• "補完"(/)
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  1. 神石高原町議会 2021-03-05
    03月05日-01号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    令和 3年第 2回 3月定例会       令和3年第2回神石高原町議会定例議会会議録(第1号)1. 招集年月日 令和3年3月5日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   会 3月5日 午前10時00分宣告(第1日)1. 応招 議員  1番 柏 床 由 夫         2番 小 川 善 久          3番 林   憲 志         4番 横 山 素 子          5番 久保田 龍 泉         6番 小 川 清 治          7番 木野山 孝 志         8番 藤 田 晃 己          9番 寄 定 秀 幸        10番 橋 本 輝 久1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      入 江 嘉 則     副町長     森 重 純 也   教育長     馬屋原 健 治     会計管理者   瀬 尾 明 彦   総務課長    瀬 尾 浩 康     政策企画課長  岡 崎   謙   まちづくり推進課長           住民課長    谷 本 千 代           矢 川 利 幸   保健福祉課長  松 井 和 寛     子育て応援課長 赤 木 まゆみ   環境衛生課長補佐森 山 郁 夫     産業課長    豊 田 達 哉   建設課長    高 石 徹 朗     教育課長    砂 田 香代子1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    国 重 修 示     書記      平 田 美 穂   書記      吉 原 敬 之1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり1. 会議録署名議員   第 5 番  久保田 龍 泉         第 6 番  小 川 清 治            午前10時00分 開会 ○議長(橋本) 皆さん,おはようございます。 いまだに新型コロナウイルス感染が抑え込まれていない状況下での開会となりました。着々とワクチン接種の準備が進んでいますが,本格的な接種時期は不透明です。本議会は,感染予防対策を万全にし,スムーズな議会運営ができ,終えるよう皆様のご協力をお願いいたします。 本定例会は,入江町長2期目最初の新年度予算を審議する議会でもあります。安心して幸せに暮らせるまちづくりをキャッチフレーズにした入江町長施政方針,また未来を開く人と文化の創造を目指した神石高原教育行政方針に基づいた令和3年度予算案など,重要な案件が提案されます。議会と執行者はお互い尊重し合いながら,活発な議論により,よりよいサービスを住民に届けられる施策,また町の発展につながる施策などを考え,議員各位の真摯な審議をよろしくお願いするとともに,執行者の分かりやすい答弁も改めてお願いをいたします。 ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しておりますので,これより令和3年第2回神石高原町議会定例会を開会します。(説明員を報告) 町長から挨拶があります。 ◎町長(入江) 皆さん,おはようございます。 本日は,令和3年第2回神石高原町議会定例会を招集いたしましたところ,議員各位におかれましては年度末で大変ご多用なところご参集を賜り,誠にありがとうございます。 初めに,先日新聞等で報道もなされましたけれども,軽自動車税の課税において,平成9年から長きにわたり誤った額の課税を行っておりました。小型特殊自動車5台分で,合計32万円余りでございます。合併前のこととはいえ,その責任は引き継いだ私にあります。該当者の方々をはじめ町民の皆様に対し,心からおわびを申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。今後このようなことがないよう,職員一同細心の注意を払い業務執行に努めてまいりますので,引き続きご指導賜りますようお願いを申し上げます。 次に,新型コロナウイルスについてですが,感染拡大から約1年が経過をしました。2度の緊急事態宣言等の厳しい措置,対策により,現在は収束に向かいつつあります。幸いにも本町においては,いまだ感染者の確認はございません。町民の方々のご協力に心から感謝を申し上げます。ワクチンにつきましても,医療従事者をはじめ高齢者の方々を優先して接種を行うべく,先日も2か所で予行練習,シミュレーションを実施したところです。初めてのことですので多くの課題もございますが,このワクチン接種が事故なく円滑に進められるよう特段のご協力をお願い申し上げます。このワクチン接種が始まりましても,感染に対しては油断をすることはできません。まだまだ影響を受けている事業者の方々もおられますので,その支援等々,社会生活の維持,感染防止に全力で努めてまいります。議員各位また町民の皆様には,引き続きご協力賜りますようお願いを申し上げます。 さて,本日から3月定例会がスタートいたしました。この後,令和3年度施政方針も述べさせていただきます。本町の将来に向けたまちづくりに必要とされることや,2期目のスタートに当たる令和3年度に取り組むべきことなど,令和3年度当初予算の中でご提案を申し上げます。本定例会においてご議論いただきたいと存じます。本定例会では,令和2年度3月補正予算,令和3年度当初予算,各条例改正,指定管理条例人事案件等,全100議案の上程を予定をしております。十分なご審議をいただき,全議案ご可決賜りますようお願い申し上げ,開会に当たっての挨拶といたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(橋本) 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は,お手元に配付したとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第1,会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は,会議規則第125条の規定により,5番久保田議員,6番小川清治議員を指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第2,会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は,本日から3月25日までの21日間とすることに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(橋本) 異議なしと認めます。よって,本定例会の会期は本日から3月25日までの21日間と決します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第3,諸般の報告をいたします。 議会運営委員会所掌事務調査及び総務文教常任委員会議会広報常任委員会所管事務調査について,各委員長からお手元に配付したとおり報告書が提出されています。説明は省略します。 次に,地方自治法第235条の2第3項の規定による令和2年11月分から令和3年1月分までの例月出納検査の結果報告書の,地方自治法第199条第9項の規定による定期監査結果がお手元に配付したとおり提出されております。朗読は省略します。 以上で諸般の報告を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第4,議案第4号工事請負契約の変更について(第5457号町道竹端線道路災害復旧工事)を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 皆さん,おはようございます。 議案第4号案件の提案理由を説明いたします。 過年発生道路橋梁補助災害復旧事業第5457号,町道竹の端線道路災害復旧工事について,工期の延長により令和3年2月25日に工事変更請負仮契約を締結したので,条例の定めにより提案するものであります。 詳細説明建設課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎建設課長(高石) 〔詳細について説明〕 ○議長(橋本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第4号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) お諮りします。 日程第5,議案第5号令和2年度神石高原一般会計補正予算(第10号)から日程第12,議案第12号令和2年度神石高原病院事業会計補正予算(第3号)まで一括議題としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(橋本) ご異議ないものと認め,日程第5,議案第5号から日程第12,議案第12号までは一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第5号案件の提案理由を説明いたします。 令和2年度神石高原一般会計の現計予算額は152億5,661万6千円ですが,これから4億2,285万4千円を減額し,歳入歳出の総額をそれぞれ148億3,376万2千円とするものであります。補正の主な内容は,事業の実績見込額によるもの,及び新型コロナウイルス感染症の対応として事業の中止や縮小などを踏まえ,予算を減額するものであります。 続きまして,議案第6号案件の提案理由を説明いたします。 令和2年度神石高原国民健康保険特別会計の現計予算額は10億5,066万8千円ですが,これに4,272万6千円を追加し,歳入歳出の総額をそれぞれ10億9,339万4千円とするものであります。補正の主な内容は,実績見込額による歳入科目の組替え,及びこれを財源に国民健康保険財政調整基金に積立てを行うため,予算を増額するものであります。 続きまして,議案第7号案件の提案理由を説明いたします。 令和2年度神石高原後期高齢者医療特別会計の現計予算額は3億8,275万7千円ですが,これから2,335万8千円を減額し,歳入歳出の総額をそれぞれ3億5,939万9千円とするものであります。補正の主な内容は,広島県後期高齢者医療広域連合が行った令和2年度後期高齢者医療給付費の推計,及び保険基盤安定分保険料軽減額の確定に伴う療養給付費負担金等の枠の変更を踏まえ,予算を減額するものであります。 続きまして,議案第8号案件の提案理由を説明いたします。 令和2年度神石高原介護保険特別会計保険事業勘定)の現計予算額は18億5,617万2千円ですが,これに1,785万7千円を追加し,歳入歳出の総額をそれぞれ18億7,402万9千円とするものであります。補正の主な内容は,保険給付費実績見込額を踏まえ,予算を増額するものであります。 続きまして,議案第9号案件の提案理由を説明いたします。 令和2年度神石高原簡易水道事業特別会計の現計予算額は2億7,616万4千円ですが,これから208万2千円を減額し,歳入歳出の総額をそれぞれ2億7,408万2千円とするものであります。補正の主な内容は,新規加入者が増加したことに伴う負担金の追加及び事業の実績見込額を踏まえ,予算を減額するものであります。 続きまして,議案第10号案件の提案理由を説明いたします。 令和2年度神石高原飲料水供給施設事業特別会計の現計予算額は4,366万6千円ですが,これに19万6千円を追加し,歳入歳出の総額をそれぞれ4,386万2千円とするものであります。補正の主な内容は,新規加入者が増加したことに伴う負担金の追加及び歳入科目の組替えに伴い,予算を増額するものであります。 議案第11号案件の提案理由を説明いたします。 令和2年度神石高原農業集落排水事業特別会計の現計予算額は2億9,277万円ですが,これに15万円を追加し,歳入歳出の総額それぞれ2億9,292万円とするものであります。補正の主な内容は,新規加入者が増加したことに伴う負担金の追加及び歳入科目の組替えに伴い,予算を増額するものであります。 続きまして,議案第12号案件の提案理由を説明いたします。 神石高原病院事業会計収益的収入は3億4,970万7千円,収益的支出は3億4,969万7千円ですが,これから948万8千円を減額し,収益的収入を3億4,021万9千円,収益的支出を3億4,020万9千円とし,資本的収入及び資本的支出は5億8,350万円ですが,これから3,890万円を減額し,総額をそれぞれ5億4,460万円とするものであります。補正の主な内容は,事業の実績見込額を踏まえ,予算を減額するものであります。 以上で説明を終わります。 詳細説明はありません。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(橋本) 説明が終わりました。 これより各会計補正予算の審議を行います。 日程第5,議案第5号令和2年度神石高原一般会計補正予算(第10号)の質疑を求めます。 ◆3番(林) 一般会計特別会計補正予算説明資料っていう,こちらの調書のほうからお聞きします。 まず,1ページ目の神石高原チャレンジファンド運営事業についてですが,この事業目的,ここに書いてあるんですが,ファンドにより企業者を支援することにより雇用の場の創出,定住促進につながるとありますが,これはどのように具体的に効果が上がってるんでしょうか。 ページを間違えた。ごめんなさい,7ページです。
    政策企画課長(岡崎) 林議員のご質問にお答えをしたいというふうに思います。 神石高原地域創造チャレンジ基金の状況であります。 現在,平成29年にこの財団法人ができておりまして,今現在7件,5,240万円の,チャレンジをされる方々へ出資及び私募債の引受けという形で支援をしております。内容につきましては,平成29年度に2件,それから30年度に2件,令和元年度に3件の7件であります。雇用の状況でありますし,それから定住対策につながる,どういうふうなことになっておるかということでありますけれども,7件の出資をしておりますけれども,7件でありますから7社,企業が七つ起業されておりますので,法人が七つできておるということであります。雇用は,その法人の経営者も含めて15名の雇用を生んでおるというふうに考えております。さらに,各七つの支援先でありますけれども,いずれも順調に経営をしておりまして,令和2年度でいえば平成29年度の一番最初に出資をさせていただきました合同会社から1回目の返済を受けております。令和3年度につきましても2件,引き続き返済ができるものというふう考えておりますので,いずれも順調に経営をされております。 以上,雇用でいえば15名,それから業が起こったということでいえば7企業ができておりますので,順調に推移をしているものというふうに考えております。 以上です。 ◆3番(林) じゃあ,もうちょっと具体的に,今の7社の企業の中でよく今話題になっとるフェアトラベルジャパン現況報告っていうのがあるんですが,このチャレンジファンド基金からの,ここを一部読ませていただきますが──20ページのところです,この資料の──途中からですが,当初計画からコロナ禍の影響もあり,長い時間をかけて2020年12月から営業を開始されました。全てはこの事業を応援してくださった皆様のおかげですとのこと。これからはどんどんイベント開いたりしながら,この場所を中心に神石高原町の魅力を発信し,地域活性化に貢献していかれる想定です。地元の皆さんも,外部から神石高原町に遊びに来られた方々も幸せになれる空間となれるよう全力を尽くしていかれますというふうに現況報告チャレンジファンド基金のほうからありますが,すばらしい言葉が書いてあるんですけど,これは具体的に本当にされたんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) フェアトラベルジャパンの状況であります。 議員ご指摘のように,12月に財団法人ホームページに事業の内容を掲載をしております。フェアトラベルジャパン,昨年12月から営業を開始をしておりますけれども,当初は海外からの研修生,それから観光客に一時的に宿泊をしていただいて,神石高原町を拠点にツーリストじゃないんですけれども,ツアーをしてもらうというような考えでおりましたけれども,コロナの状況で海外からの集客が見込めません。12月以降,国内の方々へ,集客の計画を変更して国内に今国内ツアーというか,国内への観光客の売り込みを行っておりますが,緊急事態宣言が1月から発生をして現在も引き続いておるということの状況で,計画どおりの状況には至っておりませんが,フェアトラベルジャパンについては現在本町にあるNPO法人の宿舎,NPO法人に来られる外部の方の宿舎として今宿泊の利用をされておるということでありまして,計画どおりにはなかなか進んでいないというのが現状であります。 ◆3番(林) コロナの影響といえば,それはもちろんどんな業界も大変だとは思います。 私,この現況報告を見てて思ったのが,チャレンジファンド基金側の年次報告の中に書かれているんですけど,細かいことをいうと,尽くしていかれますとか敬語で書かれているんです。別にそれは,敬語は丁寧な言葉でこれは文章の話なんですけど,もちろんチャレンジファンド基金の中で7社が声を上げてそこに伴走支援型をしていくっていうのは分かるんですが,それに対する指導であるとか,もうちょっとこうしたらいいとかっていうふうなスタンスっていうか。これを見てると運命共同体っていうか,頑張っていかなくちゃいけないみたいな。指導体制っていうか,そういうふうなものを感じられない報告なんですけど,そのあたりはどういうふうにお考えでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 文章の表現の仕方の問題もあるというふうには思っておりますが,財団法人から我々が報告を受けておる状況でいえば,財団法人の事務局が定期的に運営状況,それから財務状況の確認はいたしております。そのときに,確認をする中で事業の計画を見直すとか,財務内容の変更を求めるといったことを現在は行っております。 なお,来年度以降は,定期的に専門の者をお願いをした上で,現場に定期的に行ってもらって指導をさらに強めてまいりたいというふうに財団法人から来年度の事業の内容を承っております。 ◆3番(林) ぜひとも優しく,厳しくしっかりとその辺をやっていただきたいんですが。 また,去年の,2年の9月定例会でいろいろ岡崎政策企画課長が答弁されてる中で,ちょっと読みます。フェアトラベルジャパンの今からやるプログラム情報発信は基本的にホームページを使ってやっている,やっていくと今聞いておりますと。その中でも,地域住民と一緒につくれる体験型のプログラムというものをつくり,例えば豊松の散策コース,30分から1時間町を歩きながら歴史文化のお話を聞いたり,農家体験プログラムとして近所の方々の畑で農業体験をするようなプログラムをつくりとか,いろいろ書いてあるんです。そういうことをおっしゃってるんです,議事録に。そういうことをフェアトラベルジャパンはネットワークを活用して,いわゆるSNS等で発信していくと。これを聞いてると,すげえええことをされるんだなと思って僕らは応援したいと思うんですが,コロナの影響もあると思うんですが,今見てるとSNS等であまり発信されておらんような雰囲気があるんですけど,どのようになってるか把握されておりますか。実際この事業もされたんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 議員ご指摘のことでありますけれども,何といっても観光事業につきましては観光客の集客が非常に困難な状況にあります。 現在,町内の観光施設はどこも観光客を受け入れることができないということで非常に苦慮しておりますけれども,フェアトラベルジャパンにつきましても同じように,ホームページには上げても,ホームページには上げたとしても集客をすることがなかなかかなっていないというのが現状でありまして,これは豊松地区の笹尾というところにフェアトラベルジャパンの施設がありますけれども,地域の方々には定期的にお話をしているというふうには聞いておりますが,先ほど議員ご指摘の収穫体験であったり,地元の方と一緒になって話を聞くようなツアーを計画はしておりますが,なかなか実行には至っていないというのが現状であります。 ◆3番(林) できてないっていうことで,3密対策で,例えばほかの事業だったら森林セラピーとかキャンプとかっていうのは好評でございますよね。だから,そういう部分ではできることができてないっていうふうなことで,しっかりとそういうところは伴走支援型っていうか,指導も含めて行っていただきたいなと思います。 それと,ここにあるんですが,企業版ふるさと納税が財源っていうことですが,これの営業活動っていうのはどういうふうにされてるんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 企業版ふるさと納税の件でありますが,この企業版ふるさと納税は従来型の,個人の方々のふるさと納税の仕組みとは違いまして,企業さんに神石高原町がこんな事業をしたい,こんな事業をしているので,それにご理解をいただいた企業さんから寄附を頂くということがこの企業版のふるさと納税になっておりますので広く世の中にはホームページを使ってプレスをしておりますけれども,神石高原町がやりたいということに関心を寄せていただいた企業さんへ直接お話をさせていただいた上でこの内容についてご理解が賜れれば寄附を頂きたいということでやっておりますので,広く一般にCMであったり,そういった広告を打って寄附をお願いをするというような状況ではなくて,反応があったというか,興味がありますよと言われる企業さんと直接お話をして企業版ふるさと納税を,寄附を頂くというような形を今現在では取っています。 ◆3番(林) 興味があるっていうきっかけの中で,9月定例会でも岡崎政策企画課長が,ユーチューブなどを使って,インフルエンサー,そういう方の動画を作って関心を高めていただくんだみたいな。有名な方の,動画を作っておられる。そういうことはされてるんでしょうか。営業活動。 ◎政策企画課長(岡崎) 議員ご指摘のインフルエンサーを使って動画を作って情報発信をしてるのかというご質問でありますけれども,現在そこの状況には至っておりません。大変申し訳ありません。 ◆3番(林) どうしても企業版ふるさと納税となると,広く開かれた状況でうまくできないのかなっていうふうに思います。そちらのほうもしっかりと行っていただきたいと思います,せっかく答弁されてるんで。 それと,次は8ページをお聞きします。いいですか。 3,PayPayのことをお聞きします。 これは今PayPayが,PayPayカードチャージ,これが町内ではできないですよね,PayPayカード自体チャージが。隣町の某コンビニへ行ったりしてチャージをして,隣町でお買物をして帰ってる人もおってかもしれないですけど,せっかくでしたらこれを町内でできるようにはならないんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 議員が言われとるのは多分某コンビニエンスストアの銀行だというふうに思いますけれども,本町にはコンビニエンスストアがローソンはありますけれども,それ以外のコンビニがないのでチャージができないという状況になっておるというふうには思います。聞き及ぶところでいえば,郵便局のゆうちょでできるというふうには聞いておりますので,そういったところをご利用いただければよいのではないかというふうに思います。 ◆3番(林) 僕が言うのはカード自体へのチャージです。だから,ひもつきにするっていうことは結構皆さんまだ抵抗がある方もいらっしゃると思うんです,自分の口座に。情報漏えいであるとか。PayPayカード自体へのチャージ,例えば今おっしゃったように,今ゆうちょがひもつきになるようになってますけど,そこのゆうちょの銀行にこういう端末を置くとかそういうことはできないでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) これはPayPay株式会社の営業の状況になるんだろうというふうに思いますけれども,他の市町を見た上でも某コンビニがないところについてはできませんので,そこについては何とも町としては申し上げることはできないというふうにご勘弁をいただきたいと思います。 ◆3番(林) そちらに行けば,結局,町でいろいろお金を落とすっていうことが基本のもの,制度なので,隣町へ行ってチャージして,行ったついでに何か買物していこうかとか,こういうカードに関しても地域間競争っていうのが今かなり起きてると思います。どうしても商工会が大きいところのほうがそういうことは有利になっていくんで,買物の種類が多いから,しっかりその辺のところも考えていただきたいなと思うんですが。 それと,このPayPayの事業の決済時の手数料ですけど,今年の9月から手数料が有料化になるっていう話を聞いてるんですが,それはどういうふうに考えられるんでしょうか。小さいお店は,手数料が有料になればもう面倒くさいなみたいなところも出てくるんじゃないでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 議員ご指摘のように,9月からは有料化というふうに聞き及んでいます。これについては,企業の皆さん方の営業努力というものが大事なんだろうというふうに思います。現在はポイント還元を付与するキャンペーンを実施をしていますので手数料が今は無料ですし,ポイント還元をしておるので多くの事業者さんがこのPayPayをご利用いただいておりますけれども,引き続きここから以降は企業さんの営業努力の範疇というふうに現在のところは考えています。 ◆3番(林) 企業の責任と。それこそレガシーじゃないですけど,PayPayっていうのがあったよねみたいな,いわゆるバブルっていうか,そういうのが終わるんじゃなくて,しっかりとこういうのを活用して続いていくような体制が必要だと思うんです。そういう中で,例えば今いろいろ言われているのが,PayPayは翌月に支払いになるんで小っちゃいお店だったら面倒くさいとかっていうところもあると思うんです。 それと,公共料金とか介護事業所,こちらのような請求書支払い,そこにQRコードがあったらPayPayですると支払えるとか,そっちの方向にいくとかなり介護してる家族であるとか,そちらのほうの負担も下がってくるんじゃないかなとか思うんですが,そういうことはお考えではないでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 公共料金のカード決済であったり,それからこのPayPayなどのようなキャッシュレス決済ができないかというようなことであります。 この話は,広島県の中の23市町の中でもいろいろご議論をしているところではありますけれども,公共団体がその手数料を支払うということになりますので,そこに発生する手数料と税収の問題,それから住民票を取れば,住民票の額とそれに伴う手数料の額を考えたときになかなか現在ではまだ神石高原町では取り組めていないのが現状であります。検討はいろいろしておりますけれども,やはり費用対効果というところでまだまだ十分な議論が必要なんだろうというふうに考えています。 ◆3番(林) 今,公共料金とおっしゃるが,介護事業所の料金ですとか,特別養護老人ホームとかそういうふうなことっていうのはあそこが民間ならできるんじゃないですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 自治体でありますので,民間の事業者さんの考え方のところに踏み込むというところはなかなかできにくい状況があるんだろうというふうに思っておりますので,そこについてはこういった議論があるということは承知をしておりますけれども,それを民間さんにやってくださいねということがなかなか,そこから先は民間さんの営業努力というところもありますので,いろいろ検討を要するところではないかなというふうに思います。 ◆3番(林) よう分からん。PayPayでも,商工会もあって若い方が営業に回られたんですけど,だからそういう感じでそういうとこ,介護事業所とかっていうことにはいかれないわけですか。 理解ができなかった。すみません。 ○議長(橋本) 林議員,さっき言った,行政ができるとこまでの範囲があって。民間じゃないですか。民間のことなんで幾ら質問されても同じ答弁が返ってくると思いますので,また別な質問をお願いします。 ◆3番(林) もう一点,これも民間と言われればそういうことか。分かりました。 じゃあ,10ページの東京オリンピック・パラリンピックの関連事業についてお聞きします。 これは一般財源で,まだ国費等の,どのぐらいの割合かっていうのがまだよく分かってないっていうふうにお聞きしたんですが,一番大事なのは,これがコロナであるかどうか分からないんですけど,このレガシーを残すっていうことだと思うんです,ここに。神石高原町がパラグアイの選手団をお呼びして,いろんなことをイベントの中で,将来にこういうことがあったよとか。オリンピックだったら,極端だけど,オリンピックロードができたとかっていうので残っていますが,このレガシーを残すっていうことに関してはどういうふうなことをお考えでしょうか。将来に,このスポットだけで終わるんじゃなくて,呼んだことによって将来の子どもたちとか,私たちがやったよねという,こういうことを記憶として残すことっていうのはどういうふうにお考えでしょうか。 ◎まちづくり推進課長(矢川) それでは,オリンピックの件でございますけれども,現在,ご承知のとおり,新型コロナウイルスの影響で延期がされておりまして,本年になりまして動きも若干出てきてるところではございますけれども,多くはまだ調整事項のままの状況が続いております。 本来であれば,神石高原町は,このオリンピックの役割としましたらばパラグアイのオリンピックチームの事前合宿の受入れであったり,そういったところの中でこの町に滞在をいただき,ゴルフの競技でございますけれども,町内の皆さんと交流の場ということがあったということでございますけれども,現在のところ,今伺っている範囲ではその合宿の受入れもないだろうというふうな,ですから交流の場のなかなか設定が難しいというようなところ。それから,ホストタウンとしましたらメキシコのオリンピックチームがございますけども,これらにおきましても本町で受け入れるということではなくしてホストタウンのみというふうなことになっております。また,聖火リレーにつきましてはだんだん実施される方向で動いておりますけれども,これについてもまだ未確定な要素が非常に多いというようなところ。そして,パラリンピックの採火リレーも予定しておりまして,その際の採火式であったり集火式だったりというものがございますけれども,これは町内の福祉団体をはじめとする方々に来ていただきましてそういった取組をいただく,そういったものがレガシーにつながっていくのかなというふうに考えておりますが,多くの競技でなかなか町民の皆さんと交流が非常に難しいということで,議員ご指摘のように,レガシーをどうしていくかということは課題かなというふうに考えております。 以上です。 ◆3番(林) パラグアイオリンピック委員会のカミロ・ペレス・ロペス・モレイラ会長から,提携のときにオリンピック仕様のネクタイとかマテ茶用の茶器を頂いた,贈呈を受けたっていうように新聞に出てたんですけど,これは見ることができるんですか,町民は。置いてあるんですか,どこかへ。 ◎政策企画課長(岡崎) 大使がお越しのときに私も同席をしておりましたので,私のほうからお答えをさせていただきます。 現在,町長室に置いておりますので,お話をいただければ見ることも,触ることはどうかは分かりませんが,見ることは可能でありますので,ご連絡を賜ればいいかと思います。 ◆3番(林) もう少し一般町民が見れるような形で置いてあれば,多少寄附も違うんかなっていう気がします。 それと,ゴルフの選手が来ると。パラグアイ,日系の移民の方も結構多い国でかなり思い入れのある方も多いと思うんですけど,ゴルフのこの中継,これはされるんですか。神石高原町でそれは見れるんですか,その試合がもし行われたとき。            (「分からんのじゃろう」「分からない」の声あり) ◎まちづくり推進課長(矢川) それでは,答弁いたします。 オリンピックの開催の手法,方法につきましては,現在コロナ対策で様々動いておりますので,そういった放送であるとか,先般のネットニュースでは国外からの来客がという話もあったり,日々刻々と動いております。そういった中で,テレビ放送がどうあるかというのはまだ全般的にこちらは承知しておりませんが,そういう機会があれば何らかでご案内をするような形になるかなというふうに考えています。 ◆3番(林) ぜひともよろしくお願いいたします。せっかくこういうご縁があったんで,町民の方にも知っていただくって大事だと思います。 それと最後,17ページの道の駅のコロナ対策のデリバリー支援プロジェクトですか,贈物お試しセットでございますけども,これはリピーターっていうのは見込める形でしょうか。今までお試しセットを何回か出されたと思いますが,それはあくまでお試しであって,商品自体に対する魅力で送った方がリピートでまた買おうというふうな動きを狙ってるんだと思うんですけれども,そちらのほうの効果っていうのは上がってるんでしょうか。 ◎産業課長(豊田) 失礼します。道の駅デリバリー支援プロジェクトについてのご質問でございます。 この事業につきましては,昨年の6月に補正のほうをお願いをしまして,県の補助金10分の10で実施をしてきているものでございます。県の指定のホームページのほうで,182ステーションのふるさと小包というようなものを4パターン販売をさせていただいております。現在の状況なんですが,ホームページのほうがなかなか分かりにくいというのもあるんだろうと思うんですが,販売数についてはそんなに多くはなってないという状況でございます。ただ,販売のチャンネルといいますか,販売機会を増やすというのは182のほうでも非常に重要視しておりますし,私たちもできるだけ多くの方に知っていただくために販売のほうを広く進めていきたいというふうには考えております。 リピーターなんですけれども,昨年の春に第1回目から直接182のほうでも取組をさせてもらいましたが,県外の方にかなり多くご購入をいただきました。これにつきまして,その後そういった方々にまたお買上げをいただいているかどうかというのは,県の事業のほうの取組なのでどういった方が購入されたかというところまではまだ把握はできておりませんが,これについては一応3月で事業のほうが終了いたしますので,4月以降の取組につきましてはそういったリピーターの方にぜひご購入いただきたいということで,次の施策のほうを現在考えているというところでございます。 以上です。 ○議長(橋本) 林議員,時間が来ました。            (林議員「以上です」の声あり) 時間が来ました。 ほかに質疑はありませんか。 ◆5番(久保田) 7ページの,今話がありましたチャレンジファンドについてお伺いしますが,これは今年度の最終補正ということなんですけど,事務局経費,チャレンジファンドを運営する,ここが,まだ決算が出てないとは思うんですが,もう3月だから大体概算が出とるとは思うんですけど,これが幾らかかったのか。それと,今年度の寄附金なんですけど,これではふるさとの寄附金,企業版ふるさと納税が310万円ぐらいあるんですけど,先般の資料を頂きましたら300万円の寄附があったということが書いてあるんですけど,これで事務局経費は賄えましたか。お伺いします。 ◎政策企画課長(岡崎) 財団法人の事業のことであります。 財団法人の予算及び決算は,令和3年5月に理事会,それから6月に評議委員会を経て決定をするものでありますので,あくまでも今は仮の状況であります。したがいまして,正確な状況を申し上げることは控えたいというふうに思いますけれども,今現在の仮の決算状況でいえば,事業費,それから管理費が630万円弱の決算をするのではないかなというふうなものでありまして,まだ仮決算でありますから十分なことは申し上げられませんので,口頭での予測ということでお答えをさせていただきたいと思います。 それから,先ほど議員が言われました寄附の状況ですけれども,町のふるさと納税,それから企業版ふるさと納税を使った寄附というか,町にふるさと納税で入ってきて財団に交付をする額が今回3月の補正で計上させていただいております。全体で440万円余りです。 それから,先ほど議員が言われました300万円というこの額については,これも正式な決算をしておりませんのであれですけれども,財団に直接一般の方が寄附をされた寄附金が300万円というふうに今聞き及んでおりまして,それで賄えれたのかという,賄えれるのかということであれば,町を通したものが440万円,それから財団が直接寄附を受けたものが300万円でありますので,今仮の決算でありますけれども,仮決算上は寄附で賄えるのではないかなというふうには思います。あくまでもこれは仮の説明でありますので,よろしくお願いしたいと思います。 ◆5番(久保田) 今はまだ仮決算ということで,3月もまだ済んでおりませんので正式なものは出ていないわけですけど,今の,じゃけえ事務局経費というのは人件費であるとか役員の報酬とか,それから旅費とかいろんなものを含めての630万円,大体の概略が。ほいじゃけえ,3月までは,末はもう大体大きな動きは多分ないとは思うんですけど,これだけの経費が今年度はかかったということで理解していいですよね。ほいで,この経費を,今言われたように,ふるさと納税と,財団に直接寄附が来ておると,300万円程度来ているということで大体事務局の運営費は寄附で賄えるということでよろしいですよね。 ◎政策企画課長(岡崎) あくまでも仮の状況でありますので正式なことは申し上げられませんが,町を通して,町のふるさと納税を受けて財団に交付する額,今回補正をさせていただきました440万円ですけれども,これについては財団の運営の目的であったり,事業の,財団がやる当初の目的,町内で新しい起業,業を起こす,それからいろんな事業を展開をするというその目的を持った方々へ出資をしていって,支援をしていって神石高原町内の活性化を図るものということで財団法人は目的を定めておりますので,その目的に賛同された方が寄附をされたというふうに考えております。 したがいまして,それを,その事業を展開するためにはどうしても事務局経費が必要であるということは寄附をされた方も分かりますけれども,全額それを使うっていうところを理解いただけるかどうかということがありますので,先般の理事会の中でもご議論をいただきまして,財団法人が事業をする上でどうしても必要な事務局経費にも幾ばくかの寄附金を充当することができるというふうな申合せをしていただけないかということで理事会にも私のほうから提案をさせていただいて,理事会でご議論をいただいているところでありますので,寄附があったからそれが即そのまま事務局経費,いわゆる事務局の賃金であったりに全額充当できるかというところは理事会の中でさらに検討をいただく必要があろうかというふうに思われます。 ◆5番(久保田) 分かりました。私,勘違いというか,誤解をしておりました。財団に直接に来る分も,それからふるさと納税として来る分も,これは寄附ですよね。これを全額財団の事務局経費というか,運営費,これに充ててんじゃろう思うとったんです。ところが,今,課長が言われたように,ふるさと納税については事業展開に使うお金ですよとそう言うて,寄附をしてくださる方はそういう考えで多分寄附されたんだろうと思うんです。だったら,財団の運営費につきましては,これは寄附で賄うって,町長,常々言っておられますよね。財団の運営費。言うてない。寄附で賄うっていつも言われるじゃないですか。ですから,これは今年度は630万円なんですが,これは町民の寄附というか,町外からの寄附もあるんですけど,そこで賄うような努力をしてもらわんとわしはいけんのじゃないかと思うんですが,そこらはどうなんですか。 ◎町長(入江) 一般財団法人の事務局経費ですけども,私は全部寄附でそれを賄うと言った記憶はありません。この仕組み自体が,補助金とか出資もそうですけど,全部行政のお金で賄っていく事業ということではなくて,志のあるそういった資金,志の資金とか言ったりしますけれども,そういう社会的なお金とかも,寄附金もそうですけれども,そういったものを含めてみんなで応援しようという仕組みの中で運営をしていくというふうに申し上げています。このチャレンジ基金の仕組み自体がそういう形になっています。ですから,それは先ほど課長が言いましたように,寄附金のうち,例えば自由に使えるオーバーヘッド分って言いますけども,何%かを事務局経費で使うとかそういうことはもちろんあると思います。 寄附金をもらって,ふるさと納税も含めてですけども,その中で全体で考えて賄っていくと。もちろん行政への,私,一番初めに申し上げましたけども,企業誘致基金の2億円を上限に使っていきますと,活用していきますというふうに申し上げていますから,もちろん寄附もふるさと納税も努力して,こうやって企業版ふるさと納税も今どんどん増えてきてますけれども,そういう努力はもちろんしますけれども,これを,課長が先ほど言いましたけど,7社起業して雇用が15人,この企業誘致を町の職員がやったら630万円じゃあ収まりませんよ。だから,全然それは,例えば行政が企業誘致基金を使ってこの事務局経費を出しても,極端な話,私は全然問題ないというふうに思っています,それだけの成果が出てますから。ただ,それをストレートにやるということではなくて寄附金の中からそういったものを捻出していこうと,しっかり寄附も集めていこうということを私は考えているんです。 ◆5番(久保田) それは,町長の考えはそういう考えでやっておられるんでしょうけど,要は一般財源が厳しいんです。常々言われますよね,お金がないというて。だから,一般財源をできるだけ使わないような努力をしてもらわんと。そりゃあ,これは町長の一番の,一丁目一番地の政策です。それは分かります,今までもう3年間やられたんじゃけえ。ほいじゃけえ,それはやられてもええですけど,とにかく一般財源の使用をできるだけ抑えるような方法というか,決意でやってほしいということを私は申し上げておきます。 以上です。 ◎町長(入江) もちろん,議員おっしゃるとおり,一般財源はできるだけ抑えて,そういった社会的な資金をしっかり充当できるような取組をしっかりやっていきたいと思います。 ○議長(橋本) ほかに質疑はありませんか。よろしいですか。 ◆1番(柏床) すみません,今の関連にはなるんですが,起業の関係で寄附金を頂くのに,内訳というか,この寄附金の用途先と,要するに一部を事務局運営費に回させていただきますとかというような表記があればその寄附者もよく分かるだろうと思うんですけど,そういうことの表記はされているかどうか,そこだけお聞かせ願えればと思います。 ◎政策企画課長(岡崎) その表記はいたしておりません。こういった事業を財団法人はやっていますから多くの志の方々から寄附をお願いしたいということで申し上げておりますので,それを事務局経費として使うということは表記をしてないというところが現実であります。 ◆1番(柏床) 寄附される方も,全部そういうふうな投資へ,未来投資へ行くんだろうと。運営全体が未来投資なんですけど,そこらはある程度説明書きがあったほうがよろしいのかなということで,これは私の意見ではございますが,それだけ思いましたので。これで終わります,発言。 ○議長(橋本) ほかに質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第5号は原案のとおり可決することに決しました。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は11時15分とします。(午前11時04分) ○議長(橋本) 再開します。(午前11時15分) 日程第6,議案第6号令和2年度神石高原国民健康保険特別会計補正予算(第5号)の質疑を求めます。 ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第6号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第7,議案第7号令和2年度神石高原後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)の質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第7号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第8,議案第8号令和2年度神石高原介護保険特別会計補正予算(第4号)の質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第8号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第9,議案第9号令和2年度神石高原簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)の質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第9号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第10,議案第10号令和2年度神石高原飲料水供給施設事業特別会計補正予算(第4号)の質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第10号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第11,議案第11号令和2年度神石高原農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)の質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第11号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第12,議案第12号令和2年度神石高原病院事業会計補正予算(第3号)の質疑を求めます。 ◆3番(林) これは調書の15ページになるんですか,所属17番。電子カルテ更新のことで,起債で4千万円のことですが,ここに書いてある理由で,地方債を起こして対応したいが,更新サイクルが早いため適債性を欠くということで積立金が積んであるんですが,更新サイクルが早いっていうことは今時点で不具合が出てるというふうなことではないんでしょうか。 ○議長(橋本) ごめんなさい,一般会計でございました。 質問を取り消します。 質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第12号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第13,議案第13号神石高原町議会議員及び神石高原町長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第13号案件の提案理由を説明いたします。 町村の選挙における立候補者の環境を改善し,候補者間の選挙運動の機会均等を図るため,公職選挙法の一部を改正する法律が公布され,選挙公営の範囲が拡大されたことに伴い,神石高原町議会議員及び神石高原町長の選挙に係る選挙公営制度に関する条例を整備する必要があるため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明総務課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎総務課長(瀬尾) 〔詳細について説明〕 ○議長(橋本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。 ◆3番(林) これは,例えばビラの作成で全部一枚一枚収入証紙を貼らなくてはいけなくなると思うんですが,これは事務負担,事務経費の負担等が起きてくるんじゃないかと思いますが,いかがお考えですか。 ◎総務課長(瀬尾) ビラの証紙等を貼るための経費等は,今回の公費負担のほうの対象にはなってないと考えております。ただ,選挙に伴う人夫っていいますか,ご協力をお願いをされて,様々な作業をお願いするための経費の対象にはなってくると思います。 ◆3番(林) 4ページの,資料の,一般運送契約でハイヤー方式っていうのを皆さん,候補者の方が採用されたときに町内の事業者の中でこれが全部賄っていけるのか,私,疑問があるんですが。 ◎総務課長(瀬尾) 仮に今回,前回の選挙につきましては12名の方が立候補されて選挙活動を展開されたと思います。今回の制度は,ハイヤー契約は町内の事業者全てを使う必要性はないと考えております。基本的には町内の事業者の方に協力をいただく。そして,もし業者のほうが対応できなかった場合は町外の事業者も含めて対応をすることになろうかと思っております。            (林議員「議長,もう一回聞ける」の声あり) ○議長(橋本) 3回目です。 ◆3番(林) あと,3ページの供託金の15万円の負担のことに関して。これは今全国的に見ても,総務省なんかでも供託金を引き下げる方向で議論が進んでいる状況の中で,この15万円でも供託金を取るっていうふうな判断,それはどういう判断で行われたんでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) これは,基本的に国が今回こういう法律を制定したものでございます。町単独の考えではございません。 ご質問ですが,供託金を取るということは,先ほど私が説明しました選挙の公営,三つの点,選挙運動用自動車であったりとか選挙のビラ,ポスターの経費が公営になります。この部分は,選挙活動経費として皆さんが負担していただく費用じゃなくなりますということで,一定の公費のほうで負担するということで選挙に立候補された方の負担がなくなってくると。そうすると,立候補される方も立候補しやすくなってくるように制度設計をされていると考えております。ただ,今度は選挙に立候補しやすくなった反面,安易に立候補してもらうことを一定程度制限するために供託金のほうが設けられていると考えております。 ○議長(橋本) ほかに質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。 ◆3番(林) 私は,この議案に対して反対の立場で討論いたします。 私は,選挙運動中のビラ作成自体は,これは大いに賛成いたします。しかしながら,これに町税,税金を使うことに私は大変疑問を感じております。これは上位法令の改変によります神石高原町の条例の改正でございますが,公職選挙法第142条でも,条例で定めるところによりこの条例を変えることができる,地方の,神石高原町の条例で判断できる,変えることができるっていうふうに理解しております。つまり,これは各神石高原町の判断で変えられるわけです。ビラを作ることを税金で作ることの条項をなくすことによってできると思います。2013年4月のインターネット選挙の解禁に伴い,ホームページやブログを使って政策を発信すれば公費の負担もなく,全て自腹で費用を払い,どなたにでも24時間,見たい場所から見ていただけるようになりました。ただ,このインターネット環境のない方々やご高齢の方々,障害の方々に対して必ずしも政策をお届けすることができないこの情報格差や情報の多様性の少ないという欠点がありました。そういう中でチラシ等の配布の解禁だと思いますが,わざわざチラシ作成費用を町民の税金で肩代わりすることは,私はこれは全く別問題だと思います。 あともう一つ思ったのが,ハイヤー方式にしても5日で15人の候補者が出ると,12人候補者が出たとして387万円の町費が使われることになります。この上記以外の契約でも,運転者の雇用など,またこれも町費が使われます。また,ハイヤー手配などで,今,町外の事業者も使われるとおっしゃいましたが,町内の方の地域格差,こういうものが出ないのかっていうことを疑問に思います。 こういうことに関して言えば,お金のかからない選挙,こういうことを実現するという理想からは遠ざかっていくと思います。私は,この公費負担,町税による負担は神石の実情に合わない改正だと思います。事務手続の煩雑さ,証紙を貼る個人負担にもこれはつながるおそれが多いのではないでしょうか。 また,議員の成り手不足,これが深刻と言いながら,供託金導入は立候補に新たなハードルを設けることになり,総務省の研究会報告でも供託金を引き下げることに言及するなど,引下げの議論も起きている中,供託金導入は流れには逆行してると思います。 ただでさえ,選挙には膨大な税金が使われています。選挙管理委員会や事務局の人件費や選挙の周知啓発や選挙公報の発行については,これは民主主義のために公費負担として納得いたします。しかし,それ以外はお金をかけない選挙を実現すべきで,可能な限り選挙に町民の税金を使わせてはならないと思い,私はビラ,ハイヤー契約の公費導入,供託金の徴収の条項を削除し,再上程することを求め,本条例改正案に反対いたします。 以上です。 ○議長(橋本) ほかにありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立多数〕 ○議長(橋本) 起立多数であります。したがって,議案第13号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第14,議案第14号神石高原町仙養ヶ原森林公園設置及び管理条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第14号案件の提案理由を説明いたします。 神石高原町仙養ヶ原森林公園の適切な利用を図るため使用料を改正することについて,この条例案を提案するものであります。 詳細説明まちづくり推進課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 〔詳細について説明〕 ○議長(橋本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第14号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第15,議案第15号神石高原町森林公園設置及び管理条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第15号案件の提案理由を説明いたします。 星居山森林公園の営業体制の変更に伴い,条例の一部を改正する必要があるため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明まちづくり推進課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 〔詳細について説明〕
    ○議長(橋本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第15号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第16,議案第16号神石高原町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第16号案件の提案理由を説明いたします。 第10次地方分権一括法による子ども・子育て支援法の一部改正に伴い,必要となる条文整理を行うため,この条例を提案するものであります。 詳細説明子育て応援課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎子育て応援課長(赤木) 〔詳細について説明〕 ○議長(橋本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第16号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第17,議案第17号神石高原町介護保険条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第17号案件の提案理由を説明いたします。 神石高原町第8期高齢者プラン,高齢者福祉計画及び介護保険事業計画の策定による令和3年度から令和5年度の介護保険料の設定,及び健康保険法施行令の一部を改正する政令の公布に伴う規定整備等を行うため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明保健福祉課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎保健福祉課長(松井) 〔詳細について説明〕 ○議長(橋本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第17号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) お諮りします。 日程第18,議案第18号神石高原町指定地域密着型サービス事業者の指定に関する事項並びに指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてから日程第21,議案第21号神石高原町指定介護予防支援事業者の指定に関する事項並びに指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてまで一括議題としたいと思いますが,これに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(橋本) ご異議ないものと認め,日程第18,議案第18号から日程第21,議案第21号までは一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第18号から議案第21号案件の提案理由を説明いたします。 介護保険事業計画の期間に合わせた3年に1度の大規模な見直しである,指定居宅サービス等の事業の人員,設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の公布に伴う規定整備を行うため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明保健福祉課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎保健福祉課長(松井) 〔詳細について説明〕 ○議長(橋本) 説明が終わりました。 これより各議案の審議を行います。 日程第18,議案第18号神石高原町指定地域密着型サービス事業者の指定に関する事項並びに指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についての質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第18号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第19,議案第19号神石高原町指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定に関する事項並びに指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についての質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第19号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第20,議案第20号神石高原町指定居宅介護支援事業者の指定の申請者に関する事項並びに指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についての質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第20号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第21,議案第21号神石高原町指定介護予防支援事業者の指定に関する事項並びに指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についての質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第21号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第22,議案第22号神石高原町自立支援型グループホーム設置及び管理条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第22号案件の提案理由を説明いたします。 自立支援型グループホームの利用について,短期間,原則7日以内利用の場合の利用料を定めるため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明保健福祉課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎保健福祉課長(松井) 〔詳細について説明〕 ○議長(橋本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第22号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第23,議案第23号神石高原町重度心身障害者医療費支給条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第23号案件の提案理由を説明いたします。 広島県内統一で,受給対象者に精神障害者保健福祉手帳1級所持者,自立支援医療受給者証所持者を追加,本人または扶養義務者の所得計算方法について一部修正及び追加,受給対象者から除外とする者の条文の追加をするため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明保健福祉課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎保健福祉課長(松井) 〔詳細について説明〕 ○議長(橋本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第23号は原案のとおり可決することに決しました。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は13時15分とします。(午前11時59分) ○議長(橋本) 再開します。(午後1時15分)            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第24,議案第24号神石高原新型コロナウイルス感染症対策推進条例の制定についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第24号案件の提案理由を説明いたします。 新型コロナウイルス感染症の拡大による,町民の生命,健康及び人権の保護,並びに地域経済に及ぼす影響の最小化を図り,コロナ禍から全ての町民が安心して生活できる社会を維持するため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明保健福祉課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎保健福祉課長(松井) 〔詳細について説明〕 ○議長(橋本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第24号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第25,議案第25号神石高原町附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第25号案件の提案理由を説明いたします。 町内における優良農地の荒廃防止を図ることを柱とする,町内の農業振興施策の検討組織として神石高原町農業振興協議会を新たに設立することに伴い,条例の一部を改正する必要があるため,この条例案を提案するものであります。 詳細説明産業課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎産業課長(豊田) 〔詳細について説明〕 ○議長(橋本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。 ◆5番(久保田) 新しくこの附属機関を設置されますけど,2番の条例改正の内容の下というか,真ん中に協議会の役割というてありますよね。協議会の役割。この②で,農業振興施策を協議検討し,事業化について町へ提案することというてあるんです。ほいで,ここの協議会がこういう事業を取り組まれたらどうですかというて,多分その提言があると思うんです。それを必ず実行されるというか,前へ行くようにされるんですか。それとも,町の農業委員会が農業施策について毎年年末に建議書というか,提案書を出しとりますよね。昨年の12月の終わりも出ておりました。それで,農業委員会の建議書というか,提案書,ここら辺との整合性はどうされるんです。どうされるというか,農業委員会の建議書を重要視されるんか,この農業振興協議会の,新しく提言されますが,これを重要視というか,どちらに重きを置かれるようなつもりですか。 ◎産業課長(豊田) すみません,農業委員会のほうから毎年建議書を頂いております。 この神石高原町農業振興協議会につきましては,まず農地の有効活用でありますとか荒廃防止,それから農地を保全する組織の法人,公社等の在り方についてご議論いただきたいというふうに考えております。必ず意見に対して町のほうで事業執行,解決に向けて取り組むのかということにつきましては,皆さんのご意見を聞いた中で判断をさせていただきたいというふうに思っております。 あと,農業委員会さんのほうから毎年建議をいただいておりますけれども,これにつきましては農地に限らず農業振興全体の取組について施策の提案といいますか,取組の意見をいただいておりますので,これにつきましては農業全体のご意見として賜りながら,そちらのほうは,農業委員会の意見については農業委員会のほうの取組に対して町のほうでできることをまた考えていきたいというふうに考えています。            (久保田議員「よろしいです」の声あり) ○議長(橋本) ほかに質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(橋本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(橋本) 起立全員であります。したがって,議案第25号は原案のとおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第26,施政方針。 町長から施政方針の申出がありましたので,これを許可します。 ◎町長(入江) 令和3年度神石高原一般会計及び特別会計,並びに病院事業会計の当初予算案を提出するに当たり,その概要と町政運営に対する私の所信を申し述べ,町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 昨年11月22日,合併後5回目となる神石高原町長選挙が執行されました。合併時の選挙以来16年ぶりとなる選挙戦となりました。この選挙は,今までの4年間の取組,そしてこれからのまちづくりについての評価,期待などが争点だったと思っています。 私は,現職として4年間,誰もが挑戦できる町,本当に住んでよかったと実感できる神石高原町を創造することに邁進してきました。挑戦というキーワードが果たしてこの過疎化,高齢化が進む町になじむのかということ,また2期目に向けての具体的な取組についての町民の思いを問う,そういった選挙ではなかったかと振り返っています。その全てについて信任を得たとは思いませんが,1期4年間取り組んできたこと,またこれからの神石高原町のまちづくりの方向性については多くの町民に賛同いただけたと思っています。そこで,そのスタートとなる令和3年度に重点的に取り組むこと,その裏づけとなる予算編成に当たり,私の思いをお伝えさせていただきます。 まず,第一に優先しなければならないことは,新型コロナウイルス感染症対策です。 ご存じのとおり,昨年の春頃から全国的に感染が拡大し,社会生活や地域経済において甚大な影響を及ぼしました。本町においては,町民の皆様のご協力,ご努力により,現段階でも感染者の確認はありません。これはすばらしいことです。感染者が出ていないことはもちろんですが,こういった危機的状況に町民が思いを一つにし,同じ方向を向いて取組ができる。神石高原町にはそういった力があるということです。このことは,内外に誇れる事例の一つではないでしょうか。しかしながら,本町でも,社会生活や地域経済への影響から逃れることはできませんでした。甚大な被害を受けています。町として,企業,事業所への状況調査,個人商店等へのヒアリングを行いながら対策を講じてきました。この危機的状況の中,町職員が一丸となり,とにかく早くを合い言葉にそれぞれの立場で支援策を実行してきました。 町としては,感染が確認された当初から大きく3本の対策を柱として取組を進めてきています。一つ目は感染防止対策,二つ目は社会生活の維持,三つ目は地域経済の維持です。この中でも最優先に取り組んだことが地域経済対策です。企業,事業所の経営を継続していただく,また町にとっても重要な雇用を維持していただくことを優先し,給付金制度を創設し,緊急的な支援を行ってきました。この迅速な対応は,小規模事業者,個人事業者の方々の力になったのではないかと思っています。 夏になり,一旦は収束の兆しも見えましたが,秋口から年末年始にかけ,第3波の大きな波が日本全土を襲いました。本町においても,国の第3次補正予算等を有効に活用し,必要があれば単独町費も財源としながら様々な対策に迅速に取り組んでまいる所存です。公務以外でも,役場の職員が自主的に売上げの落ち込んだ飲食店の支援として昼の弁当の注文を取りまとめ,売上増に協力してくれました。いわゆる町内の飲食店にエールを送る,応援する神石高原エール飯でございます。町内の飲食店に数回ずつ注文をし,2か月ほどで約1,500食,100万円余りの売上支援をしてくれました。議員各位におかれましても,緊急的な補正予算,条例改正など対応をいただきました。今後においても,今まで同様,ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 次に,これからの神石高原町の将来へ向けてのまちづくりについて申し上げます。 コロナの収束については,そのときがいつ来るのか私も予測できません。ちまたでは,ワクチンが行き渡り,治療方法が確立されて今のインフルエンザ程度になるまで数年はかかるだろうとも言われています。そういった状況ですから,当面はコロナ禍における行政,自治体運営,まちづくりを進めていかなければなりません。 コロナ禍にありながらも本町の未来を創造する,未来をつくっていくために今必要なことは何か。やるべきことは何か。それは大きく二つあると考えました。その一つは,協働のまちづくりです。これは普遍的な町の取組です。 神石高原町が誕生したとき,町民全員で確認したまちづくりの基本条例,神石高原町人と自然が輝くまちづくり条例第3章の基本原則にうたわれています。私は,いつも協働について私が考える協働の理念を申し上げています。それは,積極的な役割分担と相互支援。これからのまちづくりはまさに条例のとおりで,それぞれが主体的に取り組む中でお互いを補完することが求められています。それが協働のまちづくりです。行政主体の時代はもう終わりました。行政運営,自治体全体の運営,活性化など,町を構成する全ての団体,場面でこの協働という考え方,仕組みが必要となっています。その協働をスピード感を持って進めること,それが未来を創造するために必要なことの一つ目です。 二つ目は,新技術の活用です。 コロナ禍という社会も後押しをしていますが,デジタル化,新技術の活用が急速に進行しています。国もデジタル庁を新設し,あらゆる分野において新技術の活用を加速させてきます。DX,デジタルトランスフォーメーションという言葉をお聞きになられたこともあると思います。デジタル技術及びデータを活用することによって社会が豊かになる,生活が便利になることを総称した言葉です。現に,本町においてもほぼコンピューターと言えるスマートフォンが普及し,多くの高齢者も利用されています。 このスマートフォンを使って様々な取組,仕組みが開発されています。例えば,コロナ対策としてポイント還元をしているPayPayなども,現金を持ち歩かなくても支払いができる電子決済という仕組みです。コロナ禍において接触を避けるという点でも,この電子決済システムは急速に普及しています。これは,東京など大都市だけで起きていることではありません。私たちが住む神石高原町においても,その環境,生活環境を直接変えていく,変化させていくことが多くの分野で既に進んできています。本町においてもというより,逆に本町のような過疎化,高齢化の進んだ町だからこそその新しい技術を活用する,またここが先進地になるくらいの取組を構築していくことが今の神石高原町に求められていると思っています。デジタル化を含め,新技術の活用,推進が神石高原町の未来をつくる取組の二つ目です。 この二つの重要な取組を積極的に推進する部署として,まちづくり推進課を創造的に改編し,未来創造課を新設するため,本定例会で役場組織の改編に係る条例改正案を提案申し上げます。 以上,新年度に当たっての将来へ向けた私の思いをお伝えさせていただきました。 当初予算の具体的な内容について申し上げる前に,町民の皆様にご心配をおかけしております,4月から始まる新型コロナウイルス感染症へのワクチン接種についてお知らせさせていただきます。 町民の皆様へ接種のスケジュールや手続を今月の中旬には連絡させていただく予定です。皆様が安心してワクチン接種ができるように関係機関と協力し,各会場で集団接種シミュレーション,模擬訓練を行うなど,鋭意準備を進めているところです。町民の皆様には,安全でスムーズなワクチン接種となるよう,最後までご協力を賜りますようお願いを申し上げます。なお,何か不都合なことや不明な点がございましたら,お気軽に担当までご連絡をください。 それでは,社会情勢も含め,当初予算の具体的な内容について申し上げます。 昨年1月から始まった新型コロナウイルス感染症。2回の緊急事態宣言の発出や都道府県独自の移動の自粛要請などで,県内はもとより国内,全世界で甚大な影響を及ぼしています。製造業をはじめ,飲食,小売など全業種で,事業所によっては大幅な減収,減益となっています。東京オリンピックさえも1年延期となりましたが,この夏の開催を危ぶむ声があることは周知のところです。世界では,ロックダウンなど強い措置が実施されている国もあります。順次ワクチン接種も始まっていますが,いまだコロナへの闘いが続いている状況です。 世界最大の感染国となったアメリカ合衆国ですが,バイデン新アメリカ大統領は就任早々,コロナ対策として200兆円を超える経済対策を打ち出し,早期の感染防止対策や経済の立て直しに取り組んでいます。日本国政府も,早期のワクチン接種に全力を傾注し,取り組んでいるところです。そこで,国の令和3年度当初予算は,ウイズコロナ,脱コロナを強力に推し進めるため,過去最大の106兆円余りの予算を編成しました。特にコロナの状況に柔軟に対応するため,予備費を5兆円余りも計上するなど,過去に例のない予算編成となっております。コロナに打ち勝ち,経済の好循環を取り戻すための強い意志を感じています。広島県では,一般会計で1兆938億円,前年比0.3%増で,3年連続1兆円を超える大型予算となっています。知事は,厳しいときだからこそチャレンジ精神でコロナを乗り切り,次代に備えると令和3年度予算を説明しています。具体的には,新型コロナウイルス感染症への対応,平成30年7月豪雨災害の創造的復興や,次代への備えとしてDX,デジタルトランスフォーメーションをてこに,コロナ後を見据えた取組を推進する予算になっています。特に,多くの問題を抱える中山間地域重視の姿勢もうかがえます。 このような状況の中,本町は,さきに申し上げた考え方を基本に,令和3年度における人と自然が輝く高原のまち神石高原町を創造する予算として,安心,幸せ,さらなる挑戦を念頭に編成をしました。具体的には,安心して暮らせることが幸せをもたらす。皆が羨む幸せな地域社会に向け,誰もがさらに前進することが安心で幸せな神石高原町づくりになるものと信じています。その中でも,特に三つの最重要施策と3点の重点的事項を具体化しています。最重要施策として,一つは持続可能な農林業,商工業の振興,二つ目に特色ある教育と文化の振興,そして未病への取組です。これは,入江町政2期目を通して検討し,着実に実施していきたいと考えているものでございます。したがって,すぐに事業展開できるもの,その手法や事業化をどう構築していくべきか検討する必要があるものもありますが,一歩ずつ進めてまいります。 まず,持続可能な農林業,商工業の振興です。 具体的には,なりわいとしての農業の再生のため,協議会を設置し,具体策を検討してまいります。土地利用型の農業が成立しにくい本町の農業や農業従事者,農地をどう考え,未来へどう引き継いでいくべきなのか,なりわいとしての農業とそれ以外の農業をどう考えるべきか,どういった農地を維持していくのか,農業経営者をどう育成,確保していくべきかなどを検討してまいります。今,本町が抱える農業を取り巻く種々の問題を,農業関係者だけでなくいろいろな方々の意見を伺いながら検討してまいります。 また,森林環境譲与税や各種事業を活用し,豊かな森林を後世に引き継ぐために町内の林業経営体と連携しながら森林整備を進めるとともに,林業関係者の雇用の確保,創出,人材育成を図ってまいります。豊かな自然をどう持続可能なものにしていくか,町民皆で再考していく,考え直す時期が来ているのではないかと思っています。 さらに,社会全体で,女性が活躍できる環境づくりが求められています。特に,本町の産業界には女性が活躍できる環境がぜひとも必要だと考えています。国も,第5次男女共同参画基本計画の中で,2030年代には誰もが性別を意識することなく活躍でき,指導的地位にある人々の性別に偏りがないような社会となることを目指す,そのための通過点として2020年代の可能な限り早期に指導的地位に占める女性の割合が30%程度となるよう目指して取組を進めるとしています。商工会や法人会とも連携し,この取組を進めてまいります。 今,町内の産業界全体に人材不足が見受けられます。技術革新を進めてもなお人材の確保は欠かせません。昨年度,国が人口急減地域における地域の担い手確保の取組を推進する目的で新しく事業化した特定事業組合について,町内でどう取り組めるか,人材不足へどう対応できるかしっかりと検討してまいります。 次に,特色ある教育と文化の振興です。 未来をつくる若者の育成は,この町の未来を左右すると言っても過言ではありません。その意味で,教育や文化の振興は重要だと考えています。本物を見て,聞いて,体験できる教育,記憶に残る教育を推進します。具体的には,中高生で実施している短期留学制度の枠をさらに拡大し,多くの子どもたちが留学体験ができる環境をつくります。また,今以上に児童・生徒の体験活動ができるよう学校を支援してまいります。また,そういった経験は,子どもたちそれぞれの将来への財産となります。未来を担う子どもたちの可能性を可能な限り拡大していきます。 また,本町には,貴重な文化財や芸術文化に造詣の深い方々が多数おられます。町民の方が誰でも文化に触れる,文化人に学ぶことができる環境,それがひいては教養を高めることになると思っています。どう取り組めるのかしっかり検討してまいります。 また,町の子どもは町のみんなで育てるという考え方の下に,地元に帰ってきやすい仕組みとして,町民の皆さんと協力して町独自の奨学金支援制度を創設してまいります。 次に,未病への取組です。 未病とは,病気ではないが,健康でもない状態を言います。いわゆる病気になる前に健康な状態に戻すという考え方です。この未病の考え方を取り入れた健康づくりを検討していきます。高齢化が一層進む本町では,健康的で自立した生活ができる健康寿命を延ばすことを誰もが切望しています。そのために様々な先進技術や健康食品が開発されています。デジタル技術等を活用し,病気になる前にその根を断つ。予防対策と未病への取組で,健康で安心できる生活を追求してまいります。 私は,今回の選挙で町民の皆様へ,安心して幸せに暮らせるまちづくりと併せて,今までの4年間で訴えてきた8つの挑戦をもう一歩深化させていくということを訴えてまいりました。その中で,重点的に実施していくべき施策として,安心して暮らせるまちづくり,幸せに暮らせるまちづくり,8つの挑戦のさらなる進化を掲げています。 令和3年度予算,安心して暮らせるまちづくりでは,平成30年7月豪雨災害からの完全復旧と復興,また昨年度多額の寄附を頂いたこばたけ保育所の整備に取り組みます。 幸せに暮らせるまちづくりでは,高齢者の事故防止対策に取り組みます。高齢者に関わる痛ましい交通事故が連日報道されています。自分の意思でいつまでも自由に活動がしたいと考えておられる高齢者は多くおられます。そこで,具体的には交通安全に重点を置き,安全サポートカーや1人乗り電動カーの導入支援を行います。また,社会貢献施設の誘致活動や,組織化して5年を経過した協働支援センターの活動など,協働のまちづくりのさらなる進化を進めてまいります。 8つの挑戦のさらなる進化では,町が保有する多くの財産,基金の運用などを一層進め,自主財源の確保に努めてまいります。 コロナ後の観光事情をしっかりと見定め,令和3年度に観光振興計画を策定します。本町には,国定公園帝釈峡や観音堂遺跡,辰の口古墳,仙養ヶ原など多くの景勝地が存在します。観光資源をどう生かしていくか,将来を見据えた観光振興計画を策定してまいります。また,既に令和2年度から始まっております第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略~安心幸せプラン2024~に令和3年度は本格的に取り組んでまいります。第1期では,結果として5年間でマイナス213人の転出超過となりました。それ以前の5年間では372人の転出超過でしたので,若干転出人口の減少傾向を示した成果が出ていると,一定の成果はあったと評価をいただきましたが,依然転出超過の状況は変わっていないのが現状です。コロナの時代でいわゆる密を避ける生活が日常となる中にあって,人口減少で過疎化が進展する地方は今まさに絶好のチャンスです。開会中の国会においては,新過疎法の議論が行われています。単に過疎過密の議論ではなく,このチャンスにどう取り組むか。まさに今がこの町の行く末を決定する分岐点になると思っています。 安心幸せプラン2024が描く社会,そこは神石高原町に住んでいる人々が幸せを感じなから生活している社会です。その社会を見ている人々がその姿を羨み,神石っていいね,住んでみたいね,住みたいねと思われる,言ってもらえる神石高原町を創造するために必要な事業を予算に反映しています。その内容を具体的に申し上げます。 子育てがしやすいまちづくりと将来を担う人材づくりでは,子どもの居場所づくりや病後児保育への取組。若い世代が働きたくなる職場や環境づくりでは,企業誘致活動を一層推進し,職場確保に取り組むことや,空き家バンクを通じた住宅のあっせんなどです。交流人口の拡大への取組では,ふるさと縁プロジェクトや広報活動の強化など。快適な日常生活が送れるまちづくりの推進では,デジタル放送設備の強化や,ふれあいタクシーをはじめとする生活交通対策事業などに取り組んでまいります。その他多くの事業に積極的に取り組み,令和6年度までに転入,転出人口の均衡を実現させ,ふるさとを誇りに思う人が集まり,自然と暮らしが共存するまち神石高原町の創造を推進してまいります。 さらに,平成29年度から防災や医療の拠点として取り組んでまいりました新庁舎及び新病院が令和3年度から相次いで完成します。庁舎は,本年10月頃から稼働します。また,病院は,来年の5月の開院予定です。それぞれ本稼働に向け,しっかり準備を進めてまいります。町民の皆様の安心と安全に大いに寄与してくれるものと期待しております。その他,高齢者対策や介護や障害者対策についても,引き続きしっかりと取り組んでまいります。 以上,最重要施策や重点的事項を盛り込み,令和3年度当初予算として一般会計120億円,前年度対比4.4%の減を計上しました。この財源として,町税は昨年度より若干少ない9億2千万円余,地方交付税を前年度と同額の45億4千万円,町債は昨年度よりも約5億円多い25億8千万円余,繰入金も2億6千万円増の13億1千万円,そのうち財政調整基金からは5億2千万円を見込んでおります。町債と繰入金を前年度より多く計上しておりますが,これは庁舎,病院建設事業が本格化するためでございます。また,国及び県支出金は,災害復旧事業の完了地区が増えたことで前年度よりも大幅に減額した11億8千万円余を計上しました。 歳出を目的別に特徴的な費目を見てみますと,衛生費が前年度比75%増の25億円余。これは,病院建設に係る病院事業会計補助金の増によるものです。農林水産業費は,前年度比22%減の7億1千万円。階見地区のトマト団地の造成工事が完了したことなどによる予算の減でございます。土木費は,前年度比78%増の5億7千万円余り。これは,社会資本整備や道路,橋梁の強靱化対策を予算化したことによります。その他の費目は前年並みの計上となりました。 また,特別会計では,特に簡易水道事業特別会計は,前年度比29%増の3億2千万円余。これは,高蓋,西油木,安田下,臂政・野地区の簡易水道事業に係る予算計上によるものです。農業集落排水事業特別会計では,前年度比14%減の2億4千万円余を計上しました。これは,中央監視装置の整備が終了したことにより減額予算となりました。病院事業会計では,新町立病院の建築等に27億2,900万円余を計上しました。 以上,一般会計は120億円,8特別会計の合計が39億2,755万円,病院事業会計が27億2,940万円,総合計で186億5,695万円,前年度比8%増でございます。庁舎,病院の建設等で,昨年度と同様,過去最大規模の予算編成となりました。 以上が令和3年度当初予算の概要とその考え方です。 職員が一丸となって,町民の皆さんにとって神石高原町に住んでよかったと実感していただけるまちづくりに向け,丁寧で迅速かつ確実な事業執行に努めてまいる所存です。どうかご理解を賜りますようお願いを申し上げます。 日本時間の1月21日未明,アメリカ第46代大統領にジョー・バイデン氏が就任をしました。バイデン氏は,就任演説の中で,今日はアメリカの日であり,民主主義の日だ。分断は深く,現実のものだ。私は,国民と国家の結束に全身全霊を尽くす。全ての国民に加わってほしいと訴えました。さらに,新型コロナウイルス感染症に触れ,恐怖ではなく希望,分断ではなく結束,暗闇ではなく光の物語を共に紡ごうとも呼びかけました。今,神石高原町を取り巻く環境は,過疎化,少子化等,大変厳しい状況にあります。特に新型コロナウイルス感染症は,今も予断を許しません。そんな今,アメリカ新大統領ジョー・バイデン氏の言葉を私の立場に置き換えると,私は神石高原町民の結束に全身全霊を尽くす。全ての町民に加わってほしい。町民全員で思いを一つにし,この難局を乗り越えていく。私は,その先頭に立つ。これは私の使命であり,神石高原町の力強い未来のために必ずやり遂げなければならないと思っています。 30年先,いや,半世紀先の神石高原町に住む人たちに,大正,昭和,平成,令和を生きた先人たちは本当にいい町をつくってくれたと言われる神石高原町を今を生きる私たちみんなでつくっていこうではありませんか。町民の皆さん,ともに歩んでまいりましょう。ともに進みましょう。 以上が令和3年度施政方針です。 議員各位におかれましては,活発なご議論をいただき,ご可決賜りますようお願いを申し上げます。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は14時20分とします。(午後2時06分) ○議長(橋本) 再開します。(午後2時20分) 続いて,神石高原教育行政方針の申出がありましたので,これを許可します。 ◎教育長(馬屋原) 令和3年第2回神石高原町議会定例会が開催されるに当たり,教育行政方針について所信の一端を申し述べ,ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 学校教育においては,本年度も引き続き新型コロナウイルス感染症対策を徹底し,学校教育ならではの学びを大事にしながら教育活動を進めていきます。そして,変化の激しい社会を生き抜くために必要な資質,能力の育成を目指した主体的な学びを促す教育活動を本年度も積極的に推進していきます。 神石高原町で学んだ子どもたちが将来社会の中で活躍し,神石高原町で学んでよかったと自信と誇りを持って言えるよう育てていきたいと考えています。そのためには,教職員や児童・生徒一人一人が郷土の歴史,伝統文化への理解と愛情を持ち,自分の夢や目標をしっかり確立するとともに,神石高原町学校教育の目的である,未来を開く人と文化の創造を目指し,取組を進めます。 そして,本町の人口減少は大きな課題です。学校と地域の双方を元気にするには,学校を核として,地域全体で共通の目標やビジョンを持って取り組むコミュニティ・スクールの仕組みが必要と考え,令和3年度から実施をいたします。また,社会教育では,人と人とがつながる環境づくりや,周りの人や環境と主体的に関わりながら,誰もがいつでもどこでも生涯学び続ける喜びを実感できることを目指し,その実現のために教育環境の整備など,関係部局や関係機関,各種団体との連携を図りながら教育行政を推進してまいります。 以下,教育行政推進の基本姿勢と主要な施策について申し述べます。 初めに,学校教育の充実について5点申し上げます。 第1点目は,確かな学力の向上であります。 児童・生徒が将来にわたってたくましく生きていくためには,確かな学力をしっかりと身につけることが必要となります。 昨年度は,全国学力・学習状況調査は実施されませんでしたが,今までの課題である目標を達成するために必要な学習内容や指導方法を取り入れ,学習活動を組み立てるなど,日頃の授業改善を進めます。そして,ICTを適切かつ効果的に活用した学習活動の充実を図ります。また,自らの学びを予習や復習につなげていくことなど,主体的な学習を進めることも大切でございます。各教科の本質を的確に捉え,主体的な学びを促す教育活動をさらに積極的に推進します。 主体的に学ぶためには,自らの考えを論理的に説得力を持った言葉で表現する力や,情報を正確に理解し,的確にまとめる力が求められます。そこで,国語科のみならず,言語活動を全ての教科等における授業改善の重要な視点と位置づけ取り組みます。あわせて,今年度も引き続き学校図書館司書を配置し,学校図書館の充実及び効率的な運営を図り,読書活動を充実させます。 外国語教育では,小学校においては,外国語の音声や基本的な表現になれ親しみ,将来における実践的コミュニケーション能力の育成の素地を養います。また,中学校においては,対話的な言語活動を重視し,語彙,文法などの言語材料と言語活動とを効果的に関連づけて実際のコミュニケーションにおいて活用できる技能を身につけるなど,指導方法の工夫改善を図ります。そのために3名のALTを配置できるよう準備を進め,外国語教育の充実を図るとともに,異文化間交流を視野に入れた取組と併せて小・中高校生の英語検定受検へも助成を継続します。 特別支援教育では,長期的な視点に立ち,教育的支援を行うため,本町の子育て世代包括支援センターや関係諸機関等との連携による様々な側面からの取組を行い,児童・生徒の個別の指導計画や個別の教育支援計画を活用したより効果的な支援を展開します。また,小学校へ学習支援員を配置するとともに,専門性に基づいた授業改善が図れるよう取組を進めます。 複式教育では,令和3年度,豊松小学校と油木小学校が現時点で複式学級導入の対象校となります。一人一人に応じたきめ細かな指導による学習指導方法の改善や,複式学級の利点を生かした指導等のさらなる充実改善を図ります。そして,複式学級支援として非常勤講師の措置など,校内における指導体制を構築するとともに,集合学習等をより充実し,多様な学びの展開に向けて取組を進めます。 第2点目は,豊かな心や健やかな体を育成する教育の推進であります。 子どもたちがお互いを尊重し,相互に支え合いながら心身ともに健やかに育つためには,思いやりの心や人として守るべきルールやマナーなどをはじめ,健康でたくましい心と体を育むことが大切であります。 特別の教科,道徳については,豊かな心の育成に向け,道徳の時間を要として自然体験や社会体験など,学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の充実を図ります。そのために,道徳教育の基盤として人間関係を築く力を育成するとともに,学校環境の充実に努めます。また,福祉,人権教育の充実を図りながら,自分も人も大切にする心,豊かな感性や感謝の気持ち,思いやりの心などの育成に努めます。 いじめや不登校,問題行動などの対策では,各学校において組織的な生徒指導体制を充実させ,迅速かつ適切に対応していくとともに,スクールカウンセラーによる教育相談や,児童・生徒の家庭等に対して効果的な支援を行うスクールソーシャルワーカーの配置,課題のある児童・生徒に対応するケース会議の開催など,未然防止や早期発見,早期解決に努めます。また,携帯電話等を介した様々な問題への指導に当たっては,学校と家庭が十分連携することが重要であり,危険性を十分認識させるよう情報モラル教育を充実させます。 健やかな体の育成については,体力の向上は,健康維持のほか,意欲や気力といった精神面の充実に大きく関わり,生きる力の重要な要素となります。体力・運動能力調査結果においては,運動能力は男女ともに十分とは言えません。体育,保健体育科授業での発達の段階に応じた指導とともに,中学校における部活動の充実,小学校での日常的な体力づくりなど,体を動かす楽しさや喜びを実感し,生涯にわたって積極的にスポーツに親しむ習慣や意欲,能力などの育成を図ります。 健康,安全では,保健体育科や家庭科をはじめ,特別活動や総合的な学習の時間などで薬物乱用防止教室,交通安全教室,防犯,災害安全教室などを実施しています。児童・生徒一人一人が自己の健康や安全について考え,実践できる力の育成に努めます。 食育では,基本的な生活習慣を確立するため,保護者との連携体制を整え,栄養教諭や学校栄養職員を中心とした食に関する指導の充実を図ります。地域食材を活用した学校給食の充実を図るとともに,安全,衛生管理の徹底を図ります。また,食物アレルギー対策については,学校給食における食物アレルギー対応実施要綱に基づき,安全で安心な給食の提供に努めます。 第3点目は,信頼される学校づくりの推進であります。 地域に開かれ信頼される学校を実現するためには,各校の教育理念や教育方針に基づき,学校長を中心に教職員が一体となり,児童・生徒や保護者,地域の実情に応じて主体的に創意工夫のある教育活動を展開することが重要です。 このことを受け,各学校では情報発信に努めるとともに,授業や学校行事を積極的に公開するなど,開かれた学校づくりに努めます。そして,本年度からコミュニティ・スクールを導入し,開かれた学校からさらに一歩踏み出し,地域でどのような子どもたちを育てるのか,何を実現していくのかという目標やビジョンを地域住民等と共有し,地域と一体となって子どもたちを育む,地域とともにある学校を目指し,取組を進めます。 また,教職員の資質向上につきましては,学校における働き方改革の趣旨を踏まえ,教育公務員としての自覚や使命感とともに,各種主任,主事の機能化を図り,授業力向上に向けた研修の充実等,人材育成を図ります。また,各教科等の教育内容や指導方法等の充実を図るため,神石高原町教育研究会を支援すると同時に,教職経験に応じた研修をはじめ,授業力向上や不祥事防止に向けた研修を充実させます。 第4点目は,教育環境の整備であります。 子どもたちの学ぶ意欲を高め,学校生活に夢と潤いを与え,たくましく生きる力を育む教育活動を支えるためには,時代の要請に応える安全で快適な教育環境の整備が必要であります。 新学習指導要領においては,情報活用能力が言語能力,問題発見,解決能力等と同様に学習の基盤となる資質,能力と位置づけられており,各教科等でICTを適切に活用した学習活動を積極的に進めます。 第5点目は,連携型中高一貫教育であります。 持続可能な中等教育システムの構築に向けてスタートした連携型中高一貫教育も,ある程度定着をいたしました。この間,教科指導の連携による交流授業の実施や,部活動,生徒会活動,学校行事等の生徒間交流による豊かな人間関係づくり,学校生活の充実等に努めてきました。引き続き,教科,教科外連携を通して町の未来を開く生徒の育成に努めます。 また,連携型中高一貫教育を推進していく上で中心的な役割を担う油木高校のさらなる活性化や魅力化の一環として,はやぶさ塾の充実,神ゼミ,大学との連携事業や海外研修,各種検定への助成事業につきましても引き続き精力的に取組を進め,町内唯一の県立高校のさらなる魅力化に努めます。 次に,社会教育の充実について3点申し上げます。 第1点目は,生涯学習,社会教育の振興であります。 人口減少,少子・高齢化等,より複雑化していく社会情勢の変化に伴い,新たな課題も生まれ,求められる学習内容も多様化,高度化してきています。趣味,教養に関する学習機会の提供のみならず,住民自らが今日的な社会や地域の課題に気づき,考え,克服していく力を養う学習機会の提供や情報発信に努めるなど,協働支援センターと連携し,生涯学習の推進を図ります。また,人々が生涯の各時期にいかなる課題に直面し,問題解決のためにどのような学習を必要とするのかを明らかにし,それぞれの時期に対応した学習機会の提供に努めます。そして,関係部署と連携し,いつでも,どこでも,誰でもが学ぶことができる環境づくりを進めます。 さらに,生涯学習,社会教育を推進する人材の育成,確保のため,職員の専門性向上に向けた研修の充実など,協働支援センターと相互連携を図りながら,学校,家庭,地域との連携推進に努めます。 特に,本町では読書活動を通した教養のまちづくりを推進するため,ブックスタート事業や読書感想文コンクールなどの読書習慣定着に向けた取組の充実等,乳幼児から高齢者まで,本と親しみ教養を高める環境づくりに努めております。 これらの取組をより充実させつつ,シルトピアカレッジ図書館を拠点とし,魅力ある図書館運営と住民サービスの向上を目指します。また,図書館情報システムを活用した広域的図書利用の推進,絵本の読み聞かせの会や関係機関との連携等,読書活動の推進や図書利用の向上に努めます。 次に,人権教育の推進については,社会教育の基底に位置づけ,地域の状況に即した住民学習を生涯学習として計画的に推進し,町民の人権尊重への意識高揚に努めます。 第2点目は,芸術文化の振興であります。 芸術文化活動の推進については,神石高原町文化連盟の活動支援を行うとともに,小・中学校巡回演奏会等,質の高い芸術文化の体験,鑑賞ができる機会の提供や,文化的教養を高め得る拠点施設の管理運営に努めます。 文化財保護については,現在,古文書の目録作成や分類作業を行っており,今後住民の皆様が閲覧できるよう引き続き整備を進めます。また,町内の国,県の有形,無形文化財等,町内外へ発信します。 第3点目は,生涯スポーツの推進であります。 生涯スポーツの推進については,神石高原町体育協会への支援やスポーツ少年団の育成を行うとともに,町民の健康増進を目的とし,スポーツ推進委員による出前スポーツ教室などと連携し,地域の要望やライフステージに合わせたスポーツの推進,普及に努めます。特に,近年課題が見られる子どもの体力について,スポーツ教室やトップアスリートに学ぶ事業を展開し,スポーツに親しみながら体力や技術の向上を図る事業を展開します。 以上,新年度の教育行政方針の概要を申し上げました。 神石高原町が今後発展し続けていくためには,町民一人一人がふるさとへの愛情や誇りを持って学び,その成果を実感することが大切であります。 そのために,教育委員会では現状を的確に捉え,未来を見据えながら教育行政を推進していく所存でございます。皆様方のご理解,ご支援,ご指導を心からお願いを申し上げ,新年度の教育行政方針といたします。 ○議長(橋本) 日程第26,施政方針を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第27,議案第26号神石高原町行政組織条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) 議案第26号案件の提案理由を説明いたします。 協働のまちづくりとデジタル技術に関する施策,事業を効果的,効率的に推進していくため,まちづくり推進課を創造的に改編し,未来創造課を新設することについて,この条例案を提案するものであります。 詳細説明総務課長が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎総務課長(瀬尾) 〔詳細について説明〕 ○議長(橋本) 説明が終わりました。 本件については,後日審議,採決を行います。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) お諮りします。 日程第28,議案第27号令和3年度神石高原一般会計予算から日程第37,議案第36号令和3年度神石高原病院事業会計予算までは一括議題としたいと思いますが,これに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(橋本) 異議ないものと認め,日程第28,議案第27号から日程第37,議案第36号は一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(森重) それでは,議案第27号から議案第36号案件の提案理由を説明します。 令和3年度の予算書の各会計のかがみで,総括のみ説明します。 予算書の1ページからでございます。 議案第27号案件の一般会計歳入歳出予算は,総額が歳入歳出ともに120億円となるものでございます。 6ページの第2表の債務負担行為,9ページの第3表の地方債等はご一読をお願いします。 続いて,233ページをお開きください。 議案第28号案件の国民健康保険特別会計予算の事業勘定でございます。歳出歳入ともに11億130万円となるものでございます。 続いて,267ページをお開きください。 議案第29号案件の後期高齢者医療特別会計予算でございます。歳入歳出ともに3億7,200万円となるものでございます。 続いて,287ページでございます。 議案第30号案件の介護保険特別会計予算でございます。保険事業勘定歳入歳出ともに18億2,600万円,介護保険サービス事業勘定は歳入歳出ともに1,545万円となるものでございます。 続いて,343ページをお開きください。 議案第31号案件の簡易水道事業特別会計でございます。歳入歳出ともに3億2,440万円となるものでございます。 続いて,371ページをお開きください。 議案第32号案件の飲料水供給施設事業特別会計予算でございます。歳入歳出ともに4千万円となるものでございます。 続いて,391ページをお開きください。 議案第33号案件の農業集落排水事業特別会計予算でございます。歳入歳出ともに2億4,300万円となるものでございます。 続いて,419ページをお開きください。 議案第34号案件の総合開発事業特別会計予算でございます。歳入歳出ともに170万円となるものです。 続いて,435ページをお開きください。 議案第35号案件の分収育林事業特別会計予算でございます。歳入歳出ともに370万円となるものでございます。 続いて,453ページをお開きください。 議案第36号案件の病院事業会計予算でございます。 第3条で収益的収入及び支出の予算額は次のとおりと定めるということで,収入,第1款病院事業収益3億4,241万円,第1項医業収益132万円,第2項医業外収益3億4,109万円でございます。 支出,第1款病院事業費用3億4,240万円,第1項医業費用3億3,560万円,第2項医業外費用180万円,第3項予備費500万円でございます。 第4条で資本的収入及び支出の予定額は次のとおり定めるということで,収入,第1款病院事業資本的収入22億7,696万円,第1項補助金13億1,066万円,第2項企業債9億6,630万円でございます。 支出,第1款病院事業資本的支出23億8,700万円,第1項建設改良費23億8,264万円,第2項企業債償還金4,360万円でございます。 第6条で一時借入金の限度額は1億円と定めるものでございます。 以上で説明を終わります。 詳細説明はありません。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(橋本) 各会計予算の説明が終わりました。 本件についても,後日審議,採決を行います。 お諮りいたします。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(橋本) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会といたします。 3月11日午前10時までに本議場にご参集ください。            午後2時50分 延会...