姫路市議会 2022-12-08
令和4年12月8日経済観光委員会−12月08日-01号
◎答
大体はマイナーチェンジである。
マラソン大会を実施して不便だったところを変更したり、よりよい
コースとなるように若干の変更を行ったところが大半である。
ただし、
神戸マラソンのように大きく変えたところもある。
◆要望
どのような
コースにしても
交通規制はかかるし、今の
コースは
ランナーの評判がよいと聞いている。
コース変更については、市民の意見も聞かなければならないが、
ランナー等様々な人からの意見を聞きながら、しっかりと検討してもらいたい。
◆問
令和4年12月12日から令和5年3月24日まで、
姫路城が
夜間照明設備改修のため消灯される件に関して、「
照明設備の
改修工事中とはいえ全面的に
世界遺産の照明を消すのは問題ではないのか。」また、「姫路市は
世界遺産を持っているという自覚がない。」といった指摘を受けた。
姫路城世界遺産登録30周年
記念事業を展開しようという時期でもあり、サーチライトをリースするなど、工事中であっても明かりを絶やさないような対策が必要ではないのか。
◎答
姫路城夜間照明設備改修工事は、
連立天守群とやぐら・石垣等の2エリアに分けて工事する。令和4年度は、
連立天守群にある11基の投光器を改修するため、西の丸ややぐら、石垣の照明が残っている。
ただ、令和5年2月から試験点灯して、
世界的照明デザイナーである
石井幹子氏の
デザイン事務所が、1基当たり120ほどあるランプの1つ1つを細かく調整する予定である。光の種類が異なるLEDに更新するため色や角度等の調整が必要であり、西の丸の照明があると
照明テストの邪魔になる。テストのときは、西の丸の照明を消して、
連立天守群だけが照らされる形になる。
姫路城は世界に誇る
文化遺産であり、我々としても、
連立天守群の
ライトアップをできるだけ長く続けたいと考えている。既に照明を取り外しているところに仮設材を設置するなどして
ライトアップを続けているが、これ以上続けると工事全体に影響が出る。12月11日までが限界である。
現在、
年末年始に姫路へ帰省する人のために姫路駅から見える方向だけでも
ライトアップできないか検討しているところである。
◆問
点検や調整をずっと行うわけではないと思う。
差し支えがないときに、11基ある投光器のうち取替えが終わったものを点灯するなど、やり方次第でできることがあると思う。検討してもらいたいがどうか。
◎答
照明の調整に加えて、新たなシステムへの入替えのため、
消灯期間が必要になる。
その間、別のライトを設けることも検討してきたが、照度が足りず
姫路城をきれいに見せるのが難しい。
石井幹子デザイン事務所とも話し合ったが、市民が誇りを持つ
姫路城を美しく見てもらいたいため、
消灯期間を設けた次第である。
年末年始には工夫して何かできないか検討している。
◆要望
よく検討してもらいたい。
◆要望
千姫の
NHK大河ドラマ化は大きな目標である。没後の節目の年には千姫のPRに取り組んでもらいたい。
◆要望
東京オリンピック・パラリンピックのときも思ったが、
FIFAワールドカップカタール大会で日本が非常に大きく盛り上がり、改めて
スポーツの持つ魅力を感じた。姫路市は、市内の
女子バレーボールチームや
女子サッカーチームを支援しているが、
ワールドカップや
オリンピックの
出場選手を本市から輩出できるよう、青少年を含めた
スポーツの取組も強化してもらいたい。
◆問
アクリエひめじは舞台がすばらしく、多くの
イベントや公演が行われているが、
駐車場から出庫するのに時間がかかる点が残念である。何度か利用したが、渋滞で出庫に30分以上かかった。それを嫌って途中で帰ってしまう人もいた。出口をもう1か所つくってもらいたいがどうか。
◎答
アクリエひめじの
駐車場の混雑については、常々言われているが、大
規模施設ができても周辺の交通に影響が出ないようにするというのが警察の考え方であり、アクリエひめじの
駐車場の出口は2つと決められた。当初、兵庫県は出口は1つでよいという意見だったが、それではもたないため交渉して何とか2つ確保できたというのが実情である。
出庫の時間帯に係員を配置したり、
事前精算機の利用を勧めるなどして、1台当たりの出庫にかかる時間をできるだけ短縮するよう努めているところである。令和4年度に
事前精算機を1台追加しようと入札を行ったが、不調に終わった。
事前精算機がもう1台増えれば、出庫にかかる時間を1〜2割短縮できると思われる。
また、アクリエひめじは、まちの
にぎわい創出を目的とした施設であるため、アクリエひめじを訪れてそのまま帰るのではなく、周辺の
駐車場に止めて買物なども楽しんでもらいたいと考えている。
令和5年4月から
兵庫県立はりま姫路総合医療センターがフルオープンされる予定であり、周辺の
混雑状況がひどくなるようであれば、県と協議をしなければならないと考えている。
◆要望
アクリエひめじに気持ちよく来てもらい、気持ちよく帰ってもらいたいと思う。スムーズに出庫できるような方法を検討してもらいたい。
◆問
本
会議答弁で、新
動物園の
候補地を手柄山
中央公園と明言していたが、いつ頃、誰が
候補地を決めたのか。
◎答
本会議の答弁で配慮に欠けた部分があり、申し訳ない。
令和2年度、
特別史跡姫路城跡保存活用計画検討専門部会において、
姫路市立動物園の
あり方検討についての
報告書がまとめられた。
報告書では、
動物園の
移転存続が適当として、新
動物園の
基本コンセプトを「
感動体験・魅せる
動物園」とし、
動物福祉に対応した
飼育環境を整え、園児や児童の好奇心を呼び起こし、市民が親しむ憩いの場として整備することが示されている。また、
交通アクセスのよい立地とすることや市内に
大型動物園があることから小規模であること、水族館や
植物園等との複合化などの提案もあった。
一方、平成28年度に策定した手柄山
中央公園整備基本計画では、2期
整備計画として、
温室植物園と緑の相談所との機能を統合させた新
植物園を整備することとしていたが、事業の進捗や
社会情勢の変化等を踏まえ、見直しが必要であると考えていた。
これまで、
動物園移転と手柄山
中央公園整備を別々に検討していたが、新
動物園が
セントラルパーク等の民間と競合するようなことは避けるべきであること、また、厳しい
財政状況の中、生き物を扱う
動物園、水族館、
植物園を一体で検討するべきではないかという考えの下、令和4年度からPark−
PFI等の
民間活力の活用も視野に入れて、手柄山
中央公園を
候補地の1つとして検討を始めたところである。
◆問
そのようなことは本会議で明らかにするのではなく、前もって本
委員会へ報告して議論するべきであると思うがどうか。
◎答
手順としてよくはなかったかもしれない。しかし、
動物園の移転は昭和の時代からの課題であり、なかなか先に進まない状況が続いていた。とにかく一歩でも進みたいという思いから、現在検討している
候補地を挙げて答弁した。
◆問
文化センターの跡地には、
植物園が整備されるとか
動物園が移転してくるといったうわさがある中、本会議で
動物園の
移転候補地は手柄山
中央公園と答弁すると、新聞等で報道されて、市民はそこに決定したと思ってしまう。実際、市民から
動物園は手柄へ行くのですよねと尋ねられた。
候補地は手柄山
中央公園以外ないという理解でよいのか。
◎答
まず最も利便性が高いと思われる手柄山
中央公園への移転を検討しているが、決定ではない。
◆要望
本会議で
動物園を郊外へ移転させてはどうかという提案に対して、郊外への移転は考えていないとの答弁であった。すると、郊外への移転について調査、検討したのかと聞きたくなる。しかし、そのような議論を本会議ですること自体が間違いで、
委員会でするべきであると思うので、気をつけてもらいたい。
観光スポーツ局終了 11時15分
【
予算決算委員会経済観光分科会(
観光スポーツ局)の審査】
産業局(
農業委員会事務局同席) 11時26分
付託議案説明
・議案第114号 姫路市
中央卸売市場条例の一部を改正する条例について
・議案第132号
姫路市立グリーンステーション鹿ケ壺に係る
指定管理者の指定について
報告事項説明
・
農業委員・
農地利用最適化推進委員の募集等について
・
特定漁港漁場整備事業計画の
進捗状況等について
・
中央卸売市場移転再
整備事業の
進捗状況について
・
緊急経済対策(
産業局所管事業)について
・「(仮称)道の駅姫路」
整備事業の
進捗状況について
休憩 12時16分
再開 13時11分
質疑・質問 13時11分
◆問
議案第114号、姫路市
中央卸売市場条例の一部を改正する条例において、現行では「市場において使用する電話、電気、
水道等の費用は
使用者の負担とする。」となっているものに新たにガスを追加しようとしているが、これまで
使用者は
ガス使用量を負担していなかったのか。
◎答
電気、ガス、
水道等の
光熱水費は各
事業者が使用した分を負担している。
電気や
水道等に関しては、一旦
電力会社や
上下水道局から
開設者にまとめて請求が来て、
開設者が各
事業者から集金した後、一括払いしている。
卸売市場事業特別会計を通して支払うため条例で定められている。
ガスに関しては、現市場ではプロパンガスを使用しているため各自で支払っている。新市場では
都市ガスになり、
電気料金等と同様の
支払い方法となるため、必要な
規定整備をしようとするものである。
◆問
姫路市
中央卸売市場条例の附則において、10年にわたる
施設使用料の
激変緩和措置を規定しようとしている。10年の間に景気がよい方向へ向かい、
卸売市場の
取扱数量も
右肩上がりに増えていけばよいと思うが、もし10年後も
激変緩和措置を続ける必要があれば、延長も考えられるのか。
◎答
まずは市場の
取扱数量を増やすのが一番である。新市場は
輸出向けの
HACCP等対応施設であり、
開設者として、
事業者が
輸出数量の増加や他分野への
事業拡大等を図れるような支援策を検討している。
現在は、
新型コロナウイルス感染症や
ウクライナ情勢の影響から、
事業者が厳しい状況に置かれている上、新市場への移転に手いっぱいであるが、移転した後には、
事業者と話し合いながら
支援事業を実施して、市場の
活性化に向けた取組を進めていきたいと考えている。
ただし、10年先のことは分からない。
施設使用料については、
激変緩和措置も含めて40年のシミュレーションを行い判定している。景気が悪いからといって延長しようとしても、必要なお金を捻出できない。簡単に
一般会計から繰り入れするわけにはいかない。現時点では、
開設者も
事業者と一緒に頑張っていくとしか言いようがない。
◆要望
事業者とともに市場全体の
取扱数量を増やす戦略を考えてもらいたい。
◆問
新市場の
施設使用料は、現行の約4倍になるところもあるという説明があった。当然、
事業者には十分説明して納得してもらっていると思うが、どのような話合いが行われたのか。
◎答
築65年の老朽化した解放型の施設から、
コールドチェーンが確保され高度な品質・
衛生管理が可能な
閉鎖型施設になる。新市場は、現市場では空調がない区画にも空調が入るようになることなどもあって
使用料が高くなるが、上限を設けて抑えるようにしており、
場内事業者と何度も協議した中で決定したものである。
例えば、平成30年10月に最初の
概算金額の説明を行い、あるいは、令和4年2月に
国庫補助金の
交付決定があったので
使用料がこれぐらいになると説明したように、その都度
事業者と協議してきた。令和4年11月に最終案と
激変緩和措置を合わせて説明し、
事業者から納得を得た上で改正しようとしている。
◆要望
市場の移転に関しては、長い間、
事業者等と何度も話し合いながら進めてきて、本当に大変だったと思う。今後も丁寧に対応してもらいたい。
◆問
6年ほど前に
農業委員を務めていたが、
農業委員会総会では毎回、農地の減少や農家の後継者不足、農地転用など様々な問題を協議していた。任期満了に伴い
農業委員を19人、
農地利用最適化推進委員を36人募集するとのことであるが、農業が厳しい状況にある中で、この人数でやっていけるのか。
◎答
農業委員及び
農地利用最適化推進委員の定数は、姫路市
農業委員会の委員及び
農地利用最適化推進委員の定数を定める条例により定められている。また、同条例は
農業委員会等に関する法律に基づき定められている。
農業委員等の業務が多いからといって人数を増やすのは難しい。
業務については、
農業委員等と農区総代や
事務局と連携して対応しているので、
農業委員等から人員が足りないという声は聞いていない。
◆問
新市場への引っ越しに当たり、現市場の冷蔵庫等を撤去しなければならないと思うが、
事業者が対応するるのか。
◎答
現時点で、
事業者が必ず対応できるとは言い難い。
事業者に片づけてもらわなければならないものは当然あるが、建物に付随して切り離せないものについては市の廃棄物として処分しようと考えており、令和5年度予算を要求している。
◆問
新市場の開場までに、
事業者による引っ越し作業は間に合うのか。
◎答
事業者が引っ越しの支援策を利用しながら対応する形になる。
◆問
市場移転後、更地にする間も借地料が発生するのか。もし用地取得交渉が長引けば、その間、借地料は発生し続けるのか。
◎答
令和5年の秋頃から現市場の解体工事に入り、7年の秋頃に終了する予定である。解体工事が終わり更地になれば、借地料は発生しない契約になっている。
覚書には、更地にした後、区画整理するとあるが、新設する市立高校の用地として全て購入する方針であるため、区画整理を行わない方向で考えている。よって、基本的に契約の延長はないと考えている。
◆要望
今後の用地取得交渉におけるトラブルとならないよう、土地所有者との話合いの際には、借地料の支払い期間等について、しっかりと丁寧に説明してもらいたい。
◆問
現在、
農業委員の中に農業者はどれぐらいいるのか。
◎答
農業委員は
農業委員会委員選考
委員会が、
農地利用最適化推進委員は
農地利用最適化推進委員選考
委員会が、農業者、農区総代等から推薦された人や自身で応募した人の中から選考する。
地域の事情に精通した人でなければ務まらないので、農区の中で調整して推薦された人が大半である。
◆問
農業委員が公選制であったとき、議員として
農業委員に選出される以外にも、地元等からの推薦で
農業委員になる議員がいたが、今はどうなのか。
◎答
農業委員19人中、1人は農業者ではない中立的な立場の人としなければならない。
◆問
中立的な立場とは、学識者を指しているのか。
◎答
農業に従事していないことが条件になる。
◆問
今は
農業委員の中に議員はいないという理解でよいのか。
◎答
農業委員に関してはいない。
◆問
農業委員ではなく、
農地利用最適化推進委員にはいるのか。
◎答
1人いる。
◆意見
本人の判断になるのかもしれないが、議員と兼ねないほうがよいと思う。
◆問
議案第132号、
姫路市立グリーンステーション鹿ケ壺に係る
指定管理者の指定について、令和5年度から3年間を指定期間としているが、現在の指定期間も3年なのか。
◎答
3年前から産業局が所管しており、指定期間を3年としている。教育
委員会が所管していたときは5年間だった。
◆問
グリーンステーション鹿ケ壺に限らず指定管理を行わせている施設について、指定期間が終了した後に成果等を確認し、評価しているのか。
◎答
年度ごとに
指定管理者から事業
報告書が提出されるので、施設がきちんと管理されているか、
利用者数が伸びているか、また、
指定管理者が
利用者に行ったアンケート結果や要望等についてどのように対応したのか等を確認している。
また、監査委員による
指定管理者監査を受けている。その中で、局内に多数ある指定管理施設について、管理の形態として
指定管理者制度を取るのがよいのかという視点から指摘を受けている。
指定管理者の更新等の節目には、監査の指摘や管理運営の在り方、経費の妥当性等を踏まえて、指定管理を続けるのか、あるいは業務委託に変えていくのかといった検討を進めている状況である。
◆要望
グリーンステーション鹿ケ壺の
指定管理者については地域団体が最適ではないかと思う。同施設に関してではないが、
指定管理者候補者の選定に当たっては、第三者も入った
指定管理者選定委員会でしっかりと選んでいるので、指定期間終了後も、第三者機関が客観的に評価して、その内容を次の
指定管理者候補者選定の判断材料にするほうがよいと思っている。検討してもらいたい。
◆問
市場跡地の用地取得に向けた作業は産業局が行うのか。
◎答
今、地権者との窓口は産業局の中央
卸売市場しか持っていないので、まず市場が地権者への
説明会を開催する。
説明会において、現市場の解体や土地賃貸借契約の解除については産業局が、跡地にどのような高等学校をつくるのかという部分については教育
委員会が説明する。
用地取得を行う部署が教育
委員会になるのか市長部局になるのかまだ分からないが、産業局が学校用地の取得に当たるのはあり得ないと考えている。
ただし、現時点で学校用地取得のための組織がないので、土地所有者からどうしても売却したいという申出があれば、市場が
卸売市場特別会計から購入することになると思う。しかし、借地権割合があるため、評価額の4割で市が購入することになる。賃貸借契約終了まで待てば10割になり、また、2年を予定している解体工事期間も借地料が発生するので、基本的に用地取得は2年後になると思う。
◆問
中央卸売市場移転再
整備事業を背景として、松岡議員から地元関連の要望を実現するよう様々な不当要求行為があった。もうすぐ新市場新築工事が完了するなど事業が進む中で、これまで浮上した問題以外に何もなかったのか。
◎答
特別
委員会等で調査された事案以外に、新たに発生したものはない。
◆問
地元と市の間で、いろいろな話合いをしてきたと思うが、地元から要求が通らなければ協力しないといったことはなかったのか。
◎答
地元とは、市場は地元の
活性化につながる施設なので一緒に
活性化に向けて頑張ろうという話合いを続けている。話合いの中では、市場移転によって交差点が移動されたので変更箇所に案内板を設置してほしいといった要求があり、対応済みであるが、不当な要求はない。今後、道路の補修等ほかの地区でもあるような要望を出されると思う。
地元との関係は、一度壊れてしまったのでなかなか難しいものがあるが、現状、かなり修復しつつある。
事業者と地元が仲よくならなければ地元の
活性化につながらないと思うので、市が仲立ちしているところである。
◆問
新市場が開場する令和5年3月以降に、
自治会費や協賛金等が発生するのか。
◎答
自治会費等については、地元
自治会と
事業者で話し合ってもらうことなので、市は関与しない。特別
委員会でも、市がそのようなことに関して双方の間に立ってはいけないと言われている。
◆問
東ルートは計画中止となったが、地元から再要求する声は上がっていないのか。
◎答
現在のところ、聞いていない。
以前に市長が地元へ説明に出向いたときに、渋滞すれば新たな対策を検討する必要があり、播磨臨海地域道路と絡むものも考えられると発言したことはある。
また、賑わい施設の整備をいつ始められるのか分からないが、そのときの周辺の交通状況によっては、何らかの要望があるかもしれない。
◆要望
新市場が開場すれば、周辺の交通量が増えてくる。状況が変われば、地元からいろいろな要望があると思うので、毅然とした態度で接してもらいたい。
◆問
グリーンステーション鹿ケ壺について、令和5年度から3年間、これまでと同様にやすとみ人と自然との交流促進
委員会に指定管理を行わせるとのことであるが、グリーンステーション鹿ケ壺を教育
委員会から産業局へ所管替えしたのは、地域資源を活用した産業振興及び地域の
活性化に資するためであった。次の
指定管理者候補者の選定までに、
民間活力の導入等について、どのようにしようと考えているのか。
◎答
グリーンステーション鹿ケ壺には、老朽化がかなり進んだ建物がある。それらを市が改修して、このまま非公募でやすとみ人と自然との交流促進
委員会に管理させるという選択肢もあると思うが、我々としては、民間が持つ知識や技術等を活用して、
観光推進による
交流人口の拡大を図りたいと考えている。サウンディング調査を実施したところ、参入するのであれば、自由度の高い形でやりたいという意見をもらっており、民間
事業者には夢を持って施設運営してもらいたいと思っている。
また、人口減少や高齢化の進行に伴い、地元住民による継続的な管理運営等には課題もある。
3年の間に、民間
事業者による管理運営も視野に準備を進めていきたい。
◆問
今、姫路市北部農山村地域
活性化基本計画を進めているところであるが、かなり過疎化が進行しており、人口減少への対応は待ったなしである。
ただ、
新規事業を提案しても、ことごとく実施は難しいと言われてしまう。それならば、既存の施設、あるいは整備が決まっている施設を、きちんと実りあるものにしてもらいたいと思う。
安富町については、グリーンステーション鹿ケ壺の3年後の
指定管理者更新時において予算を増やし、いろいろな民間
事業者に応募してもらえるように早期に議論してもらいたい。
夢前町についても、姫路市北部農山村地域
活性化拠点施設をきちんと
交流人口が増えるように整備してもらいたいと思うがどうか。
◎答
グリーンステーション鹿ケ壺を含む姫路市北部農山村地域
活性化拠点施設が安富・夢前地域の
活性化の拠点であると認識している。
グリーンステーション鹿ケ壺については、サウンディング調査において、同施設のあるエリアはポテンシャルが高いと言われている。人口が減少する中、今ある魅力を生かして関係人口等が増えるような施設になるようしっかりと検討して、できるだけ早い段階で次の形を示したい。
夢前地域の
拠点施設についても、計画に基づき、しっかりと整備を進めていきたい。
◆要望
私は、気に入れば丹波篠山あたりまで出かけていく。グリーンステーション鹿ケ壺も魅力あるものにすれば、市内からも市外からも来てもらえると思うので、しっかり検討してもらいたい。
また、安富町のユズは有名である。産業局には商工労働部があるので、ユズに関する
イベントをグリーンステーション鹿ケ壺で開催するなど、売り出す方法を検討してもらいたい。
◆問
(仮称)道の駅姫路の整備について、導入する機能の必要性・実現可能性を整理して、利便性・魅力向上機能としての広域防災拠点機能の導入の提案を求めることとしている。先日、市長も(仮称)道の駅姫路を播磨地域全域の防災拠点にしたいと話していた。
整備を予定するところは、
都市ガス供給区域外であり、今はやりの太陽光発電とオール電化を導入すればコストは安くなるかもしれないが、災害に強いのはLPガスである。
(仮称)道の駅姫路の整備運営
事業者を募集する際に、LPガスの使用を条件に入れることはできるのか。
◎答
道の駅とは、道路
利用者への安全で快適な道路交通環境の提供、あるいは、通過する道路
利用者へのサービスを提供する場として、平成5年に創設された制度である。現在は付加価値がついており、国土交通省では、道の駅第3ステージの取組の一環として、広域的な防災拠点に位置づけられている道の駅を防災道の駅として選定し、重点的な支援を行うこととしている。
(仮称)道の駅姫路については、防災道の駅に選定されるために、都道府県が策定している地域防災計画等で広域的な防災拠点として位置づけられるよう兵庫県と協議しているところである。
災害時には、断水や停電等が発生すると考えられることから、飲料水確保のための貯水槽や無停電電源装置の設置、プロパンガスを含めエネルギー源を複数用意することが、円滑な災害対応を可能にするものであると認識している。
よって、道の駅を運営する
事業者にはBCPの作成を求めるほか、
事業者募集時の要求水準書において、広域的な防災拠点として必要な施設や取組を具体的に提案するよう盛り込みたいと考えている。
◆要望
初期投資やランニングコストもきちんとシミュレーションして、財源負担の少ないような形を取ってもらいたい。
◆問
以前、新市場の賑わい施設用地を見たときは整地されていなかったが、今は新市場開場に向けてきれいになっているのか。
◎答
未整地のままである。令和4年度は移転
事業者への助成等にかなりの予算を費やしたので、整地する費用が捻出できなかった。とりあえず、年度内に樹木の伐採や草刈り等をしたいと考えている。
令和5年度以降に管理しやすいように整地して、その後、
事業者と地元が一緒に暫定利用してもらえたらよいと考えている。
◆要望
せっかく新しい市場が開場するので、周辺もきれいなほうがよいと思う。できれば来年度に予算をつけて対応してもらいたい。
◆問
令和4年11月25日、
中央卸売市場移転予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議の委員によって、現地視察が行われた。この現地視察は、約7年もかかった土壌汚染対策の集大成であり、管理棟ピット換気排気ファンや観測井戸など、全ての現場を視察できたということで、ぜひ行きたかったが、案内が届いたのが2日前で参加できず、本当に残念に思っている。
以前に専門家会議の委員による現地視察があったときには、当日の様子をユーチューブで配信していたが、今回の現地視察の様子も、そのような計画があるのか。
◎答
案内が遅くなって申し訳ない。
以前の現地視察では、土を運ぶなど動きがあり、トレサビリティのため動画撮影したが、今回は検査する場所を見て回るものであったため、動画を撮っていない。ただ、写真は残している。既に議事録をホームページに掲載しているが、写真も追加掲載したい。
◆問
これまで徹底的に議論して、少しでも不審があるところは全て掘削除去するなど、土壌汚染対策に非常に努力してきたと承知しているが、地下水は流動するため除去が非常に難しく、まだ地下水にベンゼンが含まれる問題が残っている。
専門家会議の議事録には、12月の渇水期にモニタリング調査するとあるが、新市場が開場された後も定期的に調査を行うのか。
◎答
汚染土壌については除去され、地表面はアスファルトや建物のコンクリートで覆われているが、地下水に含まれるベンゼンは動き回り、水中に含まれたままなのが現状である。
今回の専門家会議では、8月の豊水期の地下水濃度の調査結果を確認してもらった。来年2月には、12月の渇水期の調査結果を確認してもらう。新市場建設工事が完了した後、初めての地下水のモニタリング調査であり、その結果を見て、今後も調査を継続するかどうか協議することになっている。
◆問
配管ピットのスラブの部分で、地盤沈下が起こるかもしれないという話があったと思うが、どのようになっているのか。
◎答
建築物の安全性に関しては、しっかりと確認してもらっている。
◆要望
胸を張って「安全安心に使用できます。」と言えるよう、今後も安全対策を取ってもらいたい。
産業局終了 14時08分
【
予算決算委員会経済観光分科会(産業局)の審査】
意見取りまとめ 14時16分
(1)付託議案審査について
・議案第114号、議案第121号、議案第131号及び議案第132号、以上4件については、いずれも全会一致で可決または同意すべきものと決定。
(2)閉会中継続調査について
・別紙のとおり閉会中も継続調査すべきものと決定。
(3)委員長報告について
・正副委員長に一任すべきものと決定。
意見取りまとめ終了 14時20分
閉会 14時20分
【
予算決算委員会経済観光分科会の意見とりまとめ】...