赤穂市議会 2022-04-13
令和 4年市民病院経営改善調査特別委員会( 4月13日)
令和 4年
市民病院経営改善調査特別委員会( 4月13日)
市 民 病 院 経 営 改 善 調 査 特 別 委 員 会
1.日 時 開会 午後1時30分
令和4年4月13日(水)
閉会 午後2時48分
2.場 所
第1委員会室
3.出席者
委員長 釣 昭 彦 副委員長 榊 悠 太
中 谷 行 夫 南 條 千鶴子
安 田 哲 山 野 崇
奥 藤 隆 裕 家 入 時 治
深 町 直 也(オブザーバー)
4.欠席者
な し
5.地方自治法第105条の規定による出席者
議 長 山 田 昌 弘
(副議長 前 田 尚 志)
6.傍聴議員
井 田 佐登司 荒 木 友 貴 土 遠 孝 昌
前 川 弘 文 田 渕 和 彦
7.理事者
別紙のとおり
8.事務局
事務局長 東 南 武 士 書 記 澁 江 慎 治
書 記 山 﨑 智 子
9.新 聞
神戸新聞 赤穂新聞社 赤穂民報
10.傍聴者
な し
(理事者)
市 長 牟 礼 正 稔
(市民病院)
病院事業管理者 寺 谷 進
事務局長兼
介護老人保健施設事務長
喜 多 晃
総務課長 平 松 孝 朗
財務課長兼
経営企画担当課長
渡 代 昌 孝
医療課長 藤 田 元 春
総務課総務係長 宮 本 昌 英
総務課管理係長 定 森 知 之
財務課財務係長 深 澤 景 理
医療課医療計画係長 伊 東 紀 子
医療課医事サービス係長 中 本 貴 也
総務課主査 前 田 隼 也
市民病院経営改善調査特別委員会
令和4年4月13日
午後1時30分開会
○釣委員長 ただいまから
市民病院経営改善調査特別委員会を開催いたします。
写真撮影の申出が報道関係者からありますが、これを許可してよろしいでしょうか。(異議なし)
報道関係者に申し上げます。写真撮影につきましては、会議を始まる前でお願いいたします。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時30分)
(休 憩)
○釣委員長 委員会を再開いたします。
(午後1時31分)
御承知のとおり、先般の令和4年第1回定例会において、最終日である3月24日に当委員会が立ち上がり、委員長に私が、副委員長に榊 悠太議員がそれぞれ選任されたところであります。
病院事業においては、これまで16年連続で赤字決算を計上し、さらに令和2年度決算では
資金不足比率が10%を超えたこと等に伴い、起債発行が総務省の許可制へ移行するとともに、
資金不足解消計画の作成が必要となるほか、一時借入金も年々増加の一途をたどるなど、資金不足の解消はますます困難な状況となりつつあります。
また、市職員で構成される市民病院の
在り方検討委員会及び外部有識者を含む
赤穂市民病院経営検討委員会の中で、それぞれ市民病院としての在り方や抜本的な見直しを含めた経営形態等に関して協議された結果、いずれも現行の経営形態である
地方公営企業法の全部適用となり、さらに後者においては
関係医療機関と連携・分担して経営改善を図るよう提言する報告書が市に提出されました。
この提言を受け、議会としても議員協議会や第1回定例会の代表質問等において、市民病院の今後の経営方針など数々質してきたところであります。
結果的には、提言に基づく令和4年度当初予算への改革案の反映は一部のみであり、具体的な改革案はこれからとのことであります。
当委員会としましては、目的であります、「
赤穂市民病院に係る
経営改善対策の進捗状況や効果額に対する検証・提言及び経営形態に関する調査・研究」に向けて、効果的で実のある
委員会運営に努めたいと考えておりますので、委員の皆様方には御協力のほどよろしくお願いいたします。
それでは、市長から御挨拶の申出がありますので、これを受けることといたします。
市長。
○牟礼市長 第1回定例会の最終日に当委員会が設置され、最初の会議の開催に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
このたび8名の委員の皆様方には、大変お手を煩わすこととなり、また、釣委員長、榊副委員長には、殊の外お世話になることと存じます。何とぞよろしくお願いを申し上げます。
御存じのとおり、令和3年度に
赤穂市民病院経営検討委員会を設置し、種々御協議をいただきまして、最終的にこの1月20日に提言を含む報告書を受理いたしました。
市としまして、この提言を最大限尊重し、市民病院の経営形態については、現状の公営企業法の全部適用といたしました。
病院事業管理者の下、経営改善に取り組むこととなりますが、そのためには市としましても、できる限りの対応を図ってまいるのは当然のことであります。
当委員会の御意見をはじめ、議会からの様々なお力添えもいただきながら、経営改善をなお一層、加速できるよう支援してまいりたいと考えますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
○釣委員長 それでは、協議に入ります前に、当委員会に出席されます説明員の紹介を順次お願いいたします。
○
寺谷病院事業管理者 病院事業管理者の寺谷でございます。どうぞよろしくお願いします。
○
喜多事務局長兼
介護老人保健施設事務長 病院事務局長の喜多です。どうぞよろしくお願いいたします。
○
藤田医療課長 医療課長の藤田ですよろしくお願いします。
○
平松総務課長 総務課長の平松です。どうぞよろしくお願いいたします。
○
渡代財務課長兼
経営企画担当課長 財務課長兼
経営企画担当課長の渡代でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
深澤財務課財務係長 財務係長の深澤です。よろしくお願いいたします。
○
伊東医療課医療計画係長 医療計画係長の伊東でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
中本医療課医事サービス係長 医療課医事サービス係長の中本でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
宮本総務課総務係長 総務係長の宮本でございます。よろしくお願いします。
○定
森総務課管理係長 総務課管理係長の定森でございます。どうぞよろしくお願いします。
○釣委員長 次に、常時委員会に出席する説明員以外の説明員を紹介します。
前田総務課主査。
○
前田総務課主査 総務課主査の前田です。どうぞよろしくお願いいたします。
○釣委員長 それでは、4の協議事項に入ります。
まず(1)市民病院・経営改善の「検証」に向けた仕組みの構築についてであります。
お手元に資料を配付しておりますが、理事者より説明をお願いいたします。
寺谷病院事業管理者。
○
寺谷病院事業管理者 改めまして、
病院事業管理者の寺谷でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
まず、私にこの発言の機会をいただきまして、釣委員長、榊副委員長をはじめ、委員の皆様方にまず感謝を述べたいと思います。ありがとうございます。
まず、資料の説明の前にですね、私の病院運営に関します基本姿勢について少し、お時間頂戴したいと思います。よろしくお願いいたします。失礼して座って説明させていただきます。
まず、この
特別委員会でございますけども、先ほど委員長のほうからも御説明いただきましたとおり、市民病院を取り巻く経営環境、大変厳しいものがございます。これらの状況でございますことから、
経営改善策の進捗状況などを行いますために設置したものであると、設置されたものであると、このように認識をしてございます。
私も就任以来に多くの方々に御挨拶をさせていただきました。その中で、市民病院が厳しい環境であること、これを肌で感じたところでございます。
また、その一方で「市民病院頑張れ」というようなお声も多く頂戴をいたしました。まさに市民のための病院であることを肌をもって実感をしたところでございます。
経営改善につきましては、まず、一歩一歩着実に取り組みまして、目標の実現に向け努力をいたしますとともに、医療安全につきましては、原因究明をしっかり行いまして、再発防止に向けた院内の取組を進化させ、その徹底を図ってまいりたい、このように考えてございます。
このたびの市民病院におけます医療事故の関係者の方々には、申し訳ない気持ちでございます。院内のガバナンスを確立をいたしまして、信頼の回復に努めますとともに、経営改善に取り組み、市民の皆様に信頼される病院、このようにしていきたい、このように考えてございます。
高原新院長とも協力をしながら、病院の職員と一緒になって、精いっぱいこれらの課題を対応を図っていきたい、このように考えてございますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
○釣委員長
喜多事務局長。
○
喜多事務局長兼
介護老人保健施設事務長 それでは、お配りしてます資料につきまして、私のほうから説明をさせていただきます。
市民病院・経営改善の「検証」に向けた仕組みの構築についてということでございます。
左側、まず1の趣旨でございます。
市民病院は経営改善に全力で取り組み、現行の経営形態である全適を維持できるよう努めます。
また、
経営検討委員会の提言で、『経営改善の進捗状況を的確に把握し、専門家等による定期的な検証を行い、不測の時には速やかに経営形態の変更ができる「仕組み」を予め構築しておくことが重要である。』とあることから、不測の時に対応できるよう、実効性のある検証の「仕組み」を構築するものです。
報告書の提言を尊重し、全適での経営を継続していくという市の方針を踏まえ、この「仕組み」についても進めていくということでございます。
その下、2の検証の仕組みの中身でございます。(1)概要ということで、表の形で整理してございます。
対象となる期間が長期にわたることから、職員のモチベーションも考慮して、令和9年度までに、これは起債償還の山を越えるという年度ですが、そこまでと考えております。
表の中、ア、イ、ウと3つの区分に分けて記載しております。
アが目標の設定、イが定期検証、ウが経営形態の見直しということでございます。順番に説明をさせていただきます。
アの目標設定、これは年度当初、これに目標値を設定するということを考えています。
中ほど、取り組み等の欄です。年度ごとに
外部有識者委員会の審議を経て目標値を設定する。その右、メンバーということで
外部有識者委員会、米印と書いております。
この表の一番右下の枠の中でございますが、メンバー案ということで、5つ並べております。
1人目、病院経営に精通した専門家(
公認会計士等)、例えばということでございます。それから学識の経験者、それから
自治体病院から指定管理の病院への移行を経験した者、それから
自治体病院から
独立行政法人化への移行を経験した者、それから
市民病院事務局の職員、この5名をもって考えております。
表の上段、ア、目標設定にお戻りいただきますが、年度ごとに
外部有識者委員会の審議を経て、目標値を設定する。
目標値ですが、下の段、(2)目標値という欄を御覧ください。文章の下、表で整理してございます。この表の数値を各年度ごとの目標値と考えています。
例えば、令和4年度で言いますと3億5,500万を目標値と考えたいということでございます。
この検証の対象となる目標値ですが、
経営検討委員会、報告書にあります具体的な改善策と効果額の年度ごとの効果額、これを目標値にしたいと考えております。
この効果額、これは報告書に記載のある例として掲げられた改善策を実行した場合の額、すなわち
経営改善策を講じた場合の額と、対策を講じる前の額、これは対策を講じる前の令和2年度の純損益が以降も続くと仮定した場合の額ですが、この差を効果額として整理しております。
この額を検証の仕組みでの目標値としたいとするものです。この額は、資金流出を防ぐことのできる額と概ね一致いたします。
その説明ですが、戻りまして(2)目標値の下の3行でございます。
資金流出が止まらないことが最大の課題となっています。起債償還の山を越える令和9年度まで資金流出を防ぐことができれば、以降は全適での経営が軌道に乗ると考える。この額、つまり償還額のうちから市からの繰出を除いた病院が自力で確保、調達する額は、年度によりばらつきはありますが、概ね5億円から6億円になるということでございます。
表のほうお戻りいただきまして、イの欄、定期検証という項目です。これにつきまして概ね
四半期ごとの検証を考えております。概ね
四半期ごとで院内で定期的な検証を行い、進捗状況について把握を行います。
併せて、
外部有識者委員会でも概ね半年のスパンで検証をしていただきたいと考えております。
この
四半期ごとという考え方ですが、市民病院には季節ごとに患者様の動向がやはり変わります。動向の推移があることから、その実勢を踏まえることが検証にとっても大切であると考え、概ね
四半期ごとという考えは、そういうところで設定をしております。
その下です。ウ、
経営形態見直しということで、時期といいますか、条件としまして、先ほどの目標値、これを2年連続で満たさないとした場合には、中ほどの表ですが、市民病院は即座に
外部有識者委員会に諮問をいたします。
外部有識者委員会は、検討、協議、諮問、答申をつくった後、それを市民病院に報告します。
外部有識者委員会からの経営形態の答申を受けた市民病院は開設者である市長に報告を行います。
報告を受けた市長は、移行について検討すると、このような手順を考えております。
その下、線の下でございますが、経営形態の見直しが必要となった場合に備え、移行時に必要な課題の取組について、あらかじめ調査、研究を進めておくということを考えております。
例ですが、3つほど並べております。
1つは、共通としまして清算金など移行の処理に係る財源の確保。
2つ、3つは、それぞれ指定管理、
独立行政法人化を選択肢とする場合ということになりますが、指定管理でいいますと、医局との関係をうまく続ける受託先候補の選定、独法化であれば理事長候補の選定などがあろうかと思います。
これらについて、事前に調査、研究を進めておきたいと考えております。
右側、3の市民病院・経営改善の取り組み、今年度、令和4年度の取り組みということですが、そちらをお願いいたします。
方針といたしまして、枠で囲っております。基本的な取り組みの方針は、今すぐできること、それから中長期に分けて取り組むこと、分けて対策、取り組みを行います。
重点的、特に今のこの第一四半期ですが、取り組み、方針としまして、まず、1つ目でございます。
新規患者獲得が特に大切であることから、院長による市内開業医、あるいは
近隣医療機関等への
新規患者獲得に向けた
トップセールスを展開する。
2つ目、経営改善に向けた院内意識の向上、特に医師以下でございますが、図るため、院内、
院長ヒアリングを通じ意識の浸透を徹底する。という方針の下、その下の表でございますが、上の大きい表がいわゆる収益的収支、収支の話でございます。下が資本的収支の話でございます。
上の表、収益的収支と書いているところに10個の項目がございます。合計欄3億5,500万円、これが先ほどの申し上げました左側の(2)の表の一番左端、令和4年度の3億5,500円目標値ということでございます。順番に説明をさせていただきます。
1つ目の項目です。
地域包括ケア病棟の
受け入れ強化、それから、急性期医療の維持、目標額は1億4,000万。取り組みとしましては、先ほど申し上げました
新規患者獲得に向けて院長の
トップセールスを現在やっておるところでございます。それから、院内におきましては、
ベッドコントロールの徹底、あるいは老健施設の活用など含めた対策を講じているところであります。
2つ目、術前検査の外来での実施の徹底。これは①にあるような良質かつ効率的な医療が提供できるよう、様々な階層部門を通じた意識の徹底を図っているところでございます。
3つ目です。経営効率の良い施設基準の算定、ここは目標値がゼロとなっております。ちょっとここだけ説明、詳しめにさせていただきます。
もともと報告書では、
ベンチマーク病院と比較して数字が悪いということで、5年度から看護配置の見直し、6年度から7対1の看護体制から10対1看護体制の見直しすることにより、診療報酬の減を上回る人件費の削減に取り組むのはどうかという例示の下、挙げた項目でございます。そのタイトルが効率のよい施設基準の算定ということになっております。ところが一方、令和4年度は既にもう
採用内定済みがございまして、取り消しがなかなか実情できないということもありまして、この効果がないということで、ゼロということになっているものでございます。いずれにいたしましても、取組欄に書いておりますとおり、
診療報酬改定の動向を注視し、中長期的な視点で対策を講じていく必要がある項目でございます。
4つ目でございます。診療機能・診療科の見直しということで2,800万ということで書いております。これにつきましては、
市内医療機関、市医師会、あるいは医師の派遣元大学、医局などとの調整・協議が必要となってきます。中長期的な課題というふうに考えております。
それから、5番目、
病院事業管理者の配置ということで、配置済みでございます。管理者、院長による院内巡回を定期的に行い、取組の理念の浸透を図っていきたいと考えています。
6番目、
高度医療機器の廃止及び更新の中止ということです。当座①にあります、いわゆる
PET-CT、これにつきましては、いわゆる廃止するということで、委託料、それから、それに係る人件費などについて、削減ということでございます。ライナックは今のところ後年度の予定でございます。
7番目です。時限的な
勤勉手当削減ということです。これ1,400万となっておりますが、これにつきましては今後職員、それから組合など関係者への丁寧な説明をやっていきたいと考えております。
それから市から病院への出向職員、派遣職員の段階的削減。これはこの4月1日付で1人、市のほうへ戻ってもらってますので、削減済みです。
9番目、退職者不補充ということで、昨年度、令和4年3月31付退職者の後任については不補充ということで、1人分やっております。
それから、委託料の節減ということで、これについては、医療機器の保守、保守委託の範囲、回数などの見直しによる減ということで、この額1,400万を対策済みとしております。
そういうことが、令和4年度の目標値3億5,500万の状況でございます。
それから、この目標数値3億5,500万円の外数という扱いになりますが、現在、市民病院が所有しております医師住宅の敷地といいますか、それを売却して少しでも資金を潤沢にしていきたいという考えの下、今年度は鑑定評価を行うということで、今、その準備中であります。
これ、先ほど申し上げました
経営改善項目、まずは報告書の提言をベースに検討をしていきますが、個々の項目に捉われることなく改善額、総額、いわゆる目標値を確保できるように努めてまいります。
そして、
経営改善策の具体化を踏まえた予算につきましては6月議会で提案できるように努めてまいりたいと思います。
説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○釣委員長 理事者の説明は終わりました。
ただいまの説明に対して、御質疑ございませんか。どなたからでも。
中谷委員。
○中谷委員 1点、お伺いします。費用削減の8番の出向職員の段階的削減ですけども、トータル的には3人ぐらい削減があると思うんですけども、その方の業務分担というのはどういうふうなんでしょうか。
○釣委員長
平松総務課長。
○
平松総務課長 令和3年度末をもちまして、減となった職員につきましては、医療課の職員でございますが、その職員の業務分担につきましては残った職員で分掌しておりますので、特に事務運営つきまして、支障等は出ておりません。
○釣委員長 中谷委員。
○中谷委員 その4年度は分かりますけども、それ以降、段階的に減していくと思うんですけども、その点について伺います。
○釣委員長
平松総務課長。
○
平松総務課長 当然、事務職員が減っていくことによりまして、その分、今業務量の負担というのが残された職員には増えてまいりますので、その点は今現在の医療職も含めて事務職員に転向したい者がおりましたが、それも進めていながら、事務の分担というものを図ってまいりたいなと考えております。
○釣委員長 中谷委員。
○中谷委員 その希望されるというのは、病院内で働いているある全ての職種の方でしょうか。
○釣委員長
平松総務課長。
○
平松総務課長 特定の職種というのは、特に今の時点では想定しておりません。看護師、医療技術員含めて、全ての職種の中で職種を変えたいという方がいらっしゃいましたら、そこは検討をしたいと思います。
○釣委員長 他に。
安田委員。
○安田委員 今の中谷委員の質問に関連してなんですが、市の出向職員の段階で削減というのは、進めていただくと同時にですね、併せてやはり
プロパー職員を育成していくということが今後の病院経営にとって重要だと思ってます。その点について、
プロパー職員の採用で、新規採用であったりだとか、育成について何か考えとかございますでしょうか。
○釣委員長
平松総務課長。
○
平松総務課長 現時点におきまして、
プロパー職員をこれからどう採用等していくかということまでは、まだ決定してございませんけども、今後の病院の運営の中で、必要があればですけど、検討事項に入ってくるかなと思います。
現時点では特定の
プロパー職員を増やしていくということは検討してはございません。
○釣委員長 安田委員。
○安田委員 ぜひ、今度6月議会で経営改善のそのまた新たな改革の内容というのが出てくるかと思うんですが、中長期的に見てですね、その
プロパー職員をどうしても、行政職員というは長くて3年とか、5年で異動になってしまうんで、そこで途切れてしまう部分があると思うんですね、長い意味では病院経営の強化という意味では、人材育成を徹底していただきたいと思っています。
以上です。
○釣委員長 山野委員。
○山野委員 経営形態の見直しについてなんですけど、目標値を2年連続で満たさないときは諮問するとあるんですけど、目標値を達成しなくても9年を迎えれる可能性というのは十分考えられますよね。
去年で言えば休床補償でお金入ってきましたし、一般会計から入れたら今ぐらいの繰入れがずっとできれば、9年迎えれるという、そういった答弁もありましたけど、そこはどういうふうに調整をつけるんですかね、かちっともう2年連続で満たせない場合はもう以降に向けて動き出すというそういうことなんですか。
○釣委員長
渡代財務課長。
○
渡代財務課長兼
経営企画担当課長 やはり、私も減らすべきところはこの目標値、これがもう全てだと思っております。結果的にそういった何らかの事情で少し余裕ができる、といったことがあれば、それは1つの条件として考慮はするけれども、やはりこの最低限示された目標値、これを最大限取り組んでまいりたいと思っております。
○釣委員長 山野委員。
○山野委員 何ていうんですかね、目的というのは、病院をこれからも維持していくという、もうそれだと思うんですけど、この改善にこだわり過ぎて、何かこの目標値を達成のみっていうんではなくて、何ていうんですかね、経営形態、移行するしないというのはもっと柔軟に考えていってもいいんじゃないかなと思うんですけど、いかがですか。
○釣委員長
寺谷病院事業管理者。
○
寺谷病院事業管理者 今現在が相当に厳しい経営状況である。これはもう皆さん御承知のとおりだと。まさに、今、委員おっしゃったように、この計画自身はあくまで
経営検討委員会の中で示された具体策と理解をしてございます。
その中で、これでもって経営がですね、順調に改善していけば、もっともっと何とか、ぎりぎり何とかなるんじゃないかというのが検討委員会での答申ではなかったか、そのように思ってます。
そんな中で、一方で、先ほど委員御指摘のですね、例えば休床補償の分でございますが、そういった別の要素もございます。また、病院はほとんど診療報酬という全国一律の制度の中で収入というのが決まってまいります。
そういったことを考えますと、診療報酬制度も大きくまた今後変わってくるかもしれない。では、そういったときに常にですね、柔軟にその制度を活用しながら、もし仮に、これ以上の効果額出るんであればですね、そこはあえて結果として2年間駄目であれば、見直すように委員会に提示をします。というのはですね、あくまでも危機意識として、私は常に持っておきたい。そういう意味の表れと御理解いただければと思います。
○釣委員長 他に、御質疑ないですか。
中谷委員。
○中谷委員 先ほどの山野委員の関係なんですけどもコロナ休床補償は、例えば4年度の3億5,500万には含めてないと考えてよろしいでしょうか。
○釣委員長
渡代財務課長。
○
渡代財務課長兼
経営企画担当課長 含めておりません。
○釣委員長 中谷委員。
○中谷委員 それともう1点、目標値連続満たさないことなんですけども、例えば1年は達成、2年は達成しなかった、でも合計としたら達成するということもあると思うんですけども、その点はいかがでしょうか。
○釣委員長
喜多事務局長。
○
喜多事務局長兼
介護老人保健施設事務長 この指標の設定、それからカウントの仕方につきましては、今、委員言われましたようないろんな考え方はあると思います。この今2年連続というのは、例えば一番厳しいハードルかなとは思います。
ただ、目標値を設定して、これに向けて頑張る、要は全適で維持できたらというか、維持をすることが前提であり、そのために頑張るんですが、仮に、仮にそれが達成、何というんですか、全適の継続が難しいということは何を意味するかといいますと、病院だけが困ったじゃなくて、市のほうですね、にも要は迷惑をかけるということなので、そういう観点から、行くだけ行って、最後、駄目ですということになれば、例えば累積の赤は当然膨らみます。
そうならないように私どもの今のこの提案の考え方は、一番きついんですが、これをもって、あかんと、駄目ということであれば、以降の形態、経営形態はどうするかは、専門家には諮問はしますが、そのように考えてます。行くだけ行って、最後駄目でしたというのはよくないのかなというそういう考えの下の2年連続ということです。
○釣委員長 奥藤委員。
○奥藤委員 3条の収益的収支の4番のとこで、診療機能・診療科の見直しなんですけども、この金額的な目標値が出てるんですけども、全体の中の割合でいけば、これ1割ぐらいでちょっと低いんかなと思うんですけども、令和4年度に関しては、ということは診療科を増やすとか、医師の数があまり増えないとか、そういうことなんでしょうか。
それと、また、診療科に関して、増やすとか、そこに関しては市内の民間病院とかありますけども、それと一応打ち合わせというかするということになるんでしょうか。
○釣委員長
渡代財務課長。
○
渡代財務課長兼
経営企画担当課長 4番の診療機能・診療科の見直しでございます。こちらは表の中にも書いてありますとおり、診療科の見直しにつきましては、今日明日から急にというわけにはまいりません。やはり中長期的に取り組んでいくべき課題と認識しております。
具体的には、市内の医療機関でありますとか、市医師会等々と協議、調整の上、円滑に進めるべきものだと思ってございます。
一度、そういった体制が整いますと、それ以降も続きますので、こちらにある金額について2,800万につきましては、それ以降も継続するというふうな考えでございます。
○釣委員長 他にないですか。
家入委員。
○家入委員 まず、経営形態の見直しの仕組みですけれども、検討例の2に指定管理の場合に医局との関係をうまく築ける受託先候補の選定とあるんですけど、赤穂市内の人口からいって、市民病院と中央病院が今の病床の大きさで、継続していくっていうのをまずそこには大丈夫だと、市民病院の今の大きさで経営が成り立つというのがまず前提にあるんでしょうか。
○釣委員長
渡代財務課長。
○
渡代財務課長兼
経営企画担当課長 経営検討委員会の席上でおきまして、市民病院、中央病院、それぞれの医療機能の評価というふうなことを行っております。その中で、市民病院については病床規模、縮小した比較ではなしに、そのままでの比較となっております。
その中で、それぞれ重複する診療科であったり、機能については連携、分担いうことになりましたので、それの上で市内、もしくは地域での連携を進めて地域医療を守っていくというふうなことになっております。
ですので、今、この経営形態の中では、縮小してというふうな比較を行ってございます。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 受託先候補の医局との関係がうまく築けるところとした場合、そうすると中央病院との競争になりますよね。それで本当に両方がやっていけるような委託先というのが見つかる可能性があるのかなと思うんですけど。
まあ言えば、民間の運営が2つあると、そういう場合にも医療機能・診療科の見直しとかも必要になってくるんだろうと思いますけど、そこは赤穂市内で民間同士の2つというのをうまくいくようなことを考えておられるんでしょうか。
○釣委員長
喜多事務局長。
○
喜多事務局長兼
介護老人保健施設事務長 ここに書いてますとおり、今後こういうことについて検討していきたいというふうに考えておりますので、今、委員が言われましたような観点も当然大切になろうかと思いますので、そこで議論の深化していきたいと考えております。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 定期検証の件ですけど、概ね
四半期ごとに、これについては、院内各部門代表の方が
四半期ごとの検証をされるということで、ちょっと確認をさせていただきます。それでよろしいんでしょうか。
○釣委員長
渡代財務課長。
○
渡代財務課長兼
経営企画担当課長 そのとおりでございます。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 そうしますと、その
四半期ごとの検証の結果というのは、私どもに示すこともちゃんとできるような資料ができるということでよろしいですか。
○釣委員長
渡代財務課長。
○
渡代財務課長兼
経営企画担当課長 はい。そのようにしていきたいとは考えてございます。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員
経営検討委員会の中にも意見があったかと思うんですけど、今、当面の令和9年度までという目標みたいなものはもちろん大事なことだと思うんですが、赤穂市の将来の人口減少とか含めた20年先ぐらいまでのグランドデザインを検討するべきじゃないかという意見もありましたけど、これについてはこの市民病院としては、今のところ何も出てきてないんですけど、どのようにお考えなんでしょうか。
○釣委員長
喜多事務局長。
○
喜多事務局長兼
介護老人保健施設事務長 先ほど課長申しましたように、この委員会、検討時点は市民病院としての考えだけで検討をしております。
将来的に、赤穂市市域でどのような医療需要があって、どのような医療機能が必要なのか、赤穂市のことに、市全体のことにつきましては、私ども一病院が、こうであるべきだというようなことは言えるものではございませんが、当然、人口が減り、あるいは高齢化が進む中で、将来どうあるべきかというようなのは、市民病院が入ったような形で、あるいは市民病院だけじゃなくて検討するべきことなのかなと思います。
いずれにしまして、市民病院だけでこうだというようなことは、なかなか軽々には言えないのではないかと考えております。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 経営改善の中に、少し細かい部分を言いますと、医師の先生方の診察の仕方、極端に先生によって違う場合がありますよね。患者さんからの不満が出ているのは、待ち時間がとんでもなく長い、そういった医師のそれぞれの思いのことがあるんでしょうけど、丁寧な診察されるんでしょうけど、夜の10時まで診察がかかったという事例もあるようですし、そういった医師のやはり診察の仕方なんかについても、ある程度はやっぱり指導が必要なんじゃないかというふうに思うんですけど。でないと患者さんの数もたくさん診れないでしょうし、収益的な改善にもつながらない部分があるかと思うんですけど、いかがですか。
○釣委員長
藤田医療課長。
○
藤田医療課長 医師による診療時間の差異については、平素からいろいろな苦情をいただいているのは事実でございます。今後の、今回のこの
経営検討委員会では、そこまでの踏み込んだ意見というのは頂戴しておりませんが、確かに今、承りまして、重要なことだと思いますので、これから対応を考えたいと思います。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 それから、医師住宅の売却と併せて、今の先生方が住んでおられる借上住宅みたいなマンションですね、そういったところの保証金、これというのは他のそういった病院なんかと比較して、保証する額の割合が高過ぎるとか、そういったところの検証はされてないんでしょうか。
○釣委員長
平松総務課長。
○
平松総務課長 他院と比べまして、当院の住宅に係る助成というか、病院負担に係る部分がどの程度かということは、他院との比較というのはしておりません。あくまでも地域によって家賃等についても当然の差異があると思いますので、そこはできておりませんが、当院としましては、基本的に他の病院から赴任してきた医師が極力、本人の自己負担なく住んでいただけるような額で考えております。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 適正な補助ということなのか、その辺もこれだけ改善をしていく上ではね、やっぱり聖域なく見ていかないといけないんじゃないかなと、それによって医師が減るということはもちろん困りますけれども、その辺はいかがですか。
○釣委員長
喜多事務局長。
○
喜多事務局長兼
介護老人保健施設事務長 委員おっしゃられますように、確かに適正なそういう支援になっているかどうかということと、そもそも医師住宅を造っているのは、これも委員おっしゃいましたけど、医師に来てほしいという、そういうことがございます。ですので、そのバランスは確かにあろうと思いますので、今の御意見を踏まえて、また今後の対応を考えていきたいと考えております。
○釣委員長 他にないでしょうか。ないですか。
南條委員。
○南條委員 今日、
病院事業管理者の寺谷さんに初めてお会いして、本当にこの大変な病院の危機の状況のときにね、来ていただいて本当に共に頑張っていきたいと私自身も思っております。
本当に、市民病院の方々、職員の方々も本当に新型コロナ感染症のね、感染拡大の中で、大変なお仕事をしていただいている、その中で本当に病院の経営危機というね、大変な状況で本当に真剣に取り組まなければいけないときなんですけれども、その中で質問をさせていただきます。
1つは、この市民病院の経営改善の取り組みのところで重点取り組み方針というところが2点あります。下のほうにも、収益確保について、少しありますけれども、ここの2番には特に医師に対して院内意識を高めるというね、院内、
院長ヒアリングと意識浸透の徹底とあって、本当に医師の方への意識というのが本当に重要だと思います。
他の職種の方々への意識、啓発というね、その部分においては具体的な何か今検討されているところはあるんでしょうか。
○釣委員長
渡代財務課長。
○
渡代財務課長兼
経営企画担当課長 医師以外の医療職、看護師でありますとか、医療技術員、こういったあたりとは常日頃からいろんな問題点、すぐ目の前にある問題点について瞬時瞬時でいろんな方と、いろんな討論やってます。
私、感じてますのは、やはり医療技術職、非常に思いは熱いもの持っております。我々も一緒になってやってきたいのと、最近特に思うようになっております。
○釣委員長 南條委員。
○南條委員 では、定期的に月に何回とか、決まっているんでしょうか。
○釣委員長
渡代財務課長。
○
渡代財務課長兼
経営企画担当課長 特に、定期的に行っているわけではございません。例えば、昨年末からですけれども、経営改善のことを少し勉強しようということで、総務省のアドバイザー、これ招致しまして3回ぐらいやりました。その中には医師、それから医療技術、それから我々事務職も合わせて忌憚のない意見、やはり医療技術の現場で、実は私たちこんなことをやっているんだといったようなこともあって、皆、いろいろと刺激を受けたところです。
やはり、いろんなところでいろんなことやっている、それがみんなに伝わらないといけないということで、情報の発信、それから共有ということで、意識をみんな一つにしたところではございます。
○釣委員長 安田委員。
○安田委員 先ほどの家入委員の病院の経営規模というところについてなんですが、御存じのとおり昨年度、総務省のほうで公立病院の経営強化のガイドライン策定ということで、協議されて本年度、昨年度末ですね、骨格が出てまいりました。
公立病院においては、令和4年度、5年度中にその計画を経営強化プランを策定しなければならないという話の中で、当然病床の規模については県がつくっておる地域医療構想との整合性というのが必要になってくるかと思います。
また、その医師の確保も含めてですね、今度、姫路にできます、はりま姫路総合医療センターですね、そことの連携というのも当然必要になってくるかと思うんですが、今現段階で、まだ、開院してない部分もございますが、今後、県、県立病院との連携というもので何か取り組まれていることはありますでしょうか。
○釣委員長
喜多事務局長。
○
喜多事務局長兼
介護老人保健施設事務長 今、委員言われましたようにまだ開院していない病院です。ただし、開院していない病院なので、こういうことをやったらどうですかとか、こういうことを言ってくださいとか、はりま新病院からの提案等はございません。
ただ、はりま新病院の設立の理念は、いわゆる自分たちだけでなくて、地域の医療を、この播磨地域の医療を下支えする拠点がはりま新病院であるという、それが彼らのミッションだというふうに私も理解しております。
ですので、開院して私ども管理者、事務局長含めて県立病院とは、そういうパイプを活かして、できるだけのことはやっていきたいと考えてます。
○釣委員長 安田委員。
○安田委員 先ほどの公立病院の経営強化プランというものを策定しなければ、またこれまた重たい業務が併せて係ってるところなんです。当然、その中での単年度単年度の経営改善計画というのも、ということにはなってくるかと思います。
この経営強化プランについては、国のほうからも示されているとおりですね、策定段階から議会、市民に対して説明を果たしていく必要があるということなので、ぜひ、次の
委員会運営にも関わってくるかと思うんですが、策定の途中の段階でですね、その経営強化プランというのについても、一緒に検討をさせていただきたいと思っております。
また、その概要のほうでも出てますが、決してこの地域医療というのは、先ほど
喜多事務局長が言われましたように、病院だけが考える話ではない。市あるいは個人でやられている病院であったり、他病院であったり、含めてオール赤穂で検討しなければいけないという話でありまして、特に行政におきましては企画財政部門であったり、医療政策担当部門も連携してその計画策定には関わるべきだということで、示されておりますので、ぜひせっかくここに牟礼市長もおられますので、そこについても積極的な関与を持っていただきたいと思いますがいかがでしょう。
○釣委員長 市長。
○牟礼市長 私自身、今詳細は承知しておりませんけれども、やはり地域医療というのは赤穂市全体で守っていく必要はございますので、委員御指摘のあったように、市を挙げてですね、病院とまた地域の医師会、医療機関とも連携しながらそういうものを策定に向けて取り組んでまいりたいと思います。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 もう1点、ちょっと細かいこと言いますけど、医師の診療科の先生の診察がですね、時々急に休診になっているというのがこれまでありまして、私も診察している日だと思って行ったら、急に休診になっていると、以前、事務局に聞いたら朝先生おられたのにというふうなこともあったりしているんですよね。そういった勤務実態の把握というのは、今後どのようにやっていかれるんでしょうか。
○釣委員長
平松総務課長。
○
平松総務課長 基本的に、事前の予告等なく休診になるということはなるべくなくすべきかと思っております。そうなることでなるべく御迷惑を掛けない、お掛けすることないように、把握できるところはしっかりと事前に把握して、アナウンスさせていただいて、患者様の御迷惑にならないように努めたいと考えております。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 ちょっと違っててね、そういう情報を流してほしいんじゃなくて、医師の先生が、要は勝手に学会に出席するんだとか、そういったことで発生しているんですよ。そういったことが放置されているからきちっとした信頼できる病院ということではなくなってきている部分があるんですよね。
そういったところも含めて、勤務の時間も含めて、しっかりと統率のとれた、やはり経営、運営をしていただきたいと思っているのでお伺いしているんです。
○釣委員長
平松総務課長。
○
平松総務課長 医師の学会等の出席につきましては、医師のスキルアップとか、そういった意味があるのはあるんですが、確かに、それによりまして診療に混乱を与えるということもなってはならない、一方でないほうがいいには越したことはないと思います。
先ほどの委員の御意見を参考にさせていただきながら、今後院内で適切な実態把握に努めまして、対応を考えたいと思います。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 まずですね、同一医師による8件の事故があって、その後、さらに3件というのは、これも同一医師による3件なのか、その3件はいつどのように判明をしたのでしょうか。
○釣委員長
藤田医療課長。
○
藤田医療課長 御質問いただいている件につきましては、これも係争に関係することですので、お答えを差し控えさせていただきます。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 11件という数字が出ている。もともと、もともとね、11件は同一医師でというのは、これはオープンになってるわけでしょ。後の3件が係争中で何も言えないというのおかしいんじゃないですか。
○釣委員長
藤田医療課長。
○
藤田医療課長 確かにオープンになっている情報というか、そのように御理解いただいてることだと思います。ただ、係争の過程でどのような影響があるかということについて、ちょっと予測できませんので、係争中ということでお答えを差し控えさせていただきたいと思います。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 医療事故調査委員会が開催をされたと思うんですけど、これはいつ何回、開催をされたんですか。
○釣委員長
藤田医療課長。
○
藤田医療課長 県内事故調査委員会、遅れて開催したことだと思いますが、2月24日と3月11日でございます。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 そういったことについては、市長あるいは議会への報告というのはされないんでしょうか、それともされたのでしょうか。
○釣委員長
藤田医療課長。
○
藤田医療課長 市長への報告は遅れてさせていただきました。議会への報告は正式にはしておりません。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 これやっぱり議会でも、これだけ質問をいろいろしてきているのに、議会への報告も必要じゃないんですか、いかがですか。
○釣委員長
藤田医療課長。
○
藤田医療課長 申し訳ありませんでした。報告すべきであったかと考えます。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 それから、外部検証もやるということではなかったかと思うんですけど、そういう点では外部検証もやられたんでしょうか。
○釣委員長
藤田医療課長。
○
藤田医療課長 外部検証は3月8日の議会答弁でいうガバナンスや医療安全を見直すための外部有識者による検証という、これのことかと思うのですが、そちらでしたら現在準備中でございます。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 ということは、医療事故に関する外部検証というのは、そういうことではなかったと、この外部検証というのは、医療事故に関しても外部の方によって検証するというふうに私は受け止めてたんですが、そうではなかったんですか。
○釣委員長
藤田医療課長。
○
藤田医療課長 一連の医療事故も含めた院内のガバナンスを全て検証していただくものです。その外部検証を行う、依頼する過程において、院内の事故調査委員会が正しく開かれていなかったことが問題であるということで、検証会議は行ったものの、院内、開かれていなかった院内事故調査委員会を遅れてでありますけども開催したという経緯でございます。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 事故に関して脳神経外科学会からも調査が入っていると思うんですけど、これについては、報告書を出されたのか、どのような対応をされたんでしょうか。
○釣委員長
藤田医療課長。
○
藤田医療課長 脳外科学会については、サイトビジットということで、現地に来られるということが目的ということでお伺いしております。その前段で事前提出資料は提出いたしました。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 先ほど、ガバナンスの見直しというのがありましたけど、今現在あるセーフティマネジメントについては、やり方を見直すとか、いうふうなことはあるんでしょうか。
その中でも医療事故等が発生している、した場合の報告、こういったものが院長まで上がってこないとか、そういうことに対するこのガバナンスの在り方というのは、何か見直しを今後されていく予定なんでしょうか。
○釣委員長
藤田医療課長。
○
藤田医療課長 医療安全のマニュアルの見直しにつきましては、現在一旦改訂作業をいたしました。方向性としまして、兵庫県の医療安全マニュアルを参考に県並みの基準で公表とか、報告を見直したものであります。
ただ、その後4月の人事異動によりまして、現在さらにちょっと改訂を予定しております。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 その改訂は、大体いつぐらいまでにできて、いつ頃にはオープンにされる予定なんでしょうか。
○釣委員長
藤田医療課長。
○
藤田医療課長 この時点で明確にするというのは申し上げにくいんですが、でき次第報告させていただきたいと思います。
○釣委員長 安田委員。
○安田委員 今の医療安全の対策、絡んでの医療事故の話ということでしたが、どう医療事故をなくしていくかを含めてですね、今日は資料も全くないような状況の中で、話というのはなかなか難しいかと思っております。
どういう仕組みを今後つくっていくのかとか、県の意向がどうなのかとか、そういうのはまた新たな
病院事業管理者の寺谷さんの考えも含めたところでですね、そういった話を今後は場を改めてその部門に関してですね、検討したほうがより内容のある話ができるかなと思っております。
○釣委員長 ありがとうございます。
よろしいでしょうか。
中谷委員。
○中谷委員 経営改善につきましては、病院のその事故の関係もあって、信頼回復が一番と思います。その中で、今日もありましたけども、質問しても係争中であるとか、個人情報とかいう形がありますけれども、今現在の段階で訴訟がどこまで進んでいるのかいうのは、やっぱり早期に和解なり、判決なり、出す、出してもらうべきと思いますけども、その点、お伺いします。
○釣委員長
藤田医療課長。
○
藤田医療課長 係争中ということで、相手方がおりますので、当然、最初は訴訟前和解ということで話をしていたのが、係争になっている、これが事実でございます。今、相手方がいらっしゃいますので、ここで時期的なものを申し上げることは困難でございます。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 私どもこういった医療事故に関しては、今、言われるように係争中でオープンにできないことはたくさんあるというのは、分かっております、質問した中でもね。
そのときに、とにかく誠実な対応をしてくれというのをこれに対して市長も病院側も誠実な対応をしますということだったんですが、これ新体制になってからも、きちっと誠実な対応をされてるんでしょうか。
○釣委員長
藤田医療課長。
○
藤田医療課長 新体制になって、まだ半月ですけど、当然、市民病院が継続しております。誠実な対応はすべきであると思います。していると考えております。
○釣委員長
寺谷病院事業管理者。
○
寺谷病院事業管理者 なかなか外にといいますか、プライバシーあるいはお話のように係争中の案件でございます。それで、非常にデリケートな部分だと思いますので、たしか病院としましてもですね、そこは誠意をもって対応するのは基本だと思います。そんな中で、先ほどの答弁でも申し訳ないんですが、お答えは控えさせていただきます。といった部分もあるのもこれは現実的にやむを得ない分と御理解をいただきたいと思います。
ただ、実際にこれから物事が動いていってですね、そんな中でおっしゃられるように御質問の分で答えられる分は誠実に私どもも答えてまいりたい、そのように考えてございます。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 最初に事業管理者が挨拶で言われたように、事故に関しては原因究明をして、明らかにですね、されるということですので、やっぱりそこが明らかにされないと原因究明ができないと、今後の医療の安全を管理する体制というのはきちっとやっぱりできませんし、市民の信頼というのが取り戻せないというふうに思いますけれども、そこは原因究明して裁判もある程度目途がつけば、そういったものも議会にきちっと報告はされるんでしょうか。
○釣委員長
喜多事務局長。
○
喜多事務局長兼
介護老人保健施設事務長 委員おっしゃいますように、原因究明、おっしゃいました原因究明を徹底的にして、要はそういうことがないようにするようなことを目指すということは、当然、院内的にはやります。
その後、様々な変動要素ありますが、あるいは訴訟、あるいはその個人情報守秘義務、何だかんだあろうと思いますが、それはそのときのことでございますので、今、これがこうなったら、このようにしました、申し上げれませんが、気持ちとしてはそういう思い、委員がおっしゃられることを受け止めさせていただきます。
○釣委員長 それでは、次に協議事項の(2)の委員会の運営についてであります。
委員会の運営に当たり、説明員、協議内容、開催の回数について委員の皆様方に御意見をお聞きしたいと思います。
まず、説明員ですが、市民病院の
病院事業管理者、事務局長、課長、係長のほか必要に応じて市長や副市長、担当部長などの出席を求めることができるといったところかと思いますが、委員の皆様より御意見をお聞きしたいと思います。
私の考えでは、副市長、またはその事項によったら担当部長を出席でいいと思いますけど、皆さんの御意見をお伺いいたします。(異議なし)
よろしいですか。そういう副市長が大体、もしこの
特別委員会には出席していただいて、その箇所によったら担当部長も出席ということで決め、そうさせていただきます。
次に、協議する内容について委員の皆様より、御意見がありましたらお伺いいたします。何かこういうことについて、次は話をしたいとか、協議したいということがあればお伺いいたします。
安田委員。
○安田委員 先ほど、経営指標について
四半期ごとに院内で、半期ごとに外部有識者ということでしたが、ぜひこのこちらの調査
特別委員会においてもですね、
四半期ごとの経営指標、また今回の経営改善の中の目標のですね、達成度も含めた数値の検討をさせていただきたいと思っておりまして、少なくとも、そのデータが出た後の
四半期ごとの開催は望むところであります。
○釣委員長 はい、ありがとうございます。
他に。そういう感じでよろしいでしょうか。
中谷委員。
○中谷委員 追加資料いう形なんですけども、その中に診療科の収支、もう可能であれば入れていただきたいと思います。
○釣委員長
喜多事務局長。
○
喜多事務局長兼
介護老人保健施設事務長 今、委員おっしゃられました病院全体の収支じゃなくて、診療科ごとのことだとの、実は、それはなかなか簡単には出ないです。
病院全体でということであれば、その数字じゃなくて、当然、失礼しました、間違いました、いわゆる収支がどうだは出ます。ただ、診療科ごとに収益が幾らで、支出費用が幾らというのはなかなか出ないというのが、病院業界の事実というか、現状であります。ですので、それをということでございましたら、ちょっとなかなか出しますとは言えないというのが現状でございます。
○釣委員長 中谷委員。
○中谷委員 病院の方も、もちろん議員もそれぞれ勉強しているはずだと思うんです。私もその中でいろいろ病院の経営改善の中で、見た中で、やはりそれが一番だという形で、もちろん時間も手も取られるけども、それが一番の改善というふうに見ております。
○釣委員長
喜多事務局長。
○
喜多事務局長兼
介護老人保健施設事務長 診療科ごとの収支というのは難しいのは、そう考えていますが、診療科ごとのいわゆる受診者数、それであれば提供することはできます。
○釣委員長 家入委員。
○家入委員 病院の経営改善するのにね、診療科ごとの収支が出ないというのはおかしいんじゃないですか。それぐらいのどこの診療科がどういう状況という経営が見えないと経営改善ってできないんじゃないですか。
○釣委員長
渡代財務課長。
○
渡代財務課長兼
経営企画担当課長 診療科ごとの収支ですが、診療科ごとの、例えば診療報酬上の集計というのは可能ではあります。
ただ、しかしながら、費用、人件費ですとか、いろんなものがありますけれども、これを例えば入院患者さんの、すみません、医師、A医師の分が外来に幾らかかったとか、入院に幾らかかったのかといったところは、かなりの配賦基準、これをすると思いますので、なかなか難しいかとは思います。
○釣委員長 できれば、今、4月なんで、5月、定例会のない月、5月、7月、8月に病院との8月、11月ぐらいは、病院とそのデータが欲しいなと思うんですけど、そういうのは可能ですか、8月、11月ぐらいは。
四半期ごとのは。
○釣委員長
渡代財務課長。
○
渡代財務課長兼
経営企画担当課長 四半期ごと、例えば、4月、5月、6月でしたら収支が確定するのは8月頃になりますので、そのときに開催していただくのは、何ら問題はないかと思います。
○釣委員長 そういう感じでよろしいでしょうか。
家入委員。
○家入委員 やはり、医療の安全管理体制については、やっぱりその
四半期ごとにもですね、動向を報告できるものは報告いただくということもお願いしたいと思います。
○釣委員長 ということで、
四半期ごとの報告をよろしくお願い、よろしいでしょうか。
○釣委員長
喜多事務局長。
○
喜多事務局長兼
介護老人保健施設事務長 具体的に、どのような資料であればいつの時期に提出できるということは、やはり現実的にはあると思いますので、もしお許しいただけるようでございましたら、正副委員長とお話をさせていただいて、時期なり、あるいはその資料について御協議させていただきたいというふうに考えます。
○釣委員長
喜多事務局長から先ほど正副委員長と協議したいことですので、そういうようにさせていただいてよろしいでしょうか。正副委員長で協議して、したいと思います、よろしいでしょうか。(異議なし)
それでは、そのようにさせていただきます。
その他で、5のその他で何か、委員の皆様から何か御意見はございませんか。(なし)
ないようでしたら、これをもって終了させていただきたいと思います。
次回の委員会につきましては、先ほど言いましたように日程を調整させていただきますので、よろしくお願いいたします。
以上で、本日の委員会を終了いたします。
御苦労さまでした。 (午後2時48分)
( 了 )...