スケジュールにつきましては、
令和3年度、2021年度当初までに
実施設計や
都市計画手続、
施工認可等を終えまして、その後、
ホテル棟の工事に着手し、
令和5年度から6年度、2023年度から2024年度にかけまして既存の
ホテルを解体、
令和6年度、2024年度に
MICE棟の工事に着手する予定でございます。
MICE棟を含めました
施設全体の竣工時期につきましては、
整備基本計画では
令和7年度、2025年度中としていたものが、このたび
令和8年度、2026年度中となる
見込みでございます。
なお、
供用開始時期につきましては、
ホテル棟は
令和5年度中、2023年度中、
MICE棟は
令和8年度中、2026年度中を予定しております。
なお、現在、
中島公園駅
周辺地区まちづくり基本構想につきまして、
まちづくり政策局において検討中でございまして、この構想に基づく
公園北口の一部の
整備などにつきましてこの再
開発事業で行う予定となってございます。
○好
井七海 委員長 それでは、
質疑を行います。
◆川田ただひさ
委員 私からは、先ほどご説明いただきました
MICE施設について、まずは、どのような
会議を
ターゲットとするかという点から、2点お聞きしたいと思います。
新
MICE施設について、完成が待ち望まれるところでございますけれども、この
施設が完成した際には、多くの
MICEを開催することが求められ、特に
札幌に
メリットの大きい大
規模な
国際会議と
政府系国際会議を開催することが大切になります。
これまで、
札幌において、大
規模な
国際会議の開催は、
ホールや、また
ホールと
展示場が併設される
施設がないこと、会場への
アクセス性または
利便性が低いなどの
ハード面の理由から、他都市と比較して
競争力が劣るとされてきたところでもございます。この課題を解消すべく、新
MICE施設の
整備が決まり、
基本計画では、
ホテル棟を含む
施設単体で5,000人
規模、
周辺施設と連携して1万人
規模の
国際会議を
ターゲットとしているようで、大
規模な
国際会議も開催できるようになると思っているところでございます。
さらに、さきの
代表質問での我が会派からの質問に対し、
ホテル棟を含む
施設単体で1万人に近い大
規模な
会議であっても、その形態や期間などについて柔軟に
対応することにより、
施設単体での開催が可能なものであると答弁がございました。これまで
札幌で開催できなかったこうした大
規模な
国際会議が、新
施設が完成した際には数多く開催されることを期待することができるところであります。
そこで、質問でございますが、その
施設を生かしてどのような大
規模会議を
ターゲットにしていくのか、具体的に想定している
会議はあるのか、お伺いいたします。
◎石川
観光・
MICE推進部長 新
MICE施設につきましては、
会議機能と
展示機能をあわせ持つことに加えまして、国内でも数少ない大
規模宴会場を備えた
ホテルが併設される
施設となることで、
展示会を伴う大
規模な
会議を一つの
施設で開催できるようになります。
こうした
施設を必要とする大
規模な
会議といたしましては、
科学系や
医学系を中心といたしまして5,000人から1万人
規模の
学術会議があり、それらは、高い
経済波及効果などが見込めるため、
重点ターゲットとしていきます。将来的には、新
MICE施設を核といたしまして、
市内施設との連携をより密にし、さらに大
規模な
学術会議、例えば
日本医学会の総会や
日本内科学会のように1万人を優に超える
会議を誘致していきたいというふうに考えているところでございます。
◆川田ただひさ
委員 次に、先ほども言いましたけれども、
政府系の
国際会議についての
対応もお聞きしたいと思っているところであります。
施設の強みを生かしてしっかりと誘致につなげていただきたいということで、これら大
規模な
国際会議とともに、私は、
政府系の
国際会議の開催も大いに期待されるところであると思っているところであります。
ご承知のとおり、10月25日から26日の2日間、
倶知安町においてG20
観光大臣会合が行われ、
倶知安町や北海道の魅力が世界に発信されたところでもあります。
札幌市においても、平成22年6月5日から6日の2日間、APECの
貿易担当大臣会合が開催され、21の国と地域から多くの方々が訪れ、
札幌のさまざまな情報を世界に向けて発信した実績もございます。
こうした
政府系国際会議は、
札幌の魅力を世界に発信する絶好の機会であり、積極的に誘致すべきものであると考えているところでございます。要人が参加する
政府系国際会議を開催するとなれば、当然、会場の
セキュリティーはもとより、
周辺エリアについても高い
セキュリティーが求められるところでもあり、現在検討が進められている
都心アクセス道路から新
MICE施設までのスムーズな
アクセスの確保についても、課題があるものと認識しているところでございます。
整備基本計画で、新
MICE施設について、
政府系国際会議にも
対応できる質の高い
施設とするとされているところでありますけれども、先ほどの説明で、
土地価格や資材の高騰、また
人件費の上昇によって
事業費が上がり、
コストの縮減も一生懸命行っているというところでもございます。
そこで、質問でありますが、こうした
コストの削減を行いながらも、やはり新
MICE施設は
政府系国際会議に
対応できる質の高い
施設となることが必要であるという観点から、そういった
対応をできる
施設となるのかどうなのか、お伺いするところでございます。
◎石川
観光・
MICE推進部長 政府系国際会議の
対応についてでございます。
新
MICE施設におきましては、
政府系国際会議の開催に当たり、
同時通訳が可能な
会議室の
整備はもちろんのこと、控室や
裏動線といった
部分についても十分な検討を重ねまして、このたびの
基本設計に反映したところでございます。
さらに、この
施設は
ホテルとの合築であるため、ニーズに応じたさまざまなグレードの
会議室やきめ細かい
サービスを提供することが可能となり、
政府系国際会議で求められる水準に
対応が可能であるというふうに考えてございます。
また、
委員がご指摘の
周辺エリアの
セキュリティーといった点につきましては、大変重要な要素であると考えておりまして、その対策を講じるためには、
関係機関や
所管部局との連携が重要であるというふうに認識してございます。
◆川田ただひさ
委員 最後に、これからということでありますので、要望でございます。
今後、新
MICE施設の
整備をきっかけとして、多くの市民と
観光客、また
MICEへの参加者がこのエリアを訪れることとなると思います。たくさんの人が集まるということで、人々の活動が盛んになり、民間開発を誘発するなど、大きな経済的な効果を生み出すことにつながると思っているところであります。
そこで、私は、周辺のまちづくりを先導する役割を全うすべく、新
MICE施設がもたらす数々の効果を最大限発揮できるような
施設にしていただきたいと思っており、特に
政府系の
国際会議においては、世界に発信する宣伝的な効果が非常に高いという点からも、いろんな
関係機関の方々と、
セキュリティーについて、どれが最高の
セキュリティーなのかということを協議していくのも必要だと思っているところでございます。
私が指摘した
セキュリティー、
アクセスの向上といった課題については、
観光・
MICE推進部が
対応できる内容でないということは認識しております。
関係機関や
所管部局と全庁的にその情報を共有していただいて、早い解決がなされるよう要望しまして、私の質問を終わります。
◆あおいひろみ
委員 私からは、2点質問させていただきます。
1点目は、
コスト縮減の内容と
施設の
競争力について質問いたします。
さきの決算特別
委員会において、我が会派からの
資材価格等の上昇による建設費への影響や
コスト縮減の観点についての質問に対し、
土地価格や
資材価格、
人件費の上昇による影響が見られるため、
コスト縮減に向け、必要なものは維持し、削れるものは削るという観点で検討を行っている旨の答弁がなされたところです。
それに対し、しっかりと
コスト縮減に取り組んでいただくことが重要である一方で、必要なものまで削ってしまい、
施設に不備が生じる、または
競争力の低い
施設となってしまうといったことがないよう検討を進めていただきたい旨を我が会派から指摘させていただきました。
税金を使っていることを改めて認識し、働いている市民がしわ寄せを受けないよう配慮しながら、不必要な
コストを縮減するとともに、都市間競争に負けない高い
競争力を持った
施設とすることは、やはり、どれも重要な観点であると言えます。これらの観点を踏まえた
コスト縮減については、非常に難しい検討になるものと思われるため、今回の報告は
コスト縮減を行った結果のものと認識していますが、検討の結果、どのような状況になっているか、気になるところでもあります。
そこで、質問ですが、
事業費を圧縮するためにどのような事柄について縮減を行ったのか、また、その結果、
施設の
競争力に影響が出ていないかどうか、伺います。
◎石川
観光・
MICE推進部長 コスト縮減の内容と
施設の
競争力についてでございます。
コスト縮減の主な内容といたしましては、ホワイエや
バックヤードの面積を可能な限り削減したことや、レイアウトの工夫により、屋上の塔屋、ペントハウスでございますけれども、それを1階分削減したこと、
展示場の防音、防振のグレードを下げたこと、さらには、
メーンホールの天井の高さについて、
国際会議開催で許容されるレベルの高さとしたことなどがございます。
コスト縮減のみを目的とするのであれば、例えば、
展示場について、柱を立てることにより、はりを大幅に削減するといったことも考えられますが、遮られることなく展示物を観覧できるという本来の機能に鑑み、こうしたことは行わずに
コストの縮減を図ったところでございます。
その結果、新
MICE施設が
ターゲットとする
会議などについては計画どおり開催できますとともに、市民の
利便性向上等に資する機能も確保できておりまして、
施設の
競争力については影響がないものと考えております。
◆あおいひろみ
委員 せっかくいいものをつくるのですから、世界に負けない
施設ができればと思っております。
2点目は、
施設の市民利用について伺います。
新
MICE施設については、不必要な
事業費の増加がないよう、また
競争力の高い
施設となるよう、引き続き検討を進めていただきたいところですが、一方で、非常に大きな
施設の
整備ということであり、市民の理解を得るのも重要なことであります。
施設の必要性や経済効果などはもとより、新
MICE施設をどのように利用できるかといった市民利用の内容についても市民の関心は高いのではないでしょうか。
整備基本計画においては、
地下鉄駅への
アクセス性の向上や気軽に憩えること、地域の防災に資することなど、市民生活の質の向上にも資する
施設とする旨の記載がありますが、
基本設計が終わった段階でもあり、それらが具体化してきているものと思われます。
そこで、質問でありますが、新
MICE施設の市民利用について、具体的にはどのような
整備を行うのか、伺います。
◎石川
観光・
MICE推進部長 施設の市民利用についてでございます。
新
MICE施設の市民利用に関しましては、
屋内貫通通路や
屋上広場といったものを設置するとともに、災害時にも
対応できる
施設とする予定でございます。
具体的には、地上と地下の
屋内貫通通路によりまして、先ほどご説明したとおり、1階での東西の往来が便利になるとともに、現在つながっていない
中島公園駅の南北のコンコースが地下でつながることから、新
MICE施設周辺の回遊性の向上も図られるものと考えております。また、
屋上広場につきましては、
休憩場所のほか、藻岩山が眺望できる園路を
整備するとともに、5階の
屋上広場は地域イベントなどの開催もできるようなしつらえといたしまして、憩いやにぎわいの空間の形成を図ってまいりたいと考えてございます。
さらには、災害時の
対応といたしまして、非常用発電機やガスコージェネレーションシステムの導入によりまして停電時でも電気が使えるようにするなど、新
MICE施設を地域の避難所及び帰宅困難者の一時滞在
施設と位置づける予定でございます。
そのほか、運営面でも、市民が楽しめるコンサートや市民が参加できるイベントを開催するなどの工夫を行う予定でございまして、その実現に向け、市民の意見を聞く機会を設けたいというふうに考えてございます。
◆あおいひろみ
委員 今までは、
パークホテルというと、
地下鉄からおりて、雨の日などは外に出て
施設に入らなければいけなくて、女性などは髪型、服装などをとても気にしながら
ホテルに行っていたのを思い出しますが、そういったことも改善されるのはとてもよいことだと思います。
要望です。
大きな学会や政府の
会議などは一般市民の方にはちょっと遠いものと感じられて、なかなか理解の得られないものであると感じているのですけれども、そういったところは、市民の理解を得るように、憩いの場ですとか、防災に使えるよということをいろいろ周知していくのも大切なことだと思われます。そういったことも、市民に建設の理解を得てつくっていただきたく、私の質問を終わらせていただきます。
◆わたなべ泰行
委員 私からは、
施設の内容について、何点か質問します。
このたびの新
MICE施設の建設については、本市の経済成長の推進、また新たな
札幌の魅力づくりにつながると認識しております。こういった動きは、全国でも見受けられており、愛知県では、本年9月に国内最大級の展示スペースになる国際
展示場、Aichi Sky Expoがオープンしました。また、福岡市は、先月21日に東京にある在日フランス商工
会議所にて福岡
MICEセミナーin東京2019を開催し、首都圏の団体、協会、企業、大学などに福岡市の
MICEの
取り組みをPRしておりました。今回の新しい
MICE施設も、主催者になる方たちに、どのようなことができる
施設になるのか、しっかりとPRすることが
施設の利用促進につながることと考えております。
そこで、質問ですが、今回の新
MICE施設の
展示場と
メーンホールについて、どのような使い方ができるものなのか、詳細について伺います。
◎石川
観光・
MICE推進部長 展示場と
メーンホールの詳細についてでございます。
まず、
展示場につきましては、大小さまざまな展示物や仮設物に
対応するため、床の耐荷重を国内
展示場として高い水準でございます1平方メートル当たり5トンとするとともに、床にアンカーを打つことを可能とすることにより、展示物等の固定を容易とするしつらえとしてございます。また、さまざまなつり物に
対応させるために、天井からのつり荷重を合計約36トンといたしまして、複数のステージ位置を想定して、照明バトンやトラスバトンなどのつり物設備を配置する予定でございます。これらにより、
展示会はもとより、音楽やスポーツなど幅広いイベントの開催も可能となると考えてございます。
次に、
メーンホールにつきましては、大型のプロジェクターやスクリーンを初め、
同時通訳ブースを
整備いたしまして、国際的な
会議開催基準を持ったものとするほか、
パントリーを近接させるなど、講演会や集会などの
会議はもとより、レセプションなど多目的な利用が可能なものとする予定でございます。
◆わたなべ泰行
委員 ただいまの説明で、床の耐荷重が1平方メートルで5トン、また床にアンカーも打てたり、天井のつり荷重が36トンだと。私も前職でさまざまなイベント等の設営にかかわってまいりましたけれども、本当に、床の荷重、また天井からスピーカーをつることでも、
施設が古いとこれが大変な課題になってしまうんですね。今後、こういういろんな機材も軽量化してくる傾向性はありますが、こういったことにも配慮して、しっかりと今の時代に即した設定になっていると私は認識しております。
次に、
会議室について伺います。
これだけ大
規模の
MICE施設で、さまざまな立場の方々が会合や商談会、講演会などを行う際に、それぞれの使用目的に見合ったつくりの
会議室が必要になると考えております。新
MICE施設では、さまざまなサイズの
会議室を検討しておりますが、
国際会議なども視野に入れた場合、特にVIPの
対応が求められることが考えられます。こういった特別な
対応の際、グレードの高い内装の
会議室が求められます。隣接している
ホテルでも
対応できるとは思いますが、やはり
展示場や
ホールの近くにあると、より柔軟な
会議運営が可能となるものと考えております。
そこで、質問ですが、新
MICE施設の
会議室の中に高級感のある
会議室は
整備されるのか、伺います。
◎石川
観光・
MICE推進部長 高級感のある
会議室についてでございます。
新
MICE施設につきましては、
整備基本計画におきまして「自然×人×知」が織りなす
札幌MICEの実現というコンセプトを掲げているところでございます。こうしたコンセプトに基づきまして、4階の南西に配置する約500平方メートルの
会議室につきまして、
中島公園と藻岩山の眺望がすばらしく、また緑化された屋上への出入りが可能であるという特徴がございますことから、高級感のある
会議室となるよう、今後、内装等の詳細をさらに検討してまいりたいというふうに考えてございます。
◆わたなべ泰行
委員 ただいまの答弁では、予定されていると、しかも藻岩山、
中島公園が眺望できて、本当に
札幌を訪れたVIPの方に
札幌の魅力を見ていただける、こういう
取り組みもあるということは認識しました。
最後に、資機材等の搬入室について質問します。
この
施設の
展示場や
ホールの
規模から、大型の
展示会やイベントの開催が考えられます。そういった大
規模な催事は、設営、撤去の作業も多く、複雑になり、スムーズな作業ができる荷さばき場や動線が必要になります。
そこで、質問ですが、新
MICE施設への資機材の搬入室はどのように考えているのか、伺います。
◎石川
観光・
MICE推進部長 新
MICE施設への資機材等の搬入室についてでございます。
新
MICE施設は、
展示場や
メーンホールの展示物や仮設物などの搬出入のため、敷地の東の
豊水通側に搬出入用のヤードを設けることとしてございます。
展示場につきましては、そのヤードに加えまして、外部と直接つながる大きな開口部を2カ所設け、そこから大型のトラックが、直接、
展示場に入りまして、荷さばきを行うことを可能とするように予定してございます。また、
メーンホールにつきましては、
バックヤードの通常の小型エレベーターに加えまして、搬出入ヤードに隣接した場所に大型のエレベーターを
整備し、大小さまざまな資機材等の搬出入に
対応する予定でございます。
◆わたなべ泰行
委員 最後に、要望ですが、今回の質問に対しての答弁を伺いまして、利用する主催者側、また設営などの運営をする側、こういった両方の立場に立った考えをもとに検討してきたんだな、工夫がされているんだなという印象を持ちました。
先ほど福岡市の例を挙げましたけれども、全国、また世界の
MICE市場を勝ち抜いていくというのは、常に時代に合った戦略が求められると思います。
施設の運営管理の方法の検討についてはこれからだと思いますけれども、新
MICE施設は
札幌市の新たな顔にもなってまいります。世界に誇れる
施設になるように、また持続可能な
MICE施設になるように努力していただくことを求めて、私の質問を終わります。
◆千葉なおこ
委員 私からは、
事業費について質問させていただきます。
当初の概算総
事業費よりも約61億円の増額になる主な要因について、部長からご説明いただきました。物価、
労務費の上昇で約22億円、従前資産
評価額で約29億円、その他
対応で約10億円とのことです。
そのうち、従前資産
評価額について、2点質問いたします。
初めに、周辺
土地価格が上昇するといったことを2016年の
基本設計時点で想定されておられたのかどうか、伺います。
◎石川
観光・
MICE推進部長 土地価格について、
基本計画時から上昇を予想していたかどうかということについてでございますが、その当時は、これほど大幅な上昇があるだろうということは予想してございませんでした。
◆千葉なおこ
委員 基本設計時点で、こうした大型
施設をつくる場合は、
土地の評価が上がることも見越すのが当然必要だと、見通しがちょっと甘かったのではないかなと思います。
2点目は、今回の従前資産
評価額の上昇について、計画査定時は35億2,700万円だったものが、2016年の
基本設計時から約3年で周辺の
土地価格が急上昇し、64億5,900万円と約29億円増額したとのことでありますけれども、これは、どのような計算で、そして妥当な価格であったのかどうかということを伺いたいと思います。
◎石川
観光・
MICE推進部長 従前資産
評価額の上昇についてでございます。
従前資産
評価額につきましては、この再
開発事業で個人施工者となります予定の株式会社グランビスタ
ホテル&リゾートが不動産鑑定により再
開発事業の権利変換計画の作成を見据えまして、取引事例比較法や収益還元法といった不動産鑑定の正規の基準や手順にのっとって算出しているものでございます。
また、
MICE施設の周辺の
土地価格につきましても、近年、地価公示や都道府県地価調査価格、路線価が大きく上昇している状況にございます。
これらを踏まえまして算出された従前資産
評価額については、妥当なものと認識しております。なお、最終的な
取得額は権利変換計画の認可などを経て確定する予定でございまして、その際に、再度、従前資産の評価を行うこととなってございます。
◆千葉なおこ
委員 今後もまだ
事業費の増額があるのではないか、大丈夫なのか、当然、市民も心配だと思いますし、そうなっていけば、到底、市民の理解は得られなくなっていく、そういった懸念があるんじゃないかと申し上げて、私の質問を終わります。
○好
井七海 委員長 ほかに
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○好
井七海 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
以上で、
委員会を閉会いたします。
――――――――――――――
閉 会 午後1時57分...