,000組相当のゴルフコンペがキャンセルされ、人数に換算しますと約1万人に上る影響があったものとお聞きしております。その他の市内ゴルフ場においても同様の影響があったものと考えられ、その損失は計り知れないものとなっております。  このような中で、近隣市においても、プレミアムゴルフ場利用券や振興券、スタンプラリーの実施など、行政によるゴルフ場来場者の減少回復につなげる支援が展開されております。しかしながら、同様の支援を行った場合、一部のゴルフ場ゴルフ利用者に限定された支援となることのほか、地域の消費喚起に寄与する支援にまで発展しないことが想定され、小野市では、おの恋らっきゃらっきゃ券をツールとして活用することで、市内での消費喚起の機運が高まり、地域経済の循環、さらには活性化にもつながるものと計画いたしました。  少し具体例を申し上げますと、例えば市内のAゴルフ場ゴルフコンペを実施された場合、コンペ主催者の方にこの特典となるおの恋らっきゃらっきゃ券を市内外の居住を問わずに進呈いたします。それをゴルフのコンペ商品にされるのか、または参加賞として一枚一枚1,000円券ずつ配布されるのか、それは自由ですが、それを受け取られた方は、市内店舗に限って利用されますので、ゴルフ場への支援だけにとどまることなく、市内各店舗の支援にも寄与するなど、波及的な効果をもたらすものと考えております。また、特典として商品券を進呈することにより、小野市で初めてゴルフを楽しまれた方がリピーターとして再度市内のゴルフ場に来られる効果もあるのではないかと考えております。  市としましては、小野市を代表する観光資源であるゴルフ場の利用促進を目的に小野市ゴルフ協会が実施する「ゴルフコンペ応援事業」で、商品券を活用した支援を行うことで、ゴルフ場を起点とした地域経済への波及的な効果を期待しております。  以上、答弁といたします。 ○議長(小林千津子君)  答弁は終わりました。  再質疑はありませんか。  山本悟朗議員。 ○8番(山本悟朗君)  丁寧なご答弁をありがとうございました。  再質疑1項目、2項目、それぞれについて、質疑させていただきます。  第1項目でございますけれども、先ほど市長からのお話にもありました地域の循環型のおの恋らっきゃらっきゃ券。答弁者は、すみません、地域振興部長に引き続きお願いいたします。  郵便だけではなくて、自治会の方にご協力いただいてということでございました。コロナの中で地域のコミュニケーションも少し希薄になりつつある中で、大変、意見は言っちゃいけないんですね。コロナ禍の中、コロナ鬱等を防止する意味でも有効な施策とのご判断かと思います。  一方で、大変大きな金額になります。自治会で2,000人いれば2,000万円の金券を預かるということになります。大変、ご心配をおかけするようなことにもなるのかなと。  現状、どれぐらいの自治会がご協力を頂けるように見込んでおられるのか、1点、伺います。  続きまして、第2項目につきましては、4点ばかりお伺いさせていただきます。
     第2項目につきましては、この補助金をという提案がなされた際に、ある面では反射的にゴルフをする人だけに何か金券が渡るのと思われる市民の方もおられると思います。しかしながら、そこで、何がどういう大きな目標の下にやっている、どういうプログラムの中でやっているということを正確に理解した上でご説明さしあげねばならないと思う観点から4点、質問させていただきます。  答弁は、地域振興部長にお願いいたします。  1つには、先ほどお話がありました3月から6月にかけてゴルフ場は大変大きなダメージを受けたと伺っております。現状、そのダメージの具合はどうなのか。それは、例えば市内でほかにもお困りの業種はあるのかもしれません。その中で特にここはゴルフ場というふうに考えられた、いわゆる業績の状況というものについて伺います。  2点目、いわゆる裾野の広さといいますか、先ほどお話もありました地域の拠点として、裾野の広がりを狙った事業であろうとも考えられます。例えば温泉街などでいいますと、ホテルを支援しているようであって、実はその裾野の広がりによって、地域経済が回り始めるというような狙いを持って事業をされているところもあると伺います。  このゴルフ場を支援していく、ゴルフのお客さんに来ていただくことによって、これだけの地域の広がりがあり、実はもしかしたら不公平に見える施策かもしれないけれど、小野市全体が潤って行くんだという形について、どのようなお考えをお持ちなのか伺います。  3点目でございます。いわゆる産業としてのゴルフではなくて、今回、いわゆる還流型のおの恋らっきゃらっきゃ券をお渡しするということ、先ほど来お話もありました、他市では単にゴルフ場の割引をするだけでありますが、我がまちの今回頂いている分は、それを次に地域に還流するという目的をお持ちのことも理解しております。  その上で、ただ、どうなのでしょう。朝早くゴルフ場に着いて、暗くなる頃に帰って行かれる遠方からの方にとっては、ともすれば、ゴルフ場内でその金券を消費して終了ということにならないのかという危惧もございます。この点を踏まえまして、実際に配布する金券が地域で他の店舗で流通していくことをどのようにお考えなのかということについて伺います。  4点目、先ほど、いわゆるゴルフ場利用税についての話もありました。約1億2,000万円、小野市が頂いている交付額は、それからしますと、調べさせていただきましたが、いわゆるゴルフ場によって収めていただく利用税は異なりますけれども、1,000円であったり1,200円であったりというのを1ラウンドプレー当たり来場者から頂いています。今回のコンペプランでいきますと、おおむねお1人当たり2,500円程度の、1人当たり割り振りますと金券をお渡しすることになるのかなと思いますが、計算のしようによりますと、2,500円をお渡ししても新たにゴルフ場にお越しいただくことで1,200円の10%は税金として戻ってくるというような計算方法もございます。ただ、単純な計算ですと1回こっきりではこれはつじつまが合わないわけですけれども、先ほどもおっしゃられましたこれを契機に次に2回、3回とお越しいただければ、その元も取れるわけでございますが、その辺りについてどうお考えなのかということを伺います。  以上、4点、再質疑とさせていただきます。 ○議長(小林千津子君)  再質疑に対し、答弁を求めます。  地域振興部長。 ○地域振興部長(上月敏之君)  再質疑にお答えいたします。  まず、この自治会に協力を今、取っておるということなんですけれども、少しここでご説明をさせていただきますと、このおの恋らっきゃらっきゃ券の配布をどうしようかというのを事務局のほうでいろいろ検討をしておる中で、当初は簡易書留で各家庭に配布しようということでスタートしました。  ただ、皆様もご経験あると思うんですけれども、最近でしたらやはり夫婦ともに働いておられる方が結構多うございます。そうしたら、配達は昼間に行われますので、不在票というのが入ります。そしたらそれを不在票を見られた方もあろうかと思うんですけれど、何月何日の何時から何時まで郵便局に来てくれということで入ると思います。そうしたら、例えば小野で考えたときに、小野郵便局、駐車場が狭いです。そうなれば、何かそういう窓口、例えば伝産会館で土日になればそこで引取りをやろうとか、そういうのもやはり考えないと駄目なのかなというのもいろいろ議論をしておりました。  そんな中で、1つ案が出たのが、じゃあ、市街地の中は、これはもう正直無理なんです。例えば黒川町で自治会の方に全部配ってよと言っても、恐らくどれだけ、賃貸のアパートに暮らされている方というのは恐らく自治会との付き合いもございませんので、恐らく100%配る、全員に配るというのはちょっと厳しいのかなと。じゃあ、そうしたらもう選択制にしたらどうかということで、今、代表区長会の区長様方にお願いしまして、各区長会に回りまして、今日も実は19時からコミセンおおべで説明会を開催させていただくんですけれども、要は、自治会でもうその住人がはっきりかっちりしておって、もうきっちりと配れるよというところはご協力いただこうということで、自治会にお願いをしに上がっております。  当然、ボランティアというわけにはいきませんので、1人当たり200円を配布料として、200円を自治会へお渡しして、それを手数料というんですか、配布料というんですか、でやっていただくのをどうですかという投げかけをしております。  当然、それはもう自治会のほうで、もう決めていただいたらいいと思っております。ぜひやってやろうというところはやっていただいて、いや、ちょっと厳しいな、もうこんなん、例えばもう本当に市街化区域の中でいくと、もう数が相当な数になりますので、そういうところについては、いやいやもうそれはやめるというような、それも選択肢の一つと残して、それを順次、今、説明会に回っている最中でございます。  ちょっと数ということなんですけれども、今ちょうどこれ説明会がまだ終わっておりませんで、最終的に11月1日で全ての区長会のほうを回ることになっておりますので、ちょっとそれまで数がちょっとはっきりしないということなので、ご了承いただきたいと思います。  それから、ゴルフの応援事業のご質問ですけれども、まずダメージ、市内業種、特にゴルフ場をなぜ支援をするかということなんですけれども、これにつきましては、実は要望書を頂きました。これは、小野ゴルフ場6クラブ支配人会のほうから、市のほうへ要望書を頂いております。その中に先ほど私の答弁でも申しましたように、もうこのコロナで非常に、この緊急事態宣言以降、もう予約のコンペが消滅したということで要望書、それで何とか助けてもらえないかという要望を頂いております。  その中で、これもご承知のとおり、公聴システムということで要望書を市民サービス課が受け付けし、それを各担当部署で回答するということで、そういうので常にこの要望書についてはそういうことで回っておるわけですけれども、その回答の中で庁内で協議した結果、今回の支援事業というのをやって応援しようということになったような経緯がございます。  そうしたら、じゃあ、これ本当にダメージ受けているのというところにくると思うんですけれども、先ほど私も答弁で申しましたように、一つのゴルフ場ではそのような数字のキャンセルがあった、仮に、市内ゴルフ場、これも想定なんですけれども、じゃあ先ほどの答弁の、あれ一つのゴルフ場なんですけれど、ほかのゴルフ場で全体だったらどのぐらいかというのをちょっと考えたときに、恐らく8,000組、8,000組ですね。通常、ゴルフは4人で回りますけど、3人の場合もありますので、それで3.5人を掛けますと、約ですけれども、約2万8,000人ほどのゴルフキャンセルがあったのかなと思っております。  これはあくまで想定なので、これが本当に正しいかどうかは分からないんですけれども、そうしますと、2万8,000人、大体私ら行きますと1万5,000円ほど払いますので、いきましたら4億2,000万円ほどの損失が出ているのかなと思っております。  数で申しますと、実はゴルフの利用者というのを、この観光交流推進課のほうでずっとチェックをしておりまして、4月、5月、6月の対前年比を申しますと、4月がマイナス31%、5月がマイナス49%、6月少し取り戻しましてマイナス24%ということになっております。ほぼこれでいきますと、50は行かないものの、かなりのやはり減少になっているということがお分かりいただけると思います。  次に2つ目の観光拠点、裾野の広がりをどう見るかということなんですけれども、まず、このゴルフ場というのは、実は小野市の観光に来る方の目的、自動車で来られる方の目的が一番何が多いかと申しますと、実はゴルフ場なんです。  先ほども33万1,000人というお話をさせていただいたと思うんですけれども、RESASといいまして、この分析のRESASというそういうツールがあるんですけれど、1位がローズウッドゴルフクラブが1番です。2位、富士小野ゴルフクラブ、3位が小野グランドカントリークラブ、4位が播磨カントリークラブ、ここで5番目に白雲谷温泉ゆぴかが入ってきます。小野東洋ゴルフ倶楽部が続いて、ルートインが続きまして、浄土寺、小野ゴルフ倶楽部が入って、ひまわりの丘公園と。これが実は、小野市の観光の実態なんです。  ここからしますと、やはり観光目的で来られる方というのは非常にゴルフ場の方が多いということは、やはりここを少なくしてしまうと、小野市の観光はなくなってしまうということにつながってくると思います。そうすれば、やはりその裾野の広がりというのは、やはり考えていかないと駄目なんですけれども、本当にここからすると、やはり、まずはゴルフ場を支援する、そうしたらほかへそれが波及する。よく言われるのが、小野市、あんまり観光って何、いや何もないのがいいんじゃないとかいう話もいろいろ聞いたりします。そういう意味からしても、でもこれだけのゴルフ場へ、上位を占めるのがほとんどがゴルフ場という中で、やはりこの経済支援、地域の広がりを考えようとすれば、このゴルフ場を支援するというのが筋かなと考えております。  それから、おの恋らっきゃらっきゃ券の単にゴルフ場、朝早くゴルフへ行って、金券を持って、それが広がるかということなんですけれど、まず確かに金券でやっぱり持ちますと、それは市内でもう使わざるを得ないということになりますので、それはまず市には落ちる。ただ、それがゴルフ場なのか、飲食店なのかというのは、そこはちょっと正直分からないところはあるんですけれども、ちょっと私の経験から申しますと、例えば以前、岡山のゴルフ場へ行ったことがございます。そのとき、どうしましたかといいますと、ゴルフへ行きました。そうしたら、私らやっぱり食べるのも好きなので、どこか何か有名なところはないのかなと探すんですね。あのときは、ちょっと遠いところまで行ったんですけれども、岡山へ行きまして、ゴルフをしまして、次に行ったのが津山のホルモンうどんを食べに行きました。だから、そういうやっぱり人によっては、そういうふうに考えるんですね。そうしたら、それをなおかつ券をもらえば、こんな1,000円、これ市内でしか使えない、じゃあ、恐らく皆さんはスマホで検索されると思います。その中でどこかおいしいところないかな、食べログ3.5以上とか、そういうふうに探されると思います。だから、そういうやっぱり広がりを今後期待していいのかなと思っております。  これをしようと思えば、やはり、ただ単に私どもも見ているだけでは駄目ですので、そこは、このおの恋らっきゃらっきゃ券のこのゴルフコンペは産業創造課がやっておりますけれども、観光交流推進課もそういうことで少しそういうのを視野に入れて、今後このゴルフ場と連携していろいろ考えていけたらなと思っております。  それから、ゴルフ場利用税2,500円程度が、1,200円がゴルフ場利用税で2,500円程度の今回補助ということで、どのような考えかということなんですけれども、まず、やはりゴルフ場利用税の税収、毎年やっぱり下がっていっております。平成26年度は1億3,000万円ほどあったんですけれども、今、もうどんどん下がっていっておりまして、昨年が1億2,000万円と少し取り戻したわけですけれども、やはり下がっております。  といいますのは、やはり人口も減っております。それと合わせてゴルフ人口も減っています。なおかつ、ご承知のように70歳以上になると、70歳以上の方は、ゴルフ場利用税免税なんですね。ということは、これまで団塊の世代の方がゴルフをよくされていました。その方々が今ずっと70歳を超えて、ゴルフ場利用税を払わなくてよくなっています。ということは、もう考えれば、このゴルフ場利用税、もう減る一方なんですね。  その中で、そうしたら、いかにゴルフ場利用税を集めるかと思えば、もう取り合いなんです。小野市は6つゴルフ場がございまして、その中の6つ、これがもう増えることはありません。もう恐らく、減ることはあっても増えることはありません。そうしたら、近隣を見ますと、三木市、25か所ございます。加東市が16か所と非常に多い。もう取り合いですね。そうなれば何か魅力的なものにしていかないと駄目なのかなと。  そうしたら、今回これをいい機会に、そのおの恋らっきゃらっきゃ券を配布してコンペをすることで、これを契機に来ていただいて、小野市のゴルフ場、結構ええやん、ちょっと高めやけど、ちょっといいやん、そういうふうに思っていただいてリピーターが増えたら、そこでやっぱり歯止めをかけるしかないのかなと。もうこれは取り合いだなと思っています。  なので、ちまたでは、例えばある市でいきますと、そのゴルフ場利用税交付金の1割をゴルフの補助、協会に補助するという市もございます。そこでいきますと、補助金は約5,000万円です。我々、今年が補助金額は300万円です。その5,000万円に対抗しようと思えば、やはり何らかの手だてを常々打っていかないと、もう恐らくゴルフ場利用税ゴルフ場のこのお金というのはもう減っていく一方なのかなと思っております。  なので、やはりもう「観光行政=ゴルフ場」と見込んで、これはやっていくべきかなと。ただ、入れ込み過ぎても、やはりイメージ、そういう高級、ある特定の人というそういう見方も見えますので、その辺はさじ加減は見誤らないようにすべきだと思っております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(小林千津子君)  答弁は終わりました。  再々質疑はありませんか。  山本悟朗議員。 ○8番(山本悟朗君)  地域振興部長に1点だけ伺います。  4月、5月、6月、大変厳しい状況であったというのは伺いました。7、8、9月の状況も確認させていただきたいと思います。数字をお願いします。 ○議長(小林千津子君)  再々質疑に対し、答弁を求めます。  地域振興部長。 ○地域振興部長(上月敏之君)  申し訳ないです。ちょっとその分は、ずっと常々、こちらが観光交流推進課のほうからちょっと遅れて情報を得ておりますので、まだ現在把握しておりません。  以上です。 ○議長(小林千津子君)  市長。 ○市長(蓬莱 務君)  先ほどの答弁のとおりなんですけれど、一つ誤解があったらいけませんのは、いわゆる団塊の世代のお金持ちがゴルフ場へ行っているというのではなくて、今一番多いのは、ゴルフ練習場もそうですけれども、実際のゴルフ場も若い女性が圧倒的に多いですね。その人たちというのは、ファッションに対しても金を使いますので、ゴルフ代よりもゴルフのファッション、練習代とかいうことも含めまして、ゴルフ本体よりもそれの裾野の産業があちこちで今、小野市でも使われているという、そういうことがあるんで、何か団塊の世代の人たち、つまり私たちの世代ぐらいの人たちばっかりがゴルフをたくさんやっているというんじゃなしに、逆にそれは減ってきているんであって、若い人たちがたくさん、ゴルフ練習場へ行かれたらよく分かると思いますけれども、樫山のゴルフ練習場なんかもうなかなか予約取れないですよね。いうぐらい、練習場がですよ。そういうことだということで、オリンピックの種目にも認定されたということがあります。  それから、かつてはゴルフ場利用税とたばこ税はほぼ同じでしたんですけれど、あれだけたばこがやっぱりいろいろ問題あるんでということで減ってきたとはいうものの、やはりゴルフ場利用税の減り方のほうが多いんですよ。  それから、ゴルフ場利用税で頂いている税金というのは、神戸電鉄で固定資産税を頂いている額とほぼフィフティ・フィフティだったんですね。ですから、神戸電鉄が例えば乗客数がゼロでも固定資産税は入ってくるから、何で神戸電鉄は残そうといったら、乗って残そう神戸電鉄というのは、当然そこを利用する学生たちのために残さないかんわけですけれど、1人も乗らなくてもあの鉄路があるかないかによって、固定資産税が小野市に入ってくる。それはイコールゴルフ場利用税に等しい額が入ってくるということですから、ゴルフの場合は利用者がゼロの場合は全く入ってこないわけですけれども、神戸電鉄の場合は、みんなで必死の思いで残すよと言っているのは、補助金を出したりして、これは乗らなくても入ってくるわけですね。  ということは、同じようにフィフティ・フィフティで考えたら、税収という経営ということで考えれば、実は、同じような我々経営の考えでいったら、入るを量りていずるを制するかといったら、「入る」を量る戦略から見て、「税」というものをどう我々は確保してそれを福祉に使っていくかということでありますから、医療費の無料もその他も何で支えられているか、その税が飛んだらこれは駄目になるわけですよ。  そういう観点からすると、税収を量るような戦略というのは、多様な多角的な観点で、いろんな角度で税収を確保するために工業団地を誘致をしたり、そこで雇用をして、その人たちに小野市に住んでもらうためにどうするかとか。  今これから考えなあかんのは、例えば、西脇市と加東市と小野市としてきたら、外国人労働者も含めて圧倒的に小野市の場合は外国人労働者が少ないんですけれども、何が問題なのかというと、小野市の場合はアパートは大体七、八万円なんですね、月。加東へ行きますと大体五、六万円なんです。それから、西脇へ行きますと安いところやったら3万円なんですよ。どうしているかといったら、工業団地は、外国人労働者も含めて3万円ぐらいのところに、西脇のアパートに住ませておいて、そしてそこからバスで工業団地へ運んでいるんですよ。  こういう実態があるんで、例えばそれを小野市のほうで、例えば2万円、1人につき、小野市に住まわれて小野市の工業団地へ勤められるんだったら2万円を補助しますよと、1人に対して。つまり5万円になったら、一気に加東とか西脇におる人たちのアパートへ入っている、加西におる人たちが、一気に小野にぐっと住むことになると思うんですよ。  という具合に、そうするとどうなるかといったら、そこで住んだ人はまたお金を使うことになって、あるいは場合によったら結婚されて小野市に住むということになってくると。誰だって近いところに、勤め先の近いところに住みたいと思う。  何が問題なのかといったら、小野市の場合、アパートが高過ぎるという。それは、路線価等が評価されて固定資産税の評価額が高いということもありますけれども、基本的には、やはり業界の中で談合しとるとは言いませんが、要するにそういう風土できても小野市の場合はアパートに入る人がおるからなんですね。それを思い切って市が、行政が1人につき2万円を補助しますと言えば、じゃあ、加東並みになったら時間をそれだけ短縮して工業団地へ勤めることができるんだったら、当然アパートに住むんだったら、何で滝野や加東にアパートが多いかといったら、そういう事情があるんですね。  ですからそういうこともやっぱり考えていかないと。外国人労働者が何で多いかといったら、いや、インターパークに働いとる人たちが外国人を雇っているから、ですから外国人おるんですよと言うんですけれども、本当はそうじゃないんですね。そうした構図に、例えば、西脇市と加西と小野とこの辺近辺のアパートの相場を全部同じ金額にしたら、一気に人口動態ががらっとまた変わるかもしれません。1万人ぐらい変わってくるかもしれませんね。ひょっとしたら今の5市1町の中で人口が減りつつあるところが、もっと一気にがっと減るという、すなわち、通常の人口に外国人労働者が入っている人口が多いところほど、実はそこから、住んでいるのは多いんだけれども、勤め先は小野の工業団地へ入っているということ、そういう実態をよくつかんでいかないと。  のためには、何を申し上げているかというと、関係ないように見えますけれども、先ほど言ったように税収を量るためには、そういうような全く関係ないように見えるけれども、間接的な影響力を及ぼすものに対して、どのような投資をしていくかということが、実はこれが経営なんだということを十分ご理解いただきたいと。  だから、神戸電鉄を残すために我々は頑張ろうと言っているその費用と比べてみたら、実は同じ税収が、ゴルフ場利用税のほうに対して何にもしていないということなんですね。  ですから、そういった意味では、それはなぜかといったら、小野のゴルフ場はそれなりにステータスというのか、いいゴルフ場が多いんですね。これを言ったら問題発言になるかもしれませんが、明らかにいいゴルフ場なんで。ですから、ルートインなんかも泊まっている人が多いのは、圧倒的にはゴルフ客が多いんですね。東京方面から来られています。それから店を調べて。先般もお越しになられた方は、ルートインに泊まられてひろ乃でご飯を食べられたのは、ほとんどの人、全員が実は東京からお見えになりましたとかね。現実にこうあるんです、ゴルフ趣味の人で。  というのは、ゴルフというのは、ある意味では同じところばっかりでやっているじゃなくて、あっちこっち行ってみたいというそういう願望があるんです。皆、どこへ行っても苦戦しとるんですけど、私もそうなんですが、何か知らんけれども、どこかほかへ行ってみたいという、これはグラウンドゴルフ場でもそうですね。  グラウンドゴルフは非常にゴルフとよく似ているんですけれども、今、堀井城のグラウンドゴルフ場で圧倒的に多い人たちはどこなのかといったら、小野市民ではなくて、実は加西市の田原とか網引とか、いわゆる加西市の南部の方たちがわんさか来られていて、逆に地元の人が一生懸命利用される方が逆に「あなた方も入れたろか。」と言われて、「私らが入れたろかと言うことでしょう。」というような話を、「市長、何とかしてください。」と。「もう小野市はこの際、無料でよろしいけれども、他市から入ってくる人は、よそなんか200円ぐらい1人取っているんですよ。取ってくださいよ。」というような話を要望としてもらっているんですけれども、「まあまあそう言わないで、医療とかそういった健康管理には市境はないんだから協力し合ってください。」と言っているんですけれども、しかし、現実にはそういうものもあるということを考えたら、やっぱり多面的・多様的に、そして広範囲にいろんな方たちに利用していただくことによって、ゴルフへ行った方がコンペの後、同じ使うんやったら、1,000円のおの恋らっきゃらっきゃ券は、それが10倍になると思います。間違いなく1人五、六千円は使われると。ゴルフの後は皆さん確実に1人五、六千円は使う。ゴルフで大体1万5,000円を使われて、あと、一杯飲み会をやりながらコミュニケーションを図って、大体五、六千円から七千円使われて、その後、代行の車で帰られて約5,000円使うと。それでもなおゴルフというのは楽しいんだと思う人は女性の方たちもいる。だって、ファッションに金をかけるのに、3万円ぐらいかけられる人がたくさんいらっしゃるんで、ゴルフ道具は約10万円とか15万円をかけてやっとられるんですね。  そういうようにどんどん変わっていっとるわけですから、それがオリンピック種目になっているんですから、逆に考えたら小野市にゴルフアカデミーをつくって、そして多くの若い人たちをゴルフでやっぱり何ていうんですか、活躍する人たちというんか、スポーツですから、そうすると、9人でなければ野球はチームを組めないけれども、陸上競技とゴルフは個人でできるわけですから、スポーツの仕方も人口減少とともに、全く違うスポーツ志向へ帰っていくということも教育行政の中で考えていかないかんかもしれません。  大きな話になりましたけれども、実は、こういう今までの前例とか、今までの慣例とか、今までの意識でもってスポーツというものを見ておったり、補助金のあり方も今までの延長線上ではない時代に対応できるような補助のあり方というのを考えていく時代が来ているということをしっかりとご認識いただきたいと。  以上、答弁といたします。 ○議長(小林千津子君)  以上で、山本悟朗議員の質疑は終わりました。  これにて質疑を終結いたします。  次に、常任委員会付託であります。  会議規則第37条第1項の規定により、議案第71号及び議案第72号について、お手元に配付いたしております常任委員会審査付託表のとおり、所管の常任委員会に付託し、慎重審査を煩わしたいと存じます。  この際、暫時休憩いたします。  なお、議案第71号に対する修正議案が提出されると聞いておりますので、常任委員会並びに本会議の再開時刻は、庁内放送でお知らせいたします。  以上です。                 休憩 午前11時44分                 ───────────                 再開 午後 5時45分 ○議長(小林千津子君)  ただいまから会議を再開いたします。  まず初めに、地域振興部長から発言の訂正の申出がありますので、許可いたします。  地域振興部長。 ○地域振興部長(上月敏之君)  失礼いたします。午前中の答弁の中で間違いがございましたので、訂正させていただきます。  山本悟朗議員の第2項目1点目の中で、おの恋らっきゃらっきゃ券の共通券の進呈する枚数の具体例としまして、最大で11組31人以上と申しましたけれども、41人以上の間違いでございましたので訂正させていただきます。申し訳ございませんでした。  以上でございます。 ○議長(小林千津子君)  ご報告申し上げます。  会派「紡ぐ未来」の修正議案は取りやめになりましたので、ご報告いたします。  それでは、常任委員会審査報告であります。  本日、審査を付託いたしました議案第71号及び議案第72号について、休憩中に審査の報告がありましたので、常任委員長の報告を求めます。  予算決算常任委員長 岡嶋正昭議員。                 (岡嶋正昭君 登壇) ○15番(岡嶋正昭君)  予算決算常任委員会の審査のご報告を申し上げます。  本日、当委員会に付託されました案件は、議案第71号及び議案第72号の2件でございます。  委員会を先ほど開催し、当局から詳しく説明を受け、その後、慎重に審査を行いました。  なお、審査の過程において、ゴルフ場利用促進補助金については、ゴルフ場利用税の増収のみならず観光戦略として地域経済振興の側面もあるなど、市が実施する施策には複合的な目的があり、市民福祉の向上のため当局と議会が相互に理解することの重要性について改めて説明を受けました。  また、地域循環型商品券配布事業では、自治会の持つ力を十分発揮できるよう取り組まれたいとの意見があったことを申し添えます。  審査の結果につきましては、お手元の委員会審査報告書のとおりでありまして、反対討論はなく、全会一致をもって可決すべきものと決した次第であります。  何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、予算決算常任委員会の審査報告といたします。 ○議長(小林千津子君)  以上で、常任委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対して、質疑の希望はありませんか。                (「なし」と呼ぶものあり) ○議長(小林千津子君)  委員長に対する質疑の希望はありませんので、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第71号及び議案第72号について、これより討論、表決に入りたいと思います。
     これにご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(小林千津子君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  これより討論、表決に入ります。  議案第71号について、討論の希望はありませんので、これにて討論を終結いたします。  これより、議案第71号を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (「起立多数」) ○議長(小林千津子君)  起立多数であります。  したがって、本案は、原案のとおり可決しました。  議案第72号について、討論の希望はありませんので、これにて討論を終結いたします。  これより、議案第72号を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (「起立多数」) ○議長(小林千津子君)  起立多数であります。  したがって、本案は、原案のとおり可決されました。                  〜閉 会 宣 告〜 ○議長(小林千津子君)  これにて本会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。  よって、今期臨時会は、これにて閉会いたします。                   〜議長挨拶〜 ○議長(小林千津子君)  閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  ただいまは、第424回小野市議会臨時会に付議されました案件の全てを終了し、ここに閉会の運びとなりましたことは、誠にご同慶に堪えません。  このたびの臨時会では、新型コロナウイルス感染症による経済の冷え込みへの対応として、全国的にも珍しい地域循環型商品券の発行による消費の喚起や、将来確実に顕在化する買物弱者への対応策として地域住民の交流の場も兼ね備えた公設コンビニの設置事業、また、いち早く市民の生活を守るために取り組んだ水道使用料無料化をさらに半年間延長する一般会計及び水道事業会計補正予算を議決しました。  ここに、議員各位の終始格別のご精励と慎重なご審議等に対し、衷心より敬意と感謝を申し上げる次第であります。  秋冷が日ごとに加わる時季ですので、議員各位並びに市長を初め、市当局各位におかれましては、何とぞご自愛の上、市政発展のため、一層のご活躍を賜りますようお願い申し上げます。  終わりになりましたが、報道関係各位のご協力に対し、厚く御礼申し上げまして、誠に簡単粗辞ではございますが、閉会のご挨拶といたします。ありがとうございました。  それでは、市長より閉会に当たり、発言の申出がございますので、お受けいたします。  市長。                   〜市長挨拶〜 ○市長(蓬莱 務君)  第424回市議会臨時会の閉会に当たりまして、一言お礼かたがたご挨拶を申し上げます。  今回の臨時会に提出いたしておりました議案につきまして、先ほどは原案どおり可決、ご決定を頂き、厚く御礼を申し上げます。  今回の小野市の取組というのは、ある意味、シュリンクする社会への挑戦であります。  先般、辞令交付式を執り行い、部長級を初めとした幹部職員に対し、世の中の変化に対し「“貪欲”にあれ!」と訓示をいたしました。  今後の世の中の動き、コロナ禍による影響や新政権による方向性というのは、9月定例会のご挨拶でも申し上げましたように、地方の自主性や地方の活性化に焦点が当たるとともに、デジタル化の波、日本のデジタル競争力世界第27位からの脱却と、そういう意味でのデジタル化の波というのは、大きく地方にも及んでくることが想定されます。  今後、来年度に向けて予算編成作業を控えておりますが、例えば、これまで小野市が取り組んできたような全学校・全教室へのエアコン設置や、高校3年生までの医療費の完全無料化などのように、小野市が率先をして先行投資をしてやるべきことなのか、あるいは、国の動向とか方向性を今度はじっくりと見定めてから進めていったほうがよいかというふうなことを十分に見極めていく必要があると考えております。  そのためには、貪欲に情報収集を行う行動力と、かつ、変化の波に貪欲に適応していくという柔軟性を持って行動することが、今、この“変化の時代”に対応する術であると考えているところであります。  一方で、そのような変化の中にあっても、決して忘れてならないのは、我々地方自治体における“顧客”、お客さんとは、“全ての市民”であるということであります。単に変化に対応するだけではなくて、例えば、デジタル化に対応できる人とそうでない人、つまりできないような人がいるように、デジタルデバイス、いわゆる情報の格差にある方々に寄り添う姿勢、つまり「全ての仕事は、顧客である市民のために存在する」ということを忘れることなく、かつ“貪欲”に変化し続けてまいりたいと考えております。  最後になりましたが、議員各位におかれましては、健康に十分ご留意をされまして、ぜひ“貪欲”に元気な小野市を目指して、共にご活躍されますことを祈念いたしまして、閉会に当たりましての私の挨拶とさせていただきます。  今日は大変短く終わりました。ありがとうございました。                 閉会 午後 5時56分...