• 林道(/)
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  1. 神石高原町議会 2020-12-11
    12月11日-02号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    令和 2年第10回12月定例会       令和2年第10回神石高原町議会定例議会会議録(第2号)1. 招集年月日 令和2年12月11日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   議 12月11日 午前10時00分宣告(第2日)1. 応招 議員  1番 柏 床 由 夫         2番 小 川 善 久          3番 林   憲 志         4番 横 山 素 子          5番 久保田 龍 泉         6番 小 川 清 治          7番 木野山 孝 志         8番 藤 田 晃 己          9番 寄 定 秀 幸        10番 橋 本 輝 久1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      入 江 嘉 則     副町長     森 重 純 也   教育長     馬屋原 健 治     会計管理者   瀬 尾 明 彦   総務課長    瀬 尾 浩 康     政策企画課長  岡 崎   謙   まちづくり推進課長           住民課長    谷 本 千 代           矢 川 利 幸   保健福祉課長  松 井 和 寛     子育て応援課長 赤 木 まゆみ   環境衛生課長補佐森 山 郁 夫     産業課長    豊 田 達 哉   建設課長    高 石 徹 朗     教育課長    砂 田 香代子1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    国 重 修 示     書記      吉 原 敬 之1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり            午前10時00分 開議議長橋本) 皆さん,おはようございます。 ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しておりますので,ただいまから令和2年第10回神石高原町議会定例会を再開します。(説明員を報告) 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は,お手元に配付したとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長橋本) 日程第1,町長所信表明。 入江町長より所信表明があります。 ◎町長入江) 皆さん,おはようございます。 12月5日に第5代神石高原町長に就任いたしました入江嘉則です。 多くの町民のご支持をいただき,次の4年間も神石高原町のまちづくり行政運営を担うこととなりました。世代を超えた全町民安心して幸せに暮らせる,そして誰もが挑戦できるまち神石高原町を創っていくこと。連綿と引き継がれてきた美しく自然豊かなふるさと神石高原町を次の世代にしっかりと引き継いでいくために,この身を賭して町政運営に当たっていく決意であります。町議会をはじめ,町民皆様には,引き続きのご指導,ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 また,同じく11月22日に執行されました町議会議員選挙において当選されました議員各位におかれましても,ご当選誠におめでとうございます。心よりお喜びを申し上げます。さらには,先日の議会で決定されました橋本議長寄定議長はじめ,それぞれの役職に就任されました議員各位には心からお喜びを申し上げます。 議会と我々執行部の関係は,よく車の両輪に例えられます。しっかりとした連携協力体制がなければ前に進まないという例でございます。住民のために同じ目標に向かって,前向きに建設的な議論を尽くし,町政発展のために共に歩んでまいりましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。 それでは,自然豊かで魅力あふれる神石高原町のまちづくりに対する所信を述べさせていただきます。 初めに,今回の選挙戦町民皆様へ訴えてきたことの2点についてお伝えをします。 1点目は,この神石高原町をどう導いていくのか。4年間の実績を踏まえ,果敢に挑戦しながらも前に前に前進させていくというまちづくりについての考え方,方針について。 2点目は,町民の誰もが安心して暮らせる,幸せに暮らせる,そして誰もが挑戦できる町のさらなる進化という2期目への具体的な施策について。人口減少が進む中,第2期のまち・ひと・しごと創生総合戦略の実践と2期目に当たっての重点項目の実施についてでございます。 私は町長として,この4年間,誰もが挑戦できるまち,本当に住んで良かったと実感できる神石高原町を創造することに邁進してきました。8つ挑戦というテーマを定め,それぞれ事業を展開し,多くの種をまいてきました。その種が芽吹き,着実に成長しつつあります。その種が大きく成長し,町の風景が変わりつつある,この変化を確かなものにしたい,確かなものにしなければならないと思っています。そんな思い町民皆様に訴えてきました。1期4年間で進めてきたことを,引き続き更に一歩前に踏み出す,前進させる勇気と力を与えていただきました。 今後の4年間は,安心,幸せ,さらなる挑戦テーマふるさと神石高原町の創造に邁進してまいります。安心して暮らせることが幸せをもたらす。他者が羨むような幸せな地域社会創造するためにさらに前進していくことが,安心で幸せな神石高原町の創造につながるものと確信しています。 記憶に新しい2年前の平成30年7月豪雨災害,そしてこのたびの新型コロナウイルス感染症本町においても大きな二つ災害が発生し,甚大な被害を受けることになりました。平成30年7月豪雨災害は,今なお建設事業者と共にその復旧に全力で取り組んでいます。新型コロナウイルス感染症については,本年4月から本格的な対策を講じてきました。夏頃には一旦落ち着く兆しもありましたが,現在は第3波が襲来し,予断を許さない状況です。 この二つ災害に対し,神石高原町は迅速に,かつ的確に対応することができたのではないかと思います。町議会のご理解町民のご協力をいただき,一丸となった取組が功を奏したと考えております。これが安心して暮らせるということではないでしょうか。そういったいざというときに力を出し合える,そんな環境がある,それが安心です。今後も自助共助公助,それぞれの役割を協働しながら果たしていく,そんな環境をつくり上げてまいります。 人は誰もが幸せな暮らしを望んでいます。幸せの物差しは人それぞれですが,誰もが生きがいがある,人のために何かできる,そういう環境があることで幸せを感じるのではないでしょうか。 神石高原町は挑戦の町です。自分自身,何かに挑戦する,または他の挑戦支援することも生きがいにつながるのではないでしょうか。そんな思いやりのある神石高原町をつくりたいと考えています。 次に,誰もが挑戦できる町の進化です。 挑戦というキーワード,思いを込めた単語が本町において定着しつつあると実感しています。今までもたくさんの挑戦が生まれ,その挑戦を多くの人たち支援,サポートしてきました。神石高原町にとって心強く,心温まる取組だと思います。この挑戦挑戦支援する仕組みづくりをさらに前に進めてまいります。特に,人口減少が進む本町にあって,新技術活用と様々なアイデア,ネットワークを駆使しながらまちづくりを構築していきます。 また,神石高原町は平成16年に合併し,16年が経過しました。この16年間,目に見えるもの,見えないもの,それぞれ多くの事業に取り組んできました。 合併基本は,均衡ある地域発展ではないでしょうか。油木神石,豊松,三和のこの四つの地区が共に発展していくことこそが合併基本理念だと私は考えています。このことは,今後においても違うことのない理念であり,約束だと思っています。ハードソフト事業それぞれにおいて地域の特性,資源を有効活用することがまちづくり基本です。地域方々のご意見をしっかりとお聞かせいただき,施策を練り,取組を進めてまいります。 以上が私が次の4年間まちづくりを進める上での基本的な考え方構想でございます。 次に,具体的な重点施策についてご説明申し上げます。 まずは,農林業商工業振興です。 申すまでもなく,本町にとって農林業は,土地の利活用,国土保全等含め基幹産業であることは間違いありません。しかしながら,本年2月に実施された農林業センサス速報値を見ると,全国的に農林業従事者高齢化従事人口減少に歯止めがかからない状況が見てとれます。むしろ進行していると言ってもいいのではないでしょうか。それは本町も同様であり,抜本的な対策が求められています。 地域農業基幹的組織である農業法人においても,組織再編規模拡大,さらには米以外の高収益作物への転換,そのための農地整備民間企業との連携,少量多品目栽培農家所得の向上と農地保全農業者若返り対策も必要だと考えています。 また,町の8割を占める美しい森林を後世に引き継ぐためにも林業活性化は欠かせません。森林環境譲与税を積極的に活用し,民間も含め,林業事業者活性化に取り組みます。 次に,安心して暮らせるための防災減災対策です。 平成30年7月豪雨災害は,今もなお復旧工事が続き,完全復興には至っておりません。今や毎年発生する豪雨大型台風,この対策,備えが必要です。ハード対策も重要ですが,それ以上にソフト面対策が必要だと考えます。防災意識情報伝達など防災減災への取組を,自助共助考え方を踏まえ,町民皆様と共に進める必要があります。 また,新型コロナウイルス感染症は,新しい生活様式を求めています。新しい生活様式にどう取り組んでいくか,落とし込んでいくかが重要なポイントになると考えています。リモート,デジタル化などの新技術の導入なども含め,早急に検討してまいります。 次に,医療福祉の充実です。 本年度,神石地区にある民間診療所を町営化しました。令和4年春には新しい町立病院が開院します。地域医療を考えたとき,民間医療機関との連携は不可欠です。神石高原町としての地域医療のあるべき姿を求めてまいります。 また,今進めています予防医療ももちろん大切ですが,私はさらに一歩進んだ未病という考え方を普及したいと考えています。病気になる前にその予兆を察知し,病気になりかけた状態を元の健康な状態に戻すこと,その予防を進めながら未病な状態をいち早く見つけることができれば,病気予防することができる。予防医療と未病への対策を複合的に取り組むことで,健康寿命を延ばすことになるのではないかと考えています。 商工業振興では,何といっても雇用維持人材不足への対応です。 新型コロナウイルス感染症のため,企業活動が大幅に制限されています。企業収益減少する中で,経営維持はもとより雇用維持は喫緊の課題です。商工会や法人会等としっかり連携し,国,県の制度活用しながら雇用維持を図ってまいります。また,慢性的な人手不足が続いていることを踏まえ,企業採用活動を積極的に支援してまいります。さらに,事業転換事業承継への取組も積極的に行ってまいります。 企業誘致活動についても引き続き取り組みますが,財団法人神石高原地域創造チャレンジ基金財政基盤事務局体制を強化し,起業の促進,また経営的支援を行うことで,補助金ではない,貴重な税金が循環する仕組みを確立してまいります。 次に,教育振興は引き続き重点的に取り組んでまいります。 1期目では,8つ挑戦一つとして世界を相手にできる人財づくりを進めてまいりました。油木高校支援や中高での短期留学などを行ってきました。継続的な事業展開は無論必要ですが,これからはそれに加え,本物を見せたい,体験させたい,いわゆる五感に訴える取組です。海外や職場体験だけでなく,芸術や文化など本物を体験することで,子どもたち記憶に残る,財産として残る教育環境づくりを進めます。 また,町の未来を創造するための独自の奨学金支援制度を模索します。本物を学び,町民みんなで育てた子どもたちは大きく世界へ羽ばたき,きっと将来の神石高原町を背負ってくれるものと確信しています。 これ以外にも,安心して暮らせるまちづくりでは,地域医療計画の策定や国,県道の改良促進,病後児保育などに取り組んでまいります。 幸せに暮らせるまちづくりでは,高齢者事故防止対策障害者が活躍できる施設の誘致住民コミュニティー再生への取組保育所整備などに取り組みます。 さらなる挑戦では,人材確保対策のための組合設立小規模産業団地整備の模索,神石高原町食と癒やしのリゾート構想などに挑戦してまいります。 また,町民皆様と対話を重ねていく中で分かったことがあります。それは,行政が取り組んでいること,また取組の趣旨や思い町民皆様へ伝わっていない,理解いただいていないということです。このことについては大いに反省をしております。これからは,全庁挙げて行政が行う取組町民皆様にしっかりと情報発信,お伝えする仕組みを構築してまいります。 時代は今まさにデジタル化です。国もデジタル庁の創設を進めています。ロボット,AI,RPAとか,よく分からない横文字がテレビやラジオから盛んに流れてきます。横文字は分からないから,神石高原町のような高齢者の多い町では不要,要らないなどと言ってはいられません。皆さん,今まさに世の中はデジタル時代なんです。私たち社会生活にも急速にその流れが,デジタルの波が押し寄せているのです。知らず知らずのうちにその技術が使われ,便利で快適な暮らしができつつあります。高齢者健康管理や物流,産業振興教育事務作業など広範な分野においてその技術が使われ,私たち生活を豊かにしてくれています。このデジタル技術は,本町のような少子化高齢化が進む中山間地課題解決の切り札になることは間違いありません。このデジタル化の波を,新技術をあらゆる場面で活用し,本町まちづくりを進めてまいります。 平成16年11月の合併以来,町民方々のご理解とご協力により,財政指標等も改善してまいりました。今後は国からの交付金などが減額されることを踏まえ,事務事業の精査やデジタル化による経費削減を推進するとともに,遊休財産の処分など引き続き計画的な財政改革を進めてまいります。 また,備後圏域の6市2町で取り組んでいます備後圏域連携中枢都市圏では,福山市を核とし,様々な分野において連携事業に取り組んでいます。行政のみでなく,教育産業界金融等が一体となり,連携して取組を行うことで大きな成果が期待できます。引き続き構成市町の一員として積極的に関わり,その責任を果たしてまいります。また,協定を締結している自治体との連携も着実に進めてまいります。 人口減少対策は待ったなしの状態です。持続可能な社会実現のためには,社会動態人口の均衡を図る取組が欠かせません。平成29年度から令和6年度までの8年間を対象期間とした第2次神石高原町長期総合計画,昨年度策定した第2期地方創生総合戦略,いわゆる安心幸せプラン2024に示す事業を展開し,目標数値を掲げ,その実現に向けて職員一丸となって積極的に取り組んでまいります。 今から100年以上も前,ペストパンデミックから世界を救った日本人がいます。日本の細菌学の父といわれる北里柴三郎さんです。今は全世界新型コロナウイルスと闘っていますが,当時はペスト菌も見えざる敵でありました。彼は,熱心な研究によってペスト菌早期発見につなげました。また,世界で初めて破傷風菌純粋培養にも成功しましたし,血清療法という治療法も開発しました。こうした飽くなき探究心研究への熱意が,人がたどり着けない領域へ足を踏み入れることに繋がったのです。町政運営においても,常に将来を見据え,探究心を持ち果敢にチャレンジすることが重要だということを示唆しているのではないでしょうか。 以上,町民皆様へお伝えしてきたこれからの神石高原づくりについて述べさせていただきました。これらにしっかり取り組むことで,他の町の人たちが羨むような,そんな素敵な,住んでみたいと思ってもらえる神石高原町を創造してまいりたいと考えています。 初めにも申し上げましたが,町の均衡ある発展,そしてこの町を次代へ確実に引き継ぐことが自明であることを肝に銘じ,この4年間のかじを任せていただきたいと思います。また,町民皆さん議会役場職員と力を合わせ,思い一つにし力を尽くせば,解決の糸口は必ずや見つかるものと信じています。どうか町民皆様議員皆様には一層のご指導,ご鞭撻を賜るようお願い申し上げ,私の所信表明とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○議長橋本) 以上で日程第1,町長所信表明を終わります。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長橋本) 異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会といたします。 12月16日午前10時までに本議場にご参集ください。            午前10時32分 延会...