姫路市議会 2024-02-15
令和6年第1回定例会−02月15日-01号
令和6年第1回定例会−02月15日-01号令和6年第1回定例会
出 席 議 員 (45人)
1番 高 見 千 咲 24番 重 田 一 政
2番 仁 野 央 子 25番 井 川 一 善
3番 阿 野 れい子 26番 石 堂 大 輔
4番 前 川 藤 枝 27番 川 島 淳 良
5番 山 口 悟 28番 有 馬 剛 朗
6番 常 盤 真 功 29番 三 輪 敏 之
7番 井 上 太 良 30番 阿 山 正 人
8番 下 林 崇 史 31番 東 影 昭
9番 小 田 響 子 32番 三 浦 充 博
10番 塚 本 進 介 33番 竹 中 由 佳
11番 西 村 しのぶ 34番 坂 本 学
12番 嶋 谷 秀 樹 35番 松 岡 廣 幸
13番 神 頭 敬 介 36番 妻 鹿 幸 二
14番 金 内 義 和 37番 大 西 陽 介
15番 牧 野 圭 輔 38番 萩 原 唯 典
16番 谷 川 真由美 39番 杉 本 博 昭
17番 岡 部 敦 吏 40番 八 木 隆次郎
18番 三 和 衛 41番 蔭 山 敏 明
19番 竹 尾 浩 司 42番 西 本 眞 造
20番 駒 田 かすみ 43番 宮 下 和 也
21番 中 西 祥 子 44番 宮 本 吉 秀
22番 白 井 義 一 45番 竹 中 隆 一
23番 石 見 和 之
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事 務 局 職 員 出 席 者
事務局長 上 田 憲 和
次長 三 木 慎 一
議事課長 岡 田 大 作
係長 榎 本 玲 子
主任 森 祐 輔
主任 井 手 真 綾
主任 樋 口 祐 葵
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会議に出席した市長、職員及び委員
市長 清 元 秀 泰
副市長 和 田 達 也
副市長 佐 野 直 人
副市長 志々田 武 幸
代表監査委員 三 輪 徹
教育長 西 田 耕太郎
医監 北 窓 隆 子
防災審議監 名 村 哲 哉
総合教育監 加 藤 聡
上下水道事業管理者 稙 田 敏 勝
政策局長 井 上 泰 利
総務局長 坂 田 基 秀
財政局長 石 田 義 郎
市民局長 沖 塩 宏 明
農林水産環境局長 福 田 宏二郎
健康福祉局長 峯 野 仁 志
こども未来局長 白 川 小百合
観光経済局長 大 前 晋
都市局長 加 藤 賢一郎
建設局長 柳 本 秀 一
会計管理者 三 河 美 徳
デジタル戦略本部副本部長 原 田 学
消防局長 松 本 佳 久
教育次長 平 田 貴 洋
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議 事 日 程
第1日(2月15日(木)) 午前10時開会
〇市長挨拶
〇議長挨拶
〇開 会
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 諸 報 告
日程第4 議案第1号〜議案第10号、議案第12号〜議案第27号
及び議案第29号〜議案第52号並びに報告第1号〜報告第9号
日程第5 議案第11号及び議案第28号
〇散 会
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議 事 順 序
1 黙 祷
2 市長挨拶
3 議長挨拶
4 開 会
5
会議録署名議員の指名
6 会期の決定
7 諸 報 告
8 議案第1号〜議案第10号、議案第12号〜議案第27号
及び議案第29号〜議案第52号並びに報告第1号〜報告第9号
並びに議案第11号及び議案第28号
(1) 一括上程
(2) 所信表明
(3) 提案理由説明
(4) 質 疑(議案第11号及び議案第28号)
(5) 討 論(議案第11号及び議案第28号)
(6) 採 決(議案第11号及び議案第28号)
9 散 会
○三輪敏之 議長
おはようございます。
このたびの令和6年
能登半島地震では甚大な被害が出ており、多くの尊い命が失われたことは誠に痛恨の極みでございます。
お亡くなりになられた方々に対しまして心から哀悼の意を表しますとともに、被災されました方々に心よりお見舞いを申し上げます。
ただいまから、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと思います。
皆様、ご起立をお願いします。
(起 立)
○三輪敏之 議長
黙祷。
(黙 祷)
○三輪敏之 議長
黙祷を終わります。
ご着席ください。
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△市長挨拶
◎清元秀泰 市長 (登壇)
開会に先立ち、一言ご挨拶を申し上げます。
本日、令和6年第1回
姫路市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には、ご参集いただきありがとうございます。
元日に発生した
能登半島地震については、亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。また、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
被災地に対しましては、本市から
緊急消防援助隊や給水車、応援職員の派遣等を行っており、今後も本市として可能な限り支援してまいりたいと考えております。
今定例会は、新年度予算案をご審議いただく議会であります。
市民の皆様の「命」をたいせつにする、「くらし」を豊かにする、「一生」に寄り添うことを市政の根幹としつつ、
ポストコロナ時代においてよりよい未来を切り拓き、歩みを進めていく原動力となる「活力」ある姫路を創造するための施策に対して積極的に予算を配分しております。
このほか、補正予算、条例の制定など、合わせて61件の案件を提出いたしております。
議員の皆様方におかれましては、よろしくご審議いただき、原案にご理解とご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
以上、簡単ではございますが、開会の挨拶といたします。よろしくお願いいたします。
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△議長挨拶
○三輪敏之 議長
開会に先立ちまして、一言ご挨拶を申し上げます。
本日ここに、令和6年第1回
姫路市議会定例会が招集されましたところ、議員の皆様にはご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。
本日提案されます案件は、令和6年度各会計予算をはじめ、条例の制定や一部改正など、合わせて61件であります。
いずれも重要な案件でありますので、慎重にご審議いただきますようよろしくお願い申し上げ、簡単ではございますが、開会のご挨拶とします。
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○三輪敏之 議長
この際、人事異動に伴う新任の理事者、及び今定例会より本会議に出席する理事者からご挨拶を受けることにします。
加藤総合教育監。
◎加藤聡 総合教育監
今月より総合教育監に着任をいたしました加藤聡と申します。
高等教育、生涯学習、関連する子育て施策、また
総合教育会議の場を通じて教育委員会とも連携をして、この姫路市の教育施策を部署横断して総合的に推進してまいります。
これまでテレビ報道や教育NPO、そして個人としての
社会教育活動などに取り組んでまいりました。そういった知見やネットワークも生かしながら、今、正解がない、変化が激しい、こういった不透明な時代において、市民の方一人一人が生き生きと学び続けられる教育環境の充実、そういったものに取り組んでまいりたいと思います。
議員の皆様におかれましては、ご指導のほど何とぞよろしくお願いいたします。
○三輪敏之 議長
平田教育次長。
◎平田貴洋 教育次長
教育次長の平田でございます。
このたび、教育を取り巻く環境が大きく変化し、教育行政としての課題が多様化しているという現状を踏まえまして、今定例会より出席し、答弁をする立場に加えていただくこととなりました。
引き続き
本市教育行政の充実・発展に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○三輪敏之 議長
以上でご挨拶は終わりました。
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午前10時02分開会
○三輪敏之 議長
ただいまから、令和6年第1回
姫路市議会定例会を開会します。
これより本日の会議を開きます。
これより日程に入ります。
本日の日程は、お手元に配付しております議事日程に記載のとおりであります。
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△日程第1
会議録署名議員の指名
○三輪敏之 議長
まず日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、
阿 野 れい子 議員
井 上 太 良 議員
西 村 しのぶ 議員
を指名します。
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△日程第2
会期の決定
○三輪敏之 議長
次に日程第2、会期の決定を議題とします。
お諮りします。
今定例会の会期は、本日から3月19日までの34日間としたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○三輪敏之 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
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△日程第3
諸 報 告
○三輪敏之 議長
次に日程第3、諸報告であります。
お手元に配付のとおり、監査委員から監査の結果について、また、
包括外部監査人から外部監査の結果について報告がありました。
以上で諸報告を終わります。
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△日程第4
議案第1号〜議案第10号、
議案第12号〜議案第27号及び
議案第29号〜議案第52号並びに
報告第1号〜報告第9号
日程第5
議案第11号及び議案第28号
○三輪敏之 議長
次に日程第4、議案第1号から議案第10号まで、議案第12号から議案第27号まで、及び議案第29号から議案第52号まで、並びに報告第1号から報告第9号まで、並びに日程第5、議案第11号及び議案第28号をまとめて議題とします。
これより理事者に提案理由の説明を求めます。
清元市長。
◎清元秀泰 市長 (登壇)
令和6年度予算案並びにこれに関する諸議案のご審議をお願いするに当たり、市政の基本方針と施策の大要を申し上げ、姫路市民の皆さま並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
市内で
新型コロナウイルス感染症の流行が始まってから約4年が経過しました。長期にわたったコロナ禍は徐々に収束へと向かい、ようやく世の中に日常が戻ってまいりました。一方で、いまだ終わりの見えないロシアによるウクライナへの軍事侵攻や、緊迫化する中東情勢など、国際情勢は混迷を深めています。社会や経済を取り巻く状況はかつてないほど目まぐるしく変化し、先行きを見通すことがこれまで以上に困難なこの時代において、昨年4月、市民の皆さまから力強いご支援をいただき、引き続き市政の舵取りを私に任せていただくこととなりました。その重責に改めて身の引き締まる思いがいたします。皆さまからのご期待にお応えできるよう、初心を忘れることなく、「人にやさしい市政、人をたいせつにする市政」の推進に尽力してまいります。
昨年は、
新型コロナウイルス感染症の類型が
季節性インフルエンザと同等の5類に引き下げられ、本市がコロナ禍を乗り越え、さらに飛躍するための、再スタートを切る節目の年になりました。日本初となる姫路城の世界遺産登録から30周年を迎えたことを記念して、「
平成中村座姫路城公演」や「特別版お
城EXPOin姫路」、「
Himeji大手前通りイルミネーション」など、多彩な記念事業を展開することで、国内外から多くの方々にお越しいただきました。
市内の多くの地域においても、イベントや学校行事が通常通り開催されるなど、日々の生活の中にもにぎわいが戻ってまいりました。これらは、かつての日常や人と人とのつながりを取り戻そうとする皆さまの頑張りによって実現することができたものであります。
また、「つどう」「交流」「学びあう」「支えあう」をコンセプトに、思春期の若者や子育て世代を包括的に支援する「こどもの
未来健康支援センター(みらいえ)」の開設や、夜間中学としては県内初の単独校となる「
あかつき中学校」の開校、デジタル技術を活用し市民生活の利便性向上を図る「
姫路版スマートシティ」の推進などを通じて、全ての市民の皆さまが生涯にわたっていきいきとくらすことができるまちの実現を目指し、新たな一歩を力強く踏み出した年でもありました。
一方で、加速する少子化や長引く物価高騰など、本市を取り巻く社会経済情勢は依然として非常に厳しい状況が続いており、待ったなしの課題が山積しております。また、本年1月1日に発生した
能登半島地震のような大規模自然災害にいつ見舞われてもおかしくありません。
こうした中において、市民の皆さまのLIFE、「命」「くらし」「一生」を守り、支えるとともに、地域の「活力」を生み出すことは、市長である私の使命です。全ての市民の皆さまが、姫路市民であることに誇りを持ち、住んでよかったと思えるまちであるために、そして、「まさか」の事態に備え万全を期し、「ふるさと・ひめじ」がいつまでもにぎわいと活気に満ちたまちであり続けるために、持てる力の全てを尽くして市政を推進してまいります。
そこで、令和6年度予算編成に当たっては、市民の皆さまの「命」をたいせつにする、「くらし」を豊かにする、「一生」に寄り添うことを市政の根幹としつつ、
ポストコロナ時代において、より良い未来を切り拓き、歩みを進めていく原動力となる「活力」ある姫路を創造するための施策に積極的に予算を配分いたしました。
各会計予算は、
一般会計 2,361億円
特別会計(7会計) 1,135億円
企業会計(2会計) 590億円
総 額 4,086億円
となっております。
以下、順次、令和6年度の主要な事業のうち、特に象徴的、先導的な事業である「
リーディングプロジェクト」について、ご説明申し上げます。
メインテーマの第1は、「活力」ある姫路を創造する市政であります。
社会の不確実性が高まる中にあっても時代の変化に対応し、活力に満ちた姫路の未来を切り拓くため、「ひとづくり」「デジタル」「グリーン」「まちづくり」の4つの「改革」に取り組んでまいります。
1つ目は、未来を拓く「
ひとづくり改革」であります。
出会いから結婚、妊娠・出産期の支援については、若い世代に出会いのきっかけを提供するため、新たな出会いの形として定着しつつあるマッチングアプリや、結婚相談所の利用料金の一部を助成するほか、生後1か月頃の乳児の健康診査にかかる費用を助成し、子どもの健康を守るとともに経済的な負担を軽減します。
さらに、昨年9月から運用を開始した
子育て応援アプリ「ひめっこ手帳」を活用して、
乳幼児健康診査や小児予防接種に関する記録をデジタル化するなど、
母子保健サービスのさらなる充実を図ることで、若者の出会いから子育てに至るまで、
ライフステージに応じた支援を行います。
健やかな成長を支える子育て環境の整備については、子育て世代の経済的な負担を軽減するため、子どもが医療機関を受診した際にかかる医療費を18歳まで完全無償化します。また、就労要件を問わず柔軟に保育所などを利用できる「(仮称)こども誰でも通園制度」の本格実施を見据え、試行的事業を実施します。
さらに、
放課後等デイサービスの人材確保・定着のため、新たに開設した事業所に就職した方に対して補助金を支給するなど、全ての子どもの育ちを応援するための包括的な
支援サービスを提供します。
より良い教育環境の整備については、本市の魅力あふれる特性や価値を生かした
市立高等学校づくりを進めるため、令和8年度の統合新設校の設置に向けて、市立3校の学習活動や部活動等の一部を合同で実施し、交流を図ることで一体感を育むとともに、旧
中央卸売市場跡地における新校舎建設に向けた取組を推進してまいります。
また、令和6年度からの3か年で全ての市立学校の体育館に空調を設置し、児童生徒の教育環境の充実や、避難所としての機能強化を図るとともに、不登校の児童生徒をサポートするため、市立小中学校に不
登校児童生徒支援員を配置し、学習や生活の支援を行うほか、学校以外の居場所として出張型の適応教室を増設します。
さらに、英会話やプログラミングなどを含む子どもたちの幅広い学びをサポートするため、
学習プラットフォームを構築し、オンラインで利用できるコンテンツを導入します。
併せて、
外国人留学生と本市の高校生が共に学び、活動する環境づくりを支援するとともに、地元企業における国内外の高度人材の確保に向け、官民協働の下、多文化理解や
コミュニケーション能力など、国際社会で必要なスキルを備えた
グローバル人材の育成や
外国人留学生の大学等への進学、卒業後の市内・県内への就職のサポートに取り組んでまいります。
2つ目は、生活の質を高める「デジタル改革」であります。
姫路版スマートシティの推進については、官民が保有するさまざまなデータを連携することにより、新しいサービスの創出や地域課題の解決に向けた取組を進めます。また、外部有識者等と連携し、市が提供する各種アプリの利用状況や効果の検証を踏まえた上でサービスの改善を図るとともに、
ワークショップ等を開催することで市民参加や地域間の交流・連携を推進し、「
市民一人ひとりが暮らしに満足し、自分らしい生活を送ることができる姫路」の実現を目指します。
デジタル技術を活用した
市民サービスの向上については、本市の
LINE公式アカウントにおいて、防災情報や観光案内などの
情報発信メニューを充実させるとともに、市民の皆さまからの意見募集や各種電子申請にも活用してまいります。
併せて、
姫路市民アプリ「ひめパス」を活用し、市内公共施設における授乳室の設置状況などの子育て情報をより分かりやすく発信するほか、外国人や視覚障害者など、あらゆる人が読みやすい広報誌を提供するため、多言語翻訳や音声読み上げ等の機能を有する
情報配信ツールを導入するなど、デジタル技術を活用し、情報発信力の強化を図ります。
また、手書きをせずに住民異動等の届出ができる「書かない窓口」の機能を強化し、窓口サービスにおける市民の利便性と職員の業務効率の向上を図ります。
さらに、インターネットや
スマートフォンなどの情報通信技術を使える人と使えない人の間に生まれる情報格差、いわゆるデジタル・ディバイドを解消するための多様な機会を提供するほか、
音声認識AI技術を利用した
難聴者窓口支援機器を導入するなど、より便利に、より手軽に
市民サービスを利用できるように、さまざまな取組を展開してまいります。
加えて、本市が取り組む政策がより効果的・効率的なものとなるように、
庁内ビッグデータを利活用したエビデンスに基づく政策立案(EBPM)を全庁的に推進してまいります。
3つ目は、成長を促す「グリーン改革」であります。
ゼロカーボンシティの推進については、2050年までの二酸化炭素の実質排出ゼロを目指し、姫路の脱炭素化をけん引するため、「
姫路城ゼロカーボンキャッスル構想」を推進します。併せて、EVやFCVの導入費用を助成するとともに、市役所本庁舎に市民の皆さまが利用できる
EV用急速充電設備を整備するなど、モビリティの脱炭素化を促進します。
さらに、市内のスーパー等の小売店と連携して、賞味期限が近い食品などを回収し、
フードバンク団体やこども食堂に寄付することで、
生活困窮世帯等への支援と
事業系食品ロスの削減を進めます。
また、
市川美化センターの後継施設として、カーボンニュートラルにつながる最先端の機能を備えた新たなごみ処理施設の整備に向けた取組を推進してまいります。
4つ目は、にぎわいを創出する「
まちづくり改革」であります。
グリーンファミリー制度の創設については、本市の均衡ある発展を目指して、豊かな自然環境と多様な文化を有する郊外部への移住・定住を強化するため、さまざまな取組を行います。
郊外部に移住した若者世帯に対し、最大50万円の移住支援金のほか、中学生以下の子ども一人当たり最大150万円の
子育て支援金の支給や、新幹線を利用して通勤する方への交通費の助成など、経済的な負担の軽減を図ります。
併せて、EVやFCVといった次世代自動車を購入する際の助成のほか、住宅の取得に向けた支援を行うなど、郊外部での生活を始める上で必要な支援を充実させます。
さらに、農業に興味を持つ移住者はもとより、市内在住の方も含めた就農支援を充実させるため、専門的な知識を有するコンシェルジュによる
相談支援体制を整備するほか、農業技術の習得支援等を行います。
「ふるさと・ひめじ」移住・定住支援の充実については、ずっと住み続けたいまちとして市内外の方に選んでいただけるように、本市の魅力を広くPRするための
ブランドメッセージやロゴを作成し、
シビックプライドの醸成や都市イメージの向上を図ります。
また、東京圏に居住している方が本市に移住した際の支援金の支給や、移住を検討する方に対してきめ細かな情報を提供する
移住相談ワンストップ窓口の開設、市内に定住し、播磨圏域で働く若者への
奨学金返還支援など、人口減少の緩和に向けた取組を幅広く展開してまいります。
居心地が良く歩きたくなる
まちなかづくりの推進については、本市の
シンボルロードである大手前通りにおいて、
歩行者利便増進道路(通称:ほこみち)制度を活用し、にぎわい創出に向けた取組を推進します。また、「
Himeji大手前通りイルミネーション」や姫路城の
ライトアップイベント等を開催することで、中心市街地において魅力的な光の空間を創出し、まち歩きを楽しむための本市の新しい
観光コンテンツとして発信します。
さらに、「
ウォーカブル推進計画」に基づき、地元自治会や事業者等による公共空間の利活用を促進するほか、まちなかの魅力向上に向けた仕組みづくりを進めてまいります。
周辺地域の活性化推進については、省エネ性能やWi−Fi環境を整備した
家島交流センターを開設し、世代間の交流や観光客等との交流を育むとともに、高齢者の
生きがいづくりを促進してまいります。また、世代・地域を超えた交流を生み出すため、
花田インター北東付近に播磨の実力あふれる「(仮称)道の駅姫路」の整備を推進してまいります。
メインテーマの第2は、「命」をたいせつにする市政であります。
市民の皆さまのたいせつな命をしっかりと守り、生涯を通じて自分らしく活躍できる社会を構築するため、次の事業に重点的に取り組んでまいります。
安全安心なまちづくりの推進については、急な病気やけがで救急車を呼ぶべきか迷った際に、24時間365日、専門家から適切なアドバイスを受けることができるように、本年1月より開始した「救急安心センターひめじ♯7119」の普及に取り組みます。また、昼間時間帯における救急需要に対応するため、日勤救急隊を創設し、救急体制のさらなる充実を図ります。
誰もがいきいきとくらせる社会の実現については、若い世代の子宮がん検診の受診を促すため、20歳から30歳まで2歳刻みで検診費用を無料化するほか、未受診の方に対して自己採取HPV検査キットを送付します。また、50歳のみを対象としていた胃内視鏡検査について、対象者を40歳と60歳にも拡充するとともに、50歳以上の方を対象に、帯状疱疹ワクチンの接種費用の一部を助成します。
さらに、歩数計測や脳トレといった機能を備えたアプリを導入し、その利用状況に応じて活動ポイントを付与することで高齢者の外出を促進するなど、フレイル予防や認知症予防を推進します。
併せて、健常な状態と認知症の中間の状態である軽度認知障害(MCI)の方を早期に発見し、予防支援プログラムを実施することにより、認知症への進行予防を支援するほか、誰もが自らの望む形で最期を迎えることができるように、終活に関する支援を行ってまいります。
メインテーマの第3は、「くらし」を豊かにする市政であります。
地域経済やスポーツ・文化の振興を通じて、市域全体の活性化を図り、市民の皆さまの彩り豊かなくらしの実現を目指すため、次の事業に重点的に取り組んでまいります。
観光資源の充実と魅力発信については、観光地としての播磨圏域のブランド価値が向上するように、定番の観光地だけでなく、魅力的ではあるもののいまだ認知度が低い観光資源について、著名人を活用した情報発信を行うほか、市内周遊型ナイトツアーや「人間将棋 姫路の陣」など、魅力的な
観光コンテンツを充実させ、滞在型観光を促進します。
また、姫路城の保存修理をはじめとする先人から引き継がれてきた職人の伝統技術を学ぶ「SDGs体験型教育旅行プログラム」の造成や、観光客と地域住民の双方に配慮した持続可能な観光地のマネジメントに取り組むほか、定期的な透析治療が必要な方であっても姫路観光を楽しむことができるように、透析旅行者の受入プログラムの造成に向けたモニターツアーを実施し、ユニバーサルツーリズムを促進します。
加えて、令和7年の大阪・関西万博や瀬戸内国際芸術祭を見据え、国内外からの誘客に積極的に取り組むなど、DMOと連携しながら戦略的に観光地域づくりを推進してまいります。
さらに、本年6月に日本で初めて開催される、世界銀行主催の「防災グローバルフォーラム2024」や、全国の首長、議員等が参加する「第86回全国都市問題会議」をアクリエひめじで開催するなど、MICEの誘致・開催を通じて、国際会議観光都市・MICE都市としての本市の魅力を広く世界にアピールしてまいります。
地域産業の活力増進については、中小企業の経営基盤を強化するため、事業承継を検討している中小企業者を対象としたセミナーを開催するとともに、新たに「姫路創業ステーション」において、専門家による相談の場を設けるなど、事業承継の支援体制を強化します。さらに、AI活用を推進するセミナーと個別相談会を同時開催し、中小企業の生産性向上に向けた取組に対する支援を拡充します。
また、持続可能な農林水産業の実現を図るため、作業の効率化や省力化に資するスマート機械等の導入費用の一部を助成するとともに、実演会の開催を通じて農業法人や認定農業者に対してスマート農業機械やシステムに関する情報提供を行ってまいります。
手柄山中央公園の再整備については、「手柄山中央公園整備基本計画」に基づき、令和8年10月の供用開始に向け、引き続き、本市の新たなスポーツの拠点として、国際大会、プロスポーツ等の大規模大会の開催も可能な新体育館や屋内競技用プールの整備のほか、老朽化が進むロックガーデン周辺の改修等を行います。
さらに、幅広い世代から愛されている姫路球場にナイター照明と1スクリーンタイプのスコアボードを整備し、そのリニューアル記念として、「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2024」をはじめ、さまざまなイベントを開催します。
芸術や文化の振興については、新たな視点から姫路の文化資源の価値を創出するために令和3年度から4か年計画で実施している、「オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト」のラストイヤーにふさわしい多彩なプロジェクトを展開してまいります。
メインテーマの第4は、「一生」に寄り添う市政であります。
市民の皆さまが希望と誇りを持ち、このまちで一生を過ごしたいと思えるような地域づくりを推進するため、次の事業に重点的に取り組んでまいります。
市民協働の地域づくりについては、市立公民館に整備するWi−Fi環境を活用し、児童生徒の学習者用端末を利用した企画や講座を開催するほか、教員OB等による子どもの学習支援を実施するなど、地域における子どもの居場所づくりを進めるとともに、笑顔あふれる多世代交流の機会を創出します。
また、ボランティア活動の新たな担い手を発掘、育成するため、「ひめじdeボランティア」の開催や、デジタルツールを活用したスタンプラリーを通じて、若年層をはじめとする幅広い世代のボランティア参加を促進します。
都市基盤の強化については、播磨臨海地域道路の早期整備を目指し、本線ルートの都市計画素案を踏まえ、アクセス道路等の検討を進めてまいります。
また、姫路港広畑地区及び網干地区における臨港道路等の早期整備に向け、引き続き、国・県と共に取り組み、「臨港道路網干沖線・広畑線」及び「国道250号」への接続道となる、市道広畑60号線の整備を進めます。
公共交通の利便性向上については、令和8年春の開業に向け、手柄山中央公園北側にJR新駅の整備を進めるほか、令和7年春の供用開始に向け、JR英賀保駅の北改札口と自由通路を整備します。併せて、「鉄道駅周辺整備プログラム」に基づき、その他の鉄道駅についても、駅施設のバリアフリー化など、誰もが安全かつ快適に利用できるように、計画的・効果的に整備を進めてまいります。
以上、令和6年度の主要事業について、
リーディングプロジェクトを中心にご説明を申し上げました。
新型コロナウイルスのパンデミックという未曾有の災禍に見舞われた私たちは、見えざる敵に怯えながら、これからの生活はどうなるのだろうと不安に苛まれる日々を過ごしました。こうした状況においても、コロナ禍という暗闇の先にある光明を信じて、懸命にご尽力いただいた医療従事者、各関係機関の皆さま、そして市民の皆さまのご協力に、改めて心から敬意と感謝を申し上げます。皆さまのお力添えがあったからこそ、あの苦難を乗り越えることができました。
そして今、改めて私たちは、急激な人口減少という我が国全体を覆う危機に向き合わなければなりません。少子化が加速する中、現在約52万人の本市人口も、2050年には今より約9万人減少すると予測されています。このまま人口減少と少子高齢化が進行すると、地域経済の縮小、買い物や医療・介護等の生活関連サービスの利便性低下、行政サービスの低下、地域コミュニティの崩壊など、市民生活のあらゆる面において深刻な影響が生じる恐れがあります。
今日の人口減少や少子高齢化は、ここ数年に始まったことではありません。10年も、20年も前から、将来こうなることは分かっていたはずです。それにも関わらず、今日のような事態となった根底には、「いつか人口は増えるだろう」、「何とかなるだろう」といった、根拠なき楽観的思考や惰性的な姿勢が私たちにあったのではないでしょうか。こうした姿勢とは決別し、本気でこの問題に向き合わなければ、本市は立ち行かなくなります。この現実から目を背けることなく、人口減少社会に適応したまちのあり方をオール姫路で考えていかなければなりません。
そして、この困難な時代において、まちに活力を生み、明るい未来を切り拓いていくための原動力は、「人」です。私たちの「ふるさと・ひめじ」を、50年先、100年先も皆に愛されるまちとしてたいせつに引き継いでいくために、未来の創り手となる「人」を育むことは、いまを生きる私たち大人に課せられた大きな責務であり、しっかりと取り組んでいかなければなりません。
姫路でくらす全ての市民の皆さまの現在と未来を託された者として、「静かなる有事」とも言われるかつてないこの難局において、前例や慣習に囚われることなく、このまちのあり方を抜本的に見直しながら、積極的な施策展開と持続可能な行財政運営の両立を図ることは、私に課せられたミッションです。誰もが前途洋々たる姫路のまちを思い描けるよう、強いリーダーシップの下、大胆かつ果敢に舵を取ってまいります。
市民の皆さま、議員の皆さま。私たちの前に立ちはだかる壁は高く、分厚いものです。それでも、共に力を合わせて、勇気をもって難局に立ち向かう。コロナ禍を乗り越えてきたこのまちにはその力があると私は確信しています。いまを生きる姫路市民だけでなく、未来を生きる姫路市民のためにも、輝かしい未来を掴み取りましょう。
市民の皆さま並びに議員各位のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、令和6年度の所信表明といたします。
令和6年2月15日
姫路市長 清元 秀泰
皆様、ご清聴賜りまして、誠にありがとうございます。
○三輪敏之 議長
佐野副市長。
◎佐野直人 副市長 (登壇)
ただいま上程されました議案のうち、私からは予算議案についてご説明を申し上げます。
まず、令和6年度姫路市予算につきましては、先ほど市長より編成大綱をご説明申し上げましたので、私からは議案ごとにその概要を計数的にご説明申し上げます。
令和6年度の予算規模は、一般、特別、企業会計の総額を4,086億426万2,000円といたしております。前年度に比べまして、176億6,614万5,000円の増となっております。
一般会計は、2,361億円で、前年度に比べ123億円、5.5%の増となっております。
特別会計は、卸売市場事業など7会計、総額1,134億7,434万7,000円で、前年度に比べ36億1,012万3,000円、3.3%の増となっております。
企業会計は、水道事業など2会計、総額590億2,991万5,000円で、前年度に比べ17億5,602万2,000円、3.1%の増となっております。
それでは、会計ごとに順次ご説明申し上げます。
まず、議案第1号、令和6年度姫路市一般会計予算につきましては、歳入予算から順次ご説明申し上げます。
まず、市税は985億円を、景気動向や税制改正等を勘案して計上いたしております。前年度に比べまして、11億円、1.1%の減となっております。
地方譲与税15億7,400万円、利子割交付金4,000万円、配当割交付金6億9,700万円、株式等譲渡所得割交付金6億7,400万円、法人事業税交付金14億4,000万円、地方消費税交付金129億円、ゴルフ場利用税交付金4,900万円、環境性能割交付金3億5,000万円、国有提供施設等所在市助成交付金700万円、地方特例交付金29億9,300万円は、それぞれの制度や地方財政計画等を勘案して計上いたしたものでございます。
地方交付税は、国の制度改正や市税等の状況を勘案の上、136億円を計上いたしております。
交通安全対策特別交付金は、7,200万円を計上いたしております。
分担金及び負担金は、保育所の利用者負担金などで9億136万8,000円を、使用料及び手数料は、市営住宅使用料などで53億8,030万3,000円を計上いたしております。
国庫支出金460億4,649万2,000円、県支出金148億4,016万6,000円は、それぞれ法令等に基づき計上いたしたものでございます。
財産収入は、土木費不動産売払収入などで6億7,720万5,000円を、寄附金は、ふるさとひめじ応援寄附金などで5億9,417万3,000円を、繰入金は、財政調整基金繰入金などで58億7,125万7,000円を計上いたしております。
諸収入は、学校給食費徴収金などで71億2,283万6,000円を、市債は217億7,020万円を計上いたしております。
以上で、一般会計歳入予算総額は2,361億円で、歳出予算の見合い財源となっております。
次に、歳出についてご説明申し上げます。
議会費は、議会活動に必要な諸経費で10億1,471万6,000円を計上いたしております。
総務費は、185億1,722万9,000円を計上いたしております。
民生費は、児童、高齢者等の福祉事業費などで971億2,089万7,000円を計上いたしております。
衛生費は、じん芥収集に要する経費などで172億2,614万5,000円を計上いたしております。
労働費は、勤労者支援に要する経費などで2億2,832万円を計上いたしております。
農林水産業費は、農林水産業の経営の安定と基盤整備等に要する経費で26億1,364万9,000円を計上いたしております。
商工費は、地域経済対策等に要する経費で68億2,254万7,000円を計上いたしております。
土木費は、283億1,723万7,000円を計上いたしております。
消防費は、防災対策に要する経費を含みまして79億3,084万2,000円を計上いたしております。
教育費は、254億4,356万6,000円を計上いたしております。
公債費は、204億9,227万3,000円を計上いたしております。
諸支出金は、公営企業費などで101億7,257万9,000円を、予備費は2億円をそれぞれ計上いたしております。
以上、一般会計歳出予算総額は2,361億円となっております。
次に、債務負担行為につきましては、地方債証券の共同発行により生ずる連帯債務等について、それぞれ債務を負担すべき期間及び限度額を定めるものでございます。
次に、地方債でございますが、令和6年度に借入れをいたします長期債217億7,020万円を起債の目的ごとに区分し、それぞれ起債の方法、利率などを定めるものでございます。
その他、一時借入金の最高額は250億円、歳出予算の流用の範囲を定めております。
以上で、一般会計予算の説明を終わります。
続きまして、特別会計予算についてご説明申し上げます。
議案第2号、令和6年度姫路市卸売市場事業特別会計予算は、管理費、施設整備費など、総額25億3,096万2,000円を計上いたしております。
その他、地方債について定めております。
議案第3号、令和6年度姫路市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算は、母子父子寡婦の福祉資金貸付事務に要する経費といたしまして、総額1億4,261万9,000円を計上いたしております。
議案第4号、令和6年度姫路市国民健康保険事業特別会計予算は、医療給付費、後期高齢者支援金、介護納付金などの事業勘定と、家島診療所の施設管理費などの直営診療施設勘定を合わせまして、総額520億5,172万6,000円を計上いたしております。
議案第5号、令和6年度姫路市介護保険事業特別会計予算は、保険給付費、地域支援事業費などで、総額484億271万1,000円を計上いたしております。
議案第6号、令和6年度姫路市後期高齢者医療事業特別会計予算は、広域連合納付金、保健事業費などで、総額95億5,195万2,000円を計上いたしております。
議案第7号、令和6年度姫路市奨学学術振興事業特別会計予算は、奨学事業、学術振興事業などに要する経費で、総額3,862万4,000円を計上いたしております。
議案第8号、令和6年度姫路市財政健全化調整特別会計予算は、特別会計等財政健全化調整基金積立金などで、総額7億5,575万3,000円を計上いたしております。
以上で、特別会計予算の説明を終わります。
続きまして、各企業会計予算についてご説明申し上げます。
議案第9号、令和6年度姫路市水道事業会計予算についてご説明申し上げます。
収益的収入及び支出でございますが、収入につきましては124億5,043万2,000円を、支出につきましては107億7,355万6,000円を計上いたしております。
資本的収入及び支出につきましては、施設・設備の建設改良費などで94億7,550万6,000円の支出を見込んでおり、その財源といたしましては、企業債、補助金及び出資金等を予定いたしております。
その他、債務負担行為、企業債、一時借入金の限度額、予定支出の各項の経費の金額の流用、議会の議決を経なければ流用することのできない経費、他会計からの補助金、棚卸資産購入限度額について定めております。
次に、議案第10号、令和6年度姫路市下水道事業会計予算についてご説明申し上げます。
下水道事業、コミュニティ・プラント事業及び集落排水事業を合わせました収益的収入及び支出でございますが、収入につきましては203億7,640万8,000円を、支出につきましては201億428万4,000円を計上いたしております。
資本的収入及び支出でございますが、支出につきましては、施設・設備の建設改良費、企業債償還金などで186億7,656万9,000円の支出を見込んでおり、その財源といたしましては、企業債、補助金及び出資金等を予定いたしております。
その他、債務負担行為、企業債、一時借入金の限度額、予定支出の各項の経費の金額の流用、議会の議決を経なければ流用することのできない経費、他会計からの補助金、棚卸資産購入限度額について定めております。
以上をもちまして、令和6年度姫路市各会計の予算の説明を終わります。
続きまして、議案第11号、令和5年度姫路市一般会計補正予算(第7回)についてご説明申し上げます。
歳入歳出予算の補正は24億9,255万円の増額でございまして、補正後の予算規模は2,407億1,284万9,000円となっております。
それでは、歳出からご説明申し上げます。
総務費につきましては、物価高騰に対応する私立大学を支援するため、高等教育推進経費に990万円を、国の定額減税対応に係るシステム改修経費として、賦課徴収事務費に1,650万円をそれぞれ計上いたしております。
民生費につきましては、国の物価高騰対策に伴う生活者支援事業として、価格高騰生活支援給付金給付事業費に12億3,800万円を、物価高騰に対応する各種福祉施設を支援するため、福祉施設等物価高騰特別対策給付金事業費として心身障害者福祉費に6,975万円を、児童育成費に6,080万円を、老人福祉費に1億8,160万円を、市独自の子育て世帯支援事業として、子育て応援臨時給付金給付事業費に9億1,600万円をそれぞれ計上いたしております。
次に、歳入についてご説明申し上げます。
国庫支出金につきましては、市単独事業の財源として、国が交付予定の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を計上いたしております。
繰越金につきましては、今回の補正に係る所要一般財源を補正しようとするものでございます。
次に、繰越明許費の補正についてご説明いたします。
価格高騰生活支援給付金給付事業費給付事務費など5事業につきまして、本年度内に事業の完了見通しが得られないため、これを翌年度に繰り越して執行いたしたく、繰越しの予算措置をお願いするものでございます。
続きまして、議案第12号、令和5年度姫路市一般会計補正予算(第8回)についてご説明申し上げます。
歳入歳出予算の補正は90億806万1,000円の増額でございまして、補正後の予算規模は2,497億2,091万円となっております。
それでは、歳出からご説明申し上げます。
総務費につきましては、国の補正予算に伴う補助事業費の増により、窓口機器運用費に1,812万2,000円を計上いたしております。
民生費につきましては、障害福祉サービス給付費の増等に伴う事業費の増により、介護給付費に1億1,891万円を、障害者相談支援事業における過年度の消費税追納等への対応に係る経費として、相談支援機能強化事業費に1,807万8,000円を、障害児等療育支援事業費に68万7,000円を、給付費単価の増額に伴う給付費の増により、私立施設教育・保育給付費に4億4,378万5,000円を、申請者の増等に伴う事業費の増により、少子化対策事業費に409万6,000円を、インフルエンザ等の流行による医療費の増等に伴う事業費の増により、乳幼児医療助成事業費に1億6,468万4,000円を、こども医療費助成事業費に1億80万7,000円を、居宅介護サービス費の増等により、介護保険事業特別会計繰出金に1億1,599万4,000円を、対象者の増等に伴う扶助費の増により、生活保護費に1億9,930万円をそれぞれ計上いたしております。
農林水産業費につきましては、国の補正予算に伴う補助事業費の増により、強い水産業づくり推進事業費に1,293万円を、県営土地改良事業負担金に9,401万円を、森林環境整備基金への積立金として700万円をそれぞれ計上いたしております。
商工費につきましては、物価高騰の影響を受けた消費者支援事業として、プレミアム付き商品券事業費に8億1,000万円を、燃料価格の高騰に対応する運送事業者を支援するため、トラック運送事業者燃料価格高騰対策事業費に4,700万円を、国の補正予算に伴う補助事業費の増により、姫路城管理費の整備事業費に8,000万円をそれぞれ計上いたしております。
土木費につきましては、国の補正予算等に伴う補助事業費の増により、手柄山中央公園整備事業費に10億円を計上いたしております。
また、国の内示減などにより、地方街路整備事業費を2億5,000万円減額いたしております。
教育費につきましては、市単独事業として、市立小・中学校及び特別支援学校における給食費改定分を公費負担するため、学校給食運営経費に9,538万2,000円を、北部学校給食センター運営経費に2,347万5,000円を、南部学校給食センター運営経費に2,739万3,000円を、夢前学校給食センター運営経費に547万円を、家島学校給食センター運営経費に88万円を、国の補正予算に伴う補助事業費の増により、小学校費では、校舎整備事業費10億2,116万9,000円、屋内運動場整備事業費3億8,689万3,000円、造成整備事業費2億1,750万9,000円、給食室整備事業費3億9,299万円を、中学校費では、校舎整備事業費2億8,530万円、屋内運動場整備事業費7億2,211万9,000円、造成整備事業費6,989万9,000円を、スポーツ振興費では、施設整備費2億円をそれぞれ計上いたしております。
諸支出金につきましては、普通交付税の追加交付に伴う追加積立金として、減債基金費の基金積立金に5億7,417万9,000円を、今後の公共施設整備に必要な財源を確保するため、新たに設置する公共施設整備基金の積立金として20億円をそれぞれ計上いたしております。
次に、歳入についてご説明申し上げます。
国庫支出金につきましては、歳出でご説明いたしました補助事業の財源として、制度に基づき計上するとともに、市単独事業の財源として、国が交付予定の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を計上いたしております。
県支出金につきましては、歳出でご説明いたしました補助事業の財源として、制度に基づき計上いたしております。
分担金及び負担金につきましては、県営土地改良事業に伴う分担金を計上いたしております。
市債につきましては、事業の財源として制度に基づき計上いたしております。
繰入金につきましては、21世紀都市創造基金からの繰入金のほか、今回の補正に係る所要一般財源として財政調整基金繰入金を補正しようとするものでございます。
また、地方交付税につきましては、追加交付分等を増額するほか、繰越金につきましても、今回の補正に係る所要一般財源として補正しております。
次に、繰越明許費の補正は、一般管理費の報酬給与費など68事業につきまして、本年度内に事業の完了見通しが得られないため、これを翌年度に繰り越して執行いたしたく、繰越しの予算措置をお願いするものでございます。
また、地方債の補正は、今回の補正に係る借入限度額の変更をお願いしようとするものでございます。
続きまして、議案第13号、令和5年度姫路市卸売市場事業特別会計補正予算(第1回)についてご説明申し上げます。
繰越明許費でございますが、市場施設整備事業費につきまして、本年度内に事業の完了見通しが得られないため、これを翌年度に繰り越して執行いたしたく、繰越しの予算措置をお願いするものでございます。
続きまして、議案第14号、令和5年度姫路市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1回)についてご説明申し上げます。
事業勘定の歳入歳出予算の補正は17億2,453万4,000円の増額で、補正後の予算規模は536億7,980万7,000円となっております。
歳出からご説明申し上げますと、一般被保険者に係る療養給付費の増により、一般療養給付費に13億4,892万3,000円を、一般被保険者に係る高額療養費の増により、一般高額療養費に3億7,561万1,000円をそれぞれ計上いたしております。
歳入につきましては、県支出金を制度に基づき計上いたしております。
続きまして、議案第15号、令和5年度姫路市介護保険事業特別会計補正予算(第2回)についてご説明申し上げます。
歳入歳出予算の補正は9億4,295万2,000円の増額で、補正後の予算規模は473億1,950万円となっております。
歳出からご説明申し上げますと、サービス利用者の増により、居宅介護サービス費に9億2,744万円を、介護サービス等諸費の審査支払手数料に51万2,000円を、前年度概算交付の実績精算経費として、過年度国県支出金等返還金に1,500万円をそれぞれ計上いたしております。
次に、歳入につきましては、国庫支出金、県支出金、支払基金交付金及び繰入金を制度に基づき計上いたしております。
最後に、議案第16号、令和5年度姫路市奨学学術振興事業特別会計補正予算(第1回)についてご説明申し上げます。
歳入歳出予算の補正は400万円の増額で、補正後の予算規模は4,314万2,000円となっております。
歳出からご説明申し上げますと、奨学費の基金積立金に400万円を計上いたしております。
歳入につきましては、寄附金を計上いたしております。
以上、簡単ではございますが、令和6年度予算並びに本年度補正予算の説明を終わります。
何とぞよろしくご審議いただき、原案にご議決賜りますようお願い申し上げます。
○三輪敏之 議長
和田副市長。
◎和田達也 副市長 (登壇)
引き続きまして、私からは、一般議案並びに報告案件についてご説明申し上げます。
議案第17号、姫路市公共施設整備基金条例につきましては、市が設置する公共施設の整備及び改修に要する経費に充てるため、同基金を設けようとするものでございます。
議案第18号、アイランドハウスいえしま荘民間活用事業者選定委員会条例につきましては、アイランドハウスいえしま荘の民間活用事業者の選定に関する事項について審議、審査をするため、同委員会を設置しようとするものでございます。
議案第19号、姫路市新美化センター整備基本計画検討委員会条例につきましては、姫路市新美化センター整備基本計画の策定について調査審議をするため、同委員会を設置しようとするものでございます。
議案第20号、姫路市女性自立支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例につきましては、困難な問題を抱える女性への支援に関する法律が制定され、従来の婦人保護施設に代えて困難な問題を抱える女性の保護及び自立支援を目的とする女性自立支援施設を設けることとされたことに伴い、当該施設の設備及び運営等に関する基準を定めようとするものでございます。
議案第21号、姫路市墓地等の経営の許可等に関する条例につきましては、墓地、納骨堂及び火葬場の安定的かつ永続的な経営を確保し、周辺環境との調和を図るため、墓地等の経営等の許可に係る手続、基準等を定めようとするものでございます。
議案第22号、姫路市職員定数条例の一部を改正する条例につきましては、児童福祉法の改正に伴い、こども家庭センター等の子育て世帯に対する包括的な支援のための体制強化を図るため、福祉事務所の定員を増員しようとするものでございます。
議案第23号、姫路市職員退職手当条例の一部を改正する条例につきましては、一般職の常勤職員として在職した者が引き続き地方公営企業の管理者等となった場合における退職手当の算定について、勤続期間の終期となる年齢を常勤職員の定年年齢と同様に、段階的に65歳まで引き上げようとするものでございます。
議案第24号、姫路市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例につきましては、国家公務員の医師に対する初任給調整手当が改定されたことを踏まえ、医師手当の額を引き上げようとするものでございます。
議案第25号、姫路市職員の育児休業等に関する条例及び姫路市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、地方自治法の改正により、会計年度任用職員に対する勤勉手当の支給が可能とされたことに伴い、会計年度任用職員に支給する給与の種類に勤勉手当を加えるとともに、国家公務員の給与改定を踏まえ、会計年度任用職員の給料について増額改定をしようとするものでございます。
議案第26号、姫路市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の一部を改正する条例につきましては、地方自治法の改正に伴い、必要な規定整理をしようとするものでございます。
議案第27号、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例につきましては、令和5年度末をもって廃止する事務を特定個人情報利用事務から除外するとともに、住民票を利用する特定個人情報利用事務の特定個人情報に住民票関係情報を加えるほか、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴う規定整理をしようとするものでございます。
議案第28号、姫路市戸籍手数料等徴収条例の一部を改正する条例につきましては、戸籍法が改正され、戸籍及び除籍に係る電子証明書提供用識別符号の発行事務が新設されたことに伴い、当該発行事務に係る手数料を定めるほか、必要な規定整理をしようとするものでございます。
議案第29号、姫路市霊苑えい地清掃基金条例の一部を改正する条例につきましては、令和5年度末をもって都市開発整備事業会計を廃止することに伴い、同会計において実施していた市立霊苑に係るえい地永代使用料の還付及び霊苑施設等の整備を基金の設置目的に加えるほか、必要な規定整理をしようとするものでございます。
議案第30号、姫路市立家島老人の家条例の一部を改正する条例につきましては、令和5年度末をもって、姫路市立家島宮老人の家、家島真浦老人の家及び家島男鹿老人の家を廃止しようとするものでございます。
議案第31号、姫路市立老人福祉センター条例の一部を改正する条例につきましては、令和5年度末をもって姫路市立香寺健康福祉センターを廃止するほか、同センターの廃止に伴う規定整理をしようとするものでございます。
議案第32号、姫路市農村公園条例の一部を改正する条例につきましては、令和5年度末をもって、姫路市農村公園の指定管理者による管理を廃止することに伴い、必要な規定整理をしようとするものでございます。
議案第33号、姫路市福祉医療費助成条例の一部を改正する条例につきましては、子育てにおける経済的負担を軽減し、安心して子育てができる環境を整備するため、こども医療費助成に関する所得制限及び多子世帯の要件を撤廃し、自己負担のないこども医療費助成の対象を18歳以下の全ての子どもに拡大するほか、児童福祉法の改正に伴う規定整理をしようとするものでございます。
議案第34号、姫路市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例につきましては、指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める厚生労働省令等が改正され、就労選択支援の事業が創設されたこと等に伴い、姫路市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例ほか4条例について省令等と同様の改正をするほか、必要な規定整理をしようとするものでございます。
議案第35号、姫路市介護保険法に係る事務手数料徴収条例の一部を改正する条例につきましては、介護保険法が改正され、指定介護予防支援事業者の指定対象に指定居宅介護支援事業者が加えられたことに伴い、当該指定の申請及び更新の審査事務に係る手数料を定めようとするものございます。
議案第36号、姫路市社会福祉事業施設条例の一部を改正する条例につきましては、令和6年度から姫路市立つくし児童園及び白鳥園を統合し、こども発達支援センターを設置しようとするものでございます。
議案第37号、姫路市介護保険条例の一部を改正する条例につきましては、離島部における介護サービスを確保するため、市町村特別給付として離島部介護サービス費に関する規定を設けるとともに、令和6年度から令和8年度までの各年度における第1号被保険者の保険料率について定めるほか、介護保険法施行令等の改正に伴う規定整理をしようとするものでございます。
議案第38号、姫路市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営等に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例につきましては、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める厚生労働省令が改正され、身体的拘束等の適正化の推進及び管理者の兼務範囲の明確化に係る規定が設けられたこと等に伴い、姫路市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営等に関する基準を定める条例ほか12条例について省令と同様の改正をしようとするものでございます。
議案第39号、姫路市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、困難な問題を抱える女性への支援に関する法律が制定されたことに伴い、必要な規定整理をしようとするものでございます。
議案第40号、姫路市建築確認申請手数料等徴収条例の一部を改正する条例につきましては、建築基準法施行令が改正され、既存不適格建築物について、安全性等の確保を前提に、現在の建築基準を適用せず大規模修繕等を行うことができる特例認定制度が新設されたことに伴い、当該特例認定の申請に係る事務手数料を定めるほか、租税特別措置法等の改正により特定の民間再開発事業制度が廃止されたこと等に伴う規定整理をしようとするものでございます。
議案第41号、姫路市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の一部を改正する条例につきましては、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るため、行政手続等の原則オンライン化のために必要な規定整備をしようとするものございます。
議案第42号、姫路市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、令和6年度から置塩南地区玉田エリアにおけるコミュニティ・プラント事業を公共下水道事業に統合することに伴い、コミュニティ・プラント事業処理区域を変更するほか、地方自治法の改正に伴う規定整理をしようとするものでございます。
議案第43号、姫路市消防団条例の一部を改正する条例につきましては、姫路市家島町消防団の消防団員の報酬について、他の消防団と消防団業務の負担について比較衡量し、負担に応じた額に増額しようとするものでございます。
議案第44号、姫路市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例につきましては、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令が改正され、消防団員及び消防作業従事者等に対する損害補償の金額の算出基礎となる補償基礎額が引き上げられたことに伴い、政令と同様の改正をしようとするものでございます。
議案第45号、姫路市火災予防条例の一部を改正する条例につきましては、建築基準法が改正され、防火規制の対象となる部分の名称が主要構造部から特定主要構造部に改められたことに伴い、必要な規定整備をしようとするものでございます。
議案第46号、姫路市消防事務手数料徴収条例の一部を改正する条例につきましては、地方公共団体の手数料の標準に関する政令が改正され、手数料の標準額が改定されたことに伴い、同令に準じて特定屋外タンク貯蔵所の設置許可申請に係る審査事務の手数料を引き上げようとするものでございます。
議案第47号、姫路市敬老金条例を廃止する条例につきましては、令和5年度末をもって敬老金の支給を廃止しようとするものでございます。
議案第48号、姫路市都市開発事業及び都市整備事業に地方公営企業法の財務規定等を適用する条例及び姫路市都市開発事業及び都市整備事業の設置等に関する条例を廃止する条例につきましては、令和5年度末をもって、地方公営企業としての都市開発事業及び都市整備事業を廃止しようとするものでございます。
議案第49号、包括外部監査契約の締結につきましては、公認会計士の合田幹孝氏と、監査の実施及び監査結果に関する報告を内容とする包括外部監査契約を締結しようとするものでございます。
議案第50号、姫路市立
家島交流センターに係る指定管理者の指定につきましては、姫路市立
家島交流センターの指定管理者として、いえしまコンシェルジュ株式会社を指定しようとするものでございます。
議案第51号、市道路線の認定及び廃止につきましては、13路線を市道として認定するとともに、3路線を路線認定替え等により廃止しようとするものでございます。
議案第52号、公有水面埋立てに関する意見につきましては、兵庫県が本市姫路港浜田地区において施行する公有水面の埋立てについて、兵庫県知事から意見照会があったため、当該埋立てについては、地域産業の活性化、港湾機能の効率化、しゅんせつ
土砂処分場の確保による港湾機能の維持等のために必要である旨回答しようとするものでございます。
報告第1号から第9号までは、いずれも専決処分の報告についてでございまして、市長の専決処分事項に関する条例の規定に基づき、法律上市の義務に属する損害賠償額の決定及び市営住宅の管理上必要な和解について専決処分いたしましたので、そのご報告をするものでございます。
以上で、一般議案並びに報告案件の説明を終わります。
何とぞよろしくご審議いただきまして、原案にご議決賜りますようお願い申し上げます。
○三輪敏之 議長
佐野副市長。
◎佐野直人 副市長 (登壇)
失礼いたします。
先ほど議案のご説明を申し上げましたが、2点につきまして訂正をお願いいたします。
まず、特別会計7会計の総額を1,134万と申し上げましたが、正しくは1,134億でございます。
次に、令和5年度姫路市介護保険事業特別会計補正予算(第2回)の議案番号を16号と申し上げましたが、正しくは15号でございます。
誠に申し訳ございませんでした。
○三輪敏之 議長
提案理由の説明は終わりました。
これより日程第5、議案第11号及び議案第28号について質疑に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○三輪敏之 議長
ご発言がありませんので、質疑を終了します。
この際お諮りします。
本件については、委員会付託を省略したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○三輪敏之 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより討論に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○三輪敏之 議長
ご発言がありませんので、討論を終了します。
これより採決に入ります。
議案第11号、令和5年度姫路市一般会計補正予算(第7回)及び議案第28号、姫路市戸籍手数料等徴収条例の一部を改正する条例について、以上2件をまとめて採決します。
本件は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○三輪敏之 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○三輪敏之 議長
以上で本日の日程は終了しました。
お諮りします。
明日16日から25日までの10日間は、議案調査等のため休会したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○三輪敏之 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
次の本会議は、26日午前10時から再開します。
本日はこれで散会します。
どうもありがとうございました。
午前11時24分散会
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地方自治法第123条第2項により署名する。
姫路市議会議長 三 輪 敏 之
会議録署名議員 阿 野 れ い 子
同 井 上 太 良
同 西 村 し の ぶ...