小野市議会 2011-09-02
平成23年第375回定例会(第1日 9月 2日)
平成23年第375回
定例会(第1日 9月 2日) ┌─────────────────────────────────────────────┐
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│ 第375回
小野市議会(
定例会)
会議録 │
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│ 平成23年9月2日(金)(第1日) │
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│ 開 会 午 前 10時00分 │
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第1
会議録署名議員の指名 河 島 三 奈
藤 原 章
第2 会期の決定 9月2日(金)〜9月30日(金)
(29日間)
第3 諸報告 (1)
今期定例会に出席を求めた人の
職氏名
(2)本日市長から提出された議案 (16件)
(3)
専決処分の
報告書 ( 2件)
議案第54号 小野市やすらぎ広場の設置及び管理に関する条例の制定について
議案第55号 小野市
北条鉄道経営対策事業基金条例の制定について
議案第56号
小野市税条例等の一部を改正する条例の制定について
議案第57号 小野市
開発事業に係る調整及び地域の
まちづくりの推進に関する条例の
一部を改正する条例の制定について
議案第58号
小野市病院事業の
設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定につ
いて
議案第59号
委員会の
委員等の報酬及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
の制定について
議案第60号 土地の取得について
議案第61号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
開会 午前10時00分
〜
議長あいさつ〜
○議長(
井上日吉君) おはようございます。
開会に先立ちまして、一言ご
あいさつを申し上げます。
本日ここに第375回
市議会定例会が招集されましたところ、
議員各位にはご健勝にてご参集を賜りましたことは、
市政伸展のため、まことにご同慶にたえません。
さて、
今期定例会に提案されます案件は、平成22年度各会計の
決算認定を初め、平成23年度
補正予算、
条例改正など、重要なる案件であります。どうか
議員各位には格別のご精励を賜りまして、慎重にご審議の上、適切妥当なる結論が得られますよう
お願いを申し上げまして、まことに簡単粗辞ではございますが、開会の
あいさつといたします。
〜開 会 宣 告〜
○議長(
井上日吉君) ただいまから第375回
小野市議会定例会を開会いたします。
〜開 議 宣 告〜
○議長(
井上日吉君) これより本日の会議を開きます。
それでは、お手元に配付いたしております
議事日程に基づき、会議を進めてまいります。
これより日程に入ります。
〜日程第1
会議録署名議員の指名〜
○議長(
井上日吉君) 日程第1、
会議録署名議員の指名であります。
署名議員は、
会議規則第81条の規定によって議長より指名いたします。
河島三奈議員
藤原
章議員
の両議員に
お願いをいたします。
〜日程第2 会期の決定〜
○議長(
井上日吉君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から9月30日までの29日間といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
井上日吉君) ご異議なしと認めます。
したがって、そのように決定しました。
〜日程第3 諸報告〜
○議長(
井上日吉君) 次に、日程第3、諸報告であります。
まず、
地方自治法第121条の規定に基づき、説明のため
今期定例会に出席を求めました人の
職氏名は、お手元に配付いたしております別紙のとおりであります。
次に、市長から提出されました議案は、
別紙一覧表のとおり16件であります。
次に、市長から提出されました
専決処分の
報告書は、別紙のとおり2件であります。
次に、市長から
健全化判断比率及び
資金不足比率の報告が1件提出されております。
次に、
教育委員から、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条第1項の規定により、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果の報告が提出されております。
次に、
監査委員から、
地方自治法第235条の2第3項の規定により、
例月出納検査結果
報告書が提出されております。
次に、各
常任委員会及び
議会運営委員会の
所管事務調査の報告であります。
閉会中に調査を願っておりました
所管事務調査について、
会議規則第103条の規定により、
総務文教、
民生地域の各
常任委員長及び
議会運営委員長から、それぞれの調査の
報告書が提出されております。
次に、8月25日の
議会運営委員会までに受け付けました
陳情書は、お手元に配付のとおり2件であります。
以上の件について、それぞれの写しをお手元に配付しております。
以上で諸報告を終わります。
〜日程第4 議案第46号〜議案第60号〜
○議長(
井上日吉君) 次に、日程第4、議案第46号から議案第60号まで、以上15件を
一括議題といたします。
議案の朗読を省略いたしまして、
理事者側より
提案理由の説明を求めます。
市長。
(市長 登壇)
○市長(蓬莱 務君) おはようございます。
第375回の
市議会定例会の開会に当たりまして、一言ご
あいさつを申し上げます。
議員の
皆様方におかれましては、何かとご多用の中、ご出席を賜りまして、開会の運びとなりました。心から厚く御礼を申し上げます。
さて、先月の8日に
北条鉄道株式会社の
臨時株主総会が開催されまして、私を含め、3人の新
取締役が
全会一致をもって選任されました。
総会後に開催されました
取締役会で、私は
経営者側としての責任ある立場から、駅は
コミュニティーの場でもあるので、趣のある、いわゆるおもしろみのある駅舎として、気持ちよく快適に使えるような整備をしてはどうかと。といいますのは、例えば
ハイキング等、都会の
方たちも多くの方が
健康志向のために、そのような鉄道を利用されております。しかし、その拠点である
法華口駅になりますと、法華山一乗寺という、まさに我々の
国宝浄土寺と同じように、連携をとった
観光施設に対しても、その
法華口駅はトイレも含めまして、本当に老朽化した駅であると。せめてそのような
拠点施設を
ハイキングの拠点として、また一つの顔として、あるいは
コミュニティーの場として再生するために、小野市も協力は惜しまないと。結果として、それは
神戸電鉄、そして
JR加古川線、そして
北条鉄道、3つの鉄道がリンケージした、そのような対応になるというような具体的な話も、初めての
取締役会において発言をさせていただきました。
そしてまた、利用しやすい
ダイヤ設定というのも必要であろうと。徹底的に
神戸電鉄、
JR加古川線、そういったものとの
機動性を増すために、時とあらば
JR加古川線、あるいは
JR本社とも話をしながら、合理的かつ多くの
方たちにとって
利便性の高い、そのような
ダイヤ改正に対しても研究し、また要望すべきはきちっとしていくべきであると、このような話もいたしました。
そして同時に、
取締役による、いわゆる
経営状況を毎月チェックするという
経営会議をも開催してはどうかと。というよりも当然のことでありまして、
経営会議というものは今まで行われなくて、まさにいわゆる
市長主導型の形で経営がなされておると。また、その
会議録も明快になされていないと。いわゆる
取締役会決議とは何ぞやとか、
会社法に基づくそのような
情報開示とは何ぞやと、そういう基本的なことが今まではなされていなかったというようなことも話をいたしまして、3人のうちの1人の
佐伯取締役、元川崎重工業の副社長でありますけど、意見も一致しまして、積極的にそのような対応についても、できることから夢を持ってやっていこうと、このようなことが第1回目のときに話されたということであります。
そういうようなことで、この13日に第1回目の
経営会議が招集され、開催されるという運びになっておりますことも、
皆様方にお伝えをいたしたいと思います。
ご承知のとおり、
北条鉄道というのは
JR加古川線、そして先般、第2回
戦略会議が行われました
神戸電鉄粟生線と粟生駅で結ばれている地域の重要な
公共交通機関であります。
私は何度も申し上げておりますが、
公共交通機関というのは、単に
交通手段として足の確保だけを目的にするものではなくて、地域の文化とか
地域住民の
皆さんの誇りとか愛着心にも深くかかわっておるということであります。
そのため、
今期定例会に小野市
北条鉄道経営対策事業基金条例というものを上程いたしております。これは平成18年に一たん廃止した条例であります。これには非常に苦渋の選択をしたことは、もう
皆さん方も
新聞等でご理解賜っていると思います。
北条鉄道への
経営支援を目的として、再度復活させようとするものであります。
また、鉄道の
安全性というのは不可欠であります。この
安全性については、当時、小野市が撤退することになったいきさつというのは、あのJRの尼崎で大事故が起こった後に社長が不在ということに対して、私は大変な憤りを感じたと。やはり安全第一と。そのためには、組織というのをきちっと構築をしなきゃならんという
意味合いが理解されなかったという経緯が一番大きな要因であったということは
皆さんもご理解いただき、個人的な意見の食い違いではないと。まさに安全に対してかくあるべしという、そういう体制をきちっとした組織として構築をするというような
意味合いもあるということでありまして、
安全性を高めるための整備に必要な事業に対する補助金の交付に関する要綱も整備してまいりたいと考えております。
この
北条鉄道、
神戸電鉄粟生線、
JR加古川線の3つをリンケージさせ、5市1町だけではなくて、県も含めた広域的な
協力体制を構築していくことが、
公共交通機関の運営にとって必要不可欠であると認識をいたしております。いわゆる
北条鉄道というのは、単に赤字を解消するためのパフォーマンスが目的であってはならないと、そういうことであります。
先般行われました第2回の
神戸電鉄粟生線の
存続戦略会議、
協議会の会長が
三木市長でありますので、
新聞等で
記者会見をなされております。その中で一番重要なことは、
神戸電鉄にも、いわゆる
経営責任はあるということが、今回は明快になりました。それはなぜか。多大な投資と、その負担が今に大きな要素として残っているということであります。
しかし、一方では、
神戸電鉄は開発が進んで非常に多くの人たちを運送するという、そういう責務に応じて
神戸電鉄の、いわゆる投資を過大にしてきたという事実もあるわけです。つまり
社会的使命を果たしてきたという事実もあるわけです。
私は、その件に関して批判ばっかりを
自治体側はやるんではなくて、いわゆるネガティブシンキングではなくて、どうすれば
神戸電鉄も含めて、県も含めて、我々
自治体を含めて、そして直接にかかわらない
自治体も含めて、どうすれば
神戸電鉄が今後も継続できるかということに対して、いつまでも、いわゆる問題点の掘り下げというような名目はいいわけですけども、議論をして批判に集中するようなことでは、いわゆる前向きな議論はできないということで、私は
協議会の会長ではありませんが、最後にそのようなまとめをし、発言がなかった
北播磨3市1町、つまり当事者でない加東市、西脇市、それから加西市、多可町にも、次回の第3回は非常に大きな会議になるということで、明快に市の意思、つまり支援ということに対して
有形無形の支援も含めて、首長の会議でありますのでそのリーダーである首長が、小野市は、あるいは三木市は、あるいは西脇市は、具体的にこの件に関してどのように対応するのかという、具体的かつ責任のある提示をすべきであると、そういうことを申し上げ、一方で
神戸電鉄は、12月までにその意思をはっきりさせると当時言ったわけでありますから、その意思が揺るぎない形で明快な
方向性を示すようにと、こういうふうなことを申し上げたというのが、あの
新聞紙上に書かれていない本質であります。
これには、非常に大きな、表面には出ていない、いろんな問題があったわけであります。その会議は一応
非公開となっておるんでしょうが、私の基本的な考えは、市民、住民にとって非常に重要なことであります、生活にかかわるものであります。その本質というのは、もっと私は
情報開示していくべきであろうと、本当はそう思っています。
なぜか。市民みずからをもって何をすべきかと。例えば運賃の
値上げ一つにしても、私は今回、電車に乗ってきました。640円です。じゃあ5%
値上げをしたとしたら、約30円ほど
値上げになるわけですね。そしたら670円になるわけです。640円から670円になったら、じゃあ電車は乗らないのかと自分に問いかけました。
会社勤めをするのに、急遽バスに乗りかえるか、急遽車で行くか、自問自答いたしました。そのときに、市民として、弱者として、それは大変だと思う人もおるでしょう。一方では、市民みずからが残すために何をなすべきかということも、私は考える必要があろうと、こんな思いをいたしました。私が、ここで申し上げているのは、そんな思いを持って会議に臨み、いろんな発言をいたしたということを
皆さんの前で報告しているのであって、決して
会議録をここで開示しているということじゃないということはご理解賜りたいと思います。
その上で、
皆さん方も
神戸電鉄に対して、我々のあるべき姿、対応のあるべき姿というのはかくあるべしというものをご議論いただければと、こう思うわけであります。
単純に
資産管理と運行を分ける
上下分離方式として、その資産を小野市が20数億円で、その分担金において買い取るということのような単純な発想では、それはとてもいけないと、負担も含めまして。
しかし、一方では
神戸電鉄、例えばこの地域の県の施設だけで、年間、
維持管理費が約7億円使われております。例えば
フラワーセンターやったら約2億円弱、1億8,000万円毎年使われています。7億円でも10%カットしたら7,000万円浮くわけですよ。
じゃあ、
公園管理の
管理費をボランティアその他でやって、そして10%を減らしたからといって、県費がふえるわけでも何でもないんですよ。公園の価値が下がるわけでもないんですよ。それで
神戸電鉄を守ることと公園を守ることと、どっちが大事なんやと。
神戸電鉄がなかったら公園なんかあったって一緒じゃないですか、いや、車で来ればいいと言っても。ずっとそういうわけにはいかないと。
というような、例えばの話ですよ、そういうことを含めて具体的に、どういう支援の方法が市として、そしてまた県として、そして
当事市として、あるいは
当事市でない市も含めて、この
北播磨地域で、どうやってこの
公共交通機関を守るのかという多様な価値観を持って、それから
長期的ビジョンに立って考えていくということが、この
戦略会議で本来はもっと論議されるべきだなと。
しかし、なかなか実態は、発言すれば負担金が求められるというような
意味合いもあって、なかなか明快にされない方もおられると。私は非常にその件についてはいらいらいたしておるところでありますが、ヘッドは今、
三木市長であります。したがいまして、私たちも組織を構築しながら、きちっと
神戸電鉄と話し合いを進めてまいりたいと、このように思います。
少し話が脱線いたしましたけれども、こんな機会に
皆さん方にも、あの
神戸電鉄、どうなっているのか、あの会議はどうなっているのかと。
非公開はわかるけど、せめてそれぐらいは市長が説明する義務があるやろと、それぐらい大事な話だということを
皆さん方にひとつご理解を賜るために、今、こうやってご報告させていただいてるということで、ひとつよろしく
お願いをいたしたいと思います。
話は変わりますけれども、ことしの第34回
小野まつり、8月20日と21日に開催いたしまして、この日曜日に1時間半にわたって
テレビ放映もされました。あいにくの天候でありましたけども、初日が8万人、2日目が、本来ならば5万人以上だったんでしょうが3万人、合わせて11万人もの方々にお越しをいただきました。まさに
北播磨地域を代表する
一大イベントとなっております。
初日の5,000発の花火。私は昼の段階で、
のど自慢大会でご
あいさつしたときに、そのとき雨が降っていたんですが、雨は必ずやみますといって、内心はどきどきいたしましたけれども、夕方になり、花火が打ち上げやすいように、月も出ていなくて、一番環境よく、南へ行かれますと、煙がちょっと流れてましたから見えなかったかもしれませんが、本当にすばらしい
花火大会ということで、やってよかったなと、こんな思いをいたしました。
その
あいさつのところで私は申し上げたんですけど、もともと花火というのは、享保18年、いわゆる8代将軍、
徳川吉宗の時代に、その前年に飢饉とか、あるいは疫病がはやった。何とかこれをおさめようじゃないかという思いで、隅田川で
花火大会をやったと。いわゆるその当時の庶民、あるいは今でいうと国民の
安全祈願、そして治癒を願って打ち上げられた。よって、本来ならば、ことしは全国がかつてない
花火大会をやるべきだと言ってきたんですが、ほとんどのところが廃止に向かったわけであります。
たまたまきのうのNHKの、これは「クローズアップ現代」で、ほら言っただろうと言う私を見たうちの家内に、何を騒いでますのんって言われたんですけれども、やっぱりやってよかった
花火大会だったんです。
花火大会は、まさに東北の人たちに元気をつける。
私は、祭りの
あいさつの中で、東北頑張れ、日本頑張れと、そして元気な小野市を情報発信する、これこそが戦後、ずうっと苦難を乗り越えてきた日本の、日本人のあるべき姿だと。
よって5,000発を来年何とか1万発にやれないかというような思いでありますが、花火師に言わせますと、30分で1万発は、もう全く不可能に近いと、こういうようなことでありますんで、しかし、花火を見ながら、いろんな方をしのんだり、あるいは決意を新たにしたり、あるいはまた元気になろうという思いをしたり、いろんな思いをはせた人たちがたくさんいらっしゃいます。
私のほうへ、個人的ではありますが、手紙が来ました。ことしは花火はないと思ってました。でも、花火を見て、なぜか涙が流れましたと。こういう人もおられるんですよ。私はそれを見て、本当に
皆さん方のご協力、ましてボランティアの人たちの力強いご支援があって、今回の
小野まつりが成功裏に終わったということに、本当に改めて御礼と感謝を申し上げたいと、こんな思いであります。
また、2日目のおの恋おどり、先ほど申しましたように、あいにくの天候でございましたけれども、初めて会場を屋内でやったということでありますが、非常にやはり成功裏に終わったと思います。やり方もいろいろあるということであります。
出場チームも昨年と同じ、史上最多タイの123チーム、約2,600人の参加がありまして、県内最大規模のダンスイベントとなっているところであります。
進化し続ける
小野まつり、それは単なるイベントではないと。小野市の力強い前進を意味するものであって、今の現状に甘んずることなかれと、こんな思いの決意を新たにしたところであります。
この祭り、先ほど来申し上げておりますように、まさに市民主導であります。小野市の市民力、地域力が試される場であります。その点についても多くのボランティアの
皆さんに支えられているということは、非常に心強い限りであります。
祭りの当日のみならず、参画、運営に当たられた皆様全員に、先ほどから何回も申し上げておりますように、心から深く感謝をいたしますとともに、
小野まつりが小野市の誇りと、そして愛着づくりへの源であり続けると強く確信をいたしております。まさに「ことおこし」が「ものおこし」につながり、そしてそれらを支える「ひとおこし」につながると、この3つおこしこそが我が小野市の、さらなる進化し続ける小野市の地域力、市民力であると、これが柱であるということの認識をいたしたいと思います。
また、第77回関西オープンゴルフ選手権競技が8月18日から21日まで、小野ゴルフ倶楽部で開催されたことはご承知のとおりであります。
最終日である21日は、この
小野まつりの開催日と同日でありましたけれども、私も表彰式に参加をいたしまして、優勝の副賞として地元、ふくほの香でつくった小野産のプレミアムしょうちゅう、「おの恋」。今回、「おの恋」というのは商標登録をされましたけれども、1年分を贈呈いたしました。
この大会は、5月に小野東洋ゴルフ倶楽部で開催されました、第79回日本プロゴルフ選手権と同じく、多くのギャラリーでにぎわい、小野市を大いにPRできたものと思っております。
今期定例会におきまして認定を
お願いしていることでありますけれども、平成22年度の決算であります。
一昨日まで行われました、今回から方式を変えたわけでありますが、決算研修会ということによって、決算の内容について、既にもうご承知されていることと存じますけども、平成22年度の重点項目として展開しました事業というのは、1つには安全・安心社会の推進、2つには子育て支援、3つには教育環境の整備、4つには環境にやさしい
まちづくりの推進、5つには地域活性化の推進でありました。
初めに、1つ目の安全・安心社会の推進では、
北播磨総合医療センターの平成25年10月オープンを目指して基本計画の策定、実施設計を行い、来月14日には病院本体の建設工事の入札が予定されております。いよいよ本格始動ということになってまいります。
なお、建設予定地の造成工事におきましても、国道175号の市場東交差点東側におきまして、先般も子供たちも見に行ったようでありますが、大型の重機により着々と工事が進んでいる状況をご確認いただけると思います。
まず、やはり新都市中央線をどんと抜くということが大きな課題になっておりますが、工事そのものと病院の進捗状況は順調にいっております。きょう、午後から企業団の議会が三木市で行われるということであります。したがいまして、小野市の議会、それから企業団議会と、きょう2つの議会が開催されるということになっております。
そしてまた、社会福祉
協議会、それから福祉公社、高齢者地域包括支援センター等の福祉組織を再編いたしまして、相談から各種支援に至る、いわゆるワンストップサービスを展開するための福祉総合支援センターの工事、これも今、工事が、皆様も御存じと思いますが、来年4月のオープンに向け、予定どおり進んでおります。
次に、2つ目の子育て支援では、保育所の耐震補強とか、大規模改修への助成、それから特定不妊治療費の助成、それから中学3年生までの医療費完全無料化の継続等の施策を行ってまいりました。
そして、3つ目の教育環境の整備では、小野中学校の校舎、体育館、プール等の全面改築が完了し、これで市内すべての学校の耐震補強が完了いたしましたということであります。
また、市内の小・中、特別支援学校、幼稚園の全教室に冷暖房機能を備えた空調設備を設置し、ことしの6月24日、指令を出しまして空調設備が稼働しているところであります。
教育長等、教育関係者からお聞きしますと、夏休み中も多くの子供たちがスポーツ、そして勉学に励むべく、積極的に学校へ来ていたということであると。また、父兄、そして子供たち、そして先生方の評価も非常によかったと、こういうような評価もいただいております。近隣市も、動きを見ますと、同じように、小野市に続けということで、この動きがこれから広がっていくだろうと、こう思っております。あくまでも文科省の衛生基準に基づいて、何も思いつきでやったことではないということを十分ご理解をいただきたいと思います。
同時に、冷暖房に対しては、いわゆる今回の節電ということにつきましても、きちっと管理された状況でチェックシートに基づき、それぞれの先生方、つけたままほったらかしとくとかいうようなことは絶対ないと、こういうような管理体制をひいていると同時に、その評価についても別途、近々会議を開きまして、今後の改善策等を含めて審議をしたいと、こういう状況下にあります。
それから、さらに4つ目の環境にやさしい
まちづくりの推進では、
北播磨地域初となる一般住宅の太陽光発電設備設置に対する助成のほか、色と香りの
まちづくりを全国発信するために、昨年5月に全国ハーブサミット小野大会も開催しております。
最後に、5つ目の地域活性化の推進では、地域特産品の研究開発、特産品活性化施設の建設などの
まちづくり事業とか、あるいは国道175号市場東交差点から工業団地につながる、いわゆる先ほど申し上げました新都市中央線の整備などを行っております。
この新都市中央線については、今回の計画では工業団地まで抜ける、ちょうど半分ぐらいまでの工事になります。この後、継続して工業団地まで抜き、そして三木のほうでは加佐地区から工業団地に上がってくるということを、地域の反対運動があった住民たちとも十分話をして、責任を持って三木市はそこに接続をするというようなことであります。
既に三木市のほうは、吉川方面からバスで新統合病院までどれぐらいの時間がかかり、どのような状況であるかという、そういう実験を、公民館からバスに乗って、時間帯とか、あるいは乗り心地とか、いろんな面で研究をやられているようであります。
小野市も、基本的な考え方としては、らんらんバス3台になりますけども、これを場合によってはふやすこともあり得ますが、三木市への相互乗り入れということも今後、視野に入れていきたいと考えております。
現在の段階では、この10月から、市民の多くの人たちの意見をお聞きして、改正された新ダイヤがまた動くということになっておりますが、来年に向かって相互乗り入れのための新たなダイヤとか、あるいは整備ということをしていきたいと。
つまり病院だけの問題ではなくて、そういう交通政策の戦略、加えて看護師不足を確保するために、関西国際大学へ80人という学生を募集する、いわゆる看護学部の設置に向けての話も今、順調に進んでおります。詳細については、今の段階では申し上げることはできませんが、いわゆる医師の確保についても着々と進めており、来年の4月ごろには、その全容が明らかになると、こう思っております。
いろんな意味で、看護師同士の交流とか、そういうようなことも含めまして、医療のレベルアップということも含めまして、今、構築をいたしておりますので、かいつまんで報告させていただいているところであります。
このように積極的な事業展開を行ってまいりましたが、実質収支で約2億8,000万円の黒字を確保したと。これは30数年間継続しての黒字を確保したということであります。加えて近年続いてきた財政基金の取り崩しも行わなかったことから、実質、いわゆる単年度収支も8,000万強の黒字ということで、8年ぶりの黒字となったということであります。いわゆる実質収支、加えて単年度収支も含めて黒字になったということであります。
さらに、小野市の平成22年度決算における財政
健全化判断比率につきましては、すべての指標で早期健全化基準を大きく下回りまして、大変良好な財政状況となっております。
それらの指標の中でも、特に重要な指標である、いわゆる今、市長への手紙の月間としてまとめをいたしておりますけれども、多くの人たちが、やはりこれだけの事業が小野市でいろいろやられとるわけでありまして、心配されるのは、本当に将来の子供たちに、市長、ツケは残さないのかと、借金だらけでどうもならないのじゃないかという質問を非常に多く聞きます。
将来にツケを残さないということでの将来負担比率は、一昨年が1けたの5.9%、これ低ければ低いほどいいのですけど、健全化基準は350%でありますが、昨年が1.4%。これも、1けたというのは兵庫県下で小野市だけだったんですが、ことしはさらに減少いたしまして、県内29市では初めてのマイナスの数値として、マイナス18.9%となっております。断トツで将来負担比率は第1位と。これは何も私が改ざんしたわけではございませんので、明快に将来負担比率がそのような数値を示したということであります。
この将来負担比率の早期健全化基準は、先ほども申し上げましたように350%でありまして、小野市を除く
北播磨4市の平均値が73%でありますので、小野市財政の将来負担における健全性をご認識いただけると思います。
じゃあ、病院ができたときとか、今いろいろ事業を、福祉センターとか、そういったものを、あるいは今、図書館周辺を整備しようといたしております。その場合に、将来負担比率はどれぐらいになるかというシミュレーションはいたしておりますが、40から60%の範囲内ということであります。私は副市長に、それを100%ぐらいまで上げてもいいぐらいの事業を選ぶと、あと50億円ぐらいの事業を一気にやってしまおうかと言ったら、やめといてくださいと、こういう話があったわけでありますけども、それは、無駄なことはする必要ないのでありまして、必要なものはスピード感を持ってやっていくということであります。その辺は十分に市民の目線なり、そしてまた市民の要望等をしっかりと受けとめた上で対応してまいりたいと、このように思っているところです。
特にKDDI跡地の用地に対して、どう戦略的に投資をしていくかということが大きな課題であり、小野東小学校の早期建てかえということを、やっぱり視野に入れるということも大きな課題であるということは、
皆さんも既に十分ご承知のとおりであります。
そういう中で、市の預金である基金残高は78億円ということになりまして、近年、厳しい経済情勢を受けて減少傾向にありましたものの、昨年比3億円の増加となっており、4年ぶりに増加に転じております。
一方、市の借金である市債残高は、平成16年以来ずっと減少しており、今年度はさらに1億円減少して、138億円になりました。これはピーク時の平成16年、これはエクラホールをつくったときでありますけれども、比較すると39億円、約22%の減少ということになっています。つまり小野市は、投資はするけども償還期間が非常に短いということであります。
それから、一番全体で借金が多いのは、ご承知のとおり下水道の投資であります。下水道も平成22年、23年度をピークに、これからは減少いたしていきます。今後は水道、下水道のいわゆる修繕とか、やりかえですね、これへの投資が進捗していくということになりますので、新たないわゆる設備投資というのは、これから減少していくということになります。
建設、土木にかかわっている小野市の業者さんも、そういう中・長期的な動き、動向をしっかりと見定めていっていただかないと、今のような形で行け行けどんどんで水道、下水が整備されていくという時代は、もう終わりつつあるということも踏まえて、いわゆる業界、商工会の人とも連携をとりながら、業界の経済活性化、雇用対策を含めて、どういう戦略を打ち出していくかということも、一方では考えていく必要があろうと、私はそのように考えております。
先ほど来、数値について申し上げてきました。参考までに、市民1人当たりの金額でいいますと、県内29市を比較しますと、基金、いわゆる預金の残高は多いほうから8番目、また市債、借金の残高は県内29市では一番少ない金額となっています。基金はそんなに持つ必要はないですけども、借金はあんまりふやさないというようなことが一番大事だろうと、こう思っております。
なお、
監査委員からいただいております決算審査意見及び
健全化判断比率等に係る審査意見につきましては、これらを十分に尊重いたしまして、今後とも法令に準拠した適正な事務処理と効率的な予算執行、そして健全財政の堅持に努めてまいりたいと考えております。
中央では、民主党の目玉政策である子ども手当の見直し合意に続き、高速道路の無料化の事実上の撤回とか高校の無償化、あるいは農家の戸別補償、これも見直しの対象となるなど、マニフェストに掲げた主要政策が大きく見直されております。
もともと私は、マニフェスト提唱者の、あんまり言うわけじゃないですけども、早稲田大学大学院、元三重県知事さんとはよくやりました。行政評価でなくて執行評価の小野市の方針管理の方法もありと、これが一つ。
それからマニフェスト。そんなのは戦略によってフレキシブルに変えていかないかんと。一たん出したやつをそのままというのはあり得ないんだと。世の中のスピードというのは物すごくて、今の中国を見たら、今の雑誌に載ってる中国の状況というのは、もう10年前の中国なんです。これぐらいに変わってるのに、マニフェストそのものをいつまでも堅持していくなんてあり得ない話です。だから、そうじゃなくて、政権に応じた、かくあるべしという戦略を出すのが、これがリーダーやと言ってたら、案の定そうなった。
しかし、民主党のほうでは今、マニフェストは変えないというのと、マニフェストは変えていくというのと、今、対立をしているが、私から言ったらそんなのはレベルの低い話で、世の中は動いているんだから、国民が何を求めているかということで、一番それに近いように変えていったらいいのであって、ずうっとそれを堅持していくということは、その場合だったら、せめて総理大臣が最低でも4年、大統領制度のようにやるなら話は別ですけれども、その辺のことは、私がここで怒鳴ってみても仕方ない話なんですが、マニフェストというのは、そういう
意味合いを持っている。
かといって、小野市の言ってるように、目標を持たないところには管理指標は出ないわけでありますから、やっぱり仕事というのはきちっと目標を持って、システム的に展開をどうしていくかということが、これは不可欠であると。これは官民問わず当たり前であって、目標なきところには行動指針はない。行動指針のないところには成果はないということも、ご理解をいただいているところであります。
東日本大震災、それから福島
原発事故に加えて、昨今の超円高と株安という日本の経済情勢、本当に厳しい局面にある中でございますが、今度は新内閣による組閣がきょうじゅうに行われると思いますけども、一日も早い政局の安定が望まれるところであります。
幸いにして、野田新総理大臣は、副大臣のときに、私は一度お会いをいたしております。たまたま2人そろって写真を撮ったのが小泉総理大臣と野田総理大臣ということで、出会った人が総理大臣になるんかなと思って、これからできるだけ多くの人と出会って、何人が出会った人の中で総理大臣になるのかなと。ぐらい、総理大臣がころころ変わっていくわけですよ。
何が言いたいかと。やっぱりいろんな人脈の中で、幅広く営業活動をやりながら小野市はやっていかんとだめであって、小野市だけのことじゃなくて、
北播磨だけのことじゃなくて、県も入れ、そして国も入れ、戦略的に小野市がどうすれば市民にとってプラスになるか、どうすればよりよいまちになるのか、それも広域的に考えて、小野市のことだけ考えていたらろくなことない。そういうことで今後も展開をしてまいりたいと、こんな思いを持っております。
総理大臣とはなかなか出会えることはできませんけれども、何らかの形で、例えば加古川改修、規制の話、南北道路の話、それから病院統合におけるいわゆる負担金の話、看護学校に対する補助金に対する交付税の話とか、医療費の無料化に対してのいわゆる国家的レベルでの支援とか、見える形で確実に成果を出していけるように、今後も要望してまいりたいと、こう思っております。
小野市では、決してぶれることなく経営戦略における4つの柱、すなわち顧客満足度志向、成果主義、オンリーワン、言われてからやるのではなく言われる前にやるという後手から先手管理の、この4つを掲げて、一貫した理念でもって、より高度でより高品質なサービスをいかに低コストで提供するか、これを追求し続ける行政経営を行っているということは、議員の
皆さん方にもよくご理解いただいてることと存じます。
特に、後手から先手管理については、この後すぐ、終わりましたら幹部を集めまして、あすの台風に対する、いわゆる災害特別本部の設置を早急にやります。加えて3日間休みでありますけれども、その常駐体制、それから過去において災害を受けたところの施設、あるいはもう一度資機材等の再点検、学校等における安全管理のシステムというところについてチェック体制を進めるべく、もうきのうから始動いたしておりますけれども、この後、本部会議を開催すると。いわゆる言われてからやるのではなく、言われる前にやると。先手管理、手を打っていくという、こういう体制に全軍、幹部連中はもう既に心づもりはできていると思います。あすは休みはないと、こう思っていると思います。そんなこともご理解を賜りたいと思います。
今後もあらゆる施策にスピード感を持ってやりますけれども、今回、議員
協議会で、6月に説明しましたセレモニーホール、やっと建設に取りつけることになりました。これほど時間がかかったことはなかった。いろいろありましたけれども、やっぱり民でやることも大事だけども、ここ一番ではやはり公が積極的に関与しなきゃならないこともあるということも
皆さん方にご理解いただいて、これを今回提出しており、ご理解賜れば、本格的に動き出すということであります。
最後に、
今期定例会に提出されます議案でございますが、平成22年度各会計の
決算認定に係るものが5件、
補正予算に係るものが3件、条例の制定及び一部改正に係るものは6件、土地の取得に係るものが1件、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めるもの1件の、計16件であります。各議案につきましては、それぞれ担当者から説明をいたしますので、ご審議、ご決定を賜りますよう、よろしく
お願いを申し上げます。よろしく
お願いいたします。ありがとうございました。
○議長(
井上日吉君)
提案理由の説明は終わりました。
これより議案ごとに担当者より説明を求めます。
議案第46号、議案第47号、以上2件を、
総務部長。
(
総務部長 登壇)
○
総務部長(松井 誠君) 議案第46号 平成22年度
小野市歳入歳出決算の認定について、
提案説明をいたします。
歳入歳出決算書の1ページからであります。
まず、一般会計の決算額でありますが、1ページから10ページにかけてであります。
歳入は188億7,702万5,639円で前年度よりも6.8%の増、歳出は184億9,221万7,464円で前年度より6.3%の増となっております。その結果、10ページの下段でございますが、歳入歳出差し引き残高は3億8,480万8,175円となり、ここから翌年度へ繰り越すべき財源である1億598万1,000円を差し引いた実質収支は2億7,882万7,175円の黒字となっております。さらに、ここから財政基金条例に基づく繰入金1億4,000万円を差し引いた残額の1億3,882万7,175円を平成23年度へ繰り越しております。
次に、139ページから146ページにかけて、国民健康保険特別会計の決算額でありますが、歳入は51億3,868万1,677円、歳出は50億6,417万3,062円で、146ページの中ほどで歳入歳出差し引き残額は7,450万8,615円の黒字となり、この金額を平成23年度へ繰り越しております。
次に、169ページから172ページにかけて、老人保健特別会計の決算でございますが、歳入歳出とも246万8,766円となりましたが、既にご承知のとおり、会計規模の縮小と法律上の特別会計設置義務期間の満了を理由として、同会計を平成22年度で廃止しております。
次に、179ページから182ページの介護保険特別会計の決算額でありますが、歳入は28億6,946万3,541円、歳出は28億4,206万8,165円で、歳入歳出差し引き残額は2,739万5,376円の黒字となり、この金額を平成23年度へ繰り越しております。
次に、203ページから206ページの後期高齢者医療特別会計の決算額でありますが、歳入は3億7,276万2,887円、歳出は3億6,627万8,732円で、歳入歳出差し引き残額は648万4,155円の黒字となり、この金額を平成23年度へ繰り越しております。
なお、215ページ以降の実質収支並びに財産に関する調書につきましては、それぞれ記載しているとおりであります。
また、決算の内容につきましては、それぞれの会計に記載しております歳入歳出決算事項別明細書及び別冊の決算
報告書をご高覧願います。
次に、議案第47号 平成22年度
小野市都市開発事業会計決算の認定について、
提案説明をいたします。
別冊の
小野市都市開発事業会計決算書の10ページであります。よろしいでしょうか。10ページでございます。
まず、業務につきましては、工業団地管理センターの管理運営、産業拠点等整備事業用地の測量、企業動向調査、浄谷住宅地の実施設計等を行っております。
次に、決算書の2ページを
お願いします。
決算の状況でありますが、収益的収入及び支出における収入は、営業外収益として預金や基金の運用利息等で1,437万4,462円、支出は営業費用として工業団地管理センターの管理運営費等で1,405万1,276円となっており、差し引き32万3,186円の黒字となっています。
次に、資本的収入及び支出でありますが、収入は関連公共事業実施のための基金取り崩しで2,030万円、支出は建設改良費として産業拠点等整備用地の造成工事及び実施設計等で2,678万8,669円、基金費の関連公共事業負担金で2,030万円となり、収入が支出に対して不足する額につきましては、建設改良積立金で補てんをしております。
なお、詳細につきましては、12ページ以降に記載しております収益費用明細書等をご高覧願います。
以上、
提案説明といたします。
○議長(
井上日吉君) 次に、議案第48号を、
市民病院事務部長。
(
市民病院事務部長 登壇)
○
市民病院事務部長(藤原康博君) 議案第48号 平成22年度
小野市病院事業会計決算の認定について、
提案説明をいたします。
別冊の
小野市病院事業会計決算書の10ページをお開きください。
病院経営を取り巻く環境は、医療ニーズの多様化、少子高齢化、経済環境等の変化に加え、国の医療費抑制対策の強化や医療機関の選別競争時代を迎え、病院経営は大変厳しい時代を迎えています。このような状況下、地域の基幹医療機関である市民病院では、他の医療機関との役割分担や連携を図り、市民の多様な医療ニーズにこたえ、高度で総合的な医療を提供するため、高度医療、救急医療、専門的診療機能をさらに強化するとともに、業務の効率化と質の高い医療サービスの向上を図り、さらに良質な医療の提供に努めております。
平成22年度は、眼科が3診体制となり、2月には神戸大学形成外科教授による「乳房再建外来」が始まる等、医療体制の充実を図りました。また、医師の業務軽減を図るためメディカルクラークを2名配置し、9月には患者様やスタッフの安全を守るため110番直結非常通報装置を設置しました。11月には「病院ハートフル・フェスタおの2010」を開催し、地域の方々との連携交流を図りました。
経営面では、厳しい経営環境を改善し、医療体制を確保するため、「小野市民病院経営改革プラン」に基づき、地域における適切な医療の確保及び健全経営が必要不可欠として、さらなる経営の改善に取り組みました。また、
北播磨総合医療センターの平成25年10月オープンに向け、各
委員会や専門部会、ワーキンググループ等を設置して検討を行っており、当院からの医師派遣により三木市民病院で眼科及び形成外科診療を行う等の診療交流も始めております。
施設整備については、安定した療養環境の提供を図るため、老朽化した水熱源系統等の改修工事を行いました。また、医療機器等の整備では、乳房再建手術等の精細な手術が可能な形成外科用手術顕微鏡の購入や服薬指導支援システムの導入、外科外来用超音波エコー装置等、24品目の整備、充実を図りました。
業務実績については、入院患者数は、小児科以外の診療科で大幅に増加した結果、年間延べ6万7,041人、前年度に比べて7,606人増加し、病床利用率も83.5%と、前年と比べますと9.5%上昇しております。
外来患者数については、形成外科、眼科、内科等は増加したものの、小児科、整形外科、外科で減少したため、前年度より2,877人減の11万2,091人で、前年度比2.5%の減少となりました。
次に、決算書の2ページを
お願いします。
決算の状況でありますが、収益的収入及び支出では、収入総額が37億5,167万3,958円で、入院患者が増加し、診療単価の額も入院、外来ともに上がったことによりまして、前年より10.2%の増加となっております。支出総額は38億6,057万9,069円で、主に給与費、材料費、経費等が増加したため、前年に比べまして4.8%の増加となりました。この結果、消費税を調整した後で、平成22年度は1億991万6,497円の赤字決算となりましたが、前年度との比較では約1億7,000万円の改善となっております。
また、決算書の3ページ、資本的収入及び支出では、収入総額3億1,415万8,645円、支出総額5億3,667万4,322円で、収支不足額2億2,251万5,677円につきましては、過年度分損益勘定内部留保資金で補てんしております。
なお、詳細につきましては、決算書の4ページ以降に記載しておりますので、ご高覧いただきたいと思います。
以上、
提案説明といたします。
○議長(
井上日吉君) 次に、議案第49号、議案第50号、以上2件を、森本技監。
(技監 登壇)
○技監(森本 孝君) 議案第49号 平成22年度小野市水道事業会計の認定について、
提案説明をいたします。
別冊の
小野市水道事業会計決算書の13ページを
お願いします。
水道事業は、日常生活に必要な浄水を安全かつ低廉な使用料で安定して供給することにより、市民生活の向上、ひいては産業活動の増進に努めてまいりました。
このような中、安全な水を継続的に供給するために、市場水源地紫外線処理施設整備事業及び新病院関連事業の整備に着手をいたしました。また、水資源の有効利用を図るため、給配水管の漏水調査を初め、老朽配水管の改良を行った結果、有収率は約96%となりました。これは国が目標と定めておるのが、私ども中小規模事業体では95%を目標にしろと、これは非常に難しい数値と聞いております。こういったことから、良好な値を維持いたしております。今後も計画的な調査及び改良を行い、高水準の維持に努めてまいりたいと、かように考えております。
次に、給水量では、給水戸数は190戸増加をし、それに加えて夏の猛暑、少雨の影響により一般家庭などの需要が伸び、年間給水量は643万立方メートルとなり、昨年度に比べ6万立方メートルの増加となりました。
続きまして、少し戻りますが、決算書の1ページを
お願いします。
決算の状況ですが、ご承知のとおり水道事業は企業会計であり、予算、決算は一般会計と異なり、収益的収入及び支出と資本的収入及び支出で構成されております。
まず、収益的収入及び支出、つまり経営活動に伴って発生する収入と支出ですが、収入の総額は12億4,532万3,468円となっております。給水収益や受託工事収益の増加により、前年度に比べ、率にして約0.5%の増となっております。
また、支出は総額11億2,606万4,714円となり、減価償却費は増加するも、原水及び浄水費や特別損失の減少により、前年度に比べ、率にして約5.3%の減となっております。
この結果、本年度の純利益は、消費税を処理いたしまして9,177万7,003円となり、前年度に比べ、率にして294.2%の増益となりました。
次に、資本的収入及び支出、つまり施設の整備拡充のための収入と支出ですが、収入の総額は1億3,848万2,521円で、主な収入は負担金及び貸付金返還金でございます。
一方、支出総額は5億2,394万1,071円となり、その主なものは送水管布設がえ工事及び紫外線処理施設実施設計業務などでございます。
この結果、収支不足額3億8,545万8,550円は、過年度分損益勘定留保資金及び減債積立金などにより補てんをいたしております。
なお、3ページ以降は損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書及び貸借対照表などでございます。あわせてご高覧願いたいと思います。
続いて、議案第50号 平成22年度
小野市下水道事業会計決算の認定について、ご提案をさせていただきます。
別冊の
小野市下水道事業会計決算書の11ページを
お願いいたします。
ご承知のように、下水道事業は市民の生活環境の向上及び公共水域の水質保全を図るという重要な役割を担っております。このような中、平成22年度は青野ヶ原グリーンハイツ地域の下水道整備事業に着手し、また育ヶ丘町のマンホールなどの改良工事や樫山町の下水道未整備区域の整備を実施いたしました。
その結果、年度末の水洗化人口は、公共下水道事業では前年度に比べ28人、率にしまして0.1%の増加、農業集落排水事業では前年度に比べ29人、率にして0.8%の増加となっております。
次に、年間有収水量については、水洗化人口の微増はあるものの、ふえました要因としては、一般家庭などからの水需要が伸びたことで、公共下水道事業及び農業集落排水事業の合計で、前年度対比で5万8,000立方メートル、率にして1.1%の増加となっております。
続きまして、戻っていただきますが、決算書の1ページを
お願いします。
決算の状況でありますが、水道事業会計と同じく企業会計でございまして、よって、予算、決算は収益的収入及び支出と資本的収入及び支出で構成されております。
そこで、収入の総額ですが、11億3,372万256円となり、使用料収入の増加はあるものの、他会計負担金等の減少により、前年度に比べ、率にして0.3%の減となっております。
一方、支出は総額14億4,161万9,177円となり、企業債支払い利息の減等により、前年度に比べ、率にして約4%の減となりました。
この結果、本年度の純損失は、消費税を処理いたしまして3億2,550万9,716円となって、前年度比で約15%の減となりました。
次に、資本的収入及び支出では、収入総額10億4,839万1,110円で、主な収入は企業債及び一般会計からの負担金、水道会計からの長期借入金でございます。
一方、支出総額は13億2,980万59円となり、主な支出は企業債償還元金及び水道会計への長期借入金返還金でございます。
この結果、収支不足額2億8,140万8,949円は、当年度分の損益勘定留保資金などにより補てんをいたしております。
3ページ以降は、損益計算書、剰余金計算書並びに欠損金処分計算書、また貸借対照表でございます。あわせてご高覧を願いたいと思います。
以上、
提案説明といたします。
○議長(
井上日吉君) 次に、議案第51号、議案第53号、以上2件を、
総務部長。
(
総務部長 登壇)
○
総務部長(松井 誠君) 議案第51号 平成23年度
小野市一般会計補正予算(第3号)について、
提案説明をいたします。
議案書の51ページであります。
今回の補正は、民間の資金とノウハウを活用して官民共同で取り組むセレモニーホール整備事業、国・県補助事業費の追加内示等に伴う新都市中央線及び農業関連施設整備事業並びに人事異動に伴う人件費に関する経費等を補正しようとするものであります。
まず、第1条 歳入歳出予算の補正でありますが、既定の総額に歳入歳出それぞれ5億2,400万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ200億7,260万円にしようとするものであります。
第2条 繰越明許費は、51ページの4、第2表に記載のとおり、新都市中央線整備事業に係る本年度予算の一部について、平成24年度に繰り越して使用できる経費の限度額を設定しようとするものであります。
第3条 債務負担行為の補正は、51ページの5、第3表に記載のとおり、平成24年度におけるセレモニーホール整備事業経費として、限度額2億円の債務負担行為を追加しようとするものであります。
第4条 地方債の補正は、51ページの6、第4表に記載のとおり、新都市中央線整備事業に係る国庫補助事業費の追加内示に伴い、既定の地方債に3,400万円を追加しようとするものであります。
次に、51ページの1、第1表 歳入歳出
補正予算の概要について説明をいたします。
まず、歳入でありますが、款13 分担金及び負担金、款15 国庫支出金、款16 県支出金、款22 市債は事業量の増加に伴うもの、款18 寄附金は小野市婦人共励会からの寄附金、款19 繰入金及び款20 繰越金は決算確定に伴う財源調整、款21 諸収入はセレモニーホール整備事業協力金等を計上しております。
次に、51ページの2、歳出であります。主な内容ですが、款2 総務費では高齢者等地域活動拠点づくりモデル事業の追加、款3 民生費では寄附に伴う福祉基金積立金の増額、款4 衛生費ではセレモニーホール整備事業の創設、款5 農林費では農地・水・環境保全向上活動支援事業の拡充、款7 土木費では新都市中央線整備事業のさらなる推進に係る経費等を、それぞれ補正しようとするものであります。
なお、詳細につきましては、51ページの7以降に記載しております歳入歳出
補正予算事項別明細書をご高覧願います。
次に、議案第53号 平成23年度
小野市都市開発事業会計補正予算(第1号)について、
提案説明をいたします。
議案書の53ページであります。
今回の補正は、新都市中央線整備事業の追加補正に伴う関連公共事業負担金を補正しようとするものであります。
第2条 資本的収入及び支出の補正でありますが、収入においては開発管理事業収入として都市
開発事業管理基金の取り崩しを2,680万円増額し、資本的収入の総額を4,190万円に、支出においては基金費として関連公共事業負担金を2,680万円増額し、資本的支出の総額を1億490万円にしようとするものであります。
なお、詳細につきましては、53ページの(1)、
補正予算実施計画以降をご高覧願います。
以上、
提案説明といたします。
○議長(
井上日吉君) 次に、議案第52号を、
市民福祉部長。
(
市民福祉部長 登壇)
○
市民福祉部長(松野和彦君) 議案第52号 平成23年度小野市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について、
提案説明をいたします。
議案書の52ページであります。
第1条 歳入歳出予算の補正でありますが、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ2,472万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ30億3,172万円にしようとするものであります。
このたびの補正は、平成22年度介護保険事業に係る国庫負担金などの確定による精算還付金及び職員の人事異動に伴う人件費の補正などが主な理由であります。
次に、52ページの1、第1表 歳入歳出
補正予算について説明をいたします。
まず、歳入の主な項目でありますが、款3 国庫支出金、款4 支払い基金交付金及び款5 県支出金は歳出 款3 地域支援事業費の更正に伴うもの、款7 繰入金は職員給与費等の更正に伴う一般会計からの繰入金の減、款8 繰越金は前年度繰越金の確定によるものなどであります。
次に、歳出でありますが、款1 総務費及び款3 地域支援事業費は人事異動に伴う職員給与費等の更正、款5 基金積立金は前年度繰越金から国庫への精算還付金などを除いた剰余金相当額を介護保険給付費準備基金へ積み立てようとするもので、款7 諸支出金は第1号被保険者保険料の還付金及び平成22年度の事業確定に伴う国庫精算還付金をそれぞれ補正しようとするものであります。
なお、詳細につきましては、52ページの3以降の歳入歳出
補正予算事項別明細書をご高覧願いたいと存じます。
以上、
提案説明といたします。
○議長(
井上日吉君) 次に、議案第54号を、
総合政策部次長。
(
総合政策部次長 登壇)
○
総合政策部次長(岩崎一喜君) 議案第54号 小野市やすらぎ広場の設置及び管理に関する条例の制定について、
提案説明をいたします。
議案書の54ページであります。
本議案は、セレモニーホールを備えたやすらぎ広場を設置するために、小野市やすらぎ広場の設置及び管理に関する条例の制定を行うものです。
高齢社会や核家族化の進展に伴い、自宅での葬祭から式場での葬祭を行う傾向が高くなっており、その形態も家族葬やしのぶ会など、多様なものとなっています。しかし、市内にはそれに対応できる施設が少なく、市外の施設を利用されているのが現状です。よって、だれもが迎える人生終えんの場として、多様な市民ニーズに対応できるセレモニーホールを官民共同で整備します。
市がやすらぎ広場の設置を行い、公募事業者から選考した共同事業者が施設建設に係る資金の負担を行い、市が整備をいたします。そして共同事業者がセレモニーホールの管理運営、やすらぎ広場の管理を行います。
なお、この条例は、平成23年10月1日から施行しようとするものであります。
以上、
提案説明といたします。
○議長(
井上日吉君) 次に、議案第55号を、小林副市長。
(副市長 登壇)
○副市長(小林清豪君) 議案第55号 小野市
北条鉄道経営対策事業基金条例の制定について、
提案説明をいたします。
議案書の55ページであります。
この議案は、
北条鉄道株式会社の経営に対して小野市から助成を行い、地域の公共交通の維持を図る目的として、昭和61年度に条例を制定しておりましたが、平成17年7月から
北条鉄道株式会社社長就任問題において、当時の加西市長との一連の交渉経緯を踏まえ、平成18年6月21日の議員
協議会の
全会一致の承認のもと、小野市が
北条鉄道株式会社から全面撤退を決定し、平成18年9月の
市議会定例会において廃止したものであります。
このたび、本年5月に行われました加西市長選におきまして加西市長が交代し、新しい加西市長が
北条鉄道株式会社社長に就任したことから、平成18年に廃止した本条例を改めて制定しようとするものであります。
今回制定する条例につきましても、
北条鉄道株式会社の経営安定に加え、地域の公共交通の維持・確保に資するため、同社が毎年納付する固定資産税相当額を財源に基金として積み立て、同社に対して、必要な場合には当該基金を用いて助成することができるよう定めるものであります。
なお、この条例は、公布の日から施行しようとするものであります。
以上、
提案説明といたします。
○議長(
井上日吉君) 次に、議案第56号を、
総務部長。
(
総務部長 登壇)
○
総務部長(松井 誠君) 議案第56号
小野市税条例等の一部を改正する条例の制定について、
提案説明をいたします。
議案書の56ページであります。
このたびの
条例改正は、現下の厳しい経済状況及び雇用情勢に対応して税制の整備を図るための地方税法等の一部改正に伴う税制改正であります。
その主な内容は、次の3点であります。
まず、第1点目は、個人住民税の寄附金控除の制度が拡充され、寄附金税額控除の適用下限額が5,000円から2,000円に引き下げられたことに伴い、関係条文を整備しようとするものであります。
この改正では、2,000円以上の寄附金から税額控除が受けられるようになることに加え、控除額も下限額引き下げに伴い、従来より大きくなります。
次に、2点目は、各種市税の不申告等に対する過料の上限額を引き上げようとするものであります。
その内容といたしましては、市民税、固定資産税、軽自動車税、地方たばこ税及び特別土地保有税に係る納税義務者等に正当な理由なく申告を行わなかった場合などに科する過料の上限額を3万円から10万円に引き上げようとするものであります。
この租税罰則の見直しについては、社会経済状況の変化に対応し、税制への信頼の一層の向上を図る観点から、さらなる行政上の義務の履行を強制する手段として、また法令の違反に対する制裁として改正しようとするものであります。
そして、第3点目は、肉用牛に係る売却所得の課税特例措置に係る適用期限の延長等であります。
具体的には、肉用牛の売却による事業所得の課税の特例について、免税対象牛の売却頭数要件の上限等の見直しを行った上で、その適用期限を平成24年度から3年間延長し、平成27年度にするものであります。
なお、施行期日につきましては、公布の日から施行します。ただし、各種市税の申告書等不提出に係る過料の引き上げに関する改正は平成24年1月1日から、肉用牛売却所得の課税特例措置の適用期間の延長等につきましては平成25年1月1日から、それぞれ施行しようとするものであります。
以上、
提案説明といたします。
○議長(
井上日吉君) 次に、議案第57号、議案第60号、以上2件を、
地域振興部長。
(
地域振興部長 登壇)
○
地域振興部長(小林昌彦君) 議案第57号 小野市
開発事業に係る調整及び地域の
まちづくりの推進に関する条例の一部を改正する条例の制定について、
提案説明をいたします。
議案書の57ページであります。
この議案は、本条例を制定してから3年が経過し、運用上見直しが必要となる箇所が生じてきたことから、このたび条例を改正しようとするものであります。
具体的に申し上げますと、まず1つには、事務所を店舗に変更したり、空き倉庫を工場等へ改装するなど、建築物の用途を変更する場合について、
開発事業として新たに協議の対象としたこと。2つには、
開発事業区域が接する道路幅員の基準について、例外とする際の規定をわかりやすく明記したこと。3つには、屋外広告物の規制などの内容について、現在、国道175号沿いに2カ所指定している沿道集積区域については非常に厳しい規制となっております。国道175号沿線においては統一した規制内容となるように、沿道集積区域の規制を少し和らげようとするものであります。
なお、この条例は、平成23年10月1日から施行しようとするものであります。
続きまして、議案第60号 土地の取得について、
提案説明をいたします。
議案書の60ページであります。
国道175号と小野工業団地を結ぶ都市計画道路新都市中央線の用地を取得するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
具体的な内容でありますが、計画総延長2,400メートルのうち、市場地域開発区域内において兵庫県等が所有する延長2,036メートル、面積7万4,226平方メートルを3カ年で取得する計画であります。
本年度は2年目となりまして、このたび取得する土地は、延長620メートル、面積2万5,941.94平方メートルを、金額7,159万9,753円で兵庫県から取得しようとするものであります。
以上、
提案説明といたします。
○議長(
井上日吉君) 次に、議案第58号を、
市民病院事務部長。
(
市民病院事務部長 登壇)
○
市民病院事務部長(藤原康博君) 議案第58号
小野市病院事業の
設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、
提案説明をいたします。
議案書の58ページであります。
本議案は、より医療の充実を図り、安全で安心な医療の提供を実施するため、小野市立小野市民病院が現在標榜している15診療科に加えて、新たに「血液内科」を標榜しようとするものであります。
今回新たに標榜します血液内科の診療は、これまでは内科の診療として週に1度、木曜日に神戸大学附属病院から来ていただいている非常勤医師によって行っておりましたが、これからの医療の一層の充実を考え、また平成25年10月オープン予定の
北播磨総合医療センターを見据えて、このたび血液内科の常勤医師1名を採用することとなりました。これによりまして、当市民病院の診療科の一つとして、新たに「血液内科」を標榜するとともに、患者等への周知を図り、あわせて医療の充実を図ってまいりたいと考えております。
なお、この条例は、平成23年10月1日から施行しようとするものであります。
以上、
提案説明といたします。
○議長(
井上日吉君) 次に、議案第59号を、
教育次長。
(
教育次長 登壇)
○
教育次長(松井伸行君) 議案第59号
委員会の
委員等の報酬及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、
提案説明をいたします。
議案書の59ページであります。
この議案は、これまで用いられてきた「体育指導員」という名称が、法律の改正により「スポーツ推進委員」という名称に変更されたため、本条例を改正しようとするものであります。
また、委員報酬につきましても見直しを行いまして、これまでの年額2万円の支給から日額5,000円の支給に改正しようとするものであります。
なお、この条例は、公布の日から施行するものであります。ただし、報酬を年額から日額に変更する改正部分は、平成24年4月1日から施行するものであります。
以上、
提案説明といたします。
○議長(
井上日吉君) 以上で当局の
提案理由の説明は終わりました。
〜日程第5 議案第61号〜
○議長(
井上日吉君) 次に、日程第5、議案第61号を議題といたします。
議案の朗読を省略いたしまして、
理事者側より
提案理由の説明を求めます。
市長。
(市長 登壇)
○市長(蓬莱 務君) 議案第61号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、
提案説明をいたします。
議案書の61ページであります。
現委員の石井滋規委員の任期が平成24年3月31日で満了となりますので、その後任といたしまして、小野市小田町在住の石井滋規氏を改めて推薦いたします。
石井氏は、これまで小・中学校のPTA会長や小田上町の区長等の役職を歴任してこられ、また、人権擁護委員1期目におきましても人権啓発活動に熱心に取り組まれ、住みよい
まちづくりに貢献しておられます。
以上により、石井氏を適任者と認め、ご賛同賜りますよう
お願い申し上げます。
以上、
提案説明といたします。
○議長(
井上日吉君)
提案理由の説明は終わりました。
この際、お諮りいたします。
ただいま上程中の議案につきましては、同意人事案件でありますので、議事の順序を省略し、直ちに表決に入りたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
井上日吉君) ご異議なしと認めます。
したがって、そのように決定しました。
議案第61号について、これより採決に入ります。
本案は、原案のとおり同意することに決定してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
井上日吉君) ご異議なしと認めます。
したがって、議案第61号は、原案のとおり同意することに決定しました。
これで本日の日程は終了いたしました。
この際、お諮りいたします。
あす3日から20日までは議案熟読のため休会したいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
井上日吉君) ご異議なしと認めます。
したがって、そのように決定しました。
次の本会議は、9月21日午前10時から再開いたします。
本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
散会 午前11時35分...