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令和 3年建設企業常任委員会( 3月18日)

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  1. 明石市議会 2021-03-18
    令和 3年建設企業常任委員会( 3月18日)


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    最終取得日: 2023-04-29
    令和 3年建設企業常任委員会( 3月18日)                             建設企業常任委員会記録                           令和3年3月18日(木)                           於   大会議室     ----------------------------------- 〇出席委員(7人)   丸谷聡子委員長             灰野修平副委員長   国出拓志委員   飯田伸子委員   楠本美紀委員   穐原成人委員   宮坂祐太委員欠席委員   なし 〇出席説明者   宮脇副市長  福田理事技術担当)  西本公営企業管理者水道局長   東都市局長  山本理事山手環状線整備担当部長  小田垣道路部長   植田下水道部長  ほか所管各部局の室長・次長・課長 〇議 事  (1) 都市局(下水道室)、水道局関係
      ① 付託された議案の審査      議案(2件)      議案第43号 令和3年度明石市水道事業会計予算・・・・・・・・・・・・・・・・ 3      議案第44号 令和3年度明石市下水道事業会計予算・・・・・・・・・・・・・・11   ② その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20  (2) 都市局(都市整備室道路安全室、住宅・建築室)関係   ① 付託された議案の審査      議案(3件)      議案第32号 令和3年度明石市一般会計予算分割付託分〕・・・・・・21      議案第36号 令和3年度明石市公共用地取得事業特別会計予             算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40      議案第37号 令和3年度明石市石ヶ谷墓園整備事業特別会計             予算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41   ② その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43                            午前9時56分 開会 ○丸谷聡子委員長  おはようございます。少し早いんですけれども、ただいまから建設企業常任委員会を開会いたします。  それでは、議事、都市局、水道局関係に入ります。  まずは都市局(下水道室)、水道局関係です。  付託された議案の審査に入ります。  審査に入る前にお願いがございます。当初予算議案について質疑をする際には、議案書のページ番号を告げてからお願いいたします。また、予算事業説明シートを用いて質疑をする際もページ番号を告げてください。細かい数値の確認や予算に関連しないことは別の機会にお願いいたします。  議案は2件です。  それでは、議案第43号、令和3年度明石市水道事業会計予算を議題に供します。  御質疑、御意見はございませんか。  楠本委員。 ○楠本美紀委員  水の4ページ、営業収益についてお聞きします。  事業収入について、近年、大口使用者が水道水から工業水、地下水に変えられて、3億円の収入減となったとお聞きしましたが、今後も水道水から地下水に変更される事業所が増えないか心配です。見通しはどうでしょうか、お聞きします。 ○丸谷聡子委員長  鳥居浄水担当課長。 ○鳥居浄水担当課長  浄水担当課長の鳥居でございます。  先ほどの地下水への転換という話ですが、今現在、事業者が地下水に転換するというようなお話は聞いておりません。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  楠本委員。 ○楠本美紀委員  今、明石市の水道局が利用している地下水の水量は年々減っているのでしょうか。将来的にも使い続けることはできるのか、お聞きします。 ○丸谷聡子委員長  鳥居浄水担当課長。 ○鳥居浄水担当課長  浄水担当課長でございます。  地下水の使用量についてなんですが、年々、取水を抑制して、取水量は減少してきております。また、今後も利用し続けることができますよう、取水量を抑制しながら利用し続けていきたいと考えております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  楠本委員。 ○楠本美紀委員  将来的には阪水とか県水の増量ということで、明石市の水道の質もそれぞれ変わってくるかと思うんですけれども、地下水というのは本当に明石の宝やと思うんですね。それで長く使い続けられるよう努力していただきたいと思います。意見とします。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  予算事業説明シートには記載がなくて、議案書にのみ記載がある項目ですので、議案書のページ番号を申し上げますけれども、水の24ページです。水の24ページの収益的支出の款 水道事業費用、項 営業費用、目 原水及び浄水費の表の上から9行目、国有資産等所在市町村交付金120万円について、質問をいたします。  国や県等が所有をする資産につきましては、固定資産税がかからない仕組みになっているんですけれども、使用の実態が民間所有の一般の固定資産と変わりがないものにつきましては、固定資産税相当額を交付金という形で、所在をする市町村に交付をする仕組みになっております。  市全体で言いますと、これは一般会計総務常任委員会分割付託分になるんですけれども、市内に多数県営住宅がありますし、官舎とか、県が賃貸しをしている土地につきまして、1億7,700万円、国有資産等所在市町村交付金という形で歳入の計上がなされております。  翻って、この水道事業のほうで計上されております、24ページ9行目の国有資産等所在市町村交付金についてなんですけれども、収入ではなくて支出の項目で上がっておりますので、最初これを見たときに、どういうことなんだろうということで理解をするのが難しかったんですけれども、よくよく考えてみますと明石川取水場が神戸市西区に所在をしておりますので、明石川取水場固定資産税相当額を明石市から神戸市に交付金という形でお支払いをするためのものなんじゃないかという、そういう想像をするんですけれども、そういう理解でいいですか。 ○丸谷聡子委員長  鳥居浄水担当課長。 ○鳥居浄水担当課長  浄水担当課長の鳥居でございます。  委員御質問の国有資産等所在市町村交付金についてですが、基本的な理解は委員御発言のとおりでよいのですが、実際には施設全域が神戸市に所在します明石川取水場以外にも、施設の一部が明石市にかかります東部配水場や、明石川浄水場の源井が神戸市内に複数ございまして、それらも含めて固定資産税相当額を神戸市に交付金として交付しております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  野々池の一部が、もしかしたら神戸市にかかるのかなというのもちょっと事前に頭をよぎっていたんですけれども、明石川取水場全域神戸市で、それ以外に東部配水場の一部と明石川浄水場の源井、いわゆる井戸だと思いますけれども、言われてみれば確かにそうだなということで思いました。  この120万円の交付金についてお尋ねしたのはどういうことかといいますと、この3月議会、本会議であったり、あるいは前回の3月10日の当委員会でも議論がありましたけれども、水道事業を取り巻く環境に変化が生じる中で、さらに水道事業経営努力を重ねていかなければならないと。前回の委員会でも管理者のほうから施設の再整備でありますとか、不要資産の活用というようなお話もございました。  そもそもの話として、この賃貸しをしている土地や住宅はともかく、この水道施設固定資産税相当額支払い対象になっているという点について、水道施設民間所有の一般の固定資産と同じと言えるのかどうかという、そこの疑問はあるんですけれども、ただ、国有資産等所在市町村交付金法という法律があって、その第2条第5項で水道施設と明記されておりますので、そこは法にのっとって粛々とお支払いをしていかなければならないと。ただ、経費削減の取組といたしまして、総額120万円という水道事業会計全体から見ますと決して多額とは言えない額ではあるんですけれども、今後も引き続き、様々に経営の合理化を図っていかなければならない中で、金額の多い少ないにかかわらず、この交付金についてもしっかりと踏まえた上で検討する必要があるんじゃないかなと、そういう思いがいたしております。  そこで、今、御答弁がありました固定資産税相当額をお支払いをしている水道施設のうち、明石川取水場につきましては、明石川河川水水源の廃止に伴って、取水場も廃止というのは決まっていると思いますし、東部配水場は今後も存続というのは決まっていると思うんですけれども、今、お話がありました明石川浄水場の源井、井戸、こちらにつきましては、先ほど楠本委員からも地下水の御議論がありましたけれども、廃止、存続、そういった方向性は出ているんでしょうか。 ○丸谷聡子委員長  鳥居浄水担当課長。 ○鳥居浄水担当課長  浄水担当課長でございます。  明石川浄水場系の源井についてですが、地下水については貴重な資源ですので、これら源井のうち、良質な地下水を安定してくみ上げることができるものについては鳥羽浄水場に集約し存続させていただく予定でございます。 ○丸谷聡子委員長  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  今の御答弁を逆説的に捉えると、明石川浄水場系の源井について、水質であったり、供給量であったり、そういったこと次第では、その一部を廃止する可能性もあるということに言い換えることができるのかなというふうに理解をいたしました。  今後、水道施設の再整備や不要施設の活用を検討していく中で、この固定資産税相当額をお支払いしている、他市に所在する水道施設の在り方ということも踏まえた上で検討していただければいいのかなと思っておりますので、その点も踏まえた検討をお願いしたいと思います。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  穐原委員。 ○穐原成人委員  水の24ページにあります表の上から5行目の負担金について質問をいたします。  この大阪湾フェニックス建設工事に係る負担金他とありますが、具体的にはどのようなことをしたものの負担金なのか、お答え願います。 ○丸谷聡子委員長  鳥居浄水担当課長。 ○鳥居浄水担当課長  委員御質問の大阪湾フェニックス建設工事に係る負担金なんですが、フェニックス事業でまず各市町村がフェニックス事業を維持する工事について案分した費用を出しております。フェニックスの工事をするものです。 ○丸谷聡子委員長  穐原委員。 ○穐原成人委員  その負担金ですから、いろいろな状態があってのことだと思うんですが、私が言いたいのは、もしそのフェニックスを続けていくために各市町村が負担をするのなら、これはなぜ水道事業で入ってるのかということなんですよ。 ○丸谷聡子委員長  鳥居浄水担当課長。 ○鳥居浄水担当課長  フェニックスには、水道施設で浄水処理したときに汚泥が出まして、それを脱水しまして、脱水ケーキとしております。それの最終処分場としてフェニックスのほうに持っていっておりますので、負担金として、工事等の案分の支払いをしております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  穐原委員。 ○穐原成人委員  処分場みたいな感じで利用しているということだろうと思うんですが、今、この処分というか、そういう汚泥なんかに関しても、言えばセメントメーカーに持っていって、セメントの原材料として使ってもらうとかいう方向も考えられるのではないかなというような気がするんですよ。金額が644万6,000円、かなりの金額になりますので、その辺も1つ、考えるべきではないかなと思うんですが、ただ、その大阪湾フェニックスに関してこの比率が、もうこれだけ負担しなさいよと言われてるものなのかどうか。その辺はいかがなんでしょうか。 ○丸谷聡子委員長  鳥居浄水担当課長。 ○鳥居浄水担当課長  浄水担当課長でございます。  フェニックス最終処分として持っていく契約をしているものについては、負担金として負担をしなければならないようになっております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  穐原委員。 ○穐原成人委員  私が言ってるのは、年間これだけもう決まったものなのか、それとも出たその立米数かトン数かによっての金額の差があるのかということなんですよ。これはもう年間ほぼこの六百四十何万に関しては、もうこういう契約になってしまってるのかどうかということなんですよ。 ○丸谷聡子委員長  鳥居浄水担当課長。 ○鳥居浄水担当課長  処分費用としては手数料は別でございまして、負担金としては工事費の案分のみ見ているものでして、それは発生するものと考えております。 ○丸谷聡子委員長  穐原委員。 ○穐原成人委員  その辺も一度、どうやったら安くなるのかとかいう考えをちょっと持っていただいて取り組んでいただきたいなと。これを意見として述べておきます。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  国出委員。 ○国出拓志委員  水道の5ページのところの水道事業会計の原水及び浄水費ということなんですが、予算事業説明シートで言えば660ページになろうかと思うんですけれども、その中の事業内容として4つの項目がありますが、3つ目の水質管理に関わる話になるんですが、そのシートの一番下のところの予算増減につきましても9,427万円が今度、3年度は新しく増えていくという話で。その内容を見れば、主な理由としては、原水のことも書いてますけども、明石川河川水水質対策、そこらの部分も結構大きいかなと思うんですが、御承知のとおり、新聞報道でもございましたように、明石川というのは有機フッ素系の化合物が結構ありまして、基準値を超えてるわけではないんですが、基準値内というものの、高値のまま非常にあまり水質が良くないということで、報道もございまして、それから今日に至るまで、いろいろ水道局としましてもやっていただいていると思うんですけど、それらを踏まえながら、中身についてどのようになっているのか、どういう対応をしてこられたのかを先にお聞きしたいと思います。 ○丸谷聡子委員長  鳥居浄水担当課長。 ○鳥居浄水担当課長  先ほどの河川水の水質対策についてということですが、昨年6月に報告いたしましたように、令和2年4月より有機フッ素化合物の一部でありますPFOS及びPFOAについて、要検討項目より水質管理目標設定項目となり、目標値が設定されました。  明石川浄水場では、活性炭処理によりPFOS及びPFOAを除去しているのですが、これの交換頻度を上げることにより、さらなる低減効果を確認できております。今後も、水質対策については万全の体制を敷いていきますのでよろしくお願いします。 ○丸谷聡子委員長  国出委員。 ○国出拓志委員  とすれば、当初に比べると、結論的ですけれども、安心して市民の皆さんに水を飲んでいただけるような対応、対策はしっかり取っているという、こういう理解でよろしいでしょうか。 ○丸谷聡子委員長  鳥居浄水担当課長。 ○鳥居浄水担当課長  委員御指摘のとおり、有機フッ素化合物については活性炭処理で除去しており、安心して飲んでいただける水となっております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  国出委員。 ○国出拓志委員  これは意見だけにしておきますけど、やはり市民の皆さんに、やっぱり安心して飲んでいただける水を提供するというのが最大の目的であろうかと思いますので、今後とも明石川がきれいになるということはなかなか考えにくいので、その対応については市でしっかりと取り組んでいくしかないというふうに思いますので、その点どうかよろしくお願いします。  以上です。
    丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  灰野副委員長。 ○灰野修平副委員長  水の6ページの1款 資本的支出、1項 建設改良費、2目 老朽管整備事業費ですね。シートで言いますと674ページなんですけれども、これは資本的支出なので計画的にやられているということでお聞きしておりますけれども、予算のほうも500万円増えてまして、計画的にやられてるということですけれども、市民の皆さんの中には、そういったことを御存じない方では、この水道会計が厳しい中で、この老朽管の整備ということが遅れている、後回しになってるんちゃうかなという心配をされてる市民の方もいらっしゃるということで、その辺の広報といいますか、計画的にちゃんとやってますよということを市民の皆さんに知っていただくということも大事なんじゃないかなということを思っています。  以前はこの老朽管の延長ですね、距離を延ばすことが主になって、そこばっかりに力を注いでいるということだったんですけど、今、評価が変わってまして、必要な場所、必要な箇所を重点的にやるというやり方に変わっているということですけれども、それで距離も微増ですけど、ちょっと延びているということで、そういう重点箇所を主にやっていく中で、さらに距離も延ばしていくということをお聞きしてますけれども、効果的なこの距離を延ばす新たな手法とか、それから延長の手段とか、そういうことがあれば教えていただきたいんですけれども。 ○丸谷聡子委員長  辻工務担当課長。 ○辻工務担当課長  工務担当課長の辻でございます。  ただいまの質問に対する回答でございますが、まずは予算、経営状況というのが厳しい中、水道の更新は大丈夫かということなんですが、水道の老朽管更新事業費というのは建設改良費に含まれます中で、水道局の資産であります管路でありますとか、水道施設を更新していくためには必ず必要な費用だと考えております。  市民に安全・安心な水を安定的に供給するためには、決して削減するようなことがないように、起債、企業債の借入れでありますとか、そういったいろいろな対策を考えながら、今後も計画どおりに進めていく予定をしております。  そういった中で、今の進捗状況なんですけど、平成29年から10年間で更新をしていくという計画になっておるんですけど、現在の進捗率としましては、計画値38.7%に対しまして、38.9%とほぼ計画値どおりに推移しております。さらに今後、どうやって方針を進めていくのかというような質問でございますが、ただいま水道局のほうでは、全国に先駆けまして、概算数量を用いた設計、過去の工事の実績を精査して、その中から大体これぐらいであろうという概算数量をはじいて、その概算数量に基づく設計を発注するというような形を今、試行しておりまして、その試行がうまくいきますと、設計の手間というのを非常に省くことができると考えております。  また、コストの削減につながるところでは、老朽管の更新をする際には、大きな口径の水道管などは、現在、水量がだんだん減ってきておりますので、更新に際してはダウンサイジング等を検討して、現在の適正な流量に管路の口径をダウンすることによってコストを削減するというような取組を進めております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  灰野副委員長。 ○灰野修平副委員長  そうですね。水量に合った見直しというのは必要だと思いますので、今後ともそういったことを進んでやっていっていただきたいと思います。また、管の品質というのも良くなってると思いますので、その耐用年数とかも延びてると思いますので、その辺も十分この計画に反映していただいたらなと思います。  また元に戻りますけども、市民に対する周知といいますか、ちゃんとこの計画どおりに心配なくやってますよという、その辺の試みというのは、どうお考えですか。 ○丸谷聡子委員長  辻工務担当課長。 ○辻工務担当課長  工務担当課長でございます。  その辺の周知に関しましては、今現在のところ、大々的にということは行っていませんが、ホームページなどに更新延長であるとかを出していっておりまして、今後もまた、そういったホームページなどを活用して市民のほうにはアピールしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  灰野副委員長。 ○灰野修平副委員長  水道会計が厳しい中で、そういったことを心配されている市民もありますので、その辺は不安を払拭していただけるように取り組んでいただきたいと思います。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  それでは、採決に入ります。  議案第43号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○丸谷聡子委員長  御異議なしと認め、議案第43号は原案どおり承認いたしました。  次に移ります。  それでは、議案第44号、令和3年度明石市下水道事業会計予算を議題に供します。  御質疑、御意見はございませんか。  楠本委員。 ○楠本美紀委員  下の4ページ、営業収益についてお聞きします。  水道事業のところでも、水道水から他の水源に変えることにより水道収益が減っていることについてお聞きしましたけれども、下水道事業についてはどうでしょうか。水道水以外で下水に排水される用水にはどのようなものがありますか。また、私たちが支払う下水道料金は水道水の使用水量を汚水量として計算されていますが、下水道に流れる水道水以外の水量はどのように測っているのか、お聞かせください。 ○丸谷聡子委員長  高岸下水道室長業務担当課長。 ○高岸下水道室長業務担当課長  下水道室長業務担当課長の高岸でございます。  水道以外にも下水道処理場のほうに入ってくる水に対しては、下水道処理施設を使っておりますので料金を頂くことになっております。例えば、井戸水であったりとか、それと事業所のほうで工業用水を使ってる場合とかそういうものがあります。場合によっては雨水を使っているケースもありますので、そういったものが処理場の中に入ってくる、そこで処理するということになると、処理施設を使いますので使用料の対象としております。  水道であれば、メーターがありますので計測することができるんですが、委員御指摘のとおり、ほかの水に対しては、もちろん計測できるところであれば、事業所なんかで工業用水を使ってる場合で、別途メーター観測できるところはメーターを設置してもらってます。それと、個人の家庭で井戸水を使ってる場合でメーター設置が難しい場合につきましては、人数割り等でおおよその量をあらかじめ設定しておりまして、これは下水道条例のほうで定めがありまして、1人当たり1か月につき5立方メートルという算定をしておりますので、それで水量を認定したりしております。そういうことで、私どもが水道局のほうに検針を依頼してその値をもらってるんですけど、水道以外の場合は、個々の場合につきましては、水道局のほうでできませんので、排水している事業者さんのほうから排除汚水量の申告書というものを2か月に一遍、検針月に合わせて提出していただいております。それに基づいて私どもが認定を行って水道料金を頂いているということでございます。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  楠本委員。 ○楠本美紀委員  水道水は水道水として測れるけれども、工業用水とか雨水、その他は測れないということで、その企業さんなりにメーターを設置していただけるということですけれども、排除汚水量報告書でその数値は報告されているということなんですけれども、これは自己申告ということになるのではないかと思うんですけれども、その信憑性はどうなのか、お聞きしたいと思います。 ○丸谷聡子委員長  高岸下水道室長業務担当課長。 ○高岸下水道室長業務担当課長  下水道室長業務担当課長です。  委員御指摘のとおり、これについては申告制度ということになります。ということで、メーターの設置についても相手方が設置していただくということになります。ただし、設置についてのメーターの種別、それと設置場所につきましては、最初に私どもが現地立入りしまして、そこで確認しております。その後もそういう箇所が市内200件ぐらいあるんですけれども、随時、立入りという形でチェックもさせていただいてるところでございます。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  楠本委員。 ○楠本美紀委員  適切に運用されているということで、引き続きよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、シート638ページ、管渠費についてお聞きいたします。  松が丘や高丘なんかで下水管が詰まったとよく聞くことがあるんですけれども、この地域、ヒューム管になっているかと思うんですけど、市内全体でどこのエリアがヒューム管としてまだ残っているのかということをまずお聞きしたいと思います。 ○丸谷聡子委員長  松岡管理担当課長。 ○松岡管理担当課長  管理担当課長の松岡でございます。  御質問のありましたヒューム管がどのような地域で使用されているかということにつきましてお答え申し上げます。  昭和50年代後半より600ミリ以下の中口径において塩ビ管が主流に使用されるようになっておりまして、それの前に整備された明石駅周辺などのこういう地域や松が丘、高丘地区、山手台地区、または南二見人工島などではヒューム管が主に使用されております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  楠本委員。 ○楠本美紀委員  ここはちょっと部長にお聞きしたいと思うんですけれども、予算事業説明シートには情報を受けてと書かれていますが、市民からの情報を受けるまでもなく、計画的にヒューム管を塩ビ管に変えていくことが必要だと思いますが、将来的には下水道管の対応をどうお考えなのか、お聞かせいただけますか。 ○丸谷聡子委員長  植田下水道部長。 ○植田下水道部長  下水道部長の植田でございます。  委員御質問の今後どういうふうにヒューム管を変えていくかという御質問なんですけども、ヒューム管におきましては、先ほど御質問がありました、実際にどういう場合に市民からの通報があるかということなんですけれども、高丘地区、松が丘地区もそうなんですけれども、大体ヒューム管は、ほとんどが木の根付近の、歩道の下に設置、埋設されている状況になります。歩道に木が植えられていますので、およそ30年、40年たつと、その木の根がヒューム管に達して、ヒューム管の中に栄養分がいっぱいありますので、管の中で根が成長しまして、流下を阻害して詰まってというような状況でございます。  塩ビ管にしますと密閉性が高いということがございますので、木の根の進入も防げるかとは思うんですけれども、今後、全てを塩ビ管に布設替えするということになれば非常に莫大な費用もかかりますので、今のところ、高丘地区とかそういう地区につきまして、根が詰まった、上流とか下流とか、その付近については、またそういう傾向が高いということも予測されますので、その辺を事前に調査して、もし、詰まるような要素があれば、ジェットといいまして、木の根を切るような装置がございますので、そういうことで対応していきたいというふうに考えております。  今後の老朽管の布設替えにつきましては、今のところ、ストックマネジメント計画ということを立てておりまして、国の補助金を活用しながら計画的に進めたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  楠本委員。 ○楠本美紀委員  計画的にこれから進められていくということなんですけれども、本当に事が起きて詰まってしまったというふうになったときには市民の方に大変な不便をおかけすることになりますので、できるだけ早め早めの交換を行っていただきますよう要望いたします。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  予算事業説明シート654ページの処理場整備費について質問をいたします。  具体的には下水道施設の耐震・耐水化についての話なんですけれども、明石市版の国土強靭化計画でありますあかし安全のまちづくり計画にも下水道施設の耐震・耐水化の推進が掲げられておりますし、下水道関連の社会資本総合整備計画にも浄化センターポンプ場の地震対策事業や耐水化事業が盛り込まれております。下水道施設の耐震化・耐水化ともに、これまでも順次対策を進めてこられたとは認識をしておりますけれども、特に耐水化につきまして、本市でも過去に平成16年の台風21号の被害によりまして、二見浄化センターが浸水被害を受けるということがありましたけれども、令和元年の台風19号によって、国内の広範囲にわたりまして下水道施設が被災をいたしまして、市民生活に多大な影響を与えたということを教訓といたしまして、国のほうでも検討会を設置されて、その検討会において取りまとめられた提言を踏まえる形で、国は令和3年度までに下水道施設の耐水化計画を立てるよう、各地方公共団体に要請をしております。この予算事業説明シート654ページの処理場整備費や1つ前の653ページのポンプ場整備費を見ましても、下水道施設の耐水化計画策定についての記載がないんですけれども、令和3年度中に策定が求められております下水道施設の耐水化計画の策定について、進捗はどうなっていますでしょうか。 ○丸谷聡子委員長  鈴木都市局次長兼下水道施設課長。 ○鈴木都市局次長(下水道施設担当)兼下水道施設課長  次長兼下水道施設課長の鈴木でございます。  御質問の中でも触れられておりました二見浄化センターでの浸水被害を教訓といたしまして、明石市ではこれまでも独自に浸水防止の観点から、例えば電気設備の設置場所のかさ上げや止水板を設置するなどの対策に取り組んでまいりましたが、改めて、このたび国から耐水化計画を策定するよう要請があり、これまでの対策の検証と耐水化をより確実なものとするため、昨年12月に社会資本総合整備計画に耐水化を位置づけまして、令和3年度中の計画策定を目指し、委託費1,500万円を令和3年度の処理場整備委託費に予算計上したところでございます。なお、社会資本総合整備計画に位置づけることによりまして、計画の策定及び対策工事が交付金の対象となります。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  今の御答弁で、委託費1,500万円を計上しているという話ですので、予算事業説明シートでいうと、この委託料、船上浄化センター監視制御設備導入支援業務委託ほかで3,500万円という形で右下に書いておりますけれども、この業務委託ほかの、ほかの部分に3,500万円中、1,500万円という形で下水道施設の耐水化計画の策定のための業務委託の予算が含まれているということでね。  内容欄のスペースの制約がありますので致し方ないことなのかもしれないとは思うんですけれども、この間の議員協議会でありますとか、新年度予算編成状況説明会の中で、新年度の主な取組ということで、市全体で約70項目近い取組が上がっておりましたけれども、その中で下水道関連というのが、ほかのいろんな部署にまたがる豊かな海づくりの推進は書かれていましたけれども、下水道の単独の事業というものが市全体70ぐらい書かれている中で1つもなかったので、懸念はしておりまして、せっかくこのたび1,500万円という少なくない予算を計上していただいて、予算をとっていただいて、令和3年度中に下水道施設の耐水化計画を策定するという話でありますので、この新年度の主な取組の中で新規事業というような形で、下水道施設の耐水化の推進という形で積極的に打ち出していただいてもよかったのかなと思います。  それで御答弁の最後のほうで、この計画策定と実際の工事が交付金対象になるというようなお話がありましたけれども、実施設計は交付金対象にならないのでしょうか。あるいは、この社会資本総合整備計画では、この耐水化事業の全体事業費2億円という記載もあるんですけど、これは社会資本総合整備計画の計画の期間が令和6年度末までなので、この計画期間内の全体事業費が2億円ということで、令和7年度以降も含めた耐水化事業完了までのトータルの事業費でいうと、もっと膨れ上がる、もっと多額な予算になると理解していいですか。 ○丸谷聡子委員長  鈴木都市局次長兼下水道施設課長。 ○鈴木都市局次長(下水道施設担当)兼下水道施設課長  次長兼下水道施設課長でございます。  まず、実施設計も対象となります。また、社会資本総合整備計画に記載しております事業費2億円は、お見込みのとおり令和6年度末までの事業費を示しておりまして、7年度以降の事業費につきましては、別途必要になる可能性もあると御理解ください。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  同じ社会資本総合整備計画には、4浄化センター、6ポンプ場あるうちの耐水化対策が必要な施設というような文言がありまして、耐水化ですので、施設の立地条件によって左右されるものもあると思うんですけれども、この10施設あるうちに実際に耐水化対策が必要な施設数というものは何施設を見込んでおられますか。 ○丸谷聡子委員長  鈴木都市局次長兼下水道施設課長。 ○鈴木都市局次長(下水道施設担当)兼下水道施設課長  次長兼下水道施設課長でございます。  検討そのものは全10施設を対象とする予定でございますが、立地条件に加えまして、これまでに実施してきた対策もあることから、耐水化対策が不要となる施設も出てくるものとは考えております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  最後のスケジュールについてなんですけれども、先ほども触れました国が設置した検討会における提言では、この策定された耐水化計画に基づいて、5年程度をかけて揚水機能を確保して、10年程度をかけて沈殿機能を確保するというようなことが盛り込まれておりまして、かなり中長期的な事業になるのかなというイメージを持っているんですけれども、実際のところ、明石市といたしまして、最終的には何年度までに全ての事業を完了させる、そういった見通しというのは持ってるんでしょうか。あるいは、この令和3年度に耐水化計画を策定する中で、そういったスケジュールも含めて今後検討するということなのかどうか、そのあたりをお聞きしたいと思います。 ○丸谷聡子委員長  鈴木都市局次長兼下水道施設課長。 ○鈴木都市局次長(下水道施設担当)兼下水道施設課長  次長兼下水道施設課長でございます。  最後にお話しになりましたとおり、手法、費用、スケジュールも含めまして、令和3年度の耐水化計画を策定する中で、より効率的、あるいは効果的な対策となりますよう、今後取り組んでまいります。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  市民生活に多大な影響を及ぼすことがないように、必要な対策を講じる極めて重要な事業だと思っておりますので、耐震化と併せまして、年次的、計画的、そして着実な取組を進めていただきたいなと思います。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  国出委員。 ○国出拓志委員  議案書7ページの管渠整備費のところなんですけれども、シートでいきますと652ページになりますが、この中で事業内容のところですね、1から4番目までありますが、3つ目の管渠更生事業の実施ということで、今、一番下、令和3年度(委託)環境点検(その3)業務委託(予定)と、こうなってるんですけど、令和2年度はその2、令和3年度はその3という形になっておるんですが、この管渠に関する点検なんですが、誰がどのような基準でどういう点検をされるんでしょうか。 ○丸谷聡子委員長  堀川下水道整備課長。 ○堀川下水道整備課長  下水道整備課長の堀川でございます。
     委員御指摘の管渠の点検の委託を誰がどのようにやっているかということなんですけれども、この点検というのは、先ほど申しました事後保全、市民からの通報があったときに管渠をジェットで飛ばすとか、そういったものに対しまして予防保全の考え方のものでございまして、状態を監視しながら管渠の点検を行っていくものでございます。この管渠の点検なんですけれども、これは市内業者の浚渫業者がやっていくものになっております。  どのようにやるものかというものなんですけれども、管渠の点検というのは、マンホールの中から管路を見るというのが点検になっておりまして、これは地上から棒の先にカメラがついたものを挿入してカメラで点検するというスクリーニングを市内一円に行いまして、その点検結果に基づいて、悪いところについては調査を進めてまいります。調査というのは、管渠の中にカメラを走らせまして調査を進めていくものになっていきます。まず、点検で悪いところが出てきたものをスクリーニングして、そして調査をして、さらに悪いと判断されたところから改築工事を進めていくという考え方になっております。これが状態監視保全というやり方になっております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  国出委員。 ○国出拓志委員  市内の下水管だけでは、大体1,000キロを超えるとは思うんですけれども、その中で、今まででしたら、例えば50年たったから、えいやで片っ端から見ていって調査していったと思うんですが、今のお話からいきますと、ピンポイントでやっていこうというような流れなのかなと思うんですが、先ほど申し上げましたように、1つの基準として、例えば、大きな管も小さな管もいろいろあるとは思うんですね。そのようなモニターからの報告がなくても、ある程度やっぱり優先順位とかそういったものがあろうかと思うんですが、そのあたりはどうお考えですか。 ○丸谷聡子委員長  堀川下水道整備課長。 ○堀川下水道整備課長  下水道整備課長でございます。  明石市の下水道ストックマネジメント計画を策定するに当たりまして、どのような順序でやっていくかというのも検討してまいりました。どのような順序でやるという意味で言いますと、平成15年に大きな陥没事故があったんですけれども、それに合わせまして、今までは管渠改築工事は、非常に古い管、緊急度が高い管についてはおおむね完了しておりますけれども、一円の工事を順次進めていかなければならないのですけれども、まずは汚水管、合流管の幹線から進めていきまして、幹線というのは大きな幹線、管路ですね。そして、小さな管の枝線を順次、古い管渠から進めていくこととしております。幹線、枝線の順番でやっていくこととしております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  国出委員。 ○国出拓志委員  下水管というのは言うまでもありませんけど、ある意味、非常に浸水の鍵を握るところもございまして、ここらの管が先ほど言いましたように、かなりの距離に当然なるわけですから、やはり非常に難しい作業であるのかなと。部分的にピンポイントで言いましても、これだけ長い距離ですから、非常にいろいろとポイントもあろうかと思うんですけれども、まずは市民の安全・安心のためにもぜひとも、今後、令和3年度はその3ということで新たな段階に入っているのかなと思うのですけれども、お金もかかりますから一遍にはこういうのはできませんので、ピンポイントで結構ですけれども、そのような市民に害が及ばないような形でしっかりとした点検をこれからぜひやっていただきたいなと、そのことを意見として一言申し上げておきたいと思います。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  灰野副委員長。 ○灰野修平副委員長  予算事業説明シートで質問させていただきます。640ページです。処理場費です。  答えられる範囲で結構なんですけれども、この中に豊かな海づくりのための栄養塩管理運転の実施とあります。この来年度の取組についてお聞かせください。 ○丸谷聡子委員長  鈴木都市局次長。 ○鈴木都市局次長(下水道施設担当)兼下水道施設課長  次長兼下水道施設課長の鈴木でございます。  豊かな海づくりのための下水処理場の栄養塩管理運転につきましては、昨年の12月から大久保浄化センターでも新たに開始しております。大久保浄化センターを一例に挙げますと、もともとの年間平均窒素濃度を倍増させるという取組なんですが、2月末現在のところで、当初8であったものが14ミリグラムパーリットルまで上がってきております。ただし、まだまだ試行錯誤の段階でございまして、安定して今後運転が継続できるよう、一刻も早く運転条件を探していきたいと考えております。  他の3浄化センターにつきましても、これまで実施してきた取組にさらに磨きをかけるということでもないですが、常に窒素の濃度に配慮しながら、豊かな海づくりに寄与するため、職員一同取り組んでまいります。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  灰野副委員長。 ○灰野修平副委員長  結果が出るには長い時間がかかると思うんですけど、全国豊かな海づくり大会がありますので、その辺もきっちりと結果を出していただいて、明石市がちゃんとやってるよということをPRしていただきたいなと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  それでは、採決に入ります。  おはかりいたします。  議案第44号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○丸谷聡子委員長  御異議なしと認め、議案第44号は原案どおり承認いたしました。  次に移ります。  その他の項ですが、事前に申出を受けておりませんので、その他の項を終結いたします。  次に移ります。  年度末最後の常任委員会となりますので、ここで一言御挨拶申し上げたいと思います。  今年度、当委員会で予定されていました水道局、下水道室の議案審議をただいま滞りなく終えることができました。これもひとえに理事者の皆様、そして委員の皆様のおかげと心よりお礼申し上げます。  今年度は今まで想像だにしなかった新型コロナウイルス感染症の影響により大変な一年であったと思いますが、だからこそ水道、下水道という水の管理は、市民の安全・安心な暮らしの本当に根幹だとつくづく思いました。その大事なところを担う委員会として、議論を深めることができたことを本当に感謝申し上げます。ですが、コロナ対応を優先して、来年度以降に積み残した事業もたくさんあります。コロナ後の社会は、地域の自立、グリーンリカバリーと言われておりますので、今後ともぜひ新しい発想で施策展開していただけますよう、お願い申し上げます。  当委員会の御出席の理事者の中に、本年3月をもちまして退職される方がおられるとお聞きしております。長年、明石市政の発展と市民福祉の向上に尽くしてこられましたことに対して心よりの敬意と感謝を申し上げます。これから、まだまだ長い人生です。行政で培われた御経験をぜひ地域社会で存分に生かしていただけるとありがたいです。本当にお疲れ様でした。そして、本当にありがとうございました。  以上で、挨拶とさせていただきます。  それでは、理事者入れ替えのため暫時休憩といたします。  再開は、11時10分とさせていただきます。よろしくお願いいたします。                          午前10時50分 休憩                          ―――――――――――――                          午前11時07分 再開 ○丸谷聡子委員長  それでは、都市局(都市整備室道路安全室、住宅・建築室)関係の議事に入ります。  付託された議案の審査に入ります。  議案は3件です。  それでは、議案第32号、令和3年度明石市一般会計予算分割付託分〕を議題に供します。  御質疑、御意見はございませんか。  飯田委員。 ○飯田伸子委員  議案書の一般171ページ、コミュニティ交通運行事業と交通政策事業について、関連づいてますので一緒にお尋ねいたします。  予算事業説明シートでは、580ページと581ページになります。  先に581ページのほうの交通政策事業の中から1番の総合交通計画の見直しという事業内容についてお尋ねします。  この総合交通計画の見直しなんですけれども、新年度の主な取組のほうを見ますと、高齢者等の移動支援のあり方検討会の検討結果も踏まえて計画を策定していくというふうにあるんですけれども、昨日の総務常任委員会のほうで、この高齢者等の移動支援のあり方検討会がコロナのために延期になっていて、開催が4月以降になるというお話があったんですけれども、それを踏まえて、この総合計画を見直していくとありましたが、関係性といいますか、その高齢者の移動支援のあり方検討会でいろいろ決まってしまわないと、この見直しにかかれないのか、それとも同時進行のような形でいくのか、令和3年度中に計画の見直しが立てられるのかどうかというあたりについてお尋ねいたします。 ○丸谷聡子委員長  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長の西田でございます。  総合交通計画につきましては、前回改定から8年が経過しておりまして、このたびのコロナ禍もありまして、公共交通を取り巻く環境は一層厳しいものとなっていることから、長期総合計画とともに見直す時期に来ていると考えております。その中でも、特に高齢者、障害者の方々への移動支援といいますのは、明石市高齢者等の移動支援のあり方検討会にて検討される予定となっております。総合交通計画につきましては、改定作業を進める中で、それらの検討結果も反映させながら、同時進行で来年度末には改定ができるように取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします。 ○丸谷聡子委員長  飯田委員。 ○飯田伸子委員  来年度末には改定されるということですので、やっぱりこの公共交通というのは、利便性を図るだけではなくて、やっぱり外出の機会も増やすということでいろいろな方の生きがいにもつながってくると思いますので、コロナの関係があって大変だと思うんですけれども、予定どおり進めていただきたいなと思っております。  続きまして、2番目の公共交通の利用促進のところでお尋ねいたします。あかしバスに乗ろう!プロジェクトを通じて、本市の転入者ですとか免許返納者、4か月健診受診者に対して無料の乗車券、バスマップを提供して使っていただいているということなんですけれども、やはり、予算をつけて無料で乗車券をお配りしているというわけですので、しっかりと使用してもらわないと意味がありませんし、使った結果どうだったのかという検証をしていかないといけないのではないかと思うのですけれども、そのあたりについてはいかがでしょうか。 ○丸谷聡子委員長  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長でございます。  無料乗車券の件でございますけれども、現在、転入者、健診受診者、免許返納者ごとに、毎月、配布数と利用者数を集計して状況を確認しているところでございます。  こちら、コロナ禍前の昨年度につきましては、1年間でシート約1万枚配布しまして、利用率は14%ほどとなっておりまして、特に免許返納者の方々の利用率が高くなっているという状況でございます。  本年度につきましては、コロナの影響もありますので、利用率が2割ほど減少しているような状況でございます。また、これらの有効性といいますか、利用者の意見についてなんですけども、今までは、こちらは無料乗車券の御利用者の意見というのは聞いてはおりませんでした。ただ、来年度につきましては、本年度、コロナ禍の関係で利用者の減少もございましたので、今後の利用促進へつなげるためにも、例えば来年度で予定しておりますのは、乗車券の裏面に簡単なアンケート項目を設けまして効果検証も行ってまいりたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ○丸谷聡子委員長  飯田委員。 ○飯田伸子委員  やはり予算を使ってお配りしているので、それが利用促進につながらないと意味がないかなと思いますので、しっかりとその後の検証をお願いしたいんですけれども、来年度、券の裏に感想を書くところを作ると今、言われたんですけれども、それですと配られた感想になってしまって、使用した後の感想というのとはちょっと意味合いが違うのかなと思うのですけれども、やはり使用して、こういうところを改善してほしいとか、こうだったという意見をフィードバックをしていかないといけないのではないかなと思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか。 ○丸谷聡子委員長  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長でございます。  利用した方の利用した後の御意見、こういった形が一番、本当は望ましいんですけれども、利用した方に意見のアンケートをとるというのは、なかなか実質的に難しいので、今回のアンケートの中でも裏面に、この券を使って今後もバスを利用しようと思いますかというようなアンケートをとろうかなと思っておりますので、アンケートで御意見をもらう方法につきましては、今後もやり方を検討しながら進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○丸谷聡子委員長  飯田委員。 ○飯田伸子委員  その使用率が14%というのも非常に低いのかなと思いますので、せっかくお試し券というか、そういうものをお配りしているので、しっかりと利用していただいて、今後その交通状況、公共交通の発展につながるような方策を考えていただきたいと思います。  続きまして、予算事業説明シートの580ページのコミュニティ交通運行事業のほうなんですけれども、次年度は、たこバスの補助金が増額になっているんですけれども、説明とかをお伺いしますと、やはり経営をぎりぎり続けていけるレベルでの補助金というふうにお伺いしています。今年度は、コロナとかの影響があって利用者数も少ないと思うんですけれども、やはり、このたこバスに関します御要望というのは私もものすごくお伺いしてまして、タウンミーティングが2019年にありましたけれども、その席上でも、たこバスについての意見を挙手制で聞いたところ、増便をしてほしいというのと、ルートの拡充をしてほしいという方がおられました。増減については、これは二見地区なんですけれども、8割の方が手を上げられて、運賃無償化の対象者拡大を優先してほしいという方については誰も手を上げられなかったんですね。ルート拡充については、運賃無償化をやめてでも増便やルート拡充をしてほしいという方が9割手を上げられまして、寿タクシーに関しましても、寿タクシー券の増額をやめてでもたこバスの増便やルート拡充をしてほしいという方がやっぱり9割程度手を上げられたという結果があります。魚住地区でも、ほとんど同じような、ほぼ10割の方が同じような意見で、無償化よりも増便やルートの拡大をしてほしいという意見がありました。これに関しましては、やはりバスも増やさないといけないし、人や燃料もかかるので、ものすごいコストがかかって、おいそれとは、分かりました、じゃあ増やしましょうとはならないと思うんですけれども、しっかりと利用者を増やして利益を図っていくのか、利益が出てからそういうところに手をつけるのか、本当に悩ましいことではあるんですけれども、そういった市民の声に対してどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。 ○丸谷聡子委員長  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長でございます。  たこバスの増便につきましてなんですけれども、現在は、朝の混雑している時間帯などにつきましては、予備車両なども用いながら、有効活用して実施はしているんですが、基本的には1時間に1本という形で運行させていただいております。御指摘のとおり、終日増便となりますと、やはりサービス水準はかなり高くはなるんですけれども、利用者数が大幅にその分増えるということはなかなか難しく、車両購入、運転手の増加など、経費の増加が大幅に見込まれますので、補助金の大幅の増加が避けられない状況となることが予想されております。  ただ、しかしながら、市民の方々からは、日々の御意見の中でも、増便すればさらに利用しやすくなるといった御意見もお受けしているところでございます。来年度につきましては、明石市高齢者等の移動支援のあり方検討会にて、バスのルートや便数といった移動手段の確保だけじゃなくて、バス、タクシーも含めて、優待制度の在り方についても併せて検討される予定でございますので、その結果を踏まえまして、今後も取り組んでまいりたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。 ○丸谷聡子委員長  飯田委員。 ○飯田伸子委員  やはりそういったお声が非常に多いというのは、もしも、もうちょっと便利になれば乗りたいという隠れたニーズといいますか、そういうものもあると思っていますので、やはり経営がなかなか苦しい状況も本当に重々理解しておりますけれども、やはり明石がこの後発展していくに当たって、車がないと住みにくいまちというのでは本当に困ると思いますので、大変だと思いますけれども、そのあたりよくしっかりとお願いしたいと思います。これは意見で終わります。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  楠本委員。 ○楠本美紀委員  シート番号でいいますと、617ページの海岸施設維持管理事業です。  以前もお聞きしましたけれども、この自然観察ゾーン及び自然観察センターの設置についてお聞きしたいと思います。  運営されるのは大蔵海岸施設指定管理者となっておりますけれども、企画などもこの指定管理者がされるのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○丸谷聡子委員長  川井海岸・治水課長。 ○川井海岸・治水課長  海岸・治水課長の川井でございます。  指定管理者のほうで指定管理事業の運営は行っていくんですけれども、企画自体につきましては、我々と指定管理者が今、全て共同で進めているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○丸谷聡子委員長  楠本委員。 ○楠本美紀委員  本当に準備期間が短いと以前も申し上げましたけれども、大蔵海岸は以前も事故があったということもありますので、本当にいろんな場面で安全に注意してほしいんですけれども、小さいお子さんだと本当に10センチぐらいの深さでも溺れるということがあるんですね。いろんな場面を本当に細かくシミュレーションしていただいて、安全に十分注意していただきたいと思います。意見とさせていただきます。  続きまして、一般の171ページ、山陽電鉄駅バリアフリー化事業補助金についてお聞きします。  山電中八木駅のバリアフリー化工事についてです。北側に改札を造るという工事が始まるということで、地元の方も大変期待しているところです。明石城西高校の生徒専用出口辺りに北側の改札ができるということ。また、スロープもできるということですが、その分、北側の駐輪場が狭くなるかと思います。10年前も中八木駅の駐輪場を広くしていただいたのですけれども、その後、北側に住宅が大変増えまして、駐輪される方も増え続けています。このバリアフリー化工事を行って駐輪場の確保は大丈夫なのかということをお聞きしたいと思います。 ○丸谷聡子委員長  橋本交通安全課長。 ○橋本交通安全課長  ただいまの質問についてお答えします。  実際に、既に駅のバリアフリー化ということで、駐輪場の一部が削られてスロープになるというふうにはお伺いしているところなんです。現状把握として、何度も足を運んで、どれぐらい止まっているんだろうということで調査を今しております。その間を見ると、形状がやや三角地になってるんですけど、北側にややスペースも空いておりまして、今のところ概算ではございますが、そのスロープ分削ったとしても賄えるかなというふうに今は考えております。ただ、今後の状況を見据えて、また担当課と協議してまいりたい、そのように考えています。よろしくお願いします。 ○丸谷聡子委員長  楠本委員。 ○楠本美紀委員  中八木駅の駐輪場、皆さんも行っていただいたら分かると思うんですけど、非常にきれいに皆さん整理されて駐輪されているんですね。なぜかなと思って考えたんですけど、白線をきっちり書いておられまして、その中に皆さんきっちり収めて駐輪されているという、それがよかった点なのかなと思うんですけれども、白線が消えかかっているところとかもありますので、何年かに1回でいいかと思うんですけれども、これからもきれいに駐輪していただくためにもそちらのほうをまたお願いしたいと思います。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  穐原委員。 ○穐原成人委員  一般の162ページの道路橋りょう総務費の中の165ページにあります狭あい道路整備事業についてお聞きします。  この事業は、予算シート607ページを今見てるんですが、令和元年よりも本年度、また次年度予算ともに減ってるんですけども、明石市内の道路を見てみますと、狭あい道路の整備が進んでいるなというふうには見えないんですが、なぜこういう狭あい道路の整備事業が減額になっているのか、まずお聞かせ願います。
    丸谷聡子委員長  嶽下道路整備課長。 ○嶽下道路整備課長  道路整備課長の嶽下でございます。  委員御指摘の狭あい道路整備事業についてお答えいたします。狭あい道路事業につきましては、予算事業説明シート607ページのほうで説明をさせていただいているところでございます。  予算につきましては、国庫補助をベースに取り組んでおりまして、市の内部の事業費としましては若干の減額とはなっておりますが、補助金としましては令和2年度に増額がございまして、件数といたしましても令和元年度の11件に対しまして、令和2年度につきましては、おかげさまで19件となっておりまして、今年度は幸い増加の件数の工事を完了することができております。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  穐原委員。 ○穐原成人委員  改善する箇所が増えるというのは非常に喜ばしいことであるんですが、この改善の目標、目的のところですね。ここに市内における緊急車両の通行に特に支障を来す路線の改善とありますね。今のその仕様でいきますと、民間開発等に伴う道路の拡幅程度にとどまっているのではないかなという思いがあるんですが、本来、もう都市化が大分進んできているこの明石市において、市として計画的に、この狭あい道路の改修を図るべきではないかなと私は思うんですが、そこのところはいかがなんでしょうか。 ○丸谷聡子委員長  嶽下道路整備課長。 ○嶽下道路整備課長  道路整備課長でございます。  委員御意見のとおり、狭あい道路につきましては、災害時の通行の確保というのが困難になりますので、緊急的に整備に取り組んでいきたいところでございます。  一方で、生活されている方の生活がございますので、なかなか積極的に生活されているところに用地買収を図って整備をしていくというのもなかなか難しい実態がございます。したがいまして、建て替える際にセットバックについて御協力頂いて取り組んでいるところでございます。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  穐原委員。 ○穐原成人委員  建て替え等によるセットバック、これを待っていれば、いつまでたってもできないんですよ。強制的にしなくてはならないということもないとは思うんですが、その辺は一定の計画ラインというものをつけて、この道路が広くなれば通り抜けもできますよとかいうのが、地域の各個人では無理な話なんですよ。そこで、できれば市の中でそういう検討会でも開いていただいて、狭あい道路を改善していくというようなことを1回考えていただきたいなと。これは意見として申しておきます。  次に移ります。一般の171ページ、都市計画総務費の中のコミュニティ交通運行事業。先ほどもありましたが、私なりに再度確認をしたいと思いますので質問をいたします。  次年度の予算が今年度より5,000万円増額になっておりますが、この増額の内容はどのようなものがあるのか、お答え願います。 ○丸谷聡子委員長  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長の西田でございます。  来年度のたこバスの補助金につきましては、総額約5,000万円ほど増額している状況でございます。  内訳としましては、本年度行いました事業者の再公募の中で、人件費であったり管理費などの増加がありまして、内訳としまして約2,600万円ほど増えております。そのほかとしましては、例えば車両の更新費、もう古い車両も何台かございますので、その更新費が約1,300万円、あと利用者数が、今年度、非常にコロナの関係で減っております。その関係の減収費用も踏まえまして、1,100万円ということで合計5,000万円の増額をしております。  よろしくお願いいたします。 ○丸谷聡子委員長  穐原委員。 ○穐原成人委員  増額の5,000万円の内訳、大体分かったかなという思いがあるんですが、できましたら、先ほども意見等がありましたように、やはり利用者の利便性向上、これを第一に考えていただきたいなと。今、このたこバスを利用する人が増えていってくれればいいんですが、どうも減っていってるんではないかなと。今年ははっきり分かりませんけど、コロナの件で外出を自粛したという方もいらっしゃるとは思うんですが、私がよく聞くのは、定時運行がされていない。要は、バス停にその都度バスの時間を見に行かなければ乗れないという、非常に不便な思いもありますので、ぜひとも運行事業者とその辺話していただいて、できるだけ定時運行に努めていただきたい。1時間当たり1本ということなんですが、多少、休憩時間を多くとっても、定時運行がやはり公共交通機関の大原則ではないかなと思いますので、これも一つ検討のほどお願いしたいと思います。  次に、もう一点よろしいですか。 ○丸谷聡子委員長  穐原委員。 ○穐原成人委員  一般の174ページ、住宅管理費、これの175ページにあります市営住宅維持管理事業についてお聞きします。  予算事業説明シートの628ページ、これを見ますと、本年度の入居の応募倍率が約4倍ぐらいになっています。4倍ぐらいあるにもかかわらず、この事業シートでは年々事業費が減ってきてるんですね。今現在、空き家もかなりあると聞いておりますが、この辺はどういう考えでそうなってるのか、お聞かせ願います。 ○丸谷聡子委員長  藤田住宅・建築室長兼住宅課長。 ○藤田住宅・建築室長兼住宅課長  住宅・建築室長兼住宅課長の藤田でございます。  市営住宅の維持管理事業の事業費が年々減っていってるじゃないかということなんですけれども、前年度から減った主な要因といたしましては、住宅施設にありましたPCB等の処分費、あと明渡し訴訟の事務費が減った要因でございます。  ただ来年度予算においては、全体的にも減っておりますけども、維持管理事業そのものについては、若干昨年よりは増えている、委託費も含めて増えているということでございます。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  穐原委員。 ○穐原成人委員  今、明石市の市営住宅の空き家がなければ、先ほどの説明は分かるんですけど、非常に多くの空き家を抱えてる市として、この応募倍率が高いのに、やっぱりこれは考え直さないといかんのではないかなと思うんですが、その辺はいかがなんでしょうかね。この応募倍率とかは、やっぱり検討項目に入れるべきではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○丸谷聡子委員長  藤田住宅・建築室長兼住宅課長。 ○藤田住宅・建築室長兼住宅課長  住宅・建築室長兼住宅課長の藤田でございます。  維持管理事業の中で応募倍率等も踏まえた予算の検討を行うべきという御質問ですけれども、実際、空き家修繕とか空き家の維持管理につきましても、かなり費用がかかるのが現実でございます。また、応募倍率にしましても、昨年度、平均4.3倍という形にございます。今年になりますと、約3.4倍程度でございます。ただ、その3.4倍につきましても、公募したその住宅に対して、全ての割合ではなくて、昨年でいいますと、約45件の公募に対して、応募されていたのが35件、その中で10件ぐらいは減っているというのが現実でございます。  空き家が実際は増えているという中で、その中の何とか底上げをしながら、空き家修繕をしながら、また、残された施設に関しましても、かなり老朽化が進んでおり、その維持管理費の費用もかなりかさんでいる状況でございますので、その分を踏まえて、今後の予算については、その辺を検討した上で進めていきたいなと考えています。よろしくお願いいたします。 ○丸谷聡子委員長  穐原委員。 ○穐原成人委員  修繕するにしても予算の制約があって難しいことは、それはもう理解はしておるんですが、やはり、今、明石市内の市営住宅全体を見ますと、空き家が多くて困っていると。要は維持管理費ですね。通常の外部の電灯代とか水道代、これは、今現在入っている人の割合というか、分担で支払っている。ということは、空き家が多くなれば、その費用負担が多くなってしまうという悪循環にもなっていますので、ぜひともこの辺は、一度、今のその空き家をどうするのかも踏まえて検討をしながら進めていっていただきたいなと。そして次年度につきましては、この予算の中で修繕方法の様々な検討もできると思うんですね。安価にする方法も見出していただきながら1件でも多く貸出しをしていただけたらなと、このように思いますので、意見として申しておきます。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  国出委員。 ○国出拓志委員  議案書の161ページ、用地対策事業のところなんですが、シートで言いましたら598ページになります。  この件、もう毎回話題に上る話なんですが、土地開発公社から市がもらい受けたというか、代物弁済として譲り受けた土地なんですけども、この利活用ということで、毎回同じような話題が出てくるんですけれども、全体的には171筆で、平成28年度から、この令和2年度まででざっと足しますと17筆、実に10分の1しか、この利活用が相も変わらずできていない。言うならば、塩漬けの土地がそのまま塩漬けになっているという、こういう現状がもう毎年ですけれども、あんまり大きな変化もなく過ぎていってるというところかなと思うんですね。確かに利活用がなかなかできにくい、分散した大久保方面の土地があるとかいろんな理由があると思うんですが、しかしながら、遊ばせておっても、年に何回か草抜きしたりとか、抱えてる分だけいろんな手間もかかれば出費もあるわけです。そういったことを考えると、どうするのかという根本問題になってくるんですが、そのあたり、お考えはいかがですか。 ○丸谷聡子委員長  田仲道路安全室長兼道路総務課長。 ○田仲道路安全室長兼道路総務課長  道路安全室長兼道路総務課長の田仲でございます。  委員のほうから、土地開発公社から引き継いだ土地の有効活用という御質問でございます。  土地開発公社から旧用地対策課が引き継いだ土地につきましては、約23ヘクタールございます。そのうち、公共用地に所管替えした、あるいは売却、また、貸付中の土地を除きますと、およそ20.5ヘクタールになっております。  基本的な方針としましては、財政健全化の観点から売却に努めることとしておりまして、粘り強く取り組んでいるところでございます。  また、既に定期借地で貸している土地もございますが、例えば市民農園等も含めまして、有効活用の方法を検討していきたいというふうに考えております。これは、ちなみにでございますが、今、神戸西バイパスの関係でいろいろと取り沙汰されております大久保北部の土地につきましては、約19ヘクタールございます。ですから、この活用を進めれば、保有地というのは大きく減るものというふうに思っております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  国出委員。 ○国出拓志委員  例えば、市民の皆さんのこういうふうに利活用してはどうかとか、そんな御意見なりアドバイスなり要望なりと、こういったことを今までに何か集約されたというようなことはあるんでしょうか。 ○丸谷聡子委員長  田仲道路安全室長兼道路総務課長。 ○田仲道路安全室長兼道路総務課長  道路安全室長兼道路総務課長でございます。  意見を体系的に取りまとめたということはございませんが、一般的に、先ほど申し上げました市民農園を貸してほしいとか、そういった声はございます。それ以外に、例えば電気自動車関連とかから貸してほしいというようなこともございます。これにつきましては、一度整理をしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  国出委員。 ○国出拓志委員  なかなか利活用と言いましても、分散した小さな土地がたくさんあると、それを利活用するのも非常に大変かなというふうに思うんですが、いろんなやはり知恵もあろうかと思います。先ほど言いましたように、御答弁もありました、例えば貸農園に、小さな土地であれば、今、現状のこんな流れですから、結構、貸農園を借りている方も多々いらっしゃいますし、そういうような使い方、あるいは太陽光発電の関係で利用していくとか、小さいは小さいなりに利活用できるんちゃうかなというふうにも思いますし、いろんな知恵を集約していただいて、1人では無理でも多くの人がやはりいろんな知恵を出し合えば、これこうしたらええんちゃうかなというようなことで1回いろいろ挑戦してみていただいたらどうかなと。それでなければ、なかなか大変、もう何年たってもあんまりそう急には解決していかないのかなというふうに思いますので、その点よろしくお願いします。これも意見としておきます。  もう1点は、議案書175ページの事業名が都市公園安全・安心対策事業ということになるんですが、このシートでいいますと586ページになります。  これ石ヶ谷公園の便所の建て替えという項目が令和3年度に上がってるんですが、現段階において、どのようなトイレになるのかをお分かりの範囲でお示しを頂けたらと思うんですが。 ○丸谷聡子委員長  門田緑化公園課長。 ○門田緑化公園課長  緑化公園課長の門田でございます。  委員御質問の件についてお答えいたします。  石ヶ谷公園の南端にございます共用後40年が経過したトイレの更新となります。当該トイレにつきましては、現在の長寿命化計画におきまして更新年次を迎えております。そのため更新するということになるんです。なお、当該トイレにおきましては、経年により建物全体が相当劣化していることに加えまして、汚水を圧送するポンプが故障してしまったため、令和2年5月から使用禁止とさせている状態でございます。このたびの新設トイレにつきましては、元の位置に設置するのではなく、以前より利用者の方から強い要望が多かった大型遊具のあるあそびの丘付近に設置したいというふうに考えております。新設するトイレにつきましては、男子トイレ、女子トイレ、それに加えて多目的トイレを整備いたします。  なお、多目的トイレにつきましては、車椅子の方でも使えるように広さを十分確保するとともに、大型のベッドも用意したいというふうに考えております。さらにオストメイトにも対応できるようにしたいというふうに考えておるところでございます。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  予算事業説明シート594ページの鳥羽新田土地区画整理事業について質問いたします。  鳥羽新田地区につきましては、前回3月10日の当委員会でも報告案件として上がっておりまして、令和3年度中に換地処分を行う予定である旨の報告を受けたところではあるんですけれども、既に事業が完了しております鳥羽地区や現在事業が進捗中の大久保駅前地区土地区画整理事業にも言及しながらの質問になるということと、質問の着眼点が会計の運用の話ですので、改めて当初予算案に対する質疑という形で本日行わさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。  会計の運用についてなんですけれども、令和3年度の新年度の予算案で、鳥羽新田土地区画整理事業をはじめといたします区画整理課が実施する全ての事業が一般会計で予算計上がされております。ただ、直近では平成28年度まで土地区画整理事業清算金特別会計というものがございましたし、平成22年度まではこの清算金特別会計と西明石土地区画整理事業特別会計という2つの特別会計が併存をしていた状況だったかと思います。平成23年の3月議会で、西明石土地区画整理事業特別会計を廃止をしたときの説明が、鳥羽地区における換地処分が完了し、清算金が確定したためというような説明でしたけれども、特別会計を設置して事業を行った鳥羽地区と現在一般会計で事業を行っております鳥羽新田地区並びに大久保駅前土地区画整理事業の違いは、どういった違いがあるのかなという思いがいたしております。  一般会計等、明瞭、明確に区分して、より適正な出納に努めることによって、事業の円滑な実施につなげるという話であれば、市が施行する全ての区画整理事業について、特別会計で実施するほうがより望ましいのではないのかなというような思いもいたしているのですが、いかがですか。 ○丸谷聡子委員長  日野区画整理課長。 ○日野区画整理課長  区画整理課長の日野でございます。  委員御質問についてお答えいたします。  本市においては、保留地を売却して事業費を捻出する土地区画整理事業では、委員発言のとおり、一般会計と区分して特別会計を設置することとしております。鳥羽地区以外にも西明石駅前地区等で特別会計を設置した実績がございます。  現在、実施している鳥羽地区、大久保駅前東西工区においては、保留地を売却して事業を充てる事業としていないため、一般会計にて実施しております。今後も、保留地の売買を含む土地区画整理事業を実施する際には、特別会計を設置して進めていきたいと考えております。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  今の御答弁の、保留地の売買を伴う土地区画整理事業であれば特別会計で実施し、そうでない場合は一般会計で実施するという線引きは、他市においてもそういう事例が多いんでしょうか。 ○丸谷聡子委員長  日野区画整理課長。 ○日野区画整理課長  近隣の状況においては、西宮市、芦屋市、伊丹市など、他市の多くは本市同様に、保留地の売買を含む土地区画整理事業の際に特別会計を設置することが一般的でございます。また、姫路市、赤穂市など、保留地の売買を含む土地区画整理事業であっても一般会計で事業を行っている事例もございます。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  分かりました。  もう1つの土地区画整理事業清算金特別会計のほうなんですけれども、廃止のための条例改正を行いました西明石土地区画整理事業特別会計と違いまして、清算金特別会計のほうは、平成28年度限りで休止という扱いにはなっておりますけれども、条例上は今もまだ規定が残っていると思います。今後、鳥羽新田地区や大久保駅前土地区画整理事業の清算金の徴収・交付をする際には、一般会計で行うのではなくて、この清算金特別会計で行うと理解してよいのでしょうか。特に鳥羽新田地区につきましては、令和4年度に清算金の徴収・交付を行う予定でありますので、平成28年度以来、休止されておりました清算金特別会計を6年ぶりに令和4年3月議会には、令和4年度明石市土地区画整理事業清算金特別会計という形で議会のほうに提案がなされると思っておいていいですか。 ○丸谷聡子委員長  日野区画整理課長。 ○日野区画整理課長  区画整理課長です。  2つの御質問があったかと理解し、それぞれお答えをさせていただきます。  1つ目の質問である、今後も清算金の徴収候補については清算金特別会計を行うかについてです。清算金徴収・交付において、土地所有者に清算金を納付していただく際には、原則5年以内までの分割納付が可能であることから、その出納処理を行うため、明石市特別会計条例において、明石市土地区画整理事業清算金特別会計の規定を設けております。委員御発言のとおり、今後も清算金については、この清算金特別会計で進めていく予定でございます。  2つ目の御質問である、令和4年3月議会に令和4年度明石市土地区画整理事業清算金特別会計予算が提案されるかについてでございますが、委員御発言のとおり、令和4年度に向けて明石市土地区画整理事業清算金特別会計予算を提案する考えでございます。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  今後も、保留地の売買を伴う際の新たな特別会計の設置や清算金特別会計を活用していただくことによりまして、土地区画整理事業における適正な経理と事業の円滑な実施に努めていただければなと思っております。よろしくお願いいたします。  引き続きましてですけれども、予算事業説明シート597ページの用地対策事業、先ほど国出委員からもありましたけれども、違った内容で質問をさせていただきたいと思います。  予算事業説明シート事業内容で言いますと、②、③のあたりなんですけれども、国土利用計画法に基づく申請受付事務、いわゆる国土法に基づく申請受付事務と公有地の拡大の推進に関する法律に基づく申請受付事務、いわゆる公拡法に基づく申請受付事務、こういった内容が含まれておりまして、それぞれ届出が必要となる土地の面積基準でありますとか、届出のタイミング、そして、売主と買主のどちらが届け出るのかといった違いはあるのですけれども、いずれも土地の売買契約に伴いまして必要となる届出であります。  このうち公拡法の届出につきましては、完全に市の事務となっておりますので、土地有償譲渡届出書や土地買取り希望申出書を明石市長宛てに提出をするんですけれども、国土法の届出のほうは、兵庫県知事宛ての土地売買等届出書を当該土地が所在する市町村役場の担当部署を経由して届け出ることとなっております。市区町村が窓口となって都道府県知事宛ての書類を受理し、都道府県に送付する、いわゆる経由事務につきましては、都道府県と市町村の役割分担を曖昧にして、市町村の事務処理の効率化を阻害するおそれがあるということで、抑制に努めておられる県がありますし、この国土法の届出事務につきましても、全国的に県から市町村への権限移譲が進んでいる事例が大変多いんですけれども、兵庫県では、神戸市を除きまして、この国土法の届出事務の市町への権限移譲が進んでおりません。国土法のこの届出事務を県から明石市へ権限移譲した場合、土地の買主であります市民や事業者にとりましては、今まで県知事宛ての書類を2枚ずつ用意しなければならなかったのが、市長宛ての書類一部ずつに軽減されるほか、審査に要する期間の短縮等のメリットが期待できますけれども、市としてこの国土法の届出事務の権限移譲に伴って、市民、事業者の利便性向上につながるという点は認識していただいていますか。 ○丸谷聡子委員長  田仲道路安全室長。 ○田仲道路安全室長兼道路総務課長  道路安全室長の田仲でございます。
     国土利用計画法、いわゆる国土法の届出を県から市に権限移譲をした場合についての御質問でございます。  この事務につきましては、現在は経由事務でございます。届出書類を2部頂きまして1部を県に送付しているというふうな状況でございます。議員御発言のとおり、権限移譲によりまして、いわゆるワンストップになることによりまして、部数の削減であるとか、審査に要する期間が短縮するといったことがございます。そうしたことで市民の方、あるいは事業者にとって、利便性の向上につながるといったメリットは認識してございます。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  権限移譲を受けた場合、市民や事業者にとってメリットになる、利便性向上につながるというのは市と共通認識を持つことができました。  ただ、権限移譲の議論の際に、もう1つ大きな論点になるのが財源の話かなと思います。事項別明細書、一般の68、69ページに土木費県補助金として、土地利用規制等対策費交付金5万円というものが計上されておりまして、予算事業説明シートの財源内訳や他の都道府県における同様の交付金の名称と類似をしていることを踏まえますと、この5万円につきましては、国土法の届出の経由事務に要する経費に対する財源措置として、県のほうから交付を受けたものだと理解をしておりますけれども、この現状につきまして、実際かかる経費と比較をいたしまして、見合う額を頂けているのか、あるいはそうでないのか、そのあたりはいかがですか。 ○丸谷聡子委員長  田仲道路安全室長。 ○田仲道路安全室長兼道路総務課長  道路安全室長でございます。  県からの交付金、5万円についての御質問でございます。これは国土法の届出の経由事務費としての交付金でございます。これにつきましては、過去3年間の届出件数を基に算出された額でございます。実際の事務経費として見合うのかということをお尋ねでございますが、担当者の労力を勘案すれば、対価としては見合うとは言い難いというふうに感じてございます。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  現状は、今、御答弁がありましたとおり、経由事務に対する交付金なので、ただ、権限移譲を受けた場合は、移譲事務交付金という形で別の枠組みの交付金になりますので、一定、交付金は増えてこようかなと思います。  移譲事務交付金になれば、現状のコスト比較における不均衡の是正につながるのではないかと、そんな期待はできないでしょうか。 ○丸谷聡子委員長  田仲道路安全室長。 ○田仲道路安全室長兼道路総務課長  道路安全室長でございます。  権限移譲によりまして、移譲事務交付金になりましたら、交付金も増えてコストに見合うのではないかというふうな御質問だと思いますが、兵庫県におきましては現時点では移譲を受けた市町はございません。ですから、交付額については不明ではございます。ただ、ほかの分野における、例えば福祉とか保険とか、そういった移譲交付金の現在のオーダーを見ますと、事務量に見合うものではないというふうな印象を持っております。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  最初の質問で、市民、事業者にとってメリットにはなる。これは認識を共有できましたし、その上で仮に、その財源の担保もされるという話であれば、市として積極的に県に対して権限移譲を求めていくべきではないのかなと、そういう思いを持ってたんですが、ただ、このやりとりの中で、財源については、なかなかシビアな面もあるということは理解をいたしました。ただ、市として国土法の届出事務の権限移譲を受けた際に、市内の大規模な土地利用計画に対しまして、都市計画、農業政策、緑地政策、環境政策、そういった複合的な観点から、土地の取得者に対しまして市独自に助言等を行うことができるというのは、本市が進めてまいりますSDGsを基本としたまちづくり、その観点からも大きな武器といいますか、大きなメリットになり得るんじゃないかなと、そういう思いを持ってるんですが、いかがですか。 ○丸谷聡子委員長  田仲道路安全室長。 ○田仲道路安全室長兼道路総務課長  道路安全室長です。  権限移譲によりまして、明石市の施策を展開する上でメリットがあるんじゃないかという御質問でございまして、これは大事なポイントだと思っております。  細かくなるんですけれども、国土法の土地利用の5地域区分というのがございまして、この5地域区分につきましては、都市地域、農業地域、森林地域、自然公園地域、あるいは自然保護地域の5区分がございます。審査につきましては、基本的にこれらとの適合性を審査しているというような状況でございます。  一方で、先ほど申し上げましたような区分につきましては、それぞれの個別法ですね。例えば、都市計画法とか、農振法とか、森林法、こういった個別法がございます。そういった中で、土地利用につきまして規制とか誘導につきましては、多くは市がそういった個別法に基づきまして主体的に取り組んでる状況でございます。  特に、都市計画につきましては、例えば用途地域であるとか、あるいは線引き区分ですね。また、開発許可といった多様な土地利用をコントロールする手法がございます。そういった中で、国土法の届出を市が所管するということにつきましては、何か屋上屋を架すというふうな感もします。感もするんですが、現に大阪府では全ての市町村が権限移譲を受けておりますので、関係課と連携してメリット、デメリットにつきまして研究していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  灰野副委員長。 ○灰野修平副委員長  一般の171ページの7款、6項、1目 都市計画総務費のコミュニティ交通運行事業です。予算シートの580ページ、先ほどからもいろいろ質問が出ていますので重複は避けたいと思いますけれども、今年度、経費の見直しで運行事業者の再公募を行ったということで、行ったんですけど同じルートで同じ業者ということをお聞きしています。今年度から来年度にかけて、その同じ業者の同じルートであるんですけれども、改善点とか、新たな取組ということがあれば教えていただきたいと思います。 ○丸谷聡子委員長  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長の西田でございます。  来年度以降のたこバスの運行についてでございますが、たこバスのルートにつきましては、こちら、運行開始から10年以上たっておりまして、これまでも市民の方々から要望をお聞きしまして、ルートの見直しを検討・実施しておりまして、今のところおおむね最適な路線を運行している状況でございます。  しかしながら、このたびの本年度のコロナ禍の影響もございまして、西明石駅の北側であったりとか、あと、魚住駅の北側の地区につきましては、来月の4月1日より路線バスが一部休止する区間もございます。また、路線バスの再編がある箇所もございます。そういった地区につきましては、日々、御利用者からお聞きしている要望を踏まえまして、4月1日より一部、若干のルートの変更やバス停の新設などを実施する予定となっております。今後も引き続き、課題や要望が多いルートにつきましては、地域の皆様の意見に耳を傾けながら利用していただきやすいようにルートの改善をしてまいりたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ○丸谷聡子委員長  灰野副委員長。 ○灰野修平副委員長  しっかりと市民ニーズに合ったバスの運行に努めていただきたいと思います。  続きまして、同じく171ページの交通政策事業です。予算シートの581ページ。これも先ほどからいろんな質問が出てますので、重複は避けたいと思いますけれども。  この中で、ホームドアの設置というところで、明石駅と西明石駅がホームドアをつけるということなんですけども、聞くところによりますと、このホームドアがつく基準といいますか、乗降客数が10万人以上のところに優先してつくということをお聞きしてまして、ただ、この乗降客の数だけじゃなしに、大久保駅なんかは、特にホームが狭いので危険であるというような市民からのお声もあります。ホームが狭いということで、ホームドアはなかなか難しいという話もお聞きしてるんですけれども、その辺の危険箇所としての認識、それからまたその改善点についてお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○丸谷聡子委員長  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長でございます。  御質問のホームドア、また、大久保駅の安全性の件でございますけれども、ホームドアにつきましては、やはり整備に非常に多額の費用がかかります。時間もかかりますので、1日当たり10万人以上の乗降客数がある駅から優先的に設置しているということで、明石では明石駅と西明石駅を今、重点的に設置を進めているところでございます。併せて大久保駅になるんですけれども、大久保駅も市内では明石駅、西明石駅に次いで利用者数の多い駅になっております。こちらもホームの幅が若干狭いということもありまして、通勤・通学の時間帯、あとダイヤが乱れたときなどは非常に混雑している状況となっております。  今までJRでは、事故防止のために点字用ブロックの整備をしたり、列車接近装置の設置、あと見張り員の増員など、対策は講じてきたところでございます。しかしながら、大久保駅の利用者数は非常に今まで増え続けておりまして、今後も周辺の民間開発などを勘案しますと、さらにまた増えることも想定されますので、例えば、さっきのホームドアであったり、例えば、抜本的にホームの拡幅とか、そういった安全対策も必要なのではないかなとは考えられるんですけれども、このようなハード整備、非常に多くの費用と時間がかかりますので、課題が非常に多くございます。よって、鉄道費の、特に大久保駅の安全対策につきましては、駅の状況とか、あと市民の皆様の要望を踏まえた上で、ハードとソフトの両面から安全対策を行うように、事業者でありますJRに対して引き続き要望をしてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○丸谷聡子委員長  灰野副委員長。 ○灰野修平副委員長  大久保の場合は、JT跡地、それからため池の埋立地とか、住宅がどんどん増えて、まだこれから人口が増える要素があります。そんな中で、大久保駅を利用する方も増えると予測されます。また、そういったところ、十分に注意しながら事業を進めていっていただけたらなと思います。  また、JRとも包括連携協定を組んでますので、そういうソフト的なところも交付金、補助金の対象になるということでよろしいでしょうか。 ○丸谷聡子委員長  西田調整担当課長。 ○西田調整担当課長  調整担当課長でございます。  ソフト的な対策の補助金というのは特にないんですけれども、やはり、このあたり、ソフト的な対策になると、どうしてもやはり、列車の見張り員の増員であるとか、そういった対策になってきますので、そのあたりは非常にこれ安全対策、非常に重要な問題でございますので、JRに対しては引き続き要望してまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  それでは、採決に入ります。  おはかりいたします。  議案第32号〔分割付託分〕は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○丸谷聡子委員長  御異議なしと認め、議案第32号〔分割付託分〕は原案どおり承認いたしました。  次に移ります。  それでは、議案第36号、令和3年度明石市公共用地取得事業特別会計予算を議題に供します。  御質疑、御意見はございませんか。  ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  それでは、採決に入ります。  おはかりいたします。  議案第36号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○丸谷聡子委員長  御異議なしと認め、議案第36号は原案どおり承認いたしました。  次に移ります。  議案第37号、令和3年度明石市石ヶ谷墓園整備事業特別会計予算を議題に供します。  御質疑、御意見はございませんか。  国出委員。 ○国出拓志委員  1点だけ確認させてください。  議案書17ページ、事業名が墓園維持管理事業ということになるんですが、予算事業説明シートでいきますと589ページです。  事業内容のところ、5番ですけれども、一般墓地使用者の住所又は存命を調査し、死亡の場合は、遺族への承継依頼を行っているとありますが、令和元年度の住所不明者数が32人に対して、令和2年度が450人、見込みですけども。令和3年度が同じく225人と、圧倒的に、2年度に関しては15倍、令和3年度に関しては7倍ということになってます。それに引き換えまして、死亡者に関しては未承継ということで、元年度が357人で、これは年々減っていってるんですけど、ここらの理由について教えてください。 ○丸谷聡子委員長  門田緑化公園課長。 ○門田緑化公園課長  緑化公園課長でございます。  委員御質問の件についてお答えいたします。  住所不明者数につきましては、ここからも増えたり減ったりしております。その理由といたしましては、本来、使用者が転居をした場合や死亡した場合につきましては、緑化公園課の墓園係のほうに届出をしていただくこととなっておりますが、残念ながらそれをしていただいていない方がおられることによって生じたものでございます。このたび、令和元年度から2年度にかけて大幅に増えたのは、令和2年12月に居住実態と墓園に対する意見などを把握するために、全ての一般墓地の利用者約1万名の方に対して、利用の手引きとアンケートなどを送付した際に、住所不明ということで郵便物が届かなかったのが4.5%に当たる450名ということでございます。これらにつきましては、これまでと同じように住民票や戸籍謄本の公用請求により使用者を探してまいります。もし、その使用者が死亡されている場合は、承継される方を探したり、承継の手続をしていただくようにお願いしたいというふうに考えておるところでございます。したがいまして、郵便を送った際に返ってきた、当然転居されたということが理由だと思うんですけれども、そういったことで増えてしまったと。それを少しずつ減らしていく過程で、2年度から3年度にかけては225人程度はちゃんと追いかけていくことができるというふうに考えております。  死亡者につきましても、同じく何人かは必ず探せばいらっしゃいますので、それを少しずつ減らしていくということで、減っていくというふうに考えております。  以上でございます。 ○丸谷聡子委員長  国出委員。 ○国出拓志委員  なかなか追いかけると言いましても、非常に大変な作業というか、大変な道のりがあるんかなと思うんですけど、今後のことについてですけれども、この先、こういう方々がはっきりしない限りは、なかなか墓地の区画を広げていくといっても非常に大きな壁になるんだろうなと思うんですが、そのあたり、どのように今後の対策等についてはお考えですか。 ○丸谷聡子委員長  門田緑化公園課長。 ○門田緑化公園課長  緑化公園課長でございます。  今後、例えば本籍地などが不明で追いかけることができない場合につきましては、使用者の墓所に、緑化公園課の墓園係のほうに連絡くださいというような看板を設置して、連絡していただくことを待つということになるかと思います。それでも連絡などがない場合におきましては、墓所に設置しております霊標板、誰のお骨が入っているとかいうようなことが分かるような手がかりになると思いますので、そういったものを参考にしながら、戸籍とかを調べてまいりたいというふうに思います。そのように、あらゆる方法で調査することで不明者をゼロにしていきたいというふうに考えております。 ○丸谷聡子委員長  ほかにございませんか。  ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  それでは、採決に入ります。  おはかりいたします。  議案第37号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○丸谷聡子委員長  御異議なしと認め、議案第37号は原案どおり承認いたしました。  次に移ります。  その他の項ですが、事前に申出を受けておりませんので、その他の項を終結いたします。  次に移ります。  本年度最後の常任委員会となりましたので、ここで一言御挨拶を申し上げたいと思います。  これで、今年度当委員会で予定されていました議案審査をただいま全て滞りなく終えることができました。これもひとえに理事者の皆様方の丁寧な御説明、そして委員の皆様の真摯な審査のおかげと心よりお礼申し上げます。  今年度は、今まで本当に想像だにしなかった新型コロナウイルスの影響により大変な1年だったと思います。一方で、こんなときだからこそ、都市基盤の下支えの役割を担う都市局の皆さんの役割は大きく重いとも実感いたした次第でございます。  当委員会において、この1年間、委員から出された様々な意見や提案、議論が、今後の施策の中で生かされて、市民の皆さんにとって安全で安心なまちづくりの推進につながることをくれぐれもお願いしたいと思います。また、コロナ対応を優先したために次年度以降に積み残した事業もたくさんあります。コロナ後の社会、これは、私何度も申し上げてますが、地域の自立、グリーンリカバリーだと言われておりますので、ぜひとも、今後とも新しい発想でSDGs未来都市・明石として施策展開をしていただきますよう併せてお願いを申し上げます。  また、当委員会に御出席の理事者の中に、本年3月末をもちまして退職される方がおられるとお聞きしております。長年、明石市政の発展と市民福祉の向上に尽くしてこられたことに対しまして心から敬意と感謝を申し上げます。これからもまだまだ長い人生です。行政で培われた御経験を地域社会の場でこれからも存分に生かしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  最後になりましたが、委員長、副委員長とも初めての経験でございました。行き届かないこともたくさんあったと思いますが、皆様方に支えていただきまして1年間務めることができました。心より感謝を申し上げ、私どもからの御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。  それでは引き続いて、市理事者を代表して宮脇副市長から御挨拶を頂きます。  宮脇副市長。 ○宮脇副市長  副市長の宮脇でございます。
     本年度の建設企業常任委員会の終わりに当たりまして、理事者を代表させていただきましてお礼の御挨拶を申し上げさせていただきます。  この1年、丸谷委員長、灰野副委員長をはじめ、委員の皆様には、市民生活を本当に支える都市基盤につきまして、多くの重要な案件、これにつきまして、まさに市民目線から、また、将来を展望した視点から精力的に御審議を頂き、また、貴重な御意見、御提言等も頂き、本当にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。  また、先ほどは、委員長より退職予定者及び職員に対し、温かなねぎらいのお言葉を賜り、併せてお礼申し上げます。ありがとうございました。  本年度、まさに委員長からありましたとおり、本委員会においても臨時の委員会を開催頂くなど、全庁を挙げましてコロナ対策に最優先で取り組んだ1年でございました。また、コロナの影響により、都市計画マスタープランなど、計画づくりなどが新年度に引き続くこととなったところでございます。  しかしながら、一方でおかげをもちまして、江井松線や山環などの都市計画道路、JR駅のホームドア、山電バリアフリー、また、南畑踏切などの交通安全施設、そして17号池公園、また、懸案でありました空き家等対策計画の策定など、安全で安心、快適で活力あるまちの基盤整備への取組は着実に進めさせていただくことができたと考えております。この点、本当にありがとうございます。  今後も、市といたしましては、コロナ対策を優先的に進める中ではございますが、SDGs未来安心都市の実現を目指すため、本当に市民全ての方に優しい都市基盤整備の推進、また、上下水道の生活インフラにつきましても、今後の収支は厳しいものがございます。本日も各委員より経費削減の御提案等も頂いたところでございますが、本当に市といたしましては、最終的な企業経営の責任を持つ立場として、今後も将来的にも市民負担を極力抑えた安定経営に向けた取組を進める所存でございます。どうか委員の皆様におかれましては、今後も引き続きこれらの点につきましてお力を頂きますようお願い申し上げまして、お礼の御挨拶とさせていただきます。本当にこの1年ありがとうございました。 ○丸谷聡子委員長  宮脇副市長、ありがとうございました。  それでは、以上で建設企業常任委員会を閉会いたします。  長時間、どうもお疲れさまでございました。ありがとうございました。                          午後0時23分 閉会  以上は、本委員会の記録であることを証するため、明石市議会委員会条例第20条の規定により押印する。                         建設企業常任委員会                         委員長  丸 谷 聡 子...