川西市議会 > 2020-06-19 >
06月26日-04号

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  1. 川西市議会 2020-06-19
    06月26日-04号


    取得元: 川西市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-18
    令和 2年  6月 定例会(第3回)              第4日会議録◯出席議員     1番  大崎淳正         14番  黒田美智     2番  麻田寿美         15番  田中麻未     3番  吉富幸夫         16番  坂口美佳     4番  中曽千鶴子        17番  平岡 譲     5番  山下隆志         18番  大矢根秀明     6番  福西 勝         19番  江見輝男     7番  松隈紀文         20番  多久和桂子     8番  磯部裕子         21番  斯波康晴     9番  西山博大         22番  小山敏明     10番  秋田修一         23番  北野紀子     11番  岡 留美         24番  谷 正充     12番  中井成郷         25番  津田加代子     13番  吉岡健次         26番  久保義孝                          (26名)◯欠席議員  なし◯説明のため出席を求めた者 市長           越田謙治郎  福祉部長         山元 昇 副市長          松木茂弘   健康増進部長       荒崎成治 教育長          石田 剛   都市政策部長       松井雅伸 上下水道事業管理者    米田勝也   土木部長         酒本恭聖 総合政策部長       石田有司   教育推進部長       大西ゆかり 理事(病院改革推進担当) 作田哲也   こども未来部長      中西 哲 総務部長         田家隆信   上下水道局長       大嶋浩一 市民環境部長       岡本 匠   消防長          井内有吾 理事(美化推進担当)   新田 稔◯欠席者 なし◯事務局職員 事務局長         佐谷 靖   主査           松永勝彦 事務局次長        阿部成史   主査           兒島展彦 主幹           安國祥子   主任           野崎早智 副主幹          山内信二   主事           熊井祥人◯議事日程付議事件日程番号議案番号付議事件1 会議録署名議員の指名237救助工作車の買入れについて38消防ポンプ自動車の買入れについて39訴えの提起について40川西市職員の特殊勤務手当等に関する条例の一部を改正する条例の制定について41川西市税条例等の一部を改正する条例の制定について42川西市手数料条例の一部を改正する条例の制定について343川西市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について47令和2年度川西市介護保険事業特別会計補正予算(第2回)444川西市病院事業の設置等に関する条例及び川西市キセラ川西プラザの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について45川西市病院事業の使用に関する条例の一部を改正する条例の制定について546令和2年度川西市一般会計補正予算(第3回)648令和2年度川西市一般会計補正予算(第4回)7意見書案小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書請願2『小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持』を求める請願書◯会議の顛末 △開議 午前10時00分 ○議長(秋田修一) おはようございます。 ただいまより、去る6月19日の本会議に引き続き、第3回川西市議会定例会の継続会を開きます。 まず、本日の議員の出欠をご報告いたします。 全員出席であります。 次に、本日の議事日程につきましては、お手元に配付しております印刷物により、ご了承願います。 これより、日程に入ります。 △日程第1 ○議長(秋田修一) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第85条の規定により、議長において、7番松隈紀文議員、18番 大矢根秀明議員を指名いたします。 △日程第2 ○議長(秋田修一) 次に、日程第2 議案第37号 救助工作車の買入れについてないし 議案第42号 川西市手数料条例の一部を改正する条例の制定について以上6件を一括議題といたします。 これら6件については、総務生活常任委員会に審査を付託しておりますので、委員会における審査の経過と結果について、委員長より報告を求めます。 6番 福西 勝総務生活常任委員長。 ◆総務生活常任委員長(福西勝) (登壇)おはようございます。 それでは、ただいま上程されました議案第37号ないし第42号の以上6議案につきまして、当総務生活常任委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。 これらの案件につきましては、去る16日に委員会を開催しております。 なお、各議案の審査の経過及び結果につきましては、お手元に配付しております委員会報告書のとおりですので、私からは、特に意見が付された案件、賛否が分かれた案件についてご報告いたします。 まず、議案第39号 訴えの提起についてです。 本案につきましては、市民生活に重要なごみの回収業務において、契約内容の解釈の違いから今回のような事態を引き起こしているが、今後確実な履行確認や仕様内容について適宜見直されるとともに、普段から事業者と連携を図り、両者の解釈の違いが生じないよう、適切な運営に努められたいとの意見が付されております。 この後、採決いたしましたところ、全委員の賛成をもって、原案のとおり可とすることに決しております。 次に、議案第42号 川西市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてです。 本案につきましては、マイナンバー制度における通知カードが廃止されたため、規定の整備を図ろうとするものでありますが、マイナンバー制度については、利便性や行政の効率化をうたう一方で、個人情報が漏えいした場合のリスクを指摘せざるを得ず、また通知カードの廃止はマイナンバーカード移行を促進するための一つの手法と考えられることから本案には賛成できないと述べられ、 挙手により採決いたしましたところ、賛成者多数をもって、原案のとおり可とすることに決しております。 以上の案件のほか、議案第37号、第38号、第40号及び第41号につきましても慎重に審査いたしました結果、報告書のとおり全委員の賛成をもって、原案を可とすることに決しております。 以上で、総務生活常任委員会の報告を終わります。 ○議長(秋田修一) 委員長報告は終わりました。 これより、報告についての質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(秋田修一) それでは、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 14番 黒田美智議員。 ◆14番(黒田美智) (登壇)おはようございます。 議案第42号 川西市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、日本共産党議員団を代表して反対討論を行います。 2020年、令和2年5月25日施行の情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部改定に伴い、マイナンバー制度における通知カード新規発行、再発行が廃止されたことによる条例改定の議案です。 2016年、平成28年1月1日から国民一人一人にマイナンバー12桁の個別番号が割り振られ、社会保障や税金、災害対策において国民の利便性の向上と行政の効率化を実現することを目的として導入されたマイナンバー制度マイナンバーカード発行。このマイナンバー制度が始まる少し前の2015年、平成27年10月個人番号を通知するために紙製のカードが国民全員に交付されました。それが、今回新規発行、再発行が廃止される通知カードと呼ばれる紙製のカードです。マイナンバー個人番号に加え、氏名、住所、生年月日、性別、発行年月日が記載されています。通知カード廃止により出生や海外転入など新規の場合のみ通知カードが届きますが、それ以外で個人番号がわからなくなったときは、市民課で個人番号が記載された住民票をとらなければならないことになります。 国は、このことを契機にマイナンバーカードの普及促進へとつなげたいとしています。マイナンバーカード交付率は5月末日時点、川西市では19.96%、全国平均16.74%、兵庫県平均19.56%となっています。そもそも、国民の利便性の向上、行政の効率化が目的として始まったマイナンバー制度ですが、目的は達成できているでしょうか。残念ながら、マイナンバーカード普及状況を見ても進んでいるとは言えません。日常生活の中で利用する頻度が極端に少ない。持っていなくても不便がないからです。 そこで、国はマイナンバーカード普及を促進するために、消費税増税とセットで増税緩和策ポイント還元、それでもなかなか進まないので、来年から国民健康保険を、さらに銀行口座や運転免許証スマートフォンなどをひもづけしようとしています。 マイナンバーカード普及が進まないのならば、進めさせようとさまざまな手だてをしようとしていますが、これで私たち国民が便利になどなるはずはありません。今回、新型コロナウイルス感染防止の対策として、さまざまな給付金制度ができましたが、全国的にマイナンバー等によるオンライン申請がはかどりませんでした。もともとの申請予定数受け入れキャパ確保の問題、オンライン機器の不具合やサーバーのダウン、郵送による申請にしても申請書類の詳細な点検は人海戦術しかないからです。 それでも国は、国民の利便性という言葉を使ってマイナンバーカード普及を強制的に進めようとしています。今回の条例改定の内容もその一つです。個人情報がどんどんひもづけをされて、情報が漏れていく。成り済まし犯罪の危険性を認めながらも、政府による国民の一元管理を進めるマイナンバー制度マイナンバーカード強制普及につながる本条例改定に対しては反対の意見を述べるものです。 反対討論は以上です。 ○議長(秋田修一) 以上で、通告による討論は終わりました。 他に、討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(秋田修一) それでは、討論を終結し、採決に入ります。 まず、議題のうち、議案第42号 川西市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(秋田修一) 起立多数であります。 よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第37号ないし第41号の以上5件について、一括して採決いたします。 お諮りいたします。 これら5件については、委員長報告のとおり原案を可とすることに決してご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(秋田修一) ご異議なしと認めます。 よって、議案第37号、第38号、第39号、第40号及び第41号の以上5件は原案のとおり可決されました。 △日程第3 ○議長(秋田修一) 次に、日程第3 議案第43号 川西市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について及び 議案第47号 令和2年度川西市介護保険事業特別会計補正予算(第2回)以上2件を一括議題といたします。 これら2件については、厚生文教常任委員会に審査を付託しておりますので、委員会における審査の経過と結果について委員長より報告を求めます。 19番 江見輝男厚生文教常任委員長。 ◆厚生文教常任委員長江見輝男) (登壇)おはようございます。 それでは、ただいま上程されました議案第43号、第47号の以上2議案につきまして、当厚生文教常任委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。 これらの案件につきましては、去る17日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付しております委員会報告書に記載のとおり、全委員の賛成をもって、原案を可とすることに決しております。 以上で、厚生文教常任委員会の報告を終わります。 ○議長(秋田修一) これより、報告についての質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(秋田修一) それでは、質疑を終結いたします。 これより討論に入るわけでありますが、ただいまのところ通告はありません。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり)
    ○議長(秋田修一) それでは、討論を終結し、採決に入ります。 お諮りいたします。 これら2件については、委員長報告のとおり原案を可とすることに決してご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(秋田修一) ご異議なしと認めます。 よって、議案第43号及び第47号の以上2件は原案のとおり可決されました。 △日程第4 ○議長(秋田修一) 次に、日程第4 議案第44号 川西市病院事業の設置等に関する条例及び川西市キセラ川西プラザの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び 議案第45号 川西市病院事業の使用に関する条例の一部を改正する条例の制定について以上2件を一括議題といたします。 これら2件については、建設公企常任委員会に審査を付託しておりますので、委員会における審査の経過と結果について、委員長より報告を求めます。 18番 大矢根秀明建設公企常任委員長。 ◆建設公企常任委員長大矢根秀明) (登壇)おはようございます。 それでは、ただいま上程されました議案第44号及び第45号の以上2議案につきまして、当建設公企常任委員会における審査の経過と結果についてご報告をいたします。 これらの案件につきましては、去る18日に委員会を開催しております。 なお、各議案の審査の経過及び結果につきましては、お手元に配付しております委員会報告書のとおりですので、私からは表決に際して委員から特に意見が付された案件、賛否が分かれた案件についてご報告いたします。 まず、議案第44号 川西市病院事業の設置等に関する条例及び川西市キセラ川西プラザの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 本案につきましては、報告書のとおり質疑が行われた後、意見を伺いましたところ、本案では、これまで議決事項として条例に規定していた診療科目を規則に委任する内容が含まれており、この点に対して市は、本改正の施行は新病院開設予定の2年後となり、診療科目をそのときの医師確保の状況や近隣病院を考慮して柔軟に決定するためと説明しているが、議会のチェックも経ないまま診療科目が変更されることは、今後も着実に公的病院としての責任を果たす上で大きな懸念材料となりかねないため、本案に対して反対すると述べられ、 別の委員からは、 これまでの経過においても、市の約束した内容がほごとなる例があったと認識しており、今回の診療科目の取り扱いについてもそうした不安が払拭できないことから、本案に反対すると述べられております。 最後に、挙手により採決いたしましたところ、賛成者多数をもって、原案のとおり可とすることに決しております。 次に、議案第45号 川西市病院事業の使用に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 本案につきましては、報告書のとおり質疑が行われた後、意見を伺いましたところ、本案が病診分離の方針に基づく国の制度改正に伴うものとはいえ、新型コロナウイルス感染症の収束がいまだ見通せず、市民が苦しい思いで過ごしている中で負担が増大することについては到底納得できないため、本案には賛成できないと述べられ、 挙手により採決いたしましたところ、賛成者多数をもって、原案のとおり可とすることに決しております。 以上で、建設公企常任委員会の報告を終わります。 ○議長(秋田修一) これより、報告についての質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(秋田修一) それでは、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 13番 吉岡健次議員。 ◆13番(吉岡健次) (登壇)日本共産党議員団吉岡健次です。 議案第44号 川西市病院事業の設置等に関する条例及び川西市キセラ川西プラザの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、日本共産党議員団を代表して反対の立場から討論します。 本条例案の主な内容は大きく二つの条例の変更であり、一つ目が、川西市病院事業の設置等に関する条例の第3条にある名称「市立川西病院を「川西市立総合医療センター」とし、位置を「東畦野5丁目21番1号」から「火打1丁目地内」に改め、第4条の診療科目を、これまで11科目を明記していたものを規則で定めると変更し、病床数を250床から405床に変更するものです。 まず、当該設置場所浸水想定地域に指定されており、市の中核となる救急病院をこの場所に設置するということに対して、日本共産党議員団はこれまで反対の立場を貫いており、今条例については賛成することはできません。 さらに、病床数405床は、現在の市立川西病院の250床と協立病院の313床を合算すると163床削減することになり、新型コロナ禍で病床数が不足する問題が全国に広がる中、新しい生活様式の模索も始まった今日において見直しも立ちどまりもせず、旧来の計画を進めることは尋常でないと厳しく指摘せざるを得ません。公立病院川西市民の命を守るとりでの役割を果たすものであり、今のタイミングで旧来の計画を進めることに強く反対します。 そして、今回の条例では診療科目についても大きな変更が生じます。これまで条例で11診療科を定めていたものを取り除き、別途、規則で定めるとしています。第4条第1項中に、「小児、周産期、救急等の政策医療を確実に実施し」とあるものの、これまで川西病院で行ってきた11診療科目、内科、外科、緩和ケア外科、小児科、整形外科、産婦人科、放射線科耳鼻咽喉科、眼科、泌尿器科、麻酔科が医師の確保状況や指定管理者の経営状況によってやめることができるようになります。 事前に議会、市民に知らせるとも言っていましたが、議決することなく、規則で決めましたと言って、市民も議会も納得しない中でも変更できるものではありませんか。今回の改定では、到底、公的病院の役割を果たすことができるものではありません。医学の進歩や医師の確保など変更を想定するのであれば、これまで実施してきた基幹となる診療科目は条例にしっかり明記しておき、その他診療科目を規則で定めるとすべきではないでしょうか。 病院経営は民間でも厳しい状況にある中で、今回のような変更は到底認めることができず、反対します。 もう一つの変更が、川西市キセラ川西プラザの設置及び管理に関する条例の駐車場の使用料に関するところに、川西市立総合医療センターを追加するものです。 405床を要する病院の敷地内に患者が利用できる駐車場が一つもなく、キセラ川西プラザ総合体育館、弓道場、市民温水プール等の施設と駐車場を共用するものでありますが、全部合わせても376台であり、その数には病院から遠い位置の駐車場もあります。 また、この間キセラ川西プラザ福祉棟の利用者から、身障者が優先利用できるようにしてほしいとしていた場所もその中にカウントしているではありませんか。 それぞれの駐車場は行事や季節によって利用量が異なり、病院利用者が使用できる場合もあるでしょう。大型の総合病院で、しかも駅から離れた場所に設置するのであれば、病院に隣接した場所に病院専用の病床数に見合う駐車場が必須となります。現駐車場に総合医療センターを追加すること自体は否とするものではありませんが、根本的となる病院駐車場の確保に真剣に取り組むことを強く求めるものです。 以上をもって、議案第44号の反対討論といたします。 議員各位のご賛同をよろしくお願いします。 続いて、議案第45号 川西市病院事業の使用に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議員団を代表して反対の立場から討論します。 本条例案は、保険医療機関及び保険医療養担当規則第5条第3項第2号の厚生労働大臣の定める額に沿い市立川西病院における診療時選定療養費を1人1回2,000円から4,546円、消費税10%を加算すると5,000円とし、さらに再診時選定療養費を追加して1人1回2,273円、消費税10%を加算すると2,500円に改定するものです。この改定により患者の負担が大幅に増すことになります。 今回の条例改正の背景は、安倍政権による診療報酬改定において大病院の外来は紹介患者を中心とし、一般的な外来受診はかかりつけ医に相談することを基本とするシステムを普及、定着させるための保険医療機関及び保険医療養担当規則の改正が行われたことによるものです。 市立川西病院は外来でもよく利用されており、近年患者が減っているものの、2019年度の1日平均で約350人、年間で8万4,000人の方が通院しています。かかりつけ医地域医療との連携は努力されていますが、まだまだ不十分でもあり、この病院を頼ってくる外来患者が多い中、国の規則だということで一方的に紹介状なしの患者に対して初診時に5,000円も徴収することは、川西病院への受診を控えることになり、市民の受診の権利を奪うことにもつながりかねません。 さらに診療所による紹介状発行の初診時選定療養費も引き上げられており、これでは重症化する恐れがあり、かかりつけ医の診療所による紹介があっても、あるいは直接市立川西病院に行く場合でもお金がなく医療を受けることをためらってより重症化につながることになりかねません。 さらに、現在新型コロナウイルス感染症の猛威により、命も暮らしも営業も脅かされる状況にある中で、医療にかかりにくくなるような市民への負担増は絶対に許されるものではありません。 また、再診時選定療養費についてですが、まずは開業医の地域配置がまだ不十分な中でスタートするものですが、病院はもとより地域の開業医に周知し、利用する患者にも見やすい場所にわかりやすく明示することの徹底を図ること、紹介状を交付する際には、ほかの病院、開業医との調整はもちろん、患者との合意もしっかり図ることを徹底するべきです。 今回の改正が安倍政権による全国一律的な規約改正及び一連の診療報酬改正によるものとはいえ、市立川西病院と市民にとって不利益となる要素が大きく、市民の受診権を奪うことにつながることから、本条例改正案には反対します。 議員各位のご賛同をよろしくお願いします。 ○議長(秋田修一) 5番 山下隆志議員。 ◆5番(山下隆志) (登壇)今回上程されました、議案第44号 川西市病院事業の設置等に関する条例及び川西市キセラ川西プラザの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対し、私、山下隆志は反対の立場から討論を行います。 2019年2月に策定された(仮称)市立総合医療センター基本構想では、市民全体の利便性とスタッフ確保の観点から、市の中心部であるキセラ川西内に新病院を設置する一方で、市北部住民医療ニーズに対応するため、現市立川西病院敷地内に北部診療所を整備することとされておりました。 キセラ川西センター北部診療所は、公設民営の形で、いずれも医療法人協和会指定管理者として運営を担い、キセラ川西センター北部診療所が一体的、連続的に市内全体の医療ニーズに対応することが期待されていたところです。 しかしながら、去る6月18日の市立病院整備調査特別委員会において、医療法人晴風園から猪名川町にて運営中の今井病院を市立川西病院の跡地に移転することが提案され、2019年末から現在に至るまで約半年間にわたり関係者間で協議が進められ、2020年末までに北部医療体制をどのようにするか方向性を決めることが説明されました。この提案を受けた場合、市北部に新たに病院が整備されるメリットはあるものの、経済合理性を追求する民設民営の病院では小児医療や周産期医療などの政策医療の提供は難しいと危惧します。 今回、医療法人協和会医療法人晴風園地域医療連携推進法人を立ち上げることで、指定管理者である医療法人協和会も北部の地域医療に関与されることがあるようですが、当該地域医療連携推進法人がキセラ川西センターとどのように連携して、市北部に医療提供されるのかという点においては未知数な部分が多く、(仮称)川西市立総合医療センター基本構想で期待されていたキセラ川西センター北部診療所が一体となった北部地域の医療体制が構築できるのか疑問視しております。そもそも論として、(仮称)川西市立総合医療センター基本構想では、指定管理者である医療法人協和会キセラ川西センター北部診療所一体的に運営する計画であったところ、そのうちの北部診療所のみを切り離して新たな代替案が浮上してきた中で、キセラ川西センターのみを単独で計画どおりに進めることに違和感がございますから、(仮称)川西市立総合医療センター基本構想のとおりに、川西市病院事業の設置等に関する条例及び川西市キセラ川西プラザの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてには賛成いたしかねますゆえに、冒頭に述べましたとおり反対申し上げます。 議員各位のご賛同をお願い申し上げます。 以上です。 ○議長(秋田修一) 以上で、通告による討論は終わりました。 他に討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(秋田修一) それでは、討論を終結し、採決に入ります。 まず、議題のうち、議案第44号 川西市病院事業の設置等に関する条例及び川西市キセラ川西プラザの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(秋田修一) 起立多数であります。 よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第45号 川西市病院事業の使用に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(秋田修一) 起立多数であります。 よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。 △日程第5 ○議長(秋田修一) 次に、日程第5 議案第46号 令和2年度川西市一般会計補正予算(第3回)を議題といたします。 本案については、各常任委員会に審査を分割付託しておりますので、それぞれの常任委員会における審査の経過と結果について、順次各委員長より報告を求めます。 まず、総務生活常任委員長、報告を願います。 6番 福西 勝総務生活常任委員長。 ◆総務生活常任委員長(福西勝) (登壇)それでは、ただいま上程されました議案第46号 令和2年度川西市一般会計補正予算(第3回)のうち、当総務生活常任委員会に分割付託されました部分についてご報告させていただきます。 本案は、今後の事業の進捗や国・県の制度改正にあわせて、この時期に補正が必要となる費用の追加のほか、さきの5月臨時会で審議いたしました補正予算案に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策に係る経費の計上が主な内容となっておりまして、具体的には、外出自粛により落ち込んだ消費を喚起するため、市内商店街等で利用できるお買い物券等の発行事業や、運動不足解消のためのスポーツクラブ等を活用した健康づくり応援事業、学校園所や公共施設等の再開に係る感染症対策のための経費などが含まれております。 このうち、本常任委員会に分割付託されました部分につきまして、去る16日に開催した委員会において慎重に審査いたしました結果、お手元に配付しております委員会報告書に記載のとおり全委員の賛成をもって、原案を可とすることに決しております。 以上で、総務生活常任委員会の報告を終わります。 ○議長(秋田修一) 次に、厚生文教常任委員長、報告を願います。 19番 江見輝男厚生文教常任委員長。 ◆厚生文教常任委員長江見輝男) (登壇)それでは、ただいま上程されました議案第46号 令和2年度川西市一般会計補正予算(第3回)のうち、当厚生文教常任委員会に分割付託されました部分について、ご報告いたします。 本補正につきましては、去る17日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付しております委員会報告書に記載のとおり、全委員の賛成をもって、原案を可とすることに決しております。 以上で、厚生文教常任委員会の報告を終わります。 ○議長(秋田修一) 以上で、各常任委員長の報告は終わりました。 これより、報告についての質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(秋田修一) それでは質疑を終結いたします。 これより討論に入るわけでありますが、ただいまのところ通告はありません。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(秋田修一) それでは、討論を終結し、採決に入ります。 お諮りいたします。 本案は、委員長報告のとおり原案を可とすることに決してご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(秋田修一) ご異議なしと認めます。 よって、議案第46号は原案のとおり可決されました。 △日程第6 ○議長(秋田修一) 次に、日程第6 議案第48号 令和2年度川西市一般会計補正予算(第4回)を議題といたします。 本案については、厚生文教常任委員会に審査を付託しておりますので、委員会における審査の経過と結果について委員長より報告を求めます。 19番 江見輝男厚生文教常任委員長。 ◆厚生文教常任委員長江見輝男) (登壇)それでは、ただいま上程されました議案第48号 令和2年度川西市一般会計補正予算(第4回)につきまして、当厚生文教常任委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。 本案は、令和2年6月12日に成立した国の第2次補正予算に伴い、新型コロナウイルス感染症対策事業として、早期実施が必要な事業に係る費用を計上するため追加提出されたもので、具体的には、低所得のひとり親世帯に対する経済的支援のほか、学校園所の再開に伴い必要となる経費等が主な内容となっており、その財源は全額が国県支出金3億3,265万1,000円により賄われるものでありまして、去る23日に開催した委員会において慎重に審査いたしました結果、お手元に配付しております委員会報告書に記載のとおり、全委員の賛成をもって、原案を可とすることに決しております。 以上で、厚生文教常任委員会の報告を終わります。 ○議長(秋田修一) これより、報告についての質疑に入ります質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(秋田修一) それでは、質疑を終結いたします。 これより、討論に入るわけでありますが、ただいまのところ通告はありません。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(秋田修一) それでは、討論を終結し、採決に入ります。 お諮りいたします。 本案については、委員長報告のとおり原案を可とすることに決してご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(秋田修一) ご異議なしと認めます。 よって、議案第48号は原案のとおり可決されました。 △日程第7 ○議長(秋田修一) 次に、日程第7 意見書案第3号 小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書及び 請願第2号 『小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持』を求める請願書以上2件を一括議題といたします。 まず、意見書案第3号について、この際、お諮りいたします。 本案の提案説明は意見書案の朗読をもってこれにかえ、議事順序を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(秋田修一) ご異議なしと認め、そのように決します。 書記に意見書案を朗読させます。 書記。 ◎書記[議会事務局主事] 朗読いたします。-----------------------------------   小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書 新型コロナウイルス感染症の終息がいまだ見通せない中で、全国一斉に長期臨時休業が要請されるなど、学校現場では、感染症対策はもとより子どもたちの学びと育ちの保障や心のケアに懸命に取り組んでいます。 かねてから学校では、新学習指導要領の全面実施や貧困・いじめ・不登校といった課題への対応に追われている状況にあり、加えて、今後は学級を複数に分けて教育活動を行うなどの感染症対策が求められることから、これまで以上に少人数学級の着実な推進は必要不可欠となっています。 義務教育費国庫負担制度については、「三位一体改革」の名のもと、国の負担割合が2分の1から3分の1に引き下げられました。自治体によっては厳しい財政状況の中で独自財源による定数措置を行っていますが、これによる自治体間の教育格差が懸念されるところです。子どもたちは、全国どこに住んでいても等しく教育を受ける権利を有しており、国による財源保障など、豊かな学びの実現に向けた条件整備は不可欠です。 以上のことから、当市議会は、国が令和3年度の予算編成に当たり、下記の項目を実現されるようここに強く要望します。                 記 1.新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない状況の中、新学習指導要領が全面実施されることを踏まえ、子どもたちの教育環境改善に向けて、計画的な教職員定数改善と少人数学級の着実な推進を図ること。 2.教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度を堅持すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。令和2年6月26日 衆議院議長 + 参議院議長 | 内閣総理大臣|あて 財務大臣  | 文部科学大臣+                           川西市議会議長                               秋田修一----------------------------------- 以上であります。 ○議長(秋田修一) 朗読は終わりました。 この際、お諮りいたします。 本案は、議事順序を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(秋田修一) ご異議なしと認め、その様に決します。 お諮りいたします。 本案については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議あり」の声あり) ○議長(秋田修一) ご異議がありますので、起立により採決いたします。 本案を可とすることに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(秋田修一) 起立多数であります。 よって、意見書案第3号は原案のとおり可決されました。 次に請願第2号でありますが、本請願につきましては、さきに同趣旨の意見書案が可決されましたので、これをみなし採択といたします。 以上で、本日の日程は全部終了し、今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。 閉会に当たり、市長からご挨拶をお受けいたします。 市長。 ◎市長(越田謙治郎) (登壇)閉会に当たりまして、一言お礼のご挨拶を申し上げます。 去る6月4日、今期定例市議会が開かれましてから議員の皆様方におかれましては、本日閉会に至りますまでの23日間にわたり、本会議、常任委員会にてご精励を賜り、慎重にご審議をいただきました結果、提出いたしました議案全てについて原案のとおり可決・承認をいただき、まことにありがとうございました。 議案審議の過程及び一般質問において賜りましたご意見、ご提案等につきましては、今後十分に検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 新型コロナウイルス感染症対策に関しましては、市としても迅速な対応が求められている中で、今期定例会におきましては、補正予算を追加提出させていただきましたが、議員の皆様には、議会日程等にご配慮を賜りまして重ねてお礼を申し上げます。 この補正予算を初め、先ほど可決していただきました議案等を実行に移し、今後はポストコロナに対応すべく、休止していた文化・芸術活動の促進を初め、スポーツクラブ等を活用した市民の健康づくりを応援するとともに、消費を喚起するためのお買い物券の発行や障害者の訪問リハビリに対する支援を行ってまいりたいと考えております。 また、これまで子育て世代の皆様から多くのご意見をいただきました学校園所の再開でありますが、皆さんが期待と不安を抱かれる中、学校等の再開を支援するため、感染症対策と学習補償等にも努めてまいる考えでございます。 さて、今期定例市議会が閉会されました後、わずかな期間で第4回臨時市議会を招集し、川西市としての第5次の補正予算案などをご審議いただく予定でございます。議員の皆様には一層のご支援とご協力を賜りますようお願いを申し上げまして、簡単ではございますが、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。 どうもありがとうございました。 ○議長(秋田修一) それでは閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 今期定例会は6月4日に招集され、新型コロナウイルス感染症への対応のため、議員報酬及び市長・副市長の給与減額に係る条例改正案を初め、国の2次補正予算に伴う事業費追加など23日間にわたり、多くの重要案件を審議いたしました。 また、今期は各会派のご協力により、一般質問の実施人数を少人数に絞り込んだほか、議場では5月臨時会に引き続き、間隔をあけて着席するといった感染症対策を講じるなど、さまざまな面で異例の開催となりましたが、ここに滞りなく議了し、ただいま閉会を宣言できますことはまことに喜ばしい限りであります。 議員各位のご精励と理事者の皆様のご協力に対しまして心からお礼を申し上げます。 さて、本年は大雨の季節だけでなく、新型コロナウイルス第2波の到来も気になるところでありますが、7月には国の補正予算への対応に係る臨時市議会の開催が予定されております。 議員各位におかれましては、この上ともご自愛くださるようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。 ○議長(秋田修一) これをもって、令和2年第3回市議会定例会を閉会いたします。 どうもご苦労さまでした。 △閉会 午前10時50分 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  令和2年6月26日    川西市議会議長      秋田修一    第1日会議録署名議員   中曽千鶴子        同        小山敏明    第2日会議録署名議員   山下隆志        同        多久和桂子    第3日会議録署名議員   福西 勝        同        江見輝男    第4日会議録署名議員   松隈紀文        同        大矢根秀明...