明石市議会 2022-06-22
令和 4年文教厚生常任委員会( 6月22日)
令和 4年
文教厚生常任委員会( 6月22日)
文教厚生常任委員会記録
令和4年6月22日(水)
於 大会議室
-----------------------------------
〇出席委員(8人)
井藤圭順委員長 尾倉あき子副委員長
灰野修平委員 竹内きよ子委員 飯田伸子委員
楠本美紀委員 坂口光男委員 出雲晶三委員
〇欠席委員
な し
〇出席説明者
佐野統括理事 北條教育長 大島福祉局長 違口感染対策局長
永富こども局長 村田教育局長 多田生活支援部長
春田高齢者総合支援部長 長田子育て支援部長
藤城こども育成部長
田中明石こどもセンター所長 ほか所管各局の室長・次長・課長
〇請願者
頓田幸平
〇議事
(1) 感染対策局、こども局関係
① 所管事務報告
ア
感染対策局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
イ
こども局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
② 付託された議案の審査
議案(1件)
議案第55号 令和4年度明石市一般会計補正予算(第3号)・・・・・・・・ 9
③ 報告事項(4件)
ア
地方独立行政法人明石市立市民病院の経営状況(2022年度事業
計画)の報告について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
イ 明石市
新型コロナワクチン接種事業の実施状況について・・・・・・・・・・・・22
ウ
新型コロナウイルス感染症の対応について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
エ 市立幼稚園の
幼稚園型認定こども園拡充について・・・・・・・・・・・・・・・・・・31
④その他
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38
(2) 福祉局、教育委員会関係
① 所管事務報告
ア
福祉局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39
イ
教育委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40
② 付託された議案・請願の審査
ア 議案(4件)
議案第51号
明石市立発達支援センター条例及びふれあいプラザあ
かし西条例の一部を改正する条例制定のこと・・・・・・・・・・41
議案第55号 令和4年度明石市一般会計補正予算(第3号)・・・・・・・・42
議案第58号
明石市立明石商業高等学校福祉科棟建設工事請負契約
のこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43
議案第59号 令和4年度明石市一般会計補正予算(第4号)
〔分割付託分〕・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48
イ 請願(1件)
教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度を堅持するための2023
年度政府予算に係る意見書採択の
請願・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51
③ 報告事項(3件)
ア
明石市立総合福祉センターの
次期指定管理者候補者の選定について・・57
イ ふれあいプラザあかし西及び明石市立高齢者ふれあいの里の次期指
定管理者候補者の選定について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58
ウ
明石市立木の根学園の
次期指定管理者候補者の選定について・・・・・・・・62
④その他
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66
(3) 閉会中の
所管事務調査事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72
午前9時57分 開会
○井藤圭順委員長 ただいまから
文教厚生常任委員会を開会いたします。
議事に入ります前に、既に6月9日、福祉局・こども局関連で本委員会を開会しておりますけれども、新体制となって最初の定例の委員会でございますので、正副委員長から一言御挨拶させていただきます。
今年度、
文教厚生常任委員長を務めます井藤でございます。尾倉副委員長と共に全力で務めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
本委員会は、
新型コロナウイルス感染症の最前線で市民を守ってくださっています感染対策局をはじめ、こどもを核としたまちづくり、すべての人にやさしいまちづくりの中核をなす委員会でございますので、市民のためにしっかりと頑張っていきたいというふうに思っております。
いろいろな議案、報告等、たくさんある委員会ではございますけれども、委員各位の皆様をはじめ、理事者の皆様、議会局の皆様、1年間どうぞよろしくお願いいたします。
続いて、委員の自己紹介をお願いしたいと思います。
飯田委員から時計回りでよろしくお願いいたします。
○飯田伸子委員 公明党の飯田伸子です。よろしくお願いいたします。
○竹内きよ子委員 明石かがやきネットの竹内きよ子でございます。よろしくお願いいたします。
○楠本美紀委員 日本共産党の楠本美紀です。どうぞよろしくお願いします。
○出雲晶三委員 大路会の出雲です。よろしくお願いします。
○灰野修平委員 自民党真誠会の灰野です。よろしくお願いいたします。
○坂口光男委員 自民党真誠会の坂口です。よろしくお願いします。
○井藤圭順委員長 続きまして、理事者を代表して佐野統括理事より御挨拶頂きたいと思います。
佐野統括理事。
○佐野統括理事 おはようございます。統括理事の佐野でございます。
新年度、新たな体制となりました
文教厚生常任委員会でございますので、理事者を代表して一言御挨拶申し上げます。
この委員会では、福祉、介護、そして子育て支援ですとか、児童の健全育成、教育、保健衛生、そして感染症対策まで、市民の皆様のまさに命と暮らしを支えるものにつきまして御審議をいただきます。
新型コロナ感染症の拡大により、様々な影響が出ておりまして、また、今後の状況もまだ見通せない中ではございまして、生活困窮ですとか健康面の課題、そして、孤独・孤立問題など課題も顕在化しております。
引き続き、新型コロナ感染症への対応をしっかりと行いつつ、保健と福祉、教育の様々な課題につきまして、委員の皆様と共有させていただき、御意見・御議論を賜りまして、市民の方のためにより一層の施策の推進に努めてまいりたいと考えております。1年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○井藤圭順委員長 挨拶は終わりました。
それでは議事に入ります。
感染対策局、こども局関係の審査です。
所管事務報告をお願いします。
違口感染対策局長。
○違口感染対策局長 感染対策局長の違口でございます。
私のほうから、感染対策局に係る所管事務につきまして、報告をさせていただきます。
所管事務報告書の21ページをお開きください。
感染対策局の組織編制でございますが、記載のとおり、2室とあかし保健所5課で構成をしております。
所管区分でございますが、あかし保健所長は保健所を所管しております。局の所管事務につきましては、記載のとおりでございます。
各室等の所管事務でございますが、22ページをお願いいたします。
まず、感染対策統括室でございますが、本年度に予定する主要事務事業は、引き続き
新型コロナウイルス感染症の拡大防止に取り組むために、その対策に係る総合調整並びに医療物資の供給支援や、医療機関との連携強化をしてまいります。
その他の報告事項でございますが、
新型コロナウイルス感染症に関する正確な情報発信を継続するとともに、関係機関との連携や市民への感染症対策への徹底、不安軽減に取り組んでまいります。
次に、
コロナワクチン対策室でございますが、本年度に予定する主要事務事業につきましては、これから4回目の接種が始まりますが、市民に対してワクチンの接種を円滑に実施できるようにするとともに、接種に関する情報提供を行ってまいります。また、専用ダイヤルや相談窓口など、相談受付体制の充実に努めてまいります。
その他報告事項でございますが、明石市医師会などと連携しながら、ワクチン接種による副反応が発生した場合に備えて、万全の体制を整備してまいります。
23ページをお願いいたします。
最後にあかし保健所でございますが、本年度に予定する主要事務事業について、1点目でございますが、
新型コロナウイルス感染症に対応するため、十分な検査体制を確保するとともに、入院病床の確保や往診及び陽性者外来治療等の在宅療養体制の拡充を図ってまいります。
次に2点目ですが、
地方独立行政法人明石市立市民病院の業務運営に関する中期目標につきまして、現行の第3次中期目標期間が今年度末に終了するため、第4次の中期目標の策定をしてまいります。
2つ飛びまして5点目、コロナによる影響が懸念される、ひきこもりや自殺対策でございますが、4月に明石市ひきこもり相談センターを設置しておりまして、ひきこもりはもとより自殺対策の強化など、総合的な相談支援体制の充実を図ってまいります。
その他報告事項でございますが、
新型コロナウイルス感染症をはじめとする感染症対策を進めていくに当たり、明石市立市民病院をはじめ、市内医療機関や関係機関と協力・連携を図ってまいります。
感染対策局の所管事務報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○井藤圭順委員長 永富こども局長。
○永富こども局長 こども局長の永富でございます。
続きまして、こども局の所管事務について御説明させていただきます。
所管事務報告書24ページを御覧ください。
始めに、組織の編制でございますが、記載のとおり、こども局は2室1センターで構成をしております。
部長の所管区分につきましては、子育て支援部長が子育て支援室を、こども育成部長がこども育成室を、
明石こどもセンター所長が
明石こどもセンターをそれぞれ所管しております。局の所管事務は記載のとおりでございます。
25ページをお願いいたします。
次に、各室の主要事務事業でございます。まず、子育て支援室でございますが、本年度に予定する主要事務事業は、保護者の育児不安の軽減、児童虐待防止及び子供の健全育成のため、子育てに悩みや不安を抱えている子育て家庭に対し、具体的な子供との関わりを学ぶ機会を提供するほか、記載のとおりでございます。
その他報告事項としまして、HPV(子宮頸がん予防)ワクチンのキャッチアップ接種について、医療機関との連携により円滑な実施に努めます。
次に、こども育成室でございます。本年度に予定する主要事務事業は、就労世帯等のさらなる子育て支援を図るため、病児・病後児保育施設の利用枠の拡充を図るほか、記載のとおりでございます。
26ページをお願いいたします。
その他報告事項としまして、市立幼稚園の
幼稚園型認定こども園移行について、検証と拡充を図ります。
最後に、
明石こどもセンターでございます。本年度に予定する主要事務事業は、児童虐待事案等に対し、関係機関と連携を図りつつ迅速かつ的確に対応することにより、子供の安全を確実に確保するほか、記載のとおりでございます。
その他報告事項としまして、子供の一時保護においては、通学及び面会の機会の確保や、こどものための第三者委員会の設置等により、引き続き子供の権利を守る取組を行います。
以上が、こども局に係る所管事務でございます。よろしくお願いいたします。
○井藤圭順委員長 以上で、報告は終わりました。
御質問、御意見はございませんか。
なお、所管事務報告の場ですので、単なる事業の内容の確認や数値の確認等は、別の機会にお願いいたします。
坂口委員。
○坂口光男委員 ちょっと改めての確認なんですけども、感染対策局長には一時、連絡もさせていただいたとは思うんですけども、今年1月からの第6波でのオミクロン株の急激感染拡大といった形の中で、自宅療養者が非常に多く、病院では面倒を見切れないと、自宅療養が多い形の中で療養してきたという経過があるわけなんですけど、ちょっと私が聞いた話ですと、医療保険なり、
生命保険つき医療保険とかに入っている方については、自宅療養であっても保険給付が受けられると。もちろん保険に加入していることが前提なんですけど。その話を聞きまして、これはちょっと若い方は情報がよく入ってくるんで、そういう保険給付が受けられるということは調べたらすぐ分かることなんでしょうけど、高齢者の場合、自宅で療養しながら、保険に加入していれば、そういう給付が受けられるということを知らない方が多くおられるとは思うんですよ。この辺で、皆さん、関係者の方も、どの程度その辺のところを認識されているのかどうか分からないんですけど、ぜひつらい思いをされて、自宅療養で回復された方もおられるとは思いますけど、1年、2年たつともう時効になってしまうというようなこともあるでしょうから、ぜひ保険加入で保険給付が受けられるという方についての情報提供、この辺、どういった形でやるというのも課題かも分かりませんけども、ぜひお願いしたいと思いますけども、感染対策局長、お願いします。
○井藤圭順委員長 違口感染対策局長。
○違口感染対策局長 感染対策局長でございます。
議員から直接お電話を頂いて、早速にまずホームページ等で周知をさせていただくように、すぐに情報提供はさせていただいております。また、陽性者が出た場合に、そういった御高齢の方とか、皆さんにそういったことがあるということも直接周知をしている状況でございます。
今後とも、そういった機会を捉えて何とか周知できるようには努力していきたいと思っております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 坂口委員。
○坂口光男委員 ぜひ、もう療養されて元気になられた方もおられると思いますけど、もしそういった保険加入をされている方でまだ入院給付が受けられてないという方がおられるようでしたら本当に残念なことなんで、ぜひ、細かい情報徹底というのか、情報提供をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○井藤圭順委員長 他にございませんか。
尾倉副委員長。
○尾倉あき子副委員長 こども局のほうです。25ページ、こども育成室の本年度に予定する主要事務事業なんですけれども、(2)の保育施設における医療的ケア児の受入れに対応するためのガイドラインの作成及び体制整備を図るということですが、3月議会では、新年度の取組の中では、これは予定はなかったかと思うんですけど、どういった経緯でそうなったのか確認をしたいと思います。
○井藤圭順委員長
山本こども育成室長。
○
山本こども育成室長 こども育成室長の山本でございます。
医療的ケアを必要とする就学前の児童につきましては、市内の就学前施設では幼稚園で受入れを実施しているところではありますが、就労世代が利用する保育施設におきまして受入れを進めていく必要があると考えているところでございまして、その体制を図ることについて、この所管事務報告のほうで記載をしたところでございます。
今年度予算の中につきましては、主な取組の中には出ておりませんけれども、ガイドライン等の作成に向けて、専門家の監修であるとか、研修を実施していただくための予算を計上しているところでございます。
○井藤圭順委員長 尾倉副委員長。
○尾倉あき子副委員長 ありがとうございます。
体制等も、人員配置なども必要かと思いますのでその辺も併せて、現場の声をお聞きしながら丁寧な対応をお願いしたいと思います。
○井藤圭順委員長 他にございませんか。
出雲委員。
○出雲晶三委員 これ、事業内容になるかどうかというよりも、あり方ですね。こども育成室全体、大変人数が多くなっている。市長もあるところでは、何やらこの前35名やったやつが今は120名ほどにしましたよというようなことで言われておりまして、先般ちょっと、ここの1階のこども育成室へ行ったら、職員がいっぱいいらっしゃるんやね。前はあそこはまだ半分ほど障害関係、高齢者の障害が入っていたのかな。それが今はこども育成室でいっぱいだと。あの体制で仕事ができるのだろうかなと、ふと思ったんですけども、密な状況は、副市長がいらっしゃらないので統括理事、将来的に見て、今の状態でいいと考えておられるのですか。もうちょっとゆとりを持った配置にできないのか、ちょっとお聞きしたい。
○井藤圭順委員長 佐野統括理事。
○佐野統括理事 統括理事の佐野でございます。
委員から職員に対する御心配を頂きまして、ありがとうございます。
職員の配置、部屋の配置につきましては、市役所内どこもあまり余裕があるような状態ではございません。その中でしっかり安全衛生の法律に基づいた面積といいましょうか、そういうものは確保している状況ではございます。
こども局のおりますところには、一部、福祉局も入っておりまして、みんなで快適に仕事ができるようにということで譲り合ってやっているところでございます。市役所全体の職員の部屋の配置につきましては、様々、御意見も頂いているところでございますので、今後も検討をしてまいりたいというふうに考えます。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 他にございませんか。
ないようですので、質問を終結いたします。
所管事務報告を聞いたということで御確認をお願いいたします。
次に移ります。
続きまして、付託された議案の審査に入ります。
付託された議案は1件です。
議案第55号、令和4年度明石市一般会計補正予算(第3号)を議題に供します。
議案の説明を求めます。
河谷医療連携担当次長。
○
河谷感染対策局次長(医療連携担当)兼あかし保健所副所長兼保健総務課長 次長兼あかし保健所副所長の河谷でございます。
議案第55号、令和4年度明石市一般会計補正予算(第3号)のうち、
感染対策局所管事項につきまして、議案書により御説明いたします。
議案書、一般の8、9ページ、歳入からでございます。
1款 国庫支出金、1項 国庫負担金、1目 衛生費国庫負担金、1節 保健衛生費負担金及び2項 国庫補助金、1目 衛生費国庫補助金、1節 保健衛生費補助金は、
新型コロナウイルス感染症に係る経費の増に伴う増額でございます。
歳入は以上でございます。
続きまして、歳出でございます。
12、13ページをお願いします。
1款 衛生費、1項 保健衛生費、1目 保健所費の
新型コロナウイルス感染症対策事業は、PCR検査、看護師や事務員など民間人材の活用や自宅療養者支援に関する経費の増加に対応するものでございます。なお、後ほど関連資料で説明をさせていただきます。
以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。
○井藤圭順委員長 酒本保健予防課長。
○酒本保健予防課長 保健予防課長の酒本でございます。
私からは、議案第55号関連資料、令和4年度明石市一般会計補正予算(第3号)についてに基づき御説明をさせていただきます。
資料の2ページ目の資料より御覧ください。
新型コロナウイルス感染症につきましては、昨年4月からの感染拡大の推移とその規模について御覧頂きたいと思います。
月別比較でございますが、PCR検査数及び陽性者数について、令和3年4月からの月別の推移でございます。
①実施機関別PCR検査数でございますが、青色があかし保健所、オレンジが医療機関、グレーが民間検査会社となっており、令和3年度中は第5波の7月から9月が比較的多くなっておりましたが、令和4年1月からの第6波が始まってからは特に医療機関の検査数が増えており、月別の件数も大きく増えております。
次に、②陽性者数につきましても、昨年9月に第5波が収まり、年末にかけて一旦落ち着いた状態になりましたが、年明けに感染が急拡大して、2月にピークを迎えまして、その後、徐々に減少してきておりますが、5月末の段階でも高止まりのままとなっております。
1ページ目にお戻りください。
御覧頂きましたように、令和4年1月以降の
新型コロナウイルス感染症の第6波では、これまでに経験のない規模の感染拡大となり、現在も感染者数は下がり切らないまま推移している状況です。
こうした中、今後、感染の再拡大が懸念される状況が続いており、その対策にかかる費用としまして、PCR検査にかかる経費、看護師や事務員など、民間人材の活用に関する経費、自宅療養者への支援に関する経費を補正予算として計上するものでございます。
なお、これら令和4年度当初予算につきましては、昨年11月から12月の陽性者数が減少していた時期に予算編成を行った都合上、第5波までの実績をもとに計上したものでございますが、その後、新規感染者が大幅に増加し、今なお、その下げ止まり状況で推移していることから、経費を再積算して、その差額分を補正予算として計上するものでございます。
1、補正内容でございますが、①要求額が2億6,500万円で、国より約1億7,400万円の補助を受ける予定でございます。②積算方法でございますが、今後の感染状況の1年間の予測は困難であることから、令和4年4月の感染状況をもとに6か月分の経費を積算し、補正予算を計上しております。
表を御覧ください。
項目、PCR検査関係でございますが、検査に使用する試薬の購入費用を需用費(医薬材料費)として2,350万円、国保連等への事務手数料を役務費として670万円、医療機関での行政検査、
高齢者施設新規入居者への検査やクラスター発生時の外部委託など、PCR検査にかかる費用を委託料として約3億6,200万円、これらを合計しまして、年間の執行見込額が約3億9,200万円となり、予算額との差額の半額である約1億7,900万円を補正要求額としております。
続いて、陽性者対応関係の人材確保でございますが、主に陽性者対応を行う医師の確保で必要な経費として、報償費及び役務費を合わせて約1,700万円で、看護師、事務員などの人材確保にかかる費用を委託料として約1億9,300万円とし、年間の執行見込額の合計が約2億1,000万円で、約8,000万円を補正要求額としております。
次に、療養支援に必要な経費としまして、自宅療養者への支援物品の調達費用として、需用費(消耗品費)を1,000万円、療養者対応で使用するSMSの使用料、
パルスオキシメーター回収時の着払い料金、オンライン診療などで使用するモバイル使用料などの通信費用について、役務費として約400万円、年間の執行見込額の合計が約1,400万円となり、約600万円を補正要求額としております。これらを全て合計しまして、2億6,500万円を補正要求額としております。
議案第55号、令和4年度明石市一般会計補正予算(第3号)の説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○井藤圭順委員長 議案の説明は終わりました。
なお、円滑な委員会運営のため、質疑を行う際は、具体的、簡潔にされるようお願いいたします。
それでは質疑、意見はございますか。
飯田委員。
○飯田伸子委員 委員会資料のほうから質問をさせていただきます。
陽性者対応関係の、この人材確保のところなんですけれども、予算額が増えているということは、これ人材も増やしていくということだと思うんですけれども、看護師につきましては派遣を受け入れていると思うんですけれども、今回、感染者が拡大したことにより、派遣を受け入れる看護師の人数というのは増加したんでしょうか。
○井藤圭順委員長 酒本保健予防課長。
○酒本保健予防課長 保健予防課長の酒本でございます。
資料の表中にありますように、感染者が、陽性者が増えている波が来ているときには、そのときそのときの状況に合わせまして、派遣の看護師、派遣を受け入れる数も、人数も増やしていっております。ですので、第6波の1月、2月、3月頃も当然、ちょっとその10月から12月の感染者数が少ないときに比べて増やして受け入れております。
○井藤圭順委員長 飯田委員。
○飯田伸子委員 ありがとうございます。
それでは、この感染者数が増えたときに合わせて派遣を受け入れたということなんですけれども、以前の委員会で受け入れた派遣看護師をまた次のときに確保するのが大変なので、派遣を受け入れた状態を続けるというような御答弁が以前あったように記憶しているんですけれども、今現在もその状態は続いているんでしょうか。
○井藤圭順委員長 酒本保健予防課長。
○酒本保健予防課長 保健予防課長の酒本でございます。
派遣の看護師さんにつきましては、本年5月、6月については、陽性者数が第6波の波の中では減ってきているということもありますので、そのときそのときの状況に合わせて人数は若干減らしながら継続して受け入れている状態でございます。
○井藤圭順委員長 飯田委員。
○飯田伸子委員 状況に合わせて看護師の派遣数も変化をしていただいているということなんですけれども、それでも全員が陽性者の対応に当たるわけではなく、時と場合によっては看護師の資格を生かした、ほかの業務に就いていただくということも以前に答弁があったと思うんですけれども、具体的にはどのような業務に就いていただいているんでしょうか。
○井藤圭順委員長 酒本保健予防課長。
○酒本保健予防課長 保健予防課長でございます。
現状としましては、陽性者の健康観察であるとか、濃厚接触者の対応というのを中心に業務していただいているところでございます。
手が空けばではございますが、保健予防課、保健所のほかの業務も手伝っていただくというようなこともあります。
以上です。
○井藤圭順委員長 飯田委員。
○飯田伸子委員 ありがとうございます。
やはりこのコロナの感染者数というのは、あまり予想がつかないもので、大きな感染があってはいけないんですけれども、またいつ大きな感染があるかも分かりませんので、この人材確保というのは難しいところだと思うんですけれども、状況を見ながら、適正な人材確保に努めていただくようお願いいたします。
以上です。
○井藤圭順委員長 他にございませんか。
出雲委員。
○出雲晶三委員 PCR検査の表で、保健所の部分がぐんと減ってきて、民間のPCR検査が増えているということは、民間のこの施設整備はすごく充実してきて、保健所に回ってこない、回らなくてもいいという状況になっているかと思うんですが、ちょっと、この辺の見解、めちゃくちゃ民間の医療機関が多くなっているけど、この辺の見解を教えてください。
○井藤圭順委員長 感染症対策担当課長。
○深見感染症対策担当課長 感染症対策担当課長の深見でございます。
先ほど委員、御質問があった医療機関での検査数が伸びているというあたりなんですけれども、発熱外来をしてくださる医療機関が増えまして、そちらの医療機関でもPCR検査等をしてくださるということで、保健所の検査に来られなくても、御自身のかかりつけ医だったり、近くの医療機関で受けられる体制が整ったということで、このような現状となっております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 民間が充実したということはいいんですけども、最初、このコロナが出たとき、PCR検査をする機械がないということで、増設したり、何やしたり、また人材を確保したりしておったけど、つまり、今はその増設した機械も余ってきたということ、余力ができたということでよろしいですか。もう待機させているということですか。
○井藤圭順委員長 深見感染症対策担当課長。
○深見感染症対策担当課長 感染症対策担当課長でございます。
増やした機械につきましては、稼働している機械もあるんですけれども、ちょっとお休みしている機械もありますので、また次の波に備えて、その機械を活用する機会もあると思いますので、そのまま現状で保管といいますか、管理しているような状況でございます。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 分かりました。使わなくてよかったら使わないでいいんですけれども、機械ものですから、使わなかったら、またそれは朽ち果てるといいますか、なりますからね、適当に使っていただきたいと思います。
それと、これ次の感染症対応についてにまたがるんですが、陽性者の推計ですか、推計というのか3年度からの数ですけれども、私、これ12月頃にある医師会の方と話したときに、第6波は来るでということで言われておりました。それは、これだけゼロになってきたら大丈夫でしょうと思っておったら、もう年が変わったら、すぐざっと上がってきたんですね。それで、医師会においてはオミクロン株がそのときは分かっておったんかなと思うんですけども、今のところどうですか。今週の月曜日がゼロやったし、ざっと30人、40人と減ってきております。それで、この先、保健所としてはどう考えていますか。オミクロン株以外の株が出そうなのか出ないのか、その辺、情報がもしあるようだったら教えてください。第7波になるのかな。出るかどうか、もし大丈夫だったら教えてください。
○井藤圭順委員長 宮村あかし保健所副所長。
○宮村あかし保健所副所長 あかし保健所副所長の宮村と申します。
今の御質問について、現状、分かっている範囲でお答えしたいと思います。
今の時点で、新たな変異株の出現はWHOからも報告はありません。ただし、今後、新たな変異株が出るという可能性は全くゼロではなく、コロナウイルス自体は、もう今回の新型コロナ以前よりあるウイルスでありますので、ここにどのような変異を起こすかは人間が予測するのは非常に難しいことでありますが、今後、また新たな変異株が出て、第6波と同じような波が出てくることは十分可能性としては考えておかなければいけないとは思っております。
以上です。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 分かりました。
今、出ていないけども出る可能性もあるということですから、十分に気を引き締めてやっていただきたいと思います。
以上です。
○井藤圭順委員長 他にございませんか。
ないようですので、質疑を終結いたします。
なお、議案第55号の採決は入れ替え後の同項にて行います。
次に移ります。
報告事項に入ります。
報告事項は4件でございます。
報告事項ア、
地方独立行政法人明石市立市民病院の経営状況(2022年度事業計画)の報告について説明を求めます。
田川医療連携担当課長。
○田川医療連携担当課長 医療連携担当課長の田川でございます。
私からは、報告第15号、
地方独立行政法人明石市立市民病院の経営状況といたしまして、2022年度事業計画を資料に基づき御報告いたします。
まず、1の2022年度事業計画の位置づけでございますが、図にお示ししていますように、
地方独立行政法人明石市立市民病院の年度計画につきましては、市が示した中期目標の達成に向けて、法人である市民病院が策定した中期計画のうち、各年度に実施する事項を定めたものでございます。なお、今年度は、第3期中期目標・中期計画期間の最終年度となっております。
次に、2の年度計画の概要でございますが、今年度、2022年度につきましては、いまだ
新型コロナウイルス感染症による影響が懸念されている中でありますが、引き続き市と連携を密にしながら公立病院としての責務を果たすとともに、ポストコロナの医療体制を見据え、地域医療の中核を担う病院として地域から信頼される、より安全で質の高い医療を提供するための取組を進めていくとされています。
3の主な取組でございますが、今後も引き続き対応が必要となりますコロナ診療を含む急性期医療を中心として、回復期機能にも一定の軸足を置いた、病状等に応じた総合的医療の提供及び救急医療の推進や、回復期リハビリテーション病棟をはじめとする各種病棟への受入れ体制の整備による地域包括ケアシステムの推進などが挙げられています。
2ページに移りまして、4といたしまして、収支計画と主な数値目標を抜粋してまとめております。
太枠の部分が年度計画となります。収支計画及び数値目標につきましては、2021年度の実績につきましても、まだ見込みの段階ではございますが、併せて記載させていただいております。
(1)収支については、昨年度においても
新型コロナウイルス感染症の重点医療機関として感染症対応に当たる中、空床確保の必要性や患者の受診控え等により、医業収益については当初の目標値とは乖離が生じる見込みでございますが、国からのコロナ関連の補助金によりまして、収益全体としては8億円程度の純利益となる見込みとなっております。今年度、2022年度の収支については、ポストコロナを見込み、コロナ関連の補助金を見込まずに黒字となるよう目標設定されております。
また、(2)の主な数値目標も同様に、今年度の目標値につきましては、コロナの影響は少なからず受けながらも、ある一定回復した状況を見越して設定しており、コロナの影響で減少傾向であった、例えば表中、上から3項目めの救急車による搬入患者数や中段の一日平均入院患者数、外来患者数、また、各病棟の稼働率、そのほか、下から2項目めの医業収支比率など、ポストコロナを見込んで、それぞれ増として数値を上げております。そのほかの目標値につきましては、表中記載のとおりでございます。
御報告は以上でございます。よろしくお願いします。
○井藤圭順委員長 説明は終わりました。
質問、御意見はございますか。
楠本委員。
○楠本美紀委員 2ページの主な数値目標のところですけれども、地域連携の訪問看護ステーション訪問回数についてですけれども、2020年度中期計画目標値と、それから2020年度の実績、そして今年度の目標値、大きく差があるんですけれども、これはコロナの影響だと言えるんでしょうか。
○井藤圭順委員長 田川担当課長。
○田川医療連携担当課長 医療連携担当課長、田川でございます。
委員おっしゃるとおり、コロナの影響で、まず病院の稼働率が下がっております関係で、必然的に連携をとっていく患者数も減っておりますので、訪問看護ステーションのほうにつきましても訪問回数が低くなっているという形になっております。
○井藤圭順委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 訪問回数が非常に増えているなというのを、これ、表からは読み取れるんですけれども、コロナで訪問回数を増やしたのかなとは思うんですけど、その辺どうなんでしょうか。
○井藤圭順委員長 河谷次長。
○
河谷感染対策局次長(医療連携担当)兼あかし保健所副所長兼保健総務課長 医療連携担当次長の河谷でございます。
訪問看護の件数でございますけれども、中期計画の目標時は250回/月ということですけれども、これは設定されたのが3年ほど前の数字になりますので、その後、市民病院のほうも訪問看護にかなり力を入れているということで増えたということだと思っております。また、コロナにつきましては、特にそのコロナの影響というので往診が増えたとか、そういうものではございませんので、市民病院が力を入れているということだと考えております。
以上です。
○井藤圭順委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 先ほども少し説明いただいたんですけれども、救急車による搬入患者数が2018年の、別に表で比べたんですけれども、大きく減っているんですね。2018年には3,307人だったということなんですけれども、それと、また救急車のお断り率も増えているということなんですけれども、これはコロナによる影響が大きかったということでよろしいんでしょうか。
○井藤圭順委員長 河谷次長。
○
河谷感染対策局次長(医療連携担当)兼あかし保健所副所長兼保健総務課長 医療連携担当次長の河谷でございます。
これにつきましては、コロナの感染の影響で市民病院が中等症以上の患者を受けていたということもありまして、なかなか救急を受ける体制がとれなかったということで、やむなく受けられなかったということでお断りが増えたというような状況になっていることでございます。
以上です。
○井藤圭順委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 主な数値目標の中で、このほかにコロナの影響を大きく受けたという項目がありましたら教えてください。
○井藤圭順委員長 河谷次長。
○
河谷感染対策局次長(医療連携担当)兼あかし保健所副所長兼保健総務課長 医療連携担当次長の河谷でございます。
今、お尋ねのコロナの影響を受けたところでございますけれども、まず、入院患者数が受入れがなかなかできなかったということと、あと、それに伴いまして、やっぱり診療単価も影響を受けているかなと。それは診療科によりますけれども、そういうのも受けております。
あとにつきましては、特にまあ、救急関係もそうですけど、それ以外については外来単価も若干影響を受けておりますけれども、そう大きくは影響を受けていない状況になっております。そのぐらいかなというふうに思っております。
○井藤圭順委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 ありがとうございます。
今回、本当にコロナ感染症が爆発的に広がって、改めて市民病院が公的病院として大きな役割を果たしたということが市民の皆さんにも確認できたかと思っております。引き続き、統廃合することなく頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○井藤圭順委員長 飯田委員。
○飯田伸子委員 市民病院の経営状況についての報告を頂きました。コロナの影響も受けておりますけれども、コロナの補助金の兼ね合いもありまして、おおむね良好と言っていいのかどうか分かりませんけど、そこまで悪くはないということを確認させていただきました。数値目標につきましても、多少の差異はありますけれども、だんだんコロナ以前に戻していっているということを確認させていただきました。
ただ、本会議でも触れさせていただいたんですけれども、今回の今後の病院体制のあり方に関する報告書にありましたように、築後30年が過ぎまして、時代に応じた設備投資でありますとか、医療機器の導入ができていない、困難な状況であるという報告内容がありました。取組の中にも、急性期医療を中心に、今後また病院を運営していくとありますので、やはり急性期医療を中心にしていくのであれば、設備投資でありますとか、最新の医療機器というのは、また優秀な人材の確保というのは非常に重要な事項となってまいります。今は経営状態がだんだん回復してきていますけれども、今後、医療はどんどん進んでいきますので、そこの改善がなされないとだんだん、やっぱり患者様が明石市立市民病院から離れていってしまって、せっかく持ち直してきた、この経営状況もまた悪化していくのではないかと非常に懸念しておりますが、そのあたり市としてどのような御認識でしょうか。
○井藤圭順委員長 感染対策局長。
○違口感染対策局長 感染対策局長でございます。
市民病院の今後の在り方ということでございますが、本会議でも答弁をさせていただいたんですけれども、市民病院については、当然、これまでも様々な、急性期をはじめ、政策的な医療を含めて、市民のための病院として地域の中核病院としての機能を果たしていただいておりますので、我々としても、引き続きそういった役割をしっかり果たしていただきたいと思っておりますし、地域包括ケアの中心としてのそういった役割を担っていただきたいというふうに、そういった認識に変わりはございません。
それで、今後の再整備のことなんですけども、本会議でも答弁いたしましたように、この3月に市民病院、法人のほうで、今後の地域医療構想とか医療体制など、大きく医療環境が変わる中で、病院の在り方について、どういった診療内容が必要かとかいうふうなことと、それと議員から御指摘のあった老朽化の問題の指摘をされて、我々としても報告を受けて共有をしたところでございます。
それで今後、当然、地域の中核病院として、良質で安全な医療提供をしていく上では、やはりそういった問題も避けては通れない課題だというふうに認識しております。ただ、これについては、まだ、何と言いますか、課題を抽出したような認識ではいますので、今後、法人のほうで事業化に向けて具体的な調査・検討をされていくというふうには伺っておりますので、我々としてもそういった情報について、しっかり密にした上で、例えば、どういった課題を検討されるのかについても、伺ってはいないですが、他市の例でいいますと、建設検討委員会というようなものも設置しているようなケースもございますので、そういった場合には、当然、我々も参加をして、しっかり情報共有して、連携していきたいと思っております。その上で具体的な材料等が煮詰まってきた段階で、今後どういった形で整備を進めていくのかということについては検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 飯田委員。
○飯田伸子委員 ぜひ今後も、市民の、本当に市民に安心・安全な医療を提供していくという意味でも、この経営を安定させるということは非常に重要なことだと思います。やはり、病院の今後の経営状況が不安定、見通せないとなると、やはり市民も離れていってしまうというか、やっぱり病院の信頼が揺らいでしまうと思いますので、せっかく今ちょっと上昇、回復傾向にありますので、何とか病院として、この状況をしっかり維持できるよう努力していただきたいと思うんですけれども、今後、今も話ありましたように、今後の病院の将来を見据えて、再整備の計画をするにしても、市がしっかりとした方向性を示さないと、病院のほうでその調査・検討というのをするにしても、方向性が定まらない状態ではしっかりとしたものをつくっていけないと思いますので、ぜひとも市としてしっかりと方向性を示せるようにしていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
以上です。
○井藤圭順委員長 他にございませんか。
出雲委員。
○出雲晶三委員 飯田委員の質問に関連して、お聞きしたいんですけれども、飯田委員がおっしゃるのは、本会議でも、先ほどの話でも再整備で、はっきり言えば建て替えですね。建て替えについて、今、局長、まだあり方検討会で検討していると言うけど、僕は何年も前から市民病院で検討されておったはずなんですわ。それで、私、これで質問しようかといっても、主な取組の中に、この市民病院の建て替えについてのこの項目がない。多分、検討会の中では議論されて、この項目が私も1回、そこへ傍聴に行ったことがあるんですが、向こうの検討会ではあるはずなんですわ。ありました、過去に。3年か4年前に行ったときに。それがやはり、あの市民病院、私は医者へ行って、入院するとかなんとか大きい手術するわって言ったら、医療センターか市民病院どっちかと言ったら、私は市民病院に行きますよということでいつも市民病院に行かせていただいて、今も毎月じゃないけども、何か月かに1回行っています。やはり明石にとって、この市民病院は大事だなということは私も認識しておるんです。だから建て替えについて、再整備について、やはり積極的にやってもらいたいんですよ。
私も本会議で言ったことあります。あの建て替えについてどういうふうに考えているんだと。1つ提案をさせてもらったのが、和田副市長がいらっしゃるときには、がんセンターが今、建て替えが止まっている。あの敷地と市民病院は同じぐらいあるから、あれが退いたときに、新しいがんセンターは西公園のほうに建つから、その横にがんセンターと土地を取り替えしてやったらどうだと。場所の数はあるんです。あるんですが、本当に建て替えについて、もう何か後ろ向きな、まだ検討委員会をこれからもつくるよと。もうあのときではつくるような予定だったと思うんですよ。コロナの関係で遅れたのかも分かりませんけれども、ぜひこの建て替えについての、これ建て替え、質問でもされていましたけども、建て替えようと検討しても、こんなん1年2年、5年6年でできないですわ。もう10年近くかかるんですよ。がんセンターにおいてもそうですよね。もう1つ間違えたら、1年がもう2年も3年も延びてしまうんです。次第に物価が上がって、検討を止めるような状態になってしまっていますから、そのようなことだから、地に足をつけて、この建て替え検討会なり、されるのだったら早めに作ってもらいたいと思います。
再度の質問になりますので、違口局長、お答えください。
○井藤圭順委員長 違口感染対策局長。
○違口感染対策局長 感染対策局長の違口でございます。
建て替えについての御質問でございます。先ほど飯田委員の答弁で申しましたように、まず市民病院が今後とも安全・安心な医療を提供していくに当たっては、やはりそういった再整備の問題というのは避けて通れない課題であるというふうに、そこについてはしっかり認識しております。
病院で検討というふうなお話でしたが、我々、市民病院として、初めて3月にそういった内容を取りまとめたというふうな認識で、今年度、さらに事業化に向けて、実際、再整備するに当たっても、どういった手法でやるとか、実際、施設の延命化もどうするのかとか、いろいろなことを検討していかなければならないと思っていますので、そういった具体的なことに踏み込んでいかれるというふうに聞いておりますので、そういった中にしっかり我々も入っていきたいというふうに思っております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 独立行政法人だといっても、やっぱり市の補助金なり負担金がないとできませんからね。極力頑張って援助していただければと思います。
続いて、もう1点ですけれども、常勤医がありがたいことに61人が64人、65人になってきたと。これ独法になる頃に、お医者さんが足りないというようなことがよく議論されていまして、独立行政法人になって、またこんなこと、タイミングもよくなったのか分かりませんけど、医者が増えてきたというのかも分かりませんけれど、その辺の医者が増えた経緯、あのとき、奨学金をお医者さんに出して、学生の頃から何年間、医者になって何年間勤めてもらう代わりにというようなことの奨学金も考えられていたと思うんです。それも併せて、このお医者さんといったら、ありがたいことですよ。私はよかったなと思っているんです。その辺の状況と奨学金の問題をちょっと教えてくれますか。
○井藤圭順委員長 河谷次長。
○
河谷感染対策局次長(医療連携担当)兼あかし保健所副所長兼保健総務課長 医療連携担当次長の河谷でございます。
奨学金制度でございますけれども、市民病院で奨学金を導入しまして、それによって市民病院にお医者さんが働いていただいて、将来それによって奨学金を免除するというような方法で医者を確保するというようなこともやっておりまして、それでまあ、具体的にはどれぐらいのお医者さんが帰ってきたかということは私のほうで把握はしていないですけれども、そういう面で増えた点も一面あると思います。
それとあと、独立行政法人になりまして、今の理事長、院長が非常に積極的に関連大学とかに働きかけて、医者を確保していったということが、それが一番大きな理由ではないかというふうに考えております。
以上です。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 分かりました。やっぱり院長、副院長の頑張りが一番と思いますね。奨学金制度に対して、あんまり効果がないということでしょうか。効果はあったんでしょうか。
○井藤圭順委員長 河谷次長。
○
河谷感染対策局次長(医療連携担当)兼あかし保健所副所長兼保健総務課長 医療連携担当次長でございます。
奨学金につきましては、それによって市民病院のほうに帰ってきていますので、効果がなかったということはございませんが、ただ、ちょっと私のほうで具体的に何人の数が帰ってきたのかという細かい数字までを把握しておりません。ただ、効果がないということはございません。
以上です。
○井藤圭順委員長 他にございませんか。
ないようですので、質問を終結いたします。
続いて、報告事項イ、明石市
新型コロナワクチン接種事業の実施状況について説明を求めます。
請井
コロナワクチン対策室長。
○請井
コロナワクチン対策室長
コロナワクチン対策室長の請井でございます。
私のほうからは、報告事項のイ、明石市
新型コロナワクチン接種事業の実施状況につきまして、委員会資料に基づき御説明申し上げます。
初めに、1の接種状況、6月16日時点の実績でございます。
(1)の年代別の接種状況のうち、3回目接種の全人口に対する接種率、表の右下でございますが、接種状況は55.8%となっております。直近、昨日時点では、56.3%という接種状況となっております。
また、(2)の会場別の表につきましては、3回目接種を受けた人のうち、約9割、88.3%の人が市内の会場で接種を受けたということを示しております。
接種状況につきましては、以上でございます。
2ページをお願いいたします。
次に、2の接種の概要でございます。ここでは、このたび始まります4回目接種につきまして、御説明申し上げます。
まず、①の接種の目的でございますが、4回目接種につきましては、新型コロナウイルスに感染した際の重症化予防を目的として行うこととなっております。そのため、接種対象は②に記載のとおり、3回目接種を受けた60歳以上の人に加え、18歳から59歳の人につきましては、基礎疾患のある方や重症化リスクが高いと医師が認める人であれば接種の対象となります。③の接種間隔は、3回目接種から5か月以上経過することとなっております。④の会場ワクチンにつきましては、市内医療機関での個別接種を基本として行いますが、これを補完するために集団接種のほか、市民病院での障害者接種、それから高齢者施設での接種を記載のとおり進めてまいります。⑤接種券でございますが、60歳以上の方については、3回目接種の時期に応じて接種券を発送いたします。予約の円滑化を図るため、3回目接種のときには1回に約2万から3万件の接種券を発送しておりましたが、今回、4回目接種に当たりましては、これを細分化しまして、1回に6,000件程度ずつ発送し、予約の電話やウェブ等がつながりやすい環境をつくる努力をいたしております。なお、18歳から59歳の方につきましては、申請により接種券を発送いたします。そのため、接種時期に応じまして申請書を郵送しておるところでございます。⑥の予約方法、⑦の市独自の財政支援につきましては、記載のとおりでございます。なお、⑧財源等につきましては、国費対応となりますが、予算措置につきましては、当初、3回目接種、本年度予算では3回目接種の分しか計上しておりませんので、補正予算の必要がないかということを検討しておりましたが、一回精査しました結果、一旦は当初予算で対応して、万が一、不足が生じた場合は補正予算で御相談したいというふうに考えております。現時点では、補正の必要はないのかなというふうに考えております。
その他、補足事項は(2)に記載のとおりでございます。
説明は以上でございます。
引き続き、接種希望者が安心して接種できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 説明は終わりました。
御質問、御意見はございますか。
竹内委員。
○竹内きよ子委員 感染対策局の職員の皆様におきましては、日々の対応に追われて感染者の方々に丁寧に対応していただき感謝申し上げます。
私のほうから、ちょっと2点質問させていただきます。
1点目、3回目接種のときに、20から29歳は34.1%、30から39歳は39.0%、40歳から49歳までは51.8%と、接種は任意で強制ではないんですが、接種のパーセントは落ちています。予測される原因はどういうようなことがあると思われますか。
○井藤圭順委員長 請井対策室長。
○請井
コロナワクチン対策室長
コロナワクチン対策室長の請井でございます。
委員会資料に記載のとおり、年齢が下がるにつれて接種率が下がっておりますが、これにつきましては、本市だけではなくて、県や国、要は全国的に同じような傾向にあります。
原因につきましては、我々も、国のほうも、まだ調査できていない状況なので具体的には分かりませんが、想定できるものとしましては、ニュース、それからネット上でも取り上げられていますけど、副反応がきついと。特に年齢が下がるごとにきつくなると。そういったことがSNS上で取り上げられて、かかるほうが打つより楽だというような個人の感想が、もしかしたらそういった接種の判断につながっているところがあろうかと思いますので、引き続き、国のほうも接種についての告知につきましてはテレビ等も通じてやっておりますけども、市としましても広報あかしですとか、ホームページ等を通じまして、接種の告知については引き続き行っていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 竹内委員。
○竹内きよ子委員 ありがとうございます。
10代とかの接種率が少ないのも非常に理解できるかなと思っております。私も、個人的には集団接種させていただいたんですけど、本当に細かい点まで配慮していただいて、すごく丁寧に対応されているなと思って感心している次第でございます。
また、4回目の接種になりましたら、いろいろな声を市民からお聞きしております。目的が重症化予防というのは、3回目のときも一緒なんですけど、ここのその他のところに書いてあることなんですが、国の延長の方向で検討しますということで、今後、コロナの状況も本当に分からない中でずっと仕事をされているわけですけど、一応、集団接種の場所に関しては、2022年9月末までとしますということになっておりますので、この見通しというか、どういうふうに、今のところで結構ですのでお考えになられていますか。ちょっと教えていただけますでしょうか。
○井藤圭順委員長 請井対策室長。
○請井
コロナワクチン対策室長
コロナワクチン対策室長の請井でございます。
1回目から4回目を含めたコロナワクチンの接種の時期、事業につきましては、国のほうでは9月30日が事業期間であるということを示しておりますが、また一方で延長する見込みもあるということで、具体的な数字が分かっていない状況です。
6月に入りまして、我々のほうも県を通して国に質問しましたけど、まだ具体的には、また追ってお示ししますという状況ですので、具体的には正直分からないところではございますが、感染状況を踏まえて、国のほうも判断をすることになると思いますので、状況が分かりましたら速やかに、様々な媒体を通じて市民の皆さんにお知らせし、接種漏れのないようにしていきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 竹内委員。
○竹内きよ子委員 ありがとうございます。
今後、どうなるか分からない状況の中のそういうことだと、それは非常に理解できます。昨日、総務常任委員会のほうでも集団接種会場がいつまで使われるかというようなことがちょっと議論されたことがございます。その市民広場に関して、9月の下旬に県のまちなみガーデンショーというイベントが入っているというのをちょっとお聞きしたので、もしも、集団会場の場所が取れなくなってしまったということになりましたら、かかりつけ医で接種可能なのかどうか、集団会場はだめでも、かかりつけで可能かどうかというのは、今のところはどんな感じになっておりますか。ちょっとお聞きします。
○井藤圭順委員長 請井対策室長。
○請井
コロナワクチン対策室長
コロナワクチン対策室長でございます。
本市の場合、集団接種会場につきましては、市民広場と保健所の多目的ホールを使ってやっております。その他、市内のクリニック、それから病院、約120の医療機関で個別接種を行っておりまして、冒頭、委員会資料でも御説明申し上げましたが、個別接種を中心としてやっておりますので、仮に集団接種会場が使えなくなった場合、いろいろ事情があるかと思いますが、使えなくなった場合については、個別接種でも十分対応できるかなと思っていますし、対応できるようにしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 竹内委員。
○竹内きよ子委員 何か、市民の皆様が副反応も大変心配されて、4回目どうしようかなという声を非常に聞くんですね。ですが、副反応の心配をしながら、ちょっと休みの前とかに接種を希望されているという方もかなり多いと思いますので、分かりましたら早めに周知徹底のほうをよろしくお願いいたしたいと思います。
以上です。
○井藤圭順委員長 他にございませんか。
灰野委員。
○灰野修平委員 2ページ目の4回目接種のことなんですけれども、⑦の市独自の財政支援というところです。
2回目、3回目の状況と4回目の状況は変わってきていると思うんですけれども、これ引き続き、市独自の財政支援を続けるんですけども、これについての認識と、また、他都市の状況も考えてやっておられると思うんですけれども、他都市の状況も分かれば教えていただきたいと思います。
○井藤圭順委員長 請井対策室長。
○請井
コロナワクチン対策室長
コロナワクチン対策室長でございます。
今の御質問いただきました市独自の支援事業につきましては、今、竹内委員からも御質問がありましたとおり、土日の接種機会を増やすことによって接種対象が、高齢者が多いとはいえ、やはり、土日に接種して、できるだけ1日休んで月曜日から活動できるというような機会をつくっていくという声が多かったところからスタートしておりますので、今後も引き続きやっていきたいなと。
接種につきましても、恐らくですけれども、長々と4回目接種を進めていくようなものではないと思っておりますので、できるだけ早く4回目接種を多くの方に打っていただけるようにするためにも、この土日の接種費用の引き上げにつきましては引き続きやっていきたいというふうに考えております。
一方、今もう1つ御質問にありました他都市の状況につきましては、どういった財政支援をやっているかというのは、手前どもでも、申し訳ないですが把握はしておりませんので、お答えいたしかねるところでございます。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 灰野委員。
○灰野修平委員 この4回目接種は、接種率が低い中で、本当にこれは市独自の財政支援をどこまで続けていくんだという問題もあると思いますので、その辺も十分、接種率を上げるために財政支援するんだということですけれども、果たして財政支援しているからといって接種率が上がるものなのかどうなのかということも、きっちりと見ていきながらやっていっていただきたいなと思います。これ、大切な市民の税金ですので、その辺はきっちりと状況を見ながら、本当に必要かどうかということも考えてやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
○井藤圭順委員長 他にございませんか。
出雲委員。
○出雲晶三委員 担当部局も頑張っておられるのに、私はちょっと副反応の件でお聞きしたいんですけども、私は3回打っています。4回目も通知来ました。それで、今、まだ机の上に置いたままなんですけど、何でかといったら、私、1回目は何もなかって、2回目はもう1日ぼうっとしていたんです、明くる日。それで3回目、38度5分まで熱が出たんですよ。これは今まで、子供のときは別にして、大きくなってから38度以上熱が出るといったら、インフルエンザにかかったこともないし、ちょっとしんどかったんですね。しんどいというか、これ、次、命がけ違うかなという気がするもので思案しておるんですけども。どうですか、副反応についての聞き取りというのですか、そういうこと、それでどんな状況だったかということ、ちょっと分かるようだったら教えてください。
○井藤圭順委員長 請井対策室長。
○請井
コロナワクチン対策室長
コロナワクチン対策室長の請井でございます。
ワクチン接種に関する副反応につきましては、正直、
個人差が大きくありまして、1、2回目、全然何ともなかったのに、3回目打ったら高熱が出た。また、真逆の方もいたりとかということで、一概に4回目がどうだということは正直言えない状況かなというふうに考えております。
熱が出るとか、そういったことももちろんあるんですけども、副反応につきましては、例えば急性アレルギー反応で、要はアナフィラキシーみたいな症状が出たりとか、いろいろな症状が出たりする方もいらっしゃいますけれども、市としましては、そういった症状が出られた場合、特に寝込んでも済まないような状況になった場合につきましては、市のほうへ一旦、もし御相談いただければ、かかりつけ医であるとか、接種医での御相談をいただく。そこでも対処ができない場合は次の病院を紹介するような制度を県としても用意していますので、そういった形で安全に、安心して接種を受けられる体制を整えておりますし、もし仮に接種費用、国の健康被害救済制度というのもありますので、費用面での支援もあると。もちろん国が認定すればですけれどもそういったことがありますので、そういった形で接種を一定程度つながって安心して受けられる体制は整っているのかなと思いますが、副反応が出るか出ないかについては正直、統計的なものはないので、ちょっと分からないというのが正直なところでございます。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員
個人差があるから、もう一概にどうこう言えないし、これ2類相当やから進めていかないとあかんと。それで無料で出しているということだけど、ちょっと外れるかも分かりませんが、2類から5類にしたらというのは、議論も医師会なのか個別の医者が言われていますけれども、その辺の見解はどうですか。国の動きとか、どなたでもよろしいんですけれども、分かるようだったら教えてください。
○井藤圭順委員長 松浦感染対策統括室長。
○松浦感染対策統括室長 感染対策統括室長の松浦でございます。
今、委員からの御質問がございました感染症法の改正につきましては、6月、今月にですね、コロナの有識者会議が国のほうで、先月からやっていたのですけども、今月、そういう答申が出まして、国としても対策本部会議を開きまして、今後の方針、現在の課題の抽出と今後の方針というのが示されているところでございます。報道もされていますので御覧になられている方も多いかと思いますけども、危機管理庁でありますとか、例えば日本版のCDCを創設するというようなことが方針として示されております。
一方で、その感染症法の改正につきましては、現時点では具体的な動きというのは出ていない状況でございます。ただ一方で、東京の医師会の会長さんがマスクの着用についてどうとか、いろいろ御意見を出されているような状況もございますので、先ほどの宮村副所長からの説明にもございましたように、今後の感染状況、新たな変異株の発生等の状況を踏まえて、国のほうで感染症法の改正について、また動きがある可能性もあると思いますので、市としまして、国の動きについて引き続き注視していきたいと考えております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 他にございますか。
ないようですので、質問を終結いたします。
続いて、報告事項ウ、
新型コロナウイルス感染症の対応について説明を求めます。
深見感染症対策担当課長。
○深見感染症対策担当課長 感染症対策担当課長の深見でございます。
私のほうから
新型コロナウイルス感染症の対応について、委員会資料に基づき御報告いたします。
本市では、本年1月よりオミクロン株を主流とする
新型コロナウイルス感染症の第6波に突入し、2月上旬をピークにこれまでをはるかに上回る感染拡大となりました。その後、新規陽性者数は徐々に減少したものの、現在も日に50件から60件程度の発生がありまして、収束とは言い切れない状況でございます。このような第6波の状況と次の波に備えた対策等について御報告いたします。
本文1の明石市の
新型コロナウイルス感染症発生状況ですが、これは資料を参考につけておりますので、また御確認ください。
2の第6波の特徴です。第5波を大きく上回る陽性者が発生いたしました。本年1月から5月の陽性者数は、第5波の約10倍で、これまでに発生した明石市全陽性者の約80%を占めるほどの規模でした。
また、学校、園、高齢者施設、医療機関などでクラスターが多数発生いたしました。小児の陽性者が多数発生して、自宅療養中に状態が悪化した場合に、特に夜間の救急搬送先の確保に困難を来しました。高齢の陽性者も急増しましたので、入院病床が逼迫しました。基礎疾患の悪化や合併症などで全身状態が悪化してお亡くなりになる方もおられました。ピーク時には自宅療養者が2,000人を超えて、自宅療養中に別の疾患やけがを発症して、受診先の調整に困難を来した場合もございました。
3の次の流行に向けた主な対策についてです。
1点目は、入院病床の増床を調整しております。
2点目は、在宅療養の体制整備です。陽性者の診察や精密検査のできる外来医療機関を拡充して、日帰りでもコロナ治療薬の点滴ができる医療機関を確保いたしました。
また、安心して自宅療養ができるように、かかりつけ等の医師が訪問看護ステーションと連携して、発症早期から療養解除まで健康管理が行われる体制を整備いたしました。小児患者の体調不良時の受診先や保護者同伴での入院先を確保いたしました。
最後が、保健所業務の重点化、迅速化、効率化についてでございます。中等症患者、重症化リスクの高い方、また乳幼児の患者様については優先的にファーストタッチを行い、速やかに必要な医療につなぐ体制をとっております。
また、明石市ホームページを活用して、療養上の案内や療養に関する証明書の発行申請ができる体制を整備いたしました。
医療機関に対しましては、陽性者発生時には陽性者情報を国のシステムへ入力するように促すとともに、陽性者の方々に対してもウェブ上で問診票を御入力頂くことをお願いしております。このように一元的にデータ管理をいたしまして、効率化、迅速化を図っております。
また、陽性者急増時には速やかに陽性者対応ができるように、庁内の応援体制を平時より組んでおります。
以上が、御報告となります。よろしくお願いいたします。
○井藤圭順委員長 説明は終わりました。
御質問、御意見はございますか。
出雲委員。
○出雲晶三委員 入院病床の増床、大分増える、これはいいことだと思います。それで、今51床ありますが、現在の利用状況で、重症は県が診てくれるということのスタンスは変わっていないと思うんですが、今、中等症は市民病院、また5病院だから、いろいろな病院、各病院がある。この5病院の状況と今の入院状況を教えてもらえますか。
○井藤圭順委員長 深見感染症対策担当課長。
○深見感染症対策担当課長 感染症対策担当課長の深見でございます。
5病院の状況といたしましては、明石市民病院、明石医療センター、大久保病院、明石こころのホスピタル、あさひ病院となっております。
病床については、感染拡大期など感染の逼迫状況に応じて、常に空いている病床は変わっておりますので、またそちらの病床は今の時点では少し変わっているような状況ですが、患者が増えたときにすぐに開けるような状況となっております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 では、今は待機して、いつでも開ける状況でということで使用されていないと。市民病院も大分減っているんですよね、今。その辺の今の状況を教えてください。
○井藤圭順委員長 深見感染症対策担当課長。
○深見感染症対策担当課長 感染症対策担当課長でございます。
市民病院も病床のほうは確保はしていただいているんですけれども、実際に入院中の患者様は大分減っていらっしゃるような状況です。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 はい、分かりました。
多分、陽性者は多くても入院患者が減ったというのは聞いております。それで、今、ホテル利用も少ないんですかね。そのようなことは聞いておりますけれども、いつまたこれ感染拡大するかも分かりませんから、その辺はよく対応できるように、いつでも増えたときには対応できるようにスタンバイしとくといいますか、頑張ってもらいたいなと思います。
以上です。よろしく。
○井藤圭順委員長 他にございますか。
ないようですので、質問を終結いたします。
続いて、報告事項エ、市立幼稚園の
幼稚園型認定こども園拡充について説明を求めます。
○井藤圭順委員長 岩倉企画担当課長。
○岩倉企画担当課長 こども育成室企画担当課長の岩倉でございます。
私から、市立幼稚園の
幼稚園型認定こども園拡充について、委員会資料により御説明申し上げます。
資料、市立幼稚園の
幼稚園型認定こども園拡充についてを御覧ください。
市立幼稚園については、待機児童の状況を踏まえ、活用が重視される小規模保育事業所の連携先としても、この役割が高まっています。1小学校区に1幼稚園を持つ明石市の資産を活用し、幼稚園としての利点を生かしながら、利用者の利便性向上を図るため、現在の幼稚園と同じ3歳から5歳を対象とした幼稚園型認定こども園化を進めているところです。
メリットとしましては、市立幼稚園が認可保育施設の1つとなり、申込方法が分かりやすくなること。現在は、夏休みなどの長期休暇中に一部有料となっている利用料が、時期によらず無償となることなどが挙げられます。
今年4月からは、市立幼稚園のモデル園2園を幼稚園型認定こども園として認定し、運用を開始しています。先行するモデル園の4月、5月において、充実した園生活が実施できていることから、令和5年度も新たにモデル園を3園拡充いたします。モデル園の選考に当たっては、保護者等への説明を行って選定し、疑問点や意見等をいただきながら丁寧に進めてまいります。今後は、モデル園の検証を行いながら、市立幼稚園全園の幼稚園型認定こども園化を目指して実施していく予定です。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○井藤圭順委員長 説明は終わりました。
御質問、御意見はございますか。
飯田委員。
○飯田伸子委員 幼稚園型認定こども園のモデル園の運用をされて、今のところはおおむね好評のようなんですけれども、園側の負担はどのようになっておりますでしょうか。
○井藤圭順委員長 岩倉担当課長。
○岩倉企画担当課長 企画担当課長の岩倉でございます。
モデル園において、現在4月、5月と運用を開始したところでございますが、モデル園での聞き取りを行って、現在、課題整理をしているところでございます。
利用の方法としまして、以前より長時間幼稚園で過ごす児童が増えたといった変化を聞いております。
○井藤圭順委員長 飯田委員。
○飯田伸子委員 以前よりも長時間幼稚園で過ごす園児が増えたということで、保育士さんのほうで、やはり負担が増えているのではないかと思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。
○井藤圭順委員長 岩倉企画担当課長。
○岩倉企画担当課長 委員御指摘のとおり、職員の負担というところも聞いております。幼児教育、保育の質の確保を図るため、当然、適切な人員配置と環境整備に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 飯田委員。
○飯田伸子委員 保護者の方にとっては非常に就業しやすい便利な状況になると思いますけれども、やはり、それが保育士さん、また職員の方の負担にならないように、そして、保育の質が下がらないように、また適正に対処をお願いしたいと思います。
以上です。
○井藤圭順委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 今年度2つの園で、来年度は3園に予定されていますが、その後の見通しをお聞きしたいと思います。
○井藤圭順委員長 岩倉企画担当課長。
○岩倉企画担当課長 企画担当課長でございます。
その後の見通しでございますが、まずは来年の4月より3園拡充をいたします。現在、2園、4月、5月、6月半ばですけども、運用が開始したところでございます。今現在、その課題整理等行っております。まず、その検証を行っていくことが必要と考えております。
その後につきましては、なるべく早い段階で幼稚園全園のこども園化を進めたいと考えておりますが、こども園の今後に当たりましては、幼児教育の保育の質の確保を図るため、先ほど申しましたが環境整備等も十分配慮しながら進めてまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 将来的には中学校区に1園で、全部で13園に拡充するのかなと思っていましたが、今、答弁頂いたのでは全園にということなので、全園が幼稚園型認定こども園になるということでよろしいでしょうか。
○井藤圭順委員長 岩倉担当課長。
○岩倉企画担当課長 企画担当課長でございます。
予定としましては全園の認定こども園化を考えております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 この1の(2)のところなんですけれども、夏休みの長期期間中の利用は就労枠も一部有料になっていますとありますけれども、対象となる方は一体どのぐらいの費用を払っているのか、お聞きしたいと思います。
○井藤圭順委員長 岩倉担当課長。
○岩倉企画担当課長 企画担当課長でございます。
委員御質問の点です。(2)の預かり保育の場合、夏休み、長期休業中の利用は、就労枠の方も一部有料となっているという、この点についての御質問かと思います。
就労枠の方の利用の状況により、預かり保育料というのが異なってまいります。一例としまして、教育時間のない長期休業中ですね、特に期間が長い夏期休業中につきましては、月で最大6,000円程度の自己負担があるという状況でございます。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 夏休みですね、長期ということは6,000円ぐらいの負担がかかってくるということなんですけれども、これは統括理事にお聞きしたいと思うんですけれども、今、幼稚園型認定こども園の利用の方と、それから従来の預かり保育を利用して有料の部分を払っている方と、同じ保育を受けながら一方は無料、一方は有料ということなんですけれども、非常に不公平感があると思うんですね。制度が違うからしょうがないんだと言われればそうなんですけれども、将来的には、幼稚型認定こども園に移行するということなんですけれども、それまでの間、この差額、先ほど6,000円とおっしゃっていましたけれども、これを市で負担することはできないのか、お聞きいたします。
○井藤圭順委員長 佐野統括理事。
○佐野統括理事 統括理事、佐野でございます。
先ほど来から御説明しておりますとおり、若干、やっぱり幼稚園のほうの仕組みとしては、国の制度に基づきまして、やっている分につきましても、人によって差があるというような現状を認識しておりまして、そういったことも踏まえて、この認定こども園化を市としても進めてまいりたいというふうなことで答弁申し上げましたけれども、なるべく早くにというふうなことで進んでいるところです。
実際に皆さんが払っていらっしゃる保育料につきましてのその差につきましては、今回、モデル園で実施した御意見も踏まえて、そういったことが改善された部分についての御意見も踏まえて、市としては、また検討してまいりたいというふうに思います。
○井藤圭順委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 ぜひ不公平感がないような方向で行っていただきたいと思います。
以上です。
○井藤圭順委員長 他にございますか。
坂口委員。
○坂口光男委員 市立の幼稚園を幼稚園型認定こども園ということにしていくという方向づけがなされたかなと思います。
28校小学校に明石は、もう独自で幼稚園を併設しているということですので、地理的にも非常に有効な配置かなというような感じはしておるんですけれども、待機児童解消ということで、今まで何年取り組んできたんでしょうかね。もうこの5年以上、6年以上になるでしょう。大きな予算も使って保育所を開設してもらったところもあります。そういった中で、今回、小学校単位の幼稚園をこども園化するということは、待機児童解消に関しては大きなインパクトというんですか、画期的な取組かも分かりません。ただ、今まで多くの保育園なりこども園ができていますんで、その辺を考え併せると、もうええとこ、あと5年かなと私はそう思っているんです。もういよいよ飽和してくると、そう思っているんですけど、その辺の見解はいかがですか。
○井藤圭順委員長
藤城こども育成部長。
○
藤城こども育成部長 こども育成部長の藤城でございます。
委員御指摘の、もうそろそろ、あと5年ぐらいで飽和してくるんではないかという御意見でございますが、明石市のほうも子育て支援施策を続ける中で、もうしばらく転入者も今の現状が続くということで、子供の数はそれほど減らないというふうに考えております。
それとまた、保育所の利用率、利用する割合も年々増えております。そういうことから、まだしばらくは必要かなと考えておりますが、ただ、やはり4歳児、5歳児の施設につきましては、供給のほうが多いという状況になっております。そういうことでございますので、今後、1歳児の待機児童がやはり多うございますので、そのゼロ、1、2歳を主に見る小規模保育事業所の建設を中心に今年度やっていきたいというふうに考えております。その後につきましては、やはり待機児童の状況を踏まえまして、そういうゼロ歳から5歳までの本園を、本園というかフルスペックの園をつくるかどうか、十分検討していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 坂口委員。
○坂口光男委員 まだ当面はということの説明も頂いたんですけど、建物は廃棄すればそれでいいんですよ、潰せば。ただ、人の問題もある、子供の問題もあるし、編入したり、そんなことも考えながら、大きな目で、ただ待機児童を解消できたらいいんだというだけの話じゃなくて、人の問題もありますし、保育士さんの処遇の問題もありますし、縮小していくときは非常に難しいと思いますよ。民間でお願いしてきたところ、優先的に残さないとあかんのと違いますか、考え方としては。その中で今回、こども園、市立のこども園を拡充していこうとしたわけやね、幼稚園を。その辺のところもそれでやり方としてはいいのかどうか。今は足らんからいいかも分かりませんけども、将来的にどういった方向で縮小に対応していく形を、環境をつくっていくんだということは念頭に置いておいてほしいんですけど、いかがでしょうか。
○井藤圭順委員長
藤城こども育成部長。
○
藤城こども育成部長 こども育成部長でございます。
先ほど委員御指摘のとおり、将来、子供の数が減ったり、あるいは利用者数そのものが減った場合に飽和していく中でどうしていくのかということでございますが、市のほうもその点については検討していまして、例えば、まずは公立保育所の定員を定員どおりにする。その次は、定員を下げていく。また、その後、公立保育所の統廃合をするということで、まず受入枠の縮小といいますか、そういうのも考えてまいりたいと考えています。
その後は、民間のいろいろ待機児童対策で御配慮いただいている施設について、非常に定員割れが続いているような場合が起こってくることもございますので、そういう施設について定員を下げる。定員を下げますと、利用単価が上がって、その収入の減少をカバーできるということもございますので、定員を下げる。そういったルールについても、今後、十分検討していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 坂口委員。
○坂口光男委員 ちょっといろいろと考えていただいているような話も今、出ましたので、もう改めて、ここで話は終わりますけれども、次の視点だけは、縮小したときの視点、いろんな問題があろうとは思いますので、その辺は抽出して、そういった状況にきちっと対応できるような、皆さんが納得できるような形での形づくりというのは、念頭に置いて今後取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○井藤圭順委員長 他にございませんか。
出雲委員。
○出雲晶三委員 今の坂口委員の続きになりますが、先ほど坂口委員の質問に対して、3から5歳が供給オーバーだと。つまり、入りたいというよりオーバーだったというようなことを答えられましたけど、もう3から5歳の分はもう要らないというような状況なんですか。
○井藤圭順委員長
藤城こども育成部長。
○
藤城こども育成部長 こども育成部長でございます。
市全体の数でいいますと、そういうところもございますが、やはり地域性もございますし、それから利用者の希望の園が偏るということもございますので、やはりいっぱい弾力的といいまして、定員を超えて受け入れていただいている園もあれば、特に新設園につきましては、やはり2、3年は4歳、5歳については、いっぱいにならないというような状況も出てきております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 それと待機児童も今年4月で100名とか聞きましたけども、今現在も待機児童自体は100名ぐらいで推移するんでしょうか。
○井藤圭順委員長
藤城こども育成部長。
○
藤城こども育成部長 こども育成部長でございます。
先ほど委員おっしゃられたように4月1日は100名、それから待機児童は100名、保留児童が395名ということでございますが、この4月、5月で各100名ずつぐらい新しく申込みも来ております。保育所でも新たに受入れておりますので、実際その待機児童としてのカウント数、計算といいますか、いろいろなものをこういう状態の人は待機児童にする、待機児童としないというような、その区分けが今はっきりとはしていないんですけれども、その保留児童については、やはり一定数増えているような状況でございます。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 待機児童に関しては、まだちょっとあるというようなことですけれども、地域差によって、まだ需要があるというようなことだと思います。それと待機児童100名、1つの大きい保育所造ったら吸収できるぐらいの人数ですから、これ今後の予定でね、市立幼稚園の
幼稚園型認定こども園移行を全園していく。これはやはりその場所、場所の園で検討していくべきだろうと思うんですよ。全園にみんなやるでと打ち出すほどのことじゃないと思うんですよね、今の状況はね。
昔はそれは、日本一の待機児童だったとかいうときは、こういうこともやってもよかったかもやけど、この市の方向性を私は疑問に感じます。もうちょっと状況を見て判断をしてもらいたい。それに施設も十分に空き地や分園を活用されていますし、保育士も必要になってきますわね、この施設を進めるとなったら。その辺のスピードはどうか分かりませんけれども、やはりもっと状況を見てやってもらいたいと思いますので、意見ですけど、答弁できるようやったらどうぞお願いします。
○井藤圭順委員長 藤城育成部長。
○
藤城こども育成部長 こども育成部長でございます。
特に幼稚園のこども園化について地域性を検討してということだと思われましたが、先ほど来、御質問がございました、こども園化する園と幼稚園のままの園とは、やはり夏休みなんかの預かり保育の費用について差が出てまいります。それと、あくまでその幼稚園がこども園になってどう変わるかということですけども、今まで幼稚園については3歳児保育を導入しています。それから、預かり保育も全園実施して、十数園は6時まで延長しています。それと、給食ですね。給食も実施をしています。その3点セットで小規模保育所からの受入枠になればというふうに考えて実施しております。
保護者の皆様にとっては、幼稚園がこども園に変わっても、特に園名も変わるわけでもありませんし、ほとんど変化はないような状態でございます。実際、我々としては小規模保育所の受皿になってもらいたいというふうに考えておりまして、幼稚園についてはその辺の状況も踏まえながら、じっくりこども園化について検討してやってまいりたいと考えております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 状況を見ながらでいいんですが、モデル園の検証を行いながら全園の幼稚園、鋭意進めていくというふうに今後の予定で書いていますね。これはやはりもうちょっと考えてもらいたいと。もうちょっと状況を見ながら、また、地域を見ながらやるべきだろうという私の意見ですわ。それをなぜ今現在、将来の私立の保育所とかいっぱい、ある方が言っていました、前見ても保育所、後ろ見ても保育所、右見ても左見ても保育所、それプラスまだ、上見ても保育所だというような状態で、今進めてこられてね、それがこの幼稚園を進めると、私は私立の保育所を応援するつもりは全然さらさらないんですよ。待機児童を進めた上にも、子供のためにどういうのがいいのかということでも考えられていると思います。しかし、その辺の今の状況を踏まえてするならば、これは待機児童の状況、またはこっちの都市部というんですか、この西の方とはちょっと状況が違ったのかも分かりませんけれども、全園を進めるということは考えながらやってもらいたいと思いますので、意見として申し上げておきます。
○井藤圭順委員長 他にございませんか。
ないようですので、質疑を終結いたします。
以上、報告4件を聞いたということを御確認お願いいたします。
次に移ります。
その他の項です。
その他の項について、事前に申出を受けておりませんので、その他の項を終結いたします。
それでは、ここで理事者入替えのため暫時休憩といたします。
再開は12時40分といたしますので、よろしくお願いいたします。
午前11時41分 休憩
───────────────
午後 0時36分 再開
○井藤圭順委員長 それでは、
文教厚生常任委員会を再開いたします。
福祉局、教育委員会関係の審査に入ります。
所管事務報告ということで、次第のとおり、福祉局、教育委員会の順でお願いしたいと思います。
大島福祉局長。
○大島福祉局長 福祉局長の大島でございます。
私のほうから福祉局の所管事務を報告させていただきます。
所管事務報告書の17ページをお開きください。
福祉局の組織編制でございますが、記載のとおり、5室5課及び各担当で構成しております。
福祉局の各部長の所管区分でございますが、生活支援部長は生活支援室を、高齢者総合支援部長は高齢者総合支援室をそれぞれ所管しています。局の所管事務は、記載のとおりでございます。
次ページをお願いいたします。
18ページから20ページにかけて、福祉局各室の本年度に予定する主要事務事業とその他報告事項を記載しております。ポイントを絞り、御説明いたします。
まず、福祉政策室でございますが、1、主要事務事業の2点目、災害時に迅速かつ確実に安全を確保できるよう、地域等への避難行動要支援者名簿の提供及び活用の拡大を図るとともに、要配慮者の個別避難計画の作成を促進いたします。
次に、施設整備・人材育成室でございます。1の1点目、高齢者福祉施設及び障害者グループホームの整備促進に努めるとともに、福祉施設の充実を図ります。3点目、明石商業高等学校福祉科の令和6年4月の開設に向けて、教育委員会とともに取組を進めます。
次ページをお願いいたします。
生活支援室でございます。1の1点目、新型コロナウイルスの影響等で生活に困窮する方に対して、生活困窮者自立支援金などの経済支援を実施するほか、相談者に寄り添い、本人の状態に応じた自立を支援いたします。
また、2、その他報告事項として、指定管理者によるゆりかご園、あおぞら園の一体的な運営を進め、重複障害児や医療的ケア児への支援と療育の充実を図ります。
次に、地域共生社会室でございます。1の1点目、地域共生社会の実現に向け、地域総合支援センターを核に、行政と地域、関係機関による連携のもと、重層的な支援体制の整備に取り組みます。
次ページをお願いいたします。
最後に、高齢者総合支援室でございます。1の1点目、認知症の人やその家族が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう認知症あんしんプロジェクトを継続するとともに、認知症施策の充実を図ります。
福祉局の所管事務報告は以上でございます。
○井藤圭順委員長 村田教育局長。
○村田教育局長 教育局長でございます。
私からは、教育委員会の所管事務を報告させていただきます。
所管事務報告書の27ページを御覧ください。
教育委員会の組織編成でございます。記載のとおり、1室、3担当、3課、1センター、1事務局で構成しております。局の所管事務は記載のとおりでございます。
次の28ページをお願いいたします。
教育委員会の各所管の本年度に予定する主要事務事業、その他報告事項を記載しております。
本年度に予定する主要事務事業でございます。まず1つ目、第3期あかし教育プランの教育現場への周知を図るとともに、その適切な進捗管理を行うことにより、本市教育行政の着実な推進を図ります。
2項目め、子供一人一人の学びの質を高めるため、中学校の普通教室に大型提示装置を設置するなど、学校教育におけるICT化を推進いたします。
3項目め、小学校のエレベーター設置や小・中学校のトイレ改修など、小・中学校の教育環境の改善・向上を図っていきます。
続きまして、その他報告事項でございます。2項目め、環境への負荷を低減するとともに、維持管理費用の節減を図るため、教育施設等の照明をLEDに改修いたします。
3項目め、特別な支援を要する児童生徒に質の高い教育を提供できるよう、教職員研修を充実させるとともに、特別支援教育サポートツールを活用し、特別支援教育に関する教職員の専門性の向上及び体制の強化を図っていきます。
教育委員会の所管事務報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○井藤圭順委員長 以上で、報告は終わりました。
御質問、御意見はございませんか。
なお、先ほども申しましたが、所管事務報告の場ですので、単なる事業内容の確認や数値の確認等は別の機会にお願いします。
ないようですので、質問を終結いたします。
所管事務報告を聞いたということを御確認お願いいたします。
次に移ります。
続きまして、付託された議案及び請願の審査に入ります。
付託された議案は4件です。
議案第51号、
明石市立発達支援センター条例及びふれあいプラザあかし西条例の一部を改正する条例制定のことを議題に供します。
議案の説明を求めます。
木股発達支援課長兼発達支援センター所長。
○木股発達支援課長兼発達支援センター所長 発達支援課長の木股でございます。
議案第51号、
明石市立発達支援センター条例及びふれあいプラザあかし西条例の一部改正について、委員会資料に沿って御説明いたします。
1項目め、改正の目的でございます。明石市立発達支援センターは、発達障害を抱える人とその家族へのライフステージを通じた相談機関として、平成21年4月にふれあいプラザあかし西に開設をしております。近年、市民及び関係機関からの相談申込みが増加をしておりまして、そのニーズに円滑に対応してまいるため、また、支援機関との連携強化を図るため、発達支援センターを市役所北庁舎に移転をいたします。つきましては、発達支援センターの位置の変更に伴う所要の整備のため、条例の一部改正を行うものでございます。
2項目め、改正の概要でございます。
明石市立発達支援センター条例の第3条について、記載のとおり位置を改めます。また、ふれあいプラザあかし西条例の第4条、構成する施設から発達支援センターを消除いたします。
続きまして、3項目め、移転後の機能強化につきましては、まず、現行の施設より面談室の数を拡充いたしまして、計5部屋と事務所を北庁舎内に整備いたします。さらに、ふれあいプラザあかし西の現在の面談室を引き続き活用いたしまして、出張相談を行うことで、市民にとって市の東西それぞれでより利便性のよい身近な場所で御相談ができるよう、機能の充実を図ってまいります。
2点目に、北庁舎を拠点とした発達支援センターの運営により、庁内各課や関係機関とも連携強化を図るとともに、多様化するニーズに対応してまいるため、学校園や保育所等へのアウトリーチ支援も一層強化してまいります。
最後に、施行期日は7月1日を予定しております。
説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○井藤圭順委員長 議案の説明は終わりました。
なお、先ほども申しましたが、円滑な委員会運営のため、質疑を行う際は具体的、簡潔にされるようお願いいたします。
それでは、御質疑、御意見はございますか。
ないようですので、質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第51号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井藤圭順委員長 御異議なしと認め、議案第51号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
議案第55号、令和4年度明石市一般会計補正予算(第3号)を議題に供します。
議案の説明を求めます。
田辺教育企画室長。
○田辺教育企画室長兼人事給与担当課長 教育企画室長の田辺でございます。
私からは、議案第55号、令和4年度明石市一般会計補正予算(第3号)のうち、教育委員会所管分について議案書により説明させていただきます。
歳入歳出補正予算事項別明細書、一般の8ページ、9ページを御覧ください。
まずは歳入でございます。
1款 国庫支出金、2項 国庫補助金、2目 教育費国庫補助金でございます。1節 教育総務費補助金及び2節 高等学校費補助金の説明欄、公立学校情報機器整備費補助金につきましては、学校のICTを活用した授業環境高度化に資する機器の整備費用について、国庫補助金を受けられるようになったことに伴い増額するものでございます。
続きまして、歳出でございます。
一般の14ページ、15ページをお願いいたします。
2款 教育費、1項 教育総務費、1目 事務局費、17節 備品購入費の説明欄、学校情報通信機器運用事業につきましては、授業を担当する教員用のタブレット端末を整備するため増額するものでございます。1つ下、教育環境情報化事業につきましては、プログラミング教育等に活用する貸出し用Windowsモバイル端末を整備するため増額するものでございます。
2項 高等学校費、1目 学校管理費、17節 備品購入費の説明欄、学校情報通信機器運用事業につきましては、明石商業高等学校での授業を担当する教員用のタブレット端末を整備するため増額するものでございます。
議案の説明は以上でございます。御審議賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○井藤圭順委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございますか。
ないようですので、質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第55号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井藤圭順委員長 御異議なしと認め、議案第55号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
議案第58号、
明石市立明石商業高等学校福祉科棟建設工事請負契約のことを議題に供します。
議案の説明を求めます。
中川施設整備・人材育成室課長。
○中川施設整備・人材育成室課長 施設整備・人材育成室課長の中川です。
私からは、議案第58号関連資料、
明石市立明石商業高等学校福祉科棟建設工事請負契約について、タブレットの資料に基づき説明します。
1、事業の概要でございます。令和6年4月の明石市立明石商業高等学校福祉科開設に向けて、福祉科実習棟の整備を行う予定であり、5月に公募型プロポーザル方式で事業者を選定しました。このたび、選定された事業者と契約を締結するため、令和4年第1回定例会に契約議案を提出させていただきました。
2、工事の内訳でございます。建築工事費、設計費の総合計は、消費税込みで5億7,200万円となります。
3、工事期間は、契約締結の翌日から2023年9月30日までとなります。
4、事業者選定結果ですが、3者の参加があり、事業予定者として大和リース株式会社神戸支店が選定されました。
次ページをお願いいたします。
提案された建物ですが、鉄骨造3階建てで、延床面積が1,418.87平米、建物高さ14.2メートルとなっています。当建物には、介護実習室や入浴実習室などの国指定の必須施設に加えて、高齢者施設へのレクリエーションの練習などを行えるレクリエーション室や、介護支援に関するグループワーク等を行えるソーシャルワーク室なども整備する予定となっています。
外観は資料のとおりでございます。1階部分が一部ピロティーとなっており、人や車両の通り抜けが可能となっております。
5、今後のスケジュールですが、当議案が市議会で可決されましたら、7月に契約を締結し、設計業務に着手する予定です。令和5年2月より建築工事に着手し、同年9月に工事完了の上、引き渡しを受ける予定です。この間に、福祉科棟整備以外の各種準備を進め、令和6年4月の福祉科開設に結びつけたいと考えております。
説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○井藤圭順委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございませんか。
竹内委員。
○竹内きよ子委員 私のほうから何点か質問させていただきます。
まず、令和6年4月に福祉科を開設ということで、令和5年2月工事着手予定ということを先ほどの説明でお聞きしました。
明石商業高校の在校生に対して、学校生活をする上で、工事着手に関しての制限など、行動範囲で何か制限がありますでしょうか、お聞きします。
○井藤圭順委員長 中川施設整備・人材育成室課長。
○中川施設整備・人材育成室課長 施設整備・人材育成室課長の中川です。
制限でございますが、工事現場付近を塀で囲うので、現場付近の通り抜けが不自由になるという制限は発生いたしますが、可能な限り、最短でかつ安全に移動できるように誘導する予定でございます。それ以外の学校生活につきましては、音の問題であったりとか、イベントへの協力、そういったところ、授業に支障を来さないようにしっかりと配慮しながら工事を進めたいと考えております。
○井藤圭順委員長 竹内委員。
○竹内きよ子委員 ありがとうございます。
ちょうど令和5年2月、実習棟工事着手ということで、在校生に関しては大丈夫だということが理解できたんですけど、例えば、トラックなどの搬送で、正門からトラックが出入りすることに関しては、私、近隣の中学校に勤めていたんですけど、ちょうど全校生が持久走をする時期で、全校生がずっと学校の周りを回るので、必ず前もって中学校のほうに連絡をされたりとかして、ちょっと体育のカリキュラムを変えていただくようなことをしながら、少しでも安全に工事着手ができるようにしていただけたらと思っております。
それからあと、令和6年4月、福祉科開設ということでして、中学校1年生からの導入になるかなと思うんですけど、できましたら、いろいろなところと連携しながら、リーフレットというか、中学校のほうに進路をアピールされると思うんですけど、今現在、分かっている範囲で結構ですので、どういうふうな感じでアピールというか、宣伝される御予定になっておりますでしょうか。
○井藤圭順委員長 中川施設整備・人材育成室課長。
○中川施設整備・人材育成室課長 施設整備・人材育成室課長です。
アピールでございますが、生徒への説明というのは、国への申請等がこれからということでございますので、それがやはりある程度進んで以降のアピールということになると思います。となりますと、来年度以降というような形になりますが、内容としましては、福祉科の内容等を先生、生徒、保護者にしっかりと伝えていくということでございます。その内容でございますけど、介護福祉資格が取れ、就職に有利になるということはもとより、進学もでき、進学先で別の資格も取得して、より幅広い活躍ができるなど、高校卒業後の進路の可能性に幅があるということを伝えることで、この福祉科の魅力を伝えていきたいと考えております。
そのような中で、福祉の志を持った生徒を多く集めていけたらなというふうに考えております。
○井藤圭順委員長 竹内委員。
○竹内きよ子委員 まだそういうような段階ということで分かりました。
すばらしい環境ですので、できたら、全県応募になりますが明石市内の各中学校のほうから志が高い生徒がこの福祉科を目指すように御準備していただけるようによろしくお願いいたしたいと思います。
以上です。
○井藤圭順委員長 他にございませんか。
灰野委員。
○灰野修平委員 公募型プロポーザル方式で設計と施工を一括で3者の応募があったということなんですけれども、具体的にこの大和リースがほかの2者に勝ったところといいますか、ここになった要因をもうちょっと詳しく教えていただけますか。
○井藤圭順委員長 中川施設整備・人材育成室課長。
○中川施設整備・人材育成室課長 施設整備・人材育成室課長の中川です。
大和リース株式会社のほうに決定した理由でございますが、特に利便性をよく考えたレイアウトの提案といったところが優れていたのではないかなと思っております。例えば、介護実習室と座学ができる部屋を隣り合わせて、そのパーテーションを取ることで介護実習室を広げたり、座学ができる部屋を広げたりといったことが提案されていたり、入浴実習室の隣にも座学ができる部屋を造っていただき、入浴実習の内容を座学のほうで事前に説明した上で入浴実習室のほうに移って実習もするといったような具体的な提案がなされた点が高く評価されたと思います。
また、生徒募集の協力としまして、工事中の見学会の開催にも協力しますよといった提案があったことにつきましても高く評価された点かなというふうに思います。
○井藤圭順委員長 灰野委員。
○灰野修平委員 柔軟に対応できるような形で、そこになったという話でありますけれども、この中身によって設計はこれで決まっているんですけれども、その辺も変わってくるのかなと思いますけれども、もうこれはこの計画どおりに設計されたら、それでいくという話ですよね。
○井藤圭順委員長 中川施設整備・人材育成室課長。
○中川施設整備・人材育成室課長 施設整備・人材育成室課長です。
大枠の計画ということになりますと、この提案を受けた内容になりますが、細やかな、こういう設備をちょっとつけてほしいとか、そういったことに関しましては、今後、基本設計の中で詰めていきたいというふうに考えております。
○井藤圭順委員長 他にございますか。
出雲委員。
○出雲晶三委員 確認になるかと思うんですが、前回の常任委員会で議論され、また、本会議で議論され、設置には私も賛成しているんですが、この40名定員で、この学部は増えるんでしょうね。その40名、明商に生徒が増えるというふうに考えてよろしいですか。
それと、ほかの地域でのこの応募状況を教えてください。
○井藤圭順委員長 中川施設整備・人材育成室課長。
○中川施設整備・人材育成室課長 施設整備・人材育成室課長の中川です。
定員に関しましては、40名定員ということで、福祉科の40名が増えるという形になります。
ほかの地域での募集状況ということでございますが、全県学区ということで県内全域で募集をしてまいりたいというふうに考えております。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 ほかの学校、もう既に福祉科を設置しているところがあるでしょう。その状況は今、定員に達しているのかどうかということです。
○井藤圭順委員長 中川施設整備・人材育成室課長。
○中川施設整備・人材育成室課長 施設整備・人材育成室課長でございます。
他校、県内には公立高校福祉科が3校ありまして、私立高校は1校ございます。公立高校に関しましては、直近2年に関しましては定員割れをしているという状況を確認しております。
一方で、私立高校に関しましては定員をオーバーした募集があるというふうに聞いております。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 定員割れのないように、1つ何やあった学科はいつも定員割れしていますので、国際会計科やったかな。頑張って募集してもらいたいと思います。
それと1点、心配するのは、生徒が40名増えると。明商は多分、教室はもうこの新しい施設を造るから、それで十分対応できるんだと思うんです。グラウンド自体は狭いでしょう。40名増えてきたら、そういうクラブ活動も大事な教育の一貫だと思うんですけども、あそこのグラウンドを購入するような予定でしとったけど、いつかは知らんけど、それはもうカットされてしまった。今、あそこのグラウンドを使う状況、これはもう教育委員会のどなたかが分かると思うんやけれども、本当に生徒にとってもクラブ活動をするようなグラウンド状況ですか、一回、その辺を教えてください。
○井藤圭順委員長 前園明石商業高等学校事務局長
○前園明石商業高等学校事務局長 明石商業高等学校事務局長の前園でございます。
新たに福祉科が設置されるということに伴うグラウンドの安全状況ということでございますが、今、既にグラウンドでの部活動の取組につきまして、利用時間の調整であるとか、活動場所を分けて防球ネットを増設するであるとか、隣接した魚住北公園や第2屋内運動場を使うと、そういった取組を行っていることから、以前のような危険な事案というのは、もう減ってきているというような状況でございます。
これが、福祉科ができたとしても引き続き安全に取り組めるように取り組んでいきたいと思います。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 分かりました。
十分対応できるということですから、確認させてもらいました。
以上です。
○井藤圭順委員長 他にございますか。
ないようですので、質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第58号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井藤圭順委員長 御異議なしと認め、議案第58号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
議案第59号、令和4年度明石市一般会計補正予算(第4号)〔分割付託分〕を議題に供します。
議案の説明を求めます。
田辺教育企画室長。
○田辺教育企画室長兼人事給与担当課長 教育企画室長の田辺でございます。
私からは、議案第59号、令和4年度明石市一般会計補正予算(第4号)のうち、教育委員会所管分について、議案書により説明させていただきます。
歳入歳出補正予算事項別明細書、一般の10ページ、11ページを御覧ください。
まずは歳入でございます。
2款 繰入金、1項 基金繰入金、1目、1節 財政基金繰入金でございますが、実施事業費の財源として、財政基金繰入金を追加しようとするものでございます。
続きまして、歳出でございます。
14ページ、15ページを御覧ください。
2款 教育費、1項 保健体育費、1目 学校給食費、18節 負担金補助及び交付金の説明欄、学校給食支援事業につきましては、コロナ禍における物価高騰の中で、食材価格の上昇相当分を公費助成し、保護者の負担を増やすことなく、学校給食の質や量を維持するため増額するものでございます。
私からの説明は以上でございます。
引き続き、学校給食課長より関連資料の説明をさせていただきます。
○井藤圭順委員長 山下学校給食課長。
○山下学校給食課長 学校給食課長の山下でございます。
議案第59号、令和4年度明石市一般会計補正予算関連の食材価格上昇にかかる学校給食費の対応について、資料に沿って御説明申し上げます。
まず、1の事業の目的でございますが、コロナ禍において物価上昇が見られる中、学校給食で使用する食材の価格についても上昇が見られます。このような中で、質や量の低下を招くことなく学校給食を提供するため、食材の価格上昇相当分を公費助成して、保護者負担の軽減を図るものでございます。
次に、2の事業の概要でございますが、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源として活用し、食材価格の上昇相当分を学校給食支援事業補助金として学校給食会に補助することで、保護者に新たな負担を求めないようにするものでございます。給食費は据置きとなります。
次に、3の助成額でございますが、令和元年度の1食当たり食材費と令和4年4月の食材費を比較し、上昇分の算定を行いました。結果、小学校では29円、中学校では30円の上昇が見られましたので、その額を助成額といたしております。
次に、4の予算額についてでございますが、3の助成額と児童生徒数と給食実施予定回数により積算を行いまして、9,300万円といたしております。
次に、5の実施予定でございますが、今回の補正予算を最も早く、献立や物資発注に反映できるのが2学期であることから、2学期よりとさせていただいています。
以上で説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○井藤圭順委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございますか。
灰野委員。
○灰野修平委員 今回は、地方創生臨時交付金を活用してやるということですけれども、今回はこれでいいと思うんですけど、まだ、この食材費というのが上がる可能性もあります。そこら辺のところ、仮定で話をするのもあれなんですけれども、市単でもやることも考えているのかどうか、そこをちょっとお聞きしたいと思います。
○井藤圭順委員長 山下学校給食課長。
○山下学校給食課長 学校給食課長の山下でございます。
食材価格につきましては、コロナ禍における食材需給バランスの変化に加えて、原油価格の高騰であったり、ウクライナ情勢、最近では円安がかなり進んでおります。今、様々な要因を受けており、それらが今後どうなっていくのか、また、それを現時点で見通せない状況にありまして、今後については、このような状況の中で、食材価格の状況を注視しながら、他市の取組などを参考にしつつ、今後しっかり検討してまいりたいと考えております。
○井藤圭順委員長 灰野委員。
○灰野修平委員 前々から、もともとこの予算が少ないという話も聞いていまして、なかなかしんどいぎりぎりのところでやっているという話も聞いておりますので、その辺も十分に考慮してやっていただきたいなと思います。
また、中学校は無償化になっていますけれども、小学校は給食費を頂いているということで、その辺のところも今後、給食費を上げないといけないことも出てくるのかもしれないですけれども、その辺のことも十分、保護者負担になりますので、なかなか軽々には言えないと思いますけれども、予算のところもきちっとやはり確保して、小学校、中学校の成長盛りの児童生徒のことでありますので、それはしっかりと見据えてやっていただきたいなと思います。
○井藤圭順委員長 他にございますか。
尾倉副委員長。
○尾倉あき子副委員長 先日、小学校の校長先生に学校給食の件でちょっといろいろ確認をさせていただきました。今、2年ほど前からデザート、ゼリー、また、ミカンなどの果物などがなくなって、品数がだんだん減ってきているという現状もお聞きいたします。給食は食育であるとともに、子供たちにとっては非常に楽しみな時間でございますので、臨時交付金の活用で保護者の負担軽減とともに、安定した給食の提供を今後もお願いしたいと思いますので、意見として申し上げます。
○井藤圭順委員長 他にございますか。
ないようですので、質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第59号〔分割付託分〕は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井藤圭順委員長 御異議なしと認め、議案第59号〔分割付託分〕は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
付託された請願の審査です。
請願受理第3号、教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度を堅持するための2023年度政府予算に係る意見書採択の請願を議題に供します。
本請願につきましては、請願者の頓田さんから意見陳述の申出を受けております。
請願者の頓田さんは請願者席へお願いいたします。
それでは、請願書を朗読させます。
議会局、お願いいたします。
○立松議事課事務職員 議会局でございます。
請願を朗読いたします。
請願受理第3号、教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度を堅持するための2023年度政府予算に係る意見書採択の請願。
請願者、明石市教職員組合執行委員長、杉谷圭志氏ほか1名。
紹介議員、竹内きよ子議員、出雲晶三議員、大西洋紀議員、丸谷聡子議員、宮坂祐太議員。
請願趣旨・理由、2021年の公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部改正により、小学校の学級編制標準は2025年度の小学6年まで段階的に35人に引き下げられます。しかしこの法改正は、現時点で小学校を対象にとどまっており、中学校・高等学校での早期実施が必要となります。兵庫県では兵庫型学習システム推進(2021年度まで新学習システム推進)を実施しており、主に中学校の数学や英語で少人数指導を推進している学校が多く、全国学力学習状況調査の数学の結果からも平均正答数や第一四分位数の数値が毎年、全国と比較して兵庫県は上回る傾向となっています。兵庫県は2001年度から新学習システムが推進され、小学校4年生までの35人学級編制や、小学校高学年における兵庫型教科担任制を実施されてきたことを踏まえ、児童生徒一人一人に応じた学習支援や、子供たちの豊かな学びを保障する上で、定数改善や少人数授業の推進は非常に有効であると考えられます。
萩生田前文科大臣も、改正義務標準法に関わる国会答弁の中で、30人学級や中・高における少人数学級の必要性についても言及しています。
また、学校現場では、貧困・いじめ・不登校など解決すべき課題が山積しています。とりわけ新型コロナウイルスによる対応は喫緊の課題です。兵庫県が実施した「
新型コロナウイルス感染症の影響に関する心のケアアンケート」において、「長期にわたる
新型コロナウイルス感染症の影響により、感染症へのおそれや学校生活への不安等、心理的ストレスを抱えている児童生徒が一定程度存在することが、本県が実施した2020年度のアンケート調査により明らかとなっている」と示していることを踏まえ、学習環境整備と合わせて、一人一人に応じた心のケアを進めていくための条件整備が不可欠となります。
厳しい財政状況の中、独自財源で人的措置等を行っている自治体もありますが、自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。国の施策として定数改善に向けた財源保障を行い、子供たちが全国のどこに住んでいても一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。
こうした観点から、2023年度政府予算編成において下記事項が実現されるよう、地方自治法第99条の規定に基づき、国の関係機関への意見書提出を請願いたします。
1、中学校・高等学校での35人学級を早急に実施すること。また、さらなる少人数学級について検討すること。
2、学校の働き方改革・長時間労働是正を実現するため、加配教員の増員や少数職種の配置増など教職員定数改善を推進すること。また、着実な教職員の配置に向け、関係各所と連携して人財確保に努めること。
3、自治体で、国の学級編制標準より引き下げた「学級編制基準の弾力的運用」の実施ができるよう、加配の削減は行わないこと。
4、教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、地方財政を確保した上で
義務教育費国庫負担制度の負担割合を堅持すること。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 次に、請願者の意見陳述を求めます。
なお、意見陳述の時間は、申合せにより10分以内となっております。
それでは、頓田さん、お願いいたします。
○頓田請願者 本日は大変お忙しい中、貴重なお時間をいただきまして本当にありがとうございます。明石市教職員組合で書記長をしております頓田と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
まず初めに、文教厚生常任委員をはじめとする明石市議会議員及び明石市職員の皆様におかれましては、日頃より明石市の教育のために御尽力頂いていることに感謝申し上げます。
さて、今年度も教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度の意見書採択の請願にあがらせていただきました。請願の趣旨にも記載されておりますが、2021年度に義務標準法が改正され、小学校の学級編制基準が段階的に35人学級編制とされました。今年度は、小学校3年生までが国基準で35人学級編制となっております。
兵庫県におきましては、国の編制基準及び様々な加配を通じまして、小学校4年生までの35人学級編制、そして、小学校高学年におきましては、教科担任制、兵庫ならではの兵庫型教科担任システムという形になっております。そして、中学校の少人数授業という形で幅広く動いている状況です。
明石市におかれましても、小学校1年生は30人学級編制、そして、2021年度からは中学校1年生でも35人学級編制ということで、本当にそれぞれの県、市町において独自の基準で学級の編制基準がなされているという状況です。
それを踏まえまして、先ほどの趣旨のほうにも記載のほうありますが、全国の学力学習状況調査、こちらの結果からも、募集欄の部分で若干の違いはあるんですけれど、やはり国よりも兵庫県のほうが上回るという傾向が、その調査結果の部分からも明らかになっております。
それを踏まえますと、やはり引き続き児童生徒の一人一人に応じた学級支援や子供たちの豊かな学びを保障する上で、定数改善や少人数授業の推進は非常に有効であるのではないかと考えております。
また一方では、やはりコロナウイルスのその対応ということで、子供の心のケアというところがとても大事になってきます。やはり依然として収束は見通せない状況の中、子供たちの不安を少しでも、そして1人でも多く解消するためにというところで、少人数で対応していくことがとても重要なことかと考えております。
明石市では、こどもを核としたまちづくりを推進しているということで、とても大事なことなんですけれど、やはりここに関しては国のほうでしっかりと編制を変えていくということで、小学校だけではなく中学校、高等学校まで、そして、教職員の着実な配置に向けて、しっかりと国のほうで考えていきたいということで請願にあがらせていただきました。どうぞ御審議のほう、よろしくお願いいたします。
以上です。
○井藤圭順委員長 説明は終わりました。
次に、理事者の見解説明を求めたいと思います。
小島学校教育課長。
○小島学校教育課長 学校教育課長、小島でございます。
第3号の請願事項について、理事者側の考えを申し上げます。
国においては、令和3年3月に義務標準法を改正し、令和3年4月1日より公立の小学校学級編制の標準が改正されました。令和3年から令和7年までの5年間で順次、第2学年から第6学年の1学級の児童数の標準を40人から35人に引き下げていくことが決定しております。昨年度は第2学年、本年度は第3学年が35人学級編制になっております。
兵庫県では、国の教職員定数改善に係る加配教員を活用し、小学校4年生の35人学級編制を可能とする兵庫型学習システムを推進しており、本市においても本制度を活用し、小学校4年生の35人学級を実施しております。
また、本市独自の取組として、平成28年度より小学校1年生については30人学級編制としました。そして、令和3年度より中学校1年生については35人学級編制、高丘小中一貫教育校においては、30人程度学級編制をし、その実施に必要な臨時講師を市費負担で配置しております。そのためには人材の確保が必要であります。県教育委員会は、県内の臨時講師リストを作成し、各教育事務所を通じて、市、町、教育委員会に情報を提供しております。
本市におきましても、教員免許が取得できる近隣大学に対象者の紹介を随時依頼し、市教育委員会ホームページにも講師募集の情報を掲載しております。また、教員採用試験の合否発表後、臨時講師登録説明会を速やかに行い、人材の確保に努めております。
市教育委員会としましては、中学校以降の学級編制の標準改善や、さらなる少人数学級の導入の必要性については認識しているところでございます。また、教職員定数の改善や加配の増員は、よりきめ細やかな教育活動の推進と教職員の長時間労働の是正にもつながり、より充実した教育活動を展開する上で有効であり、少人数学級の推進を含む教職員定数の改善や、
義務教育費国庫負担制度の堅持が重要であると考えております。
以上で、理事者見解とさせていただきます。
○井藤圭順委員長 説明は終わりました。
それでは、請願に対する御質疑及び御意見をお伺いする前に、念のために申し上げますが、請願者につきましては、委員からの質疑があれば、委員長の許可を得てからお答えいただくことになります。また、委員からの質疑の趣旨や内容等を確認したい場合も委員長の許可を得てから発言していただくようお願いします。
なお、請願者は委員に対して質疑を行うことはできないこととなっておりますので、御了承願います。
では、御質疑、御意見がございましたらよろしくお願いします。併せて態度表明もお願いします。
竹内委員。
○竹内きよ子委員 明石かがやきネットでございます。
紹介議員にもならせていただいていますけど、教員定数に関しては明石市だけの問題ではありません。新年度になり2か月が過ぎています。教員不足は深刻な問題ともなっています。各学校で具体的に何々の教科の先生がいないというような悲鳴的な声が現場から聞こえています。
教育委員会においても、非常に努力をされているというふうに聞いております。これはもう明石市ではどうしようもない問題が生じています。国が少人数学級、教員定数改善をしていただかないと、今後、コロナ禍での子供の不安の中で、教育に関しては非常に心配な点でございますので、ぜひご賛同していただけますよう、よろしくお願いします。
明石かがやきネットとしましては賛成の立場をとらせていただきます。よろしくお願いします。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 私、これ賛成の立場で紹介議員にさせてもらっているんですけども、今、県なんかで採用する、今、先生が足りない足りないということで、明石市は臨時職員や講師を募集もしている。すぐ終わってから募集もしているということなんですけども、募集人数に対して応募は今、先生になりたいよという方はどのぐらいいらっしゃるんでしょうか。案外、先生になりたい方がいらっしゃるように思うんですけれども、今、先生が足りない足りないということなんですけども、その辺の状況が分かるようだったら教えてください。
○井藤圭順委員長 小島学校教育課長。
○小島学校教育課長 学校教育課長、小島でございます。
募集人数、県の採用試験というのが夏にございます。中学校、高等学校に関しましては、教科によって先生がおりますので、教科によって倍率というのは変わりますけれども、小学校におきましては、ここ数年の間は、募集人数に対して5倍から6倍の採用試験に応募する方々がおられます。ただ、やはり教師の質という面も確保しないといけませんので、募集枠をどんどん広げるということもなかなか難しいようですので、教師の質を確保しながら県の教育委員会も教員の確保に当たっているというのが現状でございます。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 教師の質という、要するに5倍、6倍だったら、もうちょっと広げてもらえれば人員が採用できるのかなと。あとはお金の問題かなとは思うんですが、やはり国がもっと先生を増やす、また、この35人学級にしてもだんだんだんだん兵庫県は兵庫型方式で人を生徒の学年によって減らしてきている。明石市においても減らしてきている。つまり、極端なことを言ったら、マンツーマンで教えたら一番教えられますよね。そういうわけにはいかないから人を、施設と人の割合で、だんだんだんだん生徒、1教室に入る人数を減らしてきていると思うんですけれども、これはやはり国として、もっともっと力を入れるべきではないのかと私はずっと思っている。この請願、いつも毎年出されます。少しは進んできたかなと思うんですけど、まだ進み方が緩いなと。言ったら緩い、悪いなと。もっと進めていくべきじゃないかと私は思います。
やっぱり子供に対する、明石はこどもを核にしたまちづくりですから、やっぱり、人、子供に対する教育費はやっぱりもっとかけるべきだろうなと私は思いますので、この請願に対しては賛成とさせていただきます。
以上です。
○井藤圭順委員長 飯田委員。
○飯田伸子委員 態度表明をさせていただきます。
この請願の趣旨には賛同いたしますので、公明党は賛成とさせていただきます。
○井藤圭順委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 態度表明をさせていただきます。
私ども日本共産党は、35人学級を中学、高校にも広げ、さらに30人学級にしていくこと、国庫負担割合を増額することを求めています。今回のこの請願の中身に関しては反対するものではないので態度を賛成といたします。
以上です。
○井藤圭順委員長 灰野委員。
○灰野修平委員 私もこの少人数学級については、本会議で一般質問させていただきましたし、会派としても、この言われていることはそのとおりでありまして、この趣旨に賛同して、自民党真誠会としても賛成といたします。
○井藤圭順委員長 それでは、請願につきましては、委員の皆様から御意見をいただき、採決態度についても明らかになっているため、このまま採決に入らせていただいてよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井藤圭順委員長 それでは、請願受理第3号の採決に入ります。
おはかりいたします。
請願受理第3号につきましては、願意は了とされるので、その取扱いについては議長に一任するとの意見を付して採択することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井藤圭順委員長 御異議なしと認め、本請願は採択することに決しました。
それでは、頓田さんにおかれましては、請願者席から御退席をお願いいたします。お疲れさまでございました。
次に移ります。
報告事項に入ります。
報告事項は3件であります。
報告事項ア、
明石市立総合福祉センターの
次期指定管理者候補者の選定について説明を求めます。
岸川福祉政策室長。
○岸川福祉政策室長兼福祉総務課長 福祉政策室長の岸川でございます。
私からは報告事項のア、
明石市立総合福祉センターの
次期指定管理者候補者の選定について、資料に基づき説明させていただきます。
委員会資料、
明石市立総合福祉センターの
次期指定管理者候補者の選定についてを御覧いただけますでしょうか。
まず1、取組方針でございますが、来年3月末に指定管理期間が満了を迎えます総合福祉センターにつきまして、サービスの向上と効率的な施設運営の観点から、指定管理者による管理運営を継続し、次期指定管理者の選定を行うものでございます。
(2)指定管理者の選定でございますが、非公募にて社会福祉法人明石市社会福祉協議会を選定するものでございます。③の指定理由でございますが、同センターの指定管理に当たっては、市民福祉の向上と地域福祉活動の増進に寄与するという設置目的を市内全域で継続的に実施できる体制、あるいはノウハウがあるということ。加えまして、施設そのものが福祉避難所やボランティアの拠点としての機能を持つなど、その運営には専門性はもとより高い公共性や公的責任が求められます。
そのような中にあって、社会福祉協議会は、社会福祉法の規定により設置している地域福祉の中心となる公的法人であり、市からの様々な委託事業を実施しているなど、高い信頼性と専門性を有しています。
最後に、過去10年以上にわたる同施設の十分な運営実績を持ち、市民や関係団体からも既に高く認知されていることからも、同法人を指定管理者とするものでございます。
(4)の指定期間でございますが、人材確保やサービスの継続性の観点、市の指針を踏まえまして、5年間といたします。
次のページをお願いいたします。
2のスケジュールでございますが、当委員会での報告の後、仕様書の提示を行い、書類審査から選定結果の通知、候補者の公表を経て、12月議会に指定議案を提出する予定でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○井藤圭順委員長 説明は終わりました。
御質問、御意見はございますか。
ないようですので、質問を終結いたします。
続いて、報告事項イ、ふれあいプラザあかし西及び明石市立高齢者ふれあいの里の
次期指定管理者候補者の選定について、説明を求めます。
岸川福祉政策室長。
○岸川福祉政策室長兼福祉総務課長 福祉政策室長の岸川でございます。
私からは引き続き、報告事項のイ、ふれあいプラザあかし西及び明石市立高齢者ふれあいの里の
次期指定管理者候補者の選定について、資料に基づき説明いたします。
委員会資料、ふれあいプラザあかし西及び明石市立高齢者ふれあいの里の
次期指定管理者候補者の選定についてを御覧いただけますでしょうか。
まず1、取組方針でございますが、来年3月末に期間の満了を迎えるふれあいプラザあかし西と高齢者ふれあいの里について、サービスの向上と効率的な施設運営の観点から、両施設を一括して指定管理することとし、次期指定管理者の選定を行うものでございます。
(1)対象施設でございますが、記載のとおり、ふれあいプラザあかし西と4か所の高齢者ふれあいの里でございます。(2)指定管理者の選定方法でございますが、民間のノウハウ等の活用により、効果的、効率的な施設運営、サービスの向上を図っていくため、公募にて選定してまいります。(3)指定期間でございますが、人材確保やサービスの継続性の観点、市の指針等を踏まえまして、5年間といたします。
2、高齢者ふれあいの里の事業実施方針等でございますが、一括して指定管理によりまして、介護予防や生きがいづくり等、高齢者の心身の機能を維持するための取組を強化、充実させていくだけでなく、子育て支援事業やボランティア支援事業など、地域課題に応じた事業を展開し、地域交流拠点と市の機能充実を図り、効率的な施設運営とさらなる市民サービスの向上の両立を目指していきたいと考えておるところでございます。
次のページをお願いいたします。
(2)運営等の変更でございますが、表記載のとおり、高齢者に加えまして、地域のより幅広い多くの方に御利用頂けますよう、利用対象者の拡大、それに合わせまして開館時間や名称も含めて検討していくほか、実施事業につきましても、例えば、健康体操や囲碁、将棋など、これまでの高齢者福祉事業は継続しつつ、地域交流の促進や地域課題に対応した新たな事業などを展開するなど、運営方法等の改善を図っていきたいと考えておるところでございます。
最後に、(3)今後の予定でございますが、当委員会での報告の後、事業者の募集、候補者の審査、選定結果の通知、候補者の公表を経て、12月議会に関連議案を提出していきたいと考えておるところでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○井藤圭順委員長 説明は終わりました。
御質問、御意見はございますか。
竹内委員。
○竹内きよ子委員 何点か質問させていただきたいと思います。
高齢者ふれあいの里は、令和5年4月から次期指定管理者による管理運営業務が開始されるということですが、高齢者の方々にとっては、今まで利用されていた方にとって居場所になっていると思うんですが、名前を変更されるということを記載されているんですが、その高齢者の方の意向を酌んで名前を変更されたりとかは考えておられるでしょうか。
○井藤圭順委員長 井上高齢者総合支援室長。
○井上高齢者総合支援室長兼高齢者支援担当課長 高齢者総合支援室長兼高齢者支援担当課長の井上でございます。
今のお問合せですけども、長らく高齢者ふれあいの里という名前が続いておりました。今後いろいろな市民の方が利用される施設になるわけですから、当然、高齢者という言葉がついていると、逆の方が使いにくいなということもあろうかと思いますので、高齢者は外す必要があるのかなと思っています。ただ、今現在、使っておられる方につきまして、ふれあいの里という名前が非常に定着している部分もあります。なので、今、考えているところでは、高齢者というのを外しまして、ふれあいの里という形でいきたいなというふうに思っております。
それと、あまりにも大きく名前を変えてしまいますと、今、毎日、囲碁、将棋とか健康体操で利用されている高齢者の方にとっては、せっかくの施設がなくなってしまうというような印象もあったら困りますので、そういう形で高齢者を取ったふれあいの里というような形でいきたいなというふうに今、考えております。
以上です。
○井藤圭順委員長 竹内委員。
○竹内きよ子委員 分かりました。
利用者対象を拡大されるということも記載されて、先ほどもおっしゃったんですけど、ふれあいプラザあかし西というのはちょっと理解できるんですが、高齢者ふれあいの里は、地域の皆様がどこまで認知されているかというのはちょっとよく分からないところがあるんですけど、どのようにその名前が変わられたときとかに周知を考えられていますか。
○井藤圭順委員長 井上高齢者総合支援室長。
○井上高齢者総合支援室長兼高齢者支援担当課長 高齢者総合支援室長兼高齢者支援担当課長の井上です。
広報というところなんですけども、今まで高齢者だけが使える施設ということもありましたので、それほど広く広報というのは行っておりませんでした。しかし、今後、全ての市民が使えるということになれば、一定の広報は必要かなとは思っておるんですけども、その反面、やはり広報をし過ぎることで、今、せっかく毎日楽しく使っていらっしゃる高齢者の方の利用が妨げられるというのも問題があるのかなというふうに思っております。
なので、今後は高齢者以外を対象にした講座なんかもやっていこうと思っていますので、そういったところで新たな利用の方が来て、徐々に広がっていくような形がいいのではないかなというふうに考えております。
以上です。
○井藤圭順委員長 竹内委員。
○竹内きよ子委員 料金のことも、何か採用しませんというふうにもちょっと記載されていたり、例えば貸館などのスペースの有効活用も検討されたりとか、中学校のコミセンのサークルなんかを想像するんですけど、何かその中学校のコミセンのサークルなどとの違いなど考えておられますか。
○井藤圭順委員長 井上高齢者総合支援室長。
○井上高齢者総合支援室長兼高齢者支援担当課長 高齢者総合支援室長兼高齢者支援担当課長の井上です。
今、中学校コミセンとの違いというふうなお話だったかと思うんですけど、基本的には、中学校コミセンというのは、1つはその学びの場であったり、サークルの活動の場というところが大きいかと思います。逆にふれあいの里につきましては、一定居場所という部分が非常に大きい施設なのかなというふうに考えております。ただ、今後、新たにふれあいプラザあかし西と一括管理することによりまして、講座なんかも今、あまり積極的な展開をしていませんので、そのあたりをすることによって、さらにいい施設にさせていただいて、さらなる利用の拡大というのを図っていきたいというふうに思っています。
以上です。
○井藤圭順委員長 竹内委員。
○竹内きよ子委員 交流機能の充実と効率的な施設運営と居場所としての市民サービスとなりますように期待しておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
○井藤圭順委員長 他にございますか。
出雲委員。
○出雲晶三委員 このふれあいプラザあかし西のノウハウをいうんですか、講座をそれぞれに持っていくということなんですけども、指定管理による期間を5年ということをされていますが、聞くところによると、中崎は築56年と。これ指定管理が終わったら61年ですから、この建物はもつのかなと。また、ほかの建物も37年、35年と、まあ大久保はまだ比較的新しいですが、私が入ったときぐらいに開所式に行ったことあるんですが、大体、財政健全化で、この辺のやつはもうひょっとしたら整理という課題にも上がっておったんじゃないかなと思うんですけれども、この築56年の中崎、これを将来どうするのか。また、これ地震が来て潰れることはないと思うけれども、将来的にどう考えておられるのか。ワンサイクルだけでぼつぼつ閉められるのか、その辺をちょっと、考えがあるようだったら聞かせてください。
○井藤圭順委員長 井上高齢者総合支援室長。
○井上高齢者総合支援室長兼高齢者支援担当課長 高齢者総合支援室長兼高齢者支援担当課長の井上です。
確かに今、中崎が一番古い、4館の中で一番古いということになっていますけども、耐震基準も満たしておりますし、建物自体、震災で地震が来て壊れるというようなことはないというふうに思っています。
あと、財政健全化のお話もあるんですけども、そのときの議論では、廃止か、もしくは目的の変更というようなことで議論されておりました。今回は、廃止ではなくて、全ての市民が使える施設に目的を変更して継続していくというふうに考えています。
それと、今、当然、どんな施設もそうなんですけども、一定の修繕等は出てくると思いますので、それは適宜必要、優先順位をつけながらやっていって、使える限りに使っていきたいと。ただ、根幹的な問題が生じたときには、その利用状況とか施設の在り方、そういうのを考えた上で、修繕するのか廃止にするのかというような検討をする必要が出てくるのかなと思っております。
以上です。
○井藤圭順委員長 出雲委員。
○出雲晶三委員 そこで例えば、給排水の配管とか電気設備とかが中に埋まっている、それは無理だというようなことになったら思い切るということですから、それはそれで思い切って、そのときには廃止、もうやむを得えないかと思いますのでよろしくお願いします。
以上です。
○井藤圭順委員長 他にございますか。
ないようですので、質問を終結いたします。
続いて、報告事項ウ、
明石市立木の根学園の
次期指定管理者候補者の選定について説明を求めます。
中谷障害福祉課長。
○中谷障害福祉課長 障害福祉課長の中谷でございます。
私からは報告事項ウ、
明石市立木の根学園の
次期指定管理者候補者の選定につきまして、委員会資料により御説明いたします。
来年3月末に指定管理期間満了を迎える木の根学園につきまして、来年度以降の指定管理者の選定方法等について御報告いたします。
まず、1点目の指定管理対象施設は、
明石市立木の根学園のひまわり工房、たんぽぽ工房、短期入所施設の3か所で、現在の指定管理者は社会福祉法人明桜会です。
2点目の指定管理者選定方法は、民間事業者の専門性を生かした市民サービスの向上と施設の効率的・効果的な運営を行うため、引き続き指定管理者による管理運営を継続することとし、これまでと同様に公募は行わず、現指定管理者の社会福祉法人明桜会に事業計画書等の提出を求め、その内容を審査し、選定いたします。
次に、選定に当たっての考え方を御説明いたします。木の根学園につきましては、資料に記載しておりますとおり、昭和43年の設立からの経緯に加え、現指定管理者である社会福祉法人明桜会は、知的障害のある方を対象とする様々な障害福祉サービスを明石市内で実施しており、知的障害のある方への支援に関する専門的なノウハウや人材を有しております。
2ページをお願いいたします。
また、木の根学園の運営におきましては、市の直営時代にはなかった休日開園日を設けているほか、利用者の高齢化や重度化に対応したサービスの充実に取り組むなど、個々の利用者の障害特性やニーズに基づくきめ細かな支援を提供し、保護者から高い評価を頂いております。さらに、平成28年4月に開設いたしました短期入所施設におきましても、コロナ禍においての利用控えがある中、稼働率が7割を超えるなど、同法人が有するノウハウを生かした運営が行われています。
このように、設立からの経緯に加え、現指定管理者が指定管理者として指定をしてから10年がたっておりますが、この間に培われました高い信頼や支援の継続性、法人の持つ高度な専門性等を踏まえ、今後のさらなる市民サービスの向上が期待できると考えており、非公募で選定を進めることといたします。
3点目の指定管理期間につきましては、専門性の高い人材を確保し、安定したサービスを継続して提供するため、5年間といたします。
最後に4点目、選定スケジュールにつきましては、資料に記載のとおりでございまして、本年12月議会に次期指定管理者の指定議案を提出し、御審議いただく予定としております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○井藤圭順委員長 説明は終わりました。
御質問、御意見はございますか。
竹内委員。
○竹内きよ子委員 何点か質問させていただきたいと思います。
今現在の木の根学園の利用者の人数、高齢化されているというふうに記載があるんですけど、何人ぐらいいらっしゃるんでしょうか。
○井藤圭順委員長 中谷障害福祉課長。
○中谷障害福祉課長 障害福祉課長の中谷でございます。
通所施設につきましては、ひまわり工房とたんぽぽ工房がそれぞれ60名の定員でございまして、合計120名定員のところ、本年4月時点の利用者が、ひまわり工房が59名、たんぽぽ工房60名となっております。短期入所施設につきましては、男女3名ずつの6名定員で運用しているところでございます。
以上です。
○井藤圭順委員長 竹内委員。
○竹内きよ子委員 かなり多い方が利用されているというのが分かったんですけど、公共交通機関のあまり利便性がよくない場所にあるのかなと私は個人的に思うんですけど、通所はそういう交通機関を使って、どういうふうに利用者さんは来られているんでしょうか。
○井藤圭順委員長 中谷障害福祉課長。
○中谷障害福祉課長 障害福祉課長でございます。
現在の利用者の約8割の方、100名弱の方が施設が運行しております送迎車のほうを利用されております。残りの2割程度の方は保護者が自家用車等で送迎をされておられます。また、数名の利用者が訓練目的に週に数日程度ですが、公共交通機関を利用して通所をされておられます。送迎につきましては、マイクロバスをはじめ、ワンボックスやミニバンなど、12台の送迎車両を活用して、朝と夕方の送迎を行っております。最寄りのバス停まで送り迎えをすることが難しいという保護者の御要望もあり、可能な限り、個々の利用者様の御自宅付近まで送迎者を運行しているところでございます。
以上です。
○井藤圭順委員長 竹内委員。
○竹内きよ子委員 よく分かりました。
個々の利用者の方の障害の特性やニーズに基づいて、きめ細やかな支援ということもあるんですが、その公共交通機関を使うということ1つに関してもすごく非常に細かい配慮がされているかなというふうに思っております。
例えば、その項目、きめ細かい支援というのは具体的にどのような支援になるんでしょうか。
○井藤圭順委員長 中谷障害福祉課長。
○中谷障害福祉課長 障害福祉課長でございます。
御説明でも申し上げましたように、近年、比較的年齢層の高い方、また、障害の程度が重度の方の割合が増えてきております。木の根学園では、古くからケーキやクッキーなどの製造販売を行っておりまして、また、企業から受注した軽作業等も行っているところですが、近年こういった高齢化であったり、障害の重度化によって、そういった作業に携わることが難しい利用者さんが増えてきている状況でございます。そのような作業に従事することが難しい利用者さんに対する支援といたしまして、近年、保護者の方からの御要望等も踏まえまして、カラオケであったり、調理実習、または散策であったりドライブといったレクリエーション、または運動などのリハビリ活動なども充実をさせてきているところでございます。
ただ、一方、先ほど申し上げましたように、木の根学園といえば、クッキーやパウンドケーキということで、ブランドイメージが定着をしておりまして、イベントなどでの物販を楽しみにされている市民の方も多数いらっしゃいます。これまでも積み重ねてきた伝統がございますので、個々の利用者様の障害特性、ニーズということで、作業よりもレクリエーション、リハビリ活動というところに大分シフトはしてきているところではございますが、可能な範囲で古くから行っておりましたクッキーやケーキの製造というところも一定、機能訓練にもつながるところもございますので、そういったところのバランスをしっかりと考えながら、市としても指定管理者と一緒になってお一人お一人の生活に寄り添った支援ということに取り組んでいきたいなというふうに考えております。
○井藤圭順委員長 竹内委員。
○竹内きよ子委員 詳しく説明ありがとうございました。
木の根学園のクッキーとかは非常に市民も喜んでおられて、評判が高いというふうに認識しておりますので、社会福祉法人明桜会が継続されるということで、高い信頼に基づいて支援の継続性が、今までの維持も含めて保護者からの高い評価をずっと頂けるようによろしくお願いいたしたいと思います。
以上です。
○井藤圭順委員長 他にございますか。
ないようですので、質問を終結いたします。
以上、報告3件を聞いたということを御確認お願いいたします。
次に移ります。
その他の項です。
その他について、坂口、灰野両委員により、事前に申出を受けておりますので、まずは坂口委員よりお願いします。
坂口委員。
○坂口光男委員 私のほうからは、中学校給食について、もう始まって、平成30年4月より全校、その前には試行としてやっているんですけども、もう5年目になるんですね。改めてではないんですけども、中学校給食の今の状況、検証させていただきたいなということなんです。
よく考えてみますと、大きい事業になればなるほど実施するまでにいろんな紆余曲折があって、ああでもない、こうでもないといって話合いするんですけども、やり出すとなかなかその後、検証ができていないんじゃないかなという、私自身の反省もありまして、5年目を迎えた中学校給食について、総括する目的で質問させてもらいたいと思います。
大きくは1点と、個別のこの項目について2点質問させてもらいたいなと思っています。非常にざっくりとした言い方なんですけど、1点目なんですけども、5年目を迎えた中学校給食なんですけども、全体的な総論としての見解というのはどんな感じで思われているんですかね。
○井藤圭順委員長 山下学校給食課長。
○山下学校給食課長 学校給食課長の山下でございます。
全体的なことでまず申し上げますと、平成30年度に全校で中学校給食を開始して以来、ここまで食中毒とかアレルギー事故とか、そういうこともなく、学校が計画した給食の日に時間どおりに確実に給食のほうを提供してきたところでございます。
以上です。
○井藤圭順委員長 坂口委員。
○坂口光男委員 一番大事なところを答えていただいたいうような感じでありがとうございます。
アレルギーとか、そういった大きな問題はない形でスムーズに実施できているということですよね。ありがとうございます。
次は個別のことなんですけど、まず日々の献立、今日も献立の食材費が上がったということで補正予算も上がっていたんですけど、日々の献立についてです。どのような形で今現在、運用されていますでしょうか。
○井藤圭順委員長 山下学校給食課長。
○山下学校給食課長 学校給食課長でございます。
献立につきましては、小学校と同様に栄養教諭が作成した原案をもとに、学校長や食育担当教諭等で構成する献立調理委員会というところで意見を聞きながら行っております。そこで既に提供した給食についても御意見を頂いているところでございます。
加えまして、13中学校に配置した栄養士資格を持つ学校給食員の業務日誌を回収して、現場の声を把握し、可能な限り献立に反映するよう努めているほか、新たな取組として、令和2年度からあかしっ子大好きメニューと題したアンケートを実施いたしておりまして、生徒が食べたい献立、その他意見を頂き、献立に反映をしております。
昨年度からは、学校長が検食の際に記録する検食簿というものがございまして、それも回収させていただいて、現場の意見の把握にさらに努めておるところでございます。
○井藤圭順委員長 坂口委員。
○坂口光男委員 今まで栄養士さんの業務日誌からということで、これは計画どおりの対応かと思うんですけど、校長先生の所見を聞いたり、または子供たち、生徒たちの意見を聞いたりということで、さらに中身のあるような形で情報収集していただいているようなんで安心しました。ありがとうございます。
もう1点なんですけど、当初、中学校給食実施に当たっては、やっぱり自校方式、小学校みたいに自校方式でやるのがいいのか、それともセンター方式で一括して提供するのがいいのか、また1か所だったらトラブルがあったらどうするのかということで2か所にしたり、こういった経過があるわけなんですけど、特に食材はセンター方式で特徴ある配送ですね。この辺で特に注意していることとか、現在の状況はいかがなものでしょうかね。
○井藤圭順委員長 山下学校給食課長。
○山下学校給食課長 学校給食課長でございます。
現在、東部、西部の給食センターの調理、配送、配膳、または設備の維持・管理につきまして、一括して同一業者に委託しておりまして、東部、西部センターのサービスの均一化であったり、効率化、迅速化を図っておるところでございます。
センター方式は、確かに自校方式と異なりまして、調理場から各学校への配送という工程が入ることから、温度管理や配送時間、配送時の異物混入というところについて配慮する必要がございますけれども、温度管理につきましては、保温効果の高い二重食缶というのを採用しておりまして、温かいものを温かいまま届けております。
衛生管理につきましては、配送トラック発着場所にドックシェルターという装置を整備しまして、出入口と荷台を密着させ、外の空気と一緒にほこりなどの異物が混入することを防ぐほか、調理場内ではエアーシャワーとかエアーカーテンとか、そういったものを整備して調理場内においても異物混入のリスクに備えております。
以上、センター方式におきましても、温度管理であったり衛生管理、しっかり行ってきたところでございます。
○井藤圭順委員長 坂口委員。
○坂口光男委員 ちょっと一番心配だったのが、やっぱり給食センターから各学校に配送するという際に、調理も含めてですけども、やっぱり衛生面が非常に心配なところがあったんですが、きちっとやって、トラブルなしということで、改めて理解いたしております。
今後はさらに成長期の生徒たちを相手にする給食でございますので、おいしい給食、また、衛生面にも気をつけていただいて、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。ありがとうございました。
○井藤圭順委員長 続いて、灰野委員、お願いします。
灰野委員。
○灰野修平委員 私からは、みんなが選べる明石の制服を導入するということで、前年度、この委員会でも報告がありました。それから、今年度になりまして、みんなが選べる明石の制服を考える会が5月、6月と開かれて、第3回も7月25日に開かれると聞いておりますけれども、その考える会の進捗状況と、その会での議論を踏まえて、本市の中学校における制服のお考えをお聞きいたします。
○井藤圭順委員長 小和児童生徒支援課長。
○小和児童生徒支援課長 児童生徒支援課長の小和でございます。
まず、当初、市が取組を進めております、この制服の名前を標準服というような名称で呼んでございました。この標準服という名前が、どうしても児童生徒全員が買わないといけないであったり、着ないといけない制服というような誤解を招くということで、このたび標準服というような呼び名ではなく、みんなが選べる明石の制服というような名前で今、取組を進めております。
そして、この市の制服のもともとの位置づけでございますが、現行の各中学校の制服に加えまして、保護者や生徒が希望する場合に市の制服を着用して学校生活を送ることができるものということで進めております。
そして、この市の制服を進めるに当たりましてのデザイン・仕様等につきましては、まず1つ、性別に関わりなく着用することができるもの。そして、令和5年4月に希望する全ての生徒が着用可能となるように、供給体制であったり流通体制が整備できるもの。そして、機能性、デザイン性、耐久性等を備えたもの。そして、最後に現行の各中学校制服の平均的な価格帯で購入可能なものということで、今年の2月に準備会を立ち上げまして、こういうような位置づけを設定しまして取組をスタートしました。
そして、この5月に準備会の意見等、また、児童生徒にもアンケートをとりました。対象学年は、当時の中学校1年生の生徒と保護者、そして全教職員でございます。そのような声も聞きながら、今年5月に検討会というような名前で当初スタートしておったんですけれども、生徒もその場に招いて、一緒にその会を進める。生徒の生の声を聞いて進めるというようなところで、このみんなが選べる明石の制服を考える会、意見交換会というような形で進めさせていただいております。
まず、アンケートのほうでは、やはり子供たちの生の声は、機能性であったり、デザイン性であったり、要は動きやすさとか着やすさとかいうようなものが第1回目のアンケートの上位の項目でございました。また、保護者や教職員等につきましては、そこに耐久性であったり、また価格帯についての御意見も頂きました。
そしてこのたび、そういった声を生かしながら、まず、市が取組を進めています、この制服、どのようなタイプがいいのかということで、現在、全国的にこの詰め襟学生服、セーラー服から、いわゆるスーツ型、ブレザー型の制服に変わろうとしております。そして、本会、この考える会につきましても、いわゆる男女が着れる、そのスーツ型、あるいはブレザー型の制服で、ただ、そのスーツ型、ブレザー型といいましてもいろいろなタイプがございますので、じゃあ、どのようなタイプがいいのかというようなところで、第1回は5月、第2回は6月に開催しましたけれども、おおむね大体のデザイン等、今絞っているようなところでございます。
また、生地とか素材等につきましても、着やすさとか着心地というような観点もございますので、実際に制服の業者の方々にお願いをしまして、実際のそのサンプルを作っていただきまして、6月に行いました第2回の考える会につきましては、実際にその制服をAタイプ、あるいはBタイプ、Cタイプと。そして、ウールとかポリエステルとかの混率もございまして、実際、今年4月から導入を始めています朝霧中学校の制服を参考にしながら、全部では4体の制服を、考える会の中でサンプルを展示しまして、そして子供たちの意見も聞きながら、今、進めているようなところでございます。
令和5年の4月に導入ということで、あと7月に第3回、この回では今、ある程度、そのタイプを絞っているところでございますので、早速この6月末から7月にかけて、もう一度、小学校5年生、6年生、中学校1年生、2年生の児童生徒、そしてその保護者、そして全教職員にアンケートをとりまして、1つの方向性を今から示していこうかなと考えているところでございます。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 灰野委員。
○灰野修平委員 説明いただきまして、ありがとうございます。
令和5年度から導入したいということなんですけども、明石の13中学校では既に女性生徒のスラックス対応はできておると聞いております。急いで導入、令和5年度に間に合わせようとしているがために、いろいろな問題が起きているとも聞いております。急いでいるがために間に合う生地が限られているということで、選択肢が狭まっているということや、教育委員会が大義名分にしている個人選択というところで、メーカーにとっては数が読めないということで、作り込みができないというようになってしまっていまして、金額がどうしても高くなってしまうということも聞いておりますけれども、本会議場で市長は、現行の値段よりも高くなることはあり得ないというような発言もありましたけれども、その辺、メーカー側とどういうふうな話になっているのか、お聞きかせ願えますか。
○井藤圭順委員長 小和児童生徒支援課長。
○小和児童生徒支援課長 児童生徒支援課長でございます。
先ほど委員のほうからもお話がございましたように、業者にも問い合わせましたところ、若干価格が高くなると、そういうような話もありました。一昨年からのコロナの影響、また、現在のウクライナ情勢等、原油価格の高騰に加えて、ロット数が読めないというようなことも大きな要因の1つであると認識しております。
そして、最終的な販売価格につきましては、販売業者様が決定するものですので、委員会、私たちの立場で幾らに価格をしてくださいと価格を設定するということはどうしても難しいですので、実際、各学校が現在採用している制服につきましても価格に幅があるのが現状でございます。
教育委員会としまして、生徒や保護者の希望にできるだけ応えられますように、機能性や耐久性にも考慮しながら、製造コストが現在、各学校が採用しているブレザー型の制服と同程度になるような仕様を設定していきたいと考えているところでございます。
また、現在考えているこの明石の制服は、本当にシンプルなものを考えております。ですので、ネクタイとかリボンとかベスト等の附属品を省いたようなシンプルな形の仕様を設定することで、コスト面での配慮も考えております。
以上でございます。
○井藤圭順委員長 灰野委員。
○灰野修平委員 朝霧中学校や大蔵中学校でも、今年度、来年度、新しい制服になるということなんですけども、そこに至るまでに何年もかかっているとも聞いているんですね。それをみんなが選べる制服ということで、ここ何か月でやろうとしていることにちょっと無理があるんじゃないかなという感じもしております。
これ、価格が高くなってしまえば、生徒や保護者にとって、市民にとって、メリットが薄いものになってしまうと思いますので、そこら辺は十分、気をつけてやっていただきたいなと思いますし、そもそも、もうちょっと時間をかければ数も読めると思いますので、その辺、もうちょっと時間をかけてやっていくというお考えはないでしょうか。
○井藤圭順委員長 小和児童生徒支援課長。
○小和児童生徒支援課長 児童生徒支援課長でございます。
当初、この取組をスタートしました当時、まず1つが、実際にこの今の制服に対して、性の違和感であるとか、性の不一致であるとか、やはりちょっと制服に対するストレスを抱えている児童生徒が実際にいるという事実がございました。そして何とか、その子供たちに少しでも早いタイミングで、この市が考えているこの服を提供できればなというようなところで取組もスタートしておりました。
まず、校則とか制服は、全国的にも、当然、明石においてもここ数年、ずっと適宜、見直しとか、制服につきましても徐々にスーツ型、ブレザー型のほうには移行をしているんですけれども、なかなかその性に違和感を感じている子供たちが今、詰め襟とかセーラー服がある中で、例えばブレザー型、スーツ型を選んだとしても、やはりセーラー服の学校であった場合には上下がアンバランスな形になってしまいます。要は上がセーラー服、下がスラックスというような、やはり見た目もアンバランスになるということで、なかなか学校はゆっくりといろんな声を聞きながら取組を進めておるところなんですけれども、それではなかなか間に合わないというようなことで、この令和5年の4月に導入を設定して、今、取組を進めているというような状況でございます。
御理解賜りますようよろしくお願いします。
○井藤圭順委員長 灰野委員。
○灰野修平委員 そのジェンダーに特化してやると余計にそれを着た人がカミングアウトみたいな形になってしまっても、それも本末転倒だと思いますので、今、女子スラックスを対応しているものはそういう趣旨ではやっていません。防寒とかそういうのを含めて、女子生徒がスラックスを履けるようにということで、13中学校では導入していると聞いております。
その辺も十分注意してやっていただきたいと思いますし、せめてもう1年、令和6年度からの導入というのが、これ意見だけとしておきますけれども、もうちょっと時間をかけてやれば、もっとみんながメリットがあるものになるんじゃないかなと思います。その辺、急いでやる根拠といいますか、その理由がちょっといまいち分かりませんので、これは意見だけとしておきますけれども、十分、時間をかけてやっていただきたいなということは申し上げておきます。
以上です。
○井藤圭順委員長 他に事前に申入れを受けておりませんので、その他の項を終結いたします。
次に移ります。
閉会中の所管事務調査事項について確認をいたします。
(1)社会福祉の充実及び介護保険について
(2)子育て支援及びこどもの健全育成について
(3)地域総合支援について
(4)保健衛生及び医療連携について
(5)教育の充実及び推進について
以上、5項目について、閉会中もなおよく慎重に調査、検討いたしたいので、議長に閉会中の継続調査として申し出ることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井藤圭順委員長 御異議なしと認め、議長に閉会中の継続調査として申し出たいと思います。
以上で、
文教厚生常任委員会を閉会いたします。
御苦労さまでした。
午後2時18分 閉会
以上は、本委員会の記録であることを証するため、明石市議会委員会条例第20条の規定により押印する。
文教厚生常任委員会
委員長 井 藤 圭 順...