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  1. 神石高原町議会 2020-09-10
    09月10日-03号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    令和 2年第 8回 9月定例会       令和2年第8回神石高原町議会定例議会会議録(第3号)1. 招集年月日 令和2年9月10日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   議 9月10日 午前10時00分宣告(第3日)1. 応招 議員  1番 小 川 善 久         2番 林   憲 志          3番 赤 木 俊 二         4番 横 山 素 子          6番 橋 本 輝 久         7番 久保田 龍 泉          8番 小 川 清 治         9番 木野山 孝 志         10番 藤 田 晃 己        11番 寄 定 秀 幸         12番 松 本 彰 夫1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      入 江 嘉 則     副町長     森 重 純 也   教育長     馬屋原 健 治     会計管理者   瀬 尾 明 彦   総務課長    瀬 尾 浩 康     政策企画課長  岡 崎   謙   まちづくり推進課長           住民課長    谷 本 千 代           矢 川 利 幸   保健福祉課長  松 井 和 寛     子育て応援課長 赤 木 まゆみ   環境衛生課長  松 本 真 典     産業課長    豊 田 達 哉   建設課長    高 石 徹 朗     教育課長    砂 田 香代子1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    国 重 修 示     書記      吉 原 敬 之1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり            午前10時00分 開議 ○議長(松本) 皆さん,おはようございます。 ただいまの出席議員は11名であります。定足数に達しておりますので,これより令和2年第8回神石高原町議会定例会を再開します。(説明員を報告) 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は,お手元に配付したとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第1,昨日に引き続き一般質問を行います。 ◆9番(木野山) 皆さん,おはようございます。 一般質問2日目の1番バッターということで,よろしくお願いをいたします。大変お疲れと思います。本来ならば今期最後一般質問ということで町政の総括についてお聞きをするのが本意と思いますが,それは同僚議員に任せまして,私はいつも9月の定例会には教育委員会のほうへ学力等につきまして質問をすることをずっと続けてまいりましたので,それは曲げないように今回も教育委員会のほうへ学力テスト等,教育についてご質問をしたいと思います。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 今回,学力・学習状況調査についてと教育とまちづくりについてと2点について質問をさせていただきます。 まず,学力・学習状況調査の対応についてでございます。 文部科学省は,本年4月17日,令和2年度全国学力学習状況調査全国学力テスト)は実施しないと発表しました。本年度は,小学校6年生と中学3年生を対象に4月16日実施の予定でしたが,新型コロナウイルス感染症予防のため3月初旬より臨時休校の措置が取られため,実施しない旨を3月17日に通知していたものです。 9月定例会は,毎年実施される全国学力学習状況調査における本町の小・中学校の結果についてお聞きすることにしており,本年度も楽しみにしておりましたが,中止となり,それがかなわず残念でなりません。 結果概要については,平成23年度から公表されており,その年,平成23年度の県平均通過率との比較では,小学校は国語,算数,中学校は国語,数学,英語において,教科別ではいずれも県平均を上回っており,深く領域別に見ると若干課題が見られたというふうになっておりました。以降,毎年結果を公表され,その都度本町生徒の学びに関する基礎・基本的定着度学力レベルに関して,全国,また広島県平均との比較や各都道府県平均との比較,またアンケートなどの状況調査を通じて本町生徒の持つ生き抜く力の育成度や特徴,独自性などをしっかりとつかみ,課題やその解決に向け研究会の開催などを鋭意努力され,本町の学校教育の充実が図られております。 結果につきましては,教育委員会をはじめとして関係者各位の努力により,学力レベルは年により若干の上下がありますが,おおむね毎年全国,県平均を上回っており,教科によっては県レベルで全国一位の都府県を上回る事例もたくさんあり,本町の児童・生徒の学力レベルの高さを近隣に誇るべきものと高く評価をするものです。とは言いましても,教科別,またそれぞれの領域には,毎年具体的な課題も指摘され,解消に向けて創意工夫がなされており,それこそがまた学力・学習状況調査の目的でもあります。 本年度は,先ほど申し上げましたように実施されず,国や県との比較はできませんが,課題に対してどう取り組まれたのか,そしてその結果について把握はどうされるのかお伺いをいたします。 ちなみに,昨年度全国学力学習調査の結果における課題については,以下のとおりでございます。 昨年度9月定例会教育長答弁によりますと,本年度の調査結果を受け,小・中学校とも国語,算数,数学おいては全国,県平均は超えています。しかし,算数,数学においては,見方,考え方を働かせ,社会生活などの様々な場面において必要なデータを収集,分析し,その傾向を踏まえて課題を解決したり,また数学的な表現を用いて説明することが今後できるように指導することが求められます。英語に関しては,全国,県平均を下回っています。聞くことについては,必要な情報を理解したり正確に聞き取ることはできています。しかし,読むこと,書くことについては,全国,県平均を下回っています。読むことについては,まとまりのある文章を読んで話のあらすじを理解すること,書くことについては,与えられた情報に基づいて肯定文や否定文を正確に書くことができていません。今後は,授業実践の中で聞くこと,書くこと,読むことの言語活動をこれまでより多く設定し,充実させる必要があると考えます。また,それらを関連づけた課題を設定し,既習の知識を活用して個人で思考させる指導も必要と考えます。さらに,対話的な学びを通して内容を深めることやコミュニケーション能力の育成を意識した取組が今後求められると考えておりますというふうに答弁をされております。 ひとつどのように対応されたのかをお伺いをいたします。 ◎教育長馬屋原) それでは,全国学力学習調査への対応についてご答弁を申し上げたいというふうに思います。 先ほどるるご説明をいただきましたが,昨年度の課題に対してどう取り組んできたかということについて主に申し上げたいと思います。 全国学力学習状況調査は,平成19年度より実施をされています。しかし,今年度は,先ほどもおっしゃいましたが,文部科学省から新型コロナウイルス感染症に係るその後の状況及び学校教育への影響を考慮し,実施しないとの連絡がございました。したがいまして,昨年の課題がどの程度改善されているかについて明確にすることは若干難しいと考えています。 これまでもそれぞれの学校においては,昨年の課題を受けて,解決に向け取り組んでおります。 算数,数学においては,小学校では,数学的な考え方の克服のため,情報過多の問題や複数の考え方ができる問題を扱っております。また,ペアトークグループトークを意図的に取り入れ,自分の考えを説明したり友達の考えを理解することができる授業を実施をしております。このコロナ禍の中ではペアトーク等を行うことが非常に難しいため,ホワイトボードに各自の考えを書かせる取組も進めておるとこでございます。中学校におきましては,課題解決に必要な情報を収集し,整理,分析して,それを基に教科の用語を用いて全ての生徒が説明できるように取り組んでおります。また,授業の中に論議する場面を取り入れ,狙いに迫る深い学びとなる授業を展開をしているところでございます。 英語につきましては,英語を使ってできた,通じたと生徒が実感できるようにコミュニケーションを行う目的や場面を明確にした活動を仕組み,対話的な学びにつなげています。また,生徒への定着状況,理解度を単元テスト等の誤答や授業観察でのつまずきを把握し,再指導に生かしております。さらに,意図的学習班を編成し,課題解決に向けて聴き合いのグループ活動を仕組み,個人思考の内容を深める活動を取り入れております。 このように学校ごとに課題も様々ですが,各学校で課題を分析し,課題解決に向けて独自の取組を展開をしているところでございます。 以上です。 ◆9番(木野山) ご丁寧な答弁ありがとうございました。 なかなかその課題について確実に各学校で対応されているものというふうに評価をいたします。それぞれ小学校中学校に,あるいは英語についてご答弁賜りました。この努力があってこそ毎年の学力テストへは上位にランクされる学力を保持しているものというふうに高く評価をするものでございます。 それで,この対策について,1,2の成果について対策をされた成果についてはどのようにまた把握をする段取りというか,テストとかそういうのはこれからもされるつもりなんでしょうか。どのようなお考えで,どんな感じでされるのかなというのをお聞きをしたいと思います。 ◎教育長馬屋原) 全国学力学習状況調査はいわゆる中止になったわけでございますけれども,それぞれの学校で標準学力調査というふうなものを年度末に,これはかなり前から,小学校1年生から中学校3年生まで毎年実施をしております。その標準学力調査を毎年きちんと各学校で分析をしながら,自分の学校ではこういうところがやはり弱いと。それは学年ごとにデータが出ますので,各学年できちんと分析して次の学年につなげていくというふうな取組をかなり長い期間続けてきておりました。今年度は全国学力調査がございませんので,その標準学力調査,毎年実施をしている標準学力調査をさらに去年の課題を踏まえて,同じ項目ではございませんがどのような伸び率があるのか,あるいはさらに去年の課題がどれだけ解消されているのかというふうなところを分析をしていっていきたいというふうに思っております。と同時に,各教科で定期的に実施をされておりますテストにおいても去年の課題を克服するための取組の問題を作成をしておりますので,そういった定期テストあるいは課題物テストでも幾らか評価はできるのではないかなというふうに考えています。 ◆9番(木野山) 一つその点はすばらしい取組だなと思うんですけども,なかなか全体の評価をするときにテスト等をすると,このくらいの実力で正答率がこれぐらいだと大体全国レベルではこのくらいかなというふうなことがもう恐らく何年も続けておられるんで把握はされておるんではないかなというふうにも思います。こういった質問をするとちょっとタブーかもしれませんけども,この公立の学校の関係で普通に授業を受けて普通の課題を解決された感じで学力がついてくると,大体自分が思う学校ですね,当然義務教育ですから本町の場合には小学校から中学校へそのまんま町立に行くわけですけども,中には違う私立とかそういうとこへ受験をしてみようかなという子どももいたりするとは思うんですよ。そういった場合に対応をどうするかということもある程度は考えていきながらやっていかないと,全体的な学力レベルというのが保ってこないという場合もあるんではないのかなと思うんですよ。例えば広島大学附属中学校とかあるじゃないですか。そういうとこへでも挑戦をしてみようかなという,あるいは先生がこの子にはちょっとそこを受けさせてみようかなというような子がおれば,当然そこら辺はチャレンジをさせるということもある意味では大事なことではないかなと思うんですよ。ある一定の部分だけで打ち込むとなかなか次の壁を打ち破らないということもありますんで。そういった感じでおると,私は単なるそういった課題に向けてのテストというものだけではなしに全体的な,全国的なそういったテストですね,そういうものも取り寄せてテストさせて,やはり広い知識を身につけさせるとかやり方をやらすとか習ってないことも出てくると思うんですけども,そういった面にも広く学習させるということも必要になるのではないかなというふうに思うんですよ。そのことは,教育長,思われたことはないんでしょうかね。 ◎教育長馬屋原) 基本的には,いわゆる義務教育ですから全ての子どもたち基礎基本を定着をさせるということが大きな狙いなんでございますけれども,そうはいってもやはり学習になかなかつまずきのある子は引き上げてやらなければいけないし,あるいは伸びる子はやはりもっと伸ばしてやるというふうなことも大切な考え方,視点だろうというふうに思っています。それはそれぞれの,とりわけ中学校においてはそういった希望がある場合にはある程度,全てその希望にかなうわけではございませんけれども,ある程度そこの学校に向けた取組も幾らかしているというふうなことも聞いてはおります。ただし,それは一般的な授業の中ではなかなかできませんので個別な対応ということにはなってくると思うんですけれども,なかなかそれをじゃあ全員の生徒にというところまではいっていませんが,先ほど言いましたように基本的には伸びる子も伸ばしてやるというのも公立学校の大きな使命だろうというふうに考えております。 ◆9番(木野山) 私が思ってるのは,やはり信頼できる学校,信頼できる教育体制ですかね,そういうものをやっぱり本町ではしっかりと確立をさせていくことが子育てをする若者の信頼につながるし,町のこれからのまちづくりにも大きく影響してくるんだなというふうに思ってるんですよ。そうすると,やっぱり中学校レベル油木高校も含めて,油木高校は今,国公立の進学率も非常に高くなってますからそういうことも含めて,自分の行きたい学校,町外のね,私立を含めて,公立の学校,行きたい学校へは十分に能力があって合格するよと,君は大丈夫だよというふうなことが言えれるような,そういった学力レベルがついてるんだという自信を持たせることがまた肝腎なことではないかなというふうにも思ってるんです。ですから,例えばどっかの私立の学校でも受験してみようかなと,挑戦しようかなと思ったときに,本町の学力レベルでは十分大丈夫なんよというて実績を聞かせて,十分なんよ,もうちょっと努力するりゃ何とかなるよというふうに自信を持たせるということも必要ではないかなと思います。そういったことで考えれば,中学校の段階において,先ほど言いました油木高校も含めて進学率の高い学校へどれだけ入学をしていっとるのかと,そういうふうなことについても毎年の統計のようなものは取られておるんですかね。そういうのはないですかね。 ◎教育長馬屋原) 統計というふうな形で取ってはいませんけれども,毎年の中学校から高校への進路状況については把握はしております。先ほど言われましたように,確かに町外の高等学校へも進学をしていく生徒も実際におります。しかし,現在の油木高校の状況を見たときに,非常に油木高校は私は頑張っているんではないかなというふうに思っていますし,あれだけの少ない人数の中で国公立に10名も入るというふうな,人数のパーセントでいうと私は県内でも非常に高いところにいるんではないかなというふうな把握をしております。そういったところが徐々に神石高原町内の生徒の皆さんにも幾らか定着しつつあるのかなというふうなことも思っていますし,やはりここで頑張れば希望がかなうんだというふうな思いも徐々に持ってきてるんではないかなというふうな感じも受けております。 ◆9番(木野山) そういったことで油木高校ははやぶさ塾ですかね,そういうものを開設されたり神ゼミとかそれもされて大変大きな成果を上げておられるというふうにもお聞きしました。実際に本町の子どもが国公立以外の私立を受けようとすると,どうしても中学校の段階で義務教育だけを受けたんではもう恐らく合格はしないという現実があります。これは本当にそうです。前に本町に来られた人も言われて,僕は非常に残念に思ったことがあるんですけども,この当時はまだ三和でしたけど,三和町のほうの学校へ通っとったんじゃあうちの子がこれから大学受けさせるにどうにもならんから早うここを出たいんじゃというふうなことを言われたこともあったんですよ。聞いて物すごう残念に思いましたけども,そういう意識を持たれる方もいまだに何人かおってんかなという気もする。というのも,高等学校の段階で私立は恐らく通らないですよ,義務教育では。本当にそこを狙ってどっかの塾へ行くとかして頑張らない限り,普通では恐らく駄目だと私は思います。そういったことで私の提案は,これから英語のことについても触れますけども,公営塾というんですかね,高等学校の段階では油木高校にはやぶさ塾があって非常に成果が上がった。ですから,この中学校の段階で公営塾と。塾をこの町にひとつ町立でやられたらどうかなというのを私一つ提案をしたいんです。そうすることによって,今のせっかくここまできた全国レベル,上のほうにきた学力のある子どもたちの学力がもうワンランクアップして,それがまたこの本町の子育て世代の若者にとってすごい魅力ある施設,取組となるのではないかなというふうにも思うんですよ。中学校の段階での公営塾がある地域というのは,私もはっきり調べてはないんですけども,幾らかはあるというふうにネットでも出てますんで,そこら辺は町長も含めて教育委員会と協議をされながら中学校レベルでの公営塾はどうなんかなということも,ちょっと私は今期最後のこの一般質問でこれを提案したいなというふうに思いました。そうすることによって,今の子は神辺とか福山のほうへやはり子育ての世代の方は親が子どもを塾に通わせておるんですよ,英語とか国語,算数。それはやっぱり高くつくと思うんですよ,やっぱり経済的に。個人的に経済負担も大きくなりますんでそういうのを解消するためにも,ある程度長期的な観点から学力レベルを上げるために公営塾をひとつ検討するというのはどうかなと思うんです。突拍子のないことをちょっと言ったんですが,教育長あるいは町長,そこら辺どう思われますか。 ◎教育長馬屋原) 義務教育における公営塾ということでございますが,私の現段階ではそういった構想は持っていないというふうなことでございます。本町のいろんな状況を考えてみたときに非常に広域であるということと,例えばそれは町内1か所に限定したとしても非常に保護者の負担も大きいでしょうし,なかなかそういった家庭を巻き込むということになれば,本当は行きたいけどなかなか行けないと,家庭の状況で行けないというふうな子も出てくることは明らかではないかなというふうに思っておりますので,現時点では私は中学校公営塾というふうな考えは持っておりません。 ◎町長(入江) 中学校公営塾ですけれども,今,中学校の塾は民間レベルでもやられてる,何か所かありますから,そういったところを利用してもらうということも十分考えられるのかなと。福山のほうの塾へ通われてる方もおられますけれども,十分そこで,塾で学ぶことはできますから,町内でもですね,そういうところを活用いただければいいのではないかと思います。 ◆9番(木野山) 両巨塔ともあまり積極的ではないんかなというふうには思いましたけども,やっぱりこれは検討課題の一つとして頭の隅にちょっと置いていただければええんかなというふうに思います。 ちょっと英語に戻りますけども,英語については話す,読むこと,書くことが平均を下回ってるというふうなことであって,これは基礎的なことが定着をしていないということなんですか。そういうことではないんですかね。それで,聞くことはよくできとるというの,その辺がちょっと私も分析の意味で教育の面では全然分かりませんから意味がよく分からないんですよ。英語というのはやっぱり耳から入ってよく聞く。聞かないと次行かんのんかなと思うんで,聞くことができるんなら何で読むことと書くことができんのかなと思ったりするんですけど,そこら辺はどうなんでしょうかね。 ◎教育長馬屋原) 基本的な知識がないということではなくて,やはり聞くことが幾らかできているというのは,やはり私はALTを導入して他市町にはない,それぞれ週にかなりの回数でALTが学校のほうへ行ってくれています,その効果が非常に大きいんだろうと。常にALTと話をしていくと,あるいはALTの授業を通していろんなことを聞き取れる。そういうことが非常に聞くことということにプラスになっているんじゃないかなというふうに思っています。書くこととかということについてはいろいろ努力をしているんですけれども,なかなかやっぱここらが難しいと。あるいは英文を読み取って,そしてそれどういうふうなことを聞いているのかということを理解しながら,そして答えていくというところはいろんな方法を取ってはいるんですけれども,なかなかそこが顕著に伸びるというふうな状況がないというのがここ数年私が感じているという状況でございます。 ◆9番(木野山) 何か以前に英語の本を読んでたら,文科省かどうか知りませんけども,学校の授業でリスニングが,非常にこれからはコミュニケーションの時代ですからリスニング,よう聞くことが大事なんでそれをしっかり勉強させなさいということがあって,一生懸命授業で聞くのを勉強させて,時々スペルで黒板へ書いたり読んだりする授業をしょうたら,その偉い先生が何をしょうるんかなと。書いたり読んだりすることはせんでもええけえ聞くことをしっかりさせえというて言われたというふうなようなことが本に書いてあって,そういうある意味では学校の教育がそちらのほうに偏ってしまって,書いたり読んだりするというところの本当に大事な一番基礎的な英語の勉強,明治以来そこが日本の英語を理解して日本の漢字に置き換えて,それが中国まで及んだという大きな日本のレベルというんですかね,そういった日本語で全部習えると,英語は別に習わなくても日本語で全部世界的なレベルの学問ができると,研究ができるというのは,読むことと書くことに専念をした明治の時代の先輩のおかげかなというふうに私は思うんですよ。それをないがしろにして聞くことだけを一生懸命教えるというのは,ちょっと間違ってるんではないかなというふうにも思います。思いますけども,やはり今はグローバルな時代で安倍さんの指標ですかね,それで海外からいろんな留学生等を入れてそれが労働力として,日本人口が足りませんからそれを使うということになると都会地ではベトナムとかあるいは中国とかいろんな日本以外から来た,英語とかそういういろんなバイリンガルみたいないろんな,その子らは何ぼでも英語やら日本語やらしゃべるそうですけど,そういう人のところに日本人の仕事が奪われるといいますか,というふうな現象が今物すごうできとるそうです。コンビニなんかほとんどそういう方が就職をされて,日本の人ははね出されるというかそんな感じになっとって,何ぼか英語ができなかったらもう子どもたちは仕事がないよというふうに都会では言われるようにもうなってしまったという,何かジレンマがあるんです。ですから,学校教育の中で英語をどう捉えるかということは非常に大きな問題だと思うんですが,リスニングで普通の日常会話ができるぐらいでええんかなと私は思うんですが,どうでしょうかね,教育長。これは個人的な見解を聞いても始まらないんですけど,どう思われますかね。 ◎教育長馬屋原) そうはいいましても,話したり,聞いたり,書いたり,読んだりということは,この部分だけ重要視してやればいいという問題では私はないと思うんですね。全てきちんと定着をさせていくのが,やはり私は学校教育だろうと思っております。したがって,先ほどおっしゃいましたように書くこと,これを一切軽視している状況では本町はございません。書くことも重視してやっています。それがないと,書くことができないとなかなかたちまちの入試等にも対応できませんので。ただ,ALTを導入することによって聞くことというのはある程度慣れてきていると。ただ,それを聞いたことをじゃあ自分で文章にできるかというと,なかなかそこができない。それはやっぱり書くことなんだとろうと思います。今は,ご存じかどうか知りませんが,以前と違って結構英語の教科書にも,昔は辞書で引かなければ単語の意味とかというのはなかなか分からなかったんですが,大体教科書に全て辞書引かなくても分かるような形の教科書が非常に多いということは事実です。ただ,学校によっては,やはり辞書を引くことが大切だよというふうなことで英語の辞書を活用して自分で単語の意味を調べると。単語の意味でもいろんな意味がありますからそういったものを調べていくというふうな取組をしております。したがって,ここの部門だけを伸ばせばそれでこれから子どもたちは世界に対応できるかというとそうではないわけであって,先ほど言いましたように話したり,聞いたり,書いたり,読んだり,こういうことを併せて力をつけていかなければいけないというふうに考えております。 ◆9番(木野山) なかなか習う生徒にとっては,大変ハードルが高い問題かなと思います。ここにコミュニケーション能力を高めることを一生懸命頑張っておるというふうに対応で書かれていますけども,私はコミュニケーション能力と言うてしまうと,やっぱり英語だけではなしにいろんな国語とか数学とかそういうことをすることによる基礎的な能力を身につけて歴史とか日本のこととかいろんなことを知らないとコミュニケーションは取れないのかなというふうにも思います。書くことが苦手だというふうにだんだんなってきとるのは間違いないと思うんですけども,そこら辺も重要視しながら,英語だけではなしに読解力をつけるためには板書が大事じゃという,読解力をつけるための専門の本にも書いてありましたんで,やっぱり書くこととかというのを重要視されるような授業をお願いをしたいな。これは個人的なことであれはないんですけども,ちょっと気づきでお話をいたしました。 そういった意味で元に戻りますが,公営塾という部分でやっぱり英語だけでもそういった形でできるのをされたらどうかなと思うんです。英語とそれから国語ですかね,そういった部分をされたら,何もかもじゃないからそういったのを開設できるように。それと,先生も大学通っている生徒さんというんかね,そういう方とかそんな方を招聘をして,あるいは本校からの出身をされた方で大学卒業された方とか現実に近くの大学行ってる方とかそういう方を招聘して,そういう方たちに先生になってもらうというのも面白いんじゃないかなというふうに思います。 それでは,時間もありませんので,次のまちづくりと教育ということについてご質問をいたします。 教育委員会において示されました本町教育行政方針の中には,学校教育の充実という項に,1,確かな学力の向上,2,豊かな心や健やか体を育成する教育の推進,3,信頼される学校づくりの推進,4,教育環境整備,5,連携型中高一貫教育と5項目を挙げられ,それぞれその意義と目標,取組について具体的に述べられております。 確かな学力の向上については,少子化の進む中,生徒数が減少し,平均値を求める場合その分母が小さいにもかかわらず,学力レベルでは対象の主要3科目において広島県下でも常に上位にあり,町内住民として誇りに思っているところです。特に,母国語である国語については言語活動を重要な視点として位置づけられ,児童・生徒の文章読解力向上につながり,大きな成果が上がっていると確信をしております。また,中学校の数学,英語に課題があると捉えられていますが,日頃の授業改善など創意工夫に期待をするとこでございます。先ほどのことでございます。 教育環境整備については,このたび国のGIGAスクール構想への実現に向け,通信ネットワーク整備をはじめとした新しい教育環境システムの構築を行うことになりました。近年,世の中は目まぐるしく移り変わり,少しの油断であっという間に置いておかれてしまいます。特に,情報分野での進歩は著しく,ツールとなるIT(ICT)情報技術関連への投資は不可欠で,進歩に合わせ定期的な更新が可能となるよう長期的な視点を持つことが必要です。その意味で,時代に応じた教育環境整備が求められ,電子黒板などの時代に呼応した教育備品の整備を充実させることに併せ,高速通信環境など教育環境システムの構築が子どもたちに教育の機会均等等を保障するために欠かせません。そのためには多大の投資が必要であり,その財政負担に対応できるよう長期的に安定した整備,更新計画を立てる必要があります。 まちづくりは人づくりと言われますが,変化の厳しい社会の中で心豊かで優しさとたくましさを併せ持つ子どもたちを育てるためには,学校,家庭,地域が連携して豊かな人間性を身につける心の教育を充実し,自ら学び,主体的に社会に対応できる生きる力の育成を目指さなければなりません。学校教育の充実に包含される確かな学力の向上,時代に合わせた教育環境整備,また連携型中高一貫教育の推進に必要な町内唯一の油木高校の活性化,魅力化,信頼される小・中学校づくりの推進は教育のまちとしての本町の特色あるまちづくりにつながり,併せて社会教育の充実はふるさとの文化を大事にするまちづくりにつながると思います。このことは,ある意味では子育て世代の皆さんにとっての本町の信頼につながります。その中にあって,教育委員会の役割というのは非常に大きいものがあろうかと思っております。教育委員会としてのご見解をお伺いをいたします。 ◎教育長馬屋原) 学校教育の充実とまちづくりについてということでございます。 子どもたちが健やかに育ち,そして活力ある社会の形成者として生涯にわたる学習の基礎を培い,豊かな心を持ち,たくましく生きる人材を育成するためには,教育の果たす役割は極めて重要であると考えています。 教育委員会としましては,子どもたちの創造力と郷土愛を育み,急速に変化しつつある社会環境に柔軟に対応できる能力を養うため,確かな学力の定着,向上を図るとともに,これからの社会を生き抜くために必要な資質,能力の育成を図ります。また,異文化への理解を通して,改めて地域の人,自然,歴史,産業,文化を振り返ることのできる心を育み,人を思いやる心やたくましく生きるための体力を養います。こうした学校教育を推進していくために,地域に信頼され,学校と地域が双方向で子どもたちを育むことができる学校づくりが必要だと考えています。 また,家庭教育は子どもの基本的生活習慣の習得,自立心の育成,心身の調和が取れた発達に重要な役割を担っていることを踏まえ,子育てや親子の学びをはじめとする家庭教育の推進に向けた支援の一層の充実を図ることが重要です。さらに,親子のコミュニケーション不足や経済的事情等による保護者や家庭の孤立を未然に防ぐために,学校,PTA,子育て支援センター等関係機関,協働支援センターなど横軸の連携を図るシステムの構築を図り,神石高原町の子どもは神石高原町で育てることを基本に,地域における人材の発掘,育成,活用の充実を目指すことも必要です。 そして,読書活動を通じた教養のまち神石高原町の確立,生涯スポーツの推進等,住民の多様な文化,学習活動のニーズに対応し,住民が自発的,主体的に参加できる環境づくりを進めるとともに,豊かな自然と文化の継承,振興に努めることも重要な視点と考えています。 このような基本的な考え方を基に,教育における不易と流行を確実に見極めつつ様々な施策を講じ,未来を開く人と文化の創造,故郷を愛する人材の育成を目指して取組を進めていくことが教育委員会に託された役割だと考えています。
    ◆9番(木野山) 大変すばらしいご答弁で,これ,もう何も言うことはないなと思って困ったんですよ。こんな答弁をされると第2質問ができないなと思って困ったんですけども,ただ私がちょっと時間もないんでもう,細かいところもお聞きしようかなと思ってここ書いたんですけど時間もないんでいきなり本論にいくんですけども,ちょっとだけ短い時間で聞きたいんは,このような基本的な考えを基に,教育における不易と流行を確実に見極めつつというふうに,不易と流行というのはわしよう分からんで辞書も調べたり見たりしたんですが,ここの肝腎なところ,ここはどういう意味なんか,そこだけちょっと教えていただきたい。 ◎教育長馬屋原) この不易と流行というのは,例えば不易というのは,教育においてはどんなに社会が変化をしようとも時代を超えて変わらない価値のあるもの,これを不易というふうに呼んでおるわけでございます。例えば豊かな人間性であるとか正義感,公正さを重んじる心,自らを律しつつ他人と協調し他人を思いやる心,人権を尊重する心,自然を愛する心など,こうしたものを子どもたちに培うことは,いつの時代,どこの国の教育においても大切にしなければならないということでございます。また,それぞれの国の教育において子どもたちにその国の言語,その国の歴史,伝統文化などを学ばせて,それらを大切にする心を育むこともまた時代を超えて大切にしなければならないと。我が国においては,次代を担う子どもたちに美しい日本語をしっかりと身につけさせる,我が国が形成されてきた歴史,我が国の先達が残してくれた芸術,文学,民話,伝承などを学ぶこと,そしてそれらを大切にする心を培うことも,現代に生かしていくことができるようにすることも我々に課された課題である。これが不易というふうなことでございます。 もう一つ流行ということでございますが,ただ教育というのは同時に社会の変化に,先ほど議員さんもおっしゃいましたけども,社会の変化に無関心であってはならない。時代の変化とともに変えていく必要があるものに柔軟に対応していくことも教育に課せられた大きな課題であると。これが流行ということでございます。例えば,急激に変化していく社会に対応していくために国際化あるいは情報化などの社会の変化に教育が的確かつ迅速に対応していく,これが極めて重要であろうというふうな捉えでございます。このようにして教育における不易と流行というものを教育委員会として十分見極めて,大切にしなければならないもの,あるいは時代を読み取って変えていかなければならないもの,ここらを判断しながら施策を講じていくというふうなことが大切ではないかなと。これも教育委員会に課せられた大きな課題かなというように考えておるというようなことでございます。 以上です。 ◆9番(木野山) そういうことですか。僕が1番言いたかったことは,このご回答の中に,ご答弁の中に特色あるまちづくりの中にあってという前提が考慮されてないんかなと思って,子どもたちはどういうふうに育てなければいけない,こんな子に育ってほしいという教育の専門のとこはよう分かるんですよ。だけど,その教育そのものがまちづくりというところとどのようにつながるんかなと。そこを教育委員会としてどのようにお考えになるんかなというとこがちょっとお聞きをしたかったんですよ。教育委員会の活動の部分で決算のときにいただいたこの点検評価表とか見させていただくと,教育委員会,たくさんの,毎月こうやって協議をされておるんですけど,その中にあってまちづくりといいますか,どういうふうにまちづくりに教育が関与しようかなという部分の協議が,この中でそれぞれ話されてるとは思うんですけど,それをテーマにした協議がないなと思ったのがどうなんかなというふうに思ったんが一つと,それから大事なんは,この評価委員の先生の平元先生が最後に総合評価というとこでお書きになってる文がここにあって,これをちょっと見たら,今回教育委員会事業の項目について点検評価を実施しましたが,良好な結果が達成されているものと評価しましたと。それで,町教育行政は町内外の若者がこの地で子育てをしたいと思える安心・安全で魅力ある質の高い教育環境を整備していくことというふうに書いてあるんですよ。要するに,町内外の若者がこの地で子育てをしたいと思える安心・安全で魅力ある質の高い教育環境整備が必要であるというふうにお書きになってる。ここの部分について,やっぱりまちづくりでまちのところで考えられておるいわゆる教育環境整備,こういうものについてどのようにしてまちづくりに教育が一緒に考えていかなくてはならないのかなというふうな部分について,教育委員会のほうではどのようにお考えになったのかなということも基礎的なところでお聞きをしたかったんです。今,不易と流行という部分でかなりそこを突っ込まれてそういうことも入ってるなと思ったんですけども,なんかもう一つ,もう一歩前へ行くというんか,まちづくりについての教育委員会としての本当の意見というのが反映されとるんかなというふうな不安にもあるんですよ。そこらはどう思われとるんかなと思ってお聞きしたいと思います。 ◎教育長馬屋原) 先ほど申しましたが,神石高原町の子どもは神石高原町で育てるんだというふうなことを言いましたけども,やはりこれをまちづくりが大きく関係してきてるんではないかなというふうに思っております。例えば,家庭や地域,学校が学びを支え合うというふうな組織,これが次年度から計画をしておるコミュニティ・スクールでございます。こういったものをやはり充実していくであるとか,あるいは今でも実施されていますが,放課後子ども教室を充実をしていく,これもやはり大きな視点だろうというふうに思っております。あるいは青少年の健全育成についても様々な取組を今していただいているというふうな,そういった社会教育施設の充実,そういったものも教育環境に大きく関わってくるものではないかなというふうに考えています。今,そういったものはまちづくり推進課のほうでやっていただいてるんですが,これはまちづくり推進課に教育委員会が事務委任をしているということでありまして,教育委員会,私のほうがそのトップであるということには間違いございませんので,今後もそういった視点も含めて様々な協議をしていきたいというふうに考えております。 ◆9番(木野山) やはり教育環境の整備というのは,本当に今言われたように子育て世代の若者が本当に本町で子育てをしたいと思われる整備が必要になってます。それは具体的に何かというのをやっぱり皆さんで協議をしながら,町長部局とも協議をしながら必要なものはもう遅れないように整備をしていく,協議会も立ち上げることも必要だと思いますけども,そういった部分が大事だと思うんですよ。直接に今,町長のまちづくりの方針の中には子どもに直接投資をするんだというふうなことをちょっと先般も同僚議員のあれに質問で言われておりましたが,本当に子どもに直接投資をすることの大事さ,それと限られた財源という部分でこれは長期的に計画をしていかないと全部が全部できるわけじゃないですから。それといろんな機器も発展しますんでお金もかかると思います。そういった部分では,更新,いつ何年に更新して何年のリースというのを確実に計算しながら長期的に整備をしていく。子育てまちづくり,これはすぐには出ないんですよ。ここでしっかり勉強してまちの学校行ったり,いろいろ行って会社に勤めて勉強して,壮年になって,あるいは20代,30代になって家を継ぐためにこっちに帰ってきたり,町のために頑張ろう思って町に勤めたりいろいろするというふうに思われるような教育ですかね。これはやっぱり公営塾を含めてそういった体制をひとつ整えていただくのが大事かなと僕は思うんですよ。そこら辺のところをお願いをしたいと思います。これ,町長には今回は質問をしませんでしたけども,そこら辺のところは教育委員会と一緒になって二つがコラボすると,これ,すごい力になると思う。全国的に調べてみると,教育とまちづくりという項目でちょっと検索するといっぱいあって,たくさんいろんな特色あることをやっておられます。そういった意味で教育委員会のほうも,こんなことを言ったら本当に僣越失礼なんですけども,教育委員会で先進地の視察というようなこともされながらいろいろ教育の面がまちづくりどうにできるんかということもひとつお考えになりながら,ちょっとこれからの本町の未来に向かって頑張っていただきたいというふうに思います。最後4分ほどありますんで,的確なご答弁といいますか,一言お伺いをして終わりたいと思いますので,教育長,よろしくお願いします。 ◎教育長馬屋原) 今までるる申し上げたことをまとめて一言で言うのは非常に難しいわけでございますけれども,議員さんおっしゃったようにやはり子育てあるいはまちづくりというのは非常に密接に関連をしておりますので,そういったことを併せてこれから様々な方面との協議を進めてまいりたいと考えておるとこでございます。 ◆9番(木野山) 大変ありがとうございました。 これで質問を終わります。 ○議長(松本) 以上で木野山議員の一般質問を終了します。 ○議長(松本) ここで休憩とします。 再開は11時10分とします。(午前10時58分) ○議長(松本) 再開します。(午前11時10分) ◆4番(横山) よろしくお願いいたします。 今定例会は,入江町政のこの4年間を振り返っての総括にも当たる議会でございます。私は,今回の一般質問はその4年間を振り返って入江町政の挑戦の成果,そして今後への展望についてお伺いしたいと思います。 まず初めに,町長の挑戦の1にも掲げてございます超高付加価値農業について質問をいたします。 高付加価値農業の実現ということで独自のブランド構築のために,JIN(神)プレミアムブランドということで今現在9品目の認定をし,販売促進とまちのPRに力を入れてこられました。そして,まるごと市場は廃止され,新たにエブリイの地縁マルシェへの出荷の仕組みづくり,そして道の駅の大胆なリニューアル,産直市場の統合ということでこれらを通してさらに農家の所得の向上につながる仕組みづくり,また新たな商品開発としてはクラフトビールの製造であったり,まちの特産品を使った新しいメニューの開発にも力を入れてこられました。そして,神石牛ブランドのさらなる高級化を図るため,東京でのトップセールスを実施し,都市部へのPR活動も行われました。このように様々な取組をこの4年間でされてきたわけですが,この挑戦の1の成果として町長はどのように評価をされているのか,またこれが将来どのように展望を開けていくのかをお伺いしたいと思います。 そして,2番目にチャレンジ基金ですけれども,チャレンジ基金,これは町内での起業をする人を支援することによって高原町における産業の振興であったり,まちのにぎわいを創出することを目的として平成29年度から行われてきました。今現在,町から9千万円の出資を一般財団へしてあります。そして八つの業者がこれらの支援をそれぞれ受けて,今前向きにどんどん事業を展開されていると聞いております。この平成30年度の第2回のチャレンジ基金で支援先となっております外国の旅行会社の計画でありますゲストハウスの運営及びソーシャルイノベーションプログラムの提供事業ということで,この計画に対してチャレンジ基金1千万円を支援してあります。この計画の内容を改めて具体的にお伺いするとともに,この計画が私たちのこの町にどのような活性化をもたらせていくのか質問をいたします。 そして,三つ目として平成29年6月定例会の補正予算で提案された映画の制作です。これ,約600万円かけて一般財源で映画を作成されました。以前の答弁で町長は,映画の出来映えは100%だったとお答えされたと思います。その完璧にできた映画が今どのような成果を現しているんでしょうか。そして,この映画を使ってどのようにPRをし,将来への展望へとつながっていくのかお伺いしたいと思います。 まず初めに,この3点について質問をいたします。 ◎町長(入江) 横山議員のご質問にお答えをいたします。 入江町政4年を振り返ってということですけれども,超高付加価値農業の実現という一つテーマですけれども,神石高原町の農産物は本当に質の高い,いいものがたくさんあると職員時代より思っておりました。生産者の立場に立って,少しでも多くの農畜産物を,また少しでも高く売る手段と神石高原町を広くPRできる施策を考えてきたところです。町独自のブランド化や人口密集地への販売戦略,産直市場のリニューアルや民間スーパーとの連携等もその施策の一つでした。この4年間の成果につきましては,今成果が出ているものもありますけれども,これから何年かにわたって現れてくるというふうに思ってますし,少なくとも農業生産者の所得の向上につながる仕組みづくり,いいものをつくれば確実に売れる,高く売れるというそういった仕組み,言い過ぎかもしれませんけれども,挑戦をすればその結果が伴うまちづくりの一端ができたのではないかというふうに思っております。 将来の展望ですけれども,農地の集積,また規模拡大等による効率的かつ安定的な企業的農家や新規就農者の育成,確保に努め,本町の次世代農業を担っていただきたいというふうに思っております。また一方では,農業は中山間地域での唯一最大の資源でもありますから,この資源が本町の魅力となり,都市部からUIターン含め,若者から高齢者まで生活の糧や生きがい対策,健康づくりとして広く選択されるものとなることを期待をしているところです。いずれにしましても,地域資源を生かした,まちにあるものを生かした活力あるまちづくりを進めていきたいと考えておるところです。 次に,チャレンジ基金ですけれども,当該支援先ですけれども,神石高原町でインバウンド観光,そういったニーズを拡充させるために町内にある空き家を改修し,一人客でも気軽に宿泊できるゲストハウス型の宿泊施設を整備をされ,本町へ観光目的,ビジネス目的,研修目的,地元住民との交流を盛り込んだ旅行を企画し,旅行客数の増加と神石高原町の関係人口の増加を目的としたものでございます。コロナ禍で計画が延びておりますけれども,町内の空き家を購入し,町内の業者が空き家を改修し,この10月にオープンの運びと聞いております。インバウンドは時代の趨勢です。これはもう間違いありません。その波が本町へ本格的に寄せてくるきっかけ,PRもしながらそういったきっかけになることを期待をしているところです。また地元の方々との交流,内覧会も予定をされているようです。 3番目の映画,ドラマの制作ですけれども,この映画の制作は地域活性型というテーマで行ったものですけれども,当初草木地区と油木高校のナマズの取組に感銘をいただいた映画制作会社がその取組を紹介する目的でこれは映画化が進んだものです。その後,いろいろ紆余曲折を経て,料理人ワタナベが完成をしました。その映画を通して多くの町民の方々に関わっていただいたこと,まちの情報発信にもつながったものと考えております。今回の映画は有名俳優も多く登場していただいて,ひかりTVやGYAO!などで配信をされています。また,今月にはCSのファミリー劇場で放送もされます。こういったチラシも今リリースをされてます。さらには,DVDも10月の下旬から発売をされるということになっております。そういったものをしっかりまた活用して,PRもしていきたいと思っております。今でも,隣の高梁市や福山市,尾道市,また小豆島など映画が一つのきっかけとなって観光PRや自治体の活性化につながったという例は多くあります。今回のこの映画,ドラマはまちの発信の一助になったと思ってますし,これからもしっかりPRをしていきます。映画,ドラマの持つ力は絶大だと思っております。これからもそういった機会があれば取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆4番(横山) 初めに,超高付加価値農業についての質問をいたしますが,成果が出るのはこれから何年かにわたって現れるものだということですが,主な政策としてブランド化,販売戦略,道の駅のリニューアルを挙げられました。このブランド化で町独自のブランド化のJIN(神)プレミアムの認定ですけど,神石牛,トマト,もなか,ブルーベリーなどなど物と,それから人,それからこと,これを含めて9品目今認定をされておられます。前も私,質問させていただいたと思いますけど,まだまだまちの中でこのJIN(神)プレミアム認定が浸透してないと思うんですよね。前も言いましたけど,やっぱりまずは地元の人が自信を持って,これはまちのプレミアム認定された産品よって胸を張って言えるぐらいにならないと,町外に発信しても私は発信力が弱いと思います。発信する手段はSNSを使っていろいろあると思いますけど,やっぱり人から人へという口コミっていうのがすごく大きな力があると思うんですよ。だから,まちの人が本当に心からこの商品はいいんだよというのを言えば,いろんな町外の知人や親戚だったり,いろんな遠くにも皆さん知り合いがそれぞれいるわけですから,そういう発信の仕方もあると思うので,SNSだけが発信力じゃないと思うんです。そういった意味で,このJIN(神)プレミアムはまだまだ町内に浸透していない。これに対して,以前もこのことを言ったと思いますけど,認知度上げるために検討してまいりますという答弁があったかと思いますが,これに対してその後どのようなご努力をされたのかお聞きしたいと思います。 ◎政策企画課長(岡崎) JIN(神)プレミアム認定商品がなかなか浸透していないということであります。前回も答弁させていただいて議員言われるように,町民の中にまだまだ十分浸透がしてない,行き渡ってないかなというふうに我々も思っております。そのPRの仕方としてやはり町の広報紙を使ったり,それからホームページを使って今現在PRに努めておるところでありますが,なかなか浸透しない。ただ,広島町友会,それから神石郡友会の皆様方にも町ではこういったJIN(神)プレミアムの認定商品がありますというようなこともお伝えをしておりますので,徐々ではあるかもしれませんけれども進んで,まだまだ浸透途中であるというふうには我々も思っておりますけれども,さらにその浸透力がどんどん広がっていくように努力をしてまいりたいというふうに思います。 ◎町長(入江) PRの部分を今課長が申し上げましたけれども,ホームページとかそういうものでJIN(神)プレミアム,こういう目的でやってます,手を挙げてくださいみたいなのは発信もしてるんですけれども,私もこの間ある農家の方にお会いしたら,何とかという,JIN何とかというブランドみたいなんがあるんじゃろという話で,その方は本当に特徴あるすばらしいものをつくられてる。登録まだされてません。自分も考えるんじゃけど,あれはどういうことなんかと,内容が。なかなかそれが伝わってないんですね。町として一緒にPRをして販売促進していきましょうとか,もうそうはいってもたくさんつくれんよとかというのも,ちゃんと売り方を考えていきましょうとかという話をしたら,じゃあそういうんじゃったらちょっと登録をしようかなというふうに言っていただいた方もあったんですね。ですから,中身がやはり伝わってないなというふうに思いましたので,そういったところを個別に営業というか,するのはなかなか難しいかもしれませんけれども,例えば職員たくさんいますからそういったところを発信の元としてやっていくことも非常に重要かなというふうに思ってます。それから,外に対してはやはりホームページで発信をしてます。町が絡んでるということで信用度がかなり高くなってるという評価をいただいてます。いろんなところから商品を扱いたいという問合せがあるということも聞いてますから,徐々にJIN(神)プレミアムというブランドは広がりつつあるなというふうに考えてます。 ◆4番(横山) 分かりました。 このJIN(神)プレミアム認定というのが浸透していくには,そう早くはできない,時間もかかるんだろうと思いますが,その認定が,前も言いました審査の内容ですよね,そこは地域性とか技術性とか生産性とかを審査すると言われました。この役場の中で審査をされるということだったんですけど,そこにもちょっと問題があるんじゃないんかなと以前も言いましたが,そこは変わっていませんか,審査の方法とかは。 ◎政策企画課長(岡崎) 現在のところ,今の審査の方法については変わってございません。 ◆4番(横山) 変えていくつもりはないんでしょうか。やっぱりみんなが納得できるような審査結果でないといけないと思うんですよ。みんなといって皆さんは審査の内容を知らない人がほとんどだと思いますけど,何か曖昧な感じで審査をされてるような感じがするので,もうちょっと具体性を持って審査をしたほうがよりブランドの意味が出てくるのかなというふうに思いますけど,どうですか。 ◎副町長(森重) 審査につきましては,これは内部で行っております。私が審査委員長で各課長が審査員ということになっとりますが,実際にこのJIN(神)プレミアムへ応募いただく項目につきましては様々ございます。そこでその専門家を入れていくとか,その判断ができる方を招聘するというのはなかなか困難なところがあります。応募いただいた内容を見たときに,まさにこれはいいものになるだろうというところで判断をしておりますが,これはまた認定をしてどういうふうにこれを町と一緒にPRしていくかと,そういったところが重要になろうと思います。もののよしあしというのはなかなか判断が難しいところがございます。今後,そういった審査の仕方も検討するところはあると思いますが,現時点でなかなか審査の方法というのが具体的に見つからないというか,先ほど言いましたどなたに審査をしていただくのが正解かというところも大変難しいところでございます。応募される方はそれぞれこだわりを持ってつくられたり自信を持ってつくられておりますので,そのことを信頼しながらしっかりPRしていくというところであります。 ◆4番(横山) 私の考えとほぼ同じように少し審査の方法にも疑問を持っていらっしゃるのかなというふうにちょっと感じたんですけど,そういうところは早く解決策を出して進めていかないといけないと思いますが,このJIN(神)プレミアムというのが町外,町内にどんどんこれから浸透していくことを期待をしております。 それから,31年度から道の駅のリニューアルに付随をして集客力を高めるため,新商品の開発としてクラフトビールの製造を行われました。これもいろいろと議論があったと思います。でも今は完成をして販売をされておりますが,この地元産品を使ったフードコートで販売するメニューもあります。そして,この新しく開発したビール。販売状況は今のとこ,今現在でいいですから,どんな状況なんでしょうか。 ◎産業課長(豊田) 182ステーションでこの春から販売をさせていただいておりますクラフトビールについてのご質問でございます。 これにつきましては,住民の方からもいろいろとご意見をいただいてますし,議会のほうでもいろいろと議論いただいたところなんですが,現在米とトマトとショウガということで町内の特産品を活用して生産をしておりますけれども,今のところ米のほうが253本,トマトのほうが174本,ショウガのほうが198本ということで合計にしますと625本の販売実績ということになっております。売上金額でいいますと40万6千円余りということでございます。これにつきましては,引き続き新しい町あるいは182ステーションの特産品でございますから産業課のほうでもしっかりと販売のほうに協力して力を入れていきたいというふうに考えております。 ◆4番(横山) フードコートで販売しておられる新しいメニューですね,これも有名な料理家の方の監修をいただいて,お金を使って開発されたわけですけど,こっちのほうの販売状況はどんなでしょうか。 ◎産業課長(豊田) フードコートのほうで新たにイートインメニューということで,昨年7品目ばかり新しいメニューのほうを開発をさせていただいております。こちらのほうも販売のほうは好調というふうにはお聞きしておりますけども,フードコートにつきましてはコロナの影響をかなり春先から受けておりますので,本来であればもっともっとお客さんに来ていただいて販売ができてるものとは思っておりますけれども,もう少しコロナの影響を受けてるというような状況で,本当にしっかり売れていくのはこれからなのかなというふうに考えております。 ◆4番(横山) ビールですけど,今625本売れたということなんですが,これはちょっと私には分からないんですが,まずまずの売行きなのか,想定どおりなのか,それともやはりちょっと低調なのか,そこらはどのように検証されておられますか。 ◎産業課長(豊田) どうなのかということでございますけれども,一応産業課といいますか販売のほうの目的を大体112万円程度を考えておりますので,今大体執行率で36%ぐらいということで,まだまだしっかりと販売をしていかなきゃいけないなというふうに考えております。 ◆4番(横山) これらの商品開発,お金をかけてしたわけですから,しかもこのことが集客につながるということで目的を持ってこの商品開発されてきたんだと思います。ですから,しっかりとこれからも検証をして続けていくべきだと思います。お金をかけてビールをつくった,お金をかけて新しいメニューを考えた,でもよう売れんかった,それで終わりじゃいけないと思うんですよ。やっぱりつくった以上はそれがどのように売れていくか,じゃあどうやったら売れていくか。そりゃ,今はコロナの影響もあるかもしれません。集客が下がっているのかもしれませんが,そこらをやっぱりお金をかけてつくった以上は検証をして続けていくべきだと思います。で,私が感じるには,ビールも百彩館にまず置いてないのはなぜかなと思うのと,あとビールはJIN(神)プレミアムではありませんが,でもまちが自信を持ってつくったビールですからもうちょっとPRがあんまりできてないのかなという,道の駅に行っても感じますし,同じ産直市場でありながら百彩館にもいまだに置いてないですし,そこらがPRの入れ込みようが何かちょっと本気度がないのかなという感じがしていますけど,その辺はいかがでしょうか。 ◎産業課長(豊田) まさに議員おっしゃられるとおりだと私も思っておりますんで,先般から会社のほうに182ステーションのほうへ,当然百彩館のほうへも置くべきではないかというご意見はさせていただいたところですし,お酒を扱っていただいてるところへの販売なんかも少し働きかけをされてはいかがでしょうかというお話もさせてはいただいております。これにつきましては,引き続き会社のほうと相談をしながら,せっかく町のPR,特産品として開発しましたんで少しでも多くの方に召し上がっていただく,ああ変わったものがあるなということで町のPR商品として広まっていく,そういった働きかけというものを引き続きさせていただきたいというふうに思ってます。 ◆4番(横山) ちょっと聞いてみるんですけど,町長に。町長ももちろんビール飲まれたと思います,3種類。町長としてはどのような出来栄えだというふうに感想を持っておられますか。 ◎町長(入江) 味の感想ですか。私はトマトはいけるかなと思いましたけれども,あまり地ビールというのは普通の一般的にメーカーが販売されてるビールとまた違いますから,そこの特徴を味わうというものだというふうに思ってます。その質問でしたよね,感想。            (横山議員「ショウガと米は」の声あり) トマトと米とショウガ。僕はトマトがよかったかなと思った。ショウガの感想でしたっけ。            (横山議員「全部,三つ」の声あり) 三つの感想。確かに米は米の風味というんがするんですけど,まあよかったかなと。ショウガもちょっとジンジャーエールみたいな感じで,それぞれ味はもちろんそれが入ってますから出てるというふうに思います。特徴はあるものになってると思います。 ◆4番(横山) じゃあ,町長はそれなりの特徴が出ているビールができていると思われているようですから,しっかりPRをもっとすべきじゃないでしょうかね。なんか道の駅の売場に行ってもあんまり目立たないようなところにひっそり置いてあるような感じがちょっとしますし,私の福山の友人も道の駅に来られたときに,どこにあるん,どこにあるんと言うて探すぐらいだったというふうに聞いておりますから,町長が絶対ビールをつくるって頑張ってこられたんならもっとPRに本腰を入れていただきたいと思います。いろんな産品をこれから都市部への販売戦略としてされていくんだろうと思いますけど,昨年,東京のまるごとにっぽんでブースを出して,これもいろいろと議論がありました。私もいろいろ意見を言わせていただきました。これも450万円余りのブース料を払って,多分神石高原町の産品の売上げは百何十万円と言われたと思うんですよ。その数字を聞いただけで私はどうかなとちょっと疑問符をつけるんですけど,町としてはどのような,このブースに出したことに対しての成果としてはどのように検証されておられるかお聞かせください。 ◎政策企画課長(岡崎) 先日,今朝の説明の中でそのまるごとにっぽんのことも説明をさせていただきました。議員言われるように,450万円使って町内のものは139万円売れましたというふうに申し上げたところであります。その成果はどうなんかということでありましたけれども,この前の説明でも申し上げたとおり,139万円も売れたよと,今までなかったところが139万円売れたということ。それから,そこへ出していただいた農家の方は,令和2年度になってここは撤退をしましたけれども,今だんだん売れてきた,だんだん売れてきたのに残念というふうにお答えをいただいておる農家の販売元もあるということからすると,金額は139万円だったかもしれませんが,首都圏でも一定のPRをすればお金が稼げるというようなことが分かったということで非常に我々としては成果はあったものと考えております。 ◆4番(横山) ブースに出品できた人はそのようによかったなっていうふうに言われるんだろうと思いますが,このブースに置く産品も向こうからバイヤーが来られて,バイヤーの方が選別されてこれは出しますよっていうふうに言われているように聞いたんですけど,ブース料を払っているのに,権利があるのにもかかわらず,こっちからこれも出したい,これも出したい,あれも出したいっていうふうに出せなかったというのは,そこはちょっとどうなんですかね。最初の話と違ったのか,最初からそれを了解した上でこれ,契約をされたのか分かりませんけど,そこらがちょっと私たちには理解できなかったんですよ。そういったところがやっぱり反省点として一つあるんじゃないんかなというふうに思います。昨年の時点では,来年は改修工事をするからちょっと一旦休止ですっていうふうに言われたと思うんで,説明のときに。でも,今回の説明では閉店になったというふうに言われたので,閉店したんならもう出せないんですが,もう終わったからもう終わりではなく,やっぱりこのブースに出したことをしっかりと検証をして,また次の都市部への販売戦略を考えていっていただきたいな,今回の反省点を踏まえて都市部への販売戦略を考えていっていただきたいなというふうに思います。何事もやっぱり反省をしないと次に成長しないと思うんですよ。そこらをお願いできますか。 ◎副町長(森重) まるごとにっぽんにつきましては,これまでも経過なりお話をしておりますが,実際の,本当出荷者の方は喜ばれてたということで本当残念がられておりますが,これで終わりではなく,今言われるように別な形で都市部へ向けて発信するということで,今道の駅が中心になって,コロナ禍の中で商談会というのはなかなか難しいんですが,実際に売り込みに行ったり,また向こうの会社と連携を取りながら出先をつくっていくということも今進めておりますので,成功に向けて取り組んでいきたいと思っております。それで,先ほどまるごとにっぽんでございますが四百数十万円かかったというとこですが,これ,中枢連携の関係,福山市等との連携の中で行ってきた事業でございますが,町の一般財源,町の単独費を使ったものではなく,財源的には国の特別交付税を充てて町の財政に負担がかからない形の事業として展開をしてまいっております。また,先ほど言いました今年行っている事業につきましても国費を受けるなり,使えるものはそういった有効な財源を使っていっているところでございます。 ◆4番(横山) 一般財源を使っていない国の特別交付税を使われたんですかね。そう言われますけど,税金には間違いないと思うんですけど,その特別交付税にしてもいろいろ使い道,使い方があると思うので,一般財源じゃないからいいでしょというのはちょっとおかしいんじゃないかなと私の感覚では思いますけど,今言ったようにいろんな反省点が今回もあると思う。一定の出荷者の人にはいい利益をもたらしたかもしれない。でも,それは公平じゃなかった。いろんな出したい人もほかにもいたかもしれないけど,バイヤーさんが選ばれたものしか出せれなかったというところがちょっと反省点じゃないかなと思うので,今後都市部へ向けての販売戦略を考えるときもしっかりとそういうところを検証といいますか,話合いをした上でブースを借りるなり何するなり,そういう話に飛びついていっていただきたいなというふうに思います。 すみません,それと産直市場の件ですけど,この4年のうちにまるごと市場を廃止されました。そして,エブリイとの連携協定で地縁マルシェへの出荷が始まり,道の駅,百彩館,JAふくふく市とたくさんの出荷できる選択肢ができて,農家の方も生産意欲が湧いていることと思いますが,しかしこの産直市場も選択肢があるということでいろいろと問題があろうかと思います。産直市場の出荷が偏って,百彩館なんかでももう今野菜が大分少ないんですけれども,そういう出荷が偏ってしまったり,あと生産者の高齢化という問題もずっとありますよね。そして,昨日も質問に出ていましたけど,百彩館の出荷の量の少ないのとお客さんの入りが少ないのと売上げが減っている,こういう課題について今後どのように取り組んでいこうと思っておられるのかお聞きしたいと思います。 ◎産業課長(豊田) 失礼します。 産直市場につきましては,先ほど議員さんのほうからありましたように百彩館,182ステーション,そして福山のエブリイ,それから福山市農協さんのほうでも新たにふくふく市というような形ですごく販売先が多くなっております。言われるように町内の生産量が今のところ限られてる中で正直奪い合いといいますか,多いところへはしっかり出るし,人気のないところには出てこないというような,本当に課題が出てきました。産業課としましては,生産農家を増やしていく,それから今つくっていただいている生産者の方の技術を上げて生産量を上げる,そして質の高いものを増やしていくというような取組をどうしてもこれからはしっかりしていかなければいけないというふうに考えております。また,百彩館につきましてはどういった取組で施設を今後維持していくか,これにつきましては182ステーションのほうで経営の中で検討していただいておりますけれども,産業課としましても知恵を出して,油木の活性化施設をどうにか残していく方法を探っていきたいというふうに思います。産業課としましては,取りあえず新規就農者の育成確保等々に努めながら生産量,品質の高いものの生産をしっかりと支援をしていくという取組に力を入れていきたいというふうに思っております。 ◆4番(横山) そうですね。生産者を増やして出荷の野菜を増やしていくということが最重要課題かなというふうに思います。昨日も言われました,百彩館を潰さないために産直市場を統合したというふうに言われたんですけど,じゃあ潰さないために町は何をどのようにてこ入れをしてしようと思っておられるのか。もし何か具体的なことでもあれば町長から聞いてみたいと思うんですけど,どうでしょうか。 ◎町長(入江) まさに百彩館ができた,道の駅さんわ182ステーションもそうですけれども,平成の前半ですね,6年頃にできましたけれども,その当時の時代とニーズがもう今明らかに変わってきてます。というか,もちろん新鮮野菜を求める方はたくさんおられますけれども,こちらまで来なくても福山,神辺辺りでもエブリイとか,エブリイはもちろんそうですけどもハローズとかいろんなところで産直コーナーやってますよね。どの店もやってます。ですから,わざわざこっちへ来られなくても購入できる。しかも,昔は車で上がってこれたけども,どこも高齢化が進んでますからそういった方がそういった近くで買物を済ませるというようなことがあって,なかなかこっちに新鮮野菜を求めて上がってこられるという方は減りつつあるんだなと。しかも,道の駅も1番玄関口でやってますから,そっからなかなか油木の百彩館へ行くということは,同じものを求めてということはないと思います。ですから,そこはやはり今の時代のニーズというものを考えながら百彩館をどういう形で残していくかということを今考えているところです。地元の商工業者の方もおられますし,地元の方々の意見も聞きながら今進めているところです。ただ,産直市場だけでこれから生き残っていくというのは非常に,生き残っていくかは赤字補填をどんどんすればいいですけども,そういう形で考えない限りは難しいのかなというふうに思ってますけれども,いずれにしても油木にとって百彩館は重要な施設でありますから,必ず残して何らかの形で活性化を図っていきたいと。今いろんな意見を私も聞いてますから,ちょっと選択肢はあるのかなというふうに思ってます。 ◆4番(横山) 私は思うんですけど,百彩館,産直市場ではありますが,地域の方にすごくなじんでる。地域の人,町外の人よりどっちかというと地元の方が利用されるほうが多いのかなと思うんですが,お総菜コーナーというのをつくって,今主婦はみんな働いてます,若い人も。高齢者の方も一人暮らし,二人暮らしっていう方が多いので,今スーパーなんかでもお総菜いっぱい出てますよね。コンビニでも一人暮らし用の高齢者向けのちょっとレンジでチンすればすぐサバのみそ煮が食べれるような,そんなんもたくさん売ってますから多分需要はすごくあると思うんですよ。百彩館でお総菜コーナーっていう感じで,地域の料理が上手な人たちが集まって,集まるというかお総菜をつくってあそこで販売をすれば,仕事帰りの主婦の方が結構買って帰るんじゃないかなと。それこそ浸透するまでには時間が,あそこにお総菜が売っているって皆さんに知っていただけるまでには時間がかかると思いますが,今はできたものを買うことが悪いんじゃなくて,そうやってやっぱり主婦の家事の時間を短くする,その分を子どもと接するとかその分自分の読書の時間にするとかやっぱり時間の使い方があるので,家事を完璧にこなす,帰ったら絶対御飯を3品おかずをつくらなきゃいけないという,そういう今時代じゃないと思うんですよ。だから,お総菜を売れば,私は売れると思います。そういうコーナーを百彩館につくってまちの人に浸透させていったら,私はいいんじゃないかなと思って少しちょっと自分でもいろいろと考えている最中なんですけど,そういう提案はどうでしょうか。 ◎副町長(森重) 今,提案いただいた,まさにそのとおりでありまして,いろんなことをやっていく,挑戦していくということで全てがうまくいくということにはならないと思いますが,いろんな提案を,特に地域,地元の方にしていただいて直接関わっていただくと。愛着を持って百彩館を存続,延ばしていくというようなことを提案,それから動いていただければ,またよいものになろうと思います。先ほど言われるように,町外から来られるよりは本当に地元率のほうが高い百彩館でございますので,運営の仕方または売り方,どういったものを売るかというのを今ご意見いただいたところも取り入れながら幅広く考えていきたいと思っておりますし,レストランの部分も今休止をしておりますので,第4日曜日に油木高校生がナマズの料理を提供しておりますが,ここもぜひ動かして憩いの場になったり食事もできたり,それから活用ができる,全体的にできるものになればと思いますから,また様々なご提案をいただきたいと思います。 ◆4番(横山) 百彩館の存続に関しては,私も本気で考えていきたいというふうに思っておりますので,知恵を出し合っていけたらと思っております。 次の質問ですが,チャレンジ基金について質問します。 ゲストハウスを運営するというこの計画に対しての支援ですけど,昨年3月に支援が決定して,改修工事に着手して9月にはオープンする。それも延びて,10月にも延びて,12月になって,そして年を越して,そしたら今年になってコロナが流行してしまいまして,とうとう今に至って来月オープンするというふうに言われたんですけど,これも改修が遅れたの,なんか外国から材料を入れて外国の職人さんを呼んで改修されるっていうふうに聞いてたんですけど,これ,最初から地元の材料を使って,地元の大工さんを使って改修をしていたら,もうとうの昔にできていたんじゃないんでしょうか。町でもいろんな補助金の中で地元産を使うというのが条件にあったりするじゃないですか。そういうのがあるにもかかわらず,この支援先にはそういうことを全然求めず外国からの材料を入れるっていうのはちょっといかがなものかなというふうに疑問を感じました。ちょっと時間がないんで早口で言いますけど,それからインバウンド。これからはインバウンドの時代と言われますけど,今のこの状況ではいつ外国人がまた今までのようにどんどんどんどん日本に来られるようになるかは見通しが立ちません。そうした中でこの計画,このままでいいんでしょうか。ちょっと見直すこともあり得るんじゃないんでしょうか。ちょっと早口で言いましたけど,答弁をお願いします。 ◎政策企画課長(岡崎) まず最初に,町内の事業者さんを使えばもっと早くできたんではないかということであります。それはそのとおりであろうというふうに思いますけれども,この申請された事業者ですけれども,その申請された事業者の計画が,海外からの観光客を誘致をして町内へどんどん人が来るようになって,そこの中で観光客が町内を拠点にしていろんなところへ歩いていくというような事業ですので,そのための資金回収のために自分の資金と,それから町から出資をさせていただいた資金を使っておりますので,そういったとこへ条件をつけるというのはなかなか今回の場合については条件はつけておりませんでしたので,そこんところが議員からすれば疑問が残るというとこだったんだろうというふうに思います。今の計画がどうなんかということがありますけれども,これは当然財団のほうも,このいわゆるフェアトラベルジャパンですけれども,これに事業計画を見直せということで見直しを今しています。今で言うと2022年ぐらいまではどんどん海外からどんどん人が来るということにはあまりならないんではないかなというふうな計画で,まずは県,国内,まず広島県とか岡山県とかそういった近いところ,それからまず日本国内の方々に来ていただいて,そういった国内の人に来ていただいてインバウンドというか,海外から人がどんどん来れる状況になったら今もともと計画しておった研修目的の観光であったり,それからいわゆる地元との交流のための観光であったり,そういったプログラムを用意していくということでこの事業計画を見直しておりますので,ここについては財団もフェアトラベルの状況を非常に注視をして見ておるところであります。 ◆4番(横山) いろいろと計画も変わってくるであろうと思われますが,支援の,今1千万円支援してありますけど,それはもう変更ということはないんですね,今後。 ◎政策企画課長(岡崎) 現在のところ変更ということはありません。 ◆4番(横山) 今,計画の内容もお聞きしたんですけど,あんまりぱっとよく分からない計画なので見通しが立たないといいますか,ごめんなさい,私の理解ができないんですけど,どうしてもこの計画が本当に将来のまちの活性化につながっていくのかどうかっていうところは,ちょっとあやふやなところが残るかなというふうに思っております。このチャレンジ基金を使って起業家の人が,若い人がやる気を持って起業して,事業を起こしてやるっていうやる気を引っ張り出すことにはとてもいいことかとは思いますが,やっぱり問題なのはやり方,中の仕組みだと思うんですね。こういったところをもうちょっと検証して再検討していけたら,みんなが納得できるチャレンジ基金にできるんじゃないかなというふうに思いますので,よろしくお願いします。 それから,3番目の映画制作ですけれども,最初にこの映画の話があったときは,東京のある大学教授からこの映画制作プロジェクトの話があり,プレゼンに参加をしたという説明を受けたと思います。町長の答弁では,まちの発信の一助になったのではと言われましたけれども,私は何も成果がなかったとしか言わざるを得ないのかなというふうに思っております。600万円かけてつくった映画が,まちの発信の一助で終わっていいのでしょうか。町民のほとんどがこの映画を見ていないと思います。できたことも知らない人もおられます。つくって終わりではなく,この映画を今からどのように生かしてまちのPR,まちの活性化,様々なことにつなげていく思いでつくられたんだと思いますけど,このままこの映画がお蔵入りにならないようにPRをし続けていただきたいと思いますが,先ほどは何かCSで放送されるとか言われましたけれども,今回のこの映画についても町長は100%の出来だというふうに言われましたが,何か反省点もあるんじゃないかなと思うんですよ。議会は議決をした以上は責任がありますから,今もう何も言いませんけど,この件は当初予算ではなく6月の補正予算でいきなり出てきた提案でした。議論をする時間もなく,何かわいわい議論を交わしている間にもう採決になって,もちろん反対も幾らかあって賛成多数ということで可決はしました。ですけど,その後ストーリーもいろいろ変わっていき,主役もあれやこれやといろいろ最初の話とは違う,変わっていき,いろんな面が変わっていって繰越し事業なったと思います。やはり最初の出発点が全然確定したものがないままで,ある意味見切り発車みたいな状態で映画制作に飛びついて予算を,その6月補正では100万円つけたと思いますけど,追加で増やして最終的には600万円かけて映画をつくっています。そもそもの取りかかりが私は反省すべき点じゃないかなというふうに思いますけど,この点についていかがでしょうか。 ◎町長(入江) この映画の件については,何度もご説明をさせていただきましたけれども,もともと先ほど言いましたように地域活性化型の映画でございますから,地域の資源をうまくPRをして,それを販売につなげていくとか活性化につなげていくということが目的です。それで進めてきたわけですけれども,その目的は全くそのままで今も継続をされてるというふうに思います。コロナの件があって,いろんなところが放送が遅れたりとかということはあります。特に海外,中国資本が入ってますから,上海での放送も今,放送審議会みたいなところがコロナでできないから今どん詰まりになってるという状況もあります。これは,コロナの前に東京の貿易会社と話をして米を,取りあえず米を向こうに持っていこうという話を進めていたところです。これもコロナで中止に,今ちょっとペンディングとか保留になってますけれども,それを向こうでこの映画で発信をしていってその販売に,米のですね,販売に結びつけていこうという,そういった構想があったんですけど,ちょっとコロナの関係で今それができてないという状況にあります。いろんな活用の仕方がありますからこれからもしっかり,全く無駄になるようなことはしませんからしっかり進めていきたいと思います。ただ,反省点とすれば,先ほど議員言われるように町内の方へなかなか発信ができてない。何度も言いますけども,やっぱり行政はそういう発信が下手だというところがありますからそういったことを反省点として,これからしっかりお伝えをしていきたいというふうに考えてます。 ◆4番(横山) 次の質問に行きます。 町有施設の活用策についてお尋ねします。 来年8月には新庁舎が完成いたします。再来年には新病院も開設されます。この二つの施設の跡地利用を検討しないと,そのままにしておいてもお金はかかりますし,崩すにしても莫大な費用がかかります。庁舎跡地,病院跡地利用について町長のお考えをお聞きします。 そしてもう一点,少子・高齢化や社会情勢の変化,また町民のニーズの多様化によりまして公共施設の在り方を検討する時期が来ていると思います。今後,維持管理費が増加すると既存の施設の廃止や統合など見直しを検討する必要があるのではないかと思います。維持管理費が今後一般財源を圧迫していくのではないかというふうに懸念をしております。町長のご見解をお尋ねします。 ◎町長(入江) 町有施設の有効利用についてのご質問ですけれども,新庁舎,病院の跡地の活用策でございますけれども,庁舎,病院の跡地につきましては以前本会議で答弁させていただいたことがございます。内部で一定の方向を定めた上で住民の皆さんと協議会を設置し,議論していくというふうにお伝えをしております。昨年度,こばたけ保育所建設検討委員会で保育所の建設位置についての答申をいただいたところです。その答申も踏まえた上で内部協議を今急いでやっているところでございます。いずれにいたしましても,小畠地区のまちづくりをどう考えるのか,しっかり検討をしていきたいというふうに考えております。 2番目の既存施設の廃止,統合についてですけれども,本町では合併により旧町村の公共施設を引き継ぎ,住民生活に密着した施設の維持管理と行政サービスを提供してきたところです。しかし,議員ご指摘のとおり,合併から15年が経過し,人口減少や少子化,高齢化,町民ニーズの多様化と併せ,施設の老朽化が進み,毎年施設の維持,修繕に多額の経費がかかる状況となっています。公共施設の在り方を抜本的に見直す時期が来ていると考えているところです。こうした状況を踏まえ,本年度は平成28年度に策定をした神石高原町公共施設等総合管理計画に基づき,それぞれの施設に関する個別の施設計画を策定し,施設の改修,更新,統廃合,処分等に関する方向性について具体的な検討を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆4番(横山) ありがとうございます。 いろいろと私の未熟かもしれない意見をいろいろと言わせていただきましたが,今後神石高原町をよりよいものにしていきたい,持続可能なまちにしていきたいという思いは町長も私も,私は同じ思いだというふうに思っております。神石高原町を明るい将来へとつなげていくためには,これからも議会と執行者が議論するときにはしっかり議論し,協力するときには協力し合い,そういう理解をし合って信頼をし合う,そういう関係を構築していくことがこれからのよりよい町政運営につながっていくのではないかと思っております。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(松本) 以上で横山議員の一般質問を終了します。 ○議長(松本) ここで休憩とします。 再開は13時15分とします。(午後0時12分) ○議長(松本) 再開します。(午後1時15分) ◆11番(寄定) 早いもので,4年間があっという間で任期中最後の一般質問となりました。どうかよろしくお願いをいたします。 新たな生活様式の取組について4点お伺いをいたします。 新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として,密を防ぐ新しい生活様式を築くため,地方移住を含めたビジネスや経済活動が動き出しております。新しい生活様式を定着させるため,具体的な施策を推進していく必要があります。デジタル化を大胆に推進し,オンライン,テレワーク,あるいはワーケーション,働き方改革や地方移住を含めたビジネス,経済活動などをコロナ禍だからこそできる事業の推進,ピンチをチャンスに変える取組が重要であると考えますが,どう取り組むのかをお伺いいたします。 2点目は,これまで地域のコミュニティーを中心に高齢者や子育て家庭などの見守りや支え合いの社会を築いてきましたが,新たな生活様式に対応するためオンラインツールの活用も重要です。特に,介護や福祉分野ではロボット技術やAIなどICTの導入を用いたケアモデルの支援,個人の健康データの利活用の推進などを図り,健康寿命の延伸につなげていくべきと考えますが,見解を伺います。 3点目,教育分野において,3密を防ぎながら切れ目のない学習環境を提供することは重要であります。オンライン学習のための端末や機器の整備などGIGAスクール構想関連事業等との連携,児童・生徒,教員が学校や自宅で使うICT環境の整備は急務と考えます。本町においては,既にGIGAスクール構想実現への取組が実施されておりますが,教育現場での取組とGIGAスクール構想の進捗状況と今後の課題を伺います。 4点目ですが,文化芸術,図書館,公共施設等の密を可視化するなど,オンライン情報やアプリの活用などプッシュ型情報発信が安心の担保につながると思います。文化芸術,スポーツの活動継続に向けた支援への取組をお伺いいたします。 以上,1回目の質問です。よろしくお願いいたします。 ◎町長(入江) 寄定議員のご質問に答弁申し上げます。 新しい生活様式への取組についてですけれども,デジタル化推進や地方移住を含めたビジネス,経済活動をピンチをチャンスにというご質問ですけれども,コロナ禍ではいわゆる3密を極力防ぐことが肝要と言われています。そういった意味からすれば,本町のような自然豊かな地域はまさしくチャンスが到来してるんではないかというふうに思います。今回の国の交付金も活用し,既に情報インフラの整備を計画をしているところです。これからもピンチをチャンスと捉え,しっかりとした施策を進めていきたいと考えております。 次に,高齢者福祉,子育て支援ですけれども,IT活用の取組が必要ではというご質問です。 人口減少が急速に進み,またこのたびの新型コロナウイルス拡大により,場所や時間にとらわれない新しい生活様式への転換が求められております。現在,第8期神石高原町高齢者プラン策定のため協議をしているところですけれども,このプランではロボットやICT活用を計画に盛り込む予定でございます。介護人材の確保,離職防止の観点から医療介護の分野においてICTやIoT等の新技術の活用を検討してまいります。県または国による財政支援を活用し,早期にIT活用施策に着手をしていきたいと考えております。 3番目のGIGAスクール構想については,後で教育長のほうから答弁をいただきます。 4番目の芸術文化,スポーツの活動継続に向けた支援ですけれども,コロナ禍の中で文化芸術,スポーツ等のイベントのほとんどが中止となりました。こうした活動は,人々に夢や希望,そして感動を与えてくれます。また,人々の生活に欠くことのできない社会的な意味もある活動ですので,活動の再開,継続の取組は今後も重要であると考えております。密の可視化の取組ですが,先進的な取組としては飲食店や小売店などの店舗や公共施設のリアルタイム混雑情報をインターネット上で一覧して見られるようにし,事前に混み具合を確認するなど安心を担保しながら来訪をしていただける環境をつくる取組ですが,本町においては不特定多数の利用で混雑する施設は限定的で,新型コロナ対策宣言店の取組も実施されていることから,現状ではアプリの利活用までは考えておりません。しかしながら,引き続き感染予防対策を中心に支援を行いたいと考えておるところです。 以上です。 ◎教育長馬屋原) 教育委員会からは,新しい生活様式の教育現場での取組とGIGAスクール構想の進捗状況と課題についてご答弁申し上げます。 新型コロナウイルス感染症対策として,換気の悪い密閉空間に対しては常に窓を開けたり,学校によっては教室と廊下の仕切りを取り外すなど常に換気に心がけています。多数が集まる密集場所の対策として,児童・生徒数が多い学級では特別教室等を活用しているところです。また,密接場面の回避策として,室内における児童・生徒間の距離の確保に努めています。さらに,感染源を絶つ取組として,毎朝登校時に提出する健康観察カードで検温等の健康チェックを行っております。そして,感染経路を絶つための取組として,手洗い,マスクの着用,消毒等を実施しているところでございます。このように新しい生活様式を導入し,感染及びその拡大のリスクを可能な限り低減しつつ教育活動を進めていってるところでございます。 GIGAスクール構想の進捗状況でございますけれども,ネットワーク環境施設整備工事は10月末を工期としており,現在順調に進んでおるところでございます。また,情報機器整備事業は9月末を納期として完了を目指しておるところでございます。課題としましては,導入後の活用について現在各校において研修を実施をしてはいますけれども,実際に機器が導入され,使用方法等の教職員研修や児童・生徒への指導の在り方等,検討が今後必要だと考えております。また,今後起こり得る可能性のある臨時休業時に向けて,各家庭のインターネット環境の整備状況の確実な把握など様々な検討課題があるというふうに考えてるところでございます。 ◆11番(寄定) 新型コロナウイルスの感染防止対策をしながら,また経済活動あるいは生活支援等のこれからの取組でございますけどが,まず懸念されるのは,まず最初にお伺いするんですけど,これから秋冬にかけて新型コロナウイルスと併せて今季節性インフルエンザが一緒に流行する可能性があります,例年のごとく。これに対してやはりインフルエンザの予防と新型コロナウイルスに罹患しないように気をつけながらインフルエンザの予防も併せて行っていかなくてはならないと思います。それで,特に子どもや高齢者,そして医療関係,介護現場の従事する方々,あるいは妊産婦の方等を優先しながら取り組んでいかなくてはならないなと思いますけどが,先般,日本のワクチンの保有数が6,300万人分しかないから増やすんだという記事が載っておりましたけどが,本町において町民の方にやはりインフルエンザの予防というのも併せて行っていくためにどのように取組をされるのかをまずお伺いしたいと思います。 ◎保健福祉課長(松井) インフルエンザとのこれから感染時期と併せてコロナの対策というご質問でございます。それについては国のほうも早くから着手するような方針等を示されていますが,まだ具体的なものが出ておりません。といいますのが,たしか10月の中旬というような感じで出されております。具体的には,例えばインフルエンザとコロナの見分け方とかということも,例えば今は保健所に相談をして,そこらから保健所を通じて対応というのが今ありましたが,たしかインフルエンザ時期においては直接かかりつけの医療機関とかそういう体制の変更も示されたように思っております。したがいまして,まだまだ具体的なものは出されておりませんが,議員言われますように町としましてはやはり通常のインフルエンザ時期が大体10月の末ぐらいからワクチンの接種とかということも準備をされておりますので,先日議員からもお尋ねがありました医療機関や,それから介護事業所の方,そういう方々や県を含めた連携調整会議をつくっております。8月28日に開催いたしました。今後もその調整会議を活用して,コロナと併せてインフルエンザにどういうふうに対応していくかというところを今計画をしとるところでございますので,議員言われますように早急な対応を取りながら情報共有をしてまいりたいというふうに思っております。 ◆11番(寄定) しっかり取組をしていただきたいなと思っております。それでもう一点,新型コロナウイルスが世界的にパンデミックになりまして人類の危機というふうに言ったこともございます。そう思ったことがあります。どう乗り越えるのかということですが,相変わらず国同士はコロナがあったから一致団結して乗り越えようという傾向が逆方向に行きましております,日本の国内においてもですね。世界的に各国の分断と対立のようなことへ拍車をかける部分もありまして残念に思ってとるとこでございますが,国内においても感染した人を誹謗中傷するようなことがあったりして,コロナの感染よりそっちのほうが怖いというようなことがあって,こういうことはあってはならないことだというふうに思うわけです。現在,神石高原町におきましてはまだ感染が認められておりませんけどが,誰がいつどう誰でも感染する可能性があるこの新型コロナウイルスでございますので,そういった点も注意しながら乗り越えていかなくてはならない。また,新たな生活様式で取り組んでいかなくてはならないというふうに思うんですが,こういった誹謗中傷といったことに対する防止対策に関してご答弁をお願いしたいと思います。 ◎保健福祉課長(松井) 議員ご質問の件でございます。本当にそういう誹謗中傷とかがなかなか収まらないといいましょうか,残念ながら発生しとるというところも把握をしておるところございます。町としましては,コロナの情報と併せて今のようなそういう誹謗中傷とか差別とかそういったことがないようにということで,ケーブルテレビや広報等,チラシ等でも発信しとるところでございます。ただ,それが残念ながら決定的な対策になってないのも事実であろうと思います。しかしながら,やっぱり行政としましてはそういったところをしっかりとやるのが行政の役割だと思っておりますので,本当にしっかりとコロナに備えるというところと住民の方にやっぱりコロナへの理解を進めていくというところを,続いてそういった啓発を行っていきたいというふうに思っております。 ◆11番(寄定) よろしくお願いしたいと思います。 それでは,新しい生活様式の中での神石高原町ならではのピンチをチャンスに変えるその取組として先ほど答弁いただきましたけどが,まさにこの新型コロナウイルスの感染拡大によりまして地方移住あるいは一極集中が解消といいますか,解消の方向へ向くのではないかというふうに言われております。都市圏におきましては,若者のアンケート調査でも地方移住を希望する人がかなりの調査の結果が出ておりますけどが,これをどう我が町の活性化につなげていくかということで,先ほど町長は情報のインフラ整備と,こういったことも必要と言われましたけどが,具体的なことについて少しお答えいただければなと思います。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 議員ご指摘の移住の観点でございますけれども,新型コロナウイルスを機に働き方というものが非常に変わったんだろうというふうに思います。都市部から地方への移住に関心を持つ方が非常に増えてるようでございまして,内閣府の調査によりますと,東京23区に住む20代のうち地方移住に関心を持つ方が35%程度ということで広がりを見せておるようです。ただ,やはり地方に移住という中で,やっぱり働く場という中で,最近ではテレワークであるとかそういったものが叫ばれていますけれども,そういった通信環境をある程度整えていくということが必要でございますが,本町におきましてはインターネット回線,光回線引いておりますけれども,補正予算でそこの速度を上げていくというふうな取組も進めておりますので,そういった環境があるということをさらに情報発信をしながら移住・定住に結びつけていきたいなというふうに考えております。 以上です。 ◆11番(寄定) 移住・定住ということで,IターンとかUターンとかのしっかり加速化できるような受皿をつくっていかなくてはならないと思います。そういった意味で以前も質問いたしましたが,入江町政,この4年間で前向きな答弁をいただいたんですが,実現はしておりませんけどが,最後ですから何を言うんかといいますと,Iターン,Uターンの受皿で地方が,県あるいは市町が取り組んでる,国もそれを支援するというのが奨学金返済支援の事業,これに対して日本学生支援機構もそういう県市町を紹介するんですね,そういう学生に。学生のうち約4割ぐらいが奨学金を活用しております。コロナ禍によって就職難等,これから,今もそうですけどが,大変な時代を迎えておりますが,その中で全国の県市町で奨学金の返済支援事業を行っているのはここですよと紹介をしてるんですよ。国としてもそれをしっかりサポートして,それに係る費用を10分の10特別交付税措置をするようになっております。これはええことだから検討しますで終わってるんですね。だから,よそと差がつくわけなんですよ。よそがやってるのにうちはしてないといったら,もうそっから外されるわけですね,ぱぱっと見て。そういうとこを私はもっと真剣にして,若者が受け入れる体制整備をしていくべきだというふうに思いますので,奨学金の給付型奨学金を国も拡充しましておりますけどが,現在大学生あるいは大学出て働いてるけど奨学金返済しながら大変厳しい中でやってる,そういうのをぜひサポートしていって人材確保をしていただきたいと思いますが,どういうふうにお考えでしょうか。 ◎町長(入江) 奨学金の返済支援で特別交付税措置になるということでございます。質問を,申し訳ありません,私,ちょっと失念しておりましたけれども,今お聞かせいただいた制度をもう少し精査をして,本町で取り組めることであれば取り組んでいって,Iターン,Uターンのほうを,若者を獲得していけたらというふうに思ってます。 ◆11番(寄定) 答弁は以前していただいてるんですけど,ちょっと残念なんですけどが,都市部の大学,高校等からの移住・定住と地方への若者の定着を促進ということで,総務省が中心になりまして独立行政法人日本学生支援機構と連携しながら奨学金返還の支援の取組をしとります。ここへきちっと10分の5であったものを特別交付税で10分の10しますよと,こういうことになっておりますので,いち早くこれ取り組んで今のコロナ禍における神石高原町の,一極集中から逃れて密を避けて,そして神石高原町で頑張ってみようという人をしっかり受入れ体制を取っていただきたいというふうに思いますが,もう一度答弁をお願いします。 ◎町長(入江) しっかりその制度もちょっと勉強しながら,そういう10分の10ということであれば神石高原町も取り組めると思いますから取り組んでいきたいと思います。 ◆11番(寄定) よろしくお願いします。 それから,医療,介護現場における,特に介護等におけますAIやロボット,これの導入について具体的なことをお伺いしますが,今検討中であると言われましたが,現在どの程度ロボットの活用,介護ロボットあるいはAIの活用等をされてるのか。これからどういうことを考えておられるのかを伺います。 ◎保健福祉課長(松井) 私の中で把握できておるところについて申し上げます。 町内事業所のほうでコミュニケーションロボットといいましょうかね,話しかけたら答えてくると,そういったものを導入されたというところがありました。効果については,こういうふうに聞きました。やはりどうも介護現場の職員さん大変忙しいということで,ご高齢の方が話しかけてもちょっと待ってねとか後ねというたところあるんですが,そのロボットによってしっかり聞いてくれると,そういう効果があるというふうなのを聞いております。ほかについてはまだ具体的には聞いておりませんが,やはり今のところとか,あと人が,介護現場でやっぱり募集をしても人が来られないという実態もあるようです。それから,やっぱり介護するということで腰痛といいましょうかね,ああいったところもあるので,私としてはいろんな情報を知る中で,例えば介護するための支援サポーターというか,そういう人工的な筋肉をつけてやるような,そういったものある程度ございますから介護現場の方々の声を聞きながらそういったものを導入するとか,それから先ほども言いましたコミュニケーションが取れるような,やっぱり現場のニーズもしっかり聞きながらそういった導入が検討できるんではないかなというふうに思っております。 ◆11番(寄定) ありがとうございます。 介護従事者の方の負担軽減で体をサポートするロボットスーツ,いわゆるそういったマッスルスーツというですかね,筋肉を,筋力をサポートする。こういったのは非常に腰の負担を軽減するのにこれもかなり,そんなに高くないと思います。活用すぐできるを思います。それとロボットの,話し相手になるロボット。これは町内事業所で導入されてるといいますけどが,こういったものは必要だと思うんです。それともう一点,一人暮らしのお年寄りの家庭に先進地で実証実験的にやってるのは,PaPeRo iというかわいい小さな30センチぐらいのロボットで人型,顔をしてまして,非常に愛くるしい顔しておりまして,話しかけて答えてくれる。それで,登録したらスマホへ毎日何枚かの写真を都会におる子どもたちに送ってくれるんですね。それで安否確認にもなるし,話し相手にもなってくれる。非常にかわいいんで孫のようにかわいいといって,この座布団のようなんがあってその上に乗っかってる30センチぐらいのかわいいロボットなんですけど,そういうので一人暮らしの高齢者対策をして,そして緊急の放送がありましたらそのロボットのほとりにディスプレーがありまして,そこへ町からの緊急放送がばっと出て,そういうこれは実証実験をやってるとこがございます。そういう意味でこれからの可能性を追求しながら神石高原町は今の新しい生活様式の中で,民生委員さんも訪問しにくい,また地域での見守り,支え合いといってもなかなかできない,そういった部分をカバーするのにそのロボットやAI,それからICTの活用というのがこれからもっともっと進めていかなくてはならないなと思うわけですので,その辺のもう少し踏み込んだ具体的な取組を検討していただきたいなと思います。いかがでしょうか。 ◎町長(入江) まさに今そういった先端技術は,こういった中山間地域だからこそ,人材の不足してる地域だからこそ必要だというふうに思っております。いわゆる医療資源とかも時間が資源ですから,そういったところはAIとかICTを組み合わせたものでかなり削減,カットできるんではないかというふうに思っておりますので,積極的にいろんな事例も勉強しながら取り入れてまいりたいと考えております。 ◆11番(寄定) 新しい生活スタイルの中で学校での取組等を伺いしたいと思いますが,先ほど教育長から大変な取組をしていただいて子どもたちの安心・安全,そして学習をきちっと確保していただいてるなというの分かるんですが,私はここで,この新しい生活様式の中で消毒とかいろんな換気とか,特に学校現場におきまして先生方の負担が増えてるんじゃないかなと,こういう懸念があるわけですけどが,教職員への負担がどう増えて,また負担軽減にどのように取り組んでおられるのかをお伺いしたいと思います。 ◎教育長馬屋原) 感染防止対策等で確かに先生方の負担は今までにない形の負担が生じてきているということは十分承知をしておるわけでございます。とりわけ児童・生徒が帰った後の消毒の作業というのがかなりの負担がかかっていると。先般の校長会でも各校どのようにされているんですかということでお聞きしたんですけれども,学校によっては掃除の時間に合わせて,中学生あたりでしたら生徒と一緒に行いますというところもあるし,小学校においてはほとんどが子どもたちが帰ってポイントとなるところの消毒をしていますと。それを全員で取り組むとこもあれば,それぞれのクラスの担当が自分のクラスをというふうなとこもあるようでございます。それにかかる時間というのはどれぐらいですかというのをお聞きしたんですが,最近大分慣れてきたのと要領が分かってきたのでそんなに時間はかかりませんというふうなことでございました。それにしましても,市町によってはそういう消毒のための要員を配置しているというふうな話も聞いてはおりますが,本町ではまだそこまではないかなと,先生方に若干ご無理をお願いして何とか乗り切れるんではないかなというふうに考えております。 ◆11番(寄定) 先生方に負担がかかっておりますけどが,今の状況では支援員等の必要性はないということですが,引き続き大変ですけどがよろしくお願いしたいと思います。 それから,GIGAスクールは既にもう体制が整備ができるとこまで来ておりますけどが,早い取組をしていただいて本当にありがたく思っております。課題として,やはりオンライン授業は一方通行では効果は薄い,学習効果が上がらないと思いますので,双方向でのオンライン授業ができるのがやはり理想だと思うんですが,それぞれの家庭環境でのインターネット環境がそれぞれ違いますけどが,臨時休業になったときにはタブレットを使って双方向での授業ができるような体制整備,そういったきめ細かいサポート,支援,そういったものが必要じゃないかと思うんですが,どのような状況かという掌握をまずしないといけないということですが,その点についてもう少し踏み込んで取組ができないのかなと思うんですが,どうでしょうか。 ◎教育長馬屋原) 大体の各家庭のインターネット環境というのは把握はしてるんですけれども,ただそれぞれの家庭がかがやきネットであるとか,あるいはNTTの回線であるとか様々ございます。そういうところを再度確認をこれからしていきたいというふうに思っております。最終的にどういった手段も講じることができないというふうな,多分ご家庭もあるのではないかなと。そんなに数は現状ではないと思うんですが,そういった場合にはモバイルルーターというんですか,こういったものをやはり貸し出すことも必要なのかなというふうなことも今考えておるとこでございます。 ◆11番(寄定) よろしくお願いします。 文化芸術,スポーツ等の取組なんですけどが,可視化はなかなか難しいんですけど,感染予防対策を中心に取り組むということでございますけどが,この新しいこういった生活様式に慣れていく中で感染予防対策がしっかりでき,文化芸術,スポーツの取組が元のようにできればいいんですが,そういったことに対してもう少し踏み込んだ取組についてお伺いしたいと思います。 ◎まちづくり推進課長(矢川) スポーツ,文化芸術は,町長申しましたように,人々が感性だったり創造性を育むために必要不可欠な要素であって,その活動を継続することは何より重要だと考えてます。まちとしましては,これまで体育協会であったり文化連盟などなど活動団体に対する財政支援により活動そのものを支援する施策や文化,スポーツ施設の充実などを活動する機会,場ですね,を提供する施策を展開してまいりました。ただ,元来これらの施策は,多くの人が集まって行うものであって,個人で行うこともできるものありますけれども人が集まる公共施設などにおいて提供されるものですけれども,この新型コロナウイルスの拡大防止に求められている行動,生活様式や特定の場所に人が集まること,人を集めることが抑制され,制約され,それによって芸術文化,スポーツの推進目標であった多くの人に場と機会を提供することが従来の手法では非常に難しくかなわなくなってきてると言えます。このため,様々な文化芸術,スポーツ活動が中止,延期され,スポーツをする機会や文化芸術に触れる機会というものが損なわれております。この活動継続に向けた支援でございますが,一昨年度町内で活動するそういった団体の活動や支援の在り方についてヒアリングを行わせていただいております。これは人口減少社会におけるそれぞれの団体のあるべき姿についてまちと一緒に考えたものなんですけれども,本年も継続して行う予定でございますので,活動の再開,継続の取組に向けて必要なこと,支援の在り方について検討したいと考えてますが,まずは人命の尊重を優先にし,感染拡大を防ぐ対応を図ることが何より重要で,新しい生活様式の基でこういった活動が進行ができる方法を各種団体と探っていきたいというふうに考えておりますので,今後ともよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ◆11番(寄定) 次の質問に移ります。 2点目ですが,公共工事の在り方についてお伺いをしたいと思います。 2点お伺いします。 一昨年の豪雨災害の復旧工事に対して土木建設事業者の献身的な取組が日々行われているところでございますが,少子・高齢化,人口減少社会において地域の人材確保が年々難しくなっている中で,建設業者の活性化による担い手確保のためには公共工事の平準化が必要であります。公共工事の平準化により地元の工事に従事している方,技術者や技能者は年間を通じて安定的に仕事ができ,計画的な休日取得なども可能になります。また,事業者の機材の稼働率向上により重機等の保有も促進され,地域の建設業者の災害への即応能力も向上すると思います。さらに,行政にとっても発注職員等の事務作業が一時期に集中することを回避することができます。予算は単一の年度で完結するのが原則ですが,大規模な公共工事などを単年度で終了せずに,あとの年度にわたり支出をしなければならない事業には,いわゆる債務負担行為が設定されております。道路の舗装工事や修繕工事など短期で行える事業においても,平準化を踏まえ,年間を通して必要に応じて事業を進められる体制を整えておくことは,地域住民の安全を守る上で大切なことであります。そこで,幹線道路や橋梁など長い工期を要する工事だけじゃなく,生活道路の舗装工事,修繕工事などにも債務負担行為を設定し,年度をまたぐ工期で発注できるようにすることも必要と考えます。公共工事の平準化のため,債務負担行為やゼロ町債の積極的活用,工期の柔軟な設定,速やかな繰越しなどの取組が重要と考えますが,ご見解を伺います。 2点目は,防災・減災,国土強靱化の観点からインフラの老朽解体対策,特に予防保全が重要であると考えますが,取組と今後の方針を伺います。よろしくお願いします。 ◎町長(入江) 公共工事の在り方についてのご質問です。 公共工事の平準化のため債務負担行為やゼロ町債の活用ということですけれども,建設業界の担い手不足については国レベルでの重要課題であり,現在様々な取組が推進されております。施工時期の平準化もその一つでございます。本町といたしましては,年度早期の発注や速やかな繰越しなどの手続により平準化に努めておりますが,ご承知のとおりここ数年は災害復旧工事を最優先し取り組んでおるため,建設業者の状況を考慮しながら単町の維持,修繕工事等の発注を行っているところでございます。議員ご提案の債務負担行為やゼロ町債,これは同年度に契約のみを行い,次年度当初から工事を行う手法のことで,工事に余裕期間を確保し,適切な工期設定等により発注時期や後期末が一時期に集中しないよう工事の分散化を図ることが可能となります。こうした手法については,現在本町についても一部の大規模な工事において既に導入しているところでございます。今後は,議員ご指摘の生活インフラに関する工事や修繕等の導入について手法や課題等を検討してまいりたいと考えております。 二つ目の防災・減災,国土強靱化の観点から予防保全が重要であるというご意見ですけれども,議員言われるように予防保全は非常に重要だと考えております。昨年度末に議員からご提案をいただきました国土強靱化に関する地域計画の策定については,県内市町で2番目の速さで取りまとめることができました。国土強靱化地域計画は,本町の防災・減災に係るマスタープランとなります。このプランの方向性に基づき,各分野ごとに長寿命化に係る修繕計画など個別計画を策定し,予防保全に努めてまいりたいと考えております。例えば,本町におきましては特に大規模地震などが想定されますが,道路インフラにおいて重要な橋梁,トンネルについては高度成長期につくられたものが多く,定期的に調査し修繕する予防保全を行うことが長寿命化を図り,また財政の安定化等につながるものと考えております。 以上です。 ◆11番(寄定) 身近な生活インフラに関する工事等におきましても平準化の取組を進めていっていただきたいと思いますし,また防災・減災,国土強靱化の観点から長寿命化に取り組んでいただきたいと思うんですが,やはり今既に点検等は進んでおりますけどが,具体的にそれをどのように計画的に長寿命化の予防保全あるいはメンテナンスへつなげていくのか,このことが重要なことだと思っております。ですから,災害復旧もそろそろ大分進んでおりますけどが,予防保全のほうへシフトしながら,長寿命化をしながら,そして財政負担を軽くしていくこと,こういったことが大切じゃないんかと思いますが,どのように取り組まれるのかをお伺いします。 ◎建設課長(高石) 点検の進捗状況等でございます。 現在,橋梁が,主なものでございますが,5年1期で町道の橋梁の修繕計画を取りまとめております。点検数が423橋ございまして,その中で健全度3,早期措置段階というものがございます。これについて修繕を今から行ってまいります。具体的には,昨年橋梁を1橋,工事のほうを発注をさせていただいておりますが,この状況でございますので現在繰越しをして,本年度に繰越しをしているという状況でございます。本年度でございます。これについては,現在2橋発注をしております。そのうちの1橋は今工事着手をしておられます。もう一橋については現在発注をしておりますので,それの工事の段取りですか,これをしていただいてるという状況でございます。いずれにしましても,橋梁の長寿命化,修繕計画を町のほうで整備をしております。この中で橋梁の全体の60年間での効果で,修繕をしていくことによって60年間で25億円と37%のコスト縮減につながるということが出ております。金額は一橋一橋それぞれ高い金額でございます。町の財政もありますので,国の補助をいただきながら計画的に速やかにやっていきたいと思っております。 以上でございます。 ◆11番(寄定) ありがとうございます。 そういった計画的な取組が財政負担の軽減につながるということですので,町の方針としてやはり予防保全にウエートを少しかけていただき,そのことが建設業者の雇用確保あるいは事業継承にもつながるのではないかと思うんですが,町長,その辺についてのご見解をお願いします。 ◎町長(入江) まさに壊れたから修繕するという前に予防保全にしっかり努めていくことが安定的な財政運営を行う上で非常に重要だと私も考えておりますので,しっかり予防保全に努めてまいります。 ◆11番(寄定) それでは最後に,入江町政の総括と町長の決意をお伺いをしたいと思います。 誰もが挑戦できるまち神石高原町の創造を基本理念とし,まちづくりの柱に8つの挑戦を掲げ,積極的に町政運営に取り組まれた4年間でありました。高く評価をするとともに,入江江町政1期4年間の総括と今後の決意をお伺いいたします。 2点目には,持続可能なまちづくりのためには財政健全化を維持しながらも積極的な町政運営が重要であると考えますが,ご見解をお伺いいたします。 3点目には,チャレンジ基金は補助金に頼らない新しい支援の在り方であり,起業あるいは創業,規模拡大,拡充などのチャレンジを支援する制度であり,農業や商工業などあらゆる分野での活用が期待され,さらなる充実強化,推進をすべきではないでしょうか。これまでの実績と今後の方針をお伺いいたします。 ◎町長(入江) 入江町政の総括と決意についてのご質問です。 1期目の総括と今後の決意でございます。平成28年12月就任以来,誰もが挑戦できるまち神石高原町の創造という大きなテーマの基に8つの挑戦を掲げ,具体的な施策を立て,それぞれに一生懸命に取り組んでまいりました。私としましては,まいた種がそれぞれ少しずつ芽吹き,大きく成長してきている,少しずつ形になってきたというふうに思っております。少し例を述べますと,超高付加価値農業の実現では道の駅のリニューアルなど,出口,販売先の確保戦略ができた。また,チャレンジ基金では8つの挑戦者への支援が進行していること。医療福祉では,町立病院の新築や鈴木クリニックの町立化。行財政改革では,交付税が減少していく中でも基金の総額を維持し,かつ地方債の現在高を削減できたことなど,大きな前進ではありませんが少しずつ着実な歩みがこの4年間できたのではないかというふうに思っております。それには町民の皆様のご理解とご支援に後押しをいただいた結果だと心から感謝を申し上げます。 今後について,誰もが挑戦できるまち神石高原町の創造という大きなテーマは変わりませんが,その上で安心して暮らせるまちを目指そう,あらゆる資源を活用しよう,変化に素早く対応しよう,安定した行財政運営を進めよう,この五つのフレーズ,目標を掲げ,町民の皆様と一緒になって神石高原町の未来をつくっていきたいと考えております。魅力ある神石高原町,可能性満ちあふれる神石高原町を次代に引き継ぐ,そのことは今を生きる私たちの使命でもあり,責務でもあると考えております。また,喜びでもあると思います。そんな魅力ある神石高原町を町民の皆様とともに一緒につくり上げていきたいというふうに考えております。一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 次に,持続可能なまちづくりのためには財政健全化を維持しながらも積極的な町政運営が重要というご意見ですけれども,町長就任以来,持続可能な行財政運営を念頭に神石高原町を運営してまいりました。財政的な数字を申し上げますと,交付税は平成28年度から令和元年度では4億4,400万円余り少なく減額されました。会計全体の基金残高は減債基金を除いた数字で106億1,100万円と2億700万円余り少なく減少しましたけれども,財政調整基金を見ると540万円余り増加をしています。今年6月の時点では2億円余りを積み立てましたから,50億円を超える基金と今なっている状況です。また,普通会計の起債残高では平成28年度127億500万円ありましたけれども,令和元年度では4億5,900万円削減することができました。交付税が減る中で町の貯金になる基金はほぼ維持をし変わらず,借金は減らすことができました。収入においても,ふるさと納税や多くの基金を債券運用してます。債券運用などにより2億円以上の収益を生み出すことができました。支出に対する事業ですけれども,総合戦略に沿って計画的に行ってきたと考えております。これには町民の皆様のご理解の基で安定した行政運営ができた,その結果がこの数値に表れているというふうに考えております。もちろん当初予算の編成においては,財政調整基金の繰入れを予算計上して予算編成をします。これは歳入を少なく見積もっておりますから,どうしてもそういう形になってくるのはやむを得ないかなと思いますけれども,決算数値で評価をしているところです。 人と自然が輝く神石高原町がこれからも輝き続けるためには,町民の皆さんが納得できる行政運営が一層大切であると考えております。町民の意見に耳を傾け,何を求められているかを把握した上で,将来にわたって安心と安定した神石高原町を目指す,つくり上げていきたいというふうに考えております。 3番目のチャレンジ基金ですけれども,平成29年9月に設立しました一般財団法人神石高原地域創造チャレンジ基金は,産業の振興を図り,地域のにぎわいを創出することにより町内にある事業体の運営を支援し,本町が継続的なコミュニティーとし発展,拡大することを目的としています。設立4年目を迎えた当該財団は過去5回の案件の募集において,申込みベースで累計22件,そのうち現在8件6,240万円を支援,出資をしているところです。出資する財源は,町からの貸付金,これは税金です,それを財団が活用する。補助金のように1回で消費するのではなく,お預かりした税金が多くの方に裨益する,循環をする仕組みをつくっているものです。チャレンジしようとする事業体が,本町には多く存在をしています。そのチャレンジをしっかりと支えていくこと,またチャレンジができる土壌が神石高原町にあるということが大変重要だと考えております。今後も,誰もが挑戦できるまち神石高原町の創造を目指し,しっかりと努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆11番(寄定) 1期4年間取組を私も振り返ってみて,私も神石高原町発足以来,議会でお世話になりまして16年が経過するときを迎えました。神石高原町のまちづくりに関わってきてやはり自分の目標とすることがございまして,このこととこのこととこのことはこうしなくてはならないというのがありました。牧野町政におきましても数々の提案を実現をして私の公約を実現をしていただいたわけですが,また入江町政におきましても子育て支援のさらなる拡充あるいは学校環境整備の充実,そして何よりも防災・減災,国土強靱化の,やはりいつ災害が起きてもどこで起きるか分からないというこういう時代に災害対応,防災・減災が確実に危機管理が,体制が取れたことは大きな住民の安心へとつながったというふうに私は感謝をいたしております。そういう意味で財政のほうも決算報告を見てこの実質公債費比率も年々改善されてきておる実態から,先ほど町長の答弁にもありましたけどが,財政は確実に健全化していると。だけどが,健全化だけでは町民の福祉のプラスにならない。やはりしっかり活性化のために財政出動も必要であり,そういった財政の健全化と活性化との積極的な財政運営とのバランスが必要だというふうに思っております。そういう意味で残念なニュースといいますか,私の耳に入るので非常に残念で,この近年1番残念で議員として情けなかったのは,入江町政になったら基金を使ってしまようると。このままでは神石高原町はどがんなるんかと。こういうような言葉が私の耳に入ってきました。これはどういうことかと言いますと,やはり町の財政についての住民の理解ができてない。現実を見誤っていると,間違ったそういう誤解が広がっているというので,非常に残念です。私は,町長と執行部と議会とは二元代表制,車の両輪と言います。毎年決算審査もし,そしてやってきて,町長が勝手にお金を使うわけはないわけです。建設計画もあり,そして財政もあり,議会の議決を経て物事を行ってるわけです。それを無視した,まさに私からしてみれば議会を冒涜したようなことが広まっている。町長は財政健全化と言いながらそういった誤った考え方が広まって,みんな不安になってる。こういったことに対してどのように考えて,どういう対応をされるのか。私は正しい情報をもっといろんな形で情報発信をしていただきたいと思うわけですが,その点について答弁をお願いします。 ◎町長(入江) 私も議員同様,財政が非常に厳しい,もちろん厳しいのは厳しいんですけれども,基金がほぼないんじゃないかとかという,近い将来なくなるとかというような声も,私も直接ではありませんけれどもお聞きをしております。これは,一つは予算編成上,もちろん財政調整基金を何億円という形で繰り入れますからそれを見ていくと何年かでなくなるということも想像されたのかもしれませんけれども,現実は,先ほど言いましたように決算を見ていただければ令和元年度までは明らかに健全財政です。これはどこに出しても恥ずかしくないというふうに思います。ただ,今庁舎,病院の大きなプロジェクトやってます。これはもちろん総事業費55億円余りかかりますからもちろん基金も使いますし,起債も,合併特例債等も使います。でも,これは30年度に9億円の繰上償還をしたりそういうことで将来に備えて財政基盤をつくってきておりますので,厳しい状況はもちろん続きますけれども,これから健全財政が維持できるというふうに思っております。私も,議員言われるようにこれを,この今の神石高原町を将来に引き継いでいく責任がありますから,しっかりとしてこれからも財政運営をやっていきたいというふうに思いますし,また議員各位,また町民の方々にしっかり説明をしていきたい。今回の9月号の広報に決算の状況もお知らせをしますので,また町民の方々に見ていただいて,議会報告もさせていただきます。かがやきネットで放送もさせていただきますので,ぜひご覧いただいて,実際のところをお知らせをしますので,ぜひ理解をいただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 ◆11番(寄定) よろしくお願いしたいと思います。 それで,チャレンジ基金に対してはやはり今チャンスと捉えて,さらに拡充していくことが必要だと思うんです。そういう意味でふるさと納税あるいは企業版ふるさと納税の活用が重要だと思うんです。その中で,農業に関して支援することが必要だと思っております。それも兼業農家をどう支援するかという。やはりアイデア,ビジネスコンテストをチャレンジ基金で行うというふうに変更になっておりますけどが,神石高原町の農家を支えてるのは,農地を支えているのは兼業農家が半数以上です。ほとんどです。兼業農家をどう支えていくのかというのを北上市は兼業農家チャレンジ支援事業というのを市の単独事業でやっとりますが,やはりチャレンジ基金で法人とかそういったことだけでなしに個人ででもチャレンジができるように,また移住,Iターン,Uターンした人もチャレンジできるような,そういう規模を拡大しながらしっかり資金も積み立てて取り組んでいただきたいということをお願いいたしまして,最後の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(松本) 以上で寄定議員の一般質問を終了します。 ○議長(松本) ここで暫時休憩とします。(午後2時16分) ○議長(松本) 再開します。(午後2時17分) ○議長(松本) お諮りいたします。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(松本) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会といたします。 9月17日午前10時までに本議場にご参集ください。            午後2時18分 延会...