伊丹市議会 > 2021-03-03 >
令和3年3月3日都市企業常任委員会−03月03日-01号
令和3年3月3日都市企業常任委員協議会-03月03日-01号

  • 雨水貯留管(/)
ツイート シェア
  1. 伊丹市議会 2021-03-03
    令和3年3月3日都市企業常任委員協議会-03月03日-01号


    取得元: 伊丹市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-18
    令和3年3月3日都市企業常任委員協議会-03月03日-01号令和3年3月3日都市企業常任委員協議会 令和3年3月3日(水曜日) 午前11時04分開議 午後1時23分散会 〇場 所  第1委員会室協議会に出席した委員    委員長    戸 田 龍 起       委   員  佐 藤 良 憲    副委員長   山 薗 有 理         〃    竹 村 和 人    委   員  佐 竹 璃 保         〃    北 原 速 男      〃    安 藤 なの香         〃    吉 井 健 二      〃    小 西 彦 治 〇協議会に出席しなかった委員        な    し 〇協議した事項 「伊丹水道事業経営戦略中間見直し」(案)について 「伊丹下水道事業経営戦略中間見直し」(案)について
    伊丹都市計画マスタープラン」(案)のパブリックコメントの実施について                                     以  上 ○戸田龍起 委員長  ただいまから都市企業常任委員協議会を開催いたします。  初めに、委員出欠席について申しますが、本日は全員出席であります。  本日の協議事項は、既に御案内しておりますとおり、3件であります。  なお、質問に対して答弁される方は、挙手と同時に役職名を述べていただきますと、私のほうで指名させていただきますので、よろしくお願いいたします。  協議に入ります前に、副市長から御挨拶がございます。 ◎行澤睦雄 副市長  都市企業常任委員協議会の開催に当たりまして一言御挨拶申し上げます。  本日は、戸田委員長はじめ、委員の皆様におかれましては、都市企業常任委員会に引き続きまして常任委員協議会を開催していただきまして誠にありがとうございます。  さて、本日御報告させていただきます案件は、委員長からも御説明ありました3件でございまして、1件目は、伊丹水道事業経営戦略中間見直し(案)について、2件目は、伊丹下水道事業経営戦略中間見直し(案)についてでございます。いずれも将来にわたりまして上下水道サービスを持続的に提供していくため、中長期的な経営基本計画として平成28年3月に策定いたしました伊丹水道事業経営戦略及び伊丹下水道事業経営戦略見直し案策定しましたので、その内容につきまして御報告させていただきます。  3件目は、伊丹都市計画マスタープラン(案)のパブリックコメントの実施についてでございます。都市計画マスタープランは、市が定めます個々の都市計画の方針となるものでございまして、昨年9月11日に本都市企業常任委員協議会におきまして中間報告をさせていただきましたが、このたび計画案がまとまりましたので、計画案の概要とともに、パブリックコメントの実施について御説明をさせていただきます。  なお、この計画案につきましては、3月8日よりパブリックコメントを実施いたしまして、市民の皆様の御意見を募る予定でありまして、策定日程の関係によりまして、広報伊丹3月1日号に掲載させていただいておるところでございます。  詳細につきましては、それぞれ担当部局のほうから御説明させていただきますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。     ──────── ◇ ────────    「伊丹水道事業経営戦略中間見直し」(案)について ○戸田龍起 委員長  それでは、伊丹水道事業経営戦略中間見直し(案)について説明をお願いします。 ◎上下水道局 私のほうから経営戦略中間見直し(案)についての説明させていただきます。  まず初めに、配付資料の確認からさせていただきます。  1枚目に、伊丹水道事業経営戦略中間見直し(案)【概要版新旧対照と書かれたもの、2枚目に、伊丹水道事業経営戦略中間見直し(案)【概要版】となっております。資料のほうは、よろしいでしょうか。  それでは、1枚目の概要版新旧対照と書かれた資料により説明させていただきます。水道事業については、経営戦略策定から5年目を迎え、経費率見直し等社会情勢の変化や耐震診断結果による施設更新内容見直し等により、当初の計画事業費等に増減が生じてきているものがあることから、令和年度からの後期5か年計画見直し案を作成しました。  なお、経営戦略に掲げる基本理念基本目標重点施策等見直しをしていないため、今回の説明は割愛させていただきます。  まず、資料の各ページの右側にある見直し後の数値については、前期の平成28年度から令和年度までが決算値令和年度が現計予算、後期令和年度が当初予算案令和年度以降が見直し後の計画値となっております。  初めに、1ページ上段の投資・財政計画、1、投資試算についてですが、水道事業水道施設耐震化計画的な施設整備の2事業重点施策として設定しています。その水道施設耐震化のうち、1つ目浄水場等施設耐震化について説明いたします。  当初計画では、静的解析による耐震診断結果により耐震化計画としておりましたが、改めて動的解析による耐震診断を実施したところ、多くの施設耐震性を有する判定となり、残す施設浄水場内施設である1系配水ポンプ井耐震化のみとなりました。事業費は大幅に削減することができ、施設全体の耐震化計画より前倒しで、令和年度耐震化率100%を達成する見込みとなりました。  次に、重点施策水道施設耐震化のうち、2つ目路(配水耐震化について説明いたします。  1ページの下段に記載しております重要路線整備延長については、平成28年度から令和年度までが計画値8693メートルに対し、実績見込みが1万387メートルとなり、事業費計画値より2億2672万6000円増額となり、13億8120万9000円となる見込みです。これは、災害時の避難所までの重要路線を一部前倒ししたことと、最低制限価格見直し経費率の上昇などによる事業費の単価が増となったことによるものです。後期5か年については、整備延長8000メートル、事業費は当初計画より1億9338万円増額の11億円を見込んでいます。耐震適合率については、後期5か年についてもほぼ計画どおりに推移できるものと見込んでおり、計画最終年度令和年度では重要路線耐震適合率71.2%、路の耐震適合率41.3%と見込んでおります。  続きまして、2ページ上段の重点施策2つ目計画的な施設整備について説明いたします。  まず、浄水場等施設計画的な更新については、平成28年度から令和年度までの事業費計画より3億1522万8000円減額となり、15億1647万2000円となる見込みです。浄水場等施設更新法定耐用年数による更新を基本としておりますが、後期5か年については、実際の劣化状況修繕状況を踏まえた長寿命化等を図り、計画見直ししました。事業費は、当初計画より4億5080万9000円減の22億9760万1000円を見込んでおります。  続きまして、2ページ中段の路(配水計画的な更新については、整備延長計画値平成28年度が年間6000メートル、平成29年度以降は年間7000メートルに対し、実績値平成28年度、年間6257メートル、平成29年度以降は年間平均で7174メートルの見込みとなり、事業費計画値より1億2606万7000円増の41億8709万7000円となる見込みです。後期5か年については、整備延長は当初計画どおり年間7000メートル、事業費経費率上昇等により、当初計画より8億5765万1000円増の50億5765万1000円を見込んでおります。路更新率については、平成28年度計画値1.1%に対し、1.24%、平成29年度以降は計画値1.28%に対し、1.33%となる見込みです。後期5か年についても、引き続き1.28%を計画しております。  続きまして、2ページ下段からの財源試算説明に移らせていただきます。  まず、2の1の給水収益については、計画策定時節水機器の普及や企業効率的水使用徹底等により、平成27年度に約30億円あった給水収益令和年度には約28億円となり、2億円程度減少するものと見込んでおりましたが、計画開始から5年間経過し、改めて試算し直した結果、令和年度計画値が約28億円から29億円と1億円上振れ、減少傾向がより緩やかになると見込んでおります。  なお、令和年度については、新型コロナ感染症に伴う水道料金基本料金の減免により、決算見込みは一時的に減少し、27億5000万円程度になると見込んでいます。  続きまして、裏面の3ページを御覧ください。2の2の企業債については、起債対象事業に対する企業債発行割合を50%程度に抑えるなど、計画的な企業債の発行により企業債残高の抑制に努めてまいりましたが、内部留保資金の上振れ等により、後期5か年については企業債発行割合を40%程度まで抑え、さらに企業債残高の抑制に努めてまいります。企業債発行額企業債残高見通しにつきましては、グラフのとおり計画最終年度となる令和年度末現在の企業債残高は当初計画値より4億円減少、平成27年度と比較して約25億円減少し、約109億円になるものと見込んでおります。  続きまして、3ページ下段の2の3、一般会計繰入金及び2の4、国庫補助金については、それぞれ現行の繰出金についての通知や補助基準に基づき計画見直ししております。  最後に、4ページの3、投資・財政計画収支計画)についてですが、これまで説明してきました投資試算財源試算などを反映させたものが投資・財政計画となります。まず1つ目の黒丸の収益的収支及び当年度純損益の見通しについては、当初計画では、水事業の低迷による水道料金収入減少等により、純利益は令和年度に約2900万円と一時的に減少し、令和年度以降は高度浄水処理施設減価焼却が順次終了していくことなどにより、純利益が再び増加に転じると見込んでおりましたが、水道料金収入の上振れに加え、事業費の減等により、当年度純利益は計画値より増となりました。後期5か年についても、当初計画より上振れる見込みとなっております。  なお、令和年度については、新型コロナ感染症に伴う水道料金基本料金の減免により損失を計上する見込みとなっております。  次に、2つ目の黒丸の自己資金補てん財源残高)の見通しについては、当初計画では、経営戦略重点施策である水道施設耐震化老朽化対策などの財源として企業債発行割合を50%程度に抑制し、自己資金を活用することにより、計画最終年度となる令和年度には約4億7000万円まで減少すると見込んでおりましたが、令和年度決算において自己資金計画値10億8700万円に対し、実績値は約11億円上振れ、22億2300万円となりました。また、事業費についても、浄水場等施設における整備費用が抑制できる見込みとなったことなどから、後期5か年については企業債発行割合を40%程度に見直し計画最終年度令和年度には自己資金残高が12億4000万円となると見込んでおります。後期5か年につきましても、前期5か年に引き続き、現行の料金体系料金水準を維持しながら安定経営に努めてまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  これで水道事業経営戦略中間見直し(案)の概要についての説明を終わらせていただきます。 ○戸田龍起 委員長  説明は終わりました。  ただいまの説明について、質問等がございましたら、どうぞ。 ◆安藤なの香 委員  数点確認をさせていただきたいと思います。  まず、1の1、①の浄水場等施設耐震化の図に関しまして、右の図では、計画されている箇所が随分と減っているかなと思います。御説明の中で、静的解析動的解析を行ったことで減っているという説明をしていただいたと思うんですけれども、この静的解析動的解析っていうところと、それをちょっともう少し具体的に教えていただけたらなと思います。 ◎上下水道局 耐震診断の手法なんですけれども、当初、経営戦略を立てる前の時代なんですけれども、水道協会で推奨されていたのは静的解析というもので、一定、解析を全部終わらせましたと。そのときに駄目だというのを計画を立てさせてもらいまして、最初の見直し前の数になっております。で、平成28年頃から水道協会でもうちょっとアップグレードした、詳しくよく分かる手法で動的解析というのを採用してやることも物によってはいいですよっていうふうに改定されましたと、手法の仕方がですね。で、それに基づいてもう一度やった結果がこの結果なんですけども、御質問のところですね、何が違うのかというところで、静的解析という、静かなというものなんですけれども、建物に対して一番強い力をどんとかけますというのが、で、どこが壊れますかっていうのが静的解析というもので、手法でございますと。動的解析、動くっていうほうなんですけれども、それは何が動くかといいますと、力のかけ方を、阪神・淡路の地震の波形が実際ございますと。それを建物に対して実際に本当に揺らしますと。揺らしたときに、どこが壊れますかというところで、実際、建物、コンクリートですけども、少ししなったりしまして、いきなりどおんと力をかけるよりも、実際揺らすと、壊れるところが違ってくるということで、詳しく分かるというところで、駄目だって言われてたやつが、詳しく調べると、大丈夫だということになりまして、今、こういうようになっております。 ◆安藤なの香 委員  分かりました。詳しくありがとうございました。  右側の1の2の①の図も同じ考え方でよろしいでしょうか。 ◎上下水道局 施設は、計画を立てるときには、やっぱり露呈してないで壊れてしまうと、なかなか直すのに時間がかかってしまって、設備を、水を毎日安定的に供給するのに支障が出てしまいますので、どうしても早め早め更新するような計画を立てております。実際、建てたときから5年、6年たってるんですけれども、実際、メンテナンスしてもらってるメーカーさんと私ども、職員が毎日点検しておりまして、実際、物を見て、まだこれ使えるよねということで、まだ更新するの早いよねというのを考えまして、それに基づいて、あと何年使えるっていうのを検討しまして、計画見直した結果、後期も、令和7年の外側に行くような装置もありますし、後ろに持っていけるような計画見直しをさせていただいたっていうのが基本になっております。 ◆安藤なの香 委員  分かりました。ありがとうございます。  その下の路の計画的な更新というところに関して、ちょっともう一つ最後に質問させていただきたいんですが、この路というのは、伊丹市ではどのぐらいの長さがあるのでしょうか。 ◎上下水道局 伊丹市の浄水場から各家庭にお配りする配水と申し上げるんですけども、それが大体540キロメートルぐらいです。伊丹から東京ぐらいまでの距離になってます。 ◆安藤なの香 委員  540キロメートルぐらいあるということは、年間7000メートル更新するということで、耐用年数的にはどのぐらいのものになりますでしょうか。 ◎上下水道局 この計画の中で、2ページ目の中間のところ、路の計画的な更新のところに、右側のとこで78年周期って書かせてもろうてるんですけども、現在の伊丹市の配水については一応80年までは使えるということで、これまでの路更新の経験であったり、いろんなデータから80年ということを導き出しておりまして、それ以内で更新をかけるというふうに考えております。 ◆安藤なの香 委員  80年は使えるんだけれども、78年周期で更新していくということで理解させていただきました。ありがとうございます。以上です。 ◆竹村和人 委員  1ページの重要路線整備延長耐震化、②の話のとこなんですけど、前期でたくさん先行してされたように見受けるんですが、後期で8000メートルで金額が増えるんですけど、短い割には金額が上がるというか、そういう要素があるんですかね。計画、これどういうことですか。 ◎上下水道局 距離が短くなって金額が上がると、大体20%、30%ぐらい上がってるんですけども、まず最低制限価格、入札の際の最低制限価格というのが近年ちょっと上がっておるのがまず1点です。 ◆竹村和人 委員  何が上がってるんですか。 ◎上下水道局 最低制限価格です。 ◆竹村和人 委員  工事費ね。 ◎上下水道局 はい。で、下限値あたりで入札される方が多いので、多めに見込んどく必要があるということで、あともう1点が、近年、特に東日本大震災以降なんですけども、水道の積算のときの経費率が見直されて、上がってしまってるというのがもう1点と、あと人件費とか材料費も上がってきてまして、かなりちょっと大幅な上昇があるので、それを見込んどかないと、ちょっと目標達成できないということで、ちょっと上げさせていただいてるとこでございます。 ◆竹村和人 委員  そういう震災等の影響とか、物とか、人件費が上がり、これ計画するときもある一定、上がるっていうのも計算されてたけども、それ以上に上がる傾向に今はあるということでいいんですかね。 ◎上下水道局 前期につきましては、一定、委員おっしゃるように、見込んでおりましたけども、大体見込みどおりの範囲で、ほぼ予定どおりに、若干増えてますけど、延長が増えてる分だけ増えてる分になるんです。ですけど、後期はもう既にもう上昇になってきてますので、その予測も含めて、こういう見込みでさせていただいてます。 ◆竹村和人 委員  さっきも周期のお話があったと思うんですけど、大体これ2つ足したぐらいが重要な路線になると思うんですけど、その周期的にはどんな感じで考えてはるんですかね。 ◎上下水道局 先ほど周期の説明させていただきまして、路全体見たときには、78年周期でさせていただいてます。今回、路全体のうちの避難所までの重要路線というのは90.5キロあるんですけども、今回はこれ路更新と同時にするんですけど、耐震化ですので、古い耐震に替えていくということで、周期という考え方よりは、もう一回耐震化をしてしまいますと、耐震化率上がっていきます。で、次、また100年後ぐらいにこれを更新するとなると、耐震化率は変わらないですけども、ということで、今、耐震化できてない部分を令和7年、71.2%まで引き上げていきたいと。当然、100%を目指していくわけですけども、一気になかなかいきませんので、順次やっていきたいと思っております。 ◆竹村和人 委員  を替えることによって耐震化になるのと、今あるやつをまた耐震にするっていうふうには聞き取れたんですけど、どう違うんですか。 ◎上下水道局 今、古くなってきてる耐震性がまずないということで、最近更新した耐震更新してますので、耐震性がもつということで、耐震性のあるはまだ古くなってないですので、更新対象になってないというところです。 ◆竹村和人 委員  2ページ側の配水の件も上がってるんやけども、そういう考え方で上がってるということで理解をしときます。ありがとうございます。  先ほど4ページの辺りで説明あったんですけど、令和7年ぐらいまで何かうまいことお金があるので、今の値段でいけそうみたいなお話やったんです。それは、値上げしないということでいいんですか。 ◎上下水道局 今の今回出させていただいた令和7年までの経営戦略の期間中については、料金値上げについては考えておりません。 ◆竹村和人 委員  以上です。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───  それでは、この案件については終了いたします。     ──────── ◇ ────────    「伊丹下水道事業経営戦略中間見直し」(案)について ○戸田龍起 委員長  次に、伊丹下水道事業経営戦略中間見直し(案)について説明をお願いします。 ◎上下水道局 まず初めに、配付資料の確認からさせていただきます。  水道と同じなんですけども、1枚目に、伊丹下水道事業経営戦略中間見直し(案)【概要版新旧対象と書かれたもの、2枚目に、伊丹下水道事業経営戦略中間見直し(案)【概要版】となっております。資料のほうは、よろしいでしょうか。  それでは、1枚目の【概要版新旧対照と書かれた資料により説明させていただきます。  下水道事業水道と同様に、経営戦略策定後5年目を迎え、経費率見直し等社会情勢の変化やストックマネジメント計画策定及び雨水整備計画見直し等による事業内容の再検討により、当初の計画事業費等に増減が生じてきているものがあることから、令和年度からの後期5か年計画見直し案を作成しましたので、説明させていただきます。  下水道事業水道同様、経営戦略に掲げる基本理念基本目標重点施策等見直しをしていないため、今回説明は割愛させていただきます。  初めに、1ページ上段の投資・財政計画、1、投資試算についてですが、下水道事業渠の長寿命化対策ポンプ場長寿命化対策及び浸水対策の3事業重点施策として設定しています。その重点施策渠の長寿命化対策のうち、1つ目の汚水渠について説明いたします。  まず、渠調査業務の実施については、前期5か年が入札残等により、事業費計画値より1170万3000円の減となる見込みです。後期5か年は、令和年度ストックマネジメント計画の変更に伴う見直しにより、事業費計画値より1425万1000円の増となる見込みです。  次のストックマネジメント計画策定については、前期5か年が計画変更を職員により実施したことにより、事業費計画値より1000万円の減となりました。後期5か年は、令和年度雨水事業と併せて第2次ストックマネジメント計画策定する予定で、事業費計画値と増減はありません。  渠更生工事の実施については、前期5か年が国の補正により事業前倒し等により、事業費計画値より1億5553万2000円の増となる見込みです。後期5か年は渠調査業務と同様に、計画変更に伴う実施内容見直しにより、事業費計画値より7億9951万円の減となる見込みです。  次に、1ページ下段の雨水管渠について説明いたします。  渠調査業務については、前期5か年が平成29年度ストックマネジメント計画策定に伴う実施内容見直しにより、事業費計画値より3848万8000円の減となる見込みです。なお、令和元年度及び2年度主要幹線39キロメートルの老朽度調査を実施しており、今後はその改築を優先させることから、後期5か年は新たな調査業務は実施しないこととし、事業費計画値より1億円の減となる見込みです。  ストックマネジメント計画については、前期5か年が平成29年度に実施した雨水管渠及びポンプ場の第1次ストックマネジメント計画策定における入札残により、事業費計画値より792万3000円の減となりました。後期5か年は、令和年度汚水事業と併せて第2次ストックマネジメント計画策定する予定で、事業費汚水事業と案分した結果、計画値より1000万円の減となる見込みです。  水路の更生工事の実施については、前期5か年が社会的影響度の高い中央地区の改築を優先した結果、事業費計画値より6826万7000円の減となる見込みです。後期5か年は、計画策定に伴う実施内容見直しにより、事業費計画値より3520万2000円の減となる見込みです。  続きまして、2ページの上段、重点施策2つ目ポンプ場長寿命化対策について説明いたします。  前期5か年において、鶴田雨水ポンプ場の建物及び機械、電気設備の改築更新工事が完了し、その他ポンプ場についても平成29年度策定したストックマネジメント計画に基づき当初計画から実施内容見直した結果、事業費計画値より7億1816万2000円の減となる見込みです。後期5か年についても、計画に基づき実施内容を精査した結果、事業費計画値より9億8840万円の増となる見込みです。
     次に、2ページの中段、重点施策3つ目の浸水対策について説明いたします。  金岡川改築については、前期5か年が尼崎市が実施することになっている庄下川改築工事が完了していないため、金岡川改築工事に着手できず、事業費計画値より1億1000万円の減となりました。後期5か年は、令和年度に実施、詳細設計、令和年度工事費の一部を計上したことにより、事業費計画値より3億6000万円の減となる見込みです。  雨水幹線等整備事業については、前期5か年が梅ノ木地区雨水管渠蓄蔵工事を実施しており、実施設計の結果、事業費計画値より1億3129万4000円の減となりました。後期5か年は船原地区及び鈴原地区の整備を予定しており、事業費計画値より760万円の減となる見込みです。  貯留施設整備については、前期5か年が平成28年度に実施した雨水整備計画見直しに伴う超過降雨対策整備方針の変更により、阪急伊丹駅周辺地区及び瑞穂・広畑地区の雨水調整池築造工事を実施しており、事業費計画値より4億346万6000円の減となる見込みです。後期5か年は、瑞ケ丘2号雨水調整池から昆陽池への導水整備をもって超過降雨対策整備が完了することから、事業費計画値より8億9690万円の減となる見込みです。  続きまして、2ページ下段からの2、財源試算説明に移らせていただきます。  まず、2の1の下水道使用料については、計画策定時節水機器の普及や企業効率的水使用徹底等により、平成27年度に約25億円あった使用料収入が令和年度には約23億円となり、2億円程度減少するものと見込んでおりましたが、計画開始から5年間経過し、試算し直した結果、令和年度計画値が約23億円から24億円と約1億円上振れ、減少傾向がより緩やかになると見込んでおります。  なお、令和年度については、新型コロナ感染症に伴う減免により、決算見込みが一時的に減少し、22億7000万円程度になると見込んでおります。  続きまして、裏面の3ページを御覧ください。2の2の企業債については、ストックマネジメント計画策定雨水整備計画見直し等により大幅に事業内容を変更したことにより、企業債発行額が前期5か年は13億9470万円の減、後期5か年は6億2630万円の減となりました。ただし、計画期間中は毎年度約20億円を超える企業債の償還が見込まれているため、原則起債対象事業に対する企業債発行割合は100%充当で見込んでおります。企業債残高見通しにつきましては、グラフのとおりですが、計画最終年度となる令和年度末の企業債残高は当初計画値より約12億円減少、平成27年度と比較して約172億円減少し、約190億円になるものと見込んでおります。  続きまして、3ページ下段の2の3、一般会計繰入金(汚水)及び4ページ上段の2の4、国庫補助金についてですが、それぞれ現行の繰出金についての通知や補助基準に基づき計画見直ししております。  最後に、4ページ中段の3、投資・財政計画収支計画)についてですが、これまで説明してきました投資試算財源試算などを反映させたものが投資・財政計画となります。まず、1つ目の黒丸の収益的収支(汚水)及び当年度純損益の見通しについては、当初計画では使用料収入は減少するものの、支払い利息の減少等により、毎年度約3億円の純利益を確保すると見込んでおりましたが、使用料収入の上振れに加え、企業債発行額の減に伴う支払利息の減等により、当年度純利益は計画値より増となりました。後期5か年についても、当初計画より上振れる見込みとなっております。  なお、令和年度については、新型コロナ感染症に伴う下水道使用料の基本使用料の減免により、純利益は一時的に減少する見込みとなっております。  次に、2つ目の黒丸の自己資金補てん財源残高)の見通しについては、当初計画では、令和年度からの4年間については一時的な資金不足が発生するため、他会計借入金を充当する見込みでしたが、平成28年度からの3か年で当年度純利益が約4億円上振れしたことにより、資金不足は解消されました。さらに令和年度以降は減価焼却費が企業債償還金を上回るため、自己資金の増加を見込んでおります。後期5か年につきましても、前期5か年に引き続き、現行の使用料体系、使用料水準を維持しながら安定経営に努めてまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  これで伊丹下水道事業経営戦略中間見直し(案)の概要についての説明を終わらせていただきます。 ○戸田龍起 委員長  説明は終わりました。  ただいまの説明について、質問等がございましたら、どうぞ。 ◆安藤なの香 委員  2点ほど確認させていただきたいと思います。  資料1ページの③渠更生工事の実施のところで、後期計画が17.5キロメートルから10キロメートルに減っている、この理由としては何が上げられるのでしょうか。 ◎上下水道局 当初、3.5キロメートルを年間予定してたんですが、調査を実施した結果、それほど傷んでないということで、年間2キロに変更したことにより、17.5キロメートルから10キロメートルに変更になりました。 ◆安藤なの香 委員  傷んでなかったというところで、実施のキロメートル数が変わったっていうことですね。はい、分かりました。ありがとうございます。  続いてなんですが、2ページの上段にありますポンプ場長寿命化対策ポンプ場更新計画のところなんですが、右側の図で3つの地区が追加されているのかなと思うんですけれども、その理由を教えてください。 ◎上下水道局 経営戦略策定時当初は、各施設ごとに長寿命化計画というのがあったんですが、国の制度が平成28年度ストックマネジメント計画に変更になりまして、ストックマネジメント計画といいますと、下水道施設、ストックを全て一体化で優先度をつけて改築していきなさいよという国の制度になりまして、もともと3施設、三平、北河原、渕のポンプ場は入ってなかったんですけど、それら全ての施設を一体として優先順位をつけて改築していきなさいという国の指針に変更になりましたんで、追加しております。 ◆安藤なの香 委員  国の制度や方針が変わったというところで、理解させていただきました。ありがとうございます。以上です。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───よろしいですか。  ございませんので、それでは、この案件については終了いたします。  ここで暫時休憩をいたします。 〇休 憩 〇再 開 ○戸田龍起 委員長  休憩を解いて会議を続けます。     ──────── ◇ ────────    「伊丹都市計画マスタープラン」(案)のパブリックコメントの実施について ○戸田龍起 委員長  次に、伊丹都市計画マスタープラン(案)のパブリックコメントの実施について説明をお願いします。 ◎都市活力部 伊丹都市計画マスタープランパブリックコメントの実施につきまして御説明させていただきます。  資料はA3のもので、伊丹都市計画マスタープラン(案)のパブリックコメントの実施と書かれた1枚物、それと、A3サイズで2枚をホチキス止めしております概要版、それと、A3サイズ、ホチキス止めしております都市計画マスタープラン(案)の本編でございます。  1枚物の資料を御覧ください。初めに、都市計画マスタープランでございますが、市が定める個々の都市計画の方針となるものでございまして、市の総合計画や兵庫県が策定いたします都市計画区域マスタープランに即して定めるものとされてございます。本市では、平成9年に都市計画マスタープラン策定以降、上位計画の改定や社会情勢の変化などを受けまして、平成16年、平成23年と2回改定を行ってきております。今回が3回目の改定となります。パブリックコメントの実施につきましては、先週の月曜日、2月22日付で議員の皆様に配付させていただいたところでございますが、3月8日から4月6日の30日間、パブリックコメントの募集を行います。  それでは、計画案について御説明いたします。  A3サイズの概要版を御覧ください。都市計画マスタープランは、9章立てとしてございます。このうち2ページ目の第4章までを第1部、全体構想といたしまして、昨年9月11日の都市企業常任委員協議会中間報告させていただいております。3ページの第5章から第7章を第2部、地域別構想、第8章、第9章を第3部の都市づくりの推進方策として、今回取りまとめたものでございます。  1ページにお戻りください。中間報告させていただいたものから少し表現や体裁を整えてはおりますが、内容についての変更は行ってございません。第2章、目指すべき都市像に記載しておりますとおり、今後迎える人口減少と市域における人口偏在への対応、公共施設・公共インフラの老朽化と更新、周辺市と差別化する都市魅力の充実・強化、公民連携・地域自治に向けた仕組みづくりとの課題認識の下、伊丹らしい暮らしやすさや魅力を育み、持続させていくまちを都市づくりの目標に掲げております。  都市づくりの目標の実現に向け、成熟社会に対応した都市構造、適正・合理的で持続可能な土地利用、資源をいかした魅力ある都市空間・環境を市民・事業者が主役となった公民連携の下、進めていくものとしてございます。  都市構造では、都市機能が集積する拠点としての都市核、日常の暮らしの持続性を支える地域拠点、都市の骨格となる都市軸、自然的環境等を保全し、潤いある魅力を増進するための拠点となる自然アメニティー核、水とみどりがネットワークする自然アメニティー軸による都市構造の確立を図ることとしております。  土地利用では、都市の持続的発展の見地から、適正かつ合理的で持続可能な土地利用を進めていく必要があり、住宅地、商業・業務地、工業地、自然・緑地・農地を位置づけ、それぞれの土地利用の目標に向け、充実を図ることとしてございます。  都市空間・環境では、貴重な自然的資源や歴史的資源などが残されており、これらの地域資源や環境を次世代に引き継いでいくとともに、まちづくりの中で生かしながら、都市の個性や魅力づくりを進めていきます。  2ページ目を御覧ください。第3章、ターゲット別都市づくり方針では、課題解決型の都市づくり方針ではなく、伊丹市の持つ強みを発揮して、機会を捉えた都市づくりを進めるという観点から、横断的な視点で子ども・子育て家庭にやさしい都市づくり、歩いて暮らせる都市づくり、産業が元気な都市づくりの3つのターゲットを設定し、それぞれの方向性を記載してございます。  第4章、部門別都市づくり方針では、都市づくりに関連する部門ごとにその方向性を示したもので、ターゲット別都市づくり方針とともに連動しながら、都市基盤、都市交通、自然・みどり、環境都市づくり、都市景観形成、市街地整備・誘導、都市防災の各分野において着実に都市整備・誘導を図っていくこととしてございます。  3ページを御覧ください。ここからが中間報告以降の内容になります。第5章で、地域別構想の考え方を記載しております。これまで本市の都市計画マスタープランでは、市域を3地域に分け、それぞれの地域別方針を示すとともに、特定の都市機能が集積する特徴ある区域をゾーンとしてゾーン別方針を示してきました。本市においては、面的な都市基盤整備はおおむね完了しており、全域が市街地で、連続して形成されておりますことから、比較的コンパクトな市域をあえて地理的に分割して、それぞれのまちづくりの方針を示す必要はないと考え、これまで地域別方針で記載していた内容につきましては、必要なものを全体構想の土地利用の方針、あるいは都市機能の集積に着目したゾーン別方針に位置づけることとしております。また、平成30年3月に市民による主体的なまちづくりを推進することを目的に、地域自治組織の設立等に関する条例が制定され、小学校区単位でのまちづくりが制度化しましたことから、都市計画マスタープランの地域別方針として、地域自治組織が策定する地域ビジョンと連携した都市づくりを行うこととしております。  第6章、地域別都市づくり方針では、地域ビジョン策定のプロセスにおける連携としまして、地域ビジョン策定に当たっての都市計画に関係する情報提供、助言を行うことや、地域ビジョン策定過程で上げられる地域課題の都市づくり面でのフィードバックすることなどを記載しており、地域の都市づくりに関連する活動に対する各種支援策として都市基盤整備における意見交換の場づくり、協働による維持・管理や場所の活用、建物などのルールづくり、まちづくり活動の支援、都市計画の提案制度を記載してございます。  第7章、ゾーン別都市づくり方針では、商業、業務、都市交通、歴史文化施設などの機能が集積しております中心市街地をにぎわい交流ゾーンとして「4極・2軸から面に広げ、歴史・文化に親しみながら暮らし・活動が楽しめる 歩いて楽しいまちなかづくり」を目指すこととしております。行政、福祉サービスなどの機能が集積しております市役所周辺を市民ふれあいゾーンとして、「市役所の再整備を契機とした行政・福祉サービス拠点の充実・強化と、自然的環境を活用した健康で快適な都市づくり」を目指すこととしております。生産、流通施設、さらに猪名川、伊丹スカイパークなど、憩いの空間が集積している猪名川・空港周辺をいきいき生産ゾーンとして、「空港に隣接し猪名川の自然アメニティ空間やレクリエーション拠点を活用した住工共存とうるおいある都市づくり」を目指すこととしております。  次に、第8章、都市づくりの推進方策では、これからの安定した成熟社会の時代においては、都市づくりの主役が行政から市民、事業者へ移りつつあること、あるいは既存施設の利活用など、合理的で効率的な事業の推進が求められていることから、都市づくりへの理解の促進と関心を持つ機会の拡大、公民連携の都市づくり、総合的・統合的マネジメントによる都市づくりを推進していくこととしております。  最後に、第9章、進捗の評価と都市計画マスタープラン見直しでは、都市計画マスタープランに基づく取組が伸長しているかどうかについて、ターゲット別都市づくり方針などの状況を把握することとしております。また、都市計画マスタープランの目標年次は8年後の令和10年、2028年としておりますが、上位計画であります総合計画都市計画区域マスタープランの変更、あるいは社会経済情勢の変化などにより、必要が生じれば、見直しを行うこととしております。 ○戸田龍起 委員長  説明は終わりました。  ただいまの説明について、質問等がございましたら、どうぞ。 ◆北原速男 委員  説明ありがとうございました。  1点ちょっと確認なんですが、こちらの資料もいいですか。この22ページなんですけどもね、ここに都市核という、1項目にありまして、で、ちょうど真ん中辺りですけども、阪急伊丹駅からJR伊丹駅にかけての中心市街地のことについて触れられています。で、市役所、それから警察署、保健所等の行政サービス施設っていうふうにも書かれてますけども、整備・誘導を図りますと。ここに兵庫県の阪神北県民局と阪神南センターでしたっけ、あれの統合がほぼ決まって、あと2年後でしたかね、そのもう整備されるということも聞いておりますので、ここのところが漏れたのかな、あえて触れなかったのかなということを思ったりもしましたけども、そこのところはまだ決まってないから、書いてないということなんでしょうか。 ◎都市活力部 御指摘のとおり、阪神北県民局と南センターが統合して、こちらで建物建てられるということで聞いております。それにつきましては、本編89ページに、ゾーン別の方針で表現は若干させていただいておりまして。これの四角2つ書いておりますが、下のほうに特記させていただいてるところでございます。 ◆北原速男 委員  なるほど、分かりました。ありがとうございました。そこのところで当然、どちらかといえば、この阪神間で伊丹がある意味では中心的な位置づけになろうかというふうに思っております。ただ、そこのところはこれからの取組次第だと思いますので、何かが兵庫県との連携ですね、これを警察なんかはもう機密に道路とか信号とかの関係でされておりますけども、具体的な、これからですけども、県との関係でね、伊丹だけではなくて、その周辺も含めたところを伊丹市が担うような、そういう取組も必要かなと思うんですけども、このことについては、もちろんこの段階では盛り込めないと思うんですけども、これからの話合いとか、あるいは、逆に県からアクションとか、そういう動きっていうのは今現時点ではあるんでしょうか。 ◎都市活力部 機能そのものが伊丹庁舎に集約されるということについては、新聞報道等でもなされてるとおりかと思います。具体的に建物を建ててということになりますので、その辺りの建物の協議なんかは順次進めさせていただいてるところでございます。 ◆北原速男 委員  分かりました。ありがとうございます。この部局がどちらかといえば政策になるのかなというふうなことを思いながら、今、聞いたんですけども、また今後とも連携をしていただきながら、よりよい伊丹をつくっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆吉井健二 委員  空き家対策でちょっとお話ししたいんですけども、やはり空き家がとことことあるんです。そういうところでちょっと周りの人とか、それから、ごみとかの関係で、どうしても空き家のところの方がやはり、どういう形の中でその人たちに危惧したらいいのか、周りの人も困ってるとこもありますし、ごみについては、特に皆さん、ぴりぴりしてるとこなんですけども、空き家対策、ちょこっと広報にも書いてあるんですけど、なかなか前へ進んでないような感じなんですけども、どういう対策されて、税金のこともあるでしょうけども、どういう対策されてるか、お伺いします。 ◎都市活力部 空き家対策につきましては、空家等整備計画の中で、委員おっしゃるとおり、徐々にではありますが、伊丹市、空き家の件数は増えていってるところではございます。ただ、周辺市に比べましても、まだまだ流通があるというところもございますので、今後はその流通をできるだけ促進する方法を検討しておりまして、できるだけ空き家を発生させないという方向でを検討を進めているとこでございます。 ◎大西俊己 都市活力部長  補足で説明させていただきますけれども、過日、空家等対策計画策定いたしまして、パブリックコメントを実施いたしまして、その結果に関しまして、議長の許可をいただく中で、皆さんのほうにも配付という形で通知させていただいたことと思います。主な内容といたしましては、その計画策定につきましては、空き家になってからどうだというふうなことを対応する前に、空き家になる前の対策として、将来的に相続でありますとかということを示したものを家族全体で情報を共有しようじゃないかということで、空き家のプランというふうな、おうちのプランでしたかね、そういうのをつくって、皆さんで共有しようということで進めてまいりたいということでございますので、お手元のほうにまた資料が届いてるかと思いますので、また御覧いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆吉井健二 委員  空き家といえば、もう何年も本当に住んでない方がおられますし、隣の方も高齢になってくると、やはりどうなるんやろうという形の中、そして、あとは、ごみを捨てられる場所にもなってしまうという、こういった悪循環やっぱり湧くわけですね。だけど、私もごみステーションのことについてちょっと話もしたんですけども。結局は市としては、そこをごみステーションの買手がほしいと言うてるんですね。例えば結構屋根もあって、ただ人が住んでないだけなんですよ、そこ。だけど、いろんなものが入ってくる、鳥も含めてですけども。そういうところあれば、空き家というのは、今言われるとおり、早いこと処分じゃなくて、やっぱり所有者と話ししながら、どういう形を取ったら一番いいんでしょうかということをやはり市のほうからでも打診してもらうことができないんかなということで、ごみの係のほうでも言うたんですけど、なかなかそこまではいかへんということも聞いてますんで、その対策として何かええのがあるかなといって、今お伺いします。 ◎都市活力部 空き家に関して、おっしゃるとおり、地域のごみが集まってきたり、あることに対して近隣の方に迷惑かけるということでも御相談を受けたりすることは多々ございます。ただ、空き家についても、昨今、近隣との関係が希薄になってるというところが一つの原因と考えておりまして、やっぱり近隣のネットワーク、近所の方でみんな、見守りながら、空き家が発生したら、すぐにその対応を相談いただくというふうな、そういうネットワークづくりというのも空き家対策の一つと考えておりますので、今後、空き家を発生させない、空き家が発生しても、すぐに対応できる、そのような啓発を進めていってまいりたいと考えております。 ◆吉井健二 委員  本当におっしゃるとおりなんですけど、なかなかやっぱり、空き家だからね、私たちがいないですよね。ふだんいないんで、ほんで、市のほうに言うたら、違う、もう空き家に対しては手は出せないということしか返事返ってこなかったんで、ごみステーションについても、本当に空き家という、隣の人ももう高齢化なんですね。隣の人ももう高齢化されて、なかなか空き家、その隣との連絡も何もなしですといって、そのぐらい知らないんですよ、どこ行かれたんも分からないという。だから、知られてんのは、やっぱり市が空き家からどこの地域へ行かれたかという、そういう情報ぐらいも個人情報としては出せないものなのか。地域にとっては空き家として便利さを使うということもありますし、逆に言えば、犯罪にも使われる可能性もあるし、だから、そういうところは地域の人たちが見るということも大事かなと思ってるんですけどね。だから、早くやはり空き家対策としては、やはり空き家を出られた方に対して、やはりこういうことも、不便なこともありますけども、やはり地域から考えると、犯罪にもつながる可能性もあるんで、小さいかもしれませんけども、そういうとこも含めて、何か方法ないかなと思って今日は質問させていただきました。 ◆竹村和人 委員  3ページの第7章、ゾーン別都市づくり方針というところで3つ、今、御紹介していただきました。1のにぎわい交流ゾーン、中心市街地なんだけど、特に大きく何か変わるものっていうのを何か考えてはるんですか。何かつくるとか、今、既にこういう形でなってるようには思うんですけど、何か特別何考えておられるようなものがあるんでしたら、教えていただけますか。 ◎都市活力部 新たに何かしていくというのは、都市計画マスタープランそのものが都市計画の基本的な方針ということになりますので、具体的な事業をこの中で落とし込むというものではございませんので、表現はしておりませんが、都市計画審議会からも、まちづくりについては連続して進んでいるので、これまでのものを引き継いでやっていくということを初めの目標の中でも書かせていただいておりますとおり、そういう方向性で書かせていただいております。  今回、この中で特に変わったといいますのは、歩いて楽しいまちなかづくりということで、そういう景観面もそうですし、今、電線無電柱化の工事なんかをしてる路線もございますので、そういうものを含めまして、歩いて楽しいまちづくりの方向性を進めていきたいとは考えております。 ◆竹村和人 委員  分かりました。そういう形でやるということですね。 ◎都市活力部 はい。 ◆竹村和人 委員  3番のいきいき生産ゾーン(猪名川・空港周辺)っていうところのこの猪名川の河川敷も、そういう形で前から引き継いで今回も載せたという形で理解していいんですかね。 ◎都市活力部 おっしゃっていただいてるとおりでございます。 ◆竹村和人 委員  分かりました。結構川沿いって、このあたりは川の土手とかもいろいろあるんですけど、なかなか何かきれいな感じでもなく何もないというような感じもするんですけど、何かイメージ的には武庫川のように、何か自転車レーンができたりとか、歩いて進めるような、そういう形ではないんですよね、これね。 ◎都市活力部 このゾーン、エリアそのものにつきましては、基本的に流通施設でありますとか、製造事業者が建てるところでございまして、引き続きそういう工業系用途地域を活用しながら、また、比較的農地も多く残っておりまして、生産緑地の指定も受けておりますことから、生産緑地の維持も図っていきたいということで、生産というところで、そういう製造業系の生産と農業の生産、緑地の生産というものをかけまして、いきいき生産ゾーンとしてまちづくりを進めていきたいということで書かせていただいてるところでございます。 ◆竹村和人 委員  分かりました。そういうことですよね。了解しました。 ○戸田龍起 委員長  ほかにございませんか。───ございませんね。  それでは、これをもちまして散会といたします。              以   上  伊丹市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。  令和  年  月  日  都市企業常任委員協議会      委員長   戸 田 龍 起...