明石市議会 2021-03-10
令和 3年建設企業常任委員会( 3月10日)
令和 3年
建設企業常任委員会( 3月10日)
建設企業常任委員会記録
令和3年3月10日(水)
於 大会議室
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〇出席委員(7人)
丸谷聡子委員長 灰野修平副委員長
国出拓志委員 飯田伸子委員 楠本美紀委員
穐原成人委員 宮坂祐太委員
〇欠席委員
なし
〇出席説明者
宮脇副市長 福田理事(技術担当)
西本公営企業管理者・水道局長
東都市局長 山本理事兼
山手環状線整備担当部長 小田垣道路部長
植田下水道部長 ほか所管各部局の室長・次長・課長
〇議 事
(1) 都市局、水道局関係
おはかりいたします。
議案第20号〔分割付託分〕は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり)〕
○
丸谷聡子委員長 御異議なしと認め、議案第20号〔分割付託分〕は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
議案第25号、令和2年度明石市
水道事業会計補正予算(第2号)を議題に供します。
議案の説明を求めます。
新田水道局次長兼総務担当課長。
○
新田水道局次長兼総務担当課長 水道局次長の新田でございます。
議案第25号、令和2年度明石市
水道事業会計補正予算(第2号)につきまして、議案書に基づき説明いたします。
議案書1ページをお開きください。
第2条、業務の予定量の補正ですが、表の2項目めの年間総配水量を38万立方メートル増加させ、3,237万立方メートルとするもので、これは使用水量が当初見込みと比べて増加したことによるものでございます。
また、4項目めの第3次整備事業については3億8,000万円減額して、1億6,436万6,000円とするもので、これは現浄水施設の整備費が減額予定であるためです。
次に、第3条、収益的収入及び支出の補正ですが、収入の第1款 水道事業収益を7億500万円減額し、58億5,894万1,000円とするものです。これは、営業収益について、水道料金の
基本料金免除措置を7月定期検針分から6か月実施したことを主たる要因として減額する一方、営業外収益について、JT跡地などの大
規模住宅地開発に係る施設分担金の収入を主たる要因として増額するものです。
次に、支出の第1款 水道事業費用ですが、4億4,750万円減額し、58億3,033万7,000円とするものです。これは、営業費用について、主に兵庫県営水道からの受水費が3か月間免除されたことにより減額するものです。
2ページをお開きください。
第4条、資本的収入及び支出の補正ですが、少し下の収入、支出の各科目につき、金額が並んでいる箇所を御覧ください。
収入の第1款 資本的収入を1億7,800万円増額し、8億6,459万6,000円とするものです。これは、企業債を減額した一方で、JT跡地などの大
規模住宅地開発に伴う
拡張改良工事負担金収入による工事負担金の増額を見込んだものです。
次に、支出の第1款 資本的支出を4億1,200万円減額し、23億8,559万9,000円とするものです。これは、主に建設改良費について、さきに申し上げた第3次整備事業費の縮減などにより事業費全体を減額するものです。
第5条、企業債の補正ですが、企業債の減額に伴い、予算第6条中、第3次整備事業の起債の限度額2億円を限度額5,000万円に、
老朽管整備事業の起債の限度額4億4,000万円を限度額4億1,000万円に改めるものです。
第6条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正ですが、予算第9条に定めた経費のうち、職員給与費を1億2,250万円減額し、5億2,757万円に改めるものです。なお、補正後の職員給与費の明細については、6ページの
補正予算給与費明細書を御参照ください。
少しページが飛びまして、13ページをお開き願います。
令和2年度明石市
水道事業会計補正予算説明書について、主なものを補足説明いたします。既に御説明申し上げた内容と重なる部分もあることを御了承願います。
収益的収入及び支出のうち収入ですが、款 水道事業収益、項 営業収益、目 給水収益は、
新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて実施した基本料金6か月分免除などによる水道料金の減収見込み分を減額し、少し下の、項 営業外収益、目 雑収益は、JT跡地などの大
規模住宅地開発による施設分担金の増収見込み分を増額するものです。
次のページに移りまして、支出でございますが、款 水道事業費用、項 営業費用の目の1つ目、原水及び浄水費の、節 受水費は、兵庫県営水道からの受水費が7月から9月までの3か月間免除されたことにより減額し、また、同じ項 営業費用の目の5つ目、総係費の、節 退職給付引当金繰入額は、退職手当の支給見込額が減少したことにより減額し、その下の、節 委託料は、
水道事業変更認可申請業務委託の実施を令和3年度に変更したことなどにより減額するものです。
15ページに移りまして、資本的収入及び支出のうち収入ですが、款 資本的収入、項 企業債は、当年度工事の進行状況等を勘案し、対象とする事業費に対応した額に減額するものです。これにより、当年度末における企業債未償還残高は約73億6,000万円となる見込みです。また、項 工事負担金は、JT跡地など新規の大
規模住宅地開発に伴う
拡張改良工事負担金を見込んだことにより増額するものです。
次に、支出ですが、款 資本的支出、項 建設改良費、目 第3次整備事業費は、明石川取水場の
受変電設備更新工事や、送配水管路など水道施設の整備を当初計画から一部変更したことにより減額するものです。
以上で、議案第25号の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○
丸谷聡子委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございませんでしょうか。
穐原委員。
○穐原成人委員 水の1ページのところで、このたびのコロナ関連で、基本料金の減免等で、収入がその分減ったということなんですが、もともと水道事業というのは、受益者の費用で賄うというのが大原則だと思うんですけども、この基本料金の減免は明石市の政策で打ち出したものだと思うんですが、これに対する補填は税からの繰入れという形ではないんでしょうか。
○
丸谷聡子委員長 宮脇副市長。
○宮脇副市長 副市長の宮脇でございます。
基本料の減免に係る一般会計からの補填についての御質問にお答えいたします。
そもそも、この水道料金の減免につきましては、コロナ対策の一環といたしまして、ほとんど全ての世帯の方が対象になることから、生活支援策の大きな1つとして、他市の状況も踏まえながら実施をさせていただいたものでございます。これについては、昨年5月、本委員会において御説明申し上げ、その時点では、財源については当面は水道会計の内部留保資金を充てることとさせていただいて、今後、将来的には一般会計からの補填について検討させていただく旨、御説明させていただいたところでございます。なおその後、国からこの基本料の減免分についても、国の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の対象になるという旨の通知もございまして、その後、この交付金の対象となるためには、対象事業を実施計画として国へ申請しておく必要が準備段階として必要でございましたんで、当然、市としましても、この水道料の減免分についても実施計画に上げて申請をさせていただいております。
県下各市の状況を見ますと、阪神や播磨で主な15市ほどを調べますと、一般会計の補填がないものが7市、補填しているものが7市、未定が1市という状況でございまして、一般会計の補填のある7市のうち、一部または全部をこの交付金を財源として補填している状況でございます。
つきましては、本市としましては、この交付金の適用について、現時点では、まずは感染症対策の経費等、先に充てることとするもので予算上は充てさせていただいております。ただし今後、これらの予算上交付金を充てているものについて、予算執行残等が見込まれますんで、それも踏まえながら、一般会計の補填について、将来的なことにもなりますが、今後は対応させていただきたいと考えておりますんで、よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 穐原委員。
○穐原成人委員 将来的に一般財源、もしくは交付金の中から繰入れできるというのならいいんですが、実は本会議のほうでも、水道事業の将来的な見方としましたら、非常に厳しいもんが出てきたというのがあります。水道事業ですから、このまま税の補填がなければ、水道使用者、要は我々市民がその分負担せないかんという形にもなってこようと思いますんで、今、国の臨財債がいつまでもそれを使うことはできるのかどうか、その辺よくよく調べて措置をしていただきたいなと思います。
○
丸谷聡子委員長 宮脇副市長。
○宮脇副市長 副市長の宮脇でございます。
委員ただいまおっしゃられましたように、本会議でも御議論賜ったように、水道事業会計、今後非常に厳しい収支見込みを現時点ではしておるところでございます。ただ、市長が答弁させていただきましたとおり、まずは水道局の中で、様々な大きな、今、水道は水源の切替え等、変革期にございますんで、この期に合わせて、さらにできるだけ値上げ等の市民負担がないような経営努力を、私どもも含めまして、しっかりとさせていただきたいと思います。そうした中の御議論の1つとして、この補填をどうするかというものが出てこようかと思いますが、当然、補填については対応していく予定でございます。ただ、水道経営自体、確かに組織的には公営企業ということで独立した組織でありますが、水道事業については市営のものでございますんで、市としましては、水道の安定的経営に向けた最終的な責任は市にあると考えておりますんで、こうした基本的な考えの下、経営についてもしっかりと対応していく、その中で、補填についても検討させていただきたいと考えております。そうしたスタンスでおりますんで、何とぞ御理解いただきますようお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 ほかにございませんか。
ないようですので、以上で質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第25号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
丸谷聡子委員長 御異議なしと認め、議案第25号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
議案第26号、令和2年度明石市
下水道事業会計補正予算(第2号)を議題に供します。
議案の説明を求めます。
高岸下水道室長兼業務担当課長。
○高岸下水道室長兼業務担当課長 下水道室長の高岸でございます。
議案第26号、令和2年度明石市
下水道事業会計補正予算(第2号)につきまして、議案書に基づき御説明いたします。
議案書下の1ページをお開きください。
第2条、業務の予定量の補正について、表を御覧ください。
主要な建設改良費を変更するもので、管渠整備費を140万円増額し、6億700万8,000円に、処理場整備費を3億3,480万円増額し、10億2,198万5,000円とするものでございます。
次に、第3条、収益的収入及び支出の補正ですが、収入の第1款 下水道事業収益の営業収益を2,000万円減額しまして、第1款 下水道事業収益の総額を91億485万3,000円とするもので、これは下水道使用料の減額などによるものでございます。
支出の第1款 下水道事業費用の営業費用を9,300万円減額し、営業外費用を4,530万円増額しまして、第1款 下水道事業費用を84億2,189万3,000円とするもので、これは主に減価償却費の減額などによるものでございます。
次の、第4条、資本的収入及び支出の補正ですが、2ページをお開きください。
収入の第1款 資本的収入の、第1項 企業債を1億8,000万円増額し、第2項 国庫補助金を1億5,700万円増額しまして、第1款 資本的収入の総額を19億8,150万円とするものでございます。これは、国の補正予算に伴う建設改良費の増による企業債及び国庫補助金の増額によるものでございます。
次に、支出の、第1款 資本的支出の、第1項 建設改良費を3億3,620万円増額し、第1款 資本的支出の総額を55億2,202万1,000円とするものでございます。これは主に国の補正予算に伴う工事請負費の増額によるものでございます。なお、資本的収入及び支出の予定額の補正に伴い、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額につきましては、1ページの下から6行目、第4条に記載のとおり全額補填するものとしています。
2ページにお戻りください。
ページ中ほどの第5条の企業債の補正ですが、予算第6条、表限度額の欄中、8億8,800万円を10億6,800万円に改めるものでございます。
第6条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正ですが、予算第9条に定めた経費のうち、職員給与費を2,130万円減額し、5億4,984万円に改めるものでございます。なお、補正後の職員給与費の明細につきましては、6ページの
補正予算給与費明細書を御参照ください。
続きまして、おのおのの補正の内容につきまして御説明いたします。
少しページが飛びますが、13ページをお開きください。
令和2年度明石市下
水道事業会計補正予算説明書に基づき、主な内容について説明いたします。
収益的収入及び支出のうち収入ですが、表を御覧ください。
款 下水道事業収益、項 営業収益、目、節 下水道使用料は、本年度の下水道使用料について、収入見込みにより更正減するものでございます。
目 その他営業収益、節 雑収益は、し尿・浄化槽汚泥の処理に係る雑収益について、収入見込みにより更正減するものでございます。
次に、支出ですが、表を御覧ください。
款 下水道事業費用、項 営業費用、目 管渠費から総係費について、それぞれの目におきまして、節 給料、手当等、賞与等引当金繰入額、報酬、法定福利費、及び退職給付費につきまして、当初予算時からの職員構成の変動等に伴い、追加または更正減するものでございます。
また、目 業務費、節 負担金、及び目 総係費、次ページの節 委託料につきましては、執行見込みにより更正減するものでございます。
14ページをお開きください。
目 減価償却費、節 有形固定資産減価償却費は、年間法定償却額の見込額により更正減するものでございます。
項 営業外費用、目、節 消費税及び地方消費税、及び目、節 長期前払消費税償却については、事業費の繰越し等に伴い不足が見込まれる額を追加するものでございます。
次に、15ページをお開きください。
資本的収入及び支出のうち収入ですが、表を御覧ください。
款 資本的収入、項、目、節 企業債、及び項、目、節 国庫補助金については、国の補正予算に伴う建設改良費の増額により、その財源をそれぞれ追加するものでございます。
次に、支出ですが、表を御覧ください。
款 資本的支出、項 建設改良費、目 管渠整備費、及び目 処理場整備費のそれぞれの目におきまして、節 給料、賞与等引当金繰入額、及び報酬につきまして、職員構成の変動等に伴い、追加または更正減するものでございます。
目 処理場整備費の、節 工事請負費は、国の補正予算に伴い終末処理場の設備改築に係る事業費を追加するものでございます。
以上で、議案第26号の説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございませんか。
ないようですので、以上で質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第26号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
丸谷聡子委員長 御異議なしと認め、議案第26号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
議案第11号、明石市
建設関係手数料徴収条例の一部を改正する条例制定のことを議題に供します。
議案の説明を求めます。
久納建築安全課長。
○久納建築安全課長 建築安全課長の久納でございます。
議案第11号の明石市
建設関係手数料徴収条例の一部を改正する条例制定のことにつきまして、委員会資料に基づき御説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
委員会資料の議案第11号関連資料、明石市
建設関係手数料徴収条例の一部を改正する条例制定についてを御覧ください。
まず、改正の目的でございますが、地球温暖化対策に係るパリ協定の目標達成のため制定された建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部が、令和3年4月1日改正、施行されることにより、省エネ基準の適合を建築確認の要件とする建築物の対象に中規模のオフィスビル等が追加されることになったことなどにより、本条例の一部を改正しようとするものでございます。
改正の概要でございますが、1点目は、いわゆる省エネ法の改正により、これまで大規模オフィスビルが対象であった省エネ基準への適合が、中規模オフィスビルに拡大することによる適合性判定の手数料を新たに追加いたします。
2点目は、その認定を受けた建築物の完了検査に係る手数料を新たに追加いたします。
3点目は、エネルギー消費性能向上計画認定及び適合表示認定について、これまで300から2,000㎡の区分を300から1,000、1,000から2,000と細分化いたします。
4点目は、低炭素建築物の認定につきましても、手数料区分を同じように細分化いたします。
近隣他市町の状況でございますが、改正時期及び手数料等、同額になる予定でございます。
施行期日ですが、令和3年4月1日を予定しております。
説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございませんか。
宮坂委員。
○宮坂祐太委員 建築物省エネ法の改正によりまして、本年4月1日から新たに基準適合義務の対象となります、延床面積300㎡以上2,000㎡未満のオフィスビル等につきましては、平成29年度の数字なんで、若干古い数字ではあるんですけれども、基準適合率が全国の数字で91%ということで、全体の1割弱が基準に適合しておりません。現行の届出義務制度におきましても、基準に適合せず、所管行政庁が必要と認める場合、計画変更指示を出したり、あるいはその指示に従わない場合は、さらに命令を出したりということが可能な仕組みになっておりますけれども、この指示を出すかどうかにつきましては、所管行政庁の裁量に委ねられておりますので、平成30年度の数字ですけれども、全国の所管行政庁の8割が指示、命令を全く行えていないというような調査結果もございます。国のほうもこれではいけないということで、新たに指示命令のためのガイドラインも策定されてるようですが、仮に本市におきまして、現行の届出義務制度におきまして、これまでも必要に応じて特定行政庁として計画変更指示を出したり、計画変更命令を場合によっては出したりしてきているので、市内には基準不適合の建築物はありませんというような話だといいんですけれども、その建築主事を置く特定行政庁である明石市における、現行のこの届出義務制度における計画変更指示や命令の実施状況、そして市内におけるこの基準不適合の建築物はあるのかないのか、この不適合の有無についても併せて現状をお知らせいただければなと思います。
○
丸谷聡子委員長 久納建築安全課長。
○久納建築安全課長 建築安全課長でございます。
今の委員の質問は、どのような状況ですかということだと思うんですけれども、本市におきましては、指導助言というところで行ってきております。その中で、基準を僅かながら下回るケースも若干数ございます。市の裁量の中で、指示や命令までは出すという判断には至っていないのが現状でございます。
以上でございます。
○
丸谷聡子委員長 宮坂委員。
○宮坂祐太委員 今回の改正建築物省エネ法につきましては、このたびの議案とも関連しますこの4月1日施行分のほかに、令和元年11月16日施行済みの分もありまして、ただ、その分はこのたびの議案第11号とは直接の関係はないと思いますので詳細は控えますけれども、指示命令の重点化が大きな柱であると認識をしております。法改正前から基準適合義務の対象であった2,000㎡以上のオフィスビル、そして、このたびの4月1日施行によって新たに基準適合義務の対象となる300㎡以上2,000㎡未満のオフィスビルにつきましては、基準に適合しない限り建築確認済証が交付されませんので、基準不適合の建築物が建ってしまうということはあり得ないとは思うんですけれども、この4月以降も引き続き届出のみが課せられる、いわゆる建築確認申請とは連動しない届出のみでいいという仕組みが残る300㎡以上の住宅、こちらにつきまして、現行の届出義務制度において指導助言はしているという、いわゆる口頭でということだと理解しますけれども、時には、口頭での指導助言だけではなくて、事例によっては、国が言う計画変更指示や計画変更命令を出すということも選択肢としては排除せずに、特定行政庁として、この市内に基準不適合の建築物は可能な限り建築させない、建てさせないと、それが法改正の趣旨だと理解をしておりますので、その法改正の趣旨に沿った対応を特定行政庁としてお願いしたいと思うんですが、いかがですか。
○
丸谷聡子委員長 久納建築安全課長。
○久納建築安全課長 建築安全課長でございます。
今回の法改正によりまして、委員御指摘のように、非住宅につきましては、建築確認と連動することで基準に適合するための担保が取れることになりますが、それ以外の部分につきましても、委員御指摘のように可能な限り対応してまいりたいと考えておるところでございます。
以上でございます。
○
丸谷聡子委員長 ほかにございませんか。よろしいですか。
ないようですので、以上で質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第11号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
丸谷聡子委員長 御異議なしと認め、議案第11号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
議案第31号、市道路線認定のことを議題に供します。
議案の説明を求めます。
田中道路安全室長兼道路総務課長。
○田中道路安全室長兼道路総務課長 道路安全室長兼道路総務課長の田中でございます。
議案第31号、市道路線認定のことにつきまして、御説明申し上げます。
議案第31号、1ページから御覧ください。
1ページから3ページにかけましてが、路線の一覧でございます。3ページ下、提案理由でございますが、本案は、開発行為により引継ぎを受けた道路を市道路線として認定しようとするものでございます。
今回提案する路線は、朝霧306号線ほか、以下33路線でございまして、各路線の名称と起点、終点及び延長を記載しております。
5ページをお願いいたします。
ここからは、付近見取図となっております。朝霧306号線は市立大蔵中学校の南東部に立地し、開発行為により整備された道路でございます。今回提案する道路につきましては、このほかの32路線全て開発行為によるものでございます。
4ページをお願いいたします。
このたびの路線認定後の市道路線延長は、(3)合計にございますように、3,190路線となりまして、その総延長は約644キロメートルとなります。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございませんか。
ないようですので、以上で質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第31号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
丸谷聡子委員長 御異議なしと認め、議案第31号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
議案第32号、令和3年度明石市一般会計予算〔分割付託分〕を議題に供します。
議案の説明を求めます。
田中道路安全室長兼道路総務課長。
○田中道路安全室長兼道路総務課長 道路安全室長の田中でございます。
議案第32号、令和3年度明石市一般会計予算のうち、当委員会に付託されたものにつきまして御説明申し上げます。
議案書の一般9ページをお願いいたします。
まず、第2表、債務負担行為でございますが、6項目めに記載の(仮称)南畑歩道橋桁製作ほか工事につきましては、南畑踏切の立体横断施設となる歩道橋の製作と階段の設置工事を令和5年度までの3か年にわたり実施するため、債務負担行為を設定しようとするものでございます。
次に、歳入歳出につきましては、歳入歳出予算事項別明細書に基づきまして、御説明申し上げます。
説明に当たりましては、別途委員会資料としてお手元にお配りしております、議案第32号関係資料、令和3年度土木費関係主要事業予定箇所図を併せて御参照願います。
まず歳入でございます。
一般40ページ、41ページをお願いいたします。
11款、1項、1目、1節 交通安全対策特別交付金は、カーブミラーや柵等の交通安全施設の設置等に係る交付金でございます。
44ページ、45ページをお願いいたします。
13款 使用料及び手数料、1項 使用料、6目 土木使用料でございますが、1節
海浜利便施設使用料から6節 住宅使用料までは、それぞれ説明欄に記載しております施設の使用料でございます。
1枚めくっていただきまして、46ページ、47ページをお願いいたします。
2項 手数料、4目 土木手数料、1節 土木管理手数料は、主なものとしまして、建築計画概要書等の交付に係る手数料、2節
交通安全対策手数料は、放置自転車の移動・保管に係る手数料でございます。
3項、1目、1節 証紙収入は、屋外広告物許可申請、建築確認申請等の手数料でございます。
1枚めくっていただきまして、48ページ、49ページをお願いいたします。
14款 国庫支出金、1枚めくっていただきまして、2項 国庫補助金、54ページ、55ページお願いいたします、6目
土木費国庫補助金でございますが、1節
交通安全施設整備費補助金から、56ページ、57ページの4節
土木管理費補助金につきましては、それぞれ説明欄に記載の事業に対する交付金等でございまして、事業の主な内容につきましては、歳出のところで申し上げます。
62ページ、63ページをお願いいたします。
15款 県支出金、2項 県補助金、68、69ページをお願いいたします。6目
土木費県補助金、1節
土木管理費補助金は、説明欄に記載の事業に対する県補助金でございまして、事業の主な内容につきましては、歳出のところで申し上げます。
1枚めくっていただきまして、70ページ、71ページをお願いいたします。
3項 委託金、1枚めくっていただきまして、72ページ、73ページでございますが、5目 土木費委託金でございますが、1節 土木管理費委託金につきましては、主なものといたしまして、用地取得事務委託金は、朝霧二見線江井ヶ島工区拡幅事業に係る委託金、道路付帯施設管理委託金は、東二見横断歩道橋エレベーターの保守管理に係る委託金でございます。
2節 河川費委託金、及び3節 港湾管理費委託金につきましては、県管理の明石川をはじめとする河川及び東播磨港海岸の清掃等に係る委託金でございます。
4節 都市計画事業費委託金は、都市計画基礎調査に係る委託金等でございます。
1枚めくっていただきまして、74ページ、75ページをお願いいたします。
16款 財産収入、1項 財産運用収入、1目 財産貸付収入、1節 土地建物貸付収入の建物貸付収入は、明石駅東バイク駐車場の貸付金でございます。
1枚めくっていただきまして、76ページ、77ページをお願いいたします。
17款、1項 寄附金、一番下の白三角印のある土木費寄附金につきましては、今年度、水路改修工事費としまして地元財産区から市への寄附金があったものでございまして、新年度の予算はございません。
80ページ、81ページをお願いします。
19款 諸収入、3項 貸付金元利収入、2目、1節 勤労者住宅資金融資貸付金元利収入は、勤労者住宅資金融資に係る預託金及び利子でございます。
4項、2目、1節 雑入でございますが、当委員会関係分としましては、2件ございます。
1枚めくっていただきまして、83ページ説明欄の下から6件目の大蔵海岸施設利用料納付金は、大蔵海岸施設の指定管理者から利用料金の一部の納付を受けるものでございます。その下の市営住宅修繕損害賠償金は、市営住宅退去者が負担する修繕費でございます。
1枚めくっていただきまして、84ページ、85ページをお願いいたします。
20款、1項 市債、6目 土木債でございますが、1節 道路維持事業債から、86ページ、87ページの6節 街路灯整備事業債につきましては、それぞれ説明欄に記載している事業に係る市債でございまして、事業の主な内容につきましては、歳出のところで申し上げます。
以上で、歳入についての説明は終わらせていただきます。
続きまして、歳出に移らせていただきます。
160ページ、161ページをお願いいたします。
7款 土木費、1項 土木管理費、1目 土木総務費でございますが、主なものといたしまして、
施設設計監理事業は、施設の設計及び監理を、用地対策事業は、所管する土地の維持管理や用地取得業務を行うものでございます。
2目 建築指導費でございますが、主なものとしまして、
建築安全事務事業は、建築基準法による審査、指導、取締りを、
住宅耐震化促進事業は、耐震改修工事等の補助や、簡易耐震診断推進事業のほか、耐震改修の促進に関する普及啓発を行うものでございます。
特定空家等除却支援事業につきましては、倒壊等周辺に危険が及ぶ恐れのある空き家の除却費用の一部を補助することで、所有者に自ら除却を促すものでございます。
162ページ、163ページをお願いいたします。
3目 街路灯費につきましては、街路灯の新設や修繕に要する経費でございます。
4目
海岸海域整備事業対策費でございますが、主なものとしまして、
海岸施設維持管理事業は、大蔵海岸の指定管理料、海浜利便施設などの維持管理、また、主要事業であります大蔵海岸西地区の自然観察ゾーン及びセンターの設置運営に要する費用でございます。明石港再整備事業は、明石港西外港地区の防潮堤周辺道路の整備を行うものでございます。
2目
道路橋りょう費、1目
道路橋りょう総務費でございますが、主なものといたしまして、
道路管理事務事業は、道路を適正に管理していくための道路台帳の整備等を行うものでございます。道路環境向上事業は、道路等の不法占有物や、貼り紙、看板等の除却を行うものでございます。
164ページ、165ページをお願いいたします。
2目 道路維持費でございますが、道路維持補修事業として、道路舗装や側溝等の補修工事、駅前広場や駅自由通路等の清掃、また、街路樹の維持管理等を行うものでございます。
3目
道路新設改良費でございますが、
江井ヶ島松陰新田線道路事業は、道路新設改良工事、用地取得、移転補償等、
道路新設改良事業は、市道林船上134号線、これは林崎松江海岸駅のアクセス道路でございますが、整備に向けた用地取得、移転補償、狭あい道路整備事業につきましては、住宅の建築等に係る後退用地について測量、工事、用地取得等を行うものでございます。
166ページ、167ページをお願いいたします。
3目
交通安全対策費、1目 交通安全対策総括費でございますが、交通安全啓発・教育事業は、四季の交通安全運動や交通安全教室の実施、
放置自転車対策事業は、自転車等の整理業務の委託及び放置自転車の撤去・保管等を行うものでございます。自転車駐車場管理運営事業は、明石駅北自転車駐車場の土地使用料でございます。
168ページ、169ページをお願いいたします。
2目
交通安全施設整備費でございますが、
交通安全施設整備事業は、長寿命化や耐震化といった橋梁の修繕や定期点検、南畑踏切の安全対策や市内通学路の交通安全対策等を、
あんしん歩行エリア整備事業(魚住地区)は、魚住10号線、14号線の整備を行うものでございます。
3目 市営駐車場費につきましては、
明石駅前立体駐車場の指定管理料でございます。
4項、1目 河川費でございますが、
水路維持管理事業は、西明石町や和坂地区の浸水対策計画の策定や水路の改修工事及び清掃を、河川環境管理事業は、県から委託を受けまして、県管理河川の除草や清掃等を行うものでございます。
170ページ、171ページをお願いいたします。
5項 港湾費、1目 港湾管理費でございますが、主なものといたしまして、港湾環境美化事業は、県から委託を受けまして、東播磨港港湾区域内における清掃業務の委託を行うものでございます。
6項 都市計画費、1目
都市計画総務費でございますが、主なものといたしまして、コミュニティ交通運行事業につきましては、交通事業者が実施するコミュニティバスの運行に対する補助等を行うものでございます。交通政策事業につきましては、山陽電鉄中八木駅バリアフリー事業やJR西明石駅5番線、6番線の
ホームドア設置工事等に対する補助等を行うものでございます。
1枚めくっていただきまして、172ページ、173ページでございます。
2目
土地区画整理費でございますが、
大久保駅前東西工区
土地区画整理事業につきましては、道路築造工事や物件移転補償等を行うものでございます。
鳥羽新田土地区画整理事業につきましては、換地処分等に要する経費でございます。
3目、街路事業費でございますが、主なものといたしまして、
県施行街路事業負担金につきましては、県事業の朝霧二見線の整備に係る市負担金でございます。
山手環状線街路事業につきましては、用地取得、物件移転補償をはじめ、測量の委託等に要する経費でございます。
1枚めくっていただきまして、174ページ、175ページでございます。
4目 公園費でございますが、主なものといたしまして、
公園維持管理事業につきましては、石ヶ谷公園ほか2公園の指定管理料、公園のLED化に係る工事費のほか、公園の維持管理に要する経費でございます。(仮称)17
号池公園整備事業につきましては、グラウンド舗装、排水施設整備工事などに要する経費でございます。都市公園安全・安心対策事業につきましては、老朽化した施設の機能の維持向上を図るため、石ヶ谷公園のトイレ建替えのほか、公園施設の更新工事を行うものでございます。緑化推進事業につきましては、緑化の推進に関する事業に要する経費でございます。菊栽培等事業につきましては、菊花展覧会及び菊花栽培場管理運営業務委託等に要する経費でございます。
7項 住宅費、1目 住宅管理費でございますが、主なものといたしまして、市営住宅維持管理事業につきましては、市営住宅の適正な維持管理に要する経費でございます。
1枚めくっていただきまして、176ページ、177ページでございます。
2目 公園住宅建設費でございますが、この費目は、市営住宅の設備改修等に要する経費でございまして、
市営住宅整備事業につきましては、貴崎東住宅の設備改修等に要する経費でございます。
202ページ、203ページをお願いいたします。
10款、1項 公債費、1目 元金でございますが、地方道路整備臨時交付金償還金につきましては、道路事業の地方分担の一部に対しまして、無利子で国から貸付けを受ける貸付金を償還するものでございます。
以上で当委員会に付託されました議案第32号、令和3年度明石市一般会計予算の説明を終わらせていただきます。
よろしく御審議賜りますよう、お願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 議案の説明は終わりました。
質疑、採決は次回とさせていただきます。
それでは、次に移ります。
議案第36号、令和3年度度明石市公共用地取得事業特別会計予算を議題に供します。
議案の説明を求めます。
高田山手環状線整備担当課長。
○高田山手環状線整備担当課長 山手環状線整備担当課長の高田でございます。
議案第36号、令和3年度明石市公共用地取得事業特別会計予算につきまして、御説明申し上げます。
公の1ページをお願いいたします。
第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入、歳出、それぞれ30億円に定めようとするものでございます。歳入歳出予算の内容につきまして、歳入歳出予算事項別明細書に基づき御説明申し上げます。
公の12ページ、13ページをお願いいたします。
歳入でございますが、1款、1項 市債、1目 公共用地先行取得事業債は、公共用地を先行取得する場合に活用できる地方債でございまして、山手環状線整備で必要とされる公共用地の先行取得に必要な金額に対し、全額地方債を充てる計画でございます。
1枚めくっていただいて、14ページ、15ページをお願いいたします。
歳出でございますが、1款 公共用地取得費、1項 行政財産取得費、1目 公共用地先行取得費につきましては、公共用地先行取得事業に要する経費でございます。内訳といたしましては、16節 公有財産購入費として用地購入費11億7,200万円、21節 補償補填及び賠償金として移転補償費18億2,800万円でございます。
次に、第2条の地方債の内容について御説明申し上げます。前のページに戻りますが、公の5ページをお願いいたします。
起債の目的は、公共用地の先行取得であり、限度額を30億円に設定しようとするものでございます。起債の方法につきましては、普通貸借または証券発行とし、利率及び償還の方法につきましては記載のとおりでございます。
以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○
丸谷聡子委員長 議案の説明は終わりました。
質疑、採決は次回とさせていただきます。
次に移ります。
議案第37号、令和3年度明石市
石ヶ谷墓園整備事業特別会計予算を議題に供します。
議案の説明を求めます。
門田緑化公園課長。
○門田緑化公園課長 緑化公園課長の門田でございます。
議案第37号、令和3年度明石市
石ヶ谷墓園整備事業特別会計予算につきまして、御説明申し上げます。
石の1ページをお願いいたします。
第1条、歳入歳出予算の総額を、歳入、歳出、それぞれ9,208万2,000円と定めるものでございます。その内容につきましては、事項別明細書で御説明申し上げます。
石の10ページ、11ページをお願いいたします。
歳入でございますが、1款 事業収入、1項 使用料及び手数料、1目 使用料、1節 墓園使用料は、一般墓地使用料と合葬式墓地使用料でございます。
次の2目 手数料、1節 墓園管理料は、一般墓地の管理料でございます。
次の2節 墓園手数料は、墓園使用許可証の書換え、再交付手数料でございます。
これらの事業収入につきましては、一般墓地の再貸付け40区画分と合葬式墓地の申込み450件分を積み上げております。
12ページ、13ページをお願いいたします。
2款、1項、1目 繰越金、1節 前年度繰越金といたしまして、1,192万3,000円を計上しております。
石の14ページ、15ページをお願いいたします。
3款 諸収入、1項、1目、1節 雑入は、関西電力の電柱占用料等でございます。
石の16ページ、17ページをお願いいたします。
次に歳出でございますが、1款 墓園事業費、1項 墓園維持管理費、1目 一般管理費につきましては、墓園の維持管理に要する経費でございます。その主なものといたしまして、12節 委託料につきましては、一般墓地返還促進による墓石等撤去処分業務委託や合葬式墓地の記名板刻字等業務委託などでございます。
14節 工事請負費につきましては、園路舗装修繕工事などでございます。
石の18ページ、19ページをお願いいたします。
2款 諸支出金、1項 諸費、1目 還付金、22節 償還金利子及び割引料につきましては、一般墓地の返還が発生した場合の還付金でございます。
石の20ページ、21ページをお願いいたします。
3款、1項、1目 予備費を計上させていただいております。
以上でございます。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○
丸谷聡子委員長 議案の説明は終わりました。
質疑、採決は次回とさせていただきます。
次に移ります。
議案第43号、令和3年度明石市水道事業会計予算を議題に供します。
議案の説明を求めます。
新田水道局次長兼総務担当課長。
○
新田水道局次長兼総務担当課長 水道局次長の新田でございます。
議案第43号、令和3年度明石市水道事業会計予算につきまして、議案書に基づき説明いたします。
議案書、1ページをお開きください。
第2条、業務の予定量ですが、第1号の給水戸数は、令和2年度当初予算に比べ1,400戸増の14万4,500戸を予定しています。
第2号の年間総配水量ですが、2年度当初予算に比べ9万立方メートル増の3,208万立方メートルを予定しています。
第3号の1日平均配水量は8万7,890立方メートルを予定しています。
第4号の主要な建設改良事業ですが、第3次整備事業として6億8,821万8,000円を予定するもので、魚住浄水場管理棟新築や魚住浄水場送配水管布設工事など、ライフラインの拡張、強化に向けた整備事業です。次の
老朽管整備事業では、老朽化した配水管の布設替え工事として9億150万円を予定しています。
次に第3条、収益的収入及び支出の予定額のうち、収入ですが、第1款 水道事業収益全体では65億5,614万9,000円で、2年度当初予算に比べ779万2,000円の減を予定しています。
次に支出ですが、第1款 水道事業費用全体では61億8,739万円で、2年度当初予算に比べ9,044万7,000円の減を予定しています。減額の主な理由は、予算計上している職員数の減少等による給与費の減によるものです。
2ページをお開き願います。
続きまして、第4条の資本的収入及び支出ですが、少し下の収入の金額を記載している箇所を御覧ください。収入の第1款 資本的収入は、9億425万5,000円で、2年度当初予算比べ2億1,765万9,000円の増を予定しています。支出の第1款 資本的支出では、25億3,092万1,000円を予定していまして、これは2年度当初予算に比べ2億6,667万8,000円の減となっています。減額の主な理由は、水道施設の補強改良を目的とする工事の件数が前年度と比べて減少することによるものです。
次にこのページの先頭に戻っていただき、第4条、本文のほうを御覧ください。
第4条1行め後半のかっこ書きの部分ですが、資本的収入額と資本的支出額の差額16億2,666万6,000円について、記載の内容のとおり全額補填しようとするものです。なお、補填と申しましても、いわゆる赤字補填ではなく、水道局内の内部留保資金を財源としているという意味です。
次にこのページの中ほど、第5条を御覧ください。
第5条 企業債ですが、第3次整備事業及び
老朽管整備事業の財源としての企業債限度額並びに起債の方法等を定めたものです。
3ページに移りまして、第6条 一時借入金については、その限度額を5億円に定めようとするものです。
第7条では、予定支出の各項の経費の金額の流用について、その範囲を定めようとするものです。
第8条は、議会の議決がなければ流用することのできない経費として、職員給与費及び交際費について記載のとおり定めようとするものです。
第9条は、他会計からの補助金として、単身高齢世帯への水道基本料金減免措置などに対して、一般会計からの補助を受けようとするものです。
第10条は、水道メーターや水道管の修理材料の棚卸資産の購入限度額を記載のとおり定めようとするものです。
少し飛びまして、22ページをお開きください。
令和3年度明石市水道事業会計予算説明書のうち、主な内容について説明いたします。
まず、収益的収入及び支出ですが、収入につきまして、表を御覧ください。
款 水道事業収益、項 営業収益、目 給水収益、節 水道料金については、56億円を予定しています。配水量等につきましては、下にある左側の表のうち下から3行めの年間総配水量は3,208万立方メートルです。その下の年間有収水量は、2年度当初予算に比べて8万9,000立方メートル、率にして0.3パーセント増の3,128万立方メートルとし、ほぼ同水準を見積もっております。次に、年間総配水量に占める年間有収水量の割合を示す有収率は97.5パーセントの予定で、前年度とほぼ同じです。また、その右側の表の右端、供給単価については、合計で179.03円を予定しています。
結果として水道料金は、2年度当初予算に比べ1,000万円、率にして0.2パーセント増とほぼ同水準を予定しております。
次に、このページの中ほど、目 受託工事収益のうち、節 その他工事収益は、配水管移設工事などの受託工事収益です。
次の目 その他営業収益のうち、節 消火栓維持負担金は、消火栓の維持補修に係る一般会計からの負担金です。
その2行下の節 下水道使用料徴収事務負担金は、下水道使用料の徴収事務受託に係る下水道事業会計からの収入です。
次の項 営業外収益、目 受取利息、節 預金利息は、事業運営資金の預金利息です。その下の行、目 他会計補助金、節 一般会計補助金は、単身高齢世帯への水道基本料金減免措置などに係る補助金です。
その下の行、目 長期前受金戻入は、補助金等により取得した償却資産につき、減価償却に対応させて当該補助金等の額を取り崩し、年度ごとの収益として計上するものです。これは会計制度上の収益に過ぎず、現金の動きを伴わないものでございます。
23ページに移りまして、目 雑収益のうち、節 施設分担金は、給水装置の新設及び増径に伴う分担金です。
次に支出ですが、下の表を御覧ください。
款 水道事業費用、項 営業費用、目 原水及び浄水費は、浄水場などの運転管理や浄水処理を行うための費用です。
ページ下から3行め、節 委託料は、水質検査業務や明石川浄水場水質対策業務、浄水場及び配水場等の運転管理業務などの委託料です。
24ページをお開きください。
先頭の行、節 修繕費は、浄水場等の機械装置や設備機器などに係る維持補修費用です。節 動力費は、浄水場や配水場、地下水、原水などの電力料金です。節 薬品費は、浄水処理に使用する次亜塩素酸ナトリウムやポリ塩化アルミニウムなどの薬品費です。
3行下の節 受水費ですが、こちらは兵庫県水道用水供給事業からの受水に係る費用で、2年度当初予算に比べ2,988万5,000円増額しております。
次の目 配水及び給水費は、配水管、水道メーターなどの維持管理等を行うための費用です。
下から8行目の節 委託料、399,706という数字が記載されている箇所ですが、こちらは水道メーター取替え業務、並びに公道漏水調査及び修繕業務などの委託料です。
その3行下の節 修繕費は、消火栓等補修や鉛製給水管などの給水管切替え整備、水道メーター検定修理などが主なものです。
その下、節 路面復旧費は、漏水修繕工事跡の舗装復旧工事に係る費用です。
ページ一番下の行、節 工事請負費は、配水管布設替えほか工事等に伴う給水管切替え工事に係る費用です。
25ページに移りまして、目 受託工事費は、第三者に起因する工事などに要する費用です。この目の一番下、節 工事請負費1,421万9,000円は、下水道事業など他事業からの受託による配水管移設工事に係る費用です。
次の目 業務費は、水道料金の徴収や検針に要する費用です。業務費のうち下から5行目の節 委託料2億8,230万円ですが、この主なものは、水道メーター検針及び料金収納、電算業務システム運用に係る業務委託などの委託料です。
ページ下のほう、目 総係費は、水道事業全般に係る一般管理などに要する費用です。
次の26ページに移っていただき、上から6行目の節 退職給付引当金繰入額8,000万円は、退職給付引当金として計上するための繰入額です。さらに7行下の節 委託料2,696万6,000円は、水道事業変更認可申請業務、車両総合管理業務や金融機関集配金業務などの委託料でございます。さらに5行下の節 負担金3,560万6,000円は、庁舎維持管理経費の一般会計負担金が主なものです。
27ページに移りまして、目 減価償却費、節 有形固定資産減価償却費は、事業資産の減価償却費です。その下の行、節 無形固定資産減価償却費は、県水受水のために利用する県所有送水管などの施設利用権に係る減価償却費です。これらの減価償却費は、現金の支出を伴わない経費でございます。そのため、営業損益が赤字にならない限りはこの減価償却費に相当する額の資産が内部に留保されるという体系上の仕組みになっております。
その下の目 資産減耗費、節 固定資産除却費は、主に配水管の布設替えや老朽設備の廃棄に伴う固定資産の除却費です。この資産減耗費は、退撤去に係る実費分を除き現金の動きを伴わない経費でございます。
4行下を御覧ください。次の項 営業外費用でございますが、目 支払利息及び企業債取扱諸費、節 企業債利息は、企業債の支払利息でありまして、2年度当初予算に比べ1,600万円減の1億4,500万円としております。
その下の行、目 消費税及び地方消費税は、消費税及び地方消費税の納税見込額です。
28ページをお開きください。
資本的収入及び支出について、説明いたします。
まず、収入ですが、上の表の款 資本的収入、項 企業債は、第3次整備事業の財源として4億3,750万円、
老朽管整備事業の財源として4億1,850万円、合計8億5,600万円を借入れしようとするものです。その下の行、項 工事負担金ですが、これは、新たな給水申込みで大規模な住宅を建設する場合や、土地を区画整理する場合などで、給水を必要とするときの負担金などです。その下の項、目 他会計負担金、節 消火栓設置負担金は、消火栓新設に伴う一般会計からの負担金です。
次に支出ですが、下の表を御覧ください。
款 資本的支出、項 建設改良費、目 第3次整備事業費、節 原浄水施設費は、魚住浄水場管理棟新築や魚住浄水場送水管布設などの施設整備工事です。下の行、節 配水施設費は、配水管布設工事でございます。その下、節 委託料ですが、こちらは設備更新工事等の実施設計委託料などでございます。
29ページに移りまして、目
老朽管整備事業費、節 配水施設費は、老朽化した配水管の布設替え工事でございます。その下、節 委託料は、配水管布設工事設計に係る委託料などであります。2行下の目 建設改良事業費、節 原浄水施設費は、水道施設設備の補強改良工事です。その下の節 配水施設費は、配水管の移設または布設替え工事です。さらにその下の節 委託料は、配水管移設または布設替え工事設計に係る委託料などです。
1行下の目 固定資産購入費、節 量水器購入費は、水道メーターの購入費用です。
ページ下から4行目を御覧ください。
節 企業債償還金ですが、こちらは企業債の定期償還に係る元金です。
議案による説明は以上でございます。
なお、委員会資料には4ページめ以降に予定工事箇所図を付けております。議案書と併せて御参照いただけたらと存じます。
以上で議案第43号の説明を終わらせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
○
丸谷聡子委員長 議案の説明は終わりました。
質疑、採決は次回とさせていただきます。
次に移ります。
議案第44号、令和3年度明石市下水道事業会計予算を議題に供します。
議案の説明を求めます。
高岸下水道室長兼業務担当課長。
○高岸下水道室長兼業務担当課長 下水道室長の高岸でございます。
議案第44号、令和3年度明石市下水道事業会計予算につきまして、議案書に基づき御説明いたします。
議案書の下の1ページをお開き願います。
第2条、業務の予定量ですが、(1)排水戸数は、令和2年度当初予算に比べ800戸、0.6パーセント増の14万500戸を予定しています。(2)年間総処理水量は、令和2年度当初予算に比べ3万7,000立方メートルの増の4,048万8,000立方メートルを予定しています。(3)1日平均処理水量は、11万926立方メートルを予定しています。(4)主要な建設改良費は、管渠整備費に4億6,959万6,000円、ポンプ場整備費に1,000万円、処理場整備費に9億4,039万5,000円を予定するものでございます。なお、主要な建設改良費の内容につきましては、後ほど委員会資料にて御説明させていただきます。
次に、第3条、収益的収入及び支出の予定額のうち収入ですが、第1款 下水道事業収益全体では90億3,672万1,000円で、令和2年度当初予算と比べ8,813万2,000円、1.0パーセント減を予定しています。続きまして支出ですが、第1款 下水道事業費用全体では82億9,538万5,000円で、令和2年度当初予算と比べ1億7,420万8,000円、2.1パーセント減を予定しています。
次に、第4条、資本的収入及び支出ですが、2ページをお開きください。
収入の第1款 資本的収入は、17億3,006万9,000円で、令和2年度当初予算と比べ8,556万9,000円の増を予定し、支出の第1款 資本的支出は、51億6,142万2,000円で、令和2年度当初予算に比べ2,439万9,000円の減を予定しています。
1ページにお戻りください。
下から5行め、第4条、1行め後半のかっこ書きですが、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額34億3,135万3,000円については、以下の記載のとおり全額補填しようとするものでございます。
2ページにお戻りください。
ページの中ほど、第5条を御覧ください。
企業債ですが、下水道事業における建設改良費の財源として起債するもので、表のとおり限度額並びに起債の方法等を定めたものでございます。
3ページに移りまして、第6条、一時借入金については、その限度額を40億円と定めようとするものでございます。
第7条は、予定支出の各項の経費の金額の流用範囲を定めようとするものでございます。
第8条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として職員給与費を記載のとおり定めようとするものでございます。
第9条は、他会計からの補助金として一般会計からの補助金を受けようとするものでございます。
第10条は、マンホールなどの修理材料の棚卸資産の購入限度額を記載のとおり定めようとするものでございます。
少し飛びまして、24ページをお開きください。
令和3年度明石市下水道事業会計予算説明書に基づき、主な内容について御説明いたします。
まず、収益的収入及び支出ですが、表を御覧ください。
収入につきましては、款 下水道事業収益、項 営業収益、目、節 下水道使用料については、令和2年度当初予算に比べ5,900万円減の50億3,000万円を予定しております。目 他会計負担金、節 一般会計負担金は、雨水処理に対する一般会計からの負担金でございます。
次の項 営業外収益ですが、目 他会計補助金、節 一般会計補助金は、分流式下水道の汚水処理等に対する一般会計からの補助金でございます。目、節 長期前受金戻入は、補助金などにより取得した償却資産の当年度減価償却見合い分に係る収入でございます。
次に、支出ですが、下の表を御覧ください。
款 下水道事業費用、項 営業費用、目 管渠費は、下水道管渠施設の維持管理等に要する費用で、節の給料から次のページの法定福利費までは、職員8名と短時間勤務職員2名分などの人件費でございます。
25ページに移りまして、6行目の節 材料費は、管渠のマンホール蓋でございます。4行飛びまして、節 修繕費は、管渠の補修などに要する費用でございます。2行飛びまして、節 委託料は、管渠清掃時に発生します汚泥を処分する費用などでございます。
目 ポンプ場費は、ポンプ場の維持管理等に要する費用で、節の3行目、動力費は、ポンプ場施設の運転に係る電気料金等でございます。次の節 修繕費は、ポンプ場施設の補修などに要する費用でございます。2行飛びまして、節 委託料は、運転管理業務委託などに要する費用でございます。
目 処理場費は、終末処理場の維持管理等に要する費用で、節の給料から次ページの法定福利費までは、職員24名と短時間勤務職員5名分などの人件費でございます。
26ページに移りまして、9行目、節 動力費は、終末処理場施設の運転に係る電気料金等でございます。1行飛びまして、節 修繕費は、終末処理場施設の補修などに要する費用でございます。2行飛びまして、節 委託料は、運転管理業務委託などに要する費用でございます。
目 水洗普及費は、水洗化の促進を図るための費用で、節の給料から法定福利費までは、職員3名と短時間勤務職員3名分などの人件費でございます。
27ページをお開き願います。
1行め、節 助成金は、水洗便所改造等に対する助成金でございます。
目 業務費は、下水道使用料の徴収等に要する費用で、節の給料から法定福利費までは、職員3名及び短時間勤務職員2名分の人件費でございます。5行飛びまして、節 負担金は、水道局への下水道使用料徴収事務負担金などでございます。
目 総係費は、下水道事業全般に係る一般管理等に要する費用で、節の給料から法定福利費までは、職員8名と短時間勤務職員4名分などの人件費でございます。6行目、節 退職給付費は、退職給付引当金として計上するための繰入額でございます。
28ページをお開きください。
目 減価償却費、節 有形固定資産減価償却費は、下水道事業用資産の年間法定償却額でございます。
目 資産減耗費、節 固定資産除却費は、不用となった固定資産を除却するための費用でございます。
項 営業外費用のうち、目 支払利息及び企業債取扱諸費、節 企業債利息は、令和2年度までに借り入れた企業債の支払利息でございます。
目、節 消費税及び地方消費税は、下水道事業に係る消費税及び地方消費税の納税見込額でございます。
項 特別損失のうち、目、節 過年度損益修正損は、過年度分の下水道使用料等の調定減額などに係るものでございます。
30ページをお開きください。
資本的収入及び支出について、御説明いたします。
まず、収入ですが、款 資本的収入、項、目、節 企業債は、管渠整備、ポンプ場整備、処理場整備に係る財源として借入れをしようとするものでございます。
次の項、目 他会計出資金、節 一般会計出資金は、建設改良費に対する一般会計からの出資金でございます。
次の項、目 他会計補助金、節 一般会計補助金は、企業債の償還元金に対する一般会計からの補助金でございます。
次の項、目、節 国庫補助金は、管渠整備、ポンプ場整備、処理場整備に係る国庫補助金でございます。
次の項 負担金、目、節 受益者負担金は、管渠の整備時期に合わせて賦課する下水道に係る受益者負担金でございます。
31ページをお開きください。
次に支出ですが、款 資本的支出、項 建設改良費、目 管渠整備費、節の給料から法定福利費までは、職員4名と短時間勤務職員1名分などの人件費でございます。6行飛びまして、節 委託料は、管渠の実施設計委託費などでございます。1行飛びまして、節 補償費は、管渠工事に支障となる物件の移転補償費でございます。さらに1行飛びまして、節 工事請負費は、雨水及び汚水管の整備を行うものでございます。目 ポンプ場整備費、節 工事請負費は、ポンプ場の設備の改築を行うものでございます。
目 処理場整備費、節 給料から次ページの法定福利費までは、職員5名分などの人件費でございます。
32ページに移りまして、13行目、節 委託料は、終末処理場整備の設計委託費などでございます。2行飛びまして、節 工事請負費は、終末処理場の設備の改築などを行うものでございます。次の項、目、節 企業債償還金は、企業債の償還元金でございます。
議案書による説明は以上でございます。
次に委員会資料を御覧ください。
議案第44号関連資料、令和3年度明石市下水道事業会計予算を説明させていただきます。
1ページは令和2年度明石市下水道事業予定損益計算書、2ページから3ページは令和2年度及び3年度の明石市下水道事業予定貸借対照表を掲載しておりますので、後ほど御参照ください。
1ページめくっていただき、4ページ、令和3年度管渠整備費予定箇所図を御覧ください。
地図に記載している色と記号につきましては、図の右下の凡例のとおりでございます。主な工事予定箇所としましては、図の右下の青で表示しています山下町(4工区)雨水管布設工事ですが、これは銀座通りで平成29年度に竣工しました船上第3号雨水幹線に接続する雨水管の整備で、明石駅周辺地区の浸水対策を効果的、効率的に実施しようとするものでございます。図の左上、江井ヶ島松陰新田線汚水管実施設計委託ですが、江井ヶ島松陰新田の道路整備に併せて実施する汚水管の新設工事に係る実施設計委託でございます。その他につきましては、雨水管布設工事でございます。
5ページをお開きください。
左側の緑で表示しています管渠点検(その3)業務委託でございますが、下水道の安定した機能を維持し、事故等のリスクを未然に回避するため、計画的に下水道管渠の老朽化の状況を点検調査する業務委託でございます。
その他につきましては、関連する事業に併せて実施する汚水管、雨水幹線の布設工事でございます。
6ページをお開きください。
このページは令和3年度ポンプ場整備費・処理場整備費予定箇所図でございます。主な工事箇所予定としましては、大久保浄化センター受変電設備工事でございますが、当該の設備は、平成8年度大久保浄化センター運用開始と同時に供用を開始しており、来年で25年を迎える設備です。標準耐用年数である20年を超えているため、信頼性の確保と機能維持を目的に更新工事を行うものでございます。続いて、二見浄化センター汚泥焼却設備工事でございますが、当該の設備は、平成16年度から供用を開始し、ファンやポンプなど補機類の老朽化が進んでおり、突然焼却機能を失うことが危惧されているため、計画的な補機類の更新などを焼却炉全体の機能維持、延命を目的とした工事を行うものでございます。
以上で議案第44号の説明とさせていただきます。
よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 議案の説明は終わりました。
質疑、採決は次回とさせていただきます。
次に移ります。
報告事項に入ります。報告事項は7件です。
報告事項ア、
東播都市計画事業西明石土地区画整理事業(鳥羽新田地区)の換地処分について説明を求めます。
日野区画整理課長。
○日野区画整理課長 区画整理課長の日野でございます。
報告事項ア、
東播都市計画事業西明石土地区画整理事業(鳥羽新田地区)の換地処分につきまして、御報告いたします。
委員会資料をお願いいたします。
鳥羽新田地区は、平成5年より事業を開始し、公共施設の整備改善と宅地の利用増進を図ってきました。権利者全員が換地の使用を開始できたことから、事業完了に向けた手続きの一環である換地処分を令和3年度に行う予定となりましたので報告いたします。
1の事業概要、2のこれまでの経緯は、記載のとおりでございます。
3の換地処分の概要でございますが、換地処分公告の時期といたしましては、2021年(令和3年)12月を予定しております。土地所有者の総数につきましては、記載のとおりでございます。
4の今後の予定でございますが、今年度中に換地計画案を策定いたしまして、来年度の第1四半期に換地計画の縦覧、第2四半期に換地計画の認可を得まして、第3四半期の12月に換地処分公告を行い、第4四半期に清算金通知書を送付し、令和4年度から清算金の徴収・交付を行っていく予定でございます。
5のその他でございますが、この
東播都市計画事業西明石土地区画整理事業は、鳥羽新田地区のほか、西明石駅前地区、弁財天地区、鳥羽地区の4地区からなり、西明石駅北側周辺地区の健全な市街地整備を目的に昭和38年より事業を実施してきましたが、今回の鳥羽新田地区が完了すれば事業が完了となります。
以上、報告を終わらせていただきます。
○
丸谷聡子委員長 説明は終わりました。
御質問、御意見はございませんか。
ないようですので、以上で質問を終結いたします。
次に移ります。
報告事項イ、
大蔵海岸西地区自然観察ゾーン及び(仮称)
自然観察センターの設置について説明を求めます。
川井海岸・治水課長。
○川井海岸・治水課長 海岸・治水課長の川井でございます。
私のほうから報告事項イ、
大蔵海岸西地区自然観察ゾーン及び(仮称)
自然観察センターの設置について委員会資料に基づき御報告させていただきます。
委員会資料を御覧ください。
本件は、来年度の主要な取組である自然にも優しいまちづくりの一つとして実施するものでございまして、まず、1、設置の目的でございますが、大蔵海岸西地区は、磯浜や休憩所などを備え、また、眼前には明石海峡大橋などを見晴らせる素晴らしいロケーションを有しており、毎日多くの方が散策を楽しまれておりますが、反面、散策以外の利用に乏しく、自然観察を目的に整備した磯浜や中央休憩所等が十分に活用されておらず、西地区全体の利用の活性化が懸案となっておりました。そこで、大蔵海岸西地区のポテンシャルを生かし、磯浜や中央休憩所を活用した自然観察ゾーン及び(仮称)
自然観察センターを設置し、子供たちが生き物とのふれあいを通して自然や命の大切さを学び、笑顔で元気に過ごせる空間づくりを進め、利用の活性化につなげたいと考えております。
次に、2、自然観察ゾーン及び(仮称)
自然観察センターの概要でございます。
まず、設置場所につきまして、下の配置図のとおり、自然観察ゾーンは水域を含む磯浜周辺とし、
自然観察センターは既存の中央休憩所を活用いたします。運営は、大蔵海岸施設指定管理者が行います。予算につきまして、令和3年度は、ゾーン及びセンターの設置運営費として300万円を計上しております。自然観察ゾーンでございますが、水生生物をはじめ海浜植物など、季節によって様々な生き物を観察することができます。また、磯浜に、新たに箱型のタイドプールを設置し、その中に砂や石を配置することで、多様な生き物を観察できるようにします。タイドプールの概要は、予定でございますが、南北方向5m、東西3m、面積約15㎡、深さ35センチ程度のコンクリート製のものを1か所設置する方向で検討しております。また、このタイドプールは試験的な設置とし、生物の生育環境、海水の循環などを観察し、改良を重ねた上で設置数など規模を拡大していく予定でございます。
次に、
自然観察センターについてでございますが、(1)運営開始日は令和3年4月29日のゴールデンウィークからを予定しております。また、運営日は「土日祝日」を基本とし、春休み・夏休み期間中は運営日を増やす予定でございます。(2)業務の内容でございますが、センターにガイドを配置し、バケツなど観察資材を無料で貸し出します。また、図鑑や机等も設置し、子供たちがその場で調べたり、また、ガイドが安全な観察方法や資材の使い方をアドバイスするなど、利用者が安全に楽しく自然観察ができるようにお手伝いさせていただきます。
最後に、利用上のルールや安全対策をしっかりと講じた上で、
自然観察センターの専門ガイドをはじめとした運営方法など、段階的にアップグレードを検討し、まずは、多くの方に、安全に遊び、学び、喜びを体験していただけるように努め、人にも自然にも優しい持続可能なまちづくりにつなげたいと考えております。
報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 説明は終わりました。
御質問、御意見はございませんか。
飯田委員。
○飯田伸子委員 二、三質問させていただきます。
自然の干満を利用したタイドプールということで、明石にはせっかくきれいな海があるので子供たちにしっかりと利用していただきたいと思うんですけれども、この3メートル掛ける5メートルということで、満潮のときにお魚とかカニとかえびとかが入って、干潮のときに取り残された生き物を観察するということだと思うんですけれども、これは、自然を利用しているということで、人工的にお魚とかを入れないんだと思うんですけれど、子供たちは見るだけじゃなくて、捕ることもできるような感じなんですけれども、先に来た子供たちが捕ってしまって、後に来た子供たちにもう余り生き物が残っていないというか、そういう状況とかもひょっとしたらあるんじゃないかと思うんですけれども、その点はどのようにお考えでしょうか。
○
丸谷聡子委員長 川井海岸・治水課長。
○川井海岸・治水課長 海岸・治水課長の川井でございます。
生き物が全部捕られて観察できないということがあるのではないかという御質問でございますが、確かにタイドプールは、潮が引いて一番長い時間で約5時間程度使うことができると考えておりますが、やはり、最後のほうに来られた子供は、生き物が少なくなっている可能性というのは想定しております。
ただ、観察の終わった生き物は基本的に海へ返そうという声掛けや啓発も予定しております。また、磯浜全体にカニやハゼ類もいますので、来られた子供が全く生き物を観察できないという状態にはならないだろうというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 飯田委員。
○飯田伸子委員 子供たち、磯とかでも観察をしていただくということですので、本会議でもほかの議員から質問がありましたけれども、安全対策のほうは、またしっかりお願いしたいと思います。
続きまして、自然の干潮の時間を利用して観察をしてもらうということなんですけれども、この干潮の時間っていうのが、やっぱり日によって変わっていくものでして、そこの広報もしっかりしていただきたいのと、運営日を当面、土日祝に限定するということが基本となっていますけれども、土日祝にうまく干潮が昼に来るとは限らなくて、やっぱり早朝と夕方だったりとか、そういうふうになることもあると思うんですけれども、そういう場合の運営はどうお考えでしょうか。
○
丸谷聡子委員長 川井海岸・治水課長。
○川井海岸・治水課長 海岸・治水課長でございます。
確かに、潮の干満というのは基本的には1日2回ございますが、委員御指摘のとおり、その時間帯が早朝であったり、夜間になることも想定をしております。まず、そういったその日の潮位によってタイドプールの使用状況がそういうふうに異なってまいりますので、例えば、週間、月間でタイドプールが使える潮位というものをホームページ等で案内することを予定しております。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 飯田委員。
○飯田伸子委員 やっぱりいつも何時から何時まで開いてるという施設でしたら、そんなに間違いもないと思うんですけれども、日によって全然違うようですと、せっかく来たのに見られなかったということがあるとかわいそうですので、その辺の広報もしっかりしていただきたいと思います。
あと、それに関連して気になるのが、やはり遊ぶ時間が限られてしまいますので、その時間に子供たちがたくさん来るとやっぱり3メートル、5メートルってそんなに大きなプールではないと思いますので、子供たちに加えてお父さん、お母さんも来ると思いますので、貸出物品もあることですし、感染対策っていうのがちょっと、屋外とはいえ、やはり密着するのではないかと思って気になりますが、その辺りはどうお考えでしょうか。
○
丸谷聡子委員長 川井海岸・治水課長。
○川井海岸・治水課長 海岸・治水課長でございます。
まず、アルコール等消毒につきましては、これまでどおり引き続き消毒液などを設置して皆さんに啓発をしてまいります。
また、貸出物品につきましては、基本的に数に限りがございますので、そういったアナウンスと、また、ホームページ等でも、もし御自宅でそういった例えばライフジャケットであったり、網といった物をお持ちの方は持ってきていただけるようなことも同時に発信して、当面は数に限りがある中でも運営を始めさせていただいて、利用状況を見て、足りなければまたその分、購入に努めてまいりたいと思っております。
以上でございます。
○
丸谷聡子委員長 ほかにございませんか。
穐原委員。
○穐原成人委員 今回のこの自然観察というのは、非常にいいことだなと思っております。ただ、こういう施設を利用してここへ行って遊んでみたいと思うのは、やはり小学校の低学年以下ではないかなと思います。今、この地図を見る限り、どうやって行くのかなと、駐車場がないんですね。近くには駐車場がありますが、フットサル場等を作ったために、非常に駐車場から距離が離れているという思いがあるんですが、今回はこの自然観察ゾーンを作るのはいいんですが、将来的にここに駐車場を作るという計画があるのかないのか、ちょっとお聞きいたします。
○
丸谷聡子委員長 川井海岸・治水課長。
○川井海岸・治水課長 海岸・治水課長の川井でございます。
委員御指摘のとおり、多目的広場、フットサル場の横にしか、この西地区には公営駐車場がございません。今現在、この自然観察ゾーンに隣接した駐車場の整備計画は、現在持ち合わせてはございません。また、スポーツデポさん、アルペンさんのところにも大きな駐車場がございますので、当面はそういったところとも連携して御利用いただくようにしていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 穐原委員。
○穐原成人委員 なぜ、駐車場と言うたかといいますと、前々からここは非常にいい公園だなという思いがありました。しかし、ここへ行く機会がないというのが現実なんですよ。この公園が、この地域のこの近くの方のためだけの公園だというのなら、そんなことは言いませんけどね。明石市でこの自然観察ゾーンを初めて作ろうとしてるんですから、やはり明石市民がどこの方でも行きやすいようなことを併せて考えらんと、ここがまた余り人が行かないとかいう問題になってきますので、しばらくの間は、少し距離が離れてますけど、駐車場がないことはないんですけど、やはり小さい子供等のことを考えた施設整備を進めていくべきだと私は思いますので、そのことに対しても一度、今後で結構ですので検討していただけたらと思います。
以上です。
○
丸谷聡子委員長 ほかにございませんか。
楠本委員。
○楠本美紀委員
自然観察センターと自然観察ゾーンができるということで、私もこの地域が大変気に入った場所でありまして、一度見に行ったときには、タコが歩いてたりとか、それからひじきがたくさん生えて、育っていたりとか、ほんと自然に近い状況になってきているなということを感じていました。子供たちも自然と触れ合えるということ。また、磯遊びですね、独特の、石をひっくり返したときにカニとか魚とか、それから貝がくっついてたりとか、わくわくどきどきするようなそういう体験も小さいときから味わえたらいいなと思ってますので、大変期待しているところです。
幾つか質問したいと思うんですけれども、まず、コンクリートの箱、箱型のものを設置するということで、せっかく自然に近い状態でこの海岸作られてるんですけれども、そこにコンクリートのもの、四角のものが入るっていうことは、すごい違和感があると思うんですけど、その点はどうでしょうか。
○
丸谷聡子委員長 川井海岸・治水課長。
○川井海岸・治水課長 海岸・治水課長の川井でございます。
委員の御質問は、コンクリート製の箱というのが景観上マッチしないんではないか、調和しないんではないかということだとは思うんですが、まず、なぜコンクリートを採用しているのかということに関しましては、まず、海中に設置いたしますので、台風やしけなど、その影響に耐えられるだけの強度と重さが必要でございます。また、コストの面からも含めて検討し、今現在、コンクリートとしております。
そのコンクリートと景観の調和に関してでございますが、まずは、このタイドプールは実験的に設置するものでございまして、やはり観測する中で改良等を加えていくこともあろうかとございます。そういったときに手戻りとならないように、まずはシンプルに設置したいと考えておりますが、本日、委員から貴重な御助言を頂きましたので、タイドプールの設置の際には、その手戻りとならない範囲でどのように景観と調和を図れるのか、その工夫について検討していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 次なんですけれども、この5メートル掛ける3メートルのプールなんですけれども、干潮のときに時間で5時間ぐらいということなんですけれども、夏なんか水温が上がってしまうんじゃないかなということが考えられると思うんですけれども、中で泳いでいる魚とか貝とかがぐったりしてしまわないか、ちょっと心配なんですけど、その点どうでしょうか。
○
丸谷聡子委員長 川井海岸・治水課長。
○川井海岸・治水課長 海岸・治水課長でございます。
タイドプール内の海水の環境の変化についてでございますが、確かに海水は、太陽の影響を受けて水温が上がる。また、雨ですね、それによって中の海水の塩分濃度が低下するといった環境の変化、影響を受けますが、これは人工も自然もタイドプールの特徴としては同じでございまして、また、生物は、それぞれ適水温や塩分濃度の浸透圧調整など、個体差はありますが、幅を持っておりますので、自然のタイドプールなどを観察いたしますと、そのタイドプールの環境に順応した生物がそれぞれ生態系を構築しておりますので、大蔵海岸につきましても、結果としては同じようになるかなというふうに考えております。ただ、たくさんの生物が生息して多くの方に喜んでいただきたいと考えておりますので、そういった環境の影響の度合いや、その変化の度合いなども実験的なタイドプールで観測しまして、今後のバージョンアップの材料としていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 続きまして、観察センターのほうではいろんな道具とかをお貸しいただけるということなんですけれども、これは、タイドプール以外の周りの海岸ですね、そこでも使うことができるんでしょうか。
○
丸谷聡子委員長 川井海岸・治水課長。
○川井海岸・治水課長 海岸・治水課長でございます。
センターには、図鑑をはじめ自然にまつわる図書を配置する予定でございまして、公園を通常に散策されている方が、タイドプールを使わなくてもセンターでちょっと本を読みたいなとか、あるいは公園にちょっとその本を持ち出して読みたいなというような利用のほうも今、検討しております。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 タイドプールを作るということで、そこを目的に来られる方が多いとは思うんですけれども、そのほかの回りにも、やはりいろいろな魚とか貝とかがありますのでそちらのほうにも、タイドプールばかりに皆さん固まるんじゃなくて、恐らく散らばっていくと思われるんですね。そういうことも考えてこのタイドプールっていうのは作られてるのかどうかっていうことですね。
○
丸谷聡子委員長 川井海岸・治水課長。
○川井海岸・治水課長 海岸・治水課長でございます。
自然観察ゾーン及びセンターといいますのは、この西地区全体の活性化っていうものを目的としております。それは水域の利用者だけではなくて、やはり、大蔵海岸公園全体の利用者様に喜んでもらい、より多くの方に足を運んでいただけるようにと考えておりますので、その辺も含めて、いろいろそのニーズも利用状況も考えながら進めてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 子供たちの親御さんもついてこられるかとは思うんですけれども、やはり散ってしまった場合には安全面っていうことが非常に気になりますので、そこら辺もきっちりしていただきたいなと思います。
それと、
自然観察センターが4月29日オープンということになっていますが、私としては、すごい準備期間が短いんじゃないかなと思うのと、それと、観察ゾーンですね、タイドプールのほうはいつ完成するのか、お聞きしたいと思います。
○
丸谷聡子委員長 川井海岸・治水課長。
○川井海岸・治水課長 海岸・治水課長でございます。
委員会資料にも記載させていただいておりますが、一応、予定として4月29日のゴールデンウィークを目指しておりますが、今から御質問のタイドプールとか、そういったものの製作、あるいは製作前の設計を詰めていく中で多少ずれてくることもあるかもしれませんので、その辺は少し流動的なところもございます。できるだけ、こういうコロナ禍でもありますので、ゴールデンウィークという連休の中で子供たちが遊べるように、そこに合わしていきたいなというふうに努めてまいります。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 ほかにございませんか。
灰野修平副委員長。
○灰野修平副委員長 手探りの事業ということで、これからアップグレードしていくということなんで、それに期待したいと思うんですけども、その目玉的な事業としては、300万円というこの予算、個人として言わしていただきますけども、ちょっと少ないんじゃないかなと思うんですが、これから状況を見て、アップグレードしていくということなので期待したいと思います。
運営日が土日祝日を基本とするということなんですけれども、近くには就学前施設もこの辺あるんですね。その方とかは平日も使いたいというそういうこともあろうかと思いますんで、状況を見て検討していくということですけれども、その辺の方の状況を勘案していただきたいと思うんですけども、その辺いかがお考えですか。
○
丸谷聡子委員長 川井海岸・治水課長。
○川井海岸・治水課長 海岸・治水課長の川井でございます。
大蔵海岸西地区では、確かに小さなお子様を連れてお散歩をいただいたり、あと、フットサル場も、最近では保育園の園庭ということで、多くの子供たちが遊びに来てくれておりますので、その中でまた
自然観察センターに置いている図書なんかも御利用いただけるように、幅広く御利用いただけるように、利用状況を見ながらその辺は拡大してまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 灰野副委員長。
○灰野修平副委員長 ぜひともよろしくお願いします。
それと、全国豊かな海づくり大会が近々ありますね、それでまたプレ大会もあるんですけれども、その辺との連携ということについて、これ、絶好の機会と思うんですけど、そういうところと連携してより多くの人に知っていただくということでは、そういうことも考えていかなければいけないことだと思うんですけれども、その辺はいかがお考えですか。
○
丸谷聡子委員長 川井海岸・治水課長。
○川井海岸・治水課長 海岸・治水課長でございます。
この取組は、海やそこに生息する生き物との触れ合いを通して楽しんでいただきながら、海の豊かさとかそれを守ることを知って、自然にも優しい持続可能なまちづくりにつなげる取組でございます。また、来年本市で開催予定の全国豊かな海づくり大会、また、今年度のプレ大会につきましても、水産資源の保護や海や河川の環境保全の大切さを広く発信していくものでございますので、ぜひ、この機に海づくり大会のパンフレット等を
自然観察センターで配布やホームページ等で広報をして、両事業を広くPRするようにして、また、明石の海の素晴らしさを多くの方に知っていただける絶好の機会でございますので、その関係機関と連携して努めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 ほかにございませんか。
ないようですので、以上で質問を終結いたします。
12時を回っておりますが、このまま続けさせていただいてよろしいでしょうか。続けさせていただきます。
それでは、次に移ります。
報告事項ウ、
高齢者運転免許自主返納促進事業の特典拡充について説明を求めます。
橋本交通安全課長。
○橋本交通安全課長 交通安全課長の橋本でございます。
私からは、報告事項ウの
高齢者運転免許自主返納促進事業の特典の拡充について、委員会資料に基づき報告させていただきます。資料を御覧ください。
まず、1の特典拡充の趣旨でございますが、本市では、高齢ドライバーが引き起こす交通事故を未然に防止するため、平成28年度より「運転免許返して安心プロジェクト」を実施しています。これまでに約5,000名の方が申請され、実際に高齢者が関係する交通事故件数も減少傾向にあることから、高齢者の事故抑制の一翼を担っているものと考えます。こうした中、さらなる取組として、運転免許返納後の交通手段の確保に不安がある方への支援として新たに交通系ICカード(ICOCA)を特典に加えることとしました。買物などの外出の際に利用していただき、免許を返納された高齢者の日常生活における利便性の維持や健康増進にもつながるものと考えております。
次に、2の拡充後の特典につきましては、返納した本人には図書カードまたはICOCAの選択制とし、金額は3,000円でございます。また、本市独自の取組である返納を勧めた方にも図書カード1,000円分を引き続き特典としてお渡しする予定でございます。
次に3の今後のスケジュールにつきましては、JRとカードの受渡し等の最終確認を行いまして、令和3年4月1日より受付を開始したい、そのように考えております。なお、広報あかし、市ホームページ、自治会便など、各種広報媒体を活用しまして周知してまいりますので、よろしくお願いいたします。
次に、4の資料でございますが、高齢者のプロジェクト申請者数や事故件数などを記載しておりますので、傾向が伺える内容を記載しております。
次のページを御覧ください。
2ページ目のほうには、ICOCAが使える主な店舗ということで記載しておりますので御確認いただけたらと思います。
報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 説明は終わりました。
御質問、御意見はございませんか。
国出委員。
○国出拓志委員 1点確認なんですけれども、今回、ICOCAのカードが使えるということで、これ自体は非常にいい取組やなとは思うんですが、相変わらず図書カードが悪いとは言わんのですけども、この部分もあんまり変わっていないということで、本来的に例えば、65歳以上の方が本を読むというのは、なかなかだんだん目の関係もあって、しんどい話かなとは思うんですね。そうであれば御自身が使うよりは、お子さんとかお孫さんにプレゼントするような形かなとは思うんですが、そうであれば、これはこれで別に残していったらええ話や思うんですけどね。もう一工夫新たに、例えば、車がなくなって困るとどうなるかというと、若干、寿優待乗車証を頂くには早いんですけど、例えばタクシー券とか、バスの利用券とかがあったほうが、車がなくなって一番やっぱり身近に移動手段が一つなくなるわけですから、そういったものが利用できるような配慮というかな、そういった特典というのも必要であると、これ、ずっと前から僕思ってましてね、そういったことも含めて、今後検討できないかなと思うんですが、この点いかがですか。
○
丸谷聡子委員長 橋本交通安全課長。
○橋本交通安全課長 ただいま、委員のほうから御提案いただいた内容につきましては、他の交通機関も使えるようにという趣旨かと思います。ICOCAカードの特徴としましては、先ほど申し上げました交通系のICカードということで、JRが乗れたり、こちらであれば山陽電車に乗れたりということもありますし、あと、バスのほう、神姫バスでも利用は可能となっております。その後、タクシーのほうも導入している業者さんもいらっしゃるということで、そういう部分もカバーできているというふうには考えております。ただ、さらなる勉強をいたしまして、よりよいものにしていきたい、そのように考えております。
以上でございます。
○
丸谷聡子委員長 国出委員。
○国出拓志委員 そうですね。ぜひ、例えば、もう一つだけお伺いしたいんですけど、こういう特典について、例えば対象者の人にアンケートとかを取って、どんなものやったらええとかいうような、そういう御意見なんかを聴取したことはあるんですか。
○
丸谷聡子委員長 橋本交通安全課長。
○橋本交通安全課長 随時、申請いただいた方にアンケートをとらせてもらって、どんな年代の方っていうのをベースに、あと、口頭での聞き取りのほうもしております。やっぱり図書カードいうのは、意外と好評でございまして、直接、返された方にお渡しするんですが、お孫さんに渡されたりとかいうこともされておるみたいです。そういった形で、返された方の意見も今、聞き取りをしながら次の段階っていうことを考えていきたい、そのように考えてます。よろしくお願いします。
○
丸谷聡子委員長 国出委員。
○国出拓志委員 ぜひ、そういうことも含めて今後の展開については御検討いただけたらと思います。
以上です。
○
丸谷聡子委員長 ほかにございませんか。
灰野副委員長。
○灰野修平副委員長 ICOCAですね、これ、既存のICOCAを持ってる方には、2枚持つということで非効率ということで図書カードを選んでもらうように市では勧めるということなんですけども、マイナポイントでもICOCAにポイントが付けられるようなこともありますんで、その辺ですね、もっと調査研究する必要があると思うんですけども、その辺いかがお考えですか。
○
丸谷聡子委員長 橋本交通安全課長。
○橋本交通安全課長 副委員長の御指摘のとおり、そういった視点でも今後も考えていきたい、そのように考えておりますので、ちょっと勉強する時間をください。よろしくお願いします。
○
丸谷聡子委員長 灰野副委員長。
○灰野修平副委員長 ぜひ、選択肢を増やしていただきたいと思います。
それと、この事業は、安心安全の交通を考えれば、新しい方向ではないかと思うんですけども、一方で先ほど国出委員からもありましたように、重要な交通手段、高齢者の交通手段を奪ってしまうということになりますので、そこは、やはり市全体として、この高齢者の足ということを考えていかなければならない問題やと思います。
これは、この建企だけじゃなしに政策、それからまた福祉とも連携してそういうことも考えていかなければいけないことだと思うんですけども、その辺、これ、副市長になるんでしょうか、どうお考えですか。
○
丸谷聡子委員長 宮脇副市長。
○宮脇副市長 副市長の宮脇でございます。
まさに副委員長のおっしゃられたとおりでございまして、本当に高齢者の方をはじめ障害者の皆さん、外出する面で本当に交通にいろいろ不便を感じておられる皆さんに、いかに、より便利にお買物や病院等に行く足を確保するか、市としても非常に重要な課題と受け止めております。このため、高齢者等の移動のあり方検討会を設置して、今後検討していく予定でございまして、まず、第1弾として実態調査も予定しておるところでございますので、しっかりと実態を踏まえながら、様々な方に対して交通がより利便性、安全性が向上するような取組を、正に政策局はじめ各部局連携しながら取組を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 ほかにございませんか。
ないようですので、以上で質問を終結します。
次に移ります。
報告事項エ、明石市
公営住宅等長寿命化計画(素案)の作成及びパブリックコメントの実施について説明を求めます。
藤田住宅・建築室長兼住宅課長。
○藤田住宅・建築室長兼住宅課長 住宅・建築室長兼住宅課長の藤田でございます。
報告事項エ、明石市
公営住宅等長寿命化計画(素案)の作成及びパブリックコメントの実施について、資料により御報告させていただきます。
委員会資料をお願いいたします。
12月の委員会で報告させていただきました明石市
公営住宅等長寿命化計画について計画素案を作成しましたので、報告するとともに、市民参画条例に基づきパブリックコメントを実施いたします。
明石市
公営住宅等長寿命化計画(素案)の概要でございますが、長寿命化計画は、市営住宅の維持管理について予防保全の観点から修繕や改善の計画を定め、中長期的な維持管理を実現することを目的としており、平成22年に策定いたしました。その後、平成29年に公共施設配置の適正化について基本的な取組方針を具体的に進めるため策定された「明石市公共施設配置適正化実行計画」を受けて、将来的には、既存の市営住宅2,087戸のうち、長寿命化を図る住宅を1,324戸とする市の方針を決定し、計画的に修繕等を進め適切な維持管理に努めているところでございます。長寿命化計画では、期間内の10年に、長寿命化を図る住宅のうち、661戸について社会資本整備総合事業を活用し、計画的な長寿命型の改善事業を実施することで長期的な市営住宅の有効活用を図っていきたいと考えております。
計画の構成です。
公営住宅等長寿命化計画の策定指針に基づいた計画に改定することとし、記載しております9項目について定めております。
次ページをお願いいたします。
計画期間は、2021年度の令和3年度から2030年度の令和12年度までの10年間とし、社会経済情勢の変化や計画の進捗状況等により、必要に応じて見直しを行うこととしております。
パブリックコメントの概要でございます。計画(素案)の閲覧は、住宅課の課室のほか、行政情報センター、あかし総合窓口、各市民センターと明石市ホームページで行います。募集期間は4月6日から5月6日の予定でございます。
今後のスケジュールでございますが、4月にパブリックコメントを実施し、5月にパブリックコメントで出た意見を受け、必要に応じ素案の修正を行い、計画案の作成を行います。6月の委員会で計画案を報告させていただき、計画改定をする予定でございます。
住宅課からの報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 説明は終わりました。
御質問、御意見はございませんか。
穐原委員。
○穐原成人委員 この長寿命化計画というのは、財政健全化計画でも前々から議論されておりましたが、今回、この1,324戸を長寿命化するということなんですが、この1,324戸、なぜ、1,324戸になったのかいうのをちょっとお聞きします。
○
丸谷聡子委員長 藤田住宅・建築室長。
○藤田住宅・建築室長兼住宅課長 住宅・建築室長兼住宅課長の藤田です。
なぜ、1,324戸、15住宅に定めたかということでございますが、今回の15住宅に定めた理由といたしましては、元は平成29年度に定められました明石市公共施設配置適正化実行計画の中で、実際的には旧耐震、新耐震、新しい耐震基準を基に残す住宅についての検討を行った上でございます。ですから、残す1,324戸というのは、新耐震、昭和57年以降の建設により設置された住宅を定めてるものでございます。
以上でございます。
○
丸谷聡子委員長 穐原委員。
○穐原成人委員 建物の強度的に算定して1,324戸が耐震化もさらに行って長寿命化もできるだろうということだろうと思うんですが、もう一つ、この明石市で公営住宅、要は、市営住宅が何戸必要かという議論はされているのか、されていないのか、お聞きします。
○
丸谷聡子委員長 藤田住宅・建築室長。
○藤田住宅・建築室長兼住宅課長 住宅・建築室長兼住宅課長でございます。
将来において必要な市営住宅は幾つかという御質問でございますが、市営住宅の必要戸数を算定するには、県住をはじめ民間賃貸住宅、持家等も全て含めた検討が必要と考えます。
平成25年に明石市営住宅整備管理計画の中で、2020年度に必要となる公営住宅を約7,000という数字を出しておりますが、現在における最新のデータを基にした具体的な数字は算出してないのが現状でございます。
以上でございます。
○
丸谷聡子委員長 穐原委員。
○穐原成人委員 今後、長寿命化計画では、期間内10年で661戸についてうんぬんと書かれてますのでね、まだまだ時間的に余裕はあろうと思いますから、これを進めながら明石市で市営住宅が本来何戸必要なのかというのもしっかりと検討していっていただきたい。と言いますのは、今現在、市営住宅の空き家というか募集してない部屋が非常に多いというのがありますので、そういうところで住まわれている方は、30戸あるうちの20件しか住んでいないという方でも、一般的な共益費は今住まわれてる方で負担してるというような問題が起こっていますので、その辺を早く検討して、適正な市営住宅の戸数というものをつかんでいただきたいと、これは意見として申しておきます。
以上です。
○
丸谷聡子委員長 ほかにございませんか。
ないようですので、以上で質問を終結いたします。
次に移ります。
報告事項オ、明石市
空家等対策計画の策定について説明を求めます。
久納建築安全課長。
○久納建築安全課長 建築安全課長の久納でございます。
報告事項オ、明石市
空家等対策計画の策定について委員会資料に基づき御報告いたします。委員会資料をお願いいたします。
昨年12月に、この委員会で
空家等対策計画の素案を策定し、報告させていただきました。その後、パブリックコメントなどを経て、本日計画案として報告させていただきたいと思います。
まず、案の概要ですが、第1章、計画の趣旨から第10章、その他空き家等に関する対策の実施に関し必要な事項までの項目を設定しており、章立てや計画の内容については、12月の素案から誤字脱字などの修正はございましたが、内容に変更はございません。
続きまして、パブリックコメントの概要ですが、年明け1月5日から2月4日まで実施いたしました。1件の御意見がございました。内容は撤去費用の補助に関するものでございました。
今後のスケジュールですが、3月末に公表する予定で準備を進めているところでございます。
報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 説明は終わりました。
御質問、御意見はございませんか。
国出委員。
○国出拓志委員 空き家に関しましては、私自身も本会議で何度も質問も重ねてまいりまして、こういう形で計画の策定ができるということなんですけども、1点だけ今後の1つの課題かなという点に関して、お考えがあればということでお聞きしときたいんですけど。例えば、2番のパブリックコメントでも1件ありましたということで、要するに費用の話がやっぱりね、ここが超えられなければ、こういう空き家問題というのはいつまでたっても解決しませんし、なかなか個人負担がやっぱりできないからこそ空き家になってるんやろうな、そんな空き家でもね、活用できればまだしもなんですけど、なかなか活用ができんまんまに朽ちていって、しまいには特定の空き家になってしまうとか、除却せざるを得ないような空き家になっていくと思うんですけど。例えば、年金暮らしの方で御自身は違うところに住んでおられて空き家だけが残っていると、しかしながらそれを除却するための費用がない。ここが一番の、例えばの話ですけども、そういうのが一番大きな問題やと思うんですけど、これはもう民間の力を借りるしかないなと思うんですが、例えば、リバースモーゲージのように、その土地建物を除却するに当たって、それ売ればある程度の費用は、土地代に関しては、建物はあんまり値打ちがないかもしれませんけど、土地代はそれなりにやっぱり資産になるんやろうなと。例えば、その中から本来御本人が負担すべき除却費用の部分をそこで賄うとかいう形で、最終的には御負担がないような形もできるんちゃうかなというふうな発想もあるわけなんですけども、そういう市だけでできる話ではないんですけど、そういったことも含めて、この費用的な問題というのは非常に大きな壁やと思うんですけど、その辺りはいかがお考えですか。
○
丸谷聡子委員長 久納建築安全課長。
○久納建築安全課長 建築安全課長でございます。
ただいまの委員の御質問の費用負担の件なんですけれども、今現在、公費として3分の2、所有者の方に3分の1の負担をしていただいております。そういったフレームにつきましては、国、県、市の補助割合等もございまして、なかなか厳しいところが現状かなというふうに認識してるところでございます。
以上でございます。
○
丸谷聡子委員長 国出委員。
○国出拓志委員 これがね、すぐ解決策があれば苦労はないんですけれども、意見として申し上げときたいんですけど、やっぱりこういった費用の部分をいかにしてカバーしていくかいうのが今後の大きな課題ではないかな、そのことを意見として申し上げたいと思います。
以上です。
○
丸谷聡子委員長 ほかにございませんか。
ないようですので、以上で質問を終結いたします。
次に移ります。
報告事項カ、明石市
水道事業中期経営計画の改定について、説明を求めます。
新田水道局次長兼総務担当課長。
○
新田水道局次長兼総務担当課長 水道局次長の新田でございます。
明石市
水道事業中期経営計画の改定について、委員会資料に基づいて御報告申し上げます。
1ページ1項目めの改定の趣旨でございますが、水道局では、平成29年3月に今後10年間の経営方針として明石市水道事業経営戦略を策定し、また、経営戦略を実現するための方策を明石市
水道事業中期経営計画に示し、これまで各方策の進捗管理を行いながら事業経営を行ってきたところでございます。
そうした中、平成30年10月から大口事業者である事業者が市水道から工業用水に水源転換を行い、給水量が大幅に減少したことをはじめ、他の大口事業者の給水量も減少傾向が顕著になったこと、かねてより水質、水量が不安定だった明石川河川水において、新たな水質問題として有機フッ素化合物が高濃度であることが判明し、その対策に多大な費用が必要なこと、経営戦略で掲げた阪神水道企業団からの新規受水及び県営水道からの増量受水について開始のめどが立ったことなど、現行計画策定時とは経営環境に変化が生じております。
そこで、水道局では、現時点で判明している事情を経営戦略に反映させることといたしました。反映の方法としては、水源問題の解消、施設の統廃合、隣接事業体との広域連携といった経営戦略の方向性には変更する点がないことから、経営戦略の見直しではなく、実行計画である中期経営計画を見直すこととし、次期中期経営計画を1年前倒しで策定いたします。
2項目めの計画内容ですが、計画期間については、今後10年間の水需要や更新需要を見通した上で、令和3年度から令和8年度までの6年間を対象とします。
構成につきましては、①から⑥に記載のとおり、6章立てで構成しております。
詳しい内容につきましては、次ページの明石市
水道事業中期経営計画案、概要版により御説明させていただきます。
2枚目の資料を御覧ください。
1、改定趣旨と位置づけについては、先ほど御説明申し上げたとおりでございます。
2、現行計画、平成29年から令和3年までの総括でございますが、令和2年度の実現方策の約8割が進捗する見込みとなっております。なお、令和2年度の実績につきましては、決算を待たないと最終的な数字が固まらないところでございます。今回提出させていただいている次期中期経営計画案には見込みの数字による箇所があることを御了承いただきますようお願い申し上げます。
左下のグラフは水需要予測と実績値を示しております。赤色実線の折れ線グラフで表す実績有収水量は減少傾向であるものの、計画値を若干上回って推移しております。一方、赤の枠線の棒グラフで表す実績給水収益は、令和元年度以降、計画より悪化傾向にあります。なお、令和2年の見込値については、新型コロナ対策で実施した水道料金の基本料金6か月分免除による減収を考慮しております。
3、次期計画期間、令和3年度から令和8年度までの主な取組でございますが、財政シミュレーションに反映させた費用なども含めて御説明いたします。なお、金額は現時点での想定額であって、確定したものではないことを御了承いただきますようお願い申し上げます。
まず、①明石川河川水水源の廃止と代替水源の確保でございますが、水質、水量ともに不安定な明石川河川水水源を廃止し、その代替水源として阪神水道企業団からの新規受水及び県営水道からの増量受水を開始する予定でございます。
具体の計画ですが、令和4年度から令和6年度にかけて、阪神水道企業団への加入金として約18億円を3年分割で支払う予定でございます。その加入金は加入時のみの支払でございます。令和7年度からは、阪神水道企業団からの新規受水及び県営水道からの増量受水を開始予定です。それぞれの費用は、阪神水道企業団の新規受水について1年当たり約3.1億円、県営水道の増量受水について、1年当たり約4.7億円を、現時点では想定しております。
これらの代替水源の開拓を実現した後には、明石川河川水の取水を廃止する予定です。なお、明石川河川水を水源として利用する令和6年度までは、有機フッ素化合物PFOS、PFOA対策として、活性炭処理の増強等に1年当たり約1.8億円の費用が発生します。
次に、②水道施設の再整備でございますが、代替水源を確保した後には明石川浄水場を廃止するほか、鳥羽浄水場における明石川河川水の利用も廃止する方針としております。また、魚住浄水場については、土木構造物の長寿命化、機械電気設備の大規模改修を実施する方針でございます。
具体の計画ですが、東部配水場において、阪神水道企業団からの受水量を計量するための施設を令和3年度より2年計画で整備する予定で、その費用は現時点での概算で2億円を見込んでおります。中部配水場と東部配水場の連絡管整備については、令和3年度より5年計画で、現時点での概算で費用は6億円を見込んでおります。
明石川浄水場で活用していた地下水は、同浄水場の廃止後は鳥羽浄水場へ接続し有効活用する予定です。この施設整備については、令和5年度より2年計画で、現時点での概算で費用1億円を見込んでおります。
魚住浄水場の大規模改修については、令和3年度以降6年計画で、57億円を現時点では見込んでおります。なお、明石川河川水の取水廃止後は、貯水施設である野々池及び亀池の用途廃止が可能となります。将来的には売却なども視野に入ってくるかと存じますが、現時点ではまだ検討を行っておりません。
4項目め、投資・財政計画ですが、今後10年間の収支を推定したところ、営業収支においては、給水収益等の大幅増加は見込めない一方で、水質対策費用等の削減は困難であり、あくまで現時点における見込みではございますが、今後も厳しい状況が続くことが見込まれます。
資本的収支につきましては、これまで継続的に実施してきた老朽管更新事業を引き続き実施するほか、魚住浄水場の設備更新などを行うため、多額で集中的な投資も必要です。資本投資に係る財源については、平成25年度以降は、できるかぎり内部留保資金で賄ってきたところでございますが、今後は企業債を活用していく計画です。なお、次期中期経営計画期間における主な取組内容を先ほど御説明申し上げましたが、これらの事業計画は、主に資本的収支に影響があるものでございます。施設の統廃合を進めることにより再投資費用を削減し、施設更新のための財源である内部留保資金の減少を抑え、また、企業債借入額の増額を抑えることを主な目的としており、直ちに営業収支における収益状況を改善することを目的とするものではないことを御了承いただきますようお願い申し上げます。
現時点における試算の結果ですが、計画の全期間において営業損失が発生する見込みであり、施設更新のために留保するべき資金や、企業債償還のための資金を十分に確保できない状態が続く見込みです。また、令和7年度以降は、経常損失が発生し、令和8年度以降は欠損金が累積していく状態となる見込みです。資本的収支においては、企業債残高が増加する一方で、内部留保資金は減少していきます。このように、収支の均衡が崩れた状態が続くということは水道事業経営が危険水域に入るものということから、さらなる経営の合理化を図る必要があります。さらなる効率化による経費削減や収入を増やす取組について力を注ぎ、市民に負担を掛けずに経営を維持できるよう努めていく必要があります。
1枚目の資料にお戻りいただきたいと思います。
3項目めの今後の予定ですが、次期中期経営計画は令和3年度より実施する予定です。中期経営計画の進捗管理に関連しましては、今年度の包括外部監査結果報告書において、料金水準、料金体系の妥当性について定期的に議会に報告すべきであるとの指摘を受けているところであります。今後、料金水準、料金体系の妥当性の検討を行った場合は、御報告する予定です。ただし、その前提として、見込まれる費用の額などを更に精査し、経営改善努力を収支見込みに反映させ、その上で料金水準、料金体系の妥当性を検討してまいりたいと考えております。
報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 説明は終わりました。
御質問、御意見はございませんか。
楠本委員。
○楠本美紀委員 中期経営計画ということで、概要版のほうなんですけれども、最後のほうに赤枠で囲んでるところですけれど、「経営の更なる合理化を図るとともに」と書かれていますが、どのようなことを考えておられるか教えてください。
○
丸谷聡子委員長 西本公営企業管理者。
○
西本公営企業管理者・水道局長 公営企業管理者・水道局長の西本でございます。
経営のさらなる合理化ということで、今までも合理化、効率化を図ってきたところでありますが、今回の中期経営計画ですが、29年度に策定した以降に発生しておりました経営環境の悪化ですね、料金収入の減少とか有機フッ素化合物の関係がございましたので、財政収支のシミュレートを掛けたということで、この内容を真摯に受け止めまして、市民の皆さまには御負担をお掛けしないよう、今後とも改善・向上をするべく、先ほどの合理化の内容ですが、民間委託の拡大やさらなる効率化による経費削減、施設整備費用ですね、先ほどの再整備というところで御説明しましたけど、そういう工事費用の更なる縮減、受水コストですね、阪神水道と県水の受水費用の低減に向けた取組に加えて、不要となった資産の活用や大口事業者の増量受水の可能性を探るなど、収入を増やす取組にも力を注いで、まずはさらなる効率化による経営改善に向けた不断の努力により、経営状況が向上するよう尽力してまいりますので、よろしく御理解いただきますようお願いします。
○
丸谷聡子委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 幾つか述べていただいたんですけれども、民間の方に委託するその部分も増やしていくということなんですけれども、先日来から技術者が少なくなって、職員が足りなくなっている状況で、民間にさらなる委託を進めるということは、市としての市民に対する水道事業の責任を負うというところでどうなのかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○
丸谷聡子委員長 西本公営企業管理者。
○
西本公営企業管理者・水道局長 公営企業管理者・水道局長でございます。
今までも民間委託を進めてまいりましたが、いつまでも無限にといったことを言うのではなくて、業務によっては、直営でするべき内容、民間技術の活用を図りながら民間に委託をしていく内容という整理をしまして、あと、費用対効果もありますので、民間委託したからといって経費が安くなるものもあれば、高くなるものもございますので、そういう部分はちゃんと精査していきながら、なおかつ、民間委託するべき内容以外に各業務の内容も見直していきながら、さらに委託する内容を見直しして、包括することによって効率化することも、今回、包括外部監査でも指摘された内容を見直ししていく中で、金額は何十億の中の一部で限られてるんですが、少しでも経費削減につなげるように日々努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 今回、阪神水道企業団からの受水ということで、明石市の水道事業が大きく変わろうとしていると思います。ここの四角枠にも「将来的な水道料金改定の検討が必要」というふうに書かれているんですけれども、先ほどの説明では、市民の皆さんに負担が掛からないようにという御答弁だったんですけれども、本会議の中で泉市長が、私が市長をしている間は値上げをしないということをおっしゃいましたので、これ、副市長にお聞きしたいんですけれども、水道料金を現状で維持していくために、今でも非常に厳しくなっているこの中で、他市でも行われてるんですけれども、水道料金を引き上げないための一般会計からの繰入れというのも、この将来、将来といいますか、もうすぐ、来年、再来年とかなってくると思うんですけれども、考えられるのかどうか、お聞きしたいと思います。
○
丸谷聡子委員長 宮脇副市長。
○宮脇副市長 副市長の宮脇でございます。
確かに現時点でのシミュレーションは非常に厳しいものとなっております。こうした中でございまして、当然、料金の今の水準等の構造等の在り方について検討のお話と必要性というのが出てくることは、当然ながら必要なことであるかと思っておりますが、ただ、市の今、現時点での方針といたしましては、これは本会議で市長がはっきり明言させていただいておりますとおり、まず値上げうんぬんを議論、検討する前に、管理者が今るる申し上げましたが、何とか市民負担をこれ以上増やすことがない、まず水道としての経営改善努力を行いたいと考えております。
ちょうどといいますか、今言われましたように、原水の切替えという今、水道の大きな転換期でございますので、逆に今後の経営体質を考える上で、今がその機会でもあると考えております。その中で大きな原水のコストをいかに下げるか、原水切替えによる施設整備費をいかに下げていくか、一方で、説明しましたように、明石川の取水を廃止することによりまして、明石川浄水場をはじめ、野々池貯水池、亀池貯水池、これらの機能が要らなくなりますので、野々池などは確か、正確な数値はあれですが、あの場所で15ヘクタールを超える面積の土地でございます。それを売却等でいかに活用するか、ちょうど経営が大きく変わるときでありますので、これらを踏まえました経営改善を精一杯まずは検討してまいりたい。それも当然、先ほども委員会の冒頭申し上げましたが、水道の経営責任は最終的には市であると考えていますので、その方針の下、水道だけではなく、政策や総務といった市長部局も入れまして、しっかりとまずは値上げうんぬんの前の、それをしないための経営改善にしっかり取り組んでまいりたい、そう考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 野々池とか亀池、それから明石川浄水場も、この図では廃止というふうになってるんですけれども、それらをどういうふうに活用するか、明石川浄水場だったら半分ぐらい残って、あとは売却ということも考えられるとちょっとお聞きしてるんですけれども、そこに至るまであと4年ぐらいかかりますよね、4年、5年、神戸との関係もありますので。そこへ至るまでに今、非常に経営が困っている中で水道料金を上げないとなると、やはり市からの一般会計から繰入れがどうしても必要になってくるんじゃないかなと考えます。
将来的には、そういう資産売却とかで潤ってくるかもしれませんが、ここ何年間かは非常に苦しい状況でやっていかないといけないと思うんですが、一般会計からの繰入れ、他市も行ってるところもありますので、そこは考えられるかどうか教えてください。
○
丸谷聡子委員長 宮脇副市長。
○宮脇副市長 副市長の宮脇でございます。
経営指標いろいろございますが、やはり一番企業経営として見るのは、内部留保資金、いわゆる現金を幾ら持っておるか、これが1つの重要な指標かなと思っております。内部留保資金の指標だけを見ますと、現時点でもまだ少し時間はあるかなというふうには見ております。さらに、当然、先ほど申しましたような経営改善についてできるものから順次着手していきたいとも考えております。本当に現時点では、できる経営改善、値上げなしに向けてこれをしっかり取りまとめてまいりたい。水道だけではなく、市長部局も含めてまとめてまいりたいと考えております。
そうした状況を踏まえまして、当然、何遍も申しますが、水道の安定的な経営の最終責任は市ということでございますので、具体的には、委員おっしゃいましたけど、私のほうから具体的な策を今申す時期ではまだないかなと思ってますが、当然、政策的な判断による措置について、これも今後検討が、状況によりましては必要かなと、そういうときも出てくるというふうには考えております。
以上でございます。
○
丸谷聡子委員長 楠本委員。
○楠本美紀委員 内部留保資金を使うということを言っていただいたんですけれども、これから将来的に鳥羽浄水場も改修していかないと、鳥羽じゃないですね、魚住でしたかね、魚住浄水場の改修というところでも、やはり6年計画で57億円要るということなので、そちらのほうも内部留保資金を使っていくのかなと思います。いずれにしましても、大変苦しい経営には変わりがないというところで、副市長もしっかり市が責任を持ってということをおっしゃっていただきましたので、総合的に考えていただいて、市民の皆さんの負担にならないようにぜひ頑張っていただきたいと思います。
以上です。
○
丸谷聡子委員長 ほかにございませんか。
灰野副委員長。
○灰野修平副委員長 今、副市長からいろいろ御説明いただきましたので、意見だけにさせていただきたいと思いますけども、本会議、楠本委員もおっしゃいましたけども、本会議で市長は、私が市長である限りは値上げはしないと、あと何年市長やるつもりでおられるのか分かりませんけれども、令和7年には、これ、単年度赤字で、令和20年度には資金不足になるという状況がございます。この根本的なこの解決、そういう施設の廃止とかそういうことで、臨時的な収入というのはあるかもしれませんけども、根本的なこの料金体系という面におきましては、やはり大口の使えば使うほど高くなるというようなこの料金体系ですね、これ、民間の企業ではあり得んことでありまして、使えば使うほど普通は安くなるもんやと思うんですけども、その辺の料金体系が根本的な問題であるということは前々から指摘されているとこなんですけども、そこを改善しない限りは、この安定的な水の供給というのはできないと思いますので、いずれはそこのところに手を付けなければいけないと思いますけども、今、副市長からいろいろ説明いただきましたので、なるべく私としても、会派としても、市民に負担を掛けるようなことはしたくありませんので、その辺は十分にこれから検討いただいて、安定的な水の供給ということを考えてやっていただきたいなと思いますので、これは意見として申しておきます。
○
丸谷聡子委員長 ほかにございませんか。
ないようですので、以上で質問を終結いたします。
次に移ります。
報告事項キ、2021年度(令和3年度)組織改正案について、説明を求めます。
森本都市整備室長兼都市総務課長。
○
森本都市整備室長兼都市総務課長 都市整備室長兼都市総務課長の森本でございます。
2021年度(令和3年度)組織改正案につきまして、委員会資料に基づき御説明させていただきます。
まず、1の基本的な考え方、2の改正の概要、2ページの4、改正の手続につきましては、総務常任委員会での審議内容となっていますので、説明は省略させていただきます。
1ページの3、各局の組織改正の概要につきましても、当委員会の関係分はございません。
3ページをお願いします。組織改正総括表(案)を御参照ください。
組織改正について、新旧対照表の形で整理したものでありまして、左側が改正案の内容でございます。表の下のほう、都市局の欄を御参照ください。表の右側、現行の区画整理課におきまして係の再編を行いまして、指導係を廃止し、換地係に統合いたします。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
丸谷聡子委員長 説明は終わりました。
御質問、御意見はございませんか。
ないようですので、以上で質問を終結いたします。
以上、報告7件を聞いたことを御確認お願いいたします。
次に移ります。
その他の項に入ります。
その他の項は、次回行いますので、よろしくお願いいたします。
次の3の挨拶ですが、こちらも次回行いますのでよろしくお願い申し上げます。
次回は3月18日木曜日午前10時からといたします。
それでは、これで
建設企業常任委員会を閉会いたします。
長時間にわたりましてどうもお疲れさまでした。
午後0時56分 閉会
以上は、本委員会の記録であることを証するため、明石市議会委員会条例第20条の規定により押印する。
建設企業常任委員会
委員長 丸 谷 聡 子...