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平成21年第359回定例会(第1日 2月26日)

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  1. 小野市議会 2009-02-26
    平成21年第359回定例会(第1日 2月26日)


    取得元: 小野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-12
    平成21年第359回定例会(第1日 2月26日)  ┌─────────────────────────────────────────────┐  │                                             │  │        第359回小野市議会(定例会)会議録                   │  │                                             │  │                                             │  │                                             │  │               平成21年2月26日(木)(第1日)            │  │                                             │  │                  開  会  午 前 10時00分           │  └─────────────────────────────────────────────┘      第1 会議録署名議員の指名         山 中 修 己                          加 島   淳    第2 会期の決定            2月26日(木)〜3月26日(木)                                   (29日間)    第3 諸報告          (1)今期定例会に出席を求めた人の職氏名                    (2)本日市長から提出された議案(38件)                    (3)例月出納検査結果報告書  ( 1件)                    (4)陳情書          ( 1件)
                       (5)議会運営委員会所管事務調査報告書                                    ( 1件)    第4 議案第2号〜議案第38号      一括上程、提案説明    第5 議案第39号            上程、提案説明                         (議事順序省略)表決 2 本日の会議に付した事件    第1 会議録署名議員の指名         山 中 修 己                          加 島   淳    第2 会期の決定            2月26日(木)〜3月26日(木)                                   (29日間)    第3 諸報告          (1)今期定例会に出席を求めた人の職氏名                    (2)本日市長から提出された議案(38件)                    (3)例月出納検査結果報告書  ( 1件)                    (4)陳情書          ( 1件)                    (5)議会運営委員会所管事務調査報告書                                    ( 1件)    第4 議案第2号〜議案第38号      一括上程、提案説明    第5 議案第39号            上程、提案説明                         (議事順序省略)表決 3 議事順序    開  会(午前10時00分)    議長あいさつ    開会宣告    開議宣告    会議録署名議員の指名    会期の決定    諸報告    議案第2号〜議案第38号    議案第39号    散会宣告(午後0時50分) 4 会議に出席した議員(18名)    1番  藤井 玉夫    2番  河島 信行    3番  松本 哲昇    4番  岡嶋 正昭    5番  竹内  修    6番  河合 俊彦    7番  藤本 修造    8番  山中 修己    9番  加島  淳   10番  松本 英昭   11番  石田喜久男   12番  川名 善三   13番  藤原  健   14番  掘井 算満   15番  松井 精史   16番  井上 日吉   17番  鈴垣  元   18番  吉田 成宏 5 会議に欠席した議員・説明員    な   し 6 議事に関係した事務局職員    議会事務局長    安居 正敏    議会事務局課長補佐 井岡  伸    議会事務局主査   大橋めぐみ 7 会議に出席した説明員(15名)    市長        蓬莱  務    副市長       井上 嘉之    副市長       小林 清豪    総務部長      近都 正幸    市民安全部長    三串美智也    市民安全部次長   松尾 五郎    市民安全部次長   今村 義明    (ヒューマンライフ担当次長)    市民福祉部長    富田  修    地域振興部長    森本  孝    市民病院事務部長  藤田 久好    水道部長      花房 正好    消防長       藤本 明弘    教育長       陰山  茂    教育次長      西本  孝    会計管理者     井上 康男 8 会議に付した事件  1.市長提出議案 議案第 2号 平成21年度小野市一般会計予算 議案第 3号 平成21年度小野市国民健康保険特別会計予算 議案第 4号 平成21年度小野市老人保健特別会計予算 議案第 5号 平成21年度小野市介護保険特別会計予算 議案第 6号 平成21年度小野市後期高齢者医療特別会計予算 議案第 7号 平成21年度小野市都市開発事業会計予算 議案第 8号 平成21年度小野市病院事業会計予算 議案第 9号 平成21年度小野市水道事業会計予算 議案第10号 平成21年度小野市下水道事業会計予算 議案第11号 平成20年度小野市一般会計補正予算(第5号) 議案第12号 平成20年度小野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 議案第13号 平成20年度小野市介護保険特別会計補正予算(第3号) 議案第14号 平成20年度小野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 議案第15号 平成20年度小野市都市開発事業会計補正予算(第2号) 議案第16号 平成20年度小野市病院事業会計補正予算(第1号) 議案第17号 平成20年度小野市水道事業会計補正予算(第3号) 議案第18号 平成20年度小野市下水道事業会計補正予算(第3号) 議案第19号 小野市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について 議案第20号 小野市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について
    議案第21号 職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定につ        いて 議案第22号 小野市都市開発事業管理基金条例の一部を改正する条例の制定について 議案第23号 小野市税条例の一部を改正する等の条例の制定について 議案第24号 小野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について 議案第25号 小野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 議案第26号 小野市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第27号 小野市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について 議案第28号 小野市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について 議案第29号 小野市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について 議案第30号 小野市公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定につ        いて 議案第31号 小野市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定につい        て 議案第32号 小野市屋外運動場の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例の        制定について 議案第33号 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更について 議案第34号 小野市道路線の認定について 議案第35号 小野市道路線の変更について 議案第36号 小野市道路線の廃止について 議案第37号 小野市都市公園の管理に係る指定管理者の指定について 議案第38号 小野市公園の管理に係る指定管理者の指定について 議案第39号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて                開会 午前10時00分                 〜議長あいさつ〜 ○議長(藤原 健君)  おはようございます。  開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  本日、ここに第359回市議会定例会が招集されましたところ、議員各位には、ご健勝にてご参集を賜りましたことは、市政伸展のため、まことにご同慶にたえません。  さて、今期定例会に提案されます案件は、平成21年度予算を初め、平成20年度の補正予算、条例制定、人事案件などの重要なる案件であります。  なお、今期定例会は、新年度予算の審査のため、予算特別委員会の設置により、連日これらの重要案件につきまして審査を賜るわけでございます。  どうか議員各位におかれましては、格別のご精励を賜りまして、慎重にご審議の上、適切妥当なる結論が得られますようお願い申し上げまして、まことに簡単粗辞ではございますが、開会のあいさつといたします。                 〜開 会 宣 告〜 ○議長(藤原 健君)  ただいまから、第359回小野市議会定例会を開会いたします。                 〜開 議 宣 告〜 ○議長(藤原 健君)  これより本日の会議を開きます。  それでは、お手元に配付しております議事日程に基づき、会議を進めてまいります。  これより日程に入ります。             〜日程第1 会議録署名議員の指名〜 ○議長(藤原 健君)  日程第1、会議録署名議員の指名であります。  署名議員は、会議規則第81条の規定によって議長より指名いたします。  山中修己議員  加島 淳議員 の両議員にお願いいたします。               〜日程第2 会期の決定〜 ○議長(藤原 健君)  次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から3月26日までの29日間といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(藤原 健君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定いたしました。                〜日程第3 諸報告〜 ○議長(藤原 健君)  次に、日程第3、諸報告であります。  まず、地方自治法第121条の規定に基づき、説明のため、今期定例会に出席を求めました人の職氏名は、お手元に配付しております別紙のとおりであります。  次に、市長から提出されました議案は、別紙一覧表のとおり38件であります。  次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査結果報告書1件が提出されております。  次に、2月19日までに受け付けました陳情書は、お手元に配付のとおり1件であります。  次に、議会運営委員会所管事務調査の報告であります。  閉会中に調査を願っておりました所管事務調査について、会議規則第103条の規定により、議会運営委員長から調査報告書が提出されております。  以上の件について、それぞれその写しをお手元に配付いたしております。  以上で諸報告を終わります。          〜日程第4 議案第2号〜議案第38号〜 ○議長(藤原 健君)  次に、日程第4、議案第2号から議案第38号まで、以上37件を一括議題といたします。  議案の朗読を省略いたしまして、理事者側より提案理由の説明を求めます。  市長。                  (市長 登壇) ○市長(蓬莱 務君)  本日、第359回市議会定例会の開会に当たりまして、議員各位のご健勝を心からお喜びを申し上げますとともに、市政の推進にご尽力をいただいておりますことに対しまして、衷心より感謝を申し上げます。  ここに、平成21年度当初予算を初め重要案件のご審議をお願いするに当たりまして、市政に取り組む所信の一端を申し述べ、議員各位を初め市民の皆様のご理解とご支援を賜りたいと存じます。  私は、「変えよう小野、変わろう小野市」というスローガンを掲げ、市長に就任をいたしまして、はや3期11年目を迎えました。「変えよう小野」というのは、みずから主体的に小野市を変えていこうという決意であり、「変わろう小野市」というのは、市民も意識改革をしていただき、ともに小野市を変えていこうという思いからであります。  「Change!Yes we can(我々はできる)」と変革を訴えたオバマ大統領が就任演説で、新たな責任の時代と宣言され、みずからに、国に、そして世界に対して責任を持つよう、米国国民に訴えられました。10年前の私の思いは、まさにそれでありました。  市長就任以来、市役所とは、市内最大のサービス産業の拠点と位置づけて、行政も経営であるととらえ、より高度で、より高品質なサービスをいかに低コストで提供するかを追求し、まさにゼロベースの発想でチャレンジするという一貫した理念で、行政経営4つの柱を基軸に行政経営を進めてまいりました。  その4つの柱の1つ目は、市民を顧客、お客様ととらえた顧客満足度志向、2つ目は、何をやっているのかではなく、何をもたらしたかという成果を問う成果主義、3つ目は、ここしかないものらしさを追求するオンリーワン、4つ目は、言われてからやるのではなくて、言われる前にやるという後手から先手管理への転換であります。  そして、リーダーとは、リーダーシップを発揮してこそ真のリーダーであり、リーダーに求められるのは、確固たる理念と目指すべき方向を示すことであります。まさにぶれない理念、ぶれない市政の運営の遂行であります。  この10年間を振り返りましても、時代は大きく、しかも目まぐるしく変化してまいりました。少子高齢社会の到来、インターネット等による高度情報社会、人々の価値観の多様化、バブル崩壊後の長きにわたる景気低迷、そして、やっと回復したかと思えば、一転して100年に1度と言われる経済不況であります。  地方自治体におきましても、三位一体改革を契機として、真の意味での地方自治、自己決定、自己責任の時代へ突入いたしました。好むと好まざるとにかかわらず、その自治体間格差が生じ、厳しさが増す財政事情の中で、破綻する自治体もあらわれてきております。まさにこんなはずではなかった、そのような21世紀を迎えているのであります。  民間企業では、変化のうねりに絶えず自己変革しなければ生き残っていくことはできません。今までは、こうであったという前例を踏襲することなかれ、かくあらねばならんという固定観念にとらわれることなかれ、そして、画一的横並び仲よしクラブからの脱却、あの市でやってるから私たちもやりましょう、そのような画一的横並び仲よしクラブからの脱却を目指し、絶えずゼロベース、白紙の状態で、新たな創造と変革にチャレンジし続けることが重要であります。大事なことは、物事をネガティブ、否定的に考えるのではなくて、ポジティブ、前向きに、すなわちポジティブシンキング、前向きに考えていくと、そのように行動することであります。  その行動指針は、イロハであります。イロハのイは、意識改革なくして行動なし、頭の切りかえなくしてやっていけないのです。ロは、論ずるより行動であります。話題をとることが大事ではないんです。見える成果を出すことであります。ハは、チャレンジした中において、反省すべきは反省するという、反省なくして改善なし。中でも、特に重要なのは、ロの論ずるより行動であります。環境問題しかり、経済問題しかり、行財政改革しかり、やはり見える成果をきちんと出そうとする強い意思と素早い行動が求められているわけであります。  今日の国会の状況を見ても、ぶれない政治、素早い行動とは、およそほど遠い。私たちは、これに対して地方から国を変えるという、そんな思いでやっていかなければならない、こう思うところであります。  麻生内閣総理大臣は、施政方針演説の中で、100年に1度と言われる経済不況から、日本が世界で最初に脱出することを目指すと言われました。リーダーシップを発揮され、緊急経済対策の成果を見える形で出していただきたいと思っております。  このように大変な時代であります。だからこそ看却下、すなわちいま一度原点に立ち返り、足元を見詰め直し、そして小野市のさらなる飛躍と変革に向けて、ポジティブシンキングでチャレンジし続ける所存であります。  ここで、昨年一年を振り返りますと、三木市との統合病院を初めKDDI用地の取得、ホテルの誘致への取り組み、そして、学校の耐震補強を初めとする10カ年学校整備事業など、ビッグプロジェクトが動き始めた一年でありました。  三木市との統合病院については、昨年11月に、兵庫県が所有する小野長寿の郷構想区域内の小野の市有地を活用し、新しい病院を建設することに合意をいたしました。  全国的にも自治体病院は、医師不足や診療科の減少、経営状況の悪化などが深刻化し、加えて、その経営母体である自治体そのものの財政状況の悪化に伴い、一般会計からの繰り入れすら厳しい状況であり、病院本体の経営が非常に危うい状況に直面しております。  北播磨地域、5市1町あるわけでありますが、この中の5つの公立病院全体で、この5年間で医師の数が44人も減少し、まさに1つの病院がなくなるに等しい状況であります。幸いにも、小野市民病院は、全体で医師1名の減にとどまり、大幅な減少には至っておりません。
     なお、きょう現在におけることしの病床利用率も、5病院の中では最もよい結果と現時点ではなっておりますが、経営状態そのものは、決して楽な状況ではないということを申し上げておきたいと思います。  また、財政面においても、病院会計で小野市の場合は、約22億円の内部留保資金を確保し、加えて、一般会計の財政状況も、新しい国の財政指標である連結実質赤字比率、つまり民間でいう親会社、子会社全部含めた、その決算でございます。市の場合は、一般会計に加えて下水道、そしてまた病院等、そういったものを合わせた連結実質赤字比率、それから将来に対する借金の負担割合を示す将来負担比率、このいずれも、合併をいたしまして29市ございますが、県下29市中、第1位という最もよい数値で、他の指標も上位にあるなど、他の自治体に比べれば健全財政を維持しておるのが実情であります。しかしながら、将来的に楽観できる状態ではないということも事実であります。  このような中で、将来を見据えた大きな決断をしたわけであります。5万人級の自治体にとって、まさに社運ではなくて、市の運命をかけた、市運をかけた大事業であると考えております。  将来にわたる地域医療の安定確保と、より高度で、より高品質な医療を地域住民に提供していくため、地域医療の核となるマグネットホスピタル、磁石のように多くの医師が集まってくる、そのような病院を目指し、生き残りではなくて、まさに勝ち残りを目指す気構えで取り組んでまいりたいと考えております。  KDDI用地の取得については、5年にわたり交渉を重ね、当初の提示額から考えると破格の金額で取得することができました。この浄谷町と黒川町の両町にまたがる100ヘクタールの広大な土地は、将来の小野市のまちづくりとその飛躍に大きな可能性を持つ貴重な財産であり、今後、その有効な活用方法について、地元の方や多くの市民から意見をお聞きし、幅広い視点から検討を行ってまいりたいと考えてます。  そのうち、KDDI株式会社が所有しておりました野球場は、先般、フェンスの設置などリニューアルを行い、供用を開始し、2月から4月は無料とし、4月以降を広く開放していきたいと、このように考えておると同時に、将来の小野東小学校の建設の用地であるということも明快に方向を示しております。その他のKDDIの土地をどう有効にしていくかは、広く市民の意見をしっかりとお聞きして、その戦略的・中期的ビジョンに立って、その利活用を進めてまいりたいと、このように考えております。  ホテルの誘致は、3年の交渉を経まして、全国に200店舗を超えるホテル事業を展開するルートインジャパン株式会社と正式にホテル進出協定を締結をいたしました。これまでも市内企業を初め市民から市長への手紙などにより、ホテル誘致の要望が多く寄せられていました。  このホテル進出により、都市機能が充実し、観光、ビジネスなどで小野市を訪れる方々の快適性・利便性を向上させ、さらに地域経済に大きな効果をもたらし、小野市の活性化につながるものと期待をいたしております。  しかし、これは小野市が資金を出すわけではありません。万が一、大変厳しい厳しい経済情勢の中で、ホテル誘致、ホテル建設に関して新たに市に対して負担を求めてきた場合は、私はこのホテル誘致はやめるという決断をしたいと思ってます。民に対して、この時期に市は絶対に資金は出さないと、これを皆さんの前ではっきりと申し上げておきたい。民というのは利益を追求する企業です。私も、民に長くおりました。利益が出ないところには投資はしない。しかし、民と官でありますから、官に何らかの手当てと協力をしてほしいという話がこれから第4コーナー、第3コーナーを回ってホームストレッチに入ってきますと、私が陸上競技をやってるからというわけじゃありませんけども、何が起こるかわかりません。大事なことは、公金をそういう形で投入して、第三セクター的な経営はやらないということだけは、はっきりと申し上げておきます。そうならないことを願ってはおりますけれども、非常にこれも重要な問題でありますので、こんな時期に市が金を出してやるのかと、よく私、聞かれるもんですから。絶対にそれはありませんから、その点については、しっかりとした認識を持っていただきたいと思っております。  学校教育環境の整備については、昨年5月の中国四川大地震をきっかけに、学校の耐震化促進が国でも大きく取り上げられ、その後、岩手・宮城内陸地震が起こったわけでありますが、小野市は、その前に、児童生徒が安全で安心して学校生活が送れるように、総事業費60億円をかける10カ年の学校整備事業の中期計画を策定いたしました。策定した途端に、大きな大地震が2つも起こったものですから、大変複雑な思いになったのは事実でありますけれども、しかし、後手から先手管理、まさに60億円という大変なお金をかけて、将来の学校の姿をどうしていくか、これを明快に市民に示し、はっきりと子供たちにも夢を与える、そのような対応をしたわけであります。  そして、平成20年度は、旭丘中学校、そして河合中学校、小野南中学校の耐震補強工事を進め、耐震化率は24ポイント向上し、昨年度、県下平均64%を上回り、74%になります。  新年度は、さらに市場小学校、大部小学校の耐震化を進め、また懸案でありました小野中学校の改築、これは新築になりますけれども、計画をあえて平成22年から21年、今年度に1年前倒しして事業に着手いたします。その考え方は、不景気だからこそ、ハードの事業は今やるべきである。資材調達を含めてコストを下げるのは、不景気だからこそやる必要があるという経営理念に基づくことであります。何でこの不景気なときに、何で財政が厳しいときに、1年前倒しで小野中学校の建設をやるのか。いろいろご意見はあります。だからこそやるです。その点をご理解を賜りたい、このように思います。  この小野中学校の1年前倒しでやるということの後に、引き続き、先ほど申し上げましたように、平成25年度には、できればもっと早くしたいですが、小野東小学校の新築工事に取り組むなど、計画的に学校整備を進めてまいります。よく言われることでありますが、小野東小学校は非常に古くて汚い学校ではないかと、また耐震補強は大丈夫かと。でも一番耐震補強が強いのは小野東小学校なんです。見た目は悪いです。悪いって言うとおかしいけどね。要は中身で、勉強している生徒たちがよかったらいいんですよ、本当は。河合の学校はぼろ学校と、私は河合中学校のときは言われましたけど。そのかわりに、廊下はぴかぴかにみんなで磨きましょうと言って、この中に同期の議員もいらっしゃいますが、大事なことは、そういうことであって、建物がきれいになることが一番いいことじゃないんですよ。要は学校教育、教育長が言った方がいいかもしれませんが、当たり前のことなんですよ。中身だと言っても、やっぱり勉強する環境をちゃんと整えていくということを中長期的計画で入れたわけでありますから、その点ご理解いただいて、小野中学校の後には必ず小野東小学校をして、これで100%、小野市の学校はすべて耐震補強ができて、安全・安心な拠点であり、いざというときには避難場所になるという、学校はそういうものであります。  しかし、人口が減ってくるわけでありますから、将来の人口構造を見定めた学校設計へということが必要であります。この四、五年先だけではなくて、10年先、20年先の学校のその設計というのは、どうあるべきだということは、広く市民の意見も取り入れて、それに取り組んでいきたいと、このように考えております。  これからの学校整備計画は、健全な財政運営を維持しつつも、児童生徒が、先ほど申し上げましたように安全で安心して学校生活を送れる環境を創造するという目的で平成19年度に策定したものであり、まさに行政経営4つの柱のうちの1つ、言われてからやるのではなくて、言われる前にやるという、後手から先手管理への転換の実践であると、このようにご理解を賜りたいと思います。  また、昨年の暮れには、国の緊急経済対策に先駆け、低所得者に対して市独自の特別生活支援金を支給いたしました。わずかな金額でありますけれども、年末にそのわずかな小野市の温かい気持ちを皆さんに持ってもらおうと、そういう意識の思いであるということをひとつご理解賜りたいと思います。  そして、12月定例市議会でも申し上げましたが、県下で唯一実施しております小学校6年生までの医療費の完全無料化、つまり所得制限とか、母子家庭だけとか、そういうことじゃなくて、すべての子供たちに小学校6年生までの医療費を完全に無料化しておりました。もちろん県下では小野市だけでありますけれども。これを新年度から、義務教育期間、すなわち中学校3年生まで拡充することを決定いたしました。というよりも、ご承認をいただいて、今議会で決定をしていただくわけです。  これらは、100年に1度と言われる経済不況だからこそであります。いわゆる子育て支援とか福祉の行政だと皆さんお考えの点もあると思います。もちろんそれはあるわけであります。今一番お金がかがるのは、子育てにかかってる人たちなんです。せめて医療費ぐらいは市が無料でやろうじゃないかということで、議員からの提案もあり、確固たる信念でもって市民生活の負担を少しでも軽減するという、まさに経済対策の一環であり、経済対策は雇用対策だけじゃないんです。そういうことが求められているという観点からの決断であります。  次に、今、話題になっております定額給付金については、賛否両論さまざまな議論がありますけれども、国の第2次補正予算が成立し、関連法案が成立後ということは、まだ成立してない。そういう中で、年度内支給は微妙な状況で、そして、地域の首長、いわゆる市長は、余りにも唐突で、余りにも無理を我々に与えつけると、そういうような意見が今いっぱい出ております。  それで、私は、地方分権、地方分権、つまり国の仕事を地方に任せと言ってる割には、国から渡されたら、そんな難しいことはできないとか、やれないとか言ってる。何を情けないこと言ってるんだというような思いで、この第2次補正予算が成立をし、関連法案が成立後、年度内支給が微妙な状況であるということは十分理解しておりますけども、決定した以上、自治体に課せられた役割は、その是非を評価するのではなくて、迅速に執行することであると。県下29市中、小野市の場合は最も少ない職員数で年度末のハードな事務になることも予想されますけども、市役所を挙げて何としても年度内に支給するという意気込みで、スピード感を持って全庁的に進めてるところであります。  具体的には、あす2月27日、対象の全世帯あて一斉に申請書類、これには子育応援特別手当もあります。3万6,000でありますけども、これをあす、発送します。これは、県下だけではなくて、全国の市で多分最も早い対応であると、このように県の方から連絡がありました。知事の方にも報告されて、小野市の素早い行動に対して敬意を表すると、こういう話がありました。  具体的に申し上げます。これが定額給付金申請書送付用封筒で、あした配布するものです。こういうものが皆さんに配られます。そして子育て応援特別手当申請書送付用封筒は、こういうものであります。具体的にこれが皆さんのご家庭に届くということになります。ちゃんとわかりやすいようにしてありますから、このようにやってるところは、小野市だけです。自慢して言ってるんじゃないんです。やることは早くやるように言ってるんです。  そういうことで、一昨年の参議院議員選挙における開票事務のやり方を前例踏襲型から目標達成型に進化させた。通常なら選挙の開票というのは、大体夜中の2時、3時になるんです。あしたの仕事ができるのかと言うんです。これをせめて二、三時間短縮する方法はないのか。女性の方には申しわけないけども、ハイヒールはやめて運動靴にしてくださいと。判こを押すのはシャチハタにして、はっきり判は押してくださいと。テレビカメラを入れて、そして、だれがサボってて、だれがサボってないか、厳しい言い方ですけども、そういうつもりはなかったんですけども。みんなで一緒になって一つの目標達成型にしようじゃないかと。こうやった結果、ご承知のとおり、23時の目標に対して10分おくれで職員はやってくれたんです。やればできるんです。そういうような、まさに前例踏襲型から目標達成型に進化させたと同時に、これこそが行政手法、行政のやり方のイノベーション、変革なんだと。これにチャレンジすることによって、職員は自信を持つんです、やればできるということで。いわゆるお役所型の仕事から脱皮する一つのきっかけであると。  今回の給付金を渡すスピードアップというのは、ただ単に早く渡すという、そういうことじゃないんです。できるかできないかは別として、スピード感を持ってやるという目標を持って、皆さんに達成感を味わってもらう。公務員バッシングばかりやってるんじゃなしに、リーダーたるものは、やっぱり褒めてとらせる。皆さんに頑張ろうと、こういう思いを持って市民サービスをやるという、この意識改革こそが今、地方の自治体に求められる不可欠な要素であるということであります。  また、全国で初となる小野市いじめ等防止条例がスタートして、昨年の3月定例市議会においては、市と市議会の連名による「小野市いじめ等追放都市宣言」を行いました。すべての市民があらゆる人権侵害を根絶し、いじめ等のない、明るく住みよい社会づくりを目指して、市民総ぐるみで推進してまいりたいと考えております。  このいじめ等防止条例、学校だけの問題じゃないんです。職場での問題があります。今、いろんな意味で自殺者が3万人を超えてます。生活苦の問題、経済問題、そして個人的な悩みがあります。でも、成果主義を問われる大変な社会の中で、仕事に対して絶望し、そのような悲しい道を選んだ人だって中にはおられるんです。いじめ問題は、子供たちだけの問題ではないんです。社会全体を含めた、この狭義ではなくて広義にとらえたいじめこそを小野市は率先して、全国に先駆けて、何としてもいじめという定義を皆さんに浸透させ、小野市からはいじめはさせないと、そういうようなことの運動をやろうということでご同意を得て、そして、都市宣言まで行ったということであります。これを具体化するために、今回、新しく啓発のためのポスターも約300枚つくって、ありとあらゆるところに配布するようにという指示もいたしました。  その他の取り組みでは、北播磨の基幹駅である粟生駅の陶芸の館「あお陶遊館アルテ」に引き続き、粟生駅周辺の全面改修や、南の玄関口である神戸電鉄の樫山駅周辺の全面改修を行ったことにより、本年ですべての公共交通拠点施設の整備を完了いたします。駅は切符を売るところではないと。コミュニティーの場として再生をさせる、これが理念なんです。  今、きすみのでは、本当に皆さん一生懸命頑張って、ちょっと頑張り過ぎですけどね。決算報告を見ましても、立派な成果が出ています。何ももうけることだけがすべてじゃないということでスタートしたわけであります。しかし、皆さん、頑張り過ぎて、しっかりと実績を出されたようでありますけれども。河合西駅では、買い物代行をやりましょうと。単に「ふくほの香」のうどんを売るというだけでなくて、私たちが地域で今、欠落してるのは何なのか、1人で生活されてる人たちで買い物だってできない人がいるんです。そういうことの代行をやろうとされてる。学校の帰りには、子供たちが電車に乗って帰るところなので。安全・安心の見守り隊としてやりましょうと。駅の整備は、本来ならJRは民間企業ですから、JRがやらないといけないんです。そんなこと言っていたら、いつまでたってもできないから、市がやるということで、5つの駅を整備しました。  結果として、JRの電化も進みましたけれども、5万人の乗客数がふえました。その60%は、何と小野の駅から乗ってる人が多いと。その旨を神戸電鉄の社長、会長さんに、この前に話をしました。もう少しスピードアップできないのかという中で、先般、大変粟生線は苦しい状況であるけれども、よそでもうけた分で相殺してもらえばいいんだという話の中で、時間短縮をやるというぐあいに動いていただく。我々も、そのかわりに樫山駅を全面改修すると。これからは、安全な道を通って電車に乗ることができるということであります。言うべきことは言います。やるべきことは、そのかわりにやりますと、こういうことでやれば、経営者はわかっていただけるんです。そういう思いでやってまいりました。  また、年間40万人の利用客でにぎわう白雲谷温泉ゆぴかの岩盤浴、観光交流センターもオープンいたしました。そして、河合運動広場においても、テニスコートの改修、グラウンドの拡幅工事などが完了し、間もなくリニューアルオープンをいたします。加えて、小型デマンドバスの毎日の運行の開始、小野産小麦「ふくほの香」を原材料としたしょうちゅう「おの想い」の発売開始、ウイーンでの「青野原俘虜収容所のウイーンの里帰り」展覧会の開催、これは神戸大学との包括協定による連携でありました。さらに、進化した小野まつりなど、さまざまな事業に取り組んでまいりました。いかにして環境をリニューアルしていくか、今あるものをどう変えていくかというような発想であります。  一方、このようにビッグプロジェクトを初め多くの事業を進めながらも、財政状況については、健全財政を維持するために、先ほどもお話しさせていただきましたけれども、人事制度改革を初め入札制度改革などの行財政改革を実施した結果、9年間で約150億円の経費削減を行ってまいりました。職員にとっては、大変厳しい環境だったと思います。最少の人間で仕事をし、仕事はふえる。しかし、人間の知恵と工夫というのは限りないものがあります。やればできる。それだけの能力を小野市の職員は持ってます。また、持てるようにするのが人材育成なんです。それを信じてやってきたわけであります。  結果として、公金のむだを省き、そして、先般、「互助会の費用、66%を兵庫県下が減少」と新聞に載りましたが、小野市はゼロなんです、唯一。すなわち互助会の費用というのは、役所側、民間でいうと会社側と個人の給料の両方をあわせて互助会だと。しかし役所というのは、どちらもが税金なんです。よって、税金を我々個人のために使うのはよくないということで、ゼロにしたんです。これは、小野市の組合の皆さんにもご理解をいただきました。この流れは、もはやとめることはできません。必ずや66%減ったということで満足するんでなくて、小野市に続けという市が出てくる。当たり前だからですよ。そういうことを発信をしていくというのは、パフォーマンスではなくて、いかに税金を口先ではなくて、どうやってむだを省くかということは、そういう具体的な事例をもってやることであるということであります。  そういうぐあいに、経費節減を大幅に行ってまいりました。昨年、自治体の財政状況を図る新たな指標が導入されました。総務省というのは、したたかですね。地方に審議を任せるということになりますと、地方は頼りないということになって、それで、数値でもって財政状況を縛ってくる。負けるものかということで、小野市の場合は実質赤字比率、先ほど申しました、病院等を含めた連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率、4つの指標においても、いずれもが県下の1位あるいは上位に格付されるなど、財政の健全性を維持しているところであります。今後も、これら財政指標に目標数値を設定して、健全な財政運営に努めてまいります。  それでは、21年度の施政方針になりますけれども、21年度の当初予算について、主なものを申し上げたいと思います。  新年度当初予算については、教育・文化の充実、安全・安心社会の推進、子育て支援など福祉の充実に重点を置きまして、加えて、100年に1度と言われる経済不況の中、経済対策の施策を盛り込んだ予算といたしました。近隣市で一番早く新聞に予算の内容が発表されたところでありますが。  まず、「教育・文化の充実」であります。  学校教育環境の整備では、児童生徒が安全で、そして安心して学校生活を送れるように、中国四川大地震が起こる前に策定した、総事業費60億円をかける10カ年学校整備事業中期計画に基づき、学校整備を進めてまいります。  市場小学校、大部小学校は、耐震化の工事を行い、小野中学校は、計画を1年前倒しして、改築工事に着手をいたします。小野特別支援学校については、児童生徒の体育の授業やレクリエーション活動が十分行える場を確保するために、新しい体育館の建設を進めてまいります。  また、小野東小学校については、平成25年度から工事に取り組み、平成28年度には、すべての学校の耐震化が完了するよう、計画的に取り組んでまいります。  「おの検定」につきましては、本年で6年目を迎え、脳を鍛え、心と学力をはぐくむ検定として全国的に認知されてまいりました。全国に認知されてるということはどういうことかといいますと、小野市へ勉強のために200を超える市が来られてます。同時に、おの検定は、こちらからも出張して、担当課長は本当に大変なんです。逆に考えたら、小野へ行って小野の人に別に講義してもらわなくても、こちらから出張して小野の教育のやり方というのをぜひとも勉強していただきたいと。文科省の方にも、これを十分評価をしていただいてるのも事実であります。このようにその成果として、基礎学力が確実に定着をし、規範意識の高い子供たちが育ってるという、全国学力調査の結果からも明らかです。本当は細かく全国学力調査の結果を発表したいのでありますが、これはご承知のとおり、新聞等で発表しますと、序列化が出るとか、いろいろありますけど、私は、基本的には、いいか悪いかではなくて、明快にはっきりさせて、改善すべきは改善すべきであるというのが持論でありますけども、兵庫県下、なかなかそうはいってないということであります。しかし、事実を知って改善が見える。  しかし、幸いにして、申し上げておきたいのは、ここに教育長がおりますけれども、小野市の今回の全国学力調査の結果というのは、明快に優秀な成績であったということだけは報告しておきます。それは学力だけではないんです。体力等も含めた、生活マナーも含めた評価も非常に高かったと。自慢ばっかりみたいですが、これは私が言っているのではなく、教育長が言ってるんですからね。そういうことであります。今後においても、脳科学と教育を基礎・基盤に据えた16カ年教育に取り組み、児童生徒の基礎学力や学習意欲の向上に努めてまいりたいと思います。  また、情報通信技術、いわゆるICTでありますけども、この急速な発展により、社会におけるコミュニケーションの形態や方法が大きく変化する情報化社会の現状を踏まえて、情報化社会に対応できる能力を養うために、学校教育にICT、すなわち情報通信技術を取り入れた教育を展開することにより、授業改革を進めてまいります。このICT教育を全市的規模で、ここが大事なのですが、全市的規模で取り組んでいるのは、兵庫県下29市で小野市が初めてであります。  文化の充実では、上田三四二記念「小野市短歌フォーラム」は、歌人、作家、文芸評論家として多方面で活躍され、宮中歌会始詠進歌の選者であった上田三四二氏の功績をたたえて、短歌の全国規模の大会として、これまで開催をしてまいりました。短歌投稿の期限が2月末日でありますので、出されてない方は、ぜひ出していただくように、この場をかりてお願いを申し上げます。私も、これが終わった後、投稿する予定にしております。  ことしは、第20回目という記念すべき大会に当たり、新たに小野市詩歌文学賞、詩の歌と書いて詩歌と言いますが、詩歌文学賞を創設いたします。これは、短歌と、それから俳句と詩のそれぞれの分野から、最もすぐれた作品の著者を表彰する。つまりプロの人たちを表彰するということであります。その選考委員には、短歌の第一人者であります馬場あき子さん、そして今回、1月15日に私も出席いたしましたけども、宮中歌会始の選者であります永田和宏氏、俳句の宇多喜代子氏、こちらは現代俳句協会の会長であります。そして詩の辻井喬氏、こちらは堤清二さん、セゾングループを率いてこられた方でありますが、先般、読売新聞で連載がなされたわけでありますけども。日本のそうそうたるメンバーの人たちが私たちの趣旨を十分理解して、小野市の詩歌文学賞をやりましょうと。今だからこそ、この不景気の殺伐としたこの時代だからこそ、まさにこの意味は大きいと、こう評価をされたわけであります。  これらの方をお迎えをいたしまして、5月23日の短歌フォーラムと同時開催を初めて小野でやりたいと思います。詩歌文学賞の発表は、東京のプレス発表になると思います。つまり全国版で発表しようということになっております。この詩歌文学賞を日本で最も権威のある文学賞として高めることを目指し、小野市をさらに全国発信してまいりたいと考えております。  次に、「安全安心社会の推進」であります。  三木市との統合病院については、先ほど申し上げましたように、将来にわたる地域医療の安定確保、そして、より高度で、より高品質な医療を地域住民に提供していくために、大きな決断をいたしました。これから小野市、三木市、神戸大学で構成する協議会の中で、その計画の具体的な検討を進めてまいります。  けさも、こちらに来る前に三木市長から電話がありまして、きょう、同じように議会が始まっているわけですが、病院についての発表に対する内容の再確認をしておこうということで、電話があったわけであります。10年先、20年先に必ずいずれ小野市の市民病院も建てかえなきゃならない時期が来ます。そのときに、1つの市で150億を超える資金を投入して病院をつくることができるんでしょうか。絶対にできない。そこで何としても加東市も入ってくださいと言いましたけども、ちゅうちょされたわけですが、これは、それぞれの市の事情があります。よって、小野と三木と、そして神戸大学、責任者は、がんセンターの院長がその座長になられるということで、全部で20数名ぐらいのメンバーで検討していくことになると。詳細については、まだまだいろいろ詰めておりますので、現段階では発表できませんけれども。そういったことで、地域住民に提供していくために、大きな決断をしたということであります。  これから小野市、三木市、神戸大学で構成する協議会の中で、その計画の具体的な検討を進めてまいります。勤務医に専門的教育を施せるマグネットホスピタルをコンセプトに、全国のモデルとなる病院づくりを目指し、総力を挙げ取り組んでまいりたいと思います。  安全・安心パトロールについては、巡回パトロールにおける見守り活動や犯罪抑止活動等により、犯罪発生件数がパトロール実施前に比べまして約4割減少するなど、市民の安全・安心に大きな成果を上げております。今、市民安全部長がここにおりますけれども、現役の県警本部の警視であります。OBではありません。しかし、犯罪の発生件数の個々の内容については、これは守秘義務がありまして、皆さんに発表できませんが、ただ、平成12年度からしますと半減したという事実は事実であります。県警の太田本部長と、あるいは警務部長ともお話をさせていただきましたけども、小野市の取り組みを兵庫県下全部に通達をされまして、そして、全市の警察署がそのような取り組みをせよと、こういう通達を県警本部長が出されたというのは、この1月の初めの話であります。私たちの取り組みは、決して場当たり的ではなくて、後手から先手管理の実践をし、そして評価されてるということであります。見える成果も出てるということでありますので、ご理解賜りたいと。  そういう状況の中で、新年度においては、不景気に伴い、治安の悪化がやっぱり懸念されるのです。不景気になってくると。だからこそであります。パトロールカー、さらに2台の増車とパトロール隊員4名の増員、このパトロール隊員4名というのは、すべて県警のOBの方ばかりであります。刑事畑、暴力団対策畑あるいは交通畑、いろんな職種を回られ、いろんな警察署で実際の職務に携わった方が4名、新たに採用されることになります。  結果として、最終的にはパトロールカー7台、パトロール隊員15人体制で安全・安心パトロールを実施しております。それとは別に、各学校には警備員を配置してることは、既に皆さんもご承知のとおりであります。増車したパトロールカーは、犯罪が多いとされる地区へ重点的にパトロールを行うなど、市民のさらなる体感治安の向上を図ってまいりたいと思います。  特に皆さんにご理解をいただきたいのは、何度も申し上げてますが、小野市の青パトが速く走ってるときは、何かあるから走ってるんです。ゆっくり走ってるときは、サボってるわけじゃないんです。じっくり皆さんに聞いてもらうためです。土手に座って、いろんな人と話をしてるのは、おじいちゃん、おばあちゃんの話を聞いてあげてるんです。竹やぶがばさっと道路に落ちてきたのを、それを一生懸命切ってるんです。あるいは道路がでこぼこになっていたら、それを直すということで、自分の目で見るから現場の姿が見えてきます。安全・安心パトロールというのは、何も犯罪だけの問題ではないんです。道路のチェックであり、あるいは子供たちの見守りであり、加えて緊急時に出動する体制であり、いろんな角度の仕事をし、そして、悩みを聞いて上げて、それをヒューマンライフグループにつなぐと。あるいは犯罪に当たるようなことは警察署と連携をとって、すぐ社警察署で処置をすると、こういうことでありますので、そういう体制をとっている市はまずないと思います。  安全・安心なまちでこそ、住めるまち、これからはますますそういうことが重要になっていくということで、あえて財政が非常に厳しい中でありますけども、隊員4名の増員と2台のパトロールカーをふやして、7台15人体制の仕組みをとるということであります。まさに市民のさらなる体感治安の向上を図ってまいりたいと、こういうことであります。その取り組みは、国土交通省及び警察署から、住まいとまちの安全・安心再生プロジェクトモデル地区に指定された小野地区の取り組み方策の一つとして位置づけられ、今や全国のモデルとして注目されております。  また、大規模災害で救急救助に備えた消防・防災力を強化するための消防庁舎の耐震化、高規格救急車の更新、更新というのは消防車を新しく買うということです。防犯対策として、町境の通学路への防犯灯設置、防犯灯設置というのは、その区長さんの権限で、設置するのは各地域ごとでやられるんですけども、では町と町の境はどうなるのかと。これは市が責任を持ちますという新しい施策でやるようになったということです。この町境の通学路への防犯灯設置など、安全・安心なまちづくりをさらに進めてまいります。  次に、「子育て支援などの福祉の充実」であります。  現在実施しております乳幼児等の医療費の無料化は、県の制度に準ずるだけではなくて、市独自の少子化対策及び子育て支援の一環として、所得制限や入院、外来一部負担金を撤廃して、その対象を小学校3年生から6年生まで拡大し、医療費の完全無料化に取り組んでまいりました。  新年度においては、これを中学校3年生までさらに拡大して実施をしてまいります。この拡大は、県下の他市町に先駆けての取り組みでありますが、現行の少子化対策としてではなくて、100年に1度と言われる経済不況だからこそ、子育て世代の負担を少しでも軽減することが行政に求められていると、そのような信念の中から、平成21年度から、3年間の緊急の経済対策として実施いたします。  では、たった3年でやめるのですかと。そうではないんです。コンビニ受診等で、中学3年生までだから、何でもかんでも救急車に乗っていって、そして見てもらったら無料だからと。もしこれが蔓延するような小野市民の意識構造であるならば、教育上も、そして小野市の財政も、まさに何だったのかいう試金石になるわけであります。小野市民はそうではないと信じております。そうならば、それ以降も続けていくということはあり得るということであります。ぜひともコンビニ受診ではなく、本当に医師にかからなければならない、そういうことをよく見きわめて、今7名の小児科医がおりますけれども、その人たちが小野市の市民病院から去っていくことがないように、ぜひともご協力をいただきたい。そういう意味で、あえて3年間に限定をしたと、こういうことを申し上げているのであって、やるべきことを3年でやってやめるという、そんな継続性のない政策というのは、私は余り好ましいことではないと思いますが、しかし、一方では、ずっと継続して医療費が無料で続くからいうことになりますと、必ずやコンビニ受診というのは出てくると思います。その点で、この3年間は、ある意味では、そういうことを見る機会でもあり、同時に私たち自身が試されてる時期と、こう思わなければならないと、そのように考えておるところであります。  どちらにしましても、平成21年度から3年間の緊急の経済対策として実施をするということは、先ほど申し上げました。24年度以降については、再評価を行った上で決定してまいりたいとも申し上げました。その趣旨は先ほど申し上げたとおりであります。  それから、妊婦健康診断費助成についてでありますけども、安心して元気な赤ちゃんを産み育てていただけるように、平成18年度から実施、現在では県下でも2番目に充実した健診5回分、上限3万5,000円という内容に拡充しております。新年度においては、国、県の制度改正を踏まえまして、その助成制度を全妊娠期間における健診5回を14回分に拡大をして、上限についても倍額の7万円程度まで引き上げ、さらに充実した内容で実施をしてまいりたいと思います。  小野市は、医療費は無料だし、健診もきっちりしてもらえます。水道、下水道は最も安いですから、家を建てるなら小野市ですということを議員さん全部に言っていただきたい。そして、白雲谷温泉も必ず行っていただきたい。  障害者の自立支援については、国の負担軽減策に加えまして、市独自の事業として、ここがポイントなんです。サービス利用の負担上限管理制度、排せつ機能障害の方へのストマの一定額の無料化、重度障害者の医療費の無料化など、引き続き障害者の在宅生活を力強く支援してまいりたいと考えております。まさに市独自の事業であります。  また、発達障害児への療育支援については、これまでの乳幼児期の療育事業に加え、言語聴覚士2名による専門的な個別サポート事業に取り組み、保育所や学校と連携をし、一貫した支援体制に努めてまいります。  らんらんバスにつきましては、多くの市民に利用をいただき、年間乗客数は6万7,000人を超えております。過去最高を更新するなど、市民の移動手段として定着してまいりました。その乗降数が最も多い体育館アルゴ前のバス停、いつもあそこのベンチにお年寄りの方が座っていらっしゃるんです。雨の日、どうされるのかなと思いながら、私は、いつも会議等に出るときに、あそこの横を通るんです。これではいけないということで、新たにシェルターを設置して、利用者の利便性をさらに高めてまいりたいと。  普通の道のところに休憩所があると、交通安全上の問題があって、なかなかできないんです。まず、アルゴの前というのは、大変大勢のお年寄りの人たちがいらっしゃいます。これは大事なんです。無料ですから、バスは。それと、家を出るということは健康になるんです。サティなんか、歩くだけでも健康になるんです。物は買っていただきたいですけど。そういうことなんです。しかし、あそこで暑い炎天下、あるいは雨の日に、あるいは寒い日に座っておられる方を見るたびに、私は、そこにシェルターというんですか、そういう囲いのあるちゃんとした休憩場所をつくる必要があるということで、今予算にぜひとも入れたいということで予算に入れたわけであります。利用者の利便性をさらに高めてまいりたいと考えております。  また、自治会が管理されている児童広場や公園については、安心して子育てができる、人に優しいまちづくりをするために、引き続き遊具等の新設・補修に対し、助成・支援を行います。この遊具等の新設助成は200万円までであります。それらの地域の公園というのは、地域が持っている公園でありますが、市がやっぱり助成しましょうと。古い古い、がたがたの遊具が置いてあるところがたくさんありましたが、もうほとんど一掃されたと思いますけども。それと、定期的検診をやりなさいと、こういうことで今、チェックリストをつくってやってます。ボルトの緩みがないか、あるいはどこかにふぐあいがないかということを、パトロール班も含めて定期的にやっていると。こういうことは、思いつきでやったらだめなんです。定期的にきちっとやらないといけません。そういうことを仕組みとして現在やっていることをご理解いただきます。  次に、経済対策につきましては、中学校3年生までの医療費の完全無料化の拡充に加えて、雇用対策として、小野商工会議所と連携した緊急経済雇用対策協議会を設置して、就業相談会などを開催しております。きょうの新聞だったと思いますけども、相談会の案内が出ていたと思いますけども、その成果についてもチェックしたいと思っております。  また、国の経済対策としてのふるさと雇用再生特別交付金事業、緊急雇用創出事業を活用して、公園の緑地等景観整備事業などの実施により、就業機会の創出を図ってまいりたいと。シルバー人材センターも、小野市と加西市が一緒になっていたのです。私は、一緒では仕事ができないということで、小野市は分離させました。分離させた結果、どうなったか。シルバー人材センターの事業実績がぐんと上がったんですね。やっぱりみずからの管理をしていくということで、責任の所在をはっきりさせる、組織をはっきりさせるということによって、シルバー人材センターの活性化ができておりますので、それをさらにシルバー人材センターの人たちにもっとやりがいと生きがいができるような、そのような助成を進めてまいりたい。  今は成果が出ておりますので安心をいたしておりますけれども、大いに高齢者の方が働き続けるということは、結果的には元気になる。元気になるということは、結局医療費が少なくなる。ということは、結果的に小野市の財政がそれだけ楽になると。こういうように考えていただければ、ご理解いただけると思います。  その他の取り組みとしましては、市役所、大池総合公園、図書館、うるおい交流館エクラ、サティ等の複合的な都市機能が集積するシビックゾーンにおいて、公共施設や利便施設へのスムーズな誘導を行うための歩道空間の確保を主とした道路整備を進め、都市機能の充実を図っております。今、工事中でありますけども、小野まつり等になりますと、やっぱり歩道と道路が一緒になっていると危険であります。そのために、今整備をいたしております。  また、国道175号市場東交差点から小野工業団地に延びる新都市中央線につきましては、統合病院の建設と並行して整備を進めてまいります。要するにどういうことかといいますと、国道175号から育ケ丘へ斜めに入っていって、育ケ丘の町の中を通って工業団地に入っていくと。今度は、育ケ丘の坂を上がったところへ信号がつくようになってるんですけども、信号以前の問題で、町の中をダンプカーが入ったり、大型トラックが走るということ自体が問題なんで、市場東交差点のところから直接新しくできる病院の横を通って、そして工業団地へ直通で入って、将来はそれを三木の久留美へ抜くという考え方で、その新都市中央線の道路に着手をするということであります。これは、先ほど言いましたように、小野工業団地から県道万勝寺久留美線まで延伸させ、広域的な幹線道路網の整備を進めてまいりたいと考えております。  農業振興につきましては、災害に強いむらづくりや、景観に配したきれいなむらづくりに向けて、地域住民が主体的に取り組む農地・水・環境保全向上対策事業を継続して取り組んでまいります。  また、ガーデニングボランティアにおいては、種から花の育苗、すなわち花と苗を育てるということでありますけども、それを年間15万ポットを供給するなど、花の苗を公園や駅周辺、自治会、小・中学校などの公共施設に配布・植栽する花いっぱい運動が展開されておりまして、引き続きガーデニングボランティアの育成・支援を行ってまいりたいと考えております。  各地区の地域づくり協議会の活動については、それぞれの地域のよさを生かし、主体性を持った活動が実施できるよう、使途、使い道を制限しない活動補助金により継続して支援してまいります。  小野まつりについては、平成12年度から、祭りを変えようと市民みずからが改革に動き出して、おの恋おどり、市民屋台村、市民夏の夢舞台の実施など、県下でも有数の祭りに進化いたしました。おの恋おどり108チームというのは、県下第1位のいわゆるイベントに発展をしました。  ことしの第32回小野まつりでは、ある市では花火大会中止というふうなことが載っておりましたけども、私は逆だと思っております。別に批判をしてるわけではありません。花火の数を県下で3番目の規模となる3,500発から、逆にことしは5,000発に変えます。充実して、小野市のみならず、北播磨地域の核となって交流を促進し、地域の活性化を図ってまいりたい。不景気だからこそ、皆さんにせめて夏の夜は花火をどかんと上げて、元気になってもらおうじゃないですかと。そのかわり業者さんには、かなり無理を言いました。値下げをしてくださいよということで、金は使わずして盛り上げるということでありますので、その点、皆様方に十分ご理解していただきたい。小野市は、ことしから5,000発の花火大会をやるというようにご理解をいただきたい。この不景気なときに花火大会をやめるところがあるのに、小野市もやめたらどうですかと。そんな元気のないことでどうするんですかというのが私の思いであります。あんまり言い過ぎたらちょっと批判になりますので。  やっぱり人間の心理って、そういうものなんですね。今、車がぐっと生産が落ちてるんですよね。家電製品もぐっと落ちてる。今さら車に乗ってる人が自転車に乗りかえると言う人は出てこないですよ。炊飯器で炊いてる人が、今さらまきで炊くようなお母さん方がおられるでしょうか。いずれ好むと好まざるにかかわらず、在庫調整をします。今度はフル生産に入ってきます。それと、人口がこれから1億2,700万が9,000万人の世界が将来来ます。小野市が今5万ちょっとです。加東市が4万ちょっとです。両方合わせて9万なんです。両方合わせて6万人の時代が来ます。それを考えたら、病院が5つもある必要はない。たった1つでいいかもしれません。そうすると、冠たる病院にしておかなければならないと。ほかはサテライトの病院にしないと仕方がないと。ちょっと微妙な発言ですけどね。要するにそういうことをやっぱり考えて病院戦略をつくっておかないとだめなんで、道路もそうであります。学校建設もそうであります。いかに先を読んでやるかということ、それこそが政治だと私は思っております。  祭りも、小野市へ、ふるさとへ帰ってきて、誇りを持てるような、そんな祭りに。私はもう何回も申し上げてますように、小野市へ帰ってくるまでに7カ所、あちこちで住みましたから、帰ってきて、やっとわかったんです、ふるさとのよさというのが。50歳越えてやっとわかった。それまでは小野へは帰りたくないと、本当に思っていました。田舎へはあんまり帰りたくないと。5男4女の8番目ということもありましたけどね。帰れない事情もありましたけど。しかし、ふるさとは違ってました、やっぱり。このよさは、外へ出た者だからこそよくわかるんです。子供たちの前で、私はいつもそれをよく言います。ふるさとのよさは、ふるさとを離れて初めてわかる。もっと言うなら、ふるさとを持てるということは、どれほど誇りに思うことか。それを学校教育の中でぜひ教えていただきたいと、私はそれを教育長に何回も言っております。  要するに、やっぱりふるさとというのは大事なんだということなんです。ふるさとに誇りを持てる、そういう人を育てるということなんです。20歳の成人式もそうでした。みんな、20歳の成人式を迎えた人たちが主体となってつくってくれるようになりました。あれが行政主導だったら、どうだったでしょうか。小野市の成人式は、今や若い人たちが自分たちがみずからをもって主体的に自立的にやるという、それこそが成人式の本来あるべき姿なんです。成人式は式典じゃないんです。20歳になって、何が自分たちにできるかということを確かめる場なんです。成人式は、そういう皆さんがつくってくれた。行政がつくったんじゃない。20歳の大人がつくってくれた。20歳になった人たちがつくってくれたと、このように思っております。  ひまわりの丘公園、それから白雲谷温泉ゆぴか、国宝浄土寺など、市内の観光資源を活用したツアーとか、イベントの開発などを行いまして、小野市の観光行政の積極的な展開と小野市の情報発信を今後も行ってまいりたいと。前は商工観光課だったんですけど、観光課を分離させました。まだまだ観光課としての成果は出ておりません。観光課の方は、今は頭を抱えてるか知りませんが、もっと観光課としての果たし得る役割というのはあるはずなので、私も先頭に立って小野市の観光行政がどうあるべきか、これは何もこういう建物があって、こういういいところがあるというだけではないんです。小野市には自然というのがあるんですよ。都会の人が小野市へ来たときに、どう思うか。こんなに自然豊かで、こんなに空気がいい。夜は金鑵城の上からお月さんと、それから星を見てください。都会で見えますかっていうんです。そういうよさが観光なのであって、何も観光名所をバスでぐるぐる回るのが観光ではないのです。全く観光に対する意識を変えていく。そういう観光課に私はしていきたい、またそうしてくれるだろうと、こう思っております。  以上、平成21年度の予算は、一般会計が182億円、特別会計が81億円、企業会計105億円で、予算の総額は368億円といたしております。  一般会計では、小野中学校の改築、安全・安心パトロールの充実、中学校3年生まで拡充する医療費の完全無料化や就業機会創出のための雇用対策事業など緊急経済対策に係る施策を盛り込み、対前年度比1.8%増の、この時期にあえて積極予算といたしております。  このように積極的に事業を行ってまいりますが、皆さんが一番心配されるのは、財政は果たして大丈夫なのかということだと思います。預金に当たる基金の残高、貯金ですね。基金残高は、決算ベースで71億円を確保します。地方債、いわゆる借金の残額については、前年度から逆に1億円減らして、146億円となる見込みでありまして、また実質的な借金返済の割合を示す実質公債費比率という比率が国の4つの指標の中で出てきておりますけど、これ18%超えると大変なんですけどね。近隣市は大体20%を超えるところが現実に出てきております。そういう状況でありますけれども、小野市の場合は、1億円減らして、借金は146億円となる見込みであり、また実質的な借金返済の割合を示す実質公債費比率と言うんですけども、これは地方債の発行に許可が必要とされる18%、これをこえると、いわゆるイエローカードがつくわけですけどね。これを大きく下回る14.1%、平成20年度決算は14.2%ですから、それよりも改善されると見込んでおりまして、引き続き健全財政の堅持に努めてまいります。まさに行政は経営戦略をどうやっていくか、ここに尽きるということであります。  本定例会には、一般会計予算を初め38件の議案を提出しております。新規事業が35件も入っております。細部につきましては、各担当者に説明をさせますので、慎重なご審議の上、ご決定いただきますようお願い申し上げます。  最後に、大変な時代に突入しておりますけども、時代の変化にフレキシブルに、柔軟に、かつスピーディーに対応して、生き残りではなくて、勝ち残りを目指して、そして、市民の皆さんが本当に住んでよかったまち小野だと、それを実感していただくために、小野市のさらなる飛躍と変革に向けて、ネガティブではなくポジティブシンキング、前向きに物事を考えていくということで、チャレンジをし続ける、そういう考えであります。  議員の皆さんにおかれましては、円滑な行政運営ができますように、なお一層のご指導とご支援を改めてお願い申し上げまして、平成21年度に向けての私の所信といたします。大変長い時間、ありがとうございました。 ○議長(藤原 健君)  この際、暫時休憩いたします。再開は11時30分といたします。                休憩 午前11時19分                ───────────                再開 午前11時30分 ○議長(藤原 健君)  ただいまから会議を再開いたします。  議案第2号 平成21年度小野市一般会計予算、議案第7号 平成21年度小野市都市開発事業会計予算、議案第11号 平成20年度小野市一般会計補正予算(第5号)、議案第15号 平成20年度小野市都市開発事業会計補正予算(第2号)、以上4件について、総務部長。                 (総務部長 登壇) ○総務部長(近都正幸君)  議案第2号 平成21年度小野市一般会計予算について提案説明をいたします。  予算書の5ページであります。  第1条は、予算の総額を、第5条は、歳出予算のうち、人件費の流用について定めたものであります。  次に、6ページであります。
     第1表の歳入歳出予算の主なものについて説明いたします。まず、歳入でありますが、款1の市税につきましては、法人市民税、固定資産税の減等により前年度に比べ6.2%の減、款2の地方譲与税につきましては、自動車重量譲与税の減などにより7.3%の減、款11の地方交付税につきましては、市税収入の減少や国の地方財政対策等により2.2%の増、款15の国庫支出金につきましては、安全・安心な学校づくり交付金等の増により8.3%の増、款22の市債は、住民情報システム整備事業債、小野中学校校舎改築事業債、学校施設耐震改修促進事業債及び臨時財政対策債の増等により、前年度に比べ66.7%の増となっております。  次に、10ページからの歳出でございます。  款2の総務費では、消防庁舎等の耐震改修事業費、住民情報システム更新経費、安全・安心パトロールの充実のための経費、市民会館大規模改修事業費など、款3の民生費は、中学3年生までの乳幼児医療費の完全無料化のための経費、後期高齢者医療に係る繰出金など、款4の衛生費は、妊婦健診の全額助成経費、新病院建設準備経費など、款5の農林費は、防衛施設周辺整備事業費、むらづくり交付金事業費など、款6の商工費につきましては、緊急雇用創出事業経費、小野まつり補助経費、白雲谷温泉管理費など、款7の土木費は、新都市中央線の整備、一般道路の整備事業費など、款8の消防費は、高規格救急車の更新による経費、小型動力ポンプ積載車購入補助など、款9の教育費は、ICT教育を初めとする教育推進費、小学校の耐震化改修事業費、小野中学校校舎改築事業費、特別支援学校体育館の整備事業費など、それぞれ計上しております。  なお、詳細につきましては、16ページ以降の歳入歳出予算事項別明細書をご高覧願いたいと思います。  次に、議案第7号 平成21年度小野市都市開発事業会計予算について提案説明をいたします。  これは、別冊の平成21年度小野市都市開発事業会計予算書1ページでございます。  第2条の業務の予定量でございますが、工業団地管理センター管理業務として、業務費990万円、土地造成事業として3,750万円を予定しております。  第3条の収益的収入及び支出については、収入として都市開発事業収入並びに預金利息等、支出では、都市開発事業原価、団地管理センター管理運営費など、それぞれ3,880万円を計上しております。  第4条の資本的収入及び支出につきましては、開発管理事業収入として230万円を計上し、支出では、土地造成事業費として3,750万円を、都市開発事業管理基金に開発事業管理収入と同額の230万円の積み立てを予定しております。  なお、詳細につきましては、予算書4ページの予算実施計画以降をご高覧願いたいと存じます。  次に、議案第11号 平成20年度小野市一般会計補正予算(第5号)について提案説明をいたします。  議案書の11ページであります。  今回の補正は、学校の耐震改修等各事業の確定見込みによる事業費の更正、小学校のパソコン整備事業等国の2次補正に係る地域活性化・生活対策臨時交付金による財源更正並びに各事業の決算見込み等による収入更正などの補正であります。  第1条の歳入歳出予算の補正でありますが、既定の総額から歳入歳出それぞれ3億2,250万円を減額し、予算の総額を191億3,900万円にしようとするものであります。  第2条の繰越明許費は、11ページの6、第2表に記載してますとおり、定額給付金給付事業など5件について限度額を設定し、翌年度へ繰り越しをするものであります。  第3条の地方債の補正は、11ページの7、第3表に記載してるとおり、変更5件で、全市公園化等事業債など地方債対象事業費の確定見込みにより、限度額を変更しようとするものです。  次に、11ページの1、第1表の歳入歳出補正予算の概要について説明をいたします。  まず歳入でありますが、款1の市税、款10の地方特例交付金及び款11の地方交付税につきましては、収入見込みにより、款15の国庫支出金は、地域活性化・生活対策臨時交付金の交付等により、款16の県支出金及び款22の市債は、それぞれ事業等の確定見込みにより、款19の繰入金は財源調整等により、それぞれ補正しようとするものであります。  次に、11ページの4、歳出であります。  主な内容でありますが、款2の総務費で職員退職による退職手当組合負担金の増額、款3の民生費で高等技能訓練促進事業の追加、保育所児童保護経費等の確定見込みにより減額、款5の農林費で県営農道整備事業負担金、むらづくり交付金事業等の減額、款9の教育費で学校施設の耐震改修促進事業の確定見込みによる減額などについて、それぞれ所要額を補正しようとするものであります。  なお、詳細につきましては、11ページの8以降に記載しておりますとおり、歳入歳出補正予算事項別明細書をご高覧いただきたいと思います。  次に、議案第15号 平成20年度小野市都市開発事業会計補正予算(第2号)について提案説明をいたします。  議案書の15ページであります。  今回の補正は、預金利子の減少等による営業外収益の減、工業団地管理センターの修繕費等の確定見込みによる営業費用の減により、これらに関する収入及び支出を補正しようとするものであります。  第2条の収益的収入及び支出の補正でありますが、既決の総額から収入、支出それぞれ380万円を減額し、総額を1,720万円にしようとするものであります。  第3条の資本的収入及び支出の補正でありますが、基金の預金利子のうち、一部を都市開発事業管理基金に積み立てるために、収入、支出、それぞれ60万円を追加しようとするものであります。  なお、詳細につきましては、15ページの2の補正予算実施計画以降をご高覧願いたいと思います。  以上、提案説明といたします。 ○議長(藤原 健君)  次に、議案第3号 平成21年度小野市国民健康保険特別会計予算、議案第4号 平成21年度小野市老人保健特別会計予算、議案第5号 平成21年度小野市介護保険特別会計予算、議案第6号 平成21年度小野市後期高齢者医療特別会計予算、議案第12号 平成20年度小野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案第13号 平成20年度小野市介護保険特別会計補正予算(第3号)、議案第14号 平成20年度小野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、以上7件について、市民福祉部長。                (市民福祉部長 登壇) ○市民福祉部長(富田 修君)  議案第3号 平成21年度小野市国民健康保険特別会計予算について提案説明をいたします。  予算書の343ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ49億円に定めようとするもので、前年度当初予算に比べ、2,000万円の増、率にして0.4%の増となっております。  国民健康保険事業の運営につきましては、高齢化の急速な進展、疾病構造の変化、医療技術の高度化等に伴い、保険給付費が増大しており、厳しい状況が続いております。昨年4月からさまざまな医療制度の改正がなされましたが、本制度の構造的な課題である高齢者加入割合の増加と低所得者層の増大は、財政的に大きな影響を与えております。  まず、歳入の主なものでありますが、款1 国民健康保険税は、前年度に比べ0.2%の減、款3 国庫支出金は8.5%の増、款4 療養給付費交付金は23.0%の減、款5 前期高齢者交付金は9.0%の減、款6 県支出金は9.2%の増、款7 共同事業交付金は17.2%の増、款9 繰入金は9.0%の増となっております。  次に、歳出の主なものでは、款1 総務費は、前年度に比べ2.4%の減、款2 保険給付費は0.7%の増、款3 後期高齢者支援金等は9.4%の増、款5 老人保健拠出金は95.6%の減、款6 介護納付金は5.9%の減、款7 共同事業拠出金は17.2%の増となっております。  増の主な要因といたしましては、後期高齢者支援金の通年負担による増及び高額医療費の増加に伴う共同事業拠出金の増等でありますが、老人保健制度の廃止により老人保健拠出金が減額となっております。  第2条は、一時借入金の借入限度額を9億円と定めるものです。  第3条は、歳出予算の流用範囲を定めたものであります。  なお、詳細につきましては、351ページ以降、歳入歳出予算事項別明細書をご高覧いただきたいと存じます。  次に、議案第4号 平成21年度小野市老人保健特別会計予算について提案説明をいたします。  予算書の397ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,630万円に定めようとするもので、前年度当初予算に比べ、4億170万円、率にして96.1%の減となっております。  老人保健制度が平成20年3月末で廃止されたことにより、医療給付が過年度診療分の請求及び過誤調整分のみとなるため、医療給付費が大幅な減額となります。  歳入の款1 支払い基金交付金、款2 国庫支出金、款3 県支出金、款4 繰入金は、医療給付費の減少により、それぞれ減額となるものです。款6 諸収入は、交通事故等の第三者行為に伴う損害賠償金です。  歳出の主なものは、款2 諸支出金で、第三者行為に伴う損害賠償金の収入が医療給付費を上回ることによる医療費の支払い基金交付金、国県負担金に対する償還金でございます。  第2条は、一時借入金の借入限度額を500万円と定めるものです。  なお、詳細につきましては、403ページ以降、歳入歳出予算事項別明細書をご高覧いただきたいと存じます。  次に、議案第5号 平成21年度小野市介護保険特別会計予算について提案説明をいたします。  予算書の415ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ28億3,600万円に定めようとするもので、これは前年度当初予算に比べ、1億3,000万円、4.4%の減となっております。  歳出の積算につきましては、第4期介護保険事業計画のほか、平成20年度における介護サービス利用実績及びサービス利用量の推計に基づいて算出しております。  まず、歳入の主なものでありますが、款3 国庫支出金6億3,632万1,000円、対前年度比6.4%の減、款4 支払い基金交付金8億106万4,000円、対前年度比7.6%の減、款5 県支出金3億9,543万8,000円、対前年度比5.4%の減、款7 繰入金4億7,470万6,000円、対前年度比3.0%の減は、保険給付費及び地域支援事業費の減額によるものであります。  次に、歳出の主なものにつきましては、款2 保険給付費26億2,954万1,000円、対前年度比4.6%の減、これは施設介護サービス給付費の減少によるものであります。款3 地域支援事業9,309万9,000円、対前年度比6.3%の減、これは県が定める介護保険財政安定化基金の管理等に関する条例が一部改正され、平成21年度から平成23年度までの拠出率が0%になったことに伴う減少によるものでございます。  第2条は、一時借入金の借入限度額を5億円と定めるものであります。  なお、詳細につきましては、421ページ以降の歳入歳出予算事項別明細書をご高覧いただきたいと存じます。  次に、議案第6号 平成21年度小野市後期高齢者医療特別会計予算について提案説明をいたします。  予算書の469ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3億7,300万円に定めようとするもので、前年度予算に比べて400万円の減、率にして1.1%の減となっております。  後期高齢者医療制度につきましては、昨年4月の制度施行以来、制度の円滑な運営を図るために、さまざまな改正が行われ、低所得者に対する保険料のさらなる軽減対策も実施されたところであります。  まず、歳入の主なものでありますが、款1 後期高齢者医療保険料は、平成20年度同様、均等割額4万3,924円、所得割率8.07%、賦課限度額50万円で算定し、2億4,854万6,000円、款3 繰入金は、保険基盤安定に係る保険料政令軽減分、人件費及び事務費を一般会計から繰り入れるもので、1億2,284万6,000円となっております。  次に、歳出の主なものでは、款1 総務費は、人件費及び事務費で2,847万5,000円、款2 後期高齢者医療広域連合納付金は、徴収した保険料及び保険料政令軽減分の3億4,192万1,000円となっております。  第2条は、一時借入金の借入限度額を7,000万円と定めるものです。  なお、詳細につきましては、475ページ以降の歳入歳出予算事項別明細書をご高覧いただきたいと存じます。  次に、議案第12号 平成20年度小野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について提案説明をいたします。  議案書の12ページであります。  第1条は、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ3,310万円を追加し、予算の総額を49億6,383万8,000円にしようとするものです。  このたびの補正は、歳入については、国庫支出金、県支出金、共同事業交付金及び財産収入、歳出については、共同事業拠出金及び基金積立金の補正であります。  次に、12ページの1、第1表 歳入歳出補正予算の概要について説明いたします。  まず、歳入でありますが、款3 国庫支出金及び款6 県支出金は、高額医療費共同事業の交付金が増額したことに伴い、国庫支出金、県補助金それぞれ4分の1の負担で202万5,000円ずつの追加、款7 共同事業交付金は、高額医療費共同事業及び保険財政共同安定化事業の交付金の増額により2,845万円の追加、款8 財産収入は、国民健康保険事業基金の運用利息の増により60万円の追加補正であります。  次に、歳出でありますが、款7 共同事業拠出金は、高額医療費共同事業及び保険財政共同安定化事業の拠出金の確定による3,250万円の追加、款9 基金積立金は、国民健康保険事業基金の運用利息で60万円の追加補正でございます。  なお、詳細につきましては、12ページの3以降、歳入歳出補正予算事項別明細書をご高覧いただきたいと存じます。  次に、議案第13号 平成20年度小野市介護保険特別会計補正予算(第3号)について提案説明をいたします。  議案書の13ページであります。  第1条 歳入歳出予算の補正でありますが、既定の総額に歳入歳出それぞれ2,257万5,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ30億2,844万3,000円にしようとするものであります。  今回の補正は、平成21年度介護報酬改定に伴う介護保険料の急激な上昇を抑制するため、国から補助される介護従事者処遇改善臨時特例交付金を受け入れて基金に積み立てること、保険料段階改正に伴うシステム変更が必要になったこと、及び介護給付費返還金に伴う介護給付費繰入金を一般会計に返納することになったことにより行うものであります。  次に、13ページの1、第1表 歳入歳出補正予算の概要について説明をいたします。  まず、歳入でありますが、款3 国庫支出金2,366万6,000円は、介護従事者処遇改善臨時特例交付金及び介護保険事業費補助金の交付による増額であります。款7 繰入金109万1,000円の減額は、介護給付費返還金に伴う介護給付費繰入金の一般会計への返納額389万円の減額分と介護保険システム改修費用への一般会計からの繰入金279万9,000円の増額分の相殺後の差額でございます。  次に、歳出でありますが、款1 総務費は、介護保険システム変更委託料346万5,000円の増額、款5 基金積立金は、介護給付費準備基金積立金389万円の減額及び介護従事者処遇改善臨時特例基金積立金2,300万円の増額の相殺後の差額によるものでございます。  なお、詳細につきましては、13ページの3以降、歳入歳出補正予算事項別明細書をご高覧いただきたいと存じます。  次に、議案第14号 平成20年度小野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について提案説明をいたします。  議案書の14ページであります。  第1条は、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ399万円を追加し、予算の総額を3億7,379万円にしようとするものであります。  このたびの補正は、歳入については繰入金、歳出については総務費の補正であります。  第2条は、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費を定めるものでございます。  次に、14ページの1、第1表 歳入歳出補正予算の概要について説明をいたします。  まず、歳入でありますが、款3 繰入金は、事務費等の繰入金の一般会計繰入金で、399万円の追加補正であります。  次に、歳出でありますが、款1 総務費は、高齢者医療制度の円滑な運営に対応するシステム改修費で、399万円の追加補正であります。  なお、詳細につきましては、14ページの4以降、歳入歳出補正予算事項別明細書をご高覧いただきたいと存じます。  以上、提案説明といたします。 ○議長(藤原 健君)  次に、議案第8号 平成21年度小野市病院事業会計予算、議案第16号 平成20年度小野市病院事業会計補正予算(第1号)、以上2件について、市民病院事務部長。               (市民病院事務部長 登壇) ○市民病院事務部長(藤田久好君)  議案第8号 平成21年度小野市病院事業会計予算について提案説明をいたします。  別冊の小野市病院事業会計予算書の1ページをお開き願います。  第2条の業務の予定量でありますけれども、これまでの業務実績を勘案いたしまして、年間患者数を入院6万7,525人、外来12万5,840人と定めようとするものであります。  第3条の収益的収入及び支出の予定額は、これも業務量を勘案いたしまして、収入を39億3,600万円に、また支出を40億3,600万円に定めようとするもので、小野市民病院経営改革プランに基づく材料費削減による減額、それに低金利借りかえに伴う企業債償還利息の減額等により、1.1%の減となっております。  第4条の資本的収入及び支出につきましては、収入を4億2,700万円、支出を6億6,400万円とし、収入不足額2億3,700万円は過年度分損益勘定内部留保資金等で補てんしようとするものであります。  第5条の企業債、第6条の一時借入金、第7条の予定支出の各項の経費の金額の流用、第8条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費、第9条の他会計からの出資金及び負担金、第10条の棚卸資産購入限度額及び第11条の重要な資産の取得及び処分については、それぞれ記載のとおり定めようとするものであります。  なお、詳細につきましては、6ページの予算実施計画以降をご高覧いただきたいと思います。  続きまして、議案第16号 平成20年度小野市病院事業会計補正予算(第1号)について提案説明をいたします。
     議案書の16ページであります。  第2条の収益的収入及び支出の補正につきましては、収入及び支出をそれぞれ367万9,000円減額し、予算総額を40億7,832万1,000円にしようとするものであります。  今回の補正は、企業債償還方法の変更に伴う償還利息及び一般会計負担金の減、新病院建設に伴う基本構想策定委託料及び新病院建設協議会運営経費負担金の増、それと新型インフルエンザ対策に伴う医療消耗備品及び国県補助金の増額であります。  第3条の資本的収入及び支出の補正につきましては、企業債償還方法変更に伴う償還元金及び一般会計出資金の増、新型インフルエンザ対策に伴う医療備品及び国県補助金の増額であります。  なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は、過年度分損益勘定内部留保資金等で補てんしようとするものであります。  なお、この補正の詳細につきましては、16ページの2の補正予算実施計画以降をご高覧いただきたいと存じます。  以上、提案説明といたします。 ○議長(藤原 健君)  次に、議案第9号 平成21年度小野市水道事業会計予算、議案第10号 平成21年度小野市下水道事業会計予算、議案第17号 平成20年度小野市水道事業会計補正予算(第3号)、議案第18号 平成20年度小野市下水道事業会計補正予算(第3号)、以上4件について、水道部長。                 (水道部長 登壇) ○水道部長(花房正好君)  議案第9号 平成21年度小野市水道事業会計予算について提案説明をいたします。  別冊の小野市水道事業会計予算書の1ページでございます。  第2条は、業務の予定量でございますが、これまでの業務実績に基づき、年間総給水量を670万立方メートルと見込んでおります。また、主要な建設改良事業といたしまして、浄水場施設整備事業等の整備を図るため、3億6,915万3,000円の事業費を計上するとともに、下水道事業会計への長期貸付金として2億4,000万円を計上しようとするものでございます。  第3条 収益的収入及び支出の予定額は、業務予定量等を勘案し、収入を12億8,800万円に、支出を13億9,800万円に定めようとするもので、対前年度比では、収入で1.3%の減、支出におきましては7.1%の増でございます。  なお、収益的収支について1億1,000万円の赤字予算となっておりますのは、現在整備を行っております船木浄水場施設整備事業に伴う旧の浄水場施設取り壊しによります資産の除却費の増によるものでございます。  次に、第4条 資本的収入及び支出の予定額は、収入を1億200万円に、支出を6億7,500万円に定めようとするもので、対前年度比は、収入で4.1%の増、支出で62.9%の減でございます。  また、収入が支出に対して不足する額5億7,300万円は、損益勘定留保資金等で補てんしようとするものでございます。  第5条 一時借入金、第6条 予定支出の各項の経費の金額の流用、第7条 議会の議決を経なければ流用することのできない経費及び第8条 棚卸資産購入限度額は、それぞれ記載のとおり定めようとするものでございます。  なお、詳細につきましては、4ページ以降の予算実施計画をご高覧いただきたいと存じます。  続きまして、議案第10号 平成21年度小野市下水道事業会計予算について提案説明をいたします。  別冊の小野市下水道事業会計予算書の1ページでございます。  第2条 業務の予定量でございますが、これまでの業務実績に基づき、年間総処理水量を629万8,000立方メートルと見込んでおります。また、主な建設改良事業といたしましては、公共下水道事業の整備を図るために、1億8,026万円の事業費を計上するものでございます。  第3条 収益的収入及び支出の予定額は、業務予定量等を勘案し、収入を11億6,800万円に、支出を15億8,500万円に定めようとするもので、対前年比は、収入で5.3%の減となり、この主な原因は、繰り出し基準の見直しによる一般会計補助金の減によるものでございます。また、支出は4.1%の減で、この主な原因は、企業債利息の減によるものでございます。  次に、第4条 資本的収入及び支出の予定額は、収入を18億2,300万円に、支出を20億1,900万円に定めようとするものでございます。収入では、対前年度比13.4%の減となり、この主な原因といたしましては、繰り上げ償還に伴う借換債による減でございます。また、支出も12.4%の減となり、この主な原因は、先ほどの繰り上げ償還の実施額の減額によるものでございます。  また、収入が支出に対し不足する額1億9,600万円は、当年度分損益勘定留保資金等で補てんしようとするものでございます。  第5条 企業債、第6条 一時借入金、第7条 予定支出の各項の経費の金額の流用、第8条 議会の議決を経なければ流用することのできない経費及び第9条 他会計からの補助金は、それぞれ記載のとおり定めようとするものでございます。  なお、詳細につきましては、5ページ以降の予算実施計画をご高覧いただきたいと存じます。  続きまして、議案第17号 平成20年度小野市水道事業会計補正予算(第3号)について提案説明をいたします。  議案書の17ページでございます。  第2条 業務の予定量の補正については、記載のとおり改めようとするものでございます。  第3条 収益的収入及び支出の補正ですが、収入は、受託工事収益等の決算見込みにより1,000万円を減額し、収入総額を12億9,550万円に、支出は、配水及び給水費等各経費の決算見込みにより1,000万円を減額し、支出総額を12億9,550万円にしようとするものでございます。  次に、第4条 資本的収入及び支出の補正でありますが、支出は、建設改良費の決算見込みにより2,100万円を減額し、支出総額を18億1,200万円にしようとするものでございます。  なお、収入の不足額は、損益勘定留保資金等で補てんしようとするものでございます。  第5条 継続費の補正でありますが、浄水場整備事業の工事決算見込みにより、総額及び年割額を6億8,000万円減額し、総額を17億2,000万円に、21年度年割額を1億8,500万円に変更しようとするものです。  この補正予算の詳細につきましては、17ページの3、補正予算実施計画以降をご高覧いただきたいと存じます。  続きまして、議案第18号 平成20年度小野市下水道事業会計補正予算(第3号)について提案説明をいたします。  議案書の18ページでございます。  第2条 業務の予定量の補正につきましては、記載のとおり改めようとするものでございます。  第3条 収益的収入及び支出の補正ですが、収入は、他会計負担金等の決算見込みにより4,390万円を減額し、収入総額を11億8,970万円に、支出は、流域下水道維持管理負担金の決算見込み等により1,610万円を減額し、支出総額を16億3,750万円にしようとするものでございます。  次に、第4条 資本的収入及び支出の補正ですが、収入は、他会計負担金の決算見込み、公営企業法適用に伴う繰り出し基準の適正な運用を行うため、他会計補助金の見直しなどにより3,290万円を減額し、収入総額を20億7,110万円に、支出は、建設改良事業の決算見込みにより6,290万円を減額し、支出総額を22億4,140万円にしようとするものでございます。  今回の補正では、一般会計からの繰入金は大きな変動はないものの、繰り入れする科目が変わっておりますので、この件につご説明申し上げます。  下水道事業への繰り出し基準につきましては、平成18年4月の総務省からの通知によりまして、分流式下水道等に要する経費が加えられ、小野市でも適用をしてまいりました。その内容につきましては、分流式下水道等に要する資本費の一部について繰り出すための経費とされておりまして、いわゆる一般会計方式を用いた場合の資本費とは、起債の元金及び利息の償還費用を指すものとされております。  しかしながら、下水道事業会計は、平成16年度より地方公営企業法の一部適用を行い、公営企業会計方式を用いたことから、この場合、資本費は、減価償却費及び起債の償還利息という収益的収支に算定される費用ということになっております。  そこで、今回の繰り出し基準適用の見直しを行い、分流式下水道等に係る減価償却費及び起債利息に係る費用を市からの繰出金として適用するために補正するものであります。  なお、今回の補正によりましても、いわゆる組み替えとなり、市からの繰り出し基準に増減が生じることはございません。  次に、第5条 企業債の補正については、起債の限度額を記載のとおり改めようとするものでございます。  第6条 他会計からの補助金の補正につきましては、記載のとおり改めようとするものでございます。  詳細につきましては、18ページの3、補正予算実施計画以降をご高覧いただきたいと存じます。  以上、提案説明といたします。 ○議長(藤原 健君)  次に、議案第19号 小野市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について、議案第24号 小野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、議案第25号 小野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、議案第26号 小野市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第27号 小野市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、以上5件について、市民福祉部長。                (市民福祉部長 登壇) ○市民福祉部長(富田 修君)  議案第19号 小野市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の19ページであります。  この議案は、介護従事者の処遇改善を目的とした平成21年度の介護報酬改定によって、介護保険料が急激に上昇するのを抑制するために、国が緊急特別対策として介護従事者処遇改善臨時特例交付金を交付することに対しまして当該交付金を受け入れ、運用するための基金を設置する目的で、新たに条例を定めようとするものでございます。  なお、条例は、公布の日から施行し、平成24年度3月31日限りでその効力を失うものでございます。  次に、議案第24号 小野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の24ページをお開き願います。  本議案につきましては、国民健康保険税の介護納付金課税限度額を改正すること及び税務システムの全面的な入れかえにより、従来の集合徴収の方式から各税目ごとに徴収する方式に変更するための改正でございます。  主な改正内容についてご説明いたします。  第2条及び第15条の改正につきましては、国民健康保険法施行令の一部改正において、介護納付金賦課額の賦課限度額が引き上げられたことに伴い、当該条中の介護納付金課税限度額の額を9万円から10万円に改正しようとするものであります。  第11条の改正につきましては、市税条例の改正議案におきまして、市税の徴収等に関する特例条例を廃止されることから、従来の納付方法に変更が生じないように、本条例中に定めております国民健康保険税の納期を6月から翌年3月までの10期納期に改めますとともに、市税の徴収等に関する特例条例に定めてありました徴収に関する規定を新たに条例に加えようとするものであります。  なお、この条例は、第11条の改正規定だけを平成22年1月1日から施行し、その他の改正規定は、平成21年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第25号 小野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の25ページをお開き願います。  この議案は、条例に定めております国民健康保険運営協議会の委員定数のうち、被用者保険等保険者を代表する委員の定数を削ろうとするものであります。これは、平成20年4月からの退職者医療制度の見直しにより、同制度の対象年齢が60歳から64歳までに引き下げられたことから、退職被保険者数が平成20年4月末現在で1,011人まで減少し、退職被保険者数1,500人以上という国保運営協議会の委員に被用者保険等保険者を代表する委員を加えるための基準を満たさなくなったためでございます。  なお、現在の委員が任期満了となるまでは従来の定数とするため、この条例は、平成21年5月13日から施行しようとするものでございます。  次に、議案第26号 小野市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の26ページであります。  本議案は、県の福祉医療費助成事業実施要綱の一部が平成21年7月1日で改正されることにあわせて、老人医療費助成及び重度障害者医療費助成の所得制限の見直しを行うとともに、緊急経済対策として平成21年度からの3年間について、乳幼児等医療の助成対象年齢を中学3年生の義務教育期間までに拡大するため、条例の一部を改正しようとするものでございます。  主な改正内容ですが、第2条から第3条の2までの改正は、県の要綱に合わせて老人医療費の助成対象者を市民税非課税世帯に属し、かつ本人の年金収入を加えた所得額が80万円以下である者とし、重度障害者医療の助成対象者の所得制限額を自立支援医療制度の所得制限額に改めようとするものでございます。  附則の改正につきましては、平成21年度から平成24年度までの間について、乳幼児等医療の助成対象者を小学校6年生から中学校3年生までに拡大する規定を追加するものでございます。  なお、この条例は、附則の改正規定のみ平成21年4月1日から施行し、その他の改正規定は、同年7月1日から施行するもので、別に経過措置を定めてございます。  次に、議案第27号 小野市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の27ページであります。  この議案は、65歳以上の第1号被保険者の平成21年度から平成23年度までの介護保険料率を定めようとするものであります。  改正の主な内容は、介護保険料基準額を現行と同額の年額4万8,000円で据え置くこととしたこと、被保険者の負担能力に応じたきめ細やかな段階を設ける趣旨から、現行の第6段階を分け、前年の合計所得金額が400万円以上の者の保険料段階として、新たに第7段階を設けられたこと、介護保険法施行令の一部改正に伴い、現行の第4段階に該当する者のうち、収入等が一定額以下の者について、平成21年度から平成23年度までの間、軽減措置を設けたことであります。  なお、この条例は、平成21年4月1日から施行しようとするものであります。  以上、提案説明といたします。 ○議長(藤原 健君)  次に、議案第20号 小野市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、議案第21号 職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第22号 小野市都市開発事業管理基金条例の一部を改正する条例の制定について、議案第23号 小野市税条例の一部を改正する等の条例の制定について、議案第33号 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更について、以上5件について、総務部長。                 (総務部長 登壇) ○総務部長(近都正幸君)  議案第20号 小野市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の20ページであります。  この議案は、統計法の全部を改正する法律の施行に伴い、所要の改正を行うものであります。  改正の内容でありますが、いわゆる統計調査を行うために集められた個人情報は、本条例を適用しないという条項があります。この条項の中で引用しております統計法が全部改正され、同様に、引用しております統計報告調整法が廃止されましたので、それに伴い、当該引用部分を改正及び削除するものであります。  なお、この条例の施行期日は、平成21年4月1日からとしております。  次に、議案第21号 職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の21ページであります。  今回の条例改正は、政府が掲げる仕事と生活の調和、いわゆるワークライフバランス憲章の実現に向けた取り組みが求められ、民間企業の労働時間の短縮が進む中、今年度の人事院勧告によって国家公務員の勤務時間が短縮されたことにあわせ、職員の勤務時間に関する規定を改正しようとするものであります。  改正の主な内容は、1日の勤務時間を8時間から7時間45分へと15分短縮し、1週間当たりの勤務時間を40時間から38時間45分に改正しようとするものであります。  具体的には、始業時刻を8時30分から15分繰り下げて、8時45分にしようとするものでありますが、事業内容等の事情から、市民病院、給食センター、清掃作業等の職場におきましては、始業時刻を現状のままとし、終業時刻を5時15分から5時に繰り上げようとするものであります。  また、勤務時間の改定に伴い、再任用短時間勤務職員及び育児短時間勤務職員等についても、常勤の職員との均衡を考慮し、勤務時間の改定をしようとするものであります。  なお、この条例は、平成21年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第22号 小野市都市開発事業管理基金条例の一部を改正する条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の22ページであります。  現行の条例におきましては、当該基金から生ずる収入、すなわち運用益等を工業団地管理センター等の管理運営に充てることを規定しておりますが、このたびの改正によりまして、基金の取り崩しによる都市開発事業への財源充当を可能とし、新都市中央線の整備を初め、今後想定されます工業団地の拡張等都市開発事業が円滑に施行できるようにしようとするものであります。  なお、この条例は、公布の日から施行しようとするものであります。  続きまして、議案第23号 小野市税条例の一部を改正する等の条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の23ページであります。  当市では、現在、市税の徴収等の関する特例条例に基づき、市民の方が普通徴収に係る住民税、固定資産税及び国民健康保険税を納付される場合には、これら3つの税を合算した納付書により納付いただく集合徴収方式を採用しております。  このたび税の根幹となります税務システムを全面的に入れかえることに伴い、この従来からの方式を廃止し、各税目ごとに徴収する方式に変更するため、条例改正を行おうとするものであります。  具体的には、市税の徴収等に関する特例条例を廃止し、現在、住民税、固定資産税及び国民健康保険税を1つの課税通知書と納付書にまとめて送付しておりますものを各税目ごとに課税通知書と納付書を納税者の方に送付することになります。
     また、市民の方にとって従来どおりの納付額に変更が生じないように、改正条例第1条では、これまでの納期、いわゆる6月から翌年3月までの10期納期を今後も継続するための改正を行い、10期納期を維持し、各期別での納付額を均一にし、市民の方に納付していただきやすいようにしようとするものであります。  なお、この施行時期は、平成22年1月1日を予定しております。  続きまして、議案第33号 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更について提案説明をいたします。  議案書の33ページであります。  この議案は、平成21年3月31日付で、氷上多可衛生事務組合ほか2つの一部事務組合が兵庫県市町村職員退職手当組合を脱退することに伴い、同組合規約の一部変更が必要となるため、地方自治法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。  なお、この規約は、平成21年4月1日から施行しようとするもので、改正後の同組合の構成市町等は、19市12町27一部事務組合となります。  以上、提案説明といたします。 ○議長(藤原 健君)  次に、議案第28号 小野市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について、議案第29号 小野市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、議案第30号 小野市公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第34号 小野市道路線の認定について、議案第35号 小野市道路線の変更について、議案第36号 小野市道路線の廃止について、議案第37号 小野市都市公園の管理に係る指定管理者の指定について、議案第38号 小野市公園の管理に係る指定管理者の指定について、以上8件について、地域振興部長。                (地域振興部長 登壇) ○地域振興部長(森本 孝君)  議案第28号 小野市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の28ページでございます。  この議案は、市営住宅から暴力団を排除し、また市の公金を滞納している者は市営住宅に入居できないように、本条例を改正するものであります。  主な改正内容は、暴力団員が市営住宅に入居できないように、条例中の各規定に暴力団員を排除する要件を追加するとともに、入居資格者の要件に規定している滞納していない者の対象を住民税から市の公金全体に改めるという改正を行うものであります。あわせて公営住宅法施行令の改正に伴い、既に入居されている方の家賃が急激に上がらないように、家賃の激変緩和措置の規定を附則に定めようとするものであります。  なお、この条例は、平成21年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第29号 小野市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の29ページであります。  この議案は、王子南土地区画整理事業内に設置した公園で、事業者である王子南土地区画整理組合から移管を受けましたことにより、王子南公園を小野市都市公園として開設するものであります。  また、他の市内の体育施設の条例と同様に、有料公園施設の使用料について、市民以外の者が使用する場合の使用料の額を2倍にしようとするものであります。  主な改正内容は、条例中の都市公園の名称及び位置の表に、王子南公園の名称及び位置を加えるとともに、有料公園施設の使用料の表に、これまで市民の以外の者の区分がされておらなかったため、今回、市民とそれ以外の者の使用の抑制を図るため、市民以外の者が使用する場合は、施設等使用料の額を2倍とするという規定の備考を加えようとするものであります。  なお、この条例は、公布の日から施行しようとするものでありますが、利用者への周知期間を考慮し、使用料の改正規定は、本年6月1日以降の使用に適用する経過措置を設けております。  次に、議案第30号 小野市公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の30ページであります。  この議案は、新たに神戸電鉄樫山駅前周辺整備によりまして完成した神鉄樫山駅前広場、また東本町にある広場を公園整備した東本町わくわく広場及びおの桜づづみ回廊を小野市公園として開設するに当たり、小野市公園の設置及び管理に関する条例の別表第1に、公園名及び所在地を追加しようとするものであります。  なお、この条例は、公布の日から施行しようとするものであります。  次に、議案第34号 小野市道路線の認定について提案説明をいたします。  議案書の34ページであります。  この議案は、市民生活の向上に資するため、道路整備や開発道路敷地等の寄附等に伴い、新規路線の認定を行うものであります。  新規認定路線は、中町及び黍田町の開発区域内の道路が小野市に寄附されたことにより、市道1736号線及び3227号線の2路線、天神町の公園整備による市道1737号線及び王子南地区の土地区画整理事業により整備された市道5321号線から市道5331号線までの11路線、合計14路線を新たに認定するものであります。  次に、議案第35号 小野市道路線の変更について提案説明をいたします。  議案書の35ページであります。  この議案は、河合中町で圃場整備事業によりつけかえられた市道の終点を変更するもの、また王子南の土地区画整理事業区域内道路と接合するために変更するもの、及び新都市中央線の延伸により変更するものの計4路線を起終点の変更ということで、町名、地番を変更認定しようとするものでございます。  続いて、議案第36号 小野市道路線の廃止について提案説明をいたします。  議案書の36ページであります。  この議案は、下来住町地内の道路網の整備によりまして、同町内の市道3102号線及び3131号線を県道に移管されたことにより、この2路線の市道認定を廃止しようとするものでございます。  次に、議案第37号 小野市都市公園の管理に係る指定管理者の指定について提案説明をいたします。  議案書の37ページであります。  このたび小野市都市公園として開設します王子南公園の管理につきまして、これまでの公園の管理実績等を評価した結果、他の都市公園の指定管理者である財団法人小野市都市施設管理協会を指定管理者として同様に指定し、管理を行わせたいので、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  なお、指定の期間は、平成21年4月1日から平成26年3月31日までの5年間としております。  次に、議案第38号 小野市公園の管理に係る指定管理者の指定について提案説明をいたします。  議案書の38ページであります。  このたび小野市公園として開設します神鉄樫山駅前広場及びおの桜づつみ回廊の管理につきまして、これまでの公園の管理実績等を評価した結果、他の都市公園の指定管理者である財団法人小野市都市施設管理協会を指定管理者として同様に指定し、管理を行わせたいので、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  なお、指定の期間は、平成21年4月1日から平成26年3月31日までの5年間といたしております。  以上、提案説明といたします。 ○議長(藤原 健君)  次に、議案第31号 小野市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを市民病院事務部長。               (市民病院事務部長 登壇) ○市民病院事務部長(藤田久好君)  議案第31号 小野市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の31ページであります。  本議案につきましては、医療法施行令の一部が改正されまして、既存の標榜診療科の表記方法が医療の専門化が進む中で、自分の病状に合った適切な医療機関を選択できるようにと、多様な表記を用いることができるように見直しになったこと、及び総務省の公立病院改革ガイドラインに基づいて昨年に策定いたしました市立小野市民病院経営改革プランに沿って使用料の見直しを行ったことにより、本条例の一部を改正しようとするものであります。  主な改正の内容ですけれども、現在標榜しております診療科名のうち、呼吸器科、消化器科及び循環器科をそれぞれ呼吸器内科、消化器内科及び循環器内科に変更しようとするものです。  一方、経営改革プランの3つの視点の1つであります経営の効率化に係る収入確保対策として、使用料の見直しを行い、病室使用料を平均5割増額するものであります。また、現在、希望者に貸し出しを行っております病衣、寝巻きとかパジャマですね、これにつきましては、患者さんの好みもいろいろありまして、各自で準備していただくということから、削除するとともに、電気ごたつとか扇風機及び自動車等につきましても使用していないことや、自動車は現在保有していないということから、同様に削除しようとするものであります。  なお、この条例は、平成21年4月1日から施行しようとするものであります。  以上、提案説明といたします。 ○議長(藤原 健君)  議案第32号 小野市屋外運動場の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてを教育次長。                 (教育次長 登壇) ○教育次長(西本 孝君)  議案第32号 小野市屋外運動場の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例の制定について提案説明をいたします。  議案書の32ページであります。  この議案は、小野市の体育施設、屋外運動場、総合体育館及び匠台公園体育館の使用料について、これまでは市民と市民以外の者の区分を設けていませんでしたが、近隣他市と同様に、このたび市民以外の者の使用の抑制を図るため、市民以外の者が使用する場合の使用料の額を2倍とするため、体育施設に関する3つの条例を1つにまとめて改正しようとするものであります。  改正の主な内容としましては、各体育施設の使用料を定めております各条例の別表の備考欄に、市民以外の者が使用する場合は、施設等使用料の額を2倍とするという規定を追加するものであります。あわせて屋外運動場のテニスコートに照明を新たに設けたこと、及び総合体育館のアリーナ部分の使用方法に4分の1の区分を追加したことによる当該使用料の追加をそれぞれの条例中に新たに加えようとするものであります。  なお、この条例は、公布の日から施行しようとするものでありますが、使用者への周知期間を考慮し、屋外運動場、テニスコートの照明使用料以外の使用料の改正規定につきましては、本年6月1日以後の使用料に適用する経過措置を設けております。  以上、提案説明といたします。 ○議長(藤原 健君)  以上で当局の提案理由の説明は終わりました。    〜日程第5 議案第39号〜 ○議長(藤原 健君)  次に、日程第5、議案第39号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたしまして、理事者側より提案理由の説明を求めます。  市長。                  (市長 登壇) ○市長(蓬莱 務君)  議案第39号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて提案説明をいたします。  議案書の39ページであります。  現委員の山本義明、藤原國子、小林美恵子委員の任期が平成21年9月30日で満了となるため、その後任として、小野市上本町在住の山本義明氏、小野市大開町在住の藤原國子氏、小野市新部町在住の小林美恵子氏の3氏を改めて推薦をいたします。  各氏とも、第1期目では熱心に委員活動をされていると評価を受けられております。さらに、山本氏にあっては、法務行政に携われたこれまでの知識と、そして経験から、また藤原氏、小林氏にありましては、最近の女性の社会活動の参加が活発化しつつある状況のもとで、女性委員の立場から、それぞれ引き続き適切に活動していただけるものと考えております。  以上により、3氏を適任者と認め、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。  以上、提案説明といたします。 ○議長(藤原 健君)  提案理由の説明は終わりました。  この際、お諮りいたします。  ただいま上程中の議案につきましては、同意人事案件でありますので、議事の順序を省略し、直ちに表決に入りたいと思います。  これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(藤原 健君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  議案第39号について、これより採決に入ります。  本案は、原案のとおり同意することに決定してご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(藤原 健君)  ご異議なしと認めます。  よって、議案第39号は、原案のとおり同意することに決定しました。  これで本日の日程は終了いたしました。  この際、お諮りいたします。  明日2月27日から3月8日までは、議案熟読のため休会したいと思います。  これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(藤原 健君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  次の本会議は、3月9日午前10時から再開いたします。  なお、質疑に対する発言通告は、明日正午までに議会事務局へ提出願います。  本日はこれをもって散会いたします。                散会 午後 0時50分...