神戸市議会 2021-03-17
開催日:2021-03-17 令和3年予算特別委員会〔3年度予算〕 (意見表明・意見決定) 本文
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◯委員長(菅野吉記) ただいまから
予算特別委員会を開会いたします。
2 ◯委員長(菅野吉記) 本委員会は,去る2月26日に令和3年度神戸市各会計予算及び関連議案,合計47議案の審査方を付託されて以来,局別審査,市長・副市長等に対する総括質疑を行ってまいりました。これら各会計予算及び関連議案,
松本のり子委員ほか7名から提出されました予算の編成替えを求める動議及び
松本のり子委員ほか12名から提出されました第14号議案に対する
修正案並びに本委員会に送付されました陳情4件に対する各会派の意見表明を行いたいと存じます。
それでは,まず,令和3年度神戸市各会計予算及び関連議案,
松本のり子委員ほか7名から提出されました予算の編成替えを求める動議及び
松本のり子委員ほか12名から提出されました第14号議案に対する修正案について各会派のご意見をお聞かせいただきたいと存じます。
まず最初に,自由民主党さん,山下理事。
3 ◯理事(山下てんせい) 意見表明。
自由民主党神戸市会議員団。
自由民主党神戸市会議員団は,令和3年度神戸市各
会計予算案並びに関連議案,合計47議案について,以下の理由により要望14件を付して承認します。
また,予算第1
号議案令和3年度神戸市
一般会計予算等の編成替えを求める動議及び第14号議案に対する修正案については,反対します。
理由。
令和3年度予算案は,令和2年度2月補正予算と合わせて,
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止と
医療提供体制の安定的確保,市民生活・経済活動の維持・回復を最優先し,神戸市独自の支援策を創設するなど,市民の命と健康を守ることに取り組むとされている点は評価します。
また
ウイズコロナ,
ポストコロナの時代の対応だけではなく,人口減少・少子高齢化などの社会変化にも対応するためには,街の魅力と活力を高める成長戦略を実施し,さらなる成長を促すという好循環を目指す点も必要です。
スマート自治体の実現に向けて作成された
行財政改革方針2025に全力で取り組み,安定的な財政基盤を構築し,市民生活の利便性向上と豊かさにつながることを期待し,令和3年度神戸市各
会計予算案並びに関連議案を承認します。
要望事項。
1,
新型コロナウイルス感染症の感染者に対する偏見・差別等を防止する取組を一層強化すること。
2,
水素スマートシティ神戸構想推進の観点から,公用車や市バスへのFCV導入と都心部への
水素ステーション設置を推進すること。
3,
人口減少社会においても
市民サービスを維持するため,増税に頼らない増収策を検討すること。
4,
重度障害者が就労中も
重度訪問介護を利用できるよう,
重度障害者の自宅就労や自営に対する支援制度を導入すること。
5,精神障害にも対応した
地域包括ケアシステムの確立のため,グループホームの整備促進等を通じて,
長期入院精神障害者等の
地域移行支援と
地域定着支援を拡充すること。
6,切れ目ない子育て支援として,子育て,産前・産後の
コミュニティー情報共有の場を民間活用も含めて支援すること。
7,現在,コロナ禍で十分な支援を受けられていない
中小事業者がいることも踏まえて支援策を検討すること。
8,六甲山上の歩道を着実に整備することに加えて,車を寄せられるスペースを車道に整備すること。
9,新垂水体育館への動線上にある福田川交差点の歩道橋の
バリアフリー化を行うこと。
10,
高丸インターチェンジ前交差点の改良2期
工事早期着工など,市内の深刻な渋滞箇所の改善に早期に取り組むこと。
11,六
甲アイランドのAOIAの跡地利用については,活性化のために
女子サッカーのスタジアムを建設し,
各種イベントにも利用させるとともに,
大型商業施設や保育所等の誘致に努めること。
12,
水道局垂水センターの統合は,垂水区及び西区の災害対応は万全であるとの実地検証を行い,その結果を公表すること。
13,学校の見える化について,神戸の
スマートシティーの1つとして新しい技術で取り組むこと。
14,
教育委員会は学級崩壊という問題に真摯に向き合い,日常的な
PDCAサイクルのチェックによる検証と改善を継続的に行うこと。また学級崩壊の状態を早期に解消するため,組織的かつ迅速に対応する研修や訓練を行うこと。
以上です。
4 ◯委員長(菅野吉記) 次に,公明党さん,軒原理事。
5 ◯理事(軒原順子) 意見表明。
公明党神戸市会議員団。
公明党神戸市会議員団は,令和3年度神戸市各
会計予算案及び関連議案に対して要望6件を付し,承認いたします。
なお,予算第1
号議案令和3年度神戸市
一般会計予算等の編成替えを求める動議及び第14号議案に対する修正案については反対いたします。
理由。
令和3年度予算案は,喫緊の課題である
新型コロナ感染防止対策をはじめ,市民生活・経済活動の維持・回復,
ウイズコロナ・
ポストコロナの新たな時代に対応した先進的施策を打ち出す一方,
公明党議員団が訴えてきた
生活困窮者や独り親家庭への支援,がん対策としてウィッグなどの用具購入に係る負担軽減や
ヤングケアラー専門部署の設置,
こども医療費助成の拡充など,庶民のくらしを守る多くの施策を実現されたことは,大いに評価しています。
また今,市民の関心の高い
ワクチン接種についても,我が議員団の要望に応えて,身近な
かかりつけ医を中心に接種を行う体制を整備されていることも,
医療関係者に感謝申し上げるとともに当局の取り組みを評価したいと思います。今後,市民に的確かつ分かりやすい情報提供に努め,円滑な
ワクチン接種を進めて行くことを期待します。
久元市長は,
新型コロナウイルス禍による個人・社会の動態変化,また,AIやIOT,MaaSといったコンピュータ,通信,センサーなどの新技術の登場とその急速な進歩による社会構造の変化,そして社会における孤独の進行という
市民生活実態の変化などがもたらす諸問題に,積極的かつ迅速に対応しようとしています。
その着眼点,対処方針,具体の施策,いずれも極めて先進的であると評価しています。ただ,これを具体に執行するとき,実際の執行に携わる職員の自律性に即した創意工夫とそのための余裕,組織体制が不可欠です。そして,市民の参画と協働を強化することが,ことの成否を決すると言って過言ではありません。これらに特段の配慮を求めるものです。
以上の要望と以下個別の要望事項6件を付記して,予算案及び関連議案について賛成いたします。
要望事項。
1,
くらし支援窓口の体制強化でコロナ禍で急増している
生活困窮者への支援の充実を図ること。
2,こども・
若者ケアラーへの支援については,NPO,
地域団体等への支援・連携を強化し,地域社会全体で支援できる体制を目指すこと。
3,
フレイル予防・
医療費抑制の1つとして市所有の
スポーツ施設の
個人利用料金にシニア割引を導入すること。
4,気象における専門的な知見を持つ気象台OB・OGに
気象防災アドバイザーを委嘱・活用し,地域防災力の向上に努めること。
5,
防災行政無線の活用について,音声に加えて災害種別が認識できるようなサイレンによる情報発信を行うとともに,その周知徹底に工夫し取り組むこと。
6,
単身高齢世帯への
住宅用火災警報器の設置については,福祉局と連携し100%を目指すこと。また電池交換などの維持管理についても連携して周知徹底を図ること。
以上です。
6 ◯委員長(菅野吉記) 次に,日本維新の会さん,
高橋としえ理事。
7 ◯理事(高橋としえ) 意見表明。日本維新の会神戸市会議員団。
日本維新の会神戸市会議員団は,令和3年度神戸市各
会計予算案並びに関連議案,合計47議案について,以下の理由により要望20件を付して承認いたします。
また,予算第1
号議案令和3年度神戸市
一般会計予算等の編成替えを求める動議に関しては,反対いたします。なお,第14号議案に対する修正案についても反対いたします。
理由。
いまだ予断を許さない
新型コロナウイルス感染症に対して市民生活と神戸経済を守るための一方ならぬ神戸市職員の取り組みに敬意を表します。未曽有のコロナ禍で市民の命を守りながら,神戸経済の回復と成長を両立させることは容易ではありません。市税減収の中で厳しいながらも組まれた令和3年度予算案については一定の評価をいたします。
しかし,コロナ禍にありながらも,社会情勢の変化に伴った積極的な事務事業の見直しを行い,民間投資も呼び込むという発想で,限りある中から財源を生み出し,効果的に施策を実行しなくてはなりません。そして,選択と集中により,神戸市民の安定的な
医療提供体制,神戸経済の回復,都市の持続的な成長を実現させることが必要であります。
厳しい状況の中ではあるものの,今後も引き続き役割を終えた外郭団体の見直しなど行財政改革を強力に推し進め,
デジタルトランスフォーメーションや働き方改革による一層の効率的な行政運営を行い,子育てしたい街,学びたい街,働きたい街,住み続けたい街として選ばれるような施策を推進することに期待をし,令和3年度各
会計予算案並びに関連議案を承認いたします。
要望事項。
1,
新型コロナ感染者の自宅療養者には,
オンライン診療の導入・
かかりつけ医の紹介・配食などの支援の拡充を行うこと。
2,
コロナワクチン接種について,市民の悩みや疑問を解消できるよう,
専用コールセンターのほかにホームページにFAQの充実,チャットボットの活用を行い,市民に寄り添った広報に努めること。
3,
新型コロナウイルス感染関連の医療機関・保健所の事務事業の改善,効率化を図ること。
4,コロナ禍で落ち込んだ神戸経済の回復に向けては,本市独自の支援策に加えて,国にも支援要望を行い状況に応じて支援策を講じること。
5,
オンライン商談会のさらなる拡大を実施し,
ケミカルシューズ等の地場産業の参加を促進すること。また,非接触型の商談会の実施型である仮想空間内での3
DCG商談会の検討をすること。
6,コロナ禍で落ち込んだ神戸経済を下支えするには,
MICE誘致は重要な施策であり,
企業インセンティブツアーは具体的な需要があることから,積極的な誘致に取り組むこと。
7,厳しい情勢にある神戸港の港勢回復に向け,連携協定──MOUを締結している
東南アジア諸国とのネットワークを活用しながら広域的な集貨に積極的に取り組むこと。
8,人事制度の新4級設置に伴い,各職場における業務内容・役割について具体化し共有していけるよう,行財政局としても取り組むこと。
9,BPR──ビジネス・プロセス・リエンジニアリングの実施により,利用者の利便性や職員の業務生産性の向上,コスト削減など,
スピード感を持って進めていくこと。
10,DX──
デジタルトランスフォーメーションを組織内で強力に推進するために,内部人材の確保と育成,民間人材の登用を積極的に図ること。
11,地下鉄の勤務時間の明確化,
勤怠管理システムの導入を行い,職員の業務稼働率と生産性の向上を図り,
地下鉄ワンマン化を含めたあらゆる経費の節減を行うこと。
12,
新型コロナウイルス拡大前に計画された三宮再整備事業や関連事業に関しては,コスト圧縮を含め,市民から何が求められているのか新たな視点で検証を行うこと。
13,さんちかの再整備は,各局が一丸となって連携を行い,一体感がある地下街になるよう取り組むこと。
14,温かく美味しい
中学校給食の提供,
全員喫食制の導入にあたり,あらゆる面から検討を行い,
スピード感をもって進めていくこと。また
全員喫食制に移行するまで,
ランチボックス方式に保温食缶を早急に活用し提供すること。
15,
GIGAスクール構想において,児童生徒が学校や家庭で
タブレット端末を扱うことになり,不適切な使用を防止するためにも,まず教育活動での使用を目的とした情報モラルをしっかりと教えること。
16,外郭団体の役割を明確化し,時代や環境の変化に対応しているか検討の上,外郭団体の活用・新設・廃止の取り組みを進めること。
17,市バス2タッチ化の情報は,利用率や混雑状況などを市民へ見える化を行い,路線の検証と改善・増収に活用すること。
18,
南海トラフ巨大地震等の大
規模広域災害をはじめ,激甚化する風水害や国民保護事案等様々な危機事象に対する備えを,市民生活を守るためにも,あらゆる想定をしながら取り組むこと。
19,学童保育については,
新型コロナ感染症対策と児童・生徒の健全な発育のためにも,
教育委員会・学校現場等と連携を強化しながら運動場・体育館の利活用を拡大すること。
20,LGBTQの方がいわれなき差別を受け,それを誰にも相談できずに苦しむことがないよう,専用の相談窓口を設けること。
以上です。
8 ◯委員長(菅野吉記) 次に,日本共産党さん,大かわら理事。
9 ◯理事(大かわら鈴子) 2021年度神戸市各会計予算及び関連議案に対する意見表明。
日本共産党神戸市会議員団。
令和3年度神戸市各
会計予算案について,予算第1号議案,予算第4号議案,予算第10号議案,予算第15号議案について,必要な編成替えを行うことを求める動議を提出しており,この動議に賛成いたします。また,
予算関連議案の第14号議案について,子供の
医療費完全無料化を行うことを目的として修正案を提案しており,この修正案に賛成します。
予算第3号議案,予算第5号議案から予算第7号議案,予算第12号議案及び予算第19号議案の6議案,並びに
予算関連議案のうち,第2号議案,第5号議案から第7号議案,第10号議案,第12号議案,第18号議案,第19号議案,第22号議案,第24号議案,第25号議案,第27号議案,第28号議案の13議案,合計19議案については賛成します。
予算第2号議案,予算第8号議案,予算第9号議案,予算第11号議案,予算第13号議案,予算第14号議案,予算第16号議案から予算第18号議案の9議案,並びに
予算関連議案のうち,第1号議案,第3号議案,第4号議案,第8号議案,第9号議案,第11号議案,第13号議案,第15号議案から第17号議案,第20号議案,第21号議案,第23号議案,第26号議案の14議案,合計23議案については反対します。
なお,
予算組み替え動議が否決された場合は,予算第1号議案,予算第4号議案,予算第10
号議案予算第15号議案に反対します。
第14号議案の修正案が否決された場合は,第14号議案には賛成します。
以下,反対の理由を申し上げます。
反対の第1の理由は,コロナ禍から市民の命と暮らしを守る予算となっていないからです。
この間,医療機関や
介護施設等で多くのクラスターが発生し,病床の逼迫を生みました。検査体制,医療体制の強化は急務です。一方,
コロナ患者の受け入れをしていない医療機関への支援策はほとんどありません。医療機関では,感染の危機にさらされながら頑張る
医療従事者に対して,ボーナスさえカットせざるを得ない状況です。地域医療を守るためにも,全ての医療機関への減収補填を行うべきです。
中小企業への支援についても不十分です。
新型コロナウイルス感染症の拡大で,
緊急事態宣言の再発令が行われ,中小企業はさらなる苦境に立たされています。いまなお時短要請は続いており,家賃負担軽減緊急一時金,事業所税の減免だけでは,救われない中小業者を多く残すことになります。地域経済を支えてきた中小業者が営業を続けられるようにするために規模の面でも,期間の面でも支援を拡大すべきです。
反対の第2の理由は,計上された予算が三宮再整備など大型開発に偏重し,
子どもたちや市民の暮らし最優先になっていないからです。
久元市長は8年前の選挙時,子どもの
医療費無料化を公約に掲げながら,外来受診の一部負担金を残すことに固執しています。高校生の
入院無料化による助成金の増額は,わずか1,800万円です。子どもの医療費は,入院・外来ともに完全無料とするべきです。
また,少人数学級は,今後5年間で小学校6年生まで進めるとされていますが,文科省の計画から一歩も出ていません。速やかに小学校や中学校で前倒しして実施し,高校へと進めるべきです。またそのためにも学校の統廃合を中止し,計画的に整備を進めるべきです。
中学校給食についても,市民の声に押され,温かい,全員喫食の給食へ調査費が計上されました。しかし
民間事業者による調理が前提となっています。
子どもたちが望む,小学校のような自校調理方式の実施を正面から検討するべきです。
また,新年度予算では,都心・三宮の再整備に151億円をはじめとして,数百億円もの
大型開発予算が計上されています。市民は自粛生活を余儀なくされている下でも,市長は「立ち止まらない」とコロナ以前と同様に,大規模工事が進められています。
一方,求められている
コロナ対策の拡充に対しては,限られた財源を理由に拒否しています。不要不急の大型開発を聖域とせず大胆に見直し・中断し,
コロナ対策最優先の予算とするべきです。
本予算は,
行財政改革方針2025と事務事業の見直しで,
市民サービスや福祉の切り捨て,職員削減を進める予算となっています。
阪神・淡路大震災の経験から,高齢化率の高い公営住宅の見守りの拠点として役割を果たしている
あんしんすこやかルームを,コロナ禍で高齢者の不安が強まっている時に廃止しようとしています。さらに市民が様々な相談に訪れる区役所窓口を民間委託し,5か所ある
水道局センターを廃止し,業務を1か所ないし3か所への再編が計画されています。コロナの影響で市民のくらしが大変なときこそ,行政の
アウトリーチ機能をこれまで以上に果たすことが求められています。また,市営住宅を10年で7,000戸削減し,一律の基準でバス路線を廃止・縮小するなど,これ以上の公的責任の後退は許されません。
こうした
住民サービスの切り捨てと一体に,大幅な職員削減が計画されていますが,これでは災害対応や
感染症対策がますます困難になるのは火を見るよりも明らかです。
コロナ禍の下で,これまでの保健所の統廃合が神戸市の公衆衛生を脆弱なものとしてきたことが明らかになりました。しかし新年度予算では,
衛生監視事務所を5か所から2か所に再編し,
衛生監視員を削減しようとしていることは,再び公衆衛生の後退を招くものです。
震災やコロナの教訓を踏まえず,市民に寄り添わない予算は認められません。
以上,反対の理由を申し上げました。
なお,2会派が提出した,神戸市
乳幼児等医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例の件に対する修正案は,市長がほごにした
医療費完全無料化を実現するものです。
また,
日本共産党市会議員団が提案した予算の編成替えを求める動議は,市長提案の予算から三宮再整備や
大阪湾岸道路西伸部延伸などの
大型開発等不要不急の施策を削減するとともに,
財政調整基金を活用することで財源対策を行っています。
それによりコロナの影響で苦闘する中小企業,医療機関への支援や市民の暮らし応援,子どもの
医療費無料化や35人学級の小中学校で実施など市民の願いに応える提案としていることを申し添えておきます。
以上です。
10 ◯委員長(菅野吉記) 次に,立憲民主党さん,たなびき理事。
11 ◯理事(たなびき 剛) 意見表明。
立憲民主党神戸市会議員団。
立憲民主党神戸市会議員団は,令和3年度当初予算並びに関連議案47議案について要望18件を付して原案のとおり承認いたします。
また,予算第1
号議案令和3年度神戸市
一般会計予算等の編成替えを求める動議及び第14
号議案神戸市
こども医療費助成に関する条例及び神戸市
ひとり親家庭等医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の件に対する修正案は原案を承認するため反対いたします。
承認理由。
昨年は,
新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るい,2度の
緊急事態宣言が発出され,市民生活や神戸経済にも大きな影響を与えました。令和3年度の市税収入総額は,前年度比マイナス149億円の2,915億円となりましたが,投資的経費が66億円伸び968億円確保され,福祉・教育を含む人への投資にも予算が確保されたことを評価いたします。
しかしながら,コロナ禍以前からの課題であった人口減少や超高齢社会への対応をはじめ,激化する都市間競争など依然として多くの解決すべき課題が山積をしています。
ウイズコロナ,
ポストコロナ時代に向け,神戸経済の回復につながる施策に取り組まれ,引き続き豊かさが実感でき,神戸市民が安心・安全に暮らせるまちづくりに全力を傾けられるよう強く要望し,
予算案並びに関連議案を承認いたします。
要望事項。
1,神戸に住み,働き,子育てする若者が増えるよう,全庁横断的な職員による
プロジェクトチームを組織し取り組まれたい。
2,
燃料電池バスの導入及び
水素ステーションの増設を含めた,
水素スマートシティ構想のさらなる推進に取り組まれたい。
3,気軽に利用できる移動手段として,
電動キックボードの本格運用に向けて取り組まれたい。
4,
国際金融センターの誘致に取り組まれたい。
5,特別自治市の実現を目指すとともに,市民への周知徹底を図られたい。
6,
都市型創造産業の集積と定着を図られたい。
7,
行財政改革方針2025による職員数削減については,目標数値の達成のみを目標とせず,
市民サービスが低下しないか,想定外の事故や災害にも対応できるのか十分に検証した上で行われたい。
8,男性職員の育児休業については,取得率の向上と併せて取得日数が向上するよう取り組まれたい。
9,女子ラグビーの振興を図られたい。
10,NHK大河ドラマの神戸誘致を図られたい。
11,新型
コロナワクチン接種については,国の動向を注視しながら,スケジュールについて市民に周知されたい。
12,新型
コロナワクチン接種に不安を抱いている市民へ,細やかな情報提供をされたい。
13,さらなる医療体制の拡充に努められたい。
14,増加する児童虐待やDVを未然に防ぐ対策を講じられたい。
15,女性消防職員の新規採用を進めるとともに,さらに活躍の場を広げるため,消防署・出張所の環境整備を図られたい。
16,
GIGAスクール構想の推進にあたっては,児童生徒の視力低下やインターネット依存症に陥らないよう,健康状況を確認しながら進めるよう対策を講じられたい。
17,新学習指導要領に則した学びの実現のために必要不可欠であるICT支援員のさらなる拡充に努められたい。
18,学校給食におけるアレルギー対応ついては,市内全ての学校が同じ対応となるよう取り組まれたい。
以上です。
12 ◯委員長(菅野吉記) 次に,つなぐさん,小林理事。
13 ◯理事(小林るみ子) 意見表明。
つなぐ神戸市会議員団は,令和3年度神戸市各会計予算のうち,予算第1号議案,予算第4号議案,予算第9号議案,予算第10号議案,予算第18号議案以上,予算5議案及び
予算関連議案のうち,第11号議案,以上合計6議案について,下記の理由から反対します。
なお,第14号議案に対する修正案を提出しており,この修正案については賛成し,修正案が否決された場合には,原案に賛成します。
また,予算第1
号議案令和3年度神戸市
一般会計予算等の編成替えを求める動議については,評価できるものも多いが,いくつかの項目で考え方などに違いがあるため反対します。また,その他の議案については賛成いたします。
反対する主な理由は,次のとおりです。
1,今後の財政収支見通しで2026年度には
ウイズコロナの追加需要も加わり,436億円もの累積赤字が見込まれ,さらに,来年度以降も三宮再整備,大阪湾岸道路西伸部などに伴う投資的経費が増加し,市税収入の増加も見込めない中で,新型コロナによる経済状況の影響はほとんどないとして,三宮再整備事業の見直しを行おうとしないため。
2,須磨水族園再整備事業は新型コロナ感染拡大前に計画されたもので,年間200万人の入場者数を見込む新しい水族園は,当初の予定通り目標が達成されるのか疑問であり,水族園の解体撤去など,新型コロナの影響を踏まえた再整備スケジュールの見直しを行わないため。
3,国民健康保険事業において,一般会計からの法定外繰り入れを全く行わず,社会保険との格差を是正して払いやすい保険料にしていないため。
4,年金引き下げや新型コロナなどの影響で,高齢者の暮らしがますます厳しくなる中で,第8期介護保険事業計画期間の65歳以上の第1号介護保険料について,基準月額を引き上げるため。
5,借り上げ住宅の継続入居を求め続けている震災被災者世帯に,話し合いでの決着を目指さず,部屋の明け渡しと期限後の賃料相当額の損害賠償を求め提訴し,被災者の生活を支え,安心して暮らせる解決策を取ろうとしないため。
6,市内5センターや本庁などの再編に伴い,水道料金関係業務の民間委託や集約,配水管等工事関係業務の再編,本庁機能の移転などで,職員への負担増加や
市民サービスの低下を招こうとしているため。
7,須磨多聞線の整備について,神戸市は公害調停での協議を拒否し,過去の中央幹線整備の際の自治会との合意を無視して工事を強行し,住民が公金差し止めを求め,神戸市を提訴する事態になっているため。
以上です。
14 ◯委員長(菅野吉記) 次に,共創・国民民主さん,諫山委員。
15 ◯委員(諫山大介) 意見表明。共創・国民民主神戸市会議員団。
共創・国民民主神戸市会議員団は,令和3年度各
会計予算案及び関連議案,合計47件を以下の理由により,要望12件を付して承認します。また,予算第1号議案等の編成替えを求める動議と予算第14号議案に対する修正案については反対します。
理由。
令和3年度の神戸市一般会計において,
新型コロナウイルス感染症の拡大防止と
医療提供体制の安定的確保に軸足を置きつつ,市民生活及び行政サービスの維持向上に配慮した予算案であることを評価します。
しかしながら,新たな経費負担増により財政状況は予断を許さない状況であることから,大胆な業務改革及び事業見直しを継続的に行うことが必須であります。
改めて,人口減少・超高齢化社会に対応した魅力ある施策展開を行うと同時に,市民が誇りを持てる社会福祉施策の一層の充実を期待いたします。
要望事項。
1,
新型コロナウイルス感染症対策において,スーパーコンピューター富岳を最大限活用し,原因の究明と予防対策に万全を期すこと。
2,特別自治市の実現にあたっては,市長の強いリーダーシップの下,法制化などの課題のクリアに向けて全力で取り組むこと。
3,コンプライアンスの徹底及びハラスメント対策に努め,市政の健全化を図ること。
4,国内初のヘルスケアデータ連携システムの運用により,市民1人1人の健康管理に資する体制の整備に努めること。
5,
生活困窮者等への学習支援を推し進めるとともに,文化・スポーツ的な能力を伸ばすため,習い事クーポンの発行を検討すること。
6,王子公園及びポートアイランドスポーツセンターの再整備に関しては,30年後を見越したビジョンを持ち,先進的な事業計画を策定すること。
7,公園不足が指摘されている摩耶小学校区においては,早急に公園用地の確保に努めるとともに,防災空地の活用を視野に建設局と都市局の連携を図ること。
8,摩耶山の再整備については,六甲山と摩耶山でゾーニングを守りながら,現在定着している市民活動と観光の両立を図ること。
9,電気自動車の普及を促進するため,充電設備箇所の拡充や取得に対する補助の充実など,市として包括的な戦略を構築すること。
10,神戸電鉄沿線の活性化に関しては,駅前広場の整備を含む駅周辺のリノベーションについては,神戸三田線のみならず,粟生線についても積極的に取り組むべく地元との調整に努めること。
11,市営住宅第3次マネジメント計画の中で,大規模団地といわれる住宅については,思い切った統廃合を進めること。また,再編後に発生する余剰地の活用については,周辺の住民のニーズも十分踏まえて対応すること。
12,西神中央駅周辺のショッピングセンターの駐車場サービスについては,新しくグランドオープンする店舗の活性化に資するべく,既存のOMこうべの駐車サービス制度と同様の制度を導入するなど,制度の共通化を早急に検討すること。
以上。
16 ◯委員長(菅野吉記) 次に,国民民主党・友愛さん,川内委員。
17 ◯委員(川内清尚) 意見表明。国民民主党・友愛神戸市会議員団。
国民民主党・友愛神戸市会議員団は,令和3年度各会計当初予算案及び関連議案合計47件を下記理由及び要望10件を付して承認いたします。
また,予算第1
号議案令和3年度神戸市
一般会計予算等の編成替えを求める動議及び第14
号議案神戸市
こども医療費助成に関する条例及び神戸市
ひとり親家庭等医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の件に対する修正案には,原案を承認するため反対いたします。
理由。
令和3年度当初予算案は,令和2年度2月補正と合わせて一体的に切れ目なく,
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止と
医療提供体制の安定的確保,市民生活・経済活動の維持・回復に最優先で取り組んでいます。
しかし,
新型コロナウイルス感染症の出現前にあった,少子高齢化社会の到来,人口減少,障害者福祉,子育て支援策など神戸市の抱えている課題は依然として多く残っています。
そのような状況下の中,新型コロナウイルス対策,輝く
子どもたちの未来に向けて,神戸経済を伸ばす,市政改革を進めるなど,市民の命と健康を守り,
ウイズコロナの新時代をリードする施策を積極的に展開しようとしていることは評価できます。
新型コロナウイルス感染症拡大は,未だに収束の兆しが見えませんが,ワクチンの接種も始まり,収束に向けて市民の期待感も大きくなっています。今後は
医療提供体制の充実,打撃を受けた神戸経済の立て直しに全力を注ぐとともに,
行財政改革方針2025を着実に推し進めながら,残された課題の解決に向けて
スピード感を持って取り組んでいかれることを期待して,令和3年度
予算案並びに関連議案を承認いたします。
要望事項。
1,新型コロナウイルス
ワクチン接種に関しては,市民が安心してスムーズに接種できるよう努められたい。
2,コロナ禍で打撃を受けた市内事業者に対して,きめ細かな財政支援策を図られたい。
3,
行財政改革方針2025を着実に推進されるとともに,スクラップ・アンド・ビルドを市民に分りやすく明確化されたい。
4,こべっこランド・こども家庭センターの移転については,周辺地域とも密接に連携を取って,保護者,
子どもたちにとってより良い施設となるよう取り組まれたい。
5,中小企業DXお助け隊について,中小企業経営者が企業文化・風土を変える気概を持ってDXを推し進められるよう取り組まれたい。
6,神戸の
子どもたちに海に親しむ機会づくりを進め,海事人材育成に努められたい。
7,こども本の森神戸について,新たなにぎわい施設となるよう,親子で訪れたくなるような周辺環境の整備を図られたい。
8,学校施設の安全・整備に向けた管理・点検業務を民間企業に包括委託することにより,教職員の多忙化軽減対策となるよう取り組まれたい。
9,連節バス──ポートループにおいては,安全に運行できるよう周辺の環境整備に努めるとともに,神戸の観光の目玉となるよう取り組まれたい。
10,第3次市営住宅マネジメント計画に関しては,入居者の高齢化を鑑み,可能な限り
スピード感を持って取り組まれたい。
以上です。
18 ◯委員長(菅野吉記) 次に,平野章三委員。
19 ◯委員(平野章三) 意見表明。平野章三。
令和3年度神戸市各
会計予算案並びに関連議案合計47議案について承認します。
また,予算第1
号議案令和3年度神戸市
一般会計予算等の編成替えを求める動議及び第14号議案に対する修正案については反対します。
20 ◯委員長(菅野吉記) 次に,松本しゅうじ委員。
21 ◯委員(松本しゅうじ) 意見表明。松本しゅうじ。
令和3年度神戸市各会計予算並びに関連議案合計47議案について,要望7件を付して以下の理由により承認いたします。
また,令和3年度神戸市
一般会計予算等の編成替えを求める動議及び第14
号議案神戸市
こども医療費助成に関する条例及び神戸市ひとり親家庭等医療助成に関する条例の一部を改正する条例の件に対する修正案については,原案を承認するため反対をします。
理由。
令和3年度予算は,人口減少・少子超高齢化社会の中,
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策・
ワクチン接種等々の様々な
医療提供体制の確保,生活再建対策や神戸経済の回復・成長対策の推進,並びに新しい生活様式(デジタル化社会)に対応する様々な課題解決に向け策定された7つの柱での取り組みに期待し,令和3年度神戸市当初予算並びに関連議案を承認いたします。
要望事項。
1,神戸市民の安全・安心のため
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を一層推進し,全庁挙げて万全を期すよう要望します。
2,神戸港の国際コンテナ戦略港湾施策については,引き続きコロナ禍における国の支援策と併せて,神戸港の集貨・創貨・競争力強化,内航フィーダー網の充実強化等々,一層の支援強化を図られたい。
3,外国人介護人材の需要が高まっている中で,日本語学習支援の推進と,すでにN3レベルの日本語を取得している外国人介護人材には介護福祉士資格取得に向けた支援を一層強化し,神戸に定着する介護人材の確保とするよう取り組まれたい。
4,道路法が改正され,歩行者利便増進道路,いわゆるほこみち制度がはじまり,イベントやキッチンカーを含めたカフェテラスなど,街のにぎわいづくりのため,三宮だけでなく,神戸市内商業事業者とのヒアリングを積極的に行い,道路空間の有効活用による街のにぎわいづくりにつながるよう取り組まれたい。
5,高層建築物の火災対応については,高層階での火災が発生した場合は消防活動が困難になることから,住民の安全性確保のため,消防局の役割として管理会社に対しては住民との合同訓練を確実に実施するよう指導されたい。
6,
医療従事者に対する風評被害対策として,動画作成による正しい知識の周知と併せて学生さんや子供たちによる
医療従事者皆さんへの応援メッセージを多く集め,市民に公表されたい。
7,水道修繕受付センターによるアンケート用紙を水道悪質業者対策として活用し,アンケート用紙に苦情欄を設ける,修繕依頼人の氏名・住所・連絡先等を明記する欄を設けることで市民に対応し,悪質業者予防対策とされたい。
以上。
22 ◯委員長(菅野吉記) 次に,上原委員。
23 ◯委員(上原みなみ) 意見表明。無所属,上原みなみ。
令和3年度神戸市各会計予算及び関連議案合計47件を下記の理由及び要望10件を付して,認定並びに承認いたします。
また,予算第1
号議案令和3年度神戸市
一般会計予算等の編成替えを求める動議,第14
号議案神戸市
こども医療費助成に関する条例及び神戸市
ひとり親家庭等医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の件に対する修正案については反対いたします。
理由。
令和3年度予算は,コロナ禍の財政難の中でも投資的経費を捻出し,
市民サービス向上を図る新規・拡充事業が多く,期待をしているためです。
要望事項。
1,新型コロナウイルスの影響で減収となった市内企業等に対して引き続き有効な支援をすること。困窮する事業者への貸し渋りを改善するように,保証協会等に強く働きかけること。
2,新型コロナウイルスワクチンの安全性やリスクを市民に周知した上で,スムーズな接種を推進し,感染症の早期終息に尽力すること。
3,いじめやDV・虐待を見逃さず,失う命がないようにさらなる尽力をすること。
4,温かい
中学校給食の提供を進めるとともに,シェフのレシピ・監修を取り入れ,早期に味の向上を実現すること。
5,民間委託に伴い,新たな業務を付け足すのではなく,定数を見直し,必要に応じ早期退職者募集等で人員削減をすること。
6,労務職員の年収を,民間同業種並みに削減すること。
7,交通局の収支改善は,減便だけによらない効率化に努めること。特に,乗客が極端に少ない路線については,早期に小型の移動手段への転換を公共交通として講じること。また,4月の減便以降,それ以上に乗客が減らない路線に対し,さらなる減便を行わないこと。
8,委託や指定管理,入札等事業の市内発注をさらに徹底すること。また,なれ合い発注を撲滅し,新規事業者が応募しやすい公募制度・広報に努めること。
9,ホームページや広報紙に掲載するだけではなく,市民1人1人に伝わる情報発信に努めること。
10,猟友会のみに頼らない有害鳥獣対策に変換し,農家の早期被害軽減に努めること。
以上です。
24 ◯委員長(菅野吉記) 次に,村上委員。
25 ◯委員(村上立真) 意見表明。無所属,村上立真。
令和3年度神戸市各
会計予算案及び関連議案に対し,下記の理由及び要望事項7件を付して承認し,予算第1号議案等の編成替えを求める動議,第14号議案に対する修正案については,原案を承認することから反対いたします。
理由。
新型コロナウイルス感染症対策として,
感染拡大防止や
医療提供体制の充実,外出自粛等によりダメージを受けた事業者への支援などに関する予算が大きく計上されていることに加えて,神戸経済の成長に欠かせない投資に関する予算も十分に計上されているなど,今日の情勢を鑑みると必要不可欠な予算が計上された,非常に積極的な予算案となっていることを高く評価しており,以上の理由から,令和3年度神戸市各
会計予算案及び関連議案を承認いたします。
要望事項。
1,自転車走行空間の拡充のみならず,安全で快適な走行空間の実現のため,整備済み部分についても状況に応じて改良を行うこと。また三宮クロススクエア構想と三宮への自転車によるアクセス向上は一体不可分であるとの認識の下,三宮を中心とした自転車の東西幹線について優先的な整備を行うこと。
2,こべっこウェルカムプレゼントに関しては,子育て世帯の記憶に残るような工夫を一層求めること。
3,コロナ禍で事業継続のための懸命な努力をしている港湾関係事業者に対し,市民生活に欠かせないエッセンシャルワーカーであるとの認識の下,丁寧な聞き取り等を行いつつ,適切に事業継続のためのサポートを行うこと。
4,教員の会計事務のさらなる負担軽減のために,実態の正確な把握と抜本的な改革を行うこと。
5,中央卸売市場本場の事業者の方々のご理解の上で,県立兵庫津ミュージアムの開館を機会に,市場への理解や地域活性化のための工夫に取り組むこと。
6,予約図書自動受取機の利便性向上や,コロナ禍において図書館への来館をはばかる方の増加に対応するため,レファレンスサービスの認知度向上にさらに取り組むこと。
7,メトロこうべ中間通路のさらなる活性化のための工夫を矢継ぎ早に検討,実施すること。
以上です。
26 ◯委員長(菅野吉記) 次に,陳情4件について各会派の御意見をお聞かせいただきたいと存じます。
まず最初に,自由民主党さん,山下理事。
27 ◯理事(山下てんせい) 令和3年
予算特別委員会に送付された陳情に対する意見表明。
自由民主党神戸市会議員団。
陳情第76号まるやま学園のバスの民間委託を白紙に戻すよう求める陳情及び陳情第77号神戸市の療育の充実を求める陳情及び陳情第78号総合療育センター等の運転業務の民間委託の撤回を求める陳情については,
行財政改革方針2025において,官民の役割分担を見極めながら業務執行体制の効率化を図るべきという視点から,打ち切りとします。
陳情第80号北区図書館の建設を求める陳情については,北図書館も含めた鈴蘭台駅周辺の公共施設の再配置について,我が会派より要望し,関連部局と連携し,整備に向けた検討が進んでいるため,打ち切りとします。
以上。
28 ◯委員長(菅野吉記) 次に,公明党さん,軒原理事。
29 ◯理事(軒原順子) 陳情に対する意見表明。
公明党神戸市会議員団。
公明党神戸市会議員団は,陳情第76号,陳情第77号,陳情第78号のうち,まるやま学園他療育センターのバス運転手の民間委託に関しての陳情については,同主旨につき一括して意見表明いたします。
まるやま学園ほか,療育センターのバス運転手の民間委託に関しては,背景に,これまで築いてきた信頼関係,安心感のあるつながりが無くなることや,運転業務だけではなく,支援サポート等も担っていてくれていたことなどもあり,今後に不安があることからの陳情だと思います。
分科会審査でこの点に関して質疑しましたが,委託化に当たっては,運転手が行っている職場の業務について,業務の仕分けや役割分担を行い,業務の分担に当たっては,できる限り他の職員の負担が増加しないように,丁寧に対応していくこと。また,民間委託は令和4年1月から段階的に行っていき,事業者とより丁寧な引継ぎが行えるよう,十分な準備期間も確保し,安全性や
市民サービスを低下させることがないよう,かつ運転手が行っている業務について,保護者や他の職員の負担が増加しないような対応に心がけ,円滑な移行に努めるとしています。
また,陳情第77号のうち,療育センター療育部門の人員の拡充に関しては,既に神戸市においては国基準以上の配置をしており,さらに今後も必要に応じて適切な人員配置を行うとしております。
以上のことから,これらの陳情は審査打ち切りといたします。
陳情第80号北区図書館の建設を求める陳情については,当局は北区図書館が開館後45年経過し,市立図書館としては最古となっていることから,バリアフリーに課題があることについても十分認識していること。また,鈴蘭台駅北地区土地区画整理事業により市有地の有効活用を図る予定であること。さらには,旧北区役所跡地などの市有地の活用が求められている状況も踏まえながら,北図書館を含めた鈴蘭台駅周辺の公共施設の再配置と整備に向け,関連部局と連携して検討していることから,審査打ち切りといたします。
以上です。
30 ◯委員長(菅野吉記) 次に,日本維新の会さん,
高橋としえ理事。
31 ◯理事(高橋としえ) 陳情に対する意見表明。日本維新の会神戸市会議員団。
陳情第76号から78号は当局の説明を了とし不採択とし,陳情第80号については図書館と鈴蘭台駅周辺再整備とを一体で考えるべきとの理由で審査打ち切りいたとします。
以上。
32 ◯委員長(菅野吉記) 次に,日本共産党さん,大かわら理事。
33 ◯理事(大かわら鈴子) 陳情に対する意見表明。
日本共産党神戸市会議員団。
予算特別委員会に送付された陳情第76号まるやま学園のバスの民間委託を白紙に戻すよう求める陳情,陳情第77号神戸市の療育の充実を求める陳情,陳情第78号総合療育センター等の運転業務の民間委託の撤回を求める陳情は,いずれも療育センターの運転業務の民間委託撤回を求めるものであり採択を求めます。
療育センターのバス運転手は,日々変わる
子どもたちの体調を理解し,臨機応変に対応するなど,添乗員・保育士とともに療育を担う一員としての役割を果たされています。民間委託されれば,
子どもたちの療育に支障を来すことにもなるため,計画は撤回すべきです。
陳情第80号北区図書館の建設を求める陳情は,老朽化した北区図書館の建て替えを求めるものであり採択を求めます。
北区文化センター内にある図書館は,
バリアフリー化されておらず誰もが利用できるものとはなっていません。老朽化についても課題とされており,早急な建て替えが必要です。市民の声を取り入れ,誰もが利用できるものとするべきです。
以上です。
34 ◯委員長(菅野吉記) 次に,立憲民主党さん,たなびき理事。
35 ◯理事(たなびき 剛) 陳情に対する意見表明。
立憲民主党神戸市会議員団。
陳情第76号まるやま学園のバスの民間委託を白紙に戻すよう求める陳情,陳情第77号神戸市の療育の充実を求める陳情,陳情第78号総合療育センター等の運転業務の民間委託の撤回を求める陳情について,総合療育センターのバス運行業務については,段階的に民間委託するとしています。民間委託に際しては,児童・生徒や保護者の不安のないよう十分な配慮を行うこと,また,療育センターにおける人員配置については,国基準以上の配置をしている状況にあり,今後も必要に応じて適切な人員配置を行っていくとしていることから,本陳情を打ち切りといたします。
陳情第80号北区図書館の建設を求める陳情について,北図書館は神戸市内では最も古い図書館であり,バリアフリー等に課題はあるが,今後,北図書館も含めた鈴蘭台駅周辺の公共施設の再整備については,関係部局と連携して整備に向けた検討を行っていることから,本陳情を打ち切りといたします。
以上です。
36 ◯委員長(菅野吉記) 次に,つなぐさん,小林理事。
37 ◯理事(小林るみ子) 陳情についての意見表明。つなぐ神戸市会議員団。
陳情第76号まるやま学園のバスの民間委託を白紙に戻すよう求める陳情,陳情第77号神戸市の療育の充実を求める陳情,陳情第78号総合療育センター等の運転業務の民間委託の撤回を求める陳情,陳情第80号北区図書館の建設を求める陳情については,陳情趣旨に賛同するため,採択を求めます。
以上です。
38 ◯委員長(菅野吉記) 次に,共創・国民民主さん,諫山委員。
39 ◯委員(諫山大介) 意見表明。共創・国民民主神戸市会議員団。
陳情に対する会派の意見を申し上げます。
陳情第76号,第77号,第78号については,予算を承認するため一事不再議により,不採択とします。
陳情第80号については,当局の前向きな見解も表明され,陳情の趣旨に賛同することから,採択します。
以上です。
40 ◯委員長(菅野吉記) 次に,国民民主党・友愛さん,川内委員。
41 ◯委員(川内清尚) 意見表明。国民民主党・友愛神戸市会議員団。
陳情第76号,審査打ち切り。理由,今回の委託にあたりバス運転士は変更となるものの,バスの車体やバスの添乗員は変わらないことから児童に与える影響は限定的であること,また,事業者とより丁寧な引継ぎを行えるよう十分な準備期間を確保していることから,安全性や
市民サービスが低下することはないと考えられることから審査打ち切りとする。
陳情第77号,審査打ち切り。理由,民間委託については陳情第76号と同じ。療育センターにおける人員配置については,国基準以上の配置をしている。今後も必要に応じて適切に人員配置を行っていくという当局の考え方を理解できることから審査打ち切りとする。
陳情第78号,審査打ち切り。理由,陳情第76号の理由と同じ。
陳情第80号,審査打ち切り。理由,北図書館も含めた鈴蘭台駅周辺の公共施設の再配置について,関連部局と連携して整備に向けた検討を行っているところであるとの当局の考え方を理解できることから審査打ち切りとする。
以上です。
42 ◯委員長(菅野吉記) 次に,平野章三委員。
43 ◯委員(平野章三) 陳情対する意見表明。平野章三。
陳情第76号,77号,78号,80号については,予算第1号議案を承認することなどから不採択とします。
44 ◯委員長(菅野吉記) 次に,松本しゅうじ委員。
45 ◯委員(松本しゅうじ) 陳情に対する意見表明。松本しゅうじ。
陳情第76号まるやま学園のバスの民間委託を白紙に戻すよう求める陳情,陳情第77号神戸市の療育の充実を求める陳情,陳情第78号総合療育センター等の運転業務の民間委託の撤回を求める陳情及び陳情第80号北図書館の建設を求める陳情につきましては,予算第1号議案を承認することなどから本件陳情を不採択とします。
以上。
46 ◯委員長(菅野吉記) 次に,上原委員。
47 ◯委員(上原みなみ) 陳情についての意見表明。無所属,上原みなみ。
陳情第76号,77号,78号に関しては,民間活力の導入による効率化や経費削減を求める観点と,バスの車体や添乗員は変更しないことから,児童に与える影響は限定的であり,サービスが低下するとは想定しにくい事から,丁寧な引き継ぎ対応を要望した上で,不採択を表明します。
陳情第80号北区図書館の建設を求める陳情は,地域住民から多くの要望を受けており,北神図書館同様の新設をすべきと考えるため採択を表明します。
48 ◯委員長(菅野吉記) 次に,村上委員。
49 ◯委員(村上立真) 意見表明。無所属,村上立真。
陳情第76号,第77号及び第78号については,バスの運転業務について民間委託を行うことでサービスが低下するという因果関係が不明瞭であり,現時点での様々な民間委託の取組や対応を鑑みると必ずしもサービスが低下するとは言えないため,当局の説明を了とし,不採択といたします。
陳情第80号について,北図書館が開館後45年以上経過しており,バリアフリー等に課題があることについては理解ができるものの,北図書館を含めた周辺地域における公共施設の再配置について,当局が十分検討に取り組んでいただいていることから,当局の説明を了とし,不採択といたします。
以上です。
50 ◯委員長(菅野吉記) 各会派の御意見は,以上のとおりであります。
この際,暫時休憩いたします。
この後,午後2時より再開し,意見決定を行いますのでよろしくお願いいたします。
また,この後,午後1時から,理事会を開会いたしますので,副委員長及び理事の皆様方は,よろしくお願いいたします。
(午後0時11分休憩)
(午後2時0分再開)
51 ◯委員長(菅野吉記) 休憩前に引き続き会議を開きます。
直ちに議事に入ります。
52 ◯委員長(菅野吉記) それでは,令和3年度神戸市各会計予算及び関連議案合計47議案,
松本のり子委員ほか7名から提出されました予算の編成替えを求める動議,及び
松本のり子委員ほか12名から提出されました第14号議案に対する修正案,並びに,本委員会に送付されました陳情4件に対する各会派の意見表明は,既に本日の委員会で終えておりますので,これより直ちに意見決定を行います。
それでは,順次お諮りいたします。
まず,
松本のり子委員ほか7名から提出されました予算第1号議案等の編成替えを求める動議についてお諮りいたします。
本動議に賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
53 ◯委員長(菅野吉記) 起立少数であります。
よって,本動議は否決されました。
次に,第14号議案について,順次お諮りいたします。
本件には,
松本のり子委員ほか12名から修正案が提出されておりますので,まず,本修正案についてお諮りいたします。
本修正案に賛成の方はご起立願います。
54 ◯委員長(菅野吉記) 起立少数であります。
よって,修正案は否決されました。
次に,第14号議案についてお諮りいたします。
本件は原案のとおり承認することに決しましてご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
55 ◯委員長(菅野吉記) 御異議がありませんので,本件は原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に,予算第1号議案,予算第4号議案,予算第9号議案,予算第10号議案,予算第18号議案,第11号議案,以上合計6議案についてお諮りいたします。
本件を原案のとおり承認することに賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
56 ◯委員長(菅野吉記) 起立多数であります。
よって,本件はいずれも原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に,予算第2号議案,予算第8号議案,予算第11号議案,予算第13号議案より予算第17号議案に至る5議案,第1号議案,第3号議案,第4号議案,第8号議案,第9号議案,第13号議案,第15号議案より第17号議案に至る3議案,第20号議案,第21号議案,第23号議案,第26号議案,以上,合計21議案についてお諮りいたします。
本件を原案のとおり承認することに賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
57 ◯委員長(菅野吉記) 起立多数であります。
よって,本件はいずれも原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に,予算第3号議案,予算第5号議案より予算第7号議案に至る3議案,予算第12号議案,予算第19号議案,第2号議案,第5号議案より第7号議案に至る3議案,第10号議案,第12号議案,第18号議案,第19号議案,第22号議案,第24号議案,第25号議案,第27号議案,第28号議案,以上合計19議案についてお諮りいたします。
本件は原案のとおり承認することに決しましてご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
58 ◯委員長(菅野吉記) 御異議がありませんので,本件はいずれも原案のとおり承認することに決定いたしました。
以上で,令和3年度神戸市各会計予算及び関連議案,合計47議案は,いずれも原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に,陳情第76号より陳情第78号に至る合計3件についてお諮りいたします。
本陳情に対する各会派のご意見は,採択と不採択,審査打切の3つに分かれておりますが,本日結論を出すことについては意見が一致しておりますので,まず,採否を決するかどうかについてお諮りいたします。
本陳情の採否を決することに賛成の方は,念のために申し上げますと採択又は不採択を主張される方はご起立願います。
(賛成者起立)
59 ◯委員長(菅野吉記) 起立少数であります。
よって,本陳情は採否を決しないことに決定いたしました。したがって審査打切となりました。
次に,陳情第80号についてお諮りいたします。
本陳情に対する各会派のご意見は採択と不採択,審査打切の3つに分かれておりますが,本日結論を出すことについては意見が一致しておりますので,まず,採否を決するかどうかについてお諮りいたします。
本陳情の採否を決することに賛成の方は,念のために申し上げますと採択又は不採択を主張される方はご起立願います。
(賛成者起立)
60 ◯委員長(菅野吉記) 起立少数であります。
よって,本陳情は採否を決しないことに決定いたしました。したがって審査打切となりました。
以上で意見決定は終了いたしました。
次に,お諮りいたします。
委員長報告の文案作成等,自後の取り扱いについては,理事会に御一任いただきたいと存じますが,御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
61 ◯委員長(菅野吉記) 御異議がありませんので,それではさよう取り計らいます。
62 ◯委員長(菅野吉記) 以上で,本日の日程は全部終了いたしました。
委員各位におかれては,連日にわたり委員会運営に御協力をいただき,誠にありがとうございました。
なお,引き続き理事会を開きますので,副委員長及び理事の皆様は,26階第1委員会室にお集まり願います。
以上をもちまして
予算特別委員会を閉会いたします。
(午後2時6分閉会)
神戸市会事務局
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