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令和3年一般会計予算等審査特別委員会−03月15日-01号
令和3年特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会−03月15日-01号

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  1. 伊丹市議会 2021-03-15
    令和3年特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会−03月15日-01号


    取得元: 伊丹市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-18
    令和3年特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会−03月15日-01号令和3年特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会 令和3年3月15日(月曜日) 午前10時00分開議 午後2時05分散会 〇場 所  第2委員会室 〇委員会に出席した委員    委員長    戸 田 龍 起       委   員  川井田 清 香    副委員長   山 薗 有 理         〃    竹 村 和 人    委   員  土 井 秀 勝         〃    加 藤 光 博      〃    大津留   求         〃    久 村 真知子      〃    岸 田 真佐人         〃    北 原 速 男      〃    小 西 彦 治         〃    吉 井 健 二 〇委員会に出席しなかった委員        な    し 〇審査した事件とその結果  議案第 14 号 令和3年度伊丹市病院事業会計予算            原案可決
     議案第 15 号 令和3年度伊丹市水道事業会計予算            原案可決  議案第 16 号 令和3年度伊丹市工業用水道事業会計予算         原案可決  議案第 17 号 令和3年度伊丹市下水道事業会計予算           原案可決  議案第 18 号 令和3年度伊丹市交通事業会計予算            原案可決  議案第 21 号 伊丹市病院事業基金条例の制定について          原案可決                                     以  上 ○戸田龍起 委員長  ただいまから特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会を開催いたします。  初めに、委員の出欠席について申しますが、本日は全員出席であります。  円滑な審査のため、質疑に際しましては、委員の方は必ず資料名とページ数、項目を述べていただき、端的かつ的確に行っていただきますようお願いいたします。  次に、答弁をされる方は、挙手と同時に役職名を述べていただきますと、私のほうで指名させていただきます。質疑の意図を的確に把握され、要領を得た答弁をしていただきますようお願いいたします。  会議時間につきましては、申合せどおり、午前10時から午後5時までにしたいと思いますので、委員並びに当局の皆様には十分御留意の上、御協力のほどよろしくお願いいたします。  それでは、前回に引き続きまして、順次審査を進めてまいります。     ──────── ◇ ────────  議案第14号    令和3年度伊丹市病院事業会計予算  議案第21号    伊丹市病院事業基金条例の制定について ○戸田龍起 委員長  初めに、議案第14号を議題といたします。  本案の審査に当たりましては、関連いたします議案第21号の審査を併せて行います。  両案につきましては既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑のある方はどうぞ。 ◆大津留求 委員  一括になってます議案第21号の基金について、簡単に説明をよろしくお願いいたします。 ◎病院事務局 今回上げております基金条例の新設なんですけれども、伊丹市病院事業基金条例の制定についてということで、現在病院では市立伊丹病院医学振興基金という基金がございます。条例も制定しておりまして、この医学振興基金は、病院の医学研究の振興を図るために設けておる基金なんですけれども、次年度から市でふるさと寄附メニューに病院への寄附のメニューを入れていただけるというところがございますのと、より広く統合新病院を見据えまして活用を図る基金を整備したいということで、新しく本病院事業基金を新設するということで上げさせていただいております。 ◆大津留求 委員  イメージとしましては、今までは一定の目的のための基金であったけれども、もっと広いふるさと寄附メニューも入ったことで、新病院を建てるというのを含めて、広い意味での基金、お金を集める基金に変えるというようなイメージでよろしいでしょうか。 ◎病院事務局 委員おっしゃっていただいてるとおりでございまして、今の医学振興基金は新しいこの病院事業基金に統合をされるということで、それも含めてより広く活用できるという形になります。 ◆久村真知子 委員  今の基金条例ですけれども、新たにこういう形にするということなんですけれども、その基金というのが、目安としてどれくらいの基金を積み立てていこうという見通しというか、それはどうなんでしょうかね。 ◎病院事務局 今現在の医学振興基金に既に約1億円ほどあるんですけれども、まずそちらを新しく今回制定させていただく基金に積み上げるというところで、その金額がまずございます。これからは来年度以降、また新たに、申し上げましたようなふるさと寄附などでぜひ病院への寄附をお願いしたいと考えているところでございまして、当面の目安としましては、毎年度100万円ぐらいは何とか寄附としてぜひ入れていただけるように病院でも広報などをやっていきたいと考えております。 ◆久村真知子 委員  新たに病院の統合再編ということで、そのためにこの地方債の償還に要する費用に充てていくということなので、その基金の規模というのが今までの給付金とか、そういうものを基金として置くということで、内容としては同じなんですかね、その基金に充てる中身というのは。 ◎病院事務局 これまで医学振興基金に指定で寄附いただいた方について全て新しい基金に移管をするということなんですけれども、活用の内容については寄附者の御意向を一番と考えておりますので、これまで寄附いただいた方についてはそうした活用をしていくと。今後、新たに次年度以降、寄附いただける方については、より広い目的で制定された基金への寄附ということになりますので、そこについてはより広く活用をしていくということで考えております。 ◆土井秀勝 委員  この社会情勢を踏まえて多分令和3年度は大変厳しい局面になっていくのかなと思うんですが、その中で、このサービスペーパーの13ページにも書いていただいてる手術支援ロボットダビンチですよね。これ言いましたら、令和3年度に導入する、今までも多分様々検討されてきたと思うんですが、この令和3年度、厳しい中でもなお入れられる理由といいますか、そういうのをお聞かせいただいてよろしいでしょうか。 ◎病院事務局 おっしゃっていただいているとおり、コロナのことがございまして厳しいというところは承知はしておるところなんですけれども、統合新病院の、近畿中央病院との合併を見据えまして、医師確保なども非常に重要な課題であると認識しております。そうしたところもありまして、このダビンチですけれども、外科系、泌尿器科、産婦人科などに今保険適用が広がっている中で、やはり今、入れてすぐに使えるということではなくて、訓練や教育ということで医療者の方への習熟ということも非常に重要になってまいりますので、次年度から導入をさせていただきたいと考えております。 ◆土井秀勝 委員  御説明いただいた使われる方の技術というのもあるのと、若手医師の確保という意図があっての導入ということですね。分かりました。 ◆竹村和人 委員  今年度の予算を見てみますと、赤字予算を立てられておりますが、もう予測もつくんですけど、やっぱりこういうコロナ禍の中でなかなか難しい部分等あるんですけど、何とか頑張っていただかなあかんのかなとも思うんですけど、その辺の見通しなんかはどういうふうに考えておられますでしょうか。 ◎病院事務局 御指摘いただいておりますとおり、令和3年度については赤字予算ということになってございます。一定コロナ禍の影響を来年度も受けるというところでこういう予算になっておるわけなんですけれども、ただ、今年度もありました新型コロナウイルスに関連する国、県などの補助金ですね、そういったところがまだ見えないというところがございまして、それについては来年度の予算の中にはまだ組み込んでございません。  ですので、来年度も一定そうした対応が必要であれば、同じような形で補助金が交付されるというところがあれば、赤字ではなくて、収支均衡というような形で行けるのではないかと考えております。 ◆竹村和人 委員  なかなか努力だけでは難しいところもあったり、コロナの状況もいろいろあるとは思うんですけど、感染なので誰にも予想しにくいところもあったりすると思います。そんな中で、まだそういう補助的なこともなかなか予算の中で入れにくいとは思いますので、そういった意味ではそういう国、県の予算が取れるような状況にまた目を配り、アンテナ張っていただいて、できるだけ負担のないように心がけていただきたい、そういうふうに思います。  まだまだコロナの終息には、今ワクチンでね、今順番にやってますけど、なかなかまだまだ難しいところもありますけど、希望としてはそういう形で国も手だてもしていっていただいておりますので、そちらのほうも協力していただけたらというふうにも思います。  そういった意味では、コロナ対策については予断を許さない状況だと思いますので、また職員の皆様には本当に見えない敵との戦いで不安もあろうかと思いますけど、よろしくお願いしたいと思います。  ちょっと話が替わりますけど、市立伊丹病院統合再編整備事業を当初予算でされております。これは令和2年度から引き続きで、また拡大ということでされているいうことなんですが、実施設計委託料は引き続き、値段等は変わらないんですけど、それにプラスアルファして用地補償費とか、あと解体工事費等々とあるんですが、この用地補償費について、内容的にどういうものなのか、聞かせていただいていいですかね。 ◎統合新病院整備推進班 委員御指摘の用地補償費についてですけれども、こちらの用地補償費につきましては、土地の購入費と建物の関係の移転に対する移転補償費と2つの項目に合わさってございます。土地の購入費につきましては、今、現社会福祉事業団が所有しております老人ホーム松風園の部分の土地の購入費が4億円程度ですね。それと、移転補償費ということで事業団にお支払いするお金が9億5000万円ほど、それ以外に現薬局の用地といたしまして移転補償費また別途ございまして、そちらが7000万円ほどになってございます。 ◆竹村和人 委員  その松風園の建物補償費ですけど、今いくらって言いはりましたかね。 ◎病院事務局 9億5000万円ほど予定しております。 ◆竹村和人 委員  松風園の老人ホームの解体の計画等は出てはりましたかね、これ。いつぐらいからやる予定ですかね。 ◎統合新病院整備推進班 老人ホームの解体の関係なんですけれども、現在、社会福祉事業団で設計等を進めておられるとお聞きしておりまして、解体につきましては、令和3年度ではなく、4年度以降での解体を想定をしております。 ◆竹村和人 委員  分かりました。  3年度中にそういう形でしないと間に合わないという計画でよろしいですかね。 ◎統合新病院整備推進班 まず用地補償につき ましては3年度中にさせていただいた上で、準備を整えました後に今回解体という形で、令和7年を目指した中での工程といたしまして必要な工程だと考えております。 ◆竹村和人 委員  分かりました。  あと、建て替えの部分について、職員宿舎と保育所の老朽化に伴う解体ということですが、これはもう始まる感じなんですかね。 ◎統合新病院整備推進班 こちらにつきましては、今回、施設の老朽化等々も含めまして、先行して解体をお願いしているものでございまして、解体につきましては来年度当然入札等の準備がございますので、入札等が終わりました以降に速やかに準備に入るという形で、年度内には解体して設置するという状況までを想定しております。 ◆竹村和人 委員  同じところを壊して、今使われてるものについても仮設をされるということのように書いてあるんですけど、それは場所的に何か駐車場がちょっと減ったりとかいうのはあるんですかね。 ◎統合新病院整備推進班 今、現況、さつき寮と言われるところと昆陽池ハイツと言われるところで職員寮がございます部分と、保育所がございます。保育所につきましては、仮設で院内に設ける予定でございまして、それは委員御指摘の駐車場の部分を使うということで、この駐車場に関しましては、ほか少し空地になってる部分もございますので、その駐車場の代替をできる限り取りまして、ほぼ一般駐車場には影響出ないような形で進めてまいりたいと考えております。  ほか、宿舎に関しましては、今のところ研修医の方が多く住まわれているところあるんですけれども、そちらにつきましては、近畿中央病院様の宿舎がございますので、現在事務局のほうで、その宿舎を少しお借りする形で対応できるのではないかと今考えております。 ◆竹村和人 委員  分かりました。  そしたら、通常の業務にほぼほぼ支障がないという感じで捉えておったらいいでしょうかね。 ◎統合新病院整備推進班 はい、令和3年度の工事に関しましては、通常の業務には支障がないような形で進めるものと考えてございます。 ◆竹村和人 委員  分かりました。  もうそろそろ工事も何か始まるような雰囲気もありますし、そういった意味では、そういう工事で通常の業務に支障がないようにまた御配慮をしていただきながら進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆川井田清香 委員  予算書の4ページ、5ページを拝見させていただいておりますと、入院収益とまた外来収益とも年間患者数見込がどの診療科も大体令和2年度予算に比べると減ということで、それに加えて患者1人1日当たり収入はどの診療科も大体令和2年度予算に比べると増額となっていますので、総括的な見解をお伺いいたします。 ◎病院事務局 委員御説明されました入院収益外来収益の患者数見込と患者1人当たり収入の件ですけれども、入院単価のアップにつきましては、患者数は減少していますけれども、より重症な患者さん、もしくは治療が必要な患者さんが来られているということで1人当たりの診療単価が上がっておりますので、患者数は減っておりますけども単価は上がるというようなこととなっております。 ◆川井田清香 委員  では外来収益のほうも、単価が高い外来の治療等が増えてるということでよろしいでしょうか。 ◎病院事務局 委員御説明のとおり、入院単価外来単価ともに同じ理由でございます。 ◆川井田清香 委員  そうしましたら、少し気になった小児科収益なんですけど、これがかなり、令和2年度の見込みが8600人だったのが今回5000人ということで、ここがかなり大幅に減ってるんですけど、小児科に関する何か診療の動きだったり、先生が減ったりとか、何かあるんでしょうか。 ◎病院事務局 小児科につきましては、患者数が減っておるということもありますけれども、実際、インフルエンザ等の感染症であったり、検査入院という患者さんが少なくなっておりますことから、収入も減少しておるということとなっております。ちょっと小児科だけ特殊でございます。 ◆川井田清香 委員  外来収益のところに今回精神科収益が上がってるんですけど、精神科に関して何か動きがあったんでしょうか。 ◎病院事務局 精神科につきましては、令和2年4月から正職の常勤の医師が来ていただいております。実際、治療をいろいろしていっていただいておりますけども、その治療内容が、専門の先生が来られたことで状況が変わっておるということが考えられると思っております。 ◆川井田清香 委員  分かりました。この大体の動向というのは理解させていただきました。  7ページの院内保育所保育料が前年度より上がっておりますけど、こちらも収益が少し上がってるかなと思うんですけど、今のみどり保育園さんの部分だと思うんですけど、利用状況はどのようになってますでしょうか。 ◎病院事務局 保育所の利用状況なんですけれども、今年度についても昨年度とさほど変わらないような形で、コロナの影響など特に保育所は大きくなく、利用者については減少はしてるんですけれども、通常の保育所利用について大きな変化はなくきておりまして、次年度についても、先ほど統合整備推進班の主幹が申し上げましたように、仮設の保育所と言いながらも認可の基準を満たしたような形で整備をするということになっておりまして、希望についても特に利用が減るということはないと考えております。 ◆川井田清香 委員  ちなみに、この利用者の方なんですけど、実際に病院で働かれてる方の職員さんの利用が多いのか、一般の地域の方の利用が多いのか、今はどのような形になってますでしょうか。 ◎総務部 3月現在なんですけれども、職員の利用が9名で、地域の職員外の方が17名ということで、合計26名の利用となっております。 ◆大津留求 委員  国の方針もあって、医師の働き方改革ということを今進められていると思います。3年後の2024年の3月までには時間外労働時間を年間960時間、月平均80時間に短縮する体制をつくる必要があるということで動かれてると思いますが、実際に、まず現在、医師の方の時間外労働などの現状はどのようになってるんでしょうか。 ◎病院事務局 今、ドクターなんですけれども、先ほど委員からもありましたけれども、医師の時間外労働の上限が2024年に始まるということで、年960時間以下、月当たりでいうと80時間ということになるんですけれども、当院はこれが上限となる見込みになっております。これは2024年から始まるわけなんですけれども、現状でも、今はドクターについても80時間を超える残業は発生していない状況です。 ◆大津留求 委員  続きまして、予算の職員数ですが、18人増員となっております。ちょっと内訳を拝見しますと、看護師さんが13人ぐらい増えるという感じかと思うんですが、実際にこの18人職員さんが増える主な理由などありましたら教えてください。 ◎病院事務局 委員の御案内ございましたとおり、主に看護職の増員になっております。看護師が13名で、そのほか幾つかの職種で増減ありますけれども、会計年度任用職員でいいますと、看護師を補佐する看護助手という職種で増員を予定してございます。  今後、新病院のこともございますので、特に看護職の確保が非常に重要になってくるというところを考えておりまして、また、看護助手につきましては、看護師のタスクシフトなどでそういった職種の活用を国でも推進をしておりますことから、そういったところを厚くしていくというところを考えております。 ◆大津留求 委員  実際、今、看護師さんが、保育士さんとかもそうですけれども、なかなか集まらないという状況があると思うんですが、きちっと集まってくれはってよかったと思います。  ちなみに、新型コロナウイルスワクチン接種とかに、市民病院の職員さんが関わるということはあるのでしょうか。 ◎坂本孝二 新型コロナワクチン接種推進病院整備地域医療担当理事  今現在は、看護師 につきましては市の担当課のほうで採用事務を進めておりまして、いうのと、それから加えまして、医師会さんのほうのクリニックでお勤めになってらっしゃる看護師さんなどに、ワクチン接種に参画いただけるよう今働きかけてるところでございます。  その中で、何とか体制の確保をしようということで取り組んでいるところでございますが、前にも御説明したようにワクチン供給スケジュールは非常にまだまだ不透明ということで、いつどの段階でどういう体制で接種していくのかっていうのはいまだにまだ確定していない状況です。したがいまして、いついつから何人必要とかっていうところの見通しが非常に立てにくい中での採用の事務を進めているところでございますので、何とか今のところいける雰囲気ぐらいまでしかお伝えできないんですけれども、少しずつ増えてきてるという状況でございます。  ということで、今のところ伊丹病院さんに動員をお願いするという状況にはまだ考えていないところでございます。  また、その辺は状況を見ながら対応のほうは検討してまいりたいと考えております。 ◆大津留求 委員  今ね、広告チラシ見てもそうですし、市のホームページ見ても会計年度任用職員という形でたくさん募集されてるのは存じ上げております。極力伊丹病院さんの方は伊丹病院さんで仕事をしていただけるような体制になるように、なかなか人集めが難しいんですけども、頑張っていただければと思っております。 ◆久村真知子 委員  看護師確保経費が上がっておりますけど、予算書12ページ、貸付金返還免除となってるんですけれども。これ伊丹病院に勤めた方の分かなと思うんですけれども、今までの経過で何人ぐらいの方が伊丹病院に勤めていただけたのか、また今後の見通しはどうなのかをお聞きしておきたいと思います。 ◎病院事務局 看護師確保経費、看護師の修学資金貸与人数なんですけれども、現在貸与している人数は3名というところでございます。導入をしたときは看護師の確保が非常に厳しいようなところがございまして、貸与者が毎年度、例えば15名ぐらいいた年度もあったり、例えば平成28年度、29年度につきましては非常に確保が難しく、修学資金をかなり活用していたところもあったんですけれども、現在は学校が増えてきた、大学で看護学部もかなり増設されたというようなところもございまして、確保が当院では何とかできてきているというところもございまして、今はこのような形になっております。 ◆久村真知子 委員  看護師に成り手が少ないということもあって、いろいろと国も手だてをつくってきたりしてますけれども、できるだけこういう制度を知っていただいて伊丹病院で働いていただけたらなと思いますけれども、こういう制度がありますよという周知は、具体的にはどんなふうにされてるんですかね。 ◎総務部 看護学生の方々が集まる就職説明会が毎年開催されるんですけれども、そうしたところに伊丹病院でもブースを設けて、看護学生の方を対象に就職の案内をする際に、修学資金の制度もありますというところで御案内をしたり、各看護学校、大学にパンフレットなどを配布をする際に、修学資金の御案内などもしているというところでございます。
    久村真知子 委員  学校にもこういう仕事をしたいという方もおられると思うんですけれども、学校にはそういう案内とかしてないんですか。  それとか、病院に来られた患者さんがもっと見て分かるようにしたら、何かちょっと口コミで広がるんではないかなと思うんですけれども、その辺りはどうですか。 ◎病院事務局 学校にも周知をしております。パンフレットなどを送らせていただいております。  患者様には現状では特段に案内はしてはないんですけれども、ホームページに看護師の募集のサイトがございまして、そこで皆さん閲覧できるような環境下にございますので、そうしたところも含めて広く周知をしていきたいと考えております。 ◆久村真知子 委員  できるだけ、こういう制度があるので使っていただけたらなと思いますので、今後もいろんな工夫をして周知していただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 ◆吉井健二 委員  医療機器についてちょっと質問したいと思います。一番高い機器はどのぐらいの金額ですか。 ◎病院事務局 まさに来年度上げさせていただいておりますダビンチについては、約3億円ということで予算を計上させていただいておりまして、このぐらいの医療機器というのが一番高い医療機器になってくるかと思います。 ◆吉井健二 委員  私も長く議員でおりますけども、病院関係での議事のときに、医療機器を実際にきちっと使われてないようなケースがあったんですね。というのは、先生が代わったりすると医療機器が使えない、まして今の時代じゃちょっとかなり遅れてますけども、使いやすい医療機器なのか、次にまた先生がバトンタッチしても大丈夫なのかどうか、そういう計算はされてるんですかね。新しい先生が入ってきたら分からない、開業されてその先生がいないから医療機器が動かないというケースはなかったんでしょうか。 ◎田中久雄 病院事務局長  確かに委員おっしゃるとおり、30年ぐらい前は先生によっては使える使えないということがありましたけども、現在は学会でもうほとんど標準化されておりますので、この先生はこの機械使えないとかっていうことはほぼなくなっています。  あと、ダビンチについては、もうこれは、実際のところ今一番普及している支援ロボットはダビンチですので、これがメインになっておりますから、次の先生がこれ使えないとか使いたくないというようなことになることはありません。 ◆吉井健二 委員  おっしゃるとおりで、患者さんを守らないといけないので、やっぱり高度医療機器は大事だと思います。  ただ、そういう使える人が1人じゃなく多数で使えるんかどうかもお伺いします。 ◎田中久雄 病院事務局長  こちらのほうは一応研修を受けた医師しか使えないという状況になっておりますけども、泌尿器科の先生も外科の先生も産婦人科の先生も、一定のメーカーがやっています研修を受けることで使用することができるようになります。 ◆吉井健二 委員  結構です。 ◆久村真知子 委員  同じくダビンチですけれども、これの手術するのに、今言われたお医者さんのいろんな使い方の勉強とかもあると思うんですけれども、そういう研修とか受けるのに、また勉強するための費用が要るんかなと思うんですけども、どういうところでこの技術を身につけるようなことができるんですかね。 ◎病院事務局 ダビンチにつきましては、導入するに当たりまして研修のプログラムというのがかなり厳密に確立されております。まず、オンラインで従事する医療者、医師、看護師、臨床工学技師などがいるんですけれども、まず学んでいただいた後に、オンサイトといいまして導入後に実際にその機械を触りまして操作に慣れていただくと。  その次に、オフサイトトレーニングというんですけれども、実際に日本国内で、手術の1か月から2か月ぐらい前に生体を使った使用トレーニングができるラボを備えてる施設がございまして、そちらを使ってかなり本番に近いような形で訓練をされると。他施設で実際に既に導入されているところに見学に行かれ、そのほかのシミュレーターによるトレーニングなどを経て、なるべく実際に初めて手術をするときには、もう間を空けずに初症例に挑まれるというような形で、そうしたプログラムが確立されたものがありますので、当院の先生もそのスケジュールにのっとって学んでいただいた後に、実際に初症例をされるというところです。  初めての症例のときには、既に経験がある関連大学の先生も立ち会っていただけるというようなところもございますので、そうしたところで安全に手術ができるような形に順序がなっていくと思います。 ◆久村真知子 委員  いろんな形で勉強をして、使えるという資格とかね、どっかで資格の認定とか、何かそういうのがあるんですか。  それと、お医者さんだけじゃなくて、その周りのスタッフも新しいやり方とかもあるのかなとは思うんですけれども、そういうちょっと研究したり、練習したりするのも必要かなと思うんですけれども、チームをつくってされるのか、具体的に見学したり、練習したりしただけで資格を持ってるとなるのかどうか、ちょっとその辺りの状況なり、どういうふうになるんですか。 ◎病院事務局 資格といいますか、今申し上げたトレーニングのプログラムの研修を修了しましたら、修了認定ということで認定されると。その方についてはダビンチの手術をすることができるということになりますので、それがある意味、ダビンチの手術ができる資格者であるということになります。 ◆久村真知子 委員  そうすると、今現状はもうそういう勉強をされてる先生がいらっしゃるのか、先ほど言いましたように、スタッフとして勉強していく、そういう方々もどこかに行って練習したり勉強したりしてるんですか。 ◎病院事務局 現段階では、まだ導入というのが決定にはなっておりませんので、具体的に例えばどこかのラボを予約してっていうところができないんですけれども、きっちりと導入が決定したときから実地に近いような形のトレーニングが始まっていくというところで、そこは来年度の早い段階からそうした教育プログラムにのっとって研修をされていく予定になっております。 ◆久村真知子 委員  導入してからいうことで、このダビンチで手術が実際にできるのは21術式で、それらが保険適用となるということが書かれてますけれどもね、資料には。こういう手術はできますよ、こういう形でできるんですよというものは、いつ頃はっきりするんですかね。市民の方から見たらね、その手術をしてもらおうかなとか考えると思うんですけれども、この中身はいつ頃はっきりするんですか。 ◎病院事務局 導入のめどがきっちり立ちましたら、広報などでもダビンチが導入されたということで市民の方にもお知らせをしていく予定になっております。あわせて、地域の先生方にも御案内をしていくことになろうかと思いますので、そうした形で紹介を受けると。現在、既に当院にかかっておられる患者さんでの手術適用、ダビンチのですね、適用の方がありましたら、そうした方についてダビンチの手術を希望されるかというようなお話の中で決まっていくと考えております。 ◆久村真知子 委員  これは保険適用とならない手術などもされるんですか。 ◎病院事務局 当院予定しておりますのは、21症例あるということですけども、11症例を予定しておりまして、保険適用になる手技を実施する予定としております。 ◆久村真知子 委員  医療面で内容がどういうものをしていただいてるのかということで、皆さんの関心が集まるんではないかなと思うんですけども、この機械は、一旦買ったらあとメンテナンスなんか要るのか要らないのか、今後の経費なんかは、やっぱりいろいろと点検したりしたら、そんなんかかるんですか。 ◎病院事務局 医療機器、基本的に全ての医療 機器なんですけれども、保守がございまして、そういう保守委託の中でメンテナンスをしていくということになります。 ◆久村真知子 委員  大分かかるんですか、その費用というのは、一般的には、どれくらいなんでしょうか。 ◎病院事務局 5年間で7500万円ほどの保守委託料となります。 ◆久村真知子 委員  大体特殊な機械だから、その機械を扱う業者はもう決まってるんですかね。 ◎総務部 ダビンチはもうこの1社提供になっておりまして、こちらのメーカーで併せて機械の保守もしていくという形になります。 ◆吉井健二 委員  麻薬類の保管、そして危険物の保管に対して、どういうふうなセキュリティーを取られてますか。 ◎田中久雄 病院事務局長  麻薬類の保管に関しては大きな金庫の中で、薬剤科にある大きな金庫、それと病棟に配薬したときは病棟の中の金庫で、鍵つきの金庫で保管しております。  それと、麻薬の場合は配薬だけではなくて、その後、使用した後に貼り薬の部分もあるんですが、そういうやつに関してはその貼り薬の使い終わったやつもちゃんと数えて、カウントをして、そういうことを必ず保健所に全部報告しないといけませんので、そういう中で数のチェック等をしております。 ◆吉井健二 委員  セキュリティーがきちっとされてることは患者さんにとっても、またお医者さんにとっても、何かミスがあるとやはり大きく報道されたりしますんで、その辺のところのセキュリティーしっかりとよろしくお願いしたいと思います。 ◆久村真知子 委員  予算書の28ページのキャッシュフロー計算書のところに、左の下のほうに未払金の増加額が載ってるんですけれども、これの内訳は大体どういうふうなものと理解したらいいんですか。 ◎病院事務局 こちら、主に材料費が要因となっております。 ◆久村真知子 委員  材料費はお薬とかそういうふうなものなんですか。これの増額理由は何なんですか。 ◎病院事務局 診療材料費なんですけれども、今年度、患者数は減少はしてはおるんですけれども、特に診療単価が上がっているということで先ほどお話にも上がっていたんですが、例えばアブレーションであったり、整形外科の人工関節の手術であったり、かなり高額な診療材料を使うような症例についてはあんまり減少してないということで、むしろそうした部分が増えているというところがございまして、そうしたものが上がっているというところです。 ◆久村真知子 委員  何か金額的に多いのでどういうことかなとちょっと思ったんですけど、これはいろいろ年度替わりとかいうのもあるかと思いますけれども、そういうものがきちんと年度内に処理ができるという方向に変更していくという形はできるんですかね。何かいつもこういうふうに金額が上がると、なぜ未払い金として残るのかなとちょっと疑問に思うんですけども、いかがですか。 ◎病院事務局 年度をまたぐ中で、どうしても未収、未払いというのが経理処理上発生するところがありますので、そうしたところでどうしても経理処理上乗ってくるところになってございますので、遅滞なく支払いは今もしているところではあるんですけれども、年度の経理処理の中で生じてくるものであります。 ◆久村真知子 委員  分かりました。  それと、ちょっとここの同じページに先ほど言いました看護師確保経費がありますけれども、今、先ほどもちょっと言いましたけど、国でも看護師さんの資格を持ってる方は何か登録してくださいとか、そういうので看護師探しを一生懸命してるということがちょっと載ってましたけれども、そういう、看護師さんに対して免許を持ってる方は届出をしてくださいというふうな国の方向性のところで、病院の関係者の方がそういう登録したらどうですかとかお声をかけたり、当然本人がそういうところに登録する届出をするとかして仕事に就いてもらうということだと思うんですけれども、市民病院としてもそういうふうな呼びかけとか、途中で辞められる方とかに対してそういう話をされてるのですか。  それとか、今いろんな派遣会社から派遣されてという方もいろいろな業種でありますけれども、やっぱり病院での看護師さんもそういう派遣会社から派遣されてるとか、そういう方もおられるんですかね。その2点ちょっとお願いします。 ◎竹原三千代 看護部長  まず、2つ目の御質問に対してですけども、当院においては派遣会社を通じて就職している職員はおりません。幸い数年ほど前からたくさんの応募者がおりまして、昨年度においては応募者の中の半数ぐらいを採用したというような状況で、非常に世間で言われてるように採用で大変だというようなことにはなっていないことが、1点申し添えます。  1つ目の看護師の登録につきましては、当院を退職する全ての看護師に日本看護協会が登録制度を掌握しておりますので、看護協会からもらっている用紙をそれぞれに渡しまして、説明をしております。  ただ、登録したかどうかのところまでは我々は把握しておりませんので、本人の自由意思というところになりますけども、多くの看護師は、自宅で介護や育児以外は次のステップに、進学であるとか、あるいはうちの病院の急性期病院以外の療養型とか訪問看護ステーション等で継続して就業を望んで辞めておりますので、その対象者が少ないということも一つあるかと思います。 ◆久村真知子 委員  そういうふうにたくさん応募に来られてることは大変いいことだなと思いますけれど、市民病院で勤めて、そうした途中で辞めたりしてほかのところに替わるとか家庭の事情とかあると思うんですけど、そういうふうに辞められて、また市民病院に来ていただけたらいいなとは思いますけれども、途中でやっぱり辞める看護師さんいるのは全体的にどの程度おられるんですか。 ◎竹原三千代 看護部長  退職率9%ぐらいですね。一般的には、兵庫県の退職率は十二、三%だったと思うんですけど、うちの病院は、そういった意味では少し少ないほうだと思います。 ◆久村真知子 委員  以前から看護師さんのいろいろ労働条件が厳しいとかね、話がずっとありましたからね。できるだけ市民病院で働きやすいという環境をつくられてるのかなと思いますので、引き続きそういう点はよろしくお願いします。 ◆吉井健二 委員  病院に関係してるとこで、看護師さんとお医者さん、そしてスタッフ、そしてそこにおられる業者さんから入ってこられるスタッフって結構多いんですね。そうしますと、看護師さん特に先生と密着するところもあると思うんですけども、その辺の取り計らいというんですか、リラックスできるような、例えば私が知ってるところでは看護師さんとバレーボールしたり、そしてレクリエーションも一緒になってやったり、そして旅行というんですか、日帰り旅行とかやったりしてストレスを解消されてるとこを見たんですけども、市民病院としてはそういう考えはございませんか。 ◎竹原三千代 看護部長  コロナ禍においてはほとんどの、集合して何か、参集して何かするということは去年からないんですけども、毎年、部署の忘年会ですとか歓送迎会、医師の出入りのときの歓送迎会にも看護師やコメディカルも出席する場合が多くございまして、これは私のあれですけども、そういった意味では非常に医師と看護師のコンタクトは取れているかと思います。 ◆吉井健二 委員  そのとおりやっていただくと、ストレス解消と、それから先生方とタグマッチもされる部署ですので、そういうストレスがあることはやはり患者さんにとってもマイナスにつながると思います。そういうことが配慮されてましたらいいかなと思ってます。  それから、病院以外の人たちも結構多いですね、例えばベッドの掃除されてる方から、いろいろな方たちおられるんですけども、職種でいくと何種類ぐらいの方が働いてはりますでしょうか。 ◎病院事務局 職種でいきますと、約28職種ぐらいになると思います。 ◆吉井健二 委員  ああ、そうなんですか。  たくさんおられる中で、病院というと一番やっぱり命預かる場所ですので、その人たちの連携がすごく大事だと思います。コロナの関係で、落ち着いたといえども、やはりお互いに体とそして気遣い、そういうところを守っていただければ、市民病院もっともっと患者さんにとっても優しい病院であってほしいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆久村真知子 委員  今回、市民病院近畿中央病院と統合するということで、以前、ベッド数の問題などありましたけれども、今回このコロナの感染を防止するということで、病院ですごく大変な努力もいろいろされたと思うんですけれども、全国的に見て大変なところはもう医療崩壊寸前だというふうな、そういうニュースがよく流れてましたけれども、市民病院のこのコロナ対策はどうだったのか、いろいろと患者さんが自宅待機されたりするので、ベッド数の確保はできるという話もありましたけれども、こういうふうになったときに、一般的には病院が一つになって大丈夫なのかなというやはり不安はまだまだ拭い去れないと思うので、今回のコロナ感染症に対しての市民病院での取り組まれた状況とか、今後、教訓にするようなことなどありましたら、ちょっと言っていただきたいなと思いますけど。 ◎田中久雄 病院事務局長  今回のコロナ対策の場合は、1病棟をコロナ患者さん対応で動かすことにしました。実際、1病棟50床近くあるんですが、そのうちの10床前後を使用するということで、要は40床は使えないというような状況になっておりました。なぜそういう状況になるかといいますと、1人の患者さんに対して、通常よりもコロナの場合は多くの看護師さんやコメディカル、医師も必要ですので、そういう形を取らないといけないと。  今おっしゃってましたように、一つの病棟がなくなると心配だという話もありますが、逆に言うと、病床があっても役に立たないと。それよりも、人員体制を厚くすると、そちらのほうが非常に大切だと。  あと、新しい病院できますと、コロナの患者さんとそうでない人の動線を交差しないようにという工夫ができますので、現状の両病院はどちらもそういう形になってませんので、どうしても交差する部分があって、そこに気を遣わなければいけないと。また、そこに人がいっぱいいるというような状況がありまして、今回もそういう交差するところに人がいるということだったので、今後はそういうことを解消できれば、より充実したコロナ対策ができるのかなと考えております。 ◆久村真知子 委員  今後、新たに病院を建てたりするわけですから、そういうところの病棟というのが、ふだんは一般的に使っても、いざ感染症が増えてきたときにはそういうふうにできる病棟をつくるとかね。そういうふうに考えられてるかなと思うんですけども、以前もそういう感染症の病床いうのはあったと思うんですけど、なくなればそういうものもなくなっていくということで、今の状況が今後どういうふうに変化するかいうのがすごく今回の経験で、必要なものはきちんと備えていくということも大事なのかなという気もすごく感じたんですけれども、一旦今回のようになると、やっぱり一般の外来の方が行けなくなるとか、そういう対策をほかの病院でも取られてましたから、そういうときには、本当に一般の患者さんがなかなか病院に行かないと、行けないということでね、皆さん大変困られたと思うんですけれども、そういうところが市民病院でもきちんと対策を今後も取るということが大事かなと思いますけれども、看護師さんなりお医者さんにすごく大変な作業がかかってきて、人数が足らないとか、皆さん大変なストレスの中でお仕事されたんじゃないかなと思いますけれども、言われたようにベッド数よりも人員が必要ということを言われましたけど、そうだろうなとは当然思うんですけど、その辺りは、具体的にはどうすればこの対策がちょっと取れるのかなと思うんですけれども、今回も予防接種でいろんなところから看護師さんにちょっと手伝いに来てもらうとか、そういう方策を出されてますけれども、いざというときに、今言われたようにベッド数よりも人員が大事だというんだったら、そういう対策は何かちょっと今後考える必要もあると思うんですけど、見通しというのか、めどは何か考えておられますか。 ◎田中久雄 病院事務局長  まず人員体制が、そこに割く人員が大切ですので、人員体制の規模が大きくなれば少し割いてもそれほど通常診療に影響を受けませんけども、小さい規模でその人数を割くと非常に通常診療に影響を与えるということが分かると思いますので、人員体制の規模を大きくすること、それと、今言ってました動線が交差しないということで、人手を割かない、できるだけ医療従事者に負担がかからない設備、施設のつくり方が必要だと考えてます。 ◆久村真知子 委員  何かそれは、大体今後ちょっといろいろ計画をつくっていくとか、そういう方向もちゃんと考えられてるんですかね、具体的には。 ◎統合新病院整備推進班 先ほどから委員御指摘いただいております新型コロナ感染症を含む様々な形の感染症の対策については、現在基本設計を進めております設計事務所並びに、やはり感染症のことについて日々ガイドライン等が変更、または進化しておりますので、国のガイドライン、県のガイドライン等々に準拠する形で、感染症の専門の先生が今議論をしていただいております。今後、様々な形で国の方針も変わっていく中で、まず柔軟に対応できるということと、先ほどから委員御指摘いただいております通常診療を最大限生かしていって、その中で感染症対策をやっていくという部分については、引き続き検討を進めていく形で基本設計、そして来年度実施設計にかかっていくわけですけども、実施設計の中で反映していきたいと考えてございます。 ◆久村真知子 委員  今いろいろと考えられてると。ほかのいろんな病院でもそういうふうな、今回の問題を通じて改善点がこういうところが要るとか、そういうこともほかの病院なんかもいろいろ出されてるんではないかなとも思うんですけれども、そういうことをいろいろと参考にもして、国の方針とかあると思うんですけれども、そしたら、その結果、今この事業を、統合再編するという事業をされてますけれども、その中で少しはどっか設計変更したほうがいいとか、何かそういうことも出てきますか。 ◎統合新病院整備推進班 今、久村委員、大変貴重な問題提起していただいたんですけども、まさに我々が今基本設計をしてる段階でこのコロナの感染症の問題が起きたということで、様々な対応を伊丹病院でも近畿中央病院でもやってきたわけですけども、その積み重ねた知見が今まさにこの基本設計に反映されているというふうに御理解いただきたいと思います。  こんなときに統合していいのかというようなことをおっしゃっておられるようですけども、全く逆でありまして、コロナのしっかり対応できる病院を市内に設置するためにも統合が必要だということでございます。 ◆久村真知子 委員  私、今、別に統合の話じゃなくて、そういう今、統合再編するので新しく病院を設計されてるわけだから、そこにそういう問題をしっかりと組み込んでいかないと、この問題が今回感染症、これで終わるという問題じゃないと思うので、いざというときにきちっと対応できるような状況をつくっていくと。それにはいろんなところで同じような体験をされてる病院などもたくさんあるわけだから、そこで出されてる問題などについても検討していただいて、されてるかなと思うんですけれども、それがきちっとできてたら広がりをもっと早く抑えることも基本的にできるんじゃないかなという思いがありますので、そういうところで新しく建てる病院についてはきちんとそこを考えてほしいということを述べてるわけで、それと、先ほど言いましたように、ほかの病院でもいろいろな体験をされた問題で、ここが問題だったとか、そういう情報というのがお互い交換したり、そういうのはされてるんですかね。 ◎竹原三千代 看護部長  今後のハード面は推進班にお任せするんですけど、一つ、私どもの看護においては、感染管理認定看護師といって、感染管理に特化した認定看護師がうちの病院には2名おります。ほかの病院にもそれぞれ施設に1名から2名いるんですけども、そういった感染管理に特化したスペシャリストが参集して様々な意見を聴取するのを兵庫県の看護協会の動きの中でやっておりまして、当院の感染管理認定看護師も今回のコロナの対策には非常に貢献してくれております。  病院の直下におりまして、その感染管理に特化した医師とその認定看護師が共同してうちの病院のCOVIDの対策の方針を決めたり、検討会を設けて発案したりしてくれておりましたので、当院のCOVIDに対する運営は非常に先駆的にやれたんじゃないかなと、私の印象で申し訳ないんですけど思っております。 ◆久村真知子 委員  そういう専門的に考えていただける方がいらっしゃるということで、その中で、そしたらこのコロナに対しての初期の対応とか、そういうのはどうだったんでしょうかね。伊丹市民病院でも患者が出ましたので、全体的に、市民病院じゃなくてほかでもいろいろたくさん出たりしましたから、皆さんすごく関心をお持ちだと思うんですね。そういう体制があるんだったら、もう初期段階なり、当然ふだんからもそういう問題についてもっと力を入れておく必要もちょっとあったんではないかなとも思いますけど、せっかくそういう体制があるならば、やっぱり市内全体をきちんと見ながら市民病院が中心になって動いていくということも必要かなと思うんですけれども、その辺りの初めの体制の在り方というのはいかがでしたか。 ◎田中久雄 病院事務局長  今看護部長が申しましたのは、医療の部分で話をさせていただいてまして、医療機関として、もしくは地域の中核病院としてどうあるべきか、どう動くべきかということでの話です。  それと、広域での感染抑制とかっていうことに関すると、それは病院が中心ではなくて、どちらかというと都道府県が中心になって圏域内の中でどう対応していくかという話になりますので、ちょっと違うのかなと。  今、看護部長の話があったみたいに、その専門の医師、看護師とが、またこれが皆さんと意見交換をされてますので、よその病院でどういう対応をしたか、そのときはどうやったとかいうことも情報共有もできております。  あと、初期の段階でという話がありましたが、最初の頃、年末ぐらいまではどちらかというと、ちょっと自画自賛になるか分かりませんけど、これは歴史的だと、うちの病院は全然出てなかったので、よその病院はもう散発的に出てたので歴史的だというような話はしてたんですが、第三波のときにどうしても市中感染が増えましてですね、どういう形で感染していってるのか分からなくなったということがありまして、ちょっと院内感染もあって大変なときがありましたけども、最初の頃までは非常にうまいこといってたというような経過があります。 ◆久村真知子 委員  私も、伊丹はそういう患者が出てなかったので、でもその前にやはり神戸だとか、あそこでは結構出て、どういう経過でそうなったかとかいうのを病院も考えてるということ言われてましたのでね、早いうちにそういう情報を市民病院の方が受けて、それで伊丹病院の在り方とか感染症に対して注意がもっとできたんではないかなと。いろんなところで広がってたから、そういう問題の材料があるわけだから、それを感じましたので、ちょっとその辺り、できるだけ早く、病院は病院だけの問題で、あと全体については都道府県が中心ということですけれども、やはり専門的な知識があれば、それを伊丹ではできるだけ共有できるような体制もあればいいんではないかなと思って、一般の市民の方、皆さん、市民病院に来られるわけですから、そのときにいろんな注意の仕方とかいうのがもっと早く分かればいいかなと思いますので、実際にコロナの患者さんが出たというところから考えたら、やはり初期の段階での対策というのは、きちんと市民病院で考えられたことを、そこに来る患者さんとか市民に対してはもっと発信していただいてもいいんではないかなと思うんですけど、いかがですかね。 ◎坂本孝二 新型コロナワクチン接種推進病院整備地域医療担当理事  委員御指摘のように、伊丹病院がということでの御意見とお伺いいたしますが、感染症の対策、それぞれ行政の中でも役割が分かれておりまして、先ほど申し上げましたとおり、広域的な感染対策については、伊丹の保健所さんが圏域内での対応をしていただいているということでございます。  市民に対する感染対策、感染予防に関する啓発作業は市の行政の役割になっておりまして、委員御指摘の内容というのは、ひょっとしたら行政でもっといろいろ情報提供すべきではないかなというお叱りのようにお伺いしましたが、我々としても、できるだけ市民の皆さんが感染予防に有効な手段として対策ができるように、そこは伊丹病院さんのほうの情報をいただきながら、今後も引き続き普及啓発に取り組んでいかなければならないと考えております。 ◆久村真知子 委員  いろいろと今、病院に対していろんな側面から注目されてる面もありますので、できるだけそういうことを通して周囲とのつながりをもっとつけていくとか、本当に皆さんがこういう感染症に対して、市民が病院と一緒になって防ぐことができるという体制をお互いつくっていけたらなと思いますので、いろいろ大変だったと思いますし、まだまだこれからどうなるのか先が見えませんけれども、皆さんに本当に気をつけて頑張っていただきたいなと思います。よろしくお願いします。 ◆川井田清香 委員  すみません、再編整備事業の、先ほども質問出ておりましたが、事業団の移転費の9億5000万円という御説明あったんですけど、以前、事業団の移転補償額の予想額が6.4億円ということで説明があったんですけど、3億円ほど高い理由を教えてください。 ◎統合新病院整備推進班 当初見込みを立てておりましたのは、あくまでも細かい物件の調査をする前の概算で試算しておりました。実際、今年度、物件調査を委託で発注いたしまして、細かい中身等を見ていった中で、最終的に約9億5000万円ぐらいということで、来年度当初予算に計上させていただいております。 ◆川井田清香 委員  では、この9億5000万円は、全額移転補償として事業団に支払われるということでよろしいでしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 また、最終、今年度物件調査の委託をやっておる途中ですので、最終精査した額で来年度契約をさせていただいて、支払いをしたいと考えております。 ◆川井田清香 委員  分かりました。  令和3年度で実施設計が出来上がりましたら、大体、議会での特別委員会等、いつ頃、またそれについての御説明がある予定でしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 すみません、今回、特別委員会につきましては3月26日に予定をしておりますので、3月26日の予定で基本設計等につきましては御説明をさしあげる予定でございます。 ◆川井田清香 委員  基本設計については御説明があるということで、実施設計は大体来年度どのぐらいで出来上がってくるという御予定でしょうか。 ◎統合新病院整備推進班 実施設計は、今年中ぐらいをめどに、今年度じゃなくて年内をめどに考えておりまして、それが秋頃になるのか、その辺りでもう一度御報告をさせていただきたいと考えております。 ◆川井田清香 委員  分かりました。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、討論を終結して表決に入ります。  お諮りいたします。両案を原案どおり決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  異議なしと認めます。
     よって、両案は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。     ──────── ◇ ────────  議案第15号    令和3年度伊丹市水道事業会計予算戸田龍起 委員長  次に、議案第15号を議題といたします。  本案につきましては既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑のある方はどうぞ。 ◆竹村和人 委員  各企業会計予算説明書の42ページですが、昨年と比較すると増額の予算になってるんですけど、その主な理由をお聞きしたいんですが、考えられるのは、もう地方創生施策の中で人口が増えてるということなんかなとも思うんですが、増額となっている主な理由についてお聞きしたいと思います。 ◎上下水道局 水道料金ですが、平成25年あたりから節水機器の普及とか生活形態変更の変化により、水道料金が落ち込む傾向が続いておりました。経営戦略の中でも10年間で2億円、1年間2000万円当たり落ちると思っておりましたが、委員おっしゃっていただきましたとおり、予想よりも人口が上回りまして、10年間で2億円ぐらい落ち込むと思っておりましたものが、1億円ぐらいで済むだろうと、年間1000万円ぐらいの落ち込みで済むだろうということで、今回人口が落ち込む予定幅を上回ったという形で、おっしゃっていただいてるとおり増えております。 ◆竹村和人 委員  そうすると、39ページに業務の予定量というのがあるんですが、給水戸数は昨年よりも47戸ぐらい増えてるんです。また、1日平均給水量も154立米ぐらいは増えてるんですけど、この2番目の年間総給水量をお聞きしたいんですが、若干減ってるんですよね。何か増えるということですけど、年間総給水量はどう捉えたらいいんですか。 ◎上下水道局 今、39ページの御指摘ありましたところでいきますと、戸数が若干増えて、給水量は若干減ってるということですが、マイナス0.02%です。たまたまこれ昨年度が366日といううるう年でしたので、これ365日にしますと1日平均当たりの給水量になるんですけれども、それはその下見ていただいたとおり増えてるということですので、年間の日数の違いと御理解いただければ結構かと思います。 ◆竹村和人 委員  1日少なくなるからという、昨年に比べて、ああ、そういう理解でいいんですね。分かりました。増えてるのに何で減ってんのかなと思いましたので。  次の42ページの工事手数料に、諸検査手数料があるんです。昨年も2200件だったんですが、昨年度予算額より低いんです。同じ2200件なのに、手数料が若干570万円ぐらい減ってるんですけど、これは安くなったいうことで理解していいんですか。 ◎上下水道局 給水工事を民間の個人の方がされるときに、手数料、審査手数料とか検査する手数料を頂くんですけど、単価は特に変わっておりません。今回予算ですので、その年の住宅着工件数がどうなるか、なかなか予想が難しいんで、単純に過去1年間の、前年度1年間のものを予算化させていただいてるところでございます。 ◆竹村和人 委員  昨年も2200件で見積りをされてて、今回も2200件で見積もりしてるんだったら、昨年と同じぐらいの金額なんかなとは思ってたんですが、何かちょっと減ってるんですよね、今回。570万円ほど減ってるように思うんですけど、ちょっと僕の見間違いかも分かりませんけど。 ◎上下水道局 失礼しました。個別の各口径ごとに単価が決まっておりまして、金額の大きいところで、50ミリ以上は単価がちょっと上がってしまうんですけど、そういったところがちょっと減ってくることで、平均単価としては下がったということとなります。個別ごとの単価が変わったわけではないんですけども、単価の高いところの部分が下がりましたので、その分で下がったということになります。 ◆竹村和人 委員  何か水道の口径の大きさによって値段が違うということでいいんですかね。  同じようなところなんですけども、口径別納付金収入というとこがあるんですけど、ここも若干変わってるんですけど、これも大きさが違うので、件数は昨年度より減ってるんですけど、額は高くなってるんですけど、口径別で13から50ってあるんですけど、これ大体どれぐらいを今回予定されてるんですか。大きいのと小さいの、13ミリから50ミリの口径の違いで値段が違うんで、予定されてる494件のうち、どれぐらいの口径が今回増えるんかなということで予測をされてるのか、教えていただけたらなと思うんですけど。 ◎上下水道局 口径別納付金につきましては、まず一つ、新規で新たに建てる場合と、昔の家はちょっと13ミリの一番ちっちゃい口径のところが多かったんですけども、今は20ミリが主体になってます。増径ということでプラスされる、建て替えのときに増径されるということはその差額を頂く形になります。  その2種類がございますけども、新規につきましては、全体的に各口径別の中の20ミリの一番大きいところで、去年でしたら337戸を予定してたんですけども、今年度259戸ということで、新規につきましては減っていくだろうと。ですけども、建て替えがやっぱり近年多くなっておりまして、建て替えにつきましては増えていくとちょっと見込んでおります。若干増えていくという見込みの中で、特にマンションとかの建て替えなんかで、ちっちゃい口径を少し大きくすると、高いところの単価のところが上がっていくだろうということで、平均値を見てますとそういう傾向ですので、それを反映して上げさせていただいております。 ◆竹村和人 委員  そういった意味では、水道から人口の状況も分かって、新しい家が建ったりというところも予測をされながら予算組みをされてることですので、すごい分析もされながらされている。あくまでも予算ですのでね。でも、建てる以上は予測をされていることやと思います。昨年よりやっぱり若干新築が減って、建て替えが最近増えてるという見込みもお聞きさせていただきました。  あと、ちょっと細かいことになるんですけど、その下のほうに、その他雑収益があるんですけど、局用地使用料って何なんですかね、また、昨年よりも増えてるんですね、若干。その辺について何か教えていただけますか。 ◎上下水道局 局の用地で、用途や目的を妨げない範囲で有効活用を図ってる部分がございまして、ヒロコーヒーがある北村水源地であったりとか、あとは武庫川水源地で、地下には井戸とか水道の配管が埋設されているんですけども、地上が活用できるというところで、コインパーキングを運用して地代収入を得ていると。そこのエリアを少し拡大したところがありまして、来年度は収入は増ということで上げさせていただいております。 ◆竹村和人 委員  増えたいうことは、使うところが増えたという認識で、駐車場が増えたということでしたね。 ◎上下水道局 そうですね、周りの需要とのバランスを見ながら、貸し付けるエリアを見てたんですけども、今、需要が多くて、エリアを拡大しても収入は獲得できるというところで上げさせていただいております。 ◆竹村和人 委員  伊丹の水道局の資産を運用して活用しているというのがここに反映されているということで理解をしておきます。そういうところがまたあるんでしたらね、使って運用するということが市民の負担を少しは軽減されるんかなと思いますので、そういう目線で活用していただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  その下の43ページに委託料がございまして、ちょっと僕の感覚的な話にはなるんですけど、千僧浄水場の計装計器とか機械設備点検委託料が上がってるんですけど、感覚的に上がる要素ってあまりないかなと思うんですけど、この辺何か見るような、補修するようなところが増えたいう認識でいいんですか。 ◎上下水道局 委託料の千僧浄水場計装計器・機械設備点検委託料なんですけれども、委託料の中で小さい部品交換とかも見てることがございまして、その交換部品とかを買ったりすると、ここで見ると増額になる場合がございます。 ◆竹村和人 委員  機械を交換する、結構700万円も上がってるんですね、昨年から。相当機械を替えるという認識でいいんですか。 ◎上下水道局 ここですと1行なんですけれども、機械、大小合わせましても1000台以上ございまして、委託自体は、数えてないんですけれどもたくさんございますというところで、1つ10万円、20万円どころではない、50万円ぐらい上がるときもあるんですけれども、部品代がやはり合わせますとトータルで上がってきてる、見えてしまうというのがございます。 ◆竹村和人 委員  年度によって部品交換等があって、その辺で含まれた金額の委託になっているということで、認識をさせていただきます。  同じようなところで、水質関係委託料についても2000万円くらい下がってるんです、今回はね。その辺も何か意味があるということなんですかね、年度によって大分差があるということですか。 ◎上下水道局 こちら、水質の検査項目を内製化というか内部検査化しようとしまして、例えば、農薬の検査があるんですけども、こちらを自己検査しようという動きがありまして、その分委託項目数が減りまして、委託料が減ったというのがございます。 ◆竹村和人 委員  分かりました。今まで委託で出してた分が、自分ところでできるようにしようか、できるようになったのかということで、自前でやる分、下がりましたという認識で、すごいですね、2000万円も削減できるということは。ありがたいと思います。  そういう意味では、今回コロナ禍の中にあっても、基本使用料も減額、現在もしていただいて、そういった意味では、企業努力も重ねながら市民の目線で役立てていただいておりますので、そういう観点でこれからも運営していただきたい思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆久村真知子 委員  今回、コロナ関係で水道の基本料金を減免するということで、多くの方が喜ばれてた声をたくさん聞いたんですけれども、しばらくまだこういう状態が続いて、自営業されてる方も一般の家庭の方も大変だなと思うんですけれども、今後もそういうことを考えようかなということはないのかなと、その辺をお伺いしたいのと、その2か月分の、何ていうかな、そういうことを取り入れようと考えられた理由もお聞きしながら、今後の動向を聞いていきたいなと思います。  それと、今回こういう状況で自営業されてる方とか一般家庭の方で、水道料金の収納率がちょっと落ちてるとかね、そういう状況はありませんか。 ◎上下水道局 今年度、水道料金の基本料金について4か月分減免で、料金収入の減額としましては約2億2000万円程度の減額になりました。今回減額させていただくことになった経緯につきましては、経営戦略を開始してから4年間経過しまして、もともとの計画より当年度純利益が上振れした等ありましたので、その上振れしたものを市民の皆さんに還元したいということで、今回は減免をさせていただきました。  減免に当たりまして、減免することによって将来的に料金収入の値上げにつながったりとか、維持管理ができないとか、維持管理プラス施設の更新に将来影響がない範囲で減免をさせていただきました。予算の見込みなんですけども、一応4000万円程度の赤字になる見込みになっております。  今後につきましては、今申し上げたように、また決算の状況を見まして、今後さらに減免できるかどうかについては検討していきたいと考えております。 ◎上下水道局 先ほど質問を伺いました収納率についてお答えさせていただきます。  今年度、1月末現在の収納率、私も常々心配しておりまして見ておりますが、昨年が同じ1月で98.12%で、今年度が98.3%と逆に上がっておりまして、多分推測の範囲なんですが、内部で話しておったところでは、在宅率がかなり高くなって、連絡が取りやすくなって納めてくださってるんだろうということもあるのかなということで、今、収納率は、逆に落ちてはいなくて上がっているという状況でございます。 ◎上下水道局 補足をさせていただきますと、やはりコロナ禍で生活が非常に困窮されてるとかの理由で、いわゆる支払いを猶予してほしいというような御相談も受け付けておりました。その件数を見てまいりますと、2月までで157件、累計でいきますと約540万円ほどなんですけども、そのうちの420万円ほどはもう支払っていただいてますので、その率も78%納付していただいているということでございますので、まだまだいつまで続くか分かりませんけれども、こういったお支払いの猶予とか、そういった相談にも今後も引き続いて対応していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆久村真知子 委員  いろいろな事情を抱えている方もたくさんおられると思うんですけれども、収納率としてはそんなに下がってないということで、丁寧にいろいろとお電話されたりしていただいてるし、またそういう相談にも乗っていただいてるんだろうなと思います。  今後の予算というのか、水道局の営業の面を見て、減免を考えていただけれることがあれば、大変市民の方は喜ぶんではないかなと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 ◆吉井健二 委員  高度浄水処理についてお伺いしたいんですけど、どのぐらいの期間で交換されるんですか。 ◎上下水道局 高度浄水処理施設につきましては、今機械設備だったら15年から17年ほどで替えてございます。電気設備だと20年ぐらいを目安に更新をしております。耐用年数に応じて、あと、現状の老朽化具合を見て更新を決めております。 ◆吉井健二 委員  金額高いものですからね、結構耐久年数が少ないんかなという具合に思うんだけど、それは、メーターは一つのとこしかないんですか。 ◎上下水道局 高度処理施設自体が大きい設備でございまして、1個何か装置があるというものではなくて、中間ポンプ棟というのと保存処理棟というのと活性炭処理棟という3つ設備がございます。そのメーター自体は大きいものが2つついておりまして、量は管理しておりますけども、今全量処理させてもらっておりますので、配水量イコール処理量ということになっております。 ◆吉井健二 委員  どのぐらいもつものなんですか。何年間に何回替えなあかんのか。 ◎上下水道局 設備自体、もう建物と機械と電気設備とか、いろいろの複合の設備になりますので、何年に1回替えるのかについては、全体で替えるっていうものでもなくて、各構成する要素ごとに、設備ごとに、先ほど説明させていただいたとおり、機械設備だったら15年か17年ぐらいで替えてますと、ポンプとかですね。電気設備ですと20年ぐらいで替えさせていただいております。 ◆吉井健二 委員  もちろんメンテナンスは今言われるように大事なことですので、あと、県水の金額、これ県水やから県から来てる水路をもらってるような感じなんだけど、これ、その考え方でれでいいんですか。 ◎上下水道局 市内のですね、特に荒牧を中心に5%ほど県水いただいてますので、そこの費用になります。 ◆吉井健二 委員  あと、日吉ダムの水ですね。これも結構な金額なんで、これもずっと同じような金額でされてるんですけども、日吉ダムといえば京都のほうからずっと送ってくるんでしょうけども、大体水の金額は平行線しかないんですが、ずっと同じレベルで来てるんですか。 ◎上下水道局 まず、日吉ダムにつきましては、維持管理負担金としまして大体年間に2600万円程度をお支払いをしております。そこについては、多少の増減はあるんですけど、そんなに大きく変わりはありません。  あと、日吉ダムを建設したときの建設に関する建設割賦負担金を、ちょうど今年度で支払いが終わりました。来年度以降はそれの割賦負担金の支払いはなくなります。総額としては約45億円、過去払ってきたことになります。その日吉ダムと琵琶湖の総合開発事業というところに建設事業の負担金を払ってきまして、そのことによって淀川から1日当たり3万3264立米の水を取ることができる権利をいただいてきたところになります。 ◆吉井健二 委員  淀川の水はきれいですか。 ◎上下水道局 一般的にはきれいでございます。雨などが降りますと、汚れますけれども、濁質が出ますけれども、安定しております。 ◆吉井健二 委員  淀川はあんまりいいイメージの水とは思わなかったんで、きれいということで、安心して市民が飲めるいうことですね。あと、この県水はずっと金額変わってないんですか。 ◎上下水道局 県水料の受水費につきましては、4年ごとに県と協定を交わしておりまして、令和4年が、ちょっと令和2年から令和5年の4年間になるんですけども、年々改定されて料金は下がってはきております。 ◆吉井健二 委員  下がってるいうことでね、いいことだと思いますし、また、これも水の在り方いうのは、今いう淀川の水、そして県水やったら、六甲山の水なんかどうか分かりませんけども、水の質というのは高度浄水処理によって同じようになるということで、その理解でいいんですか。 ◎上下水道局 今現状、県水と伊丹の水と変わらないおいしさで御利用いただけていると思います。よろしくお願いします。 ◆吉井健二 委員  水というのはね、今言われる料金のことも考えて、やっぱり市民に一番大事なところですので、安くておいしい水を、安全な水をまた頑張ってつくっていただければありがたいと思います。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───。  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、討論を終結して表決に入ります。  お諮りいたします。本案を原案どおり決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。     ──────── ◇ ────────  議案第16号    令和3年度伊丹市工業用水道事業会計予算戸田龍起 委員長  次に、議案第16号を議題といたします。  本案につきましては既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、討論を終結して表決に入ります。  お諮りいたします。本案を原案どおり決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案どおり決すべきものと決定いたしました。     ──────── ◇ ────────  議案第17号    令和3年度伊丹市下水道事業会計予算戸田龍起 委員長  次に、議案第17号を議題といたします。  本案につきましては既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。
     質疑のある方はどうぞ。 ◆久村真知子 委員  下水道長寿命化をされたり、渠の修繕とかずっとされてますけれども、いろんなところで災害が来たりして、結構伊丹でも水害があったりしてるんですけど、この計画は順調に進んでるのか、それと、地域からいろいろと、ここのところをちょっと調子悪いんじゃないかなとか、そういう声なんかも届くということはないんでしょうかね。いろいろと修繕されたり、改良されてますので、大分安心な方向に向いてるのかなとは思いますけれども、その辺りの市民からの評価とかね。以前はいろいろあったので心配事がすごい来たとは思うんですけれども、最近の状況なんかはどうでしょうか。 ◎上下水道局 まず、浸水対策ですけど、現在46.8ミリ、計画降雨なんですが、それに対する対策が中央の第三排水区と第一の2排水区だけだったんですが、来年度の船原地区の工事をもちまして一応一定の46.8ミリに対する対応は完了する予定です。  超過降雨96ミリに対する雨に関しましても、現在野球場のグラウンドの下で瑞穂・広畑地区の貯留槽を整備しておりまして、来年度、昆陽池に導水するを敷設することで、96ミリに対する安全性も一応完了する予定となっております。  それ以外の地域に関しましては、去年の7月に大雨が降ったんですけど、それに対する浸水の被害も報告がありませんので、一定の評価というか、達成感はあるということを感じております。 ◆久村真知子 委員  本当にね、安心して住めるまちにしていくことが大事だと思います。昨年はそういう被害がなかったということで、いろいろされてきたことが効果が出てるのかなと思いますので、今後もその辺、やはり注意をしていただいて、市民が一番よくそういう面では分かるかなと思いますので、被害が遭ってもどこに連絡したらいいのとか、何とかしてほしいと、対応できないという感覚で見てる市民の方が結構おられるので、こういうふうに改善もできましたよとか、何かあったら連絡くださいいう点などは、やはり皆さんにできるだけ返して知らせていくことがいいんじゃないかなと。  市民グラウンドの工事でも、また何か工事してるけどあれは何とか、そういう声もちょくちょくあるのでね、皆さんのやはり不安を解消するための工事をされてることが、ちょっと理解できないと残念かなと思いますので、いろいろされてますけれども、今後もちょっとそういう点も、こういうふうによくなったとかいうこととか、何かあったら連絡先をきちんと皆さんに知っておいてもらうということも、またもう少し必要ではないかなと思いますので、その点、よろしくお願いいたします。 ◆竹村和人 委員  使用料収入についてお聞きしたいんですが、昨年度予算と比べて上水は増えてるんですけど、下水は減ってるんですよね、使用料の金額が。何か同じような感じで増えるのかなと予測するんですが、減少している主な要因って何かありますか。 ◎上下水道局 昨年度予算と比べて減っております理由については、まず基本的には大きく、上水は上水だけ単独なんですが、下水道は工業用水との影響があります。工業用水の落ち込みがあるということもありますので、使用料収入自体が落ち込んでいってるということに、去年と比べての比較でいいますと、そういう比較になっております。 ◆竹村和人 委員  工水を使ったら下水に流すからその分も多少関係があるというお話ということで、減る、工水の使う量が減ることのほうが大きいということですね、上水よりもね。 ◎上下水道局 御指摘いただいておりますとおり、使用料収入も上水と基本的には比例していくものだと思っておりますが、下水道は工業用水の落ち込みもありますし、それから、それ以外の地下水等のくみ上げ料もございますので、地下水のくみ上げ料と工業用水の落ち込み水量で上水とのばらつきが生じております。 ◆竹村和人 委員  あと、もう一つなんですけど、予算書の109ページに、昇給の一般行政職の合計人数なんですけど、給料じゃなくて人数なんですけど、その合計が4人減ってるんですね、昨年と比べて。何かその辺、大きく減った理由はありますかね。 ◎上下水道局 令和3年度、来年度に向けまして、ずっと今下水道で担っている水路の清掃とかしゅんせつをちょっと一般部局に移管することになりまして、その人数が一般部局に行っていただくのと、ちょっと下水道から上水の会計に移るのが1名ということで、4名分減額しております。 ◆竹村和人 委員  管轄が変わるということなんですね、一般部局のほうに。業務は大丈夫ですよね。その辺は、引継ぎとかはうまいこと考えていただかないとあれなんです。その辺は大丈夫ですよね。 ◎上下水道局 業務のほうですね、変わらずやらせていただく、市民サービスの低下がないようにやらせていただくようなことで考えております。  当面は、所管が変わりますけども、上下水道局にも市民の皆様からのお電話等があろうかと思いますけども、丁寧な対応をして所管部局にお渡しするというような形で考えております。 ◆竹村和人 委員  市民目線から考えると、水道局も市も同じ感覚ですので、その辺うまいこと引継ぎをお願いしたいというのがありますので、よろしくお願いいたします。  もう一点なんですけど、雨水の幹線更新、幹線の更新事業を当初予算で上げていただいてまして、このサービスペーパーを見ていますと、平成29年度から令和元年度にかけて調査した雨水管渠のうち、部分改良が必要な渠の実施設計をしていくというお話なんですけど、これ、どれぐらいのものを想定を、これ多分メートルになるんですかね、実施設計についてはどれぐらい考えてはるんですか。 ◎上下水道局 今回、部分改良が必要な渠の実施設計なんですけど、一応52か所を予定しておりまして、対象が、緊急度で国が示してる1、2、3とあるんですが、緊急度1に関してはもう早急な対応が必要ということで工事として着工するんですけど、2と3に関しては部分的な補修で対応するということで、今回、来年度実施設計して、再来年度から工事に着手していく予定にしております。 ◆竹村和人 委員  分かりました。順序よくされているということです。ストックマネジメントを計画立ててね、そのとおりで国の指針に合わせてされてるんかなと思いますので、安心してるところでありますので、よろしくお願いしたいと思います。  その下の船原地区の雨水幹線等整備工事で、ちょっと気になるというか、工事請負費よりも移設補償費が高いんですね、これね。何かこの辺は何か意味があるんでしょうか。 ◎上下水道局 今回、船原地区で雨水管渠を、暗渠といって道路の下に入れるんですが、そこに入るところに水道がありまして、その水道をのけないと、ちょっと雨水なんで圧力じゃないんで、勾配を取るのにどうしても法線というかラインを変えれないんで、邪魔になるものをどけてもらうっていうことで、水道の移設が発生しております。工事費よりちょっと高いんですけど、設計どおりそこに入れないとその計画、降雨的な対策が完了しないので、水道の移設が必要と、発生しております。 ◆竹村和人 委員  インフラのことですんでね。そこにないとうまいこといかへんいうのも何となく推測はできますけど、大規模な工事いうか、何かもったいないなという気もあるんですけど、これと一緒に水道も耐震にしていただけたらとも思います。あわせて、工事できるところについてはよくなるようにしていただきたいなとも思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  今回のこの事業について、結構国の予算が手だてされてるんですけど、この辺は何か意味があったんですかね。 ◎上下水道局 伊丹市ストックマネジメント計画にのっとってやる事業に関しましては、国から半分の補助金が出ますんで、それで手当てしております。 ◆竹村和人 委員  そういった意味では、国の財源を活用して、有利な財源を効率的にこれからも活用していただきたいなと思います。これも市民の負担も軽減される部分だと思いますので、どんどんうまいこと活用しながら工事も計画、計画的には難しいんかな。計画してたらうまいこと予算も取りやすいと思いますので、先行した形でお願いしたいと思います。  国全体ではインフラについてすごく老朽化があったり、それを直すのにすごくお金がかかるというお話も国の中では言われてますので、そういった意味では伊丹市は順調にされてるいうことを理解しておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。 ◆久村真知子 委員  すみません、水洗トイレのこといつも聞いてるんですけど、この水洗便所改造助成金がありますけれどね、99ページに。まだ、改造しないといけないというのは、あと何軒ぐらいあるのかというのをちょっと知りたいのと、今も新しく家を建てたりすると、やはり全てもう水洗というふうに、これはもう決まってるんですかね。今後も、また逆に何か増えていったりすると変わりますから。 ◎上下水道局 まず、今委員おっしゃってるくみ取りの件数ですよね、戸数、155戸残ってます。  あと、新しく家を建てる場合、ほぼ伊丹市は下水道が道路の中に入っておりますので、そちらに流していただけるいうことで、まずもって新築で、たまたま未供用地域があったりしたら別ですけども、普通に考えますと、もう水洗、下水に流していただくという形で私どもも指導させていただいてます。 ◎上下水道局 すみません、補足にはなるんですけども、法律でも下水道法第11条の3に、下水道の供用区域については3年以内に水洗便所に改造しなさいということで、規定されてるところです。 ◆久村真知子 委員  もうちょっと減ってきてるのかなと思ったら結構あるなと思うんですけども、例えば今、そういう形でずっと替えてくださいと、これはできるだけ早くそういうふうに持っていこうとされてるのか、いろんな事情があるとは思いますけれども、もしこれを全てゼロにするという方向なら、もう少し力を入れていろいろと話をしていけばどうかなと思うんですけれども、やっぱりこれを改良をしないという方の意見など一体どういうものがあるのかなとちょっと一つ思うのと、それと全てが水洗になってしまったら、今のくみ取り車の経費はなくなるんですかね。それとも、安全のためにくみ取り車そのものは置いておくというふうになるんですか、どうなんですかね。もう全くゼロになってしまったら、くみ取り車は要らないと理解していいのか、そのちょっと2点ね、聞かせていただきたいなと思います。 ◎上下水道局 まずくみ取りに関しましては、市で、局では行っておりませんので、その車に関する費用は局では一切かかっておりません。 ◎上下水道局 すみません、補足になるんですけども、水洗化されない理由としましては、平成26年ですかね、ちょっと聞き取りをさせていただいたんですけども、金銭的になかなか難しいのが一つと、建物自体が古くなってきて、いずれは住まわれている方が出ていったら取替えをするんでというようなことで、その2点が大きな理由なのかなと考えております。  あと、くみ取りが仮に全てなくなったとしたら、車は、バキューム車が要らなくなるんじゃないかというような御質問やったかと思うんですけども、仮にくみ取りがなくなったといたしましても、工事での仮のくみ取りの便所であるとか、イベントですね、イベントとかで仮のトイレをつけるとかというところでのくみ取り作業がありますんで、くみ取りが全てなくなったとしても、バキューム車はなくならないと考えております。 ◆久村真知子 委員  それと、今、金銭的な問題とか、建て替えのときなどに替えられると思いますけども、それは一戸建てが多いのか、それともアパートなんかが多いのか、どうですか。 ◎上下水道局 一戸建てよりは、昔でいう長屋住宅ですね。一つの棟に5つぐらい連なっている、ああいうところが多い印象です。 ◆久村真知子 委員  長屋住宅だったらね、一緒に料金出してやればちょっと安くなるんかなと思うんですけれども、住んでる人の考えだと思いますけれども、できたらそういう、あと残りを早く改善してもらおうというために何かほかに方法など考えられてますか。どういうふうにして納得してもらえるかとか、金銭的な問題も当然ありますけども。 ◎上下水道局 一応指導には行ってるんですが、先ほども申しましたとおり、金銭的な問題とかなかなか、建て替えのときにやりますとかいうことで、指導は継続して行ってるのが現状ではございます。 ◆久村真知子 委員  はい、分かりました。しばらくちょっとこの数字が動かないかなとは感じますけれども、引き続きよろしくお願いします。 それと、次のページ、雨水貯留タンク設置助成金がありますけれども、大分これは長い間されてますけれども、これに対してはどうですか、申込みなんか増えてるんですかね。それと、この雨水貯留タンクを設置すればこういう利点があるとかというので、これも水害をちょっとでも減らそうという形でされてると思うんですけれども、そういう効果というのは大分あるというふうに見られてますか。設置した市民の反応なんかはいかがですか。 ◎上下水道局 令和2年度に関しましては、設置件数が6件で総容量といたしましては1150リットルになります。増えてるかどうかといいますと、なかなかもう局の見解としましては、興味のある方が、もう一応10年になりますんで、皆さん申請して、なかなかこれ以上増えないんかなというのが現状でございます。ただ、広報誌とか、例えばホームセンターとかにビラを配りに行ったりとかして、そこで配ってもらう等の広報活動は続けております。一応購入費と工事費合わせて2分の1の補助が出まして、最大で3万円の助成が出るということになっております。 ◆久村真知子 委員  これを設置することで水害に対しての効果が本当にあるのかどうか、本当はもっと皆さんに設置してほしいと思われてるのか、それか、もっと何かほかの形でこういう貯留タンクを設置できるような方法だとか、ほかの市でも何か違うものを設置してるとか、何かそういうのはないんですか。 ◎上下水道局 効果といいますと、先ほど、令和2年度で1150リットルですので、市民が参加できる浸水対策といたしましては、効果の面ではちょっとなかなかなんですけど、やっていく意味はあると思います。瑞ケ丘の貯留施設とか、ほかのハード面を浸水対策としては、伊丹小学校の下とかそういう面でやってるのが現状で、貯留タンクで皆さんが、当然伊丹市全員がつけたらすごい効果が出てくると思うんですけど、なかなかそういうわけにはいかないんで、効果の面に関しましては、なかなかあるとは言い難いかなと思います。 ◆久村真知子 委員  最近はいろいろと工事も進んで水害がちょっと少なくなってるかもしれませんけれども、やはり本当に何かあったときにこれが効果があるというなら、先ほど言われたように市民全員がつけてもらったらいうて言われてますけれども、それだったら、やっぱりそういうことを市民がもう少し考える場も必要かなと。自分ところがこういうふうにすればちょっとはましになるんだ、伊丹全体やとこうですよという、そういう啓発活動もちょっと要るんではないかなとも思うんですね。  また、これに代わるものに対して、市民からちょっとこういう提案どうかなとかいうのがあれば、何かいいかなとも思うんですよね。今のだったら、もうためて、何かちょっと水を出して使うというぐらいなもので、何かもう少し工夫できたら、皆さんが設置しようかなというふうにもなるかなと思うんですよね。  だから、治水についてみんなに考えてもらうという意味では、きちんとした啓発も必要ではないかなとも思うんですけど、その辺りどうですか。もう伊丹では水害が起こらないとかいうならばいいんですけれども、その辺りの一人一人の市民の皆さんができるこというのはどうなんですか。 ◎上下水道局 一応費用面での負担が半分あるんで、そこがどうしてもネックになってるところがあると思うんですが、一応今年度でいえば、ケーブルテレビとかエフエムいたみ等で一応広報活動は行っておりまして、先ほども申しました、ちょっとコロナ禍でできなかったんですけど、ホームセンター等でビラをお配りしてもらう広報活動は行っておりますんで、来年度も引き続き行っていきたいなと考えております。 ◎上下水道局 市民の皆さんにできることはっていうような御質問でしたんで、貯留タンクにつきましては、今課長が申し上げたとおりなんですけども、例えば浸水、伊丹の中で大雨が降ったときに家がつかるのを防ぐために、家の前の側溝などを自治会とか市民の皆さんで清掃していただくことも一つの浸水を防ぐための一助になるのかなと思いますんで、自助、共助、公助っていうところがありますけども、市民の皆様にも周りの水の流れをスムーズにしていただくっていうのも大事なのかなと考えております。 ◆久村真知子 委員  いろんな意味できちんと地域に目を向けて自分のできること、今言われた側溝の清掃も必要なことだと思いますし、やはり水を一遍に流さずにためるということが水害を防ぐことにもなるんだったら、そういうことをもう少し皆さんが理解していただけるようなことも考える機会がもっとあってもいいのかなと思いますので、分かりました、引き続き頑張ってください。 ◆北原速男 委員  私のほうは端的に質問させていただきます。  ちょっと気になってることがありまして、雨水ポンプ場の改修工事の西野のことなんですけども、ここで西野のポンプ場は平成8年、中野東も平成8年で、今既に工事はやっていただいて、今回の議案については西野で計上されてますけども、鶴田ですね、あれが昭和58年ですけども、ここの耐震診断は、鶴田はどうなんでしょうかね、空港に南側の端っこのほうの。 ◎上下水道局 鶴田雨水ポンプ場に関しましては、委員おっしゃるとおり、昭和58年度に竣工してまして、平成28年から30年にかけて、3か年で建物、機械、電気と全て耐震化は完了しております。 ◆北原速男 委員  分かりました。  あともう1点、この口径のことなんですけども、今回の西野は800ミリ、中野東は800ミリなんですけども、今先ほど出ました鶴田は2200ミリですね、三平が1000ミリ、それから瑞ケ丘が200ミリとか、金岡が350ミリ、北河原は700ミリですね、あと、渕が450ミリから500ミリ、この口径の大きさの基準というのはどういうふうに決めるんですか。 ◎上下水道局 ポンプ場のそもそもどういった施設かといいますと、低い土地の浸水を防ぐために雨水が流れてきたのを一時的にためて河川に強制排水するというような施設になりますけども、このそれぞれ雨水ポンプ場にそれぞれの口径、排水能力があるんですけども、それをどうやって決めたかっていいますと、計画降雨46.8ミリの雨を計画的に速やかに流すというところが基本的な設計の諸元になっております。 ◆北原速男 委員  河川が増水しますね、ずっと。途中でポンプ場止めますよね、こっち、当然、逆流しないように。そうすると、ポンプ場もいっぱいになる、河川も水かさが集中的に高くなるという場合は、具体的にはこのポンプ場はどうなるんですか、止めたまんまで満杯で排水しなければいけないときには流してしまうんですか、河川に。そうすると、河川がまた場合によっては水かさがすごく高くなって、今度は堤防を越えてしまうということになるから、そこのいわゆる貯水能力ですね。この集中豪雨に、今のところは46.8ですから、実際は集中豪雨だと46.8以上になる場合もありますから、そこのところはどんなふうに考えていらっしゃるんですか。すごくここが気になってまして、私。 ◎上下水道局 ポンプ場につきましては、ポンプの圧力で強制的に水を排出できますんで、河川の水が増えてきたとしましても、水の圧力で流せるんですけども、ただ、それぞれの河川管理者、西野とかであれば、天神川を通じて武庫川に流れていくんですけども、武庫川の管理者である県が、そういうちょっと洪水調整ということで、ポンプ場を止めてくれというようなこともあり得るんです。それは武庫川の氾濫を防ぐため、当然、猪名川もしかりなんですけども、そういった大きな浸水を防ぐためにポンプ場の運転調整をするということもあり得ます。  ただ、通常の雨、昨今の局地的集中豪雨であれば、強制的に河川に、河川の水が増えてきたとしても流せるという状態になっております。 ◆北原速男 委員  分かりました。どっちにしろ集中的に水かさが、集中豪雨があった場合とか、今度その改修工事のときに貯水場も少し何か工夫して広げることはできないのかなということは常々思ってたんですけども、大規模な改修工事になりますから、ただ単に、だからせめて口径だけでも大きくしたら少しは違う、あまり変わらないんですかね。ちょっとそこのところ、何か手を打つ必要がそろそろ、例えばもう1か所造るとか、何かそういうことを始めたのかなという感じは若干持っておりまして、今現時点では、要望というか検討していただきたいということでいいんですけども、このゲリラ豪雨に対する備えもしていただければと思います。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、討論を終結して表決に入ります。  お諮りいたします。本案を原案どおり決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案どおり決すべきものと決定いたしました。  ここで暫時休憩をいたします。 〇休 憩 〇再 開 ○戸田龍起 委員長  休憩を解いて会議を続けます。     ──────── ◇ ────────  議案第18号    令和3年度伊丹市交通事業会計予算戸田龍起 委員長  次に、議案第18号を議題といたします。  本案につきましては、既に説明が終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑のある方はどうぞ。 ◆山薗有理 委員  それでは質問させていただきたいと思います。  まず、経営といった観点からるる質問ができればなと思っております。  今年度の中で大きなポイントとなるのが、アクションプランの策定という話になってくるかなと思います。ここについては、質疑だったり、委員会での答弁の中でそのアクションプランの在り方というのが非常に重要であるということで理解をさせていただいております。  このアクションプランについて、当初予算の説明では、ウィズコロナ、アフターコロナにおけるバスサービスの在り方だったり、経営時の方向性について様々な角度から検討を行うと聞いているところでございます。これからのコロナ禍がどうなっていくのかっていうのは想定するのが非常に難しい側面もあるかと思うんですけれども、交通局として、持続可能な経営を存続できるように計画を進めていただきたいと思っております。  この計画を進めるに当たっては、やはり交通局全体で達成する必要性があると考えておりますので、ぜひとも乗務をされている方に対しても、事前にこういうことを考えてるっていうのを提示していただいて、内部でもいろいろるる話し合っていただき進めていただきたいと、こちらは要望で進めさせていただきたいと思います。  次なんですけれども、実施計画の86ページですね。成果指標について拝見をすると、ちょっと数字が全て横ばいになっていて、これがどういうことなのかがちょっと理解ができませんでしたので、御説明いただけますでしょうか。 ◎交通局 委員御案内の指標部分の御指摘でございますけれども、伊丹市交通事業経営戦略におきましては、まず、乗車料に収入につきましては、現状維持というのをそもそも目標といたしておりました。現時点で先ほど御案内いただいてますとおり、コロナの影響という部分につきましては、どの程度実際見込まれるかというところが分からない状況下にございます。ですので、目標値といたしましては、この経営戦略の考え方に沿って、令和元年度の数値を維持するというようなことで施策の目標値として設定させていただいております。 ◆山薗有理 委員  目標の在り方として、現状維持で進めていくということを考えてるということで理解をさせていただきました。  次、乗合バスの共同経営というのが先日ニュースで報道されており、この内容というのが、同じエリアで路線バスが競合する熊本市の話なんですけれども、バス会社が5社が同市と周辺の4区間で運行を調整する熊本地域乗合バス事業共同経営計画を作成して国交省に提出をされて、国交省が2月の下旬、独占禁止法の特例法に基づいて認可が下りたと報道がされておりました。  今後こういった経営方法が増えていくのかなと感じるところなんですけれども、交通局としての見解についてお伺いしたいと思います。 ◎交通局 委員御案内のとおりでございまして、熊本のみならず、岡山市内でもそういったことが申請されたと伺っております。これは地方で、要するに乗客減に伴う路線の廃止、それから、乗務員の不足によるものとか、それから、経営の効率化を図る上で、こういった発車時分を調整して相互に合同で経営していこうというものでございます。  本市におきましては、市営バスが44路線、市内全域を網羅しておりますので、経営もこれからもっと改善していかなければなりませんけれども、現時点でこのような経営手法を考えてるということ等はございません。  ただ、将来的にわたって、こういった動きも注視しながらまいりたいと考えております。 ◆山薗有理 委員  このニュースっていうのも、コロナ禍というよりかは、このバス業界の課題を解決するために進められてるというふうに理解もしており、御答弁にありましたとおり、伊丹の市バスでこの経営方法が当たるかどうかっていうと、まだまだ研究の余地があるのかなと理解もしております。  ただ、御答弁にもありましたように、これから先どうなっていくのかっていうことも見据えて、研究といいますか、ニーズといいますか、調べて進めていただければなと、そのように思います。  次、建設費といった観点でお伺いしたいと思います。  今回、予算書拝見しておりますと、ドライブレコーダーの更新が上がっておりまして、このドライブレコーダーについては、前年度、元年のときに予定をしていたものが延期をされていて、今年度と理解をしております。しかしながら、今までも御答弁あったように、コロナ禍という状況が今後どうなっていくのかが分からないといったことを考えますと、このタイミングでドライブレコーダーを更新する必要性はあるのかどうかということについてお聞かせ願いたいと思います。 ◎交通局 ドライブレコーダーの更新事業費についてでございますが、現在搭載してる車載器は10年以上は経過しておりまして、中には不具合がございまして、カメラ本体などその都度修理を行ってる状況でございます。ドライブレコーダーのカメラにつきましては、安全性から重要な位置づけの車載器と考えておりまして、今後この機会に投資を行っていこうというものでございます。
     御説明いただきましたとおり、実は今年度投資計画に含めておりましたが、全体的な計画内容を再度改めまして、それを1年先送りしております。このドライブレコーダーについては、現在、当初は4カメラを設置しておりましたが、平成25年より車両右側にもカメラが必要ということの意見から、現在の車両の更新ごとに増設1台をしまして、5カメラで運用しておりまして、これを基準に5カメラで車両更新を行っていきたいと考えております。 ◆山薗有理 委員  今までの委員会の中でも、このドライブレコーダーの位置づけというのは非常に重要で、バスを運行するにはドライブレコーダーが必須であるっていうふうに今までの答弁の流れでも理解をしているところです。ただ、タイミングというのが今の段階でいいのかなと思ったところで、今のタイミングじゃないと延び延びにしてもしようがないということで理解をさせていただきました。  ドライブレコーダーについてなんですけれども、先ほどの御答弁の中で、従来は4台だったものを1台増設して5台にするという形で進められてると聞いてるんですけれども、ドライブレコーダーは本当にいろんな各種メーカーさんが出されていて、いろんな内容が展開されているのかなと思うんですけれども、今後どういった機能のものを設置していくのか、お考えを教えてください。 ◎交通局 ドライブレコーダーにつきましては、これはもう各メーカー、全体的に性能についてはほぼ横並びになっております。若干機能が違う点はございますけども、国が進める推奨認定商品がございますんで、その中を中心に選定してまいりたいと思います。  乗務員が使うところにつきましては、直接使用するような場面が出てきましたら、機能についての操作上の意見を伺ってまいりたいと考えております。 ◆山薗有理 委員  ドライブレコーダーの機能って様々にあるし、内容もメーカーさんで結構似たような内容が多いのかなと思っております。ただ、その国の推奨基準を基にしながらということで安心しました。  御答弁でもありましたように、乗務員さんが使われるものにも関わってくるので、その乗務員さんの意見も聞きたいということでしたので、ぜひとも進める際には、乗務員の方にも意見を伺いながら進めていただきたいと、こちらは要望とさせていただきたいと思います。  次、昨年度のニュースなどで結構報道されてたんですけれども、危険なバス停といったキーワードが去年の秋頃に出てきたきたかなと思います。この危険なバス停というのが、国土交通省の調べで、横断歩道や交差点のそばに存在する危険なバス停が36都道府県で全部で7325か所に上ることが分かったと。静岡、埼玉、広島、滋賀の4県8か所では人身事故も起きているということで報道がなされておりました。  こちらの危険なバス停について、国土交通省が危険度ランキングというふうに分けられていると思います。兵庫県では危険なバス停として320か所ありまして、その中にもA、B、Cとランクがあるんですけれども、交通局のバス停の中にもそういった箇所があると聞いております。この危険なバス停について、交通局としてはどういった取組をなされてるのか教えていただけますでしょうか。 ◎交通局 国が示しております交通安全上、問題だと思われるバス停という言い方をしておるんですけれども、この基準がございまして、先ほど御案内のとおり、A、B、Cランクがございます。そして、A、B、Cランクのほかにハード対策が取られてるバス停につきましては一定除外ということになってございまして、それが、例えば信号機が設置されているであるとか、歩道橋がある、地下道が設置されている、バスベイといいまして、道路をちょっと切りかけてバスが止められやすいようにするというふうな措置が取られている。あとは、ガードレール等が設置されてる、これが除外基準になっております。この全てを満たしている以外のやつ、いわゆる安全上、問題だと思われるのが、伊丹市内に9か所ございまして、それにつきましては、道路管理者である道路部局及び伊丹警察と交通局の3者で現在協議しておりまして、それぞれの立場から安全対策について協議をしておるところでございます。 ◆山薗有理 委員  伊丹市内に9か所あるんだけれども、道路管理者だったり、警察だったり、交通局だったりが3者間で話合いをしてどうしていくかっていうことを進めているということで理解をさせていただきました。  バス停についても、報道によると、伊丹市で何か所ではなくて、具体的な停留所についても記載をされているところがありまして、道路面で見ると、なかなか改善が難しいのかなと思うところもあるんですけれども、ぜひとも3者間でできることをぜひ進めていただき、対応していただきたいと、こちらは要望とします。  この道路のバス停の在り方について見ていると、バス停の設置箇所によっては乱横断というのが非常に多くなってるのかなと思います。例えば駅前ですね、阪急伊丹だったり、JR伊丹、そして、シティホテルの前とかも結構乱横断されてる方が多くいらっしゃって、乗務員の方がアナウンスで乱横断しないでくださいねと言ったところで、なかなか効果が出てないんではなかろうかと非常に感じます。そういったことに対して、現状今何か取組がなされているのか、取り組みされるのであれば、看板を設置するとかっていうのも方法としてあるのかなと思うんですけれども、教えていただければと思います。 ◎交通局 特に御指摘のとおり、駅前におきましては、乱横断が非常に多うございまして、現場の職員、いわゆる乗務員からも危険だという情報が寄せられてるのが現状でございます。それに対しましては、当然交通事業者だけでなくて、道路管理者、県道でしたら、県の土木事務所になるんですけれども、こちらとも協議を進めさせていただいておりまして、現在、例えばなんですけれども、伊丹シティホテルのバス停におきましては、路面標示で、そこに何が書かれてるかと申しますと、横断歩道を渡ってくださいという御案内をさせていただいております。  先ほどのちょっと御答弁漏れしているんですけれども、バス停につきましても、安全上、問題があるバス停につきましても、バス停の前後に、そこを通行するときにバス停がございますので御注意くださいという看板を掲げさせていただいておるところでございます。 ◆山薗有理 委員  その駅前に対する乱横断に対して認識をしていて、それに対して対策を練りたいということで動いており、歩道の側面のところに路面シートですね、注意喚起しているということだったので、動かれているというのは今の御答弁で理解したんですけれども、せっかく路面シートひいててもなかなか私自身はあまり気づかなかったなと思ったので、なかなか効果面でどうなのかっていうとこもあるかと思いますので、今後、できれば乱横断をしないような取組を、交通局だけではなくて、担当部局と連携していただいて進めていただければと、そのように思います。  その乱横断もそうなんですけれども、バスの路線の中には通学路に係るところもありまして、話を聞いてると、止まってるバスに対して、子供たちが傘をたたいたりとか、車体、ぱんぱんって触ったりとかっていう話がありまして、これも非常に危険な行為であってっていうのを私自身もちょっと見かけたことがあったり、何とかしないといけないんじゃないかなと思うんですけれども、それに対して何か取組をなされたりとかっていうことはあるんでしょうか。 ◎交通局 御案内のとおりでございまして、市内どうしても狭隘路線を運行する際に当たりましては、通学路に接してる場面がございます。中には、特に乗務員には、まず、点呼のときにしっかりとそういう状況であることを安全運行について周知いたしております。あわせまして、通学路に当たる学校様へお願いとしまして、通学時間帯の生徒指導、安全指導を行っていただいております。  また、恐らく見られた箇所について申し上げますと、歩道柵も設置されまして、道路整備も一定されましたことから、安全上は向上してきたのかなと感じております。  引き続いて、この春からも全国交通安全運動が始まりますんで、そういった折に職員が通学時間帯にパトロールに赴いて、通学路の時間帯を見ながらパトロールしながら、また、保護者会の方にもいろいろと御依頼等しながら、3者一体となって事故のないような運行に努めている次第でございます。 ◆山薗有理 委員  その危険な箇所について安全対策を行っており、また、そして、通学時間帯に関してはパトロールも行っているということで安心しました。  なかなか安全対策、本当に事故件数を減らすためにもそういった御努力が必要であるっていうのと同時に、利用されてる方だったり、周辺歩かれてる方に対しても周知を行うというのは大変だと思うんですけれども、交通局と担当部局の方と話し合っていただき、あと、歩道を歩行されてるだけじゃなくて、自転車も危険運転をされてる方も多くいらっしゃると思うので、その対策も進めていただきたいと思います。  次なんですけれども、コロナ対策といった観点でお伺いをしたいなと思っております。  抗菌・抗ウイルスの対策について、昨年度安心してバスを利用していただくことを目的に抗菌・抗ウイルス施工がなされています。その際に、この施工やったよと分かるようにバス車両にステッカーを貼られてるということで対応なさってるんですけれども、そのステッカーが控え目な大きさになっていて、なかなか利用者に対して気づかれにくいのではと思うんですけれども、現在もっとPRすべきではなかろうかと思うんですが、何か対策というのはなされているでしょうか。 ◎交通局 昨年に抗菌・抗ウイルスコートをさせていただきまして、ホームページ等でも、あと兵庫県下初ということもございまして、各新聞社にも取り上げていただいたものの、今御指摘いただいたとおり、ちょっと目立ちにくいというのがございますので、交通局独自で抗菌・抗ウイルスが済んでいますよと、この車両はということがはっきり分かるような、もう少し大きめのやつを車外に貼るように、今、印刷業者に発注をしておるところで、もうしばらくしますと印刷が上がってきて各車両に貼るという手続になっております。 ◆山薗有理 委員  新聞社だったり、いろんなメディアさんで取材を取られたりとか、SNSでも市のフェイスブックとかで取り上げてっていうふうにされておりまして、知ってることは知ってるんだけど、なかなか気づきにくい。抗菌ウイルスやってて、色が変わったら分かりやすいんですけど、それは透明なものなのでなかなかそれが済んでるのかも分かりにくいかなといったところで、今回車外に掲示できるようなステッカーを貼って、多くPRしたいということで分かりました。  利用される方は、車外のステッカーを見れば分かるようになるかと思うんですけれども、例えば今バスの利用を控えられている方、なかなか情報として得にくいかなと思うんですけれども、例えばバス停にこういう抗菌やってますっていうことをラミネートされて停留所に貼られるっていう工夫もできるんかなと思うんですけれども、その辺りについてはどのようにお考えでしょうか。 ◎交通局 バス停それぞれに掲示というのも、当然交通局としては一旦考えはさせていただいたんですけれども、停留所のバス停といいますと、系統図がございましたり、時刻表がありましたり、あと、御乗車に関する御案内というのをさせていただいてまして、なかなかスペースが限られてございます。その中でちっちゃく掲示してもというところがございましたので、その辺りは、もう少しバス停留所も含めて、ほかの方法でもう少し広く皆さんに知っていただく方法を引き続き研究してまいりたいと考えております。 ◆山薗有理 委員  なかなかバス停もスペースが限られてるというのは重々承知をしているんですけれども、ただその利用されてない方からすれば、バス停の前を通ったときに、ああ、こんなんもやってるんやなと見てもらうっていうのがすごく重要じゃないかなと思いましたので聞かせていただきました。ぜひ前向きに研究という形で進めていただければと、そのように思います。  次なんですけれども、今後のダイヤだったり路線について、市民の意見をどう捉えていくかというところなんですが、市民さんからダイヤの話だったり、路線の話を要望という形で私自身もよく受け取り、その方たちにこういう形でダイヤを組んだり、路線組んだりしてるそうですよって御案内はさせていただきます。その際には、そうなんですねという形で御納得をいただいたりするんですが、不満を持っている方に対して、何でこう私に言うてくれたんですかって聞くと、なかなか自分が思ってる路線だったり、ダイヤの話をどこに届ければいいか分かんないということを意見としていただく機会が多くありました。そういった観点から、市民さんのそういった意見について、どういう形で受けるようになさっているのか教えていただけますでしょうか。 ◎交通局 様々な方から御意見を実際頂戴しておりまして、最近のトレンドといいますか、多うございますのが、いわゆる交通局のホームページに御意見、お問合せというボタンがございまして、そちらからスマートフォンなどで簡単に御意見を頂戴できることができますので、それでかなりの意見は頂戴しております。  そのほか、市の市民相談会の御意見というのも実際にはいただいております。そのほか、直接お電話で交通局にお問合せ並びに御意見をいただくこともございますので、それも交通局内で報告書として上がってまいりますので、情報として蓄積してるところです。  あと、もう1点ございますのが、阪急伊丹駅前の案内所に御意見箱を設けておりますので、そちらでしたら、阪急伊丹に寄らないといけないという条件はございますけれども、自由にお書きいただいて、場合によっては、御意見を希望する場合は御意見もお返しさせていただいてるというところでございます。 ◆山薗有理 委員  そういった形で、スマホだったり、ホームページから意見を集めたり、また、市民の意見聴取という形で市のホームページから問合せがあったりっていうことで、様々意見をいただいてるということで理解をさせていただき、また、阪急伊丹駅前の案内所に意見箱という形で設置もしているということで理解させていただきました。  今回私がお声がけいただいたのが、結構高齢の方が多かったりする中で、なかなか阪急伊丹駅前の意見箱が知られてなかったからそういったことがあったのかなと思いますので、私自身もそういった形で伝えさせていただき、本当にこういう市民サービスのもので市バスのサービスの内容でいえば、やっぱりダイヤだったり路線ということが一番重要になってくるかなと思うので、ぜひとも様々なところから意見を聴取していただきまして、反映できるところは反映していただくということで進めていただければと思います。  最後なんですけれども、災害の対策というところで、過去に台風で市バスの運行が止まったりだったりっていうことがあったんですけれども、その際に災害時のバス運営マニュアルの策定についてということで聞かせていただいてたんですが、今の進捗状況についてお伺いできればと思います。 ◎交通局 委員御案内の災害等対応マニュアルのことかと思いますけれども、御案内のとおり、本来災害等の対応マニュアルにつきましては、不測の事態、いわゆる天災等の際に的確な判断が可能になるように示す、定めるものと認識してございます。過去には御案内のとおりの台風の時期であったりとか、それと地震、それと、このたびでありましたら、新型コロナのいわゆるウイルス対応というところも含めまして、個別に予防対策、もしくは対応マニュアル等の作成を順次進めてございます。最終的には、これらのマニュアルの部分が、我々担ってございます公共交通機関としての使命を果たすために、災害時事業継続につながるようなマニュアル内容に発展させていけたらということで今議論をさせていただいてるところでございます。 ◆山薗有理 委員  災害時に混乱することがないように、ぜひとも進めていただきたいと要望させていただき、終わります。 ◆久村真知子 委員  市バス路線が西部のほうに届いてないところがあって、市バス路線をもう少し延長してほしいとかいう声があるんですけれども、そういう公共交通の空白地というのが示されてますけれども、その辺に対する、今後どのように改善していけるのかという何か見通しなどをお持ちだったら教えてほしいと思います。 ◎交通局 市バス、今現在保有している93両、全てが大型でございますので、その大型車両がまずは通行できるかどうかというところが鍵になってこようかと思いますので、その辺りは、空白地といえども、そこまで入っていけないという物理的に難しい部分もございますので、今後の道路改良、環境の整備等々併せて、また検討というか、研究はしていく必要はあるとは思っております。 ◆久村真知子 委員  そういう道路事情もあると思いますけれども、結構多くの方が住んでいるところで、同じく高齢化も進んでますので、その辺りで早急にいろいろと調査して改善して、できたら通していただけたらなと思いますので、よろしくお願いします。  それと、市バスの事故が大分減ってるとは思うんですけども、研修をすごくよく頑張ってされてるなと思うんですけれども、そういう研修の効果があって事故も減ってきてるのか、逆に自転車が増えて大変かなとは思うんですけれども、その辺りの今までの経過から見て、そういう研修は役に立ってきたのか、今後も当然事故ゼロというのを目指して頑張っていただきたいと思いますけれども、その見通しなどはどのような状況ですか。 ◎交通局 御案内のとおりでございまして、事故については年々、多少の増減を繰り返しておりましたが、ここ最近は、やや下げ止まり感もございます。さらに事故ゼロを目指して研修を強化しまして、例えば事故惹起者研修という種目を増やしたりとか、研修項目自体を増やして強化しております。それとドライブレコーダーの映像を使った研修が職場内でも好評を得てますので、そういったものもいろいろな視覚的なものを使いながら、一定の効果が出ておりますんで、この教育を引き続き続けてまいりたいと考えております。 ◆久村真知子 委員  そういった対策は大分効果があったと思います。以前は結構、信号が黄色から赤に変わるときに、突破してるバスが時々ありましたけど、何か急いではるんかなと思いますけど、でも、やっぱりそういうのを見ると、安全運転を本当に心がけてくれてるのかなという、ちょっと心配もあったんですけど、ちょっと最近はそういう状況は見当たらなくなってきたのでよかったかなと。運転手さんのいろんな体調とかにも気をつけて、今後も頑張っていただきたいなと、ゆとり運転ができるようにしていただけたらと思います。  それと、そういう状況だから、車内での事故も減ってると思うんですけども、バスの中でのいろんな迷惑行為とか、そういうことに関してはどのような捉え方されてますか。やっぱりそういうときに運転手さんに連絡するのか、後で交通局に言ってもあれだしね、警察に言うといっても、なかなか問題の相手の人が下りてしまったらもうそれまでだから、迷惑行為に対しての市バスとしての取組というのもちょっと必要ではないかなと思うんですけど、どういうお考えでしょうか。 ◎交通局 車内迷惑行為につきましては、確かにこれまでなかったかということを言われますと、少なくともございまして、お客さんからそういうのを受けたというような申告もございました。車内迷惑行為について具体な取組と言われましても、実際乗務員は、前方を見て運転してますので、なかなか車内の環境に気づくことが遅うございます。当然そういうような状況に気づきましたら、運行を中止して乗務員から率先して、そういう行為があれば注意をするように教育をしておりますんで、ただ、いかんせん、何度も申し上げますが、前方見て運転してますので、そういう中で取組いうのはなかなか厳しいかなと。ただ、いろんな車内ポスターとかも活用する手段はございますので、その辺りは検討していきたいなと考えております。 ◆久村真知子 委員  大阪なんかで電車の中で迷惑行為、痴漢がすごい多いとかいうので、痴漢は犯罪ですとかいろいろポスターが出てきて、その辺でそういう行為に対してどういうふうに対処していくかと、本人も周りの人たちも大分いろいろと考え方も変わってきたと思うんですけれども、やっぱり市バスでも、私もちょっとそういうのを受けたことありますけれども、なかなかそこで何か対処するいうのも難しいことだから、そのときにそしたら運転手の方に言って止めてもらうとかいう形で警察やどっかに電話するとかいうのがいいのかなと思いますけれども、そういう被害に遭ってる方がなかなか学生さんなんかだったら声も上げられないというのもあると思うんですけれども、そういう現状があるという認識を持っていただいて、どういうふうにそういうときは対処するかというところも運転手さんの心得に入れていただけるようにしていただいたら、ちょっと安心できるかなとも思いますので、なかなか助けを求められないとか、今はちょっとコロナの関係で乗る人もちょっと少ないかなと思いますけども、通勤や通学の時間帯って、もうすごい混んで、私もバス通学をしてましたから、経験、大分前ですからあれですけども、そういう場合にどう対処するかいうのはちょっと心得の中に入れていただいて、そういうことが起こらないような対策もまた考えていただけたらなと思いますので、よろしくお願いします。 ◆竹村和人 委員  まず、予算の件でちょっとお聞きしますが、今回コロナの影響等々もあって、もう本当にお客さんも乗る人も少ない中、赤字予算という形になっているんですけど、ここについて何か、仕方ないところはあるんですけど、何とか改善する見通しっていうのは考えておられるのかどうか、その辺はどういう感じですかね。 ◎交通局 委員御案内の令和3年度、今御審議いただいてます予算でございますが、御指摘のとおり、3億8000万円ほどの赤字予算ということになってございます。今回補正予算で一定一般会計から、令和2年度の補助金という形とそれと出資金という形でいただくことに今御審議をいただいておりますが、まず、このたびいただいてるこの出資金の部分について、こちらにつきましては、決して損失補填というようなものというふうに私は認識しておりませんでして、実際にこの出資金につきましては、企業経営活動というところを持続できる、持続可能な方向性に向けるための財政基盤の強化のためにいただいた出資金という認識でございます。  ですので、このたび単年度の赤字という形で出てございますけれども、実際には計画期間中の財務会計とのやりくりといいますか、そういった部分につきましては、このたびの部分で解決をさせていただきながら、引き続き現状、減便ダイヤということで様々な方面に御迷惑かけてる部分がございますけれども、そういった支出の部分も含めまして、健全な経営に取り組めますよう取り組んでまいりたいと。  また、この中につきましては、先ほどから再三言葉が出ておりますが、第4次アクションプランということで、令和3年度中に策定する予定にしてございますので、その中でお示ししてまいりたいなと考えてございます。 ◆竹村和人 委員  様々経営の努力をこれからされるということだと思います。その猶予いうか、ある一定の財政的な基盤の強化も必要やなっていうふうにも私自身もそういうふうに思います。それを具体的にかつ進めていただくためにそういう10年に1回か5年に1回ぐらいアクションプランというのがつくられて、そのとおりやっていく。その中で、様々今年1年かけていろいろと存続していくためのプラン等々をまとめていくのかなとも思います。  その中には期待するところが多くあると思いますけど、市民の負担もやっぱりいろいろ出てくるのかなとも思いますけども、その中でもやっぱり自分のところで経営努力という形で、この予算書を見てましたら、広告料について若干上がってるんですけど、その辺の見通しなんかはどう考えておられるんですか。 ◎交通局 委員御案内の広告料の部分でございますかね。こちらの部分につきましては、一定委託業者に一括で管理いただくといいますか、広告料の管理をいただいてるところがございますけれども、このたびちょっと増になっております理由といいますのが、選挙に関する広告というところでちょっといただけるという状況下になってございます。ただ、広告料全体でいいますと、委託をお願いをしておりました業者さんのほうでも、やはり若干そういった件数というのが減っておる傾向というのがやっぱり若干見受けられるということでございますので、その辺り、収入のほうしっかり収益として得ることができるよう、業者さんとも話を進めてまいりたいと考えてございます。 ◆竹村和人 委員  乗客数が減るから見る感じが減ってくるんで、その分減る部分ってあるのかなっていうのはありますけど、バスはラッピング、外に向けてすごく広告をされていますし、それについても手をかけてやってます。そういった意味では、中に載るほうの広告もあるんですが、ラッピングバスは、やっぱり市内ずっともうあちこち回ってる意味ではすごい効果があるのかなとも自分自身も思ってまして、そういう外に向けての広告、ラッピングなんかは今のところどんな感じで考えておられますか。 ◎交通局 広告でございますが、特にフルラッピング、いわゆる全面広告でございますけれども、昨年度から来年度に向けてなんですけれども、おおよそ4両はフルラッピングが減りまして、3両が増えるといった形で想定しております。それ以外にもまだたくさん頂戴したいという思いで、実際に令和2年度に、今年度ですね、広告をフルラッピングをやめたいという業者さんにも、コロナ禍ではございましたけれども、訪問させていただきまして、御事情も聞きまして、その中で最低限そこはやめるけど、ここは広告はまだ引き続きやっていただくという交渉もさせていただいておりますので、そういうことを地道に努力したいということですね。  あと、加えまして、駅前とか、バスの乗務員のちょうど背面にございますスペースというのを、例えばサイネージを使って広告も載せてということで、そういうこともできないかということを今研究しておるところでございます。 ◆竹村和人 委員  4両減って3両増えると、合計1両減る感じなんですかねっていう感じなんですけど、間に委託の業者さんとか入れながら幅広く広げていってるっていうのもお聞きもしておりますので、そういう観点で、何かマイナス的なことじゃなくて、今ある支援をやっぱりフル活用するためにどうしたらいいのかということを考えるいい時期なんかなと思いますんで、そういった意味では、あらゆることを考えながら前向きに捉えていくような提案もしていただいて、何としてでもそういった意味では、自分のとこの経営で何とかしていきたいという思いはお願いしたいなと強く思います。  もう1点が、ちょっとこのアクションプランの、さっきお話あったんですけど、実施計画86ページで、市民サービス向上推進事業というのが、令和3年度はお金としては計上されてないんですよね。これは一定どういう意味なのか、もうお金はかけないけどやるのか、それとももうこの事業はやめますという話なのか、その辺はどう捉えておられますか。 ◎交通局 これまでのここに計上させていただいてます事業につきましては、サービス介助士と運転適性診断の受診料を含めておりました。サービス介助士については、近年予算枠内に満たない状況になってまして、それがここに計上しておくのはどうかということと、もう一つは、令和3年度に運転適性診断については1年先送りにしてますんで、そういったものでここには計上がゼロになってます。  ただ、令和2年度と3年度は内部講師による安全研修を実施する予定で、これはこれまで2か年、2年に一度乗務員が受けておったものを毎年度、先ほど事故のことについても質問がございましたが、事故をなくすというところで内部講師を立てまして、全乗務員をこの令和3年度も実施する予定にしております。 ◆竹村和人 委員  はい、分かりました。事業費だけはつかないということなんですけど、自前でやるということ、これ本当にそういった意味では、サービス向上推進というのはずっと続くものと、ここまでやったから終わりですよみたいなことは多分考えてはらへんと思うんですけど、そういうことのないように、やっぱり一番大事なとこだし、お客様と一番接するのは乗務員の方やと思いますので、また、事故についても毎回やることが一番向上につながる大きな意味のあるものだと思いますので、今回は自前でやるということですので、その辺は継続も今やってるというお話も聞かせていただきましたので安心するところでありますので、この辺についてもしっかり、言うたら一番あれですよね、個人的な思いですけど、一番大事な観点かなと思いますので、これについてはやっぱり交通局挙げてしっかりと取り組んでいただきたいなと思いますので、よろしくお願いをいたします。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、質疑を終結いたします。  続いて、これより討論に入ります。  御意見のある方はどうぞ。───ございませんか。  それでは、討論を終結して表決に入ります。  お諮りいたします。本案を原案どおり決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声起こる) ○戸田龍起 委員長  御異議なしと認めます。  よって、本案は原案どおり決すべきものと決定いたしました。  以上で本委員会に付託されました案件の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして散会といたします。              以   上  伊丹市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。  令和  年  月  日  特別会計並びに企業会計予算等審査特別委員会      委員長   戸 田 龍 起...